写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第7弾・イタリア・バチカン市国編をお届けします。第7弾の舞台は世界で一番小さい国 イタリア・バチカン市国1929年に独立国家となったヨーロッパにある国家で、その領域はローマ市内にあるバチカンはローマ教皇(聖座)によって統治される国家であり、カトリック教会と東方典礼カトリック教会の中心地、いわば「総本山」である。皇居の半分にも満たないたった0.44平方キロメートルのこの小さな国家ですが、日々、世界中から観光客が訪れる人気の観光地なのです。世界最小国家へ観光客が集まる理由は「サン・ピエトロ大聖堂」を訪れるためです。サン・ピエトロ広場広場は楕円形と台形が組み合わさったコロネードに囲まれ、中央には高さ25.5mのオベリスクがあります。サン・ピエトロ大聖堂カトリック教会の伝承によれば、サン・ピエトロ大聖堂はもともと使徒ペトロの墓所を祀る聖堂とされ、キリスト教の教会建築としては世界最大級の大きさを誇ります。床面積2万3,000平方メートル。北に隣接してローマ教皇の住むバチカン宮殿、バチカン美術館などがあり、国全体が『バチカン市国』としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。サンピエトロ大聖堂のファザードの上部には、11使徒の像が並び、近くで見るとかなりの大きさであることが分かります。大聖堂の前にある二体の像が聖ペテロと聖パウロです。サン・ピエトロ大聖堂の衛兵バチカン市国と教皇を警護するスイス衛兵隊は、カラフルで個性的な衣装を身に纏っています。青、黄、赤の縞柄の制服は16世紀のルネッサンス期のデザインを基にしたもの。当初の制服はミケランジェロがデザインしたとも伝えられています。サン・ピエトロ大聖堂のアトリウム/玄関廊ベルニーニの大天蓋6万人を収容できる聖堂内には、11の礼拝堂と45の祭壇があり、主祭壇を覆う 大天蓋は高さ29mにもおよびます。1624年から約10年を費やして完成したバロックの巨匠ベルニーニの手による大天蓋は、 ルネサンスの第一人者ミケランジェロ設計のクーポラの真下に鎮座します。ミケランジェロ設計のクーポラミケランジェロ設計のクーポラを支えている4本の五角形の柱の下には、聖人像が飾られています。16に区切られた窓からは太陽の光が差し込み、高さ132.5mのクーポラの中心部には、天使に囲まれた神の姿が描かれています。天井の巨大絵画巨大な絵画ライトアップされる夜のサン・ピエトロ広場コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD – in Vatican」 : Hidenobu KasaharaTHE ROAD 掲載中の写真を下記HPにて販売開始をいたしました。
2022年06月17日タワーレコードのキャンペーン「NO MUSIC, NO LIFE.」をはじめ数多くのアーティスト写真で知られる写真家・平間至の個展が6月10日(金)よりフジフイルム スクエアにて開催中だ。宮城県塩竈市に祖父が開業した写真館の三代目として生まれた平間にとって、さまざまなメディア掲載のために撮影したアーティストたちの写真と、 東日本大震災後の2015年に東京で再生した平間写真館TOKYOでの活動は、そのどちらもが欠かせない「両A面」といえる。2020年写真家としての活動を開始してから30周年を迎え、 また、 震災から10年の節目となった2021年を経て、平間がこれまで撮影してきたYMO、峯田和伸、安室奈美恵らアーティストを撮影した写真(アー写)、 家族の集合写真など営業写真館で撮影した写真(エー写)から精選した約160点を一堂に公開する同展。“音楽が聴こえてくるような躍動感あるポートレート”で写真界に新しいスタイルを打ち出したと評価される平間にとっての「それぞれのA面」。音楽と写真への想いが満ち溢れてた展示となっている。展示作品に登場する皆さま(順不同、 敬称略)赤井英和&ガガガSP/あがた森魚/浅野忠信/安室奈美恵/アンガールズ/石川さゆり/井上陽水&ジェーン・バーキン/忌野清志郎/内田裕也/内田有紀/エレキコミック/エレファントカシマシ/大友康平/大橋トリオ/大橋トリオ&羊毛とおはな/奥田民生&達川晃豊/折坂悠太/カジヒデキ/かしまし娘&UA/勝手にしやがれ&オダギリ・ジョー/岸田繁 (くるり)/銀杏BOYZ/甲本ヒロト(THE BLUEHEARTS)/斉藤和義/在日ファンク/坂本慎太郎/佐久間正英/笹久保伸/笹倉慎介/指原莉乃/サンボマスター/椎名林檎(東京事変)&首藤康之/四家卯大/シシド・カフカ/菅田将暉&あいみょん/スネオヘアー/関取花/そのまんま東/ダウンタウン/高田純次&ケツメイシ/高橋幸宏/田島貴男/田中泯/チーム直坊/東京スカパラダイスオーケストラ & 宮本浩次/怒髪天/ドレスコーズ/中島美嘉/七尾旅人/のん/原田郁子/細野晴臣/布袋寅泰/マカロニえんぴつ/真心ブラザーズ/松本隆/峯田和伸(銀杏BOYZ)/山嵐&ザ・グレート・カブキ/山下達郎/山田洋次&坂本龍一/由紀さおり/ゆず/横山剣(クレイジーケンバンド)&宮史郎(ぴんから兄弟)/吉田親子/凛として時雨/和田アキ子/布袋寅泰&Char/ACIDMAN &YOU/AI/BEAT CRUSADERS & 松たか子/Boom Boom Satellites/BRANKEY JET CITY/BUMP OF CHICKEN/CHAI /DEXPISTOLSROC TRAX/EGO-WRAPPIN’ & 中田秀夫/ELT(Every Little Thing) /HY & ケンさん/Mr. Children/Official髭男dism/ONE OK ROCK/PIZZICATO FIVE/SANDII/SEKAI NO OWARI/SK& T/SOFT BALLET/SPEED/Suchmos/TAKA(ONE OK ROCK)/THE BLUE HEARTS/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT/THE THRILL/UA/YMO/平間写真館TOKYOのお客さま平間至忌野清志郎 2008年 (C)Itaru HiramaMr. Children 2017年 (C)Itaru Hirama2020年 (C)Itaru Hirama2021年 (C)Itaru Hirama【開催概要】フジフイルム スクエア 企画写真展 『「写真家・平間至の両A面」 ~アー写(アーティストの写真)/エー写(営業写真館の写真)~』会期:2022年6月10日(金)-6月30日(木)会場 : フジフイルム スクエア内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1・2・ミニギャラリー時間:10:00~19:00、最終日は14:00まで(入館は終了10分前まで)※会期中無休公式サイト:
2022年06月10日野生化したエスカレーターの写真です。そんなひと言を添えて、Twitterを更新したのは、主に廃墟を撮影する写真家のtoshibo(@JIYUKENKYU_jp)さん。撮影されたのは、とある廃施設のエスカレーターです。「ゲームの世界」「未来の地球」などの声が上がった1枚をご覧ください!野生化したエスカレーターの写真です。 pic.twitter.com/9Z1LLd0hNc — toshibo|廃墟と写真 (@JIYUKENKYU_jp) June 6, 2022 放置されたエスカレーターにツタが伸び、周囲にも雑草が生い茂っています。舗装されているであろう地面を突き破って繁殖している植物に、自然の強さを感じますね。薄暗い雰囲気も相まって、幻想的で不思議な魅力を感じる1枚です!写真は拡散され、多くの『いいね』とコメントが寄せられました。・こういう荒廃した雰囲気の場所好きです!神秘的ですよね…。・ここにもかつては人々の繁栄があったんだろうなぁ。・廃墟の写真が大好きだからテンション上がり過ぎた。最高!まるで人類が滅んだあとの地球を写したかのような廃墟の写真。日本にもこのような場所があると思うと、ワクワクしますね![文・構成/grape編集部]
2022年06月08日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)では、今年3月に逝去した鉄道写真家広田泉さんを偲んで、「鉄道写真物語~1枚にかける旅~」を6月11日(土)、12日(日)よる9時から放送します。1.「鉄道写真物語~1枚にかける旅~」毎回、鉄道をこよなく愛するゲスト2人が出会い、鉄道談議に花を咲かせます。そして2人は、至高の「1枚の鉄道写真」を求めて、撮影の旅に出発。ただ撮るだけの鉄道写真から、よりテーマ性のある鉄道写真、世界観を鮮やかに表現した鉄道写真へ――。自らの趣味に磨きをかけようと、ゲスト陣は奮闘します。さらに番組では、有名鉄道写真家が作品をジャッジ。プロの技とヒントを授かったゲストたちの鉄道愛はさらに熱く走り続けます。今回は、今年3月に逝去した鉄道写真家・広田泉さんを偲んで、2010年放送の広田泉さんと泉さんの父親である、広田尚敬さんが登場する、第18回、第19回を放送します。■番組HP: 鉄道写真物語~1枚にかける旅~ | 旅・グルメ番組 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : 2.各話内容第18回:鉄道写真家の広田泉が登場。わたらせ渓谷鐵道沿線を旅する。まずは列車に乗り込み車窓の風景を見ながら撮影ポイント探し。途中下車して駅周辺を散策し、橋の上から渓谷沿いを走る列車や、鉄橋を渡る列車などを撮影する。夕方まで様々なアングルで何本もの列車を撮影し続ける広田泉。はたして、プロの鉄道写真家が最後に選んだ1枚とは!?旅人:広田泉第19回:日本を代表する鉄道写真家で、第18回に登場した広田泉の父でもある広田尚敬がついに登場!今回は写真のジャッジではなく、旅人として参加。全長10キロの江ノ島電鉄沿線を歩きながら、撮影ポイントを探して撮影する。鉄道ファンもそうでない人も、“鉄道写真の神様”が撮る1枚の鉄道写真をお見逃しなく!旅人:広田尚敬3.放送スケジュール6月11日(土)よる9時から第18回6月12日(日)よる9時から第19回■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月06日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第6弾・ローマ編(後編)をお届けします。第6弾の舞台はイタリア・ローマ市内イタリアの首都ローマは、古代ローマ帝国の時代から、ルネッサンス、バロック、現代と人類のあゆみをそのまま今に伝える永遠の都。キリスト教の総本山で独立国のヴァティカン市国(Citta’ del Vaticano)もローマ市内にあります。ローマの歴史地区、そしてヴァティカン市国はそれぞれ、世界遺産に登録されています。パンテオン (Pantheon) は、ローマ市内のマルス広場に建造された神殿。元々は、様々なローマ神を奉る万神殿でした。最初は紀元前25~27年頃には建設されたと言われています。その後火事で焼失してしまい、現在の姿は115~118年にかけて再建。建物は、深さ4.5mのローマン・コンクリート基礎の上部に直径43.2m の円堂と半球形のドームが載った構造で、壁面の厚さは6mに達しますが、高さによって材質を使い分けており、ドーム上部は凝灰岩と軽石を素材として用い、その厚さは1.5mに減じる。パンテオンの天井の穴 パンテオンの目(オルクス)と言われています。穴の直径は9m、雨も入ってきます。パンテオンの祭壇パンテオンの横側ローマ市内でも美しい広場として有名な「ナヴォーナ広場」。もともとは1世紀の古代ローマ時代に「ドミティアヌス競技場」としてつくられた経緯があり、フィールドの部分が現在も広場として使われているという、非常に長い歴史があります。中央にはオベリスク(記念碑)がそびえます。ナヴォーナ広場には3つの噴水があるのですが、その中でも強い存在感を放っているのが、中央に鎮座する「四大河の噴水」です。市内を歩くシスタースペイン広場イタリアの首都ローマの旧市街北部にある広場。かつてこの広場の近くにスペイン大使館があったことから、この名でよばれるようになりました。バルカッチャの噴水ローマの中心地では一番のショッピングゾーンとなっていることから、観光客だけでなくローマの人々も日常的に訪れます。なかなか手の届かない高級ブランド店が軒を連ねるコンドッティ通り(Via Condotti)をはじめとして、普通の店がたくさん見つけられるバブイーノ通り(Via del Babuino)やコルソ通り(Via del Corso)が交差していて、ウインドウ・ショッピングだけでも十分楽しめます。スペイン広場エリアは歴史と流行が混在し、昼間は人々の活気があふれ夜は落ち着いた雰囲気となります。スペイン階段映画「ローマの休日」の舞台として有名なスペイン階段。この階段には正式名称があって、Scalinata di Trinità dei Monti(スカリナータ・ディ・トリニタ・デイ・モンティ)といいます。階段は一番上まで135段続いていますが途中に広い踊り場がありますので少し休んで下の景色が眺めてもよいでしょう。登りきった所にももたれて下が見られるような柵があります。これらの場所からの眺めは最高で、特に夕日に染まったローマを眺めれば一生の思い出になるでしょう。移動販売車イタリアの白バイヴェネチア広場ローマの中心にありながら、なぜ「ヴェネツィア広場」と呼ばれているのは15世紀半ばに、ヴェネツィア出身の枢機卿ピエトロ・バルボによって建設されたこの宮殿は、当時は「バルボ宮殿」と呼ばれていました。彼はのちに、法王パウルス二世となります。一時期、ヴェネツィア共和国の大使館として使われていたため、「ヴェネツィア宮殿」が名称に。「ヴェネツィア宮殿」は、建設された当初は現在よりも規模が大きく、カンピドーリオ方面にもう一つ小宮殿がつながっている様式でした。この小宮殿は、「記念堂」の建設の際に広場の南西に移動。しかし、広大な敷地を誇った「ヴェネツィア宮殿」があった場所、としてその名が残ったのです。観光用馬車サンタ・マリア・ディ・ロレート教会ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂現在の「ヴェネツィア広場」は、1885年から1911年にかけて作られました。「国父」と仰がれたイタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の功績を称えるため、息子のウンベルト一世によって建設。市内の花屋市内の売店サンタンジェロ城イタリアの首都ローマ市内を流れるティベレ川右岸にある円形の要塞。城の頂上に、16世紀のラファエッロ・ダ・モンテルーポ作の大天使ミカエルの大理石像が建っています。ローマ市内唯一の城塞で、バチカンのサンピエトロ大聖堂から徒歩圏内にある。もともとは135年に、ローマ帝国のハドリアヌス帝が自身の霊廟(れいびょう)として建設を開始し、4年後の139年に完成した建物だが、のちに軍事施設に変わり、14世紀ごろになるとローマ教皇の要塞や監獄として使われるようになりました。1527年、神聖ローマ皇帝カール5世のローマ侵攻の際には、教皇クレメンス7世はこの城に立て篭もって抵抗しました。また、地動説を唱えた哲学者・天文学者のジョルダノ・ブルーノ(1548~1600年)は、火刑に処せられる前の7年間、この城塞に幽閉された。現在、この城塞は軍事博物館(国立サンタンジェロ城博物館)になっています。次回はバチカン市国に続きます!バチカン市国 – サン・ピエトロ寺院コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD - in Roma (後編)」 : Hidenobu Kasahara
2022年05月30日田んぼの真ん中や道端などに、鳥居や祠がある光景を見たことはないでしょうか。「何でこんなところに?」といいたくなるような場所に、ポツンとたたずむ様子は、抜群の存在感がありますよね。『ポツ神』を熱心に撮影している投稿者その理由は…全国の廃墟や秘境などの写真を撮影し、TwitterやInstagramに投稿している、えぬぴい(@enuenuenubi)さん。えぬぴいさんは、『田んぼの真ん中にポツンとある神社』を、略して『ポツ神(じん)』と呼び、2022年5月現在、熱心に撮影をしているといいます。なぜならば、5月の後半頃は『ポツ神』撮影のベストシーズンだから!どうしてベストシーズンと呼べるのかは、こちらの写真をご覧ください!「田んぼの真ん中ポツンと神社」のことを「ポツ神(じん)」と称し最近熱心に写真撮影している。今はポツ神のベストシーズン。田んぼに張られた水に空の青色が写り込む。上も下も青空に包まれて、天空に浮かぶ小さな島を訪れたかのような気分を味わえる。 pic.twitter.com/EWL99PI2xo — えぬびい (@enuenuenubi) May 25, 2022 地域などにもよりますが、田んぼは5~7月頃にかけて水を張り、田植えが行われることが一般的です。田んぼの水に空が反射して写り、景色は一面青色の世界に!『ポツ神』はその中に浮かぶ、小さな島のように神秘的な雰囲気になるのです。投稿された写真には3万件を超える『いいね』と、多くのコメントが寄せられていました。・神秘的。こういうの穏やかでいいよねぇ。・『スタジオジブリ』の作品に出てきそうな雰囲気…素敵な写真をありがとうございます!・「何でこんな場所に神社が!?」ってなる光景が好き。建立された背景が知りたくなる。『田んぼ』と『神社』という、日本らしい景色の組み合わせ。この時期ならではの美しい風景に、とても心地よい気分になれますね![文・構成/grape編集部]
2022年05月26日写真家の、わたろ(@wataro_photo)さんがTwitterに投稿した写真に、15万件を超える『いいね』が寄せられています。しかし、その写真はわたろさんが撮影したものではありませんでした。3歳の息子にカメラを預けると…?2人の子供を育てる父親でもある、わたろさん。ある日、3歳の次男にカメラを渡して仕事に向かったといいます。帰ってきてから、カメラを確認してみると、このような写真たちが収められていたのです。3歳児にカメラを渡して仕事に行ったらその日の事を写真が教えてくれた pic.twitter.com/NaN5aCMyFs — わたろ (@wataro_photo) May 21, 2022 その日のことを写真が教えてくれた。わたろさんが、語ったようにカメラの中には1日の出来事を切り取った写真の数々。車で出かけたり、電車のおもちゃで遊んだり…。何気ない日常のワンシーンなのでしょうが、子供ならではの目線で、自由に楽しみながら撮っていることが伝わってきます。投稿された写真には、「感動した」「天才だ」などのコメントが多く寄せられていました。・なんて素敵な写真…。泣いてしまう。・信じられないほど美しい写真。・まるで心の中をそのまま写しているようだ。自由で大胆な子供の発想は、時に大人を驚かせます。純粋な興味から切り取られた日常の1枚は、プロが撮影する写真とは、また違った魅力を感じますね。[文・構成/grape編集部]
2022年05月25日NHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」などで知られる写真家・岩合光昭が野生動物の生態に迫る『岩合光昭写真展 PANTANALパンタナール 清流がつむぐ動物たちの大湿原』が、6月4日(土)より東京都写真美術館にて開催される。1986年にアフリカ・セレンゲティ国立公園に1年半滞在して撮影し写真が『ナショナル ジオグラフィック』誌の表紙を飾ることになった際、編集者から世界最大級の大湿原パンタナールの話を聞き、いつか必ず訪れたいと願っていたという岩合。後年になって ようやく念願叶い、2015年から3年半の期間に5回にわたるパンタナール撮影取材を決行。ジャガーをはじめ、オオカワウソ、パラグアイカイマン、カピバラ、アメリカバク、オオアリクイなど、多種多様な野生動物たちの生態に迫り活写した。同展では、12種類の生態系を有し、多彩な野生動物が息づく世界屈指の生命の宝庫であるパンタナールで撮影された迫力ある100点以上の作品を公開。そのいきいきとした生物多様性を、岩合光昭の真骨頂ともいえる野生動物ドキュメンタリー写真で展観する。カピバラとウシタイランチョウ(C) Mitsuaki Iwagoスミレコンゴウインコ(C) Mitsuaki Iwagoマザマジカ(C) Mitsuaki Iwago(C) Machi Iwago【開催概要】『岩合光昭写真展 PANTANALパンタナール 清流がつむぐ動物たちの大湿原』会場:東京都写真美術館 地下1階展示室会期:2022年6月4日(土)~2022年7月10日(日)時間:10:00~18:00、木金は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜料金:一般800円、大学640円、高中・65歳以上400円美術館公式サイト:
2022年05月19日全国各地にあるバス停。独特な名前などで注目されることは多いですが、変わった形のバス停もあることをご存じでしょうか。日本各地の絶景などを撮影しSNSに発信している、写真家の、ひらゆい(@yuiphoto2)さんが撮影した1枚が話題となっています。長崎県に実在する、こちらのバス停をご覧ください!長崎にあるメルヘンなバス停が可愛すぎた. pic.twitter.com/SvtOKHg5xc — ひらゆい (@yuiphoto2) May 11, 2022 バス停の標識の横に、メロンをかたどった、かわいらしい待合所があります!背景の海や青空ともマッチし、一気にメルヘンな雰囲気を感じさせてくれますね。撮影されたのは、長崎県諫早(いさはや)市内の中心部から佐賀方面に向かう道中に現れる『フルーツバス停』の1つ。このエリアでは、メロンだけではなくイチゴやスイカなどさまざまなフルーツが並んでいるとのことです。写真を見た人からは、感嘆の声が多く寄せられていました。・かわいい。見ていて癒されるバス停です。・波の音を聞きながら、ここでバスを待ってみたいな。・こういう遊び心、最高ですね!『フルーツバス停』は、1990年に、地元の特産品を知ってもらうと同時に、訪れる人たちの心を和ませる目的で作られたもの。30年以上が経過した2022年現在でも、多くの人の癒しとなっているようです![文・構成/grape編集部]
2022年05月13日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第5弾・ローマ編(前編)をお届けします。第5弾の舞台はイタリア・ローマ – 「コロッセオ & フォロ・ロマーノ」コロッセオは西暦 80 年に建てられたローマ帝国最大の円形劇場。今もその姿から当時の迫力と熱狂が鮮やかに蘇ります。バチカン市国の南東 20 分。有名な剣闘士 (グラディエーター) が死闘を尽くし、野獣狩り、猛獣との戦闘が行われた場所です。広大なアリーナを巡るガイド付きツアーもあり、競技場では、猛獣が運ばれたトンネルや通路を通り、剣闘士の地下房に入ることができます。小さな展示室では、コロッセオの長い歴史と現在進行中の復元作業について知ることができます。コロッセオの構造は、地下、アリーナ、そして全4階の観客席となっています。まずはアリーナから。ここはまさに、見世物としての闘いが行われていた場所。現在この部分はほとんどが壊れていますが、一部半月型に再現されたアリーナを見ることができます。当時のローマ市民にとって一番の娯楽はコロッセオでの刺激的な見世物、つまりそこで起こる「流血や死」でした。数々の映画の題材にも使われていますね。ヴェスパシアヌス帝は、市民をこのような斬新な娯楽に没頭させ続けることで、反乱を抑える効果があると踏んだのです。プログラムは午前中が猛獣と剣闘士との闘い、昼には罪人の処刑が行われ、午後はメインとなる剣闘士同士の闘いとなります。年間数千人もの剣闘士が、ここで命を落としました。アリーナの地面が壊れてしまっているため分かりづらいかもしれませんが、コロッセオの中心部で剥き出しになっている部分が、本来の地下です。地下の詳しい構造は予約制の特別ガイドにて見学することができますが、実はこの地下の仕組みこそがコロッセオの醍醐味。ぜひ見て欲しい部分です。かつて地下には猛獣たちの檻、剣闘士たちの待機場所がありました。そして、人々を楽しませるべく生み出された驚くべき仕掛けは、地下から猛獣や剣闘士をアリーナにせり上げる仕組みです。ゾウやライオンなど巨大な猛獣の入った檻を地上に持ち上げる巻き上げ機、剣闘士を登場させる跳ね上げ式の出入り口など、なんと80機もの大掛かりな機械が仕組まれていました。地下からせり上げられ登場する猛獣や剣闘士の姿に、人々は興奮し熱狂したといいます。現代のスポーツでは、選手たちは通路を通って登場しますが、2000年も前の剣闘士や猛獣たちの登場の方が、もしかするとより洗練された演出だったのかもしれません。そして、コロッセオの観客席は1階から4階に、アリーナをぐるりと囲むように配置されています。アリーナ部分と観客席の長径、短径の比率などには、なんと現代とほぼ同じ技術が使われているのだそうです。我々がコンピューターを使って計算、設計しているものを当時はすべて人力で行っていたこと、既にこのような高度な技術を習得していたことには、ただただ驚かされます。後にローマ帝国の皇帝となるコンスタンティヌス1世が、312年に「ミルウィウス橋の戦い」と呼ばれる戦争に勝利しました。これを記念して315年に作られたのが、「コンスタンティヌスの凱旋門」です。当時のローマは分裂状態(分担統治)にあり、この戦いをもってコンスタンティヌス1世は、以降ローマ帝国の再統一を進めることとなります。凱旋門を彩るレリーフは、実はこの門が建造される前から存在し、後に移設されたものがあるとされています。たとえば、最上層にある8枚のレリーフは、176年に建設されたマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝の凱旋門から移設されたそうです。このためなのか、レリーフに描かれている内容「ミルウィウス橋の戦い」に統一されているわけではなく、時代がバラバラ。最上部の8枚は162年~180年の「マルコマンニ戦争」を描いており、中央通路側面の4枚は101年~106年の「ダキア戦争」が描かれている、という具合です。フォロ・ロマーノティトゥスの凱旋門フォロ・ロマーノは、紀元前6世紀から紀元3世紀まで、古代ローマの政治・経済・商業の中心地として栄えました。元老院が置かれたクーリア、セベルス帝の凱旋門、バシリカユリア(ユリウスのバシリカ)、サトゥルヌスの神殿、ウェスタの神殿などなど、修復・再建されたものも含め多数の遺跡があります。1980年、「ローマ歴史地区、教皇領とサンパオロフォーリ‐レ‐ムーラ大聖堂」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ドムス フラヴィアフォカス帝の記念柱カストルとポルックスの神殿アントニヌス・ピウス帝とファウスティーナの神殿カストルとポルックスの神殿サトゥルヌスの神殿サンティ・ルカ・エ・マルティナ聖堂コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。>後編(ローマ市街編)につづく *近日公開予定「THE ROAD - in Roma (前編)」 : Hidenobu Kasahara
2022年05月13日『#人物画 #写真じゃないよ絵だよ』というハッシュタグと共に投稿された#ykさんの画像に「え、これ写真じゃないの!」と2度見…いや、3度見してしまいました。メイクや髪の毛、光の加減など細かな所までリアルに再現されていてまさに芸術作品。さて、この写真アートは何を使って描いたのでしょうか。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る #yk(@yk_1309)がシェアした投稿 画像の右側にご注目ください。これは全て『色鉛筆』で描いています。色鉛筆だけでここまでリアルな写真アートが描けることに、驚きが隠せません。投稿を見た人から驚きのコメントが寄せられています。・ホントここまでくると魔法だよ!前にもいったけど…。・#描く写真家・え…本当に絵ですか…ってなりました!すごいです!本当に分からない!コメントにもある通り、まさに『描く写真家』。ほかにもさまざまなアーティストの絵が投稿されており、どの作品もクオリティの高さについ見入ってしまいます。プロが描いているのかと思ったら、プロフィールには『ただの趣味』と記載がありました。趣味でここまでのクオリティの絵が描けるとは、まさに神ワザです![文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2022年05月13日写真家のAraiさんと、イラストレーターのsakoさんによる2人組アーティスト、sara(@sara2626_if)。Araiさんが撮影した写真に、sakoさんがイラストを描き加えることで、想像がかき立てられる、味わい深い作品を数多く生み出しています。2022年5月8日、無人島で撮影したという1枚がTwitterに投稿され、反響を呼びました。イラストが書き加えられたことによって、あのアニメ作品のような世界が浮かび上がったのです!小さな無人島にジブリのようなトンネルがありました pic.twitter.com/8rawcXwMIy — sara (@sara2626_if) May 8, 2022 まるで異世界に通じているかのような雰囲気があるトンネル。イラストとして描かれているのは、スタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』の主人公である千尋がトンネルを駆け抜けていく姿。よく見ると、奥のほうにはカオナシもうっすらと描かれていることが分かります。イラストが描き足されたことによって、一気に同作の世界観に引きずり込まれてしまいますね!この作品には2万件を超える『いいね』と、多くのコメントが寄せられていました。・奥にカオナシがいるの、最高です!・異世界への入り口感がすごい!・『千と千尋の神隠し』のキャッチコピー『トンネルのむこうは、不思議の町でした。』を思い出す。写真が撮影されたのは、東京湾に浮かぶ無人島である『猿島(さるしま)』。旧日本軍により作られた要塞の跡が残っており、このような趣のある光景が見られることでも有名です。スタジオジブリのような世界観を味わいたい人は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年05月10日・きれいすぎる…。・まさに彗星が降ってきそう。・言葉にならないほど、ただただ美しい。フォトグラファーの、しょーや(@sps823n)さんが撮影し、Twitterに公開した1枚にこのような声が集まりました。撮影されたのは、長野県の湖『諏訪湖』の夜景です。まるでアニメの世界のような、幻想的な1枚をご覧ください!君の名は。の聖地諏訪湖の夜景が美しかった pic.twitter.com/QflxafAIWq — しょーや (@sps823n) May 8, 2022 雄大な諏訪湖を写した1枚。周囲の街や、湖面に反射する月の灯りも美しく、まさに息をのむような絶景ですね。諏訪湖は、アニメ映画『君の名は。』に登場する架空の湖『糸守湖』の風景に似ていることから、作品の聖地としても有名なスポットのひとつ。同作の公開から約6年が経過した2022年現在でもなお、多くのファンが訪れています。しょーやさんの撮影した美しい1枚は、諏訪湖の魅力を十二分に伝えたと同時に、作品のファンには映画の名シーンを思い出させてくれたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年05月10日フォトグラファーの、Ayu(@auki999)さんが、青森県弘前市で撮影した写真をTwitterに投稿。日本の春らしさがあふれる光景に、反響が上がっています。撮影されたのは桜の名所として名高い、弘前公園。弘前城のお堀の水面に反射する桜を写した、幻想的な1枚をご覧ください!訳分からんくらいすごい青森県の桜リフレクションがこちらです pic.twitter.com/9gBd82Ow4p — Ayu (@auki999) April 25, 2022 撮影したAyuさんも「わけ分からんくらいすごい」と語った、水面にはっきりと映る桜。鏡のように反射して桜色に染まった水面は、ひと目では陸地との境界が分からないほどです。神秘的ともいえる1枚は、16万件を超える『いいね』と、多くのコメントが寄せられています。・本当に『わけ分からんくらいすごい』。どうやったらこんな写真が撮れるんだ…。・「日本の春は美しい」と自信を持っていえる!・弘前公園の桜、この目で一度は見てみたいです。『日本の春の象徴』ともいわれ、ただでさえ美しい桜。水面からのリフレクションにより、さらに美しく表現された1枚は多くの人の心に残ったようです。[文・構成/grape編集部]
2022年04月27日寒い冬が明け、さまざまな花や若葉が色づき始める春。写真家として活動するTatsuki Ito(@ta2funk)さんは、春の風景を撮影しようと長野県の山を訪れました。きれいな景色を写真に収めることに成功した一方で、「ガチで遺作になるかと思った」と語ったItoさん。一体どういうことなのか…こちらをご覧ください。ガチで遺作になりそうだった一枚がこちらです(背後にクマ) pic.twitter.com/sU8lPalltL — Tatsuki Ito| ta2funk.eth ᵍᵐ (@ta2funk) April 24, 2022 春の美しい絶景を撮影していたItoさん。この写真を撮った直後、背後から『グルルル…』といううめき声が聞こえてきました。Itoさんの背後に、なんとクマが近付いていたのです!※写真はイメージ慌てて近くに停めてあった車に乗り込み、事なきを得たItoさん。まさに九死に一生の体験をしたといえるでしょう。Twitterに投稿された美しい写真と、驚愕のエピソードは多くの人を驚かせました。・山は怖いですね…。無事でよかったです。・怖い思いの中でこんな素敵な写真を撮っていて、すごいです。・命がけの撮影、お疲れ様でした…!景色がよく、過ごしやすい気候の春は、登山やハイキングにも向いているといえるでしょう。しかし、冬眠明けのクマが、食べ物を求めて活発に動いている可能性があります。入山する場合は音の出るものを携帯したり、クマが活動する朝夕の時間帯には立ち入らないようにしたりなど、最大限の警戒をして臨むようにしましょう![文・構成/grape編集部]
2022年04月25日東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区、以下 本学)芸術学部写真学科卒業生で写真家の吉田志穂さんが、このたび第46回(2020、2021年度)「木村伊兵衛写真賞」を受賞しました。本学卒業生の受賞は、第35回(2009年度)受賞者の高木こずえさんに引き続き、4人目となります。吉田さんの受賞作品については、ニコンプラザ東京・大阪THE GALLERYでそれぞれ(東京)4月19日~4月30日まで、(大阪)5月19日~6月1日まで展示が予定されています。写真展「砂の下の鯨」より (C)Shiho Yoshida, Courtesy of Yumiko Chiba Associates今年度の「木村伊兵衛写真賞」は、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い延期となった昨年度分の作品と合わせて選考が行われ、二次選考の結果、本学芸術学部写真学科2014年度卒業生の吉田志穂さんが「木村伊兵衛写真賞」の受賞者として選出されました。この度の受賞は、2021年11月に出版された写真集『測量|山』や各展覧会が評価されたものです。この写真集で吉田さんは、インターネット上で特定の場所の画像を見つけた後、実際にその場所へ赴き、事前に得た情報と現地を比較するように撮影し、暗室作業などの加工を重ねることで、ネットとリアルをつなげ独特のイメージにまとめ上げています。吉田さんは受賞について「この度第46回『木村伊兵衛写真賞』を受賞することができ大変光栄です。審査対象の2020年、2021年はとても不安定な状況の中で作品展示をする事が難しい事もありました。そんな状況の中で展示会開催にご尽力頂いた関係者の皆さま、写真集制作に携わって頂いた皆さまのお力添えがあったからこそ、このような結果が得る事が出来ました。審査員の選評の中で触れて頂いた、誰もが写真を撮影しイメージが過剰に供給される時代の中で何を撮るべきなのか、写真でどう答えが示せるのかという問題意識を常に忘れず今後も作品制作に励んで行きたいと思います。」と話します。2023年に創立100周年を迎える東京工芸大学は、前身である小西寫眞専門学校の時代から、日本の写真教育の先駆的な存在として、多くの人材を世に送り出してきました。写真には、カメラやレンズといった工学的な要素と、テーマや表現というような芸術的な要素があり、本学では、テクノロジーとアートの両方の要素に重きを置いた教育を創立当初から行っています。「木村伊兵衛写真賞」では、第32回(2006年度)受賞者の本城直季さん、第33回(2007年度)受賞者の岡田敦さん、第35回(2009年度)受賞者の高木こずえさんに引き続き、本学出身者4人目の受賞となります。本学は、今後も最先端のテクノロジーとアートの融合を教育の軸として、世界をリードする多彩な人材を輩出し続けるよう一層努力してまいります。■東京工芸大学東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初から「テクノロジーとアートを融合した無限大の可能性」を追究し続けてきました。2023年に創立100周年を迎えます。【本学公式WebサイトURL】 【本学創立100周年特設サイトURL】 【学部学科構成】・工学部工学科総合工学系:機械コース、電気電子コース、情報コース、化学・材料コース建築学系 :建築コース・芸術学部写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、アニメーション学科、ゲーム学科、マンガ学科■「木村伊兵衛写真賞」とは木村伊兵衛写真賞は、故木村伊兵衛氏の業績を記念して1975年に創設され、2008年4月に出版部門が朝日新聞出版として独立した後は、両社の共催となりました。各年にすぐれた作品を発表した新人写真家を対象に表彰しています。受賞者は、写真関係者からアンケートによって推薦された候補者の中から、選考会によって決定されます。【朝日新聞出版URL】 ■吉田志穂(よしだ しほ)1992年千葉県生まれ。2014年度東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。東京都を拠点に活動。主な展覧会に、「日本の新進作家 vol.18」(東京都写真美術館、東京、2021)「とどまってみえるもの」(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2021)など。■受賞作品・写真集『測量|山』(2021年11月、T&M Projects)・写真展「測量|山」/「砂の下の鯨」2021年11月12日~11月28日(NADiff Gallery)写真展・「余白の計画」「TOTAS-Emerging2020」 2020年5月16日~6月21日(トーキョーアーツアンドスペース本郷)・グループ展「あざみ野フォト・アニュアル とどまってみえるもの」2021年1月23日~2月14日(横浜市民ギャラリーあざみ野)・グループ展「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家vol.18」2021年11月6日~2022年1月23日(東京都写真美術館) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月23日多摩美術大学グラフィックデザイン学科に通う新進気鋭の写真家・圓井誓太(まるいせいた)の写真展『こうごうせい』が、3月23日(水)よりパレットギャラリー麻布十番にて開催される。圓井は独学で写真をスタート。主にフィルムカメラを用いて写真を撮っており、デザイナーとしても活動する大学4年生だ。今年3月に自身のTwitterに“個性を愛する”をコンセプトとした卒業制作「目玉焼き」を投稿したところ、大きな話題となり、9万いいねを獲得した。そんな圓井の写真展『こうごうせい』が3月23日(水)〜3月28日(月)の期間限定で開催されることになった。新たな才能が切り取る「光」に注目してほしい。◼️写真家・圓井誓太コメントある日、 私は一時的に目が見えなくなるという経験をしました。 その時、 真っ先に思ったのは、 「写真が撮れなくなる」ということでした。 それ以来、 光を見るという日常的な行為にこれまでとは異なる感性を持つようになりました。 今回の写真展では、 そんな私が感じた光への喜びを皆様にも感じていただけたらと思っております。【開催概要】圓井誓太(まるいせいた)写真展『こうごうせい』開催期間:2022年3月23日(水)~3月28日(月) 11:00~19:00(会期中無休)会場:パレットギャラリー麻布十番(東京都港区赤坂麻布十番2-9-4)入館料:無料問い合わせ先:圓井誓太(mail:pinapoo.222@gmail.com)その他:InstagramのDM、ホームページの問い合わせからも受け付けております。Instagram: ホームページ:
2022年03月22日大判カメラの「アオリ」と呼ばれる機構を駆使して、都市をジオラマのように撮影する写真家・本城直季さん。まるでミニチュアセットのように見える写真だが、実はすべて現実世界を撮影したもの。彼のマジックに魅了されたファンも多いだろう。まるでジオラマ?広がる不思議な風景。写真家・本城直季初の大規模個展。「大学の写真学部4年生の時、学校の備品だった大判カメラを自由に借用できるようになって。スタジオマンとして働いた経験などもなかったので、固定観念なく自由な撮影にトライできた。それがこの撮影法を習得したきっかけかもしれません」東京に生まれながらも高層ビルが乱立する都市に違和感を覚えていたという本城さん。この世界を知りたい、俯瞰したい。そんな想いが彼の創作の原動力となった。「実際にヘリコプターから空撮すると驚かされるのは人の痕跡。例えば、広大なサバンナにも車の轍は残っているし、東京のビルや人が密集する様には衝撃を受ける。地球上で人間がいない場所はないと感じるし、そこにあるのは美しさだけじゃなく、リアルな人の営みだと実感します」今回、彼が2年かけて準備をした初の大規模個展では、代表作「small planet」シリーズで日常の風景を俯瞰することから始まり、そこから「kenya」「tohoku 311」など、彼が注目するエリアへとフォーカスする展開に。注目は本展のため新たに撮り下ろした「東京」の風景。国立競技場や東京の摩天楼、長時間露光によって住宅街の路地裏を撮影した「LIGHT HOUSE」まで約200点の作品を展示し、その活動を振り返る。自分の住んでいる世界は、はたして理想的なのかをずっと問い続けてきたという本城さん。「かわいいと言われることが嬉しい半面、都市が抱え込んでいる陰の部分も表現されているのが僕の作品。そんな都市生活の奥深さを感じてもらえたら」small planet / Tokyo, Japan / 2005 © Naoki Honjosmall planet / Tokyo, Japan / 2002 © Naoki Honjoplay room / beach / 2005 © Naoki Honjokenya / giraffe / 2008 © Naoki Honjo本城直季(un)real utopia東京都写真美術館 地下1階展示室東京都目黒区三田1‐13‐3恵比寿ガーデンプレイス内3月19日(土)~5月15日(日)10時~18時(木・金曜は~20時。入場は閉館の30分前まで)月曜(3/21、5/2は開館)、3/22休一般1100円ほか(日時指定予約推奨)TEL:03・3280・0099ほんじょう・なおき1978年、東京都生まれ。2004年、東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。『small planet』(リトルモア)で第32回木村伊兵衛写真賞受賞。ANA機内誌『翼の王国』の連載も担当する。※『anan』2022年3月23日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・山田貴美子(by anan編集部)
2022年03月20日子どもが生まれたら、みんな人生でいちばん写真を撮る自分の家族写真で作品集デビューしたり、そこから他人の家族写真も撮らせてもらったり。たくさんの家族写真を撮ってきて、自分なりに“家族写真”を追い求めてきました。そのなかで「子どもが生まれると、人は人生でいちばん写真を撮るんじゃないか?」と思うようになりました。誰に撮りなさいと言われているわけでもないのに、みんな自然とたくさんの写真を撮る。赤ちゃんが生まれることはとても神秘的なもので、人生でも大きな出来事になるわけで。本当は見ているだけでも充分なのかもしれないけど、止まらない時間を止めたい、いいなと思った時間を切り取って、写真で残したいと思う。もしいつか自分の子どもが生まれたら、写真家として赤ちゃん写真、子ども写真という大きなテーマと向き合いたいなと思っていました。初めて息子の姿を見たのはファインダー越しでした写真集「まんねん」で最初のページになっている、誕生した瞬間の息子の写真です。生まれてからわずか1秒くらい。妻の出産をそばで見守るなかで、いざ生まれる!というときに、ファインダーを覗いて待ち構えていました。シャッターを切ったあと、そこから肉眼で息子を確認して。本当は逆の方がいいんじゃないか? と思うけど、早く撮りたい気持ちが出てしまった瞬間。僕も初めての赤ちゃんだったので、育児にも戸惑いながら、写真を通して息子と向き合い続けました。そんなところから、息子との写真集「まんねん」はスタートしました。息子の健やかな成長を願って制作した写真集のこと息子が健やかに育ってくれるように、誕生から4歳まで縁起のよい人やモノと一緒に撮った作品集「まんねん」。縁起がよいものが○○にある、と聞けば、息子を連れて撮影しに行きました。全国どこでも車を飛ばして。茨城県に大きな獅子舞があることを知って、これは行くしかない! と。獅子舞に頭をかまれる縁起かつぎ。11ヵ月の豆粒みたいな息子です。これは写真集の表紙にもなった、101歳の長寿のおじいちゃんと4ヵ月の息子の写真。101歳の長寿の方が老人ホームにいるというのを聞いて、すぐに会いに行きました。その日初めて会った方ですが、快く受け入れてくれました。息子もすごい笑顔(笑)。これは2018年に家を建てたときの棟梁さんと。そのとき、大工さんの働きぶりを身近で見て、息子が「大工になりたい」と言っていたこともよく覚えています。この2枚は縁起がよさそうな素敵な人に、息子を抱っこしてもらったシリーズです。よく、お相撲さんやオリンピック選手などに「うちの子抱っこしてください!」って頼んで抱っこしてもらう光景ってあると思うんですけど、それって“わが子にもパワーをもらいたい!”という親心からですよね。あの行為を指す言葉がないけど、それがいいなぁと思ったんです。初めて会ったような人も多いんですが、素敵だなと思う人に頼んで、一緒に撮らせてもらいました。なかには息子が大泣きしている写真もありますけど、「抱っこさせてもらっていいんですか?」とみんな笑顔で応じてくれたのもいい思い出です。その写真が輝くのは、ずいぶん先の未来だと思うから僕もみんなと同じように、毎日iPhoneや息子撮影用のフィルムカメラで写真を撮り続けています。相当数撮っていると思います(笑)。“なんで撮ってるか?”を考えると、いつかその写真を見返したいから。2、3年後とかではなく、成人したり、結婚したり、子ども産んだりしたときの、ずいぶん先の未来。そのときに「君はこんなふうに育っていたんだよ」って伝えたい。息子本人だけではなくて、自分たち親や周りの人も写っていて、写真がみんなにとって「こういうこともあったな」と振り返れる宝物になる。そういう思いでシャッターを押しています。かつて配達を担当してくれたヤマトの配達員さんと、配達の合間に一瞬で撮影。働きぶりがとても素敵だった。写真を見ながら深い感傷に浸る瞬間というのは、人生でそんなに多くないかもしれない。人生でいろいろなことを経験した自分の現在地から昔の写真を見ると、当時の親の大変さだったり、親がどれだけ自分のことを思っていてくれたことだったり、そのときに気づかなかったことがわかったりする。そういう意味で、その写真が輝く瞬間は今からずいぶん先の未来なんです。未来にその写真が輝くためには、ちゃんとプリントしたり額装したりして、見れるように残しておくことが大切だと思います。今、スマホで簡単に写真が撮れるから、データだけ残している方が多いと思いますが、これを読んでくれている方には、ぜひプリントして欲しいです。プリント写真は100年先まで残ることが証明されているので。あんまり難しく考えると大変なので、冷蔵庫にお気に入りを貼るところからでもいい。親の世代から受け継いだ“家族のアルバム”という文化を次の世代に残せるか、僕たちにかかっているかもしれません。4ヵ月のとき、三重県の伝統的なしめ縄と一緒に。三重県では1年中しめ縄を飾り、新しいものに買い替えたときの記念に。子育ては、楽しくて、穏やかなことだけではなくて、思い通りにいかないこともたくさんある。そんななかでも生活は続いていくわけで。「楽しかったな」とか「この笑顔好きなんだよな」とかそういう瞬間をたくさん残したいし、残して欲しい。みんな言うけど、子どもが大きくなるのは本当にあっという間です。息子も、今は撮影に楽しんで参加してくれていますが、これから思春期が来て、恥ずかしい! と言われる日が来るかもしれない。この日が来るのは寂しいような、成長の過程だから仕方ないような。彼も大人になっていくんでしょうから。そういう過程も撮れたらいいな。いつか笑い話になるはずだから。PROFILE写真家・浅田政志さん「家族」をテーマに写真を撮り続ける写真家。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。家族写真を収録した写真集「浅田家」(赤々舎)が、第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在は地元である三重県津市に戻り、変わらぬ活動を続けている。5/8(日)まで水戸芸術館にて展覧会「だれかのベストアルバム」が開催中。Web::@asadamasashi
2022年03月08日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第4弾・ポンペイ編をお届けします。第4弾の舞台はイタリア・ポンペイイタリア ナポリ近郊 ヴィスヴィオ山のふもとにあった古代都市。西暦79年、ヴィスヴィオ山の大噴火で発生した火砕流によって地中に埋もれた。その遺跡は「ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域」としてユネスコの世界遺産に登録されている。ネロ帝凱旋門とフォロジュピター神殿市民生活の中心となっていたフォロは公共広場。中心の広場を囲うように裁判所や集会所、神殿が並び、織物の陳列所、ベーカリーの窯や石鍋など、残っておりました。街の目抜き通りは「アッポンダンツァ通り」 と呼ばれ、車道、歩道に分かれ、真ん中の車道にはかつて馬車が走っていたそうです。雨の日に歩行者が横断する際足を濡らさぬよう、飛び石まで設けられていたのです。生活用の泉もここにありました。富裕層は自宅に水道を引いていましたが、一般市民は各所配置された泉に水を汲みにきたのです。また、広場からこの通りまでの間には馬止めの石が置かれていることから、歩行者天国だったことが分かっています。ポンペイの公衆浴場(スタビアーネ浴場)古代ローマ人にとって入浴は非常に重要だった。彼らは1日のうち数時間をそこで過ごしたそうです。 室内は芸術的な彫刻が施されています。ポンペイの売春宿(Lupanare)ポンペイにはいくつも売春宿があったそうですが、この建物だけはそういった行為を行うための専門の場所としてデザインされたため、ポンペイで最も優れた体制の売春宿とされています。この売春宿で働いていた女性たちは主に、ギリシャなどにルーツを持つ奴隷でした。ポンペイ遺跡の遺体ヴィスヴィオ山の噴火で逃げる人々は、火砕流に飲み込まれてしまいます。寄り添う親子や、もがき苦しむもの、手をつなぐ男女など、すべてが火砕流に飲み込まれてしまったのです。コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD - in Pompeii」 : Hidenobu Kasahara
2022年03月06日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第3弾・ヴェネチア編をお届けします。第3弾の舞台は水の都 イタリア・ヴェネチアイタリア北東部、ベネト州の州都ベネチア県の県都で、アドリア海北岸に臨む港湾都市。英語名Venice。16世紀に木造橋を石組みに改造したもので、アーケードがついた形が美しく、観光名所となっている。市内には176の運河が縦横に走り、有名な大運河(カナル・グランデ)が市内を北西から南東にS字形に貫き、「水の都」「潟湖の都市」とよばれる世界屈指の観光都市となっている。1987年にベネチアとその潟は世界遺産の文化遺産として登録されている。主要な交通路は運河で、交通機関はモーター・ランチと、長さ約10メートル、幅1.5メートルほどのゴンドラである。ため息の橋(Ponte dei Sospiri)16世紀に建設された、ドゥカーレ宮殿と牢獄をつなぐ橋でした。そのため、宮殿の尋問室から牢獄へ渡る囚人が、嘆きため息をついたとして、“ため息橋”と呼ばれているとよく耳にしますが、事実ははっきりしていません。本島には150以上の運河本島には150以上の運河がめぐり、そこに架かる橋は400を超える。この水上の迷宮を移動するために誕生したのがゴンドラだ。約1000年の歴史を持つとされるゴンドラは船舶技術の傑作とされ、絶妙なバランスで水路を通行する。全長約11m、幅約1.5mの細長い船体で、オールは片側だけにある。漕ぎ手は船尾に立ち、オールを前後に漕ぐことで各方向に舟を操る。浅瀬も通れるように、船体が水に浸かる部分を最小限にしているのも特徴だ。共和国時代には貴族や富裕な商人の足だったが、今は運河クルーズに利用されている。「ゴンドリエーレ」ゴンドラの漕ぎ手は「ゴンドリエーレ」と呼ばれ、この街で900年以上の歴史を誇る職業だ。サンマルコ寺院イタリアのヴェネト州の州都ヴェネチアで最も有名な大聖堂である。ナポレオンが「世界一の美しい広場」と絶賛したサン・マルコ広場に面して建造され、ヴェネチア共和国の総督邸兼政庁であったドゥカーレ宮殿に隣接し繋がっています。ドゥカーレ宮殿サンマルコ寺院の鐘楼からサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会サン・マルコ広場ヴェネツィアの広場は方言でカンポ(campo)と呼ばれるが、サン・マルコ広場は別格であり、ピアッツァ(piazza)と呼ばれる。世界で最も美しい広場とも言われており、海からの玄関口でもある。イタリア・ベネチアの名産品として有名なベネチアンマスク。年に一度開催されるカーニバルでは、魔女のスタイルやカラフルな衣装に、このマスクを付けたコスチュームで舞台の中心、サンマルコ広場に集まります。カーニバル1162年に始まった、歴史あるお祭りで、観光客も参加できるところも魅力のひとつです。今のような仮面のスタイルが確立されたのは、18世紀の事で、一般市民も貴族も仮面をつける事で、身分や素性を隠して日常を忘れ、開放感に浸ったといいます。コロナの流行で世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD - in Venezia」 : Hidenobu Kasahara
2022年02月26日北海道の東端に位置する知床半島。豊かな自然を有し、多種多様な生態系と、希少な動植物をはぐくむ環境であることから、2005年には世界自然遺産に登録されています。知床半島の一部である、羅臼町(らうすちょう)を訪れていた写真家の、ふぁらお(@Pharao444)さんは「奇跡みたいな写真が撮れた」と、2枚の写真をTwitterに投稿しました。撮影された写真がこちらです!奇跡みたいな写真が撮れた pic.twitter.com/f5pJTevVLw — ふぁらお (@Pharao444) February 17, 2022 写っているのは、日本最大のワシである『オオワシ』。樺太北部やオホーツク海沿岸地方に生息し、日本には越冬のためにしか訪れない貴重な鳥です。大きな体にキリっとした目つき、黄色いクチバシがかっこよく、神々しさすら感じますね!迫力満点の2枚の写真はたちまち拡散され、大きな反響を呼びました。・オオワシの風格がすごい!・雪が雲みたいできれい…。かっこよすぎ!・すごい!何て書けばこの感動を伝えられるかが分からない。雪の上で撮られた写真ですが、日光の反射などの影響でまるで空を飛んでいるようにも見えます。美しい写真に、多くの人が感動しました!また、ふぁらおさんは写真家としての活動を、主にYouTubeで発信しています。気になった人は、チェックしてみはいかがでしょうか。ふぁらおチャンネル[文・構成/grape編集部]
2022年02月18日かつては日本の首都であり、現在は『古都』などとも称される京都。歴史的な建造物が多く立ち並び、市街地などの景観も大切にされています。京都を訪れていたフォトグラファーの@wasabitoolさんは、雪が降る早朝の京都市東山区を歩いていました。「移動中、何気なく足を止めてカメラを向けた」と撮影された写真が話題です。『古都の雪路』と題された、こちらの1枚をご覧ください。古都の雪路 pic.twitter.com/oNqhpH6d83 — wasabitool(H.Fujinami) (@wasabitool) February 15, 2022 撮影されたのは、観光名所でも歴史的な建造物でもない『ただの道』。しかし、風情を感じる街並みに、街灯の明かりに照らされた雪が薄く積もっている様子は、まるで絵画のように美しい1枚です。早朝ということもあり誰もいない空間と、車の轍が、きれいな雪景色を際立たせていますね。Twitterに投稿された美しい写真に、多くの人が心を奪われたようで、さまざまなコメントが寄せられていました。・薄い雪道が、きれいに表現されていて素敵。・雪景色に暖色の光とS字カーブ、すべて大好物です!・「しんしん」という音が聞こえてきそうですね。何気ない道端ですら、画になってしまう京都の街並み。冬にしか見ることのできない雪とのコラボレーションは、より一層幻想的に思えますね![文・構成/grape編集部]
2022年02月17日『LETO -レト-』のキリル・セレブレンニコフ監督の最新作『インフル病みのペトロフ家』より、ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。ポスト・ソヴィエト時代の迷宮的ポートレートを描き、ロシアでセンセーションを巻き起こしたA・サリニコフによる大ベストセラー小説を原作とした本作。監督を務めるキリル・セレブレンニコフは、ロシア演劇界の鬼才であり、カンヌをはじめとする数々の映画祭で多数の賞を受賞するなど、すでに映画監督としても世界から注目を浴びている。2017年に国からの演劇予算横領の疑いで自宅軟禁状態となり、その不条理な状況下で本作の脚本を書いたという。このたび解禁された場面写真は、ペトロフ家親子3人の姿から夜の街で男たちが一斉に銃をかまえる様子まで、刺激的で謎めいた映画の世界観が伺えるものとなっている。また、併せて解禁となったポスタービジュアルでは、「発熱?狂気?」というキャッチコピーと共に、主人公ペトロフが異常な表情で振り返る謎めいたショットが使われている。その下には、ソファーに座る妻ペトロワ、UFOに吊られた人物、ロシア版サンタクロースや謎の仮面の男など、印象的でどこか奇妙なモチーフが散りばめられている。発熱か狂気か、妄想か現実か。コロナ禍の世界を予言したような現代ロシアの迷宮を疾走し、映画の迷宮を疾走する本作。映画ファン必見の傑作に期待だ。『インフル病みのペトロフ家』は4月23日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インフル病みのペトロフ家 2022年4月23日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開© 2020 – HYPE FILM – KINOPRIME - LOGICAL PICTURES – CHARADES PRODUCTIONS – RAZOR FILM – BORD CADRE FILMS – ARTE FRANCE CINEMA -ZDF
2022年02月10日ジバンシィは、クリエイティブ・ディレクター、マシュー・M・ウィリアムズがプロデュースし、韓国生まれのドイツ人写真家、ヘジ・シン(Heji Shin)が撮影を担当して制作した2022年春夏グローバル広告キャンペーンを公開いたします。ヘジ・シンがジバンシィの広告キャンペーンに参加するのは今回で2回目となります。人目を引く色彩と白黒で構成される一連の画像の中で、2022年春夏レディ・トゥ・ウエアコレクションのエネルギーと、独特のカラフルなフリースタイル絵画でキャンペーンのビジュアルに破壊的な感覚をもたらすアメリカ人アーティスト、ジョシュ・スミス(Josh Smith)とジバンシィとのエキサイティングなコラボレーションを、今回のキャンペーンは捉えています。2022年春夏キャンペーンにはケンダル・ジェンナーが再出演。他の有名モデルと共に、キールックを身に纏い、ジバンシィの今シーズンのステートメントハンドバッグ「Kenny」を手にして登場します。しなやかな素材と複雑な構造が特徴の巾着型バッグ「Kenny」は、まさに、昼夜を問わず活躍する逸品。手作業で寄せたドレープと装飾がジバンシィのオートクチュールのサヴォアフェールを想起させる一方で、特徴的な「Gキューブ」のエレメントを配することで、マシュー・M・ウィリアムズのジバンシィに対するビジョンが反映された、現代的なバッグとなっています。ジバンシィの2022年春夏ウィメンズ及びメンズ、レディ・トゥ・ウエアコレクションは、クラシックであること、斬新であること、実用的であることの間に存在する溝を埋め、贅沢さと自制心、そして、伝統を重んじることと現代的であることの間に生じる緊張感を追求します。極めてシャープなシルエットのスーツ、彫刻的なペプラム、赤茶色のフィット&フレアスタイルのニット・ミニワンピース、フリンジを施したパーティー用トップスといったアイテムは、それぞれが独特の魅力を発揮する一方で、自由な筆さばきによる装飾と大胆な色使いという特徴を共有しています。メンズスタイルは、力強いショルダーラインのテーラリング、フーディー、芸術的なディストレストジーンズが、ライムグリーンのダッフルバッグ「G Zip」、ブリーチ加工が施されたボトル型のセラミック・ショルダー・アクセサリー、フットウエア「Monumental Mallow」等、サバーシブなニュアンスを持つアクセサリーと組み合わせることで、より魅力的なものとなります。コレクションの多くのピースは、プリント、パターン、そしてジョシュ・スミスの特徴的なアートワークによるエネルギーに満ちています。「今回のコレクションの、キャンペーンを含むすべての面で、私が以前からその作風と自由奔放な世界観を尊敬してやまないジョシュという人物とこれほど緊密に協力できたことを、信じ難いほど嬉しく思います。私にとって、彼の芸術的なビジョンはジバンシィの現代的な価値観を代弁するものであり、ジョシュが私に、そしてこのキャンペーンでは他にも多くの人に、彼の世界に本格的に足を踏み入れ、探検することを許してくれたことに、大いに感謝しています。」ジバンシィ、クリエイティブ・ディレクター:マシュー・M・ウィリアムズ紙媒体では、ジョシュ・スミスの即興作品と見られる絵画によってビジュアルにダイナミックな彩りが加わり、広告の存在感が高まります。パリとロサンゼルスで撮影されたミクストメディア・ビデオキャンペーンは、この芸術的なコラボレーションを一層反映するものとなっており、2022年春夏コレクションのキールックとアクセサリーを身に纏ったモデルが庭園を散歩したり、バラの花を摘んだり、カメラにクローズアップされたりする様子が刺激的で動きの速いモンタージュ画像となって映し出されます。ジバンシィの2022年春夏コレクションは2022年2月18日に店舗と公式オンラインストアで発売されます。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年02月07日1979年三重県生まれ。家族写真集『浅田家』(赤々舎刊) で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家・浅田政志。その制作の原点から最新作まで、本人の言葉とともに辿る最大規模個展『浅田政志だれかのベストアルバム』が、2月19日(土)より水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。2008年発表の『浅田家』以来、自身の家族を被写体に、自らも一緒に様々なシチューエーションを演じるセットアップ写真の手法で撮影。変わりゆく家族の様子を取り込みながら、また、被写体として公募した家族とともに、撮影自体が「記念」となる作品を制作してきた。一方では、東日本大震災後、津波に流された写真を洗浄するボランティア活動に携わり、その経験から写真をアルバムとして残すことの大切さを伝える活動も継続的に行っている。同展では、代表作『浅田家』(2003-2008)、『NEW LIFE』(2008-2010)、『浅田家全国版』(2011-)、『みんな家族』(2007-2019)、『アルバムのチカラ』(2011-2021)、『せんねん』(2014-2018)、『まんねん』(2016-2019)、『一点』(2018-2020)、『私の家族』(2020-)を展示。全シリーズを総覧し、浅田から家族へのQ&Aも加え、家族の関わりから浅田政志の活動を紐解く。また、写真の「残し方」について考えるきっかけとなった、東日本大震災後の岩手県野田村での写真返却活動を追跡するほか、『私の家族』茨城版では、茨城県在住の5組の家族を撮りおろし、浅田による写真と参加者による文章で家族の物語を表現する。さらに、来場者が自由に撮影できる浅田政志展だけの撮影スポットが登場する予定だ。浅田が写し出す多様な家族像を通して、誰かの、そして、鑑賞者にとってのベストアルバムに想いを馳せてみたい。『アルバムのチカラ』(2011-2021)より《私の家族/横川彩》(2021)より《私の家族/外之内加奈》(2021)より《浅田家全国版/兵庫県》(2021)『卒業制作』(2000-2001)より【展覧会概要】『浅田政志だれかのベストアルバム』会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー会期:2022 年2月19日(土)~5月8日(日)時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日 :月曜日(3月21日は開館)、3月22日(火)料金:一般 900 円公式サイト:
2022年01月31日雄大な山々や、美しい街並みは、『絶景』と呼ばれ、写真や絵画など多くの芸術作品の対象にされてきました。それらは、自然が作り出すシチュエーションにより、さらに何倍も美しくなることがあります。写真家のイナガキヤスト(@inagakiyasuto)さんが撮影した1枚は、まさに自然が作り出した奇跡のような作品でした。こちらをご覧ください。月夜に重なった富山の奇跡。 pic.twitter.com/oAzVnDDjcZ — イナガキヤスト (@inagakiyasuto) January 17, 2022 イナガキさんが住む、富山県を撮影したこの1枚。街にかかった濃い霧が、街灯や建物の明かりでカラフルに彩られています。奥には、月に照らされた立山連峰がそびえ立ち、その足元で輝くのは都市部の明かり…。あまりの絶景に言葉を失いますね。Twitterに投稿された『富山の奇跡』には8万件を超える『いいね』と、感嘆のコメントが多数寄せられました。・もう、言葉がないです。素晴らしい!・やはり立山連峰の存在感が抜群です!・なんとも幻想的な景色…まさに奇跡ですね。いくつもの条件が重ならないと見ることができない、大迫力の冬景色に多くの人が心を奪われました。[文・構成/grape編集部]
2022年01月19日高野山 別格本山 清浄心院(本社:和歌山県伊都郡高野町、代表:池口恵観)は、写真家 永坂 嘉光 先生の作品展『 自然の光に浮かび上がる写真展 』を開催します。清浄心院の客殿には自然の光が差し込む長い廊下にて、高野山の写真を長年撮り続けている写真家 永坂 嘉光 先生の作品を展示いたします。清浄心院の静寂な空間、真っ白な冬景色と共に心静かにお楽しみいただきます。開催概要会期: 令和4年2月1日~3月31日時間: 9:00~17:00入館料: 無料場所 :清浄心院 客殿 / 和歌山県伊都郡高野町高野山566永坂 嘉光 氏について1948年6月21日生まれ、高野山出身の写真家[受賞歴]2004年 日本写真芸術学会「芸術賞」受賞2007年 社団法人 日本写真協会 「作家賞」受賞2009年12月 和歌山県文化功労賞受賞清浄心院について高野山真言宗別格本山。住職池口恵観。当天長年間(八二四〜三四)に高祖弘法大師により草創される。徳川時代には院領高三五石、上杉謙信、佐竹義宣などの諸大名が檀家となりました。その縁は深く、上杉謙信の祈願所、佐竹家の菩提所としての 役割を果たしており、奥之院にある上杉謙信霊屋一棟(国指定重要文化財)は当院の管理によるもの。御本尊廿日大師像は、承和二年(八三五)三月二十日、入定を明日に控えた高祖弘法大師により彫刻され、 像の背後に「微雲管」の三字が書かれていると伝わっています。境内には、運慶作の阿弥陀如来立像、中将姫筆の九品曼荼羅、当麻建立之図(以上、重要文化財)などがあり、門内の名木傘桜も見所のひとつです。 この傘桜には、太閤豊臣秀吉が花見を催したという逸話も残されています。当院は、その名の如く清浄を極め、簡素にして優雅、高野山の伝統的な大釜のある台所など、 総本山金剛峰寺の参考となったと言われる建築様式を今に残しています。寺院名:高野山別格本山 清浄心院所在地:和歌山県伊都郡高野町高野山566番地代表者:池口恵観設立 :当天長年間(824~834年)URL : 高野山 別格本山 清浄心院|公式サイト : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月18日日本を象徴する山である『富士山』。日本の最高峰であり、その見た目の美しさから、数多くの芸術作品の題材とされています。単体でも十分に魅力的といえる富士山ですが、フォトグラファーのbox(@box_box_you)さんが撮影し、Twitterで公開した1枚は、より一層美しいものでした。こちらの写真をご覧ください。一瞬の絶景 pic.twitter.com/KVeYlTb46c — Box (@box_box_you) January 5, 2022 やや赤みがかった美しい富士山とともに写るのは、ハクチョウの1種、コブハクチョウ。富士山の周辺にある5つの湖、『富士五湖』の1つである山中湖にて、撮影されたものです。なんとも幻想的なこちらの写真には、13万件以上の『いいね』と、多くのコメントが集まりました。・こんな写真を撮影してみたい!最高です!・この瞬間のために、どれだけの時間をかけたのだろう…。すごいなぁ。・背景やトーン、ハクチョウの躍動感に、湖面の波紋など一目見てしびれました。本来、群れやつがいで行動しているコブハクチョウが、1羽だけ、雲一つない富士山の正面で湖面から羽ばたくという、いくつもの奇跡が重なっているこちらの写真。同じ瞬間は二度とないであろう、まさに一瞬の絶景をとらえた1枚でした。[文・構成/grape編集部]
2022年01月07日ニューヨークを拠点に活躍をする写真家・小浪次郎の新作写真展『黄色い太陽-Burning Drop-』が「PARCO MUSEUM TOKYO(パルコミュージアムトーキョー)」にて、 12月24日(金)より開催される。本展では、 小浪次郎が写真を始めた18歳の八丈島の情景から、 父となり、 ニューヨークで暮らす現在までの変遷を収めた85点の作品(一部販売予定)を展示。また、展覧会開催を記念して、写真集「黄色い太陽-Burning Drop-」とオリジナルTシャツを制作が製作された。写真集は多くのファッションブランドとの協業で、 世界中のクリエイターから注目される写真家、 小浪次郎が満を持して発表する渾身の豪華版作品集。キャリアのほとんどをかけて撮り続ける、 パーソナルでセンシティブな作品群を一望できる集大成となっている。オリジナルTシャツは、小浪次郎の長年の友人であり、 気鋭のウィメンズウェアブランドMame Kurogouchiのデザイナー黒河内真衣子とともに制作。フロントには小浪次郎と黒河内がともにセレクトしたプリントに、 両名の手書きのサインが。 バックにはこのTシャツのプリントを手がけ、 両者とも親交が深い新代田のライブハウスFeverのロゴがあしらわれている。会場にて、写真集は限定100部の特装版と通常版が先行販売、オリジナルTシャツは数量限定で販売される。▪小浪次郎ステートメント黄色い太陽Your son and your father.父親と息子。 そして家族。 15年の時を経ても太陽は私を照らす。レンズ越しの世界で十分、 自分は満ちていた。 自分を照らしてくれる光が見えたから。オヤジ、 あなたがいなくなってから8年が過ぎた。その煙が空に消えてからよく空を見るようになった。 鳥を雲を夜空に舞う星を。子供ができて俺は気づいたんだ。 20歳の頃は分からなかったあなたの道を現在は少し理解できる。今さらになって向き合って、 問うんだよ。 自分は何を見てきたか。と同時に今、 目の前にある景色が美しいと。 思えるようになった。 フレームの外を見ないとな。黄色いカーテンは今もなおひらひらと舞っている。太陽が沈む頃、 黄色い太陽は赤い太陽を優しく包み込んで沈んでいった。小浪次郎【展覧会開催概要】▪タイトル:小浪次郎 写真展「黄色い太陽-Burning Drop-」▪会場:PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)東京都渋谷区宇田川町15-1 tel:03-6455-2697▪期間 :2021年12月24日(金)~2022年1月17日(月)11:00-20:00※入場は閉場の30分前まで※1/1は休館※12/31および1/17は18時閉場※営業日時は感染症拡大防止の観点から変更となる場合がございます▪入場料 :一般 700円学生 500円※小学生以下無料▪公式 HP: art.parco.jp()▪主催・企画:PARCO▪製作・協力:FLAT LABO、 株式会社フレームマン▪宣伝物:坂脇 慶
2021年12月22日