自分の思ったように部下や後輩が育たない…と悩みを持ったことはないでしょうか。「これだからは最近の新人は…」と相手のせいにしてしまいがちですが、本当は上の接し方が悪いというケースもたくさんあるのです。例えば、研修のテーマや育成手法として、話題にあがることの多い「コーチング」についても多くの誤った認識をしていることが多いようです。今回はそんなコーチングに対して抱きやすい代表的な誤解を、3つご紹介いたします。○誤解1 コーチは役に立つアドバイスをするべきコーチングの手法では、クライアントとなる個人やチームが自らの力で解決策を見出すことができるようになるという点を重視します。コーチは、解決策を見出す過程でフレームワークを提供したり、発見や洞察を深めるサポートを提供する形で関わります。直接的なアドバイスや指示を行うことはありません。例えば、部下が提出した提案書に対して、「私ならここはこうする」という直接的なアドバイスではなく、「この部分はどういう意図で作ったの?」といった質問を活用することで相手の洞察を深め自発的な解決を促します。○誤解2 コーチは問題解決をするべきコーチングでは相手の仕事や生活の中にある大切な目標に対する「実践」を重視します。コーチングで大切にしていることは、問題解決ではなく、常に目標を照らし、実践・実現に向けて継続的に支援することです。例えば、部下から「AとBだったらどっちがいいと思いますか?」という質問をされた場合、「そりゃAに決まっているだろ」と答えるのではなく、「目標達成のためには、どっちだと思う?」といった質問で目標を再認識させ、実践の方向性を見出すことにつなげます。○誤解3 コーチは相手の行動を改善し、弱みの克服を促すべきコーチングは相手の強みや、能力の可能性をベースにした成長機会を見出すことに着目します。目標達成のために何が正しいのか、何が必要なのか、何を望んでいるのかに根ざしていく手法ですので基本的には弱みの克服や望んでいない行動改善を促すことはありません。例えば、部下がミスした時に「君はプロセス管理が苦手だね。この機会に改善しよう。」という言い方ではなく、「次回より良い結果を出すためにどんなことができるかな?」といった質問でアプローチしてみるとよいでしょう。いかがでしょうか? あなたが誤解しているために、部下の芽を摘んでしまっていることがいかに多いかに気づきましたか。コーチングを活用することで部下の育成に新しい選択肢を持つことをおすすめします。<著者プロフィール<林健太郎全世界に20,000人以上の会員となる訓練を受けたコーチが所属する、国際コーチ連盟(ICF)の日本支部代表理事。エグゼクティブ・コーチとして多くのグローバル企業の経営幹部へのコーチングを手がけている。国際ビジネスに精通し、グローバルリーダー育成を専門とする。2014年10月12日にはICFの会長が来日し講演を行う「コーチング・カンファレンス 2014 in Japan」を開催。パネリストの一人として参加を予定している。※画像はイメージであり、本文とは関係ありません
2014年10月07日ママになると一度は「イヤイヤ期」という言葉を聞いたことがあるかと思います。このイヤイヤ期、大抵のお子さんが通る道。ママにとってもかなりの試練の時期といえるでしょう。今回は、イヤイヤ期の意味、対応の仕方や接し方について触れてみます。■年齢別イヤイヤ期、1歳と2歳、3歳の違いは?イヤイヤ期は、早い子だと1歳台から始まります。自我が目覚め、自分のやりたい!を常に優先したくなったり、ダメ!と行動を遮られると泣いてしまったりすることがあります。ただ、この時期はまだ、ほかのことへのすり替えが通用するので、「これやってみる?」と興味を別のことにうつすことで大抵の場合、解決できることが多いでしょう。■魔の2歳児だんだん厄介になってくるのが2歳頃からです。「魔の2歳児」という言葉があるように、とにかく徹底的に自我を通します。言葉を話せるようになってくる一方で、伝えたいことをうまく言葉で伝えられないストレスも抱えるようになってきます。自分でできることもかなり増えてくるので、ママがよかれと思って手伝おうものなら大変です。洋服を着替えさせてあげたら、「イヤー!」、靴を履かせてあげたら、「イヤー!」なんて話は、ママたちからもよく聞きます。中には、「どうしてもパジャマを脱がなくて仕方ないから保育園にパジャマのまま連れて行った」「私(ママ)が洋服を選んだのが気に入らなくて裸で1時間大泣き」ということも。2歳になると「意地を張る」ということも出てくるので親子にとっても持久戦になってきます。■3歳になると言い聞かせてみる3歳以上になると会話も成立してくるので子ども自身のストレスも減ってきますが、中には自分のこだわりを残し、そこを遮られると怒る子どももいます。例えば、子どもがいつも決まったテレビ番組を観てから着替えているのに、用事のために早く出かけなくてはいけなくなったとします。そこで急かしたり、テレビを見せなかったりすると怒り出す子どももいます。その場合、いつもの流れでは支度が間に合わないので、先回りして前日の夜などに、「明日は早く家を出るから、テレビ観る前にお着替えをすまそうね」と、お話しして言い聞かせておいたり、早く起きて先にご飯を食べ、テレビ→着替えで間に合う流れをつくったりするなど、お子さんのこだわり行動を崩さずに対処する必要があります。■イヤイヤ期は自我の目覚め、成長に必要なぜイヤイヤ期は存在するのでしょうか? それは、今まで受動的だった子供が、「自我」を確立し、周囲の大人に対して「僕は(私は)ひとりの人間なんだよ! 選択権を持っているんだよ!」とアピールしだす時期ともいえるでしょう。自分という個を主張→欲求に対して抑圧を受ける→怒りを生じる、ということを繰り返すことで、自分の気持ちや行動をコントロールするスキルを学ぶ大切な時期でもあります。■イヤイヤ期の対応・接し方イヤイヤ期の時、ママは「お子さんが自分で選択することを認める」というヘルプをしてあげることが一番です。そして、お子さんの感情が爆発してしまった時には、ママはできるだけイライラを抑えながら、「●●したかったのね」「ママがこうしちゃったから嫌だったね」などと考えられる理由を挙げて、お子さんの気持ちを代弁してあげましょう。その上でどうしても欲求に応えられないことに対しては、「でも●●したら危ないよ」などとさとすゆとりが大切です。ただやみくもに抑制したり、怒ったりしてしまうとお子さんは「自分で選択することはいけないことだ」と思ってしまい、近い将来、伝えたいことをママに言えなくなったり、ママに反抗することで興味を引こうとする、という行動を取りがちになったりしてしまいます。ママも人間だからつい目の前のことに困ったり、イライラしたりしてしまいますが、そこは一呼吸おいて、「どんな子に育ってほしい?」と自問自答。ぐっとこらえて子どもに寄り添ってみてくださいね。
2014年08月13日「彼の家に遊びに行く」で最も緊張するのは「彼の家族との接し方」ではないでしょうか。特になかなか年上の方とかかわることのない学生たちは、親世代の方に気に入られるなんてどうしていいかわからないのでは?そこで今回は女子たちに「彼の家族となかよくなるポイント」を聞きました。彼の部屋にこもりっきりにならず、彼の家族と打ち解ける方法をさぐってみましょう。■1.まずはしっかり挨拶をする「人見知りなのでなるべく彼の家族と会いたくないな~って思っていました。コソコソばれないように部屋に上がり込んだりしてたんだけど、バレバレだったみたいで。挨拶もしないなんて礼儀がない子ねって言われてたそうです(ショック!)。それから挨拶はきちんとしてます!」(18歳/学生)彼に「挨拶は別にいいから」と言われたとしても、ここだけはきちんとするようにしましょう。「あの子、コソコソ息子の部屋に行って、しかも全然出てこない!」なんて印象悪すぎます。最初の関門さえ突破してしまえば、だいぶラクになりますよ。■2.彼の兄弟となかよく「彼氏の兄弟となかよくなると、結果的に家族に気に入られやすい。元々子供好きだから自分も楽しいし、ちいさい弟や妹とたくさん遊ぶと『あのおねえちゃん、つぎいつくるの~?』って母さんに聞いてたからまたおいでって彼氏に言われるよ」(20歳/アパレル)彼の両親と仲良くなるのはちょっとハードルが高い!なら、まずは兄弟と仲良くなることを意識して。味方が増えたら、彼の家でも心強いです。「彼氏のお姉ちゃんと仲良くなりすぎて、別れた今でもよく二人で会います」(24歳/金融)など、もはや友達になれてうれしいという意見も。■3.ご飯は残さない「よく夕飯をごちそうになるのですが、出されたご飯は無理しても全部食べるようにしてます。一度『おいしそうに食べてくれて嬉しい』と褒められたので。自分も料理するからわかるけど、やっぱり残されると悲しいですもんね」(22歳/学生)好き嫌いがあるとかなり大変でしょうが、ここは頑張りどころです。後日彼に「ご飯本当に美味しかったです、ありがとうございました」と伝えてもらい、さらなる好感度アップを狙うもよし。■4.ひたすら笑顔「家族と話すときはとにかく笑顔を絶やさず、聞き役に徹することが大切じゃないかな。いい格好しようとすると荷が重いしね。元カノは自分で発言するような子だったみたいなんだけど、あまりウケはよくなかったみたい」(22歳/事務)彼の家族にもさまざまなタイプがありますが、打ち解けたかなと感じるまではキャラを出しすぎないのがよさそうです。笑顔と聞き役さえ徹底していれば、まずは合格ラインに立つことができるでしょう。■おわりにいかがでしょう。初めて彼の家族に会うときは緊張してしまいがちですが、それは相手方も同じこと。あまり意識しすぎず、基本さえ外さないようにすることが大切なようです。彼の家族とも打ち解けて、家族ぐるみで応援してもらえる恋愛を目指していきましょう。(倉持あお/ハウコレ)
2014年06月23日敬う気持ちが大切いろんな上司や先輩がいると思いますが、目上の人に対する接し方や態度は気をつけたいもの。失礼な態度では、どんなに仕事ができても評価が下がってしまうこともあります。そこで今回は、マイナビニュース会員の女性517名に、目上の人に対する接し方・態度で気をつけていることについて教えていただきました。>>男性編も見るQ.上司・先輩に対する接し方・態度で気をつけていることを教えてください(複数回答)1位タメ口で話さない39.6%2位返事をする36.8%3位言葉遣い36.0%4位あいさつ33.9%5位お礼をいう31.1%■タメ口で話さない・「いくらフレンドリーな職場であっても、やはり最低限のけじめはつけるべき」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「以前、先輩・同期と3人で話をしていたとき、先輩に対してタメ口を使ってしまった。ひたすら謝ったが気まずかったから」(27歳/生保・損保/営業職)・「礼儀として必要だから」(29歳/学校・教育関連)■返事をする・「自分の存在を示す最低限のことだと思う」(32歳/ソフトウェア/技術職)・「取りあえず『はい』と言うことが大事」(25歳/生保・損保/専門職)・「返事をしないことで、周りからも印象が悪くなるから、どんな質問に対しても返事は必ずする」(28歳/不動産/事務系専門職)■言葉遣い・「失礼が無いよう、言葉遣いには気をつけています」(29歳/ソフトウェア/事務系専門職)・「目上の人にはきちんとした話し方をする」(32歳/その他)・「話す前に一度、頭の中で整理してから話すようにしている」(34歳/自動車関連/技術職)■あいさつ・「コミュニケーションの基本だと思うから」(26歳/学校・教育/事務系専門職)・「忙しいときでも、必ずあいさつをする」(26歳/マスコミ・広告/事務系専門職)・「ふだんの会話をする前に、あいさつ時に相手の調子を確認しておきたくて気をつけている。あいさつのほうがよほど緊張します」(24歳/情報・IT/技術職)■お礼をいう・「それは知ってる、と思っても、せっかく教えてくれたので必ずお礼は言う」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント)・「ちゃんとお礼を言うことで感謝の気持ちを伝える」(26歳/団体・公益・官公庁/事務系専門職)・「人間関係が良くなるから」(29歳/通信/事務系専門職)■番外編:礼儀が大事!・失礼な態度「失礼にならない最低限の態度は心がけているつもりです。ただ、意見が微妙に違う状態で話し合いをしているときに丁寧語が嫌みに聞こえたらしく、逆切れされたことがあります」(25歳/医薬品・化学/事務系専門職)・言い訳をしない「すぐに謝る」(25歳/医薬品・化学/事務系専門職)・明るく振る舞う「職場の雰囲気をよくするのが大事だからです。ミスしてしまっても落ち込むけれど、明るくまじめに努めていれば時が解決してくれます」(24歳/生保・損保/営業職)総評1位は、「タメ口で話さない」でした。上司や先輩に対しては、普段から気をつけているようですね。ついうっかり口から出てしまったがために、その回復が大変だった、なんてことにならないようにしたいものです。2位は「返事をする」でした。返事をするのはすべての基本、という意見が多数。目上の人に対しての礼儀を示すためにも、基本をしっかり守ることが重要だといえるでしょう。3位は「言葉遣い」です。敬語はもちろん、正しい日本語を使うことも大切なことですよね。4位は「あいさつ」。仕事はあいさつから始まるといっても過言ではありません。あいさつで相手の調子を量ることもできるというコメントも寄せられました。5位には「お礼をいう」がランクイン。感謝の気持ちを伝えることで、人間関係が円滑になることもありそうですね。礼節を重んじた態度で接することによって、上司や先輩との関係がよりいいものになっていくことでしょう。(文・OFFICE-SANGA澤井輝一)調査時期:2012年7月23日~2012年7月28日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性517名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】男性のしぐさでこれだけはやめてほしいと思うものランキング【女性編】自分より年上の世代に対して、ひとこと言うならランキング【女性編】新人で入社してきたら使いづらそうなキャラランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年09月09日