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2018年09月21日中学進学の時にぶつかった「発達障害と成績表」の問題。出典 : こんにちは。『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』著者、楽々かあさんこと、大場美鈴です。今回は、うちの長男の中学受験の経験をもとに、発達障害のある子の進路に関する少々シビアな現実をお伝えします。うちの長男は私立中学受験という選択をしました。その理由のひとつは、学区の公立中学の支援学級・通常学級からの卒業後の進路に親子で不安を感じたからです。うちの学区の公立中学は超マンモス校。「人が多いと集中できない」長男には、通常学級では少々負担が大きいように感じられたので、それまでは、中学では支援学級進学ものんびりと考えていました。ところが、5年生の時、学区の中学の見学会で支援学級を実際に見てみると、「この支援学級を卒業した後、長男の進路は一体どうなるのだろう」という疑問に、全く答えが見えなかったのです。学区の中学の特別支援学級に在籍する生徒さんの大部分は、卒業後は、特別支援学校へ進学されるようでした。つまり、長男が希望する普通高校進学を前提とした生徒さんはその特別支援学級では見当たらず、卒業後の進路について何の情報も得られませんでした。また、小学校では柔軟に対応して頂けた、支援学級の子が通常学級でも授業を受ける「交流級」や、通常学級から特別支援学級へ、特別支援学級から通常学級へ、という「転籍」も、うちの地域の中学ではあまり行われていないようでした。学区の中学の支援学級からは「卒業以降」の普通高校進学の道がプッツリと途切れていたのです。今後、公立中学の特別支援学級から、公立高校の通級・支援学級への道が拓かれてゆく期待もありますが、うちの長男には間に合いませんでした。現在、こういった状況は地域・学校ごとで大きく違うようなので、まずは、お子さんが小学校卒業後、学区の中学の支援学級進学をご希望の場合は、早めに見学・相談等をされることをオススメします(正直、うちはかなり遅い例です)。中学の一斉公開日などもチェックしておくといいでしょう。出典 : 地域の中学の支援学級の現状に不安を感じた私が資料を調べたところ、うちの県では公立中学の支援学級から、全日制普通高校への進学率は公立・私立合わせても、わずか2%程。定時制・通信制の高校を含めて、ようやく20%弱(某県教育委員会のデータより)。「たった2%!? そんなマサカ…」と、文部科学省による全国統計「特別支援教育資料」を見ると、平成28年度の中学校特別支援学級卒業者の状況(国・公・私立計)は、支援学級在籍者19,135人に対し、「高校等」の進学者は約35%にあたる6,842人。その内、全日制の普通高校に進学した生徒が一体何人いるのかは、このデータからは分かりませんでした。特別支援教育について「特別支援教育資料(平成28年度)」|文部科学省では、特別支援学校に進学しない・できないタイプの発達障害のある子は、一体どうしているのかというと、うちの自治体では今のところ、普通高校への進学を希望するならば、中学では通常学級に在籍せざるを得ないようです。勿論、通常学級でもうまくいく場合もあるでしょう。でも、長男も私も、学区の中学の通常学級は様々な面で、彼にとってかなりハードルが高い環境のように感じていました。また、仮に公立中学の通常学級で、勉強を精一杯がんばれたとしても、高校入試に影響する中学の内申書は「学力以外」の面での評価も大きく、長男の現状では内申点はほとんど期待できません(理由は後述)。ですから、中学の通常学級から高校進学を希望しても、内申重視の傾向が強い公立・私立高校や、「内申点が○点以上から」と条件のある推薦入試は、かなり厳しくなるでしょう。それすらも、負担の大きな環境の中、「長男が中学にちゃんと通えたら」という前提での話。そして長男は「学区の中学に行くなら、おれは不登校する」と、キッパリ宣言しました…!そこで、遅まきながら、公立中学以外の選択肢を模索し始め、親子で私立学校等の見学会や説明会などに参加してみると、「自分に合った、小規模の私立中高一貫校に行きたい」と、本人が強く希望するようになりました。長男は学ぶ意欲が強く、自分の意思で決めたことなら人一倍がんばれるタイプです。でも、ここでも「成績表」の問題が。出典 : 私立中学各校の募集要項を見ると、中学受験でも、願書提出の際に成績表のコピーや調査票が必要になる場合があります(必要ない学校もあります)。ただしその場合も、内申重視の高校入試と違い、「小学校の成績表は参考程度」という私立中学も多いようです。それでも、推薦入試を行うある中学の説明会では、小学校の成績表に「最低評価が1つでもあるとダメ」「年間の欠席日数が○日以下」などの条件があると聞きました。私立中学でも成績表によって受験資格が左右される場合もあるようです。4年生までの長男の通常学級の成績は、C評価の「がんばりましょう」ばかり。そして、5年生の特別支援学級の成績評価は「言葉による表現」で記載され、「みんなと同じ」段階別の数値によるものではありません。長男の志望校の出願に必要なのは6年生の成績表なので(※5年生からの成績表が必要な学校もあります)、合格・不合格以前に、今の特別支援学級在籍のままでは、必要書類を揃えて願書を提出できるのかすら分からない状況でした。(ちなみに、「特別支援学級の言葉による評価の成績表を、そのまま受験用に提出した場合どうなるのか」は、いろいろと調べてみたものの、ほとんど前例がないようで、結局分かりませんでした…)ただし、私がネット上などで目にした「特別支援学級では、成績評価・内申点がつかない」なんて話は、本来はあってはならないことのハズです。ですが、現実的には信じがたいことに今だに「地域・学校によって、対応してもらえない場合がある」ようなのです。特別支援学級からの進学ーあまりに大きな地域差の現状|togetterうちの自治体の場合「特別支援学級の成績表は、ご希望があれば段階別の評価でも出せます」と、小学校の特別支援コーディネーターの先生はおっしゃってました。しかし、地域の受験事情に詳しい方のお話では「○○市では、特別支援学級でもお願いすれば、みんなと同じ形の評価で出すことはできます。ただし、その内容が問題なのです」とのこと。つまり、書類として揃えることは可能だけれど、いくら「成績表は参考程度」であっても、内容が殆ど「がんばりましょう」ばかりでは結局厳しいことには変わりない…のだそうです。出典 : 一見これは、「成績が悪いのは、本人の実力なのだから仕方ない」とも思えますが、特別支援学級在籍で「みんなと同じ」評価を受けるために、通常学級の「みんなと同じ」テストや宿題の提出が必要、となれば、実質本人にかなりの負担がかかります。「おれは、人が少なければ、集中できる!」と、自分のペースで学ぶために希望して特別支援学級に転籍した長男ですが、特別支援学級は授業の進度が通常学級とは違うため、そのままでは「みんなと同じ」単元のテストができません。実質、自力で相当な努力をして通常学級との進度の溝を埋めるか、毎日のほとんどを交流学級で授業を受け、同じテスト・同じ課題をこなさなくては、マトモな成績がつかない…ということになります。「自分のペースで学べばできる」「落ち着いた環境で学べばできる」という子も多い中、「○年生の○学期までにココの単元まで終わる」と学習指導要領で決められた中でしか段階別の評価ができなければ、特別支援学級でしっかり学んでも「みんなと同じ」基準での成績評価は難しくなります。つまり、現行の成績評価の仕組み自体が、特別支援学級の児童・生徒の多様な学び方に対応できていないのです。こういった「特別支援学級からの受験」の厳しい現状を、私は長男に噛み砕いて説明しました。すると彼は「じゃあ、おれ、6年からは元のクラスに戻ってがんばる」と通常学級への復籍を決意。そして、小学校の学習とは別の努力が必要な中学受験用の勉強と並行して、5年生の特別支援学級では交流学級を増やしながら全科目学年相応まで学習を進め、6年生からは通常学級で進学に備えることになりました。…要するに「個人の努力と根性で乗り越えた」のです。正直、11歳12歳の子には、かなり負担が大きかったと思います。長男の場合、本人の強い意志と興味のあることへの過集中、そして、周囲の理解・サポートで頑張れたのだと思います。でも、さまざまな課題を抱えながら特別支援学級で学ぶお子さん達に、ここまでの努力や負担を強いなければ「皆と同じ土俵にすら立てない」というのは、私は甚だ疑問です(仮に、学区の公立中学の特別支援学級に進学したとしても、高校受験の際、長男は同じ経験をしていたことでしょう)。そして、発達障害への理解・支援体制には地域・学校ごとで格差があり、その子の進路まで大きく影響されてしまう現状にも、大きな問題を感じます。こういった状況の中で、本人・親が希望する・しないに関わらず「受験を希望するなら、現実的には支援学級を選択できない」地域・学校もあるのです。とにかく、小中学校の特別支援学級からの受験を希望する場合、早めに在籍・進学先の学校や教育委員会などに、成績評価への対応についても、正確な情報を問い合わせておく必要があるでしょう。尚、論外ではありますが、万が一、在学中の小中学校で「特別支援学級では、みんなと同じ形式の成績評価・内申点は出せない」などと言われた場合や、正当に受験し合格しているにも関わらず、発達障害があることや元の在籍級を理由に合格を取り消された場合などは、障害者差別解消法違反に該当する可能性があるため、法的に対応していく必要があるでしょう。また、在籍校から受験校・進学校に提出される内申書や指導要録で、もしも、不当な評価や事実に反する記載・入力ミスなどがあり、受験資格の有無や合否、入学後の対応等に本人に不利益な影響を及ぼした可能性が疑われる場合などには、自治体に対し「自己情報の開示請求」ができます。発達障害児進学に苦悩私立中高一貫校入学辞退迫られ両親「多様性認めて」|西日本新聞(2013.6.11)内申書や指導要録を見せてほしい(ふらっと相談室)|ふらっと人権情報ネットワーク出典 : そして、「絶対行きたい!」志望中学のためにガムシャラになった長男は、小学校のテストの点も急上昇。ところが、オールCから脱出したとはいえ、実力に対して、成績評価は思ったようには上がりませんでした。それは、例え学習内容を十分理解している子や、真面目に勉強に取り組んでいる子であっても…・課題や宿題に取り組んでも、提出し忘れる。忘れ物が多い。・ノートや提出物の字が汚い。読み書きに時間がかかり、板書を写しきれない。・先生の指示を聞き逃したり、授業の準備や片づけに時間がかかる。・不器用さや局所的な苦手さ等から、体育や音楽などの副教科が努力だけではどうにもならない。・コミュニケーション面の苦手さにより、授業中の挙手の回数や発言内容が不十分。・学校自体の負担が大きく、欠席等が多くなりがち。…などの理由から、どんなに学ぶ意欲が強くても、本来の学力以外の「意欲・関心・態度」などの面で、成績評価が低くなってしまう傾向があるためだと思われます。でも、「態度」の評価が低くても、長男は決して不真面目なワケではありません。発達障害があっても、まじめな子、おとなしい子、ガマン強い子、人一倍優しい子は沢山います。そして、適切なサポート・療育や環境の工夫、または自然な成長によって、落ち着いていく子も沢山います。長男の場合、空気を読めないが故に、自習中クラスの皆が騒いでいる中でも同調せず「マジメにやってたのオレだけだった」なんてこともありました。ですから、ここでいう「態度」とは、「先生に言われたことを、言われた通りにできる力」のことなのです。集団行動に遅れたり、先生の意図を察して動けない子は評価が低くなりがちなのだと思います(親としては、書字に困難さのあった長男がノートを必死で書こうとする姿は、例え黒板を写しきれなくても、涙が出そうなくらい「意欲・関心・態度」が高いように思えますが…)。字のキレイさや挙手の回数で、「どれだけその子が学ぶ意欲を持っているのか」を、客観的に評価できるのでしょうか。また、発達障害のある・なしに関わらず、公立小の担任の先生に「中学受験への理解があるか」や、先生との関係性によって、「学力的に十分でも、厳しめに評価をつけられた」なんて話も聞き及びます。高校入試の際も、評価の甘い中学と厳しい中学での格差により、同じような学力の生徒間でも「A中学の子は推薦もらえたけど、B中学の子は内申点が足りず、〇〇高校の推薦入試が受けられない」のもよくあることでしょう。そして、先生の「内申に書くぞ」の一言が、生徒を従わせるための安易なツールとして広く普及していること自体にも、そろそろ社会全体で疑問を感じたほうがいい時期なのかもしれません。現在、学校の成績表・内申書は相対評価から絶対評価へと変わり、子ども達にプラスになった面もありますが、実質「先生の主観」に影響される部分もあり、成績表・内申書自体の客観性・信頼性・妥当性が問われています。中学校における指導と評価の一体化をめざす学習評価の在り方 -目標分析からすすめる学習展開例-(京都市総合教育センター)|国立教育政策研究所未来を拓く扉が、挑戦する前に閉ざされないために…出典 : 結局、中学受験での小学校の成績表への不安点・疑問点を、うちではどうクリアしたか、というと…まず、志望校の説明会で、私は「小学校の成績表は、どの程度合否の参考にされるのでしょうか?」と思い切って質問し、成績表は本当に「参考程度」なことを直接確認しました(ただし、「出席日数と諸活動・所見欄だけはチェックする」学校は多いようです)。また、記載内容で特に気になる点については、個別相談会で本人同席の上、成績表と普段のテストを持参し、具体的に相談していきました。また、何度も志望校の体験授業などに親子で足を運び、面接でも彼の全体像を知って頂けたので、入試本番の結果は勿論、長男のことを十分理解して下さった上で「合格通知」を頂いたもの、と思っています。(ちなみに、公立・私立問わず入学手続きには、在籍校最終学年の担任の先生が記入する「指導要録抄本(指導要録の写し。原本は在籍校保管)」が必ず必要となります。これにより、受験の際に成績表の提出が必要なくても、学籍の記録や全学年の成績評価、出席日数、所見等が記録された書類が進学先に学校経由で送付されます。)指導要録(参考様式)|文部科学省それでも私は、「発達障害と成績表」の問題は、子ども自身の努力と根性だけで全て解決できるとは思えません。新しい学習指導要領で「主体的な学び」の必要性が叫ばれ、また、大学の推薦・AO型入試の増加傾向など、多様な人材が求められるように世の中が変化している中、成績表や内申書のあり方も、早急に見直す必要があるのではないでしょうか。発達障害のある・なしに関わらず、本当に学びたい意欲と可能性にあふれた子ども達が、たかが成績表や内申書の印象で、未来を拓く扉の前で門前払いされないよう、私は心から願っています。大場美鈴/著『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』2017年/刊/ポプラ社
2018年09月20日自分の通う小学校は、自分で選ぶんだ!! だから、いこい ゆうた(4歳)お受験はじめます!!コンテンツ提供: ベビモフ 電子書籍はコチラ
2018年09月20日トップライター:高橋すずコウタが持ち帰った冬期講習の時間割を見ると、1日2コマ(1コマ90分)と予想より楽なスケジュールです。私立受験の子は、朝から夜まで塾に缶詰という話も聞くけど……。とのんびりしていたのも束の間。冬期講習の前日に持ち帰った模試の結果によって、冬期講習のコマ数が倍増することになるのです。模試の結果にいびつなヘキサゴン塾に行く直前に、前回の模試の結果をサラッと置いていったコウタ。コウタを送り出してから目を通すと、なんともいびつなヘキサゴンが目に飛びこんできました。ヘキサゴンは、問題に取り組むプロセスで必要とされる力を6つにわけ、その達成率を六角形のチャートで表したものですが、とくに凹んでいたのが「数の操作」。模試を始めたばかりの頃は、確かに苦戦した項目ですが、回を重ねるごとに得点できるようになっていたので、この時期にどうして?さらに、総合順位も落ちています。ちなみに公立中高一貫校の受検は、適性検査I~IIIと分かれています。でも、学校によって違いがあり、コウタが受験する学校は適正IとIIのみです。適正検査I……文章、表、データなどの情報を読み解き、分析し、表現する力をみる。適正検査II……自然科学的な問題や数理的な問題を分析し考察する力や、解決に向けて思考・判断し、的確に表現する力をみる。しかし、速さと正確さを求める学校もあれば、読解力を求める学校など、学校によって問題の傾向が少し違うようです。さて、コウタの成績表を見て、わたしは肩を落としたと同時に受話器に手が伸びていました。そして、電話に出た塾長先生に、コウタの成績のことをたずねると、「適性Iで読解を落としたんです。適性IIは今まででいちばんとれています」とのこと。“数の操作”がとくに悪かったので、適性IIで失敗したと思ったのですが、たしかに、これまでの模試の結果を見直してみると、今回の適性IIの得点は悪くないのかも。落ち着いて細かく見ていくと、適性Iで、得点率の高い問題を2問、落としていたのです。2問で、総合順位がこんなに下がってしまうなんて……。「解き直しの結果を見て、冬期講習の個別授業の内容を再考します」と、塾長先生。その日、塾から帰ったコウタが、黄色の蛍光ペンで塗られた冬期講習の時間割・パート2を持ち帰りました。塾長先生が、さきほどの電話の内容をさっそく反映してくれたようで、コマ数がかなり増えています。自習では読解問題を中心に勉強当初は、1日2コマ(1コマ90分)の授業のみでしたが、そこに必修自習が3コマプラスされていました。もともと、お正月休みは12/31~1/2の3日間のみだったので、それ以外の日は、お昼の12時から夜8時過ぎまで塾で勉強することになります。タイムスケジュールはこんな感じです。1コマ目11:55~13:25自習2コマ目14:00~15:30自習3コマ目15:35~17:05適性検査対策4コマ目17:10~18:40国語5コマ目18:45~20:15自習適性検査対策では、「銀本」と呼ばれる全国の公立中高一貫校の過去問を解き、間違えた問題を先生が指導してくれます。国語では、記述問題や作文が中心となります。自習では、コウタが苦手だったり、理解不足だったりする単元について先生が用意してくれたプリントを解いて、自己採点し、解き直しをします。前回の模試で読解問題を落としたことから、コウタに用意されたのは、論説文や物語文の読解問題を中心としたプリントのようでした。ちなみに、12月と1月は、グループ授業から、ひとりの先生が生徒2名を指導する個別授業のスタイルに変更されました。コウタは、なるべくお気に入りの先生に指導してもらえるように事務の方にお願いしていたせいか、長時間の塾通いも、それほど文句も言わずにこなしていました。冬期講習の成果が、今後の過去問講座の結果につながってくれればよいのですが。次回は、面接練習についてお伝えします。(次回へ続く)高橋すず(たかはしすず)夫と息子の3人暮らし。コウタの夢は、南の島のビーチに寝そべって、トロピカルドリンクを飲むこと……だそうです。いつか家族で。でもその前に「サクラサク」を叶えたい。
2018年09月11日実際のところ、成績優秀なお子さんたちは、小学校の低学年から一定した学習習慣をキープしているのでしょうか? 一流大学の付属や名門私立など、超難関中学の入学試験に合格したお子さん、そして公立中学でトップの成績をおさめるお子さんのママたちへの聞き込み調査を行ってきました。第一弾<学校の宿題編>、第二弾<学習系習い事編>では、皆さん小学校低学年や幼稚園の頃から、毎日の学習がすでに習慣化されていたという結果がすでに明らかに…。では、そもそもどうしたらお子さんが学習をやる気になるのか? お話を聞いてきました。小学校に入学したらまず、学習するための場所を設ける自分だけの場所があることを好むお子さんが多いのではないでしょうか?「手に取るべきものがわかりやすく整理されている自分のスペースがあれば、自然とそこに足が向くようになる」と教えてくれたママがいました。さまざまな生活用品やおもちゃが混沌としている中では、自分がやるべきことがはっきりとは見えてこないようです。ダイニングテーブルの脇に、小さなサイドテーブルを設ける程度でも十分。お子さんが、学習習慣を持ちやすいスペースを確保するように心がけましょう。学習机をリビングに置く、またはリビングの近くに置くある名門私立校に合格されたお子さんの学習机は、小学校低学年から中学受験の直前までリビングに置いてありました。そうすることによって、学校から帰った後や夕食後、お風呂上りなどに、自然と机に向かって学習するようになったそうです。また、ママがTOEICや資格試験などの勉強を一緒に始めることも効果的なようです。中学年以上のお子さん向き。あえて下の学年のドリルをやらせるだんだんと学習の内容が進んでいく中で、やる気がなくなってしまう日がいつしかくるかもしれません。そんな時は、投げ出すことがないように、あえて解ける問題を渡して自信を取り戻させることが有効なようです。例えば、より基礎力を強化するためには、1つ下の学年の基礎ドリルを、さらに発展問題を解答する学力を身につけるためには、1つ下の学年の難問レベルのドリルをやらせてみるのが効果的です。ゲームやスマホ動画、テレビの制限を徹底実際のところ、“学習のやる気”や“学習時間の確保”に関わってくるだけに、ほとんどのママがこの点で悩んでいるようです。「成績が下がったら取り上げると約束した」といった回答も多く耳にしました。いっそ、はじめからゲームやスマホは持たせないという方法もありますが、今やゲームは子ども同士のコミュニケーションツールでもあり、それもなかなか難しいですよね。お子さんに渡してしまわずに管理は保護者の方が行って、使える時間を制限するという方法が有効なようです。それもなかなか難しいかもしれませんが、ご家族で相談し合って、なんとか時間制限を徹底するように心がけましょう。まずは、お子さんが少しの時間でも自然と学習習慣を持てるような環境づくりが、将来の好成績への近道だということが、中学受験に成功したお子さんやママたちのお話からわかりました。お子さんの中学受験を考えているママは、ぜひ、参考にしていただければ幸いです。PHOTO/Fotolia
2018年09月10日専門家・プロ:中曽根陽子すぐキレる問題児。どうしたらいい?近ごろ、子どもの教育にたずさわる人たちから、「キレやすい、人の話を聞けない、すぐあきらめる、まわりの子に手をあげるなど、気になる子どもの割合が増えている気がする。」という話をひんぱんに聞くようになりました。公的な調査などで明らかになっているわけではありませんから実際に増えているのかははっきりとわかりませんが、子どもと直接ふれあう立場の人たちの生の声ですので、気になりますね。小学4年生のA君もその一人。「授業中に立ち歩く」「宿題をしない」「まわりの子に手をあげる」など、学校の先生からいつも怒られる問題児でした。お母さんはなんとかしなくては! と、A君が学校から帰ったらすぐに、お母さんが宿題の有無をチェックして、つきっきりで宿題をさせました。すぐに飽きてしまうA君をきつく叱るお母さん。宿題が終わらないと夕食の支度もできないので、食事の時間が遅くなることもたびたび。宿題が終わったら制限なしにゲームをしてもいいことにしていたので、寝るのも遅くなりがち。朝はぎりぎりまで寝かせてお母さんが起こす。忘れ物をしてはいけないので学校の準備はお母さんがする。という対応をしていたそうです。果たしてうまくいくようになったのでしょうか?結果は×。少しも良くならないどころか、どんどんひどくなり、家でもキレることが多くなっていきました。さて、このお母さんの対応のなにが問題なのでしょうか?生活習慣の乱れから悪循環にこのお母さんの対応で問題だったのは、宿題をさせることを優先順位の一番にしてしまったことです。その結果、日によって夕食や入浴、寝る時間がまちまちになり、朝起きられないという生活習慣の乱れにつながりました。また、宿題ができなければ感情的にきつく叱り、反対に学校の用意など子どもが自分でやるべきことを親が代わりにやって甘やかすというように、子どもの自律を妨げる対応をしていました。その結果毎日の生活が落ち着かず、子どももお母さんもイライラがつのり、きつく叱るとA君はますます反発するという悪循環に陥ってしまっていたのです。これは発達脳科学の専門家、成田奈緒子先生のところに訪れた実際の親子の話です。実は、このコーナーの第2回「キレる子どもたちの原因は眠りにあり」で紹介したように、規則正しい生活を送らないと、さまざまな問題が起きてきます。そこで成田先生は、①夕食は19時にとる。②21時までに寝る。この2つだけを守るようにA君に約束させて、宿題はできてもできなくても気にしないでいいと伝えました。さらに、お母さんにはときおり、わざと食事の支度が間に合わない事情をつくってA君に手伝ってもらって、できたら必ずありがとうと言う。お父さんにはできるだけいっしょに食事をする機会を増やし楽しい会話をするなど、親の関わり方を変えるようにアドバイスしました。すると2カ月後、A君はすっかり落ち着き、問題児どころか、やり残した宿題も、朝自分で起きてやるようになったそうです。よい脳が育つ環境を用意すれば、何歳からでも脳は育て直せるそんな魔法のようなことがどうして起こったのでしょうか。そのかぎを握るのが生活環境を整えることです。成田先生は次の6つを「親など周囲が子どもに与える、脳を育てる生活環境」として整理しました。ブレない生活習慣を確立する。調和がとれたスムーズなコミュニケーションを図る。親子がお互いを尊重して協力しあう体制をつくる。怒りやストレスへの適切な対処法を共有する。親子が楽しめるポジティブな家庭の雰囲気をつくる。親はブレない軸を持つ。 これは、わたしがこれまでいろいろなテーマでお伝えしてきた6つの栄養素とも共通することが多いなと思います。(6つの栄養素については第1回をご参照ください)脳を育てる生活環境をつくるには、まずは、起きる時間、寝る時間、食事の時間といった基本的な生活リズムを整えること。そして、子どもを感情的にコントロールしたり、反対に手を出して甘やかしたりせず、共同生活を送る一員として尊重しあうことが大切です。成田先生は、何歳からでも、どんな子でも脳は育て直せると言います。もし、困ったなと思うことがあってもあきらめずに、やってみてくださいね。※脳を育てる6つの生活環境を生活にとり入れるための具体的な方法は、『子どもの脳を発達させるペアレンティング・トレーニング』(成田奈緒子上岡勇二著、合同出版)で紹介されています。子どものよい育ちは、よい脳の育ちから関連記事失敗力第1回失敗できない人は、成功できません失敗力第2回 キレる子どもたちの原因は眠りにあり中曽根陽子教育ジャーナリスト教育雑誌から経済誌、紙媒体からWeb連載まで幅広く執筆。子育て中のママたちの絶大な人気を誇るロングセラー『あそび場シリーズ』の仕掛人でもある。 “お母さんと子ども達の笑顔のために”をコンセプトに数多くの本をプロデュース。近著に『1歩先行く中学受験成功したいなら「失敗力」を育てなさい』『後悔しない中学受験』(共に晶文社)『子どもがバケる学校を探せ』(ダイヤモンド社)などがある。教育現場への豊富な取材や海外の教育視察を元に、講演活動やワークショップもおこなっており、母親自身が新しい時代をデザ インする力を育てる学びの場「Mother Quest 」も主宰している。公式サイト
2018年09月04日キッズネットサポーター:ゆきこ我が子の中学受験を母親であるわたしが意識したきっかけは、小学校1年生の年度末のテストの点数が思っていたよりも良かったことでした。といっても、そのときにわたしがやったことは家庭学習のための問題集やドリルを、ネットの口コミを参考に探す程度でした。4年生になり、今度は子どものほうが友だちの影響で中学受験をしたいと言い出しました。本気なのかどうか半信半疑でしたが、「たとえ不合格や受験を断念して地元中学校に通うことになっても、勉強をするのはいいことだ」と考えて、通信教育や塾、模試を調べたり、志望する中学校の文化祭に行ったりしました。塾に通わなくても、模試は受けまくる!通塾には消極的だったわたしですが、だからこそ模試は重要と考えました。通塾経験が少ない我が子は他の受験生に比べて実践的に問題を解くことが少ないので、模試こそ実践の貴重な機会になると思ったからです。我が子の実力の把握や、本番の試験会場で緊張しないための場慣れにも役に立つはずです。5年生までに調べた結果、通塾していなくても家の近所の塾に申し込めば、適性検査型では最大手の模試を受けられることが分かりました。しかも、「通塾生の中に、ポツンと外部生がひとり」という完全アウェー状態、場慣れには最高の環境!また、自分自身の高校・大学受験の経験から、1つの会社の模試を年間で通して受ければ試験範囲を網羅できると考えたので、子どもが6年生になったら実践しようと思っていました。全範囲をもれなく問題演習できるので、苦手分野を見つけるのにもおすすめです。受験学年になると、いろいろな出費が増えました。何度も受ける模試の出費も痛かったです。それに、申し込みの手間もかかるし、親子ともに時間もとられます。でも、ここはお金も時間も惜しまない!と決意し、6年生の初回から受験直前まで1つの会社の模試を通して受けました。さらに我が子は私立中学校も受験したいと急に言い出したので、ギリギリ間に合った四谷大塚主催の合不合判定テストを一度だけ受験しました。四谷大塚のほかにも、サピックスや日能研などでも合格判定を行なう模試を実施しています。いろいろな私立中学校が会場となりますので、志望中学校で模試を受ければ、入試の予行練習として最適です。ほとんどの模試では、子どもが模試を受けている間に保護者説明会が開催されます。主催の塾による受験情報に加えて、会場である中学校の紹介も行なわれます。塾の説明会や面談は、情報を引き出す絶好のチャンス!5年生のときにも、何度も模試を受けました。有料のものは1回だけで、あとは全て無料の模試でした。5年生で何度も模試を受けた理由は、これだけは受講させたいと考えていた「志望校特訓」で通う塾を探すためでした。実際に通った塾は、この無料模試を受けた塾のひとつです。塾がなぜ無料で模試を実施しているのか、それは模試を受けた子どもが通塾することを期待しているからだと思います。ほとんどの無料模試では、子どもが試験を受けている時間に保護者向けの説明会を実施し、採点が終わった答案を返却する際には面談を行ないます。「勧誘されると断りにくい」と説明会や面談を敬遠する方もいますが、わたしは「ここで情報を引き出す!いただく!」と気合を入れてのぞんでみました。「カモがネギ背負ってやってきましたよー!」気分(笑)で、志望校や入試問題について、塾に通うメリットについて、気になることは全部聞き出そうとして、実際に、いろいろな有益な情報を入手することができました。塾から得られる情報といえば、毎年2月後半から3月にかけて開催される、その冬の中学入試の報告会も要注目!です。参加費は無料で、その塾に通っていなくても参加することができます。入試問題の傾向や人気を集めた中学校についてなど、その冬にあった中学入試に関わるあらゆることを教えてもらえます。年明けから、開催日時などが発表されますので、是非チェックしてください。合格を目指して受験勉強に励み、入学試験を受けるのは子どもですが、模試を選び受験の情報を入手するといったサポートは、親の大事な役目だと思います。それが「中学受験は親の役目が大きい」と言われる理由のひとつではないでしょうか。「目的を達成するためには、みずから動く。情報はみずから動いて手に入れるもの」という親の姿勢から、子どもが何かを感じてくれたらいいなと、今は思っています。「ガッツリし過ぎは、恥ずかしい」と、反面教師として認識されているかもしれませんが……、それもまたいいかな(笑)。ゆきこ(ゆきこ)40代。夫と長男長女との4人暮らし。食生活アドバイザー2級、食育アドバイザー、幼児食インストラクターの取得の際に、「試験勉強を続ける辛さ」「受験のプレッシャー」を身をもって知りました。毎日、学校で授業を受けて、宿題やテストに取り組んでいるだけでも、子どもたちは精一杯頑張っているとリスペクトしたいです。が、ついガミガミやっちゃいます・・・。
2018年08月29日実際のところ、成績優秀なお子さんたちは、小学校の低学年から一定した学習習慣をキープしているのでしょうか? 一流大学の付属や名門私立など、超難関中学の入学試験に合格したお子さん、そして公立中学でトップの成績をおさめるお子さんのママたちへの聞き込み調査第二弾として「小学校の低学年の時に、公文などの学習系習い事、通信教育はやっていたか?」そして「進学塾へはいつから通っていたか?」という質問を投げかけてみました(第一弾はコチラ)。実際どうなのかを聞いてみた! 公文は?通信教育は?ちゃんとやっていた?第一弾の質問「学校の宿題はやっていたか?」に対して「やらないことはなかった。」との回答がほぼ100%でした。では、公文などの学習系の習い事、通信教育はどうなのでしょう? ざっくばらんに本当のところを聞いてみました。結果…みなさん「こどもちゃれんじ」などの通信教育は幼稚園・保育園の頃からやっていて、進学塾に通うまで続けていたそうです。幼稚園で提携している「計算」や「ひらがな・漢字」の教室に継続して通っていたという回答のほか「公文に通わせていた」という方が多く、なかには「そろばん教室」に通っていたというお子さんも。みなさん、学校の宿題だけではなく、お教室の宿題やドリルを毎日のようにやっていたそうです。もちろん、通信教育や公文をやっていれば、必ずトップの成績や難関中学合格という結果を出せるものではありません。でも、学習習慣がなくて難関私立に合格したという方が「ゼロ」だという事実は、とても興味深いと思いませんか? つまり、幼稚園や小学校低学年の頃からの積み重ねは、難関中学合格実績に大きく関与していることは確かだと言えそうです。中学受験用の塾にはいつから?「中学受験用の塾にいつから通っていたか?」という質問に対して、一番早かったのは小学校3年の新学期からという回答で、多くの方は小学校4年から通われていたようです。小学校5年の新学期からという返答も数名からありました。このお子さんたちは、それぞれ都内一流大学の付属中学に合格されています。そして、先述のように、それまでは公文、または通信教育の中学受験講座を受けていたそうです。つまり、お子さんがすでに学習習慣を持っていて学力を発揮しているのであれば、進学塾に通い始めるタイミングは遅めでも十分であると言えそうです。今回、筆者の娘の同級生に、都内有数の難関中学に合格された方がとても多かったので、その結果からなにか見えるかもしれないと、聞き込み調査をしてみました。もちろん、今回の結果が学習法の正解なのかどうかはわかりませんが、中学受験を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2018年08月28日毎日のようにTVで塾のCMを見かけます。高校・大学受験や浪人している人向けだけではなく、最近では小学生の通塾率が増加しています。自分の子どもは通わせた方がいいのか、通わせるならいつからがいいのか。また塾の種類はどんなものがあるのかなど、疑問がたくさん浮かびます。最近の小学生の塾事情はどうなっているのでしょうか。1. 小学生の通塾率とは小学生の通塾率は、平均50%となっていて、都心部に近い程高くなる傾向にあります。その中で、公立小学校に通う小学生の割合は41%、私立小学校に通う小学生の割合は71%となっています。これは、授業内容が公立では比較的易しく塾に通わずついていけるのですが、私立では塾で補強を行わないとついていけないほどハイレベルであるということが一因です。さらに公立に通う子は中学受験をする子どもがそこまで多くないため通塾率も下がります。さらに学年別で見てみましょう。・一年生公立:27%私立51.8%・二年生公立:27.4%私立60.5%・三年生公立:32%私立67.2%・四年生公立:36.8%私立72.7%・五年生公立:40%私立72.8%・六年生公立:49.8%私立76.6%※文部科学省「子どもの学習費調査平成26年」私立では一年生でも半分以上が塾に通っているということになります。公立でも、四年生からはほぼ4割が、六年生には半数が通うようになっています。2. 塾のタイプを知ろう一口に“塾”と言っても、小学生が通う塾には3タイプあります。通わせる場合には目的を持ち、タイプを把握して選ぶ必要があります。 (1) 進学塾中学受験を見据えて、入試問題で点数を取れるようにする塾です。三年生の冬からカリキュラムをスタートする塾が多く、大手進学塾の場合は入塾テストに合格する必要もあります。比較的受講料が高い場合が多いです。(2) 補修塾学校の授業内容を理解し、試験で点数を取れるように指導する塾です。学校の授業についていけない部分があるが特に中学受験を考えているわけではないという場合は補修塾に通うことが多いようです。不得意な教科を強化して教えてくれたり、学校の授業をスムーズに受けられるように教えてくれるので、勉強の楽しさを知ってほしいと思う親が選ぶことが多いです。低学年のうちは補習塾、高学年になるタイミングで進学塾へ切り替えるという場合もあります。(3) 専門塾最近人気が高まっている個別指導塾です。マンツーマンか生徒2~3人という少人数の授業となるため、子どものレベルに合った授業を受けることができます。他の習い事とのスケジュール調整がしやすいというのも利点です。進学塾の中で個別指導コースを設けているという場合も最近ではあります。3. 小学生に塾は必要なの?特に低学年は遊び盛りの時期で、塾に通わせるかどうかは意見が分かれると思います。本当に小学生に塾は必要なのでしょうか?答えは「その子と状況によって異なる」ということで、一概には言えません。● 塾が必要な子・中学受験を考えている・高学年で学校のテストが60点以下中学受験をする場合でも必ず塾が必要というわけではありませんが、難関中学や公立の中高一貫などを考えている場合は入試対策に沿った授業を行ってくれる塾を選ぶことが合格への近道でしょう。また、義務教育である小学校では成績の優劣をつける必要がない為80点前後を取れるようなテストが作られています。そこで60点以下しか取れていないのであれば、中学校でついていけなくなる可能性もあるため、塾で補強を行う方が良いでしょう。● 塾が必要ない子・中学受験をしない・学校のテストで80点前後を取れている・勉強する時間を確保できている塾に通わないとしても、高学年になったら自宅で勉強する習慣を身につけておく方がよいでしょう。ちなみに、小学生に必要な勉強時間は「学年×10分」です。一年生だと10分、三年生だと30分という感じで、最低でもその時間は机に向かう習慣をつけておきましょう。塾が必要かな、と親が思った場合でも子どもの意見は欠かせません。無理やり通わせても長続きはしません。しっかりと親子で意思疎通を行い、意思を尊重しましょう。通わせる時期についても意見は様々ですし本人の意見もあるので一概には言えません。しかし一般的には、受験を行う場合は三~四年生から通うというケースが多いようです。4. 塾選びで聞いておくこと塾に通うとなった場合、塾はどのように選べばよいのでしょうか。まずは塾の雰囲気がとても大切です。気になっている所には必ず訪問し雰囲気を見ましょう。パンフレットをもらいに行くだけでも、雰囲気や対応方法などが分かります。数軒見てみると良いでしょう。気になることは事前に聞いておきましょう。聞いておいた方が良い項目は「月謝」「振替可否」「クラスの人数・クラス分けの基準(集団の場合)」「使用する教材」「宿題の量」「担任制かどうか」「実績」などです。塾側からここまで説明してくれることはそうありませんので、これ以外にも気になることがあれば事前にメモをしてしっかり確認しておきましょう。現在6年生の子がいて塾に通っているママが、今の塾は方針が合わずに変えたいが本人が気に入っているので迷っているという話をしていました。通ってみないと分からない部分もあり、塾選びは本当に難しいと感じます。私の息子は叶えたい夢のために中高一貫校に通いたいと言っています。受験や通塾は考えていなかったのですが、高学年になっても同じ考えでいるのなら四年生くらいから塾に通わせることも考えています。小学校は公立ですが、通塾・受験率が高い学校なので周囲とのバランスも多少は考える必要があるのかなと思います。どちらにせよ、本人の意見も尊重しながら、慎重に考える必要がありますね。
2018年08月03日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「小学生の進学塾通いは“かわいそう”!? 教育ママはつらいよ」 で、進学塾通いに関するアンケートを実施。小学生に「進学塾に通わせること」について、さまざまな意見が集まりました。■子どもの塾通いを考える人が多数今回のアンケートで一番多数だったのが、お子さんを塾に「時期がきたら通わせるつもりがある」と答えた人の37%。そして、実際に「通わせている」と答えた人と合わせると68%にのぼり、塾に通う、通わせたいと考える人が多いことがわかりました。しかしながら、ちゅいママさんのエピソードのように、アンケートでも塾通いしている子に対して「かわいそう」と言われた経験があるママが多く存在。子どもが塾に通っている人が多いなか、なぜ世間からは「かわいそう」と言われてしまうのでしょうか?Q.子どもを塾に通わせてますか?時期がきたら通わせるつもりがある 37%通わせている 31%通わせてない 22%通わせるつもりがない 6%その他 4%■塾に通わせるのはかわいそうなこと?ちゅいママさんが周囲から言われた「塾に通わせるなんてかわいそう」という意見。「勉強ばっかしていないで運動したほうがいいぞ」「子どものうちに遊ばないでいつ遊ぶの」などと声を掛けられたそうです。ちゅいママさんは記事のなかで、「例えば毎週末野球の練習に明け暮れていると聞くと、“健全な子”という印象を誰もが抱きますが、毎週末進学塾で勉強していると聞くと、とたんに違った印象になってしまうのはどうしてでしょう」と、疑問を投げかけます。そんな彼女の声に共感するコメントが、アンケートからは多数集まりました。同じ習い事でもサッカー、野球、水泳などに力を注いでるのと、勉強に力を入れているのとでは、周りからの反応が違うように感じられました。なぜか、塾に行かせてる、勉強をさせていることは「かわいそう」というようなこともよく聞きました。机に向かうことより、体を動かす方が良いと認識されているようで塾通いさせている親としては肩身が狭い思いです。「自分たちが決めたことだから」と心に強く思っていても、どうしてもネガティブに受け取ってしまった言葉にママも子どもも傷ついてしまうことがあります。そんな孤独な気持ちはなかなか紛らわせないのかもしれません。■塾に対してなぜ反対なのか小学生が塾に通うことに対して、反対の立場をとる人はどういった意見なのでしょうか。小学生のうちから、帰宅が22時、それからご飯にお風呂、塾の課題をすませ、寝るのが1時2時なんて話を耳に挟み…。脳も体も成長期するときに睡眠時間が足りないのはいかがなものかと。塾に通うならば、子どもが無理せず、本人が自分の時間を持てる範囲が良いと思います。子どもだってストレスがたまりますから。勉強も大事ですが、友達とのふれあいも大事だと思います。勉強も遊びも、程よくが良いと思います。塾に通い始めたら「塾がないと勉強できなくなってしまう」のでは、と思います。家でもじゅうぶん学校以上の学習はできるかなと。「塾で追い込んで偏差値高い学校に入っても、結局塾に行き続けないと学校の勉強に追い付けないよね」と主人と話しています。塾だけで多感な時期を終わらせてほしくないなと思っています。さらに、身体を動かすことについては、スポーツ系の習い事までする必要はないけれど、「やったほうがいい」という意見も。勉強は基礎が大事だと思うので、必要であれば塾など活用して勉強ができる環境を作ってあげることは大切だと思います。ただ、外で遊ぶことは丈夫な身体を作ったり心身ともに成長する上で大切だと思うので、バランスよくできるのが理想だと思います。子どもの個性や環境など難しいとは思いますが。塾に対して否定的というよりは、「適度に勉強と運動、そして遊び、睡眠といったことが子どもの成長には必要」という考えを持っている人が多いことがわかります。■子どもと親にとって、塾の利点とは?一方、塾に通わせているママや、これから塾に通わせたいと思っているママは、どんな部分に「塾の利点」を感じているのでしょうか。また、どのような目的や位置づけで利用しているのでしょうか。都内在住、1人娘で現在5年生。私とダンナの意見はまったく違います。私は中学受験する、しないに関わらず、高学年になったら塾に通わせる考え。ダンナと意見が衝突して勝手に塾に申込み通わせて早2年目に。娘は、学校とは違う環境で学べて、目標を持っている人と関わるのことで刺激があって楽しそうです。成績上昇の成果は出ていないですが。最初は勉強でつまずくと学校がつまらない場所になってしまうから、「わからないを作らない」を目的に始めました。わからないがなくなると、子どもは「もっと先へ行くとどうなるんだろう?」と興味があることは「自分のわかる範囲で突き詰めよう!」に変わっていきました。勉強をさせるために通わせていると思われがちですが、わからなくてつまらない学校の授業をずっと受けている子どもたちの方がかわいそうだ、と私は思います。うちは転勤族で都会と田舎をいったりきたりしています。子どもがこれからの人生を選択するときの選択肢を狭めないためにどこの町に行っても一定の学力を保つために学習塾を役立てたら良いなと思います。上記以外にもママの考える塾のメリットは次のようなものがありました。・他人に合わせず自分のペースで勉強を進められる・ほかの学校の友だちができ、学校以外に世界を広げられる・学校の勉強のフォローができる塾に通わせる理由は、「中学受験」だけが目的ではないようです。■塾通いを躊躇してしまう理由塾通いに魅力を感じるものの、行かせることを躊躇(ちゅうちょ)するという意見もありました。子どもの体力と、送迎する私の体力、下の子とのバランスの取り方ができるか心配です。塾に通うこと自体は、中学受験をするなら必須だと思うので、かわいそうとか言っていられないですよね。今小3です。地域的にまわりのお友だちはほぼみんな中学受験をする予定で塾に通っている。けれど、うちは経済的な余裕がなく通わせてあげられないし、中学受験もさせてあげられない。「中学受験しない子はまともな人生歩めない?」みたいな気分になってしまって、子どもに申し訳なく思ってしまいます。塾に通わせてあげられる家庭がとてもうらやましいです。小学生の塾通いはお金がかかるだけでなく、送迎や子どもへのフォローなど、親の負担がかなり大きく、そのため行かせるのを迷うママも多いことがわかります。なかには「塾開始の年齢を遅らせる」、「家庭で勉強をフォローする」といったことで家計、ママ、子どもの負担を少しでも減らすことを考えているママも。小学生の塾通いは子どもだけではなく、親もそれなりの覚悟を持って臨まないと続かないのかもしれません。■塾に通わせることになったキッカケ塾通いをいつから開始するかも悩むところ。実際に子どもを塾に通わせているママは、どんなキッカケで始めたのでしょうか? また、塾を始めようとしているママはどんな見通しを立てているのでしょうか。小2の算数でつまづき始め、私も本人も「これじゃいかん!」と思った矢先だったので、やる気のあるうちに始めました。私自身が算数が本当に苦手だったので、通わせて良かったと思うことが多々あります 最近の小学校の算数は昔より考える記述式が多く、また中学校の内容を6年生でやるので難易度が上がっています。わからなければ先生に聞けるし、お友達と競いながら成長できるからメリットはたくさんあると思います!うちの地域では、小学4年生にもなると塾に通い出す子がたくさんいるようです。とくに中学受験するわけではなくてもみんな通わせていたりします。わが家はいま小学2年生の子どもがいて、中学受験も視野に入れているので後々塾に通わせようと思っています。私の意見としては、最近の子は習い事の数がとても多いなぁとは感じています。今回のアンケートで意外に多かったのが、「本人が希望したら行かせる」という意見。「本人がやる気にならないと…」という思いがあるようです。一方で塾通いに関しては、子どもの勉強の様子を見て「わからないことが増えてきたな」と感じたタイミングや、中学受験を見据えた時期に、「親が決める」という意見も。親が決めることに難色を示す人もいるなかで、一番子どもの様子をわかっている「親が必要と判断したら必要だと思う」という意見もありました。もちろん、塾に行ってみて本人がどうしてもイヤな場合は、子どもと話し合うことが必要となってきます。塾の何がイヤなのか。ほかの塾ならいいのか。ちゅいママさんの長男くんのように、「最初はイヤがったのに、楽しくなってきた」ということもあります。よく子どもの様子を見ながらどうするか家族で考えていけたらいいですね。■「かわいそうかどうか」は誰が決める?アンケートをとおして、小学生の塾通いについてはいろいろな意見があることがわかりました。しかし、ママたちを悩ませるのは、「賛成」「反対」といった白黒ハッキリと分けることができるものではないようです。塾に反対だからといって、それは「勉強することに反対」なのではありません。塾に通うことで生活リズムが崩れるのではないか、子どもが好きなことをする時間がなくなるのではないか、といった心配が“かわいそう”という言葉に結び付いているようでした。塾通いが結果的に良かったかどうかは、今すぐに結論が出るわけではありません。子どもがかわいそうかどうかは、周りが決めることではない。幸せかどうかの基準がそうであるのと同じで、周りの反応は気にしません。私は、習い事(スイミング、そろばん、習字、ピアノ)に行き、学習塾に2ヶ所通っていましたが、そんなに嫌ではなかったですし、いまでは感謝しています。自分で行きたいと言ったから、行きたくないときも休ませてもらえませんでした。でも、継続する事の大切さ、自分の責任というものがよくわかった気がします。子どもの頃の私からすると、塾に行かせてもらえるなんて、うらやましいです。もしかしたら、きちんと親に気にかけてもらえる、将来を考えてもらえている、それが一番うらやましいのかもしれません。教育ママと言われようが、ガリ勉に見えようが、家族が笑って幸せに暮らしていることが、一番良いことだと思います。いろいろなことがあっても、自分を嫌いにならず、家族のことも大好きであれば、他人からの意見は気にしなくてもいいと思います。親も子どもも迷ったり悩んだりしながら、前に進んでいくんだと思います。周りからの意見によって悩んでしまったとしても、子どもの気持ちや夫との方針をすり合わせながら、それぞれの家庭ならではの方向性をもっていけばいいのではないでしょうか。「何を」「どういった手段で」がんばるのか。子どもの個性も、親の考え方も、それぞれ違っていてあたり前で。それを忘れずに、相手に寄り添い意見も参考にしつつ、適度な距離感で付き合っていけるといいですね。Q.子どもの塾通いについて、ご意見があれば教えてください回答数:92(アンケート集計期間:2018/7/12~2018/7/15)
2018年07月26日「いろいろ物入りな新学期が始まりました。おばあちゃんはおねだりされがちな季節ですね。’12年に電通が行った調査では、年間かかる“孫経費”は平均11万円にもなるそうです。《たくさんお金を払ってあげる=いい祖母》という幻想に悩んでいる人は多いのです」 そう語るのは『孫ができたらまず読む本』(NHK出版)の著書もある、家族問題評論家の宮本まき子さん(70)。こうした背景には、子ども世代の晩婚化、祖父母世代の長寿化も関係しているという。 人口動態調査によると、女性の初孫誕生時の年齢は、’61年では55.4歳なのに対し、’09年では60.5歳と5年も遅くなった。だが一方、孫誕生から平均寿命までの期間は、約18年から約26年に延長されているのだ。 「結果、体力や資金力が続かなくなった祖父母が『孫お断り』宣言をして、断絶してしまうことも。でも、孫は理屈抜きにかわいいし、その成長だって見守りたいのが祖父母の本能。大切なのは“心身の余裕がある状態で、かわいがる”ということです」(宮本さん) 孫との付き合いに悩む女性のケースから、その対応を宮本さんに解説してもらった。 【ケース1】ブラック企業並み!無償労働を求められる 年子を抱えて無事出産した息子夫婦。嫁が入院中、家事と1歳の孫の世話をするため、片道2時間、連日山のような荷物をかついで往復し、ブラック企業並みの12時間労働に明け暮れました。さすがに耐えきれず、産後は、ヘルパーを依頼してもらったのですが……。料金は4〜5時間で1万5,000円。10回分の出費は息子にとって痛くて、「お母さんに頼みたかった」と言う。どうやら私の手伝いは、無償が当然と思っているようです。(71歳女性) 「私自身も似たようなケースを体験しています。私は、手伝いに行くたびに、用意しておいた『出産祝い』から、プロを頼んだ場合と同じだけの金額を引きました。そして、最後に金額を書いた空の祝儀袋を渡しました。本来かかるお金を知らせることで、ありがたみもわかるし、安易に頼られることを防ぐことができます」(宮本さん・以下同) 【ケース2】孫の教育費の援助を求められる 最近はやれ英語教育だ、お受験だと教育費がかさみます。10歳になる孫も中学受験に向けて臨戦態勢に入っているのですが、せいぜい2〜3校受ける程度だと思っていたらとんでもない受験数。「何が何でも私立へ行く」と意気込む娘から援助を求められています。(67歳女性) 「基本、教育費は親が出せる範囲で出すもの。中学受験は失敗しても、公立校という受け皿があります。本命校なら応援とお祝いの意味で、入学金をプレゼント、『滑り止めは自分たちでなんとかして』と条件をつけましょう」 【ケース3】娘家族全員の旅行費を請求される 最近では「孫との3世代の海外旅行」が人気ツアーのようです。私には、中学生、小学生、保育園児の孫がいるのですが、娘夫婦は抜け目がなく「孫たちも、ジジババと一緒に行きたがっているの〜」とおねだりしてきます。子どもや孫たち総勢13人にたかられ、400万円以上の海外旅行費用を払わされた友人もいるので、言いなりになったら大変そう……。(65歳女性) 「ゴールデンウイークなどの大型連休に増えそうな悩みですね。孫との楽しい時間は大事にしたいけど、骨の髄まで娘や息子にしゃぶられるのはごめんです。『払うのは孫の分まで。あなた(子ども)たちが来たいなら、それは自分たちで払ってね』と割り勘に徹するのがよろしいかと思います」
2018年04月13日調布市国領町にある布田駅は、都心へのアクセスが便利な駅。新宿までは約28分、渋谷へは約30分で着きます。駅前には大きな広場があり、解放感があります。駅の周辺には小さなお店、飲食店があるのみ。車通りや人通りは少なく、とても静かです。ただ、駅前広場で年に一度の夏祭りが開催されるときだけは、とても賑わいます。お祭り最後のビンゴ大会では、子供から大人まで大盛り上がりです。2012年の京王線[国領~調布駅間]地下化により地上の線路が無くなりました。調布へ向かう旧線路跡地と国領へ向かう旧線路跡地は、現在はコンクリートの空き地ですが、ゆくゆくは遊歩道になる予定です。特急停車駅「調布駅」の隣、小さくて静かな布田駅ここ数年、劇的に景色が変化している布田駅前。まだまだ変わりゆく景色を楽しむことができそうです。駅から近く、南北を縦断する三鷹通りを始め、旧甲州街道、甲州街道、品川通りなど、ある程度交通量の多い通りがあるエリア。しかし、そのような大きな通りには歩道がしっかり整備されています。路側帯の横を車がビュンビュン通るような道はほとんど無いので、子連れでも安心して歩けます。両隣の駅の商業施設・病院が充実!選べる環境に満足国領駅を出てすぐ左側には、24時間営業のminiピアゴ布田駅前店。小さいながらも最低限の品揃えがあるので、ちょっとした食料品・日用品であれば調達でき、とても便利です。また、布田駅は国領駅(各駅停車駅)と調布駅(特急停車駅)の間の駅。このあたりの駅間はとても短いので、どちらも徒歩・自転車圏内です。最寄り駅が布田駅でも、買い物は国領駅、調布駅の周辺を利用している家庭が多いです。国領駅側には、深夜1時まで営業のマルエツ国領店と24時間営業の西友国領店。ほどよい大きさの2店舗は、買い物の時間があまりないときにも、効率よくササッと買い物を終えられる便利なスーパーです。少し足を伸ばせばイトーヨーカドー国領店。また、ホームセンターは「ユニディ 狛江店」「島忠ホームズ仙川店」が便利。大型駐車場が備わっています。調布駅方面へ行くと、大型の商業施設が多くなります。2017年秋にオープンした駅ビル「トリエ京王調布」には、ファッションや雑貨・本のお店からビッグカメラ、映画館まで揃っていて、ブラブラお散歩するだけでも楽しめます。調布駅北側の「PARCO調布店」には「無印良品」や「UNIQLO」という人気の店舗が入っていて便利。子供のための安い衣類やおもちゃ、文具を探すならPARCO調布店の向かいにある「西友調布店」が非常に便利です。子供が通える小児科や各種病院も数多く揃っています。小児科に関しては、駅から徒歩10分の範囲に数カ所ある他、離れたエリアにもあり、それぞれの家庭で合う小児科を選んで通っています。駅から離れると“自然”に触れられる。大小様々な公園も豊富布田駅周辺は商業施設が少なく、まさに住宅街。古くからある家から最近できたマンションまでが、立ち並んでいます。しかし、少し離れると“自然”に触れられる環境。南側には多摩川、北側には野川が流れ、のんびりとお散歩を楽しむ人が多数見られます。どちらも桜の季節には人が賑わう場所。ライトアップされた桜はとても迫力があって印象的です。多摩川沿いには広い河原があり、近隣の家族連れがよく行く場所です。正月には凧揚げ、気候の良い季節にはピクニックや土手滑り、バドミントンなどを楽しむ家族連れで賑わいます。深大寺周辺には、神大植物公園や緑に囲まれた深大寺体育館などがあります。坂を上るので住む地域によっては自転車だと大変ですが、大きな駐車場があるので車でも安心です。続いて公園について。駅の周辺は小規模な公園がちらほら見られる程度ですが、北側は甲州街道、南側は品川街道を越えると、公園が充実してきます。北側にある八雲台公園は人気の公園。平日、休日ともに近隣の子供たちで賑わいます。南側にある多摩川住宅の周辺は、昭和の臭いがするコンクリート遊具にあふれていて、子ども心をくすぐります!多摩川沿いの西河原公園には、2017年に狛江プレーパークがオープンしました。まさに「子供が自由に遊べる空間」。手作りのハンモックブランコ、工具コーナー、木登りなど、公園らしい遊具が無い空間で、子供たちが夢中になって遊べます。雨の日に利用できる、国領駅前の屋根のある公園「すこやか」や調布駅前の「プレイセンターちょうふ」は、小さな子供がいる親にとって非常にありがたい存在。この周辺に住む小さな子供がいるファミリーは、一度は必ずお世話になるのではないでしょうか。畑の隣に直売所や野菜自動販売機このあたりは少し前まで広い畑が残っていた地域。徐々に宅地化され、目にする畑は減ってきましたが、それでも周辺スーパーには地元農家の野菜コーナーが残っています。この地域に住み始めてまず驚くのが、畑の隣に直売所があったり、コインロッカー式の野菜自動販売機があること。東京で獲れたて野菜が食べられるとは!布田駅からすぐのところにある野菜自動販売機。夏になると、新鮮なトマトやきゅうりが入る野菜の自動販売機が増えてきます。他にも、枝豆やなす・ピーマン、とうもろこしなどが並ぶ販売所も。季節によって並ぶ野菜が違い、人気の野菜はすぐに売り切れてしまいます。よく通る道の販売所は、通るたびにチェックするのがクセになります。幼稚園には入りやすい。未就園児がいる家庭へのサポートも調布市には公立の幼稚園がなく、全てが私立の幼稚園です。所得によって段階がありますが、補助金が出ます。バス通園ができる幼稚園が多く、いくつかある幼稚園から、親の生活スタイルや子供に合いそうな幼稚園を選んで通うことができます。以前は幼稚園激戦区でしたが、最近では幼稚園に落ちるという話をほとんど聞かなくなりました。未就園の子供を持つ親へのサポートも徐々に手厚くなっています。国領駅前のすこやかを始め、理由を問わない一時預かりの施設が国領駅と調布駅に出来たので、利用しやすくなりました。保育園は毎年増えているが、すぐに希望園に入るのは難しい状況調布市は保育園激戦区です。隣の世田谷区ほどではないものの、待機児童数はなかなか減りません。ここ数年は、毎年新しい認可園が5つくらいずつ開設され、定員は増えているのですが、保育ニーズの増加に追いつかないようです。希望園への入りやすさは場所によって異なり、それほど深刻ではないエリアも。調布市の子育て掲示板(調布市地域情報ポータルサイト内)で、毎年認可保育園の結果報告が話題にあがり、承認・不承認の結果から居住エリア、点数などを報告しあっているので、参考にしてもよいかもしれません。小学校は、教育はしっかり、雰囲気はのびのびしている印象最寄りが布田駅のご家庭は、次のいずれかの公立小学校に通う児童が多いです。北側八雲台小学校柏野小学校深大寺小学校南側第二小学校杉森小学校布田小学校年度にもよりますが、この辺りの小学校はどの学年も1学年2~4クラスで構成されています。調布市立小学校は、基本的に学区域が定められています。理由を申請して市役所で認められれば学区域以外の小学校に通うこともできます。規模が小さい学校には比較的申請が通りやすいと言われています。逆に大規模校は受付を制限しています。中学受験をする生徒は、小学校や年度によりますが、少なくはありません。調布駅周辺には、中学受験のための塾が多く、小学校高学年になると自転車で通う姿が多く見られます。どの小学校、そして中学校も荒れているという話は聞きません。放課後の時間帯には、公園から小学生の大きな遊び声が聞こえます。全体的に、のびのびしていて平和な雰囲気を感じます。しかし、きちんとポリシーを持ってしっかり子育てを行っているご家庭が多く、全体的に学力が高い印象を受けます。学童保育とユーフォー・塾や習い事の充実各学校の敷地内もしくは近くの児童館に学童クラブがある他、習い事と合わせた小学校への送迎サービス付きの学童保育もいくつかあります。また、各学校に放課後子供教室事業「ユーフォー」があります。登録さえしておけば、放課後いつでもランドセルのままユーフォープレイルームで遊ぶことができます。両親とも働いていても、1年生からユーフォーのみ利用している家庭も見られます。高学年になると、中学受験をする・しないに関わらず塾通いする子供が増えてきます。隣の調布駅前の塾に通っている子供が多いです。子供に人気のスイミングスクールや英語教室、ピアノ教室に関しても、いくつかある中から選んで通っています。贅沢な悩みですが、保護者は皆、習い事を選ぶときに、まずどこに通わせるか悩んでいるようです。多くのファミリーがお世話になる医療費助成制度・補助金調布市では、乳幼児の医療費の自己負担分は全額助成されます。また、義務教育就学児の医療費(健康保険適用の医療費)の自己負担分のうち、通院1回につき200円(上限額)を除いた額を、入院・調剤については全額助成されます。(小学校4年生から中学校3年生までは所得制限あり)また、認証保育園・幼稚園に通うご家庭に、所得額に応じた補助金が交付されています。調布市の新築マンション一覧調布市の中古マンション・中古一戸建て一覧
2018年03月18日JR総武線、京葉線、武蔵野線、さらに東京メトロ東西線の始発駅でもある西船橋駅は、交通アクセスのよさから働く世代、子育て世代にとても人気の住みやすさです。以前は都心に向かうには便利な一方で、スーパーマーケットが少ないことなど子育てママには住みづらい印象もありましたが、ここ数年で駅前、近隣にスーパーマーケット・ドラッグストアも充実してきており、今まで以上に暮らしやすくなってきています。そんな西船橋エリアの住みやすさと子育て環境を紹介します。東京までの交通アクセス西船橋駅はJR総武線各駅停車、京葉線、武蔵野線と、東京メトロ東西線が乗り入れています。総武線の黄色い電車なら秋葉原まで30分、メトロ東西線なら日本橋駅まで25分とアクセスがよく通勤しやすい位置にあります。東西線には西船橋が始発の電車もあり、少し待てば座って通勤も可能です。普段ママが買い物で使うスーパー情報JR西船橋駅北口にY’sマートがあり、南口には生鮮市場があります。どちらも営業時間が長いので、働くママにはありがたいお店です。西船橋駅近辺でもっとも有名なスーパーマーケットと言えば「スーパーてらお」です。野菜肉魚などの生鮮が激安で、大量買いが必要な食べ盛りのお子さんのいる家庭には特に人気です。平日でも朝からにぎわっていますし、週末は車の列ができるほどです。西船橋駅前には福太郎薬局、少し離れたところにもウエルシアやセイムスもあり、ドラッグストアも揃っており、深夜まで営業している店舗もあるので、お子さまの急な体調不良にもすぐにお買い物に行ける店があるのもいいところです。西船橋エリアからお買い物に行くとしたら、あの「ららぽーとTOKYO-BAY」も人気です。店も揃っていて遊び場もあり、家族で一日遊べるスポットです。週末はららぽーと周辺の道路は渋滞が必至なので、渋滞に時間を取られて楽しむ時間が減ってしまうのはもったいないですよね。その点西船橋エリアのママたちは、平日は車で、週末は賢く最寄り駅まで電車を使い、無料バスを利用してららぽーとに行く方も多いようです。京葉線南船橋駅、京成船橋競馬場前から無料送迎バスが出ていますので、電車と無料送迎を上手に利用するのがおススメです。車で行くなら「市川SHOPS」も便利です。産業道路沿いにあり、ホームセンターのユニディ、CO-OP、100均、スポーツDEPOなど大型店舗がそろっているので、家族でお買い物に来る方が目立ちます。駐車場が終日無料なのも人気の理由です。小学校などの幼稚園・学校の情報船橋市の特徴として、公立の幼稚園はなく、すべて私立の幼稚園のみです。そのためどの幼稚園も特色があり、西船橋駅近辺では特に人気が高いのが西船幼稚園です。送迎バスがピカチュウやトーマスの形をしていたり、園内の遊具がキャラクターだったりと、お子さまの心をつかんでいるようです。西船エリアには他にも葛飾幼稚園、海神幼稚園、船橋ひかり幼稚園など特色があり人気の高い幼稚園がたくさんあります。住んでいる場所から距離があっても、幼稚園バスを運行させている幼稚園が多いため、きっとお子さんにあった幼稚園が選べるのではないでしょうか。船橋市では小学校・中学校は地元の公立に進学し、高校は県立高校を目指すお子さんが多いですが、西船橋エリアでは交通の便が良いため、中学受験を考えるご家庭も多いようです。人気はやはり市川学園、渋谷幕張、昭和秀英などの進学校です。船橋市に限らず千葉県では公立高校に関しては千葉県のどこの高校を受けてもよく、高校まで公立に進学されるお子さんもとても多い土地柄です。中学受験を目指すなら、西船橋エリアには人気の高いSAPIXをはじめ、中学受験のための塾も多く、個別指導、集団指導といろいろなところから選ぶことができますので、じっくり時間を書けてお子さんに合う指導方法の進学塾を選ぶことができると思います。小児科や夜間など病院事情船橋市では2017年10月に夜間休日急病診療所と休日急患歯科診療のできる、かざぐるま休日急患・特殊歯科診療所が、保健福祉センターへ移転しました。新船橋駅徒歩5分、車でのアクセスも便利な場所にあります。近くには船橋総合病院をはじめ、船橋市では休日の医療は年中無休24時間対応のふなばし健康ダイヤルで医療機関の案内をしています。西船橋駅前にある近藤クリニックや、小児リウマチアレルギークリニックなど西船橋駅近辺にはいくつも小児科があります。評判も大切ですが、小児科はお子さん、ママと先生との相性も大切なので、自分たちに合った病院を見つけることが大切です。総合病院としては国道14号沿いにある、船橋中央病院を利用する方が多いそうです。子どもたちが普段遊んでいる公園西船橋エリアでは、西船橋駅から徒歩6分程度で、14号沿いにある勝間田公園が人気です。程よい大きさで明るく、滑り台などの遊具もあり、子どもたちが走り回りやすい公園です。西船橋の駅から10分程度、JR線路沿いにある広い西船近隣公園も人気があります。JR沿いにあるので電車好きのお子さまには特に人気の公園です。10台程ですが駐車場スペースもあるので、車を持っているお友達と遊びに行くにも良い場所です。少し遠出をするなら、行田団地内の行田公園もおすすめです。景色がよく、サイクリングロードも整備されていますので、暖かい日はお弁当を持って出かけるのもよいですね。その自治体の子育て支援制度船橋市では子どもの数が多いながらも、市の子育て支援も充実しています。医療費については0歳から中学3年生まで、通院一回300円、入院1日300円、調剤薬局に関しては無料で医療を受けることができます。西船児童ホームでは0歳から3歳までのお子さんを子育て中のままに向けた育児サークルや親子で参加することもでき、保健センターの保健師・栄養士・歯科衛生士による身長・体重測定や育児相談が受けられます。小学生までは利用可能なので、雨の日でもお友だちと遊べる強い味方です。西船橋エリアでは住民票の取得や各種届出をするための西船橋出張所は駅から徒歩5分程度の場所にあります。また京成船橋駅があるフェイスビル5階には船橋駅前総合窓口センターがあり、こちらでも各種届出や子育て支援に関する子育て情報誌を手に取ることができます。京成船橋駅と直結なのも、子連れママにはとても助かります。船橋市の新築マンション一覧船橋市の中古マンション・中古一戸建て一覧千葉県内で探す!ファミリーで住みやすい街まとめはこちら千葉県で住みやすい街はどこ?家族で探す子育て環境が充実した街まとめ
2018年03月16日京王線国領駅は、都心へのアクセスが便利な駅です。新宿までは約26分、渋谷へは約30分で着きます。2012年の京王線[国領~調布駅間]地下化によって、駅前の車の混雑が劇的に緩和されました。駅前には大きな広場。高層マンションに囲まれていながらも、解放感たっぷりの住みやすさです。ここでは国領駅周辺の住みやすさと調布市の子育て環境をお伝えいたします。駅前が広くて解放感たっぷり。利便性に優れた国領駅駅のすぐ北側を走る旧甲州街道を始め、甲州街道や品川通り、南北を走る狛江通りなど、ある程度交通量の多い通りがあるエリア。しかし、そのような大きな通りには歩道がしっかり整備されています。路側帯の横を車がビュンビュン通るような道はほとんど無いので、子連れでも安心して歩けます。また、国領駅周辺は京王線の駅間が短くなっています。調布市役所は二駅先の特急停車駅「調布駅」から徒歩5分の場所ですが、国領駅周辺から無理なく自転車で行ける距離。何かと手続きが多いファミリー世帯にはありがたいです。なお、簡単な証明書の発行であれば、市役所まで行かなくても大丈夫。国領駅のすぐ北側にある調布市市民プラザ「あくろす」で、住民票や印鑑登録証明書等を取得することできます。スーパー・病院が充実!選べる環境に満足国領駅を出て南側には深夜1時まで営業のマルエツ国領店。北側には24時間営業の西友国領店。日常の食品、日用品であれば、この2店舗で事足ります。少し足を伸ばせばイトーヨーカドー国領店。また、ホームセンターは「ユニディ 狛江店」「島忠ホームズ仙川店」が便利。大型駐車場が備わっています。二駅先の特急停車駅「調布駅」は国領駅周辺から徒歩・自転車圏内。2017年秋にオープンした駅ビル「トリエ京王調布」には、ファッションや雑貨・本のお店からビッグカメラ、映画館まで揃っていて、ブラブラお散歩するだけでも楽しめます。調布駅北側の「PARCO調布店」には「無印良品」や「UNIQLO」という人気の店舗が入っていて便利。子供のための安い衣類やおもちゃ、文具を探すならPARCO調布店の向かいにある「西友調布店」が非常に便利です。子供が通える小児科や各種病院も数多く揃っています。小児科に関しては、駅から徒歩10分の範囲に数カ所ある他、離れたエリアにもあり、それぞれの家庭で合う小児科を選んで通っています。駅から離れると“自然”に触れられる。大小様々な公園も豊富。国領駅周辺は利便性の高い店舗や施設が充実していますが、少し離れると“自然”に触れられるところが魅力の一つ。南側には多摩川、北側には野川が流れ、のんびりとお散歩を楽しむ人が多数見られます。どちらも桜の季節にはたくさんの人で賑わう場所。ライトアップされた桜はとても迫力があって印象的です。多摩川沿いには広い河原があり、近隣の家族連れがよく行く場所です。正月には凧揚げ、気候の良い季節にはピクニックや土手滑り、バドミントンなどを楽しむ家族連れで賑わいます。北側の深大寺周辺には、神大植物公園や緑に囲まれた深大寺体育館などがあります。坂を上るので住む地域によっては自転車だと大変ですが、大きな駐車場があるので車でも安心です。続いて公園について。駅の周辺は小規模な公園がちらほら見られる程度ですが、北側は甲州街道、南側は品川街道を越えると、大きな公園が充実してきます。ユニディ 狛江店の向かい側にある前原公園(通称とんぼ池公園)は人気の公園。平日、休日ともに多くの子供たちで賑わいます。多摩川住宅の周辺は、昭和の臭いがするコンクリート遊具にあふれていて、子ども心をくすぐります!多摩川沿いの西河原公園には、2017年に狛江プレーパークがオープンしました。まさに「子供が自由に遊べる空間」。手作りのハンモックブランコ、工具コーナー、木登りなど、公園らしい遊具が無い空間で、子供たちが夢中になって遊べます。雨の日に利用できる、国領駅前の屋根のある公園「すこやか」や調布駅前の「プレイセンターちょうふ」は、小さな子供がいる親にとって非常にありがたい存在。この周辺に住む小さな子供がいるファミリーは、一度は必ずお世話になるのではないでしょうか。畑の隣に直売所や野菜自動販売機このあたりは少し前まで広い畑が残っていた地域。徐々に宅地化され、目にする畑は減ってきましたが、周辺のスーパーには地元農家の野菜コーナーが残っています。この地域に住み始めてまず驚くのが、畑の隣に直売所があったり、コインロッカー式の野菜自動販売機があること。東京で獲れたて野菜が食べられるとは!夏になると、新鮮なトマトやきゅうりが入る野菜の自動販売機が増えてきます。他にも、枝豆やなす・ピーマン、とうもろこしなどが並ぶ販売所も。季節によって並ぶ野菜が違い、人気の野菜はすぐに売り切れてしまいます。よく通る道の販売所は、通るたびにチェックするのがクセになります。幼稚園には入りやすい。未就園児がいる家庭へのサポートも調布市には公立の幼稚園がなく、全てが私立の幼稚園です。所得によって段階がありますが、補助金が出ます。バス通園ができる幼稚園が多く、いくつかある幼稚園から、親の生活スタイルや子供に合いそうな幼稚園を選んで通うことができます。以前は幼稚園激戦区でしたが、最近では幼稚園に落ちるという話をほとんど聞かなくなりました。未就園の子供を持つ親へのサポートも徐々に手厚くなっています。国領駅前のすこやかを始め、理由を問わない一時預かりの施設が国領駅と調布駅に出来たので、利用しやすくなりました。保育園は毎年増えているが、すぐに希望園に入るのは難しい状況。調布市は保育園激戦区です。隣の世田谷区ほどではないものの、待機児童数はなかなか減りません。ここ数年は、毎年新しい認可園が5つくらいずつ開設され、定員は増えているのですが、保育ニーズの増加に追いつかないようです。希望園への入りやすさは場所によって異なり、それほど深刻ではないエリアも。調布市の子育て掲示板(調布市地域情報ポータルサイト内)で、毎年認可保育園の結果報告が話題にあがり、承認・不承認の結果から居住エリア、点数などを報告しあっているので、参考にしてもよいかもしれません。小学校は、教育はしっかり、雰囲気はのびのびしている印象国領駅を最寄り駅に使う場合、公立小学校は次のいずれかに通う児童が多いです。北側八雲台小学校柏野小学校南側国領小学校第二小学校杉森小学校染地小学校年度にもよりますが、この辺りの小学校はどの学年も1学年2~4クラスで構成されています。染地小学校のみ、ここ数年1学年1クラスとなっています。調布市立小学校は、基本的に学区域が定められています。理由を申請して市役所で認められれば学区域以外の小学校に通うこともできます。染地小のように1学年規模が小さい学校には比較的申請が通りやすいと言われています。逆に大規模校は受付を制限しています。中学受験をする生徒は、小学校・年度によりますが、少なくはありません。調布駅周辺には、中学受験のための塾が多く、小学校高学年になると自転車で通う姿が多く見られます。どの小学校、そして中学校も荒れているという話は聞きません。放課後の時間帯には、公園から小学生の大きな遊び声が聞こえます。全体的に、のびのびしていて平和な雰囲気を感じます。しかし、きちんとポリシーを持ってしっかり子育てを行っているご家庭が多く、全体的に学力が高い印象を受けます。学童保育とユーフォー・塾や習い事の充実各学校の敷地内もしくは近くの児童館に学童クラブがある他、習い事と合わせた小学校への送迎サービス付きの民間学童保育もいくつかあります。また、各学校に放課後子供教室事業「ユーフォー」があります。登録さえしておけば、放課後いつでもランドセルのままユーフォープレイルームで遊ぶことができます。両親とも働いていても、1年生からユーフォーのみ利用しているご家庭も見られます。高学年になると、中学受験をする・しないに関わらず塾通いする子供は増加。国領駅前にも塾がありますが、調布駅前の塾に通っている子供が多いです。子供に人気のスイミングスクールや英語教室、ピアノ教室に関しても、いくつかある中から選んで通っています。贅沢な悩みですが、保護者は皆、習い事を選ぶときに、まずどこに通わせるか悩んでいるようです。多くのファミリーがお世話になる医療費助成制度・補助金調布市では、乳幼児の医療費の自己負担分は全額助成されます。また、義務教育就学児の医療費(健康保険適用の医療費)の自己負担分のうち、通院1回につき200円(上限額)を除いた額を、入院・調剤については全額助成されます。(小学校4年生から中学校3年生までは所得制限あり。)また、認証保育園・幼稚園に通うご家庭に、所得額に応じた補助金が交付されています。⇒調布市の新築マンション情報⇒国領駅周辺の中古マンション・中古戸建情報⇒合わせて読みたい住みたい街東京!家族で探す子育て環境が充実した街まとめ
2018年03月05日お笑いタレントの宮川大輔(45)が14日、自身のツイッターを更新。「姪っ子が第一志望の中学校に受かった」と親戚の受験事情について投稿し、「泣いてしまったなぁ」と思わず涙したことを明かした。 この時期は受験シーズン真っ只中。宮川は「泣いて電話かかってきて泣いてしまったなぁ」と姪が無事に第一志望の中学校に合格したことを報告。「頑張りよったんやなぁ。おめでとうやなぁ」と温かくねぎらった。 つづけて、「でもまぁ勉強もやけど、その学校に姪っ子の親友やライバルや思春期に大切な友達がいっぱいいっぱい出来たらええなぁと思います」と新生活を控える姪への希望をつづった。 このツイートには、普段の倍である2万件を超える“いいね”が押され、ファンからは「おめでとうございます!」と祝福のコメントや、「いい話だなぁ」「優しいおじさんで羨ましい」「温かい叔父様の言葉でホッコリします」といった声が寄せられている。
2018年01月15日息子の志望校とは?中学3年生の夏休み直前に、突然の告白Upload By かなしろにゃんこ。高校受験に向けて塾に通わせたりしたものの、息子は勉強に熱心ではありませんでした。中学3年生になっても「受験のことは話したくない!」と怒り出す始末で、志望校の話はまったくできない状態。当時、私と夫は、普通科の公立高校に進んでほしいと考えていました。地域には、特別教育支援のモデル校となっている普通科の公立高校があり、発達障害がある生徒もそうでない生徒にも丁寧な指導をしてくれる高校だったので、そこがいいんじゃないかと考えていたんです。中学3年生の夏休みに入る直前、ようやく息子から高校受験についての話をしてきました。実は行きたい学校が決まっていて、その学校の夏休み体験授業を申し込んだというのです。そこは自動車整備士を目指す生徒のための、私立の専修高校でした。「この学校じゃなきゃ、すぐ辞める」息子の意思は固かったUpload By かなしろにゃんこ。専修高校は、普通科の学習内容に加えて機械実習のカリキュラムもあり、両方学べる学校でした。ですが、私立です!わが家はぶっちゃけ裕福ではありませんから「ムリ――!私立とかムリ――!」なんです。でも息子は「その学校以外は行きたくない、普通科高校には興味がない!」と言います。オイオイ!親の懐事情考えろや!と先に述べた地域にある公立高校を勧めたのですが「普通科高校なんかでやりたいことない、入学しても面白くなかったらすぐにやめる気がする」と言うのです。大好きなことを学び、仲間と思う存分語り合える高校生活をUpload By かなしろにゃんこ。「親を脅す気か?」と思いましたが(笑)、息子がどうしてその学校を選んだのか聞いてみたところ…「自分と同じ車やバイクが趣味の仲間を作りたい」「普通科高校にはない車の部活動をやりたい」「今までは友達とマニアックな話ができなかったから、思いっきりしてみたい」「メカニックを勉強したい」という答えが返ってきました。確かに友達との会話では、ADHDの特性でもあるマニアックな会話をしてしまうことを避けるように、そして早口にならないようにと注意してきました。そういったことをを注意していたので、中学校では友達と仲良くやってこれたものの、本当は自分の好きな話を思う存分したかったんだネ。アツく語るところはやっぱりADHDだと感じました。息子自ら申し込む、その変化がなによりうれしかった!Upload By かなしろにゃんこ。息子は勉強は苦手ですが、好きなことでは集中力を発揮することができます。だから将来は、自分の好きな車関係の仕事をするのもいいんじゃないかと思いました。発達障害がある子は”好きなことや特技を伸ばして育てたほうがいい”ともいいますから、子どもがやりたいことを見つめたなら、それをバックアップしてあげてもいいかな?と、私も考えるようになりました。なにより、受験に無関心かと思っていたのに、自分で体験授業を申し込んでいたことがとても嬉しかったんです。自分はこの学校でやっていけそうか?体験授業を受けて確認していた息子ですが、それが相当楽しかったようで…。なんと体験授業開催の度に参加し、結局3回も受けていました(笑)ウキウキ高校生活を夢見る息子に、母は…Upload By かなしろにゃんこ。体験授業で、部活の説明も受けて帰った息子は「入学したらどの部活に入ろう?どれも楽しそう。迷う~」と学校のパンフレットを眺めてウキウキしていました。部活はすべて、車やバイクにちなんだ活動なのでマニアには興味深々でたまらないようです。そこまで専修高校に行きたいのならば行かせてあげたくなるのが母親です。志望校について言い出せなかった、本当の理由とはUpload By かなしろにゃんこ。しかし夫は、「将来の職業の幅を広げるためにも普通科高校から4年生大学に行くべき!」と考える人。しつけには厳しいですし、息子にとっては脅えるほどコワイ存在の父親です。今まで高校受験の話をしたがらなかった理由は、何も考えていなかったのではなく「絶対お父さんに反対されるから、言いたくなかった…」という理由だったと分かりました。私が説得したところで夫は反対するだろうと、夫に息子の志望校の話をできないまま、願書提出の期日が近づいてきます。それに私立の学校は入学金や授業料も高い。私自身「支払っていけるだろうか?志望校変更するべきか…」とも悩んでいました。金欠だったわが家が、どうやってお金の問題を乗り切ったか…そして息子は、どうやって父親を説得したのか…それはまた、次の機会にお話させていただきま~す☆
2017年11月28日お受験戦争スタートで、人気芸能人たちがさまざまに見せるパパ&ママ素顔。実は最近、芸能人たちの“学校選び”に変化が見られるという。 「これまで芸能人に人気の私立小学校といえば、慶応幼稚舎は別格として青山学院が断トツでした。それがここにきて青山学院に代わり立教小学校が急激に人気を伸ばしているんです。すでに70年代を代表する男性歌手や、大物お笑いコンビのお子さんたちが通っていますよ。とはいえ、ともにミッション系で歴史もありますが、立教は青山学院ほど芸能人が入りやすい学校ではないということで、人気が上昇しているようです」(教育関係者) もうひとつ、芸能人に人気だったのが成城学園。だが、こちらも最近は人気が下がり気味だという。 「たしかに最近は、芸能人のお子さんが通っているという話を聞かなくなりました。この流れは当分変わらないと思います」(前出・教育関係者) 来年以後も“芸能人お受験”の地殻変動は続きそうだ。
2017年11月10日日本テレビ系のバラエティー番組『得する人損する人』の企画で、東大受験に挑戦することとなったお笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰(38)。過去にもボディビルやフィンスイミング、レスリングなど多くの挑戦を続けてきたが、受験勉強は20年ぶり。最終学歴は日本大学商学部卒。現役時代から古文は得意だったが、英語と数学は大の苦手。最初に手渡されたのは、小中学生レベルのドリルだったという。 受験勉強を開始したのは、3カ月前。さすがに今回は難しいのでは……。だがそんな下馬評をよそに、“超人”春日は自信満々。「偏差値35の生徒を現役で東大に合格させた」というカリスマ講師・時田啓光氏も驚くほどの成長ぶりをみせているという。いったいなぜ、彼は無謀な挑戦を続けるのか。そこには学生時代の経験が影響していた。 「春日は学生のころから本気を出せば東大に合格できると思っていました。でも当時は勉強する意味が見出せず、本気を出さなかったんです。日大系の附属高校だったので大学に上がるには内部進学試験で合格点を取れればよかったのですが、それがダメだったので一般受験に切り替えることに。試験はより難しくなりましたが、結局、合格できました。勉強したのは3カ月くらい。だから本気を出せば、もっと上に行けると思っていました」 高校時代から“超人”の片鱗を見せていた春日。その意志の固さは、同級生だった相方の若林正恭(39)をも驚かせるほどだった。春日は当時をこう振り返る。 「若林が後ろの席にいて、毎日少しずつハサミで春日の髪を切ってくるんです。でもここで反応したら負けだと思って黙っていました。ほかにも学生時代に『絶対死なない』と言ったら、友だちに『だったら立ちこぎした自転車から飛び降りろ!』といわれたこともありました。もちろん、やりましたよ。渓流の渦に放り込まれたこともありましたが、無事生還。友達の運転する車でひかれそうになったこともありましたが、ボンネットに飛び乗ってピースしてやりました。まあ友だちというのは全部、若林ですけど(笑)」 一歩間違えれば“殺人事件”レベル……。だがそんなドン引きするほど無茶な経験も笑って話す春日。そして当時の経験も、今と繋がっているのだという。 「春日には昔から“受ける美学”があるんですよ。たとえ何があっても、耐えることができます。今回の受験やエアロビ挑戦も同じです。無理なことを言われても『そっちがその気なら、やってやろうじゃないの!』と思ってしまう。決して楽ではないですが、できたら逆に面白いでしょう?だから言われたことは、全部やってみようと思っています」
2017年09月30日室井佑月さん(以下、室井) 居酒屋なのにシャンパンで乾杯!?でも私、あんまり飲めないです。夕方から息子の家庭教師の先生が来るので、さすがに母親が酔っぱらって帰ってきたら……(笑)。 辻仁成さん(以下、辻) そりゃまずい(笑)。普段はお飲みになるんですか? 室井 飲まないとやってられません(笑)。仕事も子育ても、お酒を飲んで1日を強制終了って感じです。 辻 お互いシングル親だもんね(笑)。僕も毎日、仕事で気を遣って、子供に気を遣って。子供が大学を出るまで、ずっとこれが続くんだろうな。 フランス・パリで一緒に暮らす息子(13)との日々を綴る本誌連載『ムスコ飯』では、料理上手な“イクメン”ぶりを披露している作家の辻仁成さん(57)。いっぽうコラムニストの室井佑月さん(47)も本誌連載『ムロイの闘う「お財布」』で17歳のひとり息子の子育ての苦労話を吐露し、主婦たちの共感を呼んでいる。 共通点がありながら意外にも2人は初対面だという。そんな彼らが今回、子育ての合間を縫って居酒屋で待ち合わせ。グラスを傾けながら、子育てについてじっくり語り合ってもらった。 辻 いまは夏休み中で、息子と一緒に日本に来ました。毎年ベッタリ一緒にいるんですが、今年は初めて「一人旅がしたい」と言い出して。いつも男2人旅してきたから、ちょっと寂しかった。でも、“可愛い子には旅をさせろ”じゃないですけど、子供の自立心を育てることも親の役目ですよね。 室井 実は、うちの子は中学から全寮制の学校に通わせているんです。以前は失敗させたくないという思いから、息子の行動や考えを制限してしまうこともありました。こんな母親とは早く離れたほうがアイツのためにいいと思って、寮に入れたんです。 親の悩みと言えば、子供をいかに勉強させるか――。室井さんは、小学生だった息子と中学受験に挑み、難関校に合格させた経験が。そんな“お受験の先輩ママ”室井さんに辻さんがその秘訣を聞く。 辻 息子は中高一貫校に通っているんですが、進級が厳しいんです。昨年は、担任の先生から「このままでは落第です」と言い渡されました。 室井 うわ~!うちも中学受験はたいへんだったなぁ。 辻 一緒に予習・復習のカリキュラムや目標を立てました。まずは、ゲームかYouTubeのどちらかをやめよう、と。些細なことですが、選択肢を与えてやるのが大事だと思います。「そしたらゲームをやめる」といって、今日までやってません。 室井 えらい! 辻 で、残したYouTubeなんですが、意外にもこれが成績アップに繋がったんです。勉強嫌いな子供たちにアドバイスする動画のおかげで、物理の点数は30点から70点まで上がったんですよ。 室井 私が息子に使った手は、とにかく「お前はできる!」と言い続けること。年齢関係なく、男性はおだてるとノリやすいですからね(笑)。あとは、「なぜ勉強なんてしなきゃいけないんだ」って聞かれたときに「魅力的なメスを手に入れるためだ!」って答えてました(笑)。この答えがいちばん心に響いたみたい。 辻 なるほど!(笑) グラスを傾けながら、語り続けて約2時間。波乱万丈な2人の子育て話には、息子たちへの愛情で溢れていた。
2017年08月27日8月15日、梨花(44)がインスタグラムで長男(5)のお受験に奮闘していたことを明かした。あまり知られていないが、ハワイでのお受験戦争は日本に負けず劣らずの熾烈さだという。ハワイでイベントやブランドをプロデュースする20年来の親友Aさんはこう語る。 「仕事で妥協を許さない彼女だから、受験校選びも真剣。私も一緒に20校以上見学しましたが、彼女は校内を隅から隅まで見て歩くんです。第一志望として考えたのは、オバマ前大統領も通った超名門校。ハワイでいちばん難しい学校ですが、彼女は必死に長男をサポートしていました。結果、塾でも『100%受かる』とまで言われるようになっていました」 当時の梨花はすべてにおいて“完璧なママ”を目指していたという。あまりにパーフェクトなママでいるため、Aさんが「疲れないのかな?」と心配するほど。実際、当時の梨花は「うまくいかない」と泣くこともよくあったという。そんな彼女にある日、転機が訪れた。 「彼女がふいに『名門校に入れたいというのは親のエゴなのかもしれない。私が“理想のママ”を演じるために、子どもを付き合わせていたのかも。それよりも、子どもがのびのびできるような学校を選びたい』と言ったんです。そして彼女は“完璧なママ”を演じることをやめました。そうして本来の梨花らしい、ちょっとゆるいママになっていきました」 梨花が選んだ新たな志望先は“子供第一”をモットーに掲げる私立校。「滑り止めなんていらない。受からなかったら、日本に帰る!」とまで宣言し、背水の陣で臨んだという。そしてお受験サポートだけに集中するため、梨花はモデルとは思えない意外な行動に出た。 「彼女は『今は受験のことだけ考えたい』と言って、自分の英語の勉強を一時中断。さらにはモデルなのに、ネイルやエステのお店にも行かないようになりました。髪もいつもボサボサなままで、見かねた私がヘアサロンの予約を入れてあげたくらいです」 そんな梨花の獅子奮迅の後押しもあって、長男はついに志望校へ合格したのだ。 「合格したときは2人で『頑張ったね~!』と号泣しました。“入学式”でも彼女は息子を見て泣いていました。最近の彼女は、口癖のように『お受験を通していろんなことを学んだ』と言っています。『子育てには定義も理想もない。自分流でいいということに気づけてよかった』とも。そんな言葉を聞いていると、本当に愛しているんだなと感じますね」 ハワイでの熾烈な“お受験戦争”は、子どもだけでなく梨花をも成長させてくれたようだ。
2017年08月23日秋から始まる小学校受験は、合格を目指して1年くらい前から準備している家庭が多いようです。なかでも国立附属小学校は、学費が私立に比べて安かったり、ほとんどかからなかったりする学校もあり人気があります。しかし、だれもが国立小学校を受験できるわけではありません。そんな、意外と知られていない、国立小学校の注意点をご紹介します。■「国立」なのに受験できない?国立附属小学校は各都道府県にあり、地方在住でも受験するチャンスはあります。おもに国立大学の教育学部の附属校として位置づけられていましたが、大学直属に編成されてきています。しかし、学区はエリアや通学時間によって学校ごとに決められていて、その範囲内に住んでいないと受験資格さえ得ることができないことになります。受験のために引っ越したり、子どもが生まれる前から将来を見据えて家を決めたりするママもいるほど。学区の考え方は、学校によって異なります。国立小学校の受験を考える場合は、まずは自宅が学区内にあるかの確認が必須となります。■受験に合格しても入学できない!?国立小学校にも受験があり、試験内容は行動観察や運動試験など、学校によってさまざま。受験前に傾向を知り対策する必要があります。しかし国立小学校と私立小学校の大きな違いは、基準をクリアする能力を身につけても合格できるとは限らないことにあります。なぜなら、公平を期すため国立小学校は抽選を導入する学校が多いから。抽選を突破した子だけが試験に進む学校もあれば、試験後に抽選を行う場合もあります。これに漏れたら、どんなに考査で合格しても、不合格と同じ結末になってしまいます。試験については塾などでも対策できますが、抽選ばかりは運頼み。このため、子どものがんばりを無駄にしたくないと考え、抽選がなく努力が反映されやすい私立校を選ぶママも少なくありません。私が子どものころにも、国立小学校には抽選がありました。わが家は学区内にあったので親は受験を考えたようです。しかし、父も母もくじ引きではティッシュなどの末等しか当たらないほどくじ運がなく…。これでは入学できるはずはないと、受験をあきらめたそうです。■受験番号が早いほうがいいってホント?小学校受験では、「受験番号が早いほうが有利」という説があります。私立校の場合は、その学校に入学したいという熱意を示すためといわれますが、国立の場合はどんな理由があるのでしょうか?国立小学校の場合、よくいわれることが、行動観察などをスムーズにクリアするため。そのため、できるだけ早い番号を確保しようと、親が朝早くから並ぶ光景が見られます。このウワサは本当なのでしょうか? 実際に子どもが小学校受験を経験したママたちの体験談を紹介します。●集団行動で巻き込まれないために「国立校は塾に通う子だけでなく、家が近いからと記念受験する子が少なくないと聞きました。記念受験の場合、受験対策として集団行動の練習をしていないお子さんがいるので、もし一緒のグループになってしまっうと、巻き込まれやすいと塾で教わりました。受験番号が早いほうが本気で受験を考えている家庭が多い傾向にあると言われ、本命ではなかったけど早起きして並びました」(41歳・小学校5年生のママ)●受験番号は月齢順「受付後に受験番号を月齢順に並び変える学校もあるそうで、そんなに気にしなくていいといわれました。それでも、やっぱり気になるので早く並びましたが、抽選に漏れたのでわが子は公立通いです」(40歳・小学3年生のママ)学校によって条件が異なるようですね。志望校の情報を早めに収集して、対策したいところです。■「附属」といってもエスカレーター式ではない大学の附属学校であるならエスカレーター式を期待するところですが、国立の場合はそうではありません。中学入学時はあらたに外部生が入ってくるため、全員が進学できない場合もあります。だから日々の勉強は、とても大事です。在学中に、子どもがほかの中学校に魅力を感じることがあるかもしれません。もし外部の学校を受験をする場合は、内部進学の権利が失われる学校もあるようです。また、附属高校を設けていない学校もあり、その場合は必然的に外部受験することに。志望校がどのような仕組みになっているのか、あらかじめチェックしておきましょう。■授業中に常にだれかにみられている?多くの国立小学校は、教育研究校として位置づけられています。そのため、先生が研修などで不在になる可能性も。また、教育実習や視察なども行われるため、常にだれかに見られている状態で授業を受けることが多いようです。国立小学校出身の知人に話を聞いたところ、「教室に知らない人がいることが多かった」とのこと。最初は気になったものの、次第に慣れてきたそうです。この人に見られた環境での授業は、慣れる子と慣れない子がでるかもしれませんが、えてして子どもは順応性が高いため、あまり問題にはならないかもしれません。ちなみに前述の知人いわく「公立の高校では見学者がいないので違和感があった」とのこと。また、新しい教育を実験する場でもあるので、最新の教育を受けるチャンスがあります。これはほかの学校ではなかなか体験できないことです。国立というだけでブランド化されている現状。お受験を挑戦してみたくなるかもしれません。しかし、それだけを判断材料にするのではなく、子どもの将来を考えたうえで検討したいものですね。
2017年08月12日夏が終わり秋の風を感じるころ、年中さんや小学校3年生の子どもを持つママ達が、顔を合わせれば必ず出る話題なのが「小学校(もしくは中学校)受験をするか、しないか」。受験派は、この頃から本格的な受験準備に入る時期だからです。最近は受験準備のスタート時期もどんどん早くなり、受験塾は増え、知育教材やおもちゃの売れ行きは伸びていると聞きます。子どもが生まれた時から「自分の出身校に入学させたい!」と受験を考えている家庭であれば、迷いなく受験の準備となるのでしょう。しかし、「周囲に受験する子どもが多いから、うちも考えたほうがいいのかな」、「なんとなく公立の教育に不安を感じる」など、受験に対して興味はあっても、迷いや不安が多いという方が大多数でしょう。■「大変な受験」になりやすいのは?この時期から、親子関係の相談では受験関連のことが多くなってきます。その中でもよく聞かれるのが「受験準備は親も子どもも相当負担がかかると聞くので、それに耐えられるのか不安」というものです。わたしのところに寄せられた数々の相談から分析するに、「親子ともに辛くて大変な受験」に陥りがちなのは「子どもの適正より、まず志望校ありき」のケースだと思います。自分の母校だから、親が通いたかった学校だから、自宅から近くて通いやすいから、大学付属でもう受験をしなくてすむから、兄弟がすでに通っているからなど、子どもの適正を見ずに親が志望校を決めてしまう理由はいろいろです。親が通わせたい学校に合わせて受験準備をさせると、子どもの精神年齢(学力ではありません)が受験勉強に追いついていかない場合、親子ともにかなり気持ちが追い込まれるケースが多いように感じます。不安を払拭するために、塾の講座をたくさんとったり、かけ持ちしたり、個別の家庭教師をつけたりとのめり込んでも、かえって子どものやる気を失わせてケンカになり、ますます疲れて「受験はやはり大変だ」という感想だけが残ります。■受験はあくまで子育て方針を確認する一つのきっかけに小学校や中学校受験を考えることは、改めて「どのように子どもを育てたいか」を夫婦で話し合う良いきっかけになると思います。高校受験や大学受験になると、もはや親の介入する余地はほとんどないからです。まずは、子どもの学力を含めた現状を見極め、伸びしろを期待しつつ、子どもに合いそうな学校を探し二人三脚、三人四脚で受験準備を進めれば、結果がどうであっても、机に向かう習慣がついたり、興味の対象が広がったりと、いろいろな意味で子ども自身のプラスになるでしょう。私立校はそれぞれ教育方針や学問に対する理念がありますから、学校説明会などに参加すると、賛同できたり「ちょっと違うな」と感じたりと、親のほうも教育に対する気づきを得られます。そのまま地元の小中学校に進学できるのに、あえて受験するのであれば、親子初の共同作業ととらえましょう。結果より「頑張ったね!」と笑顔で終えられるよう、充実した時間としていただきたいと思います。
2017年07月30日小学校や中学受験を考えるママにとって、一貫校や大学の附属校を選ぶかどうかは、かなり悩むところではないでしょうか。エスカレーター式なら受験の回数を減らすることができますが、メリット、デメリットはほかにもどんなことが考えられるのでしょうか。そこで、ママ自身がお受験をしたことがある人、子どもがお受験を経験したママたちに話を聞きました。■メリット1:好きなことに打ち込める息子が、エスカレーター式の学校を卒業したというNさん(58歳)。遊びたいさかりの子どもを受験させることに「かわいそう」と思う面もあったといいます。でも一定の成績をおさめることができれば、エスカレーター式で大学に進学できたため、「外部受験よりも結果的に楽だったのかも」と、思っているそうです。「受験がない余裕があるからこそ、学生時代はサッカー部で毎日がんばっていました。社会人になったいまも当時の仲間とフットサルを楽しんでいるようです。好きなことを見つけられて、友だちや先生といまでも濃い付き合いができることもあって、一生の財産を得られたのではないでしょうか」(Nさん/58歳・社会人のママ)ちいさいときに勉強で遊ぶ時間が減るのはかわいそうかもしれないけれど、その分、受験後に思いきり好きなことに打ち込める。そして、一生付き合える仲間を見つけられる。こうしたメリットもあるようです。■メリット2:留学などのチャンスが多い母親自身が、中高一貫の女子高に進学したというYさん。同じミッション系の大学の指定校推薦が多く、それを利用して大学へ進んだそうです。「私の学校からは一般入試ではとても入れないような有名大学に行けたので、受験に関してはラッキーでしたね。オーストラリアに姉妹校があり、中学生のときから毎年のように短期留学もできました。おかげで英語が好きになり、いまも勉強を続けています。娘にも同じような環境で学ばせてあげたいけれど、学費がちょっと心配です」(Yさん/39歳・小学3年生のママ)Yさんとは別に、やはりミッション系の女子高で指定校推薦を受けて、同じくミッション系の大学に進学した友人がいます。彼女がいうには「私は、中学受験していたから楽できてよかったけど、いまの自分には娘を通わせる財力がない」とのこと。いわゆるお嬢さま学校といわれるところは学費だけでなく、友だち付き合いにもお金がかかり、余裕がないとちょっと大変な一面もあるようです。■メリット3:ママ友付き合いが楽!「うちの息子は小学校受験をしました。住んでいるところはバラバラだし、公立よりも保護者会などが少ない気がします。私は働いているので、そうした行事に休みを取られずに済むのはありがたいです。また、収入や家庭環境、考え方が似ている人が集まりやすく、保育園のときよりもママ友付き合いがしやすくなったと感じています」(41歳・小学6年生のママ)子どもだけでなく、ママにとってのメリットも見逃せませんね。これを享受するには、校風を見きわめることも重要。学校説明会などでチェックしておきましょう。■デメリット1:附属校だからといって油断できないこれまでの話ではエスカレーター式という特性をうまく生かして、大学進学、留学といった先に進むメリットが語られましたが、デメリットはどんなものがあるのでしょうか。【だれもが進学できるわけではない】「私の通っていたころの附属校は、成績順に希望の学部を選べたんです。大学の花形学部である法学部や文学部は成績上位の子でいっぱい。私は高校時代に遊んでしまって成績が悪かったこともあり、内部進学するなら二部、つまり夜間しか選べなかったんです。だからといって、外部受験するなら浪人しない間に合わないし、仕方なく二部を選択しました。有名大学の附属校だからといって、だれもが希望どおりに進学できるわけではないところもあります」(39歳・小学2年生のママ)【途中で進路が変わることも】「息子は中学から大学の附属校へ。高校生になって進路を考えだしたときに、医学部へ行きたいと言い出しました。しかし、エスカレーター式の大学には医学部がないんですよ。中学受験をすれば子どもも楽をできると考えていたけど、進路が変わることだってあるわけだし、附属校だからと油断はできないものですね。正直なところ、附属校ではなく公立にすればよかったのかなと思ってしまいます」(48歳・高校2年生のママ)中学校へ進学する時点で進路が決まっている子のほうが少ないかもしれません。附属校はエスカレーター式で進学しやすいとはいえ、必ずしもそれが子どもの夢のための進学が>一致するとは限らないことも覚えておきましょう。■デメリット2:お弁当作りが大変!「小学校では給食があったので、やっとお弁当作りから解放された! と思ったのですが、私立中学に進学してからはまたお弁当作りの日々が…。駅まで車で送っていかなくてはならないし、朝はまさに戦場です!」(40歳・中学2年生のママ)私立校は給食がない場合も多いですよね。子どもはお弁当のほうがうれしいかもしれないけど、ママにとっては大変かも!?■デメリット3:おさななじみがいない…「わたしは、幼稚園から大学の附属校に通っていたので、近所に友だちがいなくて。おさななじみに、あこがれちゃいます。学生時代も基本的には同じ顔ばかりなので、一生付き合える親友もできたけど、狭い世界で生きてきたような気がしています。人間関係がうまくいかないときは本当につらかった。高校進学時に外部受験も考えたのですが、中学受験を経験して別の附属校に入ったからもったいないし、親にも申し訳なくてそのまま残りました。いいこともたくさんあったけど、嫌な部分も見てきたから子どもが希望しないなら受験させる気はありません」(39歳・3歳児のママ)私立の場合は、みんなが近所に住んでいるとは限りません。そのため、地元に友だちがいないという結果になることも…。また、人間関係がうまく築けないと、長期にわたってつらい思いをすることもあるようです。もちろん、こうしたメリット・デメリットは、公立校にもあります。どちらがいい・悪いと決めることはできないけれど、わが子に合う・合わないは事前に検討できるはず。デメリットもしっかり把握したうえで、子どもにとって最適な道を考えてあげたいですね。
2017年06月26日「福って英語で何ていう?」「フォーチューンかな?」「じゃあ『フォーチューン!』って呼びかけようよ」 都内公立中学校の校門前ではしゃいでいた、中学3年生の女子2人組。4月上旬、鈴木福くん(12)の中学校入学式が行われた。 彼は上級生からも速攻で“あだ名”をつけられるほど、入学前から人気者。朝8時40分頃、2人の男友達と楽しげにお喋りしながら登校した福くん。まっさらのブレザーは成長を見越して大き目のサイズを購入したのか“ブカブカ”だった。 福くんと言えば、気になるのは、『マルモのおきて』(フジテレビ系)で共演した同い年の芦田愛菜ちゃん(12)の存在だ。福くんが地元の公立中学校へ進学するいっぽうで、愛菜ちゃんは私立中学校へ進学。 「通っていた塾では『芦田愛菜だろ!?』とからかわれたり、他のクラスから覗きに来る生徒もいたようです。そんな雑音の中でも、トップクラスの成績優秀者しか入れない特別クラスで1年間勉強し、見事難関校に合格。彼女がそこまでして、この私立中学に入りたかったのは、ゆくゆくは“東大受験”を目指しているからだと聞いています」(受験関係者) 福くんが出演した5日放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)でも、自然と愛菜ちゃんの話題に――。 愛菜ちゃんの難関中学合格について聞かれると、福くんは「すごいですね!」と、“相方”の天才少女ぶりに驚きを隠せない様子。自身が受験しなかった理由を尋ねられると、「友達が地元の公立中学校に行くから僕も行くんです!」と明るく話していた。 入学式当日、校門をくぐるやいなや、たくさんの友達に囲まれた人気者の福くん。友達との写真撮影が始まると、彼はそれまでしていたマスクを外し、笑顔満開!入学式と記念撮影を終え、最後に仲良し男子グループ7人で集まると、再び記念撮影がスタート。背の高い男子が後ろから福くんに覆いかぶさってじゃれ合い、終始みんなで「イエーイ!」と大盛り上がり。結局、1番最後まで学校に残っていた福くん。 そんな福くんより数日遅れて、愛菜ちゃんは小雨が降るなか、都内私立中学校の入学式に出席した。グレーのスーツに白いソックスがとても似合っている。同級生から拍手で迎えられ、こちらも福くんに負けず、人気者だ。 マルモリブーム当時はまだ6歳だった2人だが、中学生になりすっかり大人びた表情が印象的だった――。
2017年04月12日ドラマでも取り上げられている中学受験。都市部などでは多くの子どもたちが塾に通い、私立受験に向かって勉強しているようです。小学生が毎日のように塾通いをすることや、夜遅くまで勉強しなければならないことに批判的な意見もあるようですが、実際のママたちはどのように考えているのでしょうか?Q.お子さまに中学受験、させる?1.させる 7.6%2.おそらくさせる 5.4%3.おそらくさせない 21.4%4.させない 56.4%5.わからない・どちらとも言えない 9.1%一部地域では中学受験組がクラスの半分というところもあるようですが、全国的に見てみると受験を「させる」「おそらくさせる」の合計は13%という結果になりました。親たちの子どもの教育に関する意識をチェックしてみましょう。■家からも近く地元に根づいた公立派地域とのつながりを感じながら通える公立を支持する人も。また、公立派というよりは、子どもより親の意見で私立受験をするのは反対という意見の人も多かったです。「地元の公立へ。地域とつながりながら過ごしてほしい」(神奈川県 40代女性)「私は自分の母親が働いていたので、忙しい親に甘えることを我慢していました。今でも子どもらしく甘えたかった気持ちが残っています。通学も公立より遠くて大変になりますし、私立がいいとい理由が見つかりません」(茨城県 40代女性)「本人がしたいと言えばさせますが、親から強制的にはさせません」(宮崎県 30代女性)■私立受験派の親も子どもを優先一方、私立受験を考えている親たちも子どもの気持ちを考えて受験をさせたいという声が多かったです。勉強するのは子ども自身なので、無理強いしながらでは合格するどころか、親子関係の崩壊にもなりそう。「公立の中高一貫を受験させました。学校見学へ行き、自分で受験するのを決めました。親がレールを敷いたことになるのかもしれませんが、自分で決めたとやらされたとでは違うと思ったからです」(茨城県 40代女性)「子どもの希望次第ですが、教育はかけがえのない、得てしまえば誰からも奪われない一生の財産です」(東京都 30代女性)「子どもが自分らしくいられる場所を考えると、受験という選択肢もアリになりました」(宮崎県 40代女性)■子どもと同じ目標を持てる楽しさブログなどでは激化する受験戦争が注目されがちですが、子どもと二人三脚でがんばるというのもいい思い出のよう。親はあくまで子どものサポート役に徹するといい結果が生まれるのかも。「小5の初めに受験してみたいと。周囲の気の合う友人が私学受験を目指す子が多かったからかもしれません。息子と同じ目標に向かってする努力は、私もなんだかとても楽しかったです。大変さばかりが際立つ私学受験ですが、決して悪いことばかりではないのかもしれません」(神奈川県 40代女性)Q.お子さまに中学受験、させる?アンケート回答数:3153件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年03月20日うちの学校の支援級、わが子に合ってる…?出典 : 「支援級か、通常級か…迷ってるけど、どうやって判断すればいいの?」「うちの子が通う学校の支援級、どんな環境だろう?どういうところを気にしたらいいの?」現在、希望者急増で過渡期にある、特別支援学級(以下、支援級)をめぐる状況は様々です。情報を探すと、「うちの子も是非お願いしたい!」と思える素晴らしい支援級もあれば、残念ながら、現場の事情が追いつかずに、十分な理解や子どもに合った対応が得られない支援級もあるようです。支援級をご検討の際には、実際に、お子さんが通う「その」支援級がどうなのか、自分の目で確かめてみることが必要です。長男が自ら通常級から支援級への転籍を希望した際、私はまず、特別支援コーディネーターの先生の案内で、実際にクラスを見学させて頂き、事前に疑問な点、不安な点の詳しいご説明をお願いし、長男本人も見学・体験させて頂きました。それでも、後から「もっと早く確認しておけば良かった」と思ったことも少なからずありました。そこで、支援級を選択する前に「確認してよかったこと」「確認しておけばよかったこと」の、判断のポイントを、あくまで「うちの経験上」ではありますが、楽々かあさんこと、大場美鈴がお伝えします。支援級見学の際にぜひ確認しておきたい!4つのポイント出典 : 長男が通っている支援級は、身体・知的に障害のあるお子さんのクラスと、長男のように、大きな知的・言葉の遅れの心配はないものの、発達障害の傾向のある子が中心となる、情緒級に分かれています。学校によっては、どの障害の状態のお子さんも一緒のクラスになる場合もあります。その場合でも、個別に学習内容を調節して頂ける場合はいいのですが、そうでない場合、お子さんに学習面での理解力がある程度あっても、学習内容や課題が簡単過ぎるケースがあります。そうなると本人の理解度とのミスマッチが起こり、その支援級がその子の力を伸ばせる環境とは言いがたくなる可能性があります。逆に情緒級がある場合も、その子の学習の進度に合わせた課題でない場合もあります。本人の能力や理解度に合わせた学習ができるかどうかは、よく確認しておきたいポイントの一つです。万が一合わない場合でも、先生と学習内容を調整して頂けるか、相談の余地があるかどうか、見極めておいたほうがいいでしょう。また、基本的に支援級の成績表は、「国語は漢字ドリルをがんばり、丁寧に漢字を書けるようになりました」というような、言葉による表現がされることが多いようです。特に将来的に、中学受験の可能性がある場合には、念のため希望した際には通常級と同じ評価で対応可能かどうか、確認しておいたほうがいいでしょう。(中学受験の際、全ての学校で成績表の提出が必須という訳ではないようですが、一部の入試日程や推薦、A.O.入試の場合などには、成績表のコピーの提出が必要になる場合があります。)出典 : 次に気をつけたいのは、今のところ、すべての支援級の担任の先生が、特別支援教育の知識・経験が豊富であるとは限らない、ということです。支援級の担任には、特別な資格などは必須ではなく、今まで通常級で担任してきた先生が、急に支援級を受け持つ場合も多いようです。長男の今年の担任も、長年通常級を受け持ったベテランの先生ですが、支援級の担任は人生初でした。ただし私は、支援に詳しくない先生=子どもにとって良くない先生、とは限らないと思っています。確かに、凸凹のある子に伝わりやすい方法を多く知っている先生なら心強いと思います。しかし、詳しい先生1人に負担がかかり過ぎてしまったり、クラスの他のお子さんの状況などによって、少人数であっても十分に子ども一人ひとりを見ることができない…など、先生お一人の力では解決できない現場の事情がある場合もあります。そのため支援に対する知識・経験の有無で、一概には判断できないと思います。もし、先生が支援に詳しくないからと、あからさまに保護者が落胆してしまうと、それが子どもや先生にも伝わって、その後の信頼関係に影響が出てしまうかもしれません。私は、知識・経験の有無よりも、・先生が子どもを肯定的に見ようとしてくれるか・子どもに合わせた指導をしてくれるか・親の話に耳を傾ける余力があるかのほうが大事だと思っています。しかし、見学の時点で気持ちよく応対してくれた先生に会えたとしても、翌年に我が子を担任してくれるとは限らないというのは注意したい点です。通常級に比べれば、支援級の先生は比較的長く同じクラスを担当することが多いようですが、異動がないわけではありません。また、大変残念なことながら、今まで毎年のように支援級の補助教員や介助員の先生が、年の途中で1人、2人とお辞めになってしまうことも、私は学校のお便りで度々知らされてきました。厳しい現場の現実があるように感じます。出典 : 人事異動がある先生方と違い、子どもたちは比較的同じメンバーでともに支援級で過ごすことが多いです。もちろん、入学や卒業、転籍などによる入れ替わりはありますが、クラス替えもなく、ほぼ同じメンバーで何年間も過ごすことになります。支援級は、学年を越えて、多種多様な子ども達の集まりとなるため、それが合う子、合わない子がいると思います。支援級の低学年のお子さんは、かなり自由気ままな印象がしたりで、見慣れてないと「これで大丈夫かしら…」と少々不安に感じられるかもしれません。そういう時は、何年もその環境で過ごしてきた、高学年のお子さんの様子が参考になると思います。その子なりに落ち着いていたり、交流級に意欲的に参加している様子が見られれば、その支援級の環境がプラスに働いていると受け取ってもいいのではないかと私は思っています。また、掲示物が破れっぱなしになっていないか、といった備品の様子、ロッカーに分かりやすいマークなどの工夫があるか、といった教室環境も、その支援級が安定しているかの参考になると思います。(ちなみに私は、教室の備品の乱れが放置されている場合、先生に余裕がなく、かなりお疲れ気味…というシグナルだと受け取っています。)出典 : 私が見学した時、1クラス6~7名と聞いていた支援級の情緒クラスには、いつも低学年の2~3人のお子さんしかいませんでした。他のお子さんは「交流級」に行っているのだそうです。長男の学校の場合、大抵は学年が上がるほど交流級で過ごす時間が増えていき、最終的に通常級に移籍する子も多いそうです。ご家庭で「いずれは、できれば通常級へ」と希望している場合には、交流級の活用状況は要チェックです(また、そもそも支援級から通常級への転籍が可能かどうか、よく確認しておく必要がある学校もあるようです)。交流級の活用状況は学校によって様々です。長男の小学校はかなり積極的なほうだと思います。後に担任の先生からその理由を伺うと、「年々、支援級への希望者が増えているので、◯太郎くんのように、交流級の授業に意欲がでてきたお子さんは、どんどん”卒業”して、通常級に戻って頂けると助かります」…とのこと。なかなか厳しい内情もうかがえます。とはいえ交流級を充分に活用できている学校は、通常級の子達も支援級の子に日頃から馴染んでおり、支援級”卒業”後も、比較的クラスに溶け込みやすいのではないかと思います。交流級の活用については、見学時、私はあまり気にしていませんでした。でも今思うと、重要なポイントだったと思います。どんな状況の支援級も、本人が体験してみるのがイチバン!出典 : 見学をする際には、参観日のようなよそ行きの状態ではなく、支援級のありのままの状態を子ども本人が、できるだけ何回も見られるほうがベターです。長男が普通級から支援級へ転籍する前に、私は長男本人が何度も支援級を見学・体験できるよう、お願いしました。でも見学を予定していたある日、突然見学がキャンセルになったことがありました。先生によると、「今日は、落ち着けてないお子さんがいたので、見学は中止させて頂きました。また日を改めて、予定を調整させて下さい」とのこと。それを聞いて、私はこう言いました。「是非、そういう時も本人に見せてください。ご迷惑になるようでしたら、廊下からでも構いませんので。支援級は、皆が落ち着いている時もあれば、そうでない時もあることを、本人が十分知って、納得したうえで転籍したいです。」支援級は、長男と同じように、あるいはそれ以上に、特別な配慮・支援を必要とするお子さんの集まりです。当然のことながら、少人数とはいえ、いつもクラス全体が落ち着いているとは限りません。そんな支援級で過ごすイメージを本人が持てると、入級後の環境の変化にもついていき易いと思います。長男の場合は実際に何度も授業を見学させて頂き、給食の時間を支援級の子達と一緒に過ごしたり、といった機会を作って頂きました。すると、「今日はすんごい泣いてる子もいたよ」「一年の子が途中で教室出てっちゃった」なんて言うときもありました。私は「支援級はそういう時もあるよ。それでもいい?」と聞きましたが、長男は「それでもいい。支援級に行く」と決心は変わりませんでした。「うちの」支援級には良いところも、そうでないところもあることを、十分納得の上で転籍をした私達。結果的にこの一年は、長男の成長のプラスになりました。実際に自分の目で確かめて、後悔のない選択を出典 : 長男の先生からの話にもありましたが、近年、支援級を希望する子どもが急増している傾向があります。なかなか現場がそれに追いつけないという裏事情もあり、全てが保護者の希望どおり、理想どおりという訳にはいかない場合も、多いかと思います。それでも、事前にメリット・デメリットを良く比較検討し、納得のゆくまで説明をして頂き、実際に自分の目で確かめて、体験して、自分たちの意思で決められれば、後悔するリスクを減らすことができます。学校生活でお子さんが自信をつけてゆける、プラスの選択ができるよう、祈っています。Upload By 楽々かあさん大場美鈴(著), 汐見稔幸(監修), 『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』ポプラ社, 2017年
2017年03月13日こんにちは。育児に仕事に忙しすぎて、ストレスの発散どころがなーい!と最近悶々としております。フリーママライターの横山かおりです。たまにはマッサージとか一人で映画とか行きたいけど……自由になるお金もそんなにないし。いつもお財布と相談しながら生活しているみなさん、お疲れさまです!やっぱり家族が増えるとお金がかかりますよね。皆さんはどんなときにそれを感じますか?そこで今回は、ママたちに“子育てはお金がかかる”と感じた瞬間について聞いてみました。●赤ちゃん編『先輩ママから「母乳だったらお金かからないよ」と言われていたけど、搾乳機や母乳のフリージングパック、母乳パッドなど……地味にお金がかかっています。仕方ないけど全然かからないと思っていたから少しつらい!』(0歳6か月女の子のママ)『何よりオムツ代が結構かかる。もうLサイズでもいいのに、枚数多いほうがいいからMサイズでまだ頑張っています 』(1歳女の子のママ)これはベビーママあるあるですね!オムツの枚数を地味に節約したり、もうパンツタイプでいいのにテープタイプで頑張ったり……。本当に地味な節約方法なのですが、「ちりも積もれば……」ということでオムツを選んでいるママはかなり多いです!●幼児編『私立の幼稚園に行っているのですが、月々の保育料の他に給食費、絵本代、バス代……などと諸費用が多すぎて驚いています。全部まとめたおおよその金額を最初に提示して欲しかった!』(1歳女の子と5歳男の子のママ)『兄妹が増えるとイベント時のプレゼント代でかなりの出費がかかります。クリスマスと誕生日にあげる金額が倍になる ので、家族が増えるって幸せだけど本当にお金がかかるなぁと痛感しています』(0歳、2歳、5歳女の子のママ)子どもが成長するにつれてお金のかかり方も変わってきます。大きくなると欲しいものも増えてくるので、おもちゃ代なども意外とかかるんですよね。幼稚園も私立だと結構な金額がかかります。幼稚園選びでは細かい部分まで先輩ママに聞いたほうが良いですよ。●児童編『中学受験を始めるために塾に通いだしたのですが、本当にお金がかかる!ママもフルタイムで働かなきゃいけないかも ……と焦りを感じています』(小学校4年生女の子のママ)習い事でお金がかかるのは仕方のないことですが、中学受験向けの塾は特にお金がかかります。最初は週1、2だったものが、6年生になるころには週5日塾なんていうのも当たり前の話。習い事をするときは金銭面でも計画的にはじめましょう。----------子どもを育てるって本当にステキで幸せなことなのですが、お金もたくさんかかります。日々少しずつでも貯蓄をして、計画的に生活できると素晴らしいですね。●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2017年03月10日アイドルグループの私立恵比寿中学が15日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で写真集『私立恵比寿中学 修学旅行』(発売中 2,900円税抜き 小学館刊)の発売記念イベントを行った。ももいろクローバーZの妹分的グループとして人気を博している私立恵比寿中学。そんな彼女たちの最新写真集は、千葉県の動物園を皮切りに、能登、奈良、京都、熱海と日本の様々な名勝地を修学旅行さながらの旅した時間を切り取ったもので、彼女たちの自然体が凝縮された1冊となっている。安本彩花は「春夏秋冬と1年間を記録した写真集で、実際に4つの季節に色んな所に行ってエビ中の自然体が詰まった写真集となっています」と説明すれば、廣田あいかも「ちょうど1年前に行った熱海の写真は、懐かしい感じですね」と感想を。お気に入りの写真について真山りかが「私は鴨川で撮った写真です。風がすごくて髪の毛が顔に追い被りそうになって心配でしたが、すごく自然体な感じで撮ってもらいました」とあげれば、星名美怜は「私は奈良で鹿に囲まれた写真です。私と柏木は動物が得意でグイグイと行ったにも関わらず鹿の大群に囲まれて怖かったですね」と振り返った。メンバーとの修学旅行さながらの旅行が楽しかったという8人。特に安本は「学校だと使うお金が決まってたり行ってはいけないところとか規則があるので(笑)」と本音もチラリ。また、今年の目標として星名は「日本で1番有名な中学生になるというのと、中学生になって日本の歴史を残すということを今年の目標にしたいです」と力を込めれば、廣田も「私たちは永遠の中学生と言ってやってきたので、もうちょっと中学生というものを広めていくことを目標にして少しずつ頑張っていきたいと思います」と意欲を見せていた。
2017年01月15日阿部サダヲと深田恭子が夫婦役で共演し、中卒の父と偏差値41の娘が塾にも行かず二人三脚で最難関中学を目指した“奇跡の実話”をドラマ化する金曜ドラマ「下剋上受験」が1月13日(金)今夜から放送スタートする。中卒の父と偏差値41の娘が最難関中学を目指した実話を描いた桜井信一の同名原作を基に、ドラマでは小5の夏から中学受験に挑むまでの約1年半にわたる家族の奮闘が描かれる。『舞妓Haaaan!!!』で第31回日本アカデミー賞主演男優賞優秀賞受賞したほか、『なくもんか』やドラマ「マルモのおきて」で知られる阿部さんが、中卒という学歴の壁を持ち前のポジティブさと明るさで乗り越えてきた主人公の桜井信一を演じるほか、信一の妻の香夏子を『下妻物語』や『ヤッターマン』、『超高速!参勤交代』シリーズなどの深田恭子が演じる。また偏差値41から最難関中学を受験することになる娘の佳織には、オーディションで250人の中から選ばれた山田美紅羽。東大卒、大手ゼネコン2代目社長という対照的な経歴の信一の同級生・徳川直康には要潤、中学受験経験者で信一のアドバイザー的存在となる職場の後輩・楢崎哲也には風間俊介、信一の父親で中卒叩き上げ大工の桜井一夫には小林薫。そのほか若旦那、皆川猿時、岡田浩暉、川村陽介、小芝風花らが共演する。主題歌はTBSドラマ主題歌は今回初となる斉藤和義が担当。主題歌の「遺伝」はドラマの中でも色濃く表現される“親子間の愛情”をテーマに今回書き下ろしたといい楽曲にも注目が集まる。下町の古い集合住宅に暮らす桜井家は大黒柱の信一、妻の香夏子、小学5年生の一人娘・佳織の三人家族。桜井家は代々中卒。信一も中卒の香夏子と結婚し現在は不動産業の熱血営業マン。学歴とは無縁な桜井家に佳織が受験した「全日本統一小学生テスト」の結果が届くが、その結果は散々なもの。翌朝信一は上司から新入社員の楢崎哲也を紹介される。楢崎に対し先輩風を吹かせながら教育係を担当する信一だったがいきなり楢崎に高級物件の担当客を奪われる。楢崎が名門大学出身だったことが一因らしく学歴が与える将来への影響を感じた信一は、佳織に入塾テストを受けさせようと考えるが入塾テストの結果は最悪。勧められたのは一番下のクラスで、信一の思い描く高学歴な大学を目指すには佳織の学年や学力ではもう手遅れだと言われてしまう。その帰り道落胆する佳織の姿を見た信一は、佳織と二人三脚で中学受験を目指すことを決意する…というのが1話のストーリー。「下剋上受験」は1月13日(金)22時~TBS系で放送開始。初回15分拡大。(笠緒)
2017年01月13日こんにちは。冬休みに入り、子どもたちと毎日の過ごし方について考えることがちらほら……。フリーママライターの横山かおりです。冬休みの公園、保育園児や小さな子どもたちが遊んでいる姿はよく見かけますが、小学生くらいの大きな子どもたちの姿をあまり目にしません。最近の小学生はどんな過ごし方をしているのでしょうか?今回は実際に小学生の子がいるママに話を聞いてみましたのでご紹介します。●都心一等地に住む子どもの場合昨年、パパの仕事の都合で九州から都心の一等地に引っ越してきたSさん一家。小学1年生と4年生の女の子がいます。ママにお話を聞いてみました。『いま通っている小学校は、通っている子の9割が中学受験をするんです。だから3、4年生になるとみんな塾に通いだす。塾に行っている子が当たり前だから、塾に行かないと遊び相手がいないってうちの子が言うんです。うちは2、3年でまた九州に帰るから中学受験はしないけど、「みんな行っているから行きたい!」って言って長女は塾に行くようになりました……。塾や習い事で放課後は予定がうまっている子がたくさん います』もちろん地域にもよる話ですが、都心の一等地に住むSさんの場合はほとんどが中学受験のための塾に通っているとのこと。たしかに最近では公園で遊んでいる子どもたちよりも、夜に塾のリュックを背負って帰宅している子どもたちの姿をよく目にするようになりました。「どこで遊ぶ」「何をして遊ぶ」というよりも、そもそも「遊んでいない」子どもたちが増えているのかもしれません。●大人の目の届く安全な場所で安全な遊びを都心からすこし離れた、千葉県のとある市に暮らすNさん一家。こちらには小学3年生の男の子がいます。Nさん夫婦は共働きのため、子どもは学童に通っています。ママにお話を聞いてみました。『うちの子は学童に入っているのでそこで放課後を過ごすことがほとんどですが、最近では公園や空き地などで不審者が出ることを警戒して、大人の目の届く安全な場所で遊ばせている人が多いようです。小学校では無料でいくつかの教室を夕方まで開放して、プレイルームと称して遊び場にするところもあります。学童のない日は、外で遊ぶよりも自宅やお友達の家でゲームをしている ことが多いですね』子どもが絡んだ痛ましい事件は後を絶ちません。親としてはどうしても「安全な場所で」「安全なことを」と願ってしまうのも仕方ありません。最近では共働き世帯のために放課後をうまく利用した習い事が増えたり、小学校がある時間帯まで遊び場を提供してくれたりするところもあるので、親としては一安心。でも、遊ぶ内容は限られてきそうです。小学生にはからだを思いきり動かして外で遊んで欲しいですが、やはり最近はゲームやテレビなど静かに遊ぶことが多いようですね。外遊びの楽しさも、たまには思い出して欲しいものです。----------時代が変われば遊び方や過ごし方が変わるのは当たり前。一概に「何が良い」とは言えませんが、なるべくストレスをかけずに、子どもらしさを忘れずに、小学生の大切な時期を過ごして欲しいですね。●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年12月30日