土屋鞄製造所(TSUCHIYA KABAN)が展開する、大人のための仕事鞄「大人ランドセル(OTONA RANDSEL)」に新型が登場。2016年10月29日(土)から予約受付を開始する。「大人ランドセル」は、土屋鞄がこれまで培ってきたランドセルづくりの技術を活かし、創業50年の節目に生まれたもの。2015年11月の発売当日には数時間で完売。その後、2016年1月、3月、6月、8月と再販売をしたが、いずれも即日完売が続いた人気アイテムだ。新型はワイドモデル。マチ幅は1cm広がり、収納力がひと回りアップし、外ポケットは長財布も入る大きさにサイズアップして、より機能性を向上させた。素材はハリのあるヌメ革と、しなやかなイタリア革の2素材を用意。それぞれブラウン・ブラックの2色展開で、2サイズずつ揃い、計8種のモデルがラインナップする。【アイテム詳細】土屋鞄製造所「大人ランドセル」全8種 各100,000円(税込)予約開始日:2016年10月29日(土) ※予約販売、後日配送。■ヌメ革・OTONA RANDSEL 001・OTONA RANDSEL 001wide■イタリア革・OTONA RANDSEL 002・OTONA RANDSEL 002wideカラー:ブラウン / ブラック取り扱い店舗:土屋鞄製造所 西新井本店、軽井澤工房店、白金店、丸の内店、自由が丘店、鎌倉店、横浜店、名古屋店、京都店、神戸店、福岡店、オンラインショップ※ランドセル専門店での取扱い無し。【問い合わせ先】TEL:03-5647-5123
2016年10月17日近頃、よく耳にする「こうじ」。「こうじ」を表す漢字は、「麹」と「糀」の2種類あります。米、麦、大豆などの穀物でつくられているものは『麹』、そして、米のみで作られたものを『糀』と表現します。【前編】では、日本糀協会の糀エヴァンジェリストスーパーバイザーのうえだひとみさんに、その2つの漢字の由来に加えて「風邪予防になる食べ方」や「塩糀で作る鍋レシピ」を教えていただきました。【後編】では、「甘糀」をつかったスイーツレシピや手作りコスメをご紹介いただきます。Q. 「糀」はスイーツになるの?A.「忙しい時って、ついつい甘いものに手がのびてしまいますよね。クッキーやチョコレートなど、手軽に糖分補給できるスイーツは血糖値が一気に上がるので一瞬で疲れも和らぐかも? しれません。ただし、一気に上がった血糖値は一気に下がるため、また甘いものに手がのびてしまう…。補給できないとイライラする…。そして、使われなかった糖分は脂肪に変わってしまうのです。そんな時にこそ、「甘糀」(あまこうじ)を活用してみましょう。どうしても甘いものが食べたい時、甘糀をスプーン一杯食べるだけで満足感が得られます。穏やかに血糖値を上げるので体への負担も少ないんですよ。しっかりとした「甘み」が、そのあとの食べ過ぎ防止にもひと役買ってくれるのです。普段から甘糀を常備しておくことをおすすめします」(うえださん)「甘糀」を使ったスイーツレシピも、うえださんに教えていただきました。■シュガーレスシュークリーム穏やかに血糖値を上げる甘糀は、体の負担も少ないのでうれしい。自然な甘味の甘糀を砂糖代わりに使うのがポイントです。<材料> 約20個分A・米油 40g・水 50g・牛乳 50g・米粉 50g(ふるう)・卵120g(約2個)・甘糀 小1B・生クリーム 100g(8分たてして冷蔵庫で冷やしておく)・甘糀 80g・かぼちゃ 180g(皮と種を取り除き、500Wで4分ほど加熱氏、裏ごし)・マスカルポーネ 100g<作り方>1)オーブンを180度に加熱。2)鍋に米油、水、牛乳を入れて木べらで混ぜながら中火にかける。3)沸騰したら火から下ろし、米粉を加えてしっかり混ぜる。4)再び中火にかけて練る。5)水分が飛び、まとまったら火からおろし、卵を5回ほどわけて混ぜる。6)(4)を絞り袋に入れて、クッキングシートを敷いた天板に直径2~3cmの丸型に絞る。7)約180度20分焼いて、焼きあがったら冷ましておく。8)Bの生クリームにかぼちゃ、マスカルポーネチーズ、甘糀の順にそっと混ぜる。9)(7)の生地の上側に切り込みを入れ、クリームを絞り袋を使ってシュー生地に絞り出し、完成。Q. 食べる以外に「糀」の使い道は?A.「甘糀には、疲労回復や美容に効果的なビタミンB群が含まれているというのは【前編】でもお話しました。今回はきれいになれる「美容面での活用法」を2つご紹介しましょう」(うえださん)■「甘糀」で冬の保湿パック<材料>・甘糀 大さじ1、・小麦粉 小さじ2、・はちみつ 小さじ1<使用方法>材料をを混ぜて清潔な手にとり、顔全体(目や口に入らないように注意)にのせて3分おいて、洗い流す。糀のビタミン・アミノ酸・ミネラル・コウジ酸が お肌に透明感を与え保湿効果が期待できます。※肌の弱い方は、あらかじめパッチテストをしてから使用してください。生のものなので、使い切り分を作って使いましょう。■「甘糀」の化粧水で、しっとりお肌に<材料>・甘糀 大さじ1・精製水 大さじ1<使用方法>材料を混ぜて、ガーゼなどで漉して絞ったものを清潔なスプレーボトルに入れる。コットンにスプレーして使うのがおすすめ。ムラなく使え、余分な角質を落としてくれます。*作ったあとは必ず冷蔵庫で保存。3日間ほどで使い切りましょう。肌の弱い方は、あらかじめパッチテストをしてから使用してください。こんなふうに食べること以外でも楽しめる「糀」。簡単に作れるパックや化粧水はお手軽なのでおすすめです。「『糀』さえ常備しておけば、料理にコスメにと幅広く利用できます。体の内側だけでなく外側からもヘルシー&キレイになれますね」とうえださん。食べても肌につけてもキレイに導いてくれる頼もしい味方。今年は「糀」ライフを愉しんでみませんか。うえだひとみ プロフィール糀エヴァンジェリスト・スーパバイザー。ベジフルビューティーアドバイザー・brownworks主宰。 看護師としてICU・外科に勤務し、健康やアンチエイジングについて興味を持つ。家族が健康で心穏やかに、自身が若々しく生活するには食が基本と考え、内側からの健康美「インナービューティー」について学ぶ。なかでも糀のパワーに感動し、糀の魅力を伝えている。パン職人としても活動する傍ら、プライベートではマラソンや山登りを趣味として健康的な生活を日々実践している。
2016年02月11日近頃、よく耳にする「こうじ」。「こうじ」を表す漢字は、「麹」と「糀」の2種類ありますが、みなさんはこの2つの差をご存じでしょうか? 「米、麦、大豆などの穀物でつくられているものは『麹』、そして、米のみで作られたものを『糀』と表現します。米糀は、蒸し米にコウジ菌をつけて発酵させたもの。米にふわふわと白い菌がつくのですが、その様子が花が咲いているように見えることから、こういう漢字ができたと言われています」と説明してくださったのは、日本糀協会の糀エヴァンジェリストススーパーバイザーのうえだひとみさん。糀のエキスパートであるうえださんに、知っているようで知らない糀の楽しみ方や、糀のレシピについて伺いました。Q&A形式でご紹介してまいりましょう。Q. 「糀」はどこで手に入れることができるの?A. 「最近はインターネットでもスーパーでも購入することができます。市販の甘糀(甘酒のもと)、塩糀、醤油糀も販売されていますが、糀を購入すれば自分で作ることもできるんですよ。たとえば「甘糀」は、糀に水とご飯を加えて混ぜ、炊飯器の保温機能に設定して、適切な温度調整をしながら、約8~10時間保温すると出来上がり。意外に簡単に作れます。できあがったら清潔なビンやタッパーなどに小分けして冷蔵庫で保存を。炊飯器の代わりにヨーグルトメーカーを使ってもよいと思います。」(うえださん)※うえださんの「糀基礎講座」では甘糀・醤油糀・塩糀の詳しい作り方をご紹介しています。Q. 「糀」にはどんな効果があるの?A.「『糀(麹)』は日本醸造学会が国菌に認定している菌なんですよ。コウジ菌には酵素が約100種類以上含まれていて、一緒に食べた食物の栄養を体が消化・吸収しやすいように分解したり、旨味成分をだしたり吸収された栄養分をエネルギーに変える役割をしてくれます。そのような酵素で消化を助けてあげるということは、体の負担を減らし、栄養の吸収をよくする働きをしてくれるといえます。焼く前の肉を糀漬けして焼くとお肉が柔らかくなったり、美味しくなったりしますよね。これも、コウジ菌が生み出す酵素の働きで、肉のタンパク質が分解されるからなのです。また、糀には乳酸菌やオリゴ糖も含まれています。この2つは、善玉菌のエサになって腸内環境を整えてくれる役割を持っています。さらに、免疫力もアップする効果もあります。ビタミンB群も多く含まれているので、美容の観点からもおすすめですね」(うえださん)Q. 冬におすすめの食べ方は?A.「食べ過ぎや飲みすぎ、風邪などもひきやすい季節です。おすすめの食べ方は “朝一番に食べること” です。大根をすりおろして醤油糀と和えたものをいただきましょう。大根の酵素ジアスターゼを醤油糀の栄養とともに一番最初の食事で摂取すると、体の酵素量が増えて、次に食べる食べ物の消化や吸収、代謝をサポートしてくれます。大根はすりおろしたほうが栄養素や酵素がすぐに体に取り込まれやすくなります。手軽にできる朝の健康管理、胃もさっぱりするので朝の食欲低下も軽減されますよ」(うえださん) Q. 手軽にいただく方法は?A.「そうですね。食卓に並ぶ、副菜の一品を塩糀や醤油糀と和えるだけ。塩糀、醤油糀の自然な旨味が、ほかの調味料を使わなくてもいいくらいの味わいで、さらに栄養価もアップするので一石二鳥ですよ」(うえださん)うえださんに、体を温めてくれるおすすめの一品「塩糀DE鍋」の作り方を教えていただきました。■塩糀DE鍋食材を塩糀で和えてから調理することで、栄養素の吸収率がアップします。具材はお好みでどうぞ。ショウガ、ニンニク、山椒、七味などの薬味を加えると、さらに体に優しく栄養が取り込まれ、代謝アップも期待できますよ。<材料>2人分A・白菜 1/4個・にんじん 1/2本・水菜 2束・油あげ 1枚・しめじ 1株・塩糀 大1B・鶏ひき肉 200g・しょうが(すりおろし) 1片・にんにく(すりおろし) 1片・長ネギ(みじん切り) 白い部分1本分・片栗粉 大1・塩糀 大1/2・こしょう 少々C・水 2カップ・塩糀 大2・昆布 1切れ・しょうが 2片(千切り)<下準備>野菜や肉を事前に「塩糀」で和えておくこと。※糀が栄養素を分解するため、食材が柔らかくなり出汁が出てきます。加熱すると壊れやすい栄養素も、この下ごしらえによって細かくなっているため、体への吸収率もアップします。<作り方>1)Aを塩糀で絡めて20分以上おく。2)Bを全て混ぜて、だんご状に成形。3)Cを出し汁として、AとBを入れる。【後編】では、「甘糀」を使ったスイーツレシピと、手作りコスメについてご紹介します。うえだひとみ プロフィール糀エヴァンジェリスト・スーパバイザー。ベジフルビューティーアドバイザー・brownworks主宰。 看護師としてICU・外科に勤務し、健康やアンチエイジングについて興味を持つ。家族が健康で心穏やかに、自身が若々しく生活するには食が基本と考え、内側からの健康美「インナービューティー」について学ぶ。なかでも糀のパワーに感動し、糀の魅力を伝えている。パン職人としても活動する傍ら、プライベートではマラソンや山登りを趣味として健康的な生活を日々実践している。糀基礎講座:
2016年02月10日国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は12月15日、2015年末の半導体製造装置市場予測を発表した。それによると、2015年の半導体製造装置(新品)販売額は、前年比0.6%減となる373億ドルという予測となった。また、2016年は若干のプラス成長で1.4%増となる見込みだという。具体的には、半導体製造装置の中で、金額では最大のセグメントとなるウェハプロセス処理装置市場は、2015年は0.7%増の295億ドルに成長すると予測されたほか、ファブ設備、マスク/レチクル、ウェハ製造装置を含む「その他の前工程装置」は、20.6%増が見込まれるとしている。ただし、組み立ておよびパッケージング装置市場は16.4%減の26億ドル、テスト装置は7.4%減の33億ドルと、後工程関連はマイナス成長になるとの見方がなされている。一方、地域別で見た場合、台湾、韓国、北米の3地域が最大市場となるものの、日本における投資額も北米市場とほぼ肩を並べるまでに拡大するという予測となっている。また、欧州市場については、2015年に前年比13%減となるも、2016年はGLOBALFOUNDRIES、Infineon、Intel、STMicroelectronicsがファブの装置支出を増加させることが予測されることから、2016年には前年比63.1%増の34億ドルへと成長することが見込まれるとしている。なお、2016年の日本、韓国、台湾の装置市場は、いずれも縮小することが予測されている。
2015年12月16日●いかにインテリジェントを持たせ高効率に半導体を生産するのか?次世代半導体生産向け製造装置および製造プロセスの自動制御(Advoaced Equipment Control/Advanced Process Control)に関する国際シンポジウム「AEC/APC Symposium Asia 2015」が、「インダストリー4.0時代の境界なき交流の場」というテ―マの下、開催された(図1)。主催は、半導体製造のノウハウをサイエンスに高めてScientific Manufacturing(科学的製造)をめざす半導体製造国際シンポジウム(ISSM)実行組織体で、AEC/APCシンポジウムは、ISSMの姉妹会議の位置付けとなっている。後援は、電子情報技術協会(JEITA), 日本半導体装置協会(SEAJ)、国際半導体装置材料協会(SEMI)など。科学的な半導体製造で歩留まりや生産性を向上させるための核となるAEC/APCに関して、海外からの参加者も交えて活発な議論が行われた。○先取りしてIndustrie 4.0を実現する半導体工場AEC/APCというのは、半導体工場内の製造装置に温度、圧力、ガス流量、薬液組成、プラズマ密度、印加電圧・周波数、などさまざまな装置/プロセス・パラメータである多変量を計測する多種類のセンサを取り付けて、そこからの大量のデータ(いわゆるビッグデータ)を収集・解析し、フィードフォワード、フィードバックを駆使して装置やプロセスの変動による製品のバラつきを制御する手法である。先端半導体工場で、プロセスや装置の安定化をはかって製品歩留まりを向上させ、品質や生産性を高め、トータル・コストの低減をはかるための自動化システムと言えよう。これは、現在、世界中の産業界で注目されているIndustrial IoT(IIoT)やIndustrie 4.0の発想そのものであり、半導体工場では、他産業に先駆けてそれを具現化してきている。○日本では5回目の開催だが米国での開催数は27AEC/APC シンポジウムは、半導体メーカーと装置、材料、ソフトウェア、センサ、計測・分析機器メーカーが一堂に会し、プロセスや装置の自動診断や最適化を通して、インテリジェントで高効率な生産システムの構築を議論する場として、会議名称は若干異なるものの、毎年、世界3カ所(欧州・米国・アジア)で開催されている。アジアでは、2003年以来、台湾で毎年開催されている。日本では、2007年に熊本で初めて開催されたのを機に、隔年で開催されており、今回は日本で5回目の開催となる。米国では、1989年に「Sematech AEC/APC Conference」の名称で第1回が開催されて以来、毎年開催されており、今年は去る10月にテキサス州の州都オ―スチンで第27回目のAPC Conferenceが開催された。欧州では来年4月に「第16回 European Advanced Process Control & Manufacturing Conference (APC/M)」がドイツで開催される。かつて日本が勘と経験と度胸(?)でDRAMの大量生産を行っていた頃から、米国ではAPCが議論され、「製造を科学する(manufactuirng science)」ことにより、ついに米国半導体産業が復権を果たすこととなった。この点で、米国はAPC分野で先行しており、欧米はITの活用でも一日の長がある。○仮想計測や異常検出分類を中心に議論今回は、口述発表13件、ポスター発表8件の合計21件の発表がおこなわれた。国別では、日本14件、米国3件、韓国2件、ドイツ1件、マレーシア1件。組織別では、熊本大学3件、東芝、ルネサス、Infineonグループ(ドイツ/マレーシア)、Samsungグループ(韓国/日本)、 Rudolph Technologies(米国)各2件、その他の企業・大学各1件。今回も半導体製造装置/プロセスパラメータ情報をモニターし、その情報を活用することで、実際に計測・検査を行わずに半導体ウェハの加工特性を予測する手法である「仮想計測(VM:Virtual Metrology)」や、それぞれの半導体製造装置からのさまざまな出力をモニターし、何らかの異常を検出した場合、その結果を統計的に処理することにより異常の種類を分類する手法である「装置異常検出分類(FDC:Fault Detection and Classification)」を活用したAPCを関する発表が相次いだ。ソニーセミコンダクターは、「さまざまなデ―タを活用したVM-APCによるMOSFETしきい値電圧の予測と安定化」と題する発表を行った(図2)。また筑波大学からは「VMとFDCに関する機械学習とデータマイニングの応用」と題する発表が行われ、Student paper Award(学生論文賞)を受賞した。さらにパナソニック・デバイスエンジニアリングからは、指数加重移動平均(Exponentially Weighted Moving Average:EWMA)を使った新しいFDC手法の銅めっき装置への適用例が報告されたほか、三重富士通セミコンダクターは「高密度プラズマCVDのエッチングレートのチャンバーごとのばらつきをなくす手法」を発表した。そして東芝からは、「NAND型フラッシュメモリ製造現場での減圧CVDプロセスへのAPCの適用による膜厚変動の減少と生産性の向上」に関する発表が行われた。さらに、同社は半導体製造装置が正常に機能しているかどうかをデータでチェックし、装置の信頼性や生産性を向上させるシステムである「装置エンジニアリング・システム(Equipment engineering System:EES)からのデータを用いた装置メンテナンス時の組み付け不具合の検知」のポスタ―発表で、Best Poster Award(最優秀ポスター賞)を受賞した。●ベストぺ―パ―アワードを受賞したのはルネサス○ルネサスの装置モニタリング手法がベストぺ―パ―今回のシンポジウムでベストぺ―パ―アワードを受賞したのは、ルネサスセミコンダクタマニュファクチャリングから発表された「インピーダンス測定を用いた新しいプロセス装置モニタリング手法」。装置異常の発生原因を見出すために装置を停止しておく時間(ダウンタイム)を減少させるために、装置インピ―ダンスの周波数応答を継続的に測定することにより、プラズマCVD装置に使われている部材の異常を検出する手法である(図3)。今後は長期にわたりモニタリングを行って、異常発生原因をより迅速に発見し、装置生産性を高めるという。ルネサスはこのほかウェハ内変動パターンに同期したCMP工程異常の検出についても発表したほか、オムロンからは、MEMS製造分野で、プロセス全体のPLS回帰モデルを用いて製品特性の予測制御をおこない、歩留まり向上をめざす取り組みが発表された。また、熊本大学からは「反射型レチクルフリー露光装置を用いた不均一伸縮基板対応アライメント方式の開発」、「相関法を用いた空間流の微小パーティクルモニタリング手法の開発」、「パルス光伝導法によるLSI非接触テスティング」と最多の3件の発表があった。○後工程やディスプレイ製造にAPCを適用する外国勢サムスン・グループからは、2件の発表があった。サムスン横浜研究所からは、「半導体チップ・マウンタ―のチップ位置を画像処理で実用的に推定する手法」について、Samsung Displayからは、「OLEDディスプレー製造プロセスにおけるしきい値電圧異常をモニターするための光学発光分析に基づくデ―タ駆動モデル」が発表された。Infineon Technologiesからは、「アルミ・ワイヤ・ボンディングにおけるAPCを用いたパッド・クラック検出」の発表があった。ドイツの国家プロジェクトになっている「Industrie 4.0」の一環として、後工程(組立・検査工程)におけるAPCの活用を検討しているという。マレーシアのInfineon Technologies Malaccaからは、同地で組み立てられている「車載タイヤ圧測定モニタリングシステム(圧力センサ)の検査工程で異常圧力を早期に発見するAPCの適用」に関する発表が行われた。前工程(ウェハプロセス)へのAPCの適用は今や常識となっているが、Infineonは、Industrie 4.0の実現を目指して、前工程だけではなく、後工程へのAPC適用にも世界規模で取り組んでいることを印象付けた(図4)。今回は、日本からの発表は、従来にも増して、個々の材料・装置・プロセス制御に関する発表が大勢を占め、製造ラインレベルあるいはファブレベルへの展開や、それによるトータルコスト削減やトータル歩留り向上はこれからの感があった。日本の半導体製造が競争力を持っていき残るためにも、是非とも一刻も早くファブレベルへと展開させて欲しいものだ。勘と経験に基づく製造から脱皮し、欧米台の生産技術の核となっているトータルシステムとしてのAEC/APCを活用して、プロセス制御性向上、設備生産性向上、資材費低減活動などに新たな方向性を見出し、半導体製造の国際競争力を高めるため、本会議をさらに積極的に活用することが望まれる。
2015年12月02日老舗ランドセル工房「土屋鞄製造所」が11月3日より、大人のための仕事鞄「OTONA RANDSEL」(税込10万円)の注文受付を開始する。創業以来培ってきたランドセル作りの技術を活かし、上質な革で仕立てられた「OTONA RANDSEL」。箱型で荷物や書類を美しく運べる収納力や、負担を感じない背負い心地の良さ、手を塞がない便利さなどのランドセルの機能美を残しながら、大人が使うに相応しいスマートかつ美しいシルエットを追求して製作された。中でも、ランドセル独特の技術が集結しているのが、背中のぷっくりとした盛り感や肩ベルトのクッション部分。背中に当たる盛りは3段階となっており、最も高い腰の位置で荷物を支えることで、よりフィットした背負い心地を実現させている。また背中に熱をこもりにくくするため、U字の内側部分を一段低く設計して通気性を高めている。さらに大人の背中に合った形を考慮し、マチ幅はスリムに設定。A4クリアファイルが縦に収まるサイズで、丸みの少ないすっきりとしたシルエットに仕上げられた。素材は、背中には通気性と吸排湿性に優れたソフト牛革を、内装には摩擦に強い型押しされた豚革を使用。ビジネスの様々なシーンでの使用を考え、フタを閉めたままでも出し入れできるファスナーポケットや、手持ち用のハンドル、自立しやすい底鋲なども施された。また、特に負担のかかりやすい肩ベルトは、芯材や手縫い作業により強度が高められている。「OTONA RANDSEL」は、ハードタイプとソフトタイプの2型で展開。持ち主の風格を引き立てる鞄を目指して製作されたハードタイプは、張りのあるよく締まった革質のヌメ革を採用。全体を切り目で見せることで、革の硬さやすっきりとしたシルエットを表現。使う度に色艶が変化して深みを増す過程も魅力のひとつとなっている。一方、ソフトタイプでは、柔らかなオイルレザーを使用。柔らかく締まった革を活かして、パイピングと切り目でまとめられた。イタリアの伝統製法で仕立てたしなやかな革が、上質さと、遊び心を大切にする大人の余裕を感じさせている。なお、カラーは各タイプともブラック、ブラウンの2色展開。
2015年10月13日富士フイルムは10月1日、半導体材料の製造販売子会社FUJIFILM Electronic Materials U.S.A.(FEUS)を通じて、半導体関連の製造プロセスなどで使用する溶剤の製造販売会社である米Ultra Pure Solutions(UPS)を年内に買収すると発表した。年内に買収手続きを完了し、UPSをFEUSの100%子会社FUJIFILM Ultra Pure Solutionsとして新たにスタートさせる予定。なお、買収額は公開されていない。UPSはカリフォルニア州とテキサス州に製造拠点を構え、高純度な溶剤を安定的に製造できる精製技術を保有している。半導体の製造プロセスなどで使用される高純度溶剤を中心とした幅広い製品ラインアップを持ち、米国の大手半導体メーカーや化学メーカーを顧客に持つ。富士フイルムは、半導体のプロセス材料として、フォトレジストや現像液、洗浄液、CMPスラリーなどに加えて、高純度溶剤の製造・販売も行っている。今回UPSを買収することで半導体材料事業の拡大を狙うほか、UPSの精製技術による高純度溶剤を用いて高機能・高品質なフォトレジストや現像液などを開発していくとしている。
2015年10月01日日立ソリューションズは、グローバル製造業向けに、製造現場から経営マネジメントまでの情報をリアルタイムにつなぐことにより、市場環境や経営環境の変化に迅速に対応し、企業の収益向上と価値創出をトータルに支援する「グローバル製造業向けトータルソリューション」を9月7日から提供開始する。同ソリューションは、最近の製造業を取り巻く環境の変化を踏まえ、同社のノウハウである顧客の課題や事例と、ソリューションを整理したもの。例えば、本社と連携した海外拠点での迅速な経営判断や、グローバルな需要変動を加味したコスト戦略策定による機動的経営、海外拠点での保守サポート品質向上のように、直近の課題を解決するシステムから、製造現場の人・機器・システムが相互につながり協調できる最新の自律分散システムまで紹介している。主要なソリューションに、「経営マネジメント」「グローバルPLM(Product Lifecycle Management)」「グローバルSCM(Supply Chain Management)」「グローバルSLM(Service Lifecycle Management)」「製造現場見える化」などがある。「経営マネジメント」では、生産拠点データや、販売拠点データの収集・分析により、製品別の利益構造を可視化し、さらに市場データを加えた経営計画のシミュレーションによって、需要変動などの環境変化に対応した、タイムリーな意思決定を支援する。「グローバルPLM」では、マスカスタマイゼーションに対応するため、機能設計、原価企画のPDCAを強化し、設計の精度を高めることで、計画的な利益の確保を可能にする。
2015年09月02日土屋鞄製造所このほど、革とキャンバス生地のエイジングを愉しめるバッグ「レザーキャンバス・2wayスクエアリュック」と「レザーキャンバス・ラージトート」を、それぞれ数量限定で発売した。○倉敷、京都、広島の技術で製造同商品は、植物の渋で染めて洗いをかけたキャンバスと、オイルを手塗りして仕上げたしなやかな革のコンビネーション。色の濃淡やシワ感などの表情が豊かで、使いこむほど味わいのある風合いに変わるという。今回の商品に採用している素材「渋染めウォッシュドキャンバス」は、倉敷で昔ながらの力織機で仕立てられた帆布生地を、京都で渋染め(植物タンニン染め)し、広島で洗いをかけてしなやかに仕上げたもの。「レザーキャンバス・ラージトート」は4万9,000円(税込)、「レザーキャンバス・2wayスクエアリュック」は5万9,000円(税込)。
2015年06月25日6月23日に「データ活用でさらなる強み! 製造現場の最先端」セミナーが開催される。ここでは、そのセミナーで講演する1社について紹介しよう。○「製造業においてなぜ原価分析はうまくいかないのか? 利益創造につながる原価分析のノウハウを明かす!」今、一部の製造業において、原価管理を単に「決算のための手続き」と考えるのではなく、原価管理を徹底活用することで利益創造にもつなげていこうという機運が高まっている。そのため、ITの道具としてBIツール等を導入する企業が多い。しかしその一方で、原価情報の利活用のためにBIツール等を導入しても、うまく分析できないという声がよく聞かれるのも事実だ。その理由について、NECネクサソリューションズ 第三システム事業部の若松拓也氏は、次のように語る。「まず1つは、BIツールの導入時につくりこみを行う際に、意識すべき点を見逃しているという理由があるでしょう。例えば、BIツールは“入れて終わり”という意識の企業が多いのも現実なので、そのような企業では、BIツールの導入がゴールとなってしまっており、どう使うかについては導入後に考えればいい、といった姿勢になりがちです。しかし、これでは原価情報の利活用は不可能でしょう」同社では、食品・素材・化学といったプロセス製造業向けに、生産管理、品質管理、原価管理、販売管理システムの導入に強みを持っている。若松氏はプロセス製造業向けシステムの導入・運用支援に深く携わり、その中でBI環境の構築を経験してきた。この経験により、原価活用BIテンプレートを構築した。「BIテンプレートの主旨は、ただ値を出力するだけでなく、分析シナリオまで踏み込んで原価分析の適切な方向を示すことにありますので、原価管理をつきつめていくことで、どのような“値”が見えてくるのかが理解できるはずです」と若松氏は強調する。例えばある製造業のBI構築では、在庫の有効期限の管理において、滞留在庫がどこに残っているかなどのデータを原価に当てはめていくことで、どの程度の損失が生じているのか可視化することに成功した。各工程の労務費や経費などの細かいデータまでを可視化することにより、工程の班長は、担当する部門の生産性を具体的にどれぐらいかといった数値で示せるようになった。これは、製造工程における人員の評価にも生かされている。ほかにも、同社のBI導入支援により、自社に適したBI環境の構築を実現した企業は多い。6月23日(火)に開催されるセミナー「データ活用でさらなる強み! 製造現場の最先端」での若松氏のセッション「化学・素材・食品製造業のための、経営に役立つ原価管理活用法」では、それらの企業がどのように現場の課題を把握し、可視化すべき値を明確にしながら、その分析のためにBIツールをいかに“使える”ようにしたかについての数々のノウハウが語られる予定だ。「原価分析では、現場に役立つようなシステムをつくって、役立つ数字を示せるようにすることと合わせて、経営層のビジネス判断を支援できるような数字をいかに示せるのか考えることが重要です。セミナー当日はそこまでをゴールと見据えて、原価分析のためのBIツールの組み立て方、その活用方法についてお話したいと思っております」自社の原価についてしっかりと把握し、更なる利益向上を目指す製造業の方々であれば、ぜひ当日会場に足を運び、若松氏のセッションを参考にしてみてはいかがだろうか。
2015年06月19日ビッグデータがマーケティングなど、さまざまな分野で活用され始めている。この傾向は製造現場においても同様。各工場から集めたデータや各製造工程のおけるセンサーからのデータを収集・分析・管理することで、製造効率や品質管理を向上させている企業が増えている。こうした製造業におけるデータ活用について学べる参加無料のセミナー「データ活用でさらなる強み! 製造現場の最先端」が、6月23日(火)13:00~、東京・千代田区一ツ橋のパレスサイドビル9F、マイナビルームで開催される。セミナー内容はオムロンの水野伸二氏による「全工程ログの可視化による生産効率の改善」、アプレッソの友松哲也氏による「IoTとビッグデータ活用でニーズ急増! データ統合基盤づくりの勘所」(仮)、NECネクサスソリューションズの田中徹氏・若松拓也氏による「化学・素材・食品製造業のための、経営に役立つ原価管理活用法」の3講演となっている。前述のように当セミナーは参加無料(要事前予約)となっており、製造業の現場でデータ活用を考えているビジネスパーソンにぜひ参加していただきたい。○同セミナーの詳細は以下の通り・タイトル:データ活用でさらなる強み! 製造現場の最先端・開催日時: 2015年6月23日(火)13:00~15:50・参加費:無料 (事前予約制)・開催会場:千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル9F マイナビルーム9F-A・最寄り駅:東京メトロ・東西線・竹橋駅直結・主催: 株式会社マイナビ
2015年06月15日Infineon Technologiesは、韓国LS Industrial Systemsと2009年に設立したインテリジェントパワーモジュール(IPM)の製造をてがける合弁会社「LS Power Semitech」の発行済み株式すべてを購入したことを発表した。IPMはパワー半導体(今回の場合はIGBT)とICを高信頼性の小型パッケージデバイスに集積し、冷蔵庫や食洗器、乾燥機、エアコンなどの家電製品のエネルギー効率を向上させる半導体モジュール。InfineonはすでにIPM分野で相互補完的なポートフォリオを有するInternational Rectifier(IR)を買収しており、今回のLS Power Semitechの発行済み株式の取得は、最適化された独自のシステム製品を世界中の顧客に提供するという、同社の戦略的な布石を意味するものとなる。2009年に設立されたLS Power Semitechは韓国のIPMサプライヤーであり、LS Industrial Systemsとの合弁会社として、設立当初からインフィニオンは株式の46%を保有していました。その後、2014年6月には、持分を66%まで引き上げています。LS Power Semitechは、ソウルに本社と開発部門を、韓国チョナンに製造拠点を置いており、韓国国内と中国、世界の大規模な家電市場へのサービス提供で絶好のポジションを確立しており、主要家電ブランドの全社と取引を行っています。
2015年06月02日マルコメは3月9日、「月曜から飲んじゃおう! もらっちゃおう! ハッピー3マンデー 糀エナジードリンク「hacco(ハッコ)」カクテルを楽しもう! 」を丸の内の商業施設・iiyo!!(イーヨ!!) yokochoにて実施する。同イベントは、丸の内の商業施設・iiyo!!の3周年記念「THANKS FAIR」に伴い実施する企画。施設内店舗7店舗にて、ディナータイムに糀(こうじ)エナジードリンク「hacco」を使用したオリジナルカクテルを販売する。「hacco」は、塩糀やビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD、ナイアシン、葉酸、ビタミンC、食物繊維などの栄養素を配合した、微炭酸のエナジードリンク。果汁1%のさっぱりとしたグレープフルーツ味となっている。提供するカクテルは、Daichi&keatsでは「農園hacco モヒート」(800円)、おでん かしみんでは「hacco サワー」(550円)、大かまど飯 寅福では「和hacco」(540円)、Hot Spoon 丸の内店では「hacco カクテル」(410円)を提供する。PASTA MARCHE AWkitchen’sからは「フレッシュハーブの香り アマレットソーダ」(540円)、四国味遍路 88屋 丸の内店からは「シークワーサーhacco サワー」(594円)、TEPPAN SAKABAからは「hacco ハイボール」「hacco サワー」(各500円)を販売する。また、同施設内全店舗ではディナータイムより、haccoを各店舗につき先着100人にプレゼントするほか、17時からは地下エスカレーター横にてhaccoオリジナルカクテルの試飲ができる(先着300人)。※価格は全て税込
2015年03月06日富士通は3月4日、組み立て加工製造業向けに製造現場管理システム「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA ENTERPRISE MES(GLOVIA ENTERPRISE MES)」の販売を同日より開始すると発表した。同製品は各工場ごとの製造実績情報の収集・管理方法を標準化し共有することで、工場間の実績比較が行え、ノウハウの共有や改善活動による生産性向上を可能とする。また、拠点別生産性やライン別の製造進捗などの現場情報と本社システムを連携させることで、経営層、管理者層、現場層などそれぞれの階層に応じた情報を見える化する。さらに、部品を最適な時に必要分をラインへ補充する自動補充指示のシステム化、不具合から原因部品・部材を特定するだけでなく、部品・部材の不備の影響を受ける製品を特定する2方向からのトレーサビリティを実現する。価格は基本管理(1サーバライセンス、10ユーザーライセンス)が200万円で、工程管理(1サーバライセンス、10ユーザーライセンス)と在庫管理(1サーバライセンス、10ユーザーライセンス)が300万円。価格はいずれも税別。工程管理および在庫管理の導入には基本管理が必須となる。同社は、3年間でサーバライセンス150本の販売を目標としている。
2015年03月04日古町糀製造所の「糀」(こうじ)を使用した、第4弾「日焼け止め」商品!ロート製薬株式会社と古町糀製造所とのコラボ商品『糀肌ひやけどめ』が3月から登場する。シットリしたうるおいと高い保温で美しい素肌を守る【クリームタイプ】の日焼け止めアイテムだ。同社は日本の再活性化と地域の貢献を目標とする企業として、“もの作り”と古町糀製造所を通して、伝統的な日本食材のすばらしさを広め、スキンケア商品のコラボ開発を実践しているという。そして、この度は2012年からスタートしたコラボシリーズの4弾目になり、商品は石鹸で洗い流せるので、外に出て洗濯物を干している時や、庭の掃除をしている時、またスポーツの時など、日常の多くのシーンで利用しやすい。商品の成分は?独自で開発された【白糀コメエキス】が調合されており、シットリとしたうるおいと優れた保温力のある伸びやすい日焼け止め。また含水シリカや酸化鉄が含まれた「スーパーUVカット成分」(SPF50+、PA++++)仕様で、素肌をソバカスやシミなどの要因となる強い紫外線から守ってくれる。さらに素肌やファンデーションになじみやすいので、化粧下地にも適している。古町糀製造所について日本有数のコメ産地の新潟県で、蔵人および杜氏とともに「糀」を作り、「糀」の技術と価値を支える専門店。同シリーズのコラボ第一弾は、2012年に登場した「白糀コメエキス入りクリーム」という。(画像はプレスリリースより)【参考】・ロート製薬株式会社 プレスリリース
2015年03月03日GEオイル&ガスは2月26日、新潟県刈羽事業所に金属3Dプリンタを導入し、エネルギー産業用プラントにおいて用いられる特殊仕様のコントロールバルブ部品の製造を開始したと発表した。今回導入された3Dプリンタは松浦機械製作所の「LUMIX Avance-25」。同機はファイバーレーザーによる積層造形とマシニングセンターによる金属切削加工という工程を1台で行う事ができる。金属3Dプリンタを導入したことによって、従来法では製造が困難であった中空構造、曲面形状やメッシュなど、複雑な造形が可能となることから、バルブ部品設計の自由度が大幅に向上した。また、一体成型が可能となったことで複数の加工プロセスが不要となり、従来の製造法では約3カ月必要とされていた形状の部品の製造が約2週間でできるなど、製造日数の短縮化や低コスト化が実現した。GEはこれまでにも米国本社で航空機エンジン部品の製造などに金属加工用の3Dプリンタを用いてきた。国内ではGEヘルスケアの日野工場で樹脂加工用の3Dプリンタを導入しているが、日本において金属3Dプリンタを導入するのは今回が初めてとなった。
2015年02月26日島津製作所は2月25日、SCREENホールディングス(SCREEN HD)が製造する高速3D細胞スキャナ「Cell3iMager」シリーズに関して国内販売契約を締結し、製薬市場やアカデミア市場に向けた販売を開始したと発表した。3D培養した細胞塊(スフェロイド)は、通常の2D培養した細胞に比べて、より生体に近い状態のため、創薬におけるスクリーニングや毒性評価において高い有効性が示されている。Cell3iMagerはこのスフェロイドを高速スキャンし、サイズや形態から細胞の増殖や現象を正確に計測する装置。通常、細胞増殖の計測には専用に検査試薬を用い、経時変化の計測には測定点ごとにサンプルを用意する必要があるため同一サンプルでの計測は不可能だが、同装置は検査試薬が不要のため、同一細胞の経時変化を計測することができる。また、同装置にHPLCやLCMSを用いた成分分析では得られない細胞のサイズや形態の情報を付加することができ、より高精度な薬効・毒性評価の確立が期待される。最近では多能性幹細胞の分化誘導時に必要となる胚様体形成の観察にも有用であることが示されるなど用途が拡大している。
2015年02月25日イチビキは2月27日、「糀スムージーの素」を発売する。厚生労働省では1日の果物推奨摂取量は200g以上としているが、実際は推奨摂取量を摂(と)れておらず、特に若年層での摂取不足が問題となっているという。また、近年は健康を意識している若い女性を中心にスムージーが注目されていることから、同社では毎日のスムージーで野菜をおいしく摂取できる「糀スムージーの素」を開発した。同商品は、独自の発酵技術を生かして開発した「糀もろみ」を使用。乳酸発酵のすっきり感と砂糖不使用の自然な甘さで、果物・野菜に合う味に仕上げた。野菜特有の苦味・臭みがやわらぐため、野菜が苦手な人にもおすすめだという。また、約1万株の菌株ライブラリーから選び抜いた植物性乳酸菌も含まれている。調理方法は、同商品に100~150g程度の果物や野菜と水100mlを加え、ミキサーで混ぜるだけとなっている。同社が推奨するスムージーには、「バナナとにんじんのスムージー」「りんごとほうれん草のスムージー」「キウイとパイナップルのスムージー」などがある。価格は4袋入りで200円(税別)。
2015年02月18日マルコメは3月4日まで、東急電鉄が運営する「渋谷ヒカリエ」カフェ&レストランとのコラボグルメフェア「糀美人で春を迎えよう!」を開催する。○季節の変わり目には糀パワーで元気に!同フェアでは、同施設のカフェ&レストラン18店舗で、マルコメの糀を使った商品"プラス糀"シリーズと、働く女性を応援する"糀エナジードリンク"「hacco」を使用したメニューを提供する。また、フェアメニューを注文した各店先着100名に「hacco」を進呈する。「忙しい女性に発酵食品の持つ魅力を再発見し、普段の料理や食生活に活かしてほしい」というマルコメの狙いと、「春に向け、働く女性への健康的な食の提案をしたい」という渋谷ヒカリエの狙いが合致。同フェアのコラボレーションが実現した。主なコラボメニューは、「iBeer LE SUN PALM」の「蒸し鶏と九条ネギのしょうゆ糀レモンパスタ」が1,059円(税込)。「プラス糀 生しょうゆ糀」と「プラス糀 甘酒」を使用。「渋谷 水刺齋」の「熟成骨付き牛カルビと美白スンドゥブチゲの サンパセット」は1,780円(同)。熟成骨付き牛カルビを「プラス糀 生塩糀」に漬込み、他に「プラス糀 甘酒」を使用した。「Café & Grill SIZZLe GAZZLe」の「SIZZLe GAZZLe特製甘酒パンケーキ 塩ミルクアイスと糀ジャム添え(2枚)」が1,280円(税込)。使用商品は「プラス糀 甘酒」と「プラス糀 糀ジャム」。「FLOWERS Common」の「糀ベリースカッシュ」は788円(同)。「プラス糀 甘酒」を使用したノンアルコールメニューとなる。28日には、特別イベントとして「マルコメ君がやってくる!」を実施する。レストランズパーク6階中央エスカレーター横に「マルコメ君(着ぐるみ)」が登場。13時からと15時からの各回先着100名に「糀のパスタソース 蟹のトマト」を進呈する。その後、パーク内を練り歩き、希望者との写真撮影などを行う。
2015年02月17日イチビキは2月27日、「糀(こうじ)もろみ」を使用した「糀スムージーの素」(1人前×4袋入り / 税別200円)を発売する。厚生労働省は1日の果物推奨摂取量を200g以上としているが、実際は推奨摂取量をとれておらず、特に若年層での摂取不足が問題となっているという。「2012年 厚生労働省調べ」によると、1日の果物摂取量は20代が66.6g、30代が59.9gと不足していることが分かる。一方で、近年、健康を意識している若い女性を中心に「スムージー」が人気を集めている。しかし、家庭で作ると味が単調になったり、野菜の苦味で習慣化しにくかったりといった問題点があるという。そこで同社は、創業より「発酵」と向き合ってきた経験と技術から、果物・野菜と相性が良い商品を開発したとのこと。同商品は独自製法により、米・米糀を二段階で発酵させている(「糀もろみ」として特許出願中)。砂糖不使用の自然な甘さと、乳酸発酵のすっきり感で、より果物や野菜に合う味に仕上げたとのこと。また、約1万株の菌株ライブラリーから選び抜いた植物性乳酸菌(殺菌済み商品)が含まれ、飲み続けることで健康をサポートするという。そして、簡単に作れるところも特徴だ。同商品1袋(45g)を、果物・野菜(100~150g程度)、水(100ml)と一緒にミキサーで混ぜるだけで、1人分の糀スムージーを作ることができる。
2015年02月17日JNCは1月29日、子会社であるJNC石油化学の市原製造所内において、リチウムイオンバッテリ用セパレータの製造設備の竣工式を開催したと発表した。これまで、セパレータについては、従来培った樹脂加工技術のうち、特にポリオレフィンフィルム分野における製造・加工ノウハウ、材料選定ノウハウを生かし、市原製造所内にセパレータ量産化検討のためのパイロット設備を設置し、製造技術開発および市場開発を行ってきた。今回、竣工した製造設備は、これまでパイロット設備で積み重ねてきた、独自のセパレータの製造技術を反映させた商業用量産設備である。現在、パイロット設備による試作品の提供などにより採用に至っている顧客に対し、ライン変更の認証に向けた製品の提供を行っており、以降認証を受けた顧客から順次今回の製造設備に生産を移管し製品の供給を行っていく。今後、市場拡大が期待される大型リチウムイオンバッテリへの供給体制の整備のみならず、膜厚、空孔率の設計自由度をさらに追求した高性能なセパレータ、およびバッテリの高容量化に伴う安全性の高いセパレータの開発を行うとともに、安定した品質の一層の向上を目指し積極的に取り組んでいくとコメントしている。
2015年02月02日三菱電機は1月26日、シーケンサー・表示器および関連製品の開発・製造拠点を2015年4月に統合すると発表した。具体的には、姫路製作所の小型シーケンサー(プログラマブルコントローラー)・表示器の開発・製造を中・大型シーケンサーの開発・製造を行う名古屋製作所に統合し、事業運営を一元化する。この統合により、シーケンサーMELSECシリーズ・表示器GOTシリーズの製品仕様共通化による統一プラットフォームでの開発と、機械や装置を接続するCC-Link IEフィールドネットワークなどのネットワーク製品の開発を推進することで、小型から大型まで製品競争力およびソリューション構築力の強化を図る。また、上位情報系システムと生産現場の情報連携による生産とエネルギーの「見える化」を実現するe-F@ctory導入工場である名古屋製作所での一貫生産により、生産性の向上と高品質・省エネを実現する生産体制を構築するとしている。
2015年01月26日島津製作所は1月13日、マレーシアに販売会社「Shimadzu Malaysia Sdn. Bhd.(SML)」を設立したと発表した。また、同国に分析計測機器の製造拠点を新設する計画も同時に明かされた。マレーシアではこれまで、分析計測機器は現地代理店を通じて販売していたが、SMLが設立されたことで、直販・直サービス体制が確立されたことになる。医療機器はシンガポールの現地法人「SHIMADZU (ASIA PACIFIC) PTE LTD.(SAP)」のマレーシア支店を開設して直販体制をとっていたが、新販社の医用部門として統合する。同社はこの新体制により、マレーシアにおいて2018年には分析計測機器1505万ドル、医用機器520万ドルの合計約2025万ドルの売り上げを計画している。新工場についてはSAPの主力商品である高速液体クロマトグラフおよび紫外可視分光光度計の生産を2016年より開始し、順次生産品目を拡大していく計画で、液体クロマトグラフの一部製品についてはSAP以外にも中東・アフリカを管轄する海外子会社に向けて供給する。
2015年01月14日Infineon TechnologiesとUnited Microelectronics(UMC)は、車載用アプリケーション向けパワー半導体分野への製造パートナーシップの拡大を発表した。UMCは15年以上にわたり、Infineonのロジックチップを生産してきた。最近締結した合意に基づき、両社は今後、Infineonの車載適合スマートパワー技術「SPT9」をUMCに共同で移管し、300mmウェハを対象に生産体制を構築する。そして、2018年前半には、台湾にあるUMCの300mmファブで「SPT9」製品の生産を開始する予定としている。「SPT9」は、マイコンのインテリジェンスとパワー技術をシングルダイに集積した、Infineon独自の130nmプロセス技術である。
2014年12月26日東京大学は11月25日、翼形、波形など特殊な断面形状を持つ蜂の巣様の構造(ハニカムコア)をオンデマンドで製造できる新しい製造方法を実証し、アルミ合金製パネルの試作に成功したと発表した。同成果は、同大 生産技術研究所 機械・生体系部門の斉藤一哉助教によるもの。科学技術振興機構(JST)の研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)の支援を受けて行われた。軽量で高強度、高剛性を実現できるハニカムコアサンドイッチパネルは航空機・宇宙機から建材、家具まで、さまざまな工業製品に使われている。現在、ハニカムコアは半世紀程前に英国で開発された展張式と呼ばれる手法で製造されているが、この方法では平板パネルしか作製できず、曲率を付けたり、テーパーを付けたりする際は、コストのかかる2次加工が必要となるため、使用できる形状に多くの制限があった。そこで、斉藤一哉助教は"折紙式"という新しいハニカムコアの製造方法を実証した。これは1枚の紙から折り曲げのみで、さまざまな立体形状を作り出す折紙の手法を応用し、周期的なスリット・折線を入れた1枚のシートからハニカムコアを立体化する方法で、展開図のパターンを変えることにより平板だけでなくテーパー形や翼形、曲面パネルなどさまざまな形状のハニカムコアを直接製造できる利点がある。そして今回、この折紙式ハニカム製造装置のプロトタイプを城山工業、フジカケと共同で開発し、波形や曲率パネルなどさまざまな形状のアルミ合金製ハニカムコアの試作に成功したという。今後、産業化がなされれば形状の異なるさまざまな製品で、安価な軽量化手段を提供することができるだけでなく、遮音・吸音、断熱性などハニカムコアの持つさまざまな優れた機能特性を広汎な製品で利用可能になるとコメントしている。
2014年11月27日日立製作所は11月25日、情報・通信システム事業の国内製造拠点を再編し、生産体制を強化することを決定したと発表した。具体的には、ITプラットフォーム関連製品の国内製造3拠点(神奈川県小田原市、神奈川県秦野市、福島県郡山市)のうち、ストレージ装置などの製造を行う小田原拠点の製造機能のすべてを、2016年9月末までにサーバや通信ネットワーク装置の製造を行う秦野拠点に統合する。以降、秦野拠点と郡山拠点の国内2拠点をマザー工場として、米国1拠点、欧州1拠点の生産体制によるグローバルサプライチェーンや事業継続性の強化を図り、ITプラットフォーム事業のグローバル展開をさらに推進するとしている。また、ATM・端末事業の子会社である日立オムロンターミナルソリューションズが、旭本社(愛知県尾張旭市)および豊川事業所(愛知県豊川市)に有する国内の製造機能を、2016年3月末までに旭本社に統合する。あわせて、日立オムロンターミナルソリューションズで行っていたATM・端末事業関連製品向けのプリント基板への電子部品実装(PCBA)工程を、日立情報通信マニュファクチャリングに移管し、PCBAのノウハウ共有や部品共通化などによるコスト競争力強化を図る。同社はこうした情報・通信システム関連製品の国内製造拠点を統合することにより、技術・設備の標準化やコア技術・ノウハウの融合をさらに推進して、生産性および投資効率の向上を図るとともに、グローバルでのコスト競争力を強化する。国内製造拠点を、海外拠点の生産立ち上げや品質管理、人財育成などの支援を担うマザー工場として、高品質・高信頼の生産体制の構築とグローバルでの事業拡大を推進していく。
2014年11月26日富士フイルムは10月27日、子会社でバイオ医薬品受託製造会社(CMO)であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies USA(FDBU)を通じて、バイオ医薬品CMOでワクチン製造に強みを持つKalon Biotherapeutics(Kalon)を買収し、ワクチンCMO市場に参入すると発表した。FDBUは10月22日、Kalonの持分所有者であるテキサス州およびテキサスA&M大学と、Kalonの持分譲渡に関する契約を締結した。今後、数か月以内に決済手続きを行い、Kalonの全持分の49%を取得する。また、Kalonの取締役の過半数を富士フイルムグループから任命する。今後、FDBUは同契約に規定されたマイルストーンに沿って持分比率を100%まで引き上げていくとしている。Kalonは、テキサスA&M大学によって設立された、高度な技術と最先端の設備を持つバイオ医薬品CMO会社で、米国保健福祉省傘下の米国生物医学先端研究開発局(BARDA)から、バイオテロや新型インフルエンザのパンデミックなどの非常時に公共の健康を守るための医療手段を開発・製造する重要拠点「Center For Innovation In Advanced Development and Manufacturing(CIADM)」の1つとして指定されている。また、テキサス州はテキサス新興技術基金(Texas Emerging Technology Fund)を通して、本拠点の建設・運営を援助している。技術面において、Kalonはワクチンを動物細胞培養法で製造することに強みを持っている。ワクチン製造に必要なウイルスを製造工程内にとどめる、世界トップレベルの高度な封じ込め技術を保有しており、新型インフルエンザウイルスやエボラウイルス、炭疽菌などに対するワクチンを安全かつ安定的に製造することができる。さらに、ウイルスの高度な封じ込めが可能な、小型で可動式のモバイルクリーンルームを完備している。このモバイルクリーンルームを同社のワクチン製造施設である「National Center for Therapeutics Manufacturing」に、最大20基まで設置することが可能という。この設備では、多品種のワクチンを同時並行で製造することができる。さらに、増設が容易なため、顧客からの増産要請にも柔軟に対応できる。なお、同クリーンルームは、動物細胞培養法によるワクチンはもちろんのこと、抗体医薬品を含むあらゆる種類のバイオ医薬品の製造も可能で、今後高まるバイオ医薬品の多品種少量生産ニーズに応えることができるという。今後、富士フイルムは、テキサス州行政庁およびテキサスA&M大学のサポートも得ながら、ワクチン分野への取り組みを強化していくとコメントしている。
2014年10月28日土屋鞄製造所はこのほど、クリスマス限定アイテムの販売を開始した。10月24日21時からオンラインショップで販売開始されたのを皮切りに、10月25日から全国の直営店10店舗と電話にて、クリスマス限定アイテムを順次販売。今年のメッセージは「ストーリーを刻もう。」となっており、クリスマスギフトを渡すまで、そして渡した後にもそれぞれのストーリーを革アイテムに刻んでほしいとの思いを込めたという。クリスマス限定アイテムとして、古い名作映画をイメージしたという限定色「ノワール」「ボルドー」で展開する定番シリーズ「トーンオイルヌメ」(鞄3万6,000円~、小物4,000円~)、イタリアンレザーを使用した「フレックストート」(7万9,000円)をはじめ、新作や定番品の新色など6シリーズの革ギフトがそろう(価格はすべて税込)。また、クリスマスノベルティとして、2万5,000円以上の買い物をした人に、映画撮影で使用されるカチンコをイメージした革製パスケースを先着でプレゼント。ベージュのリボンに「家」「雪の結晶」「靴下」「もみの木」といったモチーフの革製のオーナメントが付くクリスマス特別ラッピングも実施するとのこと。限定アイテムの販売期間は12月25日まで。土屋鞄製造所の直営店や公式オンラインショップなどにて販売する。
2014年10月27日(画像はプレスリリースより)古町糀製造所と共同開発した、保湿スキンケアシリーズロート製薬は、古町糀製造所と共同開発した、保湿スキンケアシリーズ「糀肌(こうじはだ)」から、「糀肌くりーむ」と一緒に使うことで、より気持ちよく使える化粧水「糀肌けしょうすい」を開発。「糀肌けしょうすい」を、4月8日よりロート製薬通信販売で新発売する。「糀肌」シリーズは、杜氏(とうじ・酒を造る職人)の手肌が、糀に触れている時だけは、うそのように美しく健やかに輝くといわれることに着目。糀から抽出した天然保湿成分を配合したシリーズで、現在、「糀肌くりーむ」と「糀肌せっけん」を発売中。「糀肌くりーむ」との2品併用で、よりしっとり感を実感「糀肌けしょうすい」は、独自開発した、潤いを届けるだけでなく、キメを整え、ハリ、ツヤのある透明感のある肌へと導く、シリーズ共通成分「白糀コメエキス」(加水分解コメタンパク)を配合。さらに、コメエキス等、自然の食材の持つ力に着目した保湿成分を配合する。すっと肌になじむ気持ちよい使用感で、「糀肌けしょうすい」で潤ってやわらかくなった肌に、「糀肌くりーむ」を使うことで、よりしっとり感を実感し、肌に潤いをとじこめるという。【参考リンク】▼ロート製薬プレスリリース
2014年04月03日出光興産は10月28日、キャッサバからタピオカスターチ(でんぷん)を製造する際の残渣(キャッサバパルプ)を使ってエタノールを製造する技術の実証のため、タイ国内にパイロットプラントを建設し、運転を開始したことを発表した。今回の取り組みは、東南アジアにおける再生可能エネルギーとして有望なバイオ燃料事業への取り組みの一環として、タイ最大のスターチメーカーSanguan Wongse Industries(SWI)の工場敷地内にパイロットプラントを建設し、SWIの協力の下、技術実証のための運転を開始したというもの。今回開発されたバイオエタノール製造プロセスは、原料であるキャッサバパルプに対する特別な前処理が不要なほか、発酵槽での撹拌を行わないで済むといった特長があり、低コストでバイオエタノールの製造を可能にするもの。パイロットプラントの製造能力は年産50klで、同社では技術の実証を行った後、プロセスデータの採取を行い、商業化を目指す計画としている。
2013年10月28日