私は、生理が始まると吐き気や体の冷えを感じることが多いです。生理と被ってしまったその日、私は同僚と野外コンサートに参加していたのですが……。 体が冷えて動けない私は、子どものころから体が冷えやすい体質でした。特に生理中は、体の冷えを強く感じます。10代や20代のころは若さでなんとか乗り切っていましたが、30代になってからは以前にも増して冷えがつらく感じるように。 あるとき、職場の同僚と野外コンサートへ出かけました。タイミング悪く生理がきてしまったので、念のために大きめのナプキンをつけてから家を出た私。コンサート中は音楽に夢中で体の冷えは気になりませんでしたが、終演後、なぜだか急に体が冷たくなってしまったのです。 同僚に助けられ…動くのもつらいほど冷えてしまい、真っ青になって震えている私を見て、同僚も「大丈夫!? 顔色が悪いよ」とびっくり。生理のときは体が冷えてしまうことを伝えると、同僚が近くのコンビニエンスストアで温かいお茶と使い捨てカイロを買ってきてくれたのです。 温かいお茶をひと口飲むと、全身がラクになりました。使い捨てカイロをおなかにあてると、だんだんと冷えもおさまり、ようやく動けるようになった私。この日は野外コンサートだったので、いつもより体が冷えてしまったのかもしれません。動けなくなったときは焦りましたが、私の体調を気づかってくれた同僚には、心から感謝しています。 私の場合、生理中は絶対に体を冷やしてはいけないのだと改めて学びました。野外コンサートでの失敗以降、生理期間中は屋外での長時間の外出は極力控え、おなかまわりを冷やさないように気をつけるようにしています。 著者/綾小路笹子作画/おみき監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年02月11日今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介します!是非参考にしてみて下さいね♪オフィスでの作業中に感じる寒さ、特に足元の冷えは集中力を妨げることがあります。それによって仕事の効率も下がってしまうこともあるでしょう。そこで、デスクヒーターや電気あんかといったアイテムを活用して、オフィスでの足元対策を行うことをおすすめします。今回は、それについて詳しく解説します。オフィスが寒い!効果的な足元対策とは?オフィスの暖房は上に温かい空気がたまり、下に冷たい空気がたまる特性があります。そのため、足元が寒く感じることがあります。特に冷え性の方にとっては、冬のオフィスはつらいものでしょう。そこで、以下の3つの方法を試してみてください。1. デスクヒーターデスクヒーターは足元を効率的に温めてくれます。コンセントから電源を取れるので、オフィスでの寒いと感じた時にすぐに使用できます。デスクの下に設置する小型の暖房器具です。パネル型やマット型、スタンド型などの種類があります。デスクの形やサイズに合わせて選ぶとよいでしょう。2. 電気あんか電源が使える場合は、電気あんかもおすすめです。USBポートを利用して電源を取るタイプもあります。平型や山形タイプなどさまざまな形状がありますので、自分に合ったタイプを選びましょう。3. 段ボールこたつ電源が使えない場合は、段ボールを活用してみてください。小さめの段ボールをデスクの下に置き、足を入れることで床からの冷気を遮断できます。湯たんぽやブランケットを組み合わせると、さらに足元を温かく保つことができます。結論オフィスでの足元対策は、デスクヒーターや電気あんかなどのアイテムを活用することが有効です。自分のオフィスに合った暖房器具を選ぶことが重要です。電源を節約したい場合は、段ボールを使った対策も一考です。快適なオフィス環境を作り、効率的に業務を進めましょう。明日の私をちょっと楽に♪今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介しました!ぜひ参考にしてみてくださいね♪(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月04日更年期なのか、体の末端の冷えがひどくなり、生理は前よりも短く、重さを感じ始めている今日このごろ。そんなときに知ったのがよもぎ蒸しパッド。これを寒い日に着けることで、生理前の腹痛が少なくなったような気がしています。よもぎ蒸しパッドを使ってみた体験談を紹介します。閉経前?生理痛が変わってきた私更年期になると、生理痛がひどくなったり軽くなったりする人が多いようで、私の場合は前よりも日数が短くなり、重くなりました。前までは1週間あった生理が、5日間くらいになり、短期間に。その分、初日や2日目はかなり重くなり、これまでになかった腹痛も起こるようになりました。ひどいときは血が足りなく貧血のようにもなるため、日中でも休めるときには横になるようにしています。生理の終わりがけには頭痛もあります。ネットで調べると、生理の周期や日数、生理痛について、人それぞれで軽くなる人、重くなる人がいるようですが、私の場合は日数は減ったものの、その分1日あたりが重く感じるようになっています。そして、冷えによるのか、生理ではないタイミングでの脇腹の痛みも感じるようになりました。生理痛に関して個人差はありそうですが、若かったときと比較して違いを感じていて、そんなときに取り入れてみたのが、よもぎ蒸しパッドです。よもぎ蒸しパッドとは何?よもぎ蒸しパッドは、よもぎが織り込まれた生理用ナプキンのようなものに専用のカイロを貼って下着に装着するもので、下半身が温かくなります。過去に韓国旅行をしたときに見つけ、使用感がよかった記憶がありました。近くのドラッグストアでは見かけないものの、ネット通販で売っているのを見つけてまとめ買い。7パック1,216円なので1パックあたり約174円で購入しました。有名なメーカーのものは、ウィズフェム、ダナミがあり、これらの商品を購入しています。よもぎ蒸しパッドを着けることで下着部分から5時間程度、下半身を温めてくれます。私がよもぎ蒸しパッドを付けるのは生理後や排卵期、生理前です。体を芯から温めることで、冷え対策、生理痛予防になるのだそうで、更年期女性にとってはよさそうなアイテムに思いました。生理の変化を感じ始めている私は、冷えによる体調不良などが和らぐことを期待して付けてみました。付けると下半身がじんわり温まり、それだけで気持ち良く感じます。下半身が温まると寒い日でも快適に過ごせるような気がします。よもぎ蒸しとのことですが、個人的にはよもぎの香りはあまり感じません。よもぎ蒸しパッドには注意点もよもぎ蒸しパッドは注意したいことがいくつかあります。まず、生理中は着けられないこと。そして、寝ているときは着けてはダメなこと。また、当然のことかもしれませんが、直接カイロ部分を肌に着けないことです。生理中のときこそ下腹部を温めたいので使いたくなるのですが、においのこともありそうなので、そこはぐっと我慢しています。また、寝ているときは着けてはダメだったり、カイロ部分を肌に当ててはダメなので、私の場合は休日、家にいるときに着けるようにして、何か異変があればすぐに外せる状態にしています。リラックスタイムに下腹部がじんわり温まることで、冷えを感じにくくなり、気持ちが和らぎます。下着に装着しておき、温かさがなくなったら使い捨てできるのも気に入っています。まとめよもぎ蒸しパッドを使うのは外出の予定がない冷えが気になるタイミングだけで、使い始めてからまだ日は浅いです。しかし、使ってみると、下半身が温められることによりリラックス効果が感じられて欠かせないアイテムになってきました。生理中ではないタイミングで、冷えのせいなのか脇腹が痛むことがあったのですが、よもぎ蒸しパッドを使い始めてからはこの痛みがなくなったため、もしかして使い始めたおかげなのかもと感じます。体調不調を感じないよう定期的に使って、調子を見ていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/Kumiko3(43歳)夫と小学生2人の4人家族。Webライター。子育てしながらの仕事は想像以上に大変。アラサーよりも疲れやすく、美容院では肩凝りを指摘され、夕方にはエネルギー切れ。白髪も生えてきて、毎日イライラするのはもしかして更年期!?それでも身だしなみは整えて、目指せナチュラル若見えキラキラ美人!
2024年02月01日冬になると気になる「手足の冷え」。私は年々身体の冷えがひどくなっていて、机に座ってパソコンで作業をしていると足の指先が凍ってるんじゃないかと思うほど冷たくなってしまいます。「これはなんとかせねば!」と意を決して飛び立った先は、沖縄最高峰のラグジュアリーリゾート「星のや沖縄」。2月29日まで開催中の「気巡りスパイス滞在」で身体の巡りを良くするおこもり美容旅を体験してきたので、詳しくレポートします。■心もリフレッシュできる楽園。「星のや沖縄」星のや沖縄の「気巡りスパイス滞在」は冬でも15度を下回ることがほとんど無く、屋外での運動にも適した沖縄で、良質な「食事」と「運動」、そして東洋医学の考えを取り入れた「スパ」を通して、寒い冬を乗り越える身体づくりを目指す2泊3日のプログラム。全室オーシャンフロントのラグジュアリーな空間も素晴らしく、肩の力を抜いてリラックスしながら滞在を楽しめます。アクセスは那覇空港より車で約60分。予約制の空港リムジンバスを利用して訪れることも可能です。到着すると、案内されるのは深海をイメージしたレセプション。ここから先は宿泊者しか入れない未知の領域で、「いよいよ中へ……!」と期待を膨らませながら進んでいきます。レセプションで日常から非日常へと心を切り替え、カートで客室近くに送迎してもらいました。「中に入れた!」と思いきや、目の前に現れたのは高さ約4.5mの壁。星のや沖縄を象徴する「グスクウォール」です。グスクとは琉球時代の城で、そのグスクから着想を得た壁が約1kmにわたって連なっています。ランダムに見える穴は実は伝統的な織物「読谷山花織」の模様。縁起の良い「ジンバナ(裕福さ)」「オージバナ(子孫繁栄)」、「カジマヤー(長寿)」の3つの模様が縦に並んでいます。ドキドキしながらグスクウォールの中に足を踏み入れると、そこは地上の楽園……! 南国らしい花々が咲き乱れ、鳥のさえずりが聴こえてきました。温暖な気候のため一年中花が咲き、広々とした敷地を歩いているだけで癒やされました。客室は4タイプあり、今回は「フゥシ」に宿泊。海を目の前に望む「土間ダイニング」を中心に、掘りごたつ式のリビングとベッドルームが両端にレイアウトされています。定員4人、約93~94平米のフゥシはとっても広々! 全室スイートルームも星のや沖縄の特徴です。驚くほど美しかったのが「ベッドルーム」。壁紙が一面、琉球紅型で彩られていました……! 客室のタイプごとにデザインが変わり、フゥシのテーマは「ブーゲンビリア」。よく見ると星のや沖縄近くにある「やちむんの里」の登り窯や、琉球ガラスを製作している風景が描かれていました。デザインは那覇市出身の紅型作家・宮城守男さんによるもので、原画がパブリックスペースの「集いの館」に展示されています。掘りごたつ式のリビングはブーゲンビリアの壁紙に合わせた紫色。やちむんの湯呑みを片手にゆったりと腰を落ち着け、海を眺めることができるスペースです。■宿泊者無料。ふわふわの泡を頬張る「ぶくぶく茶」を体験続いて向かったのは伝統的な沖縄の赤瓦が印象的な「道場」。時間ごとにさまざまな沖縄の文化を体験できる施設で、15:00〜16:30には「海辺のひととき」として、「ぶくぶく茶」を宿泊者全員が無料で飲むことができます。ぶくぶく茶とは、沖縄の港町で航海をする旅人の幸せを願って振る舞われた古来の風習です。ぶくぶく茶の点て方は、まず煎った米を硬水で煮詰めた「煎り米茶」と「さんぴん茶」を1:2の割合で器に入れます。そして大きな茶筅で豪快に泡立て、最後にピーナッツをトッピングすれば完成! ふわふわの泡は煎ったお米の香ばしい香りが心地よく、頬張るように飲むのが正解です。お茶菓子としてちんすこうも添えられ、ほっとひと息つくことができました。■沖縄のスパイスやハーブでオリジナルオイル&シロップを作るぶくぶく茶を満喫したら、道場内のキッチンスタジオ「ゆがふキッチン」で「気巡りスパイス滞在」の初日に行うワークショップに参加。沖縄に古くから伝わるスパイスやハーブの効能を学びながら「スパイスオイル」と「スパイスシロップ」を作ります。合わせるスパイス・ハーブは自由自在。冷え改善やエネルギーの代謝を助けてくれる沖縄の島胡椒「ピパーチ」、身体を内側から温めて胃腸に働きかける琉球シナモン「カラキ」、医者泣かせ草の異名を持ち、沖縄のおばぁに古くから親しまれている「コヘンルーダ」など、40種類以上から自分好みに組み合わせます。乾燥スパイスだけではなく、キッチン隣のガーデンで収穫するフレッシュなものも使用可能。自分の体調に合わせたハーブを選びながら、収穫するのは楽しいひとときです。オイル用、シロップ用のスパイス・ハーブを選んだら、それぞれ材料を合わせて熱を加えていきます。シロップは沸騰してから約15分煮詰め、オイルはスパイスの香りが立ってきたらできあがりです。完成したオイルとシロップは自宅に持って帰れるほか、滞在中にも楽しめるのがうれしいポイント。客室には炭酸水・ジンジャーエール・ビールが用意され、作ったシロップと割って飲むことができます。私はピパーチやカラキを中心に選び、ほんのりスパイシーだけど甘みのあるカラキでバランスの良いシロップになりました。お湯で割るだけでもおいしく、身体ポッカポカ!■沖縄らしい食材とともに。健やかな美を目指すディナー初日のディナーはダイニングで「琉球シチリアーナ~Bellezza~」に舌鼓。沖縄で親しまれている⾷材にシチリア料理の技法を合わせ 、健やかな美へと繋ぐことをコンセプトにした冬限定のコースです。気巡りスパイス滞在は夕食2回付きで、2日目の夕食は「スパイス香る琉球しゃぶしゃぶ」となります。「琉球シチリアーナ~Bellezza~」は「畑小さな前菜」「海クルマエビのジュレ ケールとアーサー」のように、料理のテーマを漢字一文字で表しているのが特徴。「畑小さな前菜」はカリフラワーと紅芋のフリットやナーベーラー(ヘチマ)とナスのカポナータなど4品が一皿に盛り付けられ、その美しさと一品ずつの質の高さに気分が高まりました。おすすめされたイタリア産スパークリングワインとの相性もぴったり!「潤てびちのコッパとインサラータ」は沖縄らしいてびちを、イタリアの郷土料理である豚肉のコラーゲン寄せ「コッパ・ディ・マイアーレ」の調理法で仕上げた一品。「潤」というテーマのとおり豚肉のコラーゲンを感じるリッチな味わいで、タンカン入りのパセリやアンチョビを合わせたソース「サルサ・ベルデ」とともに楽しみました。メインは「酵豚肉のロートロ、発酵コンディメント」。ロートロとはイタリア語で巻くという意味で、島野菜を薄切りにした豚肉で巻いています。豆腐よう×リコッタチーズクリーム、発酵パパイヤ、ピパーチなど8種類のコンディメントから自分の好きなように組み合わせて食べるのが面白く、味付けを変えるだけでまったく違う料理に変化しました。何より臭みのない柔らかな豚肉が絶品……!■美しい海を見ながら。身体を動かし、巡らせる2日目の朝は太陽がのぼる前に起きて、道場で「朝の鍛錬深呼吸」に参加。4拍吸い、8拍で吐くという基本の深呼吸をベースにストレッチを行い、起きたての身体を目覚めさせていきます。身体を動かしているとだんだんとあたりが明るくなり、目の前には美しい海が見えてきました……!「気巡りスパイス滞在」はスパイスで内側から整えるだけではなく、「運動」も大切なポイント。ビーチ沿いを歩く「浜ウォーク」、プールで水圧を利用して身体を動かす「浮遊浴とエクササイズ」、海を目の前にビーチでストレッチを行う「浜かじ鍛錬深呼吸」の特別プログラムが含まれており、2日目・3日目で体験できます。プールは加温式なので冬でも問題なく利用可能。海と一体化したようなインフィニティプールで身体を動かすと、心身ともにリフレッシュできます!■月桃の花束に包まれてるよう……至福のトリートメント昼食「スパイシー沖縄そば」を食べた後は、気巡りスパイス滞在のメインの一つであるスパトリートメントで癒やしのひととき。沖縄の代表的なハーブ「月桃」のオイルや月桃玉を使った、星のや沖縄スパのオリジナルトリートメント「月(90分)」を体験できます。「月桃は抗酸化作用に優れ、ポリフェノールが赤ワインの約34倍も含まれているんですよ」とセラピストさんが教えてくれました。丁寧なカウンセリングを受けた後、足浴で足を清めてトリートメント開始。足先から頭皮まで月桃オイルを使ったオイルマッサージのほか、月桃を黒米粉や長命草とともに練って蒸しあげたハーブボール「月桃玉」をふくらはぎ、背中、デコルテにあてていきます。温かい月桃玉はポンポンとあててもらうだけで心地よく、つい寝てしまいそうなほど……。そして上半身のマッサージでは月桃の香りが強く香り、まるで月桃の花束に包まれているかのようでした。幸せ……。■自分で作ったスパイスオイルで食べる新鮮サラダ3日目の朝は客室で「スパイスオイルを味わうサラダ」に舌鼓。1日目に自分で作ったスパイスオイルを使ってオリジナルドレッシングを作り、新鮮なサラダにかけていただきます。気巡りスパイス滞在は朝食が2回付き、2日目は「薬膳ボロボロジューシー」です。ドレッシングはスパイスオイルと朝食で用意されるさとうきび酢を1:1の割合で混ぜ、沖縄の塩で味を整えます。食べてみると、複雑なスパイスの香りとさとうきび酢の酸味が絶妙で、自分で作ったとは思えないほどおいしかったです! 朝食はほかにスクランブルエッグ、ソーセージ、ハム、コーンスープ、ヨーグルト、パン、月桃種茶、さとうきび茶付き。スパイスシロップをヨーグルトにかけたり、月桃種茶に混ぜたりしてもおいしく、新たなスパイスの楽しみ方を学べました。食事、運動、スパを通して身体を整え、心もリフレッシュできた2泊3日の「気巡りスパイス滞在」。帰宅後もお腹を率先して温めたり、スパイス入りのドリンクを自分で作って飲んだりすると、身体がポカポカに……! 冷えに悩んでいても対処法がわからなかったので、それを知ることができたのがうれしかったです。沖縄のラグジュアリーリゾートで美と健康を目指す滞在、自分へのご褒美におすすめですよ。・星のや沖縄「気巡りスパイス滞在」住所:沖縄県中頭郡読谷村儀間474料金:83,000円(サービス料込、宿泊料別、2週間前までに予約)含まれるもの:スパイスワークショップ、星のや沖縄スパ 「月」1回、夕食2回、朝食2回、昼食1回、 入浴セット2回、プールでのエクササイズと浮遊浴参加、浜ウォーキング体験、 浜かじ鍛錬深呼吸参加HP:(撮影・取材・文:小浜みゆ)
2024年01月27日「靴下をはいていても足先が冷たくなってしまう」という人も多いのではないでしょうか。冷えて冷えて仕方がない時に、簡単に足先の冷えを予防できる方法を紹介します。アルミホイルで床の冷えをシャットアウト足先の冷えが気になる人におすすめのアイディアを紹介しているのは、しーばママ(shi_bamama)さんです。Instagram上で主婦に役立つライフハック術を多数投稿していて、足先の冷えを予防する方法もその1つ。家にあるものを使って、誰でも簡単に冷え予防できます。靴下をはいていても、つま先は冷えがち。足先が冷えていると、全身ひんやりしてしまうため、どうにか工夫したいところです。このような時に役立つのが、まさかの「アルミホイル」です。アルミホイルを適当な大きさにカットしたら…。靴下の上から、足先を包んでいきましょう。上からさらに靴下をはいて、アルミホイルを固定します。たったこれだけで手順は完了。冷たい床の上を歩いても、冷えを感じにくくなりますよ。実家や職場でも大活躍の裏技足先の冷えを感じた時、もこもこの靴下を重ねたり、スリッパをはくといった対策が可能ですが、外出時・外出先ではそうもいかないことも。しーばママさんの場合、「(義)実家はいつも床が冷たい…」と感じているそう。靴下の下にアルミホイルを巻いておくだけなら、誰にもバレずにこっそり対策できそうです。滞在中も、室温によるストレスを感じにくくなるでしょう。ちなみにこちらの裏技に対して、しーばママさんからは「動き回るとアルミホイルがボロボロになるから気を付けて」というアドバイスが。「屋外でアクティブに過ごす時」ではなく、「じっとしていて足先から全身に冷えが上がってくるような状況」で実践するのがおすすめですよ。足先の冷えが気になり、家の中でも分厚い靴下が欠かせない…という人も多いのではないでしょうか。冷えを予防するためには、ぜひアルミホイルを活用してみてください。しーばママさんが紹介する方法は、災害時にも有効です。足先の冷えを予防できれば、全身の体温低下を防げるでしょう。※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。 この投稿をInstagramで見る しーばママ|ライフハックに沼った主婦(@shi_bamama)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2024年01月17日この冬は寒暖差に加え、12月末は急激に気温が下がって体調を崩す人も増えた。特に冷えに悩む人には辛い日が続いている。冷えは、体のあらゆる不調を引き起こすので、この時期、特に注意が必要だと語るのは、日本手技療法士など多数の資格を持ち、『不調を解消する すごい足温め』(あさ出版)の著者でもある吉田佳代さん。「足裏を温めると健康に長生きできます。そして、体の不調の原因は、足の裏で分かるのです。例えば、内臓に不調がある場合、生臭いニオイや焦げたニオイがすることがあります」まずは“足の裏チェック”で体の不調の原因を探ってみよう。【1】足の裏が黄色い不調の原因:肉体疲労、肝臓や胆のうが弱っている。睡眠不足や過労などで体が疲れている。【2】足の裏が焦げたようなニオイがする不調の原因:欲求不満でイライラしたり、怒りなどを溜め込んでいてストレスがある。【3】親指の下のふくらみに角質がある不調の原因:甲状腺や副甲状腺機能のバランスが崩れている。【4】足裏の中央にシワがある不調の原因:腎臓系が弱っている。「冷えの原因は、ホルモンバランスの乱れや筋肉量の減少など、さまざまありますが、まず自分の不調の原因を足の状態から判断し、これを改善することによって、体質改善にもつなげようという考え方です」「足から生臭いニオイを感じた方は、肺が弱っていることが考えられます。東洋医学では、皮膚と肺は関係していると言われているので、皮膚を摩擦することによって肺が強くなります。乾布摩擦をすると、全身に温かい血液がまわってくるのは、そのためです」■内側からポカポカ!カンタン足温め法・タオルで「足裏こすり」椅子に座り、タオルで足の裏を左右にこする。1日2~3分でOK。「冷えに慣れすぎると、体の温度調整機能がうまくできません。そのような状態が続くと、体が冷えていることに気づかず、どんどん悪化することに。そこで、効率よく全身を温められる足裏のケアをすれば、溜まった老廃物を排出しやすくなります。『足裏こすり』のような手軽にできる温め方法を取り入れて習慣にすることが大切。また、更年期は冷えやのぼせの症状があるので、頭寒足熱を意識しましょう」ゆっくりテレビを見ている時などに、ぴったりな「足裏こすり」。筋トレやストレッチ、マッサージをするのは面倒だが、これなら誰でも簡単にできそうだ。■全体重がかかる足首がズレていると老廃物が溜まりやすい『足裏こすり」に加えて、もう1つおすすめしたいのが、『足首こすり』。足裏を温めても、足首が歪んでいると効果が出にくいそうだ。「セミナーなどで、みなさんに膝立ちをしてもらうと、姿勢がぐっと良くなるんです。なぜなら、膝立ちは体のバランスを取りやすく、骨盤の位置が正しい位置に戻るからです。でも、普通に立つと、また姿勢が崩れてしまう人がほとんど。それは、膝から下に問題があるということなのです。特に体の土台となる足首が歪んでいると老廃物が溜まりやすくなり、たとえ骨盤の歪みを整えても、全体重がかかっている足首がズレていたら血流は良くなりません。そこで早速今日からやっていただきたいのが、『足首こすり』。足首の前側の部分を両手の親指で左右にさするだけ。触るとゴリゴリするなら骨がズレている証拠。正しい位置に戻るとゴリゴリしなくなります」「毎日続けると、ゴリゴリが減って歪みが整います。そうすると、ふくらはぎや太ももなどの血流も良くなり、代謝が上がって足のむくみの改善にもつながります。最初は、ゴリゴリ感がひどいと思いますが、お風呂上りにおこなっていると、だんだんゴリゴリ感が減ってきますので、ぜひ続けてください」「ふくらはぎ=第二の心臓、足裏=第二の脳、趾(あしゆび)=全身の土台」といわれるように、「足」が正常に作用することで人は健康的な体を維持できる。「足を温める」ことは、その第一歩だ。単なる「冷え」だと流さずに、今年の冬は足裏を温めて、不調知らずで過ごしたいものだ。【教えてくれたのは……】吉田佳代(よしだかよ)さん。日本手技療法士や体幹ストレッチインストラクターなど多数の資格を持つ。著書に『不調を解消する すごい足温め』(あさ出版/監修:医学博士白澤卓二氏)がある。自然医学の理論と健康・美容技能の解析と応用を学ぶ。骨・筋肉・経絡・経穴・リンパのすべてからさまざまな不調にアプローチした独自の足ツボ療法および、全身オイル整体技術を開発。
2024年01月12日冬といえば、手先や足先など“体の冷え”を感じやすいですよね。気温の低下によって体が冷えるだけでなく、代謝の低下がさらに冷えを加速させることも。そこで今回は、エステティシャンの筆者が実践する温活習慣についてご紹介します。冬の体の冷えとは?冬のあいだ、「手先や足先が冷たい」「体が冷える」と感じることがある人も多いのではないでしょうか。冬に感じる冷えは外気の寒さだけではなく、運動不足による筋力の低下、体温の低下、血液のめぐりの低下などが原因とも考えられています。冬になると冷えを強く感じる人は、衣類や暖房器具で温めることに加えて、体そのものの燃焼力(エンジン)を高めることも大切と言えます、起床時は体温が下がりやすい人の体温は1日の中で変動します。日中や夕方は体が活動モードなので体温が高めですが、休息モードに入る夜にかけて体温が下がる傾向。さらに、動きが少なくなる就寝時(深夜)から気温が下がりやすい明け方は、より体温が低くなりやすいとされています。こういったことから、「朝が特に寒い」「足先が冷たい」「起きづらい」と感じやすくなるのです。【エステティシャンが実践している温活習慣】目が覚めたら布団の中で体を動かす体を起こし、着る毛布などを着る身支度をしながら体を動かす白湯を飲む朝食を食べる運動不足は冷えを感じやすい長時間立ちっぱなし・座りっぱなしなど体の動きが少ないと、筋肉が動かず血液のめぐりが停滞し、手先や足先といった先端の冷えを感じやすくなることも。【エステティシャンが実践している温活習慣】休憩時間などに腕を回す、太ももを動かすなど、大きく体を動かしてストレッチするウォーキングをする、自転車をこぐなど体を動かす温かい素材のインナーや靴下を着用する、暖房器具を使うなど防寒対策をするお風呂前後も体が冷えやすい脱衣所が寒かったり、せっかくお風呂で温まったのに寝るときには冷えていたりと、お風呂の前後に寒いと感じることもありますよね。【エステティシャンが実践している温活習慣】お風呂に入る前にヒーターなどで脱衣所を暖かくしておく湯船に20~30分ほど浸かり、体を温める湯船に浸かっているあいだ簡単なストレッチをするお風呂上がりは暖かいパジャマ・靴下・着る毛布などで暖かくする就寝前はお布団の中や足元に湯たんぽを入れるまとめ冬は外気の寒さによる冷えだけでなく、日々の生活の中でも冷えを招く場面がたくさんあります。暖かい衣類、防寒グッズ、暖房器具の活用以外にも、体そのものを動かす、体を温める食べ物や飲み物を選ぶなど、体を冷やさないように工夫してみてくださいね。©maroke/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock筆者情報寒川あゆみ大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty文/寒川あゆみ
2023年12月19日今すぐできる冷えとりワザ11月20日、心身の不調の原因となる冷えの対策を紹介する女性向けの新刊『ココロとカラダの不調が消える 今すぐ、冷えとり!』がオレンジページから発売された。価格は1595円(税込)である。オレンジページは2016年に『本当にすごい 冷えとり百科』を発売しており、新刊はその内容を加筆、修正したものとなっている。医師や専門家32人による冷え対策男性よりも冷えに悩みがちな女性。熱は筋肉より生み出されるが、もともと女性は筋肉量が少ないため、カラダが冷えやすく、冷暖房の環境、ダイエット、ファッションなども冷え性に関係している。また、女性特有のライフステージの変化がホルモンバランスに影響を与え、冷え性になりやすいという。新刊では、医師や専門家32人が簡単で即効性のある冷え対策を紹介。頭痛、だるさ、肩こりなどの身体的な不調のほか、イライラや落ち込みといった精神的な不調にも効果が期待できる。美肌になって太りにくくなり、睡眠を改善する運動や食事などの生活習慣、マッサージ、ファッションなど、簡単なセルフケアが掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※ココロとカラダの不調が消える 今すぐ、冷えとり! ‐ オレンジページの本 ‐ オレンジページnet
2023年12月04日園に到着すると、耳冷たくない? 帰宅すると、手が冷たいね。朝晩の寒さに体の冷えを感じる季節になりましたね。自転車送迎は、これからが寒さとの勝負ですよね。どうか風邪をひきませんように、元気でいられますように、手も首も耳も寒さを感じるパーツがなくなりますように。今回は、本格的な寒さがやってくる前にチェックしておきたい、自転車送迎キッズの寒さ対策装備アイテムをまとめてご紹介します。毎年人気のブランケット、新発売の耳用アイデア商品、そしてキッズの安全+頭のオシャレまで、全3アイテムを見ていきましょう。【1】 人気の防寒ブランケット、新色出ました!子乗せ自転車、冬の必需品といえばコレです。毎年人気の「kukka ja puu(クッカヤプー)防寒ブランケット」から、今年の新色が登場しました。今年のカラーバリエーションは、こちらの3色です。・ ミントグリーン(新色)・ グレイッシュピンク(ピンクがリニューアル)・ ブラック(定番)寒空に映えるミント×白ボアの新色もいいし、よりグレイッシュな色味になったピンクも落ち着いていてかわいいし、定番のブラックもかっこよくて長く使えそうですよね。すでにこのブランケットをお持ちの方からは、こんなお声をいただいています。「寒い日の朝でも”あったかーい”と言って身につけてくれます。」「手軽で暖かくて、子供も喜んでいます。」「落ち着いた色も可愛く、温かくて自転車に乗る時に娘も気に入っています。」「表面が撥水加工されているのも良いです。」(ご購入レビューより)首元まですっぽりボアで暖かく、手袋いらずで手も風よけできるポケット付きです。巻き込み防止形状なので、ベビーカーにも自転車のフロントにもリアシートにもお使いいただけます。忙しい朝も、これなら玄関でサッと巻いてボタンを留めれば、すぐに出発準備OK。冬の通園もプール教室の後も、ぬくぬくブランケットを巻いてしっかり寒さ対策をして体調管理してあげたいですね! 【ご紹介したアイテム】自転車での子供の送り迎えに。足元まですっぽりと包んでくれるポンチョ型の防寒ブランケットです。表面は撥水加工生地、裏地は首元までボア素材でぬくぬくの暖かさです。⇒ kukka ja puu 首元から足元まですっぽり 自転車用 防寒ブランケット 防寒カバー/クッカヤプー 【2】 ヘルメットに固定できるイヤーマフ子乗せ自転車移動の皆さま、ナイスアイデアな防寒商品が新発売です。「ヘルメットにつけっぱなし=なくさない!」 そうなんです、この子ども用耳当ては、ヘルメットのベルトにくっつけっぱなしにできるんです。子乗せ自転車。風を切ってキンキンに冷える子どもたちの耳をどうにかしてあげたい。その思いをカタチにしました。ヘルメットのベルト部分に固定できるので、ヘルメットの着脱と同時にイヤーマフもついてきます。つまり、いつものヘルメットが、ポカポカの耳当て付きヘルメットに変身するというわけです。駐輪場や信号待ちで「それいいね」の視線を感じそうですね。あたたかい。なくさない。荷物が増えない。着脱ラクチン。おまけに上品なエコファー素材で見た目もかわいい・・・習い事も通園も、これで冬の自転車送迎キッズがほしかった「耳のあたたかさ」が手に入ります。 【ご紹介したアイテム】ヘルメット専用、ふわふわのエコファー素材のイヤーマフです。ヘルメットのベルト部分にイヤーマフを通し、スナップボタンで留めるだけの簡単装着。手洗いでお洗濯可能です。⇒ kukka ja puu 耳元あったか 自転車ヘルメット用 イヤーマフ 子供 防寒/クッカヤプー 【3】 お友達とカブらないヘルメット次のサイズアップ時はどんなヘルメットにしよう?そろそろ柄物は卒業しようかな。。。育児につきものの、調べて選んでプチ決断。そんなヘルメット選びの候補に、「kukka ja puu(クッカヤプー)ニュアンスカラーのキッズヘルメット」を加えてみてはいかがでしょうか?ほんのり大人顔なマット質感、北欧風といわれるニュアンスカラー。玄関に置いてもスッキリ見えます。それでいて、低学年くらいまで使えるサイズ調整や、蒸れにくい通気口、SGマーク取得など、安全と使いやすさもちゃんと押さえています。ヘルメット選びがしっくりこない、こんなお悩みに。・ 「柄物は子どもっぽい」と言い出した。・ お友達とカブりがちで、自分のがわからなくなる。・ キャラものが多いので、ヘルメットくらいは無地を選びたい。・ 自転車でオシャレな場所までけっこう遠出する。・ キックバイクや自転車とコーディネートしたい。1つでもyesなら、このニュアンスカラーのヘルメットを(ぜひ親子で)見てみてくださいね。毎日の通園も休日のお出かけサイクリングも、親子で気分が上がりそうです♪ 【ご紹介したアイテム】マットなカラーがほんのり大人びた印象のキッズヘルメット。くすみ感のあるニュアンスカラーは、おしゃれな北欧デザインを思わせる印象。大人かわいいサイクリングコーデの完成!⇒ kukka ja puu ニュアンスカラーのキッズヘルメット 自転車 ヘルメット 子供 幼児 小学生 SG マーク 50-56cm/クッカヤプー【送料無料】 いかがでしたか?冬の自転車送迎。玄関を開けてびっくりするほど寒い朝も、風が強い日や雨に降られた帰り道も、今となっては親子でがんばった良い思い出として残っています。防寒対策ばっちりなキッズを乗せて、冬の自転車送迎を乗り切ってくださいね!※ご紹介している商品は、タイミングによって在庫切れの場合もございます。あらかじめご了承ください。 T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2023年12月03日寒い季節は特に冷えに悩まされている人も多いでしょう。近年は冷えを予防する「温活」が注目されています。温活といえば、温かい食べ物などを思い浮かべるかもしれませんが、なかには温活に向かない食べ物もあるため注意が必要です。そこで今回は、管理栄養士の筆者が温活に向かない食べ物や飲み物について解説します。温活とは「手足が冷えてだるさを感じる」「一年中冷え症で悩んでいる」など、冷えに悩まされている人もいるのではないでしょうか。温活とは、体を温めて冷え対策をすることです。体が冷えるとあらゆる不調の要因となることがわかっているため、体を温める「温活」が近年注目されています。冷えの原因と体への影響冷えはさまざまな要因で引き起こされます。たとえばこれからの寒い季節は、急な気温の変化によって自律神経の働きが乱れ、体温調整がうまくできなくなる可能性も。冬は暖房によって室内と室外の気温差が大きくなりやすいため、体温調整がうまくいかないことで冷えにもつながります。また、運動不足や食生活の乱れ、冷たいものの摂りすぎなども冷えの要因です。体が冷えると、肩こり・頭痛・だるさなど、さまざまな不調を招きます。そのため、なるべく冷えにくい生活習慣を心がける「温活」を行うことは、健康のためにも大切です。温活にNGな食べ物と飲み物温活のためには、生姜や唐辛子など体の内側から温まる食べ物がおすすめです。一方で、摂り過ぎには気をつけたい食べ物や飲み物があります。冷たい飲み物当然ながら、冷たすぎる飲み物は体を内側から冷やしてしまいます。アイスなどの冷たい食べ物も同様です。夏場でも冷たい飲み物を多く摂ると、冷えを招きます。温活を意識するなら、なるべく常温や温かい飲み物を摂るように心がけましょう。甘いお菓子甘いお菓子や菓子パンを摂る習慣がある人は、冷えを感じやすい可能性が。間食習慣がある人は栄養バランスが崩れやすい傾向があるため、熱を産生するための栄養素が不足しやすいのです。1日あたり間食で摂取するエネルギーは200kcalほどが適量といわれているため、お菓子は食べ過ぎないように気を付けましょう(※1)。麺類麺類を頻繁に食べる習慣がある人は、お菓子と同様に栄養バランスが崩れやすいと考えられます。偏った食事は冷えにつながるため、なるべく主食・主菜・副菜がそろった食事が理想的です。また、筋肉量が少ないと、筋肉により生み出される熱の量が少なくなり、冷えやすいといわれています(※2)。麺類ばかり摂っていると筋肉の材料となるたんぱく質が不足し、冷えにつながる可能性があります。麺類を摂るときは卵や鶏肉など、なるべくたんぱく質もプラスすると良いでしょう。野菜に偏った食事野菜は体にいいイメージがあるかもしれませんが、野菜に偏った食事も実は冷えにつながる可能性があります。理由として、たんぱく質が不足しやすく筋肉量が落ちやすいことが挙げられます。また、野菜ばかりの食事によるエネルギー不足も、熱を生み出しにくい理由として考えられています。温活で冷え知らずの毎日を過ごしましょう冷えに悩まされている人は、食べ物や飲み物を意識した温活に取り組んでみましょう。また、不規則な生活を避けてストレスをためないことや、適度な運動で血流を良くすることも大切です。ぜひ今回お伝えした温活のポイントを参考に、冷えに負けず元気な毎日を過ごしましょう。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 間食のエネルギー(カロリー)※2 厚生労働省.e-ヘルスネット 加齢とエネルギー代謝©buritora/AdobeStock ©aijiro/AdobeStock ©edward_indy/AdobeStock©Free1970/AdobeStock筆者情報寺内麻美管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。文/管理栄養士・寺内麻美
2023年12月01日フェムケアで最近気になるキーワードが“子宮冷え”。婦人科系トラブルを招く原因として見逃せない問題です。子宮や膣は、温かく潤っている状態が理想。毎日できる“子宮温活”習慣で、ほかほか子宮を育んでいこう。冷え冷え子宮はトラブルのもと!毎日実践“ほかほか子宮”の育て方。生理痛や生理不順など、婦人科系のトラブルに大きく関わってくるのが、子宮まわりの冷え。「お腹やお尻、鼠蹊部に触れると、冷えている人が多いです。冷えは滞りをもたらすので、血液や栄養が巡りにくく、老廃物も排出できずに停滞します。子宮の機能にも影響を及ぼし、様々な不調をもたらす原因になるので、たかが冷えだと軽視しないでほしいです」(婦人科医・成川希さん)生理痛がある時にお腹をしっかり温めると、痛みが軽減したという経験がある人も多いはず。「痛みがある時だけでなく、日々冷えを溜めない習慣を身につければ、痛みが出にくくなります。また、冷えの原因は様々。自律神経の乱れや環境の変化、その人の体質、性格などが影響して、冷え=滞りをもたらしているのです」今回、成川さんが提案してくれたのが、伝統医療「アーユルヴェーダ」の知恵を現代版に解釈した“子宮温活習慣”。冷えを溜めないアイデアが揃っているので、続けられそうなものを取り入れて。実は子宮が冷えている人がほとんど!?1つでも当てはまるなら、生活を見直そう!汗をかきにくい運動不足睡眠の質が悪いダイエット中お風呂はシャワーで済ませがち生理の周期が乱れるPMSに悩んでいる鼠蹊部からお尻周辺が冷たい肌や髪が乾燥している心配性冷え冷え子宮を放っておくと、こんな症状が出てくるかも月経不順・月経痛・ホルモンバランスの乱れ・自律神経の乱れ・体調不良・子宮内膜症・子宮筋腫・不妊症…ほかほか子宮温活を始めよう!体質的に冷えやすい人はもちろん、冬場は気温の影響もあるので、子宮温活はすべての女性に必須。「日々の養生を大切にするアーユルヴェーダの知恵に、婦人科の見立ても取り入れています。日中はよく動く、しっかり排出する、質の良い睡眠をとる。そして、お腹まわりを効率的に温めることが基本の考えです」ほかほか子宮生活の3か条よく動く、よく眠る尿、便、汗をしっかり出すお腹まわりを温める時間を作る“冷え”を溜めずに“ほかほか”をプラスする、子宮温活の極意。【朝の子宮温活】冷えをもたらす自律神経の乱れは、朝のルーティンでリセットしよう。一日の始まりとなる朝。バタバタと過ごさず、自分のために丁寧なセルフケアを行うと温め効果大。自律神経が整い、冬場の時期でも冷えにくいカラダをキープできる。1、できるだけ早起きを習慣づけ、体内時計のズレをリセット。夜勤の人以外は心がけてほしい早起き。カーテンを開け、できれば部屋の換気も行い、寝ている間に溜まったものを吐き出すように深呼吸。朝の太陽のエネルギーを全身に取り込もう。これで体内時計がリセットされ、冷えと関わりの深い自律神経のバランスも整う。2、寝ている間に冷えていた、子宮周辺を乾布摩擦で温める。お尻まわりや鼠蹊部、そして子宮周辺を乾布摩擦のような感覚でさすってみよう。この時、素肌にも触れてみると、どこがどれだけ冷えているか実感できる。さすっているうちに冷えも解消されるし、お腹まわりを刺激することで排便も促されて一石二鳥。3、朝食前に歯磨き&舌磨きを。消化力が上がり、代謝も促進。就寝中は唾液の分泌量が減少し、寝起きの口腔内は不潔な状態。アーユルヴェーダでも、睡眠中に体内の老廃物が口腔内に出るといわれている。朝食前に歯磨きや舌のクリーニング、口をゆすぐことで消化力アップにつながり、代謝も促進してくれる。4、頭がスッキリするだけでなく、心まで整うマッサージ。カラダを温める作用があり、循環を促してくれる太白ごま油(ほとんどにおわない)を手に1滴垂らし、頭と耳を丁寧にもみほぐそう。心身の状態をチェックしながら毎朝マッサージすることで、小さな変化にも気づきやすくなり、一日の過ごし方も変わっていく。5、詰まりを流して体熱を生み出す、お湯+クミンの特製ドリンク。朝食を摂ったら、出発前に特製ドリンクを用意。水筒にお湯を注ぎ、代謝、消化力を上げてくれるクミンを小さじ1杯入れて。出先ではこれを飲み、別のものを飲む場合でも常温か温かいものを選び、できるだけ胃腸を冷やさないようにしよう。成川 希さん婦人科医、女性ヘルスケア専門医、アーユルドクターなり。インドの伝統医療アーユルヴェーダと、現代医学の婦人科が融合したメディカルサロン「アーユルヴェーダユニバース」で幅広い世代の女性を診察。※『anan』2023年12月6日号より。イラスト・佐久間 薫取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2023年12月01日更年期に表れる全身症状として体が冷えることもあります。もともと女性に多い冷えですが、更年期になるとさらに症状がひどくなることがあるようです。さらに心配なのは、冷えにはさまざまな病気が隠れていることも。そこで産婦人科医の粒来 拓先生に受診の目安や治療、セルフケア法を聞いてみました。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。「この記事はこんな人におすすめ」・更年期の体の「冷え」について悩んでいる方・更年期の体の「冷え」の仕組みについて知りたい方・更年期の体の「冷え」の改善方法について知りたい方更年期での体の「冷え」の原因は?エストロゲンの分泌低下によるものや生活習慣病も更年期による体の冷えの原因は、卵巣ホルモン(エストロゲン)の急激な分泌低下によって自律神経が乱れ血行不良を招くことです。そのほかにも血液がドロドロ、動脈硬化、糖尿病などによるもの、摂取カロリー不足、運動不足、ストレス、心臓が弱っていることが原因として挙げられます。症状としては、夏でも手足は冷たいまま、カーッとのぼせてもエアコンはつらい、お風呂で湯船につかっても体がなかなか温まらない、厚手の靴下をはいても足が冷たくてなかなか眠れないなどがあります。体の「冷え」がつらいとき、受診は必要?日常生活に支障が出るなら婦人科への受診を以前よりも体が冷えてなかなか眠れない、体が冷えて体を動かすのもしんどい、家事ができないなど日常生活に支障が出るようなら婦人科への受診を考えましょう。更年期の時期はさまざまな症状が表れるので、どれも更年期が原因と考えがちですが、ほかの病気だったというケースもあります。更年期の症状から来るものかを確認することも大切です。婦人科での治療法は?まずは生活改善の指導と漢方治療を婦人科では、生活改善の指導に加え、エストロゲンを体に補充するホルモン補充療法(HRT)も検討されますが、まずは生活改善の指導と漢方治療を試みることが多いです。東洋医学的に冷えとは、瘀血(おけつ/血の流れが悪い・ドロドロ)血虚(けっきょ/貧血・血の質と量が足りない)水毒(水分の巡りが悪い)陽気不足(エネルギー不足で元気がない、ストレス過多)などが原因で、気逆(頭はのぼせ、手足が冷える状態)になるといわれます。漢方症例としては、「温経湯(うんけいとう)」「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」などが処方されます。健康診断で生活習慣病が疑われたら内科の受診を健康診断でコレステロール、血糖値が高かった場合、高脂血症、糖尿病、動脈硬化、高血圧などの生活習慣病が疑われますので、内科を受診しましょう。まず検査をしてそれらが原因であるのなら、それを治療することで冷えも改善していく可能性があります。冷え改善に有効なセルフケアの方法「食事」と「運動」【1】根菜類などで体を温め、たんぱく質で筋肉量アップを【2】無理なく続けられるウォーキングを【1】根菜類などで体を温め、たんぱく質で筋肉量アップを冷えは普段からのセルフケアでもかなり改善できるといわれています。基本は血液をサラサラにし、体を温めるような食事を心がけ、運動を定期的におこなうことです。おすすめの食材は根菜類、しょうが、唐辛子、にんにく、ねぎ、味噌、梅干し、酢など。毎日の食事で意識してとるようにしましょう。また、筋肉量アップのための魚や肉、豆類などのたんぱく質もしっかりとるように。【2】無理なく続けられるウォーキングを運動は無理なく毎日続けられるものなら、なんでも大丈夫。特にウォーキングなどがおすすめです。あえて運動の時間が取れないようなら通勤や買い物のときに、少し長めに歩くなどの工夫を。服装は首、手首、足首やおなかや腰などを冷やさないものを身に着けます。血管を収縮させ、血圧上昇につながり心臓に負担をかけるたばこはやめましょう。放っておくとどうなる?免疫力や代謝機能が落ち、不調が起きやすくなる冷えを放っておくと肩凝り、腰痛、胃腸の不調や不眠、生活習慣病などさまざまな体の不調を引き起こすことがあります。通常、体は37度ぐらいの体温で免疫力や代謝機能が一番力を発揮することができます。体が冷えるとその力が落ちてしまうため、不調が出やすくなってしまうのです。冷えを感じたら、まずはセルフケアを実践し、改善が見られないようなら婦人科や内科を受診し、原因を確認し治療を受けましょう。・日常生活に支障が出るなら婦人科を受診・婦人科では生活改善の指導と漢方治療をおこなう・体を温める食事と筋肉量をアップする運動を心がけるまとめ更年期はさまざまな症状が出るため、受診するタイミングに悩むこともあると思います。まずは自分の症状を把握し、生活習慣なども見直して、それでも改善せず支障が出るようなら我慢せずに受診しましょう。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年11月19日ここ数日の急な気温の変化に伴い、体の“冷え”を感じるようになってきた人も多いだろう。「女性は、妊娠や出産、閉経などによってホルモンバランスが乱れやすい、筋肉量が少ないなどの体の特徴から、男性に比べて冷えを訴える人が多い傾向があります。不定愁訴といわれるさまざまな不調は、この時季の冷えが原因と言っても過言ではありません」こう話すのは、自治医科大学附属病院麻酔科鍼灸外来の鍼灸師・中野朋儀さんだ。骨盤周辺には自律神経が張り巡らされていて、それが子宮、膀胱、腸などの内臓にもつながっている。さらに、大きな血管が骨盤の後ろにある「仙骨」の横を通っている。仙骨とは、お尻の上のほうの皮膚直下にある逆三角形の形をした骨だ。この仙骨周辺を温めることが、体を冷えから守るカギになると中野さんは言う。「仙骨周辺は組織が密集していると同時に筋肉や脂肪がつきにくくなっているため、体外からの熱が骨に伝わりやすいのです。自律神経や大きな血管を温めることで、副交感神経が優位になり、血管が拡張して血流が促進されます。すると体がポカポカして、体調が整いやすくなります」(中野さん、以下同)やっかいな冷えを改善できるとあれば、ぜひ仙骨を温めるようにしたいところ。手っ取り早いのはやはり入浴なのだろうかーー。「血管を拡張させるには深部体温を42度くらいまで上げる必要がありますが、入浴だけで上げるには38度くらいのぬるめのお湯に30分ほどつからなくてはなりません」とはいえ、ますます気温が下がる時季、ぬるめのお湯に長くつかっていては、かえって体を冷やしてしまうだろう。そこで中野さんがおすすめするのが、40度前後の温かいお湯につかった後に仙骨の位置にシャワーを当てること。それによって、自律神経を適度に刺激して整えるというものだ。「入浴でほどよく体を温めた後、少し熱めのお湯(41~42度)を強めの水圧でお尻に30秒~1分当てるだけです。熱めのお湯と強めの水圧で、マッサージのような効果が期待できます。これを習慣化することで、冷えの改善のほか、肩こり、腰痛、坐骨神経痛などの痛みが和らぐ効果も得られます。全身の血流が促され、睡眠の質を高めることにもつながります」大切なのは継続すること。慢性的な冷えの対策として、ぜひシャワーで仙骨を温めることを習慣にしてみよう。
2023年11月15日生理痛は“耐える”ものではなく、その原因となる冷えや便秘、骨盤のゆがみを正すなどセルフケアで改善することも!生理痛=体からの重要な不調のサイン。自身も10代の頃から生理痛に悩まされた経験を持つ産婦人科医の駒形依子さん。その経験をもとに、東洋医学に基づいて考案したセルフケア方法を伺った。「生理中にお腹を締め付けられるような痛みがあるのは、決して当たり前ではないんです。本来、子宮が正常に機能していれば、生理痛にはならないはず。子宮内膜症などの疾患がないのであれば、日々の生活習慣が重なって自律神経の働きが悪くなり、生理痛につながっていることも。つまり生理痛は、生活習慣病ともいえるんです」そのため、生理痛の改善には、生活習慣の見直しがマスト。まず、生理痛の大きな原因として考えられるのが、「冷え」だ。「血液が全身を巡らないと体が冷えてしまい、内臓の冷えは痛みのもとになるので、とにかく体を温めることが何より大事。冷たいものを飲むと腸の温度は約2°C下がり、腸に取り囲まれている子宮の温度も下がってしまうんです。冷たいものを飲むのであれば、次は温かい飲み物にするなど、内臓を冷やさないことを日頃から心がけるだけでも生理痛が緩和することがありますよ」関係ないように思えるが、呼吸が浅いことも、生理痛の原因に。「気づかないうちに呼吸が浅くなり、体が酸素不足の状態になっている女性はとても多いです。臓器に酸素が十分に行き渡らないと痛みの原因になるので、意識して胸式呼吸をするのも」また、便秘気味の人は便の重さで子宮が押しつぶされて痛みにつながっているケースもあるので注意が必要だという。さらに、ストレスや不眠によって自律神経の働きが悪くなってホルモンバランスに影響を及ぼし、それが生理痛として現れることもある。「体はすべてつながっているので、生理痛があるなら、それは子宮だけでなく他の部分にも問題があるという体からのサイン。生理痛=痛み止めだけでやりすごすのではなく、根本的な改善を目指して生活習慣を見直したり、マッサージに取り組むなど、体の声に耳を傾けてほしいですね」【セルフケア1】冷えの解消につながる胸式呼吸正しい呼吸をすると、なぜ冷えが解消するの?仕事中など“戦闘モード”の時は無意識のうちに呼吸が浅くなっており、「息を吸えているけれど、吐けていない」状態に。正しい呼吸をすることで、全身に血が巡り、体の隅々まで酸素が行き渡るので、痛みの原因となる冷えの解消につながります。(1)口からではなく、鼻から息を吸うのが基本。肩は左右に広げることを意識し、上がらないように注意。(2)吐く場合は、口からゆっくりと30~40秒ほどかけるのが理想。仕事中や就寝前など気づいた時でOK。【セルフケア2】ゆがみを正す骨盤ストレッチゆがみを正すと、なぜ生理痛が緩和するの?骨盤を動かすことで、骨盤内の血液量が増え、子宮が温まり、生理痛の緩和に。ただ、骨盤のゆがみがひどかったり、骨盤まわりの筋肉が硬くなりすぎていると、ストレッチによって腰痛が出ることがあるため注意を。回数を減らすなど最初は痛みが出ない範囲で行って。【寝て行うストレッチ】(1)仰向けに寝て、肩を動かさないよう注意しながら右側の骨盤を上げる。(2)左側の骨盤も同様に、交互に10回。就寝前に行うのがオススメ。【座って行うストレッチ】(1)背筋を伸ばし、膝が90度くらいに曲がる浅さで椅子に腰かける。両足の裏は床につける。(2)次に、両脚の膝の内側とくるぶしの内側をピタッとくっつける。(3)かかとを床につけたまま、肩を動かさないように、両脚の膝を前後にすり合わせるようにして10回ほど動かす。【セルフケア3】便秘解消につながる横隔膜マッサージ横隔膜をほぐすと、なぜ便秘が解消するの?横隔膜を動かすことで内臓も動き、生理痛の原因になる便秘解消につながります。また横隔膜付近には、自律神経が密集しているため、マッサージで横隔膜をほぐすことで自律神経を直接刺激。全身の血行を促進し、新陳代謝を促して快眠やストレス解消にも役立つ。〈基本の姿勢〉両脚の膝を立て、仰向けに寝る。手は肋骨の下に置く。(1)肋骨の下に親指以外の4本の指をぐっと入れる。(2)4本の指を(1)(3)の順に動かし、肋骨に沿ってほぐしていく。(3)(2)のイラストにある(3)の位置まで指がきたら、ゆっくりと深呼吸をしよう。【セルフケア4】便秘解消につながる脊柱ほぐし背中をほぐすと、なぜ便秘が解消するの?脊柱にはツボが多く、ここに点在するツボを刺激し、脊柱付近の筋肉を緩ませ、お腹と背中の張りを取ることで、横隔膜や腸の動きが活発に。その結果、便秘を解消する仕組み。特にお尻の側面のえくぼあたりの「環跳(かんちょう)」のツボは、生理痛に効果的。(1)肩甲骨と背骨の間にあるツボ「心愈(しんゆ)」から脊柱に沿って、点で示したツボを親指で押す。(2)お尻の側面のえくぼができるあたりのツボ「環跳」がゴール。グリグリとほぐそう。まだまだある!生理痛と前向きに向き合うためのTIPS・飲み物はできるだけ、水に置き換える生理中は血液が失われるので、意識して水分を多めに摂ろう。「利尿作用があるコーヒーやお茶ではなく、水を1日1L以上飲むのが理想。経口補水液だと、さらに」・足首まわりだけでも温めよう前述のように、冷えは生理痛の一因。「特に、足首から先の冷えが一番よくないので、家の中でも靴下を履く習慣を。足首まわりにレッグウォーマーを巻くのもオススメです」・ガマンせずに痛み止めを飲んでも大丈夫「頼りすぎるのはよくないですが、用量を守っていれば服用することで体に悪い影響はないので、ガマンする必要はありません。ただ、生活習慣を見直すことも忘れないで」駒形依子さん産婦人科医。こまがた医院院長。自身が悩んだ経験から、東洋医学を学んでセルフケアを考案。『自律神経を逆手にとって、子宮を元気にする本』(PHP研究所)※『anan』2023年11月8日号より。イラスト・そばまる取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2023年11月05日11月に入り、1日の寒暖差が気になる人は多いと思います。男女を問わず、冷えや冷えに伴う頻尿、腰痛、肩こりなどの不調に悩む人も多いはず。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、冷え性の原因となるNG習慣とすぐにできる対策を教えてくれます!男女とも冷えは大敵!冬本番前の今から対策を【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 238数年前に“いい女ほどタイツのデニール数は少ないらしい”説が浮上していましたが、実際のところどうでしょうか?肌色のタイツの上に薄いタイツをはいて工夫する方もいらっしゃいますよね。私自身は、160デニールなどなるべく分厚いもので温かく安心して過ごしたいタイプです。ですが、これから寒くなるにつれておしゃれの幅も広がり、デニール数が少ないストッキングをはいたり、鎖骨を出したり、コートの下にノースリーブを着たり、防寒と真逆の服装をしてみたくなることもあるかもしれません。そこで今週は、徐々に寒さが厳しくなり、寒暖差も実感する気候の中で、冷えずに温かくすごすための食薬習慣を紹介していきます。今週は、冷えの対策となる食薬習慣寒い季節には、冷えるという感覚以外にも血流が悪くなって足がむくんだり、血管が収縮し指輪が緩くなったり、トイレが近くなったり、膀胱炎や膣カンジダなどの症状を感じたりすることがあります。これからの時期は、外からの防寒も大事ですが、体内で熱を作り出す力が欠かせなくなります。冬のオシャレで我慢をしないように温活アイテムを活用しつつも、体を整えることでポカポカな体を維持していきたいですね。漢方医学では冷えやすい体質の一つとして、底冷えしやすく一度冷えるとなかなか体が温まらないという状態を『脾腎陽虚』といいます。その場合、消化器系統の働きをサポートしつつ栄養を補給し、効率よくエネルギーを作り出すようにします。ということで、今週は一足早い温活の一環として胃腸の働きを助け『脾』の働きを強化し、マグネシウムや亜鉛、ビタミンDなどを補いつつ、十分な睡眠をとることで『腎』を強化することがおすすめです。今週食べるとよい食薬は、【鱈とキノコのみぞれ鍋】です。逆にNGな習慣は、代謝ビタミンであるビタミンB群を消耗していく【ラーメンとビール】です。食薬ごはん【鱈とキノコのみぞれ鍋】胃腸の働きを助ける大根おろしとナメコを活用したお鍋を紹介します。なめこのトロミは保温性が高く、トロトロでポカポカのお鍋に。栄養の消化吸収機能を高め、『補脾』することで体の土台作りをします。そして、高タンパク、低脂質で、ビタミンD、ビタミンB群などを含み、消化によい鱈を活用し『補腎』していきます。冷え対策に欠かせない『脾腎』を元気にするお鍋です。これからの季節、お鍋の機会が増えると思いますので、ぜひお試しください。<材料>なめこ80g鱈2-4切れ白菜やしめじなど好きな野菜塩昆布・醤油・酒・みりん大さじ1水500ml大根おろし好きなだけ<作り方>大根おろし以外をコトコト煮込み、最後に大根おろしをのせて、お好みでネギを添えて完成。NG行動【ラーメンとビール】の食べ過ぎ・飲みすぎラーメンやパスタなどの糖質を多く含む食材や、ハイボール、ワイン、ビール、日本酒などのお酒は、体内で分解するためにビタミンB1やナイアシンなどのビタミンB群、カルシウムなどを消耗していきます。ビタミンB群は、代謝ビタミンとも呼ばれ、エネルギーを作り出すために必要不可欠な栄養素です。そのため、冷えを感じるときには、ビタミンB群のサプリを補うことがありますが、足りないものを足すだけではなく、消耗してしまう原因を突き止め、避けることも同時にできるとよいですね。まだ、寒さは始まったばかりです。これから長い冬がはじまり、暖房やカーディガン、腹巻、レッグウォーマー、カイロなど様々な防寒グッズに頼り、なんとか冬越えするということも多いかもしれません。ですが、寒さの始まりでもある今の段階からコツコツと自ら熱を作り出せるように体を整えていくことは、健やかに冬越えできる可能性を高めてくれます。冬本番になる前の今のうちに、習慣の見直しをしてみてはいかがでしょうか。そのほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン®』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち®」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©こんざい/Adobe Stock文・大久保愛
2023年11月03日家で過ごしていても、足元から来る冷えに悩まされることがありませんか?そんなときには、ダイソーのスリッパがおすすめ!あたたかくてデザインも可愛いアイテムを紹介します。ダイソーのコーデュロイスリッパが可愛すぎる♡出典:CoordiSnap冬にぴったりのコーデュロイスリッパをダイソーで発見しました。コーデュロイは保温力が高く、冷える季節にはぴったりの素材です。価格は220円(税込)でした。脱ぎ履きしやすくてあたたかい!出典:CoordiSnapこのアイテムは脱ぎ履きしやすくて保温力も高いのが特徴。表面はコーデュロイ、中はふわふわの素材でできています。触り心地は柔らかく、かつしっかりとしていて1シーズン持ちそうな丈夫さです。絶妙なアースカラーが可愛い!1280出典:CoordiSnapカラー展開は全部で2種類。ベージュとブラウンで、どちらも冬にぴったりのアースカラーですね。今回紹介しているベージュの方は、どちらかというとオフホワイトに近い明るめの色でした。ブラウンは、深めのカラーがより見た目にもあたたかそうな絶妙な色です。サイズ展開は2種類♪出典:CoordiSnap今回紹介しているサイズは、足のサイズが23〜25センチの方向けのものです。他に26〜27センチの方向けのサイズのあるので、自分に合った方を選べるのも嬉しいですね。実際に着用してみると、大きめのサイズ感ですが足にフィットします。迷った方は小さい方を選ぶとよいかもしれません。今回は、ダイソーのあたたかいスリッパを紹介しました。可愛くて優秀なスリッパをお探しの方は、ぜひダイソー店頭で探してみてくださいね。<商品情報>商品名:ソフトスリッパ(太コーデュロイ、23cm-25cm)価格:220円(税込)※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店にご確認くださいませ。<writer>AkaneダイソーやSeriaの雑貨を中心に、便利グッズを紹介しています♪とくにキャラクターグッズが大好き!
2023年10月31日体に違和感を覚えても、婦人科へ行くのはなかなか勇気がいるもの。ついつい後まわしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Aさんの場合……私は若年性更年期障害という疾患にかかっていて、現在も治療を受けています。30代後半なのですが、夏にエアコンをつけていても急に上半身が異常に熱くなったり、一方で下半身はとても冷えてしまったりなどの症状が現れるようになりました。内科で診てもらっても異常はなかったので、母に相談したところ、「婦人科に行ったらどうか」と言われ、婦人科で診察してもらいました。どんな治療を受けましたか?現在は、薬物治療と漢方治療を受けています。とくに、漢方治療は副作用なども少ないので安心です。大事なのは、婦人科へ行くのを恥ずかしいと思わないことです。世の女性陣へ伝えたいことは?1人で悩まないで、誰かに相談することが大事です。決して婦人科は怖いところではありませんし、酷くなる前に相談すれば、ちゃんと親身になって診察してくれます。違和感があるときは早めに婦人科へ体に異常を感じたら、遠慮せずに婦人科で受診しましょう。早期発見・早期治療が大切です。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月31日「一度ぎっくり腰になると、癖になって何度も繰り返す」とは聞いていましたが、私の場合もまさにその言葉通り。出産後に抱っこや授乳の疲労などでギックリ腰になって以来、何度も繰り返すように。ぎっくり腰になったときは、痛いし動けないしで本当につらいです。そんな症状を軽くしてくれたのがセルフ灸でした。★関連記事:「え? くしゃみが原因で?」ぎっくり腰になり立てない、座れない、寝られない!【体験談】毎冬ぎっくり腰に。通院も大変…高校生のとき、部活で腰を強く打ったのをきっかけに、長い間、腰痛とともに人生を過ごしてきました。当時お世話になっていた整形外科の医師からは「腰痛は完治することがなく、一生のお付き合いになりますよ」と言われたため、若かった私はとてもショックを受けました。その後もその医師の言葉通り、常に腰痛に悩まされていましたが、出産してからは特に悩みが深刻に。育児の疲労などさまざまな原因が重なり、毎冬ぎっくり腰を繰り返すようになってしまったのです。何かの拍子にギクッという衝撃が走った後は、おばあさんのように腰が曲がった状態から姿勢を変えることが難しくなってしまい、激痛で病院に行くこともままなりません。しかも1回の通院で良くなるわけでもなく、何度も通うことになります。育児中の私には、それがとても大変でつらいものでした。はりとおきゅうの効果で翌日には動ける体に!ぎっくり腰だと、たとえなんとか病院に行けたとしても、長い待ち時間に椅子に座っていることがつらい……。だから、ぎっくり腰の治療は予約可能で待たなくて済む鍼灸(しんきゅう)師さんにお願いすることにしました。実は鍼灸師さんに診てもらうのはそれが初めてではなく、もともと不妊治療のときから毎月お世話になっていたので、ぎっくり腰の治療も安心して委ねることができました。鍼灸師さんは、まず脈を測って体の状態を把握し、冷え切った体をおきゅうでしっかり温めて、はりで痛みを緩和してくれました。おかげで大抵の場合は、翌日には動ける体になっていました。はり・きゅうの効果は個人差があるとは思いますが、私の場合、定期的にはり・きゅうで体のメンテナンスをおこなっていたので改善が早かったのかもしれません。セルフきゅうでぎっくり腰の予防と応急処置毎月のようにはり・きゅうに行っていたのにぎっくり腰を繰り返してしまう理由は、おそらく私の怠慢にありました。鍼灸師さんには「月1回の施術の他にセルフきゅうで体を温めてね」と言われていたのですが、面倒でしていなかったのです。しかし今後、加齢によって体力や筋肉量が下がってくると、より頻繁にぎっくり腰に悩まされるかもしれない……。おっくうではありましたが、対策を強化しなくてはと一念発起し、体の冷えや背中・腰の張りを感じたら、簡単なセルフきゅうをおこなうようにしました。例えば、体に冷えを感じたときは、特に冷える足先に、台座灸(厚紙の台座の上にもぐさが乗っているもの)を片足につき4、5個ずつ。指の付け根やかかとのふっくらした部分に貼ってお線香で火を付けました。5分ほどで温かくなくなったら終わりです。おきゅうの後で足先を触ると温かさを感じてうれしい気持ちになりました。また、腰に痛みや張りを感じたときは、ヨモギから作られたおきゅう専用のもぐさを小指の先ほどのピラミッド型にして、つらい部分に据えました。これは知熱灸(ちねつきゅう)というもので、お世話になっている鍼灸師さんが説明しているYouTubeを参考にして、家族にも協力してもらって施しました。セルフきゅうで冷えやぎっくり腰が改善傾向に!セルフきゅうを始めてから4年ほどがたちました。特に定期的におこなっているわけではなく、体の冷えや背中・腰の張りを感じたときにおこなうので、頻度にすると月に5回程度かもしれません。それでも、少しずつ体の冷えも改善されてきて、ぎっくり腰の症状も軽く済むようになってきたように思います。そして、鍼灸師さんの予約が取りづらいときも、セルフきゅうをすることでぎっくり腰の応急処置を自分でできるようになったのも、セルフきゅうを始めてよかったと思うポイントでした。まとめぎっくり腰になってしまう前にセルフきゅうで体をメンテナンスすることが、私にはとても合っていました。おきゅうは熱いのかな?など、最初は不安ありました。しかし、体の状態によって受ける感覚は異なりますが、おきゅうはほんのり温かくてとても気持ちが良いです。10分くらいで終わるので、意外と手軽です。今では、お世話になっている鍼灸師さんがYouTubeで紹介されているセルフきゅうなども交えて、自分でアレンジして施術できるようになりました。ぎっくり腰にはもうなりたくありません! 引き続きセルフきゅうで対策を続けたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/片桐花菜子(42歳)小学生男児と幼稚園女児の母。子ども中心の生活だけど、ヨガや鍼灸などのセルフケアの時間も大切にしたいと思っている。
2023年04月24日若いころは体の冷えを感じることはあまりなく、冬でも厚着は苦手だなと感じていました。友人から「薄着で元気だね」と言われるほど寒さを感じていなかったのですが、30代後半から手足だけでなく、体全体が冷たくて仕方がないように。特に、今年の冬は何をしても冷え過ぎてつらく感じました。少しでも改善すればと思い、私がおこなった対策を紹介します。★関連記事:腹八分食べで冷え解消!血流を良くしてぽかぽかになる食べ方とは?【医師解説】しょうがやシナモンで冷え性対策寒い時季は外出してもトイレばかり気になっていました。冷えだけが原因ではないのかもしれませんが、自分のトイレの頻度が多過ぎて冷えは困ると感じていました。そこでパート先の先輩ママから、毎日の料理にしょうがを多用すると良いと教わり、試すことに。しょうがを細切りやみじん切りにして冷凍庫で保存。毎日の食事、例えば炒め物や煮物にもしょうがを入れてみました。わが家の子どもたちはこまかく刻んでもしょうがが入っていると、敏感に察知してしまいます。でもすりおろしたしょうがなら、味噌汁や肉団子に入れても誰も気付きません。そこで料理にはすりおろしたしょうがをメインに使うことにしました。また、体を冷やすというコーヒーは控えめにして、しょうが湯やしょうが紅茶を飲むように心掛けました。ネット情報によると、冷え性の人は、生よりも乾燥・加熱したしょうがのほうが良いようです。しょうがとは関係ないのですが、パートに行く日は、保温できる水筒に牛乳で紅茶を煮出したチャイを入れていくのがマイブーム。少しの砂糖とシナモンを入れると、寒い職場でも体が温まり、スパイスの香りとほんのりした甘味で疲れた心と体をリセットできる気がします。機能性インナーを買い替えてみた私は子どもの習い事や幼稚園の送迎時に、真冬でも何時間も外で過ごすことがあります。防寒対策として、自分の手持ちの服のうち一番暖かい服を組み合わせたり、何枚も重ね着したりするのですが、それでも寒いのです。若いママたちを見ると、気温が低くてもそこまで寒そうでもなく、着膨れもしていません。もしかしてインナーが違うのかもしれないと思い、ユニクロのヒートテックの中でも、さらに暖かそうな「極暖」のインナーを初めて購入してみました。たしかに今まで長年着ていたものとは各段に違って暖かくなりました。機能性インナーを上下に着こみ、インナーダウンも着用。冷えは足元から来るので靴下を2枚重ねて履き、さらに底が厚めの靴を履いて、とにかく手持ちの服で考え得る限り暖かい格好をしてみました。すると耐え難かった真冬の外での活動も少しはマシになったような気がしました。今年は光熱費がびっくりするほど高く、室内で過ごすときも無理ない範囲で節エネルギーを心掛けました。そのため室内でもひんやりすることもありましたが、機能性インナーのおかげで暖房をあまり使わなくても過ごすことができたように思います。筋力不足が原因? ジョギングに挑戦してみた食べ物に多少気をつかっても、機能性インナーを着てもやはり根本的に体の芯が冷えている感は否めませんでした。調べたところ、冷え性タイプには「自律神経の乱れ」と「加齢・筋肉量減少」の2種類があるのだとか。私自身は後者に当てはまると感じました。日ごろの運動習慣がなかったり、不規則な食生活を送ったりしている人は、冷えを感じやすいのだそう。そこで、以前から興味はありつつもなかなか勇気が出なかったジョギングを子どもと一緒に始めてみました。子どものマラソン大会に合わせて月に10回弱、1回につき2km弱走る程度でしたが、必死で何とか走った後は体もぽかぽか、むしろ汗ばむくらいでした。すっかり冷え切っている私にとってこんな寒い時期に汗をかけるなんて、ありがたい経験でした。また走った後はごはんもたくさん食べられました。筋力不足の原因はたんぱく質の摂取不足もあるのだとか。適度な運動と適切な食事は本当に大事だなと痛感しました。マラソン大会後も2週に1回のペースで走っていますが、ただ1人で走った日は本当につらい。自分よりも遅い低年齢の子どもと一緒であれば苦しいながらも、親の責任感からか、なんとか走りきれます。誰かと一緒にする、というのはモチべーションを上げるためにも大事だなと感じました。まとめ若いころは、「薄着で元気だね」と言われていた自分がまさかここまで冷えに悩まされるようになるとは思いませんでした。食生活を意識的に変えたり、衣類を変えたりしましたが、本当に冷えを解消するには体を動かすことなのだろうと思い、運動も取り入れてみました。若いころからジョギングは苦手で、興味はありつつもなかなか挑戦する気になれなかったのですが、子どものマラソン大会をきっかけに一歩前に踏み出せたことがよかったです。他人と比べてしまうと、自分はできてないと思いがちですが、できないなりにもここまで進めたと自分で自分を励まして、ジョギングを続けていければいいなと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/とんかつ(42歳)育児、家事、時々パートに励む40代前半大人女子。今までとは違い疲れがとれにくい、肌荒れがひどいなどの体質の変化が始まり、加齢を実感。これからの人生について模索中。
2023年04月04日私は40代に入ってから初めての出産を経験。産前は体を冷やさないように、妊娠線ができないようになどかなり体のケアを頑張りましたが、産後、自分のことは後回しに……。育児が軌道に乗ったころに、もっと自分の体のケアをしなければと思い始めました。そして、ネットや雑誌をリサーチする中で韓国の産後ケアが目に留まりました。よもぎ蒸しの進化版といわれるハグスチームを試してみた体験談を紹介します。★関連記事:痩せやすい、免疫力UPなど体に良いこといっぱい! 一年中手放せない冷え取りアイテム4選【医師解説】妊娠を機に冷えを意識するように私は昔から厚着が苦手で、体が冷えていても冷え性だという自覚はありませんでした。冷えは良くないとわかってはいたものの、特に意識していなかったのです。しかし、妊娠をきっかけに、手足が冷たく体が冷えていることを意識し、温めなければと思うようになりました。おなかには腹巻きをして、足首が隠れる長さの靴下をはき、冬になると首の周りもマフラーやタートルネックで温めるということを妊娠中から始め、産後の今でも続けています。普段特に運動もしておらず、血行が良くないことも原因なのでは?と思い、車で移動することが多いのですが、時間があるときはなるべく歩くようにしてみました。しかし、忙しい日々の中で歩けない日も多く、他に何か良い方法はないものかと探していたところ、韓国の産後ケア「よもぎ蒸し」に興味を持ったのです。よもぎ蒸しの進化版「ハグスチーム」って?そこでまず、よもぎ蒸しとはどんなケアなのかを調べてみました。よもぎ蒸しは、皮膚より吸収の良い腟の粘膜に乾燥よもぎを煮立たせた蒸気を当て下半身を中心に温め、よもぎの薬効成分を体内に取り入れるのだそうです。女性特有の冷えや更年期障害、生理不順などの問題を改善する効果が期待できるのだとか。しかし、サウナが苦手な私。よもぎ蒸しはかなり高温になることを知り、ちょっと嫌だなと思っていたときに見つけたのが、よもぎ蒸しの進化版と言われる「ハグスチーム」でした。ハグスチームは、最新技術によってさまざまな植物から抽出したエッセンスを含む蒸気を下半身中心に浴びることで、体の冷えや腸の働き、肌質を改善するだけでなく、経皮吸収した植物の生命エネルギーが直接体の細胞に働きかけるため、体の芯から元気になれるそうです。施術方法はよもぎ蒸しとほぼ同じですが、ハグスチームの場合は、一般的に古代布という布をまとってスチームを浴びます。古代布は100年間農薬も肥料も使っていない土地で育てられた綿で作られた布だそうで、とても良い肌触りでした。さらに私が行ったサロンでは、奈良の天然ヒノキを使った手作りの椅子を使用していました。サウナが苦手な私でもハグスチームは快適!私はよもぎ蒸しよりハグスチームが気になり、早速サロンへ行ってみました。よもぎ蒸しも受けたことがないままハグスチームに挑戦だったので、まず受付で説明を聞きました。腕の皮膚からの吸収を1としたとき、腟の粘膜を通しての吸収は約40倍ということを聞いて驚きました。加齢で弱ってくる腸の働きも活性化するらしく、スタッフさんはハグスチームをおこなった翌日にはもう便通の悩みが解消したそうです。カウンセリング後、小部屋で衣服をすべて脱ぎ、古代布をまとって、下から蒸気が出る椅子に40分座りました。私が体験したサロンでは、途中熱くなり過ぎたら自分で布を取って温度調節したり、体勢を自由に変えたりすることができ、サロンの方が用意してくれたお茶を飲みながら、サウナが苦手な私でも心地良く過ごすことができました。まとめハグスチームを受けた日は雪が舞う寒い日だったのですが、帰りはずっと体がぽかぽかしていました。温泉とはまた違う心地良さです。そして、私の場合はその日のうちに便通が良くなり、深い眠りにつくことができました。たった1回のハグスチームで肌の調子も良くなったように見えました。人によって効果はさまざまなようですが、続けていくと冷えの解消、デトックス効果で腸内環境を整える、肌がツヤツヤで明るくなるというような効果が期待できるそうです。どんな悩みかによるそうですが、冷え性改善のためには週1ペースで通うのが理想みたいです。サロンが遠いので、私は行けるときに行くようにしたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/RIKO(44歳)夫と2歳の息子の3人家族。2歳児のパワーに圧倒されつつ、仕事に子育てに頑張っている。少し自分のことに目を向ける余裕ができた今日このごろ。
2023年03月08日45歳のときにスキューバダイビングでかかった減圧症が原因で、体のだるさ、足のしびれ、足の極度の冷えなどの後遺症に悩まされる日々を、半年以上過ごしていました。背中の痛みがひどくて眠れない夜もあり、痛み止めでごまかすこともしばしば。ただ、市販薬では一時的な効果だけで、改善する余地はほぼ皆無。「根本的に体質を改善するしかない」と思い、体質改善に取り組んだ体験談をお話しします。★関連記事:痩せやすい、免疫力UPなど体に良いこといっぱい! 一年中手放せない冷え取りアイテム4選【医師解説】「アーユルヴェーダ―」治療に出合うスキューバダイビングの急浮上が原因で発症した減圧症。海外にいたためすぐに正しい治療ができない環境で、3カ月後に日本に帰国して専門医に見てもらったときにはすでに完治は難しいと診断されました。その後は手足のしびれ、背中の痛み、体全体のだるさなどの後遺症にかなり苦しむ日々に。特にひどかったのが、膝下からの極度の足の冷え。靴下の2枚重ね、足湯、足つぼマッサージ、オフィスではレッグウォーマーで足を温めるなど、あらゆることで冷え対策を試みましたが、根本的な改善にはつながらずもんもんとした日々を過ごしていました。そんなある日、インドに赴任経験のある友人にアーユルヴェーダをすすめられ、知識もないままインド人の治療院の門をたたくことに。初めてのアーユルヴェーダ治療でしたが、診断を受けて「世界最古の伝統医学」の奥深さを知ることになりました。アーユルヴェーダは一般的に知られるオイルマッサージだけでなく、瞑想やヨガ、呼吸法、ハーブを用いた食事療法などを毎日の生活に取り入れることで、心と体の健康を保つ「予防医学」であるとのこと。早速、朝起きてから寝るまでの生活全般を見直すことにしました。毎朝の呼吸法からインド式ケアを実践アーユルヴェーダのドクターから、脈診、生活習慣などの問診を受け、「ヴァータ体質」だと診断。これは疲れがたまりやすく、冷えやすく、体調を崩しやすいという体質で、まさにドンピシャで当てられたネガティブな診断でした。これは小手先の治療ではどうにもならないと覚悟を決め、1回5000円の治療を月4回、3カ月間通い、インド人スタッフの本場のトリートメントを受けました。その後は治療費がかさむことから、通院はやめてセルフケアに切り替え、インド人ドクターから学んだ、基本の呼吸法や体質に合わせた食生活を、自宅でも実践しました。特に効果があったのが、朝の呼吸法。吐く息に意識を向け、吐く息と一緒に心の悩みや不安、体のだるさなどを体の外に出すようにイメージしながら毎朝実践。体がふわっと温まり、頭がすっきりし、1日を心と体を整えてスタートできるようになりました。また、アーユルヴェーダの初心者向けの本を参考にしながら、マッサージやヨガ、アロマテラピーなどを取り入れた自己流ケアで、体質改善に取り組む日々。結果、薬に頼らない治療法で手足のしびれ、背中の痛み、体全体のだるさなどが少しずつ改善され、改めて自然治癒力を高めるアーユルヴェーダのすごさを実感できました。冷え性に効果のある朝の一杯アーユルヴェーダのドクターに、体質改善にすすめられた朝の一杯。ターメリック(ウコン)、しょうが、フェネグリーク(インド香辛料)、黒糖を小さじ1杯ずつティーカップ一杯のお湯で溶いて飲むこと。飲み始めたばかりは、特に体調の変化は見られませんでしたが、3年近く飲み続けているうちに、確実に冷え性は改善されました。今は、手に入りやすいターメリックと自家製ショウガパウダーを毎朝の一杯に取り入れています。8年飲み続けていますが、薬ではなく食品なので体に負担がなく、手軽にスーパーで手に入るため、無理なく継続できる冷え性対策としてかなり良いと思いました。その他、大好きだったコーヒーは体を冷やすとドクターに忠告されたため、1日1杯までにセーブし、その代わりに紅茶やカフェインレスのお茶を飲むように心がけたのも、冷え性改善に役立ったと実感しています。まとめ年を重ねるごとに、なるべく薬に頼らない生活を心がけるようになりました。もちろん、即効性のある市販薬や医者に処方された薬を服用することはありますが、長い目で見た場合、どうしても薬を飲み続けることに抵抗を感じてしまいます。アラフィフになり、体調管理の大切さや健康のありがた味を身に染みてわかるこのごろ。インド式治療を通して、生活習慣や食生活に少しの工夫を取り入れることで、自然治癒力を高められ、心身ともに豊かな生活を送れることを身をもって体感しています。これからも、体の声になるべく寄り添い、体に負担のかからないケアを実践していこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/いずみ(53歳)独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。
2023年02月23日私は更年期症状が軽く、体調不良もほとんど起こらなかったものの、1つだけ悩まされたことがあります。それは夜になると氷のように足先が冷たくなるほど、体が冷えることでした。足先が冷えると眠れなくなるので靴下の重ねばきはもちろん、会社のデスク下に小型のヒーターを置くなどの対策もおこなっていました。それでも冬になると足先が冷たくて、靴下をはいて寝てもなかなか温まらずに困り果てていたのです。そんな私の冷え対策について紹介します。★関連記事:「体が冷えていると痩せにくい?」冷えを改善する温活で9kg体重減少に成功!【体験談】冷えの原因を探すと更年期になるまでは湯船に浸かって布団に入れば、足先が冷たくなることなどありませんでした。しかし更年期を迎えてからは入浴して上半身は温まっても、足先がすぐに冷えてしまうことに気付いたのです。なぜ更年期になって足先の冷えを感じやすくなったのかを調べると、女性ホルモンの分泌量の減少により、自律神経が乱れて血行不良が起こることがわかりました。これまでと同じ生活では冷えが改善されないとわかり、対策することにしたのです。ストレッチと筋トレの習慣化足先が冷えるのは自律神経の乱れによる血行不良以外にも、加齢で血流が悪くなっていることも原因なのではないかと思いました。足先はもともと血流が悪い部位である上に、加齢とともに筋肉量が低下して血液循環が悪くなっていることも冷えの原因と予想できます。そこで私は日常生活の中で、毎日必ず運動する習慣をつけると決めたのです。YouTubeをチェックして5分以内でできるリンパマッサージを兼ねたストレッチと、簡単な筋トレメニューの動画を探し、まずは毎朝おこなってみることにしました。最初は長く感じた5分のストレッチも慣れてくると物足りなくなるので、気分に合わせてダンスエクササイズを取り入れるなど、運動を継続するためのモチベーションをあげるよう意識しました。また毎日必ずおこなわなければならないと思うと億劫(おっくう)になるので、「2日続けてはさぼらない」「朝できなかったときは寝る前に軽くストレッチする」などのマイルールを作って無理のないように実践しました。食生活にもちょっとした工夫をもともと私には朝起きるとまず歯磨きをして、コップ1杯の水を飲む習慣がありました。しかし冷えを改善するにあたり、朝イチで飲むものを水から白湯に変えたのです。マグカップ1杯の白湯を飲んでからストレッチすると、汗をかき始めるまでの時間が短くなりました。またお味噌汁を飲む際には粉末のしょうがパウダーを溶かす、生野菜を避けて蒸し野菜を食べる、ペットボトル飲料をやめて小豆茶や黒豆茶を入れて飲むことを徹底したのです。1カ月ほど続けたところ、足先が冷たくて寒いと感じる機会が少なくなっていました。まとめ生活や食事の習慣を見直すだけでなく、入浴後も寝る直前まで靴下をはいたままにして足を冷やさないようにしています。それ以外にも血流が悪くならないよう足首と手首を締め付ける衣類は着ないなどの工夫も継続しています。湯たんぽを使用すると夜中に寝汗で目覚めてしまうので、寝る直前に布団の中で靴下を脱げる温かさにしてから寝ることが自分にとってのベストな方法であることもわかりました。今後も運動や食事にも気を付けながら、万病のもとである冷え対策をしっかりおこなっていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/サトウユカコ広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。
2023年02月03日薬湯入浴剤の販売を行う株式会社ほんの木(所在地:東京都千代田区、代表取締役:高橋 利直)は家庭で手軽に使えて冷えを改善できるオリジナル漢方入浴剤「あったか美人」(医薬部外品)を、2023年1月からリニューアル発売しました。オリジナル漢方入浴剤「あったか美人」URL あったか美人パッケージあったか美人内袋■開発背景*お客様の声/要望に応えて従来品を改良小社の「オリジナル漢方入浴剤」は発売以来30年の実績があります。この度、冷えからくる体の不調に悩まされているお客様の声にお応えして、手軽でリーズナブルな、効能効果のあるオリジナル漢方入浴剤をリニューアル発売しました。*商品開発者の想い私たちが本来持っている自然治癒力(自分自身で健康になる力)は、ストレスや冷えで低下しています。毎日の入浴で簡単にこの自然治癒力を高めて欲しいと開発したのが、オリジナル漢方入浴剤「あったか美人」(医薬部外品)です。*世の中の動きに対応した商品医療費の高騰や介護保険制度の見直しなど健康増進に関する支出がますます増える傾向にあります。そこで不調を積極的に予防することで、できるだけ病院や薬に頼らない暮らしを目指したい人を応援したいと思っています。■商品の特徴*冷えからくる不調に特に効果を発揮します手足が冷たい、食欲がない、体がだるい、疲れがとれない、眠りが浅い…。病気とも言えない不調の原因の多くは、「冷え」です。オリジナル漢方入浴剤「あったか美人」は、血液の流れを良くして、体を隅々までしっかり温め「冷え」を取り除きます。あったか美人のお風呂*生薬の有効成分が様々な症状に効果を発揮生薬の有効成分の働きで体が芯から温まり、以下の症状に効果を発揮します。「あったか美人」(医薬部外品)の効能効果…あせも、神経痛、腰痛、荒れ性、しっしん、リウマチ、うちみ、しもやけ、疲労回復、肩のこり、痔、ひび、くじき、冷え症、あかぎれ。あったか美人(医薬部外品)の効能効果継続的な使用で効果を実感*こだわりの生薬とハーブ10種類を配合身体を温めることを第一に、お互いに相性の良い7種類の生薬と3種類のハーブのみを厳選しました。また、生薬の刻み具合にもこだわり、効果の向上を実現しました。あったか美人に配合している10種類の生薬とハーブ…オウバク、センキュウ、トウキ、ショウキョウ、トウガラシ、カンゾウ、ドクダミ、カミツレ、チンピ、サンシシ。ブレンドされた10種の生薬とハーブあったか美人で使用の10種の生薬とハーブ*トライアスロン現役アスリートを継続中71歳になりますが、30年以上続けているトライアスロンはいまだ現役です。先日、体を酷使したせいか下肢のしびれや痛みがひどくなり、脊柱管狭窄症と診断されました。自分なりに体を温めることに気を配り、「あったか美人」を1週間続けて使用したところ、痛みがだいぶ和らいできました。これでしばらくはトライアスロンを続けられそうです。(川村 隆一さん 71歳)愛用者の川村 隆一さんお客様の声1お客様の声2■商品概要商品名 : オリジナル漢方入浴剤「あったか美人」(医薬部外品)発売日 : 2023年1月価格 : 3,300円(税込)内容 : 1箱30g×10包配合成分: オウバク、センキュウ、トウキ、ショウキョウ、トウガラシ、カンゾウ、ドクダミ、カミツレ、チンピ、サンシシ販売場所: ほんの木の通販「自然なくらし」URL : ■会社概要商号 : 株式会社ほんの木代表者 : 代表取締役 高橋 利直所在地 : 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-12-13 第一内神田ビル2階設立 : 1986年6月事業内容: 出版業、通信販売業、卸販売業資本金 : 1,000万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社ほんの木 お客様相談窓口TEL : 03-5280-1700お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月19日体が冷えると血行が悪くなり、頭痛や生理痛などの痛みや肌荒れ、便秘といった不調をもたらします。冬になるとつい外出もおっくうになって筋肉量が低下。まずます熱を生み出しにくくなることも。身近なアイテムをじょうずに使って冷えを解消しましょう。冷え取りに詳しい石原新菜先生が紹介します。教えてくれたのは…監修/石原 新菜 先生(イシハラクリニック副院長)日本内科学会会員。日本東洋医学学会会員。漢方医学、自然療法、食事療法により種々の病気の治療にあたる。クリニックでの診療のかたわら、テレビ出演や執筆活動、講演なども行う。『病気にならない 蒸しショウガ健康法』(アスコム)、『血圧・血糖値を下げる!やせる! 煮あずきパワー』(宝島社)など著書多数。★関連記事:女性の約8割は冷え性!?超簡単★ぽかぽか習慣で冷えを改善&ぐっすり快眠【医師解説】体を温めると良い理由1:免疫力が上がって風邪予防になる体温が1度上がると免疫力は一時的に5~6倍上がります。反対に1度下がると免疫力は30%低下するといわれています。2:基礎代謝も上がり痩せやすい体に免疫力と同様に体温が1度上がると基礎代謝も約12%アップ。体内でエネルギーが消費されやすくなり、痩せやすくなります。3:きれいな血液が巡ることで肌がきれいに美肌のためにと水分を多くとる人もいますが、冷えていると余分な水分がたまってますます体を冷やしてしまうことに。体を温めて血流を良くして、細胞に必要な水分や酸素、栄養を届けることが大切。4:腸の働きが良くなり便秘や下痢を解消下腹部を温めると腸の血流が促され、腸の働きが良くなって便秘・下痢の解消に。また水分の代謝を担う腎臓を温めることで、むくみ解消につながります。5:血行改善で生理痛がラクに生理痛は血行不良が原因の場合は多いので、普段から下腹部を温めるようにすると大分ラクになります。ホルモンの分泌も良くなるため、婦人科系のトラブルの緩和にも◎。6:体の巡りが良くなることで気持ちも前向きに漢方では、「気」の流れが悪くなると気持ちがふさいで落ち込みやすくなると考えられています。原因となるストレスを取り除くことはもちろん、お風呂にゆっくり入ったり体を動かしたりするなど体を温める生活を送っていると、巡りが良くなり心も元気になっていきます。体温を上げたいときのおすすめ冷え取りアイテム4選1:腹巻きおなかの中にある臓器を効率よく温めるのにピッタリなのが「腹巻き」。おなかは血液の量が多い場所。腹巻きを着用すれば温められた血液が巡るので、全身がぽかぽかしてきます。寒い時期だけ腹巻きを着用する人が多いですが、夏はクーラー冷えもあるので一年中身に着けると良いでしょう。素材はお好みのものでOKです。日中用であれば機能性素材の薄手のものであれば服に響かず、動きやすいでしょう。肌が弱い人は綿100%のものがおすすめ。夜寝るときは厚手で体を締め付けないものを選びましょう。冬は腹巻きが種類豊富に売り出されるシーズン。ぜひお気に入りの1枚を探してみてください。2:レギンス&レッグウォーマー冷え取りは「頭寒足熱」が基本です。こたつのように、上は薄着・下は厚着をして下半身からしっかり温めましょう。屋内に入って暑いと感じたら上着を脱いで体温調節してください。足首は皮膚の近くを動脈が走っているのでレギンスやレッグウォーマ―で温めるとぽかぽかに。さらに冬場は靴下の重ねばきをするとさらに温かく過ごせます。もちろん腹巻きも忘れずに!3:よもぎ蒸しパッド子宮や腸、膀胱にダイレクトに熱が伝わるのがナプキン型の温熱パッドのよもぎ蒸しパッド。シートの中によもぎなどを使った発熱体が入っていて、ナプキンのように装着するとじんわりと股から温まっていくもので、いろいろなメーカーから発売されています。生理中は使用できませんが、普段から下腹部を温めることで生理痛の緩和につながります。4:粉末しょうがしょうがは血行を促進させる作用があり、漢方薬の約7割に含まれているスーパー食材です。生のしょうがも良いですが、手軽に使えて温め効果も期待できるのが粉末しょうが。スーパーなどで手に入ります。体内の脂肪を燃焼させることで体温を上昇させる成分「ショウガオール」は、しょうがを加熱するとアップします。粉末タイプは加熱したしょうがを使用しているので、手軽に温め作用が得られて◎。紅茶や白湯、汁物などにちょい足しするなど、便利に使えます。まとめ石原先生イチオシの腹巻きは1,000円前後で手軽に購入できるものから人気ブランドのものまでたくさんの種類があります。中にはファッションアイテムとして使える、カラフルでかわいいデザインのものも。楽しみながら冷え取りライフを始めてみたいですね。取材・文/中澤夕美恵(49歳)出版社、編集プロダクションを経てフリーになって約20年。スポーツジム通いに目覚め、せっせと運動に励むものの1年で1kgしか減量しておらず、ズッコケる。いつか痩せると信じて今日もジムへ……。著者/監修/石原 新菜 先生医師。イシハラクリニック副院長。日本内科学会会員。日本東洋医学学会会員。漢方医学、自然療法、食事療法により種々の病気の治療にあたる。クリニックでの診療のかたわら、テレビ出演や執筆活動、講演なども行う。『病気にならない 蒸しショウガ健康法』(アスコム)、『血圧・血糖値を下げる!やせる! 煮あずきパワー』(宝島社)など著書多数。
2023年01月10日体の冷えが原因で、寝つきが悪いアラフォーの私。ささいなことでも気になって、夜中に起きてしまうことがあります。私の場合、特に夜中に起きてしまって、そのまま眠れないことがストレスでした。そのうち、背中の凝りをほぐしたり温めたりすることで朝まで安眠ができると気付き、ストレッチポール、岩盤浴、布団乾燥機などを使っていたのですが、寒い季節は入浴法にもこだわるように。口コミを読んで試したある商品について、リポートします。★関連記事:「え、おなかが冷えている!?」冷えの理由と救世主となったものとは【体験談】冷え性改善が期待できる中性重炭酸入浴剤を購入最初に試したのは「薬用BARTH中性重炭酸入浴剤」です。中性重炭酸泉になる入浴剤です。中性重炭酸泉とは、ドイツの温泉療養地で存在する泉質なのだとか。炭酸泡により、疲労回復や肩凝り改善、冷え性改善が期待できるそうです。私が見たとき、アットコスメで2位を獲得していて、2021年ベストコスメアイテム賞を受賞していました。口コミで美肌効果があること、汚れを取り除き毛穴をきれいにする効果があることを知り、半信半疑ではありましたが、不眠に悩んでいたので使ってみることに。9錠で990円(税込み)で購入しました。BIRTHを使ってみて感じたのは「薬用BARTH中性重炭酸入浴剤」は、お風呂に入る前に錠剤をお風呂に入れて使います。泡が出てくるタイプの入浴剤ではあるものの、色なし、香りなし。そのため、泡だけのバスタブを見て「本当に効果があるのかな」といぶかしみました。ちょっと物足りなさを感じながら入ってみました。実力が発揮されるのは、お風呂に入った後でした。子どもと一緒にお風呂に入ると、布団に入るころには体が冷えてしまってなかなか眠れないのですが、BIRTHの入浴剤を入れたお風呂だと、体がじんわりと温かくなっていて良い感じ。体が芯から温まっているのを感じました。ただし、「良いと言われて信用したから」こその、“プラシーボ効果”であることもあるため、何度か試してみました。でも、「薬用BARTH中性重炭酸入浴剤」を入れた日は、なぜだか安眠できることが多く、プラシーボ効果であっても安眠できるのは良いとリピートするようになっています。香りがある「中性重炭酸泉」もお試しBIRTHは香りなし、色なしの入浴剤なので、違う中性重炭酸入浴剤も試してみました。それが、エイトザタラソ ユーの「CBD&リトリートバブルスパタブレット入浴料ディープ」です。ディープとライトがあり、ディープを選んでみました。6錠で1,760円(税込み)なので、「薬用BARTH中性重炭酸入浴剤」の9錠990円(税込み)よりも高いです。エイトザタラソ ユーもタブレット状の入浴剤です。入れるとお湯が深い透明なブルーの色になって、ムスキーサボンの香りがします。成分は炭酸水素Naが入った重炭酸、エプソムソルトも配合してあり、溶かすとシュワシュワとした泡が出てきます。口コミによると発汗作用もあり、汗をかく人もいるようですが、私は冷えがあるのでじんわり温まる程度。とはいえ体の芯まで温まり、おまけに香りの効果もあり、満足感もある入浴剤です。入浴後は冷えることもなく効果を感じました。香りがあるタイプが好きな私は、ちょっと値段が高くても「CBD&リトリート バブルスパ タブレット入浴料ディープ」を取り入れつつ続けていこうと思っています。まとめ自宅で炭酸スパが楽しめる上、私にとって安眠効果もあった「中性重炭酸泉」の入浴剤は、あると気持ちが落ち着くお守りのような存在。中性重炭酸泉のお風呂につかると、体が芯まで温まり、眠るときも入眠しやすいと実感しています。寒さが厳しい季節は湯たんぽなど新たな温めグッズを取り入れていくとは思うのですが、今のところは入浴剤だけで効果あり。使う前までは本当に効果があるのか疑問だったものの、私の場合は想像以上に効果があったと実感できました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/Kumiko3(41歳)夫と小学生2人の4人家族。Webライター。子育てしながらの仕事は想像以上に大変。アラサーよりも疲れやすく、美容院では肩凝りを指摘され、夕方にはエネルギー切れ。白髪も生えてきて、毎日イライラするのはもしかして更年期!?それでも身だしなみは整えて、目指せナチュラル若見えキラキラ美人!
2022年12月02日私はこれまで、体が冷えるとか温めることについてまったく意識していませんでした。しかし、最近学び始めた薬膳で中医学に触れたことで「冷えは万病のもと」という言葉の意味を知ったのです。また冷えは、加齢によっても進むことも学びました。40代になり自分の体の疲れや凝りを敏感に感じるようになった今、その予防策として「温活」を始めました。これは私が日々の生活の中で、なぜ「冷え」を意識するようになったのか、そして「温活」を始めようと思ったきっかけについてのお話です。★関連記事:足先の冷えをなんとかしたい!「足指じゃんけん」で血行促進!足のむくみも軽減できた!【体験談】平熱は35度台、不調を感じたことはなかったけれど今でこそ平熱が36度以上ある私ですが、1年前は平均35度台でした。平熱が低いと36度後半でも体がダルくなって微熱状態に感じていたことを除けば、特に不調と感じたことはありませんでした。ただ体温が低かったせいか常に手足が冷たく、布団に入っても足先が冷えて、なかなか寝付けないことがよくありました。そして冬になると、よく指先にしもやけを作っていたのです。「冷え」について学び、すべてはそれが原因だったのではないかと考えるようになりました。「冷え」は肩凝りや疲れの原因にもなるそうです。40代という自身の体を見返したとき、やっぱり予防しなければと思い、意識して体を温める「温活」を半年前から始めることにしました。ゆったりとした時間で湯船につかる体が冷えないよう気を配ることもそうなのですが、まず見直したのはお風呂です。毎日湯船に入って温まっている……そう思っていたのですが、体の芯から温めるには入り方が問題でした。お風呂から出た直後は温かいものの、すぐに冷えてしまうのです。湯船には入っていましたが、ゆっくり時間を取るのが苦手で、熱めのお湯にサッとつかることが多いからかもしれません。忙しかったこともあり、知らず知らずのうちに短時間で済ませるようになっていったのだと思います。そこでとにかく長めに湯船につかることを意識しようと、まずは今までの湯船温度より1度〜2度ほど下げてみました。ゆっくり入ることで芯まで温まろうと考えたのです。「湯舟でゆっくり時間を過ごす」のがうまくできなかったので、スマホを持って入りYouTubeを見ながら湯船につかります。好きな動画を見ながらの時間はあっという間に過ぎてとても有効でした。岩盤浴で温活!デトックス効果もバツグンまた温泉好きだったこともあり、よく行く温泉に併設されている岩盤浴へも行くようになりました。岩盤浴は50度前後で湿度の高い岩盤房で温められた石の上に寝転がって汗をかきます。ただゴロゴロしているだけで汗が出るのでとてもラクちんです。始めたばかりのころは暑さに慣れずすぐに出てしまったり、汗もなかなか出なかったりと、これで効果が得られるのかなと思っていましたが、続けているうちに徐々に入る時間も長くなり、汗もかくようになりました。温活を始めて思うこと「温活」を意識し始めてまだ半年ですが、気付いたら平熱が36度台まで上昇していました。夏はエアコンや冷たい食べ物で体を冷やしがちですが、それでもこの半年で平熱が上昇したということは、湯船にゆっくり浸かったり、体を温めることを意識するようになったおかげかな、と自負しています。また、平熱が上昇したためか、足先の冷えは改善され寝つきが良くなるなどちょっとずつ効果を感じています。まとめ冷たいものではなく、温かいものを意識して食べたり、体を温める食材のしょうがや辛い物を使った料理を増やしてみたり、「温活」はちょっとした意識で始められます。その効果が目に見えてわかる訳ではありませんが、「冷えは万病のもと」という言葉を教訓に、不調にならないよう備えのつもりで続けていきます。ゆっくりではありますが、体を温めることを意識してこれからも「温活」に励んでいきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/くらげ(46歳)23歳社会人、専門2年、高2の娘を持つシングルマザー。本業の他に収入を増やそうと始めたWEBライターだが、時間の使い方がつかめず悪戦苦闘している。【自由と安定】を求めて絶賛精進中。
2022年12月02日20代のころから冷え性で、特に足先の冷えに悩んでいました。年を重ねるごとに冷え症が悪化していき、40歳となった今では真夏でも足先に冷えを感じることがあるほどです。改善しようと冷え性に効くというストレッチやマッサージなどを試しはするものの、時間が取れなかったり面倒になったりと、なかなか続けることができずにいました。そんなときに冷え性に効果的という「足指じゃんけん」を知りました。「足指じゃんけん」をおこなってみた体験談を紹介します。★関連記事:更年期になって冷えが悪化!受診は必要?対策は?【更年期の基礎知識7】冷たい足先…冷え性をなんとかしたい!冷え性の原因や改善方法をネットでいろいろ調べてみたところ、運動不足になると血流が悪くなり、冷え性が悪化するようでした。運動不足が悪いのはなんとなくわかっていたのだけれど、私の場合、面倒な運動だと続きません。どうにか簡単に運動する方法はないものかとさらに検索を続け、「足指じゃんけん」を見つけたのです。足指じゃんけんは、すべての足指を丸めてグー、親指だけを持ち上げほかの指を下げてチョキ、すべての足指を広げてパーを作ります。普段、あまり動かすことのない形に足指を動かすことで血流が良くなり、足の冷えの軽減につながるということでした。足指を動かすことによって、ふくらはぎも同時に動くため、足のむくみ解消にも効果が期待できるそうです。また、足指を広げるアイテムである「足指セパレーター」を使用することでも冷え性やむくみの改善といった、足指じゃんけんと同様の効果があるということでした。これなら、今まで挫折してきた冷え性改善の方法と違い、隙間時間に簡単にできそうな気がしたため、足指じゃんけんと足指セパレーターで足指を動かすことにしてみました。足指じゃんけんと足指セパレーターを実践調べたところによると、足指じゃんけんのグー・チョキ・パーの動きがスムーズにできないと、足裏の筋力が低下しているそうです。実際におこなってみると、思っている以上に足指が動かず、足裏の筋力の低下を実感しました。このグー・チョキ・パーの動きを1セットとして、毎日10回おこないました。足指を広げる足指セパレーターは100均で購入しました。装着すると、しっかりと足指を開くことができて、イタ気持ち良い感覚がたまりません! しかし、あまり長時間使用すると靭帯を傷つけてしまう恐れがあるということなので、大体10分程度の使用にとどめています。足指セパレーターを使用することで、縮こまっていた足指がほぐれていくように感じました。足先がポカポカ!むくみへの効果も実感1日の中で決まった時間は作らず、椅子に座ってテレビやスマホを見たりするときに、まず足指をほぐすために足指セパレーターを使用してから、足指じゃんけんをおこなうようにしました。すると、1週間ほどで足指の動きがとてもスムーズになり、足裏の筋力もアップしているような気がしてとてもうれしくなりました。足指セパレーターを使ってから足指じゃんけんをおこなったあとは、足先がほんのりと温かくなり、血行が良くなったように感じました。たくさん歩いた日の夕方以降はいつも足のむくみがひどいのですが、足指を動かすことで、足のむくみやだるさの軽減を実感できました。また、日ごろから足指の動きを意識する習慣がついたため、足指に力を入れる歩き方を心がけるようになりました。しっかりと地面を蹴っている感覚があるので、立っているときのバランスが良くなり、少しずつ猫背からシャキっとした姿勢に改善していっているような気がします。まとめ足指じゃんけんを始めたころは、うまくグー・チョキ・パーの形にすることができず、もどかしくなりました。指先に集中しながらおこなっていましたが、慣れてくると自然に足指が動くようになり、いつでもどこでも気が付いたときに実行できるため、気負わず持続できています。いろいろなメリットのある足指じゃんけんと足指セパレーターによる足指ストレッチをこれからも続けていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/demi(40歳)5歳の娘と夫の三人暮らしの主婦。お笑いが大好きで、思いきり笑うことがストレス発散になっている。
2022年12月01日寒さが日ごとに厳しくなる季節。肩こり、肌荒れをはじめ“冷え”からくるトラブルに悩む人が増えてくる。特に今年はいつまでも暑いと思っていたら、途端に冷え込む日があるなど、「寒暖差に体が追いつかない」と、悲鳴を上げる人も多い。「東洋医学では、血のめぐりが悪くなった状態を瘀血(おけつ)といいます。瘀血が続くと、冷えや肩こりだけでなく、肌の状態も悪化します。『顔色がよくない』と感じたら、それは体が冷えて、毛細血管が衰えているサイン。すぐに体の中から温めることが大切です」そう語るのは、薬剤師・国際中医師の大久保愛先生だ。大久保先生は、日本人で初めて国際中医美容師の資格を取得、漢方カウンセラーとして、年間2千人以上に体質改善のアドバイスを行っている。「毛細血管の衰えを放置してはいけません。人間の体に張りめぐらされている血管のうち、約9割が毛細血管です。血管には全身のすみずみまで血液をめぐらせ、酸素や栄養、免疫物質、ホルモンなどを届ける通路の役割があります。また、毛細血管は『壁細胞』と『内皮細胞』の二層になっています。加齢とともに毛細血管が老化すると、この二層の間に隙間ができて、リンパ管が水分や老廃物を回収できなくなり、血流も低下します。それらが血管外に漏れ出てしまうと、むくみやくすみの原因になるのです」(大久保先生・以下同)毛細血管を鍛えるのに効率的なのは、食生活を工夫すること。大久保先生がいま注目している食材が、“冬の万能薬”といわれるシナモンだ。「漢方医学では、桂の幹や枝の樹皮を桂枝、桂皮と呼び、生薬として活用しています。これらには抗酸化作用や、消化を促進して胃腸を健康にするはたらきのほか、血液の流れを改善させる作用があるとされています。そして、最近注目されているシナモンの香り成分が『シンナムアルデヒド』。これは内皮細胞にあるTie2(タイツー)というタンパク質を活性化させ、毛細血管の間にできた隙間を接着し、修復させます。すなわち、毛細血管を強化し、若返らせ、細胞の老化を防いでくれるのです」シナモンを摂取してから2〜3時間でタンパク質のTie2が活性化してくるという。継続して取り続けることが大切だ。シナモンを取るには、パウダー状のものやスティックを飲み物に入れて香りを楽しむなどの方法があるが、大久保先生がすすめているのは、シナモンスティックをオリーブオイルにつける「シナモンオイル」。アンチエイジング効果のあるポリフェノールとビタミンEを多く含むオリーブオイルにつけることで、シナモンとの相乗効果が生まれるのだとか。それをコーヒーや紅茶など温かい飲み物に入れたり、果物にかけたりして毎日の食生活に取り入れるだけ。「シナモンオイルは幅広い飲み物、食べ物との相性がいいので、上手に習慣づければすぐに体の中から変化が表れてきますよ」作り方はとっても簡単。清潔な保存瓶にスティックタイプのシナモンを10本入れて、オリーブオイル100〜150ml程度を注ぐだけ。密閉した状態で日が当たらない場所で保存する。常温で2週間ほど置いたら使えるようになるという。オリーブオイルが少なくなったら、そのつどつぎ足してもOK。3カ月程度は使えるという。「シナモンスティックには大きく『セイロンシナモン』と『カシアシナモン』の2種類があり、カシアは過剰に取ると肝臓にダメージを与える可能性があるクマリンという物質を多く含んでいます。購入の際にはパッケージに書かれている原材料を確認して、クマリンの含有量の低いセイロンを選びましょう」食べるだけでなく、肌に塗ってマッサージに活用しても血管の若返りにつながるという。肌に使う際には、必ずパッチテストを行って、異常が出ないか確認しよう。これから迎える冬本番。シナモンオイルを毎日の習慣に加えて、冷え知らずで過ごそう!
2022年11月21日冬の寒さによる冷えから招く不調冬は気温の低下によって体が冷え、あらゆる不調を招きやすくなります。冷えによる血行不良、冬の運動不足などから、心臓から遠い手先や足先が冷たくなる冷えによって血液やリンパの流れが悪くなり、むくみや疲労感を感じる体温や免疫力の低下から風邪を引きやすくなる、疲労感が取れにくくなる寒さから体を守ろうと、脂肪を蓄え冬太りしたと感じるお腹や腰まわりの冷えによって血流が悪くなり、生理痛を強く感じるあらゆる不調や悩みを招かない、ひどくさせないためにも寒さ対策や冷え予防が大切です。外出時や室内の冷え対策として、アウターやインナー、靴下などの衣類、体の外側から温めるカイロ、電気毛布、ブランケット、ヒーターなどの温めグッズの使用や、体の内側から火おこしするようなイメージで適度な運動をしたり、体を温める食材や食事にするなどの工夫が欠かせません。体の外側と内側を温める冷え対策といえば「入浴」体を外側と内側から温めることが出来るものと言えば「入浴」です。入浴は温熱効果、浮力、水圧効果があります。温熱効果によって血行が促進され、全身に酸素や栄養が運ばれやすくなります。疲労や老廃物が排出しやすくなることから、むくみ予防、生理痛予防にもなり、寒さや緊張によってこわばった体をほぐすことができます。入浴は熱すぎずぬるすぎない40℃くらいの温度で、10分~20分ほどがおすすめです。美容家おすすめ温活バスグッズ筆者はむくみ、疲労、冷え対策にほぼ毎日入浴をしていて、さまざまなバスグッズを愛用していますが、特に冬の冷え対策におすすめなアイテムをご紹介します。ウィズフェムHOT YAWARAGU HERB BAG(医薬部外品)出典:byBirthまず一つ目は、あらゆる効果が期待されている生薬で作られた「ウィズフェム HOT YAWARAGU HERB BAG(医薬部外品)」です。出典:byBirth一袋あたり10包(10回分)入りで、バッグには生薬を刻んだものが包まれていて、湯船に入れたあともみ出すタイプです。出典:byBirthバッグを揉むとお湯が薄黄色っぽい色に変化し、生薬の香りが広がります。生薬は昔から体に良いというイメージがあると思いますが、冷え性、疲労回復、肩こり、腰痛、しもやけなど16の効果効能があるので、体の芯からじんわり温まりたい人、あらゆる悩みを感じる人におすすめだと思います。ウィズフェムTOTONOU BATH SALT出典:byBirth次に筆者がよく使っているのは、よもぎ蒸しとゲルマニウム温浴が組み合わさった「ウィズフェム TOTONOU BATH SALT」です。出典:byBirthゲルマニウム温浴の入浴剤はよくありますが、よもぎとの組み合わせは新しいです。一箱10袋(10回分)入りなので使いやすいですし、友人へのプレゼントなどにもおすすめです。出典:byBirth体の芯からポカポカ温まる感じがあるので、長時間外にいることが多い、冷えやむくみを強く感じる人におすすめです。出典:byBirthお湯はよもぎのような色味になりますが、そこまで香りが強すぎません。ウィズフェムAROMA MICHIRU BATH POWDER出典:byBirth癒しやリラックスを重視したい人におすすめなのは「ウィズフェム AROMA MICHIRU BATH POWDER」です。出典:byBirth一ボトル約13回分のパウダータイプで、お湯に入れるときめ細かな微発泡湯になります。出典:byBirthフローラルの香りなので、体の冷えも気になるけど緊張やストレスなどで疲れた体を労りたい、リラックスしたい場合におすすめです。シーボディイルコルポ ミネラルバスストーン出典:byBirthこの秋から毎日のように愛用している「シーボディ イルコルポ ミネラルバスストーン」。出典:byBirthネットの中には遠赤外線を放出する「角閃石」が入っています。出典:byBirthお湯をはった浴槽にネットのまま入れると、遠赤外線が放出され岩盤浴のようなじんわり温かい感じを楽しむことができます。無色無臭で他の入浴剤やエッセンシャルオイルと組み合わせることもでき、繰り返し約3ヶ月使えるので重宝します。シーボディイルコルポ ミネラルバスパウダー出典:byBirth「シーボディ イルコルポ ミネラルバスストーン」と合わせて使うのにもおすすめなのが、「シーボディ イルコルポ ミネラルバスパウダー」。出典:byBirthミネラル豊富な宮古島の雪塩と海藻エキスで作られた入浴料です。出典:byBirthユーカリを基調とした上品な香りで、温浴効果も高く冷え予防とリラックスを叶えます。スクワランやパパインの美肌成分も配合されているため、しっとりなめらかな肌に整えます。「シーボディ イルコルポ ミネラルバスストーン」と「シーボディ イルコルポ ミネラルバスパウダー」は単品使いでも良いですが、合わせて使うとより温浴効果が高まります。まとめ手先や足先の冷え、体の芯からの冷え対策には「ウィズフェム HOT YAWARAGU HERB BAG(医薬部外品)」「ウィズフェム TOTONOU BATH SALT」「シーボディ イルコルポ ミネラルバスストーン」冷えによるむくみ、疲労感対策には「ウィズフェム TOTONOU BATH SALT」「シーボディ イルコルポ ミネラルバスパウダー」冷えによる生理痛予防には「ウィズフェム HOT YAWARAGU HERB BAG(医薬部外品)」「シーボディ イルコルポ ミネラルバスストーン」リラックスしたい時には「ウィズフェム AROMA MICHIRU BATH POWDER」「シーボディ イルコルポ ミネラルバスパウダー」がおすすめだと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
2022年11月17日寒い時期になると、「体の冷えが気になる」「風邪をひきやすい」など不調に悩む人も多いのではないでしょうか。適度な運動や休養なども大切ですが、食事も体調管理のためには重要です。今回は管理栄養士の筆者が、体のさまざまな不調に合わせて、摂るべき栄養やおすすめの食材、調理法などをお伝えします。体の冷えが気になるとき気温が下がってくるにつれて、体の冷えが気になるという人は多いでしょう。また、夏場であっても手足など体の末端が冷えやすいという人も。このような「冷え性」は、血流が悪いことが主な要因と考えられます。血流が滞っていると、肩こりや腰痛を引き起こす可能性もあるでしょう。冷えが気になる方におすすめの食材は生姜です。加熱した生姜は体の中から温めてくれる働きがあります。寒い季節は汁物や鍋、紅茶など温かいものに入れて摂ると良いでしょう。また、たんぱく質が不足していると筋肉量の不足をまねき、代謝が低下して冷えやすくなる恐れがあります(※1)。たんぱく質を豊富に含む肉・魚・卵・大豆製品などはできるだけ毎食摂るようにすると良いでしょう。風邪をひきそうなとき風邪のひき始めには、免疫力を維持するためのビタミンやミネラル、体を温めてくれる食材を含む料理を食べることがおすすめです。体を温める食材は生姜のほかに、ねぎや玉ねぎ、唐辛子、味噌やキムチなどの発酵食品などが挙げられます。そのほか多くビタミンやミネラルが含まれる野菜や果物を積極的に摂りましょう。また風邪をひき始めた体には、消化に良いものを選ぶことが大切。みそ汁や鍋料理など、ねぎや生姜などを使った消化しやすい料理が良いでしょう。果物は消化に良くないものもあるので、皮や種があるものはなるべく避けて、皮をむいたりんごやバナナを食べるのがおすすめです。肌荒れや乾燥が気になるとき肌の調子が悪いときにおすすめの栄養素は、コラーゲン生成を助けるビタミンC、抗酸化作用のあるビタミンAやE、肌の材料となるたんぱく質、腸内環境を改善する食物繊維などです。ビタミンCは野菜や果物に含まれており、水に溶ける性質があるため、毎日意識して摂るようにしましょう。ビタミンAはにんじんやかぼちゃ、ほうれん草など色の濃い野菜に多く、ビタミンEはアーモンドなどの種実類や植物油などに多く含まれています。ビタミンAとビタミンEはどちらも油に溶けやすく、抗酸化作用が高いビタミンです(※2)。炒め物など、油と一緒に摂ると良いでしょう。食物繊維は野菜や海藻、きのこ、大豆製品などに多く含まれます。食物繊維を効率よく摂るには、主食に取り入れるのがお手軽。主食を玄米や雑穀米、全粒粉パンなどに置き換えてみましょう(※3)。胃の調子が悪いとき胃もたれしている感覚があったり、お腹の調子がよくなかったりするときは、消化に良い食べ物を選びましょう。たとえば、雑炊やうどん。主菜となる食材では白身魚やささみ、豆腐、卵などが良いでしょう。野菜なら繊維質が少ない大根や白菜、人参やかぼちゃなどをやわらかく煮たものがおすすめです。逆に消化に悪いものは、脂質の多い肉や魚、繊維の多いごぼうやたけのこ、きのこ、海藻など。唐辛子や炭酸飲料、アルコール、カフェインの多い飲み物などは胃の刺激になるためできるだけ避けましょう。体調に合わせて栄養補給を不調を感じるときには、バランスの良い食生活を心がけることやストレスをためすぎないこと、しっかり睡眠をとることなども大切です。これから迎える冬に向けて、体調管理を意識した生活習慣を心がけましょう。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 加齢とエネルギー代謝※2 厚生労働省.e-ヘルスネット 抗酸化ビタミン※3 厚生労働省.e-ヘルスネット 食物繊維の必要性と健康©byryo/Gennaro Leonardi/EyeEm/Elizaveta Antropova/kazoka30/gettyimages文/管理栄養士・寺内麻美
2022年11月12日