漢字合体クイズに挑戦してみましょう。画像の中に並ぶ『タ』『カ』『重』『禾』の文字は、ある漢字を分解してできたパーツです。これらを組み合わせると、ある熟語が完成します。紙に書きながら手を動かして考えればイメージが広がりやすいでしょう。下に進むと答えが出てくるので、頭を柔らかくしてじっくり考えてみてください。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる答えは…できあがる2字熟語は『移動』でした。『禾』をどのパーツと組み合わせるか、迷った人も多いのではないでしょうか。『重』と合わせて『種』を作った人は、そこからなかなか抜け出せなかったかもしれません。普段から見慣れている漢字でも、バラバラに分解されてしまうとまったく違うものに見えてしまうので不思議です。漢字を使ったクイズでは、普段使っている漢字や言葉を記憶の中から導き出す必要があります。記憶力や想像力が鍛えられ、脳に刺激を与えられるそうです。習慣的に漢字クイズを解いて、脳を鍛えてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2024年06月01日漢字を使ったクイズに挑戦しましょう。上の画像に並べられた漢字をすべて組み合わせて、別の漢字を作ってください。組み合わせる時、漢字の大きさは変わります。また完成する漢字は1文字ではないかもしれません。いろいろな組み合わせ方を考えてみましょう。分からない人のためにヒントです。完成する漢字は2文字の熟語。2文字目は漢字を組み合わせず、1つの漢字をそのまま使います。下に書かれている答えを見る前に、ヒントを参考にもう少し考えてみましょう。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる答え正解は『朝日』。『朝』は十を2つ、一、口、月を組み合わせ、『日』はそのまま使います。『朝日』は朝の太陽や光を意味する言葉です。そこから転じて『運が開けること』のたとえとしても使われます。クイズの正解が思い付かなかったとしても、頭を使っていろいろなパターンを考えれば、脳のトレーニングになるでしょう。脳は使わないと衰えてしまうため、定期的にパズルやクイズを解いて刺激を与えるのがおすすめです。パズルやクイズを楽しみながら脳トレをしてみてください。[文・構成/grape編集部]
2024年05月31日難読漢字の問題に挑戦してみましょう。知っている単語でも、漢字で書いてあると意外に読めないことも。それぞれの漢字から何が連想されるか考えてみてください。ヒントは、『ロバ』を漢字で書く時にも『驢』の漢字が使われることです。海に住むロバのような生き物とは一体何でしょうか。気になる答え正解は『あしか』。アシカ科に属する海生哺乳類です。漢字では『海驢』のほかに『葦鹿』と書くことがあります。それぞれ『あし』と『しか』の漢字を組み合わせているので、『あしか』と読みやすいでしょう。アシカとよく似た生き物として挙げられるのが『アザラシ』。なかには「見分け方が難しい」と感じる人もいるかもしれません。アシカは前ヒレと後ろヒレを使って歩けますが、アザラシは歩けず前ヒレを使って滑ったり転がったりします。またアシカには小さな耳があるのに対し、アザラシには耳がなく穴が空いているだけなのも特徴です。これらの特徴を知っていれば、アシカとアザラシを見分けやすいでしょう。難読漢字はただ読むだけではなく、漢字の意味から読み方を考えると脳のトレーニングになります。少しずつ漢字を覚えて知識を増やしていきながら、脳を鍛えてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2024年05月31日漢字合体クイズに挑戦してみましょう。『タ』『ム』『矢』などが並んでいます。これらの文字を組み合わせると漢字が2つできあがり、熟語が完成します。何の熟語か分かるでしょうか。ポイントは部首になるパーツを見分けることです。完成する熟語が何となく分かった人は、実際に紙に書いて組み合わせてみてください。下に進むと答えが出てきます。気になる答えは…できあがる熟語は『挨拶』。『挨拶』の漢字が読めても、いざ書くとなると戸惑ってしまう人は多いでしょう。一見すると簡単に見える漢字ですが、各パーツの組み合わせや、『挨』と『拶』の順番が分からなくなりがちです。『挨』は訓読みで『おす』と読み、『心を開く』といった意味。『拶』は訓読みで『せまる』と読み、『相手に迫る』『相手に近づく』という意味です。これらから『挨拶』は『心を開いて相手に近づくこと』を指します。『挨拶』の漢字の部首はどちらも手偏(てへん)です。意外と忘れてしまいがちですが、『人と人が手をつないでつながる』ようなイメージで覚えておくとよいかもしれません。身近な言葉でありながら意外と書けないのが『挨拶』。パーツから意味を連想したりパーツごとの読みを並べたりなど、覚え方はさまざま。ピンとくる覚え方を見つけて、『挨拶』をしっかりインプットしましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年05月30日漢字を使ったパズルに挑戦してみましょう。『古』『文』『語』『勢』の4つの漢字が並んでいます。それぞれの前か後ろに、共通する漢字1字を当てはめて熟語を作ってください。『古□』『文□』『□語』『□勢』の□には、何の漢字が当てはまるでしょうか。『文□』『□勢』の2つから考えると、思い付きやすいかもしれません。記憶を引き出したり推測したりと、脳を使って考えることが大切です。手を動かして紙に字を書いてみるのもよいでしょう。じっくり考えて脳を活性化させてください。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる答えは…共通する漢字は、『力強い』『勢いが盛ん』『優れている』などの意味を持つ『豪』。『古豪』『文豪』『豪語』『豪勢』の4つの熟語が完成します。それぞれの熟語の意味も確認しておきましょう。『古豪』は、経験を十分に積んだ実力のある人や集団を指す言葉です。スポーツで使われる『強豪』と似た表現ですが、『古豪』は、『昔は強かった』といった意味合いが含まれています。『文豪』は、文学や文章の大家、優れた文学の作家を指す言葉。作家の中でも突出した才能と人気を博す人物を指し、夏目漱石や芥川龍之介などの名高い小説家が『文豪』として挙げられます。『豪語』は、いかにも自信ありげにいうこと、意気盛んにいうことです。『豪勢』は、並みはずれてぜいたくで派手な様子を意味する言葉。『豪勢な食事』『豪勢な暮らし』のように使います。漢字クイズは、脳を活性化する『脳トレ』としておすすめ。また取り組むことで語彙力アップにもつながるでしょう。気軽に楽しくできる漢字クイズを日課にして、語彙をどんどん増やしてみてください。[文・構成/grape編集部]
2024年05月30日漢字クイズに挑戦してみましょう。『広』『拝』『取』『講』の4つの漢字が並んでいます。それぞれの漢字の前か後ろに、共通する漢字1字を当てはめて熟語を作ってください。『広□』『拝□』『□取』『□講』の□には、何の漢字が当てはまるでしょうか。ピンと来ない人もいるかもしれませんが、思い付く漢字を当てはめたり知っている熟語を思い出したりなど、脳を使って考えることが大切です。紙に書き出してみるのもよいでしょう。画面をスクロールすると、下に答えが出てきます。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる答えは…共通する漢字は『聴』でした。『広聴』『拝聴』『聴取』『聴講』の4つの熟語、あなたは分かりましたか。それぞれの熟語の意味も確認しておきましょう。『広聴』は、行政機関が住民から広く意見や要望を聞くことの意味で、『広聴会』や『広聴活動』などのように使います。『拝聴』は、人の話を聞くことを意味する謙譲語。相手に敬意を示して『謹んで聞く』といった意味です。『拝』が『敬意を表す』ことを指していて、『拝聴』以外にも『拝見』や『拝読』のように、自分の行為に付けて相手に敬意を示す語として使われます。『聴取』は、事情や状況を聞き取ることを表す語です。『聴講』は講義や講演を聞くことを意味し、『熱心に聴講する』のように使います。漢字クイズは、問題を解きながら漢字の意味を一緒にインプットできるため、語彙力アップにつながります。漢字クイズを毎日の習慣にして、語彙を増やしていきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年05月29日毎日のように使う漢字を使ったパズルに挑戦です。真ん中に漢字を入れて周りの4つの漢字と組み合わせて二字熟語になる漢字を考えてください。『特』『立』『出』『生』とよく見る漢字ですが、これらと組み合わせられる漢字は何でしょうか。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。気になる答え正解は『派』です。わかれる、1つの元から分かれ出たものという意味のほか、つかわす、さしむける意味があります。完成した4つの熟語の意味も見ていきましょう。『特派(とくは)』は、 ある任務のために特別に派遣することという意味です。『立派(りっぱ)』は、 威厳があって美しいさま。また、非常にすぐれているさま、不足や欠点のないさまという意味があります。『派出(はしゅつ)』は 仕事をさせるために人をさしむけることという意味です。『派生(はせい)』は、ある源から別の物事が分かれ出ること。分派して発生すること。また、そのものという意味があります。分からない単語があったらこれを機会に覚えておきましょう。毎回少しずつ覚えていけばボキャブラリーをどんどん増やせます。[文・構成/grape編集部]
2024年05月28日難読漢字は、クイズ番組などでもよく出題されますね。お馴染みの動物でも漢字で表記されると分からないものがたくさんありますが、『馴鹿』は何の動物か分かりますか。日本では野生で生息しておらず、見られるのは一部の動物園・牧場のみです。次のヒントをもとに、考えてみてくださいね。【ヒント】・寒さに強い動物・立派な角(ツノ)がある・ソリを引くことが得意答えはサンタクロースを手伝ってくれるあの動物『馴鹿』の読み方は『トナカイ』でした。「真っ赤なお鼻の〜トナカイさんは〜」の歌でお馴染みのトナカイ。クリスマスにソリを引いて、サンタクロースのお手伝いをしてくれるトナカイは、子供たちの人気者ですね。トナカイの体は、保温効果の高い長い毛で覆われています。そのため、寒さには強い一方で暑さにはめっぽう弱く、主にカナダやフィンランド、グリーンランドといった北極圏の寒い地域に生息しています。そしてトナカイは、オスにもメスにも角が生えているのが特長です。角は毎年生え変わりますが、実は角が生えている時期がオスとメスで違い、オスの角は秋から冬にかけて抜け落ち、メスの角は春から夏にかけて抜け落ちるのだそうです。つまり、クリスマスの時期に立派な角が生えているのはメスだけ。サンタクロースのお手伝いをしているのは、メスのトナカイということですね!よく知っている動物でも、漢字にはあまり馴染みのない動物も多いもの。クイズを通じて、動物の名前を漢字で覚えていくのも面白いですね。[文・構成/grape編集部]
2024年05月28日漢字を使ったパズルに挑戦してみましょう。周りの4つの漢字と組み合わせて二字熟語になる漢字を考えます。『抹○』『解○』『○毒』『○印』の○に当てはまる漢字は何でしょうか。いろいろな漢字を思い出して当てはめてみると、答えにたどり着けるはずです。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。気になる答え気になる正解は『消』です。きえる、なくなる、けす、ひかえめという意味があります。4つの熟語の意味も一緒に覚えておきましょう。『抹消(まっしょう)』は、 塗りつぶして消すこと。記載事項を消すという意味です。『解消(かいしょう)』は、今までの状態や関係、約束などが消えてなくなること・なくすことという意味があります。『消毒(しょうどく)』は 感染の予防などのために薬物や煮沸、焼却、日光などで病原菌を死滅・除去させることです。『消印(けしいん)』は、消したしるしに押す印。郵便切手を使用した証拠に押す日付入りのスタンプという意味があります。4つの二字熟語は知っているけれども正解の漢字は思い付かなかった人もいるかもしれません。正解できなくても、いろいろな漢字を思い出して考えることが脳には重要です。これからもいろいろな脳トレ問題にチャレンジしてください。[文・構成/grape編集部]
2024年05月27日漢字の奥深さを楽しむ、漢字パズルに挑戦してみましょう。このパズルは、漢字の意味を自然と覚えることができるだけでなく、楽しく学べます。周りの4つの漢字を使って二字熟語ができる漢字を探してください。意外と簡単な漢字で熟語が完成するかもしれません。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。気になる正解は正解は『青』です。あお、わかい、年少の、という意味があります。完成した4つの熟語の意味は分かるでしょうか。『群青(ぐんじょう)』は、 あざやかな藍青色の絵の具、またはその色のことを指します。『刺青(しせい)』は、皮膚を針などで傷付け、墨、朱などを入れて絵画や文字などをほり付けること。また、そのもの。いれずみ。ほりものという意味があります。『青春(せいしゅん)』は夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたものという意味です。『青空(あおぞら)』は、晴れ上がって、青々と見える空という意味があります。漢字パズルで楽しく学ぶことで、漢字の意味や読み方が自然と身につくほか、記憶力や集中力も向上します。ぜひ、漢字の魅力を存分に楽しんでください。[文・構成/grape編集部]
2024年05月27日漢字穴埋めクイズです。それぞれの漢字と組み合わせて二字熟語を作れる漢字を考えましょう。問題を解くことで、自然と漢字の知識が深まり、語彙力もアップします。ぜひチャレンジしてみましょう。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。気になる正解は正解は『剣』です。つるぎ、刀を使う術、つるぎのように先のとがったものという意味があります。4つの熟語の意味を見ていきましょう。『短剣(たんけん)』は、みじかい剣のこと。時計の短針という意味で使われることもあります。『刀剣(とうけん)』は、かたなとつるぎ、それらの総称という意味です。『剣術(けんじゅつ)』は武術の1つ。刀剣を使って戦う術、剣法、剣道を意味します。『剣幕(けんまく)』は、怒ったすさまじい顔付きや振る舞い、はげしい態度という意味があり、『権幕』とも書きます。漢字パズルを続けることで、自然と漢字の理解が深まります。日常の中で使える漢字力が身につくこと間違いなしです。集中力や記憶力を鍛えることができ、頭の回転も速くなります。漢字の魅力を存分に楽しみながら、脳の健康も維持しましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年05月26日『優』『超』『冬』『境』の4つの漢字があります。それぞれの前や後ろに共通する漢字を1つ当てはめると、熟語が4つ完成します。『優□』『超□』『□冬』『□境』の□に入る、共通する漢字は何でしょうか。下に答えが書かれているので、まだ答えを見たくない人は、スクロールせずに一度ここで止まってじっくり考えてみましょう。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる正解は…共通する漢字は『越』でした。『優越』『超越』『越冬』『越境』と4つの単語が完成します。『優越』は、ほかと比べて優れていること、『超越』は、普通の基準をはるかに越えていることやずば抜けていることを意味します。『越冬』は、冬を越す・過ごすこと、『越境』は、境界や国境を越えることです。このようなクイズを解くだけでも脳に刺激を与えられますが、制限時間を設けて取り組む『タイムプレッシャー』を取り入れるのもおすすめです。[文・構成/grape編集部]
2024年05月25日四字熟語の穴埋めクイズです。『□客万来』の□に入る漢字は何でしょうか。漢字を見た瞬間に分かった人もいるかもしれません。分からない人は、一度落ち着いて考えてみましょう。スクロールすると答えが出てきます。まだ答えを見たくない場合は、ここで一度手を止めて考えてみてください。□には、多くの数を表すあの漢字が入ります。気になる答えは…答えは『千』。『千客万来』はよく知られている四字熟語なので、問題を見た瞬間にピンときた人も多いのではないでしょうか。読み方は『せんきゃくばんらい』が一般的ですが、『せんかくばんらい』とも読みます。『千客万来』は、『多くの客が絶え間なく訪れること』を意味する四字熟語。『千客』は多くのお客さんの、『万来』は多くの人が訪れることをそれぞれ表していて、2つが組み合わさって『千客万来』という言葉ができました。店が繁盛している様子のたとえとして使われます。類義語の1つが『門前成市(もんぜんせいし)』。『門の前に車や馬が多く集まり、市場のようににぎわっていること』を意味する四字熟語です。『その人を慕って、家に出入りする人が多いこと』をたとえる表現として使われます。ほかに『千』や『万』が使われる四字熟語として挙げられるのは、『千差万別(せんさばんべつ)』『千言万語(せんげんばんご)』『千紫万紅(せんしばんこう)』などです。この機会に、多くの数を表す『千』と『万』を含む四字熟語について調べてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2024年05月24日漢字クイズです。『熱』『発』『気』『騒』の4つの漢字が並んでいます。それぞれの前か後ろに、共通する漢字1字を当てはめて熟語を作ります。何の漢字が当てはまるでしょうか。下にスクロールすると答えが出てきます。まだ答えを見たくない人は、ここで一度止めて、じっくり考えてみてください。考えて知識や記憶を引き出そうとしたり、言葉をまとめようとしたりすることで、脳は刺激を受けて活性化されます。考える力が脳トレのポイントです。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる答えは…共通する漢字は『狂』でした。『熱狂』『発狂』『狂気』『狂騒』の4つの熟語が完成します。それほど難しい単語はありませんが、意外とこの漢字が思い付かなかった人も多いかもしれませんね。『熱狂』は、ひどく興奮して熱中すること、『発狂』は、精神に異常をきたすこと、気が狂うことを意味します。『狂気』は、気が狂っていること、常軌を逸しているさまを指し、『狂騒』は、狂ったように騒ぐこと、狂ったような騒がしさを意味しています。どれも漢字が示す言葉そのままなので、比較的分かりやすい単語ですね。肝心なのは『よく考えて脳のネットワークを働かせること』です。脳は筋肉よりも早く変化するともいわれています。刺激を与えることで鍛えられていくため、ぜひ毎日の脳トレを日課にして、脳を鍛えていきましょう![文・構成/grape編集部]
2024年05月24日『一』『弾』『裸』『腰』それぞれを使って二字熟語が出来るよう真ん中に漢字を1つ入れましょう。このようなパズルのことを『和同開珎』といいます。矢印の向きに気を付けながら思い付く漢字を入れて、4つの漢字それぞれで熟語が出来る1文字を探しましょう。同じ漢字でも読み方が変わることがあるので、注意しながら考えてみてください。スクロールすると答えが出てきます。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。気になる正解は正解は『丸』です。まるい、ひとかたまりといった意味を持ち、人・犬・刀・船などの名に添える語としても知られます。小学2年生で習う漢字です。4つの熟語、『一丸』『弾丸』『丸裸』『丸腰』の意味を見ていきましょう。『一丸(いちがん)』は、心を1つにしたひとかたまりという意味です。『弾丸(だんがん)』は、銃弾や砲弾の総称であり、鉄砲のたまのように速いことの例えとしても使われます。『丸裸(まるはだか)』は身体に何も付けていないこと、自分の身体のほかに所有物のないことを指します。木の葉が全部落ちてしまった状態や、すっかりさらけ出すことという意味でも使われます。『丸腰(まるごし)』は、武士などが、腰に刀を差さないでいることから、広く、武器を持っていないことという意味があります。『丸』という漢字を『まる』や『がん』と読むので少し難しかったかもしれません。ここで挙げた4つの熟語の意味を覚えて、どんどんボキャブラリーを増やしていきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年05月23日『廃』『暖』『前』『辺』それぞれを使って二字熟語が出来るよう、真ん中に漢字を1ついれましょう。このようなパズルのことを『和同開珎』といいます。矢印の向きに気を付けながら思い付く漢字を入れて、4つの漢字それぞれと熟語ができる漢字を探してみてください。スクロールすると答えが出てきます。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる正解は正解は『炉』です。ろ、いろり、火を入れて燃やしておくものという意味があります。漢字検定3級に出てくる漢字です。4つの熟語、『廃炉』『暖炉』『炉前』『炉辺』の意味を見ていきましょう。『廃炉(はいろ)』は、 溶鉱炉・焼却炉などを廃止すること。また、廃止された炉という意味です。『暖炉(だんろ)』は、火をたいて部屋を暖める炉。特に、壁に設けたものという意味があります。『炉前(ろぜん)』は炉の前。溶鉱炉や焼却炉など燃焼装置の前という意味です。葬儀の場においては火葬炉の前にあるスペースのことを指します。最後に『炉辺(ろへん)』は、囲炉裏(いろり)のそば、ろばたという意味があります。なかには聞き慣れない単語もあったかもしれません。ここで挙げた4つの熟語の意味を覚えて、楽しみながら少しずつ、ボキャブラリーを増やしていきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年05月22日漢字クイズです。『絶』『微』『法』『薬』4つの漢字が並んでいます。それぞれに付いている矢印通りに、前か後ろに漢字を1つ加えて熟語を完成させてください。『絶○』『微○』『○法』『○薬』の○に入る漢字は何でしょうか。ぜひたくさんの熟語を思い出して、当てはまる漢字1字を考えてみましょう。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。気になる答えは…4つに共通する漢字は『妙』でした。『絶妙』『微妙』『妙法』『妙薬』の4つの熟語が完成します。この問題は、すぐにピンときた人も多いかもしれませんね。それぞれの意味も合わせて確認しましょう。『絶妙』は、この上なく優れて巧みなこと、上手な様子を表す言葉です。『微妙』は、細かいところに重要な意味や味、問題点などがあり、簡単にはいい表せないほど複雑な様子のこと。さらには、俗に否定的な気分を婉曲に表す語としても使われます。『妙法』は、巧妙な手段。言葉ではいいつくせない、意味の深い優れた教えである仏法のことを意味し、『妙薬』は、不思議なほどよく効く薬のことを表します。漢字クイズなどの脳トレは、『自分の頭を使って考える力』を促し、脳が適度に刺激されます。クイズを通して楽しみながら、脳の活性化を図りましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年05月21日真ん中に漢字を1つ入れて、『凡』『痴』『暗』『行』それぞれを使って二字熟語が出来るようにしましょう。このようなパズルのことを『和同開珎』と呼びます。矢印の向きに気を付けながら思い付く漢字をどんどん入れて、4つすべての漢字と熟語が出来る漢字を探しましょう。下にスクロールすると答えが出てきます。まだ答えを見たくない人は、ここで止まってじっくり考えてください。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる正解は正解は『愚』です。漢字検定3級に出てくる漢字で、おろか、つまらないという意味があります。4つの熟語、『凡愚』『暗愚』『愚痴』『愚行』の意味を見ていきましょう。『凡愚(ぼんぐ)』は、平凡で、特に優れた点もなく、取るに足らない様子を意味します。『暗愚(あんぐ)』は物事の是非を判断する力がなく、愚かなこと。また、そのさまという意味です。『愚痴(ぐち)』は、いってもしかたのないことをいって嘆くことという意味があります。『愚行(ぐこう)』は、考えの足りない、ばかげた行いという意味です。あまり聞き慣れない単語が多かったかもしれません。ここで挙げた4つの熟語の意味を覚えて、楽しみながら少しずつ、ボキャブラリーを増やしていきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年05月21日『閑』『冷』『寂』『穏』それぞれを使って二字熟語が出来るよう真ん中に漢字を1ついれましょう。このような漢字の穴埋めパズルを、『和同開珎』と呼びます。矢印の向きに気を付けながら思い付く漢字を入れて、4つの漢字それぞれと熟語が出来る漢字を探しましょう。下にスクロールすると答えが出てきます。まだ答えを見たくない人は、ここで止まってじっくり考えてください。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる正解は正解は『静』です。しずか、ひっそりとした、音がないという意味があります。小学4年生で習う漢字です。4つの熟語、『閑静』『冷静』『静寂』『静穏』の意味を見ていきましょう。『閑静(かんせい)』は、 ざわめきが聞こえずもの静かなさま。また、そのような場所・環境を指す言葉です。『冷静(れいせい)』は、感情に動かされることなく落ち着いていて物事に動じないこと。心静かなことという意味があります。『静寂(せいじゃく)』は静かでひっそりしていること、しんとしてさびしいことという意味です。『静穏(せいおん)』は、静かで穏やかなこと、何も起こらないことという意味があります。知っている単語も知らない単語もあったかもしれません。ここで挙げた4つの熟語の意味を覚えて、楽しみながら少しずつキボャブラリーを増やしていきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年05月20日漢字クイズに挑戦です。『牢』『監』『中』『死』の4つの漢字のそれぞれ前か後ろに、共通の漢字を1字当てはめてください。『牢○』『監○』『○中』『○死』4つの熟語を完成させるために入る漢字は何でしょうか。『牢○』や『監○』などから考えると、思い付きやすいかもしれません。下に進むと答えが出てきます。まだ答えが分からない人は、ここで一度止めてじっくり考えてみましょう。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる答えは…当てはまる漢字は『獄』でした。『牢獄』『監獄』『獄中』『獄死』の4つの熟語が完成します。『牢獄』は、罪人を捕らえて閉じ込めておくところ、牢屋。『監獄』は、刑務所や拘置所の旧称で、受刑者や被告人などを拘禁するための施設を示しています。『牢獄』も『監獄』も、広い意味では同じような施設を表す言葉です。『獄中』は、刑務所や牢獄の中、『獄死』は、牢獄の中で死ぬことを意味しています。それぞれ読んで字のごとくなので、それほど難しい言葉ではありませんね。漢字クイズなどの脳トレは、考えようとする力が脳を活性化させるため、高齢者の認知症予防などにも効果的です。楽しく気軽に取り組めるため、漢字に苦手意識を持つ小学生や中学生、もちろん高校生にもいいでしょう。「楽しい」と思いながら取り組む勉強や経験は、記憶に残りやすいといわれているため、勉強効果も大幅アップ!クイズを活用して、語彙力を楽しくどんどん増やしていきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年05月18日鉄、発、撃、火。この4つの漢字それぞれの前か後ろに、ある共通する漢字を1文字当てはめると、4つの熟語が完成します。さて、ここに入る漢字は何でしょうか。下にスクロールすると答えが出てきます。まだ答えを見たくない人は、ここで一度止まってじっくり考えてみましょう。熟語を1つずつ考えていくと、不意に当てはまる漢字が出てくるかもしれません。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる正解は…共通する空欄の答えは『砲』でした。『鉄砲』でピンときた人も多いかもしれませんね。ほかには『発砲』『砲撃』『砲火』の熟語が完成しました。『鉄砲』は、弾丸を飛ばす武器のことで、銃ともいいますね。『発砲』は、鉄砲や大砲を打つこと、『砲撃』は、砲弾を打ち込んで敵を攻撃することを表しています。『砲火』は、あまり馴染みのない熟語かもしれませんが、大砲や火砲を発射した時に出る火、または発射した砲弾を意味する言葉です。『集中砲火』の熟語は知っている人も多いのではないでしょうか。『集中砲火』は、1つの目標に砲撃を集中することをいいますが、転じて、ある一点に集中的に非難や批判をあびせることを表す四字熟語です。簡単な漢字を使った熟語でも、意味まで理解していないものは意外と多いもの。今回のような漢字クイズを通じて、語彙力が楽しく身についていきます。ぜひほかの漢字クイズにもチャレンジしてみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2024年05月15日私たちがこうして文章をすらすらと読めるようになるには、険しい道のりがあったはず。誰もが子供の頃は、国語の教科書や漢字ドリルと向き合い、時にはくじけそうになりながら、日本語を勉強したことでしょう。ただでさえ、漢字は難解なもの。同じ字でも読み方が複数あるため、幼い子供は何度もミスを繰り返しながら学習していくのです。小学2年生の気持ちがこもりすぎた『珍解答』Instagramに1枚の写真を投稿したのは、小学2年生の子供を育てる、母親のcotacocouniさん。ある日、我が子の漢字テストをチェックしていたところ、突っ込まずにはいられないミスを発見しました。「感情がこもりすぎている…」ほかの問題で見事に正解を続ける中、子供は惜しいミスをしてしまった模様。そのミスは、気持ちを表に出しすぎてしまったのが敗因のようでした。『大嫌いな野菜』という例文を「だいっ嫌いな野菜」と回答した、投稿者さんの子供。謎の『溜め』には、野菜に対する拒否感が詰まっているのでしょう。あまりにも野菜が嫌いで、『大』を強調せずにはいられなかったのかもしれません!投稿者さんは、我が子の珍解答を目にして、「相当、野菜が嫌いなんだね…」と笑ってしまったといいます。模範解答ではないものの、しっかりと意味を理解していることが伝わってくるため、むしろ大きな花丸をあげたくなりますね![文・構成/grape編集部]
2024年04月12日見慣れた文字なのに意外と正しく読めない漢字をご紹介する漢字クイズ。今回は、「子」を含んだ漢字「束子」、「賽子」、「螺子」の読み方に迫ります!【漢字クイズ】vol. 29正しく読めたらスゴイ!最初のお題は「束子」。まず、「子」の読み方は、みなさんご存じのものが多いと思います。訓読みの「こ」、音読みの「し、す」のほか、十二支の第一位(動物ではネズミ)を指すときは「ね」とも読めます。「束」のほうも、見慣れた漢字のひとつです。訓読み「たば」のほか、「束縛」、「約束」などで使われる「そく」という読み方や、「つか」と読むこともできます。では、この二つを組み合わせた言葉「束子」はなんと読むのでしょう?「束子」は「たばこ」ではありません!正解は、「たわし」でした!「束子」は、掃除や炊事をするときに使うおなじみのアレ。器物をこすって洗うための道具です。では、なぜ「束」を「たわ」と読むのでしょう?語源を調べてみると、束子はわらやシュロの毛を束(たば)ねてつくられたことから、「たはし」「たわし」となったという説がありました。(諸説あります)今でも使われている「亀の子束子」は、1907年に西尾正左衛門氏が考案。シュロの葉の繊維などを束ね、二本の針金でより合わせて両端をつないだ楕円状のスタイルで、握りやすく使いやすいことから人気を得ていきました。「賽子」の読み方は…?正解は、「さいころ」でした!「賽」は、ふだんあまり見ない難しい漢字ですよね。でも、「お賽銭(さいせん)」などにも使われているので、サッと読めたかたもいるかと思います。むしろ読めないのは、見慣れた漢字「子」のほうです。なぜ「ころ」なのでしょう?『日本国語大辞典』によると、「ころ」は「ころがる」「ころころ」の「ころ」と同じ意味の接尾語、とのこと。「子(こ)」に親愛の意味を表す接尾語の「ろ」がついたと説明されています。「さいころ」には、ほかにも采子、骰子、投子、角子などの表記があります。「螺子」の読み方は…正解は、「ねじ」でした!なかなか難しい読み方でしたので、読めたかたはスゴイです!「螺子」とは、物を締めつけるのに使われる螺旋(らせん)状の溝があるもののこと。「螺」の音読みは「ら」で、螺子は「らし」と読んでもOKです。そもそも「螺」は、巻貝や螺旋状のものを意味する漢字で、「法螺貝(ほらがい)」や「螺鈿(らでん)」などにも使われています。また、「ねじ」という言葉の由来は、「捩(ね)じる」という動詞を名詞にしたものです。ほかに、「捻子」や「捩子」も「ねじ」と読めます。「螺子」はあまり漢字で使うことはないかもしれませんが、遭遇したときサッと読めるとステキですよね。ぜひ、この機会に覚えてくださいね。以上、意外な読み方をする漢字3選でした。次回もお楽しみに!参考資料:『広辞苑』(岩波書店)『日本国語大辞典』(小学館)『日本大百科全書(ニッポニカ)』(小学館)『世界大百科事典』(平凡社)文・田代わこ
2024年03月31日見慣れた文字なのに意外と正しく読めない漢字をご紹介する漢字クイズ。今回は、「人」を使った漢字を3つセレクト。「美人局」、「防人」、「仙人掌」の読み方に迫ります!【漢字クイズ】vol. 28正しく読めたらスゴイ!「美人画」や「美人薄命」などに使われている、おなじみの漢字「美人」。「局」のほうも、「テレビ局」や「郵便局」などで見慣れた文字です。では、この二つを組み合わせた言葉「美人局」は正しく読めますか?「美人局」は「びじんきょく」ではありません!正解は、「つつもたせ」でした!「美人局」の意味は二つあり、ひとつは「偽物をつかませて詐欺をすること」、もうひとつは「女が情夫などと共謀して他の男と姦通し、その男から金銭などゆすりとること」。今は後者の意味で使われることが多く、ニュースの見出しなどでも「美人局の手口で脅迫」などと載っています。では、なぜ「美人局」を「つつもたせ」と読むのでしょう?百科事典によると、もともと「筒もたせ」と書き、博奕(ばくち)用語だったものが転用された可能性がある、とのこと。「美人局」の文字は、中国の書物に出ていたものを当てたそうです。つい「びじんきょく」と読みたくなってしまう漢字ですが、正しい読み方「つつもたせ」を覚えておきましょう!「防人」の読み方は…?正解は、「さきもり」でした!日本史や古文などが好きなかたなら、サッと読める漢字だったと思います。「防人」の意味は、辺境の地を守る兵士のこと。もとは、中国唐時代の辺境警備兵を指した言葉で、「ぼうじん」という音読みもあります。日本では奈良・平安時代、北九州の海の崎々を守った兵士を指したことから、「崎守(さきもり)」と読むようになったそうです。「防人」でよく知られているのは、万葉集にある「防人の歌」。防人やその家族がつくった歌のことで、家族との別れや生活の辛さなどを詠んだものが多く残されています。ちなみに、「防人」の読み方は、「さきもり、ぼうじん」のほか、「せきもり、さきむり」などでも間違いではありません。「仙人掌」の読み方は…正解は、「サボテン、せんにんしょう」でした!「仙人掌」は、みなさんが知っているサボテン科の植物のこと。最近は室内でインテリアとして手軽に楽しめるミニサボテンも人気で、身近な植物のひとつです。サボテンを漢字で書くことはほとんどないと思いますが、漢字の「仙人掌」は漢名、つまり中国での名称です。ほかに、サボテンの異名として「覇王樹」もあります。ちなみに、「サボテン」の語源は、ポルトガル語の sabão(石鹸)と日本語の「手」を組み合わせたもの、など諸説あり、「シャボテン」と呼ばれることもあります。以上、意外な読み方をする漢字3選でした。次回もお楽しみに!参考資料:『広辞苑』(岩波書店)『日本国語大辞典』(小学館)『日本大百科全書(ニッポニカ)』(小学館)『世界大百科事典』(平凡社)文・田代わこ
2024年03月16日知っている文字なのに意外と読めない漢字をご紹介する漢字クイズ。今回は、「灰汁」、「出汁」、「塩梅」の読み方に迫ります!【漢字クイズ】vol. 27正しく読めたらスゴイ!「灰皿」や「灰かぶり姫」など、誰もが知っている漢字「灰」。「汁」のほうも、「汁物」や「みそ汁」などでおなじみの文字です。では、この二つを組み合わせた言葉「灰汁」は正しく読めますか?「灰汁」は「はいじる」ではありません!正解は、「あく」でした!「灰汁」の意味は、みなさんご存じのとおり、料理で肉などを煮たとき汁の表面にブクブクと浮き出てくる白いもののことを指します。また、野草などの植物に含まれている渋み成分のことも「灰汁」といいます。ただ、もともと「灰汁」とは、文字どおり植物の灰を水に浸して得られる上澄み液のことを指しています。この液体はアルカリ性で洗浄力があり、昔から洗剤や染色などに使用。平安時代には、洗濯するときに灰汁を使っていたそうです。ちなみに、「アクの強い人」などと使うときのアクも漢字にすると「灰汁」。この場合のアクは、人の性質や文章などににじみ出てくる癖や、ちょっと嫌な雰囲気、強すぎる個性のことを表しています。「出汁」の読み方は…?正解は、「だし、だしじる」でした!ふだん料理をするかたなら、それほど難しくない読み方だったと思います。ただ、ときどき「でじる」と読んでいる方もいるので、この機会に覚えておくとよさそうです。国語辞典によると、出汁とは「煮出汁(にだしじる)」の略で、昆布やかつお節などの旨み成分を煮出した汁のこと。書き方は「出汁」のほかに、「だし汁」、「出し汁」、「出し」などもあります。ちなみに「人をダシに使う」のダシは漢字にすると「出し」。意味は、自分の利益のために人や物事を利用することです。「塩梅」の読み方は…正解は、「あんばい」ですが、「えんばい」でもOKです!まず、「あんばい」と読む場合、「塩梅」のほかに「安排、按排、按配」とも書きます。あまり見慣れない漢字ですが、この「安排、按排、按配」の意味は、「ほどよく配置したり、処理したりすること」。また、「塩梅(えんばい)」のもともとの意味は、「塩味と酸味、料理の調味」です。国語辞典によると、「あんばい(安排、按排、按配)」と「えんばい(塩梅)」が混同されて使われるようになり、今では「塩梅」を「あんばい」と読むようになったそうです。このため、「塩梅」の意味も複数存在。おもな意味は次のとおりです。1.塩と梅酢で調味すること、料理の味加減を整えること2.健康具合3.物事のほどあい、ほどよく処理すること料理だけでなく、どんな場面でも「いい塩梅」に整えるのが理想的ですね。以上、意外な読み方をする漢字3選でした。次回もお楽しみに!参考資料:『広辞苑』(岩波書店)『日本国語大辞典』(小学館)『日本大百科全書(ニッポニカ)』(小学館)『世界大百科事典』(平凡社)文・田代わこ
2024年03月10日見慣れた文字なのに意外と読めない漢字をご紹介する漢字クイズ。今回は、「論う」、「焦らす」、「阿る」の読み方に迫ります!【漢字クイズ】vol. 26正しく読めたらスゴイ!「論文」や「論争」、「反論」など、よく知っている漢字「論」。「ろん」という読み方はみなさんご存じかと思いますが、では「論う」は正しく読めますか?「論う」は「ろんう」ではありません!正解は、「あげつらう」でした!国語辞典によると、「論う」の意味は、「物事のよしあしを議論する、ささいな非などをとりたてて言う」など。例えば、「今後の方針について論う」、「あの記者は有名人の発言をいちいち論う」などと使います。ふつうに議論するというよりは、非難をこめて意見を言うような状況で使用されることが多い言葉です。ちなみに、「あげつらう」の「あげ」は「挙げ」、「つらう(つらふ)」は状態などが長く続くことを表し、もともとはネガティブな意味を含む言葉ではなかったそうです。「焦らす」の読み方は…?正解は、「じらす」でした!「焦」にはいくつか読み方があるので、一瞬どれが正しいのか迷いますよね。サッと読めたかたはスゴイです!「焦らす」の意味は、「相手の望むことを妨げて、相手の気持ちをいらいらさせる」など。使用例は、「焦らしてなかなか教えてくれない」、「エサをあげるふりをして飼い犬を焦らした」などです。思い通りにならずいらいらするときに使う「じれったい」も、漢字で書くと「焦れったい」となります。「焦」には、ほかにもいくつか読み方があるのでご紹介。・「焦らる」……「いらる」意味は「いらいらする」で、「苛る」とも書きます。・「焦る」……「あせる」意味は「気がいらだってあばれる、じりじりする」など。「焦るとミスが増える」、「焦って結婚したら後悔する」などと使います。・「焦がれる」……「こがれる」意味は「焼けて焦(こ)げる、人を恋い慕う」など。後者の意味では、「思い焦がれる、恋い焦がれる」など恋バナで使えます。・「焦」……「しょう」(音読み)使用例は、焦土(しょうど、焼け野原の意味)や焦燥(しょうそう、あせっていらいらするの意味)など。漢和辞典を見ると、「焦」という文字は、「鳥」を意味する「隹」と「火」を組み合わせたもの。鳥を火であぶる、こがすというのがもともとの意味です。「阿る」の読み方は…正解は、「おもねる」でした!意味は、「相手の機嫌をとって気に入られようとする」など。例えば、「上司に阿る」、「世間に阿る記事を書く」などと使います。「阿」という漢字は、人名の「阿部」や地名の「阿波」など「あ」という読み方にはなじみがありますが、「おもねる」の読み方を知っているかたは少ないかもしれません。そもそも、「おもねる」という言葉自体、ふだんの会話ではあまり使わないと思いますが、この機会に覚えておくと、何かの役に立つかもしれません。以上、意外な読み方をする漢字3選でした。次回もお楽しみに!参考資料:『広辞苑』(岩波書店)『日本国語大辞典』(小学館)『新選漢和辞典』(小学館)文・田代わこ
2024年03月02日よく知っている文字なのに意外と読めない漢字をご紹介する漢字クイズ。今回は、「具に」、「序に」、「太々しい」の読み方に迫ります!【漢字クイズ】vol. 25正しく読めたらスゴイ!「道具」や「家具」、「具材」など、ふだん使っている漢字「具」。「ぐ」という読み方は誰もが知っていると思いますが、では「具に」は正しく読めますか?「具に」は「ぐに」ではありません!正解は、「つぶさに」でした!国語辞典によると、「具に」の意味は、「すべて備わっているさま、完全に、詳細に」など。別の漢字で「備に、悉に」とも書きます。使用例は、「刑事は室内を具に調べた」、「状況を具に語る」など。「つぶさに」という言葉は聞いたことがあっても、漢字表記となると知らないかたも多いと思います。「具」には、ほかにも読み方があるのでご紹介。・「具える」……「そなえる」意味は「備える」と同じで、「物をそろえておく、準備する、身につける」など。漢和辞典によると、「具」という文字の「目」の部分は貝の略で、貨幣を表しているとのこと。その貨幣を両手で持つ状態を表した漢字が「具」。つまり、「貨幣をそなえる」というのが元の意味でした。「序に」は「じょに」ではありません!正解は、「ついでに」でした!ふだん使い慣れた言葉でも、漢字にすると意外と難しいですね。読めたかたはすごいです!「序に」の意味は、「ちょうどその機会に、そのおりに」など。「買い物の序に郵便局にも行く」「序に言わせていただくと」などと使用。「序でに」とも書きます。「序文」や「順序」など「じょ」の読み方には慣れているので、つい「じょに」と読みたくなりますが、違いました。ほとんど平仮名で使われる言葉ですが、漢字の「序に」も読めるとステキですね。「太々しい」の読み方は…正解は、「ふてぶてしい」でした!おもな意味は、「開き直って図太くかまえている」など。使用例は、「彼は太々しい男だ」、「被告人は太々しい態度をとっている」など。似たような意味で「猛々しい」もあります。こちらの読み方は「たけだけしい」。「盗っ人猛々しい」という言葉は聞いたことがあると思いますが、その意味は、「悪いことをした人が図太く居直る」となります。以上、意外な読み方をする漢字3選でした。次回もお楽しみに!参考資料:『広辞苑』(岩波書店)『日本国語大辞典』(小学館)『新選漢和辞典』(小学館)文・田代わこ
2024年02月18日意外と読めない漢字をご紹介する漢字クイズ。今回は、「強か」、「私か」、「微か」の読み方に迫ります!【漢字クイズ】vol. 24正しく読めたらスゴイ!「強い」や「強める」など、誰もが読める漢字「強」。音読みの「強烈」や「強欲」なども難しくない読み方です。では、「強か」は正しく読めますか?「強か」は「つよか」ではありません!正解は、「したたか」でした!国語辞典によると、「強か」の意味は、「非常に強いさま、しぶといさま、はなはだしいこと」など。別の漢字で「健か」とも書きます。使用例は、「強かなチーム」、「強かな女性」など。「したたか」という言葉は知っていても、漢字にすると意外と読めないこともありますね。ちなみに、「強」にはほかにも読み方があるのでご紹介。・「強ち」……「あながち」意味は、もともとは「強引なさま」ですが、今は打消しの語とともに「必ずしも(~ではない)」という意味で使われることが増えています。使用例は、「強ち間違いではない」など。・「強いる」……「しいる」意味は、強制すること。「無理強いする」などと使います。「私か」は「わたしか」ではありません!正解は、「ひそか」でした!「私」は毎日のように使う言葉なので、つい「わたし・わたくし」と読みたくなりますが、違います。「私か」の意味は、「人に知られないようにするさま」など。「私かに想いを寄せる男性から告白された」などと使います。ちなみに、「密か」、「窃か」、「秘か」も読み方は「ひそか」。人目を忍んで秘密に物事を行うような意味を表す漢字は、バラエティ豊かですね。「微か」の読み方は…正解は、「かすか」でした!「かすか」のおもな意味は、「物事がはっきりと認められないさま、さみしいさま、みすぼらしいさま」など。別の漢字では「幽か」とも書きます。使用例は、「微かな匂いが残っている」、「微かな記憶をたどる」など。「微妙」、「微笑」など「び」と読むことが多い漢字ですが、「かすか」の読み方もぜひ覚えておいてくださいね。なお、「微か」の読み方として「かすか」のほかに「ひそか」を記載している辞典もあります。以上、意外な読み方をする漢字3選でした。次回もお楽しみに!参考資料:『広辞苑』(岩波書店)『日本国語大辞典』(小学館)『デジタル大辞泉』(小学館)『字通』(平凡社)文・田代わこ
2024年01月29日見慣れた文字なのに、意外と読めない漢字をご紹介する漢字クイズ。今回は、「塗す」、「質す」、「戦く」の読み方に迫ります!【漢字クイズ】vol. 23正しく読めたらスゴイ!「厚塗り」や「塗り絵」など、誰もが読める漢字「塗」。動詞「塗る」は読めると思いますが、では「塗す」は正しく読めますか?「塗す」は「ぬりす」ではありません!正解は、「まぶす」、「まめす」でした!「まぶす」という言葉は知っていても、漢字まで知っている人は少ないと思います。正解できたかたは、スゴイです!では、簡単に意味をご紹介。「まぶす」は、粉などをまみれさせる、一面になすりつける、という意味。使い方は、「粉砂糖をまぶす」、「片栗粉をまぶす」など。「まめす」も「まぶす」と同じで「まみれさせる」の意味。この「まみれさせる」を漢字で書くと、「塗れさせる」となります。「汗塗れ」や「泥塗れ」などはよく使う言葉ですが、意外と漢字は知られていないかもしれません。「質す」は「しつす」ではありません!正解は、「ただす」でした!「品質」や「質問」などで見慣れているので、「しつす」と思ってしまいそうですが、違います。「質す」の意味は、「質問する、問い確かめる」など。「疑問点を質す」、「真意を問い質す」などと使います。ちなみに、「ただす」には別の漢字もあります。「正す」の意味は、「間違いを正すこと」。「誤りを正す」、「行いを正す」、「姿勢を正す」などのように使います。「糺す」の意味は、「罪や真意などを調べる」。「事件の真相を糺す」のように使います。「熟す」、「じゅくす」以外の読み方は…正解は、「こなす」でした!「こなす」のおもな意味は、「1.粉状にする、2.問題をうまく処理する、3.軽蔑する」など。ふだんよく使われるのは、「仕事をてきぱきとこなす」など2番目の意味です。ただ、語源は「粉になす」なので、「形のあるものを粉にする」が本来の意味のようです。「成熟」、「熟女」など、「じゅく」のイメージが強い漢字ですが、「こなす」という読み方もぜひ覚えておいてくださいね。以上、意外な読み方をする漢字3選でした。次回もお楽しみに!参考資料:『広辞苑』(岩波書店)『日本国語大辞典』(小学館)『デジタル大辞泉』(小学館)文・田代わこ
2024年01月21日見慣れた文字なのに意外と読めない漢字や難読漢字をご紹介する漢字クイズ。今回は、正月にご縁のある「御御籤」、「独楽」、「骨牌」の読み方に迫ります!【漢字クイズ】vol. 22正しく読めたらスゴイ!お正月になると、一度は引いてみたくなる「御御籤」。「御」は見慣れた漢字ですが、「籤」は画数も多く難しいですね。「ぎょぎょせん」とも読めそうですが、違います。「御御籤」の読み方は…正解は、「おみくじ」でした!ほかに「御神籤」とも書きます。「籤(くじ)」は見る機会が少ない漢字ですが、「くじ引き」や「くじで1等が当たった」など平仮名にするとおなじみの言葉です。『日本国語大辞典』によると、「御御籤」とは神仏によって吉凶を占うくじのこと。「おみ」は接頭語です。昔は命名するときや家督をつぐ人を選ぶときなどに「御御籤」が使われていましたが、現在では個人の吉凶を占うのがほとんどです。特に、初詣のとき神社や寺に出かけたら、試してみるかたも多いと思います。お正月の風物詩のひとつです。「独楽」の読み方は…正解は、「こま」でした!「独」も「楽」も難しい漢字ではありませんが、なかなか「こま」と読むのは難しいですよね。正解できたかたは、すばらしいです!独楽は玩具のひとつ。歴史は古く、奈良時代から儀式で使われはじめ、平安時代には貴族の遊びとして取り入れられるようになりました。庶民の遊びとなったのは、江戸時代になってから。やがて、子どもの玩具として定着しました。こまは自立して回るので、「お金が回る」「いろいろなことが円滑に回る」など縁起が良いと考えられ、正月の遊びとして浸透したといわれています。とはいえ、現在こま回しをする子どもの姿を見ることはほとんどないですよね。お正月のこま遊び、復活してほしい風物詩です。「骨牌」の読み方は…正解は、「かるた」でした!ほかに、「歌留多」とも書きます。『世界大百科事典』によると、かるたの語源はポルトガル語で「カード」などを意味するcarta。16世紀にポルトガルから日本に持ち込まれたcartaをマネして国産のかるたがつくられ、上流階級で遊ばれるようになったそうです。やがて庶民にも広まりますが、賭博に用いられることが多く、江戸時代には禁止令も出されました。いっぽう、小倉百人一首など教育系のかるたもあり、正月遊びの「いろはかるた」もこちらの仲間。一説によると、小倉百人一首を覚えるために行われていた行事が、江戸時代に正月遊びとして定着し、今のかるた遊びにつながっているとのこと。子どもから大人まで楽しめるかるた、お正月にぜひ遊んでみてください。以上、お正月にご縁のある漢字3選でした。次回もお楽しみに!参考資料:『日本国語大辞典』(小学館)『世界大百科事典』(平凡社)『日本のたしなみ帖しきたり』(自由国民社)文・田代わこ
2024年01月06日