自閉症娘、1歳の誕生日を境にいきなり偏食に娘のまゆみには自閉スペクトラム症と知的障害の診断がついています。離乳食が始まった生後5ヶ月ごろはなんでもよく食べてくれたので特に気にすることもなく離乳食をあげていましたが、生後8ヶ月ごろになると突然ベビーフードを一切受けつけなくなりました。それでも手づくりすれば肉も野菜も食べてくれていたのですが、1歳の誕生日を迎えた直後から特定のものしか食べてくれなくなり、「なんで急に?」「栄養が偏ってしまうのでは?」と不安に駆られました。Upload By にれまゆみの食べてくれるものを探る日々「もしかすると味の好みが出てきて、今までの食事には満足しなくなったのかもしれない」と思った私は、とにかくまゆみの食べられるものを探してさまざまなメニューを試してみることにしました。レトルトやベビーフードは完全拒否なのでイチからつくるのですが、元々あまり料理が得意ではない私はかなり頑張らないといけませんでした。いろいろ試行錯誤する中、手づくりのチキンナゲットなら食べてくれることが分かり、一番心配だった「タンパク質不足」の問題は少し和らぎました。しかし、四苦八苦してつくった料理は一口も食べられずに残されることがほとんどで、段々と精神的につらくなってしまい…頑張ってつくっていた料理も品数が減っていき、そのうち白米とチキンナゲットに果物を添えただけの「まゆみ定食」がわが家の定番になりました。市の栄養士さんにも相談しましたが、「今は食事の楽しさを教えたい時期なので、無理に食べさせる必要はない」という回答。少しホッとはしたものの、栄養の偏りを心配する私の不安は解消されず、「どうしたらお肉や魚を食べてくれるの?」と悶々とした日々が続きました。2歳、食べられるものに変化が。きっかけはファーストフードのフライドポテト2歳過ぎになり、出掛けた先で食べたファーストフード店のフライドポテトを何気なくまゆみに渡してみたときのことです。なんと、まゆみが「もっともっと」と手振りでおねだりをしてきたのです。それを機に、家で揚げたポテトも食べてくれるようになりました。「どこまでがまゆみの許容範囲なのか?」を見極めたくなった私は、皮つきのままのくし型ポテトや、小判状にしたハッシュドポテトや、青のりで「のり塩味」にしたポテトをまゆみに出してみましたが、どれも気にせずパクパク食べている様子を見て「ジャガイモを使えばいろいろ食べられるかも!」と希望が膨れ上がりました。マッシュポテトにいろいろ混ぜ込んでみては「まゆみが妥協して食べてくれるライン」を探っていった結果、チーズ・ホウレン草・シラス・栄養補助粉末を練りこんで揚げ焼きにした『特製ポテトお焼き』が誕生しました。「これさえ食べてくれれば少し気がラク」というメニューができて、うれしいというよりもホッとした気持ちになったのを覚えています。Upload By にれ2歳10ヶ月、食事に関する勉強を始めてまゆみに自閉スペクトラム症と知的障害の診断がついたことをきっかけに、食育についてちゃんと学びたいと思った私は乳幼児食指導士の資格を取りました。食事環境や栄養バランスの大切さを学び、発達障害児の偏食に対してもアプローチ方法を学ぼうといくつかの本で知識を得た中、まゆみに有効な方法が3つありました。1.熱々のまま出すこと、2.素材別に分けて出すこと、3.調理に参加させてみることです。Upload By にれ1については、思えばまゆみは冷めたものは食べようとしない子どもでした。これまではうどんを食べている途中でも麺が熱くなくなったら席を立っていましたが、冷めた時点でもう一度温めると食事を再開してくれるようになりました。2、3は根本が同じところから来ているようで、まゆみは料理の成り立ちについて自分の中で納得がいくと食べやすくなるようでした。それまで「手の込んだ料理ほど食べないのはなぜ?」と不思議に思っていたのですが、一品の中に多く素材が使われている料理は元の素材がイメージしづらいために、まゆみの目には「得体のしれないもの」と映っていたのかもしれません。今でも食べられないものの方が多いですが、素材別に分けて盛ったり、一緒に料理をすることで「元の素材が何か」が分かって食べてくれやすくなりました。3歳、お弁当を持って療育へ行くようになってさらに変化がまゆみが3歳になるころ、単独通所の療育に通い始めました。お弁当を持っていき、先生がマンツーマンでついてくださって一緒にお昼を食べるのですが、療育先からお弁当づくりで出された条件が2つありました。1.食べきれる量であること、2.本人の苦手なものを何か一品入れることです。1は完食して褒められることが達成感につながり食事に前向きになるため、2は自宅外で母親以外の人と食事することで食べられるようになる食材があるかもしれないため、との理由です。また、苦手なものを選ぶポイントは、「絶対にこれは嫌いだろう」というものではなく、「食べず嫌いで敬遠しているけれど味は気に入るかもしれない」というラインのおかずを選ぶことです。先生方の頑張りと、まゆみ自身の頑張りによって、通い始めた当初よりも食べられるおかずが増え、4歳になった今ではお弁当に持たせるとハンバーグ、焼き魚、お好み焼き、煮物、ピーマン、ミニトマト、枝豆なども食べてくれるようになりました。中にはかなり苦戦するものもあるようですが、先生に励まされるとまゆみも頑張って口に入れてくれるそうです。偏食について思うことUpload By にれ一時はまゆみの健康を思ってノイローゼ気味になるほど悩んだ偏食問題ですが、発達障害のある子どもは何かしらの理由があって食べられないものがあるということを知り、今は「野菜を食べないなら果物からビタミンを取ればいい」「肉を食べないなら唯一食べられる焼き鮭でタンパク質を補えばいい」とゆるく考えるようになりました。不思議なことに、そう考え始めてからの方がブロッコリーやキュウリ、焼き鯖やマグロカツ、エビフライなど食べられるものの幅が広がりました。食べないだろうと決めつけず、また無理に食べさせようともせず、「食卓に出ているものを期待せずすすめる」というスタンスにして私も肩の力が抜けたのが良かったのかもしれません。親が手を加えることで食べられない理由が解消されて食べられるようになるものならラッキーで、まゆみは基本的に食べないものは食べないのです。食べられる食材が増えてきた今だからこそそう思えるのかもしれませんが、偏食についてはまゆみの「食べたい」「食べたくない」に寄り添いつつ、「これもどう?」とゆるくすすめ続けていきたいと思います。執筆/にれ(監修:初川先生より)偏食をめぐるにれさんの奮闘の歴史をありがとうございます。お子さんの偏食に悩む保護者の方は多くいらっしゃることと思います。研究の歴史を読んでいるのかと思うほどに整理され、なんと素敵な試行錯誤なのだろうかと思いました。にれさんほどには実験的に突き詰めて考えることはなかなかできずとも、トライアンドエラーをするにあたっての着眼点や親としての心構えなど、参考になったと思われる方も多いのではないでしょうか(私もなるほどと思いながら読みました)。ASD(自閉スペクトラム症)のあるお子さんですと、口の中の食感が混ざっているとそれを気持ち悪いと感じる場合がある(だから混ぜご飯やサンドイッチは、一緒に一口で口に入れるより、それぞれ食べたほうが食べやすい)など、さまざまな経験則や知見も蓄積されてきていますね。調理した挙句に、知らない姿で出てくるよりも、その過程を見せてあげると安心して口に運べるというのも、見通しがないと行動しづらいという特性的な面との整合性もあり、いかにしてお子さんが安心して食べるかが大事であるんだなと感じます。頑張ってつくった食事を食べてくれないのは、そこに他意はないと分かっていても、保護者としてはつらくなりますね。「食べられないものがある」、ただそれだけで、それ以上に過剰な意味づけをせず(例 「お母さんのことが好きじゃないから食べたくない」のではない)、お子さんの食行動の育ちを見守っていただければと思います。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年02月22日当時1歳になったばかりの次女がなぜか突然、偏食になりました。栄養面が心配だったので、食事を工夫しましたがうまくいかず、やがてそれが強いストレスになっていきました。偏食の娘との食事の時間をいかに楽しくラクにするか? それは考え方ひとつだったと気づくことができたときのエピソードをお伝えします。 ストレスフルな食事の時間なんとか白米以外のものを食べてもらうため、野菜を細かく刻んで白米に混ぜたり、かわいい盛り付けをしたり、環境を変えてピクニックへ行って外で食べるなどの工夫をしましたが、結果は惨敗! 次女は断固として白米しか食べてくれませんでした。 食事のメニューに悩み、せっかく時間をかけて作ったごはんを食べてくれないことが1日3回。次女の栄養面も心配でしたし、これがいつまで続くのかと不安といらだちで食事の時間がストレスでした。 食事の時間をラクにしたきっかけの言葉ある日スーパーのレジでお会計をしているとき、50代前後の女性に「夕飯は何を作るの?」と笑顔で声をかけられました。私は食事に関してとても悩んでいたので、つい「子どもが白米しか食べなくて夕飯に何を作るか悩んでいるの」と少し愚痴をこぼしました。 すると女性は「白米だけでいいなんてすごくラクじゃない! あなたラッキーね」と返答! 私は次女の偏食がラッキーだなんて思ったことがないので、驚きました。この言葉がきっかけで、とても心がラクになりました。 楽しくてラクな食事の時間、そして…この日から白米だけでいいなんてラッキーだと思うことにしました。次女以外の家族の食事は作り、次女には白米だけで、もし他のごはんを欲しがったらそのときに与えよう! そう決めてからは食事の時間が恐怖ではなくなりました。 イライラしながら与えていた食事の時間も穏やかになり、楽しく食事ができるようになったのでよかったです。そんな日々が2カ月ほど経ったころ、次女が徐々に以前のような食事ができるように! イライラした雰囲気の中での食事は、楽しいものではありませんでした。無理に食べさせることをやめると心に余裕ができ、食事の時間がとてもラクになりました。食事は楽しむもの、食べないときは何をしても食べない!と腹をくくり、一旦見守ることの大切さに気付けてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2023年01月16日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか?今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソード「文句ばかりの偏食夫に説教したのは…」を漫画にしてご紹介します!「文句ばかりの偏食夫に説教したのは…」出典:lamire野菜中心の食事を出すと…出典:lamire カップラーメンばかり食べる夫に喝!出典:lamireしかも保育園で話しているようで…赤面!出典:lamire読者の感想子どもに言われ、態度を改めるご主人はまだ素直で話の分かる方だとお見受けします。けど、食事を作ってくれている人にいちいち文句を言うのって見苦しいですね。きっとその人の親もそんな感じだったのでしょうね。子は親を見て育つものですからね。(50歳/主婦)自分で料理しないのに、食にうるさい夫は面倒ですね。「自分で作れ」といいたくなります。娘から言われて、文句が減って野菜も食べるようになったので、結果オーライですかね。(匿名)以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。(lamire編集部)(イラスト/まがうら)"
2022年11月20日偏食でタンパク質を食べない娘。キャラクターを模したハンバーグなど、キャラ弁のようなかわいいごはんを作れば喜んで食べてくれるのですが、ずぼらな私が頻繁に手間のかかるごはんを作るのは難しい……。そんな悩みを解決してくれたのは、とあるキッチングッズでした!偏食な娘。かわいいごはんは食べるけど…間もなく2歳になる娘は偏食気味で、肉や魚、卵などタンパク質を食べないことが私の悩みでした。娘に一口でもいいから食べてほしくて、苦手な食材を好物に混ぜるなどしてみましたが、すぐに吐き出されてしまいます。私自身もいつしか食事の時間がストレスに。 唯一成功した作戦は、キャラクターの顔を模したハンバーグやオムライスを作って、いわゆるキャラ弁のような"かわいいごはん”にすることでした。娘はかわいさにつられて、タンパク質も毎回完食してくれます。しかし、私も日々の家事や育児で忙しいので、手間のかかるかわいいごはんは頻繁には作れません。悩んだまま日々は過ぎていきました。 簡単な工夫でもOKなんだ!?と大発見そんな状況が一変したきっかけは七夕。夕食のそうめんに星形に型抜きした厚焼き玉子を乗せたときのことでした。普段は卵焼きを食べない娘が「おほしさまー!」と喜んで、親の分までパクパク食べたのです。 卵焼きは普段作っているレシピのもので味は同じはずなのに、型で抜くというたったひと手間だけでこうも積極的に食べてくれるとは! 「こんなに簡単な工夫でもよかったんだ!」と驚いた私。すっかり味を占めたのです。 わが家の定番、型抜き作戦!それからというもの、型抜きはわが家に欠かせない存在になりました。目玉焼きや卵焼きを型で抜くだけで娘は自分で食べてくれるので、苦手な食材を食べさせる時間のない朝には特に大助かりでした。 また、今まで食べてくれなかった鶏そぼろも、平らにしたご飯の上に大きめの型を置き上からそぼろを入れるだけで、簡単にかわいいごはんに。ハンバーグも娘用にわざわざかわいい形に形成しなくても、上から型で抜いたスライスチーズを乗せるだけでかわいくなります! 以前はかわいいごはんを作るのは大変だという思い込みがあり、すっかり諦めていました。そんな私にとって、型を使うだけで手軽にかわいいごはんが作れるというのは大発見。型を抜くひと手間だけで、娘は喜び、私も無理やり食べさせるストレスがなくなり、型抜き作戦はいいことずくめでした! 著者:榎本まいこ夫は転勤族で、見知らぬ土地にて甘えん坊な2歳娘を育てています。元幼稚園教諭。育児と保育の経験を活かしながら主に子育て・教育ジャンルで執筆中。趣味は古民家カフェめぐり。
2022年09月01日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか?今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソード「文句ばかりの偏食夫に説教したのは…」を漫画にしてご紹介します!「文句ばかりの偏食夫に説教したのは…」出典:lamire野菜中心の食事を出すと…出典:lamireカップ麺などを足す日々…出典:lamireある日、幼い娘が大説教…!?出典:lamireしかも保育園で話しているようで…赤面!出典:lamire料理しないのに文句ばかり言って投稿者さんを困らせる夫…。でもさすがにかわいい娘に説教されたら克服するしかないですね!以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。(lamire編集部)(イラスト/まがうら)"
2022年08月27日幼い我が子の偏食は、親にとって悩みの種といわれています。健康や成長のために必要な食べ物を口にせず、好きなものばかり食べてしまう…そんな場合、どうすればいいのかが分からず、多くの親は困ってしまうもの。西野みや子(@miyakokko61)さんの息子さんも、2歳を過ぎても偏食が続いているといいます。西野さんが作った食事を出しても、大半を残してしまう息子さん。しかし、「1つだけ変わったことがある」と西野さんは気付きました。アメとムチ #育児漫画 #育児絵日記 #エッセイ漫画 pic.twitter.com/vGn2ah4b2h — 西野みや子 (@miyakokko61) August 19, 2022 息子さんは、うどんやパイナップル、ブドウなど、食べておいしかったものを西野さんに伝えてくれるようになったのです。我が子に偏食があると、「出しても拒否されるのではないか」と親は不安を抱えてしまうもの。ですが、食べておいしかったものを息子さんが教えてくれることで、西野さんは「まだまだ頑張れそう」と心が軽くなった気持ちになったようです。西野さんのエピソードは、人々の心を打ちました。・子育てに正解はないからこそ、こんなひと言があると報われた気持ちになりますよね。・半分以上残されても、「お母さんのご飯はおいしい!」といってもらえると嬉しくなります。・これは泣いてしまう…。子育ての大変さとやりがいを感じそう。「我が子が食べない食材は嫌いな食べ物」と思っていたという西野さん。しかし、息子さんのひと言で「口にしない料理の中でも、おいしいと思える食材がある」と知ったといいます。息子さんは、西野さんが愛情をこめて作った料理を味わいながら、少しずつ偏食の解消に向けて歩み出しているのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月20日3歳のわが子はとても食が細く、ひどい偏食。私は栄養バランスのとれた食事を用意して、子どもの機嫌をとりながら食べさせる毎日にヘトヘト。思い通りにならず、自分で自分を責める日々でした。そんなころ、夫と子どもの食事のしつけについて揉めたときの体験談です。 偏食の長男へ手を焼いていた私偏食で少食な3歳の長男に毎日手を焼いていた私。子どもには栄養のあるものをまんべんなく食べさせたいと思う私は、長男が好きな食材と苦手な食材を組み合わせたり、調理法や見た目の飾り付けをしたりして、食欲が増すようにといろいろ工夫をしていました。 しかしどんなに工夫しても、気分がのらなかったり嫌いな食材が見えると食べない長男。「せっかくこんなに頑張って用意したのに……」と私はイライラして、親子ともに食事の時間を苦痛に感じるほどでした。 パパがいるとご機嫌で…そんなわが家の食卓ですが、パパが一緒にいるときは様子が違うのです。パパは仕事が忙しく、なかなか一緒に食事をとることができないのですが、子どもにやさしく、叱ることはありません。長男は大好きなパパが一緒だとご機嫌で、食事よりもパパと遊ぼうとするほど。 私が「今日はパパが食べさせてね」とお願いすると、夫は長男の遊びの誘いに乗って、歌を歌いながら、そしておもちゃでままごとをしながら、「あーん」とスプーンで食べさせ始めたのです。 夫の気づかいと私の教育方針の対立それを見た私は、夫に対して怒り心頭! 今まで私が食事のしつけをしてきたという自負があり、夫がそれを崩したと感じたのです。 私の怒る姿に夫はすぐに謝ってくれ、自分の考えを話してくれました。「食事は楽しい気持ちで食べないと、長男にとっても食事が負担となるだろう」という考えのようでした。 私も叱ってばかりの楽しくない食卓は嫌です。家族の食卓は楽しいものにしたい。話し合うことでお互いの主張を尊重し、夫婦の意見は一致しました。私が子どもにはきちんとした作法で食事してほしいと思って行動していたことも、夫がきちんと理解し尊重してくれたことがうれしかったです。 これからは、子どもの教育方針について私ひとりで背負い込まず、夫と相談しながら決めていくことにしました。家族が楽しい気持ちで食事できるように、雰囲気のいい食卓をみんなで作り上げたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/山口がたこ著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2022年04月25日大人気マンガシリーズ、今回はいずのすずみ(@izuno_suzumi)さんの投稿をご紹介! 「食べない娘を説得できない」第8話です。最低限ご飯を食べてくれるようになった娘。今度は偏食が出てきたようですが…?娘の成長につれて…出典:instagram妄想する娘出典:instagramご飯の最中も…?出典:instagram食べなくなってしまう!!出典:instagram説得しても…出典:instagram偏食以外にも、たくさんの問題が…!ご飯を食べてくれないと、作るモチベーションを保つのが大変です…!!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@izuno_suzumi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月09日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「息子の偏食を理解しない義母」を漫画にしてご紹介します!「息子の偏食を理解しない義母」出典:lamire夫の実家に事情を伝えたのに…出典:lamire義母の意味の分からない主張に唖然…
2022年04月09日子供を育てる多くの親が、我が子の偏食に悩まされるもの。食の体験が少ない幼い子供は、味はもちろん、食感や舌触りなどで食べるのを嫌がり、決まったモノしか口にしなくなることがあります。2人の息子さんを育てる、miho.hahaさんも、長男が幼い頃、我が子の偏食に悩んだ1人。miho.hahaさんは、「少しでも多くの食材を食べられるようになってほしい」と、本やネットで調べたことを実践し、日々試行錯誤していたそうです。『かけてほしかった言葉』散々調べて作っても食べてくれない息子に困り、悩んだ末に相談に行くと、いろいろとアドバイスを受けたmiho.hahaさん。「お母さん、もうちょっと頑張ってみよう」という言葉は、切羽詰まったmiho.hahaさんをより追い詰めるものでした。その時、本当に必要だった言葉は、息子さんの偏食を解決しようと、追い詰められるほど努力をしたmiho.hahaさんを肯定する、優しい言葉だったのです。その後息子さんは、学校で出される給食や成長とともに、食べられるものが徐々に増えたといいます。miho.hahaさんは、当時の出来事や想いを漫画化し、Instagramに投稿。子供を持つ親たちから共感や感謝の声が寄せられました。・分かります。うちも末っ子が偏食で、とても頭を悩ませました。栄養とか気になるけど、元気ならいいやって思うように過ごしていたなあ。・本当にそう。私の子供も、いまだに苦手なものはあるものの、当時と比べたら野菜やお肉などバランスよく摂取できています。子供にはそれぞれペースがあるものですよね。・我が家が同じ状況で、泣いてしまいました。頑張りを認めてほしい、まさにその通りです。今も偏食ですが食べられるものが増えてきたので、このまま元気に育ってくれればいいです。・同じく、真剣に悩んでいたので心が救われました。毎日頑張っても報われることがなくつらかったので、この作品に出会えてよかったです。ありがとうございます。miho.hahaさんはあとがきで、息子さんの偏食に悩む日々を送っていた頃の自分に、「『偏食でも元気に育っているよ、大丈夫、未来は明るいよ』と伝えたい」とつづっていました。「バランスのよい食事を摂ってほしい」「好き嫌いは減らしてあげたい」と、子供を持つ親なら誰もがそう思い、努力するもの。しかし、物心がついていない子供は、簡単にいうことを聞いてくれません。試行錯誤して作ったものがただ拒絶されるだけだと、親側が追い詰められたり、心が折れたりしてしまうでしょう。miho.hahaさんの作品は、子供の偏食に悩む多くの親の心を救ってくれました。もし身近にmiho.hahaさんのような状況の親がいる場合は、優しく声をかけてサポートしてあげたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月18日性格にもよりますが、幼い子供は特定の食品を嫌い、好むものだけを極端に食べたがる、いわゆる『偏食』になることが多いといわれています。我が子の偏食をなんとかなおそうと、試行錯誤しては食べてもらえず、頭を悩ませる親は少なくありません。幼い息子さんを育てる、母親の、おさる(monmama.osaru)さんも、子供の偏食に悩む1人。ある日、おさるさんは家族とともに、義実家に遊びに行きました。『義母にいわれた言葉』きっとおさるさんは子供の頃、親に「好き嫌いをするな」「たくさん食べられないから大きくなれない」といわれて育ってきたのでしょう。義母が偏食な息子さんをどう感じるのか、心配していたおさるさん。しかし、義母は怒ったり悲しんだりするどころか、「グルメなんだねえ」と、息子さんを褒めたのです。自身の考えにはなかった、義母の何気ないひと言を聞いて、おさるさんは気持ちがフッと軽くなったといいます。おさるさんは自身の体験を漫画化し、Instagramに投稿。子供を育てる親たちから、共感の声が相次いで寄せられました。・私もご飯を残さないよう育ってきたから、つい子供の食べ残しも気になってしまうのですよね。お義母さんの言葉が刺さりました。・うちも我が子が突然グルメに…。落ち込まないよう気を付けていましたが、この作品を読んで心が軽くなりました。ありがとうございます。・娘の好き嫌いが激しく食べるのも遅くて暗くなっていましたが、この漫画を読んで涙が…。私も自分で自分を苦しめていたんだな。「我が子には、栄養があるものをおいしくたくさん摂取してもらいたい」…親なら誰でもそう思うはず。しかし、気を張りすぎると自分自身を追い込み、やがて心が疲れてしまいます。適度に力を抜いたり、よい方向へ気持ちを切り替えたりして、自分を追い詰めすぎずに子育てすることの大切さを、改めて考えさせられますね。[文・構成/grape編集部]
2022年02月28日当時1歳になったばかりの次女がなぜか突然、偏食になりました。栄養面が心配だったので、食事を工夫しましたがうまくいかず、やがてそれが強いストレスになっていきました。偏食の娘との食事の時間をいかに楽しくラクにするか? それは考え方ひとつだったと気づくことができたときのエピソードをお伝えします。 ストレスフルな食事の時間なんとか白米以外のものを食べてもらうため、野菜を細かく刻んで白米に混ぜたり、かわいい盛り付けをしたり、環境を変えてピクニックへ行って外で食べるなどの工夫をしましたが、結果は惨敗! 次女は断固として白米しか食べてくれませんでした。 食事のメニューに悩み、せっかく時間をかけて作ったごはんを食べてくれないことが1日3回。次女の栄養面も心配でしたし、これがいつまで続くのかと不安といらだちで食事の時間がストレスでした。 食事の時間をラクにしたきっかけの言葉ある日スーパーのレジでお会計をしているとき、50代前後の女性に「夕飯は何を作るの?」と笑顔で声をかけられました。私は食事に関してとても悩んでいたので、つい「子どもが白米しか食べなくて夕飯に何を作るか悩んでいるの」と少し愚痴をこぼしました。 すると女性は「白米だけでいいなんてすごくラクじゃない! あなたラッキーね」と返答! 私は次女の偏食がラッキーだなんて思ったことがないので、驚きました。この言葉がきっかけで、とても心がラクになりました。 楽しくてラクな食事の時間、そして…この日から白米だけでいいなんてラッキーだと思うことにしました。次女以外の家族の食事は作り、次女には白米だけで、もし他のごはんを欲しがったらそのときに与えよう! そう決めてからは食事の時間が恐怖ではなくなりました。 イライラしながら与えていた食事の時間も穏やかになり、楽しく食事ができるようになったのでよかったです。そんな日々が2カ月ほど経ったころ、次女が徐々に以前のような食事ができるように! イライラした雰囲気の中での食事は、楽しいものではありませんでした。無理に食べさせることをやめると心に余裕ができ、食事の時間がとてもラクになりました。食事は楽しむもの、食べないときは何をしても食べない!と腹をくくり、一旦見守ることの大切さに気付けてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2022年01月26日国際結婚というとなんだか甘〜いイメージを抱きがちですが、実際のところどうなのでしょうか?育った国が違えば、文化や価値観が違うのも当然、といえば当然。そこで、お互いの歩み寄りが必要になるわけですが…。スイス人の夫と、新婚当初から食にまつわるカルチャーギャップに困ってしまったケイコモエナさん。また、その悩みは娘の偏食問題に発展し…。■スイス人の夫と国際結婚。しかし夫の謎行動が気になるスイス人の夫と結婚したケイコモエナさん。結婚後、食のカルチャーギャップが頻繁に起こり、理想と現実という壁にぶち当たることに…。特に、魚料理では問題続出!夫の食文化に合わせるとみるみるうちに太ってしまったので、やはり健康的な日本食を作ろう!と張り切ってみたものの…。■今度は息子や娘の食問題に悩み炸裂!?お互いの好みを把握し、嫌いなものは作らないことでようやく落ち着いた食バトル。しかし、息子が生まれたことでやはり、息子には健康的な日本食で育って欲しいと思ったところ…。、息子はモリモリ食べてくれるので自信がついてきました。しかし、次に生まれた娘は真逆!どんなに頑張っても食べてくれません…。しかし、そんな悲愴感漂う日々にラジオから一筋の光が!なんでもバランスよく食べないといけない…! とガチガチの子育てになっていたケイコモエナさん。あるラジオや友人の言葉がきっかけで、ハッと大切なことに気づきます。それは、一体何だったのでしょうか?読者からも国際結婚や子育てにまつわるコメントがたくさん届いています!■国際結婚に食の悩みはつきもの?国際結婚をしている読者からも、食にまつわるお悩みコメントが!・旦那はオージーで、動物を殺してまでは…との考えのベジタリアン(卵や調理されたエビと鮭は食べます)、娘もかなりの偏食あり…。旦那と娘は、自分の好きな物ならたくさん食べますが、あまり好きで無いものに関しては、小食です。なので、毎回3人それぞれ違った物を作ったり…。料理する事が段々苦痛になっています。・うちも国際結婚です。おまけに食生活、文化は日本と全く異なる国の出身です。最初は私も彼に歩み寄る努力をしましたが、疲れてしまいました。そして、子どもを授かり、離乳食が始まると国際電話で姑に「幼い頃から辛い物を与えないと、ずっと食べられない」と意味不明な指導が入りました(夫は辛い物が溢れてる国の出身です)。・外国人の夫は魚、特に青魚が好きではないようです。嫌いとは言いませんが何で魚?と尋ねてきます。休日の晩御飯にお魚を出すと、明日からまた仕事なのに、魚…と言います。お刺身やお寿司は食べるので、魚の匂いに抵抗があるようです。■国際結婚だけじゃない、食のあるある問題に共感の声国際結婚に限らず、家族の食卓についても様々な声が寄せられています。・食が合う人と、うまくやっていきやすいとは聞いていたのですが、奥さん工夫して料理されているなと思いました。ソース味で料理を味付けして、食べられるものが増えるといいですね。トマトソースが食べられるなら、またそれで他の料理をしてみるとか。魚が苦手なら無理して食べることないと思います。体質的に向かない食べ物はありますから。 あと、ちゃんとご主人の幼い頃の気持ちを理解しようとされているところも、いいなと思いました。描かれている漫画、すごく面白いです。・日本人の家庭でも それぞれ親の方針が違うんだから、外国の家庭でも、同じなんだなあと。結婚するというのは やっぱり生活だから食事の相性は重要だし、思いやりだし、努力だなあ と改めて思いました。・異国との文化の違いに限らず、国内でも地域による味付けの違い、家庭環境による嗜好の違いがあると思います。また息子に関しては、学校から家庭での栄養管理も促され、私も一日30品目!6大栄養素!と思っていましたが、家族ならこそお互い歩み寄り、著書のように楽しい食卓を囲める事に幸せを見いだせていければと思いました。・夫さんの食問題から始まって、家族の食事作りに対しての努力がとても素晴らしく、こんな伴侶やお母さんがいる夫やお子さんはとても幸せですね。ゆあちゃんのベジタリアンのお話で、留学時代のスイス人の女の子を思い出しました。ある日一緒にランチをした時に彼女がベジタリアンだと知りました。小さい時からお肉のにおいがダメで、家族の中で唯一ベジタリアンだと言ってました。小さい時からお肉が無理とかあるんだなぁ、それでもこんなにすらっと背が高く、健康的に育つんだなぁと感心したのを覚えています。ゆあちゃんもきっと素敵な女の子になっていくんだろうなぁと思いました。もちろんイチくんも! 貴重な経験のお話、ありがとうございました。家族内でも食の好みが違うと料理を作る人は大変ですよね…。ケイコモエナさんはどのように折り合いをつけたのでしょうか? また、固定観念から救ってくれたラジオや友人の言葉とは何だったのでしょうか? 気になる連載はウーマンエキサイトに掲載されています!▼スイス人夫vs日本人妻 結婚と同時に「食の好みが合わない」バトル勃発!?/スイス人夫VS日本人妻〜家族の偏食、どう乗り切る?〜
2021年10月30日こんにちは、マメ美です。我が子たちも気がつけば長女は5歳、次女が1歳となりました。本当にあっという間。子どもたちを見ていて日々痛感するのは子どもによって全然違うこと!!いや当然で当たり前で前からわかっていたことなんですけどね(^_^;)でも実際2人を見ていて本当に痛感するんです。いや本当〜〜〜に違うなっって…(笑)今回はそんなお話を書こうと思います。■1人目で経験した悩み もうね、何してもどうやっても食べないもんは食べない!! 悩んで色々調べて、「食事を楽しくするようにすれば〜」とか「見た目から食に興味持ってもらえるように〜」と育児本やネットなどに書かれているのを見て、「もっと食に興味を持ってもらわなきゃ」と試行錯誤して不器用ながらも可愛くデコったり作ったりしましたが… 本当に食べないし、本人にあまり食に興味が無いのよ!!(泣)まぁこの考えに至るまで本当に悩んだし結構追い詰められたりしました…(^_^;)■2人目で感じた衝撃いよいよ始まった次女の離乳食。「長女の時もそうだったけど食べない時は食べないし、お腹が減れば食べる。あまり思い詰めないように楽しもう!」と夫婦で話し合っていました。しかし…めちゃくちゃ食べる!!!!!/(^o^)\私たちの心配をよそに次女は何でもパクパク食べる子でした(^_^;)そこで改めて当然のことに気がつきました。子どもによって違う。いや本当に当たり前ですよね!でもそんな当たり前のことですが、2人の子どもを育てていてこれは本当にひしひしと感じます。姉妹間でもこんなに違うんだから、そりゃ育児本通りにはいかないよなぁ。1人目の時「おしゃぶり本当に楽だよ!」なんて豪語していた私を一回はたいてやりたい…!おしゃぶりしない子だっている!便利なことを同志に教えたくなる気持ちわかるが、子どもよって全然違うんだって!!次女もおしゃぶり全っっっっっ然しないから!!(笑)子育てしてるとそんな当たり前を忘れがちになります。でもそんな当たり前を思い出させてくれるのも子育てですね。子どもの違いによって楽になったり逆に大変に感じたりしますが、それらも含めて楽しみながら頑張っていこうと思います!
2021年10月21日■前回のあらすじ幼い頃からの食の固定観念に囚われていた私。しかし「家族の食卓は楽しいのが一番よ!」という友人の言葉にハッと目を覚ましたのでした。今までの私だったら、「子どもがベジタリアンだなんて絶対あり得ない!」と思っていました。親の方針で家族全員ベジタリアンな友人がいたり、自分の親戚の“野菜嫌いでお肉とフルーツしか食べない人”のことを、「そんなのダメよ、絶対健康的じゃない!」と勝手に思い込んでいたのです。だけど今回のことを経験して、いろいろな考えや苦しみがあっての結果だったんだろうな、と思えるようになりました。娘はベジタリアン。と言ってしまうことで、私も諦めがつきもっと食卓が楽しめるようになりました。すると不思議なことに、娘も鶏肉料理だとたまに食べれるようになってきました。「食べられない子」ではなく「食べられるはずがないものを今日は食べている!」考え方一つで、今まで落ち込んでいた出来事が、喜びに変わるなんて…!「ベジタリアンなんて、何にも考えず、面倒くさいから子どもの健康を考えず好きなものだけ食べさせてる親」、そんなふうに見られるのではと最初は凄く怖かったです。だけど、私の周りにはそんな人はおらず、みんな私の苦しみや考えを分かってくれる人達ばかりでした。自分の息子(夫)に「食の好き嫌いがあることは恥だ!」と超厳しかった義父母も、孫のゆあに対しては「そっかそっかーそんなこともあるよねー! ゆあは野菜が全部好きなんて偉いねー!」って。同一人物とは思えないくらい寛大だ(笑)。その優しさ幼き夫にもあげて欲しかったくらい…。固定観念が剥がれ落ち「食べられないものを見るのではなく、食べられるものをしっかり見る」ということを理解した私は、家族でご飯を食べることが楽しくなった。毎回超手抜きだけど、いろいろな食べ物が食卓に登って、みんな好きなものを食べて、あげたりもらったり、ワイワイしながらいつも食べています。家族と一緒に楽しく食卓を囲めること、子ども達の今ある健康と幸せに感謝して…「いただきます」。最後まで読んでいただきありがとうございました!
2021年09月24日■前回のあらすじ「バランスよく食べさせなきゃ」ということに囚われ周りが見えなくなっていた私。ラジオから流れてきたある話に心を打たれたのでした。「幼児が嫌いなものを無理矢理食べさせる必要性はない」と東洋医学的な考えを聞いてから、私の心は軽くなりました。娘が食事で嫌がるものは「うんうん本能の叫びだね」と受け入れることができるようになり、それと同時に娘の食べる量は多くなっていきました。それは好きなお野菜は欲しがるままたくさんあげて、お肉やお魚のバランスを考えることをやめたから。だけど、やっぱり「なんでもバランスよく食べることは健康的」、学校の給食でも「なんでも残さず食べる子=偉い子」というふうに今まで育ってきたので、心の奥底では「やっぱりお肉とかお魚食べた方がいいんだろうな」「いつか食べれるようになって欲しいな」という気持ちが根本的に拭えてはいませんでした。そんな中、食に詳しくとても尊敬している友人に「全てバランスよくって一体誰が決めたんだろうね?」と言われハッとし…、いろいろと調べていくうちにわかってくることもありました。そしてなにより彼女が言った「家族の食卓は楽しいのが一番!」が、本当にそうだと思いました。その言葉をもらってからの私は本気でふっきれ、「本当はお肉も食べて欲しい…」という思いを捨てることができました。娘の好きなものに目がいくようになり、こんなのが好きなんだ! こんなものも食べれるの! おやつにお野菜が欲しい!? すごい! 素晴らしいね! って本心から言えるようになったのでした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月23日■前回のあらすじ娘は肉と魚が嫌いだと判明! 小児科の先生に相談すると「成長に必要だから工夫して食べさせて」と言われ疲弊。そんな時ラジオからある情報が…。こんな、こんな考えがあったなんて…。・1食◯グラム与えましょう・毎日◯品目はあげましょう・健康と成長のために好き嫌いなく何でも食べられるように育てましょう・毎月何グラム・何センチ成長するのが基準です・何ヶ月になったら卒乳、ハイハイ、タッチ、あんよ、トイレトレ!こんな世の中の基準でガチガチになっていた私。私は自分の娘をしっかり見ていたのだろうか…。この子だけをしっかり見ていたらこんなに落ち込むことはなかったんじゃないだろうか。娘は娘なりにゆっくりだけど毎日成長している。そんなことも分からないくらい、世の中の基準に振り回されてた私…。娘に申し訳ない気持ちがいっぱいになり、涙が止まりませんでした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月22日■前回のあらすじ第2子誕生。第1子の離乳食で自信を持っていた私は何の不安もなく第2子の離乳食を開始したのですが、全然食べてくれなかったのです…!肉が嫌い! 魚が嫌い!! デジャブーーーー!! 夫とのシンクロ率高すぎ。離乳食を全然食べてくれない娘。やっと理由が分かったけどもう時すでに遅し…。娘が嫌いなものは、・ピューレ状のもの・お肉(チキンブイヨン含む)・お魚(お出汁含む)今になって思うのは、ドロッとしたピューレ状のものが嫌いなら、離乳食のドロっとした感じは嫌だったんだろうな…とか。モグモグ期で出した、チキンブイヨンやお出汁で炊いた野菜やおじやも、肉や魚の匂いがして嫌だったんだろうな…とか。これはお肉の味がするけど、こっちは大丈夫、とかがまだ分からないから、お肉嫌! 全部全面拒否! という感じだったんだろうな…と、何年も経って余裕が出てきた今なら分かります。だけど、あの頃はもうただただ食べてほしくて、自分の努力次第でこの子は食べられるようになるはず、という間違った方向に頑張っていた私。友達に相談しても「そのうち食べるようになるよ!」と言われ、晴れない気持ちに…。そうかも知れないけど、今なのよ! 今食べれるようになって欲しい!!動物性のものが嫌だと分かった時点で、野菜と果物だけにしたら、少しづつ食べてくれるようなった娘。しかし、年齢の割に体が小さい娘を心配した小児科の先生の「体が大きくならないのは動物性タンパク質が足りないせいではないか。バランスよくお肉も食べさせるように」の一言に打ちのめされ、またお肉再開。そして娘、食事全面拒否→母落ち込む。の負のループに…。しかし、そんな悲愴感漂う日々にラジオから一筋の光が!次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月21日■前回のあらすじ息子出産後、離乳食の鬼と化した私。体にいいものを食べさせたいという一心で食卓に日本食がカムバック。夫は再び固まることに…。私が努力をしてもしなくても、食べてくれる子は食べてくれる。食べてくれない子は何をしても食べてくれない。娘の離乳食が始まってから、その事実を受け入れるまで随分かかり、悲痛な毎日でした。離乳食を嫌がる子の対策を毎日調べては試行錯誤。作り方をいろいろ工夫したり、スプーンや器を何個も変えたり、市販の離乳食を買ってみたり…。他にも、好きなテレビをつけながらあげたり、ちょっと早めのモグモグ期にしてみたり、戻してみたり、ぬいぐるみにスプーンを縫い付けてあげてみたり、歌って踊ってあげてみたり。やっとちょっと食べてくれたと思った途端、食べた以上の量がリバースされ…。もう気が狂いそうでした。どうして、どうして、食べてくれないんだろう。基準値の体の大きさで産まれてくれた娘ですが、この頃には基準グラフから大きく下回り落ち込む私…。今考えるとあの頃の私は悲愴感に満ちていて、ご飯を食べる時間が娘にとって楽しい場ではなかったのだろうなと思います。もっと気楽に過ごせてたらよかったのに、あの頃の私に伝えられるなら伝えてあげたいです。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月20日■前回のあらすじお互いの好みを把握し、嫌いなものは作らないことでようやく落ち着いた食バトル。しかし、息子が生まれたことで、また食卓に変化が…。息子を無事出産し、体重も戻らず、どすこい姿も定着(笑)。息子が生まれてから、私は毎日必死に離乳食に挑んでいました。小児科の先生に勧められた教科書通り「息子が口に入れていいのは有機栽培の国産の食材だけっっっっ!」と青筋を立てながら3食精魂込めて作っていました。もうあの頃の私は何かに取り憑かれたように離乳食のことだけを考えている日々でした。その努力に応えてくれるかのように、息子は出したものはなんでもおいしそうに食べてくれました。自分の出した食事をすんなりと食べてくれる人がいるってこんなに嬉しいことなのかとウルウル。そんな愛息子の今とこれからの健康を考えて、日本食のオンパレードが始まったのです!久しく夫婦の食卓には出していなかった「だしパック&お醤油」が堂々のカムバック。夫固まる。動かない。けどもうどうでもいい(鬼嫁)。日々パワーアップする日本食も、息子はモリモリ食べてくれる。なんて幸せ。やっぱり、私が頑張ってるから、おいしいものをいっぱい作ってるから、息子はこんなにも食べてくれてるんだ。とアホすぎる大きな勘違いをしていた私。この後、そんなとんでもなく愚な考えを一蹴も二蹴りもする出来事が始まるのでした。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月19日■前回のあらすじ「嫌いなものは教えて」と言った途端、溢れ出した夫の好き嫌い。ここまで言われるとは…!とイライラするけど、ひとつだけ良かったことが…。 久々にどすこい母さんの登場です(笑)。これまで私が食事を作っているお話にフォーカスしていましたが、結婚当初から食事当番は夫と代わりばんこでした。結婚前はお互い自炊をしていなかったので、最初はものすごく大変でした。時間がかかったり、キッチンのありとあらゆる用具を出してシンクが洗い物でパンパンになったり…。黒焦げになったり、生焼けになったり、シンプルにまずかったり…(笑)。だけど毎日自炊をすると、段々とお互いの好みを把握しだし腕も上がってくるので、夫婦の食卓はどんどんおいしく楽しくなっていきました。ごはんがおいしくなれば、私の食べる量も増えていき、胃も大きくなり、さらにご飯が欲しくなり…と、どすこい化が進む私(笑)。ようやくそんなホクホクとした幸せな食卓になってきた我が家。息子のイチも誕生し、これからますます…と思いきや、また食卓に変化が起きたのでした。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月18日■前回のあらすじ好きか嫌いかははっきり言って欲しい、と夫に伝えたところ、お出汁とお醤油が苦手なことが発覚! そんな人に日本食を作っていたなんて…。お出汁とお醤油がダメな夫。びっくりして「はやく言ってよっっ!」っと思ったけど、まあ理由が分かったことで私は諦めがつき無駄な努力を一切やめました。お出汁とお醤油を入れないご飯を作ろう。一件落着~、とルンルンとしていた私が甘かった……。もう今まで人生で食の「嫌い」と言うことを歯を食いしばって我慢していた夫。言っていいとわかった途端、出るわ出るわ。もう止まらない。日本風のジューシーな肉汁が滴るハンバーグを作ったら、肉汁の脂っこさが気になるようで、自分でスカッスカになるまで焼き上げたり、隠し味に一滴落としたお醤油を察知して、全部食べれなかったり。ほうれん草をバター炒めしたら、クリームを入れないと食べれないだの…。ごちゃごちゃ言う(怒)。食が合わないと、ここまでイライラするものなのですね。来世では絶対食の好みが合う人と一緒になることを誓います…。悪口ばっかりで申し訳ないので、ひとつ食に関して夫でよかったなという所を探してみたらありました。ひとつだけ。それは「白ごはんが好き」と言うこと。以上。いや、他にもあるかも。だけど、白米命の私にはこれはとっても大きなメリットでした。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月17日■前回のあらすじ夫と同じく魚嫌いな義母。実は幼少期に魚がトラウマになる出来事があったのです。お出汁がダメーーーーーー! お醤油もダメーーーーーー!! ノーーーーーーーン!!!なんでこんな人に日本食をがんばって作ってたんやーーーーー!?私の努力と労力と時間と食糧を返せーーーーーーーー!!お醤油がダメって私には致命的…。お醤油命、お醤油ラブ、お醤油がないとイキテイケナイ。こんなに美味しいのに!! 何につけてもこんなにおいしいのに!! なんで…!!でも確かに、外国人が日本の空港に着いた時に、お出汁とお醤油の香りがキツくて辛かったと言う話はよく聞きます。私も昔タイに行った時に、道に並んだドリアンの匂いやナンプラーの匂いに顔面真っ青になっていたようで…。そんな私を見てタイ人の友達がビックリしていたことを思い出しました。誰しも、自分に縁のない香りは受け付けない時ってありますね。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月16日■前回のあらすじ義父母によると、夫は小さい頃が好き嫌いが多かったよう。しかし、食に対して厳しく育てられたため「嫌い」と言えなかったことが判明したのです。海に囲まれてる日本では幼い頃から食卓には魚介類が並んでいますが、海のないスイスではそれほどでもなく…。だけどお魚が好きなスイス人はたくさんいます。義父も魚が大好きだけど、義母が魚介類NGなので、レストランに1人でお魚料理を食べに行ったりしているそうです。義母がどうして魚介類をそこまで敵視するのか疑問に思っていたのですが、マスの肝油の話を聞いてからは「彼女も幼少期大変だったんだろうなー、私もそんな強烈なものを毎日口に放り込まれていたら、魚嫌いになってただろうなー」と共感できるようになりました。食の好き嫌いには個々に理由があるんだということに気づき、ちゃんと原因を知ると共感できる点が出てくるんだと思いました。夫が魚料理を「嫌いじゃない好きだ」と嘘をつく癖を許せなかったのですが、小さい頃「嫌い」と言ったら父親から「恥だ!」と言われてしまう状況があったなんて…。そりゃ、「嫌い」なんて言えないですよね。普段は嘘や偽りが大っ嫌いな私の夫。食べ物に関してだけは大嘘つきだったのは、自分自身も騙し続けないといけなかったから…。その背景を知り、私の今までの怒りは消え失せ、むしろ同情心がわいたのでした。そして私は心を入れ替え、夫にある提案をすることに!次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月15日■前回のあらすじ夫はお子様ランチ的な料理が好きだと判明したことで夫婦円満に。でも絶対苦手なはずの魚料理を、なぜ嫌いじゃないって言うの?義父母に夫のことを聞かれたので、彼の好き嫌いのことを相談をしようと思ったら、逆に自分たちがどれだけ大変だったかというのを思いっきり聞かされてしまいました(笑) いや笑ってられない。この時私は、夫が不憫に思えてしまいました。夫の生い立ちをたまに聞く機会があるのですが、彼にとっては当たり前の義父母の言動は、私からすると随分と厳しいという印象があります。その上、食卓までこんなに厳しく育てられていたとは…。ただただ嫌いなものが食卓に登らないことを祈るしかないですよね。戦後の食糧難からきている義父の固定観念も理解はできました。小さい頃に空腹でつらい経験をした方からすると、食卓に出されたものを嫌いだから食べないなんて「あり得ない」ことでしょう。だけどここまではっきりと「恥だ」と断言してしまうのも、幼い夫の心を思うと、とても不憫でなりませんでした。私も今では好き嫌いなく目の前に出るものは何でも平らげますが…、小さい頃は夫と同じくお肉の脂や、お魚や、食べたことのないものへの恐怖心があり、いつもお皿をこねくり回していました。しかし6歳のある日、これまではずっと黙っていた母が、いきなり物凄い剣幕で「人が一生懸命つくったもん、食べたくないんやったら食べなさんなーーーー!!」と怒ったのです。びっくりしたのと同時に、私の言動が母に嫌な思いをさせていたことにこの時初めて気づきました。それから母の気持ちを考えるようになったことで、自分の食べ物への恐怖心は消え失せたというのを、今でもすごく覚えています。教育で好き嫌いは変わるのでしょうか? 好き嫌いは恥だと言い続けられても変わらなかった夫、そして一回の大声で変わった私。やっぱり人それぞれなんでしょうね。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月14日■前回のあらすじ食を巡り喧嘩ばかりの私たち。そんな生活にも疲れ切っていたころ、「とんかつソース」という救世主が現れたのです!夫が「とんかつソース好き」であることが発覚してから、とんかつソースを使った日本食…というか、日本で言う洋食にチャレンジしていきました。そしたら、夫、食べる食べる。成長期ですか? って言うくらいよく食べる。こんなに食べられる人だったのだと今更分かったのたです。慣れない日本食を出されるわ、隠れてパンを食べたら激怒されるわで、これまでよほどひもじい思いをさせていたようです。夫婦喧嘩のストレスと何も食べられないのダブルパンチで、この頃の夫は痩せ細っています。そんなこんなで、洋食に切り替えたおかげで夫婦喧嘩をしていた毎日を脱出し、お互いウキウキな新婚生活をゲットした私たち。本当に食って大事だなってつくづく思います。結婚する前の私の男性の理想は、「優しくて、仕事ができて、おもしろくてー(ハート)」とかごちゃごちゃ言っていましたが、もし今やり直せるなら「食の好みが合う人! 以上! 」と思います。日本食が嫌い、ただそれを言ってくれたら分かったのに! それを嫌いじゃないとか、お腹すいてないって、わけのわからないこと言うから混乱したよっっっ! なんでこんな嘘つくの!次回、どうしてこんな嘘をつく人になったかがやっとわかります。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月13日■前回のあらすじ料理を作っても「お腹が空いてない」と食べてくれない夫。その直後、こっそりパンを食べているところを目撃してしまい大喧嘩。「もう夫にはご飯を作らない!」と思ったのですが…。もうこいつにご飯なんてつくってやらないーーー!! キーーーーー!!そう何度も思ったけど、ご飯以外では仲良くやっていたので、そんな訳にも行かないなと気を取り直し…。また作っては「今日はお腹いっぱいなんだ」と言われ、激怒して、喧嘩して、仲直りして…。そんな生活にも疲れてきたころ…。ついに救世主が現れたのです! それは「とんかつソース」。今まで私が作る日本食は全部「醤油」ベースだったのですが、「とんかつソース」を使った焼うどんが空前の大ヒット! まさか「とんかつソース」が突破口になるとは…!ずっとスズメサイズだと思っていた彼の胃袋。しかし、食べる食べる、こんなに食べる彼は初めて見た。私が作った食事でこんなに目をキラキラさせて食べてくれたことは今までなかった。そして、初めてのおかわりっっ。おかわりって言われるのがこんなに嬉しいなんて知らなかった!! とんかつソースよ、ありがとう! あなたのおかげで私たちの結婚生活は続いたと言っても過言ではない。いやほんと。まじで。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月12日■前回のあらすじ夫の好みに合わせていたら体重が激増! 健康のため日本食を作るように。健康志向の友人たちには好評だが夫はあまり手をつけておらず…。 新婚当初は、自分で言うのもなんですが健気に(笑)夫の喜ぶようなヘルシーなご飯作りをがんばっていました。苦手なことをがんばっていたので、食べてくれない時はガッカリを通り越して「こいつめっっ!!」という怒りの気持ちしか湧いてこず…。夫は、私の作った日本食を前にすると「お腹が空いてない」と言うのです。そう言われるだけなので、何が嫌なのかもわからず、改善策も立てられない。私はおいしいと思うけど、彼にはまずいのか? 私の舌がおかしいのか? などと思ったりもしたけれど、本当にお腹が空いてなかったんだ、と言われた日にはそう思うしかなく…。そんなことをモヤモヤ考えていたある日、彼がキッチンでコソコソとパンを食べているのを目撃してしまい…(怒)悶々としていた私の気持ちは大爆発!! 全部ぶちまけてやりました。「もうお前になんか二度とご飯作ってやらねーーーーー!!」って大喧嘩をしました。「お腹が空いていないとごまかさずに、私のご飯がまずくて食べれないってはっきり言ったらどうなのよーーーーー!!」と怪獣のように怒り狂う私、それをなだめるのに精一杯な彼。新婚当初は毎日懲りずにこんな感じでした(笑)。出口が見えないようなこの問題、次回、ようやく一筋の光が見えてきます!次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月11日■前回のあらすじ結婚後、食卓を共にすると見えてきた違和感。お寿司や魚料理を出すと顔面蒼白になる夫。「魚は好き」と言うのに一体なぜ…?海外暮らしで太る理由、それは食べるものが粉、粉、粉、粉、脂、糖、芋、芋、芋…だから。いや、そりゃ他にも食べ物はもちろんありますよ。それに健康志向の方や、ベジタリアン、シュガーフリー、グルテンフリーを実践されている方もたくさんいらっしゃいます。いらっしゃいますが、私の周りにはそんな人はおらず…。よって、自制心がなく、食べることが好きな私はぶくぶく太り…。しかし、さすがにまずいと思い、日本にいる時はたいして好きではなかった日本料理の素晴らしさに目覚めたのでした。日本食ってほんとにヘルシーですよね。日本食を取り入れるようになってから、体重はゆるゆると下がって安定していき、肌も便も健康的に戻っていったのです! 偉大な大豆パワーにもびっくりで、昔当たり前のように食べていたお味噌も、こんなに体にいいとは知らず…。日本食最高! ちなみに、日本食はスイスの意識高い系の方々には認識されていて、おいしいと感じておられるかはさて置き「日本食=超ヘルシー!」と喜ばれることがとても多いです。そんな風に喜んでもらえることが私はすごく嬉しくて、下手なりにいろいろと頑張って料理していたのですが、当の夫はというと一切箸をつけず…?!夫よ、一体どういうことなんだ…?次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月10日■前回のあらすじ国際結婚がゆえ、考え方や文化の違いに驚くこと多々あり。特に「食」のギャップは頻繁で、結婚と同時に理想と現実という壁にぶち当たることに…。お寿司、皆さんお好きですか? 私は大大大好きです。ネタは一番最初に何を召し上がりますか? 私は若いころ、最初は絶対トロサーモン5連発でしたが、最近は胃も歳をとってきまして、たんぱくな鯛とかヒラメとか、昔祖母が食べていたようなあっさりしたネタが好みになってきました。っていうか私のお寿司の好みはどうでもいいですね。実はお寿司を注文する前、夫に「お寿司好き?」って聞いてたら「好き」って言ったんです。だから注文したのに、夫はカッパしか食べない…。カッパも美味しいですよ、そりゃおいしいですよ。でも、謎の行動に久々のお寿司に水を差された気分ー!あ、でも結果、2人前のお寿司をもりもり食べて、その日は上機嫌で終わっていた私でした(笑)。ちなみに、スイスのお魚料理と言えばお頭がついてテーブルに出ることはあまりなく、レストランでウキウキして魚料理を頼むと大体、お頭ナシ、骨ナシ、皮ナシのものが出てきます。パリパリの魚の皮が好きな私は結構テンションが下がるのです。食卓に焼き魚を出したときの夫の反応に、「あっ、お魚嫌いだったのか!」と気づいた私は、もっと早く魚嫌いなこと気づいてあがればよかったなー、ごめんねーもうお魚は出さないからねー、と思っていたら「魚は好き」だと…。え? 好き? え? こんなに震えてるのに? お魚好きなの…?? 意味不明ーーーー!!次回、夫の謎行動がさらに加速します…!次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月09日