小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトは、唯一仲良くしてくれたソウに独占欲や執着心を抱くようになります。そして、ソウに誘いを断られたことをきっかけに、嫌がらせをするように。クラスメートの証言や担任の鈴木先生との話し合いで、非を認めたレクトは、ソウに謝罪しました。しかし、ソウの過度な執着心を危惧した先生は、「レクトの親は学校に協力的ではないため、ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と、ソウのお母さんに提案。お母さんは提案を受け入れ、先生はレクトに目を光らせていました。次第にレクトの執着は解けていったものの、同級生から相手にされなくなったレクトは、公園などで下級生の子に声をかけて遊ぶようになりました。ある日ソウのお母さんは、レクトが1年生の子を遅くまで連れ回して問題になっていることや、下級生からゲーム機を借りパクしていることなど、レクトの周りでトラブルが続いていることを知ります。 「ソウが終わっても次の被害者が出てしまうのでは」と不安に思っていると、突然レクトが不登校に。 「育児放棄を受けている」と噂のあるレクトにソウのお母さんは、「もしかして保護されたのかな」と考えていました。しかし、ソウから「レクトはケガで休んでいる」聞き、「こんなに長いこと、学校に来られないようなケガ?」とお母さんが驚いていると……。 学校に戻って来た少年は… レクトが学校を休みだしてから1カ月ほど経ったある日、レクトは学校に登校してきました。 「え? レクトじゃん!」「レクトだ!」 クラスメートがざわつくなか、ひとりの生徒がレクトに尋ねます。 「おいレクト。何で学校休んでたんだよ」 「別に。ケガしただけ」 「ケガってどんな?」 「大したことない」 クラスメートの問いに、ぶっきらぼうに答えるレクト。 「でも……、傷が治るまで学校に行きたくなかったから」 レクトは顔を曇らせ、意味深につぶやくのでした。 ケガを理由に1カ月ほど学校を休んだレクト。クラスメートの問いに「大したことない」と答えますが、長期で学校を休むほどのケガです。心配になってしまいますね。育児放棄を受けている噂のあるレクト。家庭に問題があるのであれば、学校の先生が状況をしっかり把握し、レクトのサポートをしているといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月11日2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出されて泣かされてしまいました。 その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄で、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と咎め、身に覚えがないと言っているケイくんに謝罪を強要したのです。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えていて、Sさんがケイくんにひどいことを言われたというのは誤解だったことが発覚。その事実を担任の先生がSさんのお母さんに説明したものの、聞く耳を持ってもらえなかったそう。困ってしまったケイくんの母・ふくこさんは、頼れるママ友・内田さんに相談。すると内田さんは、外部に訴えるときのためにも、S家にされたこと・日付や時間・状況の詳細などのメモが必須であることや、信頼できる人とのつながりを作ることが大切だと教えてくれました。ふくこさんは兄弟関係の保護者を思い返し、Sさんに関わりのありそうな人がいないか探したところ、身近なところにSさんの兄を知るママ・泉さんを見つけました。 これまでの事情を話すと、・Sさんの兄は学校を休みがち・時々他人をナメた態度をとる・高校を休んで小学校の授業参観に母親と来ていたと気になることを教えてくれました。 また、Sさんの兄は、ふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたことも判明し……!? 「悪いのは向こうだからね」 Sさんの兄と同級生である泉さんの長男くんが、ケイくんとのトラブルについて確かめたところ、あっさりと事実を認め、「悪いのは向こうだからね。俺が何とかしてやらないとダメなんだ、うちは」と答えたSさんの兄。家で嘘を話すSさん、Sさんを守るのは自分しかいないと思っている兄。何やら複雑な家庭環境が垣間見えるようですね。Sさんの兄の言動は、強い正義感からくるものなのかもしれませんが、事実関係を把握せずに間違ったやり方で行動を起こしたことはよくありません。高校生とはいえ、物事を多角的に見る力が未熟で、まだ社会的な常識などは持ち合わせていないのかもしれませんね。 「悪いのは向こう」と自分は間違っていないと思い込んでいる人を納得させるのはなかなか難しいもの。皆さんなら、誤解を解くためにどう対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 安田ふくこ
2023年05月11日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。クラスメートの証言や担任の鈴木先生との話し合いにより、非を認めたレクト。ソウに謝罪し問題は解決したかのようでしたが、先生は「レクトはソウに執着している。レクトの親は学校に協力的ではないため、ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と、ソウのお母さんに提案しました。ソウのお母さんは、「ソウのことを一番に考えたい」という思いから、先生の提案を受け入れることに。鈴木先生の協力もあり、レクトの執着は解けていったものの、同級生から相手にされなくなったレクトは、公園などで下級生の子に声をかけて遊ぶようになりました。 そんな中、ソウのお母さんは、レクトが1年生の子を遅くまで連れ回して問題になっていることや、下級生からゲーム機を借りパクしていることなど、レクトの周りでトラブルが続いていることを知ります。 「ソウが終わっても次の被害者が出てしまうのでは」と不安に思っていると、突然レクトが不登校に。「育児放棄を受けている」と噂のあるレクトに、「もしかして保護されたのかな」とソウのお母さんが考えていると……。 学校に来ない理由は…!? レクトが学校に来ないことについて、お母さんに話を切り出すソウ。 「レクトが休んでる理由を聞いたっていう友だちがいて、その話が聞こえたんだ」 「その友だちは、レクトくんが休んでる理由を誰に聞いたの?」 「先生に聞きに行ったって」 ソウの話に、「もしレクトくんが保護されていても、先生ならそのことは言わないだろう。体調不良とか、無難に答えるのかしら」と考えを巡らすお母さん。 「それでね、レクトが学校を休んでる理由がね、ケガなんだって」 ソウが聞こえてきたという、レクトが休んでいる理由に、お母さんは思わず顔を引きつらせます。 「こんなに長いこと、学校に来られないようなケガ?」 よからぬ理由に、お母さんは驚きを隠せないのでした。 「育児放棄の可能性がある」というレクトが、ケガで学校を長期間休んでいると知り、さまざまな思いが巡るソウのお母さん。理由が理由なだけに、心配になってしまいますよね。問題の多いレクトですが、ソウのお母さんが感じている、“根拠のない不安”が当たらぬよう願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月10日■前回のあらすじ親子3人で暮らし始めると、母は何をするにも必ず許可を求めてくるようになりました。また弟をひいきするところもあり、しろみはますます自分の意見を言えなくなっていきます。母の束縛方法友だちにもらった物をあんな風に捨てられて悲しいやら悔しいやらでしたが、この頃の私はぐっと言葉を飲み込むしかできませんでた。この時言われた『貴方はママの言うことを聞いていればいい』という言葉にこの先も苦しめられることになろうとは…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年05月09日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。クラスメートの証言や担任の鈴木先生との話し合いにより、非を認めたレクト。ソウに謝罪し問題は解決したかのようでしたが、先生は「レクトはソウに執着している。レクトの親は学校に協力的ではないため、ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と、ソウのお母さんに提案しました。息子とトラブルになった相手を知るため、レクトについて情報を集めていたソウのお母さん。「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」「レクトの姉に娘が執着され、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という保護者の話を聞いて不安に思っていたこともあり、「ソウのことを一番に考えたい」と、先生の提案を受け入れることに。鈴木先生が目を光らせ、レクトの執着は少しずつ解けていくも、ソウを失ったレクトは荒れてしまい、クラスで孤立。同級生から相手にされなくなり、公園などで下級生の子に声をかけて遊ぶようになりました。 ある日、情報通のママ友に声をかけられたソウのお母さん。レクトが1年生の子を遅くまで連れ回して問題になっていることや、下級生からゲーム機を借りパクしていることなど、レクトの周りではトラブルが続いていることを知りました。 「ソウへの執着がなくなりつつあるから、次のターゲットを探している? ソウが終わっても、第2、第3の被害者が出てしまうのでは」と顔を曇らせるソウのお母さん。 そんな中、ある日レクトは……。 トラブルメーカーの生徒が突然…!? ある日突然、学校に来なくなったレクト。 「今日もレクトは休みか……」 先生が朝礼を始める中、レクトの席を見つめるソウ。 帰宅後、母親に「今日もレクト、学校休みだったよ」と報告します。 「レクトくんもう1週間以上も学校に来ていないよね……」 レクトが長期間休んでいることが気がかりなソウのお母さん。 「なんで休みなのか先生は言ってる?」とソウに訊ねると、「みんなの前では言っていない」とのこと。 複雑な家庭事情がありそうなレクト。ソウのお母さんは、「もしかしてレクトくん、保護されたのかな……」そんな考えが脳裏をよぎるのでした。 レクトが長い間、学校に来ていないことが気になるソウのお母さん。いくら息子とトラブルになった相手とはいえ、心配になってしまいますよね。複雑な家庭環境や友だちへの執着心、突然の不登校など、問題の多いレクト。ソウのお母さんの立場としては、心配であってもソウに現状を聞くことしかできないのかもしれません。もし皆さんは、問題ばかりの生徒が子どものクラスメートにいたら、同じクラスの親として何か行動しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月09日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかり、ついに「ソウにいじめられている」と嘘をつくように。担任の鈴木先生は、クラスの生徒たちと話し合いの場を設け、ソウとレクトについて聞き取りをしました。そして、クラスメートの証言で、レクトが嘘をついていたことが明らかに。その後、レクトはソウに謝罪し、鈴木先生は事の顛末をソウのお母さんに報告しました。そして先生は「レクトはソウに執着している。レクトの親は学校に協力的ではないため、学校と被害者の家庭で協力して考えなければならない。ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と提案します。「ソウのことを一番に考えたい」と思っていたソウのお母さんは、鈴木先生の提案を受け入れ、ふたりを引き離してもらうことに。 クラスメートの証言で疑いが晴れたソウは、笑顔で学校に通うようになりました。学校では、鈴木先生がソウに近づかないようレクトに目を光らせ、執着は少しずつ解けていきます。しかし、ソウを失ったレクトは荒れてしまい、クラスで孤立。同級生から相手にされなくなったレクトは、公園などで下級生の子に声をかけて遊ぶようになりました。 ある日、ソウのお母さんは「レクトくん、1年生の子を遅くまで連れ回しちゃったんだって」と、情報通のママ友に教えられ……。 クラスで孤立した少年。新たなトラブルを起こし… 「レクトが1年生を遅くまで連れ回した」というトラブルについて説明するママ友。 「1年生の子、キッズケータイを持っていたみたいなんだけど、たまたまバッテリーが切れていたみたいで、親は血相を変えて探してたよ」 「1年生だから時間がわからなくなっちゃったのかな?」という疑問に、「帰ろうとすると、レクトくんに帰っちゃダメって言われていたみたいよ」と、1年生の子の捜索を手伝ったというママ友が答えます。 「他にもゲーム機とかゲームカードとか、借りパクされた子もいるみたい」「小さい子は上級生に文句言えないもんね」 情報通のママ友の話を聞きながら、ソウのお母さんは複雑な心境になっていました。 「ソウへの執着がなくなりつつあるから? 次のターゲットを探している?」 「ソウが終わっても、第2、第3の被害者が出てしまうのでは」と心配するソウのお母さん。「人を代えて、負の連鎖が続くだけなの?」と顔を曇らせるのでした。 上級生の言葉に従い、遅くまで出歩いてしまった1年生。ママ友が言うように、「上級生には逆らえない」ということもあるのかもしれません。 小学校に上がると、登下校などで、ひとりで外を歩くことが急に増える小学1年生。キッズケータイを持たせたり、「寄り道せず、遅くなる前に帰ってくるように」と言い聞かせたりしても、幼いうちは何かと心配ですよね。皆さんは、そんな時期の子どもを守るため、どのような対策をとりますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月08日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかり、ついに「ソウにいじめられている」と嘘をつくように。担任の鈴木先生は、クラスの生徒たちと話し合いの場を設け、ソウとレクトについて聞き取りをしました。そして、クラスメートの証言で、レクトが嘘をついていたことが判明。その後、レクトはソウに謝罪し、先生は事の顛末をソウのお母さんに報告しました。そして先生は「レクトはソウに執着している。レクトの親は学校に協力的ではないため、学校と被害者の家庭で協力して考えなければならない。ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と提案します。レクトについて事前に情報を集めていたソウのお母さん。「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」「レクトの姉に娘が執着され、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という保護者の話が耳に入っていました。「レクトとのトラブルは、簡単には終わらない」と心配していたソウのお母さんは、鈴木先生の提案を受け入れ、ふたりを引き離してもらうことに。 クラスメートの証言で疑いが晴れたソウは、笑顔で学校に通うようになりました。そしてソウのお母さんは、「レクトくんはソウに執着している。鈴木先生と話し合って、ふたりを引き離すことになったから、自分から関わらないように」とソウに説明しました。ソウもお母さんの話を理解していましたが……。 唯一の友だちと引き離された少年は… 鈴木先生は、レクトがソウに近寄らないよう目を光らせ、レクトの“執着”は少しずつ解けていきました。しかし、ソウを失ったレクトは、誰かれ構わず暴れだし、保護者の間でもざわつく存在になっていきます。 クラスでさらに孤立していったレクトは、公園などで自分より小さい子に声をかけて遊ぶように。 ある日、ソウのお母さんは情報通のママ友に声をかけられました。 「ソウくんのママ、レクトくんの話聞いた?」 「何があったんですか?」 ソウのお母さんが尋ねると、「レクトくん、1年生の子を遅くまで連れ回しちゃったって。本当に大変だったよ」と話してくれました。 下級生と遊ぶようになったレクトは、またトラブルを起こしてしまったのでした。 唯一の友だちだったソウと引き離され、クラスで孤立してしまったレクト。下級生に声をかけ、遊ぶようになりました。再びトラブルに発展してしまいますが、レクトには見知らぬ下級生に声をかけてまで、「誰かと遊びたい」という気持ちがあるようです。 何かと問題ばかりで、目くじらを立てられる存在になってしまっているレクトですが、彼もまた、まだ小学3年生の子ども。レクトが暴れてしまったり、トラブルばかり起こしてしまったりする根本的な原因はどこにあるのでしょうか。その原因を解決しない限り、問題行動は何度も繰り返されてしまうのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月07日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をつきました。レクトを信じ、かばうような様子を見せる教頭先生に、ソウは困惑。ソウのお母さんは後日、奥さんの出産のため不在にしていた担任の鈴木先生に相談しました。トラブルを知った鈴木先生は、クラスの生徒たちと話し合いの場を設け、当時の様子を聞くことに。クラスメートの証言でレクトの嘘が明らかになると、動揺し突然暴れだしたレクト。先生はレクトを教室から連れ出し、落ち着かせ、ふたりで話し合いました。するとレクトは嘘を認め、ソウに謝罪。ソウも謝罪を受け入れたのです。先生はその後、事の顛末をソウのお母さんに報告しました。鈴木先生の話では、「レクトは、仲良くしてくれたソウに執着心がある」とのこと。 さらに先生は、「ソウの親は学校に協力的ではないため、学校と被害者の家庭で協力して考えなければならない。ソウをどう守るかに重きを置き、ふたりを引き離そうと思う」と提案します。 レクトについて事前に情報を集めていたソウのお母さん。「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」「レクトの姉に娘が執着され、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という保護者の話が耳に入っていました。「レクトとのトラブルは、簡単には終わらない」と心配していたソウのお母さんは、鈴木先生の提案を受け入れ、ふたりを引き離してもらうことに……。 笑顔が戻った被害者の少年。しかし… クラスメートの証言をきっかけに、疑いが晴れたソウ。学校から帰ってきたソウの顔には、笑顔が戻っていました。ソウを疑うような様子を見せた教頭先生は、ソウに謝罪。ソウのお母さんにも、「後日、謝りたい」と申し出がありました。 そしてソウのお母さんは、「レクトからソウを引き離す」という鈴木先生からの提案を、ソウに説明することに。 「レクトくんはソウに“執着”してるんだって」 「執着?」 小学生のソウには、馴染みのない言葉です。 「執着ってね、ひとつのことに心をとらわれて、そこから離れられないことなんだって。レクトくんはソウが気になって仕方ないんだと思う」 「え!! なんかレクト、魔法にかかっているみたいでかわいそうだね」 思いもよらない話に驚き、レクトを案ずるソウ。 「でもその魔法は悪い魔法だから、解いてあげないとだね。それで、鈴木先生が引き離してくれるから、ソウは自分からレクトくんに関わるようなことはしないでね」 ソウを気遣いつつも、ふたりを引き離すため、お母さんはソウに「レクトと関わらないように」と言い聞かせるのでした。 レクトの執着心により、トラブルに発展してしまった今回の出来事。何かに対する執着は、多かれ少なかれ、大人にもあるのではないでしょうか。大人であれば、ある程度自分をコントロールし、自制できる部分がありますよね。しかし、レクトはまだ小学生です。 わが子を第一に考え、学校側と協力したソウの家庭。一方、複雑な家庭環境がありそうなレクト。さまざまな要因から、レクトは精神状態が不安定になってしまい、友だちを苦しめてしまったように思います。子どもにとって、安心できる家庭や居場所があることがどれだけ大切か、考えされられますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月06日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をつきました。担任の鈴木先生が、奥さんの出産のため不在だったときに起きたトラブル。先生は、クラスの生徒たちと話し合いの場を設け、そのことについてソウのお母さんに電話で報告をしました。生徒たちとの話し合いでレクトが嘘をついていたことが明らかになり、動揺したレクトは、突然暴れだしてしまったそう。鈴木先生はレクトを教室から連れ出し、落ち着きを取り戻したレクトとふたりで話し合いをしました。その際、嘘を認めたレクト。鈴木先生は、「ソウに対して嫉妬心や独占欲、執着があるように感じた」と、ソウのお母さんに自身の見解を伝えます。そして、「お母さんがよければ、レクトからソウを引き離そうと思う」と提案をしました。レクトについて事前に情報を集めていたソウのお母さん。その際、「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」という情報通のママ友の話や、「レクトの姉に娘がカツアゲされそうになった」という保護者・高木さんの話が耳に入りました。 高木さんの話では、「レクトの姉は娘に執着していて、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という事件があったそう。レクトには複雑な家庭事情がありそうで、ソウのお母さんは「ただのトラブルでは済まない」と心配していました。 そして、鈴木先生からの「ふたりを引き離そうと思う」という話を受け、「ソウのことを一番に考えたい」と思ったソウのお母さんは、提案を受け入れますが……。 トラブルになった相手の少年の家庭は… 「ふたりを引き離すということでお願いします」と鈴木先生に伝えた、ソウのお母さん。気になっていたことを尋ねます。 「レクトくんの家について少し耳にしたのですが、児童相談所などは動いているんですか?」 「すみません、個人情報なので何も言えません。ただ、レクトの家は学校に対して協力的ではないのは事実です」 そのためトラブルが起きたとき学校側は、「被害者の児童をどう守るかに重きを置いている」と話す鈴木先生。 「ソウを守るため、学校と家庭で協力して、対策を考えていくかたちです」 鈴木先生は、ふたりを引き離す提案をした理由を説明してくれました。 「ありがとうございます。先生、よろしくお願いします」ソウのお母さんは、鈴木先生を信じて任せることにしたのでした。 ひとまず「ふたりを引き離す」という方向で、解決に向かおうとしている今回のトラブル。これでソウが安心して学校生活を送れるようになるといいですね。しかし、「レクトの親は、学校に協力的ではない」という先生の話は、「子どもに関心がないのでは?」と、とても気になってしまいます。ソウと同じく、レクトも安心して生活できる環境が整うことを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月05日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をつきました。担任の鈴木先生が、奥さんの出産のため不在だったときに起きたトラブル。先生は、クラスの生徒たちと話し合いの場を設け、そのことについてソウのお母さんに電話で報告をしました。生徒たちにソウとレクトのトラブルについて質問した先生。生徒たちは次々に、「レクトが一方的にソウに攻撃していた」と証言しました。すると突然、叫びながら暴れだしたレクト。先生はレクトを教室から連れ出し、落ち着きを取り戻してからふたりで話をすることに。その結果として、「レクトは嘘を認めたが、ソウに対して嫉妬心や独占欲、執着があるように感じた」と、ソウのお母さんに自身の見解を伝えました。レクトについて事前に情報を集めていたソウのお母さん。その際、「娘がレクトの姉にカツアゲされそうになった」という保護者の高木さんから話を聞いていました。高木さんの話では、「レクトの姉は娘に執着していて、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という事件があったそう。 鈴木先生の“執着”という言葉を聞き、レクトの姉のトラブルを思い出したソウのお母さん。「レクトが謝り、ソウも許してくれたので、子どもたちの間では解決した」という先生の話に、釈然としない気持ちでいると……。 先生から驚きの提案が…! 「あのっ……」 「解決した」という鈴木先生の話に不安があったソウのお母さんが、話をしようとすると……。 「ただ、レクトの“執着”は、僕としてはとても気になっています。そこでひとつ提案なのですが、もしよかったら、レクトからソウを引き離そうと思います」 「ふたりを引き離す……!?」 鈴木先生の話に驚くソウのお母さん。しかし、頭の中でレクトの姉のトラブルが頭をよぎります。 「高木さんの話を聞かなかったら、『そこまでしなくても大丈夫です』と断っていたかもしれない。でも今は、トラブルになってはいけない家庭だとわかっているから、レクトくんには申し訳ないけど……」 ソウのお母さんは、「ソウのことを一番に考えたい」と心を決めます。 「先生、それでよろしくお願いします」 ソウのお母さんは、鈴木先生の提案を承諾するのでした。 トラブルになった友だちとはいえ、“大人が子どもたちを引き離す”という判断は、悩ましいですよね。レクトの家庭に複雑な事情がありそうなことや、レクトの姉が起こした事件を踏まえ、ソウのお母さんは、「ふたりを引き離す」と決めました。根底にある、「息子のことを一番に考えたい」という気持ちは、共感できる場合もあるかもしれません。皆さんがもし、ソウのお母さんの立場になったら、どのような選択をしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月04日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をつきました。担任の鈴木先生が、奥さんの出産のため不在だったときに起きたトラブル。先生は、「必ず明確にしたい」とソウのお母さんに約束し、学校に復帰後、さっそく生徒たちと話し合いの場を設けました。「先生がいない間に起きた事件について、みんなに確認したい」と話を切り出すと、生徒たちが次々とソウとレクトのトラブルについて証言。「レクトが一方的にソウに殴りかかった」「レクトはソウに、○ねとか○ろすとか言っていた」。先生はレクトにも、「お前が言ってたことは本当なのか?」と確認します。するとレクトは突然、「うそじゃねぇよぉ! わぁぁぁ!!」と叫びながら、暴れだしたのです。生徒たちとの話し合いについて、ソウのお母さんに報告する鈴木先生。暴れだしたレクトを教室から連れ出し、ふたりで話し合ったそう。 落ち着きを取り戻したレクトは自分の嘘を認めました。そして、「ソウに殴られた」と腫らしていた頬は、レクト自身が殴ったということがわかりました。 「なんでそこまでしてソウを……」と愕然とするお母さん。鈴木先生は理由を説明してくれますが……。 「いじめられていた」と嘘をついた少年は… ※訂正:(誤)立ち合い→(正)立ち会い 「ソウがレクトくんに何かしましたか?」 自らを傷つけてまで、「ソウにいじめられていた」と嘘をつこうとしたレクト。原因がわからないお母さんは、戸惑っていました。 「違うんです。むしろ逆のようで、ソウがレクトにやさしくしてくれたから……」 鈴木先生によると、「ソウに対して嫉妬や独占欲がある」とのこと。 「もっとはっきり言うと、“執着”があるように感じました」 “執着”という言葉に、以前、「娘がレクトの姉にカツアゲされそうになった」と言っていたお母さんの話を思い出します。今回と同様に、レクトの姉は友人に執着し、大変なトラブルになっていたのです。 「今回のトラブルですが、ぼくが立ち会ってレクトがソウに謝り、ソウも許してくれて、子どもたちの間では解決しています」 「え? 解決……? これで解決……!?」 “執着”という言葉や、レクトのお姉さんのことが頭をよぎり、ソウのお母さんはモヤモヤとした気持ちになるのでした。 ソウに対して独占欲や執着心があったレクト。「レクトが謝り、子どもたちの間では解決した」と鈴木先生に言われるも、ソウのお母さんは釈然としない気持ちでいました。ソウのお母さんは、“単純な子ども同士のケンカ”とは思えないのでしょう。しかし、学校で起きた出来事にどこまで親が介入するかは、難しいところですよね。納得できないと感じたとき、皆さんならどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月03日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウに殴られた。ボールをぶつけられたり、いじめられていた」と嘘をつきました。奥さんの出産のため、学校を休んでいた担任の鈴木先生は、ソウとレクトのトラブルを知り、「ソウくんのことはわかっているつもり。必ず明確にしたい」とソウのお母さんに伝えます。一方ソウのお母さんがレクトについて情報を集めていると、「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」「娘がレクトの姉にカツアゲされそうになった」という話が耳に入りました。レクトには複雑な家庭事情がありそうで、ソウのお母さんは不安に思っていました。学校に復帰して、さっそく生徒たちと話し合いの場をつくった鈴木先生。そして、その話し合いについて、ソウのお母さんに電話で報告をしました。 鈴木先生が、「先生がいない間に起きた事件について、みんなに確認したい」と話を切り出すと、生徒たちが次々とソウとレクトについて話してくれたそう。 「レクトが一方的にソウに殴りかかった」「レクトはソウに、○ねとか○ろすとか言ってました」 他にも、「ソウがレクトにボールをぶつけていじめているところを見た人は?」という先生の質問には、「ソウは休み時間、オレらと校庭裏で秘密基地を探していて、ボールを触っていません」との証言が。 鈴木先生はレクトにも、「お前の言ってたことは本当なのか?」と確認します。するとレクトは突然、「うそじゃねぇよぉ! わぁぁぁ!!」と叫びながら、暴れだしてしまい……。 腫れていた少年の頬。実は… 「逃げられなくなったレクトが急に暴れ出してしまって、強制的に教室から連れ出しました」 鈴木先生の話に驚いたソウのお母さんは、事の顛末を尋ねます。 「では結局、明確になったとはいかず……?」 「いえ、そのあとレクトを落ち着かせて、僕とふたりで話し合ったときには観念したようで、すべてを認めました」 クラスメートの証言もあり、「ソウが言っていたことが正しかった」と鈴木先生も確認できたよう。休み時間にソウがレクトにボールをぶつけて、いじめていたという話も、嘘だとわかりました。そして、「ソウに殴られた」と言って腫らしていた頬は……。 「レクトが自分で殴ったそうです」 「!!」 「なんで、なんでそこまでしてソウを……」 執念ともとれるレクトの行動に、ソウのお母さんは顔を青ざめ、愕然とするのでした。 クラスメートの証言で追い詰められ、動揺し、暴れてしまったレクト。しかし、鈴木先生とふたりきりになると、素直に嘘をついたことを認めました。そして、自分の頬を殴ってまで、レクトを悪者にようとしたことが判明。ソウのお母さんが「なんでそこまでして……」と不思議に思ったように、レクトはどのような思いで自らを傷つけたのでしょうか。複雑な家庭環境が背景にありそうなレクト。嘘をついた理由はわかりませんが、もし家庭環境に問題があるのなら、根本的な原因を解決できるよう、周りの大人がサポートできるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月02日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をつきました。奥さんの出産のため、学校を休んでいた担任の鈴木先生は、ソウとレクトのトラブルを知り、「ソウくんのことはわかっているつもり。必ず明確にしたい」とソウのお母さんに伝えます。一方ソウのお母さんがレクトについて情報を集めていると、「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」という情報通のママ友の話や、「娘がカツアゲされそうになった」というレクトの姉とトラブルになった生徒のお母さんの話が耳に入りました。レクトには複雑な家庭事情がありそうで、ソウのお母さんは不安に思っていました。学校に復帰した鈴木先生は、さっそく生徒たちに「先生がいない間に起きた事件について、みんなに確認したい」と、話を切り出します。そして、その話し合いについて、ソウのお母さんに電話で報告をしました。 鈴木先生の話によると、ひとりの生徒がトラブルが起きた日のことを話してくれたそう。「机に突っ伏したままで給食を取りに来ないレクトに、ソウが心配して声をかけると、レクトがいきなりソウに殴りかかった」。ひとりの生徒の発言をキッカケに、みんなが証言してくれたようで……。 クラスの生徒たちの証言で動揺した少年は… 「レクトくんが一方的に殴りかかってました」「ソウくんは防御だけで、殴ってなかった」「レクトくんはソウくんに、○ねとか○ろすとか言ってました」 次々に証言する生徒たち。 「休み時間にソウがレクトにボールをぶつけて、いじめているところを見た人はいるか?」 レクトが教頭先生に「ソウにボールをぶつけられて、いじめられている」と言ったことについて、確認する鈴木先生。 「それはありえません。ソウは休み時間、オレらと校庭裏で秘密基地を探してます。そもそもオレらはボールを触っていません」 鈴木先生はソウに「間違いないか?」と確認します。 「間違いありません。オレはレクトを殴っていないし、いじめていないです」 レクトにも、「みんなそう言っているが、お前の言っていたことは本当なのか?」と確認する鈴木先生。 するとレクトは突然、「嘘じゃねぇよぉ! わぁぁぁ!!」と叫びながら、暴れだしたのです。 クラスの生徒たちの証言で、追い詰められたレクト。動揺からか突然叫び、暴れてしまいました。子どもは感情をうまく表現できず、泣いたり暴れたりすることで、何とか気持ちを伝えようとするときがありますよね。レクトが教頭先生に嘘をついたことは、よくないことです。しかし、どうしてそのようなことをしたのか、まずはレクト自身が抱える問題を明らかにする必要があります。少しでも早くトラブルが解決し、生徒みんなが安心して学校生活を送れるようになることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年05月01日ピンクのパンダが親子を救う!? 今回は、「小学生の息子が学校で起こしてしまったトラブル」の対応に悩むママのお話です。小学校で起きてしまったトラブルは、親が見ていないところで起きるケースも多いから、ママも突然の連絡に動揺を隠せていない様子…。相手のお家に謝りに行くママと息子くんの背後には笹の葉がワサワサと…?→次回に続く!(全5回)毎日12時更新!
2023年05月01日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。今回は、先輩ママから聞いたお金のトラブルになりそうだった出来事と、それを聞いて私が思ったことなどについて、書きました。■友だちにジュースをおごってもらったが…!?小学校中学年になると、友だちと遊ぶ機会がぐっと増えたそうです。「公園で遊ぶ」と言うので、お金は持たせていなかったそうですが、中にはお金を持ってくる子がいるのだとか。下の子が「一緒に公園に行きたい」と言って、ついて行ったからこそ、友だちにジュースをおごってもらっていたことに気づけたけれど、もしついて行かなかったら…と思うとゾッとする、と話していました。このことがキッカケとなり、友だちにおごったり、おごられたりしてはいけない、と家族でお金についても話し合ったそうです。友だちにおごったり、おごられたりすることを禁止している学校も、増えてきているのではないでしょうか。そんな話を聞いていて、私が子どもの頃はどうだったのか思い出してみると…。 ■自由だった私の子ども時代すごく自由にやっていた記憶がありますが、「家には何かしら食べる物があるから、外で食べるのはもったいない。おなかが空いたら家で食べな」と、祖母に言われていた気がします。祖母に言われていたからか、私自身も“外で買うのはもったいない”と思っていて、友だちがコンビニでお菓子を買っていても、私は駄菓子屋以外では買ったことがありませんでした。友だちに「お菓子を食べていいよ」と言われたら、もらうこともありました。私の家に友だちがきたときには、お菓子だけでは足らず、冷蔵庫に入っていた漬物まで勝手に食べたこともありました。今の時代だと怒られそうなこともしていましたが、誰にも怒られたことはありませんでしたね。そんな自由な環境にいたからかもしれませんが、本音を言うと、子ども同士でおごったりおごられたりすることが、そんなに悪いことだとは思いません。そういう経験をしながら、社会性が身につくこともあると思うからです。ただ、トラブルになりやすいのも事実でしょう。 ■あらゆるトラブルが想定される純粋に、友だちと一緒にジュースを飲みたい、お菓子を食べたい、そういう理由で、自分のおこづかいからお金を出すのなら、それはそれで良いと思うのです。しかし、そのお金が、家から勝手に持ち出してしまったお金で親は知らない…となると、問題です。そして、おごり目当ての子が近づいてくることもあるでしょう。きっと、あらゆるトラブルを想定して、学校でも”禁止”とされているのだろう、というのは分かります。息子も、いずれひとりで外へ行く日が来るのだろう、と覚悟しているのですが、今は家が好き過ぎて、外へ行く気持ちはない様子です。いつから変わっていくのか、見守っていきたいと思います。
2023年04月26日■前回のあらすじ公園で娘を見失った大輔を責める綾乃。大輔は謝るが、綾乃は今までずっと大輔が娘を傷つけてきたこと、上辺だけで謝って済ませてきた態度を含め、許せないと告げる。すると大輔は「女の子が怖い」と話し始め……。 >>1話目を見る 【夫 Side STORY】幼少期の出来事もあって、女の子に対する苦手意識が強かった俺……。いつしかそれを理由に、娘と向き合うことを避けていたのかもしれません。しかし、そんな姿に呆れ果てた妻に「目を覚まして」と言われ、何も言い返せませんでした。次回に続く(全10話)毎日更新! ウーマンエキサイトのTwitterをフォローしてこの話の続きを先読み! ※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ まりお
2023年04月24日皆さんは、子ども同士の喧嘩で親が謝罪へ行くシーンを実際に見たことはありますか?今回は、子ども同士のトラブルについてのエピソードを漫画で紹介します。インスタ:マリコ(@kusodan_gotohell)HP:リアコミ原作:みのりさん(インスタグラムにて経験談公募)漫画:真青様≪HPはこちら≫「ママ友村八分」ある日、主人公の息子が同級生の男の子と喧嘩をしてしまいました。しかも、喧嘩をした相手はPTA会長の子どもだったのです。主人公は謝罪するため、息子を連れてすぐ会長の家を訪ねました。子ども同士の喧嘩とはいえ、相手は「ボスママの子ども」…「いいのよ」とボスママは言いますが、言葉通りに受け取れない高圧的な雰囲気が充満していました。本当に悪いのは誰?出典:instagram息子だけが悪いわけじゃないとわかっていながらも、今後のことを考え一方的な謝罪をした主人公。息子に「ごめんね」と声をかけ、帰宅したのでした。悪くないのはわかっていた今後、息子さんが不自由なく学校生活を送るために理不尽な状況を耐え抜いたお母さん。いつかお母さんの思いが息子さんに届いてほしいものですね。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年04月11日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をつきました。奥さんの出産のため、学校を休んでいた担任の鈴木先生。休み明け前日、準備のため学校に訪れると、校門の前で偶然、ソウのお母さんに出くわします。レクトとのトラブルを心配して学校に駆けつけたソウのお母さんに、経緯を聞き、驚いた鈴木先生ですが、「ソウくんのことはわかっているつもり。必ず明確にしたい」と伝えました。「息子が苦しんでいるのに、相手の子の顔も性格も、何も知らないなんて……」と自分を責めたソウのお母さんは、レクトについて情報を集めることに。「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」という情報通のママ友の話や、「娘がカツアゲされそうになった」というレクトの姉とトラブルになった生徒のお母さんの話など……。レクトには複雑な家庭事情がありそうでした。 お母さんと鈴木先生が話した翌日、鈴木先生は学校に復帰。さっそく生徒たちの前で、「先生がいない間に起きた事件について、みんなに確認したい」と、話を切り出すと……。 トラブルを見ていた生徒たちは、先生に…!? ソウとレクトのトラブルについて、クラスの生徒たちと話した鈴木先生は、ソウのお母さんに報告の電話をかけました。 「ソウくんとレクトくんのトラブルの件です。実は、思い切ってクラスで話してみたんです。そうしたら……」 ひとりの生徒が手を挙げ、トラブルが起きた日のことを話してくれたそう。 「オレ、あのとき給食係で、話しかけても突っ伏したままで給食を取りに来ないレクトくんに腹が立って、ソウくんに相談したんです」 トラブルがあった日、給食係のお友だちの話を聞いたソウは、「体調が悪いのかも」とレクトに声をかけました。 「そうしたら、レクトくんがいきなり、ソウくんに殴りかかっていました」 お友だちはソウを助けようとしましたが、ソウは自分で防御したそう。 「ひとりの生徒の発言をキッカケに、みんなが証言してくれました」 鈴木先生の言葉に、お母さんは安堵の表情を浮かべるのでした。 鈴木先生の問いかけに、勇気を出して証言した生徒。レクトは教頭先生に、「ソウにいじめられた」と嘘をついていました。そのことで困惑していたソウにとって、お友だちの証言は、とても心強かったのではないでしょうか。同級生同士のケンカやトラブルをどのように解決するかは、先生によって対応が分かれると思います。「思い切ってクラスで話してみる」という判断をした、鈴木先生。このままトラブルが解決に進むことを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年04月10日ワーキングマザーのアカリさんは、小学一年生の娘・サクラをエレクトーン教室に通わせています。1つ前の枠に通うスミレちゃんと娘が友だちになり、ママ同士も仲良くなりました。しかし、それと同時にスミレちゃんのパパからアカリさんは執着されるようになります。スミレちゃんのパパに捕まらないように、娘のレッスン日には必ず予定を入れるようにしたアカリさん。しかし、娘はスミレちゃんと会うことができず、寂しそうです。アカリさんは、自分のせいで娘に悲しい思いをさせるのが心苦しくなってきました。もう連絡も来なくなったし、拒否は伝わったよね…? 夫が1カ月間海外に出張することが決まり、スミレちゃんのパパの件をやはり相談すべきだったか迷うアカリさん。しかし、出張前の夫に心配をかけるようなことを伝えるのは申し訳なくなり、結局、相談することができませんでした。 夫が出張に旅立った日、駅前を歩くアカリさん親子の前に、スミレちゃんとスミレちゃんのパパが現れます。最寄り駅にアカリさんが現れるのを、待ち伏せしていたのです。 うれしそうに再会を喜ぶ子どもたちのそばで、まるでアカリさんと自分が夫婦のようだとニヤニヤしながら話すスミレちゃんのパパ。アカリさんは恐怖で震えが止まりません。ついにアカリさんは娘の手を引き、逃げるようにその場を去ったのでした。 ストーカーは障害があればあるほど過激になると聞きますが、スミレちゃんのパパの心にも火が付いたのでしょうか。 出張で家長が家をあけるときは、家庭内での問題や困りごとについては、家族間でしっかりと共有し合っておくことが大切です。大事が起きてからでは、取り返しがつかなくなることもあります。もしアカリさんが勇気を出して夫に相談していたらと、悔やまれます。 いくら知り合いとはいえ今回のように待ち伏せをされ、自身が危険、不安に感じた際は、信頼できる人や警察にまずは助けを求め、早めに対策を考えた方が良いかもしれません。著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ子持ち専業主婦のマヨとシングルワーママのネギの二人組。 ママ友や不倫などヤバイ人の体験談を元に漫画にしています。 毎日更新頑張ってます。
2023年04月10日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をつきました。奥さんの出産のため、学校を休んでいた担任の鈴木先生。休み明け前日、準備のため学校に訪れると、校門の前で偶然、ソウのお母さんに出くわします。レクトとのトラブルを心配して学校に駆けつけたソウのお母さんに、経緯を聞き、驚いた鈴木先生ですが、「ソウくんのことはわかっているつもり。必ず明確にしたい」と伝えました。「息子が苦しんでいるのに、相手の子の顔も性格も、何も知らないなんて……」と自分を責めたソウのお母さんは、レクトについて情報を集めることに。「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」という情報通のママ友の話や、「娘がカツアゲされそうになった」というレクトの姉とトラブルになった生徒のお母さんの話など……。レクトには複雑な家庭事情がありそうでした。 鈴木先生と話したお母さんは、学校から帰宅したソウに、「先生が、明日すべてを明確にするって言ってたよ」と伝えます。ソウも「明日か……。わかった!」と覚悟を決めたような表情に。そして翌日……。 先生が話を切り出すと…!? 「みんなおはよう! お休み、ありがとうな!」 笑顔であいさつする鈴木先生。 「おかげで出産に立ち会うことができました。この世に生まれてきてくれた命は、すべて奇跡なんだと改めて思いました」 「ただ、先生がいない間に、ちょっと事件があったと聞いています」 鈴木先生は表情を変え、真剣な面持ちで話します。 「先生、その件をハッキリさせたくて、みんなに確認をとりたいんだけど……。今、時間使ってもいいかな?」 鈴木先生から話があると聞いていたソウと、何かを察知したレクト。2人とも顔を強張らせ、鈴木先生を見つめるのでした。 奥さんの出産のため、学校を休んでいた鈴木先生。無事、出産に立ち会うことができ、命の尊さを改めて感じたようです。そんな中、大事な生徒たちの間で、自分の不在中にトラブルが発生したと聞いて、先生も複雑な心境なのではないでしょうか? 早急な解決を目指し、生徒たちに直接トラブルの経緯を確認するようですが、この方法は賛否が分かれるかもしれませんね。場合によっては「犯人探し」のようなことになりかねないこの状況、皆さんは賛成ですか? 反対ですか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年04月09日友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をついていました。学校に出向いたソウのお母さんは、奥さんの出産のため不在にしていた担任の鈴木先生に会い、レクトとのトラブルについて相談。その話を耳にした、小学6年生のミミちゃんのお母さんに声をかけられ、ミミちゃんと同級生であるレクトの姉・メコちゃんとの間に起きたトラブルについて、話を聞くことができました。ミミちゃんはメコちゃんからカツアゲされそうになり、親に謝罪を求めたところ、高校生くらいのメコちゃんのお姉さんが訪れたそう。「この家庭に常識は通用しない」と判断したミミちゃんのお母さんは、娘の安全を守ることを優先し、先生の協力のもと、娘とメコちゃんとの関わりを一切なくすことで、トラブルを決着させました。 ミミちゃんと引き離され、荒れた生活を送っていたメコちゃん。「それが原因で、末っ子のレクトくんにも、何らかの被害が及んでいたのでは」と、ミミちゃんのお母さんは推測していました。トラブルを経験したミミちゃんのお母さんの話には説得力があり、この話を参考にしつつ、レクトとのトラブルを解決したいと考えていたお母さんは……。 トラブルが解決しないまま、学校に通う息子は… ミミちゃんのお母さんから、トラブルの経験談を聞けたお母さん。 「どうしたらいいかわからなかった自分にとって、いろいろな視点から冷静になって考えるキッカケになった」 レクトの姉を謝罪に行かせた母親のことや、「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」と、情報通のママ友から聞いたこと……。 「とても受け止められない家庭はある。私もまた、ソウのことを一番に考えよう」 ミミちゃんのお母さんから聞いた、「ミミの安全を優先して、トラブルを決着させた」という話に、考えさせられるお母さん。 その後、帰宅したソウに、お母さんは学校での様子を聞きます。 「レクトに睨まれたりはしたけど、オレは避けていたからあまり関わらなかった」 ソウの話に安心するお母さん。 「実は今日、たまたま鈴木先生に会えたから、レクトくんとのことをちゃんと話しておいたよ。鈴木先生ね、明日すべてを明確にするって」 ソウは、「明日か……。うん、わかった!」と、覚悟を決めたような表情をするのでした。 息子が見舞われたトラブルに、親としてどう対応すればいいかわからなかったお母さんにとって、経験者の話はとても参考になりました。「いろいろな視点から冷静になって考えるキッカケになった」と話すように、何事も多角的に、視野を広げて考えることは大切ですよね。そのためにも、事実確認をすることはもちろんこと、周りの人の話を聞き、さまざまな意見を取り入れながら、情報を自分で精査することが、トラブルを解決する道しるべになるのではないでしょうか。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年04月08日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をつきました。「何もしていない」と訴えるソウですが、レクトをかばうような様子を見せる教頭先生。そんな状況に、ソウは困惑していました。ある日ソウのお母さんは、小学6年生のレクトの姉・メコちゃんと同級生である、ミミちゃんのお母さんに声をかけられ、ミミちゃんとメコちゃんの間に起きたトラブルについて、話を聞くことができました。ミミちゃんはメコちゃんからカツアゲされそうになり、親に謝罪を求めたところ、高校生くらいのメコちゃんのお姉さんが訪れたそう。「この家庭に常識は通用しない」と判断したミミちゃんのお母さんは、娘の安全を守ることを優先し、先生の協力のもと、娘とメコちゃんとの関わりを一切なくすことで、トラブルを決着させました。 ミミちゃんと引き離され、荒れた生活を送っていたメコちゃん。「それが原因で、末っ子のレクトくんにも、何らかの被害が及んでいたのでは」と、ミミちゃんのお母さんは推測していました。ソウのお母さんを気にかけ、話をしてくれたミミちゃんのお母さん。聞き終えたソウのお母さんは……。 同じような状況を経験したお母さんの話に… ミミちゃんとメコちゃんの間に起きたトラブル、そしてそのことが少なからずレクトに影響を及ぼしたかもしれない、そんな話を聞いたソウのお母さん。 「経緯がわかると違う角度から考えられる。ソウとレクトくんの件に関しても、参考にします」と、ミミちゃんのお母さんに感謝を伝えました。 「でも、教頭先生にはモヤモヤしっぱなしなんですけどね」 レクトをかばうような様子を見せた教頭先生に、憤りを感じていたソウのお母さん。 ミミちゃんのお母さんは、「自分たちのことがあったから、親同士のトラブルまで発展させないよう、ケンカ両成敗で片付けたかったのでは」と考えていました。 「もしかしたら、自分が目にした光景から、まだ教頭先生自身は、レクトくんを信じてあげたかったのかもしれませんね」 トラブルの経験があるミミちゃんのお母さんの意見に、「うちからしたら、たまったもんじゃない」と思いつつも、納得するソウのお母さん。 最後にミミちゃんのお母さんは、「息子さんにとって、一番いい方向に向かうことを願っています」と、解決を願う言葉をくれました。 以前、情報通のママ友から聞いた、「レクトは育児放棄されている可能性がある」という話や、奥さんの出産で休んでいた担任の先生に偶然会い、相談できたこと。そして、ミミちゃんのお母さんの話。ソウのお母さんはレクトとのトラブルを解決するために、「とても役に立った」と感じるのでした。 ソウとレクトがトラブルになった際、「ソウにいじめられた」と話すレクトを、かばうような様子を見せた教頭先生。メコちゃんが起こしたトラブルもあり、レクトが複雑な家庭環境であることを、教頭先生は把握していたはず。ミミちゃんのお母さんが言うように、「レクトの言葉を信じてあげたい」という気持ちだったのかもしれませんね。しかし、困惑するソウのフォローもしっかりしてほしいところ。もし、わが子が見舞われたトラブルに居合わせた先生に、不公平だと感じる対応をされたら、皆さんならどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年04月07日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をついていました。ある日ソウのお母さんは、ソウとレクトのトラブルを耳にした、小学6年生のミミちゃんのお母さんに声をかけられました。ミミちゃんは、レクトの姉・メコちゃんと同級生で、メコちゃんからカツアゲされそうになった過去があったそう。メコちゃんの親に謝罪を求めたところ、訪れたのは、高校生くらいのメコちゃんのお姉さんでした。そして、「バイトでもう行かなくてはいけない」と早々に帰ってしまったのです。メコちゃんは万引きの常習犯のようで、近所のお店はほぼ出禁のような状態。そのこともあり、ミミちゃんのお母さんは、「この家庭に常識は通用しない。私にできることは、ミミの安全を守ること」と、メコちゃん側に何かを求めることはやめました。そして、先生の協力のもと、「ミミとメコちゃんの関わりを一切なくすことを、落とし所にした」と話してくれました。 ミミちゃんに執着していたメコちゃんは、ミミちゃんと引き離されたことで、今でも荒れた学校生活を送っているそう。メコちゃんの弟であるレクトとトラブルになったソウを心配している、ミミちゃんのお母さんは……。 声をかけてくれたお母さんが伝えたかったこととは… 「何が言いたいかというと……。もしかしたら、メコちゃんが荒れてしまったことで、レクトくんも被害者になっていたのかも」 末っ子のレクトにも、家庭で何らかの被害が及んでいたのではないかと推測するミミちゃんのお母さん。 「メコちゃんのように、誰かを攻撃するような話は、今まで聞いたことがなかったので……」 以前、情報通のママ友に、「レクトは親の影がなく、育児放棄の可能性がある」と、話を聞いていたソウのお母さん。 「確かに、親の影がなく、高校生くらいのお姉さんがバイトで家にいなかったら、残るのはメコちゃんとレクトくんだけですもんね……」 ミミちゃんのお母さんの憶測に納得するレクトのお母さん。 「だからといって、あなたの息子さんに、レクト君がしたことは許されないわ」 ミミちゃんのお母さんは、レクトとトラブルになっていることを気遣う言葉をかけてくれたのでした。 ソウのお母さんが不安に思っていた以上に、複雑な家庭事情がありそうなレクト。レクトが攻撃的になってしまった原因が家庭環境にあるのかは、ミミちゃんのお母さんの憶測にすぎません。しかし、もし本当にそうだった場合、レクトが安心して帰れる場所があれば……と、複雑な気持ちになってしまいます。ミミちゃんのお母さんが言うように、ソウへの攻撃は許されることではありませんが、小学3年生にとって家庭に味方がいないことは、つらい状況ですよね。レクトが攻撃的になってしまった根本的な原因を解決できるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年04月06日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をついていました。ソウのお母さんが、息子とレクトのトラブルについて、担任の鈴木先生に相談していると、偶然居合わせた小学6年生の高木ミミちゃんのお母さんに声をかけられました。ミミちゃんは、レクトの姉・メコちゃんと同級生で、メコちゃんからカツアゲされそうになった過去があったのです。ミミちゃんのお母さんは、メコちゃんとのトラブルについて、何度もメコちゃんの親に謝罪を求めました。しかし、実際に謝罪に訪れたのは、高校生くらいのメコちゃんのお姉さんでした。思いもよらないかたちでの謝罪に、複雑な気持ちになるミミちゃんのお母さん。 メコちゃんは万引きの常習犯のようで、近所のお店はほぼ出禁のような状態でした。そのことを知ったミミちゃんのお母さんは、「私にできることは、ミミの安全を守ること」と、メコちゃん側に何かを求めることはやめたそう。そして、先生の協力のもと、「ミミとメコちゃんの関わりを一切なくすことを、落とし所にした」と話してくれました。しかし、新たな問題が出てきてしまい……。 解決したと思った矢先…!? 「関わらせないというのは、簡単なようで難しいんです。というのは、メコちゃんはミミに、執着していたからです」 「執着……」 ミミちゃんのお母さんの言葉に、耳を疑うソウのお母さん。 「ミミを引き離すのは、メコちゃんにとってはかわいそうなことだったかも」とメコちゃんを気にかけるミミちゃんのお母さん。 「でも、メコちゃんの両親が機能しない限り、わが子を守ることを優先すべきだと思いました」 ミミちゃんのお母さんは、強い決意を話してくれました。 「じゃあ、今は……?」 「先生の協力もあり、ミミへの執着は解けました。ただ、ミミに近寄れなくなったメコちゃんは、今でも学校で荒れています……」 ミミちゃんとのトラブルは解決したものの、メコちゃん自身の問題は、解決しないのでした。 先生の協力もあり、わが子を守ることができたミミちゃんのお母さん。しかし、メコちゃんはミミちゃんを失い、生活が荒れてしまいました。子どものトラブルを放置して、姉に謝罪へ出向かせたメコちゃんの親。そのことを考えると、「メコちゃんは、親とあまりコミュニケーションが取れていないのでは?」と心配になってしまいます。ミミちゃんとのトラブルや、学校生活が荒れてしまった原因が、親との関係性にあるのかはわかりませんが、メコちゃんに寄り添い、彼女自身の問題を解決しようとしてくれる大人が現れることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年04月05日子どもが小学生になり、どのように対応すれば良いか分からないこともあるかもしれません。先輩ママたちは、どのような対策をしているのでしょうか?そこで今回は、実際に募集した「小学生ママに教えたいライフハック」を2つご紹介します。小銭貯金をしておく絵の具や習字道具など、学校を通して注文するものは、現金払いでお釣りがいらないように準備するのが基本です。締め切りまでの期間が短いことも多いため、日ごろから小銭を多く準備しています。小銭貯金をしておくのも良いですよ。(40歳/主婦)ホワイトボードで壁落書きを防ぐ子どもが落書きをするのは、多くの親が経験することです。とくに、壁に落書きされると手の打ちようがありません。そんなときは、ホワイトボードに書かせることで、壁を汚さないようにできます。ホワイトボードは壁に取り付けられるので、子どもが書いた落書きを簡単に消すことが可能。また、ホワイトボードに書くことで、落書きの欲求も満たせます。壁を守りながらも、子どもの好奇心を刺激できますよ。(32歳/会社員)対策しておくと安心「小学生ママに教えたいライフハック」を2つご紹介しました。皆さんは、子育てのために行っていることはありますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年04月05日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をついていました。ソウのお母さんが、息子とレクトのトラブルについて、担任の鈴木先生に相談していると、偶然居合わせた小学6年生の高木ミミちゃんのお母さんに声をかけられました。ミミちゃんは、レクトの姉・メコちゃんと同級生で、メコちゃんとトラブルになった過去があったそう。隣町のお店で、「商品を買ってくれないなら万引きする」と脅されたたり、カツアゲされそうになったのです。メコちゃんとのトラブルについて、「解決したのか」とお母さんが尋ねると、「解決したと言えるかは難しい。しいて言うなら、自分たちの落とし所をどこにするかだと思う」と、暗い顔をするミミちゃんのお母さん。 ミミちゃんのお母さんは、メコちゃんとのトラブルについて、何度もメコちゃんの親に謝罪を求めたそう。しかし、実際に謝罪に訪れたのは、高校生くらいのメコちゃんのお姉さんでした。思いもよらないかたちでの謝罪に、複雑な気持ちのミミちゃんのお母さん。娘が被害に遭ったトラブルの“落とし所”を「ミミとメコちゃんを2度と関わらせない」ということで、落ち着かせようとしました。 娘がトラブルになった友だちの複雑な背景… 「常識がないとまで言っていいのかわかりませんが、今回の件で、世の中にはこんなにも話が通じない家庭があることを知りました」 娘とメコちゃんとのトラブルについて、暗い顔で振り返るミミちゃんのお母さん。 「ちなみに、メコちゃんがわざわざ隣町の店までミミを連れて買い物に行ったのも、このあたりのお店は、ほぼ出禁状態だったからのようです」 「いや、どんだけとってるんよ!!」 小学生とは思えない衝撃的な話に、お母さんは思わず顔が引きつります。 この事件のだいぶ前から、メコちゃんに関して、いろいろな機関が動いていると予想したミミちゃんのお母さん。 「私にできることは、メコちゃんに対してのことではなく、ミミの学校生活を安全に守ることだと思いました」 そうして、「担任の先生の協力のもと、ミミとメコちゃんの関わりを一切なくすことを“落とし所”とした」と、ミミちゃんのお母さんは、話してくれたのでした。 思った以上に複雑な背景があった、メコちゃん。ミミちゃんのお母さんは、相手に誠意ある謝罪を求めること難しいと判断し、わが子の学校生活を最優先に考えた“落とし所”で決着をつけました。そして、メコちゃんとの関わりを一切なくすため、先生に協力を求めました。皆さんはもし、わが子が常識の通じない相手とトラブルになってしまったら、どう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年04月04日我が子が自分の知らないところでトラブルに巻き込まれたら……?放課後の子どもの居場所として利用する方も多い「学童」。そんな学童で、子どもがトラブルに巻き込まれた実体験を描く漫画家赤井ふみ(@kingyoakai)さん。今回は、赤井ふみさんの漫画『学童でトラブルに巻き込まれた話#20』を紹介します!【前回までのあらすじ】ある日、娘が学童から帰宅すると「メモ帳がめちゃくちゃにされた」と娘が泣き出します。そこに学童の指導リーダーから電話がきて、騒動の概要を聞き……。その後、遊びに来た娘の友だちのミノリちゃんが、メモ帳騒動について知っていると判明。ミノリちゃんは、メモ帳が取られるところを目撃し注意するも、子どもたちは「メモ帳をもらった」と主張し……。友達に感謝し……犯人は問題児で……友だちにも意地悪し……このメモ帳の一件に関わっていたのは、学童の中でも有名な問題児兄弟だと判明……!学童に早速、相談しようとする赤井ふみさん。学童の職員はどう対応するのでしょうか……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@kingyoakai)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月04日子どもが小学校にあがると、ママにとっても初めてのことが多いかもしれません。他の方は、どのように対応しているのでしょうか?そこで今回は、実際に募集した「小学生ママに教えたいライフハック」を2つご紹介します。ランドセルに「紛失防止タグ」ランドセルに「紛失防止タグ」を付けておくことです。小学生になると、大人なしで子どもだけで遊ぶことも多くなります。帰りも1人で帰ってくるようになるため、どこにいるか「紛失防止タグ」があれば自分のスマホで確認できるため安心です。(29歳/会社員)お便り類は写真保存何かとお便りが多く、提出が必要なお便りをうっかりスルーしてしまった……なんてことも珍しくありません。お便りは、もらったその日に写真を取り保存。提出期限があるものは、スケジュールで通知するように設定しておくと良いです。(40歳/主婦)スマホを賢く活用スマホを活用することで、お子さんの行動を見守ったり、必要な情報を管理しやすくなったりするようですね。皆さんは、スマホをどのように活用していますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年04月04日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をついていました。ソウのお母さんが、息子とレクトのトラブルについて、担任の鈴木先生に相談していると、偶然居合わせた小学6年生の高木ミミちゃんのお母さんに声をかけられました。ミミちゃんは、レクトの姉・メコちゃんと同級生で、メコちゃんからカツアゲされそうになった過去があったのです。メコちゃんとのトラブルについて、「解決したのか」とお母さんが尋ねると、「解決したと言えるかは難しい。しいて言うなら、自分たちの落とし所をどこにするかだと思う」と、暗い顔をするミミちゃんのお母さん。 ミミちゃんのお母さんは、メコちゃんとのトラブルについて、何度もメコちゃんの親に謝罪を求めたそう。しかし、メコちゃんの親は、娘が起こしたトラブルについて、対応しようとしませんでした。やっと「謝罪する」と連絡があったものの、現れたのはなんと、高校生くらいのメコちゃんのお姉さんだったのです。 納得できない謝罪の末に… メコちゃんのお姉さんが謝罪に来たことに、担任の先生も驚きを隠せません。 「あれ……? えっと、お母さんは? どうされました?」 「母は忙しいので、私が代わりに謝りに来ました。すみません。私もバイトの時間がありまして……。本当にメコがすみませんでした」 そう言って、メコちゃんのお姉さんは、早々に帰ってしまいました。 「うえーーーーーーー! そんなことある!?」 驚いたお母さんは、「それじゃあ、高木さんの言う“落とし所”って……?」と尋ねます。 「うちの“落とし所”はね……。ミミとメコちゃんを、2度と関わらせないということかな」 思いもよらないメコちゃん側からの謝罪に、後味が悪いミミちゃんのお母さんですが、何とか納得しようとするのでした。 ミミちゃんのお母さんが望んでいた、メコちゃん親子からの“誠意ある謝罪”は、ありませんでした。メコちゃんのお姉さんも、「親に言われてとりあえず頭を下げた」という感じで、親の不誠実さに巻き込まれてしまったように思います……。思いもよらないかたちでの謝罪に、これ以上は望めないと感じたミミちゃんのお母さんは、自身で落とし所を決めました。皆さんはもし、わが子がトラブルに巻き込まれ、きちんとした謝罪がないままうやむやになってしまったら、どうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年04月03日小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をついていました。担任の鈴木先生に、ソウとレクトのトラブルについて相談するソウのお母さん。するとその直後、レクトの小6の姉・メコちゃんと同級生であるミミちゃんのお母さんに声をかけられ、ミミちゃんとメコちゃんの間で起きたトラブルについて話を聞くことに。ミミちゃんは以前、メコちゃんに脅されるようなかたちで物を買わされ、それを機にメコちゃんに連れ回されるようになったのだそう。そしてついに、人けのない路地裏で「金持ってこい!」と、胸ぐらをつかみながら凄まれたのです。偶然通りかかった近所の方に助けてもらい、事なきを得ましたが、メコちゃんとのトラブルを知ったミミちゃんのお母さんは、メコちゃんの親に謝罪を求めていました。 しかし、担任がメコちゃんのお母さんに何度も電話するも、メコちゃんのお母さんから謝罪はありませんでした。しびれを切らしたミミちゃんのお母さんが「出るとこに出ます」と、先生を通して伝えてもらうと、やっと「メコちゃん側が謝罪する」との連絡が。ようやく、きちんと謝罪してもらえると思ったのですが……。 「謝罪する」との言葉を信じて学校に向かうと… 「今日で解決できれば……」 娘のミミちゃんと、メコちゃんとのトラブルを終結させたいという気持ちで、学校に向かうミミちゃんのお母さん。 「緊張と、怒りと、淡い期待と、ごちゃごちゃした気持ちのまま、そのときをミミと一緒に待ちました」「でも実際は……虚無感しかありませんでした」 「もしかして、謝らなかったんですか?」 お母さんが尋ねると、「謝罪はされました。でも……誰が謝罪に来たと思いますか?」 意味深なミミちゃんお母さんの問いに、「メコちゃんの親じゃないんですか?」と、尋ねるお母さん。 しかし、実際に謝罪に来たのは、高校生くらいのメコちゃんのお姉さんだったそう。 「このたびは妹のメコが、ご迷惑かけてすみませんでした」 メコちゃんのお姉さんの登場に、驚きのあまり、ミミちゃんのお母さんは言葉を失ってしまうのでした。 妹が起こしたトラブルについて、謝罪しに来たメコちゃんのお姉さん。何か事情があったのかもしれませんが、「子どもが起こしたトラブルを姉に謝罪させるなんて、親はどういうつもりなの?」と、メコちゃんの親に対して不信感を抱いてしまう出来事ではないでしょうか。「今日で解決したい」と、謝罪を受けに出向いたミミちゃんのお母さんも、すっきりした気持ちにはなれないですよね。苦しい思いをしたミミちゃん親子が、少しでも報われることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年04月02日