次世代を担う監督と主演女優の組み合わせで描くプロジェクト“(not)HEROINE movies(ノットヒロインムービーズ)”シリーズの3作品のテレビドラマとして、4月から第1弾として「わたし達はおとな」、第2弾として『よだかの片想い』が放送。この度、第3弾として、「多様性」を考える現代に相応しいテーマで描いた「そばかす」が6月9日(日)より放送開始されることに合わせ、監督を務めた玉田真也監督のコメントが到着した。今作は、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿をリアリティを持って描いた作品。主人公・蘇畑佳純(そばた・かすみ)のそうした社会の大きな声を盾にするのではなく、ただ自分の世界で、自分の意思と言葉で、自分の性や心と向き合い、悩み、前に進んでいく生き方や考え方に対して、「同じような考え方の人が居るかもって思えたら、少し楽になるかも」「希望が持てた」などと多くの共感の声が上がった。そんな主人公・蘇畑佳純を演じるのは、2021年公開の『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)でヒロインを務め、第45回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞し、その後も数多くの映画やドラマで大活躍中の三浦透子。また元AV女優の親友役には、『くれなずめ』『不死身ラヴァーズ』や主演映画『一月の声に刻め』などに出演し、高い演技力が評価されている前田敦子が演じ、また今年10月11日に公開される“(not)HEROINE movies(ノットヒロインムービーズ)”シリーズの第4弾『チャチャ』の主演を伊藤万理華が主人公の妹役を務めている。【玉田真也監督コメント全文】当時、俳優やスタッフの皆さんと一緒に、現場で芝居を作っていく時間は、とても居心地の良いものでした。改めて映画を見直すと、あの時の居心地の良さと、それに伴った充実感がこの映画の空気にも表れているような気がしました。連続ドラマとして、この作品を新たに多くの人に観て頂けること、とても嬉しく思っています。ドラマ「そばかす」は6月9日(日)より毎週日曜日深夜0時30分~メ~テレ(愛知・岐阜・三重)にて放送開始(全4話)。【配信情報】・映画版『わたし達はおとな』『よだかの片想い』『そばかす』各プラットフォームにてデジタル配信中【Blu-ray情報】●(not)HEROINE movies限定Blu-ray BOX(数量限定生産)<ブルーレイ3作品>『わたし達はおとな』『よだかの片想い』『そばかす』※各作品は単品と同じ内容になります。<価格>税込16,280円(送料別途)●『わたし達はおとな』Blu-ray<価格>税込5,280円(送料別途)●『よだかの片想い』Blu-ray<価格>税込5,280円(送料別途)●『そばかす』Blu-ray<価格>税込5,280円(送料別途)発売・販売:メ~テレ(シネマカフェ編集部)■関連作品:そばかす 2022年12月16日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「そばかす」製作委員会
2024年06月05日伊藤 蘭が、ホールツアー『伊藤 蘭 〜Over the Moon〜 コンサートツアー 2024-2025』を開催することが決定した。2023年にデビュー50周年を迎え、3rdアルバム『LEVEL9.9』のリリース、全国ツアーの開催、ソロ歌手として初の紅白歌合戦出場など、アグレッシブに音楽活動を続けている伊藤。本ツアーは、8月25日(日)の大阪・フェスティバルホールを皮切りに、9月に仙台、埼玉、名古屋、福岡、熊本、2025年1月に京都、神戸、そしてツアーファイナルは東京・東京ガーデンシアターと全国9都市のホールを巡る。バンドメンバーは、佐藤準(音楽監督・key)をバンマスに、是永巧一(g)、笹井BJ克彦(b)、そうる透(ds)、notch(per)、竹野昌邦(sax)、渡部沙智子(cho)、高柳千野(cho)と、お馴染みのミュージシャンたちが伊藤を支える。チケットの最速抽選先行は5月29日(水) 21時よりスタートする。また、ニュー・シングル「風にのって〜Over the Moon」を8月21日(水) にリリースすることが発表された。タイトル中の“Over the Moon”は、伊藤の初のエッセイ『Over the Moon〜わたしの人生の小さな物語』のタイトルでもあり、「うれしくて月もこえてしまう」「月もこえてしまうほど楽しい」といった比喩的なフレーズ。このコンセプトをテーマに、伊藤にとって新たな音楽へのチャレンジとなった「Shibuya Sta. Drivin’ Night」を手がけた安部純が楽曲を提供した。「Shibuya Sta. Drivin’ Night」では渋谷のクールな夜を描いたアーバンサウンドだったのに対して、「風にのって〜Over the Moon」は陽光きらめく開放感と高揚感にあふれる、洗練された歌詞とサウンドとなっている。なお「風にのって〜Over the Moon」は、5月29日(水) に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催される一夜限りのプレミアムライブ『伊藤 蘭 Special Premium Live ~Don’t Stop The Music!~』で初披露される。カップリングは、軽快なポップチューンとなる「大人は泣かない」を収録。作詞は、過去「恋するリボルバー」「愛と同じくらい孤独」を提供した実績があるjam、作曲は「ヴィブラシオン」(JR西日本「おとなび」CM曲)、「明日はもっといい日」を提供してきたIKEZOが手がけた。■伊藤 蘭 コメントツアータイトルOver the moon……その意味は「月も超えてしまうぐらい楽しく嬉しい気持ち♪」今年夏から始まるツアーで皆さんとそんな時間を過ごせる日がまちどおしいです!!<ツアー情報>伊藤 蘭 〜Over the Moon〜 コンサートツアー 2024-20252024年8月25日(日) 大阪・フェスティバルホール開場17:00 / 開演18:002024年9月8日(日) 宮城・仙台サンプラザホール開場16:00 / 開演17:002024年9月19日(木) 埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール開場17:30 / 開演18:302024年9月23日(月・祝) 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール開場17:00 / 開演18:002024年9月28日(土) 福岡・キャナルシティ劇場開場16:00 / 開演17:002024年9月29日(日) 熊本・熊本県立劇場 演劇ホール開場16:00 / 開演16:302025年1月12日(日) 京都・ロームシアター京都 メインホール開場16:00 / 開演17:002025年1月13日(月・祝) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール開場16:00 / 開演17:002025年1月25日(土) 東京・東京ガーデンシアター開場16:00 / 開演17:00【出演】伊藤 蘭バンド:佐藤準(音楽監督・key) / 是永巧一(g) / 笹井BJ克彦(b) / そうる透(ds) / notch(per) / 竹野昌邦(sax) / 渡部沙智子(cho) / 高柳千野(cho)※以下の公演では、バンドメンバーの変更がございます。・8月25日(日) 大阪・フェスティバルホール、9月23日(月・祝) 愛知・愛知芸術劇場 大ホールg:是永巧一→江渡大悟・9月8日(日) 宮城・仙台サンプラザホールsax:竹野昌邦→庵原良司・9月28日(土) 福岡・キャナルシティ劇場、9月29日(日) 熊本・熊本県立劇場 演劇ホールchorus:渡部沙智子→鈴木佐江子sax:竹野昌邦→庵原良司【チケット情報】指定席:9,900円(税込)U-18シート:5,500円(税込)※未就学児入場不可※U-18シートは18歳未満対象のお席となり、一般発売からの販売となります。公演当日「お名前・生年月日が確認できる身分証」をおひとり様ずつご提示ください。オフィシャル最速抽選先行:5月29日(水) 21:00~6月16日(日) 23:59()ツアー特設サイト:<リリース情報>ニュー・シングル「風にのって〜Over the Moon」8月21日(水) リリース●完全生産限定盤『風にのって〜Over the Moon <Special Edition>』・伊藤蘭ロゴTシャツ(キャンディーズ後期ロゴ・デザインをオマージュ/シルバープリント/サイズ:XL)・伊藤蘭ロゴ・ステッカー付・プレミアムなBOX仕様(タテ・ヨコそれぞれ260mm豪華BOX)定価:6,600円(税込)予約リンク:●通常盤初回仕様『風にのって〜Over the Moon』・標準ジュエルケース仕様・伊藤蘭ロゴ・ステッカー付(初回生産分のみ)定価:1,650円(税込)予約リンク:【収録曲】※全形態共通1. 「風にのって〜Over the Moon」作詞・作曲:安部純2. 「大人は泣かない」作詞:jam作曲:IKEZO3. 「風にのって〜Over the Moon」(オリジナル・カラオケ)4. 「大人は泣かない」(オリジナル・カラオケ)『伊藤 蘭 50 th Anniversary Tour~Started from Candies~』5月29日(水) リリース●初回生産限定盤『伊藤 蘭 50 th Anniversary Tour~Started from Candies~Deluxe Edition』・Blu-ray+ライブCD2枚の計3枚組、三方背ケース付定価:9,680円(税込)『伊藤 蘭 50 th Anniversary Tour~Started from Candies~Deluxe Edition』ジャケット●通常盤『伊藤 蘭 50 th Anniversary Tour~Started from Candies~』・Blu-ray 1枚組 定価:6,600円(税込)・DVD1枚組 定価:6,050(税込)『伊藤 蘭 50 th Anniversary Tour~Started from Candies~』Blu-rayジャケット【収録内容】・OPEN SESAME・JUPITER・PLAY THAT FUNKY MUSIC・春一番・Dandy・Shibuya Sta. Drivin’ Night・春になったら・明日はもっといい日・FUNK不肖の息子・キャンディーズ1676日(インターミッション/ライブCDは収録なし)・SUPER CANDIES・ハートのエースが出てこない・その気にさせないで・危い土曜日・年下の男の子・やさしい悪魔・あなたに夢中・どれがいいかしら・哀愁のシンフォニー・悲しきためいき・暑中お見舞い申し上げます・微笑がえし・恋するリボルバー・美しき日々・かーてん・こーる・ダンシング・ジャンピング・ラブ・さよならのないカーニバル・ネガフィルムの青空・HELLO!CANDIES(ボーナストラック/2023年8月19日 KAAT神奈川芸術劇場/ライブCDのみ収録)収録:2023年9月2日 東京国際フォーラム ホールAotonano 伊藤 蘭スペシャルページ:
2024年05月28日伊藤万理華が主演を務める映画『チャチャ』が、10月11日(金) に公開されることが決定した。本作は、新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト“(not) HEROINE movies”=ノットヒロインムービーズの第4弾。『劇場版 美しい彼 ~eternal~』『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』『恋を知らない僕たちは』などで知られる酒井麻衣が監督・脚本を務め、自由で気ままな主人公・チャチャの恋と成長を描いた物語だ。ラブストーリーでありながら、コメディやスリラーなど様々な要素が詰め込まれており、酒井監督の好きなモノが凝縮された、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような作品に仕上がっている。なお『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允が脚本執筆に協力している。酒井監督は「本能と欲望のままに見たい感情と物語をスタッフ・キャスト、みんなで表現しました。伊藤万理華さんがチャチャになってくださったことにより、私はチャチャという女の子が狂おしい程に愛しく、大好きになりました。不思議で切なく、どこか可笑しい世界に是非とも迷い込んでくださいませ」と作品への想いをコメント。また、今回酒井監督と初タッグを組んだ伊藤は「酒井さんの頭の中にこんな世界があったなんて……そんな世界に寄り添うには?と硬い頭で悩んだ時、柔らかくなるまでずっと傍にいてくださいました。気づかぬ内に自分の奥底に棲みついていたチャチャを引っ張り出してもらったような感覚です」と撮影を振り返り、「終わる頃には彼女に会いたくなる、そんな作品になりました。愛くるしく切ない絵本のようなチャチャの世界をぜひ覗きに来てください」とメッセージを寄せた。併せて、チャチャの姿が収められたティザービジュアルが公開された。ビジュアルでは、自由奔放な振る舞いで周囲から反感を買うこともあるが、自分は“野良猫”と一緒だと考え、仕事も恋も気の向くままに突っ走っていくチャチャを表現。個性的なスタイリングと併せて、チャチャの魅力があふれる仕上がりとなっている。なお本作の撮影は、『恋は雨上がりのように』以来久々の映画撮影となる写真家の市橋織江が担当。今回のティザービジュアルも市橋の撮りおろし写真が使用されている。■監督・脚本:酒井麻衣 コメント本能と欲望のままに見たい感情と物語をスタッフ・キャスト、みんなで表現しました。ある日「女の子を主人公で、酒井さんの好きなように物語をつくってほしい。何かわからないけど面白い!という映画がみたい」とプロデューサーからお話がありました。そこから、たくさんの人に色々なアイディアを貰い……ひとりの自由奔放で野良猫のような、人から憧れられているようであり鼻について嫌われているような、孤独と手を繋いでいる女の子に焦点を当てました。「あの子っていいよね」「あの子って恵まれてるよね」「あの子って悩みなさそうだよね」「あの子ってずるいよね」「あの子って私は嫌いかも」そんなみんながちょっと気にする「あの子」がどんな私生活を送って、何に恋をして何に傷ついているのか、どんな世界をみているのか興味が湧きました。そんな“あの子”、チャチャを伊藤万理華さんが、とても豊かに地上から5センチ浮いたままダンスするような不思議な表現力で魅了してくださいました。伊藤万理華さんがチャチャになってくださったことにより、私はチャチャという女の子が狂おしい程に愛しく、大好きになりました。他にも今後、素敵な俳優の皆様が発表されると思います。新情報も是非ともお楽しみにです。そんな不思議で切なく、どこか可笑しい世界に是非とも迷い込んでくださいませ。■主演:伊藤万理華 コメント酒井さんが過去作り出してきた美しい映像表現に、私自身は一見遠く感じていたのですが、チャチャという人物で繋がることができました。“チャチャ”には聞き馴染みがずっとあって、このお話が来た時、なにが引き合っているんだろう……?と大変驚いた記憶があります。酒井さんの頭の中にこんな世界があったなんて……そんな世界に寄り添うには?と硬い頭で悩んだ時、柔らかくなるまでずっと傍にいてくださいました。気づかぬ内に自分の奥底に棲みついていたチャチャを引っ張り出してもらったような感覚です。終わる頃には彼女に会いたくなる、そんな作品になりました。愛くるしく切ない絵本のようなチャチャの世界をぜひ覗きに来てください。<作品情報>映画『チャチャ』10月11日(金) 公開公式サイト:「チャチャ」製作委員会
2024年05月12日「美しい彼」シリーズの酒井麻衣が監督・脚本、伊藤万理華が主演を務める映画『チャチャ』が10月11日(金)より全国公開されることが決定した。本作は、新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノットヒロインムービーズの『わたし達はおとな』『よだかの片想い』『そばかす』に続く第4弾公開作品。前3作の反響を受け、本作は公開規模を拡大し、新たなステージへと進化する。本作は、ドラマ「美しい彼」シリーズ、『劇場版 美しい彼 ~eternal~』が大ヒットを記録、映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』『恋を知らない僕たちは』でピュアなラブストーリーに挑戦し、いま最も注目を集めている気鋭のクリエイター・酒井麻衣の完全オリジナルストーリー。さらに『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允が脚本執筆に協力し、“人目を気にせず、好きなように生きる”をモットーに自由で気ままな主人公・チャチャの恋と成長を描いた物語。ラブストーリーでありつつ、コメディやサイコ、スリラー等々と様々な要素が詰め込まれており、酒井監督の好きなモノが凝縮された、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような唯一無二の作品に仕上がっている。酒井監督は「本能と欲望のままに見たい感情と物語をスタッフ・キャスト、みんなで表現しました」とコメント。「たくさんの人に色々なアイディアを貰い…1人の自由奔放で野良猫のような、人から憧れられているようであり鼻について嫌われているような、孤独と手を繋いでいる女の子に焦点をあてました」と明かす。「伊藤万理華さんがチャチャになってくださったことにより、私はチャチャという女の子が狂おしい程に愛しく、大好きになりました。不思議で切なく、どこか可笑しい世界に是非とも迷い込んでくださいませ」と作品への想いを語った。また、写真家・市橋織江が『恋は雨上がりのように』以来、久々に映画撮影を担当し、透明感と共に色鮮やかな描写を奥行きを持って巧みに織り交ぜる酒井監督ならではの世界観に彩りを添える。今回解禁されたティザービジュアルも市橋さんの撮りおろし写真が使用されている。主演を務めるのは、『サマーフィルムにのって』『女優は泣かない』など、実力派俳優として映画、ドラマ、舞台など幅広いフィールドで唯一無二の存在感を発揮している伊藤万理華。クリープハイプの新曲「喉仏」のMVでは無表情でライブを見守る観客役を、現在OA中のドラマ「パーセント」では「障害のある俳優を起用する」という局の方針に悩みながらも向き合う若手プロデューサー役でNHKドラマ初主演に挑むなどさらなる注目を集めている。今回、酒井監督と初タッグを組んだ伊藤さんは「酒井さんの頭の中にこんな世界があったなんて…そんな世界に寄り添うには?と硬い頭で悩んだ時、柔らかくなるまでずっと傍にいてくださいました。気づかぬ内に自分の奥底に棲みついていたチャチャを引っ張り出してもらったような感覚です」と撮影をふり返ってコメント。「終わる頃には彼女に会いたくなる、そんな作品になりました。愛くるしく切ない絵本のようなチャチャの世界をぜひ覗きに来てください」とメッセージを寄せた。伊藤万理華併せて解禁されたティザービジュアルでは、伊藤さん演じる主人公・チャチャの姿が収められている。自由奔放な振る舞いで周囲から反感を買うこともあるが、自分は“野良猫”と一緒だと考え、仕事も恋も気の向くままに突っ走っていくチャチャを表現。個性的なスタイリングも相まって、チャチャの魅力が溢れたビジュアルとなった。チャチャの恋の相手など共演者や予告編、メインビジュアルなど今後解禁される続報にも注目だ。【コメント全文】監督・脚本:酒井麻衣本能と欲望のままに見たい感情と物語をスタッフ・キャスト、みんなで表現しました。ある日「女の子を主人公で、酒井さんの好きなように物語をつくってほしい。何かわからないけど面白い!という映画がみたい」とプロデューサーからお話がありました。そこから、たくさんの人に色々なアイディアを貰い…1人の自由奔放で野良猫のような、人から憧れられているようであり鼻について嫌われているような、孤独と手を繋いでいる女の子に焦点をあてました。「あの子っていいよね」「あの子って恵まれてるよね」「あの子って悩みなさそうだよね」「あの子ってずるいよね」「あの子って私は嫌いかも」そんなみんながちょっと気にする「あの子」がどんな私生活を送って、何に恋をして何に傷ついているのか、どんな世界をみているのか興味がわきました。そんな『あの子』、チャチャを伊藤万理華さんが、とても豊かに地上から5センチ浮いたままダンスするような不思議な表現力で魅了してくださいました。伊藤万理華さんがチャチャになってくださったことにより、私はチャチャという女の子が狂おしい程に愛しく、大好きになりました。他にも今後、素敵な俳優の皆様が発表されると思います。新情報も是非ともお楽しみにです。そんな不思議で切なく、どこか可笑しい世界に是非とも迷い込んでくださいませ。主演:伊藤万理華酒井さんが過去作り出してきた美しい映像表現に、私自身は一見遠く感じていたのですが、チャチャという人物で繋がることができました。“チャチャ”には聞き馴染みがずっとあって、このお話が来た時、なにが引き合っているんだろう…?と大変驚いた記憶があります。酒井さんの頭の中にこんな世界があったなんて・・・そんな世界に寄り添うには?と硬い頭で悩んだ時、柔らかくなるまでずっと傍にいてくださいました。気づかぬ内に自分の奥底に棲みついていたチャチャを引っ張り出してもらったような感覚です。終わる頃には彼女に会いたくなる、そんな作品になりました。愛くるしく切ない絵本のようなチャチャの世界をぜひ覗きに来てください。『チャチャ』は10月11日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年05月12日アーティストとして俳優として。アイドルを“卒業”してから着実に自分の世界を切り拓いている伊藤万理華さん。5月11日(土)からNHKで放映の主演ドラマ『パーセント』では、障がいのある俳優を起用するドラマ制作に迷いつつもあきらめず向き合う、テレビ局の新人プロデューサーという難しい役どころに挑戦している。「私にとって初めての体験でした!」俳優としてのステップアップを感じたドラマワンピース ¥19,800(フィルモア /WEAVA TEL:03・6451・0924)ビーズイヤカフ ※2 色セット ¥5,940、ゴールドイヤカフ ¥4,840(共にメルセデス・サラザール / ズットホリック)イヤリング ¥8,360(ソムニウム TEL:03・3614・1102)主演ドラマ『パーセント』の撮影を振り返っての感想を尋ねると「いやぁ、もう考えることばかりでした」と言いながら、充実した表情を見せた伊藤万理華さん。「このドラマは企画されたプロデューサーさんの体験談が元になっていたりもするので、私はその思いを受け継ぎドラマの中で再現する…。とにかく難しかったです。カメラマン、学生映画の監督、映像世界のものづくりをする人の役などはこれまでに経験したことがありました。今回の物語のプロデューサーさんは私と同じ年のかたで共感できる部分も多いからこそ、リアルに演じたい!というやりがいもありつつ、題材としてはデリケートな部分も多くプレッシャーも大きかったです」「ドラマに障がい者を起用できないか」。そんな上司からの提案に驚く、新人プロデューサー・吉澤未来。そんな彼女の前に現れるのが、俳優を目指す車椅子の少女・宮島ハルだ。ハルを演じる俳優、和合由依さんもまた障がいをもつ人でもある。「和合由依ちゃんとの出会いは私にとってすごく大きなものでした!撮影に入る前は一人で構えて『どう接したらいいんだろう』なんて思ってしまっていて…。でもそれって、すでにある種の固定観念で人を見ていたということですよね。実際に会ったら彼女も、障がいをもつ他の俳優のみなさんも『どうして私はそんなに構えていたんだろう』って悔やむくらい魅力的なかたがたでした。ドラマで私が演じる未来は、和合さん演じるハルにときめいて、絶対にハルを起用したいと考えるんですが、私自身も和合さんに初めて会ったとき『この人と一緒にドラマを作りたい!』って思ったんです。障がいがあるとかないとかじゃなくて、和合さんだから。その気持ちが大事だったんですよね」健常者と障がい者が共存する現場。だからこそお互いが同じ思いでいるために一つひとつのステップにじっくり時間をかけた。「ここまでしっかり輪になって作品を撮ることは、私にとって初めての経験でした。これまで経験してきたドラマの現場はもっともっと限られた時間の中で撮ることが多かったのですが、この作品は全4話に3か月をかけました。時間に追われる環境で、ないがしろになっていたことがあったんだろうな、とこの作品を通して気づきました。撮影だけでなく日常でもありがたいことに忙しくさせていただいていると、一方で『俳優として、人として私はどうなっていきたいのか』とか、立ち止まってじっくり考えることが難しくなってしまう。それは私に限らず、現代の人ってほんと時間に追われすぎているなって…、それもこの作品が教えてくれたことかもしれません。きちんと時間をかけて取り組むことでうまくいくこととか、よりよくなることってたくさんある」生きてきた場所も感覚も違う人たちが集まって、ていねいに会話を重ねる現場に身を置くことで、変化していった伊藤さんの思い。それは俳優としてだけではなく、人としても。「この作品に出合う前と今とでは、ぜんっぜん違う人間になってると思います…!これからはいままで以上にていねいに時間をかけて、わかりあうための言葉を惜しまずにコミュニケーションを取っていきたいですし、目の前のできごとをもっとフラットに見ることができる人になりたい。そうすることで、ものづくりの幅も広がるような気がしています」ライフワークと語るアートの分野でも、個性を発揮してきた伊藤さん。演じ手として大きな経験を積んでいるいま、プライベートではものを作る友人たちとの時間が何よりのエネルギーチャージになっているという。「ものづくりをしている子たちと一緒に過ごす時間が、いまは前にも増して楽しいです!何かを作っている人たちのキラキラした目に刺激を受けますし、少し疲れたときは、服を作ってる子のアトリエを訪ねてボタンつけを手伝ったり、シルクスクリーンを一緒に刷ったりすると『ああ、やっぱり私はものづくりが好きなんだ』って実感します。少し前までは一人でいる時間が好き、と思っていたのですが『パーセント』の撮影を終えて、私生活でもいったんそういう思い込みをとっぱらってみることにしたんです。それでものづくりで知り合った友達を招いて一緒にケーキ焼いてみたり、ぶらぶらお散歩したり。…そしたらもう楽しくて!やっぱり目をキラキラさせながらじゃっかん早口で(笑)好きなことを語っている人たちが好きなんです!もちろん私自身も俳優として、何かを作る人として、そういう熱をもった人でいたいと思っています」いとう・まりか1996年2月20日、大阪府出身。乃木坂46の1期生としてデビュー。ドラマ『パーセント』(NHK)では障がいを扱うドラマ制作を通し、悩みつつ進むテレビ局員を演じる。ドラマ5月11日(土)から全4回。NHK総合毎週土曜夜10時~。写真・柴田フミコスタイリスト・番場直美ヘア&メイク・伏屋陽子取材、文・大澤千穂写真・柴田フミコ スタイリスト・番場直美 ヘア&メイク・伏屋陽子 取材、文・大澤千穂
2024年05月10日いきいきとした表情と豊かな表現力に、10代の頃から変わらない弾力肌とさらつやヘアも魅力の伊藤万理華さん。美容を楽しみながら、肌も髪も心もヘルシーでいたい。「美容を頑張りだしたのは最近なんです。香りものは好きで、部屋にお香をたいたり、寝る前にアロマのピローミストをシュッシュしたりはしてたので、いまも美容アイテムを選ぶときには、香りを大事にしています。最近のケアは、お風呂上がりに森の香りがする『アスレティア』のコアバランスオイルをつけて、次に『ヨンカ』のローションをスプレーして、いい香り~って。ラベンダー系の精油の香りがいいんです。こういうのは、メイクさんに使っていただいたもので好みの香りを自分で買うことが多いです」つねに健やかな肌に見えるけど、実はこれまでは「乾燥肌だね」と言われることも。「25歳くらいで日光に当たると発疹が出るようになって。年齢とともに肌がゆらいだのかもしれませんね。そこで肌もちゃんと見てあげようと思ったんです。そしたら全然乾燥しなくなって…美容ってすごい!」俳優としても多忙な日々。主役を演じるNHKドラマ『パーセント』では、関西での長期ロケも経験。慣れない環境でも健やかでいられたのは持参した愛用アイテムのおかげ。「特にヘアオイル!『モロッカンオイル』はもう3本はリピートしました。濡れた状態でなじませてドライヤーをかけるとすごくちょうどいい。もともと髪質は健康ですが、いろんな色に染めるのも好きだったのと最近は髪が長くなったこともあって乾燥が気になりだして…。思えば乃木坂46時代も周りの子は熱心にケアしてたのに、なーんにもしなかった私がヘアオイルって…なんか照れるな(笑)」外からのケアに加えて、体の内側からのケアにも気をかけ、栄養をたっぷりと。最近はスパイスを効かせた料理を友達と作る時間が、いい気分転換にもなっているそう。「クローブやカルダモンを入れたキャロットケーキとか。もともとスパイス好きなんですけど、もしかしたら血液のめぐりをよくしてくれるのかもしれないです。友達とものづくりする時間があるから元気にもなれます!」そのヘルシーな肌と髪と心で、この夏やってみたいことは?「やっぱり髪色。オレンジシャンプーでオレンジに染めてみたいです(笑)。髪は何色にでも染めてみたいし、新しい役にもどんどん染まりたい。ユニークな髪色の役も大歓迎です(笑)」いとう・まりか1996年2月20日、大阪府生まれ。乃木坂46の1期生としてデビュー。ドラマ『パーセント』(NHK)では障がいを扱うドラマ制作を通し、悩みつつ進むテレビ局員を演じる。5月11日(土)から全4回放送。トップス¥17,600(フィルモア/WEAVA TEL:03・6451・0924)パンツ¥27,500ベルト¥26,400(共にユートリーク/テンプランニング TEL:03・6438・9007)イヤカフ¥4,400イヤリング¥18,260(共にソムニウム TEL:03・3614・1102)ネックレス¥14,520(エムシー・スタジオ/ズットホリック)リング¥7,260(チビ・ジュエルズ/チビジュエルズ・ジャパン)その他はスタイリスト私物※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・柴田フミコスタイリスト・番場直美ヘア&メイク・伏屋陽子取材、文・大澤千穂(伊藤さん)(by anan編集部)
2024年05月02日皆さんは、買い物中にトラブルになってしまったことはありますか?今回は消えた1万円札の話とともに、そんなときの対処法をアンケートをもとに紹介します。イラスト:たかむら払ったはずなのに…家族でショッピングモールに来ていた主人公。会計中、幼い息子が泣き始め、主人公はお金を出したあとで息子をあやしていたのですが…。出典:CoordiSnap「あと1万円足りませんよ」と言ってきた店員に、主人公は「払ったはずですけど…」と困惑。しかし後ろには人が並んでいたこともあり、店員に言われるがまま会計を済ませました。その後、納得できなかった主人公は店長に声をかけることに。そして事情を話すと、店長が防犯カメラを確認してくれたのです。結果、レジの店員が1万円札を盗んでいる可能性があることがわかって…。主人公は店長から返金してもらったものの、1万円札のまさかの行方に言葉を失ったのでした。こんなとき、あなたならどうしますか?警察を呼んでもらう確かに支払った記憶があるのにお金が足りないと言われたら、窃盗や店側の紛失の可能性がある以上引き下がれません。店側に事情を話して警察を呼んでもらい、しっかり調べてもらいます。(20代/女性)店長を呼んで調べてもらう払ったはずのお金が1万円も足りなかったら、店員を疑ってしまいます。その場から動かず、店長を呼んでもらい事情を説明して調べてもらいます。(30代/女性)今回は支払いを疑われたときの対処法を、みなさんのアンケートをもとに紹介しました。もし同じような出来事があったときは、ぜひ参考にしてみてください。(CoordiSnap編集部)※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2024年04月03日皆さんは、夫婦生活に悩みはありますか?今回は「生活費を月に1万円しか渡さない夫」にまつわる物語とその感想を紹介します。生活費は月に1万円月に1万円しか生活費を渡してくれない夫に悩まされている主人公。あるとき「生活費1万円じゃどうやっても足りないわ」と夫に相談しました。すると夫は「すぐそうやって音を上げるんだな」と言って…。必要なお金は支払っていると告げ、あとは主人公がやりくりするよう言い放ったのです。しかし1万円の生活費でやりくりするためには、子どもに必要なお金や食費を削るしかありません。しかも家族で一番食べているのは夫だと指摘した主人公。すると夫は「自分で稼いだ金でたらふく食べて、なにが悪い?」と言って…。暴言を吐く夫出典:Youtube「Lineドラマ」「養われている身なんだから、大人しく言うことを聞いていればいいんだよ」と言い放った夫。専業主婦を見下すような夫の発言に絶句する主人公なのでした。読者の感想子どももいるのに月に1万円の生活費は明らかに足りないと思います。夫の要求通りに退職したにもかかわらず、見下した発言までされる主人公が気の毒です。(30代/女性)モラハラで生活費もろくに入れない最低な夫だと思いました。月1万円で生活させられている主人公と子どもは夫から逃げてほしいです。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年03月27日NHK土曜ドラマ枠で5月に放送される「パーセント」にて、主人公・吉澤未来を演じる伊藤万理華と宮島ハルを演じる和合由依を取り囲む、新たな出演者キャストが発表された。テレビ局をあげた「多様性月間」というキャンペーンの一貫として、自身が提案した学園ドラマの企画が採用され、プロデューサーとして制作のチャンスを得る吉澤未来。「障害のある俳優を起用する」という条件で企画は進んでいくが…。吉澤 未来役/伊藤 万理華主人公・未来を支える恋人役に岡山天音、未来のドラマ制作に関わる「Pテレ」局員に結木滉星、山中崇、小松利昌、橋本さとし、水野美紀。宮島 ハル役/和合 由依俳優を目指す車いすの高校生・ハルは劇団「S」のメンバーとして、放課後や休日に芝居の稽古をしているが、その母親に菊池亜希子、そして未来とともにドラマをつくる俳優・スタッフに山下桐里、菅生新樹、余貴美子。ハルが所属する劇団「S」のメンバーには河合美智子、オーディションを経て決定した水口ミライ、成木冬威が出演決定。また、主題歌は2019年、10代限定フェス「未確認フェスティバル」への出演を機に結成された3ピースバンド「インナージャーニー」の「きらめき」に決定した。【新キャスト紹介】町田龍太郎役/岡山天音未来の恋人。学生時代、映画研究会に所属し、監督した作品が脚本賞に選ばれ、その才能に未来は憧れてきた。現在はカフェバーでバイトをし、映像制作からは離れている。<コメント>今作を経て、人と対面することの困難と、その後に射すまぶしい光を垣間見た気がします。伊藤さんの作品に対する熱のこもった愚直さや、和合さんから発せられる華やかなエネルギーにも多くを学ばせていただきました。そしてプロデューサーの南野(彩子)さんを始め、スタッフの皆様の作品に対する想いと愛情に包まれた現場でした。絶え間なく流動していくそれぞれの人間模様が、視聴者の皆様と響き合ってくれる日を心待ちにしています。◆未来の職場・テレビ局「Pテレ」のメンバー蘆田孝雄役/結木滉星未来の同期で、アシスタントプロデューサー。未来よりもドラマ班でのキャリアは長いが、まだ自分の企画が通ったことはない。<コメント>今回の「パーセント」というドラマは本当にチャレンジングな企画でドラマの内容のような事が常に現場では起こっていて、ノンフィクションの要素が沢山詰まっていると思います。蘆田は吉澤(未来)に対しての嫉妬だったり自分自身のプライドだったり常に細かく感情が動いていて、そういう部分もよりリアルに演じることが出来たと思っています。羽座丘卓役/小松利昌「Pテレ」ドラマ班のディレクター。未来の企画の演出を務め、脚本制作も担うことに。障害者を起用するドラマの難しさに直面し、未来と衝突する。<コメント>日常の景色が変わった。見えていなかったものが、いや、見ようともしていなかったものが、すぐ身近にある事に気付かされた撮影期間であった。この作品のような創り方がもっとスタンダードになっていけたなら、僕たちの創作物はもっと、純度の高いものになり得ると思う。回を追うごとに少しずつ、私の役(羽座丘)の思考がアップデートされていく。役としても俳優としても、視界を広げることが出来たと思う。自分の今の考えと向き合いながら視聴出来るドラマです。一緒に体験しましょう。植草秀樹役/山中 崇「Pテレ」ドラマ班のチーフ・プロデューサー。未来の上司となる。障害のある親族がおり、未来の企画が当事者を傷つけないか、厳しい視線を向ける。<コメント>『共に生きる』ということについての新しい基準を見つけていく作品です。いつか振り返る時、この作品がはじまりだった。そう思えるような気がします。ご覧いただけたら嬉しいです。藤谷光彦役/橋本さとし編成部長。局をあげた「多様性月間」というキャンペーンのため、未来の出した企画を採用し、「障害のある俳優」を起用するドラマに変更するよう指示する。<コメント>まずこの画期的なドラマに参加させていただいた事を嬉しく思います。私たちが視聴するドラマの裏にはドラマがあります。作品を企画する、キャスティングをする、様々な段階を経て多くの人に視聴していただける。そこには単に数字を取る事だけが目的ではなく、何らかのテーマや主張がなくてはならない厳しい選択があると思います。このドラマでは偏見を超えたものづくりに励む人々が奮闘し、壁を乗り越えた所に未来があると教えてくれます。現場ではスタッフ陣と演者が物語とリンクして作品をリアルに仕上げていました。どのように仕上がっているのか、私も視聴するのが楽しみでなりません。長谷部由美役/水野美紀藤谷の後任として、未来の企画を採択することになった新しい編成部長。未来が出した企画書を、全面的に書き直すよう指示する。<コメント>このドラマの企画を通した若きプロデューサーの熱意と誠意が、そのままストーリーにふんだんに盛り込まれ、リアルに伝わって来ます。私は主人公である若きプロデューサーの前に立ちはだかる壁。上司の編成部長を演じます。ドラマ作りの現場のリアルがそこにはあります。今、向き合うべきテーマと、お仕事モノとしての面白さを、ぜひ受け取っていただきたいです。そして、障害者(この呼び方を含め)の方々と共生できるテレビの未来、社会のより良い未来を考えるきっかけになればと願っております。◆未来が出会う劇団「S」のメンバー高木圭介役/成木冬威★オーディション選考劇団「S」に所属する劇団員。障害のある俳優たちの境遇を改善したいと考えており、時に強い口調で自分の考えを述べる。ハルとはよく衝突する。<コメント>曲がったことが許せない芯の部分が僕と似ている高木という重要な役を頂き、支えてくれた一人一人に本当に感謝しかありません。高木は、信念と自尊心を高く持つ、繊細な男なのですが、劇団S、そしてハルとの関係性の変化の中でどのように成長していくのかを見ていただけたら嬉しく思います。素敵な演者・スタッフの皆さんに恵まれ、視聴者さんの人生の大切な時間にこのドラマを、胸を張って勧められる僕の人生においても大きな作品となりました。河上由里子役/水口ミライ★オーディション選考劇団「S」に所属する劇団員。ハルの親友で、ろう者の高校生。劇団員メンバーとは手話やスマホのアプリを使ってコミュニケーションを取っている。<コメント>2024年、昔と比べてマイノリティの声が届きやすい社会になってきていると感じます。ですがその裏には、当事者たちの見えない本音がたくさんあります。「パーセント」は今までのドラマにはない、様々な障害当事者の声が込められた作品だと思います。私は河上由里子を演じさせていただく中で、「言語の孤独」を強く感じました。由里子は手話が第一言語です。社会の第一言語(発話)と自身の第一言語が異なることで、伝えたいことが上手く伝わらない、伝えられないというのが現実です。そんなモヤモヤした気持ちを抱えながらも、夢を追いかけ聴者と共生していく「葛藤」や「挑戦」を、皆さんに伝えたいと思いながら演じました。是非、そんな部分にも注目していただけると嬉しいです。野々村輝子役/河合美智子劇団「S」の代表。障害のある俳優と健常者が一緒になって芝居ができる場を作る。ハルや河上など学生の劇団員が、学業と演劇を両立できるよう見守る。<コメント>今回の役は、劇団Sの創立メンバーで劇団員たちの母親的存在。「締めるところは締めつつ、心優しく包み込む」というイメージで撮影に臨みました。私は2016年に発症した脳出血の後遺症で右片麻痺があります。今回このドラマに参加させてもらって、障害は何も特別なことではなく、お互いほんの少しの思いやりがあれば分かり合えることなのだと強く感じました。◆ドラマに挑戦するハルを見守る人々加藤珠役/山下桐里ハルの近所に住む年上の幼なじみ。高校演劇をやっていた過去があり、当時中学生だったハルは舞台で輝く珠に魅了され俳優を志す。思わぬ形でハルとの再会を果たすが…。<コメント>自分も相手も、そのまま受け入れる。言葉にするのは簡単ですが、実際におこなうことは難しいと思います。でも、それを自然とできてしまうのが珠でした。そんな珠と私の考え方の違いから、珠を演じる中で葛藤や不安もありましたが、温かい現場の皆さんや、珠の素直な言葉に支えられて、最後にはそんな葛藤する自分も含めた「私」を認めてあげられた気がします。「パーセント」が、自分にも相手にも今より少し温かい気持ちになれる、そんなきっかけになることを願っています。宮島さくら役/菊池亜希子ハルの母親。夫が単身赴任で不在のため、1人でハルを育てる。俳優を志すハルの意思を尊重し、劇団やテレビ局への送り迎えをすることで彼女を支える。<コメント>ドラマでありながら限りなくドキュメンタリーのような作品だと、撮影中ずっと思っていました。和気あいあいな現場でありつつも、関わる人みんなが考え続けている雰囲気がありました。“障害”という名の目に見えない障壁を前にしたときの葛藤や気付き、後悔、喜びが、現在進行形で描かれていて、その物語はドラマが最終回を迎えた後も続いていく。世の中には目に見えない枠組みや境界線がいっぱいあって、私たち自身その窮屈なフレームの中にいることに慣れているなと感じることが多々ありますが、そういうものを取っ払い、お互いに光を当て合えるような関係を築けるって素敵だなと、ハルと未来を見つめながらそんなことを考えていました。ハルの母を演じる中で、役をこえて、由依ちゃんとそのお母さんと友達になれたことが嬉しかったです。◆未来が今後関わっていく人々小早川新太郎役/菅生新樹いまをときめく人気俳優。未来の企画の主演としてキャスティングされるが、演じる役柄や企画の内容に不満を抱えている。<コメント>僕の演じる小早川は障害者に対して壁を感じていた人物で、ハルちゃんと接していく上で様々なことに気づき成長していく1人です。そのハルを演じた和合由依ちゃんは今作が初めてのドラマ撮影と思えないほどパワフルでかつ素直で、とても刺激的でした。その上どっしりとした存在感もあり、そのお陰でこのドラマのテーマ性を理解し、小早川と向き合うことができたと思っています。様々な視点から楽しめる作品だと思いますので、是非ご覧ください!宇佐美のどか役/余 貴美子未来が学生時代にヒットしたドラマ「学園サンデー」の脚本家。未来は宇佐美の作品に、自信がない自分を重ね、救われた過去がある。業界では大御所。<コメント>私は宇佐美という、売れっ子脚本家のお役です。古くさいとかあれやこれや言われながらの産みの苦しみ。実人生では作家になれそうもない。結局、物語を作るという事は、多様性を知るために外に出て沢山の人に出会う事でしか何かに気づく事もないし、人の思いに対して想像力も持てない。主人公の未来のように、人と関わる事でしか意識改革はできないかもしれませんね。「パーセント」で初めて、アファーマティブアクションという言葉を知りました。(※Affirmative Action:差別をなくすために積極的に格差を是正する取り組み)【主題歌】インナージャーニー/「きらめき」<「きらめき」作詞・作曲、ボーカル・カモシタサラさよりコメント>主人公未来ちゃんの想像力(イメージ)をもって、“障害があるから”とか、“女性だから”という社会の枠(フレーム)に囚われることなく、もがきながらも何度も挑戦してほしいという願いを込めました。また、すれ違いながらも、ただひとり光っている君のことを見つけたい!という想いから"きらめき"というタイトルをつけました。数字や肩書きより大切なものに気づかせてくれた素晴らしいドラマ。今からとても楽しみです。土曜ドラマ「パーセント」は5月11日(土)より毎週土曜日22時~NHK総合ほかにて放送(全4回)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月26日皆さんは、買い物中のトラブルで困ったことはありますか?今回は「レジで出したはずの1万円がなくなった話」とその対処法を紹介します。イラスト:たかむらレジで精算中に子どもが泣き出す主人公が、家族とショッピングモールで買い物をしたときのことです。レジで精算していると子どもが泣き出してしまいました。お金をレジに出しながら、主人公は子どもの方を向いてあやします。すると店員が「1万円足りないですよ」と声をかけてきたのです。店員に「あれ、払ったけど…?」と主人公は伝えますが…。納得いかない店員は「1万円足りない」と言いはり、子どももぐずっています。焦った主人公は店員の言うとおりに会計を済ませました。しかし、きちんと支払った確信のある主人公は納得がいきません。店長に防犯カメラを見てもらうように頼むことにしました。店長に防犯カメラを確認してもらった結果、レジの店員が主人公の目を盗んでお金をとった可能性があるとのこと。衝撃の真実に、主人公は「え?」と言葉を失うのでした…。会計時のトラブルの対処法お互いに納得できるように、きちんと確かめ合います。お金が絡むことなのできちんとしたいです。(20代/女性)第三者を交えて話し合う。当事者だけだと、埒が明かない状態になりかねないので第三者を交えて事実を冷静に確認します。(20代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集したアンケートをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2024年03月20日富田望生主演映画『港に灯がともる』の主な出演者が決定し、3月21日(木)に神戸でクランクインすることが決定した。阪神淡路大震災の1か月後に長田で生まれた、在日韓国人三世の金子灯。家族は震災後、長田を離れて仮設住宅に移り、その後復興住宅で暮らす。震災で家も仕事も失い、家族の生活は荒廃。幼い頃から家族との確執を抱え、家を飛び出すことばかり考えてきた。なぜこの家族に生まれてきたのか。家族と私、国籍と私。双極性障害を発症し、回復を目指していく中で希望を探し続ける日々。新しい職場で長田区にある丸五市場の再開発計画と関わることに――。阪神淡路大震災から30年の節目の年、2025年1月に公開を目指して製作される本作。神戸を舞台にした本作は、2013年から2025年、高校卒業から12年間に及ぶ、主人公・灯の模索の日々を繊細に紡いでいく物語。今回新たに、結婚を見据え、帰化手続きを進める灯の姉・美悠役で伊藤万理華、灯の弟・滉一役で青木柚、灯の唯一無二の親友・綾部寿美花役で山之内すず、灯と同じクリニックに通う林洋太役で田村健太郎。伊藤万理華設計事務所の先輩・桃生紀枝役で中川わさ美、長田を愛する在日ベトナム人のグエン・ヴァン・フォン役でMC NAM、長田・丸五市場にあるそば焼き屋の主・平良夕役で土村芳、灯を受け入れ、回復へと導いていく精神科医・富川和泉役で渡辺真起子、設計士・青山勝智役で山中崇、灯の両親・一雄&栄美子役で甲本雅裕と麻生祐未が出演する。麻生祐未キャストコメント・伊藤万理華このお話をいただいた時、主演の富田望生ちゃんと初共演した際に「お芝居またやってよ」とかけてくれた一言を思い出しました。数年後に再会を果たし、また必ず、と思っていました。今作品で家族として、姉として携われること、とても光栄に思います。お芝居を続けていて良かったです。名前のない孤独感、不透明にゆらめく蓄積された心の傷と向き合うことは勇気がいる、苦しいかもしれません。この作品が少しの希望に、あたたかい光になることを願っています。・青木柚想像することしかできない気持ちの輪郭や、“自分が産まれる前のこと”としての印象が強い記憶。今の世界まで地続きに描くこの作品を通して、より温度感をもって自分と結びつけていく時間にしたいです。信頼するチームの皆さま、ご縁ある共演者の方々と共に、街の呼吸を大切に感じながら撮影に臨めたらと思います。・山之内すず生まれ育った神戸でこの素晴らしい作品の一員として生きられる事、とても光栄に思います。私が演じさせていただく綾部寿美花は様々な問題を抱える灯にとって少しだけ気が抜けるような、大切な時間を作れる子です。2人の時間を、ベーやんの前でしか見せない灯の表情を目一杯楽しみます。・田村健太郎普段平然としている人も、本当に大丈夫だからそう見えるのではなく、必死で平然を装っているのかもしれない。台本を読みながらそんな当たり前のことを改めて考えさせられました。台本を閉じた今も、大丈夫であれるよう、自分の居場所をつくろうとジタバタしていた主人公の灯(あかり)の姿を、東京の自分の街にもついつい探してしまいます。どうぞお楽しみに!・中川わさ美桃生紀枝役の中川わさ美です。今、この時代だからこそ創り出せる、様々な方々の想いや願いが込められた「港に灯がともる」という作品の一味になれる事がとても嬉しいです。安達もじり監督の元、作品に携わる全ての皆様と一緒に桃生役を全うしたいと思います。・MC NAM震災に関わる作品に参加できる事を光栄に思います。作品を通して、阪神淡路大震災後30年という時間が経過し、人々の心境の変化と在日外国人が抱える複雑な気持ちを表現する事を楽しみに思います。多くの人々の心の支えや、増え続ける被災地や被災者の応援になりたいです。・土村芳安達監督はじめ、私がまだ右も左も分からない頃お世話になった方々がいらっしゃる作品に、こうして携わることができてとても嬉しく思っています。この物語に強く引き込まれ、とても素敵な出演者の皆さんとご一緒させていただけることに今からドキドキしています。私も作品に携わる1人として精一杯頑張りたいと思います。・渡辺真起子心の傷を癒すこと。簡単に道筋は見えずとも、どうにか少しでも明るい未来に辿り着きたい、たどり着いて欲しいと思います。どうすれば良いのか答えは簡単に出ませんが、今作に関わりながら、生涯、何度でも考えていきたいと思います。・山中崇自分の歩幅を確かめるように、少しずつ前を向いて歩いていく人々の姿を思い浮かべました。演じる青山もそのひとり。共にその道を歩んでいきたいと思います。この作品が、数歩先をやさしく照らしてくれることを信じて。・麻生祐未日本に住む限り、地震は避けて通れない課題です。被災しても、していなくても、心の傷に気がつかず、生きづらいまま生活している人も多いと思います。このストーリーに出てくる人達も、家族、人間関係、地域との関わりなど、更に問題を抱えたまま毎日を生きています。誰とも関わらずに生きる事は不可能に近い事ですが、私はヒロインの家族として、一緒に立ち向かっていこうと思います。そしてNHK朝ドラ、「カーネーション」などでご一緒した、尊敬する安達もじり監督と作るこの映画、今から楽しみでなりません。・甲本雅裕連絡テレビ小説カーネーション、カムカムエヴリバディでお世話になったスタッフの方々と映画!?…最高です!役者として何をするかは勿論のこと、誰とするかが重要なんです。もう迷うことは何もありません、ただただ役に没頭するだけです。楽しみじゃな~。・富田望生灯ちゃんの人生に深く関わる人々を演じられる方々が発表になりました。もじり監督からゆっくりと、おひとり…おひとりの名前を伝えられました。初めましての方、信頼を寄せる方…聞く度に、勝手ながら大きな安心に包まれました。まもなく身を灯し合う時間を迎えることに、引き締まる思いです。“はやく会いたい”この言葉に尽きます。(シネマカフェ編集部)■関連作品:港に灯がともる 2025年1月公開予定
2024年03月18日向井理主演ドラマ「テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1」に、内田理央、荒川良々、上川周作、伊藤淳史が出演することが分かった。多家良啓介(向井さん)は、近隣住民が気軽に立ち寄る町の交番に勤務する親切な警察官。実は多家良は“過去のミス”により交番勤務をしていた。ある日、通報で現場へ駆けつけると、経営コンサルタント・鹿野博之が参加する資金繰りに苦しむ経営者のための相談会に現れた須永良二が、「騙された」と暴れていた。その頃、警視庁捜査二課では特別捜査官採用で配属された宮部ひかりが、課長・岩合拓真に着任の挨拶をしていた。ひかりは早速、トラブルを起こした須永の元へ主任の山本貫太と共に事情を聞きに行く。融資の相談を鹿野にすると、ある条件を満たせば融資を受けられると言われていたが、鹿野に騙し取られた上に、全国中小企業金融公庫から融資返還の督促状が届く事態に。しかし、警察から捜査されることになったのは須永だった。そんな状況に、多家良は矢柴等の元を訪れ…。本作は、近年のネットの普及と共に拡大し続ける様々な詐欺被害をテーマにした、正義と悪を使い分けながら、法では裁けない悪を裁くクライム・エンターテインメント。交番勤務の警察官・多家良の裏の顔、“詐欺師・K”の正体を追う警視庁捜査二課の特別捜査官・宮部ひかりを内田さん、“詐欺師・K”の相棒・矢柴等を荒川さん、多家良の同僚・阿部直樹を上川さん、ひかりが所属する捜査二課の課長・岩合拓真を伊藤さんが演じる。内田さんは「勧善懲悪のダークヒーロードラマということで、ムカムカとスカッとが詰まっている作品です。私もまだラストを知らないのでドキドキしながら撮影に挑んでいます。最終回まで是非お楽しみください!」とコメントし、荒川さんは「なんか、恋愛とかも入ってくるんでしょうか。どんな展開になることやら…楽しみです」と話す。上川さんは「阿部はとても人懐っこい、面白い性格です。向井さん演じる多家良さんとの交番のシーンではそのキャラクターを活かして、作品の中でほっこりとするようなシーンになればいいなと思っています」と役柄について語り、伊藤さんは「各話しっかりとした深いお話になっていますので、いろんな世代の人たちにも楽しんでもらいたいですし、僕自身もそういう魅力的な作品に関わることができてとても嬉しく思っているので、是非ご覧ください」とメッセージを寄せている。テレビ東京開局60周年 ドラマ8「テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1」は4月26日より毎週金曜日20時~テレビ東京ほかにて放送(※初回放送15分拡大)、Season2は6月29日WOWOWにて放送・配信開始(毎週土曜22時~)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月18日江戸後期創業、京都・宇治 伊藤久右衛門(所在地:京都府宇治市、代表取締役社長:広瀬 穣治)の子会社 台湾伊藤久右衛門有限公司は、2016年にオープンした唯一の海外店舗である『伊藤久右衛門 中山店』を2024年1月19日(金)にリニューアルオープンいたします。伊藤久右衛門 中山店 外観CG2016年7月に「京都・宇治の味をそのまま台湾でも楽しめる店舗」として伊藤久右衛門初の海外店舗として台湾にオープンした『伊藤久右衛門 台北中山店』。台北中山店独自のオリジナルメニューを開発したり、ふわふわのフレーバー氷でつくられたかき氷「雪花冰」を日本の店舗に逆輸入するなど、宇治茶の可能性を広げる挑戦を海外より積極的に行ってまいりました。地元のお客様に愛されて約8年。この度、立地を新たに『伊藤久右衛門 中山店』としてリニューアルオープンいたします。■新店舗概要店名 : 伊藤久右衛門 中山店所在地 : 台湾台北市中山区中山北路1段115号営業時間: 11時~21時開店日 : 2024年1月19日(金)アクセス: MRT中山駅 徒歩5分、中山市場バス停 徒歩1分Facebook: 伊藤久右衛門 中山店 内観CG■会社概要社名 : 株式会社伊藤久右衛門所在地 : 〒611-0013 京都府宇治市莵道荒槙19-3代表者 : 代表取締役社長 広瀬 穣治創業 : 天保3年事業内容 : 宇治茶・抹茶スイーツなどの製造販売URL : X(Twitter): Facebook : Instagram : ■伊藤久右衛門のあゆみ江戸後期・天保3年、初代伊藤常右衛門(いとうつねえもん)・瀧蔵が田原村 名村(現宇治田原南)にて茶業を携わったのがはじまりです。その後、二代目伊藤常右衛門・久三郎、三代目伊藤常右衛門・由松、四代目伊藤多吉と代々茶づくりを継承してまいりました。昭和27年、五代目伊藤久三が宇治田原から宇治の地へとうつり、宇治蓮華(現平等院表参道)で宇治茶販売の店舗を構えました。同年、会社設立にあたり、代々受け継いだ伊藤常右衛門の名を拝し、伊藤久三自身の名にある「久」の一文字をとって、社名を「株式会社伊藤久右衛門」といたしました。創業の地である宇治田原では、現在も伊藤家に代々受け継がれる茶園で茶づくりを続けております。平等院店頭での初荷の写真当時の茶工場 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月18日近年、俳優として存在感を増している伊藤万理華。2021年公開の主演映画『サマーフィルムにのって』で高い評価を得た後も、舞台、映画、ドラマとメディアやジャンルを問わず精力的な活動が続いている。そんな彼女が「こんな作品がやりたかった!」という喜びと特別な思いをもって臨んだのが、WOWOWによる新感覚モキュメンタリー番組『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』である。いったい、本作の何が彼女をそこまでの思いにさせたのか?俳優という仕事に対する凄まじいまでの熱量と共に本作の魅力について語ってくれた。これが自分がやりたかった作品、観てみたかった世界観こちらの世界とは異なる選択をしたことで枝分かれし、異なる歴史を歩んだ世界――“ポータル”と呼ばれる扉の向こうの並行世界(パラレルワールド)に潜入し、あちらの世界が犯した失敗を教訓とするべくリポートするという趣旨で本作は進んでいく。侵略植物によって極度の食糧難に陥った世界や、15年間で生まれた新生児が1人だけという究極の少子化世界など、様々な厳しい現実が広がっており、伊藤が演じるルナは、新人リポーターのカイフ(柄本時生)とコンビを組み、シューター(カメラマン)としてカメラにそれらの現状を収める役割を担う。【予告動画】PORTAL-X~ドアの向こうの観察記録~│ 2024/1/12(金)放送・配信スタート【WOWOW】異次元への扉「PORTAL」はこうして生まれた!/PORTAL-X~ドアの向こうの観察記録~│2024/1/12(金)放送・配信スタート【WOWOW】これまでモキュメンタリー、フェイクドキュメンタリーと呼ばれる作品に触れる機会がなかったという伊藤。「名前を聞いたことはありましたが、ちゃんと観たことがなかったのでどうなるんだろうとワクワクしました」とふり返る。以前から「日常にちょっとズレたものが入り込んできたり、想像から少し外れた展開のSF作品が大好き」とのこと。「現実に起こりうる未来」をSFモキュメンタリーとして描いた本作は、伊藤にとってまさにドンピシャの作品だった。「いろんな世界線の扉があって、これが自分がやりたかった作品であり、観てみたかった世界観だと思いました」モキュメンタリーということで、撮影スタイルもこれまでの現場とは異なる部分も多かったという。「そもそも台本が台本ではないというか(苦笑)、設定資料とちょっとしたセリフのやりとりしか書いてなくて、私はシューターとしてカメラを持って、取材対象者を撮り続けるという感じでした」特に伊藤が心を掴まれたエピソードが、異形地底人との共存、その共存関係の崩壊を前後篇の2篇で描いた『フロム・アンダーグラウンド』と『ディア・アンダーグラウンド』。コミカルでかわいらしささえ漂う“地底人”という存在をメタファーに、社会の同調圧力や排斥意識が鋭く描き出される。『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』「表面的なやりとりで、人間だけの目線で相手を捉え、理解できないものにレッテルを貼り、イメージや印象で相手を苦しめる――SNSが普及したいまの世界で起きていることを描いていて、すごく哀しい思いも抱いたし、グッときました。分かり合いたいと思いつつ、分かり合えずに他人と疎遠になってしまったり、争いに発展したりする、そういう現実を作品として形にする、そこに切り込むっていまの時代、すごく勇気のいることだと思います。こうやって作品を通じて訴えかけられることができるって私自身も勇気を持てました」ルナやカイフが属する世界では、よそのポータルが犯した「失敗」を繰り返さないという大義を掲げているが、ではそのためにどういう対策を取るのか?という部分も、非常にエッジが効いた描写になっていて興味深い。『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』「それぞれのポータルが抱える現実は、人間の欲が行き過ぎたその先であったりするんですけど、ルナの生きる世界線は、それを教訓に“じゃあ、管理社会にすればいい”となっているんです。でも“これもダメ”“あれはいけない”と決めつけて締めつけ過ぎるのも人々を苦しめることになるし……じゃあ何がいいのか?すごくいろんなことを考えさせられました。私と同世代の人に観てもらえるなら、ニュース番組を見るような気持ちで素直に没入して、自分が選択しなかった世界を想像しながら、ぜひ自分事として、平和に心地よく生きていくためにどうしたらいいのかと考えつつ楽しんでもらえたら嬉しいです」最初の映像作品の現場で憧れて、そのまま、いまもここにいるちなみに伊藤自身は、「もしあのとき、ああしていたら?」「こうしていなかったら?」と人生の分岐点での選択や出会いに思いを巡らせることは?「あります。いま、こうやって俳優としてお仕事をさせていただいていますが、乃木坂46の1期生のオーディションに受かってすぐの仕事が映像作品だったんです。そこで俳優という仕事に憧れを抱いて、いまの自分があるので“もし、あのときの仕事が演技のお仕事じゃなかったらどうなっていたかな?”と考えることはあります」自身で個展を開き(2017年『伊藤万理華の脳内博覧会』、2020年『伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”』、2023年『MARIKA ITO LIKE A EXHIBITION LIKEA』)、ファッション分野でも影響力を誇るなど、多方面で活躍するが、それでも俳優という仕事は特別なものだという。「最初の映像作品の制作現場に入ったとき、自分にスポットライトを当てていただいて、身体や言葉を使って表現をするという立場でしたけど、そこで一番心に残ったのは、自分の周りにいるスタッフさんの動きや仕事をしている様子でした。“この現場にずっといたい”“このチームの一員としてものづくりができるってメチャクチャカッコいいな”と憧れを抱いて、そのまま、いまもここにいるという感じです。だからこそ、この作品でカメラマンという番組を作るスタッフさんの役をいただけたこともすごく嬉しかったですし、これまで自分がやってきたこと、信じてきたことは間違いじゃなかったんだ……と、昔の自分が救われた気持ちになりました」『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』で共演した柄本時生とこうした経験を通じて最近、強く感じているというのが「ものをつくるということと、演じるということを分けて考えなくてもいいんだということ」だという。「ちょうど一昨年(2022年)の年末は本(『LIKEA』)を出した流れで個展を開いて、年が明けたら演劇(『宝飾時計』作・演出:根本宗子)で舞台に立って……というのがすごく大きなことで、濃い1年でした。夏以降も、いろんな作品に並行して参加する中で、“役を演じる”ということを切り替えなきゃいけないのがすごく大変で“演じるってすごい職業だ”とあらためて思い知らされました。これまで自分が何かを製作することと演じることを勝手に分けて考えていたんですけど、分ける必要ってないんだなと思うようになって、そこで自分にしかできない表現があるかもしれないし、それを面白がってくれる人たちといろんな面白いものをつくっていけたらいいなと思っています」取材・文:黒豆直樹『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』(全8回)毎週金曜 午後11:30より放送・配信(WOWOWオンデマンドでは全話配信中)監督・脚本・VFX:伊藤峻太撮影・音楽:椎名遼出演:柄本時生、伊藤万理華ほか公式サイト:
2024年01月16日モキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』が、1月12日(金) よりWOWOWで放送・配信される。このたび、主演を務める柄本時生と伊藤万理華のオフィシャルインタビューが公開された。本作が描き出すのは、この世界とは別の歴史をたどった並行世界が広がる異次元への扉「ポータル」。各ポータルの失敗事例をわれわれの社会に活かすことを目的に、長年にわたって放送されてきたテレビ番組『PORTAL-X』で、新人番組リポーターのカイフ(柄本)と、番組カメラマンのルナ(伊藤)は、食糧難や不死が実現した世界、真の多様性を獲得できなかった社会、極端な少子化、運に頼り切る世界など、歴史の転換点で選択を誤り、取り返しのつかない状況に陥っている世界を目の当たりにしていく。この独創的な物語について柄本は「台本を読んで、なんだか不思議な話だなと思ったというのが率直な感想でしたが、ただ確実にいつか起きることだろうなとも思いました。そういうところが面白かったですね」と述懐。伊藤も「台本ってセリフのやりとりなどが書かれているものだと思うんですが、このドラマは、それぞれのポータルの世界観がどのようなものなのかがしっかりと説明されているものでした。台本を読ませていただいて、どういう形で映像化されるのかな、と読み進めながらワクワクしてきて、このような感覚は今までにないものでした」と振り返る。普段は俳優として、“被写体”という立場で活動するふたりだが、本作ではリポーターとカメラマンという“取材する側”として、ポータル内の人たちの言葉や思いを拾いあげていく。「セリフの量が多かったので、覚えるのが大変でしたね」と柄本が振り返ると、伊藤も「わたしはたまたまですが、カメラマン役、ディレクター役、つくり手の役をいただくことが重なったタイミングだったので、自分としてはまったく不自然ではなかったです。撮影中はカメラをずっと構えていて、自分が撮った映像も少しだけ使っていただきました」という。監督・脚本を務めるのは、2021年にWOWOWで放送・配信された『ザ・モキュメンタリーズ~カメラがとらえた架空世界~』で放送文化基金の奨励賞を受賞するなど、大きな評価を受けた伊藤峻太。荒唐無稽さとリアリティーが表裏一体となった物語の世界の中で、伊藤監督の独自の世界観を絶妙に描き出している。柄本は「監督の想像力は本当に豊かだなと思います。ものすごくいろんなことを勉強されてきた方なんだろうなと。監督の中にハッキリとしたビジョンや映像があったので、とてもやりやすかったですね」、伊藤は「監督とは初めてご一緒させていただきましたが、長い年月をかけて、頭にあったものを映像化したとお聞きして、わたしもこの世の中にはいろんな並行世界があるんじゃないかと思っている人間なので、お話を聞いたときにすごく共感しました。壮大で、夢があるなと」と伊藤監督について語った。ふたりは本作が初共演で、柄本は「万理華ちゃんが出るシーンでは、ほぼ一緒だったんで。一緒にお芝居ができて楽しかったですね。万理華ちゃんは感覚的な方なんで、その時その時の感覚に敏感で。それをすごく楽しもうという感覚があって。それと万理華ちゃんは役に没入する時のレベルがものすごく高いんです。それも楽しかったですね」と振り返る。伊藤も「初めてご一緒させていただいて、現場ではずっとフラットに自然体で過ごせました。時生さんが緊張しない雰囲気を作ってくださったのだと思うんですが、普通に隣にいて、なんの違和感もなかったです」と、非常に良い雰囲気で撮影は行われたようだ。また劇中では、並行世界に生きる“俳優の柄本時生と伊藤万理華”が登場するシーンも。自分自身をどう演じたのかについて、柄本は「カイフは管理社会の人間なので、感情の起伏はあまりないように演じたんですが、劇中の柄本時生は“自分を演じた”という感覚がすごく強くて。僕は以前に『バイプレイヤーズ』というドラマで自分を演じたことはあるんですが、あの時の自分とはまた違った感覚ですね。今回はしっかり自分をやっちゃえと思いながら演じました」と述懐。一方の伊藤は「今までいただいた役の中でも、自分に近いなという役が増えてきていたように感じていましたが、伊藤万理華という名前を作品に取り入れてくださったということはめちゃくちゃ光栄だなと思いました」と振り返った。最後に視聴者に向けて、柄本は「飛んでる作品になったなと思います。想像力と、現代のシニカルさがすごく絡み合っていて。これは伊藤監督が、現実世界で絶対にあり得ることを具現化したドラマだと思ったんです。ぜひ皆さんにも、世の中のことについて考えていただく一歩にしてもらえたらなと思っています」と呼びかけた。そして伊藤は「これはある種のドキュメンタリー番組だと思って見てもらえたらと思います。この世には、自分たちが選択しなかった世界があるのかもしれない、ということを考えるだけでワクワクします。宇宙は膨大で、自分たちの知らない世界のことを想像するだけで面白いなって。この作品が、そうした自分の世界を広げていくきっかけになったらいいなと思います」とメッセージを送った。また放送・配信に先駆け、第1話「フードインベーダー」がYouTubeで公開された。モキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』第1話「フードインベーダー」<番組情報>モキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』(全8話)1月12日(金) 午後11:30~WOWOWで放送・配信公式サイト:
2024年01月04日2024年1月12日(金) よりWOWOWで放送・配信されるモキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』の予告編が公開された。本作では、今の世の中にある様々な問題や社会の矛盾をモキュメンタリーという手法で描き、真実に迫っていく。柄本時生、伊藤万理華のほか、彦摩呂、小林幸子、早見沙織、佐藤弘道、鈴木もぐら(空気階段)、中山忍といった面々がキャストとして名を連ねている。公開された予告編では、食糧難、不死が実現した世界、真の多様性を獲得できなかった社会、極端な少子化、運に頼り切る世界など、突如発見された扉の向こうの並行世界「PORTAL」で浮き彫りとなる問題点を、リポーターのカイフ(柄本)とカメラマンのルナ(伊藤)が取材する姿が描かれる。また、本作の前日譚を描いたショートムービーも公開。映像を通して、異次元への扉の発見から現代にいたるまでの歴史や研究の足跡、PORTAL管理の仕組みなどが紹介されている。『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』予告編『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』ショートムービー<番組情報>モキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』(全8話)2024年1月12日(金) 午後11:30~WOWOWで放送・配信公式サイト:
2023年12月13日いよいよ2023年も、最後の1か月へと突入。そこで、ラストスパートをかける前にオススメの映画として、再起をかけた2人の女性を描いた『女優は泣かない』をご紹介します。今回は、主演を務めたこちらの方にお話をうかがってきました。蓮佛美沙子さん【映画、ときどき私】 vol. 619数々の話題作に出演し、近年は『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』や『スイート・マイホーム』などでも注目を集めている蓮佛さん。本作では、崖っぷちに立たされた女優・梨枝をユーモアたっぷりに好演しています。そこで、自身が苦境に立たされた経験やどん底を抜け出せたきっかけとなった出会い、そして挑戦中の新たな夢などについて語っていただきました。―脚本を読み終わった瞬間に「絶対にやりたい」と思われたそうですが、決め手となったのは何ですか?蓮佛さんコメディ作品は、テンポや間が1秒違うだけで面白みが変わってしまう奥深さがあるので以前から好きでしたが、この作品は脚本で描かれている笑いの方向性がとにかく面白くて、大好きだったんです。しかも、ただのコメディではなくて、家族との関係性などの普遍的なテーマも描かれていて、気が付いたら泣いていて。映画のキャッチコピーで「笑って泣ける」というのをよく耳にしますが、この作品は私にとってまさにそんな映画だな、と。これほどまでにコメディ要素とハートフルな要素が無理なく共存している映画というのはなかなかないですし、キャラクターも面白かったので、ぜひ出たいと思いました。「いま撮りなさい」と映画の神様に言われていると感じた―撮影中はたくさんの奇跡が起きたそうですが、そのなかでも印象的なエピソードがあればお聞かせください。蓮佛さん今回は熊本県の荒尾市で3週間ほど撮影をしていましたが、いつもなら雨が多い時期だったにもかかわらず、地元の人が驚くぐらいとにかく天気がよかったんです。あとは、ロケハンで行ったときは風が強かった場所があって、私の髪の毛がメデューサみたいにならないか監督と心配していたんですけど、本番になったら無風だったり。一番びっくりしたのは、撮影最終日に外ロケを終えた後、屋内のシーンを撮るためにすべての機材を部屋のなかに運び終わった瞬間、雨が降ってきたことです。コロナ禍の影響で2021年から撮影が1年以上止まったこともありましたが、「いま撮りなさい」と映画の神様に言われているみたいで、鳥肌が立ちました。―それはすごいですね。また、ドラマ部志望の若手ディレクター・咲を演じた伊藤万理華さんとのやりとりも絶妙でしたが、共演されてみていかがでしたか?蓮佛さん万理華ちゃんは役者として私と真逆のタイプだと思いますが、ほんとに天才だなぁと思いました。それが私にとっては刺激的でしたし、彼女の自由さやフワッとした本能的な感じがすごく好きでした。あと、お芝居をしていて思ったのは、「相性がいいってこういうことなのかな」ということ。初めてご一緒しましたが、テンポ感がバチっとハマる瞬間がすごく多かったので、最高の相棒に出会えて本当に幸せでした。終わったことは考えすぎないようにしている―撮影の合間は、どのようにして過ごされていましたか?蓮佛さんお互いに「無理に話さなきゃ」とかもなかったので、本当に居心地がよかったです。万理華ちゃんはどこでも寝る子なので、気が付いたら衣裳部屋でベンチコートにくるまってミノムシみたいに寝てたりして。私はその様子をこっそり写真に撮って、「まりっかの寝相フォルダ」を作るのが楽しかったです(笑)。―素敵な関係性ですね。劇中で梨枝は“カメラの前では泣けない女優”として描かれていますが、ご自身にも実は苦手なことはありますか?蓮佛さん私も泣くのは得意ではないですね。脚本のト書きに「一筋の涙」と書いてあると、「そんな簡単に言わないで」とか思ってしまうので(笑)。いまはもう割り切って向き合ってはいますけど、いくら心が泣いていても、物理的な表現がないと正解とされない感じに少し構えてしまうというか。でも、泣き芝居の話とは変わっちゃうんですけど、最近は苦手なこと、うまくいかないことがあっても、「まぁそんなこともあるよね」と考えるようにしています。―ということは、それまでは引きずってしまうことが多かったと。蓮佛さんそうですね。家に帰ってからもずっと一人反省会をしていましたが、いまはなるべく終わったことは考えすぎないようにしています。自分のなかでいろんな変化を感じている―そんなふうに心境が変化したきっかけがあったのでしょうか。蓮佛さん心に負担のかかる役が多かった時期に自分のコンディションも悪くなってしまい、もう少しいろんなことを切り離す必要があると思うようになって。もちろんまだ反省することはあるものの、このスタイルのまま行くのはよくないなと感じたので、ここ数か月の私のスローガンは、何事においても「まぁ、いいか」です(笑)。15歳で仕事を始めてから基本ずっと同じスタイルでやってきましたが、いまが変えるタイミングなのかもしれませんね。私はお家が大好きで引きこもり体質なのですが、最近旅行に行ったりして、「次はここに行くためにがんばろう」みたいなのもいいな、と思ったり。ここ最近で、いろいろと自分のなかで変わってきているのを感じています。―そういう気持ちは大事だと思います。ちなみに、現場で無理難題を言われる劇中の梨枝のような経験もありますか?蓮佛さん無理難題とはちょっと違うんですが、『ドン・ジュアン』というミュージカルに参加させていただいたときに、事前に踊れないことは伝えていて、「蓮佛さんの役は踊らないから大丈夫です」と言われていたのに、稽古場に行ったら踊りがたくさんあって「聞いてた話と違う!」となったことはありました(笑)。私以外みんなダンスの経験者だったので、本当にあれは苦しい時間でしたね(笑)。―でも、そんな大変な局面でもプロとして最後までやり切ったところはさすがですが、ご自身が貫いていることといえば?蓮佛さんプロの定義というのは難しいところですが、私が個人的に意識しているのは、「自分の役に顔向けできないことはしない」です。それがどんな役でも、いただいた役の顔に泥は塗りたくないので、どれだけ役に対して誠実でいられるかは自分にずっと問いかけています。適当にやったり、「こんなもんでいいか」と思ったりは絶対にしたくないです。人との出会いに恵まれたおかげで、乗り越えられた―どんな仕事にも通じるような素晴らしい心がまえですね。また、本作では人生のリスタートも描かれていますが、ご自身にとっても転機となった出来事はありますか?蓮佛さん『リトル・ナイト・ミュージック』という作品で初めてミュージカルに挑戦したのですが、公演期間中ずっと良いコンディションを維持することが私には難しくて。喉を壊してしまって、生まれて初めてボロボロに挫折しました。―どん底の状態から、どうやって這い上がってきたのでしょうか。蓮佛さん抜けたと思えたきっかけは、先程もお話した『ドン・ジュアン』に出演したとき。オファーをいただいたとき、お断りする選択肢もあったのですが、「ここを逃したらずっとトラウマのままになってしまうかもしれない」という思いもあったので、やってみることにしました。緊張からご飯が喉を通らないときもありましたが、主演を務めたKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔くんがあるとき、すごく体調が悪いなかそれを観客にまったく気づかせないくらいのパワフルなパフォーマンスをされていて。そんなふうにピンチを乗り越えている人を初めて目の当たりにして、衝撃を受けました。そういう背中を見せてもらったおかげで、別の舞台に出演したときにはなぜかほとんど緊張しなくなっていて。そのときに「少しは克服できたのかな」と思えたので、藤ヶ谷くんには足を向けて寝られません(笑)。私は人との出会いに恵まれている人生だと思っていて、こうやっていろんな方から力をもらうことで、乗り越えてきたと感じています。周りに感化されることなく、心のままに生きてほしい―そして現在は、海外作品のオーディションにも挑戦されているとか。蓮佛さん25歳のときに、お休みが取れたので、ロサンゼルスに2週間の語学留学をしたことがありました。事前にちゃんと勉強をしていなかったこともあって、学校に行っても何も成果が出ず、あとでもったいないことしたなと。いい経験はできましたが、お金を無駄にしてしまった気がしたので、「無駄ではなかった」と思うために日本に帰ってからオンラインの英会話教室に入りました。それからは、走り出したら止まらない3歳児みたいにやめられなくなっちゃったんですよね(笑)。でも、海外のオーディションで味わう緊張感はいまの自分には必要だと感じていますし、好奇心も強いほうなので、日本にはない未知の世界を知りたいなぁ、と。1回きりの人生、目標に向けてがんばっています。―楽しみにしています。それでは最後に、蓮佛さんと同世代のananweb読者に向けて、メッセージをお願いします。蓮佛さんライフステージ的に「結婚や仕事はこれでいいのかな?」と思うことも多いかもしれませんが、まずは好きに生きましょう!世の中が自分を焦らせているように感じることがあっても、いまはいろいろと選択肢が広がってきた時代ですし、周りに感化されることなく、心のままに生きられたらいいなと。これは自分自身に対しても、思うことですね。インタビューを終えてみて…。透き通るような美しい肌と、柔らかい笑顔が印象的な蓮佛さん。過去のつらかった出来事から現在の心境の変化まで、興味深いお話をたくさんしていただきました。そういった経験が糧となり、今回の役にも生かされていると思うので、そのあたりも踏まえたうえでお楽しみください。どん底だからこそ、できることがある!人生で崖っぷちに立たされたときこそ、新たなスタートを切るチャンスでもあると感じさせてくれる本作。涙を拭いたあとには、きっと笑顔が待っているはずだとそっと背中を押してくれる1本です。写真・園山友基(蓮佛美沙⼦)取材、文・志村昌美スタイリスト・道端亜未ヘアメイク・SAKURA(Makimura office)スリーブレストップス¥31,900、ハイネックトップス¥39,600、パンツ¥55,000(CFCL/CFCL Inc. support@cfcl.jp)、イヤカフ(右耳)¥60,500、イヤカフ(左耳上部)¥49,500、イヤカフ(左耳下部)¥121,000、リング(右手人差し指)¥99,000、リング(左手人差し指、中指)¥62,700(Hirotaka/Hirotaka 表参道ヒルズ TEL:03-3478-1830)ストーリースキャンダルで女優の仕事を失った梨枝は、“女優が生まれ故郷の熊本で素顔を見せる”密着ドキュメンタリー撮影のため、10年ぶりに帰郷。ドラマ部志望の若手ディレクター・咲とともに渋々撮影に挑んでいた。女優復帰と希望部署への異動をかけて、それぞれ再起を図っていた2人だが、まったくソリが合わずたびたび衝突する。かつて父親と大喧嘩の末に家を飛び出していたこともあり、こっそりと撮影をしたい梨枝だったが、小さな町で噂が広まり、家族の耳にも入ってしまう。がんに冒されている父の病状を知りながら、父を避けていた梨枝に怒り心頭の家族。果たして、前途多難なドキュメンタリー撮影の行方はどうなってしまうのか。そして、梨枝と父親の確執は…。目が離せない予告編はこちら!作品情報『女優は泣かない』12月1日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開配給:マグネタイズ(C)2023「女優は泣かない」製作委員会写真・園山友基(蓮佛美沙⼦)
2023年11月30日CMプランナーであり、数々のドラマ作品を手掛けてきたディレクターの有働佳史による長編初監督作『女優は泣かない』よりキャラクター別予告編が解禁された。蓮佛美沙子と伊藤万理華が共演し、スキャンダルで女優の仕事を失った主人公・梨枝と、ドラマ部志望の若手ディレクター・咲が、“女優が生まれ故郷の熊本で素顔を見せる”密着ドキュメンタリー撮影に渋々挑むことになる本作。この度、キャラクター別の予告編が到着。蓮佛さん扮する、スキャンダルで仕事を失った女優・梨枝を中心にした「梨枝バージョン」は、自身の密着ドキュメンタリーを撮るはめになるコミカルな前半から一転、疎遠だった家族の問題に再び向き合うことになった梨枝の繊細な表情が収められている。一方、伊藤さん扮する、生意気なTVディレクターの咲の物語を軸にした「咲バージョン」では、上司から希望のドラマ部への異動をちらつかされた咲が、梨枝の密着ドキュメンタリーに挑むも、才能の限界を感じて苦悩と焦りに悶える姿を収録。2つの予告編から見えてくるのは、互いに崖っぷちの境遇にいるヒロイン2人が、それぞれの厳しい現実に直面しながらも、プロとしての仕事をまっとうしようと奮闘する清々しい姿だ。さらに、梨枝と咲を取り巻く個性豊かなキャラクターたちを収めた「共演者別予告編」も到着している。また、12月2日(土)には、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開記念舞台挨拶を実施。11時30分の回の上映後、14時30分の回の上映前の舞台挨拶に、主演の蓮佛さんをはじめ、共演の上川周作、吉田仁人、浜野謙太、そして有働佳史監督が登壇する。『女優は泣かない』は12月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:女優は泣かない 2023年12月1日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© 「女優は泣かない」製作委員会
2023年11月27日皆さんは、買い物中のトラブルで困ったことはありますか?今回は「レジで出したはずの1万円がなくなった話」とその感想を紹介します。イラスト:たかむらレジで精算中に子どもが泣き出す主人公が、家族とショッピングモールで買い物をしたときのことです。レジで精算していると子どもが泣き出してしまいました。お金をレジに出しながら、主人公は子どもの方を向いてあやします。すると店員が「1万円足りないですよ」と声をかけてきたのです。店員に「あれ、払ったけど…?」と主人公は伝えますが…。1万円足りない出典:CoordiSnap店員は「1万円足りない」と言いはり、子どももぐずっています。焦った主人公は店員の言うとおりに会計を済ませました。しかし、きちんと支払った確信のある主人公は納得がいきません。店長に防犯カメラを見てもらうように頼むことにしました。店長に防犯カメラを確認してもらった結果、レジの店員が主人公の目を盗んでお金をとった可能性があるとのこと。衝撃の真実に、主人公は言葉を失います。結局、店長から謝罪があり返金されることになりましたが…。お金は戻ってきたもののしばらくあの店には行きたくないと思う主人公でした。読者の感想レジで会計中に子どもがぐずり出すと、焦ってしまいどうしても子どもの方を見てしまいますよね。そんなバタバタしているなかでお金をとろうとするなんてあまりにひどい話だし、そんな店には行きたくないですね。(30代/女性)主人公が見ていないのをいいことに、盗むなんて信じられないですね。確認してもらい、返金されてよかったと思いました。(20代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年11月27日俳優の伊藤健太郎が25日、都内で行われた『伊藤健太郎カレンダー2024』発売記念会見に出席した。24日に発売された同カレンダーは、京都と信楽でロケを敢行。和と洋、クラシカルとモダン、スタイリッシュとナチュラル、光と影――美しい自然の中、相対するテーマを融合させて、伊藤の二面性に焦点を当てた。また、今年の7月に信楽で行われたファンクラブイベントのステージ上で、サプライズで撮影された写真の数々も収録。伊藤のさまざまな表情が見られる同作は、卓上にも壁掛けにもなる仕様となっている。伊藤は、同カレンダーについて「自分の中で今までにない表情だったり、今までのカレンダーや写真集とは一風変わった雰囲気があるので、そういった部分も楽しんでいただけたら」と見どころを紹介し、楽しかった撮影エピソードを聞かれると「ファンクラブのイベントもかねて撮影の時間があり、ファンの皆様の前で撮るカットがあって、今までにない経験だったので、すごく新鮮で楽しかったです」と語った。そして、「今年は本当にありがたいことにいろんな方々とお会いしたり、自分の中で挑戦的な作品、今まででやったことがない作品も多かった」と今年を振り返った上で、「来年も引き続きたくさんいろんな人に出会えるように、いろんな作品と出会えるように磨いていきたいと思っています」と来年の抱負を語った伊藤。長期的な目標を聞かれると「大きな目標を掲げていくタイプではないので明確に大きな目標があるわけではないんですが、ずっと現場に立ち続けられる俳優で居続けるというのが、ずっとこれから先も持ち続ける目標だと思っている。現場すごく好きなので、たくさんの現場に出会えるように頑張っていきたいと思います」と語った。プライベートで挑戦したいことについては「キャンプがしたい」と言い、「やったことないわけではないんですが、ガッツリしっかりとテントを張るキャンプもいいなと思っているので、時期がよくなったらやりたいなと思います」と話していた。
2023年11月25日俳優の伊藤健太郎が25日、都内で行われた『伊藤健太郎カレンダー2024』発売記念会見に出席した。24日に発売された同カレンダーは、京都と信楽でロケを敢行。和と洋、クラシカルとモダン、スタイリッシュとナチュラル、光と影――美しい自然の中、相対するテーマを融合させて、伊藤の二面性に焦点を当てた。また、今年の7月に信楽で行われたファンクラブイベントのステージ上で、サプライズで撮影された写真の数々も収録。伊藤のさまざまな表情が見られる同作は、卓上にも壁掛けにもなる仕様となっている。伊藤は、同カレンダーについて「自分の中で今までにない表情だったり、今までのカレンダーや写真集とは一風変わった雰囲気があるので、そういった部分も楽しんでいただけたら」と見どころを紹介し、楽しかった撮影エピソードを聞かれると「ファンクラブのイベントもかねて撮影の時間があり、ファンの皆様の前で撮るカットがあって、今までにない経験だったので、すごく新鮮で楽しかったです」と語った。お気に入りは自然な笑顔のカットで、「自分の写真って笑っているのもなくはないんですけど、クールな顔しているものが多かったり、ああいう笑顔はなかなか今までなかったなと。ヒゲも生えているんですけど、それが新しかったので、おすすめな1枚かなと思って選ばせていただきました」と説明。「限りなく素の自分に近い笑顔で、自分の中で新鮮だなと。クールだけじゃないんだぞ俺は! っていうのを出していこうかなと思います」と笑顔で話した。
2023年11月25日皆さんは買い物中、トラブルに巻き込まれたことはありますか?今回は「レジで消えた1万円の行方」を紹介します。イラスト:たかむらレジで会計中家族でショッピングモールに来ていた主人公。レジで会計をしている最中に、子どもが泣き出してしまいました。お金を出したあと、子どもに声をかけていると…。お金が足りない出典:CoordiSnapお金が足りないと言われた主人公は「払ったはずですけど!」と主張。しかし店員は「あと1万円足りませんよ」と言いました。「子どもも泣いているし、後ろにも人が並んでる…」と思い一旦は会計をすることにした主人公。しかし納得できず、店長に事情を説明しました。すると防犯カメラを確認した結果、レジの店員が1万円を盗んだ可能性が高いことがわかったのです。店長から謝罪され、返金してもらった主人公。しかしレジの店員本人からの謝罪はなく、嫌な気持ちのまま退店することになったのでした。店から遠ざかる原因に…店員の盗みに振り回されたにもかかわらず、店長からしか謝罪してもらえなかった主人公。しばらくその店には行きたくないと思った主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年11月19日一昨年の主演映画『サマーフィルムにのって』など、俳優として活動するかたわら、さまざまなジャンルのクリエイターとコラボし個展を開催。そんな多彩な魅力を発揮する伊藤万理華さんの脳内に迫る。インタビュー中、何気なく「好きなものを大切に大切に育んできたので」という言葉を口にした伊藤万理華さん。まるで当たり前のことであるかのような口調に、根底にある愛情深さを感じた。取材でも、こちらの質問に思い当たる限りの言葉を尽くして返す。役にも作品作りに関しても、そして対峙する人たちに対しても、できる限り誠実に応えようとする人なのだろう。――撮影中、面白い顔や悪い顔までいろんな表情をされていて、かわいくとかきれいに撮られることに固執しないんだなと思いました。いつの頃からか、自分がかわいいとかきれいというところで戦う人間ではないなと思うようになりました。所属していた乃木坂46は容姿端麗で清楚なイメージが強いグループで、そこに追いつけていないことへのコンプレックスもあったかもしれません。――乃木坂46時代に制作した個人PVも個性が突出していました。まだ自分の個性も武器も何かわからない15とか16歳の頃から、面白いクリエイターさんと組ませていただけたことが、今も自分の大きな土台になっています。おかげで映像に興味を持てましたし、私の明るい部分を絶妙なバランスで引き出してもらえたこともラッキーでした。乃木坂46に個人PVという企画があったことや、そこで若いクリエイターさんに撮ってもらおうと企画した運営側の心意気にも感謝しています。ジャケ写やMVを撮るときにも、事前にテーマや物語性の説明があり、アイドルの裏側にこんなに奥深い世界があったんだと、とても感動しました。グループに入らなかったら知らなかったし、興味を持つこともなかったかもしれないなと。――もともとアイドルに憧れが?とくにはなくて…。それ以前にモデル事務所に所属していて、アイドルやCMのオーディションをいっぱい受けていました。その中に乃木坂46があって、知識も情報もなかったけど興味を惹かれました。クラシックバレエを習っていて、踊ることが好きでしたし、両親の仕事がファッションやデザイン系で表現やものづくりが身近だったことも大きいと思います。でも、入るまで自分がカメラの前で笑うとか踊るとか演じるなんて考えたことがなかったので、不思議な縁だなと思います。――グループを辞めるとき、今のような活動は想定していました?辞めてからが茨の道だと聞きますし、世間的に私のことを知らない人の方が多い。当たり前にグループの活動があったアイドル時代とは違い、もはやゼロからでした。落ち込んだ時期もありましたが、おかげでちゃんと仕事ということに向き合えたし、仕事をしないと生活していけないんだ、という当たり前のことを自覚しました。このままだと世間に存在を忘れられて終わってしまう。じゃあどうしたらいいんだろう、自分ができることってなんだろうって考え悩んで、乃木坂46在籍中にパルコで開催した個展(’17年)に思い至って、自分から企画書を書いてパルコさんに持ち込みました。――そこで個展っていう発想になるのが面白いですよね。それだけ当時パルコさんでやらせていただいた個展が、自分にとって大きかったんです。たぶんあれがなかったら、私はこれから何を表現したらいいんだろう、と途方に暮れていたと思います。自分がどういう人間で、どんなことが好きで何をしたいのか、自覚というか…自我の目覚めでした。――でも、自分の表現方法が確立してるからこそですよね。自分は何者になりたいんだって考えたときに答えが見つからず、いろいろなことに手を出してきた感覚です。ただお芝居に関しては、15歳で初めて経験して、こんな夢みたいな世界があるんだと、ときめいたことは覚えています。あのときの現場の音、匂い、照明とかカメラ…すべてが頭にこびりついて離れなかった。その一方で、グループ卒業後の次の仕事を待つ間に再認識した作ることの面白さとか、自分のルーツにあるファッションや写真、ムービー、漫画…そういうものを一緒くたにして、自分を表現する作業もやってみたかった。私はものづくりに助けられたし、いろんなクリエイターさんとの出会いが自分の転機になったという実感がすごくありました。グループに入ったとき、現場にたくさんの人がいて、全員が同じ方向に向かって何かを作っている空間がとても特別なものに感じたんです。それを見るのも好きだったし、自分がその一部になれているのも嬉しかった。あの気持ちは絶対に忘れたくないし、あの瞬間をずっと追いかけて、近づきたくて、ここまでやってきた自覚があります。だから今、自分が憧れの部分にちょっと触れられていることが嬉しいです。あとは、恩返しの気持ちもあります。私に個展をやりませんかと声をかけてくれたパルコさんや、私がクリエイティブなことが好きな人間だと知ってくれて、肯定してくれて、たくさんの素敵な方々と出会わせてくれた乃木坂46の運営さん…。そういう方々に、今こんな作品に関われていますって報告できる環境にあるのが嬉しいし、もっと頑張って喜んでほしいなって思っています。伊藤さん出演の映画『女優は泣かない』は、12月1日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。スキャンダルで仕事を失った女優・梨枝(蓮佛美沙子)の復帰仕事は、生まれ故郷で撮る彼女自身のドキュメンタリー。伊藤さんは、上司から念願のドラマ班への異動をエサにディレクターを押し付けられたADの咲役。監督・脚本は有働佳史。いとう・まりか1996年生まれ、大阪府出身。2011年から’17年まで乃木坂46のメンバーとして活動し、卒業後は俳優として活躍する一方、PARCOで個展を開催するなど、クリエイターとしての才能を発揮。現在、出演ドラマ『時をかけるな、恋人たち』(フジテレビ系)、『ミワさんなりすます』(NHK)が放送中。シャツ¥94,600(baziszt/Diptrics TEL:03・5464・8736)ネックレス¥18,500(Marland Backusinfo@marlandbackus.com)※『anan』2023年11月22日号より。写真・沖島悠希スタイリスト・和田ミリヘア&メイク・外山友香(mod’s hair)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年11月18日舞台『オッドタクシー 金剛石は傷つかない』の公開ゲネプロが8日に東京・シアター1010で行われ、伊藤理々杏(乃木坂46)、佐藤璃果(乃木坂46)、田口愛佳(AKB48)、行天優莉奈(AKB48)が取材に応じた。同作は、2021年に放送されたアニメ『オッドタクシー』の舞台化作で、劇中に登場するアイドルグループ・ミステリーキッス結成までの前日譚が描かれる。2023年1月に東京、2月には大阪で上演され話題となり、再演となる今回は、物語の中心となるミステリーキッスを演じるキャストが一新された。誰もが認める圧倒的なかわいさと底知れぬ野心を持つセンター・二階堂ルイを伊藤、物語のキーパーソンで自分の欲求に正直で無邪気な性格の和田垣さくらを佐藤が演じる。そして、自分に自信がなく控えめな市村しほを田口愛佳、天性の才能を持つ三矢ユキ役を行天が演じる。アイドルグループとしてデビューを目指すミステリーキッスの光と闇を現役アイドルである4名が表現し、カーテンコール後には、ミステリーキッスとしてスペシャルミニライブも実施する。○■乃木坂46 伊藤理々杏、舞台『オッドタクシー 金剛石は傷つかない』会見に登場今回、劇中のアイドルグループ・ミステリーキッスのセンター二階堂ルイを演じる伊藤は「初日ならではの緊張感があるんですけど、ミニライブもあったりするので、お客さんと1つになって楽しめたら」とコメント。同じく乃木坂46の佐藤も「私も緊張しているんですが、皆さんにいい感情を伝えていきたい」と意気込んだ。MCから「座長として意識したことは?」と聞かれた伊藤は「私が座長だということを今知ったんですけど……(笑)。主演4人で主役だなと思っていたのでびっくりしました(笑)」と話し、笑いを誘う。しかし、行天は伊藤に座長としての姿勢を感じたそうで「たくさんシーンがある中で稽古のときから台本を持たずにやっていた。演出のなるせ(ゆうせい)さんも『理々杏ちゃんが座長として引っ張ろうとしている』とおっしゃっていた」と明かすと、伊藤は「え、いつ!? そんなこと言っていたの~?」と驚きの表情を見せていた。公演はシアター1010にて11月8日〜12日、海老名市文化会館 大ホールにて11月25日〜26日。
2023年11月08日舞台『オッドタクシー 金剛石は傷つかない』の囲み取材と公開ゲネプロが8日に東京・シアター1010で行われ、伊藤理々杏(乃木坂46)、佐藤璃果(乃木坂46)、田口愛佳(AKB48)、行天優莉奈(AKB48)が登壇した。同作は、2021年に放送されたアニメ『オッドタクシー』の舞台化作で、劇中に登場するアイドルグループ・ミステリーキッス結成までの前日譚が描かれる。2023年1月に東京、2月には大阪で上演され話題となり、再演となる今回は、物語の中心となるミステリーキッスを演じるキャストが一新された。誰もが認める圧倒的なかわいさと底知れぬ野心を持つセンター・二階堂ルイを伊藤、物語のキーパーソンで自分の欲求に正直で無邪気な性格の和田垣さくらを佐藤が演じる。そして、自分に自信がなく控えめな市村しほを田口愛佳、天性の才能を持つ三矢ユキ役を行天が演じる。アイドルグループとしてデビューを目指すミステリーキッスの光と闇を現役アイドルである4名が表現し、カーテンコール後には、ミステリーキッスとしてスペシャルミニライブも実施する。○■舞台『オッドタクシー 金剛石は傷つかない』公開ゲネプロ&ミニライブ会見でも仲の良い姿を見せていた4人。田口は「この(稽古)期間に信じられないくらい仲良くなって。ただ、劇中ではそんなに仲の良いキャラじゃないので、本番ではその仲の良さがでないように頑張ります!」と話す。稽古序盤はなかなか4人が揃うことがなく、ぎこちない時期もあったというが、後半からはすっかり打ち解けたそうで、行天も「同じアイドルという共通点もあるので、4人で横並びの席に座って1時間半くらいずっと喋っていた」と明かした。今回座長を務める伊藤は「『オッドタクシー』の世界観を皆さんにお伝えしつつも、舞台の良さもお伝えできたらと思います。ミニライブもみんなで1つになって楽しんでいけたらと思いますし、それぞれの(サイリウム)カラーもあるので、推しメンがいらっしゃったらその子のカラーに、いなかったらこの舞台を観て、好きだなと思った子のカラーにしてくれたら嬉しいです」とアピールした。公演はシアター1010にて11月8日〜12日、海老名市文化会館 大ホールにて11月25日〜26日。
2023年11月08日NHKドラマ10「大奥」の演技も話題の蓮佛美沙子が、『サマーフィルムにのって』をはじめ映画やドラマ、舞台で活躍する伊藤万理華と共演する映画『女優は泣かない』から予告編が解禁となった。スキャンダルで女優の仕事を失った主人公・梨枝は、ドラマ部志望の若手ディレクター・咲と共に“女優が生まれ故郷の熊本で素顔を見せる”密着ドキュメンタリー撮影に渋々挑む。互いに衝突しながらも、女優復帰と希望部署への異動をかけて再起を図ろうとする2人。そんな崖っぷちの彼女たちが、家族の問題や才能の限界などの厳しい現実に直面しながらも、やがて自分の居場所、ルーツを再発見するまでを描いていく。今回到着した予告編は、主題歌として発表されている「在日ファンク」の「注意feat.橋本絵莉子」の一部音源も解禁。本作のために、Vo.浜野謙太と元「チャットモンチー」の橋本絵莉子のデュエットが実現している。映像では、蓮佛さん演じる、泣けないことがコンプレックスの“スキャンダル女優”の梨枝と、伊藤さん演じる、「ドキュメンタリーは演出です」と言い切る“生意気なTVディレクター”の咲、かみ合わない2人が衝突しながらも、互いに再起を図るため、ラストチャンスの密着ドキュメンタリー撮影に挑む姿がコミカルに展開。梨枝の同級生でタクシー運転手の拓郎を演じる上川周作、また、梨枝の姉役の三倉茉奈、梨枝の弟役の吉田仁人、梨枝の幼なじみ役の福山翔大、咲の上司役の浜野謙太、居酒屋の女将役の宮崎美子、梨枝の父親役・升毅の姿を見ることができるほか、「仕事か、家族か。」という、梨枝が直面する葛藤もうかがえる。ロケ地の熊本では、熊本Denkikan、セントラルシネマ大牟田の2館にて11月3日(金・祝)から先行公開。4日(土)のDenkikan10時の回の上映後には、主演の蓮佛さん、熊本出身の宮崎さん、有働佳史監督が舞台挨拶に登壇する予定だ。『女優は泣かない』は熊本にて先行公開中、12月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:女優は泣かない 2023年12月1日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© 「女優は泣かない」製作委員会
2023年11月04日今年で41回目を迎える『サントリー1万人の第九』が、12月3日(日)大阪城ホールにて開催される。本公演は、1万人がベートーヴェンの「第九」を合唱するコンサートで、総監督・指揮を25年連続で佐渡裕が務める。「サントリー1万人の第九」チケット情報佐渡裕とともに、コンサートを盛り上げる今年のメインパーソナリティーには俳優の田中圭、第1部で楽曲を披露するゲストにはEXILE TAKAHIROの出演が決定した。素晴らしいゲストを迎え、今年は「ブラボーの復活」をテーマに、2019年以来4年ぶりに、一般から募集した1万人の合唱団を大阪城ホールに迎え、力強い歌声とハーモニーを奏でる。ソロ活動10周年イヤーを迎えたEXILE TAKAHIROは、佐渡裕総監督の指揮、オーケストラとの演奏で共演し、1万人の第九合唱団と一緒に歌うスペシャルバージョンの楽曲も披露する。チケットは、10月20日(金)18:00から24日(火)11:00まで先行抽選プレリザーブの受付を実施。
2023年10月20日蓮佛美沙子と伊藤万理華が共演、スキャンダルで仕事を失った女優とドラマ部志望の若手ディレクターを演じる『女優は泣かない』から、2人の“バディ感”がうかがえる特報映像と、キャスト第2弾と場面スチールが一挙解禁となった。主人公の梨枝は若手ディレクターの咲と共に、“女優が生まれ故郷の熊本で素顔を見せる”密着ドキュメンタリー撮影に渋々挑むことに。互いに衝突しながらも、女優復帰と希望部署への異動をかけて再起を図ろうとする2人。そんながけっぷちの彼女たちが、家族の問題や才能の限界などの厳しい現実に直面しながらも、過ちやコンプレックスを乗り越え、やがて自分の居場所、ルーツを再発見するまでを描く。有働佳史監督は、脚本完成に2年近くを費やし、2021年8月に一度クランクインするも、コロナ禍により2日目にして撮影中断。その後、1年3か月を経て、2022年10月末に再クランクインし、2023年11月に九州先行公開、12月に全国公開を迎える。企画立案から、完成まで6年。まさに有働監督の「地元で映画を撮る」という執念が生み出した渾身の一作となっている。特報映像は、蓮佛さん演じる、泣けないことがコンプレックスの“スキャンダル女優”の梨枝と、伊藤さん演じる「ドキュメンタリーは演出です」と言い切る“生意気なTVディレクター”の咲が、衝突しながらも、密着ドキュメンタリー撮影に挑むコミカルな映像に。そして、主題歌は「在日ファンク」の「注意 feat.橋本絵莉子」に決定。本作のためにVo.浜野謙太と元「チャットモンチー」のVo.橋本絵莉子のデュエット曲として新録された。さらに新たなキャスト情報として、三倉茉奈、吉田仁人、青木ラブ、幸田尚子、福山翔大、緋田康人、主題歌も担当する浜野さん、宮崎美子、升毅の出演とともに場面スチール&キャラクター写真19点も解禁された。『女優は泣かない』は12月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:女優は泣かない 2023年12月1日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© 「女優は泣かない」製作委員会
2023年10月10日WOWOWが新たに挑戦するモキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』が、2024年1月に放送・配信されることが決定。併せて柄本時生と伊藤万理華が主演を務めることが発表された。『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』では、今の世の中にある様々な問題や社会の矛盾を、モキュメンタリーという手法で描き、真実に迫っていく。突如発見された異次元への扉「ポータル」。何の変哲もないドアの向こうに広がっていたのは、この世界とは別の歴史を辿った並行世界。ドアの向こうの世界を「PORTAL」と名付け、その内部観察が始まってから今年で50年。『PORTAL-X』は、各ポータルの失敗事例を我々の社会に活かすことを目的に、長年にわたって放送されてきた番組だ。あらゆる並行世界をリポートする新人番組ディレクターのカイフ(柄本)と、番組カメラマンのルナ(伊藤)の2人が取材する様々な並行世界・ポータルは、歴史の転換点で選択を誤り、取り返しのつかない状況に陥っている世界ばかり。カメラに映るのは食糧難、不死が実現した世界、真の多様性を獲得できなかった社会、極端な少子化、運に頼り切る世界。取材を重ねるごとに、明らかになっていくのは、この世界の輪郭と並行世界「PORTAL」の秘密だった――。脚本・監督は、2021年にWOWOWで放送・配信された『ザ・モキュメンタリーズ ~カメラがとらえた架空世界~』で放送文化基金の奨励賞を受賞するなど、大きな評価を受けた伊藤峻太が務めている。■監督・伊藤峻太 コメントすごいのが誕生しました。せっかく作るなら、前作『ザ・モキュメンタリーズ ~カメラがとらえた架空世界~』とはまた種類の違う、さらに大きな規模の作品にしたいと意気込んで頭をひねり続けたこの企画。主演の時生さんと万理華さんをはじめ、スタッフ・キャストみんなで試行錯誤を重ね、徹底的に「リアル」「ワクワク」「皮肉」「いま作る意味」を追求しました。自分が今持っているクリエイティブの能力を総動員してお送りする、SFモキュメンタリーです。現実と架空の境い目が曖昧になって脳が揺さぶられる感覚を、ぜひ味わってください。■柄本時生 コメント伊藤監督の想像力が満載になっていて、こんな作品に携われたことをすごく嬉しく思います。現代社会の問題をユーモラスに描いている作品になっております。そしてまさか僕が、出演兼カメラマンをやることになるとは思っていなかったです。そしてもう一人のいとうさんの落ち着きまくった姿、、、必見です。是非楽しんでください。■伊藤万理華 コメントポータルリポーターと共に各ポータルを記録するカメラマンとして参加しました。実際にカメラを回しながら撮影したので、ルナ目線でのポータルの世界が拡がっています。一歩間違えたらそうなっていたかもしれない世界を体感して、いまだに好奇心と恐怖に揺れています!「不思議」という一言では片付けられません。今ある常識は、常識ではないのかもしれません。創作の無限の可能性が詰め込まれています。<番組情報>モキュメンタリー『PORTAL-X ~ドアの向こうの観察記録~』(全8話)2024年1月 WOWOWで放送・配信公式サイト:
2023年10月05日NHKにて放送予定のドラマ「ミワさんなりすます」に、恒松祐里、山口紗弥加、片桐はいり、小泉もえこ、伊藤万理華、高岡早紀が出演することが分かった。本作は、他人になりすまし、推しの家に潜入する衝撃の「なりすまし」ストーリー。松本穂香が映画好きの久保田ミワ、堤真一がミワの“推し”である俳優・八海崇を演じる。今回新たに出演が発表された恒松祐里が演じるのは、ミワがなりすましている美羽さくら。ミワの弱みを握り翻弄しながらも、次第に興味を持っていく。山口紗弥加が演じるのは、八海の敏腕マネージャー・藤浦華純。売れない時代から二人三脚で歩み、超一流俳優に押し上げた人物で、ミワに疑惑の目を向ける。恒松祐里/美羽さくら役また、八海邸の家政婦として、片桐はいりと小泉もえこが決定。片桐さん演じるフランス語や料理が得意なベテラン・一駒和枝は、ミワの本質を突く発言をたびたび繰り出してはミワを慌てさせる。小泉さん演じる池月海玲は、慣れない家政婦業に悪戦苦闘するミワをさりげなくフォローする人物だ。片桐はいり/一駒和枝役そして、次世代の国際派俳優・五十嵐凛役で伊藤万理華が出演。共演中の八海との距離も近く、ミワに思わぬ嫉妬心を呼び起こす。誰もが認めるトップ俳優・越乃彩梅役には高岡早紀。八海とは長く共に映画界を歩んできた旧知の仲で、その心情の変化にも敏感。ミワと八海の特別な関係性をいち早く見抜く。高岡早紀/越乃彩梅役「ミワさんなりすます」は10月16日より毎週月~木曜日22時45分~NHK総合にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月03日