サッカー・J1のヴィッセル神戸のMF井出遥也選手(30)の妻でモデルの木津レイナ(30)が15日、自身のインスタグラムを更新。第1子となる女児出産を報告した。木津は「先日無事に、第一子を出産致しました!とってもとっても可愛い女の子です」と伝え「妊娠を報告した日から沢山の温かいメッセージ本当にありがとうございました。今はもう退院し、母子共に健康です」とつづった。続けて「これから始まる新しい生活に、大変な事も沢山あると思うけど、育児を楽しみながら、日々成長していく娘と新しい毎日に、夫婦で頑張っていきたいと思います!」と決意を新たにし「愛犬まろも入れて4人家族になった私たちをこれからもよろしくお願いします」と呼びかけている。木津は、日本とフィリピンのハーフ。4歳からジャズダンスを始め、バレエ、タップ、HIPHOPなどさまざまなジャンルも経験。14歳からモデルの活動もし、16歳からはEXILEや三代目 J Soul Brothersなどの サポートダンサーとして数々のライブツアーにも参加。その後E-girlsのメンバーとして活動。E-girlsを卒業した現在は、広告、ドラマなどにも出演したりとマルチに活動している。2人は22年1月13日に結婚を発表した。
2024年10月16日13年ぶりに復活した篠原涼子主演「ハケンの品格」の第4話が7月8日放送。杉野遥亮演じる超ヘタレ新入社員・井出の成長を描いた今回のエピソード。春子とともに冷凍庫に閉じ込められた井出がみせた優しさに視聴者からは様々な声が寄せられている。本作は篠原さん演じる語学堪能、あらゆる資格を保持、超高額時給で派遣される“スーパーハケン”の大前春子を主人公にした伝説的お仕事ドラマの13年ぶりとなる新シーズン。春子役の篠原さんのほか、以前は「S&F社」のマーケティング課主任だったが、今は営業事業部営業企画課・課長となっている里中賢介に小泉孝太郎。かつては春子に恋心を抱いていたが、現在はS&F旭川支社で支社長補佐を務める東海林武に大泉洋。13年前は新入社員だったが今や主任に昇進した浅野務に勝地涼。パソコンスキルが高い派遣から遣会社・ハケンライフの正社員となった近耕作に上地雄輔。そして今シーズンから参加する新入社員、井手裕太郎に杉野さん。三田貴士に中村海人(Travis Japan/ジャニーズJr.)。派遣としてS&Fで働く福岡亜紀に吉谷彩子。新人ハケンの千葉小夏に山本舞香。S&F営業事業部の部長、宇野一平に塚地武雅。S&F新社長の宮部蓮三に伊東四朗といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。超“ヘタレ”新入社員の井出が自宅のゴミを会社でこっそり捨て、春子から注意を受けるが、井出はS&F社の最重要取引先「テイスト・オブ・ライフ」創業者で社長の美香(キムラ緑子)の三男で、コネ入社だったため、宇野は春子に「新入社員の教育は社員の役目」だと釘を刺し、井出と三田を“飲みにケーション”に連れていく。そのあおりを受け亜紀と小夏が、井出が明日の営業で配る予定のサンプル品を準備することに。それを持って初の営業に向かう井出と三田だが、実はサンプル品には表記に問題があるものがあり、間違えてそれを取引先に配ってしまう。宇野からの飲み会強要や会社のなかで働くことに疑問を感じ、会社を辞めたいと考えていた井出は、責任を感じて回収品の整理に向かうのだが、それを追った春子とともに倉庫に閉じ込められてしまう。しかも運悪く美香が息子の働く様子を見学に来社していた…というのが今回のストーリー。落雷による停電で冷蔵倉庫に閉じ込められてしまった春子と井出。極寒で震える春子に井出は自らが羽織っていた上着をかける…超ヘタレな井出が見せた優しさに「今の井出くんキュンです何だけど」「井出くんかっこいいじゃん」「井出くん完全に恋だな…ジャケット掛けてくれるのめちゃ優じゃない…?」などの声が上がる。また「今回のストーリーでちょっと井出君の好感度上がっちゃう」「井出君の人間としての優しい部分が現れる話の流れだから普通に好感度は上がるやん」など、今回のエピソードで井出の評価が上がることを期待する反応もSNSに投稿されている。(笠緒)
2020年07月09日日本が大切にしてきた、食の“もったいない”について考える珠玉のドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』。この度、4月2日に予定していた完成披露試写会を新型コロナウィルス感染拡大防止のためにオンライン試写会へ切り替えて開催。オンライン会議アプリ「ZOOM」を通じて、100名近くの人が集まり映画とトークイベントに参加した。本作は、日本の“もったいない”精神に魅せられ、オーストリアからやってきた映画監督ダーヴィド・グロスが、日本を旅して様々な“もったいない”アイディアに出会うロードムービー。今回の完成披露試写会では、上映前にダーヴィド監督のメッセージ動画が到着。「なぜ日本を舞台に食品ロスに関する映画を作ったのか」とよく聞かれるという監督は、「日本では大量に食品ロスがあることはとてもショッキングですが、同時にたくさんのサステナブルな解決方法があることに興味を持ちました。そのすべてが“もったいない精神”に基づいていました」と語る。そのもったいない精神とは何なのかを突き詰めるうち、「食べ物にも命、魂が宿っていることに気づいた」と続け、「命や魂が宿っているなら、捨てずに料理すべきです」と映画のメッセージを伝えた。上映後に行われたオンライン舞台挨拶では、まず、ダーヴィドの旅のパートナーとなった塚本ニキさんが登壇。実は当初、この旅の通訳をお願いされていたところ、ダーヴィドと意気投合したことで旅のパートナーに大抜擢されたニキさんは、「毎日が発見と気づきの連続で明日は何が起こるんだろうというワクワクを感じながらの旅でした。完成した映画を観ていると、いろんな場所で食べた味が蘇ってきます」とコメント。「今、私たちはコロナウィルスの影響で家にこもってひとりで食事したりする機会が多くなって、とりあえずのカロリー摂取として食事をしてしまうこともあると思います。でも『何をどう食べるか』という選択は私たちの体の健康だけではなく、心の健康にも影響を及ぼします。食事に集中しないまま適当に済ましてしまうのか、少しの手間と気持ちを込めて準備した料理をいただくのか。私はこの映画の撮影を通して、食べることともっと向き合ってみようと思いました」と、現在の状況も交えて語った。次に、食品ロス問題専門家でジャーナリストの井出留美さんがオンライン上に登壇。ダーヴィドとニキと食品リサイクル工場や、コンビニエンスストアで廃棄の現状を目の当たりにするシーンを引き合いに出し「コンビニで止められるのも聞かず、販売期限切れの品をダーヴィドが勝手に食べてしまうところが、彼らしいキャラクターが出ていて印象深かったです。取材クルーみんなが固まった瞬間でした(笑)」と告白。また、日本の食品ロスの現状について「日本では1年間に643万トンものまだ食べられる食べ物を捨ててしまっています。これは都民が1年間に食べる量と同じ量。そして今、『備蓄』についても注目が集まっていますが、実はこの『備蓄の廃棄』も非常に多い。しかしそれはこの643万トンにカウントされていません。もうひとつ、畑や海で切り捨てられる基準外の野菜や魚類もカウントされていません」と明かし、「映画を観て改めてこの映画も『食べ物は命』というテーマになっていて驚きました。加工食品はモノにみえるけれど、それも命。命あるものだと思えば捨てることはできないと思います。食べ物はモノだと思っている人に是非この映画を観て欲しいです」と明かした。続いて登壇したのは、大阪の元ホームレスの方々に廃棄食材を使った創作料理を作り振る舞った「Salon de AManTO」のオーナー、天人純さん。「私たちはコロナのせいで立ち止まらざるを得ない状況に直面しています。それは今までいかに勝手をやってきたか思い知るきっかけになるでしょう。命が脅かされている今だからこそ、“命を捨てる”という食品ロスに向き合う、そんな時なのかもしれません」と語った。最後に登場したプロデューサーの関根健次氏も、本作は「
2020年04月06日「食品に表示されている賞味期限は、あくまでおいしさの目安です。多くの食品が工業製品になった現在、その賞味期限にしばられて多くの食品が捨てられています。これを『食品ロス』と呼びますが、まだ食べられるのに捨ててしまうのは、お金を捨てているのと同じことです」こう話すのは、消費生活アドバイザーの井出留美さんだ。「食品ロスというと、コンビニ弁当の廃棄など企業の話だと思われがちですが、日本の食品ロス量(約643万トン・2016年農林水産省調べ)のうち、約半分弱(291万トン・同)が、家庭から捨てられたものなのです」(井出さん・以下同)家庭で生じる食品ロスのおもな原因としては(1)野菜の皮を厚くむきすぎるなど、食べられる部分の廃棄。(2)賞味期限・消費期限切れによる、保管していた食品の廃棄。(3)食べ残し、調理しすぎによる料理の廃棄だという。「京都市の試算では、家庭の食品ロスを金額換算すると、1世帯4人の場合、年間で6万円相当。1カ月だと5,000円の計算です。つまり、上手にロスを減らすことで、月に5,000円の節約になるわけです」家庭の食品ロス問題にメスを入れ、具体的な65のワザを紹介した著書『「食品ロス」をなくしたら1か月5,000円の得!』(マガジンハウス)が今、話題を呼んでいるが、そのなかで井出さんが提唱するのは、次の4本柱に代表される。(1)余分なものを買わない(2)買ったら、使い切る(3)今まで食べずに捨てていたものを捨てない(4)上手に保管する「家庭においていちばん“危険”なのは、ギュウギュウ詰めの冷蔵庫。これでは消費期限切れの食品があっても気づきませんし、野菜や果物はいつしか傷んでいるかもしれません。冷凍庫の奥には何年か前のお肉が眠っている、なんていう可能性も……。そこで今回、食品ロスを根絶するアイデアを紹介。【ムダを出さずに保存する】■「ローリングストック法」で300円をムダにしないレトルトのごはん類を非常袋に入れっぱなしにすると、ダメにしてしまうことが多い。1パック約300円のムダ。これを防ぐのが「ローリングストック法」。買い物に行くのが面倒な日に非常食を食べ、再び買い足しておくとムダが出ない。■野菜によっては常温保存で200円の倹約にじゃがいもや玉ねぎ、かぼちゃなどは、夏場でなければ常温で保存したほうが長持ちする。なんでも冷蔵庫の野菜室に入れるのではなく、きちんと野菜の特性を知って保管することで、腐らせることなく使い切り、約200円分の得に。【日ごろから心がける】■冷蔵庫の中身は7割に収めると電気代が35%安くなる冷蔵庫に入れる食品の量を標準の7割に抑えたケースと、標準の2倍入れたケースを比較すると、倍入れたほうが35%も消費電力が多いというデータがある。特に冷気の吹き出し口をふさぐと電力を余分に使うので、気をつけて。■冷蔵庫を開ける回数を減らすと年間に445円お得冷蔵庫の扉の開け閉めの回数を減らすと、1年間で445円、電気代が安くなる(エネチェンジ調べ)。開閉回数を減らすには、あまり使わないモノは上の棚など、冷蔵庫の中でどの食品をどこに置くか、定位置を決めておくこと。■ゴムベラを使うと10円分をムダにしないとろみのあるスープからカレー、みそ、ビン入りジャムまで、鍋や容器から残さずにすくい取れるのがゴムベラ。1回にすくい取れる量は少ないが、1日に何度も、さまざまな用途に使うことで、チリも積もれば1日10円以上の節約になる。■ゴミを減らせば100円分の倹約に近年、多くの自治体では、ゴミ袋の有料化が進んでいる。市町村によっては、大容量で1枚100円のところもあるとか。家庭での食品ロスを減らすことで、出すゴミの量をセーブ。大容量1枚分を減らせば、100円を浮かすことができる。「これらを実践するほうが、どんなマネー術よりも家計を救います。簡単なことばかりなので、ぜひ取り入れてみてください」(井出さん)あなたも「脱・食品ロス」で、節約を実感しよう。「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月15日「食品に表示されている賞味期限は、あくまでおいしさの目安です。多くの食品が工業製品になった現在、その賞味期限にしばられて多くの食品が捨てられています。これを『食品ロス』と呼びますが、まだ食べられるのに捨ててしまうのは、お金を捨てているのと同じことです」こう話すのは、消費生活アドバイザーの井出留美さんだ。「食品ロスというと、コンビニ弁当の廃棄など企業の話だと思われがちですが、日本の食品ロス量(約643万トン・2016年農林水産省調べ)のうち、約半分弱(291万トン・同)が、家庭から捨てられたものなのです」(井出さん・以下同)家庭で生じる食品ロスのおもな原因としては(1)野菜の皮を厚くむきすぎるなど、食べられる部分の廃棄。(2)賞味期限・消費期限切れによる、保管していた食品の廃棄。(3)食べ残し、調理しすぎによる料理の廃棄だという。「京都市の試算では、家庭の食品ロスを金額換算すると、1世帯4人の場合、年間で6万円相当。1カ月だと5,000円の計算です。つまり、上手にロスを減らすことで、月に5,000円の節約になるわけです」家庭の食品ロス問題にメスを入れ、具体的な65のワザを紹介した著書『「食品ロス」をなくしたら1か月5,000円の得!』(マガジンハウス)が今、話題を呼んでいるが、そのなかで井出さんが提唱するのは、次の4本柱に代表される。(1)余分なものを買わない(2)買ったら、使い切る(3)今まで食べずに捨てていたものを捨てない(4)上手に保管する「家庭においていちばん“危険”なのは、ギュウギュウ詰めの冷蔵庫。これでは消費期限切れの食品があっても気づきませんし、野菜や果物はいつしか傷んでいるかもしれません。冷凍庫の奥には何年か前のお肉が眠っている、なんていう可能性も……。そこで今回、食品ロスを根絶するアイデアを紹介。【買ったものを使い切る】■「2入5出」の法則で年間3,000~4,000円の倹約に冷蔵庫で食べ物を腐らせる原因は、「入れたら、出す」がうまくできていないから。「入れる」を土日の2日に限定してみよう。残りの5日は「出す」にすることで、冷蔵庫内で食品を腐らせることが減り、年間3,000~4,000円の節約になる。■3カ月に一度、冷蔵庫をカラにして200円以上を節約食品のミイラ化防止のため、季節に一度、冷蔵庫の中に眠っている食品を再確認しよう。買いすぎたお菓子やいただき物など、出てきた食料はその日のうちに食べるようにして。どんな家庭でも、200円分以上の食料が出てくるはず。【捨てていたものを活用する】■長ねぎは緑の部分から使うと1本で35円お得じつは、長ねぎは緑の部分が傷みやすい。3本まとめて買ったときなどは、3本それぞれ緑の部分から使い始めよう。こうすれば、1本の約3分の1を占める緑の部分を腐らせることがなくなり、1本100円として約35円のお得に。■野菜くずは捨てずに50円セーブふだん捨てている玉ねぎ・大根・しょうがなどの皮、きのこの石づき、セロリの葉、にんじんのヘタなどを冷凍保存しておこう。まとめて鍋に入れ、水と酒で煮出すと良好な野菜だしになり、ブイヨン代50円が浮く。■豆苗は根を育てると100円のお得豆苗は根っこを残しておいて水を与えると、また生えてきて、再び食べることができる。100円の豆苗で、2個分(200円)の量が“収穫”できる優れもの。おいしく育てるなら冷蔵室で。ただ、3回目はもう生えてこないことが多いのが残念!「これらを実践するほうが、どんなマネー術よりも家計を救います。簡単なことばかりなので、ぜひ取り入れてみてください」(井出さん)あなたも「脱・食品ロス」で、節約を実感しよう。「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月14日「食品に表示されている賞味期限は、あくまでおいしさの目安です。多くの食品が工業製品になった現在、その賞味期限にしばられて多くの食品が捨てられています。これを『食品ロス』と呼びますが、まだ食べられるのに捨ててしまうのは、お金を捨てているのと同じことです」こう話すのは、消費生活アドバイザーの井出留美さんだ。「食品ロスというと、コンビニ弁当の廃棄など企業の話だと思われがちですが、日本の食品ロス量(約643万トン・2016年農林水産省調べ)のうち、約半分弱(291万トン・同)が、家庭から捨てられたものなのです」(井出さん・以下同)家庭で生じる食品ロスのおもな原因としては(1)野菜の皮を厚くむきすぎるなど、食べられる部分の廃棄。(2)賞味期限・消費期限切れによる、保管していた食品の廃棄。(3)食べ残し、調理しすぎによる料理の廃棄だという。「京都市の試算では、家庭の食品ロスを金額換算すると、1世帯4人の場合、年間で6万円相当。1カ月だと5,000円の計算です。つまり、上手にロスを減らすことで、月に5,000円の節約になるわけです」家庭の食品ロス問題にメスを入れ、具体的な65のワザを紹介した著書『「食品ロス」をなくしたら1か月5,000円の得!』(マガジンハウス)が今、話題を呼んでいるが、そのなかで井出さんが提唱するのは、次の4本柱に代表される。(1)余分なものを買わない(2)買ったら、使い切る(3)今まで食べずに捨てていたものを捨てない(4)上手に保管する「家庭においていちばん“危険”なのは、ギュウギュウ詰めの冷蔵庫。これでは消費期限切れの食品があっても気づきませんし、野菜や果物はいつしか傷んでいるかもしれません。冷凍庫の奥には何年か前のお肉が眠っている、なんていう可能性も……。そこで今回、食品ロスを根絶するアイデアを紹介。【余分なものを買わない】■買い物は食後に行くだけでムダ買いが640円減るおなかがすいていると、どれもおいしそうに見えて買いすぎてしまうもの。アメリカの研究では、空腹時は満腹時に比べ、最大で64%も多く買ってしまうという。満腹時なら、1,000円分買い物をする際、最大640円分の買い控えができる。■買い物には買う分のお金だけ持っていくと500円以上抑えられるスーパーでの買い物には、決めた金額しか財布に入れていかない。スマホの計算機を使うなどして上限を意識することで、本当に必要かどうか思案するので、漠然と欲しいものを買うより、500円以上、買い控えできるという。【賢く買ってロスを出さない】■「2個買えば割安」でも1個だけ買うほうが200円お得中学校の家庭科の教科書にも「まとめ買いはムダになりやすい」との記述がある。安売りの魅力を前にして、不要なものを買いすぎてしまうことへの警鐘だ。1個300円のモノが2個500円だとしても、1個を食べきれずに捨ててしまえば200円の損。■カット野菜や冷凍野菜を活用すれば80円が浮く“割高”なイメージのあるカット野菜だが、野菜が値上がりしているときは、カット野菜や冷凍野菜を上手に活用するとよい。たとえば筑前煮なら、にんじん、れんこん、たけのこがミックスされた野菜を買うことで、80~400円も割安な場合がある。■粉ものは卓上ボトルに替えると50円の倹約に出番の少ない片栗粉や小麦粉は、袋入りを半分しか使い切れずに捨てると50円の損に。その点、卓上ボトルタイプは使い勝手がよく、使い切るのが簡単。酸化しやすいオイルも、小サイズをおいしいうちに使い切るのがおすすめ。■ケーキはホールよりカットを買うほうが1,000円の倹約に雰囲気を盛り上げるため、クリスマスケーキはホールで買いがちだが、食べ残してしまうケースが多い。家族3人なら、それぞれの好みに合った340円のカットケーキを3個にすれば1,020円。ワンホール2,000円のケーキより約1,000円節約に。「これらを実践するほうが、どんなマネー術よりも家計を救います。簡単なことばかりなので、ぜひ取り入れてみてください」(井出さん)あなたも「脱・食品ロス」で、節約を実感しよう。「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月14日「日本では、ほとんどの賞味期限が実際の期限より2割以上短く設定されています。そのため、まだ十分食べられるにもかかわらず、たくさんの食品が捨てられているんです。食品ロス問題に積極的に取り組む京都市の試算によると、1世帯4人の家庭の場合、年間6万円相当の食品が廃棄されているそうです」 そう語るのは、栄養学の博士で食品ロス問題の専門家でもある井出留美さん。そもそも「賞味期限」、そして「消費期限」の定義とは? 「賞味期限とは、おいしく食べられる期限のこと。この期限をすぎたからといって、急に品質が下がって食べられなくなるわけではありません。これに対し、日持ちのしないお弁当やお総菜などに表示されている『消費期限』は、食べても安全な期限を意味します。表示の日にちを過ぎると急激に品質が悪くなるので、必ず期限内に食べましょう」 企業は安全のため、通常の保存状態で日持ちする日数に「安全係数」という数字を掛けて算出した賞味期限を表示している。その値の設定は企業の判断に任せているが、消費者庁が推奨する目安は0.8以上1未満だ。安全係数が0.8の場合、井出さんが冒頭で触れたように、賞味期限は2割ほど早まる計算になる。たとえば、18カ月日持ちするものでも、14カ月に設定され、賞味期限は4カ月も前倒しになるのだ。 「安全係数はあくまで目安。それを基に決められた賞味期限も1つの目安であり、絶対的な期限ではありません。表示されている保管方法を守れば、賞味期限を過ぎた食品でも、おいしく食べられる場合があります」 そこで井出さんに、どの家庭にもある食品の“リアル賞味期限”を教えてもらった。 【卵】表示してある賞味期限+約1カ月半(冬季) 「日本では、卵の賞味期限は夏場に生で食べることを前提に、1年を通して排卵日から2週間と設定されています。しかし本当は、冬場なら気温10度以下で保存すれば、排卵から57日間は生で食べられます。夏なら排卵から16日、春と秋は25日までOKです。ただし、これは冷蔵販売されている卵の場合」 【納豆】表示してある賞味期限+2~3日 「ある発酵食品メーカーの社員の話では、賞味期限の切れたころが熟成して、いちばんおいしくなるそうです。安全係数で短くなっていることを考えれば、賞味期限後、2~3日はおいしく食べられるといえます」 【レトルトカレー】表示してある賞味期限+約3カ月 「カレーやパスタソースなどのレトルト食品の賞味期限は、製造日から1?3年。もっとも短い1年のものだとしても、賞味期限が切れてから約3カ月は持ちます」 【缶詰】表示してある賞味期限+約9カ月 「塩分が高く味の濃いものや、砂糖のシロップ漬けのものなどは、賞味期限を12年過ぎても食べられるという実験結果もあります」 【はちみつ】表示してある賞味期限+約6カ月 「はちみつは糖度が高くて水分が少ない、腐りにくい食品です。賞味期限を過ぎても、常温保存で6カ月は食べられます。ただ、農家で直接販売されているような密封処理がされていないものは、開封前に品質劣化することも」【梅干し】表示してある賞味期限+約2年 「塩分の高い梅干しも日持ちする食品。塩だけで漬けられた『白干し梅干し』は、表示の賞味期限が切れても約2年は食べられます。ただし、減塩されているものはそこまで日持ちしないので、賞味期限を守って食べましょう」【茶葉】表示してある賞味期限+約1年半~2年半 「市販の茶葉の賞味期限は製造日から約6カ月ですが、茶葉販売店の人から『本来2~3年は飲める』と聞きました」 食品を無駄にしなければ、同時に家計の負担も減る。昔のように五感を使い、食品も家計も無駄を減らそう!
2017年02月20日