今回、けやき坂46のメンバーに“冷え聞き取り調査”を実施し、 女性が持つ外出先での“冷えお悩み”が判明しました。そこで、冷えとりの達人が解決法を伝授!さっそく試してみてください。けやき坂46の東村芽依さん、高瀬愛奈さん、柿崎芽実さん、佐々木美玲さんのお悩みとは?暖房の効いていない場所で、じっとしているのが辛い…。佐々木:みんなは特にどんなときに冷えるな~って思う?柿崎:私は、授業中と楽屋で待機中のとき。制服がスカートだから、足元がすっごく冷えるの。暖房がいつもあるわけじゃないし…。高瀬:わかる~。私の学校は暖房は一応あるんだけど、設定温度が低いまま変えられなくて、寒かった(笑)。膝掛けを使っている子もいたな。東村:私も膝掛け、使ってた!もこもこの座布団も持っていってたよ。高瀬:私は、授業中さりげなく血流を良くするツボを押したり、手をグーパーしたりしてたけど、やっぱり寒くって。佐々木:待機中の場合は体を大きく動かせないことも多いから要注意だね。柿崎:温活テクニック、もっと知りた~い!お悩み解決1:肩甲骨の間、丹田、腰の3点にカイロを貼る。貼るタイプのカイロをそれぞれの、部位の衣服の上から貼る。「3点を温めるのが効率的。血液循環が改善し、温まった血液がしっかり全身に巡ります」(女性外来「麻布ミューズクリニック」名誉院長・渡邉賀子先生)お悩み解決2:寒さがひどくなる前に、靴下の中で指先を動かす。体が冷え切る前に、その場の状況でできるだけ体を動かすのがポイント。「座ったまま動けない場面であれば、靴の中で指を動かすだけでも違います」(文筆家、コピーライター・青木美詠子さん)お悩み解決3:レッグウォーマーを着用する。第二の心臓といわれるふくらはぎが温まると、体温がぐっとUP。「机の下やトイレでも脱ぎ着できて便利。膝まで覆えるロングタイプだとより温かです」(青木さん)お悩み解決4:コートを膝掛けとして活用する。膝掛けや毛布がなければコートを膝に掛けるのがおすすめ。「上半身より下半身を温めるほうが、血の巡りが良くなり、結果として全身が温まります」(青木さん)青木美詠子さん文筆家、コピーライター。自ら実践した冷えとり法を紹介する『ずぼらな青木さんの冷えとり毎日』(KADOKAWA)をはじめ、冷えとりに関する著書多数。渡邉賀子先生女性外来「麻布ミューズクリニック」名誉院長。日本初の冷え症外来開設。著書に『オトナ女子のためのホッと冷えとり手帖』(主婦の友インフォス)など。ひがしむら・めい1998年8月23日生まれ、奈良県出身。「お風呂上がりはもこもこの靴下とパンツをはいています」かきざき・めみ2001年12月2日生まれ、長野県出身。「冷えると、顔全体と唇の血色が悪くなることが悩みです」ささき・みれい1999年12月17日生まれ、兵庫県出身、「冷えで肩と腰が凝る。胃を冷やさないよう注意してます」たかせ・まな1998年9月20日生まれ、大阪府出身。「脚がよく冷える…。最近は血行が悪いからか、肩こりもひどい!」※『anan』2017年12月20日号より。写真・内山めぐみイラスト・naohiga文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年12月19日朝から晩まで冷えの危機が尽きない、現代女子の生活。今回、けやき坂46のメンバーにも“冷え聞き取り調査”を実施したところ、彼女たちが「どうにかして!」と悲鳴をあげる“冷えお悩み”が判明。メンバーたちを温める温活術を、冷えとりの達人に伺います。けやき坂46のメンバーの金村美玖さん、濱岸ひよりさん、河田陽菜さんの登場です。朝、寒くて寒くて、起きられません!河田:最近本当に寒いよね。特に朝になると極寒でなかなか起きられないんだけど、二人はどう?濱岸:起きるのも辛いし、寒いか眠りの質が良くなくて1時間ごとに目が覚めちゃう。金村:テーブルで温かいお茶を飲むと目が覚めるんだけど、なかなかそこまで辿り着かなくて…。濱岸:わかる!一応、寝るときにも靴下履いてるんだけど、なかなか良くならない。河田:私もなるべく厚着して寝るようにしてるけど、やりすぎると寝苦しいし。金村:寒い朝でもシャキッと起きられるようになりたいね。濱岸:これからもっと寒くなるし、ちゃんと冷え対策したーい!お悩み解決1:簡単版お味噌汁を作って飲む。ベッドから出た後もなかなか体温が上がらなければ、汁物で芯から温める。「味噌と鰹節をお椀に入れ、お湯を注いだ簡単版お味噌汁でもOKです!」(文筆家、コピーライター・青木美詠子さん)お悩み解決2:寝るときも、靴下の重ね履きをしておく。しっかりと保温できるうえ、汗や毒素の排出を促し末端の冷え改善に。「おすすめは絹、毛糸、絹、毛糸の順で4枚。絹が毒素を外へ外へと促してくれます」(青木さん)お悩み解決3:ベッドのそばにポットを置いておく。寝起きに水分を摂るときも冷たいものは飲まないよう、水筒型のポットにお湯を入れ、ベッドサイドに。「そのまま家の中で飲んだり、外出時に持ち歩くのも温かです」(青木さん)お悩み解決4:布団の中で背伸びをして筋肉を伸ばす。睡眠中に硬くなった筋肉を伸ばして動かすことで、熱が生まれ温まる。「背伸びをするだけで全身の筋肉が伸びる。『おはよう!』と声を出しながら5秒間続けて」(女性外来「麻布ミューズクリニック」名誉院長・渡邉賀子先生)青木美詠子さん文筆家、コピーライター。自ら実践した冷えとり法を紹介する『ずぼらな青木さんの冷えとり毎日』(KADOKAWA)をはじめ、冷えとりに関する著書多数。渡邉賀子先生女性外来「麻布ミューズクリニック」名誉院長。日本初の冷え症外来開設。著書に『オトナ女子のためのホッと冷えとり手帖』(主婦の友インフォス)など。かねむら・みく2002年9月10日生まれ、埼玉県出身。「末端冷えが辛くて手が温かい友達に温めてもらいます」はまぎし・ひより2002年9月28日生まれ、福岡県出身。「足が痛いほど冷える…。温まるエクササイズ、知りたい!」かわた・ひな2001年7月23日生まれ、山口県出身。「衣装が制服のことが多く、脚がすごく冷えるのが悩みです!」※『anan』2017年12月20日号より。写真・内山めぐみイラスト・naohiga文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年12月18日女優の内山理名(36)が14日(現地時間)、マカオ国際映画祭のレッドカーペットを歩いて国際映画祭デビューを果たし、現地マスコミから絶賛された。内山理名今年で2回目を迎えるマカオ国際映画祭。中国、香港、台湾、韓国、日本のみならず、インド、タイなど、アジア全域から映画人が集結する。胸元の大きく開いたロングドレスに身を包んだ内山は大人の色香をただよわせ、現地マスコミからは「なんて美しい!」「オーラがすごい!」など声が上がっていたという。中国語のあいさつでもきれいな発音で会場を沸かせた内山。初の国際映画祭を終え、「大規模な映画祭の世界観が刺激になりました。いい刺激をたくさんいただけて、素晴らしい体験となりました」と興奮を伝え、「この高まっている気持ちを、次の仕事につなげ、近い将来に、自分の作品でまた国際映画祭に参加させていただきたいです。各国の映画関係者の方々にお会いできて、本当に光栄です。たくさんの国の監督、俳優、スタッフのみなさんといろいろなお話ができました」と語り、決意を新たにしていた。内山は今年でデビュー20年目を迎え、約10年ぶりの連ドラ主演となるNHKドラマ10『マチ工場のオンナ』(毎週金曜22:00~22:49/NHK総合・全国放送・全7回)が放送中。来年は主演映画『single mom 優しい家族。』の公開を控えている。
2017年12月15日人気アーティスト・ブルーノ・マーズをテーマにした期間限定イベントが開催。目で耳で、そして舌で彼の世界を楽しめるイベントになっているのだそう。心をハッピーにするパーティテイストあふれる音楽で世界を席巻するアーティスト、ブルーノ・マーズ。来年4月に来日することが決まり、さらに話題沸騰中。そんな彼をコンセプトとした期間限定バー「セルバレイ・ブルーノ・バー」が、クリスマスシーズンの『銀座ロフト』に出現!お店にバーカウンターが登場し、ブルーノが愛するラム酒「セルバレイ」を使ったスペシャルカクテルを味わえる。また、BGMとして流れる名曲の数々や、彼をイメージしたアート作品が楽しめるなど魅力満載。目で、耳で、舌で、ブルーノの世界観を堪能して。1.ブルーノ自身が手がけるお酒「セルバレイ」を味わえます。ブルーノが育ったハワイはラム酒が豊富な土地。それだけに、ラム酒に強いこだわりがあり、彼が製造にも携わるラム酒が「セルバレイ」。バーボン樽で3~5年熟成させて造られ、ほどよい甘みが特徴的。何度もろ過してクリアにしたキレのある「white」と、チョコレートシロップやスパイスを混ぜたような独特の味わいが楽しめる「cacao」の2種類があり、どちらも日本ではなかなか手に入らないレアなもの。ちなみにブルーノは、ロックやジンジャーエールで割るなどシンプルな飲み方が好みだそう。お試しあれ。セルバレイという名前は、スペイン語で「ジャングルの王」のこと。セルバレイ左から、cacao¥3,300white¥3,000 ※期間限定価格(正規輸入代理店 コートーコーポレーションTEL:0798・71・0030)2.「セルバレイ・ブルーノ・バー」で特別カクテルを作るのが、バーテンダーの伴貴将さん。「以前、ダンサーをしていたこともあり、ブルーノは僕が尊敬している存在のひとり。なので、彼が愛するラム酒のカクテルを作ることは光栄でした。『セルバレイ』は、強くも品のいい甘みと、オイリーなニュアンスがあります。その魅力をどうやって引き出すか悩みました」完成したのは、ブルーノの音楽やミュージックビデオからインスパイアされたという、5種のカクテル。「パーティで出会った男女が関係を深める様子をイメージしたカクテルを3つ。そして、ブルーノもおすすめのラムジンジャーを、whiteとcacaoの両方で作りました」スイーツのような甘みがあったり、後味がさっぱりしているなど、女性も飲みやすいものばかり。伴さん渾身の一杯を味わってみよう。「セルバレイ」のwhiteとcacaoをジンジャービアで割ると、ジンジャーの辛味がラムの甘さを引き立てる。whiteは爽やかさが、cacaoは漂うチョコの香りがポイント。左から、cacao ラムジンジャー¥800white ラムジンジャー¥800*共に税込みバー運営協力:TUSK(東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ ウェストウォーク1FTEL:03・3478・9991)3.マスキングテープを使ったパフォーマンスアートを体感できる。バーのオープン日から5日間の期間限定で、日本人アーティストHogaleeによるマスキングアートライブが開催される。ブルーノの人気楽曲『Just the way you are』をイメージした世界観が表現されるという。一体、どんな作品ができあがるのか、お酒を片手に見守ってみよう。イベントは12月15日までの毎日12:00~19:00に開催。バーカウンター横の壁面に描かれる作品は、高さ3×横6mというビッグサイズ。作品が完成した15日以降も、そのまま展示される。写真は、アーティストのHogalee氏。企画協力:Gallery OUT of PLACE/M&Iアート協賛:mt masking tape カモ井加工紙セルバレイ・ブルーノ・バー東京都中央区銀座2-4-6銀座ベルビア館4F銀座ロフト内開催中~ 12月25日(月)11:00~21:00(バー営業時間16:00~19:00)無休TEL:03・3562・6210(代)※『anan』2017年12月20日号より。写真・内山めぐみ取材、文・重信 綾
2017年12月14日ソウルフルな低音ボイスがゆったりと耳を刺激する。力強いのにしっとりした独特のボーカルが注目されているシンガーソングライターのiriさん。リスナーの背中を押す力となる歌を歌っていきたい。「子供のころ、周りがみんなかわいい声なのに、ひとりだけおじさんみたいで、イヤでしたね(笑)。でもライブを続けていくうちに、いい声だねと言われるようになってからはこの声が好きになってきました」18歳の時、七尾旅人さんの弾き語りライブを見て、自分で曲を書いて歌いたい、という夢を抱く。子供のころから習っていたダンスの影響で、HIP-HOPやR&Bにも親しんだという音楽体験が、彼女の独特の音楽性に反映されている。「大学の友人たちが就活を始めたころもライブ活動をしていたんですが、私も何かしなきゃと思い、思い切ってオーディションを受けました。幸いにもグランプリを受賞し、プロとしてやっていく決心がつきました」新作『life ep』は、ラッパー/トラックメイカーの5lackや水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミなど、音楽好きなら気になる顔ぶれが参加している。「リード曲をプロデュースしてもらった5lackさんは、ずっと好きで聴いていたアーティスト。今回コラボが実現し、嬉しかったですね。アップテンポの曲が主流の音楽シーンだけど、BPMがゆったりめで、ちゃんと歌詞が聞こえるカッコいい曲を作ろうと話し合いました」ライフ=人生というタイトル通り、収録した5曲は切ない恋の歌も、悩み苦しむ歌も全部iriさん自身の経験に基づくものばかりとか。「今年はじめに『NIKE』のキャンペーン曲として書いた『Watashi』で、はじめて多くの人の背中を押すようなポジティブな曲にチャレンジしました。それ以来、自分自身も前向きになってきて、音楽も変わってきました」ケンモチヒデフミとコラボした曲「For life」では、シンプルな言い回しながら夢を持つ大事さを歌い、もし叶わなかったら、また新しい夢を探して、知らない世界へ向かおう、というメッセージを真っすぐに送っている。自ら夢を叶えてきたiriさんだけに、説得力を持って伝わってくる。何度もリピ―トして、一緒に歌いたくなる作品だ。『life ep』¥1,5005lackがラップとプロデュースで参加した「Telephone feat. 5lack」など5曲を収録。ジャケットは福岡を拠点とするグラフィティアーティストのKYNEが手がけた。(Victor Entertainment)イリ1994 年生まれ、逗子市在住のシンガーソングライター。オーディション「JAM」でグランプリを獲得し、その特典でNY留学を果たす。昨年、アルバム『Groove it』でデビュー。※『anan』2017年12月13日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2017年12月08日昨年の「M‐1グランプリ」では敗者復活から準優勝。審査員の松本人志さんから「和牛の漫才は、全部面白い」と評価された実力派が、初めて単独の漫才DVD『漫才ライブ2017~全国ツアー密着ドキュメントを添えて~』を出す。水田信二:ぶっちゃけて言うと、会社がDVDを出せというもんですから。川西賢志郎:ぶっちゃけすぎや(笑)。僕らとしても映像で残したいネタを選んで、漫才ばっかりをやるライブをして11本収録しました。水田:さすがにひとつのライブでこんなに漫才をしたのは初めて。怒涛のように漫才やってます。声がだんだんかれていくのが映像でも伝わるぐらい、臨場感があると思います。川西:テレビでやるネタは時間もすることも限られてますけど。ライブでは目の前のお客さんを笑わせるようなアドリブもあるし、ふたりの呼吸がちょっと乱れたりする瞬間もある。それも込みでライブ感を楽しんでいただきたいです。M‐1で好評だったへりくつ男(水田)と翻弄される女(川西)の手料理編、ドライブ編、花火編のライブ版も収録されている。そのやりとりがあまりに絶妙すぎて、見た人から思わぬ反応もあった名作だ。川西:僕は女性役が多いので、オネエだと思われることもあるんです。水田:あくまでもネタですから。川西:水田くんがキレるネタでは、「DVの彼氏を思い出して怖かった」という女性の意見もありましたね。水田:僕のことをホンマに怖い人と誤解せんとってくださいね。川西:大丈夫。水田くんは最近体型が丸みを帯びて、コミカルになってきてるから(笑)。水田:言い方に気をつかってくれてありがとう。その言葉に甘えて食べすぎるねんけど。息ぴったりなふたりだが、漫才に関しては激論を交わすこともあるという。コンビ結成11年目。「実力はあるが地味」と言われ、これまで賞レースも2位が多く、悔しい思いをバネに腕を磨いてきた。今年は悲願のM‐1タイトルを狙うべく全国ツアーも行っており、DVDにその密着映像も収録されている。水田:いろんな仕事をやっていきたい気持ちはもちろんありますけど、僕らふたりだけで笑わせる気持ち良さは、漫才でしか味わえませんから。どんなことがあっても「漫才は続ける」、ふたりはそう決めている。わぎゅう2006年結成の漫才コンビ。水田信二(写真左)は元料理人で、へりくつボケは彼の性格をベースにネタまで昇華したもの。川西賢志郎(写真右)は、決めゼリフ「もうええわ!」が芸術的とまで評されている、ツッコミ職人。和牛初の単独DVD。ライブで披露した漫才11本と、特典映像として全国ツアーの密着映像を収録。¥3,000(よしもとアール・アンド・シー)※『anan』2017年11月22日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・伊藤愛子(by anan編集部)
2017年11月16日復讐をテーマにしたドラマ『監獄のお姫さま』にて、イケメン社長・板橋吾郎を演じる伊勢谷友介さんにお話をうかがいました。“おばちゃん”たちの生き方を見ていると、元気がもらえます。女子刑務所で出会った女5人と女刑務官が、ある理由のために一人の男への復讐を企てる姿を描いたドラマ『監獄のお姫さま』。女たちのターゲットであるイケメン社長・板橋吾郎を演じるのは、伊勢谷友介さん。「吾郎は、承認欲求が強く、自己実現のみが幸せだと感じている男です。自分のことを高めるためには周りの人を陥れることも是とできる、自分にしか愛情が向いていない、いうなれば“世の中で最悪の人”。民放の連続ドラマに出演するのが初めてなので、もっといい人の役でもよかったんですけどね。でも、最近は悪役のオファーがなぜか多くて。40歳を過ぎたという年齢もあるのでしょうが、やっぱり、悪人顔だからハマるんだと思います(笑)。昔はヒーローみたいな役がいいと思っていたけど、今は逆に楽しんで演じています」今作では、小泉今日子さんに菅野美穂さん、満島ひかりさん、坂井真紀さん、森下愛子さんという、錚々たる顔ぶれの女優さんたちと共演。「これまでは男性が多い現場ばかりだったので、新鮮です。仕事に取り組む姿を見て尊敬することばかりだし、いろいろな話を聞いて刺激をもらったりしています。やはり、許容力が違うので、僕は甘えさせてもらいながら、勉強をしている感じですね。ただ、6人が揃うと迫力がすごいんですよ。なるべく怒らせないようにしないといけないな、とは思っています(笑)」脚本を手がけているのは、宮藤官九郎さん。「作品の大きなテーマのひとつは復讐であり、シチュエーションもシリアスだったりする。それなのに、6人の女性たちが、変なクセを持っていたり、コミカルな性格であったりすることで、コメディに昇華しているのが宮藤官九郎さんのすごいところだと感じました。みんなが完ぺきじゃなく、とぼけた部分があることで、リアリティも生まれています。作品では、自分のために生きる板橋吾郎という人間が上に立つ社会を、おばちゃんたちが壊そうと奮闘する姿が描かれている。打算的な人間がいくら“こうだ!”と言っても、彼女たちは感覚的なものを大事にしながら“え~、こっちのほうがいいよねぇ?”と無視して突き進んでいく。その生き方を見ると元気が出てくるし、“おばちゃんになるのって楽しそう!”と、思えるはずです」いせや・ゆうすけ1976年5月29日生まれ、東京都出身。俳優として様々な作品に出演する一方で、監督や、自身で立ち上げた「リバースプロジェクト」の代表としても活動している。馬場カヨ(小泉今日子)、若井ふたば(満島ひかり)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)、勝田千夏(菅野美穂)は、復讐のために板橋吾郎(伊勢谷友介)の息子を誘拐する。毎週火曜22:00~、TBS系にて放送中。※『anan』2017年11月15日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年11月14日ドラマ『フリンジマン~愛人の作り方教えます~』にて、愛人教授(ラマン・プロフェッサー)・井伏真澄を演じる板尾創路さんに、見どころをうかがいました。愛人作りに奮闘する男たちを、上から目線で楽しんで。最近、世間をにぎわせている“不倫”をテーマにしたドラマ『フリンジマン~愛人の作り方教えます~』が、放送中。主演の板尾創路さんは、愛人が欲しいと願う男たちにレクチャーを行う、愛人教授(ラマン・プロフェッサー)の井伏真澄役。「不倫は、今、世間のみなさんが興味のある旬のトピックですから、いいタイミングでドラマ化したなと思いました。“これ、いいの?”という、ギリギリの感じがテレビ東京さんらしいですし、一視聴者として“やってくれたな~”と楽しみです。不倫のニュースには、その人のリアルでドラマティックな人生の浮き沈みを垣間見ることができますよね。それは、お芝居を観て、登場人物の人生を味わうのと似ているところがあるなって思うんです。結局みんな、エンターテインメントとして見て、楽しんでるんじゃないですかね」演じる井伏は、謎が多い男。「教授ということで、面白みがなく、淡々として見えるキャラクターにしようと思いました。お金にならないのに、毎日、ひたすら愛人の研究だけをしている井伏は、喜びの表情こそないですが、実は今の生活に満足している。そんなに興味がわくことがある人生って、羨ましいですよ」作中には「スリルと遊びがあるから男は不倫をする」というセリフが出てきますが…?「リスクがあるのにうまく乗り越えられたとか、クリアする喜びみたいな感情が人間にはあって、それを手にしたいんでしょうね。あと、ドラマに登場する男たちもそうですが、愛人を作ることをロマンだと思っている。妻がいるのに他の女性に言い寄られることで、“自分には男としての価値がある”みたいに感じるんじゃないですか?(笑)」と、男性目線で描かれたこの作品。しかしながら、「意外と女性のほうが楽しめるかもしれない」と板尾さん。「井伏は、研究により導き出した女性の心をつかむ方法や立ち振る舞いをレクチャーするのですが、“そんなわけないよ”とつっこんだり、愛人を作ろうと奮闘するバカな男たちを“ふ~ん”と上から目線で見ていただけたらありがたいなと思います。そもそも、登場人物のひとりなんて、結婚していないのに『愛人が欲しい』って言ってますからね(笑)。でも、そんなバカバカしい設定でありながらも、生身の人間が演じていることもあり、時々、いいシーンがあったりするんです。“思わず感動してしまったけど、これ、よく考えたら『フリンジマン』だったわ~”というような、気持ちの揺れを味わってもらえたら嬉しいですね」いたお・いつじ1963年7月18日生まれ、大阪府出身。芸人としてはもちろん、俳優、監督としても幅広く活躍中。監督と脚本を手がけた映画『火花』が11月23日に全国公開される。最高同時愛人数11人を誇る、通称・愛人教授の井伏真澄。愛人作りの術を田斉治(大東駿介)、満島由紀夫(淵上泰史)、坂田安吾(森田甘路)の冴えない3人にレクチャーする。毎週土曜24:20~、テレビ東京系で放送中。※『anan』2017年11月15日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年11月10日『ゆとりですがなにか』に続き、映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』が2本目の主演作となった太賀さん。作品のみどころを伺いました。「『ほかのシーンのことは考えずに目の前のことだけに集中して演ってくれればいい。それがいちばん又八(またはち)っぽい』という監督の言葉が指針になりましたね。監督もまだこれが何本目かだし、僕もそこまで主演作があるわけではないから、楽しんでやれればいいなと思いました」『ゆとりですがなにか』の“ゆとりモンスター”で強烈な印象を残した太賀さん。2本目の主演映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』は、卒業を目前に控えた4人の高校生を描く早見和真の同名小説が原作。又八、ジン(中村蒼)、ジャンボ(矢本悠馬)の3人は、免許取りたての又八の運転であてのない旅に出てしまい、1人残された中田(染谷将太)は計画していた卒業ライブのために黙々とギターの練習を続ける。海外でも注目される廣原暁監督のもとに、気になる顔ぶれが集まってユニークな青春映画が誕生した。「又八はすごく直感的で、面白そうだと思ったことに貪欲。細かいことを気にせずにのびのびやることが彼らしさなのかなと。矢本くんも蒼くんもすごく柔軟で、どんなことにも対応してくれるし、僕もふたりから生まれてくるものに応えるようにして。3人の空気感はすごく居心地がよくて、波長が合いましたね」そう、この3人の男子感はとってもリアル。中田役の染谷さんは、太賀さんと高校の同級生だった仲。「一緒のシーンがなかったので残念でした(笑)。自分の場合、学生の頃から仕事してたので、高校生のときも半分社会人みたいだったし、撮影中に何かあったら周りの人たちに迷惑がかかると思っていろんなことにブレーキをかけてた。でも、又八たちは社会に出る前の今にしかできないことをやってる。そんな彼らに憧れを抱いたし、やりたいことにガンガンアクセル踏んでいくのは羨ましい。この映画で青春時代にやりたかったようなことを追体験できたのは嬉しかったですね」グラビアアイドルに遭遇したり、不良グループに絡まれたりしながらはじまった旅は、なぜ、タイトルに「ポンチョ」という言葉が入っているのかも次第に明かされていく。とんでもない笑撃シーンもあれば、脱力系の笑いもあるなかで、ラスト、ロックバンド「忘れらんねえよ」が書き下ろした主題歌「明日とかどうでもいい」によって、映画としての面白さの種類がガラリと変わるのがめちゃくちゃかっこいい!「緻密ですよね。男ってアホだなあとクスクス笑って楽しんでもらいながら、自分の青春時代を照らしあわせてもらえたらいいかな」たいが1993年2月7日生まれ。2006年に俳優デビュー。ドラマ『ゆとりですがなにか』で強烈な印象を残す。映画『南瓜とマヨネーズ』、舞台『流山ブルーバード』が控えている。パンツ¥29,000(soe/M.I.U. TEL:03・5457・2166)ベルト¥18,500(foot the coacher/GALLERY OF AUTHENTIC TEL:03・5412・6908)その他はスタイリスト私物将来に希望を見出せないままただなんとなく日々を過ごしていた4人の高校生。仲間の父親の愛車でふらりと旅に出た3人と、取り残された1人。それぞれの青春が動きだす。10月28日、新宿武蔵野館ほか順次ロードショー。(C)2017「ポンチョに夜明けの風はらませて」製作委員会※『anan』2017年11月1日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・山田陵太ヘア&メイク・高橋将氣文・杉谷伸子(by anan編集部)
2017年10月29日友だちがいない大学生の小森功は、目が覚めると美しい女子高生・吉崎麻理になっていた…。そんな新感覚“男女入れ替わり”ドラマ『ぼくは麻理のなか』が現在放送中。主人公の麻理を演じるのは、最近、映画やドラマ、CMに引っ張りだこの池田エライザさん。「もともと、映画を観たり読書をするといった疑似体験が好きで。小説を読みながらキャスティングをしたり、絵を想像してコマ割りをするなど頭の中で映画を作ることを楽しんでいました。演技は、そういうアウトプットをしたいという欲求を満たせる場所。変な言い方ですけど、向いていると思っています」以前から、原作の同名漫画を手がけている押見修造さんの作品が大好きだというエライザさん。「きっと、私が押見先生を好きなことが、制作チームにバレていたんだと思います(笑)。“エライザしかいない”と言われた時は感銘を受けました。でも、漫画を読む時は美しくて人気者の麻理という存在を崇めていたので、自分が演じるということは恐れ多かったし、いろいろと考えましたね。女性が魅力的に見えるために不可欠だと思う、気品や思慮深さ、ふとした瞬間の儚さを意識しています」小森が入った麻理と、麻理本人とでは、演じ方は全く違ったという。「シーンによって、麻理のパーセンテージが変わります。どちらかが100%の時もあれば、小森だけど表情の筋肉などに少しだけ麻理が出てくることもあります。ただ、麻理と小森に体を貸しているという感覚だったので、演じ分けが大変だとは感じませんでした。その日の撮影を終えて自分の中から2人がいなくなった瞬間、私自身も消えるような感覚を覚えたし、まさに麻理漬けの日々でした。でも、こういう自分のパーソナルな部分を削りながら演じる役は好きですね。それぞれにこじれている登場人物に思いを重ねながら見ていただくのもいいけど、何も構えず、ある事件の目撃者になった気持ちでゾクゾクしながら楽しんでほしいです。中毒性があるので、リアルタイムではもちろん、録画して何度も見ていただけたら嬉しいです!」いけだ・えらいざ1996年4月16日生まれ、福岡県出身。モデル、女優として、映画やドラマなどで活躍。公開予定の作品に『一礼して、キス』『伊藤くんA to E』など。12月3日、2018年カレンダー発売イベントが福家書店新宿サブナード店で開催。ワンピース¥37,000(SHIROMA/GUSUCUMA TEL:03・6411・4779)大学生・小森功(吉沢亮)は、ある朝、行きつけのコンビニで遭遇する吉崎麻理になっていた。麻理として過ごそうとするが、クラスメイトの柿口依(中村ゆりか)に見破られる。毎週月曜24:25~、フジテレビ系で放送中。※『anan』2017年11月1日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・福田春美ヘア&メイク・豊田千恵インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年10月28日出演作が目白押しの人気者、橋本環奈さん主演の映画『斉木 楠雄 のΨ難(さいきくすおのサイなん)』が10月21日から全国ロードショーで公開。撮影の様子をインタビューしました。橋本環奈ってヤバイ人なのかな、って思われたら本望。「まだ経験したことのない役も多いので、チャレンジするという心を忘れてしまったら、者としてはそれまでかな、と思う。そういう意味でも、このインパクトが強い照てるはしここみ橋心美役は、本当にいい経験でした」今年一年で、主演を含む3本の映画、さらにドラマにもレギュラー出演し、女優としての頭角を現している橋本環奈さん。この夏、大きな話題を集めた映画『銀魂』では、破天荒なヒロイン・神楽を演じ、その見事なバトルアクションなどが注目されたばかり。そんな『銀魂』のクランクアップから2週間も経たずに、照橋心美役をつとめた映画『斉木楠雄のΨ難』の撮影はスタートした。「監督は『銀魂』と同じ福田(雄一)さんで、出演者も新井浩文さん、吉沢亮さん、ムロツヨシさん、佐藤二朗さんが一緒だったので初日から、現場は和気あいあい。完全にコメディという作品はこれが初だけど、監督が丁寧な指導をしてくださったので、不安はありませんでした」本作は、生まれながらに超能力を持った高校生の斉木楠雄(山﨑賢人)が、毎日のように災難に巻き込まれるという『週刊少年ジャンプ』に連載中の人気ギャグ漫画。「笑いの細かい部分にまでこだわる監督なので、現場で役者陣は、まず監督やスタッフを笑わせたい、という思いで、それぞれ全力でやっていました。誰もが終始笑いをこらえるのに必死だったんですが、斉木楠雄は常にドライで無表情なキャラなので、(山﨑)賢人くんは、一番大変だったと思います(笑)。個人的に好きなキャラは、新井浩文さん演じる燃堂力。とくに何も考えていない時のバカそうな表情をする新井さんは、本当に燃堂に見えることがあったんです。それを演じるのって難しいし、すごいな、って。もし続編があれば、(原作では)同じ顔をしている燃堂のパパとママも、新井さんが1人3役でやってほしい!」主要登場人物がほぼ男性というなかで、照橋心美はまさに、舞台となるPK学園のアイドルである。「いつでも自信たっぷりで、自分のことを宇宙一可愛いと思っていて、『思い込みじゃなくて事実なの』なんて言ってのけちゃう照橋さんは、その突き抜けすぎちゃってるところが面白い。表は絶対的なアイドル、裏では斉木の気を引こうと必死なのに空回りしちゃう純粋な部分もあったりして。でも基本的にいつでも自信があるから、キラキラしていて可愛いんだろうな、って思います。だって、自信を持って堂々と立っている人の方が、下を向いて座っている人よりもキレイに見えるじゃないですか。自信は魅力につながると思うんです。だから私も、その時の作品や役柄を大事にして、経験をコツコツ積み重ねて、自信をつけていこうと思っています。劇中では白目も剥くし変顔もバンバンするから、公開日が少し怖いんですけど、でも橋本環奈はヤバイと思われたら、女優として本望ですね」最後に、橋本さんの、最近の災難とは?「毎日楽しくて、幸せすぎて…災難どころか悩みもないかも(笑)」◇はしもと・かんな1999年2月3日生まれ。2017年は主演映画『ハルチカ』をはじめ、『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』、ドラマ『警視庁いきもの係』など、出演作が目白押し。ワンピース¥52,000(WHOLE9YARDS/H3Oファッションビュロー電話03・712・6180)◇生まれつき超能力を授かった斉木楠雄が、文化祭でトラブルに巻き込まれ、まさかの地球滅亡の危機にまで発展!?脚本・監督/福田雄一出演/山﨑賢人、橋本環奈、新井浩文ほか10月21日より全国ロードショー。※『anan』2017年10月25日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・鈴江英夫(H)ヘア&メイク・森本淳子(GON.)インタビュー、文・若山あや(C)麻生周一/集英社・2017映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会(by anan編集部)
2017年10月21日毎週金曜24時52分からのテレビ東京「ドラマ25」にて『セトウツミ』のドラマがスタート!主演の2人、高杉真宙さんと葉山奨之さんにインタビューしました。難しい会話劇だからこそ、ポンポンとうまく会話できた時が気持ちいい。関西弁の2人の男子高校生、瀬戸と内海が、放課後の河原でまったりと喋るだけ。そんなシュールな状況なのに、2人の絶妙なテンポの会話が、一度ツボにはまったら笑いが止まらない漫画、「セトウツミ」。昨年の映画化に続き、今度は人気急上昇中の若手俳優、高杉真宙さんと葉山奨之さんで、ドラマ化が決定!―出演が決まった時の感想は?葉山原作漫画は人気だし、映画も話題になったので、プレッシャーは大きかったです。でも、高杉くんと、僕たちの『セトウツミ』をどう作るかが大事だと思いました。僕は、いつも内海に会話でやり込められる、お調子者の瀬戸役なんですが、漫画を忠実に再現した見た目で、ツンツンの髪型はスプレーやアイロンを使って40分ぐらいかけて作ってます。高杉それがたまに僕に当たって、痛いんですよ…(笑)。僕は、映画化の前から原作を大爆笑しながら読んでました。だからこそハードルが高くて、緊張と不安がすごかったです。この独特のテンポと間を持った会話をちゃんと自分たちのものにできて、見てくれる人たちを笑わせることができるんだろうか、って。でも一方では、なかなかできないジャンルだとも思ったから、役者として成長するためにもチャレンジしました。―今年1月発売のアンアン「恋と相性」特集にも、それぞれ出ていただきましたが、対面は今回初?葉山あ、本当だ!同じ号に出てたんだね。いやそれが、お互いに初対面だと思ってしばらく接していたんですけど、映画『渇き。』で共演していたことがこの前発覚して。しかも僕が高杉くんを殺す役で!(笑)高杉まあでも、僕は特殊メイクしてたしね…。というわけで、2回目の共演です(笑)。葉山今日は3話目を撮っていたんだけど、だんだん会話のテンポがうまく噛み合うようになってきたかな。難しい会話劇だからこそ、ポンポンとセリフを投げ合って、ハマった時の気持ちよさったらたまらないです。高杉最初はガタガタでしたもんね。とくに僕は、福岡出身なので、関西弁のイントネーションでツッコミをするのが大変で。方言指導の先生から、2人のやり取りは関西の漫才に似てるから参考になると言われて、ブラマヨさんやフットボールアワーさんのネタを見て、勉強しました。葉山僕は大阪出身だけど、関西人からしても、関西弁でツッコむというのは難しいんだよね。―見どころを教えてください!高杉もちろん一番は2人の会話劇なんですが、前髪ぱっつんで瀬戸のことが好きなハツ美ちゃん役の片山(友希)さんが抜群に面白いんです。葉山原作上回ってるよね。ハツ美ちゃんの顔見てるだけで爆笑して、NG連発しちゃってるんです、僕ら。放送は金曜の深夜。1週間の疲れを癒せるぐらい、何も考えずに見て笑えるドラマだと思う。高杉僕の関西弁、そして2人の会話のやり取りを、お楽しみに!※『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)連載中の漫画「セトウツミ」が原作。寡黙でクールな内海想と、社交的でお調子者の瀬戸小吉が、ただ喋るだけの青春ドラマ。毎週金曜24時52分~、テレビ東京「ドラマ25」にて放送。(C)此元和津也(秋田書店)/「セトウツミ」製作委員会高杉真宙さんたかすぎ・まひろ1996年7月4日生まれ。映画『カルテット!』で初主演。2018年公開の映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?』『世界でいちばん長い写真』に出演。ガウン¥45,000Tシャツ¥7,500ワイドパンツ¥28,000(以上ラッドミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿電話03・470・760)葉山奨之さんはやま・しょうの1995年12月19日生まれ。主な出演作に連続テレビ小説『まれ』、ドラマ『僕たちがやりました』、映画『春夏秋冬物語』(主演)など。映画『KOKORO』が11月4日公開。ジャケット¥18,000シャツ¥13,000(共にSTUDIOUS/STUDIOUS原宿本店電話03・712・6851)パンツはスタイリスト私物写真・内山めぐみスタイリスト・石橋修一(高杉さん)本田博仁(葉山さん)ヘア&メイク・堤 紗也香(高杉さん)越智めぐみ(ALFALAN、上條事務所/葉山さん)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2017年10月20日“100回婚パ”を乗り越えたからわかる。横澤夏子流・婚活疲れ対処法。いざ踏み出してみるとわかる、楽しいだけでは済まない“婚活の道”。「こんなに大変ならいいや…」と引き返す道もあるけれど、考え方ひとつで、その婚活疲れは回避できるかもしれません!現代の婚活戦線のど真ん中をしなやかに駆け抜けた横澤夏子さんが、その思考術を伝授します。ちゃんと結婚相手と出会えるのかがわからず、不安になる。朝ドラの主人公のつもりで、転んでもまた立ち上がって!“婚活をしないよりは進歩している!”と信じることが大事。実際に、出会う確率は高くなるわけですから。辛いときは、大団円を迎えた将来の自分を想像して“めげない!”と、朝ドラのヒロインばりの前向きさで頑張ってください。パーティに参加しても、正直ほとんどの男をいいと思えない。婚活とは“地引き網漁”であると認識せよ。そもそも、いい男は滅多にいませんし、そんなレアな魚を一本釣りするのは至難の業。婚活は地引き網漁だと考え、投げた網には、たくさんの小魚と、たま~にカニが入ってたら万々歳くらいに思って。たくさんの人と出会うことが大事。気になった相手に、なかなか自分からアプローチできない。どんなときも“LINE ID撒き”だけは欠かさずに。“婚活パーティにいる=出会いを求めている”ということなので、変な恥じらいは捨てるのが正解。どうしても難しい人は、LINEのIDを書いた紙を渡して、無言のアプローチを。せっかくの出会いは絶対、無駄にしないこと!ハードルを下げてアプローチした相手から、お断りをされる。めげることなかれ。悪口を言いまくって解消!ショックですが、婚活シーンではよくあること。ダメだった理由を考え、今後の課題点や設定すべき自分の希望小売価格を見定めて。ストレスがたまったときは、相手の悪口を友だちに聞いてもらい、発散を。私もやってました(笑)。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。本誌で「いい女ごっこ」を連載中。※『anan』2017年10月11日号より。写真・内山めぐみイラスト・別府麻衣取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年10月09日今年7月に結婚した横澤夏子さん。お相手とは婚活パーティで知り合ったが、運命の彼に巡り会うまでに通った回数は、なんと100回を超えるという。途中で疲れたり、諦めたりはしなかったの?「婚活パーティに通い始めたのは21歳のとき。先輩から“夏子のいいところは若さ”“5年ごとに男性からの誘いは半分になっていく”と言われ、ヤバいと思ったのがきっかけでした。年に40回通った時期もあり、心が荒んだり、疲れて休んでいたこともあります」それを乗り越えられたのは…?「場数を踏むうちに恥ずかしさがなくなったり、断られても落ち込まない考え方が備わるんです。それに、コミュニケーション能力が磨かれて、付き合い方が上手くなる。だんだんと疲れない方法がわかってくるんですよ」そんな、自身の経験から導き出した、婚活疲れをしない考え方や対処法を、横澤さんが伝授。悩んでいる人は今すぐ実践を。未経験の人は予防策として学んで。次々結婚していく周囲の同性に、嫉妬してしまう。その同性こそ、あなたを導く希望なり。既婚の友だちは、婚活時の強い味方となる存在だと心得ましょう。友だちはもちろん、その旦那さんに素敵な男性を紹介してもらうなど、言い方は悪いですが、人脈を広げる“ツール”として活用を。妬んでいる暇なんてありません!人を押しのけて目立つガツガツ女たちを見て焦ってしまう。“ガツガツ女”には、“ガツガツ男”が寄ってくる。私も露出多め&超積極的な女に無駄にジラされました。でも、そういう女に近づくのは、同じような男だけなのでご安心を。あなたがガツガツ男を求めていないなら、ガツ男の相手をしてくれる“ガツ担女子”として、むしろ感謝を!お断りした相手が、後からいい人だったと思えて悔やまれる。それもまた運命。あなたは“運命貯金”できたのだ!自分から断った相手は、運命じゃないと思って正解。自分の直感は案外、当たるものです。後悔するよりも、“またひとつ、運命貯金が貯まった”“その分、いい相手に巡り会える!”と考えて、次の出会いに前向きになってみて。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』( TBS 系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。本誌で「いい女ごっこ」を連載中。※『anan』2017年10月11日号より。写真・内山めぐみイラスト・別府麻衣取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年10月09日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、可愛がられ上手な、コミュ力の高い女性「第二の母と呼べる人がいる女」になりきり。女の大先輩からは学ぶことがたくさん。あなたには、本当のお母さんのほかに、“第二の母”と呼べる女性がいますか?「本当のお母さんを大切にしなさいよ」が口ぐせで、年は自分の母と同じ世代。行きつけの小料理店の女将さんや、職場の大先輩など、さまざまな場所で出会う、大人の女性です。「もらったから」とお菓子をくれ、温かいお茶をいれてくれたり、仕事で嫌なことがあったときには、「もう!そんなことで悩まないの!」と、明るく笑い飛ばしてくれる。そして、何も言わなくても気持ちを悟り、励まし、ときには諭してくれる、いわば占い師のような存在。そんな“第二の母”と呼びたくなる頼れる女性は、間違いなくいい女!でも、アンアン読者世代で、その人に可愛がられる魅力と、コミュニケーションテクニックを持っている女性こそ、私は素敵だと思うんです!年上の女性に愛されるという高いハードルをクリアしている人を見ていると、挨拶を必ずするなど礼儀作法は完ぺき。口紅をちゃんと塗り、メイクから上品さが醸し出されている。“しつけられた感”がありながらも、年上女性とも楽しいやりとりができる…。そんな“きちんと感”とチャーミングさの絶妙なバランスを作れることが、愛される秘訣のよう。そんな人に近づくためには、“街のみんなに愛される素朴な女の子”をイメージすると、うまくいくはず!こうして、“第二の母”となる女性を見つけ、可愛がってもらううちに、女の大先輩である彼女から、立ち居振る舞いや人との付き合い方など、いろいろなことを学べます。そのスキルと知恵を身につけ、生かすことで、自分の魅力が磨かれること間違いなし。今、第二の母的な存在がいない人は、早速、居酒屋や小料理店へ行ってみましょう!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。11月2日、ルミネtheよしもとにて単独ライブ「コスモスガール」が決定!※『anan』2017年10月11日号より。写真・内山めぐみイラスト・別府真衣文・重信 綾(by anan編集部)
2017年10月08日娘さんの物があふれている!というお悩みを抱えている、子育て中の安めぐみさん。ざっくばらんなトークで話題の収納スタイリスト®/整理収納アドバイザー・吉川永里子さんが、安さんのお悩みを解決。片づけに大切な吉川さん流ルールに、安さんもまるで受講生のように聞き入りうなずきまくり。これを読めば、頭もお部屋もスッキリすること間違いなし!の対談です。実は“整理”と“整頓”は別ものだった!?吉川永里子さん(以下、吉川さん):安さんは、娘さんの物の収納にお悩みとのことですよね?安めぐみさん(以下、安さん):そうなんです。特におもちゃの収納に困っています。私、お掃除はするのですが、収納があまり上手じゃないタイプみたいで。吉川さん:そういう方、実はとても多いんですよ。掃除と収納は違いますから。収納は立体的に考えること。女性は“3D”が苦手ともいわれますよね。整理整頓とひと言でいいますが、「整理」と「整頓」は別もの。整理は不必要な物を区別して取り除く行為で、整頓は物を元にあった場所へ戻す行為です。整理で物の数は減りますが、整頓では数は変わりません。安さん:なるほど!そういうことだったんですね。ちょっと驚き。選択肢が多い子どものこれからの人生のために。選び、判断する力を養いたい吉川さん:私は、個人のお客さまのお宅へ片づけに行ったりもしていますが、その家を熟知していれば掃除や整頓はできるのですが、整理はできません。家族が全員そこにいて、その物を所有している本人がいればいいのですが、いつもそういうわけでないので。旦那さまがいないのに、旦那さまの物を整理、処分するのはトラブルの元。お子さんだって同じです。安さん:やはり、子どもの物も親が処分してはいけないですよね?先日、おまけにいただいた小さなプラスティック製のおもちゃが壊れたので、捨ててしまったんです。そうしたら、翌日「あれ、どこに行っちゃったの?」と聞かれ、困ってしまいました。まだ2歳半なのに、ちゃんと意思があるんだなぁって。結果、また同じおまけをもらいに行ったのですが(笑)。吉川さん:そうです、そうです!子どもの物も、勝手に処分はしてはいけないです。親から見ればゴミでも、子どもにとっては宝物ということはよくあります。小さくても、これは遊んでるか遊んでいないかってきちんと聞いて、遊ばないなら“さようなら”するということを、覚えさせることが大切。そうじゃないと、捨てる判断のできない大人になってしまいます。安さん:捨てられない大人には、なって欲しくないですね。吉川さん:ですよね。結局、必要か不必要か、処分すべきかしないべきかというのは、「判断する」という行為を学ぶことなんです。子どもも、これからの人生、選択しなくてはいけない場面がたくさんやってきます。自分で選んで判断していかなくてはなりません。だから、小さなときから判断する練習を積んでおいた方がいいのです。安さん:なるほど。吉川さん:うちの息子たちは、2、3歳のころからおもちゃの管理は自分たちでやらせています。スペースを決めて、それ以上にならないように自分で決めさせます。例えば、クリスマス前には自分のおもちゃ箱からいったん全部出し、持っているものすべてを把握してから、もう遊んでいないおもちゃを自分で選んでいます。「スペースを作らないと、サンタさんが新しいおもちゃ、持ってこれないよ」って。まだ幸いサンタ制度が通っているんで(笑)。安さん:全体を把握してから、本人に管理を任せる、決めさせるということが大切なんですね。うちの娘もだんだん自分の意思がでてきたところなので、吉川さんのお話はとても勉強になります。片づけにおいて、その物の価値は“今”にある。過去ではない!吉川さん:女の子は成長が早いから、娘さんのお年なら、もう選ぶことができると思いますよ。あとね、よくお客さまのところで起こることの一つなのですが、「これは高かったから」という理由で使っていないのに処分できないおもちゃがある。安さん:確かに、親目線ではそうなりますね。吉川さん:でもそれは子どもの判断ではなく、親の判断ですよね。親の気持ちを乗っけてはいけません。しかも「高かった」というのは、価値が過去にあります。その物は今は使われていません。ということは、今現在の価値でいうと、とても低い。片づけにおいて、その物の価値を決めるのは“今”です。過去ではないんです。安さん:そうですね。実は今、子育てのことで頭がいっぱいだったので、なんだかヒントがいっぱいのお話でとてもためになります。吉川さん:物は、その人の暮らしを作っているチームです。例えば服を整理するときに考えて欲しいことは、派手なデザインの柄もの、着回せる定番、困ったときの黒アイテム……といろいろありますよね。でも派手な、“フォワード”ばかりとか、黒ばかりのキーパーだらけでも困るわけじゃないですか。守りも攻めもいないと。「攻めていてもゴールはガラ空きですよー!」な状態になっちゃいます(笑)。役に立つメンバーをそろえられるいい監督になること。そうすればきちんと物の管理ができるようになると思います。安さん:確かにそうですね。そのお話、フォワードばかり集めがちな主人にも伝えたいと思います(笑)。(インテリア編につづく)【安めぐみ(やすめぐみ)】1981年12月22日生まれ。東京都出身。2011年にお笑い芸人の東貴博さんと結婚。2015年3月、第一子となる女児を出産。タレント・女優・ナレーターとして幅広く活躍中。ペットはうさぎ。最新情報はオフィシャルブログでチェック!【吉川永里子(よしかわえりこ)】収納スタイリスト®/整理収納アドバイザー。Room&me代表。片づけが苦手だった過去を活かしながら、「片づけはストレスフリーに暮らす近道」をモットーに、メディアでのアドバイスをはじめ、講演、セミナー、ワークショップ、ラジオ出演などもこなす。そのテンポよく楽しい話術で人気を集めている。個人宅への出張片づけも積極的に行い、これまでに10,000人以上の片づけをレクチャーしている。『著書30日間片づけプログラム』など多数。収納スタイリスト吉川永里子オフィシャルブログ●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:NatsukoKawabe(KiKiinc.)●HairandMake-up:AKICO●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,YukiFujishima(LIMIA)
2017年10月03日映画『あさひなぐ』やドラマ「ボク、運命の人です。」「ブラックリベンジ」など話題作が続く注目女優・岡野真也と、実力派の内山理名がW主演を務め、齊藤工初監督作『blank13』でも脚本を務める演劇界の気鋭・西条みつとし原作の舞台を映画化する『ゆらり』。このほど、豪華キャスト陣の場面写真とコメントがシネマカフェに到着した。わずか10日間の公演で2,000人以上を動員した「TAIYO MAGIC FILM」の大人気舞台を、西条さん自らが脚本を手がけて映画化。西条さんは、お笑い芸人から放送作家に転向し、「バイきんぐ」「我が家」「フォーリンラブ」などのコントを手掛ける一方、自身の劇団「TAIYO MAGIC FILM」を主宰。齊藤監督×高橋一生主演『blank13』の脚本や、劇作家競作による話題の深夜ドラマ「下北沢ダイハード」で筆頭を飾り、三谷幸喜、宮藤官九郎、西田征史らに続く演劇界第4の才能として、いま注目を集めているクリエイターだ。今回、池田エライザ主演の「ぼくは麻理のなか」ほか、ドラマやMVなど、数々の映像作品を手掛けてきた横尾初喜が、同作初公演の観劇時に実写化を熱望し、本作で映画監督デビューを飾った。現在、未来、過去の3部構成となる本作。このたび、岡野さん、内山さんを取り囲む豪華キャスト陣の場面写真とコメントが到着した。第1部となる“現在”のシーンでは、石川県の民宿「赤木箱」の31歳の女主人・泉凛香(岡野さん)は、接客中に甘えてくる娘・ゆかり(筧礼)をつい突き放してしまうが、ショックを受けたゆかりと一緒になり、狂言誘拐を計画することになる凛香の夫・孝介役には個性派の山中崇。生き別れた娘がアルバイトをしていると知り、その民宿「赤木箱」を訪れる中年の男・高山役に「TEAM NACS」の戸次重幸、その娘で自分は父親に捨てられたと思っている瞳役に、映画『昼顔』などに出演し『ハローグッバイ』では久保田紗友とW主演も務めた萩原みのり。高山の想いを知り、一緒に民宿までやってくる後輩の保科役に“エンクミ”こと遠藤久美子。第2部である“未来”のシーンでは、凛香の成長した娘で、シングルマザーとして1人息子を育てる木下ゆかり(内山さん)が主人公に。彼女の別れた夫・正樹役を、映画『昼顔』も記憶に新しい平山浩行が務める。さらに、第3部である“過去”のシーン(現在より8年前)で、女優の夢を諦め実家の民宿に戻ってきた23歳の凛香が、東京でうまくいかなかったイライラをぶつけてしまう母・美和役に鶴田真由。それをなだめる父・幸雄役に渡辺いっけい。今回到着したのは、W主演の岡野さんと内山さん、そして萩原さんの涙の演技をとらえたカットや、彼女が演じる生き別れた娘を見守る戸次さんと遠藤さんの姿ほか、娘と狂言誘拐を計画する山中さん、物思いに耽る平山さん、マジックを披露する渡辺さん、温かく包み込む民宿の女主人役の鶴田さん、そして、凛香の娘ゆかりを演じる筧礼の写真。いずれも、「伝えられなかった想い」を抱える人々が家族の絆を取り戻す姿を、笑いと涙で描いた本作の魅力を伝えるものとなっている。本作の魅力について、山中さんは、「当たり前に感じている“いま”は過ぎ去ってしまうもので、もうやっては来ない。だからこそ“いま”を大切にしようと思わせてくれる」とコメント、「妻役の岡野真也さんは、母親役のイメージを掴むために、セリフを話すテンポや仕種などを撮影の合間に色々試されていらっしゃいました。夫役の僕と幼少期のゆかりを大きな心でリードしてくださいました。僕より全然若いのに」と、岡野さんに対して称賛を贈る。また、平山さんは「話が複雑に繋がっているところ」が魅力だと語る。「私が演じた役は一般的に駄目な夫の役ですが、子どもへの愛情や、本来一番大切にすべき妻への反省や後悔といった気持ちを表現することに全てを投じたつもりです。この作品を観ていただき家族への付き合い方が少しでも変わってくれたら」と思いを込めている。「脚本を読んだとき、時間軸の違うストーリーが徐々に重なっていく面白さと最後の“直球勝負”に惹かれました」と語るのは、渡辺さん。「ちなみにマジシャンとしてのキャラは監督のアイデアです。試写を観たとき、自分でも新鮮でした。(笑)横尾監督に感謝です」とコメントを寄せている。時間を巻き戻せる不思議なリモコンによって、現在、未来、過去の3つの家族に変化が生まれていく本作。この秋、感涙必至のヒューマンファンタジーに注目だ。(text:cinemacafe.net)
2017年10月02日前回のインタビューに引き続き、LIMIAのCMに出演中の安めぐみさんのスペシャルトーク。インテリアにはご主人のセンスが詰め込まれているというご自宅ですが、小さな娘さんもいる空間。お掃除や整理整頓へのこだわり、工夫はあるのでしょうか?ママならではのお悩みも飛び出しました。やはり、おもちゃ収納が一番の課題!——お住まいに関して、お悩みはありますか?安めぐみさん(以下、安さん):やはり、娘はまだ小さいですし、どうしても娘の物があふれてしまっています。——おもちゃがどうにも収納しきれない!というお母さんの声は本当によく聞きます。安さん:ですよね〜。おもちゃの収納は本当に悩みどころです!今、娘はアンパンマンが大好きで。娘のことがかわいいと思うのは当然なので、主人も私もいろいろ買ってきてしまいますし、その中にはとても大きなものもあって。自宅が“プチ”アンパンマンミュージアムのようになっています(笑)。主人とは、物は与えすぎてはいけないよねと話していて、理解してくれたようで、買ってくることは減ってきているのですが。——実際、どのようにおもちゃを収納しているのですか?安さん:布生地のおもちゃ箱をいくつか購入して、そこにしまっているのですが、底の方に何が入っているのかわからなくなってしまって。私自身、何があるのかを認識できていない状態なんです。スッキリと、なおかつわかりやすい方法はないかと考え中です。——数が多いとわからなくなってしまうものですよね……。安さん:私は“きれい好き”だと思っているのですが、それってたぶん、掃除や衛生面なんですよね。実は、収納があまり上手じゃないみたいです(笑)。——収納は捨てることから始まるといいますよね。安さん:捨てるのは、結構できる方だと思います。自分の物はすぐに判断してなくすことができるんですが、主人は物が多いタイプでして。使わない物は屋根裏にしまうようにしているんですが、やはり、思うようには片づかないですよね。——こそっと捨てたりとか、しないですか?安さん:それはしたことがないです!それがもし自分の物だったらショックですし、家族といえど人の物は勝手に捨てることはできないですよね。——そうですね。勝手に捨てるのはケンカの元かもしれません。安さん:ただ、私、あまり怒ったり、ケンカもしないんですよ。主人も怒ったりしないので、ケンカにはならないのかな。(勝手に捨てたことがないので)わからないけど(笑)。ママあるある! 自分の収納を子ども用にしたら自分のスペースがなくなって……——逆に今、お住まいに必要だと思っているアイテムはありますか?安さん:私が使っていた洋服用の棚を、今、娘の洋服入れにしてしまったので、私の洋服を入れるところがないんです!いくら捨てることができる私でも、実際、入れるところが足りてない状態。自分用の収納が欲しいですね。それと、ちょうど壁掛けの時計が壊れてしまい、時間が見られなくて困っているので購入したいと思っています。連載第4回は、安さんの収納に関するお悩みを解決。今話題の収納スタイリスト®/整理収納アドバイザー・吉川永里子さんが登場。解決策を伝授します!(つづく)【安めぐみ(やすめぐみ)】1981年12月22日生まれ。東京都出身。2011年にお笑い芸人の東貴博さんと結婚。2015年3月、第一子となる女児を出産。タレント・女優・ナレーターとして幅広く活躍中。ペットはうさぎ。最新情報はオフィシャルブログでチェック!●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:NatsukoKawabe(KiKiinc.)●HairandMake-up:AKICO●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,YukiFujishima(LIMIA)【特集・安めぐみさん】LIMIA(リミア)のCMに出演中。撮影の裏話を聞かせてください!【特集・安めぐみさん】家族と暮らすマイホーム(前編)——笑顔の絶えないインテリア
2017年10月02日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、「エレベーターにありがたみを感じる女」になりきり。素敵なシステムにはしっかりとお礼を。私たちが普段、よく使っているツールのひとつに、エレベーターがあります。自分を運んでくれることが当たり前だと思ってしまいますが、エレベーターにちゃんとありがたみを感じ、素敵なシステムだということがわかっている人って、すごくいい女なんじゃないかと思うんです!エレベーターがない世界を想像してみてください。まず、東京タワーや東京スカイツリーには上れません。オフィスが16階など高所にある人は、毎日、辿り着くまでに疲れ果てちゃう。以前、頑張って階段を上ったことがあるけど、私の限界は7階でした。もちろん次の日は筋肉痛。どんなときも、つべこべ言うことなく、私たちを運んでくれるエレベーター。ボタンを押したら来るのが普通だと思わず、“エレベーターが私のところに来てくださった”と感じられるような心持ちになりたいですよね。だから、今回のいい女への第一歩は、エレベーターをただの機械として考えず、“エレベーターさん”として優しく接すること。なかなか来ないからとボタンを連打せず、ひと呼吸おいてプッシュ。たとえ各停状態になったとしても、“自分の足よりは速い”と穏やかな気持ちでいる。窓からいい景色が見えたときには、「わー、すごーい!エレベーターさんのおかげでいいものが見られた」と喜ぶ…など、ていねいに付き合っていきたいもの。また、エレベーターを使う人は、急いでいるケースが多いですよね。「お先にどうぞ」「いえいえ、どうぞ」という、降りるときの面倒くさいターンは1回で終わらせ、腕や背中で不本意にボタンを押さないように注意するなど、スマートに乗りこなすこともデキる女ならではな気がします。今日からできるこのワザ、私も早速、トライしてみます!◇よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。11月2日、ルミネtheよしもとにて単独公演「コスモスガール」が決定!※『anan』2017年10月4日号より。写真・内山めぐみイラスト・別府真衣文・重信 綾(by anan編集部)
2017年10月02日LIMIAのCMにご出演いただいた安めぐみさん。連載2回目では、タレントとしてはもちろん、妻として母としても活躍している安さんのスペシャルインタビューをお届けします。今回は、建てられてからもうすぐ2年になるというご自宅についてお話くださいました。ご主人の東貴博さんのセンス満載という噂のご自宅ですが、さて住み心地やいかに?ご自宅のインテリアは、ご主人こだわりのゴールド使いがポイントに——ご自宅について教えてください。インテリアはどのような感じですか?安めぐみさん(以下、安さん):我が家は、主人の好みがちょっと強いインテリアなのですが(笑)。ポイントにゴールドが使われていたり、シャンデリアがあったり、キラキラしていたりと“王子様系”でしょうか……。——(一同笑)プリンステイスト!でも、ゴールド使いはトレンドでもありますよね。安さん:玄関を入ってすぐ目の前がゴールドの壁なんです。ゴールド自体は運気があがる色ですよね。ただ、私としてはピカピカしすぎかなって……(笑)。インテリア好きの主人にはこだわりがあるようで、ドアは淡いトーンなのに、ドアノブだけ金になっていたりします。お気に入りはリビングの白いソファとキッズソファ——安さんは、どのようなインテリアがお好きですか?安さん:基本、白が好きです。白をベースにした、やさしいナチュラルな感じがいいですね。我が家の外観は真っ白なので、主人的にはそこに私の好みを取り入れてくれているのかも?インテリアに関しては、好きな人の好きなものなので、まぁいいかなと(笑)。——あまり気にしない安さんとこだわりのある東さん。バランスがいいと言えるかもしれませんね。ご自宅で、安さんのお気に入りスペースはどちらですか?安さん:そうですね。リビングのソファは白で、私の好きなクッションを置かせてもらっているのでくつろげる場所です。あと、娘用のキッズソファがあるのですが、産まれる前に主人と一緒に購入したんです。娘がいつか座ることを想像しながら選んだもので、娘もとても気に入ってくれているので、私も大好きなものの一つです。——キッチンはいかがでしょうか。安さん:キッチンは私のテリトリーで、白を基調としたシンプルな空間。リビングを見渡せるようになっています。私が使いやすいようにしてくれたので、とても気に入っています。——ご自宅のインテリアに関して、大切にしているポイントはありますか?安さん:私自身はシンプルが好きですし、スッキリするように気をつけています。主人好みのテイストの強いものもありますし(笑)、バランスを考えて、ゴテゴテとならないように。——今、こんなインテリアにしたいなと想像しているスペースはありますか?安さん:娘の成長にあわせて子ども部屋をかわいくしていきたいですね。今、娘は同じ寝室に寝ているのですが、実は壁紙が薄ムラサキで。さらに小さく王冠柄が入っているんです。——王冠!まさに王子系ですね(笑)。それは輸入壁紙なのか、東さんがどこで入手されたのかが気になります。安さん:私としては、なんでムラサキに王冠?と不思議で(笑)。子ども部屋は娘の好みも取り入れながらかわいらしくしたいですね。でも、主人にも考えがあるかもしれないので相談しながら作っていければと思います。第3回目は、ご自宅の整理整頓について。子育て中のママ、誰しもが悩むあの収納問題について、リアルに語っていただきます。(つづく)【安めぐみ(やすめぐみ)】1981年12月22日生まれ。東京都出身。2011年にお笑い芸人の東貴博さんと結婚。2015年3月、第一子となる女児を出産。タレント・女優・ナレーターとして幅広く活躍中。ペットはうさぎ。最新情報はオフィシャルブログでチェック!●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:NatsukoKawabe(KiKiinc.)●HairandMake-up:AKICO●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,YukiFujishima(LIMIA)【特集・安めぐみさん】LIMIA(リミア)のCMに出演中。撮影の裏話を聞かせてください!
2017年10月01日LIMIA(リミア)のCMで、思わず笑ってしまうコミカルな夫婦の掛け合いを演じてくれた安めぐみさん。私生活でも、クスッと笑ってしまうような出来事がご家庭内に盛りだくさんだと言います。そんな安めぐみさんに、CMのことから、プライベートでのインテリアや整理整頓のことまでを語っていただく連載のスタート!第1回はCM撮影のお話から。舞台裏のエピソードも教えてくださいました。LIMIAのCM撮影を終えて——LIMIAのCM撮影はいかがでしたか?インテリア好きのご夫婦の設定でしたね。安めぐみさん(以下、安さん):旦那さん役の平原テツさんがとてもすてきな方で、撮影はやりやすかったですね。とても楽しい現場でした。——本当のご夫婦のようにとても息のあった演技でした!安さん:ありがとうございます。平原さんがDIYの合間にゴリラを真似するバージョンでは、キメのゴリラ顔が本当にお上手で笑ってしまいました(笑)。きちんと練習されたんだろうなと思えるキレのある動きに感動しました!——安さんのペンキ塗りも、お上手でした。安さん:よかったです!ペンキもリアルに塗らせてもらえて面白かったです。DIYはセンスが大事ですが、大胆さも必要なんだなと実感しました。今までDIYはそんなにやったことがなかったのですが、とても楽しかったので、これからいろいろと作ってみたいと思いました。——CMを撮る中で、難しかったパートはありますか?安さん:タオルを、まるでホテルのようにきれいにたたむバージョンでは、旦那さんがタオルの美しさにほれぼれするんですね。それに嫉妬して「私もキレイって言って!」とおねだりするシーンがちょっと恥ずかしかったです。——そこは、監督のこだわりパートだったようです(笑)。安さん:そうだったんですね。何回か撮り直していただいたのですが、だんだん恥ずかしさが増していきました……(笑)。CMと私生活、こんな部分が似ています——CMのストーリーの中で、私生活と似ているなと感じた部分はありますか?安さん:子どもの家具などが届いたりすると、2人で一生懸命に説明書を見ながら組み立てたりしています。なので、一緒にやるということは、いつもの生活と同じ感覚でした。私たち夫婦も、私が説明書を読んで実際に手を動かすのは主人なので、その分担も似ています。主人は説明書を読まずに、どんどん進めていくタイプなので意外と間違ってしまうところがあったり。それを私が「違うよ、そこ!」などと説明書と照らし合わせる感じです。——説明書を読まずにできるということは、ご主人の東貴博さんは器用なのですね。安さん:そうかもしれませんね。ただ、どちらかというと私生活では、私が変なことを言って主人がクスクスっと笑うという感じで。その役割はCMとは逆かもしれませんね。——「ゴリラ」「ペンキ」「タオルバージョン」と3パターンを撮影しましたが、どれがお好きですか?安さん:一番を決めるのは、とても難しいですね。全部楽しかったので……。そうですね……、やっぱり「ゴリラ」が好きです(笑)。掛け合いがとてもナチュラルな感じで夫婦らしい雰囲気が出ていて、とても心地がよかったです。——ところで安さんもLIMIAのアプリをダウンロードして見ていただいているとのことですが、いかがですか?安さん:そうなんです。気になるコンテンツが満載で、とても役に立っています!ピックアップされている記事をひとつひとつ読んでいて、すっかり育児の合間のお楽しみになっています。連載2回目は、安さんスペシャルインタビュー前編。噂のご自宅、そのインテリアについて、お話いただきます。お楽しみに!(つづく)【安めぐみ(やすめぐみ)】1981年12月22日生まれ。東京都出身。2011年にお笑い芸人の東貴博さんと結婚。2015年3月、第一子となる女児を出産。タレント・女優・ナレーターとして幅広く活躍中。ペットはうさぎ。最新情報はオフィシャルブログでチェック!●Photographer:KenichiSugimori●Stylist:NatsukoKawabe(KiKiinc.)●HairandMake-up:AKICO●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,YukiFujishima(LIMIA)【特集・安めぐみさん】家族と暮らすマイホーム(前編)——笑顔の絶えないインテリア【特集・安めぐみさん】家族と暮らすマイホーム(後編)——パパと娘、私の物をどう整理する?
2017年09月30日バンド結成20周年の今年、7年ぶりにニューアルバムをリリースしたロックバンド・RIZE。ダブルで嬉しいタイミングに、ドラマーの金子ノブアキさんにインタビュー!「20周年なんてメンバーみんな忘れていたんですが、デビュー当時に所属していたレコード会社に戻って、新たな気持ちでアルバムを作ることになりました。バンドが原点に立ち返ることができたし、今年だからこそ作れたアルバムだと思います」メンバーのJESSEはThe BONEZ、KenKenはLIFE IS GROOVE、Dragon Ash.など別のバンドでも活躍中。金子さん自身も、俳優業やドラマーとしてのソロワークのほか、パフォーマーとのコラボなど活動は多岐にわたる。しかし3人の原点は、やはりRIZE。「このメンバーで音を出すと、結成したころの衝動や焦燥感が引っ張り出されてくるんだよね。いまのRIZEらしさを出すなら、一発録りでやるべきだよ、と思ってドラムとベースはほぼワンテイクです。説明が難しいんだけど、2回3回録っても、まるで魔法みたいに、最初のプレイがいちばんカッコいいんです」金子さんとJESSEはとりわけ’90年代のアメリカ西海岸のミクスチャーロックに影響を受けた世代だ。この『THUNDERBOLT~帰ってきたサンダーボルト~』からは、彼らが吸収してきた音楽の原点を、おおいに感じさせられる。「アメリカにもこういうバンドはもういなくなっちゃったから、絶滅危惧種?(笑)そんなこと気にせず、全身で表現しているよ。ライブはみんなで命を分け合うような瞬間なので、その基本に立ち返って、この作品を作れたことは非常に大きいね」20年前、高校生でRIZEを結成したころから、金子さんは「変わったバンドだな」と思っていたそうだが、いま再び、いい意味での特殊性を強く感じると言う。「今回は、半分裏方のような気持ちでレコーディングしました。ドラマーに徹し、サウンド面は3人に大部分を任せました。JESSEのラップは誰よりもカッコいいし、ギターのリフのキレ味も、他にできる人が見当たらないぐらいいいんですよ。そしてKenKenのベースとサポートギターのRio君という2人のソリストが、ボーカルをうまく盛り上げてくれる。これだけ濃いメンバーが集まって成立する音、我がバンドながら最高だと思います」そして12月にはRIZEとして初の武道館公演が控えている。「’97年の『新宿ロフト』20周年イベントでRIZEを結成し、武道館で演奏したんですよ。思い出もあるので特別なライブになるでしょう」8th ALBUM『THUNDERBOLT~帰ってきたサンダーボルト~』【初回生産限定盤CD+Blu-ray】¥5,000映像特典は昨年のツアーファイナルのライブの模様とドキュメンタリーを収録。【通常盤CD】¥3,000*共に税込み(EPIC RECORDS JAPAN)ライズメンバーはJESSE(V&G)、金子ノブアキ(D)、KenKen(B)。JESSEと金子により結成され、2000年『カミナリ』でデビュー。2006年にKenKen加入。9月後半から全国22会場をツアーし、12/20に初の武道館公演を行う。※『anan』2017年9月27日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2017年09月26日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、飲食店で店員さんの名サポーターになる女性、「笑顔で料理のスペースを作る女」になりきり。友だちや仕事仲間と集まって食事をするとき、誰のことを一番気にかけていますか?いい女の答えは、「店員さん」です。私自身、飲食店でアルバイトしていたときにこういういい女になりたいものだわ~!と常々思ういい女たちがいたんです。店員さんの気持ちを汲み、サポートしてくれるお客さんには、店員さんも向き合う気持ちが違ってくるもの。私も、そんなお客さんにはちょっとサービスしたいなって思ったものでした。そして、そういう女性がいるテーブルは、雰囲気が良くて、みんなすごく楽しそうなんです!まず、すべきことは下座に座ってサポート役を買って出ること。料理が運ばれてきたら、真ん中に置きたいという店員さんの気持ちを察し、他の料理のお皿を移動させたり、下げてもらうものを手に持ったりとスペースを作る。必死にではなく、来た料理を嬉しそうに見つめ、「わ~、おいしそう~!」とひと言添えて、置く場所作り。そのすべての動作を同時進行でできてこそ、いい女といえます。ほかにも、お会計やお冷やなど、欲しいものがあるときはジェスチャーで伝え、無駄に店員さんを呼びつけない。“遠慮の塊”と化した料理があるときは、店員さんが来たタイミングで“じゃあ、食べちゃうね”といただいて下げられるお皿を作る…と、さまざまなサポートを繰り出します。でも、マネできるものばかりだと思いませんか?そういう行動をすることで、自分にとってもメリットが。合コンや男性がいる食事会で、サラダを取り分けたりして、その場にいる人に気を使った行動より、もっとさりげなく、あざとくなく“気が利く女性です”アピールをすることができちゃうんです。上司や気になる男子からも、一目置かれること間違いなしですよ~!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くの番組にレギュラー出演している。※『anan』2017年9月27日号より。写真・内山めぐみイラスト・別府真衣文・重信 綾(by anan編集部)
2017年09月25日真心ブラザーズの15thアルバム『FLOW ON THE CLOUD』。その制作背景、歌詞へこだわりなどについて、お二人に話を伺いました。聴く人の人生がより良くなるように解釈してくれる歌を書きたくなった。「レコードのブツブツ」という曲からはじまる真心ブラザーズの新作アルバム『FLOW ON THE CLOUD』。アナログレコード世代には懐かしい響きだが、音楽DL世代には“ブツブツ?それって何?”かもしれない。「かっこいいカフェって、音楽をレコードで流している店が多いんだけど、スタッフが忙しいからすぐにレコードを引っ繰り返せないので、ブツブツが聞けるんだよね(笑)」と話すYO-KINGご本人も、家で聴く音楽は、あえてアナログレコードだけになったとか。「このアルバムは、制作前からYO-KINGが明確なテーマを持っていました。’67年のボブ・ディランのアルバム『ジョン・ウェズリー・ハーディング』とか’60年代のアルバムをいくつか聴かせてもらって、掴んでいった感じでした」(桜井)『FLOW ON THE CLOUD』は、真心の二人がアナログレコードで聴き、いまも愛してやまない’60年代のR&Rがお手本だ。狙ったのはステレオ以前の’60年代にラジオから流れていたビートルズやボブ・ディランのモノラルサウンド。しかしレコーディングはデジタル、ミックスはモノラルという新手法で完成させた。ギターやスチールギターの生音に、切ないフレーズを奏でるハーモニカ。2017年の作品なのに、その音色ひとつからも、時空を超えた熱気が伝わってくる。「わざと歌詞も1番だけとか、リズムもきちんと決めずにスタジオに入り、メンバーを煙に巻きながら、セッションで作っていったんです。偶然の産物が名曲を呼ぶ、そんな感じでしたね。まぁ性格的に詰められないというのもあるんだけど(笑)」(YO-KING)「YO-KINGの持ってきたものに、楽器陣がどう応えるか、というセッションでしたね。これでどうだ、といういろんな大喜利を繰り広げながら、初日から面白いようにハマったよね。パッと聴いてパッと返してという応酬は、めちゃくちゃ疲れたけど楽しかったな。僕の楽器の腕も数段上がった気がする。でもポップ、ロック畑でこんなことやってる人はいないと思うけど(笑)」(桜井)さらにはその歌詞にも、大いに惑わされる。例えば、恋人との別れのことなのか、人生への惜別なのか、答えがすぐに分からない歌詞世界がめくるめく妄想を呼ぶのだ。「文学というと何ですけど、その匂いは残したかったんです。この10年ぐらい、歌詞ではストレートな物言いをしてきたけど、いまはイメージをたくさん作って、幾通りにも解釈できるような歌詞が好きなんです。僕もビートルズやボブ・ディランの歌詞を誤読しまくって解釈して快楽を得てきたので(笑)。誤読というより、どう解釈してくれるか、かな。それによって聴く人の人生がより良くなる歌詞を書きたくなってきたんだよね」(YO-KING)アルバムは12曲入り。曲順はA面6曲、B面6曲を意識したそうで、アナログ盤もリリースされる。15th ALBUM『FLOW ON THE CLOUD』【初回限定盤CD+DVD】¥3,700渡辺美里に提供した「鼓動」のセルフカバーを含む12曲入り。DVDには《マゴーソニック2017》よりライブ映像などを収録。【通常盤CD】¥3,200*共に税込み(Do Thing Recordings/徳間ジャパン)まごころブラザーズ右・桜井秀俊、左・YO-KING。デビュー25年目に自身のレーベル《Do Thing Recordings》を設立し、活動を続けている。10/8の横浜公演を皮切りに、全国18都市を回るツアー「FLOW ON THE CLOUD」がスタート。※『anan』2017年9月20日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2017年09月19日公開中の映画『トリガール!』に、ねごとが素晴らしい曲で物語に彩りを添えている。主題歌はスピッツの「空も飛べるはず」のカバー、さらに新曲「ALL RIGHT」が挿入歌として採用され、その2曲がシングルとしてリリースされた。「『空も飛べるはず』は、小学校のころ合唱曲として歌った思い出もあり、名曲を受け継ぐ気持ちでカバーさせていただきました。私はスピッツが大好きだったので、すーっと曲の中に入って歌うことができました」(蒼山)「まったく新しいアレンジではないけれど、ねごとがいまやっているエレクトロなダンスミュージックのテイストを入れて、ねごとはこういうサウンドだよ、という音の作り方にもこだわりました」(澤村)4人がまだ幼いころの大ヒット曲(1996年)だけど、リアルタイムで聴いていないぶん、’90年代の音楽にはある種、憧憬のようなものを感じるという。「スピッツさんやミスチルさんなどそれぞれのカラーが際立っていて、どこから聴いてもすぐに分かるメロディがあって、ずっとメッセージを発信し続けていることがすごい。カバーするときにはそういう普遍性を大事にしました」(沙田)『トリガール!』は「鳥人間コンテスト」を目指す大学生たちの物語。4人も子供のころからワクワクしながら番組を見てきたそうで、挿入歌の「ALL RIGHT」には、感情移入もたっぷり。アルバム『ETERNALBEAT』で聴かせたエレクトロニクス色の強いサウンドに疾走感が加わり、さらに振り切れた感じ。いまのねごとの魅力を強烈に印象づける。この曲がまた最高に素敵なシーンで流れるのだ。「私も友達や、家族と、違うグループで数回観に行きましたが、子供から大人まで楽しめる映画だし、登場人物が魅力的です。ねごとの曲がいいシーンで流れてくるので、私たちをもっと知ってもらえる素敵な機会をいただいたと思います」(藤咲)映画主題歌という大役を得て、それぞれ異なる質感と熱気を持つ、ねごとらしい名曲を完成させた。どちらもステージで聴きたいナンバーだ。ねごと写真右から、澤村小夜子(D)、沙田瑞紀(G)、蒼山幸子(V&Key)、藤咲佑(B)。2010年デビュー。今年はじめにリリースした『ETERNALBEAT』では鳴りやまないビートをテーマにしたダンサブルな作品で新境地を見せた。Double A Side Single『空も飛べるはず/ALL RIGHT』【初回生産限定盤CD+DVD】¥1,300特典DVDにはタイトル曲2曲のMV収録。映画で主演を務める土屋太鳳も出演している。【通常盤CD-初回仕様-】¥1,000『トリガール!』アナザージャケット封入。(Ki/oon Music)※『anan』2017年9月13日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2017年09月11日6歳で囲碁を始め、7歳の時に小・中学校囲碁団体戦全国大会で優勝を果たした藤沢里菜さん。史上最年少11歳6か月でプロとなり、現在18歳の革命児にお話を伺いました。碁盤に向かえば自然と落ち着いて冷静になれます。「兄が碁を打つ姿を見て、面白そう、と6歳の時に囲碁を始めました。趣味でなくなったのはプロを目指し始めた9歳の時です」囲碁を少しでも嗜む人なら、おわかりのとおり。祖父は、記録にも記憶にも残る昭和を代表する大棋士・藤沢秀行名誉棋聖で、父は藤澤一就八段。棋士家系に生まれついた藤沢里菜三段である。「7歳で関西棋院の洪清泉(ほんせいせん)三段の道場に入り、小学校の頃から平日は学校帰りに、休みの日は10時から21時まで、食事する以外は、ずっと囲碁の勉強をしていました。長時間でも集中力が切れるようなことはなかったし、元々負けず嫌いというのもあって、勝敗がはっきりつく囲碁に余計にのめり込んだんだと思います。幼い頃から碁会所で60〜70代の方を相手に打っていましたから、11歳でプロになっても年上の方ばかりでしたが、環境の変化に困ることはなかったです」数々の最年少記録を作り続ける藤沢さんに、率直にその強さの理由を尋ねると「幼少期の道場が自分に合っていた」と自己分析する。「韓国出身の洪さんの練習法は、ある局面での最善の手順を熟考する“詰め碁”が主でした。それが、私には楽しくて楽しくて。言われてみれば子供時代から特殊な環境で、大きくなるにつれて少しずつ、おじいちゃんは凄い人だったんだなぁって思い知りましたが、私にとっては、生まれた時から身近に碁盤があり、常に家族が囲碁を打っているのが当たり前だったので、碁盤に向かったら自然と冷静になれるんです。平常心が一番実力を発揮できる。対局の際には変に緊張しないように、プライベートでは大好きなアニメ『名探偵コナン』を見たりしながら、リラックスするよう心がけています。その反動か、普段は忘れ物ばかりで、財布は何個失くしたかわからない(笑)。それでも、これまで大会で韓国や中国に何十回も行きましたが、言葉が通じなくても碁盤を通して会話ができることに毎回感動しています。囲碁の魅力の虜なんです」ふじさわ・りな1998年9月18日生まれ。日本棋院東京本院所属の囲碁棋士三段。小学生時代から全国大会で何度も優勝し、その名を知らしめてきた。11歳6か月の男女合わせた史上最年少でプロ入りすると、2か月後には最年少プロ棋士公式戦勝利を記録。15歳9か月での女流棋戦優勝をはじめ、いくつもの最年少記録を持つ。※『anan』2017年9月6日号より。写真・内山めぐみ取材、文・若山あや(by anan編集部)
2017年09月02日10歳にして日本クラシック音楽コンクール全国大会グランプリを獲得し、その後世界各国の音楽コンクールで1位に輝いてきた藤田真央さん。昨年、特別特待生として東京音楽大学に入学した藤田さんにお話を伺いました。みんなの反応が知りたいから緊張するよりも早く弾きたい。インタビューの直前に行われたコンサートでは超絶技巧の曲を笑顔で弾き、ユーモラスなMCでも会場を魅了した藤田さん。彼は、舞台で緊張したことがないという。「3歳でピアノを始めてから、舞台に立つのが楽しくて仕方がありませんでした。ガチガチに緊張している他の子供たちを見て、何でだろう?私なら人前で弾くために練習していたのだから早く弾きたくてしょうがないし、お客さんの反応が見たいのに…って」適度な緊張を楽しむ度胸は、幼少期から変わらない。自分の演奏に納得するのはどんな時かという質問には「納得はしません。演奏に満足してしまったら、ピアノを続ける意味がないから」と笑う。とても丁寧で、おっとりとした口調で話すが、ストイックな答えだ。「ピアニストを仕事として意識したのは、最近のこと。難しい曲のリクエストが増えて、より高い水準の練習が必要になりました。そのぶん、例えばベートーヴェンとショパンなど、全く異なるタイプの曲を同じプログラムに入れて弾き分け、それを感じ取ってくれたお客さんから的確なコメントをいただいた時なんかは、意図するものが伝わって嬉しいし、ピアノがより面白く感じます。とはいえ自分の終わった演奏は全く振り返らないし、昔からミスはすぐに忘れるタイプ。褒められたことはよく覚えているんですけどねぇ」練習で重視しているのは、美しい音色と響き。一音に命を懸ける覚悟で演奏する。「2時間ものリサイタルに備えてジムで筋トレをしているピアニストもいますが、私の場合は筋トレをする時間も、ピアノを弾いていたい。これまでピアノしかやってこなかったので、リサイタルが終わった後でも、翌日でも、他にやることがないので結局ピアノを弾いているか、もしくは、自分の人生設計を立てています。モーツァルトもシューベルトも短命だったので、一応私も、30代で終える用~80代で終える用まで、色々なバージョンを作っているんですよ(笑)」ふじた・まお1998年生まれ。東京音楽大学ピアノ演奏家コース・エクセレンスに在学中のピアニスト。2009年、日本クラシック音楽コンクール全国大会を皮切りに、世界各国の音楽コンクールで1位に輝く。また、国内外の音楽祭から招待を受けることが多く、精力的にリサイタルを行っている。※『anan』2017年9月6日号より。写真・内山めぐみ取材、文・若山あや撮影協力・eplus LIVING ROOM&DINING(by anan編集部)
2017年09月02日2012年、全日本卓球選手権大会女子シングルスで5回戦まで進み、福原愛の史上最年少記録を更新したことで話題となった加藤美優選手。昨年18歳のときには世界卓球選手権日本代表でベスト16の記録を残しました。お話を伺いました。昔から、常に周りの人とは違うことをしたいタイプでした。子供の頃に温泉旅行をするたびに、旅館に置いてあった卓球で、家族みんなで遊んだという加藤選手。この何気ない経験が、プロへの入り口となった。「6歳の頃、何か真剣にやってみたいと思った時、楽しかった温泉卓球を思い出して、卓球を始めました。それが、こんなに苦しくなるとは。コーチは元卓球選手の父。今は自分で練習ができるようになったから優しいけど、昔は怖くて、すぐ怒鳴るしボールを投げてくるから泣いたり逃げたり。私、負けず嫌いでもないし、今まで何回も『卓球やめる』って言ってる“やめるやめる”詐欺(笑)。でも、小学校の時には、試合で負けることがほとんどなかったから、大人になっても卓球はやっていくんだろうな、って思ってました」心地よい脱力トークが印象的。卓球への取り組み方も、他の選手とは違っている。「私、昔から常に周りと違うことをしたいと思ってる子で、小4の時、必殺技“ミユータ”を開発したんです。ボールに回転をかけるフリック“チキータ”を逆回転にしたもので、普通に試合で使えるまでに2〜3年かかりました。今ではみんなが使い始めちゃったけど。新しい技?うーん…ネタ切れ(笑)」練習は、土日になると6〜7時間がざら。「たくさん試合に出ることが成長につながるし、試合に出るためには練習量が必要だから。疲労は…あ、ネオルナモイストパウダーという水素バスに浸かって癒します。最近は美容にも興味があって、ボディスクラブにもハマってるし、マツエクもネイルも大好き!休みにはディズニーランドや買い物に行くことが多いかな。今度、Kis-My-Ft2さんのライブに行くんですけど、それも楽しみ。成績を上げてもっと注目されるように頑張るために、オフは思いっきり楽しんでモチベーションを保つのも、私のスタイル。目標は、東京オリンピックはもちろん、その次のパリ、ロサンゼルスでもメダルを獲ること。あっもうその頃は30歳だ、あっという間!(笑)」かとう・みゆ1999年4月14日生まれ。2012年、全日本卓球選手権大会女子シングルスで5回戦まで進み、福原愛の史上最年少記録を更新。2014年、全日本卓球選手権大会女子シングルスでは共に黄金世代と称される平野美宇を制し初優勝。今年の世界卓球選手権日本代表に選出されベスト16の記録を残した。※『anan』2017年9月6日号より。写真・内山めぐみ取材、文・若山あや(by anan編集部)
2017年08月31日女優の内山理名(35)と岡野真也(24)が、映画『ゆらり』(11月公開)でW主演することが9日、発表された。本作は、石川県の老舗旅館「赤木箱」を舞台に、宿を営む家族や宿泊客らが時を超えて家族の絆を取り戻していくヒューマンファンタジー。岡野は現在のシーンで旅館の女主人・泉凛香役を、内山は未来のシーンで凛香の娘でシングルマザーとして一人息子を育てる木下ゆかり役を演じる。脚本の西条みつとし氏は、お笑い芸人として活躍後、放送作家に転向。バイきんぐ、我が家、フォーリンラブなどのコントを手掛ける一方、自身の劇団「TAIYO MAGIC FILM」を主宰。13年、15年に上演して好評を博した同劇団の代表作を、同氏による脚本で映画化した。監督は、本作が劇場映画初監督作となる横尾初喜氏。「最初、本を読んだ時、涙が止まりませんでした」と打ち明ける内山。「どの世代にもきっと響く」と確信したのは、「身近な人にこそ本当に伝えたい事を伝えていないことありませんか?」という思いが芽生えたからだ。西条氏の台本について「トリックのようになっており、1ページ進んでは1ページ戻り…と、とても楽しく読ませていただきました」と振り返り、「きっとそんな風に西条さんマジックにかかりながらいつの間にか涙があふれているのでは」と自己分析する。一方の岡野も「大変照れくさいことですが、正直に告白します」と前置きし、「撮影前に娘・岡野真也のことを母にたずね、ロケ先には家族の写真と、母からの手紙を持参していました。つまり、今回演じた役は母と二人で創りました」と特別な作品だったことをかみしめる。「お話をいただいてから撮影が終わるまで、ずっと自分の家族のことを考えていました」と胸の内を明かし、「私にとって『ゆらり』は、家族への感謝の手紙のような作品です」と本作に込めた思いを伝えている。(C)2017映画「ゆらり」製作委員会
2017年08月09日「ネバヤン」という愛称で、既にジワジワとファンを虜にしているロックバンド、never young beachがアルバム『A GOOD TIME』でメジャーデビューを飾る。メンバーを代表して、安部勇磨さん(V&G)と、鈴木健人さん(D)にインタビュー。そもそもネバヤンは、安部さんと松島皓さん(G)の2人の宅録からスタートしたそうだ。「誰かに聴いてほしいとかは全くなくて、歌が好き、音楽が好きだからはじめました。僕の好きな流行りの音楽を取り入れながら、歌詞では自分の気持ちや生活のことを、正直に書いていましたね」(安部)その作品を次々にYouTubeにアップ。「歌もメロディも気持ちよく響いてきて、いまの日本にはいそうでいないバンドだと感じました」と鈴木さん。楽曲に惚れた3人のメンバーが加わり、すぐにライブが決まってバンド活動がスタート。「プロを目指すとか、全く考えないではじめた宅録ですが、いちばんの収穫は、このメンバーが集まったことですね。5人集まると人間のエネルギーの塊がすごいです」(安部)「最初は知らない者同士のメンバーだったけど、勇磨はそんな間柄でも、こうしたいと遠慮なくモノを言うので、ときにはぶつかり合いながらも、いい化学反応を起こしてくれる。今回のレコーディングも楽しかったですね」(鈴木)安部さんは全ての楽曲を手掛け、ソングライターとしても注目を浴びる。平成生まれとは思えない懐かしいメロディやアナログ感、生活感に根付いた歌詞が、そのままネバヤンの魅力になっており、親近感を覚えるのかも。「いまの時代は、誰でも簡単に曲が作れ、発信できるぶん、作っている人間と音楽が直結しないとバレる、と思うんです。僕が好きなアーティストは、作る音楽と、その人ならではの人間力がきちんと繋がっている人。それがないと、あまり好きになれないです。魅力的な音楽を生み出す人間性や人間力って、音楽よりも大事だと思うし、僕もそこはずっと大切にしていきたいですね」(安部)ニューアルバムのカバーでは、メンバーがボウリングの球を持ってはしゃいでいるが、ライブで全国を回りながら、その土地、土地でマジにボウリングに熱中しているのだとか。ちなみに去年の流行りは「大貧民」だったそうな。この“ナツカシ感”も、ネバヤンの音楽の魅力に結びついているのかも。この夏、フェスにも多数出演する彼らに会いに行こう。ネバーヤングビーチ左・安部勇磨(V)、右・鈴木健人(D)に、松島皓(G)、阿南智史(G)、巽啓伍(B)を加えた5人組ロックバンド。昨年リリースした2nd Album『fam fam』がCDショップ大賞を受賞。9月からワンマンツアーで11都市を回る。3rd Album『A GOOD TIME』【初回限定盤CD+DVD 】¥3,800特典DVD には初ワンマンツアーより、4 月の東京リキッドルーム公演の模様を収録。【通常盤CD】¥2,600(SPEEDSTAR RECORDS)7月19日発売※『anan』2017年7月19日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2017年07月17日