※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ自分には身に覚えがないことで責められ、落ち込むどん子。そこにまたしてもタイミングよく家庭教師が現れたのです。もしも本当にどん子ちゃんが何もしていないなら…。どん子ちゃんのふりをして悪口を送ったり、兄になりすましてA太郎君に電話をかけたり、行動を起こした別の誰かがいるはずです。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月19日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ兄と名乗る人物から、不愉快な電話があったとクラスメートから責められたどん子。しかしどん子は一人っ子だったのです。不愉快なメッセージも兄と名乗る人物からの電話も、まったく見当がつかない。訳が分からず落ち込むどん子ちゃんの前に、またしてもタイミングよく現れたオタ彦先生。優しい言葉をかけているけれど…。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月18日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじクラスの男の子にも、知らないうちに電話がかけられているようで…。どん子ちゃんの兄と名乗る人物から、A太郎君に電話がかけられている。でも、どん子ちゃんは一人っ子…。一体どういうこと??次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月17日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじある日、どん子ちゃんから不愉快なメッセージが送られてきて…。どん子ちゃん自身はメッセージや電話をしてないって、一体どういうこと…?次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!コミックライター: ゆっぺ
2021年06月16日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ学校が始まるやいなや「ジョギング中」だと私たちの前に頻繁に姿を見せる家庭教師…。どん子ちゃんからの初めてもメッセージは、思ってもみない内容だったのです…!次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。
2021年06月15日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ夏休みとともに家庭教師も終了。2学期がスタートしました。朝だけじゃなく、夕方までジョギングをしているというオタ彦先生。これは明らかに偶然じゃおさまらない出来事です…。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月14日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじいつも突然現れる家庭教師。どうして居場所が分かるのか、謎は深まるばかり…。街で偶然出会ったのは、あくまでも偶然…? 疑惑は晴れぬまま、夏休み中の家庭教師は終了。2学期がスタートしました。安心したのも束の間、何やらどん子に忍び寄る怪しい影が…!?次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月13日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじどん子の部屋に隠しカメラがあることが発覚! 家庭教師を疑うも「違う」という母。犯人は一体誰?結局、部屋に隠しカメラがあった謎は解明されず。そして、私たちがいることを知っているかのように公園にあらわれたオタ彦先生。どうして居場所が分かるの…?次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月12日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ家庭教師の連絡先をブロックすることにしたどん子。念のためにと部屋の中を探し始めたら、あるものが見つかったのです。どん子ちゃんのママに相談するも「家庭教師が置いたものではない」と言われてしまい…。ではこのカメラは誰が置いたのか、謎は深まるばかりです。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!コミックライター: ゆっぺ
2021年06月11日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ深夜に届いた謎のメッセージは朝になったら消えていて…。家庭教師を問い詰めるも本人は否定。でも何やら怪しい…。ついにオタ彦の連絡先をブロックすることにしたどん子ちゃん。念のためにと探し始めたら、あるものが見つかったのです!次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月10日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじある日の深夜、家庭教師からどん子に突然メッセージが届きました。送られてきたメッセージについて問いただしても「知らない」と言い切るオタ彦。しかし、深夜なんて言ってないのに、なぜ深夜に送られたと知っていたのでしょうか。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月09日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ不可解な動きをするスマホ。大好きなA太郎の写真が残っているか確認していたら、突然画像が消えてしまいました。深夜に届いたオタ彦からのメッセージ…。一体何が書かれていたのでしょう?次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月08日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ温泉旅行に来ていたどん子、ある夜スマホに奇妙な動きが。カメラが勝手に起動していたり、フラッシュが光ったりしたのです。操作していないのに、勝手に起動したり、フラッシュが光ったりする謎…。大好きなA太郎くんの写真がきちんと残っているか確認していたら、目の前で画像が消えてしまったのです…!次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!コミックライター: ゆっぺ
2021年06月07日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ「研究のために髪の毛が欲しい」という家庭教師。どん子はついに何かが変だと感じ始め…。家族と温泉旅行中、スマホのカメラが勝手に起動!?不具合なのか、それとも…。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月06日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ家族旅行に行くことを、どん子ちゃんは話していないはずなのになぜか家庭教師は知っていて…。なぜか「どん子ちゃんの髪の毛が欲しい」と言い出すオタ彦。なんとかあげずにすんだけれど、やっぱり何かが変…。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月05日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじみんなで買い食いをしようと歩いていると、突然家庭教師があらわれて…。道端で偶然出会い、アイスをおごってもらうことになったけれど、これって本当にただの偶然…?さらに、どん子ちゃんは話したはずのない家族旅行のことをなぜオタ彦が知っているのか、疑問に感じます。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月04日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ勝手に友達登録し、メッセージを送ってきた家庭教師。その内容は、特に問題なさそうに見えたけれど…。路地裏の道から大通りに出たとたん、オタ彦に遭遇!そんな偶然ってある…?次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月03日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじいつもとは違う機嫌の良さを見せる家庭教師。どん子の部屋に1人でいたとき、一体何をしていたのでしょうか。なんと、どん子ちゃんのスマホに勝手に友達登録をおこなっていたオタ彦。メッセージの内容はいたって普通そうに見えたけれど…。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月02日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ手紙の中身を見たという家庭教師。しかも自分の行動は正しい、と都合の良い解釈を押し付ける先生に生徒たちは不信感を募らせていきます。いつもとは違う機嫌の良さを見せるオタ彦。どん子ちゃんの部屋で何をしていたのでしょうか!?次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年06月01日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ家庭教師のかばんから見つかったポーチ。そして家庭教師の口から「A太郎君って誰?」という言葉が…。「生徒を危険から守るため」という都合良い解釈で、手紙を見たことを正当化したオタ彦。そんな家庭教師の態度に、生徒たちの不信感はどんどん募っていきます。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年05月31日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ教師である親の権力も振りかざし、やりたい放題の家庭教師。授業終了後、どん子のポーチがなくなっていたことに気づき…。かばんの中に偶然ポーチが入ることなんてあるのでしょうか…。そしてオタ彦から出た「A太郎」の名前。面識はないはずなのに、まさか…!?次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年05月30日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ飲んでいた紅茶を、盛大にこぼしたオタ彦。心配したどん子ちゃんが駆けつけると…。強い言葉で押さえつけてくるオタ彦。はったりとわかりつつも、言い返すことができない子どもたち…。そしてオタ彦が帰宅後、なぜか棚に置いてあったはずのポーチがなくなっていたのです…!次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年05月29日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ勉強が不得意な友人2人に家庭教師を辞めることを提案するオタ彦。しかし友人2人は…。差し入れの紅茶を盛大にこぼしたオタ彦。どん子ちゃんが駆けつけるとオタ彦は…。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年05月28日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ「ポーチの中身は何?」と、どん子に絡むオタ彦。しかし、どん子の友人が制止。バカにされたと感じたオタ彦は…。絶対に先生とどん子ちゃんを2人きりにしてはいけない…!友人2人は、そう誓うのでした。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年05月27日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ家庭教師初日、オタ彦先生は勝手にどん子ちゃんのランドセルを調べ始めて…。制止されバカにされたと感じたオタ彦、さらにひどい言動を投げかけてきたのです…!次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年05月26日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじ自分の学歴にゆるぎない自信を持ち、それを振りかざすオタ彦。嫌な予感しかしなくて…。どん子ちゃんのランドセルの中を勝手に物色するオタ彦先生。取り出したポーチにどん子ちゃんは…。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年05月25日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。■前回のあらすじあつぼね先生の息子オタ彦が、夏休み期間だけ小学生の家庭教師をすることになりました。自分の学歴にゆるぎない自信を持ち、それを振りかざすオタ彦。嫌な予感しかしません…。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年05月24日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物や団体名はフィクションです。このお話は、【女教師Aが地位も名誉も失った話】で出てきたあつぼね先生の息子が、4年前に起こした事件のお話です。▼女教師Aが地位も名誉も失った話 第1話あつぼねオタ彦・21歳彼女いない歴=年齢家庭教師を引き受けることにしたオタ彦。「自由にできるしね」には、いったいどんな意図が含まれているのでしょうか。次回に続く(全48話)「家庭教師Aが全てを失った話」連載は21時更新!※作者より:「オタ彦」という名前は、「オタク」とは無関係の仮名です。オタクを批判するものではありません(ちなみに作者はオタクです)。コミックライター: ゆっぺ
2021年05月23日親にとって、お友達トラブルはできれば回避したいものですが、子どもの発達にとっては大切なもの。友達関係はどのように変化して、どんなトラブルが起こりやすいのか。園ではどのようにサポートして、親はどう関わると良いのか。発達心理学の専門家である岡本依子先生に聞きました。お話を聞いたのは:岡本依子さん立正大学 社会福祉学部 子ども教育福祉学科教授。専門は発達心理学。特に親子のコミュニケーションの発達について研究。共著「エピソードで学ぶ保育のための心理学〜子ども理解のまなざし」他、保育者を目指す学生向けのテキストなども執筆している。友達関係の発達段階を知ろう友達関係は、発達につれて変化していきます。年齢ごとの特徴や、起こりやすいトラブルを知っておきましょう。イラスト/杉浦さやか◆3歳頃「一時的な関係」性別関係なく、同じ場所にいる子と遊ぶ集団生活に慣れていない時期には、一緒に遊ばなくても、近くにいる子どもに興味を持ったり、隣の子の遊びにつられたりする様子が見られます。その後、友達と遊び始めますが、3歳では「その場にいる子と遊ぶ」という一時的な関係。男女が入り混じり、気が向いたら同じ場にいる子と遊び、飽きたら違うところに行ったり、一人遊びに戻ったりと、こだわりなく遊ぶ段階です。この時期のトラブルは、まだ友達同士のルールが分かっていないために起こる、アクシデントのようなものです。おもちゃを取ってしまうのも「それは今、使っている子のもの」という「所有」の概念が未発達なためで、悪意はありません。取られた子が怒ることもありますが、多くは「ああ、持っていったな。じゃあ今度は何を使おう」という感覚です。感情のコントロールはまだ上手ではないので、感情的になっているときは寄り添って落ち着くのを待って。園の先生は、こうした場面を「ルールを学ぶチャンス」と捉え、「貸してって言おうね」などと適切な言い方を伝えていきます。◆4歳頃「一緒に遊ぶから友達」好きな遊びが同じ子と一緒にいるように4歳を過ぎると、率先して自分の好きな遊びを選ぶようになります。すると、自然と好きな遊びが同じ子と一緒にいるようになり「一緒に遊ぶから友達」という関係に。ただ、あくまでも主軸は自分の遊びなので、「外で遊ぶ友達」「ままごとをする友達」などと分かれることが多いでしょう。3歳までは「ありのままの自分」で生きていますが、4歳頃からは「すてきなおねえさん、かっこいいおにいさんでいたい」など、「自分はこうなりたい」というイメージを持つように。「ルールを守っている自分は偉い」という正義感も芽生え、ルールを守らない子を見ると告げ口をすることも出てきます。自分と友達の正義が違うと、屁理屈をこねたり、言葉がきつくなったりすることもあるでしょう。4歳後半くらいから仲間外れも見られるようになりますが、これは「友達は大切だから、仲間外れにすることが(相手にとって)罰になる」という友情関係が分かってきた証拠。その発達を理解しつつ、園の先生は相手がイヤな気持ちになること、仲間外れは良くないことを伝えていきます。◆5歳頃「友達だから遊びたい」一緒に遊びたいから自分の意見は後回しこれまでは「一緒に遊ぶから友達」だった関係が、「友達だから遊びたい」に変化する時期。「◯◯ちゃん、一緒に遊ぼう。何して遊ぶ?」と、遊ぶことを前提に、何をするかという交渉が始まります。自分の遊びが主軸だった時期はやりたいことが違う相手とは遊びませんが、この頃になると、その友達と遊びたいがために、自分のやりたい遊びを後回しにして、友達の意見を優先できるようになるのです。これは、学童期の友情関係である「心の友達」につながる出発点。とても重要な変化です。また、友達がどう思っているかを気にするようになるのもこの時期。4歳では一方的だった正義感も「他者の立場に立つ=他者視点」が発達して柔軟になってきます。例えば、滑り台を滑る側から上ろうとする2歳児を見たとき、4歳では「ダメだよ」と決め付けますが、5歳では「まだ小さいから分からないのか」と考えられるようになります。園の先生は自己主張と他者視点がバランス良く発達するように、トラブル解決をサポートしていきます。親はどうする? 友達関係の心配事読者アンケートで「わが子の友達関係に関する心配」について聞き、多かった声について岡本先生にアドバイスをもらいました。親の役目はトラブル前の園との信頼関係作り以前に比べ、今は「園での友達トラブルは、園の責任で解決する」という方針が広く定着しました。また、何か問題があれば教えてもらえますから、子どもが元気で楽しそうに通園しているなら、基本的に心配はいらないでしょう。とはいえ、子どもに「◯◯ちゃんとケンカした」と言われ、その相手を知らないと、親は不安になるもの。普段から、誰と仲が良いか、何をして遊んでいるかといった情報を、先生と親で共有しておくことが大切です。また、子どもはボキャブラリーが少なく、ささいなことを大げさに話したり、誰と遊んだか記憶があいまいで「一人で遊んだ」と言ったりすることも。元気をなくして登園をしぶる日もあるでしょう。心配事があれば、「こんな様子なんですけど、心配し過ぎですか?」「親からは見えない子どもの姿があると思うので、先生からどう見えるか教えてください」など、親の気持ちも含めて先生に相談しましょう。友達トラブルは、子どもが社会性や協調性を身に付けていく上で、大切な成長の糧でもあります。親の役目はトラブル回避よりも「トラブルが起こっても大丈夫」と思えるように、園との信頼関係を作っておくこと、と考えるといいですね。自分の意見を言えない、それも子どもの個性 友達を優先しているのかも新しい集団に入ったばかりなら、子どもの個性なので問題ありません。まわりの様子をしっかり見て、少しずつ自分を表現するタイプなのでしょう。もし集団に慣れた時期になっても意見が言えないなら、意見を言わない環境に慣れてしまっている可能性も。家庭で子どもが自由に意見を主張できているか、振り返ってみましょう。4〜5歳になって、友達の希望を優先することで「友達を喜ばせることができた」と満足感や誇りを感じているようなら、成長の証。褒めてあげるといいですね。友達ができない 遊びに没頭しているなら大丈夫 子どものペースを見守ってひとりで遊んでいても、遊びに没頭できているならまずは見守ってみましょう。遊びに没頭するのは、むしろ発達的には大事な時間です。もし、一人遊びの最中も友達の様子が気になっているようであれば、じっくり集団の様子を観察してから加わりたいタイプなのかもしれません。子どもは「友達になって」と言わなくても、集団の後ろから付いて歩いているうちに仲間に入ったり、離れて遊んでいる子をまねしているうちにお互いが気になって、一緒に遊ぶようになるもの。子どものペースで関係が出来ていくので、親はヤキモキせず、おおらかに構えていましょう。怒りっぽい 今は感情コントロールの練習中 言葉で表現する方法を伝えて怒るのは、悔しさやイヤなことがあったから。怒りはある種の原動力になり、うまくコントロールできるようになると、「これをバネにして頑張ろう」というやる気につながります。幼児期はそうした感情コントロールの練習期間と捉えましょう。また、怒っていることを表現できない方が困ることもあります。「イヤなことされたら、僕だって怒るんだよ」ということを相手にうまく伝えた上で、「もうやめてね」と言えるのが理想的。そのためには、「イヤだったから、怒ったのね」など、感情を言葉で表現する方法を伝えていきましょう。同じ子としか遊ばない 友達だから遊びたい段階 閉鎖的になったらフォローをこれは気にしなくて大丈夫。幼児なりに「気が合っている」ということで、「友達だから遊びたい」の段階に進んでいると考えられます。さらに発達して他者視点が身に付いてくると、友情関係を試すかのように「他の子としゃべっちゃダメ」などと言うこともあるかもしれません。この場合、本気の意地悪ではありませんが、関係が閉鎖的になっているようなら、「お友達がイヤな気持ちになるからね」など、良い方向に導くように声を掛けましょう。友達をしつこく遊びに誘う どのくらいしつこくすると相手が怒るか試すことも大事な経験そもそも子どもはしつこいもの。あまりにしつこくすると相手の子が怒るかもしれませんが、「どのくらいやると相手が怒るのか」を試すのも大事な経験です。相手の子が遊びたくないのなら「◯◯ちゃんはイヤって言っているから、他の子を誘ったら?」、誘っている遊びがイヤなら「違う遊びで遊ぼうって言ってみたら?」など、アドバイスしてみるといいでしょう。友達に対して言葉がきつい 相手が気分を害していると分かれば徐々にマイルドな言い方に言葉がきつくなるのは4歳頃に多く見られ、基本的には一時的なもの。まだボキャブラリーが少ないためで、相手を不快にさせようとしているわけではありません。友達が自分の言葉で気分を害しているのが分かると、言い方を考えるようになり、徐々にマイルドな表現ができるようになっていきます。親は、子どもの言葉がきついと感じたときに「◯◯って言おうね」と、言い換え方を提案してみましょう。また、言葉に関しては「親を映す鏡」という側面もあります。家族の間でも、きつい言葉は避けるといいですね。これも気になる もしも園の友達が新型コロナにかかったら子どもにどう説明する?友達が感染した場合は、下手に隠したり、ごまかしたりせず、子どもが知りたい「単純な事実」をきちんと話すことが大切です。「病気だから治るまでは一緒に遊べないけど、治ればまた遊べるよ」と事実を伝えれば安心できるでしょう。それ以上の説明は、子どもの理解力に合わせて。くどくど説明して、ちゃんと理解できないまま「コロナはすごく恐ろしい」という恐怖心だけを植え付けるのは避けましょう。また、「◯◯ちゃんは、手洗いしてなかったからコロナになったのかも」「悪い子がコロナにかかるから、あなたはいい子にしなさい」という言い方もNG。友達に対して「手を洗っていなかった子」「コロナになった悪い子」など、誤ったイメージを持たせないように気を付けましょう。
2020年11月14日赤ちゃんのころはきちんとお肌のケアをしていても、2歳ごろから子どものイヤイヤが始まり、子どもの肌のケアをつい怠りがちになってしまいます。しかし、乾燥肌は悪化するとかゆみが生じることがあり、睡眠が浅くなったり、集中力がそがれたり……。さらには、肌が乾燥すると刺激に弱くなり炎症も加わって湿疹ができる「皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)」といった疾患も。 たかが乾燥、されど乾燥! これからの季節、子どもの肌トラブルを悪化させないためにもママはしっかりケアしてあげましょう。 子どもの肌はとってもデリケート 人間の肌は、表面の表皮と毛細血管や神経を持つ真皮、大部分が脂肪細胞で占められる皮下組織、そして毛やつめで構成されています。その中の表皮の角質層は、水分喪失(乾燥)を防ぐバリア機能を担っています。そこでは、乾燥対策に必須な保湿機能を持つ皮脂や、角質細胞間脂質などが働いています。 しかし、子どもの肌は大人に比べると厚みが少なく薄く、皮脂も少ないため、肌に十分な水分をためおくことができず、大人より子どものほうが乾燥肌になりやすいのです。そこに加えて秋冬の季節は、低い湿度、エアコンによる乾燥、気温低下による血管収縮や汗の減少によるバリア機能の低下もあって乾燥肌が加速されていきます。 肌トラブルになる前にママができること 肌の乾燥が進むと外的刺激を受けやすくなり、肌トラブルの原因に。そうなる前に乾燥させないためのケアが大切。 ・保湿剤をまめに塗る肌の水分が奪われるのを防ぐためには、保湿クリームやローションをまめに塗りましょう。肌がカサカサしていなくても、お風呂上がりや外出前や帰宅時など気づいたら塗ることを習慣づけて。ローションは塗りやすくさっぱりしていますが、乾燥がひどいときは、ローションタイプよりも保湿効果の高いクリームタイプやワセリンタイプがおすすめです。 ・肌を清潔に保つ肌の新陳代謝は、汗や皮脂、外部からの汚れにより弱くなります。入浴などで肌を清潔に保つことで健康な肌を維持しましょう。ただし、入浴時には、乾燥肌を助長しないようにナイロンタオルなどでごしごしこすらない、お風呂のお湯は40度以下、皮脂を奪い過ぎないように、優しい泡をママの手に取って洗うのがベスト。 ・インナーは肌を刺激しない素材に化学繊維は摩擦が強く、肌への刺激になりやすく乾燥とかゆみの原因になることも。直接肌に触れるインナーは肌への刺激が少ないコットンやシルクなどの自然素材を選びましょう。洗濯は、低刺激性の成分でできた洗剤を使用するとより安心ですが、何よりも成分を繊維に残さないようにしっかりすすぐことが大切です。 ・室内の湿度は60%が目安肌にとって最適な湿度は60~65%。加湿器などで約60%を目安に部屋の湿度をキープ。加湿器がない場合は、濡れたタオルなどを干しておくと湿度が上がります。 乾燥を内面からケア!バリア機能を助ける食材 肌の再生やバリア機能に働く栄養素が不足すると乾燥肌の原因となるため、肌の乾燥対策として、内面からのケアも怠れません。肌の代謝に良い食材を積極的に取り入れましょう。●たんぱく質健康的な肌細胞を作り、バリア機能の正常化。肉や魚、卵、大豆製品、乳製品など。 ●ビタミンA(β-カロテン)肌や粘膜を正常に保つ。のり、にんじん、しそ、乾燥わかめ、ほうれん草、西洋かぼちゃなど。 ●ビタミンB2肌の保護や再生・維持。牛・豚・鶏レバー、牛乳、のり、味噌、卵など。 ●ビタミンC細胞同士をつなぐコラーゲンの生成を助ける。赤ピーマン、キウイフルーツ、芽キャベツ、レモン、パセリなど。 ●ビタミンE細胞膜の構成成分。細胞の酸化を防ぎ、血行を促進。植物油、ナッツ類、小麦胚芽、大豆、さけ・ます類、マーガリンなど。 ●亜鉛細胞の代謝に関与し、肌を健康に保つ。豚レバー、牛肉、プロセスチーズ、たらこ、煮干し、ココアなど。疲れや睡眠不足でも自律神経が乱れ、血行が悪くなったり、腸の働きが低下したりなどで肌の代謝サイクル(ターンオーバー)に影響が生じ肌トラブルを引き起こします。休息や睡眠をしっかりとって、規則正しい生活も心がけましょう。 保湿機能やバリア機能が未熟な子どもの肌は乾燥しがち。乾燥を悪化させないためにも、こまめな保湿、室温管理、バランスの良い食生活、そして規則正しい生活を心がけ、健康な肌を保ってあげたいですね。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:井上 裕紀子監修者:医師 神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、横浜市立大学皮膚科臨床教授 馬場 直子 先生1983年滋賀医科大学医学部卒業、1994年横浜市立大学皮膚科講師を経て、神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、2015年より横浜市立大学皮膚科臨床教授を兼務。日本皮膚科学会専門医。専門分野は小児アトピー性皮膚炎、母斑、血管腫、皮膚感染症など小児皮膚科学全般。
2020年10月31日