元女子サッカー選手であり、『なでしこジャパン』の一員として活躍し国民栄誉賞にも輝いた、丸山桂里奈さん。現役引退後はタレントとして活動し、明るい人柄で人気を博しています。元『なでしこジャパン』丸山桂里奈が結婚を発表2020年9月5日、丸山さんは埼玉県の『さいたまスーパーアリーナ』で行われたイベント『第31回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 AUTUMN/WINTER ONLINE』に出演。新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン配信となった今回のイベントで、丸山さんは純白のウエディングドレスをまといステージに登場しました。タキシード姿で共に現れた、元サッカー日本代表で解説者である、本並健治さんと結婚したことを発表!同じく元サッカー日本代表の前園真聖さんが神父役になり、オンラインで公開結婚式を行いました。サンケイスポーツによると、丸山さんは2人のなれそめについて、このようにコメントしたそうです。壇上でなれそめを聞かれた丸山は「きっかけは私が好きになったこと。もともと人間として大好きでしたが、今年に入ってから唇をもってかれたいなと思うようになりました」と告白。本並氏のタキシード姿を見て「顔も黒だし、黒い服ばっかりだから全然違う人に見えた」と大喜び。本並氏も「いつもジャージかユニホームしか見ていないのできれい。新鮮ですね」と笑みがはじけた。サンケイスポーツーより引用丸山さんと本並さんの公開結婚式にネットを通して多くの人が驚き、祝福しました。「丸山さんの性格なら熱い妻になりそう!」「日本代表カップル誕生!めでたい!」「いい意味でビックリ!幸せなニュースで嬉しい」といった声が上がっています。きっと、笑顔あふれる素敵な家庭になることでしょう。ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2020年09月05日成長と共に“特性の現れ方”も少しずつ変化をしていて…?Upload By 丸山さとこ先生からの個別の声かけや“小まめで具体的な指示”のおかげで小学1年生は大きなトラブルもなく過ぎていったコウですが、2年生になれば“自主的な判断”や“臨機応変な対応”が求められることも増えていきます。『大丈夫かな?1年生の時より集団行動は難しくなっているのでは…?』と気にかけていた2年生の1学期でしたが、意外にも担任の先生からは太鼓判を押されるくらい、学校生活は順調な様子でした。毎日楽しそうに出かけていくコウの様子を見ながらほっと一安心したのも束の間、予想外の方向から問題はやってきたのです。息子の特性の変遷――並べる、クレーン、オウム返し。「ASDあるある」が目立つが対応しやすかった頃【幼児期~1年生編】まず、2学期に入った頃から「連絡帳に宿題や忘れ物を書いてこない(ので親が気付かない)」ということが急に増えてきました。先生から連絡をいただいて初めて気が付いたので、とても驚き反省したのを覚えています。Upload By 丸山さとこ1年生から2年生の初めにかけて宿題の漏れが殆ど無かったことからすっかり油断をした私は、マメにチェックをしていませんでした。基本的には家事をしながら「机に向かっているな」と遠目に見ておしまいです。そんな行動を深く反省しつつ、同時に「え?たまたまチェックした日だけ宿題をしていたってこと?」と混乱もしました。おそらく連絡帳に全ての宿題を書いていないのだろうと察しはつきましたが、そうであれば連絡帳に赤ペンでの“忘れ物の記載”がある筈です。急にどうしたのか…宿題が難しいのか面倒なのかと本人に聞いたり先生に確認したりしたところ、どうやら2年生から始まった新ルールが影響していたようでした。本来は「宿題の大切さ」を教えるためのルールだった筈が…!?先生のお話によると、「宿題は必ず出さなければいけない」という方針に基づき、2年生になってからは“宿題をしていない児童は、登校後所定の時間内に終わらせて提出する”という新しいルールがあったのだそうです。それは多分、「宿題をすること・きちんと提出することの大切さ」を教えるためのルールだったのでしょう。けれど、コウは「登校後に終わらせれば大丈夫。家ではしたい読書や勉強をしよう!」と考えて動くようになってしまったのです。Upload By 丸山さとこ私はルール自体に大きな穴があったとは考えていません。コウの言う理屈は一般的には屁理屈とされるものですし、宿題未提出の逃げ切りを防ぐことで一定の効果もあったのではないかと思います。ただ、「コウならそう考えるだろうなー…!」と頭を抱えました。2年生になり、先生の指示や児童の行動に「臨機応変さ」が出てきたことも、コウの「自分にとって都合の良い解釈」に拍車をかけたようです。物事の背景が見えにくいコウにとっては、「皆、自分の都合に合わせてルールを変えていく」のが新しいルールに見えているところもあったのかな?と思います。本人としては「自分はしっかりルールを守っている。何も問題はない」という意識があったそうです。コウはそれ以降、自宅で宿題をやりたがらなくなりました。チェックが強化されてからは、チェックをすり抜けられるよう連絡帳から宿題の記載を消すようにもなりました。コウも理屈の上では宿題をする必要があるのだと分かっています。けれども、コウからしてみれば「宿題をしていなくても何も困らない」のです。Upload By 丸山さとこ見落とし多発、見通し下手な発達障害息子、脱・「やってもらって当然」へ…!助けを求めるスキル、ただいま習得中この頃のコウはADHDによる不注意やうっかりミスが強く目立ってきた頃だったので、「宿題やったよ」と本人が言っていても宿題の範囲を間違えたりページが飛んでいたりすることが多く、手書きの文字を読むのが苦手な私にとって、彼の宿題をチェックするのは難しい作業でした。それでも何とかチェックを済ませ、宿題が終わっているのを確認したとしても、「あ、忘れてた」「あれ?学校では見つからなかったんだけどな…?」と宿題を未提出のまま持って帰ってくることも珍しくありませんでした。(後に、「チェックは私には難しい」ということで夫に担当してもらうことになりました。)一度「ルーズであること」「嘘をつくこと(その場の利益が得られる行動をとった結果嘘になること)」の旨味を知ったコウは中々手強く、4年生まで2年半かけて“お父さんにチェックをお願いする”という習慣が身につくようになりました。1つ1つ“解説”していく日々コウが宿題をしたくない理由は明快です。「学校から帰ったら疲れてる。疲れている時にしたくないことはしたくない。宿題より他にもっとしたいことがある」ただそれだけです。Upload By 丸山さとこ親としては「それは通らないよ」と言いたくなるようなコウの主張ですが、苦痛が大きく必要性の見えないことをするのが嫌だという気持ち自体は分かる部分もあります。実際、学校から帰ってきたコウは「1クラスにいる人間の数が多い…いるだけで疲れちゃう…」とかなりグッタリしていますし、宿題は学力をつけるためだと言われても、コウからすれば「宿題をしなくても漢字や計算はもう覚えてるよ」といったところでしょう。コウの気持ちは分かる。でも親としては「そうではないよ」と思う。気持ちだけで動くと“コウが望んだ通りの結果”にならなかったりする。その辺りを伝えるのは私が比較的向いているということで、チェックのメインは夫、説得(?)は私がすることになりました。Upload By 丸山さとこ見落とし多発、見通し下手な発達障害息子、脱・「やってもらって当然」へ…!助けを求めるスキル、ただいま習得中チェックのメインが夫なのは、「一緒にいる時間が長い私がチェックをすると細かくなり過ぎてしまうだろうな」という予想もあってのことです。思春期に入っていく今、「見て見ぬふり」をする技術は私の今後の課題なのかもしれません。コウは“理屈を理解する力”そのものは高い一方、その場の気持ちだけで見通しなく動くところがあります。なので、理屈を理解したからといって即行動を変えるわけではありません。そのこと自体は何も珍しくはないことなのだろうと思います。「甘いものばかり食べていてはいけないと知っていてもついつい食べてしまう」「明日の朝が辛いと分かっていてもスマホに手が伸びてしまう」「運動をした方が健康に良いと分かっているが面倒」どれも珍しくはない話です。もし「分かっているのに何で!?」と聞かれたら、「したかったから(したくなかったから)…」としか答えようがないのではないかと思います。私がコウに理屈を伝えるのは、もちろん彼の行動を変えて欲しいからです。同時に、理屈を知って納得をすることで、彼の「理不尽だ!」という辛い思いを少しでも減らせたらいいなとも考えています。Upload By 丸山さとこ全てのことを理屈で解説するのは実際のところ無理なことです。どうしても納得いかない!と思うこともあるでしょう。けれど、そういう時に「納得いかない!と思ったけれど、後から考えたらそうでもなかったな」と思い出したら、「仕方ない、一回やってみるか」と思えるかもしれません。その上で「どうしても嫌だ!おかしいと思う!」と感じるのであれば、その時は考えたり聞いてみたり止めてみたりしてもいいのかな?と思います。その時々に合わせて、少しずつこうして改めて振り返ってみると、コウの特性の現れ方はその時々によってかなり違っているのだなと感じます。2年生から忘れ物などのミスが増えるようになったのは、コウが「忘れ物をしてもパニックにならなくなった」という意味では成長と捉えられるのかもしれません。大人から見れば悪知恵にしかならない理屈を繰り出すのも、成長による知恵の1つと言えそうです。Upload By 丸山さとこ環境という面から見れば、保育園~1年生まで忘れ物などが目立たなかったのは「親がフォローできたから」という部分も大きかったのだろうなと思います。そうして考えてみると、その時々によって現れ方が様々なように見える特性そのものは、実はあまり変化していないのかもしれません。今後もコウ自身の成長や環境の変化によって“現れ方”が変わっていくであろう特性を「ゆっくり見ていけたらいいな」と思う、何かと焦りがちな私です。コウのノンビリさを、少し見習っていくといいのかもしれません。
2020年08月24日元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈が18日、都内で開催されたDCTVシリーズ「BATWOMAN/バットウーマン〈シーズン1〉」のDVD&デジタル配信を記念したメディア向け撮影&取材会に登壇。“日本版”バットウーマンとして、同シリーズをアピールした。本作は、バットマンが突如消え、3年が経ったゴッサム・シティを舞台に、新時代のヒロイン“バットウーマン”が立ち上がるという物語。DCTVシリーズ初のLGBTヒロインであるバットウーマンが、愛する人や家族、ゴッサム・シティを守るため、数奇な運命に翻弄されながらも、自らの運命を切り開いていく。なでしこジャパンの一員として世界を相手に戦った“ヒーロー”経験があるということで、PRアンバサダーに起用された丸山。赤いウィッグとオーダーメイドの“バットウーマンスーツ”に身を包み、作品の舞台をイメージした摩天楼がそびえる背景の前で、強くてセクシーなバットウーマンになりきってポージングをした。丸山は「このスーツはオーダーメイドで作っていただいたので、すごい着心地が良くて、普段から着たいくらいです。このままサッカーの試合ができるくらい」とスーツのクオリティーに感心する。また、アンバサダーとしてのオファーについて「本当に偶然ですが、最近、演技の仕事がすごく増えたんです。それで、もしかしたら、実写版に選ばれたのかなと思ったら、アンバサダーでした。うれしいことには変わりないんですが」と言って、笑いをとった。さらに、丸山は「イメージトレーニングで、夜中、緑道を歩くようにしてました。なるだけ夜の街をパトロールしようかと。もちろん距離を取りながら。こういう感じで」とポーズを決める。「人からすごく見られてるなとは思ったんですが、バットウーマンになりきろうと。やはりイメージトレーニングが大切なので」と丸山節を炸裂させ、マスコミ陣は爆笑。「バットウーマンとして守りたい人は?」という質問に対して、「やっぱり地元の大田区大森シティを守りたいです。下町って言われてるんですが、どんどん上に上がっていって、下の町がなくなってきているので、下町を大事にしていきたいです」と地元愛を炸裂させた。また、やっつけてみたい人については、元WBA世界ライトフライ級王者でタレントの具志堅用高の名前を挙げた。「世界チャンピオンで強い方ですが、よく一緒にロケへ行くと、本当に強いのかな? と思うことがあるので、バットウーマンになって、戦ってみたい。いつも素振り(シャドー)をされてますが、こぶしの速さは尋常じゃないです」と笑顔で語った。「BATWOMAN/バットウーマン〈シーズン1〉」のVol.1~Vol.5は、8月19日よりDVDレンタルとデジタル配信がスタート。10月14日には、シリーズのブルーレイも発売され、Vol.6~Vol.10のDVDレンタルが開始となる。
2020年08月18日成長と共に“特性の現れ方”も少しずつ変化をしていて…?Upload By 丸山さとこASDとADHDの診断を受けているコウですが、成長に伴いそれぞれの特性の出方は変わっているなと感じます。小学校1年生まではASD的な「ルール遵守」が強く出ていました。“いかにもASDの子ども”らしい行動をしていたコウ未就園児の頃は「物を並べる・回転する物をずっと眺める・親を含め人間に対する興味が薄い・クレーン現象・オウム返し」など、全体的に“ASDの子ども”感のある行動をとっていたと思います。Upload By 丸山さとこ歳児検診で初めて言われた「発達障害かも」――不安や抵抗を感じる余裕もなく...7年経った今、息子について思うこと【障害受容 前編】検診結果「発達障害かも」を信じられなかった夫。練習していない会話ができない様子を見て納得しーー夫婦で違う?息子への関わりから学んだこと【障害受容 後編】その頃はルールを理解する力が弱く「自分が見出したルール」に固執することもあり、彼の“こだわり”に首をかしげながら付き合うことも多くありました。入園後は集団行動から外れることも多くありつつ、ルール遵守の傾向が強く出ていたことから“真面目だけどズレたところのあるマイペースな子”という感じでした。Upload By 丸山さとこ息子の入学準備!母自身のとまどいの思い出から生まれた「授業ごっこ」とは小学校に入ってからは「一斉指示についていけるだろうか?」と心配もありましたが、1年生ということもあって先生が小まめな声かけをしてくださったことで、大きなトラブルはなく1年間を終えました。セリフ集をもって学校へ!オウム返しだったASD息子との「言いたいことを伝える」ための会話練習とは?会話がオウム返しであること、彼のこだわっているルールに付き合いつつそれらを緩めていくこと、親という存在を認識してもらうこと、パニックを避けたり鎮めたりすることなどに対しては大変だなと思うこともありました。とはいえ、大変な一方で“1つ1つ対応していくことが可能”であることや“できることが少しずつ増えていくこと”から、凄く困ったことはあっても「どうしたら良いのだろう?」と深く悩むことはありませんでした。Upload By 丸山さとこ息子は親に興味ゼロ!幼児期から「親の存在価値」をあれこれプレゼンした結果…多動は基本的にはあまり目立つことはなかったとはいえ、幼児の頃は食品売り場のレジで財布を出そうとした隙に遠くの靴売り場まで行ってしまう子どもだったコウですが、それもハーネスリュックを使うことで事故は防ぐことができました。Upload By 丸山さとこそんな風に「工夫をすることや手をかけること」は必要ながらも、「まだ小さいからね」で周囲からも温かい目で見られることも多かった小学1年生でしたが、2年生頃から少しずつ対処しきれないことが増えてきました。また、それと同時に“今までとは違った特性の現れ方”が見られるようになってきたのです。小学2年生、出だしは順調に見えたものの…?コウが感じる困りごとに対しては、小学1年生まではある程度親がフォローすることが可能でした。学年通信に記載されている内容も細かく、小学生として生活するスキルがまだ未熟な「新一年生」への手厚いバックアップがあったことも大きかったと思います。Upload By 丸山さとこ2年生になると、先生からの指示が1年生程“小まめで具体的なもの”ではなくなります。分からない時は先生や周りの児童に尋ねられるとよいのですが、その頃のコウは自分からヘルプを出すことが難しく、「何て言えばいいの…?」とオロオロするばかりでした。そのため、先生との面談にて「起こりそうなこと」をあらかじめ伝えていたのですが、1学期がスタートしてしばらくたった頃には「全然大丈夫ですよ!他の子よりもしっかりしているくらいです」と先生から太鼓判を押されるくらい、学校生活は順調な様子でした。そうして「学校楽しい!」と毎日登校するコウの様子にホッと一安心したのも束の間、予想外の方向から問題はやってきました…!次回、“それまでは思ってもみなかった特性”がどう現れどう振り回されたのか、お話ししていきたいと思います。
2020年08月07日“お手伝い”ではなく“家事の分担”として家事をすることUpload By 丸山さとこお手伝いというものをどう扱うかは、各家庭によって色々あるかと思います。我が家では「お手伝い」とは“親を手伝うこと”であるとしており、一般的にはお手伝いに分類されるであろう家事は「お手伝い」ではなく単なる「家事」として扱われます。そのため、「お手伝いしていることがある」というよりは、「練習中の家事・担当している家事」があるという感じかもしれません。(学校の課題としての“お手伝い”に家事が含まれていることはコウに説明しています)生きている限り家事は現れる!Upload By 丸山さとこ子どもの頃は「する子もしない子もあり、できればした方が良いが、しないこともまた子どもらしい」とされる家事ですが、大人になると「必要性に迫られてすること」になるのも珍しくありません。必ずしも自分で行わないといけないわけではなく、外注することもできますが、全てを外注するとなると費用もかさみます。コウには“家事は生きている限り発生するものである”と説明した上で、「大人になった時に突然『大人なんだからできて当たり前』とされるのと、今の内から少しずつ練習しておくの、どっちがいい?」と聞きました。「必要に迫られることで身が入ることもあるし、今の内からしておいた方が楽だとも言えるし、どっちもアリだと思う」と伝えると、コウは「僕は今の内から練習した方が楽なタイプだな」と答えたので、家事を少しずつ教えていくことになりました。できることを少しずつ増やしていこうUpload By 丸山さとこ家事という作業の良いところは、スモールステップで関わっていくことができるところかなと思います。とはいえ、比較的簡単なタオルたたみであっても“布をつまんで畳む”という微細運動が苦手な場合は難しいだろうと思います。空間や布のボリュームを把握する必要もありますし、畳むことはできてもぐちゃぐちゃかもしれません。けれど、ぐちゃぐちゃなタオルであっても使う上では問題ありません。もしそのままでは収納場所に入らないのであれば、問題を共有してから「一緒に練習しよう」と言うこともできますし、収納の仕方を変えることで対応することもできます。もしタオル畳みは簡単にできるのであれば、靴下や下着→ズボン→シャツと少しずつ畳むものを複雑にしていくこともできます。もしそれらの物を畳むことがいつまでたっても難しかったとしても「自分の服はハンガーにかけて管理することもできるよ」という選択肢を提示することでプレッシャー無く取り組むことができました。家事によくある“物を運ぶ動作”は、簡単なこと?Upload By 丸山さとこコウは、食べ物を盛った食器や数冊積んだ本などを運ぶのが苦手な子でした。“手に持ったものを意識しながら歩く”ことが難しく、持っている物を意識すれば壁や家具にぶつかり、歩くことを意識すれば食器が傾いたり本を落としたりしてしまうのです。食器が傾けば食べ物がこぼれますし、本を落とせば本や床が傷むため、コウもショックを受けたりパニックになったりします。一度そうなるとコウのケアをしながら事後処理をすることになり、親の負担も増えがちです。Upload By 丸山さとこですが、タオルであれば落としても安全ですし、落ちたタオルをただ拾うだけでOKです。落ちた衝撃で畳んだタオルが開いたとしても、もう一度畳めば良いだけです。それでもコウにとってはストレスになりますが、経験を重ねていく内に「落としても拾えば大丈夫なんだ」「開いちゃったけど、もう一回畳めばいいね」と思えるようになっていき、パニックにならずに対応できるようになりました。一度に手に持って運べる量が分かってきたら、「これはカゴで運んだ方がいいな」「このくらいならカゴを使わなくてもいいな」と判断できるようにもなってきました。すごい進歩です。家事をすることで、思わぬ副産物も?Upload By 丸山さとこ思わぬ副産物として、「お母さん、タオル畳むの早くて上手だね。流石だね」「お母さんは一度にたくさんタオルを運べて凄いね」と、私のことを褒めてくれるようにもなりました。「そう?ありがとう」「コウも、きっとこれから上手になって、お母さんくらいできるようになると思うよ。もっと上手になっちゃうかも。」と言うと、「そうかなぁ」と言いながら嬉しそうにニコニコしています。今の時間も将来の為の備えも、どちらも大事にしていきたいなと思いながら、時々一緒にタオルを畳んでいます。その時間が、コウにとってただ面倒なだけでなく、少しでも温かなものであったらうれしいなと思います。
2020年07月20日幼いころのコウの話し方は少し独特!?Upload By 丸山さとこ今ではペラペラとよく話すようになったコウですが、今でも時々「おかえり」に対して「おかえり」を返すことがあります。また、言葉のニュアンスを掴むのが苦手だったりします。言いたいことを言葉にすること自体がやや苦手なようで、状況や考えを説明する時は「待ってて、頭の中では分かってるんだけど…」とアワアワしながら話すこともしばしばです。それでも、以前に比べるとかなり話すのが上手になったなぁと感じます。幼いころのコウは、少し独特な話し方をしていたのです。未就学児のころ…「見て」が「見えて」になる不思議Upload By 丸山さとこ幼い子どもがよく言うセリフに「見て」がありますが、コウの場合は「見えて」でした。「おかあさん、みえてー」と言いながら見せたいものを見せに来るのです。聞いて欲しい時も「聞いて」ではなく「聞こえて」となるので、「おかあさん、きこえて」と言いながら話しかけてきます。考えてみれば、“食べる”をして欲しければ「食べて」、“話す”をして欲しければ“話して”となるのですから、“見える”をして欲しければ「見えて」、“聞こえる”をして欲しければ「聞こえて」になるのは案外おかしなことではないのかもしれません。ですが、“見る・聞く”をして欲しければ「見て・聞いて」と言うのが正しい言葉づかいです。それは「文法がどうの」と理屈で覚えるのではなく、聞いている内に自然と身につけるものだと思っていましたが、コウはそうではないようでした。小学校入学後も、「行く・来る」「あげる・もらう」は苦手?Upload By 丸山さとこコウは他にも“行く・来る”“あげる・くれる・もらう”などの言葉を使い分けることが苦手なようで、「“する側・される側”などの視点の切り替えが苦手なのかな?」と感じました。これは小学校低学年のころまで続きましたが、国語の問題として出題された時には「あげる」「もらう」などの言葉も適切に使えていました。どうやら、“問題”として会話を考える時には使い分けができていても“自分と相手”のことになるとこんがらがってしまうようでした。お父さんに物をもらった時も「お父さんが僕にあげてくれたの」と不思議な言い方をしていましたが、多分「お父さんが僕に“あげる”をしてくれた」という文の組み立て方をしていたのではないかな?と思います。これも、「貸す」という言葉で考えてみれば「お父さんが僕に“貸す”をしてくれた→お父さんが僕に貸してくれた」になるわけで、『確かにそういう組み立て方の文章は珍しくないな…』と面白く感じました。「もらう」で考えてみても、「もらう+してくれた」で「もらってくれた」になります。コウはコウなりに考えて文を組み立てていたのだなと思いました。“自覚”も“正しい文章の組み立て”も、少しずつ…Upload By 丸山さとこ高学年になった辺りから、「あれ?今の何か違うな。もう一回言い直していい?」と、コウの方からも少しずつ文の組み立てについて考えるようになってきました。「僕の言い方、ヘンだなって思ったら教えてね」と言うコウは、そのことを特に悩んではいないようです。「何かヘンだなって文でも伝わることは伝わるけど、分かりやすい言い方ができたらいいなと思うから」と言います。人と会話することで“意思の疎通をはかること”がコウのこれからを豊かにしていってくれるといいなと思いながら、「時々現れる不思議な話し方」に耳を傾けています。
2020年07月02日今はおしゃべりなコウだけど…?Upload By 丸山さとこ今ではとてもおしゃべりなコウですが、意思の疎通ができるほど話すようになったのはやや遅く、4~5歳頃でした。公園などで遊んでいると、遊びに誘おうとしてくれた子が「この子どうしてしゃべらないの?」と不思議そうに聞いてきたりしたものです。そんなコウでしたが、私はしゃべらないことをあまり気にしていませんでした。しゃべらなくても何となく意思の疎通はできていましたし、時々は“オウム返し”で要求を伝えてくることもあったからです。あまりしゃべらなかった幼少期Upload By 丸山さとこコウは4~5歳までの間も全く発語がなかった訳ではなく、1歳を過ぎてからはいくつか単語を口にすることもありました。ですが、定着せずに流れて行ってしまう感じでした。私はそれを“離乳食や遊びにブームがあるようなもの”と捉えていました。発語はしないものの言葉が分からないわけではなく、知っている単語であれば「〇〇持ってきて」と言うと(気が向けば)持ってきてくれるコウ。そんな彼の様子から、私は「忘れた訳ではないし、声は出るし、また気が向けば話すだろう」と考えていました。(3歳児検診の時も発語が増えないようであれば、相談しようと思っていました)3歳頃までは殆ど“何かを要求をする”ということがなかったコウです。勝手に動く彼の様子から「あっちに行きたいのかな?」「あれをしたいのかな?」と彼の要求を汲んで対応する感じでした。多くの親が子どもにするように、「ベッドに登りたいの?」「さわりたいね」「ブロック欲しい?」と彼の要求を口に出してはいましたが、彼はそれに頷くことはなく行きたい方に行き、欲しいものに手を伸ばし、ただただ自分がしたいようにしていました。その後、コウは成長に伴い“クレーン現象”を行うことで要求を叶えようとするようになりましたが、それはまだ“要求を伝える行為”ではありませんでした。オウム返しなら“話せる”?Upload By 丸山さとこ3歳になると「おはよう・こんにちは・バイバイ・3さい」などの言葉を覚えたコウは、道で挨拶するくらいなら「シャイな子なのかな」と思えるような雰囲気の子どもでした。実際のところは“恥ずかしがって話さない”のではなく、単純に“話さない”だけです。家でも要求語は少ない状態でした。「こんにちは」に対して「こんにちは」を返すような挨拶に比べ、「いくつ?」「3歳」のような、“相手が発した言葉と違う言葉を返すタイプのやりとり”は苦手なようでした。「いくつ?」と聞かれれば「いくつ?」と返してしまう状態だったコウは、“セリフを言う側の体に触れる”という夫の働きかけによって「3さい」と返せるようになりました。検診結果「発達障害かも」を信じられなかった夫。練習していない会話ができない様子を見て納得しーー夫婦で違う?息子への関わりから学んだこと【障害受容 後編】「いくつ?」に答えられるようになってからも「何歳?」には答えられなかったりしたので、そのような“返せない会話パターンに”気付いては随時教えて、登録語数を増やしているような感じでした。新たなパターンは”プラカードしゃべり”!Upload By 丸山さとこそんなコウでしたが、3歳になって数か月が経った頃、要求を言葉で伝えるようになりました。今までであればクレーンで伝えてきた要求を、言葉で表すようになったのです。冷蔵庫の前まで引っ張っていった親の手を動かすことで『お茶が欲しい』と伝えていたコウが、「おちゃのむ?(お茶飲む?)」と言えるようになったのは大きなことでした。ですが、よくよく考えてみると「お茶飲む?」は、親がコウにたずねる時の言葉です。コウの側が要求として「お茶飲む?」と言うのは、何だか妙な感じです。コウは言葉を使って“人に向かって要求すること”そのものはできるようになりましたが、改めて観察してみるとそれは「話しかけている」というよりは、オウム返しを使って望ましい状況を再現しているだけのようでした。お茶を飲みたかったら「おちゃのむ?」、手を洗いたかったら「て、キレイキレイしようね」、出かけたかったら「おでかけしよっか!」…コウが言う言葉は、すべて親が問いかけたり促したりする時の言葉でした。「いくつ?」に対する「いくつ?」のような“その場ですぐに返ってくるオウム返し”ともまた違う、新たなパターンのオウム返しといった感じのセリフの丸覚えは、さながらプラカードをあげることで意思を伝えるかのようでした。大切なのは“言いたいこと”が伝わることUpload By 丸山さとこプラカードのような要求の仕方は、大分クセが強いな!とは思いましたが、クレーン現象を使った要求の伝え方よりは、コウにとって便利でスマートな方法のはずです。「プラカードでも伝わればいいか!」と考えた私は、より質の良いプラカードをコウと一緒に作ることにしました。コウが「質問」のセリフを使って要求した時に「要望」のセリフを教えることで、彼が使う言葉を「質問」から「要望」に変えたのです。 「お茶飲む?」では、私には通じても他の人には通じにくいので、「お茶飲みたい」や「お茶欲しい」にします。「おでかけしよっか!」では提案や促しに聞こえるので、「おでかけしたい」と要求の形にします。コウは小学生になってからも“セリフが頭に入っていないこと”は言えないところがあったので、クラスメイトや先生に伝えたいことがある時は、その都度家でプラカード(セリフ)を用意して行きました。Upload By 丸山さとこそんなコウも今では毎日ペラペラと喋って過ごしています。要求も伝えますし、3年生頃からは「今日学校でね、こんなことがあってね」と家に帰る度に外であったことを話してくれます。時々言葉に詰まって「えっと…Aちゃんがこう言って、それでB君がね、えっと…あのね、学校でね、えっと…?」と迷走しながらの状況説明になることもありますが、投げ出さずに一生懸命話す姿を見ていると、「本当によく話すようになったなぁ…」としみじみします。1日中話しかけられて「ちょっと静かにして!?」と言いたくなる時もありますが、思春期にもなれば逆に「たまには話してくれないかな」とさみしくなるのかもしれないなと思い、コウのおしゃべりをありがたく聞いている今の私です。
2020年06月19日丸山隆平主演のWOWOW連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」が、いよいよ6月6日(土)よりスタート。この度、放送直前に丸山さんと監督・本木克英による対談の緊急放送も決定した。大ヒットしたエンターテインメント時代劇映画『超高速!参勤交代』の原作・脚本の土橋章宏と、本木監督が再びタッグを組んだ初めてのテレビドラマとなる本作。江戸時代を舞台に、現代でも大人気の「お伊勢参り」を描くロードムービーとしてだけでなく、超痛快なエンターテインメント作品として注目を集めている。今回の対談は、作品の魅力を解き明かす内容になっていることはもちろん、いまだからこそ話せる撮影の裏話や共演者たちの話、そして「俳優・丸山隆平」をテーマに、“俳優”としてこの作品に挑んだ丸山さんの姿や魅力、さらに、これからの「俳優・丸山隆平」への想いを熱く語り合うなど、ここでしか見ることのできない貴重な内容となっている。また、「放送直前!主演・丸山隆平 ひとりWEB舞台挨拶」の公開スタート時間が6月6日(土)午前9時30分に決定。丸山さん自身も初めての試みになったという「ひとりWEB舞台挨拶」では、番組の見どころを紹介しながら、視聴者からの「辰五郎への質問」に答えるなど、ひとりで熱く作品について語る丸山さんの姿も必見。「緊急放送!『大江戸グレートジャーニー』直前特番大江戸グレート対談~主演・丸山隆平×監督・本木克英~」は6月6日(土)午前9時45分~WOWOWプライムにて無料放送。連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」は6月6日22時~毎週土曜日WOWOWプライムにて放送(全6話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2020年06月05日親に対してあまり興味を示さなかった幼児期Upload By 丸山さとこ今でこそ「お父さん、お母さん大好き!」なコウですが、幼児の頃は“親が視界に入っていない”ような子でした。親に対して概ね無関心で、“親と離れて泣く”ということもありませんでした。3歳児検診で指摘されるまで発達障害の可能性には気付いていませんでしたが、「親というものにあまり興味を示さない子だな」ということを感じていた私は、彼が幼児だった頃から少しずつ“親がいると楽しいし便利だよ”ということをプレゼンしていきました。今回は、そんなコウと私の今までの関わりについて話していきたいと思います。コウの視界に入るために「便利な存在」になる!Upload By 丸山さとこまずは、コウのやりたいことに沿うことや必要な量の手助けをすることで、「親がいると楽しいし、物事が上手くいきやすい」と学習してもらいました。それを理解していくと、「自分がしたいことのためには“親を動かすこと”が必要だ」という判断からコウはクレーン現象を見せるようになりました。親の手を取り、自分が親にやらせたいことをさせようとするのです。自閉症児によく見られる行動とされるクレーン現象ですが、私はそれを見て「一歩前進したな」と感じました。1人で黙々と遊んでいる状態から「人という物」を必要とするようになったことは、人を認識する上で大きな成長だろうと考えたのです。定型発達とされる子どもであれば、ブロックをとって欲しければ「ブロックちょうだい」と言うであろうところで、コウは親の手をブロックのところへ持っていきます。発達に凸凹のない子どもであっても、まだ言葉が出ない頃であれば親の手をつかんでやらせようとすることはあるかと思うのですが、その場合は「親にやらせたい」という意思が見えるところがコウとは違うなと感じます。コウの場合は、“親という人間に働きかける”という感じではなく、クレーンを操作するように親の手を使っているだけでした。ですが、私はそれでも良いと思いました。同じ物でも、意味の分からない物や邪魔な物よりは“便利な物”の方がコウの意識に留まるからです。コウにとって“信頼できる物”になるためにUpload By 丸山さとこコウにとって“意味のある存在”になるために、全体を通して(可能な範囲で)ブレの少ない関わり方をするようにもしました。現実の世界にはブレがつきものです。例外や臨機応変さなどの要素も、状況や背景が見えない時は“ブレ”や“理不尽”に見えてしまいます。約束ひとつとっても“誠実さ”に関係なく守れない時はあるものですが、コウからすれば単に不履行が起こっただけです。「明日は公園に行こう」と言ったのに(雨が降ったことで)行かないのであれば、彼は「親の言葉はアテにならない。今度からは無視して1人で公園に行けばよい」と判断します。独力で望みを叶えた方が早くて確実だからです。とはいえ、親の方も“約束を必ず守る”ということは不可能です。天候や急なアクシデントをコントロールすることはできません。そのため、私はコウに対して“守れる約束”をするようにしました。「明日は、晴れていたら公園に行こう。雨が降ったらお絵描きしようね。」といった感じです。見通しが立つと物事の因果関係は理解しやすくなります。そのことも「この人は信頼できる」という感覚につながったのかもしれないな、と思います。Upload By 丸山さとこ「親って便利!」から「一緒にいると安心」まで持っていくのは割とスムーズでした。コウが快適でいられるように協力していれば、利害に敏感なコウは「親がいると不快なことを減らせる。解決したり回避したりできる」と理解していくからです。一方、「一緒にいると楽しい」という感覚を知ることは“楽しさの共有”なしには難しいものです。そして、その“感情を共有する”ということが難しいのが自閉症児です。とはいえ、自閉症児も「自分が何かをしたことで反応が起きること」そのものは好きなようです。人間相手の場合その結果や因果関係が見えにくいことも「人間への興味の薄さ」に繋がるのではないかと考え、コウにとって分かりやすく共感して“盛り上げる”ことを意識しました。そうして関わったからなのか単にたまたま時期だったのか、コウは少しずつ私と遊ぶことを楽しむようになり、“コウの遊びに付き合う・利用される”という状態から“一緒に遊ぶ・2人で遊びを盛り上げる”ということができるようになっていきました。「世話してくれる役割の人」から「明確に好き」へUpload By 丸山さとこそんな風に少しずつ関係を作っていったこの10年間でしたが、それはあくまで私サイドから見たストーリーです。「コウの中で“親という存在”への認識はどのような変遷を辿っていったのだろう?」と思い、コウにインタビューをしてみました。保育園に入園する前までは、私のことを「僕を世話する役割の人」と思っていたそうです。園に通いだしてからは「(他の人と違って)僕のことを理解して合わせてくれているんだなと分かった」ことから、「親近感が出て、何となく好きになった」のだとか。7歳頃からは「いないと大変な人。明確に好き。そばにいると安心する」と感じるようになったそうで、『あぁ、確かにその頃は、コウと離れていると頻繁に電話がかかってきたなぁ…』と納得!9歳頃からは「いなくても大丈夫だけど、できたらいてほしい。一緒にいても離れていても楽しく過ごせる」ようになったそうです。そして、「離れていた間の楽しかった話を聞いてほしい」と思うようになったのだとコウは言いました。Upload By 丸山さとこコウの話を聞いてみると、改めて「ゆっくり育っているのだな」と感じます。定型発達とされる子と同じペースや同じ形ではないけれど、彼なりに“親という存在”を認識していっているのだなと興味深く思いました。親を相手に培った「他人を信頼すること」や「伝えたいという気持ち」を土台に、これからも色々な人と関係を結んでいってくれたらうれしいなと思います。
2020年06月05日丸山珈琲は、パティスリージュンウジタのオーナーパティシエ宇治田潤氏とともに、シングルオリジンの持つ特性を活かしたコーヒーゼリーを製作。2020年5月26日に発売を開始しました。パティスリージュンウジタ 宇治田潤シェフの手による「香りを楽しめる」コーヒーゼリー素材の持ち味を生かしたお菓子で定評のある目黒区碑文谷の”パティスリー ジュンウジタ” 。オーナーパティシエ宇治田潤シェフと丸山珈琲がコラボレーション。シングルオリジンコーヒーの素材の味わいを最大限に活かした「香りを楽しめる」コーヒーゼリーを作りました。今夏のラインアップは、ケニアとコスタリカ、ホンジュラスのシングルオリジンコーヒーを使用。それぞれのシングルオリジンのそれぞれの風味や特性が感じられる、個性豊かな3種類のセットです。素材の持つ味わいを最大限に生かし、香りを楽しんでいただくために甘さ控えめの仕上がり。お好みでシロップを加えたり、バニラアイスと一緒にお召し上がりいただいただくなど幅広くお楽しみいただけます。本商品は、2020年5月26日より発売中です。【商品ラインアップ】■ニエリ・ヒル ピーベリー(中煎り・ケニア)ケニアの中でも最高品質の豆をつくる地域として知られるニエリ地区にあるニエル・ヒル農園のコーヒーを使用したコーヒーゼリーです。黒蜜、グレープ、カシス。つるりとした食感と華やかな後味をお楽しみください。■50lbs. ECP ファン・ラモン ブルボン レッドハニー(中煎り・コスタリカ)コスタリカ・セントバリー地域の優良生産者ファン・ラモンさんのコーヒーを使用したコーヒーゼリーです。冷やすと黒蜜きなこの風味、温度の変化による、はちみつやアプリコットの爽やかな味わいをお楽しみください。■ティト・バレンティン (深煎り・ホンジュラス)ホンジュラス西部、レンピーラ県のサン・マルコス・デ・カイキン村でコーヒー作りに従事しているティト・バレンティンさんのコーヒーを使用したコーヒーゼリーです。ダークチョコレート、チェリー。カカオのような香りが心地よく長く続く余韻をお楽しみください。【商品情報】商品名 :シングルオリジンコーヒーゼリー販売価格:各567円(税込) 6個入り 3,400円(税込) 9個入り 5,000円(税込)販売店舗 : 直営店舗、オンラインストア、大丸カタログギフト賞味期限 : 製造から60日内容量 :各80g販売場所:丸山珈琲直営店舗、丸山珈琲オンラインスア 個入り 3,400円(税込)9個入り 5,000円(税込)【関連情報】宇治田 潤/シェフ銀座「ピエスモンテ」、葉山「サンルイ島」、浦和「ロイヤルパインズホテル」、渡仏「サダハルアオキ パリ」、鎌倉「パティスリー雪ノ下」シェフ就任。2011年 目黒区碑文谷に「パティスリー ジュンウジタ」 オープン。※パティスリー ジュンウジタ 公式ホームページ 企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月31日丸山隆平(関ジャニ∞)主演の超エンターテインメント時代劇となる連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」。この度、メインキャストの丸山さん、芳根京子、加藤諒、山本耕史によるインタビュー映像が番組サイトにて公開された。大ヒットした映画『超高速!参勤交代』の原作・脚本の土橋章宏と、監督の本木克英が再びタッグを組んだ初めてのテレビドラマとなる本作。現代でも大人気の「お伊勢参り」を描くロードムービーとしてだけでなく、超痛快なエンターテインメント時代劇としても注目を集めている。今回、現在放送中の「『連続ドラマW 大江戸グレートジャーニー~ザ・お伊勢参り~』徹底ガイド」での反響に伴い、各キャストが時代劇への思いや、自身が演じるキャラクター、共演者の印象などを語る貴重な内容をメイキング映像とともにお届けする。お伊勢参りの中でも、60年に一度の「おかげ年」に行う「おかげ参り」は、現代のように容易く旅行に行けなかった当時の人々にとっての一大イベントで、数百万人規模で伊勢神宮に向かう人がいたといわれている。主演・丸山さんが演じるのは、おかげ参りに突如出発することになった金なし、運なし、人徳なしのダメ男・辰五郎。かつては江戸の中で最強の博打打ちとして名を馳せていたが、ここ最近はすっかりツキに見放され、借金まみれに。そんな辰五郎がひょんなことから江戸を飛び出し、伊勢神宮を目指す。道中に起こる様々なトラブルやハプニングを乗り越え、辰五郎は無事に伊勢神宮に辿り着けるのか!?さらに、辰五郎と共にお伊勢参りに旅立つ、訳ありな美女・沙夜を芳根京子、奉公先を抜け出してきた大人びた少年・三吉を斎藤汰鷹、そして、辰五郎を追う江戸一の殺し屋で借金取りの菊佐を山本耕史、その駄子分で菊佐を慕う六助を加藤諒が演じている。連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー~ザ・お伊勢参り~」は6月6日22時~毎週(土)WOWOWプライムにて放送(全6話/第1話無料放送)。「『連続ドラマW 大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~』徹底ガイド」 は5月29日(金)21時50分~ほかWOWOWプライムにて放送(無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2020年05月25日親だって…1人になりたい時はある!Upload By 丸山さとこ生活においてサポートが必要だったり目が離せなかったりする子どもがいると、保護者は思うように休憩をとれなくなりがちです。長期休みに入れば尚のこと、「一瞬でもいい!1人にさせて…!」と思う時もあるのではないかと思います。私も一日中「ねーお母さん」な息子コウに構われ過ぎて、干からびそうになることもしばしばです。(ほぼ毎日かもしれません。)そんなコウとの毎日の中でも何とか小さな息抜きをするべく、あの手のこの手で“物理的・精神的な距離”を置くようにしています。用事を済ませているフリをしつつ“さり気なく休憩“Upload By 丸山さとこおやつは既に食べ終わりDVDやゲームで気をひくにもネタが尽きてしまった時、さり気なーく「用事を済ませるね」と声をかけながら部屋から出ることで“短い休息”をとるようにしています。「洗濯物を干してくるね」「物置の整頓してくるね」「庭で草むしりしてくるね」等の用事を言いつつ、スマホと飲み物を持って一時避難します。嘘にはならないようある程度家事も進めながら、気分転換のひとときを楽しみます。水分補給をしてスマホを見たりボンヤリしたり…ゆっくりと首肩のストレッチをするだけでもいくらかリフレッシュできます。足音がしてドアが空いた時は「休憩がバレた!」と慌てる必要はありません。休憩をしつつ作業を進めるのは何も悪い事ではないからです。「どうしたの?」と堂々とたずね、「まだー?」と聞かれれば「あと10分くらいかな」と目安を答えます。「見に来て!」「〇〇やろう」と誘われれば、「いいよ、待っててね。」と応じます。後は、1~3分ほど気持ちの切り替え時間をとってからコウのところに行けばOK!コウが来た時点で既にリフレッシュが完了しているのであれば、「手伝ってくれる?」と聞くこともあります。乗り気の時は「助けてあげる!」と張り切ってくれますし、お手伝いをしたくない時であれば逃げてくれるので、それはそれで好都合です。※お手伝い好きの子だと、「手伝おうか?」と毎回付いてくるようになるかもしれません。コウがそうなった時には、「じゃあ、あっちの部屋でタオルたたみお願いしていい?分担して一気に片付けちゃおう!」と頼むようにしています。“そっとしておいて欲しい人”を、そっとしておくということUpload By 丸山さとこ多かれ少なかれ、人にはそっとしておいて欲しい時があります。心身が疲れていたり辛かったりする時に「今自分はそっとしておいて欲しいのだ」と気付いて、それを人に伝えるのは大切なことです。そして、それを人から伝えられた時に「今はそうなんだね」と受け入れることも、同じように大切なことだと思っています。「“そっとしておいて欲しい人”をそっとしておくことは、他人と関わって生きていく中で必要なスキルだ」と考えている私は、コウにもそれを理解してもらえたらいいなと思っています。「コウにカームダウンエリア(気持ちを落ち着ける場所)が必要なように、他人にもそれが必要な時があるんだよ」と説明をすると、コウも「そうだよね。『ねぇねぇ、どうしたの?』って言われるのも辛い時があるもんね」と納得してくれました。我が家のリビングダイニングの一角にはソファにもベッドにもなるデイベッドが置いてあり、そこは親の一時避難所になっています。明確な区切りがないと判断が難しいコウに対して、ハッキリとした“視覚的に分かりやすいルール”を提示することで「ここは自分が入ってはいけない場所だ」と理解してもらっています。“完全にコミュニケーションを遮断する場所”ではないため外から声をかけることはできますが、コウも「用事がない限りそっとしておく場所」だと思ってくれているようです。とても助かります。Upload By 丸山さとこどうしても伝えたいことがあって我慢できない時は話しかけても良いとした上で、「ちょっと我慢できそうだけど忘れちゃいそうな時は、紙に書いておくのはどうかな?」とコウに提案すると、「それはいいね」と喜び、休憩が終わるのを待って手紙や折り紙を渡してくれるようになりました。「お母さんへの手紙」のイメージだからなのか、「お母さん、いつもありがとう。」などの言葉が書かれた“母の日のような手紙”をくれることが多いです。あるいは、遠く離れた母への手紙のようなものをしたためてくれることもあります。「お母さん、元気ですか?僕は今、ポメラニアンを折っています。お母さんに会えたら、一緒にゲームをしたいです。」という手紙を読んだ時には「心の距離が遠かったの?」と、コウと2人で笑ってしまいました。親にも“カームダウンエリア”は必要Upload By 丸山さとこ発達障害のある子どもには“カームダウンエリア”が必要だとされることがあります。カームダウンエリアとは「気持ちを落ち着かせることのできる場所」のことで、刺激から離れて落ち着くことのできるスペースを用意するのが一般的なようです。リラックスできるグッズを置いたりすることもあります。カームダウンエリアを普段から用意しておくことで、不安・癇癪・パニックなど“感情やストレスが高まって辛い時”はそこへ避難して落ち着くことができます。私自身、発達障害があり過度の刺激からパニックを起こしてしまうことも珍しくないため、必要に迫られてカームダウンエリアを作っているところがあります。そんな私ですが、「刺激から隔離された場所で気持ちを落ち着かせること」は発達障害のあるなしにかかわらず、誰にでも必要なことなのではないかと思います。動物だって構われ過ぎたらノイローゼになったり弱ったりします。人間も同じことの筈です。しかも人間の子育て期間は長く、発達障害の傾向のある子どもはモラトリアム期間が長くなることも少なくありません。「長い距離を歩くためには休憩が必要だ」と考えることは、大切なことなのではないかと私は考えています。積極的な休憩をとるにあたって予めコウに伝えてあるのは、「コウのことが嫌だから1人になりたいわけではないんだよ」ということです。「アイスが大好きでもお腹いっぱいなら食べられない。スキーが楽しくても疲れてきたら滑れない。それと同じことかなと思う」と話すと、コウは「そっか。それは嫌いになったのとは違うし、回復するのに時間が必要だね」と頷きました。“あなたの疲れと私の疲れは違う”ということ。そして、“あなたの気分と私の気分は違う”ということの理解が難しいASD・ADHDのコウです。そんな彼が他人と「程よい距離のいい関係」を築けるように…そして、今一緒に暮らす家族であるコウと私が仲良く暮らせるように、「1人の時間」を大切にしつつ一緒の時間を過ごしていけたらいいなと思っています。Upload By 丸山さとこ
2020年05月22日工作が大好き!だけど…「何を作ったらいいと思う?」Upload By 丸山さとこ息子コウは“図工”の授業で行うようなこと全般が大好きです。絵を描いたりティッシュを染めたり、おもちゃを作ったり折り紙を折ったりと色々なことをして遊びます。そんな「物を作るのって楽しい!大好き!」なコウですが、彼は“明確な指針がないもの”が苦手です。「好きなものを作ったらいいよ」「自由にしていいよ」と言われても、「どうしよう…何を作ったらいいんだろう?お母さん、何を作ったらいいと思う?」と悩み始めてしまいます。「何を作ればいいのか、お母さんに聞けばいいや!」と頼り切りになってしまっては、自分で選んだり決めたりする力が育たないだろうと思います。今は難しくても、段々と身につけてほしいスキルです。ですが、「考えてごらん」とコウに全てを任せてしまうとハードルが高すぎて、イライラしたり不安になったりして考えるどころではなくなってしまいます。テーマがあることで“選びやすく”なる!Upload By 丸山さとこそんな風に漠然と広い範囲から「さぁ、自由に選んでいいよ!」と言われたら困ってしまうコウも、選択の範囲を絞ることで選びやすくなるようです。コウのコンディションに合わせて範囲の大きさを決めるため、「折り紙する?絵を描く?」と2~4の選択肢を提案することもあれば、「季節の飾りを作るのはどう?」と、大きくテーマを決めて考えてもらうこともあります。季節の飾りはモチーフが選びやすいので、コウにとっても制作のイメージを膨らませやすいようです。季節をイメージした色を塗ったり図鑑からモチーフを探したりして、シーズンごとに色々な飾りを作ってくれます。リビング内のホワイトボードとチェスト上の2か所に、“コウが作った季節の飾り”を飾る場所を作っています。最近ではコウの方から「これ作ったから飾って」と渡してくれるようになりました。(飾る場所を決めることで、コウの意欲をUPする効果の他に“作品の展示場所が無限に増殖する”のを防ぐ効果もあります!)Upload By 丸山さとこテーマだけ決めて後はコウの自主性に任せていると、時々こちらの予想を超えた作品を作り出してきて面白いです。先日コウが「端午の節句をテーマに描いたよ!」と言って渡してくれた絵は、まさかの“滝を登って龍になる鯉の絵”でした!完全に意表を突かれた私が「兜か鯉のぼりか、ちょっと外して柏餅かな?って思ってたよ!」と驚くと、コウは「もう兜も鯉のぼりも折り紙で作ってあったから…端午の節句にぴったりの絵でしょ?」と笑っていました。コウを見ていると、“代わりに考えてほしい”わけでも“課題がほしい”わけでもないのだろうな…と感じます。範囲が広すぎてとっかかりがないことが「選べない」を作っているだけなのです。そんな彼に“テーマという足場”を作ることで、「自分で選ぶこと」の手助けをできたらいいなと思っています。そうして選ぶ経験を繰り返す内に、何度も登ったことのある足場が見えてくるときもあるのだろう…と、“自発的に作られるようになった季節の飾り”を見ながら思うこの頃です。
2020年05月12日「相手へのごめんなさい」じゃ、ない感じがするんだよね…。本を汚してしまったことで息子から謝罪を受けたものの、謝罪に対してこう返したという丸山さとこ(@ame_satoko)さん。多くの人が考えさせられた、『謝罪の意識』に関する親子のやり取りをご紹介します。『「ごめんなさい」をいう時、意識はどこを向いている?』「ごめんなさい」を言う時、意識はどこを向いている?という話をしたよ。というマンガです。 pic.twitter.com/O2YxuMbcHy — 丸山さとこ (@ame_satoko) April 29, 2020 『相手に対する申し訳なさ』と『自分の行いへの後悔の気持ち』、どちらが大きい?そう問われた場合、息子さんと同じ気持ちになる人は少なくないはずです。相手に迷惑をかけた時や過ちをおかした時、私たちはごく自然に謝罪の言葉を口にします。しかし、誰に対して謝っているのか、何に対して謝っているのか、その言葉の底にある思いまで意識しているのかを改めて考えると、ハッとさせられます。【ネットの声】・すごく心当たりがある。ちょっと意識してみよう。・自分自身にも当てはまる。深い…。・自分のことだと思ってしまいました。しかも今の今までそのことに気付いていなかった。謝罪するという姿勢はとても大切なことです。しかし、本人が心から謝っていても、相手にその気持ちがちゃんと伝わらなければ、お互いの溝を深めかねません。相手に自分の気持ちが伝わるように、言葉を付け加えたり、伝え方を変えてみたり、そうした少しの意識でグッとお互いの距離が縮まるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年05月01日夫は息子の発達障害をどのように受け容れたのかUpload By 丸山さとこ「コウは発達障害かもしれない」と私から聞いた夫が最初に言った言葉は「え?コウはコミュニケーションとれてるでしょ?」でした。『かわいいわが子にまさか障害があるなんて…』というショックからの否定ではなく、本気で『え?問題なく意思の疎通とれてるでしょ?』と思っていたことから出てきた、夫の素直な反応でした。私も3歳児検診で指摘を受けるまで“コウはコミュニケーションがとれている”と思っていたので「分かる分かる…!」と頷きましたが、今後のことを考えれば呑気に共感している場合ではありません。「分かるー!けど困る~!」と頭を抱えながら、夫にどう理解してもらえばよいのかを考えることになりました。意思の疎通はできているのに?Upload By 丸山さとこコウは、コミュニケーションが全くとれていないわけではありませんでした。「はい」と言って渡したいものを差し出すことや、クレーン現象で“相手にやらせたいこと”を伝えたりすることはできますし、「いいよ」と「駄目」も分かります。でも、「お水ちょうだい」と人に要求して水を貰うことと、ウォーターサーバーのボタンを押して水を得ることの違いが、多分当時のコウには分かりませんでした。「イヤ」と言われて拒否されることと、ブザーが鳴って機能を停止することは、どちらも“音がして水を得られなくなった”という出来事ですが、その理由は全然違います。人間との間には、手順の間違いという言葉では単純に片付けられない“コミュニケーション”が存在しているからです。発達障害について少し知識を得た上で改めてコウを観察してみると、彼にとって要求とは“心を介したコミュニケーション”ではなく、ボタンを押すような行為なのだろうということが分かります。ですが、それを夫に伝えるのはかなり難しいのではないかと思いました。夫は多分定型発達者でコミュニケーションは私よりよほど上手に行えますし意図も汲めますが、気持ちを汲むことに関しては理解の解像度が低いところがあります。あれこれ例えを交えながら説明しつつも、「コウのコミュニケーション能力の遅れに対して、理解してもらうのは難しそうだなー!」と感じました。まずは“分かりやすいところ”から知ってもらう!Upload By 丸山さとこそうして頭を悩ませていたとき、ふと「コウの発達の凹んでいる場所が分かりやすい会話を聞いてもらえばよいのでは?」とひらめきました。コウの会話は基本的にエコラリア(オウム返し)によって行われていたので、挨拶などのやりとりが難しく、3歳になってからも「お名前は?」に対して「お名前は?」と返すような状態でした。 練習によって「お名前は?」「何歳?」などの受け答えができるようになりましたが、多分その練習風景は一般的な家庭のコミュニケーションとは異なるものだったと思います。まず、親が自分の肩に触れながら「お名前は?」と聞きます。次に、コウの肩に触れながら「丸山コウです」と“コウが言うべき言葉”を親が代わりに言います。それをリズミカルに繰り返してコウが「丸山コウです」と言うのを待ち、コウの肩に触れているタイミングで言えたら、素早く“コウが好きな刺激”を与えながら褒めて行動を強化します。そんな風にして“知らず知らずに行っていた療育”の結果、コウは一見すると会話ができる子に見えるようになっていたのですが、それは親の側が会話の歩調を子どもに合わせるからだと私は知っていました。Upload By 丸山さとこ後日「今からする会話を聞いていてくれる?」と夫を呼んだ私は、コウとの会話を始めました。「何歳?」「さんさい。」「いくつ?」「さんさい。」と違う聞き方でもスムーズに答えてみせたコウでしたが、「何歳ですか?」と聞いた時に『何を言われているんだろう?』という顔をして固まってしまいました。「何歳?」は教えられていても、「何歳ですか?」は教わっていなかったため、答えられなかったのです。夫はここにきてついに、「あー…これは確かに何かあるって感じがするな…。」と言い、“発達障害の可能性”に対して納得しました。夫は息子の発達障害をどのように受け容れたのかUpload By 丸山さとこ“息子は発達障害の可能性が高いらしい”と知った後も、夫は発達障害についての知識を積極的に得ようとすることはありませんでした。それはASDとADHDの診断を受けた今も変わることはありません。本やウェブサイトを少し紹介したことはありましたが、いつもパラパラッと見ては興味がわかずに終わるようなので、「無理強いすることもないか」と思い近頃はこちらから特に何かを勧めることはしていません。改めて考えてみれば、診断を受ける前から育児書などを読む人ではなかったのだから、診断を受けたからといって急に「本などを読んで勉強しよう!」とはならないのも当たり前のことなのかもしれません。そんな夫ですが、息子に全く関心や関わりがないかといえばそんなことはありません。公園やプールに連れて行ったりと一緒にお出かけもしますし、将棋を指したりして遊ぶこともあります。それだけでなく、前述のような“療育的な関わり”で挨拶を教えてくれたのも他ならぬ夫でした。痛いところを押さえて「痛い」と言うことも夫が教えてくれたおかげで、私はとても助かりました。そんな夫とコウの関わりを見ていると、「本やウェブサイトを読まなくても、夫はコウそのものから知識を得ているのだな」と感じます。それが夫にとって丁度良い、「発達障害のある息子」との関わり方なのかもしれません。Upload By 丸山さとこ
2020年04月30日“子どもの発達障害”にサッパリ気付かなかった私Upload By 丸山さとこここ数年、テレビや書籍などで“子どもの発達障害”に関する情報を目にする機会も多くなりました。「もしかして発達障害なのでは...?」と薄々不安を感じながら乳幼児健診を受けられる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。息子のコウが乳幼児だった10年前を振り返ってみると、今に比べ積極的に情報を得ようとしなければ詳しく知る機会は少なかったかな?と思います。私はコウの発達に凸凹があることは何となく気付いていましたが、得意・不得意の範囲だと認識していました。1歳半検診で「人間への興味関心が薄い」と指摘され、追加で行われた2歳検診では明確に「コミュニケーションに不安がある」と告げられていたコウでしたが、そこでは“発達障害”という言葉を聞くことはありませんでした。確定診断が難しい年齢であることから、いたずらに親を不安にしないよう気を使われていたのかもしれません。「発達障害の可能性が高いです」とキッパリ言われた3歳児検診Upload By 丸山さとこ3歳の検診では、ハッキリと「発達障害の可能性が高い」と告げられ、心理士さんによる知能検査を受けることと、療育園への入所を勧められました。療育園について教えてもらった私は「コウのためになるのなら是非通いたい!」と思いましたが、コウの保育園入所がようやく決まったところだったので、週5日の療育園通いは私にとってかなり決心が要る選択でした。『仕事はどうしよう……でも療育が必要なのであれば、受けさせないわけにもいかないし……』と迷う私に、相談員の方は「週に1日のコースもあります。そちらには参加できそうですか?」と提案してくれました。仕事の方も、週1日なら何とか都合が付きそう!ということで、療育園に申し込みました。流れで何となく受け入れることになった“息子の発達障害”Upload By 丸山さとこ当時、私はコウに発達障害の可能性があるということで不安や抵抗を感じることはありませんでした。“ありのままの我が子を受け入れる愛情深い母親”だからではありません。状況に対応するだけで一杯一杯だったからです。療育園も週1で通うことにはしたものの、「通っていく中で『やっぱり週5にした方が良さそうだな』と思うことがあれば、仕事を辞めることになるかもしれないな」と考えていました。「何だか急に色々と状況が変わっていくな...。」と思ったことを覚えています。Upload By 丸山さとこ知識があれば、もっと違和感を感じとることができていたら、もう少し療育を意識した関わりができていたのかな?と思ったことはあります。ですが、心配性な私のことなので、躍起になって療育をしようとし過ぎていたかもしれません。全部、今だから言えることなのだろうなと思います。今、息子の発達障害のことをどう思っているのか「発達障害の可能性が高いです」と言われた3歳児検診の頃から早7年、コウは10歳になりました。現在ではASD・ADHDの診断を受け、ストラテラを服用しています。今、彼の発達障害について私がどう思っているかと言えば、そのことを知る前の頃のように「こういう子なんだな」と思っている感じです。気付いていないだけで、心の底では戸惑いや拒絶、迷いなどの、“受け入れたくない気持ち”があるかもしれませんが、意識の上では「それがコウなんだな」という感覚でいる現在の私です。違いがあるとすれば、「彼の中にあるいくつかの要素に名前がついた」というところでしょうか。髪が短い状態に“ショートヘア”という名前があるように“発達障害”という名前があって、“得意なヘアアレンジ・難しいヘアアレンジ”があるように“できること・難しいこと”があって、“おすすめのケア方法”があるように“おすすめの関わり方”があるのではないかな?と、コウの発達障害を認識しています。「発達障害」の言葉で表される特性にも一人ひとり個性はあるけれど、「上手くいかない時に参考になる情報」があるのは凄くありがたいです。発達障害の診断を受けて、得られる情報が増えてよかったなと思います。感性が独特でコミュニケーションの癖が強く、忘れ物がしょっちゅうで、ユニークで、「お母さんの好きなもの折ってあげたい」と言いながら私の部屋を折り紙博物館のようにしていくコウ。彼の中にあるいくつかの要素に強く影響している“発達障害”というものを、7年前より“身近で当たり前なもの”に感じているということが、以前の私と今の私の大きな違いかもしれません。そんな風にしてコウが発達障害であることを知り、受け入れた私ですが、夫はどうだったかと言うと...。Upload By 丸山さとこ『かわいいわが子にまさか障害があるなんて...』というショックからの否定ではなく、本気で『え?問題なく意思の疎通とれてるでしょ?』と思っていたことから出てきた夫の素直な反応に、「分かる分かる...!」と思いながらも頭を抱えるしかない私でした。ということで、次回はそんな夫がどのように息子の発達障害を認め、受け入れるに至ったかを書いていきたいと思います。
2020年04月20日2020年4月14日現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で行動の自粛が求められています。緊急事態宣言が出された地域では、娯楽施設や百貨店などの多くの店が自粛要請に従って営業を取りやめ。しかし、生活に必要な食料品売り場やコンビニエンスストアはほぼ通常通りの営業を行っています。ネット上には自粛によって家から出る機会が減ったことから、営業しているスーパーに家族全員で買い物に来る人たちがいるという声が上がっていました。一般社団法人全国スーパーマーケット協会(以下、全国スーパーマーケット協会)は、「スーパーは遊び場、レジャーランドではありません」と、一家総出での買い物を控えるよう訴えています。感染症流行中も休業しないスーパー「家族で出かけられる!」と思っている人に協会が注意丸山桂里奈「自粛も何もないじゃん」元サッカー日本女子代表で、タレントの丸山桂里奈さんが街で見た光景へについて苦言を呈し、共感の声が寄せられました。全国スーパーマーケット協会の呼びかけもむなしく、丸山さんが街で見たのはスーパーに人がたくさんいる光景でした。緊急事態宣言や自粛要請といいつつも、外出は禁止されていません。しかし、スーパーには家族総出で買い物に来ていたり、マスクもしないで外出している人がいたり、感染防止の意識が足りない人が多くいたのです。丸山さんは「『自粛』っていったって、結局難しい気がする」と苦言を呈しました。自粛て言ったって、結局難しい気がする。諦めてるわけじゃないけど、あれだけスーパーに人がいて、普通に行列に並び、家族揃って律儀にスーパーに行くひとたち。みんな我慢してるし、逆に我慢出来ずにマスクもせずに出かける人達がいたら、自粛もなにもないぢゃん。— karina maruyama丸山桂里奈 (@marukarichan11) 2020年4月13日 また、仕事で買い物になかなか行けない人や、買い物することで経済が回ることを考えながらも、自粛の意識が足りないと指摘。仕事柄だったり、経済的にてなったり色々あるかもしれないけど、でも自分がまずならないことで、なったとしたらまず人にうつさないことで、なおかつ大切な人の為と考えたら普通はしっかり自粛するよね。それにはまず人混みに行かない、行くなら最低限の数で行かなきゃだし、一人一人が考えなきゃだよ。— karina maruyama丸山桂里奈 (@marukarichan11) 2020年4月13日 投稿を読んだ人たちからはさまざまな声が寄せられていました。・本当にその通りだと思います。・小さい子供がいるとそうはいかないんだよね…。なるべく気を付けます。・大切な人を守りたいなら、今は我慢する時。・スーパーで働いているけど、本当に家族で来る人が多い。家族で買い物に来ている人の中には、小さな子供がいて留守番ができなかったり、荷物を運ぶ人手が必要だったりといった理由がある人もいるかもしれません。ですが、できるだけ感染拡大に繋がらないよう一人ひとりの意識を高めていきたいものです。[文・構成/grape編集部]
2020年04月14日大人だって動きたくない日もある!のんびり室内遊びUpload By 丸山さとこ家の中で1日子どもと過ごす日が続くと、「おかーさん!」「なんかヒマ…」「何したらいい?」「何かすることある?」の猛攻を受けがちな私ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。前回は体を使う遊びを兼ねたトレーニングを紹介しましたが、今回は“体を使わず、のんびりしながらできる室内遊び”について書いていきます。実験や工作、お絵かきやテレビゲームなど、子どもと行う“体を使わない室内遊び”は色々ありますが、それらの遊びは「子どもに合わせる」内容になりがちです。たまには母親である私の好きな遊びにも付き合っていただきたい!ということで、今回は実際に我が家で行われている「私が好きな遊び」をする私とコウの様子を書いていきます。上の句 下の句ゲームUpload By 丸山さとこ私とコウのどちらかがまず“上の句”を詠み、もう一方が“下の句”を詠むだけのゲームです。実際にあったことを詠んでもいいし、全く架空のことを詠んでもいいので自由度は高く、大喜利的な感じで楽しめます。暇な時にストックしておいた川柳や無季俳句を渡しておくと、親の休憩時間が稼げます。一見“頭を使う高尚な遊び”のようにも思える、この「上の句 下の句ゲーム」ですが、字余り字足らずOK、季語はなし、大体文字数さえ当てはまっていれば成立してしまうゆるい遊びなので結構ゆるゆると遊べます。何なら、“全く字足らず・大幅に字余り”でも大丈夫。「全然七七になってないじゃーん!」と笑えば、それはそれで盛り上がったりします。Upload By 丸山さとこまた、このゲームの良いところは、子どもさえ許してくれるのであれば「親はゴロリと横になったままで行えるゲーム」だということです!私は血圧が低く貧血もあるためなのか、どうしようもなく体を起こしていることが辛い時が珍しくありません。「これは…体を使った遊びどころかゲームやお絵かきだって辛いぞ…」という状態でも、横になったまま口頭だけで行える遊びはかなり助かります。「今はそういう気分じゃないんだよねー。」とコウが乗り気じゃない時も、「ごめんね、今起きてるの辛いから、横になってできる遊びしかできないんだよね。」と言うことができます。とにかく構って欲しい時なら「じゃぁ3回だけやる!」となりますし、運(?)がよければ「じゃあいいや、仕方ないから図鑑の模写するー。」とひとり遊びを始めてもらえます。相手の駒をはさんで取る“はさみ将棋”コウは夫と時々将棋を指します。私も基本のルールだけは覚えているのですが、もっと気楽にできる遊びの方が好きなので、コウとは主に“はさみ将棋”をしています。親の関わり度は高い遊びですが、コウの手番の間はボーッとできるので結構らくちんです。Upload By 丸山さとこはさみ将棋はシンプルな遊びです。使う駒は“歩”だけで、一方が“歩”の面を、もう片方が歩を裏返した“と金”を使います。通常の将棋やオセロのように、一手ずつ交代で進めていきます。駒は縦横に好きなだけ動くことができますが、他の駒を飛び越えることはできません。縦か横に相手の駒を自駒ではさんだら、その駒を取ることができます。通常の将棋とは違い、取った駒を手駒として再配置して使うことはできません。多く駒を取った方が勝ちです。私とコウは「3駒先にとった方が勝ち」にしているのですが、それくらいが今のコウの集中力にとってちょうど良いゲームのボリュームになるようです。似たようなシステムのゲームにオセロがありますが、オセロよりもコウにとっては楽しみやすいところがあります。まず、「折角はさんで自分の色にした石が再び相手に取り返されるストレス」がありません。その結果、相手の一手で「積み上げてきた物が一気にムダになる」と感じることが少なくなるようです。Upload By 丸山さとこ取られた石を取り返したり一気に形勢逆転をしたりできるところがオセロの面白いところだと思うのですが、その結果“一手一手の良し悪しが分かるまでのタイムラグが大きくなる”ため、衝動性が強いコウにとっては戦略が組みづらく、考える面白さが半減してしまうようです。もちろん、はさみ将棋にも「目先の一手」が後々の損を生み出す展開はあるのですが、取られたコマが取られっぱなしになることで“どの手が後々の不利に影響したのか”が見えやすくなるようです。Upload By 丸山さとこまた、負けても「取れた駒の数」で善戦が見える辺りも、「ムダになった!全部台無しだ!」という気持ちを防いでくれるようです。親の側の一手の持ち時間を短くしたり、“待った”を数回使えるようにしたりすることでハンデを設けることもできます。オセロでは一度置いた石は動かすことができませんが、はさみ将棋では一度置いた駒もどんどん動かすことができます。私は、このシステムが特に面白いなと思います。衝動性の強いコウが甘い手を指してしまった時、「これ、大丈夫?お母さんはうれしいけど…?」などとヒントを与えることで、すぐに「今の手は間違っていたこと」に気付いた上で、次の手番になったらその駒を逃がすことができるのです。はさみ将棋で得られた副産物?Upload By 丸山さとこはさみ将棋によって得られた思わぬ副産物もありました。はさみ将棋をしばらく続けた後は、衝動性で動きかけた時に「ん?これしていいのかな?」と1拍置くようになったのです。これは多分、「目先の刺激や利益に飛びつくと即痛い目を見る」という経験が染み付いたことで、一時的に衝動性に“待て”がかかるようになったのだと思います。1拍置く間に考えるという行為は、「これをしたらどうなるのだろう?」と“行動の結果を予想する”ということです。はさみ将棋では、「自分のしたいこと」の為に「相手のしたいこと」を読まなくてはなりません。コウにとって頭から抜けやすい要素である「人の気持ちや考え」を読むことの良い練習になっているのかもしれません。未来の自分も、ある意味“(今の)自分ではない別の人”です。「今の僕は面倒くさいって思ってるけど、未来の僕は『あの時やっておけばよかった』って思うのかも…?」と考えることは、“見通し”にとって重要なことのひとつだと思います。Upload By 丸山さとこ喉元過ぎれば…なのか、1~2週間やらない時が続くと、“1拍置く習慣”はスーッと消えていってしまいます。今後定着することがあるのかどうかは分かりませんが、何かしら「1拍置かないと即座に(分かりやすく)損をする、リカバリーやリトライができる」遊びを探していきたいなと思います。とは言っても、コウは思春期も始まるであろう5年生。段々と親が用意したものにホイホイ乗る子どもではなくなっていくだろうと思います。今の内に経験した「分かりやすいレスポンス」の記憶が、どこかに残っていってくれるといいな、そしてできれば今後も良い経験に恵まれていくと良いな…と思いながら、今日も「ねーねーお母さん!」の嵐に揉まれています。Upload By 丸山さとこ
2020年04月03日アイドルグループ・関ジャニ∞の丸山隆平が主演を務める舞台『パラダイス』のビジュアルが23日、公開された。同作は赤堀雅秋が作・演出を手がけるオリジナル作。オリンピックを⽬前に控え、浮かれた空気に包まれている東京で、⾼齢者を狙った詐欺グループのリーダー・梶浩一(丸山)は、ある⽇、ヤクザの辺見豪に呼び出され、組織拡⼤という無理難題をふっかけられる。断ることもできず、腹⼼の真壁らと⾔われるがまま⼿を広げていく梶。被害に遭い、ズタボロにされていく⽼⼈たち、その家族を尻⽬に、梶らは⼀時隆盛を極めるが、やがて暗雲が⽴ち込める。この度公開されたビジュアルでは、どこかへ向かっているのか、それともなにかから逃げているのか、虚無感ばかりが漂う日々の中で、刹那的な幸福を求めひた走る群衆という世界観を表現した。そして写真では、俳優陣がそれぞれの役柄を想起させるような表情を浮かべる。主演の丸山に加え、共演には、村上虹郎、八嶋智人、毎熊克哉、⽔澤紳吾、⼩野花梨、作・演出の赤堀、さらには梅沢昌代、坂井真紀、西岡德馬と、若手の注目株からベテランまで、個性と実力を兼ね備えた顔合わせが実現した。東京公演はBunkamuraシアターコクーンにて5月31日~6月29日、大阪公演は東大阪市文化創造館 Dream House大ホールにて7月4日~13日を予定している。
2020年03月23日何をしたらいいのか分からない?Upload By 丸山さとこ家の中でお子さんと過ごすことも多いこの頃、時間も体力も持て余した子どものエネルギーをどう消費させるかに頭を悩ませる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。ASD(自閉スペクトラム症)の子の中には、余暇を過ごすのが苦手な子がいるそうですが、コウもよく「何か楽しいことしたい」と言いつつ何をすれば“楽しいこと”になるのか分からず、気分が不安定になることがあります。「つまんなーい」とグダグダし始める内はまだよいのですが、次第に不安になったりイライラソワソワしだしたりします。一緒にいると私も何だか落ち着きません。お母さん(の気力体力)は、限りある資源!Upload By 丸山さとこ家で「何したらいいか分からない」になった時など、退屈や落ち着かなさを埋めるための「ねーお母さんお母さん」が止まらなくなることは多く、休日は私がグッタリしてしまうこともしばしばです。常にコウのペースと付き合っていては心身がもたないので、ゲームや動画鑑賞・読書・工作・図鑑の模写などの“1人でできる遊び”や簡単なお手伝いなどを提案しつつ、“お母さんの関わり度”が高い遊びは私が好きなことをするようにしています。体を使った遊び…のフリをした筋トレ達Upload By 丸山さとこ発達障害のある子どもは体幹が弱かったり協調運動が苦手だったりする子が多いといいますが、コウもやはりその辺りに弱さがあります。更に、親の私も成人の発達障害者として体幹や協調運動にまつわることが苦手だったりします。そんな私は筋トレをすることで姿勢を保ちやすくなります。コウも、姿勢を保つのに必要な筋肉が勝手についてはいかないようなので、一緒に筋トレをするようにしています。Upload By 丸山さとこヨガの立ち木のポーズや英雄のポーズ、プランク、アームレッグクロスレイズなど、“体幹やバランス感覚が弱いと保持するのが難しいポーズ”を一緒に行います。より長く立っていられた方が勝ち!…としても良いのですが、コウは勝負となるとムキになりやすいところがあります。一度勝ち負けにこだわり始めると筋トレを楽しめなくなってしまう時があるので、様子を見ながら勝負にしたり、「30秒キープしたらクリア」などの目標を設定したりして行うようにしています。Upload By 丸山さとこコウは足裏のアーチが自然にはできませんでした。全然歩かない子というわけでもないのですが、足裏を地面にドンドンとつく“幼児のような歩き方”をしがちなため、正しく足を使えないことからアーチが形成されないのだろうと思います。根本的には正しい歩き方を身につけることが必要ですが、必要な筋肉がないことで「正しい歩き方は難しいし快適ではない」と感じていると、中々正しい歩き方も身につき難いのではないか?と考え、遊びがてらトレーニングをしてもらっています。脱力もトレーニングのひとつ?Upload By 丸山さとこ筋トレをした後は、軽くストレッチをしてから「しかばねのポーズ」をとり、しばらく静かに脱力します。体幹はグニャグニャでも、首肩や手足は過剰に緊張していたりするコウです。そんな彼にとっては意外と難しい脱力ですが、筋トレ後は疲労のおかげで自然と脱力することができます。脱力した時の「リラックスした感覚」を体感していけたらいいなと思っています。親子でする筋トレは一石二鳥?Upload By 丸山さとこトレーニングを始めた頃は、姿勢によっては手を離した瞬間にコロンと転がったりしていたコウでしたが、コツコツと続けることで少しずつ長い時間キープできるようになってきました。足指でのジャンケンも、最初はチョキなのかパーなのか分からない動きしかできなかったところから「明らかにチョキ」「パーをしようとしていることは分かる」ところまで動かせるようになりました。グーも、以前より指の根元から握り込めるようになってきています。そして、私自身もコウの筋トレに付き合うことでサボり癖を防ぐことができています。親子で筋トレをすることで、「親と子それぞれの筋力キープ」と「一緒に何かをする楽しさ」の両方が得られて、一石二鳥で中々いい感じです!Upload By 丸山さとこ筋トレは体に良いものですし、体を動かす遊びは充実感があって楽しいものです。とはいえ、「今日はずっとノンビリ静かに過ごしたいな…」「ゴロゴロしながら相手をしてお茶を濁したいな~!」という時もありますね。私はしょっちゅうです。ということで、次回は「体を使わず、のんびりしながらできる室内遊び」について書いていきます。
2020年03月20日つまずくことの多い毎日の中で、心が折れることも…Upload By 丸山さとこ基本的には「授業も勉強も好きだ」と言うコウですが、実際にはつまずくことや苦手なことは多く、宿題に対しても嫌になってしまうことはしばしばあります。作文の清書の為にお手本の原稿を作って細長く畳んだり、教科書を書き写す時は定規を使ったりと色々工夫をしながら取り組みますが、そのような工夫以外にも、心が折れたコウには“気持ちの立て直し”が必要でした。心の添え木には“ファンタジー”が有効でしたUpload By 丸山さとこコウの心が折れた時は、あまり「なぜそれをやらなくてはいけないのか」の必要性を説くような説教や励ましはしないようにしています。本人もそんなことは分かっているので、かえって落ち込んだり荒れたりする可能性が高いからです。そんな彼の心を添え木として支えてくれるもののひとつが、“ファンタジーな物語”です。自分の失敗について客観的に状況を見たりシミュレートしたりする時に、ぬいぐるみを使って説明をすると落ち着いて話を聞けるくらい、コウはファンタジーな表現が大好きです。ファンタジーな味付けをすると、事実を受けとめやすくなる!Upload By 丸山さとこコウは字を書くことが少し苦手です。空間の把握が難しいようで、”心”の字が部首のようになったり、数字の“8”が横倒しになったりするのです。漢字の書き取りノートや計算ドリルなどの宿題が出ていると、何度も消しては書き直すことになります。面倒な上に、消しゴムかけで紙を破ってしまったりして…彼はすっかり嫌になってしまいます。Upload By 丸山さとこそんな時はファンタジーの出番です。「心が書けない!」とグズつくコウに、「心をゆっくり育ててねー。焦らなくていいんだよ。」「今、心が疲れちゃって横になって休んでるのかな?」と話しかけると、彼は「無理して頑張ると、心もプレッシャーで大きくならないよね…。」と落ち着いて返事をしてくれます。一度冷静になれば、後は「ゆっくり大きくなるんだよー。」と心の字を励ましながら(?)頑張ることができます。上手くいかなかったとしても、「ちょっと今日は『心』がごろんとしてるんだよねー。疲れちゃったのかなー。」と笑いながら“上手くいかないこと”を受けとめることができます。Upload By 丸山さとこ数字の8が横倒しになる時は、「ちょうちょになって飛んでいっちゃいそうだね。」と言ってみたら、それまでは「えー、また書き直し?」と渋っていたコウも、「飛んでいっちゃわないように書き直そう!」とやる気を取り戻していました。工夫をするのは“コウの気持ちを軽くする”ためUpload By 丸山さとこUpload By 丸山さとこ物事が上手くいかずに苦しむ彼を見ていると、「それは嫌になるだろうなぁ…」と思います。「大人である私でも、あんなに上手くいかなければ心が折れるだろう」と感じるくらい大変な様子になるコウなので、最初にファンタジーを使い出したのは“宿題を頑張らせるため”というより、“コウの気持ちを軽くするため”でした。“結果を出すこと”は大事だけれど、頑張っていてもすぐにどうにかならないこともあります。そういう時、上手くいかない現実や自分を責めずに“上手くいかなさ”をふわっと受けとめつつ努力することを、ゆっくりと覚えていってくれたらいいなと思っています。上手くいかなさを直視してばかりいると辛くなりますが、目をそらしていても事態は変わらず、それもまたそれで辛くなってしまいます。すぐに結果が出ない努力を地道に続けていく時、「自分が受けとめられる方法で事実を受けとめること」は、彼を助けることになるのではないかと考えているのです。「努力も工夫もしてみたけれどできなかった」という時も、それを認めることで「じゃあどうしよう?助けを求めようかな。他のことでカバーしようかな?それができなくても困らない道はあるかな。」と、違う道を探すことができるかもしれません。2年生の頃は、九九を覚えていても“順番に言うこと”ができず、宿題の度に泣いている時がありました。3年生の頃は、口形が乱れて「きつつき」を“き”の口のまま発音するようになってしまった時期もありました。「何で僕だけできないんだろう」「頭では分かってるのに何で出てこないんだろう」と荒れたり悲しんだりするコウをなぐさめ励まし、時に取っ組み合いになりながら問題に取り組むこともあります。けれど、いつもそんな調子では親子ともども息切れしてしまいます。「できるようになること」は大事だけれど、それと同じくらい「今すこやかに過ごせること」も大事なのだろうと感じています。明日を笑顔で迎えるために、今日の笑顔も大事にしていきたいな…と思う、心が折れがちな親の私です。親子ともどもポキポキ折れながらの毎日ですが、ゆっくり、歩ける速度で進んでいきたいなと思います。Upload By 丸山さとこ
2020年03月06日3学期もあと少し!次の学年の準備で思い出した入学前のこと…Upload By 丸山さとこ先日、我が家にコンパクトな裁縫セットが届きました。息子のコウが次の学年で使うためのものです。「3学期も残り少しだねー。これ使うの楽しみだなぁ!」とうれしそうに手に取るコウを眺めながら、私は彼が小学校に入学する前にしていた準備のことを思い出しました。突然始まった“授業と勉強”に対するとまどい。Upload By 丸山さとこ給食袋や体操服など学校用具の準備、さんすうセットや筆記具などの細かい物への記名。色々と準備が必要になっていく入学前のこの時期、4年前の私はもうひとつの準備が気になっていました。小学校という環境の変化に対する“コウの心の準備”です。私は小学校に入学した時、突然始まった「勉強」にとてもとまどった思い出があります。園生活で「先生の話を聞く」「一日の予定に従って動く」には慣れていましたし、“小学校には授業があって、もっと長時間着席して先生の話を聞かなければならない”ということは知識として知っていました。ですが、授業・勉強という形式…“問に答える”ということに対して、園を卒業したばかりの私は慣れていなかったのです。“勉強”というスタイルにふれておこう!Upload By 丸山さとこそのような経験から、コウには小学校入学前から「授業・勉強」に慣れてもらうことにしました。“授業や勉強がスムーズにできるようになるための練習”ではなく、“授業や勉強にふれておくことで入学後の負担を減らすための体験”として行っていたので、それほど熱心に訓練していたわけではありません。「勉強クイズ」のような形で“遊びの1つ”として取り入れることで、どこでも行える「時間つぶしの方法」にもなりました。具体的には、以下のようなことを行っていました。「好きな本、1冊持っておいで!」Upload By 丸山さとこ私がよく行っていた方法は、「子どもの好きな本から出すクイズ」でした。①まず、コウに「クイズやる?」と聞きます。「やる!」と答えたら、好きな本を1冊選ばせます。(もし「やらない」が続いた場合は、「お母さんクイズしたいなー、何問だったら出していい?」と聞きます。)②本を受け取ったら、「どのページにしようかなー」と選びます。この時、出題ページを話し合って決めたりはしないようにしていました。学校の授業では子どもの気分で出題箇所を決めることができないからです。その代わり、「出題する本」をコウが選べることでモチベーションを維持できるようにしていました。③ページが決まったら、その内容に合わせて簡単なクイズを出します。「ヒツジは何匹いますか?」「イヌとどちらが多いですか?」「ウサギさんが泣いたのはなぜ?」などの簡単な問いなので、答える方も出題する方も楽です。④子どもが答えたら、正誤に関わらず一緒に答え合わせをします。「3匹!」「よし、数えてみよう…1、2、3…正解!」「イヌ!」「どれどれ(数える)…本当だ、イヌは5匹。イヌの方が2匹多いね。」「転んで悲しかったからだよ!」「どうして分かったの?」「ここ!」「そうだね、ここに書いてあるね。よく見つけたね。」…という感じでクイズを行うことで、授業形式をとらずに“授業的なもの”にふれることができます。算数や国語などの教科を想定した“問と答え”の形に慣れることができますし、テキストや図を見ながら“口頭での質問を受ける”ことを体験できるので、視覚優位なコウにはちょうど良い「授業の体験版」になったかなと思います。市販の教材をちょっぴり改造Upload By 丸山さとこ口頭での出題の他、ワークシート形式にも慣れるように市販の教材も時々使っていました。これもまた、塗り絵や迷路と共に遊びの延長のような感じで行っていました。視覚情報で気が散りやすいコウは、1ページごとに切り離せるものだと他のページが気にならずに取り組めていました。それでも市販のワークシートだけでは飽きたりすぐに終わってしまったりするので、時々私が問題を作ってコウに渡していました。“自分で作る”とは言っても1から作る必要はなく、ワークシートの問題を見ながらモチーフや数字を置き換えるだけなので簡単でした。「能力を鍛えよう!」という趣旨でやっていることではないので、基本的にはコウが簡単にできる難易度のものを与えるようにしつつ、彼がやる気に満ちている時は少し難しそうな問題にも挑戦してもらいました。そして小学校に入学。現在は…?Upload By 丸山さとこそんな「勉強遊び」の成果なのか、はたまた性格によるものなのかは分かりませんが、コウは小学校での生活にわりあいすんなり慣れました。多分、「バッチリ新一年生になりました!」という感じではありません。授業中に立ち歩くことはないものの、前後に揺れたり姿勢が崩れて椅子の上で溶けたようになったりしましたし、一斉指示は入りづらく先生から個別に声をかけていただくこともありました。(事前に相談をしていました。)それでも、コウ本人が「授業って楽しい!今日は何をするんだろうって思う。」と言いながら登校してくれるだけで、「準備しておいてよかったな」と思いました。もちろん、準備をしておいても崩れてしまった可能性もあります。それならそれで、「あー、やっぱ本番は違うよねー!」と言っただろうなと思います。コウのためだけではなく、「一応準備はしておいた」と私が思うための「勉強遊び」だったのかもしれません。Upload By 丸山さとこそんなコウも現在既に小学校高学年です。勉強ごっこはその後どうなったかと言うと…何とまだ続いています。「できるだけ日々手を抜いて生きていきたい…!」と思って過ごしている私ですので毎日行うことはありませんが、テストで間違った問題のみ抜き出して出題することがあります。「寒」「館」「裏」が間違っていたら、“今日の体育館は寒すぎた!足の裏がこおるかと思った!!”という問題を作って出すような感じです。好きな本からの出題も、歴史マンガや図鑑などを元に出題する形で行っています。床でごろごろしながら答えるコウの姿は「小学生…これでいいのか…?」という感じではありますが、このまま“学ぶこと”を続けていってくれたらいいなと願っています。
2020年02月19日今日は寒い?暖かい?重ね着で調節したい季節だけど…Upload By 丸山さとこまだまだ寒さの続く2月ですが、日差しは日に日に暖かさを増してきました。風の少ない日は日向にいればポカポカと暖かいこともあります。息子の話によれば、朝の登校時はキーンと冷えていても日中の教室は暑い日もあるようなので、「今日はこれでいいの?暑すぎ?寒すぎ?」と衣類の用意に迷うこの頃です。Upload By 丸山さとこ暑さ寒さを自覚しにくいコウとはいえ、汗をかけば「あっつい!」と言って服を脱ぐことはあります。一日の中での寒暖差が激しい季節の変わり目には重ね着をして対応するようにしています。ですが、”重ね着”はどうやらコウにとっては難しく苦手なもののようでした。いくつかある重ね着の「苦手」。ひとつは"布がよれる"こと!Upload By 丸山さとこUpload By 丸山さとこ苦手なポイントの一つは、重ね着によって起こる違和感です。「もこもこ感」や「布がよれる感じ」が苦手なコウ。重ね着によって腕周りの布がよれるのが特に気になるようなので、上着は裏地がツルツルしているものか腕周りに余裕のあるものを選ぶようにしています。布地が擦れにくい上着であれば、シャツやトレーナーの袖口をつかんで上着を着るようにすることで袖が巻き上がったりねじれたりするのを防ぐことができます。インナーは「なんか違和感がある…」Upload By 丸山さとこ冬でもインナーは袖のないものしか着れないコウ。なぜ着れないのか聞くと、「もぞもぞして…なんか違和感がある」と言います。シャツやトレーナーに比べてインナーはタイトな作りのものが多いため、シワやよれができやすい上に”まとわりつく感じ”があって、どうにもダメなようです。半袖のインナーを着ても「肩がモゾモゾする~!」と言うコウは、氷が張るような寒い日もインナーは頑なにタンクトップオンリーです。そんな彼が少しでも暖かく過ごせるように、冬は毎日裏起毛のトレーナーを着ています。裏起毛の服は肌が乾燥していると刺激があるようなので、クリームなどで保湿を心掛けるようにしています。はみ出てしまう“インナーすそ問題”Upload By 丸山さとこ感覚以外にも、コウには重ね着に対してもうひとつ「苦手」があります。それは…インナーのすそをボトムの中にしまうこと!園児の頃は目立たなかったそれも、小学生になると、それこそ”違和感のある”光景になってきました。「”重ね着によるモゾモゾの違和感”だけではなく”インナーが出ている見た目の違和感”にも気を配ってくれ…!」という母の願いもどこ吹く風。コウ本人は何も気にしていないようで、「気がついたら出ちゃってるんだよねー」とニコニコしながらタンクトップのすそを出しっぱなしにしています。Upload By 丸山さとこ「学校でインナーのすそが出ていても、せめて目立たないように!」と思い、ネイビーやカーキなどの”濃い色のインナー”を学校用にしています。ホワイトやグレーなどの淡い色のインナーはすそのはみ出しが目立つので、家庭では気付きやすくて丁度いいかな?と思っています。Upload By 丸山さとこ一応「タンクトップしまってー」と言えば「あ、出てるね!」としまってくれるので、頻繁になり過ぎないよう気を付けながら時々指摘しています。最近では、たまーに「今日はタンクトップ出てないね!バッチリしまっているね!」と言える日も見られるようになりました。今後、少しずつでも「しまってある日」が増えることを願いながら、今日も濃い色のタンクトップを用意する私でした。
2020年02月05日安静にさせたい母vs遊びたい子どもの終わりなきバトル!インフルエンザなどの感染症が流行るこの季節。感染してしまった時、発熱・咳・鼻づまり・倦怠感などの症状で辛い頃はグッタリとして静かなコウです。辛くてグズグズすることもありますが、少なくとも“横になって休むこと”はしてくれるので助かります。問題は、高熱が微熱まで下がったりして「ちょっと辛いけれどまぁまぁ動ける」レベルまで回復してきた頃です。Upload By 丸山さとこUpload By 丸山さとこコウは「寝てるの飽きた!遊びたい!」と起きようとするし、私は「いや、まだ治りかけだから!」と寝かせようとするしで、両者共に一歩も譲らない激しい戦いになりがちです。最終的には「微熱は平熱ではない」「発熱後は体力を消耗している」と安静を迫る私が半ば強引に寝かしつけるパターンが大半ですが、バトルが激しすぎる時にはしばらく放置することもあります。“病み上がりのわずかな体力が尽きるのを待つ”パターンです。疲れ始めてきた頃を見計らって「少し横になって、また元気になったら遊ぼう。」と寝かしつけると、コウも横になった時に「あ、楽だ。」と感じることで割合すんなり体を休めてくれます。とはいえ、インフルエンザにかかったり風邪をひきこんだりする度にバトルをするのは不毛です。何かよい方法はないか…と考えた結果、コウにも“体内で起きているバトル”を理解してもらうことになりました。Upload By 丸山さとこ戦うべきは、親子ではなくウイルスと免疫!ということで…親子でバトルしている場合ではない、戦いは現場(体内)で起きているんだ!というわけで、人体図鑑やDVDを一緒に見ることで“体内で起きているバトル”をコウに理解してもらいました。図鑑好きなコウは「図鑑に書いてある」というだけで一定の信頼感をもって受け入れてくれるので、大分話がスムーズに進むようになりました。また、DVDに収録されたCGによる動画は、体内で起きていることをイメージしやすくしてくれました。実際の細胞を撮影した動画はリアリティによって説得力を与えてくれて、コウは「本当にこうやって体を守っているんだね!」と興奮した様子で見ていました。Upload By 丸山さとここうして免疫のしくみを知ったコウは、自由帳が免疫の絵でいっぱいになるくらい免疫のことが好きになったのです。“何のために安静にするのか”を知ることUpload By 丸山さとこそうして、コウは“僕の体が頑張るために”安静にできるようになりました。横になっていても眠れないと「ヒマ~」と起きてきてしまうことも多いのですが、そういう時はDVDや音声絵本などを楽しみながら横になるようにしています。Upload By 丸山さとこそれでも彼なりに“頭も含めて休むこと"を忘れないように意識しているらしく、「頭を使わないようにして休んでないとね!」と自ら目を閉じることもあります。「血液を脳にばっかり集めて酸素や栄養を使ってたら、全身の免疫細胞達は『今はこっちに回してほしいな~』って困っちゃうよね。」とうれしそうにしている彼にとって、“僕”と“免疫細胞”は助け合う仲間のような感覚なのかもしれません。インフルエンザシーズンまっただ中の今!そんな“コウと免疫細胞達”による免疫バトルに加勢するべく、加湿器に給水し空気を入れかえながら、「手は洗った?」「水分とってる?」と声をかける毎日です。Upload By 丸山さとこ
2020年01月16日寒さへの対応はできている?1月になり、いよいよ寒さも厳しくなってきました。冬の間、我が家ではエアコンやガス暖房を使っています。コウも小学生になってからは「自由に使っていいよ」としているのですが、しばしば適温になっていない時がありました。Upload By 丸山さとこコウが温度設定を上げたくなった時、同じ部屋に家族がいる時は「温度上げていい?」と確認してくれるので問題ないのですが、1人で過ごしている時は「なんか顔が熱い」と言いながら暖房の効きすぎた部屋で汗をかいていたりしました。かと思えば、逆に「なんか寒い」と言いながら暖房のない部屋で薄着のまま震えていることもあるコウ。寒さに対して衣類や暖房器具で調整するのが苦手なようです。Upload By 丸山さとこ「なんか暑い・寒い」と気付く時はまだよい方で、「なんか調子悪い・疲れると思っていたら、冷えたりのぼせたりしていた」ということも多いコウです。彼にとって、気温に合わせた行動をとることは少し難しいようです。見て分かる指標を参考にUpload By 丸山さとこ"寒くなったら・暑くなったら"という感覚をたよりに行動すると丁度よい調節ができないコウには、“目で見て分かる明確な指標”を参考にしてもらっています。温湿度も表示するタイプの時計が各部屋に置いてあるので、それを時々確認した上で「室温が23℃になったら温度設定を下げる」というルールにしています。Upload By 丸山さとこ室温が23℃あって厚着もしているのに寒さを訴える時は体調不良だったりするので、室温の上限を決めることは不調の発見にも役立っています。服で調節する?それとも空調?コウは薄いTシャツ1枚の状態で暖房をつけようとすることも多かったため、「まずは服で調整して、それでもダメなら空調を入れる」というルールになっています。彼は腕がモコモコすると落ち着かないようなので、薄手の羽織りものか中綿入りのベストをいつもリビングの椅子にかけて置いています。椅子の背中に衣類がかかっている姿は少しだらしないかな…?と思うところはありますが、読書や折り紙に熱中していても席を立たずにさっと羽織れるのが良いみたいです。目線は机の上に固定したままモソモソとそでを通しているのをよく見ます。Upload By 丸山さとこ切り忘れ対策には“つける時点で”タイマーをまた、“うっかりミス”が多い私とコウは、エアコンの消し忘れを防ぐため「スイッチをいれる時点で切タイマーをつける」ようにしています。Upload By 丸山さとここの方法ですと、「何時までこの部屋を使う予定か」を考える必要があるため、見通しを立てる練習にもなります。自分で見通しを立てるのが難しければ、「夕飯までこの部屋で遊ぶなら2時間」というように目安を教えたり、ヒントを与えつつ一緒に考えたりすることも可能です。細かく考えるのが面倒であれば、就寝時間に切れるようにセットすることで「誰もいない部屋で一晩中空調がつきっぱなし」という事態は防げるので、それでよしということにしています。Upload By 丸山さとこ寒さは一番厳しい時期ですが、「冬至も過ぎて年も越して、日差しのある時間はこれから長くなる一方なんだよね。」と思うと、何となく“冬はその内終わるんだな~”という気持ちになって「寒い内に冬を楽しもう!」とすら思えてくる単純な私です。雪遊び、鍋、あたたかい部屋でのアイスに、ふわふわの毛布!冬ならではの“いいもの”をコウと一緒に楽しみつつ、空調と衣類を使って体調管理に努めて冬を乗り切りたいと思います。
2020年01月05日見るのは大好きな乗り物達。でも、実際に乗るのは…?帰省やレジャー、講習会や体験イベントなど、長期のお休みは普段よりも遠方へのお出かけが増える方も多いかと思います。Upload By 丸山さとこ私は実家が少し遠方にあり、年に2~4回は帰省で片道約5時間の電車旅をすることになります。バスや在来線はまだ数十分の乗車で済むのですが、問題は新幹線です。乗車時間が長く、景色は流れが早すぎて子どもが飽きやすいため、イライラグズグズからのパニックになりやすいのです。Upload By 丸山さとこそんな新幹線を何とか無事にやり過ごそうと、毎年小さな対策を心がけています。基本的にはおもちゃやオヤツで気をひいたりと、ごくごく普通の対応をするだけで特別な秘策があるわけではないのですが、とにかく“ストレスからの総崩れ”に気をつけて過ごすようにしています。移動中に“なんかヒマ”を作らない。Upload By 丸山さとことにかく“なんかヒマ”を作らないことが一番重要なのかなと思います。「なんかヒマ」が続いてしまうと、・なんかヒマ→移動したい→座らされる・なんかヒマ→他のオモチャで遊びたい→他にはもうないよという流れから、「こんな不自由な場所イヤだ!早く降りたい!!」とグズリが始まってしまいます。そうなってからでも一時的に気を紛らわすことはできますが、抜本的な解決(新幹線を降りる・家に帰る)はできないため、やがてパニックになるのもやむなしという状況に!そんな地獄絵図はできるだけ避けたいところです。その時の興味に合わせつつ、”NGなもの”を避ける。Upload By 丸山さとこ新鮮なおもちゃは興味を引きやすいですが、コウは「いつものアイテム」に安心しやすい子であったのと同時に「一発退場なNGポイント」も多い子であったため、できるだけ一度は触らせて反応を見るようにしていました。絵本は好きでも飽きるのが早かったため、小さい本を数種類持って行ったり、そこからクイズを出したりしていました。Upload By 丸山さとこ小さい頃はもちろん、今も有効なのは、スマホやタブレットに子ども向けアプリを入れたもの。お絵かきアプリがあると自分で線を引いたりして遊べるほか、記号や果物や動物を描いて、「さんかくは?」「ゾウは?」などと聞くことでマンネリを防ぐことができました。(目を使うので、あらかじめ酔い止めを飲ませておくようにしていました。)アイマスクやイヤーマフなどの“刺激を軽減できるもの”も、コウに試してもらった上で持っておくと親子共に安心できました。食べ物を落とさない”ひと工夫”Upload By 丸山さとこまた、パニック対策としては”食べ物をこぼさないようにすること”も重要でした。食べ物を口に運ぶ間、片手に持っている袋やテーブルの上の弁当箱を気にすることは、コウにとって難しいのです。「お菓子を口に入れようとしたら袋が傾いて中身がこぼれてしまった」「お弁当を食べている途中にお茶を飲もうとしたら、机の上をなぎ払って弁当を落としてしまった」ということはよくあることです。コウは、落としてはいけないこと自体は分かっているため「どうしよう!落としちゃった!!」「床が汚れちゃう!」「食べるものがなくなっちゃう!」とパニックになります。『そんなコウをなだめつつ床を片付けていたら足をバタつかせるコウに蹴られて、ついでにもう一つのお弁当まで落ちたりして私までパニックに・・・』という展開にならないために、“食べ物を落とさないor落としても散らからない”ためのひと工夫をするようにしています。落としにくい食べ物と、落としても大丈夫な容器で!Upload By 丸山さとこまずは、基本中の基本の対策「食事は両手で食べるものにする」のが確実に有効でした。おにぎりや具の少ないサンドイッチ、惣菜パンなどの食べ物です。カトラリーを使わずに手で掴むので、それだけでも「落としちゃった!」が減ります。おにぎらずやボリューミーなサンドイッチなどの“食べている途中で崩壊しやすいもの”は避けます。Upload By 丸山さとこおやつに対しては、容器で対策をしました。フタ付きの容器に入ったお菓子を選んだり、その空容器にボーロやラムネを入れて持ち運んだりすると、万が一床に落としても中身が大きくこぼれずに便利です。赤ちゃんのおやつケースとして販売されている中蓋付きのタッパーも有効でした。中蓋に手を入れる感覚を嫌がるお子さんもいるかもしれませんが、平気であれば便利なアイテムだと思います。(私は少し苦手で、コウは平気でした。)最後は…覚悟!Upload By 丸山さとこそれだけ対策をしてあっても、泣きぐずりやパニックでどうしようもなくなってしまうことはあります。そんな時は、とれたての魚のようになっているコウを抱えて車両連結部に行きました。「最終的には車両連結部」の覚悟を持って乗車することで、少なくとも「もう打つ手がない!どうしよう!」と私までパニックになることは減らせます。「どうしよう!…仕方ない、連結部で叫ばせよう。」となれば、白目になりつつ時間はやり過ごせます。そんな風に活きのいい魚みたいになっていたコウも、最近では自分で用意した本を読んだり編み物をしたりして時間を過ごすようになりました。その間、ずーっと「ここ面白いよ」「見て!こんなに編めたよ!」「この間ねー」と話しかけられているので、今でも“手が離せるようになりました!”という感じではないのですが、「そんなに話しかけてくれるのも今の内だけかもしれないな…」と思いながら、『ねー!お母さん!』に応えています。「思春期に入れば、『話しかけんなし!』というムード全開で離れた席に座ったりするのかな…?」などと想像しながら、今度の長期休暇の帰省に向けて準備を進めるこの頃です。
2019年12月18日アイドルグループ・関ジャニ∞の丸山隆平と横山裕が出演する「甘酒」CM冬バージョン「甘酒bros.冬」編が16日より全国で放映される。夏から同商品のイメージキャラクターとして起用されている2人が続けて登場し、マフラーを巻いて「甘酒」柄のどてらを着て、雪が降るかまくらの前でムード歌謡調の甘酒の歌を力強く歌い上げる。最後は畳み掛けるようなラップ調で「甘酒~と言ったら、日本で一番売れてる甘酒。森永の甘酒」と熱唱する。今回のCMは「元気とキレイ」がキャッチコピーとなっているが、撮影終了後のインタビューで「キレイの秘訣」を聞かれた丸山は「たくさん笑うことです! やっぱ関ジャニ∞というのは皆さんにたくさん笑って頂く、そういったサービスができるユニットだと思ってるんですよ。それと同時に、みんなと一緒に僕も笑う。そしたらキレイになっていくんですよ」と語る。しかし横山から「今、焦ってますよね(笑)」と指摘され、「な~んにも焦ってませんよ」と言いつつも「相当焦ってます(笑)。いくつか考えたんですけどね」と苦笑。その後横山からは「でも、丸ちゃん肌キレイやん」と褒められ、丸山は「まぁまぁ、半身浴したり、汗かいたりとかね。あと、冬になったらリアルに粕汁を作るんですよ。で、酒粕って美容にも良かったりするんで、そういう意味でも、体もあったまるし、代謝もあがるしって意味で、今回この甘酒はですね、相当お肌にも影響が」とリアルなアピールをしていた。また商品の食レポを頼まれると、「あ~美味しいですね。やっぱ冬に欲しくなる味です」(横山)、「そうね。もちろん体も温まるんですけど、心も温まりますね!」(丸山)と続けたものの、横山は「(スタッフの方を見て)全然大人が笑わへんもん(笑)」とつっこみ、丸山は「これ、甘酒で温まって貰おう言うてんのに、僕が皆さんの心を冷ましてしまいました」と反省。「これで温まったらね、リアルな頬紅がね。みなさん、浮かび上がりますから」(丸山)、「本当にお肌にいいですから。お通じにもいいんですよ」(横山)と勧め、横山が「いや~、美味しいわ、シンプルに。こんなに美味しいのにお肌もキレイになれるということですから。是非とも皆さん試してみてください。宜しくお願いします」とまとめていた。
2019年12月10日一度崩れた生活リズムは立て直すのが大変息子が長期の休みに入ると、親子共々生活リズムが崩れやすくなります。息子本人はもちろんのこと、普段日中はいない彼がいることで私自身も生活の形が変わるのを感じます。Upload By 丸山さとこ生活リズムが崩れることによって、コウは機嫌が悪くなったりパニックになったりしやすくなります。一度そういうコンディションになった彼相手に生活リズムを整えようとするのは大変なので、極力「崩さない」をモットーに休みを乗り切りたいところです。「起床・食事・就寝」 時間を決めるのは3つだけ!Upload By 丸山さとことはいえ、コウだけではなく私もまた発達に凸凹のある成人当事者です。食事の支度が増えたり、作業中に子どもから声をかけられることが多くなったりする長期休みの生活。私自身も自分の生活リズムを保つだけで精一杯になりやすく、自分のことに加えて「保護者として子どもの生活リズムを管理する」というのは負担が大きく、難しいところがあります。Upload By 丸山さとこそのため、長期のお休みがある時は“生活が大きく崩れなければよし!”ということで、『食事・起床・就寝』の時間だけは決めて過ごすようになりました。気持ちや行動の切り替えが苦手な私とコウにとってはその3つを守るだけでも大変だったりするのですが、その3つが崩れると立て直しが本当に大変なので、「何とかそこだけは!」という気持ちで守るようにしています。また、その3つの時間に関しても、「夕飯は6時から7時の間」という感じで幅を持たせて決めるようにしています。あまりきっちり決めていると、予定変更が続いた時に形ばかりのルールになってしまい、ルールが存在する意味が無くなってしまうからです。お手伝いで“生活のリズム”を意識する。Upload By 丸山さとこコウには、普段から役割として頼んでいるお手伝いがあります。リビングのカーテンを朝開けて夕方閉めることと、お風呂掃除です。彼は時間を意識することや周囲の変化に気付くことが苦手です。すっかり日が沈んで暗くなった部屋でデスクライトだけをつけて黙々と折り紙をしていたりします。Upload By 丸山さとこそんなコウですが、”朝起きたらカーテンを開ける、暗くなったらカーテンを閉める”という作業を役割として任せられることで、少しずつ”窓の外の明るさ”や、それが季節や天候によって変わることを意識できるようになってきました。好きなことに夢中になれるのは彼のよいところですが、ふっと集中の途切れた時やタイマーの鳴った時など、周りが目に入る瞬間だけでも「生活のリズム」を意識できたらいいかなと思っています。息子の時間割は息子のものUpload By 丸山さとこ学校生活での長期休暇について、あらかじめコウには「暑さ・寒さ・進級準備のために学校を休んで家庭学習をする期間なので、ただの休みの日ではないんだよ。」と伝えています。「だから、学校がある日のように時間割は大事だよ。」という形で、前述の”生活リズムを崩さないための基本ルール”以外の計画表はコウ自身に作ってもらっています。立てた計画が雑でも、1回はその通りに行動して、うまくいかなければその時点で話し合います。自分が思っているよりも行動に時間がかかったり切り替えられなかったりするのだと自覚することは、予定を立てる上で大切なことだからです。Upload By 丸山さとこ自分の気分・体調・行動にかかる時間などが分かってくると、体調や時間の管理がしやすくなり気持ちのメンテナンスもできるようになります。長期のお休みは普段の生活リズムが崩れやすい大変な期間ではありますが、同時に“子どもの素の生活リズム”を知った上で安心して失敗することのできる絶好のチャンスでもあります。子ども自身が「できると思って作った時間割」と「実際の自分の姿やスケジュール」とのズレに気づいて修正していくことは自己管理力を身に付ける上で1つの方法になりますし、親の方にとっても「手を出さずに見守ること」のよい練習になっているのを感じます。何かと負担が増えがちな長期のお休み!親子共々生活リズムを意識しつつ、手を抜けるところはズバズバ抜きながら今度のお休みも切り抜けようと思います。
2019年12月03日どこまで手を出してもいいの?Upload By 丸山さとこ何かと見落としが多く、見通しを立てることも苦手な子どものコウです。そんな彼には家庭でのサポートが必要ですが、「宿題の範囲間違えていない?」などの確認をはじめ、気持ちを立て直したりパニックを避けたりと親が一日中関わっている状態になりやすく、「今の私ってヘリコプターペアレントなのでは・・・?」と思うことがあります。Upload By 丸山さとこ私があれこれと手を出すことで成長を妨げている部分はないだろうか?という心配から「どこまで手伝っていいの?」「手を出し過ぎてはいないかな」と考えた結果、「 コウが中心になるようなサポートを意識するのはどうだろう?」と思うようになりました。Upload By 丸山さとこチェックをするのは親。チェックを頼むのは…?Upload By 丸山さとこそうなると、同じことをするのであっても関わり方が変わってきました。以前はコウが宿題を終えると、私が「見せてね」と確認していました。今は、「できたよ!チェックしてー。」とコウが私に渡します。私や夫に再チェックを頼むことで、彼は安全に“確認をする練習”ができます。Upload By 丸山さとこ苦手なことを助けてもらうために「手伝ってほしい」と誰かに頼むことは、今後家庭外でも彼を助けるスキルになるのではないかなと思います。コウは、人からサポートを受けた時に“助けてもらったこと”を自覚しにくい子どもです。サポートを受けた事実には気付いていても、「相手がしたくてやったことだ」と感じることから“お礼を言う必要”に気付かなかったりします。そんな彼ですが、自分から助けを求める時は“助けてもらったこと”を意識しやすく、自然と「ありがとう」の言葉が出てきたりします。Upload By 丸山さとこUpload By 丸山さとこ何を手伝って欲しいのか、自分は今サポートが必要な状態なのか、コウ自身も自分では分からないことがあります。私の目から見て「困っているのかな?」と思えば声をかけて、手伝えることがあるか息子と一緒に考えるようにしています。お母さんも手助けされたい!Upload By 丸山さとこ私からサポートをすることが多いコウとの関係ですが、彼は私をサポートしてくれる存在でもあります。彼がタオルを畳んだりお風呂を洗ったりしてくれることで、時間や労力だけでなく気持ちの負担も軽くなるのを感じています。助けを求めたり求められたりすることで“助けられた体験”や“助けた体験”を積み重ねて、家庭外でのサポートへの繋がり方も身につけられたらいいな…と思いつつ、今日も頼ったり頼られたりして暮らしています。
2019年11月19日タレントの丸山桂里奈が14日、東京駅地下ののぞみ広場で行われた「東京ばな奈 キットカット ゴールド」PRイベントに出席した。ネスレ日本とグレープストーンは、コラボレーション商品第3弾として11月14日より『東京ばな奈 キットカット ゴールド「見ぃつけたっ」(キットカット ミニ 東京ばな奈味)バナナキャラメル味』の先行販売を東京駅一番街「東京おかしランド」で開始。その発売記念イベントに、同商品のテーマでもある「頑張るみんなを全力応援」にちなんで、全身ゴールドのチアリーダーの衣装を身にまとった丸山桂里奈がスペシャルゲストとして登場した。冒頭から衣装について問われた丸山は「ゴールドのチアリーダーの衣装を用意してもらいましたが、こんなに金はないので、今日はすごいことを成し遂げる気がします」とご満悦で、2011年に行われたドイツ女子ワールドカップで日本初の金メダルを獲得したことにも触れて「たくさん応援してもらって選手たちも走らせてもらいました。応援の力がたくさんあったからだと思います」と観客の声援に感謝した。この日はその時に獲得した金メダルを報道陣や行き交う一般客に披露したが「最初は家の中に保管していましたが、衣替えの時に出てきたので、車のドリンクホルダーに入れています。でも冬になると温かい飲み物や冷たい飲み物が飲みたいからドリンクホルダーが混み合うので、今はダッシュボードに入っています。忘れないですからね」と明かした。また、残り1カ月半となった2019年を振り返り、「あっという間でしたし、テレビのお仕事はスタジオもあればイベントやロケもあって、共演する方が同じでもやることが違います。毎日が刺激的でハッピーな1年でした」と充実した表情で、「いただくお仕事は私に期待してオファーすると思うので、その期待には全て応えたいですね」と来年の抱負を。また、この日はめていた指輪について問われると「令和になって自分で買いました。もうそろそろちゃんとした指輪が欲しいですね」と恋愛や結婚に意欲を見せて「いい人はいないっていうか、スタッフさんを好きになるんです。毎日恋しているんですけど発展がないですね。2020年は語呂もいいし結婚したいです! 2020年は結婚が目標!」と宣言していた。
2019年11月14日