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JR九州はこのほど、「おんせん県おおいたデスティネーションキャンペーン」(2015年7~9月)に先駆け、久大本線日田駅のリニューアル工事に着手すると発表した。駅舎デザインは、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」をはじめ、JR九州の列車や駅舎の数々を手がけている水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所代表)が担当。大分県産の日田杉をふんだんに使用し、木の暖かさで駅舎を包み込むように表現するほか、歴史的な町並みや伝統文化との調和を図り、地元利用者にも観光客にも愛される駅をめざす。駅舎外装は落ち着きのあるダークグレーとなり、1・2階の窓には日田杉を使用した格子を設置。駅舎内部には日田杉のフローリングを敷き、天井部にも日田杉を使用したルーバーを設置することで、杉の香り漂う駅舎内になるという。今年11月頃に着工し、2015年3月の完成を予定している。
2014年09月19日JR九州はこのほど、門司港駅の保存修理工事に着手することを発表した。現駅舎での営業は9月28日まで。翌29日より仮駅での営業となり、工事期間は2018年3月までの予定。鹿児島本線の起点となる門司港駅は、1891(明治24)年に九州鉄道会社門司駅として開業。現在の駅舎は1914(大正3)年より営業を開始した。鉄道駅として初めて国の重要文化財に指定されるなど、門司港レトロ地区のシンボルかつ拠点だった同駅舎だが、建設から約100年が経過し、外壁や軸組などの傷みが激しくなり、本格的な修理が行われることに。工事に際し、現駅舎は素屋根で覆われ、駅前の噴水広場も作業ヤードとして使用するため、仮囲いが設置される。駅舎は建物の骨組みを残して解体され、傷んだ部材の修理と補強を行った上で、再び組み立てていくという。建物の解体と並行してさまざまな調査も行われる。なお、保存修理工事の開始を前に、9月15~17日の3日間、北九州市主催のイベントを開催。写真撮影会やバックステージツアーが行われるほか、ビアガーデンもオープンし、ステージイベントも開催される。その他、JR九州では保存修理工事を記念した門司港駅記念きっぷも発売予定だ。さらにJR九州門司港駅と門司港レトロ倶楽部の共催、北九州市の後援で、「門司港駅写真コンテスト ~あなたの門司港駅~」も開催中。門司港駅を題材とした写真を9月30日まで募集しており、大賞には賞金10万円が贈られる。門司港駅愛好家代表としてタモリさんも審査に加わる予定で、「タモリ賞」も設けられるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日阪急電鉄は10日、阪急梅田駅のリファイン工事を今月より本格的に着手すると発表した。総事業費は約36億円で、全8ゾーンで工事が行われ、2014年度末の全面工事竣工をめざすとしている。日本最大級の私鉄ターミナルである阪急梅田駅では、再開発が進む大阪梅田地区の「顔」にふさわしいエリアにすべく、「洗練された空間に生まれ変わらせる」という意味を込めた「リファイン計画」を進めてきた。2010年夏よりJR高架下通路部分のリファイン工事に先行着手しており、今月から駅のコンコースにおいても、内装の一新など各種工事に本格的に着手する。この工事における空間コンセプトは”劇場空間 阪急スタイル”。全体を8つのゾーンに区分けした上で、「APPROACH」(JR高架下通路、1階東西方面通路)、「GATE」(1~3階階段・エスカレーター、2階中央改札内コンコース)、「LOBBY」(2階中央改札外コンコース、3階改札外コンコース)、「STAGE」(1~2階BIGMAN前広場)、「GALLERIA」(2階JR大阪駅方面連絡通路)の5つのイメージに分けた。すでに工事が進められているJR高架下通路は今年秋に供用開始する予定で、その他のゾーンも順次着工・竣工することに。照明にもこだわり、LED照明で省エネルギー化を進める一方、温かみのあるランプの色で統一感を創出し、ゾーンごとに照明の演出効果も工夫して、変化に富んだ空間にするという。なお、工事にともない、1階と3階(駅ホーム)をつなぐエスカレーターの一部を計画的に閉鎖する予定で、詳細は工事時期に合わせてポスターなどで告知する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月11日