育休中、育児はもちろん家事もほとんど私が引き受けていました。土日の休みは夫も娘の面倒は見ますが、家事はほぼしませんでした。私の復職が迫ったとき、「このままでは私の負担が大きくなってしまう。けれども、夫には自主的に行動をしてほしい」と思い、私なりの方法で夫に家事・育児分担を促し、育児が少しラクになった話をお伝えします。 復職後の仕事と家庭の両立に悩む日々娘の保育園の入園が決まり、いざ復職が近づいてくると、「仕事と家庭の両立ができるのだろうか」という不安に悩まされました。久しぶりの仕事に対する不安だけでなく、育休中はほぼすべての家事を私がおこなっていたため、復職後に夫がすぐ分担してくれるとは思えなかったのです。 そこで、「掃除機をかけて!」「お風呂を洗って!」と、こちらが言ったことをするのではなく、夫自身が自らやろうと思ってくれる方法はないかと考えました。 1週間の家事・育児の洗い出しをする最初に考えたことは、「私がどのような家事や育児をしているのか、夫がわかっていない内容があるのではないか?」ということでした。まず、家事・育児の見える化を図るため、私が1週間おこなっている作業をメモしました。 なぜ1週間かというと、土日に発生するイレギュラー家事(塩素系洗剤を使って徹底的にお風呂を洗うなど)も含んで、記録をしたかったからです。 メモに、おむつ替えや離乳食作り、掃除機をかける、ゴミをまとめる&捨てる、夕食の献立を考えて買い物など、実際に私がおこなっていることを逐一記録しました。そして最終的にはエクセル表で一覧にし、表頭欄に「ママ」「パパ」とそれぞれの列を作りました。 家事・育児分担表の完成と活用法家事・育児分担表が完成したら表を印刷し、夫がリラックスをしているときに「もうすぐ私も復職するから家のこと見直したくてさ! わが家でやっていることを表にしてみたから、パパが普段から自分でやってるよ~って箇所をチェックしてね」とお願いしました。 自称イクメンの夫はハッとした様子でした。おむつ替えや休日の子どもとの入浴以外の家事・育児を、ほとんどやっていないことに気づいたようです。その結果、自主的に行動するようになってくれました。それだけでなく、食洗器やドラム式洗濯乾燥機などの便利家電グッズの導入にも積極的になり、スムーズな復職を果たすことができてよかったです。 家事・育児分担表を作成してよかったこと1週間細かくメモを取り、エクセルで表を作る作業は面倒でもありましたが、効果は絶大でした。私がガミガミ言わずとも、夫に気づきを与えて行動を起こさせることができ、とてもよかったです。 また、表には私が普段おこなっている家事・育児について書いてあるため、その中から夫自身ができそうなことをピックアップできたことも成功の秘訣だったと思います。 家事・育児分担表は、「プライドが高く、指示されることがあまり好きでない」という夫の性格でも自主的に行動する手はないかと考えて作ったものでした。この表をきっかけに夫のモチベーションや行動が変わり、頼りがいのあるパートナーとなりました。復職に向けての悩みが1つ軽減されて本当によかったです。 監修/助産師 REIKOイラストレーター/eriつぃん著者:江原みか一女の母。化粧品会社で美容講師やマーケティングを経験。育休中に英語の勉強を再スタート。美容・英語・子育てのジャンルを中心にライターとして活動中。
2021年04月30日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型パパ/ゆたか:女子力高い雑学王な子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きするちょっと大袈裟さんしーちゃん:2020年4月生まれ。お姉ちゃんたちに可愛がられてすくすく成長中!我が家の夫婦は性格が真逆…?3歳、2歳、0歳の年子3姉妹を育てているずぼらママです。今回は、我が家の夫婦の実情や子育てについてお話します!わたしはずぼらです。家事にしても育児にしても、いつも楽をしたいと考えて省エネモードで暮らしています。また、細かいことは気にならない性格でどちらかというと子どもっぽいところがあり、精神年齢が低いなと思うことがあります。わたしより10歳年上の夫はいつも穏やかで愛情が深く、人として尊敬できる人です。そのうえ、わたしより家庭的であったり包容力があったりと、頼りになる素敵なパパなのです。夫はわたしとは真逆。わたしと出会うまで「ずぼら」という言葉を知らなかったほど、何ごともきちんとこなしてきたそうです。そして、夫はどんなときも落ち着いていてわたしから見ると本当に「大人」なのです。そんな夫と3姉妹の子育てをしていますが、子どもたちと一緒にわたしも育ててもらっている気分になることがあります(笑)夫のすごいと思うところをザッとあげてみます。いつも感情が安定しているわたしは落ち込んだり怒ったり喜んだり感情が忙しいですが、夫はどのようなシーンでも落ち着いています。子どもたちに対していつも平穏に接している様子を見ると、わたしも見倣わないといけないなと思うことがあります…。子どもたちもそんな穏やかなパパが大好きで、パパにお願いすると必ず望みを叶えてくれると思っている節があるようです。喧嘩にならないわたしが理不尽に怒ったとしても、夫がわたしをなだめて先に謝ってくれます。夫のおかげで大きな喧嘩に発展しないので、夫婦仲はいつも円満です。(もしかしたら夫に我慢させているかもしれませんが)知識が豊富わからないことを夫に聞くと、何でも答えてくれます。妊娠中の生活や身体の変化、食事なども夫の知識に救われたことが多々あります。家事を完璧にこなす夫はわたし以上に家事が得意です。ひとり暮らし経験があるのと、お義母さんの教えの賜物でしょう。掃除に関しては、常に細かいところ(窓のサッシや換気扇、流しのぬめりなど)も見ていて、こまめに掃除してくれます。もともときれい好きな性格もあると思いますが、ずぼらで細かいことが気にならないわたしからするととてもありがたいです。夫は子どもたちに「大きくなったら掃除を教えるからね!」と言っています。さらに子どもたちは掃除機を見ると「これパパの」と言うほど、掃除はパパの仕事と思っているようですよ。わたしとしては、仕事も頑張ってくれている上に家事を任せて良いのかと思うこともありますが、お互い得手不得手を補っていければ良いのかなとも思っています。このように、夫の尊敬するところをあげていけばキリがありませんが、わたしも夫を見倣ってもっともっと成長していきたいです!編集後記親の目が届く範囲で、子どもたちをずっと見守っていても少し目を離したすきに怪我や事故が起きてしまうことも少なくありません。事故が起きてしまった際は何をするべきか慌ててしまったり、心配で不安な気持ちになったりと冷静さを失ってしまうこともありますよね。事故が起きないことが一番ですが、万が一に子どもが怪我をした際に対処法や備えをきちんと把握しておくことが大切ですね。また、少しでも安心して過ごせるように、インテリアを見直して危険なものや場所はないかチェックしてみてください。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!おおもりなつみさんのマンガが動画になって登場!ままのてで大人気の育児マンガが動画でも楽しめるようになりました。もちろん、おおもりなつみさんのままのてオリジナルマンガも動画になって登場していますよ。おおもりさんの描く年子3姉妹の日常をぜひ、ご覧になってくださいね。※「ままのてチャンネル」とは妊活・妊娠・出産・育児の情報を届けるチャンネルです。妊娠中や育児期のお役立ち情報のほか、マンガ動画も配信していますよ。お気に入りの動画を見つけたら、ぜひチャンネル登録してくださいね。過去のエピソード著者情報
2021年04月30日出産してから重くなった生理。経血量と貧血が特にひどく、動くこともままならなくて……。でも、そんな私を見て、これまで育児に積極的とは言えなかった夫の行動が一変!! パートナーに生理のつらさをわかってもらうのは大事だと痛感しました。 産後2カ月。母乳をやめたらすぐに生理が再開私は27歳で出産。産後は母乳育児を頑張っていたのですが、乳首が切れてしまい、それが痛くて痛くて……。自分にしかできないという使命感はあったものの、耐えがたい激痛に、母乳をあげるのがつらくなってしまいました。 産院で相談したところ、産後2カ月ちょっとで母乳をやめることに。寂しい気持ちもありましたが、心がしんどく、娘の体のことも考えて、決断しました。 やめてみると、心も体もラクに。すると、すぐに生理が再開しました。産後2カ月のときのことでした。 ハンパない経血量&貧血で、動けない!!産後の生理は、生理痛こそ妊娠前より軽くなったものの、特に生理初日から2日目の経血の量がすごくて。妊娠前までは昼用のナプキンで十分だったのに、夜用ナプキンでも2時間もたないくらいで、動くたびにドバッと出る感覚もありました。こんなこと初めてでびっくりしましたし、貧血もひどく、グッタリとして、とにかく動けないのです……。動けないと……娘のお世話ができない! そんな私を見て、夫がひと言「休んでな」と言ってきました。 実は、このころの夫は育児に積極的なタイプとは言えず、だからこそ具合が悪くても自分が頑張るしかないと思っていたのですが……。「え、休んでいいの? 大丈夫なの? あなただけでできるの?」と驚きました。 夫が育児に積極的になり、私は自分の体を見直せたもともと夫は、生理に対して理解のある人で、妊娠前、私が生理のときは「寝てていいよ」「具合は大丈夫?」と気にかけてくれるような人でした。ただ、出産後は育児のことですれ違いが多く、ほぼ毎日喧嘩ばかりで……。 私は夫婦一緒に育児をして、娘の成長を見守りたいのに、夫にはそれが伝わらず。夫が「休んでな」と声をかけてくれたのは、「この人とこれ以上一緒にいるのは無理かも……」とまで思いつめていたときのことだったので、私は感動してしまいました。 その日から夫は育児に積極的になり、娘ともたくさん遊んでくれるようになりました。私は夫と協力しながら、一緒に育児をできようになったことが楽しく、またかわいい娘の成長を一緒に見られることがうれしくて、 喧嘩もなくなりました。 産後の生理はつらい症状がありましたが、これをきっかけに、夫はが育児に積極的になってくれました。そして、そのおかげで、私も整体に行く、食事に気を付けるなど自分の体のメンテナンスができるように。 子どもだけでなく、自分の体も大事にしなくてはと思いました。 監修/助産師REIKO文/ほにゃみさん
2021年03月13日友だちのような夫婦や恋人のような夫婦、仲が冷め切った夫婦など、夫婦の形はそれぞれに違います。そんな夫婦の間に「秘密がある」という人はどのくらいいるのでしょうか。今回は、「秘密」というキーワードから、夫婦の関係性について考えてみたいと思います。■8割近くが夫婦間に秘密を抱いているアンケートでは、パートナーに内緒にしていることがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が78.4%となり、8割近くの人がパートナーに秘密を抱えていることがわかりました。Q.パートナーに内緒にしていること、ありますか?ある 78.4%ない 21.6%■買い物、整形…秘密を抱えた大人たちまずは、秘密にしていることが「ある」というコメントから、どんな秘密があるのかみていきましょう。夫婦の秘密1、購入品「一緒に行かない時は、買い物はいつも内緒。どうせエルメスを見てもわからない人だから大丈夫(笑)。けど、『物が増えてない?』って軽くツッコミを入れてくる時がある。そうしたら、一桁違う金額を言うけどね」(神奈川県 40代女性)「資格取得のための教材や自己啓発系のDVDを購入して、途中で挫折、なんも身に付いていない。言えません」(三重県 40代女性)夫婦の秘密2、へそくりや給料の金額「へそくりの額かな? 本当に少しずつ貯め込んできたのを、今更貯金額なんて言えない。でも、来年に家族旅行で散財する予定なんで許してくれ、嫁ちゃん!」(北海道 40代男性)「完全に内緒にしているのは自分のお給料。聞かれても少なく教える」(千葉県 40代女性)夫婦の秘密3、過去の恋愛経験「硬派な旦那なので、過去の恋愛経験」(神奈川県 30代女性)「過去の恋愛関係。 別に秘密にしているわけじゃないけど、相手が絶対聞きたくないって言うので、特に話していません。相手の希望により、結果的に秘密になってるような感じです」(神奈川県 40代女性)夫婦の秘密4、浮気「結婚前の浮気。相手は共通の友人」(茨城県 40代女性)「私は隠しごとをしたくないタチなんですが、夫には隠しごとだらけで、浮気も何回もしているし、何一つ信頼できるところがない」(大阪府 50代女性)夫婦の秘密5、その他「去年の宝くじで超高額当せんしたことなんて、口が裂けても言えません」(静岡県 30代女性)「プチ整形。隠すつもりはなかったんだけど、話すタイミングを逃して…」(千葉県 40代女性)夫婦間の秘密にも、さまざまなバリエーションがあり、夫婦間には大小の秘密があることがわかります。またなかには、「旦那にムカつく時、旦那の枕の上にゴミを置く」というやや攻撃的なコメントもある一方で、「気になる俳優さん。嫉妬するから(笑)」という夫婦の仲の良さがうかがえるほっこりコメントもみられました。■秘密なし夫婦の実情対して、「ない」と答えた人は21.6%でした。全体の約2割の「秘密なし」夫婦の実情を見てみましょう。「顔にすぐ出てしまうので、できないです。隠そうとしても笑っちゃうし、すぐに言いたくなっちゃう」(静岡県 30代女性)「買い物した後の福引で1万円が当たった時も、宝くじで10万円当たった時も、内緒にしておこうと思いましたが、嬉しかったのでつい話してしまいました」(愛媛県 20代女性)「隠しごとなんてないです。受容と傾聴がモットーです。傾聴は、聞くだけではなく心を受け止めることなので、あったこと、やったことうんぬんより、なぜやったのか、なぜそうなったのかを受け止めます」(北海道 50代女性)「内緒にしていることはありません。ささいなことでも、仕事、子ども、健康、気持ち、考え、お金のこと、全てにおいて信頼しているので、隠す必要がありません。相手にどう思われるとか気にしたりもしません。お互いにオープンすぎるくらいオープンです」(千葉県 30代女性)なかでも、「心を受け止める傾聴が大切」というコメントからは、相手の発言を受け止めることで、秘密のない関係性を築いている夫婦関係が垣間見えます。また、あえて秘密を作っていないわけではなく、「隠しごとができない」性格上の結果として、「内緒にしていることはない」と答えた人もいるようです。■知らぬが仏? 夫婦間に秘密は必要?ここまで、夫婦間の隠しごとについてアンケートをご紹介してきましたが、はたして隠しごとは必要なのでしょうか。寄せられたコメントの中で特に多かったのは、「夫婦間でもすべてをさらけ出す必要はない」という意見でした。「人には話せないことって、何かしら一つはあると思う。夫婦って、しょせん赤の他人同士だし、夫婦だからってなんでもかんでも話せるわけでもない」(新潟県 40代女性)「秘密は大きなことから小さなことまでいろいろあります。話せばいいって訳ではない。『知らぬが仏』ってことで、言わなくてもいいことは言っていません」(埼玉県 40代女性)「あります。でも、旦那にもあると思います。内緒にしたいことには、理由があるはす。無理に聞かないのが、平和を維持するためのルールかな?」(神奈川県 50代女性)「お互いを思いやるから秘密にする。無駄に明け透けにしてギスギスする必要はないんです。家族を大切に壊したくないからこそ、秘密にするんです。これも愛情表現」(神奈川県 40代男性)「何でもかんでもあけすけ話すのが信頼につながる、なんて子どもの考え方。相手が大切ならあえて聞かない、触れないのも思いやり。言わないのはどういうことなのか、思いやる方が大切なことだと思う」(茨城県 40代女性)「秘密を暴かないのも思いやり」というコメントからは、夫婦という関係性の複雑さや奥深さが伝わってきます。秘密あり派、なし派どちらの意見も、それぞれに説得力があり、夫婦間の秘密が必要かどうかについて、答えは出ませんよね。つくづく、夫婦になるには、二人がそれぞれの思いをぶつけ合い、または交わし、時には言葉をつぐむ…そんなひとつひとつの過程によって自分たちなりの夫婦の世界を作り上げていくことなのだと、気付かされます。最後に、背筋が少しゾクッとするようなコメントもご紹介します。「『基本的にオープンな嫁』を演じていることが、最高の秘密。隠していることなんか、死ぬほどある。秘密があればあるほど寿命の縮む世界であれば、6回ぐらい死んでる」(神奈川県 30代女性)自分が見ているパートナーが本来の姿なのか仮の姿なのか…そこまで考え始めると、目の前に見えている姿だけを信じる方が幸せな気もしてしまいますね。奥深い夫婦間での秘密の是非。あなたは、秘密あり派、なし派、どちらですか?Q.パートナーに内緒にしていること、ありますか?アンケート回答数: 6544件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2021年03月10日現在第2子妊娠中、3歳の娘を育てています。娘がもうすぐ2歳になるというころ、後追いする娘に怒鳴ってしまうことが増えました。それまでは穏やかに過ごしていたのに……と思った矢先、自分が夫へのイライラを娘にぶつけていたと気づきました。 いるだけ夫と後追い娘娘が2歳手前のころ、私への後追いが激しくなっていました。それでも普段は「今だけだから仕方ないか」とあきらめて、無理に突き放したりせずできるだけ相手をしていました。娘の後追いは母である私限定。夫がいてもそちらには行かず、ずっと私を追い求めてきます。 そんな娘に夫はどうしたらいいのかわからなかったのでしょう。夫が抱っこしても激しく泣くだけなので、私を求めて泣く娘の横で、夫は何もせずにテレビを見たりスマホをいじったり、他の部屋に行ってしまうこともありました。 いつもは怒らないことで娘に怒鳴る私ある日、泣いて私を求める娘に対して「もう!! うるさい! ちょっと待っててって言ってるでしょ!」と怒鳴ってしまったことがありました。娘は大泣きで、夫が慌ててやってきて娘を抱き上げました。普段なら怒らないのに、なぜかこのときは我慢ができなかった私。 これ以来堰を切ったように、私は時々プチンときれて後追いする娘を怒鳴ってしまうことが増えました。そのたびに夫が「あっちで遊ぼう!」と申し訳なさそうな顔をして娘を連れて行くまでがセットになってしまいました。 夫にぶつけられないイライラが娘にあるときに「私が娘にイライラをぶつけてしまうのは夫がいる休日だけ」だと気づきました。平日はひとりで娘を見ているのに、怒鳴ったことは一度もありません。つまり、私は何もしてくれない夫へのイライラを本人にぶつけられない代わりに娘にぶつけていたのです。 これに気づいたとき、娘に対して本当に申し訳ない気持ちでいっぱいに。「本当に未熟な母でごめん……」と娘に謝りました。そしてそこからはイライラはきちんと夫に伝え、「お皿洗って」「娘見てて」など具体的にお願いするようにしました。夫に直接伝えるようになってからは娘を怒鳴ることなく、イライラもだいぶ減りました。 私は我関せずを決め込む夫にずっとイライラしていたと思います。しかし娘のほうに気を取られてそのイライラを自分の中に押し込め、結果的に夫ではなく、立場の弱い娘にそれをぶつけてしまっていました。これを教訓に、弱い立場の娘に理不尽に怒らないように気をつけようと思う毎日です。 監修/助産師 REIKOイラストレーター/ムチコ著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2021年02月26日長引く夫婦喧嘩ほど疲れるものはありませんよね。誰もが、夫婦喧嘩なんてしたくないのが本音だと思います。しかし、他人同士が家族となって一緒に生活するわけですから合わないこともあるでしょう。それをチクリと言ったら、夫も虫の居所が悪くて喧嘩に発展し、仲直りのきっかけがなくズルズル無視…。夫婦喧嘩をしなくてすむ方法はあるのでしょうか? また、長引く夫婦喧嘩を早く収める方法は? それには、人間関係を体系化した心理療法が役立ちます。■なぜ「夫婦喧嘩」は起きるのか?できれば夫婦喧嘩なんてしたくないけれど、他人同士が家族となって一緒に生活するわけですから合わないこともあるでしょう。しかし、夫か妻、どちらかが一方的に怒って、片方は黙って聞いているのは夫婦喧嘩とは言いません。それは、単なる愚痴や文句であり、一通りはき出してしまえばガス抜きとなるので喧嘩にならずに終わるでしょう。もしくは、我慢している方が限界にきたとき、いきなり離婚を言い出すか…。夫婦喧嘩は、どちらも同じテンションで怒って言い合う状態をさします。では、なぜ夫婦喧嘩は起こるのでしょうか?夫婦喧嘩の理由はさまざまですが、共通しているのは「どうしてわかってくれないの?」という夫婦なのに理解してもらえない怒りです。ただし、その怒りの出し方が、男性と女性では大きく違います。女性は「今だから言うけど、あの時も本当に傷ついた」など、何年も前のことを引っ張り出して怒り始めるのが特徴です。それは、女性の場合、感情と記憶が結びつきやすいからです。女性は嫌だった出来事は10年前だろうが昨日だろうが、まとめて同じ「嫌なことフォルダ」にしまうため、同じようなことが起こるとまるで現在進行形のように怒りがこみ上げてきてしまうのです。一方、男性は嫌だったことは事実として次から次へと終わっていくので、その時は嫌だったとしてもどんどん忘れてしまいます。例えば、喧嘩になったとき、女性は昔の腹が立ったエピソードまで持ち出し、「私はこんなにつらかった」と感情に訴え、共感してもらおうと責め立てます。しかし、男性は「君が嫌だったことなんて覚えていないし、そのとき言えばいいじゃないか」と感情ではなく理屈で責めてくるため、共感は決してしません。そこで、夫と妻とでは平行線となってしまうわけです。一番理解してほしい夫・妻につらかった気持ちを受け入れてもらえない、理解してもらえない不満から夫婦喧嘩もヒートアップ。すると、相手を納得させる、言い負かすことに焦点が移り、何に対して怒っていたのかブレ始めます。喧嘩の最中に相手の言葉つかいや言い方が気に入らないなど、最初の問題から脱線したところでも怒りが増して、「じゃあ、離婚だ!」となってしまうのだと思います。■夫婦喧嘩は悪いことではない夫婦生活を続けるうえで、夫婦喧嘩をするのは決して悪いことではありません。以前、 「『うちの夫婦は仲良い? 悪い?』明暗分ける 5つのチェックポイント」 でご紹介したように、夫婦喧嘩で言いたいことが言えるというのが良い夫婦の定義となっています。前述したように、片方だけが怒りをぶつけて、もう片方は我慢して黙っているというのは夫婦喧嘩とは言えません。また、お互いが気をつかって不都合なことから目を背けあって何も言わないというのも健康的な関係を築いているとは言えないでしょう。喧嘩は、夫婦が本音を言い合える絶好の場で、お互いの気持ちや考えを知る機会でもあります。ネガティブな感情をぶつけ合うのが苦手な人はついつい喧嘩を回避して我慢をしがちですが、それではいつまでたっても相手に本当の気持ちは伝わらないし、理解されないままです。まずは、前提として夫婦喧嘩は決して悪いことではなく、相手に自分を理解してもらう良い機会であることを心に留めておきましょう。■夫婦喧嘩を早く収める、仲直りする方法夫婦喧嘩は決して悪いことではありませんが、感情的になりすぎて長引いてしまうのはメリットよりデメリットの方が上回ってしまいます。問題を解決しつつ、夫婦喧嘩を早く収める、早く仲直りする方法はあるのでしょうか。アメリカの精神科医エリック・バーンによって提唱された心理学パーソナリティ理論に「交流分析」というものがあります。これは、人には3つの心(自我)があり、相手をほめたりねぎらったりする親の心(P)と、状況を判断をする大人の心(A)、天真爛漫に振る舞ったり、頼ったりする子どもの心(C)に分けられます(日本交流分析協会 交流分析士(TA)とは」 より)。この3つのうちのA、「大人の心を持って状況を冷静に判断し、相手と接すること」が、夫婦喧嘩を早く収める早道と言えるでしょう。怒っている時はお互いの心が激しく動いてるときなので、相手の言葉に乗って売り言葉に買い言葉と感情的になってしまうと、喧嘩はいつまでたっても収まりません。感情を一旦引っ込めて、Aの心、フラットな気持ちで相手に接するように意識しましょう。具体的には、「あなたはこう思ったんだね」「そういうことがあったんだね」と事実だけを話すようにします。事実だけを冷静に言葉にするだけで、相手に共感する必要はありません。人間は、Aの心で接されると、自分もAの心で返すようになる習性があります。もともと、男性はAの心が強い傾向にあるため、妻が率先してAの心に戻ることで、ヒートアップした感情が落ち着き、冷静さを取り戻していきます。そこで、どうして喧嘩になったのか、改めて事実だけを整理して伝えるようにすれば、Aの心が強い男性は共感までいかなくても「そうだったのか」と理解するようになります。ただし「感情を抑えてAの心で接する」というのは言うのは簡単ですが、怒りで感情が高ぶっているときはなかなか難しいですよね。そういうときは一旦、どちらかがその場を離れるブレイクタイムを設けましょう。これは「タイムアウト」と呼ばれる方法で、カッとなって子どもを怒ってしまうときにも使える方法です。短時間でもその場を離れることで、脳が切り替わり、感情のクールダウンがうながされます。夫と離れたところで深呼吸して、落ち着いたら「私は何に対して怒っているんだろう」と本題を整理。それから、改めてAの心で夫に伝えることで喧嘩の長期戦は回避できるようになるでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年01月16日アンカー・ジャパンは、2020年8月にコロナ禍における夫婦の関係性変化に関するアンケート調査を実施。その結果を踏まえ、夫婦で一緒に楽しむ時間づくりを応援するため、Eufy公式Twitterアカウントにて2020年9月10日から「#掃除のかわりにしたいこと」キャンペーンをスタート致します。アンカー・ジャパンは、2020年8月にコロナ禍における夫婦の関係性変化に関するアンケート調査を実施。その結果を踏まえ、夫婦で一緒に楽しむ時間づくりを応援するため、Eufy公式Twitterアカウントにて2020年9月10日から「#掃除のかわりにしたいこと」キャンペーンをスタート致します。2011年の創業当初より先駆的にD2Cを採用し、米国・日本・欧州を中心にデジタル関連製品でトップクラスの販売実績を誇るAnkerグループの日本法人、アンカー・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:井戸義経、以下アンカー・ジャパン)は、スマートホームブランド「Eufy」(ユーフィ)において、夫婦の時間を充実させる「#掃除のかわりにしたいこと」キャンペーンを、2020年9月10日(木)よりEufy公式Twitterアカウントにて実施致します。Eufy公式Twitterアカウント【調査結果のポイント】1.家で過ごす時間が増えたことで、約7割がパートナーへの理解や感謝の気持ちが増したと回答。2.緊急事態宣言前に比べ、「夫婦の時間をより大事に感じる」と回答した人が半数以上。3.6割以上の人に「余暇時間を充実させたい」という意識の変化があった。そこで「#掃除のかわりにしたいこと」キャンペーンでは、ニューノーマルな夫婦の関係性に寄り添い、ロボット掃除機のプレゼントを通じて夫婦と一緒に楽しむ時間づくりをお手伝いして参ります。応募方法はハッシュタグ「#掃除のかわりにしたいこと」を付けて、Eufyが掃除をしている間にご家族やご夫婦でやりたいことをツイートするだけ。ご応募いただいた方の中から抽選で30名様に、吸引と水拭き掃除の両方ができる最上位モデル「EufyRoboVacL70Hybrid」を特別デザインパッケージにてお贈り致します。またキャンペーン開始に合わせて、コロナ禍で変化した夫婦での時間の過ごし方や夫婦間のポジティブな変化をサポートするキャンペーンサイトをオープンし、Eufyのロボット掃除機に掃除を任せることで叶う毎日を描いたスペシャル動画も公開致します。「#掃除のかわりにしたいこと」キャンペーン(概要)キャンペーン期間:2020年9月10日(木)12:00~9月30日(水)23:59賞品および当選者数:EufyRoboVacL70Hybrid(30名様)、Amazonギフト券1,000円分(30名様)応募方法および当選連絡:●応募方法①Eufy公式Twitterアカウント(@Eufy_JP)をフォロー②Eufyが掃除をしている間にご家族やご夫婦でやってみたいことを「#掃除のかわりにしたいこと」をつけてツイート●当選連絡当選の発表はTwitterのDMでの連絡をもってかえさせていただきます。・当選連絡のDMを受け取れるようTwitter上での設定をお願い致します。・ご応募にあたっては利用規約に同意したものとみなします。キャンペーンサイト「コロナ禍で変化した夫婦の過ごし方」調査結果---------------------------------------------------------------------------調査期間:2020年8月20日(木)〜8月21日(金)調査方法:インターネット調査調査対象:全国の25~39歳の既婚男性・既婚女性約1,000名---------------------------------------------------------------------------1.「会話が増え、相手への理解が深まった」「感謝の気持ちが増えた」等、約7割の夫婦に良好に変化「夫婦の時間が増えたことについてどう思いますか?(複数回答)」という質問に対して、「パートナーへの感謝の気持ちが以前より増した」という回答が最も多く(69.8%)、「二人で会話する時間が増えて、相手への理解が深まった」(69.4%)、「お互いの家事の負担の量が分かるようになった」(62.5%)という回答が続きました。2.緊急事態宣言前に比べ、「家事負担を減らしたい」「余暇時間を充実させたい」が半数以上「緊急事態宣言前と比べて、夫婦の時間の重要度は変化しましたか?」の質問に対して、「夫婦の時間をより大切と感じるようになった」と回答した人が全体の50.8%を占めました。また「緊急事態前と比べて、時間に対する考え方はどの程度変化しましたか?(複数回答)」には64.0%の人が「余暇時間を充実させたい」を選択しました。3.半数以上が家事効率化に関心がある人と回答し、家事の工夫にも前向きな姿勢「家事の負担を減らすために何か工夫していますか?」という質問へは84.3%の人が「工夫している」または「現状工夫していないが、したいと思う」を挙げており、具体的には「家事分担をすることで、家の時間を減らす」、「便利家電の購入(ロボット掃除機、食洗機、乾燥機等)」、「仕事の仕方・形態を変える」等、生活スタイルの見直しを考えていることがわかりました。4.半数以上が「パートナーと楽しく過ごしたい」と前向きな回答今後も家で過ごす時間が多くなると予想されるなか、「夫婦で過ごす余暇時間について、今後どうしていきたいですか?(複数回答)」という質問に対して、男女とも半数以上が「パートナーと一緒に楽しく過ごしたい」と前向きな回答を寄せました。企業情報|Ankerグループおよびアンカー・ジャパンについてAnkerグループは「EmpoweringSmarterLives」をミッションに、“充電”のグローバル・リーディングブランド「Anker」、オーディオブランド「Soundcore」、スマートホームブランド「Eufy」、スマートプロジェクターブランド「Nebula」等を米国・日本・欧州を中心とした世界100ヶ国以上で展開するハードウェアメーカーです。2011年の創業時より、時代に先駆けてD2C(DirecttoConsumer)モデルを採用すると共に、お客様の声に基づいてスピーディーに製品の開発・改善を行うソフトウェア的発想のものづくりを実践し、安心のサービスと納得の価格で高品質のスマートデバイス周辺機器を提案し続けています。2020年8月には、グループ本社のAnkerInnovationsが上場を果たしました。アンカー・ジャパン株式会社(概要)本社:〒101-0063東京都千代田区神田淡路町2-101ワテラスタワー9階代表者:代表取締役井戸義経設立:2013年1月資本金:1億6,000万円TEL:03-4455-7823(アンカー・ジャパンカスタマーサポート)事業内容:デジタル製品の開発・製造・販売(Ankerグループの日本法人)「アンカー・ジャパン株式会社」公式サイト知的財産権について-Anker、Soundcore、Eufy、NebulaおよびRoboVacは、アンカー・ジャパン株式会社またはその関連会社の商標または登録商標です。-その他会社名、各製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年09月17日生後8カ月の娘の育児に奮闘中のわが家。夫は私を労うような言葉をかけてくれるものの、家事・育児は気が向いたときと私の機嫌が悪いときに少々手伝う程度。新型コロナウイルスが流行り始めたときの危機感も私に比べて薄かったです。そんな夫にモヤモヤしていた私ですが、夫の仕事が感染症対策で在宅勤務に切り替わってから、夫の意識がいろいろと変わってきたように思います。今回はそのことについてお伝えします。 以前から夫に対してモヤモヤしていたこと結婚の話が出たときからずっと「子どもがほしい」と言っていた夫は、娘が生まれた当初は抱っこや寝かしつけ、おむつ替えなどを積極的におこなっていました。それが3、4カ月も経つと、初心をあっさりと忘れて子どもよりもアニメやスマホゲームへ時間を費やすように……。 夫がおこなう家事は、本人がなぜか大好きな掃除機がけと、何となく担当する雰囲気になっていた浴室の床掃除のみ。その他のことは本当に気が向いたときか、私の機嫌や体調の悪いときに少々おこなうだけでした。 あとは、「いつもありがとう〜」と息をするかのようにさらっと労うような言葉を口にしながらスマホを片手にゴロゴロ。労ってくれるのはありがたいけれど、なんだか「こう言っておけばしばらくは機嫌いいでしょ」といった感覚で労われているようで、モヤモヤしていました。 新型コロナウイルスに対する危機感のズレ新型コロナウイルスが流行してさらに私をモヤモヤさせたのは、危機感のズレでした。観光客の多い場所で接客業をする義両親へ娘を会わせるために電車で実家へ帰ろうと提案したり、自粛ムードの中飲み会や趣味の集まりに参加したり……。 当時はまだ乳児への感染例がなかったため、娘への感染を心配した私がどんなに注意しても「大丈夫だよ」の一点張り。年齢はいくつであれ同じ人間。乳児への感染率はゼロではないと考えていた私は、夫の考え方が理解できませんでした。 在宅勤務で見えたママの日常でパパに変化が…!そんな夫の意識が変わり始めたきっかけは、夫の仕事が在宅勤務になったことでした。在宅勤務中は私と娘がリビングで過ごし、隣の部屋で夫が仕事をすることになりました。 普段から私にべったりで、抱っこ要求が激しい娘。ギャン泣きの娘をおんぶしながら家事をこなしていました。以前夫にその話をしたときも「大変だねぇ、お疲れ様」と言いながらゴロゴロしていました。 ところが、在宅勤務中、食事や飲み物を取りにリビングへ入るたび、夫は実際の光景を目の当たりにするわけです。この世の終わりかのように泣く娘と、疲弊しきった顔で家事をする私。夫は次第に「家事は昼休みと勤務後に俺がするから、休んでて」と言ってくれるようになりました。 しかも今回は口だけでなく、実際にいろいろな家事を率先してするようになりました。また、私が外で散歩できる時間を作ってくれるようにもなりました。夫曰く、在宅勤務になったことで、1日中家にいるストレスを実感したのだそうです。 家事に続いて育児に関しても変化が!在宅勤務になったことで娘と顔を合わせる時間が増え、抱っこを試みても、ことごとくギャン泣きされる夫。これまで娘の面倒を最小限で見ていたツケが回ってきていることを察したのか、「臭いが嫌だから」というなんとも父親らしからぬ理由で一切しなくなっていたおむつ替えを積極的にするようになりました。 さらに、私が料理などで手が離せなくなったときには娘としっかり遊んでくれるように。おむつ替えがスムーズにできたり、遊んでいるときに娘が笑ったりするとうれしいようで、育児へのやる気が増したようです。 感染症に対する意識も変わった!新型コロナウイルスが流行り始めたときには「赤ちゃんにはうつらないから」と言い張っていた夫。しかし、乳児の感染例が出たことで「絶対に大丈夫」という考えを捨てて、何事も慎重に考えてくれるようになりました。また、緊急事態宣言が出たことでようやく危機感を持ったのか、飲み会や趣味の集まりをすべてキャンセルしてくれました。 新型コロナウイルスの影響で環境が変わり、戸惑うことも多いですが、夫の家事や育児などに対する意識が変わるきっかけにもなりました。私も、夫から「できることがあったら言ってね」と声をかけてもらったことで、もっと頼ってもいいのだなと思えるようになり、心身ともに少しラクになりました。 家事と家事の間の休憩が多い&長いなど、まだまだツッコミどころはありますが、こうして少しずつパパらしくなっていくのだなぁと思いました。 イラストレーター/ライコミ著者:たにあやか
2020年07月05日「コロナによる外出自粛を機に、これまでよりも、夫婦でいっしょに過ごす時間が増え、ケンカをする頻度も増えていると聞きます。それを劇的に改善する方法は、いっしょに映画を見ることです」こう話すのは、映画好きで知られる心理研究科の御瀧政子さん。えっ、いっしょに映画を見るだけで夫婦仲が改善するんですか?「映画というのは、そのほかの総合芸術に比べても、作る時間、人材、資金が膨大にかかっています。それが2時間前後に集約されて、しかもDVDソフトなら、繰り返し見ることができる。単に画面に向かっているようで、じつは目、耳、肌感覚など、人の五感を通して、大きなエネルギーに包まれているんです。夫婦で、それを共有することで、お互いに対する思いが確実に変化するんですよ」ひとくちに不仲と言っても、その原因はさまざま。そこで、今回は不仲の原因を分類。年間百本以上の映画を見ているという御瀧さんが、それぞれの不仲の原因を改善するのにマッチする映画ベスト3を厳選。■「セックスレスに悩む夫婦」向け【1位】『31年目の夫婦げんか』(2013年/デヴィッド・フランケル監督)「最高の結婚をしたとしても、荒んでしまう時期はあるもの。長いときをともに無事歩んできたと自負がある夫は結婚生活に問題はない、一方妻はもう一度『結婚を取り戻したい』と思ってカウンセリングを受ける。絆が一度失われてしまうと、求め方がわからなくなり、結婚生活の救済に奮闘する夫婦の姿に胸が熱くなります」(御瀧さん・以下同)【2位】『きいろいゾウ』(2013年/廣木隆一監督)「それぞれ心に大きな秘密を抱えた夫婦が、静かに日々を大切に生きている姿を描いています。痛みを抱えている心は、決して立ち入らないで、そっとしておくこと。五感を駆使して、ふれ合いや心から寄り添うことが必要になります。時がくれば自分で決着をつけられる。だからあせらなくてもいいんだということがわかる物語です」【3位】『グッバイ・ゴダール!』(2017年/ミシェル・アザナヴィシウス監督)「20歳の妻は夫の才能を信じているが、35歳を超えた芸術家はマヌケ、というコンプレックスを抱えた不器用な夫。世の中が大きく動く時代に、ポジションに迷い、嫌われるのをわかっていながら、自分や主張を変えられない。あなたを大切に思ってくれている人は才能以外に、あなた自身を尊敬してくれているはず。そのことを気づかせてくれます」夫婦のスキンシップに関しては、欧米と日本では大きく違う。「映画でも洋画では、年齢を問わずに肌をふれ合い、夫婦の愛の営みが自然に描かれているのが、日本の夫婦には気恥ずかしいかも。でも、夫婦の営みが仲むつまじさを深めるのは世界共通です。『31年目の夫婦げんか』では、夫婦関係を取り戻したい妻がカウンセリングを受けるシーンを自分のこととして受け止められたら、きっとあなたの背中を押してくれるはず」」■「会話がなくなった夫婦」向け【1位】『砂漠でサーモン・フィッシング』(2012年/ラッセ・ハルストレム監督)「砂漠でサケを養殖し釣りを楽しむプロジェクトを依頼された主人公。そんな不可能だと思える課題を、あきらめずに、抱えている問題点(課題)を明らかにし、解決しようとする過程で、翻弄されるカップル。どんなに冷めかけた絶望的な状況でも、相手の立場に共感し、自分の気持ちに正直になって話し合えば、目標に近づけることを教えてくれます」【2位】『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年/白石和彌監督)「“好きな人が笑顔でいてくれるなら、それでいい”と思い、一緒に行動している男。8年前に別れた男を忘れられずに生きている女。自分が選んだ道でよかったか、答えは最後の最後までわからない。でも人は精いっぱいやれることをやっていくしかない。それはいつか必ず相手に通じると信じるひたむきな心にうたれます」【3位】『her/世界でひとつの彼女』(2014年/スパイク・ジョーンズ監督)「24時間いつでも呼べば応え、しかも自分の想像を超える答えを得ることもできる頼れるAI(人格を持つ最新の人工知能型OS)がやがて恋愛対象に。『あなたの心の中にある恐怖を私の力で消してあげたい。そしたらもうあなたは深い孤独を感じなくなる』と語るAIとの別れがやってきて−−。人とのつながりをもう一度信じてみようという心持ちになる映画です」ずっと顔を突き合わせていると、黙っているほうが楽なこともあるのは事実。「でも言葉によるコミュニケーションがないと、血の通った夫婦関係は復活しません。『砂漠でサーモン・フィッシング』は、主人公が砂漠でサケ釣りをする事業を依頼され、翻弄されるカップルを描いていますが、破綻しかけた仲を回復するのは会話の力です」しかし、いきなりいっしょに映画を見ることはかなりハードルが高いと思う人もいるだろう。「おすすめは、まず自分一人で『よさそう』と思った映画をチェック。そして本当にこれはいいと思ったら、少し強引にでもご主人を誘って二人で見るといいでしょう」「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月25日大好きだからこそ結婚をして、その愛の証となる赤ちゃんも生まれたのに、なんだか最近2人の仲が思わしくない……。そんな悩みを持つご夫婦に、私が産後、パパにしてもらってうれしかったことを3つお伝えします。 ママの頑張りを労ってくれる1つ目はママを労ってくれたことです。出産直後、私はとても疲れていました。なぜなら、長い妊娠期間で貧血や寝不足、体の痛みなどのマイナートラブルがありながら、赤ちゃんが無事に育っているのかと緊張感を持って過ごしていたので、心身共に疲労が積み重なっている状態だったのです。そこに加えて分娩という大仕事を終えたあとは、クタクタでした。 そのときに「産んでくれてありがとう」「頑張ってくれてありがとう」とパパにたくさん労ってもらえたことで、私もこの人の赤ちゃんを産めてよかったと思え、家族がより愛しくなりました。 ママじゃなくてもできることは積極的に2つ目は赤ちゃんのお世話です。絶対にママじゃなきゃできない!というお世話は意外に少ないもの。夜ぐっすり寝ることができなくて睡眠不足でイライラしがちなときは、パパにお世話をお願いして休ませてもらいました。 抱っこや寝かしつけで赤ちゃんが泣いてしまっても、ママのほうがじょうずだからとすぐママ任せにするのではなく、赤ちゃんが泣きやむような工夫をしてくれるパパの姿に信頼感が増しました。 誰よりもママの話を聞いてくれる3つ目は話を聞いてくれること。産後はなかなか外出することもできず、言葉の話せない赤ちゃんとずっと一緒にいる毎日。1日の出来事や、赤ちゃんの様子、今現在のママの抱えているモヤモヤなど雑談の中には大切なことがたくさん隠れています。 ここでは、否定や解決策の提示などではなく、関心をもって耳を傾けてもらう……その姿勢に私は助けられました。私にとって育児の話をパパとシェアすることは、2人で一緒に育児をしている気持ちになれる大切な時間でした。 産後の私は、心も体もしんどさのピークでした。理解し気づかってくれたパパの行動に心救われ、育児という一大プロジェクトに取り組む同士のような意識が芽生え、以前より信頼も愛情も増しました。この期間はお互いに大変でしたが、だからこそ絆も強くなる期間だと思いました。 イラストレーター/ライコミ監修/助産師 松田玲子著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年06月24日慣れない育児に取り組み「パパ業・ママ業」に一生懸命になりすぎて、いつの間にか「夫と妻」であることを忘れていました。そんな私たち夫婦が、夫婦関係を見直すきっかけになった言葉があります。 産後、夫婦喧嘩をすることが増えた出産後、授乳による睡眠不足や慣れない育児による疲れから、ささいなことで夫婦喧嘩をすることが増えたと感じる人も少なくないのではないでしょうか。かく言う私もその1人でした。 食事やお風呂、就寝の時間など生活のすべてが子ども中心で回っているのに、夫が今までと変わらずマイペースに過ごしていると、ついイライラしてしまうことが増えました。 「夫が1番、子どもが2番」そんな私が人から聞いた、目からウロコの言葉があります。それは「夫が1番、子どもが2番」というもの。 子どもはいずれ親から離れて巣立って行きますが、夫は老後も一生添い遂げるパートナーです。「子どものことばかりを優先して夫婦関係をないがしろにするのではなく、愛する夫への思いやりも忘れないようにしましょう」というメッセージが込められた言葉でした。 「パパとママ」であり「夫と妻」その言葉を聞いてから、私は自分の態度や姿勢を反省しました。子どもを優先するあまり、愛する夫との関係をこじらせるなんて……ということに気付いたのです。私は「ママ」である前にこの人の「妻」だったんだ、ということを思い出しました。 そして、夫の気持ちを思いやることの大切さを再認識した結果、夫も徐々に私の気持ちを汲んでくれるようになり、以前よりも絆が深まったように思います。 「夫が1番、子どもが2番」というのは極端な表現で、実際の生活では子どもを最優先にせざるを得ない場面が多々あると思います。そんなとき、私は「夫も子どもも1番」だと考えます。そもそも家族は順位をつけるものではなく、みんなが大切な存在です。そんな当たり前のことを忘れかけていた私にとって、この言葉は大きな救いになりました。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:岩崎薫一年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第二子の妊娠を目指して不妊治療中。
2020年06月19日感染症の影響により家族で過ごしたり、向き合う時間がこれまでより増えています。しかし、「先が見えない生活」と「息苦しい夫婦関係」の二重苦に「離婚」を意識する夫婦が増えているというのはネット上でもかなり前から話題に上がっていました。今回は、だれもがストレスを抱えていて、夫婦も煮詰まりやすい状況にある今こそ、ぜひ手に取ってほしい一冊、犬山紙子さんの新刊 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 (扶桑社)をご紹介します。「どれだけ円満に見える夫婦にも大なり小なり問題がある」と語る犬山さんが本書で提言する「夫婦のリカバリー力」とは?犬山紙子さん‘81年大阪府生まれのコラムニスト。’11年、“美女にもかかわらず負けている恋愛エピソード”を収集した著書『負け美女〜ルックスが仇になる〜』(マガジンハウス)でデビュー。その後も『高学歴男子はなぜモテないのか』(扶桑社新書)、『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)など計14冊の著書を上梓。近年は執筆業のみならずTVコメンテーターとしても活躍。<犬山紙子さんの情報>●Twitter: @inuningen ●Instagram: @inuyamakamiko ■いま、犬山紙子さんが伝えたいこと犬山紙子さんからメッセージをいただきました!非常時はこれまでの関係性が浮き彫りになってきます。そんな時に、「向き合い方」「話し合い方」のヒントを知っておくと、不安にもパートナーという味方と一緒に立ち向かえるようになり、孤立を防ぐことができます。そのためのワクチンのような本。お役に立てると嬉しいです!普段家にいないはずの夫と顔を突き合わせることで、やり過ごしていた相手の嫌な部分が目について、「あぁ、もう無理」と限界値に到達して味わう深い失望。行き違うコミュニケーションに「私たちはこんなにうまくいっていなかったのだろうか?」と見て見ぬ振りをしていた夫婦の課題に気づいてしまった気まずさ。そんなときに夫婦はどうしていけばいいのか?それぞれ課題を抱える夫婦を犬山さんが徹底取材し、実際どのようにして夫婦の壁を乗り越えたのか、課題解決のための心構えから対処法までを紹介するいわば令和版夫婦円満のためのルールブック。次からは実際のご夫婦に取材した壁の乗り越え方をみていきます。■パートナーにイライラするのは思考パターンが原因!?書籍では、漫画家の水谷さるころさんと映像演出家の野田真外さんご夫婦が登場し、夫婦のコミュニケーションエラーについて鋭い指摘を交えながら、よりよき夫婦関係を築くためのヒントを数々披露してくれます。なかでも印象的なエピソードが、いつも喧嘩の発端となる野田さんの「キレる癖」に対する分析と対処法です。“ケンカになるのは、どちらかの人格に問題があるからではなく、コミュニケーションに齟齬があるから”このように話すさるころさんは、野田さんの「キレる」メカニズムについて冷静に分析し、原因を紐解いていきます。<さるころさんによる「キレる」メカニズムの分析>「キレ続けても許してもらえる」という本音とそこに横たわる「被害者意識」がある▼野田さんがキレる原因思い通りにできなかったことに対して、どんどん我慢してイライラを募らせ爆発する▼怒りのスイッチが発動する理由自分の気持ちを押し殺して人に合わせている状態であるため、むしろ“いいこと”をしているという感情を抱えているが、その善意を“踏みにじられた”と感じた瞬間に、怒りのスイッチが発動するそんな野田さんは、さるころさんと共に“あること“を実践することで、「キレる癖」を克服することができたといいます。それがキレる時の自分の思考パターンを理解するというものでした。どういう状況で「怒り」のスイッチが入ってしまうのか、その原理がわかっていれば、行動や考え方を変えてあらかじめ準備をしておくことができます。野田さんの場合は、次の2点を意識することでイライラすることが減ったと言います。●不満があれば我慢せず伝える●相手に対する期待値を下げるパートナーへの苛立ちを日常的に感じている人はきっと多いことでしょう。フツフツと込み上がる苛立ちの中にどんな感情が入り混じっているのか、自分でもわからず、モヤモヤしやすいものです。「自分は何に苛立ち、怒りを増長させているのか?」その根本原因を紐解くことで、日常的なイライラ回避につながるのではないでしょうか。■“家族だから”に縛られない夫婦の自由な子育て風景本書には「かくあるべし」にとらわれず、夫婦独自の考え方のもと円満な関係を構築している夫婦が数多く登場します。なかでも筆者自身が軽い衝撃を受けたのが、夫婦で起業し、東京、岐阜、大分で他拠点生活を送る平本さん夫婦のフリースタイルすぎる家族のあり方でした。「世の中の普通とはちょっと違う……」、そう意識しながらも、常識の先に家族の幸せを見出す平本さん夫婦。彼らは“普通”という概念にとらわれず、目の前の課題をとてもシンプルに解決していくのです。例えば妻が出かけたい場所に夫が行きたがらないというよくあるシチュエーション。これに対して、はなから「家族みんなで行くこと」にはこだわらない。“家族だから”という枠をとっぱらって、「好きな人と好きなことをやる」という「家族」単位にしばられない姿勢を貫くことで、誰にも我慢を強いることはなくなります。妻と夫という世間が求める役割で結びつくのではなく、お互いに「個」を尊重しながら人と人として自由な関わり合いを見せる姿には、「夫婦にとって健康的な関係とはどのようなものなのか?」を深く考えさせられます。さらに本章おいて、思わず膝を打ったのが妻の沙織さんの「感情の因数分解」の話。これは自分の感情に振り回されやすい人には必見の感情の整理術と言えるでしょう。●「感情の因数分解」とは怒ったり悲しんだりした時などに、その根っこにある「自分の本当の思い」が一体何なのかを紐解く作業例えばパートナーに対して抱く「家事育児に参加してほしい」という感情を因数分解してみると「もっと自分のことに関心を寄せてほしい」という本心に気づくこともあるかもしれません。パートナーに対して本質的に求めることが明確になれば、あとは具体的なアクションを考えるだけ。沙織さんは夫婦間のネガティブな問題に対して「感情の因数分解」することで、怒りや悲しみの感情を微塵も感じることなく、ポジティブに問題を解決していくのですが、そのさまがじつに見事なのです。 ■今日からできる夫婦円満のためのルール本書には犬山さんが夫婦の問題を3年間徹底取材したなかで見えた「問題をリカバリー」するための100のヒントが収録されています。そのなかからどんな夫婦にも比較的取り入れやすく、歩み寄りの手助けをしてくれるヒントをウーマンエキサイト編集部が3つ厳選してご紹介します。●お互いを責め合ってばかりのときに…「今日からはお互いの支援者になる」と夫婦で誓い、不満やイライラに対して理性的に対処するように努める。出典: 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 より●夫婦間で育児への温度差を感じたときに…互いに必要な知識だと思ったものはLINEなどでどんどんシェア。生活知恵の格差を作らないようにする。生活知恵の格差はそのうち価値観の違いに発展する可能性がある。出典: 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 より●冷静な話し合いができないときに…衝突時の主語は「あなた」から「私」に変える。「あなたは私の話を聴いていない」ではなく「私にはあなたが話を聴いてくれないって感じる」と。そうすることで自分が冷静になれる。出典: 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 より普段の行動や言い回しをちょっと変えるだけでも、夫婦の関係性に変化が訪れる可能性は高いもの。ぜひ今日から実践してみてはいかがでしょうか? 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 犬山紙子著(扶桑社)840円(税抜) 育児・家事、夫婦ゲンカ、不妊治療、不倫etc.“壁”を乗り越えた巷の夫婦を徹底取材して見えてきた、夫婦円満のためのルール。すぐ実践できる!こじれた夫婦関係を修復する100のヒントを収録!
2020年06月14日こんにちは、婚活FP山本です。嘘か誠か、新型コロナウィルスによる長い自粛生活で、「コロナ離婚」と呼ばれる離婚が増えているといわれています。愛し合ったからこそ結婚した夫婦なのですから、長く一緒にいれば愛が深まりそうにも思えますが、本当にコロナ離婚が増えているなら残念といえます。そこで今回は、コロナ離婚の真偽とその原因、さらに夫婦関係の見直しポイントについて詳しくお伝えします。あなたの人生に、お役立てくださいませ。確かにコロナ離婚は増えている!まずは、コロナ離婚が本当に増えているのかどうかをお伝えします。結論からいえば、コロナ離婚が増えているのは事実です。ニュースやネット記事でも頻繁に見かけるでしょうが、確かにコロナ離婚は今、すごい勢いで増えているといえます。強いていえば、離婚にまでいたっていなくても、コロナ離婚を考えるほどに夫婦仲が悪くなっている世帯は多いのが実情です。もっとも、元々不仲な夫婦もいれば、コロナによって不仲になった、相手の欠点が見えて嫌になった方までさまざまなので、原因は一概にはいえません。少なくともコロナ離婚が増えている状況なのですから、既婚者は全員が離婚を警戒すべき時期といえます。「ウチは絶対大丈夫」などと油断することなく、まずは自身の言動や立ち振る舞いを自己分析しましょう。コロナ離婚相談も急増中!実際に、筆者の元へコロナ離婚相談をしに来られる方も急増中です。直接的な相談でなくても、周囲でコロナ離婚を検討中という声は頻繁に届いています。さらにコロナ離婚でなくとも、夫婦間だけでは息が詰まり、愚痴という形でのガス抜きを要望される方も多いです。どちらかといえば、体感的には「愛が深まった夫婦」は残念ながら少数派といえます。ただ一方で、逆の「コロナ婚活」を希望する方も増えていますから、まずはこのような大局観を知っておきましょう。理由・原因はさまざまだが「価値観の相違」が多い次に、コロナ離婚の理由・原因についてお伝えします。直接的な理由は本当にバラバラですが、総じて「価値観の相違」が多いです。そして相手との違いが少しずつ、しかし確実に苦痛を感じ、そして自粛生活という逃げ場がない状況で苦痛が増大し、最終的にコロナ離婚を決意されています。少し注意が必要なのが、コロナ離婚では「年収」が関係ないことも多いという点です。分かりやすく年収が下がったから離婚というケースもありますが、1000万円程度の年収を保っていても離婚というケースもあります。特に年収が高い方は、要注意です。価値観も相手の心情も、目には見えません。自分は大丈夫と思っていても、ある日突然に相手から離婚を突き付けられることも多々あります。少なくとも今は十分に警戒しておきましょう。ストレス増やコロナへの警戒感の相違も要因になりがちただでさえ今は、コロナの自粛生活でストレスが増えて皆がピリピリしています。そしてコロナへの警戒感も人それぞれですから、この相違もコロナ離婚の要因になりがちです。収入が減った、雇用を失ったという方も多く、今は本当に誰もが離婚しやすい状況といえます。この状況をコロナ離婚せずに乗り切れるかどうかは、本当に「夫婦次第」です。普段以上にコロナ離婚を警戒して、相手と接するときには注意を払いましょう。コロナ離婚せずとも熟年離婚しそうなケースが多い次は、別角度でコロナ離婚の原因・理由をお伝えします。簡単にいえば、コロナ離婚は今、離婚をしなくても将来的に熟年離婚しそうなケースが多いです。どちらに転んでも最終的に離婚しそうな夫婦で、それが早まっただけといえるのがコロナ離婚といえます。そして熟年離婚もコロナ離婚も、基本的には「夫婦間の思いやりやコミュニケーションの不足」が最たる原因です。これらを増やそうとしなかった、大切にしなかった結果ともいえます。大切にしているはずが、相手からすれば大切にしていないと思われた結果ということも多いです。家族のためを思って一生懸命に働いた結果、「仕事が好きなだけ」と家族をないがしろにしてきたと思われるような方は本当に多いといえます。しっかりと、夫婦間の歩調を合わせていきましょう。なぜ離婚されるのか本気で分からない方も……コロナ離婚も熟年離婚も、どちらも双方が分かりやすく不仲と思っているケースもありますが、なぜ離婚されるのか本気で分からない方もいます。しかし思い当たる理由があってもなくても、実質的に離婚は夫婦の一方が望めば成立してしまうのが現実です。仮に法律上、離婚は回避できたとしても、恋人時代のような関係性に戻ることは不可能に近いといえます。一方が真剣に離婚を考える事態になってからでは手遅れですから、そんな事態になる前に対処していきましょう。夫婦関係の見直しには「コミュニケーション」が必須今度は、夫婦関係の見直しポイントについてお伝えします。結論からいえば、夫婦関係も人間関係の一種ですから、やはり「コミュニケーション」がポイントです。またここでいうコミュニケーションでは、「負の感情をともなうもの」を話し合えているかがポイントになります。たとえば、あなたが嫌だなと感じた相手の言動を、しっかり相手に嫌だと伝えているでしょうか。そして相手はそれを聞き入れ、謝罪や改善をしているでしょうか。離婚になる夫婦の多くは、このようなコミュニケーションを取れていないからこその離婚です。一般的には、女性は伝える努力を怠り、男性は聞き入れる努力を怠ることが多いといえます。そもそも夫婦は互いに生まれも育ちも性別も違いますから、普通や常識も違って当然です。ぜひ良質なコミュニケーションを通して、互いに歩み寄るよう配慮していきましょう。夫婦双方が在宅勤務や家事育児への思いやりが大切多くのコロナ離婚の事例を見聞きした結果、離婚の最初の引き金は「慣れない在宅勤務によるテレワーク」であることも多いです。一方が、あるいは両方が在宅勤務なのに、家事育児への配慮・思いやりが不足したことが原因といえます。現代は共働きが主流であるとともに、家事育児も共同作業なのが基本です。離婚の最初のきっかけは「実に些細なこと」がほとんどですから、些細なことのうちにコミュニケーションを図って改善していきましょう。[adsense_middle]コロナ離婚するなら事前にマネープランを立ててから!最後に、コロナ離婚を考えている方に大切なことをお伝えします。コロナ離婚するかどうかは当人の自由です。たとえ子供がいたとしても、不仲な関係性を見せ続けるくらいなら離婚したほうがよいこともあります。ただ、コロナ離婚するなら事前にマネープランを立ててから離婚しましょう。というのも熟年離婚も含めてですが、離婚したほうが幸せと思っていたら、主に経済面が原因でかえって不幸を感じているという方が少なくありません。どうしても離婚を考える場合は感情的になりがちで、多少の収入源があればなおさらですが、それでも警戒が必要です。実際にコロナ離婚相談で、離婚後のお金の面をシミュレーションした結果、全然生活できないというケースも実に多いといえます。特に子供がいる場合は教育費が誤算になりがちです。十分な見通しと準備のうえで、コロナ離婚を実行しましょう。恋人関係の破局ではない。「離婚の意味」を理解しようそもそも現代は「老後資金2000万円問題」が立ちはだかっており、多くの場合で結婚していないと生き抜けない時代です。コロナ離婚後に再婚活するにしても、すでに結婚適齢期を大幅に過ぎている方も多いといえます。コロナ離婚は、若い頃の恋人関係の破局とは意味合いが全然違うのが実情です。まずはマネープランを通して金銭面を確認し、そのうえで本当にコロナ離婚するのか考えましょう。コロナ離婚したほうが幸せとは限らない!コロナ前から、そもそも現代は3組に1組が離婚するような時代です。それだけ離婚も一般的とさえいえますが、少なくとも「コロナ離婚したほうが幸せ」とは限りません。コロナ離婚を考えるほどに今は追い詰められているでしょうが、最低限の冷静さだけは失わずに判断していきましょう。
2020年06月13日最初はラブラブだったはずの夫婦仲が、いつの間にか性別を意識しないただの同居人になってしまう問題には多くの夫婦が悩まされています。今回はお互いを男女の関係として意識し続けるためのポイントを解説します。愛情を感じるには心の余裕が大切どんな人でも余裕のない時に誰かに愛情を示すのは難しいことです。夫婦間で男女の愛情がなくなったことは単に相手へ飽きてしまったり愛情がなくなってしまったのではなく、誰に対しても愛を向けることができないほど、仕事やストレスに追われていることが原因の可能性があります。この可能性を考えるのならば、夫婦間に溝を感じた時にはまず自分の心の余裕を見直してみる必要があるでしょう。何を食べても美味しく感じない、テレビやゲームに熱中して楽しむことができない場合などは心の余裕がなくなっている時のサインです。まずは一度ゆっくりとした休養を取り、いつもより長く眠って自分の体を癒やすことに専念してみましょう。身体に十分な休養が与えられると脳が回復してネガティブな考えも湧きにくくなりますし、人にやさしくする余裕ができて夫や妻を異性として意識できる健全な状態に戻ることができます。日頃から愛情表現をしておく夫婦間で男女の関係のように容姿を褒めたり愛をささやくことができなくなってくるのは、そうすることに対する慣れがなくなってしまうのが大きな原因となっています。普段からジョークを言わない人が突然人前でジョークを言えないように、普段から愛を囁いていないのに突然愛をささやくのは難しいです。普段から愛情表現をしていない夫婦では、夫や妻に対して気持ちを伝える時、すごく緊張してうまく言えないという傾向にあります。結婚して長い時間を経て愛をささやくことがなくなっていると、愛をささやく事への慣れや経験がなくなってしまい、愛を伝えることが初めて告白する時のような慣れない緊張した行動になってしまうのです。今言いづらいなら、また愛の言葉を伝える事を再開するのは大変だと思いますが、一度行ってしまえばまたすぐに慣れる事はできるはずです。緊張するのは最初の一歩だけだと覚悟を決めて愛を伝えてみるのが良いでしょう。気持ちを隠さないどんなに相手のことを大切に思っていても、態度や言葉にしなければその気持は伝わりませんし、伝わらない思いは相手にとっては存在しないと同然です。相手が自分を異性として見ていないと思いこんでしまうと、こちらから愛情表現をしても素っ気なく返されてしまったり、拒否されるかもしれないという恐怖を感じてしまうようになり、悪循環が始まります。普段からちょっとした事でも感謝したり、気持ちを伝えることでしっかりと好意を伝え続けましょう。愛されている、好意を持たれている安心感こそが夫婦をいつまでも男女の関係にしてくれる大切な要素です。心のつながりを絶やさないことが大切夫婦が男女の関係で見られなくなるのは、相手がそういう目で見ていないのではないかという不信感や、相手の気持がわからない不透明さからくる恐怖が大きな要因となっています。そうならないためには普段から愛情や感謝を伝えて、この人は自分を愛しているという安心感を与えるのが秘訣と言えるでしょう。
2020年06月12日新型コロナウイルスの影響で、夫が勤める会社では子育て家庭は在宅勤務となりました。私は生後2カ月の娘の育児休業中で、上に小学校3年生と6年生の兄がいます。夫の在宅勤務の話を聞き、育児が少しラクなるかもと期待していたのですが……。理想と現実の違いにストレスを感じたことをお話ししていきます。(2020年のときの体験談です) 小学校の休校措置前に夫は在宅勤務に夫の会社は、私が住んでいる地域ではいち早く、子育て世帯のみ先行して在宅勤務を実施してくれました。そこで、私は夜中の授乳で疲れて朝早く起きてごはんを作るのが大変だったので、夫に子どもたちの朝ごはんの支度などをしてもらうことに。 そのおかげで朝の30分だけでも仮眠がとれていた私は、兄たちを笑顔で「いってらっしゃい」と送り出す余裕がありました。 小学校が休校になると夫は一変…小学校が知事の要請で休校措置になると、夫は朝7時前に起きての朝ごはん作りから解放されると喜んでいました。 私は「早起きしないだけで朝ごはんを子どもたちに変わらず作ってもらえる」と思っていたのですが、夫は子どもたちが起きてもまったく起きようとしなくなったのです。 それどころか、在宅勤務は9時から18時までなので、9時ギリギリに起きて勤務開始の連絡をするように。 そんな夫に私は、ため息で手伝ってほしいアピールを始めました。 日に日につのる疲れとストレス夫が朝ごはんを作らなくなり、私は3食のごはん作りと赤ちゃんの世話、そして小学校の宿題を見ることに……。これまで昼ごはんは私ひとりで適当に済ませていたので、給食がないのはつらいもの。兄たちは成長期の男の子なので、冷蔵庫はすぐに空になってしまいます。 そこに赤ちゃんのギャン泣きが加わり、長時間の抱っこで私にかかる負担は大きく、自分では対処しきれずにストレスから怒りっぽくなる始末。子どもたちも外に出られないイライラで兄弟喧嘩が増え、平穏を保つ心のゆとりなどない状態に……。 ストレスをためないためにしたことこのままだと爆発すると思った私は、朝寝ている夫に赤ちゃんをそっとたくすという無言のアピールをし、朝ごはんの支度と自分自身の腹ごしらえをすることに。兄弟喧嘩解消には、兄たちが欲しい物をネットで購入して気分転換。 そして、小学校が時間差登校になってからは、夫に勤務時間外は育児に協力してほしいと、怒りを抑えて交渉。昼休憩中の夫に赤ちゃんを預けて、兄たちを買い物へ連れ出し、見たいカードショップに立ち寄って少しばかりの気分転換をしました。 私と兄たちは気分転換でき、イライラと兄弟喧嘩を少なくすることができましたが、 1時間ほどの外出でも夫はなかなか寝ずに泣く娘に疲労困憊だったようです。 私が思っていたよりも、夫は通勤にかかる時間を睡眠に費やし、泣き声や兄弟喧嘩の声が聞こえても助けてはくれず大変でした。在宅勤務中、昼寝しているのを見たときには愕然としましたが、勤務時間外になるときを見計らって娘のお世話をしてもらうことでなんとかストレス解消をさせてもらっています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/大福 著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2020年05月28日こんにちは。こいしさんと申します。現在2人の子供を育てる主婦です。上の娘が生まれたばかりの頃、夫とは、子育てや家事がきっかけでもめることがしばしばありました。時がたつにつれ、だんだんとその回数は減ってきて、いまでは以前のようはもめ事はほとんどなくなった気がします。いきなり変わった訳ではなく、2つのきっかけがあった結果のいまだと思います。今回は前編・後編に分けて、その2つのきっかけについてつづります。■次女の里帰り「しない」出産次女の出産時、私は里帰り「しない」ことを選択しました。長女を連れて私の実家へ帰省してくれたほうが何かと安心というのが夫の意見でしたが、実家へ帰省すると、長女の園を休ませなければなりません。長女を見ながら次女のお世話をするのが難しいと思ったので、里帰りせず出産してからも自宅で過ごすことを選びました。産後1週間は実家の母が手伝いに来てくれていました。文字通り私は寝たきりで、家事全般はほとんど母がやってくれていました。「任せきりではいけない」と思ったのか、夫も少しずつ協力してくれました。母が帰宅してからも、献身的に家事をしてくれていた母を見ていたからか、夫は私が想像していたよりずっと家事をこなしてくれました。 ■その時から夫の考えが変わった気がするその時から、夫は「家事は最低限でいいよ」という考えになった気がします。家事のしんどさや、突き詰めるとどこまでも終わりがないこと、また家事に口出しされるとやる気がなくなることなど(笑)、夫は身をもって経験したのではないかと思います。いまの夫は家事に対して、「したいならすればいいけど、しんどいなら無理にしなくて良くない?」というスタンスでいるので、私自身もうまく家事を手抜きできるようになり、ずいぶん楽になりました。(決していままで几帳面だったわけではなく、堂々とサボれるようになっただけですが)次のきっかけは、私が次女を出産後働きはじめたことがです。これについては次回の記事で語りたいと思います。
2020年04月20日子どもが生まれる前はほとんどケンカもなかった私たち夫婦ですが、産後は関係が悪化して…ケンカばかりに。今回はそんな産後クライシスのお話です。■平日昼間はワンオペだけど…旦那は土日休みのため平日昼間はワンオペなのですが、ありがたい事に旦那の帰宅時間が早いので夕飯も一緒に食べれるし助かっています。しかし…■マイペースな旦那にイライラお願いすれば手伝ってはくれるものの、基本自分優先でマイペースな旦那にイライラしてしまう事も多く…旦那は家にいるとゲームや携帯を見ている時間が多いのです…■夫婦関係改善のキッカケイライラが爆発して旦那にぶつける事も多くなりました。話し合いをすると、旦那は反省して育児に積極的になってくれるのですが、また数日後は元に戻るので同じことの繰り返しに。しかしそれでは良くないと考えを改めました…昼間は1人で家事育児をしているのですが、旦那が目の前にいると、私がこれだけやってるんだから旦那も同じようにやってほしいと要求も高くなってしまっていることに気づきました。怒る前に、一度冷静になって考えることができるようになったので気持ちにも余裕が生まれ、旦那にも優しくすることができるようになりました。その結果、旦那も私の変化に気づいたのか育児に積極的になってくれました!気持ちが高ぶって怒りたくなっても一呼吸置くように心がけたら、だいぶ夫婦関係が良くなってきたと思います。産後はケンカが増えるというのを実感したのですが、怒るだけじゃなく、相手を思いやって優しくすることも大事なことに改めて気がつけてよかったです。
2020年04月13日マンガエッセイスト・川原和子さんに「その言葉と表情に心が揺れる。色気を放つマンガのセリフ」を教えていただきました。非日常的な色っぽいセリフも、マンガだとなぜか受け入れられる。絵と言葉、コマ割りで構成されるマンガの世界。しかも色は、ペンの黒と地色の白のみ。構成要素は非常にミニマムであるマンガ。「線で描かれる美しい絵と心に響くセリフの融合で生み出される色気は、ときに紙の上に脈打つような熱を孕み、私たちを誘惑するのだと思います。また、実写だと少し大仰で不自然に感じてしまうようなセリフでも、作者の世界観がしっかりと確立されている作品であれば、なぜか違和感なくその色気を味わえてしまうのも、マンガの不思議な魅力です。“絵と文字とコマ割りが織りなす世界を読む”という、マンガ独自の快楽には、そこでしか楽しめない色気があるのだと思います」と言うのは、マンガエッセイストの川原和子さん。マンガに宿る色気は、他のメディアに比べて人と共有しやすい部分がある、とも。「“このコマ!”と言えるのもマンガの良いところ。語り合うことで新たな色気の発見もあるかもしれませんね」まあなんていうかわざとだからね河原和音『素敵な彼氏』6巻より高校生になったら彼氏が欲しい。そう思っていた主人公・ののかの彼氏である桐山くんは、常にポーカーフェイスのクールな男子。「付き合う前、内面がわからないミステリアスな男子でしたが、親しくなるにつれ、“わかりにくさ”の向こう側にある優しさや本音が垣間見えるようになる。その一例がこのセリフ。もどかしい行き違いを経て、ストレートに手の内を明かすギャップが、色気を際立たせる気がします」1~12巻各¥440/集英社©河原和音/集英社リリアン自力じゃ無理でした河内 遙『関根くんの恋』1巻より容姿端麗&なんでもできる主人公の関根くんは、他人から欲望の眼差しを向けられる一方、自分の欲望には無自覚。「リリアンに挑戦したもののできなかった、という顛末を、手芸店の女子に伝えるこのセリフ。一見色気と無縁の言葉ですが、涙を浮かべた無防備な表情で口にすると一気にパワーワードになり、罪作りな色気を発露。傍目には完璧な彼が、自分の気持ちに対しては恐ろしく無知。そのアンバランスさが彼のセリフに色気を宿すのでは」全5巻¥952~/太田出版©河内遙/太田出版きみもおいでよひとりではさびしすぎる……萩尾望都『ポーの一族』1巻より不朽の名作であり、現在も新作が描かれる本作。不老不死の吸血鬼、ポー一族の一人であるエドガー。永遠に成長できないという絶対的な孤独の中で生きる彼が、アランという少年と知り合い、彼を吸血鬼の世界に誘うときのセリフ。「彼の深い絶望と、他者を求めずにはいられない“人の業”が凝縮された言葉。前後のコマではエドガーの妖しい魔的魅力が描かれ、このコマの気品すら感じる表情と合わせて、超越的な色気を放っています」全5巻各¥420/小学館©萩尾望都/小学館“恋”なので仕方ありません西 炯子『娚おとこの一生』1巻より30代半ばの主人公・つぐみは、亡くなった祖母の家で、51歳の哲学者・海江田と奇妙な同居生活を始める。恋愛が苦手なつぐみを海江田は翻弄。親族の前で、突然公開プロポーズをするのがこの場面。「ふだんは飄々とし、地位も分別もある大人の男が、公の場で“私”極まりない恋心を堂々と宣言。本質的なことをぶれずに伝えるストレートさと、ある種の強引さが、愛の言葉をあまり口にしない日本の男性の中では稀有。それが色気の源なのでは」全4巻各¥429/小学館©西炯子/小学館かわはら・かずこマンガエッセイスト。著書に『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT出版)が。※『anan』2020年4月1日号より。(by anan編集部)
2020年03月29日夫婦の関係って、初めは他人同士から始まり恋人同士になって、夫婦になり父親と母親になり…その時その時で少しずつ変わっていきますよね。私も夫に対して、産後変わったなと思うことがあります。■産前産後の夫婦関係ビフォーアフター元々誰に対しても本音をさらけ出すことが苦手なので、結婚してからも夫の前で自分を取り繕おうとしていた部分がありました。でも人生を共にしていくパートナーとして、それでうまくやっていけるわけなかったのです。特に子どもが生まれてからは…■ぶつかることもためらわない!自分の思っていることははっきり言葉にして伝えるし、逆に相手の考えていることがわからなかったら食い下がって聞く。…ようになったと思います、私なりに。ただでさえ一筋縄ではいかないのが育児。それを一緒にやっていくパートナーと分かり合おうとすることも、育児の一環なのかもしれません。気を使うべきところもあれば使わない方がいいところもあるし、譲るべきところも譲れないところもある。うまくバランスを取って、これからも絆を深めていけたたらいいなと思います。
2020年03月13日せっかく夫婦になったのですから「素敵な夫婦関係」を目指したいですよね。今回は子育てアドバイザーの資格を持つ筆者が「旦那」の育て方について紹介します。もちろん子育てにも応用できますのでぜひおためしください!■ 不満の8割は真面目に伝えない怒られるとだれしもイヤなもの。そしてそれが旦那にとって「小さなこと」であればあるほど旦那は「そんなに大げさに言わなくても」と聞き入れてくれなくなります。本当に今後の人生を左右するような「不満」ならともかく、日々発生する小さな不満は「小まめに」ただし「真面目に伝えない」ことを意識してみてください。冗談めかして伝えたり、写真で残せるものならちょっと加工して「大事件です!」なんてLINEを送ってみたりするのもいいかもしれません。ちなみに筆者はよくミュージカル調で伝えます。コツは相手が「アホらしいな(笑)」と笑ってしまうような伝え方を意識すること。案外そっちのほうがすんなり不満を聞き入れてくれます。■ 周りから固める旦那がたとえ「1回」でもやってくれたことは、旦那の前で友人や母親に言うようにしてみてください。ポイントは「1回でも」という点。「ウソ」はNGです。これは心理学でいう「レッテル効果」を応用したもの。「不良のレッテルを貼られると不良なる」のように悪い意味で使われることが多いのですが、じつは「レッテル」とは相手に一面的な評価を与えることで、貼るのは「良い評価」でも「悪い評価」でも良いのです。「旦那は皿洗いをしてくれる人」というレッテルを貼って周囲に伝えると、旦那は本当に「皿洗いをしてくれる人」に変化していきます。また逆に「旦那はなにもしない人」というレッテルを貼ると、本当にそうなっていきますのでご注意を。「できる旦那」をあなたが作っていくのです。■ とにかく褒める「褒め」の効果がもっとも発揮されやすいのは、以下の3つの段階をクリアしたときです。1.直接本人を褒める2.「旦那がこんなことしてくれたの」と第三者に伝えているのを本人に聞かせる3.「〇〇さんが褒めてた」と第三者の意見を伝えるちなみに「良いレッテル貼り」は2.に当たります。さらに、3で挙げた他者評価が入ることで、まるでレビューや口コミのように、旦那の行動の評価が「良かったもの」として信憑性が増すのです。「褒める」というと1で挙げたもので終わる人が多いのですが、それだけだと相手はだんだんと飽きてしまいます。「褒める」ときはきっちり3段階で試してみてください。効果が段違いですよ。■ おわりに「旦那」は生まれたときから「旦那」ではありません。あなたと結婚してはじめて「旦那」になったのです。つまりまだ「素敵な旦那」への道ははじまったばかり。ここから旦那をどう育てるかはあなた次第ですよ。(矢島 みさえ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年02月26日一般的に、平日の夫婦の会話量はどのくらいなのでしょう。「夫婦のコミュニケーション」に関するアンケート調査によると、「10分~30分未満」が27.3%と一番多いそうです。そして……驚かないでくださいね、次に多かった答えは「10分未満」が26.7%ですって!皆さんのご家庭では、今日、どんなことを話しましたか?■参照コラム記事はこちら↓夫婦の会話から子どもは〇〇〇を学ぶ。賢い子に育てるための“会話術”
2020年01月19日妊娠したり子どもが生まれた途端、夫との関係がギクシャクするようになってしまった、夫婦仲がうまくいかなくなったというお悩みを持つママは少なくありません。その反対に、子どもが生まれたことで、さらに仲が良くなる夫婦もいます。その違いは、どこにあるのでしょうか?今回は、「子がかすがい」になるタイプの夫婦と、逆に仲が悪くなるタイプの夫婦、その違いについて解説しましょう。■子どもが生まれて夫婦仲が良くなる3タイプ夫婦だけの時はとてもうまくいっていたのに、子どもが生まれてからケンカばかり。最悪の場合は、離婚にいたるケースもあります。実は、子どもが生まれて夫婦の関係が良くなるか悪くなるかのカギを握っているのは、夫。夫が好奇心旺盛で、育児すら未知の経験ととらえて面白がれるタイプなら、子育てを通して夫婦の絆が強まるようです。また、ペットを飼った経験がある人、ペットの世話などをいとわずに自ら進んでやる人は、子育てに向いているといえます。ペットと子どもを同列に扱うのは少々乱暴ですが世話好き、もしくは世話慣れしている夫なら、子育てに興味を持ちやすく、協力してくれるタイプが多いでしょう。意外なのが、特に仲が悪いというわけではないけれど、これまではマイペースで個別行動の多かった夫婦も子どもが生まれると仲良くなる傾向にあります。子どもを持つと共通の目標ができ、一緒に子育てをするようになって結束力が高まるのです。■子どもが生まれると夫婦ケンカばかりの3タイプ一方、子どもが生まれて仲が悪くなる傾向にあるのが、夫本人が仕事人間であったり、没頭している趣味がある場合。そういうタイプは、生まれた子どもを「自分の趣味(仕事)を邪魔する、足手まといな存在」と捉える傾向にあるようです。また、夫が家では甘えたがりの「かまってちゃん」タイプや、逆に「甘え下手」なタイプも、出産をきっかけに夫婦仲がこじれるケースが多いようです。かまってちゃんタイプは、妻の愛を独占する子どもに嫉妬を抱きますし、甘えたくても甘えられない甘え下手タイプは、感情のままに行動する子どもに対して「自分は我慢しているのに…」と怒りがわくのです。このように、子どもが生まれて夫婦仲が良くなるか悪くなるかは、妻ではなく夫の性格、資質によるところが大きいといえるでしょう。■父親になりきれない夫にイライラ…どう接する?もし、自分の夫が「趣味や仕事に没頭」タイプや「かまってちゃん」タイプ、「甘え下手」タイプだとしたら、どうすればいいのでしょうか?人は「わからないこと、未知なこと」に警戒心を持つ傾向にあります。男性は女性のように妊娠はできないし、おなかの中で赤ちゃんを育てることもできません。親になる実感がわかないまま、子どもが生まれたその日から「パパですよ」と言われても、気持ちが追いつかないのでしょう。出産までに父親の自覚が少しでも芽生えるように、例えば妊婦健診に同行してもらう、両親学級に一緒に参加するなど、おなかの赤ちゃんの成長や妊娠・出産・子育ての情報を共有してはいかがでしょうか。忙しかったとしても、健診の報告だけでもこまめにしておきましょう。また、かまってちゃんタイプに有効なのが、妊娠時期から「大きなお兄ちゃん」として妻が接する方法。いきなり父親を求めるから甘えたがりの夫には荷が重く、そんな夫に妻はイライラしてしまうのです。赤ちゃんと一緒に育ち、かつ一緒に赤ちゃんのお世話をするお兄ちゃん的役割を担うことで、かまってちゃん夫は赤ちゃんへの嫉妬心を持ちにくくなり、妻からの過剰な期待で追い詰められることもなくなります。手のかかる夫のことを「大きな子ども」と例える妻がいますが、実はこのスタンスは子育て中の夫婦が衝突しない秘訣なのです。■子育てでもめない! 夫の「居場所」作りどんなタイプの夫にも効果的なのが、家の中に子どもに侵食されない「夫の居場所」を作ること。例えば、書斎や個室まではいかなくても、リビングやダイニングのイスやソファなど、夫だけが使う場所を決めるのです。赤ちゃんがいようがいまいが、「ここはあなただけの居場所だよ」という夫のプライベートスペースを確保しましょう。子どもが生まれても、子どもが増えても、そこは絶対に空けておきます。部屋がどんなに散らかっていても、そこだけはきれいに片付けておくことも肝心です。子どもがいることで夫婦仲が悪くなるのは、「妻が自分を見てくれない」「子どもが自分のスペースを侵害してくる」と夫が感じてしまうことが根本的な原因であることが多いように感じます。妻はまず「子育てをしなくても、あなたはここにいていいのよ」という場所を夫のために確保し、「子どもは夫婦の邪魔をする存在」と感じさせないようにしましょう。特に、縄張り意識の強い甘え下手タイプや仕事・趣味に没頭系タイプには効果的です。ただし、リビングやダイニングなど子どもと同じ空間に夫の居場所を作った場合、子育てを手伝わない夫が視界に入ると「私ばっかり大変」とつらく感じることもありますよね。その場合は、もし可能なら夫の居場所は目の届かない場所、書斎や個室に設ける方がいいかもしれません。夫の姿が見えなければ、家事・育児をしてくれないことのイライラは感じにくくなりますし、顔を合わせないのでケンカにもならないからです。■悪化した夫婦関係、修復できるタイミングは?子どもが生まれ、すでに夫婦仲がうまくいっていない場合でも、関係修復は今からでも間に合います。子どもは、いつまでも赤ちゃんではありません。寝るか泣くかだけだった赤ちゃんも、1歳近くになれば歩き始め、体を動かす遊びなどパパとできるようになっていきます。すると、親子3人で出かけたり、公園や動物園などにパパと子どもだけでお出かけなどもできるようになるでしょう。男性は、そもそも赤ちゃんとどう接していいかわからず「怖い」「面倒くさい」と感じて、子育てや父親の役割を放棄することも。それで夫婦仲が冷えてしまうケースは少なくありません。しかし、人と人として向き合えるくらい子どもが大きくなれば、それにつれて親子関係も変わっていきます。子どもが歩き始める、言葉が少しわかるようになる、意思の疎通ができるようになるなど成長の節目がチャンス。夫婦仲が好転するきっかけとなるかもしれません。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年12月21日夫婦でも恋人同士でも、「尊敬しあえる関係」って素敵ですよね。でも、日々を一緒に過ごしていると、どうしても旦那さんにイラっとしたり、「なんで結婚したんだろ……?」と思ってしまったり。「尊敬できないな」と感じることもあるでしょう。そこで今回は、「相手を尊敬する」ための心構えをいくつかご紹介します。本当にお互いを尊敬しあえる関係って、いったいどうすれば築いていけるのでしょうか?■ 相手をわかった気にならない人は「わからない」ことがあると不安になります。そのため、なにかと理由をつけて「謎」の部分や「不明確」な部分を無くそうとする心の動きが働きかけるもの。たとえば、彼が何回か待ち合わせに遅刻すると、「彼はルーズ」と決めつけてしまってはいませんか?それはもしかしたら、「彼=ルーズな人」というある意味での“理由”をつけて、無意識のうちに不確定な要素を取り除いているのかもしれません。「彼はルーズ」だという先入観があると、彼が間に合った日は「偶然」と片づけ、うっかりした失敗もすべて「ルーズだから」と考えがち。それを繰り返していると、いつの間にか彼を「ありのまま」で評価することができなくなってしまいます。相手のことを「わかっている」というのは「幻想」だといっても過言ではありません。彼の一面を見て、「すべてわかった」気にならないよう、心がけていきましょう。「わからない」ところにこそ、新たな彼の「尊敬ポイント」がひそんでいるのですから。■ 自分の“当たり前”を疑ってみる相手のことを自分の“当たり前”を基準に判断していませんか?たとえばあなたが早起きが得意なら「早起きできないなんて意思が弱い」と考えてしまったり、親から「漫画を読むやつはダメだ」なんて言われていると、その通りに評価してしまったり……。でもあなたのなかにある“当たり前”は、いったいだれにとっての“当たり前”なのでしょう?「みんなこう思ってる」の「みんな」は、あなたが知りうるなかでの「みんな」でしかありません。「正しい」「間違っている」の基準は人の数だけ無数にあるもの。「だれか」の“当たり前”で彼を判断しないで、あなたの目でしっかりと見てあげてください。■ お互い「違う人」だと意識する関係が深くなってくると「自分と同じように考えているだろう」と思ってしまいがちですが、本来「違う人である」ということを忘れないで欲しいのです。「同じでないとおかしい」と思っていると、意見をどちらかに合わせることがメインになってしまい、お互いに相手のことを否定的に見てしまいます。でも、「そもそも違う人」と考えていれば、相手と自分の考えがちがっていても「あなたはそう考えるのね」と相手の意見を受け入れることができます。「ちがい」を意識して、相手を大切にしてこそ、尊敬しあえるはずだから。■ おわりに筆者が考えるに、「尊敬」するためには「自分だけの基準で判断しない」ということが一番大切だと思います。尊敬しあっているカップルは、自分のことも相手のこともとても大切にしているもの。まずあなたが「相手を尊敬する」すると、自然な形で、あなたにもかえってくるはず……。相手のことを自分の世界の中ではなく「ありのまま」で評価できる素敵な関係を目指してみていただけたら幸いです。(矢島 みさえ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年12月01日本日、『いい夫婦の日』にあやかって、夫と「我々が思ういい夫婦とは?」について話してみました。■思いを伝え合える夫婦を目指して…何でも言えるって、夫婦でも結構難しいですよね。私も夫も、今でこそわりと良いことも悪いことも伝え合っていますが、もちろん最初からそうではありませんでした。これって引かれるかな?嫌な気分にさせるかな?なんて無駄に色々考えて、自分を出せていませんでした。■ぶつかり合ってこそ見えたことでもそれが溝を生んでいき、一度大爆発。かなり話し合って、ようやく徐々に見えない壁を崩していくことが出来ました。お互いを尊重しながら本音で話し合って、気持ちを擦り合わせるところは擦り合わせる。割りきるところは割りきる。その繰り返しで、自然体の心地よい空気が作られていくんだと思います。我が家もまだまだ夫婦として成長中。いい夫婦は1日にしてならず…!ですね。
2019年11月22日息子が泣き出すと、わが家のパパはいつもママ任せにして「おっぱい欲しがってるよ!」と言っていました。しかし、あることをきっかけにパパの固定概念が崩れたのです。今回はそのときのことをお伝えします。 産後は疲れやすさと寝不足で体がクタクタ息子はとてもかわいくて、ずっと見ていても飽きません。しかし、産後の体はとても疲れやすく、自分でもコントロールができないほど心まで不安定になっていきました。 おむつ替えに授乳に抱っこ、前かがみの姿勢を1日に何度も繰り返し、腰も首もガチガチ。息子がやっと寝て「さぁ休もう」と思ったらまた泣いてしまう……の繰り返しでクタクタでした。 赤ちゃんが泣く理由はたくさんある!生後3カ月ごろ、赤ちゃんが泣く理由として“おなかが空いた” “おむつを替えてほしい”などがあることは、わが家の新米パパも理解していたようです。中でも、おっぱいを与えると高確率で泣きやむと思っていた夫は、息子が泣くたびに「おっぱいだって!」と言い、すぐに私に抱っこを交代させようとしていました。 立って抱っこしてほしいとか、他にも理由があることを伝えても、夫には“ママじゃないと泣きやまない”という固定概念があって困りました。 おばあちゃんが抱っこしたら泣き止んだ実母や義母が息子に会いに来たときのことです。実母や義母が大泣きしている息子を抱いて、少し揺れながら室内を歩いているとピタッと泣きやみ、気持ち良さそうに眠りについていました。 その様子を見た夫がひと言「あ、泣きやんだ……」。ママ以外の人に抱っこされて泣きやむ息子を見て、「おっぱいだけが理由じゃないんだ……」と、やっと理解してくれたのです。 パパはイクメンに、息子はパパっ子になってくれた!“赤ちゃんは、ママのおっぱいのにおいに安心する”という話を聞いた夫は、「それなら俺のにおいにも慣れたら安心するかな?」と、冗談まじりにも積極的に関わりを持つようになってくれました。すると、意思表示をし始める月齢の時期には、息子のほうからパパを求めるようになっていったのです。 その後、息子は夫が帰宅すると、かすかに聞こえるドアの音にもすぐ反応して、玄関まで出迎えるようになりました。さらに、初めて覚えた言葉も「パパ」で、どんどんパパっ子になっていきました。 息子が泣いたとき、少し見ていることもできなかった夫がイクメンになったのは、“ママじゃなきゃダメ!”という固定概念にとれわれなくなったことがきっかけでした。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ムチコ著者:高橋四葉四児の母。自然分娩二回、帝王切開二回を経験。現在子育てに奮闘しながら自身の体験をもとにした記事を執筆中。
2019年11月04日椎名桔平(55)が山本未來(44)と離婚したと10月26日に発表された。仲の良い夫婦として知られていた2人だが、16年間の結婚生活に終止符を打った。映画などで共演したことがキッカケで約8年間、交際した2人。03年に結婚し、10年には第一子となる長男が誕生した。各メディアによると数年前から離婚について話し合いを重ね、今月ついに円満な形で離婚が成立したという。突然の離婚発表に、ネットでは《椎名桔平さん離婚ショックだ。ファンになったのはドラマ「BLACK OUT」から。そこでダブル主演だった山本未来さんと結婚したときには、驚いたし嬉しかったからね》《ステキなご夫婦と思っていたのになあ》《山本未来さんと椎名桔平さんは「おしどり夫婦」と言われていたのに離婚とは残念です》といった驚きの声が上がっている。本誌は12年6月、椎名のイクメンぶりを報じている。当時2歳だった長男を連れた椎名は、黒の中折れ帽に黒メガネ姿。そして手にしたヴィトン製ダミエのバッグは、子どもの着替えなども入っているようで大きく膨らんでいた。「椎名さんはそれまでスポーツ系のジャージを愛用していましたが、お子さんが生まれてからは大変身。お子さんを溺愛して、それは山本さんがヤキモチ焼くほどでした。ドラマの撮影中でも時間があれば息子さんの元に帰って顔を見せていたようです。息子さんが成長しても愛は変わらず、『可愛くって仕方がない』と話していました」(芸能関係者)子供を愛して止まない椎名。いっぽう夫婦という関係には自身の哲学があったようだ。「山本さんとは年を重ねるにつれ、愛の形が変わってきたと話していました。互いに良い年の重ね方をしてる分、若い頃とは違う愛しさが増していく。それこそが夫婦の醍醐味だと話していました」(雑誌編集者)しかしおしどり夫婦は、円満離婚という形でピリオドを打った。「桔平はお母さんが亡くなったばかりなんです。お母さんは4~5年前に肺気腫を発症して、入院することになりました。それから桔平はお母さんが亡くなるまで、奥さんと子供を連れてよく実家に帰ってきてましたけどねぇ……。夫婦のことは夫婦にしかわかりません」(椎名をよく知る人)
2019年10月27日私は結婚してから育った環境の異なる夫に対して不満を抱くことがいろいろとありました。子どもがいないときは喧嘩をしながらも自分の気持ちを伝えようとしていたけれど、子どもが生まれてからは夫婦円満を意識するあまりに我慢をしすぎたようで……!? 子どもの前では喧嘩をしたくない…私が夫と結婚して子どもが生まれるまではお互いに仕事をしていました。そのため暮らしにかかるお金や家事は2人で分担。ところが、出産してから私は仕事を辞めて収入は夫に頼ることに。「俺は稼いでくるからお前は家事をしっかりやってくれ」というようなことを言われたこともあり、お互いに働いていたときから比べて家事をしなくなった夫に対して「子育てだって大変なのに!」と不満を感じるようになりました。けれど、子どもの前では喧嘩をしたくないと思うあまり、言いたいことを無意識のうちに我慢していたのです。 もう限界! 想像以上に溜まっていた不満その後家を建てることになり、予算やローン返済の話をしていくうちに夫と険悪な雰囲気になることがしばしば。お互いにストレスを抱えた状態が続き、あるときささいなことで喧嘩となり、私の我慢が限界に。結婚してから7年間離婚を考えたことのなかった私でしたが、このときばかりは怒りが頂点に達して役所へ離婚届をもらいに行きました。 嫌なことを書き出して共有時間が経つにつれて冷静さを取り戻し「なぜこんなに腹が立つんだろう? 夫の何が嫌なんだろう?」と考えるようになりました。そして、嫌なことをすべて書き出すことにしたのです。10個以上はあったと思うのですが、「靴を脱いだときに揃えない」「トイレや洗面所の使い方が汚い」など、夫には気にならないけれど私には気になることばかりでした。書き出すことで、自分の大切にしていることが相手に大切にされていないから腹が立つということに気づくことができました。 そしてある晩、その紙を夫に見せたところ、ふっと笑ったあとに「ごめん。これから気をつける」と言ってくれたのです。夫のストレスは住宅ローン返済に対する不安だったようで、私が把握していた家計の状況を細かく共有することで不満を解消することができました。 夫と喧嘩になるとすごく疲れるし、家庭内の雰囲気も悪くなります。けれど、不満を書き出すことで喧嘩をすることなく気持ちを伝えることができ、もらった離婚届を使わずに済みました。これからも笑顔で夫婦のコミュニケーションをとっていけたらと思います。 監修/助産師REIKOイラストレーター/市田スナオ 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年09月03日産後の女性が夫にイライラを感じるという話はよく耳にします。産後の私も例外ではなく、夫が家事や育児をすればするほどイライラが募っていきました。今回は、私の産後の様子と夫へのイライラが落ち着いていった過程についてお話しします。 どうしてイライラするの? 心と体に異変産後、家のことに不慣れとはいえ、夫の一挙手一投足に怒り、夜の夫婦生活なんて考えただけで夫を突き飛ばしたくなる有様だった私。「私はこんなに心が狭かったの? ちょっとイライラしすぎじゃないだろうか?」と、私は自分の感情に悩み、違和感を覚えていました。 そんなとき、自分の体にも異変が起きました。毎晩息苦しくて何度も目が覚めて眠れず、日中には気絶するように突然寝てしまうようになったのです。診察を受けると、なんと鼻にできたポリープが鼻腔を塞いでいたことが判明しました。 病気が判明、ずっと睡眠不足だった!?耳鼻科医によると、ポリープはかなり前からあり、産後の私は過度な睡眠不足になっていたようでした。ポリープ除去には1週間の入院と手術が必要とのこと。 ただ、入院している間、仕事のある夫は1歳3カ月の子どもの面倒を見ることができません。そこで何軒も病院をまわった末に、なんとか日帰り手術をしてくれる病院を見つけ、異変から5カ月後にやっと手術が決まりました。服薬のために断乳し、手術後、私の体調は劇的に回復し始めました。 熟睡と月経の再開で落ち着いた心と体手術のおかけで、睡眠中もきちんと呼吸ができるようになったことに加え、断乳したことで子どもの夜泣きがなくなり、ようやく私は熟睡できるようになりました。さらに産後1年8カ月ぶりに月経が再開。 こうして順調に体調が整っていったある日、ふと気付きました。「最近、夫に全然イライラしない……!」。自分でもコントロールできない夫へのイライラは、自分の本意ではなかったとはっきりと感じました。その後、夫婦仲は自然と改善していったのでした。 今振り返ってみると、夫へのイライラは、ポリープの影響による睡眠不足に加えて、産後特有のホルモンバランスの乱れによるものだったのではないかと感じています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/大福著者:唐木田幸一児(男の子)の母。出産を機に報道関係の仕事を退職し、現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はブルーレイ収集と寺巡り。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月16日「子育ては母親メイン」という価値観が強いなか…どうやって夫に家事育児に参加してもらい夫婦関係も良好な形を築くのかというのは、多くの人が抱える悩み。どんな解決策があるのでしょうか…。漫画家・水谷さるころさんは、夫といがみ合わずに暮らしたい! をテーマに自分たちに必要なルールを導き出しました。フェアな子育て実現のために奮闘する日々を描いた 『目指せ! 夫婦ツーオペ育児 ふたりで親になるわけで』 では、そのルールを解説。この1冊に、あなたの家庭の働き方改革のヒントが隠れているかも。水谷さるころ(みずたに さるころ)さん千葉県出身。イラストレーター、漫画家、グラフィックデザイナー。2016年に自身の結婚、離婚、事実婚で再婚したアラサーの10年を描いた『結婚さえできればいいと思っていたけれど』(幻冬社)を出版。趣味は空手。さるころの育児マンガ マイル日記: Twitterアカウント: @m_salucoro 家の中のことは漫画に描いてもいいという夫婦間の約束の元、夫婦の日常をオープンに見せるエッセイ漫画が人気の水谷さるころさん。夫婦関係を良好にするコツ、子育てについてをお話くださいました。■夫は、論破されると喜ぶタイプ――夫・野田Dさんは、どのような人ですか?うちの夫は、論破されるとキュンとするタイプなんです。自分をロジックや何かで負かしてくれる、自分より優れている何かしらの能力があって、学びがあるのがいいらしいです。NOが言えないタイプの人だと、何も返って来ないから、得るものもない。それがつまらないのだそうです。言い返してくれて、自分が間違っている時に、間違ってるって言ってくれる人が好き…という、ちょっと不思議な人です。■失敗から学んだのは、頑張りすぎないこと――はっきりNOをいう妻、論破されたい夫。相性がとてもいいですね。そうですね。相性はとてもいいと思います。私は、最初の結婚では自分さえ頑張ればいい…NOを言うより頑張ればいいという考えでした。――なぜ変わったのですか?離婚を通し反省したことは頑張りすぎるのってよくないなってこと。自己責任という言葉で、「自分が頑張ればOK」という感覚が今の社会には蔓延していますよね。でも、そうやってすべて自分で背負ってもダメだし、人のせいにしていてもダメだし、バランスを取ることが大事なんだと気がついたのです。人の人生まで背負うのって無理なんですよね。夫はこういう人だから、私がこう頑張ればいいっていう解決法には限界があるんです。それを反省した結果、NOとかこれは無理とハッキリ言えるようになりました。そしていい関係を築けるようになりました。■問題は視覚化。“ルール作り”で良好に――水谷さん家族が実践している我が家のルールの中で、ぜひみんなにも取り入れてほしいルールはありますか?“共有財産を持たない”とかは我が家の特別ルールですよね(笑)多くの方に当てはまるものでいうと、我が家のルール4“「察してチャン」は禁止”かな。ルール6の“おかしいと思ったら即話し合い 要求はわかりやすくはっきりと”も、“「察してチャン」は禁止”と近いですよね。夫婦間で、自分は何がイヤで何をしたいのか、ちゃんとコミュニケーションをとることが大事だと思うのです。■日本の教育はコミュニケーション下手を生む?!――確かに。ただそれって、なかなかの労力が必要ですよね。そうなのです。自分の意見を言わずに相手を受け入れるのって、実は楽なのです。自分で抱え込んじゃえば、コミュニケーションを頑張らなくていいので、楽なんですよ。でも、相手との健全な関係がほしいなら、全部を受け入れちゃダメ。努力が必要です。日本の教育って、我慢や自分の意見を主張する前に周りと調和することを教えるところがあって、自分の意見を言う練習をしてないんですよ。私たち世代は特に、まず、自分の気持ちは抑え込むものだって教えられてたと思うんです。そうすると、今私は悲しいのか、苦しいのかすら、わからなくなって、だから、コミュニケーションが上手にできず、夫婦関係がうまくいかないという結果を招いてしまったのではないかと。■抑圧せず自分の意見を持たせる子育てを意識――それって、子育てにも関係してくることですよね。本当にそうだと思います! だから私は子育ての中で強く意識しているのが、“何がしたい”そして“何がいやか”を、とにかく自覚させること。「●●をしなくちゃいけないから、これをしなさい」という話し方ではなく、息子と「何がやりたくて、何がイヤなのか」を会話してから、「だけど、今はこれをしなくてはいけない」という風に接するようにしています。離婚をきっかけに自分の心の声を整理整頓。常識や世間体を取っ払ったところで、自分が本当に欲しいものを導き出した水谷さん。人生には失敗はつきものです。でも、ただの失敗で終わらせない。そこから何かを得る。そして新たなる夫婦関係、親子関係に役立てる。この精神こそが、強さに繋がるものなのかもしれませんね。後編では、水谷さん家族ならではの、ちょっと変わった、でも説得力のあるルールについて教えてくれます。■今回のお話を伺った水谷さるころさんのご著書 『目指せ! 夫婦ツーオペ育児 ふたりで親になるわけで』 (水谷さるころ/新潮社 ¥1,080(税込))
2019年07月30日夫婦は、「何でも言い合える間柄が理想」と考えられることも多いですよね。ただ反面、遠慮もなくなり、思ったことをそのまま口に出して相手を傷つけてしまうことも珍しくありません。今回は、アンケート結果をもとに、夫婦間の言葉のやり取りについて考えてみます。■「衝撃の一言」経験は8割!アンケートでは、パートナーに言われた衝撃の一言について聞きました。その結果、「ある」と答えた人が8割近く! 多くのパパやママたちはパートナーからの言葉にショックを受けたことがあることがわかりました。Q.パートナーに言われた衝撃の一言ある?ある 79.3%ない 18.0%その他 2.8%■衝撃度1、「外で働いていないのに」モラハラ発言まずは、言葉や態度での嫌がらせなどの精神的な暴力、つまり「モラルハラスメント」ともとれるような発言の数々をご紹介します。「小さな子どもを連れの外食で、子どもに食べさせて自分のご飯が冷めてしまったら、『俺にこんな冷めたメシを食わせるのか』と言われた」(神奈川県 40代女性)「結婚当初、『たまには家の事を手伝ってよ。パンにバターを塗るくらいできるでしょ』と言ったら、夫が『何で俺がバター塗らんといけんだ。家事は女の仕事だろ』と言った」(鳥取県 30代女性)「週4~5で働き、土日は子どものスポーツに付き合う毎日なのに、『お気楽パートのくせに』と言われました」(神奈川県 40代女性)「夫に育児のことを愚痴ったら、『オレと同額稼ぐなら代わってあげるよ』と言われた! いま思い出しても、頭の中が煮え立つほど頭にきます」(神奈川県 40代女性)「長男の授乳と夜泣きが続いてつらかったときに、主人から『三食昼寝付きでうらやましいよ。1日中家にいるのに、掃除機もかけられないの?』と言われて、何を言ってもわかりあえないと思った」多かったのは、パートナーから浴びせられるモラハラワードの数々。仕事や家事、育児など、それぞれの家庭で決めただろうことにも、一方的に相手を攻めるような発言が目立ちます。■衝撃度2、「まるでビッグゴリラ」容姿や体形を指摘また、見た目の良し悪しに関して、衝撃的な言葉をかけられたというコメントもありました。「1人目妊娠中に、『信楽のたぬきみたい』と主人に言われた…。『は? せめて、ドナル●ダックやろ!』と言い返し、このやりとりはマタニティーダイアリーに書き留めました(笑)」(三重県 30代女性)「私が昼寝している姿を見て『まるでビッグゴリラだな』と言い放った! 腹が立って仕方がないけど、太った私が悪いのね…」(千葉県 40代女性)「結婚、出産を経て体重増加した私に『詐欺師』って。自分だって髪は薄くなっておっさんになったくせに!」(北海道 40代女性)「初めての産後、授乳中の私の背中越しに、『背中でかくなったね』と言ってきました。その後、『先輩の奥さんは子どもを産んでも体重は何キロしかない』という話をずっと聞かされました」(神奈川県 40代女性)そのやりとりに思わず笑みがこぼれてしまうようなものもありましたが、本人が気にしている度合いによってもその言葉の攻撃力は変わってきそうです。本人がコンプレックスだと感じていたら、その言葉は大きなストレスの原因になってしまいそう。■衝撃度3、「母乳出なくなったら用なし」異性への無理解出産や育児を通して、異性への理解を示さないような発言にショックを受けたという人たちもいるようです。「主人に『母乳が出なくなったらお前は用なしだな』と言われました。いまだに許せない気持ちでいます」(神奈川県 40代女性)「2人目出産後、子どもたちを両脇に抱えて毎日寝かしつけ。そんななか、乳腺炎になり、40度を越える熱でどうしようもないときに『2人どうすんの? 体調管理もできないの? 俺も仕事あるのに迷惑なんだけど』と言われ離婚が頭をかすめた」(神奈川県 30代女性)「妊娠後期に重たいソファーを運ばされて、途中でちょっと降ろそうとしたら、『えー、こんなのも持てないの?』と。泣きそうになりながら運んで、1ヶ月以内に切迫早産で入院しました」(千葉県 40代女性)「妊娠中に『絶対男! 女だったらいらない』と言われたこと。絶対に男の子を産まなければと、必要以上に神経質になってしまい、検診のたびに性別を確かめ、祈る毎日でした」(岩手県 40代女性)つわりでなかなか起き上がれないときに、「『そんなにつらい?』と言われて悲しくなった」というコメントも。妊娠や出産を経て、女性は体調も体も大きく変化していきます。女性自身でもその変化や育児の大変さがのしかかるときに、それを理解してもらえないことは、大きくショックを受けるという人は多いようですね。■衝撃度4、「仕事辞めてきた」突然の告白に衝撃また、パートナーからの突然の告白に衝撃を受けたという声も集まっていましたよ。「小遣い足りないから結婚指輪売ったよ」(愛媛県 40代女性)「単身赴任から帰ってきた主人がいきなり『あ、俺洗礼受けたから』。いきなり過ぎて何も言えませんでした」(神奈川県 40代女性)「『◯◯日付けで会社退職することが決まったから』と言われビックリ」(神奈川県 40代女性)「話がある…。大変なことになった…。浮気しててその女と警察沙汰になった…」(神奈川県 30代女性)ほかにも、「『仕事やめて農業やる!』と夫が言い、両家を巻き込んだ」というコメントも。もちろんその内容にも驚きますが、なによりもショックなのは、何の相談もなく判断をして、事後報告されることなのかもしれません。夫婦間でも「報告、連絡、相談」は重要な要となり得そうです。■衝撃度5、「俺が一生守るから!」ラブラブな衝撃発言一方で、感動的な愛のこもった言葉に衝撃を受けたという人たちからのラブラブエピソードも寄せられていましたよ。「私は夫より少し年上。プロポーズされたときに、『私がおばさんになったら、若い女の子の方に行っちゃうでしょう?』と言ったら、『家族になるのに、年をとってるから嫌いっていう人いる?』と言われました。なんて心の広い人なんだと衝撃をうけました」(千葉県 50代女性)「バス停に腰の曲がったおばあちゃんがバスを待っていました。私が『あんなお年で1人でバスを利用してお出掛けするなんてスゴイ!』と言うと、夫が『君が白髪のおばあさんになっても、俺がいつも隣にいるから大丈夫だよ』と。プロポーズをされたような錯覚をしてしまいました」(千葉県 40代女性)愛のあふれるエピソードには、「こっちの衝撃もあるのか」と目からうろこです。こうした衝撃の一言だったらきっとお互いに大歓迎かもしれませんね。■パートナーから衝撃の一言…どう対応する?それでは、パートナーから何かショックな言葉をかけられたときに、パパやママたちはどのように対応しているのでしょうか? 乗り越えるためのヒントを、コメントからいくつか見つけてみましょう。●話し合う、溝を埋める「お互いけんかをして、そんな一言を言うこと自体フェアでないと思います。どんなけんかにもルールは存在します。溝を深くする事より、溝を埋める事を考えるべきではないですか?」(北海道 50代男性)●忘れる「数々ありましたが、覚えていないものですね。結婚生活が続いている一つの要因、『忘れる』を証明した感じです。私自身が放った言葉ももう忘れてます。蒸し返されたら時効だと伝えます(笑)」(三重県 40代女性)●距離をとる「心ない一言なんてお互いあるんでしょうが、年齢と共に少しずつですがお互いイライラしないように距離を取るようになりました」(宮城県 40代男性)●自分が強くなる「『母は強し!』です。夫の言葉に傷ついても、それ以上に私が強くなりました」(神奈川県 40代女性)どのコメントも、心の葛藤を乗り越えてきた重みがあるものですね。パートナーから浴びせられた衝撃の発言の中には、どうしても許せないというものもあるかもしれません。もしかしたら夫婦の信頼関係を揺るがすような事態にも陥りかねないこともあるでしょう。ただ、それでもコメントにもあったように「話し合う」「忘れる」「距離をとる」などして夫婦関係を取り戻す努力をしてみると、お互いに理解し合い、許すことができる場合もあるかもしれません。そして、攻撃的な言葉の裏には、言った側も社会での立場や働き方、家族との関わり方などに悩んでいるという複雑な事情が隠れていることもあるかもしれません。また妊娠出産については、どうしても女性側の知識が大きくなり、男性が追い付けない面もあるため、誤解を与えかねない失言をしてしまっている可能性もあります。さらに女性側も自分が気が付かないだけで、産後のガルガル期といったように、相手へのイライラが強くなってしまい、夫側を傷つけている可能性も。一番身近な他人である夫婦だからこそ、気持ちをぶつけることができて理解できることもあるかもしれません。ただし、どんな理由があるにせよ、言葉の暴力は許されるものではありませんよね。その言葉が限度を超えて暴力的だった場合には、自分だけでは抱え込まず、家庭の外に相談することも時には必要かもしれません。さらに、衝撃の一言は、自分からパートナーに対して発してしまう場合もあるでしょう。夫婦だからこそ気兼ねなく言える、そんな関係は大切ですが、夫婦とは言え、相手を思いやれば、そこまで無遠慮な発言は生まれないのではとも思えます。その言葉がパートナーにとって、「どうしても許せない一言」とならないよう、思いやりを持って接していきたいですね!Q.パートナーに言われた衝撃の一言ある?アンケート回答数:4963件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年07月28日