世田谷美術館のある世田谷地域の美術を、私鉄沿線史から紐解く〈美術家たちの沿線物語〉シリーズ。2020年度の『田園都市線・世田谷線篇』、2022年度の『大井町線・目黒線・東横線篇』に続き、小田急線にスポットを当てた『美術家たちの沿線物語小田急線篇』が2月17日(土)〜4月7日(日)、世田谷美術館で開かれる。なお『京王線・井の頭線篇』も本年度同時開催となり、併せてシリーズの完結となる。まず同展の『小田急線篇』では、1927(昭和2)年に新宿〜小田原間で開通した小田急小田原線を取り上げる。世田谷の中央部を大きく東西に横切る小田急線。沿線には、演劇が盛んで劇場が集まる下北沢、小田原線開業に先立ち開発され、まもなく100年の歴史を迎える成城など、独特の文化的土壌を持つさまざまな街がある。同シリーズでは沿線に住む美術家が最も多いエリアで、昭和初期に始まった美術家たちのグループもあった。例えば、経堂〜豪徳寺界隈にアトリエを持つ作家を巻き込んで親睦を深めた「白と黒の会」。「白と黒」とは、美術の原点でもあるデッサンを指すとも、各自持ち寄った新聞カットを指すとも言われ、その名には初心を大切にという思いが込められている。30余名のメンバーには佐藤忠良、舟越保武、向井潤吉などがいる。また、小説家で絵も描く武者小路実篤を中心に成城界隈で始まった「砧人会(ちんじんかい)」など、分野を越えて多数の作家たちが交遊した。ほかに画家の髙山辰雄や横尾忠則、写真家の荒木経惟らの作品も紹介。出品作家数は50組を超え、シリーズ過去最多のボリュームとなる。一方、4月7日(日)まで同時開催される『ミュージアムコレクションⅢ 美術家たちの沿線物語京王線・井の頭線篇』では、明治の文豪・徳冨蘆花や洋画家の山口薫、建築家の石山修武などが紹介される。さらに今回の2篇を含む全4回分の小冊子が、特製タトウ入りフルセットで無料配布(なくなり次第終了)。成城の街を巡る見学会などイベントもあるので、美術館の公式ホームページをチェックしてから出かけよう。アートファンのみならず鉄道や街歩きファンも必見だ。<開催概要>『美術家たちの沿線物語小田急線篇』会期:2024年2月17日(土)〜4月7日(日)会場:世田谷美術館 1階展示室時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(2月12日は開館)、2月13日(火)料金:一般500円、大高・65歳以上400円、中小300円公式サイト:
2024年02月06日大掛かりな旅行もいいけれど、あらためて身近な楽しみを探してみよう。そういう方向に舵を切るきっかけになったのはコロナ禍。人が多い場所や電車移動も避けるように動いていたので私たちはとにかく歩くようになりました。お迎え以外は外に出ないような生活をしていた私にとって、最初は身近な街を歩くというだけでも結構な運動。しかし次第に余裕が出てきて、いかに自分が身近な街にある素敵なものを見落としていたかに気づきます。目的のためにしか出歩かない上に交通手段が車ですから、新しいお店も素敵な雑貨屋さんも目に入らないわけ。子どもと一緒に歩いているととにかく寄り道がデフォです。あらゆるものに引っかかる。買いたがる。食べたがる。その中でたくさんの素敵なものに出会いました。ここのところすっかり人気スポットとして定着した東急世田谷線の松陰神社駅前の商店街は、昔ながらの商店街の風情のなかに新しい素敵なお店が点在し、訪れるたびに表情を変える風通しの良い商店街です。商店街って、お買い物をするときに会話が必須なのが新鮮。私が小さかった頃はそれが当たり前だったはずなのにスーパーやコンビニでのお買い物に慣れてしまって、お買い物をするのに一言も言葉を発さないなんてことも最近はザラで。もちろん利便性や効率化という意味ではありがたい部分もあるんですが、少しずつ顔馴染みになって、「今日はマグロ絶対美味しいよ(マグロはまめの大好物)」とか「いつも買ってくれるからひとつおまけしちゃう(娘に)」なんていうやり取りが生まれ、お買い物のたびに少しずつお互いの情報がアップデートされていく感じ、なんだかとても心地よい。商店街散策は私たちにとってお散歩とお買い物、そして少しの会話を楽しむための日常アミューズメントです。
2023年11月30日株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ(本社:東京都港区、代表取締役:大竹 健)のオリジナルキャラクター、「タマ&フレンズ~うちのタマ知りませんか?~」は2023年に40周年を迎えました。40周年を記念する施策の一つとしてラッピングトレインの運行や、オリジナル図柄の「世田谷線散策きっぷ(一日乗車券)」の販売など、世田谷線とのコラボレーション企画を2023年2月22日(水)より実施いたします。■車両写真左から東急線キャラクター のるるん、中村 雄治管区長、タマ「タマ&フレンズ~うちのタマ知りませんか?~」東急電鉄 世田谷線ラッピング電車■世田谷線散策きっぷ(一日乗車券)オリジナル図柄「世田谷線散策きっぷ(一日乗車券)」表イメージオリジナル図柄「世田谷線散策きっぷ(一日乗車券)」裏イメージこのコラボレーションは、どこか懐かしさを感じさせる情緒が残る東急世田谷線と、「タマ&フレンズ」の世界観がマッチすることから40周年のタイミングで実現しました。まるでタマと仲間たちが住んでいる三丁目を再現したかのような沿線情景の中を、「タマ&フレンズ」のデザインが装飾された車両が走行します。また、人気情報WEBサイト「デイリーポータルZ」内での定期的な記事の発信や、世田谷線の複数の駅で壁面装飾が行われます。※期間や施策内容は予告なく変更となる可能性がございます。≪世田谷線車体ラッピング≫40周年を記念して、「タマ&フレンズ」のオリジナルデザインが施された車両(2両1編成)が世田谷線を走行します。開催期間:2023年2月22日(水)~8月31日(木)予定運行情報:車両毎の運行スケジュールは公表いたしません。また、日によって運休の場合がございます。≪世田谷線散策きっぷ≫40周年を記念したオリジナル図柄の散策きっぷを発売します。2023年3月18日(土)販売開始販売場所:世田谷線三軒茶屋駅、下高井戸駅 各窓口販売時間:初電~終電販売枚数:300枚 ※完売次第終了販売価格:大人380円(小児用はございません)≪デイリーポータルZでの記事掲載≫2023年3月から8月までの間に、テーマを分けて記事を掲載します。テーマ1:「タマ&フレンズ」関係者インタビューと懐かしいグッズの歴史紹介テーマ2:東急世田谷線コラボレポートテーマ3:うちのタマを探せ?タマと仲間たちに似た猫を探すユーザー参加型企画※上記テーマは予定となります。≪駅壁面装飾企画≫世田谷線の複数の駅で、駅構内壁面に「タマ&フレンズ」のキャラクター装飾を行います。二次元コードを配置し、限定コンテンツを取得できる企画も実施予定。開催時期:2023年ゴールデンウィーク頃の実施を予定。二次元コード施策については内容未定。詳細は決定次第「タマ&フレンズ公式サイト」にて発表します。■タマ&フレンズとは1983年に誕生した「タマ&フレンズ~うちのタマ知りませんか?~」は株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツのオリジナルキャラクターです。雑貨シリーズの発売当時、突然いなくなった飼い猫を探すポスターが商品デザインとして起用されるという、新鮮なコンセプトで人気を博しました。その後、雑誌や映画、アニメシリーズなど活躍の幅を広げ、2020年には擬人化アニメ「うちタマ?!~うちのタマ知りませんか?~」がフジテレビ「ノイタミナ」で放送。豪華な声優陣のキャスティングとともに大きな話題を呼びました。長きにわたり愛されている「タマ&フレンズ」は、2023年に40周年を迎えました。タマ&フレンズ~うちのタマ知りませんか?~▼タマ&フレンズ公式サイト ▼公式Twitter三丁目のタマ町内会 ▼公式Instagram3丁目のタマ町内会 ■東急電鉄 世田谷線とは世田谷線は東急線唯一の軌道線です。三軒茶屋から下高井戸まで10駅、およそ5kmの区間を結ぶ世田谷線は、名前が表す通り始発から終点まで全て世田谷区内で完結する路線です。最高時速40kmののんびり走る電車で、始発から終点まで乗っても所要時間はわずか約18分です。のんびり走る光景は街の一部で、電車に乗れば運転席を隔てるガラスなどもなく乗務員との距離感もとても近く、お客さまにも地元の皆さまにも親しみを感じていただけるのが特徴です。 ■ご掲載に関してのお願い「タマ&フレンズ」の名称を記載する場合には下記のクレジットを表記ください。(C)Sony Creative Products Inc.のるるんの画像を使用の際は、下記のクレジットを表記ください。東急線キャラクター のるるん※ラッピング電車の運行情報についてはお問い合わせを受け付けておりません。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月22日東急電鉄の東急東横線、東急田園都市線、東急世田谷線のSDGsトレイン内に、「WEラブ赤ちゃんプロジェクト×世田谷区」のポスターが5月31日まで掲示されています。電車やバスで赤ちゃんが泣いてしまうと、つい焦ってしまったり、到着地点へたどり着いていないにもかかわらず、下車してしまったり…。そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。WEラブ赤ちゃんプロジェクトは、立ち上げ当初の2016年から、電車内に「赤ちゃん泣いてもいいよ!」とポスターが貼ってあったり、「泣いてもいいよ!」ステッカーを貼っている人がいたらきっと救われるママやパパがいるのではないかと考え、チャレンジを続けてきました。賛同コメントにも「電車やバスに貼って欲しい」という声をたくさんいただいていましたが、世田谷区とのコラボレーションにより、ついに実現することができました。応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。実際に電車内に掲載されている様子今回SDGsトレインに掲示されているポスターは、東京都で唯一プロジェクトに賛同している世田谷区とのコラボレーションです。ポスターが掲示されている3つの電車は都内だけでなく、沿線沿いすべての駅を通過し、「WEラブ赤ちゃんプロジェクト×世田谷区」の思いを乗せて走っています。コロナ禍でお出かけする機会が減ってしまった今、電車やバスに乗って出かけることがどれだけ幸せだったのかと感じる方も多いと思います。特にこの1年で世の中は急速に変化してしまい、元気な子どもたちと気兼ねなくでお出かけができず、親子でストレスを抱えてしまいがちです。だからこそ、いつか何も気にせず電車やバスに乗ってお出かけできる日がきて、そこに元気に泣いている赤ちゃんがいたら「泣いてもいいよ!」「温かく見守っているよ」そんな気持ちをWEラブ赤ちゃんプロジェクトのステッカーに込めて赤ちゃんにとエールを送っていただけると嬉しいです。そして、ぜひWEラブ赤ちゃんプロジェクトのサイトに投稿された8000件を超える応援コメントをぜひ読んでください! ママやパパだけでなく、赤ちゃんへの応援メッセージもたくさんあり、どれも胸が温かくなるものばかりです。また、世田谷区限定のキーホルダーやステッカーは、区内で配布中です。ぜひこの機会にコラボグッズを手に取ってくださいね。 WEラブ赤ちゃんプロジェクト×世田谷区
2021年05月19日goodroomのスタッフが住んで本当に良かった街を紹介する連載。20回目に今回ご紹介するのは、東急世田谷線の走る街「松陰神社前」です。 ノスタルジーな雰囲気の残る、商店街の様子 「松陰神社前」という、ちょっと変わった駅名の由来は、ここがあの幕末の教育者であり、思想家でもある、吉田松陰を祀る神社があることからきています。吉田松陰は、松陰の門下生であった高杉晋作、伊藤博文等によって、ここ、世田谷若林の地に改葬されたといいます。 駅からおよそ5分の距離にあるこの神社は、比較的新しい造り。勉強熱心だったという吉田松陰にあやかる、合格祈願の神社として、地域内外の人が多く訪れる場所となっています。 松下村塾のレプリカも。当時の雰囲気を少しでも感じたい方にはおすすめ。 そんな松陰神社前駅。実際に歩いてみて、どんな街なのかを探ってみました。 世田谷線とバスを活用する松陰神社前駅を走る東急世田谷線は、三軒茶屋と下高井戸駅をつなぐ、ちょっぴりローカルな電車です。2両構成の小さな電車は、「上町」、「山下」などの世田谷区の住宅街を走り抜けていきます。 コロンと丸い車両がかわいい、東急世田谷線 三軒茶屋に出て田園都市線に乗り換えれば、半蔵門線との直通運転で大手町方面へ行きやすく、下高井戸駅へ行けば京王線に乗り換えて新宿方面へ行きやすい。松陰神社前は世田谷線の中でも三軒茶屋寄りの駅なので、そのあたりを考慮したほうが生活はしやすいかもしれません。もうひとつ、重要な交通網があります。それが都バス。駅から商店街を南に抜けると、世田谷通りという大きな通りがあります。ここは、渋谷行きのバスが昼間は数分おきに来るため、ほとんど待たずにバスに乗れるのが魅力。朝の道路状況にもよりますが、三軒茶屋で乗り換えることなく渋谷へ行きたい方は、バスを活用したほうが便利そうですね。 松陰神社前駅の賃貸を探す*一人でも行きやすいお店が豊富松陰神社前を歩いていると、商店街の中だけでも多数の飲食店があります。しかもどこもおしゃれで、洗練された外観。もちろん、昔ながらのお店もあったりして、古さと新しさがうまく共存している街だなぁと感じます。 駅前のおしゃれな飲食店が集まる一体。昼間から活気がありました。 「食堂めぐる」は、元は50年以上営業していた美容室を改装してつくられた、食堂。体を気遣う家庭料理が魅力で、店主の女性がやさしく迎えてくれるお店です。 次に訪れたのは、駅の目の前にあり、松陰神社にあやかって「STUDY」と名付けられた地域密着型大衆食堂。 店内では家族連れから、ご年配の女性たち、一人の方まで様々な方が食事やお茶を愉しんでいました。野菜をたっぷりつかった定食メニューが豊富なので、仕事帰りにご飯を食べたいときに一人でふらっと行って、ほっと一息。そんな使い方ができそうなお店です。 野菜も豊富なメニューが多く、健康的な料理ばかり。 こんな風に、カウンターでお店の人と会話ができたり、女性一人でふらっと入っても大丈夫そうなお店が、松陰神社前には多いなぁと感じます。 松陰神社前駅の賃貸を探す*まるで「駅ナカ」。暮らしの小さな起点に出会う場所「松陰PLAT」松陰神社前駅からたった数十メートルほどの距離にあるのが、「松陰PLAT」。築50年以上の木造アパートをリノベーションしたこの建物は、1階が4区画、2階は5区画に分けられて様々な店が集まっています。 日本や北欧の雑貨を取り扱うお店や、枝物を多く取り扱う花屋、子どもの声が絶えず聞こえる絵本屋。ギャラリーもあって、イベントも定期的に行われているようです。中でも2階の一番奥にあるカフェ「タビラコ」は、世田谷線を見下ろしながらのんびり時間を過ごせる居心地のいい場所。 窓を通り抜ける風がとても気持ちの良い場所でした。 一人でも、友人が遊びに来た時も、窓側の席に腰を下ろして世田谷線のゆっくりとした電車の走る音を聞きながら一息つく時間は、きっと格別です。 生姜とスパイスをたっぷり使ったジンジャーティーをいただきました。 「プラットホームの延長で、駅ナカにあるお店のように身近で気軽に利用できるように」という想いを込めて作られた、新しい施設。店の方も皆さん気さくで、この場所でお店をやっていることを心から愉しんでいる方ばかり。新しい発見と、「松陰神社前らしさ」を感じられるスポットです。 *駅前にある個性豊かなお店が集まった一体では、土曜の昼から、地域の方が集まり談笑している姿も見られました。ほかにも、女性たちが集まってワークショップを開催しているお店も。ノスタルジーでありながら、洗練されたお店も多くでき始めているこの街は、単なる観光で訪れる人だけでなく、地域の方がこの街での暮らしをとても愉しんでいるような、そんな空気を何度も感じました。せっかく人生のある一時を、どこかの街に根をはって暮らすのであれば、その街の歴史に触れたり、詳しい人と仲良くなったりできたら、きっと生活の充足度があがるだろう、と日ごろから私は考えています。1日仕事を終えて、寝に帰るだけの場所、として住むよりは、一歩踏み込んで街の人と関わって暮らしてみたい。そんな暮らし方をもしあなたが求めているのであれば、ここ松陰神社前はぴったりですよ。ぜひ、一度週末などに足を運んでみてくださいね。 松陰神社前駅の賃貸を探す*松陰神社前駅の住み心地って? 実際に松陰神社前駅に住んだことのある人に、聞いてみました!・駅前の商店街がいきいきとしており、小さい駅ながらも有名なパン屋やフレンチ、ケーキ屋さんから定食屋等が揃っているため、食べ物に困ることがない街だと思います。・世田谷区役所の最寄り駅でもある為、お年寄りから子供まで融合している街と感じています。公園等も多く、駅前が商店街の為、比較的夜道も明るい場所が多いです。・東急世田谷線は東急田園都市線等とも接続していて終電等には便利ですが、朝の通勤ラッシュ、特に雨の日の満員電車具合はかなりひどいです。距離が短いのでがまんするしかないとは思いますが、スーツケース等持っての乗車は時間をずらさなければ難しいです。・住宅街が多く、とても静かな町ですが若者が遊べるような施設などはあまり見当たらないので、近くの三軒茶屋駅まで足を延ばすことがあります。 松陰神社前駅の街データ利用可能な沿線:東急世田谷線家賃相場:ワンルーム・1K・1DK/7.76万円、1LDK・2K・2DK/11.94万円、2LDK・3K・3DK/18.47万円物価の高さ:★★★★☆治安の良さ:★★★★☆子育て環境の良さ:★★★★☆ *出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年10月12日どこからともなくにおい立つ草木の香りに、ふと過ぎる微かな思い出。記憶が香りをたどっていくと、感覚がすっと研ぎ澄まされていく。花のある繊細でひそやかな日々を届けることが、「duft」のコンセプトです。「duft」には町のお花屋さんではあまり見かけない、珍しい種類の草花が並びます。名前を知らない目新しい花々。見たことがないはずなのに、その香りはなぜか懐かしさを帯びています。むずがゆいような、そして心地良いような、不思議な感覚が「duft」には漂います。このお店のオーナーである若井ちえみさんは、独立して3年ほど。「花屋」という仕事を選んだ若井さんのストーリーをうかがいました。花屋が仕事になった理由若井さんは、北海道出身。地元に住んでいた時はまだいろいろな仕事に興味がある年頃で、花屋は掛け持ちして働いていたアルバイトのうちの一つでした。この頃は、花屋として生きていくことは思い描いていなかったといいます。唐突に転機がやって来たわけではなく、アルバイトとして仕事を続けているうちにその興味が深まっていったそう。花と花、色と色との組み合わせ。お客さんと会話しながらつくるアレンジメントやブーケ。少しずつ花屋という仕事に惹かれはじめ、自然と花と生きることが心に決まりました。外からの刺激を求めて選んだ拠点花屋になろうと決めた後、若井さんはその拠点について考えます。このまま北海道で花屋をする選択肢と、地元以外の場所で働くという選択肢。働く場所を選ぶことができる時代だからこそ、悩む日々が続きました。そのうちに、「店頭で花を売る」という販売の仕事だけでなく、ディスプレイを飾ったり撮影にも携わるようになり、仕事の幅広さや可能性を実感します。「外から受ける仕事でしか得られないものもある。それならば東京で。」そして、迷っているくらいなら上京してしまおうと、決意が固まります。もっといろいろなスタイルの花屋を見てみたいという気持ちも膨らみ、挑戦することを選んだ若井さん。この時、ちょうど25歳。新しい世界へと踏み出した瞬間でした。ポリシーを持って向き合うシチュエーションを大事にしたいので、アレンジの作り置きをしないのがポリシー。花は、「どんな場所に飾るのか」によって見え方が変わってくるからだそうです。贈る相手、生ける花瓶、好みなど、シチュエーションを一番に考えれば、たとえ花一輪でもその魅力は伝わります。目的を決めつけてしまわず、目の前の人と一緒に作り上げること。花を飾ったり贈ったりするシチュエーションを楽しんでもらう配慮も、大切な心がけの一つ。空間を大切にしたい、ギャラリーのようなイメージでギャラリーや美術館が好きな若井さん。お店づくりでは、花のある「空間」を見てもらうことを意識しているそうです。「たくさんなくてもいいんです。自分が素敵だな、いいな、と思った花1つだけでも。そのたった1つを見てもらうためだけに存在するかのような空間づくりを目指しています。」たとえ花を飾る場所や環境がどんなところであったとしても、「空間はその場所に左右されないこと」が重要と若井さんは言います。主役である「花」の個性を、どう活かせば見てもらえるか、日々試行錯誤。より魅力的に見せる方法と空間を模索しています。草花に込める想い「duft」はドイツ語で、「香り」という意味があります。「雨にぬれた草木のにおいで夏のはじまりを思ったり、街路樹の香りで秋を感じたりすることがあるように、お店でも花の香りやにおいで季節を体感してもらえたら。」毎日慌ただしくても、花の香りが心を落ち着かせることもあります。普段はしまい込んだ甘酸っぱさや切なさの感情が、呼び起こされることもあるでしょう。香りからふと何かを思い出す瞬間こそ、人の気持ちが動く時なのかもしれません。花のある日々、深呼吸して香りを楽しむ「一番好きな花はありますか?」という質問をすると、若井さんはちょっと困り顔に。「花屋として年月が経つほどに、もっと花が好きになっていきます。その時々のマイブームはあっても、どれが一番好きかは選べないです。本当に、ぜんぶ好きだから。」エキゾチックな雰囲気の中に、確かな芯を持っている若井さん。その言葉一つひとつが、力強く明るくて真っ直ぐ。だから、とても魅力的。だれかのために、自分のために。明日は「duft」で、花を選んでみませんか?duft(ドフト)〒154-0017 東京都世田谷区世田谷4-13-20 松陰PLAT #B13:00 – 19:00 不定休東急世田谷線「松陰神社前駅」徒歩1分東急バス・小田急バス「松陰神社前」徒歩5分
2019年06月23日のどかな雰囲気で散策にもぴったりな、世田谷線の松陰神社前駅周辺。商店街から少しはずれたところにある〔1mmmarket〕は、ヨーロッパの雑貨や文房具などを販売するお店です。選び抜かれたアイテムの数々は、機能性はもちろんのこと、インテリアにも合わせやすいデザインのものばかり。そこで、お店の様子とともに、この年末年始の書斎整理にぴったりのアイテムをご紹介します♪おしゃれな文具と雑貨のお店〔1mm market〕とは?今回、訪れたのは、世田谷線の松陰神社前駅から徒歩約2分の場所にある、文具と雑貨のお店〔1mmmarket〕。「特色のある文具や雑貨を買うために、わざわざ大きい街に行かなくてもいいように」と、のどかで明るい雰囲気の松陰神社前駅にお店を作ったそう。お店では、日本ではなかなか見かけない世界各国の輸入文具や北欧雑貨、かわいいけれど大人が使いやすいメイドインジャパンの雑貨など、こだわりのセレクトアイテムを取り扱っています。〔1mmmarket〕の1mmには、定規の1mmという意味があると同時に、文具や雑貨を通して生活のセンスを少しずつ変えていくという意味があるそう。インテリアをセンスのいいものに変えていくのは大変でも、気軽にセンスアップできるのが文具や雑貨のいいところ。シンプルでありながら、文具や雑貨好きにはたまらない遊び心あるアイテムがそろいます。大変な書類整理も楽しくできる♪ おすすめ卓上収納グッズ年末年始は書斎やデスクのまわりを整理をしたいけれど、なんだか気分が乗らない……という方も、お気に入りの文具を取り入れれば気分も上がるはず。そこで、〔1mmmarket〕で見つけたおすすめアイテムをご紹介します♪《カードストッカー L》1,944円(税込)いつのまにかたまった名刺の整理が大変……という方におすすめなのが、こちらのレトロな雰囲気のカードケース。約600枚の名刺を収納できます。《HIGHTIDE ストレージキャディ S》734円(税込)ペンやふせんなどの小物がまとまらないという方は、こちらの《HIGHTIDEストレージキャディS》もおすすめ。重ねて使える上に、持ち運びもしやすい卓上収納におすすめのアイテムです。《EXACOMPTA 2穴レバーアーチファイル》幅70mm 972円(税込)書類の整理をしたいけれど、事務用のファイルがインテリアに合わない……という方におすすめなのが、こちらのフランス製のリングファイル。落ち着いた色合いのシンプルなデザインがすてきです♪ファンにはたまらない! 種類豊富なムーミングッズ《ツバメノート MOOMIN 正方形/無地/30枚》378円(税込)〔1mmmarket〕ではムーミンをモチーフにした文具や雑貨も豊富。こちらのノートはムーミンの絵柄が表紙の〔ツバメノート〕とのコラボアイテム。形も正方形でめずらしく、人気のノートだそう。左上から《メッセージカード スナフキン》432円(税込)《Martinex ムーミンの紙製トランプ》1,512円(税込)《HIGHTIDE キーホルダー》1,080円(税込)左下から《HIGHTIDE フェルト製しおり》864円(税込)《SHOWROOM FINLAND モバイルストラップ》1,296円(税込)《MOOMINブックマーカー》972円(税込)《APRILMAI 白樺製キーリング》972円(税込)他にも、お店にはさまざまなムーミングッズが。原作のアイロニカルな雰囲気を持つアイテムをセレクトするようにしているそうです。これはムーミン好きにはたまりません♪あると便利なデザイン文具手前《drop around Copy Paper》604円(税込)奥《drop around 複写式の領収書》496円(税込)デスク周りに置く小物は、実用性とデザイン性を兼ねたアイテムを置きたいもの。こちらの《droparoundCopyPaper》は、領収書のような形をした、転写式のメモ帳です。アイデアを誰かと共有したいときに活用できそうです。シンプルなデザインが魅力の《droparound複写式の領収書》も、領収書を書くことがある方にはおすすめです。《PAPER CLIPS》324円(税込)こちらのクリップは、1900年代初頭に欧米で製造、使用されていたペーパークリップを日本の職人の手によって復刻したもの。こちらのクリップの形が、どことなく猫の顔の形に見えると人気なのだとか。《FABER-CASTELL デザインブラシ》1,080円(税込)こちらのドイツ製のデザインブラシは、もともと製図用に作られたもの。卓上のゴミやキーボードを掃除するときにぴったりのアイテムです。温もりを感じる木の持ち手と、コシがありながらも柔らかい山羊毛のブラシで使い勝手も良く、インテリアにも映えること間違いなしのデザインです。〔1mm market〕で掘り出し物の文具と雑貨を見つけようじっくり見れば見るほど「こんなものが欲しかった!」というアイテムに出会える〔1mmmarket〕。シーズンごとに品ぞろえも変わり、新しいアイテムにも出会えるので、定期的に訪れたくなるお店です。松陰神社を訪れたときは、ぜひ立ち寄ってみましょう♪【店舗詳細】●住所:東京都世田谷区世田谷4-13-18●アクセス:東急世田谷線「松陰神社前駅」徒歩2分●電話:050-3450-9515※営業日時はウェブサイトでご確認ください。〔1mm market〕ウェブサイトはこちら
2018年12月22日9つの小さな雑貨店が1箇所に入る〔松陰PLAT〕は、世田谷線の松陰神社前駅からほど近い場所にある、お散歩途中にぷらっと立ち寄るのにぴったりの施設。2016年に築50年のアパートを改築して誕生し、どこか学校のような雰囲気の佇まいも魅力的です。そんな〔松蔭PLAT〕の魅力と、注目のお店をご紹介します♪松陰神社前駅から徒歩1分!ぷらっと寄れる〔松陰PLAT〕とは?〔松陰PLAT〕外観東急世田谷線は、東京都内にある路面電車。下高井戸駅から三軒茶屋駅を結ぶ、約5km・10駅の短い路線です。なかでも三軒茶屋駅から5分の松陰神社前駅の周辺は、ローカルな雰囲気を楽しめる街として人気。駅を挟んで南北に伸びる商店街には個人経営の商店も多く、カフェや焼き菓子屋、古書店などすてきなお店がならびます。のんびりとお散歩するのにぴったりな松陰神社ですが、商店街だけでなく駅周辺にもすてきなお店がいっぱい。そこで今回は、雑貨店やフラワーショップ、食料品店、カフェ、アトリエなど、生活に関わる個性的な9つのお店が入る複合施設〔松陰PLAT〕に注目。「PLAT」という名前の通り、プラットホームの延長で駅にあるショッピングモールのように身近で気軽に利用でき、地域の人が集まるコミュニティスペースとしても親しまれています。駅からも目と鼻の先にあるため、1人はもちろん、友達や家族連れでも思わず立ち寄りたくなる〔松陰PLAT〕。一体どんなお店が入っているのでしょうか?注目のお店を3つご紹介します!1F 絵本屋〔えほんのみせ ぱっきゃまらーど〕階段側から建物に近づくと、フロアマップが描かれた黒板を発見。9店舗の場所や営業日、営業時間はここで確認することができます。すぐ隣には黄色い壁がかわいらしいお店が。さっそく中を覗いてみましょう!〔えほんのみせ ぱっきゃまらーど〕内観中に入ると、絵本や児童書がずらり。ここ、〔えほんのみせぱっきゃまらーど〕は、絵本と児童書を取り扱うお店。店内には読書スペースもあり、購入した本はここで読むこともできます。〔えほんのみせ ぱっきゃまらーど〕内観お店には近年人気の絵本はもちろん、大人になってもくり返し読み返したくなるような絵本や児童書がそろいます。「1冊読んだ感想というのは、すぐに出てくるものじゃなくて何年も先にあるんですよね。自分が大人になってからももう一回読みたいなとか、読ませてあげたいなと思う絵本や児童書が、やっぱり心を豊かにさせてくれていると思います」と店主のやまもとさん。ここに来れば自分の心に残る大切な絵本や児童書を再発見できるかもしれません。●営業時間:火・木・土・日11:00〜18:00/水・金14:00〜18:00●定休日:月曜日〔えほんのみせ ぱっきゃまらーど〕Instagram 北欧と和のセレクトショップ〔POLARIS by SCANDEX〕〔POLARIS by SCANDEX〕内観続いて1Fの奥の方に足を運ぶと、ナチュラルな雰囲気がすてきな雑貨屋さんを発見!こちらは〔POLARISbySCANDEX〕というお店で、北欧のデザインや機能性にすぐれたアイテムや、日本のいいものや食材などを集めたセレクトショップです。「“ものを大切にする精神”が北欧と日本に共通しているところだと思います」と店主の方の言うとおり、どれも生活の中で大切に使いたくなるような、すてきな日用品ばかり。プレゼント用にこのお店を利用する方も多いそうです。〔POLARIS by SCANDEX〕内観なかでも人気のアイテムは、日本のファッションブランド〔ミナペルホネン〕の食器類なのだとか。冬はフィンランドから入荷した暖かいルームソックスやブランケットなど、季節にあった雑貨にも出会えますよ♪●営業時間:11:00〜19:00●定休日:原則水曜日〔POLARIS by SCANDEX〕Instagram 国内外の生活雑貨〔onando〕続いて、2階のお店を見てみましょう!黒板に描かれたサインや階段の作りも、個性的でかわいいです。〔onando〕内観2Fで見つけたのは、器とアクセサリーを中心に、作家ものや海外の輸入ものなどさまざまなジャンルのアイテムを取り扱う〔onando〕というお店。「作家の知識がなくても、作品との出会いから作家さんのことを知っていけるんです」という通り、思わず手にとってみたくなる作品がたくさん。お納戸で掘り出し物を見つけた時のような、うれしい発見があるお店です♪〔onando〕内観ひとつひとつ作家さんによって丁寧に作られた食器たち。他には無い個性的な色使いや柄のものが集まっています。作家さんの個展も年に数回開催されているそう。告知はInstagramでチェックしましょう!●営業時間:12:00〜19:00●定休日:不定休※公式インスタグラムで随時更新〔onando〕Instagram地域の人も、おでかけで来た人も。〔松陰PLAT〕でほっと一息のどかな雰囲気の松陰神社前で、お散歩がてらぷらっと立ち寄れる〔松陰PLAT〕。ゆったりとした気持ちで気になるお店をのぞいてみれば、モノやヒトとのすてきな出会いがあるかもしれません。【松陰PLAT施設概要】●住所:東京都世田谷区世田谷4-13-20●アクセス:東急世田谷線「松陰神社前」駅から徒歩約1分〔松陰PLAT〕HP
2018年12月06日古き良き江戸に思いを馳せる、和モダンな空間が魅力「蕎麦石はら」の外観は、一見して蕎麦屋とわかる和のたたずまいが魅力。中に入ると暖色の明かりが照らす、和モダンな空間がひろがっています。カウンター席、ソファ席、ボックス席など客席のタイプも豊富なので、自分がくつろげるスタイルで食事を楽しむことができます。喫煙は21時以降、カウンター席でのみ可能です。蕎麦までたどり着けない?絶品の蕎麦前が楽しめる「蕎麦石はら」の大きな特徴は、江戸っ子が愛したという「蕎麦前」が楽しめることです。蕎麦前とは、はじめにつまみや肴などと一緒に酒をたしなみ、最後に蕎麦でしめる食べ方のこと。「蕎麦石はら」にはだし巻き卵や天ぷらの盛り合わせ、刺身といったおつまみが充実しており、粋な蕎麦前が楽しめるようになっています。ちなみに「蕎麦石はら」のつまみや肴は、リピーターから「おいしすぎて蕎麦までたどりつけない」と言われるほどの逸品ぞろい。お腹と相談しながらお召し上がりください。まずはこの一品。お店の名物「せいろ」「蕎麦石はら」に来たら食べておきたいのが、石臼挽きの手打ち蕎麦が楽しめる「せいろ」(850円)。全国の蕎麦の実をほどよくブレンドした味わいは、香りのよさとコシがたまらないと評判です。味のおいしさはもとより、豊富なアミノ酸が含まれている蕎麦は健康食としても最適。健康に気を遣いたい人にもおすすめのメニューです。「鴨肉入り坦々風つけめん」など、創作蕎麦も豊富普通の蕎麦では少し物足りないという人は、「鴨肉入り坦々風つけめん」などの創作蕎麦がおすすめです。風味豊かな蕎麦の味に加えて、季節ならではの旬の食材が楽しめるのが「蕎麦石はら」の創作蕎麦の大きな魅力。季節ごとに新しい創作蕎麦がメニューに並ぶため、訪ねるたびに新しい味を楽しむことができるところもポイントです。酒と肴と蕎麦がたっぷり楽しめる名店「職人がこだわりをもって作る蕎麦とお酒と料理を、心ゆくまで楽しんで欲しい」このようなコンセプトをもとに経営されている「蕎麦石はら」は、若者からお年寄りまで、幅広い客層が訪れる名店として人気を集めています。ランチや飲みなど、さまざまなシーンで活用できるお店なので、一度味が気に入ればリピーターになること請け合いです。「蕎麦石はら」は、東急世田谷線松陰神社前駅から徒歩5分の立地にあります。正月を除いて年中無休のお店なので、年越し蕎麦を楽しめます。今年の大晦日は、「蕎麦石はら」の蕎麦でしめてみてはいかがでしょうか。スポット情報スポット名:掌庵 蕎麦 石はら住所:東京都世田谷区世田谷1-11-16電話番号:03-3429-6227
2018年08月09日実力派のオーナーによる激戦区屈指のパン屋パン屋の激戦区で名高い世田谷区。そんな地域で不動の人気を誇るパン屋「Boulangerie Sudo(ブーランジェリースドウ)」。オーナーのスドウさんと奥様の2人で経営しているお店は、東急世田谷線の松陰神社前駅のすぐそばにあります。清潔感のある広々とした店内にはカラフルなデニッシュをはじめ、オーソドックスなパンやジャム、焼き菓子がずらり。どれにしようか迷ってしまいそうです。イートインスペースもあるので、買ったパンをすぐに味わうこともできます。予約は1ヶ月待ち! 大人気のふわとろ食パンお店に着いてすぐにチェックしたいのが、ふわとろ食感が病みつきになる人気看板メニューの食パン。当日購入も可能ですが、開店直後に当日販売分はすぐに売り切れてしまうのだとか。数々のコンクールで受賞経験のある実力派の2人が生み出す絶品パンは、近所のお客さんはもちろんパンマニアの心をガッチリ掴んで離しません。贅沢スイーツパンに舌鼓予約必須の食パンはもちろん、一度は味わいたいのがスイーツパンの数々。「洋梨のデニッシュ」(350円 税抜)は、バニラと洋梨のリキュールに漬け込んだイタリア産の洋梨とパティシュールがサクサクのデニッシュと絡み合います。甘酸っぱい洋梨とパティシュールのまろやかさが贅沢なスイーツパン。「ショコラフランボワーズ」(450円 税抜)は、濃厚なチョコレートと爽やかなフランボワーズが奥深い味を生み出します。濃いめのコーヒーとあわせてじっくり頂きたい、特別な一品です。カリカリのラスクも絶品ルヴァン種を使用した「厚切りのフィグペカンラスク」(400円 税抜)も絶品。カリッとした食感のあとに、自家製バターのふんわり甘い風味を感じられます。モーニングはもちろん、お土産にも喜ばれそう。おいしいパンを日々生み出してオーナーの須藤氏は、数々の有名店で修行をし、過去に多くの賞を受賞した実力派のシェフ。一緒にお店を営む奥様も様々な受賞経験のある熟練の職人です。「素材や気温、湿度が日々変化する中で“おいしいパン”を作り続けるのは難しいこと。どんな環境であってもブレない品質のパンを作り続けたい」とオーナーの須藤さん。松陰神社前で人気のパン屋さん「ブーランジェリースドウ」。長年の経験から生み出される創意工夫に富んだパンだけでなく、ジャムや焼き菓子なども見逃せません。文/おゝしろ実結スポット情報スポット名:Boulangerie Sudo住所:東京都世田谷区世田谷4-3-14電話番号:03-5426-0175
2017年09月08日子どもたちが夏休みまっただ中の8月4日、世田谷線松原駅すぐにある「せたがやこども食堂 みっと」でこども食堂が開かれました。こども食堂は、普段は一人で食事をしている子どもたちを集めて、“みんなで”食事ができるような場と食事を提供する活動です。以前紹介したNTTドコモの出前ポータルサイト「dデリバリー」が協力しているとのことで、伺ってきました。世田谷のこども食堂で夏休み特別ランチパーティーがはじまる!東急電鉄世田谷線松原駅から徒歩1分。のどかな街並みの一角にある小さなレンタルスペースで「せたがやこども食堂みっと」は開かれています。毎月2回、15時から20時まで子どもたちが自由に集まり、みんなで食事。子どもは無料、大人も300円でスタッフによる手作りの家庭料理を食べることができるそうです。今回は夏休み期間に特別開催した「おまけのみっと」を開催。いつもより早い12時にオープンし、dデリバリーで注文したピザやフライドチキン、ポテトなどのパーティーメニューを用意していました。カラフルなピザやポテトは子どもたちにも人気のメニュー。「夏休みだけど集まるかな〜?」とみんなで話していると、子どもたちが一人二人とだんだん集まってきました! アットホームな雰囲気のスペースは気づけば満員。食事を通じて縮まる距離。飛び入りも大歓迎のオープンなスペースこの日やってきたのは、常連の男の子数人のほかに、「今日が初めて」という子どもが6人。ニューフェイスを迎えて賑やかなこども食堂になりました。お母さんと一緒に来た幼い兄妹もこども食堂は今日が初めて。近所に住んでいて通りかかるたびに気になっていたそうです。温かい食事を食べてもらいたいとの思いで数回に分けてデリバリーされてきたパーティーメニューはあっという間にみんなのお腹の中へ。ピザやポテトはやはり子どもたちに人気のメニューのよう。普段、小学生たちと関わる機会のないメオトーク編集部メンバーも、子どもたちと一緒にdデリバリーのランチを堪能させてもらいました。みんなで食べるごはんはおいしい!各皿に好きなピザやポテトを載せるビュッフェスタイルニューフェイスが多かったこともあり、最初はスタッフもこどもたちもちょっと緊張した面持ちでしたが、一緒に食卓を囲んでいるうちにあっという間に打ち解けた空気に。楽しい食事の時間は心の距離も縮めるようです。ある小学4年生の男の子はこの日が初めてでした。夏休み中、お母さんは働いているので、一人でお昼ごはんを食べることが多いそう。でも、「やっぱり1人で食べるのは寂しい」とこの日、一人で来てくれたそうです。幼い弟たちのことや通っている塾のことなど、たくさんお話してくれました。なかなか大人に悩みを相談できないという子どもたちも多いようですが、親でも先生でもないこども食堂のスタッフには食事を通じて心を開いて話せるのかもしれません。子どもたちから話を聞いていると、それぞれの家庭の事情が見えてくることもよくあるそうです。パーティーはまだ終わらない! スペシャルなお楽しみ企画も食事のあとにもお楽しみ。この日はなんと、シルバニアファミリーや野球盤など長く愛されるおもちゃを製造・販売しているエポック社がおもちゃを提供してくれました!懐かしい野球盤やシルバニアファミリーの人形に大人も一緒になって大盛り上がりしました。一緒に食事をした後ということもあり、こども同士も打ち解けて一緒に遊んでいました。ひたすらボタンを押すだけというシンプルなゲームに大人も子どもも熱中。初めて見る子も多い野球盤。世代を超えて男同士で盛り上がっていました。不安定なアイスクリームタワーにみんなで一喜一憂。ママ世代には懐かしいシルバニアファミリーも。こどもたちもNTTドコモの社員さん、みっとスタッフ、学生ボランティアの方々など多くの大人とおもちゃで遊べて満足そうでした。イベントの終了時間になると名残惜しそうにとどまりたがるこどもの姿も。地域のこどもを”ゆるく”見守るこども食堂の役割とは「今日はいつもと違った企画でこどもたちが大人と一緒に楽しめてよかったです」と語るのは みっと代表の村上由美さん。開設した当初、みっとが運営されているのは世田谷の中でも行政支援対象家庭が比較的少ないとされている地域だったため、「子ども食堂になんて誰も来ない」と言われたそうです。しかし、近隣の小学校や中学校にちらしを配布して呼びかけると、少しづつ食べに来るこどもが増加。村上さんの暮らしている地域にもいろいろな事情で、ご飯を一人で食べている子どもが多くいることがわかり、こども食堂をやろうと決めたそうです。「助けを必要とする人たちはこういう活動、場所があることを知らないケースが多いんです。でも、こども食堂に行ったこどもから『楽しかった』という感想が親に伝わると、さらに保護者間で情報が広まって、次回はお友達を連れてきてくれることもあるんですよ。そんな風に広がっていって、本当にこども食堂を必要とする家庭にも情報が届けばいいなと思っています」(村上さん)こどもたちがいつまでも帰りたがらず何度も来るのは、きっと彼らにとってここが居心地のいい居場所だから。でも、この場所が心の拠り所になっているのは、むしろ親御さんたちのほうかも……と村上さんは言います。「月2回でも家庭料理を食べさせてくれる場所があれば、働いているお母さんたちは助かるように思います。遅くまで仕事をしている家庭では、お腹を空かせた子どもを夜遅くまで待たせるのも可哀想だし、かといって帰宅してから食事の準備をするのも大変という葛藤がありますからね」せたがやこども食堂 みっと代表 村上由美さん今後は食事を提供するだけはなく、周囲の大人との付き合いかたや将来について、子どもたちが考える場にしていきたいという思いもあるそうです。「ただ空腹を満たす場所ではなくて、こういう場だからこそ顔が見える“ゆるい”つながりを広げていけると思っています。たとえば、色々な職業に就いている大人の話を聞かせてもらえば、早くから自分たちの可能性や将来をイメージできる機会になるかもしれない。なにか辛いことがあったときにたまたま大人から聞いた話が心の支えになるかもしれない。そんな風に“子ども目線”を大切にしながら彼らにとって良い種を蒔いていける場所にしたいですね」今回はdデリバリーを運営するNTTドコモの社員さんが子どもと一緒になってゲームで盛り上がったり、メオトーク編集メンバーも食事をしながら仕事についてこどもたちから質問されたりする光景も見られました。こども食堂と聞けばどうしても貧しい家庭、孤食というキーワードが思い浮かんでしまいます。ですが、今回のイベントでは大人と子どもが食事の時間を通じて交流できる場として、こども食堂が多くの可能性を秘めていることを感じることができました。ライター所感:数年後には自分の子どもが小学生になりますが、今までどおり仕事を続けていけるのか漠然とした不安があります。地域全体でこどもを見守る、こども食堂のような取り組みがもっと日本中に広まるといいなと思いました。今回のイベントのチラシ。可愛いイラストが親しみやすい雰囲気関連記事:dデリバリーで、大切な人に”あったかい食事の時間”を贈ろう>dデリバリーでは今月からシルバニアが当たるキャンペーンを開催!>世田谷こども食堂みっとBLOG>世田谷こども食堂みっとFacebookページライター:柏木 真由子
2016年09月20日大塚食品と東急ステーションリテールサービスは9月10日、「PLAY TABLE"SANCHA SHOP"(プレイテーブル サンチャショップ)」を東急世田谷線の三軒茶屋駅改札前にオープンする。同店は、大塚食品のブランド「ジャワティ」と、東急ステーションリテールサービスが運営する駅売店「toks(トークス)」による初の新業態駅売店。「ジャワティ」は2012年から、地域に密着した食に注目し、地域ならではのおいしい魅力を楽しめるさまざまなプロモーションを続けている。一方、「toks」では、バイヤーが選んだ東急沿線で人気のパンや菓子などを販売する「おいしい沿線コーナー」を設置するなど、地域との結びつきを深める施策を強化してきた。同店では、大塚食品の「シンビーノ ジャワティストレート」や、三軒茶屋で人気のベーカリー「Richu 濱田家」のパンなどを販売。また、「toks」としては初めて、インテリア雑貨やキッチン雑貨を取り扱う。そのほか、「kirin cafe bar」の弁当・惣菜ボックスや「大國屋(おおくにや)」の和菓子、「リュバン チーズワールド」の洋菓子なども販売する。
2015年09月10日俳優の伊勢谷友介が2月27日(金)、東急世田谷線・上町駅で行われた大河ドラマ「花燃ゆ」ラッピング電車の出発式に出席。主演を務める井上真央らと共に、車両にデザインされた自身の姿に「恥ずかしいと言えば、恥ずかしいですね」と大テレだった。世田谷線沿線に吉田松陰をまつる「松陰神社」があることから、世田谷線の開業90周年を記念し、「花燃ゆ」のビジュアルをあしらったラッピング電車が、同日から5月30日(土)まで運行される。世田谷線で大河ドラマのラッピング電車が走るの初めてのこと。現在、松陰を演じる伊勢谷さんにとって、世田谷線沿線は“地元”だと言い、「学生時代は、自転車でよくこの辺りに来ていた」のだとか。これまでも松陰神社を数回参拝しているそうで、「松陰先生は自分が知り得たことを、実行に移した行動力のある稀有な人間。いまを生きる僕らにも、民間から世の中を変えられる勇気を与えてくれた」と熱弁した。自身の立ち上げた団体「REBIRTH PROJECT」を通して環境問題などにも積極的に取り組んでおり、「未来が難しい局面にあるなか、自分が得た知識から行動を起こす。松陰先生が掲げる“知行合一”をモットーにしている」と話していた。報道陣に「出発進行!」のポーズを求められると、指さし確認したり、敬礼をしたりと慣れない所作に悪戦苦闘する場面も。また、自分が写る「花燃ゆ」のポスタービジュアルに対し「僕はどこに向かって、指をさしているんでしょうね(笑)」とツッコミを入れていた。(text:cinemacafe.net)
2015年02月27日