ひとり暮らしをしていると、体調を崩したときに心細くなったり、「自分がもし倒れたら誰か見つけてくれるのかな……」と不安を感じたりするもの。実はいま、孤独死の増加が指摘されています。現在は年間死亡者数約125万人のうち、孤独死は約3万人。しかし未婚者の増加や単身化が進む日本では、2040年ごろに孤独死者が年間20万人に達すると予想されています。孤独死は高齢者に限った話ではありません。30代、40代の突然死が増えているという統計もあり、若い世代にも決して他人事ではないのです。では万が一のときのために、おひとり様はなにをすればいいのでしょうか?ひとつは、自分の死後にお金のトラブルが起こらないように、今からできることをちゃんとしておくことです。そこで今回は節約アドバイザーのヨースケ城山さんに聞いた、おひとり様の死後トラブル対策をご紹介します。■1:自分の借金を把握するまずは自分に借金があるかを把握しましょう。もしあれば、「どれだけあるか」がわかるように書類をまとめておきます。相続の問題があるからです。たとえ少額でも、財産は相続する権利がある「法定相続人」に移転します。生涯独身の方の場合は、父母か兄弟姉妹に財産が分割されることになります。ですが借金があると、その分も法定相続人が相続する必要性が生まれます。借金をしていることを隠したまま死んでしまうと、法定相続人は普通に相続して、借金も引き継いでしまうことになるのです。ただし借金があることがわかっていれば、相続放棄という制度を利用し借金を相続せずに済むことができます。相続放棄とは、法定相続人が相続の開始があったことを知ったときから3か月以内に家庭裁判所で相続の放棄ができるというもの。そのため法定相続人が借金の相続をしないよう、借金がある場合は書類整理をおしておくことが大事。返済計画書や督促状、カード明細書などをファイルで保存しておきましょう。■2:カードローンはすべて書面に残しておく借金のなかでも、カードローンの借金がある場合は要注意です。複数の貸金業者から借金をしている人は、どこからお金を借りたかわからない状況になっていることも……。ですが、身内に迷惑をかけるのは避けたいもの。大変な作業かもしれませんが、自分がどこから、いくら借りているのかがわかる書類を作成してください。カードの明細書は必ず残しておきましょう。また知人からお金を借りている場合は、書面がないことがほとんど。しかし本人が死亡して記録がないと、あとで貸した金額以上を法定相続人に申告してくる可能性もあります。そのため知人からの借金がある場合は、借金の一覧表をつくってください。借りた人の名前と金額、返した額などを記載しましょう。■3:預貯金を預けてある銀行も書面に残しておく書面に残しておくのは、借金だけではありません。預貯金のある場合は、自分が利用している銀行名と口座名、口座番号を書いておきます。暗証番号や印鑑の場所等は危ないので記載しないでくださいね。亡くなると銀行口座は凍結されますが、相続開始以後は口座が解約され、相続人による預金の払い戻しが可能になるのです。また、おひとり様の場合は、家計状況を内緒にしている人が多いはず。しかし身内には、少しずつお金のことを打ち明けることも大切になってきます。*もしものとき、なにも準備をしていなければ、身内が相続で大変な思いをするかもしれません。一生独身で生きていくと決めたなら、身辺整理は定期的に行うようにしたいですね。(文/椎名恵麻)【取材協力】※ ヨースケ城山・・・節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、AFP、住宅ローンアドバイザー、年金アドバイザー。著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』にもまとめられている。ブログ『節約アドバイザーヨースケ城山ブログ』では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。【参考】※ ヨースケ城山(2012)『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』 ごま書房新社
2015年12月05日「わたし、結婚してないし友達も少ないし、老後は孤独死したらどうしよう……?」おひとりさまなら、将来の“孤独”や“孤立”について、一度はこんな心配をしたことがあるはず。しかし、こうした不安は、今や誰もが抱えている“普通”の感覚だと語るのが、東京大学教授の玄田有史さんです。そんな“孤立の一般化”が進んだ現代で、私たちはどこに居場所を求めて生きればいいのか。前後編の2回にわたってお話を伺いました。「自分は友達が少ない」とみんなが思っている(c)玄田有史さん――玄田さんは、いわゆる“ニート(若年無業者)の問題を日本に広めた第一人者ですが、近年では“SNEP(孤立無業者)”に焦点を当てて、“孤立化”の問題にも取り組んでいらっしゃいますよね。玄田:確かに“孤立化”は深刻な問題ではあるけれども、一方でその背景には、「常に友達と一緒にいて、強く結びついてなきゃいけないのもしんどい」というみんなの本音もあると思うんです。20歳から59歳の男女に「あなたは友達が多いと思いますか?」と聞く調査を、いろんな国でしたことがあって。「多い」「多いとも少ないとも言えない」「少ない」「いない」の4択から選んでもらったら、アメリカ人は40%が「多い」と答えた。イギリス人は30%、中国人も25%が「多い」と答えたのに、日本人は8%と圧倒的に低い。「少ない」と答えた人がダントツで多いんですよ。――つまり、日本人は「自分は人より友達が少ない」とみんなが思ってると。玄田:そう。今は、友達が少ないことのほうが、実は“普通”なんです。これを私は“孤立の一般化”と呼んでいます。むかしは“SNEP(孤立無業者)”には、30~40代の大学を出ていない男性が多いという傾向があったのだけれど、今は20代の若者でも、大卒でも、女性でも、孤立無業になる。誰もがおひとりさまになりやすい時代なんです。――なるほど。しかし、SNSの普及などで、人とのつながり自体はむしろ増えているような気がするのですが?玄田:2013年のNHKの朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で、東京に憧れるユイちゃんが、高校生のとき「学校どう?」と聞かれて「仲の良い子はいるけど、友達はいない」って言うシーンがありました。これって、今の時代をすごく象徴していると思うんです。仲は悪くないけど、友達かって言われるとどうだろう……みたいな関係性の人って多いんじゃないですか。――ということは、“孤立の一般化”は、実際に人付き合いの数が減っているわけではなく、個人の感覚的なものということですか?玄田:それはわかりません。確かに、引きこもりのように全然友達がいないかというとそういうわけではなくて、スマホやSNSを通した人とのつながり自体は増えているでしょうね。ただ、出会いの喜び、別れの悲しみのような“メリハリ”が、かなりなくなっている気がします。なんとなくフェードインするように友達になったり、なんとなくフェードアウトするように疎遠になっていったり。きっと、コミュニケーション偏重の風潮に、みんながくたびれてきたんじゃないでしょうか。若い人たちが、「無理して人付き合いしなくてもいいや」と考えるようになっているなら、僕はそれもありだろうとは思いますが。――つまり、“孤立を強いられている”というよりは、“孤立したくてしている”という側面もあるんですかね。玄田:そこまで言い切ることはできないと思いますけど。ただ、みんなが「友達さえいればなんとかなる」というふうには、思わなくなってきていることはあるんでしょうね。あと、もうひとつの側面として、友達みたいな親子が増えていることも一因にあるんじゃないでしょうか。――どういうことでしょうか?玄田:今、友達といるよりも家族と一緒にいたほうが心を許せるし、ラクみたいな若い人が増えているっていうじゃないですか。みんな、すごく家族を大事にするでしょう。クリスマス・イブもホテルの予約は空いていて、混雑するのは夕方のデパ地下。そこでお惣菜を買って、家で家族と食べるのが、楽しいとか。――それはいいことなのでしょうか。玄田:イエス・アンド・ノーでしょう。かつてのように、父親が家庭を一切かえりみずに仕事に専念する時代というのは行き過ぎだったと思うけど、かといって、友達よりも家族を選ぶほど親子の仲が良すぎてべったり、というのもそれはそれでどうかと僕は思ってしまうけど。去年、NHKの『あさイチ』で“SNEP(孤立無業者)”がテーマとして取り上げられたときも、シングルマザーや親の介護など、家族の問題を丸抱えしてしまって孤立無業化していく人の問題が取り上げられていました。――若年無業者、孤立無業者の人たちの背景には、家族との癒着や共依存のような関係がある、と。玄田:そういう人もいるでしょうね。でも、それは少子化の宿命でもあります。子どもの数が少なくなれば、それだけ親は子どものことを手厚く育てたいと思う。企業も行政も、困ったときの生活を保障してくれないとなると、自分のことを守ってくれるのは家族しかいなくなる。それを共依存だといって親子を批判してもしょうがないでしょう。“ウィーク・タイズ(弱い絆)”を持つ人が成功する――現代人が、強くて緊密な友達関係に疲れてきているということに、もう少し別の社会学的背景はありますか?玄田:日本では震災の後、“絆”って言葉が流行しましたよね。でも社会学では、“絆”には2種類あると言われているんです。ひとつは“ストロング・タイズ(=強い絆)”。これは、一緒に暮らしている家族や、同棲しているカップル、毎日連絡を取り合う親友といった、常に緊密につながっている関係のことです。“ストロング・タイズ”には、理由や損得といった理屈を抜きに、丸ごと自分の存在を受けとめてくれるような安心感がある。もうひとつは、“ウィーク・タイズ(=弱い絆)”。いつも会うわけじゃないけど、たまに会うと「おー、元気だった?」ってすぐに意気投合できるような関係のことです。自分と全然違うところに住んで、まるっきり別の生活をしていて、まったく異なる経験をしている。そういう人って、たまに会ったときに思いもよらない発見や気付きをもたらしてくれたりすることがある。――友達と呼べるほどじゃないけど、ゆるくつながっている関係ってことですね。玄田:アメリカのある研究では、転職で成功した人にこの“ウィーク・タイズ”を持っている人が多かったそうです。日本でも同じような結果が出ています。自分一人で考えたり、家族や親友といった“ストロング・タイズ”の人たちだけに相談すると、「お前はどうせこういうヤツだから」と決めつけられて、かえって失敗することもあったり。日本の社会って、これまで地縁・血縁・社縁といった“ストロング・タイズ”を重視してきたんです。組織や共同体のメンバーから誰一人落ちこぼれを出さないように一丸となるんだけど、ひとたび抜けたら村八分にする、みたいな。それって、“組織に守られている”という安心感や気持ち良さはあるけど、みんな同じことしか考えないから、大きなブレイクスルーはない。――なんかわかります。特定のコミュニティにどっぷり浸かっていると、内輪の空気やお約束に縛られて、かえって息苦しかったりしますね。玄田:一方、“ウィーク・タイズ”の関係にある人って、自分とはまったく違う情報や経験を持っているし、先入観も持ってないから、自分でも気付かなかった資質や適性を客観的に見抜いてくれたりするんですよ。小学校の同窓会や異業種パーティーとかでばったり会った“ウィーク・タイズ”の人と雑談しているうちに、「こんなビジネス、向いてるんじゃない?」とか「よかったら、うちにこない?」といった話にもなる。今は日本の企業でも、仕事のやり方が組織ありきから、プロジェクトベースに少しずつ変わってきています。常に固定の“ストロング・タイズ”を持っている人よりも、これからはその都度相応しい人材を集めてきて、プロジェクトが達成したら解散するような柔軟な“ウィーク・タイズ”を持っている人の方が、これからは有利になるでしょう。――仕事でも友達関係でも、ゆるいつながりのほうがいいとみんなが思いはじめたんですね。玄田:だから、おひとりさまでも全然いいけど、“ウィーク・タイズ”は持っていたほうがいいと僕は思う。それは、“第三の居場所”と言ってもいいかもしれない。家庭と職場と、2つしか居場所がないというのはよくない。3つくらいあったほうがいい。トライアングルが一番バランスがよくて、支えがあって強いですから。ただ、“第三の居場所”も固定化してしまっていつも同じ場所に行ってばかりでは、“ウィーク・タイズ”にならないから意味がないんですけどね。――強い帰属先や、所属コミュニティのような居場所は求めなくてもいいということですか?玄田:「居場所があれば安心だ」っていうのは、どうかなと僕は思う。もちろん“ストロング・タイズ”が全部ダメで、みんな“ウィーク・タイズ”がいいなんてことは思いません。でも、震災とかを通して、世の中に安心なんてないんだとみんな痛感したと思うし、家族だって、いつまでいるかわからないと思うから大事にしようと思う。――“ウィーク・タイズ”な人間関係はどうすれば作ることができますか?玄田:仕事とかの利害関係がないところで、小学校の同窓会があるから行ってみるとか、しばらく会ってないけどなんとなく気になる人に、旅先から手書きで手紙を書いてみるとか。そういう、小さい手間ひまをかけることから、“ウィーク・タイズ”が生まれることもあるでしょう。忙しいと、心の余裕を失って「私にはここしかない」と思ってしまいがちだけど、そこで“心の窓”みたいなものを完全に閉じちゃいけない。その窓を行き来することで、ゆるい絆が生まれて、生きるヒントをもらえたりするから。どうしても、お金と時間にゆとりがある人の方が“ウィーク・タイズ”は作りやすいんだけど、これからの時代は、それほどお金をかけずに、限られた時間で、どうやってゆるい絆を作っていくかが重要だと思います。後編「完璧よりも“まんざらでもない”人生を目指そう」に続くText/ 福田フクスケ(プロフィール)玄田有史(げんだ・ゆうじ)1964年、島根県生まれ。東京大学社会科学研究所教授。専攻は労働経済学。若年者の失業問題に迫り、雇用の本質的な問題提起をした『仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在』(中央公論新社)で、サントリー学芸賞を受賞。ニート(若年無業者)の問題を日本に知らしめた第一人者としても知られ、希望を個人の内面ではなく社会の問題としてとらえる「希望学」を研究・提唱している。主な著書に『孤立無業(SNEP)』(日本経済新聞出版社)、『希望のつくり方』(岩波新書)など。
2015年12月03日今年9月24日、胆管がんのため54歳という早すぎる死を迎えた、女優・川島なお美の素顔に迫る特別番組「独占!初公開!直筆日記と死の直前秘蔵映像!女優・川島なお美物語~余命宣告闘病全記録~」(仮)が、12月24日(木)に放送されることが決定した。最期まで“女優”にこだわり、“女優”として生き抜いた川島さんが、唯一病気の再発を打ち明けていた夫・鎧塚俊彦。今回、鎧塚さんの協力の下、亡くなる直前まで出演する予定だったミュージカル「パルレ~洗濯~」の通し稽古の様子や、数々秘蔵映像が初公開されるという。番組では、徹底的に女優を演じ通した川島さんが、一番素顔に戻れる場所であった自宅を鎧塚さんが紹介。そこでは、写真を丁寧に仕分けしたアルバム、夫のために分かりやすくスケジュールを書き込んだカレンダー、夫が忘れ物をしないように書き残した直筆メモや、彼女の死後初めて発見された直筆の闘病日記も独占初公開。「生きることへの執着」、「がん」への思いが綴られた日記にふれ、2年に及ぶ壮絶な闘病生活を支え続けた鎧塚さんが思いを語る。さらに、川島さんが生前大好きだったという軽井沢の別荘にも訪問。亡くなった翌日に友人たちを招待する予定だったようで、すでにクリスマスの準備も進められていた夫婦の思い出の地で、鎧塚さんが川島さんと最後に交わしたLINEのやりとりを初公開。そこには、川島さんが初めて見せた病への不安や恐怖の言葉が…。突然の舞台降板から、入院、そして死の間際、鎧塚さんにだけ見せた衝撃的な最後の様子が初めて明らかとなる。そのほか、女子大生アイドルとして、「シャンペンNO.5」で歌手デビューしてから、女優としての活躍を続ける中、運命の人・鎧塚さんとの出会い、夫に対して見せた献身的な姿、闘病生活など、人生の全記録をふり返り、両親やゆかりのある人たちのインタビューを敢行。最期まで思い切り“自分らしいシナリオの人生”を生き抜いた姿を探っていくという。「独占!初公開!直筆日記と死の直前秘蔵映像!女優・川島なお美物語~余命宣告闘病全記録~」(仮)は12月24日(木)19時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月26日結婚を発表したばかりの千原ジュニアがMCを務める新感覚クイズ番組『ダラケ!~お金を払ってでも見たいクイズ~』の最新となるシーズン5がBSスカパー!で10月15日(木)からスタートする。同番組は「その世界では超常識だが、一般人にとっては決して知るよしもないクイズ」を出題する究極のクイズ番組。2014年10月にシーズン1がスタートし、これまで「まくら営業をしているキャバクラ嬢ダラケ」「AV男優ダラケ」など、地上波では見ることの出来ないマニアックな世界を視聴者に紹介してきた。記念すべきシーズン5の第1回の放送(10月15日)は「北朝鮮潜入ライターダラケ!」。彼らが命がけで取ってきた情報をクイズとして出題する「地上波では言えなかった!北朝鮮裏情報パネルクイズ」と、北朝鮮の総書記である金正恩の驚くべき真実を紹介する「クイズ! 金正恩」の2つのコーナーをおくる。このほど、番組の収録を終えたジュニアは報道陣の取材に応じた。「以前、北朝鮮に旅行へ行こうと思った」ことがあるというジュニアは、「思っていたのと違った」と、衝撃を受けた様子。新婚旅行で北朝鮮はどうか? と聞かれると、「…ちょっと(妻に)聞いてみます」と苦笑いを見せた。番組では緊急企画として、ジュニアの結婚についても触れる。ジュニアは結婚の決め手については「本当にわからないです。バーで飲んでいてトイレから帰ってきたら、なんかわからんけど『結婚する?』って言ってましたね。トイレに行く時も、何も考えていなかったので、だいぶお酒が入っていたんじゃないですか(笑)」と照れたが、「まだ慣れないですね。15歳からこれまで26年間ずっと独り暮らしでしたから。昨日もドライヤーを使おうと思ったら(送風の強さが)『弱』になっているんです。『誰や、誰か入ったんか…ちゃうわちゃうわ』みたいな感覚」と新婚生活について明かした。番組ではさらに赤裸々に語られるという。ちなみに、これまで放送した中で印象に残っている回は、「『元覚せい剤中毒者ダラケ』です。映画とかドラマとかで、どういう症状や幻覚があらわれるか聞いたり見たりしますが、実際に経験した人から聞いたのは初めてでした。あとは『遺品整理士ダラケ』の回。孤独死が年間に約3万人と聞いたことが、結婚へ向けて背中をだいぶ押してくれました(笑)」と笑った。『ダラケ!~お金を払ってでも見たいクイズ~』シーズン5はBSスカパー!にて10月15日(木曜 21:00~)スタート。
2015年10月11日「ニルヴァーナ」のカート・コバーンの死の核心に迫ったドキュメンタリードラマが、『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン死の疑惑~』として12月12日(土)より日本公開される。27歳という若さで急逝したロック界のカリスマの疑惑の死を題材にした衝撃作から、緊迫の予告編と場面写真が解禁となった。本作は、カートの妻コートニー・ラヴの私立探偵だったトム・グラントの仮説に基づき、捜査資料、事件関係者へのインタビュー、証拠音声などから、死後21年たった現在でも世界中で物議を醸しているカート・コバーンの“自殺”について迫っていくドキュメンタリー。届いた予告編では、コートニーと思われる女性の電話の声とともに、大人気バンド「ニルヴァーナ」を率いたカートの死が伝えられるシーンからスタート。ショットガンによる頭部被弾という姿で発見されたカート。地元のシアトル警察は「自殺」と断定するが…。ジェネレーションX(X年代)と呼ばれる世代のジョン・レノンだった、と紹介される、カリスマ性にあふれたロック・スターの早すぎる死。元LA保安官でもある私立探偵のグラントは、カートの死後も約20年にわたり独自の捜査を続けており、幾つもの決定的な証明を捜査資料、事件関係者へのインタビュー、証拠音声、再現ドラマで死の疑惑に迫っている。妻 “コートニーの関与”説=他殺説を決定づけるというショッキングな“真実”を、まずはこちらから確かめてみて。『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン死の疑惑~』は12月12日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月09日累計58万部を超える人気コミックをドラマ化した松重豊主演のドラマ「孤独のグルメ」。このたび、10月2日(金)より「孤独のグルメ Season5」の放送が決定した。本作は個性的な作品を次々と生んだドラマ放送枠である「ドラマ24」の10周年を飾る作品となる。個人で輸入雑貨商を営む“井之頭五郎(いのがしらごろう)”は、商用でさまざまな街を訪れる。そして一人、ふと立ち寄った店で食事をする。そこで、言葉で表現できないようなグルメたちに出会うのだった――。料理のうんちくを述べるのではなく、ひたすら主人公の食事シーンと心理描写をつづり、ドキュメンタリーのように淡々とストーリーが流れていく人気マンガの実写化となる本作。ドラマに登場する店は原作に登場するものではなく、実在する“味な店”を、毎回番組スタッフが自らの足で探しているのも特徴だ。主演の松重さんがあまりにもおいしそうに食べるため、深夜にも関わらず見る人の食欲を刺激してしまい、“夜食テロ”として話題を呼び、2012年1月の第1シリーズ放送から、シーズンを重ねるごとに視聴率が上昇し、早くも第5弾の制作が決定した。今回の「孤独のグルメ Season5」はコンセプトはそのままに、主人公・五郎さんの行動範囲に小さな変化が。都内を中心に仕事をしながら、時には地方へ出張にも行く中、今回は日本を飛び出しなんと海外へ!今回の「Season5」決定にあたり、主演の松重さんからは「先日、さる高名なお寺の方が、断食中に空腹を紛らわすために、『孤独のグルメ』のDVDを見ていると聞きました。その声に背中を押されてのSeason5です。このシリーズは、視聴者の方が飽きたら終わりですので、よろしくお願いします。僕の内臓がどこまでもつか分からないので、今年できることを今年やります」とコメントが寄せられた。原作者の久住さんは、「3年前『孤独のグルメ』が初めてドラマ化された時には、こんなことになるとは夢にも思いませんでした。最近は取材で全国各地に行くたびに、たいていどこかで声をかけられます。去年の暮れはとうとうパリの凱旋門で中国人留学生に声をかけられました。正月にはソウルで、韓国のファンに一緒に写真を撮らせてくださいと言われました。みんなドラマを見ていると言います。嬉しいけど恥ずかしいです」と喜びを語っている。今回、ドラマの放送タイミングに合わせ、18年ぶりとなる待望の続刊「孤独のグルメ2」が9月29日(火)に発売されることも決定しており、2015年は、ドラマ、コミックともに「孤独のグルメ」が席巻することとなりそうだ。「孤独のグルメ Season5」は10月2日(金)深夜0時12分よりテレビ東京にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月25日“生涯未婚率”って言葉、ご存知ですか?これは、50歳時の未婚率を算出したものです。もちろん、50歳以降に結婚する人もいるので、一生独身である人の割合を示すものではありませんが、年々数値が高くなっています。国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集(2014年)」によると、2010年の生涯未婚率は、男性が20.14%、女性が10.61%となっているのです!そこで、気になるのが、おひとりさまの孤独死。30代の男女300人に、「孤独死の不安はありますか?」と質問したところ、「不安がある」と回答した人は39%でした。男女別に見ると、男性が30%、女性が47%。女性のほうが不安がる気持ちは強く、なんと2人に1人は孤独死への不安を抱えていることが判明しました。さらに未婚と既婚で差があるのか、詳細を調べたところ、ありました!なんと、[未婚]男性:38%、女性:55%[既婚]男性:18%、女性:27%と大違い!パートナーがいるって、心強いことなんですね。■ほとんどが孤独死対策をしていない!それでは、孤独死への不安を払拭するために今時の30代がどんな対策をしているのか、見ていきましょう。なんと、これが意外に「何も対策はしていない」「どうしていいかわからない」「考えないようにしている」「しょうがない」「諦めている」など。未記入の人も含めると、男性で84%、女性で66%が孤独死への対策をまだ取っていないことがわかりました!将来への漠然とした不安はありながらもまだ、30代……。孤独死をイメージするのは、少し早いのかもしれませんね。そして孤独死を回避するための相手として選んでいるのは、やはり家族。「兄弟にみてもらう」「親族とは定期的に連絡を取るようにしている」「身内に鍵を渡している」「夫に頼んであります」「子どもがいるので様子を見てくれるようにしている」といった声が多く寄せられました。次に頼りにするのが、友人や会社。「仲のよい友だちに“連絡が取れなくなったら家に来て”と話している」「会社の人に“無断欠勤があったらすぐに対処して”とは言っている」といった声も多かったです。ひとりで死ぬことへの不安とともに、「死んだ後、腐敗臭がして周りに迷惑をかけたくない」というコメントも複数ありました。■孤独を感じると死亡リスクが高くなる他には、「人は誰でも死ぬときはひとり」という冷静な意見もありましたが、孤独を感じながら最期を迎えるのは、ちょっと寂しい気もしますよね。実際、ハーバード大学の研究では、「孤独を感じる人の45%が寿命短い」という結果が出ています。たとえ結婚して家族がいても、心のつながりを感じられなければ、孤独を感じてしまうもの。逆に言えば、ひとり暮らしでも友人やサークル活動など、つながりを感じられる人がいれば、孤独感は薄らいでいくと言えます。「とりあえず、毎日どこかへ顔を出すようにする」というコメントにならえば、充実した毎日を過ごすために良好な人間関係を築くことが、結果的に孤独死にならない秘策なのかもしれません。また、中には「まだしていないが、エンディングノートの記載を検討中」という人もいました。人生を振り返ることで、自分が本当にやりたかったことなど、生きる目標が見つかることもあるようです。自分らしい最期を迎えるための準備は、よりよく生きるための道しるべとなりそうですね。みなさんも、エンディングノートの準備を始めてみては?(文/山本裕美)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『リサーチプラス』調査期間:2015年3月28日(土)調査対象:全国30代の男女300名【参考】※How Feeling Lonely Can Shorten Your Life-TIME.com
2015年05月26日楽しかったり、ホッとできたり。かと思えば、孤独を感じてみたり……。“一人”という状況は変わらないのに、私たちの心は、ずいぶんと気まぐれですよね。ところで実際に、孤独に耐えられなくなった人は、どのくらいいるのでしょうか?30代の男女300人にアンケートをしてみたところ、39%の人が耐えられないときがあったと答えてくれました。男女差を調べてみると、男性が33%に対し、女性は45%。女性のほうが、孤独を感じやすい傾向にあるみたいですね。それでは、みなさん一体どうやって孤独感を紛らわせているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。■男女共に音があれば寂しくない男女ともに、孤独なときのいちばんのパートナーは、テレビでした。男女差はなく、ともに24%。5人に1人は、テレビに救われた孤独な時間をもつようです。「見るものがなくてもテレビをつけていて、音を出すようにしている」「テレビのバラエティー番組を見て笑う」一人の寂しさを音で紛らすという方法は手っ取り早い解消法で、テレビのほかに、ラジオをつける、音楽を聞くという意見もありました。2位以下は、男女差があったので、解消法ベスト3を紹介しましょう。■みんなの“孤独”解消法ベスト3[男性]1位:テレビ(24%)2位:ネット、パソコン(16%)3位:寝る(10%)男性はこのほかに、少数意見として「ゲームをする」「運動をする」「ドライブをする」といった、一人時間を活用する発想が多い傾向がありました。[女性]1位:テレビ(24%)2位:寝る(19%)3位:音楽鑑賞(6%)・電話をする(6%)・読書(6%)一方、女性は「チャットをする」「メールをする」「友人を誘って飲みに行く」「犬と遊ぶ」など、誰かとつながりたいみたいですね。■孤独な時間を味方につける方法孤独に耐えられない状況は、既婚、未婚でも違いがあるようです。「5人家族なので、一人の時間が逆にない」という既婚女性の声もあれば、「子どもと会えないとき」という既婚男性の意見もありました。子育てに忙しいママと、家族のために仕事を頑張るパパの心境かもしれません。家族がいるからこそ、感じる孤独もありそうですね。一人暮らしの人が孤独を感じるのは、病気のとき。体調がすぐれず辛いのに、誰からも心配されない心細さって、ありますよね。そんなとき、タイミングよく届く友人からのメールは、本当にうれしいものです。1人の時間を、孤独ととらえるか、好きなことができる自由な時間と捉えるか。それだけで、ずいぶんと時間の過ごし方が変わってきそうです。寄せられたコメントで、「休日に引きこもって、映画、連続ドラマのDVDを一気見する」「庭で花の手入れをする」なんて声もありました。なかには、「涙を流してすっきりする」「深呼吸する」という、孤独を感じたときの上手なリフレッシュ法を教えてくれる女性もいました。男性なら3人に1人、女性は2人に1人が孤独を感じたことがあるという数字は、「自分だけじゃないんだ」という妙な安心感がありますよね。それでも、孤独に耐えきれない日は、先人が残してくれた、名言が励ましになるかもしれません。アメリカの小説家、アン・シャノン・モンローは、こんな有名な言葉を残しています。「孤独とは、港を離れ、海を漂うような寂しさではない。本当の自己を知り、この美しい地球上に存在している間に、自分たちが何をしようとしているのか、どこに向かおうとしているのかを知るためのよい機会なのだ」テレビを見たり、ゴロゴロと寝たりするのもいいけれど、もし時間があれば、孤独を感じる自分と向き合う、よいチャンスです!見知らぬ自分と出合うきっかけになるかもしれませんね。(文/山本裕美)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『リサーチプラス』調査期間:2014年3月27日(金)調査対象:全国30代の男女300名
2015年05月13日Windowsユーザーならおそらく1度は"死のブルースクリーン"にお目にかかったことがあるだろう。Windowsで何らかの深刻な問題が発生してシャットダウンまたは再起動した時に画面に表示されるあの青い画面だ。この画面を見ると、なすべき手段が何もないような無力感でいっぱいになるが、この問題を少しでも理解しておけば恐怖感が和らぐかもしれない。MakeTechEasierが「Dealing with the Blue Screen of Death in Windows)」で、このブルースクリーンについて説明しているので、それをもとにブルースクリーンの対処について考えてみたい。○原因ブルースクリーンは「Blue Screen of Death」を省略してBSoDあるいはSTOP(停止)エラーと言われることもある。まずは、この状態がなぜ起こるのかを見てみよう。Microsoftは、STOPエラーは「ハードウェアとソフトウェアの両方の問題が原因で発生する可能性がある」としている。後者のソフトウェアの問題だが、「アプリケーションがクラッシュした時とは異なり、ローレベルのソフトウェアのクラッシュはWindowsカーネル内で発生するもので、これがシステム全体の凍結につながる」とMakeTechEasierは説明する。なお、ソフトウェアとハードウェアの問題だけがブルースクリーンの原因ではない。これらのほかにも、Windowsカーネル内にマルウェアが存在するために引き起こされる可能性もあるという。また、不具合を含んだWindowsアップデート、古いBIOS、互換性がなかったり破損したりしたDLLやハードウェアドライバー、レジストリの破損なども原因として考えられるとのことだ。○対処法ブルースクリーンが出ると、基本的にPCを再起動する以外に対処方法はなく、これはデータの損失を招く。では、どうすればよいのか。この状態になると、画面には白い字で基本的なトラブルシューティング法が表示され、精通していない人には理解が難しいエラーメッセージが表示される。同時に、Windowsはハードディスクにエラー情報を含むダンプファイルを生成するので、これを問題の解決に役立てることができる。ダンプファイルは「イベントビューア」を使って閲覧することができるほか、NirSoftが無償で公開しているダンプファイルをスキャンする「BlueScreenView」を利用するのも手だ。BlueScreenViewでは、ダンプファイルから、「クラッシュの日時」「バグチェック文字列」「バグチェックコード」「原因のドライバー」「原因のアドレス」などを表示してくれる。以下、原因に応じた具体的な対応法を見てみよう。マルウェアのスキャンマルウェアが原因となっている場合、最新のウイルス対策ソフトを利用してスキャンして対処しよう。「Windows 8」ならリフレッシュ機能OSがWindows 8ならば、「PCのリフレッシュ」機能を利用してアプリケーションデータ、個人用ファイル、設定などを維持しつつ、Windowsを再インストールすることができる。この方法は再起動した後にシステムが破損した場合に必要となるが、もしPCを完全にリフレッシュしたくないのなら、「システムの復元」を試すことが推奨されている。ドライバーの再インストール古いドライバーがブルースクリーン発生の原因となっていることは多いようだ。ドライバーのアップデートを見逃さず、最新にすることで問題を未然に防ぐことができる。メーカーのWebサイトをチェックしておこう。ハードウェアのチェック問題のあるビデオカードを利用している場合など、オーバーヒートなどのハードウェアが原因となってブルースクリーンが発生することもある。そのため、ハードウェアを定期的にテストするべきだという。Windowsの再インストール上記の方法で改善しない場合、最後の手段としてWindowsの再インストールが考えられる。ハードウェアが原因ではないかぎり、Windowsの再インストールによってブルースクリーンは解決できるだろう。こうしたことを考えると、定期的なバックアップが重要だ。なお、MicrosoftはSTOPエラーの解決として、アクションセンターによる問題解決策の確認、Windows Updateでソフトウェア更新プログラムの確認なども提案している。こちらも合わせてチェックしておきたい。
2015年02月05日冬になると、お風呂での突然死のニュースをよく耳にする。その原因のひとつといわれるのが、「ヒートショック」。いちばんリラックスしている入浴時に頻発するこの現象を防ぐには、どんな対策をとればよいのだろうか? 住宅のプロフェッショナル・積水化学工業に聞いてみた。○死者数は交通事故死者の約4倍そもそもヒートショックとは、急激な温度変化で身体がダメージを受けること。例えば、冬場の入浴の場合、温かいリビングから寒い廊下を通って脱衣所で服を脱ぐ。この間、体が冷えるため、血管が縮んで血圧はグングン上昇する。ところが湯につかると血管が広がって血圧は急下降。このように血圧が乱高下することにより、心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中などが起こるのが、ヒートショックだ(日本医師会HPより)。ある調査によると、ヒートショックによる死者数は年間1万7,000人(※1)で、年間の交通事故死者数(4,373人/※2)の約3.8倍にも上る。この現象について、住宅の快適性に詳しい積水化学工業 住宅カンパニー 商品開発部 商品企画部 環境・快適住宅推進グループ グループ長で一級建築士の資格を持つ太田真人さんに聞いた。太田さん「部屋と部屋の間の温度差が大きいとヒートショックを起こしやすくなります。我々はこの部屋間の温度差を「暖差」と名づけ、「暖差」が引き起こす健康上の危険性を「暖差リスク」と呼んでいます。浴室、脱衣洗面室、トイレは、どこもリビングとの暖差が大きく、ヒートショックを起こしやすい場所です。特に浴室では、リビングとの暖差が10度以上になりますから、高齢の方や心臓・血管の弱い方にはかなりの負担がかかる場所といえるでしょう」--1軒の家の中で、どうしてそんな暖差が?太田さん「日本の住宅は、高温多湿の夏でも木材が傷まないように、通気性を重視して作られています。ただしその分、冬は熱が逃げやすく、私たちの調査でも、多くの方が『暖房を入れても冬は家の中が寒い』と答えています。リビングなどには壁掛け式エアコンがありますが、浴室やトイレ、廊下までは温められませんよね」--たしかに、ふだん人がいない場所にエアコンをつける余裕はありません太田さん「それに、エアコンを使っても、暖気は上に集まりますから、足元は寒いままという状況がよくあります。床暖房は床面を温めますが、空気まではなかなか温まりません。そこで、この問題を根本的に解決しようと、2004年頃から『冬でも寒くない家をつくる』ための新たなプロジェクトを立ち上げたのです」○温かい家作りのカギは床下に - 積水化学工業の取り組み太田さんたちが取り組んだのは、暖差リスクを最小限にするために「熱を徹底的に逃さないこと」と「人のいない場所まで確実に温めること」。太田さん「積水化学工業は、工場で生産したユニットを組み上げる『ユニット工法』を得意としています。この方式ですと気密・断熱性を高めることができるので、いわば”魔法瓶”のような、熱を逃しにくい構造の家がつくれるのです。しかしどんなに気密・断熱性を高めても、足元が温まらないと冷えを感じてしまいます。そこで注目したのが床下でした」--床下って、普通は何もないですよね?太田さん「その通り、何もないからこそ使える、と考えたのです。住宅の下には『基礎』というコンクリートの土台が埋まっています。これまでの家では、基礎を線状に作る『布基礎』という形式の家が多かったのですが、それでは地面を伝わって冷気が出入りしてしまうというデメリットがありました。そこで私たちは、基礎を箱状にする『ベタ基礎』を採用した上 で、その内側に断熱材を敷きつめ、冷気をシャットアウトしたのです」--家の底まで魔法瓶にしたんですね太田さん「これを『躯体(くたい)断熱』というのですが、せっかく床下の構造を変えたので、そこにもうひとつ仕掛けをして、家中を一気に温めてしまおう、と」--家中を温める”仕掛け”?太田さん「床下に巨大なエアコンを設置して、そこからダクト(配管)を通じて、温風が室内にどーっと吹き込むようにしたのです。この『全館空調』システムによって、温風を床下にも巡らせるので、リビングだけでなく、洗面所や浴室、トイレまで全室が温かくなりました。冬なら室温も床面も21度くらいにキープできるので、はだしで歩いてもひやっとしないんですよ」それだけ大きなエアコンだと電気代が心配だが、太田さんによると、不在時や人のいない部屋では人感センサーの働きで自動的にキープ運転に切り替わるので、ムダな電気代はかからないそう。さらに、値段の安い深夜電力を効率よく利用することで、家中どこにいても、24時間快適に過ごせるようになっているという。--これらの設備はどのような層に需要が?太田さん「暖差リスクを最小限にして、ヒートショック対策も期待できる躯体断熱や全館空調ですが、これから家を新築する30~40代に人気があります。『ずっと住む家だし、壁掛け式エアコンを設置するよりも得だし、快適だから』と、新築する方の約60%は導入を決めてくださいますね。リフォームの際に入れることもできますが、新築時の方が簡単に工事できますし、後々の工事費や電気代を考えると、かなりリーズナブルなのです」○手軽にできるヒートショック対策廊下や浴室の暖差には悩まされるものの、今すぐ家を建て替えるのは難しい。そこで太田さんに、手軽にできるヒートショック対策を教えてもらった。太田さん「家の中で熱の出入りがもっとも多いのが窓ですから、カーテンレールはできるだけ高い位置に設置し、カーテン自体も床につく長さにして、窓をしっかりカバーしましょう。天井から床までをカーテンで覆うと、インテリアにも高級感が出るのでお勧めです」--お風呂やトイレはどうしたら?太田さん「お風呂はヒートショックが起こりやすいところの第1位ですから、暖房器具を設置するのがベストです。バスタブに給湯するときはシャワーを使うと、入浴前に室内の空気を暖めることができます。トイレでは、最近は本体から温風が出て足元や室内を暖められる『暖房機能付き便座』というものがあります。元の便座を外して付け替えるだけなので、プチリフォームとして取り入れるとよいですね」手軽な対策はいろいろあるものの、やはり家全体がヒートショックに対応しているのが一番ラクそう。この先家を建てる予定があるなら、暖差リスクに考慮して、体に優しいシステムを備えておくのが得策かもしれない。<参考<※1東京都健康長寿医療センター研究所「2011年・入浴中の心肺機能停止者数」※2全日本交通安全協会「平成25年中の交通事故死者数」
2015年02月04日よく「結婚したい」理由として挙げられるものに、こんなものがあります。「一人で死ぬのは怖い」「自分が自宅で孤独死してる姿を想像すると、悲しくてしょうがない」普段「結婚したい」という人の気持ちには、強い共感を持つことの多い私ですが、実はこれだけは全然共感できません。病気で死ぬのならとりあえず入院してるでしょうし、孤独死しているパターンとして考えられるのは突然死でしょう。自分でも何が何だかよくわからない間にポックリ死んだとして、何が怖いのでしょうか。「三日間激痛に苦しみもだえながら死んだ」とか、そういう状況を想像すると確かにご勘弁願いたいと思いますが、そうでない限り、孤独死を怖いと思うことは、私にはありません。「死後に腐乱死体で発見されるのが怖い」と言う人もいますが、どんなにきれいな死体であっても、私は自分の意識のない姿を人に見られるのは嫌だと考えているので、死体がきれいか、腐乱しているかはどうでも良いのです。もう死んでいるのに、恥ずかしいもなにもありません。私が孤独死よりも怖いのは、「ひとりで生きること」です。さまざまな喜びや悲しみ、愛情を誰かと共有することがないまま、たったひとりで生きることのほうが、ずっとずっと怖いです。幸い、私は友人に恵まれていますし、近くに住んではいないけれど家族もいます。仕事相手にも、これを読んでくださっている読者のみなさんにも恵まれています。とてもじゃないけど「ひとりで、孤独に生きている」なんて、失礼なことは言えないです。あと、ほんの少しですが、怖いと思うのは「好き勝手に独身を貫いて、気ままな暮らしをしておいて、困ったときだけ他人を頼るなよ」という、世間の視線です。「夫婦」というチームを組むのがまだまだ当たり前の世の中で、「独身」というのはその「当たり前のルール」に従わないはぐれ者として見られるのです。好きではぐれ者になっているわけではないのですが、そういう人間が、例えば肉体的に困ったことや、何らかの理由で金銭的に困ったことになったときに「頼る人間、相談できる相手はいません」ということになれば、周りから「好き勝手に生きてきた人間に迷惑かけられたくない」という白い目で見られるのではないか、と想像してしまうのです。社会的な、例えば生活保護などの制度を頼ってもたたかれそうだなと思ってしまう自分がいます。そういうことを考えるときのほうが、孤独死を考えるより、もっと「このまま生きていて、いいんだろうか」という気持ちになります。ただ、こっちだって、独身だろうが結婚していようが、一度しかない人生を悔いのないようにと精いっぱい生きていることには変わりがないのですから、なるべくすべての人が、そのような「社会的な疎外感」を感じない世の中になればいいと、私は考えています。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日3年前、惜しまれながらこの世を去った歌手のマイケル・ジャクソンが、死の直前に「かなりの情緒不安定」になっていたことが明らかとなった。今回、「Los Angeles Times」紙が入手した複数のEメールによれば、マイケルが死の直前に準備していたコンサート「THIS IS IT」のリハーサルなどを運営していたツアープロモーターのAEG社のティム・レイウェケ社長とランディ ・フィリップスの両者は、ツアーの数週間前にマイケルの精神状態が不安定になっていたのを危惧して話し合いを重ねていたようだ。2009年に行ったコンサートの記者会見の前に、フィリップス氏はあるEメールで「マイケルは自分の部屋に閉じこもり、酔っ払って意気消沈してるんだ…。何とか僕が彼をしらふに戻そうとしてるんだけど」と綴り、さらにマイケルのことを「マスコミの前に立つのが死ぬほど怖く、マネージャーに服を着せてもらわなければならないほど感情的に麻痺してしまい、かなりの情緒不安定な状態」と表現している。その後、マイケルは麻酔薬・プロポフォールの過剰摂取でツアーが始まる前に命を落とした。今回公表された複数のEメールは、AEG社と同ツアーを請け負っていた保険会社との裁判で提出された資料の一部であり、同保険会社はAEG社が主張している保険金1,750万ドル(約13億7,000万円)の無効を訴えている。
2012年09月04日女性たちが孤独を感じている瞬間とは?別に、それほど気にすることではないとわかっていながら、何となく孤独を感じてしまう。そんな瞬間はないでしょうか?ちょっとした孤独を感じてしまい、一人になったときに、落ち込んでしまう女性も多いと思います。そこで今回は、575名のマイナビ会員の女性に、ささいなことだけど、とても孤独を感じてしまう瞬間についてアンケートをしました。>>男性編も見るQ.ささいなことだけど、とても孤独を感じてしまう瞬間を教えてください(複数回答)1位皆が知っていることを、自分だけ知らない34.6%2位自分のセリフで会話が途切れる26.3%3位飲み会などで、会話に入れない25.6%4位声をかけても、気づいてもらえない18.4%5位電話もメールも来ないとき17.6%■皆が知っていることを、自分だけ知らない・「周りが盛り上がっているのに、一人だけそのことを知らずに盛り上がれないと、とても寂しいです」(22歳/ソフトウェア/技術職)・「皆は知っているカップル同志を、私が知らないと少しショック」(31歳/医療・福祉/技術職)・「美容系の話をされると、興味がないのでついていけない」(30歳/小売店/販売職・サービス系)■自分のセリフで会話が途切れる・「自分が何か悪い事を言ったかなと、気になってしまう」(25歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「初対面で数人に囲まれた状態で、自分が口を開くと周囲が一瞬静まるのがとにかくイヤ」(28歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「『空気読め』的な空気を感じると……さすがに」(37歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)■飲み会などで、会話に入れない・「飲み会の席順は重要です」(31歳/食品・飲料/技術職)・「周りにいっぱい人がいるのに、かやの外な感じはほんとに孤独」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「会話に入れなくておもしろくなくなったときは、無理せず黙って聞き役にまわることにしています」(29歳/商社・卸/事務系専門職)■声をかけても、気づいてもらえない・「無視されているのか?と気になってしまうから」(25歳/情報・IT/技術職)・「何回も呼ぶのは心が折れる」(28歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)・「しかも、その様子を誰かに見られていると、より一層切ない」(25歳/医療・福祉/専門職)■電話もメールも来ないとき・「携帯を家に忘れて、誰からも着信もメールもないときは落ち込む」(27歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「誕生日になった瞬間に、誰からも連絡が来ない」(25歳/その他/技術職)・「連絡が全然ない休日は孤独を実感」(31歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)■番外編:結婚を祝う言葉も、うそではないけれど……・結婚報告されたとき「結婚適齢期なので、友人の結婚報告を心から祝えない」(27歳/その他)・自分だけテンションが高かった「恥ずかしくなる」(26歳/医療・福祉/販売職・サービス系)・席を立って戻ったら、話題が変わっていた「飲み会などで中座すると、会話に入るタイミングがわからなくなる」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)総評1位に輝いたのは「皆が知っていることを、自分だけ知らない」でした。うわさ話や美容の話題は、女子会には必須ですね。ただ、なかにはそういった話題にうとい女性も。会話についていけず、孤独を感じることも多いようです。2位は「自分のセリフで会話が途切れる」。ほかの人は何も感じていないことが多いですが、自分の心の中で、「失敗したかな?」と、心配になってしまいますよね。3位は「飲み会などで、会話に入れない」。話下手な人などは、これで苦労しているのでは?続く4位は、「声をかけても、気づいてもらえない」。店員さんを呼ぶのが苦手だという女性は、とても多いようです。そして、5位には「電話もメールも来ないとき」がランクインしています。番外編では、友人からの結婚報告を、素直に喜べないというコメントがありました。近年は若いうちに結婚する女性も増えているようですから、友人の結婚ラッシュを横目に孤独を感じる女性も多いのかもしれません。結婚適齢期は人それぞれ。孤独を感じる必要はありません!焦らずに、先にお嫁に行く友人を心から祝福できるゆとりを持ちたいものですね。(文・OFFICE-SANGA森川ほしの)調査時期:2012年6月14日~2012年6月17日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性575名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】元恋人を思い出してしまう瞬間ランキング【女性編】異性をデートに誘ったとき「脈なし」と感じる異性の反応ランキング【女性編】オフィスで気づかれないとショックなこと完全版(画像などあり)を見る
2012年08月21日多くの人が、孤独を感じてしまう瞬間とは?ふとしたときに、「もしかして、おれって孤独?」と感じてしまう瞬間はありますよね。そこで今回は、425名のマイナビ会員の男性に、ささいなことだけど、とても孤独を感じてしまう瞬間についてアンケートをしてみました。周囲の人たちに悪気はないと思いますが、世の男性たちはこんな瞬間に孤独を感じているのです。>>女性編も見るQ.ささいなことだけど、とても孤独を感じてしまう瞬間を教えてください(複数回答)1位皆が知っていることを、自分だけ知らない23.5%2位自分のセリフで会話が途切れる22.1%3位ささいなことでは孤独を感じない17.2%4位飲み会などで、会話に入れない14.3%5位周囲がカップルだらけ10.3%■皆が知っていることを、自分だけ知らない・「飲み会などの誘いがみんなにはあり、私だけが知らなかったときは孤独を感じました」(38歳/学校・教育関連/営業職)・「打ち合わせで、私だけ呼ばれない」(36歳/自動車関連/事務系専門職)・「話についていけなくなるから。知らなくても、自分だけだったら聞けないからさらに孤独」(27歳/建設・土木/技術職)■自分のセリフで会話が途切れる・「空気を読めなかったのかなと心配になるから」(25歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「自分の言葉が、会話の最後になってしまうと、ちょっと悲しい」(32歳/その他)・「自分の発言で会話が途切れると、反省してしまいます」(32歳/ソフトウェア/技術職)■ささいなことでは孤独を感じない・「もはや孤独に慣れ過ぎてしまって、何も感じない」(24歳/学校・教育関連/専門職)・「普段から一人で行動することが多いから」(37歳/ソフトウェア/技術職)・「大抵の孤独を感じるような場面では、孤独を感じるというよりも腹が立つ感じがする」(27歳/その他)■飲み会などで、会話に入れない・「知らないと、そのとき笑えないから少しさみしくなる」(25歳/アパレル・繊維/技術職)・「飲み会で、自分の知らないことが話題になったときの孤独感はひどい」(23歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「周りが浮かれている分だけ、一人ぽつんという気持ちが強まるから」(34歳/学校・教育関連/専門職)■周囲がカップルだらけ・「一人で映画を見に行ったら、まわりがカップルばかりで孤独だった」(29歳/医薬品・化粧品/技術職)・「周りの雰囲気とあまりにも合わなくて、居づらくなるから」(25歳/情報・IT/技術職)・「腹が立つ」(24歳/情報・IT/技術職)■番外編:どんどん繰り越していく、携帯電話の無料通話分・電話もメールも来ないとき「ケータイの無料通話が、繰り越し上限のまま何年もたっていること……」(24歳/人材派遣・人材紹介/技術職)・声をかけても、気づいてもらえない「店員呼び出しボタンの設置されていないファミレスには行きません」(36歳/印刷・紙パルプ/技術職)・結婚報告されたとき「友達の結婚ラッシュはなかなかのパンチ力だった」(28歳/食品・飲料)総評1位に輝いたのは「皆が知っていることを、自分だけ知らない」でした。ニュースを見ていなかった、新しいカップルが誕生したのを知らなかったなど、話題についていけなくなると、孤独を感じる男性が多いようです。2位に選ばれたのは「自分のセリフで会話が途切れる」。これは、仕方のない場面もありますよね。ただ、「おれ、何か悪いこと言った?」と心配になってしまうことも。続く3位にランクインしたのは、「ささいなことでは孤独を感じない」。そもそも一人の方が好きという男性もいれば、家族がいるから孤独を感じないというコメントも目立ちました。そして、4位は「飲み会などで、会話に入れない」、5位が「周囲がカップルだらけ」という結果になっています。周囲がカップルだらけのとき、恋人のいない男性にとっては過酷な状況かもしれませんね。ランク外ではありますが、「電話もメールも来ないとき」という意見も多く見受けられました。特に、休日に誰からも連絡がないと、ちょっと落ち込んでしまいますよね。もしかしたら、同じように連絡を待っている友達がいるかもしれません。そんなときは、思い切って自分から電話やメールをしてみるのも良いのでは?(文・OFFICE-SANGA森川ほしの)調査時期:2012年6月14日~2012年6月17日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性425名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】元恋人を思い出してしまう瞬間ランキング【男性編】異性をデートに誘ったとき「脈なし」と感じる異性の反応ランキング【男性編】オフィスで気づかれないとショックなこと完全版(画像などあり)を見る
2012年08月21日