私は、七香。同僚だった拓馬と結婚し、今は夢のマイホームのため2人で貯金しています。そんな私の夫は、ブランドものや新しいものが好きで見栄っ張りなところがたまに傷ですが、お互い目標に向かってがんばっていると信じていました。でも夫は、そんな私の信頼を裏切ったのです…。結婚してからもお互いのお給料には基本的にノータッチ。生活費と将来のための貯蓄を決まった額だけ出し合う、というルールで生活していましたなのでお互いの給料や貯金がどれくらいかということは把握していなかったのです… 何かがおかしいと気付き始めたのは、結婚して1年ほどたってからでした→次回(7/17UP!)に続きます※この漫画は実話をべースにしたフィクションですイラスト・ のばら \「うちのダメ夫」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年07月16日借金苦に陥っている場合には、債務整理という方法があります。債務整理は借金の程度によって、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産のいずれかが選べます。この記事ではそれぞれのメリット・デメリットと、手続き方法について紹介します。ぜひ参考にしてください。4種類の債務整理を解説!多重債務や多額の借り入れなどで返済が困難となり、借金苦に陥っている場合には、債務整理という方法があります。債務整理とは、借金問題を合法的に解決する手段です。債務整理は弁護士や司法書士などの専門家に相談することで、お金の悩みをスムーズに解消可能です。一般的によく行われる債務整理は任意整理・個人再生・自己破産の3つですが、自分で手続きを行う特定調停や、債務整理に付随した過払い金請求などの方法もあります。まずはそれぞれの内容がどういうものか、種類や意味を詳しく解説いたします。負債が軽減される任意整理難易度が高い特定調停法人破産時にも活用される個人再生負債が帳消しになる自己破産【番外編】払い過ぎたお金が戻る過払い金請求1.負債が軽減される任意整理任意整理とは、将来利息をカットしてもらい、借金の負担を軽減する方法です。借金残額は3年~5年ほどで完済を目指す方法ですが、返済負担が減ることで無理なく返していけるようになります。裁判所を通さず、債権者と協議の上で行う手続きで、債務整理の中で一番カンタンに行える方法です。2.難易度が高い特定調停特定調停とは、裁判所を通して借金の負担を軽減する方法で、簡易裁判所が債務者と債権者の仲裁をします。将来利息をカットし、元本をベースとした残金を返済する整理方法であるため、借金の負担軽減となります。ただし、専門家に依頼するのではなく、自分で手続きをする方法であるため、難易度が高く現実的ではありません。専門知識がない一般の人であれば、ほかの債務整理法がおすすめです。3.法人破産時にも活用される個人再生個人再生とは、借金の負担を5分の1程度まで大幅に軽減できる方法です。住宅や車などの資産を失わずに借金整理ができるため、一気に借金苦から脱出可能です。お金の悩みを持っている個人だけでなく、会社を破産させた経営者が行うことも多いです。会社の負債は何とか支払うけれども、自宅を失うなど家族に迷惑をかけたくないために個人再生を選ぶケースが多いようです。4.負債が帳消しになる自己破産自己破産とは、資産を失う代わりに借金を帳消しにする方法です。住宅や車などの資産は没収され、残せる現金も99万円が上限となります。ただし、借金はなくなるため、イチからやり直しができる方法です。借金額が大きいと将来の見通しが立たなくなりがちですが、思い切って自己破産することによって早期に自立しやすくなります。【番外編】払い過ぎたお金が戻る過払い金請求過払い金請求とは、借金返済によって払い過ぎた金額を取り戻す方法です。厳密にいうと債務整理ではありませんが、債務整理に関連して紹介されることが多いです。貸金業者は出資法により29.2%以内の金利で融資をしてきましたが、利息制限法の金利は15%~20%が上限となっています。この間の金利のことをグレーゾーン金利といい、グレーゾーン金利分は過払い金として取り返すことができるのです。2010年6月17日以前に借入開始した人、完済から10年以内の人は、過払い金が発生している可能性が高いので、弁護士などの専門家に相談するとよいでしょう。任意整理のメリット・デメリットと手続き方法任意整理は、借金完済の目途が立たないときに行う方法です。具体的には、150万円の借金があったとして、1年後にもまだ150万円の元金が残っているようなときです。この場合、利息分しか返済できていないことになりますので、任意整理を検討する目安となります。そんな任意整理について、以下項目を解説します。任意整理のメリット任意整理のデメリット手続きの流れと必要書類[adsense_middle]任意整理のメリット任意整理は、将来利息がカットできて借金の負担が軽減されることが最大のメリットですが、ほかにも督促が止まるというメリットもあります。金融業者からの督促はハガキや電話で行われるため、闇金のような恐ろしい督促ではありません。とはいえ、督促が入るたびにお金のことを考えなければならず、心の負担は大きいです。そのストレスから解放されるため、静かな生活を取り戻せます。また、返済計画の立て直しにより、無理のない返済ができるようになることや、裁判所を通さない手続きであるため、手軽に行えるメリットもあります。任意整理のデメリット任意整理のデメリットは、信用情報にキズが付くことや、安定収入が必要であるなどです。個人の金融取引は信用情報機関に記録されており、任意整理をすると事故記録が載ってしまいます。そのため、少なくとも5年間はローン取引ができません。クレジットカードの利用もできないので想定が必要です。また、裁判所を通さないため、法的拘束力がありません。その結果、債権者との交渉が物別れとなる可能性もあります。銀行カードローンや大手消費者金融などの場合は応じることが多いですが、街金のような中小事業者は応じない可能性もあります。手続きの流れと必要書類任意整理は弁護士や司法書士への相談からスタートします。あなたの代わりに手続きをする委任契約が完了すれば、債権者に対して受任通知や取引履歴の開示請求が行われ、督促がストップします。その後、今後の返済額の再計算が行われ、弁済原資金の積立て、和解交渉・契約締結、返済の順に進みます。いずれも専門家がサポートしてくれるので、迷わずに進めることができるでしょう。任意整理で必要な書類は、運転免許証などの本人確認書類、印鑑、利用していたクレジットカードやローンカードです。相談前に準備しておきましょう。《任意整理の必要書類》運転免許証などの本人確認書類印鑑利用していたクレジットカードやローンカード特定調停のメリット・デメリットと手続き方法特定調停も、借金の元本がいつまでも減らない場合に行うとよいでしょう。特定調停について以下項目を紹介します。特定調停のメリット特定調停のデメリット手続きの流れと必要書類特定調停のメリット特定調停のメリットは、任意整理同様に将来利息がカットされるところです。借金総額が少なくなるため、生活再建がしやすくなります。特定調停のデメリット特定調停のデメリットは、手続きをすべて自分で行う必要があるところです。途中で分からないことが出てくれば、手続きが遅れたり調停が失敗に終わったりする可能性があります。また、専門家が間に入らないことによって、債権者が認めてくれない可能性も高くなります。知識やノウハウ豊富な債権者に比べて債務者側は丸腰ですので、不利となることもあります。そのため、特定調停を行う人は極めて少ないです。特定調停をした場合も信用情報ブラックとなり、5年はローン取引ができません。手続きの流れと必要書類特定調停は、簡易裁判所への申立てから始まります。このとき、印鑑や家計の状態が分かる書類、給与明細などの収入証明書、借金の契約書などが必要です。申立て後に裁判所から呼び出し状が届き、調停準備日に裁判所へ出向きます。この段階で調停委員によるヒアリングが行われます。調停期日には調停委員が間に入り、債権者と直接交渉することなく合意を目指します。合意となれば返済がスタートとなります。《特定調停の必要書類》印鑑や家計の状態が分かる書類給与明細などの収入証明書借金の契約書など個人再生のメリット・デメリットと手続き方法個人再生は、借金が200万円以上ある場合におすすめの方法です。5,000万円を超えない借金を大幅カットしてくれるため、自立しやすい方法です。個人再生について以下項目を解説します。個人再生のメリット個人再生のデメリット手続きの流れと必要書類[adsense_middle]個人再生のメリット個人再生はメリットが多い手続き方法です。借金を5分の1程度まで大幅にカットしてくれることや、自宅や車などの資産を失わずに整理ができること、借金理由にかかわらず手続き可能であることなどがあげられます。たとえば500万円の借金をしている場合、借金が5分の1となり、100万円を3年程度で返済することになります。弁護士費用が50万円ほどかかったとしても、借金負担が一気に軽減され自立しやすくなります。また、ギャンブルによる借金など理由を問わず整理できるため、多くの人が利用しやすいです。自宅や車などの資産は維持できるので、家族に迷惑をかけずに債務整理可能です。個人再生のデメリット個人再生のデメリットは信用情報ブラックとなること、安定収入が必要であること、官報に載ることの3つです。個人再生の場合も信用情報にキズが付くため、5年以上はローン取引ができません。また、安定収入が必要であるため、失職による借金苦にはフォローが困難です。再就職後であれば手続き可能ですので、この場合にはすぐ仕事を探しましょう。また、国が発行している官報に掲載されるため、裁判に関わる人や不動産事業者など特定の人が目にする可能性があります。場合によっては闇金が官報を見て勧誘するケースもありますので、その場合は無視しましょう。デメリットを羅列しましたが、トータルバランスを考えると圧倒的にメリットが多い方法です。手続きの流れと必要書類個人再生は、専門家への無料相談に始まり、委任契約、受任通知・取引履歴開示請求と進みます。債権調査や家計調査など各種調査が終われば、申立てとなります。個人再生はトレーニング期間があり、弁済見込額を6カ月間支払わなければなりません。トレーニング期間が終わってから個人再生手続きの開始が決定されます。各種手続き関連書類は弁護士が作成してくれ、裁判所の認可が下りれば返済スタートとなります。個人再生の必要書類は戸籍謄本や住民票などの本人確認書類、給与明細などの収入証明のほか、2年分の所得課税証明書または所得非課税証明書、過去2年分の通帳を求められます。ほかにも保険証書や固定資産評価証明書など、財産の情報がわかる書類、借金の契約書などが必要です。《個人再生の必要書類》戸籍謄本や住民票などの本人確認書類給与明細などの収入証明2年分の所得課税証明書または所得非課税証明書過去2年分の通帳保険証書や固定資産評価証明書など、財産の情報がわかる書類借金の契約書など自己破産のメリット・デメリットと手続き方法自己破産は借金額が大きくて返済できない場合、安定収入がなく個人再生ができない場合などに行います。借金が帳消しになるため、お金の面でリスタートできます。自己破産についても以下項目を解説します。自己破産のメリット自己破産のデメリット手続きの流れと必要書類自己破産のメリット自己破産のメリットは、借金が帳消しになるところです。また、現金99万円、預貯金20万円、時価20万円以下の物など、生活に必要な最低限のお金は残せるため、生活を立て直ししやすい方法です。自己破産のデメリット自己破産をすると信用情報ブラックとなり、5年~10年はローン取引ができなくなります。任意整理や個人再生よりも事故記録掲載期間が長いため、注意しなければなりません。また、自己破産をした場合は20万円以上の財産が没収されるため、住宅や車も手放す必要があります。これまでと生活環境が変わる可能性があることも想定しておきましょう。さらに、特定の仕事に就けなくなるのもデメリットです。警備員や古物商、士業、宅地建物取引士などにはなれませんので、あらかじめ把握しておかなければなりません。加えて、個人再生同様に官報に掲載されるデメリットもあります。つまり、自己破産はこれらデメリットを踏まえた上での最終手段です。手続きの流れと必要書類自己破産の手続きも専門家への相談からスタートします。受任されれば法定金利への引き直し計算が行われ、過払い金があれば請求できます。必要書類収集などの準備が終われば、裁判所に申立てを行います。その場で裁判官を面接を行い、別途、破産手続開始が決定すれば、裁判官との面接が行われます。そして免責許可決定という流れです。自己破産手続きに必要な書類は、自己破産申立書(裁判所に用紙あり)や陳述書、住民票・戸籍謄本です。また、3カ月分の給与明細書や2年分の預金通帳、源泉徴収票または課税(非課税)証明書も求められます。資産がある場合には、不動産登記簿謄本と居住証明書などの居住地に関する資料、車検証、保険金解約払戻金証明書などが求められます。これらは保有資産ごとに必要な資料です。《自己破産の必要書類》自己破産申立書(裁判所に用紙あり)や陳述書住民票・戸籍謄本3カ月分の給与明細書や2年分の預金通帳、源泉徴収票または課税(非課税)証明書資産がある場合は各種証明書債務整理の種類に関するまとめ債務整理は任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つがあり、特定調停以外の3つが一般的に行われます。弁護士などの専門家に依頼すればスムーズな手続きができるため、迷うことはないでしょう。債務整理はお金の悩みから解放されるなどのメリットがある一方、信用情報にキズが付くなどのデメリットがあります。とはいえ、今のままだと苦しいから検討されていると思いますので、まずは気軽に専門家へ相談しましょう。
2020年05月15日借金の返済ができなくなった場合、合法的に借金の整理をする「債務整理」が有効です。債務整理には任意整理や個人再生、自己破産などの種類があることや、たくさんの相談先があるため、どこに相談して良いか分からないケースがあります。そこでこの記事では債務整理におすすめの事務所をランキング形式で紹介します。ぜひ参考にしてください。債務整理におすすめの弁護士事務所比較ランキング債務整理の手続きは専門知識が必要であるため、自分で行うことは困難です。そのため、弁護士などの専門家に相談することが一般的です。とはいえ、専門家の事務所数は多いため、どこが良いか選べないという人も多いです。まずはおすすめの弁護士事務所をランキング形式で紹介します。1位:アース法律事務所(弁護士事務所)2位:そうや法律事務所(弁護士事務所)3位:名村法律事務所(弁護士事務所)ちなみに、文中で解説する料金はあくまでも最低料金ですので、内容によって変わる可能性があります。1位:アース法律事務所(弁護士事務所)アース法律事務所は東京都港区新橋にある弁護士事務所で、元裁判官の弁護士がお金のお悩みを解決してくれます。東京に所在するからと言って、東京都民だけに対応しているわけではありません。対応可能なエリアは全国となっていますので、お住まいがどこでも相談・依頼が可能です。これまで対応してきた相談数は6,000件を超え、豊富な実績に裏付けられた安心の事務所です。気になる料金は、任意整理が20,000円(基本報酬20,000円、減額報酬10.8%)、個人再生が300,000円、自己破産が300,000円となっており、弁護士事務所としては良心的な料金体系です。いずれにせよ、ネットの口コミなどでも高評価ですので、安心して相談することができるでしょう。2位:そうや法律事務所(弁護士事務所)そうや法律事務所は東京都台東区にある弁護士事務所で、ニーズ汲み取り、解決方法の提案力、迅速対応の3つに定評があります。分からないことや不安な点などを含め、依頼者の意向や要望に耳を傾けてくれます。長年の経験によるハイレベルなノウハウにより、最も良い解決方法を提案可能です。また、一国も早くお金の悩みを解決すべく、スピーディーな対応をしてくれます。難しい専門用語を使わずに相談に乗ってくれるため、良心的な法律事務所となっています。料金も良心的で、任意整理が19,800円(着手金49,800円、減額報酬10%)、個人再生が300,000円、自己破産が300,000円です。全国対応していることや、平日21時まで電話受付(土日祝日は19時まで)となっているため、全国各地の多忙な人も安心して相談できる事務所です。3位:名村法律事務所(弁護士事務所)名村法律事務所は、東京都墨田区にある弁護士事務所で、25年以上の実績があることや全国対応していること、東大法学部卒の弁護士であるなどの特徴があります。年間1,500件~2,000件以上の相談実績は、専門性の高さの裏付けとなるでしょう。そして一番の特徴が料金の安さです。任意整理が20,000円(着手金20,000円、減額報酬10%)、個人再生が300,000円、自己破産が200,000円となっており、業界最安値クラスの料金となっています。金銭問題の解決事例が多く、守秘義務もしっかり守られるので、気軽な相談が可能です。債務整理におすすめの司法書士事務所比較ランキング債務整理の対応ができるのは、弁護士事務所だけではありません。司法書士への相談も可能です。しかし、弁護士事務所同様に司法書士事務所も数多く存在します。おすすめの司法書士事務所もランキング形式で紹介します。1位:黒川事務所(司法書士法人)2位:杉山事務所(司法書士法人)3位:中央事務所(司法書士法人)弁護士事務所同様に、文中で解説する料金はあくまでも最低料金ですので、内容によって変わる可能性があります。1位:黒川事務所(司法書士法人)司法書士法人黒川事務所は東京と大阪に事務所があり、平日は20時まで相談可能で土日も受付しています。こちらの事務所は大手ではないため、依頼者ごとに向き合った丁寧な対応を売りにしている事務所です。事務員に業務を任せてしまうことなく、専門家が責任を持って対応してくれるため、相談しやすい事務所として定評があります。そんな司法書士法人黒川事務所の1番の特徴は、業界トップクラスのリーズナブルな料金体系です。任意整理は19,800円(着手金無料、減額報酬なし)と破格であり、4~50,000円する世間相場の半額以下となっています。個人再生は298,000円、自己破産は248,000円と、こちらも低価格というメリットがあります。安かろう悪かろうではなく、低価格だけれども専門家がしっかり対応してくれるので、安心して相談が可能です。2位:杉山事務所(司法書士法人)司法書士法人杉山事務所は、大阪市中央区にある司法書士事務所で、大阪を主たる事務所としながら、名古屋、東京、福岡、広島、岡山、仙台、札幌の全国8カ所で相談受付をしています。遠方の場合は出張対応もしてくれるため、対応エリアは広いです。司法書士法人杉山事務所の特徴は、相談数が月3,000件であること、週刊ダイヤモンド誌で過払い金の返還額日本一に選ばれたこと、返還額が月5億円にのぼることなどが挙げられます。圧倒的な実績を背景として相談者に寄り添った手続きをしてくれる事務所です。料金体系は、個人再生が300,000円、自己破産が250,000円となっており、料金表には記載がないものの任意整理も依頼できます。実績重視で選ぶ場合は、杉山事務所をおすすめします。3位:中央事務所(司法書士法人)司法書士法人中央事務所は、東京都新宿区に所在し、ほかにも大阪や名古屋、福岡に事務所を構える大手司法書士法人です。過払い金返還請求のコマーシャルでお馴染みであるほか、大手ならではの在籍司法書士数の多さ、ラジオ出演実績の多さなど、安心感のある事務所です。過払い金請求に強い司法書士法人ではありますが、もちろん任意整理や個人再生、自己破産にも対応しています。任意整理・個人再生はお問い合わせ、自己破産は298,800円となっていますので、まずは気軽に相談してみましょう。電話対応はもちろんのことメールでの対応もしています。また、7時~24時まで年中無休である上、全国対応となっていますので、エリアや時間を問わず相談しやすい事務所です。相談すべき事務所はどこ?口コミや評判の見分け方おすすめの弁護士事務所や司法書士事務所を紹介してきましたが、ご自身で探したいという人もいらっしゃるでしょう。そんな時の判断基準について以下内容を紹介します。まとめサイトはアテにならないSNSの投稿で口コミや評判を見分ける方法弁護士事務所と司法書士事務所のどちらが良いか[adsense_middle]まとめサイトはアテにならない弁護士事務所や司法書士事務所については、さまざまなまとめサイトが情報を提供しています。それらのサイトを参考にして選ぶのも1つの手段ではありますが、正直なところ鵜呑みにできる情報ではありません。なぜなら、紹介サイトはアフィリエイト収入を目的としたサイトが多いため、恣意的な情報が多いからです。もちろん、アフィリエイト目的だからと言って、参考にならないわけではありません。近年のアフィリエイトは読者に有益な情報でなければ稼げないからです。しかし、まとめサイトは候補となる事務所のピックアップに留め、個別情報は自分から取りに行くと良いでしょう。SNSの投稿で口コミや評判を見分ける方法自分から情報を取りに行くにはどうすれば良いかと言いますと、口コミや評判をチェックするのが最善です。しかし、口コミや評判も恣意的情報が多いため、SNSの投稿を参考にすると良いでしょう。SNSの投稿がアフィリエイトサイトにリンクされるものであれば、恣意的情報とみなすことができます。逆に個人アカウントでリンクなしで投稿している内容であれば、生の口コミ情報の可能性が高いでしょう。数多くの投稿をチェックしてるうちに、恣意的情報か生情報か分かるようになりますので、気になる事務所の情報を多めにチェックしてみましょう。弁護士事務所と司法書士事務所のどちらが良いか債務整理は、弁護士か司法書士のどちらに依頼すれば良いのでしょうか?そもそも、弁護士と司法書士の違いを知らない人も多いでしょう。弁護士は事件やトラブルに対して法的アドバイスをし、代理人として相手と交渉するなどの法律家です。司法書士は不動産や会社などの登記の専門家です。これを踏まえ、実は司法書士は140万円以下の法律相談や交渉・訴訟が可能となっています。逆にいうと弁護士よりも対応できる内容が狭いのです。万一債権者とトラブルになった場合には、司法書士では対応できない場合があるため、弁護士の方が対応キャパが広いと言えます。しかし、その分だけ司法書士よりも高い報酬を支払わなければならないため、メリットデメリットがあると知っておきましょう。債務整理におすすめの事務所ランキングに関するまとめ債務整理は弁護士や司法書士に相談が可能です。今回紹介した事務所を参考に、お金の悩みの解決を図りましょう。ご自身で事務所を選びたい場合は、口コミや評判をしっかりチェックしましょう。弁護士か司法書士かどちらに相談するのかも含め、しっかりと比較検討すると良いかと思います。弁護士や司法書士などの専門家に相談すれば、これまで抱えてきたお金の悩みが解決しますので、静かな生活をいち早く取り戻すことが可能ですよ。
2020年05月07日まとまったお金が必要になって、みずほ銀行カードローンの利用を検討しているのでしょうか?ただし最初に申し上げておきますが、みずほ銀行カードローンの審査は、決して甘くはありません。むしろ厳しい方だといってもいいでしょう。ですが、ローンと審査の仕組みを理解してポイントを抑えて申込を行えば、決して高いハードルとはいえません。そこで、この記事では審査の流れやその基準、さらには口コミと評判について解説してまいります。ぜひ最後までご覧ください。みずほ銀行カードローンの概要そもそも、こちらのカードローンは一体どういうものなのでしょうか?みずほ銀行といえば、誰でも知っているメガバンクですが、実はカードローンでお金の貸し出しも行っています。そして、一般の預金や引き出しとはまた違った側面があるようです。ということで、みずほ銀行カードローンの特徴について、以下でいくつか見ていきましょう。キャッシングよりも有利なカードローンの金利まずは、気になる金利について説明いたします。一般にカードローンの金利は借入限度額によって変動しますが、みずほ銀行カードローンの金利は下表の通りとなっています。上記の金利は基準金利ですが、事前に住宅ローンを申し込んでいる場合には、金利が年0.5%ずつ下がります。ただ、お金を借りるには、カードローン以外にもクレジットカードでお金を借りるキャッシングという方法もあります。すでにクレジットカードを持っているのなら、わざわざカードローンを使わずにキャッシングで借りればいいのでは、という気にもなりますね。それでは、両者の金利を比較してみましょう。みずほ銀行カードローン最大金利JCBクレジットカードキャッシング最大金利年14.0%年18.0%ということで、条件によりますが結果としてはカードローンの方が金利がお得となります。消費者金融との違いまた、消費者金融からお金を借りる、という手もあります。こちらと銀行カードローンを比べると、どのようなことが言えるでしょうか?金利だけを比べますと、消費者金融は年18.0%というものがほとんどですので、みずほ銀行カードローンの方に分があります。ただし、この両者は金利以外にもいろいろと相違があります。まず、みずほ銀行カードローンはメガバンクが主体になっているという信頼感があります。一方、消費者金融の方は手軽さと便利さというメリットがあります。どちらを選ぶかはそのときの状況によって決めればいいでしょう。三種類の返済方法そして、借りたお金を返済するには下記の三種類の方法があります。自動引き落としみずほダイレクトATM返済「自動引き落とし」とは、みずほ銀行の普通預金口座から毎月10日に返済額が引き落とされるというものです。「みずほダイレクト」とは、PC、スマホ、携帯電話などからネット経由で返済する方法です。さらに「ATM返済」とは、コンビニや銀行にあるATMから返済をする、という方法です。手数料について返済方法によっては、返済額以外に手数料がかかってしまうことに注意が必要です。たとえば、ATMから返済を行うと手数料がかかってしまいます。また、みずほダイレクトで返済する場合でも、テレホンバンキングといって電話の自動音声に従って返済を行えば、やはり手数料がかかります。自動引き落としやみずほダイレクトのネット経由で返済を行うと、手数料がかかりませんのでお得です。カードローン審査の流れについて次に、カードローンに申し込んだ後の審査プロセスについて説明いたします。お金を借りる側からしても、何がどのように評価されていくのかを理解しておいた方が通過する方法を考えやすくなります。[adsense_middle]審査の大まかなプロセスまずは、実際に行われる審査について、大まかな過程を追っていきましょう。実は、借りる側がみずほ銀行に口座を持っているかいないかで過程は二つに分かれます。みずほ銀行口座を持っている場合まず、口座を持っている場合には下記のようになります。PCやスマホでみずほ銀行カードローンの公式サイトから申し込む審査が行われる在籍確認が実施される審査結果がメールで通知される必要書類の提出契約手続きとカードローン口座開設キャッシュカードにてATMから借入みずほ銀行口座を持っていない場合口座がない場合のプロセスは下記の通りです。PCやスマホでみずほ銀行カードローンの公式サイトから申し込む審査が行われる在籍確認が実施される審査結果がメールで通知される普通預金口座開設を申し込む通帳を受け取るカードローン口座開設およびキャッシュカードが送付されるキャッシュカードにてATMから借入両者を比較しますと、審査結果の通知までは同じですが、口座がない場合には口座開設というプロセスが入ります。つまり、カードローンを利用するには普通預金口座開設が必須になっているということです。それなら、事前に口座を作成しておいた方が手続きが早く済みますね。審査を申し込むための条件とはただし、残念ながら普通預金口座を作れば誰でもカードローンを利用できる、というわけではありません。条件に適った人だけが審査を申し込むことができます。その条件とは、下記の通りです。安定かつ継続した収入オリコの保証が受けられる20~66歳までの人この条件に外れていますと、審査が受けられない、または受けても落ちるということになってしまいます。年齢などはどうしようもありませんので、対象外の方は他の手段を探すしかありません。審査に通りやすい人・落ちやすい人の特徴そして、通りやすい人と落ちやすい人には、いくつか特徴があります。審査に通りやすい人の特徴まず、通りやすい人の特徴です。申告に嘘がない安定した収入がある返済トラブルがないそれぞれについて説明します。申告に嘘がないまず、申込時に記載した事項に嘘がないということが、審査に通るための絶対条件です。通りたい一心でごまかしたり虚偽の記載をしたりして、それがばれてしまった場合には、まず審査に合格することは難しいでしょう。これは当たり前ですね。安定した収入がある安定した収入があるということは、毎月確実に返済がある、ということです。延滞なども発生しにくいと判断されますので、こういう人は通りやすいですね。返済トラブルがないこれまでに他社で借りていて特に問題なく返済をしていれば、今回もきちんと返済してもらえるだろうという評価を得て、無事借り入れができる可能性が高いです。言い換えると、これまで全く借入をしたことがなければ返済実績がありませんので、かえって審査で不利になります。審査に落ちやすい人の特徴逆に、落ちやすい人とは下記のような人です。他社からも借り入れがある在籍確認が取れない過去に金融事故を起こしている自営業や個人事業主以下でそれぞれについて述べていきます。他社からも借り入れがある過去に他社で借り入れていて現在返済が終わっていれば問題ありませんが、他社からも借り入れがある場合には返済額が上乗せされることになるため、「返すのが苦しくなるのでは」と思われて審査が通りにくくなります。さらに、借入残高の合計が年収の三分の一を超える場合には、自主規制に引っかかるためそもそも借り入れが不可能になります。在籍確認が取れない審査のプロセスの中に、在籍確認があります。これは職場などに電話をかけて、本人が確かに在籍していることを確認するというものです。ここで確認が取れないと、まず不合格となります。過去に金融事故を起こしている延滞や債務整理など、いわゆる金融事故を起こしていた場合、一定年数以上経過しないと信用情報に記載されていますので、借り入れは無理になります。自営業や個人事業主「えっ、職業によって通りにくいとかあるんですか?」と驚くかもしれませんが、定収のある公務員やサラリーマンに比べて、自営業やフリーランスは不利になります。そうした方でも実際には収入が多い場合も多々ありますが、このあたりは堅実性を重んじるのでしょう。審査をスムーズに通過するためのポイントここまで見てきたように、みずほ銀行カードローンの審査に合格するためには色々とハードルがあります。それでも少しでもスムーズに審査に通るための方法を、以下に紹介します。みずほ銀行の普通預金口座を持つみずほ銀行住宅ローンを利用低めの借入額を申請みずほ銀行の普通預金口座を持つみずほ銀行の口座があれば、先ほど見た審査の過程が早くなりますので、かかる期間が短くなります。また、給与振り込み口座に指定していれば安定した返済が見込めますし、貯蓄があった場合には貸し倒れリスクも少ないのでプロセスが早く進むでしょう。みずほ銀行住宅ローンを利用みずほ銀行の住宅ローンを利用していれば、すでに個人情報や返済履歴を審査側が把握しているため評価がしやすくなります。そのため、金利を優遇して利用を促進していると言えるでしょう。低めの借入額を申請さらに、借入金額を少なく申請しておけば、「返済をきちんと考えている」という印象を与えることができて通りやすくなります。もし足りなくなった場合は増額が可能ですので検討しましょう。みずほ銀行カードローンの審査期間は長い?審査方法の特徴についてみずほ銀行カードローンの審査期間は、一般には長めと言われています。実際はどうなのか、期間と審査の特徴について述べていきます。[adsense_middle]審査期間は申込方法によって変わってくるカードローンの申し込み方法には色々な方法があります。そして、方法によって期間は変わってきます。まず、インターネットや店頭での申し込みでは翌々営業日に審査が終わります。また、郵送の場合には書類到着後の翌々営業日となります。さらに、電話で申し込んだ場合には申込受付後翌々日となります。ただし、消費者金融に比べるとやはり審査にかかる時間は長めと言えるでしょう。申込に必要な書類カードローンに申し込むために必要な書類には、どういったものがあるのでしょうか?まず、本人確認書類として運転免許証などの身分を証明するものから1点を提出します。次に、収入証明書類として源泉徴収票などから1点提出する必要があります。銀行カードローンの審査が厳しいと言われる理由とはみずほ銀行のカードローンに限らず、一般に銀行カードローンの審査は厳しいと言われています。でもそれはなぜでしょうか?まず、母体がメガバンクであるため貸し倒れリスクに慎重にならざるを得ないという事情があります。審査を甘くしていると貸し倒れが数多く発生して、信用にかかわることになります。また、上限金利が低いので、貸し倒れが起こった際に利息分が少なく損失が膨らんでしまうという事情もあり、厳しく評価することになります。さらに、みずほ銀行カードローンの審査は、実際には補償会社であるオリコが行います。オリコはみずほ銀行だけではなく、他の様々な銀行カードローンの補償会社になっています。つまり、オリコが補償会社をしている他の銀行カードローンで延滞をしていれば、何年経っても記録が残っているため、みずほ銀行カードローンの審査に通ることはできません。このような事情により、厳しいというイメージになっています。補償会社についてでは、補償会社とは一体どのような役割を持っているのでしょうか?補償会社は申込者の審査や、返済ができなくなった人の代位弁済を行っています。なので、延滞があると補償会社がその分を銀行に支払い、補償会社が延滞分を取り立てることになります。みずほ銀行カードローンにおいては、それをオリコ、正式にはオリエントコーポレーションが担当しています。ということで、申込者は実際にはオリコの審査を受けることになるのです。審査の評判と口コミを紹介それでは、ここで実際にみずほ銀行カードローンを利用した人の口コミを見ていきましょう。審査に落ちた人の口コミ審査に落ちてしまった人の口コミからご紹介します。30代自営業・年収400万円の男性「自営業だったためか、収入証明書に不備があったためか、落ちた原因はわかりませんでした。」20代正社員・年収350万円の男性「他に消費者金融から借金をしていたため落ちたのではないかと分析しています。」審査に受かり満足している人の口コミ次に、審査に合格して利用後も満足している人の口コミです。30代個人事業主・年収400万円~600万円の女性「10万円~30万円の借入で完済しています。ウェブでの申し込みで、手続きも早くサービスに満足しています。」40代個人事業主・年収800万円~1000万円の男性「30万円~50万円の借入を完済。大手銀行の安心感は評価できる点です。」審査に受かったが不満のある人の口コミ最後に、審査には受かったものの利用には少し不満の残った人の口コミです。30代会社員・年収600万円~800万円の男性「50万円~100万円を完済しています。申し込んでから実際に借り入れるまで1週間近くかかりました。」30代会社員・年収600万円~800万円の女性「5万円~10万円を完済しています。ポイントがつかないなどの点は、ネット銀行と比較して便利さに欠けると思います。」口コミから考察するみずほ銀行カードローンの評判やはり他社で借金をしていたり提出書類に不備があったりすると、審査に通ることは難しいようです。ただし、個人事業主であってもお金を借りることに成功している人はいます。これは借入金額を低く抑えたためと思われます。また、審査期間の長さや便利さに欠ける点が課題となっています。みずほ銀行カードローンの審査に関するまとめみずほ銀行カードローンとその審査について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?みずほ銀行カードローンは金利については有利で、返済方法によっては手数料がかかることがあります。なお、審査はみずほ銀行に普通預金口座があるかどうかでプロセスが変わります。貸し倒れリスクに対して慎重なため、審査期間は長く審査も厳しくなりがちです。ただし借入額を低く設定すれば、自営業や個人事業主でも借り入れは可能です。審査が厳しいと言われると、どうしても利用を尻込みしてしまう銀行カードローンですが、金利もお得で信用もあるとなると、余裕があれば利用してみたいものです。また、みずほ銀行カードローンには、住宅ローンを利用していると優遇金利が適用されるメリットもあります。ぜひ利用を検討しましょう!
2020年05月03日借金の負担が大きいと、生活苦に陥りやすくなります。しかし、個人再生をすれば合法的に借金を整理することができますので、一気にお金の悩みが解決できるでしょう。この記事では、個人再生の仕組みや手続きの流れ、メリット・デメリットについて詳しく解説します。個人再生とは?その仕組みや条件多重債務で苦しんでいたり、返せる見込みがない借金を背負っている場合、精神的に辛い日々を送ることになります。しかし、合法的な手段で借金問題の解決は可能です。その有効な手段である個人再生について、以下内容を紹介します。債務整理の1つで民事再生とも呼ばれる裁判所を通じで借金を5分の1程度に減らせる個人再生の条件債務整理の1つで民事再生とも呼ばれる個人再生とは債務整理の1つで、民事再生とも呼ばれています。債務整理には任意整理や自己破産などがありますが、個人再生はその中間的存在です。任意整理よりも大きく借金の軽減ができ、自己破産のように資産を失う必要がありません。また、自己破産はギャンブルで生じた借金などの場合は認められませんが、個人再生では認められる違いもあります。家族に内緒で個人再生を行うことも可能であるため、借金を内緒にしていた人も安心です。裁判所を通じで借金を5分の1程度に減らせる個人再生は裁判所を通じて手続きをします。しかし、個人が複雑な法的手続きをするのは高いハードルとなるため、司法書士や弁護士に依頼するのが現実的です。個人再生を行えば、借金を5分の1程度に軽減でき、残りの分を3年ほどかけて返済していくこととなります。個人再生の条件小規模個人再生と給与所得者等再生(サラリーマンなど)があり、小規模個人再生が基本形となります。個人再生には大きく2つの条件があります。1つは負債の総額が5,000万円を超えない人です。5,000万円を超える場合には自己破産を検討しなくてはなりません。もう1つの条件は、返済ができる人です。そのため、安定収入が前提となります。個人再生の手続きの流れ個人再生の手続きは以下の8ステップです。複雑に思えるかも知れませんが、ほとんど司法書士や弁護士などが行ってくれますので、あなたはその指示に従うだけで良いでしょう。順を追ってカンタンに解説いたします。専門家へ相談債権者へ連絡必要書類の用意裁判所に申立て家計収支表の記録積立て裁判所に書類提出返済開始【個人再生の流れ①】専門家へ相談まずは司法書士や弁護士などの専門家に相談しましょう。初回相談費用は無料としている専門家が多いため、気軽な相談が可能です。本当に個人再生で良いのか、任意整理や自己破産の方が良いのかなども、あなたの状況に合わせてアドバイスしてくれます。相談の際に気を付けるべきことは、何でも赤裸々に話すことです。羞恥心から借金の全容を語らない人もいますが、そうすると助けてもらいにくくなります。洗いざらい話した方が専門家も協力しやすいのです。【個人再生の流れ②】債権者へ連絡司法書士や弁護士に対し、正式依頼をすれば、債権者に対して連絡してくれます。専門家から「受託通知及び債権調査へのご協力のお願い」が送られ、それ以降は督促が止まります。万一督促が入った場合は個人で対応する必要はなく、担当専門家に相談すると良いでしょう。【個人再生の流れ③】必要書類の用意債権者への通知後は、必要書類を準備することになります。必要書類は申立書、陳述書、債権者一覧表、家計表、財産目録などを求められますが、専門家がしっかりとサポートしてくれるため、現段階でこれら書類がどういうものか分からなくても大丈夫です。【個人再生の流れ④】裁判所に申立て必要書類が揃った段階で、司法書士や弁護士が申立書を作成し、地方裁判所に申立てをしてくれます。【個人再生の流れ⑤】家計収支表の記録申立をしてから3ヶ月程度、家計収支表をつける必要があります。家計収支表とは簡単に言うと家計簿のことです。個人再生は一定分の返済は必要であるため、本当に返済していけるのか確認がなされます。また家計簿をつけることで計画性が身につく効果もありますので、家計簿は必須となっています。【個人再生の流れ⑥】積立家計簿と同時に銀行への積立も必要です。毎月一回返済分を半年間積立てていきます。積立が終われば個人再生委員の報酬(東京地方裁判所の場合15万円)が差し引かれ、残りの分は戻ってきますので、積立期間はトレーニングの期間だと考えましょう。半年間積立ができるかどうかは、本当に返していけるかどうかの一番の目安となります。【個人再生の流れ⑦】裁判所に書類提出再生計画案と、先述した家計簿のほか、積立てた通帳(写し)を裁判所に提出します。ここまで来ればすべき手続きはほぼ終了です。【個人再生の流れ⑧】返済開始再生計画案が認められれば、いよいよ返済していくことになります。個人再生の返済分を延滞してしまうと、自己破産しか道がなくなるというリスクが高まりますので、延滞なくしっかり返していきましょう。個人再生のメリット個人再生は合法的に借金を整理する方法で、借金の悩みを抱えてる人にとってさまざまなメリットがあります。多くのメリットを中から特に大きなメリットについて具体的に紹介します。借金の悩みが解決する借金の督促が止まる住宅や車を手放す必要がない[adsense_middle]借金の悩みが解決する借金のお悩みは慢性化するケースが多く、ずっとお金の心配が付きまといます。来月の支払いに間に合うのかという近い悩みと、これから先本当にやっていけるのかという将来的な悩みまで、同時に悩み続けることになるのです。お金の悩みは心理的負担が大きいため、個人再生によってその悩みから解放されるのは大きなメリットでしょう。借金の督促が止まる個人再生をすれば借金の督促が止まります。銀行カードローンや消費者金融など正規の事業者から借り入れしている場合、督促は法律に基づいた方法となります。たとえば「深夜や早朝に督促してはいけない」「第三者に借金の事実を明るみにしてはいけない」「退居を止められたら引き上げなければいけない」など、法律のルールは守られます。一般的に正規業者はハガキや電話で督促することとなりますので、任侠映画のような苛烈な督促ではありません。しかし、繰り返し督促ハガキや電話がくると、精神的には辛いものがあります。放置していると強制執行の対象となる可能性もあるため、不安を抱えながら生活することになるでしょう。しかし、個人再生をすれば督促が止まり、静かな生活を取り戻せます。それだけでも気持ちが軽くなるでしょう。闇金の督促も個人再生で止まる?闇金は貸金業登録のない違法業者であり、法外な利息を貪ったり、厳しい取り立てで債務者を苦しめます。個人再生をすれば闇金の督促も止まるのかという疑問は多いのですが、そもそも闇金は違法であるため、個人再生をしなくても借金返済の必要はありません。弁護士に相談すると手を引く業者が大半なので、闇金からの借金も弁護士に相談しましょう。住宅や車を手放す必要がない上記でも軽く触れたとおり、個人再生は住宅や車を手放す必要がありません。自己破産の場合は借金がすべて帳消しになる代わりに、住宅や車などの資産が没収されてしまいます。しかし個人再生の場合はこれまで通り住宅や車を保有できますので、今まで通りの生活スタイルとなります。その上で借金だけ軽くなりますので、今まで通りの暮らし方のまま生活が楽になるでしょう。個人再生のデメリット個人再生は借金をしている人にとって大きなメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットもあります。メリットだけを享受しようとして安易に手続きをしてしまうと、思わぬ落とし穴に落ちかねません。以下デメリットも把握しておきましょう。信用情報にキズが付く専門家費用がかかる官報に掲載される信用情報にキズが付く個人再生をすると信用情報にキズがついてしまいます。信用情報とは個人の金融取引が記録されているもので、個人信用情報機関に履歴が残されます。信用情報にキズがつくと、各種ローンの審査やクレジットカード審査で不利となります。複数社への借金同時申し込みや軽微な遅延などの軽いキズの場合は、審査で若干不利となる程度ですが、個人再生をすると10年程度は金融取引が困難となります。スマートフォンの本体分割、クレカ付帯のETCカード、後払い式の電子マネー発行などもできなくなりますので、想定しておく必要があります。専門家費用がかかる個人再生は弁護士や司法書士に依頼するため、専門家費用がかかります。事務所によってその費用は異なりますが、概算で50万円程度の覚悟が必要です。借金に困っていて手続きをするのに、大きな費用がかかると絶望する人もいらっしゃるかもしれません。ただし専門家費用は分割払いが一般的ですので、安心して依頼することができるでしょう。個人再生の手続きは専門家費用を払い終えてから開始となりますが、この段階で既に「受託通知及び債権調査へのご協力のお願い」が送られていますので、分割払い中も督促が入ることはありません。官報に掲載される個人再生をすると「官報」という国の機関紙に記載されてしまいます。基本的に個人再生をしたことが周りの人に知られることはありませんが、官報を見ている人には知られる可能性があります。弁護士などの専門家や不動産関係の職業であれば、官報を読んでいる可能性がゼロではありません。とはいえ、官報を読んでいる人は少数であることと、仮に読んでいたとしてもくまなく読んでいるとは限りませんので、誰かに知られる可能性は低いです。闇金からの勧誘に注意官報に記録されると、闇金から勧誘が入る可能性があります。債務整理をした人はお金に困っていた訳ですから、闇金がターゲットとしやすいのです。電話やメールなどで勧誘が入っても無視しておきましょう。個人再生に関するまとめ個人再生は裁判所を通じて借金を5分の1程度に減らす、合法的な方法です。個人再生をすると、借金の悩みが解決するなどのメリットがありますので、借金問題を抱えている人に有効です。ただし、信用情報にキズがつくなどのデメリットは想定しておく必要があります。とはいえ、圧倒的にメリットの方が大きいので、借金で悩んでいるのであれば、早めに専門家に相談しましょう。
2020年04月29日急に大きなお金が必要になって、「カードローンでお金を借りるのはどうかな?」と考えているのでしょうか?それなら、みずほ銀行カードローンは有力な選択肢の1つになります。でも、初めてカードローンを利用するとなると支払いがどうなるのか心配ですよね?実は、みずほ銀行カードローンの金利は借りる額で大体決まっていて、その利率も他社と遜色ないものです。また、事前に少し注意をして審査に臨めばより低い率でローンを利用することができます。さらに、返済時には金利に応じて支払う利息の額についても注意が必要です。ということで、この記事ではみずほ銀行カードローンの金利について述べていきます。みずほ銀行カードローンの金利は借入額で変わるこれまでまったくカードローンを使ったことがなければ、「金利ってどうやって決まるのかな?すごく高かったらどうしよう」と心配になるかもしれません。しかし、最初に頭に入れておきたい点として、「常に同じ利率が適用されるわけではない」ということがあります。これはみずほ銀行カードローンに限らず、どこのローン会社でも同じです。一般的な原則として、借入額が多いほど利率は下がります。それは借入残高に金利をかけて利息が計算されるからで、少額の借り入れでは利息の額が少なくなるため金利は高くなります。逆にたくさん借りてもらえれば利息も一定額見込めるため、利率はそれに応じて下がるという仕組みです。では、具体的にはどのくらいになるかについて、以下で説明いたします。キャッシング時の金利の幅について広告やホームページなどに、カードローンの金利が表示されていることがあります。一番目立つように書かれている数字は、実は上限金利といって最も高い利率になりますので、必ずしもいつもその利率でしかお金が借りられないわけではありません。実際には、借入額または借り入れできる金額の枠である利用限度額に応じて金利が設定されることになります。それでは、みずほ銀行カードローンの場合の具体的な利率はどのようになるのでしょうか?それを示したのが下記の表になります。みずほ銀行カードローンの金利は変動金利を採用ただ、注意しないといけないのは、上記に示した数字はあくまでも現時点の話で、これが未来永劫続くというわけではないという点です。実は、みずほ銀行カードローンには変動金利が用いられています。ということで、借り入れをした後で利率が変更される、という可能性も十分考えられます。このように述べますと、「えっ、知らない間に返済額が増えていたらどうしよう」と不安になるかもしれません。しかし、借り入れしてから5年間は金利が据え置きとなっています。借りた即日に利率が急上昇する、ということはありませんので安心してください。初回利用者に適用される金利とはいえ、「よし、それなら初めて借りるけれども利用限度額800万円で金利を年4.0%にしてもらおう」というようなうまい話は存在しません。初回利用者はたいてい利用限度額も少なく、基準金利は上限の年14.0%が適用されることになります。この理由は、初回利用者は返済実績がなく、どのくらい確実にお金を返してもらうことになるのかがわからないからです。ということで、審査対象者の信用が得られておらず、最初から多くお金を借りることはできないというわけです。他行のカードローンとの金利比較それでは、みずほ銀行カードローンの金利水準は、他の銀行カードローンに比べてどうなのでしょうか?実は、他社に比べても引けを取らない水準になっています。それを示すために、下記で主な銀行カードローンと上限金利を比較してみましょう。もちろん借り入れには色々な条件がありますので単純な比較はできませんが、上表ではみずほ銀行カードローンが最も低くなっています。ということで、みずほ銀行にローンを申し込むことは決して損ではないことがおわかりいただけると思います。審査でより低い金利を適用してもらうためには?ということで、いよいよカードローンを申し込むことを決意したとします。でも、利用にあたってはできるだけ低い利率を適用してもらいたいですよね。もちろん初回利用時には上限金利になってしまうかもしれませんが、家賃と同じように引き下げを狙うことは不可能ではありません。それではどうすればいいのでしょうか?以下で審査によって低い金利を得る方法を解説いたします。[adsense_middle]事前の確認が重要まずはコミュニケーションが大事です。審査担当者とよく話をしておきましょう。そしてそれとなく情報を得ておくのが得策です。というのも、とうてい無理な利率を目指しても、あるいは本当はもっと下げられるのに諦めていると非効率だからです。どのくらいまでなら下げられるのか、またはそれ以上下がらない水準はどこなのかを把握して上手に立ち回るようにしましょう。そして、どうすればもっと下げられるのかを探っていくようにしましょう。着実に返済実績を積み上げるといっても、べつにウルトラCがあるわけではありません。低い金利を得るのに一番確実な方法とは、実はお金を借りてから毎月着実に返済を続けて実績を積み上げることです。急がば回れではありませんが、焦らないことが重要です。着実な返済を続けていると、次第に担当者の心証も良くなってきます。そして信頼を得ていくことになるでしょう。このあたりの感じは、コミュニケーションで掴んでいきましょう。そして、「毎回ちゃんと返してもらっているし、少し利率を下げて多く借りてもらってもいいかな」と思ってもらえばしめたもの。ここが低金利を得るチャンスです。増額申請して利用限度額を引き上げる具体的には、増額申請をして利用限度額を引き上げれば金利を下げることができます。ただし、必ずしも利用限度額いっぱいまでお金を借りる必要はありません。あくまでも利用限度額を引き上げるだけですので、その中で必要な額までローンを利用すればいいのです。注意しなければならないのは、増額申請は利用者側から積極的にしない方がいい、という点です。「増額させてください」というと、何かお金に困っているのではないかと疑われて、断られる可能性があります。あくまでも銀行側から増額案内が来れば申し込む、という形にしておきましょう。もちろん、何回か期限通りに返済したら案内が来る、といった保証はできません。ここは担当者と連絡を取りながら信用をそれとなくアピールして、我慢強く案内が来るのを待つ必要があります。そして、いざ増額の案内が来たら迷わず申し込んで、引き下げを得るようにしましょう。みずほ銀行の住宅ローン利用を同時に利用そして、みずほ銀行カードローンについては金利を下げるもう一つの方法があります。それはみずほ銀行の住宅ローンを同時に利用する、というものです。これにより、自動的に0.5%下げることができます。ただし、ここで気を付けなければならないのが「住宅ローンはカードローンを契約する前に利用を開始しておかなければならない」という点です。後から住宅ローンを組んでも引き下げは適用されないことに注意しましょう。ということで、家を買うと生活が苦しくなりそうでカードローンを使うかもと思った場合には、住宅ローン→カードローンの順に申込を行うようにしましょう。このあたりのことは、審査担当者にも事前に十分確認した方がいいです。返済額には利息と手数料も含まれるいよいよみずほ銀行カードローンからお金を借りて、返済を始めたとします。当然かもしれませんが、お金を借りると元本だけではなく金利の率に応じた利息というものを支払う必要があります。これはクレジットカードで分割払いをしたりキャッシングを受けたりした時と同じですね。さらに、場合によっては返済時に手数料を支払うこともあります。以下では、返済に関わる利息と手数料について述べていきます。[adsense_middle]返済額と利息の関係一般に、毎回の返済額は借金総額の一部である元本部分と金利に応じて計算された利息で構成されています。そして、利息は返済時に毎回かかってくるため、返済の期間が長引けば長引くほど利息の支払いが増えてしまい、返済総額は多くなってしまいます。なので、返済額を抑えるためには返済期間にも気を配るようにしましょう。返済額のシミュレーションそれでは、みずほ銀行カードローンでお金を借りるとどのくらいの利息を支払うことになるのか、具体的にシミュレーションして見てみることにしましょう。下記の表がその結果です。利用限度額100万円で10万円を年14.0%で借りた場合です。上記は、利息は大体こんな感じになるというイメージで参照にしてください。ATMで返済する場合の手数料ATMから返済を行う際には、手数料が発生する場合があります。利息以外にもお金を取られるのは痛いですね。具体的には、コンビニにあるATMから返済を行うと手数料を取られます。また、みずほ銀行以外の銀行ATMからや、みずほ銀行のATMからでも時間外の振込だと手数料が発生する場合があります。これを避けるには、銀行引き落としを設定しておけばいいでしょう。こうすれば、手数料は取られません。返済額を抑えるには繰り上げ返済を利用するでは、少しでも返済総額を減らすにはどうすればいいのでしょうか?元本を返さないわけにはいきませんが、利息なら返済期間を短縮して少なく払うことができます。具体的には、任意返済といって決められた金額以上に返済をすれば支払う利息を抑えられます。これは、繰り上げ返済となって返済期間が短くなるためです。こうしておけば、「きちんと返済してくれる」となって実績や信用を得ることにもつながるでしょう。まとめ:みずほ銀行カードローンの金利についてみずほ銀行カードローンとその金利について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?カードローンの金利は画一的ではなく、利用限度額によって段階的に設定されています。また、返済実績を積み上げることによって利率を下げることも可能になります。さらに、返済期間が延びると支払利息が増えて返済総額も増えてしまうため、繰り上げ返済で少なくすることを検討しましょう。カードローンを使うとなると、誰でも最初は不安になるものです。ですが、みずほ銀行カードローンなら利息も抑えることができて、うまく使えばあなたの味方になります。ぜひ選択肢の1つに加えましょう。
2020年04月28日三井住友銀行カードローンは、メガバンクのブランド力により安心して利用可能です。カードローンを利用する時にポイントとなるのは金利です。金利が低いほど返済額の総額が低く抑えられるからです。では三井住友銀行カードローンの金利は高いのでしょうか、低いのでしょうか。利息の計算方法も含めて詳しく解説します。三井住友銀行カードローンの金利比較三井住友銀行カードローンは年利率4.0%~14.5%の金利で、最大800万円まで借入可能です。メガバンクの安心感があり、サービスも充実していることから、評判の良いカードローンです。では、三井住友銀行カードローンの金利は、他のカードローンと比較して高いのでしょうか、それとも安いのでしょうか。以下比較を参考にしてください。メガバンクカードローンとの比較ネット銀行カードローンとの比較地方銀行カードローンとの比較大手消費者金融との比較中小消費者金融との比較メガバンクカードローンとの比較三井住友銀行カードローンの金利は、他のメガバンクカードローンと比較すると、やや高めであることがわかります。ただし、金利が高いほど審査に通りやすい傾向があるため、一概にデメリットとは言い切れません。ネット銀行カードローンとの比較ネット銀行と比較した場合も、三井住友銀行カードローンの金利はやや高めです。ネット銀行はオンラインのみで運営している銀行であるため、人件費削減により低金利を実現しています。ただし、ネット銀行よりもメガバンクにブランド力を感じる人もいらっしゃるため、総合的な判断で三井住友銀行カードローンを選ぶ人も多いです。地方銀行カードローンとの比較地方銀行カードローンと比較すると、三井住友銀行カードローンに優位性があります。借入金額によっては逆転することもありますが、地方銀行カードローンは相対的にメガバンクやネット銀行よりも高めの金利となっています。大手消費者金融との比較大手消費者金融から借りる方法もあります。大手消費者金融は、三井住友銀行カードローンを含む銀行カードローンよりも割高である反面、審査が柔軟であることや、即日キャッシングができるなどのメリットがあります。高金利のデメリットとのバランスを考慮して検討すると良いでしょう。中小消費者金融との比較大手消費者金融よりもさらに借りやすいのが中小消費者金融です。審査難易度が低く、最後の手段として利用可能です。ただし、金利は最も高く設定されているため、慎重に利用しなければなりません。計画的な利用を前提としましょう。《中小消費者金融カードローンの金利例(一部抜粋)》アロー年15.0%~19.94%エイワ年17.9507%~19.9436%セントラル年4.80%~18.00%フタバ年14.959%~17.950%フクホー年7.3%~18.0%三井住友銀行カードローンの返済利息計算方法三井住友銀行カードローンを利用する場合、借入希望額に対してどれくらいの利息がかかるのか知っておきましょう。利息の計算ができれば返済契約が立てやすくなります。ここでは以下について解説いたします。基本的な考え方利息計算の例返済シミュレーション[adsense_middle]基本的な考え方利息計算の基本的な考え方として、利息は日数をベースとした日割計算となります。その上で、計算方法は「借入残元金×利率÷365×借入日数」となります。利息計算において1円未満は切り捨てですので、合わせて把握しておきましょう。利息計算の例具体的な計算例を紹介しますと、仮に10万円借り、1週間後に返済した場合の利息はいくらになるのでしょうか?三井住友銀行カードローンで10万円借りた場合の年利は14.5%で、借入れ当日は計算に含まず、7日間の利用を前提とします。その場合の計算式は「10万円×14.5%÷365日×7日=278.08…」で、1円未満は切り捨てですので、利息は278円となります。1週間後の返済日に100,278円返すこととなります。返済シミュレーション上記のようにアナログ式の方法で計算しても良いのですが、三井住友銀行カードローンの公式サイトには3つの返済シミュレーションがあります。その3つとは「毎月返済額シミュレーション」「返済期間シミュレーション」「約定返済額シミュレーション」で、瞬時に返済スケジュールを把握可能です。せっかくですので、実際にシミュレーションをしてみました。ぜひ参考にしてください。毎月返済額シミュレーション毎月返済額シミュレーションとは、借入金額を指定の月数で返済する際に、毎月いくら返済しなければならないのかを割り出すシミュレーションです。ここでは借入限度額である800万円を120カ月、年率4.5%の場合でシミュレーションしてみました。返済期間シミュレーション返済期間シミュレーションとは、借入金額を毎月指定金額で返済する際の返済月数を計算するシミュレーションです。どれくらいの期間返済し続けなければならないかを知る際に利用すると良いでしょう。ここでは借入金額800万円、毎月返済額70,000円、年率4.5%を条件にシミュレーションしてみました。約定返済額シミュレーション約定返済額シミュレーションとは、最低返済額で返済した場合の返済期間や返済総額を算出するシミュレーションです。ここでは残高800万円、年率4.5%を条件に最低返済額で返し続けた場合のシミュレーションをしてみました。利息にまつわる豆知識三井住友銀行カードローンの利息にまつわる豆知識を紹介します。何も考えずにカードローンを利用するよりも、カードローンに対する知識が備わっていた方が、結果的にお得となる場合があります。具体的には以下について見て行きましょう。返済できない時は利息だけ払う場合もあるATMでは端数残高が返せない返済金額は繰り上げ返済でお得[adsense_middle]返済できない時は利息だけ払う場合もある三井住友銀行カードローンを返済できなくなった場合には、すぐ銀行に相談しましょう。事情によっては元本の支払いを猶予し、一定期間利息だけの返済にしてくれるなど、何らかの対処をしてくれる場合があります。返済遅延を繰り返したり長期滞納をしてしまうと、信用情報にキズが付きます。信用情報とは個人の金融取引を記録しているもので、マイナス情報が記録されると今後の金融取引に影響を及ぼします。そうならないために、早めの対処を相談しましょう。もちろん、相談したからといって免れない場合もありますので軽く考えてはいけません。延滞すると保証会社から督促がくるもしも滞納してしまうと、保証会社から督促が入ります。三井住友銀行カードローンの保証会社は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社ですので、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社から督促が入るのです。ハガキや電話などの督促は、たとえ礼節を持った内容だったとしても精神的負担となるでしょう。督促を放置していると裁判沙汰となり、強制執行の可能性も出てきますので、無連絡の滞納はご法度です。ATMでは端数残高が返せない硬貨非対応のATMの場合、端数残高の返済ができません。完済しようと思っても、中途半端な金額だけ未返済となります。利息は1円単位でかかるため、結果的に端数残高が出ることは珍しくありません。硬貨対応のATMから返済するか、振込などで返済すると良いでしょう。ただし、端数残高には利息がかからないため、実際のところは放置して問題ありません。とはいえ、完済とならないことから解約はできないと知っておく必要があります。返済金額は繰り上げ返済でお得一定のお金が入った際には、繰り上げ返済すると良いでしょう。繰り上げ返済とは、毎月決まった返済額よりも多く返済する方法のことで、返済期間を短縮できたり利用枠にゆとりを持つことができます。繰り上げ返済の1番のメリットは利息が軽減できるところです。本来支払うはずだった利息を目減りさせられますので、返済総額を抑えることが可能です。三井住友銀行カードローンの金利に関するまとめ三井住友銀行カードローンの金利は銀行カードローンの一般的水準で、消費者金融より低いです。メガバンクのブランドやサービス内容も踏まえ、総合的に検討しましょう。利息は「借入残元金×利率÷365×借入日数」で計算できますが、返済シミュレーションでカンタンに確認できますので、一度チェックしてみましょう。利息は繰り上げ返済でお得となりますので、お金にゆとりができたら早めの返済がおすすめです。
2020年04月24日現在学生で、急に大きな出費が発生してお金が足りなくなっているという方、いるんじゃないでしょうか?学生時代は社会人に比べて暇は多いけれどもお金は少ないことが多いため、すぐに大きなお金を準備するのは大変ですよね。そんなときに頼りになるかもしれないのが、カードローンです。「えっ、学生のうちからカードローン?バイトはしているけれど、いくらなんでも学生にお金なんて貸してくれないでしょう」と思いがちですが、実は学生であっても場合によってはカードローンを利用でき、必要なお金を用立てることができるんです!この記事ではカードローンの種類と審査、そして学生におすすめのカードローンについて解説していきます。学生が利用できるカードローンは3種類ある学生といっても対象は主に専門学校生と大学生ですが、そういった人たちが利用できるカードローンの候補は大きく分けて3種類あります。すなわち、下記の3つです。消費者金融銀行カードローン学生カードローンそれぞれの特徴を以下で見ていきましょう。消費者金融:利便性が高いまず、よく街中の広告などで見かける消費者金融ですが、学生であってもここでお金を借りることは可能です。消費者金融は無利息サービスがあることが多く、短期間の借り入れであれば利息を払わずに利用することもできるかもしれません。また、繁華街などには無人型店舗が多く設置されていてアクセスも便利ですし、比較的簡単な手続きで利用の申し込みができます。この手軽さ・便利さは消費者金融の大きなメリットですね。ただし、適用される金利は一般に銀行カードローンよりは高く、上限金利で年18%程度であることが多いです。なので、お金を借りてから返すまでの期間が長くなってしまうと、利息の支払いがかさんで損をしてしまうというデメリットがあることは注意が必要です。銀行カードローン:低金利市中の主だった銀行では銀行カードローンを扱っており、学生はここでも借金を申し込むことができます。都市銀行といった大きくて信用の置ける銀行でも銀行カードローンを取り扱っていますので、そういうところでお金を借りると間違ったことやひどい取り立てはしないだろうという安心感があります。社会的に身分が不安定な学生からすると、これは大きいですね。また、金利に関しても消費者金融に比べると安く設定されていることが多いため、長期間借りていても利息が膨れ上がるという心配が少ないのもメリットです。ただし、その信用と裏表の関係になっているのが審査の厳しさです。消費者金融の審査に通っても銀行カードローンの審査には落ちてしまうことがありますので、審査には慎重に臨む必要があります。また、一回の返済額が高めに設定されていることが多いので、余裕を持った利用が必要です。学生カードローン:限度額が多額最後に紹介するのが、学生カードローンと呼ばれる学生専用の借入先です。こちらは母体が消費者金融であることから、金利は消費者金融とそれほど変わりません。一方、店舗の数が少ないなど利便性も高いとはいえません。ただし、借入限度額は高いため多額の借金をしたい学生にとっては利用価値があるでしょう。また、中には未成年であってもお金を借りることのできる学生カードローンがありますので、未成年の人でお金を借りたい場合には検討の余地があります。学生は何を基準に選べばいいのか?それでは、学生はこの3種類のうちどこに利用を申し込めばいいのでしょうか?その答えは、「状況と使用目的による」ということになります。すぐに返せるくらいの少額のお金を手軽に借りたい、というのであれば消費者金融が適しているでしょう。また、しっかりしたところから低金利で借りたい場合には銀行カードローンで借りた方がいいです。そして、学生カードローンは未成年または多額の借金をしたい場合に「どうしてもそれしか手段がない」というケースで検討しましょう。なぜなら、未成年の場合や多額の借金が必要な場合にお金を借りるのは危険が伴うため、やはり親に相談するのが一番だからです。借金で問題を起こしたり延滞してしまったりすると、学生の場合最悪親に迷惑をかけてしまいますからね。ただし、切羽詰まっている人のために下記に学生カードローンの一覧を挙げておきます。上に挙げたところでは、基本的に未成年でも借り入れができます。この中でフレンド田では親の承諾が必要です。ちなみに、私は学生時代にカードローンを利用することはありませんでした。これは金持ちだったからではなく、貧乏ではあっても車や海外旅行といったお金がかかることに全く興味がなかったからです。ただ、学生という自由が与えられた期間に、少しくらいお金を借りてでも色んなことを体験した方がよかったのかな、という気はしています。[adsense_middle]学生がカードローンを申し込む際の審査について学生がカードローンの審査を受けるとなると、少し不安になりますよね。「審査に合格して、お金を借りることができるだろうか?」と尻込みしてしまうかもしれません。でも、きちんと準備をしていれば何も恐れることはありません。ここでは、カードローンの審査に関して、特に学生固有の事情を解説するとともに審査に通るためのコツについて述べていきます。親の同意は必要?まず、気になるのは「学生の場合親の同意が必要になるのか」ということでしょう。親に知られたくない借金の場合はあきらめた方がいいのかどうかが気になりますよね。結論から述べますと、たいていの場合親の同意は不要です。逆に言うと、本人の返済能力が問われますので、定期的なアルバイトをしていて一定の収入がないと審査落ちの可能性が高いです。ただし、なかには親が同意していないと借り入れできないところもありますので、一応事前に確かめておいた方がいいでしょう。未成年でも大丈夫なのか次に気になるのは「未成年でも利用できるのか」という点です。これについては、消費者金融や銀行カードローンの利用は20歳からとなっていますので残念ながら未成年は利用できません。ただし、先ほども述べた通り学生カードローンの一部では未成年でも申し込みができます。未成年だがどうしてもお金を借りたい場合には学生カードローン一択となります。しかし、繰り返しになりますが未成年の場合には親にも責任がありますので、利用の前には親に相談しておくことをおすすめします。審査に通りやすくするためにそれでは、学生がカードローンに申し込む際、どのようにしたら審査を突破しやすくなるのでしょうか?そのポイントとしては、おおよそ下記の3つに分けることができます。借入希望額を低めに申請長期のバイト期間クレジットカード金額・スマートフォン料金を延滞せずに支払う借入希望額を低めに申請まず、借入金額についてはできる限り必要最低額で申し込むようにしましょう。そもそも、消費者金融では総量規制といって年収の三分の一しか借りることができませんし、銀行カードローンも同様の自己規制を行っています。金額にはまず規制の壁があります。さらに収入に比べて借入額が多いと、延滞リスクありと判断されて審査に通ることが難しくなります。学生の場合、借りられる金額の相場は10~30万円だと認識しておきましょう。長期のバイト期間次に、同じバイト先で長期で働くと審査に通りやすくなります。職場に長くいて馴染んでいると、勤務先の方で在籍確認に協力してくれる可能性もあります。さらに、長期間継続して勤務していることによって申込先の信頼を得ることもできます。だいたい1年間以上をめどに働きましょう。クレジットカード金額・スマートフォン料金を延滞せずに支払う最後に、他のローン支払いはもちろんのこと、クレジットカードの支払いやスマートフォンの利用料金も延滞することなく支払っておくようにしましょう。これらの支払い情報は各金融機関に共有されますので、延滞すると信用情報に傷がついて審査に通りにくくなります。こうしたことに注意しておけば、学生でもカードローンでお金を借りることができます。利用目的で審査上有利・不利がある!カードローンの借り入れ審査を進めていく上で、注意が必要なのが「利用目的」です。せっかく準備を完璧に進めて審査に臨んでも、利用目的の回答がまずかったために借り入れ不可となってしまうことがあります。まず、審査で有利となる使用目的としては「一時的な支出」であることが挙げられます。例えば旅行、資格取得、勉強、習い事といったものです。旅行であれば、旅行から帰ってくればもう費用は発生しません。なので返済もされやすいと判断されます。逆に不利となるのはギャンブル、投資、借金の返済など、将来にわたって支出が出そうな目的であれば審査に通ることは難しいです。だからといって嘘をつけといっているわけではなく、もしもこうした目的でお金を借りようとしているのであれば、借金をするなどという甘い考えを捨ててモトを絶った方がいいです。すなわち、余剰資金でギャンブル・投資を行うようにし、節約などをして借金返済に充てることを考えましょう。なお、目的が学資に充てるというのであればカードローンではなく学資ローンの利用を検討しましょう。おすすめの消費者金融カードローン4つの概要と特徴それではここで、具体的におすすめのカードローンを紹介していきます。ただし、紹介するのは消費者金融と銀行カードローンからになります。学生カードローンからは特におすすめできるものはありませんので、必要であれば先の学生カードローン一覧を参照願います。まずは、消費者金融のおすすめ4社の一覧です。以下で、それぞれの特徴について簡単に解説いたします。といっても、表を見てお分かりの通りほぼ横並びです。1:アコムまず最初に紹介するのは、アコムです。安定した収入および返済能力があれば、学生であっても利用可能です。こちらは、キャンペーンとして初回利用時契約翌日から30日間無利息になります。2:プロミス次に、プロミスを紹介します。こちらも、学生の場合であってもパート・アルバイトで安定収入があれば利用可能です。また、条件を満たせば30日間無利子になります。3:アイフルアイフルでは学生だけでなく主婦の方でも、専業主婦でなく安定収入があれば利用可能です。こちらも、初めて利用する方は最大30日利息が無料になります。4:SMBCモビット消費者金融の最後に、SMBCモビットを紹介します。こちらはパートやアルバイト、自営業の方も利用可能で、学生も利用できます。ただし、源泉徴収票等の写し等が必要になります。おすすめの銀行カードローン4つの概要と特徴次に、銀行カードローンのおすすめ4社の一覧を下記に示します。こちらもほぼ同じになっていますが、各社の特徴を以下で紹介します。1:三菱UFJ銀行「バンクイック」こちらは大手都銀の一つ、三菱UFJ銀行が扱うカードローンです。安定収入があることが利用条件です。それだけ信頼が置けますし、実家暮らしの学生で、仮に三菱UFJ銀行から郵便物が届いたとしても不審がられることはないでしょう。2:三井住友銀行カードローンこちらも、誰でも知っている大手銀行・三井住友銀行が扱っているカードローンです。こちらも利用するには安定した収入が必要です。やはり大手銀行ということで信頼がありますね。3:みずほ銀行カードローン続いて、みずほ銀行で扱っているカードローンです。やはり利用には安定した収入が必要です。こちらは、わずかではありますが他よりは低い上限金利となっています。4:楽天銀行カードローン最後に、ネット銀行である楽天銀行のカードローンを紹介します。こちらは、楽天グループの他のサービスとの連携やお得なキャンペーンなどが頻繁に行われています。[adsense_middle]カードローン各社の評判を紹介これまでカードローン各社について概要を見てきましたが、実際使ってみてどうだったのか、学生はどんな用途で利用しているのかが気になりますよね?ということで、主だった消費者金融と銀行カードローンについて、各社の口コミを拾っていきます。消費者金融各社の口コミ一覧アコムについての口コミまずは、アコムについての口コミです。苦学生で、就活の活動費としてカードローンを利用したようです。借入額は10万円以下で、1か月で返済したとのこと。バイト先への在籍確認はあったようですが、事前に確認することを知らせてくれたようです。審査時には、収入状況や他社への借り入れ状況が聞かれるようです。借入目的は就活費用の補填と答えています。SMBCモビットについての口コミ次は、SMBCモビットに関する口コミです。こちらの方は、奨学金が途中で足りなくなったため利用したとのことです。借入額は10~50万円で、2年間かけて返済しています。審査は厳しくなく、事務的な対応だったという感想でした。銀行カードローン各社の口コミ一覧みずほ銀行カードローンについての口コミまずは、みずほ銀行カードローンの利用者の口コミです。留学費用の足しにするため、お金を借りたようです。借入額は10万円以下で、6か月で返済しています。今どきらしく、WEB経由で借りています。三菱UFJ銀行カードローンについての口コミ次に三菱UFJ銀行カードローン利用者の口コミを紹介します。この方は学生といっても子供のいる30代の主婦の方です。学費がかさむため、生活費の足しにお金を借りたようです。10万円以下を2週間で返済しています。対応については、丁寧な説明を受けて満足しています。まとめ:学生がカードローンを利用することについて学生とカードローンについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?学生が利用を検討するローンには大きく分けて消費者金融、銀行カードローン、学生カードローンの3つがあります。また、基本的には親の同意は不要ですが成人の利用が中心です。そして、審査に通りやすくするためには事前の準備と審査時の対応でそれぞれポイントがあります。「学生がカードローンなんて利用できるだろうか」と心配になるかもしれませんが、きっちりとしたバイトをして定期的な収入があり、利用目的も一時的な支出のためなら全く心配はいりません。使い勝手や金利に応じて、消費者金融か銀行カードローンを選択しましょう。ただし、くれぐれも返せないほどの借金を抱えるのは避けましょう。
2020年04月21日三井住友銀行のカードローンは、返済方法が便利です。ATM、振込、口座振替などの返済方法があるため、誰でもカンタンに返せます。もしも遅延しそうになった場合は早めに三井住友銀行に相談しましょう。放置すると信用情報にキズが付きます。今回はこれらの内容を具体的に解説します。三井住友銀行のカードローンの返済方法三井住友銀行カードローンは4.0%~14.5%の金利で、最高800万円まで借入れ可能です。限度額の範囲であれば繰り返し利用でき、1万円単位での取引となります。ただし、返済は2,000円からですので計画的な利用が可能です。返済日は毎月5日、15日、25日、月末から選べますので、給料日に合わせやすいでしょう。そんな三井住友銀行カードローンの返済方法には、以下の3つがあります。ATMを使って返済振込による返済口座振替(引き落とし)による返済それぞれ具体的に解説します。ATMを使って返済三井住友銀行カードローンの返済は、三井住友銀行ATMのほか、提携ATMで行えます。提携ATMはコンビニATM、ゆうちょATM、その他提携銀行ATMとなっていますので、普段利用しているATMから返済すると良いでしょう。ATM利用手数料や時間外手数料が無料なのは、三井住友銀行ATMのほか、E-net(イーネット)のATM、ローソン銀行AT、セブン銀行のATM、ゆうちょATM、三菱UFJ銀行店舗ATMです。一方、三菱UFJ銀行支店内ATM、その他提携金融機関のATMは一定金額の手数料がかかるため、ご利用の銀行ATMで確認が必要です。振込による返済三井住友銀行カードローンは振込による返済も可能です。振込による返済はオンラインからも行えますので、外出する用事がない場合に便利でしょう。近くに三井住友銀行やコンビニがない場合には、特に便利な方法です。振込による返済は手軽である分返済日を忘れやすいため、しっかり管理しておくことをおすすめします。口座振替(引き落とし)による返済返済日までにお金を返していなければ、普通預金口座からの引き落としによって自動返済がなされます。万一のことを想定して口座残高はゆとりを持つことをおすすめします。もしも口座に残っているお金が返済するべき額を下回っている場合には、残高分だけが引き落としされた上、追加の取引ができなくなります。返済が完了すればまた取引できるようになりますが、急にお金が必要になった場合に対処できないので、きっちりと返済しておきましょう。残高不足を防ぐためには事前に返済シミュレーションを行い、しっかり返済日を管理する必要があります。遅延すると余分な利息がかかる?延滞のリスク三井住友銀行カードローンに限ったことではありませんが、カードローンやキャッシングで遅延や滞納をするとさまざまなリスクが生じます。ここではカードローンの延滞リスクとして以下を紹介します。遅延は金利が割高信用情報にキズが付く家族にバレる可能性がある遅延は金利が割高三井住友銀行カードローンで遅延してしまうと、遅延損害金がかかります。遅延損害金とは、利用者の返済遅れで被った損害として請求される金額で、合法的な制度です。ただし金利が割高であるため、利用者は余分な負担を強いられることになります。先述のとおり三井住友銀行カードローンは4.0%~14.5%の金利で利用できますが、遅延損害金は借入残高に対して19.94%の金利となっています。金銭事情が苦しくて借金しているのに、より一層お金に苦しむことになります。信用情報にキズが付くカードローンで延滞すると、信用情報にキズが付きます。個人の金融取引がつぶさに記録されている信用情報にキズが付くと、今後のローン審査やクレジットカード審査で著しく不利となります。うっかり忘れの軽微な遅延であれば許してくれることもありますが、繰り返しの遅延や長期滞納の場合は信用情報に記録されます。今後の金融取引全般で不利となり、生活のクオリティーが下がり得ますので、延滞は厳禁だと肝に銘じましょう。家族にバレる可能性がある三井住友銀行カードローンは家族に内緒で取引ができます。しかし、延滞すると保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社から督促が入ります。もちろん家族にバレないように配慮して督促されますが、とはいえハガキなどの郵送物を見られたり、本人への電話の督促に違和感を感じられてしまうことはあり得るでしょう。家族にバレる可能性が上がるというリスクが考えられるのです。督促ストップや返済期間変更などの善処はある?返済遅延を起こしそうな場合、三井住友銀行に相談すれば、何らかの善処はあるのでしょうか?ここでは以下の内容について紹介します。とにかく遅れそうなら相談すべき善処してくれる可能性がある逆に早めに返すのもアリ[adsense_middle]とにかく遅れそうなら相談すべき返済遅延を起こしそうな場合に必ず行うべきことが、三井住友銀行に連絡するということです。無断で返済遅延を起こした場合には心象が悪いのですが、自分から先手を打って相談すると親身に聞いてくれるでしょう。その上、どうすれば良いのか具体的な解決策を提案してくれるため、1人で悩まずに相談しましょう。善処してくれる可能性がある三井住友銀行に相談すると、善処してくれる可能性がります。自分から相談して返済する意思を伝えれば督促が入りません。督促のハガキや電話は精神的にツライものがありますので、督促がないだけでも大きなメリットです。また、返済期間を伸ばしてくれたり、返済金額に融通を付けてくれるなどの対処をしてくれるかも知れません。具体的には1人1人の状況によって異なりますが、いずれにせよ善処の可能性はあるでしょう。逆に早めに返すのもアリ返済期間変更に関連して解説いたしますが、前倒しでの返済はいつでも可能です。このことを繰り上げ返済といいます。お金にゆとりがあれば早めに返すことで、本来かかるはずだった利息を軽減できます。臨時収入が入った時などは繰り上げ返済すると良いでしょう。遅延する時の対処法どうしても返済が間に合わない場合の対処法をまとめます。もしも返済遅延しそうな場合に参考にしてください。三井住友銀行に相談家族に相談するおまとめローンを活用する債務整理を検討する三井住友銀行に相談先述のとおり、返済遅延を起こしそうな場合には一刻も早く三井住友銀行に相談しましょう。単発の遅延であれば電話でも構いませんが、繰り返しの遅延であれば窓口に行った方が良いでしょう。ちゃんと顔を見せて信用できる人だと思ってもらった方が、担当者も善処しやすいはずです。電話で相談する場合は「三井住友銀行カードローンプラザ(0120-923-923)」で受け付けてくれます。受付時間は毎日9:00~21:00となっていますので、時間内にコールしてください。受付窓口での相談はお近くの支店に出向きましょう。家族に相談する家族に相談するのも1つの方法です。借金問題は家族の問題に派生することもあるため、1人で抱え込まず、正直に話した方が良いでしょう。相談によってケンカになることがあるかも知れませんが、問題が大きくなってから相談するよりケンカも軽いのではないでしょうか。借金の原因に問題があれば今後の戒めとなりますし、やむを得ない借金であれば家族の協力が得られやすいでしょう。三井住友銀行への相談も早いに越したことはないですが、家族への相談も早い方が無難です。おまとめローンを活用するどうしても1人で解決したい場合には、おまとめローンという方法もあります。おまとめローンとは複数社からの借金を1本化する方法です。たとえば三井住友銀行カードローン以外からも借りていて借金苦に陥っているのであれば、それらをまとめることで借金の負担を軽減できます。というのも、複数社から借金をすると返済日の管理が煩雑だったり、金利が割高となります。借入金額が高いほど低金利になりやすいことからも、借金を1本化することでお得な金利となるでしょう。消費者金融などがおまとめローンを提供しているのに対し、三井住友銀行カードローンはおまとめローンの提供はありません。しかし、消費者金融を返済して三井住友銀行にまとめてしまえば、事実上おまとめローンとしての活用が可能です。分かりにくければ三井住友銀行カードローンを完済し、消費者金融のおまとめローンを活用しても良いでしょう。いずれにせよ、借金を一本化することで負担軽減となります。債務整理を検討するどうしても返済が厳しいと判断した場合は、債務整理という方法もあります。債務整理とは合法的に借金を整理する方法で、任意整理、個人再生、自己破産などがあります。任意整理とは債権者と相談の上、借金を軽減してもらう方法です。将来利息のカットなどを含め、借金の負担が軽くなるでしょう。個人再生は借金を5分の1程度まで大幅軽減してもらう方法です。住宅や車などの資産を失わないほか、家族に内緒で行うこともできます。自己破産は資産を失う代わりに、借金を帳消しにする方法です。いずれも司法書士や弁護士などに相談すると手続きしてくれます。司法書士や弁護士などへの報酬は分割払いが一般的なので、お金に困っている状態でも相談が可能です。三井住友銀行カードローンの返済に関するまとめ三井住友銀行カードローンの返済は、ATM、振込、口座振替などの方法があります。複数の返済方法があることによって取引しやすいため、気軽な利用が可能です。ただし、気軽であると返済忘れのリスクが生じます。もしも遅延すると余分な利息がかかるため注意しなければなりません。また、お金に困っていることで遅延しそうな時には、まず三井住友銀行に相談しましょう。場合によっては善処してくれる可能性があります。いずれにせよ、計画的な利用が大切です。
2020年04月14日まとまったお金が必要になって、カードローンの利用を検討しているのでしょうか?でも、一体いくらぐらい貸してくれるのか、足りなければあとでもっと貸してくれるのかどうか不安ですよね?実は、借入限度額は様々な要因によって決まってくるものの、いくつか決め手になる要素があります。また、一度決まった借入額を増額するにはポイントがあるんです!ということで、この記事では借入限度額の仕組みと決まり方、そして増額を得る方法について解説していきます。借入限度額とは何かそれでは、お金を貸してくれる上限の金額である「借入限度額」とはどのようなものでしょうか?これは、最終的には一律に定まるわけではなく、大まかに言えば各金融機関やローンごとに、または申込者ごとに設定される貸出の上限額ということになります。とはいえ、大枠では法律で定められた枠も存在しています。限度額について、以下で具体的に説明していきます。「借入限度額」には二つの意味があることに注意まず注意しておかなければいけないこととして、現在「借入限度額」という言葉には二つの違った意味がある、ということがあります。一つはある個別のローン商品が持っている限度で、もう一つは申し込む人ごとに設定される限度です。これらを混同してしまうと、「○○万円まで借りられると広告に載っていたのに、△△万円までしか借りられなかった」という勘違いをしてしまうことになります。そうならないように、まずは区別を押さえておきましょう。商品としての限度額そもそも、金融機関ごと、あるいは商品ごとに借入の限度となる金額は決められています。そしてこれが一つ目の意味となります。これは、いわゆる広告などに掲載されている額のことで、だいたいどこも500~800万円となっています。ただし、言うまでもありませんがこれはあくまでも貸し出しできる最大額を示しているだけですので、申し込んだら全員がこの金額まで借りられるわけではありません。個別に決定される限度額ローンを申し込んだ人にとって意味があるのはこちらの方です。つまり、申し込み時に審査が行われますが、その結果に応じていくらまで借りることができるのかが言い渡されます。これが二つ目の限度額です。当然一つ目の限度額よりは大幅に少ない額となっていますが、これは別にこの額を一括で貸し付けるという意味ではありません。たとえば50万円といわれても、なにも全額借りる必要はなく、必要に応じて最初は10万、次は5万というような借り方ができます。要は借金の枠をもらったと考えればいいでしょう。消費者金融などでは総量規制がかかるとはいえ、あまりにも多額に貸し付けることを防止するため、消費者金融などに対しては貸金業法によって総量規制がかけられています。具体的には申込者の年収の三分の一までと定められています。ただし、銀行に対してはこの規制は適用されません。なので、銀行カードローンでは審査に応じて実質いくらでも貸付を行うことができるのですが、現在では銀行ごとに独自の基準を設けて年収の二分の一や三分の一までしか借りられないようになっています。このように述べますと、何か「独自の基準」というのがうさん臭く思えてしまいますので、少し背景を説明しておきます。そもそも過剰な貸し付けの防止のために総量規制が設けられましたが、規制後に適用外の銀行カードローンの利用が増え、自己破産件数が下げ止まっているという指摘がありました。そこで、日本弁護士連合会が銀行も総量規制に沿った審査体制を構築すべきと主張しました。それにより、銀行も消費者金融並みの基準になってきているのです。限度額の審査とは?年収などが決め手!では、いくらまで借りられるのかを決定する審査では何が金額の決め手となるのでしょうか?カードローンに申し込むと、通常は在籍確認などとともに審査が行われます。そして、その審査では個人情報をはじめとして色々な情報が取られ、評価されるわけですが、そのなかでも特に重要な指標があります。それは下記の3点です。年収他社の借入額職業や勤続年数それぞれについて、以下で説明いたします。[adsense_middle]借入額の決め方①年収:配偶者の年収も対象まずは、申込者の年収が大きな要素になります。一般には収入が多くなるほど借りられる額は多くなりますが、総量規制や自己規制により、そもそも年収の三分の一程度しか借入できないという枠組みは決められています。しかしそのギリギリまでの限度額が設定されることはまずありません。それよりもかなり少ない額に制限されます。このように説明すると、「今度開業したくて、開業資金を借りようと思っているが、自分は専業主婦なので収入がない。ということは、自分はカードローンを利用できないのでしょうか?」と心配される方がいるかと思います。特に、自分の都合で夫に迷惑を掛けたくないと考えている人には切実ですよね。実は、専業主婦などの場合には配偶者の年収が考慮されて限度額が決められることになります。これを「配偶者貸し付け」といいます。ただし、これを利用する場合には配偶者から同意書をもらう必要がありますので、黙ってお金を借りることはできません。事前に夫婦間で十分に話し合いましょう。借入額の決め方②他社の借入額:クレジットカードのキャッシングも含まれる次に、他社からの借入額が大きな要素となります。すべての借り入れ状況は信用情報機関に登録されていますので、申込時にそれらを参照して貸し付ける額が決定されることになります。もしもそうした金額が大きかったり返済状況が悪かったりすると、最悪審査に落ちてしまうこともあります。他社の借入状況を良くしてから申し込みをするようにしましょう。また、実際には借入額ではなく借金の枠が合計されて評価されることになります。したがって、返済したが解約せず枠だけ残っているローンやクレジットカードのキャッシング枠も合計されてしまいます。申し込み前にはこうした枠は解約しておくことが重要です。借入額の決め方③職業や勤続年数:安定性を評価される職業については、安定した仕事についている人の方が借り入れられる額が多くなります。なので、たとえば公務員とフリーターを比べた場合、同じくらいの収入であれば公務員の方がたくさん借りられるということになります。また、勤続年数については長ければ長いほど信用が上がり、多く借りられることになります。職業にせよ勤続年数にせよ、安定性が信用につながり、ひいては借入限度額も上がるということになるようです。ちなみに、安定性という意味では居住形態も審査に影響します。賃貸よりも持ち家の方が評価が高くなります。初回借入時の限度金額は50万円になってしまうことが多いでは、初めてカードローンを利用する場合の評価はどうなるのでしょうか?残念ながら、初回は50万円程度しが限度枠をもらえないことが多いです。「他社から全く借りていないのに、どうして?」と思われるかもしれませんが、実はこれまで全く借入をしていない場合、信用はかえって低くなります。でもなぜでしょうか?何度かお金を借りている場合には、返済状況からその人の信用を測ることができます。しかし初めての人はそれがないため、最初は低レベルの信用からスタートすることになってしまいます。したがって、50万円という少額の枠が設定されることになります。でも、それでは予定している金額にとても足りないという場合もありますよね?そんなときには、この後で述べる増額を検討することになります。借入限度額を増額する方法についていったん決められてしまった限度額ではどうにも足りない、もっと借り入れが必要という場合もあるでしょう。これはなにも生活に困窮しているというネガティブな意味だけではなく、事業にもっと投資をしたいなどポジティブな場合もあります。こんな時には限度額の増額をしましょう。ではどうすればそれが可能になるのでしょうか?それについて以下で見ていきます。[adsense_middle]増額には再度審査を受ける必要がある最初に借入を申し込んだ時にも審査を受けましたが、増資の場合には改めて審査を受けることになります。「一回審査したのに、面倒」と思われるかもしれませんが、内容はほとんど同じですし、店頭でもATMなどでも手続きは可能です。そしてこれにパスしますと、評価に応じて追加の借り入れを受けることができます。でも、少ししか金額が増えなければあまり意味がありませんよね。どうすれば審査にパスして多くの金額を受けることができるのでしょうか?それには以下のポイントがあります。利用実績を着実に積むことがカギまずは堅実に利用して、信用を得ることです。それには何度か枠内で借り入れて、延滞しないように返済していくことです。そうすれば、増資を申し込んでも「この人はきっちり返済してくれるので、枠を増やしても大丈夫だろう」という評価を得ることができます。また、より高評価を得るためには、推奨されている毎回の返済額よりも多めの金額を入金しておくことをおすすめします。こうした地道な努力が多額の枠取りにつながっていきます。勤続年数増・年収アップにより増額の可能性もただし、どんなに堅実に実績を積み重ねても「総量規制・自主規制」という壁が立ちふさがっています。年収の三分の一以上を借りることは実質不可能です。この壁を打ち破るには年収アップしかありません。頑張って少しでも収入を増やすようにしましょう。また、時間はかかりますが同じ職場に勤めて勤続年数を増やすと、信用が積み重なり限度額を増やすことにつながります。長期的な視点を持って大きな枠を狙いましょう。増額の注意点ただし、借入額を増やす際には注意しておく点もあります。まず、借入額を増やすとその分金利は少なくなって得しますが、その際返済期間を長くしてしまうと利息を払う回数が多くなって、返済額のトータルではかえって利息が増えてしまうことがあります。シミュレーションをして最適な返済期間を設定するようにしましょう。また、増資の申し込み時には収入証明を求められることがありますので、事前に準備しておきましょう。そして、多額の借入枠を得るために転職をしようと計画する人がいるかもしれませんが、これは一概には良策といえません。なぜなら、転職によって年収が上がったとしても勤続年数が0に戻ってしまいますので、トータルで見ると信用が下がる場合もあるからです。転職は慎重にしましょう。まとめ:カードローンの限度額について借入を申し込んだ際に得られる借金の枠について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?借入限度額には二つの意味がありますが、申込者に意味があるのは個別に設定される限度額の方です。また、それは審査によって年収などの要素で評価され決定されます。その金額で不足があれば、後で増資を申し込むこともできます。誰でも初めてカードローンを申し込む際にはよくわからないものですし、思ったほどには借りられないかもしれません。しかし、そこで諦めるのではなく、長い目で見て少しでも多くのお金を借りられるように地味な努力を重ねていきましょう。そうすればきっと結果が伴ってきます。
2020年04月05日三井住友銀行カードローンは、メガバンクブランドによる安心感があり、気軽に利用可能です。ただし、厳正な審査に通過しなければ融資を受けられません。そこでこの記事では、審査基準や難易度に関する口コミを紹介します。審査難易度に関する口コミや評判三井住友銀行カードローンは、満20歳以上満69歳以下の人が利用でき、4.0%~14.5%の金利で最大800万円まで借入可能です。三井住友銀行指定の保証会社が保証してくれるため、審査通過を前提に無担保無保証人で借りられます。銀行カードローンは即日審査に対応していませんが、融資までの時間は最短翌日とスピーディーなので、急ぎの場合も安心できるでしょう。そんな三井住友銀行カードローンの口コミや評判を紹介します。通りやすいという口コミや評判インターネットやSNSの口コミをまとめると、審査に通りやすいという投稿を目にします。「最初は不安だったけれども、申し込んだらすんなり融資してもらえた」とか、「厳しいと思っていたけど、あっさりと融資を受けられた」という投稿が数多く上がっています。三井住友銀行というメガバンクのブランドは安心感につながる反面、審査難易度が高いというイメージもあり、敷居が高いと感じる人が多いようです。 しかし、そもそもカードローン自体の審査難易度が低いため、借りやすいといえるでしょう。厳しいという口コミや評判一方で、審査が厳しいという口コミや評判も多いです。「申し込みはスムーズだったけれども審査でNGの通知がきた」とか、「希望額が大幅に減額された」という投稿も上がっています。消費者金融のキャッシング審査や年会費無料のクレジットカード審査の感覚で申し込んだけれども、あっさり落とされたという人もいらっしゃいます。審査に自信がない人が案の定、落とされたケースも含め、きっちりとした審査が行われていることが伺えます。状況に合わせた口コミになる口コミや評判を見ていると、審査に通りやすいという投稿や、審査が厳しいという投稿がそれぞれあります。そのため、どちらを信じてよいか分からないかもしれません。簡単にいうと、審査に通った人は通過しやすいと口コミし、審査に落ちた人は厳しいと口コミしています。つまり、客観的に審査が厳しいかどうかではなく、投稿している人の状況に合わせて口コミが作られているのです。三井住友カードローンの審査は厳しいのか?では、実際に三井住友銀行カードローンの審査は厳しいのでしょうか。それとも通りやすいのでしょうか。ここでは以下内容について解説します。銀行カードローンの審査難易度高金利ほど審査難易度が低い借入できても慎重になるべき銀行カードローンの審査難易度銀行カードローンは無担保無保証人で借り入れが可能で、例えば住宅ローンのような厳しい審査から比べると審査難易度は圧倒的に低いです。しかし、各種カードローンの中では最も審査難易度は高く、審査に自信がない人にとっては敷居が高く感じられます。カードローンの中で最も審査難易度が高いのが銀行カードローン、次いで大手消費者金融カードローン、その次にいわゆる街金と呼ばれる中小消費者金融です。もしもお金が借りられるのであれば、消費者金融よりも銀行の方がイメージが良いのでしょう。できることなら消費者金融より銀行から借りたいという人は多いです。高金利ほど審査難易度が低い銀行カードローンの中での審査難易度比較は、正直なところ推測の域を超えません。どこの銀行カードローンも、具体的な審査難易度について開示していないからです。しかし審査難易度を考える上で一定の目安はあります。それは金利が高いほど審査難易度は低く、金利が低いほど審査難易度は高くなるという目安です。好条件で借りられる人は信用力が高いため、審査に通過しやすいことが考えられます。三井住友銀行カードローンは4.0%~14.5%となっており、1%台や2%で借りれる銀行カードローンも多いことを考えると、比較的金利は高めです。ちなみに、カードローンでは限度額が高いほど低金利になる傾向があるため、本当に必要な金額だけで申し込むことが大切です。借入できても慎重になるべき仮にあっさり審査が通ったとしても、カードローンの利用は慎重になるべきです。急にまとまったお金が手に入ると、浪費が増えがちとなるからです。カードローンは計画的な利用を前提としており、CMや公式サイトなどでも呼びかけをしています。メガバンクから借りているという安心感や、審査に通った安心感から、気が緩まないように気をつけましょう。審査通過や融資はゴールではなく、今後の返済のスタートです。このことは、審査通過と表裏一体の事柄として肝に銘じておきましょう。[adsense_middle]審査基準と契約までの流れ三井住友銀行カードローンの審査基準と契約までの流れについて紹介します。三井住友銀行カードローンの契約までの流れは、大きく分けると以下の4ステップあります。それぞれ順番に見ていきましょう。申し込み属性審査個人信用情報への照会融資スタート1.申し込み三井住友銀行カードローンの申し込みは、パソコンやスマートフォン、ローン契約機、電話で行うことができます。パソコンやスマートフォンなどWEBからの申し込みは、来店不要でWEBだけで完結します。ローン契約機からの申し込みの場合、その場でローンカードを受取れます。電話での申し込みは三井住友銀行カードローンプラザ「0120-923-923(毎日9:00~21:00)」に電話すると、オペレーターが案内してくれます。いずれも運転免許証や個人番号カード、パスポート、顔写真付き住民基本台帳カードなどのうち1点の、本人確認書類を提出しなければなりません。本人確認書類はWEBからアップロード可能です。また、50万円以上の希望額や、複数社合計100万円を超える希望額の場合は、「現在の収入が確認できる書類」を求められます。指示に従って提出しましょう。2.属性審査申し込み手続きが完了すると審査が行われます。一般的にカードローンやキャッシング審査では、属性審査と個人信用情報機関への照会が行われます。属性審査とは社会的ステータスを点数化したもので、合計点数が基準以下の場合にはその場で足切りが行われます。申し込み情報を基準として点数化がなされ、主に勤務先情報や勤続年数、勤務形態のほか、住居事情や家族構成などがチェックされます。属性審査は機械が行うことが多く、スピーディに審査されるのです。属性審査をクリアすれば、個人信用情報機関への照会に進みます。3.個人信用情報への照会個人信用情報機関では、個人の金融取引がつぶさに記録されています。住宅ローンの借入返済状況やその他各種ローンの借入返済状況、スマホの支払い情報、クレジットカードの利用履歴などを含め、あらゆる金融取引情報が記録されています。もしも、これら金融取引において遅延や滞納をしてしまうと、信用情報ブラックとなってしまいます。万一自己破産などの債務整理経験がある場合は、10年ほど借入ができないため審査通過は困難です。この場合は期間を空けるしか方法がありません。信用情報に問題がなければ、職場への在籍確認が行われ、いよいよ融資スタートとなります。在籍確認でも借金はバレない職場に在籍確認が入ると聞くと、尻込みする人がいらっしゃいます。職場の同僚が電話に出た場合、借金の事実が明るみになる心配をされるようです。特に消費者金融を利用する人の場合、神経質になるケースが多いです。ただし、カードローンにおける在籍確認の電話は個人名で行うことが一般的であるため、借金が明るみになる心配はありません。また、銀行カードローンの場合、銀行名でかけてこられたとしても、さまざまな金融商品があるため担保無保証人の借金だとは気づかれにくいです。いずれにせよ、在籍確認で借金が明るみにならないよう、きっちりと配慮してくれます。4.融資スタート上記の手続きがすべて終われば、融資が行われます。ローンカードを使ってATMから借入たり、オンラインで振込融資を受けるなどの方法があります。また、三井住友銀行普通預金口座を返済用口座にした場合、残高不足に対する自動融資が行われます。公共料金の支払いや各種引き落としにおいて、支払い漏れを防ぐことができます。返済はATMや振込、口座引き落としなどで行えます。返済日は毎月5日、15日、25日、月末の中から選択できるため、あなたにとって都合の良い日を選びましょう。[adsense_middle]審査結果が否決の場合の対処法万が一三井住友銀行カードローンの審査に落ちた場合には、どうすれば良いのでしょうか?カードローン申し込んでいる時点で、金策が急務となっている人が多く、審査落ちしてしまうと状況が逼迫する可能性が高いでしょう。ここではその対処法について以下を紹介します。銀行カードローンで落ちたら消費者金融に相談街金は審査難易度が低い闇金にだけは手を出してはだめ債務整理する方法もアリ銀行カードローンで落ちたら消費者金融に相談三井住友銀行カードローンの審査に落ちてしまった場合には、大手消費者金融に相談すると良いでしょう。前述の通り銀行カードローンよりも消費者金融の方が審査に通過しやすいため、融資してもらえる可能性があります。ただし、安易に申し込むのではなく、公式サイトの融資シュレーションを活用したり、オペレーターに電話相談してから申し込みましょう。なぜなら、個人信用情報には申し込み情報も記録されるからです。数多くの業者に申し込み、審査落ちしてしまうと、いわくつきの申込者だとみられる可能性があります。申し込みブラックとなっては審査に不利となりますので、まずは相談した方が良いのです。また、大手消費者金融は3.0%~18.0%と高金利であるため、審査難易度が低いからといって、最初から消費者金融に相談することはおすすめできません。まずは銀行カードローン、次に大手消費者金融の順に相談しましょう。複数社から借りている場合複数社から借入がある場合には、消費者金融のおまとめローンも有効です。おまとめローンは複数社の借金を1つにまとめ、バラバラである金利や返済日をまとめる方法です。前述のように、カードローンは借入金額が高いほど低金利であるため、借金をまとめることで金利が下がる可能性があります。また、返済日の管理も楽になるため、借金の負担が軽くなりやすいです。街金は審査難易度が低い大手消費者金融よりもさらに審査難易度が低いのは、いわゆる街金と呼ばれる中小消費者金融です。街金は少額融資を得意としています。中には300万円ほどの融資をするところもありますが、50万円を限度額としているところが多いです。街金は各都道府県に数多く存在し、業者ごとに特徴が異なります。無利息期間を設定しているところ、全国対応しているところ、無人契約機を設置しているところ、対面申し込みしか受付しないところなど、あなたに合った業者を選びましょう。ただし、金利が15%~20%程度とかなり高いため、最後の手段と考えましょう。闇金にだけは手を出してはだめ街金と勘違いされやすいのが闇金です。街金と闇金は根本的に異なります。街金は正規の消費者金融ですが、闇金は違法業者です。闇金から借りてしまうと、借金の無限ループに陥ったり、厳しい取り立て被害に遭う可能性が高いため、絶対に借りてはいけません。闇金に引っ掛からないためには、貸金業登録されているかをチェックしましょう。登録番号があれば街金と判断できます。ほかにも、広告物に携帯番号しか載せていない業者や、20%以上の金利設定をしている業者、無審査をうたっている業者などは、闇金と考えましょう。債務整理する方法もアリ街金でも借りれない場合は、債務整理を検討しましょう。債務整理とは合法的な借金負担軽減の方法で、借金を軽くする任意整理や、借金を5分の1程度まで軽減する個人再生、資産を失う代わりに借金を帳消しにする自己破産があります。こちらも前述のとおり、ローンやクレジットカードなどの金融取引ができなくなりますが、借金苦から免れることができます。三井住友銀行カードローンの審査に関するまとめ三井住友銀行カードローンの審査難易度は、通りやすいという口コミ、厳しいという口コミどちらもあります。申込者の状況に合わせて口コミをしているため、主観的な情報が多くなっています。具体的な審査基準は開示されていませんが、一般的にカードローンは属性審査と信用情報の照会を行っています。消費者金融の審査よりは難易度が高いと考えましょう。審査に自信がない場合には、銀行カードローン、大手消費者金融、街金の順に相談すると良いでしょう。
2020年04月05日どうしてもお金が必要な時、銀行カードローンの利用は有効な方法です。一時的かつ計画的な利用に限定すれば、1つの金策手段だといえるでしょう。この記事ではおすすめの銀行カードローンを紹介します。ぜひ参考にしてください。銀行カードローンの選び方個人が担保も保証人もナシでお金を借りるには、銀行カードローンや大手消費者金融カードローン、街金(中小消費者金融)からのキャッシングなどが考えられます。しかし、正規の消費者金融が安全だと認識していても、抵抗感を持っている人は少なくありません。そのような場合には銀行カードローンを利用すると良いでしょう。ここでは数ある銀行カードローンの選び方として以下を紹介します。借り入れ金利(利率)の低さ審査の通りやすさ融資までの速さサービスの利便性借り入れ金利(利率)の低さ銀行カードローンは大手消費者金融や街金と比べると低金利です。街金は約5%~20%程度、大手消費者金融が3.0%~18.0%ですが、銀行カードローンは1%台~15%程度が多く、金利が安い特徴があります。とはいえ、同じ銀行カードローンでも金利の幅があるため、返済総額を抑えるためには少しでも低金利である方が有利です。審査の通りやすさ審査の通りやすさも重要です。どれだけ低金利でも、審査に落ちてしまっては意味がありません。審査難易度も借入の大事な要素となります。審査の通りやすさの目安として、金利と審査難易度は反比例する傾向があります。金利が高いほど審査難易度が低いと考えましょう。上記のとおり、低金利での借入が有利ではあるものの、審査に自信がなければ金利が高い銀行の方が借りやすいです。融資までの速さ銀行カードローンを利用する場合は、状況が逼迫(ひっぱく)しているケースもあります。急いでお金を借りたい場合には、申し込みから融資までの早さをチェックしましょう。ただし、銀行カードローンは即日融資をしていません。どうしても即日融資が必要な場合は消費者金融を利用しましょう。銀行カードローンは最短で翌営業日となります。サービスの利便性サービスの利便性も重要です。申し込みがWEBで完結するかどうか、ATMは多いか、全国対応しているかなどをチェックしましょう。特に、地方銀行カードローンを利用する場合は、地域が限定されているケースが大半ですので、借り入れ条件を満たさない場合もあります。銀行カードローン人気比較(メガバンク編)銀行カードローンとひと口に言っても、大半の銀行がサービスを提供しているため、どのカードローンを選べば良いか迷ってしまいます。そこで、人気のおすすめ銀行カードローンを15行ピックアップいたします。いずれも、上記の選び方をクリアしているところが大半なので、それ以外の要素を中心に解説します。メガバンクから3つ、ネット銀行から7つ、地方銀行から5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。メガバンクのカードローン3選メガバンクのカードローンは最も安心して借り入れできるのではないでしょうか?メガバンクならではのブランド力で、安心感を口にする人は多いです。店舗ATMや提携ATMも多いため、外出先での借入や返済もしやすいでしょう。みずほ銀行カードローンみずほ銀行カードローンは、2.0%~14.0%の金利で最大800万円まで利用可能です。20歳以上66歳未満で安定収入があれば申し込みできます。来店不要のWEB申し込みができますので、24時間365日取引可能です。ただし、WEB申し込みの場合は限度額が50万円単位となるため、知っておきましょう。みずほ銀行の住宅ローンを利用している場合は金利が0.5%低くなるほか、「みずほマイレージクラブ」に入会していれば、コンビニATMの時間外手数料が月4回まで無料となります。三井住友銀行カードローン三井住友銀行カードローンは、4.0%~14.5%の金利で最大800万円まで利用可能です。20歳以上69歳以下で安定収入があれば申し込みでき、来店不要のWEB申し込みにも対応しています。全国の三井住友銀行ATMやコンビニATMの手数料が無料で利用できるため、気軽な取引が可能です。毎月の返済は2,000円からとお手頃ですので、計画性を持った返済がしやすいです。三菱UFJ銀行カードローン三菱UFJ銀行カードローンバンクイックは、安定収入のある20歳以上65歳未満の人が利用可能で、1.8%~14.6%の金利で最大500万円まで借りられます。毎月の返済は1,000円からですので、返済計画を立てやすいでしょう。申し込みはWEB完結・電話だけでなく、テレビ窓口の利用もできます。テレビ窓口設置店にて、平日15時以降かつ土日祝日の利用が可能ですので、迷わずに手続きができるでしょう。銀行カードローン人気比較(ネット銀行編)[adsense_middle]ネット銀行カードローン7選リアル店舗がなく、オンライン上で業務をしている銀行があります。そのような銀行をネット銀行と呼びますが、ネット銀行は人件費軽減によって低金利を実現しています。ここでは、おすすめネット銀行カードローンを7つ紹介します。イオン銀行カードローンイオン銀行カードローンは、20歳以上65歳未満で安定収入があれば申し込みできます。正社員だけでなく、パート・アルバイト、自営業者、専業主婦も利用できるため、ユーザーの幅が広いです。金利は3.8%~13.8%、限度額は800万円となっていますので、まとまったお金を借りられます。また、イオン銀行普通預金口座を持っていれば振込融資に対応してくれるほか、口座残高が不足すると自動融資がなされます。そのため、各種引き落とし料金の支払い忘れ回避が可能です。じぶん銀行カードローンじぶん銀行カードローン(じぶんローン)は、安定収入のある20歳以上70歳未満の人が利用可能で、最大800万円まで借入れできます。金利は2.2%~17.5%ですが、auユーザーであれば2.1%~17.4%の優遇金利が適用されます。申し込み手続きはスマホで完結するため、どこにいても手軽な申し込みが可能です。ジャパンネット銀行ネットキャッシングジャパンネット銀行ネットキャッシングは、安定収入のある20歳以上70歳未満の人が利用可能で、1.59%~18.0%の金利となっています。限度額は最大1,000万円と大きく、多額のお金が必要な人をしっかりサポートしてくれます。また、初回利用の場合、30日間何度借りても無利息という特約があるため、短期間の借入に有利です。さらに、既に契約がある人はたった30秒で融資されるため、利便性にも定評があります。住信SBIネット銀行カードローン住信SBIネット銀行カードローンは、安定収入のある20歳以上65歳以下の人が利用可能で、金利は1.59%~14.79%となっています。住信SBIネット銀行カードローンの一番の魅力は、最大1,200万円という限度額の高さです。それでいて、毎月の返済に加えて1円から随時返済ができるため、細やかな対応もしてくれます。借入手続きはスマホ完結である上、住信SBIネット銀行の口座がなくても申し込み可能です。セブン銀行カードローンセブン銀行カードローンは、安定収入のある20歳以上70歳未満の人が利用可能で、金利は14.0%~15.0%、限度額は100万円です。そのため、少額を気軽に借りたい人向けのカードローンです。セブン銀行カードローンはセブン銀行キャッシュカードで取引できるため、ローンカードを誰かに見られる心配がありません。このほか、最短10分のスピード審査やWEB完結申し込みなど、痒い所に手が届くサービスとなっています。ソニー銀行カードローンソニー銀行カードローンは、安定収入がある20歳以上65歳未満の人が利用可能で、2.5%~13.8%の金利で800万円まで借りられます。パソコンやスマホ完結申し込みに対応しているため、いつでもどこでも申し込みが可能です。また、利用明細の郵送はなく、WEBチェックとしていますので、家族に借金がバレるリスクを軽減できます。楽天銀行カードローン楽天銀行カードローン(スーパーローン)は、安定収入がある20歳以上62歳以下の人が利用可能で、金利は1.9%~14.5%、限度額は800万円となっています。楽天銀行スーパーローンは楽天銀行の口座申し込みが不要です。普段使いの口座に振り込んでくれるほか、返済も他銀行から行えます。また、スマホ完結申し込みにも対応しているため、手軽な利用が可能です。銀行カードローン人気比較(地方銀行編)地方銀行カードローン5選地方銀行は地域密着型の銀行であり、エリア限定でカードローンサービスを提供しています。しかし、地方銀行の中にも全国対応しているところもあります。ここでは、全国対応している地方銀行カードローンを5つ紹介します。静岡銀行カードローン静岡銀行カードローンは、安定収入がある20歳以上70歳未満の人が利用でき、4.0%~14.5%の金利で最大500万円の融資をしてくれます。WEB完結申し込みに対応しているため、全国どこからでも申し込み可能です。キャッシュカード一体型のローンカードであることや、セブン銀行ATMで手数料無料であること、最大45日間分の利息キャッシュバックなど、利用者が喜ぶサービスとなっています。スルガ銀行カードローンスルガ銀行カードローンは、安定収入がある20歳以上70歳以下の人が利用でき、3.9%~14.9%の金利で最高800万円まで借入れ可能です。がん保障特約付きカードローンを選ぶことができ、万一の際にローン残高がゼロになるメリットがあります。また、普通預金口座が不要であることも、利用しやすさのポイントです。千葉銀行カードローンちばぎんカードローンは、安定収入がある満20歳以上満65歳未満の人が利用可能で、1.7%~14.8%の金利で最大800万円まで利用できます。WEB完結申込に対応しているほか、全国の提携銀行(都市銀行など)や、コンビニATMで取引ができます。ただし、申込者の住まいが東京都全域、千葉県全域、埼玉県全域、茨城県全域、神奈川県の一部に限定されているため、注意が必要です。それでも他の地方銀行よりも対象エリアは広いです。みなと銀行カードローンみなと銀行カードローンは、安定収入がある20歳以上65歳以下の人が利用でき、4.5%~14.0%の金利で最高800万円まで融資してもらえます。みなと銀行の口座がなくても利用できることや、来店不要で申し込みができるなど、気軽に取引が可能です。福井銀行カードローン福井銀行カードローンは、安定収入がある20歳以上70歳未満の人が利用可能で、2.8%~14.6%の金利で最大1,000万円まで借入れできます。地方銀行の限度額としてはとても大きな枠となっています。口座がなくても利用できることや、来店不要で申し込みができることのほか、窓口でのカード発行も可能です。窓口でカードを受取れば、そのままATMで借りられます。銀行カードローンの評判先述の銀行カードローンは、いずれも評判の良いサービスばかりです。しかし、借入れ前に知っておくべきことが、銀行カードローン自体の評判です。近年銀行カードローンの過剰収支が取り沙汰されていますので、借り過ぎないための戒めとしておきましょう。[adsense_middle]サラ金の二の舞かつて消費者金融の過剰融資により、自殺者が増加するという自体が発生していました。そこで、2006年に貸金業法が改正され、年収の3分の1を超える融資ができなくなったのです。このことを総量規制といいます。しかし、銀行カードローンは改正貸金業法ではなく、銀行法の範疇となるため、総量規制の対象外なのです。結果的に、銀行による過剰融資が取り沙汰される結果となったのです。金融庁からの指摘で自主規制金融庁からの指摘や、各種メディアでの指摘により、銀行は自主規制に乗り出しました。具体的には年収の3分の1を目安とした審査や、即日融資の取りやめです。しかし、あくまでも自主規制であるため、まだまだ安易な融資も多いようです。計画的な利用が前提銀行カードローンを利用する場合には、利用者側も借り過ぎに気を付けなければなりません。無計画な借り過ぎは自分の首を絞めるだけですので、返済見込みを前提とし、具体的な返済計画を立てた上で利用しましょう。おすすめの銀行カードローンに関するまとめ銀行カードローンは金利の低さや審査の通りやすさ、融資までの速さなどを踏まえて選ぶ必要があります。そのことを前提に、少しでもあなたにフィットしたカードローンを選びましょう。銀行カードローンはメガバンク、ネット銀行、地方銀行など、それぞれ特色がありますので、入念な比較検討をおすすめします。いずれにせよ、借り過ぎは禁物です。銀行カードローンは過剰融資が問題になっているほど借りやすいため、計画的な利用で安全に借りましょう。計画的に借入をすれば、金策の手段として効果的です。
2020年04月03日現在カードローンを抱えていて、住宅ローンに申し込みたいけれども審査が通らないんじゃないかと心配なのでしょうか?借金があったら家が買えないなどという話も聞きますしね。でも実は、お金を借りていれば必ず審査落ちするとは限りません。通らない時には必ずそれなりの理由がありますし、上手いやり方をすればちゃんと住宅ローンを組むことができるんです!そこで、この記事では両者のローンの仕組みとその関係性について解説してまいります。ぜひ最後までご覧ください。カードローン返済は住宅ローン審査に影響する?そもそも、カードローンの借金を返している途中で住宅ローンの申し込みをした場合、両者には何か関係があるものなのでしょうか?一見別物のように思えますし、事実後で述べるようにある意味別物ではあります。ただし、影響の有無という観点から考えますと一定程度の影響があるといえるでしょう。これはなぜかといいますと、両者とも金融機関からお金を借りるからです。金融機関から借金をした場合、その個人借用情報は信用情報機関に登録されます。住宅ローンに申し込んだ場合、相手先は審査時にその期間に照会をしますので、当然その情報は知られることになります。なので、ローンが組める・組めないという判断に影響を与える、ということになります。では、具体的にはどういったものがどのように影響していくのでしょうか?以下でそれらについて説明いたします。必ずしも悪影響ばかりではない巷では、「カードローンでお金を借りていると、住宅ローン審査に悪影響を及ぼし、最悪落ちてしまう」と言われています。確かにそういう場合もありますが、必ずしもそうとばかりは言い切れないケースがあります。つまり、ローンを利用していても、期限内にキチンと返済しているなど良好に利用している場合には逆に好影響を与えて住宅ローンが組めた、ということがあるのです。この場合には、まったくお金を借りていない人に比べて逆にメリットになります。要は悪影響も好影響も使い方次第、ということになります。あまり借金を毛嫌いしないようにしましょう。最も影響があるのは返済比率返済比率とは、年収に占める年間の返済額の割合になります。これが高ければ高いほど、借金が多いということになります。この比率がどう評価されるかというと、30%以下であれば住宅ローンの審査には影響せず合格の可能性が高いということになります。逆に、この比率が高いと返済能力を疑問視されることになります。常日頃からお金を借りては返している人にお金を貸すのはやめておこう、と個人レベルでも思いますよね。過去にカードローンを利用していても影響があるのかそれでは、過去の実績についてはどう影響が出るのでしょうか。「たしかに昔は生活がすさんでいて、生活も困窮していてカードローンの日常的に利用していた。しかし、最近は収入も安定して生活も落ち着き、マイホームを持てる余裕も出てきた。こんな自分でも住宅ローンに申し込んで大丈夫だろうか?」こんな不安を抱えている方はたくさんいらっしゃるでしょう。ただ、過去は変えられませんので悩みも深いと察します。まず、過去に借金があったとしても問題なく返済が行われていれば影響はありませんので安心してください。ただし、多重債務者となり滞納もしていたなど問題があった場合にはやはり影響は出てきます。ですが、この場合も最後に借金をしてから5年以上経過していれば先ほどの個人借用情報の記録が消えますので、もしも心配であれば5年以上の間隔を空けた上で住宅の取得を検討するなどの対策を取れば、家を持てるかもしれません。ただし、かつてローンを利用していた金融機関と同じグループ会社に住宅ローンを申し込む場合には、グループ独自のリストに5年を過ぎても掲載されている場合があります。その場合には最悪半永久的に影響が出ますので、申し込み先を変えるなどの対応策を取るのがおすすめです。クレジットカードのキャッシングやリボ払いにも注意これまでは先にカードローンの利用をしていた場合について述べてきましたが、関係するのはそれだけではありません。クレジットカードのキャッシング枠も借金の上限金額として返済比率の返済額に上乗せされますので、注意しましょう。また同様にクレジットカードでリボ払いをしている場合、これも返済比率を上昇させますので十分留意しておく必要があります。カードローン利用で住宅ローン審査に落ちる理由とはそれでは巷の噂通りに審査落ちをしてしまうのは、一体どのようなケースがあるのでしょうか?これは、「カードローンの利用状況によっては審査に通らないことがある」と大まかに説明することができます。ではどのような利用状況が不合格になるのでしょうか?以下では、審査に落ちる具体的な理由について述べていきます。返済比率が年収で計算して高い複数のローン会社と契約をしている限度額いっぱいまで借金をしているローン返済の期日に遅れていることが多いカードローン完済後解約していない[adsense_middle]返済比率が年収で計算して高いまずは、先ほどから話に出している返済比率です。審査にはこの指標が重視されますので、十分意識して申込を行う必要があります。具体的には、先述したように30%を超えると影響が出てきて最悪不合格という場合があります。また、この比率に使用される返済金額は現状借りている額ではなく、借入上限額になりますので注意が必要です。これが、先に説明したクレジットカードのキャッシング枠やリボ払いが関係する所ですね。なので、返済比率が25%くらいであれば安心といえるでしょう。事前に自分で計算しておくことをおすすめします。複数のローン会社と契約をしている複数のカードローン会社と契約をしていた場合にも、審査に悪影響を与えます。これはあくまでも契約ベースの話ですので、たとえ借金を完済していても契約を終了させずに借入枠を残しておくと、やはり悪い印象を与えてしまいます。というのも、複数の返済があるということはそれだけ借入枠があるということですので、その上限額を全て加えるとなると自然と返済比率が高くなってしまうからです。また、たくさんの借入先があると「お金の管理ができていないのでは」という印象を与えかねません。少しでも好影響をと考えるのであれば、借金をまとめておくなどの措置を講じておくのもいいでしょう。限度額いっぱいまで借金をしている先ほどは複数の会社との契約の話でしたが、今度は1つの会社での借金額の幅についてになります。借入をしますと通常は借入限度額の枠を設定します。もしもこの限度枠いっぱいまで借金をしていますと、これも審査落ちの要素になります。なぜかというと、「こんなに目いっぱいお金を借りているということは、お金に困っているのでは?」と思われてしまう可能性があるためです。また、貸し倒れリスクが高いという評価にもつながりかねません。もしも返済比率が十分低いのであれば、限度額を上げておくのもいいかもしれません。ローン返済の期日に遅れていることが多いこちらは、これまでの返済の履歴についての話です。カードローンの返済が滞りがちであった場合、「住宅ローンも延滞するのでは?」と判断されて審査に落ちることがあります。ただし、これは1度でも返すのが遅れたらアウト、といった厳格なものではありません。人間ですので、つい入金を忘れるケースもあるでしょう。ということで、年に一回くらいの延滞でしたら問題はありません。ただし、自分が返済に遅れたのかどうかをよく把握していない場合もあるかもしれません。心配であれば、信用情報機関から情報を入手して情報を確認することをおすすめします。カードローン完済後解約していない忘れるということに関連して、ここでもう一度注意を喚起しておきたいと思います。カードローンを完済して、「もう終わった」と勘違いして契約を終了させることを忘れないようにしましょう。借金を全て返し終わっても、解約していなければ借入枠が残っているため、返済比率ではその上限額が計算の対象になってしまいます。場合によっては、そのせいで比率が上昇してしまい住宅ローンの審査落ちをしてしまうことになります。審査を受ける前に、契約を解除することをくれぐれも忘れないようにしましょう。住宅ローン審査に合格するために行うことこのような話を聞かされると、「やっぱり借金があると住宅ローンは借りられないのか。家を購入するのをやめようかな」という気持ちになる人がいるかもしれません。しかし、カードローンの返済中であっても審査に合格する人はいます。なにが決め手なのかというと、それは「事前の準備」です。合格のためにあらかじめ行動しておくことが重要になります。では何をすればいいのかということに関して、以下で見ていきましょう。といっても、実際の内容はこれまで述べてきた審査落ちへの対策が主になります。[adsense_middle]あらかじめ自分の信用情報を調査するまずは、自分の個人信用情報がどうなっているのかを確かめておきましょう。それは、信用情報機関に問い合わせれば入手することができます。そして中身をよく見て、もし自分の借入履歴にこれまで述べたような問題が見られるのであれば、例えば住宅を持つのは悪い情報が消えるまであと5年待ってみようなどの意思決定をしましょう。利用していないカードローン契約はすべて解約するこれはつい忘れやすいので何度も言っていますが、もしも完済したなどもう使っていないカードローンを契約したままで残しているのであれば、解約をしておきましょう。そうすることによって返済比率が下げられ住宅ローンを借りやすくなります。もちろん、ふたたび借り入れをする可能性が高いローンについては、契約を解除してしまうと次は新規契約となり手間や時間がかかりますので、残しておいてもかまいません。カードローンの減枠やキャッシング枠の解約を行っておく先に申し上げました通り、キャッシング枠も返済比率に影響します。いらない枠は解除しておきましょう。また、現在利用しているローンについては、少しでも比率を下げるため借入枠の金額を減らしておくことをおすすめします。住宅ローン合格後、カードローンを借り換えて一本化できる?さて、以上のようなことを行った結果、無事住宅ローン審査を通過したとします。そのあと、「あれほど影響するといっていたのだから、借り換えて二つのローンをまとめられないかな?」という気持ちになるかもしれません。しかし、結論から申し上げますと、それは不可ということになります。なぜなら、住宅ローンはあくまでも住宅用であり、カードローンとは異なった商品になるからです。ただし、一部の銀行ではこうしたおまとめローンを取り扱っていることもあります。気になる方は、一本化できないかどうか相談してみましょう。まとめ:カードローンと住宅ローンについて二つの性格の異なる商品について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?カードローンを返済していると、返済比率という面から住宅ローンに影響を与えます。また、借入や返済状況があまり良いものではないと、最悪の場合ローンの審査に落ちてしまうことがあります。ただし、事前に十分準備をしておくことによって、審査に通ることも可能となります。借金をしているとどうしても生活が消極的になって、家を持つなどとても無理だと思ってしまいがちです。ただし、キチンとお金を返しているのであれば、相手先もそれなりの評価をしてくれます。縮こまってチャンスを逃さないようにしましょう。
2020年03月30日カードローンを利用中で、「借金を一気に清算したい」とお考えでしょうか?それは一括返済と呼ばれていて、実際に実行している人もいます。借りているお金がなくなればスカッとしますよね。でも、本当に一気に返してしまっていいのかどうかよくわかりませんよね。それに、実際にはどうやって返済したらいいのかということも知りたいところです。そこでこの記事では、一括返済の方法とメリット・デメリットについて解説していきます。カードローンを一括返済する方法とは?そもそも、残っている借金を全て一気に返してしまうというのはどういうことなのか、やったことがないとあまりイメージが掴めませんよね?一括返済とは、借金の途中で残債を全て返してしまうことを意味します。つまり、あらかじめ立てていた計画を、全部返すことによってご破算にしてしまうということです。ただし、借金を全部返しただけではカードローン会社との契約は終了とはならないことに注意が必要です。完全に縁を切りたい場合には、別途契約終了の手続きをする必要があります。一括返済の意味をもう少し明確にするために、一回払いとの違いの説明を次にいたします。また、具体的な方法について述べていきます。一回払いとの違い返済方法には、これとは別に「一回払い」というものもあります。こちらは、元本と利息を一回で支払うという方式です。つまり、支払い回数は基本的には一回です。そしてこの場合、支払う時期は翌月末などと期限が定められています。一方、一括返済はリボ払いといって、毎月一定額を分割で返していく途中で臨時返済によって残債を支払うというものです。この方法は定められた期間中いつ行ってもよく、期限などはありません。もちろんそれまでは決められた支払いを行っていく必要があります。定義をご理解いただいたところで、次に具体的な方法について説明していきます。残高を確認するまず最初にすることは、「残高を確認する」ということです。もともと借りた金額はいくらで、今いくら返していて、あと元本はいくら残っているのか、また利息は予定日時点でいくら支払わなければならないのかについて、しっかりと確認をしておく必要があります。ここがあいまいで支払いが不足していた場合には、完済とならず再度支払いが必要となったり、場合によっては返し終わったと勘違いして滞納ということにもなりかねません。このようなことがないように、残高または返済後の残金について不安がある場合には担当者にしっかり確認をしましょう。元本・利息・手数料の全額を支払うカードローンの場合には、利息は日割りで計算されてかかってきます。なので、いったん当日までの金額を計算していても、都合によって実行がずれてしまった場合利息の金額は変わってきますので、再計算する必要があります。利息額については実際の支払い日までの額をしっかり計算しておきましょう。一括返済の場合には、未返済の元本分と利息の合計金額を返済することになります。また、それに加えて手数料がかかることもありますので忘れずに準備をしておきましょう。準備ができましたら、借りた金融機関の指示に従って支払いを実行することになります。完済証明書の発行返済を完了した後に住宅ローンなどに申し込む場合、完済証明書の提出を求められる場合があります。このような場合には、借入先の銀行や消費者金融などの金融機関に連絡して、発行してもらうことができます。その後、発行された完済証明書を申込先に提出すればOKです。審査も有利に!一括返済のメリットについて残った借金を一気に返してしまうと、さまざまなメリットを受けることができます。なので、できるのであればできるだけ早く一括で返済してしまうことをお勧めします。では、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?おおよそ、下記の点があげられます。利息の支払いが抑えられる借入枠がクリアされるため再度の借入がしやすくなる信用がついて審査に通りやすくなる完済すると精神的に楽になる以下で、それぞれについて説明いたします。[adsense_middle]利息の支払いが抑えられる先ほども述べた通り、利息は日割りでかかってきます。なので、返済期間が長ければ長いほど利息の総額は膨らんでいくことになります。一括返済をすると、その時点で借金が消えるためもう利息は発生しません。したがって、支払い総額が抑えられることになります。まずはこうした金額面でのメリットが大きいですね。借入枠がクリアされるため再度の借入がしやすくなるカードローンを設定する際には、借入限度額といって借金の枠を設定します。限度額いっぱいまで借入を行っていた場合、予定外の出費があって追加で借金をしたい場合など、この枠のせいで思っていた金額まで借りられない、といったことがあります。一括で返済をしておいて契約を残しておけば、そうした事態が発生しても限度額までまるまる借入ができるので大変便利です。信用がついて審査に通りやすくなるすでにご存じかもしれませんが、金融機関からお金を借りるとその情報は信用情報機関に登録されます。なので、借金をした事実は各金融機関が知るところとなります。これが誰もがお金を借りることを避けようとする理由です。住宅ローンやマイカーローンを利用する際にそのような情報が登録されているといい印象を与えない、と思われているからですね。確かに、滞納をしてしまったりするとブラックリストに載ってしまい、借り入れができなくなったりクレジットカードのキャッシングが利用できなくなったりします。ただし、これはあまり知られていないことですが、信用情報には良い情報も記録されます。ということは、一括返済をするとその情報も登録されて、優良な借り手という評価が得られるということになります。このような評価が付きますと、次に別のローンに申し込んだ時に信用が得られて審査を通過しやすくなる、という結果が得られます。良い信用情報というものは、お金を借りてそれをきちんと返すということがないとなかなか得られるものではありませんので、これは高価値といえるでしょう。完済すると精神的に楽になるお金を借りたまま生活をしていると、寝ても覚めても「どうやってお金を返そう」ということが気になって精神的にストレスがたまるものです。そのせいで普段の生活でも思い切った行動ができなくなったり、つい節約を気にしてしまったりすることになります。これが全て返済をしてしまうと、そうした精神的なプレッシャーから解放されることになります。実際には借りていたものがなくなっただけで何かを得られたわけではないのですが、気持ちの上ではかなり楽になり、今までできなかった思い切った行動を取ることができるようになります。返済後の生活に注意!一括返済のデメリットについてこのように、一括で返済をすると色々なメリットがあるのですが、一方ではすべてを一度に返すことによる不利益も存在しますので十分に気を付けなくてはいけません。具体的には、下記のようなことが考えられます。手間がかかってしまう返済後の生活が苦しくなることも急な出費に対応できない気が大きくなって無駄遣いをしてしまう以下でそれぞれについて見ていきます。[adsense_middle]手間がかかってしまう一括の返済には色々と面倒なことをこなさなければいけない場合があります。まず、支払いをするために金融機関の支店まで足を運ばなければいけない可能性があります。なかにはネット上の手続きで完了できる場合もありますが、支店でしか受け付けられない場合もあります。地方などに住んでいると、そこまで行くのが大変な場合もありますね。また、支払日にいくら返せばいいのか、自分で確認するのが面倒です。特に、それまでローンの内訳に無頓着だった、金額の計算が苦手といったケースでは、いくら返したらいいのかを知るまでが大きなハードルとなってしまうこともあります。返済後の生活が苦しくなることもメリットがあるからと十分な余裕がないまま無理をして全額返してしまうと、その後の生活費が足りなくなってしまうことがあります。そして生活が苦しくなり、つい借金に手を伸ばしてしまうと、元も子もなくなってしまいます。何のために一括返済したのかと後悔する結果になりますね。そうならないためには、余裕資金を十分に確保し、今後の収入にも目途を付けたうえで全額の支払いに臨むことが肝要です。急な出費に対応できないこれは完済してしまった時に、勢いで契約も終了させてしまった場合に起こりがちです。借金の支払いを終えてやれやれとなっているところに、突然大きな出費が必要になったりします。人生にはよくこういったタイミングの悪いことが起こります。またお金を借りなくてはいけなくなりますが、契約を終了させてしまった場合には、また新規契約を結ぶ必要があります。すると、借金額を増やすよりも当然時間がかかります。ということで、最悪の場合お金が間に合わないということにもなりかねません。こうならないように、契約の終了は慎重に行うようにしましょう。気が大きくなって無駄遣いをしてしまうこれは完済によって精神的に楽になることの裏返しになります。お金を返し終わって解放感を得られるのはいいのですが、それを通り越して気が大きくなることがあります。そうなると、あれが欲しいこれがやりたいとなって、不必要な出費をしてしまうことになります。その結果、借金生活に逆戻りという笑えない結末を迎えることになります。あまり羽目を外しすぎないようにしましょう。まとめ:カードローンの一括返済に関してカードローンを一括で返済することについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?一括返済とはお金を返している期間内で残りの元本と利息・手数料をまとめて支払って残債をなくすことです。また、そうすることによって次の借金の審査に有利になるなどメリットもある反面、返済後の生活が大変になるなどデメリットもあります。確かに借金は早く返してしまった方が金額的にも得ですし、精神衛生上にもいいです。ただし、だからといって無理をしてしまうと結果的にはよくないことになります。こうしたことは事前に十分計画を立ててからおこなうのが成功のコツです。
2020年03月24日結婚生活を送っている間に、ローンを組むなど借金をすることはよくあります。離婚するときには財産分与で財産を分けますが、借金も分けなければならないのかが気になるところです。本記事では、離婚するときに借金の負担がどうなるのかについて説明します。あくまで一般的なルールなので、具体的なケースについては専門家に相談しながら対処してください。離婚時に夫婦の借金が残っている。誰が返済する?離婚するとき、預貯金や不動産などの財産のほかに、ローンなどの借金があるケースもあります。夫婦の借金が残っている場合には、誰が借金を返済するのでしょうか?離婚時には財産分与を請求できる離婚するときには、夫婦の財産として残っているものを分ける「財産分与」を行います。財産分与では、原則的に夫も妻も2分の1ずつの割合で財産を取得します。外で働いて収入を得ていない専業主婦の妻であっても、夫をサポートすることで財産形成に貢献しているからです。財産が夫名義になっている場合には、妻は夫に財産分与を請求できます。借金も原則的に分ける財産分与するときには負債も対象に含めます。つまり、借金も原則的には折半します。なお、財産分与するのはあくまで夫婦の借金なので、個人的な借金は対象外です。住宅や車の購入費用、生活費、医療費、子供の教育費に充てるための借金は夫婦の借金に含まれます。夫がギャンブルのためにした借金は夫婦の借金ではないので、妻が負担する必要はありません。相手名義の借金の返済を請求されても拒否できる夫がサラ金などで借りた借金を返せなくなった場合、「妻である自分が返済を請求されるのではないか?」と思い、離婚した方がメリットになると考えている人が時々います。しかし、たとえ夫婦でも、妻には夫の借金を返す義務はありません。お金を借りた場合、債権者に対して支払い義務を負うのは借りた本人です。夫が債務者になっている借金については、連帯債務者や連帯保証人になっていない限り、妻が返済を請求されることはありません。万一債権者に返済を請求されても、支払いを拒否できます。「借金を誰が負担するか」と「債権者に対して誰が支払い義務を負うか」は別問題ですから注意しておいてください。財産分与における借金の扱いは単純ではない上に述べたとおり、負債も財産分与するのが原則です。しかし、負債についてはいろいろなパターンがあり、現実にはそれほど単純な問題ではありません。以下、パターン別に借金の取り扱いを説明します。【パターン1】借金よりも財産の方が多いケースまず、負債よりも資産の方が多いケースについて説明します。資産から負債を差し引いて財産分与する【例】夫婦の財産として預金400万円(夫名義)、子供の教育費用に充てたローンの残金が100万円(夫名義)あるケースこのケースでは、400万円から100万円を差し引きした300万円が財産分与の対象です。つまり、夫も妻も150万円ずつ財産を取得できます。夫は金融機関にその後100万円を返済しなければなりません。夫名義の400万円の預金を夫がもらって妻に現金150万円を支払えば、夫の手元にも150万円が残るので、公平に財産分与ができます。住宅ローン返済中の家は注意借金として住宅ローンがあるケースは多いと思います。住宅ローンの残高は、他の資産からは差し引きしません。住宅ローン支払い中の不動産は、時価(売却価格)とローンの残高のどちらが大きいかで扱いが分かれます。①売却価格>残りのローンローン残高よりも売却価格の方が高い場合には、売却して得た代金でローンを完済できるので、売却が可能です。ただし、必ず売却しなければならないわけではありません。売却する場合には、ローンを返済して残ったお金を折半すればOKです。売却しない場合には、売却価格からローン残高を差し引きした金額が不動産の価値と考え、財産分与の対象に含めます。【例】資産として家(夫名義:時価1000万円、ローン残高800万円)、預金300万円(夫名義)がある場合この場合、家の価値は200万円ということになり、預金300万円と合わせた500万円が財産分与の対象となります。家を売却しない場合には、夫が家と預金をそのままもらい、夫から妻に現金250万円を払うことで公平な財産分与ができます。なぜなら、夫の手元にも妻の手元にも250万円の価値のある財産が残ることになるからです。②売却価格<残りのローン売却価格がローン残高を下回るようであれば、売却してもローンを完済できないので、通常売却はできません。この場合、不動産には資産価値がないと考え、財産分与の対象に含めないのが一般的な扱いです。家は財産分与の対象外なので、残っているローンも夫婦の借金ではないことになり、本来の債務者が負担します。住宅ローンのマイナス分を他の資産から差し引く必要もありません。住宅ローンについては他の問題も住宅ローンの残っている不動産については、他にもいろいろな問題が発生しがちです。たとえば、夫名義の家を妻がもらいたいときには、金融機関の承諾が得られず、名義変更が困難なことが多くなります。家が共有になっていたり、互いに連帯債務者になっていたりすれば、さらに問題は複雑化します。住宅ローン支払い中の不動産については、次の1、2に当てはまらない場合には、処理方法を考える前に専門家に相談するのがおすすめです。離婚時に家を売却して清算が可能家もローンも夫(または妻)の単独名義で、離婚後も名義人がそのまま引き継ぐ【パターン2】財産よりも借金の方が多いケース次に、夫婦の財産をひっくるめても借金の残高の方が多いケースについてみてみましょう。資産を超える債務は財産分与しないのが裁判実務資産よりも負債の方が多い場合、債務超過分は財産分与の対象にしないというのが裁判所でとられている主な考え方です。【例】預金40万円(夫名義)と、生活費に充てたカードローンの残高100万円(妻名義)があるケースこの例では、夫婦の財産は60万円の債務超過になります。預金を全部使って残る60万円の借金については、夫と妻で30万円ずつ分ける必要はありません。残る借金について、金融機関への支払い義務を負うのは妻ですが、妻は当然夫にも借金を負担してもらいたいでしょう。しかし、借金は夫と妻で当然に折半ではなく、具体的な負担の仕方は話し合いで決めることになります。[adsense_middle]支払い義務が残る借金の負担で争いになったら借金の支払い義務が残るケースでは、残った借金の負担について争いになりがちです。夫婦間の話し合いで解決しないときには、裁判所に調停を申し立てて解決する方法も検討しましょう。なお、協議や調停で解決しないときには審判等で裁判所が決めることになりますが、この場合には本来の債務者である側だけが借金の残額を負担しなければならなくなる可能性があります。離婚するときに残っている借金をどのようにしたらよいかわからない場合、まずは弁護士に相談した方がよいでしょう。離婚時の借金と財産分与に関するまとめ離婚で財産分与するときには、資産から負債を差し引きした残額が対象になります。資産から負債を差し引きするとマイナスになる場合には、残った借金を夫婦でどう分担するかを話し合っておきましょう。住宅ローン返済中の不動産があるとき、借金の負担について話し合いがまとまらないときには、早い段階で弁護士に相談するのがおすすめです。
2020年03月23日連帯保証人は主債務者の借金を保証しなければならないため、大きな不利益を被る可能性があります。できることなら連帯保証人を変更したいものですよね?この記事では連帯保証人の変更が可能な場合と不可能な場合を紹介し、手続き方法について解説します。賃貸住宅や借金の連帯保証人は変更できる?賃貸住宅や借金において、連帯保証人が必要となるケースがあります。連帯保証人は主債務者が滞納してしまうと、理由を問わず肩代わりしなければなりません。この場合には主債務者と同じ責任を負うことになりますので、できれば変更したいものですよね。では、どうすれば連帯保証人の変更ができるのでしょうか?変更できる条件とできないケースについて解説します。連帯保証人を変更できる条件連帯保証人を変更できる条件は、「連帯保証人が未成年者の場合」「勝手に連帯保証人にされた場合」「根保証契約期間が終了した場合」「騙されて連帯保証人になった場合」が挙げられます。それぞれ以下にまとめますので参考にしてください。これらのケースでは民法に基づき、連帯保証人を変更できる可能性があります。当てはまる場合は、弁護士などの専門家に相談しましょう。連帯保証人を変更できないケース連帯保証人を変更できないケースも把握しておきましょう。連帯保証人を変更できないのは以下のとおりです。連帯保証人の変更のリスク連帯保証人の変更により、もしもあなたが新たな連帯保証人になる場合には、リスクを把握しておく必要があります。具体的には以下リスクを想定しておきましょう。自分が借金を背負うリスク家族が借金を背負うリスク人間関係が壊れるリスク自分が借金を背負うリスク連帯保証人は主債務者の借金を丸ごと保証する立場ですので、主債務者の借金が焦げ付いた場合には、あなたが全て返済しなければなりません。つまり、他人の責任をあなたが丸ごと背負う覚悟が必要となります。他人が賃貸住宅の家賃延滞により自分まで延滞主債務者が家賃を延滞し、その債務の支払いによって自分が家賃を払えなくなったという人もいらっしゃいます。連帯保証人になると、このような皮肉に見舞われることも考えられます。家族が借金を背負うリスク連帯保証人による借金は、あなただけに留まるとは限りません。家族にも多大な影響を及ぼします。あなたが借金を背負うことで家族の生活水準が下がったり、家族にも働いてもらう必要が出てくるほか、相続によって連帯保証契約を引き継ぐ可能性もあります。人間関係が壊れるリスク主債務者の借金が焦げ付けば、人間関係がこじれる可能性が高いです。主債務者とあなたの間に亀裂が入ったり、家族関係が崩壊する危険性があります。安易な連帯保証契約によって不幸になることもありますので、十分気を付けなければなりません。変更の手続き方法!契約書などの必要書類連帯保証人の変更手続きは、申込み用紙に記入した上で審査を受け、契約書を取り交わす必要があります。ここでは連帯保証人変更手続きの流れと、必要書類について解説します。申込書に記入審査契約書に署名捺印・必要書類準備[adsense_middle]申込書に記入まずは申込み用紙に記入が必要です。申込み用紙にはこれまでの連帯保証人ではなく、新しい連帯保証人の情報を書かなければなりません。審査連帯保証人の審査は、新たな連帯保証人の信用力が確認されます。新たな連帯保証人の属性と信用情報にキズがないか見られるのです。属性とは社会的ステータスのことで、属性が高ければ高いほど審査では有利となります。信用情報とは個人の金融取引履歴のことで、個人信用情報機関への照会がなされます。これまでの金融取引で延滞があったり、債務整理をしている場合には、審査落ちの原因となります。契約書に署名捺印・必要書類準備新しい連帯保証人が審査に通過すれば契約の段階です。契約書や覚書に署名捺印が必要となります。捺印は認印ではなく実印で行います。契約時に必要な書類は、免許証などの本人確認書類、印鑑証明、住民票、収入証明書などが一般的です。求められた必要書類はなるべく早目に準備しましょう。ひな形は熟読すべき契約書は熟読した上で行わなければ、トラブルの元となります。しかし、契約を交わす段階で初めて契約書を目にすると、内容の把握が困難ですので、あらかじめひな形やサンプルで契約内容を把握するのが望ましいです。連帯保証人変更の手数料連帯保証人変更にかかる費用は、たとえば賃貸契約の連帯保証の場合、1万円~3万円程度が一般的です。特に高額というわけではありません。連帯保証人制度の変更点2020年4月に部分改正された民法が施行となり、これまでの連帯保証人制度が大きく変わりました。連帯保証人を変更する際にも影響することですので、あらかじめ把握しておきましょう。具体的には以下内容が変更ポイントです。限度額がない根保証は無効特別事情による主債務は保証対象外事業用融資の厳格化情報提供の厳格化限度額がない根保証は無効個人が保証人になるケースでの根保証契約では、極度額(借金の上限)が定められていなければ契約無効となります。根保証契約の特徴として、保証人になった段階では債務の総数を予想できないため、下手をすればとんでもない金額の負債を背負う可能性があります。結果的に自己破産以外の道がなくなってしまうため、民法が改正によりカバーされることになりました。極度額は書面などにより具体的金額を定める必要があり、なければ無効となります。分かりやすい例としては、カードローンやキャッシングなどがあります。銀行カードローンや消費者金融のキャッシング紹介ページを見ると必ず極度額が記されており、契約書にも盛り込まれています。特別事情による主債務は保証対象外連帯保証人が破産してしまった場合や、主債務者や連帯保証人が死亡してしまった場合には、その後に生じた債務は保証対象外となります。つまり、特別な事情が発生した場合には保証対象外となり得るのです。特別な事情発生の「その後」というところがポイントです。事業用融資の厳格化個人が事業用融資の連帯保証をすると、自己破産に直結するリスクが高いです。事業用の借金は莫大となりやすく、個人では賄いきれなくなるからです。そこで、事業用融資の連帯保証をする場合は、公証人による手続きが必要となり、厳格化されることになりました。全国に約300カ所ある公証役場での手続きが必要です。情報提供の厳格化事業の債務を個人にお願いする場合、主債務者の財産や収支状況、主債務者以外の債務額や履行状況を提示しなければなりません。また、債務者が延滞すると一括払いが必要となり、債権者はそれを知った2カ月以内に連帯保証人へ通知が必要です。つまり、情報提供が厳格化されました。まとめ連帯保証人は、勝手に連帯保証人にされたなどの一定条件下で変更が可能です。ただし、1円でも返済してしまった場合には、連帯保証人契約を認めたことになりますので、変更ができなくなります。連帯保証人を変更する際には、申込書に記入した上で審査をし、契約書に署名捺印が必要です。ただし、連帯保証人の変更前に、改正された民法の変更点も把握しておきましょう。
2020年03月18日住宅ローンを組むときにどのような影響があるか気になる方もいらっしゃるでしょう。本記事では、奨学金が住宅ローン審査に与える影響や、審査を出すときの注意点、計算方法などお伝えしていきます。奨学金を返済中だと住宅ローン審査に影響するの?自動車ローンなど一般的なローンは利用していないものの、学生時代に借りた奨学金が残っていて、住宅ローン審査にどう影響するのか心配といった方は多いのではないでしょうか。奨学金には給付型と貸与型の2種類があり、給付型の場合は返済不要のため住宅ローン審査に影響はありませんが、貸与型の奨学金で住宅ローン審査時にまだ返済している場合には借入として見られてしまいます。なお、貸与型には第一種奨学金と第二種奨学金の2種類があり利息の有無等の違いがありますが、基本的にはどちらであっても住宅ローン審査に影響が及びます。住宅ローン審査に影響しない奨学金もある?奨学金は原則として住宅ローン審査に影響が及びますが、奨学金の種類によっては審査に影響しないものもあります。例えば、日本学生支援機構の奨学金は平成20年に個人信用情報機関に加盟しているため、平成20年以前に同機構から貸与を受けていた場合には住宅ローン審査時にばれない可能性が高いです。なお、上記の場合あくまでも金融機関に申告しないという選択をすることになります。このため、住宅ローンの審査を申し込む金融機関の口座で奨学金の返済をしていないか確認しておく必要があります。奨学金返済中でも住宅ローンを借入する方法奨学金の貸与を受けていると原則として住宅ローン審査に影響が及ぶことをお伝えしました。とはいえ、奨学金があると不利にはなりますが住宅ローンを組めないわけではありません。奨学金を完済して住宅ローンを組むまずは住宅ローンの融資実行までの間に奨学金を完済する方法があります。これまで貯金してきた自己資金があるような場合や、ご両親から援助を受けられる場合で、奨学金を完済できるのであればこちらの方法を選ぶとよいでしょう。住宅ローン融資実行までに完済できるのであれば、何の影響もなく住宅ローンの審査を受けることができます。返済比率内に借入額を調整するまた、奨学金の返済額と新しく借りる住宅ローンの返済額、年収の額によっては奨学金があっても住宅ローンの融資を受けることは可能です。住宅ローンの審査では、借入可能額を計算する際に返済比率を用います。返済比率を確認しよう返済比率とは、年収の内、住宅ローンやその他ローンの返済額の比率がいくらになるのかを示すものです。返済比率は以下の計算式で計算できます。返済比率=住宅ローンやその他ローンの返済額÷年収×100(%)例えば、年収400万円の方が住宅ローンで月に10万円、奨学金で月に2万円返済するようなケースでは、返済比率は(10万円+2万円×12カ月)÷400万円×100(%)=36%となります。住宅ローンの審査時には金融機関ごとに定められた返済比率以下に納めなければ融資を受けられません。例えば、住宅金融支援機構では以下のように返済比率が定められています。つまり、上記の計算では返済比率が36%になっているため、借入額を少なくして住宅ローンの返済額を抑えなければ融資の審査承認を得ることはできません。例えば、住宅ローンの返済額を9.5万円に抑えれば(9.5万円+2万円×12カ月)÷400万円×100(%)=34.5%となるため、返済比率内に抑えることは可能となります。ただし、利用条件内であっても返済比率が高いとそれだけ審査に不利となり、減額承認や否決になってしまうこともある点には注意が必要です。審査金利を確認しよう返済比率の計算方法についてお伝えしましたが、実は返済比率の計算において求める住宅ローン返済額は金融機関ごとに設定される審査金利で行われます。例えば、借入期間35年、借入額3,000万円の場合、審査金利が1%であれば毎月返済額は約8.5万円ですが、審査金利が3%だと毎月返済額は約11.5万円になります。フラット35の場合審査金利は実質金利(審査時点の融資金利)で計算されますが、民間の金融機関だと2~3%に設定されていることも多く、それだけ返済比率は高くなってしまいやすいです。特に奨学金のある方が住宅ローン審査を受ける際には、先に金融機関に審査金利について確認しておくとよいでしょう。奨学金に延滞歴がある場合どうなる?奨学金があっても返済比率次第では借入できることをお伝えしましたが、奨学金の返済途中、何らかの理由で延滞してしまった場合はどうなるのでしょうか?奨学金を延滞した履歴がある場合、個人信用情報にその旨が登録されることになります。住宅ローンの審査では個人信用情報に延滞歴が登録されている場合、大きなマイナス要因となります。原則として、延滞歴が残っている限り住宅ローンを借りるのは非常に難しいと考えておきましょう。延滞の理由は汲んでくれるの?奨学金の返済を延滞した経験があるものの、その延滞の理由がうっかりであったり、返済口座を変更したことを忘れていたといったものだったりした場合、審査時にその理由を汲んでくれるものなのでしょうか?これについても、基本的には延滞の理由を問わず審査には大きなマイナスになると考える必要があります。とはいえ、十分な年収があるなど条件がよいことを前提に、金融機関によっては積極的に検討してもらえることもあります。この場合、延滞した当初の他の金融機関の口座で、当初返済できるだけのお金が十分にあったことを示すもの等を用意できるとよいでしょう。具体的にどのような書類が必要かについては個別に金融機関に確認する必要があります。延滞歴を確認する方法返済を延滞した場合でも、例えば返済日から2~3日後にうっかりに気付いて入金していたようなケースでは、個人信用情報に登録されていないことがあります。また、延滞から年数が経っている場合にはその記録が消えている場合もあります。住宅ローンの審査では個人信用情報に記録が残っているかどうかで見られるため、心当たりがあるかたは信用情報機関に情報を請求するようにしましょう。奨学金がある人が住宅ローン審査を申し込む際の注意点ここでは、奨学金のある人が住宅ローン審査を申し込む注意点についてお伝えしていきたいと思います。[adsense_middle]仮審査と本審査で違いはある?住宅ローン審査では仮審査と本審査がありますが、何か違いがあるのでしょうか?金融機関により取扱いは異なりますが、一般的に仮審査は源泉徴収票等の所得証明書類や本人確認書類があれば申込できます。一方、本審査は売買契約後に審査申込するもので、売買契約書や登記簿謄本、測量図など必要書類を全て揃えた上で審査申込をする必要があります。奨学金がある場合、その返済予定表などを提出しなければなりません。仮審査では返済予定表なしで提出することもできますが、借入額や返済額について申込書に記載する必要があります。多くの場合、仮審査で承認を得られれば本審査でも承認を得られる可能性が高いですが、仮審査で記入した借入額や返済額が、本審査で記入した実際のものと相違がある場合には審査結果が変わってしまうこともある点に注意しましょう。必要書類を準備しておこう上記の通り、住宅ローンの仮審査では所得を証明できるものや本人確認書類があれば審査申込自体は可能ですが、奨学金の借入があり、融資実行までに完済する予定がないのであれば、返済予定表を用意したうえで審査申込したほうがよいでしょう。仮審査で承認を得たものの、売買契約書の本申し込みで否決となってしまってはそれまでの手間が台無しになってしまいます。延滞した覚えがあるのであれば、先に個人信用情報を取得しておくとより安心です。妻が奨学金を返済している場合住宅ローンの審査に影響はあるの?夫が住宅ローンの申込人である場合で、夫だけでなく妻にも奨学金がある場合、住宅ローンの審査に影響はあるのでしょうか?通常、夫単独で審査申込するのであれば妻が奨学金を返済中であっても住宅ローン審査には影響しません。(ただし、金融機関によっては夫単独であっても世帯全体の収支を考慮するケースもあります)一方、妻の収入を合算して審査申込するようなケースでは、妻の奨学金についても住宅ローン審査に影響が及びます。この場合、借入できるかどうかの計算は単独の場合と同様、返済比率を用いて計算されます。妻が奨学金返済かつ収入合算するケースの返済比率の計算例えば、夫の収入が300万円で奨学金の返済額が2万円/月、妻の収入が200万円で奨学金の返済額が2万円/月で、フラット35の返済額が10万円/月となる額を借入する場合、(10万円/月+2万円/月+2万円/月×12カ月)÷(300万円+200万円)×100(%)=33.6%となります。上記ケースでは夫単独だと(10万円/月+2万円/月×12カ月)÷300万円=48%なので、夫単独では審査申し込みできませんが、夫婦で収入合算すれば申込できる計算となります。このように、夫婦で奨学金を返済しているようなケースでも収入合算することで審査申込に有利となることもあります。奨学金と住宅ローンに関するまとめ奨学金が住宅ローン審査に及ぼす影響や、奨学金の返済中でも住宅ローンを借りる方法、返済比率の計算方法などお伝えしました。奨学金は他の借入と同様、返済比率を計算したうえで、住宅ローンを含めた返済額が返済比率内でなければなりません。奨学金のある方が住宅ローンの審査を受ける際には、本記事でご紹介した内容を元に自分で返済比率を計算できるようにしておくとよいでしょう。
2020年03月17日賃貸契約の連帯保証人が見つからないというケースは珍しくありません。連帯保証人はハイリスクのため、親族以外の成り手が少ないです。そのため、親族がいない場合には賃貸契約に困ることとなります。そこで今回は連帯保証人なしで賃貸契約する方法を紹介します。連帯保証人がいない場合の対処法①:家賃保証会社を利用する連帯保証人がいない場合の対処法として、家賃保証会社を利用する方法があります。賃貸住宅の入居者が家賃を滞納すると、賃貸不動産のオーナーにとってリスクとなるため、一般的に部屋を借りる場合には連帯保証人を求められます。しかし、家賃保証会社を利用すれば連帯保証人が不要となります。まずは家賃保証会社の利用について以下を紹介します。証料を払えば利用可能家賃保証会社への必要書類家賃保証会社がしてくれること家賃保証料を払えば利用可能家賃保証会社とは、賃貸契約をしている人が家賃を滞納してしまった場合に、本人に代わって立て替え払いをする会社のことです。家賃保証会社を利用するためには、保証料の支払いが必要です。保証料は家賃保証会社によって異なりますが、賃貸料金(月額)の3割~10割、更新時は1割(もしくは1万円前後)が相場です。連帯保証人の代わりに利用するケースや、不動産会社が最初から指定しているケースがあります。家賃保証会社への必要書類家賃保証会社は無条件で利用できるわけではありません。入居審査とは別に厳正な審査がある上、必要書類が求められます。一般的に必要書類としては「申込書」「本人確認書類」「収入証明書」「在籍証明書」「内定通知書」などが求められます。審査内容は各保証会社ごとに異なりますが、一般的には属性審査(社会的ステータスのチェック)、賃料と年収のバランスなどが見られます。年収に対して賃料の比率が高いほど、審査落ちのリスクも高くなります。家賃保証会社がしてくれること家賃保証会社の役割は、家賃滞納の保証だけではありません。賃料の回収代行や訴訟費用の負担なども行います。また、原状回復や残置物撤去費用の負担も行っています。そのため、賃貸住宅を貸す側にとって恩恵が大きいです。賃貸住宅を借りた人目線でのメリットは、住宅を借りにくい職業についていても賃貸契約ができるところです。たとえば水商売をしている人なども借りやすくなるでしょう。連帯保証人がいない場合の対処法②:保証人不要の賃貸契約をする連帯保証人がいない場合は、最初から保証人不要の賃貸契約をするという方法もあります。ここでは以下の観点で紹介します。保証人不要のアパートやマンション保証人不要の借家保証人不要のテナント保証人不要のアパートやマンション実は、連帯保証人がいらない賃貸アパートや賃貸マンションは数多く存在します。賃貸住宅を探すためのサイトやマガジンには、そのように記載されている物件が並んでいます。連帯保証人を立てられない人や、家賃保証会社の審査に通らない人は、保証人不要の物件を探しましょう。保証人不要の借家賃貸住宅というと、アパートやマンションが真っ先に思いつくかも知れませんが、一戸建ての借家という方法もあります。特に一戸建てで生まれ育った人は、アパートやマンションに抵抗があるケースも多いため、賃貸契約も一戸建てを希望する場合があります。一戸建ての借家でも保証人不要としている物件があるため、その中からお好みの物件を選びましょう。保証人不要のテナントお店を出すためにテナント契約する場合にも、保証人不要のケースはあります。特にスタートアップの場合には安定収入がないこともあり、家賃保証会社の審査に通過できない可能性もあります。保証人不要のテナントであれば最初からハードルを1つ減らせますので、物件探しの参考にしましょう。高齢者の一人暮らしや急な引っ越しはクレカでも対応可能連帯保証人がいない場合、クレジットカード払いという方法も適切です。ここではその内容として以下を解説します。クレジットカード払いなら連帯保証人なしで賃貸可能クレジットカード払いならポイントがお得クレジットカード払いの注意点[adsense_middle]クレジットカード払いなら連帯保証人なしで賃貸可能クレジットカード払いではカード会社の保証システムが利用されますので、連帯保証人が要らないケースがあるのです。先述の水商売の人や、高齢者・未成年者の一人暮らし、引っ越しなど、連帯保証人がつけにくいケースにおすすめです。ただし、クレジットカード払いが可能な物件であることが前提です。とはいえ、最近はクレジットカード払い可能な物件が増えていますので、選択肢は多いでしょう。クレジットカード払いならポイントがお得クレジットカードで家賃を支払うととてもお得です。なぜならクレジットカードはポイント還元がなされるからです。どうせ同じ金額を支払うのであれば、ポイント分得して支払いましょう。カード会社にもよりますが、貯まったポイントは商品アイテムに交換できたり、航空マイル・他社ポイントなどに移行が可能です。ほかにも利用料金への充当や商品券への交換なども可能ですので、ポイント還元率が高いカードで家賃を支払いましょう。ポイント還元率は0.5%~1.2%の範囲で、カードごとに異なります。年会費無料のクレジットカードでも1.0%還元のものがありますので、1.0%を高還元ポイントの目安にすると良いでしょう。ちなみに、家賃は毎月支払うものですので、自動的にポイントが貯まることになります。固定費をカード払いにすることで、ポイントが貯まりやすいというメリットがあります。クレジットカード払いの注意点クレジットカードで家賃を支払う際には、いくつか注意すべきことがあります。それは家計簿をつけるべきであること、ほかのクレジットカードを解約しないこと、債務整理に注意することの3つです。家計簿をつけるべきクレジットカード払いをすると、支払いが翌月以降に後倒しとなるため、賃貸契約初月や更新月に注意が必要です。通常よりも出費が多い月分が後払いとなると、資金がショートする可能性があります。クレジットカード払いのタイミングと金額を、ちゃんと把握しておかなければなりません。把握するためには家計簿がおすすめです。家計簿をつけておけば、節約にもつながります。毎日小まめにつけていれば一日数分の作業ですので、気軽に続けられるでしょう。ほかのクレジットカードを解約しないクレジットカードを複数枚保有している場合には、なるべく解約は控えましょう。年会費がかかるクレジットカードで不要なものは解約した方が良いですが、年会費無料であれば持っていて損がありません。クレジットカードは作る時に審査が必要ですので、入手できないこともあります。家賃の支払いを含め、家計管理を1枚のカードにまとめると他のカードを解約する人がいらっしゃいますが、なるべく控えた方が良いでしょう。債務整理に注意借金がある場合には、合法的な負担軽減処置として債務整理をするケースがあります。どうしても借金が返せない場合には適切な判断と言えますが、安易な債務整理は控えた方が良いでしょう。債務整理をすると5年~10年はクレジットカードを作れなくなり、家賃用カードも債務整理対象であれば、口座引き落としに変更しなければなりません。ライフスタイルに影響を及ぼしますので、弁護士などの専門家に相談することが適切です。連帯保証人がいない場合の賃貸契約に関するまとめ連帯保証人がいない場合には保証会社を利用することで賃貸契約が可能です。また、最初から保証人不要の賃貸物件の契約や、クレジットカード払いという方法もあります。あなたにとって最も適切な方法を選ぶと良いでしょう。
2020年03月14日家族を連帯保証人にする場合、誰でもなれるというわけではありません。ちゃんと借金を返せる人しかなれないのです。この記事では、家族を連帯保証人にする条件を紹介した上で、審査基準や債務者が自己破産した場合の対応方法について解説します。家族を連帯保証人にする条件賃貸マンションやアパートの契約、多額のローン、未成年者や専業主婦の借金など、連帯保証人が必要なケースはさまざまです。連帯保証人は近しい人がなるケースが一般的であり、家族もその対象となります。しかし、だからと言って誰でも連帯保証人になれるわけではありません。家族を連帯保証人にする一定の条件があります。まずは以下前提条件から紹介していきましょう。親や兄弟、子どもは連帯保証人になれる借入者の代わりに支払う責任を全うできるか連帯保証人になるためには信用力が必要親や兄弟、子どもは連帯保証人になれる原則として、家族は連帯保証人になれます。親が未成年の子どもの代わりに連帯保証人になったり、高齢の親の代わりに子どもが連帯保証人になるケースもあります。また、兄弟間で連帯保証人になるなど、そのケースはさまざまです。家族のみならず、親族が連帯保証人になることもあり、家族や親族かどうかはあまり関係がありません。逆に、友人や親しい知人の連帯保証人になることも可能です。いずれにせよ、万一債務者が返せなくなった場合に、連帯保証人が借金の保証をできれば良いのです。借入者の代わりに支払う責任を全うできるか連帯保証人の条件は、借金を保証をできるかどうかがポイントですから、返せない人がなっても意味がありません。もしもあなたがお金を貸す人の立場になったと想定すれば、ちゃんと返してもらえる借金かどうかが、貸すか貸さないかの判断基準となります。貸した相手に不安がある場合、借金の肩代わりをしてくれる人がいれば、安心してお金を貸すことができるでしょう。しかし、肩代わりしてくれる人も払えそうになければ、お金を貸すのを躊躇するはずです。連帯保証人が借入者の代わりに支払う責任を全うできるかが前提となるのです。連帯保証人になるためには信用力が必要連帯保証人が支払えるかどうかは、ひと言でいうと信用力です。ただし、借金で言う信用力とは人柄ではありません。どれだけ人柄が良くても、お金を返せなければ借金は焦げ付いてしまいます。逆に、人柄が悪くても借金返済ができれば問題はありません。連帯保証人になるための信用力とは、社会的ステータスや金融取引の実績などがチェックされています。家族を連帯保証人にする場合の審査基準家族を連帯保証人にする場合の審査基準は、取引の内容によって異なります。ここでは全ての取引に共通する項目として、以下の審査基準を紹介します。連帯保証人が必要な場合にはぜひ確認しておきましょう。返済できるだけの年収がある信用情報にキズがないほかの借入が少ない返済できるだけの年収がある家族を連帯保証人にする場合には、予定している連帯保証人に安定収入がなければ立てられません。そして、年収が高ければ高いほど有利となります。ただ単に年収が高くても、一過性であれば意味がありません。瞬間的に事業で儲かったとか、短期の仕事で高収入となっただけでは、将来的に低所得となる可能性があります。一方、継続かつ安定した収入があれば、債務者の焦げ付きに対処しやすいため、安定収入を前提とした上で高収入の場合に有利となるのです。信用情報にキズがない信用情報にキズがないことも大切です。信用情報とは個人の金融取引記録のことで、個人信用情報機関に履歴が残っています。もしもローン返済が滞った場合や、繰り返し遅延をした場合には、信用情報ブラックとなってしまいます。信用情報には、クレジットカードの支払いや携帯電話の支払いなども記録されているため、日常生活での金融取引全般を健全にしておく必要があります。また、債務整理をしている場合には5年~10年はローン取引ができませんので、連帯保証人になることも難しいでしょう。ほかの借入が少ない信用情報が健全であったとしても、ほかの借入が多い場合には連帯保証人になれない可能性があります。たとえちゃんと借金を返していても、連帯保証分が上乗せとなることで、借金が焦げ付くリスクが高いからです。これは連帯保証人に限らず、ローンやキャッシング、クレジットカード審査でも同じです。他社借入が多い場合は、これらの審査でも不利となります。連帯保証人の支払い義務連帯保証人は非常に責任が重い役割を担います。借金が返せない人の肩代わりをするわけですから、債務者の借金が焦げ付けば自分が債務者となるわけです。連帯保証人はデメリットやリスクがのしかかる反面、メリットはほとんどありません。それを承知の上で引き受けなければならないのです。ここでは連帯保証人の義務として以下を紹介します。債務者が返せなくなった時に支払い義務発生債務者死亡時に連帯保証も相続通常の保証人よりも遥かに責任が重い[adsense_middle]債務者が返せなくなった時に支払い義務発生上記でも触れましたが、債務者が返せなくなった時には、連帯保証人に支払い義務が発生します。この原則が連帯保証人の一丁目一番地です。たとえ愛情のある家族の借金返済だとしても、生活苦に陥れば厳しい現実に悲嘆してしまうでしょう。むしろ家族の借金だからこそより一層苦しい思いをするケースもあります。借金を焦げ付かせてお金の問題に直面したのも、借金が回ってきて返済する連帯保証人も家族同士ですから、家族の中で借金問題が広がっているとも言えるのです。債務者死亡時に連帯保証も相続連帯保証人になっていなかったとしても、相続によって連帯保証人が回ってくる場合もあります。お金を貸した人からすると、連帯保証人が死亡したからといって借金の保証を消すことはできません。債務者が焦げ付いた際の保証人は契約の前提だからです。親が連帯保証人になっていることを知らずに相続し、資産よりも借金の方が多くなるケースも考えられますので、相続は慎重に行う必要があります。いずれにせよ、それほど連帯保証人の責任は重いのです。通常の保証人よりも遥かに責任が重い保証人には、通常の保証人と連帯保証人があります。通常の保証人の場合、債務者よりも先に保証人に督促が入れば、債務者への取り立てを主張することができます。また、債務者が返済できるにも関わらず督促が入った場合、そのことを主張することも可能です。ほかにも、複数の保証人で分割した返済も可能です。しかし、連帯保証人にはこれらの権利がないため、債務者と同じ責任を負うことになります。債務者が自己破産した場合の対処法家族である債務者が自己破産をし、連帯保証人であるあなたに借金が回ってきた場合、どのような対処をすれば良いのでしょうか?ここでは以下の方法を紹介します。まとめて返済する計画的に返済する値切る資産の売却を検討する自分も債務整理をするまとめて返済するもしも返せるお金があるならば、とりあえずまとめて返済するというのは1つの方法です。まとめて返済した場合のメリットは、督促が入らず平穏な生活ができることや、面倒な交渉や裁判を回避できるところです。一旦全額返済してから、払い過ぎたと感じた分は後から請求できる「求償権」があるため、さっさと借金をクリアすると良いでしょう。もちろん、弁護士などの専門家に相談しつつ、中身は精査した上でというのが前提となります。計画的に返済するまとめて返済するお金がない場合には、計画的に返済していきましょう。生活水準を下げたり、浪費していた部分を切り詰めるなど、家計の見直しを行いましょう。この場合には、将来発生するライフイベントの確認が必要です。いつ住宅ローンが終わるのか、子どもの学費は工面できるのか、老後資金は捻出できるのかなどにも影響するからです。借金返済とライフイベントを交えた長期の資金計画を立てましょう。値切る債権者と交渉するのもおすすめです。どうしても完済が難しい場合、貸し手は少しでも回収したいと考えます。無理に返済を迫れば借金が完全に焦げ付く恐れがあるため、ある程度借金額を軽減してくれる可能性があります。また、分割の相談に乗ってくれる場合や、借金の残債が少ない場合には免除してくれる可能性もあります。少ない可能性かも知れませんが、このようなケースも実際にあるのです。資産の売却を検討する資産があれば売却を検討しましょう。資産があっても借金が苦しければ生活に支障をきたします。資産を手放しても借金がなければ、平穏な生活が送れます。借金額に合わせた資産を売却し、まとまったお金で完済すると良いでしょう。もちろん、場当たり的にお金を作るのではなく、この場合も長期ビジョンから逆算した計画性が大切です。自分も債務整理をする自分も債務整理するという方法もあります。債務整理は合法的な借金免除の手段ですので、お金の悩みから瞬時に開放されるでしょう。借金を少しだけ軽減してくれる任意整理や、資産を失わずに借金を5分の1程度にしてくれる個人再生、資産を没収される代わりに借金が帳消しになる自己破産など、状況に合わせて選択しましょう。弁護士に相談すると、最適な方法を教えてくれます。5年~10年は金融取引ができなくなりますが、借金苦に陥るよりは良いはずです。家族を連帯保証人にする条件に関するまとめ家族を連帯保証人にするには、債務者の借金を返済できる能力が必要です。支払い能力や信用力、ほかの借入が少ないなどを前提と考えましょう。これらの条件を満たしていない場合には、借金を返済できないと判断され、連帯保証人になれない可能性が高いです。万一債務者が自己破産した場合は、返済する、値切る、資産を売却する、自分も債務整理をするなどの方法があります。将来ビジョンを踏まえ、最適な方法を検討しましょう。
2020年03月08日連帯保証人になってしまった場合、自分以外の借金に苦しめられる可能性があります。できることなら連帯保証人契約は解除したいものですよね?そこでこの記事では、連帯保証人契約を無効にする方法と、できないパターンについて解説いたします。連帯保証人を外せないケース連帯保証人は基本的に外せないという認識が必要ですので、まずは外せない具体的ケースから把握しておく必要があります。それだけに頼まれた際には慎重にならなければなりません。では、連帯保証人を外せないケースとは、具体的に以下のとおりです。返済した場合経済事情で外したい離婚で外したいそれぞれの内容を1つずつ見ていきましょう。返済した場合もしも連帯保証人が債権者に対して借金の返済をしてしまうと、連帯保証人契約の解除はできません。なぜなら、借金の返済をしたということは、自分が連帯保証人であると認めたことになるからです。たとえ知らない間に結ばれた連帯保証契約であったとしても、返済してしまえば認めたことになります。よく分からない請求に対しては、安易に支払ってはいけません。ちゃんと中身を吟味してから支払いましょう。人によっては、何らかの請求書が届いたら取り敢えず返しておこうとする人や、中身をしっかり読まずに支払う人がいます。しかし、これらのケースは単に余分な出費となるだけでなく、契約上大きな不利益を被る可能性があるのです。経済事情で外したい連帯保証人の経済的理由で外れたいという人もいるでしょう。「連帯保証人になった時には払える状況だったけれど、その後経済状況が悪化した場合」「債務者がちゃんと返済してくれると思って契約したけれど、借金がこちらに回ってきた場合」など、払いたくても払えない状況に陥る可能性もあります。そもそも、経済事情というのは流動的ですので、いつどのようなタイミングで悪化するか分かりません。どうにもならなくたったら、さすがに連帯保証は免れると甘く考える人もいらっしゃるようですが、それでも連帯保証人は免れません。このような状況の時には、合法的に借金を軽減してくれる「債務整理」を検討しましょう。離婚で外したい離婚によって連帯保証人から外れたいというケースはありがちです。夫の住宅ローン契約に対して妻が連帯保証人になっている場合には、離婚を機に連帯保証人契約を外したいと思うのは当然かもしれません。しかし、残念ながら離婚理由で連帯保証人契約を外すことはできませんので、ほかの連帯保証人を立てるか、住宅ローン完済・借り換えなどで対処しましょう。連帯保証人を解除する方法連帯保証契約自体が有効であったとしても、契約解除する手立てはあります。連帯保証人になってしまったら、主債務者と同等の債務を背負う可能性がありますので、逃げ道を把握した方が良いでしょう。ここでは、連帯保証人を解除する方法として以下を解説いたします。債権者の同意を得る担保を提供する他の人を連帯保証人にする死亡による連帯保証相続の場合は放棄をする[adsense_middle]債権者の同意を得る債権者の同意を取りつけられれば、連帯保証から免れる可能性があります。連帯保証契約は、債務者が借金返済できなくなった場合に備える、債権者に対する保証であるため、債権者さえ同意してくれれば免除されるのです。特に、残債が残り少なくなっていて、債権者にとっても影響のない額まで減っている場合は、同意してくれる可能性もあるでしょう。ただし、債権者が金融機関や貸金業などの企業の場合には、同意してくれる可能性は低いです。担保を提供する担保を提供する場合にも、連帯保証人から外れられる可能性が高いです。先述したように連帯保証人が必要な理由は、債権者に対する返済保証です。逆に言うと、借金返済さえ保証されれば、わざわざ連帯保証人契約をする必要がありません。借金返済の保証を連帯保証人という形ではなく、連帯保証人の不動産を担保にすれば済むわけです。ただし、連帯保証人を免れても、不動産を取られる可能性がありますので、効果が薄いと考える人も多いようです。1つの方法論として知っておきましょう。他の人を連帯保証人にする自分以外の人に連帯保証人を代わってもらえれば、あなたは連帯保証人から外れることができます。借金の契約や賃貸契約などで、長期間契約が続く場合には、人間関係が変わってしまう可能性もあります。契約当初は親密だった相手が、時間の経過とともに疎遠になった場合、連帯保証人をバトンタッチした方が適切でしょう。ただし、連帯保証人になりたがる人はなかなかいませんので、代わりが見つからないことが想定されます。それでも手を挙げてくれる人がいれば、バトンタッチが可能です。もちろん、代わりの人に返済能力(信用力)が必要となります。手を挙げてくれる人が出てきたとしても、その人に返済能力がなければバトンタッチできないのです。死亡による連帯保証相続の場合は放棄をする連帯保証人が死亡し、あなたが相続によって連帯保証を引き継がなければならない時には、相続放棄という手段があります。相続放棄とは、相続発生を知った日から3カ月以内に行う手続きで、家庭裁判所に申述します。相続発生を知った日から3カ月が過ぎてしまうと、自動的に相続してしまうため注意が必要です。また、相続人全員の同意があれば、相続財産以上に借金を背負わない「限定承認」という方法もあります。被相続人が連帯保証人になっていないか、ハッキリ分からない場合には、限定承認するのも良いでしょう。連帯保証人契約を取消できるケース連帯保証人契約の取消とは、最初は契約が効力を発揮しているものの、解除後は契約時に遡って無効となることを指します。無効と取消のニュアンスは微妙ですが、最初から契約がないものとされるのが無効、あとから無効となるのが取消です。では、連帯保証人契約を取消できるのはどのような時でしょうか?以下にて具体的に紹介します。騙されて連帯保証人になった場合脅されて連帯保証人になった場合未成年が契約した場合騙されて連帯保証人になった場合騙されて連帯保証人になってしまった場合は、契約の取消が可能です。たとえば、債務者から潤沢に資金繰りができていると聞いていたのに、実際は破綻寸前だった場合などは、事実と異なるため契約解除とできる可能性が高いです。連帯保証人に対して重要事項をしっかりと説明しなければなりませんので、このようなケースを「不実の告知」として、契約解除の根拠となります。また、詐欺などのケースでも契約の取消ができます。そもそも詐欺は犯罪行為です。犯罪行為の上に法的契約は成り立ちません。脅されて連帯保証人になった場合脅されて連帯保証人にさせられた場合も取消が可能です。脅しというのは自由な意思決定を奪いますので、連帯保証契約を自分の意思でしたということにはなりません。脅してきた人に対して連帯保証契約の取消を書面にて通知しましょう。ただし、脅しというのは脅迫罪に該当する可能性が高いですし、無理に契約させるというのは強要罪となる可能性が高いです。刑事事件に問われる内容である上、報復の可能性も否定できませんので、弁護士などの専門家に相談した方が良いでしょう。未成年が契約した場合未成年者による連帯保証契約は、親権者や成人になってからの本人が取消せます。ただし、成人になりすましたり、親権者の同意を取り付けているとの虚偽で行った契約は取消せません。また、未成年者であっても結婚しているケースや、成人になってから5年過ぎているケース、親権者が本当に同意したケース、親権者や成人になってからの本人が後から認めたケースも取消は不可となります。連帯保証人契約が無効となるケース連帯保証人契約が無効になるとは、最初から契約が効力を発揮していないという状態です。たとえ契約した人同士で合意があったとしても、契約の効力はありません。では、連帯保証人契約が無効となるケースとして、以下を紹介します。勝手に連帯保証人にされた勘違いで連帯保証人になった根保証の場合[adsense_middle]勝手に連帯保証人にされた本人の意思に反して、勝手に連帯保証人にされていた場合には、その契約は無効となります。分かっていたら拒否していたであろう連帯保証人契約を、勝手に結ばれていればちゃんと無効となるのです。たとえば、契約書のサインを偽造されたり、勝手に押印された場合や、親が勝手に契約した未成年の連帯保証の場合などは契約自体が無効です。連帯保証契約が無効だと主張するには、債権者に対して書面でその旨の連絡が必要です。内容証明郵便にて通知しましょう。ただし、実印が押されている連帯保証契約の場合は不利となる可能性もあります。実印を勝手に押されたなどの主張が必要であることと、できれば弁護士などの専門家に相談しましょう。専門家に相談する前に、素人が自己判断で当事者と話をするとこじれる場合もあります。特に、偽造や勝手な押印の場合、最初からあなたを軽視している可能性が高いです。悪質な状況が想定できますので、事情によりますが最初から専門家に相談すべきかもしれません。勘違いで連帯保証人になった勘違いによって連帯保証人になってしまったケースも、契約が無効となる可能性があります。勘違いで連帯保証人になった人に過失がないことが前提となりますが、勘違いしてしまってもおかしくない状況が認められれば、契約無効を勝ち取れるでしょう。たとえば、数十万円程度の借金に対する連帯保証だと思っていたのに、実は数百万円の連帯保証だった場合などが該当します。もちろん、このようなことも想定して契約すべきですが、あなたに落ち度がなければ無効の可能性はあります。このケースも、債権者に内容証明郵便にて通知しましょう。根保証の場合根保証の場合には、契約更新しない旨を書面で通知することで、それ以降の契約が無効となります。というのも、根保証は5年を上限に契約期間が決められており、連帯保証人が通知しなければ自動更新となることが一般的です。裏返して言えば、契約更新のタイミングで解除すれば、連帯保証人から解放されることになります。契約更新しない旨を内容証明郵便で通知しましょう。自動更新しないという選択のためには、契約期間をチェックしておく必要があります。外れたい場合は書面や人間関係に要注意連帯保証人から外れたい場合には、外れられるにしても外れられないにしても、いくつかの注意点があります。特に、人間は感情の生き物ですので、感情面に気を付けなければなりません。ここではその注意点として以下を紹介します。書面をまとめて専門家に相談すべき人間関係に注意家族関係にも注意外れられない場合の金策は冷静に書面や通知書をまとめて専門家に相談すべき契約書面や通知書のほか、請求書などを廃棄したり紛失しないよう気を付けましょう。たとえば、連帯保証人契約を外したい場合は、契約書面が証拠と成り得ます。弁護士などの専門家に相談する際にも、各種書面があるとスムーズです。また、あなたが連帯保証人でありながら死亡した場合、書面がなければ相続人たちが困ってしまいます。相続人は連帯保証契約の内容を精査すべきですし、そもそも連帯保証契約の有無も確認しなければなりません。そのためには契約書面や付随する書面は全て残しておく必要があります。遺産相続において、相続人が弁護士から言われて、遺品整理に大あらわになることがあります。財産や借金がどれくらいあるのか分からずに苦労して調査するのです。特に連帯保証人になった場合には、家族にも言えず、勝手になる人もいるようですので、相続人がそのことを知らずに連帯保証も相続してしまうこともあります。残された家族のためにも情報のシェアは重要です。人間関係に注意連帯保証人から外れたいケースでは、人間関係のトラブルとなる可能性があります。債務者の抵抗に遭ったり、連帯保証人が強引な態度で迫ったりなど、いずれにせよ感情的になってしまいがちです。このようなケースでは、当事者同士の人間関係が崩壊した上、場合によっては周りの人も巻き込むこともあります。仕事上の付き合いに影響が出たり、友人関係が変わったりする可能性もありますので、感情的にならない対応が必要となります。よく金の切れ目が縁の切れ目といいますが、とても後味の悪い関係破綻につながり、それが広がってしまわないよう気を付けましょう。家族関係にも注意人間関係への影響としては、家族関係にも気を付けなければなりません。連帯保証人になってしまうと、家族にも多大な迷惑をかける可能性があるからです。あなたにとっては信頼できる相手の連帯保証だったとしても、家族からすると縁もゆかりもない相手です。そのような相手の借金によって自分たちの生活が苦しめられると、不満が爆発しても仕方ありません。連帯保証人になったことによって家族が崩壊することもあり得ますので、家族関係も踏まえた上で連帯保証人になる必要があります。既に連帯保証人になっているなら、なるべく外れる方向に持って行きましょう。外れられない場合の金策は冷静にどうしても外れられず、債務者の焦げ付きで借金を被った場合には、冷静な金策が大切です。借金の全容と自分の財産を比較し、計画的な返済を行いましょう。急に降ってわいた借金に対応ができず、借金返済のために借金する人もいます。しかし、慌てると判断を誤る可能性が高くなるでしょう。返せない場合には債務整理という手段もありますので、セイフティーネットは整っていると考えましょう。連帯保証人の解除に関するまとめ連帯保証人契約は、他の人を連帯保証人にするなど解除できる場合があります。連帯保証人契約からどうしても外れたい場合には、解除方法をトライしましょう。また、連帯保証人契約は、勝手に連帯保証人にされた場合など契約自体が無効となるケースがあるほか、騙されて連帯保証人になった契約を取消できるケースもあります。ただし、1円でも返済した場合など、解除できない場合もあるので注意が必要です。
2020年03月02日もしも自分の親が連帯保証人でありながら死亡した場合、その債務が自分に降りかかるのではないかと不安ですよね?そこでこの記事では連帯保証人の相続について解説します。相続対象となる場合とならない場合、対処法も含めて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。連帯保証人が死亡したら負債も相続する?相続が発生するケースはさまざまですが、一般的に相続を考える場合は、親の死亡が前提となります。世代の順序通りに亡くなった場合、親の資産を本人の配偶者や子どもが相続するわけですが、万一被相続人(亡くなった本人)が誰かの借入金に対して連帯保証人となっていた場合、連帯保証の相続はどう考えるべきなのでしょうか?まずはその内容として以下を解説します。配偶者や子供などの家族が相続相続人で分割して相続債務を誰かに集中することも可能配偶者や子供などの家族が相続結論から申し上げますと、連帯保証は相続する必要があります。たとえばあなたの父親が亡くなった場合には、相続人である母親やあなたが連帯保証を相続しなければなりません(あなたに兄弟がいる場合は兄弟も相続)。連帯保証人になるケースは、信頼できる相手だからこそです。ちゃんと返済してくれるという信頼がある相手や、万一借金が焦げ付いてもその人のためなら肩代わりしても良いと思えるような相手です。しかし、それは被相続人から見ての信頼であり、相続した家族からすると無関係な相手となります。被相続人が死亡したことで縁もゆかりもない人の連帯保証や、場合によっては借金を背負う可能性があるのです。相続人で分割して相続基本的に相続は1人に対して行うものではありません。相続人同士で話し合って複数名へ相続することになります。話し合いで解決しない場合には、法定相続を基本として相続することになります。たとえば、法定相続を前提とし、相続人が母親・あなた・弟で、連帯保証債務を2,000万円請求されたとすると、以下のような負担が必要となります。ただし、相続人の誰かが後述する相続放棄をしている場合には事情は変わります。たとえば、あなたの弟が相続放棄をした場合には、母とあなたで負担することになります。債務を誰かに集中することも可能連帯保証債務は遺産分割協議によって、誰かに集中させることも可能です。たとえば母親が「自分が連帯保証債務を負担する」と言った場合、母親に集中させることができるのです。ただし、遺産分割協議における決定事項は、相続人同士の約束事に過ぎませんので、法的にはほかの相続人も連帯保証人とみなされます。万が一母親が銀行などの金融機関に借金返済ができなければ、ほかの相続人が支払わなくてはならないのです。連帯保証を相続した場合には、あらかじめ想定しておく必要があります。連帯保証人の相続は変更できる?相続放棄という対策被相続人が連帯保証人だと分かった場合で、その立場を受け継ぎたくないのであれば、相続放棄すると良いでしょう。相続放棄は資産の相続だけでなく、負債の相続も放棄するという方法ですので、負債の方が大きい場合に有効です。相続放棄について以下内容を解説します。相続放棄可能な期間相続放棄否認の可能性限定承認なら安心して相続可能[adsense_middle]相続放棄可能な期間相続放棄は、「相続開始や相続人になったことを知った翌日から3カ月以内」に行う必要があります。被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に申述しましょう。3カ月以内と聞くと期間が短い気がするかも知れませんが、「相続開始」や「相続人になってから」ではなく、「知った翌日」から3カ月以内なので、知らなかった期間は含まれません。親の離婚などで長年会っておらず、死亡を知らなかったケースなどにも安心です。相続放棄否認の可能性相続放棄をしようと思っても、できない場合があるため注意が必要です。具体的には、相続財産を処分した時です。相続財産の一部だけでも処分してはいけません。また、相続財産を隠していた場合や、内緒で消費していた場合、意図的に目録へ記載しなかった場合も相続放棄はできません。一旦相続放棄をしたとしても、発覚すると相続放棄できないものとされています。限定承認なら安心して相続可能限定承認は、相続財産の範囲で債務を弁済するという相続の仕方です。つまり、後から借金が発覚したり、連帯保証の債務を負うことになっても、相続財産以上に負担する必要がないのです。ただし、法定相続人全員で行わなければならないため、1人でも反対者がいると成立しません。また、弁護士費用が100万円を超えるなどもハードルとなり、利用者は少ないようです。とはいえ、財産の内容や法定相続人の考え方により、1つの選択肢となり得ます。連帯保証を相続したらもしも連帯保証を相続してしまった時には、どのようなことを念頭に置くべきなのでしょうか?必ず考慮しておくべきこととして、以下内容を紹介します。連帯保証人に債務者本人と同じ責任がある主債務の調査すべき金融機関との交渉を模索すべき連帯保証人に債務者本人と同じ責任がある連帯保証人は債務者本人と同じ責任があります。つまり、債務者が借金を返せなくなった場合、自分が借金していることと変わりがなくなるのです。連帯保証人よりも責任が軽いものとして「保証人」がありますが、保証人にある権利が連帯保証人にはありません。たとえば、自分よりも先に債務者に請求して欲しいと主張する権利(催告の抗弁)は、保証人にはありますが、連帯保証人にはありません。また、債務者に支払い能力があるにも関わらず、自分に請求が来た場合の主張(検索の抗弁)も、保証人にはできますが連帯保証人にはできません。さらに、保証人が複数名いる場合には債務を分けられますが、連帯保証人にこの権利はありません(分別の利益)。連帯保証人の責任は保証人よりも圧倒的に重いのです。主債務の調査すべきもしも連帯保証を相続してしまった場合、債務の内容や債務者の返済状況をチェックしておく必要があります。人様の借金ですから、いつ焦げ付くとも限りませんので、状況を把握した上で対策を講じる必要があるのです。たとえば、残債から考えると自分でも返せる場合には、連帯保証人の相続をしても良いかも知れません。逆に、万一負債を被った場合に自分の資産では賄えないのであれば、先述の相続放棄が賢明でしょう。判断基準を明確とするために、きっちりと確認しておきましょう。金融機関との交渉を模索すべき連帯保証人から外してもらうよう、金融機関に交渉することが可能です。状況によって金融機関が応じてくれる可能性もあるからです。たとえば、残債が少ないケースがこれにあたります。借入れ審査時には連帯保証人が必要となる額だったとしても、残債が少ない場合には不要となるケースがあります。連帯保証人を外してもらえなくても、保証債務を減額してもらえるケースもあります。また、代わりの保証人や担保を立てられる場合にも連帯保証人から外れられる可能性がありますので、一度相談してみましょう。請求される前に!連帯保証が相続対象か確認しようそもそも、連帯保証の相続対象となるものとならないものがあります。以下内容は相続対象か非対象か迷う人が多い項目ですので、それぞれについて解説いたします。親本人が金融機関からの借入に対する連帯保証人である場合賃貸借契約の連帯保証身元保証人根保証[adsense_middle]親本人が金融機関からの借入に対する連帯保証人である場合親が誰かに頼まれ、金融機関からの借金に対する連帯保証人となっている場合には、親の死亡によって連帯保証の相続をしなければなりません。このケースは最もシンプルな連帯保証の相続となります。そして、借金が焦げ付いた場合、自分には全く身に覚えのない借金であるにも関わらず、返済が求められることになります。賃貸借契約の連帯保証賃貸借契約の連帯保証も相続対象となります。かみ砕いて言うと、部屋を借りる時に連帯保証人となった場合のことです。連帯保証人として債務を被るケースとしては、家賃の滞納です。実際に滞納した家賃と、遅延損害金を連帯保証人が支払わなければなりません。このケースにおいて連帯保証人の立場を相続すると、親の有人や知人の家賃をあなたが支払うことになるのです。法人の連帯保証契約賃貸契約において、法人契約の連帯保証人を立てる場合には契約相手の承諾が必要です。連帯保証人が個人であれば責任追及がしやすいですが、法人の場合には取り立てが困難だからです。個人の場合は連帯保証も相続しますが、法人の場合は破産などによってそれ以上取り立てができない可能性が高いのです。身元保証人就職する場合などに身元保証人を求められるケースがあります。身元保証人とは、なんらかの損害を与えた場合に、身元保証人がその損害を補償するという契約です。身元保証人は被保証人との間に信頼関係があるからこそなれるものですので、相続によって身元保証人になったとしても信頼関係が認められません。そのため、身元保証人の立場は相続されません。根保証根保証というのは、継続的取引の債務を将来にわたって保証するものです。具体的には銀行における当座貸越契約などが該当します。期間に定めがない根保証は相続対象となりませんが、限度額や期間に定めがある場合には相続対象となります。連帯保証を相続してしまったら債務整理も検討連帯保証を相続してしまい、万が一負債を背負うことになった場合には債務整理を検討しましょう。もちろん、返済できるのであれば返済していけば良いのですが、返済が厳しいという場合に債務整理は有効な手段です。債務整理とは合法的に借金の負担を軽減、もしくは帳消しにする方法で、以下の種類があります。借金を軽くする任意整理借金を大幅に削減する個人再生借金を帳消しにする自己破産デメリットよりもメリットが大きい借金を軽くする任意整理任意整理とは、借金の負担を軽減する方法です。債権者と債務者が協議の上で、将来利息のカットや返済額のカットを行います。大幅な借金軽減は望めない反面、債務者の負担軽減をきっちり行うため、今後の返済が軽くなるでしょう。任意整理は裁判所を通さずに手続きをしますが、弁護士や司法書士が窓口となって対処してくれますので、知識がない人でも安心して手続きを進めることができます。ただし、5年~10年はクレジットカードやローン取引ができなくなります。借金を大幅に削減する個人再生個人再生とは、借金の負担を大幅に軽くしてくれる方法です。具体的には借金を5分の1程度まで軽減してくれ、3年でその分だけ分割返済するというものです。つまり、残りの5分の4は免除されるため、一気に借金の悩みから解放されます。住宅や車などの資産を手放すことなく借金が軽減されるため、これまでの生活を維持しながら自立しやすい方法です。個人再生という表現のほか、民事再生と表現されることもあります。ただし、借金額の上限が5,000万円以下と定められていますので知っておきましょう。個人再生は裁判所を通して行う手続きとなります。ただし、約10年はクレジットカードやローン取引ができなくなります。借金を帳消しにする自己破産自己破産は、資産を没収される代わりに借金が帳消しになる方法です。借金額が大きく、どうしようもない場合に最後の手段として利用しましょう。資産は没収されると言っても、生活必需品や99万円以下の現金は保有することができます。ただし、約10年はクレジットカードやローン取引ができなくなることや、免責決定までの3カ月~半年間は、生命保険募集人や警備員など、就けない一部職業があります。自己破産も任意整理や個人再生とともに、弁護士や司法書士が相談に乗ってくれます。デメリットよりもメリットが大きい債務整理をすると、上記のようにいくつかのデメリットが生じてしまいます。しかし、デメリットよりもメリットの方が大きいです。クレジットカードが作れなかったり、ローン契約ができない、就けない職業があるなどは、平時の段階から考えると大きなデメリットと感じられるでしょう。しかしながら、実際にお金の問題に直面した人にとっては、直近の問題の方が重いのです。借金を背負ってしまうと明日が見えない状況となりますので、早めに専門家へ相談した方が良いでしょう。連帯保証人が死亡した場合の相続に関するまとめ連帯保証人が死亡したら、連帯保証を相続する必要があります。連帯保証人は債務者と同様の責任があるため、相続すべきかどうか検討しなければなりません。連帯保証は、金融機関からの借入や賃貸借契約などのように相続対象となる場合がある一方、身元保証人や根保証のように相続対象とならない場合があります。その線引きもしっかり引いておきましょう。連帯保証の債務を免れるには、相続放棄や債務整理などの対策がありますので、あらかじめ知っておくと良いでしょう。
2020年02月18日被相続人が連帯保証人になっていながら死亡した場合、財産を受け継ぐ相続人は連帯保証人の立場も相続しなければなりません。その結果、相続した財産よりも負債の方が大きくなる可能性があります。この記事では、連帯保証人の相続について解説いたします。債務者の連帯保証人死亡時は、連帯保証人も相続対象被相続人が死亡した場合、相続人は住宅や金銭など、各種財産を手に入れられます。しかし、もしも被相続人が連帯保証人となっている場合には、その地位も引き継がなくてはなりません。債権者が借金を返せなければ、相続人が負債を被ることになります。まずは連帯保証人の相続について以下内容を紹介します。親が連帯保証人なら子供はピンチ必ず連帯保証人になっていないか確認すべき連帯保証人になっているかの調べ方相続対象となるケースとならないケース親が連帯保証人なら子供はピンチ相続の形はさまざまではあるものの、一般的には親が死亡した際に配偶者や子供に財産が相続されます。言い換えれば親が連帯保証人になっている場合、その負債が子供に降りかかる可能性が高いのです。親にとっては信頼している人の連帯保証人だったとしても、子供にとっては縁もゆかりもない人の連帯保証をしなければならなくなります。必ず連帯保証人になっていないか確認すべき親が高齢である場合や重病である場合には、終活の一環として必ず借金の有無や連帯保証人になっていないかどうかを確認しておきましょう。死亡してから確認するよりも、存命中に確認した方が確実です。もちろん、死亡後にも念のため確認し、ダブルチェックしておきましょう。連帯保証人になっているかの調べ方被相続人が連帯保証人になっているかどうかの調べ方は、保管しているはずの契約書を探す方法です。連帯保証人になる場合、金銭消費貸借契約書を交わす必要があり、連帯保証人にも渡されます。一般的に、この契約書は保管しているはずですので、遺品整理を兼ねて探してみましょう。契約書を保管していない場合や、見つからなかった場合には、督促で気付くことになります。相続対象となるケースとならないケース連帯保証人の立場が相続されるケースとされないケースがあります。相続対象となるケースは、金融機関からの借入に対する連帯保証人や、不動産などの賃貸借契約に対する連帯保証人です。相続対象とならない場合は根保証の場合です。根保証とは、継続的な取引で生じる債務を将来にわたって保証するものです。極度額等の定めがなければ相続対象外となります。連帯保証人は債務者と同じ義務がある連帯保証人には債務者と同等の義務があります。そのため、借金が焦げ付いた場合、連帯保証人は債務者と同じ借金を背負うことになります。また、保証人に認められている権利が、連帯保証人には認められていません。具体的には以下のとおりです。債権者へ振れない本人が返せても請求されることがある複数の保証人で分割できない債権者へ振れない債権者が連帯保証人に督促をした場合、連帯保証人は支払わなければなりません。通常の保証人であれば先に借りた本人へ督促するように要求できます。これを催告の抗弁権といいます。しかし連帯保証人にはその権利がありませんので、債権者の求めに応じて借金を肩代わりしなければなりません。本人が返せても請求されることがある債権者が連帯保証人に督促した際、本当は債権者に返済能力があると知っていれば、債権者に請求してもらいたいものです。このことを検索の抗弁権をいいます。しかし、連帯保証人には検索の抗弁権もありませんので、債権者の求めに応じなければなりません。複数の保証人で分割できない通常の保証人であれば、複数人数で債務者の借金を分割可能です。このことを分別の利益といいます。しかし連帯保証人の場合には分別の利益がありませんので、1人で返済する必要があります。相続放棄すれば回避可能!その手続き方法とは?相続人が多額の負債を抱えている場合や、連帯保証人になっている場合などには、相続放棄することで回避できます。相続は資産だけでなく借金も受け継ぐことになりますので、相続放棄は有効な手段です。ただし、相続放棄する場合にはいくつか知っておくべきことがあります。ここではその内容として以下を解説いたします。プラスマイナスを考慮して相続放棄を検討相続放棄の手続き法相続開始を知ってから3カ月以内相続放棄の注意点相続放棄期限を過ぎてしまったら[adsense_middle]プラスマイナスを考慮して相続放棄を検討相続放棄をする場合には、資産と負債のバランスを考えましょう。たとえ被相続人が連帯保証人となっていても、借金の総額が資産を下回る場合は相続した方が得です。逆に、資産の合計よりも借金が多い場合や、連帯保証人まで相続するリスクの方が高い場合には、相続放棄をした方が無難でしょう。プラスマイナスをしっかりと考慮して検討する必要があります。相続放棄の手続き法相続放棄の手続きは、被相続人の住所を管轄する家庭裁判所です。家庭裁判所に行って手続きする方法と、郵送する2パターンがあります。必要書類は「相続放棄の申述書」「被相続人の住民票除票または戸籍附票」「申述人の戸籍謄本」の3点で、場合によって身内の戸籍謄本が求められることもあります。ちなみに、相続放棄に必要な費用は、収入印紙代800円と、戸籍謄本450円が必要です。相続開始を知ってから3カ月以内相続放棄を検討する上で重要なことは、相続開始を知ってから3カ月以内という期限があることです。もしも期限を超えているのに相続放棄をしなかった場合には、相続をしたと見なされてしまいます。ただし、相続開始から3カ月以内ではなく、相続開始を知ってから3カ月以内ですので、知っておくと良いでしょう。相続放棄の注意点相続放棄をする場合には、限定承認も視野に入れましょう。先述したように、相続した方が良い場合と相続しない方が良い場合は、資産と負債のバランスによります。しかし、資産と負債のバランスがハッキリと分からない場合もあります。相続放棄をした結果、実は資産の方が多かったというケースの場合、相続人は損をします。このようなケースでは限定承認がおすすめです。限定承認とは、相続財産に資産と負債が混じっているケースで、プラス財産の範囲に限ってマイナス財産も相続する方法です。万が一マイナス財産が多かったとしても、プラス財産を超えないため、相続人が被る被害を回避できます。ただし、限定承認には一定の条件があります。それは、相続人全員が賛成するという条件です。相続人の中に1人でも反対者がいれば限定承認は認められませんので、成立しないことも多いです。相続放棄期限を過ぎてしまったらもしも相続放棄期限を過ぎてしまってから相続放棄したい場合には、状況によって裁判所の判断となります。なるべく早めに弁護士に相談すると良いでしょう。多くの弁護士事務所は無料相談をしていますので、気軽に相談が可能です。連帯保証人の相続に関するまとめ債務者の連帯保証人死亡時は、連帯保証人も相続対象となります。連帯保証人は債務者と同じ返済義務があるため、相続すると借金を背負うリスクがあります。そのリスクを相続によって背負わなければならないため、被相続人が連帯保証人になっていないかどうか、あらかじめ確認しておく必要があるでしょう。ただし、連帯保証人の相続を回避するには、相続放棄という手段がありますので、リスクヘッジが可能です。
2020年02月09日連帯保証人になった人が、主債務者や自分の都合によって借金返済が厳しい場合、自己破産をすることができます。この記事では、連帯保証人が借金返済できない場合の対処法について具体的に紹介します。連帯保証人は自己破産で免責を受けられる?連帯保証人は主債務者とほぼ同等の責任があり、借金が焦げ付いた場合には連帯保証人が返済していかなければなりません。しかし連帯保証人側の支払いが厳しい場合にはどうなるのでしょうか?連帯保証人も自己破産できる結論から言いますと、連帯保証人も自己破産は可能です。主権者が破産宣告をし、連帯保証人に借金が降りかかったとした際、払えなければ連鎖して自己破産することが考えられます。自己破産の理由はさまざまですが、連帯保証人になったことが原因で自己破産に追い込まれる典型例を紹介します。会社の代表が自社の連帯保証人になった場合の自己破産会社の代表が自分の会社の連帯保証人になっている場合、会社の借金返済が厳しくなると、自分にのしかかってくることになります。法人の借金を個人で賄うことができず、あえなく自己破産してしまうケースがあります。このケースでは会社関係者全員が自己破産するケースもあります。子供が自己破産して親も自己破産子供の奨学金に対して親が連帯保証人となっている場合に、連鎖的に自己破産となる場合もあります。子供が奨学金を返せなくなり自己破産した結果、親にその債務がのしかかってきます。もしも想定ができていなかった場合、親も返済できないということも珍しくありません。結果的に親子で自己破産となってしまいます。あらかじめ想定しておくか、子供が奨学金を滞納していないか時折確認した方が良いでしょう。主債務者の影響で自己破産連帯保証人になってしまうと、債権者からの請求に抗う権利がありません。たとえば先に主債務者から取り立てて欲しいと主張したり(催告の抗弁権)、主債務者に支払い能力があると主張したり(検索の抗弁権)、ほかの保証人と分割して支払う権利(分別の利益)がないのです。これらの権利があるのは保証人の場合のみなので、連帯保証人は保証人よりも主債務者の影響をダイレクトに受ける形となります。連帯保証人が先に自己破産連帯保証人自体の事情で自己破産することもできます。連帯保証しているという事情とは無関係に、連帯保証人が独自にしている借金返済が苦しくなった場合などです。住宅ローンやカードローン、その他借金によって先に連帯保証人が自己破産するケースもあります。借金請求に耐えられなくなった場合の対処法借金が返せなくなった場合にはうろたえてしまいがちですが、優先順位を付けて今できることから冷静に取り組みましょう。お金の悩みに関する対策はとてもシンプルです。ここでは以下の順番で対処法を解説します。支出を減らす収入を増やすお金を借りる自己破産を含めた債務整理を検討する1.支出を減らすお金が厳しくなった場合には、まず支出を減らすことから始めましょう。そのためには家計簿をつけることをオススメします。家計簿をつけるとこれまで見えなかった浪費が浮き彫りになったり、節約可能な固定費が浮き彫りになるなど、対策が可視化できます。消費支出に予算組をしてその範囲で買い物をしたり、固定費を見直して半自動的に節約するなど、具体的な対策が取れるようになります。2.収入を増やす支出を減らすだけでも赤字になる場合は、収入を増やすことを検討しましょう。残業を増やす、副業をする、夫婦共働きになるなど、さまざまな方法があるはずです。特に最近は副業が認められやすくなっていますし、在宅でできる仕事も増えているため、マイペースに収入を増やしやすい時代となっています。3.お金を借りる緊急性が高い場合や、将来まとまった入金予定がある場合には、借金でその場をしのぐ方法もあります。銀行カードローンや消費者金融キャッシングは、気軽に借金できる方法です。気軽な分だけ年率1%代~20.0%と高金利ですので、返済計画をしっかりと立てることが大切です。ちゃんと返せるという目途が立つ場合にのみ、臨時として活用しましょう。慢性的な借金になると生活苦に陥りますので注意が必要です。4.自己破産を含めた債務整理を検討するそれでも対処が難しい場合は債務整理を検討しましょう。債務整理は借金を軽くしてくれる任意整理、借金を大幅カット(5分の1程度)してくれる個人再生、資産を没収される代わりに借金を帳消しにしてくれる自己破産があります。弁護士や司法書士に相談し、状況に合わせた債務整理の方法を取りましょう。自己破産のリスクや影響自己破産をすると、99万円以上の預貯金や、住宅、車などの資産が没収されます。その代わり借金が帳消しとなる方法であるため、借金が大きい場合や資産を失っても良い場合に選択することとなります。借金苦に陥った連帯保証人にとって、自己破産はとてもありがたい制度ではありますが、一方で大きなリスクもあります。ここでは自己破産のリスクとして以下について紹介します。できない(就けない)職業がある家族に迷惑がかかるクレカやローンを申し込めない[adsense_middle]できない(就けない)職業がある自己破産をしてしまうと、職業に制限が付きます。たとえば警備員や古物商、生命保険募集人や、宅地建物取引士などに就くことができません。ほかにも弁護士や司法書士などの士業や、代理人、後見人など法律行為を行う人にも制限があります。職業は収入の蛇口である上、職業選択の自由が生活のクオリティーを高める役割もあるため、人生における大きな制限と成り得るのです。家族に迷惑がかかる自己破産すると家族に迷惑がかかる可能性があります。たとえば今まで住んでいた住宅を没収されれば、済むところが変わってしまいます。車を没収されれば移動が不便になったり、雨の日のお迎えも来てもらえなくなるでしょう。特に、連帯保証人になって主債務者の借金が焦げ付いた場合、迷惑をかけられた側の生活は悲しいものがあります。自分が作った借金でもないのに、自分の家族が悲しく不便な思いをするのです。連帯保証人になる際には、万一のことを想定した上で引き受けなければなりません。クレカやローンを申し込めない自己破産をすると約10年ほどは金融取引に制限が生じます。具体的には各種ローンが組めなくなったり、クレジットカードが作れなくなります。ローンが組めないということは今後のライフスタイルの質が下がる可能性が出てきます。たとえば住宅購入を諦めざるを得なくなったり、携帯電話の本体を一括で購入しなくてはならないなど、大きなところから小さなところまで影響します。クレジットカードが作れなければ、お得なカードポイントや優待特典が得られませんし、クレカ付帯のETCカードも使えません。金融取引は信用で成り立っており、自己破産はその信用を失墜させる側面もあるのです。連帯保証人の自己破産に関するまとめ連帯保証人も自己破産ができます。しかし、自己破産をする前に、収入を増やすことや支出を減らすこと、借金をするなどの金策を講じましょう。それでもどうしようもなければ自己破産を含めた債務整理を検討しましょう。自己破産は借金が帳消しになる方法ですが、資産を没収されるほか、就けない職業があるなどのリスクがあります。あらかじめリスクを把握した上で検討する必要があります。
2020年01月29日今回は老後破綻という事をテーマに解説していきます。メディア等でたまに聞く言葉で、高齢者による破産が増えていっていますが、どんな実態なんでしょう。もし自分が老後を迎えた時に貧困な生活を送っている事は考えたくないですが、今頑張っておかなければ、家賃や生活費が払えないかもしれません。今の話題を自分に置き換えてみて考えて頂きたいテーマです。年金生活者の実態は?内閣府発表の資料ですが、調査は総務省が行っています。60歳以上の貯蓄の割合をグラフにしたもので、平均額は2,396万円となっているようです。4,000万円以上の貯蓄を持っている割合も高く、資料を拝見すると老後破産ってあり得るのか?と疑ってしまいますね。十分な老後資金があっても破産する事は考えられるここまでは必要な平均的な支出、収入、貯蓄に関して解説してきました。現在の高齢者の実態がイメージできたのではないかと思います。先程の解説にもありましたが、4,000万円以上もの資産を保有している割合は非常に高く、返って余裕のある生活が出来ると考えられますよね。しかし、実際に老後破綻する方の中には高額な資産を持っている方も含まれていたりします。次にその事例をご紹介していきたいと思います。[adsense_middle]現実に起こった実例:Aさんの話ここからは実際に起きた事例を元にお話しします。もしも皆さんがこの方達の立場だったらどうしますか?読みながら考えてみてください。Aさんは大手の会社に勤続し、60歳で定年を迎えました。退職金も1,000万円ほどあり、子供もみんな結婚し巣立っていきました。定年後にご夫婦で生活をするにあたって、新居を現金で購入する事にしました。立地は良く、スーパーや病院も近いので年を重ねても問題無いと判断したようです。程なくして、Aさんの奥さんが認知症を発症し、自宅での介護が始まりました。しかし、一人で介護するとなると大変です。そこで、老人ホームを検討しましたが、費用の安い施設は順番待ちの状態となっており、いつ入所できるか分かりません。同時にAさんも通院が必要な病気になり、待つことに限界が近づいてきました。子供に相談しようにも他県へ移っており、孫も小学校、中学校と転校したくない様子。家族の支援を諦め、高額な介護付きマンションへの入居を決断しました。入居するにあたり一時金で2,000万以上の費用負担が発生。これまで住んでいたマンションを売却するも思っていた以上に低い価格で売れ、蓄えと合算して何とか入居する事ができましたが、この時点で貯蓄は底をつきました。奥様の体調は日々進行する一方で、生活にかかる費用だけでも月に20万円ほどかかると。とくにおむつ代等消耗品費がかさみ、予想していた資金繰りがうまくいかない事に気づきました。この段階で誰かに相談でもしていれば良かったのですが、子供を頼れないAさんは遂に消費者金融から軽い気持ちでお金を借りる事になります。気づけば借り続け借金は膨れ、返済出来ずに破産宣告といった事例です。破産の原因破産するまでの経緯ですが、少し辛口な解説になります。これまでの生活が続くと思い込んで、60歳以降の健康不良を考えて無かった点は少々甘い様に思います。確かに結果論ですので、仕方ないと思う事もあるでしょう。しかし、お金が手元に多く残っているとこれ位大丈夫だろうと、つい自分に甘くなるのが人間です。想定が甘くなった原因でもあります。子供などの近親者を頼る事が出来なかった事も原因の一つでしょう。現在は核家族化が進み、老々介護という言葉があるくらいです。そして最後にキャッシングをしてしまった事です。私もかつては金融機関に勤務していました。その時に借りる方を数多く見てきました。一度借りると、10万円でも返済は大変なんです。そして借りる癖がついてしまい、「借りれば凌げる」という思考になってきます。この思考って物凄く大変で、我慢する事などで抑制しますが、脳内の事ですので、ついつい甘くなってしまうんです。その結果借金が膨らみ返済不能に陥ってしまったという事です。現実に起こった実例:Bさんの話Bさんは自営業を継ぐ2代目として家業を切り盛りしていました。次に継ぐ方もいない為、自分の代で終わるだろうと考えていました。また自宅も代々住んできた自宅で、ご両親と同居していましたが、ご両親は他界。お墓などを守る事で供養を続ける律儀な性格のBさんです。子供も巣立ちましたが、ある日、子供が離婚し帰省する事に。子供は親権も相手方に取られ、住宅なども渡す格好で帰ってくる事になりました。子供も離婚がショックなのかふさぎ込んでしまい、結果引きこもりの生活を送る事になりました。こうなると子供の生活費の面倒まで見なければなりません。しかし、高齢のBさんは体に異変を感じており、商売をそろそろ辞めようと考えていた矢先の事です。遂にBさんの体も限界に達し、入院する事になりました。幸いにして命に別状はありませんが、もう仕事が出来る体ではありません。これまで自営業としてやってきたので、国民年金だけでの生活になり、日々の生活費は限られ、節約に節約を重ねる日々になったそうです。住宅も傷んでおり、改修も出来ず、子供の復調の様子も無く、毎日が辛い日々になったそうです。Bさんの原因Bさんの場合蓄えを十分に出来なかった事、子供の帰省が重なってしまった事が原因です。商売という事ですので、退職時期は自分で決められます。しかし、体調を崩してしまったので、収入源である商売は行う事が出来ず、という事が原因でしょう。この時、キャッシングにまでは手を出す事はありませんでしたが、固定資産税の支払い、お墓の維持費等の負担がかさんでいたそうです。加えて医療費等も発生するので、一気に目の前が暗くなったと仰っていました。AさんBさんとお二人の事例をお話しましたが、皆さんならどうしますか?とはいえ、事が起きてからの対策と事が起きる前の対策とでは違ってきますね。老後破綻しないための対策は?では老後破産しない為に何をするべきなのか解説します。対策のお話をする前に、こんな方が破産し易いですという解説を挟みます。[adsense_middle]破産しやすい方は次の様な方どんぶり勘定な方借り癖のある方健康に気を付けていない方貯蓄出来ない方物事を自分で解決しようとする方上記のような方は老後破綻し易いかもしれませんので注意しておきましょう。それぞれの理由を解説しますと、どんぶり勘定は論外でしょう。沢山お金を持っている場合は勘定が緩くなってしまうので、シビアになるべきです。借金などの借り癖のある方は癖を治すのは非常に大変です。健康に気を付けていない方も注意が必要です。病気は選ぶ事は出来ません。そして、いつどんな病気になるか分かりません。風邪の様に2~3日で治れば良いですが、毎日、毎月の通院が必要な病気であれば医療費が膨れるでしょう。予防出来る事はしっかりと予防したいですね。貯蓄できていない方はまず家計から見直しましょう。無駄な費用を削りしっかりと貯蓄出来る体力を作る事が先決です。最後に物事を自分で解決しようとする方は、誰にも相談できない性格かもしれません。相談する事で解決出来る事だって沢山ありますので、抱え込まない様にしてもらいたいです。老後への対策最後に老後への対策となりますが、やはりお金を準備する事が大きな要素である事は間違いありません。お金には魔力もあり、魅力もあります。使う人によってはいい方向へ向かったり、最悪な結果を生むこともあります。まずはお金を貯めるに当たって、しっかりと計画を立てる事は重要ですし、使う際にも計画は必要です。おすすめの貯め方としては今の時代であれば投資信託を活用する事でしょう。もちろんその他に預金や、保険でリスクを分散させる事も大事です。なぜ投資信託がおすすめなのか次に理由を解説します。投資信託の特徴投資信託は一言で言えばほったらかしで良い積立のようなものです。運用商品ですが、運用はプロが行ってくれます。毎日の株価や円相場を気にする必要が無いのもおすすめの理由の一つです。また50代の方でも始める事は可能です。時間を要する商品ですが、長期に渡って運用する事が出来れば、結果は必ずついてくるでしょう。利回りも平均すると最低でも2%~、高い利回りだと8%前後もあり得ます。金利の力を借りてお金に働いてもらう事で、毎月の積立負担を軽減できると共に複利の効果で増やせる力があるからです。老後破綻に関するまとめ今回は老後破綻をテーマに解説しましたが、破産する方は、予期せぬ出来事やどんぶり勘定が原因の場合が多く見受けられます。回避するためには、しっかりとお金の使い道を考えておく事、しっかりとお金の準備をしておく事は非常に重要です。この記事を通じて老後に備える方が1人でも増えれば幸いです。
2020年01月28日保証人になって欲しいと頼まれた場合には、それが単なる保証人なのか連帯保証人なのかによって事情が異なります。連帯保証人は保証人よりも責任が重いため、安易に引き受けると自分が借金地獄となってしまう可能性があります。この記事では、保証人と連帯保証人の違いについて解説した上で、連帯保証人を依頼された時の注意点を紹介します。返済請求前に知りたい!保証人と連帯保証人の3つの違い保証人と連帯保証人の違いを知らず、連帯保証人になってしまった場合、主権者の借金が焦げ付くと自分が借金地獄に陥ります。返済請求をされてから慌てても時すでに遅しですので、連帯保証人を引き受ける前にその違いを知っておきましょう。保証人と連帯保証人の違いは以下の3つがあります。催告の抗弁権の違い検索の抗弁権の違い分別の利益の違いそれぞれの内容を具体的に見て行きましょう。1.催告の抗弁権の違い債権者が保証人であるあなたに「お金を返してください」と言ってきたとします。その時、借りた本人ではなく、まずあなたに「返してください」と言っているとするならば、違和感がありますよね。先に保証人に請求するのではなく、借りた本人に請求して欲しいと思うのが自然なことでしょう。その際に「まず本人に請求して下さい」という権利が、「催告の抗弁権」です。保証人には「催告の抗弁権」がありますので、もしこんなケースがあれば主張しましょう。しかし、連帯保証人には「催告の抗弁権」はありません。本人に振ることなく、あなたが求められた通りに返済しなければならないのです。2.検索の抗弁権の違い債権者が保証人であるあなたに「お金を返してください」と催告してきた時に、実は借りた本人は十分返せるお金を持っていたとします。一般的な感覚だと、「本人が返せますので本人に請求してください」と言うはずです。借りた本人が返せるのに借りていない自分が保証人だからという理由で肩代わりするのは違和感があるでしょうから、当然の判断かと思います。このことを「検索の抗弁権」と言います。しかし、保証人には「検索の抗弁権」はありますが、連帯保証人には「検索の抗弁権」がありません。催告されたら拒否ができないのです。3.分別の利益の違い保証人は1人とは限りません。場合によっては複数の保証人が存在する借金もあります。もしも借りた本人の借金が焦げ付いた場合、その借金を複数の保証人に分割して返済することができます。これを「分別の利益」と言います。複数の保証人で分割して返済した方が1人あたりの負担は軽くなりますので、保証人にとってはありがたい権利でしょう。しかし、連帯保証人の場合には「分別の利益」もありませんので、1人で返済しなくてはなりません。民法上主権者と同等の支払い義務がある保証人と連帯保証人は責任の重さが異なり、連帯保証人は主権者と同等のレベルだと言えます。つまり、連帯保証人になる際には相当の覚悟が必要ということになります。ここでは、以下の内容について紹介します。連帯保証人になる意味自分の借金という意識が必要安易に引き受けてはならない連帯保証人になる意味連帯保証人になるということは、自分が不利益を被る可能性があるということです。連帯保証人になるケースは、身内や友人などの近しい人、信頼ができる人のケースが多いため、「まぁ大丈夫だろう」と思ってしまうこともあります。しかし、借りた本人が本当にちゃんと返せるという保証はありません。結果的に「騙された」「裏切られた」という結果となり、信頼関係自体が壊れてしまうこともあり得るのです。自分の借金という意識が必要連帯保証人は、先述した「催告の抗弁権」「検索の抗弁権の違い」「分別の利益の違い」の3つがありませんので、借りた人と同じ責任がのしかかることになります。つまり、連帯保証人を頼まれたということは、自分が同じ借金をするのだという意識が必要となります。債務者が返済中も、ちゃんと滞りなく返済できているのか、時折様子をチェックしておかなければ、ある日突然寝耳に水の催告が来る可能性があるのです。安易に引き受けてはならないここまでの内容を知れば、安易に引き受ける人はいないかと思いますが、それでも「安易に引き受けてはならない」と強調しておきたいです。世の中には連帯保証人になってしまったばっかりに、借金苦に陥ってしまった人も多いのです。善意で行った行為のために、自分や自分の家族の生活を壊してしまい、将来設計ができなくなるケースも珍しくありません。連帯保証人を依頼された時には、慎重すぎるくらいしっかりと検討しましょう。連帯保証人になる際のチェックポイント連帯保証人は基本的に断った方が無難ですが、大切な身内や友人などから切に頼まれた場合、無下に断れないケースもあるでしょう。そのような時には以下の内容をチェックしてから判断しましょう。本人の信頼性返済計画は潤沢か複数社から借入がないか焦げ付いてもやっていけるか[adsense_middle]本人の信頼性最初に重要なのは本人の信頼性です。人柄や生活スタイルなどをしっかりと把握した上で判断すると良いでしょう。自己管理ができずダラダラした生活をしている人や、時間や約束を守らない人、過去に任意整理や自己破産などの債務整理をしている場合には要注意です。銀行ローンや消費者金融などでも、借入れ審査で本人の信用力をチェックしますので、社会的ステータスも含めて返せそうな人かをチェックしましょう。返済計画は潤沢か借金は返すアテがあるから成立します。返すアテは返済計画がどれくらい潤沢なのかで判断ができるでしょう。生活費に対して借金の割合が大きすぎる場合には、いずれどこかで焦げ付く可能性があります。また、あまりにも返済期間が長い場合にもハイリスクです。借金が高年齢まで続く場合には、失職による焦げ付きリスクも高くなりますので、額と期間を総合的に判断しましょう。複数社から借入がないか連帯保証人を頼まれた時点で、既に数種類の借金がある人も要注意です。借金は多ければ多いほど返済できなくなるリスクが高くなりますので、現在の借金事情をヒアリングしておきましょう。銀行ローンや消費者金融ローン、クレジットカード審査などでも、多重債務者は敬遠されがちです。場合によっては聞きづらいことかも知れませんが、把握してくことは大切です。焦げ付いてもやっていけるか万が一本人が借金を返せなくなり、あなたが借金を被ることになっても、この先やっていけるかどうかも検証しましょう。連帯保証人になるということは、債務者本人と同じリスクを被る訳ですから、最初にリスクマネジメントをしておく必要があるのです。全ての借金を被った場合の返済計画を立てておけば、いざという時にも安心です。成り立たない場合はハッキリとお断りしましょう。保証人と連帯保証人の違いに関するまとめ保証人の連帯保証人には「催告の抗弁権の違い」「検索の抗弁権の違い」「分別の利益の違い」の3つの違いがあり、連帯保証人は主権者と同等の支払い義務があります。そのため、保証人よりも遥かに責任が重いです。連帯保証人になってしまったばっかりに、自分と家族の生活を犠牲にするケースもあり得るのです。連帯保証人を頼まれた場合には、「本人の信頼性」や「返済計画が潤沢か」「複数社から借入がないか」など、本人に関する情報をチェックし、安易に引き受けないように気を付けましょう。
2020年01月26日奨学金を払えず、自己破産したら一体どうなるのでしょうか?自己破産は借金が帳消しとなり、その後の生活を立て直しやすくなる方法ではありますが、一方でリスクもあります。この記事では自己破産の仕組みやその後のリスクを解説した上で、自己破産前に検討すべきことを紹介します。奨学金が払えないとどうなるの?日本学生支援機構(旧日本育英会)のIR資料(平成31年3月)によると、学生の2.7人に1人が同機構の奨学金を利用しています。つまり、多くの学生が社会人になってから、数百万円の返済をして行かなければならないのです。もしも最高利率の3.0%で奨学金を利用した場合、借金は1,000万円を超えることもあるため、返済が苦しくなる人がいることも用意に想像できます。自己破産者の客観的数は後述するとして、まずは奨学金が払えないとどうなるのか、以下内容を解説します。返済できないと督促が来る債権回収会社が回収する仕組み裁判所から一括返済が求められる返済できないと督促が来る奨学金の返済ができないと、日本学生支援機構から督促が来ます。借金の督促というと、嫌がらせをされたり、乱暴な取り立てのイメージがあるかも知れませんが、そのようなことはありません。借金の督促は文書や電話で行われます。借金の取り立ては法律でさまざまな規制がありますので、闇金を利用しない限り安全ではあります。しかし、遅延金として5%返済金が上乗せされますので、借金が増えてしまいます。その結果、より生活が厳しくなる可能性があるのです。債権回収会社が回収する仕組み遅延が3カ月以上続くと滞納となり、信用情報機関に金融事故情報が記録されてしまいます。信用情報機関には個人の金融取引が記録されており、事故記録が載るとさまざまな金融取引で不利となります。滞納が4カ月以上となると回収の専門である債権回収会社からの督促が始まります。これまでのような文書での督促だけでなく、訪問の可能性も出てきます。つまり、日本学生支援機構は一定期間を過ぎると、回収の専門会社に任せてしまうのです。裁判所から一括返済が求められるそれでも返済できなければ、一括返済を求められます。滞納9カ月が過ぎた頃がその目安となります。一括返済は裁判所から求められるため、逃げることはできません。給与の差し押さえなどがなされるケースもあります。元本だけでなく、利息や遅延損害金も含めて返済しなければなりませんので、返済負担が一気にのしかかることとなります。しかし、毎月の支払いすら返済できないのに、一括返済できる余裕はありませんよね?その結果、自己破産せざるを得なくなるという人が出てくるのです。奨学金により自己破産した人のその後奨学金が返せなくなって自己破産した場合、その後どのような影響が出るのでしょうか?奨学金による自己破産者の数も含めて以下の内容を解説します。奨学金による自己破産者は多い人的保証した場合は家族も自己破産の可能性あり自己破産の仕組みとデメリット自己破産のメリット奨学金による自己破産者は多い日本学生支援機構の奨学金利用者のうち、15,338人が自己破産しています(2012年~2016年)。内訳は以下のとおりです。日本学生支援機構は自己破産の直接原因は不明としていますが、各種メディアの報道によると低収入な奨学金利用者の自己破産が多く、毎月返済が迫られる奨学金との因果関係が透けて見えます。人的保証した場合は家族も自己破産の可能性あり奨学金には人的保証と機関保証があります。もしも、機関保証を利用せず、人的保証をしている場合には、自己破産が連鎖してしまう可能性があります。本人が自己破産をした場合、連帯保証人の親が返済を迫られ、返せなければ親まで自己破産してしまうのです。人的保証と機関保証の違いとは人的保証は保証人を立てて借りる方法で、機関保証とは公益財団法人日本国際教育支援協会が連帯保証する制度です。機関保証を行うと連帯保証人も保証人も要らないというメリットがありますが、月額保証料が奨学金から差し引かれるため、受け取る奨学金が少なくなるというデメリットがあります。保証期間は貸与の開始から完済までで、保証料は1,300円~6,900円程度です。自己破産の仕組みとデメリット自己破産とは債務整理の方法の1つで、財産を没収される代わりに借金が帳消しになります。もしも自己破産をした場合にはどのような影響が出るのでしょうか?デメリットから紹介します。信用情報ブラックで不自由な生活自己破産をすると信用情報ブラックとなるため、一定期間不自由な生活を強いられます。自己破産が終了後10年程度はローンを組むことができなくなりますし、クレジットカードを発行することもできません。これらの利用ができなければ、ライフプランを立てにくくなったり、金策がしづらくなってしまいます。また、スマートフォンの本体代分割やETCカードの利用もできなくなりますので、生活の利便性が低下します。10年経過後も信用情報が真っ白な状態となりますので、金融取引の審査では不利となるでしょう。財産が没収される自己破産をすると財産を没収されます。具体的には住宅などの不動産や車など、20万円以上の資産は没収されます。また、99万円以上の現金も没収されるほか、20万円を超えている口座の現金も没収されます。財産がない人の場合には、自己破産をした方が良いケースも多いのですが、財産がある場合には大きなデメリットとなるでしょう。特に持ち家に住んでいる人の場合、住居を探さなければならないことから自己破産をためらうケースもあるようです。弁護士費用がかかる自己破産の手続きを自分でするのはハードルが高いため、弁護士などの専門家に相談することとなります。しかし、弁護士に依頼すると着手金が20万円~30万円程度、成功報酬が20万円~30万円程度、合計40万円~60万円ほどの費用がかかります。お金がなくて自己破産するのに、多額の費用が必要であることを疑問に思うかも知れませんが、基本的に分割払いなどに応じてくれるため、計画的な返済が可能です。いずれにせよ、一定の費用が必要であるというデメリットがあります。就けない職業がある手続きが終わるまでは就けない職業があります。たとえば弁護士や税理士などの士業、公務員の委員長や委員、商工会議所や信用金庫などの団体企業の役員は就くことができません。また、貸金業者の登録者や生命保険募集人など一定の業種も就けません。職業に制限がかかることは自己破産の大きなデメリットといえるでしょう。自己破産のメリット一方で、自己破産には借金が帳消しになることや、督促・強制執行されなくなるなどのメリットもあります。これまで借金返済に苦しんでいた人には有難いはずです。自己破産のメリットについて見て行きましょう。借金が帳消しになる借金が帳消しになることで、今まで背負って来たお金の悩みから一気に開放されることになります。これまで借金の返済に追われていたからこそ、生活が苦しかったけれど、借金がなくなれば支障なく生活ができるという人は多いでしょう。自己破産をすることによって生活再建、自立がしやすくなるのです。督促や強制執行されなくなる自己破産をすると督促が止まります。返済したくてもできない人にとって、督促は精神的な負い目となります。督促が止まることでその負担がなくなります。また、強制執行をされる心配もありません。たとえば給料の差し押さえなどをされてしまうと、会社に借金苦が明るみになってしまいますが、その心配も必要がなくなります。自己破産の前に活用すべき方法奨学金が返せない場合に、自己破産は1つの手段ではありますが、先述のリスクも付いて回ります。そこで、より低リスクな方法を検討してみましょう。ここではおすすめのやり方として以下を紹介します。返還免除制度減額返還制度返還期限猶予制度任意整理や個人再生の利用[adsense_middle]返還免除制度もしも大学院在学中に優れた成績をあげていたり、教育研究職に就いた場合には、返済を免除してもらえる可能性があります。いずれも第一種奨学金の場合が前提となります。ちなみに、心身障害による労働能力喪失や、死亡障害で返済能力がなくなった場合にも返済免除となります。減額返還制度返済金額を半分にしてもらえる制度もあります。給与所得者の場合は税込年収が325万円以下の場合、給与所得者以外の場合は年間取得金額225万円以下の場合(必要経費控除後)が条件となります。ただし、返済期間は倍となりますので、期間を延ばすことで月々の負担を軽くするという方法です。返還期限猶予制度返還期限猶予制度というのもあります。これは、返済を一時的に猶予してもらう方法です。1回の利用で12カ月まで猶予可能で、繰り返すと最大10年間となります。利用条件は、給与所得者の場合は年収300万円以下(税込み)、給与所得者以外の場合は年間取得金額200万円以下(必要経費控除後)となっています。任意整理や個人再生の利用任意整理や個人再生の利用も1つの方法です。任意整理は将来利息などを帳消しにしてもらうことで借金の負担を軽くする方法です。個人再生は資産を失うことなく借金を5分の1程度まで軽減する方法です。自宅や車などの財産を保有しながら、借金の負担を軽くしたい場合には、これらの方法を取ると良いでしょう。利用条件の分かれ目借金額によって最適な方法は異なりますので、任意整理が良いのか個人再生が良いのか自己破産が良いのかは、弁護士などの専門家に相談することが原則となります。ただし、一般的に目安とされている内容がありますので紹介いたします。まず、借金額が年収の3分の1を超えている場合には任意整理を検討しましょう。借金額が100万円を超えているなら個人再生するのが一般的です。個人再生での返済負担がキャパオーバーとなっている場合や、安定収入がない場合は自己破産となります。奨学金が払えない場合の自己破産に関するまとめ奨学金が払えないと督促が来たり、強制執行が行われるなどのリスクがありますが、自己破産をすると、家族も連鎖して自己破産する可能性もあります。ただし、自己破産は借金が帳消しになるというメリットもありますので、奨学金が払えない場合の1つの手段となります。とはいえ、自己破産をする前に、返還免除制度やその他債務整理など活用すべき制度があります。ぜひ最適な方法で生活再建を行いましょう。
2019年12月20日複数社からの借り入れで借金苦に陥っている場合は、おまとめローンを活用しましょう。おまとめローンは借金の一元化ができ、返済負担が軽くなる方法です。この記事では、アコムおまとめローンについて、条件や注意点など詳しく解説します。アコムおまとめローンのスペック!限度額などの条件大手消費者金融のアコムは、複数社の借り入れがまとめられる「おまとめローン」 を提供しています。厳密には「貸金業法に基づく借換え専用ローン」という名称ですが、この記事では、一般的に馴染みのある「おまとめローン」という表現で解説していきます。まずはアコムおまとめローンの基本スペックを見て行きましょう。アコムおまとめローンの借り入れ限度額アコムおまとめローンの限度額は300万円です。新規申し込みの借り入れ限度額が800万円ですから、それと比べると物足りなさを感じるかもしれません。しかし、個人が無担保無保証人で300万円まで借りれるわけですから、ゆとりある限度額だと言えます。もちろん、申込者個別の限度額は審査結果によって異なります。返済期間は最長13年7か月、返済回数は1回~162回ですので、合わせて把握しておきましょう。アコムおまとめローンの金利手数料アコムおまとめローンの金利手数料は、実質年率7.7%~実質年率18.0%です。新規申し込みの場合は実質年率3.0%~実質年率18.0%となっていますが、借り入れ金額が低い程、金利は高くなるため、3.0%と7.7%の差は、限度額800万円と300万円の差によるものです。ただし、万一遅延をしてしまった場合には、実質年率20.0%の遅延損害金がかかりますので注意が必要です。アコムおまとめローンの申込条件アコムおまとめローンの申し込み料金としては、20歳以上という年齢条件とともに、安定した収入と返済能力が必要です。安定収入と返済能力がなければ、借金が焦げ付くリスクが極めて高くなるため、これら条件が前提となります。そのため、無職の人や専業主婦は借り入れできません。申込条件に関してはおまとめローン特有のものではなく、アコムの新規申し込みでも同じ条件となります。他社借入は一括返済が必要おまとめローンは他社借入を一元化するサービスですが、他社借入れを残したまま、おまとめローンの活用はできません。他社借入は全額を一括返済する必要があります。ちなみに、おまとめローンを利用した場合、他社からの追加融資はできないことが原則となります。アコムおまとめローンは総量規制の例外アコムおまとめローンは、総量規制の例外が適用となります。そのため、ゆとりある借り入れがしやすくなります。では、アコムおまとめローンと総量規制との関係について見ていきましょう。消費者金融の総量規制とは総量規制というのは、改正貸金業法に定められており、貸金業者は年収の3分の1を超える融資をしてはいけないというルールがあるのです。総量規制がなければ、貸金業者による過剰融資によって多重債務者が増えてしまいます。多重債務による借金苦で自殺者が増えたこともあり、総量規制によって過剰融資を防止しているのです。おまとめローンなら年収の3分の1以上も可能しかし、おまとめローンの場合は、総量規制の特例として年収の3分の1を超える金額でも借りられます。利用者が一方的に有利となる場合には、総量規制の対象外となるのです。利用者が一方的に有利になる場合とは、金利や返済額が下がる場合です。これにより、アルバイトやパートなど低年収者でも利用できる可能性が高くなります。銀行カードローンも総量規制対象外銀行カードローンも総量規制の対象外です。なぜなら銀行は貸金業法の範疇ではなく、銀行法の定めに従って運営しているからです。そのため銀行カードローンの場合には、年収の3分の1を超える借り入れが可能です。ただし、貸金業法改正前に、消費者金融が行った過剰融資と同じ状況であるとの批判が相次ぎ、自主規制する銀行が増えています。アコムおまとめローンの3大メリットアコムのおまとめローンを利用すると「金利が低くなる」「毎月の返済額が下がる」「返済日がまとまる」という3つのメリットがあります。それぞれのメリットについて具体的に解説します。[adsense_middle]1.金利が低くなるアコムおまとめローンを利用すると、金利が低くなりやすいです。上記で軽く触れた通り、消費者金融からの借り入れは借金額が高いほど金利が下がります。他社からバラバラに借り入れをしている場合、1社ごとの借り入れ額は低くなり、金利が高い傾向があるのです。しかし、バラバラの借金をまとめることで借入額が高くなり、金利を下げることが可能となります。具体例としては以下のとおりです。2.毎月の返済額が下がる借金の返済は元本と利息の合計を返済するため、金利が下がるということは返済額が下がるということです。返済額の合計はもちろんのこと、毎月の返済額も下がる可能性が高いので、借金の負担を軽減することができます。3.返済日がまとまる返済日がまとまるというメリットもあります。おまとめローンを利用する前は、借金している会社ごとの返済日に返さなければなりませんでした。返済日が複数あると、うっかりミスなどで返済遅延をお越し兼ねません。しかし、返済日がまとまると管理が楽になるため、遅延リスクも下がります。もちろん通常のアコムカードローンと同様に、ネットや店舗、コンビニATM、振替などで返済可能です。アコムおまとめローンのデメリットアコムおまとめローンはメリットばかりではありません。「新規申し込みより審査が厳しい」「限度額が低い」「他社より金利が高い」というデメリットもあります。おまとめローンに申し込んでから後悔しないために、あらかじめデメリットも把握しておきましょう。新規申し込みより審査が厳しいアコムおまとめローンは、新規でアコムのカードローンに申し込むよりも審査難易度が高いです。おまとめローンは他社借り入れ分を一元化するという特性上、借入れ金額が高い傾向があります。そのため、借金が焦げ付くリスク回避のため、しっかりと審査が行われます。消費者金融のカードローンやキャッシングは審査難易度が低いと言われていますが、同じ感覚で申し込むと、敢えなく落されてしまう場合があります。限度額が低い限度額が低いこともデメリットです。先述のとおり、アコムの新規申し込みでは最大800万円が限度額ですが、おまとめローンの場合は300万円が限度です。他社借入の合計が300万円以下であれば問題ありませんが、300万円を超えている場合にはまとめられません。他社より金利が高いアコムおまとめローンは、他社のおまとめローンよりも金利が高めに設定されています。そのため、他社おまとめローンを利用した方がお得となる可能性があります。ただし、金利が低いほど審査難易度が高くなるため、他社おまとめローンはより審査が厳しいと考えられます。他社おまとめローンの金利は以下のとおりです。アコムおまとめローンの申し込み方法アコムのおまとめローンの申し込みはとてもカンタンです。気軽に申し込み可能である上、迷わずに手続きを進められるでしょう。具体的な手順を紹介いたします。[adsense_middle]ステップ1:アコムに電話相談アコムおまとめローンに申し込みたい場合には、フリーコール(0120-07-1000)に電話しましょう。オペレーターが親切丁寧に対応してくれますので、安心して電話が可能です。電話をした際に、必要書類や事前手続の説明をしてくれますので、メモを用意して電話すると良いでしょう。ステップ2:店頭窓口や無人契約機に来店電話が終われば、必要書類を準備した上で、店頭窓口か無人契約機に行く必要があります。人と対面で手続きをしたい場合には店頭窓口へ、誰とも会わずに手続きをしたい場合は無人契約機に行きましょう。ちなみに、無人契約機の利用中はドアにロックがかかるため、他の人と鉢合わせせずプライバシーを守れます。必要書類を提出必要書類として運転免許証が求められますが、持っていない場合は個人番号カードでも構いません。これらがない場合には、健康保険証+(住民票か公共料金の領収書か納税証明書)の提示が求められます。また、収入証明書の提出が求められた場合には、源泉徴収票、確定申告書、税類通知書・所得(課税)証明書、給与明細書のいずれか1点が必要です。収入証明書は直近で発行されているものが必要となります。ステップ3:審査の上で融資必要書類の提出が終われば、審査が行われます。審査結果はその場で回答してくれますので急ぎの場合にも安心です。無事に審査通過となれば、そのまま契約に進みます。契約が完了するとそのまま融資となるため、即日融資対応となっています。他社への振込は原則アコムが行いますが、自分で清算となった場合には、他社を清算したことが分かる書類提出が求められます。アコムおまとめローンの注意点アコムおまとめローンを利用する場合には、「銀行カードローンは一元化できない」「審査落ちしやすいケースがある」「申し込み受付は電話のみ」など、いくつかの注意点があります。それぞれの内容を見ていきましょう。銀行カードローンは一元化できない他社借入が銀行カードローンである場合には、アコムおまとめローンで一元化はできません。他社借入の主体が銀行なのか消費者金融なのかを確認しましょう。クレジットカードのリボ払いをまとめたい人も多いようですが、クレジットカードのリボ払いも一元化できません。あくまでも、消費者金融からの借金をまとめるサービスだと考えておきましょう。こんな人は審査落ちしやすいアコムおまとめローンでは、申込者の社会的ステータスである「属性」をチェックした上で、個人の金融取引内容が記録されている「信用情報機関」への照会が行われます。しかし、これらの審査に落ちやすい人がいらっしゃいます。どのような人が審査落ちしやすいのか、把握しておきましょう。年収の半分以上の希望額希望額が年収の半分以上であれば、審査落ちの可能性が高いでしょう。おまとめローンが総量規制の対象外だからといって、借り入れ額が多すぎると審査落ちしてしまいます。属性や信用情報の実績が良かったとしても、年収の半分以上の希望は控えましょう。他者借り入れが5社以上他社借入が5社以上の場合も審査落ちしやすい人の特徴です。多重債務になると、借金が焦げ付くリスクが高くなります。そのため、金融業者は他社借入を嫌います。他社借入が多いほど審査で不利となりますが、その数が5社以上の場合には審査通過は厳しくなるでしょう。金融事故を起こした人過去に金融取引で事故を起こした場合にも、審査通過は難しくなります。信用情報に繰り返しの遅延や長期滞納の履歴があると、審査通過は困難です。日頃から健全な金融取引を心がけ、万一延滞をしそうな場合には事前に借り入れ元に相談しましょう。申し込み受付は電話のみ新規申し込みの場合には、インターネットや店頭・無人契約機から行うことができますが、アコムおまとめローンの申し込みは、電話受付のみとなっています。新規申し込みの時と同じ感覚で申し込もうとすると不便を感じるケースもありますので、あらかじめ想定しておく必要があります。アコムおまとめローンの条件(一括返済etc.)に関するまとめアコムおまとめローンは、他社借入れを一元化し、金利や返済額の負担を軽くできるサービスです。消費者金融に科せられている総量規制の例外であるため、年収の3分の1以上でも借りれます。しかし、他社借入は一括返済の必要があることや、銀行カードローンは一元化できないなど注意すべきことがありますので、事前に把握した上で利用しましょう。
2019年09月28日奨学金を払うことができずに自己破産にいたってしまう人が急増しており、累計1万人を超えていると言われています。労働者福祉中央協議会が2015年に行なった調査によると、奨学金借入額の平均は312万円とされており、500万円以上借りている学生も少なくありません。大学院まで行ってしまうと借りすぎてしまい、社会人になって返済に困窮する若者は決して少なくありません。「奨学金を払うのが厳しい。自己破産をするしかないのか」と思いつめている人もいるのではないでしょうか?しかし、奨学金をどのように借りたのかによって家族に迷惑がかかるかどうかが大きく異なります。それが、連帯保証人をつけたのか、機関保証を利用したのかということです。奨学金を借りた人が自己破産をするとどうなってしまうのでしょう?機関保証をつけた場合と連帯保証人を立てた場合それぞれのケースについて具体的に解説していきます。奨学金の機関保証と保証人制度とは?奨学金を借りる場合には、学生個人の名義だけで借りることはできません。奨学金は未成年の学生であっても本人名義で借りることができますが、経済力の乏しい学生単体へ融資をしてしまうと、奨学金を融資する日本学生支援機構のリスクが高くなってしまいます。そこで、奨学金を借りる時には機関保証か連帯保証人をつけるといういずれかの方法で、返済能力の乏しい学生に対する信用力を補完し、学生でもお金が借りられるようになっています。奨学金における機関保証と連帯保証人制度について詳しく解説していきます。機関保証とは機関保証とは、個人ではなく保証機関が奨学金の保証を行うことです。銀行カードローンなどにおける保証会社と同じ役割で、もしも債務者が奨学金を返済することができない場合には、保証機関が日本学生支援機関へ奨学金の残金を返済します。連帯保証人を立てる必要はありませんが、保証料を支払わなければなりません。連帯保証人を立てない代わりに日本国際教育支援協会が保証を行う後述しますが、奨学金の連帯保証人になるには一定の条件を満たす必要があります。この条件を満たすことができる人がいない場合や、家族や親戚などに迷惑をかけたくないという人は、連帯保証人を立てずに、日本国際教育支援協会という保証機関に奨学金の保証をしてもらうことができます。保証料が発生する奨学金の保証機関である日本国際教育支援協会は無料で保証を行なってくれるわけではありません。保証をしてもらうためには保証料を払う必要があります。例えば利息の発生する第2種奨学金を月額5万円で60ヶ月借りた場合には月額2,603円の保証料(2019年度)が発生します。連帯保証人制度とは連帯保証人制度とは、保証機関ではなく個人が奨学金の連帯保証人になる制度です。連帯保証人は債務者と同じ返済義務を負っているので、もしも返済できない場合には連帯保証人が奨学金を返済しなければなりません。保証機関を立てて保証料を支払う必要はありませんが、連帯保証人になった親には奨学金を返済できない場合に、債務者と同じリスクを背負う必要が生じてしまいます。連帯保証人には条件がある奨学金の連帯保証人には誰もがなれるわけではありません。奨学金の連帯保証人となる人は原則として奨学金を借りる学生の「父母」とされています。父母がない場合には以下の条件を満たしている人しか連帯保証人になることができません。1.学生本人が未成年者の場合は、その親権者(親権者がいない場合は未成年後見人)であること。2.学生本人が成年者の場合はその父母。父母がいない等の場合は、学生本人の兄弟姉妹・叔父・叔母などの4親等以内の親族であること。3.未成年者および学生でないこと。4.学生本人の配偶者(婚約者)でないこと。5.債務整理中でないこと。6.貸与終了時に学生本人が満45歳を超える場合、貸与終了時に60歳未満であること。基本的に奨学金の連帯保証人は親ですが、親がいない場合には4親等以内の親族であることが求められます。連帯保証人は借主が返済できない場合に返済義務を負う連帯保証人は借主と全く同じ返済義務を負っていますが、実務上は借主が返済できている間は連帯保証人に請求されることはありません。しかし、もしも返済が滞ってしまうと連帯保証人に請求が行われ、親などに大きな迷惑がかかってしまう可能性があることを理解しておきましょう。機関保証を利用した人が奨学金の返済ができないと機関保証を受けた人が奨学金の返済に遅れてしまうと、保証会社による代位弁済が行われ、信用情報はブラックになります。以後は保証機関である日本国際教育支援協会に返済を行なっていくことになります。[adsense_middle]保証機関による代位弁済で信用情報がブラックになる一般的に2ヶ月返済が滞ると、日本学生支援機関は保証機関へ代位弁済請求を行います。代位弁済請求とは、借主の代わりに保証会社に対して融資金の残金の返済を請求することです。代位弁済が行われた時点で信用情報はブラックとなってしまいます。信用情報がブラックになるとローンやクレジットカードの契約は不可能になってしまいます。保証機関に返済の義務が生じる代位弁済が行われると、保証機関が日本学生支援機構へ返済を行なってくれますが、これで借金がチャラになるわけではありません。債権は日本学生支援機構から保証機関へ移るので、代位弁済以降は保証機関である日本国際教育支援協会へ返済を行なっていく必要があります。代位弁済の記録は信用情報にブラックとして記録されますが、この情報は保証機関への支払いを完済してから5年間保存されます。したがって、完済までに10年かかってしまうと、合計15年間は信用情報はブラックのままです。なお、保証機関を利用した場合には連帯保証人がいるわけではないので、親などに請求が行われることはありません。連帯保証人を立てた人が奨学金の返済ができないと連帯保証人を立てた人が奨学金を返さないと、連帯保証人に対して請求が行われることになります。5万円や10万円程度の金額であれば、親なら立て替えてくれるかもしれませんが、100万円を超えるような金額の請求が行われると、親も返済ができずに自己破産にいたってしまうケースも実在します。連帯保証人に請求が行われる前述したように、借主が返済に遅れると連帯保証人に請求が行われ、借主も連帯保証人も長期間返済をしないと、奨学金の残金の一括返済請求が行われ、連帯保証人になっている親の財産が差し押さえられてしまう可能性があります。連帯保証人を立てて奨学金を借りた人は、返済に遅れると自分を飛び越えて親に請求が行われてしまうことがあるので、返済は責任をもって行う必要があるのです。機関保証を受けた人が自己破産すると「奨学金で一家全員自己破産」などと言う言葉を聞いたことがある人も多いかもしれません。しかし、機関保証を受けた人が奨学金を払えずに自己破産をしても家族にまで迷惑がかかることはあり得ません。機関保証においては、保証会社が保証をしているので、「本人と日本学生支援機構」「本人と保証機関」の関係しかありませんので、家族にまで迷惑がかかってしまうことはありません。保証機関が奨学金を返済する自己破産をする前は、弁護士などから債権者全員に受任通知という通知を送付します。この通知を受け取った時点で、日本学生支援機構は保証機関へ代位弁済請求を行いますので、日本学生支援機構から保証機関へ債権は移ります。保証機関への返済義務は消滅する自己破産が裁判所から認められれば奨学金も免責になるので、保証機関への返済義務は消滅し奨学金の支払いから逃れることができます。やはり、保証機関の保証を受けて奨学金を借りた場合には、自己破産をしたとしても家族に迷惑がかかることはありません。連帯保証人を立てた人が自己破産をすると奨学金借入時に連帯保証人を立てた人が自己破産をすると家族にまで大きな迷惑がかかってしまうということに十分に注意が必要になります。自己破産をすると、本人の債務は免責されるかもしれませんが、連帯保証人に対しては請求が行われることになります。これが「奨学金の返済不能で一家全員自己破産」になってしまう最大のリスクです。連帯保証人を立てた人が自己破産をした場合にはどのような流れで家族に迷惑がかかってしまうのか、詳しく見ていきましょう。[adsense_middle]親などの連帯保証人に請求が行われる自己破産をすると、本人の奨学金は免責になりますが、親の連帯保証人としての義務は残ります。そこで、日本学生支援機構は連帯保証人である親に対して一括返済請求を行います。自己破産して借金から逃げることができるのは債務者本人だけで、連帯保証人には債務の返済請求が行われるということは十分に理解しておきましょう。親が返済できないと家族で自己破産になることも債務者の自己破産後に連帯保証人である親に請求が行った時、親にも返済能力がなければ、親も自己破産するしかない事態に陥ってしまう可能性は十分にあります。これが「奨学金の返済ができずに一家全員自己破産」となってしまうケースです。奨学金だけではないですが、連帯保証人を立てた借金を抱えたまま自己破産をすると連帯保証人への迷惑は避けられないということはよく覚えておくようにしてください。借金総額を減らす方法は自己破産だけではない自己破産は数ある借金整理の方法である債務整理の中の1つにすぎません。奨学金を返済することができない理由は様々で、もしかしたら他の借金を抱えて返済に追われている人もいるかもしれません。このような場合には債務整理によって他の借金を減額すれば奨学金の支払いができるようになる可能性があります。状況に合わせてどの方法が最適なのか、連帯保証人に迷惑をかけないのはどの方法なのか、ということについてはプロと相談した方がよいでしょう。奨学金は個人再生の対象になるが・・・個人再生とは住宅などの財産を残したまま借金を原則3年以内に返済できるように減額させる方法です。奨学金は個人再生の対象になるので、個人再生が裁判所に認められれば奨学金を減額させることも可能です。しかし、連帯保証人を立てて奨学金を借りている人は、やはり連帯保証人への迷惑を避けて通ることはできません。連帯保証人の保証債務まで減額されるわけではない個人再生によって奨学金を減額させることができたとしても、連帯保証人の支払い義務まで減額されるわけではありません。例えば500万円の奨学金が100万円に減額されたとしても、連帯保証人には500万円の借金を保証する義務が残ってしまうのです。後悔しないためにはまずはプロに相談を!このように、連帯保証人を立てて奨学金を借りた場合には、自己破産にせよ個人再生にせよ連帯保証人への迷惑を避けることはできません。ただし、他に借金があるのであれば、その借金を整理すれば奨学金を期日通りに返済して行くことができるかもしれません。いずれにせよ、数ある債務整理の方法の中からどの方法を選択すれば連帯保証人に迷惑をかけずに奨学金の支払いができるのかということは、借金の状況や本人の収入の状況によって様々です。そこで、いきなり自己破産という選択をせずに、まずは相談料無料のプロへ相談してみるとよいでしょう。まとめ連帯保証人を立てて奨学金を借りてしまうと、自己破産をしても連帯保証人である家族に請求が行われてしまい、一家全員で自己破産になってしまうケースもあります。奨学金は借りる時に本当に返済することができるかどうかということまでよく考えてから借りないと、返済が始まってから大変になってしまいます。連帯保証人を立てて奨学金を借りると、本人は自己破産や個人再生などで奨学金の返済から逃れることができたとしても連帯保証人は保証義務から逃れることはできません。奨学金以外の借金の返済で困っているのであれば、債務整理を行えば借金が減額できる可能性もあるので、まずは一度プロの法律事務所へ相談してみるのがよいでしょう。
2019年08月17日「過払い金請求をすればお金が戻ってくる!」と聞くと、「それならば手続きしたい!」と思う人も少なくないでしょう。過払い金請求をするなら、弁護士に依頼するのが一般的です。過払い金が戻ってくるのは嬉しいものですが、過払い金請求してもデメリットはないのかが気になると思います。本記事では、過払い金請求を弁護士に相談する前に確認しておきたいデメリットについてまとめていますので、参考にしてください。過払い金請求のメリットはお金が戻ってくること!消費者金融などで借金したら、業者に支払う手数料として利息を払わなければなりません。ただし、利息には法律上の上限があり、上限を超えて払った場合には超過分が戻ってきます。過払い金は消費者金融などに返還を請求できる過去に消費者金融などを利用したことがある人なら、過払い金が発生していることがあります。過払い金とは、借金返済時に払いすぎた利息のことです。借金の利息には利息制限法で上限が決まっていますから、これを超えて支払った分は返還請求できます。過払い金を返してもらいたい場合には、お金を借りた消費者金融などに対し、過払い金返還請求(過払い金請求)をする必要があります。利息制限法で定められている金利の上限利息制限法で定められている上限金利(制限利率)は、借金の元本の額によって異なり、次のようになります。元本が10万円未満の場合:年20%元本が10万円以上100万円未満の場合:年18%元本が100万円以上の場合:年15%既に完済している借金でも過払い金請求が可能貸金業者との取引開始が2007年頃よりも前なら、利息制限法の上限を超える金利(グレーゾーン金利)が設定されていて、過払い金が発生していることがあります。既に借金を完済している場合でも、時効になっていなければ過払い金請求が可能です。グレーゾーン金利が廃止されたのはいつ?貸金業者が徴収する利息については、以前は利息制限法の上限を超えても出資法の上限までは刑事罰がありませんでした。さらに、「みなし弁済」という方法を使うことで、利息制限法を超えて払った利息も有効として扱われていたのです。2006年に利息制限法を超過した分の利息は無効という最高裁判決が出され、グレーゾーン金利を禁止する形に貸金業法が改正されることになりました。改正貸金業法の施行は2010年ですが、大部分の貸金業者は2007年頃にグレーゾーン金利を廃止していいます。過払い金が発生している借金の種類過払い金が発生している借金は、消費者金融からの借入に限りません。クレジットカードでキャッシングした場合でも、過払い金が発生していることがあります。クレジットカードをショッピングに利用した場合には、借入ではないので、過払い金は発生しません。また、銀行カードローンでは以前からグレーゾーン金利は設定されていなかったので、過払い金も発生していないことになります。過払い金が発生しているかどうかはどのようにしたらわかる?借入したときの金利が利息制限法の制限利率を超えている場合、そのまま借金を完済していれば、過払い金が発生している可能性が高いと言えます。貸金業者に取引履歴の開示請求をすれば、契約日、約定利率、借入日、借入額、返済日、返済額がわかるので、過払い金があるかどうかを調べられます。[adsense_middle]過払い金の返金交渉は弁護士に依頼しよう!過払い金請求は、自分で手続きすることもできますが、弁護士等に依頼するのが一般的です。弁護士等に過払い金返金交渉をしてもらった方が、過払い金が多くなる可能性があります。過払い金請求しても全額返金されるわけではない過払い金請求をするときには、貸金業者との取引履歴を取り寄せて過払い金額を確定させた上で、過払い金の全額を返還請求します。しかし、請求後、すぐに全額を返金してもらえることはほとんどありません。貸金業者側も、請求があった過払い金のすべてについて返還に応じていれば、会社の経営が成り立たなくなってしまうからです。どれくらいの過払い金が戻ってくるかという過払い金の返還率は、貸金業者によって違います。また、交渉の仕方によっても、過払い金の返還率は変わってきます。貸金業者との交渉はプロに任せるのが安心貸金業者を相手に自分で過払い金請求をしても、足元を見られてしまいますから、全額を返してもらうのは困難でしょう。一方、弁護士に代理人となってもらい貸金業者と交渉してもらえば、返還率は上がることが多くなります。弁護士は交渉事のプロですから、法的な根拠にもとづき、貸金業者と交渉します。貸金業者側も、弁護士が出てくると、あまり強くは出られません。裁判を起こされてしまうと、余計な費用負担が発生することも懸念しますから、交渉に応じる可能性が高くなるのです。過払い金請求を依頼する弁護士の選び方弁護士には、それぞれ得意分野があります。過払い金請求を成功させたいなら、あらかじめ事務所の評判を確認し、債務整理や過払い金請求など借金問題の実績がたくさんある弁護士を選ぶのがおすすめです。貸金業者と過払い金の返還について交渉する場合、その業者がどれくらい過払い金を返してくれるかを知っていれば、有利に交渉を進められます。過払い金請求をたくさん扱っている弁護士なら、各貸金業者の過払い金返還率を把握していますから、少ない金額で妥協することなく強気で交渉してくれます。過払い金請求のデメリットも知っておこう!過払い金請求でお金が戻ってくると、臨時収入のようで嬉しいはずです。ただし、過払い金請求にも以下のデメリットはありますから、事前にデメリットを把握した上で手続きしましょう。返済中ならブラックリストに載る弁護士費用がかかる同じ会社のカードが作れなくなる過去に借金していたのがバレることがある裁判になってしまうこともあるお金が戻ってくるまでに時間がかかる過払い金請求のデメリット1:返済中ならブラックリストに載る過払い金があるけれど、借金をまだ返済中ということもあると思います。借金返済中に過払い金請求をすると、信用情報にキズがつき、「ブラックリストに載った」と呼ばれる状態になります。ブラックリストに載れば、その後5年程度は新規でカードを作ったりローンを組んだりすることができません。ただし、残りの借金額よりも過払い金額の方が大きく、過払い金で借金を完済できる場合には、手続き完了後に信用情報は回復します。借金を完済後に過払い金請求する場合には、ブラックリストに載る心配はありません。ブラックリストとはブラックリストという名簿があるわけではなく、信用情報機関に事故情報が登録されることを「ブラックリストに載った」と言います。信用情報機関とは、個人の信用情報を管理しているところです。信用情報機関に加盟している貸金業者や金融機関は、保有している利用者のデータを信用情報機関に登録し、情報共有しています。現在日本には3つの信用情報機関(CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター)がありますが、貸金業者・金融機関は必ずどこかの信用情報機関に加盟しています。過払い金請求のデメリット2:弁護士費用がかかる過払い金請求をするときには、弁護士に依頼するのが通常です。弁護士に手続きを頼んだ場合には、弁護士費用がかかります。貸金業者から戻ってきた過払い金が全額自分のものになるわけではありません。ただし、自分で直接貸金業者と交渉するよりも、弁護士に頼んで交渉してもらった方が、返還額が増える可能性があります。過払い金請求の弁護士費用はどれくらい?弁護士に事件を依頼するときにかかる費用は、着手金と報酬金の大きく2つに分かれます。着手金は事件依頼時に必ず払わなければならないお金です。一方、報酬金は事件終了時に払う費用で、事件の成功の度合いによって金額が変わります。弁護士が債務整理や過払い金請求を受任する場合、報酬金については日本弁護士連合会(日弁連)で上限が設けられています。過払い金請求の成功報酬(過払い金報酬)の上限額は、次のとおりです。訴訟によらない場合回収額の20%訴訟による場合回収額の25%たとえば、弁護士に依頼して貸金業者と交渉してもらい過払い金50万円を回収した場合、弁護士に支払う過払い金報酬は最大で10万円となり、手元には少なくとも40万円(※実費等を差し引かれる場合あり)が戻ってきます。着手金については上限規制がないので事務所によって異なりますが、過払い金請求の場合には着手金無料のケースが多くなっています。過払い金請求は費用の持ち出しなしでもできることがある過払い金請求は着手金無料のケースが多いので、弁護士に依頼するときにお金を用意する必要がありません。また、戻ってきた過払い金は一旦弁護士の口座に振り込まれ、そこから報酬金を差し引きした額を返金してもらえるしくみになっています。つまり、過払い金請求では自分でお金を持ち出す必要がなく、返金を受けるだけということもあります。弁護士費用を準備しなくていいのは大きなメリットと言えるでしょう。[adsense_middle]過払い金請求のデメリット3:同じ会社のカードが作れなくなる借金完済後に過払い金請求する場合には、ブラックリストに載ることはないので、その後の借入には影響がありません。ただし、過払い金請求した会社のカードは、作れないことがあります。貸金業者にとって、過払い金請求するような顧客はあまり嬉しくない顧客ですから、取引を断られる可能性があるのです。過払い金請求をしても、貸金業者から直接嫌がらせを受けるようなことはありません。しかし、その会社のカードを作れないという点で不便が生じることがあります。過払い金請求のデメリット4:過去に借金していたのがバレることがある家族に内緒で借金していた場合には、過払い金請求することによって借金の事実がバレてしまうことがあります。自分で過払い金請求をすれば、貸金業者と直接連絡をとらなければなりません。自宅に電話がかかってきたり、文書が届いたりすれば、家族に気付かれることがあります。過払い金請求を弁護士に依頼した場合でも、弁護士事務所からの電話や郵便物で家族にバレる可能性はあります。家族に内緒にしたい場合には、連絡は携帯電話にしてもらい、郵便物を自宅に送らないように弁護士に頼んでおきましょう。過払い金請求のデメリット5:裁判になってしまうこともある過払い金請求では、裁判を起こさなければ納得がいく返還額が得られないことがあります。たとえば、取引している間に借金を一旦完済したことがあるようなケースでは、貸金業者側は完済前の過払い金の時効消滅を主張してくるでしょう。このような場合には、返金額を増やすための交渉が難しく、裁判をしなければ決着がつかないことがあります。交渉がスムーズに進めば問題ありませんが、裁判をしなければならなくなると、余計なコストや時間がかかってしまいます。過払い金請求のデメリット6:お金が戻ってくるまでに時間がかかる過払い金請求をしても、すぐにお金が戻ってくるわけではありません。手間をかけて手続きしても、お金が戻ってくるまでに何か月もかかってしまいます。過払い金請求をするときには、取引履歴を確認して過払い金額を調べ、過払い金請求書を作って貸金業者に送る必要があります。過払い金請求書を送っても全額をすぐに返金してもらえるわけではないので、妥協せず交渉しなければなりません。過払い金請求後、過払い金が返金されるまでは、4~8か月程度はかかります。もし裁判になると、過払い金の返金まで1年くらいかかることもあります。過払い金の振込までの時間をできるだけ短縮するには過払い金請求の手続きをするときには、事前に取引履歴を入手しておかなければなりません。取引履歴の開示請求は自分でもできますから、迷っているなら取引履歴だけでも先に取り寄せておきましょう。過払い金を早く返してもらいたいなら、裁判ではなく交渉で和解するのがいちばんです。過払い金の交渉で実績のある弁護士に依頼し、手続きしてもらいましょう。まとめ返済中の過払い金請求ではブラックリストに載るデメリットがありますが、完済後の過払い金請求では大きなデメリットはありません。弁護士に依頼すれば弁護士費用がかかってしまいますが、費用の持ち出しも不要ですから、比較的手続きしやすいはずです。過払い金請求には時効もありますから、手続きを検討しているなら早めに弁護士に相談するのがおすすめです。
2019年08月15日自己破産をすると、クレジットカードなどを一生作ることができないと考えている人も多いのではないでしょうか?確かに自己破産をすると、クレジットカードを作ることは非常に難しくなってしまいますが、一生作ることができないわけではありません。一定期間経過し、審査基準を満たしている人であればクレジットカードを作ることも可能です。自己破産後にクレジットカード審査に通過するためにはいくつかコツがあります。自己破産をするとどのくらいの期間クレジットカードを作ることができないのか、審査に通過するためのポイントなどについて解説していきます。自己破産をするとクレジットカードはどうなる?すでにクレジットカードを持っている人が自己破産をすると、今持っているクレジットカードはどうなってしまうのでしょうか?また、自己破産申請中はクレジットカードの利用は十分に注意しなければなりません。基本的には強制解約になる一般的には自己破産前にクレジットカードが強制解約になることがほとんどです。通常、自己破産は弁護士に依頼して行うので、自己破産前に弁護士からクレジットカード会社へ受任通知という書類が届きます。この書類を受け取ったカード会社はクレジットカードの利用を停止し、クレジットカードの契約は強制解約され、信用情報はブラックになります。利用は停止され貯めたポイントもなくなるクレジットカード会社に受任通知が届いたり自己破産をしたことが知られるとクレジットカードは停止され契約も解除されます。契約が解除されると、これまでどれだけコツコツとポイントを貯めていたとしてもそのポイントは無くなってしまいます。このため、自己破産をする前にポイントは使っておいた方が無難です。しかし、ポイント以外のクレジットカードの使用は厳禁です。この点については後述します。自己破産中にクレジットカードが使える場合カード会社が自己破産申請をしている人の契約を解除したり、利用を停止するかどうかはカード会社の判断です。また受任通知の送付漏れなどによってカード会社が自己破産をしたことを気づかずにカードの利用を止めないケースも可能性としてはあり、自己破産手続中にカードを利用できる可能性もあります。しかし、このような場合でもクレジットカードを使用してはいけません。自己破産の手続中にカードを使用してしまうと、場合によっては自己破産申請そのものが却下されてしまう可能性もあるためです。自己破産手続中にカードを使用するリスクについて解説していきます。絶対に使用してはいけない自己破産手続中に借入を行なったり、クレジットカードを使用することは厳禁です。自己破産をすると、債務は免責になり、これまでの借入金はチャラになります。つまりカードを使用しても、その後自己破産をすればクレジットカードの支払いをする必要はなくなります。自己破産手続中にカードを使用してしまうと、カード会社に損をさせる目的でクレジットカードを使用したと裁判所に判断されてしまい自己破産申請が却下されてしまう可能性があるのです。このため、いくら自己破産手続中にクレジットカードを使用することができたとしても、クレジットカードは絶対に使用しないようにしてください。自己破産後ならOK自己破産をして債務が免責になった後もカードを使用することができた場合には、自己破産後であれば使用しても問題はありません。自己破産後に使用した分に関しては免責にはならないので、カードを使用した分に関しては支払って行かなければなりません。つまり自己破産後であれば債権者が損をすることはないのです。しかし、一度自己破産をするとその後7年〜10年程度は再度の自己破産は認められませんので、クレジットカードの使用や新たな借金については十分に注意してください。クレジットカードが無いとどのような不都合が生じる?自己破産をするとクレジットカードはほぼ確実に解約され、その後も簡単にはクレジットカードを作ることができなくなってしまいます。クレジットカードを持つことができないと、これまでは当たり前のようにできたことができなくなってしまいます。クレジットカードがないとどのような不都合が生じるのか、具体的に解説していきます。[adsense_middle]ほぼ全てのオンライン決済ができない今は、インターネットでの買い物はクレジットカードが主流になっていますので、クレジットカードがない場合には手数料がかかる代引きや銀行振込しか利用することができません。また、NetflixやDAZNなどのオンラインコンテンツもクレジットカードがなければ著しく不便になってしまいます。この他ゲームの課金などもクレジットカードではできなくなってしまいますので、カードがあれば当たり前にできる日常生活が著しく不便になってしまいます。ETCカードを持てないクレジットカードを持つことができればETCカードを持つことはできません。高速を乗る時にETCを使うことができないので、料金の割引を受けることもできませんし、ETC専用のインターチェンジを利用することもできません。自己破産の記録は何年残る?自己破産をすると、官報という国から国民へのお知らせに個人情報が記載されます。CIC以外の個人信用情報機関は官報をチェックしていますので、自己破産をした情報を官報で見つけると、自社の個人信用情報に金融事故情報として自己破産をした旨が記録され、信用情報はブラックになります。このブラックの情報は信用情報期間によって保存期限が異なります。自己破産をするとどのくらいの期間、個人信用情報はブラックになってしまうのか見ていきましょう。CICとJICCは5年CICというのは主にクレジットカードの情報を集める個人信用情報機関です。また、JICCは主に消費者金融の情報を集める個人信用情報機関です。これらの信用情報機関はどのような情報であれ、5年までしか保管しません。また、CICは官報に記載されている情報を収集しないので、直接的に「自己破産」という金融事故情報を記録することはありません。KSCは10年KSCとは全国銀行協会の信用情報機関で、銀行や信用金庫や農協などが加盟しています。KSCは官報に記載される情報はしっかり集めており、自己破産と個人再生の官報記載情報は10年間保管しています。つまり、自己破産を行うと、銀行や信用金庫の審査では10年間信用情報ブラックという扱いになりますが、CICやJICCにしか加盟していない消費者金融やクレジットカード会社の審査では5年間しかブラックとしては扱われないことになるのです。信用情報がブラックだと審査に落ちてクレジットカードは作成できない自己破産などによって信用情報がブラックになってしまうと、審査にはまず通りません。また、自己破産以外にも以下のような金融事故を起こすと信用情報はブラックになってしまいます。個人再生任意整理長期延滞強制解約代位弁済前述したように、これらの情報は個人信用情報に5年間〜10年間保管されるので、この期間はクレジットカードを作ることはほぼ不可能と考えた方がよいでしょう。クレジットカード審査に当たってはどの信用情報機関に照会が行われ、何の情報が審査に問題になるのでしょうか?クレジットカード審査はCICほとんどのクレジットカード会社はCICにしか照会を行いません。CICは官報の情報を収集しないので直接自己破産の登録はしないと説明しましたが、自己破産をしてもCICでブラックにならないわけではありません。前述したように、自己破産をする前に弁護士がカード会社へ受任通知を送るとクレジットカードは強制解約になります。強制解約の情報についてCICは金融事故情報として登録しますので、自己破産という情報を記録していなくても信用情報はブラックになります。この状態でクレジットカードへの申し込みを行うと、申し込みを受けたカード会社はCICに照会を行い信用情報ブラックということを知りますので、クレジットカードの審査には通過することができないのです。自己破産後にクレジットカードを取得する方法このように、自己破産をすると、CICに何かしらの金融事故情報が記録されるので信用情報がブラックになってしまいます。ブラックの人はクレジットカードの審査に通過することはできませんが、どのくらいの期間が経過すればクレジットカードを再び作ることができるようになるのでしょうか?また、審査に通過するためにはいくつかポイントを抑える必要があります。次からは自己破産後に再びクレジットカードを作る方法を解説していきます。[adsense_middle]自己破産から何年後なら問題ないの?では、自己破産をしてから何年たてば「ブラック」という理由で審査に落とされてしまうことがなくなるのでしょうか?基本は5年自己破産をすると信用情報には長期延滞や強制解約などの金融事故情報がCICに記録されます。前述したように、クレジットカード審査ではCICに照会を行いますし、CICはどんな情報でも5年間しか保管しないので、基本的には自己破産から5年経過すればクレジットカード審査で照会を行うCICは過去の使用履歴などがクリアになり、少なくとも「信用情報ブラック」という理由で審査に落とされるようなことはないでしょう。金融事故情報が基本的に5年未満で消えることはないので、自己破産をしてから5年なのか4年なのかはしっかりと覚えておき、不安な場合にはCICに情報開示の手続きを行なうようにしてください。過去にトラブルを起こした会社では申し込まない信用情報から金融事故の情報が消えていたとしても、過去にトラブルがあった会社で申し込みを行なってしまうと、社内ブラックという理由で審査に落とされてしまうことがあります。過去に返済トラブルなどがあった顧客の情報は、信用情報とは別の社内情報としてカード会社は残すものです。社内に過去のトラブル情報がある人に対してわざわざ改めてカードを発行するようなことはしませんので、これまで取引をしたことがない会社へ新たにカードの申し込みを行うようにしてください。自己破産後でも審査に通るカードの作り方自己破産から5年間経過すればCICの金融事故情報はクリアになり、ブラックではなくなります。しかし、あくまでもブラックで審査に落とされてしまうということがないだけであって、審査は行われます。特に、自己破産後に5年間もクレジットカードを持つことができなかったのですから、信用情報にはクレジットカードなどの使用履歴が何もないことになり、審査担当者とすれば海のものとも山のものともわかりません。つまり、信用情報がクリアになってもクレジットカード審査に通過することは簡単ではないのです。このような人がクレジットカード審査に通過するためには以下のポイントを抑えておく必要があります。正社員として1年以上勤務する審査で求められることは安定した収入です。カード会社などの審査で申込者が安定収入があると判断する基準が、正社員で1年以上の勤続年数があることですので、クレジットカードに申し込む前には1年以上正社員として勤務した状態で申し込みを行なった方がよいでしょう。最小限の限度額に留める信用情報になにも情報がない人がいきなり100万円とか50万円の限度額のクレジットカード審査に通過することは非常に難しいでしょう。学生でも作ることができる10万円程度の限度額でカードを申し込んだ方がよいですし、そもそもの限度額の設定が少額のクレジットカードに申し込んだ方が審査は通りやすいと言えます。また、比較的高いリスクの人まで許容してくれるリボ払い専用カードなどの方が審査に通過しやすいでしょう。まとめ:自己破産はリスクが大きい!まずはプロに相談を自己破産を行うとその後5年間はクレジットカードを作ることが非常に難しくなり、日常生活に支障をきたしてしまう可能性があります。自己破産をしなくても、過払金の返還などによって借金を整理することができる可能性もあるので、まずは債務整理や過払金に強いプロに相談することがおすすめです。法律事務所の中には高額な着手金や相談料が発生するところもありますが、イストワール法律事務所のような債務整理に強い法律事務所であれば、相談料無料で過払金の調査なども行なってくれます。自己破産はその後の人生の不都合も多いので、まずはプロへ気軽に問い合わせを行なった方がよいでしょう。
2019年08月09日