皆さんは、義家族との付き合いで悩みはありますか?今回は、義家族に衝撃を受けたエピソードを紹介します。第一子の出産で…初めての出産時、陣痛が前日に始まってから私は入院しました。夫の両親はずっと孫の誕生を待ち望んでいたため、陣痛が始まったと聞くと、すぐに駆けつけてきそうな雰囲気でした。そばにいると気を遣いすぎてストレスが溜まると感じ、夫には赤ちゃんが産まれてから義両親に連絡するよう伝えていました。不機嫌な義両親次の日、無事に出産。義両親に連絡をすると「連絡が遅い」と不機嫌でやってきました。「お疲れさま」や「おめでとう」などの優しい言葉はありません…。産まれたばかりの赤ちゃんの顔を見ると「血液型は何型だった?」と聞かれました。そのときは、質問の意味がわかりませんでしたが…。後から考えると、本当に自分の息子の子どもなのか疑っていたのかもしれません。(40代/女性)適度な距離感を保ちたい!義家族とのお付き合いは、気を遣うことが多いかもしれません。嫌な気持ちにならないよう、お互い配慮することができたら理想ですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年08月16日皆さんは、出産時に予想外のハプニングに遭遇したことはありますか?今回は、立ち会い出産のエピソードを漫画で紹介します。イラスト:toree夜中に破水!なんでスーツ…?なんだか外が騒がしい…夫が倒れた!?なぜか立ち会い出産にスーツを着てきた夫。我が子の誕生の瞬間が、思いがけないハプニングに見舞われてしまいましたね…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年08月13日2023年8月4日、歌手の西野カナさんが自身のSNSを更新。「いつも応援してくださる皆様へ」と題し、第1子を出産したことを報告しました。西野カナ、第1子出産に「おめでとう!」『会いたくて 会いたくて』や『トリセツ』など、数々のヒット曲を生み出し『NHK紅白歌合戦』にも9回出場している、西野さん。2019年2月より音楽活動を一時休止しており、同年3月に一般男性との結婚を発表していました。西野さんは、出産について「慣れないことばかりで戸惑いながらも、充実した日々を過ごしております」と報告。さらに「みなさまにお会いできる日を楽しみに頑張りたい」と、今後の活動について意気込みも添えています。いつも応援してくださる皆様へ突然のご報告となりますが、このたび第一子を出産いたしました。慣れないことばかりで戸惑いながらも、充実した日々を過ごしております。皆様にお会いできる日を楽しみに頑張りたいと思います。温かく見守っていただけると嬉しいです。西野カナ— 西野カナ (@kanayanofficial) August 4, 2023 西野さんの投稿には、ファンから祝福の声が多数寄せられました。・おめでとうございます!応援しています。・自分のことのように嬉しくなる!私は子育て中、カナやんの曲を聞いて元気付けられていました。・身体には気を付けてね。会えるのを楽しみにしてます!恋愛や友情、生活などの中で感じる、リアルな心情を曲に込め、人々に寄り添い続けてきた西野さんの出産報告には、自分ごとのように嬉しく思うファンが多かった様子。きっと、たくさんの愛情に包まれて、第1子もすくすくと成長していくことでしょう。西野さん、おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2023年08月04日このお話は作者おたんこ助産師さんのご友人のエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。■前回のあらすじ「わからないことがあればいつでも相談に乗りますからね」と言われ、心が軽くなる夫婦。医師の言葉がまるで自分たちを抱きしめてくれているように感じ、自然と前を向こうという気持ちになるのだった。■陣痛が来た!?■一緒に頑張ろう…!ついにやってきた出産の時。夫婦は「生まれるまでも生まれてからも一緒に頑張ろう…!」と、赤ちゃんに語り掛けるのでした。次回に続く「どうして私のおくちは割れてるの?」(全31話)は12時更新!
2023年08月02日音楽ユニット『水曜日のカンパネラ』の元ボーカルであり、アーティストとして活動するコムアイさん。2023年3月に、第1子の妊娠と、相手が映画監督の太田光海さんであることを公表。加えて、出産をペルーのアマゾン熱帯雨林で行う旨を発表しました。さまざまな理由から、あえて海外での出産を選ぶ人は存在します。しかし、アマゾン熱帯雨林の村で出産を行うのは、異例といえるでしょう。コムアイさんと太田さんの発表に、ネット上では応援をする声のほか、心配をする声も上がっていました。コムアイ、アマゾン熱帯雨林で第1子を出産同年7月30日、太田さんがInstagramを更新。現地時間同月22日の夜、ペルーのアマゾン熱帯雨林にあるワンピス族の村にて、コムアイさんが出産を終えたことを報告しました。太田さんによると、誕生したのは元気な男児とのこと。太田さんは我が子の写真を公開すると、コムアイさんの出産についてこのように想いを明かしています。ワンピス族伝来の助産術を持つ産婆さん・アニータの隣の家に住み込み、世帯という概念すら曖昧な大家族に暖かく包み込まれるように食事や日常のケアを丁寧にしていただきながら、無事お産の日を迎えました。アニータの導きのもと、僕も助産のアシスタントとして産屋の中で作業しつつ、ときにコムアイさんがもたれかかる台になったり、マッサージをしたり、勇気づけたり、2人で身につけてきたお産の知識を思い出したり。陣痛の痛みは感じられないけど、最後まで絶対に2人でやり遂げるという強い覚悟で付き添いました。赤ちゃんの髪の毛がうっすらと外に見えてきて、最後にコムアイさんがいきむ直前、例えようのない感情が溢れて涙がこぼれてきました。そして赤ちゃんがこの世に飛び出し、まだ人になりきっていないような産声を上げたとき、生命誕生の瞬間の凄まじさに打たれ、身も心も震えが止まらなくなりました。こんな途轍もないことをやり遂げたコムアイさんのことを、心底誇りに思います。そして、全ての人間がお産を通して生まれてきたという当たり前の事実に対して、改めて言いようのない愛を感じざるを得ません。akimiotaーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Akimi Ota / 太田光海(@akimiota)がシェアした投稿 2枚目の写真には、愛おしそうに我が子へと触れる、コムアイさんの姿が。太田さんは、赤ちゃんにはファーストネームに加え、ミドルネームとして『ヒ』と名付けたことを発表。ワンピス語で、日本語と同様に『火』を指すこの1字を名付け、ワンピス族の村で生まれた証として残すことにしたといいます。これまでコムアイさんらを応援してきた人に向けて、太田さんは「本当に心から感謝します。ありがとうございました!」の感謝の言葉をつづりました。『アマゾン熱帯雨林での出産』という話題を呼んだ行動に、ネットでは多くの人から反響が上がっています。・無事に生まれて本当によかった!コムアイさんも幸せそう。・写真から、現地の雰囲気が伝わってきました。コムアイさん、今はゆっくり休んでね。・最初は心配だったけど、母子ともに元気でよかった。どうやって出産したんだろう?元気いっぱいな我が子と、身体を休めているコムアイさんのため、日々、家事に明け暮れているという太田さん。忙しい日常に、充実感を覚えているとのことです。太田さんは、コムアイさんの出産に密着したドキュメンタリー映画の製作を発表しています。映画では、コムアイさんと太田さん、そして我が子が出会うまでの姿を見ることができるのでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年07月30日大学進学をきっかけに、実家を離れて14年。長女が1歳のときに、2人目を妊娠しました。1人目の出産時は、産後ケア事業のおかげで大変な思いをすることはありませんでした。今回の出産も夫や産後ケア事業に頼ろうと考えていましたが、あるハプニングによって帰省するかどうかの選択を迫られることになったのです。 里帰りをしない私にまさかのハプニング!決断を迫られて… 妊娠中期までは特に大きなトラブルもなく、穏やかな時間を過ごしていました。しかし、妊娠8カ月の妊婦健診で、担当医から「赤ちゃんが下がり気味です。家で安静に過ごしてください」と言われました。夫の職場から保育園が遠いので、娘の送迎は毎日私が担当。ほかに送迎できる人がいないため、娘には保育園を休ませ、仕事も早めに切り上げ産休に入らせてもらうことに。 産休に入ったとはいえ娘の相手をするので、なかなか休めません。出産予定日まであと2カ月。不安でいっぱいだったときに母から連絡がありました。相談すると、母は「1カ月ぐらい仕事を休む予定だから、いつでも呼んでね」と、やさしい言葉をかけてくれたのです。母の気づかいを受けて夫にも相談し、私は里帰り出産を決心しました。 すぐに転院の手続きをし、翌週には帰郷。母は里帰り出産を楽しみにしてくれました。その後、何事もなく出産予定日を迎え、元気な男の子を出産! 母が長女のお世話をしてくれたおかげで、入院中はとても助かりました。人に頼れない私の性格を知ってか、母が“いつでも助けられるように”と準備してくれていたことに本当に感謝です。困ったときは、すべて自分でなんとかしようと思わず、周りにもっと頼っていいのだと感じました。 作画/mosu監修/助産師 松田玲子著者:広中このみ
2023年07月22日皆さんは、出産時に思わぬハプニングが起こったことはありますか?今回は、立ち会い出産で起こった夫とのエピソードを漫画で紹介します。立ち会い出産のときサポートしてくれるはずの夫は…子どもの誕生!夫が衝撃発言を…!?初めての出産だからこそ、夫婦で協力していきたいところ…。夫の言動に呆れてしまうのも無理はないでしょう。今後の子育てで、少しでもサポートしてほしいものです。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年07月20日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。今回は、ワンオペ育児中のエピソードを紹介します。女性は出産を終え、ワンオペ育児に奮闘する日々。大変な1年間は、あっという間に過ぎていきました…。ワンオペ育児をしていたとき慣れない育児に奮闘中あっという間に1年が経過この子のためにも…!保育園が決まらず…義母のアポなし訪問産後のワンオペ育児だけでなく、復職に向けた準備も大変ですよね…。忙しい最中に、義母がアポなし訪問をしてきたようですが、なにか用事があったのでしょうか。作画:たなご。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年07月20日未知との遭遇の連続である出産や育児。話を聞いたり本を読んだり、知識を入れていても、いざその時になると全く予期せぬ事態になる場合もありますよね。今回は、はちこ(@ahaha_ha_ch)さんが体験した出産での出来事を描いた人気漫画『痔獄の出産レポート』より衝撃シーンをお届けします。出産間近で……長女を妊娠し、出産間際のはちこさん。予定日を過ぎてもなかなか兆しが来ないなか、トイレで“おしるし”に気付いて……?おしるしの正体とは……?破水しており……その後、はちこさんはすぐに病院へ向かいました。看護師さんに準備として浣腸をしてもらうのですが、それが“痔”獄の出産のキッカケになってしまうのでした……。この漫画に読者は『出産って教科書通りにはいかないし、人によって全く違うんで、いろんな心の準備が必要なんだなと改めて思いました。』『おしるしと破水の勘違いもあると思いますが、何か変化があったらすぐ病院なりに連絡することがいいと思いました。』『出産って初めての経験で、本で読んで知識はあってもドキドキですね。』など、想定外の事が起こりうる妊娠に対し、大変さに共感する声が多く集まりました。急な破水に動揺……本人も周りも慌ててしまっても無理がない、急な破水……。今回のはちこさんは、自身の体に起こった変化の正体に気付き、病院へと向かいました。妊娠中の予想外な出来事。あなたならこんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@ahaha_ha_ch)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月19日今回は、産後の育児エピソードを紹介します。女性は、出産を終えて家に帰ってきました。不慣れな子育てに、奮闘しているようです。子どもの誕生!出産を終えて…子どもを寝かせると…ミルクの時間子育てって大変…義両親が来る!?産後は、自分の体が本調子ではないのと、育児にも慣れていないので毎日が大変ですよね。義両親が訪ねてくるようですが、この後どんな展開が待っているのでしょうか…。作画:大野はな原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年07月15日第一子の出産時にトラブルがあり、満身創痍の産後を過ごしていた私。出産は命がけということを痛感して、赤ちゃんが生まれた喜びと同時に次の妊娠が怖いと言う気持ちすら芽生えてしまうほど……。しかし疲れ切った私を待ち受けていたのは、義母からの予想もしない言葉でした。産前から予兆はあった私の夫は2人兄弟の長男。義母は女の子を育てたことがなく、かわいらしいお洋服を着せたり一緒にお出かけしたりすることへの強い憧れがあったようです。 結婚後、息子が生まれる前は一緒に買い物をしたりお茶をしたり、料理を作るなど楽しい時間を過ごすことができていたので、私自身は義母との関係は良好だと思っていました。今考えると、私のことを娘のように扱ってくれてたのかな?と感じます。 孫は3人でも4人でも結婚して間もないうちから、義両親には孫を望まれていました。私と夫が自宅を新築することになったとき、子ども部屋の数を決めるにあたって義両親は「子どもは3人だって4人だっていい」と口にして夫から諌められていたのを覚えています。 息子を妊娠したとき、性別が男の子だと報告した際も「女の子となかなか巡り会えないねえ」と言っていたので、次は女の子を望まれるんだろうなというのは当時から察していました。妊娠、出産が現実のものとなったことで、義両親、特に義母から女の子を産むことを望まれているというプレッシャーが強くなっていたのかもしれません。 孫フィーバーからの女の子リクエスト息子を出産後は義母にとって初孫である息子を非常にかわいがってくれていて、その点は感謝しています。でも、私は息子を妊娠していたときに妊娠高血圧症候群を発症し、さらに出産の際大量の出血でとても苦しい思いをしたので、第二子の妊娠が怖くなってしまっていました。 しかし、出産直後に容赦なく「次は女の子だといいね」の言葉が。私にとっては、「女の子の孫が欲しいからもう一度頑張ってね」というメッセージに感じられたのです。 嫁は妊娠・出産の機械じゃない私と夫は結婚当初から子どもは2人欲しいねと話し合っていたのですが、息子の出産を経て夫は「君に何かあってはいけないから、子どもは1人でもいいね」と考えが変わりました。私自身は「もう1人欲しいけれど母体死亡は怖い」という気持ち。 それぞれの思いは義母に伝えていましたが、「産んだらなんとかなるから」「大丈夫かもしれないじゃない」と言うばかり。結局孫をかわいがりたい気持ちが一番で、出産によって嫁がどうなろうと気にならないのかなと感じられる態度でした。 義母は息子にとってはいいおばあちゃんでいてくれるので、絶縁や距離を取ることは考えていません。しかし、2人目が欲しいけれど自分が死んでしまうかもしれない、それが怖いという気持ちはどうしてもわかってもらえなかった失望感から、自分の本音を話せる間柄ではなくなってしまいました。今後は付かず離れずのちょうどいい距離感で付き合っていこうと思います。 著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2023年07月12日消防隊員の夫、1歳の息子かおるくんと暮らしている水無月さん。出産当日、赤ちゃんと息子が心配であまり眠れなかった水無月さん。翌朝、助産師さんから「産院では出生証明書を出してあげられない」と、衝撃の事実を告げられます。産院に到着する前に胎盤まで出てしまうと、分娩後に来たと見なされ、その産院で産んだことにはならないそう。助産師さんによると、その産院で胎盤が出てから来た妊婦さんは水無月さんが初で、市役所への確認が必要とのこと。助産師さんは「ひとりでよく頑張ったね」とほめた直後に、「次は……わかってるわよね……」と続け、水無月さんは反省するのでした。市役所に電話し、胎盤が出てから産院に行ったことを話した水無月さん。折り返しの電話で告げられたのは、出生届とともに提出しなければならない書類があるということでした。メモを取りながら聞いていたものの、あまりの必要書類の多さにびっくりしてしまった水無月さん。同時に、「もっと早く産婦人科に行っていたら……」「陣痛タクシーを呼んでいたら……」と後悔するのでした。その次の日、ついに水無月さんは赤ちゃんと面会できることになり……!? 生まれてきてくれて本当にありがとう… ※検診→正しくは「健診」 市役所職員から、出生届の期限内、つまり14日以内に必要書類をできるだけ用意して提出してくださいと告げられた水無月さん。必要書類の多さにため息をつきつつ、夫に連絡するのでした。 次の日、赤ちゃんの検査が終わり、午後から面会できることに。小ささとかわいらしさに感動しながらも、水無月さんは「こんなお母さんでごめんね……」と思わずにはいられません。そしてその1週間後、水無月さんと赤ちゃんは無事退院するのでした。 水無月さんの退院後、夫は何度も市役所へ。聞き取り調査など、すべてが終わって出生届が受理されるまでかかった期間は、なんと約2カ月。退院した水無月さんは産院の医師や助産師、救急車を呼んでくれた陣痛タクシーの運転手にお礼を伝えるのでした。 月日は流れ、自宅出産で生まれた娘、ゆうかちゃんも無事1歳を迎えました。何が起こるかわからない出産。家族が笑って過ごせるのも、たくさんの人が自身の出産に関わり、助けてくれたおかげだと水無月さんは振り返ります。 水無月さんにも、娘のゆうかちゃんも無事で本当によかったですね。水無月さんの言う通り、出産は何が起こるかわかりません。自分の判断で「大丈夫だ」と決めつけず、違和感を抱いたら、早めにかかりつけの産院へ相談すると安心ですね。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年07月11日消防隊員の夫、1歳の息子かおるくんと暮らしている水無月さん。自宅出産後、産院の分娩室で処置を受けながら、医師は「よくひとりで頑張ったね」と水無月さんの気持ちに寄り添ってくれました。赤ちゃんは低体温になってはいたものの、症状は軽いとのこと。しかし、黄疸が出やすくなる可能性や感染症の詳しい検査があると告げられます。水無月さんは「私が早く病院に行かなかったから……」と自責の念にかられます。出産当日、赤ちゃんと息子が心配であまり眠れなかった水無月さん。翌朝、助産師さんから「産院では出生証明書を書いてあげられない」と、衝撃の事実を告げられます。産院に到着する前に胎盤まで出てしまうと、分娩後に来たと見なされ、その産院で産んだことにはならないそう。助産師さんによると、その産院で胎盤が出てから来た妊婦さんは水無月さんが初で、市役所への確認が必要とのこと。助産師さんに言われた通り、市役所に電話する水無月さん。折り返しの電話で告げられた内容とは……!? 私がもっと早く産婦人科に行っていたら… ※出産届→正しくは「出生証明書」。出生届(用紙の左側部分)は子どもの父母が記入。出生証明書(用紙の右側部分)は出産に立ち会った医師または助産師が記入します。 市役所に電話し、胎盤が出てから産院に行ったことを話した水無月さん。折り返しの電話で告げられたのは、出生届とともに提出しなければならない書類があるということでした。 わかる範囲で記入した出生届・出生証明書、搬送証明書、へその緒を切った救急隊員の記述書、水無月さんが妊娠しているとわかる写真、生まれた赤ちゃんが水無月さんの子どもだと証明できる写真、出産当日の様子を詳しく書いた経緯書、産院で産後の処置をした医師の証明書、母子健康手帳……このすべてが必要書類。メモを取りながら聞いていたものの、あまりの必要書類の多さにびっくりしてしまった水無月さん。同時に、「もっと早く産婦人科に行っていたら……」「陣痛タクシーを呼んでいたら……」と後悔するのでした。 水無月さんのように産院から出生証明書を書いてもらえなかった場合、出生届とともに必要書類を提出することが一般的です。ただし、必要書類は出産の状況や市区町村によって異なるため、電話や役所の公式ホームページにて確認しましょう。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年07月10日「立ち会ってほしいけど……」 この投稿をInstagramで見る おばたのお兄さん(@bataninmari)がシェアした投稿 山崎夕貴アナとおばたのお兄さんは2018年に結婚。今年3月に不妊治療を経て山崎アナが第一子を妊娠したことを発表しました。この夏に出産を予定しており、山崎アナは7月から産休に入っています。おばたのお兄さんのYouTubeチャンネルでは9日に「立ち合い出産について深刻な問題が発覚しました」というタイトルで夫婦動画を更新。出産に立ち会うか否かについて、当初は「絶対に立ち会い出産にしたい」と希望していたものの、それが難しくなりそうだと明かしました。「出産の立ち会いは絶対にしたいと俺は思ってたし、今も思ってる」という、おばたのお兄さん。その理由は二つあって、ひとつは「奇跡の瞬間に立ち会いたい」から。もうひとつは、「たんちゃん(=山崎アナのこと)の性格わかってるからさ、俺は絶対にいてほしいだろうなって。全信頼を置いてくれてるわけじゃん」と、初めての出産に臨む妻のそばにいてあげたいという思いからだといいます。しかし結論として、出産への立ち会いは「物理的にだいぶあやしい」状況に。というのも、この夏、昨年大好評だった舞台『千と千尋の神隠し』の再演が決定しており、おばたのお兄さんも青蛙役のキャストで続投。8月いっぱいは名古屋で公演を行うため、いざ陣痛がきても病院に駆けつけることが難しそうなのです。名古屋ー東京間は新幹線で一時間半ほどの距離なので、もしも休演日とうまく重なれば奇跡的に立ち会うことができるかもしれません。とはいえ、山崎アナは「立ち会ってほしいけど、とうの昔に1人で産む覚悟は決めました」とキッパリ。「等身大の人形を置いといてほしいとか要望ある?」と聞かれると、「声入りの人形ならほしい。リラックスだよー、みたいな」とリクエストし、おばたのお兄さんは「わかった、じゃあひたすらいろんなパターンのVTRね!」と、出産用にたくさんの応援VTRを用意すると宣言していました。山崎アナの体調は安定しており「普通に生活できています」といいますが、妊娠前とはもちろん違い、眠りが浅かったり、体のあちこちが痛いといった不調はあるそう。最近は、おばたのお兄さんが寝落ちするまで腰をマッサージするなど、妊娠後期の体をいたわっているそうです。妊娠後期にひどくなる腰痛妊娠後期~臨月になると、腰痛に悩まされる妊婦さんは多いです。大きくなったお腹を支えるため、反り返った姿勢をとってしまいがちなので、その姿勢が腰に大きな負担になるのです。また、ホルモンの影響で、骨盤にある恥骨結合などが緩んでくることで、腰だけでなく恥骨にも痛みを感じることもあります。大きくなった子宮で坐骨神経が圧迫され、お尻や太ももの裏側が痛くなる坐骨神経痛になる場合もあります。痛みを和らげる方法としては、立ったまま背中を壁に密着させて、腰のくびれ部分を壁に押し当て息を吸い込む方法(骨盤傾斜運動)が有効とされています。痛い部位を入浴やカイロで温めるのも良いですね。ただし入浴の場合、長湯は避けましょう。痛み止めとして市販のシップを貼る場合は、必ず医師に相談してください。参照【医師監修】妊娠後期の注意点!7つのマイナートラブルと対処法
2023年07月10日消防隊員の夫、1歳の息子かおるくんと暮らしている水無月さん。倒れてしまった水無月さんが気が付くと隣に救急隊員がいて、名前や電話番号、そして出産時の様子を細かく質問されました。少し落ち着いた水無月さんは、救急隊員が10人以上いることに驚きます。胎盤まで出てしまう現場は珍しく、救急車が3台出動したことを消防職員の夫から聞かされるのでした。胎盤をおなかの上に乗せたまま、銀色の保温シートにまかれて救急車に乗せられた水無月さん。産院に到着した水無月さんは、不安気に赤ちゃんの様子を尋ねます。赤ちゃんは大丈夫とのことで、水無月さん自身の体調チェックが始まるのでした。産院の分娩室で、血圧と心拍のモニターをつけることになった水無月さん。会陰裂傷を縫うために、医師がやってきます。「よくひとりで頑張ったね……」と水無月さんの気持ちに寄り添ってくれました。そんな医師の言葉に、水無月さんの涙は止まらなくなってしまうのでした。赤ちゃんは低体温になってはいたものの、症状は軽いとのこと。しかし、臍の緒に繋がれていた時間が長かったため、黄疸が出やすくなる可能性もあるということでした。加えて、医師からは感染症の詳しい検査もすると告げられます。水無月さんは「私が早く病院に行かなかったから…」と自責の念にかられます。その翌朝、助産師さんから衝撃の言葉が……!? 出生証明書がもらえない!? ※出産届→正しくは「出生証明書」。出生届(用紙の左側部分)は子どもの父母が記入。出生証明書(用紙の右側部分)は出産に立ち会った医師または助産師が記入します。 出産当日、赤ちゃんと息子が心配であまり眠れなかった水無月さん。翌朝、助産師さんから「産院では出生証明書を書いてあげられない」と、衝撃の事実を告げられます。水無月さんのケースでは、産院に到着する前に胎盤まで出てしまうと、分娩後に来たと見なされ、その産院で産んだことにはならないそう。 助産師さんによると、その産院で胎盤が出てから来た妊婦さんは水無月さんが初で、市役所への確認が必要とのこと。助産師さんは「本当によく頑張ったね」とほめた直後に、「次は……わかってるわよね…」と続け、水無月さんは反省するのでした。 生まれた子どもの戸籍を取得するには、役所への出生届が必要です。その届出の際には、医師や助産師が作成した出生証明書も必要になります。救急隊員の前で赤ちゃんや胎盤が出てきた場合は、救急隊員に書いてもらえることもあるようですが、水無月さんはいずれにも当てはまりません。水無月さんと同じような状況になってしまった場合は、提出先の役所へ早めに確認することをおすすめします。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年07月09日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。出産後の家事と育児出典:Grapps反論する夫出典:Grapps妻の大変さを理解していない夫は「出て行ってくれる?」と一言。夫の頑なな態度に妻は了承するしかありませんでした。ここでクイズこの話を聞いた夫の母は、どんな反応をしたでしょうか?ヒント!夫の母は妻の大変さを理解しています。経験者だからこそわかること出典:Grapps正解は…正解は「激怒した」でした。母に育児と家事がどれだけ大変か聞かされた夫。そのとき初めて自分の考えが間違っていたと気づいたのでした…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年07月09日消防隊員の夫、1歳の息子かおるくんと暮らしている水無月さん。1人目の出産時、陣痛間隔が狭まるまで病院に受け入れてもらえなかった経験から、今回は陣痛をギリギリまで我慢してしまいました。本格的な痛みに「やばい」と感じた水無月さんは、夫の帰りを待つのをやめ、陣痛タクシーに連絡することを決意します。動けるうちに荷物を運び、陣痛タクシーを玄関で待機しようとする水無月さんですが、立ち上がろうとした瞬間に破水してしまいます。破水から間もなく、激痛に見舞われる水無月さん。泣き叫ぶかおるくんの手を握ってなだめながら、赤ちゃんが出てきてもいいよう、タオルを床に重ね、その上に四つん這いになります。「全部出る!!」と感じた瞬間にかおるくんの手を離し、片手で赤ちゃんをキャッチすることに成功。我に返り、すぐに産院へ連絡を入れますが……!? よ…よかった! 泣いてくれた… 無事に生まれてきた赤ちゃんをキャッチした水無月さん。赤ちゃんの体を冷やさないようにバスタオルでくるみ、トントンすると、ようやく赤ちゃんは小さな声で泣き始めました。 駆け付けた陣痛タクシーの運転手さんは、水無月さんたちの様子を見て驚いたものの、すぐに救急車を手配してくれることに。水無月さんが産院に連絡すると、助産師さんもびっくり。慌てた様子で、医師に電話を繋ぐのでした。 特別な講習を受けている陣痛タクシーの運転手さんや、産院の助産師さんも、自宅出産には驚いたようです。しかし、無事に赤ちゃんが出てきても、泣くまでは気が抜けませんよね。水無月さんはテレビで見たことを思い出し、適切に対処しています。事前に知識を仕入れることも大事ですが、何より予期せぬ事態にも冷静に対処できるよう、心づもりをしておくことも大切だと感じますね。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年06月28日最近は「イクメン」という言葉が浸透しているように、育児に積極的なパパは私の周りにも多くいます。しかし、パパである自分が1日中育児をする機会はあまりありませんでした。今回はママが不在の日に、私と子どもだけで過ごして気づいた育児の大変さについて話したいと思います。子どもってこんなに泣くの?私が育児の中で1番大変だと感じていたのは、泣いている子どもをあやすことでした。子どもはおなかがすいた、おむつが気持ち悪い、何となく機嫌が悪いなどさまざまなことを泣いて訴えてくるとわかっていましたが、昼夜問わず泣かれるとつらいなと感じていました。 中でも私が特に困ったのは、眠いときに泣かれることです。おながすいているときならば、ごはんをあげるなどして何とか対処できます。でも眠い子どもを寝かしつける方法やあやす方法がいまいちわからず、普段ママが抱っこするとすぐ寝るのに、パパの抱っこは慣れていないのか、なかなか眠ってくれず苦労しました。 子どもってこんなにおむつ替えるの?おむつを替えることも最初は戸惑いましたが、慣れてくるとそこまで大変さを感じることはありませんでした。でも、それが1日中となるとものすごい回数になるのだと気づきました。朝起きてから、ごはん中、昼寝してから、遊んでいるときなど、1日に10回以上は替えました。 それでも家にいるときはまだましです。子どもと2人では時間を持て余すので途中で外出したのですが、外出中が特に大変でした。突然子どもがおむつ替えを訴え泣き始め、おむつを替える場所を探すことから始めなくてはならず、しっかり準備したつもりでもおしり拭きを車の中に忘れたり、場所の使い勝手がいまいちわからず戸惑ったり、外出中のおむつ替えには本当に苦労しました。 子どもってどんなごはん食べているの? 子どもが育児用ミルクを用意すればいい時期はまだよかったのですが、離乳食が始まるとその準備にとても苦労しました。どのような食事形態なのか、栄養は足りているのか、アレルギーはないのか、自分で食べられるのか、何を準備しないといけないかなど、「食事」とひと言で言ってもママに聞かないとわからないことばかり。適当にするわけにはいかないので、ママに何回も連絡をしました。 それで準備万端でいざ食事となると、食べこぼしはするし、近くにコップを置くとお茶をこぼすし、もちろん落ち着いてじっと座っていることもなく、自分の食事をする余裕なんてないので、かなり大変でした。 私自身、育児に積極的だと思っていても実はママにしてもらっていることが多いことに気づきました。ママが外出し、1日子どもと2人で過ごしただけなのに、わからないことがたくさんありました。今回の体験を通してあらためて育児の大変さに気づくことができたので、もっと頑張っていきたいと思います。 イラスト/manami.koiso監修/助産師 松田玲子著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2023年06月27日消防隊員の夫、1歳の息子かおるくんと暮らしている水無月さん。はじめての出産時に、看護師さんから「規則的な子宮収縮が10分以下になったらまた来てください」と言われた水無月さん。その経験から、2人目を妊娠した際、夫と話し合って計画無痛分娩できる産院で出産することに。妊娠38週目に入ったものの、陣痛の兆しもなく息子のかおるくんと就寝。翌朝起きると、おなかにチクチクとした痛みを感じます。1時間続く痛みに不安を覚え、念のため勤務中の夫にメッセージを送るのでした。陣痛の可能性を感じた水無月さんですが、初めての出産時の経験から、親友のA子さんに産院への連絡を促されるまで連絡しないでいました。産院から「一度来てください」と言われたものの、陣痛タクシーを使わずに、夫と一緒に行こうと帰りを待つことに。しかし、どんどん痛みが増して、ついに……!? いま…破水した!? 1人目の出産時、陣痛間隔が狭まるまで病院に受け入れてもらえなかった水無月さん。その経験から、今回は陣痛をギリギリまで我慢してしまいました。本格的な痛みに「やばい」と感じた水無月さんは、夫の帰りを待つのをやめ、陣痛タクシーに連絡することを決意します。 動けるうちに荷物を運び、陣痛タクシーを玄関で待機しようとする水無月さんですが、立ち上がろうとした瞬間に破水してしまいます。予期せぬ自宅での破水に、水無月さんは青ざめるのでした。 初産婦さんの場合、陣痛が来ても経過が長くなりがちなため、リラックスできるようにいったん自宅へ帰っていただくことも多いようです。しかし、お産の進み具合は人それぞれ。痛みに限らず、違和感を覚えたら、すぐにかかりつけの病院や産院に連絡したほうが安心できるかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年06月26日1歳の息子がいる水無月さん。2人目を妊娠した際、計画無痛分娩での出産を予定していました。妊娠38週目を迎えた次の日、まさか1歳の息子と2人きりのときに自宅出産を経験することになるとは、このときはまだ知る由もありませんでした。ようみんさんのフォロワーさんによる体験談です。里帰りして第1子・かおるくんを出産した水無月さん。三交代勤務の消防隊員である夫と話し合い、2人目は計画無痛分娩での出産を予定していました。妊娠38週目を迎えても陣痛の兆しはなかったのですが、翌朝、おなかにチクチクとした痛みを感じます。 なんか…痛いな~ 前駆陣痛…? ※規則的な子宮収縮が1時間に6回以上、あるいは10分間隔となった時点が陣痛開始となります。 初めての出産時に、助産師さんから「規則的な子宮収縮が10分以下になったらまた来てください」と言われた水無月さん。ギリギリまで受け入れてもらえないことに落胆します。その経験から、2人目を妊娠した際、夫と話し合って計画無痛分娩できる産院で出産することに。 妊娠38週目に入ったものの、陣痛の兆しもなく息子のかおるくんと就寝。翌朝起きると、おなかにチクチクとした痛みを感じます。1時間続く痛みに不安を覚え、念のため勤務中の夫にメッセージを送るのでした。 「前駆陣痛」といって陣痛と同じような痛みやおなかの張りを感じることがありますが、10~15分間隔であったり、間隔がバラバラだったりするときは陣痛ではありません。その場合、自宅で様子を見ることがほとんど。ただ、お産の始まり方は人それぞれで、遠方に住んでいる人や前回のお産が早かった人などは、少し早めのタイミングで入院するケースもあるので、定期健診などで医師の指示をあおぐようにしましょう。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年06月24日出産に育児、初めての経験だと慣れないことも多いですよね。だからと言って、頭ごなしな否定はされたくありません…。今回は『育児に口出しする義母』の話を2選紹介します。アポなしで訪問する義母家で最愛の息子の世話をする主人公。しかし、アポなしで襲来する義母に参っています。義母の勝手な行動を主人公が注意すると…逆ギレ出典:モナ・リザの戯言そんな生活が続き、義母はついに主人公の托卵疑惑まででっち上げ。心無い言葉に主人公は復讐を計画するのでした。(イラスト/モナ・リザの戯言)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。保育園を許さない義母主人公の義母は、『子どもが3歳になるまで仕事も保育園も禁止』という考えの持ち主。完全同居という状況で、毎日育児を義母に簡易されています。嫁を否定し続ける義母出典:Grapps主人公は自分自身を否定され続けてついに不満が爆発。「私たち親子ともう関わらないでください」と言い放ち、義母と距離を置いたのでした。
2023年06月24日私たち家族はオーストラリア在住です。2人目出産時、頼れる身内は夫だけという状況のなか、夫婦で育児ノイローゼのようになってしまいました。ここでは、2人目で育児経験があってもうまくいかないと実感したことや、精神的に不安定な状態になってから復活までの体験をお伝えします。オーストラリアでの出産を決意!2人目の妊娠判明後、オーストラリアでの出産を決意。理由は、長女のときは日本に戻って出産したため、夫が初めて長女に会ったのが生後3日目で、貴重な新生児期を一緒に過ごせたのはたったの1週間程でした。仕事があるので仕方のないことですが、私は夫と子どもを引き離してしまっていたことずっと後悔していたのです。日々変化する子どもの成長を夫にも見せたい!と思ってオーストラリアでの出産を決断しましたが、普段あまり娘のお世話をしていない夫と2歳イヤイヤ期真っ最中の娘を抱えての出産には正直なところ不安もありました。 ついに出産!そして…その後、妊娠38週3日の深夜に次女を出産しました。妊娠中の苦しさや、出産での疲労でくたくたでした。「これでやっと数日入院して休める」と思っていた矢先、看護師さんから「少し休んだら帰ってね」とひと言。これには驚愕しました。私は疲労困ぱいでしたし、長女と一緒に帰ったら絶対に休めないと思い、一泊だけでも入院したいと食い下がりましたが答えはNO。沐浴もまだで胎脂をつけたままの次女を連れ、出産から約8時間後に泣く泣く退院することになったのです。 空回る夫、疲れ果てた私。その結果…夫は張り切って家事・育児をしましたが、慣れない家事や2歳イヤイヤ期の娘のお世話は簡単ではなく、次第に夫の様子に異変が。表情には覇気がなく食事をしなくなり、靴を履かないだけで長女を怒鳴ったり、ぼーっとしたりしている時間も増えていき……。それを見た友人が冗談ぽく「育児ノイローゼじゃない?」とひと言。それだ!と心の中で叫びました。私のほうも夫のフォローにまわり、家事も育児も頑張った結果、心身を病み育児ノイローゼのような状態に……。めまい、食欲不振、倦怠感、突然出る涙、娘たちがかわいく思えないという事態にまでなってしまったのです。 一家の危機に救世主現れる!そして出産から2カ月後、わが家へ義母が手伝いにきてくれました。家の空気は一変! 明るくて子どもの面倒もよく見てくれる義母。バランスの良い食事を作ってくれて、家事もテキパキとおこなってくれて助かりました。私は十分に休息でき、仕事に復帰した夫も次第に育児ノイローゼのような症状が治ってよかったです。約3週間滞在してくれた義母と一緒に、私も娘たちを連れて日本に帰国しました。久しぶりの母国、実家、すぐに助けてくれる人たちがいる環境に安堵し、心から娘たちをかわいいと思える余裕が生まれました。 この経験で学んだことは、・誰でも育児ノイローゼのような状態になる・自分の力量を知り、対策する・育児や家事に完璧を求めない・産後は無理してでも休む以上4つです。まさか夫婦で精神的に不安定な状態になるとは思いませんでした。経験者でも育児を甘く見てはいけないと身をもって感じたのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2023年06月23日夫とテレビ電話を繋いで、出産にのぞんだ妻。そのときの夫の予想外の言動をご紹介します! 夫の声かけ長女を出産したときのお話です。当時、コロナ禍のため立会い出産は禁止でした。陣痛が始まり「いよいよ生まれる!」となったころ、夫とテレビ電話を繋ぐことに。 枕元に携帯を置き、私は息も絶え絶え、必死でいきんでいました。助産師さんが「いきむのじょうずよ〜」と言うと、何を思ったか夫も「ほら! いきむのじょうず!!」と言うのです。また助産師さんが「もう頭見えてくるよ〜」と言えば、夫も「ほら! もう頭見えてくる!」といった調子で助産師さんの言葉を全部繰り返してきました。 そして、私は最終的に「うるさーい!」と電話を切ってしまう事態に。コロナ禍での孤独な出産を憂いていましたが、今では立ち会いがなくてよかった気もします……。(女性 29歳 主婦) まとめひとりで出産することに不安を感じていた妻ですが、そんな不安も吹き飛ばすような夫の衝撃エピソードでしたね。旦那さんもどうにか奥さんを応援したくて、取った行動なのではないでしょうか。みなさんは出産間近、夫の言動に驚いた経験はありますか? 作画/きょこ
2023年06月20日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「妊娠&出産にまつわるお金のこと」。「出産費用って、どれくらいかかるの?」「手当てが出るって本当?」など、妊娠&出産にまつわるお金のあれこれを、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんに伺いました。妊娠&出産にまつわるお金のこと。妊娠・出産は病気やケガではないため、切迫流産や帝王切開などを除いて健康保険は適用されない。健診や分娩は自由診療となり、出産の平均額は約50万円と高額だが、国や自治体の助成を受けられる。「健診費は自治体が一部を負担し、出産は健康保険から出産育児一時金という手当てが支給されます。この出産育児一時金は今春、42万円から50万円に増額されました。“平均金額分をもらえるなら、自己負担はなし?”と思うかもしれませんが、公定価格のない分娩費は、病院の規模やオプションなどでまちまちなうえ、年々上昇傾向に。病院を選ぶ際は内容と金額も確認しましょう」(ファイナンシャルプランナー・西山美紀さん)国は近年、少子化対策として、不妊治療の保険適用や育児休業給付制度の改正など、妊娠や子育てを支援する政策に力を入れている。「不妊治療の助成金を出す自治体や、出産・育児の支援制度を設ける企業も増え、全体的にサポートは手厚くなっています。ただ、見落とされがちな情報や内容の変更も多いので、自分の住む自治体のHPを調べたり、勤務先に支援制度の確認を。サポートを最大限に受けて負担を減らすには、きちんと調べることが重要です」出産に基本でかかるお金…全国平均約50万円出産育児一時金として50万円の支給があり!出産費用は地域や病院によって差があり、全国平均で約50万円。出産育児一時金は、今春から子供ひとりにつき42万50万円に。また、妊娠から分娩まで15回ほど健診に通うのが一般的で、費用は自治体ごとの助成制度を利用できる。「出産育児一時金は病院を通して申請する方法が簡単。健診費は妊娠の状況や検査項目でも変動しますが、1回5000~8000円程度の自己負担額になることが多いです」育休中に受け取れるお金…育児休業給付金180日目まで…賃金の67%、181日目以降…賃金の50%出産して8週間経過後から180日目までは賃金の67%、181日目以降は原則子供が1歳(最長2歳)になるまで賃金の50%相当額が2か月に1回支給される育児休業給付金(雇用保険の被保険者が対象)。「昨年10月から、子の出生後8週間以内に最大4週間まで父親が取得できる『産後パパ育休』が施行され、この期間も賃金の67%が支給されるようになったほか、育児休業の分割取得ができるように」変わりゆく国のサポート【出産費用の保険適用】今後の少子化対策に、政府は出産費用の保険適用を検討すると表明。これを受けて厚生労働省は、医療機関ごとに出産時の平均入院日数と合計負担額を公表する取り組みも含め、2026年度を目途に議論を進めていくという。「保険適用が実現したら、出産育児一時金を減額するなど連動した変更があるかもしれません。自己負担額が増える方向には進まないはずですが、注意深く見守る必要がありそう」【不妊治療の保険適用拡大】昨年4月から、タイミング法などの「一般不妊治療」、体外受精や顕微授精などの「生殖補助医療」が保険適用に。治療開始時に女性の年齢が43歳未満であることを条件に、40歳未満は通算6回まで、40歳以上43歳未満は通算3回までの制限がある。「従来は医療費が数百万円以上かかる場合もありましたが、一般的な年収の人なら月9万円くらいの自己負担で済み、トライしやすくなりました」【パパ・ママ育休プラス】夫婦ともに育休をとることで、子供が1歳2か月になるまで延長して育休を取得できる制度。「母親が復職するタイミングで父親が育休を2か月間とったり、夫婦で同時期にとったり分割したり、育休制度の変更で状況に合わせた取得が可能になりました。育休関連の制度は要件がかなり複雑です。各企業は説明を義務付けられているので、夫婦で協力して子育てできるように勤務先に相談してみて」西山美紀さんファイナンシャルプランナーの資格を生かして、雑誌やWebでマネーの記事を執筆するほか、講演活動も。All About 貯蓄ガイド。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)などがある。※『anan』2023年6月21日号より。イラスト・REDFISH取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2023年06月19日2023年6月16日、俳優の山本美月さんがInstagramを更新。同年5月に第1子を出産後、初の公の場への登場となった、映画『忌怪島/きかいじま』の舞台挨拶時のオフショットを公開しました。山本美月、産後初の公の場で美しいドレス姿を披露山本さんは、舞台挨拶では、ミニ丈のパンツから伸びた美脚を披露。産後1か月ほどとは思えない美しいスタイルに、ファンからは驚く声もあがりました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る MIZUKI YAMAMOTO / 山本美月(@mizuki_yamamoto_official)がシェアした投稿 モデルとしてデビュー後、いまや数々のドラマや映画に出演する人気俳優の1人となった山本さん。黒のドレスに身を包んだ山本さんは、モデル出身の美しいスタイルを産後も維持しており「1児の母親とは思えない!」「すごい努力をしたんだろうな」と絶賛の声が寄せられました。・さすが、モデル出身!スタイルキープが素晴らしいです。・自分と同じ産後とは思えないです。スタイル、よすぎです!・これが…産後だと!?1児の母親となり、ますます美しさに磨きがかかっている山本さん。今後の活躍にも、ファンが注目をしています。[文・構成/grape編集部]
2023年06月19日2021年4月に第一子となる娘さんを出産した際、ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんの育児マンガです。今回はもうすぐ2歳を迎える娘さんのお話です。ひとりで静かに遊ぶ娘を見て、「育児がラクになった気がする!」と喜ぶこむぎさん。しかし後日、予想外の出来事が起こって……!? 「育児がラクになってきた!」と思っていた矢先に… 1歳もあとわずかになったころ、娘の後追いが減っていることに気付きました。 以前はトイレにも行けなかったのが、今はひとり遊びをしたり、少し余裕が持てるように。 「こうやってラクになっていくのかな〜」と、友人にウキウキで話した直後……イヤイヤ期が本格的にはじまりました。 「育児とはラクになっていくというより、大変さのステージが変わっていくもの」なのだと、改めて実感しました。 著者:ライター こむぎ イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ
2023年06月18日皆さんは、産後の育児で悩んだことはありますか?今回は、頼れない義両親のエピソードを漫画で紹介します。イラスト:Fujita出産後は義実家へ育児に専念していたものの…夫と義両親も…心身ともに追い詰められた初めての育児は分からないことも多く、周りの協力がとても大切になってきますよね。夫や義両親から、少しでも歩み寄ってくれることを願いたいものです…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月18日米国の陸上選手で五輪金メダリストのトリ・ボウイさん(享年32)が先月2日、フロリダ州の自宅で遺体となって発見された。死因は不明とされてきたが、今週、ボウイさんの代理人が、出産に伴う合併症で命を落としていたことを公表した。CBS NEWSなどが報じている。USA TODAYは、ボウイさんの親しい友人らが、「数日間連絡が取れない」と警察に相談し、福祉調査に入った保安官代理が自宅のベッドの上で息絶えたボウイさんを発見したと報じた。USA TODAYが入手した検死官事務所の報告書によると、ボウイさんは死亡当時妊娠8カ月。陣痛中に呼吸不全と子癇(妊娠高血圧症候群に起因する痙攣発作)を起こして亡くなったという。代理人のキンバリー・ホランド氏は「残念ながら、メディアを含む多くの人々が、彼女が自分で何かをしたという憶測を立てていました。それにはとても傷つけられました。真実を知った今、謝罪の言葉が聞かれることを願っています」とコメントした。
2023年06月13日2023年1月から「出産・子育て応援交付金」事業が各自治体によってスタートしました。そこでベビーカレンダーは、出産・子育て応援ギフトの支給対象者(2022年4月1日以降に妊娠・出産した人)722人にアンケート調査を実施。「出産・子育て応援交付金」事業の経済的支援にあたる「出産・子育て応援ギフト」が、妊婦さんや子育て家庭のニーズに合った支援になっているか、少子化対策として一層役立たせるためにできることはないか、独自に分析・考察を行いました。厚生労働省は4月26日、国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに調査している「日本の将来推計人口」を公表しました。それによると、50年後の人口は現在の7割の8700万人に減少する見通しであり、2022年に80万人を下回った出生数は、2043年に70万人を下回ることなども見えてきました。より実効性のある少子化対策はもちろん、安心して結婚や子育てを望める社会の実現に向け、迅速な対策・対応が求められます。 そんな中、安心して出産・子育てができる環境を整えるため、2023年1月から「出産・子育て応援交付金」事業が各自治体によってスタートしました。「出産・子育て応援交付金」は、経済的支援と伴走型相談支援を一体化させたことがポイントで、妊婦さんやママ・パパのニーズに合った支援をすることを目的に掲げています。とはいえ、新たな試み故に不明瞭な点も多く、ニーズに合った支援になっているか判断しづらいところがありました。 そこでベビーカレンダーでは、実際に申請・受給した人たちの声を中心に、「出産・子育て応援交付金」事業の経済的支援にあたる「出産・子育て応援ギフト」の内容や10万円分の使い道、満足度など、独自のアンケート調査を実施。また、妊婦さんや子育て家庭のニーズに合った支援となり、少子化対策として一層役立たせるためには、今後どうしていくとより良い事業になり得るのか、独自に分析・考察を行いました。 「出産・子育て応援ギフト」は順調にスタートしている模様!ギフト形態は約8割が現金給付で、満足度も74%と高評価!「出産・子育て応援ギフト」は、2022年4月1日以降に妊娠・出産した人を対象に、伴走型相談支援である「面談」を受けることで支給されます。「出産応援ギフト」は、妊娠届出時に面談を受けると、妊婦さん1人当たり5万円相当のギフトが支給されます。「子育て応援ギフト」は、出生した子どもを養育する人を対象に、産後に面談を実施すると、新生児1人当たり5万円相当のギフトが支給されます。 新制度は、対象者への案内が周知徹底されていないと「知らなかった」「申請し損ねた」となってしまってしまうことが懸念されます。 そこでまずは「出産・子育て応援ギフト」に関して、対象者にどのような案内が行われているかを聞いてみました。 ちなみに、2022年12月にベビーカレンダー会員のママ881名に「出産・子育て応援交付金」を知っているかどうかを尋ねたところ、「はい」63%、「いいえ」37%という結果になり、6割以上のママが「出産・子育て応援交付金」を認知していることはわかっています。 ▼出産・子育てギフトの案内について 結果、8割以上が自治体から案内書または申請書が届いているという結果でした。当事者への案内はスムーズに進んでいると言えるのではないでしょうか。とはいえ、「出産・子育て応援ギフト」自体を知らないという人も、割合は2.9%と少ないですがまだいるという点は留意すべきだと考えます。「出産・子育て応援ギフト」の案内を自治体発信だけに留めず、妊婦さんやママ・パパと触れる機会の多い産院や保健所などでも、引き続き周知活動を続けていくことも大切でしょう。 申請手続きは郵送のみにせず、早めにオンライン申請にも着手すべき!制度対象世帯は仕事や子育てに忙しいため、申請や手続きがスムーズに行われているかも気になるところ。また、経済的支援はなるべく早く支給されるのが理想です。 ▼申請や手続きはスムーズだった? そこで、「出産・子育て応援ギフト」の手続きはスムーズだったかを質問すると、84.9%が申請や手続きがスムーズだったと回答! 「申請書が送られてきて、それを返信用封筒で返すだけだった」「簡単な書類での申請で、確認もそこまで時間をとられなかった」などの好意的な意見が多く集まりました。 しかし中には、「プリンターがないので、娘を抱いてコンビニまで必要書類をコピーしに行かなければならなかった」「紙ベースでの申請はナンセンス」という声も。実は、申請手続きがスムーズだと回答した人の多くは、「オンラインで申請できた」「スマホで簡単に申請できた」といった理由を挙げており、オンライン申請のニーズが高まっていることは明らかです。申請手続きを郵送のみに限定している自治体は、なるべく早くオンライン手続きに着手すべきでしょう。 ▼申請してどれくらいで支給された? 申請後、ギフトが支給されるまでの期間については、「申請から1〜2カ月未満」が30.7%と多く、次に「申請から2週間〜1カ月未満」で22.4%。約5割が申請してから2カ月未満に支給されているという結果でした。 しかし、「もっと早く支給してほしい」「支給までが遅い」「時間がかかるのを解消してほしい」といった意見も多く寄せられているため、支給まで1カ月以上かけている自治体は、早急に短縮するような対策が望まれます。 満足度が78%と高い現金給付を、クーポン等(現金以外)に統一する必要性はある?次に、「出産・子育て応援ギフト」を受け取った、または受け取る予定の人を対象に、ギフト内容について尋ねました。「出産・子育て応援ギフト」は、ギフト内容を各自治体に委ねられていますが、原則として以下のいずれかの方法で実施されることになっています。 ・出産・育児関連商品の商品券(クーポン)・妊婦健診交通費、ベビー用品などの費用助成・産後ケアや一時預かり、家事支援サービスなどの利用料助成・利用料の減免 しかし、今回のアンケートよると上記3つのいずれかではなく、現金給付が約8割と圧倒的に多いという結果に! さらに、経済的支援としての満足度を質問したところ、74%ととても高い満足度を得ました。 ▼出産・子育てギフトの支給形態は? 満足度の理由としては、「現金はミルク代金に充てられてとても助かった」「現金のほうが使い勝手が良くて、本当に必要な物を買える」「現金だったので、子どもの消耗品や光熱費等に充てることができ助かった」など、現金給付だからこそ、子育てに生かしやすかったという声が多く集まりました。ただ、厚労省の資料「出産・子育て応援交付金の概要について」によると、現金給付は「オプションとして排除されないが」いずれは、「将来的にクーポン、広域連携など効率的な給付方法について検討いただきたい」とされています。ママたちの満足度も高く、現状多くの自治体が採用している現金給付の形態を、将来的にクーポン等に統一する理由はあるのでしょうか。 この疑問に関しては、「出産・子育て応援交付金自治体職員向けQ&A(第4版)」にその回答が掲載されています。要約すると「現金給付の場合、必ずしも子育て目的の消費に充てられない恐れがあり、また、貯蓄につながる可能性もあるから」との理由であり、これについては当制度の管轄・こども家庭庁の担当者からも見込み通りであるとの回答がありました。 しかし、今回のアンケート結果の満足度からすると、「出産・育児応援ギフト」の現金給付は、ママたちのニーズに合った支援になっていると考えられます。その点についても、前述の担当者に尋ねたところ「現金による支給とクーポン等による支給、それぞれメリットがあると考えていますが、今後の方向性については、さまざまなご意見を伺いながら検討していく予定です」との回答でした。 現金給付を続けもらうための策の一つとして、「対象者の声を国側で集めることは困難なため、その声を届けていただくことは重要なことだと考えています」との回答も得ました。 「出産・子育て応援ギフト」の気になる使い道は?実際に申請したママたちの声から見えてきた、現金給付のメリットやクーポン支給の盲点「出産・子育て応援ギフト」を受け取ったママたちは、実際にどのような使い道をしたのでしょうか。まずは、「出産・子育て応援ギフト」を現金で給付されたママたちの声をご紹介します。 ■物価高騰が続く中、現金給付なら「子どもを育てる」ために必要なあらゆるお金に充てられる!?▼現金給付だったママたちの主な使い道<生後6カ月の女の子ママコメント・2022年4月~12月に出産>完全ミルク育児なので、ミルクの買いだめや娘の服の購入です。あとは大人たちの生活費を補填しました。<生後1カ月の男の子のママコメント・2023年1月〜4月に出産>妊娠中にいただいた5万円は主に産婦人科の費用や赤ちゃんの服など、退院してすぐに必要となるものを購入し、残りは出産費用に充てました。産後の5万円は、おむつやミルクを購入。子育てを始めてみて、肌着等が思ったよりも必要になったため、不足分の買い足しにも使用しました。<生後2カ月の女の子のママコメント・2023年1月〜4月に出産>出産内祝いなどに充て、残りをミルクやオムツ、子ども服等の費用に充てました。 現金給付だったママたちからは上記のコメント以外にも、「育児用ミルク」「おむつ」「肌着」など、産後すぐに必要な消耗品類に充てたという声が多く集まりました。加えて、「現金だったので日々の生活費に使えてよかった」「育休中の食費にまわした」「現金だったので、生活全般に使えるので助かる」などの意見も。 物価高騰が続き、ガス代や電気代もさらに値上がりすることが見込まれている今、安心して出産・子育てができる環境を整えるためには、「出産・子育て応援ギフト」を生活費全般に充てることは不可避であると思われます。現金給付であれば、「子どもを育てるために必要なお金」を、各家庭の事情に合わせてすぐに使えます。これは、子育て世帯にとって大きなメリットとなる経済的支援と言えるでしょう。 続いて、クーポンで支給されたママたちの声をご紹介します。 ■クーポン支給の場合は、「すぐに使う、買う」が難しいという盲点も!産後の忙しい時期に“余裕をもった支援”は適切か▼クーポン券だったママたちの主な使い道<生後6カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>この先必要だなと思っている、ベビーサークル、ベビーゲートに使いました。<生後8カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>実はまだ妊娠中・産後のクーポン券は利用しておらず、自治体のカタログサイトを眺めている状況です。 「出産・子育て応援ギフト」をクーポン券で受け取ったママたちからは、「育児中にサイトを見て選んで……というのはとても手間がかかる」「カタログから選ぶのは時間がかかる」「使える店舗がほんの一部なので不満」など、産後の忙しい時期に、カタログから選ぶ手間や時間、使える店舗が限られる点などへの不満の声が多く集まりました。 また、クーポン券は子育てに必要なものを「すぐに使う、買う」といったことには、やや不向きであることも見えてきました。 ▼カタログから選ぶ手間や時間について<生後6カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>新生児期に商品の引き換えをしようとするのは負担が大きい気がしますが、有効期限は少し先まであったし、そんなに急がなければあまり負担はないように思います。<生後8カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>有効期間を長めに設定してもらえば、各々が落ち着いたタイミングで使うことができるので負担はそこまで多くないと思います クーポン券支給の場合は、カタログから選ぶという特性上、少し余裕を持った使い方をしている印象を受けました。とはいえ、「『カタログから選ぶ!』と決めたら迷う時間も減ったし、夫とあれこれ相談しながら選べたのでよかった」「カタログから選ぶことで、数多ある種類の中から口コミ等を調べて選ぶ時間が減る」など、クーポン券ならではのメリットもあるよう。 ただ、使い方に計画性が必要だとも感じます。もちろんそれ自体は悪いことではありませんが、育児が始まって忙しい産後に「すぐに使う、買う」ことがしづらい点はデメリットであり、盲点と言えるのではないでしょうか。経済的支援に余裕や計画性が必要という点にも、矛盾も感じます。 調査結果の総括「出産・子育て応援ギフト」は対象者の満足度も高く、子育て世帯の助けになっている。一方で、これが「少子化対策」の一助になるかと言うとまだ力不足か。その他のフォローも必要。今回の調査結果から、「出産・子育て応援ギフト」事業は順調にスタートしていることが見えてきました。ギフトの支給形態としては現金給付だった人が約8割で、その満足度は74%と高く評価されていることが明らかに。しかし、ギフト形態として現金給付が今後も続いていくかは定かではありません。「出産・子育て応援ギフト」が現金給付か、クーポン券かによって、メリット・デメリットの違いはありますが、それでも、受け取ったママ・パパたちの満足度は高く、子育て世帯の助けになっていることは評価に値するのではないでしょうか。 とはいえ、「税金が多い中で、この対策で『子どもが欲しい』と思う人は多くはないと思う」「根本的な原因を改善して欲しい」「10万円はありがたいが、もう1人産もう!とはならない」「継続的に手厚い支援がないと、お金の余裕がある層しか子どもは産めない」など、少子化対策としては厳しい意見が集まりました。子どもを産み育てたいと望む人々を後押しするための「少子化対策」としては、まだ力不足の面があると考えるべきでしょう。 しかしながら、「出産・子育て応援ギフト」は始まったばかりの制度。そのため、まだまだ改善の余地はあるはずです。そのためにも、対象者の声などを真摯に受け止め、今後もブラッシュアップしていく必要があるでしょう。 前述したように、こども家庭庁の担当者も「対象者の声を届けていただくことは重要なことだと考えています」と言及しています。このことからも、私たちメディアや対象者が声をあげることはとても大切であり、その声をもとに、国や自治体がより有益な少子化対策に進展させていくことは急務な課題です。少子化には多くの要因があるからこそ、多くの視点や立場で考えること、声をあげ続けることは今後一層大切になっていくでしょう。 ベビーカレンダーは今後も少子化対策に関する調査・分析等を続け、多くのママ・パパたちの声や評価等を国や自治体に届けつつ、妊娠・出産・育児の情報メディアとして、有効な少子化対策とは何か、ママ・パパたちが望む子育て支援のあり方、結婚や子育てに希望を持てる社会の姿などを探り、情報発信を続けていきます。 <調査概要>調査タイトル:『出産・子育て応援ギフト』に関するアンケート調査方法:インターネットリサーチ調査期間:2023年4月15日(土)~4月18日(火)調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した方(722人)調査条件:出産・子育て応援ギフトの支給対象者(2022年4月1日以降に妊娠・出産した方【出典について】本調査内容を転載される場合は、出典が「株式会社ベビーカレンダー」であることを明記くださいますよう、お願いいたします。
2023年05月31日初めての出産後1年間ぐらいは、息子をかわいいと思うことよりもしんどい……という気持ちが大きかった時期でした。夫はほぼ家におらず実家も遠方のため、育児に関して相談する相手もいませんでした。そんなある日、新生児訪問をしてくれた保健師さんから連絡が来たのです。 育児がつらい…待望のわが子を出産してから、待ち受けていたのはとにかく大変な毎日でした。息子はもともとあまり寝る子ではなかったので夜中に何度も起こされ、朝までずっと寝てくれることはなく常に寝不足な日々。さらにこのころ夫が転職し、朝は7時に出勤し帰ってくるのは夜中と、ほぼワンオペの生活を送っていました。 私は初めての育児によるストレスからか、妊娠前より5kgほど痩せてしまい、もうママやめたい、逃げ出したいと思い泣きながら育児をしていて、今考えるとノイローゼ気味になっていたと思います。 保健師さんからの電話そして息子が生後3カ月を迎えようというころ、以前、市からの新生児訪問の際お世話になった保健師さんから連絡が来たのです。息子が生後1カ月のころ健診を受けて以来だったのですが、その当時すでに育児でいっぱいいっぱいだった私を心配して、連絡をしたとのこと。 私が最近の近況を話すと「赤ちゃんの様子を見るついでにママのお話も聞きたいから、よかったらまた訪問させてもらえないかな?」と提案してくれました。 泣きながら相談したら…訪問当日、息子の体重を測ったり栄養状態を確認したりし終わった保健師さんが、私に「最近はどう? ママは大丈夫?」とやさしい言葉をくださり、私は思いきって育児がつらいことや、ママをしていく自信がないことを泣きながら相談しました。 すると保健師さんも涙を流してうんうんと話を聞いてくれて、「私も同じような状態だったから、あなたの気持ちがつらいほどわかるよ。大丈夫! 〇〇君(息子)はとっても元気! ママが毎日頑張ってるからだね」と言ってくれたのです。私は出産してから初めて自分を認めてもらえたような気がしました。 その後も「悩みがあればいつでも相談してね、そのために私たちがいるんだよ」と言ってもらえた私は、その後も育児でパンクしそうになったときに何度か相談相手になってもらい、とても助かりました。保健師さんに自分の話を聞いてもらい、共感や励ましの言葉をもらうことで少し心が軽くなったような気がします。 監修/助産師 REIKO作画/大福著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年05月31日