息子が小学校1年生だったときのことです。息子の友人A君、そして転入生のB君、この2人の間で、小さな問題が起こりました。本人たちと学校の先生で無事解決されたのですが、両者の母親たちがヒートアップしてしまい、こじれる事態に。そしてなぜか最終的には、両者の知り合いだったがために、まったく問題とは関係のない私が巻き込まれてしまったというお話です。トラブルを起こしたA君、B君とは保育園のときから息子と仲良しのA君は、スポーツが得意で、服装もイマドキ、学校ではみんなに好かれる人気者です。私もA君の母親とは、ママ友の1人として仲良くしていました。A君の趣味は、自作の歌を作ることで、作った曲は自分で録画し、よく友だちに見せていました。 一方のB君は、1年生のはじめに転入してきた息子のクラスメイト。サッカー教室が同じだったこともあり、息子だけでなく親同士の私たちも、会えば世間話をする仲になりました。自分の親の前では大人しそうにしているB君ですが、友だちといるときは乱暴な言葉づかいをすることがあり、うちと外では少し違う性格なのかな、というのが私の印象でした。 事件のきっかけはA君自作の歌ある日、息子が学校から帰ってくるなり「A君がB君のことをおもしろおかしく歌詞にした歌を、A君のお母さんがYouTubeにアップしたんだって。それをB君のお母さんが見つけたみたい。今日学校にきて、大きな声で怒鳴り散らしてた」と教えてくれました。 息子曰く、その歌はB君がA君に作ってほしいとお願いしたもので、内容的にはB君も気に入り、2人で聞きながら笑い合っていたとのこと。しかし、家では静かで大人しそうなB君の母親は「転校生のわが子をいじめている! 」と思い、学校に押しかけてきたのだそうです。 ついには2人の母親がヒートアップB君に頼まれて作ったA君の歌は、私が聞いたところびっくりするほどのものでもありませんでした。しかし、B君の母親は「いじめ」だと学校へ抗議し、怒りが収まらない様子でした。子どもたち本人は学校で先生を挟み「言葉は選んで使う、友だちにも礼儀が必要」など話し合い、解決していました。 しかし親同士は直接話し合いに参加しておらず、しかも学校からの連絡は「本人たちで解決しましたので」のひと言で終了。ついには、この事件にはまったく関係のない、共通の友人である息子の親である私に、2人の母親たちから電話がかかってきたのです。 とんだとばっちりを受けた私A君の母親は「学校で怒鳴り散らして、うちの子怖がってたわ。頭おかしいんじゃないの? 」、B君の母親は「Aの家、まともじゃないわ! 親も全然謝ってこないし! 」。私は、どちらにもつかないのがベストだと思い、聞き手に徹しながら、数回に渡る電話を終えました。そして2カ月後、B君は転校し、サッカー教室もやめ音信不通に。 A君と息子は2年生になった今でも仲良しです。しかしA君の母親は、一緒になってB君の母親を責めなかった私と、変な距離を取るようになってしまいました。「私の対応は間違っていなかった」と、思いながらも、未だにモヤモヤが残る事件となったのです。 息子の友人2人の間に起きた、息子とは無関係のトラブル。にもかかわらず、2人の親に挟まれるという、とばっちりを受けてしまいました。どっちもどっちだと思い、どちらの味方にもつかなかった私に残されたのは “変な距離と気まずさ”でした。1年以上経った今でもなおモヤモヤが取れない、理不尽な事件になりましたが、子ども同士のことだと思っていても、大事になってしまうことがあるのだと痛感。私なりにいろいろなこと学んだ出来事でした。 監修/助産師REIKO著者:松本 奈緒海外にて、バイリンガルの7歳と11歳の男の子のママ。将来を担う子どもたちの海外での日本語教育や、日本での英語教育に力を注ぐライター。
2021年10月15日愛カツ編集部に寄せられたお悩みを漫画にしました。今回のテーマは「コワイ女友だち」。イイ子だと思っていた女友だちの裏の顔を知った人の話をご紹介。同性同士の関わりだけでは、気づかないことがあるようです……。さっそく見ていきましょう。なんと、ミキは主人公と仲良くフリをして彼氏をねらっていたようです。いっけん優しく見えても、心のなかでは腹黒いことを考えている女性がなかにはいるもの。あなたの身近にも、こんな女友だちが潜んでいるかもしれません。注意してくださいね。●【漫画】女友だちに彼氏をとられた話作画:れれそふと原案:愛カツ編集部presented by愛カツ ()
2021年10月02日息子の幼稚園でできたお友だちのA君は、自分に不都合があるとかんしゃくを起こし、手が出てしまいます。しかし、それも成長過程の1つだと思うので、特に気にせず付き合ってきました。しかし、A君のママのとったある言動が、疎遠になろうと思ったきっかけになったのでした。突然息子につかみかかったママ友の子どもトラブルが起きた日、A君を含む数人のお友だちと公園で遊んでいました。息子が水分補給の休憩をしに私の元にきているとき、背後から視線を感じたので振り向くと、A君がすごい形相でにらみながら駆け寄り、息子につかみかかりました。 止めてもA君は息子の服を離さず、すごい力で息子を叩いたり振り回したのです。やっとの思いで引き離したところ、かんしゃくを起こしたA君は、今度は自分のママを蹴ったりぶったりしていました。 事実確認より先に、にらんできたママ友ママ友は蹴られ続けながら、やさしく「どうしたの? 大丈夫だから言ってごらん?」とA君に言ったあと、私をにらみ「あなたの子どもに悪いところがあったのかもしれないしね」と言ってきたのです。しかし、私は息子とA君が遊んでいた様子を見ていましたし、遊ぶ子どもたちを見守っていたほかのママ友も「それは違うよ」と言ってくれました。 何よりも手を出したA君本人から、息子が使っていた遊具を使いたかったけれど、先に使っていたので、カッとなってしまったと落ち着いてから説明があり、息子は悪くなかったことが証明されました。 冷静に対応し、売り言葉を買わない幼児がつい言葉よりも先に、手が先に出てしまうトラブルはよくあることだと思います。しかし、自分の子どもがほかの子どもに暴力をふるった際、すぐに売り言葉を言うのは親として許されることではありません。 ママ友の言動には内心頭に血が上りましたが、冷静でいることを心がけました。ママ友は、自分の子どもに非があったことがわかるとムスッとしながら「ごめんなさいね」と言い、ほかのママ友たちに見られていてバツが悪かったのか、そそくさと帰っていきました。 このママ友とは、関係を続けてもこの先もトラブルが続くと思い、無理に話し合いはせず、距離を取ることに。子どものトラブルが起きたときは、状況を把握しないまま、真っ先に自分の子どもだけを信じて、相手をいきなり悪者扱いするのは危険です。何が起きたのか事実確認を取り、公平な目で見ることが大切だとこの経験から学びました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:大井絵衣5歳男児の母。「楽しく子育てがしたい!」がモットー。台所育児を実践中で、息子が1歳のころから毎日夕飯を一緒に作るのが日課。自身の育児経験を中心に、子育て関連の記事を多く執筆中。
2021年09月10日現在6歳の娘は、幼稚園に入園してから知り合った同じマンションに住むAちゃんと大の仲良し! 年少のころはAちゃんとばかり遊んでいました。年中になり、ほかのお友だちとの交流もさせたいなと考えていたところ、近所に住むBちゃんのママから家に遊びにおいでと誘っていただき、幼稚園が終わったあとに遊ぶ約束をしていました。そのときに起こったヒヤヒヤのお友だちトラブルをお伝えします。先約がある日にAちゃんに誘われてその日娘はいつものように、同じマンションに住むAちゃんと一緒にバスで帰ってきました。当時はバスで帰ってくると、そのあとAちゃんと遊んでもらうことが多かったのですが、その日はBちゃんとの約束があったので、娘には朝そのことを伝えてありました。 しかしバスを降りたあと、いつものようにAちゃんが「一緒に遊ぼう」と誘ってくると、「Aちゃんと遊びたいから、Bちゃんの家には行かない」と言い出した娘。しかし、Bちゃんの家には帰宅後すぐにお邪魔する約束だったので、Bちゃんのママもすでにいろいろ準備などをしてくれているだろうと考えると、ドタキャンするのは申し訳なく、とても困った事態になりました。 Bちゃん宅に訪問中の娘の言動にヒヤヒヤ「今日はBちゃんと約束しているから」と、先約優先であることを伝えましたが、娘はまったく聞き入れません。Aちゃんも娘と遊びたいため、2人してBちゃんとの約束をつぶそうとしてきます。仕方なくBちゃんの家から帰ってきたあとに、Aちゃんと遊ぶ約束をしてなんとかBちゃんの家を訪問しました。 しかし、もともとBちゃんとそれほど仲が良いわけではない娘は、遊んでいる最中にも私のところへきて、「あとどれくらいで帰るの? 」「早くAちゃんと遊びたい」と終始ソワソワしており、私も娘が「Aちゃんと遊ぶから帰る」などと言い出さないか気が気ではありませんでした。 やっぱりAちゃんと遊ぶのが一番そして、少し早めにBちゃんとの約束を切り上げて帰宅しようとすると、Bちゃんが「家まで送ってあげる」と言って自宅マンションまでついてきてくれました。しかし、マンションの入口ではAちゃんが待っており、Aちゃんの姿を見つけると娘はBちゃんのことなどそっちのけで、Aちゃんと遊び始めてしまったのです。 一緒についてきてくれたBちゃんのママにもとても申し訳ない思いでしたが、Aちゃんと娘は2人の世界に入ってしまい、とてもBちゃんが入ってみんなで一緒に遊べる雰囲気ではありませんでした。 当時、ほかの子をまったく寄せ付けない雰囲気でAちゃんとばかり遊ぶ娘の交友関係に少し不安を感じていました。しかし、この一件で親がいろいろと画策して友だちの輪を広げようと思っても、空回りするだけなのだと実感しました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2021年08月26日長男が幼稚園に入園。初めてお友だちができました。長男と同姓で同じクラス。家も近いことがわかり、親子で喜んでいました。しかし、そのお友だちは少し激しいところがあり、長男が泣かされることも多く……。対応に迷った体験談を紹介します。初めてのお友だち!年少になった3歳の長男が幼稚園で初めてできたお友だちは、とても活発で明るい子でした。クラスも同じで家も近かったので、頻繁に遊ぶように。しかし、そのお友だちは少々活発すぎるところがあり、遊びに夢中になると興奮しておもちゃを投げたり、長男を理由もなく突き飛ばしたりすることも……。 そのたびに長男は泣き、お友だちのママはその子を叱るのですが、なかなか改善されません。しかし、長男はそのお友だちが大好きでよく遊びたがります。 距離を取ろうか悩む正直、長男がケガでもしたらどうしようと心配で、遊ぶときはいつもハラハラしていました。わが子が叩かれたり泣かされたりする姿を見ると、私もついお友だちに「そんなことしないで!」と強い口調で言ってしまうことも。長男が遊びたがっても、無理にでも離したほうがよいのではないかとも考えました。 しかし、お友だちが乱暴なことをすると、いつもお友だちのママは真剣にお子さんに向き合って叱り、なぜダメなことなのかを言い聞かせていました。その姿を見て、私もしばらく見守ることに……。もちろん、遊ぶときはお互いケガをしないよう常に目を光らせて付き添っていました。 お互い成長その後、お友だちはみるみる成長していき、6歳の年長に上がるころには、しっかり者でリーダーシップのとれる子に成長しました。心配だった乱暴な行動もおさまり、お友だちを気づかえるやさしい子に成長しました。気弱だった長男も、お友だちの影響か、自分の意見をしっかりと言えるように成長。 2人は今でも仲良しの親友です。あのとき、無理に距離を取らなくて本当によかったと思います。また、子どもの成長の可能性と、目覚ましさを実感しました。また、お友だちのママとも、2人を見守っていく過程で子どもの育て方や悩みを本音で共有できる仲になりました。 わが家の場合は、相手のママの行動や長男がケガをすることがなかったので、2人を見守ることにしました。「距離を取るか・取らないか」の2択ですぐに結論を出そうとせず、しばらく子どもの関係を見守ることも、時には大切だと感じた出来事でした。 監修/助産師REIKO作画/やましたともこ 著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年07月30日ひとり歩きを始めるのも遅かった娘。歩いたり走ったりすることも、同じ年代のお友だちと比べてみるとおぼつかない様子で、心配になることも多くありました。そんな娘の運動能力が、ぐんぐん伸びるきっかけになった出来事を紹介します。 運動能力が低いことが心配な日々運動の発達がゆっくりな娘。なかなかひとり歩きができませんでしたが、娘をせかしてもできるようにはならないと思い、私は長い目で見ようと思っていました。1歳半を過ぎてようやくひとり娘も歩きができるようになり、子どもたちが集まる場所へ出かけると、娘の運動能力の低さを身にしみて感じることばかり。 あまり心配をしないようにしていましたが、あからさまにできない娘の様子を見ていると不安になってばかりでした。それでも、少しずついろいろなことができるようになった娘の成長をうれしく思いながら、成長を見守っていました。 やっと遊具で遊べるように幼稚園に入園してからも、お友だちが滑れる滑り台が怖くて滑れなかったり、走り方や歩き方がしっかりしていなかったり、気になる様子が見受けられました。それでもひとり歩きが遅かったのだから、運動能力もこれから伸びるはずと自分に言い聞かせ、成長を見守っていました。 しばらくすると、何とか滑り台で滑れるようになり、滑ることや遊具でゆっくりながらも、遊ぶことができるようになり、うれしく思っていました。けれども1つ気になることが。それは、娘が積極的に挑戦しようとしていないことでした。 転機は突然やってきた娘がその場で知り合ったお友だちと遊んでいても、自分が苦手なことは避ける、できなかったことも悔しいとは思わない様子。私はできなくても良いから、挑戦する気持ちを持ってほしいと感じていました。そんなとき、幼稚園の同じクラスの女の子と公園で偶然出会い、一緒に遊ぶことになりました。 月齢も1年ほど違うお友だちは運動能力も高く、どんどん挑戦していきます。そんな中、娘にうれしい変化がありました。それは、できない遊具に取り組んでいるとき、お友だちが娘の手を引っ張り手伝ってくれたことで、自信がついた娘はその日から見違えるようになったのです。 目標設定をして挑戦できるように娘はできない遊具の中から挑戦する遊具を決め、できるようになりたいと周りの大人に意思表示をするようになりました。設定した目標をクリアしたあとは、意外と簡単にできたことをうれしそうに伝え、次はどの遊具に挑戦するかを決め、公園に連れて行ってほしいとせがみます。 娘は1カ月ほどの間に、これまでの様子からは想像もできないほど、挑戦や運動することができるようになりました。運動能力の低かった娘ですが、お友だちに助けてもらったことで積極的になることができました。 子どもが小さいうちは、親がフォローしてあげれば、成長するものだと思っていました。しかし、今回の娘の成長は、お友だちが手を引っ張ってくれたからできたとのだと、娘が私に話してくれました。これからは子どもの成長を勝手に心配するのではなく、もっと子どもを信じて接していきたいと思いました。 イラストレーター/さくら監修/助産師 REIKO著者:佐藤かな自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年07月14日幼稚園のクラス替えで娘にできた新しいお友だち。しかし、そのお友だちの高圧的な態度に娘がストレスを感じているのでは……? と心配になったママ。娘さんへの声かけやその後、お友だちとどうなったのかを紹介しています。 幼稚園のクラス替えで、仲良しのお友だちと離れてしまった娘。しばらくして新しいお友だちができたことに、私は安心していました。しかし、いつもと違う娘の様子が気になっていたところ、幼稚園のお友だち関係で嫌な思いをしていたことを知り……。その後、どのように解決し、円満に遊べるようになったのかをお伝えします。 仲良しのお友だちとはなればなれわが家の8歳の娘は、マイペースでのんびりやさん。慎重なところもあるので、見ていてもどかしいときもあります。そんな娘が年少から年中に上がるときのクラス替えで、それまでいつも一緒に遊んでいた仲良しのお友だちグループと、ひとりだけクラスが離れてしまいました。 娘以上に不安でいっぱいになった私でしたが、その不安は的中。もともと人見知りな娘はポツンとひとりで過ごす時間が増えてしまい、担任の先生に遊んでもらうことが多くなりました。 新しいお友だちができたけれど…しばらくすると、娘から新しいお友だち、Aちゃんの名前をよく聞くようになりました。毎朝幼稚園に行くと、早く着いているAちゃんが娘のことを待っていて、娘を見つけると必ず、「なんでそんなに遅かったのー?」と、駆け寄ってきてくれるのです。 仲良しの子ができたんだな、よかったなとホッとしていたのですが……。やがて娘は、「早く幼稚園に行かないと怒られちゃう」と、朝ソワソワとするようになりました。どうやらAちゃんは強めの性格で、娘はAちゃんに怒られないように遊んでいるようなのです。 そんなこともできないの?それでもAちゃんと遊ぶこと自体は楽しいようで、娘はそれからもよく一緒に遊んでいました。心配しながらも様子を見ていたのですが、そんな矢先に幼稚園のママ友から、「娘ちゃん大丈夫?」と言われました。 それは、娘がAちゃんから、「そんなこともできないの?」と言われて泣きそうになっているのを見た、というのです。しかも、このような話を別の2人のママ友からも聞いたので、どうやら真実のようです。悩んだ末ひとまず娘には、「嫌なことは嫌と言っていいんだよ」ということを伝えました。 体操の時間に起こったこと幼稚園の課外レッスンの体操の時間でのこと。その日は縄跳びのレッスンでした。娘は縄跳びは苦手なので、それまでもAちゃんからは心ない言葉を繰り返し言われていたようなのですが、その日の娘は練習の甲斐あって、Aちゃんよりもたくさん跳べたのです。 そのときの娘が小さな声で私に言った「Aちゃんより跳べたよ!」という言葉と、満面の笑みは忘れられません。娘はやはり、ずっと我慢をしていたのです。 娘はその後、少しずつではありますが、Aちゃんに言いたいことを言えるようになり、トラブルなく遊べるようになりました。また、そのような思いを経験したことで、自分より上手にできないお友達だちがいたとしてもバカにしたり、下に見るようなことはありません。自分がされて嫌なことを人にはしないようにする、という、大切なことを学べたのだと思います。 監修/助産師REIKO ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年05月08日「友だちから恋人関係にはなりにくいもの」というのは、よく耳にする話です。とは言え、友だちのことを恋愛対象として好きになる人も、少なくはないでしょう。そんなときがきたら、どのようにアプローチしていけばよいのでしょうか。今回は「友だち関係のときに効果的な、好きな人へのアプローチ」を紹介します。■ ふたりきりで遊びに行く「今の彼には、もともと彼女がいました。でも私は彼が好きだったので、よく飲みに誘ってたんです。友だちだから、ふたりで遊びに行っても平気なわけです。そこから徐々に距離を縮めていきました」(29歳/美容)彼女がいたとしても、友だちという立場を利用すればふたりで会うことも可能。会えさえすれば、なんとかチャンスにつなげることができます。そして会うたびに、あたなのよい印象を彼に与えていけばよいわけです。■ 冗談交じりに、さり気なく好意を伝える「以前から気になってる男友だちがいました。『顔はタイプ』ということは冗談交じりに伝えてて、それを何回か繰り返してたら向こうから『そんなに言うなら付き合ってよ』って言われたんです」(27歳/医療)友だちだからこそ冗談も言いやすく、それに紛れて本音もさらっと伝えやすいのかもしれません。相手も「冗談なのか本気なのかどっちなんだろう……」という気分になってきます。だんだんと気になり始めるようになり、いつの間にかその女性を好きになっているなんてこともあるようです。■ 友だちづたいで遠回しに好意を伝える「彼とは共通の友だちがいっぱいいて、私が好きっていうことは友だちからすでに伝わっていたみたいでした。なので、私から『好きです』って告白したとき、『前から知ってた』と言われました」(26歳/教育)共通の友だちが多いと、気持ちが筒抜けになるのも仕方ないこと。ならばそれを逆手に取ってしまえばよいわけです。友だちづたいであえて好意を伝えておき、それでもなおふたりで会ってくれるようなら、彼も嫌な気はしていないということ。告白もしやすくなることでしょう。■ みんなの前で大胆に告白する「私は好きな人とふたりきりになるのが苦手で……。だからみんなで飲んでいるときに、好きだって伝えちゃいました。そうしたら、周りが盛り上がり、本人もノリでなのかなんなのか、とりあえずOKしてくれました」(30歳/出版)みんなの前でとはなかなか大胆ですが、もしそれができたら周りは味方になってくれます。自分たちの近くでカップルが誕生したらうれしいという気持ちも、手助けしてくれるのでしょう。本人も断りにくくなりOKしてしまうというパターンもあるかもしれませんね。でもその場合は、あなたの真剣な気持ちを付き合ったあとも相手に伝えていくことが重要です。■ 積極的にアピールして友だち関係から恋人になるということも、意外とあるようです。友だちであれば会う機会は必ずありますからそれを有利ととらえて、積極的に好意をアピールしていけるとよいでしょう。(大木アンヌ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月08日息子が通っている幼稚園では、年中が一番難しい時期だと言われています。その言葉通り、年中のときは長男も初めてのお友だちトラブルを経験しました。子ども同士のトラブルは、親でもなかなか状況が掴みにくかったり、明確な解決方法がなくてモヤモヤしたり……。そんなお友だちトラブルで私が感じたことをお伝えします。 幼稚園2年目! 慣れてきたと思ったら…母子ともに初めての幼稚園生活を1年送り、年中ではお互いに余裕をもって生活できるかなと思っていたのですが、幼稚園から帰ってきた息子がなんだか落ち込んでいる様子……。「どうしたの?」と聞いても「別に」としか話してくれず、だんだんと「幼稚園に行きたくない」と言うようになりました。 初めてのお友だちトラブル!幼稚園でお友だちと遊ぶのが大好きな息子は、これまで幼稚園を嫌がったことがありませんでした。「どうして?」と聞いても話してくれません。 幼稚園へ送迎する際に様子をよく観察してみると、ある男の子からの接触が多いことに気が付きました。その子のママに話を聞いてみると、どうやら彼は息子のことが大好きすぎて、他の子とは遊びたくない、息子にも自分以外の子と遊んでほしくないとさえ家で言っているとのこと。これが息子のストレスになっているのだとすぐにわかりました。息子はたくさんのお友だちと遊ぶのが好きなタイプ。彼のことは嫌いではないけれど、遊ぶ内容を決められてしまうのが嫌だったようです。 体と一緒に心も成長している入園してお友だちが増え、人間関係が構築されていくのに対して、まだ言葉ではうまく説明できない。それはお友だちに対してもママや先生などの大人に対しても同じで、「こういう遊び方がしたい」とお友だちに話すにもお互いうまく通じ合うことができず、困っていても大人にその状況を説明できない……。あとから考えると、ここが年中は特に難しいと言われている所以だと思います。とてもつらい状況だったと思います。母親である私も、仲良くしてくれているお友だちに対して「息子が嫌がってる」とは言えませんでした。 転機は思いがけないところから!悩ましい状況は長く続きましたが、気分転換になればと思って始めた体操とサッカーが息子にいい影響をもたらしてくれました。元々、体を動かすことが好きなので、新しい技ができたりシュートを決められたりすると、とても気持ち良さそう!また、教えてくれる先生の話を聞くことで、理解する力と説明する力が付き、お友だちに対して「こういうのは嫌なんだ」と言えるようになりました。 これから成長していくにつれて、息子の悩みは複雑になっていくと思います。大人の私でもどうしたらいいのかわからないことや、息子が悩んでいることさえもわからないこともあるかもしれません。直接の解決案は出せなくても、悩んでいる息子の気分転換を提案していけたらいいなと考えています。 監修/助産師REIKO作画/はたこ 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月25日友だちとして付き合っている男性に、密かに好意を抱いている方もいるかもしれません。いったい、どうすれば交際まで発展できるのでしょうか……。そこで今回は、女友だちと正式に付き合った経験のある男性たちに、キッカケとなったLINEのやり取りについて聞いてみました。「ずっと友だちでいるのは難しいよ」「彼女とは、もともと仲のいい友だちでした。すごく気が合うし、一緒にいて楽しかったんですね。そこで、“ずっと友だちでいたいな”と軽い気持ちでLINEを送ったんです。すると、彼女から“ずっと友だちでいるのは難しいよ”と返信が……。今の関係も長続きはしないのかと、急に寂しく感じてしまい、彼女を手放したくないと思うようになりました」カイト(仮名)/25歳男女の友情を維持するのが難しいと考える人もいます。彼女のやや突き放すようなひと言が、彼の恋愛感情を燃え上がらせたのでしょうね。「次いつ会える?」「以前、仲のいい女友だちがいて、彼女がいない時期によく遊んでいたんですね。あるとき、その女友だちから“次いつ会える?”とLINEが来たんです。ちょっと距離が近いな……と思ったけど、“来週”と返したんですね。そんなやり取りを毎回繰り返しているうちに、自然と彼女と会うのが習慣になってきたんです。ついには、彼女と会えない日に寂しさを感じるようになり……。僕から告白して付き合うことになりました」ミキオ(仮名)/26歳「次いつ会える?」は、彼との距離を一気に縮める言葉ですが、やや強引なのでリスクも高め。しっかりと友だち関係が築けている場合にのみ有効でしょう。「ふたりとも好きだから」「僕には2年ぐらい付き合っている彼女がいたんですが、だんだん関係が悪化したので、そのことを共通の女友だちにLINEで相談していたんですね。すると、“私はふたりに一緒にいて欲しい”“2人も好きだから”というLINEが女友だちから届きました。本当にいい女性だなと感激しましたね。結局、彼女とは別れて疎遠になりましたが、その代わりに女友だちと会う頻度が増えていったんです。その後、半年ぐらいで付き合うことになりました」ナオト(仮名)/27歳恋愛相談をするうちに、相談相手のことが好きになるという、よくあるパターンですね。交際相手のいる男性をあえて狙いに行くのは避けたいですが、男性から相談を持ち掛けられたらチャンスかもしれません。「私は尊敬してるよ」「女友だちと飲みに行ったとき。俺は普段そんなことを他人には話さないのですが、うっかり仕事の愚痴を彼女にこぼしてしまいました。すると、その日の帰り道、彼女から“もっと自信もっていいよ”“私はアツシのこと尊敬してるよ”と励ましのLINEが届いたんです。俺のことをちゃんと見てくれている人がいるんだと実感し、彼女のことが好きになってしまいました」アツシ(仮名)/27歳励ましの言葉をもらって嬉しくない男性はいないはず!普段親しくしている友人からであればなおさらです。彼が悩んでいるときは、特に効果的ではないでしょうか。“女友だちから本命彼女に昇格したLINE”をご紹介しました。すでに友だち関係になっている彼からは、恋愛対象として見られないことも多く、その関係を発展させるには長い時間が必要です。LINEをうまく使って彼の胸に響くメッセージを送り、じわじわとその気にさせていきましょう!©Jamie Grill/gettyimages文・塚田牧夫
2021年02月08日友だちから、恋人関係に発展することも珍しくはありません。これまで通り、付き合っていきたいと思うかもしれませんが、やはり気を付けなければいけない点もあります。今回は、友だちから彼女になるときの心構えについて紹介します。■ 共通の友だちとの関係は変えずに「女友だちと付き合ったことがあり、共通の友だちも結構いたんです。でも彼女が『あの人はあまり好きじゃない』と言って、友だち付き合いに制限ができてしまって困りました」(26歳/映像制作)友達から恋人になった場合、共通の友だちが多い場合もありますよね。付き合うことで、ほかの友だちとの関係性が崩れてしまうというのは、一番避けたいところでしょう。そんな心配をさせることなく、これまで通りでいられるように気を付けるのはマストな条件といえそうです。■ 急に距離を縮め過ぎない「昔から仲良くしているグループがあって、みんなで色んなところに出かけていたんです。でもあるとき、そのなかのひとりの女子が急にくっ付いてくるようになって。どうしていいか分からず距離を置くしかなかった」(30歳/出版)今まで友だちの関係だったのに、急に距離を縮められたら、それは戸惑うでしょう。友だちの期間が長ければ尚更です。女性としては、覚悟の行動だったのかもしれませんが、こういう場合は徐々に距離を縮めていくのが鉄則です。■ お金の問題はしっかりと「彼女とは元々友だち。なので、お金に関してはおごったりおごられたり、でした。付き合うことになり、それではいけないと思って、気を遣うようになりました」(27歳/介護)お金の問題は、後々大きな問題に発展してく場合があります。付き合うのであれば、話し合うことが大切です。割り勘なら割り勘、どちらかが全部出すなら全部出すで、一応の決まりは設けておいたほうがいいでしょう。■ お礼や挨拶は欠かさない「友だちのときは挨拶やお礼はあまり意識しない。そんな感じで女友だちと付き合ったら、何をしてもお礼を言わなくて、だんだん不満に感じるようになってケンカしました」(26歳/内装)友だちならば挨拶やお礼はさほど意識しなくてもいいかもしれません。しかし、彼女となれば挨拶やお礼といったものがないと気になってくるもの。親しきなかにも礼儀ありということで、意識を高める必要があります。■ おわりに友だち関係から彼女になるのは、気持ち的に楽なところがあるかもしれません。ただ、そのままの関係でいいということはありません。一緒に長い時間を過ごすようになれば、気になるところも増えてきます。今回紹介した点は、特に気を付けなければいけないポイントですので気を付けてください。(大木アンヌ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年01月09日幼稚園のママ友付き合いに関する体験談です。ママ友とよい関係を維持するために欠かせない、ほどよい距離感はどうしたら保てるのか。ママとして過ごした12年間で経験したことを紹介しています。 子育てをしていると、同じ年代の子どもを育てるママたちに助けられる場面がたくさんありました。一方で、そうしたママ友同士のトラブルを見聞きすることが多いのも事実です。子どもを介した人間関係であるママ友との付き合い方で、私が気をつけていることをご紹介します。 張りきり過ぎない「降園後に子どもたちを一緒に遊ばせよう!」と、入園前からの仲良しママ友同士で毎週決まった曜日に公園で集まっていたグループがありました。ところがママ同士は気が合っていても、子どもたちは成長するにつれ気質の違いもあり、トラブルが増加。 グループ外の親子まで巻き込む大騒ぎとなり、ついには幼稚園側から降園後の集団遊び禁止令が出るほどでした。私はこの一件以降、子どものお友だちづくりはその子どもなりのペースで育んでいくものだと心得て、「○○ちゃんと遊びたい」と本人が言い出すまで見守る姿勢に徹しています。 うわさ話は聞き流す・言いふらさない幼稚園の先生や保護者など個人に関するうわさは耳にしても「ふーん、そうなんだ」と聞き流すようにしています。中には「そんなことよく知ってるなあ」と思わず感心してしまうほど情報通なママもいますが、私は話半分で聞いています。そんなうわさ話に関して私が気をつけているのは、嘘か本当かわからないことは口に出さないこと。 一度自分の口から発せられた言葉は取り消しができないので、他の保護者だけではなく、特に子どもの耳には入れないようにしています。悪気はないのでしょうが、子どもは「伝言ゲーム」のように本心とは違う内容に変えて周りに伝えてしまい、誤解を生んでしまう可能性があるからです。 価値観の違いに踏み込み過ぎない子育ての価値観は、習い事の選び方や休みの過ごし方などさまざまなところにも出るように感じます。私自身はたとえ相手が自分とは異なる考えを持つママ友だったとしても、その違いを尊重するように心がけています。以前小学校受験を考えて子どもに塾通いをさせているママに対して「勉強ばかりさせてかわいそう」と言ってしまったママ友がいました。 違う考えがあって当然なのですが、言われた側のママは「あなたに何がわかるの」と気持ちが収まらず、以後そのママ友とは二度と口をきかなかったのです。家族であれば何度でも話し合いをして子育ての価値観をすり合わせる必要がありますが、ママ友はあくまで他人。踏み込み過ぎないことも大切だと考えています。 「ママ友」というとドラマの影響なのかドロドロしたイメージがありましたが、幸いにもほどよい距離感で今のところはお付き合いをしています。あくまで「子どものお友だちの保護者」という関係を忘れずに、一緒に子育てをしていく仲間として敬意を払いながら、大切にしていきたいです。 著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。
2021年01月01日私は4人の子どもを育てており、一番上の子が小学2年生です。学校の規模が小さく、遊ぶお友だちは年齢の上の子ともよく遊びます。周りのお友だちの影響を受けて、多少の言葉づかいの変化はよくあることかなと思っていたのですが、日に日に下の子たちも影響を受けてしまい、「ザコ」「死ね」などといった聞いていて嫌な言葉や耳障りな言葉を覚えてしまいました。そこで私が気を付け始めたことについてお話しします。 言葉づかいが悪くなったきっかけは?上の子が小学校に入学して新たな人間関係の元、言葉づかいが少し変わってきました。私には言いませんが、お友だちに向かっては「はいー残念でしたー」「〇〇じゃねーし!」など。 進級してゲームを買ってからは、敵を倒すときにお友だちが「死ね、消えろ、うざい、ザコ」など言っているのを聞く機会が増えてしまっていました。カッコつけたい気持ちもあるのかなと様子を見つつ、あまりに傷つくような言い方をしたら注意していましたが、お友だちの言葉づかいには注意できないでいました。 しゃべり始めた娘までもが…多少の言葉づかいはしょうがないと思っていたのですが、5歳の次男もゲームをする際に年上のお友だちの影響を受けて「はい、ザコー!」などと叫ぶように……。 しゃべり始めた3歳の娘もお友だちが敵を倒しているのを見ながら「ちねちねー!」と言っているのを見たときに、このままではマズイ!と思いました。おそらく「死ねー」という意味はわかっていないのだと思います。けれど、だからこそ気軽にそんな言葉を使ってほしくないと思ったのです。 私からお友だちにお願いしたことお友だちがきてくれると子どもの遊び相手になってくれてとても助かっていたので、相手の子も傷つけたくないなとは思っていました。 そこで、うちにきたときに、「最近下の子たちの言葉づかいが悪くなってきてしまったの。お兄さんたちの言葉づかいを覚えてしまうから協力してもらえるかな?」と言って、特にゲーム中の言葉に気を付けてもらうようにしました。お友だちもすんなりと「わかりました! 気を付けます!」と言ってくれました。 お友だちにお願いしてからは、下の子から「死ね」というような言葉は聞かれなくなりました。また、私に注意を受けたお友だちも、他の子が乱暴な言葉づかいをすると、「言葉づかい気を付けて!」と注意してくれています。今後もお友だちとは長い付き合いになると思うので、穏便に解決できてよかったです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年12月30日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳を過ぎると公園などで友だちと関わることが少しずつ増えてきます。お友だちとのかかわりの中で、必ずあるのが「順番」です。今回は1~2歳の子どもがお友だちとかかわるときの「順番」について話します。 集団行動ができるのはまだ先1~2歳になると、公園などでのお友だちとのかかわりが気になるのではないでしょうか? すべり台などの遊具で、自分の子どもがお友だちを抜かして、階段を上って行ってしまうと、つい「順番守って!」と言ってしまいますが、子どもは素知らぬ顔。こんな様子だとママも心配になってしまうと思います。 実は、この年代の子どもたちは、まだ集団で遊ぶことが苦手です。お友だちと一緒に砂山を作って遊ぶというよりも、それぞれが自分のしたい遊びを自由に過ごすのが楽しい時期。砂場でひとりがスコップで遊んでいると、隣の子もスコップを使い出すかもしれませんが、一緒に遊ぶわけではなく並行遊びをしているという段階です。 なので、ママから「順番よ!」と言われても、「イヤ!」と反発します。この時期に「順番を守る」という集団行動ができると思ってはいけません。今はまだ「順番っていうものがある」ことを知っていく時期なのです。 子どもが順番を守らないときしてはダメなことこの時期の子どもが、お友だちとのかかわりの中で順番を守らなかったときに「順番を守りなさい!」と強く言う必要はありません。ここで、保育所での例を紹介します。 Aちゃんが遊んでいるおままごとをBちゃんも遊びたくなりました。Aちゃんが遊び終わったらBちゃんが遊べるというのが大人の常識ですよね。なので、Bちゃんが奪い取ろうとしたら、「ダメ! 順番よ!」と声をかけるかもしれません。でも、ここでBちゃんに強く「順番を守りなさい!」としかる必要はありませんし、Aちゃんに「Bちゃんが待っているから遊びを終わらせなさい」と言う必要もありません。 それは「順番」という言葉を伝える前に伝えてほしい言葉かけがあるからです。 子どもが順番を守らないときにしてほしいこと子どもが遊びをしているときの気持ちは、「楽しすぎる! 遊びたい!」なのです。この時期は好奇心旺盛で、興味を持ったものに対して突進していきます。ですので、「順番」と言われても「なんだ、それ?」なのです。「順番」という言葉の意味がなんとなく分かってきたとしても「遊びたい!」が勝るので、行動が伴わないことが多いです。 そんな子どもたちに、ただ「順番を守りなさい!」としかるのでは効果がありません。ですので、保育士は「順番」という言葉はほとんど使いません。お友だちのおもちゃを取ったときは体で受け止め、「おもちゃが欲しかったんだね。でもね、取ったらAちゃんが悲しいよ」と、Bちゃんの遊びたかった気持ちとAちゃんの取られた気持ちを代弁するのです。そして「Aちゃんが遊び終わったら、貸してもらおうね」と伝えて待つのです。 「順番」という言葉は具体的ではありませんので、子どもに伝えるときは、今2人の気持ちの中で何が起こっているのかを簡単な言葉で伝えます。それを繰り返していくうちに「順番」が身についてきます。 お友だちが順番を守らないときはどうすればいい?もし、お友だちが順番を守らなかったときはどうすればいいか? 基本の対応は自分の子どもが順番を守らなかったときと同じです。お友だちがしたかったことへの気持ちと自分の子どもの気持ちを代弁します。お友だちがおもちゃの順番を待っているのに、自分の子がなかなかおもちゃを渡すことができなかったら、「早く貸したらいいのに!」と焦ってしまうでしょう。でも、焦る必要はありません。 子どもは「次に待っている子がいる」ことはやり取りの中で分かっています。ママは子どもの遊びを見守りながら待てばいいのです。お友だちのママの存在が気になって、焦って「早く貸しなさい!」なんて言葉にすると、子どもも意地になって「イヤ!」と反発してしまいます。 自分の気持ちをコントロールしながら集団の中で遊ぶようになるには、まだまだ時間がかかります。「順番を守るのよ!」と言えばすぐにできるようになるわけではありません。今は、友だちとの衝突も経験しながら、「順番」というルールを知っていく時期なのです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年11月05日公にはできない不倫関係なのに、友だちに彼とのラブラブっぷりを見せつけたくなる女性もいるようです。そこで今回は「不倫女性が女友だちに送るノロケLINE」をご紹介します。文・和「彼、モテるから浮気が心配でさ…」「既婚者と付き合っている友だちが『彼、モテるから浮気が心配でさ……』と本気で悩んでいてビックリ。そもそも彼は結婚しているのに……。彼女の考えていることがよくわからないです」(28歳/通信)不倫中の自分の身を差し置いて、彼が自分以外の女性と不倫するのは許せないという人もいます。彼女なりのこだわりなのでしょうが、当事者以外には到底理解できない感情ですね。「今日は海行ってきました!」「不倫相手とデートをすると、その詳細を送ってくる友だちがいます。『今日はふたりで海に行ってきました!』と2ショット付きのLINEが送られてきたときは、危機感のなさに呆れました」(27歳/教育)不倫相手と出かけられるのがよほど嬉しいのか、逐一報告してくる女性もいるようです。特に写真はどこから流出するかわかりません。罪悪感を持って交際しているならまだしも、そのお気楽さに呆れてしまいますね……。「もうすぐ奥さんと別れるらしいよ!」「不倫をしている友だちから『もうすぐ奥さんと別れるらしい!』『待った甲斐があったよ~!』と嬉しそうなLINEが送られてきました。一応『そうなんだ、よかったね』と返したけれど、内心引いてしまいました。案の定、彼は奥さんと別れなかったようです」(25歳/受付)不倫女性からすると、交際相手の離婚は大ニュース。誰かに聞いてもらいたくて仕方ないようです。しかし他人にはどうでもいい情報ですし、人の不幸を喜ぶなど信じられません。これは返信に困りますね……。以上「不倫女性が女友だちに送るノロケLINE」をご紹介しました。不倫にのめり込んでいる友だちは、何を言っても聞き入れてもらえないもの。むしろ注意が逆効果になって、さらに不倫相手に依存しはじめる可能性もあります。軽く諭しても聞き入れられないようであれば、そっと見守るしかないかもしれませんね。©Virojt Changyencham/gettyimages
2020年11月02日こんにちは、保育士の中田馨です。1~2歳児のママから「お友だちを作ってあげるために、早いうちから集団に入れたほうがいいですか?」と質問を受けることがあります。特に、公園に行ったときに友だちと関わることをしようとしない子のママはそう思う傾向が強いように感じます。 低年齢児の子どもにとって「友だち」とはどのような存在なのでしょうか? 今回は、友だちと遊べる子、遊べない子をテーマに話を進めます。 1~2歳の子どもの友だちとのかかわりまず、1~2歳の子どもにとっては、信頼関係のある身近な人(親など)がそばにいて、その人との関りを十分にとることが最も重要なことです。それをせずに「友だちと遊ばせること」に意識を向ける必要はありません。信頼関係のある身近な人がそばにいて安心できる環境の中、周りに友だちがいるという環境から友だちとのかかわりがスタートします。 保育所での生活を例に挙げると、信頼できる身近な人(保育士)と一緒にブロック遊びをしていて、その周りに友だちがいるという構図から、時々友だちが関わってくるようになります。友だちのしていることをマネすることもありますし、横に並んで遊んでいるだけで、大きくかかわらないこともあるでしょう。それでいいのです。1~2歳のころは、他者と関わるための準備期間と思ってください。 早く集団生活させたほうがいいのか?では、「早いうちから集団に入れたほうがいいのか」という質問ですが、集団に入れる目的が「社会性」ならば、私は「早くなくていい」と思っています。早く集団生活をしたからと言って、社会性が育つわけではありません。 社会性を育てるために1~2歳の時期にママたちにしてほしいことは、身近な人との信頼関係の構築です。信頼関係の構築というとなんだか難しく感じますが、子どもといつも通りの関りを続けるだけで十分。一緒に遊んで、ごはんを食べて、抱っこをして「あなたが大好き」と伝えることが、この時期の子どもにはとても大切なのです。この経験を積み上げることで、3〜4歳になったときに自信をもって社会生活に踏み出せるようになります。 1歳の子どもが友だちと関わろうとしない場合同じ年ごろの子が、友だちと関わっている姿を見ると「どうしてうちの子は友だちと関わろうとしないんだろう?」と思うことでしょう。「このままで大丈夫かしら? 何か親としてできることはないかしら?」と心配になるかもしれません。ですが、先ほどもお話しした通り、1~2歳児に必要なのは身近な大人との信頼関係の構築です。なので、1歳の子どもが友だちと関わろうとしないことに悩む必要はありません。 友だちと関わっている子は、兄妹がいたり、保育所に通っていたり、他の子どもとかかわる経験がある子かもしれませんし、興味があるとすぐに行動する子かもしれません。あなたの子どもは、積極的に関わっていなくても、友だちの様子をそばで感じているだけで満足している可能性もあります。たまに集団に連れて行ってうまくいかなくても、気にする必要はありません。友人関係よりも、まずは親子で過ごす時間を大切にしましょう。 何歳ごろから友だちと遊べるようになる?自分から積極的に友だちと関わろうとし始めるのは3歳ごろからです。保育所の2歳児を見ていると、2歳前半ごとまでは先生と遊ぶことが中心だったのに、3歳に近くなるにつれ子ども同士で簡単な会話や簡単なごっこ遊びを始めたりします。ただこれも、環境や子どもの性格により、個人差があります。 例えば、私の子は2人とも友だちと本格的に遊び始めたのは4歳児で、初めて幼稚園に入ってからです。私はフルタイムで働いていますが、できる限り大きくなるまで家族で育てたい思いがあり、保育所に入ることは選択せず、日中は祖父母に保育してもらいました。ですので、公園でたまに会う子はいたものの「友だち」と呼べる存在はほぼいない状態。加えて、2人とも自分から積極的に友だちの輪の中に入っていくタイプではありませんでした。それでも幼稚園に入ってすぐ、気の合う友だちと出会うことができました。私の息子(15歳)と娘(12歳)は、友だちデビューは一般的より遅かったかもしれませんが、今でも幼稚園で出会った友だちが一番心を許せるかけがえのない存在のようです。 1~2歳のときに友だちと遊べないことが、将来の友だちとの付き合い方に影響することはほぼないと思います。大人が心配しなくても、子どもは自分の力で友だちと遊べるようになります。今、周りの大人ができることはその力を育てるための土台作りなのです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月26日「うちの子は、友だちと一緒に上手に遊べているのかな?」。友だちとの関わりのなかで社会性を身につけてほしいと願うばかりに、そんな心配をしている人もいるでしょう。カリスマ保育士として各種のメディアでも活躍するてぃ先生にアドバイスをお願いすると、その答えはちょっと意外なものでした。「子どもにとっては、友だちと遊ぶこと以前の『ひとり遊び』がとても大切」なのだそう。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹大人と子どもの、「一緒に遊ぶ」に対する認識の違い「子どもに友だちと上手に遊べるようになってほしい」と考える人に前提としてお伝えしたいことがあります。それは、子どもが自分で友だちと遊んでいると思う感覚と、大人が見て子どもが友だちと遊んでいると思う感覚はまったく違うということです。たとえば、積み木のコーナーでふたりの子どもがそれぞれ別々に遊んでいたとします。一緒になにかをつくっているわけでもないし、「僕は赤いおうちをつくろう」「じゃ、僕は青いおうちにしよう」というふうに声をかけ合いながら遊んでいるわけでもない。この状況を大人が見ると、子どもが一緒に遊んでいるとは思いませんよね?でも、その子が家に帰ってきたときに、「今日はなにをして遊んだの?」と聞くと、子どもは「○○君と一緒に積み木で遊んだ」と言います。大人は、なにか直接的な関わりがないと一緒に遊んでいると認識しませんが、子どもはその場にいる別の子の姿を見ながら遊ぶだけでも、一緒に遊んでいると認識するのです。つまり、大人の勝手な基準を子どもに対して押しつけているだけのこと。このことを前提として知っておかないと、「うちの子は友だちと上手に遊べない」という間違ったレッテルを貼ることになってしまいます。それこそ「もっと友だちと遊んだら?」「ちゃんと友だちと遊べてないんじゃないの?」なんてことを子どもに言ってしまえば、「僕は友だちとちゃんと遊べないんだ……」と、子どもをマイナス思考に陥らせてしまうことにもなるのです。「ひとり遊び」を経験してこそ、友だちと遊べるようになるそもそも、子どもにとっては友だちと遊ぶことだけが大切なのではありません。特に3歳くらいまでの子どもには、ひとり遊びがとても重要。幼い子どもは本能的にそのことをわかっていて、夢中になってひとりで遊び込もうとします。そうするなかで、集中力を育んでいるのです。それなのに、「友だちと一緒に遊ぶことが大切だ」と勝手に考える大人が無理やり子どものひとり遊びを中断させてしまえば、子どもは集中力を育むことができなくなるでしょう。そうすると、保育士や親の言うことを聞かずに走り回るような子どもになってしまいかねません。また、子どもの集中力を育むこと以外にも、ひとり遊びが重要な理由があります。ひとり遊びをしっかりすることで、大人が求めるような「友だちと一緒に上手に遊べる」子どもになれるのです。ひとり遊びを徹底的に経験した子どもは、「もっと自分の遊びを広げたい」という発想をもつようになります。そして、自分が遊んでいる場にいる別の子の遊び方に目を向けるようになり、「○○君の遊び方、すごくおもしろそう!」と思う。これが、子どもにとって友だちとの関わりにおける最もいい最初のステップです。友だちの遊び方に魅力を感じた子どもは、まずはそのまねをするでしょう。そこからさらに進んで、「○○君、それどうやってるの?」「一緒にやりたいな」というふうに直接的な関わりをもつようになる。自分ひとりでじっくり遊べるようになることこそが、結果的に友だちと一緒に遊べるようになることにつながるのです。家庭で「順番」や「貸し借り」を経験させるそうして子どもが友だちと遊ぶようになっても、親の心配は尽きません。友だちと一緒に遊ぶようになったらなったで、今度は遊びのなかでのトラブルについて心配します。たとえば、「遊びの順番を守れるのか」「おもちゃの貸し借りがきちんとできるのか」といったことです。でも、子どもが順番の概念を理解できるのは3歳頃、そしてきちんと順番を守ることを実行できるのは4歳頃からです。子どもの年齢によっては、そもそもできないことを親が求めているだけというケースもあるのです。また、別の問題として、順番や貸し借りの経験をいきなり「本番」でさせてしまっているというケースもあります。公園で子どもたちが遊んでいるなかで、遊ぶ順番やおもちゃの貸し借りをめぐってトラブルになったとしましょう。そのときに、いくら順番を守らせたりきちんと貸し借りをさせたりしようとしても、経験がなければそうできるはずもありません。ですから、順番を守ったりおもちゃを貸し借りしたりする経験を家庭で積ませてあげる必要があります。親であるみなさんが「この絵本、パパに貸して」と言って、貸し借りとはどういうものかを子どもに経験させるのです。おもちゃで遊ぶときにも、「ママが最初に取ったから1番、○○君は2番ね」と順番を守ることを経験させましょう。そうすれば、「本番」でもきちんと順番を守り、貸し借りができる子どもになっていくはずです。『保育士てぃ先生のつぶやき日誌 きょう、ほいくえんでね…!!』てぃ先生 著/マガジンハウス(2019)■ カリスマ保育士・てぃ先生 インタビュー記事一覧子どものイヤイヤを減らすコツは、こっそり○○すること【てぃ先生インタビューpart1】子どもが甘えん坊すぎて困るなら、親はシンプルにコレをすればいい【てぃ先生インタビューpart2】「ひとり遊び」に熱中してこそ、友だちとも遊べるようになるワケ【てぃ先生インタビューpart3】園生活の様子が心配なら、子どもにこんな質問をしてみよう【てぃ先生インタビューpart4】(※近日公開)【プロフィール】てぃ先生(てぃせんせい)1987年2月8日生まれ。関東の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は50万人を超える。著書『ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか』(KKベストセラーズ)は15万部、Twitter原作の漫画『てぃ先生』(KADOKAWA)は20万部を超えるヒットを記録。他に、『ハンバーガグー!』(ベストセラーズ)、『せんせい!きいて! 園児がくれた魔法のことば』(リクルートホールディングス)などの著書がある。現在は、保育士の専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディア等で発信。全国での講演活動は年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」の創設と就任など、保育士の活動分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年07月17日男友だちだと思っていたのに、気づけば彼のことばかり考えてしまう。告白して今の関係が壊れてしまったら、と思うと怖くてどうしていいか分からない……。異性の友だちから「彼女」に昇格するにはどうすればいいのでしょうか。今回は、恋人に昇格する女子の特徴をご紹介します。■ なぜか「かわいい」顔立ちでも、服装でもなく、なぜか「かわいい」女子は、男友だちから昇格しやすいタイプ。雰囲気やしゃべり方、態度に愛嬌があるのです。男女ともに好かれるタイプを目指すならば、まずはいつも笑顔で楽しげな雰囲気づくりを心がけるといいでしょう。きっと意中の彼も、ハッピーな女子と一緒にいたいと思うと思いますよ!■ 彼だけの「顔」がある大好きな彼にだけ見せる顔や、「ふたりだけの秘密」を作れるタイプは、異性として意識されやすいでしょう。彼だけの顔を見せるには、ある程度距離感を縮めておくことが大切です。そのためにも、彼と頻繁に連絡を取り、強い部分と弱い部分の両方を見せていくといいですね。あまりグイグイいくと、驚かれてしまうので、彼の性格も考慮しつつアプローチしてください。■ 「最近、色っぽくなったね」と言われるそんなに色気のある女子ではなかったのに、好きな人ができた途端に磨きがかかり、色気が増してくる女性っていますよね。男性はそういう変化に案外、敏感なもの。好きという思いを「友だち関係を崩したくないから」という理由で押し殺さないで、全開にしておいたほうがうまくいく確率も高くなります。■ 「恋愛系の話し」を上手に盛り込んで話す友だちから本命になる女子は、意中の彼にさりげなく好みの女性のタイプをリサーチするのが上手です。できる範囲内で、彼の好みに合わせていくでしょう。そしてちょくちょく恋愛トークを盛り込んで、自分が彼女になったらこんなに楽しいんだよ、という期待感を植え付けるのです。とくにそれは、女性がちょっと派手目な雰囲気のタイプなら効果的。男性は「案外、一途」で、「意外と家庭的」な子に弱いもの。そういうギャップをうまく見せられる女子が、友だちから昇格しやすいと言えるでしょう。■ 非日常体験を取り入れるのが上手グループで旅行に行ったり、いつもとは違う時間帯や場所でみんなと集まったり……日常とは違う世界を共有すると、気持ちが高まりやすくなります。日帰りの小旅行に出てもいいですね。本命の彼女に昇格したいなら、そういう非日常的なシーンを共有してみてはいかがでしょうか。きっと彼とすてきな思い出ができると思いますよ!■ 勇気を出して、彼にアプローチをしてみよう!今まで友だちだった彼を意識するようになったら、まずは二人の時間を増やす努力をして、徐々にアプローチをしてみましょう。彼との関係が壊れたらどうしよう、と思い不安になってしまうと思いますが、どちらかが好きな気持ちを抱えていては友情も成り立ちにくいもの。勇気を出して少しずつアプローチしてみてはいかがでしょうか。(なつくま/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年06月23日「うちも〇〇ちゃんちみたいだったらいいのに」という子どもたちの言葉にグサリときたぐっちぃさん。でも、よくよく話を聞いてみると…!?■「うちも〇〇ちゃんちみたいだったら」発言に傷つく■子どもの希望はピンポイント!?ないものねだり的な?うちの娘の場合、家がキレイうんぬんよりは、遊ぶおもちゃがたくさんあるとか、スーパーが近いとかそういう理由で「〇〇ちゃんちみたいだったらいいのに」って言ってるみたい。今この家に住んでみて「もっとこうしたほうがよかったな」と思うことはあれど、いろいろ考えて建てた家だから愛着もあるわけで、娘たちが「〇〇ちゃんちのほうがいい」と言われると、ちょっとグサッときてたのよ(汗)。でも、私が過剰に反応してただけで、そこまで深いことではなかったなと、まこちゃんのお母さんの話をきいて気づきました。そしてもしかしたら、どこの家の子も同じようなこと言ってるのかなと(笑)。言葉どおりに受け止めて「カチン」と来る前に、なんでそう思ったのか聞くことって大事だなと思ったよ。
2020年06月20日子どもが遊ぶときに持ち歩いてるお金って、家庭によって結構違いますよね…。我が家のお金ルールはこうしています。■遊ぶとき、いくら持たせてる?■我が家のお金ルールはこうしました 子どものお金事情も難しいよねぇ。意外とお金を持ち歩いてるお友だちがいることに、びっくりしています。あれかな、放課後「お腹すいたらこれで何か買ってもいいよ」という感じでお金を渡しているのかな?各家庭ルールがあるから絶対こうすべき!という答えはないんだけど、我が家もお金について子どもたちとしっかり話しなきゃなと思っています(夏休みも近いしね)。昨日も書いたけど、一緒に遊ぶお友だちやその親と「今日は〇円だけ持ってこよう」って決められたら一番いいんですけどね(汗)。
2020年06月13日彼のことは好きだけど、すっかり“お友だち”の雰囲気……。ここから彼女になるなんて無理だとあきらめていませんか?でも諦めるのは早急です。じつは彼女になれたとしても、その後友だちのような気を許せる間柄になっていかないと最終的に破局してしまうことが多いのです。「友だち」ということは、あなたはすでに彼との間にリラックスできる信頼関係を築けているということ。そういう相手を彼女にすれば、確実に長続きするはずなのです。今回は“友だち”の良さをアピールしつつ、“本命彼女”になるためのコツをご紹介します。諦めるまえに是非試してみて!■ 居心地の良さを第一に彼はあなたとどうして“友だち”でいるのでしょうか?どんな話もできる、自分のことを大切に考えてくれる、無理をせずにいられる……など、彼が居心地良くいられるからですよね。「あなたといるとリラックスできる」という環境はそのまま保ってあげてください。それがあなたの強みになります。■ “女”をさりげなく意識させる「私女だよ」と直接的に言うのはNG。無理にセクシーな格好をする必要もありません。彼も変に“女”を意識して、逆に気まずくなってしまいます。服のテイストは変えなくても、Tシャツやデニムをレディースにしたりタイトなものにしたりと一工夫加えるだけで、ずいぶん印象が変わります。行動面では細やかな気配りや、さりげないサポートをしてみて。もし彼が気づかなくても、周りが「最近女性っぽいよな」と気づけばそれでOKです。“女である”ことを少しずつ匂わすイメージが大切です。■ 安心させすぎない「彼女にしなくてもいつでもそばにいる」と思われてしまうと、そこから発展しにくくなります。「彼氏ができたらもう会えないね」など、ずっとそばにいるわけではないと伝えてみるのが大事。彼がほっとする雰囲気を作るのは大切ですが、無条件にいつもそばにいると思うほどに“安心”させないように意識してみてください。彼も、あなたが離れていきそうになれば慌てて追いかけてくるに違いありません。■ 「彼氏じゃないとしない」を作る身体の関係はもちろんNG。セフレになってしまうと“友だち”以上に本命昇格は難しくなります。たとえばあなたは料理が得意だったとしても「お弁当は彼氏にしか作らない」、歌が得意だったとしても「この曲は彼氏に歌うって決めてる」などの線引きをしてみて。あなたを彼女にしなくても彼女らしいことができるなら、「友だちでもいい」と思われてしまいかねません。“彼氏特典”を作ると、彼もきっとそれを体験してみたくなるはずですよ。■ おわりに意外とちょっとしたきっかけで“友だち”が“彼女”に変化することも多いようです。それに、スタートは“彼女”でも時間が経てば“友だち”のような関係にもなっていくもの。あなたが「居心地の良い」存在であることには変わりないので、少しだけ関係に刺激を与えてみてはいかがでしょうか。(矢島 みさえ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年06月12日現在、6歳と2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。長男は内弁慶で、外ではすぐ泣いてしまう気の弱いタイプです。そのため、幼稚園の入園前はお友だちができるかとても心配していました。そんな長男のお友だち事情をご紹介します。 年少でのお友だち長男は年少のときにはほとんどお友だちがいませんでした。もともと長男は言葉が遅く、お友だちともあまりじょうずにコミュニケーションを取ることができず、心配していました。家でもお友だちの名前は出てこず、園外で遊ぶこともありませんでした。 夏休みなどの長期休みも、幼稚園のお友だちとは一度も遊ぶ機会はなく、「このまま幼稚園生活でお友だちと親しく遊ぶことはないのかなぁ」と、少し寂しくも感じました。 年中でのお友だち年中になり、長男の友だち関係に変化がありました。言葉の遅れがなくなり、家でも「今日は〇〇君と砂場遊びした!」と伝えてくれるようになったのです。また、「うちの子が長男君のこと好きで……」と言ってくれるママもいて、園外で遊ぶことも増えてきました。年少のころは、ほとんどもらったことのないお手紙も頻繁に園のかばんに入っていてホッとひと安心していました。 特に驚いたのは、私が親しくしているママ友の子どもだけではなく、私とまったく接点のないお友だちとも積極的に遊ぶようになったことです。お友だちのタイプとしては、長男と同じくおっとりとした子と一緒にいることが多かったです。 年長でのお友だち年長ではさらに交友関係が活発になりました。ただ、今までは無邪気に話してくれた女の子のお友だちのことを、少し恥ずかしがりながら話すようになりました。意外だったのが、長男とはタイプが異なる活発な子とも遊ぶようになったことです。 年中まではお友だちに叩かれて泣かされてしまうこともあり、私もやきもきしていました。それが、いつの間にかお友だちの輪に自分から飛び込んで、嫌なことはハッキリと「やめて!」と言えるように。夏休みもお友だちとたくさん遊べてよかったです。 私の不安をよそに、長男はいつの間にか自分でお友だちを作れるようになっていました。よく「子どもは自分で勝手に友だちを作る」と聞いてはいたのですが、本当にその通りでした。年少のときは長男の友だち関係に悩んだ時期もありましが、これからもゆっくりと成長を見守っていきたいです。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2020年05月14日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。 今回は、コミュ障でママ友がいないと、意外なところで欲求不満になるというお話です。 ■娘の友人の家庭事情にうとくなる わが家にはよく、娘のちり子のお友だちが遊びに来ます。 ちょっと家が遠いお友だちだと、帰りに親御さんが迎えに来られることもあります。 お友達のジェニちゃん(仮名)は…。 お父さんが迎えに来ることもあります。 また、休日に遊ぶときは、ジェニちゃんの家に迎えに行って、それから外で遊んだりします。 やはり少し遠いので、そのときに、ジェニちゃんの家まで私も一緒に行ったりします。すると…。 お父さんが出てきてくれるときもあります。わたしたちにとって、いつもの光景です。 ところがある日、ジェニちゃんが「お父さんに買ってもらった」というポシェットを見せてくれました。え? お父さん、いつもいるよね? ついこの前も、休日に家にいたよね? なぜ「久しぶり」に会ったというのか。 何げなく「お父さんと久しぶりに会ったの?」と聞いてみると。じゃあ、あの男の人誰だよ!お母さんの彼氏? それとも身内? 謎です。でも、どこまで聞いていいかわからないし、子どもに詳しくなんて聞けません。 ジェニちゃんのお母さんの連絡先は知っていますが、まったくママ友ではない。 どうしても知りたいというわけではないけれど、よく会う人だから気にはなります。でも、聞く相手もいなければ、話題に出す相手もいない。 ママ友がいないと、こうなるのです。 学生時代からの友だちはいますが、その友だちにとっては、ジェニちゃんの親の話をしても「誰やねん」ってなるだけでしょう…。 そう、ママ友がいないと、ちょっとした疑問がそのままになってしまう!ほかにも…。■間違い電話の向こうでは夫婦げんか… 娘の友だちのお母さんから急に電話がありました。 何かあった時のために連絡先を交換しただけなので、この方も、まったくママ友ではありません。 でも、授業参観であいさつぐらいはするので、もしかして、ランチか何かのお誘い?期待して出てみると…。 完全に間違えとる!小さいお子さんが勝手にスマホを触っちゃって、電話がかかったような状況かと…。 なんかケンカしてる声がめっちゃ聞こえました。 これ、聞いたらあかんやつや。…そっと電話を切りました。 間違って電話がかかってきて、電話の向こうでめっちゃケンカしている。 しかし、相手はママ友じゃないので、こちらからツッコめない。 「ケンカの最中に間違い電話がかかってきてたよ! 気をつけなよ〜」とも「なんでケンカしてたの!?」とも…。 ツッコめないし、聞けない。■むしろママ友がいなくてよかった…?こういうときでも、「他人のことなんて全然気にならない」という人であればなんともないと思います。 でも、私はコミュ力が低いわりに、他人のことでも意味なく興味を持ってしまうタイプなのです。 ちょっと噂やゴシップが好きな性格だと、なにげにつらいです。ただ、もし、そんな私がコミュ力が高くて、ママ友が多かったら「ウワサ好きなオバチャン」になっていたかもしれません。 そう思うと、コミュ障なのもそれはそれで良かったかも…? ママ友がいなくてコミュ障な私のところには、ウワサも情報も入ってきません。ウワサ好きとしては残念ですが、芸能人のゴシップをネットや週刊誌で見て好奇心をおぎないたいと思います。 それが一番、平和。ときどき、満たされない思いを抱えることはありますが、平和に日々が過ぎていく。それも全然、悪くないのです。
2020年05月10日息子が通っている幼稚園では、年中が一番難しい時期だと言われています。その言葉通り、年中のときは長男も初めてのお友だちトラブルを経験しました。子ども同士のトラブルは、親でもなかなか状況が掴みにくかったり、明確な解決方法がなくてモヤモヤしたり……。そんなお友だちトラブルで私が感じたことをお伝えします。 幼稚園2年目! 慣れてきたと思ったら…母子ともに初めての幼稚園生活を1年送り、年中ではお互いに余裕をもって生活できるかなと思っていたのですが、幼稚園から帰ってきた息子がなんだか落ち込んでいる様子……。「どうしたの?」と聞いても「別に」としか話してくれず、だんだんと「幼稚園に行きたくない」と言うようになりました。 初めてのお友だちトラブル!幼稚園でお友だちと遊ぶのが大好きな息子は、これまで幼稚園を嫌がったことがありませんでした。「どうして?」と聞いても話してくれません。 幼稚園へ送迎する際に様子をよく観察してみると、ある男の子からの接触が多いことに気が付きました。その子のママに話を聞いてみると、どうやら彼は息子のことが大好きすぎて、他の子とは遊びたくない、息子にも自分以外の子と遊んでほしくないとさえ家で言っているとのこと。これが息子のストレスになっているのだとすぐにわかりました。息子はたくさんのお友だちと遊ぶのが好きなタイプ。彼のことは嫌いではないけれど、遊ぶ内容を決められてしまうのが嫌だったようです。 体と一緒に心も成長している入園してお友だちが増え、人間関係が構築されていくのに対して、まだ言葉ではうまく説明できない。それはお友だちに対してもママや先生などの大人に対しても同じで、「こういう遊び方がしたい」とお友だちに話すにもお互いうまく通じ合うことができず、困っていても大人にその状況を説明できない……。あとから考えると、ここが年中は特に難しいと言われている所以だと思います。とてもつらい状況だったと思います。母親である私も、仲良くしてくれているお友だちに対して「息子が嫌がってる」とは言えませんでした。 転機は思いがけないところから!悩ましい状況は長く続きましたが、気分転換になればと思って始めた体操とサッカーが息子にいい影響をもたらしてくれました。元々、体を動かすことが好きなので、新しい技ができたりシュートを決められたりすると、とても気持ち良さそう!また、教えてくれる先生の話を聞くことで、理解する力と説明する力が付き、お友だちに対して「こういうのは嫌なんだ」と言えるようになりました。 これから成長していくにつれて、息子の悩みは複雑になっていくと思います。大人の私でもどうしたらいいのかわからないことや、息子が悩んでいることさえもわからないこともあるかもしれません。直接の解決案は出せなくても、悩んでいる息子の気分転換を提案していけたらいいなと考えています。 監修/助産師REIKO作画/はたこ 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年04月29日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。 「お友だちと家で遊んでいいよ」の後編です。 <前回までのお話>人見知りの娘、ちり子のために、家で友だちと遊ぶのをOKにしているわが家。掃除、飲食物の用意、遊び相手など、やることは多い。それでも最近はだいぶ落ち着いてきたけれど、トラブルもあって…。※この記事は、外出自粛要請前の体験談を基にしています。そんななか、新築の壁紙を剥がされてしまった! ■友だちと家で遊んでいるときのトラブル誰がやっちゃったの!? そして、どうする…? ちり子のお友だちが来るまで、壁紙はこんな状態ではありませんでした。しかし、ほうきの柄をうっかりぶつけて、以前から傷が入っている箇所でもありました。 そこから剥がれてしまったんだと思います。 おもちゃを探しに、ちり子の部屋に2人でいた時間がありました。この時、2人のお友だちがリビングで待っていました。 その時…。1人の子が、もう1人を止める声が聞こえました。その時は全然気にもとめてなかったのですが、もしかしたら“あの時”だったのかも~と思いました。 しかし、現場を見たわけではないですし、それに、もう1人の子というのは…。 あのピカルくん。小学校で、初めて遊びに来てくれた、大事なお友だちです。 普段はとても良い子なので、たぶんその時だけふざけちゃったのかなと思います。 とはいえ、やっぱりその場を見てはいないし、関係がギクシャクするのもイヤなので、言わないことにしました。 次に来た時、何気なく「壁紙、剥がれやすいから気を付けてねー」とちり子に言ってもらうだけにしました。 しかし、問題は剥がれた壁。修理のため、業者さんに見てもらいました。 修理費の見積もりを後日に出してもらうと…。 ■これからも仲良く遊んでほしいから…高すぎる!!いかん、この件については誰も責めないと決めたのに、2万3千円も払うことになったら絶対に根に持ってしまう…。下手すると一生。そこで、剥がれた箇所は細いし、自分で貼るので壁紙だけ買えないか聞いてみました。 すると…。めっちゃ安いやん!! というわけで、手先の器用な夫にうまいこと貼ってもらい、壁紙はきれいになりました。 これで解決!他にも…。 ちり子の言動に注意したり。 仲良くなった相手には、おもに男の子に対して、ときどきキツい言葉が出てしまうちり子。 家で遊んでると、そういうのにも気づくので、注意しないといけません。 また…。 何かあると、言いつけにくる。 逆にちり子が何かやらかして、お友だちが私のところに言いにくることも、もちろんあります。 家で遊ばせていると、こういう小さなゴタゴタにも親が呼ばれることがあり、毎回その対応に悩みます。 そんなある日。 ■お友だちをよく知っているから冷静になれる「お友だちのぴぴちゃんに、学校で貸したものをなかなか返してくれなくて困っている」との相談を受けました。 ぴぴちゃんはよく遊びに来るので、素直で良い子なのはわかっていました。 ただ、たまにゲーム機に集中しすぎてなかなか返してくれないことが時々あったので、学校でも似たような状況だったのかなと思いました。 家に遊びに来る子のお母さんとは、連絡先を交換することがあります。 ぴぴちゃんのお母さんの連絡先も知っていたので、ちょっと聞いてみることに。 「ちり子から、学校でぴぴちゃんに貸した文房具がなかなか返って来ないと相談され、現場を見たわけではないので申し訳ないのですが、ちょっとぴぴちゃんに確認してもらえませんか…」という内容をメールで送りました。 すると…。ちゃんと認めてくれました。謝罪もしてくれて、それからは貸しっぱなしになることもないようで、問題は解決しました。 ■おうちで遊ぶ大きなメリット家で遊ぶのをOKにするのは大変。でもメリットも大きいのです。子どもの、友だちと遊ぶ様子が身近で見られるのも大きいと思います。 めんどくさがりの私は、もしも、ちり子が外で遊ぶ子だったら、せいぜい「持っていくお菓子、みんなで分けるのよ」ぐらいしか言わなかったかもしれません。 お友だちの家に遊びに行くときは「ちゃんとおうちの人にあいさつをするのよ」ぐらいだったかもしれません。 「言葉づかいは優しくね」までは言わなかったかも…。 家にいると、ちり子がお友だちに何か悪いことを言ったりしたら気づくことができるのは良かったなと思います。 また、お友だちの様子も見られます。 ■子どもの学校生活も想像できるようにぴぴちゃんと遊ぶ様子を普段から見ていなかったら、「えっ、鉛筆を返してくれないの? その子と今後も遊ばせて大丈夫かな?」と過剰に心配してしまったかもしれません。 ぴぴちゃんは良い子だということを知っていたので、落ち着いて対処することができました。 また、ママ友がいない私でも、お友だちの親の連絡先を知っているのは、わが家で遊ばせているから。 遊びに来たお友だちが、ママの連絡先を持ってきてくれたり、私の連絡先をこちらから渡すこともあるのです。 ママ友がいない私にとっては、何かあった時のためにも連絡先を知れるのは助かります。 お友だちが家に来るということは大変なこともあるよ、とは思います。 家に呼ぶときのルール、相手の家に遊びに行くルールは家族で決めておきたいなと思います。 また、親が子どもの友だち関係にどこまで入るかというのも悩ましいところです。少しずつ子どもだけで解決していかれるように導くことを私も学んでいかないといけないですね。 大変だけど、見合うメリットはある。そう思います。 とくに、うちの娘には、友だち作りの助けになったと思うので、家遊びをOKにして本当によかったと感じます。 「こういう良さもある」という、ひとつのご参考になれば幸いです。
2020年04月22日一般的に、「友だちから恋人関係にはなりにくい」と言われていますよね。そうなると、男友だちを好きになるのはマイナスなだけ?でもきっと、友だち関係だからこそできるアピールがあるはずです!■ 冗談交じりにさり気なく「以前から気になってる男友だちがいて。『顔はタイプ』ということは、冗談交じりに伝えていました。それを何回か繰り返してたら、向こうから、『そんなに言うなら付き合ってよ』って言われた。それで、2人でよく会うようになった」(27歳/医療)友だちだからこそ、冗談も言いやすく、それに紛れて本音も伝えやすい。それによって相手も、冗談なのか本気なのかという気分になってきます。そして、だんだんと気になり始めるようになり、いつの間にか好きになっているなんてことも。■ 2人きりで遊びに「今の彼は、もともと彼女がいました。でも、私は彼が好きだった。なので、よく飲みに誘ってたんです。友だちだから、2人で遊びに行っても平気なわけです。そこから徐々に距離を縮めていきました」(27歳/美容)彼女がいたとしても、友だちという立場を利用すれば2人で会うことも可能。会えさえすれば、なんとかチャンスにつなげることができます。そして会うたびに、いい印象を与えていけばいいわけですね。■ 友だち伝いで遠回しに「彼とは共通の友だちがいっぱいいて。私が好きっていうことは、友だちからすでに伝わっていたみたいでした。なので、私から『好きです』って告白したとき、『前から知ってた』と言われました」(25歳/教育)共通の友だちが多いと、気持ちが筒抜けになるのも仕方ないこと。ならばそれを逆手に取ってしまえばいいわけです。あえて好意を伝えておいて、それでもなお2人で会ってくれるようなら、嫌な気はしていないということ。ならば、告白もしやすくなりますよね。■ みんなの前で大胆に「私は、好きな人と2人きりになるのが苦手で……。だから、みんなで飲んでいるときに、好きだって伝えちゃいました。そうしたら、周りが盛り上がり、本人もノリでなのかなんなのか、とりあえずOKしてくれました」(25歳/出版)みんなの前でとはなかなか大胆ですが、もしそれができたら周りは味方になってくれます。自分たちの近くでカップルが誕生したら、嬉しいという気持ちもあるでしょう。本人も断りにくくなりOKしてしまうというパターンもあるかもしれませんね。■ おわりに友だち関係から恋人になるということも、意外とあるようです。友だちであれば、会う機会は必ずありますから、それを有利と捉えて積極的に好意をアピールしていけるといいですね。(大木アンヌ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年04月05日こんにちは、鶏岡みのりです。 みなさんのご家庭では、お子さんは友だちを呼んで自宅で遊んでいいことにしていますか? うちは、友だちを連れてきていいことにしています。 しかし、 メリットがある反面 、やっぱり気を使う場面もあります。 ■子どもの友だちを家に呼ぶということというのも、私は要領が悪いので余計な苦労をするところがあります。 「自宅で遊んでも全然平気~」というお母さんも普通にいらっしゃると思いますが、わたしの場合は慣れるまでいろいろありました。 うちの子ども、ちり子(現在小4)は、小学校に入ってからもなかなか 友だちができません でした。とくに集団だと緊張して口数が少なくなるところがあり、私の子どものころもそんな感じでした。 そういうときどうしたらいいのか? 私の経験上、良い方法がありました。 ■学校では緊張してしまう娘も家では…友だちを家に呼ぶのです。 緊張が強くても、家だとリラックスして友だちと遊べて、より 仲良くなりやすい という経験が私にはありました。 仲良くなった友だちとなら学校でもリラックスして話すことができ、そうやって、家と学校の良い流れができていく…。 といっても、ちり子には、まず呼ぶ友だちがいない。 そこで、私が学校へ行った際によく「ちり子ちゃんのお母さん~」と話しかけてくれて、比較的ちり子と話す機会が多いという男の子(ピカルくん・仮名)を…。 スカウト成功。 子ども相手でもそこそこコミュ障な私なので、なにげに頑張りました。 男の子は親御さんに許可を取り、家に遊びに来てくれるようになりました。 もともと、私にも気軽に話しかけてくれるような明るい子なので、友だちも多い。 別の子を連れてきてくれたりして、友だちの輪も徐々に広がりました。 ありがとうピカルくん。 ピカルくんが男の子なので、この頃のちり子の友だちは自然と男の子ばかりでした。 前述したように、ちり子のような緊張しやすい子は家だと安心感があり、友だちとも遊びやすいようです。 さらに、たまたまかもしれないけど、クラスの中で「家で遊べる子」は少数派でした。 だからか「家で遊べる」ちり子は、お友だちからも遊びに誘われやすいように思います。 そんな良いことばかりの「家遊び」ですが、ただコミュ障な親の私からすると、大変なことも多いのです…! ■おやつに掃除、「おなかすいた」コール? 普段なら「こんなもんでいいか~」と適当な掃除も、子どもの友だちが来るとなればそうはいきません。 しっかり掃除をしなければいけない。これは ズボラ な私にはつらい。 とくに、休みの日に急に友だちが来ちゃったときは大変。 「ちり子ちゃん、遊ぼ~(外で)」と違い、「ちり子ちゃん、遊ぼ~(この家で)」は、やっぱり私にとってはキツかった…。 ちなみに近ごろでは、「子どもが突然、友だちの家に行くことはあまりない」というのを聞いたことがあるのですが、うちの周りでは実感がないです。わりと普通に行き来しているみたい。 さらに、男の子の中にはやっぱりトイレを立ってする子がいます。 しょうがないんですが、トイレがちょっと汚れていることもあります。 うちは女の子しかいないし、夫も座ってするタイプなので、男の子が帰った後はトイレチェックしています。 それにやっぱりお友だちが来るなら、 お菓子 のひとつも用意しておかないとと思っていました。 それは、ちょっとしたポテチみたいなのがひと袋と、 家にあるお茶 で全然OK。 OKなんですけど…。 私は最初、全然わかってなかった。いやいやいや、買いすぎ だろ!友だちが来ると聞いたら、毎回のようにこんな 出費 をしていました。 この頃の私を後ろからハリセンでスパーンとやりたいところですが、当時の私は、やっとできたちり子の友だちに「気持ちよく過ごしてもらおう」と、 気を遣いすぎていた ように思います。 さらに…。おなかすいたコール。これ普通ですか? 珍しい? ちょっとわからないけど、低学年の頃はよくありました。 なので、おにぎりを作ったりしていました。 「中に入れるツナ、買い足しとかなきゃなー」 とか思いながら買い物…。どんだけ買う気だ。 とりあえず最初は出費がかさみました。 ■子どもたちの遊びの相手をすることも? 私たちの周りの子は、友だちのお母さんと距離が近いように感じます。 普通に話しかけてくれたり、 一緒に遊ぼう と言われたり。 公園で走りまわったり、ボール投げをしたり…。 さすがに4年生になった今はなくなりましたが、 低学年の頃 は時々そんなこともありました。子どもたちと追いかけっこをする、運動不足のニワトリ。 けっこうつらいです。 私が子どもの頃は、友だちの親っていうとあいさつするぐらいのもんだったような…。不思議です。 ■低学年のころは家に送っていくことも… 地域にもよると思いますが、今の時代、小さな子はひとりで出歩かないことが多いのではないでしょうか。 うちに遊びに来た子は、帰る時間になると 親が迎えに 来たりしていました。 でも、迎えに来れないご家庭もある。 しかし、ひとりで家に帰すのは 心配 。というわけで…。 家に送っていく わな。冬は寒いわ。 「家で遊んでいいよ」と言うだけで、こんなにいろいろついてくるとは...。 といっても、ちり子が4年生になった今は、これらの親の役割は大幅に減りました。 今は私もお菓子を買いすぎたりしませんし、「おなかすいた~」とも言われないし、基本的に子どもたちだけで遊んでくれる。帰りに付き添わなくても、家が遠めのお友達は自転車で帰るようになった。 今、残っているのは主に掃除。 ■うまくいっていた家遊びにトラブル?しかし、もうひとつ、今も続くお悩みがあります。 それは、トラブル対処! 「家で遊んでいい」ということは、私の目の届くところに子どもたちがいるということ。何かあると責任がかかってくるし、家に子どもの数が多くなると、こういうことが起きたりする…。えっ…家(新築)の壁紙が剥がされた!?後編に続きます。
2020年02月29日今月は子どもの「友だち付き合い」がテーマです。子どもは子ども同士で関わり合いながら、いろいろな経験をして成長していきます。したがって、子どもにとって友だちの存在はとても大きいものです。最近は、友だちとうまく関われない子たちも出てきていますが、子ども自身は常に友だちとの関わりを求めています。今月は、子どもたちの豊かな友だち付き合いのためにはどんなことが大切か、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。子どもの友だち付き合いは年齢により変化する子どもの友だち関係は、年齢(発達段階)によって変化していきます。一般的には次のように、友だち作りの要因が移り変わっていくと言われています。【小学校低学年】近接要因~幼稚園時代に仲良しだった、近所に住んでいる、など功利的要因~ものをもらえる、貸してくれる、教えてくれる、など【小学校高学年】情緒的要因~親切、やさしい、快活、温和、相手の性格が好き、など能力的要因~勉強ができる・サッカーがうまいといった知能や運動能力に憧れる、など(参考:改訂・保育士養成講座編纂委員会編(2007),『保育士養成講座 第4巻 精神保健 改訂第3版』,全国社会福祉協議会.)それ以外にも、年齢に関係なく趣味やスポーツの好みが合うなどの「類似的要因」もあります。この中で特に気をつけたいのが「功利的要因」でのつながりです。たとえば、友だち欲しさにものをあげたり、自分のお小遣いで友だちのおやつまで買ってあげたりすること(おごる、おごられる)でつながっている友だちがいると、悪い方向にエスカレートする恐れもあるので注意が必要です。年齢別要因のほかには、今日の社会や家族構成の変化も、子どもの友だち付き合いに大きく影響を与えているように思います。昔はきょうだいが多く、その中でもまれながら人間関係を学ぶ機会がたくさんありました。しかし今は、一人っ子や少ないきょうだいしかいない家庭が増え、「家族内で子ども同士の関わり方を学ぶ機会」が少なくなっています。そのため、大人とは関われるのに、子ども同士の関わりができない子も出てきているのです。大人は、子どもの気持ちや状態を察して声をかけたり、必要に応じた関わりを子どもに対して持つことができます。ですが、子ども同士ではそんな気遣いができませんので、どうしても自分から声をかけたり気持ちを伝えたりしないと、相手に伝わりません。一緒に遊びたいときには「仲間に入れて」と自分から声をかけることができればいいのですが、家族内で子ども同士の関わりを学べない今の子どもたちの中には、それができない子もいるのです。皆さんのお子さんをはじめ、身の回りにそのような子がいる場合には、特に低学年であれば、大人が少しだけ手伝って「自分で話してごらん」とフォローしてあげたり、相手の子どもたちに「誘ってあげたら」と促したりすると、次第に子ども同士での関わりができるようになりますよ。友だち付き合いが上手な子と苦手な子の違い小学校に入学したての頃は、多くの子どもたちがクラスの中で、お互いの様子をうかがっています。上に書いたように、同じ幼稚園や保育園から来た子がいれば、その子たちだけでつながっているものです。しかし、席が隣になったり、勉強のグループが一緒になったりすることで、次第に新しい友だちができていきます。一方で、はたから見ているといつもじっと周りの子たちの様子を見てはいるのに、自分から関わっていかない子どもや関わっていけない子どももいます。こういう場合は、その子どもの性格にもよりますが、それまでの経験が影響していることが多いようです。やはり、きょうだいの多い子どもは周りへの働きかけも活発だったり、周りから声をかけられるとすぐに仲間になれたりします。もちろん、一人っ子でもとても活発なお子さんもいますよ。また、自分から積極的に周囲に関わっていくのに、友だち関係がうまく作れない子もいます。それは、とてもわがままだったり、言葉が乱暴だったり、思うようにいかないと拗ねてしまったりする子です。たとえば一人っ子だと、どうしても自分の言い分が通りやすかったり、我慢したりする場面が少ないので、子ども集団の中でもそのような傾向が出てしまうことがあります。この場合は、少しずつ家庭でも意識して、人との付き合い方を子どもに学習させていくことが大切です。ほかに最近気になることとしては、異年齢集団の遊びが消失していることや、公園で一緒にいてもそれぞれがゲームを持ち、ゲームを介在しての関わりしかしていないケースが増えていることも挙げられます。子ども同士が五感を使って関わりながら、楽しい、悔しい、嬉しい、悲しいなどの体験をする場面が極端に少なくなっているのです。このあたりをどう取り戻していくのかが、社会的にも大きな課題だと思います。親子間で「友だち付き合いのルール」を作れば安心親として、我が子の友だち関係はとても気になるものですよね。学校の行き帰りに声をかけて誘ってくれる近所の子がいたり、友だちと一緒に楽しそうに話をしながら下校してきてくれたりすると安心できますが、どんな子と友だちになっているかも気になるところ。日頃から、自分の子どもがどんな友だちとどのような付き合い方をしているのかを把握しておくことが大切です。言葉や行動が乱暴な子ども、嘘をつく子ども、お金遣いの荒い子どもなど、親から見てとても気になる子どもはいます。でも「あの子とは遊ばないで」とは、なかなか言えないものです。一番いいのは、気になる子どもの言動があれば、自分の子どもでなくても「いけないことはいけない」と注意したり、その親御さんに伝えたりすること。ですが、相手がどのような親御さんかわからなければ声はかけにくいでしょう。そんなときは、学校の保護者会などを利用するといいと思います。特定の「○○ちゃん/くん」の問題ととしてではなく、子どもたち全体の問題として話題にしながら、親同士が協力して子どもたちを見ていけるようにできるといいですね。学校には多くの親御さんの相談が入りますが、その中にはもちろん子どもの友だち関係に関しての相談も多くあります。学校では、相手の親御さんに伝えたり、子ども同士に考えさせてどうしたらよいかを学ばせたりして、対応しています。友だち関係に関することは大事な問題ですから、困ることがあれば学校に相談してみてもいいと思いますよ。それから、子どもに絶対にやめさせるべきことも知っておいてください。それは、社会的にタブーとされていることはもちろんですが、「モノをあげる」「大切なものを貸し借りする」などのことです。子どもたちの間では、ゲームソフトの貸し借りをしたり、自分のお小遣いで友だちにおごってあげたりする場合がありますが、「それはやっても、やられてもいけない」としっかり教えておきましょう。「○○ちゃんにゲームソフトを貸したら、返してもらえない」などというトラブルに発展しかねません。また、親が外出中の友だちの家に入って、冷蔵庫を勝手に開けてものを食べたりする子もいます。そういうことは「しない、させない」が大事な約束。友だちを家に呼ぶ、あるいは友だちの家に行く場合はしっかりルールをつくり、それが守られないようなら、親がいないときは家の中では遊ばせないことです。子どもと親の感覚は違いますし、親が子どものすべての友だち関係を見ることができるわけではありませんので、気になることがあれば子どもと話し合うことは大切です。とはいえ、必ず守るべきルールを決めたあとは、基本的には見守りの姿勢でいるようにしたいものです。子どもは子どもなりに、友だち関係を築いているのですから。人と関わり遊ぶ力があれば、いずれ新たな友だちもできるではここからは、子どもの友だち付き合いに関する3つのお困りごとに、アドバイスをしていきたいと思います。【親御さんからの質問 1】子どもに学校での様子を聞くと、いつも、同じ園出身の特定の子とばかり遊んでいるようです。もしかしたら、新しい友だちを作るのが苦手なのかもしれません……。「友だち100人」とまではいかなくても、もっと交友の輪を広げてほしい。子どもに何と言ってあげたらいいでしょうか。はじめにお話ししたように、低学年では近接要因が強く働くので、どうしても同じ園出身の友だちと遊ぶのが自然です。しかし、学校で席替えやクラス替えがあったり、いろいろな活動を体験したりするなかで、次第に友だち関係は変化していくもの。同じ園出身のお子さんと遊ぶ力があれば、次第に友だち関係も変わっていきますよ。「もっとほかの子とも遊んだら?」などと言うよりも、「今日も○○ちゃんと遊べてよかったね」「いつも××くんと遊ぶと楽しいよね」とまずは共感してあげましょう。今のお友だちとどのような関係を築いているのかを見守り、支配したり支配されたりすることなく、対等で友好的な関係が築けていれば大丈夫です。子どもが困っていなければ、静かに見守って【親御さんからの質問 2】我が子は一人っ子なので、友だちとの距離感をつかむのが苦手な様子。一方、周りの兄弟姉妹がいる子を見ると、人付き合いの仕方を心得ている感じがします。お友だちとの上手な付き合い方を教えたいとは思うものの、親として自分の経験を話すくらいしか思いつきません。なにかいい方法はありますか?実際子どもたちを見ていると、ご質問のような光景はよく見られます。上でお話ししたように、きょうだいの有無により友だち付き合いの得手不得手はある程度出てくるものですが、子どもは子どもたち同士の関わりの中で、友だち関係の築き方を自然に学習していきます。大切なことは、「自分から挨拶をする」「相手の話をしっかり聞く」「自分が間違ったことをしたときは素直に謝る」「約束を守る」などのマナーとルールを、ご家庭でしっかり教えておくことです。低学年ではなかなか新しい友だちができなかった子どもでも、中学年や高学年になるにしたがい、友だち関係は豊かになっていきます。また、子どもによって友だちが多い子・少ない子がいますが、子どもの個性を尊重し、子どもが困っていなければ親があまり心配しすぎないで静かに見守ってあげましょう。「気になる言動をとる友だち」との付き合い方は、こう教える【親御さんからの質問 3】わがままでちょっとズルいクラスメートがいます。自分の意見を通したいあまり、ウソをついたり、うちの子を言いくるめようとしたり……。親としては、内心そのような子とは距離を置いてほしいと思うのですが、正直にそう伝えていいでしょうか?それとも、これも社会勉強と考えて、口を出さずに放っておくべきでしょうか?親が友だち関係で一番心配するのは「言動が気になる」お子さんとの関係ですね。「その子と遊ぶのはやめなさい」と言いたくなりますが、人生の中ではいろいろな人とうまく付き合っていかなければなりません。子どもにとって一番いいのは、自分が嫌だと思ったり間違っていると感じたりしたときに、「いやだ」とか「そういうことはやめて」など、子ども自身が自分の言葉で相手に伝えられるようになることです。親も「一緒に遊ぶのはやめなさい」と言うよりは、「嘘をつかれたときはどうすればいいの?」と対処の仕方を子ども自身にしっかり考えさせ、「お母さんならこう言うけど」とヒントを与えてあげるといいでしょう。気になる言動をしがちな子も、生まれつき嘘つきであったりずるかったりするわけではなく、それまでの生育環境の中でそうならざるを得なかったのかもしれません。最近ではよその子どもを注意したり叱ったりする大人が減ってきていますが、そんな友だちが遊びに来たときは、自分の子どもと同じようにやさしく接しながら「いけないことはいけない」としっかり注意して育ててあげる視点を持てるといいですね。親子それぞれが、豊かな人間関係を築いていけるように「友だち付き合い」は、子どもが今後社会の中で生きていくうえでとても大切な力をつけていく手段です。特に学校では、子どもは知識だけでなく、ほかの子どもや先生たちとの関わりを通して社会で自立していくための力をつけていきます。その学校で、友だち関係がうまくいかなかったり、いじめの問題を抱えてしまったりする子が少なからず出ていることは、とても残念なことです。こうした心配がある場合は、親がしっかりと受け止め、解決のための手立てを探ってあげる必要があります。お子さんが友だち関係でつまずいたり悩んだりしていることがあれば、必ず相談にのってあげましょう。それ以外は、心配しすぎず子どもの主体性を尊重して見守ってあげることです。近頃では子ども会や地域行事が少なくなり、子どもたちが地域内で豊かな人間関係を築く場が減少しているという話も耳にします。しかし、そうした状況を意識して積極的に地域活動をつくり上げている親御さんもいらっしゃいます。私の経験ですと、親御さんが積極的にPTAや地域の活動に参加され他者との関わりが多いと、自然に子どもたちも友だちができたり、人と関わることがうまくなっていくようです。子どもが豊かな友だち関係を築いていけるよう、親自身も、自らの人付き合いの仕方に気を配っていけるといいのかもしれません。(参考)改訂・保育士養成講座編纂委員会編(2007),『保育士養成講座 第4巻 精神保健 改訂第3版』,全国社会福祉協議会.
2020年02月07日人は友だちから恋愛対象になることがあります。相手が好きだけど友達だと思われているだろうと諦めてしまうのではなく、友だちから恋人に変わるサインを見逃さないようにしましょう。二人きりで遊ぶ回数が増えているいつもは複数人で遊んでいたのにも関わらず、二人で遊ぼうと誘われたり、二人きりで遊ぶ回数が増えているとき、相手が友だちとしてではなく、恋愛対象として見てる可能性が高いです。また、グループラインがあるのに、個人のラインで連絡をとる事が増えたという場合も同じく、好意をもっている可能性があります。恋愛に関する質問が多い会話の中で恋愛に関する質問が多いときも、恋愛感情が入り混じっている可能性が高いです。恋愛事情で困っていることはないのか、恋をしているのか、恋愛に進展はあるのかなど心配しているような会話は、相手のことを心配しているというよりも、誰かにとられてしまっていないか、誰のことが好きなのかを把握したいため、質問してきている可能性が高いです。見た目に関することを褒めてくる今までは褒めてきたことなどなかったのにも関わらず、急にその日の服装やメイクや髪型などを褒めてきたとき、友だちとして見ているのではなく、異性として恋愛感情を持って見ているという可能性が高いです。また更に、露出が多い服などに文句を言ってきたり、似合わないと否定してきたときも、好きのサインである可能性が高いと判断できます。部屋に泊まりに来る急に家に遊びにきたり、なんだかんだ帰ることなくそのまま泊まっていくというようなことが増えるのは好きのサインである場合があります。また、異性の家に泊まる、泊まることを許すということは、ただただ友だちという関係ではなく、友だち以上恋人未満の関係となっています。お互いに居心地がよいと感じ、友だちとしてではなく、自然に恋人同士になるということも多いです。旅行の話しをしてくる今まで一緒に旅行に行こうなどという話をしていなかったのにも関わらず、急に積極的に旅行に行くような話をしてくるときは、好きのサインである可能性が高いです。一緒に旅行に行くことで、二人の距離を縮めようとしているのです。
2020年02月02日こんにちわ、エェコです。今回は、小学校の参観日におきたちょっと切ないお話です。■クイズ形式の参観授業でのできごと発表などが大好きな息子。ついでにクイズも大好きなので、はしゃいでました。普段より字を丁寧に書いたり、絵をつけてわかりやすくしたりと、はりきって準備していました。■息子の順番にお友だちが割り込み…あまり友だちに強く言えない息子。そのまま意見も言えず流されてしまいました。そして…■集団生活で味わうくやしさ大号泣してしまいました。悔しいのと悲しいのと怒りがごちゃ混ぜになったのかもしれません。横入りした友だちにも悪気はなく、「自分のクイズを出したい」というはやる気持ちがあったのだと思います。それに、息子が泣いてしまったことで自分が相手に悪いことをしたのだと気づいたようですぐに謝ってくれました。先生も間に入ってくれましたが、残念ながら授業が終わってしまい、息子はクイズを全問出すことができませんでした。■見守る親は子どもになにができる?学校内で起こる悲しいことや、理不尽なこと。集団生活していればこんなことって、一度や二度じゃすまないと思います。もちろん、子どもから相談されたら、アドバイスするし、できるだけ解決に向けてサポートするつもりです。もしも必要であれば、場合によっては先生に相談することも必要なのかもしれません。でもまず、どうすれば解決するのか自分で考えてそれを実行する力をつけてほしいと思っています。泣いても親が助けられることは確実に減っていきます。そしてこの日は授業参観の場だから当然親の出番はありません。先生におまかせして気持ちをこらえました。でも、帰宅してから「悲しかったけど、頑張ったね」と言って息子をめちゃめちゃ抱きしめました。その後は、学校でできなかったクイズを出してもらって親子で楽しみました。難しいことですが、息子もつたないながらも自分で考えて行動できる年齢だと思います。これからもなにかあったときには支えになれるよう、そっと見守り続けたいと思います。
2020年01月26日