現在、生後5カ月の息子がいます。切迫早産を乗り越えた矢先、別の理由で約1カ月早めに出産。そんな私の体験談を紹介します。※新型コロナ感染症が「5類感染症」に移行する前の体験談です。 自分は大丈夫だろうと油断していたそのとき、私は妊娠37週0日でした。その2日前、実家には普段は夜勤などが多く、あまり会うことのない実父がいました。実父は、会社の集まりでごはんに行っていたらしく、酔っていました。食事をしていたところから歩いて帰ってきた実父は、「寒いんだよなぁー。なんか寒気するんだよなぁー。喉も少し痛いし」と冗談交じりに笑いながら話していました。 「コロナじゃないよね、こわいなー」など他愛もない会話をして、私はその日に自宅へ帰宅。次の日、私は喉が痛くなりました。ただ喉が痛いだけで、熱などはなかったこともあり、「のど飴を舐めていればなんとかなるだろう」と、そう思っていたのです。 お医者さんの言葉に自分を責める…次の日の朝、頭痛がすることに気づきました。熱を測ると37.5度。「あぁやってしまった」と思いました。すぐ病院を探したのですが、早くても翌日しか空いていなかったため、できるだけ体を休めることに集中しました。 しかし夕方になるにつれて熱は高くなり、39.2度にまで達していました。そして、なんだか胎動が弱く感じたのです。実母に連絡したところ、「すぐに産婦人科に電話しなさい」と言われました。そのとき、すでに22時ごろだったと思いますが、電話をすると「すぐに来てください」と言われ、病院へ行きました。 いろいろな検査をしてわかったことは、新型コロナが陽性であること、そして羊水が少ないこと、赤ちゃんが危険な状態であること、ということでした。産婦人科の先生はこう私に告げました。「今から緊急帝王切開になります。ただ、ここの病院では受け入れることができないので、約1時間ほどかかりますが、対応しているこちらの病院に行ってください」と。おなかの子は大丈夫なのか不安になった私は、自分の行動を振り返り、自分を責めました。 防護服の先生に囲まれての出産1時間かけて向かった病院には、防護服を身につけた先生方がいました。夜中0時ごろに病院へ着き、約2時間半おなかの具合を検査して3時ごろにオペ室へ。私が覚えているのは、真っ白な部屋とおなかを触られる感覚。そして、息子が生まれてきたときの小さい泣き声と、うっすらと見えた息子の体です。 そこから12日間は感染対策のため、息子に会うことはできず、術後の痛みに耐える日々でした。ただ、息子に再会してからは、痛みなんて忘れるほど幸せな毎日を過ごせています。 新型コロナが流行っている中での妊娠・出産は、もともと不安なことが多くありました。しかし不安な中でも、どこかで「自分は大丈夫」と思っていたのかもしれません。結局、最後の最後でかかってしまい、新型コロナは本当に身近に潜んでいる病気なのだと実感しました。おなかの子や子どもを守るためにも、必要最低限の対策を講じたうえで生活していかないといけないと感じました。 感染したときは家族が力になってくれて、そして病院の先生たちが助けてくれました。そのことに感謝し、今後のことをしっかり考えて過ごしていきたいと思っています。あのときの痛みを忘れさせてくれるくらい、子どもは本当にかわいいです。これからも、かわいい息子と幸せな日々を過ごしていこうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:そら22歳で一児の母。犬2匹と一緒に幸せに暮らしています。
2023年08月18日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、交際歴3年の彼がいる23歳女性。いつものように、仕事帰りに彼の家へ向かったが…。三松先生が、女性が相手から別れを告げられる原因のひとつを教えてくれます!蘭(23歳)彼の家の玄関でプーン。これって、ふられるパターン?【レスなひとびと】vol. 213じめじめとして暑い日の、帰宅ラッシュの電車内。(はあー。冷房ってサイコー!今日はがんばったし、最寄りのスーパーでお惣菜とビール買っていっちゃお)蘭は、IT系の会社でソフトウェアの営業をする23歳。ほどよい疲れを抱えつつ、彼の家に向かい中だ。彼氏の健太とは、お付き合い歴3年目。大学のテニスサークルで出会って、だんだんと恋に発展。社会人になってからは家の合鍵をくれて、順調に交際を続けている。(ピンポーン)「おつかれっ!」ドアが開いて、笑顔の健太が現れた。「ごめん、手がいっぱいで鍵あけられなくて。はい、ビールとお惣菜買ってきたよー。飲も飲も」そう言って靴を脱いだとたん、健太の笑顔が固まった。蘭をジッと見つめ、なにやら言葉を失っている。「ど、どうしたの…?」蘭は健太の反応に戸惑いつつ、ふっとあることに気づいた。(げげっ、なんか足元から、賞味期限切れ納豆みたいなニオイがする!?く、く、くさい)顔は真っ赤、頭は真っ白。長く付き合ってきたけど、こんなことって今までなかったぞ。まさに地獄絵図。「ご、ごめん!なんか…クサいよね…」そう言って、うずくまり、言葉を詰まらせながら謝る蘭。しばらく無言の健太を、おそるおそる見上げる。目が合って、健太が顔をゆがめて笑い出した。「いや、蘭も足とか、クサくなるんだなって思ってさ」「え、ちょ、どういう」「ほら、シャワー浴びておいでよ」「うん」健太が笑ってくれて、気まずい状況はなんとか和らいでいったけど。恥ずかしい気持ちは消えないまま、シャワーを浴びる。足の指の間をソープでゴシゴシこする。足の臭いってどっから湧き出るんだろう。そして部屋へ。冷えたビールとお惣菜、そして“謎の粉”が出してあった。「これ、おれのニオイケアグッズ」「え、そうなんだ」蘭は、今までニオイケアグッズなんて、高校生の頃から使ってる、汗拭きシートや制汗スプレーくらいしか知らなかった。「引越しのバイトしてたときに、先輩から教えてもらって。靴にいれると臭わなくなる粉。ストックあるから蘭にもやるよ」「ありがと」「でも、蘭でもクサくなるとか、かわいいよ。それだけ、1日汗かいてがんばってるってことだよな」そう言って、頭を撫でてくれた。「恥ずかしよ。臭い女なんて。穴があったら入りたいよ」そういって、体育座りをした膝に、顔をうずめる蘭を、健太はぎゅぅっと抱きしめる。「大丈夫、大丈夫。年取ったら、もっと恥ずかしいこと絶対あるって。おれのお尻、蘭に拭いてもらうことになるかもしれないし」「もう、なにそれ」顔をあげて笑う蘭に、キスが降ってくる。本当に、そのくらいの歳になっても、そばにいられたらなと思う蘭だった。【三松さんからのコメント】健太さん、ムッチャいい彼氏さんじゃないですか!気まずくなるような事態に、瞬間でそれを笑いとばせちゃうユーモアがあるってステキです。彼女に恥をかかせないようさりげなく機転を利かせる頭の良さ。ニオイケア、意外と疎い女性がいるのですよ。足もそうですが、脇やフェムゾーンも。夏になると、ツンとすえたニオイがしてる人、電車や混んでいるスーパーのレジなどで遭遇しませんか。「わたしは大丈夫」と思っていても、体質やライフスタイルが変化して、急にニオイが倍増することもあります。ストレスも大敵。月経や行為もニオイにかかわってきます。ちょっとクサいけど、まぁいいやとフタをして、それでパートナーとの関係が悪化してしまったらもったいないですよね。ニオイケアは汗かく部位にあらかじめ塗っておくものや、フェムゾーン専用ミストなど、いろいろあるので試してね。もちろん、過敏になりすぎる必要はなし。ただ、パートナーがみんな健太さんみたいな対応をしてくれるとは限りません。彼女のフェムゾーンを触ると3日間くらい爪から臭うというお話も聞いたなあ。彼らは彼女と別れています。言いづらいから伝えずに、別の理由でそっと別れを告げるなんてケースも。よって相手への思いやりとして、ニオイには気を遣いましょう。ニオイを気にせず思いっきり開放的になれるボディを意識すると、モテ度もあがります。「少々臭うほうが燃える」というメンズもいますが、だいたいは臭いレスを求めています。女性もそうでしょ!「フェムケア必須の清潔時代になりました。フットとフェムの“2F地帯”はケアしてニオイレス彼女をめざそう」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Ghislain & Marie David de Lossy/Gettyimages文・三松真由美
2023年08月17日実家暮らしの女性が、今都内を中心に増えています。事情は人によって異なりますが、実家暮らしは時に男性から「ドン引き」されるケースも少なくありません。全ての女性が問題とは思いませんが、今回は過去に男性から聞いた、実家暮らしだからこそのドン引きエピソードとともに、実家暮らしの問題点を3つ解説します。「実家女子」ってホントにダメ?男性から見える印象、ダメな要素とは【おおしまりえの恋愛道場】vol. 236近年増える、大人になっても実家暮らしを続ける「実家女子」。収入や家庭環境など事情はいろいろあるでしょう。全ての「実家女子」が悪いとは言いませんが、一方で婚活や恋愛を考えると、男性からあらぬ先入観を抱かれ、印象を悪くする可能性を秘めています。今回は男性から実際に聞いた「実家女子」のヤバいエピソードを交えつつ、どんな先入観を抱かれるリスクがあるかを紹介します。実家に3万入れてドヤ顔!自立を理解できないズレた金銭感覚実家住まいと一人暮らしによって起きるズレの1つが、金銭感覚だと言われています。実家であれば、住居費や光熱費といったものの負担が減り、また食費の負担も違うことが多いでしょう。そのメリットを活かし、貯金をしたり、やりたいことに注いだりするのも1つの選択です。ただこうした恵まれた状況は、一人暮らしをしている人からは、「自立していない」といった印象につながるケースもあります。A子のケースも、そうした勘違いが引き起こしたものでした。A子は都内の実家に住み会社員として働いていました。利便性からも一人暮らしは考えていなかった彼女。ある日婚活中に出会った男性から「実家暮らしで生活力がなさそう」といった理由から、断られるシーンがありました。A子はこれに対し「でも家には毎月3万円を入れて仕事もしているんだから、ちゃんと自立している」とドヤ顔をしたそうです。男性いわく、A子は3万円を入れてはいるものの、家事は全部親まかせ。単純に生活が楽だから暮らしているだけのようで、デート費用などの金銭感覚もズレを感じていたようです。「お金を入れているのは確かに偉いのかもしれないけど、3万円でドヤられても…やっぱり金銭感覚がズレていることが証明されたなって印象です」と彼は話します。ちなみに3万円は、都内1人暮らしの家賃にも満たない金額です。一人暮らしと同じくらい金銭的な苦労をしろとは思いませんが、自分の生活と相手の生活の水準にズレがあるかも、という認識のなさが、相手のドン引きを誘ったのかもしれません。仲が良すぎて彼ドン引きも「向こうがおかしい」の一点張り実家暮らしを選択する理由に、親子がずっと仲が良いというものがあります。B子は母親といわゆる「友達親子」のような関係で、どんな悩みもまず親に相談するし、休日も一緒に出かけることが多い仲良し親子でした。そんなある日、B子には結婚を考える彼ができたそうです。母親のアドバイスも聞きながらB子は交際を続けていたようですが、いざ結婚の話が具体的に出ると、彼女と彼の間にはズレが生まれたといいます。「B子は常に『親に相談するから』とか『お母さんが~』といった親ファーストな答えが目立ちました。例えば、指輪のこととか、住まいのこととかについてです。新たな生活に母親が介入してくる感じがして、僕にとっては違和感がありました」彼がB子に合わせることで話は進んでいったそうですが、ある日2人は些細なことから大喧嘩に発展したそうです。するとB子は実家に電話。すぐに母親が仲裁に飛んできたとか。「母親が来たことで、2対1の構図になり、2人から『いかに僕が悪いか』といった話をされました。なんだかそれを見て、結婚してもずーっとこの感じが続くのかと思ったら面倒だなと思い冷めてしまい、結婚直前でしたが別れることにしました」ちなみに離婚理由の1つには、義実家との不仲をあげる人も多いです。今回のケースのように、夫(彼)<親、の構図が強くあると、男性側から自分をないがしろにされていると感じ、気持ちが冷えていくケースは少なくありません。実家暮らしに限ったことではありませんが、親との仲が良すぎるのも時として問題です。親の発言に右往左往!共依存親子のヤバさ最後は、いわゆる“毒親”のにおいも感じる親子関係の問題です。C子は実家暮らしを続けながら働いていましたが、その理由は「親が怒るから」「危ない」というモノだったそうです。C子の親は、いわゆる子どもを手の届く範囲に置きたいタイプだったようで、住まいや仕事、将来に関しても、いろいろ辛辣な口出しをしては、C子のやる気を削ぐことが多かったようです。そんなC子にも彼氏ができたことがあったようですが、ほどなくして、彼がドン引きするようなことがいくつもあったと言います。「結婚の挨拶まではいきませんが、C子の親と食事をしたことがありました。そしたら母親から、『結婚を考えるなら兄が先なので順番は守るように』『入籍日は吉日などもあるから、こちらに相談するように』『できるだけC子実家宅の沿線に住むように』など、ちょっと意味がわからないことをいくつも言われました。それに対して、C子に後日聞いてみたら『うちの親はいつもあんな感じだから』と、諦めモードというか、こちらがおかしさを訴えても、全部退ける感じです」その後C子と親の関係を聞いていくと、どうやら両親は小さい頃から教育熱心がいきすぎるタイプで、長年C子に支配的な態度を取っていたといいます。従順だったC子は、親の手を離れるといった選択を取らずに今に至るようです。「C子はいい子でしたが、結婚したらあの親が常に口出ししてくると思うと、トラブルが予見できました。いろいろ考え、タイミングもあって別れることにしましたが、C子自体は嫌いになったわけではありません。元気に幸せになってくれたらと、今も思っています」C子のように、親と癒着関係や共依存にも似た状態を大人になっても続けている人は一定数います。多くは実家暮らしを続けており、結婚したとしても、実家の意見を起点とした結婚生活に切り替わるだけのケースを耳にします。これを良しとするか、問題とするかは男性の価値観にもよりますが、一部の男性からはドン引き案件であることは認識しておいた方が良いでしょう。実家暮らしによるドン引きエピソードを3つご紹介しました。他にも「家事がまったくできない」「収入を全額推し活に使う」「遊ぶお金が足りず、自分の給料と合わせて今もお小遣いをもらっている」「さんざん実家を頼っておきながら親の老後話はトンズラ」など、実家暮らし女子のトンデモエピソードは多数あります。全ての実家暮らし女性がこうではありませんが、恋愛で知り合う男性からは、こうした女性達と一緒くたに考えられるリスクがあることは覚えておきましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©fizkes/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年08月17日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、実家が資産家である彼と良い仲になりつつある28歳女性。ところが彼にマザコン疑惑が生じて…。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「資産家なのはいいけれど、彼、マザコンでは?」【クラブ佑雪】vol. 307婚活中です。最近、友人の紹介で出会った、1歳年上の男性が私を気に入ってくれているようで、何度かデートをしています。見た目はそこまで好みではないのですが、性格が温和なのと国内外の数か所に別宅を所有しているような資産家のお坊ちゃまという条件に惹かれて、一応、前向きになっています。ただ、気になることがあります。私が何かひと言言うと、「僕の母もそうなんだよ」と言うのです。先日は「僕の母も表千家でお茶をやってるんだよ」でした。彼のSNSの家族写真をチェックしたところ、彼の母親の雰囲気がどことなく自分に似ているような気がしています。彼は私に母親を求めているのでしょうか? まだ、手も握っていませんが、この先、関係を進めることに恐怖を感じ始めています。ちなみに彼はひとりっ子です。(なつみ28歳未婚 自営業)「結婚に際しての“ママ問題”と向き合う」資産家、いいですね! 彼はひとりっ子なんですね。ということは、将来、ご両親が財産を失うとか、どこかに全額寄付しない限り、彼が集中して財産を相続するわけですね? こりゃ大変。それまでにできる限り、子孫を増やして、相続税を減らさないと! なんてことまで、あちらのご家族は考えていらっしゃるかもしれません。相続する人の人数を増やすことも、立派な節税対策。ご相談者さまは現在、彼ファミリーの“節税対策チーム”の重要な候補者として目されていてもおかしくはありません。非常にセンシティブな話なので、彼はご相談者さまに今の段階で、そのようなことは言わないでしょうが、資産家と結婚するってことは、そういうことでもあるってことは認識しておくといいでしょう。そのうえで、自分でどうするか選択するってことが重要ですからね。ご相談者さまが条件でお相手を見ているように、彼だって、いろんな条件をチェックしながらご相談者さまと向き合っている。そこは、忘れちゃならないポイントです。で、ご相談者さまが気にされているのは“彼がマザコンなんじゃないか?” ってことですよね? いや、間違いなくそうでしょ? っていうか、彼は根が素直だから、ことあるごとに「母が」ってキーワードを出してくるだけで、世の中の男性は全員、マザコンっていうのがデフォルトですよ。むしろ、そうじゃない方がおかしい! 逆に申し上げれば、それだけ嬉しそうに「母が」って言えるってことは、虐待などされず、愛情たっぷりに注がれて、幸せに育った証です。これはね、プラスに捉えていきましょう! お母さんを大事にできる男性は、妻も大事にできる可能性が高いですからね(ただし、100%そうとは言わない)。まして、彼がご相談者さまに、自分を産み育ててくれた偉大なる母の面影を感じているならば、余計にプラス!!! むしろ、彼を落とすために“お母さんプレイ”を徹底的にテクニックとして使うという、戦略すら立てられるわけです。簡単です! お母さん、ありがとう! と彼のお母さまに感謝したいくらいの話です。だって、あなた、彼が資産家のお坊ちゃまだから、「結婚相手にいいかも」って思ってるわけでしょ? だったら、覚悟決めて、目的に向かわなきゃ! 問題は、彼がマザコンかどうかじゃなく、ご相談者さまが“恋愛ではなく、結婚をする”、さらに申し上げるなら、“結婚によって経済的に恵まれた豊かな人生を送る”って、明確な目的を設定するかどうかって話なんじゃないの?今後、大好きな人と結婚する予定があるなら、いいですよ? でも、その見込みがないから、「じゃあ、お金がある人と」ってなってるわけでしょ? 世の中には“ときめきもお金もない”結婚だって、あるわけです。そのへんもよく考えてください。そして、ときめきって、時が経つにつれ、消えゆくもの。と申し上げると「お金だって、いつなくなるか、わからないでしょ?」という意見が必ず、上がります。でもね、世の中、貧乏人が金持ちになる確率は本当に低い一方、金持ちが貧乏になる確率はそれより断然、低いです。ここでたとえ話をしましょう。目の前に神さまが現れて、「世界一おいしいアイスクリームと、デザインは気に入らないけど、そこそこ大きいダイヤモンドの指輪、どっちがいい?」と聞かれたら、どちらをとりますか? すぐ溶けてなくなるアイスクリームと永遠の輝きを放つダイヤモンド。さあ、どっち? という話です。そんなわけで、少なくとも彼が“いい人”っぽいなら、お付き合いを深めてもいいんじゃないかと、わたくしは思うんですけどね。あと、昔は彼がイク際、「ママー!」って叫ばなければ、セーフでは? って思ってましたけど、今は「それだけの資産が手に入るなら、叫ぶくらいはOK。ママとしてなければ、いいんじゃない?」という境地に至っております。最後に重要なことを。こんなところでタヌキの皮算用してても、どうしようもないです。“結婚は入籍するまでが結婚”。そこに至るまで、ご自身が“選ぶ立場”でいられるよう、全力で腕を磨かれんことを、祈っております。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©DjelicS/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年08月14日婚約していた彼が、インターネットで特定の相手を誹謗中傷していたことを知った20代の玲奈さん(仮名)。さらには慰謝料を請求され、玲奈さんに黙って二人の貯金からお金を出していたことを知ります。一度は彼を許し、一緒に罪を償っていこうと決意しますが、事態は玲奈さんが想像していたよりもひどいものだったそうです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、彼の愚行によって婚約破棄をした20代女性のエピソードをご紹介します。どのような誹謗中傷をしたのか問い詰めると…彼が被害者に対して慰謝料を支払ったのはつい最近のことだったそう。玲奈さんが彼に対して、どのような誹謗中傷をしていたのかを問い詰めると、その内容は玲奈さんが想像していたよりもひどいものだったと言います。「彼に事情を聞いてみると、最初は女性インフルエンサーにファンとしてメッセージを送っていたそう。だんだんとセクハラまがいの内容になり、相手にされないことに腹が立って、徐々に内容が誹謗中傷になっていったとのことでした。実際にメッセージを見せてもらったのですが、女性インフルエンサーは彼のことをまったく相手にしていないのに、彼が一方的にしつこく連絡を取り続けている様子がよくわかり、それを見て呆れるやら情けないやら…。しかも、私と婚約しているにもかかわらず、彼は独身で彼女もいないと嘘をついて、女性インフルエンサーにコンタクトを取ろうとしていたんです。彼のしていたことは誹謗中傷だけでなく、私への裏切りでもあるので、しばらくは怒りが収まりませんでした」婚約破棄を決意して新たな道を歩み出す玲奈さんはそれからしばらく考えたあとに、彼に婚約破棄を言いわたすことを決意。最初は「一緒に乗り越えよう」と思っていたものの、実態を把握するにつれて、そんな気持ちも失せていったと話します。そして、一人で抱えているのがつらいと感じた玲奈さんは、彼と同じ職場に勤める共通の友人に相談したそうです。「友人は、最近の彼は職場でも人が変わったような感じで、仕事でもミスが増えていて周囲からの評価も下がっていると教えてくれました。おそらく誹謗中傷と慰謝料の件がバレたことでメンタルに余裕がなくなり、仕事にも差し障りが出ていたんだと思います。友人も『今の彼なら、結婚しないほうが正解だと思う』と言ってくれたので、自分の婚約破棄の判断は間違っていなかったんだなって安心しました」婚約を破棄するにあたって、最初は世間体が気になったと振り返る玲奈さん。しかし我慢をして結婚をしても、その先に幸せはないだろうと判断したのが婚約破棄の決め手となったようです。彼の愚行はやがて職場にも知れわたってしまい、婚約破棄から半年後には、彼は居心地が悪くなってしまって職場を退職したとのこと。現在玲奈さんは、彼がどこで何をして暮らしているのかまったくわからないそうです。婚約を破棄するには大きな勇気が必要でしょう。悪いのは相手であっても、自分が婚約を破棄することで親や職場などの周囲に与えるダメージを考慮すると、我慢してそのまま結婚するべきなのかと悩む人もいるはずです。しかし結婚は一生の選択ですから、添い遂げるのが難しいと思うような出来事が発覚した場合は、その時点でリセットをしたほうが結果的にダメージを最小限に抑えられるケースも多いでしょう。©torwai/gettyimages©yamasan/PIXTA(ピクスタ)文・並木まき
2023年08月13日SNSの普及により、さまざまな人と気軽に繋がることができる現代。しかし、SNSによって恋人の本性を知り、愕然とするケースもあるようです。そんな体験をしてしまった20代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。入籍目前に彼が貯金を使い込んでいた事実が判明!結婚を前提に恋人と交際していた20代後半の玲奈さん(仮名)は、お互いの親への挨拶もすませ、仕事が落ち着いたタイミングで籍を入れようと考えていたそうです。ところがある日、二人で貯めていた新婚旅行費用が減っていることに気づます。不審に思った玲奈さんは彼を問い詰めました。話を聞くと、玲奈さんに一言もなく勝手に貯金を使っていたことが発覚し、二人の間に不協和音が生じ始めたとのこと…。「しかも、彼を何度問い詰めても、何に使ったのかなかなか口を割らないんですよ。新生活に向けたお金として、二人でコツコツと貯めてきたものだったのに、どう考えてもおかしいじゃないですか?家具も家電も買っていないし、式場もまだ検討中だったのでお金もかかっていなかったし…。それで、ちょっとおかしいと思って彼の身近なところを調べてみたら、思いもよらない理由が判明したんです」婚約者は誹謗中傷の加害者だった…貯金の使い道が気になった玲奈さんは、彼のSNSアカウントを特定して、くまなくチェックしてみることに。すると、彼が特定の人物に誹謗中傷のメッセージを送っていた痕跡を発見したのだそう。それを手がかりに追及すると、彼が慰謝料を請求された事実が判明したそうです。玲奈さんは、最愛の彼が自分の知らないところで犯していた罪にショックを受けるとともに、新生活に向けた二人の貯金から慰謝料を出したことに激怒するしかなかったと振り返ります。「まさか自分の身近な人が、誰かを誹謗中傷しているなんて思いもしなくて、ただただショックでした。普段は穏やかで優しい彼が、SNSでそんな言動をしていたなんて信じられなかったんです。それに慰謝料を二人のお金から勝手に出したことにも呆れるやら悔しいやら。とにかくいろんな感情がぐちゃぐちゃになってしまい、彼に対しては数日間にわたって激怒するしかできませんでした」身近な人がSNSなどで誰かを誹謗中傷していたと発覚すれば、その人間性を疑う人も多いでしょう。自分の婚約者という将来を誓ったばかりの相手がそんな愚行をしていたと知ったとき、許そうと思ってもなかなか許せるものではありません。婚約前に、彼のSNSアカウントやネットでの振る舞い方を把握しておけるといいですね。©SunnyVMD/junce/gettyimages文・並木まき
2023年08月13日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、学生時代の燃え上がるような恋が忘れられないアラサー女性のお悩み。素敵な彼氏なのに…盛り上がらないのはなぜ?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:大学時代から付き合っていた彼と別れて、もうすぐ1年が経ちます。振られて終わった恋だったのでしばらく引きずっていましたが、現在は別の男性とお付き合いしています。ただ、とっても優しい申し分のない相手なのに、なぜか盛り上がっていない自分がいて…。元カレの時のように情熱が湧いてこないんです。これは歳をとったせいなのでしょうか。昔の、燃え上がるような恋愛を知っているだけに、このまま彼と付き合い続けていいものか不安になっています。(28歳・会社員)学生時代の恋愛は「非現実」だと認識して学生時代の恋愛は、誰にとっても特別なものです。特に、親の庇護下にありながらも多くの自由を手にしている大学時代は、有り余る時間と体力のすべてを目の前の恋愛に注ぐことができます。すでに社会人になっている相談者さんなら、これがいかに特殊な状況かよくわかるはずです。社会人になれば、仕事があり、生活があり、その余力で恋愛するのが現実ですものね。しかもまだ経験値の浅い学生時代の恋愛は、たくさんの「初めて」を共有することができます。初めての経験ってそれだけで眩しいし、鮮烈な印象を残すもの。そりゃあ特別な思い出になります。つまり、相談者さんの記憶の中で今なお元カレとの恋愛が輝きを放っていたとしても、彼が特別な存在だからではないんです。非現実な状況下での恋愛だったからです。非現実でしていた恋愛と現実世界の恋ーー次元が違うのに、ときめきレベルを比較するのは間違っていますよね。そんなことをしたら確実に拗らせてしまいます。燃え上がるだけが恋じゃないアラサーになった相談者さんは、現実世界を生きています。過去は過去、今は今です。学生時代とは違うのだから、恋愛の仕方も変わって当然ではないでしょうか。情熱的にのめりこむ恋は確かにドラマチックだけど、仕事や生活が手につかなくなって支障をきたすようでは「良い恋愛」とは言えませんしね。燃え上がるだけが恋じゃない。大人の男女には、むしろ心を安定させてくれる穏やかな恋愛が必要だし、それだって十分に大恋愛です。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Uwe Krejci/Getty Images文・安本由佳
2023年08月12日男性と知り合ってから次第に距離が縮まり、いい雰囲気になることもあるでしょう。しかしそこで、思いがけない発言を受けることも…。今回は、“いい雰囲気になった男性に言われた衝撃のひと言”というテーマで、女性たちに体験談を語ってもらいました。「お互いの友だちを紹介し合おう!」「ある飲み会に参加して、一人の男性と親しくなりました。後日、食事の誘いを受けたので一緒に出かけることに。相手は爽やかな感じの人で、印象が良かったんです。なので、2回目は私のほうから誘ってみました。食事をしながら会話をしていると、“彼氏は欲しくないの?”と聞かれたので、“欲しい”と答えました。すると向こうも、“俺も彼女が欲しい”と。これはいい流れかと思いきや、“じゃあお互いの友だちを紹介をし合おう!”と言われ、拍子抜けしました」スズ(仮名)/28歳告白の言葉が来るかと思いきや、期待がはずれてしまったんですね。彼のほうも、踏み込みきれずに躊躇してしまったのかもしれません。「ハニートラップじゃないよね?」「大人数のバーベキューに参加したときのことです。いじられキャラの男性がいたのですが、私は彼の明るい性格に惹かれて興味を持ちました。後日、二人で飲みに行ったときに“タイプなんだ”と伝えると、とても喜んでいました。ただ、“本当に?”“嘘じゃない?”としつこいくらいに何度も確認してきて…。しまいには“ハニートラップじゃないよね?”と聞かれて、さすがに疑いすぎだと思いました」カホ(仮名)/27歳男性にとってはまさかの展開だったのでしょう。普段からいじられキャラということもあり、そんないい話があるはずないと疑ってしまったのかもしれません。「2番目でいいかな?」「以前、親しくなった男性と飲みに行ったときです。途中で手をつないできたので、気があるんだなと思いましたし、私としても悪い気はしませんでした。そのあと、“うちにくる?”と誘われて部屋へ。そこで私が思い切って、“付き合うの?”と尋ねたんです。すると彼は、“実は彼女がいるんだ”と…。さらには、“だから2番目でいいかな?”と言われて、腹が立ったので速攻で帰りました」ユイカ(仮名)/27歳なんとも失礼な話ですね。すぐに帰る選択をしたのは正解だったでしょう。「結婚してください」「私が婚活をしているころ、友人の紹介で出会った男性がいました。穏やかで優しい感じがして、悪い印象は抱きませんでした。後日、初めて二人で食事に出かけたときに、人通りのない道で彼が突然立ち止まって……。なんとなく告白されるんだろうなと思っていると、なんと彼は“結婚してください”と言ってきたんです。さすがに結婚は早いと思い、無難にはぐらかすと、その日から連絡が取れなくなりました」ユミ(仮名)/30歳付き合ってもいないのに、いきなりの結婚の申し出は驚きますよね。すぐに音信不通になったことからも、本当に好意を持っていたのかあやしく思えます。“いい雰囲気になった男性に言われた衝撃のひと言”をご紹介しました。せっかくいい感じの関係になったのに、たったひと言で台無しになってしまう場合もあります。男女どちらにも言えることですが、会話をする際は慎重に言葉を選ぶべきでしょう。©Shift Drive/shutterstock ©PeopleImages.com – Yuri A/shutterstock文・塚田牧夫
2023年08月11日好きじゃない人からいつも好かれる。こんな経験に頭を悩ませている方はいませんか。それは漠然とした問題なのではなく、女性側の無自覚な振る舞いに原因があるかもしれません。今日は「無駄モテ」している女性がやりがちな、5つの特徴と解消方法をご紹介します。好きじゃない人や変な人にばかり好かれて困る…恋愛に悩みを抱える女性が直すべき特徴【おおしまりえの恋愛道場】vol. 235恋はするけど、いつも好かれるのは別の人。なぜか好みじゃないタイプばかりに好かれる。そんな悩みを抱えている女性に、今日のお話は参考になるかもしれません。恋愛とは双方の気持ちが向いた時に成立するので、それが叶わないこともあります。しかし、冒頭でお伝えしたような、毎回自分の気持ちと違う方向(違う人)から返ってくるなら、何か別の問題が隠れているかもしれません。例えばそれは、無自覚に「無駄モテ(無駄に意図しない人ばかりからモテること)」しているかもしれません。今回はそんな女性に共通する5つの特徴をご紹介します。好意が行動にリンクしていない好きな人との関係発展を望むなら、ただぼーっとしていては始まりません。相手と積極的に話したり、ご飯やデートに誘ったりすることで、相手との接点も増え、好意も伝わっていきます。しかしなかにはちょっと不器用ゆえに、好きという気持ちが行動にリンクしにくいタイプがいます。・断られたら怖いからデートに自分から誘えない・好きな人の前だと静かになってしまう・好きな人ほど避けて行動してしまう・嫌われ不安から男性にはいつも極端に臆病・恋愛対象外の男性とはフランクに接することができるこんなタイプは要注意です。そうした不器用さが、好きという気持ちを相手に伝わりにくくさせているかもしれません。こうした不器用さの結果、好きじゃない人以外からのアプローチだけが残るようになり、結果「無駄モテ」になっているかもしれません。このタイプは、勇気を出して気持ちと行動をリンクさせていく必要があります。好きな人には積極的になる。それと同時に、好きじゃない人には、余計に距離を詰めすぎない。こうした行動が、だんだんと思い違いの好意の発生を減らしていきます。自分のストライクゾーンの認識違い多くの人には「ウケる層」が存在します。例えば筆者は20代の頃、なぜかオラオラ系の男性からモテる(受けがいい)傾向があり、まったく好みではなかったので困りました。こうした無自覚な傾向は、自分の性格や見た目、行動を振り返ることで、なぜその層から支持を集めるのかを考えることで、ある程度変えていくことができます。再び筆者の話しで恐縮ですが、私の場合は、どうやらオラオラ系に対して物怖じせずに会話ができる部分が、高く評価されていたようです。私個人はまったく好みではなかったので、こうした長所を活かし、別のタイプの人との恋愛に向き合えたところがあります。幸せな婚活や恋愛を引き寄せるポイントの1つには、「自己分析」が大事だと言われています。こうした無駄モテから自己分析を深めていくのも、1つのキッカケとしてオススメです。無自覚の思わせぶり行動発動中男性から好意を寄せられる場合、当然女性側は、男性に対して“それなりの行動”を取っているものです。道ですれ違っただけで相手から惚れられるなんてことは、めったにありません。この“それなりの行動”とは、ご飯に誘ったり、積極的に声をかけたり、LINEを素早く丁寧に返したりといったことが該当します。無駄モテを繰り返すタイプは、好きじゃないタイプにこうした行動を無意識に取っており、その結果好きと言われても「なんで??」と首をかしげることもあるようです。過去に筆者が相談に乗った無駄モテ女性のエピソードをご紹介します。彼女は好きじゃない相手に対しても「悪いから」「別に負担じゃないし」と、誘いには極力応じ、LINEは毎回丁寧に返していたそうです。その結果、彼からは「脈アリ」と判断され、彼女にとっては想定外の片思いが始まっていました。またこの女性は、「ご縁なし」と思った相手も、ダラダラLINEがくれば連絡を続けてしまう傾向がありました。なぜ会う気もないのに続けるのか聞くと、「相手を傷つけたら嫌だから」「嫌われたりしたら嫌だから」「自分のせいでメンタル壊れたら心配だから」と話します。なんとも優しい一方で、本当に相手のためを思うなら、早期に「ご縁なし」を態度で示してあげるのも、相手の労力を使わせないという意味では優しさです。無駄モテして困る女性は、こうした余計な配慮をしすぎていないかを、考えてみましょう。自分の理想が高すぎる無駄モテする女性には、そもそも理想と現実が一致していないケースも多数あります。分かりやすく解説するため、年収を例に紹介します。彼に求める理想年収は1,000万円だけど、自分は年収100万円。特別美人でもないし、料理や趣味や仕事など、アピールできることもない。こんな女性が、当然年収1,000万円の男性にアプローチしても、気持ちが返ってくることは少ないでしょう(絶対無理とは言い切れませんが)。このように、世の中には自覚なく理想が高すぎて、意図しないタイプの男性ばかりとご縁ができ、不満を募らせることが少なくありません。こうしたケースに気づくには、以下のような点を振り返ってみるのがオススメです。・理想年収や見た目など諸条件が自分と釣り合っているか・第三者からみて高望みしているように感じられるか・やみくもに出した夢物語の理想になっていないか確認するこうした感じで、自分の理想をもう一度振り返る時間を取ることで、だんだんと現実的なモテと諸条件も近づいていきます。無駄にモテても仕方ないと思われるかもしれませんが、意識外からの好意は、自分の行動と心の不一致に気づかせてくれるサインとも言えるのです。分かる範囲から、振り返ってみましょう。無駄にいい人すぎて余計にモテている大人になると、優しい人や明るい人、回りへの配慮を欠かさない人など、いわゆる「いい人」は、それだけでモテていきます(人望が集まるとも言います)。ただこのいい人要素が極端に振りまかれると余計にモテてしまい、自分にとって疲れる要素にもなります。筆者の近くにいる無駄モテ女性は、常に回りにも気配りを欠かさない女性でした。しかしその結果、誰からも慕われ、いろんなところに誘われ、応じたり断ったりするのがだんだんとおっくうになり、ときどき頭を抱えていました。モテない人からしたら贅沢な悩みかもしれませんが、本人からしたら、来すぎるもの問題です。結局彼女は、いい人という要素は最大限彼や好きな人など、「自分が大事にしたい人」にのみ集中することを意識したそうです。そして困る前に断ることや、話しを聞きすぎないことを意識し、自分の中での線引きをし直したそうです。これは、「バウンダリー(境界線)」という、自分と他人の心と体の距離を適切に引くという、心理学の1手法です。いい人は優しい反面、相手に自分の境界線内に踏み込ませすぎている傾向があります。例えば、負担になるまで話を聞くとか、無理に相手の要望に合わせてしまうなどは、相手が自分のバウンダリーを超えることを許していることの代表です。その結果、相手は「受け止めてもらえる」といった感覚を持ち、余計なモテを誘発していることもあるのです。「自分の境界線はここまでです。これ以上踏み込まないでください」といった線引きを自分から積極的にすることで、余計なモテも減らすことができますし、自分の負担も軽くすることができます。周りからいい人と言われることが多い女性は、一度このバウンダリーを見直してみると良いかもしれません。無駄モテ女性が無自覚にやっている、5つの特徴と改善方法を解説しました。無駄なモテというのは、ある意味人間関係がうまくできていない小さなサインとも言えます。ぜひ自分を振り返りながら、心地よい人間関係や恋愛を見つけていってください。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Zave Smith/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年08月10日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、マッチングアプリで知り合った彼と交際1か月になるという31歳女性。順調と思いきや、彼がほかの女性と密会していることを知り不安に…。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「アプリで会った彼が、ほかの女性と密会していました」【クラブ佑雪】vol. 306春頃にアプリで知り合った同い年の彼の真面目そうなところに惹かれて、私から告白。お付き合いを始めて1か月経ちました。彼も私も共に忙しく、会えないときがあるのも当たり前だと思っていましたが、なんと、ほかの女性とも会っていることがわかりました。その相手ともアプリで出会ったようです。彼は「気が合うから友だちになっただけ。それ以上の関係はない」と言います。彼を信じないといけないと思いつつ、どうしても疑ってしまう自分がいます。いったい、どうしたらいいでしょうか?(ぴーちゃん31歳未婚 金融)「アプリで始まった恋の注意点」まず、申し上げます。アプリを利用している男性は、よっぽどのことがない限り、交際を始めたとしてもアプリを使い続けます。ヘタすれば、結婚後も続けるくらい。まあ、ラブラブ絶頂期で彼の方が女性にゾッコンだったりすると、それもないのかもしれません。でも、ずーっと100%、関係が好調ならば問題ないのですが、男女の関係って波があるじゃないですか。いいときもあれば、悪いときもある。悪くはなくても、ときめき度が低くなったり。そういうタイミングにチラッとアプリを再開させる。そこでマッチングしたり、リアルで会うところまでいかなければいいんですが、会ってハマるところまでいく場合もある。で、モテる男性ほど、ハマるところまでいく確率は高いですからね〜。ご相談者さまの彼、31歳で独身なんでしょ?まして、ご相談者さまが好きになるくらいですから、アプリでも相当モテるはず。そりゃね、自分ひとりって思わない方がいいですよ。女性って、一途な人が多いから、彼氏ができたらアプリをやめる人が多いんです。でも、男性は浮気しなくても、モテるだけで嬉しいから、その嬉しさを捨てられないんですよね。で、ズルズル、アプリを使い続けちゃうわけです。アプリで出会った女性をたとえ、友だちという名目であっても切れない。もうひとつ覚えておいていただきたいのは、交際が始まっても最低、半年間は “お試し期間”だってこと。もっと言うなら、入籍するまでがお試し期間なんです。その間は何が起こってもしょうがないですよね。ほかの女性の影があるなんて、腹も立つし、何より悲しかったり不安になったりもしますが、そこでちゃぶ台ひっくり返したら負け、みたいなところがあります。入籍するまでは“試されているのだ”という意識をもった方がいいですね。たとえ話をします。ケーキを買いたいとします。ある街にはケーキ屋さんは1軒だけ。お店に入ったら、ケーキも1種類しか置いてません。そしたら、それを買うしかないわけです。でも、ある街ではケーキ屋さんが10軒あって、どのお店でも目も眩むような魅力的なケーキを何十種類も扱っていて、「全種類、試食できますよ〜」って言われたら、どうですか? 全種類とは言わないまでも、気になるものは試食してから決めますよね?そういうことなんです。“ちゃぶ台ひっくり返したら負け”についても説明しましょう。最初に入った1軒では試食したけど、気に入らないから買わなかった。そしたら、お店の人から「また、来週、違う種類のものが出ますから、そのときまた見に来てください」って笑顔で言ってくれました。次のお店では「買わないんなら、試食もしないでくださいよ。失礼です」と言われました。となると、最初のお店では、もしかしたら、また買わないかもしれないけれども、足を運ぶ可能性はありますよね? でも、次のお店には2度と行きませんよね? そういうことなんです。アプリって、巨大なお取り寄せマーケットのようなもの。常に上記のケーキ屋さんのようなことが起こっていると考えれば、自分というケーキを買ってもらうにはどのような対応をすべきか、わかると思います。残念ながら、信頼関係を築くには時間がかかります。それは誰と付き合っても同じことです。彼がいいなら、完全に1対1で向き合えるようになるまでは焦らず、彼の気持ちを惹きつけていく必要があります。また、逆に言えば、ご相談者さまだって“試食”すればいいんです。本当に今の彼でいいのか。アプリを使って、いろんな人との可能性を探ってみてもいいのではないでしょうか? 自分にだって、ほかにも可能性があるってわかれば、彼との向き合い方も変わると思います。可能性は無限大。人生を楽しんでくださいね!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Tomas Rodriguez/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年08月07日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、恋愛経験ゼロのまま25歳になってしまった女性のお悩み。25歳で初彼ができたけれど…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:男性とお付き合いした経験がないまま25歳になってしまいました。さいきん友人に紹介してもらった男性から告白され、頭の良い優しい方だったのでOKしたのですが、どうも私の気持ちが盛り上がらず…。むしろ相手の好意を重たく感じてしまっています。「空いている時間はいつも会いたい」と勢いがすごくて引いてしまうし、カラダを寄せて来られた時には「無理かも…」と感じてしまいました。恋愛してみたい気持ちはあるし彼と向き合いたいのに、どうしていいのかわかりません。(25歳・会社員)無理に恋愛する必要はないまず最初に相談者さんにお伝えしたいのは「無理に恋愛する必要なんてないんだよ」ということです。種の保存が動物の本能だからって全人類が異性に恋愛感情を抱くとは限りませんし、独りで楽しめるエンターテイメントがこれだけ充実している昨今、恋愛に興味を示さない男女が増えるのは自然な流れとも思えます。25歳まで異性との交際経験がなくても引け目に感じたり焦ったりすることはないし、相談者さんが特に必要としていないなら無理して恋愛しなくたっていいんです。ただーーそれでも相談者さんが「恋愛してみたい」とおっしゃるなら、まずは素直な気持ちや要望を伝える練習をしてみませんか。恋愛は二人でするものーー自己完結はNG「素敵だな」と思う女性を見つけたとき、多くの男性は恋の火種が勢いよく燃え上がります。自身の感情をコントロールしつつ女性の反応を見ながらアプローチできる男性もいますが、相談者さんの彼はそれほど器用ではなかったようです。勢いのままに「空いている時間はいつでも会いたい」と気持ちをぶつけたり、女性側の受け入れ態勢を配慮しないままカラダを近づけたり…一方的に盛り上がってしまっているんですよね。とはいえ彼がそんな行動をとるのも、相談者さんのことが好きだからこそです。もちろん相談者さんは、無理して彼に合わせる必要ありません。ただ、「無理かも…」などと自己完結してしまわないで、ぜひ素直に気持ちを伝えてみてください。「勢いについていけない」「もう少しゆっくり距離を縮めたい」そうやってハッキリ言葉にすれば、彼はきっと受け入れてくれます。恋愛は二人でするもの。不満も要望も抱え込まず素直に伝えて、互いに心地いい関係性を築いていくーーその過程こそが恋愛なんです。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©dragana991/Getty Images文・安本由佳
2023年08月05日女性の勘というのは、非常に鋭いもの。夫がいつもと違う行動を取ったら、ほんのわずかな異変にもすぐに気づきます。不倫をしている男性がそれを隠そうとして取った不自然な行動が、逆にあだとなって、妻に疑われるきっかけとなるケースも珍しくないようです。今回は、妻たちが夫の不倫に気づいたきっかけを聞いてきました。クレジットカードの明細書が届かなくなって…「夫が、クレジットカードの明細書を急にオンラインに切り替えたみたいで、紙の明細書が郵送で届かなくなったんです。普通ならそれぐらいでは疑わないかもしれませんが、うちの夫は極度の面倒くさがりや。オンラインでの切り替え手続きなんて、何かよほどのことがない限りは自分では絶対にやろうとしないタイプです。 きっとクレジットカードの明細を私に見られたくない理由があるんだな…とピンときて、不倫をしているかもしれないとに気づきました」(奈緒/29歳)男性は不倫をすると、証拠になりそうなものをなんとかして隠そうと躍起になります。 そのため、普段は絶対にしないような行動をとることで、逆に妻から怪しいと疑われてしまうことも。妻を簡単に騙せると思わないでほしいものです。スマホを肌身離さず持つようになったら要注意「よく友人から、夫がスマホをトイレやお風呂の中にも持っていくようになって怪しい…などと言っているのを聞きますが、うちの場合はトイレやお風呂はもちろんのこと、寝る時も肌身離さずスマホを持つようになったんです。今までは寝ている間は少し離れたところで充電していたんですが、ある時から枕の下に入れるようになりました…。これは絶対に怪しいと思ったら、やっぱり不倫をしていましたね」(亜季/31歳)スマホは、「浮気の証拠が最も詰まっているツール」だと言えるかもしれません。 不倫をするようになった男性の大半が、なんとかしてスマホを妻から遠ざけようとするでしょう。今まではそうではなかったのに、寝るときやトイレに行くときまで肌身離さず持つようになったら、怪しいと言えるかもしれませんね。出張が突然増えた夫「夫の仕事は、出張なんて滅多にないような部署なのに、いきなり出張が増えたんです。これは怪しいと思って、あるとき1泊で関西出張中と言われた日に会社に電話してみたところ、やっぱり出張は嘘でした。不倫相手とお泊まりしていただけだったようです」(美穂/33歳)不倫相手とのデートで帰りが遅くなったり、お泊まりをしている場合、仕事のせいにして妻を欺こうとする男性も多いですが、いつもと異なる様子があれば妻はすぐに気づきます。会社での出来事や仕事の話は妻にわからないだろうと甘く見ているようだったら、それは大きな間違いです。以上、妻たちが夫の不倫に勘づいたきっかけを紹介しました。不倫を完璧に隠し通せる男性というのは、実は少数派。ほとんどの場合、無意識のうちに何かしら不自然な行動を取っており、妻は大体それに気づいています。男性が思うよりもずっと、女性は鋭いのです。バレて取り返しのつかない事態になった…ということのないよう、不倫から足を洗って欲しいものです。©Ippei Naoi/Gettyimages©Kayoko Hayashi/Gettyimages©Absodels/Gettyimages文・小泉幸
2023年08月05日ママ友は友人関係と違って、子どもの手前お付き合いを余儀なくされることがありますね。そのため、ママ友の非常識な言葉に堪忍袋の緒が切れる人は少なくないようです。今回は“30代女性が耳を疑った「信じられないママ友のひと言」”をご紹介します。旦那さんの昇進が決まってよかったね「ママ友の夫は会社を経営しています。彼女は『新作のブランドバッグ買っちゃった』とお金があると言わんばかりにいつも自慢話をしてくるんです。続けて『お宅の旦那さんって仕事できるの? 』『お給料はいくら? 』と私にしつこく探りを入れてきて…面倒なので適当に受け流していたのですが…。ある日、ママ友から『旦那さんの昇進が決まってよかったね』と言われびっくり。まだうちの家族しか知り得ない情報なのに…。彼女を問い詰めると、うちの夫と同じ職場に勤める知人からいろいろと情報収集していたと言うじゃないですか。そこまでする必要ってある?と思ったもののグッと怒りを抑えて。うんざりした私は、このママ友から徐々にフェードアウトすることにしました」(乙羽・仮名/37歳)どうにかしてマウントを取ろうと、一方的に対抗意識を燃やされても困りますね。今回のようにただ黙るだけではなかなか状況は変わらないので、相手に「いろいろと詮索するのはやめてください」とはっきり意見するのもひとつの手です。〇〇さんの話はいつもオチがなくてつまらない「私は、あるママ友グループに入っています。その日も『子育てって大変だよね』という話題でみんなと盛り上がっていました。そこで『子どもが寝つかないからよく抱っこをするけど、眠ったかと思って布団に寝かせるとすぐに泣くんだよね』と私が経験談を語ったのですが…。急にあるママ友が『〇〇さん(私)の話はいつもオチがなくてつまらない』と言い放ったのです。驚いたママ友たちはその場で静まり返って…でも当の本人は素知らぬ顔。本当は何か言い返えしたかったけれど、子どもの手前今後もお付き合いは続くので我慢することに…。ママ友グループには残ったものの、彼女が話し始めても私は一切会話に参加しないことにしました」(恵茉・仮名/32歳)みんなで何気ない会話を楽しんでいるのに、いきなり水を差されたら誰でも嫌な気持ちになるのではないでしょうか。でも、子どものことを考えると不満を口にできないことも…。ママ友と一定の距離を保つことで、自分の身を守りたいところです。あなたは私と違って仕事をしていないから暇でしょ、自分の時間がたくさんあっていいな「憧れのママ友の話です。彼女は結婚後も仕事を続けており、私には家事や育児も完璧にこなしているように見えます。なので、私から『〇〇さん(ママ友)ってバリバリ働いていて格好いいね』『仕事と家事の両立って大変でしょ? 』と聞いてみたんです。すると、彼女は『一日があっという間に終わっちゃうよ』と話した後『あなたは私と違って仕事をしていないから暇でしょ、自分の時間がたくさんあっていいな』と嫌味を言ってきて。働いていなくても、私だって子どもや家のことで十分忙しいのに…彼女とは根本的に考え方が違うので、対等なお付き合いは無理だと判断。ママ友とはご近所同士なので、会ったら挨拶を交わす程度のお付き合いに留めることにしました」(由愛・仮名/35歳)ママが働くかどうかは、人によって違うので誰かと比較するものではありませんね。この人とは分かり合えないと思ったら、自分のためにも広く浅いお付き合いに切り替えましょう。以上、“30代女性が耳を疑った「信じられないママ友のひと言」”でした。「ママ友付き合い」と一口に言っても、良好な関係を築くのはそう簡単なことではありませんね。子どもに悪影響を与えないためにも、反りの合わないママ友に対して角の立たない言葉選びを心がけましょう。©PLASTICBOYSTUDIO/Getty Images©SDI Productions/Getty Images©Ekkasit Jokthong/Getty Images文・菜花明芽
2023年08月04日ハタから見ると、今すぐ別れた方がいい恋愛関係ってけっこうあります。例えば、男性側に借金やモラハラ、浮気などのダメ要素があるケースです。しかしこうした男性に寄り添う女性は、なかなか別れを自分から決断できないことも多いです。その心には、いくつか共通点もあります。この記事では、代表的な3つの問題を取り上げながら、どうしたらダメ恋愛とケジメをつけられるかを考えていきます。借金や浮気モラハラも…“ダメ男”となかなか別れられない女性が抱える問題【おおしまりえの恋愛道場】vol. 234恋愛をしていると、いわゆる“ダメ男”と遭遇してしまうケースがあります。多くの女性は、自分にとって幸せとはかけ離れたダメ男の存在に、わりと早いタイミングで見切りを付けて次の出会いに期待をします。しかし中には、相手との関係をなかなか切れず、ズルズルと恋愛を続けてしまう女性がいます。ひと昔前なら「だめんずうぉーかー(ダメ男を渡り歩く女)」なんて呼ばれていたコトもあるこの手のタイプの女性達は、実は恋愛においていくつかの共通点があります。今日は代表的な3つの問題を取り上げながら、どうしたらダメ男との恋愛をスッパリ手放せるかを考えます。彼の良い部分を過大評価している最初に紹介するのは、ダメ男のいい部分を過大評価するあまり、「彼にもいいところがある!」となかなか別れを決断できないケースです。そもそも人間は、ギャップがあるほど良い部分を過大評価する心理が働くと言われています。見た目は怖そうな人がお年寄りに優しくしていると、思わず「いい人なんだ」と思ってしまうのも、この心理が働いているからです。こうした心の働きにより、ダメ男のことを高く評価し、なかなか「ダメ」をまっすぐに認められないケースを、筆者は多数見てきました。・普段まったく甲斐性がないんだけど、体調が悪い時に看病してくれた・モラハラっぽいんだけど、仕事はものすごく真面目に頑張っている・ギャンブル好きで借金があるけど、ご飯を作ってくれる家庭的な一面があるなどが、筆者が過去に見聞きしたダメ男達のエピソードです。もちろん看病してくれたり、仕事を頑張ってくれたりする良い面は評価すべき部分です。しかしそれと彼の悪い部分(ここでは甲斐性なしやモラハラ、借金など)を天秤にかける必要はありません。悪い部分だけを見た時、自分の幸せに必要なモノなのか。あっても許せる範囲のものなのかを、冷静に見定めていく必要があります。人間関係の縁切りがとても苦手人生20年30年と生きていれば、人との縁が自然と切れることもありますし、自分から縁を切ることを選択するときもあります。それは人が成長し、前進していく上で避けられないことです。ダメ恋愛を続けがちな人たちは、後者である「自分から縁を切る」という選択を取るのがとっても苦手です。・彼が傷ついたら悪い・別れた後にいろいろ面倒になったら嫌だから・大嫌いになったわけじゃないし(でも自分にとっては負担)・本当は別れを決断するようなことじゃないのかもしれない・もしかしたら関係が良くなるかもしれないし彼との縁を自分から切れない人の多くは、上記のようなことをよく口にします。心の裏側には、「自分なんて」といった、自分を後回しにするクセが発動しているケースも多いです。自己肯定感とも言い換えられますが、自分から別れを切り出せずズルズル関係を続けるタイプは、自分の人生や自分の負担よりも、相手にかかる「別れによる精神的負担」や「関係の変化によるストレス」を優先して考えてしまいがちです。その結果、自分としては負担が大きくなっているのに、なかなか「人間関係の損切り」ができないのです。こうしたタイプが抜け出すためには、常日頃小さいことから自分を1番に考えて行動するといったクセを意識するのがオススメです。・自分が何を食べたいか・今自分が何をしたいか・自分にとって不快なものは何かなどなど、自分を中心に物事を考え決める練習は、日常にあふれています。最初は「自分の意志とは?」と、分からないことも多いです。しかし繰り返すうちに、だんだんと感度が研ぎ澄まされていきます。こうした自分中心の選択を繰り返すうちに、彼との関係も自分がどうしたいかといった気持ちを中心に、決断がしやすくなるかもしれません。いつか相手が変わると信じている人間関係は、付き合う人次第で良くもなるし悪くもなります。「だから目の前の彼も、いつか変わる日がくるかもしれない…」そんな風に考え、いつまでも別れない女性がとても多いです。断言しますが、彼が女性にとっての「いい男」に変わる可能性は十分あります。が、そのタイミングがいつ来るかは、神様しか分かりません。もしかしたら、一生来ないかもしれません。ただ1つ言えるのは、人は誰しも「他人を変えることはできない」という、当たり前の事実があるだけです。女性側から見て、彼のためになりそうなことをアレコレ尽くしたとしても、それで彼が変わる可能性は高くありません。なぜなら、彼の問題はいつまでたっても彼が挑むべきものだからです。ここで1つ筆者が知っている事例を紹介します。A子が知り合った彼は、当時働きながら難関資格にチャレンジ中でした。ほどなくして2人は付き合い始めたそうですが、1年たっても2年経っても、彼は難関資格を取得することはありませんでした。それだけならまだしも、今度は転職したいと言い出し、同時に結婚の話も出たりして親族挨拶などが進むも、結局彼が決定打を避け、話しがそれより先に進むことはありませんでした。2人は4年半付き合いましたが、結局彼の資格取得は叶わず、結婚も転職も話が進まず、A子がシビレを切らして別れを告げました。そこから1年半後、A子は風の噂で彼が難関資格を取得したと聞きました。さらに3年後、資格を活かして独立し、結婚もしたと聞いたそうです。A子は「環境が変わると人が変わることもあるんだな」と感じたそうです。この彼が“いい男”になったのかは分かりません。少なくとも、資格取得や転職、結婚といった重要タスクを後回しするような男性ではなくなったことは事実です。A子は当時、彼をサポートするため、家賃分を負担したり、彼の人脈形成にプラスになりそうな人を紹介したりした時期があったそうです。しかし、彼の変わるキッカケはA子ではなく、別の何かにあったのです。この事例からも分かるように、人が変わるキッカケは、彼女(あなた)でないこともよくあります。だからこそ、「相手が変わるのを待つ」「相手をきっと変えてみせる」といった思考は持たないことをオススメします。ダメ男との恋愛でやりがちなクセについて、3つ解説しました。彼の人生は、あなたの人生とは別の物です。少し冷たいかもしれませんが、「彼と私の人生」とセットでいろいろと考える前に、「私の人生」をまず考え、彼との関係を整理していくことをオススメします。ここであげた考え方を参考に、ぜひいい人生と、いい関係を築いてくださいね。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©nd3000/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年08月03日ananwebの公式Instagramには、恋愛や夫婦生活に関するさまざまな悩みが寄せられています。今回は、「彼が元カノと連絡を取っていて不安」という女性のお悩みを、恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニストの三松真由美先生が解決!彼が元カノに会いたがる理由は何ですか?【レスなひとびと番外編】vol. 47ananwebインスタグラムに寄せられる恋とエッチのお悩みの数々。「浮気に関するお悩みはやはり夏が多いですか」と取材で聞かれたことがあります。夏は恋とエッチのイメージに結びつきやすいですよね。しかし、そんなことはありません。年間通して浮気問題はあります。夏は開放的になってイベントやフェスで心躍るシーンが増えますし、ビーチやプールでボディラインを眼にする機会があるので、ワンナイト(スリーナイトかもしれんが)に発展するという話題にはことかきません。でも冬も恋愛バブルあるのよ。クリスマスやバレンタインに向かってボッチになりたくない女性が友達の彼を狙ったりとか。春はあったかくなるのが嬉しくて恋心が動き出し、秋は肌寒い風を頬に感じて人恋しくなる。ひとは恋とエッチに翻弄されながら生きてゆくものです。「彼氏なんかいらない」「結婚無理!」「仕事がすべて」と断言する派もおられますが、断言派が既婚男性(逆もあり)に溺れてゆく話を800個くらい聞いた記憶があります。正確な数は定かではないが。今回の悩みびとさんと似たような相談をちょいちょい聞くので取り上げました。彼が元カノらしき人と会おうと連絡をとっていて不安です、1回目の約束では別の用事ができたらしく会わなかったのでよかったですが、それがもしなかったら浮気をしていたのか…と考えると別れた方が良いのかと迷っています。別れたほうがいいかどうかは、回答がむずかしいです。彼のキャラによって違うので、自分で判断するしかないのです。推測される彼の脳内元カノと普通の友達に戻りたい元カノに未練があって、隙あらばヨリを戻したい今カノとなんかあったときに復縁候補でキープしておきたい元カノを傷つけたのは僕だと引け目を感じている今カノのほうが好きだけど、元カノは都合のいい女性として置いておきたい元カノとの思い出が楽しすぎたのでたまにデートしたい等々ひとの気持ちはさまざまで、どれか1個だけではないと思います。いろんな理由の複合で元カノに会ってしまう。悩みびとさんは、なぜ彼が会おうとするのか質問してみて、彼の反応を観察してください。眼が泳いでないか、言い訳の数が多くないか。とはいえ、彼氏さんは「元カノと会うことをあなたに申告している」のですよね。正直者でいいではないですか!そこは「言ってくれてうれしかったよ」とやさしい眼で伝えてくださいね。今カノに隠れてラブホ行ってるダメ男もいますから。私が一番やってみたい街頭インタビューは、渋谷のホテル街でカップルに「まじで付き合ってるんすか」「ワンチャンすか」「今カノですか元カノですか」です。今の時代「女風のセラピくんでーす。お店でナンバー2なの。イケメンっしょ!」と彼女さんのほうに回答される確率もかなり高くなっております。時代です…。三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Johnce/Gettyimages文・三松真由美
2023年08月02日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、外国人男性としか付き合えなくなったという27歳女性。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「ヨーロッパ男性じゃないと付き合えないカラダになりました」【クラブ佑雪】vol. 305別に外国人じゃないとダメということはなかったのですが、たまたま立て続けに2人ヨーロッパ系外国人の男性と付き合いました。半年ほどお付き合いしたフランス人の彼は毎回、デートのたびにお花を1輪くれたり、必ず「かわいいね」「きれいだね」と褒めてくれたりして、彼といると女性としての自信がもてました。次に1年弱お付き合いしたイギリス人の彼はいつもスマートにレディファーストをしてくれて、食事の支払いも全部あちらもちでお姫さま扱い。2人ともいろいろあって別れましたが、すっかり日本人男性とは付き合えなくなってしまいました。そんな私ですが、これまたいろいろあって、都会から地方に拠点を移すことになりました。そこではtinderをしても、ほとんど外国人男性は見つからず、たまにいたとしても旅行者です。今後、私はどのように恋愛相手を探したらいいでしょうか? そろそろ結婚も考えたいので、どうしたものかと困っています。(ミルフィー27歳未婚 IT)「表面しか見てないと、とんだことになります!」なるほど、外国人専門“ガイ専”になられたわけですね。おめでとうございます。こういう方、ちょいちょいいらっしゃいますよね。と申し上げると男性からは、悔しいのか「あそこがデカいからだろ!」という声が上がるんですが、そうじゃないんですよね。欧米の男性って、女性の愛で方が板についていて、自然にエスコートしてくれますし、愛情表現もはっきりしてくれるから、女性からすると居心地よかったりするんですよ。だから、ご相談者さまのお気持ちも、よくわかります。それに日本ではパートナー間でのセックスレス率がめちゃくちゃ高いのに比べて、欧米はお盛ん。そういう部分でも満たされ方が違うのかな〜ということは想像できます。ただ、ご相談者さまは2人とも1年未満で関係が終わってるんですよね? しかも、一緒に住んだりしてないんでしょ? それだとね〜、結局、本当のところはわかりませんよね。付き合っている間なんて、所詮、他人ですから。他人って、どういうことかわかります? 入るお墓も別ならば、日々のお財布も別! 別のお財布からお花を買ってくれたり、高級ディナーをごちそうしてくれたりしても、こっちのお財布は痛まないわけです。わーお花くれた嬉しい! わーごちそうしてくれてありがとう! 嬉しさと感謝しかない。まあ、お付き合いだけで終わるなら、それもいいでしょう。ところが! 結婚したら、お財布が一緒になるわけです。全額とは言わなくとも、少なくともある部分は共有するわけですよ。そこでゆとりがあればいいですよ? でも、なかったら、花もディナーもいらないから、家のローンに回そうよ! 子どもの教育費どうすんの? って話になるでしょ? っていうか、なるんです。そこを見極めないといけない。羽振りがよさそうに見えて、実は借金だらけっていう人もたくさんいます。なので、そろそろ結婚も、とおっしゃるのであれば、男性に対する価値観を変えられてもいいのかな、と思います。交際が長続きしない女性って、恋愛を夢のように捉えていて、現実を見てない場合が多いですから。あとは、別にね、ご自身に経済力があるから、お相手には甘いケーキのようなものだけを望むのもアリだと思うんです。でもね、それでも、お相手があまりに金銭感覚がなかったりすると、だんだんイヤになってくるんですよ、人って。でね、結婚はたまにケーキを食べることもあるけれど、日々の主食はトーストです。なんなら、ごはんとパックの納豆なんです。そこに関しては日本と欧米の差はありません。というわけで、「いっとき、ガイ専にはなったけど、目線を変えて、日本の男性とも向き合ってみる」というのもいいと思います。また、好みって好みですから、遠距離覚悟で都会や彼らの“本拠地”であるヨーロッパにお相手探しに行かれてもいいと思います。そこでケーキの奥に何が隠されているか、体験されるのもよろしいかと。その奥を見てからが男女関係の本番の始まり。ガイ専を貫くかどうかは、本番を知ってからでも遅くないんじゃないですかね。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©kyonntra/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月31日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、嫌われることを恐れるあまり、お金やモノで好意を得ようとしてしまう38歳主婦のお悩み。嫌われたくなくて、お金やモノで釣ってしまう…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:パート先の若い子たちに嫌われたくなくて、ランチを奢ったりお菓子などのプレゼントを渡したり嫌われないよう必死になっている自分がいます。子どもの迎えがあって夕方までしか勤務できないため、皆に迷惑をかけているのではという申し訳なさもあります。ただ振り返ってみると、昔からこうだったなぁと感じます。学生時代からお金やモノと引き換えに友人たちの好意を得ようとしていました。今更ながらこんな自分を虚しく感じていますが、どうすれば変われるのかわかりません。(38歳・パート主婦)人は理由もなく誰かを嫌ったりしない「若い子たちに嫌われたくない」ーー相談者さんはパート先で嫌われてしまうことを必要以上に恐れていらっしゃいますが、意地悪したとかきつい態度をとったとか、思い当たる節は特にないのですよね…?冷静になって、自分に置き換えて考えてみてください。特に何もされていないのに、誰かのことを嫌いになったりしますか?ーーしませんよね。「嫌う」ってエネルギーが要ります。大多数の、普通の感覚の人たちは、嫌う必要もないのにわざわざエネルギーを使って相手に強い感情を抱いたりしません。子どもの迎えがあって夕方までしか勤務できず、迷惑をかけているかも…とのことですが、そもそも相談者さんはパート勤務なのですから、決められた時間まで働けば役割を果たしています。引け目に感じる話ではありませんし、若い子たちだってそのくらい理解しています。ランチをごちそうしたりお菓子を配ったりしなくても嫌われたりしないし、そもそも人間関係構築のためにお金やモノを差し出す必要などないんです。愛される人がしている「習慣」ただそうは言っても、こんなふうに正論を言ったところで相談者さんには響かないかもしれません。きっと相談者さんも頭ではわかっていらっしゃって、それでも何かを差し出さなくてはという気持ちにどうしてもなってしまうのかな、と思います。そういう場合は、お金やモノではなくて【ポジティブな感情】をギブするよう意識してみてはどうでしょうか。【ポジティブな感情】をギブするというのは、例えば笑顔が生まれる会話であったり、居心地の良い空間であったり、気分の上がる言葉、元気やパワーを与える振る舞い等々で、周囲を明るく照らす存在になるということです。難しく考える必要はなくて、元気よく挨拶するとか目があったら微笑むとか、できることをすればOKです。自然と皆から愛される人というのは、こういったポジティブな感情をギブする習慣がついています。ポジティブな感情には金銭で測れない価値があり、自然と人が集まってくるんですね。そして何より、お金やモノと違って差し出す側が消耗しません。ギブする人自身も幸せになれる習慣ですので、ぜひ意識してみてください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Ekaterina Demidova/Getty Images©Zave Smith/Getty Images文・安本由佳
2023年07月29日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、友達以上恋人未満の彼がいる28歳女性。この夏は、彼と交際をスタートさせようと、プール付きホテルステイのデートへと意気込むが…。陽歌(28歳)日焼け止めレスで初夜がとんでもない事態に【レスなひとびと】vol. 211朝食付きプールステイプランを丈二が予約してくれた。最近、きっつい仕事に追われていたので、久々のリフレッシュ。円高なので海外リゾートはとても無理。せめて電車で行ける格安のリゾートスポットを見つけようってことで彼氏未満の丈二ががんばったのだ。映え水着で、麦わら帽子で「彼とサマバケ!」的な写真撮らなくちゃ。友達連中からは、「最近の陽歌(ようか)は仕事人間だから彼なんてできないよ。恋愛敗者の夏は寂しいぞう」と冷やかされていた。まだ友達以上で止まっている丈二は、ツンデレ系。毎晩電話してくる週もあれば、放置5日間継続なんてのもザラ。しかし陽歌は本命にしてもいい相手だと思ってる。丈二がクールな時期には陽歌は仕事に没頭できるし。「仕事より僕を優先して」なんて素振りは見せない。「よし!丈二とのマジ交際をこの夏、開始してしまおう。」というのが今回のサマーデートの決断だ。手が届くお値段のVivienneのサングラスとお花がついたツバ広帽子、webで選んだビスチェ風のパープルカラー水着。香りも大事ね。ジョー マローンのネクタリンがいいかな。セクシーアイテムとしてアンクレットも買った。プールサイドで、思い切りセクシーさをアピってからの激しい初夜。いや、待て。ベッドでも挑発感満載のブラとパンティで驚かせよう。初めてなんだから(丈二とは…)とにかく興奮させて、わたしの虜にしてしまおう。丈二のプールサイドでの脳内を想像してみる。(お泊りプランでokってことは、ぜったいしていいってことだよな。うわあ、陽歌の水着姿なんて初めて見たよ。胸、パンチ効いてるわあ。やべっ、もうムラムラしてきた)ってなことを妄想しながら、お泊り準備の買い物やらなんやらでイベント前のウキウキ感を楽しむ。その日は、ギラギラ太陽が照りつける最高気温サマーデイ。リゾート気分を満喫するにはもってこいの気候…のはずだったが。おしゃれスタイルで出向いたプールサイドで気づいた。「あっ、水着や小物に夢中で日焼け止め忘れたじゃん」まあ、いいか。女優帽あるし、上着あるし。しかし、真夏の太陽は甘くなかった。写真撮りに夢中で時間忘れてポーズ取ったり、上着脱いでプールの中で水をピチャピチャかけあったりと恋愛ドラマ気分で遊んでるうちに。ジリジリヒリヒリ。ヒリヒリしながらもディナーをすませ、いよいよ丈二との初夜タイム。超絶ぬるいシャワーを浴びて、決めブラをつけようとするとストラップが日焼け背中に当たり、「いったーい」。丈二が抱き寄せたときに爪が肩に当たり「ぎょえーーーー痛いーーー」もともと色白で肌が弱い陽歌。ほてりまくったボディは、ちょっとこするだけでジリジリヒリヒリ。シーツに横たわるだけで痛い。「ジョーくん、ミニバーから氷取ってきてーー」氷で冷やしながら、なんとか遂行しようと奮闘する二人。「ごめん、陽歌が痛い痛いゆうから気が散って無理だわ」丈二が拗ね顔で言い放つ。ムチャクチャ気まずい空気が流れ、丈二が一言。「今日は僕たちの大事な日にしたかったのに、こんな情けない姿みせることになって、落ち込んだよ。付き合うの考え直そう」【三松さんからのコメント】交際開始の記念日にしようとはりきったのにチーン…。神様のちょっとしたイタズラと思って笑い飛ばすしかありません。しかし、陽歌さんの綿密な交際計画と、彼氏選びを深く考察する姿勢はグッドです。20歳までに完了させときたいとか、24歳までに本命彼氏作りたいとか、33歳までに子どもつくるんだとか、目標設定するのはよいのですが、デッドラインを決めてしまうと、それ間近になってあわてて誤った判断をしてしまいますので。陽歌さんのように冷静に「やっていい相手か」「マジ交際していい相手か」を考察するのは大事。あせってダメンズと付き合うより賢い恋愛対策です。丈二さんは、行為を完遂できなかったのでプライドが傷つき、ネガティブな対応になりましたが、そこはリカバリーできるはずです。サマープール企画第2段で、リベンジしましょう。より愛が深まっていい関係になれます。日焼けヒリヒリのことは笑い話として受け止めて。「初夜。入念なお膳立はいいけど、アクシデントは付き物です。それをデヘヘと笑い会える彼かどうかも見極めようね。日焼け止めレスは笑うしかない」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Jelena Danilovic/Gettyimages文・三松真由美
2023年07月27日「恋愛してないと自分が自分じゃないみたい」そんな気持ちから、いつも恋愛モードが途切れない女性がいます。しかし、こうした惚れっぽすぎるタイプには、好きになった相手と、毎回短期間にトラブルが起き、結果として痛い目を見ている女性もいます。今回は惚れっぽすぎて失敗してばかりの女性に共通する、恋愛体質のクセと解消方法を解説します。惚れっぽすぎて失敗続き!泣いてばかりの恋愛体質を卒業するためにできること【おおしまりえの恋愛道場】vol. 233あなたは惚れっぽいタイプですか?「はい」と答えた方に、今日のお話は参考になるかもしれません。筆者の周りにも、いつまでも10代の頃みたいに熱しやすく冷めやすい恋愛を繰り返し、傷ついてばかりの女性がいます。傷ついて泣いて、次こそは良い恋愛をしようと心に誓うのに、やっぱり突然わ―っと恋に目覚めて舞い上がってしまう。そしてまたいつもの繰り返し……今回はそんな惚れっぽすぎて失敗続きの女性へ向けて、よくある特徴を3つ挙げながら、解消方法を合わせて解説しています。恋愛初期の高揚感がクセになりすぎている惚れっぽい人の恋愛パターンは似ていることが多いです。恋愛初期はグワーッと熱が高まり「この人だ!」「この人しかいない!」「好き!!!」とスイッチが入り、短期間のうちにカラダの関係を持ったり、恋愛関係に発展したりします。そして交際が始まるのですが、大体が3か月くらいすると男性側の態度が付き合った当初とは変わっていき(落ち着いていくとも言う)、「なんか違うかも」というズレが生じます。そして、一気に冷めたり、喧嘩したりすれ違いが起きる関係に変化していきます。惚れっぽすぎるタイプの多くは、この恋愛初期に感じる「グワーッと高まる熱」を感じるのが、ある種クセになっている人が多いです。ちなみに初期のグワーッと高まる熱は、恋愛感情とは言い切れません。正しくは、興奮ホルモンがドバドバ―ッと出ているだけです。「恋愛」とは本来こうした初期の興奮ホルモンだけを指すのでなく、一緒にいる安心感や信頼感を感じる「安らぎのホルモン」を感じることも含まれます。つまり、惚れっぽすぎるタイプは、興奮ホルモンにだけ依存してしまっており、恋愛の本質とも言える部分を味わえていないと言えます。こうしたタイプが恋愛体質を整えていくにはどうしたら良いかというと、シンプルに「興奮ホルモンから離れる時間を取る」ことと「安らぎのホルモンでの幸せを体感する」という2つの取り組みが有効です。興奮ホルモンから離れるには、文字通り恋愛から少し距離を置くだけでOK。また恋愛から離れても、推し活やセフレなど、別の興奮材料を探さないようにしてください。安らぎのホルモンで幸せを感じるには、1番手っ取り早いのは信頼できる相手(家族でも異性でも同性でも可)とスキンシップを取ることです。また動物とのスキンシップでも、安らぎのホルモンは放出されるとされます。信頼できる相手が思い当たらない人は、動物とのふれあい時間を探してみましょう。こうしたプチリハビリ行動で、だんだんと心は整っていき、惚れっぽすぎる性格も落ち着いていきます。ぜひできることから始めてみましょう。自分の中の「寂しい」が大きすぎる恋愛を常に求めるタイプの心には、普通の人以上に「寂しい」という感情が隠れていることが多いです。人は誰しも寂しさを感じながら生きているものですが、これが大きすぎると、手っ取り早く埋められる相手を探し、その結果極度の恋愛体質になってしまうケースも多いです。このタイプは、まず自分の中の「寂しい」という感情に気づき、異性で埋めるのではなく、自分1人で向きあって消化できるようになることが解決につながります。オススメなのは、寂しさが出てきたときは、気持ちが収まるまでノートに今の感情や思ったことを書き続ける方法です。これは「書き瞑想」の一種で、自分の感情を観察しながら文字としてアウトプットすることで、自然と心の整理を進める方法です。恋愛に走って寂しさを埋めるのが辞められれば、短期的な恋愛で涙する日も減るかもしれませんよ。妄想や思い込みを相手に当てはめて恋愛をしている10代の恋愛と大人の恋愛で決定的に違って欲しいことの1つは、「妄想や思い込みで恋愛しているかどうか」の違いです。経験がまだ少ない10代頃は、恋愛スイッチが入ると「こんな素敵な彼」「彼なら分かってくれるはず」と、自分の理想や思い込みを相手に当てはめ、恋愛モードをさらに盛り上げていることがあります。こうした行為はやりすぎると、現実の彼と理想の彼の間にギャップができ、その結果がっかりしたり、ドン引きしたりする原因になります。こうしたタイプは、妄想するクセを極力発揮しないよう意識をし、同時に普段のコミュニケーションでも自己完結するのではなく、相手に言ったり聞いたりするシーンを積極的に持つことで改善していきます。具体的な実例を踏まえて解説します。妄想癖が強く、恋愛するといつも「きっと彼はこんな人」と、一人もんもんと考えることの多かったある女性がいます。彼女はまず、1人でボーッと妄想する時間を極力取らないよう、普段の生活スタイルを見直すことから始めました。彼女の場合、おもにLINEの返事待ちの瞬間に妄想してしまうことが多いと気づき、その瞬間は意識的に考えないよう気をつけたといいます。また、「きっと彼はこういう人なはず」と、自分の頭の中で自己完結するクセも強かったため、そのつど「これってどう思う?」と彼に聞くようにしたそうです。地道な行動の変化によって、彼女が恋愛で妄想するシーンは減っていき、今では長く付き合う彼と幸せな関係を築いています。妄想は、都合の良いことだけを考える瞬間なので、とても気持ちが良いものです。だからクセになるのですが、現実の彼と頭の中の彼が離れると、恋愛は大体うまくいきません。まずは自分がどんな時に妄想する傾向があるのか、意識して探すことからはじめてみましょう。惚れっぽすぎる女性がやりがちな、3つのクセと解消方法を解説しました。惚れっぽいことは自分の感情に素直である証拠なので、それ自体は良い部分もあります。ただし、その力も使い方が極端だと自分自身が傷つくことも増えてしまいます。今日の話が少しでも当てはまった女性は、自分のアンバランスな感覚に気づきながら、幸せになれる恋愛を見つけていってみましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©PhotoAlto/Ale Ventura/Gettyimages©Drazen_/Gettyimages©Martin Dimitrov/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年07月27日夫婦といえど、結局は他人。お互いの性格や価値観が合わないことも当然あるでしょう。しかし中には、結婚相手を選ぶにあたって絶対に無視してはならないポイントが存在するようです。今回は、離婚経験者の女性たちから聞いた「結婚してはいけない男性のタイプ」を紹介します。「コスパ悪くない?」が口癖「恋人として付き合うだけならいいと思いますが、結婚するとなるとお金の価値観は何より大事だと言っていいかもしれません。元夫はよくいえば節約家ですが、はっきり言ってかなりケチでした。結婚前からデートの時も10円単位できっちり割り勘だし、私が人気の飲食店に行きたいと言っても『コスパ悪くない?』が口癖。それでも彼のことが好きだったので結婚したんですが、結婚式の準備の段階で金銭感覚が合わずに大げんか。その後も何かとお金のことで衝突してばかりで、結局2年で離婚してしまいました」(友里/33歳)愛されあればお金なんて関係ない!と言いたいところですが、現実はきれいごとでは済まないようです。特に家庭を築いていくにあたって、お金の問題はとても大事。収入面も大切ですが、それ以上に、何にどれだけお金をかけたいかという価値観が一致していないと、夫婦でトラブルになりやすいという声も多く聞きました。こちらの都合を無視して猛アプローチ「元夫とは、彼からの猛烈なアプローチを受けて付き合うことになりました。最初、私は彼に全く興味がなかったのですが、どんなに断ってもめげなくて、なんと7回も告白してきたんです。当時の私は結婚に焦っていたし、ここまで私のことを好きになってくれる男性は他にいないかもしれない…という思いから、彼の猛アプローチに折れて付き合い、そのままの勢いでスピード婚。ところがあれほど私のことを好きだと言っていたのに、たった3年で気持ちが冷めて、離婚したいと言い出したんです…。皆が皆そうではないかもしれませんが、こっちのペースを無視するくらい押しが強い男性って、結局自分の気持ちが常に優先なので、別れる時も自分都合なんだと思いました」(祐実/34歳)男性から猛アタックされて結婚した…と聞くと、うらやましいと思う女性は多いのではないでしょうか?情熱的に愛情を注いでくれるような男性と結婚できたら素敵ですよね。少し気をつけたほうがいいのは、相手の立場を無視して自分の気持ちだけを一方的に押し付けてくるタイプや、情熱と勢いだけで突っ走ってしまうようなタイプの男性。うまくいく場合もありますが、将来を考えるのであれば、少し冷静になって本当に彼と結婚して大丈夫そうかを見極めることが大切です。家族や知人への態度が横柄「結婚前、私に対してはすごく優しかった元夫。でも周囲の人への態度には問題があったんです。例えば自分の母親に信じられない暴言を吐いたり、友達や同僚を見下す発言や失礼な態度を取ってばかり。でも当時は、あまり気にしていませんでした。むしろみんなに優しいより、私にだけ優しい方が愛されているような実感が持てたんです。ところが結婚してみたら、私に対する態度もだんだん横柄になっていき、結局典型的なモラハラ男でした。結婚する前に、周囲に対する態度に問題がないかちゃんと見たほうがいいと反省しました」(遙/35歳)モラハラ男性は、後になって本性を現すことがほとんど。結婚前は優しかったのに結婚してから豹変したというエピソードが非常に多いです。あなたに対する態度を見るだけでなく、周囲への対応を見れば、どんなに猫をかぶっているモラハラ男性でも本性が垣間見える瞬間があるかもしれません。離婚経験者に聞いた「結婚してはいけない男性」を紹介しました。結婚前に小さな違和感を抱いたり、問題点に気づいていたものの、「彼もいつか変わってくれるだろう」と信じて結婚してしまう人は多いです。しかし人はそう簡単に変わることはありません。もちろん結婚には勢いも大事なのですが、どんなに好きだとしても、人生を共にするパートナー選びはある程度の慎重さが必要だと言えるようです。©RealPeopleGroup/Gettyimages©Zave Smith/Gettyimages©milanvirijevic/Gettyimages文・小澤サチエ
2023年07月26日皆さんは、友達に迷惑行為をされたらどうしますか?今回は、友達の迷惑行為に振り回された女性の体験談を紹介します。女友達とLINE女友達との共通の友達についてLINEで話していた主人公。主人公は友達から「いつものお礼」と言って、ゴミ同然の物を押しつけられて困っていました。しかも…。ゴミ同然の物に数万円も請求「これあげたものの請求書だよ。払って」と言って、全部で数万円もする金額を請求されたのです。あまりの非常識さに驚いた女友達は「絶対払う必要ないよ!」と言ってくれました。しかし主人公が友達に「払わないよ」と言うと、文句を言われて…。そこで主人公は、今まで奢ったランチ代を計算し「これ払ったら払ってあげる」と友達に言ってみたのです。すると逆ギレしたようで、友達から一切連絡がこなくなりました。そんな態度に唖然とした主人公は、友達と距離を置くことにしたのでした。学校で会っても他人のフリもし友達に学校で会っても、他人のフリをすることに決めた主人公。意味不明な行動で逆ギレする友達に、唖然としてしまった主人公たちなのでした。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年07月26日恋愛は常に順調とは限らないもの。相手に都合よく利用されているのに、なかなか離れられないこともあるでしょう。でも、あることをきっかけにスパッと縁が切れることもあるようです。そこで今回は、男女が「都合のいい関係」を断ち切った方法をご紹介します。全てのSNSをブロックした「ずっと好きだった男性から、都合のいい女扱いされていたことがありました。彼は私の好意に気付いていて、わざとキープしていたんですよね。それでもどうしても離れられなかったのですが、ある日彼に暴言を吐かれたときに『このままじゃダメだな』と思って。自分の気が変わらないうちに、彼の全てのSNSをブロックしました。そしたら案外気持ちがスッキリして、彼を断ち切ることができました」(27歳/女性/医療関係)SNSでつながっていると、ズルズル連絡を待ってしまいがち。「彼と離れたほうがいい」と思ったときにブロックすることで、案外あっさり関係が切れるかもしれません。とにかく遊びまくった「突然振ったかと思いきや、暇になると『いまから会わない?』とLINEしてきた元カレ。最低だとわかりつつも、まだ元カレが好きで離れられずにいました。だけどヨリは戻してもらえないし、新しい彼女もいるみたいで振り回されてしまって。それで元カレよりいい人に出会いたい一心で、とりあえず遊びまくることにしました。女友達と気晴らしに出かけたり、合コンや飲み会に参加したりしていましたね。毎日忙しすぎたからか、次第に元カレのことはどうでもよくなっていきました」(28歳/女性/販売)毎日家にこもっていると、彼のことばかり考えてしまうかも。ハメを外しすぎるのはよくないですが、一度外に出てみると違う世界が見えてくるかもしれません。彼女の前で号泣した「元カノは浮気を繰り返すタイプでした。それでも彼女が好きだったし、何だか放っておけなくて別れられなかったんですよね。でも5度目の浮気が発覚したときはさすがに耐えきれず、はじめて彼女の前で号泣してしまいました。もちろん恥ずかしい気持ちはありましたが、それ以上に吹っ切れた自分がいて。そのとき心から『もう彼女とは別れよう』って思えました」(29歳/男性/広告)相手に合わせて我慢するより、本当の自分をさらけ出してしまったほうが、別れる決心がつくこともあるもの。自分なりに真剣に恋人と向き合ったからこそ、もう後悔はないのかもしれませんね。男女が「都合のいい関係」を断ち切った方法をご紹介しました。ただ相手の言いなりになっていると、なかなか関係を終わらすことはできないもの。自分の中で少しでも「このままじゃ幸せになれないな」と感じた瞬間に、一歩踏み出すことが大切なのかもしれませんね。©Liubomyr Vorona/Kohei Hara/gettyimages文・和
2023年07月25日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、2年前にマッチングアプリで知り合った彼のことが気になる女性。ところが、彼が名前や職場を偽っているとわかり…。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「彼の名前や職業が、違うことが判明しました」【クラブ佑雪】vol. 3042年前に知り合った彼がいるのですが、気持ちがわかりません。 名前が違う、職場も違うのがわかりました。「結婚しよう、こっちに遊びに来たらいいやん、お金をなんぼかやるから」と言われましたが、期待させるだけ? と思いました。 連絡もとったりとらなかったりではあります。気になってしまうのですが、続けても大丈夫でしょうか?(ヒミツ?歳未婚? 肩書きはナイショ)「アプリで出会った男性の嘘を見抜く方法」しっかりしてください! その彼、詐欺師の可能性があります。少なくとも嘘つきですよね? まだ、お金をとられたなどの被害が出ていないから、「続けても大丈夫でしょうか?」という呑気なことをおっしゃっているのでしょうが、人生の貴重な時間を奪われているということ自体が、すでに損害。そして、ご相談者さまの名前や連絡先など、重要な情報も知られているわけです。わたくしは即座にお相手から離れることをおすすめします。このケースは大きく分けて2通りの可能性があると思われます。ひとつは犯罪の可能性です。考えられるのは、まずは結婚詐欺。結婚前提の交際を申し込み、お互いのことをよく知らないのに安易に「結婚しよう」を連発。羽振りのよさを見せつけ、女性を安心させておいて、しばらく経つと「急にお金が必要になった。手違いで、今、手元に現金がないが、2週間後には必ず返せるから、今だけ、お金を貸してほしい」という切羽詰まったお願いをしてくるのが王道パターンです。もうひとつは、お相手男性が、既婚者なのに独身を騙っているという可能性です。これもひどいですよね。「連絡もとったりとらなかったりではあります」とのことですが、向こうから連絡がこないのが、決まって週末やお盆、お正月休みだったりすると、お相手に妻子がいる疑いが濃厚になります。「彼の家にも行ったことがあって、ひとり暮らしだった」というだけでは、独身の証拠にはなりません。金銭的に余裕があれば、別に部屋くらい借りられますし、余裕がない場合は単に単身赴任中で家族と離れて暮らしているということもあります。というか、名前と職場が違ってる時点で、アウト! だと思うのですが、ご相談者さまは彼に「名前と職場、違ってるけど、どうして?」って彼に問いただしたことはあるのでしょうか?まだ聞いてないというのであれば、ぜひ、聞いてみてください。ただし、リアルで会ったときではなく、電話で聞いてください。リアルで、特に2人、密室にいるときにそういう質問をして、彼の都合が悪くなると、ご相談者さまの身に危険が及ぶ可能性があります。なので、電話で聞いてみてほしいのです。その場ではいろいろ、言い繕ってくるかもしれません。「俺のこと、信用できないなら、別れる!」という逆ギレフレーズも出そうです。ただ、その電話を切って以降、彼とは連絡がとれなくなると思います。それが“答え”です。彼とのつながりが消えると、ご相談者さまは寂しくなるかもしれません。でも、犯罪に遭わずに済んだと、むしろ、ホッと安心してほしいですね。彼とはアプリやSNSで出逢われたのですよね? アプリやSNSには出会いのチャンスがたくさん転がっていますが、同時に犯罪者や既婚者とつながってしまう可能性も非常に多く、社会的な問題となっています。今後も、アプリやSNSを活用されるのであれば、実際に会ったときに名刺をもらって、その名刺に書かれている情報を詳しく調べられるといいと思います。会社と住所、電話番号が一致しているか。名前と本人が一致しているか。怪しい場合は会社の登記簿を調べましょう。わたくしのもとには、「調べてみたら、名刺の人と本人が別人だった」「自営業の彼の名刺を調べたら、会社自体、存在してなかった」という報告が過去数件、寄せられています。また、付き合う前に、お互いの友人や家族なども交えて会っておくのもいいと思います。結婚を前提とするお付き合いをされるなら、そのくらいはやってもいいんじゃないですか?とにかく、結婚したい、寂しいという女性の心理を悪用する人間がこの世にはうじゃうじゃいます。結婚したいときほど、寂しいときほど、気をつけてください。そして、ご自身を守るために強くなってくださいね!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Laurence Mouton/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月24日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は激務で多忙な彼氏と結婚し、幸せになりたい27歳女性のお悩み。激務の彼氏とうまくやっていけるか不安…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:1か月後に彼が東京本社に栄転することになりました。「向こうでの生活が落ち着いたらプロポーズするね」と言われているのですが、多忙の中でタイミングを逃してしまわないか心配です…。また予定通りに結婚が叶ったとして、新天地で激務に追われる夫とうまくやっていけるのか、私は何をしてあげたらいいのか、どんなスタンスでいるべきなのか、いろいろと不安で…多忙な夫と上手に付き合う方法についてアドバイスが欲しいです。(27歳・会社員)期限だけ決めたら、あとは彼に任せて東京本社への栄転が決まり、やる気に満ちているであろう彼の頭の中は、おそらく仕事のことでいっぱいです。さらには付随する引っ越し作業や新生活の準備もあるわけで、自分のことだけで精一杯というのが実際のところではないでしょうか。しばらくはあれもこれもと求めず、落ち着くのを待つほかなさそうです。ただそうは言っても、相談者さんの気持ちもよくわかります。「向こうでの生活が落ち着いたらプロポーズするね」という口約束は絶対に守ってもらいたい。守ってもらわないと困りますね。であれば、たとえば半年後などの期限だけ決めておいてはどうでしょうか。結婚のタイミングは相談者さんの人生にとって非常に重要なこと。「時期だけはハッキリさせておきたいんだよね」と伝え、プロポーズの期限を決めておいてもらいましょう。そこだけ約束してもらったら、あとはもう彼に任せるのが良さそうです。たまにリマインドするくらいはアリですが、追い詰めたりしないで気長に待ってください。いつまでも愛される女性の秘訣は…約束したスケジュール通りに結婚が叶ったとして、大事なのはその後の結婚生活ですよね。激務に追われる多忙な夫のために、妻として何をしてあげたらいいのか。どんなふうに支えてあげるべきなのか。ーー相談者さんはあれこれ考えられているようですが、実は……放っておいてあげるのが一番です。「何かしてあげたい」という、その気持ち自体は素晴らしいし彼も嬉しいと思いますが、そこに見返りを求める気持ちが1ミリでも入ってしまうと逆に負担をかけることになります。仕事に追われていっぱいいっぱいなところに、自分が頼んだわけでもないのに「〇〇したんだからして」などと求められたら重荷でしかありませんよね。見返りを一切求めず尽くせる人のことは止めませんが、そうでないなら「頑張って出世してね!」と背中を押してあげるだけで十分です。むしろそうやって放置してあげた方が、彼も気兼ねなく仕事に邁進できて気が楽なんです。そして相談者さんは自分で自分の時間を大いに楽しみましょう。仕事でも趣味でもいいから自分の世界を持って、彼の仕事と同じくらい一生懸命になれるものを見つけてください。夢や目標に向かって頑張る人は輝きますし、そんな妻の姿は夫にとっても良い刺激になります。必要以上に尽くされたり世話を焼かれるよりもずっと魅力的に映り、永く愛されます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Cavan Images / Liza Zavialova/Getty Images文・安本由佳
2023年07月22日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、才色兼備でマッチングアプリでもモテモテの32歳女性。ハイスぺ男性とデートをするが…。三松先生が初デートで言ってはいけないことを教えてくれます!紗奈(32歳)、30代でもマッチングアプリで無双状態。でも、いつも遊ばれて終わるのはなぜ【レスなひとびと】vol. 210「えっ、こんなにいいねがつくの!?」紗奈は最近彼と別れたばかりの32歳。30歳を超えてからのマッチングアプリは、なかなか思い通りいかないと聞いていた。しかし、紗奈に限ってはそんなことナシ。それもそのはず、紗奈は元モデル。今は英会話講師をしていて、まさに才色兼備。海外旅行中に撮ったノースリーブワンピの写真に、イキイキと働いている様子がうかがえるプロフィール文。紗奈には、皆が狙いそうな男性が次々とアプローチをしてきた。高収入かつイケメンで、エスコート上手。宏樹も、そのうちのひとりだった。金曜日の夜、丸ビル内のバルで初デート。夜風を浴びながらの会話が初対面ながら心地よい。「紗奈さん、なんで彼氏いないか不思議。なんでアプリ使ってんの」「宏樹さんこそ。わたしはね、歴代彼氏に財布からお金抜かれたり、浮気されまくったりして、ほんと、男運ないみたい」紗奈は自虐的に笑いながら言う。「そうなの?しっかりしてそうー。そんなふうに見えないけどな」宏樹の不思議そうなリアクションがおもしろくて、調子に乗ってしまう。歴代のヤバい彼の話をたくさんした。そのあと、酔い覚ましに30分ちょっと歩き、小伝馬町のほうにある宏樹のマンションへ。宏樹の家は、一言でいうとキレイ!デザイナーズマンションの一室。紗奈はひとまず、カウンターキッチンのところにあるスツールに腰掛ける。すると宏樹が、「そっちじゃなくて、こっち」とお姫様だっこ。「ねえ、舌出して」ベッドの上で、顎をクイッとやられて深いキス。「自分で脱ぐ?それとも脱がしてほしい?」それまで紳士的な雰囲気だったのに、ふたりっきりになると結構なイジワルスタイル。そんなギャップもたまらなくて…。翌朝、紗奈が目覚めると、宏樹が朝食を作ってくれていた。お店で出てくるみたいにふわっふわなパンケーキに、とろけるチーズのスクランブルエッグ、バジルのボイルドウインナーにトマト。外でも家でも完璧じゃないか。名残惜しかったけど、昼からは英会話レッスンがある。朝食を食べて少しいちゃいちゃしたあと、玄関でキスして、宏樹の家をあとにした。結婚して、こんなふうにおしゃれに暮らせたら楽しいだろうなって、ついつい妄想してしまう。シティ派カップルってやつか。その日の夜、宏樹からのLINE。<昨日はありがとう!また時間があるとき声かけるね>これって、彼女候補じゃなくて、遊び相手に送るLINEだ。実は最近、紗奈には、同じようなことが3回立て続けにあった。「一体、わたしの何が悪いの」【三松さんからのコメント】紗奈さん、いわゆるハイスペ男性に都合のいい女性にされてしまう系ですね。相手からすると、外見はきれいで、センスがいい。でもガチ彼女としては物足りない部分がある。時間あいたときにおしゃべりしてエッチするぶんには充分。アプリではモテモテなのに、遊び相手止まりが3回も続いたとなれば、その理由が気になりますよね。真相はもちろん、相手に聞かないとわかりませんが。気になるのは、初デートのタイミングで、歴代の彼にぞんざいに扱われた話をしているところ。デート相手の多いイケてる男性は、選択肢も多い。相手をまだよく知らない段階で、何人もの元カレに大事にされなかった話を聞かされると「このひと、そんなにバリューないのか?男に大事にされない女ってどうよ。痛い感じだ」なんて、思われる可能性があります。紗奈さんは魅力的なのに「他人から大事にされないキャラ」をアピールするのは戦略ミス。おもしろい話をして、相手を楽しませてあげようというサービス精神はステキなのですが、会話の内容をよく考えましょう。もちろん、紗奈さんの話を聞いて「俺はそんなふうにしないよ」というふうに思ってくれる男性がいればOK。とは言え、恋愛自虐会話はある程度距離が縮まってからするように。逆に自慢話ばかりもよくないのよ。「こいつ、どんだけうぬぼれーー」って引かれてしまう。恋愛成就ってほんとにむずかしい。「自分で自分を価値レスにしないこと。うぬぼれにならないレベルで自分は素敵!を見極めて」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©South_agency/Gettyimages文・三松真由美
2023年07月20日結婚はいつかしたいし、するものだとは思うけど、あんまり気持ちが向かない。彼がいてもいなくても、こんな後ろ向きになる声を耳にすることがあります。実はそれは、あなたの中の“思い込み”がストッパーになっているだけかもしれません。今回は、よく聞く3つの結婚に前向きになれない理由別に、原因とお悩み解消法を紹介します。結婚はいつかしたいけど…前向きになれない女性が抱く理由別のお悩み解消法【おおしまりえの恋愛道場】vol. 232そろそろ結婚を考える年齢になってきたけど、どうにもこうにも気が向かないし興味がわかない。でも、周りの空気もあって少し不安感がある。おもに20代中頃をすぎた女性は、こんな微妙なお悩みを抱えがちです。最初にお伝えしておきますが、結婚は必ずすべきとか、したら幸せになれるといったモノではありません。ただ、心の中で「今は興味がわかない」「でもこの先不安」といった、相反する気持ちがあるなら、結婚に対する自分の気持ちを少し整理してみるのがおすすめです。今日は3つの理由別にどういった心のネックがあるのか、解消法とあわせて解説していきます。理由1.結婚=いつかそのうちする遠いものその昔、結婚は9割の人がする人生イベントでした。しかし時代も変わり、する人もいればしない人もいる多様な時代になりました。こうした背景もあり、今は若い人ほど「結婚はいつかすると思うけど、ずっと先」といった漠然としたイメージを持ち、その結果あまり前向きになれない女性が増えています。それで納得できれば良いのですが、このタイプは周りが急に婚活や結婚を急ぎ出すと不安感が爆発し、自分がどうしたいのかも分からないうちに人生の迷子になりがちです。そうなってからでは対処するのも大変です。できれば今から、自分の中で結婚や夫婦生活のイメージをもう少し固めるところから始められると良いでしょう。あくまでもイメージを固めるだけでOK。友人や有名人を見ながら、「こんな関係がいい」とポジティブな感覚になれる人を探していきます。よくイメージがわかないタイプの女性に向けたアドバイスには、「何歳までに結婚し、何歳で子どもを持ちたいか考えてみましょう」といったものがありますが、個人的にはこれはオススメできません。なぜなら、結婚を自分ごとのイベントとして考えられていない状況だと、年齢といった具体的な計画に落とし込むのが難しいからです。まずは憧れなどの気持ちのイメージを持つところから始めてみてください。理由2.結婚=大変なことがいろいろ待っている最近ネットを中心に、結婚後の不幸エピソードが溢れています。・結婚したら夫の意外な性格が露呈しドン引き・夫が実は隠していた借金や不倫問題が分かった・妊娠したら夫がモラハラ化して辛い・家事育児に追われすぎて辛い・希望を持って結婚したのに金銭的に辛いなどなど、夫婦関係破綻系から子育て苦労系までエピソードは多岐にわたります。こうした話を読むのは楽しいですが、読んだ側の無意識には「結婚は大変なものだ」「夫選びは慎重に慎重に」など、勝手な負のイメージが積み重なってしまいます。実際筆者の周りでは、子育てに対するネガティブイメージを先に持ってしまったがゆえに、「実際のところはどうなの?」といった質問を投げかける人が多いです。筆者はフルタイムワーママですが、子育てしながらの生活が大変かどうかは、私個人の力量だけなく、夫の家事育児力と、子どもの性格との掛け算にもなるため、誰しもに通じる回答がしにくい部分です。話が少し広がりましたが、こうした「結婚=大変なことがいろいろ待っている」と思っているタイプの方が大事にすべきなのは、「起きてもいない心配をしすぎる意味がない」と割り切ることです。割り切ったら同時に、負のイメージが強化されるような情報を極力入れないようにしましょう。もちろん“万が一”が起きないよう、知っておくべき情報はあります。例えば、何かあったときに相談できる先を知る、金銭的自立を手放さない(仕事を辞めない、自由になるお金をある程度確保する)、モラハラやDVには敏感に対処するなどです。ただ、あくまでも万が一なので、そこまで真剣に負の情報を読み漁る必要はありません。偏った先入観で結婚に対していいイメージが持てない人は、自分の中にある情報を整理し、結婚のイメージをフラットにするところから始めてみましょう。理由3.結婚=趣味や自由が奪われる自分のペースや趣味が充実している人の中には「結婚するとこれらを続けられない」といったイメージを持ち、結婚に後ろ向きになる人がいます。これもある意味、2で解説した負のイメージの1つかもしれません。ただこちらの方が、もう少し優先したいこと(趣味とか仕事とか)が具体的になっているため、結婚に対する気持ちもより具体的にネガティブかもしれません。このタイプはそもそも前提を疑っていくことで、気持ちをフラットに整えることができます。つまり「結婚=自分の好きなことを諦めなくてはいけない」といった考えについて「本当にそうなの?」と疑問を投げかけてほしいのです。実際筆者の周りにも、結婚したことで趣味や仕事へのペースが落ちる人はいますが、一方でパートナーを巻き込んだ趣味の楽しみ方を見つけた人や、家族というベースができたことでより仕事に打ち込んでいる人もいます。つまりどんな希望も、叶うか叶わないかは相手次第であり、またパートナーと価値観の共有がどこまでできているのか次第と言えます。「もしかしたら今より楽しい未来が待っているかもしれない」そんな可能性も抱きながら趣味や仕事などを楽しめると、その楽しい空気にふさわしいパートナーも引き寄せられていきます。自由を奪うもの=結婚といった思い込みは少し緩め、結婚生活も自分の好きなことも追求できる関係があることも知っていきましょう。3つの理由別の原因とお悩み解消方法を紹介しました。多様な選択ができる時代になってきたことで、結婚生活も自分らしい関係を築くことができます。ただそれには、“自分らしい”を私たちがある程度知っている必要があります。まずは結婚に抱く負の気持ちの整理から始めると、その先の自分らしさも見えてきて、より幸せな生活へとつながっていきますよ。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©ONOKY – Eric Audras/Gettyimages©Innocenti/Gettyimages©blackCAT/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年07月20日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、上司モテはするのに彼ができないと嘆く32歳女性。佑雪さんのアドバイスは…?お悩み:「おじさまにはモテるのですが…」【クラブ佑雪】vol. 30332歳、彼氏なし。同世代にモテたいのに、なぜかおじさま(会社の既婚上司)ばかりにモテます。モテると言っても不倫関係等はないです。いろんなことに興味があり、スポーツ、旅行、ゴルフ、競馬等々、少しずつかじってるので、割とどんな人とでも話を合わせることができ、ニコニコ楽しそうにできるからかなぁと分析しています。会社の上司には「うちの息子を~」と言われることも多く、「自分が若かったらなぁ~」とも言われます。なのに、同世代にはモテないというかみんな友だちみたいになります。なんなんですかね、この現象。モテなくてもいいので、たった1人の大好きな人に早く出会いたいです!(すずらん32歳未婚 会社員)「自分の特技を活用して!」安心してください。ご相談者さまの一生は安泰です。ご相談者さまは間違いなく、常識があり、礼儀正しく、約束を守り、なおかつ人柄もいい、信頼される方。そして、清潔感のある容姿、ファッションをしていらっしゃるはず。会社の上司に気に入られるということは、ある程度まで出世も望めるはずです。お仕事もできるのでしょう。こういう方は、たとえ一生独身でも、何があっても、食いっぱぐれることはありませんから。また、「スポーツ、旅行、ゴルフ、競馬等々、少しずつかじってる」というのも、非常にいいですね。興味をもてることがたくさんあると、人生が充実しますから。また、こういった趣味の活動を通じて、いろんな人にも会えるでしょうし、今後もまた、新たな趣味をもつ可能性も非常に高い方です。これを続けていけば、一生、楽しくニコニコしていられますから、顔相がよくなりますし、若さもキープしやすいはず。「同世代にはモテないというかみんな友だちみたいになります」。これをご本人は嘆かれていますが、こんな素晴らしいことないじゃないですか。多くの人は友だちにもなれないんです。そこまでの握力すらない人が大半ですから。そこを友だち、もしくは、友だちみたい、になれるだけでもすごいことなのです。そこに気づいてください!! 友だちというのはさまざまな運気を運んでくれる人です。わたくしだって、これまで友だちからの紹介で恋したり、仕事が発展したり、楽しい趣味に出会えたり、いいことだらけでしたから。で、恋って、渇望から生まれることが多いんですね。寂しくて、孤独で、つまらなくて、貧乏で、飢えていて、っていう日々を恋することで変えたい!!! っていう一念で、ちょっとでもいい人がいたら喰らいついてく。そんな気持ちが情熱なのか執着心なのか、わかりませんけど、ものすごいパワーを生み出して、握力を強くしてくれるんです。でも、ご相談者さまはすごく“整った”方ですから、充実していて、ひりつくような渇望がないんですよ。よく言うじゃないですか。 “隙があるとモテる”って。これって、黙っていても周囲に伝わるほどの渇望があるってことなんじゃないかな。でも、だからこそ、余裕のある大人(上司のような)からは安心感があるのでしょう。だったら、そこを活用しては? 上司のジュニアを紹介してもらうとか、恋愛じゃなくてお見合いするといいと思いますよ。安定した結婚生活が望めそうな、いい人をじゃんじゃん紹介してもらえそうじゃないですか? なかなかないですよ! また、ご自身がウケるターゲットがはっきりしてるわけですから、同年代は捨てて、年上を狙うか。今、既婚者でも、そのうち離婚する方もいらっしゃるでしょうし、40代50代の独身で素敵な方もたくさんいますから、視野を広げられてはいかがでしょう? それこそ、趣味をダシに出会えるはずですから。人間、あきらめたら終わり。やれることは、まだたくさんあるんじゃないですか?【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©sianc/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月17日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、クズ男とわかっていながら元カレを引きずっている25歳女性のお悩み。クズ男だったのに…元カレが忘れられない『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近、彼と別れました。「忙しい」と言ってぜんぜん時間を作ってくれないし、私の前でも何の配慮もなくアイドルやグラビアのインスタを見ているし、極めつけは…こちらが強く言わないと避妊しないようなクズ彼氏でした。こんな人と一緒にいても幸せになれないと思って自分から別れを切り出したのですが、過去に優しくしてもらったことや他愛もない冗談で笑いあえていた頃を思い出し、ふとした瞬間に涙が出てきます。どうすれば立ち直り、前を向けますか。(25歳・会社員)大切に扱ってくれないなら、指一本触れさせないでまずは全女性に、声を大して言わせてください。強く言わないと避妊しないような彼氏にカラダを許してはダメです。妊娠リスクを負うのは女性。配慮と気遣いがあって当たり前です。普段からの言動も含めて大切に扱わない男性には「指一本触れさせない」くらいのマインドを持ってください。遠慮したり空気に流されて、もし万が一のことがあったときに後悔しても遅いんです。「こんな人と一緒にいても幸せになれない」と悟り、自ら別れを切り出した相談者さんの判断は賢明でした。女性を都合よく扱ってくるクズ男たちというのは、「忙しい」などと理由をつけて音信不通になることはあっても、自らは関係を清算しないものです。そもそも都合のいい相手なので、断ち切る必要がないから。女性側が強い意志を持って離れるしかないのです。大丈夫、冷静に一歩を踏み出した相談者さんは次の幸せな恋に向かって確実に進んでいます。美化された記憶に惑わされ、再び後ろを向くのはやめましょう。記憶の中の彼は「架空の人」人間の記憶は不確かなもので、都合よく書き換えられています。「あの時はこんなに優しかった」「あの頃は楽しかったな」…本当にそうでしょうか? 配慮のない発言、自分勝手な態度をなかったことにしていませんか。「そんなことはない、昔の彼は優しかったし幸せだった」とおっしゃるかもしれません。しかし、そうだとしても、過去の話であることに変わりないのです。現時点においては、優しかった彼も幸せだった時間も、もう存在していません。存在していない、記憶の中の彼は幻覚と同じです。今はもういない架空の人。一方、リアルに存在しているのは、会いたい時に会えない、目の前にいる彼女よりアイドルやグラビアのインスタを見る、相談者さんを粗末に扱うクズ男です。ファンタジーに逃げず、現実を見ましょう。そしてこれからは、自分のことを大切に扱ってくれる男性だけを相手にしてください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Cecilie_Arcurs/Getty Images文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2023年07月15日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、結婚願望が強い29歳女性。一方、交際中の彼は全くする気がなくて…。三松先生が教える正解とは?美波(29歳)、結婚願望レスの彼氏に、あの手この手で結婚迫る。そして、ついに…。【レスなひとびと】vol. 209「桃菜、めっちゃきれいだったよう」「ありがと、美波。次は美波の番だね」ウェディングドレス姿の親友、桃菜が美波の手をぎゅっと握る。今日は桃菜の結婚式。とあるアパレルブランドの広報として働く美波は、4年前、今の彼、透と出会った。自社ブランドの着こなしを、おしゃれに描いてくれるイラストレーターを探していて、見つけたのが透だったのだ。ふたりとも、こだわりが強いほうだから最初はぶつかりあった。でも、結局惹かれあって交際に発展。ふたりでこだわり抜いて選んだインテリアがそろう家で、同棲している。付き合いはじめる時に透は言った。「悪いけど、おれ、自由な生き方が好きだし、結婚する気はないから」でも、美波には自信があった。そんなこと言ってても、結局美波に夢中になって、結婚を申し込んでくると。今までの男性がみんなそうだったからだ。そう、美波はモテ系。しかし、交際から2年経っても全くそんな気配がない。まわりの友達は、どんどん結婚していくというのに。美波は、作戦を練りまくる。まずは『ゼクシィ』を買ってきて、リビングテーブルの上に思いっきり見えるように置く。しかし、透はスルー!お次は、横浜でのデート中。「えっ、今日みなとみらいのホテルでドレスの試着会やってるじゃん!ねっ、ドレス着るだけでいいから付き合っってよ」「まあ着るだけならいいけど…。あっ、これ美波の会社の系列のブランドじゃん!」「そうそう」なんて偶然を装って、あらかじめ調べておいた結婚式無料相談会へ。「今日契約すると、なんと35%オフなんですよ」「え!ねえねえ透、申し込んじゃおうよ」うまく結婚式の相談話にこぎつけ、相談員のお姉さんとキャッキャと盛り上がる美波。外面がいいタイプの透が、反論するタイミングを失っているのをいいことに、手続きを進めていく。「はい、じゃあ透はここにサインして」「え…ああ、うん」もうここまでいったら、するしかないよね、結婚。しちゃおう。美波はそう思っていた。しかし、帰宅後、透はいきなりブチ切れる。鬼みたいな顔で。「一体なんなん?」「…え?透もいいと思ったから、サインしてくれたんよね」「いや、もう途中からなんだコイツって思って。どうでもいいやと思ってとりあえずサインしただけ」「は?どういうこと?」「ほんと、こうやって無理やり人のこと縛ろうとするの、どうかと思うよ。おれたち、もう終わりだよ」翌日、透は荷物をまとめて、家を出て行ってしまった。壁に飾ってある透が描いた二人のイラストが、寂しく微笑んでいる。【三松さんからのコメント】美波さん、どうしても結婚したいんだ!そのあせる気持ちが、裏目に出てしまいましたね。確かに、なかなか結婚に踏み切らない彼に対して「先に結婚式のお日取りだけ決める」というのは、一見有効そうです。しかし、それは彼の性格をみて、意思を尊重しながら判断しなくては。透さんは最初っから「結婚願望がない」と言っていますよね。「いつかしようと思っているけどなかなか決めない」のと、「結婚するという人生の選択がない」というのは、違うのです。もともとする予定がないのに、急かされる。しかも、断れない状況を無理くり作って、思い通りにしようとする。パートナーの人生をコントロールしようとする美波さんの行動は、「自由に生きたい」と思っている透さんには「あり得ない女」に映ります。自由に生きたい男性と、早く結婚したい女性のカップルの悩みはたくさん聞きますが、それぞれの理由を深いところまで掘り起こすのが重要。簡単に一言で答えても、深掘りするといろいろ見えてきます。「自由」というのは何を指しているのか、結婚したいのはなぜなのか。話し合って、それでも妥協できなければ、スパッと別れるのが正解。「だって何年も付き合ったのにーーーー」と思うかもしれませんが、今が一番若いのですから。しがみつかない。無駄な時間と思わず、「勉強させていただきました」と頭を下げて別れること。男性の生涯未婚率は2割超えですもん!「結婚願望レス男に、いやいやいつかはスルっしょ!と導いた結果、半数は撃沈すると構えておいたほうがよし。まじで結婚したくない男性は増えてるんだからさ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©key05/Gettyimages文・三松真由美
2023年07月13日結婚生活を送るうえで、夫婦の信頼関係を築くのは大事なことですね。しかし、夫の浮気が発覚し、それがきっかけで家庭が崩壊することは少なくありません。今回は“30代サレ妻が怒りに震えた「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”をご紹介します。君と不倫することで心が満たされているから、妻にも優しくできるんだよ「うちの夫はとても優しいです。休日になると、家事を手伝ってくれたり、私の買い物に付き合ってくれたりします。そんな夫の気持ちが嬉しくて『なぜそんなに優しくしてくれるの…? 』とLINEで聞いてみることに。『もちろん、君のことが好きだからだよ』という言葉を期待していたのですが、夫からは『君と不倫することで心が満たされているから、妻にも優しくできるんだよ』と意味不明の返信が…。私はすぐに夫の浮気を確信。帰宅したところで詰め寄ると、夫は同僚女性とのW不倫を白状したのです。裏切りが許せなかった私は、相手の夫にも不倫を密告して…その後夫に慰謝料を請求する形で離婚を突きつけました」(千景・仮名/33歳)夫の思いやりが、不倫のおかげだなんて考えるだけでも腹が立ちますね。これをきっかけに、今までの夫婦の思い出が一気に色褪せてしまうでしょう。今回のように、夫と不倫相手両方にしっかり制裁を下すのもひとつの手です。俺は君も手放したくないけど、家族も傷つけたくないんだ「最近、夫が素っ気ないです。以前は二人で楽しく会話していたのに、近頃は冷たい反応ばかり見せるようになりました。寂しかった私は、思い切って『私のこと愛している? 』と夫にLINEを送って、本心を探ることにしたんです。すると『愛しているに決まっているじゃないか』と返事があり喜んだのもつかの間、続けて『俺は君も手放したくないけど、家族も傷つけたくないんだ』と目を疑うような言葉が送られてきて…。浮気に気づいた私が、帰宅した夫にスマホ片手に詰め寄ると、なんと不倫相手から離婚を迫られていたことが発覚。どっちつかずのいい加減な言葉に夫の本音を見た気がして…もうこの人と一緒にいても意味がないと思い離婚を決意しました」(杏子・仮名/36歳)自分のことは棚に上げて、妻と不倫相手どちらにもいい顔をするのは浮気夫の常套手段ですね。考え方によっては、女性が都合よく扱われているように見受けられるのではないでしょうか。そのため、夫からはまるで誠実さを感じられないでしょう。結婚相手が見つかるまででいいから俺と付き合ってよ!妻とはもう終わっているんだ「夫のお金遣いが荒くて困っています。その日も、私に内緒で高い買い物をしたことがわかり大ゲンカになりました。一向に態度を改めないので、隣にいる夫に『もうあなたには付き合いきれない』とLINEで文句を送ったのです。すぐに言い返してくると思ったら、夫から『結婚相手が見つかるまででいいから俺と付き合ってよ! 妻とはもう終わっているんだ』と不倫を疑うような返信が…。その場で『私達いつ終わったの? 』 と言ってスマホを見せると夫は顔面蒼白に。さらに追及すると、夫は既婚者にもかかわらず、マッチングアプリを利用して女性と出会い不倫を重ねていたと言うのです。その後、夫に『やり直したい』と言われたものの、私から三行半を突きつけました」(二葉・仮名/35歳)最初に独身と偽って女性に近づくあたり、夫は相当浮気慣れしていると言えますね。最終的に、復縁を迫られたとしても「今後不倫の心配はない」と確信できなければ、よりを戻しても同じことが繰り返されるでしょう。以上、“30代サレ妻が怒りに震えた「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”でした。浮気夫の言い分はどれも身勝手なものばかりでしたね。もし、裏切りが許せないのなら、夫と別れるという選択肢も視野に入れる必要があるでしょう。ただこの先の人生も長いので、しっかり考えてから納得いく答えを出したいところです。©Jetta Productions Inc/Getty Images©takasuu/Getty Images©takasuu/Getty Images文・菜花明芽
2023年07月13日