夫が不倫していたと知るだけでもショックですが、不倫相手が自分の知る女性だったとなれば、妻が受ける衝撃は計り知れません。そんな悲劇的な体験をした30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。結婚4年目に夫の浮気が発覚! 相手はまさかの…早紀さん(仮名)は、32歳のときに3歳年上の夫と結婚。高収入でイケメンな夫と結婚したことから、周囲からはセレブ婚と言われて祝福されたそうです。結婚2年目には子どもにも恵まれ、穏やかで楽しい毎日を送っていたそうですが、ある日突然夫の不倫が発覚し、早紀さんの日常は一変します。「共通の知人から『迷ったんだけど、どうしても話しておきたいことがあるの』と連絡が。話を聞いてみると、夫の不倫についての密告でした。夫は外ではかなり派手に不倫をしていたようで、飲み会の場にも不倫相手を頻繁に連れていくように。そんな夫の様子を見かねた知人が、私に夫が不倫していることを教えてくれたのです」この連絡を受け、夫に内緒でスマホをチェックしてみたところ、確かに夫は不倫をしていて、LINEのやりとりや2ショットの写真など、たくさんの証拠が出てきたそうです。「驚いたのは、夫の不倫相手が私も知っている人物だったこと。夫が付き合っていたのは、なんと私の友人でした。独身時代に女子会仲間としてしょっちゅう会っていた子で、私が結婚してからは疎遠に。まさか私の夫と不倫をしているなんて、思ってもいませんでした」それからしばらくの間、自分の友人と夫が不倫をしているという事実に苦しみ、人間不信のような状況に陥ったという早紀さん。しかし、「このままでは状況は改善しない」と奮起。夫に不倫の証拠を突きつけた上で不倫を終わらせるよう、諭すことに決めたそうです。証拠を突きつけて夫に直談判をすると…数週間かけて不倫の証拠を集めた早紀さんは、それを夫に突きつけて不倫について問い詰めたとのこと。最初ははぐらかしていた夫も、数々の証拠が出てくるにつれ態度が変わり、最終的には不倫を認めたそうです。「当時は子どもがまだ小さかったので、離婚はなるべく避けたいと考えていました。だから夫には、相手の女性とすぐに別れてくれれば、今回は穏便に済ませると話しました。夫は『すぐ別れる』と、私の目の前で不倫相手の友人にLINEをして、そのままブロック。携帯電話も着信拒否に設定していました。その様子を確認したことで安心はしましたが、やはり夫にも友人にも裏切られたことで、心の奥のモヤモヤは消えませんでした…」不倫は当事者が思っている以上に、家庭に大きな影響を与えるものです。たとえ一時的に解決したように見えても、夫婦関係が完全に元通りになることは難しいといえるでしょう。©Panupong Piewkleng/kokouu/gettyimages文・並木まき
2023年05月28日夫と娘と暮らす仁美さん(仮名・35歳)は、友人の勧めでSNSへの投稿を始めます。”いいね”欲しさに自分の際どい写真をアップするようになり、“裏アカ”へと発展。そんな中、悟志さん(仮名)という2歳年下のハイスペック男性からDMが届き、不倫関係へ堕ちることに…。その後、どうなったのかを伺いました。退屈な日常からバラ色の日々へ「悟志さんと不倫を楽しみながら、引き続きSNSへの投稿も続けていました。そのうち、もっと“いいね”が欲しくなって、積極的に自分磨きをするように。みるみる垢抜けていく私を見て、“きれいな君をひとり占めできて嬉しいよ”と悟志さんは満足そうでした。SNSで“いいね”をもらうことや、ハイスペック男性との不倫によって承認欲求が満たされ、まさにバラ色気分。でも、そんな私の変化を夫は見逃さなかったのです」裏アカが夫にバレて…「ある日、娘を寝かしつけてリビングのソファでくつろいでいると、夫に“ちょっといい?”と呼ばれ、椅子に座るように言われました。“これは何?”と差し出されたスマホの画面には、私の裏アカが。“これ、お前だろう?”と静かな声で尋ねる夫に私は絶句。どうしてバレたんだろうと、頭が真っ白になりました。夫曰く、フォロワーの一人が私の投稿内容を拡散していたよう。その投稿をたまたま夫が目にし、私ではないかと気づいたそうです」不倫の証拠を突き付けられて「最初のうちは、輪郭や服装がなんとなく似ているなと思った程度だったとのこと。でも、投稿をさかのぼるほどに私の行動と一致し、確信に至ったそうです。夫は“不倫もしているんだろう?”と言い、探偵社による私の不倫調査の報告書を出してきました。私に男性の影を感じた夫は、不倫調査を依頼。そして案の定、私の不貞が明らかになりました。あのときはあまりに呆然としてしまって、何も頭に入ってこなかったですね」娘もすべてを知っていた「夫は離婚を切り出してきました。でも、子どものこともあるし、夫に捨てられたら生活が不安定になると思い、離婚だけは避けたいと拒みました。ところが夫は、“娘もこのことは知っていて了解を得ている”と言います。離婚についても話が済んでいて、“俺についていくと言っている”と…。私がSNSや不倫で浮かれているあいだに、夫は離婚に向けて着々と準備を進め、親権の話までしていたんです。間もなく私は一人で家を出ていくことになり、悟志さんとの不倫関係も破綻。軽い気持ちで始めたSNSのせいで、私はすべてを失いました」“SNSの裏アカにハマって不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。気分転換くらいの軽い気持ちで始めたSNSが、家庭崩壊を招く事態に…。承認欲求を満たしたいがために生まれた心の隙がもたらした結末と言えるでしょう。©Yuichiro Chino/imagenavi/gettyimages文・塚田牧夫
2023年05月17日不意の出会いから不倫に堕ちてしまう人もいるでしょう。そんな出会いのきっかけにもなるのがSNSです。仁美さん(仮名・35歳)は、SNSを始めたことから不倫に堕ちてしまったそう。どのようにして不倫に発展してしまったのか、詳しく話を伺いました。数年ぶりに旧友と再会「夫と結婚して10年、娘も8歳になって手もかからなくなっていました。たまに友だちとお茶やランチをするくらいで暇を持て余していた頃、久しぶりに旧友から連絡が来て会うことに。数年ぶりの再会だったので、お互いに近況報告をしました。すると彼女が、“最近ハマっていることがある”と。それは、羊毛フェルト製作でした。作品の写真をSNSに投稿しているそうで、多くの人から“いいね”をもらえるのが楽しいのだとか。“そうやって反応があると、製作意欲が湧いてくるの”と嬉しそうに話す彼女がまぶしく見えました」新しいSNSアカウントを作ることに「彼女も私と同じく、結婚して子どももいる身。自分と似た環境でも夢中になれる趣味を見つけ、生き生きとしている彼女がうらやましくなりました。“まずはSNSから始めてみたら?”という彼女のアドバイス通り、新しいアカウントを作ることに。すでに持っているSNSアカウントはありましたが、そっちは見る専用。投稿することに慣れていなくて、どんな内容をアップすればいいのかわからず、けっこう悩みました。そこで、ためしに自分のカラダで唯一自信のある、手の写真を撮ってアップしてみたんです。すると、“いいね”がいくつかつきました。さらに、“指が細くてキレイですね”というコメントまで。小さな反響でしたが、褒められたことが嬉しかったです」SNS上では際どいやり取り「投稿することにもだんだん慣れてきて、写真映えするドリンクやお花の写真なども載せましたが、期待したほどの反応はありません。いろいろと試すうちに気付いたのが、少しでも肌が写った写真のときは“いいね”がたくさんつくということ。太ももがチラッと見えている写真を載せると、かなりの反応がありました。さらに、胸もとや顔を手で隠した写真などを載せると、“いいね”は軒並み増えていくように。“裸が見たい”といった卑猥なメッセージもきて、際どいやり取りを楽しむことも。こうして私の新しいアカウントは完全に“裏アカ”と化し、家族には秘密の場所となりました」ハイスペック男性からDMが届き…「DMもたくさん届きましたが、基本的にはスルー。ただ、ひとりだけ気になった男性が……。彼は悟志さん(仮名)といい、私より2歳年下で大企業に勤めるハイスペック男性でした。悟志さんに会ってみたいという思いが強くなり、DMでやり取りをして食事に行くことに。そして、食事の後に誘われるままホテルに行ってしまったんです。その日を境に、刺激的な日々へと一気に環境が変わりました。夫には絶対にバレていないという自信があったので、特にためらうこともなく、私は不倫沼にズブズブとハマっていったのです…」“SNSの裏アカにハマって不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。SNSの使い方を誤ると不健全な出会いを生み、破滅へと向かう行動に走ってしまうようです。©Satoshi-K/maroke/gettyimages文・塚田牧夫
2023年05月17日夜の営みを「気持ち悪い」と言っていた夫が、実は数年にわたり不倫をしていたと知った30代の瞳さん(仮名)。嘘をついて自分を裏切ってきた夫を許せず、ついに制裁へと動き出します。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、卑劣な工作をしていた不倫夫に制裁を下した30代妻のエピソードをご紹介します。不倫の証拠はあっさり集まり…「不倫の証拠を集めようと決めてから、証拠が揃うまでに時間はかかりませんでした。すでに3年も不倫をしていた夫は、もはや家族にはバレないとたかをくくっていたのでしょうね。スマホにもパソコンにも、いろんな証拠がわんさか残っていて、それらを集めるだけでも不倫の証拠としては十分すぎるほどでした。私は、それらの証拠を記入済みの離婚届とともに夫に突きつけ、慰謝料と離婚を要求しました」瞳さんが不倫に気づいていたことに最初は驚いていた夫も、すでに瞳さんに離婚の意思が固まっているとわかると、渋々ながらも離婚に応じたとのこと。瞳さんは、自分に対して嘘の工作をしていた夫を許せず、相場よりも多額の慰謝料を請求しましたが、それも夫は承諾したそうです。「相場より多い慰謝料に合意してくれたときには、心底ホッとしました。これから子どもを抱えてシングルマザーでやっていかなくてはならないので、最大の懸念事項はお金のことでしたから。その後の展開は早くて、翌月には離婚が成立し、私は無事に子どもと新生活をスタートさせることができました」夫に復縁を迫られるも拒否「離婚して半年ほど経ったとき、いきなり元夫から連絡がきて、『体を壊して一人じゃ心細いから、復縁できないか』と言われました。これには驚きましたが、私と別れて独身になった夫は、遊び感覚だった不倫相手からも捨てられて孤独な生活を送っていたようです。弱気になっている元夫を見放すのは気が引けましたが、自分がされてきた何年間もの裏切りを思うとやっぱり許せず、ここでまた復縁をしてもいいことはないと思ったので、元夫からの申し出は断りました。その後すぐに、元夫は別の女性と再婚したそうです。でも、わずか3か月くらいで離婚に至ったと人づてに聞きました。私が制裁を下してから、元夫の人生は迷走しているように見えます。あのとき、あんなふうに私を裏切っていなければ、今も家族で穏やかに暮らしていたでしょうに……。でも私は、そんな男性とはやっぱり離婚してよかったなって思うので、これでよかったのかもしれません」瞳さんの元夫のように、人生計画が大きく崩れた結果、すべてを失うことになる人もいるのでしょう。不倫の代償は、当人たちが思っている以上に大きいものかもしれません。©RyanKing999/FangXiaNuo/gettyimages文・並木まき
2023年05月14日夜の営みを拒否していた夫が裏で不倫をしていたとなれば、妻のショックは計り知れません。今回は、そんな体験をした30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。「夜の営みが気持ち悪い」と言い出した夫瞳さん(仮名)は34歳で5歳年上の夫と結婚。結婚してすぐに子どもにも恵まれ、1児の母でもあります。結婚2年目を迎えたときに、夫から「実は夜の営みに嫌悪感がある。君のことが嫌いなのではなく、そういう行為に気持ち悪さを感じる」と打ち明けられ、それ以来レスになったそうです。「夫からそう言われたときは、できるだけ夫の気持ちに理解を示そうと思いました。まだ私は若かったし、二人目の子どもも欲しかったけれど、“気持ち悪い”と言われてしまったらどうしようもなくて。夫の感情が一時的なものなのか、ずっと続くのかはわかりませんでしたが、気持ち悪いと思っている相手に夜の営みがしたいとも言えず、レス夫婦としてやっていく覚悟を決めたのです」夫にまさかの不倫発覚…そうして瞳さんはレスの状態で3年ほど結婚生活を続けてきましたが、あるとき夫が不倫をしていることに気づきます。「最初に知ったときには『まさか』と思いましたね。だって、性的な関わりを気持ち悪いと言っている人が不倫をするなんて信じられませんでしたから。だけど、いろいろ調べていくうちに、不倫相手とはもう3年以上続いていることがわかりました。ちょうど夫が『夜の営みが気持ち悪い』と言い出した頃から、その女性と不倫をしていたと悟ったのです」夫が裏では不倫相手との関係を進めていたと知り、怒りと同時にショックが大きかったと瞳さんは振り返ります。「裏切られたショックというか、夫が嘘をついてまで不倫がバレないように画策していたとわかって怒り心頭でしたね。よくもまぁ私を騙したなと思うと夫を許す気持ちにはなれず、これは制裁を下すしかないと思いました。子どもがいるので、不倫の証拠を集めた先の離婚を考えると不安が大きくて悩みましたが、何年もの間私を騙していた夫を許す気持ちにはなれなくて。シングルマザーになるのは怖かったけれど、苦渋の決断をしました」不倫を隠すために、妻に対して嘘をついたり工作をしたりする夫もいます。瞳さんの夫のように、夫婦の生活に対して悪い印象をもっているかのように伝え、その裏で不倫をしているのはかなり悪質でしょう。夜の営みにまつわる話題はデリケートでもあるだけに、妻も親身にならざるを得ず、その裏をかくような卑劣なやり方と言わざるをえません。©Kilito Chan/skaman306/gettyimages文・並木まき
2023年05月14日不倫していた夫への腹いせに、SNSで知り合った男性と関係を持ってしまった30代の晴香さん(仮名)。軽い気持ちで始めた不倫でしたが、5か月ほど経った頃、想像もしなかった展開が待ち受けていたそうです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代妻の悲劇的な転落劇をご紹介します。発覚した不倫相手の嘘「バツイチ独身だと聞いていた不倫相手の彼は、実は既婚者だったんです。ある日、彼の妻を名乗る人から、弁護士名が記載された文書が突然届きました。彼と別れ、慰謝料を支払うようにと書かれていて愕然としました。慌てて彼に確かめると『ごめん、実は既婚者なんだ』とあっさり認め、さらに『慰謝料の支払いは手助けできないから、なんとかして払ってくれ』と言われてしまい…」もしかして、相手の男性は最初から慰謝料狙いで自分と付き合ったのではないか、と疑念を抱いたと晴香さんは話します。しかし不倫をしていたのは事実で、彼が独身だと嘘をついていたという証拠もなかったため、慰謝料を払うしかないと諦めたとのこと。「私の不倫が夫にバレて大ごとにはしたくなかったので、彼の妻と揉めるのはとにかく避けたいと思いました。だから、言われた通りの額を支払うことで穏便に済ませようとしたんです」不審なお金の動きに夫が気づき…晴香さんが不倫相手の妻に支払った金額は100万円。慰謝料の額としては相場ですが、家計から捻出したため、すぐに夫に知られて「このお金は何?」と問い詰められてしまったのだとか。「嘘をついても仕方がないので、本当のことを話しました。すると夫は大激怒して、私と離婚をすると言い出したのです」晴香さんとしては夫の不倫が許せず、腹いせとして始めた不倫関係でした。しかしその時点で夫は不倫相手と別れており、晴香さんが夫婦の貯金から100万円の慰謝料を勝手に支払ったことがどうしても許せなかったのだそう。晴香さんが何度も夫に考え直すよう言っても、夫の離婚意思は変わらなかったと言います。「自分も不倫をしたくせに、何を偉そうに…と思いましたが、結果として私の方が家庭に迷惑をかけてしまったのは事実。夫は私に離婚届を突きつけてその日のうちに家を出て行き、帰ってくることはありませんでした。1か月ほど夫を説得しようと試みましたがまったく相手にされず、仕方なく離婚に応じました」経済的な事情から離婚を避けたかった晴香さんでしたが、自分が不倫をしたことで結局は離婚をする羽目に。現在はアルバイトをしながら生活を立て直すために苦労しているとのこと。再婚に向けて行動したくても、婚活パーティーへの参加やデートをするお金の余裕もなく、厳しい生活を強いられているそうです。いくら夫への腹いせだったとしても、不倫をすれば最終的に家庭崩壊を招いてしまいます。安易な気持ちで不倫を始めたせいで、想像もしなかった転落劇を迎えるケースも少なくないため、どんな事情があっても不倫をするべきではないでしょう。©yamasan/AH86/gettyimages文・並木まき
2023年05月10日夫の不倫を知り、腹いせとして不倫を始める女性もいるようです。心情的には同情できても不倫は人の道を外れる行いであることに間違いはなく、予想もしなかった転落劇へと進んでいくケースもあります。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫の不倫に対する腹いせで不倫をした30代女性のエピソードをご紹介します。夫の不倫が発覚! しかし離婚には踏み切れず…30代半ばの晴香さん(仮名)は、40歳になったばかりの夫と2人暮らし。平穏で穏やかな結婚生活が4年ほど続いていたある日、晴香さんは夫の不倫を知ってしまったそう。「良き夫だと思っていたので、不倫を疑ったことはありませんでした。でも、私の名前を何度か呼び間違えることがあって、なんだか変だなと思ったんです。それでこっそり夫のスマホとパソコンを見たら、不倫相手と思われる女性とのLINEやメール、写真が出てきてクロだと確信しました」不倫をしている夫に対して、大きな怒りが湧いたと振り返る晴香さん。しかし当時はパートの身だった晴香さんは、経済的な理由から「離婚はせずに私も好きなことをしよう」と考え、夫を問い詰めなかったそうです。「私が夫の不倫に大騒ぎをして離婚を切り出されても困ると思ったので、静観することに決めたんです。その代わりに、私も外で彼氏をつくってお互いに楽しくやって、家庭に持ち込まなければそれでいいだろうと考えました。夫だけが不倫をして楽しそうにしているのが悔しくて、本当に安易な気持ちで不倫に走ってしまったんです」SNSで知り合った年上男性と不倫関係に不倫相手を探すことにした晴香さんは、SNSを通じて知り合った数人の男性と食事デートを繰り返したそう。そして、そのうちの一人と不倫を始めたと言います。「彼はバツイチ独身で、時間も自由に使える人。いつも私の都合に合わせてデートをしてくれました。それに、デート代は経済的にも余裕がある彼がいつも払ってくれたので、私がお金を出す必要もなかったこともラッキーでした。彼とはだいたい月に3〜4回デートをしていましたが、泊まりがけで会うことはなく、昼間から会って夜早い時間に解散するデートを繰り返していました」自分を裏切った夫を許せない気持ちがあっても、腹いせで自分も不倫をするのは許される行動ではありません。どんな事情があるにせよ、不倫は不倫。夫に制裁を下すのであれば、別の方法を検討した方が賢明なのは間違いないでしょう。©kazuma seki/Yagi Studio/gettyimages文・並木まき
2023年05月10日出会い系アプリで知り合った男性と不倫関係に堕ちた30代の麻衣子さん(仮名)。収入が不安定な不倫相手にそそのかされ、夫に嘘をついて生活費を多めにもらい、そのお金を不倫相手との新生活に向けて貯めていました。しかし夫は妻の異変に気づき、静かに制裁の計画を立てていたのです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫に走って全てを失った30代女性のエピソードをご紹介します。夫から不倫の証拠を突きつけられて離婚「ある日、“仕事の忙しい夫が週末に家にいるのは珍しいな”と思っていたら、『話があるんだ』と呼ばれました。ちょっと嫌な予感がしつつも応じると、そこには私とAさんの不倫に関する証拠の数々が。それらを私に突きつけ、夫は『もう離婚しよう』と言いました。将来的に夫と離婚するつもりではありましたが、Aさんとの新生活のお金を貯め終えていなかった私は、夫からの話にかなり動揺しました」夫はすでに麻衣子さんの不倫の証拠を多数集めていて、麻衣子さんが反論をする余地はなかったとのこと。そしてその場で記入済みの離婚届を渡され、「慰謝料として100万円を払ってください。払わないなら調停や裁判をします」と夫に告げられたそうです。「その時点で、夫に嘘をついて貯めていたお金は60万円ほどになっていましたが、自分自身の貯金はゼロ。独身時代にも貯金は一切していませんでした。夫に慰謝料を払うためには、新生活用の貯金を崩し、さらにどこかから借金をするしかありませんでした」どうしてもAさんと再婚したかった麻衣子さんは、新生活に向けて貯めていたお金を夫に渡すことに。足りない分は消費者金融に借金をして、100万円の慰謝料を夫に支払い離婚をしたそうです。離婚と同時に不倫相手も音信不通に「予想外だったのは、そのあとの展開です。Aさんに状況を伝えると、私にお金がないとわかった途端に激しく怒り出し、そのあとはいきなり音信不通になりました。まさかAさんに捨てられるとは思ってもいなかったので、かなりショックでした。何度連絡をしてもAさんとは二度と話すことができず、SNSのアカウントも変えたみたいで、私が知っているアカウントは一切更新が止まりました。離婚後はAさんと再婚をするつもりだったのに、“結局はお金がほしくて私を利用しようとしていたんだな”と、そのときになって初めて気づいたんです」全てを失った麻衣子さんは、現在再就職先を探しているそう。しかし専業主婦の期間が長かったこともあり、希望の職種に採用されずに苦戦しているとのこと。不倫によって安定した生活を失ってしまった自分に対して、深い後悔を口にしています。金銭などの不健全な目的で既婚女性に近づこうとする男性も、残念ながら存在します。そんな相手と不倫をしてしまえば、家庭の崩壊につながるのは間違いないでしょう。あとから「こんなはずではなかった」と思っても、覆水盆に返らず。どんな理由があるにしても、既婚の立場で配偶者以外と関係をもってはならないのです。©PRImageFactory/takasuu/gettyimages文・並木まき
2023年05月07日結婚している身でありながら夫以外の男性と関係をもってしまい、人生が大きく転落する女性もいます。不倫相手にそそのかされて全てを失った30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。暇つぶしのつもりが不倫を始める展開に…30代の麻衣子さんは、10歳年上の夫と20代後半で結婚。仕事で多忙な夫とは生活がすれ違い、結婚と同時に専業主婦になった麻衣子さんは暇をもてあましていたそうです。「暇つぶしのために登録した出会い系アプリで、Aさんと知り合いました。最初はメッセージやオンラインデートだけを楽しんでいたのですが、そのうちに会おうという話になって。会ったその日から、Aさんとの不倫がスタートしてしまったんです。Aさんは私が既婚だと知っていて、『麻衣子の家庭を壊すつもりはない』『麻衣子と会えるだけで俺は幸せ』と言ってくれました。私はその言葉を信じて、Aさんとのデートを続けてしまったんです…」しかし不倫を始めて半年ほど経つと、Aさんは「離婚して俺と再婚してほしい」と言い出したそう。すでにAさんへの気持ちが強くなっていた麻衣子さんは、Aさんの言葉をプロポーズだと受け止め、離婚してAさんと一緒になりたいと考えるようになっていったと言います。不倫相手にそそのかされ、夫にお金を無心「Aさんは定職につかずに個人で動画関連の仕事をしていて、収入が不安定でした。Aさんと再婚について話しているときに、『夫から多めに生活費をもらって、それを貯めておいてから離婚すれば、僕たちの新生活に使えるよ』と言われ、鵜呑みにしてしまったんです。その日から、夫には『生活費が足りない』と嘘をつき、毎月数万円を多くもらうようにしていました」夫は麻衣子さんの言葉に不満を言いながらも、「足りないなら仕方ない」と生活費を増やしてくれたそう。そして麻衣子さんはAさんに言われたとおり、夫から受け取った生活費の中から毎月数万円を貯めていったそうです。「100万円も貯まれば新生活の足しになるとAさんから言われていたので、私はとにかく100万円を貯めるまで頑張ろうと思い、夫にせっせとお金を無心し続けました。夫は私が浪費していると思っていたかもしれません。それでも、そのときの私は夫にどう思われるかよりも、Aさんの希望を叶えてあげたい気持ちのほうが強くて…。夫がどんな気持ちで私にお金を渡しているのか、考える余裕もありませんでした」ほんの出来心から不倫を始め、人生を大きく踏み外す例は少なくありません。「毎日が退屈だから」と配偶者以外と安易に関係をもってしまえば、取り返しのつかない展開を招く引き金にもなりかねないのです。©d3sign/AsiaVision/gettyimages文・並木まき
2023年05月07日不倫なんてするはずない…と思っていた女性が、ささいなことから不倫関係に堕ちてしまう場合もあります。泰葉さん(仮名・28歳)の場合は、男性からある条件を提示されたことが不倫のキッカケだったそう。いったいどんな条件だったのか、当時の状況をお聞きしました。浪費癖がたたって…「20代前半のころ、私はブランドものが好きで、かなり浪費癖がありました。欲しいと思うと、後先考えずについ買ってしまうんです。カードを使いまくっていると、あるとき貯金がだいぶ減っていることに気付きました。リボ払いにしていたこともあり、このままだと貯金が底をつきそうな状態に。そこで、副業としてガールズバーで働き始めることにしました。もともとお酒は好きでしたし、人と話をすることも嫌いではないので、仕事は苦痛ではありませんでしたね」羽振りのいい常連客との出会い「働き始めて1か月ほどすると、常連のお客さんがつき始めました。そのなかに、橋本さん(仮名)という方がいました。橋本さんは40代の既婚者。親が経営している人材派遣会社で働いているとかで、羽振りのいい人でした。あるとき、橋本さんに食事に誘われて、焼肉屋さんへ連れて行ってもらいました。私は翌日も仕事なので、そこまで遅い時間にならないよう早めに帰ろうとしたんです。すると、橋本さんがタクシー代として1万円をくれました。食事をご馳走してもらえるうえに、お金までもらえるなんてラッキーだなと。それからたびたび食事の誘いを受け、お小遣いをもらっていました」ある土曜日に…「そのうち橋本さんが、“休みの日にゆっくり会いたい”と言ってくるようになりました。そこで、都合のついた土曜日に会う約束をして、いつもより早い時間から橋本さんと食事に行きました。指定されたのは、テレビで見たことのある高級レストラン。自分では行かないようなお店だったので嬉しかったですね。食事を楽しんでいると、橋本さんが“ホテルを取ってある”と言いました。私は不倫をするつもりはなかったので、“結婚している人とは…”と断ったんです。そうしたら、“口止め料を払うよ”と言ってきました。さらに、具体的な金額まで。もともと、私は橋本さんに対して悪いイメージはありません。結婚さえしていなければ、付き合っていた可能性もあります。そんなことを思い巡らせているうちに、自分のなかで関係を受け入れる思考になっていきました。男女関係にもいろいろ形はある…と正当化して考えるようになり、ホテルに行ってしまったんです」彼からの連絡が途絶えて…「その後、もう一度ホテルに行く機会がありましたが、それからしばらくは橋本さんがガールズバーに来なかったんです。それだけでなく、連絡も来なくなりました。急に音信不通になると、心配になりますよね。私から連絡したことはなかったんですが、初めて自分からLINEを送りました。すると、橋本さんが久しぶりにお店に来てくれました。事情を尋ねると、“金を使いすぎているのが妻にバレた”“もうあんまり会えないかも”と言うんです。その言葉に寂しくなった私は、思わず“もう口止め料はいらないから”と言ってしまいました。そこから、二人で会ってもお小遣いをもらうことはなくなり、単なる不倫関係がスタートしてしまったのです…」“お金がきっかけで不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。金の切れ目が縁の切れ目とはならず、むしろ本格的な不倫関係がスタートしてしまったんですね。歪んだ関係は、いつまでも歪んだまま進んでいくのでしょう。©Prasit photo/gettyimages©west_photo/shutterstock文・塚田牧夫
2023年05月03日子どもが通う塾の担任と不倫関係になってしまった美香さん(仮名)。夫から不信感を抱かれながらも欲望に抗えず、危うい関係を続けてしまいます。しかし蜜月は長くは続かず、美香さんにはとんでもない結末が待ち受けていたのです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代不倫妻の衝撃的なエピソードをご紹介します。不倫相手がまさかの裏切りある日、美香さんのもとに塾から「担任変更」の連絡が。美香さんは不倫相手の彼にLINEするも、連絡がつかず音信不通になってしまったとのこと。数日前まではいつも通り連絡を取り合っていたのに、なんだかおかしいと感じたと美香さんは振り返ります。「数日前に話したとき、彼は何も言っていませんでした。担任変更があるなら、その時点で本人は知っていたはずなのにおかしいと思ったんですよね。何か事情があるのかもしれないと思って、塾が同じママ友に話を聞いてみると、なんと彼は塾の同僚の既婚者女性と不倫していたという話が出てきたんです。まさか彼が、私以外にも付き合っている人がいるなんて思ってもみなかったし、しかも、もうひとりの女性も既婚者だと知って唖然としました」自分以外にも相手がいたと知ってショックを受けた美香さんが放心状態でいると、偶然にも夫がその夜に不倫の証拠を突き出してきたとのこと。そこには美香さんと彼がホテルに入る様子が写った写真も含まれていて、決定的な証拠を押さえられていたそうです。不倫を知った夫からの厳しい制裁「そこまではっきりとした証拠が出てきたので不倫を認めざるを得ず、結局、夫から離婚と慰謝料の支払いを要求されて、最終的に同意しました。彼が私を裏切っていたショックでまともな判断ができないときに、夫からも離婚や慰謝料の話をされて精神的にとてもしんどかったです。でも、今思えばすべて自業自得なんですよね。結果的に私は子どもの親権も取れず、夫が息子を育てています。もうすぐ思春期に差し掛かる息子は、私に会いたがることもなく、もう1年以上会えていません。あのとき不倫をしなければ、今でも息子と暮らして成長を近くで見守れたはず。大事なものを失ってから、自分がしたことの重大さに気づきました。本当に悔やんでも悔やみきれません」不倫によって、夫はもちろん子どもとの生活も手放すことになってしまった美香さん。不倫をした当初は、そんな結果になるとは思ってもいなかったと言います。しかし、不倫はそれまでに築いたすべてのものを一瞬で失っても不思議ではない行為。安易な気持ちで家族を裏切れば、その代償を受けるのは自然の流れでしょう。©takasuu/Boy_Anupong/gettyimages文・並木まき
2023年04月30日30代の専業主婦・美香さん(仮名)は、中学受験を控える子どもの塾通いをきっかけに、担任の男性と不倫関係になってしまったそう。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代不倫妻のエピソードをご紹介します。子どもの塾通いがきっかけで30代の専業主婦・美香さん(仮名)は、夫と小学生の息子の3人家族。中学受験を控えていた息子は、あるときから進学塾に通うようになったそうです。塾の担任は20代のイケメンで、「目の保養になる!」と胸がはずんだという美香さん。ある日、子どもの忘れ物を取りに塾へ向かうと、たまたま教室に担任が。美香さんは咄嗟に「息子の進路相談がしたい」と担任に持ちかけ、話の流れからLINE交換をしたそうです。息子の担任と急接近! やがて不倫関係に…「そのときは、イケメンとLINE交換できたという軽い気持ちでいました。次第に彼とは砕けたメッセージのやり取りをするようになり、『おはよう』や『おつかれ!』といった挨拶が頻繁に送られてきて。そのうち私は過去の恋愛話や結婚生活の愚痴まで打ち明けて、急速に親しくなっていきました。すると、彼から実は私のことが気になっていたと打ち明けられたんです…。そこからプライベートで会うことになり、間もなく不倫関係になりました」最初のうちは夫や子どもに対して罪悪感があった美香さんでしたが、次第に感覚がマヒしてきて「進路相談をしてくる」「息子の成績が下がったみたいで呼び出された」などと夫に嘘をついては、息子の担任である彼と密会を重ねる日々を過ごしていたとのこと。しかし、あるとき美香さんの不注意から、夫に不倫が知られてしまったと言います。不安になりながらも彼と密会「いつもは彼からのLINEは通知をオフにしているのですが、たまたま夫が出張に出かけたため解除したんです。でも、夫が出張から帰った後に通知をオフにするのを忘れていて…。深夜、私がお風呂に入っている間に彼からLINEが届いていて、スマホの待ち受け画面に表示された内容を夫に見られてしまったのです」夫はその場で「誰だ、この男は。なんでこんな時間にLINEが届くんだ。しかもずいぶんと親しそうなメッセージじゃないか」と美香さんを責めたそうですが、「昔の男友達」とごまかして難を逃れたつもりだったとのこと。美香さんは内心「夫に不倫がバレたかも」と不安になったそうですが、それでも彼と会いたい気持ちが勝ってしまったそう。そして、不倫相手との密会はその後も続けたのだといいます。真面目な人でも、魔が差したように不倫を始めてしまうことがあります。しかしどんな背景があったとしても、不倫は不倫。家族を裏切る行為をすれば、報いを受けるのが常でしょう。©west/Michael H/gettyimages文・並木まき
2023年04月30日不倫は人を裏切る行為。なかには過去の経験が影響して、不倫に走ってしまう場合もあるようです。そこで今回は、“驚愕した不倫相手の凄まじい過去”について女性たちに話を聞きました。母親の不倫現場を目撃して「不倫相手の彼は、3~4歳のころに何度か母親の友人宅に預けられることがあったそうです。ある日、その友人の女性とショッピングモールに行った際に、母親の姿を見かけたそう。近付こうすると、母親の隣に知らない男性が。すぐに友人の女性に手を掴まれ、サッとその場から離されたそうです。のちに、母親と一緒にいた男性が不倫相手だと知ったみたいです」ノゾミ(仮名)/28歳子どもの頃に母親の不倫現場を目撃してしまったんですね。当時は不倫だと気付かなくても、やがて理解できる年齢になり、ショックを受けたのでしょう。先生と交際「彼は高校のときに、学校の保健室の先生と付き合っていたそうです。その先生は既婚者だったので、高校生と不倫していたことになりますね…。よく、保健室で密会をしていたそうです。そのころから、誰にも言えない関係に対して興奮をおぼえていたそう。卒業と同時に会わなくなったらしいんですが、以来、既婚者ばかりを好きになってしまうようになったとのことです」エリナ(仮名)/30歳普通の女性との恋愛では、物足りなくなってしまったんでしょうか。高校時代の刺激的な体験により、恋愛観が歪んでしまったのかもしれません。怪我をして夢を諦めたせいで「かつて不倫関係にあった彼は、子どものころからずっとサッカーをやっている人でした。プロを目指していたんですが、大学のときに大きな怪我をして、夢を断念せざるを得なくなってしまったそう。すると、そこまでサッカー一筋だっただけに反動が大きかったらしく、女性と遊ぶことに没頭。もともとモテるタイプで女性も寄ってくるので、手当たり次第に関係を持っていたそうです」ジュン(仮名)/28歳夢に向けていた情熱が行き場を失い、女性に向かってしまったようです。不幸な目に遭ったとはいえ、褒められる行いとは言えないでしょう。親族みんなが不倫している「既婚者の男性と付き合っています。彼は子どものころに父親が不倫をして離婚し、シングルマザーの家庭で育てられました。そして実は、おじいさんもほかに女性を作るような人だったそう。さらに最近、“叔父さんが離婚した”と言うんですね。原因はやはり、不倫。とにかく親族に不倫している人が多いらしく、彼ももう開き直っています」ナツキ(仮名)/29歳知らず知らずのうちに、不倫している身内に影響されてしまったのでしょうか。どこかでストップをかけなければ、不幸の連鎖を断ち切ることはできないかもしれません。“女性が驚愕した不倫相手の過去”をご紹介しました。過去の経験により人格や恋愛観が歪められ、不倫に走ってしまうケースもあるようです。しかし、不倫をすればまた別の人を傷つけることになります。いくらつらい体験をしていても、他人の幸せを奪う権利はないでしょう。©Steve Prezant/kuniharu wakabayashi/gettyimages文・塚田牧夫
2023年04月27日経営者の夫が不倫している事実を知った絢音さん(仮名)。不倫相手への贈り物を妻に選ばせるという大胆な行動をしていた夫に対して制裁をくだすために、不倫の証拠を集める日々が続いたそうです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫夫に対する30代妻の復讐劇をご紹介します。不倫夫を自力で尾行する日々不倫相手へのプレゼントを自分に選ばせるほど、「夫は自分をなめている」と感じた絢音さんは、自らの手で証拠を集めて夫に突きつけようと決意。過去に夫の会社で働いていた絢音さんは、元同僚から夫が定時で退社している事実を聞いていたため、会社から出てきた夫を尾行するところから始めたそうです。すると夫は、会社から徒歩5分ほどの距離にあるマンションに入っていったのだとか…。「その瞬間に、私はそのマンションが不倫相手の家だと確信しました。もしかすると、そのマンションを借りているのも夫なんじゃないかと頭によぎりましたね。とりあえずその日は住所とマンションの名称を控えて帰宅し、何事もなかったかのように帰宅した夫を迎え、一緒に食事をしました」その後も、休日に夫が急用と言って出かけたときには、常に尾行をしていた絢音さん。夫は絢音さんの予想通り、常に例のマンションへと向かっていたそうです。そして尾行を始めて1か月ほど経ったときに、ついに絢音さんは不倫相手と手を組んで歩く夫を発見し、写真を撮ることに成功。撮影した写真を元同僚に見せると、不倫相手は夫の会社の社員であることが判明しました。マンションに入っていく夫の姿や、夫が会社名義でマンションを契約している証拠などもすでに手に入れていたため、これらの証拠を突きつけて、ついに夫に離婚と慰謝料を請求することにしたと言います。不倫相手を呼び出して…「ただ夫に証拠をつきつけて離婚するだけじゃ甘いと思い、私は不倫相手も呼び出して、慰謝料の支払いを約束させることにしたんです。夫の会社に連絡し、私が夫の妻だと名乗ると、不倫相手はおとなしく私の呼び出しに応じました。結局、期日までに慰謝料が支払われたので、不倫相手にはそれ以上の制裁はしませんでした。夫に対しては、離婚と慰謝料の請求のほかに、財産分与で自宅を私に渡すことにも合意してもらいました。夫は、不倫がバレてもまさか離婚になるとは思っていなかったようですが、私が離婚に向けた強い意志をもっているとわかると観念したようです。しかも後日談もありまして、夫は会社の近辺で不倫デートを繰り返していたために、社員の間でも密かに夫の不倫は噂になっていたらしいんです。離婚したことによって夫は社員からの信頼も完全に失ってしまい、会社は一気に傾き、廃業を余儀なくされたと聞いています」ひとまずは新生活を送るだけのお金と不動産を手にした絢音さんは、今は前向きにシングルライフを送っているとのこと。しばらく再婚は考えられないものの、いつか素敵な人と出会えたら、そのときはまた結婚をしてもいいと思うかもしれないと話していました。夫と不倫相手の双方から慰謝料を受け取れれば、十分な新生活の資金が手に入る場合もあるでしょう。しかし、不倫夫のせいで結婚生活が崩壊した妻の立場を考えれば、どんなに多額の慰謝料を受け取ったとしても心の傷が癒えるわけではありません。絢音さんのように制裁に成功したとしても、精神的に気持ちよく新生活をスタートできるとは限らず、不倫をした夫の責任ははかり知れません。©Karl Tapales/gettyimages©yamasan0708/shutterstock文・並木まき
2023年04月26日結婚期間が長くなってくると、夫婦の関係性も変化していくことがあります。最初は恋人のような関係でも、徐々に家族として落ち着いた関係になっていくことがほとんどです。秀美さん(仮名・35歳)の場合、結婚から数年が経って夫婦の営みも減ってきた頃に、夫の不倫が発覚したと言います。どのような状況だったのか、詳しく話を伺いました。学生時代の友人だった夫と結婚「夫と出会ったのは大学生の頃。共通の友人の紹介で知り合い、グループでよく遊んでいました。大学を卒業してからは2年くらい疎遠でしたが、友人の結婚式で再会。しばらく会わない間に人として成長した彼に惹かれていき、交際することになりました。そして、私たちは28歳で結婚。友だちの期間が長かったせいか、ラブラブなカップルというよりは親友のような関係でした。」ある日曜日に尋ねてきた女性「30代半ばに差しかかった頃、出産や子育ての話題が友人たちから出るようになり、私もそろそろ子どもが欲しいと思い始めるように。でも、当時は夜の営みをする機会も減っていて、夫に子作りの話を持ちかけるのを躊躇していました。そんなある日曜日のこと。夫が男友だちと遊びに出掛け、私はひとり家でのんびりしていると、インターホンが鳴りました。モニターの画面には見覚えのない若い女性が。応答すると、女性は夫の会社の後輩だと名乗りました」「夫と付き合っている」と言われ…「女性に“あいにく夫は出かけていまして”と伝えると、“あなたにお話があります”と言うので、恐る恐る玄関のドアを開けました。用件を尋ねると、“あなたの夫と付き合っています”と言われて…。まさに、寝耳に水でした。パニックになったものの、すぐに済む内容ではないと思ってリビングに招き入れました。そして夫には、交際相手と名乗る女性が来ているとLINEで伝えたんです」帰宅した夫の反応は…「その女性曰く、夫と交際して3年になるとのこと。さらに、“お腹に彼の子どもがいて、今は妊娠3か月です”と言うのです。自分もそろそろ子どもが欲しいと思っていた矢先に夫の不倫相手が突然現れ、しかも妊娠していると聞かされてかなりショックでした。“夫と別れてほしい”と迫られましたが、私は放心状態。とにかく“夫と話し合いたいから”と言って、女性には帰ってもらいました。それから1時間も経たないうちに、夫が血相を変えて帰宅。状況を伝えると、女性は前の職場の後輩とのこと。そして、“彼女と不倫をしている”と認めました」“突然現れた夫の不倫相手に翻弄された女性の告白”をご紹介しました。信頼する夫が自分を裏切っていたと知り、ショックが大きかったことでしょう。どんなに絆を深めていても、不倫によってその関係性はいとも簡単に崩れます。不倫をするリスクとは、そのくらい大きいものなのです。©Andersen Ross Photography Inc/itakayuki/gettyimages文・塚田牧夫
2023年04月23日彩香さん(仮名・25歳)は、20歳のときに幼馴染と結婚。夫の仕事の都合で、地元を出て東京に行くことになります。上京して間もなくマッチングアプリを始めたところ、高学歴で高収入な男性、悠馬さん(仮名)と出会ってW不倫に堕ちてしまいます。その後、状況はどう変化していったのでしょうか。学生時代の写真を見て「悠馬さんとの不倫は続いていて、定期的に会っていました。夫には“友だちと出かけてくる”と伝えていましたが、私に東京の友だちができたことがうれしかったのか、いつも喜んで送り出してくれました。ある日、悠馬さんと話をしているとき、学生時代の話題になったんです。“そのころの写真はないの?”と尋ねると、彼はスマホを見せてくれました。高校の卒業式のときの写真だそうで、初々しいブレザー姿の彼を見ることができました」ネットで検索すると不審な点が「仕事をせず家にばかりいた私は、時間さえあれば悠馬さんのことを考えるようになっていました。あるとき、前に見せてくれた卒業式の写真をふと思い出したんです。彼からは、中学から名門校に入学し、大学までエスカレーターで進学したと聞いていました。どんな学生生活を送っていたのか知りたくなって、学校のホームページを検索してみたんです。すると、見せてもらった写真とは制服が全く違います。悠馬さんに尋ねると、“僕が卒業した後に制服が変わったんだ”と言われました。そういうこともあるのかなと、そのときはあまり気にとめていなかったのですが……」ついに彼が本性を現して…「ある日、彼におねだりをしてドライブに連れていってもらうことに。待ち合わせ場所に彼がやってきたのですが、前回と同じ高級車ではなく、普通の乗用車に乗っていました。どうしたのかと思って尋ねると、“友だちと車の貸し合いをしていて、今日は友だちの車に乗ってきた”と言います。前の写真の件もあり、悠馬さんに対する不審感が一気に膨らみました。それで、ドライブ中に探りを入れるような質問をしていたら、“うるせえな”とキレ始めて。さらに、有名大学を出てもいないし、大企業に勤めているのも全て嘘だと……。“だって、マッチングアプリなんて嘘ばっかりだろう?お前だって結婚していることを隠していたんだし”と、態度が豹変したんです」夫を支えていこうと決めた矢先に「今振り返ると、おかしな点はたくさんありました。当時の私は世間知らずで、都会で素敵な男性に出会ってのぼせ上がっていたんです。悠馬さんの本性を知ってしまった以上、これからはしっかり夫を支えていこうと改心しました。ところが、今度は夫の様子がおかしくなって……。帰りが遅かったり、不自然な外出が増えたりしました。前は私もしょっちゅう出かけていたのでえらそうなことは言えませんが、明らかに様子が変。それで私は、夫のスマホを調べてみることにしました。LINEを開くと、ある女性とのやり取りを発見。LINEの内容から、夫も他の女性と不倫をしていたことがわかったんです。気づかないうちに、夫婦関係は壊れてしまっていました。私が不倫をしていたことも、夫は気付いていたそう。話し合いをしましたが関係の修復は難しく、離婚を余儀なくされました。離婚後、私は東京に残って再就職をして、一人暮らしをしています。あの一件で、自分の不甲斐なさと世間の厳しさを思い知りました」“ハイスペック男性とW不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。この一件を経て、たったひとつの過ちが大きな犠牲を生んでしまうことを彼女も学んだのでしょう。©Arief Juwono/DAJ/gettyimages文・塚田牧夫
2023年04月16日「若気の至り」という言葉がありますが、”若さゆえ”という言葉では許されない行為もあるでしょう。彩香さん(仮名・25歳)は、数年前にW不倫という大きな過ちを犯してしまったと言います。どういった経緯で不倫に至ったのか、詳しく話を伺いました。夫と共に東京へ「私は20歳で幼馴染みと結婚しました。夫とは小学校から一緒で、高校生のときに交際がスタート。私の地元は山に囲まれた地方の田舎町で、娯楽や刺激がありません。周りの同級生の中には高校卒業と同時に結婚するカップルもいて、私たちも自然な流れで結婚しました。二人とも高校を出て地元の企業に就職したのですが、夫の勤め先が諸事情で倒産。どうせならこのタイミングで上京してしまおうということになり、私も仕事を辞めて引っ越してきたんです」マッチングアプリで驚くほどの“いいね”が…「上京してまもなく夫は無事に転職先が決まり、新しい職場で働き始めました。一方、私は新しい生活を楽しもうとしばらくのんびりすることに。でも、知り合いがほとんどいなくて暇を持て余していたんです。それで毎晩のように、地元にいる親友とLINEでビデオ通話をしていました。あるとき、友だちがマッチングアプリにハマっているという話を聞いて、私も暇つぶしがてら既婚者ということを伏せて登録してみたんです。すると、登録してまだ数日なのに、たくさんの“いいね”がついてびっくり。そして、“いいね”を押してくれた人の中にタイプの男性を見つけてしまったんです」会ってすぐに不倫関係に…「都内の大企業に勤める悠馬さん(仮名)は、高学歴で高収入、高身長のいわゆる“ハイスペ男性”。ここまで私の理想とドンピシャな人と出会えるなんて、さすがは東京だって思いました。メッセージのやり取りで盛り上がるうちに、悠馬さんと会うことに。彼が予約してくれたおしゃれなレストランで対面したのですが、想像以上に素敵な人でした。私より8歳も年上だからか、大人の落ち着きがあって話も面白く、さりげなく私をリードしてくれるんです。とても優しくて、しかも可愛いとまで言われてすっかりメロメロに。そして、その日のうちにホテルに行きました」思いがけない彼の告白「不倫関係になって1か月後の週末に、悠馬さんからドライブデートに誘われました。夫には適当に予定があると言って出かけ、彼が運転する高級車で湘南方面へ。海辺を散策したり、周辺のお店でおいしい料理を楽しんだりして、最高に楽しい一日を過ごしました。ですが、私にはひとつ引っかかっていることが……。というのも、私が既婚者であることを彼に伝えていなかったんです。いつかは言わなければと思いつつも、結局言い出せないままでいたのですが、今日こそは言おうと心に決めていました。浜辺に座って沈んでいく夕日を眺めがら、“ごめんなさい……私、実は結婚しているの”と勇気を振り絞って真実を打ち明けました。すると彼の返事は、“俺のほうこそごめん。実は俺も妻がいるんだ”と衝撃の告白。なんと、お互いに既婚者であることを隠して交際していたんです。てっきり私は彼が独身だと思っていたので罪悪感を抱いていましたが、既婚者と知って罪の意識も吹き飛び、秘密を共有する相手としてさらに絆が深まりました」“ハイスペック男性とW不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。地方から出てきたばかりの20代前半の女性の目には、都会の男性が眩しく映ったのかもしれません。しかし、だからといって不倫をしていい理由にはならないのです。©Eternity in an Instant/Oscar Wong/gettyimages文・塚田牧夫
2023年04月16日琴音さん(仮名・29歳)は、和寿さん(仮名)と2年間の交際を経て婚約。結婚生活を見据えて、友人の由香子さん(仮名)と一緒に、イタリアンシェフの滝上さん(仮名)に料理を教わるようになりました。しかしあるとき、琴音さんはひとりで滝上さんを訪ねた際、ひょんなことから関係を持ってしまいます。その後、どのような結末を迎えたのか聞きました。平日に密会を重ねて「滝上さんと関係を持ってからも、週末は由香子と一緒に料理を習いました。それとは別で、平日もひとりで彼の部屋を訪ねて密会を重ねていたんです。そんな中、和寿との同棲が始まって実家を出ることに。同棲中は、滝上さんから習った料理を和寿に作ることもありました。和寿は“おいしい!愛を感じる”と言ってくれますが、褒められるたびに罪悪感が膨らんで、胸の奥が痛みました」最後の北海道旅行「結婚式の日取りなども決まり、結婚ムードが高まってきたころ。滝上さんから“カニを食べに行かない?”と、1泊2日の北海道旅行に誘われました。お互いに、婚約を解消してまで関係を続けるほどの気持ちはありません。だから、この旅行で最後の密会になるだろうな…と思いました。和寿には、“女友だちと旅行に行ってくる”と伝えて出かけることに。滝上さんは食の目利きでもあるので、北海道ではおいしい料理を楽しめました」友人の密告「旅行から帰ってきて、平穏な生活に戻ったのも束の間。その日私は家で夕食を作り、和寿が仕事から帰ってくるのを待っていました。また喜んでもらえると思ったのですが、彼の様子がいつもと違います。テーブルについても、料理に手をつけようとしません。どうしたのかと尋ねると、和寿に“旅行って誰と行ったの?”と聞かれて…。ごまかそうとしましたが、和寿は“一緒に旅行に行ったのって料理を習っている人だろう?”と言います。たぶん、密告したのは由香子。由香子が滝上さんに好意を持っていることは、なんとなく気付いていました。由香子は私と滝上さんの関係を知って、面白くないと思ったのでしょう。今は由香子と疎遠になってしまったので、定かではありませんが…」婚約は解消に「和寿はテーブルの上にあったチキンソテーを口に入れ、“何の味もしない、愛も感じない”と。“そんな人に教わった料理を、俺はおいしいって言いながら食べてたんだな”と悔しそうに言う彼に、謝るしかありませんでした。そこから関係が修復されるはずもなく、婚約解消に。予約していた式場をキャンセルし、同棲も解消して私は実家に戻りました。実家に戻ってしばらくは料理を続けていましたが、作るたびに気が滅入ってしまって今はしていません。和寿だけではなくいろんな人を裏切ってしまい、すごく申し訳ないことをしたと思います」“婚約中に彼を裏切った女性の告白”をご紹介しました。不倫がバレないと思うと、行動は大胆になっていくもの。しかし結局は、不倫はバレることになります。それがやがて大きなトラウマとなって自分を苦しめるのでしょう。©Caia Image/gettyimages©プラナ/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年04月12日交際相手との結婚が決まったときは、幸せの真っ只中にいる人も多いでしょう。しかし琴音さん(仮名・29歳)は、とある出来事をきっかけに婚約者を裏切ることになってしまったそう…。いったい何があったのか、当時の状況を詳しくお聞きしました。友人たちからの祝福を受けて「和寿(仮名)からは、2年の交際を経てプロポーズを受けました。もちろん嬉しかったのですが、私よりも周りの方が喜んでいましたね。二人とも友だちが多くて、お祝いの会を開いてもらったくらいです。結婚に向けて全てが順調に進み、幸せな日々を送っていました。ただ、私にはひとつだけ心配事が…。ずっと実家暮らしだった私は料理が不得意。全部を親に頼っていたので、いよいよそのツケが回ってきたと思いました」男性シェフに料理を教わることに「結婚をきっかけに、料理ができるようになっておいた方がいいと思って料理教室に通おうと考えていました。ちょうどそのころ、友人の由香子(仮名)が「一緒に料理を習わない?」と誘ってくれたんです。聞くと、知り合いにイタリアンのシェフをしている男性がいるのだとか。男性はバイク事故で手を怪我してしまい、しばらく料理の仕事からは離れているそう。それで別の仕事をしながらリハビリを続け、そろそろ復帰を考えている状態。その人が、復帰までのリハビリとして、料理を教えてくれるとのことでした」週に一度の料理教室へ「男性は滝上さん(仮名)という、30代後半のクールな感じの人。由香子と一緒に彼のマンションを訪ねると、キッチンは広くて調理器具も充実していました。最初は初心者でも簡単にできるパスタやカルパッチョなどを教えてもらうことに。それから、リゾットやアクアパッツァ、日本食なども教えてもらうようになりました。驚いたのは、滝上さんの手際の良さ。プロなだけあって、包丁さばきも正確ですごいんです。私からすると、マジックでも見ているよう。こうして土日のどちらかは、由香子と滝上さんの家に通い始めました。ですが、1か月ほど経ったある日のこと…」ミニトマトを口元に添えらえて…「料理教室の日の朝、由香子から“体調が悪くて行けない”と連絡がきたんです。そうなると、滝上さんと二人きり。結婚前の女性が…と一瞬思いましたが、早くレパートリーを増やしたくて一人で行くことにしました。その日のメイン料理は、さわらとトマトのソテー。滝上さんがミニトマトを切っているときに、ひとつ口に入れて“甘い”とおいしそうに食べました。そして、私にもひとつ差し出してきて、“あ~ん”と口元に添えられたんです。滝上さんの突然の行動にドキドキしながらも、思わず食べてしまいました。料理が完成した後の試食では、緊張もあいまってワインを飲みすぎてしまいました。そんな酔っぱらった私を、滝上さんが“可愛いね”って…。それがきっかけとなって、気付くと二人でベッドの上にいたんです」“婚約中に彼を裏切った女性の告白”をご紹介しました。料理を教わるためとはいえ、男性と部屋で二人きりになるのは避けるべきでしょう。レパートリーを早く増やしたかったというのは言い訳で、どこかそうなることを望んでいたように感じます。©Fast&Slow/zon/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年04月12日未希さん(仮名・31歳)は、マッチングアプリで4歳年上の剛さん(仮名)と知り合い、交際を始めました。ところがあるとき、剛さんが左手の薬指につけている指輪を外すシーンを見てしまったそう。ショックを受けた彼女でしたが、その後二人の関係はどうなっていったのでしょうか…。指輪の真相「剛さんが車の中で結婚指輪を外している姿を見てしまったあと、しばらくモヤモヤした感情を抱えていました。真相を知りたいけれど、怖かったんです…。でも、このままではいけないと思い、指輪の件について尋ねました。剛さんは少し黙ってから、“もっと早く伝えるつもりだったんだけど”と言って、既婚者であることを認めました。さらに、“妻とはうまくいっていない”と言うのです。だからマッチングアプリに登録して、現実逃避したかったのだと…。そして、“妻とは別れることになると思う”とも言いました。ただ、口から出るのは言い訳ばかりで、謝罪の言葉はまったくありませんでしたね」指輪を川に向かって投げ捨てて…「それでも剛さんのことが好きだったので、すぐには関係を断ちきれませんでした。でも、別れなければいけないという思いは常にありました。剛さんはそんな私の思いを察していたのか、あるとき“これを捨てるから俺を信じてほしい”と、ポケットから指輪を取り出したんです。私は、“そんなことしなくていい”と止めたんですが、剛さんは川のほうに向かって放り投げました。剛さんなりに誠意を見せてくれたんだと思い、“そこまでしてくれるなら…”と、交際を続けることにしたんです」不倫相手の妻から突然の電話「後日、私のスマホにLINEで電話がかかってきました。イヤな予感…というより、相手が誰かは予測がつきました。出ようかどうか迷いましたが、思い切って通話ボタンを押したんです。やはり、相手は剛さんの妻。怒鳴られても仕方ないと覚悟をしていましたが、その声はとても冷静で、まずは急に電話をしたことを謝られました。そして、“夫のLINEを見て、だいたいの関係は把握している”と言われました。私も、これまでの経緯を伝えました。マッチングアプリで知り合い、既婚者だと知らずに交際してしまったと。すると彼女は、“あなたが初めてじゃない”と言うんです。剛さんはこれまでに何度も同じあやまちを犯してきたと…。さすがに彼女も嫌気がさし、“次で最後だから”と伝えていたとのことでした」指輪は偽物だった…「剛さんが指輪を捨てていたことを伝えると、“それはたぶん偽物です”と言われました。実は以前も、ほかの女性に同じことをしていたそうです。私はすべてを把握し、ようやく剛さんがろくでもない男性であると理解しました。剛さんには彼の妻から連絡があったことは伝えず、密かに彼女と連絡を取り合いました。しばらくして、二人は離婚することに。剛さんは、“ようやく離婚を受け入れてもらえた”と言っていましたが、実際は妻のほうから離婚の話を切り出したそう。慰謝料もしっかりともらえることになったそうです。私が知っているのはここまで。剛さんとはもう関わりたくないと思い、一切連絡を取るのをやめました。本当に無駄な時間を過ごしましたが、今後の教訓になったと思って、今でも婚活を続けています」“いつの間にか不倫に巻き込まれていた女性の告白”をご紹介しました。相手が既婚者だと知らずに出会ったとしても、不倫関係を断ち切れなかったことには変わりありません。しっかりと反省して、いずれは本物の幸せを掴んでほしいものですね。©polkadot/Graphs/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年04月02日不倫の経験がある人は、“あえて既婚者を好きになった”わけではなく、“結果的に不倫になってしまった”という場合が多いのではないでしょうか。未希さん(仮名・31歳)もかつてそんな恋愛をしてしまったひとりですが、彼女の場合は相手の男性に大きな非があったと言います。当時、どんな状況だったのかを語ってもらいました。マッチングアプリ疲れを感じ始めたころ「もう3年以上も前の話です。そろそろ婚活を始めようと、友だちと一緒にマッチングアプリに登録したんですね。最初のうちは、友だちと情報交換をしながら楽しくやっていました。何人かの男性と会ってはみたんですが、実際に会うとイメージと違う人ばかりで…。プロフィールにかなり盛れた写真を使っている人だったり、自分の自慢話ばかりしてくる人だったりと、ガッカリすることの方が多かったんです。マッチングアプリ疲れを感じて、そろそろやめようかなと思っていたとき、ある男性とマッチングしました」相手はメガバンクの銀行員「剛さん(仮名)という人で、年齢は私の4つ上。銀行員をしているとのことでした。メッセージをやり取りすると感じが良かったので、これで最後にしよう…という思いで実際に会ってみました。すると、今まで会ってきた人たちとは段違いにステキな人でした。これまでガッカリさせられ続けてきただけに、救世主のようにも感じましたね。その日から直接連絡を取り合うようになったんですが、マメにLINEをくれて。それがとても心地良く、好意も増していきました。そして、次に会ったときに告白され、交際を始めました」次々に不審な点が…「交際のスタートからしばらくは好調だったんですが、だんだんと不審に思うことが増えてきました。ある日、剛さんが友だちと沖縄旅行に出かけたときのこと。旅行中もLINEでやり取りをしていて、“写真が見たい”と送ったんです。すると、送られてくるのは景色の写真ばかり。“剛さんが写っている写真はないの?”と聞くと、色鮮やかな鳥と撮った写真が1枚だけ送られてきました。そして後日、二人で会ったときです。剛さんは少し日焼けをして、肌の色が小麦色になっていました。会話をしながら、ふと彼の手を見ると、左手の薬指のところに薄っすら白い線が…。“指輪のあと?”と思いましたが、そのときは突っこんで聞くことができませんでした」車の中である光景を目撃して…「そこから1週間ほど経ったころ、剛さんの車で出かけることに。駅で待ち合わせをしたんですが、私は少し早く着いてしまったので、付近をブラブラ歩いていました。すると、駅から少し離れた場所で停車している車の中に、剛さんの姿を見つけたんです。私には気付いていない様子だったので、そ~っと近付いて様子を見ました。そこで、思いがけない光景を目にしたんです。剛さんの左手薬指には指輪がはめられていて、まさに指輪を外し始める瞬間でした。一瞬、意識が遠のきましたね。剛さんが既婚者であると確信し、私はそっと車から離れました…」“いつの間にか不倫に巻き込まれていた女性の告白”をご紹介しました。まさか既婚者だとは思ってもいなかったわけですね。不可抗力ではあるものの、不倫であることは事実。気付いた時点で、関係を断つべきでしょうね。©tomcat/Taka/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年04月02日万理華さん(仮名・29歳)は4年前、職場に異動してきた松村さん(仮名)に好意を抱きます。松村さんは既婚者でしたが、お互いに好意を抱いていることに気づいた上司が企てて2人は不倫関係に。その後、どういう結末を辿ったのか聞きました。同僚にバレないように密会「松村さんと関係をもったあと、職場の人に気付かれないよう、私たちは会社から離れた場所で密会するようになりました。松村さんは家庭を壊したいわけではなくて、私もそんなことは望んでいません。単にお互いが刺激を求めていたことで、利害関係が一致したんです。不倫関係が始まって、私は生活にハリが出てきました。初めての不倫に、こういう関係もあるんだなと思いました。上司は私たちの関係に気付いていたようで、たまに意味ありげに私を見てきました。でも、そんな上司の態度があるときから急に変わったんです」会社に届いた1通のメール「上司は普段大きな声でよく喋る人だったのに急に無口になり、ムスッとするようになったのが別人のようで怖かったです。その原因は、妻に不倫がバレてしまったからだと噂で知りました。上司の態度が変わったことで、社内はピリピリしたムードになりました。そんなある日のこと。営業所宛てに1通のメールが届き、それは“従業員が不倫をしている”という内容が書かれていました。一瞬自分のことかと思ってドキッとしたものの、他の社員たちが上司のことだろうと話しているのを聞いて、私は胸をなでおろしました」待ち伏せをしていた女性の正体「メールが届いた翌日の昼間、私が外出するために会社を出たときに、女性に声をかけられました。女性が“万理華さんですか?”と私の名前を出してきたので、そこで”松村さんの妻に違いない”と気づきました。突然のことに焦ってしまい、“これから内見に行かないといけなくて…”と逃げるようにその場を去りました。後でそのことを松村さんに伝えると、やはり“妻だ”と言います。そして、ホームページにメールを送ってきたのも妻かもしれないとのことでした。松村さんには“これ以上騒ぎにならないようにする”と言われたものの、翌日も松村さんの妻に待ち伏せをされて。もう逃げるわけにはいかないと思って、近くのカフェへ行きました。そこで、“もう仕事以外では会わないで欲しい…”と告げられました」不倫騒動で従業員は半分になり「この一件で、私と松村さんの不倫関係も営業所内に知れわたってしまいました。上司に相談をしようとしましたが、“自分たちで片をつけろ”と突き放されてしまって…。不倫関係になったのはあなたのせいでしょうと、上司を少し恨みましたね。そのとき、上司も自分の不倫問題で大変なようでした。結局、上司は離婚をすることになりましたが、不倫相手は別の営業所の女性だったらしく、それが本社に伝わって異動が決まりました。間もなく私たちの不倫も本社に知られて、松村さんは再び異動に。私は同じ営業所に残されましたが、居づらくなって1か月後に退職しました。結果、営業所にいた6人の従業員のうち半分がいなくなるという事態になって、他の社員には申し訳ないことをしたと思っています」“上司の策略にハマり社内不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。たとえ上司にそそのかされたとしても、不倫は絶対にしてはならないこと。結局は、周りの社員に迷惑をかけたり家族を傷つけたりと、マイナスにしかならないのです。© Fast&Slow/polkadot/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年03月29日結婚している男性に憧れを抱いてしまうこともあるかもしれません。ただ、その思いは胸に秘めたままで終わることがほとんどでしょう。万理華さん(仮名・29歳)も、かつてそんな経験をした女性のひとり。しかし、ひょんなことから思いがけない事態に巻き込まれてしまったそう。いったい何があったのか、詳しく聞きました。好みの男性が職場に「4年近く前、私はある不動産会社に勤めていたのですが、配属されていた営業所に松村さん(仮名)という男性が異動してきました。彼は感じがよくて見た目も私のタイプ。当時は彼氏がいなかったのでいいなと思いましたが、既婚者と知って内心ガッカリしたのを覚えています」歓迎会で打ち解けて「松村さんが異動してきた週末の夜に、営業所の近くの居酒屋で歓迎会をすることになりました。営業所にはマネージャーの男性上司がいたのですが、ちょっとオラオラ系で正直面倒臭いタイプ。デリカシーに欠けるところもあり、“彼氏できたか?”とか平気で聞いてくるような人です。その上司に“お前、松村みたいなのがタイプだろう?”ニヤニヤしながら言われて、松村さんの隣に座るように促されました。松村さんと話をしたのはそのときが初めてです。最初は緊張しましたが、だんだんと打ち解けてきて、飲み会が終わるころには冗談を言い合えるくらいに。そのときばかりは上司に感謝しました」録音した音声を聞かされて「歓迎会から2週間ほど経ったころ、上司に誘われて仕事終わりに2人で軽く飲みに行きました。そこで“松村とはどうなんだ?”と聞かれたのですが、既婚者だし何もないと答えると、“松村はお前のこといいって言っていたけどな”と言います。そして、おもむろにスマホをテーブルの上に置いて音声を再生し始めました。それは上司と松村さんが飲みに行ったときの会話を録音したものらしく、2人の話し声が聞こえてきます。上司が松村さんに私の印象を聞くと、松村さんは、“かわいいですよね。僕が結婚していなかったら…”と答えていて。私に音声を聞かせたあと、上司は“俺はそういう関係も悪くはないと思うけどな。恋愛は恋愛だから”と言いながら、ひとり頷いていました」まんまと上司の策略にハマり「松村さんの私に対する印象を知って、しばらくは浮かれていました。会社に行くのも楽しいし、充実感がありました。そんなある日、上司の誘いで今度は松村さんも誘って3人で飲みに行くことになったんです。仕事終わりに居酒屋で待ち合わせたのですが、上司がやってきません。何度電話をしても留守番電話で、1時間ほど経って仕組まれたことにやっと気付いたんです。そのとき私は日ごろの鬱憤を晴らすかのように、松村さんに愚痴をこぼしてしまったのですが、彼が楽しそうに私の話を聞いてくれてさらに距離が縮まりました。その後上司の思惑通り、私たちは体の関係をもってしまったんです。後で知ったことですが、実は上司もそのころ別の女性と不倫をしていて…。私たちを2人きりにして、自分は違う場所で不倫相手と密会していたそうです」“上司の策略にハマり社内不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。好意を抱くところで欲求を止められていたのなら、憧れだけで済んだはず。しかし体の関係を結んでしまえば、それはもう過ち。後は悲惨な結末を迎えるしか道はないのです。©takeuchi masato/Fast&Slow/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年03月29日「仕事のため」と、自分なりに割りきって不倫に走ってしまう人もいるようです。独身時代から不倫を繰り返し、結婚後も不倫をやめなかった30代妻のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。マッチングアプリで婚活成就!スピード婚に至ったものの…当時30歳の早百合さん(仮名)は、マッチングアプリで知り合った男性と出会ってすぐに交際し、3か月後に電撃婚。元々結婚願望があったので、スピード婚は願ってもないことだったそうです。理想通りの展開に喜ぶ小百合さんでしたが、実は仕事関係の男性と不倫して仕事を取っていた過去がありました…。「クライアントと不倫を始めたのは26歳の頃から。それから4年近くの間、6人の既婚男性と関係を持っていました。でも30歳を目前にして“そろそろ結婚したいな”と思い始めて…。不倫をしてきた私の過去を知らない人と出会いたいと思ってアプリを始めたら、見た目もスペックも理想通りの相手と出会えたんです」結婚するにあたり、「もう不倫は絶対にやめよう」と心に誓ったと振り返る早百合さん。しかし不倫をしなくなってから、仕事へのモチベーションも下がってしまったそうです。「なかなか営業成績が伸びず、“このままだと仕事を続けていても面白くない”と感じるようになりました。そして“夫にバレなければ、少しくらい不倫をしても大丈夫だろう”と思ったのです。その後、再び見込み客の既婚男性を誘って、体の関係を持ち始めてしまいました」新婚の夫が違和感を抱き…夫婦仲は急速に悪化新婚なのに月に何度も連絡が取りにくくなったり、深夜まで帰宅しなかったりする早百合さんに対し、夫は不信感を募らせていったそう。あるとき、帰宅時間が遅い早百合さんに、夫は「もしかして不倫でもしているんじゃないのか?」と単刀直入に尋ねてきたと言います。「さすがに『はい、不倫をしています』とは言えないので、その場はなんとか誤魔化しました。うまくその場を切り抜けたと当時は思っていたのですが…。夫の不信感は、それから日増しに強くなっていったみたいです。思い返すと、新婚なのに夫婦の営みもほとんどなくなっていて、単なる同居生活のような毎日でした。しかも、それから2か月ほど経ったときに『不倫をしているような女性と結婚生活は送っていけない』と告げられ、夫は家を出ていってしまったのです」不倫をしていることに申し訳なさを感じていた早百合さんは、夫に「離婚したくない」と強く言うことができず、しばらくは別居生活を送るしかないと諦めたそうです。どんな事情があるにせよ、不倫をすれば家庭が崩壊するのは当然といえます。新婚早々に不倫をしていたとなれば、なおのことでしょう。冷えきってしまった夫婦仲を立て直すのは並大抵の努力では済みませんし、別居まで進んでしまった場合には、そこから修復するのはかなり難しいのが現実。不倫のせいで大切なものを見失ってしまえば、取り返しのつかないことになるのです。©yamasan/Eakkarat Thiemubol/gettyimages文・並木まき
2023年03月26日美乃利さん(仮名・30歳)は友人の紹介で貴博さん(仮名)と出会い、順調に交際が進んで結婚。しかし結婚後、義父のしつこいLINEに悩まされるようになりますが、夫や義母に相談しても相手にされず孤立状態に…。また、時を同じくして夫の不倫が発覚。はたしてどんな結末を迎えたのでしょうか。不倫の証拠を突きつけると「夫のLINEから他に女性がいることを知った翌日。その夜も夫の帰りが遅かったので、ついに堪忍袋の緒が切れました。“あなた不倫しているでしょう?不倫相手とのLINEを見ちゃったの。その証拠もちゃんと写真に撮っているんだからね!”と夫に突きつけました。すると夫は、“わざわざそんなことしなくても…。君と結婚する前から彼女がいるよ”と、開き直った態度で真実を語り始めたんです」不倫相手との関係「夫には、私と出会う前から付き合っていた彼女がいたそうです。その彼女と結婚したかったようですが、女性の素行に問題があったそうで…。以前同じ職場に勤めていた際、上司と不倫をして退職に追いやられるなど、いろいろな男性問題を抱えていたそう。そんな事情を知った義父母は彼女との結婚に猛反対。そして、夫が彼女とのことで悩んでいたときに私と出会い、“一緒にいると気が紛れるから”と付き合うことにしたそうです。私のことを義父母に話すと大喜びで賛成。だから初めて義実家に挨拶に行ったとき、私は大歓迎されたんです」結婚はカモフラージュだった…「義父母に“結婚するなら美乃利さんにしなさい”と強く言われて、夫は私との結婚を決意。でも、夫曰く“結婚はカモフラージュのためだった”と。私と結婚して親を安心させ、彼女との交際は続けるつもりだったそうです。そして義父母には彼女のことを言っていないものの、“たぶん関係が続いていることは気づいている”と言います。私は夫と義両親に都合よく利用された怒りと悲しみで感情がぐちゃぐちゃになってしまい…。とにかく誰かに聞いてもらいたくて、翌日、実家の両親に一連の出来事を話しました。当然両親は激怒して、話し合う必要があると週末に義実家を訪れることになったんです」義父母の態度に父が激昂「義実家には義父母と両親、そして私と夫の6人が集まりました。私の父が“貴博君に女性がいることを前から知っていたんですか?”と義父母に詰め寄ると、“知っていましたよ”としれっと認めたんです。さらに、義父が私にしつこくLINEを送ってきた件に話しが及ぶと、“あんな薄着で歩いていたら仕方ない”と、義父は私が色目を使っていたかのような言い方をします。それを聞いて私の父が激昂し、“あんたたちとは話にならない!”と家を出て行ってしまったので、私と母も続いて義実家を出ました。その後、私は夫と暮らしていたマンションには戻らず実家で暮らすことに。そして弁護士を立てて、離婚に向けた話し合いを進め、1か月後には十分な慰謝料をもらえる手続きも済んで離婚が成立しました」“夫と義母に見捨てられた女性の告白”をご紹介しました。夫と義両親に利用されたと知って、美乃利さんは相当傷ついたでしょう。もし、次に結婚することがあるのなら美乃利さんを大切にしてくれる男性と幸せになってもらいたいものです。©yamasan/freeangle/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年03月08日結婚後は少なからず義実家との付き合いが必要になることもあるでしょう。美乃利さん(仮名・30歳)は結婚後に、義父母との関係に悩んでいた時期があったそう。さらに夫の裏切りにもあったと言います。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。結婚までは順調だったが…「今から4年ほど前に、友人の紹介で夫の貴博(仮名)と出会いました。私はおしゃべり好きで、結婚するなら話を聞いてくれる男性がいいと思っていたのですが、そんな私をよく知る友人が貴博を紹介してくれたんです。彼は無口で落ち着いた、私の話を聞いてくれる人。まさに私の理想どおりで、出会って間もなく交際がスタートしました。結婚の話になって彼のご両親に挨拶に行ったときも歓迎してもらえて、トントン拍子に結婚へと進んでいきました」義父から頻繁にLINEが来るように「理想の男性と結婚できたものの、夫と暮らすうちになんとなく虚しさも感じるようになってきたんです。相変わらず夫は話を聞いてくれますが、相槌を打つだけでリアクションが薄いというか、まるで私がひとりで喋っているみたいで。そして同じ頃、義父からしょっちゅうLINEが来るようになりました。結婚後もたまに夫婦で義実家に行っていたのですが、最初は“また遊びに来てね”のような軽めのメッセージだったのが、“早く美乃利さんに会いたいよ”と言ってくるようになって…。私が“なかなか貴博さんと都合が合わなくて”とやんわり返すと“美乃利さんだけでいいよ”なんていう冗談か本気かわからない返事が来て、どう返事をすればいいのか困っていたんです」夫に相談しても素っ気ない態度「後日、義実家に遊びに行ったときに泊まることになりました。夜、お風呂から上がって脱衣場で体を拭き終わり、服を着たタイミングで突然ドアがガチャッと開いたんです。“ごめんごめん、タオルを取りに来ただけだから”と言いながら義父が入ってきたのですが、明らかにタイミングを見計らって入ってきたようでした。その一件やLINEが頻繁に来ることを夫に相談しても、“そうなんだ”と薄い反応で私に関心がない様子。夫の素っ気ない態度に“本当に私のことを愛しているのかな”と疑問に思うほどでした。夫はらちが明かないので義母にそれとなく事情を伝えると、“仕方がない人ね~。私はそういうのに興味がないからうまくやってよ”と冷たく突き放されてしまって…」夫の裏切りが発覚「どちらもまともに取り合ってくれず、でも、義父からは“会いたい”といった内容のLINEが送られ続けてくるのでどうしていいかわからなくなってしまって。そんな頃、夫の帰りが遅くなることも増えました。私がこんなに追い詰められているのに“自分は好き勝手にして!”とだんだん腹がたってきて。まさか女性と会っているんじゃ…と思い、夫が寝ている間に勝手にスマホを開いてLINEを覗いてみたら、本当に女性とのやり取りが出てきたんです。しょっちゅう会っているようでしたが内容に初々しさが感じられず、長年付き合っているカップルのような感じがしました。それでLINEの履歴を遡ってみると、思ったとおり何年も前から関係が続いているようです。夫の不倫まで発覚して気が動転してしまいましたが、正気を取り戻すうちにまた怒りがこみ上げてきました」“夫と義母に見捨てられた女性の告白”をご紹介しました。頼れる人が周りにおらず、辛い思いをしたことでしょう。しかも、味方になってくれるはずの夫の裏切り行為まで発覚してしまうとは…。美乃利さんが味わった絶望感を想像すると言葉が出ません。©siro46/プラナ/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年03月08日専業主婦をしていた妻が再び仕事を始めたことによって、不倫の道へと堕ちてしまうこともあるようです。新婚のときに不倫が始まり、ドロ沼の夫婦関係へと転落してしまった30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。暇を持て余して再び会社員に綾子さん(仮名)は当時、結婚2年目。結婚と同時に勤めていた会社を寿退社して、一度は専業主婦になりました。しかし結婚当初から夫の仕事が忙しく、家に一人で居る時間が多くなり、綾子さんは再び働くことを決意します。「せっかくなら、今までやったことのない新しい仕事に挑戦してみようと思って未経験の業界に飛び込みました。新しい職場はベンチャーで社員同士の距離感が近く、同僚や上司から食事に誘われる機会も多くて。毎日が楽しい刺激の連続でした」働き始めた会社でまさかの不倫関係に普段からよく食事に誘ってくれる男性上司との何度目かの食事の席で、綾子さんは私生活の悩みを漏らしたそう。夫の忙しさを愚痴ると「俺が寂しさを埋めてあげるよ」と言われ、その日から不倫関係に至ってしまったのだとか……。「不倫はダメだって、もちろんわかっていました。でも、結婚してからずっと私をほったらかしにして、ほとんど家にいない夫に本気でウンザリしていて……。久しぶりに私を“女性”として扱ってくれた上司の言葉に、いけないと思いつつフラフラと流されてしまったんです」それからは週1回、ホテルに行く関係に。綾子さんは夫に不倫がバレないように細心の注意を払っていましたが、あるとき、うっかり夫と不倫相手の名前を呼び間違えてしまったのだそう。“夫に不倫がバレたのではと、心底焦りました”と当時を振り返ります。まるで沼にハマるように不倫に堕ちていく人もいます。「私は不倫なんてしない」と思っていても、心の隙間に入り込んできた相手と思いがけず不倫に発展することもあるのでしょう。しかしどんな理由があるにせよ、不倫は決して許されるものではありません。©Rawpixel/maruco/gettyimages文・並木まき
2023年03月05日ひょんなことから義母の不倫現場を目撃してしまった有紗さん(仮名)。その後、不倫を知られた気まずさから有紗さんに嫌がらせをするようになった義母に対し、有紗さんは反撃を計画することに…。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、義母の理不尽な嫌がらせに制裁をくだした30代妻のエピソードをご紹介します。義母の密会現場に夫を連れていき「義母の不倫を夫に告げるだけでは、嫌がらせに対する反撃としては弱いと思いました。そこで義母の不倫現場に夫を連れて行き、息子である夫にその現場を見せることにしました。夫は私に非があると思って義母の味方をしていたので、真実を見てほしかったんです」義母がいつ不倫相手と会っているのか見当がついていた有紗さんは、あるとき「義実家に荷物を忘れてきたようだから、取りにいきたい。でも私一人じゃお義母さんは家に入れてくれないから、あなたも一緒に行ってほしいの」と夫にお願いをして、夫婦で義実家に行くことに。そして面倒くさそうにしながらもついてきた夫は、義母と不倫相手の密会現場を目の当たりにします。「私が予想したとおりの曜日と時間に、義母は不倫相手を家に連れ込んでいました。義父が趣味の会合に出かけて半日以上も留守にする日なので、不倫をするならそのタイミングだろうと見当がついていたんです。案の定、実の母親の不倫を知った夫は泣き崩れながら義母を罵り、修羅場と化しました」夫に事実を打ち明けると謝罪の言葉が「夫にずっと前に私が義母の不倫現場に遭遇してしまい、それをきっかけに私への嫌がらせが始まったこと、キツく口止めされていたので誰にも打ち明けられなかったことなど洗いざらい話しました。すると夫は、義母の言うことを信じて私のことを疑ってしまったことを謝罪してくれました」これをきっかけに、夫とのわだかまりを解消できた有紗さん。現在は夫婦仲良く暮らしており、妊活も成功して間もなく第一子が生まれるそうです。一方、義母の不倫は息子から義父に話が伝わり、話し合いの末、半年後に義両親は離婚に至ったと言います。「正直、夫の両親が離婚してしまったのは残念です。けれど義父や息子を裏切り、自分だけ良い思いをしようとしたことや、不倫を知られた気まずさから私にひどい嫌がらせをしてきたことは許せません。義父とは今も良好な関係が続いていて、もうすぐ生まれる孫の誕生をとても楽しみにしてくれています。義母とは離婚に至ってしまった義父ですが、義母は義父にもしょっちゅう暴言を吐いていたようで『離婚してやっと平穏になった』と言っていたのが印象的でした」親の不倫が息子や娘の家族にまで影響が及ぶというケースは少なくありません。有紗さんの場合、最終的に穏やかな暮らしを取り戻せたようですが、長引くドロ沼によって親子の絆が壊れてしまうケースもあるでしょう。不倫は自分たちだけでなく、周りにいる家族の人生までも狂わせてしまうものなのです。©yamasan/tuaindeed/gettyimages文・並木まき
2023年02月26日ひょんなことから義母の秘密を知ってしまったことで、夫婦仲に悪影響を及ぼすこともあるようです。そんな悲劇的な体験をした30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。義実家で不倫の密会を…33歳の有紗さん(仮名)は3歳年上の夫と結婚後、妊活のためにそれまでの仕事を辞めて、自宅近くのパン屋でアルバイトをしながら暮らしていました。夫婦の新居は義実家から徒歩10分ほどの距離。有紗さんはアルバイトの帰りに、焼きたてのパンをお土産にして義実家を訪れる機会も多かったそうです。「義母はパンが大好物。結婚したばかりの私は少しでも義母に気に入られたくて、パンを持っていって喜んでもらおうとしました。いつもは連絡を入れてから義実家に行くのですが、あるとき事前の連絡を忘れてしまいました。『しょっちゅう行っているし、断られたことがないから大丈夫かな』と思い、そのまま向かったんです。ところが義実家に着いてインターホンを鳴らしても、義母は出てきません。“変だな”と思ったんですけど、玄関のカギが開いていたので家の中に入ったところ、なんと義母はリビングのソファで見知らぬ男性と情事の真っ最中だったんです…」偶然、義母の不倫現場を目撃してしまった有紗さん。慌てて義実家を飛び出そうとしたところ、義母が血相を変えながら追いかけてきて「このことは誰にも言わないで!夫はもちろん息子にも絶対に内緒よ」と、見たこともないような怖い顔ですごまれたとのこと。有紗さんは義母の申し出を受け入れざるを得ず、「わかりました」とだけ答えて逃げるように帰宅したそうです。秘密を知られた義母が意地悪をするように「それから急に、義母の私への態度が豹変しました。今まで優しく朗らかに接してくれていた義母が、不倫現場を見られてしまったのがよほど気に入らなかったのか、私に意地悪をするようになって…。息子である私の夫にも私の悪口を言うようになり、事情を知らない夫は『母さんに何かしたの?君への風当たりが強すぎる気がするんだけど』『母さんがあんな露骨な態度をするなんて、よほどのことをやらかしたんじゃないの』などと言い始めて。義母の不倫を打ち明けたくて喉元まで出かかったけれど、キツく口止めされたので言えません。どうすればいいのか悩み続けて時間ばかりが過ぎていき、その間も義母の嫌がらせはエスカレートしていきました」嫁に不倫を知られてしまった気まずさからか、有紗さんに対して「ダメな嫁」「息子がなんでこんな女性を選んだのかわからない」などと言うようになり、義母との間に深い溝ができてしまった有紗さん。そのうち「もう有紗さんはウチ(義実家)に来ないで」とまで言われるようになり、夫も有紗さんを責めるようになっていったのだとか…。義母の不倫を知ってしまえば、戸惑いと困惑を覚える妻は多いでしょう。義父や息子には内緒にしてとお願いされれば、ますますどうすればよいのか悩んでしまいます。人の道に外れたことをしておいて自分だけが逃げ切ろうとしても、うまくはいかないのが世の常でしょう。©chinaface/Kohei Hara/gettyimages文・並木まき
2023年02月26日ひょんなことから夫の不倫が発覚することもあります。30代の真美さん(仮名)は、引っ越し作業をきっかけに夫の不倫を知ってしまったそう。長期にわたって自分を裏切り続けていた夫への制裁を計画した30代妻のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。引っ越し作業中に夫の不倫が発覚…!真美さんは結婚4年目のときに夫の転勤が決まり、急きょ家族で引っ越しをすることになりました。急な決定だったため、仕事の引き継ぎに追われた夫は引っ越し作業にほとんど参加できず、真美さんが一人で作業を進めていたそう。作業中に夫の荷物を片付けていると、不倫相手と思われる女性からの手紙を何通も発見し、これをきっかけに夫の不倫を知ってしまったのだとか…。「うちの夫が不倫をするなんて疑ったこともなかったので、手紙を見つけたときは“まさか!?”と。開封してあったので悪いと思いつつも中身を読んでみると、それは不倫相手の女性が夫への恋心を綴った手紙だったんです…。手紙の内容から、夫の不倫は私と結婚した直後から始まったこと、出張や帰省と嘘をついてその女性と旅行に出かけていたことを知りました。手紙を読んでかなりショックを受けたのですが、すぐに夫への怒りの感情が湧いてきて。仕事に追われる夫を必死にサポートして、急な転勤にも黙ってついて行こうとしていた矢先に、私に隠れて不倫を続けていたと思うと悲しさよりも不愉快な気持ちのほうが大きくなったんです」すぐに夫への制裁を計画…しかし予想よりも難航不倫が発覚したものの、すぐに夫を問い詰めるのではなく、きちんと制裁を下そうと考えた真美さん。転勤をきっかけに不倫相手との仲も切れるだろうと考え、不倫を問い詰めるのは引っ越しが完全に終わってからにしようと決めたそうです。「転勤先は暮らしていた場所から飛行機で移動するほど距離が離れていたので、さすがに遠距離不倫まではしないだろうと思ったんです。だから、夫が不倫相手と完全に切れたころを見計らって、発見した手紙の写真を見せて夫から慰謝料をもらおうと計画しました」このときの真美さんは、離婚せずに夫から慰謝料だけを受け取って、不倫問題の解決を図ろうと考えていたそう。ところが、真美さんの計画は予想外の展開によって崩れていきます。「なんと、転勤後も夫と不倫相手は縁を切らなかったんです。信じられないことに、夫の転勤に合わせて不倫相手の女性も転勤先に引っ越してきて…」転勤後も夫の行動に不審な点が多いことに疑問を抱いた真美さんは、すぐに探偵に依頼して夫の身辺を調査。すると、夫は不倫相手の女性が住むアパートに入り浸っていることが判明したのです。ひょんなことから不倫が発覚する例は決して少なくありません。不倫の証拠を見つけたとき、真美さんのように冷静に対処できると、ダメージを最小限に抑えられる場合もあります。しかし不倫は夫が一人で企てているわけではないため、不倫相手の行動によって思わぬ方向に物事が進んでしまうこともあるでしょう。©Panupong Piewkleng/west/gettyimages文・並木まき
2023年02月19日