子どもたちが大好きな長いお休みである夏休み!そこで、夏休みのこの時期を充実させるためのアイデアをこれまでの記事からピックアップ。子どもの「勉強・片づけ・手伝い」に分けて紹介します。■ 子どもが進んで勉強する部屋づくりと学習工夫するだけでOK!子どもが自ら勉強しやすくなる部屋づくり子どもが自らすすんで勉強してくれるようになったらいいですよね。勉強を自分でするような工夫は何でしょうか?実は、子ども部屋の環境も関係しているそう。どんな工夫をすればよいのか、一般家庭のアイデアから解説します。読書で塾に通わずに学力UP!子どもを「本好き」にする部屋づくり松永暢史氏の著書『できるだけ塾に通わずに、受験に勝つ方法』(扶桑社刊)では、本を読む習慣が子どもの学力アップに役立つことから解説していきます。効果的な子どもを本好きにさせるお部屋づくりのコツは必見です!記事はこちら安全性、勉強、コミュニケーション。これが、子ども部屋をつくる時に重視するポイント3つ。家庭の教育方針により子どもの部屋づくりは様々。今回は知り合いのパパさんとママさんに協力してもらい、意見のリサーチ子ども部屋をつくる時にどんな点を重視したのか、そのポイントを3つご紹介。記事はこちら《そのほかのおすすめ記事》>永遠のテーマ!? 「子ども部屋いる・いらない問題」を真剣に考えた記事3本【日刊Sumaiまとめ】>悩みも解消!子ども部屋に「なまえのチカラ」を飾って子どもをポジティブに!>良い子ども部屋って?実例に学ぶ「自立した頭の良い子」が育つ部屋とは最近よく聞く「リビング学習」、効果が出る知っておきたいポイント「リビング学習をしている子は成績が上がる」とか「リビング学習は、家庭学習を定着させやすい」などと言われるようになってから久しいですね。今では、塾講師もその効果を実感しているそう。今まで実践してきたけれど上手くできていない、これからやってみようかな?と思っている方、必見!ちょっとしたポイントを抑えるだけでリビング学習の効果が出る方法があるんです。元塾講師が教える!「リビング学習」を効果的にできるコツ3つせっかくリビング学習を取り入れるなら、成績アップしたいですよね。元塾講師も実感した効果的なリビング学習のコツを3つご紹介します。記事はこちらママのイライラも解消!子どもが「リビング学習」しやすい間取りづくりリビング学習を実践した北欧インテリア&暮らしやすい収納を中心にブログ 『めがねとかもめと北欧暮らし』で人気のMIさんの実例から。家事に忙しいママでも今から真似したいポイントは要チェックです。記事はこちら《そのほかのおすすめ記事》>塾なしOK!でも家庭教師に丸投げはNG!家庭教師とは「リビング学習」で>つまずきサインをすぐ発見!“リビング学習”最大のメリットは親の「気づき」【計算編】>質問未満のつまずきサインをすぐ発見!“リビング学習”最大のメリットは親の「気づき」【漢字編】娘2人を「東大現役合格」させたスーパーママから学ぶ!イライラして、つい子どもにガミガミ言ってしまう……。これが案外大きな悩みだという人も少なくないはず。そんな悩みが解消できる、娘2人を東大現役合格させたスーパーママでもある江藤真規さんの著書『ママのイライラ言葉言い換え辞典』(扶桑社刊)から、「イライラ言葉」を「 ポジティブ言葉」に変えるヒントが満載です。娘2人を「東大現役合格」させたスーパーママに聞く!“イライラ言葉”を“ポジティブ言葉”に変える方法。親子で気分が悪くなる日々から脱却するためには、まずは大人から現実を見つめて言動を変えるのが近道。記事はこちら《関連記事》>娘2人を「東大現役合格」させたスーパーママに聞く!“イライラ言葉”になる7つの原因とは?>娘2人を「東大現役合格」させたスーパーママに聞く!コミュニケーションはI(私は言葉)とEYE(目で示す)で!>娘2人を東大現役合格させたスーパーママの「魔法の言葉かけ」って?《そのほかのおすすめ記事》>勉強できるだけの子でいいの?「地頭のよさ」は親子の会話で育つ!?・その2>文章力向上、英検合格…。小学生の子ども達に「公文式」を続けさせて感じたメリットとは?次ページ>子どものお片付け・躾け(しつけ)の方法
2018年08月13日子どもは小学校へ上がるころになると、大概のことはひとりでできるようになっていると思います。自分でできることは自分でさせる、親はなるべく手を出さない、この姿勢が大事になってくるのではないかしら。とはいっても、お母さんたちにとっては、なかなか難しいことかもしれませんね。イライラしながら子どもを待つより自分が手を貸したほうが、てっとり早いので、つい世話を焼きすぎてしまうママも多いと思うのよ。赤ちゃんのころから面倒を見てきたんですもの、自然に体が動いてしまうお母さんもいるでしょう。でもね、子どもは面倒を見られるだけではなく、面倒を見たいという気持ちも持っています。弟や妹が生まれると、最初はヤキモチを焼いて意地悪をしていた年長の子が、自然に下の子の世話をするようになるでしょう?ひとりっ子の場合なら、パパやママが困っているときになぐさめてくれたり、役に立とうと子どもなりに動いてくれたりすることがあるのではないかしら。子どもは親から一方的に面倒を見られるだけではなく、面倒を見る能力もあるし、見たいという気持ちもあるんですね。大人が思う以上に、いろいろなことができるのよ。それなのに、親が先回りして何でもやってしまったら、せっかくの子どもの力が発揮できません。「役に立ちたい!」という思いやりの心や、「自分でやってみたい!」という意欲を育てるチャンスを奪うことになりかねないの。基本的に人間というのは、みんな「だれかの力になりたい」という気持ちを持っています。人に感謝されるとうれしくなるのは、そのためです。子どもだって同じですよ。それどころか、大人より子どもたちのほうが、ずっと人の役に立ちたいと願っているのではないかしら。いまの子どもは勉強に追われて、家のお手伝いをする時間が、とても少ないわよね。昔はきょうだいが多かったし、電化製品もないから家事も大変で、子どもは当然のように自分のできる仕事を引き受けていました。家のお手伝いをすると、家事ができるようになるのはもちろんですが、家族のために役立っているという実感が持てたり、家庭に一体感が生まれる、といった良い面があるのよ。 子どもは、お手伝いをすることで「家族の一員として自分も役に立っているんだ」という自信を持つことができるし、何よりも人に感謝されるよろこびを実感できます。家族に「ありがとう」といわれるうれしさ、誇らしさをもっとたくさん子どもたちに感じてほしいと思いますね。赤ちゃんのときは、すべての面倒を親に見てもらわないと生きていけない子どもですが、小学生ともなれば大人が思う以上に何でもできます。失敗もするでしょうけど、それも経験…。親は手を貸さず、なるべく自分でやらせるようにしたり、お手伝いの時間を積極的につくってあげたりして、子どもの思いやりや意欲を引き出してあげてほしいのよ。子どもには可能性がいっぱいです。その力を信じて、子どもたちの素敵な部分を伸ばしていくよう親が見守っていくことが大事なのではないかしらね。 ※もうすぐ!※あなたの運命が動き出す◆今から準備しておくべきこと
2018年06月29日子どもが小学生になるころに考える「お小遣い」について。お手伝いをやったらあげたらいいのか、毎月決まった金額をあげたらいいのか、それとも必要なときにあげるほうがいいのかは迷うところ。そこでパパママ世代に子どものお小遣いについて聞いてみました。Q.お子さまのお小遣い、どうしてる?1.月に1回など定期的にあげる 31.0%2.必要なときに応じてあげる 31.6%3.毎日あげる 0.2%4.お手伝いをしたときなどにあげる 14.4%5.その他・あげていない 22.7%必要なときに応じてあげるという人と、月に1回など定期的にあげるという人がほぼ同率。また、あげていないという人も22.7%いました。子どもの年齢に応じて、お小遣いのあげ方を変えている人もいました。■月に1回のお小遣い制で計画的に使うことを身につけるお小遣い制にしている人の多くが、計画的に使うと言うことを学んでほしいと思っています。限りあるお金を何にいくら使うかは自分でよく考えるべきだということのようです。「いちいち、これしたら何円? あれしたらいくら? と心からの手伝いではなくなってしまったので、手伝いをする前提で月1回のお小遣いにしました。このほうが、計画的な使い方も学べるし、買い物ついでにおねだりされることも減りました」(山口県 30代女性)「中学1年の息子がいますが、月2000円のお小遣いです」(茨城県 50代女性)「月に1回おじいちゃんの家に行ったときに必ずもらうので、親の私たちからはあげない」(東京都 40代女性)「高校から月1万円。そこから携帯代を引いた残りが月のお小遣い。主人の提案です」(滋賀県 50代女性)「2年生は200円。5年生は500円。中学1年生は1000円。家の手伝いをするのが約束です。漢検や英検、プールの級などが上がったらご褒美でお金をあげています」(千葉県 40代女性)「小4ですが基本毎月500円。お風呂・トイレ・床掃除のお手伝いは1回100円です」(千葉県 40代女性)「かなり迷いましたが、2年生からお小遣い制にしました。やるべきことをきちんとやっていること、使うときは事前に言うこと、お小遣い帳に記入することが条件です。3年生になって、ほとんど口出ししなくても自分で管理できるようになりました」(沖縄県 40代女性)■必要なときにその都度必要な金額をあげるお小遣いだと何に使ったのかわからないこともあります。そこで、欲しいものができたときには、親に何にいくら使うのかを伝えてからお金をもらうというスタンスを取っている親子も。「必要なときに渡しています。買ったもののレシートとお釣りを返してもらうというルールを作って、ちゃんと守れたら100円のご褒美をあげています。もちろん、その100円はお小遣い帳をつけて自分で管理しています」(三重県 40代男性)「小学生の息子にはお祭りなどのときにあげています。中学の娘にも必要なときにだけ」(北海道 40代女性)「本人がやりたいスポーツや習い事、塾などでかなり出費しています。本人も父親が自分のためにたくさんお金を出してくれていることを自覚しているので、お小遣いはなしです。欲しいものがあればその都度交渉してきます」(神奈川県 40代女性)「中学1年と小学4年生の姉妹ですが、必要なときに必要なだけあげています。あとは、お年玉を自分で管理して使うようにしています」(徳島県 40代女性)■お手伝いの金額をまとめて月末にあげるお手伝いをしたらあげると言う人も多くいました。でも、そのつど渡すのは結構大変! そこで月末にまとめてお給料のようにして渡す人もいました。「お手伝いの内容ごとに金額を決めていて、お手伝いをしたらカレンダーに書き込み、月末に精算して渡しています。大体が10円未満なので、平均月200円くらいです。小2ですが、それを毎月貯金箱に入れて貯めています。おやつは家で用意しますし、文房具なども親が買っているので特に困っていないようです」(三重県 30代女性)Q.お子さまのお小遣い、どうしてる?アンケート回答数:13133件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年06月18日我が家は上の子が小学生、下の子も年中になり、ほとんどのことが自分でできるようになりました。今、気になるのが「お手伝い」について。自分から積極的にやってほしいと思うものの、お願いしてみると「今、遊んでるからダメ」「疲れているから」と断られることが多く、どうやったらお手伝いしてくれるの?というのが悩みです。あんふぁんWeb読者に「子どものお手伝い」についてアンケートを取ったところ、「子どもにお手伝いをさせている」のは全体の92%! 予想以上の多さにびっくりです。(※2018年1月19日〜2月2日実施のあんふぁん読者Webアンケートより。回答数271)子どものお手伝い、第1位は「食事前の準備&後片付け」、2位は「洗濯物を干す、たたむ」最も多かったのは、食事前の準備と後片付け。料理をしている時間に、先に準備をしておいてくれたら、とても楽ですよね。洗濯物も、たとえば自分の洋服だけでもたたんでくれれば、ありがたいのが本音です。個人的に一番やってほしいのが、3位の部屋の掃除。片付け上手な方は必ず「寝る前と家を出る前、物を元あった場所に片付けておく」と言います。掃除は最悪やらなくても明日に響かない…という甘えもあるので、ぜひ掃除は子どもに手伝ってほしいところ。ランク外には、「カーテンの開け閉め」「布団の上げ下げ」「玄関掃除」「下の子の世話」「ペットの世話」などもありました。「カーテンの開け閉め」や「玄関掃除」は、とても簡単なので、とっかかりとしては良いお手伝いだなと思いました。お手伝いに「報酬やメリットをつける」は1/4程度! 7割以上が、報酬&メリットなしでお手伝いを成功させているお手伝いに報酬やメリットがあるようにしているのは、全体の1/4程度。こちらは案外少ないような…。・手伝い1回1ポイントで、10ポイント貯まったら子どもの好きなことをさせる(未就学児と小2、パート・アルバイト)・お手伝い表を作り、お手伝いごとにシールを貼る。それだけで嬉しいようです(年中、専業主婦)・ゲームする時間を増やす(3歳と小1、専業主婦)・いつもは牛乳かお茶だけれど、お手伝いをしたらジュースを飲んでいい(0歳と年中と小1、専業主婦)・お手伝いを10回したら、好きなおやつをひとつ買ってあげる(2歳と年少、専業主婦)・ お小遣いをあげる(10円〜500円)(小3、フルタイム)お小遣いは「1月分をまとめて」、また「1日ごとにあげる」と言う人も。ポイント制にして、おやつや好きなものを買ってあげたり、夕飯のリクエストをさせてあげたりと家庭によってさまざまです。子どもがお手伝いに積極的になるよう「感謝の気持ちを伝える」「ほめる」を忘れない!Q.子どもがお手伝いを積極的にしてくれるように、「していること」「かけている言葉」は?・掃除機をかけてくれ多少ほこりが残っていても、「すごくきれい!ありがとう!」と大げさにほめる。できていないところは、『次、ママもやりたいな♪』と言って仕上げをする。完璧にやれていなくても、感謝するようにしています(年少と小1、専業主婦)・「今これをやってくれたら、後でゆっくり遊べるなぁ」とメリットを伝える(0歳と年中、パート・アルバイト)・「一緒にやろう」と誘うようにする(1歳と4歳、フルタイム)まず一番は、感謝の気持ちを伝えること。次に「手伝ってくれたら、どんないいことがあるか」を伝える、そして子ども任せにせず一緒にやるというのも、やる気を引き出すポイントのようです。忙しいと、ついつい「一緒にやると面倒だな」と思いがちですが、ここはグッと我慢して、最初だけでも手伝ってあげると良いのかもしれません。・やる気がないときは兄妹で競わせる。年が離れていても競争心むき出しでやってくれます!(笑)(2歳と年長、専業主婦)・できなくても、やりたければやらせるようにしている。段々上手になってくるので、やりたい気持ちを折らないことが大事と思い、イライラしてもなるべく耐えるようにしている(2歳と年中、専業主婦)・「やってみたい?」と聞いてやりたければやらせる。やりたくない時は強制しない(2歳と年少、専業主婦)競争相手は兄弟で競わせるのはもちろん、自分が相手になってもいいですね。負けず嫌いの子なら、きっと頑張ってくれそうです。そして「イライラしない」「強制しない」のも大切です。イライラしながら、無理やりやらせても長続きしません。お手伝いすることで、親が楽になり、子どもも自立し思いやりの気持ちがもてるようにQ.子どものお手伝いで「良かったこと」「子どものためになった」と思うことは?・自分のことだけでなく、相手のことも思いやれるようになった(年少と小1、専業主婦)・次に何をすればいいか、先が見渡せるようになる(年中、パート・アルバイト)・積極的に人に親切にできるようになった(0歳と年中と小1、専業主婦)・人に何かをしてもらったら、逆にしてあげる。助け合う気持ちが分かるようになった気がする(年少、パート・アルバイト)・達成感を持つようになった(2歳、専業主婦)子どもにお手伝いをさせることは、「親が楽になる」「負担が減る」だけでなく、「子ども自身の成長」、そして相手を思いやり気づかう「心の成長」を感じている親が多いと知りました。・料理を手伝うことで、夕飯のメニューの相談への答えが具体的になり、魚の内臓など仕組みについて知るようになった(小3、パート・アルバイト)・偏食&少食だったのが、お手伝いした日は、ふだん食べない野菜なども食べてくれます(1歳と年少、専業主婦)・洋服がきれいにたためるようになった(年中と小1、専業主婦)・自分のことは自分でやる習慣が身につく(0歳と年中、パート・アルバイト)・家族の一員として、お手伝いが当たり前という考えになっている(3歳と年長と小3、専業主婦)洗濯物をたたんだり料理を作ったりすることは「自立」につながり、それ以外のお手伝いも社会人の「常識」にも通じる部分でもあります。お手伝いは、大人に必要なことを少しずつ学んでいく階段なのかもしれません。アンケート結果を見て、改めて「わが子にもぜひお手伝いをさせたい!」と思いました。まずは食事前にはしを並べる、カーテンを開けることからスタートして、「やりたい気持ち」を大事にしながら、少しずつお手伝いを増やせていけたらと思います。<写真・文:フリーランス記者武田由紀子>
2018年02月15日年末は大掃除の季節。普段掃除をしないところも、一気にきれいにしてしまいたいですよね。でも、ママからは「子どもがいるとなかなか掃除に集中できない」という声もあるようです。そんなときには子どもにも上手にお手伝いをしてもらって、親子で家中ピカピカにしてしまいましょう。■専用のお掃除グッズをそろえて子どものやる気アップ子どもに楽しみながらお手伝いをしてもらうコツは、大掃除を「イベント」にしてしまうこと。「この日に大掃除をしよう」と予定を立てたら、まずは子ども専用の掃除グッズをそろえましょう。子ども用のエプロンやマスク、雑巾なども、最近では100円ショップにもかわいらしいものがたくさんそろっています。ぜひ親子で一緒に買い物に出かけて、子どもにお気に入りグッズを選ばせてあげてください。自分専用グッズを持つことで、子どもも、大掃除への興味がぐっと高まります。道具の使い方なども、この機会に教えてあげられるとよいですね。■小さい子には、掃除の基本・ふき掃除から未就学の子どもでも取り組みやすいのが、ふき掃除です。まずはテーブルや棚など、ふきやすいところからお手伝いをお願いしてみましょう。ふき終わったら「きれいになったね!」とたくさんほめてあげて。ふき掃除が上手になったら、窓ふきや床の雑巾がけをしてもらいましょう。窓や床のふき掃除はきれいになる様子が分かりやすいので、子どもも達成感を得られるはず。掃除の前に、雑巾に顔を描いておくのもおすすめです。「雑巾さんは、顔が黒くなるとうれしいんだよ」などと声かけすると、雑巾さんを喜ばせようと、ふき掃除を頑張ってくれると思いますよ。■小さな手だからピカピカになる窓のサッシホコリがたまりやすい窓のサッシは、子どもの小さな手なら狭い溝も掃除しやすいので、軍手をはめてこするとピカピカに。指でそっとなでるだけでOKなので、小さな子でも取り組みやすいですね。「ママやパパの手では大きすぎてできないんだ。○○ちゃんにしか頼めないんだけど、いいかな?」などとお願いすれば、きっと張り切って掃除をしてくれるはず。 ■小学生には水回り掃除もおすすめ小学生くらいからは、お風呂場や洗面所など水回りの掃除も任せられるでしょう。子どもが掃除をしている間、ママはほかの場所の掃除に集中できるのもいいですよね。でも、壁や天井など手の届かないところまできれいにしようとして、子どもがすべって転んだりしては大変。「床と浴槽を洗ってね」など、あらかじめお願いしたい場所をきちんと伝えておきましょう。掃除に使うスポンジも、動物型やカラフルなものを選んでおくと、楽しみながらお手伝いをしてくれます。■子どもと一緒のお掃除には重曹&クエン酸子どもに掃除のお手伝いをさせるときは、洗剤の安全性にも気を配りたいですよね。おすすめは簡単に手作りできる重曹スプレー。水100mlに対して小さじ1杯の重曹を溶かし、スプレーボトルに入れればOKです。重曹は食品用のものを使えば、より安心ですね。浴室や洗面所のシンクなど、水回りの掃除にはクエン酸スプレーもおすすめです。目安は水100mlに対してクエン酸が小さじ1/2杯。もしクエン酸がない場合は、食用酢でも代用できます。子どものやる気をアップさせるには、とにかくほめること! お手伝いをしたら、「すごくきれいになったね」「助かったよ」と、少し大げさなくらいほめてあげてください。「ママやパパに喜んでもらえた」と、大掃除だけでなく、日常のお手伝いも進んでやってくれるようになるかもしれませんね。
2017年12月10日こんにちは。 コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男(小3)、次男(年長)、三男(年少)の3兄弟の母です。■料理のお手伝い、余裕がないときノーセンキュー3人の息子×24時間一緒×40日間の夏休み。小学校や幼稚園から「子どもにお手伝いをさせましょう」みたいな課題が出るんですよ。そりゃ手伝ってもらった方が教育的にもいいのは重々承知の上で、正直、手伝ってもらえるとうれしいものと、手伝われるとありがた迷惑なものとあるんですわ。手伝ってもらえるとうれしいものは、「ちょっと2階からアレ取ってきて」って頼むとか、「洗濯取りこんで~」とか、忘れ物系・洗濯系は助かります。(ただのパシリやん)。がしかし、子どもたちが率先してお手伝いしたいのは、やっぱり料理系なんですよね。夕飯を作っていると「やりたい! やりたい!」と下二人が群がってきます。余裕があるときならいいけれど、 急いでる時とかほんっっとマジでノーセンキュー!!思わず一句読めるほど。でも、迷惑だからといって遠ざけるより、 やっぱりやらせたほうが結果的に急がば回れで得するんですよね。この間思わず「へぇ~!」と思ったことがあったんです。■失敗ばかりの次男が、ある日…お昼ごはんにインスタントラーメンを作っていた時のこと。三男がお鍋にスープの素を入れたいって言い出したので次男・三男でやらせることにしたんです。たかがスープの素を入れるだけですが、いかんせん鍋が熱いので、袋に気を取られて腕をやけどしないように注意しなければなりません。私:「腕、気をつけてよ!! 熱いからね」とだけ注意したのですが、三男の横で見ていた次男がそっと注意していたんです。次男:「ほーちゃん、気をつけて。この袋お鍋の上で開けたら、 ムワッ! てなるよ。一度ここで開けてから入れたほうがいいよ」って。何気ない一言だったのですが、私思わず感心したんです。この一言って経験していないと出てこないと思いませんか?自分でチャレンジしたときに、湯気で粉が舞ったり熱かったりしたのを覚えていたんですね~。以前失敗したから、今度は一度鍋の外で封を開けてから入れたほうがいいなって、自分で考えたんだと思います。 些細なことなのですが、生活の中でのトライ&エラー力は次男が一番あるんじゃないかと思います。次男はたくさん割って、こぼして、失敗して、怒られる回数は3兄弟の中でダントツなのですが、その分こうすれば失敗するというサンプルが大量にあるので、生きていく力は長男よりもありそうです。次男がまだ3歳だった頃に、かまぼこをパン切り包丁で切ったことがあったんです(もちろん私がそばについていました)。パン切り包丁で切ってみたいというので切らせてみたのですが、刃を後ろに引いた時に、添えていた指を少し切ってしまったんです。パン切り包丁って刃がギザギザなので、普通の包丁よりも切れやすいんですよね。少し触れただけでピシャッと切れてしまった事を、このあいだ、三男にアドバイスしてたんです。もう、2年も前の出来事をついこの間経験したかのように覚えてたんですね~。体験したことはよく覚えてますね!私は大人になるまでろくに包丁を使ったことがなくて、 社会人になっても玉ねぎのみじん切りの仕方がわからないほどでした。おかげでその後何度も指を切り、ピーラーで小指こそげ落としそうにもなりました…。それに比べたら3歳で包丁を身を持って知った次男はたいしたもんです。■お手伝いさせると、将来ラクできる!?長男にせよ次男にせよ、まさに好きこそものの上手なれで、自分が興味を持ってやり始めたことはどんどん覚えます。長男は魚好きから派生して、魚のさばき方にも興味を持ちました。さばき方を教えてあげたり、動画で覚えたりしてあっちゅー間にできるようになりました。小3のいまではこの夏も釣りに行き、魚の名前も私なんかよりよっぽど詳しく、下処理もひとりで全部できます。 一番最初に教え始めた頃は台所全体が魚臭くなるし、水でびっちゃびちゃになるし、タオルは臭くなるしでいろいろと面倒だったのですが、ここまで来ると私は寝てても魚が下処理されて出てくるので、めちゃくちゃ楽チンです。 今回はますます上達して、後ろ姿はまるで魚屋の大将のようでした。この調子で、長男は魚専門、次男は調理全般で教え込んでいけば…。将来、私は楽チンになるのではともくろんでいます、しめしめ。
2017年08月31日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。みなさんのお子さんは家でお手伝いを楽しんでしていますか?小さいお子さんほど、お手伝いを楽しむ傾向が強いといわれますが……そうはいっても、お手伝いをさせることをためらうママも多いのではないでしょうか。ミサワホームの調査でも、「自分でやった方が早い」「子どもが上手にできない」「教えるのが面倒」などの理由からお手伝いをさせていない親が多いと報告されています。私自身も、時間がないときや心に余裕がないときは「自分でやった方が早いな」とついつい思ってしまいます。ところが、これまでの研究や多くの子育て経験から、お手伝いには子どもの成長を支える大切な役割があることが指摘されています。私も含め“子どもの将来にとってお手伝いの経験は大切だ ”と考える専門家も多くいます。そこで今回は、お手伝いがもたらす3つのメリットをご紹介します。●(1)学習への影響実は、“お手伝いと学習”とのつながりが指摘されています。たとえば、花王の調査では、よくお手伝いをする子は勉強時間が長く、テレビの視聴時間が短い傾向にある ことが報告されています。この結果は、お手伝いをすることによって、“自分の役割を果たす力”や、“時間管理能力”が高まるためではないでしょうか。辰巳渚さんの著書『辰巳渚の頭のいい子が育つお手伝いの習慣』の中では、“お手伝いをすることで本当の学力が育つ ”といった内容が紹介されています(ちなみにここでいう本当の学力とは、集中力、好奇心、積極性などを指すようです)。また、山形大学の横山浩之教授も著書『保育士・幼稚園教諭・支援者のための乳幼児の発達からみる保育の“気づき”ポイント44』の中で、お手伝いが自発的にできない子どもは、小学校高学年以降の学力が苦しくなる ことを指摘しています。こう考えると、“塾などの習い事に行くためにお手伝いができない”という状況はむしろ本末転倒であるように感じます。集中力、好奇心、行動力などが乏しい状態で、塾で学ぶのは非効率かもしれません。お家でのお手伝いでこれらの資質が育てられるのであれば、子どものお手伝いを習慣化させることはメリットが大きいと思います。●(2)自己像への影響お手伝いは、自己像や将来のイメージにも影響することが報告されています。たとえば、国立青少年教育振興機構の調査では、お手伝いを多くする子ほど自己肯定感が高い傾向にある ことが指摘されています。このような結果が得られた理由の1つは、お手伝いをすることで親からほめられる体験が増えるためではないでしょうか。また、自分はやり遂げているという成功体験も大きな要因だと考えられます。お手伝いをすることは子どもにとって誇らしい行動であり、結果的に高いセルフイメージへとつながっていきます。もちろん、自己肯定感が高い子ほどよくお手伝いをしているという影響の方向性も考えられますが、双方向の影響性があると考えることの方が自然です。いずれにしても、「お手伝いをする」という行動は、子どものセルフイメージにプラスの影響を与えているといえそうです。また、花王の調査では、よくお手伝いをする子はあまり手伝わない子に比べて、将来の自分の家庭に対する明るいイメージ(例:将来よい父・母になれる、将来幸せな家庭がつくれる)を抱いていることが示唆されています。“自分で家事ができる”という自信や安心感がそういった明るいイメージをもたらしている可能性が考えられます。●(3)忍耐力や感謝する心が養える子どもにとって、お手伝いは遊びの延長です。ですから、小さいお子さんほどお手伝いに意欲的です。わが家も、最近長男から「お風呂掃除がしたい!」と志願されました。小学生になったら毎日決まったお手伝いをさせたいと考えていたので、それ以来長男にお風呂係をお願いしています。ただ、「楽しそう!」と思って始めたことでもさすがに毎日のこととなると面倒くさい日もあるようです(笑)。お風呂掃除のために、大好きな遊びを中断したり、疲れて動きたくないと感じたりする日もあるからです。ただ、それでも彼をお風呂掃除に突き動かしているのは、ほめられたいという単純な動機だけでなく、「自分がやらなきゃ」という使命感かもしれません。その様子をみていると、お手伝いを毎日続けることは、使命感や忍耐力を育む ことにもつながるように感じます。また、お手伝いをすることで、家事の大変さを理解し、やってもらって当たり前ではない“感謝の心”が育つ ことも息子の言動から感じます。私は、一番身近な家族だからこそ、お互いを思いやり、感謝しあって過ごしたいと思っています。ですから、思いやりの心や感謝の心が育てられることもお手伝いから得られる大きなメリットのように感じます。----------最後になりますが、お手伝いは、年齢が上がるごとにあまりしなくなる傾向があります。文部科学省の調査(全国学力・学習状況調査)では、小学校6年生の約2割が手伝いを「あまりしていない」もしくは「全くしていない」と答えています。さらに、中学3年生になると、手伝いを「あまりしていない」もしくは「全くしていない」と回答する子どもが約4割にも及ぶことがわかっています。年齢とともに自分でできることが増え、今後さらに自立への道を進んでいくにもかかわらず、年齢が上がるごとに家庭でのお手伝いをしなくなるのはどうなのかと疑問を感じます。家事を親まかせにすればするほど、自立した後に子どもは苦しむ傾向にあると思うからです。ですから、私たち親は、どうしたら子どもが楽しんでお手伝いができるか、あるいは年齢があがっても継続してお手伝いができるかを考えていくことが大切ではないでしょうか。いかがでしたか?今回はお手伝いがもたらす3つのメリットをご紹介しました。夏休みはお手伝いを始める絶好の機会です。まだお子さんがお手伝いをしていなかったら、ぜひチャレンジしてみませんか。【参考文献】・『辰巳渚の頭のいい子が育つ「お手伝いの習慣」ー面倒くさがる子をやる気にさせる言葉がけのツボ』辰巳渚・著・『保育士・幼稚園教諭・支援者のための乳幼児の発達からみる保育“気づき”ポイント44』横山浩之・著【参考リンク】・「子どもの行動特性調査<お手伝い>」の調査結果を公表 | ミサワホーム株式会社(PDF)()・「子供のお手伝い」調査 | 花王生活者研究センター(PDF)()・「青少年の体験・生活習慣と意識等の関係」青少年の体験活動等に関する実態調査(平成24年度調査)報告書 | 国立青少年教育振興機構(PDF)()・「3.質問紙調査の結果」平成20年度全国学力・学習状況調査【小学校】報告書 | 国立教育政策研究所(PDF)()・「3.質問紙調査の結果」平成20年度全国学力・学習状況調査【中学校】報告書 | 国立教育政策研究所(PDF)()●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年07月04日「仕事から帰ってくると、正直、疲れていて子どもと関わるのが大変」、「ご飯を作るだけで精いっぱい…」なんて気持ちになるときありませんか。そんなときは疲れていることをお子さんに伝えてみましょう。「今日はママ疲れてるみたい…だからお手伝いしてくれると嬉しいな」そう語りかけることできっと「ママを助けなくっちゃ!」と熱い気持ちになってくれるはずです。ただ、子どもに何かをまかせるってとっても大変なことなんですよね。説明するのにも時間がかかるし、取り掛かっているあいだはちゃんとできているか心配になっちゃうもの。そんなときに便利なのが遠足などで外にもっていくレジャーシートです。レジャーシートを作業場にしてあげよう子どもにお手伝いを任せようと思ったとき、「ちょこちょこ動き回られたら困る」「何やらせればいいのかわからない…」と思うかもしれません。これは、無意識に、子どもの行動範囲=家の広さと考えてしまうからなのです。誰だって子どもが家中を遊び回るとなると、想像するだけでげんなりしますよね。そんなときは、レジャーシートをリビングに広げ、レジャーシートの上でお手伝いをしようねと一言添えるだけでいいのです。それだけで行子どもの動範囲は狭まり、お手伝いができるようになります。シートの大きさ=頼めるお仕事はどんなこと?お手伝いの内容は、シートの中でできる範囲のことにしましょう。例えば洗濯物をたたむ、乾いた食器を同じ種類にまとめるなど、子どもでもできる範囲のことでいいのです。こうすることで、子どもの注意力が散漫になることを防ぎ、見守るのも楽になります。終わりまでの時間を計っておこうまた、子どもに何かをお願いした際に、お手伝いが上手く進まず、時間だけがどんどん過ぎて困ったことはありませんか?そんなときには焦らせるような声かけはせず、そっと見守ることが大切です。最後までやり遂げさせてあげることが何よりも子どもの成長に繋がります。頼んだことを終了するまでの時間を測っておくと、次に何か頼み事をするときにお願いする側も時間が見えるので、ママがイライラすることもなくなります。子どもは大人がしていることを真似したい一心です。子どもだからできない、と考えるのではなく、子どもにお願いすることで、ママは安心して過ごすことができ、子どもはママの真似が出来たとを心から喜んでいます。レジャーシートを使うことで、きっと親子で有意義な時間が過ごせるはずです。
2017年04月22日こんにちは。ママライターのあしださきです。先日、小学校1年の長男が学校で「家のお手伝いをする」という課題を出され、せっせと「何かお手伝いはない?」と母のお手伝いを進んでするという1週間を過ごしました。最もわたしがお願いしやすかったのは、「食事の配膳の手伝い」でしたので、日課のようにやってくれていました。しかし、息子の配膳はいつもご飯の茶碗とお味噌汁のお椀が逆なのです。時には、お箸の持ち手も左右が逆になってしまうこともありました。このことをきっかけに、和食の配膳のマナーを親子で再度見直すべきときであると実感してしまいました。●日本人として、子どものうちから和食のマナーについてはしっかりと身につけてほしい『財団法人ベターホーム協会』による、20代の男女を対象にして行った『子ども時代の「食のしつけ」の実態調査』によりますと、「ご飯は左、汁ものは右に置く」というマナーについて、「子どものころ教えられて、実行もしていた」と答えた人の割合は51.1%。また、「20代の現在も実行している」と答えた人の割合は57%でした。この調査でわかるように、ほぼ半数が子どものころからこのマナーを教えられて実行してきたが、一方で半数はマナーを教えられずに大人になってしまった ということも言えると思います。「そんなマナー、知らなくても別に困らない」と思うでしょうか?果たして、現実はどうでしょうか。今回は、子育てママの親世代(お子さんのジイジやバアバ世代)に調査を行いました。そのリアルな声から、また勉強していくことにしましょう。『息子がまだ大学生だったころ、息子の彼女が家に来て食事を一緒にしたことがあった。彼女がしてくれた夕食の配膳は、箸や茶碗の位置がバラバラになっていて正直びっくり。とてもいい子なんだろうけれど、息子のお嫁さんには何だか心配かも 、という気持ちになった』(60代/2人の息子を持つ母)これは、女の子をお持ちのママたちはしっかり意識しておきたいお話ではないでしょうか。女性の晩婚化、30代未婚女性の増加が著しいという社会問題に直面している現在からさらに20年後の日本を想像してみてください。将来お子さんが結婚を意識する年齢になるころ、ちょっとした「和食のマナー」で彼のお母様から信頼を得られず、せっかくの良縁を逃してしまうかもしれません。今からでも親子で一緒に配膳のマナーを学んでいってみませんか?『接待で料亭に行った際、20代の新入社員の食事のマナーがなっていなくて困る。食事中に音を立てて食べたり、箸の持ち方がおかしい新人もいて非常に恥ずかしい。家で教えられていないのか?常識を疑う 』(60代/会社員・息子1人)食事のマナーというものが、「その人が信頼できる人物か否か」の判断材料になりうるということが分かりますよね。仕事をしていく上でも非常に大切なことです。親が子どもにこうしたマナーを幼い時分から教え、大人になったとき気がついたら身についている、ということが理想なのですが、ご自身がこうしたマナーについて無知であったがために苦労をした、という声も聞かれました。『主人の実家に帰省したときのこと、義母の手伝いで焼き魚を皿に盛り付けていた。しかし、皿のどちら側に魚の頭をおくべきかということを全く知らなかった私は非常に恥ずかしい思いをした。義母にも、「そういうのを実家のお母様に習わなかった? 」と言われてしまった。今では、義母が和食のいろいろな雑学を教えてくれるように。「娘がいたら教えようと思っていたことだから、教えられて嬉しい」と言ってくれている』(30代/2人の女の子のママ)日本の和食のさまざまなルールは、若者にとっては「面倒なもの」と思うこともあると思います。確かにそういう側面もあるかもしれません。しかし、日本人として身につけておかないと恥ずかしいことでもあるのです。●和食のマナーはこれから海外で活躍する際にも必要となるところで、2013年12月に「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことはご存じの方も多いでしょう。日本の食文化が、後の世にも伝えていくべき尊重に値するものの1つであると世界的に認められているということですよね。これからの日本の子どもたちに求められていることで、よく言われているものを挙げると、「国際的感覚を養う」「多様性を認める」などです。これは日本のみにとどまらず、国際的に活躍していける人物を求めている傾向です。日本人が海外に出ていくとき、自分がいかに日本人であるかを実感する生活環境だったり、文化的な知識ももちろん必要であろうと思います。家庭の中でも子どもを育てていく過程で、その一端を担うことができるのではないかと、私は考えています。和食の配膳のマナー、魚の頭を左に向けて盛り付ける、この2つの中にも、非常に奥深い日本の食文化の歴史を学ぶことができます。ぜひご家庭で、楽しみながら親子の時間のひとつとして一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・20代の男女に聞く子供時代の「食のしつけ」の実態調査 | 財団法人 ベターホーム協会(PDF)()・「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました! | 農林水産省()●ライター/あしださき(元モデル)●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年03月13日「ぼくも(わたしも)一緒に包む!」「お手伝いしたい!」餃子を作る準備を始めると、子どものそんな声が聞えてきませんか? 子どもにお手伝いしてもらうなら、水餃子がおすすめです。焼き餃子と比べると水餃子は包み方もそんなに気にならないし、油も使わないので安心です。今回はシャキシャキとした食感に思わずお箸が止まらなくなる、レンコン入り水餃子のレシピをご紹介します。お子さまと肩を並べて楽しく包みながら、料理のいろはや、食材の話をすれば、一緒に食育の授業にもなっちゃいますよ。■レンコンの水餃子調理時間 15分 1人分 210 Kcalレシピ制作: 家庭料理研究家 近藤 瞳<材料 2人分>豚ひき肉 60gレンコン 5cm白ネギ 5cm ショウガ(すりおろし) 小さじ1/2 砂糖 小さじ1/2 しょうゆ 小さじ1/2 オイスターソース 小さじ1/2 ゴマ油 小さじ1/2 塩コショウ 少々餃子の皮 12枚 しょうゆ 小さじ1 柑橘汁 小さじ1~1.5<作り方>1、レンコンは皮をむき、半量をすりおろして、残りはみじん切りにする。白ネギはみじん切りにする。2、ボウルに豚ひき肉、(1)、<調味料>の材料を全て入れて、粘りが出るまで混ぜる。餃子の皮にのせる。餃子の皮の縁に水を薄くつけて包む。3、鍋にたっぷりの熱湯を沸かして、(2)をゆでる。餃子が浮いてきたら、そこから2~3分加熱して、網じゃくしで引き上げる。<つけダレ>の材料を混ぜ合わせて、添える。つけダレの材料にある「柑橘汁」ですが、すだちやライム、レモンなどはもちろん、ポン酢1本でも代用できますよ。お子さまが酸味が苦手なようなら、しょうゆにごま油を少し垂らしてみたりと、いろいろアレンジしてみてくださいね。
2017年03月12日お手伝いは子どもの生活力を育む良い機会となりますが、この20年で子どものお手伝い参加率は減少しています。お手伝いしないことが当たり前になると、何もできないまま成長してしまいます。お手伝いすることのメリットを知り、習慣化させるためのポイントをおさえておきましょう。子どものお手伝い参加が減少している理由お手伝いへの子どもの参加はなぜ減少しているのでしょうか?まずは、家事を手助けする製品やサービスの充実により、そもそもの家事の総量が減っていることが影響しています。さらに親の負担が減る中、子どもは塾や部活動などで家にいる時間が減っています。帰宅後も、宿題、夕食、入浴をするとあっという間に就寝時間となりお手伝いに参加する時間が取りづらいという理由があげられます。他にも、手伝ってもらうことで余計に時間も手間もかかってしまうということで、あえて親がお願いしないということもあるでしょう。お手伝いをすることで得られるメリットお手伝いをすることは、家事ができるようになるだけではなく色々なメリットがあります。1.責任感や自己肯定感が育つお手伝いを任せられると子どもは責任感を持つようになります。また、お手伝いを行い親に感謝されることで、自分に自信を持つことができるのです。2.自立につながるお手伝いが習慣化することで、自然と家事の流れを覚え自分の身の回りは自分でできるようになります。自分で生きていく基礎力を、幼児の頃から身につけましょう。3.親子間のコミュニケーションになるお手伝いをさせることで余計な時間や手間がかかるかもしれませんが、その分親子が向き合う時間は増えます。お手伝いをさせる時に大事なのは一緒にやること。見守られていることで、子どもはやりがいを感じます。また、一緒にやることで親の行動が自然と子どもの見本となります。子どもは親をしっかりと観察しているものです。お手本がいれば上達も早いですね。4.考える力や行動力が身につくやったことをないことを初めて行うのは非常に頭を使います。お手伝いが習慣化していると、何かあった際の状況判断を自分で行えるようになります。お手伝いを普段からすることで「こういう状況ではどうしたらよいか」と考え行動する力がつくのです。お手伝いを習慣化させるポイントお手伝いをしたくない子に無理強いをしたり、続かなかったりするようであれば意味がありません。大事なのは生活の中に無理なく取り入れ習慣化させること。そのためのポイントを知っておきましょう。まずは、終わったら感謝の言葉を伝えることです。「えらい」「よくできた」とただ褒めるだけではなく、「助かったよ」「ありがとう」「お掃除したらきれいになって気持ちがいいね」などの感謝の気持ちを伝えることで、パパやママの笑顔を見たいという気持ちが子どもの意欲を高めます。時間がかかったり失敗しても、絶対に叱ってはいけません。完璧にできていなくてもいい、という気持ちでお手伝いをお願いしましょう。完璧にできていなければ、次につなげるチャンスでもあります。感謝の気持ちを伝えた上で、親が見本を見せたり「どうしたらもっと上手にできるか」を一緒に考えたりしましょう。また、お仕置きや罰としてお手伝いをすることはご法度です。お手伝いをネガティブなものと捉えてしまい、嫌がってしまい習慣化することが難しくなるからです。幼児から小学校低学年くらいまでは遊びの延長で良いので、子どもの興味があるものを優先に簡単なことからやらせてみましょう。中学年くらいになったら「〇曜日はお風呂当番」などと役割を与えると、責任感を持って取り組むようになります。そういったお手伝いを続けていくと段取りや計画性が身につくので、学習にも役立ちます。子どもだからとなんでも親が手助けしてしまうと、子どもは何もできないまま成長してしまいます。子育てのゴールは自立です。大きくなってから洗濯物を畳めない、白米を研ぐことができない、などとなっては子ども自身が困ることになります。生活力を身につけ自分で考えることのできる子どもに育てるために、積極的にお手伝いをさせるようにしていきましょう。
2017年02月16日山ほどある家事や、子どもの“遊んで遊んで攻撃”。毎日毎日あれもこれも対応するのは、ママも辛いもの。そんな時は、子どもに家事をお手伝いしてもらうのはいかがでしょうか? 「楽しみながら手伝う方法」や、お手伝いに非協力的な子どもが「思わず手伝ってしまう方法」、「次もやりたくなる声かけ方法」などもご紹介します。■幼児には簡単で楽しいキッチン仕事を男女問わず、幼児はおままごとが大好き。せっかくなら本物のキッチンでお手伝いしてもらいましょう! 手伝ってもらう場所は、火や包丁など危険なものから離れたところがベストです。最初はプチトマトのヘタとりやレタスをちぎる、サラダスピナーを回す、カニカマをほぐす…などの簡単なお手伝いから。少々雑でも大丈夫な、ダメージが少ないことをお願いするといいでしょう。慣れてきたら、徐々に難易度を上げて、パン粉をつける、ハンバーグのタネを成型する…などもお願いすると喜びます。苦手な野菜も自分でお手伝いすれば、興味がわいておいしく感じるはず!■お手伝いを嫌がる子へのお願いの仕方成長して大きくなると、テレビやゲームなどに夢中でお手伝いを嫌がる子も…。そんな時は、「洗濯物を取り込むのとお風呂掃除、どっちがいい?」と選択制にしてみましょう。また、「今すぐやって」ではなく「テレビが終わってからでもいいから、○時までにやってね」と期限を伝えるのもおすすめ。それでもやりたがらない子には、わざと難しいお手伝いを頼み、難色を示したら簡単なお手伝いを提案する、というテクを駆使してみましょう。たとえば、「今日の晩ごはん、ママのかわりに作ってくれない?」「えーっ、無理だよ!作れない!」「じゃあ食器拭きと大根おろしでいいから、手伝ってくれる?」「それならいいよ」…といったイメージです。最初から頼みたいことよりも、うんと難しいことをお願いしてみると、次の簡単な提案を受け入れやすくなるから不思議です。■感謝を伝えることが、子どもの自信につながるお手伝いをしてくれた時は、大げさなまでに「ありがとう」を伝えましょう。その時のポイントは、ママ自身がどんなふうに感じたかを伝えること。褒める必要はありません。たとえば、お風呂掃除をしてくれた子に対して「あ~、今日のお風呂はいつもより気持ちよかったなあ。○○(子供の名前)が洗ってくれたからかな?○○、ありがとうね!」といった具合に。褒められるよりも感謝されることによって、「役に立てた!」という自信が生まれるところが重要です。その結果、もっと喜ばれたいという気持ちから、他のお手伝いも進んでやってくれるようになるかもしれません。子どもも楽しめて、ママもラクできる、嬉しいお手伝い。ぜひお子さんのやる気を引き出す声がけを意識してみてくださいね。
2017年01月26日お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が15日、自身のツイッターを更新し、地震で石垣などが崩れた熊本城の復元について「お手伝いしたい」とつづった。城好きで知られ、テレビ番組などでも各地の城を巡ってその魅力を伝えている淳。14日夜に発生した熊本地震による熊本城の被害が報じられたことを受け、「熊本県のシンボル熊本城地震の影響で崩れてる所があるようですが…石垣には通し番号が振られているので、復元が可能らしいです…現存の宇土櫓は被害はないそうです」とツイートした。そして、「僕も熊本城の一口城主元の姿に戻す事に微力ながら、お手伝いしたいです」との思いを伝え、最後に「まだまだ余震があるようです…お気をつけ下さい」と熊本に住む人たちを気遣った。この投稿に、「淳さん、ありがとうございます。熊本城の復興が熊本の復興のシンボルになるかと思います」「助かります」「熊本城のお膝元に住む者として、素直に嬉しいです」と感謝の声が上がっている。
2016年04月15日Vol.1 では、お手伝いを習慣にすることで、勉強だけでは教えられない、生きるために必要なスキルや心を身につけることができるというお話をしました。今回はその続きとして、お手伝いを習慣づけるために、やるべきこと、やってはいけないことを紹介します。1.毎日継続してできる仕事を探そう「子どもにお手伝いをさせたくても、毎日は時間がとれない」と思う方も多いかもしれません。ですが、短時間でできる小さな仕事はたくさんあります。お手伝いを習慣にするための第一歩は、短時間で簡単に終わる仕事を選び、継続させることです。お手伝いというと、ゴミ出しや部屋の片付け、風呂掃除、食器洗いなど、ある程度手間のかかるものが定番ですが、家事を行動別にみると、子どもに頼みやすい簡単なお手伝いはほかにもたくさんあります。たとえば、「洗濯」について、ひとつひとつの行動を書き出してみましょう。洗濯物を分ける、洗濯機に入れる、洗剤を入れる、スイッチを押す、汚れ物を手洗いする、色物を手洗いする、脱水する、洗濯機から出す、干し場に運ぶ、干す、取り込む、畳む、アイロンをかける、持ち主の部屋に運ぶ。このように、小さなたくさんの仕事に分けられますね。全部を子どもに任せるには、根気よく教えこまなければなりませんが、どれかひとつだったら頼みやすいはずです。全員分の洗濯物を畳むのは大変でも、畳んだ洗濯物を「持ち主の部屋に運ぶ」だったら、すぐに終わりますよね。小さな子には「これは誰の洗濯物かな?」などクイズにしながら、遊びの要素も取り入れると楽しいですね。お風呂に入ったときに、ついでに自分の靴下を手洗いさせるというのも、ひとつのお手伝いです。洗濯物を干す前の洗濯物を洗濯機から出す、と、干し場に運ぶ、の作業は簡単にできるので、毎日継続させる仕事に向いているといえます。これ以外にも、玄関や窓際のスペースなどを持ち場にして、その場所をきれいに掃除して飾るなど、その子の性格に合った、楽しく取り組める方法を考えてみましょう。なるべく簡単ですぐにできて、本人が継続しやすいものから始めると、忙しい子でも習慣にしやすいのでおすすめです。時間のかかるものは、習い事のない日や、休日にまとめてやるなど、負担のない範囲でしっかりお願いしましょう。2.「やりたい」お手伝いと「やってほしい」お手伝いをセットで頼もうお手伝いをやらせるのが大変と感じる理由のひとつに、「大人がやってほしいお手伝いと子どもがやりたいお手伝いが違う」ということがあるかもしれません。夕飯準備で忙しいときに、片付けやお皿の用意を頼みたいのに、野菜を切りたいと言われた場合、親としては子どもの気持ちに応えたいところですが、注意して見ていなければならない分、仕事は増えます。ケガや失敗するリスクを考えると、お手伝いを頼むほうが面倒…なんて思ってしまいますよね。そうならないために提案したいのが、子どもが「やりたい」お手伝いと大人が「やってほしい」お手伝いをセットで頼む、という方法です。たとえば、お箸とお皿を並べてほしければ、「野菜を切る」とセットで頼みます。お箸とお皿を並べたら、野菜を切っていいことにしてみましょう。ほかには、「味噌汁の味つけ」と「味噌汁をよそって食卓に運ぶ」をセットにすると、「味噌汁を運ぶ」だけよりも、喜んで運んでくれることでしょう。味つけだけでなく、味噌汁を最初から作ることにも興味をもってくれるかもしれません。子どものやりたい気持ちを尊重しながら、大人が「やってほしい」お手伝いもできるようにリードしていきましょう。できることが増えるのは楽しいことです。お手伝いが楽しくなってくれば、すんなり協力してくれるようになってくるでしょう。3.どんなに小さな仕事でも「ありがとう」お手伝いをしてもらうと、つい「えらいね」とか「よくできたね」という褒め方をしてしまうかもしれませんが、それよりもまず「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることが大切です。家の仕事をやることは、家族の一員として当たり前のことで、特別えらいことではありません。それよりも、「ありがとう」とか「手伝ってもらって嬉しい」と言われるほうが、子どもにとっても嬉しいはずです。お手伝いをすると家族が喜ぶ、とわかれば、お手伝いをすることに抵抗感はなくなっていくでしょう。ここでひとつ気をつけたいことがあります。お礼としてのお小遣いについてです。時々あげる分にはいいかもしれませんが、毎回はやめたほうがいいと思います。感謝の気持ちを純粋に伝えたいなら、お金は渡さないほうが懸命です。お小遣いをあげてしまうと、純粋に家族に奉仕したいという気持ちが歪められてしまう心配があるからです。また、お金や欲しい物で釣ると、お手伝いそのものへの興味がそらされてしまいます。それよりも心からの「ありがとう」をしっかり伝えましょう。4.指示を出しすぎない、任せるところは任せるつもりで脇で見ていると、つい口を出したくなりますが、いつのまにか事細かに指導している、というのでは、子どももうんざりしてしまうでしょう。ひと通りやり方を教えたら口を出さずに見守ることも大切です。任せたからにはしっかり任せましょう。お願いした仕事をまったくしないときは注意すべきですが、一生懸命やった上で不十分なときには、不満はなるべく言わないように、最初から高望みしないことが得策です。やはり、まずは「ありがとう」とお礼をいい、不十分なところはあとでそっとやり直しましょう。お手伝いを習慣にするためには、本人が楽しんで意欲的になれる環境をつくることが先決です。お手伝いの習慣、今日から始めてみてくださいね。(KANA)
2016年02月09日子どもに家のお手伝いをやらせていますか?「やりなさい」と言っても簡単には子どもは動かないもの。大変なことなので、つい後回しにしがちですよね。忙しいから仕方ないと思って親がなんでもやってしまうと、自立できない大人になってしまいそうなのが心配です。お手伝いをさせると、子どもはどう変わるのでしょうか?お手伝いを習慣にすると、家事の大変さ、大切さがわかる子に小学生は学校から帰ると、勉強に遊びに習い事、あっという間に夕食の時間です。手伝いをさせたくても、子どもはゲームやテレビの時間を確保したいので、簡単には動きません。だから仕方なく、お母さんが毎日すべての家事をこなしてしまうというのはわかります。しかし、大変なことですが、どこかで切り替えて、しっかりお手伝いの習慣を身につけさせたいものです。お手伝いを習慣にすると、子どもにはちょっとした変化が現れてきます。まず、家事の大変さ=お母さんが困る気持ち、を理解できるようになってきます。たとえば「じゅうたんの上でお菓子を食べないで」と注意したとします。・お手伝いをしている子「じゅうたんの上に食べかすが散らばると掃除が大変」と説明しなくても、すぐに注意が伝わりやすい。自分が気をつけるだけでなく、他の家族にも注意するなど、言われていないことまで気がついて行動してくれます。・お手伝いをしていない子「掃除が大変」と説明しても、なかなか注意が通らない。いくら注意しても繰り返す。毎日の家事の大変さがわかっていないので、お母さんの困る気持ちが伝わっていない。ちょっとしたことですが、この差は大きいですよね。お手伝いをさせなければ、家事の大変さ大切さというのは伝わりにくいものです。「子どもにとっては勉強や習い事が一番大切なこと)という考え方もあるかもしれませんが、長い目で見れば、いわゆる「大人の仕事(家事も含めて)」ができるように教えておくことは、生きる力を育むことにもつながる大切なことと言えるでしょう。お手伝いで勉強ができるようになる!? お手伝いをさせたからといって、すぐにテストの点数がアップするわけではありません。ですが、お手伝いを通して、「今、自分は何をするべきか」を考えるくせがついてきます。仕事を終わらせるために、自然と段取りや効率を考えたり、工夫したりするようになるからです。自分がするべきことを考えるので、宿題にもさらっと取り組むようになりますし、時間の使い方が上手になり、やりたいことをテキパキこなせるようになってきます。また、東京都などの調査では、身の回りのことを自分でしている子の方が、していない子より、問題解決力が高いという結果もでています。少し長い目で見れば、学力にとってもプラスになることは明らかといえます。人の役に立つ喜びを知るお手伝いをさせる、もうひとつのねらいは、「人の役に立つ喜びを知る」ことです。人の役に立って感謝されるのは、誰だって気持ちがいいことです。家族の役に立つ喜びを知ると、大きくなって人のために役立ちたい、社会のために働きたいという意欲につながります。実際に、子どもの頃に家事やお手伝いをした経験の多い人ほど、職業意識が高い傾向がみられるといった調査報告もあります。(注1)この調査では、「できれば、社会や人のためになる仕事がしたいと思う」について、「とてもあてはまる」人の割合が、お手伝い経験の多い人では44.6%、少ない人では24.4%と倍近い差があります。「自分にはなりたい職業や、やってみたい仕事がある」についても、お手伝い経験の多い人では35.9%、少ない人では21.5%という結果が出ています。職業意識だけではなく、道徳心や正義感についても、同様の傾向が見られるようです。(注2)お手伝いを習慣にするのは大変なことですが、勉強だけでは教えられない、生きるために必要なスキルや心を身につけることができます。次回はお手伝いを習慣づけるために、やるべきこと、やってはいけないことを紹介します。(注1) 「子どもたちの未来を育む家庭教育–家庭教育支援の取組について–」文部科学省(PDF) 出典:独立行政法人国立青少年教育振興機構「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」(平成 22 年度)(注2)青少年の体験活動等と自立に関する実態調査(文部科学省 09年度調査)(KANA)
2016年01月12日日本生活協同組合連合会は10月6日、「小中学生のお手伝いに関する調査」の結果を発表した。調査は8月28~31日の期間にインターネット上で行われ、小中学生の長女もしくは長男を持つ20~50代の女性1,000人から回答を得た。はじめに、子どもがお手伝いをする頻度を聞いた。すると、「ほぼ毎日」が24.8%、「週に3~4日」が25.7%で、約半数の回答者の子どもが週に3~4日以上お手伝いをしていることがわかった。手伝いの内容については「食後の食器下げ」(65.1%)が1位となり、次いで「食事の準備」(37.0%)、「弟・妹の世話」(29.0%)、「ゴミ出し」(25.4%)と続いた。次に、お手伝いをしたときにおこづかいをあげている人の割合を調べたところ、19.1%であった。そこで、おこづかいをあげていると回答した人に1回のお手伝いあたりの金額を尋ねたところ、約半数が10円以下で、平均額は114円となった。さらに料理のお手伝いについて、将来の恋愛や結婚にいかされることを期待しているかについても調査した。結果は「将来モテる」という項目について「非常に効果がある」もしくは「やや効果がある」と回答した割合が62.8%となった。また、「将来パートナーとしてふさわしい人を見る目が養われる」という項目では、58.2%の人が「非常に効果がある」もしくは「やや効果がある」と回答する結果になった。同連合会は「パートナーと仲良く過ごすには、料理のお手伝いをさせておくことは大事だと考える親が多数派である」と分析している。アンケートでは、お手伝いに関するエピソードも自由回答で尋ねていて「初めてガスの番をお願いした時、ママー、フライパン見ているけど焦げているよと言っていた」などの慣れないお手伝いに関する面白い回答がみられた。一方、「スムージー作りを手伝ってもらったら、自らを『スムージー大臣』と名乗り始めた」など、お手伝いを楽しんでいるエピソードもあがった。「キャンプ先で泥酔した夫の世話をしたこと」という回答もあり、酔った大人の介抱までしてしまう、実にしっかりした子どもがいることもわかった。
2015年10月07日子どもの「お手伝いしたい!」という気持ちは大切にしたいけれど、実際にしてもらうと周りは汚れるし、目が離せないし、時間はかかるし、結局は自分ひとりでやったほうが断然ラク! そんな経験はありませんか?そこで今回は、子どもの「お手伝いしたい」気持ちも満足させられて、ママは調理の時間短縮ができる、一石二鳥のレシピをご紹介します。ふわっふわでおいしい、バナナオレンジシフォンケーキのレシピ(お手伝い対象年齢:3歳~)ふわっふわのシフォンケーキは、こどもだけではなく大人にも大人気。作るのが難しいと思われがちですが、卵白の泡立てさえしっかりやれば、お店で買ったようなふわふわのシフォンケーキが出来上がります。成功の秘訣は、こどもを信頼すること。分担して任せた作業は、できるだけ黙って見守るようにしましょう。材料(17cmシフォン型)卵白 4個分砂糖(卵白用) 30g卵黄 3個分砂糖(卵黄用) 25g薄力粉 75gサラダ油 大さじ1.5オレンジジュース 40mlバナナ 中くらい1本レモン汁 少々作り方<3>の、卵白の泡立て部分を子どもが担当します。1.材料の準備。お菓子作りは計量が命です。2.フォークの背などでバナナをペースト状に潰し、レモン汁をかけておきます。3.こどもの出番です!卵白の入ったボールに砂糖を2~3回に分けて加えながら、ツンと角が立つくらいまでハンドミキサーで泡立てます。卵白の泡立ては時間がかかるので、その間にママは4~7の手順を進めましょう。とても単純な作業ですが、シフォンケーキを作る上で最も重要な作業です。最初は透明でとろんとしていた卵白が徐々に生クリームのようなメレンゲに変身していく様子を、こどもと一緒に観察しましょう。4.薄力粉をふるいにかけます。この時、オーブンを180度に余熱開始しましょう。5.卵黄に砂糖を加え、マヨネーズ状にもったりするまで泡立てます。6.5にバナナを入れ、サラダ油、オレンジジュースを加え、その都度よく混ぜましょう。7.6にふるった薄力粉を入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜてください。8.7に3でこどもが作ったメレンゲの3分の1を加え、ゴムベラでよく混ぜ込みます。9.さらに3分の1のメレンゲを8に加え、泡を潰さないようにさっくりと切り混ぜます。10.最後はメレンゲのボールに9を入れ、泡を潰さないようにさっくりと切り混ぜましょう。11.少し高い位置から生地を型に流し入れ、1~2回、台に落として空気を抜きます。12.余熱していたオーブンに入れ、温度を170度に設定し40分ほど焼いてください。13.焼き上がったら、荒熱が取れるまで逆さまにしておきます。こうすることで、シフォンケーキがしぼんでしまうのを防ぎます。14.手で触っても熱くないくらいに冷めたら、型から外して切り分けます。子どもが作業に慣れてきたら、ほかの手順も簡単なものから徐々に、手伝ってもらう項目を増やすとよいでしょう。子どものおやつにはもちろん、うまくできるようになったら、かわいくラッピングしておすそ分けしてもよいですね。(ライター:穂積)
2015年08月28日子どもがお手伝いをするようになるきっかけの多くは、ママのまねっこ遊びから。大人のまねをするのが楽しくて、「お手伝いしてあげる」と言ってきたり、ママのそばで同じようなしぐさをしたりしてきたらチャンスです!子どものやる気スイッチをオンにして、お手伝いのモチベーションを高めるためには、ママのちょっとした工夫が必要。お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテムや方法を取り入れることで、より意欲的に取り組んでくれるようになるでしょう。今回は、子どものお手伝いの意識を高めるのに有効なモノをピックアップしてみました。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(1)バンダナや大き目のハンカチ三角巾のように、頭にバンダナや大き目のハンカチを巻いてあげると、「ママみたい」と子どもはうれしくなり、それだけでやる気がアップします。特に料理のお手伝いをする時に有効で、子ども用のエプロンとセットでつけてあげるとより効果的! 男の子ならねじり鉢巻き調にするのもよいかもしれません。ちょっと頭に巻くだけで、かなり意識の持ち方が変わるアイテムです。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(2)お掃除アイテム掃除のお手伝いをしてもらいたい時は、お掃除グッズを活用しましょう。最近は便利なお掃除グッズがどんどん発売されています。100円ショップにもさまざまなグッズが並んでいるので、子どもと一緒にお出かけをした際にチェックしてみるといいですね。子どもでも簡単に使えたり、おもしろい使い方ができたりするアイテムもあります。子どもの性格に合ったお掃除アイテムを選んであげましょう。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(3)お手伝いシール帳子どもはシールが大好き。せっかくですから、お手伝いのシール帳をつくって、利用しましょう。子どもが好きなキャラクターのシールや、特別に頑張った日はキラキラのシールなどを貼ってあげるとより効果的ですよ。きっと、楽しんでお手伝いをしてくれるでしょう。■お手伝いの雰囲気を盛り上げるアイテム(4)パパからの褒め言葉アイテム、とはちょっと違いますが、褒め言葉は子どもの気持ちが盛り上がる重要な要素。特に、パパから褒めてもらうのは、ママから褒めてもらうのとは、また違った嬉しさがあるものです。パパが仕事から帰ってきたら「今日、こんなお手伝いをしてくれたのよ」と、子どもがお手伝いをしてくれたことを伝えてください。そして、パパは子どもに褒め言葉をかけてあげましょう。事前に打ち合わせをしておいて、ここぞという時に実践するといいですね。「やりなさい」と強制的になってしまうと、それはもうお手伝いとは言えません。子ども自らが率先して進んで取り組める、「やりたい」という気持ちを持たせられるように、親も工夫していきましょう。
2015年03月15日「ビームス(BEAMS)」が2014年11月14日(金)より、ギフト探しのお手伝いキャンペーン、「The Perfect Gift Shop BEAMS」をスタート。全国のビームスの店頭と本キャンペーン用のスペシャルサイトにて、クリスマスギフトにぴったりなアイテムの紹介や、この期間だけのギフトラッピングとショッピングバッグが登場。ウェブ上では、昨年のクリスマス以降好評を得た、ギフト相談サービス「ギフトコンシェルジュ」も実施中。ギフトの相談ひとつひとつに、ビームスの幅広い商品の中からぴったりなアイテムを、ほぼ24 時間以内に提案してもらえるサービスとなっている。さらに、「ギフトコンシェルジュ」にて相談すると、抽選で毎日1名にビームスからのギフトが当たる。【The Perfect Gift Shop BEAMS キャンペーン概要】開催期間:2014年11月14日(金)~12月25日(木)展開店舗:全国のビームス各店*一部のビームス店舗・レムソンズ・マミタスを除く▶全国のビームス(BEAMS)ショップ一覧スペシャルサイトURL: gift.beams.co.jp■100 Perfect Giftsメンズ、ウィメンズ、キッズ、雑貨の幅広いジャンルの中から厳選したクリスマスギフト100アイテムが登場。贈り物選びのヒント探しにもお薦め。■Gift Concierge期間中は毎日、贈り物相談を受付。ひとつの相談に対して3 名のスタッフがそれぞれに、ビームスの商品の中からクリスマスギフトをご提案。提案したギフトはオンラインショップでも購入可。また、期間中は相談すると毎日抽選で1名に、コンシェルジュが提案した商品をプレゼント。*一部オンラインショップで取り扱いのないアイテム有り<スペシャルギフトラッピング&ショッピングバッグ >キャンペーン期間中、ビームスの店頭購入で、「The Perfect Gift Shop BEAMS」のショッピングバッグが用意される。また、クリスマス仕様のスペシャルなギフトラッピングも登場。<タブロイドペーパー>2014年11月25日(火)より、ギフトにおすすめのアイテムを紹介するタブロイドペーパーを全国のビームス各店にて配布。元の記事を読む
2014年11月17日幼稚園や小学校に通われているお子さんは長期休みに入っているため、自宅で過ごす時間が多くなっているのではないでしょうか。そこで、比較的ゆっくり時間を取りやすいこの時期を利用して、子どもがお手伝いしやすい仕組みづくりを考えてみてはいかがでしょう。子どもにとってお手伝いをすることには、家族の一員として自分が頼られているという気持ちや責任感を育むメリットがあるそうです。ひとくちにお手伝いといっても、たくさんの種類がありますし、年齢によってその難易度も大きく変わってきます。一体、どんなことを手伝ってもらうのがよいのでしょうか?■おすすめのお手伝いは「食事の準備」数あるお手伝いの中でもお勧めしたいのは、食事の準備です。子どもが比較的興味を持ちやすい上、運ぶ、揃える、置くといったさまざまな動作が含まれているからです。加えて、配膳のマナーを知ったり、季節ごとの食材などに触れたりすることもできます。とはいえ、いきなり「食事の準備をお手伝いして」と言っても、うまくできないことがほとんどのはず。まずは子どもがお手伝いしやすいような仕組みをつくる必要があります。では、どのようにしたら食事の準備がしやすい仕組みができるのでしょうか?子どもがお手伝いしやすくなるポイントは大きく3つあります。1.子ども目線での配置2.使うものを1ヵ所にまとめたわかりやすい収納3.ハプニングへの対応それぞれ具体的に解説していきましょう。■子どもがお手伝いしやすい環境をつくる3つのポイント1.子ども目線での用意するものを配置単純なことですが、大人と子どもでは身長が違います。ですので、子どもが手の届く場所に準備する物を配置することが前提となります。そのうえで、できるだけアクション数を減らすことを心がけましょう。一番アクション数が少なくて済むのは扉のないオープン収納。これなら、出して戻すのも簡単です。ただし、地震などの際の安全性を考えると、扉付きのほうが安心かもしれません。2.使うものを1ヵ所にまとめたわかりやすい収納さきほどのアクション数とも似ていますが、使うものができるだけ1ヵ所にまとまっているのも重要なポイントのひとつです。こうすることで、子どもだけでなく大人にとっても使いやすさがアップします。お箸とお茶碗とお椀にお皿、ランチョンマットやお盆がまとめて置いてあると、食事には何が必要なのか子どももすぐに理解できそうです。3.ハプニングへの対応もしもの時のハプニングも考えて、大人が対応できることはしておきましょう。たとえば、お皿を落としてしまうことを考慮して、子どもが小さいうちは割れないことを優先にしたプラスチック製品がいいかもしれません。ある程度大きくなってきたら、食器は大切に扱わないと「割れる」ということを体感して学ぶためにも陶磁器を使うのがいいかもしれません。飲み物などをこぼしてしまう可能性を考えると、台拭きも一か所収納にまとめておきましょう。そうすれば、「この布巾を使ってね」と簡単に教えられます。お盆(トレー)を使うようになってきたら、「一緒に台拭きも持っていくと便利」と教えてあげるのもいいですね。ちなみに、お盆を使うという行為は、子どもにとってちょっと難しい動作です。なぜなら・お盆を両手で水平に保って・中身がこぼれないように運ぶ・こぼさずにテーブル上に置くという、複雑な動作が必要だからです。このように、小さい子にはなかなか難しいのですが、子どもがお盆使いたがることは意外と多いもの。そんな時には滑りにくい加工がされているものを用意したり、使っているお盆に濡れ布巾を一枚敷いてあげたりすると、お盆の中身が滑るのを防ぐことができ、かなりお手伝いしやすくなるはずです。食事の準備をするキッチンには、子どもにとっては危険なものもたくさんあります。そうしたものが子どもの手の届く場所にないかどうか配慮しながら子どもがお手伝いをしやすい仕組みづくりを進めていくことも大切です。いつもより一緒に過ごす時間が長い夏の時期。よかったらお子さんと一緒に考えながら行ってみてくださいね。
2014年08月22日9月9日(金)に映画『スマーフ』も日本公開される小さな青い妖精“スマーフ”が弊社を訪問。あいさつだけでなく、業務の“お手伝い”までしてくれた。その他の写真遠い森で暮らす青い妖精スマーフは、自分たちでつくったキノコのお家で仲良く暮らしているが、映画版では、悪い魔法使いによって現代のNYに迷い込んでしまい、森へ帰るため大冒険を繰り広げる。そこで映画公開の前に緊急来日し、弊社を訪れた。今回、訪問してくださったのはおっちょこちょいのクラムジーさんと、546歳の村のリーダー、パパ・スマーフさん、そして村で唯一の女の子スマーフェットさん。3人は弊社の受付で来客を出迎え、さらにはデスクで日常業務のお手伝いもしてくれた。ちなみに今回は弊社担当が“妖精の手も借りたい”忙しさのため、訪問いただいた上にお手伝いまでお願いしたが、実は“スマーフ”は世界の大スター。これまでに全世界で5億個以上のフィギュア、1000万個以上のぬいぐるみ、60億個以上のお菓子(グミ)を売り上げ、スクリーンデビューを果たした映画『スマーフ』は公開直後の全米ボックスオフィスでは1位と僅差で2位を獲得している。しかし、“家族は互いに助け合う”を合言葉に仲良く暮らしている心優しい妖精だけに、笑顔でお手伝いをこなし、遠い森へと帰っていった。『スマーフ』9月9日(金)TOHOシネマズ有楽町ほか、全国ロードショー
2011年08月22日