夏といえば、様々なイベントがあります。普段とは違う場所に出かけて、思いがけない出会いをすることもあるでしょう。涼花さん(仮名・33歳)も、かつてそんな出会いをして、不倫に走ってしまった経験があるそう。当時の状況を詳しく伺いました。ビアガーデンでの出会い「息子が小学校にあがり、習いごとなども始めて、少し時間の余裕ができるようになりました。そこで、学生時代の友人たちと4人で、ビアガーデンに出かけたんです。夏の夜風を浴びながらのビールは最高。とても楽しく気分良く過ごしていると、隣のテーブルに座っている男性グループに声をかけられました。私たちのなかには未婚の友だちもいたので、そういった出会いもあるかと寛容に受け止め、自然と交流をしていました。そのビアガーデンは、自分でサーバーにビールをつぎに行くタイプ。私がサーバーのコーナーにいると、さっきの男性グループのひとりが声をかけてきました。LINEを聞かれたので、深く考えずに連絡先を交換しました」夫と息子がキャンプへ行くことに「男性の名前は、大輝くん(仮名)と言い、年齢は私の2つ下で独身。爽やかなスポーツマンタイプで、好みのタイプでした。何度か、“飲みに行きましょう”と誘われましたが、タイミングが合わず…。息子が夏休みに入り、家にいる時間も増えるので、もうチャンスはないと思っていました。そんなとき、私の夫の裕則(仮名)が“家族でキャンプに行こう”と提案してきました。夫は仕事が忙しく、休日出勤などもよくあるため、普段は子どもと遊ぶ時間がとても少なかったんです。でも、私はアウトドアが苦手。その結果、夫と息子の水入らずで、二人でキャンプに行こうという話になったのです。二人が家をあける2泊3日のあいだ、突然私に自由な時間ができました」葛藤しつつもホテルへ…「夫と息子がキャンプに出発。私はというと、連絡を取っていた大輝くんと飲みに行くことになりました。家に誰もいないと思うと、気分がとても楽。大輝くんとの会話も楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。夜の11時ごろになり、彼が“旦那さんと子どもが待ってるよね?”と聞いてきました。そこで私は、今日は二人ともキャンプに出かけていて、家にいないことを告げました。すると大輝くんから、“ホテルに行こう”と誘われました。葛藤はありましたが、こんな機会はもう二度と訪れないかもしれません。私は、彼の誘いを受け入れました」声をかけてきた男性の正体「翌日、お昼前にホテルをチェックアウトしました。このまま別れるのも寂しく感じた私の様子を察したのか、大輝くんが“映画でも見に行く?”と言ってくれて、映画館へ向かうことに。上映まで少し時間があったので、併設されているカフェでランチをしました。途中で、彼がトイレへ。こんなにのんびり過ごすのは何年ぶりだろう……と考えていると、突然とある男性に声をかけられました。なんとその男性は、私が結婚前まで3年間付き合っていた元カレでした。私は、元カレに不倫現場を目撃されてしまったのです。あのときは、本当に頭が真っ白になりましたね……」“夫と息子のキャンプ中に不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。滅多にない機会だからと、羽目を外しすぎてしまったようです。その結果、知り合いに不倫現場を目撃されてしまうことに。悪事を働けば、何らかの形で返ってくるのです。©Graphs/ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年08月09日自分の夫が不貞行為をはたらいていたとしたら、許せるはずがありませんよね。相手を突き止めたり、証拠を掴まずにはいられないでしょう。麻沙美さん(仮名・32歳)もかつて夫に不倫をされ、徹底的に追い詰めようとしたそう。当時、いったいどんな状況だったのか詳しく話を伺いました。仕事復帰をきっかけにベビーシッターを利用「夫の幹人(仮名)は私の4歳上です。3年の交際を経て、結婚しました。きっかけは、私の妊娠でした。私は仕事が好きだったので、出産後に育休を経て職場に復帰。子どもは1歳になったばかりのころで、最初はお互いの両親に預けていました。でも、どうしても預けることができない日に、スポットでベビーシッターを利用することになったんです。とても助かったのと、子どももなついていたので頻繁に利用するようになりました。ベビーシッターは、藤島さん(仮名)という女性でした。私より2歳上で、大人しい感じの穏やかな雰囲気の人でした」リビングで談笑する二人「それからベビーシッターを利用するときは、藤島さんを指名するようになりました。最初の利用から、5~6回お願いして、1か月ほど経ったころです。私が仕事から帰ると、リビングのほうから話し声が聞こえてきました。夫が珍しく早く帰ってきていて、藤島さんと楽しそうにお茶をしていました。夫が、“俺が引きとめちゃったんだ”と言い、子どもも寝かしつけてくれたあとだったので特に不快には感じず、そのときは怪しいなんてこれっぽっちも思いませんでしたね」寝室の長い髪の毛「でも、その日をきっかけに、何度か同じことがありました。私が家に帰ると、夫と藤島さんが楽しそうに話をしているんです。なんとなく、違和感をおぼえ始めて…。そんなとき、床に藤島さんのものと思われる髪の毛が落ちていたのを見つけました。私はショートヘアで藤島さんがロングだったので、違いは明らか。それを枕元に置いてみたんです。夜になり、あたかも今見つけたかのように、“長い髪がベッドに落ちてたよ”と夫に見せました。そしたら、ビックリするぐらい夫が動揺を見せたんです。“藤島さんが子どもと一緒に遊んでいるうちに寝室に入っちゃったのかな”と、あたふたしながら言っていました」夫を尾行して…「髪の毛でカマをかけてからは、夫と藤島さんがリビングで話をしている姿を見かけなくなりました。ピタッとなくなったところが、さらに怪しかったです。それに、夫がスマホを触る時間が増えたように感じました。使用する際も、どことなく私に見られないようにしている素振りもあって。藤島さんと不倫をしているのではないかと、強く疑いました。そこで私は、休日に出かけていく夫のあとをつけてみました。でも、やっぱり尾行は難しい…。バレないように距離を取ろうとすると、すぐに見失ってしまうんです。何度か挑戦しましたが、うまくいきませんでした。そこで、また夫にカマをかけてみることに。“友だちに別のベビーシッター会社を勧められたから、変えてみようと思う”と伝えてみました。すると、“そんな必要ないだろう”と、“子どももなついてるんだし”と強く否定。やはり、不倫相手は藤島さんだと思いました。」“不倫夫を追い詰めた妻の告白”をご紹介しました。どんどんボロを出していく夫に、妻は確信を深めていったのでしょう。とはいえ状況が落ち着くわけではありません。たとえ不倫の証拠を掴んだとしても、傷ついた心が報われることはないのでしょう。©maroke/polkadot_photo/shutterstock文・塚田牧夫
2023年08月06日ひょんなことから、“推し”のバンドマンとLINEを交換することになり、やがて不倫関係となってしまった新婚の里奈さん(仮名)。夫に知られないように密会を重ねていましたが、事態は里奈さんの予想もしなかった展開へと進みます。推し活をきっかけに不倫へ堕ちた30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。推しからお金を要求され…「彼との密会はいつもホテルでした。はじめは相手がホテル代を払ってくれていたのですが、いつからか私が支払うように。今思えば、その頃の私は“推し”と会えることが嬉しくて、お金をいくら使っても気にならないほど浮かれていたんですよね。さらに彼が『機材が必要だから、ちょっとだけ助けてくれない?』と、お金の相談をしてくることも増えて、そのたびに私は、彼のためにお金を用意しました」推しから要求される額は里奈さんの月々の収入だけでは足りず、貯金を崩してお金を用意していたそう。しかしその貯金も底をつきはじめます。里奈さんから「もうお金を貸すのは無理」と伝えたところ、彼に激怒されたといいます。「『お金が出せないなら、もう会わない』と言われてしまい、その日から彼とは音信不通になりました。もともとバンドマンとファンの関係なので、金の切れ目が縁の切れ目みたいになっても仕方ないんだろうなって、自分を無理やり納得させましたね。夫に不倫を知られなかっただけでもラッキーですし、ひとときの良い夢だったと思うようにしました」突然突きつけられた不倫の証拠彼に会えなくなって失意の日々を送っていた里奈さんは、ある日突然夫から不倫の証拠を突き付けられてしまいます。「LINEの通知を見られた日から、夫は私を疑い、探偵を雇っていたそうです。反論できないほどの多くの証拠を突きつけられて、同時に夫からは離婚と慰謝料の支払いを主張されました。すでに彼との関係は終わっていたので、当初は『離婚したくない』と夫に許しを求めたのですが、夫の離婚意思は固く、結局は離婚することになりました」不倫相手への援助によって里奈さんの貯金はほぼなくなっていたため、今は実家に帰って働きながら慰謝料を分割で支払い続けているとのこと。推し活から不倫へと足を踏み入れたことにより、人生が大きく狂ったと後悔しているそうです。「推しのことは遠くから応援しているくらいでちょうどよかったんだと思います。愛されているつもりでいたけれど、彼はお金目当てで私に近づいていただけ。大事なものを失ってしまった今、なんであのとき不倫関係となってしまったのか、悔やんでも悔やみきれません」配偶者にバレないまま不倫を終えたつもりでいても、配偶者が不倫の証拠を掴んでいた場合は、離婚話へと発展することもあります。安易な気持ちで配偶者以外の相手と親密な関係になってしまえば、人生が大きく狂うきっかけとなるのは間違いありません。©RichLegg/Wiphop Sathawirawong/gettyimages文・並木まき
2023年08月02日“推し活”が、不倫のきっかけとなってしまった人もいるようです。ずっと応援していたバンドマンと不倫関係に至った女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫婦で憧れのバンドマンのライブへ30代の里奈さん(仮名)は、昔解散した“推し”のバンドが復活すると聞き、夫とライブに行くことにしたそう。里奈さんと夫は新婚で、夫も同じバンドのファンだったつながりで交際が始まり、ゴールインしました。「復活ライブは最高でした。ライブが終わって会場を出ると、しばらく歩いたあとに、夫が席に忘れ物をしたと言い出したのです。仕方がないので会場に引き返し、人が少なくなった会場の裏口あたりで私は夫を待っていました。すると、なんと推しのバンドマンが裏口が出てきて…。学生時代からずっと好きだったこともあって、私はその場の勢いで思わず声をかけてサインと写真をお願いしたんです」これまで里奈さんは熱心にそのバンドのライブに通っていたため、相手はなんとなく顔を覚えていた様子だったそう。サインをもらい、記念写真を撮ったあとも、少しの間バンドの昔の話などで盛り上がったのだとか。「そして、流れでLINEを交換することになりました。推しとLINE交換ができるなんて夢みたいな話で、本当に嬉しくて…。その日から私は推しとのLINEに夢中になってしまいました」推しからの誘いでふたりきりで会ってしまい…LINEで連絡を頻繁に取り合っていたある日、いきなり彼に「食事でもしない?」と呼び出された里奈さん。食事のあとに流れでホテルに行き、関係を持ってしまったのだとか。そしてその日から密会が増え、会うたびに体の関係を持ってしまう仲になったといいます。「推しと不倫を始めて1か月ほど経ったときに、家で夫とテレビを見ていたら私のスマホに彼からLINEが届いたんです。ディスプレイに名前が表示されていたので、夫がその表示を見て不審がりました。私は焦って『推しバンドの公式LINEだよ!』と咄嗟にごまかしたんです。その日のうちにLINEの通知設定を名前が表示されないように変更して、夫にバレないようにしなければと注意を払うようになりました。そのときは推しと繋がれたのが夢のようで、不倫している罪悪感よりも、彼との関係を諦めたくないという気持ちのほうが強かったのです……。」憧れていた人から食事に誘われれば、自分が既婚である立場も忘れて舞い上がってしまうこともあるでしょう。しかし、食事だけでなく肉体的な関係を持ってしまった時点で不倫であることには変わりません。©kokouu/Jena Ardell/gettyimages文・並木まき
2023年08月02日千穂さん(仮名・30歳)は同僚とのキャンプに参加した際、後輩社員の湯原さん(仮名)と急接近してキスをしてしまいます。千穂さんは既婚者、湯原さんは彼女のいる立場で、不倫関係へ堕ちることに…。その後、2人の関係はいったいどうなっていったのでしょうか。結末までを詳しく伺いました。隠し撮りをされて不倫発覚「湯原君との関係は、職場には知られないよう細心の注意を払いました。普段の接し方も変えないように気を付けていたんです。キャンプから3週間ほどして、上司から“ビアガーデンに行こう”と提案があり、部署のみんなで出かけました。そこで、酔った上司が私に絡んできました。“お前たちチュウしたんだろう?”と私と湯原君に言ってきて…かなり焦りました。慌てて否定すると、“ほら”と上司がスマホを見せてきたんです。そこには、焚火の前でキスをする私と湯原君の動画が映っていました。キャンプに参加した誰かが、隠し撮りをしていたのです」会社を辞めることに「その動画を見せられ、すぐにでも決断しなければならないことを悟りました。職場内に、湯原君との不倫関係が広まるのも時間の問題です。そうなると、夫へも伝わりかねませんから。私は湯原君との関係を断ち、職場も辞めることを決めました。そのことを湯原君に伝えると、“別れるのは仕方ないにしても、仕事を辞める必要はないのでは”と言われました。しかし、私の決意が固いことを伝えると、“それなら自分が辞める”と言ったのです。本気で言っているのが伝わってきて、ありがたくはあったのですが、自分の意志を貫くことにしました」夫に疑いの目を向けられ…「夫にも仕事を辞めることを伝えると、職場の環境が良くいい会社だと言っていたので驚いていました。そしてこのとき、私が職場で何かあったのではと感じていたらしいです。実は夫は、そのころの私の行動に不信感を抱いていたようで…。自分では気付きませんでしたが、男性の影を感じさせるような行動があったらしいのです。そこに今回の件が重なり、相手は職場の人間に違いないと思ったのだとか。夫は、自分なりに私の職場の人間関係について調べ始めました。SNSなどを検索したり信頼できる友人に相談したりして、情報を集めていたようです」キスの画像「数日後、夫に“これはなんだ”とスマホを見せられました。そこにはあの、私と湯原君がキスをしている画像が…。あの動画の一部が切り取られた画像で、私の顔にはモザイクがかかっていたものの、夫が見れば私だとすぐに分かります。実はそれは、湯原君の彼女が流出させたものでした。どういうルートかは分かりませんが、彼女は入手した動画を見て湯原君の浮気を知ったそう。激怒して、動画を加工してSNSに投稿したのです。それを夫と私の共通の友人が見つけ、夫にリーク。不倫の証拠として突きつけられてしまいました。私も観念して、不倫を認めました。話し合いの末に、私たちは離婚することに。職場を辞める話も進んでいたので、止めることはできませんでした。私は、出来心の不倫により多くのものを失う結果となりました」“後輩社員と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。動画を撮られていなかったとしても、いずれ不倫は発覚していたかもしれません。ひとつの過ちにより、順調な人生も一気に転落してしまうのです。©somethingway/Colin Anderson Productions pty ltd/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月26日職場の人たちとは毎日のように顔を合わせるので、気心も知れてくるでしょう。すると、特別な感情を相手に抱くこともあると思います。千穂さん(仮名・30歳)も以前の職場でそんな経験をしたのち、不倫に堕ちてしまったそう。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。後輩からの思いがけない告白「私の職場に、後輩の湯原君(仮名)という4歳下の男性社員がいました。あるとき、職場の飲み会で隣の席になり、初めてしっかりと話をすることに。彼女がいるとは聞いていたので、“どんな彼女なの?”と尋ねると、“あまりタイプではない”と言うんです。そこで、どういうのがタイプなのかを尋ねると、“千穂さんみたいな人がいい”と。なんとなく慕ってくれているのは分かっていたんですが、それは仕事上のものだと思っていました。面と向かって言われ、女性として見ていたんだと知り、かなりドキッとしてしまって。とはいえ、私は既婚者です。職場の雰囲気も壊したくはないので、ほどよい距離を保って付き合っていました」職場でキャンプを企画「湯原君はキャンプが趣味らしく、ときどきソロキャンプにも出かけるそう。そんな話題が職場のなかでも出ました。うちの部署の上司は、よくボーリング大会やバーベキューなどのイベントを企画することが多いのですが、上司から“今年の夏はみんなでキャンプに行こう”と提案されました。宿泊になるので参加者も少なめとなり、私を含めて6人が集まりました。ところが、言い出した上司が家庭の事情のため参加できなくなり、結局参加者は男女5人。当日は、車2台に乗り合わせて向かいました」車で2人きりになり…「場所は湯原君の知っている穴場スポットで、キャンプ場としては人も少なめ。川が近くに流れていて、自然も豊かで空気も澄んでいる素敵なところです。テントを張ったんですが、湯原君が慣れているのでスムーズに完成しました。途中で買い込んだ肉や海鮮を網で焼いてバーベキューを楽しみ、大満足の時間となりました。ただ、用意していたお酒が残り少なくなってしまったんです。すると、湯原君が“車で買ってきます”と言うんです。なぜかお酒を飲んでいなかったみたいなんですね。そこで、“私も一緒に行く”とついていくことに。車のなかで、何でお酒を飲んでいなかったのか尋ねると、“もし何かあったときに車が出せるように”と言うので、しっかりしているなと感心しました」キャンプ終了後にホテルへ「夜もふけてくると、みんなテントに入り寝始めました。残ったのは、私と湯原君。少し寒くなってきていたので、焚火の前に並んで座り、炎を眺めていました。すると、会話をしながら、お酒もまわってきてだんだん頭がボーッとしてきました。また湯原君の彼女の話になったんですが、“別れようと思っている”と言うんです。そして、“やっぱり千穂さんみたいな人がいい”と…。そこで、吸い寄せられるようにキスをしてしまいました。とはいえ、職場の人たちがいますから、そこまで。お互いに別々のテントに入って寝ました。翌日、片付けをして車で帰宅することになりました。湯原君の車には、私ともうひとり男性社員が乗り合わせました。その男性を家の近くまで送り届けたあと、2人きりになりました。湯原君が、“もう少し一緒にいたい”と言うので、私も“うん”と頷き返すと、車を少し走らせてホテルへ。私たちは、深い関係となってしまったのです」“後輩社員と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。職場内の雰囲気も良く、親しくなりやすい状況だったようですね。しかし、一線を越えてしまってはアウトです。夫婦の絆のみならず、社内の信頼まで失ってしまいかねないでしょう。©Drazen_/kokouu/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月26日経済的な理由から、義実家での同居生活を送ることとなった香織さん(仮名)。息子を溺愛する義母は、香織さんの夫が社内不倫をしていた事実を知っても息子をかばい続けたそうです。家庭内で孤立した30代妻の壮絶なエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。離婚もやむを得ないと腹をくくり親族に相談「夫の不倫がわかってから、私のストレスは限界に達していたのですが、私の実家は飛行機に乗らないと帰省できない距離だったので、すぐに頼れる人が近くにいませんでした。それでも現状をなんとか変えなければいけないと思い、それまでに何度かLINEで会話をしていた夫の従姉妹に連絡をして、夫と義母との問題を相談することにしたんです」香織さんの話を聞いた従姉妹は、香織さんに全面的に同情し、「おばさん(香織さんの義母)は、昔から息子を溺愛しすぎていると親戚の間でも有名だったのよ」と教えてくれたそうです。そして「香織ちゃんがあまりにもかわいそう。私が力になれることはなんでもする」と、心強い申し出もあったとのこと。親戚の集まりで夫と義母の醜態を暴露!「従姉妹の提案で、次の親族の集まりのときに夫と義母の醜態をみんなに暴露することになりました。私はそのあと離婚をする覚悟で臨んだのですが、従姉妹は『経済的なことがあるだろうから、すぐに離婚せずにひとまずは別居をして、生活費は夫から貰えばいいよ』とアドバイスをくれました。新生活の基盤ができるまでは離婚しないほうが私もありがたかったので、従姉妹に相談をしながら、別居計画を進めることにしたんです」従姉妹との計画通りに、親族が集まった席でこれまでの醜態を暴露したという香織さん。夫と義母は唖然としつつも、証拠があるため香織さんの主張を否定はできませんでした。すると、夫側の親族であるにもかかわらず、多くの人が香織さんに同情し、夫や義母をその場で責めてくれたそうです。「その後すぐに、私は夫に別居を申し入れました。別居中の生活費も、裁判所の婚姻費用算定表に基づいて請求して、しっかりと払ってもらいました。別居をしてから私は就職先を探して、きちんと新生活の基盤ができたところで離婚をしました。あのとき、従姉妹や夫の親族が私の味方をしてくれなかったら、今でも義実家で悩みながら暮らしていたか、突発的な離婚をして路頭に迷っていたかのどちらかだと思うので、冷静にアドバイスをしてくれた従姉妹にはとても感謝をしています。従姉妹の話によると、私をいじめていた義母や身勝手な不倫をしていた夫に対して、親戚からの目がさらに厳しいものに変わったそう。親戚の中でも、もはや二人はかなり孤立しているらしいです」義実家で同居生活を送る場合、家庭内で孤立を強いられると居場所がなくなってしまうでしょう。一人で解決が見込めないときには、自分の実家や友人、夫側の信頼できる親族など、誰か一人でも話を聞いてくれそうな人に相談してみることも、有効な打開策のひとつかもしれません。©Kayoko Hayashi/gettyimages©buritora/PIXTA(ピクスタ)文・並木まき
2023年07月23日義実家と同居をするだけでも大きな負担になるケースが多いのに、そのうえ夫が不倫をしていたとなれば妻の心労は計り知れません。そんな状況に陥った末に、家庭内で孤立したという30代の香織さん(仮名)の壮絶なエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。結婚3年目から義実家で同居「結婚3年目のとき、夫の経済的な事情から義実家での同居が始まりました。義母は息子である夫をものすごく溺愛する人だったので、同居をする前から不安は大きかったんですよね……。お金の問題があるのでやむをえず同居を了承しましたが、同居前に抱いていた嫌な予感は的中。同居を始めた直後から、義母はとにかく夫だけを可愛がり、私を敵視するような態度で接してきました」義母は、息子にだけ高級な食材を使った料理を作って香織さんには食べさせなかったり、息子のものだけを買ってきたりと、香織さんに対してあからさまな嫌がらせをし続けたとのこと。そんな生活にうんざりしていた矢先に、なんと香織さんの夫の不倫が発覚したそうです。必死に息子をかばう義母に辟易「夫は職場の既婚女性とダブル不倫をしていました。不倫相手の配偶者が不倫に気付き、その相手を突き止めたら私の夫だったとのこと。不倫相手の配偶者から連絡があり、私は夫の不倫を知りました。ところが、不倫について夫を問い詰めると、『経費が出ない接待費をその女性に払ってもらっていて、代わりに体の関係を持っている。だから不倫関係は仕事の一環だ』と意味不明な理屈を主張し始めたのです。夫は営業職をしており、会社の業績がそこまで良くないので接待にあまり経費が使えないという話は以前から聞いていました。ですが、接待費が出ないからといって、そのお金を捻出するために女性と関係を結ぶなんて滅茶苦茶ですよね」しかし義母は、このトンデモない屁理屈を疑うどころか、全面的に支持。そして不倫を許さない香織さんに対して、「我慢が足りない。家計のために仕事と割り切って不倫をしている息子の立場にもなりなさい!」と、さらにトンデモない指導をしてきたそうです。「あまりにも理不尽な親子がそばにいるので、あの頃の私は頭が変になりそうでした。母親がそんなふうに不倫をかばうものだから、夫も調子に乗って反省する様子はゼロ。不倫相手の家庭にバレたあと、夫は相手の配偶者から100万円の慰謝料を請求されたのですが、それも義母が肩代わりして払ったようでした」息子が何をしてもかばう義母が近くにいると、夫婦関係にも悪い影響を与えやすいでしょう。本人たちで解決できる問題も、義母が介入することによって複雑化するケースは珍しくありません。©itakayuki/kumikomini/gettyimages文・並木まき
2023年07月23日異性と結婚を前提とした恋愛をするのではなく、軽いお付き合いをしたいと望む人もいるでしょう。有香さん(仮名・31歳)もかつて、既婚者でありながらある男性とそんな関係を続けていたそうです。どういった経緯でそのような状況になったのか、当時の話を詳しく伺いました。大切な友人の存在「私には、大学時代から付き合いのある紘奈(仮名)という友人がいます。紘奈は容姿が良く、周りにはいつも男性がいるような状況。だから、一緒にいると賑やかで楽しかったんです。卒業後はお互いに就職しましたが、紘奈は途中で退職し、フリーランスとしてWEB関連の仕事をしていました。その後はお互いに結婚して少し疎遠になる時期があったものの、また定期的に会うように。紘奈は私にはない感性を持っていて、話をしているといつも新鮮な感覚を与えてくれるんです。私にとって紘奈は欠かせない存在でしたし、紘奈の言うことならなんでも信じてしまうくらい、絶対的な信頼を置いていました」既婚者飲み会への参加「あるとき紘奈から、“取材を兼ねた飲み会があるから参加しない?”というお誘いがありました。なんでも既婚者の男女が集まるらしく、その様子をちょっとした記事にしたいとのこと。“私の知っている人ばっかりだし、変な人はいないから”と言うので、私も恐る恐る参加させてもらうことにしたんです。場所はオシャレな居酒屋の個室で、男女の人数はそれぞれ5人ずつ。飲み会が始まると、紘奈が“ああいう人、好きでしょ?”と言って、色白でヒョロッとした体型の男性を指さしました。紘奈の言うとおり彼は私のタイプで、誠実そうな印象の男性です。さすが付き合いが長いだけあって、私の好みをよくわかっているなと思いました。まあ、既婚者飲み会に参加している時点で、誠実とは言い難いんですが…」不倫ではなく“セカンドパートナー”「その男性は渉さん(仮名)という名前で、金融系の会社で働いているとのこと。少し会話をして、連絡先を交換しました。すると後日、渉さんから食事のお誘いのLINEが。私は返答に困り、紘奈に相談したところ、“カラダの関係になるわけじゃないんだし、そんなに重く考える必要はない”と言われました。さらに、“もしカラダの関係になったとしても、不倫ではなくセカンドパートナーと考えればいい”と。もともと紘奈に対する絶対的な信頼があったので、話を聞くうちに“そのとおりだな”と思うようになり、渉さんからの誘いを受けることにしたんです」結局は肉体関係に…「渉さんとの食事は、とても楽しかったです。夫以外の男性と親しく話す機会がしばらくなかったので、新鮮さもありましたね。“食事に行くだけ”と決めていたのに、見た目がタイプな男性と楽しい時間を過ごしたからか、結局ホテルへ行ってしまいました…。その後も、渉さんと何度か会う日々が続きました。紘奈に渉さんとのことを伝えていなかったので、“伝えるべきかな”と渉さんに相談したんです。すると彼は、“紘奈ちゃんならもう知ってるよ。俺から伝えちゃったんだ”と言いました。さらに、“どうせ伝わると思うから先に言うけど、実は紘奈ちゃんに謝礼も払った”と言うのです。なんでも、あの会に参加した男性たちは、女性との関係が成立すると紘奈に謝礼を払っているそう。冷静に考えるとおかしな状況ですが、そのときは渉さんとの関係に夢中になっていたので、“そうやってお金を稼いだりもするんだな”と、特に不思議には思わなかったんです…」“既婚者飲み会で知り合った男性と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。セカンドパートナーと捉えることで気持ちが軽くなり、気ままな不倫生活を楽しんでいたようです。しかし、不倫は不倫。いずれはその代償を払うことになるのでしょう。©kokouu/itakayuki/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月19日専業主婦の有紗さん(仮名)は、結婚2年目で夫の不倫が発覚。問い詰めたところ、「何不自由ない生活ができているんだから、その代償として不倫くらい我慢しろ」と言われて、夫との離婚を決意します。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代妻がモラハラ不倫夫への制裁をくだしたエピソードをお届けします。不倫とモラハラの証拠を集めて…「夫の不倫がわかったあとも、私は今まで通りの生活を続けました。夫の“今の生活と引き換えに不倫を容認する妻になれ”という、とんでもない主張を受け入れたように見せかけて、夫のモラハラや不倫の証拠を集めることにしたんです。私の演技がバレることはなく、夫は本当に私が生活費と引き換えに夫の不倫を受け入れたと勘違いしていたみたいですね。証拠が集まったので、それらを夫に突きつけて『不倫だけじゃなくモラハラの証拠も集めたので、これをもとに調停をして離婚をする』『調停で話がまとまらなければ裁判もするつもりだ』という意思を伝えました。すると、それまでずっと強気だった夫の態度が急に変わり『頼むから、調停や裁判だけはやめてくれ!』と懇願してきたのです」それまで有紗さんを小馬鹿にしたような言動が多かった夫は、自分の不倫とモラハラの証拠を第三者に開示されることをよほど避けたかったのか、その日を境に有紗さんに対して腫れ物に触るような態度に変わったとのこと。すでに離婚の意思を固めていた有紗さんは、夫の態度に驚きながらも「それならばこちらの条件を受け入れる形での協議離婚でお願いしたい」と静かに伝えたといいます。世間体を守りたい夫と好条件で離婚「夫は見栄っ張りな性格だったので、離婚になったとしても世間体を守りたかったみたいですね。12歳年下の妻から不倫とモラハラで調停を起こされて離婚というのは、プライドが許さなかったんだと思います。こちらから離婚の条件をまとめて、慰謝料などを計算して要求したところ、夫はあっさりと要求をのんで合意してくれました。離婚の話し合いを始めてから離婚成立までは2か月ほどでしたが、別居中の生活費もきちんと受け取れましたし、不倫の慰謝料も相場より少し多めにもらうことができたので、ひとまずはそれを新生活の資金にすることができました」有紗さんは離婚の際に受け取った金銭をもとに、夢だったアクセサリーショップを始めたとのこと。事業は順風満帆とはいかないものの、好きなことをしながらストレスのない毎日を送ることができ、今はとても幸せだと語っています。有紗さんの場合、離婚に向けて淡々と行動できたのが良かったのかもしれません。スムーズに離婚を成立させるために、冷静に証拠を集め、論理的に離婚の条件を出すのは大切なことでしょう。©polkadot_photo/aijiro/shutterstock文・並木まき
2023年07月16日夫を病気で亡くした知佳さん(仮名・33歳)。しかし1年も経たないうちに同僚の斎藤さん(仮名)と関係を持つことになります。しかも斎藤さんは既婚者であり、まぎれもなく不倫関係。夫への罪悪感を抱えながら社内不倫を続けた先に、どんな結末が待っていたのでしょうか……。亡き夫の妹と遭遇「夫を亡くして心細かった私にとって、斎藤くんの存在はありがたくもありました。関係を続けるうちに、夫への罪悪感も次第に薄れていきましたね。ある日、斎藤くんと二人で出かけていたときに、“知佳さん”と声をかけられたのです。相手は、亡き夫の妹の沙紀(仮名)でした。沙紀と私は仲が良く、かつては夫と3人で出かけることも。とっさに“沙紀ちゃん久しぶり”と返事をしましたが、隣には斎藤くんがいるので、どうしようかと焦りましたね。ところが、沙紀はなんだか嬉しそうな表情を浮かべていました。当然、沙紀は斎藤くんが既婚者だとは知らないので、私が不倫しているとは思わなかったようです」義妹からの優しいメッセージ「その夜、久しぶりに沙紀からLINEが来ました。どうやら、私が気まずそうにしていたのを見て、心配してくれたようです。“お兄ちゃんに気を遣わないで、新しい幸せを見つけて”というメッセージが届き、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。“ありがとう”というひと言がなかなか返せず、ずいぶん時間が経ってから返信しました。それからしばらくは穏やかな生活が続きましたが、夫の一周忌法要を境に、事態は急変したんです」一周忌法要のあとに呼び出され…「一周忌法要には多くの親戚が集まり、私は忙しなく動いていました。沙紀も気を遣ってくれているようでしたが、どうも態度がよそよそしかったんです。そして参列者のほとんどが帰ったあと、沙紀に“ちょっといい?”と呼ばれ、斎藤くんについて尋ねられました。“一緒にいた人って既婚者だよね?”と。沙紀は、私のSNSから斎藤くんのアカウントを見つけ、投稿の内容から既婚者だと気付いたそうです。“不倫だよね?”と迫られ、“絶対に別れるべき”と注意されました。不倫がいけないことは私も十分わかっていましたが、独り身になって心細い日々が続き、どうしようもなかったのも事実です。そんな言い訳があったからか、不倫はだめだと責められて腹が立ち、つい“沙紀ちゃんには関係ない”と言ってしまいました…」知らない番号からの電話「沙紀にひどいことを言ってしまった数日後。夜に知らない番号から着信があり、電話に出ると“斎藤の妻です”と告げられました。“話はすべて聞きました”と言われ、私はすべてバレてしまったと頭が真っ白に。沙紀の件で気分が沈んでいたこともあり、あまり考えず、“申し訳ありません”と謝ってしまったんです。ところが、斎藤くんの妻はLINEを見て怪しいと思った程度で、確たる証拠はなかったようでした。ですが、私が認めてしまったため、確信に至ったようです。“それなりの処置を取らせてもらう”と告げられ、後日慰謝料に関する書面が届きました。私はやむなく、夫の保険金から慰謝料を支払いました。その後、斎藤くんと妻は離婚したそうです。私は仕事を辞めて、斎藤くんとの関係も終わりました。沙紀やほかの親戚とも疎遠になり、今は一人でひっそりと暮らしています」“夫の死後に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。自分を慕ってくれていた妹から親戚まで、すべての関係が断たれてしまったようです。不倫は、周囲との関係や過去の思い出すらも台無しにしてしまうのでしょう。©chaponta/shutterstock©Boy_Anupong/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月09日不倫はあってはならない行為ですが、ふと心細くなったときに誰かを頼ってしまい、そこから不倫関係になってしまうケースもあるでしょう。知佳さん(仮名・33歳)もかつてそんな経験をしたことがあるそうです。当時いったいどんな状況だったのか、詳しい話を伺いました。夫の死「私は28歳のときに結婚。夫は6歳上で、営業マンとしてバリバリ働いている人でした。あるとき、夫が健康診断を受け、再検査を勧められました。でも、当時の夫は忙しくてなかなか時間がとれず、再検査を受けたのは半年後。そこでガンが見つかりました。だいぶ進行してしまっていて、すぐに入院となり闘病生活が始まったんです。私は仕事をしながら、会社と病院と家を往復する日々。しかし、発覚から1年ほどして夫は亡くなりました」同僚からのお誘い「葬儀と四十九日法要を終え、身辺のバタバタもおさまり、私は職場に復帰しました。その後3か月ほどして、同僚の斎藤くん(仮名)に食事に誘われたんです。実は、斎藤くんのことは、夫が生前の頃から気になっていました。二人で食事に出かけたこともあります。ただ、斎藤くんも既婚者なので、同僚の域を超えない付き合いをしていました。そのうちに夫の闘病生活が始まり、斎藤くんとは徐々に会わなくなっていたんです。関わりがなくなってからしばらく経っていましたし、もうそんな気もないだろうと思っていたので、誘ってくれたのは素直に嬉しかったですね」二人で食事をした帰りに…「斎藤くんは夫の葬儀にも参列してくれて、私のことを心配してくれているのが伝わってきました。“息抜きに”と食事に誘われ、私もいろいろと話したいことがあったので、久しぶりに二人で出かけることにしました。そして二人で食事をしたあと、駅に向かう途中で斎藤くんが私の手を握ってきたんです。正直、夫を亡くして心細くなっていたこともあり、彼に身を委ねたい…と思ってしまいました。ただ、夫が亡くなってまだ半年ほど。やはり夫の顔がちらつき、罪悪感をおぼえました。私は彼の手をそっと払い、名残り惜しさを感じながらも一人で家に帰りました」喪服姿に惹かれて「食事から1か月後、再び斎藤くんからお誘いが。前回のことがあって、私のなかでも彼の存在が大きくなりつつありました。その頃には、私は自分に言い訳をするようになっていました。“夫は亡くなり、自分は独り身となったのだから、男性と出かけても何も悪いことはない”と。そう言い聞かせるようにして、斎藤くんからのお誘いにOKしました。食事に出かけると、斎藤くんは前回よりもかなり積極的。妻とうまくいっていないという話をされ、離婚も考えているとまで言うんです。どこまで本当かは分かりませんでしたが、私を強く求めているのは確かでした。そして、店を出たところでまた手を握られ、今度は振り払うことができず、手を引かれるままホテルに行ってしまったんです…。その後、彼がなぜ私を積極的に誘ったのかを話し始めました。彼は以前から私のことが気になっていたそうですが、葬儀に参列したときに私の喪服姿を見て、気持ちが膨れあがったのだそう。その姿があまりに頼りなく、“俺が守らなければいけないと思った”と言われました」“夫の死後に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。夫を亡くして独り身になったとはいえ、関係を持った相手が既婚者であればそれは不倫です。辛い時期であっても、誰かを傷つける行為は慎むべきでしょう。©Kiwis/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月09日出会いからプロポーズまで順調に進んでいるように思えても、相手が素性を明かしていない場合にはとんでもないトラブルへと発展することがあります。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、20代女性に降りかかった災難なエピソードをご紹介します。理想の男性と奇跡的な出会い! 交際早々にプロポーズも広告会社で働く婚活中の沙耶香さん(仮名)は友人に誘われた合コンに参加し、そこで同業界の40代男性と知り合ったそうです。「私が20代で彼が40代なので、ちょっと年齢差はあったのですが、見た目も話し方もかなりタイプでした。初対面でいいなと思っていたら相手も同じように思ってくれていたみたいで、出会ってすぐにデートに誘われたんです。そして2回目のデートで正式に交際を申し込まれて、付き合うことになりました」沙耶香さんは大人の雰囲気がある彼に急速に惹かれていき、「この人と結婚したい」と思うようになるまでさほど時間はかからなかった、と振り返ります。「実は、付き合って早々にプロポーズの言葉があったので、すごく舞い上がってしまいました。もともと、結婚するなら同業の男性が良いなと思っていたんです。彼は私よりもキャリアを積んでいるので、将来的に夫婦で独立することになっても、仕事の面でもいい関係が築けそうだなという期待もありましたね」しかし彼と付き合うなかで、沙耶香さんは次第に違和感を覚え始めます。それは、沙耶香さんを家に呼んでくれないうえに、土日に連絡が取れない頻度が多いこと。そのうち、平日も連絡が取りづらくなっていく彼に対して、沙耶香さんの心配は募る一方だったとか…。不意に知ってしまった彼の秘密に動揺「ある日、私の部署に彼の会社から出向してきた男性がやってきたんです。それで、なにげなくその社員さんに彼のことを知っているか聞いてみたところ、驚くような答えが返ってきて…。『あぁ、知っていますよ。あの子煩悩なパパですね』と言われてしまって。それとなく聞きだしたところ、彼が子持ちの既婚者であることを知ったんです…」自分にプロポーズをしてきた男性が、まさか既婚者でさらには子どももいるなんて思ってもいなかったという沙耶香さん。しかしこの男性の話を聞き、自宅に呼んでくれないことや、連絡が取りにくいことに合点がいったそうです。出会いからとんとん拍子に関係が進んでも、相手の行動に違和感があるときには、何か良くない真実が隠されている可能性も。少しでも違和感があれば、モヤモヤとした気持ちを抱え続けずに、本人だけでなく周囲にも尋ねたほうが安心かもしれません。©metamorworks/kei907/shutterstock文・並木まき
2023年07月05日杏奈さん(仮名・28歳)は5歳年上の姉と非常に仲が良かったそう。姉が結婚してからも、姉の夫も含めて3人で出かけるなど、親しくしていました。ところがあるとき、ひょんなことから杏奈さんは義兄と不倫関係に。3人の関係はどうなっていったのでしょうか…。罪悪感を抱きながらも義兄と密会「私が義兄と関係を持ってしまった後、一度きりで終わらせることはできませんでした。そして、姉と3人で会うのとは別に、ふたりでも会うようになったんです。もちろん、姉に対して罪悪感はものすごくありました。当時、私には彼氏がいたのですが、私が姉夫婦と仲がいいことは知っていて、羨ましがられていたんです。だから、義兄と私の不倫関係を疑うわけはないと思っていたのですが…」義兄との関係を問い詰められて「彼が私の部屋に泊まった翌朝のこと。“寝言でお義兄さんの名前を呼んでたぞ”と言ってきたんです。一瞬動揺しましたが、“そう?”ととぼけました。そんな私の反応を見て、“俺、知ってるんだ。お義兄さんとのLINEを見たよ”と彼に言われて。そのとき、完全に終わった…と思いました。でも実際は、彼はLINEを見ていなくて、カマをかけてきたんですね。寝言で義兄の名前を呼んでいたというのも、事実かどうかはわかりません。どうやら彼は以前から私と義兄の関係を疑っていたようでした。彼の指摘に私は黙り込んでしまい、その反応を見て、彼は義兄と不倫をしていると確信したようです」彼に厳しく非難され…「彼はひどくショックを受けている様子でした。そして、“俺だけじゃなくお姉さんも裏切ってるんだぞ!”と厳しく非難されました。姉に報告すると言われて、“それだけはやめて…”と私は懇願しましたが、彼の怒りは収まりません。“だったら、自分から姉に伝えるから”と言い、なんとかその場を収めたんです。そして私はこの一件を、義兄に報告。もう姉に黙っているわけにもいかず、義兄が姉に話すと言うので、私はその返事を待つことになりました」3人での話し合いの結果「その後、義兄から連絡が来て、姉の家へ行きました。姉は泣き腫らした顔で、“杏奈はどうしたいの?”と尋ねます。私が何も答えられないでいると、“私がいなくなればいいのかな…”と言うので、“それはない”と止めました。義兄も、離婚の意志がないと姉に告げました。結局、私がしばらくふたりと距離を置き、連絡も取らないということで決着しました。その後、姉夫婦は別居して今後について協議していたようですが、1年後に関係を持ち直し、一緒に暮らし始めたそうです。あれ以来、私は姉夫婦とは会っていないし、連絡も取っていません。状況は、全部母づてに聞いています」“姉の夫と不倫をした女性の告白”をご紹介しました。不倫に堕ちた結果、大切な家族との関係を断つことになってしまったようです。関係の修復は難しいかもしれません。悔やんでも悔やみきれない思いを、ずっと彼女は抱えていくのでしょう。©yamasan/Pranithan Chorruangsak/gettyimages文・塚田牧夫
2023年06月28日兄弟姉妹の恋人と親しくしている人もいるかもしれません。杏奈さん(仮名・28歳)も、お姉さんの夫と親しくしていたそうですが、“あるタブー”を犯してしまったと言います。いったい何があったのか、当時の状況を詳しく伺いました。ずっと慕っていた5歳上の姉「我が家は私が小学5年生のときに父が亡くなって以来、母と5歳年上の姉の3人暮らしをしてきました。姉とはよくケンカもしましたが、私の面倒をよく見てくれて、とても慕っていたんです。そんな姉が社会人になり、彼氏ができました。とても優しい男性で、付き合い始めたときから“ふたりは結婚するんだろうな…”となんとなく思っていました。それからは、3人で食事や旅行に出かけることも。そして数年後、姉はその彼と結婚しました」気づいたら布団の中で手をつないでいて…「姉が結婚してからも、私は姉夫婦の家にしょっちゅう遊びに行っていました。ある日、私はお酒を飲みすぎて途中で寝てしまい、目を覚ますとリビングで横になっていました。布団がかけられていたのですが、誰かと手を握っている感触がありました。隣を見ると、義兄が寝ています。布団の中で、なぜか私は義兄と手をつないでいたんです。姉はひとり寝室で寝ているようでした。そのときすぐに手を離せばよかったのですが、“どうして…?”と、そのままの状態でいろいろと考えてしまいました」義兄のことが頭から離れなくなり…「またウトウトして、次に目を覚ますと手は離れていましたが、それ以来あのときのことを考えてしまうようになりました。“どっちから手をつないだんだろう”“義兄が姉と間違えたのか…”と、思い返してしまうんです。そのときの手の温もりも覚えていて、義兄のことがしょっちゅう頭に浮かぶように。私には彼氏がいましたが、相談なんてできるはずもなく、ひとりモヤモヤしていました」人生最大のタブーを犯すことに「後日、姉と義兄と3人で飲みに行くことになりました。姉から仕事で遅れると連絡がきたので、先にふたりで飲んでいたんです。しばらくして、“同僚と飲みに行くことになったからそっちに行けない。ふたりで楽しんで”と姉からLINEが。こういうことも珍しくありませんでしたが、その日は妙にソワソワしてしまいましたね。すると義兄が、“この前、寝ているときに杏奈ちゃんの手を握ってたんだよ”と切り出してきたんです。私は思わず“そうだっけ?”ととぼけましたが、“あのときから杏奈ちゃんのことが気になってるんだ”と言われて…。それでつい、“実は私も”と答えてしまったんです。しばらく飲んだ後、“2軒目に行こう”と誘われ、店を出て向かった先はホテルでした。私はこうして、人生最大のタブーを犯してしまったのです」“姉の夫と不倫をした女性の告白”をご紹介しました。お姉さんのことを慕っていただけに、罪悪感は大きかったことでしょう。いくら仲が良くても、姉の夫という立場を考え、ある程度の距離を保って付き合うべきでしたね。©monzenmachi/chachamal/gettyimages文・塚田牧夫
2023年06月28日果南さん(仮名・29歳)、芽衣さん(仮名)、理知子さん(仮名)は高校時代からの仲良し3人組。あるとき、芽衣さんが職場での不倫を告白。芽衣さんの夫に好意を持っていた過去がある理知子さんは激怒します。芽衣さんは不倫を解消したものの、果南さんと理知子さんに内緒で関係を復活させていたそう。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか……。不倫再開を告げられて…「芽衣から同僚との不倫関係が復活したことを聞かされ、わたしはかなり動揺しました。私としては、仲良し3人組の関係を大事にしたいという気持ちがあったんです。どうしようかと悩んだ挙句、私は理知子にもそのことを伝えたほうがいいと判断しました。理知子を呼び出し、芽衣が再び不倫をしていることを打ち明けたんです。私は、理知子が激怒するかもしれないと思っていたんですが、理知子は意外と冷静でした。“分かった”“少し時間をちょうだい”とだけ言って、その日はそれで解散しました」LINEの怪しいやりとり「2~3週間ほど経った頃、今度は芽衣から連絡が来て、予想外の状況を告げられました。“夫と理知子が不倫しているかもしれない”と言うのです。芽衣の家に理知子が遊びに行くようになった頃から、夫の誠人と理知子が以前よりも親しくなっているように見えて、違和感があったそう。そこで彼のスマホを覗いてみたところ、LINEに怪しいやりとりが見つかったそうです。理知子に限ってまさか……とは思いましたが、理知子は高校時代に誠人が好きだったこともあるので、可能性がゼロとは言い切れません。私は、理知子に真実を尋ねることにしました」理知子の語った真実「理知子に誠人との関係を尋ねると、“不倫をしている”と素直に答えました。理知子が芽衣の不倫について誠人に告げたのがきっかけだったそう。取り乱した誠人を落ち着かせようとしているうちに、そういう関係になってしまったとのこと。聞いた限りでは、理知子が彼と関係を持つために、芽衣の不倫を利用したようにも感じてしまいました。なんとなく腹が立ちましたし、ふたりの不倫に巻きこまれている感じにも嫌気がさしていたので、“3人で集まって話をしよう”と提案しました」仲良し3人組の友情は崩壊「芽衣と理知子を私の家に招いて、3人で話し合いをすることに。まずは芽衣が、自分の夫に手を出したことについて理知子を責めました。理知子は、もともとは芽衣の不倫がキッカケだと反論し、ふたりは罵り合いを始めました。私はしばらく見守っていたんですが、芽衣が“果南にも責任がある”と言い始めて……。“不倫が再開した話を理知子に告げ口したでしょう”と責めてきたんです。私としては、3人の関係を保つための行動だったわけで、責められる筋合いはないと思いました。つい私も頭に血がのぼり、言い合いに参加する形に。最後はもう収拾がつきませんでした。結果、芽衣と誠人は離婚することになりました。さらに誠人は、芽衣と不倫相手に慰謝料を請求。芽衣は理知子に対して慰謝料を請求しようとしましたが、すでに家庭は崩壊状態にあったと見なされ、叶わなかったようです。こうして、高校時代から続いていた私たち3人の関係は崩壊しました」“友人の不倫により友情関係が崩れた女性の告白”をご紹介しました。友情は長い期間を経て、絆を深め合っていくもの。それが、不倫によって崩壊してしまったわけです。不倫という過ちの大きさを、もっと認識するべきでしょうね。©Graphs/PIXTA(ピクスタ)©RyanKing999/gettyimages文・塚田牧夫
2023年06月21日親しくしている友人との付き合いが長いほど、その関係を大事にしたいと思うものでしょう。果南さん(仮名・29歳)にも大切な友人がふたりいたそうですが、あることがキッカケで友情に亀裂が入ってしまったそうです。いったい何があったのか、詳しく話を伺いました。3人の関係性「私には、芽衣(仮名)と理知子(仮名)という、高校時代からの親友がふたりいます。芽衣はおっとりしていて男性ウケするタイプ。理知子は活発で、何事もハッキリと言うタイプのまとめ役。私は人の意見に合わせるタイプで、3人でいるとバランスが良かったんですね。3人のうち、芽衣だけは既婚者でした。高校時代から付き合っていた同級生の誠人(仮名)と、別れたりくっついたりを繰り返してゴールイン。誠人も私たちをよく知っているので、3人で会うことの妨げにはなりませんでした」職場での不倫「月に1回ぐらいのペースで、3人で飲みに行ったり、食事をしたりして集まっていました。そんなある日の集まりのときです。芽衣は美容部員をしているんですが、職場に仲良くしている男性がいるという話をしてきました。エリアマネージャーをしている男性らしく、話をよく聞いてくれて、頼りになると。ふたりで食事に出かけたこともあると言うんです。そこで理知子が“ちょっと待って”と話を止めました。“まさか変な関係じゃないよね?”と尋ねると、芽衣は黙ってしまって……。すでに深い関係にあったようでした」「もう会えない」とLINEを送らせて「理知子は、“そんな関係はすぐにやめるべき”“誠人を裏切るなんてあり得ない”と、芽衣を強く責めました。実は理知子は、高校時代に誠人のことが好きだったんです。ところが、誠人が芽衣に告白をして付き合うことになり、ふたりの関係を応援するようになったとか。別れそうになったときも、理知子がよく相談に乗っていました。そういった経緯から、理知子は強く非難したんだと思います。すると、芽衣も“分かった”と受け入れました。そこで理知子が、“じゃあ今すぐ不倫相手に連絡して”と言い、もうふたりでは会えないという内容のLINEを送らせて、この件は一旦はおさまりました」監視の目を盗んで…「それからしばらくして、芽衣から連絡が来ました。“理知子抜きで会いたい”と言うので、正直なところ嫌な予感がしましたね。芽衣に会うと、“最近、家によく理知子が遊びに来るの”と言われました。ちょっと驚きましたが、理知子は芽衣の行動を監視するために、頻繁に様子を見に行っているのかなと思ったんです。そこで、私が“じゃあ安心だね”と言うと、芽衣は良い反応を示しません。まさか……と思って尋ねると、やはり不倫関係は終わっていませんでした。それどころか芽衣は、“本当に彼を好きになってしまった”と言うのです。あれほど理知子に非難されたのに、それでも不倫を再開してしまうなんて、もう私と理知子の手には負えないと思いました」“友人の不倫により友情が崩れた女性の告白”をご紹介しました。親しくしていた間柄でも、一度亀裂が入ってしまうと修復は難しいもの。不倫をすると、当事者だけの問題では済まされず、こうして多くの人を巻き込み、取り返しのつかないことになってしまうのです。©mapo/tdub303/gettyimages文・塚田牧夫
2023年06月21日不倫をされて離婚をした祐介さん。祐介さんが新たなパートナーと暮らし始めた途端、不倫した元妻は子どもと祐介さんとの面会交流を拒否し、着信拒否までして連絡を取れないようにしたため、面会交流調停と時を同じくして不倫裁判も始まりました。今まで散々トンデモ発言をしてきた元妻は一体どう出るのでしょうか。その模様を私野々原なつめがお送りします。【実は身近にある不倫】【実は身近にある不倫】不倫した元妻と不倫相手に慰謝料300万を請求調停は直接当人と、弁護士がついていれば弁護士が同席して家庭裁判所に足を運びます。しかし昨今の民事裁判はコロナの影響もあり、両方の弁護士と裁判官のみでZoomで行われ、原告と被告人は出席しないでよいことが多いようです。「第一回目の裁判では元妻は弁護士を見つけられず、そのまま終了という形になりました。でも二回目の裁判から元妻側と不倫相手の男側に弁護士がつきました。それで、こちら側の弁護士が不倫した二人を『共同責任』という形にして二人で慰謝料300万円を請求することになりました」しかし、不倫相手の男はもう生活保護ではないと思っていたらまだ生活保護生活だったらしく、裁判官の判断により「2人には支払い能力がないので2人合わせて100万円の慰謝料を請求する」ということになったといいます。「正直なところ、ここまで慰謝料の額が下がるとは思っていませんでした。こちら側の弁護士いわく、相手が生活保護などではない場合、200万円が相場とのことでした。でも、額は下がったものの慰謝料は発生することがわかったので、次の裁判に向けて弁護士と準備を始めました」しかし、思っていた以上に裁判は長引きました。毎月祐介さんは弁護士からの裁判結果をハラハラしながら待っていました。「何回目かの裁判で、元妻側が、毎月1万円ずつ50回払いの分割で払うと言い始めたんです。毎月1万円だなんてふざけ過ぎています。不倫の謝罪になっていません。なので、元妻の親はお金をもっているため、元妻の親を保証人にして一括で払ってほしいと要求しました」この要望に対し元妻は一度は「保証人をつけることを検討する」と答えたものの、次の裁判では「保証人はつけられない」と言ってきたそうです。裁判は1年近く長引きました。そしてようやく解決に至りそうと思ったとき、元妻はとんでもない言動に出ます。「なんと、自己破産すると言い始めたんです。自己破産すると免責となり慰謝料を払う義務がなくなります。でも、自己破産自体に50万円くらいかかるし、自己破産なんてしたら5~7年はクレジットカードが使えなかったりローンが組めなかったりと生活に支障をきたします。そして財産の処分も必要になります。官報に名前が載ってしまうので、何らかの不利益もあるかもしれません」また、不倫相手も自己破産の手続きを始めました。ちなみに生活保護の人は無料で自己破産ができるそうです。「弁護士いわく、自己破産は手続きに時間がかかるので途中でやめる人も多いそうで、自己破産を途中でやめた場合は慰謝料を払う、といった内容の文書を作ってもらいました。慰謝料を取れる確率は下がりましたが、自己破産をするという大きなダメージを与えられたと思っています」やはり、不倫をして良いことなど一つもありません。祐介さんの元妻の場合、今後の生活に支障をきたしてしまう自己破産という形に至りました。もし、不倫をしてしまいそうになったら一度冷静になって踏みとどまってほしいものです。©Ryuichi Sato/Getty Images©Kohei Hara/Getty Images取材、文 野々原なつめ
2023年06月20日夫が自分の親友とダブル不倫していた事実を知ってしまった30代の麗香さん(仮名)。このまま許すわけにはいかないと、麗香さんは復讐を計画します。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫と自分の親友に不倫された妻の「執念の復讐劇」をご紹介します。決定打となる証拠をつかむために…麗香さんと夫は、直近のスケジュールをお互いに共有していました。そこで麗香さんは、夫の不倫相手である友人に夫が不在の日をいくつか提示したうえで、食事に誘うことに。すると、どの日にちも「予定がある」と断ってきたそうです。そのあと友人から示された日程は、夫に別の予定がある日や、出張などで県外にいる日ばかり。麗香さんは「夫の予定が確定しておらず、家を留守にできる日が密会日なんだ」と確信したそうです。「密会日がだいたいわかったので、あとは密会の現場を押さえれば写真が撮れると思いました。そこで、翌週に差し迫っていた密会日であろう日に、家を出た夫のあとをつけることにしたのです。すると案の定、夫は友人と合流してホテルへと消えていきました。そのときにはもう、夫や友人に対して不信感と怒りの感情しかなかったので、淡々と撮影することができました。ホテルに入る瞬間を証拠として写真におさめたあと、その足で離婚届を取りに行ったんです」両夫婦の食事会で悪事を暴露そして後日、麗香さんは夫と自分、友人とその夫の4人での食事会を提案したそう。これは、その場で不倫の証拠写真と離婚届を突きつけるための作戦でした。「私が不倫を知っており、さらに離婚の準備をしているとは思ってもいなかった夫と友人は、素直に食事会にやってきました。友人の夫には事前に状況を説明できなかったので、その場で真実を知らせることになってしまい、申し訳なかったです。不倫の事実を知り、友人の夫はかなり取り乱していましたね。この食事会ですべての証拠を突きつけ、離婚の意思も伝えたことで、ここからの展開は早かったです」最終的には麗香さん夫婦だけでなく、不倫相手であった友人も離婚することに。夫と友人は、それぞれが自分の配偶者と相手の配偶者に慰謝料を支払うことになり、事態は決着したそうです。「復讐が成功するまでは不安もありましたが、終わってみたら冷静に行動できてよかったな、と。変に取り乱さなかったことが、早期に自力で証拠を集められた理由なんじゃないかと思っています。その後、友人とはもちろん絶縁しました。今の私は新たな環境で新しい彼氏もでき、当時のことは過去のひとつと思えるくらいに前向きな人生を送っています」夫の裏切りを知ったあとは、「離婚をするべきか、修復をするべきか」と悩むもの。離婚を選んだ場合、その後は感情的にならずに粛々と行動することが、納得のいく形で離婚を成立させるために重要といえます。不倫への復讐を考えている妻の心情はとても孤独になりやすいため、強い精神力をもって臨む覚悟も必要でしょう。©simarik/yamasan/gettyimages文・並木まき
2023年06月14日結婚から数年が経つと、夫とのレスに悩む妻も少なくありません。そんな状況で夫の不倫を知り、しかも不倫相手が自分の親しい友人であれば、かなりの衝撃を受けるでしょう。30代女性を襲った夫と友人の裏切りを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。夫婦のレス問題に悩むも、友人と励まし合う日々30代の麗香さん(仮名)は、4歳年上の夫と暮らす専業主婦。結婚後数年が経ち、夜の営みがなくなったことに悩んでいました。そんななか、大学卒業後も親しくしている友人が結婚して専業主婦になり、月に2回程度はランチへ行くように。レスの状態はつらかったものの、お互いに夫婦の悩みを打ち明けて励まし合うことで、なんとか頑張れていたそうです。「友人夫婦もレスだと聞いて、“レスそのものは、そんなに深刻に考えなくてもいいのかな”と諦め始めていた頃です。ある日夫のスーツから、私の友人がいつもつけている香水の香りがして、“あれ?”と思いました。その頃の夫は、以前に比べて家をあける頻度が増えていたんです。その出来事を境に、“もしかして、私の友人と不倫をしているのではないか…”と、夫への疑惑を抱き始めました」夫の不倫が発覚! しかも相手は妻の友人…「まさか」と思いつつ、夫のスマホを調べてみると、着信履歴には麗香さんの友人の番号が大量に表示されたのだとか。しかしLINEを見ると、夫がこまめに消しているのか、決定打になるような不倫の証拠は発見できなかったそうです。自分の友人と夫が親密な仲だと知っただけでも、当然ショックですよね。さらには、麗香さんが打ち明けた夫婦の悩みに対し、友人が親身になっているような演技をしていたことにも強烈に腹が立ったと言います。「着信履歴を見た瞬間に、これは完全に黒だなと確信し、夫と友人の顔が頭に浮かんで“絶対に許さない!”と思いました。ですが、夫や友人を問い詰めるには、ちゃんとした証拠がまだありませんでした。証拠がないままではこちらが不利なので、不倫の決定的な証拠をつかむために動き出すことにしたんです」夫の不倫が発覚しただけでなく、不倫相手が自分も知る人物だったとなれば、衝撃はあまりにも大きいでしょう。信じていた相手に深く裏切られたとき、家庭を壊してでも復讐をしようと考える妻は決して少なくありません。安易な気持ちで始めた不倫であっても、家庭への破壊力は計り知れないのです。©spukkato/Yagi Studio/gettyimages文・並木まき
2023年06月14日既婚者のみな実さん(仮名・33歳)は、年下の達樹さん(仮名)と出会って間もなく不倫関係に。行動の変化に疑いをもつ夫の目を欺くために、みな実さんはLINEを使って工作をして、バレないように不倫関係を続けたそうです。その後、どういう結末を迎えたのか話を伺いました。飲みに行った先でスマホを紛失「ある日、友人たちと飲みに行った先で、かなり酔っぱらってしまいました。それで帰りの電車で寝過ごしてしまい、遠くの駅まで行ってしまったんです。気づいたら深夜で、終電も過ぎている時間でした。さらにはスマホをどこかに置き忘れてきたことに気づき、慌てました。でも、かろうじて自宅の電話番号は憶えていたので、公衆電話から電話をかけることに。ところが、夫が出てくれません。それで仕方なく、今いる駅と、スマホをなくした状況など留守電のメッセージに残しておいたんです」不倫相手に迎えに来てもらうことに「途方に暮れながらも、再びバッグの中を確認したら、スマホが見つかりました。助かった…と胸をなでおろしながら達樹くんに連絡をしてみると、すぐに車で迎えに来てくれると言うので待つことに。そして待つ間、夫にも報告しておこうと思いました。このときLINEで連絡すれば良かったのですが、気が動転していたので自宅に電話をかけてしまい、スマホが見つかってこれからタクシーで帰ると、留守電にメッセージを入れたんです」実は留守電を聞いていた夫「30~40分ほどして達樹くんが車で迎えに来てくれて、自宅まで送り届けてもらいました。でも、部屋中を探しても夫の姿が見当たりません。おかしいなと思っていると、間もなく夫が帰ってきて、大変だったことを伝えると、“あぁ”と素っ気ない返事で…。実は、夫も留守電に入れた私のメッセージを聞いて、車で迎えに出ていたんです。だから、自宅に電話をかけても出るはずがありません。これが私の運命の分かれ道でした」駐車場で待ち伏せされて…「その一件からしばらくして、達樹くんと日帰り旅行を計画しました。その日は美術館に行った後に温泉に行き、夜には戻る予定でした。当日、美術館に着いて駐車場に車を停めると、誰かがこちらに近付いてくるのが見えます。よく見ると、夫でした。あまりの衝撃で、私は絶句…。“帰るぞ!”と言われて、私は強引に夫の車のほうに連れていかれました。達樹くんには“君には改めて連絡する”と言い、私はそのまま連れ帰られたんです。そして車中で、私が電車を乗り過ごした日、夫が駅まで私を迎えに来たとき、達樹くんの車に乗るところを目撃したのだそう。それでやっぱり怪しいと思った夫は、改めて私のスマホを確認し、消し忘れていたメールを発見。旅行の情報をつかみ、待ち伏せをすることにしたと言いました。不倫の証拠を握られてしまい、その後は離婚へと話が進みました。その後、夫からは慰謝料を請求され、達樹くんとの関係も終わり、私は全てを失ってしまったんです」“ひとつのミスで不倫がバレた昼顔妻の告白”をご紹介しました。ちょっとしたトラブルが、不倫がバレるきっかけになったようです。遅かれ早かれ不倫の発覚は免れることはできず、始めた時点でリスクがあることを覚悟しなければなりません。©Ippei Naoi/PHOTOGRAPHY BY BERT.DESIGN/gettyimages文・塚田牧夫
2023年06月11日不倫をする人の中には巧妙な手口を使い、疑いの目から逃れている人もいます。みな実さん(仮名・33歳)も、そのような手口を使って夫を欺き、不倫関係を続けていたそう。それはいったいどんな方法だったのか、当時の状況も合わせて伺いました。バーベキュー施設での出会い「私はお酒が好きなんですが、夫はまったく飲まないので、ひとりで飲みに行くことがよくありました。そのうち、よく行くお店で飲み友だちができて、プライベートでも遊ぶようになったんです。あるとき女友だち4人で、できたばかりのバーベキュー施設に遊びに行くことになりました。私たちの隣には、若い4人の男性グループが。無邪気にはしゃぐ姿がかわいいなと思って眺めていると、声をかけられたんです。それで、合流して一緒に飲むことになりました」お酒の勢いで年下の男性と不倫に陥り…「4人のうち、私は達樹くん(仮名)という男性と仲良くなり、ずっと二人で話をしていました。達樹くんは私よりも5歳年下で、色白なかわいい系のイケメンです。私の年齢を聞かれたので、結婚していることも伝えると、“同じ歳くらいだと思った”と驚いた顔で言いました。お世辞とわかっていてもうれしくて、私のテンションは爆上がり。夕方になって解散しましたが、その後二人で飲みに行き、酔っぱらった勢いでホテルに行ってしまったんです」夫の目を欺くための妙案が浮かび「その後も達樹くんとの関係は続き、仕事帰りに飲みに行ったり、週末もたまにデートをしたりするようになりました。すると、そのうち夫が私の行動を怪しむように。私がスマホをいじっていると、チラチラ視線を向けてきたりするんです。不倫がバレたらマズいと思って対策を考えたときに、あるアイデアが浮かびました。達樹くんはプライベート用と仕事用で、スマホを2台持っています。別のLINEアカウントを作って、夫の目を欺こうと考えたんです」夫に見せる用のフェイクアカウントを用意「まずは達樹くんに、女性を装ったLINEアカウントを作ってもらいました。そのアカウントで、女友だちとのやり取りをする感じで、“いいお店を見つけたら飲みに行こう”とか“今度家飲みもしようね”など、当たり障りのないメッセージを送りあいます。でも、これは夫に見せる用のフェイク。実際は達樹くんとはLINEではなくメールでやり取りをして、メールを確認したら削除をするようにしました。そしてある日、私がお風呂に入るときに、夫の近くにわざと私のスマホを置き、すぐにはロックがかからない設定にして置いておいたんです。案の定、お風呂から出るとスマホの位置が微妙にズレていました。夫は私のLINEを覗いたようですが、そこにあるのは女性とのやり取りのみで、疑念は晴れたはず。こうして私は、完全犯罪を成し遂げたかのような達成感に浸り、不倫を続けました」“偽のLINEアカウントを作って夫の目を欺いた不倫妻の告白”をご紹介しました。妻としては、これで大丈夫と思ったのでしょう。しかし、油断していると必ず心に隙が生まれます。不倫が発覚するのは、時間の問題でしょう。©paylessimages/gettyimages文・塚田牧夫
2023年06月11日年上のイケメン経営者・和也さんと付き合っていたアヤカさん。彼が既婚者であったことが判明したものの、彼女は別れを選ばず、彼を信じて離婚を待つことを決意します。頑なに別れようとしない妻に、こっそり裏アカウントで嫌がらせのDMまで送っていたアヤカさん。そんな彼女の願いが届いたのか、3年の不倫を経て、ついに和也さんは妻と離婚したのです。しかし彼女を待っていたのは、恐ろしい現実でした。夢にまで見た経営者妻の暮らしの実態は…「20代後半という貴重な時期を費やし、3年も待ち続けた甲斐あって、ついに和也は離婚しました。彼曰く、奥さんはもともと離婚を拒否していたはず。ところがなぜか私との不倫がバレて、急に手のひらを返したように別れようと言ってきたそうです。そのぶん慰謝料は免れなかったようですが…。とにかく私としては、離婚が成立したので万々歳でした」それから数か月後に、二人は入籍。こうしてアヤカさんは見事、略奪婚を成し遂げました。大好きな彼。憧れていた経営者妻の暮らし。欲しかったものを全て手に入れたはずでした。…ところが現実はそう甘くなかったのです。「まず、引越し先の新居が…。住所こそ港区の一等地なんですが、築年数40年超えの、ボロボロのアパートでした。付き合っていた頃は高級店でデートしたり、ジュエリーをプレゼントしてくれたりと、かなり羽振りが良かったのに…。慰謝料や財産分与のせいでしょうか?結婚した途端、別人のように財布の紐が固くなったんです。結婚して半年くらいしてから気づいたんですが、どうやら会社の経営も思わしくないようで…。仕事でトラブルが続いているのか、家にいる時も不機嫌な時間が増えていきました」事あるごとに前妻と比較する夫想定外だったのは、経済状況だけではありません。付き合っていた頃はアヤカさんにとても優しかった和也さんですが、結婚後、少しずつその本性があらわになっていきました。「結婚するまで気づかなかったけれど、いわゆるモラハラ男でした。しかも事あるごとに、私と前の奥さんを比較するんです。最低ですよね…。前妻は仕事もバリバリやりながら家事も全て器用にこなしていたようで、夫はすぐに比較して私をダメ出ししてきます。『前妻は何でもやってくれたのに、なんでアヤカはできないわけ?』と言われた時は、さすがに辛くて泣いてしまいました。『アヤカと結婚してからろくなことがない』と言われたこともあります」ようやく幸せを手に入れたと思っていたのに、その実態は、思い描いていたものとは全く異なっていました。和也さんは今では別人のように変わってしまい、何かにつけてアヤカさんの人格を頭ごなしに否定してくるそうです。「結婚前の優しかった和也は、一体どこに行ってしまったんでしょうか。それに、今は金銭的な余裕もないので、あれほど憧れていたセレブ妻の暮らしとはかけ離れた生活を送っています。こうなることがわかっていたら、彼と結婚なんてしなかったのに…。和也が既婚者だとわかった時点で彼と別れてさえいれば…と、過去の自分の選択を本気で悔やんでいます」一方、夫の前妻は…ちなみにアヤカさんは、和也さんの前妻のInstagramを、今でもチェックしているのだとか。「前の奥さんは、和也と離婚して以来、過去のインスタ投稿を全て決してリセットし、新たにポストするようになったんですが…。何だか解放感に満ち溢れていて、以前よりずっと幸せそうなんです。それに経済的にも、うちよりよっぽど余裕がありそうです。不倫していた当時、和也は『妻が離婚してくれない』としきりに言っていましたが、最近の彼のモラハラぶりを見ていると、別れたがっていたのは奥さんの方で、彼が離婚しようとしなかっただけなのでは…?と思うときさえあります」3年間の不倫を経て略奪婚したものの、今では過去の選択を後悔しているというアヤカさん。不倫に溺れて冷静な判断ができなくなっていた上に、経営者の妻というステータスに目が眩み、相手の本質までは見抜けなかったのでしょう。どんなに悔やんでも、時間を巻き戻すことはできません。その場の誘惑に流されて、不倫の世界に足を踏み入れることだけは避けたいものだと改めて感じるエピソードでした。©recep-bg/Gettyimages©Rawpixel/Gettyimages©recep-bg/Gettyimages文・取材 小泉幸
2023年06月08日不倫にハマる女性は、完全に冷静さを失っていることがあります。周りの声には一切耳を傾けず、どんどん不倫相手との関係に溺れていきますが、後から急に目が覚めることがあるのだとか。今回は3年間の不倫関係を経て略奪婚したものの、今になって自らの選択を後悔しているというアヤカさんのエピソードを紹介します。7歳年上のイケメン経営者に一目惚れ「和也と出会ったのは、私が28歳の時。女友達と飲みに行った丸の内のバーで、男性二人組から声をかけられたんです。そのうちの一人が和也でした。初めて会った瞬間、すごくカッコいい大人の男性だな…と、彼の顔をまじまじと見つめてしまいました。年齢は7歳上。最初に聞いた時はかなり上だなと思ったけれど、今まで付き合ってきた同世代の男性と比べるとやっぱり大人なところが素敵だと思ったんです」アヤカさんは、この日をきっかけに和也さんと連絡を取り始め、何度目かのデートで付き合うことになりました。和也さんは、ベンチャー企業の経営者。デートで連れて行ってくれるレストランやホテルも、アヤカさんが自力ではとても行けないようなラグジュアリーな場所ばかりです。それがアヤカさんをますます夢中にさせていきました。「付き合った記念に、ずっと前から憧れていたジュエリーを買ってもらいました。インスタグラマーなどがよくつけているのを見てうらやましかったけれど、あまりに高額すぎて自分には絶対手に入れらないものだと思っていたので、和也がポンっと買ってくれた時、涙が出るくらい嬉しかったです」アヤカさんの知らない世界を次々と見せてくれる和也さん。毎日が夢のようでした。ところが3か月ほど付き合った頃、アヤカさんは友人から信じられない真実を告げられたのです。彼が隠していたショッキングな秘密「なんと和也が、既婚者だという情報を伝えられました。教えてくれたのは、初めて和也に会った日に一緒に丸の内のバーに行った女友達。彼女が、和也の連れの男性から聞いて知ったそうです。独身だと思い込んでいたので本当にショックでしたが、すぐに和也を問い詰めました。すると…」和也さんは既婚であることはすぐに認めたものの、なんとアヤカさんと別れる気はない、と主張しました。「彼は『妻との関係は完全に冷え切っていて、籍を抜いていないだけで離婚しているも同然だ』と言うんです。彼は前から別れたがっているのに、妻がどうしても離婚に応じてくれないらしくて…。和也からは『時間はもう少しかかるかもしれないけれど必ず別れるから、自分を信じて待っていてほしい』と懇願されました」アヤカさんは、和也さんを信じることにしました。そもそも二人が付き合う前から夫婦関係はうまくいっておらず、離婚を考えていたと聞いて、最初は抱いていた不倫に対する罪悪感もいつのまにかなくなっていたそうです。意地を張って別れようとしない妻が憎たらしくなり、自分たちはむしろ被害者だと考えるようになったのです。離婚を待ち続けた3年間「それから私は、辛抱強く待ち続けました。当時は20代後半で周囲が結婚ラッシュだったこともあり、友達の結婚報告を聞くたびに、本当にこれでいいのか自問自答しましたが、和也の『必ず離婚する』という言葉を信じてなんとか踏みとどまりました」和也さんへの想いが募れば募るほど、妻に対する嫉妬心は膨れ上がるばかり。アヤカさんは妻のInstagramを突き止め、裏アカウントで監視し続けました。「和也の奥さんは、経営者妻としての名に不自由ない暮らしをインスタでアピールしていたんです。それを見ると、『離婚さえしてくれれば、全てが私のものになるのに…』という嫉妬心を抑えることができませんでした。奥さんは和也と同い年で、私の方が7歳も若いです。奥さんもきれいですが、正直私の方が女としては勝っていると思いました。実は、裏アカから奥さんにDMしたこともあるんです…」アヤカさんは和也さんに秘密で、妻宛に「あなたの夫、浮気してますよ」と匿名のメッセージを送ったこともあるそうです。不倫が妻にバレれば、その矛先が不倫相手であるアヤカさんに向けられる可能性も十分あるのに、なんとも大胆不敵。しかしそれほど彼女は、別れてほしくて必死でした。不倫に溺れる女性の中には、悲劇のヒロイン化してしまう人が多いです。自らの罪を完全に棚に上げ、妻を悪者だと本気で信じてしまうのが恐ろしいところ。やはり不倫は、正常な感覚を失わせてしまうことがあるようです。©Junichi Kusaka/Gettyimages©yanguolin/Gettyimages©Mindful Media/Gettyimages文・取材 小泉幸
2023年06月08日結婚前からレスだったことを理由に、夫から「不倫したければしてもいい」と言われていた沙耶香さん(仮名)。新婚で不倫を始めてしまった沙耶香さんは、最終的にとんでもない悲劇に見舞われることになります。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫公認と思って不倫をしてしまった30代女性の衝撃的なエピソードをご紹介します。夫公認の不倫だったはずが…「ある日、夫から『不倫してるの?』と単刀直入に聞かれて。そのとき嘘をつくのも悪いかなと思ったので、素直に不倫を認めました。結婚するときに『不倫をしてもいい』って言ったのは夫だし、私に彼氏がいるとわかっても、家庭への影響はなさそうだと判断したからです。それなのに、私の不倫を知った夫は大激怒。その場で私のスマホを取り上げ、不倫相手の男性に電話。『人の妻に手を出して、ただじゃ済まないからな!』と暴言まで吐いたんです」「これじゃあ結婚したときの約束と話が違う」と沙耶香さんは何度も夫に抗議をしたそうですが、夫は「あの言葉は冗談だったのに、まさか本当に不倫をするなんて。君のことが許せない」と主張してきたとのこと。夫公認で不倫をしていたつもりだった沙耶香さんは、このときに初めて「自分はなんてことをしてしまったんだろう」と事態の重大さに気づいたと言います。夫に慰謝料を請求されて「その後も夫は私の不倫を許す様子はなく、それどころか不倫相手の会社や家まで調べ上げ、嫌がらせまで始めたんです。彼は彼で『不倫を許可されているって聞いていたから付き合ったのに、話が違うじゃないか!』と私に抗議してきて…。そのまま不倫相手がフェードアウトする形で、関係は終わりました」そして途方に暮れる沙耶香さんに対し、夫は予想もしなかった要求をしてきたとのこと。「なんの前触れもなく、記入済みの離婚届を突きつけられ、さらに慰謝料まで請求されました。私はまさかそこまでの話になると思っていなかったので、とにかくびっくりしましたし、困り果てて…。でも夫の決意は固く『まだ新婚なのに、平気で不倫をするような女性とはもう暮らせない』と言われ、諦めて離婚を受け入れたんです」不倫をしたのは事実であるだけに、沙耶香さんは夫に慰謝料を支払ったとのこと。夫は相手の男性にも慰謝料を請求し、相手の男性からも慰謝料を受け取ったそうです。「あっという間に終わってしまった結婚生活を振り返ると、なんだったんだろうって思います。夫が冗談で言った言葉を鵜呑みにした私もいけないのかもしれないけれど、こんなことになるなんて。夫が発した言葉を録音していなかったし、証拠も何もないから、争ったとしても不倫をした私が全面的に悪いという結果になるだろうなと思ったので、夫と争うのは諦めました。今思うと、なんで新婚だったのに不倫に走ってしまったのか…。不倫をするくらいなら、その前にもっと夫との関係を再構築するように努力するべきでした」実際に不倫をすれば、家庭は壊れてしまいますし、取り返しのつかない結末を迎える例も少なくありません。どんなにさみしくても、不倫はしないに越したことはないでしょう。©Hananeko_Studio/buritora/shutterstock文・並木まき
2023年06月07日カップルや夫婦の距離感は人それぞれなので、中には浮気や不倫を黙認するケースもあるでしょう。入籍をするときに夫から「不倫をしても構わない」と言われた30代女性は、その言葉を信じて、結婚1年で不倫に堕ちてしまったそう。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。2年間レスだった彼氏と結婚することに30代の沙耶香さん(仮名)は、交際3年目を迎えた彼と「そろそろ結婚しようか」と、流れで結婚を決めました。お互いに結婚を意識して交際をしていたものの、どちらもプロポーズをせずにズルズルと付き合ってきて、年齢的に「そろそろ」となって結婚したと言います。「どっちも結婚願望が薄かったし、交際3年といってもそのうちの2年はレスになっていて、恋人なんだか友だちなんだかわからないような状態だったんです。それでもお互いの親にも紹介した仲だったし、すでに半同棲をしていたので、このまま結婚する方が自然だろうと思って入籍しました。そして結婚するときに、夫から『俺らはずっとレスだし、不倫したければしてもいいよ。その代わりに、俺も不倫するかも』と言われたんです」夫の言葉を鵜呑みにして不倫をスタート新婚当初から、すでに情熱的な愛情を夫に感じていなかったと振り返る沙耶香さんは、夫に言われた「不倫をしてもいい」という言葉を、鮮明に覚えていたとのこと。そして結婚して1年ほど経ったときに、友人が主催するバーベキューで知り合った同世代の独身男性に一目惚れして、不倫を始めたそうです。「もちろん不倫はいけないことだとわかっていましたが、夫に『してもいい』って言われていたので、そこまで罪悪感はなかったです。相手は私が既婚者であることは知っていましたが、事情を話したら彼は“ものわかりのいい夫だね”なんて言っていて。あまり不倫っぽい感じではなく、週末も普通にデートをしていましたね」いくら夫婦で納得して決めた話だったとしても、実際にどちらかが不倫をすれば家庭に大きな影響が出ても不思議ではありません。結婚をするときから「不倫をするつもり」ならば、いったん結婚は白紙に戻し、ふたりの関係を見つめ直すほうが賢明と言えるでしょう。©RyanKing999/Nuttawan Jayawan/gettyimages文・並木まき
2023年06月07日友香さん(仮名・28歳)は、憧れの先輩である和也さん(仮名)と交際してはいなかったものの、お互いに両想いであると感じていました。しかし先輩には長く交際している彼女がいて、関係が進展することはなかったそう。しかし、先輩が結婚したことで嫉妬心が募り、彼への思いが爆発。自分から告白をして、不倫関係になってしまいました。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか…。自分のものにしたいという思いが募り「先輩と結ばれてから、社内不倫の関係になりましたが、最初のうちはすごく満足していました。先輩と思いが通じ合ったこともそうですが、職場の人に隠れて付き合っているというドキドキ感もあって。ただ、どうやっても先輩とは不倫以上の関係にはなれません。時間が経つほどに、現実を突きつけられる感覚がありました。仕方がないことはわかっていましたが、ますます先輩を自分のものにしたいという思いが強くなっていったんです」妻の妊娠を告げられて…「不倫が始まって1年ほど経った頃です。私も20代後半に差しかかり、周りでもチラホラ結婚をし始める友人が出てくるようになりました。先輩とデートをしているとき、何気なく“先輩と結婚できたらいいのに”と言ったんです。そうしたら、急に深刻な顔になり、“ごめん、それはできない”と言われました。そして、“子どもができたんだ”と、彼の妻が妊娠したことを告げられて。そこで私が“よかったね”と言えたら良かったんですが…。思わず号泣してしまい、“私と関係をもった責任を取ってください!”と言ってしまったんです」不倫相手の決断「私の言葉を真に受けた先輩は、“少し待ってほしい”と。そう言われて、もしかして妻とは別れ、私を選んでくれるのでは…なんていう甘い考えを抱いてしまいました。その2週間後、二人で会ったときに“責任をとって会社を辞める”と言われて。私にとっては予想外の回答です。私は先輩との関係を続けていきたいと思っていたので、“そこまでしなくても”と思い止まるように言いましたが、すでに先輩の意志は固くて。会社は社内不倫などに関して厳しく、発覚すれば、どちらかが転勤や異動などの処罰がくだされます。そうなることも見越しての、決断のようでした。そして、“実はすべて妻にも話してある”と言われたんです」それぞれの結末「先輩はその場で電話をかけ、彼の妻も交えて話し合いをすることに。話をしながら、先輩とはこれで終わりなんだ…と絶望感に襲われていました。間もなく、先輩は会社を退職。聞いた話では地方に移住し、子どもと妻の家族3人で再スタートしたようです。私も喪失感から働く気力が失せてしまい、結果的に退職することに。体調不良が続いて無職の期間がありましたが、最近やっと社会復帰を果たせました。好きという気持ちだけで不倫に走ってしまいましたが、まさか自分がどん底に落ちるなんて思ってもいなかったので、今はすごく後悔しています」“憧れの先輩と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。たとえ両想いだったとしても、既婚者と関係を持てば不倫に他なりません。当事者はもちろん、その家族の人生までも狂わせてしまうことを忘れてはならないでしょう。©SDI Productions/SunnyVMD/gettyimages文・塚田牧夫
2023年06月04日手に入らないとわかると、急にそれが欲しくなることってありますよね。友香さん(仮名・28歳)も、恋愛においてそんな経験をしたそう。そしてそれが、不倫につながってしまったと言います。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。頼れる先輩を慕うようになり…「大学卒業後、私は金融系の会社に就職しました。そこで、職場の先輩で4つ年上の和也さん(仮名)と出会ったんです。面倒をよく見てくれたことから、私も慕うように。時々、二人で食事をすることもありましたね。たぶん…いや絶対に、出会ったときから先輩は私に好意を抱いていたと思います。それは私も同じ。ただ、先輩には長く付き合っている彼女がいました。だから私から先輩に好意を伝えることはなく、先輩からも特に何もなく。付かず離れずの関係が続いていきました」結婚式で先輩の妻と対面「あるとき、先輩との関係が崩れる出来事が。先輩が、付き合っていた彼女と結婚することになったのです。それを知ったとき、正直ショックでしたね。今後進展があるかもしれない関係と、可能性がない関係とでは大きく違いますから。先輩の結婚式の日、職場の同僚たちと二次会に参加。そこで初めて、先輩の妻と対面したのですが、“いつもお世話になっています”と挨拶をされました。二人の幸せそうな姿を見て、“先輩は私のことが好きだったはずなのに…”という嫉妬心が芽生えてしまったんです」SNSを見ては募るモヤモヤした思い「二次会に参加してから、私はモヤモヤとした感情を抱えるようになりました。“もしかしたら、私が先輩の妻になっていたかもしれないのに”と、悔しさが募るばかりで。結婚式の後、先輩は海外へ新婚旅行に出かけたのですが、旅行中の写真が先輩のSNSにアップされて。その中に、動物園で動物と戯れる写真がありました。私は動物が大好きで、そのことを先輩も知っていたはず。だから、動物の写真が私へのメッセージのようにも感じてしまい、ますますモヤモヤしました」久しぶりに二人きりになって…「複雑な感情を抱えたまま1か月ほど経ったある日。私は思いを抑えることができなくなり、先輩を食事に誘って、久しぶりに二人で出かけました。そこで、“実はずっと好きでした”と正直な思いを打ち明けたんです。そして、“結婚式でも素直に祝福することができなかった”と言ったとたん、目から涙が溢れてしまいました。すると先輩も感極まったように、“実は俺も君のことが好きだった”と思いを告白してくれたんです。そして、どちらからともなく体を寄せて抱き合い、初めて関係を持ってしまいました」“結婚後に憧れの先輩と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。手に入らないとわかった途端、欲しいという思いが溢れてしまうことがあります。今回のエピソードもその典型でしょう。そこで思いを抑えておかないと、後でとんでもない目に遭ってしまうことになりかねません。©recep-bg/maroke/gettyimages文・塚田牧夫
2023年06月04日夫が自分の友人と不倫関係にあったことで、人間不信に陥った早紀さん(仮名)。反省して不倫を終わらせた夫と関係を修復しようとしていた矢先に、不倫相手からの逆恨みから家庭が不安定になったそうです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫の不倫相手の逆恨みによって苦しめられた30代妻のエピソードをご紹介します。不倫相手が妻を逆恨み! 予想もしなかったトラブルに…夫の不倫が発覚した後、反省した様子の夫と関係修復の道を選んだ早紀さん。しかし夫婦仲が完全に戻る前に、夫の元不倫相手から早紀さんへの嫌がらせが始まり、その対処に追われる事態に…。「夫が不倫していたのが私の友人だったので、その子は私の過去についても色々知っていたんです。夫にフラれた腹いせか、SNSや共通の友人たちに、私の悪口や過去の恋愛遍歴などを面白おかしく言いふらすようになってしまって…。私のSNSに、“捨てアカウント”っぽいアカウントから悪口が届いたことも何度もあって、これも元不倫相手がやっていたことなんじゃないかなって思います。私と仲のいい子はもちろん聞き流してくれていましたが、元不倫相手と親しい人たちは私を敵視するようになって。こちらが被害者なのに、まるで加害者のような言い方をされたこともあります」近しい人間関係のゴタゴタが激しくなるにつれ、ノイローゼ気味になっていったと振り返る早紀さん。夫婦仲の修復どころではなくなり、気持ちが塞ぐ日々が続いたといいます。何者かが元不倫相手を密告「私に対する元不倫相手からの嫌がらせは、2か月ほど続きました。でも、あるときに元不倫相手の素行をよく思わない誰かが、元不倫相手の勤務先に不倫のことや、不倫をしていた男性の妻である私に嫌がらせを繰り返していることを連絡したようで。それをきっかけに状況が改善したんです。元不倫相手の会社に誰が密告をしたのかは、今でもわかりません。ですが、厳しい社風の会社に勤務していた元不倫相手の女性は、この密告をきっかけに勤務先に居づらくなり、しばらくして退職したと聞いています。ちょうどその頃から私への嫌がらせもピタリと収まり、不倫発覚から3か月ほどかかって、ようやく本当の意味で夫婦関係の修復をスタートさせることができました」この出来事から1年以上が経つ今も、元不倫相手の勤務先に密告をしてくれた人が誰なのか、早紀さんはわからないそう。しかし「自分ではどうしようもできなくてとても苦しんでいたので、その人の行動に救われました」と話します。現在は、夫との関係も良好で、当時の不倫を深く反省し、以前よりも家族思いの夫に変わったとのことでした。第三者の行動によって、不倫が裁かれることもあるのでしょう。当人は「このくらいなら許されるはず」と暴走をしていても、世間の目が許さないこともあります。間違った行いは誰かが必ず見ているのかもしれません。©Artem Peretiatko/Tirachard/gettyimages文・並木まき
2023年05月28日夫が不倫していたと知るだけでもショックですが、不倫相手が自分の知る女性だったとなれば、妻が受ける衝撃は計り知れません。そんな悲劇的な体験をした30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。結婚4年目に夫の浮気が発覚! 相手はまさかの…早紀さん(仮名)は、32歳のときに3歳年上の夫と結婚。高収入でイケメンな夫と結婚したことから、周囲からはセレブ婚と言われて祝福されたそうです。結婚2年目には子どもにも恵まれ、穏やかで楽しい毎日を送っていたそうですが、ある日突然夫の不倫が発覚し、早紀さんの日常は一変します。「共通の知人から『迷ったんだけど、どうしても話しておきたいことがあるの』と連絡が。話を聞いてみると、夫の不倫についての密告でした。夫は外ではかなり派手に不倫をしていたようで、飲み会の場にも不倫相手を頻繁に連れていくように。そんな夫の様子を見かねた知人が、私に夫が不倫していることを教えてくれたのです」この連絡を受け、夫に内緒でスマホをチェックしてみたところ、確かに夫は不倫をしていて、LINEのやりとりや2ショットの写真など、たくさんの証拠が出てきたそうです。「驚いたのは、夫の不倫相手が私も知っている人物だったこと。夫が付き合っていたのは、なんと私の友人でした。独身時代に女子会仲間としてしょっちゅう会っていた子で、私が結婚してからは疎遠に。まさか私の夫と不倫をしているなんて、思ってもいませんでした」それからしばらくの間、自分の友人と夫が不倫をしているという事実に苦しみ、人間不信のような状況に陥ったという早紀さん。しかし、「このままでは状況は改善しない」と奮起。夫に不倫の証拠を突きつけた上で不倫を終わらせるよう、諭すことに決めたそうです。証拠を突きつけて夫に直談判をすると…数週間かけて不倫の証拠を集めた早紀さんは、それを夫に突きつけて不倫について問い詰めたとのこと。最初ははぐらかしていた夫も、数々の証拠が出てくるにつれ態度が変わり、最終的には不倫を認めたそうです。「当時は子どもがまだ小さかったので、離婚はなるべく避けたいと考えていました。だから夫には、相手の女性とすぐに別れてくれれば、今回は穏便に済ませると話しました。夫は『すぐ別れる』と、私の目の前で不倫相手の友人にLINEをして、そのままブロック。携帯電話も着信拒否に設定していました。その様子を確認したことで安心はしましたが、やはり夫にも友人にも裏切られたことで、心の奥のモヤモヤは消えませんでした…」不倫は当事者が思っている以上に、家庭に大きな影響を与えるものです。たとえ一時的に解決したように見えても、夫婦関係が完全に元通りになることは難しいといえるでしょう。©Panupong Piewkleng/kokouu/gettyimages文・並木まき
2023年05月28日