映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。<前篇>では、シンプルな暮らしに目覚めたきっかけや、ものを手放すコツについて伺いました。今回は、もの、人との付き合い方や環境づくりについてです。小川さんが考える、もの、人との付き合い方小説の中でも「食」へのこだわりが垣間見られる小川さんが、食との「付き合い」で心がけていることは?「作り手がちゃんと見えて、その人が真っ当な仕事をしていることが大事。例えば醤油を買うということは、その人の生活を支えることでもあるので、1対1の関係で付き合っていきたいと思うし、これと決めたものに関しては浮気をしないで、責任を持って付き合う。私が買っているところは一人で作っていたり、小規模のところが多く、続けていってほしいから、責任を持って買い続けることも大切かなと思います」「食に関わらず、私は気に入ったものをずっと着たり、履いたり、食べたりする方が安心できて好きです。不注意で壊してしまった器も金継ぎで直して使っていますが、愛着が湧いて唯一無二のものになってくるんです。だから直して使えるような、いいものを使い続けたい。1年で手放すより、いいものを長く使ったほうが最終的に経済的だと思うし、使い続けると味が出て、それは時間が作ってくれたものだから貴重だと思います」ものを減らした結果、身軽になっただけでなく、心にもゆとりができたのだそう。40歳からは引き算 必要かどうかを吟味していく「あまり抱え込みすぎると動けなくなってしまいますよね。物理的なものも、荷物も、目に見えない人間関係も。ひとつずつ必要なのかどうかを吟味して、これはなくても生きていけると思ったら手放していく。人間関係も『狭く、深く』。ストレスを溜めるのは自分にとっても、相手にとってもよくないことだと思うので、見晴らしよく、無駄なことはしないでいいかなと思うようになりました」「もっとものを減らして、最後はものも人も、本当に大好きなものだけに囲まれて人生を終わりたい(笑)。台所も、最後は鍋一個だけあるのが理想です。自分が人生を終えたときに、なるべく周りの人が迷惑をしないで済むように、いいものがあればまた次に使ってくれる人も見つかってゴミにならずに済むと思うので、そういうことはもう考える時期かなと思います。40歳になるまでは足し算で、欲しいものを手に入れていたと思うんですけど、人生の折り返し地点を過ぎ、ここからは引き算でどんどん手放して、その分余白をいっぱい作りたいなって思うようになりましたね」自分の “五感” を大切にする強い意志を持って、規則正しい生活も心がけているという小川さん。なかなか同じようにするのは難しいかもしれませんが、最後に、もう少しシンプルに生活するためのアドバイスをいただきました。「週末はインターネットを見ない、夜中は返事を出さない、など自分の中で決めては? 自分でルールを作っても、そんなに大きな迷惑はかからないと思うんですよね。もしかしたら、誰か少しは返事を待つかもしれないけど、体調を崩す方がもっと大きな迷惑をかけるし、起き上がれなくなってしまうことの方が損失です。だから、メリハリは大事だと思いますね。ものも情報も溢れているので、自分でガードしないと溺れてしまいます。それから、自分が「これが好き、嫌い」という、すごく野生的な感情を大事にすること。頭だけで考えると、どうしてもいろいろなことを考えてしまいますが、五感だけで判断してもいいくらい。心地いい、この肌触りが好き、これに包まれていると安心する、という感性を大事にしていくと、少し楽になると思います。みんなそれぞれ感覚が違うので、人がいいと言っているからではなく、自分が感じることを大事にすると、ちょっとシンプルになるのかなと思いますね」 ▼五作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント <前編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。最新刊のエッセイ『これだけで、幸せ』(講談社)では、自身の驚くほどシンプルな暮らしと、それを実践するための29のルールを紹介し、そのライフスタイルも注目されています。そんな小川さんに、ものを手放すコツやシンプルに暮らすための方法について伺いました。シンプルな暮らしに目覚めた、モンゴルとドイツへの旅小川さんが現在のような暮らしを始めるようになったのは、6年ほど前に旅したモンゴルで、移動式の住居(ゲル)に滞在したことが大きかったのだといいます。「同じ時代なのに、全然違う生き方をしている人たちがいることは、本当に衝撃的でした。夏になると必要な荷物だけ持って移動するので、モンゴルの人たちはものを増やさないという意識が高く、鍋ひとつでお湯を沸かして、炒め物や煮物、何でも作るんです。そのやり方がシンプルで賢くて、それで十分という気がすごくしたんですよね」「自分がこれまで、いかに『お湯はやかんで沸かすもの、ごはんは炊飯器で炊くもの』という、決められた価値観に縛られていたかに気づきました。いつでも行きたいところに行けて、いろんなことができる、ものを持たない暮らしの方が本当は自由なんだって。気持ちの上では遊牧民のように、ものを持たずに身軽に生きていくというのが、自分の中のテーマになりました。もし災害にあったとき、生き残っていけるのはモンゴルの人たちの方だなと思うんです。何でも自分で直せたり、空模様で明日の天気がわかったり、ナビなしで地形を見て行きたい方向に行けたりと、知恵が豊富なんですよね。そういう人間力みたいなものを身につけたいと思いました」勇気を出して減らす。いいものは、長く使う。モンゴルの人たちは、“ものが持てないからではなく、自分の意思で持っていない”ことに気付かされ、ものを増やさないためには、自分で意識をしていかなくてはいけないと思ったのだそう。「“いらないものはいらない”と意識しないと増えてきてしまうんです。だから、断るのにはエネルギーはいりますが、自分が使わないと思ったらその時点で「結構です」とできるだけ言うように努力しています」同じように小川さんが大きな影響を受けたのが、毎年夏に過ごすようになったドイツ・ベルリン。そこでは、「いいものを長く使う」ことを学んだのだとか。「日本では、ものを安く買って壊れたら買い換える、といのうが主流。でもドイツでは最初にいいものを買って長く使い、壊れたら修理に出してまた使うというのが定着しています。いいものはそれなりにいいお値段がするので、買うときに考えるのですが、それもいいことだなと思います。自分のところに来たものに関しては、責任を持って大事に使うのがいいと思います」迷ったら保留箱へ。ものを手放すヒントそうしてものを厳選し、携帯電話すら持たなくなったという小川さん。ものを手放す秘訣は?「使わないで持っていることが、そのものにとっても、それを作った人にとっても一番悲しいことだし、失礼な気がします。やっぱり使われてこそだと思うんですね。私は相手が喜んでくれることが好き。だから値段などは考えないようにして、自分よりもっと上手く使ってくれる人がいるなら渡して、そのものがより気持ち良く使ってもらえたら幸せです。もちろん、すごく気に入って手に入れたけど使っていないもの、手放すことはできないものも結構あります。そういうものは保留にしておいて、時間をかけて別の使い方を探していくのも楽しいんです」「見立て」を待つ保留中の箱には、ここまで入れたらもう入れないというラインを決め、常にいっぱいにはせず、余白を設けるようにしているそう。そうして、小川さんが日々使う道具や生活用品は、「一生付き合いたい」ものばかりになりました。「一生付き合いたい」ものだけで、暮らすヒント「ものを選ぶときに、ゴールを決めることは必要だと思います。これでもういい、と思ったら、とことん繰り返し使うのが好き。たどり着いたものに関しては、あまり浮気はしないですね。引越をしたことも、いかに自分が無駄なものを溜め込んでいたかがわかる、いい機会でした」「来客が多く、以前は同じティーセットを6客欲しいと考えていましたが、ベルリンのカフェに行くと、ティーセットだけでなく、椅子や家具も古くてバラバラ。でもお店の人のセンスでバランスが取れていて。6人のお客さまに同じもので出さなくてもいいんだなって。年に数回のためだけに、スペースを取ることがすごく無駄だと気付くと、逆に同じもので揃えていることの方が変な感じがするようになりました」収納スペースの半分は空けるようにして、たっぷり隙間を作るという小川さん。1年に1回は見直し、全然使っていないものは場所を取るだけ、と考えて手放すのだといいます。「毎年夏は、ベルリンで普通の家を借りるのですが、すごくスッキリしているんですね。もちろん住環境がいいというのもありますが、それにしても必要なものしか置いていなくて。自分の家も、誰にでも貸せるような空間にしたいなと思います。それにはわかりやすくしておかなきゃいけないし、そうできたら理想ですね」モンゴルとドイツで目覚めた小川糸さんのシンプルな暮らし。<後編>は、もの、人との付き合い方、五感が喜ぶ環境づくりについて伺います。 ▼五感を大切に、必要なものを選ぶ作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント<後編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日東京都・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、新進作家の登竜門として知られる公募コンクール「FACE」受賞作家12名の近作・新作約90点を展示する「絵画のゆくえ2016FACE受賞作家展」を開催する。会期は2016年1月9日~2月14日(月曜休館、ただし1月11日は開館)。開館時間は10:00~18:00(入館は17:00まで)。観覧料は一般600円、大・高校生400円、中学生以下無料。同展は、2012年度に創設された公募コンクール「FACE」の3年間の、「グランプリ」および「優秀賞」受賞作家たち12名の、近作・新作約90点を一堂に会し、あわせて過去のグランプリ受賞作3点も展示することで、時代の感覚を捉えた作品の真価を問い、「絵画のゆくえ」を探るもの。「FACE」は、年齢・所属を問わない新進作家の登竜門として毎回数多くの応募があり、出品作品は美術評論家を中心とした審査員による厳正な審査のもと、将来国際的にも通用する可能性を秘めた作品を入選とし、さらに優れた作品には「グランプリ」、「優秀賞」等の各賞を授与しているという。また、同展では、各作家30分のアーティスト・トークが開催される。1月9日は堤康将、永原トミヒロ、近藤オリガ、田中千智、1月16日は川島優、二川和之、眞田勇、西村有、1月23日は宮里紘規、大橋麻里子、和田和子、村上早によるアーティスト・トークが開催される。各日とも開始時間は14:00~。また、休館日に貸切の美術館で、ボランティアガイドと対話をして楽しむ参加型の作品鑑賞会「ギャラリー★で★トーク・アート」が開催される。開催日時は2016年2月8日14:00~約2時間(対話鑑賞と自由鑑賞各1時間程度)。参加費は500円(観覧料不要、中学生以下無料)、参加する際の詳細に関しては同館Webページで確認できる。
2015年12月25日優れた若手映画作家の発掘と育成を行うプロジェクト「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」が今年も募集を開始した。本プロジェクトは数々の映画監督を輩出しており、今月末公開の『グッド・ストライプス』の岨手由貴子監督、6月公開の『トイレのピエタ』の松永大司監督も本プロジェクトの出身だ。その他の写真「ndjc…」は文化庁の委託事業で、NPO法人 映像産業振興機構が2006年から行っているもの。団体から推薦を受けた作家の中からワークショップ参加者を決め、同一の課題・条件下で5分間の短編を制作。その中から製作実地研修に参加する作家を決定する。参加者はプロのスタッフやプロデューサーの指導・助言を受けながら2か月かけてオリジナルの脚本を執筆し、約30分のオリジナル劇映画を製作する。ポイントは撮影が35ミリフィルムで行われることで、自主映画では予算の関係からなかなか導入することが困難な35ミリフィルム撮影で新作映画を製作することができる。完成した作品は発表会・講評会が行われた後に一般公開され、国内外の映画祭への出品や劇場での上映の働きかけも行われる。本年度の募集はすでに始まっており、今月21日(木)には募集説明会も開始。今年も映画祭や学校などから推薦された才能あふれる若手映画作家が数多く集まる予定だ。
2015年05月19日日常生活で、身近な植物に目をとめることがありますか? 道端でそっと咲いている名も知れない草花がやがて朽ち果てていく様子は、誰にも気づかれない風景かもしれません。それでも懸命に咲く彼らが放つ、生命力の輝きには類まれな癒しがあります。花は生きている花、あるいは生を終えた(枯れた)花にしか“美”を認められずにいたのに、シルクフラワー作家・中島みゆきさんの作品に出会った時、そのはかない一瞬の命を切り取って絹布に封じ込めた、こんな美しい別世界があるのか…と心が震えました。シルクで創られた花たちが語り始めるポエティックな遊び心に、あなたも触れてみませんか?植物に癒され、退社して花を創るシルクフラワー作家にジュエリーメーカーに勤めていた頃は、充実していたものの、多忙で草花に目をやる余裕すらなく、まとまった休暇を取って、家にこもったり散歩したりしながら、この先どうしようかな…と考えていた、というみゆきさん。そんな中、道端に咲く雑草に、ふと目がとまった時、心がとても軽くなったそうです。そして、会社を辞め、最初は趣味のつもりで、一人で布花を創り始めたのでした。あるファッションデザイナーが、みゆきさんの作風を評価してくれたことも励みになり、シルクフラワー作家になることの背中を押してくれたとか。何より、布花を創ることで心のバランスが保たれたといいます。もともとは学生時代、サンフランシスコ在住の大好きな伯母を訪ねた時、手芸好きでハットコサージュなどを手作りしていた伯母からシルクフラワーを勧められたのが始まり。彼女が一時帰国した折、一緒に花材屋さんに行ってコテなどの道具を揃え、作り方の手ほどきを受けていたみゆきさん。2013年には、SOIE:LABO(ソワ・ラボ)というブランドを立ち上げます。同年、結婚した夫、音楽家の中島ノブユキ氏との出会いも、みゆきさんが創ったコサージュを彼がサイトで見て気に入ったことがなれそめ、という素敵なエピソードが…。イヴ・サン=ローランとミケランジェロの「ピエタ」に心酔みゆきさんの美意識の萌芽は、15歳の時に遡ります。母親からイブ・サン=ローランの本をプレゼントされ、エレガントで華やかだけれど、繊細さゆえの危うさ、女らしいだけではないマニッシュな魅力に開眼。イヴ・サン=ローランが、自分と向き合い葛藤し苦悩する姿が伝わってきて、胸が締めつけられたとか。高校時代は、美術史で学んだミケランジェロの「サン・ピエトロのピエタ」、磔刑に処されたキリストの亡骸を腕に抱く聖母マリアの彫刻に、心をワシ掴みされます。大学3年の時、訪れたイタリアのサン・ピエトロ大聖堂で、実物を見た時は大泣きしたそう。彼女の作品に、きれいで可愛いだけじゃない、時にデモーニッシュな魅力が漂うのは、そんな影響もあるのでしょうか。まるで、男装して社交界に登場したことでも衝撃を与えたフランスの女流作家、ジョルジュ・サンドに似合いそうな…とでも形容したくなります。新作は、カズオ・イシグロの小説「私を離さないで」から着想2014年11月14日(金)~16日(日)、代々木上原のhako galleryで開催される展示会「SOIE:LABO 2015 S/S “あいまいなふちどり”」では、愛読書、カズオ・イシグロの小説や、フランスで活躍したアルメニア人画家、ジャン・ジャンセンから着想を得た作品が並ぶ予定。「コンセプトを先に決めて創るのは苦手なんです。その折々、心に飛び込んできた本や映画、絵画、音楽などが持つ空気感や背景と植物が重なった時、作品のイメージが生まれます。『私を離さないで』は辛いストーリーですし、ジャンセンの絵も独特の暗さがあるけれど、その辛さ、暗さの中に潜む美しさにこそ胸をかき乱されます」そう語るみゆきさんの作品に触れて、癒しと感動を味わってみてはいかが? 秋の装いに似合うコサージュやアクセサリー、憧れの世界で一つのブライダルアイテム、インテリアにも…。彼女の花たちは、詩情あふれるロマンティックな世界へ誘ってくれるでしょう。・ SOIE:LABO(ソワ・ラボ) ・ hako gallery
2014年10月17日放送作家になりたい! という人は結構多いそうです。放送作家の頂点として誰もが思い浮かべるのは秋元康大先生でしょうが、いきなりあんな風にはなれません。駆け出し放送作家はどんなことをやってるのでしょうか。2012年の5月に某芸能事務所所属の放送作家になった、松下トモヒロさんに聞いてみました。――放送作家になって3カ月ぐらいだそうですが、どんな仕事をしているのか教えてください。松下さん最近の1週間はこんな感じです。■月曜日●14:00~17:00先輩作家の担当している(某大手Y社所属若手による)お笑いライブの企画会議。■火曜日某企画のリサーチ。テーマは「過去に犯罪を犯してしまった芸人」、「過去に脱いでいる芸人」。1日中やる。■水曜日●21:30~22:30若手ライブの企画。5組10人が出るのでネタ見せ会議。■木曜日単行本の企画のリサーチ。テーマは悪役の名セリフ。1日中調べる。■金曜日●12:00~17:00所属事務所の芸人さんのネタ見せ会議。■土曜日依頼されたニュースサイトの仕事をする。1日中■日曜日●15:00~17:00所属事務所のライブ。夕方は10組から1組を選ぶ選抜ライブ。選ばれた1組は夜の部に出られる。●18:00~20:00所属事務所のライブ。夜の部。14組が出場。――この1週間で収入はどのくらいになりますか。松下さん収入になったのは土曜日のサイトの仕事だけですね。10,000円ですよ(笑)。――リサーチの仕事ってお金もらえないんですか?松下さんリサーチの結果が番組で採用されて、放映されてやっとお金もらえるって感じです。仕事を手伝ってと僕に振ってくれた先輩にまずお金が入らないと僕のところにまで届かないです(笑)。――放送作家も最初は徒弟制度なんですね。松下さんやっぱり先輩に仕事の仕方を教えてもらいながらじゃないと。だって業界のこと何も知らないわけですから。仕事もらえるルートも先輩に紹介してもらわないといけませんし。――「ネタ見せ会議」っていうのは何をするんですか?松下さん若手の芸人さんが、ライブにかけるネタを会議室で順番に演じるんです。で作家数人が見て、「こうしたらいい」とか「こういうネタどうですか」みたいに意見を出すんですよ。ネタを練る場ですね。――いきなりそういう仕事もするんですね。松下さん事務所によって違うんでしょうけども。自分が提案したネタを芸人さんに採用してもらった時はウレシイですよ。ネタ書いてる時はやっぱり楽しいですし。――松下さんの目標は何ですか?松下さんまずは「放送作家です」と名乗れるようになること(笑)。今のままでは無職と言っても過言ではないですから。将来的には、漫才やコントが書けて、番組では新しい挑戦のできる作家になりたいです。放送作家の世界は本当に実力主義。駆け出し作家は収入面が大変なようです。それでもなりたい人が多いのは「その仕事に夢がある」からでしょう。みなさんは放送作家という仕事をどう思いますか?(高橋モータース@dcp)
2012年10月29日ふだんよく使っている文房具。その使い方をちょっと工夫するだけで、さらに実用的な文具に早変わり。そんな簡単&便利な文具の“ちょいワザ”を紹介した本『ちょいワザ文具術』(ポプラ社)が発売! 著者は、雑貨の企画やデザイン、雑誌のイラストなどの仕事をしながら、手づくり文房具などの書籍を多数出版し、以前、アトリエ訪問のコーナーにもご登場いただいたことがある、宇田川一美さん。本書では、身近な文房具をより有効的に使う“ちょいワザ”をかわいいイラストエッセイ付きで紹介しているのがポイント。オフィスを舞台に、ズボラ4人娘がさまざまな文具の“ちょいワザ”を楽しく紹介してくれます。たとえば、雑多に散らばるモノたちを上手に収納する整理術や、仕事の効率をアップさせる文具の作り方、さらに、文具と文具を組み合わせて自分用にアレンジした文具など盛りだくさんで、46の実用的なアイデアが紹介されている。実際の文具の使用例も写真で紹介されているので、とてもわかりやすく、親しみやすいキャラクターたちが繰り広げるイラストエッセイもかなり楽しめます。また、いろいろなタイプのクリップを集めたクリップ図鑑や、海外のおしゃれな文房具を紹介したコラムなどにも、宇田川さんならではのセンスがキラリ。イラストエッセイはオフィスが舞台とはいえ、紹介されている“ちょいワザ”は家でも使えるものばかりなので、即実践できるはず。ぜひ参考に、毎日のシゴトや雑用をはかどらせちゃいましょう! 『ちょいワザ文具術』 著者:宇田川一美定価:1050円発行:ポプラ社 取材/田辺香
2012年10月23日アッシュ・ぺー・フランス(株)場と間事業部が主催する、デザインとアートとプロダクトの合同展示会「場と間vol.3」が、10月24日(水)~28日(日)の5日間ラフォーレミュージアム原宿(6階)で開催される。「場と間」とは、アーティスト、クリエイターが作り出す個性的な作品や、アジア、エスニックなどの様々な商材が揃い、ライフスタイルの向上を目指す合同展示会。業界向けの合同展示会に一般の方にもご来場いただき、“買える”という試みも取り入れている。更に「場と間vol.3」の開催に合わせて、エントランススペース(1階)では10月24日(水)~11月4日(日)の期間で、「ちょっとした遊びごころ」をテーマに、フランスで開催されているクリスマス市のような期間限定ショップ 「Marché de Noël H.P.FRANCE」が展開される。様々なクリエイション溢れるブランドを集めた、テーマ性の異なる二つの市場(マーケット)を「H.P.DECO 好奇心の小部屋」のバイヤー、馬場雅人が演出する。【開催概要】○「場と間 vol.3」 期間:10月24日(水)〜10月28日(日) 10月24日/14:00〜18:00 10月25日〜27日/11:00〜19:00 10月28日/11:00〜17:00 ※一般入場は26〜28日会場:ラフォーレミュージアム原宿 (ラフォーレ原宿6階)入場料:一般500円主催:アッシュ・ペー・フランス株式会社 場と間事業部公式URL:○「Marché de Noel H.P.FRANCE」期間:10月24日(水)〜11月4日(日)/11:00〜20:00会場:エントランススペース(ラフォーレ原宿1階)■フランスのライフスタイルブランドから伝統工芸メーカーなどが出展場と間 vol.310.24(Wed)−28(Sun) @LAFORET MUSEUM HARAJUKU(ラフォーレ原宿 6F)日本人クリエイターを中心に、デザイン・アート・プロダクトの作家やブランドが出展する合同展示会『場と間』。本来業界やメディア向けに開かれる展示会を一般向けにも開放し、一般のお客様が「買える」という新しい試みを展開しています。今年の場と間は、「Market」をテーマにそれぞれのエリアに架空の市場が出現します。アジア、エスニックの商材やアンティーク家具、インテリア、雑貨など、センスやユーモアあふれるクリアイターやブランドが多数出展。場と間から発信される様々なカルチャーの化学反応をお楽しみいただけます。【THEME : Market】世界には様々な市場がある。その日、収穫された野菜、肉、魚等の食材。その土地ならではの、お土産や工芸品。この場所に集まる人は、生活する為に必要な商材が売りに出され、買いにくる。産地ならではの技術や素材で作られた商材を好み、買いにくる。必要だから買う。好きだから買う。 とてもシンプルに買い物を楽しんでいるのではないだろうか?今年の場と間展示会では、マーケットをテーマにそれぞれのエリアで架空の市場が出現します。場と間から発信する「need&like」 というスタイル。この場所では頭の中をクリアにして、あなたが一番必要な商材を探してください。【出展ブランド一例】<INSTALLATION 「meaning of market」>今回のインスタレーションは、4人のクリエイターが作り出すMarketの形です。街にこのような場所が溢れていれば、私達の生活も一段と楽しくなるはずです。場と間が理想とするMarketをお楽しみ下さい。アーティスト:Nathalie Lété /矢島沙夜子/ kloka co., ltd./holiday/竹内俊太郎<PHEROMONE(フェロモン)>多くの有名ファッションブランドのデザインを手掛けてきたクリストファー・マーレイがデザインするアレンジメント。本物の昆虫を使用しており、まるで宝石のような昆虫たちの美しさが、デザインの媒体は、昆虫に加え、玉虫・モルフォ蝶・ゾウムシ・トンボなど多岐にわたる。彼による一種一種の美しさを生かしたデザインは、今までの“標本”という概念を根本から覆し、見る人に驚きと感動を与えてくれます。<アフリカンスクエアー>アフリカ専門の輸入・卸販売として発足して20年。アフリカの家具、インテリア雑貨はもちろん、カゴバッグやバブーシュ、美術品、紅茶、食品など、アフリカの温もりあるアイテムを多数取り扱っている。<西海陶器(サイカイトウキ)>長崎・波佐見の陶器メーカー。「Hasami Porcelain」「essence of life」といったブランドを手掛ける。「暮らしの中で豊かさを感じられるものづくり」をコンセプトに活動しているデザインプロジェクト。400年前から培われてきた人の絆と技を重んじながらも、日々変化していくライフスタイルやニーズに応えられる新しいデザインと機能性を追及している。<叢-Qusamura-(クサムラ)>「いい顔してる植物」をコンセプトに、独自の美しさを提案する植物屋。店主みずからが日本中で集めた個性あふれる植物を、特徴を引き出す器とあわせて提案する。店名の「叢」は、店主が植物を見つける場所を叢と呼んでいたことから、「Qusamura」の「Q」は、「Question」からとったもの。普通の人にとってはただの草の群がりに見える場所に、個性ある美しさが眠っていることがある。個性的な叢の植物たちに出合ったとき「これ、なに?」と不思議を感じ、「?」から叢-Qusamura-の世界観に入ってほしいという願いを込めている。< Fatima Morocco(ファティマ)>太陽の沈む国、北アフリカのモロッコより、ディレクターの大原真樹のフィルターを通しセレクトした雑貨や、オリジナルブランド『ファティマ モロッコ』を提案しています。<UNICOM(ユニコン)>世界中よりキッチュなインテリアやオモチャをメインに輸入しています。今回はメキシコとポーランドのキッズ雑貨、イギリスのアクセサリ-とグリーティングカード、インドネシアの家具などを展示します。■フランスで開催されている、クリスマス市のような空間をMarché de Noel H.P.FRANCE10.24(Wed)−11.4(Sun) 1F エントランススペース場と間の開催に合わせて、1Fエントランススペースではヨーロッパの冬の風物詩として知られるクリスマス市『Marché de Noël H.P.FRANCE』を開催し、ギフトの提案をいたします。オーナメント等の装飾品、地方特有の特産品や工芸品、小さなプレゼントなど、クリスマスにまつわる様々な小物が並びます。クリスマスシーズンに先駆け、Marché de Noel H.P.FRANCEでいち早く大切な人へのギフトをお選びいただけます。【THEME : ちょっとした遊びごころ】フランスを中心にヨーロッパの冬の風物詩として知られるMarché de Noel(クリスマス市)。今回、アッシュ・ペー・フランスが「ちょっとした遊びごころ」をテーマに、一足先に家族や恋人、友人同士、そして大切な人への贈り物を探しに行きたくなるような、クリスマスプレゼントに最適なファッション雑貨、ギフトを提案する期間限定ショップを展開します。クリエイターたちが運営するマルシェをイメージした空間演出も見どころの一つです。アッシュ・ペー・フランスでも人気のある5つのショップから集まった様々な楽しくしてくれるギフトをお楽しみいただけます。【出展ブランド一例】<Tsé & Tsé Associées(ツェツェ・アソシエ)>デザイナーのカトリーヌ・レヴィとシゴレーヌ・プレボアはパリの国立工芸学院で出会い意気投合。卒業と同時にTsé & Tsé Associéesを設立し、パリを中心にヨーロッパ、ニューヨークでも一躍人気のクリエイターとなりました。「Art de Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)」という言葉に表されるように、フランスには日常的にアートがあり、そんな「アート」の代名詞のような二人が生み出すものからは、アートをもっと身近に好きなように楽しんで!というメッセージを感じ取ることが出来ます。全く異なる文化や年代のもの、見過ごされてしまったデザインがTsé & Tsé Associéesのフィルターを通すと、カラフルに、ユーモラスにリデザインされ、見事に調和した空間を創り出します。<Nathalie Lété(ナタリー・レテ)>1964年パリ生まれ。テキスタイル、リトグラフやセラミックなど幅広くアートを学ぶ。子供の頃の思い出や、日常の生活の身近なところからインスピレーションを得るという彼女のカラフルな作品は、どことなくユーモラスでかわいくて、ハッピーでシニカル。ナタリーは、イラストレーターとして本を出版したり、ラファイエットデパートのバレンタインデーのバッグをデザインしたり、雑貨類のコレクションを展開したりと、幅広く活動。<Juana de Arco(ホォアナ デ アルコ)>"VISTE TU INTERIOR"<あなたのハートをドレスアップしましょ>ブエノスアイレスから皆さまに素敵な贈り物が届きました。ハンドクラフトをこよなく愛するデザイナーが、アルゼンチンや隣国のみんなを巻き込んで制作している色とりどりの愛らしいランジェリーをはじめ、可愛らしいお洋服や雑貨でいっぱいです。<MACON & LESQUOY(マコン&レスコア)>様々な企業やアーティストと共に制作活動を営んでいたパリ在住の女性クリエイター、Marie Macon と Anne-Laure Lesquoy。日常から生まれる自由とユーモアを含んだなんとも可愛らしいアイテムが到着しています。自社のアトリエにてハンドメイドで刺繍が施されたブローチは何とも遊び心を感じるアイテムです。<Fil D'araignee(フィル・ダレニエ)> 「フィル・ダレニエ」はフランス語で「蜘蛛の糸」の意味。帽子、ストール、バッグなど小物雑貨をトータルで展開。日本人離れした色彩感覚で独特な世界観を表現する。また、ヨーロッパの素材を吟味して選び、その素材を使って日本の伝統工芸技術を取り入れたインターナショナルなmade in Japanラインも特徴的。 プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年10月14日“史上初の推理『推理作家ポー 最期の5日間』動画作家”とも言われるエドガー・アラン・ポーを主人公にした映画『推理作家ポー 最期の5日間』が本日から日本公開され、11月1日(木)からは南北戦争を戦ったアメリカ第16代大統領リンカーンを主人公にしたアクション大作『リンカーン/秘密の書』が日本公開される。ジャンルのまったく違う2作品だが、両作には意外な共通点があるようだ。公開中の『推理作家ポー…』は謎の死を遂げたポーの生涯にインスパイアされた製作たちが今も全貌が解明されていない彼の“最期の5日間”に迫るサスペンス。彼の小説を模倣する犯人との息つまる頭脳戦が見どころだ。一方、『リンカーン/秘密の書』は、奴隷解放に尽力したリンカーン大統領は実は、夜になるとヴァンパイアたちと戦っていた!という奇想天外なドラマを描くアクション作。ティム・バートンが製作総指揮を務めている。両作はまったくジャンルの違う作品だが、いずれも実在の人物の実際に起こった出来事をイマジネーションの源泉にしながら、予想もしなかった斬新なフィクションを描いている。そしてそれらはいずれも単なる“借りもの”ではなく、執筆に苦悩し、何度も不幸に見舞われながら執筆を続けた作家ポーと、どんな苦境にも負けることなく信念をかけて全身全霊で戦い抜いたリンカーンの“人生哲学”を、フィクションを用いることで伝えようとしている。ちなみにポーとリンカーンはどちらも1809年生まれの同年齢。ポーはボストンで、リンカーンはケンタッキーで生まれたが、ふたりは同時代にアメリカで暮らし、史料には「作家として国際的な人気を集めたポーが、ホワイトハウスに招かれた」という記述もあるという。ふたりが実際に出会っていたかどうかは不明だが、19世紀の初頭はアメリカという国家が大きく揺れ動き、多くの制度が整い始める一方で、社会は依然として不安定で、“闇”が人々の心に影をおとしていた。そんな時代を生きたポーとリンカーンが映画でどんな活躍を見せるのか気になるところだ。『推理作家ポー 最期の5日間』公開中(C)2011 Incentive Film Productions. LLC All Rights Reserved.『リンカーン/秘密の書』11月1日(木) 全国ロードショー※3D/2D同時公開(C)2012 Twentieth Century Fox
2012年10月12日“史上初の推理作家”とも言われるエドガー・アラン・ポーを主人公にした映画『推理作家ポー 最期の5日間』が10月12日(金)から公開される前に、本作を手がけたジェームズ・マクティーグ監督がインタビューに応じた。その他の写真本作は、『黒猫』『モルグ街の殺人』『盗まれた手紙』などの著作を発表し人気を得るも、1849年に謎の死を遂げたポーが、彼の小説を模倣して殺人を繰り返す犯人と頭脳バトルを展開するフィクションだ。これまでアラン・ムーアの人気コミックを映画化した『Vフォー・ヴェンデッタ』や『ニンジャ・アサシン』などハイテンションなアクション演出で好評を集めてきたマクティーグ監督だけに、謎が謎を呼ぶサスペンス要素がたっぷりとつまった本作も「ひとつのジャンルに固執するのはイヤだった。この映画はサスペンスや謎解きの要素はあるけど、アクションやスリラーでもあるんだ。だから俳優たちにはあえて『謎解きに気をとられずにストレートに役柄を演じてくれ』と伝えたんだ」と振り返る。そんなリクエストを受け、徹底的にリサーチを重ねて伝説の推理作家を直球勝負で演じたのは、ジョン・キューザック。アート映画から超大作まで幅広いジャンルで活躍する名優だ。「僕はずっとジョンのファンだったんだ。彼はとても頭がいい人だから、ポーを描く際にはジョンの“知性”が必要だった。難しい役柄ではあるけど、彼には現場でたくさんアイデアを出してもらったよ」。劇中でポーは、自身の想像力が現実の殺人につながってしまうという事態と向き合い、模倣犯と対決する。「僕も過去にはダークでバイオレントな作品もつくってきたけど、その影響はアーティストにとって計り知れないことだ。すべての芸術家は現実の環境から逃れることはできないし、僕はそのことで責任が問われるとは思わないな」。ちなみに監督がこう語るのには理由がある。彼の初監督作『Vフォー・ヴェンデッタ』に登場したテロリスト、ガイ・フォークスのマスクは現在では、国際的なハッカー集団”アノニマス”のシンボルとして全世界で知られているからだ。「僕はアノニマスの一員じゃないよ!」と豪快に笑うマクティーグ監督は「個人的にはあのマスクを被って抗議しているのはいいことだと思っている。あの映画の大切なメッセージは”なぜ人は反逆を起こさなければいけないのか?”だったからね。あのマスクの権利をとっておけば今ごろ大儲けできたのに!とは思うけど」と笑顔を見せる。自身が手がけた映画が現実の世界に影響を与えてしまったマクティーグ監督が、自身の想像が生み出した殺人トリックに立ち向かう推理作家ポーの物語を描いたことは少し奇妙な偶然ではないだろうか。『推理作家ポー 最期の5日間』10月12日(金) 全国ロードショー(C)2011 Incentive Film Productions LLC. All rights reserved.
2012年09月27日1849年10月7日、ひとりの作家が不可解な言葉を残してこの世を去った。ゴシック風の怪奇・幻想小説などで一世を風靡し、世界初の推理作家として名を刻む孤高の作家、エドガー・アラン・ポー。彼の最期の5日間を軸に、夭逝した若き天才作家の死にまつわる謎を解き明かす映画『推理作家ポー 最期の5日間』の日本公開が決定!そのスリリングでミステリアスな予告編と最新ポスタービジュアルが到着した。現在も謎に包まれている、ポーの死の真相と最期の日々。本作では史実を基にして、19世紀半ばのアメリカ・ボルティモアを舞台に、ポーと彼に魅せられた小説模倣犯の命を賭けた5日間の壮絶な戦いが描かれる。「アッシャー家の崩壊」、「モルグ街の殺人」など数多くの名作を世に残した彼の功績は、没後160年の年月を経たいまもなお語り継がれており、コナン・ドイルや江戸川乱歩、そしてティム・バートンなど、世界中の推理小説や映像エンターテインメント、果ては音楽にまで影響を与えている。そんな偉大なる作家・ポーを演じるのは、ミドルエイジの渋みを効かせるジョン・キューザック(『シャンハイ』)。彼と一緒に連続殺人鬼に挑む刑事・エメットには『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のアラミス役が記憶に新しい注目若手俳優ルーク・エヴァンス。『シャーロック・ホームズ』のホームズとワトソン博士に負けぬコンビネーションを見せる。さらに、ポーの美しき婚約者・エミリーを新進女優のアリス・イヴ(『メン・イン・ブラック3』)が演じる。今回、解禁となった予告編では、自身の著した推理小説になぞらえた殺人事件の連続、さらに恋人・エミリーを奪われ、翻弄されるポーの姿が!犯人を追い詰め激化するポーと犯人の息もつかせぬ攻防戦の一幕が確認できる。また、ポスターにはポー、エメット、エミリーの3人の後ろに飛び立った鳥の影が落ち、不吉な黒い羽が舞い散っているが、果たして黒い影は何を意味しているのか?「この謎を解けるか?」という、目に見えぬ犯人の声はまるで観客に向けられているかのよう。命を賭けた5日間の頭脳ゲームにあなたはついてこられるか!?『推理作家ポー 最期の5日間』10月12日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:推理作家ポー 最期の5日間 2012年10月12日より全国にて公開© 2011 Incentive Film Productions, LLC. All rights reserved.
2012年07月27日“史上初の推理作家”とも言われるエドガー・アラン・ポーの謎の死をモチーフにしたミステリー映画『推理作家ポー 最期の5日間』の予告編映像がこのほど公開された。『推理作家ポー 最期の5日間』予告編ポーは、1809年生まれの米国人作家。『黒猫』『モルグ街の殺人』『盗まれた手紙』などの著作を発表し人気を得るも、1849年に謎の死を遂げている。映画は、今もなお解明されていない彼の死をモチーフにしたフィクションで、ポーと、彼の小説を模倣して殺人を繰り返す犯人の頭脳バトルを描く。ポーを演じるのは『2012』のジョン・キューザック。また『三銃士~王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船』のルーク・エヴァンスや、『メン・イン・ブラック3』のアリス・イヴが出演する。このほど公開された予告編は、物語の概要を手際よく紹介しながら、物語の舞台となる1849年のアメリカ・ボルティモアの影のある風景と、登場人物たちの迫真のドラマの一端を垣間見ることができる内容。見るもおぞましい死体、本作の原題にもなっている“不吉なカラス(Raven)”、ポーの婚約者エミリーに迫るの魔の手など、物語を盛り上げる要素も数多く差し込まれており、ダイナミックな映像と、先の読めない謎解きの両方が楽しめる予告編になっている。『推理作家ポー 最期の5日間』10月12日(金) 全国ロードショー
2012年07月27日毎年人気を博している日本ホビーショー、今年はゴールデンウィーク直前の4月26日(木)~28日(土)の3日間に開催される。今年は人気作家たちが作品を展示するコーナー「Bonheur / ボヌール」シアワセのかたち に注目してほしい。このライフスタイル展示は、日本ホビーショー内の「ファブリック&ソーイングWORLD」にて展開される3日間だけのアトリエである。今回は8名の作家が、小さな世界観のある「憧れのアトリエ」を作り、作品の展示~即売を行う。木々に囲まれたあるアトリエ。そこでは8人の作り手たちが、日々作品づくりをしている。今は1カ月後に行われる企画展の作品制作中。そのテーマは「幸せ」。普段の生活にふと感じる幸せ、しみじみと思うしあわせ、そして未来にきっと味わうシアワセ…。こんなコンセプトで作られた素敵な空間が、日本ホビーショーに登場する。手作りで表現する「Bonheur」シアワセのかたちをあなたも体感してみてはいかがだろうか。[参加作家] CITE 金子真穂 May Me 伊藤みちよ riche coco 山之内かおり kupu すずきよりこ per te* 友田友紀 un deux trois 菅嶋秀美 STYLE OF ILE 清水きみえ Lammy made 村上史子 [インテリア] cohako le grenier de la terre [協 力] 日本紐釦貿易株式会社株式会社幸徳ボタンWoman.excite「おうちスタイル」エキサイト株式会社第36回 2012 日本ホビーショー会期:2012年4月26日(木)~ 4月28日(土)午前10時~ 午後5時会場:東京国際展示場(東京ビッグサイト) 東展示棟 東1・2・3 ホール ---------------------------------------------------「ボヌール」のコーナーでプレゼント!「アトリエ」特製「春のコラージュ&アクセサリーパーツセット」「おうちスタイル」の仲間、手芸ポータルサイト 「アトリエ」 から、オリジナルキット「春のコラージュ&アクセサリーパーツセット」をご来場者の皆さまにプレゼント!数量限定となります。日本ホビーショー内「ボヌール」のコーナーにてお待ちしております。※おひとり様1点とさせていただきます。数に限りがあるため在庫がなくなり次第、プレゼントは終了とさせていただきます。あらかじめご了承ください。※「春のコラージュ&アクセサリーパーツセット」セットには、写真内の糸巻き、オブジェ、はさみなどの小物は含まれません。---------------------------------------------------
2012年04月24日「アクセサリー&ステーショナリー」をテーマに企画されたユニークなエキシビション『クリエイターズパレード』が、本日4月18日(水)から24日(火)までの7日間、松屋銀座8Fのイベントスクエアにて開催!『クリエーターズパレード』は、いま勢いのある若手デザイナーや作家たちによるジュエリーを中心に、個性豊かなバッグやスカーフ、陶磁器、動物オブジェ、クッキーなど、新しいものづくりを行なっているさまざまな作り手をフィーチャーするエキシビション。旬なエディトリアルでセレクトされた個性豊かなクリエーターたち総勢40組以上による作品が、文字通りパレードのように集結する。今回は特に、"作家もの" =“敷居が高い”というイメージを払拭するような自由な空気が感じられるジュエリーや小物が多く、どれも普段の生活の中でこそ使いたいものばかり。マスプロダクトとは対極にある「作り手の顔が見える」ものづくりは、もののあふれる時代だからこそ心に響くタイムレスな魅力を感じさせてくれる。会場では、クリエーターたちと直接コミュニケーションをとることも可能。その他、彫金や七宝の制作デモンストレーションや、カラーオーダー会、オリジナルのジュエリーをオーダーできる限定商品も登場するなど、会場ではものづくりを起点にしたさまざまな出会いが楽しめそうだ。〈以下、参加クリエーターから抜粋〉AMETSUCHI/ 芦田尚美日常づかいの器を得意とする作家。器だけでなくオブジェなども磁器や陶器で表現している。carob/高橋真理ピュアな美しさの水晶のシリーズ、初夏をイメージさせる明るい色合いの希少性のある石を使ったシリーズを紹介。Coci la elle/ヒガシチカ魅惑の日傘ブランド「Coci la elle」 が制作する個性的なスカーフ。大胆なアクリルペイント柄、繊細な色鉛筆での多色な柄、ユーモア溢れるコラージュのひと品。cookieboy/クッキーボーイカギ、ネクタイ、靴、椅子、王冠…普段食べることの出来ない身近なモノをモチーフに焼き上げるクッキー。繊細なアイシングによるアートワークも見物です。eri,/深田恵里身につけるたびに表情や動きに変化が生まれるものや、ちょっとした驚きや遊びごころを含んだデザインを提案。革・純銀を主の素材にしたアクセサリーの数々を紹介。SASAKI FUMIE/佐々木史恵わずか1ミリ四方のステンレスのメッシュにペイントを施したメッシュ素材のシリーズをはじめ、ユニークな素材を用い1点1点手作業で仕上げているオブジェのようなジュエリー。Kenichi Kondo/近藤健一繊細な金属の技と鮮やかなガラスの特徴をあわせもつ七宝。定番のシンプルで清潔感のあるジュエリーや伝統技法を生かした有線七宝、今回は新たに透明感のある釉薬を使用した新作も登場。ETSUKO SONOBE/薗部悦子天然石と貴金属の魅力を最大限に引き出すミニマムで構築的なデザインが特徴。定番として作っている爪を使わずに石留めをしたリングなど、デザインと構造が直結した潔さとエレガントな佇まいを兼ね備えたオリジナリティの高いジュエリー。keiko akiyama/秋山啓子陶を素材に作品を制作。釉薬で色をつけた磁土の表面を針で彫って絵を描いている。その他、消しゴム版画などのグラフィックも手がけている。Moko Kobayashi/小林モー子フランスオートクチュール刺繍の伝統技術を用いたビーズ刺繍のアクセサリ-。1930年代のガラス製アンティークビーズに限定し、材料の買い付けから裏の加工まで、すべての工程を手作業で行っている。make animals YOSHiNOBU/YOSHiNOBU(ヨシノブ)店舗ディスプレイ、広告や雑誌の立体イラストやウエディングアニマルなども手掛けるクリエーターは今回は、すべて手作りで動物オブジェを作成。「クリエーターズパレード」2012年4月18日(水)〜24日(火)開催時間:10:00〜20:00(最終日は17:30閉場)開催場所:MATSUYA GINZA(松屋銀座)東京都中央区銀座3-6-1 8F 03-3567-1211(大代表) 取材/松浦明
2012年04月18日期間は3月末まで日本生命が、アンケートに答えた人の中から合計で100名に、豪華賞品が当たるイベント『優雅なひとときキャンペーン』を開催中だ。応募期間が2月7日から3月31日までのキャンペーンは、4つのアンケートに答えて豪華賞品をもらっちゃおうというもの。また登録されたメールアドレスには、同社からお得情報も届けられるという。優雅になれそうな賞品たち優雅なひとときを実現するための賞品は、シャープのLED AQUOS LC-32SC1が1名に、TWINBIRDのホームベーカリーが3名に、アロマ加湿器が6名に、フォションのミニティー・ミニジャム詰合せが90名に当たる。アンケートの内容を見ると、年齢の質問で1項目、キャンペーンをどこで知ったかで1項目、日頃パソコンでどのようなサイトに行くかが1項目などとなっている。ユニークなのは残りの1つで、『好きな作家は誰か」との問いに、村上春樹氏、東野圭吾氏、宮部みゆき氏など錚々たる顔ぶれの6氏が並んでいる。1番人気は果たして誰になるであろうか。
2011年02月10日