2017年1月クールに、テレビ東京ドラマ24枠で放送され、共同生活を送る"おじさんのテラスハウス"として話題を集めた"ゆるシブ"コメディ『バイプレイヤーズ』。ドラマシリーズ1、2を経て、2021年1月クールには『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』が放送され、4月9日より映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』が公開されている。ハウス、島と舞台を移してきた同作が今回描くのは、都会からはなれた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”の物語。各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動には100人の俳優が集結し、パロディネタや業界ネタも満載となっている。今回は、パート1から出演し続ける田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一にインタビュー。シリーズが始まった時からまさかの「かわいい」といった反応も多かった同作について、話を聞いた。○■故・大杉漣さん不在に不安も、4人の安心感——これまでの作品でも絆が深まっている皆さんですが、今回改めて映画・ドラマを撮影されて、『バイプレイヤーズ』の現場ならではの楽しさはどんなところにあると思いましたか?田口:シーズン1、2を共に作り上げてきた大杉漣さんがリーダーとして存在していたので、漣さんの不在は大きいんです。これまでと同じようなことはできないという気持ちでやらせていただいたんですけど、4人で会うと楽しいから、はしゃいじゃう。時間が空いても、メンバーがそろった瞬間に積み上げた安心感、培われたものが再生される感じで、すごく楽しかったです。松重:『バイプレイヤーズ』という作品の特殊性は、実名でやっているところ。観てるお客さんも個人と役の境目を知りたいんだろうし、僕らも「これ芝居なの? 本物なの?」というギリギリのところを見せるのが究極の目的で、そこに大前提があります。虚実を面白く見せればいいんじゃないかというところなので、普段から関係性が出来てるんです。カメラが回った瞬間から作品が始まるんじゃなくて、僕らがいるところからすでに何かが始まってる。僕らも、外に出していい部分と放送できない部分は使い分けているし。田口:僕の下ネタね(笑)松重:そこは、確実にカットラインだなとわかる(笑)。その辺の虚実ない交ぜ感は、やっていてすごく楽しいところです。光石:たぶん最初の6人がもっと若い時に揃ってやろうとしていたら、色んなことがあったんだろうけど、みんな50歳過ぎて集まったのがすごく良かったんじゃないかな。皆、節度を持って品良く芝居できてるんじゃないかと、僕は勝手に思ってるんですけど。松重:品、良いですか? トモロヲさんの下ネタは……?光石:そういうところも、品が良いじゃないですか(笑)遠藤:本当に、楽しかった。バカ騒ぎしているうちに終わっちゃった、という感じだったけど、俺はフィリピンの場面が多かったので、もうちょっと出してもらったら良かった(笑)。雑談と芝居の狭間でバーンといけるので、「何かをしよう」といったこともないし、日常会話のように思いついたことをやりとりしていて。これはすぐに出来るようなことじゃないので、良い感じの仲間になったなと思いました。——役者さんが100人出演するというところでもすごい映画ですが、誰か印象に残ってる方はいますか?田口:意外と、他の方と会ってないんです。ブルーバック撮影の時はおじさんばっかりだったので、おじさんの同窓会みたいな状態で、昔話や健康と介護の話ばかり。芝居、見てなかったなあ。芝居を気にするような集まりじゃなかったです(笑)全員:(笑)松重:『バイプレイヤーズ』は役じゃなくて自分の名前を背負ってやっているので、「演じてるな」と言われた瞬間に、恥ずかしい人になっちゃう。「役割を演じてるんだ」というところが見えちゃうと、その人自体が浮いちゃう感じがあると思うんです。皆「演じてる」というところをうまく消して映像の中に入り込んでる感覚があります。誰の演技が良かったというより、皆元気で良かったなと思ったくらい。控えの場所からシチュエーションのシーンに入っていく瞬間も、すべて作品として捉えられる感じで、そこも逆に面白かったりする。光石:若い人たちがすごい。僕がたぶん濱田(岳)君くらいの年齢の時に、60歳前後の人たちの中に入ったらガチガチだったろうけど、全然彼らは遜色なく出てきて楽しくして帰っていく。今の人たちはすごいなと思いました。皆、すごかったです。遠藤:俺だけ異質な話になっちゃいますけど、フィリピンの場面で出てきた女性は、初めて出た三池崇史さんの映画(『天国から来た男たち』)に出ていた子だったんです。フィリピンを舞台にした作品だったんだけど、そこに出ていた方が東京に来ていてオーディション受けて選ばれたそうで、再会した時にはびっくりしました。すっかりベテランの域になって、演技に対してもすごくこだわりのある人になってたから、ハグするシーンで「え~んどう、ちょっと早いよ。もうちょっとゆっくりしたとこで、私が涙出すから」と。もう、彼女から言われる通りに(笑)全員:(笑)光石:素敵な話ですね(笑)○■「かわいい」を意識しはじめた!?——『バイプレイヤーズ』は始まった当初から女性人気も大きくて、「かわいい」「萌える」といった声もありましたが、そういった反応についてはどうとらえられてましたか?遠藤:シーズン1の時に、「かわいい」って言われはじめたんだっけ? たぶんシーズン2からみんなちょっとずつ変わってきて、衣装にこだわるようになったのか、おしゃれになっていった(笑)全員:(笑)光石:そうだっけ!?(笑) ずっと千葉で撮っていたので、あんまりそういうのは漏れ聞こえてこなかったかな。松重:でも、シーズン2で千葉の海に入ってタイトルバックを撮っているときに、割とギャラリーがいて、地元の人たちがキャーキャー言ってたんです。光石:意識してる!松重:僕らはスーツで海から上がって来て、5人でしょう? 嵐と間違えられてるんじゃないかと(笑)。「俺ら、嵐と間違えられてるんじゃないの!?」という話をしたら、光石さん、「俺が二ノかな」と言ったんですよ。そのときに、「意識する」とはこういうことなんだと……。光石:冗談で言ったんだよ!(笑)松重:「かわいい」と思われることを、自分の中に二ノとして落とし込んでるんです!遠藤:そういえば、今回(有村)架純ちゃんが出てるから、父親みたいな気持ちで「架純ちゃん、かわいいよね」と光石さんに言ったら、「うん、タイプかな」って。全員:(笑)光石:冗談で言ってみただけだよ!(笑)松重:かわいい担当を1番意識されてるのは光石さんです(笑)光石:してない、してない!(笑)田口:僕にはそういった評判は全く聞こえてこなかったんですが、そんなに入ってたんだ、光石さんの耳には!(笑) 意外でしたけど、街で偶然女性に「観てます!」と言われたことはあります。——ちなみに今の流れで、松重さん、田口さん、遠藤さんの担当はいかがですか?松重:僕は、世話係です。大杉さんの腹心ですから。田口:僕は下ネタ担当です。遠藤:俺は幼稚だから、おはしゃぎ担当!(笑)——では、このメンバーで、「今だから言っておきたいこと」はありますか?松重:僕ら、けっこう言っているんです。腹に溜めることができないので、ずっとしゃべって、口に出てるから、腹に据えかねるということもない関係です。ただ、光石さんが二ノをとっちゃったので、「誰が松潤なんだ」というところは……。光石:ないよ!(笑)遠藤:俺は、怒られたことがある。1回皆で待ち合わせた時に、前日に松ちゃん(松重)に「ここだよ」と言われてたのに、違うところで待ってて。光石:あった! 僕と松重さんは2人で待っていたんですよ。で、遠藤さんと田口さんが来ない、と。段取りしてたのは松重さんですから、「おかしいな」とちょっとイライラしはじめ、「光石さん、ここで待ってて」と、パッと別の場所を見てすぐ帰ってきて「いた、2人いた!」って。田口:車に乗ってたの。遠藤:「(待ち合わせは)下って言ったでしょ!? 言いましたよね!?」って、すげー怒られた(笑)松重:俺、そういうことだったら本書けるよ! 皆の暴露をしていいんだったら、だらしなさとか、聞いてなさ加減とか(笑)光石:あれ、怒られてたね。でも全然ヘラヘラしてるの(笑)田口:もう撮影現場の話でもない。日常生活だから(笑)■田口トモロヲ1957年11月30日生まれ、東京都出身。俳優・監督として様々な作品に関わり、NHK総合のドキュメンタリー番組『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』(00〜05年)ではナレーションも好評となる。近年の出演作に映画『パラレルワールド・ラブストーリー』『見えない目撃者』(19年)、『ミッドナイトスワン』(20年)など。公開待機作に『夏への扉-キミのいる未来へ-』(6月25日公開)がある。■松重豊1963年1月19日生まれ、福岡県出身。舞台・映画・ドラマと活躍し、12年にドラマ『孤独のグルメ』で連続テレビドラマ初主演を果たした。近年の出演作に大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』『悪党~加害者追跡調査~』(19年)、映画『検察側の罪人』『コーヒーが冷めないうちに』(18年)、『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』(19年)、『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』『罪の声』(20年)など。公開待機作に『老後の資金がありません!』(21年公開)などがある。■光石研1961年9月26日生まれ、福岡県出身。1978年、16歳の時に映画『博多っ子純情』のオーディションを受け、主役に抜擢される。以降、様々な作品に出演し、大河ドラマやNHK 連続テレビ小説でも名バイプレイヤーとして活躍。2011年には第3回TAMA映画賞最優秀男優賞、2016年には第37回ヨコハマ映画祭・助演男優賞を受賞する。2019年には『デザイナー 渋井直人の休日』で主演を務めた。公開待機作に『由宇子の天秤』(2021年公開)がある。■遠藤憲一1961年6月28日生まれ、東京都出身。Vシネマ、映画、ドラマなどで幅広く活躍し、2009年にはドラマ『湯けむりスナイパー』での連ドラ初主演も話題に。近年の出演作にドラマ『さすらい温泉 遠藤憲一』『それぞれの断崖』『私のおじさん〜WATAOJI〜』(19年)、『竜の道 二つの顔の復讐者』(20年)など。公開待機作に映画『地獄の花園』(5月21日公開)がある。
2021年04月10日映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(4月9日公開)の初日舞台挨拶が9日に都内で行われ、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、松居大悟監督が登場した。同作は2017年1月クールのドラマ24で放送され、共同生活を送る"おじさんのテラスハウス"として話題を集めた"ゆるシブ"コメディ『バイプレイヤーズ』の映画化作。都会からはなれた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描き、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一をはじめとした総勢100名以上の俳優陣が本人役で出演する。撮影では役名で呼び合うことも多いが、今作では北を除く登壇キャスト全員が本人役ということで、濱田は「距離が縮まる時間が短かったような気がします。役名と本名も一緒な分」と語る。柄本は「僕は『岳くん』と呼んでて、『時生』って呼んでもらって、みたいな」と明かした。一方菜々緒が、「私は濱田さんのこと、(作中のように)『岳!』なんて呼んだことないので、そこは台本通り」と言うと、濱田は「実は、ハアハアしてました。そのとき。なんとなくハアハアしてました」と告白。柄本は「そうだったの!?」と驚き、菜々緒から「岳って呼んだ方がいいんですか?」と聞かれた濱田は「お任せします」と笑顔で答えていた。
2021年04月09日映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(4月9日公開)の初日舞台挨拶が9日に都内で行われ、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、松居大悟監督が登場した。同作は2017年1月クールのドラマ24で放送され、共同生活を送る"おじさんのテラスハウス"として話題を集めた"ゆるシブ"コメディ『バイプレイヤーズ』の映画化作。都会からはなれた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描き、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一をはじめとした総勢100名以上の俳優陣が本人役で出演する。待望の初日に、田口は「おっさん4人のリーダーは大杉漣さんでして、きっとこの日を大杉漣さんも喜んでいると思います」としみじみし、光石も「数年前にテレビ東京の深夜から始まりまして、その時から大杉さんが『映画になったらいいね』とずっとおっしゃってました」と振り返る。さらに遠藤は「ここに来る前に、支度部屋から車で行くと言うので、どこなのかなと思ったら目の前の建物でした。俺達はパート2の時、現場でお弁当を渡されて5分ぐらい道をぞろぞろ歩いてた。『これ、同じバイプレーヤーズなの』という感じになっちゃって」と、待遇の進化に驚いていた。このイベントには、本作のキーキャラクターである犬の風(ふう)も登場。松居監督は「大杉さんに風とトラという愛犬と愛猫がいまして、そこからふうという名前を取りました。なので、風と撮影所を愛している風が、漣さんの存在として見せたいなと思ってました」と明かす。作中では実際の大杉さんと風の写真も登場するが、「実際の風はチワワなんですよね。ちょっとよく見ると、チワワから段々と今の風に変わっていくっていうスタイル」と、まさかの犬種を超えた成長を遂げたことに。さらに、田口は風について「そんなに絡みがなかったんですけれども、僕の印象ではその、下半身がお元気。現場では何も指摘できなくて、もう見て見ぬ振り作戦を取ってた」と暴露し、キャスト陣も苦笑していた。最後に松重は「テレビシリーズの最中に、大杉漣さんという人が僕らの前から突然いなくなって信じられなかったし、もう3年経つんですけどまだちょっと信じられない。お葬式の時ですら祭壇の裏から出てくるんじゃないかとずっと思ってて、実は今日もなんかスクリーンの裏で待機しててみんなを驚かせてやろうと思ってる、お茶目な大杉さんがいる感覚が抜けない」と心境を吐露。「日本中、204館の映画館で公開されるということで、そこに204の大杉さんがスクリーンの裏で待機してる。204の風に乗って大杉さんが皆さんが喜ぶ姿を見ているんじゃないか」と想像し、「その魂が届けばいいなと思います」と語った。しかしその後、松重はカンペを見て「206館でした! 206の大杉さんが風に乗って現れるということで、2つ増えました。よろしく願いします」と訂正し、館内にも笑顔が。また、遠藤は「30歳の時に、光石さんも一緒に出ましたけれど、低予算の単館系映画で公開初日、お客さんがたったの4人。バイプレイヤーと言われている人間たちは、過去に何かしら傷を持ちながら育ってきているので、それを考えるとこんな綺麗な劇場でこれだけの皆様が来てくださって本当に幸せを感じます」と喜びを表す。「漣さんも傷つきながら頑張って生きてきた人なんで、今これを見ると『バイプレイヤーズ』がこうなったというのは本当にびっくりしていると思って、ありがたいことです」と感謝していた。
2021年04月09日《けんちゃんこんな写真見つかった!台湾ロケの時だよ。若いねー。私も。この笑顔のけんちゃん忘れません》Instagramにこうつづったのは研ナオコ(67)だ。3月29日、志村けんさん(享年70)が新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなってから1年。冒頭のように投稿した彼女は、さらに志村さんと互いに笑顔を交わす写真もアップしている。『8時だョ!全員集合』(TBS系)や『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)など数々のコント番組で、志村さんとの共演を重ねてきた研。さらに音楽ユニット「けん♀♂けん」を結成し、01年12月にCDもリリースした。そんな研は昨年4月、本誌で志村さんとの思い出を回想している。2人が初めて出会ったのは『8時だョ!全員集合』の楽屋だったという。彼女はこう続けている。「『全員集合』の本番前、私はドリフのメンバーがいる楽屋に、よく遊びに行っていました。そのとき、志村さんはまだいかりや長介さんの付き人をやっていたころだったかな。楽屋にいた志村さんとしゃべっていたら、とにかく笑いが止まらなくて。だから私は『なんだ、メンバーより面白いじゃん!ねぇ長さん、この子ドリフのメンバーに入れたらどう?』って、いかりやさんに言ったことがあるんです(笑)」当初から志村さんの才能を見抜いていた研。それから約50年にわたり、公私ともに2人は交友関係を築いてきた。「研さんにとって、志村さんは“気遣いのできるひと”。研さんはコント出演のたびに緊張していたそうですが、志村さんはフォローしてくれたといいます。お互いにシャイで好き嫌いも似ていたため、研さんは『一緒に仕事がやりやすかった』とも話していました。またプライベートでは研さんの家族や共通の友人を交え、たびたび食事をしていたそうです」(スポーツ紙記者)■「またいつか会えるような気がする」しかし、彼女にはある心配事があったという。「『けんちゃんはお母さんに孫を見せてあげてほしい』と研さんはずっと考えていました。ですが、志村さんの交際する女性は『結婚に向いていない子ばかりだった』といいます。そのため、“もったいない”と感じていたそうです」(前出・スポーツ紙記者)それほど志村さんを想っていた研は訃報の当時、《けんちゃん、駄目だった(涙)》とツイートしていた。50年来の友人を亡くした心痛は計り知れない。「新型コロナが感染拡大するなか、研さんはアマビエのコスプレをSNSで披露しました。それは志村さんが“コロナで入院した”という知らせが耳に入ってきたためです。アマビエのコスプレは『私がやらなきゃだめだ!』と、必死の願いを込めたものだったといいます。しかし、志村さんは亡くなりました。当時は頭が真っ白になったそうです。しかし次第に受け止められるようになり、今では『けんちゃんの笑顔を思い出すたびに、またいつか会えるような気がする』と語るようになりました」(前出・スポーツ紙記者)訃報から1年。志村さんの笑顔とともに、研は歩みを進めていく。
2021年04月01日顔を合わせるやいなや、ワチャワチャと賑やかに話しだす田口トモロヲさん、松重豊さん、光石研さん、遠藤憲一さんの4人。‘17年にドラマ『バイプレイヤーズ』がスタートし、3作を経てついに映画化が実現。いまや“元祖バイプレイヤーズ”と呼ばれる4人が語る、これまでとこれからに向けた思いとは。“元祖”が語る『バイプレイヤーズ』。――3作のドラマを経て、ついに映画になりました。映画化に対する思いを伺えますか?田口:僕らとしては瓢箪から駒ですよ。僕ら…いまこの4人は“元祖バイプレイヤーズ”っていわれているんですけれど、元祖としてはやはり、(大杉)漣さん抜きで新しい『バイプレイヤーズ』というのは作り難い気持ちがあったんです。でも、立ち上げから関わってくださっているプロデューサーさんが挫けることなく、粘り強く「やりましょう」と言い続けてくれたんですよね。そのおかげでいまこうして辿り着けたわけで、本当に感無量ですね。松重:本当にそうですよね。下北沢のイベントをきっかけに立ち上がった企画が、まさかこんなところにまで連れてきてくれるなんて、です。仕事を続けてきたら、こんなご褒美みたいな作品に関わる機会をいただけて。テレビ東京の深夜帯で、変なプレッシャーを感じることもなく、ただただ自由に楽しくやらせてもらってきて、「本当にこれでいいんですか?」って思っていたら映画化ですからねぇ。光石:映画化かぁ…。遠藤:えっ、映画館?光石:映画館なんて言ってないよ。映画化って言ったんだって。遠藤:そっかそっか(笑)。光石:映画の前に、まずドラマの第3弾をやりたいっていう話をいただいたんですよね。でも、本当にやっていいのか、やるべきなのかっていうのはそれぞれ心の中にはあったと思うんですよね。松重:僕らの中で、大杉さんっていうリーダーを亡くした瞬間っていうのはどうしたってすごく大きなことで。…あれから丸3年が経つんですよね。あっという間なんだけれど、どこか現実とは違う時間軸で、『バイプレイヤーズ』の中の俺らが動いているような感覚もあるんです。それが今回、100人のキャストが参加してくれてこんなエンターテインメント作品に成長して、一体この先、どんなところに進んでいくんだろうと思ってます。光石:まさかのプロデューサーの粘りで、100人の俳優さんを口説いただけじゃなく映画化ですからね。まさかとは思いましたけど、嬉しかったですよ。最初は本当にいいのかなってウダウダ考えたりしていたけれど、こうやって集まった途端、あの時に戻って、みんなではしゃいだりして、僕はそれが楽しくてね。なかには一番難色を示していたのに、めちゃくちゃはしゃぐ人がいたりねぇ。田口・松重・遠藤:ハハハ(一斉に遠藤さんを見て爆笑)。光石:あんなに嫌がってたのに…。田口:それ、エンケン(遠藤)さんのことだよね。自分から出番を減らしてくれって言ってたのにね。遠藤:やるのを嫌がってたわけじゃないんだよ。光石:嫌がってたわけじゃないけど、一番熟考なさってはいましたよね。でもそれで現場に来たら一番はしゃいでるっていう様子を見て、僕は十分楽しかったです。なにより、みんなと集えたことが嬉しかったし。遠藤:漣さん発信で始まった企画だったから、漣さんがいないのに無理だよって気持ちだったんだよね。でも、実際に現場が始まったら、懐かしくなるし楽しくなるし。光石:楽しかったですよね。遠藤:だいたい普段、癖のある俳優さんって一作品に出てて2人程度でしょ。それがこの作品ではごっそり出てるんだもん。あんまり現場が楽しくて楽しくてびっくりしたよ。もちろん、漣さんのいない寂しさはあったけど、また違う形の楽しさが生まれた気がする。――でも今回、ドラマから引き続き、遠藤さんはフィリピンに俳優修行に行かれてますよね。遠藤:今回はさ、スケジュールのこともあったし、俺、1日だけ撮影に参加しますって言ったんですよ。以前にトモロヲさんも1日でまとめ撮りするっていう形で出演されてたから(※シーズン2)。田口:そうそう。あの時は演劇の公演と撮影がぶつかってしまって。遠藤:だから俺も1日でってお願いしたら、フィリピンに俳優修行に行っているっていう設定になったんだけど。結果的に撮影が1日だけってわけにはいかなくて。この日もこの日もって、何度もスタジオに行くことになったし。これなら普通に4人でやらせてもらえばよかったなって。田口・松重・光石:(大爆笑)遠藤:だって出来上がりの映像を観たらやっぱり面白いんだもん。4人が集まってると楽しいよ。田口:ワガママにもほどがある(笑)。今日スタジオに遠藤さんが来てるんなら、みんなで一緒に撮ろうよっていう日もあったもんね。光石:でも台本ではフィリピンにいることになっちゃってるから、一緒に撮るわけにいかなくて…。田口:「もういいじゃん、その設定」って言ってたんだけどね(笑)。松重:俺らは、「遠藤さんはスケジュールの都合で何日か来られない日があるから」って聞いてたんですよね。光石:しかも、来られる日が限られてるから、その日はかなり撮影が詰まっててキツいらしいよって聞いていて…。松重:それなのに、スタジオに現れたら、入り時間から帰るまでずーっと喋り倒してたからね(笑)。ちょうどコロナのこともあって、入っていた別の撮影がなくなったりもしたから、たぶん遠藤さん、しばらく人と喋ってない期間が続いてたんでしょうね。この『バイプレイヤーズ』の撮影が、タイミング的に自粛期間明けすぐだったっていうのもあって、人と会えたってこと自体が嬉しかったんだろうと思うんだ。結局、バイバイって言うまで喋ってたから(笑)。光石:あの日は面白かった。全員でやる芝居の呼吸が我々の体に染み付いているから。――遠藤さんに限らず、みなさんもこのメンバーで集まって一緒にお芝居するのが楽しいし、お好きなんですね。田口:そうだね。結局楽しいんだよね。僕にとってはそれが一番最初に漣さんも含めて“元祖”のみんなで作り上げてきた…大袈裟にいえばシステムなんです。何気ない雑談から始まって台本の話になって、ここはこういうふうにしてみようかと話し合って作っていく。そういう経過が、俳優としても人としてもすごく楽しかったんです。前作の時は、毎回、夜7時半には撮影を終えて飲みに行く流れが自然とできてたんですよね。たまにその時間に終わらなかったりすると、みんなで機嫌を損ねるっていう(笑)。松重:リハーサルとかセリフ合わせとかをやってると、大抵、途中で誰かが、「もういいから(カメラを)回せよ」って言いだすんですよね。スタッフも慣れたもので、そういう僕らのことをちゃんとわかってて、場があったまってきたなっていうのを感じ取ると、いつしか唐突にカメラを回し始めるようになって。それが臨場感だったり、予定調和じゃない面白さを生んでくれることも多かったし。そういう呼吸を合わせて進めていくっていうやり方が、漣さんを含めたこの面々の密接な関係性の上で、ちゃんとできていたんですよね。全員の呼吸が我々の体に染み付いているから、4人で何かやれって言われたら打ち合わせなしでもできちゃうし、それをちゃんと狙って撮ってくれるスタッフもいるし。おかげで僕らもみんなも楽しくて、しかも早く終われるっていう。田口:面倒なオジさんたちってイメージが制作陣にも伝わって(笑)、早く撮影を終わらせようとしてくれたのもありがたいことで。光石:今はこういうご時世だし、飲みには行けないけれど…。遠藤:そうだね今回は。松重:でも、遠藤さんに関しては、お酒を飲んでなくても、お腹の中に麹菌を溜めてて自家醸造できるから…。田口:体の中での密造(笑)。松重:水を飲むと、それが体内でアルコールに変わるでしょ(笑)。田口:今日ももうすでに酔ってるんじゃない?光石:すでにかなり飲んでる状態でいらしてますよね。松重:遠藤さんは少し前にお酒をやめたけど、もともと酒なしでも酔える、アルコールいらずの人ですよね。遠藤:たしかに今回はそうだったかもしれないね(笑)。――ご自身を演じるのはどういう感覚なんでしょうか。本人ではあるけれど“役”でもあって、発するセリフは台本上に書かれたものなわけです。普段との違いというのはあるものですか?光石:それは違いま…田口:(間髪入れず)光石さんは全部“地”でしょ。「女優さんに手を出す」とか紹介されてるけど。光石:違いますよ。そんなことしてないですって!田口:そこが一番ドキュメンタリーですよね。光石:やめてくださいって!僕は完全に役を演じてます。はい。名前は僕本人だし、僕自身を元に書かれたキャラクターではありますけど、普段とは違いますし…。遠藤:何言ってるかわかんない。松重:でも、5人なら5人それぞれの役割というのが台本にも徐々に反映されるようになってるし、アドリブにもそれが出てるから、普段の僕らの延長線上にあるキャラクターではあるんじゃないかな。まあ、光石さんに関してはちょっとご本人の生々しい部分が出ちゃってますけど…。光石:(焦って)だから、そんなことないですって!田口:(笑)。最初の頃は、台本をもらってから、「俺はこういうことは言わないよ」とか、「みんなで集まるとこうなるよ」とか結構話したりしてたよね。そこで会話のボルテージが上がってくると、プロデューサーを飲みの席に呼び出すっていうのがいつもの流れで。彼も「ええ~っ」って感じで迷惑そうな顔はするけど、じつは真正のMだから喜んで来るっていう。光石:そんな喜んでたんだ(笑)。松重:1作目、2作目の頃は、撮影後にみんなで飲み始めて、プロデューサーに電話するまでがルーティンになってましたよね(笑)。田口:みんな自分の名前で出てるわけだから、やっぱりそこはどうしてもこだわっちゃうし、制作側も当の本人に「僕はこんなふうじゃないです」って言われたら、聞き入れるしかない(笑)。でも、あの時にかなり内容に対してみんなで戦ったこともあって、いまやもう、普通に自然な僕らとしてやれるようになってると思う。遠藤:…俺さ今回の映画で、フィリピンの女優さんにすごいダメ出しされたのよ。田口・松重・光石:(大爆笑)松重:何にダメ出しされたの?遠藤:僕が抱きしめるシーンがあったんだけど、バッて行ったら「エンドウ、チョット早イネ」って怒られたんだよ。彼女、自分なりに考えてきた役作りがあったみたいで、「コウ来テクレタラ、チャント私ナミダ出ルカラ、ユックリ来テ」ってダメ出し喰らって。あれ、今回の撮影中で一番厳しいダメ出しだったんじゃないかな。光石:ハハ(笑)。おっかしい。遠藤:でもやっぱり“元祖”のメンバーで芝居してると、積み重ねてきたものがあるから、変な段取りとか打ち合わせとかしなくても、覚えたセリフを流れにのりながら自然に言えてたりするんだよね。肩の力の抜け加減がすごくよくて、今回のドラマも放送を見たら面白いものに仕上がってて。『バイプレイヤーズ』の中の俺は、まったくの素ではなくてプラスアルファされている部分はあるけれど、肩の力の抜けた正直な自分でいられてるとは思うんだよね。100人出すという無謀な試みを実現させただけですごい。――あらためて今回の映画の見どころやオススメポイントを読者に向けて教えてください。光石:これだけのメンバーが集まっている映画って、この先もなかなかないと思うんですよ。遠藤:すごく贅沢な顔ぶれだよね。だからこそ、この賑やかなお祭りを楽しんでいただきたいと思うし、やっぱり元祖の4人のシーンもぜひ楽しみにしていてほしいです。光石:じつはね、昨日ある現場で俳優さん3人と一緒だったんだけど、今回の『バイプレイヤーズ』に出てないってことをすごく悔しがっていて、彼らに「どうしたら出られるんですか?」って聞かれたのよ。それくらいみんなが出たい作品になっているのかなって嬉しかったし、映画も実際にそう思ってもらえる作品に仕上がっているとも思うんですよね。松重:今回参加してくれた濱田岳くんをはじめとする若い俳優さんたちって、僕らが20代の頃よりも確実に技術も魅力も持っていて、間違いなくこの先の映画を支えていく存在だと思うんですよ。僕はこの映画が、若い俳優たちに焦点が当たってる部分が大きいのがいいなと思ってるんですよね。単なるオジさんたちの慰安場所になっても仕方ない。この先、彼らに続いていく下の世代が、「自分もバイプレイヤーズの一員になりたい」って言ってくれるような契機になる作品になってくれていたらいいなと思って見守ってるんです。田口:そもそも、バイプレイヤーを100人出すっていう無謀な試みを実現させただけでもすごいことだと思うんです。なにせ撮影がすでに始まってるのに、現場でまだスタッフが出演者の数を数えてましたから。全員:ワハハ(大爆笑)。田口:もうね、見切り発車でしょ。まあそれでも、ドラマもある中であれだけの人のスケジュールを調整しながらなんとか100人揃えたわけだからすごいことだよ。遠藤:本当に100人ちゃんと出てるのかねぇ?光石:観た方は確認してほしいね。田口:ある出演者の方に、かなり頓智のきいた役で出られていたから「よく引き受けましたね」って聞いたんです。そしたら、コロナでスケジュールが空いたからっておっしゃっていて、こういう恩恵もあるんだって思ったよね。遠藤:なるほど。そういう理由もあって、今回のような奇跡的なキャスティングが実現したんだね。映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』富士山麓に建てられた撮影所・バイプレウッド。ここで濱田岳を中心とした若手俳優たちが、自らの手でとある映画を撮ろうと奮闘し…。監督/松居大悟出演/田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、有村架純、天海祐希、役所広司ほか4月9日全国ロードショー。たぐち・ともろを1957年生まれ、東京都出身。映画『色即ぜねれいしょん』などの監督や『プロジェクトX』ナレーターでも知られる。公開待機作に映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』。ネイビーウィンドウ・ペーンチェックスーツ¥143,000ネイビーウィンドウ・ペーンベスト¥39,600フラワーグラデーションネクタイ¥15,400*すべて税込み(以上Paul Smith/Paul Smith Limited)リング¥25,300*税込み(M・A・R・S TEL:03・3462・8187)ハットは本人私物、その他はスタイリスト私物まつしげ・ゆたか1963年生まれ、福岡県出身。4月開始のドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』(NHK)に出演。今春、久米繊維とのコラボTシャツ〈mattige〉も発表。ジャケット¥44,000パンツ¥33,000(共にENGINEERD GARMENTS TEL:03・6419・1798)シャツ¥33,000(suzuki takayuki TEL:03・5846・9114)メガネ 参考商品(武田メガネ/武田メガネ 天神中央店 TEL:092・715・1188)サンダルはスタイリスト私物みついし・けん1961年生まれ、福岡県出身。4月スタートのドラマ『桜の塔』(テレビ朝日系)に出演。Huluオリジナルドラマ『息をひそめて』4話に出演。配信は4月23日より開始。ジャケット¥28,000パンツ¥21,000(共にRANDT/NEPENTHES TEL:03・3400・7227)その他はスタイリスト私物えんどう・けんいち1961年生まれ、東京都出身。最近のおもな出演作にドラマ『星影のワルツ』『竜の道』『私刑人』などがある。出演映画『地獄の花園』は5月21日公開予定。ジャケット¥47,000(CONFECT表参道店 TEL:03・6438・0717 )ベスト¥39,000(suzuki takayuki)パンツ¥46,000(デンハム/デンハム・ジャパン TEL:03・3496・1086)シューズ¥62,000(GARMENT REPRODUCTION OF WORKERS/CONFECTION CO.,LTD TEL:03・6336・4771)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年3月31日号より。写真・笠井爾示(KATT)スタイリスト・DAISY石橋瑞枝(DAISY M’S OFFICE/田口さん)増井芳江(松重さん)九(Yolken/光石さん)中本コーソー(Leinwand/遠藤さん)ヘア&メイク・大八木智之(田口さん)林 裕子(松重さん)山田久美子(光石さん)村上まどか(遠藤さん)取材、文・望月リサ撮影協力・AWABEES(by anan編集部)
2021年03月30日2021年3月30日、タレントの研ナオコさんがTwitterを更新。突如公開された1枚の写真に、人々がざわついています。研ナオコ「クルエラのコスプレしてみました」同日、研さんが公開したのは、ディズニー映画『101匹わんちゃん』に登場するキャラクター『クルエラ』に扮したコスプレ。あまりにも完成度が高すぎるため、人々をギョッとさせているようです。「もはや本人」「パーフェクトな実写」といった声が上がる、その姿をご覧ください。クルエラのコスプレしてみました♀️ pic.twitter.com/6gs8IaIGfX — 研ナオコ (@naokoken77) March 30, 2021 作品から飛び出してきたようなクオリティ…!!!ツートンカラーの髪やふわふわな毛皮、赤い手袋など、細かいところまで忠実に再現されています!特に驚くべきなのは、研さんの顔です。痩せこけた頬や特徴的な眉毛、大きな口をメイクで施しています。歯を見せて笑う表情やポージングまで、すべてがクルエラそのもの…。研究され尽くした研さんのコスプレからは、キャラクターへの愛と本気を感じます!投稿はまたたく間に拡散され、5万件以上の『いいね』を集めています。・とっても素敵。アニメで見るクルエラとまったく同じですね!・本格的!すごく似合ってます。・違和感がまったくない…。参りました!邦画で『101匹わんちゃん』の実写化が決まった際は、研さんに出演依頼があるかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年03月30日映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(4月9日公開)の完成披露イベントが29日に都内で行われ、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、有村架純、松居大悟監督が登場した。同作は2017年1月クールのドラマ24で放送され、共同生活を送る"おじさんのテラスハウス"として話題を集めた"ゆるシブ"コメディ『バイプレイヤーズ』の映画化作。都会からはなれた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描き、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一をはじめとした総勢100名以上の俳優陣が本人役で出演する。菜々緒役で出演した菜々緒は、品のあるオフショルダーの黒ワンピースで登場。すらりと長い首と華奢な肩のライン、美しく浮き出た鎖骨を見せる。そんな菜々緒について、遠藤は「世代が違うかもしれないんですけど、最初に菜々緒ちゃんに『番宣大変だね』と言ったら、『私、番宣大好きなんです!』と言ってて、俺あんまり得意じゃないんでびっくりしちゃった」と意外な一面を明かした。菜々緒は撮影について「私は天海(祐希)さんとのシーンが多かったのかな。立ち位置的には色んな皆様とお会いする機会が多かったので、役者の皆様のお芝居だったり立ち振る舞いを勉強させていただいた」と感謝。「暑い中、監督は熱中症になりながら頑張って。本当に元気になる作品」と同作の良さを表した。
2021年03月29日映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(4月9日公開)の完成披露イベントが29日に都内で行われ、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、有村架純、松居大悟監督が登場した。同作は2017年1月クールのドラマ24で放送され、共同生活を送る"おじさんのテラスハウス"として話題を集めた"ゆるシブ"コメディ『バイプレイヤーズ』の映画化作。都会からはなれた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描き、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一をはじめとした総勢100名以上の俳優陣が本人役で出演する。濱田は撮影で見たベテラン陣について「せっかくだから学んでいこうと思ったら、そろうとずーっとしゃべってる。本番直前までしゃべってるんですよ。戦友というか、会って讃え合ってるのかなと思ったら、日没が近くなるとパタッとしゃべんなくなる。あれどうしたんですか?」と疑問を投げる。光石が「僕はすごいフレンドリーにスケートボードとかして……」と反論すると、松重は「若い人に媚びるということを光石さんから学んだんですけど、現場に乗ってくる自分の車にスケボーを乗せてくるんです。休憩時間にこれみよがしに転がるんです。若い人たちに集合かけてスケボーする60近いおじさん、いかがなものか」と様子を暴露。光石が「お誘いしたでしょ、やろうって」とさらに反論すると、松重は「できるわけないでしょ!」と苦笑しつつ、「言っても日没近くなると眠くなる」と笑いにしていた。また有村は「撮影の合間も皆さんで楽しくお話されていて、とにかく笑いが多い現場。妙にその空間が落ち着いてる自分がいて、失礼なんですけど、一緒にずっと今までいたのかなと言うくらい、妙に落ち着いたんですよね」と4人との撮影を振り返る。さらに「光石さんとは一番共演回数が多いんですけど、鞄から唐突に納豆が出てきて。これだけ時間を過ごしても初めて見る一面っていっぱいあるんだなと思って、何度でも皆さんと共演させていただきたいと思いました」とラブコール。この言葉に、松重は「スケボー出したり納豆出したり、仲良しになりたいの? いろんな若い人と」とつっこみ、光石は「わかんないですよ、覚えてないですから! 全然覚えてない! 汗かいてきた」と額を拭っていた。
2021年03月29日取材冒頭から「色気についてなんて考えたこともないんで、まったくわからないです」と困惑顔。それならばと、光石研さんの思う色気のある俳優、そして魅力的な俳優について尋ねてみる。「真摯に取り組みたいと思っています。とくに仕事に対しては」「そうだな…バランスのとれた人かなぁ。自分のやれることとやりたいこと、そしてできてることと要求されることとのバランスがうまくとれている人でしょうか。自分の中に“こう演じたい”というものがあったとしても、はたから見るとできていないと思うこともあれば、それが監督からの要求に合っていないこともあるし、やれたとして世間一般からそう評価されないこともあります。その全部がいいバランスで整っている人が羨ましいです。自分のことをすごく客観視できていて、そこに芝居をちゃんと当てはめていける人っていうのも素敵だなと思います」硬軟ともに幅広い役を演じ分けるバイプレイヤーとして評価されながら、近年はドラマ『デザイナー 渋井直人の休日』のように主演も務め話題に。光石さん自身もまたバランスの整った俳優に見えるけれど…。「自分はいまだにフワフワしたところにいる気がします。本当はこうやりたかったけれどダメだったとか、これは要求されなかったなって思うこともあるし」この冷静さと誠実さ、そして仕事への探究心が40年以上に及ぶキャリアを支えているのだろう。「すべてのことに真摯に取り組みたいと思っています。とくに仕事に対しては。でも人間、そうはいかないこともあって、時どき愚痴を言ったり弱音を吐いたりしちゃうんです。そんなことをしないでやれる人が“大人”と呼ばれる人なのかなと思っています。そもそも、こういうところが大人だとか思っている時点で、まだまだなんでしょうね。大人っぽく接しようとか、大人っぽい装いをしようとか思っているうちは全然なれていなくて、意識せずに大人な振る舞いができるようになった時が、本当の意味での大人の男になれた時なのかもしれません」みついし・けん1961年生まれ、福岡県出身。4月スタートのドラマ『桜の塔』(テレビ朝日系)に出演。Huluオリジナルドラマ『息をひそめて』4話に出演。配信は4月23日より開始。ジャケット¥28,000パンツ¥21,000(共にRANDT/NEPENTHES TEL:03・3400・7227)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年3月31日号より。写真・笠井爾示(KATT)スタイリスト・九(Yolken)ヘア&メイク・山田久美子取材、文・望月リサ撮影協力・AWABEES(by anan編集部)
2021年03月29日映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(4月9日公開)の完成披露イベントが29日に都内で行われ、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、有村架純、松居大悟監督が登場した。同作は2017年1月クールのドラマ24で放送され、共同生活を送る"おじさんのテラスハウス"として話題を集めた"ゆるシブ"コメディ『バイプレイヤーズ』の映画化作。都会からはなれた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描き、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一をはじめとした総勢100名以上の俳優陣が本人役で出演する。テレビシリーズから同作をひっぱり"元祖バイプレイヤーズ"と呼ばれていた4人だが、田口は「大杉漣さんがリーダー。シーズン2の終盤に漣さんが突然いなくなってしまいまして、その時点で『我々のバイプレイヤーズの旅は終了した』と思っていた」と、撮影途中の大杉さんの死について振り返る。「その後2年くらいかけて、プロデューサー、監督、スタッフの皆さんが熱心にいろいろ模索してくれまして、最終的に今回のような『ネクストバイプレイヤーズにバトンを渡す的な役割だったら可能なんじゃないかな』ということになり、元祖として参加させてもらいました」と明かし、「本当に漣さんがここにいないのが残念でならないんですけど、漣さんとともに大きくて広い場所に着けたなという思いでいっぱいです」と心境を吐露した。松重は「実名をさらして役をやるというフォーマットを作り上げたのは大杉漣さんで、元祖と呼ばれる人たちが前面に出るのは最後。次からはもっと若い人たちがこういうフォーマットで遊ぶ機会があれば、大杉さんの魂が生き続ける」と今後の展開にも言及。光石は「まさか映画になるとは思ってませんでしたが、熱望してたのは大杉さんだったので、実現したことが本当に嬉しいです。次は皆さんが前列に来て、僕らがいつものように後ろに下がるとそれがいいんじゃないですか」と後進に道を譲る姿勢を見せた。改めて作品について、田口は「映画化はやはり大杉漣さんなくしてはなかったと思います。まだ世の中大変な状況ですけれど、今日観てくださる方がちょっとでも癒やされたりほっとしたり楽しい思いになってくれれば、漣さんもきっと喜んでくれると思います」と熱い思い。松重は「去年のコロナ期に撮影がなくなるんじゃないかと思ってたら不死鳥のようによみがえってきて。僕らの仕事もどうなるんだろうというときに救われて、こういうことがあってもまだまだ続けることが出来るかもしれないというきっかけにもなったかもしれないですし、大杉さんが生み出した面白いフォーマットですので、100人200人膨らんで、外国版が出来ても面白いんじゃないかな」と意欲を見せる。光石は「どうぞ観てやってください。そして、宣伝してやってください。そうすると大杉さんも喜ぶと思います」と観客にメッセージを贈り、遠藤は「通常一つの作品に大体2人くらいで、この4人が出てくる作品はありません。普通一つの作品で共演しないような人たちがごっそり出てきます。お祭りみたいな作品ですのできっと漣さんも満足していると思います」と語った。なおイベントには、ドラマで「テレビ東京の社長賞はバナナ1本」と言われていたことから、映画への社長賞として100人分のバナナが登場。取材終了後には報道陣にも配布された。
2021年03月29日ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、期間限定エキシビジョン「“LIGHT OF FLOWERS ハナの光”」を、2021年4月22日(木)から5月9日(日)まで代官山 T-SITEにて開催する。「“LIGHT OF FLOWERS ハナの光”」は、ヴァン クリーフ&アーペルが大切に守ってきた“花”のテーマにオマージュを捧げるエキシビジョン。生け花と光で、ファンタジー溢れる空間演出を展開する。手掛けるのは、日本の華道家・片桐功敦だ。エキシビジョンは、ヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーから着想。華やかで気品あふれるシャクヤク、爽やかな満開の花を咲かせるローズ ド ノエル、そよかぜに揺れるコスモスなど、“花”の一瞬を捉えたジュエリーの数々を、片桐功敦による生け花と光の演出で空間いっぱいに表現する。エキシビジョンと共に、さまざまな花にまつわるワークショップも開催。「In bloom~草花を纏う~」をテーマにした子供向けのワークショップでは、片桐功敦と共に様々な植物を観察。直接手にとったり、身に纏ったりすることで、花とひとつになる体験を楽しむことができる。【詳細】“LIGHT OF FLOWERS ハナの光”会期:2021年4月22日(木)~5月9日(日)時間:11:00~20:00 ※4月26日(月)、27日(火)、28日(水)のみ18:00閉場場所:代官山 T-SITE GARDEN GALLERY住所:東京都渋谷区猿楽町16−15入場料:無料■ワークショップ “In bloom~草花を纏う”日時:2021年4月25日(日)、5月5日(水・祝日)時間:11:00~/12:00~/14:00~/15:00~(各セッション1時間)場所:代官山 T-SITE GARDEN GALLERY 横対象:3歳~小学生まで子供定員:5組/1 回(ワークショップは子供対象。保護者は子供をサポート。)※人数制限を実施。※状況により会期や日時を変更する場合あり。※すべてのイベントは、ヴァン クリーフ&アーペルLINE アカウントまたはウェブサイトから事前予約制。【問い合わせ先】ヴァン クリーフ&アーペル ル デスクTEL:0120-10-1906
2021年03月29日高畑充希主演、岡田惠和が脚本を手掛ける「にじいろカルテ」が3月18日の放送でフィナーレを迎えた。突然倒れ搬送される真空に寄り添い励ます朔と太陽…その姿に感動の声が上がるとともに、高畑さん、井浦新、北村匠海の演技に賞賛が送られている。難病の多発性筋炎・皮膚筋炎を患い、東京の大病院から山奥の小さな村“虹ノ村”にやってきた内科医の主人公・紅野真空は、自由奔放で天真爛漫な性格だが妻・沙織を亡くした過去を持つ外科医・浅黄朔、ぱっつん前髪スタイル、優等生キャラの看護師・蒼山太陽、村の人々とともに過ごす日々を送る…という物語が展開してきた本作。真空に高畑さん、朔に井浦さん、蒼山太陽に北村さん。また安達祐実、眞島秀和、水野美紀、西田尚美、光石研、池田良、泉谷しげる、モト冬樹、半海一晃といったキャストも出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回は虹ノ村に無口、不愛想な男性・藤田(柄本時生)がやってくる。翌日、診療所にもがき苦しむ藤田がやってくる。「足が痛い」とうめくものの骨に異常はなく真空は「痛風」だと診断する。さらに脚立から落ちた西川、何やら様子がおかしい佐和子(水野久美)、骨折したらしいまじょたく(池田さん)まで現われ緊急手術が行われることに…。一方“のど自慢大会”の準備に盛り上がる虹ノ村の面々。真空は嵐(水野さん)から「真空ちゃんの分も申し込んでおいたよ」と突如言われて唖然とする。なんと真空、朔、太陽の3人も虹ノ村診療所チームとして申し込み済み。驚きながらも嬉しい真空だが、ある日の食事中、床に倒れこんでしまう…というストーリー。搬送中の真空の両脇に寄り添う朔と太陽。朔は「少し長い入院になると思う。村の診療所で働くのは無理だと言われるだろうな」と明言したうえで「でも帰ってこい。絶対帰ってこい。あそこはお前の家だ」と力強く真空を励ます。太陽も「医者でも患者でもどっちでいい。真空さんが必要なんだよ。一緒に生きるんでしょ俺たち」と涙を流しながら真空に対し自分の気持ち伝えると、2人は同時に真空の頬にキスする…。「全俺が泣いた!」「最強の三人だな」「人の暖かい部分がぎゅっとつまってる」「最高に暖かいドラマすぎて、涙で顔がぐしゃぐしゃ」など、SNSには3人の“友情”に対する感動の声が溢れる。その後、のど自慢大会の模様がテレビ放送。歌う真空の姿に「高畑充希の歌が沁みすぎる」「透き通る歌声。切なくて綺麗」などの声が寄せられる。その後、真空は車いすに乗って虹ノ村に“帰宅”。村人たちにも囲まれ再び3人の日々が始まる…というラストだった。放送後には「高畑充希の素晴らしい演技力に惹きつけられ、北村匠海と井浦新の新たな魅力にたくさん気付けたドラマでした」「このドラマみなさんの演技力がすごすぎ」など、高畑さん、井浦さん、北村さんの演技に賞賛の声が寄せられているほか、「みんないろいろあるけど今日も生きてるぜ!っていう雰囲気好き」「真空先生、朔先生、太陽先生のやりとりは、いつもほっこりしていて、癒しでした」など改めて本作の世界観に共感する視聴者からの声がタイムラインに投稿され続けている。(笠緒)
2021年03月18日高畑充希主演、タナダユキ監督が震災後の福島・南相馬に実在する映画館「朝日座」を舞台にしたオリジナル映画『浜の朝日の嘘つきどもと』。この度、本作の新キャストとして、甲本雅裕、佐野弘樹、神尾佑、光石研、吉行和子の出演が明らかになった。本作は、実在する映画館「朝日座」を舞台に、高畑さん演じる莉子が、経営が傾く朝日座を立て直すべく、地元住民と共に奮闘していくさまを描く、映画愛に溢れたハートフルドラマ。今回出演が明らかになった甲本さんが演じるのは、「朝日座」の支配人・森田保造(柳家喬太郎)と共に莉子(高畑さん)の「朝日座」再建に協力する岡本不動産の岡本貞雄。また、技能実習生で茉莉子(大久保佳代子)のボーイフレンド役を、『町田くんの世界』『FUNNY BUNNY』に出演する若手俳優の佐野さん。「朝日座」存続を巡り森田らと対峙するオフィスI社員・市川和雄役を、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」「24 JAPAN」などに出演する神尾さん。そして、莉子の父でタクシー会社社長の浜野巳喜男役を、「バイプレイヤーズ」シリーズや現在放送中の「にじいろカルテ」にも出演する光石さん。そして、「朝日座」の常連で資産家の未亡人・松山秀子役を日本を代表する名女優・吉行さんが演じ、作品にさらなる深みとユーモアを加える。キャストコメント甲本雅裕この作品を一言で言うとあったかい、です。脚本、撮影現場、福島の人達、全てがあったかかった。ロケ現場の映画館ではノスタルジーな気持ちになり、馬に乗って久々に遠くを見て、路地裏で相馬の人達の会話を聞き、身近を感じたとてもいい時間でした。この映画は、人が忘れかけている何かを思い出させてくれ、改めて今を生きてるんだって事を実感できる作品だと思います。あったかい気持ちになれるこの作品に参加できた事に感謝します。佐野弘樹タナダ監督とは今回が初めましてでした。僕はバオ君というベトナム人の技能実習生という役どころでカタコトの日本語でお芝居をしています。今までにない挑戦にワクワクしながら毎日の撮影をしていました。一人一人と真摯に向き合い続けているタナダ監督の心意気を間近で感じられた宝物のような時間でした。震災、原発、コロナ禍、僕たちが生きていく上で目を逸らしてはいけないものを扱っている今作品は、最初に脚本を読んだとき書き手の、タナダ監督の、覚悟を感じました。強度がある上に、しっかりと笑いあり涙あり、最後には今日も一日頑張ろう。って思わせてくれる可笑しみみたいなものもちゃんと詰まっているそんな素敵な作品です。神尾佑東日本大震災で福島は大きく変わってしまいました。それは町によって人によって家庭によって様々で、一概に悲しみ苦しみと表現できるものではないでしょう。この脚本はそんな福島のとある人々の断片ですが、福島への情愛とそこに暮らす人々への思いをとても感じました。タナダユキ監督の人間に対する洞察力と愛情が観た人の心を温めてくれるでしょう。そして映画の舞台になった映画館が素晴らしい。もしかしたら私も子供の頃行ったかもしれない映画館。この作品の礎になっていてそれがまた見どころです。福島出身としてこの作品に少しでも参加できて本当によかったです。光石研今作は、まだまだ先の見えないコロナ禍での撮影でした。しかし、スタッフの皆さんの手厚いケアで、何一つ心配する事なく、撮影しました。タナダ監督とは、確か同郷の北九州での、小さな映画祭でお会いした事がありましたが、タナダ組の現場は初めてでした。キャメラの横にスッと座り、しっかりと俳優の佇まい、一挙手一投足を観察し、的確な指示を頂き、安心してやれました。何ともハンサムな監督デス!ストーリーも小さな映画館のお話だし、映画愛を感じます。しかし、監督の別の作品を拝見すると、ちゃんとエッジが効いてます。羊の皮を被ったなんとかですかね。めちゃくちゃ楽しかったです。吉行和子タナダユキ監督の、映画愛が、ぎっしり詰まっています。そして、震災、家族と、福島での撮影で、より強く感じた日々を思い出しました。映画とテレビドラマが同時進行で撮影されたので、両方に出ていた私は、一度に二本、タナダ監督の作品に出る機会を頂き、嬉しかったです。監督は、とてもチャーミングでした『浜の朝日の嘘つきどもと』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:浜の朝日の嘘つきどもと 2021年公開予定©2021 映画『浜の朝日の嘘つきどもと』製作委員会
2021年03月17日パコ ラバンヌ(Paco Rabanne)の2021年秋冬コレクションが発表された。艶やかなる“光”の饗宴光が散乱し、煌めきがほとばしる饗宴──“喜び”の探求を試みようとした今季のパコ ラバンヌは、艶やかなファブリックが織りなす優美なシルエットを基調に、きらびやかな装飾をふんだんに散りばめる。艶やかな素材感ときらびやかな装飾ぬらりと光沢を放つドレスは、身体に張り付くようにしなやかであり、ほどよくボリュームを持たせたスリーブが艶やかなドレープをかたち作る。多彩なジェムを織り交ぜたメタリックな装飾も、袖や裾などにあしらわれ、テキスタイルにのせたスネーク柄と交わりつつラグジュアリーな気分を高めている。眩いばかりに煌めきを放つ装飾は単にドレスなどを飾るのみならず、それ自体アクセサリーである以上に、いわばウェアすらを構築している。パールやストーンをふんだんに散りばめ、多彩な形と流麗な曲線を描くメタルパーツを執拗なまでに組み合わせたトップス風の装飾は、ほとんど退廃的なまでな高貴さを漂わせる。身体のラインを艶やかに引き立てる身体のシルエットは力強く肯定されているようだ。艶やかなシルエットを描くドレスはもちろんのこと、ベルベットのカーディガンは、タイトなサイズ感で仕上げられた。フロントに緻密に並んだボタンはいぶし銀のように鈍い光沢を放つとともに、控えめなギャザーを寄せ、その表情はエレガントだ。首元や袖先から覗くブラウスのフリルも、クラシカルなムードを引き立てている。重厚なコートにはフェイクファーをあしらって波打つようなフリルや刺繍をあしらったブラウスやワンピースにも見るように、テイストは甘く優雅で、クラシカル。他方で、ツイードやチェック柄のミディコートは、ボックスシルエットで重厚な雰囲気を漂わせつつも、大胆なフェイクファーでラグジュアリーなアクセントと色彩を加えた。
2021年03月15日2011年3月11日に、東北地方を中心に大きな被害をもたらした東日本大震災。地震にともない発生した大きな津波は住宅地をのみ込み、多くの死者や行方不明者を出しました。震災当時は学校に通いながら、通信教育の『進研ゼミ』をしていたという、逹己(@tatsuki_)さん。地震による津波で、自宅の1階が浸水し、進研ゼミの教材が流されてしまったといいます。逹己さんは、震災から3週間が経った頃、進研ゼミに連絡し、次のような質問をしました。「津波で流されてしまった4月号の教材を、新しくもらうことはできますか?」すると、電話を受けたスタッフの女性は、涙声でこうつぶやいたのです。「…!生きて…らっしゃったんですねぇ…!」この日になると毎年思い出すんですが震災時学生でワイ宅1階浸かったんだけど当時進研ゼミやってて津波で流されたから4月号って新しく貰えますかって電話したら「…!生きて…らっしゃったんですねェ゛…!」って電話口のお姉さんが涙声で対応してくれたのを思い出すんですよね— 逹己/アルゴナビスをよろしく (@tatsuki_) March 11, 2021 その後、泣きながら「すぐにお送りいたします」と答えたスタッフ。すぐさま手配してくれた結果、後日きれいな状態の教材が届いたそうです。当時電話で対応したスタッフは、亡くなった被災者の遺族などから、退会の連絡を受け続けていたのかもしれません。当時の状況を物語るエピソードに、ネット上ではさまざまな声が寄せられています。・素敵な話に胸が熱くなりました。・ボロ泣きしてしまいました。人の命の尊さを、改めて実感させられます。・電話を受けたスタッフは相当嬉しかったのでしょうね。生きていてくれて本当にありがとうございます。逹己さんは、3月11日が訪れるたびに、この出来事を思い出すのだそうです。東日本大震災は、私たちの心に大きな傷を与えました。実際に被災地で傷付き苦しんだ人々はもちろん、遠く離れた土地で被災者の安否を確認できず、無事を祈ることしかできなかった人にとっても、不安な日々だったはずです。人と人のつながりを感じさせるエピソードに、胸が熱くなりますね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月12日高畑充希が難病を抱えた医師を演じる「にじいろカルテ」の8話が3月11日オンエア。真空と朔が恋仲だと誤解した太陽、そんな太陽を演じた北村匠海の演技を「とても丁寧」など高く評価する声とともに、3人の関係性に惹かれる視聴者からの反応も集まっている。東京の大病院の救命救急の現場で働いていたが難病である多発性筋炎・皮膚筋炎を発症、病院で働けなくなってしまった紅野真空が、山奥の小さな村である虹ノ村の診療所で働くことになり、自由奔放で天真爛漫な外科医の浅黄朔と、優秀だが優等生すぎるぱっつん前髪看護師の蒼山太陽とともに、個性的な村人たちに囲まれ毎日を暮らしていく…という本作。真空に高畑さん、朔に井浦新、太陽に北村さん。3人を囲む虹ノ村の人々として村唯一の商店兼食堂「にじいろ商店」の店主・橙田晴信に眞島秀和。まだら認知症で定期的に記憶がリセットされる妻の雪乃に安達祐実。雪乃の親友で村役場で働く緑川嵐に水野美紀。雪乃、嵐の親友、霧ケ谷氷月に西田尚美。氷月の夫、霧ケ谷桂に光石研。“まじょたく君”こと雨尾結城に池田良。緑川日出夫に泉谷しげる、白倉博にモト冬樹、筑紫次郎に半海一晃といった顔ぶれも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。真空と朔が深い関係になったと誤解した太陽。同じタイミングで村人たちの自分に対する態度が冷たくなったと感じ始め、疎外感を募らせていくのだが、実は真空、朔、村人たちは太陽の誕生日をサプライズで祝おうと計画。太陽はそれを誤解していたのだった。太陽は、高校時代に男女を超えた友人だと思っていた2人が恋仲になり、自分の誕生日にサプライズをしてくれると期待していたら、2人は泊まりでディズニーに行っていたという悲しい過去を持っていた。同じことが繰り返されるのを恐れ“この3人でずっといたい。2人が恋愛関係でも我慢する”と涙を流し懇願する太陽に、真空は3人の関係が「そんなレベルの低い関係だと思ってなかった」と激怒、“太陽も朔も愛してる”と号泣。「病気が悪化して動けなくなったって、絶対離してやんないんだから」と言って太陽を抱きしめる。そこに朔が加わり、サプライズのため隠れていた村人たちも加わり、感動的な大団円になるかと思われたのだが、そもそも霧ケ谷が太陽の誕生日を間違えていたというラストだった。視聴者からは「太陽くんの人生モヤモヤ告白切ないね」「太陽くんの気持ち分かりすぎて苦しかった」など太陽に共感するコメントとともに「太陽くんの振り幅の大きさ、存在表情..全てに魅了される」「今回も蒼山太陽役の北村匠海が好演でした」「太陽くんの人物像の描き方が繊細で、それを北村匠海氏がとても丁寧に演じている」など北村さんの演技を讃える声も多数。「まじで家族みたいな関係の男男女の3人組好きなんよ」「この3人のコンビは本当良い!素敵だな!もう家族以上なんじゃないかな」など、真空、朔、太陽の関係性に“家族”を感じたという声も寄せられている。(笠緒)
2021年03月12日コロナ禍となった2020年春、多摩川の川沿いで暮らす人々に光を当てたHuluオリジナルのオムニバスドラマ「息をひそめて」から、待望の予告編が解禁。鍵を握る合唱曲「君のうた」も明らかになった。予告編は、各本編からの映像が初解禁。世界から注目を集める日本の若手映画監督・中川龍太郎が、美しく繊細な映像の中でその時々の人々の些細な心の動きを丁寧にくみ取った。第1話・増田妃登美(夏帆)は食堂を営むも緊急事態宣言により客が激減、第2話・大学生の高岡七海(石井杏奈)は帰りたい場所もなくひとり学生寮に留まり、第3話・ごみ収集員の宮下心平(村上虹郎)と会社員の松崎妃美(安達祐実)は人と人が触れ合う機会が奪われる中、マッチングアプリで出逢う…。第4話・三隅夕河(蒔田彩珠)は大学進学を控えるも、父・雅人(光石研)との窮屈な日々の暇つぶしに宅配のアルバイトを始め、第5・6話はリモートワークになった十和田淳(三浦貴大)と皐月(瀧内公美)の夫婦は24時間顔をつき合わせる生活に、第7話・高校3年生の諏訪珠美(小川未祐)は最後の合唱コンクールが中止となるなど、それぞれ今までとは一変した生活を余儀なくされている登場人物たち。やがて、物語は2021年晩秋へ…。第8話では、高校教師の水谷光生(斎藤工)がコロナ禍を経た未来の姿を描き出し、8話のショートストーリーが重なり合っていく。予告編では、多摩川の流れに乗せて本編の世界観をギュッと濃縮させながらも各話のストーリーを垣間見ることができ、登場人物それぞれの表情から苦悩と希望を感じとることができる。そしてこの予告編にて、haruka nakamuraの書き下ろし合唱曲が初披露。様々な楽器が重なり合い象徴的に流れる曲「君のうた」は、独唱、合唱へと物語が進むにつれ、いくつもの小川が大河へと流れゆくかのように徐々に膨らみを増していき、1話ごとに奏で合う物語と映像と音楽のハーモニーを生みだしている。今回はキャストの蒔田彩珠、光石研、三浦貴大、瀧内公美、小川未祐、そしてharuka nakamuraからのコメントと、新たな場面写真も到着している。蒔田彩珠(三隅夕河役/第4話)自転車で多摩川を走るシーンは、実際にとても綺麗でした。4話は他の話と比べると会話が少ないのですが、娘と父、それぞれに思いと人生があって、今の状況をしんどいと感じているのは、自分だけじゃないんだと思いました。自分も小さな幸せを見つけて頑張ろうと思える作品なので、ぜひご覧下さい。光石研(三隅雅人役/第4話)中川監督はお若いのに、オジサンの僕の機微を敏感に感じ取り、演出してくれます。爪の先まで、まつ毛の先まで見ていてくれます。監督の前では誠意無き嘘はバレてしまいます。だから中川作品には、リアリティがあるんだと思います。三浦貴大(十和田淳役/第5&6話)付き合い始めから14年が経つ夫婦を演じました。コロナ禍と聞くと少し特殊な環境にいる夫婦関係の話だと思ってしまいますが、普段から夫婦の心のすれ違いはあるのではないかと思います。「息をひそめて」のタイトル通り、表に出せない気持ちは誰しもが抱えながら生きていて、それは、人間関係を良くするために隠すこともあるのではないでしょうか。でもそのようにして人間関係は成り立っていると思うので、それぞれの物語が内に抱えていて表に現れてない様々なことを感じ取ることを楽みながら観ていただきたいです。瀧内公美(十和田皐月役/第5&6話)5話と6話は、夫の目線、妻の目線という形で一話ずつ丁寧に描いています。一つの物事を多面的に見ることで、こうでなきゃいけないとか、こうあるべきだと白黒をつけがちなところを、二人いれば二つの見方があり、どちらに対しても寛容であってほしいと私たちに提示してくれます。毎日には何かトラブルがあったり、何かを生み出そうとしたりしがちだけれど、でもそうじゃなくてもいいんだよと、淡々とした生活を紡いでいく様が美しいと思える作品です。優しい気持ちで観ていただけると思います。小川未祐(諏訪珠美役/第7話)私が演じた珠美は、まだ18歳と若く、簡単に言葉できずに胸の中にずっと秘めている強い思いがある芯が通った少女です。珠美を通して改めて、私もたくましく生きていきたいと強く思いました。この作品は、悶々とした思いを抱えながらも、その中に小さな光を見出して生きていく人たちの物語です。この光がもっともっと大きくなっていってほしいですし、この小さな光が特徴のこの美しい物語を色んな方に観ていただきたいです。haruka nakamura「君のうた」音楽コメント海や風と同じように、誰しもの中にも「うた」があるとして。あなたの中にはどんな歌が、旋律が流れているのか?「あなただけのうたを、聴かせてください」という問いかけ、想いを込めて「君のうた」という曲を作りました。それは皆で歌うことにより合唱となり、ひとつのうたが完成します。今を生きる少年少女の合唱のうねりは僕の小さな楽曲を飲み込む海のようなエネルギーに満ちていました。多摩川には夕暮れの情景が染み込んでいます。僕らの世界を、一つの川が繋げている。生きていると色んなことがあるけれど、あの日、皆で歌った「君のうた」はそれぞれの人生に小さなあかりを灯してくれたような気がしています。その仄灯りが、届きますように。Huluオリジナル「息をひそめて」は4月23日(金)独占配信スタート(全8話)※初回のみ4話同時配信、以降毎週金曜1話ずつ追加(text:cinemacafe.net)
2021年03月10日テレビ朝日春の新木曜ドラマは、玉木宏主演の警察エンタテインメントドラマ「桜の塔」を放送することが決定。広末涼子、仲里依紗、森崎ウィン、橋本じゅん、高岡早紀、光石研、吉田鋼太郎、椎名桔平の出演も明らかになった。犯人vs警察の構図を主軸に描かれることが多かった刑事ドラマだが、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」でネット社会の闇に警鐘を鳴らした武藤将吾が脚本を担当する本作は、警察で巻き起こる“大乱”を描出。警視庁を舞台に、その頂点=警視総監を目指し巻き起こる、組織内のパワーゲームを描きながら、野望と正義が入り乱れる究極の人間ドラマを描いていく完全オリジナルドラマとなっている。玉木宏が演じるのは、幼少期のある出来事が火種となり、権力を手に入れることを渇望するようになった警視庁捜査共助課の理事官・上條漣。警視総監になるため、まずは自らが属する派閥のトップが警視総監になることが出世の近道と考えた彼は、どんなに汚い仕事もためらうことなく遂行し、野望の階段を駆け上がっていくという、玉木さん史上最もダーティーな男に扮する。台本を読み、すごく面白いと思ったという玉木さんは「漣はきっと熱い部分を持っているのだけれど、それを悟られないようにコントロールしている男。周りには本心が見えにくく、何を考えているのか分からない人物像になっていると思います。冷静に見せるということは、ともすればフラットな演技に見えがちなので、そうならないようにどうしようか…と考えているところです」と役について語り、「『桜の塔』は皆さんが見たことのない“人間ドラマに重きを置いた警察ドラマ”。登場する人間一人一人をじっくり見ていただけると、物語がより一層面白くなると思います。ぜひご覧ください」と視聴者へメッセージ。さらに、広末涼子が漣の幼なじみで警視庁捜査一課の水樹爽を演じる。漣と対立しながらも密かに彼を想う爽は、漣の野心に火を点けた過去を唯一知る人物だ。そして仲さんは、漣と爽の関係性と出世レースの両面で不穏な一石を投じそうな存在、警視庁刑事部長の千堂大善の娘・優愛を演じる。嫉妬心と独占欲が強い彼女は、漣の魅力に取りつかれ、固執していくことに。広末さんは「警察組織内のダークな部分や、同時進行する事件解決に向けての問題提起、それに加えてドラマの中心となる主人公・漣の生い立ちや闇――。とにかく気になることだらけで、次が読みたくなります!視聴者の方にも『次が見たい!』と思っていただけるように頑張ります」と物語の印象を明かし、仲さんは「優愛は、世間知らずで苦労をしたことがない、わがままな子なのかなと思いました。でも、親の愛情を受けて育っていると思うので、品良く演じていきたいです」と意気込みを語っている。ほかにも、権力闘争の中心に鎮座するスリートップを光石研、吉田鋼太郎、椎名桔平が演じる。光石さん演じる「東大派」の警務部長・吉永晴樹、吉田さん演じる「薩摩派」の警備部長・権藤秀夫、そして椎名さん演じる「外様派」の刑事部長で、漣に目をかける千堂大善と、三者三様の攻め方で虎視眈々と警視総監の座を狙う。漣に徹底マークされる銀行強盗事件の被疑者・蒲生兼人を森崎ウィン。漣の情報屋として暗躍する刈谷銀次郎を橋本じゅん。漣を気にかける銀座の高級クラブのママ・小宮志歩を高岡早紀が演じることも決定している。新たな警察エンタテインメントドラマということで、キャスト陣も撮影が楽しみな様子。「第1話の台本を読んで、最後やられましたね。伏線の回収にとてもワクワクしました。とにかく面白いです」(森崎さん)、「シンプルに、ゾクゾクなメンバーの競演にワクワクしてます」(橋本さん)、「さまざまな人たちの思惑が複雑に絡み合い、何が悪で何が善なのかを考えさせられる物語。最終的にどこに着地するのか、とても楽しみです」(高岡さん)、「先の展開が楽しみです」(光石さん)、「僕も権力争いの一端にいるわけですけど、争う相手が椎名桔平さんに光石研さん…と、一癖も二癖もある方ばかりで争い甲斐がありますし、ぜひ勝ちに行きたいと思っております(笑)」(吉田さん)、「私はやはり“人間”を捉えた作品が好きなので、今作では警察組織を題材に、人間の心の機微を表現することが楽しみです」(椎名さん)と期待を寄せている。木曜ドラマ「桜の塔」は4月、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年03月05日高畑充希主演、岡田惠和の脚本で贈る「にじいろカルテ」の7話が3月4日オンエア。安達祐実演じる雪乃が再び記憶を失いはじめる…雪乃を演じた安達さんの演技と、雪乃と眞島秀和演じる夫・晴信の愛にも感動のコメントが送られている。難病の多発性筋炎・皮膚筋炎を患い、東京の大病院から山奥の小さな村“虹ノ村”にやってきた内科医の主人公・紅野真空は、自由奔放で天真爛漫な性格だが妻・沙織を亡くした過去を持つ外科医・浅黄朔、ぱっつん前髪スタイル、優等生キャラの看護師・蒼山太陽、村の人々とともに過ごす日々を送る…という本作。真空を演じる高畑さんを始め、朔に井浦新。太陽に北村匠海。虹ノ村村唯一の商店兼食堂「にじいろ商店」の店主・橙田晴信に眞島さん。晴信の妻で認知症を患い、定期的に記憶を失う雪乃に安達さん。雪乃の親友で村役場で働く緑川嵐に水野美紀。雪乃、嵐の幼なじみの霧ケ谷氷月に西田尚美。氷月の夫、霧ケ谷桂に光石研。通称“まじょたく君”雨尾結城に池田良。花に囲まれた家で一人暮らしをする桃井佐和子に水野久美。村で“じじーず”と呼ばれる3人組の1人、緑川日出夫に泉谷しげる。村の由緒ある洞穴を守る一族の末裔でもあるじじーずの1人、白倉博にモト冬樹。自由すぎる日出夫と博の仲を取りもつじじーずの1人、筑紫次郎に半海一晃といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。3年前から“まだら認知症”のため、2週間から1か月に1度のペースで記憶を失ってきた雪乃。今回は再び記憶を失い始めた雪乃のために、虹ノ村に古くから伝わる“虹ノ洞穴”の伝統的な婚礼を行うことする…というストーリー。伝統にのっとり山に“幽閉”された晴信のもとに食事を届け、「君に愛されてとっても幸せだよ愛してくれて、ありがと」と伝える雪乃。それに「こちらこそ何度も素敵な出会いをさせてもらって、最高に俺は幸せです。ありがと」と応える晴信。村は総出で婚礼の準備を進め、おかげでお年寄りたちも生き生きとし始めるが、式の当日、婚礼衣装に身を包んだ雪乃は目に涙を浮かべ、真空たちにすがるような目で「なんですか、これ…」とつぶやく。再び記憶を失ってしまった雪乃は晴信に見守られながら再び人生を始める…というラストだった。3話でも多くの視聴者からのコメントが殺到した安達さんの演技だが、今回も「目にいっぱい涙貯めてく時、あ…記憶なくしちゃったんだ、てすごく伝わった」「不安に押しつぶされそうな演技が素晴らしい」「2回記憶無くすエピソード強すぎて完全に雪乃さんが主役」などの声が殺到するとともに、「雪乃さんの「愛してくれてありがとう」に感動した」「雪乃さん&晴信さんの表情に引き込まれた」「晴信さんの雪乃さんへの大きな愛と優しさが伝わってきた」など、雪乃と晴信の愛の絆にも数多くの感動のコメントが送られていた。(笠緒)
2021年03月05日高畑充希が難病を抱えた医師を演じる「にじいろカルテ」の6話が2月25日放送。自らの病をどうやって母に伝えるか苦悩する真空、その姿に共感する声と、そんな真空を励ます太陽の言葉にも多くの反応が寄せられている。難病である多発性筋炎・皮膚筋炎を発症、東京の大病院の救命救急の現場で働けなくなり、偶然知った山奥の小さな村“虹ノ村”の診療所で働くことなる紅野真空を高畑さんが演じ、虹ノ村の診療所で真空が共に暮らす、自由奔放で天真爛漫なキャラだが妻を亡くした過去を持つ外科医の浅黄朔に井浦新。同じく診療所で共に暮らす、優秀だが優等生すぎる一面を持つぱっつん前髪スタイルの看護師・蒼山太陽に北村匠海。彼らが向き合っていくのが、村唯一の商店兼食堂「にじいろ商店」の店主・橙田晴信(眞島秀和)や、認知症が進みつつあるその妻の雪乃(安達祐実)、雪乃の親友で村役場で働く緑川嵐(水野美紀)、嵐の義理の父親で日向の祖父の緑川日出夫(泉谷しげる)、同じく雪乃の親友の霧ケ谷氷月(西田尚美)、真空が虹ノ村に来るきっかけを作った氷月の夫・桂(光石研)、村に配達物を運んでくる“まじょたく君”こと雨尾結城(池田良)、日出夫の同級生の白倉博(モト冬樹)、日出夫と博の仲を取りもつ潤滑油のような存在の筑紫次郎(半海一晃)といった面々。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。まだ母に病気のことを伝えられずにいる真空は、虹ノ村での暮らしを写真に撮り、手紙とともに母に送ろうと考える。そんななか診療所に泥だらけの日向(中野翠咲)が現れスマホの動画を見せてきた。そこには嵐と日出夫の体調が悪化していく様が映されていた。さらに真空も多発性筋炎の症状が出て倒れてしまう。そんな真空を励まそうと村人たちが診療所の前で歌を歌う…というのが今回のおはなし。歌で少し元気が出た真空は眠っていた屋根裏から降りてきて朔と太陽に、父が亡くなってから母が自分を育ててくれたことと、それゆえ母が自分に対する後ろめたさがあり、病気になった際「お母さんのせいだね、ごめんね」と謝るため、今回の難病のことを知ったら「自分の幸せを捨ててなんとかしなきゃと思うんじゃないか」と不安になっていることを告白する真空。「私も母1人子1人なので真空先生の気持ちすごくわかります」「うちの母もよく同じこと言うから重なってしまう」など、真空の気持ちに共感の声が相次ぐ。さらに回想シーンでは真空の父が亡くなりそれがきっかけで医師を目指したことも描写され「お医者さんになるって言った幼い娘に無理だと言わずに応援して支えつづけた真空ちゃんのお母さん、素敵」といった声も。そんな真空に太陽がかけた「頑張りすぎなくていい。(お母さんに対し)責任を感じすぎないほうがいい」という言葉にも「患者が抱える罪悪感を一瞬で跳ね除けてくれる優しさと力強さがあるよなぁ」「この言葉がすごい沁みる。人のために頑張りすぎちゃったり無理したりしてしまうのは、自分に優しくない。」といった反応が数多く寄せられている。(笠緒)
2021年02月26日YouTubeで女性を中心に人気を博し、一大ジャンルとなっている、メイク動画。タレントやメイク愛好家が自分でメイクを施しながら、愛用の化粧品やメイクのコツを紹介する…という内容です。研ナオコの『メイク動画』に反響2021年2月23日、タレントの研ナオコさんが自身のYouTubeチャンネルを更新。同年1月に投稿したメイク動画で「もっとゆっくりメイクしているところを見たい!」といった好評を受け、さらに詳細が分かるバージョンを公開しました。動画のサムネイルには、すっぴんの姿とメイク後の姿が横並びになっていますが、その変わりように驚いてしまいます!すっぴんからメイク完了まで、すべての工程を動画でこと細かに紹介した研さん。高価な化粧品と併せて『KATE』や『ヒロインメイク』といった、いわゆる『プチプライス(通称:プチプラ)』の化粧品も使用しているようです。あまりブランドにこだわりがないのか、何度も撮影スタッフにブランド名を教えてもらい、「そうなの?」と返す場面もありました。2021年2月現在、研さんは67歳。年齢を感じさせない美しさは、努力のたまものだということが伝わってきます。動画は公開からたったの2日でおよそ50万回再生され、多くの人から反響が上がりました。・こんなにも大御所のタレントなのに、本当のすっぴんを公開するなんてすごい。飾らないところがかっこいい。・セレブなのにプチプラを使っていて親近感がある!コメントにもとても共感しました。・もちろんいい意味で、すっぴんとの差がすごい!そしてお肌がきれいだなあ。研さんのメイク動画には、男性からも驚く声が続出。「メイクってすごい」「いつも、こんなに大変なことをしているのか」といった反響が上がりました。また、「ウソだろ!?と思って動画を見たら、本当に同一人物だった」という声も。メイクをしない人にとっては、魔法のように感じるようです。[文・構成/grape編集部]
2021年02月25日美術大学に通う、はま(@ha_ma_73)さんは、食品ロスをテーマにした卒業制作をTwitterに投稿し、反響が上がっています。はまさんが作ったのは、いろいろな種類の『寿司』。ツヤツヤとした新鮮なネタはどれもおいしそうですね。実はこちらの寿司は、すべて天然石を削って作られているのです。しかも、着色は一切していないのだとか!自然の色合いを使って作られているとは思えない、リアルな質感に驚いてしまいますね。五美大展このご時世なかなか来れないと思うのでここで見て貰えたら嬉しい、、コロナで前期リモートの中後期にせっせと頑張って彫った卒制の石以外何も使ってない着色料無使用の天然石寿司全部石です。 pic.twitter.com/R4oxWRbupO — はま 五美大展27日まで (@ha_ma_73) February 23, 2021 寿司の細かい柄や血合い部分などは、石を粉にして固めたり、石の粉を調合して色を出したりしているとのこと。またよく見ると、寿司の中に鼻や口など、人体が混じっています…。はまさんは、人体を作品に入れた意図について、「捨てられる食べ物も元は命がある存在。人体をシャリの上に乗せることで、捨てる側も同じく食べられる存在になり変わるのではないか」という想いがあったとつづっていました。投稿を見た人たちからは、称賛の声が相次ぎました。・全部石でできているだなんて、すごい!!細部まで表現されていて、おいしそうです。・永遠に消えないお寿司…。まさに夢のような光景ですね。・実物も見に行きました!ツヤツヤの面が不思議な感じで味わい深かったです。ちなみにこちらの作品は、東京都港区にある国立新美術館の『東京五美術大学連合卒業・修了制作展』にて、2021年2月27日まで展示されているそうです。近くに寄った際は、足を運んでみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年02月24日夏帆、石井杏奈、村上虹郎、安達祐実、斎藤工ら豪華俳優陣が集結し、2020年春の多摩川を舞台に8編のオリジナルストーリーで綴るオムニバスドラマ「息をひそめて」がHuluにて独占配信されることになった。本作で監督・脚本を務めるのは、『四月の永い夢』(2017)でモスクワ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評連名特別賞をW受賞し、その後『わたしは光をにぎっている』『静かな雨』など、国内外で多数の賞を受賞してきた映画監督・中川龍太郎。映画監督として精力的に作品を発表しながら、詩人としても活動する中川さんが、この“いま”を生きる人々を美しく繊細に描き出す。各話に登場する市井の人々を演じるのは、夏帆、村上虹郎、安達祐実、三浦貴大、瀧内公美、光石研、斎藤工ら、日本のドラマ・映画を支える個性豊かな実力派俳優陣。そこに、石井杏奈、蒔田彩珠、萩原利久、長澤樹、横田真悠、小川未祐といった次世代を担う期待の若手俳優たちが眩しいほどに輝き、それぞれが重なり合って異彩を放つ。コロナ禍の多摩川沿いが舞台…全8話のオムニバスストーリー本作は8話のオムニバスストーリーで構成され、2020年コロナ禍となった多摩川沿いの街が舞台。第1話・増田妃登美(夏帆)は食堂を営むも緊急事態宣言により客が激減、第2話・大学生の高岡七海(石井杏奈)は帰りたい場所もなくひとり学生寮に留まり、第3話・ごみ収集員アルバイトの宮下心平(村上虹郎)と会社員・松崎妃美(安達祐実)は人と人が触れ合う機会が奪われる中、マッチングアプリで出逢う...。第4話・三隅夕河(蒔田彩珠)は大学進学を控えるも、父・雅人(光石研)との窮屈な日々の暇つぶしに宅配のアルバイトを始め、第5&6話・リモートワークになった十和田淳(三浦貴大)と皐月(瀧内公美)の夫婦は24時間顔をつき合わせる生活、第7話・高校3年生の珠美(小川未祐)は最後の合唱コンクールが中止となるなど、それぞれがいままでとは一変した生活を余儀なくされている。そして第8話・高校教師の水谷光生(斎藤工)は2021年晩秋、コロナ禍を経た未来の姿を描き出し、8編のショートストーリーが重なり合う。各話タイトルは話の主人公がつぶやくモノローグで展開されていく、という作り。新型コロナウィルスで先行きが見えづらい中、彼らの些細な人生に光を当てる8つの小さな物語は、この“いま”だから出会えた人々の物語を通じて、縮こまった心と身体をそっと和らげ、いつの間にか川のそばで深呼吸しているかの様な気分になれる作品に仕上がっている。中川監督のもとに精鋭スタッフが集結、ハイクオリティーな映像が完成中川監督は、映画『そこのみにて光輝く』で知られる脚本家・高田亮とタッグを組みオリジナルストーリーを構築。音楽を担当したのは、各地を旅しながら新たな旋律を生み出し続け、初のミュート・ピアノソロアルバム「スティルライフ」シリーズも話題を呼んでいるharuka nakamura。さらに、国内外で多数の賞を受賞してきたカメラマン・上野千蔵が撮影監督として参加するなど、各界に新たな刺激をもたらしている気鋭スタッフが集結。まさに“最先端クリエイティビティーの顔”というべき製作スタッフが生む“色彩豊かな映像”と“美しい音楽”を、4K映像&5.1chサラウンドでお届けする。オムニバスストーリーで繋がる豪華キャスト陣からコメント到着夏帆(増田妃登美役第1、8話)「息をひそめて」というタイトルがとても素敵だと思いました。生きることに器用になれない登場人物たちのささやかな変化を、柔らかな光と優しい眼差しで切りとった作品です。わたしが演じた妃登美は、凛とした強い女性に見えるけれど、脆くて繊細な一面も持ちあわせた女性です。そんな彼女が1話の中で、少しだけ心のドアを開いて、半歩踏み出すその姿を、丁寧に演じていきたいと思いました。石井杏奈(高岡七海役/第2話)脚本を読ませていただいた際に、まさにこの今の時代の流れを象徴している作品だととても思いました。自粛期間は、人と会わないことが人を救うことになるという、非日常のルールをみんなが感じていたと思います。この脚本を読んで改めてそのことを強く感じましたし、あの時に自分の感じた思いや気持ちが全て重なったので、この作品の世界に入ることがとても楽しみでした。村上虹郎(宮下心平役/第3話)短いストーリーの中で、脚本の段階から人間がすごく丁寧に描かれており、中川龍太郎監督という人が撮る作品は突出した刺激的なハプニングが起きることに執着することがなく、頼ったりせずに、日常から人の変化を見つけていくことがすごく得意な方だと思いますし、今回もその部分が存分に表れている作品になっていると思います。安達祐実(松崎妃美役/第3話)少しの男女の関係、恋愛っぽい雰囲気を見てる方に楽しんでいただけて、マッチングアプリで出会う男女のちぐはぐな感じに共感していただける部分があると思います。そして、この変わってしまった世界の中で、人々がどういう風に生きているかを見ていただき、何となく「ああ、そうだよな」って、どこかに心を寄せて共感してもらえたら嬉しいです。斎藤工(水谷光生役/1、7、8話)この物語群はモノローグ(心の声)によって登場人物の心の形が補填され、言葉のやり取りだけではない、絵葉書のような風情、情感、余白の連鎖からなる、美しい私小説的な作品です。私自身演じていて浄化されていく感覚がありました。それぞれの物語に、観た方の心当たりが見付かる事を願っております。中川龍太郎監督2020年は、世界中の誰にとっても、特別な一年だったと思います。この物語は、その一年を生きた、河原の町で生活する“普通の人々“の物語です。誰もが息をひそめて生きていかざるをえなかったこの一年。「息をひそめて、前を向く」困難な時代だからこそ、私たちは投げやりになることなく、背筋を伸ばし、生きられるかどうかが試されている気がします。こんな時だからこそ、優しく在りたい。そんな気持ちで紡いだ8つの結晶(物語)に触れてもらえましたら幸いです。Huluオリジナル「息をひそめて」は4月23日(金)独占配信スタート(全8話)※初回のみ4話同時配信、以降毎週金曜1話ずつ追加。(text:cinemacafe.net)
2021年02月23日オンライン動画配信サービスHuluにて、4月23日(金)よりオリジナルドラマ『息をひそめて』が配信される。本作は2020年春を舞台に、多摩川の川沿いで暮らす人々に光を当てたオムニバスドラマ。『四月の永い夢』でモスクワ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評連名特別賞をダブル受賞し、その後『わたしは光をにぎっている』『静かな雨』など、国内外で多数の賞を受賞してきた今最も注目を集める若手映画監督・中川龍太郎がコロナ禍である“いま”を生きる人々に焦点をあて、縮こまった心と身体をそっと和らげ、いつの間にか川のそばで深呼吸しているかの様な気分になれる心温まる物語を紡ぐ。各話に登場する市井の人々を演じるのは、夏帆、村上虹郎、安達祐実、三浦貴大、瀧内公美、光石研、斎藤工ら日本のドラマ・映画を支える個性豊かな実力派俳優陣。そこに、石井杏奈、蒔田彩珠、萩原利久、長澤樹、横田真悠、小川未祐といった次世代を担う期待の若手が眩しいほどに輝き、美しく重なり合って異彩を放つ。本作は8話のオムニバスストーリーで構成され、2020年コロナ禍となった多摩川沿いの街が舞台。第1話の主人公・増田妃登美(夏帆)は食堂を営むも緊急事態宣言により客が激減、第2話では大学生の高岡七海(石井)が帰りたい場所もなくひとり学生寮に留まり、第3話のごみ収集員アルバイト宮下心平(村上)と会社員の松崎妃美(安達)は人と人が触れ合う機会が奪われる中、マッチングアプリで出逢う。第4話の三隅夕河(蒔田)は大学進学を控えるも、父・雅人(光石)との窮屈な日々の暇つぶしに宅配のアルバイトを始め、第5・6話においてリモートワークになった十和田淳(三浦)と皐月(瀧内)の夫婦は24時間顔をつき合わせる生活に。第7話の主人公・高校3年生の珠美(小川)は最後の合唱コンクールが中止となるなど、それぞれ今までとは一変した生活を余儀なくされている。そして高校教師の水谷光生(斎藤)を主人公とした第8話では2021年晩秋を舞台に、コロナ禍を経た未来の姿描き出し、8編のショートストーリーが重なり合う。各話タイトルは「人も場所も全ては無くなる」「君が去って、世界は様変わりした」「たまに遠く感じる、君のことが」など、各話の主人公がつぶやくモノローグで印象的に展開されていくのが特徴的だ。また、本作で中川監督は、脚本家・高田亮(映画『そこのみにて光輝く』)とタッグを組みオリジナルストーリーを構築。音楽を担当したのは、各地を旅しながら新たな旋律を生み出し続け、初のミュート・ピアノソロアルバム「スティルライフ」シリーズも話題を呼んでいるharuka nakamura。さらに、国内外で多数の賞を受賞してきたカメラマン・上野千蔵が、撮影監督として参加するなど、まさに“最先端クリエイティビティーの顔”というべき製作スタッフが生む“色彩豊かな映像”と“美しい音楽”を4K映像と5.1chサラウンドでハイクオリティーに楽しめる。Huluオリジナル『息をひそめて』は全8話。4月23日(金)の配信開始を心待ちにしてほしい。中川龍太郎監督2020年は、世界中の誰にとっても、特別な一年だったと思います。 この物語は、その一年を生きた、河原の町で生活する“普通の人々”の物語です。 誰もが息をひそめて生きていかざるをえなかったこの一年。 「息をひそめて、前を向く」 困難な時代だからこそ、私たちは投げやりになることなく、背筋を伸ばし、生きられるかどうかが試されている気がします。 こんな時だからこそ、優しく在りたい。 そんな気持ちで紡いだ8つの結晶(物語)に触れてもらえましたら幸いです。夏帆(増田妃登美役 / 1、8話)『息をひそめて』というタイトルがとても素敵だと思いました。生きることに器用になれない登場人物たちのささやかな変化を、柔らかな光と優しい眼差しで切りとった作品です。わたしが演じた妃登美は、凛とした強い女性に見えるけれど、脆くて繊細な一面も持ちあわせた女性です。そんな彼女が1話の中で、少しだけ心のドアを開いて、半歩踏み出すその姿を、丁寧に演じていきたいと思いました。石井杏奈(高岡七海役 / 2話)脚本を読ませていただいた際に、まさにこの今の時代の流れを象徴している作品だととても思いました。自粛期間は、人と会わないことが人を救うことになるという、非日常のルールをみんなが感じていたと思います。この脚本を読んで改めてそのことを強く感じましたし、あの時に自分の感じた思いや気持ちが全て重なったので、この作品の世界に入ることがとても楽しみでした。村上虹郎(宮下心平役 / 3話)短いストーリーの中で、脚本の段階から人間がすごく丁寧に描かれており、中川龍太郎監督という人が撮る作品は突出した刺激的なハプニングが起きることに執着することがなく、頼ったりせずに、日常から人の変化を見つけていくことがすごく得意な方だと思いますし、今回もその部分が存分に表れている作品になっていると思います。安達祐実(松崎妃美役 / 3話)少しの男女の関係、恋愛っぽい雰囲気を見てる方に楽しんでいただけて、マッチングアプリで出会う男女のちぐはぐな感じに共感していただける部分があると思います。そして、この変わってしまった世界の中で、人々がどういう風に生きているかを見ていただき、何となく「ああ、そうだよな」って、どこかに心を寄せて共感してもらえたら嬉しいです。斎藤工(水谷光生役 / 1、7、8話)この物語はモノローグによって心の声が補填され、多くの言葉や会話のやり取りではない、絵葉書のような情感、空間の連鎖からなる、私小説的な行間を持った作品です。だから見ている方はご自身を投影しやすく、それぞれのエピソードが多くの人にとって心当たりがあり、物語のどこかに自分を見つけることができると思います。湖のような、そこにつながっていくような、大きくて綺麗な湖のような物語です。<各話タイトル>第1話「人も場所も全ては無くなる」(出演者:夏帆、斎藤工)第2話「帰りたい場所が、ずっとなかった」(出演者:石井杏奈、萩原利久、長澤樹)第3話「君が去って、世界は様変わりした」(出演者:村上虹郎、安達祐実、横田真悠)第4話「この町のことが好きじゃなかった」(出演者:蒔田彩珠、光石研)第5話「たまに遠く感じる、君のことが」(出演者:三浦貴大、瀧内公美)第6話「あなたの速さについていけないことがある」(出演者:瀧内公美、三浦貴大)第7話「誰のために歌うの?」(出演者:小川未祐、斎藤工)第8話「この窓から見える景色が、僕の世界だ」(出演者:斎藤工、夏帆)Huluオリジナル『息をひそめて』(全8話)4月23日(金)独占配信スタート※初回のみ4話同時配信、以降毎週金曜1話ずつ追加
2021年02月23日高畑充希が主演を務め、岡田惠和が脚本を手がける「にじいろカルテ」5話が2月18日放送。井浦新演じる朔の“告白”と北村匠海演じる太陽が村内放送で流した“自作曲”に多くの反響が巻き起こっている。難病を抱え東京の大病院から山奥の小さな村の診療所やってきた内科医の主人公が、ヘンテコな外科医&看護師と一つ屋根の下でシェアハウスすることになる3人の笑って泣けるチーム医療ドラマとなる本作。難病の多発性筋炎・皮膚筋炎を発症し、救命救急の現場から山奥の小さな村“虹ノ村”の診療所で働くことなった紅野真空に高畑さん。虹ノ村の診療所で真空が一緒に暮らすことになる、ツナギにサングラス、自由奔放で天真爛漫なキャラだが、過去に妻を亡くしている外科医・浅黄朔に井浦さん。同じく真空が一緒に暮らすぱっつん前髪、優等生&いじられキャラ的存在の看護師・蒼山太陽に北村さん。また物語の舞台となる虹ノ村の村人役で眞島秀和、安達祐実、水野美紀、西田尚美、光石研、池田良、水野久美、泉谷しげる、モト冬樹、半海一晃らも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は虹ノ村に人気バラエティ番組の取材がやってくるが、テレビクルーのカメラマンが足から血を流していることに太陽が気づき治療する。一方、朔に辛い過去があることを察しつつ、本人が言うまでなにも聞かないと決めた真空と太陽だが、「仲間だから気を遣わせるのは嫌」と朔は妻の死をめぐる過去について告白を始める…というのが今回のストーリー。爆破事件の現場で犯人の手当てをしている間に、妻・沙織(佐々木希)が亡くなる…辛い過去をわかりやすい物語にされるのが嫌だったと話し、自分はもちろん沙織に哀れみの視線を向けられることから離れたくて村に来たと明かす朔に「話さなかった理由は聞いた人に簡単な物語にされたくなかったから…すごく共感する」「朔先生が本当に良い存在。嬉しそうに楽しそうに奥さんの話をしてるの、素敵」といった反応が。そんな朔の話に涙した太陽は村人たちとの飲み会で悪酔いし、自らを「優秀な普通。個性がない」と言い出し、周囲に人々と違い「俺だけ何もないじゃん!」と叫ぶ…そんな太陽に雪乃(安達さん)、嵐(水野さん)、氷月(西田さん)が村の放送局「にじいろ放送局」のDJを依頼、そして迎えた放送当日、太陽は自作のデスメタルを村内に流す…。このラストに「デスボイスから始まった時はビックリしたけど基本歌が上手いから何でも歌いこなせるのが凄い」「毎回可愛いパジャマ姿でマイナスイオン出しまくりだったのに、いきなりデスメタル歌わせるとは…最高です」などSNSは大盛り上がり。アーティストとしても人気の北村さんだけに「次のシングルはデスメタルですかね…」といった声も投稿されている。(笠緒)
2021年02月18日難病を抱え山奥の村の診療所にやってきた医師を高畑充希が演じ、井浦新、北村匠海らが共演する「にじいろカルテ」の4話が2月11日オンエア。朔の“過去”にこれまでの井浦さん出演作を連想する視聴者が続出している。救命救急の現場で働いていたが難病の多発性筋炎・皮膚筋炎を発症。山奥の小さな村“虹ノ村”の診療所で働くことなる紅野真空役を高畑さんが主演する本作。真空が虹ノ村の診療所で一緒に過ごすツナギにサングラス、自由奔放で天真爛漫な性格の外科医・浅黄朔に井浦さん。同じくぱっつん前髪、優等生すぎていじられキャラ的な存在の看護師・蒼山太陽に北村さん。3人が暮らす虹ノ村の村人たちとして、村唯一の商店兼食堂「にじいろ商店」の店主・橙田晴信に眞島秀和、晴信の妻で認知症を患い、定期的に記憶を失う雪乃に安達祐実、雪乃の親友で村役場で働く緑川嵐に水野美紀、同じく雪乃の親友の霧ケ谷氷月に西田尚美。真空を虹ノ村に連れてきた村役場の職員で氷月の夫・桂に光石研。村に配達物を運んでくる通称“まじょたく君”雨尾結城に池田良。花に囲まれた家で一人暮らしをする桃井佐和子に水野久美。また“じじーず”と呼ばれる3人組を泉谷しげる、モト冬樹、半海一晃らが演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。太陽も参加した青年団の活動で、ブヨに刺される人が続出。太陽も刺されたのだが「自分は大丈夫」と言った手前、周りに話すことができずデリケートゾーンにかゆみを抱えたまま平静を装っていた。そんななか隣の村のキャンプ場で土砂崩れが発生、多くのけが人が出ている中で治療の優先順位を決めるトリアージをしてほしいとの要請が入る。急いで現場に向かうことになった真空、太陽、朔。その様子を見た霧ケ谷は朔に「大丈夫…?」と声をかける。笑顔で応える朔だが心配そうな霧ケ谷の様子に、真空は何か知っているようだと悟る。緊張感ただようなか土砂崩れの現場に入った3人。混乱のなかある患者の「大丈夫です」という言葉に、思わず朔は「それはあなたが決めることじゃない!」と激昂する…というのが今回のストーリー。実は彼の妻・沙織(佐々木希)は爆破事故に巻き込まれ亡くなっており、現場でトリアージしていた朔は沙織の「大丈夫」という言葉を信じて、彼女を失っていた…。朔の過去に「にじいろカルテの朔先生とアンナチュラルの中堂先生が重なってつらい」「アンナチュラルも、ニッポンノワールも、にじいろカルテも、井浦新が恋人と幸せになる世界無いわけ?」などの声が。「アンナチュラル」で演じた中堂は恋人・夕希子を失い、「ニッポンノワール」でも元婚約者を失い…と出演作が、いずれも愛する人を失った過去を持つ役どころだっただけに、過去の出演作の役柄を連想してしまう視聴者が続出。その後虹ノ村に帰る途中の車内で、患者に激昂したことについてその理由をあえて触れない真空と太陽に「いい奴だな。聞かないんだな、何があったんですかって」と感謝の言葉を伝える朔。すると真空は「言いたかったら、こっちが聞かなくても言う性格だろうし」と答え、自分の心の中のことは「大丈夫かどうか、本人にしか決められない」と続ける。その言葉に無言でうなづく太陽…。朔を思いやる真空と太陽の様子に「朔先生、すてきな仲間に出会えて、本当によかった!」といった反応や、「最後3人が仲良さそうにしてるのだけで「うわーーんいいドラマだーーー」って泣けた」「高畑充希と北村匠海と井浦新が演じてる3人の役の絡みも最高」と真空、朔、太陽の関係性にも多くのコメントが寄せられている。(笠緒)
2021年02月12日映画『火口のふたり』『裏アカ』やドラマ「恋する母たち」などの瀧内公美を主演に迎えた春本雄二郎監督の最新作『由宇子の天秤』が、第71回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に選出。9月には日本公開されることも決まった。カンヌ・ヴェネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつ、ベルリン国際映画祭。今回選ばれたパノラマ部門は、世界各国から集められた良作かつ現代社会を独自の視点で切り取った作品を数多く選出することで有名で、近年の日本映画では黒沢清監督『予兆/散歩する侵略者 劇場版』(17)、行定勲監督『リバーズ・エッジ』(18)、HIKARI監督『37セカンズ』(20)などの話題作が選ばれている。主人公は、女子高生自殺事件を追うドキュメンタリーディレクターの由宇子。事件の真相に迫るなか、父の政志から衝撃的な事実を聞かされ、究極の選択を迫られるストーリー。“正しさ”とは一体何なのか?超情報化社会を生きる私たちが抱える問題や矛盾を真正面から炙り出した本作は、すでに釜山国際映画祭でニューカレンツ部門の最高賞にあたるニューカレンツアワードを受賞、東京フィルメックスでは学生審査員賞を受賞、さらに中国・平遥国際映画祭では審査員賞と観客賞をW受賞するなど、瞬く間に国内外から注目を浴び、そして今回、世界三大映画祭のひとつであるベルリンの切符を手にすることに。パノラマ部門は「新人監督賞」「観客賞」などが受賞対象になる。主演は、『火口のふたり』で第93回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞に輝いた瀧内公美。脇を固めるのは『佐々木、イン、マイマイン』の河合優実、『かぞくへ』の梅田誠弘、さらに日本映画屈指のバイプレイヤー光石研ら。監督・脚本は、日本の片隅で生きる若者たちの葛藤と不器用な優しさを描き、約1万人を動員する異例のロングランヒットとなった『かぞくへ』の春本雄二郎。さらに、今年9月に渋谷ユーロスペースで公開することも決定し、春本監督より喜びのコメントが到着。「世界三大映画祭の一つであるベルリン国際映画祭に選ばれたことに深い喜びと、それ以上に『大きな意味』を感じています」と監督。「本作は『報道』『教育』をモチーフに『正しさとは何なのか?』について問うています。生まれた時からそれらを『正しい』ものとして享受し、無関心になりつつある私たち。自分に最適化された世界で生き、外の世界があることを想像するのを忘れつつある私たち。今まさに社会を生きる人々に、誰かの『正しさ』『世界』に手を伸ばしてもらいたいと創った映画」と語り、「世界の、そして日本の、一人でも多くの人々に届けて行きたいと思います。この映画を観た方が隣人の世界に思い馳せることを願って」と思いを込めてコメント。ベルリン国際映画祭は新型コロナウイルスの影響でオンラインで実施、3月の開催時に受賞作が発表される予定となっている。『由宇子の天秤』は9月、渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開。第71回ベルリン国際映画祭は(1)現地時間3月1日~3月5日、(2)現地時間6月9日~20日2回に分けた分散開催。(text:cinemacafe.net)
2021年02月10日吉田羊主演で、世界的人気ドラマの日本版として放送中のWOWOW開局30周年記念 連続ドラマW「コールドケース3 ~真実の扉~」。いよいよ今週末2月13日(土)に放送を迎える最終話「母の条件」の見どころ映像が解禁された。吉田さんが神奈川県警捜査一課の中でチームを引っ張る主人公の女性刑事・石川百合役を好演。また、百合を支える相棒で、熱血漢の若手刑事・高木信次郎役を永山絢斗。チームのムードメーカーである立川大輔役を滝藤賢一。豊富な捜査経験で皆を支える金子徹役を光石研。メンバーから“代理”と呼ばれ、頼られるボス・本木秀俊役を三浦友和。さらに、江口洋介や緒形直人、戸田菜穂、井之脇海、有村架純、岩田剛典、松原智恵子、若林豪、仲村トオル、音尾琢真、松澤匠、織田梨沙、山口紗弥加、久保田紗友、赤楚衛二、黒木華、高杉真宙、駿河太郎、竹原ピストル、水野美紀ら、毎話フレッシュな若手からベテランまで多彩な豪華ゲスト陣の出演も話題を呼んでいる。最終話では、死んだ娘に瓜二つの少女を見かけたとパニックを起こした女性・菱田千鶴が神奈川県警・捜査一課の石川百合を訪ねてくる。当時の捜査資料によると、娘の雅が水死体で発見され、行方不明となっていた雅の娘・ミクと共に無理心中したと判断されていた。雅が死ぬ直前まで過ごした母子保護施設の代表である大野律子に話を聞くと、当時、雅はミクに対して虐待行為をしていたことが分かる。この事件に対し、百合は強い嫌悪感を抱くが……。母子保護施設「アカシア園」の代表・大野律子役に富田靖子。水死体で発見された菱田雅役に北香那。雅の母・菱田千鶴役に神野三鈴。また百合の妹・沙耶役の平田薫がシーズン1以来の登場。シーズン3で訪れる百合の運命と衝撃の結末が見逃せない映像となっている。連続ドラマW「コールドケース3 ~真実の扉~」最終話は2月13日(土)22時~WOWOWプライムにて放送。WOWOWメンバーズオンデマンドにて見逃し配信中(全10話)。(text:cinemacafe.net)
2021年02月10日ドラマ「バイプレイヤーズ」が映画化。映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』が、2021年4月9日(金)に全国公開される。「バイプレイヤーズ」とは?テレビ東京系列で2017年に放送されたドラマ「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」は、豪華なバイプレイヤー(=名脇役)たちが実名で出演する深夜の“わちゃわちゃ・ゆるシブドラマ”として話題を呼び、ATP賞のドラマ部門優秀賞や、東京ドラマアウォード 2017の作品賞(連続ドラマ部門)で優秀賞を受賞するなど、好評を博したドラマ作品だ。その後、2018年のシーズン2「バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」では無人島生活&劇中劇の朝ドラという設定で、“わちゃわちゃ”ぶりもさらにパワーアップ。撮影本番が始まるまで誰か分からない、シークレットゲストも反響を呼んだ。さらに、2021年1月にはドラマ新シリーズとして「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」がスタートした。「バイプレイヤーズ」ドラマシリーズをおさらいシーズン1「バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」放送時期:2017年主演:遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研ストーリー:中国の動画配信サイトから大型ドラマのオファーを受けた6人の名脇役たち。監督からの「役作りで絆を深めるために、シェアハウスで3か月間共同生活を送る」という要望を受けて、おじさんたちの強制的共同生活が始まる。シーズン2「バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」放送時期:2018年主演:遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研ストーリー:テレビ東京がスタートさせる朝ドラ『しまっこさん』で共演することになった5人。ところが、なぜかロケ地を間違い、無人島に漂流してしまった。南の島でおじさんたちのサバイバル生活がスタートする。一方、業界は5人の失踪劇で、深刻なバイプレイヤー不足になるのではという騒動に。シーズン3「バイプレイヤーズ 〜名脇役の森の100日間〜」放送時期:2021年主演:遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研ストーリー:舞台は、都会からはなれた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”。民放各局の連続ドラマや映画作品の撮影が、一箇所で行われている。スタジオ同士の視聴率バトルや若手・中堅・大御所間のぶつかりあい、そしてほろっとさせる友情と絆の物語など、“大騒動の100日間”を描く。出演者は、これまでの「バイプレイヤーズ」の規模を大きく越え、若手ベテラン含めた総勢100人以上。待望の映画化には総勢100人以上が集結待望の映画化となる『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』は、2021年3月に放送終了したドラマシーズン3の続編。民放各局のドラマ撮影がおこなわれているのどかな撮影所「バイプレウッド」を舞台に、「バイプレイヤーズ」特有のパロディ、笑い、友情を交えたストーリーが展開される。若手俳優たちが”犬”を主役にした映画を撮影すべく奮闘する中、ベテラン俳優たちをも巻き込んだ様々なトラブルが発生するのだが...ドタバタコメディながらホロリと心にしみる物語が展開され、“100人”だからこそ成し遂げられる未体験の温かな感動が描かれている。「~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」キャスト&ストーリー出演者は、ドラマシーズン3にも出演した若手・ベテラン含む総勢100人以上。全員“本人役”で出演している。舞台は、富士山の麓にあるのどかな撮影所バイプレウッド。民放各局の連ドラや映画など沢山の組が撮影していて100人を越える役者たちで大賑わい。田口トモロヲ・松重豊・光石研・遠藤憲一ら元祖バイプレイヤーズもネット連ドラを撮影中。主演は有村架純だ。楽しく撮影が始まろうとした時、有村が共演している犬の風(ふう)がいないことに気づく。風は行方不明になっていた。心配する有村に、田口、松重、光石は風に何があったのか語り始める。一ヶ月前、濱田岳・柄本時生・菜々緒・高杉真宙・芳根京子ら若手の役者たちが「月のない夜の銀河鉄道」という自主映画の撮影を始めていた。監督は濱田、主人公は小さなチワワだがラストに100人の役者がSLで祝杯をあげるという壮大なストーリー。車掌役で参加してくれた役所広司もそのシーンの撮影を心待ちにしている。だが…実は役者は全く集まっていない。しかも超低予算でスタッフを役者が兼務する有り様。やがて主役のチワワは逃げ出し、SLも撮影目前でロケを断られ路頭に迷う始末。そのくせ濱田は監督風を吹かせるので菜々緒、高杉、芳根も呆れて濱田組を降りてしまう。落ち込む濱田、時生を見かねた田口ら元祖バイプレは自分たちのスタジオのSLセットを貸してあげることに。一方、菜々緒は敬愛する天海祐希と出くわす。天海はバイプレウッドに買収話が上がっていることを憂いていた。そこでバイプレウッドを愛する天海と菜々緒は一念発起、撮影所の存続をかけ署名を集めるためにバイプレウッド中の役者に声をかけはじめる。かたや濱田と時生は再び100 人の役者を集めるべく撮影を再開するが、同じスタジオには勝村政信や渡辺いっけいなど厄介な名脇役おじさんたちが大勢いて、ことあるごとに邪魔されストレスが膨らむ。そんな若い彼らを陰ながら見守る田口、松重、光石は何か秘密を隠しているようで…。主題歌はCreepy Nuts「Who am I」主題歌は、Creepy Nutsの「Who am I」。Creepy Nutsにとって自身初となる映画主題歌として書き下ろされた楽曲には、「バイプレイヤーズ」の仲間たちと、その絆にインスパイアされた前向きな思いが込められている。尚、Creepy Nutsはドラマ「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」第10話にも出演が決定している。作品詳細バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~公開日:2021年4月9日(金)出演:田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、有村架純、天海祐希、役所広司、木村多江、岸井ゆきの、北村一輝、でんでん監督:松居大悟脚本:ふじきみつ彦、宮本武史主題歌:Creepy Nuts「Who am I」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
2021年02月07日明日2月6日(土)に第9話「故郷」が放送され、いよいよ来週末に最終回を迎える『連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~』の見どころをドラマプレゼンター・赤ペン瀧川がプレゼンした特別映像が公開された。本作は、未解決凶悪犯罪、通称“コールドケース”を扱う捜査チームの活躍を描いた世界的人気ドラマ『コールドケース』の日本版。その待望のシーズン3がWOWOW開局30周年記念『連続ドラマW コールドケース3 〜真実の扉〜』として現在放送されている。2016年のシーズン1、2018年のシーズン2から、神奈川県警の女性警部・石川百合役の吉田羊をはじめ、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和が続投。江口洋介、緒形直人、戸田菜穂、井之脇海、有村架純、岩田剛典、松原智恵子、若林豪、仲村トオル、音尾琢真、松澤匠、織田梨沙、山口紗弥加、久保田紗友、赤楚衛二、黒木華、高杉真宙、駿河太郎、竹原ピストル、 水野美紀、大地康雄、村田雄浩、富田靖子、北香那、神野三鈴といった毎話を彩る豪華なゲスト陣の出演も話題を呼んでいる。昨年12月5日(土)の初回放送直前に行われ、レギュラーキャスト5人が集結した『コールドケース3』のオンラインイベント。その中で赤ペン瀧川はイベント用に特別に作成した2種類のプレゼンを披露。これまでの『コールドケース』の魅力と、現在放送中の新シーズンである『コールドケース3』の魅力を凝縮したプレゼン内容で、主演の吉田も大絶賛した。その時のプレゼン映像がこの度特別に公開される。そして最終回を迎えるにあたり、シーズン3の第1話~第0話の一挙放送も決定。2月9日(火)〜10日(水)の2日間に渡って放送される。プレゼン映像を見て気になった方や、見逃していた方はぜひチェックしてほしい。◆赤ペン瀧川がこれまでの『コールドケース』の見どころをプレゼン!◆赤ペン瀧川が『コールドケース3』の見どころをプレゼン!『連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~』(全10話)WOWOWプライムにて、毎週土曜日22:00より放送中 / WOWOWオンデマンドにて見逃し配信中
2021年02月05日