皆さんは「いつまでもラブラブで仲良しなカップルになりたい!」そう思ったことはないでしょうか?仲良しカップルになるには、「褒めポイント」を熟知して相手を上手に褒めることが大切みたい。そこで今回は、仲良しカップルの皆さんに相手をどのように褒めているか、どんなところを褒めているのか調査してきました。皆さんもぜひ、参考にしてみて下さいね!■1.相手の好きなところ「俺の彼女は、『〇〇の、私が不機嫌になったらトコトン話を聞いてくれるところが好き』とか『甘やしてくれるところが好き』とか、ことあるごとに褒めてくれます。ストレートすぎて恥ずかしいけど、相手が好きな自分を教えてくれると素直に嬉しいですね」(25歳/公務員)好きな人に褒められたら、それは嬉しいに決まっていますよね。そして言われて嬉しかったことは、その人の心の中にずっと残っていくもの。「そういえばアイツ、これをやったら褒めてくれたな」と思い出し、相手のことを考えながら同じことをすることで、相手との仲はグッと良くなっていくんでしょうね。■2.趣味「私はグッズ集めやライブの参戦などオタク趣味があって、カレにはそのことをずっと隠していたんです。でもあるときカレにバレてしまって・・・。絶対に引かれると思っていたら、『なんで教えてくれなかったの!?』って。カレは『一つの趣味にそれだけ没頭出来るのはある意味才能だし、俺には出来ないことだから尊敬する』って言ってくれたんです。自分の趣味を褒められることってこんなにも嬉しいんだなぁって思いました。」(23歳/事務)自分が大切にしているものや信念を褒めてもらえると、嬉しい気持ちになりますよね。仲良しカップルさんたちは、相手の趣味さえも尊敬して褒めているみたいです。■3.小さな努力「私は、可愛いって思ってほしいから、カレが『好き』って言っていた髪型や服装を基本的にするようにしていて。どんな小さなことでもカレは絶対に気付いて毎回『可愛い~!』って褒めてくれるので、頑張ろうって思います」(21歳/学生)相手が自分のためにしてくれた「小さな努力」に気が付くことって、とても大切なんですよね。小さければ小さいほど、褒められた相手はパートナーのことが大好きになっちゃうはず。仲良しカップルさんだったら、自然と気が付くことが出来るのかもしれません。■4.相手のコンプレックス「俺は心配しいで嫉妬しいなんだけど、そんな自分が嫌だったりする。でも彼女は『私は〇〇が私のことをずっと考えてくれて大切にしてくれるところが、本当に大好きなんだよ』って言ってくれるんだ。その言葉にいつも救われています」(24歳/化粧品)人が抱えているコンプレックスって、見方を変えれば相手の良い所にもなり得るんですよね。でもどうしても自分自身、自分の嫌いなところに目がいってしまうんです。これを「良い点だ」と指摘してあげるのは、彼氏や彼女の役目なのかもしれません。仲良しカップルさんは、パートナーが嫌いなところさえも愛しているのでしょうね。■おわりに仲良しカップルさんは、お互いに「良いな」と思ったところを素直に相手に伝えているみたい。「あまりパートナーを褒めていないかも・・・」そう思ったら何か褒めることで、アナタとカレの仲がより近づくかも知れませんよ。(霧島はるか/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年05月22日クールな中にも温かみがあり様々なテイストのインテリアに合うティッシュケースです。大人気の「ウッド×アイアン」シリーズにスタイリッシュなティッシュケースが登場です。ウッドベースとアイアンベースの雰囲気の違った2パターンからお好みでお選び頂けます。生活感をお洒落にOFFしてくれるインテリア性の高い一品です。インテリアになる佇まいシンプルながら高いデザイン性を併せ持つティッシュケース。ウッドとアイアンの組み合わせは、様々な雰囲気のお部屋にマッチし、生活感の出やすいティッシュをお洒落に見せてくれます。食卓にもお洒落に溶け込むティッシュの定位置として定番のダイニングテーブルやリビングのセンターテーブル。食事中やティータイムでは、サッと手の届く場所にティッシュがあると安心ですよね。取り出し口が狭めなので中のティッシュが見えにくいのも特徴です。お好みで選べる2タイプ本体がアイアンで蓋がウッドのタイプと本体がウッドで蓋がアイアンのタイプの2パターンをご用意。お部屋の雰囲気やお好みでお選び下さい。簡単開閉で詰め替えスムーズ蓋は乗せるだけの簡単開閉。本体内側の両端にあるバーに乗せるように置いてください。※高さ6.5cmまでのボックスティッシュに対応しいます。相性の良い組合わせ味のある木目が特徴のマンゴーウッドと、マットなブラックがクールなアイアン製。ウッド×アイアンは抜群の相性です!天然木を使用している為、製造部位によって色味、木目などの風合いに個体差がありますが、大量生産にはない天然木ならではの風合いをお楽しみいただけます。お手入れ方法アイアン部分のサビ、ウッド部分のカビ発生に繋がるような水拭きはせず、基本的には乾拭きをお勧め致します。最後までご覧いただきましてありがとうございます。ポッシュリビングの「ウッド×アイアン」のシリーズは、スタッフの中でも大好評!密かにこのシリーズの新作を待っていたという方もいるのでは?リビング、寝室、洗面所などどんな場所にも◎。ずっしりと重みのある本体は高級感もあり、ティッシュがお洒落なインテリアに変身してスタイリッシュな空間を作ってくれますよ。
2020年05月19日子育てをしていると、子どもを怒るという行為や怒りの感情と無縁ではいられません。「こんなに怒りたくないのに」「怒っても子どもに伝わっている気がしない」「怒った後に落ち込んでしまう」という人はいませんか。そもそも怒るというのはそのやり方を間違えてしまうと、大人の言いたいことが子どもに伝わらず、マイナスの効果しか生まないことがあります。今回は心理カウンセラーの筆者が、あなたの怒り方がどんなタイプかを4パターンに分けて分析し、言いたいことをきちんと子どもに伝えるポイントや注意点についてお伝えします。まず自分の怒り方パターンをチェック!人の怒り方はさまざまですが、いくつかのパターンに分類することは可能です。自分を振り返ってみて、どのような怒り方をしているかを考えてみましょう。複数の怒り方が組み合わさっていることもあります。■ 手が出る(子どもをたたく、モノに当たるなども含む)■ 大きい声を出す、乱暴な言葉遣いをする■ 「もう知らない」と言って無視する■ そもそも怒ることが苦手あなたの怒り方は、上記のどれに当てはまりますか?もしくはどれに近いでしょうか?では、それぞれの怒り方に隠された心理と、気をつけたいポイントとは…。【手が出る】⇒ひとりの時に話し方を考えるイライラしやすい人に多いのが、手が出てしまうというパターン。毎回手が出るわけではなく、自分にイヤなことがあった時などに子どもが失敗をすると、つい子どもに当たってしまう人もいます。たたいて怒られる子どもは、同じことを繰り返すことが多いようです。これは怒られるときにたたかれるために、「たたかれた!」というショックだけが子どもの中に残り、何が原因で怒られたのかを理解できないためです。モノに当たるのも同様で、大人が何かに対して暴力を振るっている間、子どもはそのことに注目しておびえてしまい、何が原因で怒られているかということを意識できなくなるのです。子育てするにあたって、力に訴える方法は、「百害あって一利なし」であり、まったく何の効果も生みません。しかも子どもは、なぜ怒られているかがわからないので、次も同じ失敗を繰り返しがち。大人は同じ事が繰り返されるために、ますますイライラするという悪循環が待っています。まずは、自分を落ち着かせる方法を学び、力を使わないことに注力しましょう。子どもがよくないことをしたと感じたら、「何がよくないのか」「なぜ、よくないのか」を語って聞かせることに、意識を集中します。また力を使う大人は、言葉を使うことが不得意であるケースも見られます。自分ひとりの時などに、子どもが何をしたら、どのように話せば理解できるだろうかとシミュレーションしてみるのも効果的でしょう。【大きい声を出す、乱暴な言葉遣いをする】⇒大人自身が自尊心を養う手は出さないけれど、大きな声を出してしまう…という人もいます。実はこのパターン、大人自身が心の傷を持っていることが少なくありません。子どもが自分のことを尊重してくれない、子どもにバカにされた!などと感じることでカッとなってしまう…自分の中に根強い劣等感を持っているケースがよくあるのです。子どもへの怒り方を考える前に、自分と向き合い、自分自身を癒すことが大切です。自分で自分の自尊心を養うことで、カッとする自分が抑えられるようになることも多いのです。大きな声を出し相手を威嚇したり、自分を大きく見せようとしたりしなくても大丈夫と思えるようになることで、少しずつ落ち着いて子どもと話せるようになるでしょう。また大きな声を出したり、乱暴な言葉遣いをすることで子どもはおびえてしまうので、子どもの自尊心も損ねてしまうことになります。大声を出すことは虚勢を張ることと同様と考え、今まで大きな声で話していたことを、小さな声で丁寧に話すようにしてみて。【「もう知らない」と言って無視する】⇒「自分で考えなさい」に変えて子どもとケンカになると、つい「もう知らないから!」と突き放してしまっていませんか?大声を出す怒り方もイヤだし、手を出すなんてもってのほか…と考えている大人が、時々やってしまいがちな怒り方です。この方法で怒ってしまうと、子どもは何がいけなかったのかを完全に理解する前に、自分が見放されてしまうという恐怖感でいっぱいになります。すると、悪いことを反省するのではなく、大人の気に入るような行動をして見放されないようにしよう…と相手の顔色をうかがい、自主性を失ったまま成長することに。つい「もう知らない」と言ってしまいたくなることはありますが、そんな時は、「知らない」というフレーズを使わないようにしましょう。何がいけないかを言い聞かせた後に、「どうしたらよかったのか、自分で考えて説明しなさい」と、子どもに考えさせた上でコミュニケーションの道を常に確保しておくといいですね。【怒ることが苦手】⇒子どもの目を見て返事をもらって怒ることが必要だとわかっていても、怒ることが苦手で逃げたくなってしまう人もいます。もうちょっとしっかり怒りたいのに…と思いながら、つい「まぁいいか」と、なあなあにしてしまっているなら、あなたはこのタイプかも。基本的に子どもの怒り方は、激しければよいというものではありません。肝心なのは怒るべきことが、子どもにしっかり話せているかどうかと、子どもがそれを理解できているかどうかということ。ですからあなたの言いたいことが子どもに伝わっているのか、子どもからレスポンスを受け取ることに注力するのがおすすめです。怒る時には自分がしゃがんで子どもの目線まで下り、子どもの目を見て話しましょう。ゆっくりとした話し方でも、目線が真剣なら子どもはちゃんと受け取ります。子どもが目を逸らすようなら、ママの目を見て!と自分のほうに向かせましょう。何がいけなかったか、どうしなくてはならないのかを話し終わったら、子どもが理解をしたかどうか「わかった?」と確認してあげるとよいでしょう。怒り方に正解はないけれど不正解はある!怒り方についてさまざまなことが言われていますが、実際には子どもの性格を観察し、その子がわかりやすいような話し方を選ばなくてはならないため、怒り方に正解はありません。そこが怒り方の難しいところです。一方で、大きな声を出して怒鳴る、手を上げる、無視をするといった怒り方では効果はありませんし、子どもがいけないことをした時に怒らずに済ませることもよくありません。これらの怒り方は、いわば不正解の怒り方と言えるでしょう。わが子の性格をよく見ながら、どのような言葉を選んだら子どもにわかってもらえるかを考えましょう。また大人でも一度言われただけで何かを正しく直せることは少ないもので、腰を据えて同じ事を何度も根気よく話すことが当たり前だと考えておくことも、自分の落ち着きを保つために大切ですよ。<文・写真:ライターあん茉莉安>
2020年05月18日モテるため、好きな人を振り向かせるため・・・、男性の心を掴むために褒め上手になりたいという女性は多いでしょう。他の女性とはひと味違った褒め方で、彼の心を鷲掴みにできれば最高ですよね。そこで今回は、「この褒め方は効く!」という、とっておきの褒め方を、彼氏が絶えないモテる女性たちに聞いてきました!■男性が1番プライドを持っているところを褒める「その男性がどこに1番プライドを持っているかを見極めることが大切。そこを褒められて嫌な気持ちになる男性はいないと思うよ」(29歳/メーカー) 男性が1番プライドを持っている部分というのは、その男性が「大事にしている価値観」とも通ずるもの。例えば「仕事ができる」というところにプライドを持っている男性なら、「仕事」を大切にしている人が多いでしょう。そこの良さに気付き褒めるということは、「あなたと同じ価値観ですよ」というアピールにもなります。男性のプライドをくすぐり、さらに価値観が合うことも伝えられるので、とても効果的な褒め方です。■他の人とは違うところを褒める「他の人と同じところを褒めても目立てない。だから1番最初に目につく長所はあえて褒めないようにしているよ。話してから気付いたいいところを褒めるようにすると、すごく喜んでもらえる」(26歳/接客) たしかに、自他ともに認めるイケメンに「かっこいいですね」と言ったって、印象に残らないでしょう。「他の女性とはひと味違うな」と思ってもらうには、今までその男性が褒められたことのないような部分に目を向けることが大切です。また反対に、見た目はパッとしないけれど素敵だなと感じる男性にアピールしたいなら、あえて外見の良いところを探して褒めるのもアリ。「オシャレですね」「唇がセクシー」など、あまり他の女性が注目しなさそうな長所を褒めてみましょう。■「オーバー褒め」と「ボソっと褒め」を使い分ける「『凄い、かっこいい』ってオーバーに褒めるのも効果的。でもいつもそれじゃわざとらしいから、たまには独り言みたいに『やっぱ素敵だな~』ってボソっと言うのもいいと思う。使い分けるのがおすすめ」(28歳/受付) オーバーにわかりやすく褒めてくれる女性を、可愛いと感じる男性は多いでしょう。でもだからこそ、そういう褒め方をする女性もたくさんいるはず。他の女性と差をつけたいなら「独り言のようなボソっと褒め」も取り入れると効果的なようです。これだと「本気っぽさ」が伝わって、より男性のプライドをくすぐるみたい。ただし本当に独り言で終わってしまっては意味がないので、ちゃんと聞こえるように言ってくださいね。同じパターンの褒め方ばかりにならないよう、この2つを使い分けるといいようですよ。■いつもは褒めて、時々けなす「褒められ慣れている男性には、褒めてばかりじゃ振り向いてもらえないよ。対等に見てもらうために、時々けなすといいと思う。でもベースには尊敬する気持ちがあるってとこがポイントだよ」(27歳/秘書) 自信満々の男性を褒めてばかりいると、「売れっ子俳優とファン」のような関係になってしまう恐れもあります。その他大勢のうちのひとりにならないためにも、ちょっと毒を吐くのは有効なよう。その男性が1番プライドを持っている部分(例えばバンドマンなら音楽の才能)は常に褒め、彼があまりこだわりが無さそうな部分を時々けなしてみるといいようです。それによって褒めたときの信憑性が増し、「俺のことをよくわかってくれている」と、思ってもらえますよ。■おわりに片想い中の男性にだけでなく、彼氏にも喜んでもらえると思います。他の女性と差をつけたいという方は、ぜひ試してみてください!(愛子/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年05月17日初めての育児に神経が過敏になっていた私は、正解がわからないことで息子をほめるよりも叱ることのほうが多かったように思います。そんな私を救ってくれたのは、幼稚園の先生が見つけてくれた息子の長所でした。 息子の動きが止まらない!生まれたときから体が大きかった息子は、すくすくと成長し、歩き始めたころにはかなりやんちゃになっていました。同じ月齢の子と比べて体力があり、結構な距離をお散歩しないとお昼寝ができないほどでした。元気なのはいいことだと思いつつも、毎日のこととなると……。 それに他の子は絵や字に興味を持っているのに対して、息子は体を動かさない遊びは好きになれない様子で、もしかしたら発達に問題があるのではと考えてしまうこともありました。 ダメ出しばかりしてしまう自分に自己嫌悪「走らないの!」「ダメって言ったことをしないの!」「おとなしくして!」。息子の行動を制限することばかり言ってしまい、私自身が反省する日々が続きました。 発達に関してプレ保育で相談してみたり、幼稚園へ通い始めたら椅子に座っていられるだろうかと何度も母に相談したりしたのを覚えています。今思えば息子の良くない面ばかりが目に付いていたのは、入園を前にして母親として私の不安が強かったのだと思います。 幼稚園の先生が見つけてくれた息子の長所そんな息子を叱ってばかりの私を救ってくれたのは、幼稚園の先生からのおたよりでした。毎月出席カードに先生がコメントを書いてくださるのですが、あるとき先生が書いてくださった言葉に目からウロコが落ちました。 「息子くんは、自分で目標を決めてそのために努力できるところが素晴らしいです」。……確かに、考えてみると息子はよちよち歩きのころから公園に行くとなれば自分の足で最後まで歩く子で、幼稚園に入って鉄棒にはまってからは逆上がりができるようになるまで何度も練習し、今では空中逆上がりもできます。私が息子の遊びの一環としてとらえていたものを、先生は努力と評価してくれたのでした。 それからというもの、息子の行動を安心して見守ることができるようになりました。すると、息子がちょっと失敗してしまったときも「ダメでしょ!」ではなく、「頑張ったね!」と評価してあげられるようになりました。今では胸を張って「息子の長所は努力ができるところです!」と言うことができます。これからも息子の努力と成長を見守っていきたいと思っています。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年05月02日この投稿をInstagramで見る 菊地克喜 (@kikuchi_cyandelucca)がシェアした投稿 - 2020年 3月月21日午後8時12分PDT [前髪長め☆大人ショート]大人の上品さのでるショートカットスタイルです。誰にでもフィットしやすいひし形シルエットなので初めてショートにする方も、ショート上級者の方にも自信を持って提案できるスタイルです☆カラーは落ち着いた雰囲気のでる7トーンのアッシュです。ショートカット、ショートボブ、マッシュショートならお任せ下さい!乾かすだけなのに驚くほどカタチになります☆ この投稿をInstagramで見る 菊地克喜 (@kikuchi_cyandelucca)がシェアした投稿 - 2019年 8月月16日午後10時06分PDT [褒められ☆大人レイヤーショート]トップに柔らかい動きが出るレイヤーとスライドカットを入れた大人ショートスタイルです。後頭部には丸みを残し、サイドと襟足はタイトにカットしているのでメリハリが出るので、前からはもちろん、横からも、後ろからも綺麗なシルエットになります。 この投稿をInstagramで見る 菊地克喜 (@kikuchi_cyandelucca)がシェアした投稿 - 2019年 8月月21日午前5時09分PDT [大人のエアリーショートヘア]誰にでも幅広く提案できる万能ショートヘアです。後頭部には丸みを残しながらもサイドと襟足はタイトに収まるようにカットしています。また、トップは動きが出るようにレイヤーを入れています。毛先が柔らかく動くパーマもお勧めです。 この投稿をInstagramで見る 菊地克喜 (@kikuchi_cyandelucca)がシェアした投稿 - 2018年12月月16日午後7時43分PST [骨格カバー☆美人ショート]ショートが初めての方も、上級者の方も、年齢問わず。20代、30代、40代、50代、誰でもフィットしやすいひし形シルエットショートスタイルです。前髪からサイドにかけて包み込むようにカットしているので骨格カバーもしてくれます。さらっと乾かすだけで形になるのでお手入れも楽チンです。大人ヌーディーなショートボブヌーディーな感じが可愛いショートボブスタイルです☆女性らしい柔らかみと絶壁を解消してくれるくびれもポイントです!!短すぎるショートが苦手な方にもオススメです。ショートカット、ショートボブ、マッシュショートならお任せ下さい☆大人ヌーディーなショートボブを見る大人上品なタイトショートヘアタイトに仕上げたスタイルの中にも、後頭部には丸みを残してシルエットにメリハリを出したショートボブです。前からはもちろん、横からも後ろからも上品かつ可愛さが際立ちます。また、分け目を気にせず乾かせるのでスタイリングも簡単です。大人上品なタイトショートヘアを見る耳かけ☆大人ショートボブふんわり感と女性らしい丸みを残したショートボブスタイルです。襟足はタイトに仕上げる事でシルエットにメリハリが出て、前からも、横からも、後ろからも魅力度が上がります。どなたにもフィットしやすく幅広い年齢層に提案できるスタイルです。耳かけ☆大人ショートボブを見る分け目をつけない大人ショートボブ分け目をつけていないので形の崩れづらいショートボブスタイルです。女性らしい柔らかみが出るように髪に余裕感をもたせてカットしています。また前髪からサイドにかけて顔を包み込むような毛流れになっているので骨格もカバーしてくれます☆分け目をつけない大人ショートボブを見る↓ご予約はこちらから↓
2020年04月13日「お家時間、何する?」と子どもとのお家時間の過ごし方を模索中のママにぜひチェックしてもらいたい! 子どもとのお家時間をもっともっと楽しくする、mercidays by HugMugの記事をここでご紹介します。親子クッキングやおやつづくり、ママのセルフネイル、収納・掃除術までさまざま。先の見えない毎日だけど、この機会にできることはたくさんあるはず。ここから、チャレンジしてみたいことをぜひ探してみてください!お家時間の過ごし方 #01【 親子クッキングに挑戦する 】子どもとつくる「ホットプレートレシピ」 tottoさんが教える3レシピホットプレートを使って、子どもと挑戦したい3レシピをご紹介! ダイニングテーブルを囲んでおしゃべりしながら作業ができるうえに、みんなでワイワイ食べられるのも魅力的。子どもが進んでお手伝いしたくなる“お手伝いポイント”も要チェック。記事はこちら人気料理家tottoさんに教わる 年齢別初めての料理[3歳・4歳・5歳]人気料理家のtottoさんに子どもの初めての料理にぴったりのメニューを教えてもらいました。3歳から、4歳から、5歳からと年齢別の挑戦しやすいメニューをワンプレートにしてご紹介します。記事はこちらお家時間の過ごし方 #02【 可愛いおやつをつくる 】一度に焼いて3日分のおやつが完成! 可笑しなお菓子屋 kinacoさんの塩麹ビスケットまとめてつくって毎日少しずつ、アレンジを変えて楽しめる塩麹ビスケは『可笑しなお菓子屋kinaco』さんの定番のおやつ。生地の厚みを変えたりトッピングを加えたりすることで、一度に3日分のおやつができちゃいます! 今回は、その基本のビスケットレシピとアレンジレシピをご紹介! 記事はこちらただ「たべる」だけじゃない、山フーズ 小桧山聡子さんのアートなおやつレシピちょっぴりユーモアのあるフードを提案するフードクリエイター・山フーズの小桧山聡子さんに、「アートなおやつ」レシピ5つを教えてもらいました。「たべる」視点をちょっぴり変えて、いつものおやつタイムに、新しい驚きと発見と笑いが起こるはず! ぜひ親子でチャレンジして。記事はこちらお家時間の過ごし方 #03【 キッチン収納を見直す 】北欧式整理収納プランナーの家事 「片付け習慣がつくキッチン収納」ママがたくさんの時間を過ごすキッチン。そこで使うものは、使いやすい場所に収納して、きれいな状態をキープしたい! そんな願いを叶えるべく、収納のプロが実践しているアイディアを教えてもらいました。手に入りやすいアイテムを使った収納アイディアは必読です。記事はこちらお家時間の過ごし方 #04【 セルフネイルをする 】簡単! 可愛い! ママのための時短セルフネイル難しい説明なんて一切いらない! 超簡単で可愛い時短セルフネイルをご紹介。ツヤっぽく仕上げたいなら最後にトップコートを、よりナチュラルな雰囲気にしたいならトップコートなしでも可愛い!! 毎日忙しいママでもすぐできるネイルばかりなので、早速取り入れてみて♪ 記事はこちらお家時間の過ごし方 #05【 子ども部屋の収納を見直す 】北欧式整理収納プランナーの家事 「子どもグッズの収納アイディア」気が付くと散らかっているオモチャやお絵描きグッズなどの子どものもの。どうやって片づければきれいがキープできる? ママたちが抱くこのお悩みをプロに解決してもらいました。すぐに真似できる収納アイディア、ぜひ参考にしてみてください。記事はこちら“子どものもの”がおしゃれに片付く 収納アイディア4選子ども部屋やリビングをはじめ、ありとあらゆる場所に散らばりがちな子どものもの。種類ごとにコンパクト&スマートに、かつ子ども自身にも扱いやすくお片付けしたくなる、そんなとっておきのアイディアをご紹介! 記事はこちらお家時間の過ごし方 #06【 読書をする 】ママのひとり時間に読みたい 新刊&キッズにおすすめの新刊〈2020年4月〉ママのひとり時間に読みたい 新刊&キッズにおすすめの新刊〈2020年3月〉家にいる時間がもっと楽しくなる! ママにおすすめの新刊やキッズにおすすめの新作絵本をここで一気にご紹介。オンラインで購入できるので、気になる本をチェックして、おこもり時間を楽しく過ごしてくださいね。4月の新刊はこちら。3月はこちら。モチコさんの育児コミックエッセイ第2弾が発売! 『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』HugMugでも4コマ連載「モチコのツッコミ育児備忘録」が人気の関西人イラストレーターのモチコさん。2018年に発売し重版となったコミックエッセイ『育児ってこんなに笑えるんや!』から、待望の第2弾『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』が好評発売中。その見どころをチェックしよう。記事はこちらお家時間の過ごし方 #07【 ナチュラル掃除で家中をキレイにする 】キッチンの汚れを全部きれいに! 子どもに安心なナチュラルおそうじ毎日、家族の食事をつくる場所だから、常に清潔さを保っておきたいキッチン。頑固な汚れが多いだけに、つい強力な合成洗剤を使ってしまいがちだけど、食べ物を扱うキッチンは、なるべくナチュラルな掃除を心がけたいですよね。ナチュラル掃除の専門家「クリーン・プラネット・プロジェクト」の岩尾明子さんに、正しい掃除の仕方を教えてもらいました。記事はこちら掃除はもちろん、おむつかぶれのケアにも使える 重曹で始めるナチュラル家事赤ちゃんがいる家庭では特に、掃除に使う洗剤やベビーケアグッズなど、なるべく自然に近い成分のものを使いたいですよね。万が一、子どもが口に入れてしまっても大丈夫なほど安心な成分で、手に入れやすい“重曹”。ナチュラル掃除の専門家「クリーン・プラネット・プロジェクト」の岩尾明子さんがおすすめする重曹の使い方やアレンジ法を紹介します。記事はこちらお家時間の過ごし方 #08【 子どもと折り紙ジュエリーをつくる 】気になるあの子に…!? 女の子が喜ぶ、折り紙ジュエリーをつくろう♡キラキラと光り輝くジュエリーは、女の子の永遠の憧れ。もし素敵なジュエリーが折り紙でつくれたら、とっても嬉しい! ホワイトデーのお返しにもいかがでしょうか!? ぜひ親子でチャレンジしてみてね。記事はこちらお家時間の過ごし方 #09【 晴れの日は大物寝具を洗濯する 】天気がいい日がチャンス! シーツやタオルケットなどの大物寝具を洗濯気持ちのいい晴れの日こそ、たくさん洗濯したいですよね。シーツやタオルケットなどの大物は特に、天気がいい日に洗ってさっぱりしたいところ。大物を洗濯するときの洗い方や干し方の注意点を洗濯のプロ・中村祐一さんに教えてもらいました。ちょっとの工夫でよりスムーズに洗濯をすることができるんです。記事はこちらお家時間の過ごし方 #10【 子どもとお花屋さんごっこをする 】良原リエさんに教わる工作&遊び方【お花屋さん】朝から雨……。そんな日は、子どもが楽しくて飽きないお家遊びならママも嬉しい。そこで、音楽家として活躍しながら、息子さんへのクラフトやお弁当づくりが話題の良原リエさんに、子どもと楽しめる手づくりのごっこ遊びのアイディアを教えてもらいました。ごっこ遊びの定番、お店屋さん。今日はお家の中に「お花屋さん」をオープンしちゃおう! お店のお花も手づくりして、スペシャル度も満点です。記事はこちら
2020年04月09日ウーマンエキサイトの読者のみなさん、こんにちは! 8歳と5歳のやんちゃ兄弟を育児中のなーみんです。感染拡大防止のための休校で、いつもの3月とは違った過ごし方をされている方も多いと思います。保育園は開園していますが、小学校は休校…。学童はやっているのですがお弁当持参必須…。私はパートをしているのですが、PCがあればほぼ仕事ができてしまうので在宅で仕事をさせてもらう事になりました。学童と保育園は週1~2回ほど行かせていますが、体力があり余った子どもたちと1日ずっと家いるのには限界が見えてきました。そこで今回は、試行錯誤した我が家の【休校中の過ごし方】をご紹介します。■我が家の休校中の過ごし方運動不足解消のため眠っていたトランポリンを出してみました!結構楽しく飛んでいます! 私も飛んだら運動不足解消になりそうです(笑)工作系もいろいろやってみました!粘土、折り紙、塗り絵、プラバン。散らかるのでなるべくやらせたくない粘土を解禁。これだけで結構時間が稼げています(笑)折り紙はちょっとお高くて難易度高めの折り紙を買って時間をかけて折っています。塗り絵はネットでダウンロードしています。プラバンは子どもも大好きで、色々な絵を描いて楽しんでいますが一番ハマってるのは私です(笑)そして一番好評なのは…、お菓子作り!クッキー、パンケーキ、カップケーキなどなど。簡単なお菓子を作っています。全て計量すると面倒なので100均で売っているMIX粉を使うと時短にもなるし量がちょうど良くていろいろ作れるので楽しいです!小学生の長男はお菓子作りが一番楽しいみたいです! 男の子って意外と料理作りたがったりしますよね~。ゲーム、YouTubeもOKにしていますが〇時~〇時までは“違う事をやる時間”と決めてみました。そうしないと1日中ゲーム、YouTube漬けになってしまう気がするので…!その時間は私も仕事を中断して子どもと遊ぶようにしています。■長男の勉強面は…長男の勉強面ついて、我が家の場合はこんな感じです。学校から宿題のプリントが40枚出ているので「1日2枚は終わらよう!」と言ってがんばっています。普段やらない事をやるのは疲れますが、やってみると意外と楽しかったりしますよね!でもやっぱり通常通りの日常が一番と実感する今日この頃です…。早くこの大変な時期が終わり、安心して外に出られる日が来るといいですね。
2020年03月19日コロナウイルス感染拡大の影響で学校に休校要請が出たこともあり、先週からお休みになった子どもたちが多いと思いますが、保護者の方からは休校中の過ごし方やサッカーができないことの不安なども聞かれました。そこで先日サカイクは緊急読者アンケートを実施し、チーム活動状況、休校中の過ごし方、保護者の不安を伺いました。たくさんの方にリアルな声を寄せていただいたので、その結果を発表します。早くまた子どもたちが大好きなサッカーを楽しめるようになってほしいものです。写真はサカイクキャンプで夢中でプレーする子どもたち(写真提供:オールスポーツコミュニティ)<アンケートの回答>■お子さんのチームの活動状況について当初、「この1、2週間がカギ」ということで3/15(日)までの自粛要請が出ていたこともあって、約半数の答えが「3/15まで」という結果でした。ですが、日々状況が変わる中での判断にゆだねられることもあり、「状況により変わる可能性があります」という声も寄せられました。スポーツ少年団などは学校のグラウンドを使用しているチームも多いため「校庭が使用できない日は中止」など会場確保がカギになるようです。■休校中の過ごし方について休校中は主に自宅で過ごすという回答が最も多く、82%でした。その他の中には保護者の職場にお子さんの居場所を作ってもらったという回答や、どちらかの祖父母宅で過ごしてもらう、などの回答が見られました。もともと在宅ワークが可能だった方や、今回のことをきっかけにテレワークに切り替えることができる職業の方ばかりではないため、子どものお友達も一緒に自宅で面倒を見ている、など保護者が協力しあっているという声もありました。自宅での主な過ごし方については、多くの方が午前中または普段学校にいる時間は勉強、それ以外は遊んだり、サッカーの自主練をするなど自由にすごしているとの回答が寄せられました。ほかには、日常生活で必要な家事や趣味の楽器、お菓子作り、部屋の整理など、サッカー以外の事を親子で楽しみたいと言う声も多数ありましたので、その一部をご紹介します。<回答の一部>・子ども自身が、自宅内でできるジンガと家の前でリフティングと読書、と目標を立てていた・午前中は1時間ぐらい勉強した後読書、そのあと庭で軽く運動。午後は自由時間→サッカーの自主練かボール遊び、縄跳びなどをします。普段出来ないことをする機会として一緒に料理をしたり、ウクレレを始めたりなど、いろんなことを体験させています・親が仕事の時は留守番。運動不足が気になるので毎日親子で30分、縄跳びをする時間を作る事にしました。サッカーのボールタッチの練習もして欲しいのですが、そちらはあまり......(苦笑)・学校から家庭学習の時間割が決められており、午前中は宿題をしている。午後からはゲームしたりサッカーの練習をするなど(サカイク読者アンケートより)中には「家で勉強、もしくはゴロゴロしてます」「テレビ→テレビ→宿題→テレビ」など親御さんたちが「あー、わかる!」と共感しそうな回答や、「提出期限のある課題も出ているけれど、1時間も机に向かっていない。私が仕事の日はきっとテレビ三昧だと思う......」と、親御さんのため息が聞こえてきそうなご意見も見られました。■休校中の不安について一番多かったのは「運動不足・体力低下」で38%でした。学校やサッカーの活動が停止になり、普段の活動量が減ったためエネルギーを発散することができないことや、お友達と遊べないことなどがストレスにつながっているようです。サッカーの面でも「他の子より遅れそうで不安」という声もありましたが、学習面でも「遅れが心配」というご意見が多くありました。子どもたちも休みに飽きてきて、親が色々工夫するのもアイデアが続かない......と疲労が見えるご意見も。中には「学校から外出も自粛するよう言われているので、公園等に行くのもはばかられる」といった声もありましたが、多くのご家庭は人混みは避けているけれど、まったく家の外に出ないという回答は少なく、自宅の庭や公園、近所の河川敷などで身体を動かしたり親子で練習したりしているようです。活動量の低下は生活リズムの乱れにもつながります。文部科学省からも「屋外での運動を妨げるものではない」という見解が出ているので、いきなり活動を制限されてエネルギーを発散する場がなくなった子どもたちのストレス解消のためにも身体を動かしてリフレッシュしてください。学校だけでなく大人たちもいきなり在宅勤務(テレワーク)になったり、東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンなど大型施設の休園、Jリーグやプロ野球をはじめとするスポーツの延期、学生の大会は中止になり、食品や紙製品の買い占めが起こるなど未曾有の事態に不安を抱える方も多いかと思います。しかし、このタイミングだからこそできることがあるはずです。今までできなかったことに挑戦してみたり家族の時間を楽しむための参考にしていただければ幸いです。
2020年03月12日みなさんは、お子さんを褒めることが多いですか?それとも叱る回数のほうが多いですか?「子どもの自己肯定感を高めるためにも褒めてあげなきゃ」とプレッシャーを感じている親御さんも多いのではないでしょうか。「子どもは褒めて伸ばすべき」という考えにとらわれすぎて、ちょっとしたことで過剰に褒めるなど、間違った褒め方をしている親御さんが増えているいま、子どもが「褒められ依存症」になっているケースも少なくありません。今回は「褒めることのデメリット」について、詳しく解説していきます。その褒め言葉、本当に必要?近ごろでは、「褒めて伸ばす」子育てが主流になってきています。育児書やメディアなどでは、子どもを褒めることのメリットが盛んに取り沙汰され、効果的な褒め方を指南する専門書もたくさん目にするようになりました。たしかに、叱られるよりは褒められたほうが自己肯定感も上がり、毎日を前向きに過ごせそうです。特に子どもは素直で単純なので、親が上手に褒めてあげることで、本人のやる気を引き出したり、持っている能力を伸ばしてあげたりできるでしょう。しかし、心理学者の榎本博明先生は「なんでも褒めればいいと勘違いしている親が増えている」と指摘します。褒めることで自信がつき、期待に応えようと頑張るようになるというメリットがある一方で、「打たれ弱くなる」「褒めないと機嫌を悪くする」「注意や叱責を素直に受け入れられない」「見返りがないとやる気になれない」などといった弊害をもたらすかもしれないのです。榎本先生は、「褒めることと叱ることのバランスを考えることが大切」と説きます。褒めてばかりいても、子どもにとっては悪影響を及ぼすことも。次に詳しく見ていきましょう。「褒められないとモチベーションが上がらない」人間になる!?「子どもを褒めることによる弊害」には、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。タイプ別に解説していきます。■“褒められること”が目的化する医師・臨床心理士の田中茂樹先生によると、褒められてばかりいると「親に褒められること」を優先的にやろうとするそう。しかも、繊細で大人の顔色をうかがうタイプの子ほど、その傾向が強いといいます。この問題点は、「自分が本当にしたいこと」と「親に褒められるからすること」の境界が曖昧になること。つまり、子どもは「自分で選んだ」と思い込んでいても、根底には「親が喜ぶから」「親が望んでいるから」ということが選択の基準になっているのです。それは、おもちゃや食事といった小さなことから、進路や友人選び、就職や結婚など人生における大きな選択に至るまで、子どもの心を支配します。■褒められないと不安になる些細なことでもすぐに褒めてしまう親御さんは要注意です。公認心理師・産業カウンセラーの大美賀直子氏によると、たとえば「宿題できたの?えらいわね」などと、やって当たり前のことでもいちいち褒められていると、子どもは「褒められる状態」がデフォルトになるそう。すると、「褒められない状態」に不満や不安を感じるようになるといいます。さらには、社会に出てからは「褒められないとモチベーションが上がらない」「上司が命令ばかりしてくるからムカつく」というように、自分は何もしなくても褒められて当然の存在だと勘違いして周囲とぶつかるケースも見られるそう。■失敗を恐れるようになる榎本博明先生は、「褒められてばかりいると、ちょっと注意されただけで自分が全否定されたような気になってしまう」と述べています。そのため、非常に打たれ弱く、挫折することを必要以上に恐れるように。頑張ってもいないのに、むやみやたらに褒められ続けてきた結果、困難に立ち向かったり、失敗を反省したりする経験がないまま大人になってしまうのは本人のためにもなりません。■難しい課題に挑戦しなくなる褒められ続けて「失敗を恐れる」という状態からさらに発展すると、「難しい課題に挑戦しなくなる」傾向が見られるようになります。榎本先生によると、褒められ続けると、その状態を維持しなければならなくなるため、失敗するかもしれない難しい課題には最初から挑戦しなくなるそう。確実に褒められる自信がある得意な課題ばかりに取り組み、自分を成長させるための難しい課題には手をつけなくなってしまうのです。■本番に弱くなる中学受験専門塾ジーニアス代表の松本亘正さんは、「褒めて伸びる子」と「褒めて伸ばすが通用しない子」の違いについて、次のように説明しています。そもそも、聞き分けがよくてかしこい子であれば、親は自然に褒める機会が多くなります。すると本人が勝手に自信をつけて、さらに伸びるようになるそう。一方で、調子に乗ってふざけやすかったり、うっかりミスが多かったりすると、親は叱ったり小言を言ったりする機会が増えます。しかし、親が育児本などを読んで「褒めて伸ばさなきゃ」と叱ることを我慢すると、子どもはますます野放し状態に。松本さんは、「注意されるべきときに甘やかされた子どもは、ここぞというときに実力を発揮することができない」と断言します。叱られずに甘やかされた環境では、いざ勝負というときに結果を出せるタフなメンタリティーは育たないのです。■ズルをするようになる米カリフォルニア大学、カナダのトロント大学、中国杭州師範大学の研究者らによる調査で、子どもを「賢い」「頭がいい」と褒めると不正行為を働きやすくなる可能性があるという驚きの結果が出されたそうです。3歳児と5歳児を各150人ずつ、計300人の子どもたちを対象にしたこの実験では、伏せられた数字カードの数を当てるという簡単な推理ゲームを行ないました。子どもたちが数字を当てたあとに、あるグループには「賢いね」と褒め、またあるグループには「がんばったね」と褒め、さらにはまったく褒めないグループを作ります。その後、「ズルをしないでね」と約束したあとに研究者らが部屋を出て子どもたちの様子を別室で観察しました。すると、「賢いね」と褒められた子どもたちだけ、伏せられたカードを盗み見し始めたのです。研究者らはこの結果を受け、不正行為を働いてしまう原因として、「賢い」という褒め方がプレッシャーになっている可能性を示唆しています。「いいことをした場合に『素晴らしい』とその行為を褒めるのとは異なり、『賢い』というのは自身の能力への評価であることを子どもは理解しています。自分の能力だけでは達成できない問題に直面したときでも他人の期待に応え、『賢い』と評価してもらう必要があると考え、不正行為を行うようになってしまうのです」(引用元:J CAST ニュース|子どもを「賢い」と褒め続ける教育ご用心!インチキする子になりますよ)「頭がいい=賢い」ことを褒められた子どもは、「頭が良くない」結果が出ることを恐れ、期待に応えなければという過度なプレッシャーを感じます。そして、ズルをしてでも結果を残すことに執着してしまうのです。子どもを「褒められ依存症」にしないためにできること子どもを過剰に褒め続けた結果、子どもの人間性や将来の可能性にまで影響を及ぼしてしまうことがおわかりいただけたのではないでしょうか。最後に、子どもが「褒められ依存症」にならないために、親ができることをお伝えします。みなさんは、無意識のうちに「100点満点なんてすごい!」「A判定ばかりでよかったね!」と、テストや成績表の結果にだけ注目する褒め方をしていませんか?認定心理士の中垣俊子さんは、このような褒め方をしていると結果重視になり、結果にこだわって手段を選ばなくなることもあるといいます。この場合、「集中して勉強してたからだね」「苦手を一生懸命克服しようとがんばったからだね」と、子どもが取り組んだことに注目して褒めてあげるといいでしょう。ほかにも「それでこそうちの息子だ」「お母さんも鼻が高いわ」と、子どもと親を一体化したような褒め方も危険です。子どもの行動によって、まるで親の価値が上がるような気持ちにさせると、「お母さんのために○◯しなければ」とプレッシャーを感じてしまいます。子どもの手柄は子どものもの。子どもの成功やいい結果に対しては、共感して一緒に喜ぶだけに留めておきましょう。脳科学者の篠原菊紀先生は、「『気が向いたときに褒める』くらいの適当さが、褒めることの効果を高め、結果的には子どものやる気を維持させることにもつながる」と話します。常に子どもを褒め続けてしまうと、子どもが「こうすれば褒められるんじゃないか」と予測したときに脳の快楽物質・ドーパミンが分泌されるようになるそう。しかし次第に、実際に褒められたときには喜びが薄れてしまうようになるのです。「いつ褒めよう」「どうやって褒めよう」と考えすぎると、親子の関係性にまで影響を及ぼしかねません。だからこそ、親は子どものテストの結果だけに注目するのではなく、ありのままの姿を見て、いい部分を見つけたら認めてあげるように心がけましょう。***わが子がいいことをしたら、めいっぱい褒めてあげたいのが親心。ただし、ここで説明したように、間違った褒め方ばかりをしていると逆効果になることも。「褒めてあげなきゃ」と考えるよりも、お子さんの普段の様子をよく観察して、「成長したな」と思える部分に着目した声かけをするといいでしょう。(参考)榎本博明(2015),『ほめると子どもはダメになる』, 新潮新書.DIAMOND online|「ほめる子育て」の問題点は「命令」が隠れていること。All About|ほめすぎは逆効果?アドラー流・よりよい声かけのコツ東洋経済オンライン|「褒めて育てる」でダメになった日本の若者PRESIDENT Online|「子を褒めて伸ばす」ブームで子が潰れるJ CAST ニュース|子どもを「賢い」と褒め続ける教育ご用心!インチキする子になりますよPHPのびのび子育て 2019年12月号, PHP研究所.StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「間違った褒め方」していませんか?子どものやる気を維持させる「ほめ方」メソッド
2020年03月10日子どもに「意味までわからせる」ことの大変さ「2/5 ÷ 3/7」という計算問題の答えを出せる方は多いでしょう。「3/7」を逆数(分母と分子を入れ替えた分数)にして「7/3」にし、「2/5 × 7/3」として計算すればいいのです。ところでみなさんは、「どうして逆数をかけるのか」と聞かれたら、相手が「あっ、そういうことか!」と納得できるようにその理由を説明できるでしょうか。もちろん「できますよ」という方もいるでしょう。ですが多くの方は、「どうして分母と分子を逆にするのか」「どうして割り算なのにかけるのか」説明に困るのではないでしょうか。今の小学校の算数の教科書には、「どうして逆数をかけるのか」の説明が載っています。図などを交えながら、子どもに考えさせるようになっている教科書もあります。ですが実際は、この理由を小学生の子どもに考えさせたり教師が説明したりすることは、とても難しいこと。まじめな先生ほど、子どもに「意味までわからせよう」と頑張って説明するのですが、すぐに理解できる子ばかりではなく、多くの子がつまずいてしまうのです。じつは私も、分数の割り算で逆数をかける意味を子どもたちにわからせようとしたことが何度もありますが、成功したことはほとんどありません。先輩教師からは「教師が子どもに説明すればするほど、子どもはわからなくなるんだ!」とよく言われたものです。実際、子どもの様子を見ると、説明を聞けば聞くほど余計に混乱しているようでした。この例のように、子どもに意味までわからせようとすると多くの子どもが混乱しがちな学習内容は、ほかにもあります。代表的なのが、割合を求める学習です。中学・高校に進み数学を勉強するようになれば、さらに多く出てきます。それでも、子どもの勉強では常に「意味までわかる」ことを目指さなくてはいけないのでしょうか?今回は、「意味までわからせる」ことの意義について、考えてみたいと思います。「意味までわかる」状態がゴールになる学習の例学校では、意味がちゃんとわからないと次の学習に進めないことがあります。小学校2年生の例をあげてみましょう。一通り、九九の学習を終えたところで、次のような問題が出てきます。【問題】「5×3」になるもんだいを作りましょうかけ算の式は、「1当たり(1つぶん)の数×いくつぶん」だと教えます。(かけ算は反対にしても答えが同じなんだから順番なんてどうでもいいという人も意外に多くいますが、今の小学校では、このように教えることになっています。)「1当たりの数が先」ということまでわかっていない子は、正しい問題を作ることができません。誤った作問の例がこちらです。【間違い例】5人に3こずつあめをくばります。あめはぜんぶでいくつになるでしょう。この問題だと、「1当たり(1人ぶん)の数」は3ですから、かけ算の式は「3×5」になってしまいますね。正しい問題は、次のようなものになります。【正解例】5こずつ3人にあめをくばります。あめはぜんぶでいくつあればいいでしょう。これは、かけ算に出てくる最初の数字(「かけられる数」ともいいます)が1当たりの数を意味していることをちゃんとわかっていないとできない学習の例です。かけ算では、「できる(九九が言える)」だけでなく、「意味がわかる」こともゴールにしないといけない、というわけなのです。現実社会では「できる」がゴールになることが多い先に書いたように、小学校の学習では、意味がわかっていないとできない問題があることは確かです。となると、子どもには常に意味までわからせなければいけないようにも思えてきますよね。ですが、はたして本当にそうなのでしょうか。「わかる」と「できる」には次のような違いがあります。「わかる」:理由や理屈などを納得して理解していること「できる」:自分の力で何かを成し遂げられることこのどちらを目指すべきなのか考えるために、まずは現実社会での例をあげてみましょう。私にはかつて、「話し方教室」に通い、3分間スピーチの組み立て方や話し方などを勉強していた時期があります。授業時間は日曜日の朝から夕方まで。午前中には「話をどう組み立てればいいのか、そうするのはどうしてなのか」の理論を勉強しました。そして午後は、ほかの学生と講師の前で実際に3分間スピーチをするという実習の時間。「話し方教室」では、話し方の理論が「わかる」ようになるための勉強もしましたが、ゴールは3分間スピーチが「できる」ようになることでした。私の経験を、もうひとつ。一時期ミュージカル鑑賞に熱中していた私は、音痴で歌もダンスも全くできないのに、観るだけでは飽き足らず、実際に舞台の上に立ってみたくなりました。そこで、ミュージカル学校の面接を受けてどうにか入学許可をもらい、ミュージカルの歌と演技を学ぶことに。ここでも、やはりゴールは「できる(歌える・踊れる・演技ができる)」でした。「こうして歌えばいい」という理論だけわかっていてもダメ。よく言われる「畳の上の水泳」と同じ状態になってしまいます。「ダメでもともと」の挑戦であったとはいえ、ミュージカルは観客にみせるものですから、なおのこと「できる」がゴールでなければいけなかったのです。このように現実社会では、意味が「わかる」ことよりも、そのことをちゃんと「できる」ことのほうが求められます。もちろん、「意味がわかって、できる」のであれば一番よいのでしょうが、実際問題、日常生活の中には、意味がわからなくてもできてしまうことは多くあります。たとえば、テレビを見るとき、どうして映るのかわからなくても電源を入れさえすれば見ることはできます。自転車がなぜ動くのわからなくても、乗り方さえ身につければ乗ることができます。パソコンで文章を書くときだって、なぜ、キーボードを押すと文字が出てくるのかわかっていなくても文章を仕上げることができます。(現に今キーボードを打って文章を書いている私自身、パソコンで文字が書けることの仕組みなど、まったく知りません。)こうして見てみると、現実の世界では、多くのケースで「できる」がゴールになっているということがわかります。家庭でも「できる」をゴールにして教えよう日常生活では「できる」がゴールになることが多いとは言え、学校の勉強では「できる」だけではダメだとよく言われます。その一例が、先のかけ算の話ですね。ですが家庭の学習では、必ずしも「わかる」ことを目指さなくてもいい、と私は考えています。というのも、「わかる」ことに重きを置きすぎると、「わかっているのに、できない」という状態になりかねないからです。「わかっているのに、できない」とは、たとえば「先生から計算のやり方を聞いて“なるほど”とわかっても、いざ問題を前にしてみると解けない」「教科書を読んで“へえ、この漢字はこう読むんだ”とわかっても、何も見ずに書くことはできない」といったようなこと。まさに「知ってるけど、解けない・書けない」ということです。これでは明らかによくありませんよね。勉強では、わかりさえすればそれでいいのではなく、できないといけないのです。であれば、現実社会がそうであるように、家庭で子どもに勉強を教える際には、ひとまず「できる」をゴールにしてみてはいかがでしょうか。もちろん、「意味もわかるし、できる」ようになれば、それに越したことはありません。でも、最初から完璧に意味が分からなくても、「できる」をゴールにしていくうちに、「そういうことだったのか!」と「わかる」タイミングが訪れます。ではどうすれば子どもは「できる」ようになるのか。ここでは、国語の漢字と算数の計算問題を教えるときを例にして、家庭でできる「子どもが『できる』ようになる勉強の教え方」を簡単にご紹介します。すべて、先輩教師から教わった方法です。【漢字の書き取り】新出漢字を鉛筆で書く前に、ドリルなどのお手本の漢字を指でなぞる。ここで覚えてしまうぐらい、何度も指でなぞる。ドリルなどでなぞり書き用に薄く印刷されている文字を、鉛筆でなぞる。何も見ず、なぞらないでも書けるかどうか、確かめる。ここでは「できる(書ける)」をゴールにしているので、その漢字がどのようにしてできたかを「わかる」必要はありません。漢字の成り立ちの学習をすることもありますが、そのときのゴールと、漢字を書けるように学習するときのゴールは異なります。【計算問題】一通り問題を解き、答え合わせをする。間違えた問題にチェックを入れておく。1でチェックを入れた問題だけ、もう一度解き直し、答え合わせをする。間違えた問題にチェックを入れる。2でチェックを入れた問題だけ、再度解き直し、答え合わせをする。間違えた問題にはチェック。全問正解するまで、1~3を繰り返す。チェックがなくなれば、全部「できた」ことになります。これはどの教科、どんな学習でも使える方法です。***以前「日本地図があっという間に頭に入る!?【漢字】と【都道府県】の覚え方」で書いた都道府県の覚え方のように、「できる」ようになるための学習方法は、まだまだたくさんあります。ぜひ、今回ご紹介したことを、家庭で子どもに勉強を教えるときの参考にしてみてください。(参考)EDUPEDIA|「わかる」「できる」「身につく」「使える」の差サクセス塾|成功法則 ⑧『わかる』と『できる』は違う!!【自立学習応援塾】一進ゼミナール/ガウディア川越鯨井教室|「わかる」・「できる」の違い
2020年02月29日こういう手合いの最初のドキドキは交際相手を紹介される時か何かかなと考えていたので思いのほか早くてびっくりしましたね。細かく褒めてくれる人すごくいい。この調子で生きてほしい。
2020年02月28日「毎日、感情的に子どもを怒ってばかりで嫌になる」「子どもを褒めてあげたいのに、どこを褒めればいいかわからない」子育てをしていると、子どもの褒め方や叱り方についての悩みは尽きないですよね。そうであれば、思い切って褒めるのも怒るのもやめてみてはいかがでしょうか。……というのも、今、褒めない・怒らない「アドラー式子育て」が注目されているのです。いったいどのような子育て法なのか、ご紹介しましょう。アドラー式子育てとは?アドラー式子育てとは、フロイト、ユングに並ぶ心理学の3大巨匠とされる、アルフレッド・アドラーの心理学を取り入れた子育てのことです。ベースとなっているアドラー心理学は、その思想を解き明かした書籍『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)がベストセラーとなったことがきっかけで、今では多くの人に知られています。アドラー心理学において、特に大事にされているのが「共同体感覚」というもの。共同体感覚とは、一言でいうと、「一人ひとりが自分らしくいられ、お互いに協力し合える関係を周囲の人たちと築けている状態」のこと。メンタルコーチの平本相武氏は、「人が人を支配しないヨコの関係」と説明しています。この感覚を高めるには、自分が自分のことを好きになり(自己受容)、他者のことを仲間と認め(他者信頼)、人の役に立っていると実感する(他者貢献)という3つの条件を満たすことが必要です。また、これらの条件は「人間の幸せの条件」ともされています。子どもの共同体感覚を高め、最終的に「自立」させることがアドラー式子育ての目標です。アドラー心理学に詳しい株式会社子育て支援代表取締役の熊野英一氏の著書『育自の教科書〜父母が学べば、子どもは伸びる〜』(アルテ)では、自立の意味を下記のように定義づけています。<自立とは>1. 保護者(通常は親)の保護から精神的に独立して2. 自分のことを信頼しながら3. 社会(他者)との適切で建設的な関係を構築して生きていくこと(引用元:日経DUAL|アドラー心理学入門周りを「勇気づけ」できる人になる)この定義からわかるように、アドラー式子育てにおける自立は、単に独り立ちすることではありません。独り立ちしたうえで、社会と調和して暮らすことを目指すのです。褒めず、怒らず、やる気を引き出す方法では、こうした目標に向かって、具体的に何をすればよいのでしょうか。アドラー式子育てでは、「勇気づけ」という技法を使います。勇気とは「困難を克服する力」のこと。勇気づけとは、子どもの気持ちに寄り添い、共感する態度で接することで、子どもに「困難を克服する力」を与えることを指します。たとえば、子どもが何かしてくれたとき、「えらいね」「すごいね」と褒めるのではなく、「ありがとう」「うれしいな」などの気持ちを伝えるようにするーーこれが勇気づけです。「ありがとう」「うれしいな」などの気持ちを受け取った子どもは気分が良くなり、「自分の意思で」相手を喜ばせるような行動をとるようになります。ポイントは、この「自分の意思」という点。勇気づけは、子どもに自信を与え、「自らやってみよう」というやる気を引き出してくれるのです。こうした例を見て、「褒めたらダメなの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。もちろん、子どもを褒めることがいけないわけではありません。しかし、ちょっとしたことでも褒めてばかりいると、子どもにとって逆効果です。公認心理師・産業カウンセラーの大美賀直子氏によると、子どもを些細なことで頻繁に褒めていると「褒められる状況」が当たり前になってしまい、褒められない状況に不安を覚えるようになるのだとか。そうすると、進学や習い事、就職などで「褒めてもらえない環境」に属したとき、適応できなくなってしまいます。また、「自分がどうしたいか」ではなく、「大人はどう思うか」を基準に行動するようになり、「自分の意思で」行動する力が身につかなくなってしまうことも。また、子どもに感情的に怒ったり、嫌味を言ったりすることも逆効果です。たとえば、子どもが部屋の片付けをしないとき、「片付けなさいって言ったじゃない!なんでできないの?」と怒鳴ったり、怒りながら親御さん自身が片付け始めたりするのは、アドラー式子育てでは、「勇気くじき」と呼ばれている行動。子どものやる気を失わせ、学ぶ機会を奪ってしまいます。10歳になるまでに実践しようここまでの内容を読んで、「これまで毎日のように怒ってしまっていた……」「勇気づけなんて全くしてこなかったから手遅れなのでは……」と不安に思った方もいらっしゃるかもしれません。アドラー式子育てでは、子どもの人格や性格は10歳頃までに形成されると考えられています。そのため、10歳前後の関わり方が特に重要視されているのです。これまで勇気づけをしてこなかった方は、これから少しずつでも勇気づけを心がけてみましょう。では、これまで褒めたり怒ったりしていたシーンで、どうすれば勇気づけに変換できるでしょうか。具体的な例をいくつかご紹介します。褒める→勇気づける褒める行為は、基本的に上から目線です。当たり前ですが、上司などの目上の立場の人を「褒める」ことはまずないですよね。前出の熊野氏によると、褒める行為は、相手との間のタテの上下関係を前提に、立場が上の人が下の人を評価する行為だそう。これまで褒めていたシーンで勇気づけるときは、子どもの気持ちにいっそう寄り添って、自分の気持ちを伝えることがポイントです。●子どもが部屋を掃除してくれたとき「掃除してえらいね!○○ちゃんはきれいにするのが上手だね!」と褒める↓「きれいになって気持ちいいね!ありがとう!」と勇気づける●子どもがテストで100点をとったとき「すごい!さすが○○ちゃん!」と褒める↓「○○ちゃん嬉しそうだね。お母さんも嬉しいわ」と勇気づける 怒る→勇気づけるこれまで怒っていたシーンの多くは、子どもに「してほしいこと」があるときでしょう。前出の平本氏いわく、子どもを叱って行動させるのは、親が子どもを支配している状態にある「タテの関係」。子どもに行動を促したいときは、命令口調で伝えるのではなく、自分の気持ちを伝えてお願いしたり、どうすればできるようになるか子ども自身に考えさせたりすることがポイントです。●子どもが洗濯物をかごに入れないとき「ちゃんと洗濯物をかごに入れなさいよ!」と怒鳴る↓「○○ちゃんの洋服が洗えなくて困っているの。脱いだものをかごに入れてくれると助かるんだけど」と気持ちを伝え、お願いして勇気づける●子どもが門限を守らない「○時までに帰ってきてって言ったじゃない!なんで守れないの?」と怒鳴る↓「遅くなると、お母さん心配なの。どうすれば時間を守れるようになると思う?」と気持ちを伝え、子ども自身に考えさせて勇気づけるこのように、コツさえつかめば、あらゆる場面で勇気づけが行なえるのです。***アドラー式子育てで重要と言われていることのひとつに、「完璧を目指さないこと」があります。「失敗してしまう自分自身にも、勇気づけを行なえるようになろう」という考え方です。時には、子どもに対して、感情的に怒ってしまうこともあるでしょう。そういうときは、「自分はイライラしていたんだな」「どうすれば怒らないですむかな」と反省し、できるときにまた、子どもに寄り添うようにしましょう。(参考)原田綾子(2014),『子どもの「自信」と「やる気」をぐんぐん引き出す本』, マイナビ.日経DUAL|子どもの将来の幸せを願うなら、結果を早く求めない日経DUAL|「勇気づけ」と似ているようで違う「ほめる」の弊害ママスタセレクト|アドラー式子育てってどんなもの?子育ての「目標」を持って“ブレない軸”を手に入れよう #アドラー式子育て術から学ぶAll About|ほめすぎは逆効果?アドラー流・よりよい声かけのコツITmediaエンタープライズ|自分が好き?居場所はある?「幸せ」を実感するための3つの条件
2020年02月13日「褒めて伸ばす子育て」がいいといわれることが多い昨今。新著『それは子どもの学力が伸びるサイン!』(廣済堂出版)が好評で、首都圏トップクラスの難関校合格率を誇る進学塾VAMOSの代表である富永雄輔先生は、「褒める」ことの一方で「叱る」ことの重要性を指摘します。そして、そもそもいまは、時代背景として「褒める」ことがより大切になってきているのだそう。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)子どもの精神状態を一定にすることが大切いま、子どもの力をしっかり伸ばしてあげるために、「褒める」ことが大切だとよくいわれます。でも、その反面、きちんと「叱る」ことももちろん大切。そして、子どもを褒めるにしても叱るにしても、そのタイミングこそが重要だとわたしは考えています。褒めることが大切だといっても、ただむやみに褒めるのではなく、適切なタイミングで褒め、逆に叱るべきタイミングにはしっかり叱るべきです。なぜかというと、子どもが勉強で成果を出すためには、精神状態を一定に保つことがなにより大切だからです。勉強ができる子どもには、いい精神状態を保っているという特徴があります。いい精神状態とは、学校や塾に通うこと、学ぶこと、勉強で結果を出すことが「楽しい」と感じる状態です。そういう子どもの学力が伸びることは、容易に想像できるでしょう。しかも、精神状態がいい子どもの場合、その伸び方は大人の想像を超えます。「飛び越し学習」といいますが、大人の勉強での伸び方が「1、2、3、4……」と一定のものだとすると、子どもの場合は、「1、2、7、12、20……」というふうに、飛躍的な伸び方をするということがよくあります。でも一方で、ちょっとした心の問題によって、「20、12、7、2、1……」というふうに学力が直滑降で落ちてしまうことがあるのも子どもの特徴です。褒めるも叱るも、子どもの精神状態次第子どもがなにか心の問題を抱えているような状態で、算数の問題を目の前にしても、気持ちを切り替えてしっかり勉強に取り組めるはずもありません。大人でもそうでしょう?たとえば、離婚したというようなネガティブな出来事を経験した直後に、気持ちを切り替えてしっかり仕事に取り組めといわれても、なかなかそうはできません。そういう状態では、仕事のパフォーマンスが上がるわけもないでしょう。まだ精神的に幼い子どもなら、なおさらです。そして、子どもの精神状態を安定させるために、適切なタイミングで褒めたり叱ったりすることが大切なのです。では、その「適切なタイミング」とはいつなのでしょう。それは、子どもの精神状態次第ということになるでしょう。たとえば、子どもがテストで70点を取ってきた。70点に対して子どもが自信を失って落ち込んでいるようなら、70点取れたことをしっかり褒めてあげるべきです。逆に70点で子どもが有頂天になっているようなら、足りなかった30点についてしっかりと叱るべき。精神状態が安定していることが大切だといっても、子どもが有頂天になっているような状態は問題です。有頂天とは油断以外のなにものでもなく、現状に満足して努力をやめるということもあるからです。褒め上手とは叱り上手――そう認識して、テストの点数などの基準ではなく、子どもの精神状態をきちんと観察して、適切なタイミングで褒めたり叱ったりしてもらいたいと思います。子どもができたことを褒めて自己肯定感を高めるまた、褒めることには、子どもの精神状態を安定させること以外にも子どもの自己肯定感を高めてあげられるというメリットがあります。いまの子どもたちは、たくさんの習い事をしています。しかも、わたしたちが子どもの頃の習い事と比べて、野球やサッカーなどスポーツの習い事も本格的ですし、英会話やプログラミングなど、かつてはあまり見られなかった習い事をしている子どもも多い。とくに都内では小学校受験も盛んですから、そういう傾向も強まっています。すると、子どもたちのなかでのヒエラルキーが早い段階ででき上がってしまうのです。小学校に入学した時点で、体操教室に通っていたために鉄棒で前回りが何回もできる子どももいれば、鉄棒なんて触ったこともないという子もいる。先取り教育によって小学校入学前に九九を覚えている子どももいれば、数字を覚えていない子もいます。しかも、幼い子どもは残酷ですから、「え?○○ちゃん、こんなことも知らないの?」「こんなこともできないの?」というふうに、まわりの子に劣等感を植えつけるということもある。そうして、ヒエラルキーの下位になってしまった子は、劣等感の塊になってしまいます。そして、劣等感の塊になってしまった子どもに起こりがちなのが、できないことや苦手なことを「嫌い!」と思ってしまうこと。まわりの子どもよりできないから「鉄棒は嫌い!」「算数は嫌い!」というふうに思ってしまうのです。「嫌い!」というのは“感情”ですから、親など周囲からの働きかけで解消させることは容易ではありません。だからこそ、たとえまわりの子どもたちから遅れていたとしても、なにかができたらしっかり褒めることが重要です。そうして子どもの自己肯定感を高め、「嫌い!」をつくらないようにしてください。子どもを褒めることが単純にいいわけではなく、いまの時代背景として、子どもの自己肯定感を高めるためにも、褒めることが必要になってきているのです。『それは子どもの学力が伸びるサイン!』富永雄輔 著/廣済堂出版(2019)■ 進学塾VAMOS代表・富永雄輔先生 インタビュー記事一覧第1回:子どもを「“エンジンがでかい”賢い子」にするための、親の心得第2回:“できない”意識を持つ子にすべき、超重要なこと「褒めて自己肯定感を高める!」第3回:「ゲームや漫画は禁止!」が、子どもの“集中力の育ち”を阻害する理由(※近日公開)【プロフィール】富永雄輔(とみなが・ゆうすけ)京都府出身。進学塾VAMOS代表。幼少期の10年間をスペインのマドリードで過ごす。京都大学卒業後、東京・吉祥寺に幼稚園生から高校生までを対象とする進学塾VAMOSを設立。現在、吉祥寺校に加え、四谷校、浜田山校の3校を開校。入塾テストを行わず、先着順で子どもたちを受け入れるスタイルでありながら、毎年、首都圏トップクラスの難関校合格率を誇る。受験コンサルタントとしての活動も積極的に行っており、年間300人以上の子どもたちの家庭をヒアリング。その経験をもとに、子どもの個性に合った難関校突破法や東大生を育てる家庭に共通する習慣についての研究を続けている。主な著書に『男の子の学力の伸ばし方』(ダイヤモンド社)、『女の子の学力の伸ばし方』(ダイヤモンド社)、『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』(文響社)、『「急激に伸びる子」「伸び続ける子」には共通点があった!』(朝日新聞出版)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年02月10日いま、家庭教育における重要なキーワードのひとつといわれるのが「自己肯定感」。子どもの自己肯定感を伸ばすためにも「褒めて伸ばすことが大切」だという話はよく耳にするでしょう。でも、みなさんが子どもを褒めているつもりでも、肝心の子どもがそう受け取っていないとしたら?その危険性を指摘するのは、人間関係研究家の稲場真由美さん。稲場さんは、16年間、延べ12万人の統計データをもとに「性格統計学」という独自の理論を構築しました。それによると、人間は「ロジカル」「ビジョン」「ピース・プランニング」「ピース・フレキシブル」という4つのタイプにわけることができるのだそう(インタビュー第1回参照)。そして、そのタイプによって心に響く褒め言葉もちがうのだそうです。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)人間には4つのタイプがある人間は、「自分軸か、相手軸か」「計画的か、臨機応変か」というふたつの軸により4つのタイプにわけられる。自分軸とは、「自分のために頑張ることが行動の原動力になる」タイプであり、相手軸は「相手のために頑張ることによろこびを感じる」タイプ。また、計画的とは、「事前に決めた目標やルールを重視して計画的にものごとを進めたい」タイプであり、臨機応変は「その場での直感を重視して行動する」タイプ。「性格統計学」による4つのタイプは次のふたつの質問で判別可能。【1】話は、Aもとから順を追って聞きたいB結論から聞きたい【2】急な変更は、AストレスになるBストレスにならない【1】B、【2】Aを選んだ人は、ロジカル(自分軸かつ計画的)【1】B、【2】Bを選んだ人は、ビジョン(自分軸かつ臨機応変)【1】A、【2】Aを選んだ人は、ピース・プランニング(相手軸かつ計画的)【1】A、【2】Bを選んだ人は、ピース・フレキシブル(相手軸かつ臨機応変)「ロジカル」は、自分で納得して自分のペースやタイミングでものごとを進めたいタイプのため、急な予定変更などは大きなストレスになる。「ビジョン」は、自分の感性に響いたり可能性を感じたりするものを好み、自分の願望を重視するため、「やりたい!」と感じるかどうかで、ものごとに取り組む集中力に大きなちがいが出る。「ピース」は、行動パターンが計画的か臨機応変かによってさらにふたつのタイプにわかれるが、共通しているのは、和を大事にして人間関係が円滑であることを好むこと。また、ものごとをもとから知りたい傾向があり、「なぜ?」という口癖があることも共通点。「すごいね!」と褒めても、心に響かない子どももいる「自己肯定感」というと、簡単にいえば「自分は自分のままで大丈夫だ!」という気持ちですから、自分のなかで完結しそうにも思えるものです。でも、じつは自己肯定感を自分だけで上げることはとても難しいもの。というのも、自己肯定感を上げるには、誰かから認められたり自分のことを必要だと思ってもらえたりするという、他者とのかかわりが不可欠だからです。そして、子どもにとってもっとも大きな存在となる他者は、もちろん子どものいちばん身近にいる親です。親から認められたい、褒められたいという気持ちは、すべての子どもが持っています。でも、ただ褒めればいいというものではありません。なぜなら、わたしが提唱する「性格統計学」によるタイプによって、脳が「褒められた」「うれしい」と感じる言葉がちがうからです。つまり、子どもの自己肯定感を上げようと考えるのなら、子どものタイプによって褒め方も変えていく必要があるということです。たとえば、「ロジカル」の子どもの場合はどうでしょうか。ロジカルというタイプは、自分の努力や成果に対して具体的にピンポイントで褒められたいという特徴があります。「すごいね!」と褒めても、ロジカルの子どもにとってはあいまいに感じられて褒められたと感じないのです。過去にある高校で講演をしたとき、「わたしはお母さんに褒められたことがない」という生徒に出会ったのですが、その子のタイプがロジカルでした。わたしが「あなたのお母さんは『すごいね』といっていませんでしたか?」と尋ねると、「いっているかも」と答える。そこで、「お母さんは、『すごいね』といって褒めているつもりですよ」と返したところ、「わたしには褒められたとは感じられないので、わたしを褒めていません」と答えたのです。すごくショッキングなことですよね。その子のお母さんは「すごいね!」ということでずっと褒めてきたつもりだったのでしょう。でも、褒め方が子どものタイプに合っていなかったために、まったく褒めていないことと同じ結果になってしまったのです。「ロジカル」の親が他のタイプの子どもをうまく褒めるには?いま、家庭教育において「褒めて育てることが大切」だと盛んにいわれます。その一方で、多くの親から「褒めるタイミングがない」という声も聞かれます。じつは、そういう親はロジカルだということが多いのです。ロジカルと同じ自分軸のタイプでも、自分の感性に従って直感的に行動する「ビジョン」の親の場合、言葉はよくありませんが、ある意味ちょっと適当な感じで子どもをどんどん褒められる。「なにがどれくらいできたか」といったことを気にせず、できたことそのものを「できたね!」「すごいね!」と褒めることができます。でも、ロジカルの親の場合、自分自身がそういう言葉では褒められたと感じないため、「子どもがテストで何点取れたら褒めてあげよう」というふうに、なんらかの具体的な基準を設定します。しかも、たいていの場合、その基準が高すぎるのです。そのため、子どもはなかなかその基準にまで到達することができません。そうして、「褒めるタイミングがない」ということになるわけです。だとしたら、ロジカルの親の場合は子どもを褒める基準を下げてあげればいいだけのこと。そうすれば、子どもをどんどん褒めることができて、子どもの自己肯定感はしっかり向上していきます。じつは、性格統計学では、4つのタイプのうちでロジカルの人が多いということがわかっています。ここまでに紹介した話に納得できるという人も多いのではないでしょうか。では、もう少し、ロジカルの人に対してアドバイスをしておきましょう。ロジカルの人は、「すごいね!」というふうに、大きなリアクションとともに感情を込めて子どもを褒めることが苦手です。でも、ビジョンの子どもは「すごいね!」と褒められることを求めています。そうであるならば、具体的な形容詞をセットにしてみましょう。子どもが部屋の掃除を早くできたなら、「すごく早いね」と褒めるという具合です。そうすれば、具体性を好むロジカルの人でも、子どもを多少オーバーに褒めやすくなるでしょう。また、「あ」という感嘆詞を使うこともおすすめです。先の例なら、「あ、すごく早いね」というわけです。それだけでも、「すごいね!」と褒められることを求めるビジョンの子どもだけではなく、心を込めて褒められることを好む「ピース」の子どもからも、ずいぶん印象がちがって聞こえるはずです。子どものタイプによって異なる褒め方のポイントさて、親のタイプにかかわらず、子どものタイプのちがいによる褒め方のポイントについても解説しておきましょう。子どもが掃除をしてくれたというケースなら、ロジカルの子どもに対してはなるべく具体的に褒めてあげる。「洋服も綺麗にたたんでくれたんだね」「本棚も整理してくれたの?」という具合です。ビジョンの子どもには、それこそ先の「すごいね!」に加えて、「すごい!ぴっかぴかだね」というふうに擬態語を入れてあげる。なるべくオーバーなリアクションが伴うと、ビジョンの子どもにはさらに響きます。また、誰かのために頑張ることが最大のモチベーションとなるピースの子どもには、なにより「ありがとう」「助かったよ」と感謝を伝えてあげてください。繰り返しになりますが、子どもを褒めているつもりでも、子どもの心に響いていなければ、まったく褒めていないのと同じこと。子どものタイプに合った適切な褒め言葉をかけて、自己肯定感をしっかり向上させてあげてほしいと思います。『人間はたったの4タイプ 仕事の悩みは「性格統計学」ですべて解決する!』稲場真由美 著/セブン&アイ出版(2019)■ 性格統計学による4タイプ診断サイト■ 人間関係研究家・稲場真由美さん インタビュー一覧第1回:性格統計学の提唱者が語る。「親子は考え方も似る? それはただの思い込みです」第2回:子どもが言う「なんとなく……」に、親が「どうして?」と聞いてはいけないわけ。第3回:子どものタイプ別・自己肯定感が本当に伸びる褒め言葉。「すごいね」だけじゃ響かない!?第4回:「いくら言っても分かってくれない」のは、叱り方がその子に合っていないから。(※近日公開)【プロフィール】稲場真由美(いなば・まゆみ)1965年生まれ、富山県出身。一般社団法人日本ライフコミュニケーション協会代表理事。株式会社ジェイ・バン代表取締役。自身が人間関係の悩みに直面したことから、新しいコミュニケーションメソッドを探求し、16年間、延べ12万人の統計データをもとに「性格統計学」を考案・開発する。以来、このメソッドを「ひとりでも多くの人に伝え、すべての人を笑顔にしたい」との思いから、セミナーや講演、カウンセリングを通じて普及活動を行う。2018年には「性格統計学」にもとづくマルチデバイス型ウェブアプリ『伝え方ラボ』を開発し、ビジネスモデル特許の取得に成功(特許6132378号)。現在は、企業や自治体、学校をはじめ、法人・個人を問わず『伝え方ラボ』を活用した研修やコンサルティングを幅広く行い、多くの人のコミュニケーションスキル向上に貢献する活動を続けている。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年01月22日家でも外でもおかまいなしに、子どもが癇癪(かんしゃく)を起こして、泣いて叫んで大暴れ…。そうなると、お母さんはどうしていいかわからないですよね。「こんなに癇癪を起こすなんて、私の育て方が間違っているのかしら…」そう不安に感じるお母さんは多いでしょう。そもそも、子どもはどうして癇癪を起こすのでしょうか。その予防法はあるのでしょうか? 子どもの癇癪について、くわしく解説していきましょう。【監修】赤坂ファミリークリニック院長 伊藤明子 先生小児科医師、公衆衛生専門医、同時通訳者。東京外国語大学イタリア語学科卒業。帝京大学医学部卒業、東京大学医学部附属病院小児科入局。東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻修了。同大学院医学系研究科公衆衛生学/健康医療政策学教室客員研究員。2017年より赤坂ファミリークリニック院長、NPO法人Healthy Children, Healthy Lives代表理事。著書・共著に『小児科医がすすめる最高の子育て食』など。テレビ番組「林修の今でしょ!講座」などに出演中。二児の母。■癇癪(かんしゃく)とは癇癪(かんしゃく)を起こすとは?「癇癪」とは、激しい感情を抑えきれず、大きな声を出したり怒ったり泣いたり、時には物を投げたり暴れたりすることです。英語で癇癪は「temper」、特に幼児期の癇癪は「tantrum」、癇癪持ちは「hot tempered」「short tempered」「quick tempered」といいます。hot、short 、quickといった形容詞が、癇癪を起こした時の様子をよく表しているといえるでしょう。【癇癪(かんしゃく)を起こしている子どもの様子】癇癪を起こしている子どもは、突然叫び声を上げたり、泣いたり、怒ったり、手足をバタバタさせたりします。感情が高ぶりすぎると、大きな声で泣きながら床に寝そべってゴロゴロ転がったり、手足をバタバタ振り回したりすることも。外出先で子どもが癇癪を起こすと、お母さんは本当に困ってしまいますよね。▼癇癪(かんしゃく)パターン1: 嫌なことを取り除こうとしている子どもは、癇癪を起こすことで「嫌なことを取り除こう」としています。例えば、公園で遊んだ後、「もう遅いから帰ろう」と子どもに声をかけると、「まだ帰らない! 遊ぶ!」と子どもが泣いて叫んで帰られない…というのはよくありますよね。これは、「嫌なこと=遊びをやめて帰る」を取り除こうとして、お母さんに訴えているわけです。▼癇癪(かんしゃく)パターン2: 困っているサイン子どもが癇癪を起こすもう一つの原因に、「何か困っているサイン」があります。例えば、ブロックが組み立てられない、服のボタンがうまくとめられないなどで、キーッと癇癪を起こし何もかも投げ出してしまう時がこれに当てはまるでしょう。子どもの癇癪(かんしゃく)の原因子どもが癇癪を起こす原因は、大きく分けて次の2つが挙げられるでしょう。▼生理的なもの子どもの癇癪は、欲求不満があったり、疲れていたり、おなかが空いていたりといった、「生理的なもの」が原因というケースが多いでしょう。例えば、おもちゃ売り場で「これ買って!」とダダをこねて、最後には泣いて暴れて…というのは、よくある子どもの癇癪のパターンです。しかし、実はこの癇癪の本当の原因は、「おもちゃが手に入らないこと」ではないことも。疲れていたり、眠かったり、おなかが空いていたりなどの生理的な原因がもともとあり、「おもちゃが買ってもらえない」をきっかけに感情が爆発する場合もあります。▼コミュニケーション手段になっている子どもが癇癪を起こす原因のもう一つには、「コミュニケーションを取るため」というのが挙げられます。親にかまって欲しい、人の注意を引きたいという気持ちから、癇癪という形であらわれるのでしょう。「上の子は聞き分けが良かったのに、下の子は癇癪持ちで…」とこぼすママは少なくありません。上の子に比べ、2番目、3番目以降の子どもは、親を独り占めできることが少ないですよね。もしかしたら、気を引こうとして癇癪という表現方法を取っているのかもしれません。癇癪は、子どもが親に気持ちを伝えるコミュニケーション手段の一つといえるでしょう。癇癪(かんしゃく)が始まるのは1歳になる少し前から?子どもの癇癪を起こし始めるのは、1歳になる少し前くらいからといわれています。ちょうど、少し言葉が出始めた頃ではないでしょうか。赤ちゃんの頃は泣くことしかできなかったのに、言葉という伝達手段を手に入れ、親子でコミュニケーションが少しずつ取れるようになり始めた1歳前後。しかし、子どもは当然、言葉ではまだうまく気持ちが伝えられません。そのジレンマが、癇癪を起こすという行動に結びついているのかもしれません。その証拠に、言葉でうまく感情を伝えられるようになる5歳頃から、ほとんどの場合、癇癪の頻度は少なくなっていきます。■子どもが癇癪(かんしゃく)を起こすのは育て方のせい? 発達障害なの?癇癪(かんしゃく)を起こすのは育て方のせいではない子どもが癇癪を起こすと「私の育て方が悪いのかな…」と心配になったり自分を責めたりするお母さんも多いでしょう。しかし、子どもの癇癪は、お母さんの育て方というより、子ども自身の性格や、その時の状況、環境、子どもの成長の過程とが複雑に絡み合って起こるものです。ごくまれに、心理学的、医学的などの理由で癇癪を起こす場合があります。一度の癇癪が15分以上続く、1日に何度も癇癪を起こすようなら、その可能性が考えられます。癇癪(かんしゃく)持ち=発達障害とは限らない次の3つに当てはまる子どもの癇癪は、その子の性格や環境、成長過程によるものが多いといえます。発達障害と安易に関連づけることはできないでしょう。▼ほかの人と関わるのが苦手子どもは、行動範囲が広がるにつれて、さまざまな人とコミュニケーションを取るようになります。最初はお母さん、お父さん、きょうだいといった家族だけ、次に一緒に遊ぶ同年代のお友だちやその家族、幼稚園・保育園に通い始めたら先生や違う年齢の子どもたち…。関わる人が多くなる過程で、子どもはほかの人とコミュニケーションをとる練習をし学んでいきます。ただし、それも子どもの性格や環境によって、得手不得手の差は出てくるもの。ほかの人との関わりが苦手な子どももいるでしょう。例えば、お友だちとおもちゃの取り合いになった、ブランコの順番を待っていたのに抜かされたといった子ども同士のトラブルは日常茶飯事ですね。そういった時、相手に合わせる、相手と交渉するというのが苦手な場合は、癇癪を起こしてしまうでしょう。▼言葉が遅い言葉がまだうまく使えず、思ったことが伝えられない。また、何か言われても十分に理解できない。そういった時、子どもは自分の気持ちが伝わらず、状況も理解できなくて不安に感じます。それが、癇癪という形であらわれるのです。ほかの子より言葉が遅い子は、同じ年齢のお友だちと遊んでいても、うまく気持ちが伝えられません。そのため、泣いて怒って、時には手が出てしまうこともあるのでしょう。▼気持ちをまだコントロールできない子どもと比べて、大人が感情のコントロールをできるのは、その経験値からです。不快なことが起こらないようにあらかじめ準備をして避ける、嫌なことがあっても人に話すなどして鬱憤(うっぷん)を晴らす、別の楽しいこと思い出して気持ちを切り替えるなど、これまでの経験から自分の気持ちや行動をコントロールする術を知っているわけです。しかし、子どもはまだそういった経験が浅く、感情を抑えることも下手です。嫌なこと、不快なことがあったら、泣く、大声をあげる、怒る、暴れる…。でも、そういった激しい感情の起伏で癇癪を起こすことで、子どもも大きなストレスを感じているに違いありません。それを何度か繰り返すことで、感情のコントロールを学んでいくのでしょう。今は、その途中なのではないでしょうか。発達障害の子どもに見られる症状の一つに、癇癪を起こしやすい傾向があるということで、心配になるお母さんも多いでしょう。たびたび癇癪を起こすからといって、すぐに発達障害と結びつけることはできません。ただし、あまりに頻度と程度のひどい癇癪を起こすようなら一度、専門の小児科医に相談することをおすすめします。■子どもの癇癪(かんしゃく)への対処法癇癪(かんしゃく)が起こる前にできること癇癪は一度始まると、子どもの気持ちが高ぶっている間は、何を言っても通じません。きつく怒ったり、無理やり連れて行こうとすると、火に油を注ぐ結果にも。そうなる前に、先回りして対処し、癇癪を起こさせないようにできると良いですね。▼環境を整える子どもがスムーズに気持ちを切り替えられるような声がけを心がけると良いでしょう。例えば、急いでいる時に子どもが公園で遊びたいと言った場合。「急いでいるからダメ」と言うと、子どもは癇癪を起こしてしまうでしょう。そんな時は、「急いでいるから、滑り台3回だけね」と声がけすることで、子どもはもっと遊びたい気持ちはあるけれど、急いで移動しなければいけないことも理解し、滑り台3回の間に、気持ちをある程度切り替えられるのです。この時、注意したいのは「じゃあ、ちょっとだけね」という曖昧(あいまい)な表現を使うこと。子どもには「ちょっと」「少し」の感覚がわかりにくいので、回数や時間で伝えるようにしましょう。▼子どもに伝わりやすいツールの用意先に紹介したように、子どもに曖昧な表現は通じません。「ちょっと」「少し」といった大人の表現をわかりやすく伝えるツールを用意しておくと良いでしょう。例えば、時計を見せて「長い針がここまできたら終わりね」とか、ゲームやテレビなどはタイマーを使って時間の制限をわかりやすく伝えるなどで、子どもにわかりやすいツールを活用するのも一つの方法です。また、言葉がうまく伝えられない子どものために、気持ちを視覚で表せるツールもあるといいでしょう。例えば、「イライラしている」「怒っている」「落ち着いている」といった感情を表せるイラストを用意して、それを使って子どもが気持ちを伝えられるようにするのも一つの手です。癇癪を起こすきっかけとなる「気持ちをわかってもらえない」という子どものフラストレーションが解消できるでしょう。同様な効果が期待できるコミュニケーション支援アプリなどもあるので活用してみてください。▼癇癪(かんしゃく)が起こった時のルールを子どもと決めておくどんなに予防線を張っても、子どもは何をきっかけに癇癪を起こすかわかりません。いざ癇癪を起こしたら、どう対応すればいいか子どもと話し合っておきましょう。「イライラしたり怒ったりした時は、どうしたらいいかな?」と子どもに聞いて、子どもに決めさせるのです。例えば、一人になれる場所へ移動する、気持ちが落ち着くような言葉をつぶやく、好きなアイテム(ぬいぐるみや毛布など)を触るなど決めておくと、その行動=気持ちの切り替えとなって、感情がクールダウンするきっかけとなるかもしれません。▼食生活を見直す偏食がひどい子どもに、癇癪を起こしやすい、情緒不安定、不安障害といった症状が出る場合があります。青魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)や、たんぱく質、鉄分を積極的に取り入れ、糖質、添加物を控えるバランスの良い食生活によって改善する場合もあります。食生活から見直してみるのもおすすめです。癇癪(かんしゃく)が起こったら1: クールダウンさせる子どもが癇癪を起こした時、落ち着かせるために昔から取り入れられている方法に、「タイムアウト法」があります。タイムアウト法は、次の手順で進めます。1.子どもが癇癪を起こして、泣いて暴れたり人に迷惑をかけたりしたら、まずはそれがいけないことだと説明します。2.一定時間いすに座っているように伝えます(必要ならいすまで連れて行きます)。3.年齢の数だけの分数、例えば4歳なら4分間、子どもをそこに座らせます(最長5分間)。ただし、途中で子どもが立ち上がったら、時間はリセットして最初から始めます。4.時間になったら、どうして叱られたのかを子どもに質問します。理由を答えられない場合は、もう一度教えて、思い出させるようにします。このタイムアウト法は、癇癪を起こすことは悪いことだと理解しているのに感情が抑えられない子どもには有効な方法です。そのため、良い悪いがまだ判断つかない2歳未満の子どもには効果がない場合もあります。ただし、癇癪を起こしている真っ最中の子どもを、言い聞かせていすに座らせること自体が難しいですよね。そうなる前に、あらかじめ癇癪を起こした時にはどうするといったことを子どもと話し合っておくといいでしょう。癇癪(かんしゃく)が起こったら2: 感情的に叱らないようにする子どもが大きな声をあげたり暴れたりすると、お母さんもついつい感情的になってしまいますよね。子どもよりさらに大きな声をあげて、なんとか抑えこもうとしてしまいがちです。すると、子どもはそのお母さんの声や態度にさらに興奮してしまいます。感情的に叱るのは、子どもの癇癪には逆効果となります。癇癪(かんしゃく)が起こったら3: ご褒美で釣るのはNGもし、子どもが「お菓子買って!」とスーパーで床に寝そべって泣いてねだったら…。お母さんは恥ずかしくて早く立ち去りたいから、「まあ、いいか…」と買ってしまいそうですよね。特に外出先で子どもが癇癪を起こした時は、なんとか早くなだめようといつもはダメと言っていることも「いいよ」とお母さんは許してしまいがちです。しかし、それを繰り返していると、子どもは「癇癪を起こす=ご褒美がもらえる」と覚えてしまい習慣化します。難しいことではありますが、どんなに癇癪を起こしても、ダメなものはダメと筋の通った態度を見せることは大切です。■子どもの癇癪(かんしゃく)に引きずられないためにまずは大人が落ち着けるようにする子どもが癇癪を起こすと、お母さんも冷静でいるのは難しいですね。しかし、大人同士でも、お互いが感情的になってしまうと「売り言葉に買い言葉」でケンカがヒートアップしてしまいがちです。逆に片方があくまで冷静な態度を崩さなければ、感情的になっている相手もだんだんとクールダウンするもの。「子どもの不機嫌と自分の感情は別のもの」と割り切って、子どもの激しい感情に引きずられないのが肝心。お母さんは常に冷静を心がけ、フラットに淡々と対応するのがいいでしょう。イライラしたらその場を離れるのも◯癇癪を起こしている子どもを目の前にすると、「自分が何とかしなきゃ」とお母さんは焦りますよね。でも、癇癪が長引いてくると、お母さんもイライラしてしまいます。お母さん自身がストレスをためないためにも、子どもの安全を確認したうえで、その場から少し離れるのもいいでしょう。気配は感じられるくらいの距離、例えば隣の部屋やトイレなどに一時避難すると、子どもの姿が見えないだけでも気持ちがリセットできます。その場を離れられない時は耳栓も有効まだ小さくて目が離せない、物を投げたり暴れたりして危ないなどの時は、子どもから離れることは難しいですね。そんな時は、耳栓をするだけでも効果があります。お母さんが一番イライラするのは、子どもが叫んだり大泣きする声ではないでしょうか。それが聞こえないだけで、ずっと気持ちは楽になります。■大人にも癇癪(かんしゃく)持ちっている?大人の癇癪(かんしゃく)持ちとは? 子どもとどう違う?大人でも、子どもほど激しくはありませんが、怒鳴ったり叫んだり、場合によってはつい手が出るなど癇癪を起こしてしまう人はいます。子どもと大きく違うのは、大人は「癇癪を起こすことは悪いこと」と理解していること。大人はこれまでの経験値から、コントロールできない感情は周りの人に迷惑をかける、悪いことだと理解しています。それでも、癇癪を起こしてしまうのが、子どもと大きく異なるところでしょう。大人の癇癪(かんしゃく)への対処法自分自身が「怒りっぽい」「子どもや夫にきつく当たってしまう」「人前でも怒りが抑えられない」といった癇癪持ちの自覚があるなら、次のことを試してみましょう。・その場から離れ、刺激の少ない静かな場所へ移動する。・耳栓をして、耳からの刺激を減らす。・深呼吸をしたり、瞑想する。・自分の怒りを数値化する。・イライラした原因を紙に書き分析する。 など上記の方法で、怒りをコントロールしましょう。もし、夫やきょうだい、父母など近い関係の大人が癇癪持ちの場合、自分自身や子どもに被害があることもあるでしょう。対処法は、子どもの癇癪の場合と似ています。・イライラしていることを自覚させる。・一人にしてクールダウンさせる。・話し合いは落ち着いてから。上記に加え、大人ならではの対応法は「伝えたいことは紙に書いて伝える」こと。直接話すと感情的になってしまうことも、手紙なら冷静に受け取ってもらえるでしょう。■子どもの癇癪(かんしゃく)に悩んだら早めに相談しよう子どもの癇癪で悩んだら、お母さん一人で抱え込まず、次の機関に相談してみましょう。子育て支援センター主に乳幼児の子どもを持つ家庭を対象に、市区町村ごとに公共施設や児童館などで地域に根ざした子育て支援サービスを行っています。自治体ごとに内容はさまざまですが、育児講座や親子で参加するイベントの開催、遊び場スペースの提供、子育て相談、保育サービスの案内などを行っています。詳細は、お住いの市区町村のホームページをご確認ください。児童発達支援事業所・放課後等デイサービス子どもの特性や、心身の発達の遅れ、障害などに合わせた支援を行う福祉施設です。児童発達支援は、主に就学前の子どもを対象に、日常生活に必要な動作の指導、知識や技能の教示、集団生活への適応訓練などを行っています。一方、放課後等デイサービスは、小学生〜高校生が対象。生活訓練や社会交流などの療育プログラムを放課後や夏休みなどの長期休暇を利用して実施しています。事業所によっては言語聴覚士や理学療法士、作業療法士などの専門家による支援も受けられ、子どもの発達や子育ての相談にも対応しています。発達障害者支援センター年齢に関係なく、発達障害を持つ方とその周囲の方(家族や教師など)の支援を行っている施設です。子どもはもちろん大人の発達障害や、その周囲の悩み、困りごとなどの相談もできます。■まとめ心の成長に必要な過程の一つだとわかっていても、子どもの癇癪は、困るし悩むし疲れますよね。あらかじめ、癇癪を予防する方法や、クールダウンの仕方、周囲の適切な関わり方を知っておくと安心ですね。もし、子どもの癇癪があまりに頻繁であったり、長引いたり、激しいもので心配があるようなら、ご紹介した子育て支援機関に一度、相談してみましょう。参考資料:・国立特別支援教育総合研究所 発達障害教育推進センター 「かんしゃくを起こすのですが・・・」 ・国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター 「こんなときどうする?」 ・日本小児精神神経学会 「応用行動分析 ─子どものパニック・癇癪への対応─」 ・国立教育政策研究所 「非認知的(社会情緒的)能力の発達と科学的検討手法についての研究に関する報告書」 ・厚生労働省 「障害児支援の強化について」
2019年11月27日素敵な髪型でみんなに褒められちゃいましょう♡大人のナチュラルだけど可愛いショートヘア丁寧なカットでつくるナチュラルだけど可愛い大人のショートヘア☆横から見るシルエットが圧倒的に綺麗です。ヘアカラーも上品なブラウンで透明感のある印象になり、大人っぽさもアップしちゃいます。耳にかける事で、軽さも演出できる万能ヘア☆ツヤ感が360度美しいのも嬉しい!!夫婦、ファミリーでご来店される方が多いです。是非体感しに来てください☆さらさらと綺麗なボブは、毛先にカールをプラスすることによって、朝楽なヘアスタイルに☆サイドが輪郭にかかっているので、小顔効果も期待できますよ。大人のナチュラルだけど可愛いショートヘアを見るお手入れ簡単なのも人気の秘密♡大人ナチュラルショートキュートにもクールにもナチュラルにもキマる大人ショートヘア!!30代*40代の方にもオススメ♡全体のバランスが360度綺麗な事が褒められる秘訣お洒落に!そして、小顔効果も期待できる万能ショートヘア!!大人ナチュラルショートを見るカッコイイ☆大人ショート☆カッコ良く、周りと差をつけたい方にオススメ☆どこから見ても圧倒的に綺麗なシルエットは周りから褒められる秘訣!!年代問わず、大人の女性に人気のショートヘア☆小顔効果も◎首筋や顎のラインを美しく見せてくれて、色気を感じさせてくれます。夫婦、ファミリーでご来店される方が多いです。是非体感しに来てください☆カッコイイ☆大人ショート☆を見るカットだけでも印象は変わります。30代*40代大人のための美人ショート☆圧倒的な美シルエットでどんなシーンでも好印象をゲットできちゃいそうな大人のショートヘア☆大人のカッコ可愛いヘアスタイルで褒められちゃいましょう!!真似したくなる愛されショートやボブ。思わず見とれてしまうような綺麗なシルエットを作るのが得意です。是非お任せ下さい☆30代*40代大人のための美人ショート☆を見る乾かすだけで決まる☆30代40代大人ボブいつまでも可愛いらしさは忘れずにいたい☆そんな大人女性にオススメなのがこちらの大人ボブ☆透明感のある明るめのブラウンにすることで、光に当たったときに透けてみえるのがとっても可愛い☆ふんわりとしたニュアンスパーマであどけなさも出て笑顔が映える大人ボブスタイルです☆是非お気軽にご相談ください。乾かすだけで決まる☆30代40代大人ボブを見るカットで作る30代*40代大人ボブ☆大人ボブのシルエットは、丸顔さん、面長さんの顔型コンプレックスもカバーできる髪型です。カットやスタイリングの仕方でコンプレックスはカバーできてしまうので、小顔効果も叶えてくれます☆顔にかかる髪が、ちょっぴりセクシーで大人っぽさも◎ナチュラルな感じならストレート、カジュアル感を出すならパーマスタイルがおすすめです。30代、40代、50代の方まで、幅広い方に似合う髪型ですのでお気軽にご相談ください!!カットで作る30代*40代大人ボブ☆を見る
2019年11月25日お義母さまの「いいね」ポイントが理解不能!?なぜかイミフ?これをやるといつも義母に褒められるエピソード自分にとってはいつもしている何気ない行動だったのに、なぜか褒められた!なんてことありませんか。頑張ってやったことは褒められないのに…お義母さまの「いいね」ポイントはイマイチよくわからない!? 今回は、「なぜかイミフ?これをやるといつもお義母さまにほめられる」エピソードを紹介します。2019年9月18日~10月20日、あんふぁんWebでアンケートを実施。回答数:104件イラスト:春吉86%細やかな心配りは概ね好評ティッシュは必ずティッシュケースに入れ、便座にカバーを付けたら褒められた(ふーみん)食材を小分けにして冷凍しておくといつも褒められる(まいこ)玄関のドアや表札拭き。玄関は家の顔だから、母からいつもキレイにするように教わりましたと答えた(あり姫)帰省時にご近所への手土産を持っていくと褒められた(よーーこ)うれしい勘違い!?ほとんど化粧をしないで会うといつも、「派手じゃない子はいいわね」と言われる。単に面倒なだけなのと、お義母さん相手にしっかりメイクじゃなくてもな〜と思っていただけなのに…(笑)(めぐちゃ)ノーメイク、ヨレヨレの服装でいると、「一生懸命家事育児をしていて偉いわ!」と褒められる。ただ単にズボラなだけなんですが(笑)(エリンギ)子どもが幼稚園に行くときに「行ってらっしゃ〜い!」と外まで見送ると、「ちゃんと子育てやってるんだね」と言われ、なぜかいつも褒められる。何でかなぁ?私がしっかり子育てしてないみたいで頼りないのかな?など心の中は「??」でいっぱいになるが、ありがとうございますとお礼を言っている(みうたん)ちょっと褒めすぎ!? 義母の“いいね”ポイントがわからない夫は親戚が多く、出産祝いや入学祝いをたくさんもらったので、お返しもたくさん送った。何気なくお返しに一言だけメッセージカードを添えたところ、お義母さんが大絶賛! 「さすが〇〇家の嫁! 鼻高々だったわ!」とすぐ電話がきた(もぐもぐさん)潔癖症なので、ペットがいる義母宅へ行くとこまめにコロコロをする私。いつでもどこでもコロコロしまくり…。ペットの毛がつくのが嫌なだけなのに、側から見たらすごく掃除してくれてるように見えるらしく、キレイ好きねーといつも褒めてくれる。潔癖症だから毛が嫌なので…なんて言えるはずもなく、そのまま自分は掃除が大好き&キレイ好き人間だと通している(笑)(ホース)車で長距離移動中、子どもをなんとか飽きさせないようにしりとりをしていたら、お義母さんが「ボキャブラリーがあるわねー」と褒めてくれた。えっ…だって私大人だし相手は子どもだから…と戸惑った(もぐもぐ)夫にいいことをすると◎!夫が少しやせると褒められる(EK)夫の好きなところやいいところを褒めると、「あリンコちゃんえらいね〜! 息子のこと褒めてくれるなんてすごい」と言われる。私にも息子がいるが、褒められてイヤな気はしないので義母の気持ちがわかる(あリンコ)夫に野菜を食べさせると褒められる(昔は全く野菜を食べなかったらしいので)(匿名)手作りすると評価が高い手作りのお菓子を作ったときに喜ばれる(んぷ)ぬか漬けをいつも混ぜて作っていることを褒められる(匿名)料理はそれほど得意でない義母。私の料理はなんでも食べてくれるが、いつも喜んでくれるのは超簡単な普通の「カレーライス」(笑)。突然の来訪時にも気を張らなくていいので本当にありがたい(おんぴ)義母がやらないことをすると褒められるいつもは見下され感がたっぷりのトーク展開でぐったりげっそりだが、お片付けだけは褒められる。義母が片付けや掃除が大の苦手らしく、我が家のキッチンやリビングルームがいつもキレイなことを褒めてくれる(たか)食後にみんなの分のデザートを用意するといつも褒められる。私の実家は女系で食後にデザートを食べるのは普通のことだったが、義母は息子2人で甘いものが皆好きじゃなかったため、デザートを食べたくても自分1人では食べにくかったからだそう(ぺこ)バックで一発で車庫に車を入れたら大絶賛(笑顔日和)普段通りにしてただけですが…納豆と焼き魚を子どもに与えているとき、頭よくなると褒められる(匿名)専業主婦で毎日家にいるが、義母が急に訪ねてきたときにお昼寝していると「たくさん寝るのはいいこと! 若い証拠よ」となぜか褒めてもらえる(ふみ)いつもと同じく、朝6時くらいに起きたらもっと寝てていいのにと褒められた。3人の子育てはお義母さんは大変だと思っているらしく、私は別にいつもと同じ時間に起きただけのことなのだけど…(ともとも)孫関連はテッパン!遠距離なので毎月子どものフォトブックを送っている。とっても服のセンスがいい、愛情持って育てているのがわかる、とお褒めいただいている。きっとフォトブックがうれしいからだと思うが(ふな)初孫の女の子を連れていくとすごく喜ぶ。義母は子どもがみんな男だったので、女の子の孫をすごくかわいがってくれる。義父もうれしがる(MEIちゃん)家族で子どもの写真を共有できるアプリを使っているが、夫の実家に帰省した際に撮った写真をすぐアプリに投稿すると、義母が「わ〜、〇〇さんもうアップしたの〜!すごい!」と感激してくれる。義母世代だと写真をすぐにSNSにあげたりコメントをしたりする習慣がないからか、毎回とても喜んでくれる(める)
2019年11月22日出会い頭に相手を“褒める”と、第一印象が上がることが知られています。ですが、うまく言葉にして伝えられない方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、ライター・牧ぐりこが女性のみなさんに「男性に刺さった褒め言葉」について聞いてきました!文・牧ぐりこメガネが似合ってますね「私は人の顔を覚えるのが苦手なんです。代わりに持ち物をよく見るようにして、それをフックに覚えています。出会いの場では頭にメモするだけでなく、直接褒めることも多いです。『メガネが似合っていますね』『センスのいいネクタイですね』と伝えて嫌がる人はいません。特に出会い頭で褒めると、ウケがいいように思います」(32歳・保険)モノを褒めるのはテッパンですね。なかには「持ち物をジロジロ見ていることが伝わり、はしたないのでは……」と不安になる方もいるかもしれません。ちょっとした工夫ですが「お似合いですね」「センスがいいですね」と伝えるのはどうでしょうか。モノ自体の良さではなく、それを選んだ男性の「見る目」を褒めているので、よりマイルドに聞こえますよ。背が高くてドキッとしました「とある婚活パーティに参加して、すらっとした男性に話しかけました。最初は緊張した様子だったのですが、挨拶もそこそこに『身長高いですね! ドキッとしちゃいます(笑)』と伝えたら、ホッとしたようでニコニコしてくれました。ちょっとした褒め言葉なのにすごいですよね。場が和んだので、私も安心して話せたのが良かったです」(31歳・IT関係)小さな褒め言葉でも、空気がやわらかくなるものですよね。褒めて損をすることはないですよ!(笑) 単純に「背が高いんですね」と褒めるのではなく「ドキッとしました」と自分を主語に話すことで、より好感が伝わります。声がタイプです「持ち物や服装は話題にしやすいですが、褒めどころの見つけづらい相手もいますよね。そんなときに私がよく褒めるのは『声』。今の彼も初めて会ったときからビビビッときたので『はじめまして。声がすごくタイプです』と伝えました。後になって彼に聞いたところ『急に褒められて、すごくドキドキした』と言っていたので、出会い頭に褒める作戦は有効だと思います(笑)」(29歳・家電メーカー)声やにおいなど、人によって好みが異なる要素を褒められるとドキッとしますよね。出会い頭の“褒め”が特に有効ですが、うまく言葉にできなかったときは「ずっと思っていたんですけど……」とデートの最後に切り出すのも以上「好きになりそう」と思わせる褒め言葉のテクニックでした。褒め上手はモテへの近道。相手のいいところを見つけて、言葉にするクセをつけてみてはいかがでしょうか。©Betsie Van Der Meer/Gettyimages©Michael Haegele/Gettyimages©level17/Gettyimages
2019年10月28日落ち込んでも立ち直る力があれば、生きていくのは楽になるはず! そんな心のありようをレジリエンスといいます。前回までの記事で「レジリエンスを育てるためには、『できたこと』に焦点をあてて褒めることが大切」ということを学びました。けれども、そもそも褒めることが苦手な場合はどうしたらいいですか? 引き続き東京学芸大学教授の藤野博先生にお話しを伺ってきました。 「『どうせムリ…』あきらめがちな子どもが陥っている悪循環とは」 「つまずきやすい子のやる気の引き出し方」 の続きです。■「褒める」が苦手なママ。それでも必要なワケ褒めるのが苦手問題、ママの「ある・ある」ですね。「子どもを褒めるのが苦手というお母さんは多いものです。『できたこと』や『子どもの長所』をいちいち言葉にするのは野暮ったく感じるかもしれませんが、あえて話すようにしてください。一つひとつの言葉が子どもの自己認識を変え、その子の力となっていきます」(藤野先生)ものすごくザックリいえば、レジリエンスとは、「自分を適正に励ませる力」なのではないか? と、筆者は感じました。「適正に」というのも、ポイントです。この「適正に」を考えるときのキーワードは、「仮想的有能感」です。■間違った褒め方では、間違った自信がつく仮想的有能感とは、いわば自信のバブル化現象のこと。自尊感情とは対極にある感情で、他者を批判的に批評したり軽視したりすることで生まれる偽物の有能感です。「子どもを褒めるのは基本的には良いことですが、他の子と比較して褒めることは避けましょう。そのような褒め方では、本来の自信ではなく、仮想的有能感が育ってしまいます」(藤野先生) 子どもを褒めるときは、その子自身をしっかり見て、「できたこと」に焦点をあてる。誰かと比較しない。子どもの何を、どのように褒めるか? これは、時間をかけてじっくり考えてみたい大切な事柄だと筆者は感じました。「レジリエンスを育てるためのステップ」で、「1、人を頼って成功する」「2、家庭内で役割をもつ」までの説明が終了しましたので、レジリエンスを育てる最後のステップ、「気持ちを切り替える」について考えてみます。【気持ちを切り替える】「人に相談してうまくいく」「役割を果たす」という経験をするなかでも、うまくいかないこともある。そんなとき、「気持ちを切り替える」というふうに考えてみる<レジリエンスを育てる3つのステップ> ■「イライラしてる」をキャッチできただけでOK! 「『どうせムリ…』あきらめがちな子どもが陥っている悪循環とは」 で、レジリエンスの構成要素に感情調整があると書きました。 「感情は、やっぱりきちんとコントロールをしないといけないんだ」と思うと、何だかハードルが高いです…。できなかったら、「やっぱり、だから私はダメなんだと」という気持ちにもなりがちです。どうしたら良いのでしょうか?「落ち込んだとき、イライラしたとき、まずはイライラした気持ちに気がついただけで充分です」(藤野先生) 「感情調整をしなきゃ!」ではなく、「イライラした気持ちに気がついただけでOK」と思うと、気が楽です。「あ! イライラしているな」ということをキャッチできたら、ひとまず手をとめる、その場を離れるる…。そんなあたりから始めてみるのが良いのではないでしょうか。 ■「ママがちゃんとしなければ」という肩の力を抜くことまた、気晴らしに、気の合う誰かと他愛のないおしゃべりをすることも、とても有効だそうです。「最近のレジリエンスの研究では、個人の資質やスキルも大切ですが、『サポート・ネットワーク』があることも重要だとされています。つまり人に頼れて安心できるネットワークのなかで、人の心は癒えていくのです」(藤野先生)気の合う人との他愛のないおしゃべりは、とても大切なこと! レジリエンスを育てるためには、「私がちゃんとしないと!」と肩に力をいれるのではなく、むしろ、その逆なんです。■レジリエンスを育てるにはママの余裕が大切なワケ「じつは、子どものレジリエンスを育てるためには、ママの気持ちの余裕がとても大切なんです。なぜなら大前提として家庭が『心のエネルギーを補給できる場』でないと、子どものレジリエンスは育ちませんからね。急がば回れではありませんが、何より大切なのが、親が楽に生きることなんです」(藤野先生)そして親が楽になる五か条「らりるれろ」を教えてくださいました。●親が楽になる五か条。「ら」楽に生きようあれこれ気にしすぎず、親がまず楽になる。親が悩んで、子どもに口うるさくしない「り」 理解しよう子どもを理解すること。理解すればするほど、その子にとって必要な支援は見えてきます「る」 ルールはほどほどに守りやすい、ほどほどのルールを設定すること。ルールにがんじがらめにならない「れ」 連携は、こちらからの歩みより人と連携することも大切です。何事も自分から歩みより、丁寧に相談しましょう「ろ」 ロンリネスはよくない孤独に陥らないこと。人間は承認され、仲間に支えられることが大切です出典: 『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』 より抜粋。上記の親が楽になる五か条は、主に日戸先生かが伺った話をまとめたものである。いかがでしたか? 「ママが楽な方が、結果オーライなんですよ」という話を伺い、筆者は何だか少し肩の力が抜けました。藤野先生は、「近年のレジリエンス研究で重視されているサポートネットワークの観点からみると、とりわけ『れ』と『ろ』が大切だと思っています。ひとりで抱え込まず、気楽に頼れる誰かが身近にいることが子育てには大切なんですね」と言います。本連載が、みなさんの「気楽な子育て」の一助になるとうれしいです。●「レジリエンス」を育てるポイント1)一つひとつの言葉が、その子の自己認識になる2)子どもを褒める時は、その子自身をしっかり見て、誰かと比較しない3)何より大切なのが、親が楽に生きること■今回、お話を伺った藤野博先生の著書 『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』 (藤野 博, 日戸 由刈 (監修)/講談社 本体1,300円(税抜き))「レジリエンス」とは心の回復力であり、立ち直り力のこと。自分の思い通りにいかず、落ちこんだときに、気持ちを切り替え、またがんばろうと思える力をいいます。書籍では道具の管理や家事の手伝いといった、子どもにとって身近なことを例として挙げながら、レジリエンスの育て方やポイントをイラスト図解で徹底解説します。藤野博先生東京学芸大学教職大学院教授 博士(教育学) 子どものレジリエンスを育てる研究をしている。専門はコミュニケーション障害学、臨床発達心理学。とくに発達障害の子のコミュニケーションやソーシャルスキルにくわしい。言語聴覚士、臨床発達心理士スーパーバイザー。特別支援教育士スーパーバイザー。
2019年10月15日子どもの才能と個性を伸ばす育て方とは?パパ小児科医の加納友環(ぱぱしょー)先生に、「子どものしつけ」についてお話を伺いしました。叱り方の工夫は…?危険な行動については叱りましょう。落ち着いたときに改めて理由を説明しましょう。育児で大切にしていることは…?否定をしないで、まず子どもにいろいろなことをさせてみることが大切です。子どもの才能と個性を伸ばすには…?子どもの自己肯定感を養うこと、そして決めつけないことが大切です。ほかにも、ぱぱしょー先生の育児エピソードをお伺いしました。ぜひ動画をチェックしてみてくださいね。動画目次0:41叱り方の工夫について1:50おすすめの褒め方について3:06ぱぱしょー先生が育児で大切にしてること5:06ぱぱが娘の育児をするときに気をつけてることってある?5:49子どもの才能と個性を伸ばす育て方字幕付きのため、音声なしでもお楽しみいただけます♪加納友環(ぱぱしょー)二児(2歳、4歳)の父で小児科専門医。TwitterやInstagramを中心に子育て当事者の立場から、また医療者の立場から子育てに役立つ情報を発信しています。子育てに役立つ情報が盛りだくさん!ままのてのYouTubeチャンネルでは、ママ・プレママの素朴な疑問やリアルな悩みを解決します。ぱぱしょー先生の育児と家事について先生が育児のときに注意していること、また先生おすすめの育児グッズについて紹介してくださっています。後悔しない子育てのコツは?先生が子育てで実際にやっておけばよかったこと、また先生からパパへのメッセージなどを紹介しています。子どもを上手に寝かしつける方法は?子どもの睡眠の大切さや、なかなか寝ない子どもを上手に寝かしつける方法について、ぱぱしょー先生が実演しながら解説してくださっています!子どもの予防接種で保護者が注意すべきことは?子どもの予防接種のスケジュールの立て方や、予防接種をするときの過ごし方などを、具体的に説明しています。秋に気をつけたい食中毒!秋のお弁当で食中毒にならないために注意したいポイント、また食中毒の予防法について解説しています。動画は絶賛更新中!ぜひチャンネル登録してみてくださいね。
2019年10月09日何を言っても「イヤ」と言われてしまう、2歳ごろから始まるイヤイヤ期。今まで赤ちゃんだった子どもに自我が芽生えはじめ、社会の一員としての一歩を踏み出し、ママのしつけのはじまりの時期とも言えます。でも、しつけといってもまだ焦ることはありませんよ。 多くの人が乗り越えなければならないイヤイヤ期イヤイヤ期は、寝てくれない、ミルクを飲んでくれないなどに悩まされていたママにとって、次にやってくる難関とも言えるでしょう。 何を言っても「イヤ」と言われてしまうので、ママとしてはイライラもしてしまうし、自分のやり方に不安を感じ、自信をなくしてしまう人も多いでしょう。けれども、イヤイヤ期の訪れは、それこそ息をするように普通のこと。イヤイヤ期が来てくれて、順調に育ってくれているのだと考えましょう。 両親や友人の話を聞いてみようイヤイヤ期の終わりが見えなくてつらいと感じたら、自分のお母さんや先輩ママに話を聞いてみましょう。みんなうんざりしながら、イライラしながら、イヤイヤ期を乗り越えたことがわかるのではないでしょうか。みんなもそうだとわかれば、少し心も軽くなるはずです。脅してしまう、怒ってしまう、いろいろ試して、だましだましやっていることに罪悪感を覚えてしまうこともあるでしょうが、子どもが自分の自我と向き合いはじめて戸惑っているように、ママが戸惑うのも実は当たり前のことなんです。 イヤイヤ期は子どももママも成長するための時期。自分がママとして成長している時期だと思って、自分を責めずに応援してあげてください。 ドンとかまえていよう「イヤイヤ」言ったら、うろたえず、危険でないかぎり「どうぞ、どうぞ、お好きなように」とドンとかまえていてください。自我が出始めた時期だけに「早いうちに悪いことは悪いと教えなくてはならない」と思ってしまいがちですが、おむつがなかなかとれない子でも、ある年齢にいったら必ずトイレでできるようになるように、まだまだ続く育児、焦ることはありません。2歳ですべてを教えこもうとする必要は全くないのです。 子どももまだ自分の変化に戸惑っている時期です。子どもが手探り状態の中でいろいろと教えようとしても、聞いてはくれません。それこそ「イヤ」と言われてしまうでしょう。本当にダメなことから少しずつ教えるようにしましょう。 イヤイヤ期の終わりは必ず来ます。とはいってもイヤイヤ期の次には、また新たな課題が出てくるのが育児。難題が次々と出てくる……と暗い気持ちにならずに、順調に成長してくれている! と前向きにとらえて過ごしてください。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年10月05日彼とのエッチで、何か不満を感じるようなことがあっても、なかなか伝えづらいですよね。そういうとき、「褒めて伸ばす」という方法があります。褒められれば嬉しいし、エッチがもっと楽しくなる。そこで、“彼のエッチを上達させる上手な褒め方”というテーマで、男性が言われて嬉しかったという言葉をもとにご紹介します!文・塚田牧夫「××したらイッちゃうかも」「エッチに関しての注文は、普通に“××して欲しい”って言われるより、“××したらイッちゃうかも”といった言葉のほうが興奮します。やっぱり、男としては、女性をイカせたいですからね」ヨシテル(仮名)/27歳女性をイカせることを目標としている男性も多いようです。なので、まずエッチがすごく良かったことを伝え、「××したらイッちゃうかも」と願望を付け加えると、すんなり受け入れてもらえるでしょう。「早くて全然いい」「僕はちょっと早漏気味なところがあって……。早く終わってしまうことが多いです。だから、彼女にそれを申し訳ないと伝えたら、“早くて全然いい。むしろ、長いと疲れちゃう”と言ってくれました。そのおかげか、リラックスした状態でエッチに臨めて、時間も少し伸びたと思います」エイゴ(仮名)/30歳彼のエッチが、時間的に短いと感じる場合もあるでしょう。おそらく、彼もそれは気にしています。そして、少しでも長くしようと頑張っている。そこで、彼女から「もっと長いほうがいい」なんて言われたら、余計緊張して逆効果になってしまうかもしれません。ここはむしろ、「早くて全然いい」と言ってあげてください。そうすることで、プレッシャーを感じずにエッチを楽しむことができます。「当たってる」「僕はアソコがちょっと小さく、コンプレックスを感じています。ただ、彼女のエッチのとき、挿入中に“あたってる”と言われると、すごく安心します。自分ではその感覚はないけど、気持ちいいポイントに当たってるみたい。カラダの相性がいいんだと思う」シュウ(仮名)/26歳男性の感覚では、女性のどこに当たっているかについては感じ取れません。そこで、女性から「気持ちいいところに当たっている」と伝えれば、男性も安心するでしょう。もし彼がアソコの大きさに自信がないのであれば、このような言葉をかけて、奮起させてあげましょう。以上、“彼のエッチを上達させる上手な褒め方”をご紹介しました。彼女がエッチに不満を持っているのは、彼も気付きます。それでもなかなか改善されないのは、自信がなく、緊張してしまうから。思いやりのある言葉でそれを解きほぐしてあげると、きっと自然と上達していくはずです。©Steve West/gettyimages©Ole Graf/gettyimages©Meng Yiren/gettyimages
2019年09月29日わがままばかり言う、約束を守らないなど、気づけば毎日わが子を叱ってばかり…。そんなママたちに「子どもを伸ばすには褒めるのが一番!」という教育評論家の親野智可等さんが〝褒め育児〞について教えてくれました。イラスト/柴田ケイコお話を聞いたのは:親野智可等さん(おやのちから)/教育評論家、「ほめ写プロジェクト」発起人〝無条件の褒め〞が人としての土台をつくる子育てしていると、思い通りに動いてくれない子どもにカリカリ、イライラ…なんてことは日常茶飯事ですよね。この世に生を受けて数年の子どもたち、大人のようにできないのは分かっていても、思わず感情的に怒ったりしていませんか?「子どもは褒められることで自信がつきます。それはすなわち自己肯定感が高まるということ」と話す親野さん。自己肯定感の高い子どもは、さまざまなことを頑張れる、乗り越えられる子に成長するということが、多くの専門家の研究により明らかになっています。そして、自分を認めてもらえた安心感から、他人にも優しくできるようになるとも言われています。反対に自己肯定感が低いと「自分なんて存在しないほうがいい」などと考えて、生きるエネルギーが湧いてこなくなってしまうこともあるのだとか。幼い子どもは、まだ自分のことがよく分かっていません。ですから、自分以外の人の言葉で自分のありようを認識します。この時期に無条件に褒めてもらえた、例えば「生まれてきてくれてありがとう、大好きだよ」と存在を丸ごと受け入れる「褒め言葉」を掛けられてきた子は、自分の存在全てを肯定されているという確信がもてるようになります。そしてそれが、人としての土台をつくっていくのです。否定的な言葉掛けは親のストレスを子どもに背負わせる行為褒めることで自己肯定感が高まることは理解できても、目の前にいる子どもは今日もとんでもないことをしている…。そんな姿を見たら、思わず「なんでそんなことするの!?」と叱りたくなりますよね。でも、こういった否定的な叱り方、特に「なんで○○なの!?」という疑問形の投げ掛けは、一番やってはいけないことだと親野さんは言います。「これは、詰問することで子どもを困らせて溜飲を下げたいという意図が無意識のうちにあるからです。さらに悪いのは、そうやって親が発散したストレスを子どもに背負わせてしまうこと。また、疑問形で叱るとき、子どもに回答を求めている親はあまりいません。逆に答えると〝口答えしないの!〞なんて親に言われてしまうことも。つまり子どもは〝答えなくちゃいけない・答えてもまた叱られる〞というストレスまで抱え込むことになるのです」子どもを褒めることで親にも好影響が褒めることは、親にとっても良い側面があります。誰かを褒めるということは、相手の良いところを見つけることです。褒めることを繰り返し習慣付けることで、人・物事の良いところを見つけようというマインドが培われていきます。これは子育て以外の日常生活においてもとても有効で、例えば混んでいるスーパーに行ったとき、「レジが混んでいて嫌だなあ」と思うより、「人気のあるスーパーで買い物ができて良かった」と思えた方が楽しいですよね。つまり、プラスの側面を見ることでプラス思考が身に付くというメリットがあるのです。このように、褒めることは親子それぞれにとって良いことがたくさんあります。ぜひこれを機に、「褒め育児」を始めてみませんか。ママの“しまった!”エピソード● 「なんでこんな簡単なこともできないの?」など、ついつい言ってしまいます。そのせいで「自分はみんなよりできない子なんだ…」と自己評価の低い、自信のない子になってしまいました。(はな丸)● お友達とトラブルになったとき、他の人の手前、子どもの言い分を聞く前に怒ったり注意したりしてしまいます。本当は状況を把握してから、必要であれば注意するべきなのに…。(Kokorita)● 自分が「後でね~」と先延ばしにしておいて、いざ後になって言われると、「もう時間ないよ、分かるでしょ!」などと逆切れしてしまいます。(@ひかな)● あれやりなさい、これやりなさい、と注意はするのに、子どもがそれをきちんとできたとき、褒めてあげるのを忘れてしまったこと。(あっこまんちゃん)● 「〇〇ちゃんはできるのに」とお友達と比べてしまったり、「〇〇しないと、〇〇してあげないよ」など条件付きで叱ってしまうことがあります。(すまいる41)褒めたいけれど、褒めるところが見つからない!でも、待って。視点を変えれば褒めることは簡単です。今すぐできる〝褒めテク〞を親野さんに聞きました●「条件付きの褒め」の前に、たくさんの「無条件褒め」を親が子どもを褒めるときは、何かを頑張った・やるべきことがちゃんとできた・できなかったことができるようになった、などの場合が多いでしょう。これらのケースで褒めるのはもちろん大切。ただ、このように「〇〇を頑張った」ことでしか褒められないと、子どもは「頑張らないと褒められない、認めてもらえない」と思い込んでしまうことも。こういった条件付きの褒めだけではなく、相手を無条件に肯定する「あなたが大好き」という言葉をたくさん贈ると、子どもの自己肯定感が大いに高まります。●否定的な言葉はこんなふうに言い換えて子どものためを思えばこその言葉も、言い方次第では悪影響を与えることも。否定形で話しがちな人は、特に注意しましょう。・「頑張らなきゃダメだよ」→「頑張ろう」だけでOK・「靴は靴箱に入れなきゃダメでしょ」→「靴箱にしまうとスッキリするね」・「今から用意しておかないと、明日の朝間に合わないよ」→「今から用意しておけば、明日の朝は余裕だね」どのケースも、後者のように言われた方がすんなり受け入れられます。●やりたいことを、やらせてあげよう危険なことと他人に迷惑を掛けること以外は、子どもがやりたがっていることはできるだけやらせてあげましょう。「そんなことやっちゃダメ」ではなく、「やってみよう!あ、上手にできたね、すごいね」と良いところを褒めてあげて。自己肯定感アップと共に、物事を主体的に考える思考も身に付きます。●子どもができないときはやってあげよう例えば、どんなに注意してもお片づけができない…。そんなときは、いっそママが片づけてしまいましょう。叱ってばかりだと「片付けのできない僕のこと、ママは嫌いなんだ」と、自己肯定感が下がってしまいます。ママが片づけてあげることで、自分ができないことをやってくれているママのことをもっと好きになりますし、片づいた状態は子どもの頭にインプットされます。「やってあげると自立できない」という話をよく耳にしますが、最新の心理学では「叱り続けるより、気持ちよくやってあげた方がかえって自立できる」と言われています。● 「ステキな絵を見せてくれてありがとう」「できると信じていたよ」など、褒める+私の気持ちを伝えるようにしています。(*macchi*)● 「一番早くできたね」ではなく、「最後までよくできたね!」など、褒めるときは周りと比べないようにしています。(こりんぬ)● 子どもが得意げに報告してきたときは、たくさん褒めて話を聞く。聞く時間がないときでも、笑顔だけは忘れないようにしています。(さとーゆき)● 元保育士のママ友は、自分の子だけでなく他の子のことも肯定的に長所をたくさん見つけてくれます。短所だと思っていたわが子の特徴も長所として捉えてくれていて、目からうろこでした。短所にばかり注目し、言葉をつなげてしまう自分を反省しました。(☆☆れい☆☆)● しっかり子どもの目を見て褒める。きょうだいがいるときは、一人のときを狙ってその子だけに向けた褒め方をして、特別感を出しています。(よつばりんご)あんふぁんも応援親野さんが発起人「ほめ写プロジェクト」知ってますか?親野さんが小学校教師をしていた頃、家庭訪問などを通じ「自己肯定感の高い子どもの家庭には、写真を貼られていることが多い」という気付きを得たそうです。“子どもが頑張ったときの写真や、大切な家族の写真を家の中に飾る”その行為そのものが、子どもの存在を認めることにつながり、写真を見ながら自然な会話の中で褒めることができます。「ほめ写プロジェクト」は、写真を貼って褒めることで、子どもの自己肯定感を向上させよう。そして、その効果を客観的・科学的に研究し、結果を広く発信しようという取り組みです。
2019年09月10日あなたは、男性のことを普段どのくらい褒めているでしょうか?褒め言葉を有効に使えば、あなたに対する印象がさらによくなりますし、恋愛を進める上でも有利に働くでしょう。今回は、“男性を魅了する効果的な褒め言葉”を紹介しましょう。文・東城ゆず「さすがだね!」「友だちの女性に、僕のことを“さすがだね”と褒めてくれる人がいます。その女性との友だち付き合いは長いのですが、僕に期待してくれているんだと分かるので、つい嬉しくなるんです」(Mさん・28歳男性/弁護士)自分の能力を認められて、嬉しくない男性はいないでしょう。ただし、あまりにも期待が強すぎると、逆にプレッシャーになってしまう可能性もあるので、注意が必要です。「詳しいんだね」「こだわりを持っている趣味や仕事について、“詳しいんだね”と褒められると嬉しいです。頑張って勉強した甲斐があったと思います」(Iさん・38歳男性/マスコミ)自分のこだわりを認めてくれる人がいると、誰でも嬉しく思うもの。男性が熱弁していることについては、「詳しくて勉強になる!」と伝えておけば、彼との会話も弾むはずです。「頼りになる!」「先日、デートの最中に彼女が靴擦れを起こしてしまいました。痛そうに歩いていたので、ドラッグストアにばんそうこうを買いに行き、彼女にそれを差し出しました。すると彼女は“頼りになる!”と、満面の笑みを見せてくれました。その笑顔を見ただけで、どこまでも頑張れるような気がしました」(Hさん・31歳男性/大手メーカー勤務)女性に頼られると、ほとんどの男性は嬉しくなってしまいます。たまには彼を頼ってみるのもアリかもしれませんね。「なんでもできるんだね」「自分のことについては、どんなことでも褒めてほしい。だからこそ、女性には“なんでもできるんだね”と、まんべんなく褒めてほしいです」(Hさん・38歳男性/経営者)何にでも自信をもって取り組んでいるような、プライドが高めの男性には、褒めて褒めすぎるということはないでしょう。彼にとって、さらなる自信になるはずです。以上、“男性を魅了する褒め方”をご紹介しました。今回ご紹介した内容を取り入れて、あなたも意中の男性を魅了してしまいましょう!©Westend61/gettyimages©10’000 Hours/gettyimages©Tom Merton/gettyimages©Zero Creatives/gettyimages
2019年09月09日小さい子どもは、いつだって大人に褒めてもらいたいもの。みなさんの中にも、「いい子だね」と褒めてもらうために難しいことにもチャレンジするお子さんの姿を見ては、微笑ましい気持ちになっている人も多いのでは?しかし時に、「○○ちゃんのママ、わたし◯○ちゃんより上手にできるよ!」と、お友だちと比べて自分のほうが優秀だとアピールする子や、どんな話題でも強引に自分の自慢話に持っていこうとする子に対して、どのように反応すべきか悩むこともありますよね。もしくは、わが子が自慢ばかりすることに悩みを抱えている親御さんもいるかもしれません。そこで今回は、自慢話ばかりする子どもについて、その心理メカニズムと対処法を考えていきましょう。子どもの自慢話に深い意味はない!そもそも子どもが話す内容について、いちいち深読みしたり、「どういうつもりでこんなことを言うのかな?」と気に病んだりすることはあまりないでしょう。大人同士の会話では、謙遜やお世辞、駆け引きなどが複雑に絡み合いがちですが、子どもは思ったことをそのまま言葉にすることが多いからです。したがって、「たくさんおもちゃ買ってもらったんだ~!」「○○ちゃんよりもピアノ上手に弾けるよ!」「クラスで一番サッカーがうまいんだ!」などは、子どもならではの素直な発言。ほとんどのお子さんは、大なり小なり気軽に自慢話をしているはずです。教育評論家の親野智可等先生によると、小さな子どもは、嬉しい気持ちと自慢の区別がつかないといいます。たとえば大人の世界では鼻持ちならない自慢に見えるものも、小さな子どもにとっては必ずしもそうとは限らないとのこと。子どもがその瞬間に感じた嬉しい気持ちや、「自分にもできる。やってみたい」という気持ちのストレートな表現に過ぎないこともあるため、あまり深刻に受け止める必要はありません。自慢する子としない子、その違いとはとはいえ、自慢話ばかりしている印象がある子がいる一方で、どんなに優れた能力をもっていても、またどんなに努力をしていても、他人にはいっさい自慢することがない子もいます。その違いはどこから生まれるのでしょうか。誰もが持つ “承認欲求”。どうして人より強くなるの?そもそも “自慢” は、「自分を他人に認められたい」「高い評価を得たい」という『承認欲求』に起因しています。承認欲求は、心理学者アブラハム・マズローが定義している “人間の根源的な5つの欲求” のうちひとつ。程度の差はありますが、誰もが持ち合わせているものなのです。ただし、あまりにも承認欲求が強いのは困りものですよね。精神科医の熊代亨先生によると、承認欲求の強さ・弱さは、ほかの部分が満たされることで違いが出てくるそう。たとえば、ある集団に所属して生活したい「所属欲求」は、その最たるものです。「所属欲求」が満たされるのは、家族や仲間など所属しているコミュニティに恵まれているとき。周りの人たちとの関係性がうまくいっていれば、わざわざ褒められたり認められたりしなくても満足できるというわけです。逆に、家や学校、習いごとなどでの人間関係において、自分の居場所がないと感じていたり、うまくコミュニケーションがとれずに孤立していたりすると、承認欲求はより強くなっていきます。親の褒め方が子どもの承認欲求を左右する!?子どもに対する親の接し方にも注意が必要です。『ほめると子どもはダメになる』(新潮社)の著者で心理学博士の榎本博明先生によると、褒められて当たり前の環境にいると「つねに自分を認めて」「何かしたら褒めて」という気持ちが高まってしまうそう。そうなってしまうと、家庭の外でも「褒められないと動かない」「気分が乗らないとすねる」などの言動が目立つようになります。すると、ちょっとしたことでも大げさに自慢して、相手に褒めてもらおうと必死になるというわけです。ですので、日常的に “褒められること” に慣れてしまわないように、何でもかんでも褒めるのではなく、子どもが本当にがんばったことや努力したことを褒めるように心がけましょう。承認欲求を満たすことが第一歩わが子の自慢話が目に余ると感じている親御さんは、「うちの子、この調子だと友だちから嫌われちゃうかも……」と不安を募らせているのではないでしょうか。まずは受け止める親野先生は「このままでは嫌われるから直そう」という気持ちを優先して、冷たい反応をしたり叱ったりしないことが大切だと述べています。まずは子どもの気持ちを受け入れて、共感してあげること。すると子どもは、「自分の気持ちを受け入れてくれている」と安心感と自信を得ることができます。親野先生によると、小さいときはストレートに表現していた子も、成長するにつれて相手の気持ちを考えながら上手に表現できるようになるといいます。そしてそれは、親に受け入れてもらえてきた子ほど、上手にできるようになるのです。逆に、叱られたり否定されたりして親に受け入れてもらえなかった子は、なかなか上手に表現できるようになりません。なぜなら「自分にもできるということを絶対にわかってもらいたい。強く言わないとわかってもらえない」という気持ちが強烈にはたらき、より自己主張がエスカレートしてしまうからです。だからこそ、まず優先すべきは「子どもの気持ちを受け入れること」。そのうえで、次のことに注意しましょう。他者と比較して褒めるのはNGお子さんを褒めるとき、お友だちや兄弟など、ほかの誰かと比較して褒めていませんか?たとえば「お兄ちゃんはできなかったのに、あなたはできてすごいね!」「△△ちゃんより上手だったよ」「□□くんに負けないでえらかったね」などです。榎本先生は、「親が優越感にひたるために、他の子と比べて自分の子を持ち上げるような褒め方をしていたら要注意です」と警告しています。なぜなら、比較意識が強くなり、他人へのねたみや敵対心が生まれてしまうから。たとえそのときは勝っていても、そのうち追い越される時期が訪れるかもしれないこと、そして得意だと思っていたものがなくなると、より大きいダメージを負ってしまうことーー。私たち大人も、これらをきちんと理解しておかなければならないでしょう。ですので、わが子を褒めるときは、人と比べるのではなく本人の成長を褒めるように意識してください。「前はここまでだったのに、こんなにできるようになったね」というように、子どもなりの成長の過程を評価してあげるといいでしょう。子どもの存在そのものを認める一般社団法人 子育て心理学.協会代表理事の東ちひろさんは、子どもが自慢ばかりすることに悩んでいる保護者に向けて、「特別になにかができていなくても、子どもの存在そのものを認めてあげましょう」とアドバイスしています。たとえば、「今日のカバン、重そうね」「今日は青いお洋服にしたのね」「手を洗ってうがいもしたのね」のように、目に見えたことをそのまま言葉にしてみるといいそうです。「え!?そんなことでもいいの?」と不思議に感じるかもしれませんが、これらの言葉は子どものことをよく見ていないと言えません。子どもが自慢するときは、どこかに「自分の存在を認めてほしい」という気持ちが隠されているので、当たり前だと思えるようなことでもその都度言葉にして伝えてあげることが大事なのです。一見たいしたことない日常の些細な声かけも、それを積み重ねることによって、子どもは自分の存在に自信を持てるようになります。自慢 “される” 側の悩み最後に、わが子がお友だちから自慢ばかりされて落ち込んでいるときの対処法を考えていきます。持ち物の自慢、成績の自慢など、些細なことでも大げさに自慢するタイプの子どもはいますが、普段仲良くしているお友だちがいつも自慢話ばかりをしていたら疲れてしまいますよね。そもそも、お友だちの自慢話に影響を受けて気分が落ち込むような子どもは、とても感受性が豊かで人の気持ちや周りの状況をよく見ている子。相手の話をいちいち真剣に聞き、それに対してきちんと応えなければいけないと思うからこそ、疲れて落ち込んでしまうのです。親野先生によると、「こういう子はストレスを溜め込む傾向があるので、家ではリラックスできるようにしてあげましょう。そして、たくさん話を聞いてやることが大切です」とのこと。また、いろいろな体験をさせてあげたり、得意なことを褒めてあげたりすると、子どもの自信につながりたくましい心が育まれていきます。学校や習い事以外でも、地域の活動やワークショップ、子どもだけで参加するキャンプなど、人間関係を広げることで「私を受け入れてくれる場所はたくさんある」という心の余裕につながります。そして、できればイヤなことはイヤだとはっきり言えるように導いてあげることも大切です。お友だちの自慢話に直接「NO!」を突きつけるのではなく、さりげなく話題を変えたり、聞き流したりすることも、遠回しではありますが「NO」の表現です。『はっきり「NO!」と言える子に』(PHP研究所)の著者で臨床心理士の植松紀子先生は、「『NO』が言えない子は、相手を恐れている場合と、相手の気持ちを気づかっている場合があります。子どもは子どもなりに、その場の空気を読んでいます」と述べています。ですから、親御さんからは「イヤだな、と思ったら、正直に『イヤ』と言っていいんだよ」と言葉で伝えてあげましょう。そして普段から家庭の中でも、自分の意思をはっきりと表現できるように練習するといいかもしれませんね。***大人の自慢話とは違い、子どもの自慢話は大げさな表現による「ただの報告」である場合も多く、あまり深読みする必要はありません。ただし、あまりにもしつこい場合や、特定の相手にだけ自慢を繰り返す場合は、承認欲求が満たされていないということも。家庭での会話の内容や、子どもへの接し方について、今一度考えるきっかけにもなるはずです。(参考)親力講座|なんでも自慢する子に、どう対応しますか?新R25|承認欲求が強くなる原因は?どうやって充たせばいい?精神科医に聞いてきた子育て情報誌Kodomoe(コドモエ)web|こんな声かけしていませんか?子どもを伸ばしたければ「ほめすぎない」!東ちひろ(2017),『男の子のやる気を伸ばす お母さんの子育てコーチング術』,メイツ出版.ベネッセ 教育情報サイト|小学6年生の娘は友達に気を使いすぎて自分が疲れてしまうようです[教えて!親野先生]PHPファミリー|はっきり「NO!」と言える子に!
2019年08月30日大人の褒められショートヘア耳周り襟足はタイトに、表面は女性らしい丸み、柔らかさを残したショートスタイルです。カットでシルエットを作っているのでスタイリングも簡単です☆また、トップにレイヤーを入れているのでふんわり動きも出てくれます。直毛の方は、質感が柔らかくなるパーマをかけるのもオススメです。さらにピアスを付けると可愛いです。大人の褒められショートヘアを見る柔らかみを残した大人ショートボブスタイル髪の毛に余裕感をもたせて、柔らかい質感にこだわったショートスタイルです。襟足は首に沿うようにキュッと締めてカットしているので、くびれができて、横から後ろからも綺麗なシルエットになります。初めてショートにする方も挑戦しやすいスタイルです。また、耳にかけてもバランスが取りやすいので気分に合わせてスタイリングを変えてあげるのもオススメです。柔らかみを残した大人ショートボブスタイルを見る大人かわいいショートヘアショートの軽さを出しつつも、女性らしい丸さや柔らかさを残したスタイルです。襟足をキュッと締めることによってメリハリが出てどこから見ても綺麗なシルエットになっています。スライドカットで量感調整をしているので束感や動きも出やすくなっています。直毛の方は、質感が柔らかくなるパーマをかけてあげるのもオススメです☆大人かわいいショートヘアを見る分け目をつけない大人ショートボブ分け目をつけていないので形の崩れづらいショートボブスタイルです。女性らしい柔らかみが出るように髪に余裕感をもたせてカットしています。また前髪からサイドにかけて顔を包み込むような毛流れになっているので骨格もカバーしてくれます☆初めてショートにする方や、久しぶりのショートの方にもオススメです。分け目をつけない大人ショートボブを見る大人のレイヤーボリュームショート軽やかな動きが出るようにレイヤーを入れたショートスタイルです。耳が出るくらい短いスタイルですがボーイッシュにならないように柔らかみと女性らしい丸みを残してカットしています。直毛の方は質感が柔らかくなるパーマをかけてあげるのもオススメです。カラーは少し明るめでも派手になりすぎず相性がいいです。大人のレイヤーボリュームショートを見る
2019年08月14日何度注意しても同じ間違いを繰り返したり、悪ふざけをしたりする子どもに対して、「早く○○しなさい!」「なんでそんなことするの!」なんて言ってはいませんか?仕事や家事に追われていると、どうしても余裕がなくなってしまい、子どもに対してそのような言い方をしてしまいがちですよね。しかし、社会的に成功している人の多くは、子どもの頃に「○○しなさい!」と言われることがなく、「よく褒められていた」と言います。今回は、褒め言葉がもたらす子どもへの影響や、日常で使いたい「褒めワード」をご紹介しましょう。褒められて育った子どもは成績が伸びる!?子育てするにあたって、子どもを褒めることが大切だというのはよく言われていることですよね。しかし、ただ褒めればいいというわけではありません。子どもを伸ばす褒め方と、そうでない褒め方があるのです。子どもを伸ばすために大切なのは、“能力” ではなく “努力” を褒めることなのだそう。アメリカの心理学者であるキャロル・S・ドゥエック氏は、数百人の子どもたちを2つのグループに分けて、次のような実験をしました。子どもたちに難しい問題10問を出題して解かせ、1つのグループには「頭がいいね」と能力を褒め、もう1つのグループには「頑張ったんだね」と努力を褒めるというものです。その後、新たな問題に挑戦するかどうかについて子どもたちに聞いたところ、能力を褒められたグループは嫌がる子どもが多く、努力を褒められたグループは9割の子どもたちが喜んで挑戦したのだそう。能力を褒められたグループは、「もしいい点がとれなかったら、『頭がいい』状態ではなくなってしまう」と考えるようになってしまい、消極的になったのだといいます。さらに、子どもたちに簡単な問題を解かせたところ、能力を褒められたグループは成績が落ちただけでなく、そのうちの4割が自分の得点を聞かれた際に水増しして答えていたそうです。一方、努力を褒められたグループは成績が伸び、意欲的な姿勢がみられたとのこと。「頭がいいね」「天才だね」などと能力を褒めてしまうと、子どもの成長を止める可能性があるのです。努力そのものを褒めることが、子どもの成長にとって良い影響をもたらします。褒めることで生まれるさまざまな力保育士として15年以上、福祉施設、託児所、保育園など、さまざまな場面での保育業務に携わってきた市川由美子氏によると、褒めることによって以下のような効果が期待できるそうです。・チャレンジ精神が生まれる市川氏によると、子どもは褒められることで「自分は認められた」という気持ちになり、やる気が生まれるそう。また、失敗した際には、頑張ったことや挑戦した気持ちを褒めてもらえることで、もう一度トライしてみようという姿勢につながるといいます。・自己肯定感が生まれる市川氏いわく、親から褒められることは、子どもにとって大きなパワーになるそうです。どんなときでも親に「頑張ったね」と褒めてもらえた子どもは、親に愛されていると感じ、自分のことを大切にできる自己肯定感が育まれるそうです。子どもを成長させる褒めワード&NGワード「早くしなさい!」など、ついつい子どもに言いがちなNGワードは、以下のように成長につながる褒めワードへ変換してみましょう。×NG「やってみなきゃわからないよ」↓◎OK「そっか、不安だよね。こうすればできると思うよ!」(by 教育評論家・親野智可等氏)子どもが何かに対してネガティブになっているときの声かけです。親はついチャレンジさせることを優先してしまいがちですが、親野氏いわく、まずは子どもの不安な気持ちに寄り添ったうえで背中を押してあげることが重要なのだそう。 ×NG「ちゃんとやりなさい!」↓◎OK「(子どもと一緒に取り組みながら)ちゃんとやりなさい!」(by 「教育の鉄人」とも呼ばれるカリスマ教師・杉渕鐵良氏)炎天下で一緒に汗を流している人に言われる言葉と、日陰で涼んでいる人に言われる言葉では、受け取る意味が変わってくると杉渕氏は言います。ただ頭ごなしに怒っても、子どもに親の気持ちは伝わりません。しかし、子どもと一緒に取り組みながら伝えることで、言葉の重みが大きく変わるのです。 ×NG「頑張れ!」↓◎OK「よくチャレンジできたね!」(by 国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ・石川尚子氏)「頑張れ!」と命令形で応援するよりも、できたことを承認する声がけをすると、「自分はまだまだやれるんじゃないか」「もっとできるんじゃないか」と、未来に可能性を感じ、子どもが粘り強くなっていくのだそう。 ×NG「我慢しなさい!」↓◎OK「本当は遊びたかったんだよね」(by 東京都市大学人間科学部教授・井戸ゆかり氏)幼い子どもに無理に我慢させると、自発性が伸びなくなってしまうと井戸氏は言います。我慢することを強いるより、まずは子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。我慢できたら「よくできたね!」「本当は遊びたかったのにね」と褒めてあげることで、子どもは我慢することの意味に気づいていきます。 ×NG「ミスがあったね」↓○OK「前回よりも成長したね!」(by ヴァイオリニスト・西谷国登氏)例えミスがあったとしても、ほんの少しでも成長しているところがあれば、子どもを褒めることが大切だと西谷氏は言います。「できなかったこと」よりも「できたこと」に目を向けて褒めることで、子どもの才能が伸びていくのだそう。***子どものさまざまな力を引き出す「褒め言葉」。普段の生活から意識して使い、子どもの可能性を伸ばしてあげましょう。文/田口 るい(参考)StudyHackerこどもまなび☆ラボ|子どもが大成していく「褒める」教育――我が子の才能を伸ばすために親がすべきことStudyHackerこどもまなび☆ラボ|「辛抱強い子」を育てるヒント。「我慢する力」を伸ばすのは “○○上手な親” だった!StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「ちゃんと宿題やりなさい!」に効果がない理由。子どもに“響く”声かけの方法とは?StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「典型的ないい子」を育てるよりも大切な、伸ばしてやるべき子どもの「考える力」ベネッセ教育情報サイト|上手に子どもを褒めて、自信をつけてあげよう!ベネッセ教育情報サイト|自分に自信がない子[教えて!親野先生]ベネッセ教育情報サイト|「がんばれ!」と言うだけでは動けない子どもにかける言葉[やる気を引き出すコーチング]NEWSポストセブン|子供の学力を上げるには「能力」ではなく「努力」を褒める
2019年08月11日こんにちは、保育士の中田馨です。子どもが歩けるようになると、興味関心が増し気になるところにどんどんと歩いて向かっていくようになります。 そんなわが子の姿はとても微笑ましいのですが、「車が来たら危ないから止まる」「溝があるから落ちないように歩く」というような危険を予想して行動することはまだできません。興味関心があるものを見つけたら「危ない!」「ダメ!」といっても聞かずに走っていくのが子どもです。 今回は、そんな好奇心旺盛な子どもと一緒のお出かけで気を付けたい、年齢別の危険の教え方を話します。 子どもに危険を知らせるときのママの対応子どもに危険を知らせるときに大切なのが、ママの態度。「危ない」ことを、毅然とした態度で知らせます。毅然とした態度とは、真剣な表情・ゆるぎない態度・声かけです。 例えば、大通りで走り出したら「危ない!」と言い、手をしっかりと握って制止します。それでも行こうとするときは、しっかり抱きしめて止めます。そして、真剣な顔で子どもの目を見ます。「ママは本気で伝えている」ということを子どもに知らせることが最も大切なことです。 しかし、一度注意をしたらしなくなるものではありません。何度も起こる可能性がありますので、繰り返して伝えます。また、危ないことが起きたその場で子どもに伝えることが大切。「ヒヤリ」としたことを「ああ、危なかった」だけで流してしまわずに、伝えることを繰り返していくうちに、子どもは社会でのルールを学んでいきます。 そして、お家のルールを明確にしましょう。・道を歩くときはお母さんと手をつなぐ・駐車場では走らない・交差点ではいったん止まって車などが来ないか確認する、などパパとママが大切にしたいお家ルールを決めます。 1歳児への危険の伝え方1歳の子どもはまだ言葉の理解が未熟なため、特に「ママのゆるぎない態度」で伝えることが大切です。 例えば、手をつながずに道を歩こうとする、高い段差に上がろうとすることを「危ない!」と伝えることが大切です。高い段差に上がってバランスを崩したとしたら「怖かったね」と起きたことに対しての説明をして子どもの気持ちに共感します。 今はまだ言葉の理解はできないかもしれませんが、子どもの気持ちに共感することで次のステップにつながります。そして、ママは別の興味へ子どもの関心を向けてみましょう。「ママと歌を歌いながら歩こうか」「あっちに大きなトラックが走っているよ」など。1歳の子どもにはまだわからないだろうと思って伝えないのではなく、短い言葉で、繰り返し伝えていくことが大切です。 2歳児への危険の伝え方1歳のときに繰り返し伝えてきたことが、2歳になると徐々に分かるようになってきます。 例えば、触ると熱いもの・冷たいもの・痛いものなども、これまでの経験の中で理解し始めます。外に出たときも「ママと手をつなぐ」というルールがわかるようになります。とはいえ、まだまだ自分の興味関心のあるものがあるとパッと走り出したりすることもあるので、気を付けるようにします。引き続き「危ない」ことを短い言葉で伝え続けます。 3歳児への危険の伝え方これまでは危ないことを簡単な言葉で伝えてきましたが、3歳ごろになると理解力が増してくるので、さらに伝え方が変わります。「どうして危ないか?」を説明していきましょう。「車にぶつかったらケガをするし、とっても痛いんだよ」など、具体的に言うのもいいでしょう。さらに「こういうときはどうしたらいい?」と聞いてみると「こうしたらいい」と返事が返ってくるようになります。そうするうちに、危険を予想して、自分で自分の身を守るすべを身につけていくのです。 子どもは1回言ったら、その通りに言うことを聞くわけではありません。長期間かけて、大人が見守りながら繰り返し繰り返し伝えていくことで、社会のルールを身につけていくことが大切です。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年08月02日2歳くらいに訪れるイヤイヤ期。何を言っても嫌。あれも嫌。これも嫌。この時期は、子どももよくわかっていないし、なんでも「嫌!」と言ってみているんだなとおおらかに構えていられました。娘が3歳を迎えるころになると、言葉はたどたどしくても、いろいろ理解して会話らしきものもできるようになってきました。ここで、娘との言い合いが増えてきたのです。 娘のわがままにイライラ! 思わず手が出そうに3歳近くになると、「嫌」と言う以外にも、「これをしたい」「あれをしたい」という要望も多くなってきます。たとえば、よくあるのは「お菓子を食べたい」「アンパンマンを観たい」など。こちらとしては、お菓子を食べるのはごはんを食べてから、アンパンマンを観るのはお風呂に入ってからなど、親としての都合がいろいろあります。 そこで、「ごはんを食べてからね」などと言うのですが、「お菓子を食べる!」と言って頑として聞かない。こちらも負けじと「ごはんを食べてから」を繰り返すわけですが、繰り返しているうちに娘が大泣きしてヒスを起こす……。こうなると、こちらもイライラして思わず手が出そうになります。 母に言われた「半分しかわかっていないんだから」これを毎日のようにやられると、イライラ度も増してきます。毎日、娘に対して怒っている自分を振り返り、「これって虐待に近いのかも……」と不安になることも。 すっかりイライラして、実家の母に愚痴をポロリとこぼしました。「本当に頑固で嫌になる。言い出したら聞かないし、言ってもいうことを聞かない」すると、母に言われたのです。「まだ半分しかわかっていないんだから」と。 まだ3年しか生きていない会話ができるようになって、すっかり対等に娘と話すようになっていましたが、相手はたったの3歳。まだ3年しか生きていないんだと、ふと我に返りました。娘にとっては、「今」したいことがすべて。なぜ、お菓子を食べたいと言っているのに、ごはんを食べなくてはならないのか、因果関係としてまだわからないんですよね。 そう思えてから、娘にとっての「今」を中心に話すように心がけるようにしてみました。たとえば、「お菓子を食べたい」という要望には、「ごはんを食べてから」という回答ではなく、「今はあげられない」と回答して、気を逸らせてから「ごはんを食べよう!」と違う話題に振ってしまう、という具合です。 子どもにもよると思いますが、この時期も今思えばちょっとの期間でした。3歳を過ぎた今では、「◯◯したら、お菓子食べようね」と自分の要望を叶えるためにまずしなければならないことを自分から言うようになりました。イライラしてしまったら、まだまだ半分くらいしかわかっていないんだと思ってみると、ちょっと心が軽くなるかもしれません。 イラスト:imasaku著者:ヒロコ ラメッシェ4歳女児の母。旅行雑誌編集デスク、アルバイト情報サイト編集長を経て、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。現在、モロッコ在住。自身の経験からママたちと共有したい情報を発信中。現在、モロッコ在住。自身の経験からママたちと共有したい情報を発信中。メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーの資格を持つ。
2019年07月14日