ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくんは、4月に入学してからすぐに登校しぶりが始まりました。以前から常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。結局あまり登校できないまま1学期が終了。2学期が始まると、まっちくんの登校しぶりはますますひどくなってしまいます。そんな中、大学病院の心理発達科を受診して医師に悩みを相談しましたが、親の気持ちを理解してもらえず、つらい気持ちに。ねこじまさんは、もう病院を訪れるのはやめようと決めたのでした。そして10月ごろのある日、下の子の1歳児教室のため、保健センターへ行くことに。保健士さんに個別相談ができる日だったので、どうしても参加したかったねこじまさんは、前日からまっちくんに説明していました。 しかし翌朝、またもや登校しぶりで予定通りに事が運ばず、ねこじまさんは焦ってしまい……。 道端で感情が爆発して ものすごく急いでいるのに、とぼとぼ歩いてほとんど進まないまっちくん。そんな姿を見て、ねこじまさんの怒りは歩道で爆発してしまいました。 このときのことを振り返り、ねこじまさんは「こんなときも行き渋る長男、思うようにいかずに焦っている自分、イライラしている自分、いろいろなことにいら立ちがあったと思います。次男の用事を変更して思うようにいかないことが続き、日頃、抑え込んでた気持ちがあふれちゃったのかも……」と自己嫌悪に陥ってしまったそうです。 学校に入っていくまっちくんの背中に「ほんとごめん……」と涙ながらに謝るのでした。 これまで我慢していた気持ちが爆発して、子どもにぶつけてしまった経験がある人も少なくないのではないでしょうか。後から冷静になり、反省して落ち込むことも多いですよね。 子どものことを大切に思っているからこそ、我慢が募り自分自身を追い詰めてしまうことも。自分がつらくなってしまわないように、意識してリラックスできる時間を確保することが大切なのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2024年02月03日中学・高校トラブル、病院トラブル、不登校問題など2024年1月に公開した読者体験談をまとめてご紹介!『発達ナビ 読者体験談』では、みなさんからお寄せいただいたエピソードに、発達ナビの連載ライターさんなどのイラストをつけて、コミックマンガエッセイ化して連載しています。今回は、2024年1月に公開しました読者体験談をまとめてご紹介します。1月に公開された体験談のテーマは・中学・高校トラブル・両親、義両親への障害告知、障害受容・不登校・病院受診など。みなさんのリアルな声をお届けします!2024年1月に公開した読者体験談現在高校3年生のやぎ母さんの息子さんは、高校1年生のときASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。穏やかで真面目で優しい息子さんですが、診断が遅くなってしまったため、合理的配慮のない中、つらい思いをしてきたそうです。高校生になってからの診断、精神科を受診することになったときのお子さんの様子など、エピソードを寄せていただきました。10歳でASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けた息子さんのエピソードです。小学校では通常学級に通い目立ったトラブルはなかったのですが、中学入学後トラブルが増えたのだそう。英語の勉強に、熱心な顧問の先生がいる部活……。そんな中、息子さんからお母さまにSOSが!小学校1年生のときADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けた息子さん。中学1年生の冬、児童養護施設に入所することになりました。そのことを義実家と実家へ伝えたときのお話です。お母さまは、お子さんたちを守るために、苦渋の決断をしました。3歳9ヶ月でDQが80で境界域と診断いわれたお子さん。ご両親はお子さんのことを考え、最善の選択だと特別支援学級への進学を決めました。ですが、いつもお子さんをかわいがってくれている祖母に「私たちには発達に遅れがあるようには見えない」、「どうして通常学級に行かせないの?」と反対されて……。現在中学3年生の息子さんがいらっしゃるお母さまのご投稿です。小学校5年生のときにコロナ禍となり、休校がきっかけで見通し不安、昼夜逆転、家庭内暴力が始まった息子さん。どうすればいいのか悩みに悩んだお母さまは、ある決断をしたのですが……。知的障害(知的発達症)を伴うASD(自閉スペクトラム症)の12歳の息子さんのお母さまからのエピソードです。高熱を出した息子さんが、往診でのインフルエンザ検査を拒否して大騒ぎになってしまったのだそう。12歳になって体が大きくなると、診察に抵抗されたときの対応が難しくなりますよね。みなさんはどう工夫されていますか?あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。現在の募集テーマはこちらです。・障害告知でのトラブル・パートナー(夫婦) との間でのトラブル・両親(義両親)、親族などの間でのトラブル・進学・受験関係でのトラブル・冠婚葬祭関連でのトラブル・お子さまの反抗期、思春期でのトラブル・お子さまの自傷でのトラブル・お子さまの学習関係でのトラブル・不登校、行き渋りでのトラブル・お子さまとゲームの関わりでのトラブル・子さまの不器用さでのトラブル・ママ友や、ほかの保護者の方とのトラブルでのトラブル・ご近所関係でのトラブルお寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんなどにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、なかなか相談できずにいたご家族の中での悩みや保護者間のトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年02月03日小中5年間不登校だった娘わが家の娘、いっちゃん(ASD(自閉スペクトラム症)・現在16歳)は、小学校5年生から中学時代まで不登校でした。発達障害と睡眠障害(非24時間睡眠覚醒症候群)があり、朝決まった時間に登校することが難しかったのです。全く行かないというわけではなく、午前中に目を覚ましたときは登校します。とはいえ、泊まりの学校行事には不参加でしたし、年間の出席日数でいえば、欠席していた日のほうがはるかに多かったと思います。欠席した日の勉強はどうしていたかというと……学校には月に7日程度は行っているわけなので、登校した際に、休んでいた間の授業プリントや小テストなどをもらってきて(大体教室の机の中に入ってる)、自宅で教科書を見ながら授業プリントで自習するということはやっていました。Upload By 寺島ヒロ小テストは、親か6歳年上のお兄ちゃんが付き添って、そのプリント自習の後にやらせていました。そのテストの正答率は8割ほどでしたが、担任の先生によると、ほかの児童生徒さんともさほど差はないということだったので、そのまま提出していました。ちなみに、定期テストの結果は真ん中くらい。都市や国の名前や、技術や家庭科のテストで「けがき線」や「まつり縫い」のような用語を問われると正答率が悪いという特徴は見えてきていました。親目線では「あんまり勉強してないな……」という思いはありつつ、しかし、家では絵を描いたり音楽をつくったりとほかの興味のあることで忙しくしていたので、本人も家族も「特別遅れてないならまあいいか」という感じでした。高校は通信制の学校に進学しました。通信制の高校に進学して通信制の高校に進学すると、当然ですが出席日数などは問われません。もともと自習が苦にならないタイプの娘、繰り返して見ることのできるビデオ授業がメインになったのは大変ありがたかったようです。担当の先生のテレビ通話でのフォローアップも受け、着々と単位を取得することができました。【いっちゃんが通信の高校に進学した顛末はこちら】↓しかし、希望の大学を目指そうとすると少々、いえかなり厳しい状態です。小中学校を通して学校の制度や教育システムがどうにも理解できなかったいっちゃんでしたが、高校でキャリアガイダンスや進学指導を受け……発達的にも良いタイミングだったのでしょう、やっと理解し「わたしは大学に行きたい!」と言いだしました。思いも新たに、しかし高校1年生の終わりに受けた初めての模試の結果は撃沈! それでもあきらめるにはまだ早いですし、受験がなくても勉強はしておくに越したことはありません。「数Bが全然分からん!」「忘れていることが多すぎるみたい」という娘にも、はっきりとした課題感が生まれてきたよう。今が学び直しのチャンスかも!?というわけで、娘と話し合って、高校2年生の夏休みは小学校4年生の内容から勉強のやり直しをすることに決めました。紙の本のドリルで学び直し!やり直しの方法は、市販のドリルを本屋で買って、一緒にやることにしました。Webには、高校が用意してくれたものも含めて、インターネットでできる便利な問題集などもありますが、紙の本のほうが親がついて見てやりやすいですし、手で紙に文字を書き入れる「面倒くささ」も、娘には良い経験になるだろうと思いました。さあ、これで夏休みの間にみっちりやるぞ!と思った矢先……なんと、わが家にコロナが襲来。ばたばたと家族が倒れる事態になってしまいました。危うし、学び直し!しかし、「決めたことはやる!」ASDのこだわりか、家族の中でいち早く復活した娘、家族が寝ている中、一人もくもくとドリルを進め、夏休みの終了日までに、ついに中学3年生までの分を終わらせてしまいました!Upload By 寺島ヒロただ「勉強しなきゃ」「いい点とらなきゃ」と思うだけでは難しいけど、4年生の分のドリルを終わらせる、その次は5年生の分のドリルを終わらせる……みたいに具体的にクリアする目標が見えていたので、手が付けやすかったのかもしれません。大学受験にはまだまだ遠いけど……今(高校2年生の冬)も、高校1年生の分のドリルで復習しながら、学校の勉強を進めています。「ドリルまた買ってきて」とか「英検の参考書が欲しい」と言ってくるようになり、小中の頃に比べると、はっきりと自主的に学んでいる感じがしています。執筆/寺島ヒロ(監修:新美先生より)不登校中と通信制高校進学後の学習について、詳しく聞かせていただきありがとうございます。学校にあまり通えていなくて睡眠障害で生活リズムが不安定だった時でさえも、学校のプリントを自習で着々とやりこなし、テストで正答率8割、真ん中ぐらいの成績をとれていたということは、いっちゃんは自習学習に向いている、学習が基本的に苦じゃないタイプの方なのでしょう。思春期の不登校期間に、コツコツ学習をこなしている人は多くない印象なので、とてもすごいです。そして通信制高校の学習スタイルは、そんないっちゃんにはとても合っていたのでしょう。さらに、高校でのキャリアガイダンスや進路指導がヒットして、明確な目標ができてしまえば、強いですね。苦手なところもしっかり分からないところまで戻って学び直しをして、分かる、できるようになる手ごたえをつかめてきたのでしょう。こうなってくると、学習が楽しくなってきて、目標までまっしぐらですね。楽しみです。正直、ここまでコツコツ自主的に学習できるお子さんばかりではありません。これはお子さんのタイプにもよるので、どんなに周りが仕向けようとしても動かないこともあるでしょう。学習に限らなくても、明確な目標やモチベーションがあって、本人のやり方にフィットすると、見違えるように何かに打ち込めることもありますが、その出合いがいつ来るのかは誰にも分からず、気長に見守るしかないこともありますね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年01月30日一般社団法人青少年ワークサポートセンター広島(広島市東区/代表理事 杉野 治彦、以下 わくサポ広島)は、2024年2月1日、学校に通いづらい不登校気味な小・中・高校生を対象とした個別サポート校『STUDYWALK(スタディウォーク)広島駅北口校』を開校します。スタディウォークは、学校に通いづらく、保健室登校や、不登校気味になっている小・中・高校生の「復学」や「復学の先にある進学」、「進学の先にある卒業」を目指した学習支援をICT教材やオンラインを活用しながら、「卒業の先にある自立」までを見据え、 「社会性を身につける」支援を、生徒ひとりひとりの不登校状況や進度、理解度に合わせた「寄り添い型個別サポート」を行います。スタディウォークでは、「個別学習指導」の他、オリジナルプログラムによる「コミュニケーションプログラム」、スポーツを取り入れた「基礎体力作りプログラム」、農業体験や英会話・職場体験などによる「社会体験プログラム」も完備、さらに通学に抵抗感をお持ちのお子さまには、ご自宅まで訪問を行い「通学をサポート」する不登校児童生徒への専門的なサービスなども充実しており、社会とのつながりをしっかりと構築できる力」の育成も行ってまいります。広島駅北口校開校にあたり、2月3日(土)14:00からひとまちプラザで説明会を兼ねた不登校についてのトークイベント「不登校の解決策が見つかる勉強会」を開催します。授業風景【小学生・中学生・高校生向け個別サポート校 STUDYWALKトークイベント 「不登校の解決策が見つかる勉強会」】とき :令和6年2月3日(土)14:00~16:00(※開場13:30)(※個別相談会16:00~17:00)ところ:〒730-0036 広島市中区袋町6ー36 ひとまちプラザ 研修室B対象 :小学生(高学年)、中学生、高校生お子さまが、学校に通いづらくなっているお悩みをお持ちの親御様、学校関係者や、不登校に関心・興味をお持ちの方、どなたでもご参加いただけます。定員 :30名(事前申込不要・当日参加OK)入場料:無料STUDYWALK 広島駅北口校【STUDYWALK概要】名称 :小学生・中学生・高校生 個別サポート校STUDYWALK(スタディウォーク)所在地・電話番号:・広島駅北口校(TEL 082-259-3656)〒732-0052 広島市東区光町1-11-5チサンマンション広島108号・広島本校(TEL 0829-40-1150)〒738-0222 広島県廿日市市津田596-1営業日時 :月~金 9:00~18:00(日祝除く)授業時間 :月~金 13:00~17:00(土日祝除く)(※このうち2時間程度の授業を受けていただきます)入学対象者 :小学校高学年・中学生(学校に通いづらい方・保健室登校の方・不登校の方)高校生(通信制高等学校に在籍されている方)個別又は集団学習指導で授業を行います支援内容 :●個別学習指導●スタディウォークオリジナルプログラム・コミュニケーションプログラム(SSTからレクリエーション等)※SST:対人関係を良好に維持する技能を身につけ、自信を回復し、ストレス対処や問題解決ができるスキルを習得するためのプログラム・社会体験プログラム/農業体験・職場体験・英会話等●訪問学習支援(通学が難しいお子さまのために、こ自宅への訪問学習指導や通学サポートにも対応します)●ICT教材を活用した在宅学習支援(入校相談時にお子さまの状況により決めて行きます)◆基本料金・訪問学習コース:1回/週→月額33,000円(税込)・小・中学生コース:3回/週→月額33,000円(税込)・高校生コース:2回/週→月額33,000円(税込)・体験コース:1回/週→月額16,500円(税込)◆オプション料金・通学サポート(自宅訪問を行い通学をサポートします):1回 3,300円(税込)※通学校より直線距離で概ね5km程度◆ICT教材利用料無料(上記基本料金に含まれます)※パソコン・タブレット・スマートフォンなどの端末機材ならびに、こ自宅でのインターネット接続環境は各自こ準備ください◆HP ◎STUDYWALK(スタディウォーク)開校に至る背景と目的従来、ひきこもりがちな方々に特化した、総合的な支援を行っている団体はほとんど見当たらない状況において、【無料相談】という形で「不登校・ひきもりケアセンター」を立ち上げ、幅広く不登校・ひきこもりに関する相談を行う一方で、多くの方々にサポートを受けていただき、「復学」や「就労」への多くの実績を積んできました。一方で、「8050問題」に象徴されるように、重度化・複雑化したひきこもり問題も増えてきており、自立が困難なケースも増えてきています。これらの、多くの困難ケースを分析検討したところ、ひきこもりの早期段階での支援策が整っていないことに起因して、結果的にひきこもりが長期化してしまう事が根本的な社会課題であることが長年の成人のひきこもりの支援活動から分かってきました。そこで、2019年より準備を進めて、まずは廿日市市を拠点に「ひきこもりの重度化防止策」として「不登校児童・生徒」への支援を開始しました。その後、コロナ禍という環境要因も影響し、不登校の児童生徒数は激増の一途をたどる状況となり、そういった状況をより詳しく精査したところ、様々な要因から本来あるべき「不登校児童生徒への適切な支援」が整備されていない事も現在の大きな社会的課題であることが分かってきました。こういった、現状の課題を打破しながらも、「不登校児童生徒への早期対応による復学」しいては「ひきこもり問題の長期化を未然に防ぐ」という第二義的な目標を達成するためにも、「不登校児童生徒への新たなサポートサービス」を廿日市地区において試験的に実施してまいりました。その後、3年間の運営を経て本サービスの運用を本格化することとなり「広島市内全域を対象」と出来る広島駅北口徒歩3分という好立地において、今後の中心的拠点となるべき場所での開校に至りました。青少年ワークサポートセンター広島 代表理事 杉野 治彦【運営団体概要】◎一般社団法人青少年ワークサポートセンター広島 企業概要設立年月日: 2012年5月17日代表者 : 代表理事 杉野 治彦所在地 : 広島市東区光町2丁目9-30 竹本ビル204 Tel.082-569-5252事業内容 : 生活訓練(自立訓練)事業、就労移行支援事業、就労定着支援事業、就労継続支援B型事業、共同生活援助事業、放課後等デイサービス事業、ひきこもりがちな若者サポート事業、児童発達支援事業、広域通信課程サポート校、学習支援(小学生・中学生・高校生向け個別指導型学習塾)事業拠点 : ◎本社 同上◎ワークサポート広島東(生活訓練(自立訓練)事業)広島市東区光町2丁目9-30 竹本ビル204 Tel.082-569-5252◎ワークサポート広島横川(就労移行支援事業・就労定着支援事業)広島市西区打越町11-8 横川ハイタウン102 Tel.082-258-3530◎ワークサポート広島西(就労継続支援B型事業)広島市西区横川町1丁目7ー7 バルミー横川202 Tel.082-207-0858◎ワークサポート廿日市ヴィレッジ(共同生活援助事業)広島県廿日市市津田596-1 Tel.0829-40-1152◎わくサポジュニア廿日市駅前(放課後等デイサービス事業)広島県廿日市市駅前1-3-201 Tel.0829-30-8696◎わくサポジュニア広島光町(放課後等デイサービス事業)広島市東区光町2丁目9-15 きさらぎビル203 ※令和6年春開設予定◎スタディウォーク(不登校児童、生活支援事業、通信制高校サポート校)◎広島本校広島県廿日市市津田596-1 Tel.0829-40-1151◎広島駅北口校広島市東区光町1丁目11ー5 チサンマンション広島108Tel. 082-259-3656◎明誠高校広域通信制課程広島SHIP(通信制高校サポート校事務局)広島県廿日市市津田596-1 Tel.0829-40-1150 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月29日厚生労働省は、ひきこもりに理解がある地域社会の実現を目指し10月よりTOKYO MX「ひきこもりボイスTV」を制作放送(全6回)し、「ひきこもりVOICE STATION全国キャラバン」を6ブロック(埼玉、長崎、京都、福島、島根、石川)で開催して参りました。※当事者や支援者の方々とパネルディスカッションや、ワークショップを実施した全国キャラバンでは、ひきこもりの当事者、支援者、また一般の方のリアル参加も多くあり、悩みや期待など様々な意見が交わされていました。※ボイスTVはYouTubeにてアーカイブ配信中 今回は、その集大成として、2月10日(土)に、「ひきこもりVOICE STATIONフェス」を東京・渋谷ヒカリエホールにて開催いたします。各地域で当事者、支援者の方々と議論してきた“より生きやすい社会にするため”についての「生の声」をご紹介しながら改めて、今回のキャンペーンの目的である“ひきこもり状態にある方やその家族が孤立することなく、地域社会に住む一人ひとりがひきこもりに関する理解を深め、相談しやすい環境づくり”になるよう、ひきこもり経験のあるタレントさんや、ひきこもり支援者、そして有識者の方々を迎えてディスカッションいたします。また、フェス終了後は「ひきこもり相談会」を実施予定です。※15歳から64歳のひきこもり当事者は、全国で推計146万人とされ、4年前と比較して女性の割合も増えてきました。「相談しても解決できないと思うから誰にも相談したくない」という当事者も多数います。今や、ひきこもりは誰にでも起こりうること。他人事ではありません。【内容】リアル参加・オンライン参加可能 第1部は高橋みなみさん、宮本亞門さん、ゆうたろうさんが出演1部は、TOKYO MX「ひきこもりボイスTV」とのコラボ企画。タレントの高橋みなみさんをパーソナリティに、演出家の宮本亞門さん、俳優・モデル ゆうたろうさんなど、ひきこもり経験があり、その経験を踏まえた情報を積極的に発信している方々をゲストに迎え、当事者の思いを伝えることで多くの人にひきこもりへの理解を促していきます。2部は、「生きづらさの発信」から「誰もが生きやすい社会について考える」をテーマにしたパネルディスカッションを実施。モデレーターにジャーナリスト浜田敬子さん(元AERA編集長)、パネリストに臨床心理士/公認心理師のみたらし加奈さんをはじめ支援者などを迎え、会場参加者、視聴者にもコメントで参加していただきながら、ひきこもり経験者や有識者などと、“生きづらさの発信”について語り合います。フェス終了後は、ひきこもりに関する悩みや不安を抱えるご本人・家族を対象に『ひきこもり相談会』を開催。ひきこもり経験者や支援者が相談に応じます。■「ひきこもりVOICE STATIONフェス」 開催概要日時 : 2024年2月10日(土)13:00~16:20(開場 12:30)ひきこもり相談会 16:30-19:40会場 : (1) 渋谷ヒカリエホール (東京都渋谷区渋谷2丁目21-1)(2) オンライン(YouTube Live にて配信)視聴URL: ▲公式HP 二次元コード画像参加費:無料定員 :リアル会場100名(申込み先着順)内容 :13:00-オープニング13:10-14:40 第1部 “146万人の「ひきこもり当事者」の思いをシェアし、ひきこもりへの理解を進める”ひきこもり経験のある著名人らによるトークセッション14:55-16:15 第2部 “みんなが生きやすい社会についてひきこもり経験者・支援者とともに深堀する”パネルディスカッション16:15-16:20クロージング16:30-19:40ひきこもり相談会 (50組限定/約20人の相談員対応)支援者、ひきこもり経験者、家族会などが担当します。話したい団体を選択可能。(対面とオンライン/電話相談、1組30分/60分から選択、予約制 ※空きがある場合は当日相談も可)主催 :厚生労働省詳細/お申し込み(公式ホームページ): 【出演者】第1部:パーソナリティー高橋みなみさん/タレント第1部 パーソナリティ 高橋みなみさん1991年4月8日生まれ。東京都出身。2005年にAKB48第1期メンバーとして活動開始。2012年、48グループ初代総監督に就任。2016年、AKB48を卒業。卒業後はテレビやラジオを中心に幅広くマルチに活躍中。本事業に3年間携わり、今年度も『ひきこもりボイスTV』パーソナリティを務めていただきました。コメンテーターにひきこもり経験のある支援者や著名人、ひきこもり当事者・経験者にVOICE隊として参加いただき、全6回放送。“(1)当事者としてのリアルな声を届けながら、全国の視聴者に「ひとりじゃない」という安心感を伝えられる存在、(2)全国の当事者・家族に寄り添い、勇気や希望を感じてもらい、そっと背中を押すことのできる存在を番組作りの目標に、視聴者代表として、ひきこもりについての理解を深めながらメッセージを発信してきました”ゲストコメンテーター宮本亞門さん/演出家第1部 ゲストコメンテーター 宮本亞門さん1958年東京・銀座生まれ。2004年には東洋人初の演出家としてオンブロードウェイにて「太平洋序曲」を上演し、同作はトニー賞4部門にノミネート。ミュージカル、ストレートプレイ、オペラ、歌舞伎などジャンルを問わず幅広く作品を手掛ける。高校時代にひきこもり経験あり。“僕はひきこもり経験者です。正直とても辛かった!だけどあの経験があったから良かったと今は大声で言えます。今の教育システムの日本では、ひきこもりは自分自身と向き合うための、とっても大切な心のブレーキを踏む時間です。それを卑下したりせず、ひきこもり仲間を知ってヒントを出し合い、明るい未来を話しましょう。”ゲストコメンテーターゆうたろうさん/俳優・モデル第1部 ゲストコメンテーター ゆうたろうさん1998年、広島県生まれ。俳優・モデル・ショップ店員。2016年ショップ店員から“かわいすぎる美少年”として芸能界デビュー。2018年『3D彼女 リアルガール』で映画初出演を果たし、以降ドラマ・映画・舞台に多数出演しその存在感を放つ。主な出演作:映画『かぐや様は告らせたい』、ドラマ『シャーロック』(CX)、『来世ではちゃんとします』(TX)、『明日、私は誰かのカノジョ』(MBS)、『Followers』(Netflix)など。“中学で不登校、ひきこもりを経験。10代の頃は無駄な時間と思っていたけれど、その経験があったからこそ、自分を見つめ直す時間ができ、今の自分の生き場所を見つけることができ、大切な時間だったのかと感じています。”ゲストコメンテーター宮武将大さん/一般社団法人hito.toco/一般社団法人toki-line 代表理事香川県生まれ。小学6年生の時に不登校になり、そのまま20歳までひきこもり生活を送る。家族の関わりと働くことがきっかけとなり社会復帰。人との出会いや、つながりを通して心のリハビリが行われていく。働く傍ら自助グループや支援活動を経て、2016年に法人設立。人と社会を心でつなぐ活動を目指し、ひきこもりや不登校、障害等を対象とした相談支援、家族会、就労支援などに取り組む。第2部:モデレーター浜田敬子さん/ジャーナリスト第2部 モデレーター 浜田敬子さん1989年に朝日新聞社に入社。AERA編集部、副編集長などを経て、2014年からAERA編集長。2017年に朝日新聞社を退社後、経済オンラインメディアBusiness Insiderの日本版を統括編集長として立ち上げる。2020年末に退任し、フリーランスのジャーナリストに。2022年8月に一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構を設立。2022年度ソーシャルジャーナリスト賞受賞。「羽鳥慎一モーニングショー」「サンデーモーニング」「news23」のコメンテーターや、ダイバーシティなどについての講演多数。著書に『働く女子と罪悪感』『男性中心企業の終焉』『いいね!ボタンを押す前に』(共著)。パネリスト荻野亮太さん/NPO法人こおりやま子ども若者ネットワーク 理事/児童指導員(放課後等デイサービス職員)福島県郡山市出身。対人関係のつまずきから高校時代は一時期不登校に。大学は中退、約3年間引きこもる。その後医療やNPOの支援を受け徐々に社会参加できるようになり、再度大学へ進学。今度は4年間通い卒業。現在は児童福祉の現場で療育・発達支援に従事。また、地域の支援者仲間と勉強会やイベントの企画に携わる。趣味のアカペラの活動では地域のイベントのステージで歌っている。パネリスト能登大次さん/NPO法人山村エンタープライズ 代表理事1974年仙台生まれ。東京で雑貨類のデザイナー「能登夫妻」を営むも、311をきっかけに岡山に移住。2012年美作市地域おこし協力隊に就任し、仲間たちとともに「山村シェアハウス」をオープン。2015年NPO法人山村エンタープライズを設立し、翌年、若者支援に特化した「人おこしシェアハウス」を開設。現在は、法人代表理事&人おこし事業の事務局長として、さまざまな事情を抱えて全国から集まった若者たちと切磋琢磨の日々をエンジョイしている。パネリストみたらし加奈さん/臨床心理士/公認心理師第2部 パネリスト みたらし加奈さん1993年東京都生まれ。大学院卒業後、総合病院の精神科に勤務。専門家と共に性被害や性的同意に関する情報発信をおこなうNPO法人『mimosas(ミモザ)』の代表副理事も務めている。現在は、国際心理支援協会に勤務しながら、メディアにも出演し、SNSを通して精神疾患の認知を広める活動を行っている。著書に『マインドトークあなたと私の心の話』、『テイラー声をさがす物語』。ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバン 昨年の開催風景「ひきこもりVOICE STATIONフェス」 昨年度の様子※アーカイブにてご覧いただけます( )※【内閣府調査ひきこもりの実態】2023年3月31日公表 より・2022年11月全国の10歳から69歳計3万人にアンケート調査を実施。1万3,769人から回答。・【調査定義】:自室または自宅から出ない、近所のコンビニエンスストアなどや趣味の用事などだけは外出するといった状態が6カ月以上。・【年齢層別】:15歳~39歳の若者層では、7年前に公表された調査の1.57%から2.05%に増加40歳から64歳の中高年層では、4年前に公表された調査の1.45%から2.02%に増加・【男:女の比率】:4年前に公表された調査では男性が75%以上(40歳~64歳)今回の調査では、女性が52.3%と半数を上回る(40歳~64歳)15歳~39歳も女性が45.1%・【どのような人や場所なら相談したいと思うか?】「誰にも相談したくない」22.9%(15歳から39歳)23.3%(40歳から64歳)・【その理由】:「相談しても解決できないと思うから」50%以上(15歳から64歳)■東京メトロ渋谷駅に、ひきこもりの当事者やご家族の声を巨大ポスターで掲出!『146万人のボイスプロジェクト』2月5日(月)~2月11日(日)ひきこもり当事者は全国で推計146万人。当事者の声を広く伝えることで、ひきこもりへの誤解や偏見をなくしていくことを目指し、ひきこもり当事者、経験者、そしてご家族から募集をした声を巨大なポスターにして東京メトロ渋谷駅地下通路に掲出するキャンペーンを2月5日(月)から2月11日(日)まで実施します。ひきこもるきっかけや、いまの暮らしの様子、家族への思い、日々の暮らしの中で大変なことや辛いこと。救いになった出来事や出会いなど、本キャンペーンで募集したひきこもり当事者、経験者、ご家族のボイス声のひとつひとつを吹き出しで紹介し、それが集まり、「#ひきこもりは誰にでもどの家族にも」という一つのメッセージを作り出します。掲出イメージ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月25日友人とのトラブルなどがきっかけで現在不登校。家では癇癪。相談場所は?Q:発達障害のある小3の子どもがいます。友人とのトラブルなどがきっかけで現在不登校になっています。学校にどのような対応をお願いしたらいいのかも分からず、家にいても癇癪がひどくどうしたらいいのか悩んでいます。どのような場所に相談をしたらよいのでしょうか。A:きっかけとなった友人とのトラブルについて、学校の先生と一緒に解決方法を探っていきましょう。場合によっては保健室や相談室登校などの可能性も探っていくことが考えられます。自宅以外の居場所なども探してみましょう。Upload By 発達障害のキホンまず友達とのトラブルの原因を考えてみます。担任の先生に相談しながら、双方が納得するような指導や環境をつくっていくことが考えられます。また、友達とのトラブルも含めて、不登校の要因はほかにも複数考えられる場合があります。再登校に関しては学校との連携に基づいて、登校しやすい環境条件を整えることから始めていきましょう。登校が困難な場合は、自宅以外の居場所として放課後等デイサービス(※)などの利用も考えられます。放課後等デイサービスの利用に関しては、お子さんの状態に合わせてクールダウンのスペースの確保や、感覚過敏性に対する配慮などの環境調整や、個別の課題やスケジュールの提供などの配慮が得られることが望ましいと思います。地域の相談支援専門員などと相談しながら進めていけるとよいでしょう。学校と福祉機関の情報共有や連携も必要だと思います。(※)放課後等デイサービスの利用には「通所受給者証」(受給者証)が必要となります。取得の条件や手続き方法は自治体により異なります。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年01月23日コロナ禍での休校がきっかけで見通し不安、昼夜逆転、家庭内暴力が始まった息子小学校1年生のときADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けた息子は、小学校までは通常学級に所属していました。小学5年生の年度末にコロナ禍のため休校になったことをきっかけに、「いつから学校に行けるの?」と先の見通しが立たずパニックとなり、昼夜逆転生活がスタート。そして同時に他害が始まりました。できる限りのサポートをと向き合いましたが、暴力を抑えられず家族だけでは対応が難しい状況となり、きょうだいへの影響も大きかったことから、6年生になってすぐ半年ほど小児精神科への入院も経験しました。9月から小学校に復帰したのですが、マスク生活など今までの生活様式が一変してしまい、パニック症状が悪化しました。小学6年生の2学期に、小学校の先生、進学予定の中学校の先生と私たち保護者とで話し合う機会を持ちました。中学校の通常学級では教科ごとに先生が変わるので、息子へ細かなフォローアップができる特別支援学級が良いのではという意見がでました。息子に相談したところ、息子自身も特別支援学級がいいとなり、中学入学と同時に、特別支援学級(情緒学級)に転籍しました。これで息子も落ち着いた学校生活を送れるかと思ったのですが、環境の変化に弱いため特別支援学級の環境に馴染めず、孤独を感じたようです。授業内容もすでに習ったものであったそうで、勉強好きだった息子は学習意欲が低下。そして再び不登校となってしまいました。中学で再び不登校に。一日中ゲーム、子ども部屋はゴミ部屋に……。不登校後は昼夜逆転に戻り、一日中ゲームで遊んでいたり、近所のスーパーで買い物したものを食べたりしていたようです。片づけができないので、部屋はゴミ部屋状態でした。Upload By ユーザー体験談家庭内暴力もひどくなりました。夫はテレワーク中で、息子の暴力行為を目の当たりにしたためメンタルの調子を崩し、息子へ向き合うことができなくなりました。私一人で息子と話し合い、児童相談所との相談もしました。児童相談所より「自宅での療育が困難」と判断された息子。一時的に児童養護施設でお世話になることになったのですが、そこでも暴れてしまい受け入れ先がなくなってしまいました。そのため、以前から契約していたショートステイ施設でロングステイさせてもらい、しばらくは、そこから中学校へ週2、3日、半日登校するという生活になりました。そこで生活リズムを作ってもらえればと思ったのですが、ここでも昼夜逆転を直すことは難しく、相変わらず荒れた生活を送っているようだった息子。どうすればいいのか……私は悩みに悩みました。「息子の生活リズムが整えられるような施設はないでしょうか」児童相談所へ何度も相談し、全力で息子に合う施設はないか探しました。ですが、暴力行為のある息子は、県内の施設全てで受け入れを拒否され、行き場がありませんでした。しかし、ようやく県外の医療併設型児童養護施設が一枠あいていることが分かりました。ここへ入所することになると、施設内の学校へ通うことになります。息子のこれからの人生を考え、義務教育期間中に生活改善をしておきたいと思っていた私は、藁にも縋る思いで、施設入所への準備を始めました。「目標を立てて一緒に頑張ろう」最初息子は施設への入所を嫌がりました。ですが、日にちをかけて話し合い、「今のままでは、地元の中学に通い続けることが難しいよ。生活習慣を整えて中学3年生の4月からこちらに戻れるよう、目標を立てて一緒に頑張ろう」と、息子と一緒に目標を立てました。そして、息子とともに施設を見学し、本人も生活の乱れを自覚していて、なんとか立て直したいと思っていることから施設入所を承諾。中学1年生の1月から入所し、施設に併設されている中学へ通うようになりました。私は祈るような気持ちで見送りました。ここからが息子の踏ん張りどころなのです。Upload By ユーザー体験談一方、通っていた中学校の先生には都度報告、相談をしていたのですが、この施設入所については、先生方からはなかなか理解してもらえませんでした。「週に数日でも中学校に通えているのに、施設にいれるのですか?」「家庭で子どもの療育はできないのですか」「お子さんは見捨てられたと思わないでしょうか……」でも、どうすればいいのでしょうか。今のままでは息子の生活を立て直すことが難しいのです。私は先生に一生懸命説明しました。息子が納得したうえで入所することを。Upload By ユーザー体験談夫のメンタルが弱っている中、私自身の精神状態もかなり危うい状態でしたが、義務教育期間中に息子の生活リズムを整えなければ、彼は大人になってもずっとひきこもる可能性もあるかもしれない……。できるだけ早期に、息子の生活や精神面を整え、将来自立できるようにサポートしたい、それがかなう環境を息子に用意してやりたいという思いでいっぱいでした。その思いが、なんとか私を支えていたと思います。努力した息子は、生活習慣を整え目標通り退所。地元の中学へ入所中、息子は長期休暇などを利用して定期的に試験外泊し、寝る時間など自宅でのルールを取り決め実施しました。また、試験外泊の際は、地元の中学の先生と面談、また先生も息子の施設や施設内学校の訪問もしてくださり、施設と学校同士で情報共有してくださり、本当に感謝しています。そして息子は、目標通り中学2年生の終業式後に退所し自宅に戻ってきました。そして、中学3年生の4月から、地元の中学へ転入、特別支援学級へ再び通い始めました。先生方は、息子が戻ってくるまでに2年かけて、特別支援学級での指導の仕方について中学校と教育委員会と話し合い、改革をしてくださっていました。特別支援学級の生徒は30名程度いたのですが、息子は通常学級と同じ内容の授業を受けることができるクラスになりました。そのため、勉強好きな息子は不登校にはならず、通い続けることができ、なんと中学3年は皆勤賞。定期テストも通常学級と同じテストを受け、学外で行っている受験対策用の模試や9月以降は実力テストのみ交流学級で受験するようになりました。これは、息子の受験対策として、大勢の生徒に囲まれて試験をうけられるよう学校側が計画してくださいました。Upload By ユーザー体験談志望校受験に向けて頑張っている息子を支えていきたい家に戻ってきてからの息子は前向きで、障害受容もしっかりとできており、先日精神障害者福祉手帳3級を取得しました。息子は幼少期からの夢「設計士、建築士」への道を希望しています。学習能力は高いのですが、情緒が安定しないため公立高校への進学は断念し、丁寧に対応してくれる私立の専修学校・建築科を単願志望しています。一時期、家庭崩壊の一歩手前だったわが家ですが、息子は今、将来の夢に向けて前向きに勉強に取り組んでいます。悩んでいた数年前が嘘のように、落ち着いた生活を送れています。夫のメンタルも回復し、私自身の精神状態も成長した息子の姿が心の支えとなり回復してきました。息子はこれからどんどん成長していくと思います。自分のやりたいことに向かって、これからも頑張る息子を、私は支え続けたいと思います。イラスト/海乃けだま※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせていただきます。(監修:鈴木先生より)自閉スペクトラム症のあるお子さんの対応には、ペアトレの基本である「傾聴と承認」が重要です。息子さんはまだ中学生なので児童相談所ではなく本来ならば小児科の神経外来を受診して相談すべきでしたが、該当するような小児科が近所にはなかったものと推測します。児童相談所は医療ではないので診断はできません。基本的にはかかりつけ医に相談して専門医へ紹介してもらうのが筋でしょう。中学校の先生がおっしゃるように、週に数日でも中学へ通えているならば一般的には施設に入れる必要はないと思われます。児童精神科医と小児神経科医との考えには多少ずれがありますが、医療へつなげることも忘れてはいけないことだと思います。そこには必ず答えがあるはずです。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年01月19日特定非営利活動法人・多様な学びプロジェクトが行った「不登校の子を育てる保護者のニーズ調査」。本記事ではこの調査の中から、保護者を対象とした調査結果(速報値)の内容をご紹介します。保護者の考える「不登校のきっかけ」1位は「先生との関係」多様な学びプロジェクト「不登校の子を育てる保護者のニーズ調査」より保護者が考える子どもの不登校のきっかけは、「先生との関係(先生と合わなかった、先生が怖かったなど)」が最も多く261人(33.5%)。次いで「学校システムの問題(価値観が古い、時代に合わない、風土に合わないなど)」が204人(26.2%)、「勉強は分かるけれど授業が合わない(授業がわかるけどつまらない、読み書きが苦手、グループワークが苦手など)」が158人(20.3%)、「学校のきまりなどの問題(学校のルールや校則に納得がいかなかった、制服を着たくなかったなど)」が149人(19.1%)でした(※1)。学校側がきっかけとの回答が上位になっていることがわかります。ここで比較として、学校を対象にした文部科学省の調査結果[*1]を紹介しましょう。それによると、学校(※2)が「不登校の要因」として挙げたのは「本人に係る状況(無気力・不安)」で、51.8%に及びました。次に多かったのは「本人に係る状況(生活リズムの乱れ・あそび・非行)」で11.4%となっています。したがって学校側としては、子ども本人に要因があるという認識が強く、先ほどの保護者の回答と比較すると両者の認識に大きな隔たりがあると言わざるを得ません。このギャップが不登校の問題にマイナスの影響を及ぼしている可能性は否めないでしょう。--------------------(※1)数値は、保護者向けアンケート内で保護者から回答を得た「子ども」777人を分母とした割合。また、「子ども」とは現在・過去を含み不登校開始時に小学生~高校生の方(※2)国公私立小・中学校[*1]文部科学省:令和4度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要86%の親が不登校の子どもへの対応や将来に悩んでいる多様な学びプロジェクト「不登校の子を育てる保護者のニーズ調査」より続いて、保護者の悩みの状況を見てみましょう。現在の子どもへの対応や子どもの将来について「悩んでいる」人は86%に上りました(「すごく悩んでいる」、「悩んでいる」、「まあまあ悩んでいる」の合計)。ほとんどの保護者が悩みを抱えている現状がうかがえます。「子どもが適切な居場所に出会っていない」と思う親が46%多様な学びプロジェクト「不登校の子を育てる保護者のニーズ調査」よりまた、不登校の子どもが適切な居場所(学校含む)に出会っているかという質問に対して、「そう思わない」「あまりそう思わない」の合計が46%にのぼり、「すごくそう思う」「まあまあそう思う」の合計33%を10ポイント以上、上回る結果に。子どもが居場所を見つけられていないと考える保護者が多いことがわかります。行政に期待するのは、フリースクールなどの利用料への支援多様な学びプロジェクト「不登校の子を育てる保護者のニーズ調査」より保護者が行政に望む支援としては、「フリースクールなど学校以外の場が無料または利用料減免」が439人(75.4%)、「フリースクールなど学校以外の場に通った場合の家庭への金銭的支援」で432人(74.2%)が上位2つを占めました。先ほどの設問で、子どもに適切な居場所がないと考える保護者が多かったですが、この設問の回答からも、学校以外の居場所に対する支援が強く求められていることがうかがえるでしょう。そのほか、「学校が変わってほしい」(421人、72.3%)、「学校教員への研修」(420人、72.1%)も7割以上と高い割合を示しました。まとめ不登校の子どもをもつ保護者(元保護者)を対象にした意識調査の結果をご紹介しました。不登校のきっかけとして学校の問題をあげる保護者が多いですが、それとは対照的に、学校側は不登校の要因が子どもにあるとしていることに注目すべきでしょう。また、子どもに適切な居場所がないことを心配する保護者が多く、居場所に対する支援が最も求められていることがわかりました。(マイナビ子育て編集部)画像はイメージです<調査概要>■不登校の子を育てる保護者のニーズ調査 / 特定非営利活動法人多様な学びプロジェクト調査期間:2023年10月6日~12月31日※速報値は10月13日時点のデータを元に集計調査対象:さみだれ登校や不登校のこどもを育てている保護者/元保護者調査方法:インターネット調査
2024年01月17日前回、「『心を強くする経験』は、これからの子育てを考える時、一番のキーワードになります」と、花まる学習会の高濱正伸さんに教えていただきました。そのためには、「『そういうこともある!』と、『事件にしない』という形で、親が子どもに状況を提示してあげる必要があります」とも。では、最近増えている不登校は、どのように考えればいいですか? 引き続きお話しを伺いました。■不登校と言っても実態はさまざまある――最近、不登校が増えていることについては、どうお考えですか?「不登校」と一言で言っても、その実態はさまざまです。じつは、「学校が『つまらない場所』だから行きたくない」という子も一定数います。そういった子は、大人になって自立さえできれば、不登校でも問題はないと思います。――「不登校だからダメ」と一概には言えない?もちろんです。ただ、長期の引きこもりの人たちの履歴を見ると、不登校からスタートしている場合も多いので、「入口の対応」という意味では「不登校であるという状態」をどう扱うかは大切です。長期化すると、「外に出るのが怖い」とか「朝晩逆転」といったことに繋がることもありますから。――不登校については、何から考え始めたらいいのでしょうか。一言で言えば、愛です。ラポールです。【ラポール】ラポールとは、フランス語で「橋を架ける」という意味。心が通い合い、互いに信頼し合い、相手を受け入れている状態のこと。今の学校の先生の中には、子どもとの信頼関係が築けていない人もいます。そんな先生のことを、子どもはどう見ているのか?「この人は、授業をやらないとお給料がもらえない人。この人が困るから、黙って授業を聞くしかない」といった目で見ている可能性もあります。先生に悪気がないのはわかります。でも、「そこに、【ラポール】~子どもとの信頼関係~があるのか?」という話です。■今の学校は古い⁉――先生と信頼関係が築けないお子さんにはどんな特徴がありますか?知能が高かったり、才能がある子ほど、ラポールに敏感です。今、そういった子たちが、学校の中に居場所を見つけられないという現実があります。――学校に居場所がない子どもはどうすればいいんでしょうか?私は、この現実を受けて、花まるエレメンタリースクールというフリースクールをつくりました。昨年が一年目で、今は二年目なんですが、手ごたえを感じています。――フリースクルーでの手ごたえとは?昨年からいる(1年目からいる)24人が、先輩面するんです。「俺も暴れていたから、わかるよ」みたいなことを言う(笑)。大人に言われるより、「自分もそうだった」という先輩(そう言っても子どもですが…)の言葉を届けることができることが大きいんです。そういった仕組みを作ることが大事だったんです。「現状の学校に収まりきらないタイプの不登校」に対しては、花まるエレメンタリースクールの教育実践を通して、ひとつの答えが出ました。――どんな答えですか?子どもが心から安心できる居場所を作ればいいのです。要は、「仕組み」の問題なんです。この話も何度もしていますが、今の学校がもう古いんです。先生一人一人には、絶対に悪い人はいないんです。■日本の教育は、何が問題か?高濱先生は、いまの日本の教育の問題点として、「粒のそろった兵隊を作る教育」なところと挙げています。そして高濱さんは、「上の言うことを忠実に聞く兵隊を作るのではなく、これからの教育では『自走する人間』を育てていく必要があるんです」と、言います。■居場所を見つけられない子どもに届く言葉とは――居場所に辿り着けてないご家庭は、どうしたらいいでしょうか?「子どもを癒やすのは何か?」という話です。それは、「大丈夫。あなたは、私の子どもなんだから、絶対に大丈夫」という親の言葉です。この言葉が、効きます。私は本当に、たくさんのいろいろなタイプの親子を見てきました。だからこそ、言えるのです。「あなたは、大丈夫。母さんの子どもだから、大丈夫」という言葉が、もっとも子どもの心に響くのです。子どもは親から「大丈夫!」と言われたいし、その言葉を信じたいのです。毎日、家庭でしっかりと愛情を与えていれば、少々、外でつらいこと、嫌なことがあっても耐えることができます。前話の話にも通じますが、多少の試練は、心の免疫をつけるために必要です。親元にいる時に、心の免疫をつけてあげる、と考えてみてはどうでしょうか?■子どもが不登校になったとき母親がしてはいけないこと――お母さん自身が、子どもに対して「あなたは、大丈夫」と言い切れるエネルギーがない場合もあると思うのです。その時は、どうすれば良いですか?そんな時は、お母さんが孤立しているのです。「孤立した母」というのは、現代の社会が抱える問題です。この問題の解決策として言えることは、「繋がりを持ちましょう」ということです。子育てとまったく関係のない、趣味のサークルに入るのでもいいし、パートに出るのでもいいし、大学時代の友達に会うのでもいい…。繋がりをいくつか作ったなかで、誰か一人でいいから、心を開いて話ができる人、居場所を、お母さん自身が確保するのがもっとも大事です。お母さん自身も、正解が欲しいわけではないでしょう? 「うん、うん、そうだよね」と話を聞いてもらって、安心したいのです。――お母さん自身の居場所を、まずは確保するのですねそうです。昔は、隣近所にそういう人がいたかもしれません。けれども、今は「自分で意識して、居場所を確保しないとならない時代なんだ」と、お母さんがしっかりと踏まえておくことが大切です。子どもが不登校の時、「私がちゃんとしなければ!」と、一人で抱え込んでしまう人がいます。大切なのは、一人で頑張ることではありません。人と繋がり、自分自身の居場所をまずは見つけて欲しいです。――キーワードは「繋がり」ですねはい。居場所は、専門的な相談場所でもいいし、気のおけない友だちとカフェで喋るといった時間(心の置き場)でもいいのです。とにかく、誰かと繋がって、孤立をしないようにする。子どもは、そんな母を見て、安心するのです。「お母さん、楽しそう!」と思うと、子どもも、なんとかなりそうな気がしてくるものですよ。――子どもが、「なんとかなりそうな気がしてくる」って大事ですね私の経験から言わせてもらえば、14歳までに自己肯定感に穴ぼこができなければ、大体のことは大丈夫です。14歳は、昔の元服です。人が育つ本質は、そう変わらないのです。不登校で多少、勉強が遅れていたとしても、自己肯定感さえあって、「やっぱり俺、ちゃんとやるわ!」と本人が言い出せば、大丈夫です。――高濱先生に「大丈夫」と言っていただけると、何だか安心します。「あの問題児が!?」と、いい意味で裏切られる子とたくさん出会ってきました。別人になりますからね(笑)。嘆き悩んでいたお母さん方が、「本当に『大丈夫』でした」とおっしゃる例も、たくさん見てきました。大学に入るのが1~2年遅れたとしても、そんなのたいした話ではありません。■高濱先生は三浪四留!?高濱先生は、東京大学に入るまでに三浪していて、大学に入ってからは四回留年しています。二浪した人からは、「自分が、『人生、回り道した』などと言っていて、お恥ずかしい限りです。すいませんでした」と、謝られるとか…。高濱先生のお話を聞いていると、自分の悩みが小さく感じられます……。次回は、編集部に寄せられたお悩み、「わが子が他の子をいじめていた。その時、母親がすべきことは?」について、高濱先生にお話しして頂きます。■今回お話を伺った高濱 正伸先生の著書 『どんな時代でも幸せをつかめる大人にする つぶさない子育て』 高濱 正伸 (著)/ PHP研究所(1,540円(税込))子どもの人生の選択肢を増やしてあげたい。あの時、子どもに「あれをやらせておけばよかった」と後悔したくない。そんな深い親の愛が時に暴走してしまうことがある…。「どうしてできない!?」と子どもを責めたり、「そんな点数じゃ、○○中学なんて入れないぞ!」と脅してしまったり…。それで、子どもがつぶれては本末転倒です。そんなお母さん、お父さんたちに意識して欲しいのが「伸ばすよりも、つぶさない子育て」。子どもとの適切な距離感がわかり、子育て不安が軽くなる1冊です。高濱 正伸(たかはま まさのぶ)先生1959年熊本県生まれ。東京大学農学部卒。花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。武蔵野美術大学客員教授。環太平洋大学(IPU)特任教授。
2024年01月16日無料の参加登録受付中!発達が気になるお子さんやご家族へ届けたい、オンラインセミナーが1/27(土)に開催決定Upload By 発達ナビアライアンス プログラム登校渋りが続いている、いつも休み明けに学校に行きたくないと言う……そのようなお子さまもいらっしゃるのではないでしょうか。不登校のお子さまの心の状態から、家庭でどう向き合ったらいいのか?今後どうしたらいいのか?専門家などから詳しい情報を得られ、さらにその場で質問もできるオンラインセミナーを開催します。・日時:2024年1月27日(土)9:30~14:10(予定)・参加費:無料・形式:Zoomウェビナー配信・参加方法:事前申込必須。下記ボタンよりお申し込みください。・内容:専門家講演、すべてのお子さまを応援する企業によるセミナー※企画調整中のため、今後変更となる場合もございますオンラインセミナーの内容をご紹介Upload By 発達ナビアライアンス プログラム勉強したら?とは言わないほうがいい?学校に行きたいのに行けない、どうしてこうなっちゃったんだろう……と自分を責めてしまう……。不登校や登校渋りのあるお子さんと過ごす中で、声かけや接し方、将来を見据えた対応など、さまざまな不安や悩みが浮かんでくるかもしれません。必要なサポートはお子さんによって異なり、状態に合わせて考えていく必要があります。今回は、児童精神科医を務める三木先生にご登壇いただき、これまで多く寄せられてきた不登校に関するお悩みにお答えしていきます。セミナー当日も、視聴者の皆さまからリアルタイムで質問やお悩みを受け付けますので、ぜひご参加ください。講師:三木崇弘先生社会医療法人恵風会 高岡病院 児童精神科医兵庫県姫路市出身。愛媛大学医学部卒。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了(医学博士)。早稲田大学大学院経営管理研究科修士課程修了(経営管理学修士)。愛媛県内の病院で小児科後期研修を終え、国立成育医療研究センターこころの診療部で児童精神科医として6年間勤務。愛媛時代は母親との座談会や研修会などを行う。東京に転勤後は学校教員向けの研修などを通じて教育現場を覗く。子どもの暮らしを医療以外の側面からも見つめる重要性を実感し、病院を退職。2019年4月よりフリーランスとしてクリニック、公立小中学校スクールカウンセラー、児童相談所、児童養護施設、保健所などでの現場体験を重視し、医療・教育・福祉・行政の各分野で臨床活動を行う。2022年7月より地元にUターンし、社会医療法人恵風会 高岡病院で児童精神科医として勤務。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム文部科学省が定めている「出席扱い制度」をご存じですか?自宅学習の努力を認めることで、いつかまた学校に行きたいと思ったときのために、学習の遅れを最小限にしておけるようつくられた制度です。この制度を活用すれば、不登校で学校を休んでいても、家庭学習を出席扱いにして、その先の進路などの選択肢を広げていける可能性があります。制度を利用するには、いくつかの条件を満たした上で、在籍する学校と交渉・連携していくことが重要です。本セミナーでは、のべ1,200名以上が出席扱いになった実績のある、無学年式オンライン学習教材「すらら」の担当者が、本制度利用の具体的なルールや、すららを使って出席扱いとなった事例、最新情報などをご説明します。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム子どもが「学校に行きたくない」と言うとき、どう関わったらいいのか・この先どうなっていくのか、不安な気持ちでいる保護者の方もいらっしゃると思います。前向きになってくれるサインを見逃さず、お子さまの自己肯定感を育みながら接していくことが大切です。不登校のお子さまが安心できる居場所を見つけて、楽しく過ごす事例も交えながら、お子さまとの関わり方について解説します。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム「学校の仕組みが合わない」「冬休み明けで行き渋りになっている」そんなお子さまに向けたセミナーです。子ども一人ひとりのありのままを受け入れ、自信を育み、社会で活きる力を共に学んでいくオンラインフリースクール「SOZOWスクール小中等部」。500名以上の小中学生が在籍するスクールながら、学校が合わないと感じている子どもの個性に寄り添うスタッフが揃っており、地上波のテレビ番組で紹介されるなど、注目されています。4月には高等部も開校し、進路にも安心を持てる居場所です。当日は、学校に行きづらいお子さまの実際にあった事例も含めてお話しします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム発達が気になるお子さまの子育てをオンラインサポートする「発達ナビPLUS」。本セミナーでは、発達ナビPLUSの監修者でもある公認心理師・菅佐原洋先生が、不登校や行き渋りによって学習に遅れが生じたとき、保護者として何ができるか解説いただきます。・不登校で授業を受けておらず、勉強もできていない・将来も見据え少しはしてくれると親として安心だけど……・今の状況で勉強は何をどこまで頑張ればよいのかなどお子さまの勉強に関するお困りごとへの手立てについてお話しします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム不登校やひきこもりがちなお子さまがいるご家庭向けの勉強会です。・不登校支援の選択肢フリースクールや訪問教室など、不登校のお子さまへの支援の選択肢や選ぶ際のポイント・中学以降の進路の選択肢義務教育以降の高校進学の選択肢として、通信制・サポート校や高等専修学校、チャレンジスクールなど、不登校に理解のある進路・教育にまつわる準備教育資金やお子さまの自立後に必要になってくる費用など、現実的な準備など、復学や居場所など、学校に行かない選択をした子へのサポートや、中学以降の進路の選択肢について解説します。たくさんの方のご参加を、心よりお待ちしております。
2024年01月15日株式会社日立ソリューションズ東日本(所在地:宮城県仙台市、取締役社長:石井 武夫)は、茨城県つくば市が公募した「令和5年度 つくばスマートシティ社会実装トライアル支援事業(以下、トライアルプロジェクト)」にて、個別教育支援システム「ぴこっと」が採択され、2024年3月8日まで、つくば市の小学校や放課後デイサービス等の施設をフィールドにトライアルを実施します。障がいのある子どもなど含め、すべての子どもが共に学ぶ「インクルーシブ教育」の推進の必要性が叫ばれております。文部科学省からは、全国の小中学校の児童・生徒、約8.8%程度が発達障がい等以外の「知的発達に遅れはないものの学習面又は行動面で著しい困難を示す」と報告されております。(※1)個別教育支援システム「ぴこっと」は、福井大学・福井工業高等専門学校にて2009年から研究開発したシステムであり、日立ソリューションズ東日本から提供します。このシステムは、自閉スペクトラム症、AD/HDなどの発達障がいや、不登校等でこころや体の問題を抱える児童・生徒の個別支援に繋げるものです。具体的には、児童・生徒を支援する学校の教員・保護者・支援機関が、普段の行動や所感及びチェック項目をシステムへ入力し情報共有する事で、一人ひとりに適した支援を実現する為の協働作業をサポートします。これにより、ご本人に適した支援計画の立案やその振り返り作業の質の向上及び、教員・職員の作業負荷軽減を期待できます。「ぴこっと」を就学時だけでなく、就業まで継続適用する事で、学習・行動・成長記録等をポートフォリオのように残すことが可能となり、教員や支援者など環境が代わってもスムーズな情報共有ができ継続的支援に結びつけられます。障がいの有無に関わらず、誰一人取り残さないライフプラン全般をサポートする事が可能になります。「令和5年度 つくばスマートシティ社会実装トライアル支援事業」※1:令和4年12月13日 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課による「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」報告より■トライアルプロジェクトの内容今回のトライアルプロジェクトでは、つくば市内の下記の方を対象として、指導者と保護者で相談した目標項目に対し、日々の状況や課題及び成果を情報共有する事で、ご本人のより良い成長へ導くことを期待しています。a)通級指導教室や特別支援学級等に通う小中学校の児童・生徒から参加希望される方b)放課後デイサービスに通う小中学校の児童・生徒から参加希望される方a)小中学校からの参加a)小中学校からの参加b)放課後デイサービスからの参加b)放課後デイサービスからの参加■先行事例の成果・学校や家庭であったことが分かるので原因が分かりやすく、環境調整などに役立つ・いつでも過去の登録情報が手軽に参照できるので、振返りや支援計画作成がやり易い・成長を促すよう利用でき、上手く行くケースが多くなった・意思伝達等におけるトラブル発生が減った・育成計画の振り返りや見直しがとても楽になった・不登校児童が学校に通えるようになった今回のトライアルプロジェクトでも、先行事例と同様な成果を実感いただく事や、指導/支援する方の作業効率化や利便性及び効果を体験いただく事を目標としております。■今後の展開日立ソリューションズ東日本では、「ぴこっと」を2024年4月以降にサービスリリースする計画です。今回のつくば市におけるトライアルプロジェクトの実施結果をもとにニーズや活用方法などを分析し、実用化に向けて、必要な機能の搭載や見直しなど、を行ってまいります。また、個別教育支援システム「ぴこっと」の提供を通し、教育や福祉の現場をICTで支援することにより社会貢献を進めてまいります。■株式会社日立ソリューションズ東日本についてURL: ■トライアルに関するお問い合わせ先・今回実施するトライアルプロジェクトの内容に関すること株式会社日立ソリューションズ東日本〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央3-2-1 青葉通プラザ担当 : 伊藤 洋一お問い合わせ先Email: hse-info@hitachi-solutions.com ・「つくばスマートシティ社会実装トライアル支援事業」の内容に関すること茨城県つくば市政策イノベーション部 科学技術戦略課〒305-0817 茨城県つくば市研究学園1-1-1担当 :課長 前島、課長補佐 高橋お問い合わせ先TEL:029-883-1111(代表)■報道機関お問い合わせ先株式会社日立ソリューションズ東日本 マーケティング・コミュニケーション本部〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央3-2-1 青葉通プラザ広報担当: 桜井 秀之、鈴木 朋也E-Mail : hse-info@hitachi-solutions.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月12日不登校児童生徒対応のマンツーマンオンライン塾『Preステップオンライン』を運営するCKCネットワーク株式会社(代表取締役:山崎朋宏、本社:愛知県名古屋市)は、『不登校の子どもってどんな気持ち? どう接したらいいの? ~子どもとの接し方説明会~』を1月27日(土)オンラインで開催することになりましたので、お知らせいたします。説明会タイトルロゴ●開催に至った社会的背景と現状「長期休暇明けに増加する不登校児童生徒と原因」文部科学省の調査によると、小・中学校の不登校児童生徒の数は2013年度以降年々増加し、2022年度に過去最多の299,048人を記録しました。(別紙参考資料(1))さらに、高知市教育研究所の資料からは、不登校の小学生は、2学期が始まるタイミングの9月・10月、学年が終わる2月、3月に増加する傾向が見られます。これらは長期休暇明けにそのまま欠席が続いてしまい不登校となってしまう子どもが多いことを示しています。(別紙参考資料(2))また、未来地図( )の調査によると、「不登校の要因」について、37.5%の保護者が「子ども自身も、学校へ行けない理由がわからない」と回答しています。さらに、「子どもの不登校により、保護者の方が困っていること」について、約50%が「相談先が見つけにくい」ことをあげています。不登校児童生徒は年々増加する一方ですが、“その原因がわからないのでどう対応したらいいのかわからない”“どこに相談したらいいのかもわからない”、そのような悩みを持つ保護者の方が長期休暇明けに増加することが予想されます。●開催への想い「8年間の不登校児童生徒へのサポートから得た経験」当社には8年の「不登校児童生徒へのオンライン授業・面談実績」があり、現在も多くの生徒・保護者の方々への不登校支援のサポートをしています。その中で、当社は不登校の子どもへの接し方に正解はないと考えています。それは子ども一人一人が違う個性や環境・事情を持っているからです。当社にご相談に来られた方にも、“初めての経験でどうしたらいいのかわからない”“どのように子どもに接したらいいのかわからない”“子どもがどんな気持ちなのかわからない”など子どもが不登校になったことへの不安や、行き渋り・五月雨登校など不登校になる前兆現象の心配であったり、様々な悩みを持ってこられる方は多くいらっしゃいます。当社のこの経験から得た不登校への接し方の一つの考え方をお伝えすることで、不登校に関する悩みをお持ちの保護者の方がこれから子どもにどのように向き合うかを考えていただくきっかけにしていただくこと、一人で悩まずに悩みを相談できる場所が見つかるきっかけになればと考えています。【イベント概要】◆名称: 不登校の子どもってどんな気持ち? どう接したらいいの?~子どもとの接し方説明会~◆会場: オンライン(Zoom)他の参加者に顔や名前を知られずに参加できます◆日時: 2024年1月27日(土)11:00~12:00◆内容: 行き渋り・登校拒否・不登校なり始めの子どもへの接し方 サポートの仕方◆詳細: 【CKCネットワーク株式会社について】『家族に自慢できるサービスを、世の中に提供する。』を理念として1990年に愛知県で創業しました。通信指導実績33年、累計指導会員数50万人以上を誇る総合教育企業です。オンライン個別指導塾「Fit NET STUDY」や、不登校、軽度発達障害、グレーゾーンの方向けのマンツーマンオンライン塾「Preステップオンライン」など、幅広い事業を運営しています。CKCネットワーク株式会社URL: PreステップオンラインURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月09日私には小学5年生の息子がいます。ある日突然学校に行かなくなり、どうやら嫌がらせをされていることがわかったのですが……。息子の担任は私の幼なじみです。理由も言わず、学校に行かなくなった息子を心配して、私は彼にそれとなく事情を聞くことに……。状況を把握するためしばらく様子を見てみると言う幼なじみの言葉に、私はすこし安心しました。しかしその後、信じられない現実と向き合うことになったのです。 不登校の原因は幼なじみの担任!?結論から言うと、息子を孤立させていたのは私の幼なじみである担任でした。問い詰めると、そんなことをする教師はいないと反論してきました。しかし私には心当たりがあり……。 じつは彼、10年以上前に私にプロポーズしてきたんです。でも私はその申し出を断り、今の夫と結婚。もう昔のことなので、子どもの担任として再会したときにも気にしていませんでした。 ですが、彼のほうは断られたことを根に持っており、久しぶりに会ったことで怒りや恨みが再燃。私ではなく息子に矛先が向いたようです。息子に私のことを悪く言ったり、クラスメイトに圧力をかけて息子との会話を禁止したりしたようです。 人としてどうなのかと詰め寄ると、薄笑いを浮かべて「子どもの言うことを信用するのか」 と詰め寄ってきて……。「証拠はあるのか」 とも言ってきましたが、私が息子を信じることに証拠の有無は関係ありません。 それを知った彼は安心したらしく、とんでもないことを言い出したのです。「俺の叔父、教育委員会にいるからな!」「もみ消してくれんだよw」私は彼の言葉に呆れてしまい……。でも彼は肝心なことを知りませんでした。「偶然ね、私の義父もいるのよ」 証拠が見つかり、幼なじみの彼は…義父は教育委員会でも偉い立場です。その事実を知ったとき、彼は焦り始めました。そして、私が彼の暴言を録音したデータを持っていると伝えると、また鼻で笑いました。 携帯電話や録音機器は校則で禁止されているため、そんなことはありえないと言うのです。しかしそれは実在しました。怒られるかもしれないとわかっていても、息子を助けたいと必死に録音してくれた子がいたのです。 悪事が明るみに出たことで、担任である幼なじみは処分されることになりました。最後になって、自分と人生をやり直さないかと言い出したときにはもう何と返したらいいか……。なにせ私、彼とはお付き合いをしたことがないのです。すべては彼の妄想のなかにあるようです。 周りの人たちの協力に感謝!私が担任を怪しみ始めたのは、休んでいる息子の様子を見に来たときでした。あのとき息子の情緒が急に不安定になったのです。しかもそのすぐ後に、同じクラスのお母さんから担任の嫌がらせを聞き、主犯が彼だと確信しました。 その後、私はクラスのお友だちや親御さんに協力してもらい、証拠集めに奔走しましたが、なかなか証拠を手にできませんでした。ですが、ひとりの女の子が担任の悪事の証拠を音声で録ってくれたのです。おかげで私は学校と教育委員会に報告ができ、幼なじみは処分されることになりました。 この一件が落ち着いた後、息子はまた学校に通い出しました。幼なじみの逆恨みを心配しましたが、今のところ問題なく登校しています。送迎は欠かせませんが、お友だちやその親御さん、学校の先生方の協力があり、ここまでやってこられました。とても感謝しています。 ◇ ◇ ◇ ほとんどの先生は生徒のことを第一に考えていると思いますが、担任の卑劣な行為は許せませんね。親のほうは子どものSOSに気づけるよう、ふだんから心がけを大切にしたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月28日不登校児童生徒対応のマンツーマンオンライン塾『Preステップオンライン』を運営するCKCネットワーク株式会社(代表取締役:山崎 朋宏、本社:愛知県名古屋市)は、2023年11月18日(土)に株式会社unicoが運営する放課後等デイサービス「UNICO NEXT 博多」(注釈)で、利用者が急増している出席扱い制度について訪問説明会を行いました。当日の様子(1)当日の様子(2)●不登校児童生徒と出席扱い制度の現状文部科学省の調査によると、小・中学校の不登校児童生徒の数は2013年度以降、年々増加しています。(参考資料(1))不登校児童生徒のうち自宅におけるICT等を活用した学習活動を指導要録上出席扱いとした児童生徒数も2021年度には11,541人を記録して2021年まで年々増加しております。(参考資料(2))しかし、不登校児童生徒のうち自宅における学習活動を指導要録上出席扱いとされた割合は、過去最大の2021年度でも全体の約4.7%となっており、出席扱い制度はまだ広く知られていません。参考資料(1) 不登校児童生徒数参考資料(2) 不登校児童生徒のうち自宅におけるICT等を活用した 学習活動を指導要録上出席扱いとした児童生徒数●参加者の声参加された方からは、「中学生になったときのために何かできるものがないか考えていたので参考になった。」「この制度について全く知らなかったが子供にも話してみようと思いました。」というお声をいただきました。また、「制度を活用するために子供が勉強をしないといけないがちゃんと継続してできるか不安」という声もあり、制度の認知だけでなく活用のサポートも課題です。●不登校対応8年の経験と知識を世間に伝える動き当社には8年の「不登校児童生徒へのオンライン授業・保護者への面談実績」があり、多くのお子さま・保護者の方々へ家庭学習サポートを通して不登校支援を行ってまいりました。その経験と知識を生かして、現在説明会などの不登校支援イベントを行っています。今までイベントに参加された方の中には、学校関係者やフリースクール運営者、不登校コミュニティ運営者の方などもいました。その中には、出席扱い制度などの不登校の支援を行いたいけど自分で説明するのが難しいので、諦めていたという方もいました。私たちは今まで得た経験と知識をお話しする機会をいただくことで、不登校で悩むより多くの保護者の方と不登校支援者の方の助けになれればと考えています。注釈 「株式会社unico」について「子どもたちの可能性を解放する」ことをミッションに掲げ、児童発達支援、放課後等デイサービス、相談支援事業を展開する児童福祉企業です。23年12月現在で福岡県で直営15事業所を展開。また、全国のパートナー法人様と協力するFC教室を4事業所展開しています。子ども一人ひとりの「内発的動機付け」を重視するなどコーチングの手法を取り入れ、新たな支援体系「unicoメソッド」を実践しています。URL: 【CKCネットワーク株式会社について】『家族に自慢できるサービスを、世の中に提供する。』を理念として1990年に愛知県で創業しました。通信指導実績33年、累計指導会員数50万人以上を誇る総合教育企業です。オンライン個別指導塾「Fit NET STUDY」や、不登校、軽度発達障害、グレーゾーンの方向けのマンツーマンオンライン塾「Preステップオンライン」など、幅広い事業を運営しています。CKCネットワーク株式会社URL: PreステップオンラインURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月26日「あまりにも家庭環境のせいでできないことが多すぎると思って、家庭の事で縛り付けられたりだとか。ちょっとずつ心がしんどくなって。学校とかでも友達に自分の家庭環境のことを話せなくて」自身の高校時代についてこう語ったのは、山之内すず(22)。これは12月3日に放送された『人生を変えた言葉』(TBS系)内での発言だ。2001年10月に兵庫県・神戸で生まれた山之内は、芸能界を席巻する“Z世代”の中心的タレントとして絶大な人気を誇っている。「高校2年生のときにバイトでやっていたサロンモデルの写真が話題になり、現在の事務所がスカウト。その後、“めるる”こと生見愛瑠さん(21)も輩出した、Abemaの恋愛リアリティー番組の第5シーズン『白雪とオオカミくんには騙されない』に出演が決まったことを機に上京しました。山之内さんは、関西弁でハキハキ話すのが特徴で、頭の回転も早く、トークの返しも絶妙とバラエティ番組のスタッフからも評判。最近では松本人志さん(60)や和田アキ子さん(73)などの大御所らとも共演を果たし、大活躍しています」(テレビ局関係者)明るいキャラクターで番組を盛り上げる山之内だが、冒頭で語っていたように、複雑な家庭環境のなかで育ってきたようだ。「山之内さんは幼少期から明るい性格で、すすんで応援団長にもなるなどクラスの中心的な人物だったといいます。ただ、母子家庭かつお母さんが精神的に不安定だったこともあって、高校入学後は山之内さんが学校に通いながら、バイトもして家計を支えていたそうです」(芸能関係者)そんな家族について、山之内は’21年8月放送の『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)の中で、こう語っている。「母と暮らしてはいたんですけど、母が鬱だったり精神病抱えてて、お兄ちゃんも抱えてて、ちょっとおばあちゃんも不安定で。家族、すず以外みんなもうなんてこったっていう状態」高校生ながら家族のために身を粉にして奮闘していた山之内だが、そんな生活にも限界が来てしまったようだ。《1年生の2学期を迎える頃、ついに抑えていた感情が爆発してしまいました。「自分は恵まれていない」「自分は幸せになれない」。考えが頭から消えず、学校にも大好きだったバイトにも行けなくなってしまったのです。夜も眠れず、家にもいたくないので公園など屋外でずっと過ごしていました》(『読売新聞オンライン』2022年9月9日配信記事)「そうしたストレスフルな生活から抜け出すべく、山之内さんは自律して1人でも生きていけるようになることを決意。高校の保健室の先生から『あなたはあなたの人生を生きていいんだよ』と言われたことがかなり大きかったといいます。家族に自律のことを打ち明け、今の所属事務所にスカウトされたこともあって、地元の高校に通いながら芸能の道へ。しかし、有名になったことで地元の知人からネットに山之内さんのことを暴露されるといった被害にあい、高校2年生が終わるタイミングで退学し、上京しました」(前出・芸能関係者)その後の山之内の活躍ぶりは誰もが知るところ。芸能界に“居場所”を見つけた山之内だが、同じような悩みを抱えている人に救いの手を差し伸べている。自身のYouTubeやInstagramで頻繁に人生相談に乗っているのだ。今年8月末、YouTubeで自身の不登校時代についてこう語っている。「家庭環境の話をすると親にもっと感謝しろその言い方は違うって言う方当たり前にいるけどいろんな家族の形があっていろんな生活環境があるのその中ですずは主に親からの愛を感じられない子すごく複雑で傷つけられた方達の相談に乗っています」そして、壮絶な過去について、Instagramのストーリーでこう振り返っている。《いろんな種類のツライを20歳になるまでに経験できてる分めちゃくちゃ強くなれたし沢山の気持ちに寄り添えるようになった全部全部、あってよかった。過去の自分が嘘のよう。見た目のコンプレックスも内面のコンプレックスもネガティブな自分もポジティブな自分も全てが大切な私の一部で尊いだからもうきっと私は大丈夫 》山之内が“Z世代のカリスマ”たる秘訣はこうしたところにあるのかもしれない――。
2023年12月23日12月19日、YouTuberのゆたぼん(15)が実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(51)にXで反論した。そのポストがSNSで話題となっている。小学3年生のときに不登校となり、“少年革命家”と名乗っていたゆたぼん。父親の中村幸也氏(43)とともに日本一周の旅をするなど独自のやり方で青春を謳歌していたが、フリースクールに通うようになったと今年8月に明かし、6年にわたる不登校生活に終止符を打つことに。さらに、15歳の誕生日を機に、肩書を”青年革命家”に変更した。そんなゆたぼんが、父の幸也氏が心酔している堀江氏に鋭い反論を行った。ことの発端は18日、あるXアカウントが《ホリエモン、高速道路にもダイナミックプライシング採用するいうてるけどお盆とかGWに大渋滞に巻き込まれてひたすら停止していつ帰れるかわからんような混み具合で時間無駄にしまくってもホテルとか民泊、飛行機みたいに普通の2〜3倍の料金とられたらだれも旅行も帰省もしなくなるよね》と綴ったことだった。堀江氏が《お盆とかにまとめて帰省するからそうなるんだよ笑。お前らが分散しろ》と返信したところ、続いて別のXアカウントから《だって、休めるのはだいたい暦通りで子供の学校の関係もあるし、それらが皆んなだいたい一緒やねんからしゃーないやん 泣 あえて混むし高い日に行きたくないよー。そんなん分かってる》とのリプライが。そこで、堀江氏は《別に子供の学校なんか休ませればいいだろ》と投稿した。すると19日、ゆたぼんは会話の間に入って、こう反論したのだ。《は?子供は学校に行かせなアカンやろ》さらに約5時間後、ゆたぼんは《俺が言いたいのは「子供が『学校に行きたい』って言ってるなら行かせてあげなアカンやろ」って事。子供が「行きたくない」って言ってるなら無理やり行かせる必要ないけど、子供が学校に行くかどうかは、親とか大人が決める事じゃないから、大人が勝手な事を言ったらアカンと思うけどな》とポストした。かつて「学校に行って、ロボットになるな!」などと言って学校を敵視していたゆたぼんが、“学校を行くにしても行かないにしても、大人が子供の意志を尊重するべき”というスタンスを主張するように――。その成長ぶりはXで大きな反響を呼ぶこととなり、《子供は学校に行かせなアカンやろ》という投稿は7.4万もの“いいね”を獲得。さらに、ゆたぼんを讃える声がこう上がっている。《説得力が段違いすぎる》《言葉の重みが桁違いだ》《前フリ15年》《行かなあかんじゃなくて行か“せ“なあかんとなってるのがミソかも》20日、Xで《おはようございます!言葉って難しいですね。悪気はないねんけど、文字だけだと伝えたい事が伝えきれない事が多々あります。もっと勉強が必要だと思いました》と述べているゆたぼん。学んで成長していく姿を多くの人が見守っている。
2023年12月20日私は夫と息子と3人で暮らす専業主婦です。息子は高校生なのですが、少し前から突然不登校になってしまいました。成績もよく友だちとも仲が良かったのに……どうして不登校になってしまったのかと、私は頭を抱えていました。突然不登校になった息子息子は登校拒否になった理由を教えてくれません。何度聞いても「絶対に言いたくない」と言うのです。夫にも相談しても、「俺は知らん! お前の仕事だろう」と一蹴。夫はもともと冷たい性格で、普段から外で働いたことがない私を見下し、息子にも関心がない様子でした。息子が話した不登校の理由ある日、担任の先生から電話がかかってきました。息子の出席日数が足りず、進級が難しいとのこと。ショックを受けた私はすぐに夫に連絡をしましたが、「そんなことで仕事中に電話してくるな」と、勢いよく切られてしまいました。しかし、このままではいけないと思い、「息子がずっと学校に行けなくてもいいの?」と泣きながらメッセージを送り続けました。夫から返信の着信が鳴ると、その様子を見ていた息子が私のスマホを奪って……「また学校行ってないのか」「もうあの根性無し養子に出すか!」「父さん、俺だけど」息子はメッセージを打ち続けました。「俺が学校に行けなくなったのは父さんのせいだよ。クラスメイトがホテルのロビーで父さんを見かけたらしいんだけど、母さんより若い女性と腕を組んで中に入って行ったって。それって不倫だろ? それから俺は学校でクラスメイトから変な目で見られるようになって、学校に行きづらくなったんだよ」と。そのとき私は言葉が出ませんでした。夫が不倫をしていたことにも驚きましたが、何よりそれが原因で息子が不登校になったことが悔しくてたまりませんでした。息子との新生活それからすぐに私と夫は離婚しました。夫から受け取った慰謝料でマンションを購入し、今は息子と2人で暮らしています。息子は高校を転入し、新しい環境で勉強を頑張っています。そして、私も小さな会社で事務員として働き始めました。初めての仕事でわからないこともたくさんありますが、「息子をひとりで育てていくために、しっかりしないと!」と、毎日自分に喝を入れて頑張っています。--------------不登校の原因が、1番無関心だった夫にあったとは驚きました。そんな夫と別れた2人は、以前よりも生き生きしているように見えます。これからの息子の成長が楽しみですね。著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系読者からの体験談をお届けします。
2023年12月17日【前編】茨城のNPO「キドックス」…保護犬の世話を通じてひきこもり等の若者の社会復帰を支援より続く秋晴れのある日、茨城県つくば市にあるNPO法人「キドックス」では、保護犬たちを対象に、人に慣れるためのトレーニングが行われていた。キドックスは、若者の自立を目指す「動物介在活動(ドッグプログラム)」と、保護犬の里親探しなどを組み合わせた独自のユニークな取り組みで注目されている。代表理事の上山琴美さんが任意団体「キドックス」を立ち上げたのは’11年のこと。翌年9月にNPO法人化し、保護犬を介した青少年の自立プログラムをスタートさせた。コロナ禍のなかで10周年を迎え、’22年4月には、現在の地にドッグランやカフェ、ペットホテルなども併設した「ヒューマンアニマルコミュニケーションセンター(HACC)キドックス」を開設。今日までに、約400人以上の若者が関わり、90頭以上の犬たちが里親にもらわれていった。この日、トレーニングに参加していたミサキさん(31・仮名)も、かつて不登校とひきこもりを経験していた。担当する雑種犬“もめん”のトレーニングを終えた彼女に話を聞いた。「私は中学生のころから不登校で、ひきこもりになり、通信制高校を経て入った専門学校も結局中退してしまいました。21歳のとき、母親のすすめでキドックスを見学しました。人と話すのも、初めての場所もプレッシャーでしたが、間に犬というワンクッションがあることで、少し気持ちはラクでした」最初は、犬の世話や散歩などから始まり、やがて訓練へ。「本当に一歩ずつで、トレーナーさんにリードの握り方のコツを教えていただくところからのスタートでした。3年ほどしたときに担当した雑種“やま”は怖がりでしたが、いずれ里親さんにつなぐためにも人に慣れさせないといけません。そのとき、『やまのために、まず私ががんばらなきゃ』と思えたんです。気づいたら、周囲のスタッフさんたちにも、『すみません!』とお願い事が口にできていて。そのことにいちばん驚いたのは、私自身でした。ああ、犬たちに助けられて、成長できているんだと実感しました」もう一人、10代からひきこもり生活を送り、キドックスで働いて5年目というタカシさん(40・仮名)にも聞いた。「犬の世話では、“しめじ”は甘がみが激しかったり、“らいむ”は体力がありすぎて散歩でも僕が転がされたりで正直大変です。ただ、犬たちもここに来るまでに虐待や飼育崩壊などさまざまなつらい体験をしてます。それを思うと、共感というか、気持ちがわかるんです。そんな子たちが里親さんのもとへ行くことになったときは本当にうれしい。別れるのは、ちょっぴり寂しいけれど」上山さんも日々、若者たちの変化に驚かされると話す。「場面緘黙症という、学校など公の場所で会話ができなくなる症状の若者がいました。その彼女がプログラムのなかでは『おすわり!』などと大きな声を出している。ああ、動物には一生かなわないなと思いますし、そんな場面に出くわすと、思わず涙ぐんでしまいますね」こうした若者たちのトレーニングをサポートしているドッグトレーナーの里見潤さん(47)は、人だけでなく犬の特性も見ながらプログラムを組むという。「たとえば、ひきこもりだった人には、いつもケージのはじっこにいるようなシャイな犬を任せます。すると犬がすぐにはなつかなくても、けっして怒ったりせず、待ってあげられるんですね。ゆったりとした彼ら特有のコミュニケーションのペースに、犬もやがて安心して心を開いていくわけです」里見さん自身、20代のころに6年間のひきこもり生活を体験し、犬との出合いで転機を得ていた。「現在のプログラムは、まだ完璧ではありません。若者たちは、ここを出ると、一人でがんばらなければいけない。今後は、その力をつけてあげることも考えたい」先に話を聞いた岡本さんの思いとも通じる。もちろん、上山さんも同じことを考えていた。「その思いを形にしたのが、このHACCキドックスです。若者たちの将来も見据えて、ここを地域コミュニティの拠点にしたいと思い整備しました。ひきこもりや不登校などの体験者とその家族や、たとえば犬の飼い主さんや社会活動の場を探している人たちとが、ここでつながったり、悩みを話せるという居場所を作りたかったんです。その地域との連携という意味で、昨秋からは子ども食堂やマルシェもスタートさせました」ミサキさんは、インタビューの最後に、将来について語った。「この先は、せっかく10年もキドックスで働いてきたんだから、犬と関わる仕事をしたいと思うようになりました。私に初めてできた“人生の夢”です」上山さんは、ミサキさんたちの先輩にあたる一人の“卒業生”の話をしてくれた。「3年間、ひきこもっていたのちに、5年キドックスに通った30代男性。ご家族ともまったくコミュニケーションを取れなかった彼が、犬や私たちスタッフとの信頼関係を築いていくなかで、やがて人とも落ち着いて会話できるようになり、2年前からフルタイムで造園業で働いています。彼は、うちにいるときからドッグランの草むしりが得意だし、大好きだったんです。これから、社会ではいろんな苦難もあるでしょう。そんなときに彼らが孤立しないよう、いつでも帰ってくることができる場所でもありたい」人も犬も、ありのままの自分を取り戻せる居場所・キドックスを経て、次のステージへのワンステップを踏み出してゆく。
2023年12月17日宮城県白石市の山田裕一市長が、立案から1年で開校した不登校特例校「白石きぼう学園」についてSurfvoteで紹介・意見を募集し、投票結果を公表!SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「【宮城県白石市長から全国の皆さんへ】白石市の不登校に対する取り組みについてどう思いますか?」というイシュー(課題)について11月30日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。イシュー発行の背景宮城県白石市に令和5(2023)4月、不登校特例校である白石市立白石南小学校・白石南中学校(通称:白石きぼう学園)が開校しました。本校は小中一貫校として東北初、全国でも3例目です。今回はSurfvoteイシュー第一弾として、白石きぼう学園が開校した背景や開校にかかわった方々の想いなどを全国の皆さんに届け、広くご意見を募るためイシューを設定しました。 投票の詳細イシュー(課題):【宮城県白石市長から全国の皆さんへ】白石市の不登校に対する取り組みについてどう思いますか? 調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票投票期間:2023年9月6日〜11月30日有効票数:71票投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)社会全体で向き合う必要のある事象だと思うのでとても興味がある 66.2%学びのペースが速すぎたり、同級生との関係においてピりついて心理的安全性が保たれないなど、学校生活になかなか適応できない子どもはいると思います。自分のペースで自己肯定感が保てる学びの場はとても大切だと思います。自分自身や身近に悩んでいる人がいるのでとても興味がある 14.1%不登校はどの子供がなってもおかしくない問題です。家族はもちろんですが、社会全体で日本の将来を担う子供たちを守っていかないといけないのが日本の不登校問題だと思います。山田市長の考えを読みながら、こんな温かい大人がいる街(社会)がもっとたくさんあるべきだと心から思いました。人はみな居場所が必要なのです。自分自身や身近に悩んでいる人はいないが興味はある 5.6%自分自身や身近に悩んでいる人がいないので興味はない 1.4%不登校は個人的なものだと思うので興味はない 7%その他 2.8%周囲にもそのような人たちがいなかったり、自分自身も経験がないので、取り組みの是非を考えたり、取り組みがどういうものかイメージしたりしづらい。わからない 2.8%不登校の子が学校があったらいいなと思う反面、そーゆー学校があるから行ってみない?と声を掛けられることすら負担に思う子もいるのでは。学校とういう場所自体が嫌いになってしまっていたり。必ずしも学校に行くことが自分の未来に繋がるとは思いません。イシューの結果を踏まえ山田市長からのコメント白石市や白石きぼう学園の取組について、皆さんの考えを聞くことができ大変ありがたく、励みになりました。また、約7割の方が「社会全体で向き合う必要のあることで、興味がある」と高い関心を寄せてくださったことも感激しました。開校以来、うれしかったことは、生徒から「開校してくれてありがとう」という言葉をもらったこと。また、米俵を土俵の外にだれが一番先に出すか競う催しに、同校の生徒が出場して、その生徒を他の生徒が応援する姿です。中でも一番驚いたのは、同校の生徒が優勝したことと、賞品の米30㎏を家に持ち帰らずに「学校でおにぎりにしてみんなで食べよう」と言っていたこと。これはとてもすごいことだと感じ、多様な学びの場の受け皿づくりは、今後ますます必要だと感じています。白石きぼう学園の我妻校長からは、「開校から約8カ月。目の前の子どもたちに職員と共に向き合い、子どもたちの成長を日々感じています。『学校に行くのが楽しい』と感じる学校環境づくり、一人ひとりの子どもたちに応じた個別の指導の大切さ、居場所となる学校づくりの重要性を改めて感じています」。「白石市の子どもたちのためになる学びの場を創り続けていくことが、私たち職員の向き合い方だと思っています。本校の取組は、まだ始まったばかり。これからも試行錯誤の日々が続きますが、子どもたちの笑顔と成長が私たちのエネルギーになっており、これからも学び続ける教員集団として努めていきたい」との感想も得ました。皆さんからのご意見等は、私自身の様々な気付きとなり、今後の運営に活かしてまいる所存です。宮城県白石市本市は、宮城県の南端にあり、西には雄大な自然景観をもつ国定公園蔵王連峰と東には阿武隈山系が連なる、南北に長い盆地のまちです。また、南北に東北新幹線と東北自動車道が走り、市内にはそれぞれ白石蔵王駅、白石インターチェンジが設置され、東京駅から白石蔵王駅まで東北新幹線で約2時間という好アクセスにより、宮城蔵王の玄関口となっています。仙台市と福島市のほぼ中央に位置し、どちらからも新幹線で約15分、高速道路で約25分という好アクセスに加え、仙台空港へのアクセスもしやすい交通の要衝となっています。また、湯治客で賑わう温泉地や四季折々の自然、地元民に愛される白石温麺(しろいしうーめん)は市内だけでなく日本全国、また海外からも食べにくる方がいるほど人気の特産品になっています。あなたの意見・投票を社会のために活用しますPolimill社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。社会におけるさまざまな課題や困りごとをSurfvoteにイシューとして掲載し、イシューは週におよそ3~5件発行されています。どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。Surfvoteで集めたみんなの意見や結果は、適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月14日小中一貫校として東北初、全国では3例目となる不登校特例校白石きぼう学園(宮城県白石市)の我妻聡美校長先生にSurfvoteが取材を行いました。それをもとに意見を募集し、投票結果を公表します。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「白石きぼう学園を取材!学校が自分たちの居場所になるために必要なことは?」というイシュー(課題)について11月30に投票が終了しましたので結果をお知らせします。イシュー発行の背景2023年4月、宮城県白石市に不登校特例校の「白石市立白石南小学校・白石南中学校」(通称:白石きぼう学園)が開校しました。文部科学省が2022年に発表した調査結果によると、病気や経済的な理由を除いて年間30日以上学校を欠席している小中学生は全国で約24.5万人といわれています。さまざまな理由で学校に通えない子どもたちの教育機会を守るため、2017年に「教育機会確保法」が施行されました。これに基づき、特別な教育課程をもつ文部科学省公認の不登校特例校が全国に設置されています。今回は宮城県白石市にある「白石きぼう学園」の我妻聡美校長先生にSurfvote白石市取材班が取材を行い、実際に学校内も見学させていただきました。「学校が自分たちの居場所になるために必要なことは?」というイシューについて広くご意見を募集し、その投票結果を公表いたします。投票の詳細イシュー(課題):白石きぼう学園を取材!学校が自分たちの居場所になるために必要なことは? 調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票投票期間:2023年9月6日〜11月30日有効票数:40票投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)友達や先生との会話や生活を通じて周りの人と十分にコミュニケーションが取れること 32.5%子どもたちにとって学校は家族以外の人とコミュニケーションを取る大切な場所であると思います。異なるバックグランドや異なる価値観・意見を受け入れ(時には批判し)、助け合い学び吸収し成長していくのだと思います。勉強よりも大切なことなのではと思ってしまいます。犯罪やいじめに巻き込まれないための体制が整っていて安心して学校生活を送れること 25%学校は何よりも安全でなければならない。いじめや暴力がなく、生徒たちが身体的にも精神的にも安心して学べる場所でないといけない。安全が確保されていない学校では、他のことに集中できないし、学びも楽しみも何もかも、失われる。それぞれの子どもの学習状況や理解度に応じた学習スケジュールで学びやすいこと 10%教育格差が日本でも深刻化しているように、個人を尊重できる社会にしていくべき、生徒それぞれにあった学習状況や理解度に合わせて学習スケジュールを組むことができれば、不満、不安や劣等感がなくなる子供たちも増えるのではないでしょうか。地域のステークホルダーとの関わりを大切にした体験活動に参加できること 2.5%多感な時期を過ごす子どもたちのためにメンタルヘルスに関するサポートが整っていること 5%学校は生徒の社会的ニーズにも対応していくべきだと思うので、現在多くの学校でカウンセリングが受けられるように、子どもたちが安心して学校に通えるような体制を整えていくことが大切だと思います。受け身ではなく子どもたちが自発的に学んだり活動したりできる環境が整っていること 15%自分の責任で行動できるように、自発的に物事に取り組めるようにすれば、子供たちも他人のせいにすることもなく、周りを尊重できるようになっていくのではないかと思います。周りと少しでも違うことを恐れる子が多い日本の社会では、個性を理解しその個性を伸ばしてあげる環境が今すぐ必要です。その他 10%若者が学校に行けない理由は様々な理由と原因があるだろうが、特例校の開校をはじめ在宅学習など現代技術で多くの子供を救うことはできる。わからない 0%同校の我妻校長先生からコメントをいただきました「開校から約8カ月。目の前の子どもたちに職員と共に向き合い、子どもたちの成長を日々感じています。『学校に行くのが楽しい』と感じる学校環境づくり、一人ひとりの子どもたちに応じた個別の指導の大切さ、居場所となる学校づくりの重要性を改めて感じています」。「白石市の子どもたちのためになる学びの場を創り続けていくことが、私たち職員の向き合い方だと思っています。本校の取組は、まだ始まったばかり。これからも試行錯誤の日々が続きますが、子どもたちの笑顔と成長が私たちのエネルギーになっており、これからも学び続ける教員集団として努めていきたい」とコメントをいただきました。あなたの意見・投票を社会のために活用しますPolimill社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。社会におけるさまざまな課題や困りごとをSurfvoteにイシューとして掲載し、イシューは週におよそ3~5件発行されています。どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。Surfvoteで集めたみんなの意見や結果は、適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月14日フリーランス精神科医から勤務医へ三木崇弘先生は、2019年からフリーランス児童精神科医として、クリニック以外にも学校や児童相談所、児童養護施設や保健所などで勤務し、2022年7月から勤務医に転身されました。その後も、臨床と共に、漫画『リエゾン―こどものこころ診療所―』の医療監修を継続、さまざまな社会活動を通して、社会への問いかけや支援の在り方について提言をされています。――フリーランス児童精神科医として幅広く活躍されてきましたが、どのようなお気持ちの変化があったのでしょうか?三木先生:もともと「都市で学んで、地方に還元したい」という気持ちがあり、家庭の事情も重なったことから地元にUターンすることにしました。――有言実行されたということなのですね。ちょうど1年が過ぎた頃かと思いますが、見えてきた課題や現在注力していることを教えてください。三木先生:地方は首都圏に比べると圧倒的にリソースが少なく、特に県庁所在地でない都市はそれが顕著です。子どもが安全・健全に育つために必要なリソースや考え方が不足しているように感じます。そのため、さまざまな職種の仲間を募って勉強会をするなど、チームで連携して子どものためにできる支援は何かを模索しているところです。漫画『リエゾン』医療監修、エンターテイメントの力を感じて――『リエゾン―こどものこころ診療所―(以降、リエゾン)』について、最初に医療監修の依頼があった時は、どのように感じましたか?三木先生:「自分の人生に『講談社』という文字が出てくるとは思わなかった」です(笑)。それぐらい縁遠い世界だと思っていましたし、想像もしなかったです。ただ監修の依頼をいただいた頃、僕自身が「特殊なジャンルだと思われていることについて、専門家が専門家に対して、専門的な内容を伝えることの手応えのなさ」を感じていました。――漫画だと、伝えたい相手も伝え方も大きく違いますね。三木先生:そうですね。発達障害や不登校、虐待、非行などは教育や医療だけではなくて社会全体の問題ですから、こういったテーマを広く一般の方に知ってもらうためにエンターテインメントの力を借りる方法はとても素晴らしいと思いました。――漫画で描かれていることは、実際の臨床現場でも多くあるのでしょうか?三木先生:あります。もちろん漫画ですから多少は理想的に描かれていますが、『リエゾン』に関してはいろんな人たちの葛藤が丁寧に描かれるよう、編集部も力を入れてくれています。――話題作の監修を続けることは、プレッシャーも大きいのではと……!三木先生:忙しすぎてそこまで気にしていられない、というのが正直な感想です(笑)。ただ原作者、漫画家、編集部ともにかなり丁寧に議論を交わしていますから、概ね大丈夫だと自信を持っています。――マンガは累計120万部を突破、ドラマも放映されましたが、反響や臨床現場における変化はあるでしょうか?三木先生:僕はあくまで監修なので、部数については実感がないですねえ。ただ2023年1月からドラマ放映が始まり、「すごい共感しました」「おばあちゃんが優しくなりました」という声をたくさんいただくことがあって、発達障害のあるお子さん自身や、その保護者の方のつらさが周り人たちに分かりやすく伝わったのかなと思いました。引き続き、こういうジャンルに興味がない方にも、まずはエンターテイメントとして、ドラマであれば出演されている俳優の皆さんへの興味から『リエゾン』に触れていただけたらうれしいですね。著書『リエゾン-こどものこころ診療所- 凸凹のためのおとなのこころがまえ』『リエゾン-こどものこころ診療所- 凸凹のためのおとなのこころがまえ』は、漫画『リエゾン』で取り上げられている診療例のほか、三木崇弘先生の臨床事例を交えながら、凸凹がある子どもの子育てにおける「こころがまえ」について、「親はすごい」という言葉から始まるエールと共に小児科医・児童精神科医の視点で具体的に解説された一冊です。Upload By 発達ナビ編集部「親はすごい」僕が小児科医・児童精神科医としてキャリアを積むうちに感じた大切なことの一つです。(中略)「誰がやるのか」の答えは、主に親御さん(と学校の先生)です。でも皆さんは「専門家が専門知識を使ってアドバイスする」ことがすごいと思われているかもしれません。でも僕は、「実際にやる人が一番えらい」と思っています。まえがき第2章でも触れましたが、安定して65点の関わりを続けられることを目指してみましょう。特に凸凹のある子どもたちは、不安定さや見通しの立たなさが苦手です。「その日の機嫌によって、すごく熱烈で前向きな反応が返ってくるかもしれないけれど、氷のようにつめたい反応かもしれない大人」よりも、「何を言ってもそこそこ好意的な反応が返ってくる大人」のほうが、安心感は高いです。第4章「ほどほどを、ずっと」がいい――ドラマ放映に合わせて執筆された本書では、凸凹の意味や告知、環境のマッチングや保護者のアンガーマネジメント、特別支援教育、学校との付き合い方や不登校・受験のこころがまえなど、多岐にわたる解説がされています。「最後の最後までページ構成を変更した」とのことですが、執筆にあたりどのような思いから、どのような試行錯誤があったのかお聞きしたいです。三木先生:少しでも分かりやすく、前後の繋がりがスムーズになるようにと思っていました。読む人が頭をひねらなくてもスッと入っていくことを一番の目標にしたので、読み直して違和感があるたびに構成を変えることになりました。出版社の方には本当に粘り強く付き合っていただき感謝です。――どのような保護者の方に、本書を手にとってほしいとお考えでしょうか?三木先生:子育てに悩むすべての保護者の方ですね。発達障害のあるなしに関係なく、子どもと向き合う時のこころがまえを書いたつもりです。子育て全般について、不安に思っていることや自信がないことについて、後押ししてくれる本になっていると思います。――ありがとうございました。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年11月28日株式会社ウィザス(大阪府大阪市、代表取締役社長:生駒 富男)が運営する第一学院高等学校(全国54キャンパス)は、不登校や高校中退などを経験した生徒や、スポーツ・芸能活動などの「夢の実現と学業の両立」を目指す生徒も多く学ぶ広域通信・単位制高等学校です。このたび、「オフラインとオンラインの両特性を生かしたハイブリッド型のキャリア教育」の一環として、双方向リアルタイム配信授業「チャレンジレッスン」を実施します。今回講師としてお迎えするのは、お笑いコンビ「髭男爵」のツッコミ担当で、タレントやラジオパーソナリティ、作家として活躍する山田ルイ53世さん。引きこもりを経て入学した大学も中途退学し、芸人を目指した山田さんは上京後、相方・ひぐち君と出会いました。山あり谷ありの人生を送る山田さんのお話を伺い、生徒たちの未来と視野を広げます。髭男爵 山田ルイ53世さん■開催概要日時 : 2023年11月20日(月)13時00分~14時30分授業配信場所: 第一学院高等学校 東京本部スタジオ(東京都港区芝1-5-9住友不動産芝ビル2号館 5F)※第一学院高等学校の生徒は各所属キャンパスから参加。キャンパスへの取材も受け付けています。講師 : 髭男爵 山田ルイ53世さん(タレント・解説者・作家)テーマ : 人生は何度でもやり直せる!授業内容 : お笑いは起承転結で聞き手に笑ってもらう話術。説得力のある表現の仕方や、プロセスなどを一緒に考えて、表現者についてのあり方を学びます。■「チャレンジレッスン」について各業界で活躍するプロフェッショナルによる、東京のスタジオと全国のキャンパス・自宅をオンラインでつないだ双方向のライブ配信授業です。生徒が将来を見据え、自身の興味や得意分野に気づき、学ぶ楽しさの発見へとつなげることを目的に実施しています。業界や社会の第一線で活躍する講師の方が携わる職業はもちろん、それに関わるさまざまな職業やその職業の裏側を知り、実体験を通じて将来を創造していきます。授業内では、タブレット端末やアプリを使用して質疑応答なども双方向(インタラクティブ)でリアルなやり取りを行えます。配信授業の特性を生かし、全国の仲間から配信されるコメントや講師からの即時フィードバックを通してさらなる学びを深めます。チャレンジレッスンについて 授業の様子はこちら ■講師プロフィール髭男爵 山田ルイ53世さん(タレント・解説者・作家)小学6年の頃は好成績で、小学3~4年で始めたサッカーも入部当初からずっとレギュラーで人望もあり児童会長にも選挙で選ばれる人気者。中学2年の時の出来事がきっかけで6年間引きこもり生活を送る。20歳頃、大学入学資格検定を経て愛媛大学法文学部へ入学するが中退。その後上京し、ひぐち君と出会い髭男爵を結成。書籍「一発屋芸人列伝」(新潮社)、「ヒキコモリ漂流記 完全版」(角川文庫)、「パパが貴族」(双葉社)、「一発屋芸人の不本意な日常」(朝日新聞出版)*キャンパスへの取材、生徒への取材を歓迎しております。お気軽にご相談ください。*■第一学院高等学校について株式会社ウィザスは、「『社会で活躍できる人づくり』を実現できる最高の教育機関を目指す」をコーポレートビジョンに、また、「1/1(いちぶんのいち)の教育」を教育理念と掲げ、学習塾や通信制高校の運営をはじめに、幅広い顧客層・多様な顧客ニーズに対して総合教育サービスを展開しています。高校・キャリア支援事業の中核として運営している第一学院高等学校(通信制・単位制)は、全国に54キャンパス(2023年5月時点)を展開。「生徒第一」「1/1の教育」の想いを大切に、「成長実感型教育」を掲げ、生徒をプラス思考に変える独自の「プラスサイクル指導」をベースとし、生徒一人ひとりの「『もっともっと自分を好きになる』自分づくり」をサポートしています。通信制の当校には、不登校や高校中退などを経験した生徒が多数在籍・卒業しています。また、スポーツや芸能活動などの夢の実現と学業との両立を目指す生徒が在籍。卒業生もそれぞれの分野に羽ばたき、多彩に活躍しています。サッカー界では、2022ワールドカップ日本代表として活躍した山根 視来選手(川崎フロンターレ)や久保 建英選手(レアル・ソシエダ)、酒井 宏樹選手(浦和レッズ)、伊藤 洋輝選手(シュツットガルト)らが第一学院の卒業生です。スポーツ界では、稲場 悠介選手(水球)、西村 碧莉選手(スケートボード)が日本代表として選出されました。ほかにも野球、サーフィン、テニス、スノーボードなど、競技の壁を越えて第一学院生が活躍しています。芸能界では、ヴォーカルグループ「Little Glee Monster」のMAYU、かれん、アサヒも第一学院で学んだ卒業生です。また、チャンネル登録者数94.2万人のねお、同40.2万人ののえのん、同64.9万人のゆーぽんら人気YouTuberも、卒業後に自分らしい活躍を見せています。多様な生徒たちがそれぞれの希望する進路を実現できるよう、第一学院は生徒一人ひとりの自己成長を支援しています。第一学院高等学校サイトURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月17日不登校児童生徒対応のマンツーマンオンライン塾『Preステップオンライン』を運営するCKCネットワーク株式会社(代表取締役:山崎 朋宏、本社:愛知県名古屋市)は、『学びの場は一つじゃない 家庭学習が学校の出席に! 増加する不登校の公的サポート制度 ~出席扱い制度オンライン説明会~』を12月16日(土)オンラインで開催することになりましたので、お知らせいたします。説明会タイトルロゴ●不登校児童生徒と出席扱い制度の現状文部科学省の調査によると、小・中学校の不登校児童生徒の数は2022年度に過去最多の299,048人を記録しており、2013年度以降、年々増加しています。(別紙参考資料(1))また、不登校児童生徒のうち自宅におけるICT等を活用した学習活動を指導要録上出席扱いとした児童生徒数は、2012年度から2018年度では最も多い年でも2018年度の286人でした。しかし、2019年度には608人と約2倍となりました。そこから、2020年度は2,626人、2021年度は11,541人と大幅に増加しております。(別紙参考資料(2))この背景には新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、授業のオンライン化が加速し、家庭学習の選択肢が増えたことが考えられます。しかし、不登校児童生徒のうち自宅における学習活動を指導要録上出席扱いとされた割合は、過去最大の2021年度でも全体の約4.7%となっており、出席扱い制度はまだ広く知られていません。さらに「令和2年度不登校児童生徒実体調査」では、不登校となった中学生のうち約74%が勉強の遅れに対する不安を、約69%は進路・進学に関する不安を抱えています。(別紙参考資料(3))このような現状から家庭学習の取り組みが学校の出席扱いとなることは、生徒の進路選択に大きな影響を与えることが考えられます。●今までの不登校児童生徒・出席扱い制度への取り組みと実施への思い当社には8年の「不登校児童生徒へのオンライン授業・面談実績」があり、多くのお子さま・保護者の方々への家庭学習サポートを通して不登校支援を行ってまいりました。その中では、出席扱い制度適用のためのサポートも行っています。当社は、出席扱い制度を通して児童生徒の家庭での頑張りを「出席」という目に見える結果にして自信につなげたいと考えました。今回の相談会を通して、多くの方が出席扱い制度を活用できるようにできればと考えています。~CKCネットワーク株式会社~『家族に自慢できるサービスを、世の中に提供する』を理念として1990年に愛知県で創業しました。通信指導実績33年、累計指導会員数50万人以上を誇る総合教育企業です。オンライン個別指導塾「Fit NET STUDY」や、不登校、軽度発達障害、グレーゾーンの方向けのマンツーマンオンライン塾「Preステップオンライン」など、幅広い事業を運営しています。CKCネットワーク株式会社URL: PreステップオンラインURL : 【イベント概要】◆名称:『家での頑張りが学校の出席に! 出席扱い制度とは?オンライン説明会』◆会場:オンライン(Zoom)◆日時:2023年12月16日(土)11:00~12:00◆内容:出席扱い制度の内容の説明、制度の利用の仕方 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月16日中学入学前に支援会議を行った自閉スペクトラム症(ASD)の息子現在高校生の息子(15歳)は、小学1年の時に自閉スペクトラム症(ASD)、中学1年の途中でLD・SLD(限局性学習症)と診断を受けました。小学校入学の頃からこだわりが強く、聴覚過敏があるため、授業中「はい!」と挙手する音に耐えられずパニックを起こした息子は、1年生の2学期から国語と算数のみ特別支援学級で受けるようになりました。静かな環境が息子には合っており少し落ち着くも、トラブルは常につきまとっていました。Upload By ユーザー体験談※通常学級在籍の場合、個別の支援は「特別支援教室」もしくは「通級指導教室」で行われます。もしくは特別支援学級に在籍し、特定の科目を交流級にて受ける形をとります。この体験談のお子さまについては、学校の判断により、通常学級に在籍しながら一部の科目について特別支援学級で受けています。中学生になる前には支援会議を行いました。・特別支援学級、通級指導教室どちらにするのか。・通級指導教室ならば、どの教科を通常学級で受けるのか。・仲の良い子と同じクラスにするのが良いのか、逆に仲の悪い子は誰なのか、クラスを離したほうが良いのか。息子が安心して生活できるように、このようなことを事細かく配慮していただきとてもありがたかったです。中学生も小学生の時と同じように、国語、数学、そして英語の授業を特別支援学級で、それ以外は通常学級で受けることになりました。先生の言葉がきっかけでクラスメイトからかわれ、本格的にいじめられるように……無事中学生になるも、1年生の時にある教科担任から「板書ができないのはサボっているからだ!」と怒られた息子。そしてこの言葉をきっかけに、クラスメイトからからかわれ、クラスで浮いた存在になってしまいました。息子は「お一人様」が好きなので最初は気にしなかったそうなのですが、からかいはだんだんとエスカレートし、ジャージが摩擦で破れる程引きずり回されるというひどいものに発展。いじめている子どもが在籍する部活の先輩も加わって、廊下を歩いているだけで転ばされたり、階段で足をかけられ転落したり……。そして、良くないことに息子もやられっぱなしではと抵抗して相手にパンチをしてしまったのです。そこをたまたま通りがかった学年主任の先生が見たそうで、息子は事情を話すも、相手の子どもたちからは「息子が悪い」と言われ、実際に殴ってしまった息子は何も言えなくなってしまい……。Upload By ユーザー体験談私はこの時点で学校側から連絡がきて、状況を知りました。ジャージが摩擦で破けていることは知っていましたが、息子は床で滑ったと言っていたので信じていました。先生の言葉がきっかけでいじめが始まってしまったこと、どんどんエスカレートしていったこと、そしてそれを息子が隠して堪えていたこと、それを息子が隠して堪えていたこと、そして反撃をしたことで加害者となってしまったこと……ショックでした。その間息子がどんな思いで学校へ行っていたかと思うと……どうすればいいのか悩みました。不登校になり毎日「僕なんていなくなったほうがいいんだ」という息子。そんな息子が前を向いたきっかけは?これがきっかけで、息子は学校に行きたくないと言い出し、夏休みをはさんで計2ヶ月、ほとんど不登校状態になってしまいました。毎日「僕なんていなくなったほうがいいんだ」と言うようになった息子。これではいけないと、私はいろいろな情報を集め、近場に発達障害の子ども向けの寺子屋的な教室があるのを知りました。そして息子にも話したところ、息子はそちらに通い始めました。学校以外の場所を知った息子は視野が拡がったようでした。息子より年下の子が慕ってくれたこともうれしかったのだと思います。そして少しずつ元気を取り戻していった息子は、だんだんと学校へも行けるようになりました。Upload By ユーザー体験談その後LDが分かったこともあり、中学2年生から特別支援学級へ完全に移りました。いじめっ子とも離れることができたので、学校へは問題なく通えるようになりました。どの高校を選ぶ?また不登校になったらと心配する母と息子の志望校は違うところでそして中学校生活も後半になる頃、高校進学について悩むようになりました。高校は義務教育ではありません。以前のように不登校になってしまったら、退学することになってしまいます。ですので、まず私が心配だったのは、全日制にきちんと3年間通うことができるのか?ということでした。できれば出席日数が関係ない通信制の高校、ただしずっと家にいると外に出たがらなくなってしまいそうだったので、週3日通い、レポート提出することで成績がつく高校が息子にはいいのではないかと思いました。ですが息子は、自宅近くの全日制の高校を希望しました。わが家は夫が早くに亡くなっているので、経済面で家に負担をかけたくないと思ったのかもしれません。また、息子はルーティンが好きなので、学校へは週5日通うのが当たり前と思っていた……という節もあります。私はあえて通信制の高校のことは話さず、息子には「目指している高校へ行けるといいね」と応援していました。息子の志望校の体験入学で不登校の原因となったいじめっ子と遭遇。フラッシュバックが!そして中学3年生になって、高校の体験入学に参加した息子。ですが帰りの車の中で、「楽しかったけど、あの子(いじめた子)もいたんだよ……」と真っ青になって語り始めました。そして「きっと学力が同じくらいなんだな……。高校でいじめなんて嫌。知らない子もいじめに加わったりされたら……。せっかく死にたい気持ちがなくなって楽しく過ごせるようになったのに……!」とフラッシュバックを起こしてしまったのです。Upload By ユーザー体験談高校にもいじめっ子がいるかもしれないということで、息子は志望校を変えました。私が希望していた通信制で週3日登校する高校です。自分から通信制にすると話してくれた時に、「実は私、その高校があなたに合ってるんじゃないかなって思ってたんだよ」とカミングアウトしました。すると息子は「そうだったんだ!」と笑っていました。この高校を選んで良かった!自分の信じた道を自信をもって進んでいって現在、通信制の高校を選んで良かったと二人で話しています。学校には、同じ発達障害を持つ子どももいてお互いの特性を知って配慮しあったり、趣味が似ているお友達とはとても深い知識を理解し合える素敵な関係を築くことができました。全日制に比べると校則も厳しくなく、登下校の時間も全日制の高校とかぶらず、朝はゆっくり、帰りは早いことで、息子も疲れることなく休まず通えています。アルバイトも始め、将来やりたい仕事も自分で見つけました。特別支援学級の先生です。そのため息子は今、大学への進学を目指しています。不登校だった時期からは考えられません。「我が身を抓って人の痛さを知れ」これは、私の恩師が教えてくれた言葉です。私の学生時代にもやはりいじめがありました。自分がいじめられたらどんな気持ちになるかという話の時、恩師はこの言葉を使われました。息子は、発達障害のある子どもがどこにつまづきやすいのか、どんなことが嫌なのか、また、いじめられる子どもの気持ちを身をもって経験してきました。そして、そんな子どもたちが1人でも減るようにと思う優しい青年に成長しました。自分の信じた道を自信をもって進んでください。いつでもあなたを応援しています。イラスト/カタバミエピソード提供/しのっぺ(監修:鈴木先生より)神経発達症のお子さんはコミュニケーションが苦手な場合があるため、学校ではいじめのターゲットになりやすい傾向があります。特に出身校が異なり、進学先で初めて一緒になった子どもたちから理解を得られづらいことがあります。IQテストで処理能力が低いお子さんは板書など写して書くことが苦手でマイペースです。ASDのお子さんに多い傾向があります。そういうお子さんにはタブレットで黒板の写真を撮るなど工夫が必要です。細かいところまで配慮してくれる通信制の高校は神経発達症のお子さんには向いています。自宅で自由に勉強できるからです。無理して全日制の高校だけを考えずに肩の力を落とせる通信制の高校も視野に入れつつ本人に行きたい高校を選択してもらうことが重要なのです。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年11月12日映画『正欲』の公開記念舞台あいさつが11日、都内で行われ、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督が出席した。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞、2013 年『何者』で直木賞を受賞した朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた原作小説を、『あゝ、荒野』(2017年)、『前科者』(2022年)の岸善幸監督が映画化した本作。息子が不登校になって教育方針を巡り妻と度々衝突している検事の寺井啓喜(稲垣吾郎)、中学の時に転校した佐々木佳道(磯村勇斗)が地元に戻ったことを知る販売員の桐生夏月(新垣結衣)など、家庭環境や性的指向、容姿などが異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。前日に初日を迎えたこの日は、キャスト陣と岸監督が登壇して舞台あいさつ。本作は先の東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞を獲得し、冒頭では稲垣から岸監督に花束が手渡された。稲垣は「本当に自分のこと以上にうれしかったんですけど、その知らせを聞いて、一刻も早く監督に『おめでとうございます』と伝えたかったんです」と岸監督を祝福し、新垣も交えてのスリーショットをカメラマンに要望する場面も。続けて稲垣は「今日集まってくださった共演者の皆さんはもちろん、来られなかった皆さんも演技が本当に素晴らしくて、一人ひとり色んなモノを考えて大変なご苦労で臨んだと思います」と共演者の労をねぎらい、「素晴らしい監督を始め製作スタッフに仕上げていただいたので、1人でも多くの方に届けたい気持ちです」と観客にアピールした。稲垣は、息子が不登校になって教育方針を巡り妻と度々衝突する検事の寺井啓喜を演じている。「僕自身の中では新しい挑戦というか、だんだん(啓喜の)心が崩れ、自分の正義とは何なのかと綻び始めます。そういうのをなるべくはっきりとした表現ではなく、静かに緩やかなグラデーションをつけて演じていければと思ってやりました。新しいチャレンジで楽しかったですね」と満足げ。また、新垣に対しては「ガッキーじゃない目の輝きで違った光り方でしたよ」といつもとは異なる新垣の姿が印象に残ったという。一方の新垣は磯村扮する佳道と偽装結婚をして愛情のない共同生活を送る夏月を熱演している。2人の関係性を問われた新垣は「手を取り合ってこの先未来を一緒に乗り越えていくという意味では、何ら変わりないというか偽装ということでもないような気がしたので、2人の形は不自然なことだと思っていませんでした」とコメント。相手役の磯村も「僕も何ら違和感もなく家族とか家庭は色んな形があると思うので、こういう2人の関係性で過ごすというのは今の時代だからあるべきだと思います。実際に暮らしている人もいると思うので、2人の時間が愛おしかったですよ」と新垣の意見に同意していた。
2023年11月11日11月1日に閉幕した第36回東京国際映画祭で観客賞と最優秀監督賞の2冠に輝いた岸善幸監督の『正欲』が、10日(金) に全国公開される。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗はじめ、人気俳優が顔を揃える作品だが、多様性について改めて考えさせられるシリアスな群像劇。50万部を超える朝井リョウのベストセラー小説の映画化だ。『正欲』LGBTQのような性的マイノリティの人への偏見や差別をなくそうという考えが社会の主流になり、さまざまな性的指向を個性と認め合う多様性の時代だ。一方で、反社会的な小児性愛からみの事件や、スキャンダルも後をたたない。そんな中で、この映画は、「マイノリティの中のマイノリティ」を取り上げた。ここまで深い部分にスポットをあてた作品は、観たことがない。昔、酒席でたまたま高名なSM作家と話す機会があったときに「1000人いれば、1000人のフェチがある」といわれ、そんなものかな、とすこし違和感を覚えた記憶があるが、世の中の片隅で息を潜めていた人たちの存在が、SNS全盛となって、すこしずつ水面に浮かび上がってきた。この映画は、まさにそういう時流の象徴かもしれない。5人の男女をメインにした群像劇だ。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香が演じている。別々の場所で生活し、境遇も違う彼らの日々が並行して描かれ、時間の経過とともに、交差し、からみ合い、そして事件がおきる、という展開。この5人の日常のなかで、フェティシズム、同性愛、小児性愛、男性恐怖症、ルッキズム、そして不登校といった現代の諸相も、映し出す。脚本は、『あゝ、荒野』に続き岸善幸監督とタッグを組んだ港岳彦が手がけ、朝井リョウの原作小説とは少し構成を変えている。稲垣吾郎が演じる横浜地方検察庁の検事・寺井啓喜は、不登校で引きこもりの息子を抱え、妻との関係はあまりよくない。ごく“普通”の、つまり大多数の指向をもった中年男性、という設定だ。検察事務官(宇野祥平)と共に担当する事件の中で、世の中のさまざまなマイノリティと関わりを持つことになるが、今回の事件によって彼の中にも、ある変化が訪れる。桐生夏月(新垣結衣)は、地元広島のショッピングモールで働くアラサーの独身。彼女は、中学の同窓会で佐々木佳道(磯村勇斗)と再会し、中学時代から抱いていた不思議なシンパシーを思い出す。実は、ふたりには忘れられない鮮烈な過去の出来事があったのだ……。そして、横浜の大学に通う学生・神戸八重子(東野絢香)。性的トラウマを抱え、男性に嫌悪感を抱いているが、大学で行われるフェスで、ダンスサークルに所属する諸橋大也(佐藤寛太)と出会い、無機質な彼の魅力に惹きつけられていく……。観ているうちに引き寄せられ、目が離せなくなるのが、夏月と佳道。ふたりは再会して、実は性的指向が共通であり、お互いにとって初めての理解者だとわかるのだ。その後、彼らが選んだ生き方、ライフスタイルには、率直に言って驚かされてしまう。岸監督はあるインタビューで、「今の“多様性”ですくい取れないマイノリティーで、社会から疎外され、なじめない生き方をしてきたふたりがどう結ばれるか、大きなテーマだった」と語っている。原作のなかに、「社会からほっとかれるためには社会の一員になることが最も手っ取り早い」という一節がある。夏月と佳道は、ノーマルな市民生活に溶け込んでいたのだが……。思いもかけない展開。ラストは、希望が見えた、とはいわないが、ほんの小さな灯りがともる。ところで、『正欲』には『(ab)normal desire』という英語タイトルがついている。なるほど、これは面白い。(ab) という言葉が意味深だ。「ノーマルな欲望とアブノーマルな欲望、どちらも同じ欲望にほかならない……」と読み取った。自分ではごくノーマルと思える指向も、別の角度からみたらアブノーマルということはある。普通の男を演じた中で、稲垣吾郎がふっと見せる軽い狂気。難役にチャレンジし複雑な心のひだを絶妙に表現した新垣結衣。そして、まさに旬、ノリにのる磯村勇斗。年末年始発表される映画賞に、どんな風にからむかも楽しみ。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】笠井信輔さん(フリーアナウンサー)「……人と違う生き方が否定され苦悩する“個性的”な人たち。「普通って何?」という問いかけが胸に刺さる……」笠井信輔さんの水先案内をもっと見る()中川右介さん(作家、編集者)「……稲垣吾郎演じる検事だけが、自分こそ普通だと確信しているのだが、一番異常に見えてくる皮肉……」中川右介さんの水先案内をもっと見る()平辻哲也さん(映画ジャーナリスト)「……出演者でも際立つのは、磯村勇斗だ……」平辻哲也さんの水先案内をもっと見る()(C) 2021 朝井リョウ/新潮社(C) 2023「正欲」製作委員会
2023年11月06日10月1日(日)、東京都立小台橋高等学校で令和6年度向け学校説明会を開催いたしました。学校説明会の冒頭、杉森共和校長は「本校の特色を理解し、学びに向かう意思を持ち、深く考えられる生徒に入学してほしい」と話しました。続いて、担当の先生から小台橋高の教育活動について説明がありました。まず、学習面について、単位の履修・修得や三部制単位制総合学科の仕組みをわかりやすく解説しました。次に、学校生活では小台橋高校の生活ルールや行事・部活動が紹介されました。進路活動はゼミを中心としたキャリア教育を行っており、それに伴って卒業後の進路が決まっていく仕組みです。また、教育相談については相談体制と交流プログラムが充実している様子を説明しました。文化祭(芽吹祭)の様子(1)文化祭(芽吹祭)の様子(2)文化祭(芽吹祭)の様子(3)最後に令和6年度の入学者選抜についての説明をしました。令和6年2月21日(水)に令和6年度入学者選抜の1日目として作文検査を実施します。面接検査は同日以後、学校が定める日時となります。2年次相当以上の受検生は2月20日(火)が検査日です。■入学者選抜関連情報(1) 第一次募集日程〇インターネット出願入力期間令和5年12月20日(水)から令和6年2月6日(火)午後5時まで〇書類提出期間令和6年1月31日(水)から2月6日(火)まで(必着)〇検査実施日2月21日(水)集合8時30分、面接については2月21日(水)以後、各都立高校が定める日時〇合格発表日3月1日(金)(2) 検査の内容〇東京都中学校英語スピーキングテストの結果の活用はない〇学力検査の実施と調査書の提出はない〇志願申告書100点、面接(個人)600点、作文600点 合計1300点(3) 令和6年度「本校の期待する生徒の姿」本校は、不登校や中途退学などでこれまでの学校生活では個性や能力等を十分に発揮できなかった生徒でも、一人一人が安心して存分に学ぶことができる時と場を提供します。志をもって入学した生徒に対し、多様で柔軟な教育を実施し、これからの社会で活躍する起業家精神をもった人材の育成を行います。チャレンジスクールとしてのこのような特色に基づき、本校では特に次のような生徒の入学を期待しています。1 本校の教育の特色を理解し、それらを生かした学習活動に取り組むことができる生徒2 入学後の高校生活とこれからの人生に志(夢や希望)をもっている生徒3 自他を尊重し、かつ責任ある行動に移せる生徒(4) 11月の授業公開について中学生の皆さんとその保護者様を対象とした授業公開になりますが、教育関係者の方々にも来ていただき、開校2年目の東京都立小台橋高等学校の普段の様子をご覧いただければと思います。参加には事前予約が必要で、現在本校ホームページにて受付をしております。開催日:11月16日(木)および11月20日(月)~11月22日(水)2限 9:40~10:25(I部時間帯)7限 15:05~15:50(II部時間帯)11限 19:30~20:15(III部時間帯)会場名 : 小台橋高等学校各教室アクセス : JR田端駅から都営バス10分(小台橋バス停下車すぐ)、都電荒川線小台駅徒歩8分、日暮里舎人ライナー足立小台駅徒歩11分対象 : 中学生とその保護者、教育関係者申し込み方法: 本校ホームページ「事前予約フォーム」より申し込みください【URL】 (5) 東京都立小台橋高等学校の特色東京都立小台橋高等学校は、東京都で6番目のチャレンジスクールとして令和4年4月に開校しました。本校は新しい学びに対応し、学び直しから国公立大学進学まで力強くサポートする学校です。[1]チャレンジスクールの高校です。チャレンジスクールは東京都立の昼夜間定時制総合学科高校で、不登校を経験した生徒や中途退学者等を主に受け入れる高校の名称です(不登校経験のない生徒も多くいます)。[2]学び直しから国公立大学進学まで学習面を支援する高校です。オンライン学習を授業に組み込んで積極的に活用し、自習時間や長期休業での補習や補講の体制を整備して、学び直しから国公立大学進学まで生徒の多様な学習ニーズに対応します。[3]新しい学びに対応する高校です。課題研究や本物体験を学習活動の中心と位置づけてゼミ教育を実施し、地域との連携を通して新しい学びに対応し、総合的な学力を身に付けていきます。[4]心の健康面を支援する高校です。教科を横断して教育活動全体で交流プログラムを実施し、相談体制や問題解決体制を整備することで、一人一人の心の健康面を支援します。[5]施設・設備が充実した高校です。令和6年4月から新校舎で授業開始。東京都教育委員会指定のTOKYOデジタルリーディングハイスクール研究指定校としてデジタル環境を整備、校内居場所カフェを設置するなど、施設・設備が充実しています。【学校概要】学校名 :東京都立小台橋高等学校所在地 :東京都足立区小台2-1-31課程・学科・部:定時制課程総合学科。午前部・午後部・夜間部の三部制。校長 :杉森共和設立 :令和4年4月開校「都立高校改革推進計画・新実施計画(平成28年2月東京都教育委員会)」により計画された都立高校で6番目のチャレンジスクール。東京都教育委員会TOKYOデジタルリーディングハイスクール研究指定校、校内居場所カフェ設置校(令和6年度)。【チャレンジスクール】東京都立高校の校種の一つ。小・中学校時代に不登校経験を持つ生徒や長期欠席等が原因で高校を中途退学した者等を主に受け入れる総合学科・三部制(午前部・午後部・夜間部)の高校で、他部履修により3年での卒業も可能とする。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月31日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害、イジメと、次々に問題が勃発します。及び腰の担任のもと、クラスが最悪の状態へと陥っていたとき、ついに教務主任をしていたオニザワ先生へと担任が変わり、クラスの雰囲気は上向きになっていきます。そんなある日、あおいちゃんにイジメられて不登校になっていたゆうかちゃんが、勇気を出して登校することとなりました。教室の扉の前でやはり怖くなり、逃げ出したくなるゆうかちゃんでしたが、教室に入ると待っていたのはゆうかちゃんを迎えるクラスメイトの声と拍手の嵐。ゆうかちゃんは思わず涙がこぼれてしまいました。感動するゆうかちゃんとは対照的に、クラスの雰囲気をしらけた態度で聞き流すあおいちゃん。そんなクラスに先生は……?もう大丈夫、気にしなくてもいいんだよ! クラスに馴染んでいくゆうかちゃんに、あおいちゃんは悪態をついて攻撃しますが、ほのかや他のクラスメイトから支えられたゆうかちゃんはその後も元気に登校するようになりました。一方あおいちゃんはというと、次第にクラスから孤立、さらに中学校に進学すると、他の小学校から進学してきた気の強い子に打ち負かされ、不登校となってしまったのでした。 まゆみさんはいまだに、一連のいざこざへの親としての対応に悩むことがあるよう。しかしあの経験が学びにもなったと自覚し、正解があることでもないと心に置いて子どもたちの成長を見守っています。 あおいちゃんが最終的に不登校になってしまったことは残念なことではありますが、なによりもほのかやゆうかちゃんがこれ以上苦しまずに生活できるようになったことは、良かったといえるでしょう。現在は通信教育やフリースクールなど、学校に無理に通わなくても学びの場はあるため、子どもたちが必ずしも登校しなければならないという社会ではありません。しかしながら、子どもたちが心を病むことなく学校に通い続けられる環境が一番です。今回のお話から、私たちも子どもたちが倫理観を持って生活できる環境づくりをできていけたら良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年10月31日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害、イジメと、次々に問題が勃発します。及び腰の担任のもと、クラスが最悪の状態へと陥っていたとき、ついに教務主任をしていたオニザワ先生へと担任が変わり、クラスの雰囲気は上向きになっていきます。仲がこじれていたママ友・あきこちゃんに市役所で偶然遭遇したまゆみさん。あきこちゃんから聞くモンスターママ・よしえさんの話は自分の行動に対する言い訳のようでした。まゆみさんはあきこちゃんとの友情が薄れていくのを感じてしまいます。あきこちゃんは同調を求めるように、さらによしえさんの話を続けます。以前、教室でほのかがケンカに巻き込まれケガをした際、保護者会でよしえさんが強く学校側を責めてくれたことに対し、心強かったのにとまゆみさんが漏らすと、すかさずあきこちゃんから訂正が入りました。なにか理由が他にあったようで……?よしえさんらしいよね…。 実はよしえさんはあのとき、当時の担任への腹いせに学校側を強く責め立てていたのだと聞いたまゆみさん。「怖い人だね、よしえさんって。」「ねっ……。」となおも同調を求めるあきこちゃんに対し、よしえさんとあきこちゃんの関係もこじれていることを確信しましたが、もはやまゆみさんの中にはあきこちゃんに対する思いは無くなっており、友情の終わりを感じたのでした。そんなことがあってからある日のことです。ついにあおいちゃんにイジメられて不登校になっていたゆうかちゃんが、学校に行くことを決心したとゆうかちゃんのママから連絡が入ります。運命の登校日、やはり恐怖で足がすくんでしまうゆうかちゃんでしたが、教室に入るとゆうかちゃんを待っていたのは、みんなからの温かい声と拍手でした。 未だ問題は解決しきれていないクラスですが、ゆうかちゃんが不登校から脱出できて本当に良かったですね。このことに対して思うことのありそうなあおいちゃんの姿もありましたが、クラスの大半はゆうかちゃんの味方といっても過言ではないでしょう。これを皮切りに、クラスの問題が着実に解決していけば良いですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年10月30日小2まで何も指摘されなかったけれど、9歳で分かった発達障害現在12歳の息子は9歳で自閉スペクトラム症(ASD)、反抗挑戦性障害(反抗挑発症)、LDの診断を受けました。息子は、イヤイヤ期の時はそれなりに大変ではありましたが、産まれてから小2の秋頃までは発達に遅れや気になる部分はありませんでした。定期健診でも何も指摘されず、園や学校の担任からも問題なしと言われ続けてきました。そんな息子に変化があったのは、小学校2年生の2学期頃でした。登校渋りが始まり、家で癇癪·暴言が……この頃から息子は宿題を極度に嫌がるようになりました。それまでは、学校のテストではそれなりの点数がとれていたのですが、かけ算につまづいた頃から、10点や20点といったテストを持ち帰るようになったのです。当然宿題も難しかったのでしょう。泣きながら夜遅くまでかかることもありました……。Upload By ユーザー体験談自力では授業に追いつけなくなったことで、周りのみんなから取り残される不安、劣等感から、ちょっとしたことで癇癪や暴言がでるようになりました。これはのちに、反抗挑戦性障害と診断されることになります。そして登校渋りも始まりました。完璧主義の息子は「学校へ行くのはつらい」けれど「休んでしまう自分を許せない」という気持ちの間で毎日激しく揺れていました。どっちにも進めず、登校前には玄関で泣きわめく日々……。私もどうしたらいいか迷う毎日でしたが、担任の先生には登校を促してほしいと言われたため、ただただ息子に登校するよう促す毎日でした。そんな中、学年の年度末からコロナ禍による休校に突入。ここから息子はもっと荒れていきました。Upload By ユーザー体験談「お母さんが僕をこんな風にしたんだ!」暴言・暴力がエスカレートし、児童精神科を受診3年生に進級後も休校は続いたため、学校からはたくさんの自宅学習用の課題(宿題)が出されました。息子はこれをこなすことができず、癇癪を起こしました。結局休校明けは初めて課題を終えることなく登校していきました。完璧主義の息子にとって、とてもつらいことだったと思います。そして現実逃避からか、ゲームにのめりこむようになりました。上手くいかないと暴言・暴力です。「なんでこんなゲーム作りやがったんだ!」「お母さん!ゲーム会社に文句言ってよ!」(コントローラーを投げつける)止めたり諭すと今度は矛先がこちらに向きます。「お前が僕をこんな風にさせたんだろ!」と殴りかかってきたり、壁を殴り蹴り穴を開け……。きょうだいにも八つ当たりすることもあり、私はそれを必死で止めました。Upload By ユーザー体験談ゲーム以外でも、例えば髪が伸びる、爪が伸びるといったことでさえ「伸びるな!」とキレてしまいます。切ってもらうのが面倒臭いからのようです。また、食べこぼしをすると「なんだ!この皿は!」と。全てに対して他責的です。何を言っても否定·反発しかされないので、何も言わずに様子を見ていると「聞いてんのか⁉」「返事しろ!」と壁や床を叩き気を引いてきます。外では完璧主義からかいい子にしている息子は、その反動で家では「かまってちゃん」。こちらが反応するまで続くので、無視もできない状態です。そしてついにポツリポツリと学校を休むことが増えてきました。児童精神科で検査をしたところ、自閉スペクトラム症(ASD)、反抗挑戦性障害、LDの診断で、学力は「実年齢より2学年下」という結果をいただきました。私は「やっぱりな……」と思いました。完全不登校、学力は小2~小3の息子の進学先は……それから現在に至るまで、息子は完全に不登校です。支援センターや児童精神科など各所相談しましたが、本人は嫌がるので親だけが通う日々です。ただ、幸いにも学校が非常に協力的で、通常学級に在籍しながら特別支援学級を自由に受けられるようにしてくださり、本人が行けそうな授業だけ単発で飛び入り参加することが時々あります。少しずつ増やしていこうと話しています。そんな息子についての現在の悩みは、中学への進学です。息子自身は自分の将来については、あまり考えていないように親からは見えます。「学校へは行けるようになりたいけれど、頑張るのはつらいし面倒臭い」というのが本人の弁です。現在の適応は情緒クラスなのですが、学校へは特に以下のポイントに絞って相談しました。・もし登校した場合、現在の学力は小2~小3くらいなので中1の勉強は理解できない可能性が高い。勉強が分からず不登校に逆戻りでは元も子もない。とにかく勉学がどうとかよりも「登校できる」を最優先に考えたい。・中学も不登校かもしれないが、いつ「行く」と言うか分からないので、少しでも登校できる可能性の高いところを希望したい。相談の結果、一番登校できる可能性の高そうな学校・学級を選択し、申し込みました。本人には就学の面接だけを嫌々ながらも受けてもらいました。Upload By ユーザー体験談暴力は減りました。母の願いは「失敗を恐れず成功への糧にできる人になってほしい」幸いにも今は激しい暴力はなくなりましたが、心がキャパオーバーになると暴言は出てしまいます。息子には自分で考えて行動できる人になって欲しいと思っています。ですので、学校へ行くも行かないも、勉強するもしないも、何をして楽しむかも自分で決めること。自らの力で選んでほしいです。ただ、家族やほかの人と過ごすためには、最低限のルールを守ることが必要です。相手が困ることはしない、暴言暴力はしない……これだけできれば、人との関係も築いていけるのではないかと思います。また、世の中には誰にもどうにもできないことがあり、それは泣いても叫んでも怒っても暴れても叶うことはないので、折り合いをつける能力を身につけられたら……。完璧主義が故に失敗を恐れすぎている息子なので、失敗は悪い事でも時間の無駄でもなく、今後の成功への糧にできるものなんだと、前向きにとらえて行ってほしいです。これから息子がどのように成長していくのか、親として寄り添っていきたいと思います。イラスト/星河ばよ※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせていただきます。(監修:新美先生)学校は、全員が同じ場所で同じやり方で学習・活動を一律に行うのが当たり前とされているので、たまたまそのやり方、進み方に合わないお子さんにとっては、「みんながやれていることをやれない自分」に直面させられて追い詰められてしまうということが簡単に起きてしまいます。息子さん、たった2年生という幼い時期に本当につらい思いをされたのだと思います。追い詰められてどうにもならないストレスが、癇癪、暴言・暴力という形で噴出したのでしょう。「お母さんが僕をこんな風にしたんだろ!」という言葉は、本人のどうにもならない行き場のない苦しさの表れで、決してお母さんが悪いわけじゃないと理解しても、それをわが子から言われたらどれほどつらかったことかと思います。息子さんもお母さんも本当にお疲れ様です。そんな、経緯をくぐりぬけ、学校に行かないまま中学進学をむかえるというのは、親子ともに複雑な心境を抱かれているかと思います。中学は行くか行かないか分からなくても、もし行く気になった時のために、在籍級を進学前から決めておかなきゃいけないという学校の融通のなさにいら立ちつつ(注:いら立っているのはコメントしている私で、記事内容では全くそんなことは書かれていません)、もし登校できた場合に一番行きやすそうな場所を選んだ、その保護者としての思いを聞かせてくださり、記事を読んでとても共感しました。記事には息子さんの「学校へは行けるようになりたいけれど、頑張るのはつらいし面倒臭い」という発言が書かれていました。「面倒臭い」ということばの裏には、小2の時期に極限まで頑張って燃え尽きてしまった苦しい記憶が反映されているのかもしれません。この先の人生の中で、息子さんにとって適した環境、頑張ることで報われる機会をスモールステップで経験することで、頑張っても頑張ってもつらすぎた記憶が上書きされていくことを願うばかりです。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年10月20日