妊娠10週目に大出血ーー妊娠されたのは結婚3年目のとき。新しい家族を迎えるタイミングは、計画していましたか?森理世(以下、森)いつか欲しいと思ってはいましたが、「妊娠するチャンスかも」と思ったのは、コロナ禍がきっかけでした。それまで仕事のこともあって私は日本とアメリカを行ったり来たりしていましたが、コロナ禍で仕事もリモートになってアメリカにいる時間が長くなったんです。ただ、高校生のときに多嚢胞性卵巣症候群と診断されていたので、最初から不妊治療をすることを視野に入れていましたが、自然妊娠にもチャレンジし、難しかったため不妊治療へ切り替えることにしました。ーー不妊治療をスタートしてから妊娠まで、どのくらいの期間を要しましたか?森アメリカでおこなったのですが、不妊治療の医師は私たち患者のトータルの心と金銭の負担が軽く済むよう、「段階を踏んで時間とお金をかけるより、はじめから妊娠する確率の高い治療法でスタートしよう」というスタンスで、最初から顕微受精(体外受精)をしました。自宅では毎日、排卵を誘発する注射を打ちました。そのときコロナにも感染してしまったのですが、幸運なことに悪い影響を及ぼすことはなく、一度目の顕微受精で妊娠することができました。ーー妊娠中は穏やかに過ごすことができたのでしょうか。森着床したとはいえ、出産まで妊娠を継続できるのかなという恐怖心はあり、毎日ハラハラした気持ちでした。さらに妊娠9~10週頃に絨毛膜下血腫で大出血をしてしまったんです。病院では大丈夫だと言ってくれていたのですが、絨毛膜下血腫って何? こんなに血が出て赤ちゃんは大丈夫なの? と、ついネットで調べて不安を増大させてしまったり……。ーーわかります。ネガティブな情報ばかりたどってしまうんですよね。森そう。恐ろしいことがいっぱい書いてあって、怖くて仕方ありませんでした。でも産婦人科の医師は「大丈夫、たまっていた血のかたまりが出てきているだけ。自然に吸収されていくから、血腫が赤ちゃんより小さくなれば問題ないよ」と丁寧に説明して安心させてくれました。しばらく安静にし、無事に血腫は吸収されて、妊娠を継続することができました。壮絶なつわり中、夫が「リフレッシュしよう!」と連れ出した場所は?ーーつわりはありましたか?森6週目くらいからこの子が出てくるまで、ずっとありました。安定期に入ればつわりがなくなる……と言われますが、出産のときまでひたすら気持ち悪さが続きましたね。よだれづわりというのか、よだれがたくさん出てしまうので、いつもよだれを吐き出す用の空のペットボトルを持っていました。とにかく毎日気持ち悪くて。ーーそれはつらかったですね。仕事も大変だったのでは。森コロナ禍では日本のIRMダンスアカデミーとリモートでレッスンしていました。ダンスの仕事中は精神力が高まっているからか、なぜか気持ち悪さがブロックされて大丈夫だったんですよ。ただ、リモートの打ち合わせ中はそうはいきませんでした。どうしてもつらいときは、画面オフにして仰向けに倒れながら、フレッシュなグレープフルーツの皮を鼻の下に置いてリラックスできるようにして、参加していましたね。ーーパートナーには伝えていましたか?森はい、気遣ってくれました。でもあるとき、私が「気持ち悪い」と言うと「外の空気を吸ってリフレッシュしよう!」と言って、車に乗せられて山道を走って……。ーーそれは……絶対に酔いますよね(笑)。森爽やかな空気を吸えば改善されると思ったようなのですが、もちろんそんなことはなく(笑)。そのうえ、アメリカでは気持ち悪いときに炭酸を飲む習慣があるようで、彼が渡してくれる飲み物はジンジャーエール。この状態で炭酸は飲めないよ!と(笑)。体重20キロ増も、医師は「大丈夫!」ーー文化の違いを実感します。つわりがひどいとき、かかっていた産婦人科では何かアドバイスなどありましたか?森薬を処方してもらいましたが私には効かず、アロマやお茶も効果が感じられなくて、耐えるしかありませんでしたね(苦笑)。でも担当の医師は最初から最後まで信頼できるいい先生で、ポジティブな言葉をかけ続けてくれました。つわりのこともそうですが、精神的な問題を抱えていないか気にかけてくれて、「家族とはいかがですか? ステップファミリーは大丈夫ですか?」など、ちょっとしたことでもを聞いてくれるんです。病院にはメンタルヘルスの先生もいるので、悩みがあればすぐカウンセリングにつなげてもらえます。あと、先生は体重管理がすごくおおらかなことも印象的でしたね。ーー日本の産院では、妊婦の体重は厳密にチェックされる項目ですよね。森私の先生は、「あなたは背が高いから、このくらい増えても大丈夫。それに、出産すれば自然と体重が戻るから」と言っていて、最終的に20キロくらい体重が増えました。それでも全然ネガティブではなく、「ビューティフル」と。ポジティブな言葉をたくさんもらい、安心できましたね。ーー産後は無理なく、以前のような体重・体型に戻りましたか?森特に頑張ることもなく、健康的な食生活をして自然に過ごしていたら徐々に減り、「あと少し」だった数キロもダンスのレッスンを再開して元通りになりました。森理世さん/モデル、ダンス アーティスティック・ディレクター1986年12月24日生まれ、静岡県出身。4歳からジャズダンスを始め、高校生のときに留学先のカナダでバレエ学校に入学し、ハイスクールと両立して卒業。2007年、ミス・ユニバースジャパンとしてメキシコで開催されたMISS UNIVERSE 2007世界大会へ出場。満場一致の得票で優勝。第56代MISS UNIVERSEに就任した。現在はチャリティ活動、モデル活動を継続する一方、母とともに「I.R.M.ダンスアカデミー」で講師を務める。2021年にアメリカで第一子を出産。(取材・文:有山千春撮影:天田輔)
2023年10月07日出産や妊娠において、実際に経験するまで知らなかったことはありますか?今回は、ママぺい(@mamapeeei)さんの体験談を描いた人気漫画『無痛分娩で出産した話』からワンシーンをお届けします!無痛分娩……ママぺいさんは本格的な不妊治療にチャレンジ後、妊娠が判明し、出産準備を進めているところでした。ついに臨月を迎えていたある日、彼女が入院グッズの準備をしていると、トイレで“おしるし”を発見します。その後陣痛を感じたことから産院へ向かい、ついに無痛分娩の“麻酔処置”を乗り越えたママぺいさん。さらに人工破水の処置をしたことで、ここからお産が一気に進み……?助産師が言った事とは?「目は閉じないで!」と言われた!懸命にイキみ続けるママぺいさんに対し、助産師さんは「目を閉じないで」とアドバイスをしました!その後、やっと元気な赤ちゃんを出産するのでした……!この漫画に読者からは『目を開けるというのは初めて聞いたのでびっくりしました。』『これは出産経験者じゃないと知らないと思います。私も知りませんでした。イキむ時に目を瞑る癖のある人からすると、やりにくいだろうなって感じました。』『目を閉じないといけない理由が想像つかないのですが、あまりに必死になりすぎてそこまで気が回らないと思いました。』など、出産中の意外なNG行為を知らなかったとの声が多く集まりました。思わず閉じてしまいそう……イキむときは、ついつい力が入って目を瞑ってしまいそうですよね。その後のお話でママぺいさんは、ついに出産した赤ちゃんと対面し、喜びの涙を流します。わからないことがたくさんある妊娠、出産……あなたなら、どう対処しますか?※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人ひとりに合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@mamapeeei)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年10月06日「チェリ子の時よりハラハラせずに過ごせています」(※画像は白鳥久美子さんオフィシャルブログより)お笑いコンビ・たんぽぽの白鳥久美子さんは、2018年11月にお笑い芸人のチェリー吉武さんと結婚し、2021年8月に第一子のチェリ子ちゃん(愛称)を出産。現在、第二子を妊娠しており、いよいよ今月出産予定です。産休に入っている白鳥さんは、「入院の準備やら赤子の準備やらチェリ子と遊んだりと元気もりもりに」過ごしていると自身のブログに投稿。妊婦健診では「チェリ子の時と同様に健診のたびに…おっきいね!おっきい子だね!と、言われる」そうで、赤ちゃんの体重は「すでに3400グラムくらい」だとか。前回の出産では、陣痛促進剤やバルーンを使っても子宮口が全く広がらず、3日間格闘の後に緊急帝王切開になったという「お産のフルコース」を経験した白鳥さん。初産はかなり壮絶でしたが、今回は予定帝王切開のため、「チェリ子の時よりハラハラせずに過ごせています」と綴っていました。YouTubeでは夫婦でレンタルベビーベッドを組み立てる様子も。赤ちゃんを迎える準備は万端ですね。予定帝王切開とは予定帝王切開は、基本的には次のような場合に行われることが多いです。・前回の分娩が帝王切開だった・筋腫の摘出など子宮の手術をしたことがある・前置胎盤(胎盤が子宮の下のほうに付いており、子宮口の一部または全部を覆っていること)・前置血管(へその緒の血管の一部が子宮口にかかっていること)・心疾患などの合併症がある・性器ヘルペスなど経腟分娩することで赤ちゃんに感染するおそれがある性感染症にかかっている・胎位異常(いわゆる逆子や横位の場合)・双子、三つ子などの多胎妊娠(双子の場合は経腟分娩をする場合もあります)・児頭骨盤不均衡(CPD/お母さんの骨盤に比べて赤ちゃんの頭の大きさが大きいこと)帝王切開は腹部と子宮を切る手術のため、経腟分娩とはまた違った痛みを伴います。一般的に術後4~5日目ごろまでの時期は、強い痛みを感じやすいようです。術後しばらくたつと、軽い痛みやかゆみ、皮膚の赤みなどが見られる時期が1~2週間続き、その後、徐々に軽減していきます。参照:【医師監修】帝王切開の傷に関するまとめ!傷跡の処置方法と注意点
2023年10月03日妊娠中は大きなお腹で家事をするのも大変ですよね。今回は、妊娠中に夫への怒りが爆発した妻の体験談を紹介します。出産前に休暇を取った夫家ではダラダラ過ごすだけ出産間近の妻を放置して飲み会にまさかの朝帰り仕事に行ってくれる方がマシ家にいてもダラダラ過ごすだけでなにもしてくれない夫。妻のストレスがたまるばかりですね。産後は夫がしっかり父親としての自覚を持ってくれることを祈るばかりです。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年09月29日「お腹の張りが強いので……」(※画像はイメージです)宮崎宣子さんは2021年12月に10歳年下の大手航空会社パイロットの男性と再婚し、今年7月に、不妊治療を経て妊娠したことを自身のInstagramで公表。44歳で初めての出産を控えています。今月半ば、35週の妊婦健診で逆子だったことから帝王切開で出産することが決まったと報告していた宮崎さん。この時点では「予定日としては後1ヶ月弱はある」はずでしたが、27日の健診で、「お腹の張りが強いので予定していた日にちより前に陣痛がくる可能があり、その場合は緊急帝王切開になるので、赤ちゃんの安全を考えても(帝王切開で出産する日を)2週間ほど早めたい」と言われたといいます。実は宮崎さんは数日前 に「お腹の張りが朝から全然引かなくて、寝ても横になってもずっと張りっぱなし…」と異常を感じたことがありました。「だんだん冷や汗が出てきて、針で刺したらパン!と弾けそうなくらいにお腹の張りがマックスになり、熱まで出てきて、これはマズい…」と急遽病院へ行くも、そのときは「妊娠後期の急に赤ちゃんが大きくなっていく過程の張りの可能性が高い」といわれたそうです。今回の健診では、先生に「赤ちゃんもう十分大きいから大丈夫」とお墨付きをもらい、「急ピッチで出産準備に」取りかかることに。「すぐ!というわけではないですが、思っていたよりかなり早まりました…」と、戸惑いもあるようです。前駆陣痛はどんな痛み?妊娠後期、出産予定日が近づいてくると「前駆陣痛」が起きることがあります。分娩に向けた身体の準備として不規則に起きる子宮収縮のことで、痛みの強さや続く時間、間隔はまちまちです。前駆陣痛の痛みをどう感じるかには個人差がありますが、多くは軽い月経痛のようなおなかの張りで、しばらく安静にしていると治まります。前駆陣痛から陣痛へ移行したかどうかをハッキリ判断できる方法はありません。結果的に産まれた場合に、それを陣痛であったと判断します。陣痛開始の目安としては、1時間に6回以上の規則的な収縮が起きるようになることです。前駆陣痛なのか陣痛なのかを見分ける一つの参考として、張りや痛みを感じた時間をメモしておくと良いでしょう。もし強い痛みが切れ目なく続いたり、赤ちゃんの胎動が感じられなかったりする場合は何らかの問題が起きている可能性があるので、かかりつけの産院へすぐに連絡するようにしましょう。参照:【医師監修】前駆陣痛はいつから起こる? 本陣痛までの期間や陣痛との違い
2023年09月28日どうして私はこんなに痛い目に遭わなきゃいけないの…!?卵巣嚢腫破裂の手術を受け、子宮内膜症の治療を受けていたえんさんだったが、夫のハト氏と相談し妊活を決意。排卵をおさえる薬を一旦やめることになるが、もともとが重い生理痛持ちのため生理が来るのが心底怖くて…。回を重ねるにつれ、強くなっていく生理痛に怯えながら排卵をチェックすること半年。えんさんはついに妊娠する…!重い生理痛に長年悩まされ、さらに卵巣嚢腫破裂という痛い経験をする女性が、その後結婚。生理と子宮内膜症に不安を抱えながら妊活の末に妊娠、出産をするまでの実体験を綴ります。■前回のあらすじ妊活をするため薬をやめた私は生理が再開。排卵日を特定しようとするが、なかなか判定できず思い悩む日々。しかし薬をやめて約半年、夫が作ったラーメンを食べる際に胃に異変を感じ、妊娠の陽性反応が出るのだった。■今の音、何!?■産むのが怖い…!マスクは省略しています。なんとなく予定日に陣痛から始まるかなと思っていましたが、突然破水して軽くパニックになり情けないくらい震えてしまいました。さらに、緊張で血圧も高く出てしまう始末でした…。次回に続く「生理痛・卵巣嚢腫破裂がしんどすぎて出産が〇〇だった話」(全15話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年09月26日私は里帰り出産をしました。実母は私の妊娠がわかってから大変喜んでくれ、出産を心待ちにしてくれていました。しかし、普段から家事を嫌う実母は特に料理が苦手で、私の産後の肥立ちを考え栄養バランスの良い食事を作ることや、頻繁に汚れる孫の肌着の洗濯などが重荷になっていったようでした。 日に日にイライラしていく実母産院から退院して3日を過ぎたころから実母の様子が変化していきました。家事をするたびにため息をつくのです。私は出産時に会陰切開をしていて、座ったときに特に痛みがあり、退院後も続いている状態でした。実母にすべて頼ってしまって申し訳ないと思いましたが、なかなか自分の思うように体を動かすことができなかったのです。 実母は私や孫の世話で疲れてしまったのだろうと思い、その後は自分でできることは自分ですることにしました。しかし、外出はまだ控えていたため、買い物は引き続き実母にお願いしていたのですが、それも負担だったようです。実母から買い物が大変だと毎日のように言われるように……。 今は実母に甘えていいの?生後1カ月を過ぎたころに、保健師さんの新生児訪問が実家でおこなわれることに。わが子は順調に成長していると話があり安心したのですが、保健師さんから「産後を実家で過ごせるのはとても恵まれている。自宅に戻ったら家事・育児で忙しくなるから、今のうちにお母さんにたくさん甘えなさい」と言われ、実母はその会話を笑顔で聞いていました。また、保健師さんは実母に「娘さんとお孫さんのお世話は大変だと思いますが、お任せしますね。お母さんがいれば私たちも安心です!」と言っていました。 早く自宅に帰ってほしいと言われ…保健師さんから言われた「今のうちにお母さんに甘えなさい」という言葉が気になっていました。現状、私は甘えることができないのです。実母が疲れないようにできるだけ家事をしていたので、私もどんどん疲れていきました。そのうちに、わが子も泣く頻度が増え、私は1日中抱っこすることが増えていきました。そして、実父から「母さんがおまえたちの世話でとても疲れている。早く自宅に帰ってほしいと言っている。母さんがおまえに面と向かって言えないから俺から言った」と告げられたです。 果たして実母の本心は?正直ショックを隠し切れませんでした。そして、同時にそれは実父からではなく、実母から直接話してほしかったと思いました。その後、実母と話をすることに。実母は「父さんは母さんを気づかって言ってくれたけど、まだ実家にいていいのよ」と言うのです。 しかし、実母の本心としては、きっとかなりの負担があったのではないかと思います。そのため、私は産後1カ月が過ぎたころ、自宅に戻ることにしたのです。 里帰り出産は、実家で気兼ねなく心身共に休めるものだと思っていました。しかし、私が年齢を重ねた分、実母も年齢を重ねたということ。実家への滞在中、実母の体力が以前よりなくなっていると感じました。今後、子どもの世話などで実家を頼りたくなることもあると思います。そのときは、実家によく相談をして、無理のない範囲でお願いしたいと考えています。 イラストレーター/まっふ 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2023年09月25日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。事前に提出していたバースプランに、出産のとき、夫に電話したいと書いていたみかんさん。陣痛の間隔が短くなり、夫に連絡しましたが入浴中?だったのか電話に出ず。 そして、分娩室の準備が整ったので移動することに。陣痛の波がおさまっている間に移ろうとしますが、体力を消耗しているので早く動けず。助産師さんに寄り添ってもらいながら分娩室へ移りました。分娩室に入ったみかんさんは、ベッドに寝転びます。イキまずにフーって息を吐いてねと言われ、陣痛は1〜2分間隔できているけどまだなのか?と思います。再度、夫に電話しますが出ず。みかんさんの様子を見ながらお茶を用意してくれたり、呼吸法を指示してくれたりする助産師さん。当たり前ですが、夫がいるよりも遥かに頼りになる、と思うのでした。そしていよいよ……。 赤ちゃんに会える!? イキんでいいよと言われ… 陣痛の間隔が短くなり、イキんでいいよと言われます。出産時、どうイキめばよいかわからなくなるのではと心配していたみかんさんですが、体が赤ちゃんを出そうとしているのがわかります。助産師さんの声かけを聞きながら、目を見開いて何度かイキみます。 そしてーー、誕生。赤ちゃんは元気に泣いています。妊娠36週6日と予定より少し早く生まれましたが、体重は2,936gの元気な男の子。自宅で破水してから約5時間のスピード出産でした。 妊娠も出産も十人十色。出産予定日より早く破水をして心配もあったかと思いますが、無事に生まれて安心したのではないでしょうか。初めての出産で不安もある中、助産師さんの的確な指示ややさしい声かけは心の支えになりますよね。なにより、母子ともに健康でよかったです。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年09月22日不仲で疎遠だった妹がシングルマザーになって戻ってきた…!?主人公のさえは、大手印刷会社に勤めるキャリアウーマン。母子家庭育ちで妹が1人。幼い頃は仲が良かったが、次第に不仲になり、25歳のときに消息不明に。今では母と2人、静かに暮らしています。妹とはお互い別々の人生を歩むのだろう、と思っていたさえですが、突然母の元に妹のりなから電話が。その電話の内容は、妹が「出産した」という衝撃の内容だったのです。このお話は作者もちさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。身バレ防止のため、脚色を加えてあります。■前回のあらすじ母とふたりで平和に暮らしていたバリキャリのさえ。ある日、母のもとに一本の電話が。ずっと疎遠だった妹から突然「出産した」と連絡があったのでした。■状況がつかめず焦る母■本来なら嬉しい報告なのに、嫌な予感…「出産した」という妹からの連絡に、混乱する母とさえ。相手は? 結婚は? 状況もつかめず混乱したまま、母は急いで病院へ向かいます。本来なら幸せな出来事であるはずの「出産」。しかし、さえは嫌な予感がし、不安になるのでした。次回に続く「妹は量産型シングルマザー」(全51話)は17時更新!
2023年09月19日皆さんのパートナーは、日々優しく接してくれますか?今回は、妊娠中に起こったエピソードを紹介します。出産後のことについて…私が妊娠したときのことです。私の実家は遠く、また、母は幼いころに亡くなっていたため、里帰り出産はしないと決めていました。そこで、産後は夫と2人で自宅で子どもの世話をするつもりで準備を進めていました。夫と義両親と一緒に食事をしていたある日のこと。夫が「俺は仕事でなにかあってもすぐに対処できないから、実家で奥さん(私)のことを預かってほしい」と言い出したのです。義母のナイスな一言!寝耳に水の私と義両親は驚き「それは2人で話し合って決めたことなの?」「奥さん(私)は納得しているの?」と義母が夫に問いかけると…。「話し合ってはいないけど、そのほうが安心だと思って…」と言います。すると義母が「そんな大事なことを勝手に1人で決めるんじゃない!」と怒ってくれたのです。おかげで、自宅で義母の助けを借りながら子どもの世話をすることができましたが…。あのとき、勝手に話を進めようとした夫にはいまだにモヤモヤしています。(30代/女性)夫なりに考えたが…夫なりに考えて、義実家に妻を預ける話を切り出しましたが…。義母が言ってくれたように、1人では決めずに夫婦で話し合ってほしいですよね。同じことが起きないよう、今後は事前に相談してほしいです。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年09月19日今回は、出産を控えている女性のエピソードを紹介します。出産予定日が近づいている主人公。夫も、出産予定日の2週間前に休めるように仕事を調節してくれたようです。出産に向けて…家事をやらない夫休み中はダラダラ…なにを言っているの!?父親になれるの!?出産に向けて、休みを取ってくれた夫ですが…。ダラダラと過ごす夫に、不満を募らせる主人公。子どもが産まれてからのことを考えると、不安になってしまうでしょう。果たして、2人はどうなってしまうのでしょうか。作画:正行原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年09月18日「妊娠したかもしれない」そんなふうに思うきっかけは人それぞれだと思います。生理が遅れている場合や、なんとなく熱っぽい場合、不正出血が起こった場合など。今回はそういった一般的な妊娠の兆候と、勘違いされがちな症状についてお話していきます。Q.生理が遅れている! これって妊娠?まず妊娠を疑う症状として挙げられるのが、生理の遅れです。妊娠すると生理が来ないため、毎月来ていた生理が突然遅れるとびっくりしてしまうと思います。実際に、妊娠すると生理はなくなるわけですが、一方で生理が遅れたからといって必ずしも妊娠していることを示すわけではありません。例えば、これまで生理が遅れることが全くなかった女性であっても、妊娠以外の原因で、生理が遅れてしまうことがあります。仕事や人間関係のストレスなどを受けて、ホルモンバランスが乱れてしまうことで、生理不順につながることがあります。その他にも、急激なダイエットをした場合にも生理の遅れにつながることがありますよ。Q.不正出血があった! これって妊娠?不正出血とは、通常の生理の期間以外の時期に起こる出血のことを指します。インターネットで検索すると、不正出血があった場合に妊娠の可能性があると記載されていることも多いことから、妊娠したのではないかと疑う人も多いようです。実際に不正出血が妊娠の兆候である可能性もありますが、必ずしも妊娠の初期症状として出血が起こるというわけではありません。実際、妊娠が原因で出血が起こる頻度は高くないと考えます。例えば着床出血は、受精卵が子宮内膜に着床するときに起こる出血ですが、妊娠した場合にすべての女性が経験するというものではありません。不正出血の原因としては、炎症がある場合、子宮筋腫などがある場合、ホルモンバランスの乱れがある場合など、他の原因によるものの方が多いのです。Q.乳房が張りやすくなった! これって妊娠?妊娠初期症状として、乳房の張りを感じる人もいます。その他にも、お腹が張る、熱っぽいなども、妊娠の初期に起こりやすい症状です。こういった症状が起こった場合に、妊娠かもしれないと疑う場合もありますが、必ずしも妊娠とは限りません。例えば、ホルモンバランスが乱れて生理が遅れている場合にも、同じような症状が起こる場合があります。一般的に起こりやすいと言われている妊娠初期症状は下記の通りです。・おりものの量が増える・少量の出血がある・お腹が張る、胸が張る、乳頭に違和感がある・やたらと眠たくなる・においに敏感になる、胃がむかむかする・熱っぽくなる・めまいやふらつきを感じる・情緒不安定になる・食欲が増える、もしくはなくなるここで挙げた症状は、妊娠初期に起こりやすい症状ですが、必ずしも妊娠が原因とは限りません。もし、生理が遅れているのに加えて、このような症状が出てきた場合は、市販の妊娠検査薬でチェックしてみましょう。おわりに妊娠の兆候はたくさんあり、必ずしも妊娠というわけではないことが多いです。ただし、生理が遅れていて、気になる症状があった場合、妊娠の可能性がある場合には、市販の妊娠検査薬でチェックしてみるようにしましょう。気になる症状があった場合、例えば、不正出血があった場合など、妊娠ではなくても原因を精査したほうがよいこともありますので、その他の症状と合わせて婦人科で相談するようにしましょう。©︎nfuru/Adobe Stock©︎doucefleur/Adobe Stock著者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は14万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年09月18日妊娠についての話はデリケートなので、性教育の際に深くまで教わらないことが多々あるようです。なかには、高校生まで妊娠する方法を知らず、恥ずかしい思いをしたという方も……。そこで今回のMOREDOORでは、「性に関する誤解エピソード」をご紹介します。29歳、会社員Yさんの場合……高校生の頃までキスをしたら子どもが出来ると思っていました。初めて高校生になって彼氏ができた時に、キスをすると子どもができると思っていたので、避けていました。彼氏に「子どもできたらどうするの?」と聞くと、「なんでキスしただけで出来るの」と真顔で言われて恥ずかしくなり、「冗談だよ」と笑顔で誤魔化しました。高校生まで勘違いしていたことが、とても恥ずかしかったです。大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?正しい避妊の仕方や、避妊の方法の種類がいくつかあることを会社や地域などで行ってほしいです。性教育に大人になっても自然と触れられる環境が増えることを期待しています。子どもに向けた性教育にどんなことを期待しますか?道徳や総合などの時間で、どうしたら子どもが出来るか、避けるためにはどうすればいいのかなどを教師の指導が難しければ、外部の講師を呼んだりして子どもにわかりやすく楽しく学ぶ機会を与えることをしてほしいです。(29歳/会社員)日常に適応した性教育を……どうしたら子どもができるか知らず、恥ずかしい思いをしたというエピソード。自身の経験からYさんは、正しい性の知識を身につける機会を増やしたほうがいいと感じています。皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年09月15日妊娠や出産は、女性の心身に大きな影響を与えるもの。そんな出産直前に、お尻を負傷してしまったら……?今回は、はちこ(@ahaha_ha_ch)さんの体験をコミカルに描いた人気漫画『痔獄の出産レポート』からワンシーンをお届けします!出産間近に浣腸を……長女を妊娠したものの、予定日を過ぎてもなかなか兆しが来ず、悩んでいたはちこさん。そんななか、ついに破水した彼女が病院へ行くと、医師の勧めで浣腸をすることになり……?浣腸後……衝撃の光景とは……?鮮血で染まっていた……はちこさんの痔は浣腸をキッカケに、悪化してしまったのです……。彼女は出産の痛みだけでなく、お尻の痛みまで苦しむことになるのでした。この漫画に読者からは『出産は出産で終わらないケースもあると考えさせられました。お話の主人公の妊婦さんのように、痔につながるかもといった、その後の健康によいとは言えない状況を作るきっかけともなりえるのですね。』『普通の排便でさえ痔が悪化することが多いのに、妊婦さんだとなおさらだと思います。血が止まらず赤ちゃんに何かあったと心配しちゃいますよね……。』『出産だけでも痛みを伴うのに更に痔までって、踏んだり蹴ったりで大変ですね……。』など、出産と痔のダブルの悲劇に同情する声が多く集まりました。ただでさえ不安なのに……出産直前に、自分の出血で便座内が真っ赤になっていたら、パニックになってもおかしくはありません……。その後のお話ではちこさんは、この浣腸がキッカケで“痔”獄の出産を経験することになります。ただでさえ大変な出産時にさらなるハプニング……あなただったら、こんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@ahaha_ha_ch)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年09月14日この記事では、2023年8月に妊娠を発表した芸能人や有名人をご紹介! 妊娠・出産時期が自分と近い芸能人や有名人には、なんとなく親近感がわくものですよね。小島瑠璃子さん、橋本愛菜さんなど、多方面でご活躍中の方々からおめでたいニュースが届きました。アナウンサー、タレントなど、5名の妊娠のニュースをお届けします。 妊娠発表橋本愛菜(30歳)歌手・元チャオ ベッラ チンクエッティ(旧THE ポッシボー) 妊娠発表:2023年8月2日(1人目) 出産予定:秋ごろ ブログ・SNS:Instagram(@aina_hashimot0)田中優衣(29歳)アパレルブランドプロデューサー ※夫は袴田裕太郎(27歳)プロサッカー選手 妊娠発表:2023年8月16日(1人目) ブログ・SNS:Instagram(@heisei_8nen)小島瑠璃子(29歳)タレント 妊娠発表:2023年8月21日(1人目) ブログ・SNS:Instagram(@ruriko_kojima)平山 雅(32歳)中京テレビアナウンサー ※夫は服部勇馬(29歳)陸上競技選手 妊娠発表:2023年8月24日(1人目) 出産予定:秋ごろ ブログ・SNS:Instagram(@miyabi_hirayama114)小澤陽子(32歳)フジテレビアナウンサー 妊娠発表:2023年8月26日(1人目) 出産予定:冬 ブログ・SNS:Instagram(@yoko.ozawa729)気になる芸能人や有名人はリストの中にいましたか? 同じくらいの妊娠週数だったり、わが子と近い月齢の赤ちゃんが登場したりする芸能人のブログには、マタニティライフや子育てのヒントがあるかもしれません。家事や子育ての息抜きにチェックしてみてはいかがでしょうか。
2023年09月08日第1子妊娠中から突然増えた両頬のシミ……。出産後1年ほどで落ち着いてきましたが、40歳を過ぎたこと、さらに第2子妊娠をきっかけにシミが復活。出産して落ち着いたらシミ取りをする! と心に決めて出産に臨みました。しかし、出産後に調べてみると授乳中はシミ取りができないとのこと。授乳期間は毎日コンシーラーをフル稼働して、シミ取りの情報を調べる日々。先日とうとう断乳に成功したので念願のシミ取りに行ってきた体験談を紹介します。★関連記事:頬にもやっとした茶色のシミが! 若々しい肌に生まれ変わりたいアラフィフ女子の奮闘記【体験談】第1子妊娠を機に急に増えたシミ35歳を過ぎて念願の妊娠! うれしさいっぱいの妊婦生活を送る中、毎日鏡を見るたびに増えていく両頬のシミ……。増えていくだけでなくもともとあったシミが大きくなっている気もします。鏡を見るたびに憂うつな気持ちになっていました。調べてみると妊娠中はホルモンの関係でシミやそばかすが増えやすく、「妊娠性肝斑」というそう。妊娠性肝斑は出産をすると徐々に落ち着くとのことで様子を見ることに。その通り、第1子出産後は気になるシミが残るものの、妊娠中にあったシミ、そばかすはほとんど消えました。第2子妊娠中、またシミが…40歳を過ぎて第2子を妊娠。妊娠中また気になるシミとそばかすが両頬に! でも今回は妊娠だけがきっかけではなさそうです。40歳という年齢から、実は妊娠前から両頬のシミが少し気になっていたのです。そして出産後1年たっても第1子の産後と違ってシミが消えないのです。これは妊娠だけが原因ではないとここで気が付きます。年齢的にもシミ以外の肌悩みは多くなってきています。これはなんとかしなければ、とシミ取りについて調べ始めました。シミ取りについて調べた結果はシミ取りを調べると、美容皮膚科、エステと受けられる施設がいろいろとあります。そして顔全体におこなう施術と、ピンポイントでシミを取る施術と施術内容にも違いがあり、施設によって金額にも差があります。調べれば調べるほどどこで受けるのがいいのか、どの施術方法がいいのか、わからなくなってきます。ここで問題が! 施術中子どもたちはどうするか……。私が調べた地域では子ども連れで施術を受けられる施設はありません。1歳を過ぎてもまだまだ後追い真っ盛りの子どもたちをパパが見ていられる時間は2時間が限界。ということは近所にある施設じゃないとだめだ。ということで、私のシミ取りはこうして近所の美容皮膚科に決定しました。受けるのはBBL光治療という顔全体に光を照射し、シミだけでなく肌の状態をトータルでサポートしてくれる施術方法。レーザーより効果が穏やかとのことで、シミ取りをするぞ! と意気込んでいた私には若干不満は残るものの、ここは家庭の事情があるため仕方ありません。いざ予約をして初回診察へ!ドキドキのシミ取り体験ドキドキの初施術日。施術中は輪ゴムで弾いたような痛みがあると説明を受けましたが、なぜか「それくらい余裕でしょ!」と思っていた私。その考えはすぐに間違いだと気付かされます。顔の皮膚は柔らかいせいか、かなりの痛さです。強い静電気が顔にあったたような、軽いやけどをしたような痛みです。目はアイマスクで覆っていますが、光を浴びるたびに目を閉じていても強い光を感じます。音でいうと「バチッ」という感じです。30分ほどの施術を終え、顔を冷やしタオルでクーリング。最後にスキンケアをして終了です。施術後かさぶた様になったシミが1週間ほどかけて剥がれるとのこと。施術直後からシミが黒く変色してかなり目立っています。マスクを持参すればよかったと後悔しました。BBL光治療の費用は全顔18,000円のほかに、自費診察料が初回は2,000円、再診で1,000円かかります。BBL光治療では皮膚の深い部分に残っているシミが数カ月かけて表面に浮き上がってくるので、しばらくは続けて施術を受ける必要があるとのこと。この出費がずっと続くのは正直つらいですが、自分投資としてメンテナンスを続けていこうと思います。まとめ念願のシミ取りを体験した感想は、「最高!」です。ずっと気になっていたシミとさよならできて、毎日のコンシーラーともお別れできました。まだまだ大きなシミはうっすら残っているけれど、今後の治療に期待です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic 医師)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。イラスト/もふたむ著者/むね(43歳)1歳、5歳の2児ママ。夫の転勤で昨年関東へ戻ってきて、今は久々の都会生活を満喫中。出産前はお酒が大好きで毎日の晩酌を楽しみにしていたが、妊娠を機にお酒が飲めない体質に……。今は子どもが食べられるおいしいものを探して食べに行くのが楽しみ!
2023年09月08日第1子である長女を妊娠していたときは、総合病院ながら産婦人科がメインの大きめな病院で出産を控えていました。人気の病院で待合室はいつも患者さんで溢れかえってはいたものの、陣痛室や分娩室などは他の病院より充実していたので、出産時に混みあうようなことはないだろうと思っていたのですが……。破水したのは満月の日長女は出産予定日を1週間過ぎても生まれてこず、「次の健診までに陣痛がこなければ誘発分娩」と医師に言われて、びくびくしながら過ごしていました。誘発分娩は何となく怖かったので、たくさん歩いたり、陣痛が来ると言われるジンクスを片っ端から試してみたりしましたが、すべて空振り。 しかし、運命の健診を2日後に控えた満月の日、0時前にふと起き上がると、体の中で風船がはじけるような音がして下腹部が濡れていく感触がありました。破水したのです。 タクシーで病院へ産婦人科に電話をすると、すぐにきてほしいとのことでした。タクシーに乗って病院へ着くと、すでに1台のタクシーが停まっていておなかの大きな妊婦さんが出てくるのが見えます。 何もかも初めてでドキドキしていた私は、「仲間がいる! ひとりじゃない!」ととりあえずホッとしましたが、その後もう1台タクシーが訪れ、あっという間に3室の陣痛室が埋まってしまいました。「普段から患者さんが多いからこんなものなのかな」と思いつつも、助産師さんたちの様子がいつもより切羽詰まっているような気がしました。 10人が同時に出産!?破水からの出産で24時間以内に出産する必要があった私は、バルーンや陣痛促進剤を使った誘発分娩となりました。今まで味わったことのない痛みに悶えながら、「今から和痛にできたりしませんか?」と近くにいた助産師さんに弱音を吐いてしまった私。 しかし、助産師さんの返事は「ごめんね、一応聞いてみるけど今10人ぐらいお産中だから無理だと思う……」という驚きの内容でした。言葉通り助産師さんはそのまま私の出産が終わるまで結局戻ることなく、私は12時間以上の陣痛をどうにか耐えて長女を出産しました。 中秋の名月と満月が重なった日長女を出産後、新生児室に行くと13人もの新生児が並んでいました。うち10人は、私が長女を出産した同じ日に生まれた赤ちゃんとのこと。病院側は陣痛室が足りず、入院用の部屋に設備を運んで対応したそうです。 私が産気づいたのはのはただの満月の夜ではなく、数年に一度の中秋の名月と満月が重なる夜でした。「満月の日は生まれやすい」という説を聞いたことはあったものの、これほどまでとは思っていなかったので本当に驚きました。 先日、長女から「クラスメイトに同じ誕生日の子がいた」という話を聞いて、「あのときの1人かも」と不思議な気持ちになりました。あれから次女、長男と2人の子どもを産みましたが、同じ日に同じ病院で10人出産というのはあのときだけです。満月の力を実感した忘れられない出産です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2023年09月06日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します! マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:モナ・リザの戯言妊娠を報告したら信じられない理由で子どもを諦めるように言われた結果主人公は義実家で義両親と一緒に暮らしています。ある日、主人公の妊娠が判明しました。義母に妊娠について報告すると…。まさかの義母の言葉出典:モナ・リザの戯言義母は「おばあちゃんになるとイメージが崩れる」「産むのはやめて」と言い出します。信じられない理由に主人公は絶句し、義父も慌てて義母をたしなめました。数ヶ月後、主人公は病院で子どもを産みます。するとさっそく義母が子どもを見にきました。問題さあ、ここで問題です。その後産まれた孫を見て義母はどうなったのでしょう?ヒントずっと産むことを反対していたのですが…。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「一目見てメロメロになった」でした。その後、義母は子どものあまりの可愛さに、すぐに連れて帰ろうとします。急な態度の変わりように呆れてしまう主人公なのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです。(lamire編集部)
2023年09月01日第一子を妊娠し、初めての出産後に私が後悔したことがありました。その1つが、「断捨離」です。産前にしっかり身の回りの物を整理しておくべきだった……と、学んだ経験をお伝えします。 出産前、甘かった私の考え妊娠時、わが家は1LDKの賃貸マンションに住んでいて決して広いとはいえない間取りでした。産後すぐは子どもの部屋も必要ないし、経済的にもマイホームの購入はまだ早いと考えていました。 出産準備においても、ミニマリストへの憧れから買う物は必要最低限に抑え、どうしても必要なら買い足そうと思っていたのです。夫婦2人の物もさほど多くなく、リビングが子どもの部屋になるくらいだから大丈夫なはず、と想像しました。まさかこんな考えが覆されるとは知る由もなく……。 藁にもすがる思いで……いざ育児が始まってみると、初めての子育ては想像以上にてんやわんやとなりました。右も左もわからず、困ったことはネットに頼り情報収集。ママたちの体験談を見れば見るほど足りない物・欲しい物・あったら助かる物が湧いて出てきて、買い足してしまうのです。 出産前は必要ないと思っていた物も、子どもと私がお互いにラクになるならとついポチッ。さらに出産祝いもいただき、産後増えた物はおもちゃ、バウンサー、家電などなど数知れず。子育てがぐんと快適にはなったものの、部屋自体の収納スペースが少ないため収納ボックスを購入して応急処置をすることにしました。結果、部屋がとんでもなく狭くなってしまったのです。 引っ越さないと無理?!そんなわけでミニマリストとは程遠い生活となったわが家は、急きょ引っ越しを決意。3LDKで一部屋を子ども部屋と想定し、広めのリビングの家に決定しました。 大急ぎで引っ越し準備を進める中で、邪魔になっていた物に気づきました。それは妊娠前に着ていた洋服などです。子育てで自分の時間もろくに取れない環境でおしゃれを楽しむ余裕は私にはなくなっていたからです。 子どもが生まれた当時は初めてのことばかりでうまくいかないことも多く、余裕も自信もなくしてしまっていたと思います。私は便利なグッズに頼ることで時間も心もゆとりができることは確かだと感じたので、出産前に身の回りの物を整理をしておけばよかったと後悔しています。 イラストレーター/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:山崎 飛鳥3歳女の子のママ。芸術系大学に在学中の学生主婦。「芸大生で学生ママ」ならではのリアルな体験を執筆中。
2023年08月31日“実際に体験するまで知らなかったこと”はありますか?それが、妊娠・出産に起きたこともあるようで……。今回は、ママぺい(@mamapeeei)さんの体験談を描いた人気漫画『無痛分娩で出産した話』からワンシーンをお届けします!無痛分娩……ママぺいさんは本格的な不妊治療にチャレンジ後、妊娠が判明し、出産準備を進めているところでした。ついに臨月を迎えていたある日、彼女が入院グッズの準備をしていると、トイレで“おしるし”を発見します。その後陣痛を感じたことから産院へ向かい、ついに無痛分娩の“麻酔処置”を乗り越えたママぺいさん。さらに人工破水の処置をしたことで、ここからお産が一気に進み……?助産師が言った事とは?「目は閉じないで!」ママぺいさんは懸命にイキみ続けながらも、助産師のアドバイスに従います。その後、やっと元気な赤ちゃんを出産するのでした……!この漫画に読者は『初めての経験だと思うので何から何まで分からないことだらけだと感じました。』『助産師さんに色々質問して後々困らないような出産にしたい。』『目を閉じないでイキむのは辛い。』と初めての経験に対する声が集まりました。思わず閉じてしまいそう……実際に出産を体験しないと、イキむ際に目を閉じてはいけないなんてわからないものですよね……。その後のお話でママぺいさんは、ついに出産した赤ちゃんと対面し、喜びの涙を流します。分からないことがたくさんある妊娠、出産……あなたなら、どう対処しますか?※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人ひとりに合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@mamapeeei)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月28日皆さんは、パートナーとの生活に不満を感じたことはありますか?今回は「出産間際に旦那に家出された話」を紹介します。『出産間際に旦那に家出された話』妊娠中の主人公は、夫とふたり暮らし。出産予定日まであと2ヶ月に迫ったある日のこと、急に夫が「父親になる自信がないから家を出る」という置き手紙を残して家出してしまいます。困惑した主人公は懇意にしてもらっている夫の上司に相談。すると上司は「一泡吹かせてやろうよ」と夫への反撃を提案してくれました。翌日、上司は夫や社員たちが集まるオンライン会議で夫が家出したことを暴露。いつもは反抗しないくせに…出典:Instagram「スカッとドラマ」会議で大恥をかくこととなった夫。自分のしたことは棚に上げ「あいつ仕事関係の人にチクりやがった…」と激怒。その後、夫は主人公に連絡して逆ギレし、夫婦のバトルが勃発したのでした。仕返しされた夫妊娠中の妻を置いて家出した身勝手な夫。妻を不安にさせている分、反撃されてもしかたないかもしれませんね。(lamire編集部)(イラスト/スカッとドラマ@sukatto_drama)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2023年08月27日あなたは、自分のパートナーと価値観の違いを感じたことはありますか?中には、結婚前に話していた妊娠出産に対する考えが、結婚後にガラリと変わってしまうという人も……。今回は、漫画家にちゃん(@nichan_comi)さんの、友人の実話をもとにした『私は子どもを産みたくない』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!眠れないまま朝になり……夫とは、子どもを持たないという前提で結婚したリノさん。理由はリノさんに持病があるからなのですが、周りのおめでたラッシュで夫は子どもを欲しくなったようで……。ここでクイズです!昨夜の話のせいで朝からイライラしているリノさん。特に、夫のどのような言葉にイライラしているでしょうか?ヒントは、妊娠出産は女性がするものです……。イライラしているのは……正解は、「一緒に頑張りたい」と言ったから!病気というリスクを抱えながら妊娠出産をするのは自分なのに、と納得がいかないリノさん。このあと、再び夫と話し合いをしますが、出産や育児に対するお互いの考えに違いがあると気づくのでした。こんなときどうする?妊娠出産をするのはリノさん本人なので、こんな言葉をかけられても納得いきませんよね。今回のリノさんは、夫の気持ちをないがしろにはできず、改めて話し合いをするべきだと考えました。結婚後に子どもを欲しがる夫……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@nichan_comi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月26日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。コロナ禍で立ち会い出産ができないため、夫に手紙を書いてもらっていたみかんさん。ひとりで心細くなったとき、手紙のことを思い出し読み始めます。手紙にはパパになる喜びや不安などが書かれ、最後にみかんさんのことを想う文がつづられていました。感動して涙があふれ、頑張ろう!と思った矢先、痛みのレベルが上がります。もうすぐ生まれるかなと淡い期待を抱きますが、子宮口の開き具合は5cmほど。ひとりで陣痛に耐えますが心細くなり、夫にLINEをしたところ、「明日生まれたら、誕生日は11月23日だよ」と返信が。みかんさんの誕生日と結婚記念日は1月23日、結婚式を挙げた日は3月21日と1・2・3の組み合わせに何かと縁があり、少しテンションが上がりました。気を紛らわせながら陣痛に耐えるみかんさんですが、痛みのレベルがさらに上がり……。 まだ早いかな…迷いつつもナースコール 陣痛の痛みが強くなってきたもちこさん。いきみたい! 体感的には生まれそうな気がしますが、子宮口の開く間隔は1時間に1cmと言っていたし……。少し迷いつつも、ナースコールをして確認してもらいました。すると予定より早くお産が進んでいたため、分娩室へ移ることに。助産師さんは「辛かったねー。準備急いでいるからねー」ともちこさんに寄り添い、励ましの声をかけてくれます。 どのような出産にしたいかを記したバースプランを、事前に提出していたもちこさん。そこに、あらかじめ会陰(えいん)に切り込みを入れる会陰切開はしたくないと書いていました。ですが、万が一の可能性もあるため、切開せずに自然に切れてしまう会陰裂傷とどちらがいいかを聞かれます。ひどい傷になるなら切ってもらったほうがいいかなと思い、「ダメージの少ない方」でと答えました。 そろそろ分娩室に移動しようかというとき、助産師さんからパパに連絡してみる?と言われます。パパと言われ自分の父親を思い出したもちこさんですが、すぐに訂正。ママ・パパと呼ばれたことで、改めて親になることを実感したのでした。 痛みが強く不安になってきたとき、助産師さんの声かけで気持ちがラクになったり、よし頑張るぞ!と出産へのパワーをもらったり……。助産師さんに励ましてもらったという人も多いのではないでしょうか。分娩室へ移ることになったもちこさん。バースプランを叶え、素敵なお産になるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年08月15日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】正直、まだ再開したくない無事に産後一ヵ月健診を終えた美咲。医者に「夫婦生活を再開してもいいですよ」と言われ、さっそく大輔が誘ってくるが……。「今日、どうかな?」ま、またぁ⁉イッラ~~~!「ごめん。やっと蓮が眠ったところで。もうちょっと休みたいかな……」「そっか……」んも~!ちょっと私がゆっくりしてたらすぐ誘ってくるんだから!つい、心の中で毒づく。妊娠後期に私の誘いを断った大輔はどこへやら!1ヶ月健診で「セックス再開しても大丈夫」とわかってから、何度撃沈しても大輔はしつこく誘ってくる。ただただメンタルの強さに感心。「ねぇ、毎回断ってばかりで私も悪いとは思ってるけど……。大輔はさ、断られてへこんだりしないの?」「そりゃへこむよ!でも……蓮が生まれてから、美咲が俺に冷たいからさ。いつも怒ってるみたいだし……美咲が遠くに行っちゃいそうで怖いというか。夫婦のスキンシップは大切だなって思ってさ」そんな風に思われてたんだ……。思えば、妊娠中にした最後のセックスから、もう半年近く経つっけ……。いくら子育てで余裕がないとはいえ、夫の大輔を不安にさせるのは妻としてどうなの?ここは、たまにはお誘いを受け入れて、スキンシップをとるべきなのかもしれない。寝ている子の隣では、やっぱりできない……産後3ヶ月を少し過ぎたある夜、また大輔に誘われた。久しぶりにそのキスを拒まずにいたら、徐々に長く、濃厚なキスになっていった。もしかしたらまた昔みたいに、体で愛し合うことができるのかもしれない。久々の感覚に、期待が高まっていく。でも……結果は最悪としか言いようがなかった。出産から3ヶ月が経ったのに、蓮を産んだ時の痛みが今も下半身に残っているみたい。率直に言って、大輔を受け入れるのが辛い。「気持ちいい」なんて感じる余裕も全くなく、ただただ早く終わって欲しいと思いながらやり過ごした……。そもそも、まだ蓮の授乳や睡眠時間に左右されて、美味しいご飯をゆっくり食べる時間もないし、睡眠もこまぎれ。気持ち的にもセックスどころじゃない。食欲と睡眠欲が満たされていないのに、性欲なんてあるはずないよ。何より……横でスヤスヤと寝息を立てている蓮のことが気がかりで、行為に集中できない。起きないかな?とか、声が聞こえてないかな?とか、過剰に心配しちゃうよ。実際に大輔が相当気を遣ってるから起きないと思うし、もし目を覚ましたとしてもまだ赤ちゃんだから意味が分からないとは思うんだけど。母親として、子どもの前でするのは、ちょっと、いやかなり抵抗を感じてしまう……。大輔は、こんな気持ちにならないのかな?それって、父親としてどうなのかな?わからないよ。これは私だけの感情なのかもしれないけれど……。すぐ隣に我が子が寝ていて気持ちはすっかり「母親」モードなのに、夫という存在のために、無理矢理「女」になるよう強制されているようで、すごく嫌な気分になってしまった。(早く、早く終われ!)そんな本心を隠して、気持ちいいかのような演技をしてしまった。義務的で、無感情で、やっつけ仕事のようで、最悪だった。でも、大輔は久しぶりの行為に興奮して、演技だなんてちっとも気が付かなかったみたい。「美咲~!やっぱり美咲は最高だ~~~!愛してるぜっ!」半年ぶりに願いが叶い、超ハイテンション&超ハッピーな大輔。無防備に笑う大輔を見ていると、本当のことはさすがに言えなくて、「うん……私も愛してる」と微笑むしかなかった。もちろん運命の相手だと思って結婚したし、大好きだったのは本当。でも今は……心の中はまったく違うことを考えてた。なんで。なんで、私がこんな思いをしなくちゃいけないんだろう。なんで、しんどいのに、眠いのに、痛いのに、大輔の相手をしなくちゃいけないんだろう?大輔は、スッキリした顔で、ポチポチとスマホをいじっている……。急に泣きそうになった。私は、日中は家事と育児に追われて、息をつく暇もないのに……夜でさえ、夫のために我慢しなきゃいけないの?私、まだ頑張らなくちゃいけない?これから保育園の入園手続きをしなくちゃいけないし、職場復帰のための準備もいる。保育園に入ったら入ったで、最初のうちは蓮が熱を出して急に呼び出されることも多いだろう。イレギュラーな事態に備えて、義母との関係を良好しておくための根回しもしておきたい。だけどこういうこと、大輔は何もしようとしない。私一人が、いろいろな役割を担っていて、しんどいよ。本当は大輔にもっと家事育児を担ってもらいたい。「夫育て」が大事だなんて話も聞く。でも大輔は新しいプロジェクトのリーダーになる話が持ち上がっていて、これからもっと忙しくなるらしい。私は復帰しても当面は時短勤務で給料もダウンするし、あまり強く主張できない。私が家事も育児もやったほうが効率的だってことは、考えるまでもないことだよね……。職場復帰の日が近づく「お義母さん、いつもありがとうございます。いただいてばかりで」「いいのよぉ~!蓮くんに会えて嬉しいわぁ~。もうすぐ保育園なんだから、いつでも頼ってね!」「ありがとうございます。助かります」近くに住む義母と、赤ちゃん用品店へ行き、蓮のお洋服などを買ってもらった。職場復帰をしたら協力してほしいという打診をするつもりが、「お仕事が始まったら絶対に大変だから。頑張りすぎないで、なんでも連絡してね」と先回りして配慮の言葉をもらい、食事をごちそうになったうえ、食材までいただいてしまったところだ。理解のある義母でよかった。私の実家は飛行機の距離のため、義母が近くにいてくれてありがたい。でも……ちょっと無理しすぎたかも。食欲不振と寝不足で疲れていたところに、元気な義母とあちこち歩いて回ったせいか、体調がすぐれない。こんな調子で職場復帰なんてやっていけるのかな……。不安だよ。つづきます。▶︎次話「子どもの泣き声で夫婦の営みを中断。「再開…する?」明らかにやりたくなさそうな妻の顔……こんなの拒絶と一緒だろ」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼大輔編はこちら!【運命の人とレスになりました。大輔編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月11日妊娠・出産は、ママも赤ちゃんも命がけだと言われています。その大変さは、無痛分娩でも共通しているようで……?今回は、ママぺい(@mamapeeei)さんの体験談を描いた人気漫画『無痛分娩で出産した話』から、その後の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!無痛分娩に向けて……本格的な不妊治療にチャレンジ後、1周期目で妊娠が判明し、出産準備を進めていたママぺいさん。ついに臨月を迎えていたある日、彼女が入院グッズの準備をしていると、トイレで“おしるし”を発見します。その後陣痛を感じたことから産院へ向かい、ついに無痛分娩の“麻酔処置”を乗り越えたママぺいさん。担当医の声かけに合わせて、彼女が懸命にイキんでいると……?担当医が叫ぶ!ここでクイズです!この後ママぺいさんは、担当医から“あること”を伝えられます。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントは、ついに出産が終わりを迎えるようで……!?担当医の言葉とは?正解は「頭出るよ!」担当医のアドバイスに驚きながらもイキむのをやめ、ついに赤ちゃんを出産したママぺいさん。その後小さなわが子と対面した彼女は、喜びの涙を流すのでした……!こんなときどうする?担当医のアドバイスに従いながら懸命にイキみ、ついに赤ちゃんを出産したママぺいさん、その奮闘に拍手を送りたいですね……!その後お話でママぺいさんは出産した赤ちゃんと対面し、胸がいっぱいになりながらも喜びを噛みしめます。もしあなたがわが子を出産する立場になったら、どんな気持ちになりますか?※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人ひとりに合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@mamapeeei)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月09日人生で初めての妊娠や出産で、不安や驚き続きだったという方も多いのだそう。もしあなたが妊娠中、予想外の出来事に直面したら……?今回は、ママぺい(@mamapeeei)さんの体験談を描いた人気漫画『無痛分娩で出産した話』から、衝撃のワンシーンをお届けします。無痛分娩に向けて……本格的な不妊治療にチャレンジ後、1周期目で妊娠が判明し、出産準備を進めていたママぺいさん。ついに臨月を迎えていたある日、彼女が入院グッズの準備をしていると、トイレで“おしるし”を発見します。その後陣痛がやってきたことから、タクシーで産院へ向かったママぺいさん。しかし担当医から『子宮口が開いていない』と言われてしまい……?1時間後……子宮口の大きさは?「4cm」だった……ママペイさんは、担当医に「子宮口が開いていない」と言われ、診察台で1時間痛みに耐え続けることに……。その後彼女は無痛分娩の処置へと進み、ついに鬼門の“麻酔”を打たれることとなるのでした……!この漫画に読者は『同じ経験をしたので、とても理解できる漫画でした。無痛分娩は確かに楽ではあるものの、そこに至るまでが拷問なのでもう経験したくないです。』『なんとか4㎝まで開いてよかったですね。1時間も待ったのはすごく長く感じことでしょう。でも自宅まで帰らされなくてよかったですね。』『こんなに拷問のような痛さに変えたのにまだ子宮口が4センチだなんて信じられませんね。かわいそうすぎます。無痛分娩とは思えない辛さです。』など、出産時の辛さに寄り添う声が多く集まりました。出産に痛みはつきもの……無痛分娩という名前でも、子宮口が開くまでは痛みに耐えなければいけないとは知りませんでしたね……。その後お話でママぺいさんは、無痛分娩によって無事に元気な赤ちゃんを出産します。あなたのイメージしていた“無痛分娩”と、どんな違いがありましたか?※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人ひとりに合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@mamapeeei)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月08日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】深夜に泥酔して帰ってきた夫は……運命の相手・大輔と結婚した美咲は、ラブラブな新婚生活を経て希望通り妊娠。何もかもが順調に思えたが、重いつわりに苦しみ……。はあ。ダメダメだ。私。匂いつわりと吐き気で、ろくにごはんも作れないし、部屋の中はぐちゃぐちゃ。ほとんど食べられないから体が弱っているのを感じる。こんな状態でお腹の赤ちゃんは大丈夫なのか、不安にもなる。ずっと横になっているから、大輔とのスキンシップどころか会話も減っている。それでもいつも気遣ってくれて、食べやすいものを買ってきてくれたり、大輔は相変わらず優しい。「ただいまー」「おかえりー……うっ……!」「美咲!大丈夫?料理も掃除もいいから寝てな」「うん。ありがと」大輔が十分すぎるほど気遣ってくれても、楽になるのはほんの一瞬。容赦なく襲ってくる吐き気で、もうトイレに住んじゃいたいくらいだ。でも、これも愛する大輔との赤ちゃんのため。頑張らなきゃ!そんなある夜のこと。リモートで業務を終えて、ソファでウトウトしていると、着信音が鳴った。大輔からだ。「美咲~!ごめん!今夜飲み会になった」「いいよ~。付き合いもあるでしょ?むしろ、ごはん済ませてきてくれると嬉しいな」「ごめんな」「ううん、お仕事だもん。頑張ってね」電話越しに大輔を送り出して、再度ベッドに横たわった。何時間くらい経ったのだろうか……。ガチャンッ!と玄関先から無遠慮な音がして、跳び起きた。ヨロヨロと迎え出ると、いきなり黒い影が襲ってきた。「ただいまぁ~!みさきぃ~!」「きゃっ‼だ、大輔⁉」うっ……‼な、なにこの匂い⁉お酒くさっ……‼酔っぱらった大輔が、今にも服を脱がさんばかりに抱きついてきたのだ。しかも、シャワーも浴びずに……‼アルコールと、どこかの誰かのタバコの残り香と、ギトギトの油の匂いがモワッと襲ってきて、一気に吐きそうになった。うううっ‼アルコールが入るといつもより積極的になるのは知っているけど……最低……!「みさき~。今日も可愛いな~」「ね、ねえ……離れてくれない?お酒くさいの耐えられないんだけど……!」「愛してるよ、みさきぃ~~~♡」「え、やめ……やめて……!」結局、ひたすら拒み通したものの、納得してくれるまで相当の時間を要した。翌朝、何にも覚えておらず、ケロッとしている大輔を見ると、憎しみが込み上げてきた。イライラして何か言ってやりたかったけれど、話し合いもままならないほど、体調は絶不調。大輔への黒い感情で、モヤモヤするよ……。体が拒否しちゃう…数週間後。嘘のようにつわりがおさまり、ようやく体調が安定してきた。食欲も出てきたし、女友達が妊娠を祝う会を開いてくれて、久しぶりに涙が出るほど笑った。そんな私の様子を見てか、あの夜以来、夜のお誘いを控えていた大輔も「解禁」したいみたいだ。「医学的には問題ないみたいだよ。妊娠中のセックス」なんて、ネットで検索したソースまで見せてきて、したそうにしている。妊娠して数ヵ月はしてないんだから、無理もないんだけど……。でも……したくない。なんでだろう?自分でもわかっていた。それは、胎動をポコポコと感じるようになったから。今は、赤ちゃんが心配でセックスをする気になれないのだ。あんなに大輔としていたし、したかったのに、どういうわけか性欲も湧かない。だから、「今日、どうかな?」と、寝る前にキスをされると、体が拒否してしまう。このキスは、私たち夫婦の「しよう」の合図だから。「できないことはないけど……お腹の赤ちゃんが心配だし」「そっか。じゃあ、やめとこう。美咲の体と赤ちゃんが一番大事だもんな」あの夜のことが嘘のように、優しい大輔。私に気を遣って平気なフリをしているけれど、へこんでいることは知っている。かわいそうに思い、たまにOKすることもあった。でも……。「痛いっ!」「あ、ごめん」「なんか胸が張ってるみたい」触られても前みたいに気持ちよくなれないし、お腹の張りも心配だしで、気を遣わせてばかりのセックスになってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱい……。私に、性欲があまりないのも原因だろう。心なしか、大輔が落ち込んでいるような気がする。大輔はどう思ってるのかな?キスは「しよう」の合図だったのに数ヵ月後、仕事の引き継ぎを全部終えて産休に入った。「子育ては大変よ~!でも、美咲さんなら大丈夫!」「かっこいい旦那さんと美咲さんのお子さん、楽しみです!」同僚や後輩に励まされながら、会社を後にした。仕事では辛いことや悔しいこともたくさんあったけれど、職場環境に恵まれた私は、本当に幸せ者だと改めて思った。これからしばらくは、愛する大輔との赤ちゃんを守るのが仕事だ。一緒に頑張ろうね。赤ちゃん。翌週。私は1人で、赤ちゃん用品店へ出かけた。「よぉし!生まれたらお世話で買い物も大変って聞くから、今のうちに巣ごもり対策するぞー!」赤ちゃん用品のお買い物、消耗品、あとは……授乳ブラや産後のショーツかな。そういえば、妊娠後期に入ってから、大輔に求められることがなくなったっけ……?ずっと断ってばかりだったから、傷つけてしまったのかもしれないな。赤ちゃんが心配な気持ちはわかってほしいけど、いつも断られたら悲しくもなるよね……。思えば、妊娠初期のあの夜のことも、私がナーバスになっていただけかもしれない。なんか冷静になれてない?産休に入って、気持ちに余裕が出てきたからかな?たまには……私から誘ってみようかな。「ねえ……大輔」その夜。私は遠慮がちにベッドに腰掛けて、ベッドに横たわってスマホをいじる大輔に、そっとキスをしてみた。大輔にはわかるはず。だって、キスが私たちの「しよう」の合図なのだから。でも……。「美咲。ごめん。今はそんな気分じゃないんだ」「え……?」なんで?私の質問を遮るように、背中を向ける大輔。なんとも言えない不安に襲われた。あれ……?なんでだろう?この気持ち。何かが、何か大切なものが、音を立てて崩れていく気がする……。つづきます。▶︎次話「ごめん押し倒したとか覚えてないわ。セックスを拒否し続けた妻が、ある夜いきなりキスしてきて…」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼大輔編はこちら!【運命の人とレスになりました。大輔編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月07日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】運命の出会い大手総合化学メーカーで営業マンとして働く30歳の大輔。一目惚れした美咲に猛アプローチして交際、幸せな結婚生活を手に入れた……そう思っていたけれど。控えめに言っても、どストライク。それが、美咲の第一印象だった。新卒で入った会社で、がむしゃらに営業畑を突っ走って8年。「向いてないんじゃないか」と悩んだことも多々あるが、試行錯誤を重ねた結果、それなりの好成績も出せるようになり、部下もついてマネジメントを任されるまでになった。今では天職だと思ってる。でも20代は少々仕事を頑張りすぎたのかもしれない。彼女ができてもすぐにフラれてさ……「えっ?斉藤さんたち、結婚するの⁉」「はい。あれ?大輔さん、知りませんでした?」気づけば同じ大学の友人だけでなく、後輩や部下までもが結婚ラッシュというオチだ。そろそろ、結婚もいいかもしれないな。周りに触発されて、そう思った矢先だった。斉藤さんに美咲を紹介されたのは。「斉藤さん。上がり?いいなあ。帰ったら誰かがいる生活って」「え?大輔さん、彼女欲しいんですか?仕事一筋なのに?」「そりゃ、まあ。俺ももう30だし?考えるよ。あ~!出会いないかなあ」「じゃあ……今から私の友だちに会います?」「はっ?え?ちょ……」斉藤さんには悪いが、俺は全然乗り気じゃなかった。というのも、結婚もいいなと思ったのは、営業という仕事柄、話のネタになるとチラッと思っただけ。それに、そろそろ人肌恋しい……なんて単純な性欲が大半かもしれない。そんな不純な動機だったからこそ、美咲との出会いは衝撃的だった。「初めまして。美咲です」控えめに言っても、どストライク。素朴で可愛い。化粧品メーカーに勤めているせいか、肌がすごく綺麗だし、凛とした雰囲気が自立した女性……という感じだ。誰でもいいとかじゃなくて、結婚するならこの子がいい、俺がこの子を守りたい。そう強く思い、気づけば声をかけていた……。「良かったら飲み直しませんか?」「えっ?」驚いた顔がまた可愛い。「……すみません。私、男の人に慣れてなくて。飲み直しじゃなくて行ってみたいカフェバーでもいいですか?」「もちろん!俺も、女性とこうして2人でどこかに行くのは3年ぶりですよ」「そうなんですか!意外」「俺の方こそ意外ですよ(笑)」営業でトークスキルを学んでおいてよかったと、これほど強く思ったことはない。その夜は、終電ギリギリまで話し込んだ。話せば話すほど好きになるとはこういうこと。それから、恋人まで発展するのに時間はかからなかった。告白も、デートも、ケンカした時の仲直りも、そしてプロポーズも……美咲のお気に入りのカフェバーだった。俺にとって、最高の女性だ。体の相性も抜群で、初めてしたときはちょっと驚いた。いつでも受け入れ態勢でいてくれるし、ときにはびっくりするほど積極的なところも可愛い。俺は酒を飲むと性欲が湧くタチだが、そこも快く受け入れてくれ、お互いに満足しているのがわかった。でも、この頃の俺は、数年後に美咲とあんなことになるなんて予想だにしなかった……。妊娠は嬉しい。でもセックスは……できない?1年後、俺たちは結婚した。「おかえり~!」帰宅すると、当たり前に美咲がいる。それが、営業で疲れた俺の唯一の癒しだった。毎週日曜日は、なんとなく「一週間頑張ろう!」の意味を込めて、セックスしている。そんな週末の夜、美咲がこう切り出した。「ねえ、そろそろ赤ちゃん欲しいな」「この癒しの存在がもう一人増えるのか?最高じゃん」「癒しの存在?」「なんでもない(笑)」それからというもの、美咲は以前よりもっと積極的に求めてくるようになった。この頃の俺は、「幸せ過ぎる~」と、美咲の前で心の声が漏れることもしばしば。最愛の女性と結婚して愛し合い、仕事も充実している。こんな幸せがあるだろうか。しばらくすると……「陽性だ!大輔、赤ちゃんできたよっ!」「やったな!美咲!」俺たちの赤ちゃんはどんな顔なんだろう?美咲に似て色白な女の子か?それとも、俺似の男の子か?どっちに似てもかまわない、絶対に可愛い子が生まれるだろう。ただ……妊娠が判明してから、1ヶ月以上ご無沙汰になっている。妊娠初期はまだ不安定な状態だと聞いた。まだ見た目には何の変化もないけれど、美咲のお腹には赤ちゃんがいるのだ。前みたいにセックスして大丈夫なのか?つい心配になってしまう。思わず、仕事の休憩中に「妊娠中セックス」で検索していた。そのときだった。「赤ちゃんできたんですよね?美咲から聞きましたよ!」「うわああっ!」部下の斉藤優香だ。急に話しかけるから……「スマホ落ちましたよ。ん?」「あ……これはその……」やば……。「妊娠中セックス」の検索結果が表示されたスマホ画面を、斉藤さんが凝視している。あ~……穴があったら入りたい……!でも、そこは既婚者で、すでに一児の母である彼女。しかも、美咲の親友だ。妊娠判明後に美咲はすぐ彼女に報告していたから、秒で察したようだ。「医学的には大丈夫みたいですよ。妊娠初期の流産は、ほとんど赤ちゃん側の原因が多いっていうし」「へえ……」「でも、妊娠初期っていろいろと不安定だから、もしセックスして流産したら“セックスが原因なんだ”って自分を責める人が多いらしいですよ」「じゃあ、やめとこ。美咲と赤ちゃんにもしものことがあった時、美咲に自分のこと責めて欲しくないし」「さすが先輩。もう心はパパですね!」とは言ってみせたものの……見た目には何の変わりもなく可愛い美咲を見ていると、どうしてもソワソワするのが正直なところなのは、黙っておこう。つづきます。▶︎次話「「え、やめ…やめて…!」飲み会帰りで酔った旦那が妊娠中の妻を押し倒して…う、酒クサッ!!」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼美咲編はこちら!【運命の人とレスになりました。美咲編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月06日この記事では、2023年7月に妊娠を発表した芸能人や有名人をご紹介! 妊娠・出産時期が自分と近い芸能人や有名人には、なんとなく親近感がわくものですよね。永島優美さん、福田 萌さんなど、多方面でご活躍中の方々からおめでたいニュースが届きました。アナウンサー、タレントなど、6名の妊娠のニュースをお届けします。 妊娠発表浦野一美(37歳)元AKB48・タレント 妊娠発表:2023年7月8日(1人目) 出産予定:秋ごろ ブログ・SNS:Instagram(@cindy.cinderella)大久保涼香(43歳)フリーアナウンサー 妊娠発表:2023年7月11日(1人目) 出産予定:秋ごろ ブログ・SNS:Instagram(@sayaka_okubo0)永島優美(31歳)フジテレビアナウンサー 妊娠発表:2023年7月20日(1人目) ブログ・SNS:Instagram(@yuumi_nagashima)宮崎宣子(43歳)フリーアナウンサー 妊娠発表:2023年7月20日(1人目)出産予定:10月中旬ごろ ブログ・SNS:Instagram(@miyazaki_nobuko)ゆん(28歳)YouTuber・ヴァンゆん ※夫はシルクロード(28歳)YouTuber・Fischer’s 妊娠発表:2023年7月29日(1人目) ブログ・SNS:Instagram(@yuntaaam_s2)福田 萌(38歳)タレント ※夫は中田敦彦(40歳)お笑いコンビ・オリエンタルラジオ 妊娠発表:2023年7月30日(3人目)出産予定:年末ごろ ブログ・SNS:Twitter(@fukudamoe)気になる芸能人や有名人はリストの中にいましたか? 同じくらいの妊娠週数だったり、わが子と近い月齢の赤ちゃんが登場したりする芸能人のブログには、マタニティライフや子育てのヒントがあるかもしれません。家事や子育ての息抜きにチェックしてみてはいかがでしょうか。
2023年08月05日誰しも、“実際に体験するまで知らなかったこと”があるかと思います。そのタイミングが、初めての妊娠・出産だったケースもあるようで……?今回は、ママぺい(@mamapeeei)さんの体験談を描いた人気漫画『無痛分娩で出産した話』から、その後の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!無痛分娩に向けて……本格的な不妊治療にチャレンジ後、1周期目で妊娠が判明し、出産準備を進めていたママぺいさん。ついに臨月を迎えていたある日、彼女が入院グッズの準備をしていると、トイレで“おしるし”を発見します。その後陣痛を感じたことから産院へ向かい、ついに無痛分娩の“麻酔処置”を乗り越えたママぺいさん。さらに人工破水の処置をしたことで、ここからお産が一気に進み……?ここでクイズです!この後ママぺいさんは、助産師に“あること”を注意されます。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?3コマ目のママぺいさんの様子がヒントになっているようで……?助産師の注意とは?正解は「目は閉じないで!」助産師のアドバイスに従いながら、懸命にイキみ続けるママぺいさん。そしてついに、元気な赤ちゃんを出産するのでした……!こんなときどうする?イキむ際に目を閉じてはいけないなんて、実際に出産を体験しないとわからないものですよね……。その後お話でママぺいさんは、ついに出産した赤ちゃんと対面し、喜びの涙を流します。もしあなたがわが子を出産する立場になったら、どんな気持ちになりますか?※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人ひとりに合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@mamapeeei)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
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