4年間の片思いを断ち切って、アプリで知り合った男性と結婚した35歳の千秋さん(仮名)。結婚後に片思いの相手と再会し、プラトニックな浮気がきっかけで家庭崩壊へと進んでしまいます。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代夫婦の衝撃的なエピソードをご紹介します。寝ても覚めても彼のことばかりを考える日々「4年間片思いした彼と再会してから、寝ても覚めても彼のことばかりを考える日々を過ごしていました。完全に彼に気持ちを奪われた状態になってしまったんです。でも、肉体関係はないので夫を裏切ってはいないと自分に言い聞かせていましたね。だけど、他の男性を想いながら夫に抱かれることができず、すぐにセックスレスになってしまい、不満を募らせた夫が私を責め立てることが増えました。それに、普通に会話をしていても夫の話がちっとも面白くないと思ってしまって……。だんだんと返事をするのも億劫になり、夫婦仲は冷めていく一方でした。それでも私は夫に対して申し訳ないという感情すら湧かず、完全に片思いの彼に気持ちがいってしまっていて……。彼とは週に数回LINEをする程度の仲でしたが、他愛もない世間話をするだけで私は幸せな気持ちになるくらい、彼に夢中だったんです」夫は千秋さんが家庭や自分をないがしろにしていることに腹を立て、浮気を疑ったそう。しかし浮気の証拠もなく、ただ夫婦間の溝が深まっていくだけの時間が流れたそうです。夫婦仲はあっという間に崩壊… 離婚を望む夫「それから3か月後に、いきなり夫が『離婚したい』と言い出し、サインをしてある離婚届を渡してきました。まだ子どもがいないことや、私が夫からの性生活の求めに一切応じていないことが、夫が離婚したいと考えた理由だそうです。正直、4年間のつらい片思いの末にやっと手に入れた結婚生活だったので、離婚したくはありませんでした。でも、好きでもない夫に嫌々抱かれるのも違うなって思って、1か月ほど考えて、夫からの離婚の申し出を受け入れることにしました。夫は最後、声をあげて泣いていましたね。『君は浮気をしているわけではないけれど、他に好きな人がいるのは気づいてた。浮気をしてくれたほうが君を恨めた分だけ楽だったかもしれない、自分以外の男性に純粋な想いを持ち続けている妻と暮らすのは地獄だった』と言われました。私もそんな夫に対して、申し訳ないという気持ちになりました」離婚後、元夫との連絡は完全に絶っていると話す千秋さん。片思いの彼とは今でも週に数回LINEをする仲だそうですが、千秋さんの方から彼を誘っても仕事を理由に会ってもらえず、相変わらずの片思い状態が続いているそうです。「正直、どうするのが正解だったのか今でもわかりません。でも、夫には本当に悪いことをしたなって思っています。好きな人への気持ちを整理して結婚したつもりでしたけど、結婚に焦りすぎていたのかもしれません」片思いの相手への未練をきちんと整理しないままに結婚してしまうと、予想外のアクシデントに見舞われることもあるようです。千秋さんのケースでは、片思いの彼と再会したことが、夫婦仲が崩壊するきっかけになりました。結婚したらプライベートの場で異性とはふたりきりで会わないことが、アクシデントを未然に防ぐ唯一の方法なのかもしれませんね。©chachamal/PonyWang/gettyimages文・並木まき
2022年12月14日長年想い続けた人と、結婚後にひょんなことから縁が深まることもあります。35歳の千秋さん(仮名)は結婚2年目の終わりに、4年間片思いを続けた男性と再会。一線を超えることはなかったものの、片思いの相手が目の前に登場したことで夫婦仲に大きな亀裂が走ってしまったそうです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、プラトニックな浮気によって夫婦仲が崩壊したエピソードをご紹介します。4年間の片思いに終止符… 婚活アプリで知り合った男性と結婚「私は4年間、同じ人を想い続けてきて2回もフラれました。もう完全に脈ナシだなとわかっていたので、諦めるためにマッチングアプリに登録して知り合ったのが夫です。もともと婚活目的のアプリだったので、夫は最初から結婚前提で相手を探していて、片思いを完全に吹っ切りたかった私も夫のプロポーズをすぐにOKして結婚をしました」わずか交際期間5か月で、千秋さんは夫とゴールイン。盛大な挙式や披露宴は行わず、家族だけで式と食事会を開く質素な結婚式だったと言います。「コロナ禍だったので、派手な結婚式はしなくていいかなってふたりで話し合って決めました。夫は真面目な性格で、アプリで知り合った私のこともすぐに信用してくれて、結婚後も夫として文句のない人でしたね」穏やかな日常を過ごしていたあるとき、千秋さんはずっと片思いをしていた男性からSNSのダイレクトメッセージを受信。そこには「元気?久しぶりに食事でもどう?」と書かれていて、メッセージを見た瞬間、千秋さんの中で封印していた感情が再び蘇ってきたと言います。一線は越えないと心に誓って片思いの相手と再会「ずっと好きだった相手ですから、さすがに心がざわつきました。結婚しているから夫には悪いと思いましたけど、会うだけなら浮気にならないし、私も彼に会いたいなって思ったので、OKの返事をしたんです。私のSNSには、新婚生活の様子も投稿していたので、おそらく彼はそれを見て私が結婚したことは知っていたはず。それでも誘ってくるってことは、今後は友人としていい関係を築きたいのかなという期待もありました」その数日後、千秋さんは片思いを続けていた男性とランチに出かけたそう。しかしその場で、千秋さんは予想だにしなかった自分の感情に直面することに……。「会った瞬間、諦めたはずなのに『やっぱり彼が好き!』って思ってしまって……。もちろん本人にはそんなことは言えないし、言ったところでフラれるのもわかっているから、何も言いませんでした。でも、会っている間はずっと胸がときめいてしまうし、彼のすべてがカッコよく見えてしまうし、ずっと一緒にいたいな、このまま時間が止まってしまえばいいのに……って考えていましたね」彼への気持ちを再確認した千秋さんでしたが、自分が結婚していることや彼に過去数回もフラれていることもあり、その想いは自分の中だけで封印しようと決意したそう。つまり「プラトニックな恋」を続けることを、心に決めたと言います。過去に恋した相手への想いを抱えたまま、別の人との結婚を選んだ人もいます。そんな人が想いを寄せていた人と再会すると、当時の恋心を思い起こしてしまうことだってあるでしょう。しかし、それが結婚生活に影を落とし、パートナーを傷つけるきっかけとなる可能性は大いにあり得るのです。©SunnyVMD/recep-bg/gettyimages文・並木まき
2022年12月14日麻衣子さん(仮名)は、3歳上の夫と職場恋愛を経て結婚。しかし、結婚直後から夫の帰宅が遅くなり、休日出勤が増えたことに違和感を覚えるように…。そして、人事部に配属された夫が新入社員と不倫をしていた事実を知ります。その後、夫の転勤を機に、夫婦仲に亀裂が走ってしまったそうです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、社内結婚後に夫が社内不倫に走り、衝撃的な結末を迎えた夫婦のエピソードをご紹介します。不倫の末に夫は左遷… 衝撃の展開を作っていた人物とは「夫は地方に左遷という形で転勤になったことに、大きなショックを受けているようでしたね。それまで、周りから出世候補と言われて順調にきていたので、それが崩れてしまったことで、仕事への自信を失ってしまったようです。でも不倫をしたのは事実ですし、異動を受け入れるしかないので、夫は単身赴任をすることになりました。夫婦での話し合いのときに、相手の女性とは『一度だけ体の関係を持った』『もう別れ話をしていて個人的には会っていない』という説明を受けました。でも、人事部に配属されてからの夫はずっと帰宅時間が遅いだけでなく、休日まで仕事と言って家を空けていたので、“一度だけ”ということはないだろうなと思いましたね。それにしても、当時の私が不可解だったのは、なぜこんな急展開になったのかということ。不倫をしていたとしても、たった数か月でここまでの話になるなんて、何かがおかしいという気がしていたんです」夫はその後、すぐに単身赴任で転勤し、別居生活がスタートしました。しばらく経って、麻衣子さんは同僚から一連の出来事の経緯を聞かされることになり、驚愕したそう…。不倫相手の“腹いせ”がきっかけで夫は落ちぶれていき…「夫が単身赴任をして1か月くらい経った頃に、“夫と別れたくなかった不倫相手が人事部長に密告し、夫は異動、不倫相手は退職することになった”という経緯を同僚から聞きました。不倫の噂があったとしても、こんなに急に制裁が下されるのは変だなと思っていたので、私もそこで初めて一連の展開が腑に落ちましたね。その頃、夫からは毎晩のように電話で『過ちを許してほしい』『夫婦関係を再構築したい』と泣きながらお願いされていたのですが、すでに私は夫に愛想を尽かしてしまっていて。とてもじゃないけれど、夫を許してまた夫婦としてやっていく気持ちにはなれなかったので、離婚することに決めたんです。離婚は夫の不倫が原因なので、きちんと慰謝料をもらって再スタートを切ろうと決めました。お互いに同じ職場で働く立場ですが、私が自分の上司に相談したところ、事情が事情なので、私に不利になるようなことはないだろうと言ってもらえたことも、離婚を決意できた理由でした」麻衣子さんは、夫から慰謝料をもらって離婚。人事部長に不倫を密告した不倫相手は、自主退職をしたそうです。現在も麻衣子さんは当時と同じ職場で働いていますが、転勤となった夫はその後も地方を転々としており、離婚後に麻衣子さんと元夫が仕事で顔を合わせることは一切ないとのことでした。社内結婚をしたのちの社内不倫では、不倫問題が夫婦間だけでは収まらなくなることも少なくありません。離婚をしたくても、仕事への影響が不安になる環境だけに、踏み出せない人も少なくないのではないでしょうか。麻衣子さんのケースでは、周囲が麻衣子さんに対して理解があったことも、早期に決断できた背景かもしれません。©Thanakorn Puengprakaisri/EyeEm/gettyimages©EyeEm/Fairfax Media/gettyimages文・並木まき
2022年12月10日38歳会社員の男性の祐介さんが妻に不倫をされて離婚した後、まだトラブルは続いていました。不倫はいつまでも尾を引きます。民法709条違反となる不倫。そんな不倫が実は身近でも起こっています。【実は身近にある不倫】シリーズ、野々原なつめが見聞きした不倫の実録について綴っていきます。【実は身近にある不倫】元妻を訴えた夫、勝利の兆し祐介さんは離婚後、すぐに婚活を始めて新しいパートナーと出会います。そして1年後、パートナーと同棲を始めました。しかし、同棲前までは子どもとの面会交流が月1泊2日で行われていたのに、何かと理由をつけて子どもと会わせてくれなくなりました。元妻は祐介さんの新しいパートナーのTwitterアカウントを見つけ「この女性のツイートを見るかぎり、子どもの教育に悪い人なので子どもには会わせられない」と言うのです。しかし祐介さんの新しいパートナーは教育に悪いどころか教育関係の仕事にも携わっている女性でした。さらに元妻は、新しいパートナーが同棲のために引越した当日「ここが新居です!」とTwitterに写真を投稿すると、間取りだけで自宅を特定し「なんでわざとうちから550mしか離れていない所に引っ越してきたんですか!?」と祐介さんのパートナーにDMを送りつけてきたのです。当時は元妻の住所も知らず、本当に偶然近所だっただけなのに。そして、元妻は祐介さんを着信拒否にしてしまいます。元妻のTwitterのアカウントも削除されてしまいました。「元妻と連絡が取れないので義母に連絡しても全く話が噛み合いません。元義母に『娘さんをきちんとしてください。面会交流をしてくれないと不倫の訴訟や面会交流調停を起こします。〇月〇日の17時まで返信を待っているので、返信がなければ法的手段に出ます。娘さんには支払い能力もありませんし、訴訟を起こすと弁護士費用もかかります。それを払うのはあなた達、親ですよ。お互い無駄なお金を使うことになります。きちんと面会交流をさせてくれれば訴訟は起こしません』とメールしましたが、返信はありませんでした。なので、子どもたちには本当に申し訳ないのですが元妻を不倫で訴え、面会交流調停を行うことにしました。運が良いことに、新しいパートナーは仕事上いろんな人と付き合いがあって人脈が広く、男女問題のスペシャリストと呼ばれる最強弁護士を紹介してくれました」そこからは裁判と面会交流調停の準備に入りました。不倫の証拠や今までの面会交流の日程を弁護士に送ると、内容証明を作成・送付してくれました。しかし、ここからまた非常識な出来事が起こります。「内容証明を送ったら受取拒否されたと弁護士から連絡が来ました。通常、内容証明が届いたら速やかに内容を確認して弁護士に相談しに行きます。しかし、元妻は内容証明の実物が手元にないので弁護士に相談しに行けません。正直、元妻がここまで常識がないとは思っていなくて驚きました。弁護士さんも『内容証明の受取拒否なんてここ数年で久しぶりですよ』と笑って呆れていました。とりあえず内容証明と訴状では慰謝料300万を請求しています」祐介さんのパートナーは他にも内容証明を拒否しているような常識のない人がいないのかTwitterで「内容証明拒否」で検索をかけると「元夫が弁護士をつけて訴えてきた。内容証明は受取拒否した」という内容のツイートを見つけました。そのアカウントは自身の顔写真も載せていたため、パートナーが祐介さんに確認したところ、元妻本人だと確定。しばらくはそのアカウントを見て元妻の様子を探っていましたが、訴状を送った途端、鍵アカウントとなったとのことです。さて、訴状が届いてようやく弁護士を探し始めた元妻でしたが、第一回目の裁判までに弁護士をつけることができず、何もないまま第一回目の裁判は終わりました。「弁護士さんは『後は慰謝料の金額を決めるだけですね』と余裕の表情でした。実は離婚直前、元妻と連絡が取れなくなったので元妻の職場に行ったり何度も電話をかけていたりしたら元妻が警察に『夫の電話がしつこい』と相談したらしいんです。それであるとき警察署から電話がかかってきました。警察署の方は『奥様からお話はうかがいました。奥様は不倫をされたと自分でおっしゃっていました。ストーカー対策のため、こちらも一応電話をしないといけない決まりなので電話したのですが、これはストーカー案件ではないので…』と呆れていました」そして、裁判の第二回目を迎えようとしたとき、ようやく元妻側に弁護士がつきました。しかし、元妻側の弁護士の意見書には驚くべきことが書いてありました。「数年前から既に夫婦は破綻状態にあったと書いてあったんです。破綻なんてしていないですし、こちらの弁護士さんいわく、夫婦の破綻状態とは何年も別居状態が続いていることを言うそうなので、これには当てはまりません。嘘ばかりの内容でした。こちらの弁護士さんによると『何も勝ち目がないときよく使われる手法ですよ、安心してください』とのことでした。また先日、電車に乗っていたら元妻と息子を見かけました。慌てて車両を変えたのですが、元妻は追い詰められているのかマスク越しでもやつれているのがわかりました。ずっと会えていない息子が元気そうだったので、それは嬉しかったです」パートナーとも順調で、日々おいしいものを食べに行ったり映画を観たり、結婚していたときはお小遣いが月1〜1.5万円で欲しいものが買えなかったので今は好きな映画のブルーレイボックスなどを買って楽しく幸せに過ごしているという祐介さん。内容証明を拒否したがために弁護士をつけるのが遅くなってしまった元妻。無知でいると損をします。それに今はネットで何でも調べられる時代なのになぜ内容証明を拒否したのか不思議でなりません。祐介さんには今、不倫裁判の勝利の兆しが見えています。©monzenmachi/Getty Images©Farknot_Architect/Getty Images取材・文 野々原なつめ
2022年12月10日社内恋愛からゴールインして幸せになる夫婦も多い一方で、夫の裏切りによって予期しなかった末路を迎えてしまった人も…。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、社内結婚の末に夫の不倫によって悲劇的な結末を迎えた夫婦のエピソードをご紹介します。みんなに祝福されて社内結婚!しかしそんな幸せに暗雲が…30歳目前の麻衣子さん(仮名)は、新入社員のときに配属された店舗で3歳年上の先輩と出会い、交際の末に20代でゴールインしました。「周りから祝福されて結婚できたことで、私は幸せを噛み締めていたんです。ちょっとお堅い体質の職場なので、結婚後は夫と同じ部署や店舗にならないよう配慮される形で、共働きを続けてきました。けれど、順調に出世していると思っていた夫が実はそうではなかったとわかり、私が描いていた理想の結婚生活はもろくも崩れたんです…」結婚直後から夫の帰宅時間が遅く、麻衣子さんは仕事一筋の夫の体調を心配するも、「出世のために頑張っているのだろう」と、口うるさく言わずに見守り続けたとのこと。そんなある日、夫が人事部に異動となり、採用や新入社員の研修担当に。夫の帰宅時間がさらに遅くなって休日出勤が増えるなど、家にいない時間がさらに増えたそうです。「人事ってこんなに忙しいのかな?という疑問は、なんとなくありました。また、当時社内では『人事部の人間と新入社員がデキているらしい』という噂があって、『そんなことってあるんだ~。ウチは堅い会社なのによくやるよね~』と思っていたんです」新入社員と不倫をしている人がいるという噂を耳にしてから数日後、麻衣子さんが夫にその話をすると、「俺はそんな話は聞いたことがない」と一蹴されたそう。麻衣子さんは、その噂のことも忘れて過ごしていたそうですが…。新入社員との不倫がばれて夫は地方に左遷「それからしばらくして、異動シーズンではないはずなのに、夫が地方の店舗に異動となる通知がきました。しかも出世候補だったはずの夫が、なぜか栄転とは言えない役職での異動だったので、何かがおかしい…と思ってピンときたんです」すぐに麻衣子さんが夫を問い詰めると、衝撃の事実が発覚。人事部で新入社員と不倫をしていたのは、なんと麻衣子さんの夫だったのです…。社内結婚をした夫婦間でも、夫の不倫問題が勃発することがあります。夫婦が結婚後も同じ職場に勤務しているケースでは、夫の不倫相手も同じ職場にいるという複雑な関係性になる例も少なくないようです。©Thanakorn Puengprakaisri/EyeEm/gettyimages©globalmoments/gettyimages文・並木まき
2022年12月10日取引先の社長・昌也さんと不倫関係になってしまった真子さん(当時27歳)。もともとは不倫反対派だった彼女ですが、昌也さんから「妻が豹変してしまい、自分のお金で豪遊して年下男性と浮気までしている」という話を聞かされ、同情心が芽生えます。次第に「自分が彼を幸せにしてあげたい」と思うようになった真子さんは、ますます不倫にのめり込んでいったのです。「妻よりも君を愛してる」という彼の言葉に溺れ…「昌也の奥さんは、元モデルで超美人らしいという話が会社でも知れ渡っていたので、いろいろ調べているうちに奥さんのInstagramにたどり着きました。インスタを見たら、確かにすごくきれいでスタイルも抜群。でも悔しいとは全く思いませんでした。むしろ、昌也はこんなに美しい奥さんよりも私の方を愛しているんだ…という優越感が芽生えました」しかしInstagramの投稿の中には、夫婦で映っている写真やデート中の投稿なども混ざっていたといいます。「本当は夫婦仲はうまくいっていないのに、インスタでは頑張って幸せなふりをしているんだな…と、見栄っ張りなところに呆れました。親友に見せたら『本当は夫婦仲は順調で、真子にだけ嘘をついているんじゃないの?』と疑っていましたが、私は昌也を信じていました」昌也さんは「妻とは必ず離婚する」と口癖のように言い続けていました。しかし妻が離婚届になかなか判を押そうとしないため、離婚話が進まないというのです。そうして気づけば、昌也さんと不倫を始めて3年が経過していました。「待つのは辛かったけれど、昌也がいつも『妻より真子を愛してる』『真子ともっと早く出会いたかった』と言ってくれるので、それだけで心が満たされたんです。離婚は時間の問題だとわかっていたので、辛抱強く待とうと思えました。ところが、信じられないことが起こったんです」妻のInstagramで知った衝撃の真実ある日、妻のInstagramを見ていると、衝撃的な投稿が目に飛び込んできました。それはなんと、【ご報告】という文字で始まる妊娠の報告だったのです…!投稿によると、何年も前から子どもが欲しかったのになかなか恵まれず、夫婦で協力してようやく授かった待望の子どもなのだとか。「すぐに昌也を問いただしました。彼は、私が奥さんのインスタをフォローしているのは知らなかったので、『なんでバレたんだ』という顔で相当焦っていました。でもそれを機に、手のひらを返したように彼の態度が変わったんです。LINEや電話を無視されるようになって、会ってもらえなくなりました。結局『奥さんとはもう終わっている』と言っていたのも、『離婚を考えている』と言っていたのも、何もかも嘘だったんです」貴重な3年間を無駄にしてしまい…さらには仕事でも、お得意先だった昌也さんの会社から突然仕事を打ち切られてしまいました。営業担当だった真子さんは、上司から『何をやらかしたんだ』と相当絞られたのだとか…。結局真子さんは、何を得ることもできず、20代後半の貴重な3年間を無駄にしただけで終わりました。「結局私は騙されたんだ…と最初は自分の運の無さを嘆いていました。でもよく考えたら、彼が既婚者であることは承知の上で自ら不倫の道に飛び込んでいったんだなと気づきました。昌也と付き合う前は、不倫をする人のことを見下していたし、『不倫に溺れて自分のことしか見えなくなるなんて、愚かだなあ』と本気で思っていました。でもいつのまにか、私がその立場になっていたんです。不倫をして結局不幸になっていく女性をたくさん見てきたのに、いざ自分がその立場になると、自分は特別で、自分だけは絶対に幸せになれる!と思い込んでしまうんですよね。それが不倫の恐ろしいところだと、身をもって知りました…」自分は絶対不倫だけはしない。そう心に固く誓っていたはずなのに、気づいたら不倫の沼に落ちていたというケースをたくさん聞きます。特に浮気を繰り返す既婚男性は、女心をくすぐる甘い言葉を囁いてきます。それに打ち勝つ強い意志が必要だとあらためて感じるエピソードでした。©Gu Studio/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©tuaindeed/Gettyimages文・取材 小泉幸
2022年12月10日不倫を経験した女性に話を聞くと「まさか自分が不倫に夢中になるなんて思ってもいなかった」という言葉をよく聞きます。しかし自分には無縁だと思っていたのに、気づいたら道ならぬ関係に溺れ、抜け出せなくなってしまうことがあるのだとか…。今回は、既婚男性の甘い言葉を信じた結果、信じられない悲劇が待ち受けていたという真子さん(当時27歳)の経験談を聞いてきました、もともとは不倫反対派だったはずなのに…PR会社に勤めていた真子さんが、昌也さんと出会ったのは27歳の時でした。取引先のベンチャー企業の代表が昌也さんだったのです。「昌也は37歳で私の10歳年上でしたが、最初に一目見た時から素敵だな…と思っていました。いかにもモテる経営者という感じでしたね。でも、彼が既婚者であることは知っていたし、単なる“取引先のイケメン社長”くらいの感覚でした」真子さんはもともと、不倫反対派。これまでも仲の良い女友達が不倫にハマるたびに「時間の無駄だよ」「人の家庭を壊すなんて最低だよ」と説教してきたほどです。「世の中の不倫に溺れる人たちを、いつも心のどこかで馬鹿にしていたんです。だからまさか自分が不倫することになるなんて、想像していませんでした。きっかけは、ある時二人で飲みに行ってしまったこと。大きな会社ではないので、社長の彼と直接打ち合わせすることもあり、打ち合わせの帰りに食事に誘われたんです。二人きりで食事に行くことに抵抗はありましたが、相手は取引先の社長だったので断れなくて…」最初は仕事の話が中心でしたが、お酒が進むにつれてプライベートの話になっていきました。悪妻に苦しめられる彼に抱いた、同情心「彼の奥さんは、元芸能関係とかで、『奥さんが超美人らしい』というのは会社でも有名でした。ところが彼と飲んでいる時に、『奥さん、すごく美人だって評判ですよ』と話題を振ったら、彼は顔を曇らせるんです。その際に、奥さんとは全くうまくいっておらず、離婚も考えているんだと知りました」昌也さん曰く、以前は優しくて可愛らしかった妻が、結婚後豹変してしまったというのです。もともとはモデルの仕事をしていましたが、結婚を機に引退。専業主婦になったものの、家のことは一切やってくれず、昌也さんのカードでブランド品ばかり買い漁っているのだとか。さらには年下の男性と浮気までしているという始末。「それを聞いたら彼のことがかわいそうになってしまって…。その日以来、昌也とは二人きりで会うようになりました。3回目くらいでカラダの関係ももちましたが、罪悪感はありませんでした。悪いのは奥さんだからです。昌也は、悪妻に苦しめられているかわいそうな男性なんだ、私が助けてあげたい…と思うようになりました」不倫を正当化してますますのめり込み…昌也さんとの関係を、親友にだけは打ち明けたという真子さん。ところが親友からは強く責められてしまったと言います。「親友からは『前に私が既婚者といい感じになった時、猛反対していたよね?なのに結局自分は不倫するの?』とキツく叱られて…。でもそもそも、私との関係が始まる前から、昌也は奥さんとの離婚を考えていました。夫婦はもう破綻していて、ほぼ離婚しているようなものだし、私の場合は単なる不倫とはちょっと違うんです。親友からは『他人からしたら、やってることはその辺の不倫カップルと一緒だよ。早く目を覚まして』と言われてしまいましたが、納得できませんでした」こうして親友の忠告にも耳を貸さず、真子さんは昌也さんとの関係にますますのめり込んでいきました。不倫にハマる女性がやりがちなのが、自らの行為を正当化し、自分は悪いことをしているわけではないと言い聞かせてしまうこと。しかし本人たちにどんな言い訳があったとしても、不倫は不倫です。たとえ恋に溺れても、冷静さや客観性を失わないようにしたいものです。©K-Angle/Gettyimages©west/Gettyimages©recep-bg/Gettyimages文・取材 小泉幸
2022年12月10日勉強ばかりの学生時代を過ごした美帆さん(仮名・34歳)は、恋愛経験もあまりないまま、医学部からの交際相手である裕司さん(仮名)と結婚。しかし、雑誌の取材がキッカケで編集者の諒太さん(仮名)と知り合い、不倫関係に堕ちてしまいます。その後、いったいどうなったのか。結末までを伺いました。関係が始まって3か月「私は恋愛経験が乏しかったこともあり、魅力的な諒太さんに夢中になってしまいました。会いたくて仕方ないという感覚を味わうのも初めてで…。仕事の休み時間に、諒太さんからLINEが来ているだけで嬉しかったですね。ただ、関係が始まって3か月ほど経ったころ、なんとなく諒太さんの対応が冷たくなってきたように感じました。会っていても、“これから取材なんだ”と言って、早くに帰ってしまうんです。とても悲しくて、関係が終わってしまうのではないかと心配にもなりました」シャワーを浴びている隙に…「諒太さんは女性にモテるタイプなので、私は“ほかの女性とも関係があるのではないか”と疑うようになりました。あるときホテルに行った際、諒太さんがシャワーを浴びている隙に、スマホを覗いてしまったんです。すると、女性とのやり取りを発見。複数人の女性と会っているようでした。私は我慢できず、諒太さんがシャワーから出てきたタイミングで、“どういうこと?”と詰め寄ったんですね。すると諒太さんは、“ああ”とだけ言って、焦る様子もありません。そして、“俺は独身だから問題ないでしょ”“別に君とはもう会わなくてもいいよ”と言われてしまったのです…」先輩の男性医師に相談「それから、LINEを送っても返事が来なくなりました。不安でたまらなくなり、誰かに相談したいと思ったんですが、こんなこと誰にも言えませんよね。そこで、彼と面識のある人がいることを思い出したんです。それは、もともと雑誌の仕事を紹介してくれた先輩の男性医師、松山さん(仮名)です。松山さんに経緯を伝えると、とても驚いていました。私のことを昔から知っていて、とても真面目で不倫なんてするタイプではないと思っていたからです。松山さんに話を聞いてもらうことで、少しだけ気分が落ち着いてきました」医局長の耳に入り…「しかし、やはり私は世間知らずでした。相談をしているうちに、私が松山さんに気があると思わせてしまったのかもしれません。あるとき、松山さんと二人で食事をしていると、ホテルに誘われたんです。私は、気持ちが弱っていましたし、相談に乗ってもらった恩もあったので、松山さんの誘いに乗ってしまいました。すると、私と松山さんの関係が噂になり、いつのまにか勤めている病院内に広まってしまって…。噂は医局長の耳にも入ったようで、ついに呼び出されてしまったんです。医局長は“噂が本当であれ嘘であれ、このままの状態を続けるのは良くない”と判断したようで、私はほかの関連病院に異動させられました。もちろん、松山さんとの噂や異動の件は、夫の裕司の耳にも入ります。やがて関係が悪化し、裕司とは離婚することになってしまいました。私は今でも独り身ですが、裕司はその後、若い看護師さんと再婚したそうです」“不倫の沼にハマった女医妻の告白”をご紹介しました。真面目だったはずの女性が道を踏みはずし、夫も職場も失うという不幸な結末を迎えてしまいました。誰のせいでもなく、自分の責任としてしっかり反省し、再び幸せになれる日を目指して進んでほしいものです。©Jose Luis Pelaez Inc/xijian/gettyimages文・塚田牧夫
2022年12月07日真面目なイメージのある医師という仕事。普段どんな生活をしているのか、イメージしにくいところもありますよね。実はそんな人たちも、不倫に堕ちてしまうケースがあるようです。医師として働く美帆さん(仮名・34歳)も、かつてある男性と不倫をしてしまったそう。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。学生時代から付き合っていた男性と結婚「私は29歳のときに、夫の裕司(仮名)と結婚しました。医師は大学卒業後に研修期間に入るととても忙しくなるため、学生時代に付き合っていた人と結婚するケースが多いんですね。私も同じで、裕司とは研修期間が終わったタイミングで籍を入れました。お互いに、子どものころから勉強ばかりしていたので、恋愛経験がほとんどない状態。まったくの世間知らずでしたね。研修期間が終了したあと、私はそのまま同じ大学病院に勤め、裕司は関連病院で働くことになりました」雑誌の取材を受けて「専門医として働き始めて1年ほど経ったころ、先輩の男性医師に、ある仕事を紹介されたんです。それは、雑誌の取材を受けて、医療コーナーのコメントをするというものでした。先輩は学生時代からの知り合いで、信頼できる人でした。取材内容には女性医師のほうがふさわしいとのことで、私を推薦してくれたようです。雑誌には写真も載せられ、それなりに反響がありました。看護師さんたちから“キレイですね”と言われたりして、ちょっと得意気にもなりましたね」出版関係者の集まりに参加「後日、取材担当だった編集の方から、ある会の誘いを受けました。出版関係の方が集まる交流会で、“是非みんなに紹介したい”と。いずれ本を出版する可能性があるかもしれないとのことで、私もその会に参加させてもらったんですね。みなさん、積極的に話しかけてくれて、チヤホヤされるような場面もあり、少し気分が良くなりました。そこで知り合ったのが、編集者の諒太さん(仮名)です。私より少し若く、編集者のなかでもやり手として知られていて、将来も有望。詳しく聞くと、帰国子女で英語も堪能だそうです。頭のキレる印象で、なんとなくオーラを感じるタイプでした」お礼を兼ねた食事会で…「その後、諒太さんの紹介で仕事をすることに。そのお礼ということで、食事に誘われたんですね。イタリアンが中心のお店で、ほかにも何人かいるのかと思ったんですが、行ってみると二人きり。そこでいろんな話をしました。諒太さんは海外に行った経験が豊富で、とにかくいろんな事情に詳しかったですね。私より若いのに、ずいぶん大人な印象を受けました。逆に私はというと、海外には1度しか行った経験がありません。ほとんどの国の道路が右側通行を採用している、ということすら知りませんでした。そんな世間知らずな私に対して、諒太さんが“可愛いね”と言ったんです。恋愛経験なんてほとんどない私にとって、その言葉は胸に突き刺さり、思わずポーッとしてしまいました。そのあと、誘われるがままにホテルへ…。私は、こうして不倫に堕ちてしまったのです」“不倫の沼にハマった女医妻の告白”をご紹介しました。恋愛経験が乏しく、男性慣れしていなかっただけに、普段あまり関わりのないタイプに惹かれてしまったようです。どこで道を踏みはずしてしまったのか…。どんなに魅力的な相手だったとしても不倫をしたことが世間に知られたら、これまでの努力がすべて水の泡となるような事態が待ち受けているのです。©kokouu/Kryssia Campos/gettyimages文・塚田牧夫
2022年12月07日【実は身近にある不倫】シリーズ、民法709条違反となる不倫が実は身近でも起こっています。野々原なつめが見聞きした不倫の実録について綴っていきます。今回はサレ夫が語る、不倫妻の義母の驚きの行動について。【実は身近にある不倫】義母も不倫していた不倫親子38歳会社員の祐介さん(仮名)の妻が不倫していると発覚したとき、義母が妻を怒るかと思いきや、なんと返ってきた言葉は驚くべきものでした。「義母から『男なんだから女の不倫、1回くらいは見逃しなさいよ』と言われたんです。この家族は感覚がおかしいと思いました」そして離婚した祐介さんは以前、元妻が言っていたある言葉を思い出します。「ママがこの間、不倫相手の男の人からブランドのバッグを買ってもらっていた」と言っていたのです。親も不倫すればその子どもも不倫に対してのハードルが下がるのでしょうか。元義父は出張が多く、それをいいことに元義母は不倫をしやすかったのかもしれません。離婚後、元妻は悲惨な状況に陥りました。「元妻はもともとメンヘラっぽい性格でした。でもエセメンヘラという感じで、メンヘラを語るのです。それで、離婚後はお金にも困っているし誰かにかまってほしかったらしく、Twitterに『死にたい』と毎日のように書き込み、市販薬のパッケージの写真を載せて『オーバードーズしたけど死ねなかった』と投稿していました。でもこれはただのかまってちゃんで本当はオーバードーズなんてしていません。オーバードーズなんてしていたらパートも育児もできませんから。悲劇のヒロインぶっているだけでした」また、元妻は不倫したことを一部のママ友に話していました。祐介さんは「不倫のことを話したら子どもたちがいじめられるかもしれないじゃないか!」と激怒。そしてこのかまってちゃんの投稿。そんな元妻からはだんだんとママ友が離れて孤立していっているようです。不倫相手の男は犯罪者!祐介さんは不倫相手の男のことも調べ始めました。まずはTwitterのDMでコンタクトを取り、不倫の事実を認めさせました。そして本名も聞き出し、本名でネット検索をすると、数年前、性犯罪で逮捕されていた事実が明らかになりました。逮捕された際のネットニュースも顔写真付きで出てきました。「こんな危険な男と不倫していたなんて…その時は娘に被害が及んだらどうするんだと恐怖と怒りに震えました」そして、不倫相手の男を訴えようと大手法律事務所に相談すると、その男は生活保護受給者で慰謝料は取れないと言われてしまいました。「不倫発覚の際、義母から『あなたの稼ぎが悪いからお金のある男の人のもとにいっちゃうのは仕方ないわよね』と言われました。でも実際は生活保護受給者で元妻に経済的援助をできるわけがありません。そのことを義母に伝えると、何も言い返せずに黙っていました。親子そろってなんとも配慮のない言動です。元犯罪者の不倫相手ですが、現在はもう元妻と関係を断っているのが不幸中の幸いです。©laindiapiaroa/Getty Images©RUNSTUDIO/Getty Images取材・文 野々原なつめ
2022年12月03日不倫が始まるきっかけは、さまざまあると思います。例えば、仕事関係で出会ったり、同窓会で再会したり…。香澄さん(仮名・30歳)は、SNSをきっかけにある男性と知り合い、不倫に堕ちてしまったそう。いったいどんな状況だったのか、当時の話を詳しく伺いました。ペット可のマンションに引っ越して「夫の陽太(仮名)とは、交際中から同棲をしていました。そのころから私は、“猫が飼いたい”と言っていたんですが、陽太は乗り気ではなくて。なんでも昔、実家で飼っていた犬が死んだときの記憶が今でも辛く、もうあんな思いはしたくないからだと…。2年間の交際を経て、私たちは結婚。結婚を機に引っ越すことになったので、ちょうどいいタイミングと思って猫を飼うことと、ペット可のマンションへの引っ越しを改めて提案しました。そして、すべて私が面倒を見るという条件付きで、ついに猫を飼うことになったんです」SNSにコメントが…「保護猫を迎え入れようと思い、譲渡会に参加しました。そこで、茶色い毛並みの6か月の雌猫ちゃんにひと目惚れ。受け入れの条件をクリアして、無事に迎え入れることができ、メル(仮名)と名付けました。そして私はメル専用のSNSアカウントを作って、日々の様子をアップし始めました。ですが、最初はなかなか懐いてくれず、トイレもうまくできません。そんな様子もSNSに載せていると、ある人からコメントの書き込みがありました。コメントをくれたのは、2匹の猫と暮らす男性でした。“砂を変えてみるといいかもしれない”とアドバイスされ、言われた通りに試してみたんですね。すると、うまくトイレができるようになったんです」男性の飼い猫に会いに行って…「男性にDMでお礼を伝えると、向こうからも返信が来ました。そこから、DMでやり取りをするように。ほかにも、飼育に関する悩みなどを相談すると、丁寧にアドバイスをくれました。そんなやり取りを続けるうちにだんだんと打ち解けていき、男性が飼っている猫ちゃんにも会ってみたいと、何気なく送ったんです。すると、“よかったらどうぞ”と、本当に家に伺うことになりました。男性宅の最寄り駅で待ち合わせをして、家に向かいました。男性は彰浩さん(仮名)といい、年齢は私のひとつ下。穏やかで、ちょっと不思議な雰囲気の人でした。飼っている猫ちゃんは、1匹は警戒心が強かったのですが、もう1匹はとても人懐っこくて、私にもすぐに寄って来てくれました。その日は、1時間ほど過ごさせてもらって帰りました」2匹のたわむれる姿を見ているうちに…「彰浩さんと連絡を取り合ううちに、今度は私の家に彼を招くことになりました。夫にはもちろん内緒で、夫が仕事中で留守にしている昼間に来てもらいました。そのとき彰浩さんは、私に懐いていた1匹も連れてきてくれたんです。メルとの相性は大丈夫かな…という心配はあったのですが、すぐに打ち解けて一緒に遊び始めました。2匹がたわむれる姿を見ているうちに、私たちの距離も徐々に縮まっていって…。気付いたら、猫たちと同様に、私たちも寄り添うような状態になっていました。こうして私は、不倫に堕ちてしまったのです」“既婚女性がハマった白昼不倫の告白”をご紹介しました。猫に会うためという目的であったとしても、お互いの家を行き来するような行動には、一線を越えてしまう可能性があります。ほんの少しの気の緩みから、不倫につながる可能性があるということを、自覚しておかなければいけませんね。©neconote/Oscar Wong/gettyimages文・塚田牧夫
2022年12月03日香澄さん(仮名・30歳)は、陽太さん(仮名)との結婚を機に、念願だった猫を飼い始めます。そして、愛猫のメル(仮名)専用のSNSアカウントで発信し始めたことがきっかけで、2匹の猫と暮らす彰浩さん(仮名)と知り合います。ある日、夫がいない昼間に彰浩さんを家に招いたことで不倫関係に堕ち、それからは自宅で密会するようになっていったそう。その後、二人の関係はどうなっていったのでしょうか…。夫の提案でペットカメラを設置することに「夫は、最初はメルにまったく関心がない様子でした。でも、それがだんだんと変化していったんです。高級なキャットフードを買ってくるようになったり、ベッドで一緒に寝るようになったりして、メルに愛情を注ぐようになりました。そして、夫が“仕事中もメルがどうしているのか気になる”“外からでもメルの様子が見られるようにしたい”と言い出したので、ペットカメラを設置することになったんです。購入したペットカメラは録画機能が付いていて、音声も拾える高性能なものでした。そうなると、もう家に彰浩さんを招くことができません。密会中だけスイッチをオフにすることもできませんから…」猫が怪我をしてしまい…「ペットカメラを設置してからは、私が彰浩さんの家に行くようになりました。お互いの都合が合う平日昼間の時間帯で、だいたい2~3週間に1度くらいのペースで会っていましたね。あるとき、初めてメルを連れて、彰浩さんの家を訪れました。彼が飼っている2匹の猫のうち、1匹は大人しいので安心していたのですが、もう1匹の警戒心の強い猫が、メルに襲いかかったんです。やがて激しいケンカが始まって、2匹とも怪我をしてしまいました。すぐに病院に連れていき、大事には至りませんでしたが、面倒なのは夫になんと伝えるかです。とりあえず、ベランダに野良猫がやって来たときに、少し窓が開いていたのでメルが出てしまって、ケンカになったと言いました。一応は納得していた様子だったのですが…」動物病院で待ち伏せ「1週間ほど経ったころ、彰浩さんから“夫に会った”と連絡が。このときは本当に驚きましたね。夫は、メルの怪我の件で、私に疑いを持ったようでした。そして、SNSのアカウントのフォロワーから、彰浩さんのアカウントを見つけたよう。私と同じタイミングで、彰浩さんも飼い猫が怪我をしたと投稿していたのです。同じ時期に同じ内容を投稿していたことで、目星をつけたのでしょう。夫は彰浩さんが住んでいる地域の見当をつけ、その付近にある動物病院の近くで待ち伏せをして、彰浩さんに声を掛けたのでした。あまりに突然のことで彰浩さんはうろたえてしまい、ただ謝るしかなかったそうです」夫の復讐「こうして私たちの不倫は、夫に知られることとなりました。怒りが冷めやらぬ夫は、彰浩さんのSNSのアカウントに、不倫の経緯を綴った長文や、酷い内容のコメントを書き込みました。それで、彰浩さんはアカウントを閉鎖せざるを得なくなりました。不倫が発覚した後も、しばらくは一緒に暮らしていたのですが、夫がやはり精神的に耐えられないと…。“猫を見るのも辛いから、メルと一緒に出て行ってほしい”と言われて、別居することになりました。その後、離婚をして1年ほど経ちます。私が不倫をしたせいで、夫が猫嫌いになってしまったとしたのなら、本当に申し訳ないです」“夫が行った妻の不倫相手への復讐”をご紹介しました。せっかく夫が猫に愛情を注ぐようになったのに、なんと悲しい結末でしょう。夫の陽太さんは、愛猫をきっかけに妻が不倫に走っていたと知って、心に深い傷を負ったはず。そんな状況に追い込んでしまった彼女は、重い十字架を背負って生きていくことになるのでしょう。©xijian/Dave G Kelly/gettyimages文・塚田牧夫
2022年12月02日茉奈さん(仮名・32歳)は、夫の駿介さん(仮名)の海外赴任が決まり、同行することに。夫の出発から1年後に、息子を連れてアメリカで暮らし始めました。そこで駿介さんから、同僚のアンナさんを紹介されます。ある日、二人が電話で話しているのを聞いて不倫を確信したそう。その後、いったいどうなったのか、結末までを伺いました。夫のキス現場を目撃「一時帰国から戻り、アメリカでの生活が再開して1か月が経ったころ。駿介がまた同僚たちと飲みに行ったんです。私は既にアンナとの関係を疑っていたので、ソワソワしながら夫の帰りを待っていました。そして、そろそろ帰ってくるであろう時刻に、ベランダに出て2階から外を眺めていたんです。すると、1台の車がマンションの手前で止まりました。助手席には駿介が、運転席にはアンナが乗っていました。そこで、駿介が車外に出ようとする前に、二人がキスをしたのです。挨拶といった言い逃れはできない、それはもう濃厚なキスでした…」夫が不倫を認めて…「駿介が部屋に戻ってきたところで、アンナとの関係を尋ねました。何もないと言いましたが、キスしていたのを見たと伝えると、口をつぐみました。そして、“すまない”と言い、関係を認めたのです。私は泣きながら、“とりあえず日本に帰る”と言いました。すると駿介は、“俺はもう戻らない”とひと言。なんと、“もう夫婦関係を戻すつもりはない”、“離婚してアンナと一緒になりたい”と言い放ったのです」アメリカで離婚手続きを進めることに「駿介の発言に呆れましたね。アンナとの関係がいつから始まったのかと尋ねると、私たちがアメリカに来る少し前からだと答えました。そして、今は本気であり、意思は変わらないと。そこから離婚に向けて話を進めましたが、住んでいるのはアメリカです。どう手続きしていいものか全く分かりませんでした。そこで、日本に住んでいる友人に頼んで、弁護士さんを紹介してもらいました。連絡をとって話を伺うと、離婚届は日本から郵送してもらうか、ネットでダウンロードなどもできるとのこと。また、慰謝料や親権などは、二人の戸籍がある日本の法律に従うことを教えてもらいました」慰謝料は取れない…?「慰謝料や親権などに関しては、問題なく進められるであろうということでしたが、私としてはアンナにも制裁を与えたかったんです。だから、慰謝料を取れないかどうかも聞いてみたんですね。弁護士さんの回答は、“難しいかもしれない”とのことでした。アンナの国籍はアメリカであり、その州の法律などに従うことになるだろうと。しかも、アメリカなどでは、不倫をした時点で夫婦が破綻していると見なされる場合が多く、慰謝料が発生することが少ないそう。そういった説明を聞き、アンナへの慰謝料請求は断念。私と息子は日本に帰国し、記入済みの離婚届を提出しました。駿介はというと、不倫の事実が会社に知られたことで、強制帰国となりました。アンナの近くにいたかったはずなのに、結局離れ離れになったのです。アンナから慰謝料をもらえないのは残念でしたが、少しすっきりしました」“海外赴任先で夫に不倫をされた女性の結末”をご紹介しました。国境を超えた恋愛にロマンチックさを感じますが、所詮は不倫です。不誠実な愛が、幸せな結末で終わることはないのです。©Vasily Pindyurin/xijian/gettyimages文・塚田牧夫
2022年11月30日仕事によっては、転勤などが多い場合もあります。その転勤先で出会った相手と、不倫に堕ちてしまうというケースもあるでしょう。茉奈さん(仮名・32歳)も、以前旦那さんの転勤により悲劇の体験をしたそう。いったい何があったか、当時の詳しい状況を語ってもらいました。夫の海外赴任に同行「私が27歳のとき、のちに夫となる駿介(仮名)と出会って結婚。そしてすぐに息子が生まれました。駿介は物流関係の仕事をしているんですが、結婚してしばらく経ったころ、海外赴任が決まったんです。行き先は、アメリカのカリフォルニアでした。私も息子も一緒に行くつもりだったんですが、まだ息子が小さかったので、両親とも相談して“もう少し落ち着いてからのほうがいい”ということになり、1年後にアメリカに向かいました。私は英語ができないし、最初のころは慣れない土地で右も左も分からず、心細かったですね。毎日のように親と電話をしていました」夫の同僚の女性と遭遇「私たち家族は、中心部にあるマンションの2階に住んでいました。近くに大きなスーパーがあったので、駿介の休みの日に3人で買い物に出かけました。すると、買い物中に夫が“あっ”と言って立ち止まったんです。向かいには、外国人の女性が立っていました。どうやら、近所に住んでいる職場の同僚とのこと。名前はアンナといって、金髪で背が高く、モデルさんのようでした。日本語が話せるらしく、“何かあったら相談して”と言われて心強く感じました。女性の知り合いができて嬉しかったです」夫の帰宅が遅くなり…「夫が職場の人たちと飲みに行って、帰りが遅くなったことがありました。車には乗れないので、タクシ―で帰ってくるのかなと思いながら待っていたんです。深夜になって、駿介が帰宅。だいぶ酔っているようなので、“大丈夫?”と尋ねたんですね。私は、体調について聞いたつもりでしたが、“アンナに近くまで送ってもらって…”と、どのように帰ってきたのかを説明したんです。それが、ずいぶんよそよそしく感じたんですよね。あらかじめ、そうやって伝えようと考えていたんじゃないかというような…。ちょっとした違和感をおぼえました」電話でヒソヒソと会話する夫「私たちがアメリカに渡って1年ほど経ったころ、家族で一時帰国をしました。1週間ほど日本で過ごしたんですね。私は、友だちと会ったり、買い物をしたかったので、息子を親に預けて出かけていました。そして、夕方ごろにいったん自宅に戻ったんです。すると、駿介の部屋から声が聞こえてきました。どうやら、電話か何かで話している様子。ヒソヒソと、声を潜めるように英語で会話していました。最初は仕事相手かと思いましたが、ときどき笑ったり、甘く囁いていたりするようにも聞こえました。しかも、相手は女性。その声に聞きおぼえがあったので、おそらくアンナだろうと思いました。私はそのとき、二人の間に何かあると確信したんです」“海外赴任先で夫に不倫された女性の告白”をご紹介しました。家族と離れて暮らしている間に、旦那さんは不倫に堕ちてしまったのでしょうか。寂しかったという理由もあるのかもしれませんが、やはり裏切り行為です。罪をおかしたことには違いありませんね。©yamasan/ipopba/gettyimages文・塚田牧夫
2022年11月30日民法709条違反となる不倫。そんな不倫が実は身近でも起こっています。【実は身近にある不倫】シリーズ、今回は私、野々原なつめが見聞きした不倫の実録について綴っていきます。38歳会社員の男性が妻の不倫に気づいたきっかけは?【実は身近にある不倫】妻の不倫バレ「結婚7年目で子どもも2人授かり、家族を養うために残業も多く請け負って大変でしたが、妻とはうまくやっていると感じていました。しかし、なんだか直感で妻の様子がおかしいと気づいたんです」そう語るのは38歳会社員の男性の祐介さん(仮名)。まだ小さい娘に、使い古して下取りに出していないスマホをYouTubeを見るためのおもちゃ代わりとして渡していたそうです。祐介さんは娘のスマホに目をつけました。スマホに表示された画面にはYouTube以外にもTwitterのアプリが入っていることに疑問を持ったのです。娘はTwitterなど使いません。思い切ってTwitterを開くと妻のアカウントが表示され、おそるおそるDMを開くと、とある男性とのやり取りがありました。そこには「旦那はIT系に強くてスマホに詳しいから、娘のスマホのTwitterからやり取りするね」というメッセージが。さらにDMをさかのぼっていくとイチャイチャしたやり取りと深夜1時前に「今から会いに行くね」という妻のメッセージが…。祐介さんは夜勤のある仕事をしており、妻は週数回、夫が夜勤の日に不倫相手と会っていたのです。しかも、深夜に小さい子ども2人を放置して。「すぐに妻に問いただすと認めて謝罪して『不倫して後悔している』とも言ってくれました。しかし、それは口先だけで、その後も娘のスマホをチェックすると不倫相手と関係を続けていたんです。しかも僕のことを二人で相当ディスっていて『バカ旦那は放っておいてこれからもイチャイチャしようね』という不倫相手の男のメッセージを見たときは怒りを覚えました」それから祐介さんはこのDMのやり取りをスマホで撮影して裁判に向けて100個以上の証拠を残しました。妻に「まだ不倫相手と別れていないじゃないか」と問いただすと、最初は「もう関係はやめるので離婚したくないです」と言っていたそうです。不倫相手とのやり取りでは「旦那が生理的に無理過ぎる」と書いていたので、自分はATM代わりなんだなと感じていました。妻とのやりとりで次第に妻が逆ギレし「もう出ていく!子どもたちにも会わせない!養育費もいらない!」と子どもを連れて出ていってしまいました。そして離婚届を提出。しかし離婚から1か月後、祐介さんのもとに元妻からメールが届きました。「子どもたちの服を買うお金すらないほど困窮しているので、服を送ってほしいという内容でした。でも、新しい住所も教えてくれないので2万円ほどまとめて子どもたちの服を買った後、元妻の実家宛に送りました。すると服を送った直後、義母から『養育費くらい払いなさいよ』と言われたので月4万振り込むことにしました。子どもたちに会えないのがつらくてたまりませんでした」しかし、それから数週間後、またもや元妻から連絡がきます。「子どもたちがパパに会いたいとうるさいから会わせてやる」といった内容でした。祐介さんにとって月1回、子どもたちに会える時間は至福のときでした。元妻とは子どもたちとの面会交流の際の受け渡しのときに必要最低限の会話をするのみ。「元妻の収入はパートのダブルワークで月13万円ほどです。後に不倫裁判をする際に元妻の住所が弁護士経由で明らかになったのですが、家賃が12万円もする部屋に住んでいました。明らかに収入に見合っていません。元妻の父親はまだ現役で働いていて、月15万円ほど援助してもらっているようです。いつまで親の脛をかじってるんだと呆れてしまいます。思えば元妻一家は僕が好きな映画やアニメなどをすべて否定してくる人たちで、ずっと義母からは『男は年齢分(38歳なら月38万円)稼がないといけない』などといびられてきました。でも今のこの不況でそんなに稼いでいる人はごくわずかです。全く世間のことを知らない人たちだったんだなと思っています」さらに元妻の姉に子どもが生まれます。元妻の姉の夫は定職に就いていないため、これまた親がお金を援助しているのだと言います。既に元妻の親の家計はパンパン。借金も数百万あるそうです。この先どうなるのか…。経済的に自立していない女性が不倫をすると、親に迷惑をかけみじめな生活を送ることになる、これが現実です。©Taiyou Nomachi/Getty Images©Yoshiyoshi Hirokawa/Getty Images©JGalione/Getty Images取材・文 野々原なつめ
2022年11月27日彩花さん(仮名・34歳)は、ダイエットのためにランニングをすることに。ランニングチームに加入して早朝ランニングを始めますが、そこで出会った7歳下の健一郎さん(仮名)と不倫関係に陥ります。”走る”という名目で、早朝に彼の家に通い始めるようになりますが、ある日突然、終止符が打たれます。どういう事態に発展したのか、話を聞きました。ランニングチームは除名処分となって…「ランニングチームでは月に一度、定例会が設けられていて、みんなで一緒に走った後は、居酒屋での懇親会をするという流れがありました。あるときの定例会で、チームのリーダーから私と健一郎くんの関係が噂になっていると指摘されました。もしかしたら、私たちが一緒にいる姿を見たチームメイトがいたのかもしれません。そんな噂が立つのはいいことではなく、チームにとってもマイナスだと言われてしまいました。遠回しな言い方でしたが、チームから除名処分となってしまったのです」除名後も続く不倫関係「チームからは除名されましたが、私たちの関係は変わりません。週に1~2回は早朝の密会を続けていました。そして夏になり、早朝でもかなり蒸し暑い時期になりました。彼の家から10分走って自宅に帰るだけで、汗だくです。そんな私を見て、夫が感心するように“よく続くよなぁ!”と言ったことがありました。そして、“俺も走ろうかな。ランニングチームに入会しようかな”と。正直面倒くさいなと思いながら、その時は軽く受け流したんです」チームのホームページを見られて…「あるとき、夫が“これってお前の所属しているチームだろ?”とパソコンの画面を見ながら話しかけてきたんです。夫が見ていたのは、ランニングチームのホームページでした。“おかしいな、名前が見当たらないんだけど”と不思議そうに言います。ホームページにはメンバーの名前が載っているのですが、私は除名されてしまったので、当然名前はありません。まずいと思って、私は咄嗟に“偽名を使っているの”と嘘をつきました。“会社の人とかにバレると恥ずかしいから”と、我ながらうまい嘘をついてごまかせたとその時は思っていたのですが……」夫の尾行で不倫が発覚「その日も、いつものように早朝に健一郎くんの家に行きました。到着して5分ほど経ったころ、玄関のチャイムが鳴ったんです。こんな朝早くに誰が…と嫌な予感がしました。健一郎くんがドアを開けると、夫が立っていました。なんと、夫は自転車に乗って、私のあとをつけてきていたんです。きっと、前から怪しいと疑っていたのでしょう。とりあえず部屋に入ってもらいましたが、そこからは修羅場でした。“どういうつもりなんだ!”と健一郎くんに問い詰める夫と、泣いて謝る彼。私はその隣で放心状態です。その場がどうやって収まり、どうやって帰ったのかあんまり憶えていなくて、気が付いたら自宅のソファーの上に座っていました。その後、夫とは別居。関係修復を図ったのですが、ダメでしたね。結局、別居から1年後に離婚となりました」“早朝不倫に溺れた妻の告白”をご紹介しました。爽やかな朝に繰り広げられる修羅場。旦那さんとしては、妻がランニングに励んでいると思っていただけに、不倫を知った時のショックや怒りは相当なものだったはず。彩花さんも、夫に気づかれにくい早朝不倫を続けるうちに、だんだん気が緩んでいったのでしょう。しかし、夫と離婚するつもりがないのに、不倫をするのはあまりにも自分勝手な行為です。相手を深く傷つけるだけでなく、自分も大きな代償を払わなければなりません。後になって後悔した時には、もう手遅れなのです。©Oleg Breslavtsev/K-Angle/gettyimages文・塚田牧夫
2022年11月22日不倫というと「密会」のイメージが強く、不倫カップルが会う時間帯は、人目につきにくい夜を想像する人も多いでしょう。しかし、彩花さん(仮名・34歳)がかつて不倫に堕ちた際、変わった時間帯に不倫相手と密会を重ねていたそう。当時どんな状況だったのか、詳しい事情をお聞きしました。ランニングチームに入会「結婚して30代にもなり、昔と比べて肉付きが良くなってしまったのが気になって、ダイエットを考え始めたんです。私には兄がいるのですが、マラソンが趣味なんですね。そのせいか、40歳近いのに体型がシュッと引き締まっていて若々しく、体型もずっと変わりません。そんな兄を見習って、私も走ってみようかなと考えたのがきっかけです。でも、私一人だとやる気が起きないので、ランニングチームがないか探していたら、私の住むエリアで活動しているチームを見つけました。それで、そのチームに連絡をとって入会したんです」朝練での出会い「ランニングチームに入会したのは、秋口でした。マラソンのハイシーズンは秋から冬で、その時期にはさまざまなランニングイベントが開催されます。入会早々、私も数か月後に行われるマラソン大会にチームのみんなと出ることになって、早朝練習が始まりました。それから週に1~2回、朝5時半に近所の土手に集合して、河川敷を1時間近く走るようになったんです。そこで、私より7つ年下の健一郎くんと出会いました。健一郎くんは元々陸上部というのもあって、走り方も軽快です。よく、練習中に声をかけてくれたので、感じのいい人だなと思っていました。そして、次第に彼に会えるのが楽しみになっていき、大会まで朝練に参加することができました」ランニングコースから外れて…「3月に行われたマラソン大会は、無事に完走しました。大会が終わってチームでの早朝練習も終わってしまったのですが、私は健一郎くんに会えなくなるのが寂しくて……。体がなまってしまうのも嫌だったので、大会後しばらくして、早朝練習を一人で再開したんです。そうしたら、ランニング中に偶然にも健一郎くんと再会したんです。そのまま一緒に練習をして、お互いに仕事が休みの日だったので、ランチに行くことに。初めて2人きりで会って、いろんな話をしました。そして、翌日も早朝に待ち合わせて一緒に走る約束をしました。翌朝、ランニングの最中に、彼が“うちすぐ近くなんです。ちょっと寄ってみます?”と誘ってきたんです。思わず頷いてしまいましたね。そして彼の家に行って、関係を結んでしまったのです」早朝不倫の実態「健一郎くんと肉体関係になった後も、2人の早朝ランニングは続きました。そしてそのたびに、健一郎くんの家にも寄るようになっていったんです。その後、だんだんとランニング練習をすることもなく、私が直接彼の家に行くように……。朝5時に起きて準備をして、5時半に自宅を出発。10分ほどの距離を走って彼の家へ向かいます。40分ほど健一郎くんの家で過ごしたあと、また走って自宅に帰る、というコースができました。それを週に1~2回、出勤前に続けていました」“早朝不倫に溺れた妻の告白”をご紹介しました。健全なはずの朝のランニングが、不倫相手との密会という、なんとも不健全な行動へと変貌していったのです。早朝というのもあり、出歩く人も少ないため、徐々に大胆な行動に出てしまったのでしょう。しかし、本人は見られていないと思っていても、必ず誰かが見ているものなのです。©RUNSTUDIO/xijian/gettyimages文・塚田牧夫
2022年11月22日友達からの連絡をきっかけに、愛妻家だと信じていた夫が、4人の既婚女性と交際していた事実を知った30代の有香さん(仮名)。探偵事務所の調査結果を突きつけても、動じることなく不倫を続ける夫…。有香さんは、ついに制裁をくだします。数か月かけて不倫相手の夫を突き止め、慰謝料を請求「夫と話してもらちが明かないので、私はさらに探偵に依頼して、夫の不倫相手である4人の既婚女性全員の素性を調べてもらいました。不倫相手に直談判をするよりも、相手の夫と話をしたほうがいいだろうと思い、不倫相手全員の自宅も調べてコンタクトを取りました。みなさん最初は私を警戒していましたが、会って不倫の証拠写真を見せると態度が変わり、自分の妻が既婚男性と不倫をしていたことにショックを受けていましたね。この時点で私は夫の不倫相手全員から慰謝料をもらうつもりだったので、不倫相手たちの夫にもその意向を伝え、協力してもらえる方と連絡を取り続けました」4人の不倫相手の夫の中には、妻の不倫を疑っていた人もいたようで、有香さんの行動をきっかけに離婚に至った夫婦もいたそうです。「結局、4人中2人は離婚したそうで、あとの2人は夫婦修復に努めているようです。不倫相手の女性のひとりは夫に本気にだったたらしく、“私のほかに3人も不倫相手がいたなんて!”とキレて大変だったという話も後から聞きました」不倫相手からの慰謝料総額は500万円!4人の不倫相手1人あたりに100万円強を請求し、夫にも慰謝料を支払わせたので合計500万円ほどになったと話す有香さん。しかし「探偵を使ったので、調査にかかった費用もかなりのものでした」と振り返ります。そして、その慰謝料をもとに新生活をスタートさせる決断をしたそうです。「私自身、離婚をするかどうか最後まで悩みました。まずは夫が“不倫相手”と関係を終えることが最優先だったので。その当時は、不倫相手全員ときっちり別れてもらって、さらに私に慰謝料を払ってもらうことを優先させたかったんです。慰謝料を受け取り、手元に残ったお金を計算して『これなら離婚しても、当面の生活はどうにかなりそうだな』って思えたので、そこで初めて離婚を現実的に考え、夫に離婚を切り出しました」すでに離婚を突きつけられる覚悟を決めていた夫は、有香さんの申し出をすぐに受け入れたとのこと。その頃は夫婦の関係も冷めきっていたので、有香さんが離婚を切り出した翌週には離婚が成立したそうです。「慰謝料をもらえたことで、新たな道を選択できたのは私にとって大きかったです。あのまま浮気夫と、我慢しながら結婚生活を続けていくというのは無理がありました。その後、夫の周囲で“複数の人妻との不倫が原因で奥さんが愛想を尽かした”という噂が流れ、夫は転職を余儀なくされたと聞いています。しかも夫は、私が知らなかっただけで“人妻マニア”として仲間内では有名だったらしいです。渦中にいるときには本当に大変でしたし、精神的にもかなりしんどかったのですが、今は穏やかな暮らしを手に入れています。結婚したことで中断していたキャリアも少しずつ回復できてきているので、これからも真面目にコツコツと生きていこうと思います」夫の浮気が発覚すれば、不倫相手に慰謝料を請求する妻は多いでしょう。夫婦関係が修復不可能なところまできていた場合には、そのお金を新たな生活への資金とする妻もいます。有香さんの場合、不倫相手が4人もいたことで多額の慰謝料が手に入ったことが、結果として新生活を後押しするきっかけになったようです。©west/moaan/gettyimages文・並木まき
2022年11月15日結婚前には想像もしなかった“夫の裏の顔”を知ってしまい、夫婦関係を継続することが難しくなるケースもあるようです。30代でそんな体験をした有香さん(仮名)は、夫の裏切りを許すことができず、大きな決断をくだすことに。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、有香さんの衝撃的なエピソードをご紹介します。愛妻家の夫と幸せな結婚生活のはずが…有香さん(仮名)は、結婚3年目を迎えるころまで幸せな結婚生活を謳歌していました。夫は仕事と家庭を上手に両立するタイプで、はたから見ても“愛妻家”に映っていたほど。妻に対して思いやりのある夫を、有香さんは自慢に思っていたそうです。しかし、そんな幸せな日々に、突然暗雲が立ち込める出来事が起きてしまいます。「ある日、私の友人から夫が女性と2人きりで歩いているという報告をLINEで受けたんです。最初は会社の後輩か仕事関係の女性かなって思ったんですけど、その連絡をしてきた友人が『普通の関係には見えなかったから、ちゃんと調べたほうがいいよ』って言ってきて。“まさかね?”って思いつつも、探偵に夫の素行調査を依頼することに決めたんです。いかにも愛妻家という感じの夫が、まさか私を裏切っていると思えなかったので、念のためって感じだったのですが……」探偵事務所が夫の素行を調べた結果、驚くことに4人の女性と付き合っていることがわかったのだとか。しかも、相手は全員人妻でW不倫をしていたのです。夫を問い詰めるも悪びれず、開き直る姿に唖然あまりのことに驚いた有香さんは、すぐに夫に証拠を突きつけ、事実を問い詰めます。しかし、夫の態度は有香さんが想像もしないものでした。「証拠を突きつけているのに、全然悪びれないんです。動揺する様子もなく『だから、何?』って言うんですよ。『浮気しないなんて約束したことはない』とか『俺は人妻が相手じゃないと燃えない』とか勝手なことばかり言って……。それどころか『君は僕の奥さんなんだから、こんなことくらいでギャーギャー言わないでくれよ。相手も人妻だから、家庭が壊れる心配がなくてむしろラッキーだろう?』とまで言ってきたんですよ」愛妻家だと思っていた夫が、知らないところで自分を裏切っていればショックを受けて当然です。夫婦間の話し合いで解決が見込めればベストですが、現実にはそううまくいく話ばかりではないでしょう。夫婦間で話し合いが進まない場合には、なんらかの行動に出て制裁を下す妻も少なくありません。©takasuu/CandyRetriever/gettyimages文・並木まき
2022年11月15日沙梨さん(仮名・35歳)は、友人の亜由子さん(仮名)に誘われ、ピアノの生演奏が楽しめるレストランを訪れました。そこで、独身時代に憧れていたピアニストの市橋さん(仮名)と運命の再会を果たし、お互いの思いが再燃して不倫関係が始まります。しかし、そんな蜜月関係もつかの間。市橋さんのある告白から、物語は一気に最悪の結末へと向かいます。どうしても思いを抑えきれず…「1度きりの関係と決めていたものの、不倫をしてしまった罪悪感は大きかったです。市橋さんもそれがわかっていたのか、連絡が来ることはありませんでした。それから何事もなく1か月が過ぎ、また無性に彼の演奏を聞きたくなっていました。彼の居場所は分かっていたので、こっそりレストランを訪れました。演奏を聞いたらそっと帰るつもりでしたが、結局できずに…。言葉を交わした途端、彼への思いが溢れ出てしまい、再び関係を持ってしまいました」仕組まれた再会「市橋さんと3回目に会ったときです。罪の意識を感じていても、市橋さんに会いたくなってしまうと、私の正直な気持ちを伝えました。すると、市橋さんがある事実を告げられました。実は、このレストランに誘ってくれた友人の亜由子とは、以前から知り合いだったと。私が亜由子と友達なのを知っていて、私をレストランに誘うようにお願いしたのだそう…。だから、キッカケを作ったのは自分だと言うんです。この再会は偶然ではなく、市橋さんにわざと仕組まれていたことでした。でも、市橋さんを責める気にはなれません。それどころか、私に会いたいと思ってしてくれたんだと、嬉しく感じました」妊娠が発覚「それからほどなくして、私は体調不良に見舞われました。もしかして…と思って検査すると、妊娠していたんです。市橋さんの子どもに違いないと思いました。それで、すぐに市橋さんに妊娠したことを伝えました。すると、また新たな事実が発覚します。市橋さんは、別れたと言っていたオーストリア人の奥さんと離婚していなかったのです。奥さんはオーストリアで音楽活動をしていて、いずれは自分もそっちに行くつもりだと…。遠回しにですが、おなかの子どもはおろして欲しいと言われました。でも、私は彼の遺伝子を受け継いだこの子を、どうしても産みたいと思いました。産んで育てなければいけないと、強い使命感に駆られたのです」すべてを失ってしまい…「私は、夫にすべてを伝えました。この先どうなろうとも、おなかの子どもを最優先に考え、行動すべきだと思ったんです。当然、夫は激昂し、離婚に向けて話が進んでいきました。小学1年生の息子の親権は、夫が持つことに。息子を手放すのは身を切られるほどつらかったのですが、仕方なく受け入れました。離婚後、私は一人暮らしを始め、臨月を迎えました。クリニックで診察を受けたところ、“子宮内胎児死亡”と先生から告げられました。おなかの子が、亡くなってしまったのです。その瞬間、一気に張り詰めていたものがプツッと切れました。とてつもない虚無感に襲われ、自分が犯した罪の重さを痛感しました。私は、すべてを失ってしまったのです」“憧れていた人との再会で不倫に堕ちた女性”の最後の結末をご紹介しました。運命の再会で始まった不倫でしたが、相手に裏切られたあげくに夫とは離婚、不倫相手との間に身ごもった子どもも死産と、悲惨な結末を迎えてしまいました。不倫がキレイに終わることは、そうありません。一度足を踏み入れたら最後、待っているのはバッドエンドがほとんどなのです。©xijian/ullstein bild/gettyimages文・塚田牧夫
2022年11月12日いくら相手に好意を抱いていても、必ずしも結ばれるとは限りません。何事もなく終わっていく恋だってあるでしょう。しかし、偶然の再会で思いも再燃し、関係が始まる場合もあります。沙梨さん(仮名・35歳)も、かつての憧れの人と再会し、不倫に堕ちてしまったそう。どんな状況だったのか、詳しく伺いました。友人に誘われてレストランへ「私は子どものころからピアノとバイオリンを習っていて、中学高校と吹奏楽部に所属していたくらいの音楽好きです。あるとき、同じ音楽好きの友人である亜由子(仮名)に誘われて、レストランに行きました。そのお店はグランドピアノがあって、ディナータイムにミニコンサートが開かれていたので気になっていたんです。落ち着いた雰囲気のレストランで、美味しい料理をいただきました。そして午後8時になると、ピアニストの男性が入ってきて生演奏が始まりました」6年前に好きだった人と再会「繊細さに溢れた演奏で、私の好きなタイプの音色でした。ウットリ聞き入っているうちに、そのピアニストの男性に見覚えがあることに気付きました。その人は、かつて私が憧れていた市橋さん(仮名)でした。出会ったのは6年前、市橋さんは当時付き合っていた彼の先輩にあたる人でした。何度か彼と一緒に演奏会に足を運ぶうちに、私は市橋さんのファンになっていきました。彼氏がいながらも、市橋さんに密かに思いを寄せていたのですが、演奏会に足を運ぶくらいしかできません。そうして、いつの間にか疎遠になっていきました。時々、インターネットで検索することはありましたが、まさかこういう形で再会するとは思ってもみませんでした」メールを送ると返信が…「ミニコンサートが終わって、去り際のこと。私のこと、気付くはずないよな…と思っていたら、“沙梨ちゃん?”と声をかけられたんです。あの時は嬉しさのあまり、言葉が出なかったですね。ドキドキしながら“お久しぶりです”と挨拶して、市橋さんの名刺をもらいました。その名刺には、メールアドレスが書かれていたんです。翌日メールを送ってみると、すぐに返信がきました。そこからLINEでやり取りをするようになって、“食事でもどうですか?”と誘われたんです。ですが、すでに私は既婚者で、夫と小学1年生になる子どもがいます。妻として母として、不貞行為などしていいはずがない…と思いましたが、私がずっと憧れていた人。どうしても会いたくなって、夫には友人に会うと嘘をついて出かけました」憧れの彼との不倫「2人きりで会うのは初めてで、すごく緊張しました。そして、食事をしながらいろいろな話をしました。市橋さんは、オーストリア人の女性と結婚したそうですが、今は別れてバツイチに。そして6年前、私のことを意識していたと言うんです。ただ、“後輩の彼女に手を出すわけにはいかなかった”と、行動には移さなかったそう。それを聞いて、私も感情が一気に溢れ出しました。そのあと家に誘われて、我慢できずに応じてしまいました。部屋にはグランドピアノが置いてあり、私のために1曲弾いてくれて。間近で演奏する姿を見て、その音色や指先の美しさに魅せられました。贅沢な時間を過ごしたあと、私は“1度だけ…”と流れのまま市橋さんに抱かれました」“憧れていた人との再会で不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。憧れだった人との偶然の再会から始まる不倫。美しくて切ないラブストーリーのような展開ですが、やっていることは不貞行為です。自分の家族を裏切っているという事実を忘れてはいけません。©yamasan/Oscar Wong/gettyimages文・塚田牧夫
2022年11月12日幸せな生活を夢見て、不倫相手と結婚した玲奈さん(仮名)。しかし結婚して早々、夫にマザコン疑惑が浮上します。不倫の末に地獄のような結婚生活を経験した玲奈さんのエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。「俺は母さんが好き」と開き直る夫「新婚なのに、夜の生活以外は夫からまったく相手にしてもらえないことに、私はどんどん不満を募らせていきました。それで、夫に『お義母さんが大事なのもわかるけれど、私との時間も大事にしてほしい』と話をしたんです。ところが夫から返ってきた返事は、私の想像を絶するものでした…」不満を口にする妻に対し、夫は「でも俺は君よりも母さんが好き」「せっかく離婚して再婚したのに、前の奥さんみたいなことを言わないでくれ」と、ただ反論をするだけで玲奈さんの話をまったく聞こうとしません。話していくうちに、前妻もそんな夫に愛想を尽かしたから、夫から離婚の申し出があったときもすぐに了承したということがわかったようです。現在は別居中。夫は義母と仲良く暮らしているが…「それで結局、結婚半年で夫と別居をし、再び一人暮らしを始めました。夫は今、義母と一緒に暮らしています。しかも義母も義母で、息子である夫にべったりなんですよ。前の奥様が、夫が離婚を申し出てからすぐに離婚したのも納得です。何度となく夫婦間で話し合いを進めましたが、夫は『君より母さんのほうが大事』と言うだけで、話にならなくて。新婚なのに、ふたりで出かけたこともほとんどないし、新婚らしいことも何ひとつありませんでしたね。“略奪婚は幸せになれない”って聞きますけど、本当だなって痛感しました。あの頃に戻れるなら、絶対に略奪なんて計画しません。相手のことをよく知らないうちに、“好き”という感情だけで突っ走ってしまったことを深く後悔しています」玲奈さんは、今後は離婚に向けての話し合いを進めるつもりだと話します。わずか半年で別居へと進んだ結婚生活に、後悔しかないのも無理はないでしょう。「いつ離婚が成立するのかわからないけれど、とにかく早く離婚したいです。生活費ももらっていないし、ただ籍が入っているだけの状態が続いています。夫とは顔を合わせない日々が続き、なんでこんな結婚を選んでしまったのかと、自分のことを馬鹿だとしか思えません。戻れるなら、1年前に戻って結婚なんて選ばなければよかったです」略奪婚ではなくても、マザコン男性を見抜くのは難しいケースもあるでしょう。しかし不倫は“限られた逢瀬”で見る相手の姿しか知り得ないことも多く、普通なら気づくような欠点を見逃しやすいのかもしれませんね。©seb_ra/recep-bg/gettyimages文・並木まき
2022年11月08日不倫の末に略奪婚をしても、幸せになれる可能性は限りなく低いでしょう。さらに、不倫という限られた時間しか相手を見ることができない環境下では、とんでもない欠点を見逃したうえで結婚に至ってしまうリスクも上がるよう。2年間の不倫の末に結婚へと至った玲奈さん(仮名)が経験したすさまじいエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。職場の先輩と2年間の不倫…「結婚したい」と言うと彼はすぐに前妻と離婚玲奈さんが不倫を始めたのは32歳のとき。相手は6歳年上の職場の先輩だったそう。最初の頃は結婚願望がなかった玲奈さんでしたが、次第に「この人と結婚したい」と略奪婚を夢見るようになったのだとか。「34歳になって周囲の友人がほとんど結婚した頃には、もう独身は嫌だ!という心境になっていました。それで、彼に『今の奥様とは離婚して、私と結婚してほしい』という話をしたんです。ダメ元での提案でしたが、なんと彼はすぐにOKしてくれて…。しかも、言葉だけではなくそれから数日後には奥様に離婚を切り出し、翌月には彼が自宅を出てアパートに一人暮らしをする形で、別居までしてくれたんです」まさか、そんなにすんなりと略奪婚計画が進むとは思っていなかったと話す玲奈さん。「これはもう運命だ。奥様には申し訳ないけれど、私が彼を必ず幸せにする」と心の中で決意をしたと振り返ります。そして彼の離婚は、別居から4か月後に成立。玲奈さんはその2か月後に、不倫相手と結婚しました。幸せだと思えたのは一瞬だけ。夫は毎日のように義実家で食事を済ませる日々「大好きな彼が奥様ではなく、私を選んでくれたということが当時はとにかく誇らしくて。とんとん拍子に結婚まで進んだのも、運命だと信じて疑いませんでした。結婚前に、彼のお母さんに会いに行ったときにも『前の奥さんより可愛くていい子でよかったわ』と言われたので、そのときの私は前妻に勝ったような気持ちにすらなっていました」結婚後は、一人暮らしの義母が暮らす家の近くにマンションを借りて生活をスタート。しかし玲奈さんが幸せを感じたのは一瞬で、夫と一緒に暮らし始めて1週間後には異変を感じはじめたそうです。「夫が仕事帰りにまっすぐうちに帰らず、義母の家に寄ってから戻ってくるんです。私は新婚なので夫と食事をしたいのに、夫は義母の家で食事もお風呂も済ませて“寝るだけ”の状態で帰宅するだけ。当時は新婚だったせいで夫から夜の求めも多かったので、まるで“セックスをする”ために夫を待つような生活になっていました」夫と義母の関係に違和感を覚えても、「母親思いなのかな」「前妻と義母との関係が悪かったから、今は自由に会えるのがうれしいのかな」と夫を気遣い、じっと我慢を重ねた玲奈さん。しかし、このような違和感を抱えたままの結婚生活は上手くいかないことが多く、略奪婚後に別れてしまう夫婦が一定数いるのも現実のようです。©Yuichiro Chino/Tom Merton/gettyimages文・並木まき
2022年11月08日25歳の時に、不倫の世界に足を踏み入れてしまった麻衣子さん(仮名・35歳)。相手は、12歳年上で妻子持ちの男性・涼さんでした。「妻とは必ず離婚するから待っていてほしい」と言われながら、気づけば8年が経ち、麻衣子さんは33歳になっていました。しかし彼女は諦めることができず、執着心はますます強くなっていったのです…。「どうしても彼を手に入れたい」という執着心が強くなり…「妻とは別れる」と口では言いながら、一向に離婚する気配のない涼さん。麻衣子さんは痺れを切らし、何度も彼女の方から別れを切り出したといいます。しかしそのたびに、涼さんは「どんなに時間がかかっても、僕たちは一緒になる運命なんだ。お願いだからもう少しだけ待ってほしい」と言って、麻衣子さんを引き止めるのです。「彼に『愛してる』と言われると、気持ちが揺らいで結局別れることができないんです。周りの友達からは『もう33歳なんだし、不倫の彼氏なんてさっさと切って婚活しないと、取り返しのつかないことになるよ!8年待って離婚しない男なんて、一生離婚しないよ』と何度も説教されました。でも時間をかければかけるほど、人って絶対に手に入れたい…という執着心が強くなる生き物なのかもしれません。8年も彼を待ち続けたからこそ、今さら後には引けない…という思いがありました。そして、なかなか別れてくれない奥さんに対する対抗心がどんどん大きくなっていったんです」実は一度だけ麻衣子さんは、涼さんの妻の写真を見てしまったことがあるそうです。「奥さんは、特に美人というわけでもないし、私の方が10歳以上若くて見た目は完全に勝っていると思いました。それでも涼が別れてくれないのは、結局子どもの存在があるから。そう気づいたら本当に悔しくて、私も彼の子どもを妊娠できれば奥さんに勝てるのかも…?なんて考えた時期もあったほどです」悩んだ結果、「子どもが18歳になったら、今度こそ離婚する」という涼さんの言葉を信じて、あと2年待とうと決めた麻衣子さん。しかし、2年後に今度こそ絶対に離婚する確証が欲しいと考えました。両親に全てを打ち明けたところ…「周りを巻き込むしかない、と考えました。私の両親に会って結婚を誓えば、彼も約束を守らないわけにはいかないだろうと思ったんです。涼に『2年後に本気で離婚して私と一緒になる気があるなら、私の親に会って』と頼みました。最初は戸惑っていたようでしたが『僕の気持ちが本気だって信じてほしいし、いずれにせよ麻衣子のご両親には挨拶しておきたいから、会いに行くよ』と言ってくれました。彼の気持ちは嘘じゃなかったんだ…と知って、涙が出るほど嬉しかったです」それまで両親には、涼さんの存在を明かしていませんでした。不倫の事実を伝えづらかったからです。でも、これまで常に麻衣子さんの選択を尊重してきてくれた優しい両親であれば、きっと涼さんとのことを打ち明けても応援してくれるはず。そう信じて全てを話し、涼さんに会ってほしいと伝えたのです。「両親の反応は、想定外のものでした。母は、『子どもまでいるのに、人の家庭を壊すなんて』と言って号泣するし、父は激怒して『結婚なんて絶対に認めない』と言い、涼に会ってもくれませんでした。その後も何度か説得を試みましたが、聞く耳を持たず…。涼と別れないなら二度と顔を見せるなと言われたので、それ以来、親とは連絡を絶ってしまいました。私ももう大人だし、親の賛同を得られなくたって結婚はできますから」10年不倫の衝撃的な結末こうして麻衣子さんは、仲が良かった両親との連絡を断ち、涼さんと付き合い続けることを選んだのです。それから約束の2年が経過。果たして、涼さんは離婚したのでしょうか…?「それが…。結局、涼は離婚しなかったんです。子どもに『絶対にお母さんと離婚しないで。他の女性と再婚なんてしたら、お父さんには一生会わないから』と泣かれ、離婚しない道を選んだんです…。結局、私たちは10年の不倫の末、別れを選びました。気づけば私は35歳になっていました。この10年間は一体何だったんだろうと、いまだに立ち直れていません。親には謝って許してもらいましたが、いまだに不倫していたことをチクチク責められることもあり、実家には帰りづらいです。もしも10年前に戻れるなら…。不倫になんて絶対に手を出しません。毎日後悔しながら暮らしています」既婚男性に「必ず離婚するから信じてほしい」と言われ、その言葉を鵜呑みにして待ち続けた結果、結局捨てられてしまった女性のエピソードは、実際非常に多いです。万が一男性が本当に離婚したとしても、他人の家庭を壊してまで手に入れた幸せが永久に続く保証はありません。どんなに悔やんでも、時計の針は戻せません。後から後悔することのないような生き方をしたいものです。©Kiwis/Gettyimages©Yuichiro Chino/Gettyimages©suteishi/Gettyimages取材・文 小泉幸
2022年10月29日既婚男性が不倫相手に言う「必ず離婚するよ」という言葉ほど、信用できないものはありません。しかしその言葉を信じて不倫にハマり、何年もの歳月を費やした結果、幸せを手にすることができなかった女性がたくさんいるのです。今回は、麻衣子さん(仮名・35歳)のエピソードを紹介します。12歳年上の妻子持ち上司に一目惚れ「私が、涼と出会ったのは今から10年前。当時私は25歳で、涼は12歳年上でした。私は昔から同世代よりも、年上男性が好きなんです。年上の男性って、経済的にも精神的にも余裕があるし、知らない世界をたくさん見せてくれるので。涼はまさにタイプど真ん中の“大人の男性”という感じで、一目惚れでした」派遣社員として働いていた麻衣子さんは、派遣先の会社で涼さんと出会いました。彼女が配属されたチームの課長が、涼さんだったのです。しかし、涼さんは結婚して子どももいる既婚者でした。左手の薬指にはめた指輪の存在に、麻衣子さんも当然気づいていたと言います。「最初は不倫に手を出そうなんて微塵も思っていませんでした。でもチームで飲みに行った帰りに、たまたま涼と方向が同じで二人きりになって、『せっかくだからもう一杯飲んでいかない?』と誘われたんです。それで『イケメンの課長と二人で飲めるなんてラッキー!』くらいの軽い気持ちで行ってしまったのですが…。今思えば、それが全ての始まりでした。不倫って、本人も想像していないタイミングで、急に始まるものなのかもしれません…」その夜、酔った勢いでいい雰囲気になった二人は、そのままホテルに泊まってしまいました。こうして二人の関係がスタートしたのです。最初は何も望んでいなかったのに…「涼とはラブラブで、一緒にいると本当に幸せでした。彼には妻と子どもがいましたが、妻との関係はとっくに破綻しているのだとか。『今は子どものためを思って、妻とは仕方なく一緒にいるだけだ』といつも言っていましたね。最初は『妻より麻衣子を愛してる』という言葉だけで満足だったんです。そうして気づいたら、付き合って1年以上が経過していました。当時私は26歳。周りも、彼氏との結婚を意識し始める友達が増えてきました。私もだんだん焦ってきて…」麻衣子さんは悩んだ結果、涼さんに「私のことを愛しているなら、離婚してほしい」と詰め寄りました。妻と離婚しなければ、自分とは別れる。そうきっぱり伝え、別れも覚悟の上で、麻衣子さんは離婚を迫ったのです。すると…。「なんと涼も、『実は僕も、麻衣子と一緒になりたいって最近ずっと考えてたんだ』と言ってくれたんです。夢みたいでした。彼は『妻とすぐにでも離婚したいのは山々だけど、子どもがまだ小学生で、中学受験を考えてるんだ。受験が終わるまでは離婚できないから、それまでどうか待ってほしい』と頭を下げてきました。受験が終わるまであと3年。長いけれど、彼と結婚できることを思えば、3年くらい待てると思いました』約束の3年が経ったはずが…ところが3年待っても、涼さんは離婚しませんでした。中学受験は終わったものの、子どもは両親の不仲に気づいており、精神状態が不安定とのこと。今離婚するわけにはいかないと言うのです。そして離婚の約束は、その後もずるずると引き伸ばされていきました。「最初は受験が終わったら離婚するはずだった約束が、中学卒業まで待ってほしいと言われ、高校に入ったら入ったで今度は、18歳になるまで待ってほしいと言われ…。どんどん離婚の約束が引き延ばされていったんです。彼の奥さんが、子どもを理由にして離婚を拒んでいたんだと思います。そうして気づけば、涼と付き合い始めて8年が経過し、25歳だった私も33歳になっていました」どうしても彼を諦めきれず、8年以上も不倫関係を続けた麻衣子さん。しかし彼女を待ち受けていたのは、残酷な結末だったのです。不倫に溺れる女性は、周りが見えなくなっているため、「離婚する」という既婚者男性の常套句を本気で受け止めてしまいます。そして自分の立場しか見えていないため、人の家庭を壊そうとしていることがどれほど恐ろしいのか、全く気づいていないのです。不倫の世界には足を踏み入れるべきではないと、改めて感じるエピソードでした。©recep-bg/Gettyimages©Elizabeth Fernandez/Gettyimages©PonyWang/Gettyimages取材・文 小泉幸
2022年10月29日ゲームアプリで知り合った男性と安易に不倫関係に走ってしまった里香さん(仮名)。裕福な不倫相手とのデートに溺れていたある日、実母によって全てが明るみに。そこから里香さんの人生は大きく狂い始めました。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、里香さんの不倫後の結末をご紹介します。子どもを預かってくれていた実母が不信感を抱く「不倫相手とデートをするときは、実家の母に子どもを見てもらっていました。いつも『友だちと会ってくる』『前職の同僚とご飯をしてくる』などと嘘をついて子どもを預けていたのですが、実母は私の服装やメイクを見て『何かがおかしい』とずっと違和感を覚えていたようです。それで、あるとき突然『あなた、男性と会っているんじゃないの?』って聞かれて…。その場ではもちろん『違う』って言い返したのですが、なんと母は、私に探偵をつけて尾行をしていたようで、不倫相手と一緒にいるところの写真を突きつけられたんです」証拠が出てきた以上は嘘を突き通せないと考えた里香さんは、母親に不倫を白状したそう。すると、実母が夫に全てを打ち明け、里香さんの不倫が夫にも知られたとのこと。「まさか実母が裏切るとは思わなかったので、当時は本当に母を恨みました。夫からも罵られ、母親からは『そんな娘に育てた覚えはない!』と泣かれましたね。そして、夫はその後すぐに私との離婚を決め、家を出て行ってしまったんです」まさか離婚にまで発展するとは想像もしていなかったという里香さん。そして何よりつらかったのは、実母が娘である自分ではなく、全面的に里香さんの夫の味方をしたことだったと振り返ります。夫、子ども、実母、全て失った女性の末路「母は、父の浮気が原因で離婚をしているんです。だから私が不倫をしていたことが本気で許せなかったみたいなんです。離婚の際、子どもの親権について夫と揉めたんですが、実母は私ではなく夫が育てるべきだと夫の味方をしていました。仕事をしていない私は調停になってもおそらく不利かなという気がしたのと弁護士を頼むお金もなかったので、最終的に夫に親権を渡して離婚をしました」その後、母親から絶縁宣言までされた里香さん。現在は、アルバイト生活をしながら就職活動を続けています。「あのとき、ゲームで知り合った相手と不倫さえしなければ、今でも夫や子どもと幸せな日々を送っていたと思います。暇だから、刺激が欲しいからというだけで、なんて馬鹿なことをしたんだろうって思いますが、後悔しても何も変わりません。元夫のインスタを見ると実母と夫、子どもはたまに会っているようですが、私には誰も連絡をくれないし、こっちから連絡しても無視され続けています。たった数か月とはいえ、贅沢なデートに溺れたくて不倫をした自分が馬鹿すぎて…。後悔してもしきれません」幸せな日々に退屈し、刺激を求めた結果、不倫に走ってしまった女性の末路をご紹介しました。安易な気持ちで人の道を外してしまえば、その後に転落人生が待ち受けているのは周知の事実。不倫は関わった人の人生を大きく変えてしまう恐ろしい行為なのです。©Alvaro Medina Jurado/SunnyVMD/gettyimages文・並木まき
2022年10月12日里香さん(仮名)は30歳のときに1年間交際した2歳年上の男性と結婚。すぐに子を授かり、産休や育休を活用しながら子育てに励んでいました。しかし気楽な気持ちで始めたゲームアプリで出会った男性と不倫関係に。里香さんの人生は、これをきっかけに大きく狂い始めていきます。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、里香さんの人生が転落したきっかけとなるエピソードをご紹介します。理想の夫と結婚! 子どもにも恵まれ幸せな毎日を送る「夫とは食事会で知り合い、すぐに交際をスタートさせました。夫も当時は、結婚を意識していたようで交際半年の記念日にプロポーズされました。そこから結婚式や新生活の準備を進めて、交際して1年ちょっとのときに入籍したんです。すぐに子どもを授かることができ、私は仕事を辞め、子育てに集中できる環境を整え、子育てに苦労しながらも楽しい日々を送っていました。でも、子育てに慣れてきたら家にずっといるのが暇になってきて…。仲の良い友だちはみんな仕事をしていて、ママ友がいなかった私は暇を持て余してしまったんです。それで気軽に始めたゲームのアプリで知り合った人と交流を深めていきました」優しい夫と可愛い子どもに恵まれ「第三者から見れば、当時の私は何不自由ない幸せそうな日々を送っているように見えていたと思う」と振り返る里香さん。しかし、内心では「ずっと家にいるのも退屈だな。もっと刺激が欲しい」と思うこともあったようです。高額課金者の彼に惹かれてしまい… デートに応じてから生活が一変「私が子育て中にハマったアプリは、親しくなった相手に課金したアイテムをプレゼントできる仕組み。ゲームを始めてからしばらくすると、40歳だという男性が私に高額なアイテムを頻繁にプレゼントしてくれるようになったんです。私は仕事をしていなかったので、課金をしたくてもなかなかできなくて。それで、その人が送ってくれるアイテムを使ってゲームを楽しんでいました。プレゼントをもらうようになって1か月くらい経った頃には、アプリ内のメッセージで毎日やり取りをしていて、住んでいるエリアが同じことや彼も私も既婚者だということがわかりました。それで『既婚者同士、やましい気持ちは抜きにうまいものでも食いに行こう』と誘われて、息抜きもかねてその人と会うことにしたんです」相手の男性と会ってみると、見るからに余裕がありそうな雰囲気で、その日も里香さんの好きなものを好きなだけご馳走してくれたとのこと。そして、意気投合してしまったふたりは、その日のうちにホテルに行ってしまったんだそうです。「カラダの関係を持ったら不倫だというのは分かっていましたが、一度だけならいいかなって。夫とは比べものにならないほどのお金持ちで、その人とのデートは私にとって刺激的で私はつい舞い上がってしまったんです」この日のデートを境に、相手の男性との距離がグッと近付いた里香さん。最初こそ「一度だけ」と思っていたものの、それから月に数回は会って食事をし、ホテルに行くデートを繰り返すように。しかしそんな毎日は、あっけなく終わりを迎え、里香さんの人生は大きく狂うことになるのです。「出会い系」や「お見合い系」アプリではなく、趣味を通じて知り合った相手と不倫関係になってしまう人も少なからずいるようです。ネットでの出会いが日常的になってきた昨今では、どんなきっかけも不倫の出会いになりかねないリスクをはらんでいると言えるのでしょう。しかし、不倫に走ってしまうとは愚かな選択をしてしまったと、里香さんは後悔してもしきれないのでしょう。©Ippei Naoi/MIXA/gettyimages文・並木まき
2022年10月12日1998年より集英社『週刊少年ジャンプ』にて連載している、冨樫義博さんの漫画『HUNTER×HUNTER』。主人公であるゴンをはじめとした個性的なキャラクターやさまざまな能力を使った激しいバトル、そして先が読めないストーリー展開は、世界中で高い人気を博しています。そんな『HUNTER×HUNTER』ですが、何度も休載になる漫画としても有名。作者の冨樫さんは長年腰痛に苦しまされていることを明らかにしており、ファンは「続きを読みたい」という気持ちを抱きつつ、冨樫さんの回復を祈っていました。ここで全世界の『ハンター愛』を持つ人に朗報です。なんと2022年10月、同作の連載再開が発表されました!『HUNTER×HUNTER』の連載再開が発表!2022年10月11日、『週刊少年ジャンプ』のTwitterアカウントは『HUNTER×HUNTER』の連載再開を明かしました。投稿によると、再開するのは同月24日発売の、2022年47号からとのことです。「週刊少年ジャンプ」2022年47号(10月24日発売)にて『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博・著)の連載再開が決定しました。— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) October 11, 2022 同年5月に冨樫さんがTwitterアカウントを開設し、漫画原稿の進捗を報告し始めたことから、ファンの間では連載再開がささやかれていました。ファンの読みは、どうやら間違っていなかった様子。連載再開の報はまたたく間に拡散され、なんと10万回以上リツイートをされています。取り敢えず、次はあと7話。 pic.twitter.com/qWrE1E878j — 冨樫義博 (@Un4v5s8bgsVk9Xp) October 8, 2022 今回の連載再開は、3年11か月ぶり。およそ4年間も続きを楽しみにしていたファンは、大喜び間違いなしのニュースといえます。「ずっと待ってた!」「嬉しくて涙が…」といった声が全世界から上がっている、『HUNTER×HUNTER』のおめでたい発表。きっと発売日である同月24日は、たくさんの人がゴンたちの活躍を目にして、笑顔になることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年10月11日20歳上の彼と結婚することを夢見ながら不倫を続けていた葵さん(仮名)。一度は彼から「離婚した」と告げられたものの、実のところ妻と別れておらず、裏切られる形になりました。その後一方的に別れを告げられ、ひどく傷ついた葵さんは意気消沈の日々を送っていたのですが…。不倫から立ち直り、幸せを掴もうとしたものの…半年ほど経って、やっと彼のことが忘れられた頃「私も好きな人と結婚して幸せを掴みたい」と思うようになった葵さん。マッチングアプリで近くに住む真一さん(仮名)25歳と知り合い、趣味が同じ読書ということもあり、二人はすぐに仲良くなったそうです。しかも、真一さんはとても思いやりがあるタイプで、まさに葵さんの理想像そのものだったと言います。「二人の結婚話はあっという間に進んで、お互いの両親に挨拶することになりました。その日は手土産を持って、服装にも気を遣って真一さんの実家を訪れたのですが、なんとそこはかつての不倫相手の自宅だったのです。自分の目を疑ったものの、いざ挨拶となると真一さんの父親として彼が現れて。やはり向こうも驚きを隠せない様子。真一さんは不倫していた彼の息子、どおりで私がすぐに惹かれた訳です」葵さんにとって、不倫から再出発してやっと掴んだ結婚のチャンスだったのですが…思わぬ事態にかなり困惑したそうです。解決の糸口がつかめないでいると、不倫相手だった彼が思いもよらぬ行動を起こしました。その出来事が葵さんにさらなる災難を呼ぶことになるのです。「何事もなかったかのように、とりあえずその日は挨拶を終えました。この先顔合わせをする予定もあるので、連絡がとりやすいようにと真一さんが家族のLINEグループに私を加えてくれたのですが…。あろうことか、元不倫相手が『まさか私の息子と結婚するなんて…君さえ良ければまた関係を持ちたい』と私宛のメッセージを家族LINEに誤送信。たちまち、真一さんとその家族に不倫の事実がバレてしまったのです」結婚は白紙となり、妻から慰謝料を請求されることに…「もちろん結婚は破談になり、不倫が発覚したことで妻から慰謝料を請求されることになってしまいました。不倫をした私が悪いのですが、彼と別れた後に掴んだ幸せも跡形もなく消えてしまうなんて…。慰謝料を払うのに借金をしたので、今はひたすら働くだけの日々を送っています。ひとつボタンをかけ違えたことで、私の人生は大きく狂ってしまいました」今回のように人生の再スタートを切っても、いつか不倫の代償を払う日がやって来るでしょう。後ろめたいことをしていたのだから、文句を言える立場ではないと本人が一番感じているはずです。そのため、不倫をしても何ひとつ良いことはないと今一度心に留めておきましょう。©OneShotFilms/Getty Images©Jose Luis Pelaez Inc/Getty Images文・菜花明芽
2022年10月09日「いけないこと」だと思いつつも不倫にのめり込んでしまうと、周りが見えなくなる分、その先に望まない結果が待っていることは少なくありません。そこで、今回は不倫した結果、相手だけでなく明るい未来さえも奪われたという20代女性のエピソードをご紹介します。20歳上の男性と不倫関係に…彼が「妻とは離婚する」と言い出して葵さん(仮名)27歳は、20歳上の男性と不倫関係にあると言います。仕事第一で生きてきた葵さんにとって、初めての恋人である彼は甘えられる唯一の存在。不倫に夢中になると「妻と離婚して私と一生を共にしてほしい」という気持ちが徐々に強くなったそうです。「彼と出会ったのは最寄り駅のタクシー乗り場でした。ある日、仕事で帰りが遅くなると『こんな時間に女性が一人でいるなんて危ないよ』『良かったら、先にタクシーに乗って』と順番を代わってくれたんです。私はその優しさに心打たれて、残業をしたり、時間をつぶしたりして偶然を装い彼と顔を合わせるように。彼の左手薬指の指輪に気づき『既婚者だから好きになっちゃダメ』と自分を抑えていたのですが…。お互い惹かれ合うまでにそう時間はかかりませんでした」彼は葵さんと過ごす中で「愛しているよ」「一生幸せにする」と甘い言葉をささやくようになったそうです。「妻とは不仲」という彼の言葉に、葵さんはいつか離婚して私と人生を共に歩んでくれるはずと考えるようになりました。そんな気持ちを察した彼が「半年以内に妻とは離婚する」と宣言してくれたのです。「最初は、彼も結婚して長いし、私との不倫を知らない妻が『はい、そうですか』と離婚に応じてくれる訳がないと思っていました。でも、割とすぐに『妻とは離婚したよ』と彼から言われたんです。あまりにあっさりしていたので『そう簡単に別れられるものなの? 』と疑うと、『俺のこと信用していないんだ』とムッとされて。ちょうどこの頃から、彼が私の家で一日中過ごすようになっていたので、少しずつ離婚は間違いないと考えるようになりました」急に出張が増えた彼…そこに待ち受けていた悲劇とは?離婚が成立し、やっと彼と結ばれると喜んでいた葵さんに驚くような展開が待ち受けていました。しばらくすると、不倫相手は「出張に行ってくる」と家を空けることが多くなったのです。「最近、彼が出張ばかりで怪しいので後をつけることにしたんです。彼の行き先は自宅で、なんと妻から笑顔で出迎えられていました。それを見て、離婚したなんて嘘だと気づいて…騙されていたことに絶望。彼を問い詰めると『バレたなら仕方ないな、面倒くさいからもう別れよう』と言われ、あっけなく不倫が終わったんです。私は急な展開に気持ちがついていけず、彼を思っては泣く日々を送るように。時々彼に『会いたい』とLINEするものの無視されて。でも、自分が不倫したのだからこの結果は自業自得だと思いました」彼に裏切られた挙句、突然別れを告げられ悲しみに打ちひしがれる葵さん。しかし、悪い流れはここで終わることなく、その先の幸せさえも奪う展開が待ち構えていたのです。罪悪感を抱きつつも、好きだから相手と別れられないと不倫を続ける女性は多いのではないでしょうか。しかし、葵さんのように彼の言葉を信じていても、予想外に裏切られることは少なくありません。相手が結婚している以上、そこには家庭があるので奪略しようとすると、予想外のしっぺ返しにあうことも。まず「人を傷つけてでも自分が幸せになりたい」という身勝手な考えを捨てた方がいいでしょう。©yasuo namba/Getty Images©Kiwis/Getty Images文・菜花明芽
2022年10月09日