小さい子どものいる家庭って、毎日が戦争ですよね。とくに、朝や夕方の時間帯などはバタバタするあまり、子どもについ「早くしなさい!」と叱ってしまう方も多いのではないでしょうか?2015年の『保育科学研究』によると、全国の保育園・幼稚園などで保護者3,669名に社会福祉法人 日本保育協会 保育科学研究所がアンケートを実施したところ、子どもに「早くしなさい!」と言うことが「よくある」「時々ある」と回答した人が83%にものぼっています。でも、実は「早くしなさい!」と親が子どもに言うのは逆効果なんです。そこで今回は、7万部のベストセラーを記録した『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』(講談社)の著者shizuさんに、叱らなくても未就学児の子どもが自分から動いてくれる声かけのコツについてお伺いしました。■子どもも心地がいいと恩返しをしたくなるたとえば朝、子どもがなかなか起きないとしますね。その寝ぼけ眼なところで「じゃあ、絵本を読もうか」と親が声をかけて、その子が好きな絵本を読んであげる。目が覚めてきたところで、「お着替えができたら、もう1冊読もうね」と声をかけると、叱らなくても朝の準備がスムーズにいくのだとか。「子どもといえども、心地いい気分にさせてもらったら恩返しをしたくなるもの。モチベーションが上がれば、行動にもうつしやすくなるんです」とshizuさん。しかし、「もう1冊読んであげるから、着替えなさいよ」のような声のかけ方だと逆効果になってしまうので、言い方には注意が必要です。また、ホワイトボードを利用したお仕度表で視覚的に自分から取り組みやすくする方法もあります。■子どもが心の準備できるような声かけを!たとえば公園で遊んでいるときに、帰る時間になっていきなり「帰るよ」と言っても、子どもの心はついていきません。「子どもにも心の準備というものが必要なんです。『ママ、ご飯作らないといけないから、30数えたら帰ろうね』などと、事前に話をしてあげてください」とshizuさんは言います。ただしこのとき、子どもが聞き流していたら意味がありません。そのため、目線をしっかり合わせて言うのがコツなのだそうです。「わかった?」と子どもに質問して、しっかり「うん」という返事をもらいましょう。子どものほうも、「自分が言ったことには責任を持たなきゃ」と思うようになるので、ちゃんと約束を守ってくれるようになるのだとか。■非言語でほめることでも子どもは落ち着くshizuさんは著書の中で、「1日30回ほめる」ことを推奨されています。この数字だけ見ると、「1日30回もどうほめたらいいの?」と思われるかもしれませんね。しかし意外にも、回数は重要ではないとshizuさんは言います。「これはあくまでも目安。特に発達障害の子どもを抱えるママはどうしても子どもの『できない』部分に目が行きがち。だからその意識を変えたかった。30回は無理でも、『10回はできた!』なんて思ってもらえたらうれしいですね」(shizuさん)たとえば『宿題、がんばっているね』『○○ちゃんの笑った顔かわいいね』などの具体的な言葉はもちろんですが、子どもと目線が合ったときにニコッとしてあげるということも『ほめる』ことになるそうです。「そういった『非言語でほめる』ことも、子どもを認めてあげることにつながります。すると、子どもの絶対安心感が高まり、子どもは落ち着いて行きます」(shizuさん)言葉で表さなくても、「あなたを見ているよ」というメッセージを発することによって、「できる・できないに関係なく、あなたの存在自体が大事だよ」と伝えることができるんですね。■子どもの心に届きやすい声かけのコツとは子どもというのは、大きくなるにつれてだんだんと自我が目覚め、親の思い通りにはならなくなってくるもの。子どもに自ら行動してもらうようにするには、子どもも一人の人格として尊重した上で、声かけをしていくことが大切だとshizuさんは言います。「例えば、『早く着替えなさい!』という命令形の言葉は、『早く着替えようね♪』『お着替えできたかな~?』という丁寧語や疑問形に変えていくこともポイントです。そうすれば子どもも『責められている感』がなくなり、動作が早まります」(shizuさん)あとは、きちんとママの気持ちを説明することもいいそうです。「『ママね、◯◯ちゃんが××してくれないと、会社に遅れちゃうかもしれなくてドキドキしてるの』と話してあげると、子どものほうも『しょうがないなぁ。じゃ、やろうか』という気になるんですよ」(shizuさん)「キレイなママ」より、周りに何を言われても動じない「肝っ玉母ちゃん」になりたいというshizuさん。そんなshizuさんが本の中で紹介している声かけの方法は、どれもすぐに実践できるものばかり。全国のパパ・ママのみなさん、ぜひ今日から実践してみてくださいね。(取材・文/あさき みえ) 【取材協力】※shizu・・・自閉症療育アドバイザー、『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』(講談社)の著者。2児の母。講演会などで、子どものことで悩んでいる保護者に、日常生活のなかでできる楽しいかかわりや言葉かけを紹介している。 【参考】※shizu・平岩幹男(2013)『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』講談社※発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉:ABAで自閉っ子と楽しく生活※叱らなくても子どもがサクサクやることをしていく仕掛け(やること表)-発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉:ABAで自閉っ子と楽しく生活※ABAで発達障害の子どもと楽しく生活する7つのコツ-発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉:ABAで自閉っ子と楽しく生活
2016年06月17日もしあなたが同僚の男性と体の関係を持ってしまったとき、あなたはどんな行動をとりますか?思いがけずそんな関係になってしまった場合、どう接してよいかわからなくて悩むこともありますよね。毎日職場で顔を合わせるわけですから、急になれなれしくしたり、変に冷めた態度をとって相手の男性に「困るなぁ」なんて思われたら嫌ですよね。では、体の関係を持った後「男性はどんな風に接してもらえるとありがたいのか?」男性たちに“本音”をヒアリングしてみました!圧倒的に多かった意見は?一番多かったのは「今まで通り普通に接してほしい」という意見でした。当然ながら男性は職場の人間関係がギクシャクするのは絶対に避けたいと思うもの。変に避けられたり、逆になれなれしい態度をとられるのは困るということでした。ましてや男性が既婚者であれば「周囲に勘ぐられるような態度は本当に勘弁してほしい」と思うようです。ところが、表面上は今まで通りに接してほしいけど、「誰も気づかないレベルで親しげな態度をとられると、ちょっと嬉しい」といった意見もありました。誰も見ていないところでさりげないボディタッチがあったり、二人っきりのときにポロリと敬語ではなくタメ口が出たりする瞬間に、ドキっとすることもあるそうなのです。あまり連絡しない方がいい?意外にも「気まずいからもう顔を合わせたくない」「連絡は取りたくない」といったネガティブな反応を示す男性はほとんどゼロ。むしろ「あわよくば、そういった割りきった関係でもう一度…」と考える男性が多いようです。他の男性と仲良くされるのはイヤ?また、関係を持った後に、その女性が他の男性社員と仲良くすることに対して、「嫉妬する」「嫌な気持ちになる」というような意見は特になし。むしろ「自分だけが、彼女のあんな一面を知っている」というような優越感を感じることもあるそうです。しかしこれはあくまでも、相手の女性に自分もそれなりの好意を持っている場合のみ。お酒の勢いで、苦手なタイプと想定外の関係を持ってしまったような場合は、嫉妬を誘うような行動をされると困惑してしまうでしょう。もちろん「酔った勢いとはいえ、苦手なタイプとはさすがにそういう関係になりません」という男性がほとんどでしょうが……。結論、今まで通りの態度をとることが一番無難な方法と言えそうですね!
2016年06月09日【ママからのご相談】わが子の諦めの早さが悩みです。小学校6年生の息子のことです。野球のチームに入っていますが、監督に怒られるとすぐにしょげてしまい「なにくそ」と頑張る気持ちになれないようです。「このままじゃお前のポジションなくなるぞ」 とまで言われているのに、火がつきません。監督も息子の「なにくそ」という頑張りを期待していると思うのですが。「つらいならやめてもいいよ」と言うと「やめたくない」と言います。こんな息子にどう声を掛けてあげればよいでしょうか?●A. 何かをやりきる経験を通して前向きな気持ちを育みましょう!ご相談ありがとうございます、ママライターのパピルスです。筆者も小学生の親ですが、勉強の面でもスポーツの面でも、わが子について「メンタルが弱い」「頑張りきれない」「すぐ諦める」 という嘆きの声をパパさんママさんとのお話の中でよく耳にします。厳しくされて奮起できない子というのは、案外身近にたくさんいるように思います。●「もっと頑張れ!」よりも何かを“やりきる”経験をさせよう!高校野球の名門高校でメンタルコーチを務める飯山晄朗氏は著書『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング』の中で、『諦めモードに入ってしまった子を、そこから抜け出させるには、なにかをやりきらせてみるというのが有効』とおっしゃっています。「きっと僕(私)はダメなんだ」としょげている子に、いくら口で「大丈夫だ」「諦めずに頑張れ」と言ったところで、自分自身に自信がなければ前向きな気持ちになれず、具体的にどうしたらいいかが分からない のではないでしょうか。そういうときには何かひとつのことを「やりきった!」という経験を積ませることで、「自分にもできる!」という気持ちを持たせるのだそうです。ご相談者様の例でいえば、「このままポジションがなくなってもいいの?」と聞いてみましょう。「いやだ」と言えるのであれば、「じゃあ、どうしたらいいか考えよう。何かひとつやりきってみたら、何か変わるよ。何にチャレンジする?」という感じで導いてみます。「ポジションがなくなっても仕方ない」という諦めに至っている場合は、「ポジションを諦めるのはいつでもできるよね。その前に何かひとつやりきってみない?」という感じです。何にチャレンジするかを本人に決めさせる のがポイント。ランニングでもよし、素振りでもよし、キャッチボールでもよし、練習中にしっかり声を出すでもよいでしょう。1か月続けることを目標に設定します。そして、できた日にはカレンダーに○を、できなかったら×を記入していきます。子どもは、放っておいても自分から取り組めるほど成長していませんから、親がまめに声をかけることが必要になりますね。できた日もあればできなかった日もあるかもしれませんが、とにかく1か月間取り組みを続けられたら、「よく頑張り抜いたね」と認めてあげることが大切です。“やりきった”ということで達成感が味わえれば大成功!「自分にもできる」という小さな自信の種になり、前向きな気持ちが持てたり、やる気が出てきたり、何か気持ちの変化があるはずです。----------いかがでしょうか?勉強でもスポーツでも、親子共に“成果”にとらわれがちです。しかし、“取り組んだ過程そのもの” にスポットを当てることで子どもが達成感を感じられる機会が増えます。“できたか、できないか”という成果での評価に疲れて諦めてしまっているお子さんには、有効な手段だと思いますので、ぜひ取り組んでみてください。【参考文献】・『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング』飯山晄朗・著●ライター/パピルス(フリーライター)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年06月07日【ママからのご相談】小3息子が「ユーチューバーになりたい」と言い出しました。小さいころからYouTubeなどで動画を見せることが多く、最近では興味のあるゲームの実況動画を見ています。おそらく、それらと同じような実況を撮りたいと思っている様子。私は反対したのですが、息子は「なんで?いけないことなの?」と……。「たしかに、何がダメなんだろう?」と、私自身言葉に詰まってしまい、「そんなの、大きくなってから後悔するんだから!」としか言えませんでした。それでも息子は「後悔しないよ?ぼく、カッコよく撮るよ!」と聞いてくれず、そのまなざしは希望でイッパイです。そんな息子を見ているうちに、(ものづくりへのモチベーション自体は悪くないことなのでは?でも、やっぱりやめておけば良かった!って思いそうだし……)と混乱しています。●A. 子どもの将来の夢はユーチューバー!? ママはどう動くべきか考えましょう。ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。今年3月、大阪府の某小学校に通っている児童たち(4年生)を対象に行った「将来の夢」のアンケート結果が、ネット上で話題となりました。その内容は、以下のようなもの。【将来の夢(小4男子)】・第1位…サッカー選手・第2位…医者・第3位…ユーチューバー・第4位…公務員注目を集めたのはもちろん、第3位に輝いた「ユーチューバー」の存在。ユーチューバーとは、『YouTube』(動画共有サイト)に動画を投稿し、動画再生によって得られる広告収入を収入源とする、比較的新しいスタイルの職業です。どうやら相談者さまと同じようにユーチューバーに憧れるお子様は決して少数ではない様子。今回は、子どもとユーチューバーについて考えてみましょう。●キッズユーチューバーがはらむリスクを考える「子どもがユーチューバーだなんて……」と思う人がいる反面で、すでにキッズユーチューバー と呼ばれる子どもたちが数多く誕生しています。ハラハラしながら動画を見てみると……「え、かわいいし、なんだか楽しそう!ひょっとすると、反対する方が子どものタメにならないのかも!?」とも思わせるほどのクオリティです。●人気「キッズユーチューバー」3選【Kan & Aki’s CHANNEL】【がっちゃんねる】【こうくんちゃんねる】こんなにもかわいらしくイキイキとしたキッズユーチューバーを目の当たりにした親心は、「子どもたちのやりたいことをこんな風に応援してあげられたら、どんなにステキだろう……」 と思う気持ちと、「イヤ、やっぱり何か危なっかしいよ!」 と感じる心が五分五分といったところでしょうか。なんの警戒心もなくネットの海へわが子を放り込む前に、動画投稿にともなうリスクについて考え直してみましょう。●キッズユーチューバーは黒歴史になる?ネットに自身の声や顔をさらすことで真っ先に思い浮かぶリスクは、「黒歴史にならないの?」 というポイントです。今は「最高に面白い!」と思える動画でも、自身の成長や時代の流れとともに「やめておけばよかった……」という過去になってしまう可能性は拭えません。“デジタルタトゥー ”という言葉が示す通り、一度ネットにアップしてしまった情報は未来永劫残り続けてしまうもの。このリスクから、動画投稿を食い止めたいと願うパパ・ママも少なくはないはずです。キッズユーチューバーたちが将来抱えるであろう後悔を憂う声も、少なくはありません。**********ユーチューバーキッズとか大人になった時の黒歴史となりうるな— きっとん (@kitton66) 2015年7月28日********************YouTuber kids… 親に黒歴史を作らされるのか… 古い考え方なんだろうけどいくら子供でも素顔をさらすなんてゴメンだな… — ふで@ (@mishishi_p) 2015年7月28日********************ユーチューバーキッズ…変な人多いし物騒な世の中だから大丈夫なのかなぁ…— BBエリー(ベリー) (@BB_ellymini) 2015年7月28日********************ユーチューバーキッズ絶対将来学校で虐められるでしょ — とむ (@tomu_hama) 2015年7月28日**********上記で紹介した人気キッズユーチューバーたちの動画が、いわゆる“黒歴史”とは程遠い印象を受けるのは、彼らの親御さんによる、動画を編集する技術力 のたまものなのではないかと考えます。大きくなった本人が見返しても、「このころの自分、かわいいなあ……」と、まるでアルバムをめくるように楽しめるような仕上がりに完成しているからこそ、世の中のパパ・ママたちに「これならOKかも……?」と思わせる魅力を発しているのです。しかし、それでもこれらの動画がキッズユーチューバーたちの黒歴史になるのか否かは、そのときが来るまでわかりません。子どもたちの姿をネットにさらす際には、そのリスクを理解することが必須だと言えるでしょう。●防犯面でもキッズユーチューバーはやめておくべき?ここ十数年の間に目まぐるしく普及していったインターネット。私たち親世代は、その便利さが広がっていく裏で、ネットに関わるさまざまな事件 が発生した瞬間を目の当たりにしてきました。その中には、将来の光を奪われるような痛ましい出来事も印象深く心に残っているかと思います。これに対して、過去を知らない子どもたちは、インターネットの恐ろしさにリアリティを感じることができません。動画を視聴する人は皆、自分たちと同じような羨望(せんぼう)のまなざしでディスプレイを眺めているとも思っているはずです。しかし、現実には、YouTubeの動画を見ている人の中に、子どもを傷つける可能性を秘めた人物がいてもなんら不思議ではありません。不特定多数の目にさらされる という現実を受け入れた上で、どのラインまで(顔も出すのか、声だけに止めるのか、など)露出させるのかを判断する必要があるでしょう。●ユーチューバーを目指す子どもは勉強しない?冒頭で触れた、小学4年生の子どもたちによる「将来の夢」のアンケート。この調査結果を毎日新聞ニュースサイトで紹介した兵庫県立大学の竹内和雄准教授は、『有名なユーチューバーは1億円以上稼いでいる。もうあくせく勉強する時代じゃない』と、勉強をせず過激な動画撮影に夢中になる子どもたちの現状を伝えています。「なんて時代だ!」と嘆かわしく思う方も多いのではないでしょうか。しかし、冷静に考えてみてください。大好きなゲームをしながら、おしゃべりするだけで生活ができるなんて、子どもはもちろん大人でも夢のようなお話!憧れて当然だといえば当然でしょう。私たちが子どものころ「ジャニーズに入りたい」「モー娘。に入りたい」「お笑い芸人になりたい」と言っていたことと、あまり変わらないのではないでしょうか。そんな子どもたちに、大人はなんと言えばいいのでしょう。実際に、自分が子どもだったころ、大人たちはどう諭してくれましたか?「夢だけで生きて行くことはとても難しい」「本当に人を引き付けるようなユーモアは、知識を蓄えることで身につく」これらのアドバイスは、今の子どもたちにもぜひ伝えるべきことだと言えるでしょう。今はなんの意味も感じられないお勉強かもしれないけれど、あなたを魅力的な大人にするための土台なんだ!と、子どもたちを机に向かわせるのは、ちょっと退屈な、それでいてとても重要な大人の仕事です。ユーチューバーを目指すのでれば、なおさら勉強しなくてはいけない現実をきちんと教えてあげるべきなのではないでしょうか。●せっかく芽生えた子どものやる気をへし折りたくない以上の理由から、「YouTubeに動画投稿なんて、とんでもない!」と、子どもの願いを却下してしまう方は大勢いらっしゃるのではないかと思います。しかし、本当にそれでいいのでしょうか?内容はどうあれ、せっかく芽生えた「やってみたい!」という子どものやる気。もしかすると、思わぬ才能が隠れている のかもしれませんよね。動画の内容を企画し、撮影を行い、編集をする……。この一連の作業の中に、子どもたちが学べることはいくつもあるはずです。投稿をするか否かは置いておいて、動画を完成させてみるというのも、教育の一環として有効であることは否めません。本当にユーチューバーになるのかどうかは、それから考えてみても遅くはないはずです。「動画撮影なんて、アソビみたいなことしてないで!」なんて足蹴にせず、お子さんが興味を持っているジャンルに親子で飛び込んでみる のも手段なのではないでしょうか。●ユーチューバーを目指す気持ちが、将来につながるかもしれません私事ですが、絵を描くことが大好きな子どもだった私が、はじめて抱いた将来の夢は“画家”でした。当時は、自分の好きなこととつながる職業について、画家以外の仕事を知らなかったからです。その後、絵を描く中で“表現すること”そのものの面白さに気づき、文章に興味を持つようになったのは小学校高学年ごろ。最初の「画家になりたい!」という夢は、紆余屈折あってライターという形で実りました。「楽しい!」と思えることは、志の始まりだと思います 。ユーチューバーと聞けば、親は「そんな不安定そうな職業!」と不安になるでしょうが、お子さんの選択肢にまだユーチューバー以外の職業が登場していないだけなのかもしれません。ユーチューバーの何に惹かれているのか、親が許容できるラインはどこなのか。もう少しだけ真剣に、お子様の「やってみたい!」と向き合ってみてもいいのではないでしょうか?【参考リンク】・スマホっ子の風景竹内先生の新教育論「夢はユーチューバー」勉強しない子どもたち | 毎日新聞()●ライター/木村華子(ママライター)
2016年05月04日“魚の食べ方”なんて気にしなかった子ども時代、しかし大人になってから「魚を上手に食べられない」とコンプレックスを抱く人も多いのだとか。わが子が苦手意識を持ってしまう前に、魚の食べ方の練習を始めてみませんか。まず、どんな魚を選べばいい?大人でも敬遠しがちな魚、「一人できれいに食べられた!」という達成感を味わいながらステップアップしていってもらいたいもの。それにはまず“魚選び”と“部位選び”が重要となってきます。・小骨が少なく、身ばなれがよい魚小骨が少なく、骨から身がはなれやすい魚を選びましょう。スーパーで手に入れやすい、サバ・カレイ・ホッケなどがスタートには向いています。・骨のついた切り身、しっぽ側を与えるどの魚にも腹部には多くの骨があります。(写真:青の部分)人間の肋骨のように内臓を守るための骨ですが、この骨の扱いが結構難しい。その部分を避け、しっぽ側から与えます。(写真:黄色の部分)まずは身の開き方と骨を探すことに慣れるのが大切、苦痛に感じさせない程度の大きさでチャレンジしてみましょう。魚の食べ方1.2.31.大きな骨(背骨)に沿って箸先を入れる「人間の背骨のように、魚も頭からしっぽに向けてまっすぐ大きな骨があるのよ。その背骨にそって箸を入れてみようか」と、魚の体の説明も加えながらやっていきます。実はこの説明が意外と大切。どこにどのような骨があるのかイメージを抱けると、解体するのが楽になります。実際に背骨を中心に身を開いていくと、身がきれいにはなれて骨も見つけやすく、食べやすくもあります。2.背中の身を開いて、食べる箸を入れたラインから上側の身を開きます。骨が見つかれば骨を外しながら食べていきます。口の中でも骨がないかを確認しながら、ゆっくり食べます。もぐもぐ、ごっくん!と勢いで飲み込まないように気をつけましょう。3.骨から下の部分の身を開き、食べる前述したように、骨より下の部分の腹部に近いところは骨が多いので、注意して食べます。骨やあらなどはお皿の上側の一か所に集めておくと、食べている途中に骨が混じることがなく、食べ終わりも美しい。4.しっぽの方から大きな骨を外すしっぽの方から頭に向かって骨を外し、その後は2.3.と同じような順番で食べていきます。ひれの部分など、食べられない部位はお皿の端によせて。やってしまいがちなのが魚をひっくり返すこと。魚の頭は基本左側、頭なしの場合は背側を上にしてお皿に盛ります。半身食べて裏にひっくり返すというのは実はマナー違反。しっぽ側から骨をはずしましょう。その他のメリット魚の食べ方トレーニングには、いろいろなメリットが隠れていました。・箸の使い方が上達する箸をうまく使えなければ、きれいには食べられません。魚の身をほぐす作業は、箸の使い方の練習にもなります。・集中力もアップ魚の解体、骨探しには集中力を要するので、そういう面でも良いトレーニングに。・魚好きに変身何よりも魚はおいしくヘルシー。苦手意識がなくなり魚にプラスのイメージを持つことで魚好きになる!これが最大のメリットとも言えます。我が家では子どもが4~5歳の頃から骨付きの魚で挑戦し始めました。子どもに説明しながら手伝わなければならない、いつもの食事よりも時間がかかってしまう、と最初はとても面倒に感じました。けれどこの練習は子どものため!そして数年後に親の私が楽をするため!と月に1回だけ辛抱して付き合うことに。その結果、最近ではサンマ一尾、煮魚一尾を嫌な顔をせず一人で食べるまでに成長!おまけに魚の日は「やったー!」と言うくらい魚好きになりました。外食やおよばれで魚料理がでてきても、もう怖くない!これからも“魚”と“食”をめいっぱい楽しみながら、大きくなってほしいな。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年04月07日部下のことをしっかり見てくれて、いざというときには責任をとってくれて、ミスをしたら一緒に謝ってくれる。ドラマやCMに出てくるような理想の上司に出会えることは、そうそうありません。むしろ、苦手な上司の方が多いものです。でも、ずっとイヤだイヤだとストレスをためるより、そんな上司とでもうまく付きあえるようになる方が、より気持ちよく働くことができます。大丈夫、上司も人です。攻略法があるのです。上司のタイプ別にその方法を紹介します。■ひとりよがりなワンマンタイプひとりよがりなワンマンタイプの上司の場合は、まずその上司の価値基準を知りましょう。何をよしとして、何を問題とするのか? 何を言ったら喜んで、何を言ったら機嫌を損ねるのか? どれだけの結果を出せば満足するのか?それらを分析したら、まずはそれに従ってみましょう。このタイプは意外と実力があるので、自分自身にも学べる点があるものです。また、自分に酔っていることが多いので、部下が思う理想の上司像をうまく擦りこむことができれば、そうなろうと努力し協力的になってくれるでしょう。■エラそうに理想論だけ語って何もしない役職に就いたとたん、エラそうに理想論だけ語って何もしない上司もいます。そういう人が直属の上司になった場合、残念ですが、すべての仕事は自分や同僚などの部下がするものと諦めましょう。上司はあくまで飾り物。そう思ってしまう方が気は楽です。でも、その上司の邪魔をせず、お世辞をひとことでも言えば機嫌がよくなるので、単純といえば単純。あいさつを忘れず、仕事の進め方と結果を報告し、時折軽い相談でもすれば、あなたのことを敵視することはありません。ただし、一緒に飲みに行ったりなど、仕事上以外の付きあいは極力しないこと。便利な子分と思われてしまうのもシャクですからね。■とにかく気弱で上の意向ばかり伺う人年功序列のせいで、その器ではないのに役職についてしまった気弱で上の意向ばかり伺う上司も困りものですよね。とにかく決定ができないから物事が進まない。何かというとすぐに上の意見を伺おうとするから、仕事がとどこおる。こんな人が上司の場合は、影のリーダーシップは自分や同僚が取るようにしましょう。また、ひとつ上の上司と親しくするのも手です。不安に思っているのはそのひとつ上の上司も同じはず。だから、ひとつ上の上司はあなたのことをよく覚えてくれるかもしれません。他部署との関係を友好にしておくのも一案です。上司の代理として相談や報告ができるほどに。そうすれば、気弱な上司は安心してあなたに仕事を任せるでしょう。あと、このタイプはいい人の場合が多いので、子どもの熱によるいきなりの早退や有給取得など、会社の規定のなかにあることに関してはきっと協力してくれるはずですよ。人との付きあいの基本は、その人を観察して理解すること。そして、それに合わせて対応することです。それは上司も同じ。仕事の満足度は、かなりの部分が人間関係で決まるもの。仕事を楽しく充実させるためにも、上司をよく知り、その上司とのベストの付きあい方を見つけられるといいですね。
2016年04月06日こんにちは、ママカウンセラーの赤井理香です。今回は、精神科医の和田秀樹さんの著書から、感情的になりやすい人の特徴と感情的な人への接し方についてお伝えします。●感情的になる人は自分の思い込みにこだわる人本書の中で、感情的になりやすい人は、ものごとをまともに受け止める傾向があると伝えています。感情的になる人の特徴として、以下のように述べています。**********よく言えば真面目なのですが、悪く言えば「硬い」とか「融通が利かない」 ところがあります。だから相手のことばや態度に悪意を感じると、それをまともに受け止めて「なんだ、こいつは!」とか「わたしがなにをしたっていうの!」と腹を立てます。ちょっとした皮肉や嫌味でも、受け流すことができなくてカチンと来ます。相手の挑発に乗りやすいのです。**********なぜ、相手の嫌な態度をまともに受け止めてしまうのかという理由について、「こうなるはずだ」という思い込みが強すぎるのが原因と述べています。「わたしの考えに賛成してくれるはずだ」「わたしは間違っていない」「ここはこうするしかない」という思い込みが強いほど、予想と違うことを言われたときに、自分への悪意として受け止めてしまいがちだそうです。では、そんな思い込みが強くて感情的になりやすい人には、どう接すればよいのでしょうか?次に、感情的になりやすい人への接し方についてお伝えします。●感情的になる人の言葉を“あっさり受け入れる”本書の中で、理屈が正しくてもいい結果にはならないと伝えています。「自分の方が正しい」「相手は自分を下に見ている」といった、白黒にこだわる思考や、どちらが上か優位性に対するこだわりが、感情的な相手との関係を悪化させます。**********つまり、感情というのは押されれば押し返そうとします。相手が強く出てくれば、こちらも負けまいと強く出てしまいます。**********強く押すと押し返されるのが“感情”なので、押し返そうとせずに“あっさり受け入れる” ことで、相手は拍子抜けし、感情を悪化させないで済むのですね。●「それもそうだね」と一呼吸おく本書の中で、本心を伝えながらも、相手とリラックスした関係を築くのに有効な受け止め方を紹介しています。**********「それもそうだね」とか、「なるほどなあ」「そういう考え方もあるね」といった柔らかい受け止め方をします。こういう態度はものすごく大切なことです。自分の意見はあくまで1つの見方。他人の意見もまた1つの見方。その場で決着をつける必要はありません。**********自分の感情と違ったとしても、相手の感情も「それもそうだね」と、受け入れることで、敵味方、正しい正しくないと言った、二元論の考え方にとらわれることなく、リラックスした関係につながる のですね。筆者も、感情の渦に巻き込まれそうになったときには、「そうだね」と、一呼吸おくことを心がけようと思います。----------感情的な人の特徴と接し方を知って、自分が“感情的”にならず、“穏やか”でいられるようにしたいですね。【参考文献】・『感情的にならない本』和田秀樹・著●ライター/赤井理香(働くママ応援家)
2016年03月20日こんにちは、ママライターのみいゆです。新学期の季節になると増えてくる子どもの不校。最近は子どもだけではなく、20代や30代の大学生や社会人も出社拒否が増えているようです。これが長引けばやがては“ひきこもり”になってしまうこともしばしば。ひきこもりは長引けば長引くほど、復帰が困難になってしまいます。今回はひきこもってしまった、主に子どもに対して周りがどのように接してあげればよいのかをご紹介します。●ひきこもりは外出しない人のことではありません“ひきこもり”とは原則的に“6か月以上にわたって社会と関わりがないこと” を指します。家に閉じこもりっきりでゲームや好きなことばかりしているというイメージがありますが、実際は外出をしていても、他者と関わりを持たなければひきこもりの状態と言えるようです。特に多い世代は、思春期である中学生、特に入学してからの環境の変化から不登校になるケースもあります。●不登校やひきこもりの子どもにやってほしいこと3つ●(1)本人に元気になってもらうことを考える精神科医の斎藤環先生は『世界一やさしい精神科医の本』の中で、**********不登校の子に対して僕らはなにを考えるだろうか。とりあえず「なんとか早く再登校させたい」って考えるよね?でも僕に言わせると、それがもう間違いだ。むしろ再登校のこととかは、いったんわきに置いとかなくちゃいけない**********とおっしゃっています。本人は学校のことで悩み苦しんで不登校になったのに、その元凶 である学校へ行かせるためだけを親が考えていたら、子どもは誰も信じられなくなってしまいますよね。●(2)いろんなやり方でかまってあげる斎藤先生いわく、『子どもは大人から見放されることが一番恐ろしいと思っている』とのこと。子どもがどんなに言葉で拒否しても、常に話しかけたり買い物に誘ったりといろんな手でかまってあげることで子どもは元気を取り戻していきます。逆にほっとかれてしまうと、もう自分は必要ない人間だとかどうにでもなれと気持ちが後ろ向きになってしまい、ひきこもりが長期化 してしまう恐れがあります。●(3)学校は必ず休ませてあげる誰にでも嫌なことがあったり、つらいことがあると学校や職場に行きたくないと思いますよね。ひきこもる子どもも、はじめはそういうきっかけがあります。たまたまそれが長引いてしまったのです。それを責めることをせずにしばらく休ませて、ストレスの元 となっている学校のことを考えさせない時間が必要です。もちろん、その間も放っておくのではなく、常にかまってあげながらがベストです。しっかり休養できれば子どもは進んで再び登校することも少なくないようです。●人とつながることがひきこもり脱出の要ひきこもりを長期化させないためには、人とのつながりが一番の薬 です。誰しもが常に人と関わりながら生きています。つらいことも楽しいことも、他人がいるからこそその感情が芽生えます。自分にとって一緒にいて居心地のいい人であれば家族でもいいでしょう。もっといえば友達や好きな人との関わりがあれば、自分に自信を持つことができますから、外の世界に出ていけるきっかけにもなりえます。「うちの子ががこのままではひきこもりになっちゃう。早く何とかしないと!」と考えずに、不登校もひきこもりも悪いことではないこと。ちょっと充電期間が必要な時期なんだと割り切って、結果的にどんな道を選択しても人とのつながりを持ち続けられるように応援してあげたいですね。【参考文献】・『世界一やさしい精神科の本』斎藤環/山登敬之・著●ライター/みいゆ(ママライター)
2016年03月13日【ママからのご相談】32歳、2人の子の母です。長男が小学校へ入学します。でも、おっとりしている性格なので、ちゃんとやっていけるのか心配です。幼稚園ではおもらしをすることもあったので、学校へ行ってからも失敗をしてしまうのではないかと不安でいっぱいです。●A. 安心感を言葉と表情で伝えて、お互いに安心し合いましょう。こんにちは。メンタル関連を中心に書いているメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。相談者様もお子さんも、小学校への期待と不安でいっぱいの時期でしょう。それに加え、相談者様には卒園の準備や謝恩会での余興練習、入学の準備などがあり、毎日お忙しくされていることと思います。そのような中での心配事は、尽きない悩みと言っても過言ではないでしょう。ここで大事なのは、お子さんに安心感を与え、新しいことが始まることに対しての余計な不安感を持たせない ことになります。そう言葉にして会話を持つことで、相談者様の心にもポジティブなイメージを持つことができるようになります。●安心感と楽しみを大事にするお子さんもこの時期は楽しみにしている気持ちが大きいですが、それとはまた違った不安を感じることもあります。・学校へ歩いて行けるか・給食を食べられるか・お友達ができるかなどのことを考えることがあります。ここで、相談者様は“楽しい生活が待っている安心感”を言葉と笑顔で伝えましょう 。お子さんは、「一番の味方であるお母さんがそう言うなら……」と安心を持つことができ、学校へ行くための準備も進んでやれるようになります。「こんなことしたら小学校には行けないよ」などといった言葉を言ってしまう方もいるようですが、お子さんの不安感をつのらせ、楽しみを半減させてしまうことになりますから、よくありません。●失敗してもいいことを伝えるおもらしをすることや、忘れ物をしてしまうことがこれから出てくる可能性があります。でも、こういった失敗から学ぶことが多いのです。親が全てにおいて先回りをしてしまうと、子どもは学ぶ機会を失ってしまいます。経験から学んだ方が身につくことが多いことは、相談者様をはじめとする大人が一番よくわかっているはずです。自ら忘れ物などをしないようにするために、最初はお手伝いをしてもいいのです。しかし、それも最初の数回までにして、あとはなるべく自分でできるように 促しましょう。ただ、おもらしに関しては、いじめの対象になるのではないかと心配になるかと思います。おもらしの場合は、担任と副担任、養護教諭が連携して対処してくれます。その後のフォローもです。心配をする気持ちから、「おトイレは絶対に行ってね!」と脅すような言い方は逆効果となってしまいます。声をかけるなら、「もし失敗したら先生に助けてもらってね。失敗しても大丈夫だからね!」と、“失敗しても問題ない”ことを伝えた方がいいでしょう。安心してトイレに行くことができたり、恥ずかしがらずに先生に「トイレに行きたい」と伝えたりするようになります。私の娘も1年生になった3学期に体育館でおもらしをしてしまいました。「トイレに行くかどうか迷った」と言って泣きながら帰ってきました。でも、先生たちの連携プレーで娘へのフォローをしてくれたおかげで、いじめられるということはありませんでした。●絶対にやっておきたい! 通学路チェックは一緒に心配のひとつである登下校は、卒園式が終わってからでも、朝や夕方の時間帯に一緒に歩いて練習することが必要だと思います。入学して1週間は、家の近くまで先生が歩いて練習をしてくれます。でも、その前に親と練習を数回しておくことで子どもは安心できるのです。また、危険な箇所や車通りの状態を親も把握することができますので、このチェックは省かないで子どもの目線で見ながら 行ってほしいと思います。----------入学にあたり、不安を抱えていらっしゃるでしょう。新入学の親御さんにとって、今は大変忙しい時期です。今この大事なときを「忙しいから」という気持ちだけで何もしないのはもったいないです。しっかり時間配分をして、今お子さんにとって必要なことに手をかけてあげていただきたいと思います。ご相談ありがとうございました。【参考文献】・『ほめるとき、叱るとき、諭すとき、最強の子育て思考法』和田秀樹・著●ライター/桜井涼(フリーライター)
2016年03月09日こんにちは。ライターのNANARUKAです。みなさんは子どもを褒めるときにどんな言葉をかけていますか?年齢や能力、その子の性格によって、褒め方や声かけは異なりますよね。言葉などあえて選ばず、その瞬間の感情のままに表現することも多いでしょう。たとえば、「すごいじゃない!」「上手だね」「やったね!」などという言葉とともに。小さい子どもに対する褒めとは、「ブランコを自分でこげるようになった」、「ジャングルジムのてっぺんまで登れた」、「縄跳びができた」など、昨日までできなかったことができるようになった喜びを、「すごいね!」「頑張ったね」と親子で“共感する” ということ。しかし、子どもが大きくなるにつれ、声のかけ方、言葉の選び方は変えていくように心がけてみましょう。●「褒めて伸ばしたい」「子どもの話はしっかり聞こう」と思っていたのに……ある日、小学生の娘とこんなやり取りがありました。「ねぇママ、聞いて聞いて~」子どもって、大人が忙しいときに限って、こんなふうに話し出すものなんですよね。その日も食事の支度の真っ最中に、「今日図工でね、○○っていうのを作ったんだけどね、材料がね……」と、工作を作り上げるまでの手順をノンストップで話し始めたので聞いていると、図工の時間がとても楽しくて作品も満足いく仕上がりだったのがうれしかったようなので、「すごいね!頑張ったんだね!」と、ちょっと感激した雰囲気を作りながら言葉を返しました。子どもの話にはなるべく耳を傾けたいし、褒められたことを次の自信に変えてほしい とも思うので……。ところが、当の娘はあまりうれしそうではないのです。それからしばらく経って、また同じような状況がやってきました。「あれ?まただ。しっかり顔を見て褒めてるのに、あまり満足いってないみたい……」どうしてだろう?●“どんな褒め方をされたらうれしいか”に気付いた出来事それから少し経ったころ、今度はこんなことがありました。下の子のお気に入りのズボンの膝に穴が開いてしまったので修繕をしました。ただ塞ぐのも味気ないので、穴の部分に赤白の当て布をして口に見立て、目を縫い付けてモンスターの顔をパッチワーク。輪になっている膝に細かく針を刺すのはとても大変だったのですが、それを見た娘が、「わぁ!かわいい!この目のところどうやってやったの?この歯はどうなってるの?」と目を輝かせながら尋ねてきたのです。一番苦労した部分に興味を持ってくれた娘 に気付かされ、答えが見えた気がしました。●子どもが本当に求めているものとは?娘が私を褒めてくれた言葉によって、子どもの自信につながるものとは単なる褒めではないということ、評価や賛辞よりも大切なことは興味を持って過程を知り認めてあげる心 だとわかりました。親野知可等著『親ががんばらないほうが子どもは伸びる』の中で、**********人間の見る目には限界があって、結果だけ見てもその人の努力の過程はなかなか見抜けない**********とあります。そのため、「褒める前にできるだけ注意深くそこを見極めなければならない」のだそうです。子どもの成功はオーバーリアクションで褒める、ということがあたり前として染みついていた自分が少々恥ずかしくもありました。子どもが幼いうちはそれでよいかもしれませんが、成長するにつれ、心に響く言葉と態度が必要 で、むしろ親は子どもが幼いうちから、その子がそれをやり遂げるにあたり、どこに力を入れて、どこに思い入れがあるのかということをわかってあげる努力が必要だと感じました。“ツボ”を押さえられた子どもの充足感あふれる笑顔、一所懸命に話を伝えようとする姿はほほ笑ましいものです。同じような場面を体験したことのあるお父さん、お母さん。次はぜひ“過程を知る”ということを意識して褒めてみてください。【参考文献】・『親ががんばらないほうが子どもは伸びる!』親野智可等・著●ライター/NANARUKA(フリーライター)
2016年03月05日【ママからのご相談】1歳半になる男の子を育てているママです。元気が良い男の子に育っているのはうれしいのですが、とにかくヤンチャで落ち着きがなく、手を焼いています。心にゆとりを持てず、子どもにどう関わりをもっていけば良いかがわかりません。愛しいわが子ですが、腫れ物を扱うように接してしまっている自分がイヤです。どうしたら良いでしょうか。●A. 運動・理解・言葉の3つから関わり合いを持ちましょう!こんにちは、どっふぃーです。ご相談ありがとうございます。大好きなわが子、でも育児をしていれば手を焼くのも事実ですよね。一緒に遊ぼうと思っても、どう関わり合いを持てばかみ合うのか、はたまたどう話しかけるのがベストなのか……と考え始めると育児って行き詰ってしまいます。誰もが皆、第1子出産後は母親初心者 。1歳半のお子さんにはどう接し関わり合いを持つべきなのか、北海道教育庁学校教育局特別支援教育課が発行している『1歳半頃の子育てのヒント』から学んでいきましょう。●“1歳半の子ども”の成長を促す接し方3つ●(1)手指の運動が活発な時期。遊びを通して運動させてみましょう1歳半頃の手指の発達は目覚ましく、クレヨンでグルグルと書くことができるようになります。まずはママやパパがお子さんの前で実際にグルグル書きをしてみましょう。「机を汚されるのがイヤ……」という方は、新聞紙を敷いた上でクレヨン遊びをさせてみてはいかがでしょうか。また、ブロックや積み木を積むのもとても上手になります。一緒に積んで壊して……と遊ぶのが良いでしょう。遊びを通じて、手指の運動を活発に行うことが健やかな成長につながります 。●(2)2語文が言える、分かる! どんどん話しかけてOKです言葉の発達は個人差が大きいですが、1歳半になると多くのお子さんが体の部分の名称を言われたらなんとなくわかる様子を見せたり、「ブーブーキタ」といった2語文の意味を理解します 。早いお子さんだと理解するだけでなく、2語文を話す子もいます。歯磨きをする際には、「はい、おくちをあーんしてね」と声掛けをするなど、生活リズムに関することをすべて口に出しながら行うとお子さんの言語の理解・習得がスムーズになります。●(3)“三つ子の魂百まで”。絵本は毎日読んであげて!絵本に興味を示すようになるのもこの時期。絵本に書いてある車を見てブーブーと言ったり、絵のリンゴを見て食べるマネをしたりとさまざまな反応が見られます。興味がわいてきた子については物を指でさしたりします。そんなときは「そうだね、あれは○○だよ」と声に出し、言葉にしてあげると理解につながります 。●発達の遅れが気になったときは、まず相談してみましょういかがでしたか?「うちの子、落ち着きがないし発達障害かしら?」なんて不安に思っているママやパパもいるかもしれません。勇気をもってお子さんのことを保健師さんなどに話すことによって、育児に勤しむ私たち自身が救われたり、ホッと安心することができます 。子どもとの関わり合い方は、月齢とともに段々と変わっていきます。今はこれができて、なにに興味を持っているか……といったことを普段から観察しておくと、どういう関わり合いをしたら良いかがヒラメキますよ!【参考リンク】・1歳半頃の子育てのヒント | 北海道教育庁学校教育局特別支援教育課・発行(PDF)()●ライター/どっふぃー(船舶料理士)
2016年03月04日【ママからのご相談】私には中学生の子どもがいるのですが、最近反抗期で言うことを聞かなくなってきたので、アダルトチルドレンになっていないか心配です。どのように子どもに接したらよいのでしょうか?●A. 思春期の反抗期は正常な反応です。安心してください。こんにちは。メンタルフリーライターの木田あゆみです。お子様が反抗期で言うことを聞かないとのこと、いろいろと心配されているとお察し致します。しかし、実は反抗期は正常な子どもの反応なので、心配することはありません。むしろ、反抗期のない子どものほうが、アダルトチルドレンになる可能性があります。●反抗期とアダルトチルドレンの関係性鹿児島の心療内科クリニックの院長先生(50代女性)のお話によると、『アダルトチルドレンになる人の特徴として、“反抗期がないこと”が挙げられる』そうです。反抗期がないということは、幼少期に親が子どもを抑圧し、子どもが親に本音が話せなくなる状態になっている と言えます。このような状態が続くと、思春期に反抗期がこなくなり、アダルトチルドレンになってしまう可能性が高くなってしまいます。アダルトチルドレンになってしまうと、精神疾病になりやすくなってしまい、また、ストレス耐性も弱くなってしまうことがあります。●子どもがアダルトチルドレンにならないように育てるには?子どもをアダルトチルドレンにならないように育てるには、子どもと真正面から向き合うことが大切 だと言えます。相談者様も子どもに十分愛情を持って育てているとは思いますが、子どもに過度の期待をしていないか、気を付ける必要があります。子どもに過度の期待をしてしまうと、無意識のうちに子どもの心を抑圧し、正常なコミュニケーションが取れなくなっていまいます。そうなると、子どもと親の間に軋轢(あつれき)が生まれ、アダルトチルドレンになる可能性が高くなってしまいます。●子どもと本音で話せる関係を正常なコミュニケーションとは、子どもと親がよい意味で本音を話せる関係にあること 。相談者様のお子様は大丈夫だとは思いますが、思春期の子どもはいろいろと気むずかしいものです。この大変な時期を乗り越えれば、子どもは正常に育っていきますので、反抗期だからといって過敏な反応は避けるよう、十分気を付けましょう。●ライター/木田あゆみ(メンタルフリーライター)
2016年03月04日もうできてもいい時期なのに、ほかの子たちはできているのに、と、わが子の「できないこと」にイライラすること、ありますよね。そんなときには、まず深呼吸。そして、これまでの育児を振り返ってみませんか? ここでは、子どもの本への関わり方を例にとって考えてみたいと思います。なぜお子さんが「できない」のかが、わかってくるでしょう。こうすれば、子どもはどんどん本を読むようになり興味の幅も広がってくる!読み聞かせを続けていき、それに伴って子どもの中でのボキャブラリーがたくさんになってきた頃、誰かに読んでもらわなくても自ら本を開いて読む姿が、自然と見られるようになります。このような行動を取るようになった時期をどうか見逃さないでください。このとき、どう親が関わるかで、子どもの未来が決まると言っても過言ではないのです。本を自分で読むようになったら、子どもに「お父さん(お母さん)に読んで聞かせて」と頼むのです。このときのポイントは、子どもが本を選ぶのではなく、親が本を選ぶこと。そして、子どもが好んで読んでいる本とは少し違ったジャンル類の本を選ぶのです。「この本を○○ちゃんに読んでもらいたいなあ」と、子ども心に訴えるように上手に頼みましょう。子どもが、お父さんやお母さんに読んであげる経験を通して、「幅広いジャンルの本を自分で読んでみようかな?」という気持ちをさらに強めることができます。そして、自分なら普段は選ばないような本を読むことで、子どもが自分で気づいていない新たな興味を引き出せる可能性が高まります。小学校の低学年くらいまでに、上記のようなことをしっかりと経験してきた子どもたちは、中学校、高校へと進学していく中で、成績がグンと上がっていく傾向にあります。実際、多方面からこれを裏付けるような例が、たくさん報告されています。読み聞かせをしたり、本の聞き役に回ったりするには、ある程度まとまった時間が必要になりますから、忙しい子育て中には「めんどくさいな…」と思うこともあるでしょう。しかし、読み聞かせをしたり、本の聞き役に回ったりして、子どもの読書にちょっと親の手を入れたりすることが、のちのちのその子の成績にまで関わってくることを知れば、「やっておかなければ」という気にもなるのではないでしょうか。面倒くさがらずに、ぜひ取り入れていただきたいと思います。< 後編 に続く>(子育ての達人)
2016年02月27日テレビと現実の違いを判断できる子に必要なこと の続きです。本連載もいよいよ最終回。今回は、「どうしたらメディアの情報に振り回されない子どもに育てられるか」についてお話ししましょう。テレビからの情報を鵜呑みにさせないために今まで見てきたように、テレビはウソではないけれど、情報をうまく利用しているという側面を持っています。そうした面に関して、最近は批判も出てきています。たとえば、子役のタレントや俳優を利用して、テレビを見ている子どもたちに、むやみにあこがれを抱かせるのはどうなのかという意見があります。芸能人として小さな頃からスポットライトを浴びることがすべて悪いとは言いませんが、中学生や高校生ぐらいの大事な時期に、テレビなどにずっと出演しているのを見ると、中には「学校や勉強は大丈夫なんだろうか」と心配になってくる人もいるでしょう。勉強ができることや高い学歴があることが人生を決定づける世の中でもなくなってきていますし、そもそもよその家庭のことなので、そこをとやかく言うのは余計なお世話かもしれませんが、テレビを通じてそうした子役タレントを見ていると、数年後にどうなっているのかが心配になってくるという意見は少なくないようです。また、そうしてスポットライトの中心に立てていらればまだしも、その後ろには数多くのそうでない子どもたちがいます。幼いうちからアイドルになるためにオーディションを何度も何度も受けている子どもの話や、アイドルのやることなすことを次から次へと盲目的にまねすることに熱中しているような子どもの話を聞くと、そうした子どもは将来どうなってしまうのかと、やはり心配になります。なぜなら、自分で情報を選択するすべを知らないように思えるからです。親自身が情報を鵜呑みにしていないか、問いかけ直してみよう現代は高度に情報化が進展している社会です。必要な情報を早く的確に得て、それを利用することが必要不可欠な世の中になっています。そういう社会であるからこそ、情報の洪水の中から必要な情報をより分け、正しい形で選び取ることが大事になってきますし、得た情報を鵜呑みにするのではなく、自分なりに分析検討できる能力が重要になってきています。情報に接した時に、それに対して批判や検討を加えることもなく、ただ鵜呑みにするような癖が付いてしまうと、何かあった時に自分で判断を下す能力が育たなくなってしまうおそれもあるでしょう。最終的には情報に押し流され、流行にのせられてうまく操られてしまったり、本来の自分というものを見失ったりすることにもつながりかねません。当然ながら子どもたちには、こうした情報の取捨選択について経験が不足しています。このため、情報をどのように取り入れ、それに批判を加えて自分なりの見方を確立するかということを親は子どもに教える必要があります。そのためには親が情報の取捨選択をできなければなりません。まずは親自身が情報媒体の言うことを鵜呑みしていないかどうか自身に問いかけ直してみることが必要になってくるでしょう。(子育ての達人)
2015年12月31日大切なのは、テレビの戦略に振り回されないこと の続きです。前回は「テレビをはじめとした情報媒体が出す情報を鵜呑みにし、必要以上に振り回されることがないよう、子どもを見守る親としては気をつける必要がある」ということをお話ししました。今回はそれを受けて、「テレビと現実の違いを判断できる子に必要なこと」について解説します。テレビと現実を冷静に判断できる子どもに育てよう現在、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、そしてWebも含めたメディアのほとんどにおいて、広告が欠かせない存在になっていることはたしかです。テレビを見ていても、日々たくさんのCMが目に入ってきます。それらを見て、たとえば幼い子が影響され、テレビアニメのヒーロー・ヒロインのポーズをまねしたり、テレビアイドルの物まねをして歌ったりというのは、見ていてほほえましく感じられるのではないでしょうか。しかしながら、そうした幼い頃であればともかく、小学校の高学年になってまでテレビの影響をもろに受けているような子どもは少し心配だと考えられています。というのも、子どもがテレビの影響をもろに受けるということは、そうしたメディアに晒されている時間が長すぎるおそれがあるからです。それ以外にも、現在の自分に対して不満を抱いていたり、家族に愛されておらず本当の自分を認めてもらっていないと感じていたりするような場合にも、こうした傾向が見られることがあります。「ありのままの自分でいい」と認識することで、テレビと現実を区別できるようになるとはいえ、テレビをはじめとする情報媒体が出す情報に踊らされた経験がまったくないという人はいないでしょう。現代人であれば、誰しも一度ぐらいは騙された経験があるはずです。こうした情報媒体には、実際には皆が共通して持っていないようなものや概念といったものを、あたかも共有しているかのごとく見せてしまうという性質があります。そして、「多くの人々と何か1つのことを共通して持っている」という感覚は、現実の生活に充足感を持っていなかったり、心に寂しさを抱えたりしているような人間をあっさりと虜(とりこ)にする傾向が強いものです。心理学的な一例を挙げると、・自分の今のあり方にどこかで疑問を持ち、こんなはずじゃなかった感をくすぶらせている女性たちが韓流ドラマにハマる・友だち関係がうまくいかない子どもがアイドルグループにハマる・ストレスを溜めた男性たちがワールドカップの時だけ熱烈に応援運動をするといった具合です。ありのままの自分でいい、ときちんと感じていれば、子どもはこうした情報媒体からの同調圧力に引きずられることはありません。テレビの中で起きていることと現実の自分とは違っているけど、それでもいいんだとしっかりと感じることができるからです。テレビが流行をけたたましく宣伝していても、それを冷静に受け止めて、「自分には関係ない」と判断することができますし、同じぐらいの年齢の子どもがテレビで脚光を浴びているのを見ても、自分もそうなりたいと盲目的に思い込むようなこともありません。次回はいよいよ、皆さんがもっとも知りたいであろう「テレビの情報を鵜呑みにしない子に育てるにはどうしたらよいのか?」についてお話しします。(子育ての達人)
2015年12月30日テレビは有害? それとも無害? の続きです。「テレビは情報を伝える媒体だが、同時にテレビを放送することで収益が出ないとテレビ局としては成立しない。そのため、都合がいい情報を流すという側面があり、テレビの内容を鵜呑みにせず、吟味する力も必要」ということを前回お話ししました。今回は、テレビの戦略の事例を見て、テレビに振り回されないようにするための知識をつけましょう。テレビの情報操作(戦略)の一例を見てみよう派手な富裕層を指して「セレブ」などともてはやすことがあります。テレビでもセレブの豪邸を紹介したり、派手な暮らしぶりを放送したりといったことがよく行われています。そして、そんなセレブになることこそが人生の一番の目的であるかのような情報を流したりします。テレビがこういった番組を作って情報を発信するのにはきちんとした狙いがあります。たとえば、そうした「『セレブ』が使っている商品を売りたいスポンサー」の意向を汲んだ番組構成をしている場合です。これは、テレビの特性を活かしてセレブへのあこがれをあおり、その人が使っている商品を買わせようとする試みです。単なる販売促進活動に過ぎず何ら違法性はありませんが、それでもテレビの番組がそういったことをある程度狙っているのではないかと意識しておくことは大切です。こういう場合、実際に最初から「セレブ」と言われている層があり、その事実をテレビなどが取材して情報発信しているというよりも、テレビがそうやってそこに焦点を当てて「セレブ」をリピートしたことによって「セレブ」という層が生まれてきた、というような側面もあります。そうしたカラクリに気づかずにテレビから発信される情報を鵜呑みにしてしまうと、現在そういった派手で裕福な暮らしをしていない自分や家族、あるいは両親が、みずからをいわゆる「負け組」なんだと思い込むことが起きてくるかもしれません。あるいは、自分もそうしたセレブたちに近づこうとして高価な品物を買い集めたり、裕福な暮らしをするためお金を儲けようとして借金までして株に手を出したりといったことをするようになるかもしれません。テレビをはじめとした情報媒体が出す情報を鵜呑みにし、それに基づいて行動してしまうと、見事に操られてしまうことになります。メディアから発信されている情報には、送り手の意図が必ず潜んでいます。ですからテレビの画面でなんらかの情報が紹介された時には、見たままを信じこむのではなく、実際とはどこか何かが違っているかもしれない、という意識を常に持っておくことが必要と言えるでしょう。こうした意識を持ってメディアに接するのは、大人でも案外難しいものです。これが子どもであれば、さらに難しくなります。華やかな芸能界などにあこがれを持ちやすい傾向のある子どもは、特に注意したほうがいいでしょう。最近では「庶民派」などと称して、さほど特別そうにも見えない若い女の子が芸能界でスポットライトを浴びたりする場合があります。そういう例を見せられれば、自分だって機会さえあれば、と子どもたちが思い込んでしまったとしても責められないのではないでしょうか。このようなかたちで、子どもたちを含め発信される情報に、必要以上に振り回されることがないよう、子どもを見守る親としては気をつける必要があるのです。ところで、そのようにテレビの情報を鵜呑みにせず、テレビと現実との違いを冷静に判断できる力を持つために大切なこととは、一体何なのでしょう。それについては、次回ご紹介します。(子育ての達人)
2015年12月29日現代はテレビがあるのがほぼ当たり前の時代であり、多くの人が毎日の生活に必要な情報をテレビを通じて受け取っています。テレビが子どもにどんな影響を与える可能性があるのかについて、少し考えてみましょう。テレビは場合によっては有害にもなり得る?最近はテレビがない家や、あってもほとんど見ないといった家もありますが、そうした家庭はまだまだごく少数にとどまっているのではないでしょうか。今のところ、テレビは情報を受け取るためのメインデバイスであり、いわば生活に必要なものと位置づけられているかと思います。テレビに対する考え方も最近はいろいろで、テレビなんて害ばかりで見る価値がない、といったことを言う人も中にはいます。テレビを見なくても、何らかのかたちで現在の世界情勢や流行などを追いかけることができていればいいのですが、それがない状態で情報媒体としてのテレビを生活から遠ざけてしまうのは、社会情勢に適応できなくなるという意味で現実的ではないと思います。特に、子どもが友だち同士うまくやっていくためには、テレビはほぼ必需品となっているところがあります。世の中で今流行っていることをキャッチし、それによって友人間でのコミュニケーションをスムースにするのに欠くことができないものとなっているからです。子どもたちの間でうまくやっていくには、最近話題のテレビドラマや流行曲、タレントの情報やバラエティ番組の内容などを知っていないと、なかなかに難しいものがあります。一方、テレビに害があるという意識を持った人も増えてきているのも、また事実です。この、「テレビは使い方によって有害にもなり得る」という考え方は、ある点では当たっています。テレビが生活の中で必要であると位置づけられている今だからこそ、そうした危険性をきちんと意識しておくことは必要でしょう。こういった危険性をきちんと分かっていれば、テレビが発信している情報を何も考えず鵜呑みにしたり、テレビ中毒のような状態に陥ってしまったりせずにすみます。テレビは情報を伝える媒体でもありますが、同時に経済性を追求する企業が行っている活動でもあります。つまり、テレビを放送することで収益が出ないとテレビ局としては成立しないわけです。言い方は悪いかもしれませんが、テレビはその情報を発信する主体にとって都合がいい情報を流しますし、所有側が好きな情報を流すのは当然の権利とも考えられます。テレビというものの本質の中にそうした側面があることを理解し、ある程度批判的にその内容を吟味する力も必要なのです。次回は、テレビの内容を吟味する力をつけるための一例をご紹介します。(子育ての達人)
2015年12月27日子どもをきちんとしつけようとして、きびしく叱る親御さんもいます。しかし、叱り方を間違えると、一生、心に傷が残ってしまいます。実際、3歳から5歳くらいのお子さんを持つお母さんから「私、叱り始めると、つい、止まらなくなってしまうんです。『もしかしたら、虐待では?』と思うこともあって。どうしたらいいですか?」と相談を受けることも少なくありません。では、子どもの心に「一生心の傷になって残る」リスクのある、「これは、絶対ダメ!」という叱り方には、どのようなものがあるでしょうか?クセになった暴力は、絶対ダメ!まず、最悪はこれ。愛のムチ、という言葉をよく耳にします。「子どものため」を思って行った平手打ちなら、それは教育上意味がある、という考え方です。けれど、多くの子どもにとって、暴力は、ただイヤな思い出でしかないようです。とくに・説明もなく、いきなり殴られた時・たいした理由もなく、親が自分を殴るのがクセになっているのが、子どもから見てもわかる時 こんな時、子どもの心の中には、親に対する不信感が育まれます。自分は親にとって「単に面倒くさい存在」であるかのように感じてしまうのです。こうやって身につけた不信感はかなり根深いものがあり、その後、どんなに良いことを親が言ったとしても、子どもは素直に聞く気持ちになれません。とにかく、子どもにとって納得のいかない暴力は、百害あって一利なし。よーく心得ておきましょう。自分の気分次第で叱ったりほめたりするのははダメ2番目に良くないのがこれです。仕事がうまくいっているなど、何らかの理由で機嫌がいい時には、子どもにめっぽうやさしい。逆に、仕事で滅入っていたり、何かつらいことがあったりしてストレスが溜まっている時には、子どもにも厳しくあたってしまう。そんな親がいます。もちろん、人生いろんなことがありますから、そうなってしまう気持ちもわからないではありません。いつも同じ、一貫した態度で子どもに接することなど、普通の親には、なかなかできるものではありません。 しかし、あまり喜怒哀楽が激しく、自分の気分次第で、子どもにやたら優しくしたり、冷たくしたりを繰り返していては、子どもはいったい、何をどうすれば、親に喜んでもらえるかわかりません。親を喜ばせるつもりで何かをしたのに叱られた。あるいは逆に、何もしていないのにやたらとほめられた。そうなると、子どもとしてはどうしていいかわからず混乱します。ほかに、心を傷つけてしまうダメな叱り方には、次のようなものがあります。・「お姉ちゃんなのに」「お兄ちゃんなのに」と叱る・「マサル君はもう~なのに、サトシはまだそれしかできないの」とほかの子どもと比較して叱る・「せっかく、~教室に通っているのに、そんなんじゃ、お金の無駄ね」とお金のことを出して叱る・努力したにもかかわらず、「何だ、~点か」と、結果のみ見て叱る これらを頭に入れて、お子さんの叱り方に気を配ってみてはいかがでしょうか。(諸富祥彦)
2015年12月04日おそらく、ほとんどの母親は「なるべくならば子どもを叱らずに優しく接していたい」と考えていると思います。しかし実際にはそうはいかず、ふと気がつくと一日中子どもに小言を言っていた、というような経験のある人も多いのではないでしょうか。子どもを上手に叱り、注意にしっかりと耳を傾けてもらうために大事なポイントについて見ていきましょう。なぜ叱る? 叱ることは親心子どもがなかなかベッドから出ないと言っては「早く起きなさい」と叱り、やっと起きてくると「朝ご飯を食べなさい」「顔を洗いなさい」「遅刻するから早く支度しなさい」…といった感じでずっと叱り続け、子どもが学校に出かける頃にはすっかり疲れ切って、しばらくぐったりして何も手につかない、という人もいるかもしれません。そして、子どもが学校から帰ってくると、「遊んでばかりいないで宿題しなさい」「予習復習をちゃんとやりなさい」「塾や習い事に行きなさい」「夕食を早く食べてしまいなさい」「お風呂に入りなさい」「夜更かしはやめてさっさと寝なさい」……。毎日こんな感じで叱ってばかり、などという声が聞こえてきそうです。さて、ではどうして親は子どもに小言を言うのでしょうか。それは、子どもがちゃんと育ち、しっかりした大人になって欲しいからではないでしょうか。間違ったことをした時に、ちゃんとそれを理解した上できちんと反省し、同じことをもうしないようにしてほしいと思うからこそ、叱るのだと思います。逆に言えば、たとえばフラストレーションがたまっているだとか、人目が悪いだとか、親個人の都合と合わないだとかいったような理由で子どもを叱りつけるのは、良くない叱り方ということになります。こんな叱り方は有効性が低い親の側は子どもがきちんとした大人になるようにと思って叱っていたとしても、それが子どもに伝わらないのでは無意味になってしまいますし、またそうした叱り方は有効性が低くなります。有効性の低い叱り方とは、どんなやり方かというと、「口先だけ」の叱り方です。具体的な例で見てみましょう。子どもが学校から帰宅しました。この時に「ちゃんと手を洗ってうがいもしなさい」と、子どもに注意したとしましょう。それに対して子どもが、「友だちのところに遊びに行きたいから、急いで宿題終わらせなきゃ」と返したとします。それに対して、それなら仕方ないかなと注意をやめてしまってはいないでしょうか。または、子どもの部屋が散らかっているのを見て、「部屋はきれいにしときなさいって言っているでしょ!」と叱ったとします。それに対して子どもが「今時間がないから後でやっとくよ」と言ったとして、そのまま「じゃあ、ちゃんとやっときなさい!」と言って、その場を終わりにはしていないでしょうか。なるべくなら叱ってばかりいたくない、と思いがちな親としては、こういう事例のように子どもが一見筋の通った口答えをした時に注意を引っ込めたり、宙ぶらりんなままにしてしまったりすることがよくあります。言うべきことはきちんと言ったから、という意識もあるからでしょう。しかしながら、こういうことを続けていると、子どもは親の注意や言うことを聞かなくなってしまいます。では、子どもの心に届くように叱るには、どうすればよいのでしょう? それは 後編 でお話しします。(子育ての達人)
2015年11月23日最近、こじらせ女子が話題になっていますよね。自分の女性性に自信が持てないあまり、女性らしい魅力をアピールできない彼女たちですが、実はそうした悩みを持っているのは女性だけではないって知っていましたか?今回は男子にスポットを当てて、彼らがこじらせ男子になってしまった原因について探ってみましたのでご紹介します。気になる彼が当てはまっていないか、要チェックですよ。■1.夢見がち型「男子でも少女漫画のような恋に憧れている人って多いみたいです。ラノベや恋愛ゲームの影響が強いのかな。恋愛の期待値が大きくなっちゃうみたい」(24歳/女性/販売)恋愛経験が乏しいぶん、恋愛に対する憧れが強く、その憧れと現実のギャップでさらにまた恋愛がしにくくなるという悪循環です。現実はなかなかマンガやアニメのような、美人で性格が良くてといった女性がおらず、例えお目当ての子が見つかったところで、振り向いてもらえず自分が傷つくばかり・・・・・・。だったら2次元のキャラクターを眺めていた方が楽しいというのが彼らの主張です。もしお目当ての彼がこうしたタイプなら、あなたから積極的に、且つ優しくアプローチしてあげることで、彼も心を開いて関係にも少しずつ進展が得られるかもしれません。■2.内弁慶型「基本ネガティブであまり喋らないのに、ネットだと饒舌ってタイプっていますよね」(22歳/男性/大学生)いまやコミュニケーションツールの1つになっているSNS。ですが、便利なあまりスマホ、PCにかじりっぱなしで、リアルのやり取りがなくなり、コミュ障になってしまっている男子は少なくないようです。なかには日頃の鬱憤をSNSで饒舌に晒している人も多く、そうした行動を取ってしまうのも彼らのネガティブ思考、社会人経験の浅さが原因になっていると言われています。彼らのようなタイプを好きになった時は、あなたが積極的に外に連れ出してあげて、外でしか得られない楽しみを共有してあげて。一緒に運動したり、買い物をしたり、場合によっては登山、釣りもいいでしょう。外出すると気分もリフレッシュするので、彼の胸の中でつっかえている不満や不安も取り除けるかもしれません。■3.日本男児型「男らしさに押し潰されている男性。経済的に不安定だから、思うように年収を得られなくて悩んでいる男性を見ると、他人事とは思えません」(24歳/男性/公務員)女性よりも年収や職業、地位などで「社会的な男らしさ」を男性は意識するもの。実際に社会でもこういった部分が満たされている人が「デキる男」とされるフシもありますよね。しかし、最近は先行き不透明な時代。なかなか仕事がうまく行かなかったり、そうした現状に男性としての価値に悩んでいる男性は少なくないようです。こうしたタイプは無理に男性らしさを背負う必要がないと、あなたが精神的にサポートしてあげることが大切です。あなたが心強い味方であることが分かれば、彼も知らず知らず力が入っていた肩の力が抜け、異性として意識される確率も高そうです。■4.アンニュイ型「『面倒くさい』『また今度じゃダメ?』と、やる気がない後輩を見ると、しゃんとしてって言いたくなる」(25歳/女性/会社員)デートの誘いをしても「近場じゃダメ?」「家デートでいいじゃん」と、どこかやる気なさげな彼ら。恋愛に対して積極的になれないのは、ゆとり世代に見られる金銭的に余裕がないことも影響していそうです。彼らのやる気を引き出すためには、彼の好きなものに共感してあげる姿勢が大切です。普段の行動をしっかりと観察しながら、彼の好きなものに興味を持って接してあげることで、彼も少しずつ日々の行動に変化が表れるかもしれませんよ。■おわりにいかがでしたか。もしこうしたこじらせ男子が身の回りにいたなら、逆にあなたのサポート次第では恋をするチャンスに変えることができそう。温かく見守ってあげることで彼本来の良さが輝き、いい関係を築くこともできるかもしれませんね。(柚木深つばさ/ハウコレ)(新部 宏美/モデル)(柳内 良仁/カメラマン)
2015年06月06日新入社員が入社して1ヵ月過ぎ。全体研修も終わり、自分の下に後輩が配属された人もいるのでは? 今年の新卒はどんな世代なのでしょうか? その特徴と、彼らが求める理想の上司像、そして彼らとの接し方について紹介します。■2015年度の新卒は、1992年4月2日~1993年4月1日生まれ今年、新卒入社をするのは1992年4月2日~1993年4月1日生まれの人たち。インターネットで「92年生まれ」と検索すると、「不遇の92年生まれ」と出てくるのをご存じですか?というのも、バブル崩壊直後の不況の時代に生まれ、小学校からはゆとり教育、高校を入学する2008年4月には爆弾低気圧が直撃。おかげで新しい制服も雨でびしょびしょになったとか。加えて、高校2年生になる2009年には新型インフルエンザが大流行し、修学旅行が中止・延期する学校が相次いだそう。高校を卒業する2011年3月には、東日本大震災が起こり、お祝いどころではない自粛ムードに。2013年の成人式では、全国的で大荒れの天気となり大雪や大雨の中での開催に。とどめは、大学の卒業旅行シーズンには世界各国でテロが起こり、行き先を変更・中止となる事態まで…。そんな不遇を経験してきた世代であり、逆に“92年組”という団結力があるように感じます。ちなみに入社式が行われた4月1日も雨が降り、「さすが92年組!」とネットで話題になったとか。不運もネタにするようなポジティブさも持ち合わせているかもしれません!? とはいえ、大学入学時からスマホを持つような世代でもあります。SNSを駆使したセルフブランディング・人脈作りなどを積極的に行ってきたでしょう。自分の意見を発信しやすい環境で成長してきたため、自分なりの考えも持っているはず。いわば、“意識高い系”かもしれません。でも意識高くさまざまなアンテナを張ることは、彼らにとって当たり前のこと。世間が“意識高い系”と揶揄することに、不快感を持っている方もいます。■人柄がよく親しみやすそうな上司が理想2015年度新入社員を対象に産業能率大学が行った「理想の上司」アンケートでは、女性部門だと1位が天海祐希さん。なんと6年連続で第1位に輝きました。リーダーシップがあり的確な指導をしてくれそう、という理由が挙げられています。ただし以下は変動があり、2位はタレントのベッキーさん、3位はアナウンサーの水卜麻美さん! 明るくて人柄がよく、親しみやすそうな上司も理想なのが、2015年度の特徴だといえるでしょう。このようなことを踏まえて、今年の新入社員には、上司&部下、先輩&後輩という上下関係がはっきりした接し方よりも、新入社員を尊重した上で、指導していくように接するのが良さそうです。たとえば、なにかミスが起きた場合も、新卒の考えなどを一度聞いた上で、アドバイスをするといったような具合です。夢を持って入社している新卒も多いはずなので、頭ごなしに怒るのではなく、相手の熱意をそぎ落とさないような方法で、指導していきましょう。あまり注意しすぎると、「ゆとりなので」「どうせ92年組なので」などと、自虐を言い訳に使われてしまうかもしれません!? やはり後輩には好かれたいもの。毎年、入社してくる新入社員といえども、世代背景などを知り、今年の特徴を理解するのも大切ですよ。
2015年05月11日モテる女子は、かわいさはもちろん、それだけじゃなくてちゃんとモテる接し方を知っています。もちろん生まれつきこういうことが無意識にできる子もいますが、水商売なんかを経験した女子は、こういうテクを身につけるので急にモテ期に突入したりするんですよね。ようは、モテ女子が実践する異性との接し方を学べば、みなさんも今よりもモテるようになるということです。そこで今回は、元No.1キャバ嬢のナナミ・ブルボンヌさんに「恋愛上手な女子が実践する異性との接し方」について聞いてみました。■1.上目遣い「モテる女子は、話すときはつねにナチュラルに上目遣いをしています。背が小さめの女子はもちろん自然にこうなるので、男子にモテるんですねたとえば男子が170くらいで、女子が160ちょっとあるとき、そのままだとあんまり上目遣いになりませんよね。でもモテる女子は、上目遣いになるまで男子の近くに寄っていくんです。なるほど。こうやれば上目遣いになるのはもちろん、男子との距離も縮まるから、男子は余計にドキドキしてしまうのにも納得ですね。■2.自然に触る「『やだぁ』とか言いながら、自然にボディタッチができる女子も、モテますね。手や肩などあんまりいやらしくない部分をさりげなく、だけど頻繁に触ると、狙っている感じが出ずに、『この人は自然とボディタッチをする人なんだな』と思わせられるので、誰でもできると思いますよ」2人で話す、というコミュニケーションでも、ボディタッチのあるのとないのとでは親しくなるまでの早さが全然違うんだそうです。こういうさりげないボディタッチなら、やりすぎたからといって「あいつビッチじゃね?」と思われる心配もないので、たくさんやってみるべきですね。■3.バカなフリ「男子にバカにされるのが上手な女子もモテます。男子って、女子をバカにするのが気持ちよくて仕方がないんですよ」わざと言い間違えてみたり、あるものを知らないフリをしたりして「お前バカだな~」と言わせてみましょう。男子からバカにされたくなんかない!という女子も多いと思いますけど、あくまで演技のつもりでやれば、我慢できるはず。■4.2人で食事をする「商談などをするときには、食事の場でするのがよいとされています。これは、人と言うのはなにかを食べているときに幸福感を覚えるので、その時間を共有する相手にも好意を持ちやすいからなんですね。これはもちろん恋愛に活かせます」気になる男子と一緒に話をするときにも、「ちょっとご飯食べない?」と誘ったり、お菓子を買ってきて食べながら話したりするだけでかなり違ってくるみたいですね。食いしんぼうな子は恋上手?■5.してみたいことを言う「『最近の○○って映画が見たい』とか『○○が食べてみたい』とか、普段から好きなことや行ってみたいところを頻繁に言うことはモテでは重要。理由は簡単です。日頃からそういう話をしておくことで、男子が『じゃあ行く?』と誘いやすくなる環境を作っているんですね」最近は、自分から積極的に女子をデートに誘えない男子が増えてますね。なのでこれからこのスキルはどんどん大切になっていくはずです。■おわりにどうでしたか?なんだかどれもたしかにさりげないんだけど、じつは意外とできてないことばかりな感じがしました。みなさんも、日頃の男子との接し方をちょっとだけ意識して変えてみるだけで、だいぶ反応が変わってくるはずですので、頑張ってみてくださいね!(遣水あかり/ハウコレ)(島村 遥/モデル)(柳内 良仁/カメラマン)
2015年04月20日こんにちは、ぽこひろです。みなさんのカレは、みなさんに対してどんな接し方をしますか? つねに優しく紳士的に? だったらいいのですが、きっとなかには、いつも少し上から目線で偉そうにされているという人もいるはず。そしてさらに問題はカレがただの「内弁慶」である場合。あなたにだけ偉そうで、よそではヘコヘコしていて威厳がない。こんな男子はカッコ悪いだけでなく、家庭内で横暴を振るうDV男子にも進化しかねません。そこで今回は、30代女性30人に「即別れるべきな頼りにならない内弁慶男子」の見抜き方について聞いてみました。■1.店員さんにヘコヘコ「見抜きやすいポイントは、レストランとかでのお店の人への対応だよね。やたらと丁寧な敬語を使ったり、頭を下げたりしてる男子は、そういうところで我慢してる分、彼女とかに強く当たることが多い気がする」(美容/30歳)彼女としては、威張るまでいかなくてもデートのときには堂々としていてほしいものなのかもしれませんね。アクセサリーショップで「こちらはおいくら万円でしょうか?」なんてギャグ混じりに店員さんにへつらう彼氏にはついていけませんね。■2.身内の悪口が多い「彼女だけじゃなくて、親とか身内の悪口を普段から言ってる人は、内弁慶的なところがあると思う。ああいう人は、とにかく身内にしか強く出られないんだよ」(水商売/31歳)そう、内弁慶の「内」はまさにそういった意味ですので、これは内弁慶であることの典型的なサイン。見逃さないようにしましょうね。■3.「言ってみたら?」と言うと「う~ん・・・・・・」「なんか文句を言ってるのを聞いて、『じゃあ、本人に直接言ってみたら?』と提案すると決まって、『う~んでも、言うほどでもないっていうか・・・・・・』って躊躇する。これは確実に内弁慶」(受付事務/31歳)ここまで書いてきたように、とにかく外には強く当たれないのが彼ら。明らかにおかしなことでも、クレームの電話一本入れることすら満足にできません。■4.人間関係の中でランクが低い「カレの交友関係とか会社での立場とかを見るのがいいと思う。パシリまでいかなくても友達に良いように使われてたり、クルマ出したりとかね、会社で下っ端だったりすると、怪しい」(公務員/33歳)内弁慶になってしまう原因は、日常生活の中で自信を持てる機会がないからかもしれません。そのストレスが彼女であるあなたに向かってくるようになると、DVなどに発展する可能性も。■5.「あの人優しそうなのにね」と言われる「友達に普段のカレの様子とかを話すと、『へえ、意外。優しそうに見えるのに結構彼女には強気なんだ』と言われると、もしかして内弁慶?って思う。外からの意見って大事」(美容師/32歳)自分ではなかなか判断がつかない場合は、友達など周りを参考にしましょう。ときには客観的な意見をもらって、カレとの関係を見つめなおすことも重要です。■6.内弁慶とうまく付き合う方法はないの?なかなか気難しい内弁慶のカレ。プライドを傷つけないようにしながらも、カレを自分の思いどおりに動かす方法はないのでしょうか?実はあります。でも長い目で見てカレを育てる覚悟も必要です。実は内弁慶の人は自信がないのです。「自分なんて世間では通用しないかもしれない」と恐れているのが本心。まずは、その思いこみを粉砕し、自信をつけてあげることが必要です。カレの「できるところ」「良いところ」を常日頃から何度もホメておきましょう。その上でカレが外の悪口やグチを言った時に、「いつものあなたらしくない!」とプライドを持ちあげつつ、励ましましょう。注意されながらも、「いつものあなた」という言葉にカレはプライドをくすぐられます。悪い気はしないはずですよ。■おわりにいかがでしたか?モラハラやDVは、この内弁慶な性格が行くところまで行ってしまった最悪のケースである場合が多いようです。こういった男子と付き合う場合には、カレとの間で上下関係を作らないような努力が必要かもしれませんね。(川上ぽこひろ/ハウコレ)
2015年01月29日「寝る子は育つ」というのはよく聞く言葉ですよね。この言葉に従って、子どもには「眠れ、眠れ」と促していった方が良いのでしょうか? 実は子どもに一律に昼寝をさせる習慣は、現在少しずつ見直されつつあります。それにはどんな背景があるのでしょう? 子どもの健康的な成長を支えるための睡眠の秘訣をご紹介します。子どもの成長と共に変化する眠りの状態生後半年から1年くらい経つと、パラパラとしていた子どもの眠りのリズムがまとまり始めます。夜の就寝時刻は3歳から5歳頃まではほとんど変わりませんが、それに対して昼寝の時間は顕著に変化するようです。2004年に行われたアメリカでの調査「2004 Sleep in America Poll」では、昼寝の時間を設けなくても特に体に不調を来たさない子どもが3歳以降年齢と共に増えていくことが明らかになりました。その人数は、3歳で約4割、4歳で約7割、5歳で8割を超えています。少しずつ昼寝の時間が不要になり、小学校入学の学齢になると、ほぼ昼寝が不要になり昼間は学習に集中できるということになります。発達にそった昼寝を促すことが重要子どもの眠気を解消する適切な手立てとは子どもは徐々に昼寝が不要になっていくことが明らかになりましたが、日本の保育園の多くは、まだ一律に昼寝を取らせるところが多いようです。自宅でも同様で、子どもは「眠くない」と言っているのに眠るように指導している場合が多いようです。「寝る子は育つ」をそのまま子育てにつなげていくのではなく、子どもによって昼寝の必要性は異なるということを理解して子育てをしていくことが重要でしょう。また、成長段階によって昼寝が減っていくのも当然。成長の証だと捉えていく必要があるのです。子どもが眠気を訴えたら、それに応じて昼寝させても良いでしょう。しかし、「みんながさせているから」などの理由でお昼寝させるのは望ましいことではありません。子どもに合った睡眠指導ができていないとどんな問題があるの?身体が欲していないのに昼寝をさせると、夜の眠りに問題が生じることがあります。日中に睡眠時間を十分に確保しているので、夜の寝ぐずりがひどくなったり中途覚醒が頻発したりします。こうなると、子どもにとっても保護者にとってもストレスが大きくなってしまいますよね。また、無理に寝かされるというイメージが付いてしまうと、睡眠自体が子どもにとってのストレスになりかねません。子どもの昼寝について、ポイントをまとめると下記の通りです。・子どもが「眠い」と言ったら昼寝を促す・夜眠れない様子であれば、昼寝の時間や習慣を見直す・他の子どもと比較して、「もっと寝かせなければ」と焦らない(子どもの個人差を認める)・毎日昼寝する習慣があったとしても、成長と共にある時を境に昼寝をしなくてもよくなることを知っておく子どもの成長段階に合わせて、また必要な眠りの量には個人差があることを踏まえた上で、子どもの睡眠を確保していってくださいね。Photo by Brent Gambrell
2014年12月01日自分の思ったように部下や後輩が育たない…と悩みを持ったことはないでしょうか。「これだからは最近の新人は…」と相手のせいにしてしまいがちですが、本当は上の接し方が悪いというケースもたくさんあるのです。例えば、研修のテーマや育成手法として、話題にあがることの多い「コーチング」についても多くの誤った認識をしていることが多いようです。今回はそんなコーチングに対して抱きやすい代表的な誤解を、3つご紹介いたします。○誤解1 コーチは役に立つアドバイスをするべきコーチングの手法では、クライアントとなる個人やチームが自らの力で解決策を見出すことができるようになるという点を重視します。コーチは、解決策を見出す過程でフレームワークを提供したり、発見や洞察を深めるサポートを提供する形で関わります。直接的なアドバイスや指示を行うことはありません。例えば、部下が提出した提案書に対して、「私ならここはこうする」という直接的なアドバイスではなく、「この部分はどういう意図で作ったの?」といった質問を活用することで相手の洞察を深め自発的な解決を促します。○誤解2 コーチは問題解決をするべきコーチングでは相手の仕事や生活の中にある大切な目標に対する「実践」を重視します。コーチングで大切にしていることは、問題解決ではなく、常に目標を照らし、実践・実現に向けて継続的に支援することです。例えば、部下から「AとBだったらどっちがいいと思いますか?」という質問をされた場合、「そりゃAに決まっているだろ」と答えるのではなく、「目標達成のためには、どっちだと思う?」といった質問で目標を再認識させ、実践の方向性を見出すことにつなげます。○誤解3 コーチは相手の行動を改善し、弱みの克服を促すべきコーチングは相手の強みや、能力の可能性をベースにした成長機会を見出すことに着目します。目標達成のために何が正しいのか、何が必要なのか、何を望んでいるのかに根ざしていく手法ですので基本的には弱みの克服や望んでいない行動改善を促すことはありません。例えば、部下がミスした時に「君はプロセス管理が苦手だね。この機会に改善しよう。」という言い方ではなく、「次回より良い結果を出すためにどんなことができるかな?」といった質問でアプローチしてみるとよいでしょう。いかがでしょうか? あなたが誤解しているために、部下の芽を摘んでしまっていることがいかに多いかに気づきましたか。コーチングを活用することで部下の育成に新しい選択肢を持つことをおすすめします。<著者プロフィール<林健太郎全世界に20,000人以上の会員となる訓練を受けたコーチが所属する、国際コーチ連盟(ICF)の日本支部代表理事。エグゼクティブ・コーチとして多くのグローバル企業の経営幹部へのコーチングを手がけている。国際ビジネスに精通し、グローバルリーダー育成を専門とする。2014年10月12日にはICFの会長が来日し講演を行う「コーチング・カンファレンス 2014 in Japan」を開催。パネリストの一人として参加を予定している。※画像はイメージであり、本文とは関係ありません
2014年10月07日ママになると一度は「イヤイヤ期」という言葉を聞いたことがあるかと思います。このイヤイヤ期、大抵のお子さんが通る道。ママにとってもかなりの試練の時期といえるでしょう。今回は、イヤイヤ期の意味、対応の仕方や接し方について触れてみます。■年齢別イヤイヤ期、1歳と2歳、3歳の違いは?イヤイヤ期は、早い子だと1歳台から始まります。自我が目覚め、自分のやりたい!を常に優先したくなったり、ダメ!と行動を遮られると泣いてしまったりすることがあります。ただ、この時期はまだ、ほかのことへのすり替えが通用するので、「これやってみる?」と興味を別のことにうつすことで大抵の場合、解決できることが多いでしょう。■魔の2歳児だんだん厄介になってくるのが2歳頃からです。「魔の2歳児」という言葉があるように、とにかく徹底的に自我を通します。言葉を話せるようになってくる一方で、伝えたいことをうまく言葉で伝えられないストレスも抱えるようになってきます。自分でできることもかなり増えてくるので、ママがよかれと思って手伝おうものなら大変です。洋服を着替えさせてあげたら、「イヤー!」、靴を履かせてあげたら、「イヤー!」なんて話は、ママたちからもよく聞きます。中には、「どうしてもパジャマを脱がなくて仕方ないから保育園にパジャマのまま連れて行った」「私(ママ)が洋服を選んだのが気に入らなくて裸で1時間大泣き」ということも。2歳になると「意地を張る」ということも出てくるので親子にとっても持久戦になってきます。■3歳になると言い聞かせてみる3歳以上になると会話も成立してくるので子ども自身のストレスも減ってきますが、中には自分のこだわりを残し、そこを遮られると怒る子どももいます。例えば、子どもがいつも決まったテレビ番組を観てから着替えているのに、用事のために早く出かけなくてはいけなくなったとします。そこで急かしたり、テレビを見せなかったりすると怒り出す子どももいます。その場合、いつもの流れでは支度が間に合わないので、先回りして前日の夜などに、「明日は早く家を出るから、テレビ観る前にお着替えをすまそうね」と、お話しして言い聞かせておいたり、早く起きて先にご飯を食べ、テレビ→着替えで間に合う流れをつくったりするなど、お子さんのこだわり行動を崩さずに対処する必要があります。■イヤイヤ期は自我の目覚め、成長に必要なぜイヤイヤ期は存在するのでしょうか? それは、今まで受動的だった子供が、「自我」を確立し、周囲の大人に対して「僕は(私は)ひとりの人間なんだよ! 選択権を持っているんだよ!」とアピールしだす時期ともいえるでしょう。自分という個を主張→欲求に対して抑圧を受ける→怒りを生じる、ということを繰り返すことで、自分の気持ちや行動をコントロールするスキルを学ぶ大切な時期でもあります。■イヤイヤ期の対応・接し方イヤイヤ期の時、ママは「お子さんが自分で選択することを認める」というヘルプをしてあげることが一番です。そして、お子さんの感情が爆発してしまった時には、ママはできるだけイライラを抑えながら、「●●したかったのね」「ママがこうしちゃったから嫌だったね」などと考えられる理由を挙げて、お子さんの気持ちを代弁してあげましょう。その上でどうしても欲求に応えられないことに対しては、「でも●●したら危ないよ」などとさとすゆとりが大切です。ただやみくもに抑制したり、怒ったりしてしまうとお子さんは「自分で選択することはいけないことだ」と思ってしまい、近い将来、伝えたいことをママに言えなくなったり、ママに反抗することで興味を引こうとする、という行動を取りがちになったりしてしまいます。ママも人間だからつい目の前のことに困ったり、イライラしたりしてしまいますが、そこは一呼吸おいて、「どんな子に育ってほしい?」と自問自答。ぐっとこらえて子どもに寄り添ってみてくださいね。
2014年08月13日「彼の家に遊びに行く」で最も緊張するのは「彼の家族との接し方」ではないでしょうか。特になかなか年上の方とかかわることのない学生たちは、親世代の方に気に入られるなんてどうしていいかわからないのでは?そこで今回は女子たちに「彼の家族となかよくなるポイント」を聞きました。彼の部屋にこもりっきりにならず、彼の家族と打ち解ける方法をさぐってみましょう。■1.まずはしっかり挨拶をする「人見知りなのでなるべく彼の家族と会いたくないな~って思っていました。コソコソばれないように部屋に上がり込んだりしてたんだけど、バレバレだったみたいで。挨拶もしないなんて礼儀がない子ねって言われてたそうです(ショック!)。それから挨拶はきちんとしてます!」(18歳/学生)彼に「挨拶は別にいいから」と言われたとしても、ここだけはきちんとするようにしましょう。「あの子、コソコソ息子の部屋に行って、しかも全然出てこない!」なんて印象悪すぎます。最初の関門さえ突破してしまえば、だいぶラクになりますよ。■2.彼の兄弟となかよく「彼氏の兄弟となかよくなると、結果的に家族に気に入られやすい。元々子供好きだから自分も楽しいし、ちいさい弟や妹とたくさん遊ぶと『あのおねえちゃん、つぎいつくるの~?』って母さんに聞いてたからまたおいでって彼氏に言われるよ」(20歳/アパレル)彼の両親と仲良くなるのはちょっとハードルが高い!なら、まずは兄弟と仲良くなることを意識して。味方が増えたら、彼の家でも心強いです。「彼氏のお姉ちゃんと仲良くなりすぎて、別れた今でもよく二人で会います」(24歳/金融)など、もはや友達になれてうれしいという意見も。■3.ご飯は残さない「よく夕飯をごちそうになるのですが、出されたご飯は無理しても全部食べるようにしてます。一度『おいしそうに食べてくれて嬉しい』と褒められたので。自分も料理するからわかるけど、やっぱり残されると悲しいですもんね」(22歳/学生)好き嫌いがあるとかなり大変でしょうが、ここは頑張りどころです。後日彼に「ご飯本当に美味しかったです、ありがとうございました」と伝えてもらい、さらなる好感度アップを狙うもよし。■4.ひたすら笑顔「家族と話すときはとにかく笑顔を絶やさず、聞き役に徹することが大切じゃないかな。いい格好しようとすると荷が重いしね。元カノは自分で発言するような子だったみたいなんだけど、あまりウケはよくなかったみたい」(22歳/事務)彼の家族にもさまざまなタイプがありますが、打ち解けたかなと感じるまではキャラを出しすぎないのがよさそうです。笑顔と聞き役さえ徹底していれば、まずは合格ラインに立つことができるでしょう。■おわりにいかがでしょう。初めて彼の家族に会うときは緊張してしまいがちですが、それは相手方も同じこと。あまり意識しすぎず、基本さえ外さないようにすることが大切なようです。彼の家族とも打ち解けて、家族ぐるみで応援してもらえる恋愛を目指していきましょう。(倉持あお/ハウコレ)
2014年06月23日敬う気持ちが大切いろんな上司や先輩がいると思いますが、目上の人に対する接し方や態度は気をつけたいもの。失礼な態度では、どんなに仕事ができても評価が下がってしまうこともあります。そこで今回は、マイナビニュース会員の女性517名に、目上の人に対する接し方・態度で気をつけていることについて教えていただきました。>>男性編も見るQ.上司・先輩に対する接し方・態度で気をつけていることを教えてください(複数回答)1位タメ口で話さない39.6%2位返事をする36.8%3位言葉遣い36.0%4位あいさつ33.9%5位お礼をいう31.1%■タメ口で話さない・「いくらフレンドリーな職場であっても、やはり最低限のけじめはつけるべき」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「以前、先輩・同期と3人で話をしていたとき、先輩に対してタメ口を使ってしまった。ひたすら謝ったが気まずかったから」(27歳/生保・損保/営業職)・「礼儀として必要だから」(29歳/学校・教育関連)■返事をする・「自分の存在を示す最低限のことだと思う」(32歳/ソフトウェア/技術職)・「取りあえず『はい』と言うことが大事」(25歳/生保・損保/専門職)・「返事をしないことで、周りからも印象が悪くなるから、どんな質問に対しても返事は必ずする」(28歳/不動産/事務系専門職)■言葉遣い・「失礼が無いよう、言葉遣いには気をつけています」(29歳/ソフトウェア/事務系専門職)・「目上の人にはきちんとした話し方をする」(32歳/その他)・「話す前に一度、頭の中で整理してから話すようにしている」(34歳/自動車関連/技術職)■あいさつ・「コミュニケーションの基本だと思うから」(26歳/学校・教育/事務系専門職)・「忙しいときでも、必ずあいさつをする」(26歳/マスコミ・広告/事務系専門職)・「ふだんの会話をする前に、あいさつ時に相手の調子を確認しておきたくて気をつけている。あいさつのほうがよほど緊張します」(24歳/情報・IT/技術職)■お礼をいう・「それは知ってる、と思っても、せっかく教えてくれたので必ずお礼は言う」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント)・「ちゃんとお礼を言うことで感謝の気持ちを伝える」(26歳/団体・公益・官公庁/事務系専門職)・「人間関係が良くなるから」(29歳/通信/事務系専門職)■番外編:礼儀が大事!・失礼な態度「失礼にならない最低限の態度は心がけているつもりです。ただ、意見が微妙に違う状態で話し合いをしているときに丁寧語が嫌みに聞こえたらしく、逆切れされたことがあります」(25歳/医薬品・化学/事務系専門職)・言い訳をしない「すぐに謝る」(25歳/医薬品・化学/事務系専門職)・明るく振る舞う「職場の雰囲気をよくするのが大事だからです。ミスしてしまっても落ち込むけれど、明るくまじめに努めていれば時が解決してくれます」(24歳/生保・損保/営業職)総評1位は、「タメ口で話さない」でした。上司や先輩に対しては、普段から気をつけているようですね。ついうっかり口から出てしまったがために、その回復が大変だった、なんてことにならないようにしたいものです。2位は「返事をする」でした。返事をするのはすべての基本、という意見が多数。目上の人に対しての礼儀を示すためにも、基本をしっかり守ることが重要だといえるでしょう。3位は「言葉遣い」です。敬語はもちろん、正しい日本語を使うことも大切なことですよね。4位は「あいさつ」。仕事はあいさつから始まるといっても過言ではありません。あいさつで相手の調子を量ることもできるというコメントも寄せられました。5位には「お礼をいう」がランクイン。感謝の気持ちを伝えることで、人間関係が円滑になることもありそうですね。礼節を重んじた態度で接することによって、上司や先輩との関係がよりいいものになっていくことでしょう。(文・OFFICE-SANGA澤井輝一)調査時期:2012年7月23日~2012年7月28日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性517名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】男性のしぐさでこれだけはやめてほしいと思うものランキング【女性編】自分より年上の世代に対して、ひとこと言うならランキング【女性編】新人で入社してきたら使いづらそうなキャラランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年09月09日