シアターコクーンの芸術監督である松尾スズキが、就任時から構想していた若手のための学び場COCOON PRODUCTION『コクーン アクターズ スタジオ』がいよいよ始動!新しい年度が始まった4月1日、オーディションを勝ち抜いた18歳から28歳の総勢24名が揃い、第1期生の開講式が行われた。地方から夢を抱いて上京してきた者、小劇場の劇団員、元市役所職員などなど、受講生のバックグラウンドはさまざま。中には三代続く家業の跡取りだった……という男性もいて、人生いろいろ、各々の思いを胸に、全員が初々しく晴れがましい表情を見せていた。これから1年間、シアターコクーンとゆかりの深い演劇人を講師とし、基礎と創作と発表を組み合わせたレッスンに励む。開講式では常任講師一人ひとりから歓迎の温かい言葉が送られ、受講生たちが真剣に聞き入る場面も見られた。講師のコメントは以下。■松尾スズキ(主任/演技基礎)僕がシアターコクーンの芸術監督に就任する条件のひとつとして、「スクールをやらせてほしい」という約束がありました。ただ初年にコロナ禍が始まり、ようやく収まってきたところで劇場自体が休館となり……結果こんなタイミングになりましたが、やっとスタートできます。一言お伝えしておきたいのは、決して劇場が休み中の穴埋め企画ではありません!何年も準備、構想していた企画に一流の講師の方が集まってくださり、1年間通して学べる機会は、とても刺激的で恵まれたことです。皆さんもったいないので、どうぞ休まないでください。■杉原邦生(演技基礎)僕は大学で演劇を始めました。そこには個性の強い演劇人の皆さんが揃っていて、一見全く統一感のない授業を受けて……当時はすごく頭がぐちゃぐちゃになったんです(笑)。でもそうした選択肢の幅が広い環境だったからこそ、自分がやりたいこと、表現したいことを見つけられた気がしています。ですから皆さんもぐちゃぐちゃになりながら、何かを見つける1年にしてください。年度末の卒業公演では演出も手掛けます。なんと松尾スズキさんの書き下ろし新作。僕自身が興奮しています。みんなで頑張りましょう。■オクイシュージ(演技基礎)僕は皆さんに、演劇で使える身体のキレを叩き込みたいと思っています。あと重要なのが、演劇における笑い。ここを正面から教える俳優養成所ってなかなかないんです。自分もかつては養成所に通っていましたが、50人程いた同期で、今も活躍しているのは平田敦子さんぐらい。そのくらい狭い門なんです。俳優は声がかからなかったら無職状態。どうぞ皆さん、たくさんの演出家、制作陣から信頼される、声がかかる俳優になってください。■ノゾエ征爾(演技基礎)僕は大学を卒業後にENBUゼミ第1期「松尾スズキクラス」を受け、松尾さんのもとで1年間学びました。その卒業公演の稽古で松尾さんがボソッと「君たちよりも俺は演劇を愛している」と仰った一言にズンときたんですね。そこから26年を経て、松尾さんが当時仰っていた「愛している」に僕は到達できているんだろうか?こうしてそばにいると、「まだ到底追いつけていないんじゃないか?」と考えたりもします。まだまだ僕も「これから次世代を担いたい」と思っていますので、一緒に頑張りましょう。■藤間貴雅(日本舞踊・所作指導)皆さんと同じ年頃、大学1年の時に下北沢ザ・スズナリで松尾さんの『ふくすけ』と出会い、それ以降大学の先輩たちの芝居が全部つまらなく感じるほどの衝撃を受けました。それから何十年も経て仕事でご一緒した際、松尾さんが「所作って大事だよね」と仰ってくださった嬉しさ!こうしてクラスに組み込んでくださったことを、古典芸能の人間として感謝しております。光を当てていただく貴重な機会をいただくわけですから、その効果を皆さんに実感いただけるアドバイスができればと思っております。■振付稼業air:man(ダンス指導)皆さんみたいに上手にお喋りできないので、一言だけ。こうして皆さんは、チャンスを掴みました。これを生かすも殺すも皆さん次第です。さまざまな講師の皆様がいらっしゃいますし、われわれ「振付稼業air:man」のメンバーもたくさんいます。レッスンのたびに講師が変わります。しかも、あらゆるジャンルの踊りを学んでもらいたいと考えています。どうぞ心して準備しておいてください。■蔵田みどり(発声・歌唱指導)料理の「さしすせそ」のように、皆さんには表現力を豊かにするための「ほかほか」という言葉を心に留めていただきたいです。「ほ=褒める(自分ができたことを褒める)」「か=書く(習ったこと、感じたことを日記のように日々記す)」「ほ=ほかす(こだわり、頑なさ、プライドを捨て、次のステップに進みやすくする)」「か=可愛がる(いい音を聞く、美味しいものを味わうなど五感を可愛がってエネルギーチャージし、直感を得やすくする)」……こうしたことを実践しながら、たくさんの楽しい経験をし、成長したと実感できる1年を過ごしましょう。なお上記の常任講師に加え、ゲスト講師として、井上芳雄(俳優論)、岩崎う大(コメディ)、鵜山仁(演技メソッド)、大根仁(映像演技)、黒田育世(身体表現)、茂山逸平(狂言)、友枝雄人(能)、ジャパンアクションエンタープライズ(殺陣、アクション)といった、演劇界の第一線で活躍する豪華な面々も迎え、各ジャンルの特別ワークショップも開催予定。その他、受講生はコクーンプロデュース公演の制作現場を見学、さらには出演するチャンスが与えられる。1年間の総決算である発表公演(有観客)は2025年3月。松尾が書き下ろす最新作を、杉原邦生が演出。松尾が若者の集団にどんな作品を書くのか、その内容にも注目だ。演劇界の未来を担う新たなスター誕生に、早くも期待が膨らんでいる。文:川添史子撮影:宮川舞子<企画概要>COCOON PRODUCTION『コクーン アクターズ スタジオ』【常任講師】松尾スズキ(主任/演技基礎)杉原邦生(演技基礎)、オクイシュージ(演技基礎)、ノゾエ征爾(演技基礎)藤間貴雅(日本舞踊・所作)、振付稼業air:man(ダンス)、蔵田みどり(発声・歌唱)【ゲスト講師】(五十音順)井上芳雄(俳優論)、岩崎う大(コメディ)、鵜山仁(演劇メソッド)、大根仁(映像演技)、黒田育世(身体表現)、茂山逸平(狂言)、友枝雄人(能)、ジャパンアクションエンタープライズ(殺陣・アクション)【第1期生 活動期間】2024年4月1日~2025年3月31日【発表公演】(タイトル・詳細未定)脚本:松尾スズキ演出:杉原邦生出演:コクーン アクターズ スタジオ第1期生日程:2025年3月中下旬(予定)場所:Bunkamuraシアターコクーン公式サイト:
2024年04月11日より使いやすい学びのプラットフォームへと生まれ変わりました。株式会社わたしのお教室(本社・東京都港区、代表取締役 社長兼CEO 中屋 昌太)が運営する学びのプラットフォーム「manatea(マナティー)®」は、2024年3月にブラウザ版とアプリを大幅アップデートいたしました。mamanatea(マナティー)® 公式サイト : アップデート内容今回のアップデートでは、レッスンの検索から予約・受講に至るまでの体験を一新し、機能の追加や改善を行い、さらに使いやすくなりました。1. manatea ブラウザ版を公開しましたmanatea アプリ (iOS・Android) に加え、ブラウザからも、レッスンの検索、会員登録、予約ができるようになりました。さらに、ワクワクする学びの体験をお届けするため、今後、さまざまな特集やレッスン・先生紹介のコンテンツも拡充してまいります。mamanatea(マナティー)® 公式サイト : 2. グループレッスンが追加されましたプライベートレッスンやチャット相談に加えて、複数人の講座やワークショップ、セミナーなどのグループレッスンが受講できるようになりました。これにより、今まで以上に、ご自身のスタイルや予算に合わせて、レッスンを提供、選択いただけます。「manatea(マナティー)®」のサービス紹介「人生が変わる学びの体験と出会おう」をコンセプトに、先生と生徒の学びライフを応援するプラットフォームです。140以上のジャンルの中から、好みや目的にマッチしたレッスンが見つかります。また、チャット相談、リモート、対面、動画の4つのレッスンタイプから、あなたのライフスタイルに合わせて教える・学ぶことができます。さあ、manateaであなただけの学びの体験を始めましょう!運営会社「 株式会社わたしのお教室」について「人生が変わる学びの体験を世界に届ける」をミッションに、これからの時代に求められる、新しい学びのカタチを追求し続ける、Edu-tech企業です。会社名:株式会社わたしのお教室代表者:代表取締役 社長兼CEO中屋 昌太所在地:東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F会社URL: 公式YouTube: 公式インスタグラム: 公式X: 公式LINE(友だち追加): mamanatea(マナティー)® 公式サイト : アプリのダウンロードiPhoneの方はこちらから : Androidの方はこちらから : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月03日阪急阪神ホールディングスとウェルビーイング阪急阪神では、春休み期間中の小学生に学びの場を提供するイベント「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク2024」を3月25日(月)~29日(金)に開催するにあたり、その参加者を募集します。本イベントは、お客様参加型の取組「阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボ※1」の一環として2021年にスタートしたもので、4回目となる今回は、ウェルビーイング阪急阪神が運営する「スタジモプロジェクト※2」の参加団体や沿線の市民団体の方々が講師となり、小学校で学ぶ教科に関する10種類の体験学習プログラムをオンライン形式で開催します。具体的には、うどんづくりを体験して食の大切さを親子で感じていただくプログラムや、放置竹林の整備のために間伐された竹を使った手毬づくりから自然環境を学んでいただくプログラムなど、こども達の新たな発見につながる、さまざまな体験学習の機会をご用意しています。このほか、どなたでもご参加いただける特別プログラムとして、お金の使い方や身近な植物の生態について学ぶウェビナーを開催します。当社グループでは、今後も、持続可能な社会の実現に向けて、次世代の育成に取り組んでまいります。本イベントの概要と募集要項は次のとおりです。1.実施期間:2024年3月25日(月)~29日(金)※実施日はプログラムごとに異なります。2.募集対象:小学生 ※保護者の同席が必要です。3.募集人数:122名 ※応募多数の場合は抽選となります。(特別プログラムは除く)4.料金:無料 ※通信料は各自ご負担ください。5.応募期間:2024年2月8日(木)~3月4日(月)6.応募方法:公式ウェブサイト( )よりご応募ください。7.実施体制:共催 阪急阪神ホールディングス株式会社、株式会社ウェルビーイング阪急阪神後援 西宮市教育委員会、豊中市教育委員会、宝塚市教育委員会8.お客様からのお問い合わせ先こども学びウィーク事務局(ウェルビーイング阪急阪神内)TEL:06-6676-8010(平日10~17時)※1「阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボ」とは阪急阪神ホールディングスグループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環として実施している取組です。沿線の市民団体やグループ各社などが協働して、お客様参加型のワークショップやセミナーを定期的に開催しています。具体的には、同プロジェクトに関する情報発信のほか、大人向けに被災地支援につながるセミナーや、こども向けに身近な環境について学ぶイベントなどを行っており、地域住民の皆様に社会課題を知る機会や学びの場を提供することで、「未来にわたり住みたいまちづくり」への共感や機運を高めることを目指しています。( )※2「スタジモプロジェクト」とは健康寿命が延び、幸せな人生を送ることができる沿線の実現を目指して、「ヘルスケア」「コミュニティデザイン」領域における地域課題・社会課題を解決していく株式会社ウェルビーイング阪急阪神が行う、まちづくりプロジェクトです。「大好きな地元で、あつまる・つながる・つくる!」を合言葉に、個人の興味・関心や得意なことをきっかけにゆるやかにつながる新しい地域コミュニティの醸成を目指して、ネットワークを大切にしながら交流・発信の機会を創出し、阪急阪神沿線の魅力をさらに高めていく事業を進めています。( )参考資料: 阪急阪神ホールディングス株式会社 株式会社ウェルビーイング阪急阪神 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月08日“学びの楽しさ”を感じられるイベント「大人の学びフェス」が2月18日(日)に有楽町朝日ホールで開催される。この催しは、イマジニア株式会社が運営する教養動画サイト「テンミニッツTV」、株式会社朝日カルチャーセンター、学校法人早稲田大学エクステンションセンターの協同企画。当日は4部構成で、さまざまな切り口で大人の学びについてのトークが展開。いかにして学ぶのか? 学ぶことで得られる楽しさとは? 学びの世界の広さと奥深さ、学びの力を多角的に知ることができる。「大人の学びフェス」■チケット情報()2月18日(日)有楽町朝日ホール第1部(11:00~12:10)【基調】大人の学び~発展しつづける人生のために柳川範之(東京大学大学院教授)×為末大(Deportare Partners代表)人生100年時代、「学び」こそが人生を充実させ、高めてくれます。大人にとっての「学び」とは。どこに難しさがあり、どこに可能性があるのか。また、他の世界を学んでみることや、最近話題の「アンラーン」などには、どのような意味や楽しみがあるのか。そして、人生のキャリアについて考えることが、なぜ必要なのか。大人の学びの第一人者のふたりが縦横無尽に語ります。第2部(13:20~14:30)相撲の過去、現在そして未来二所ノ関寛(元横綱・稀勢の里)×荒井太郎(相撲ジャーナリスト)神事、文化、生活、芸術、スポーツなどのあらゆる側面で現代まで息づいてきた「国技」相撲。二所ノ関寛(元横綱・稀勢の里)が、相撲の歴史を踏まえ、その魅力を後世へ残すために必要なことを語ります。さらに引退後に早稲田大学大学院スポーツ科学研究科で学ぶことで見つけた「新しい相撲部屋経営の在り方」にも迫り、「学び」の大切さと可能性についても語ります。第3部(15:20~16:30)「源氏物語」の深い魅力林望(作家・国文学者)×ロバート キャンベル(早稲田大学特命教授)2024年のNHK大河ドラマでも注目を集める『源氏物語』。物語としての価値はもちろん、時代背景、日本文化理解、奥深い心理描写、倫理・道徳の考察など、教養として幅広い価値を持つ文学作品です。海外の文学作品と対比させて見えてくる『源氏物語』の特徴、登場する女性たちの魅力、さらにふんだんに盛り込まれた「詩歌」の味わいなど、深い魅力を語り尽くします。第4部(17:20~18:30)「動くガンダム」から考えるロボット工学と未来橋本周司(早稲田大学名誉教授)×市川紗椰(モデル)横浜で3月末まで公開中の「実物大の動くガンダム」プロジェクトを監修した橋本名誉教授。実物大のロボットを動かすことの意味とは。実現する難しさと面白さはどこにあるのか。「とにかくつくる」をモットーとする「工学的な発想」が、なぜ必要なのか。そして、人間と機械の協同で、いかなるものが創造されるのか…。ロボット工学を知れば、夢ある未来が見えてきます。テンミニッツTV朝日カルチャーセンター早稲田エクステンションセンター
2024年01月27日自由学園では今年度からの新たな試みとして、オンラインダイアログ「おとなの学び場」を始めました。教育にも、キャリアにも、「画一的な正解」が無い時代。私たち大人も、自身の世代の経験や既成概念にとらわれず学び続けることで、「自分なりの答え」や「在りたい姿」が見えてくるように思います。「おとなの学び場」は、そんな大人(保護者)の学びと探求を応援するセミナーシリーズです。今回は池袋にある自由学園明日館を会場に行われた。左:更科幸一校長先生、中:岩田かおりさん、右:平田麻莉さん9月25日開催の第4回は、「自ら『勉強』し続ける子どもを育てるには」というテーマで、株式会社ママプロジェクトJapan 代表の岩田かおりさんをお迎えしました。岩田さんは、ガミガミ言わず勉強好きで知的な子どもを育てる「かおりメソッド」「天才ノート」の話から、親や保護者がもっと力を抜いて考えることも必要だと語っておられました。更科幸一校長は、保護者の関わる塩梅の難しさや、親自身の価値観で子どもを観てしまうタイミングがあるとお話しされたうえで、何よりもその子がこの世に産まれたてきた、あの瞬間を今一度保護者が思い返すことが重要だと語っておられました。テーマに対して互いの考えを伝え合う更科校長と岩田かおりさん保護者としては、子どもとの距離感は重要だと誰もがわかっているものの、それができない。そんな保護者への熱いメッセージが終始伝わる学び場になりました。アーカイブ動画は下記よりご覧いただけます。次回について次回の第5回は、11月20日(月)20時~21時に開催予定です。ゲスト、テーマはお楽しみに!◆自由学園について◆【ホームページ】 【パンフレット】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月04日富裕層旅行者向けの学びのツアーコンテンツをプロデュース株式会社わたしのお教室(本社・東京都港区、代表取締役 社長兼CEO 中屋 昌太)が運営する学びのプラットフォーム「manatea(マナティー)®」は、「EARTH, to the Fullest・地球を謳歌する」体験を提供する株式会社Fun Groupの日本法人であるFun Group Japan(本社:東京都港区、代表取締役 山西 裕也)と、2023年7月11日付にて業務提携を開始いたしました。学びの体験を取り入れたツアーコンテンツをプロデュースしているmanateaのノウハウと、世界7都市でツアーを提供してきたFun Groupのノウハウを活かし、富裕層旅行者向けの唯一無二の体験をカスタムメイドにて提供してまいります。提携後第一弾の取り組みとして、国内ゴルフ場やワイナリーに特化したインバウンドツアーを2023年7月に実施いたしました。2. 「manatea(マナティー)®」のサービス紹介「いつでも、どこでも、学べる、教えられる」をコンセプトに、学びの出会いと成長を支援するサービスです。2021年3月、ゴルフのレッスンを受けたいゴルファーとレッスンプロをつなぐサービスを開始。先生は日本プロゴルフ協会資格保有者からインスタグラムで人気のレッスンプロまでと幅広く、学びたい方のニーズに合わせたゴルフレッスンを受けることができます。2022年4月に140以上のジャンルの取り扱いを開始し、現在はスポーツ・アート&クラフト・音楽・伝統文化・ビジネスなど様々なレッスンを受けられるプラットフォームへと成長。レッスンのスタイルは、対面レッスン、リモートレッスン、動画レッスン、チャット相談の4種類から選択できます。3. Fun GroupについてFun Groupは、「Earth to the Fullest・地球上の感動体験を世界80億人に届ける」をミッションに掲げ、2014年に創業した観光体験を提供するスタートアップ企業です。アメリカ・タイをはじめ、世界7拠点で展開するグループ会社と連携しながら、現地観光体験やオプショナルツアーに加え、アーティスト・クリエイターとのコネクションを活用したオリジナルの観光コンテンツ、富裕層向けの旅を開発しております。これまで世界7都市で約70か国以上の方に旅行体験をお届けしています。会社名:株式会社Fun Group代表者:代表取締役三木 健司所在地:東京都港区西麻布3-6-1 六本木センチュリオンタワー501会社URL: 4. 株式会社わたしのお教室について当社は「人生が変わる学びの体験を世界に届ける」をミッションに、これからの時代に求められる、新しい学びのカタチを追求し続ける、Edu-tech企業です。会社名:株式会社わたしのお教室代表者:代表取締役 社長兼CEO中屋 昌太所在地:東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F会社URL: manatea 公式サイト: manatea YouTube チャンネル: manatea Instagram: manatea Twitter: アプリのダウンロードiPhoneの方はこちらから : Androidの方はこちらから : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月18日株式会社Maneql(マネクル)が運営するオープンイノベーション大学のLINEで8つのビジネススキルを学べる無料動画講座「学び放題」サービスにおいて、2023年5月15日(月)に新たに3つの上級コースが公開されました。3つの上級コースを公開「学び放題」は、オープンイノベーション大学のLINEに登録された方に提供する無料サービスで、オンライン講座の作り方、WEB広告、コピーライティング、マーケティング、動画編集、Lステップ、WEBデザイン、プログラミングの8つのコース、合計150本以上の動画から成ります。LINEに登録された方は、このコースから興味があるものを自由に選び、動画を使って自分のペースで学習することができます。今回、新しく追加された上級コースは下記の3つです。(1) 動画クリエイター上級コースPhotoshopやAfter Effectsを使用して、視聴者のニーズから逆算した動画編集の技術を習得できるコースです。Photoshop講座では、操作方法の基本から色調補正やレタッチ、テクスチャの追加、マスク、合成のやり方まで学習することができます。また、After Effects講座では、基本操作に加えて、映像コントロール、モーショングラフィック(3Dを含む)、テキストアニメーション、色調補正、エクスプレッションについてのスキルを習得することが可能です。より高度な編集技術を学んで、動画クリエイターとして仕事の幅を広げて行きたい方にぴったりなコースとなっております。(2) WEBデザイン上級コースPhotoshopを利用したバナーやメニュー表、アイコン、LINEのリッチメニュー、簡単なランディングページの制作を通じてクライアントに選ばれる「売れるデザイン」を習得できるコースです。また、仕事の受注の仕方や集客の基本、ポートフォリオの作り方についても学べるので、今後デザイナーとして活躍したい方におすすめです。(3) WEB広告上級コースFacebook広告だけでなくGoogle広告やYahoo!広告など主要な広告媒体を網羅的に学ぶことができます。ディスプレイ広告におけるクリエイティブの思考法や改善方法、検索広告の広告戦略からクリエイティブ、数値改善まで広告を運用するにあたって押さえておくべきポイントについて学ぶことができます。68業種、176社が導入した利益を出す広告運用技術を習得することができ、WEB広告のコンサルタントを目指す方にもおすすめなコースです。■概要講座名: ・動画クリエイター上級コース・WEBデザイン上級コース・WEB広告上級コース開講日: 2023年5月15日(月)に開講、現在開講中受講方法: オープンイノベーション大学のLINEからご案内します【LINE登録用リンク】(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年05月19日親の学びと探求を応援すべく、オンラインダイアログ「おとなの学び場」シリーズを始めます。自身の世代の経験や既成概念にとらわれず、 私たち大人も学び続けるため、 自由学園は「おとなの学び場」を、 4月19日よりオンラインにて定期開催しております。 さまざまなテーマに合わせて多彩なゲストをお招きし、 一緒に学びながら考えを深めていきたいと思っております。■「おとなの学び場」とは教育にも、キャリアにも、「画一的な正解」が無い時代に、子どもたちをどのように導けばよいのか。変化の激しい時代に唯一無二の答えはありませんが、私たち大人も、自身の世代の経験や既成概念にとらわれず学び続けることで、「自分なりの答え」や「我が家なりの在りたい姿」が見えてくるように思います。自由学園は、そんな親の学びと探求を応援すべく、オンラインダイアログ「おとなの学び場」を始めました。■イベント概要第2回目は、TBS「サンデーモーニング」でミレニアル世代を代表するコメンテーターとしてもお馴染みの、NPO法人WELgee 代表の渡部カンコロンゴ清花さんをお迎えします。対談のお相手は、自由学園女子部(中等科・高等科)校長の更科幸一が務めます。今回のテーマは「誰かの痛みに気づける子どもを育てるには?」バングラディシュで難民の人たちの姿を見たことをきっかけに、彼らの気持ちに寄り添い支援の活動を立ち上げた渡部さんの幼少期・思春期のご経験もお伺いしながら、他者への共感性(エンパシー)や、他者のために行動する勇気がどのように育まれていくのか、考えていきたいと思います。PCやスマホで観ていただくほか、家事等をしながらラジオ感覚でお耳を貸していただくだけでもお楽しみいただけると思います。もちろんお子さんと一緒に視聴いただくのも大歓迎です。どうぞお気軽にご参加ください。〇開催概要オンラインダイアログ「おとなの学び場」第2回「誰かの痛みに気づける子どもを育てるには?」日時:2023年5月22日(水)20:00-21:00場所:オンライン開催(Youtube Live配信)参加対象者:親御様、教育関係者、教育に興味がある方、日本の未来を一緒に考えたい方、メディアなど参加費:無料○登壇者渡部カンコロンゴ清花NPO法人WELgee 代表静岡県浜松市出身。日本に来た難民の活躍機会を作り出すNPO法人WELgee 代表。様々な背景を持つ子ども・若者が出入りする実家で育つ。大学時代はバングラデシュの紛争地にてNGOの駐在員・国連開発計画(UNDP)インターンとして平和構築プロジェクトに参画し、国家が守らない、守れない人たちの存在を目の当たりにして帰国。 2016年に日本に逃れてきた難民の仲間たちとWELgeeを設立。Forbes 30 under 30のJapan / Asia 選出。日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2022受賞。静岡文化芸術大学卒業、東京大学大学院 総合文化研究科・人間の安全保障プログラム 修士課程修了。 トビタテ!留学JAPAN一期。 サンデーモーニングコメンテーター。 2歳児育児に奮闘中!更科幸一自由学園女子部(中等科・高等科)校長1971年、東京の下町の銭湯の息子として生まれ、元気にのびのびとした少年期を過ごす。 青年期に入りバスケットボール、バンド、バイク等に没頭しながら、小学生が遅い時間に塾のバックを背負っている姿を見て「日本の教育を変えたい」と志を立てる。 自由学園中等科・高等科を卒業後、大学進学を経て、27歳で教員となる。 私立高校の教員を経て、2003年、母校である自由学園に着任。 2015年4月から男子部(中等科・高等科)校長を経て、2021年4月より現職。 旬の社会課題をテーマに扱う、小中学生を対象としたオンライン企画『校長と一緒に学ぼう』が好評を博している。〇主催学校法人自由学園1921年、日本初の女性新聞記者であった羽仁もと子と夫の羽仁吉一が東京・池袋に創立。 校舎はフランク・ロイド・ライトと遠藤新が設計。 1934年に南沢(東京・東久留米)に移転し、3万坪のキャンパスで未就園児から大学まで、自律型探求力と共生・共創力を育む一貫教育を行う。 2021年に創立100周年を迎えた。 これまで中等科・高等科は男女別学であったが、2024年4月からの男女共学化に向けて学園全体をアップデートしている。 関連図書に『本物をまなぶ学校 自由学園』(婦人之友社)、『自由学園一〇〇年史』(自由学園出版局)など。デジタルアーカイブ『自由学園100年+』も公開している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月19日東京書籍株式会社(本社:東京都北区、代表取締役社長:渡辺 能理夫、以下 東京書籍)は、学びを通じてwell-beingの実現を目指すオンラインプラットフォーム「NewE(ニューイ)」の開発を開始したことをお知らせいたします。NewEロゴ少子高齢化や格差といった様々な社会的課題が顕在化し、予測不能で複雑化した現代社会において、教育は、知識や技能の習得を重視した集団的・画一的なものから、社会の中で多様な体験や活動を行い、他者との対話や交流を通して、自ら思考・判断・表現する力を身につける、パーソナルで多様性のあるものへと変化しつつあります。一方、私たちの日常生活では、今後デジタル化が急速に進み、ロボットやAIが一部の役割を担い、生活の様々な場面が、リアル空間からデジタル空間へと移行していくことも予想されております。NewEは、このように急速に変化する現代社会において、あらゆる垣根をなくし、学びを通じて一人一人がwell-beingを実現できる社会に向けて構築する、新しい学びのオンラインプラットフォームです。2025年度のサービス開始を目指して、すでに協力いただいている共創パートナーとともに開発をスタートし、今後は、パートナーをさらに広く募集し、開発を推進して参ります。<NewE 共創パートナー>(2023年5月現在)凸版印刷株式会社株式会社キッズプロジェクト株式会社円谷プロダクション株式会社amulapo◇NewE オフィシャルサイト: ■NewEの三つのサービスNewEでは、以下のサービス・機能を段階的に開発し、2025年度のサービス開始を予定しております。(1)メタバース空間を活用した、垣根を超える新たな学びの場をつくるオンラインやメタバースを通して、さまざまな学びの体験や、出会い・交流の機会を提供。AIやVR、アバターを通して従来とは異なる学びをいつでも利用できます。(2)多様なコンテンツや人とのマッチング・レコメンドで一人一人に最適な学びを実現するユーザーの興味や体験や活動の履歴から、最適なマッチングやレコメンドを提案。一人一人に最適な学びを選択できます。(3)学んだことを記録や証明としてしっかり残すNewEを通して行ったアクションを記録して可視化。NFTやブロックチェーンを活用した学習履歴証明の新たな次元を提案します。●NewEのサービス構想NewEサービス※ブロックチェーンは、ブロックと呼ばれる単位でデータを管理し、それを暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、維持・保管するデータベース技術のこと。改ざんの困難性、信頼性の向上などの特徴を持つ。※NFT(Non-Fungible Token)とは、ブロックチェーン技術を用いて作成されたデジタル資産の一種。非代替性を持ち、デジタルアイテムやコンテンツの所有権を確立することができる。■EDIX(教育総合展)東京・関西に出展していますEDIX東京・関西の東京書籍ブースでNewEをご紹介しております。会場では、NewEのコンセプトムービーの放映や、開発予定のコンテンツの体験展示を行っております。皆さまのご来場をお待ちしております。<第14回 EDIX(教育総合展)東京 出展概要>会期 : 2023年5月10日(水)~12日(金)時間 : 10:00~18:00 ※最終日のみ17:00終了会場 : 東京ビッグサイト 西展示棟東京書籍ブース: A会場 19-1主催 : EDIX実行委員会URL : <第6回 EDIX(教育総合展)関西 出展概要>会期 : 2023年6月14日(水)~16日(金)時間 : 10:00~17:00会場 : インテックス大阪東京書籍ブース: 6号館 A 2-1主催 : EDIX実行委員会URL : ◇東京書籍株式会社について東京書籍は1909(明治42)年創業。「教育と文化を通じて人づくり」を企業理念とし、新しい時代に挑戦する個性的、創造的な人材の育成を目指しています。小・中・高等学校の教科書発行部数が最多の教科書業界最大手の出版社です。近年、デジタル教科書など教育用デジタルコンテンツの開発・販売にも注力しています。その他、教育総合ポータルサイト運営、学力・体力テストなどの各種評価事業、一般書籍の発行など教育と文化に係る幅広い事業活動を行っています。※NewEは東京書籍株式会社の登録商標です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月10日まちの研究所株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:松本 理寿輝) は、星野リゾート(所在地:長野県軽井沢町、代表:星野 佳路)と協働で、子どもたちの旅先での学びの環境を創出する新たなチャレンジを開始。2022年12月16日、「創造力を遊びこむ」をコンセプトとして開業する「星野リゾート リゾナーレ大阪(ハイアット リージェンシー 大阪内)」に、創造的思考を育む日本最大級のアトリエが誕生します。創造的思考を育む日本最大級のアトリエ(イメージ)まちの研究所はこれまで、保育園・子育て支援センターの運営、子育て・保育・教育分野の新規企画やコンサルティング業務等の事業を通じて、教育・子育て・コミュニティの領域から、新たな価値創造を目指してきました。また、姉妹会社のナチュラルスマイルジャパン株式会社では、認可保育所「まちの保育園」・認定こども園「まちのこども園」を運営。子どもたちの学びのフィールドをまち全体、社会全体に見て、コミュニティを子どもたちの主体的・対話的な学びにいかす取り組みを行っています。いま、教育の重心は、「教える」から「学ぶ」に移ってきているとされています。かつて「教える」が教育の中心にあったとき、極端に言えば、「学び手」の興味等と、深い関連なしに教育を行うこともできました。しかし、「学び手」が真に主導になるとき、「学び手」の興味や特性、これまでの経験等と、無関係に「学び」の充実は考えられません。そうなると、教育は、個人の特性の理解と共に、「個々人が生きる社会や生活」と密接につながり、子どもたちのあらゆる経験を学びに関連させたり、取り込んだりする工夫をして行かなければならないと感じています。「個々人が生きる社会や生活」との密接なつながりの点では、私たちは現在、「まち」「家庭」「旅先」「デジタル空間」をテーマとして、それぞれの領域で学び環境の創造を研究的に進め、将来的にはそれらを統合する学びの場の構築を計画しています。そういった一連の構想のもと、「旅先での学び」の研究をしていたところ、星野リゾートとの出会いがあり、この度の挑戦が協業としてスタートしました。■リゾナーレ大阪で目指す、創造性を引き出すアプローチ<興味から始まる>子どもたちの創造は、知性も感性も目一杯働かせ、全身で世界と関わりながら、自らの「興味」に出会うところから始まります。居心地がよく安心できる環境で、じっくりと物事に出会い、対話する。知的にワクワクしたり、五感を刺激する感覚的な経験を通して、すでにある知識とそのまま出会うのではなく、センスオブワンダーや好奇心を働かせ、自らの理論や知識を構築していく経験を重ねていきます。<遊びこむ>私たちは「言語」のみでなく、様々な「表現」を通して自分や世界と対話することができます。むしろ「言語」で認識する世界だけでは勿体無いと思う程、「表現」で感じ取ることができる世界は豊かです。心から湧き上がる「表現」を遊び(学び)の中心に据えることで、子どもの個性的で、ふくよかで、複雑で、深い思考を支える。子どもは世界に自分なりの仮説や意味を見つけながら、探究したい自分の「問い」に出会っていきます。<表現する>探究したい「問い」に対して、他者と協働もしながら多様な考えを紡ぎだし、自分(たち)のアイデアを表現していきます。この表現で注目されるのは、結果の出来栄えではなく、創作や表現のプロセスから生まれる子どもたち独自の「意味」です。生涯にわたって生きる知識やマインドセットは、子どもたちの創作や表現のプロセスに内包されているからです。そして、多様性と創造性が喜ばれる文化の中、他者と共に自分の活動を振り返ることで、探究してきたことを新しく知り直し、新たな「興味」に出会って、探究の旅が充実して行きます。星野リゾート リゾナーレ大阪(ハイアット リージェンシー 大阪内)に誕生するアトリエでは、アトリエ内の企画・監修及び、子どもたちの創造活動を支える美術・芸術のバックグラウンドをもつ専門職「アトリエリスタ」を配置し、協働運営をいたします。星野リゾート リゾナーレ大阪のコンセプトは、「創造力を遊びこむ」。北イタリア発祥で世界でも注目される教育アプローチ「レッジョ・エミリア・アプローチ」の考え方を軸に、子どもたちが五感を通して出会い、様々な表現言語を探索・探究し、思考、表現へと繋げていくプロセスを通じて、クリエイティブコンフィデンスを育むアトリエを目指しています。■施設概要*アトリエの利用は、同ホテルに滞在される方が対象になります施設名 : 星野リゾート リゾナーレ大阪(ハイアット リージェンシー 大阪内)所在地 : 〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北 1-13-11施設構成 : 客室(コンセプトルーム有り)、アトリエ客室数 : 64室開業日 : 2022年12月16日一般販売開始日: 2022年10月1日URL : ■まちの研究所株式会社についてまちの研究所は、姉妹会社ナチュラルスマイルジャパン株式会社「まちの保育園・こども園」の運営で積み重ねてきた知見をいかし、「こども・保育・教育領域」と「コミュニティづくり、まちづくり領域」の融合から、新たな価値創造を行う会社です。大学等研究機関、国内外の教育機関、クリエイティブチーム、科学者、企業等とのネットワークを持ち、教育・子育てを通した社会づくり、学びの環境づくりを事業としています。代表者: 代表取締役 松本 理寿輝所在地: 東京都渋谷区渋谷1-23-21 co-lab渋谷キャスト設立 : 2015年3月URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月15日株式会社わたしのお教室(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:中屋 昌太)は、学びのプラットフォーム「manatea(マナティー)®」で、これまでのアプリに加えてWebブラウザ版のサービスを開始しました。これにより、アプリをダウンロードしていない方にもWebブラウザ版にてmanateaに登録されたレッスンを確認・検索いただくことが可能となりました。manateaのWEBブラウザ版TOPページmanatea(マナティー)ブラウザ版はこちら : 1.manateaのWebブラウザ版サービスについてこれまでのアプリに加え、Webブラウザ版では以下の機能が可能となります。・レッスンの検索・レッスンの確認これにより、manateaに登録している先生は、以下のことが可能となります。・他の先生やレッスンのリサーチ同ジャンルの他の先生のレッスン内容や価格帯をチェックすることができるようになり、どのようなレッスンが人気なのか、どの価格帯が売れやすいかなど、ご自身の提供するレッスンメニュー作成の際に役立ちます。・SNSで宣伝、告知ご自身の各種SNS等で、manateaでレッスンを行なっていることを告知する際に、プロフィールページ、レッスンページなどに直接遷移できる個別のURLを貼り付けることができます。まだアプリをダウンロードしていないユーザーにもご自身のプロフィールやレッスンを宣伝することができるようになったことで、よりたくさんの方に興味関心を持ってもらうことができ、レッスンの予約に繋がりやすくなります。*レッスンの申し込み、レッスン申し込み後の決済、評価などはアプリのダウンロードが必要となります。2.manateaについて「いつでも、どこでも、学べる、教えられる」をコンセプトに、学びの出会いと成長を支援するサービスです。2021年3月にゴルフのレッスンを受けたいゴルファーとレッスンプロをつなぐサービスを開始。日本プロゴルフ協会資格保有者から、インスタグラムで人気のレッスンプロなど幅広く、学びたい方のニーズに合わせたゴルフレッスンを受けることができます。2022年4月に140以上のジャンル取り扱いを開始し、現在はスポーツ・クラフト・音楽・伝統文化・ビジネスなど幅広いレッスンを受けられるプラットフォームとなりました。■主なジャンル・スポーツジャンル・音楽ジャンル・ダンスジャンル・アート&クラフトジャンル・伝統文化ジャンル・料理・食文化ジャンル・語学カジャンル・写真・映像ジャンル・教養・学問ジャンル・アウトドアジャンル・起業・副業・キャリアジャンル・ライフハック・自己啓発ジャンル・デザインジャンル・開発ジャンル・ビジネススキルジャンル・ビューティ&ヘルスジャンル・園芸・ガーデニングジャンル■レッスンの方法生徒の学びたいニーズによって対面レッスン、リモートレッスン、動画レッスンをお選びいただくことが可能です。・深い学びや、学び手と教え手の深いリレーションシップ形成に欠かせない対面レッスン・ZOOMやGoogle Meetなどを使ってリアルタイムで行うリモートレッスン・動画を購入して視聴する動画レッスン。いつでも好きな時に何度でも学ぶことが可能です※動画レッスンは現在はプロトタイプ版のサービスですが、今後は先生がご自身で作成した動画レッスン販売も拡充予定です。3.manateaに登録した先生・生徒のメリット<先生のメリット>・あなたのスキルをすぐにレッスンとして出品できるので、空き時間をつかってレッスンを行うことができます。・先生業をされている方には、新たな集客手段として、ご活用いただけます。・集客、予約・スケジュール管理、決済、生徒とのやりとりなど、レッスンにまつわること全てがアプリ一つで完結します。・レッスン料金の80%が先生の収益となります。<生徒のメリット>・各ジャンルの資格保有者やインスタグラムで人気のレッスンプロなど幅広い先生からレッスンが受けられます。・バリエーション豊かなレッスンの中から自分に合ったレッスンを選ぶことができます。・レッスン後も、レッスンレポートや相互評価など、深い学びを実現するための仕組みがあります。4.開発背景コロナ禍において、生活の変化とともに人々の学びに対するニーズも変化しています。学ぶこと=対面レッスンが基本であった以前とは異なり、オンラインで学びたい人、動画を購入して自分の好きな時間に学びたい人、現在も対面で学びたい人と求めるスタイルは多様化しています。学びたい方が、学びたいときに、どのような形態でも学ぶことができる仕組みが必要だと考え、学びの機会を止めない仕組みを提供するために、manateaではサービスの拡充を行っています。5.今後の展望2022年中に、リモートレッスンのグループレッスン機能を実装予定となります。生徒・先生双方がより深い学びを実現できる環境づくりに邁進いたします。6.株式会社わたしのお教室について当社は「人生が変わる学びの体験を世界に届ける」をミッションに、これからの時代に求められる、新しい学びのカタチを追求し続ける、Edu-tech企業です。会社名:株式会社わたしのお教室代表者:代表取締役 社長兼CEO中屋 昌太所在地:東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3FURL:[ ]{ }manatea公式サイト:[ ]{ }アプリのダウンロードiPhoneの方はこちら : Androidの方はこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月09日新しいジャンルでレッスンを開催いただける先生の登録を募集中株式会社わたしのお教室(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:中屋 昌太)は、学びのプラットフォーム「manatea(マナティー)®」がこれまでのゴルフに加え、新たに140のジャンルを学べるサービスとなりました。これにより、各種スポーツ・音楽・アート&クラフトなどのジャンルのレッスンの開催が可能となります。このジャンル拡大に伴い、新しいジャンルにてレッスンを開催いただける先生の登録を募集しています。1.新たに追加した140のジャンルこれまでのゴルフに加え、以下のジャンルのレッスン開催が可能となります。全17の大ジャンルの中に140以上のサブジャンルがあり、様々な先生にご活躍いただけるサービスとなります。主なサブジャンルをご紹介させていただきます。1.スポーツジャンルゴルフ・サッカー・野球・フィットネス・ヨガ等2.音楽ジャンルピアノ・ギター・弦楽器・ドラム・ボーカル等3.ダンスジャンルバレエ・社交ダンス・ジャズダンス・ヒップホップ等4.アート&クラフトジャンル洋裁・絵画・アクセサリー・レザークラフト等5.伝統文化ジャンル書道・着物の着付け・茶道・華道・日本舞踏等6.料理・食文化ジャンル和食・お菓子作り・テーブルコーディネート等7.語学カジャンル英語・中国語・韓国語・フランス語・スペイン語等8.写真・映像ジャンル写真・写真加工(レタッチ)・動画撮影等9.教養・学問ジャンル哲学・社会学・数学・エンジニアリング等10.アウトドアジャンル釣り・キャンプ・登山・ボート等11.起業・副業・キャリアジャンル資格取得・キャリア・起業・副業等12.ライフハック・自己啓発ジャンル片付け・タイムマネジメント・ファイナンシャルプランニング等13.デザインジャンルウェブデザイン・グラフィックデザイン・UXデザイン等14.開発ジャンルウェブ開発・モバイル開発・プログラミング言語等15.ビジネススキルジャンルプレゼン・パワーポイント・ライティング・マネジメント等16.ビューティ&ヘルスジャンルメイク・ヘアアレンジ・アーユルヴェーダ・漢方等17.園芸・ガーデニングジャンルガーデニング・フラワーアレンジメント・盆栽等2.manateaに登録した先生・生徒のメリット<先生のメリット>・あなたのスキルをすぐにレッスンとして出品できるから、空き時間をつかってレッスンを行うことができます。・先生業をされている方には、新たな集客手段として、ご活用いただけます。・集客、予約・スケジュール管理、決済、生徒とのやりとりなど、レッスンにまつわること全がアプリ一つで完結します。・レッスン料金の80%が先生の収益となります。<生徒のメリット>・各ジャンルの資格保有者やインスタグラムで人気のレッスンプロなど幅広い先生からレッスンが受けられます。・バリエーション豊かなレッスンの中から自分に合ったレッスンを選ぶことができます。・レッスン後も、レッスンレポートや相互評価など、深い学びを実現するための仕組みがあります。3. 対面・リモート・動画、3種のレッスン形態レッスンの方法は、生徒の学びたいニーズによって対面レッスン、リモートレッスン、動画レッスンをお選びいただくことが可能です。・深い学びや、学び手と教え手の深いリレーションシップ形成に欠かせない対面レッスン・ZOOMやGoogle Meetなどを使ってリアルタイムで行うリモートレッスン・動画を購入して視聴する動画レッスン。いつでも好きな時に何度でも学ぶことが可能です※動画レッスンは現在はプロトタイプ版のサービスですが、今後は先生がご自身で作成した動画レッスン販売も拡充予定です。3種のレッスン形態があることで、・先生は従来の対面レッスンだけでなく、リモートレッスンや動画レッスンを活用することで、場所や時間に縛られないビジネスが可能になり、収益向上につながります。・生徒はいつでも好きな時に、好きなレッスン形態を選んで学ぶことができるため、学びの頻度と質が向上します。4.開発背景コロナ禍において、生活の変化とともに人々の学びに対するニーズも変化しています。学ぶこと=対面レッスンが基本であった以前とは異なり、オンラインで学びたい人、動画を購入して自分の好きな時間に学びたい人、現在も対面で学びたい人と求めるスタイルは多様化しています。学びたい方が、学びたいときに、どのような形態でも学ぶことができる仕組みが必要だと考え、学びの機会を止めない仕組みを提供するために、manateaではサービスの拡充を行っています。5.今後の展望2022年9月頃に、リモートレッスンのグループレッスン機能を実装予定となります。また、WEB版サービスの開始も予定しており、生徒・先生双方がより深い学びを実現できる環境づくりに邁進いたします。6.株式会社わたしのお教室について当社は「人生が変わる学びの体験を世界に届ける」をミッションに、これからの時代に求められる、新しい学びのカタチを追求し続ける、Edu-tech企業です。会社名:株式会社わたしのお教室代表者:代表取締役社長CEO:中屋 昌太所在地:東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3FURL:[ ]{ }manatea公式サイト:[ ]{ }アプリのダウンロードiPhoneの方はこちら : Androidの方はこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月26日GIGAスクール構想によるICT教育の浸透は、子どもたちの学習スタイルを大きく変化させました。前編ではICTの活用はサッカーにも必要とされる「主体性」を育みやすい側面があることをリクルートEd-tech総研所長の山下真司さんが解説してくれました。ICT教育による効果をある程度理解すると、次に思うことは親である私たちがどう捉え、寄り添っていくべきかということかもしれません。まず大切なことは「今までとは違う」というマインドセットを行うことだと山下さんは言います。それはどういうことなのでしょうか。ICT教育への親の向き合い方についてアドバイスをいただきました。(取材・文:小林博子)(写真は少年サッカーのイメージ)<<前編:今話題の「ICT教育」はサッカー、勉強で主体的に学ぶ姿勢が身につく!?ICT教育のメリットとは■使う時間も使い方も「自分で決める」こと自宅で画面を見つめる時間が長くなった我が子の姿を見ると、「目が悪くなるのでは」と心配になる方は多いはず。使っていい時間を決めるなどの対策を講じているご家庭も多いことでしょう。ですが、使う時間はひとまず子どもに決めさせてあげましょう。前編でお伝えしたように、学校では今、子どもたちの学び方が大きく変化していて、「主体性のある学び」に重点がおかれています。ICTをツールとして活用することで、その学びがさらに加速すると考えられています。1人1台の端末、つまり子どもたちの学習のためのツールだからこそ、使う時間や使い方といったルールも主体性を尊重してあげるほうがベターだといいます。もしかしたら「好きなだけ使う」と決める子もいるかもしれませんが、そこは少し我慢してください。なぜそう決めたのか、それについてどう思うのかを問い、否定せずに見守ってあげることが大切です。■親が決めたことを守らせると、良くない結果が出た時に「ママ/パパのせいだ」と他責的に子どもは次第に、自分自身で決めたことが自分に良い影響を及ぼしてくれたのかを振り返るときがくるはずです。親にタブレットを使う時間を制限されていたらできないことです。自分の判断をもう一人の自分が客観的に評価できれば、自らの意志で改善に取り組むでしょう。これは「自己調整力」と言われるものであり、学習力に必要な「メタ認知」を強くしてくれます。このようなケースのように、絶対的な正解がないものに対しては、自分で考えて得られる「納得解」を見つけることが大切です。なお、親が決めたことを守らせるスタイルにはもう1つの懸念があります。それは子どもが物事の結果を他責的に捉える習慣がつきやすくなってしまうこと。「宿題が終わらなかったのはママ/パパが決めた制限時間のせい」など、真摯に振り返ることができずに他者のせいにしてしまうかもしれません。■検索は「知識の獲得」であり、思考を阻害するものではない疑問や知りたいことがあるときに、手元にタブレットがあるとすぐに調べることができます。すぐに解答を得られるため、「自分で考える」ことが阻害されはしないかと心配になるという親御さんもいます。それに対しては、「知識と思考は別」と心得るべきです。検索して得られるのは「知識」に過ぎません。大事なのは子どもが持っている知識と得られた知識を組み合わせたり、「活用」したり、「なぜだろう」と考えるクセをつけることです。さらには検索で得られた情報が本当に正しいかどうかも考えることも大切です。ここでの親御さんの役割は、「なぜ知りたいと思ったのか」「それは事実なのだろうか?」「その知識を得てどう思うか」といった問いをお子さんに投げかけてみてください。いわゆる「クリティカルシンキング(前提を疑う思考)」です。情報を鵜呑みにして終わるのではなく、まず「?」を持つこと。そして「?」だったものが「!」になる学習プロセスによって、より深い次元の学びを得られるのです。■子どもではなく「親」が変わらなければならない激動の変化に対し、親はどのように考え、どう接したらいいのでしょうか。学校からGIGAスクール構想やICT教育に関するパンフレットなどが配布されていますが、それを読むだけでは、親はどう捉えどう接していいのかわかりにくいという話をよく聞きます。自分が学生時代に経験していないことなのでなおさらですよね。ご家庭では、子どもの自主的な学びの姿勢を信じて見守ることが今保護者に求められます。子どもが自ら考える姿勢を尊重してあげること。「私が子どもの頃とは全く違う」というマインドセットがとても大切になります。■教員はTeach(教える)ではなく、Coach(導く)立場に変化これからの教育において、学校での教師の立場は「ティーチ(teach)」ではなく「コーチ(coach)」「ファシリテート(facilitate)」に変化しています。リクルートが提供する『スタディサプリ』を活用いただいている学校でも、算数や国語、英語といったような積み上げ学習は『スタディサプリ』のようなICTツールでの学びで効率的におこない、先生たちは生徒と向き合う時間により時間をかけています。教師が一方的に教えるのではなく、子どもたち同士で学び合い、一人一人の学びが深まるように導く授業づくりをするということです。子どもたちは「教えてもらう」ではなく「学び取る」という姿勢になります。学びのベクトルの向きが真逆に変わっていきます。言うならば、子どもを取り巻く学習環境も、それを見守る親御さんのマインドも今は大きな過渡期。戸惑うのは当たり前です。自分たちが経験してきた授業スタイルとは異なるのですから。頭では理解していても心が追い付かないということもあるかもしれませんが、これからの社会を生きる子どもたちに必要な力をつけていくために必要だと捉えてみてはいかがでしょうか。大事なのは学びの本質です。サッカーでも学校生活でも、社会人になっても大事な「主体性」を身につけるために、子どもの考える姿勢をサポートしてあげましょう。
2022年03月18日新型コロナウイルスの影響により、オンライン授業を取り入れた学校も多いと思いますが、子どもがノートパソコンやタブレットの画面に向かっている姿を目にするというこれまでとの変化に戸惑ってしまうという親御さんも多いようです。今後、教育現場に広まっていくといわれるICT教育。ですが、どんな風に取り組めばいいのでしょうか。そんなお悩みにお答えくださったのは、リクルートEd-tech総研所長の山下真司さん。新しい学習指導要領やGIGAスクール構想についての解説と、子どもたちの学びにどんないい効果があるのか、分かりやすく教えていただきました。勉強面だけでなく、サッカーでも必要な「主体的に学ぶ」姿勢がつくのだそうです。(取材・文:小林博子)(写真は少年サッカーのイメージ)【関連記事】大津高校平岡総監督「主体的なチャレンジを後押しするのも信頼関係があってこそ」■ICT教育とはインターネットの技術者を育てる授業ではないICT教育とは何か、皆さんご存じですか。学校関連の情報で目や耳にするけれど、あらためて訊かれるとよくわからないという方も多いのでは。ICTとは「Information and Communication Technology」の略で、通信技術を活用したコミュニケーションを意味します。これまでよく耳にしたITはインターネットの技術そのものを指しましたが、ICTはネットの通信や情報処理だけでなく、情報や知識の共有などコミュニケーションをより重視しています。小学校で導入される「プログラミング」も、システムエンジニアを育てる授業と思っている方もいるようですが、あくまで「論理的思考」や物事が動くロジックを理解するためのものであり、ICT教育もプログラミングもどちらもパソコンやタブレットをツールとして使いますが、Webの仕組みなどを理解することを目的としたものではありません。子どもたちが今、タブレットやPCを使ってオンライン授業を受けていたり、課題を提出したりしているのは、ICTを活用した学習活動の充実を図る文部科学省の「GIGAスクール構想」という教育プロジェクトによるものです。「Global and Innovation Gateway for All」の頭文字を取り名づけられました。■突如始まったように見えるICT教育、実は日本が遅れている分野GIGAスクール構想とは具体的には、学校における高速通信ネットワークを整備するとともに、小中学生がPCやタブレットなど1人1台の端末を持ち、ICTを利活用した教育を行うというもの。実は日本はその分野においては他国から大きく遅れをとっており、文部科学省が2019年にこの構想を発表したという経緯があります。「子どもたちの学びを止めない。コロナ禍でオンライン授業の必要性が急に高まったことで、学校のICT利用が行われるようになった」とお考えの方も多いようですが、前述したようにGIGAスクール構想はコロナウイルスが蔓延する前の2019年に発表されたものです。もともとは2023年までに5か年計画で順次進める予定だったものを、コロナウイルスにより一気に前倒ししたにすぎません。リクルートが提供する『スタディサプリ』もコロナ禍をきっかけに多くの学校で導入・活用が進みました。「Society5.0」社会 の到来と言われる今、ICT教育の普及に拍車がかかったことは、子どもたちの将来を考える上でよかったとポジティブに捉えるといいでしょう。とはいえ、コロナ禍の混乱の中で学校からタブレットが配布され、必要に迫られて急にオンライン授業が開始されたという印象は否めないですよね。こちらの気持ちや知識の準備がない中で突然端末を手にしている子どもを前に、保護者はどう関わってあげるのが正解なのか悩んでいるという声も耳にします。■「主体性」はサッカーでも教育においても重要なキーワードサカイクの理念である「自分で考えるサッカー」は、子どもが自ら考えて決める「主体性」を育むことを軸においていますが、その考えがまさにこれからの学校教育でも重要視されています。今年の「大学入学共通テスト」でも話題となりましたが、大まかに言うとこれまでのように「過去問の演習を重ねた暗記パターン」の学習スタイルではなく「授業や日常生活の中で課題を発見し、解決方法を構想できるか」「物事の本質を理解しているか」が問われています。それには思考力や判断力、表現力が必要で、これらはいわゆる「主体的な学び」により培われる能力でもあります。■教室では積極的に手を上げられない子もツールを通せば意見を出しやすくなることもICT教育は一人ひとりの子どもたちの主体性を育んでいくのに適したツールとも言えるでしょう。例えば授業中は子どもたちそれぞれが端末を通して自分の意見や考えを発信することができ、それをモニターに映しながら自分とは違う考えを知り、意見交換をして考えを深めたりする学習が取り入れられています。従来のように挙手して先生から指名された人だけが発表をするという授業風景とは異なっています。消極的な性格の子でも自分の考えを発信しやすくなったり、先生は多くの子どもの考えを紹介しながら、気づきを促して子どもたちの思考を深めることができます。それにより、自己肯定感が上がりやすくなり、非認知能力の育成にもつながっていきます。また、色々な考えがあることを知ることは「気づき」を得たり、新たな問いが生まれたりすることで学習意欲が高まります。「もっと知りたい、勉強したい」という気持ちは「主体性」のなによりも大きな原動力になります。■デジタルツールを使うことで実現できる個別最適、協働的な学び専門用語では「個別最適な学び」「協働的な学び」と呼ばれ、文部科学省が新しい学習指導要領の実施において一人一人の子どもたちの学習活動を充実させるためのキーワード。ICTを活用することで実現しやすくなったと言えるでしょう。主体性や協働する力は、学びの現場や入試で問われる力だけではなく、生涯を通して問われるスキルです。社会人になってからも、効率をよくする仕組みや業務の改善、見直しや新ビジネスの検討等など、どの立場の方も求められるスキルなので、社会人である親御さん世代は納得しやすいはずです。親子で戸惑いも多いICT教育かもしれませんが、多様な子どもたちが個性を活かしながらこうしたスキルを身に着けるにはもってこいともいえます。サッカーで必要な「自分で考える」ことにも良い影響を及ぼしてくれるかもしれません。■「文武両道」にもメリットがサッカーをはじめ、スポーツを頑張る子どもにも、ICT教育の活用は良い影響があります。動画や写真を共有してチーム内で意見交換をし、プレーの改善について考える機会が増えたりといったハード面はもちろんのこと、学ぶ場所や時間が制限されにくいため、サッカーをする時間と勉強をする時間のやりくりをしやすくなることも考えられます。ICTの活用により「文武両道」にも追い風が吹くと思えるのではないでしょうか。「自分で考える」を勉強にもサッカーにも。これからを生きる子どもたちにはぜひ、ICTを賢く利用して主体性をしっかり身につけてもらいたいですね。
2022年03月14日阪急阪神ホールディングスといきいきライフ阪急阪神では、春休み期間中の小学生に学びの場を提供するオンラインイベント「ゆめ・まち×スタジモ こども学びウィーク 2022」を開催します。このイベントは、お客様参加型の取組「阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボ」の一環として行うもので、阪急阪神ホールディングスのグループ会社や沿線の市民団体、いきいきライフ阪急阪神が運営する沿線コミュニティベース「スタジモにしのみや」での活動団体などと協働して、オンラインを活用した全14種類の体験学習プログラムを展開します。具体的には、昨年もご好評いただいた、阪急電鉄の車両工場の見学やタンポポについて学ぶプログラムのほか、今回は新たに、プロの演奏家にメロディーの作り方やリズムの組み立て方を学びながら曲を作るプログラムや、「点字」の仕組みや読み方を学ぶプログラムなどを実施します。さらに、阪急交通社の添乗員の案内で世界の言葉や食べ物などを学ぶプログラムと、こども向けSDGsコンテンツ「ゆめ・まちSDGsドリル」でSDGsについて楽しく学ぶプログラムでは、それぞれ250名の募集を行い、多くのこども達が自宅から参加できるようにします。当社グループでは、今後も、持続可能な社会の実現に向けて、次世代の育成に取り組んでまいります。本イベントの概要と募集要項は次のとおりです。1.実施期間:2022年3月28日(月)~4月3日(日)※プログラムごとに実施日は異なります。2.プログラム:14種類(詳細は参考資料をご参照ください)3.募集対象:小学生(ただし、保護者の同席が必要です)4.募集人数:計685名 ※応募多数の場合は抽選となります5.料金:参加無料(通信料は各自ご負担ください)6.募集期間:2022年2月8日(火)~3月10日(木)7.応募方法:ホームページよりご応募ください。 8.実施体制:共催 阪急阪神ホールディングス株式会社、株式会社いきいきライフ阪急阪神後援 西宮市教育委員会、豊中市教育委員会9.お客様からのお問合せ先こども学びウィーク事務局(いきいきライフ阪急阪神 スタジモにしのみや内)TEL:0798-78-2753(平日・土日祝、10時~17時)●「阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボ」とは阪急阪神ホールディングスグループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環として実施する取組です。阪急西宮ガーデンズ(兵庫県西宮市高松町)内の沿線コミュニティベース「スタジモにしのみや」や阪急・阪神の駅などで、沿線の市民団体やグループ各社などと協働して、お客様参加型のワークショップやセミナーを定期的に開催しています。「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」に関する情報発信のほか、大人向けに被災地支援につながるセミナーやこども向けに身近な環境について学ぶイベントなどを開催。お客様に社会課題を知る機会や学びの場を提供することで、「未来にわたり住みたいまち」づくりへの共感や機運を高めることを目指しています。( )●沿線コミュニティベース「スタジモにしのみや」とは沿線のコミュニティデザインを行う株式会社いきいきライフ阪急阪神コミュニティ事業部が運営する地域交流促進の場。「大好きな地元で、あつまる・つながる・つくる!」を合言葉に、阪急・阪神沿線で活動する地域の方たちが、まちづくりに関するワークショップや趣味の講座、セミナー等を開催するなど、情報発信・交流のために集まり、相互につながり、沿線の魅力を高めていくプロジェクトを一緒につくっています。( )参考資料: 阪急阪神ホールディングス株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月08日人々は何をどのように学んできたのか?19世紀後半以降、日本列島に近代国民国家が成立していく様相を、“学び”の視点から紐解く展覧会『学びの歴史像―わたりあう近代―』が、10月12日(火)より千葉・国立歴史民俗博物館にて開催される。同展では、幕末から明治という怒涛の流れの中にあった「学び」の姿を、対外関係史、文化史、経済史、医療・衛生史、アイヌ史など、さまざまな切り口から読み解いていく。アイヌ民族の歴史や言葉、首里や八重山の近代関係資料など、全国各地の資料を一堂に公開するほか《ブラントン日本図》や《元ト昌平阪聖堂ニ於テ博覧会図》など初公開の資料も含め、歴博の豊富な館蔵資料も紹介。さらに私たちにはなじみのない、唱歌教科書初代の「君が代」のメロディなどを紹介する“聴く展示”もある。伝統と近代、欧米とアジア、中央と周縁、強者と弱者など、教育や学知を通じて「国民」が生み出されていく過程を多面的に明らかにしながら、近代における“学び”の意義を考える。≪ブラントン日本図≫明治9年(1876) 国立歴史民俗博物館蔵≪開成所物産学入学姓名記≫文久2年(1862)国立歴史民俗博物館蔵≪大日本内国勧業博覧会之図≫明治10年(1877) 国立歴史民俗博物館蔵≪疱瘡神の化身≫明治8年(1875)国立歴史民俗博物館蔵【開催概要】企画展示『学びの歴史像―わたりあう近代―』会期:2021年10月12日(火)~12月12日(日)会場:国立歴史民俗博物館企画展示室A・B( )時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)休館日:月曜日(休日にあたる場合は開館し、翌日休館)料金:一般1,000円、大学生500円※会期中展示替えあり※半券の提示で当日に限りくらしの植物苑に入場可※開館日・開館時間を変更する場合があり※土日祝、12月7日(火)~12月12日(日)はオンラインによる事前予約制
2021年09月16日自分に合った「健康睡眠」のデザイン11月12日(木)、福岡県福岡市中央区にある渡辺地所福岡駅前ビル9階「学びのカフェ天神」にて、セミナー『ぐっすり眠って美と健康を手に入れよう!~健康睡眠と自律神経~ 自分に合った「健康睡眠」のデザイン、自律神経を整えていく方法をお伝えいたします』が開催される。受講料は1,000円で、別途資料代400円が必要。なお、セミナーを10回受講できる「セミナーカード」が販売されており、こちらの価格は8,000円となっている。講師はスポーツ・健康栄養講師、腸もみ師、日本スポーツ栄養コンディショニング協会本部講師の浦川恵子氏である。日本人の睡眠時間は世界ワースト1?眠ったはずなのに、朝、起きても疲れが取れていないような気がする。寝起きがよくない、寝付きが悪いといった睡眠に関する悩みを抱えている人は少なくない。日本人の睡眠時間は最低レベルだともいわれ、心身の休息、自律神経の調整、記憶の整理、肌の生まれ変わりにも睡眠は重要である。この日のセミナーでは、睡眠の大切さ、美と健康に必要な自分に合う「健康睡眠」のデザイン、自律神経を整える方法を知ることができる。日時: 11月12日(木) 14:00~15:20場所: 渡辺地所福岡駅前ビル9階(天神ロフト横)福岡県福岡市中央区渡辺通4-9-20受講料: 1,000円+資料代400円(学びのカフェ天神のサイトより引用)(画像は学びのカフェ天神のサイトより)【参考】※ぐっすり眠って美と健康を手に入れよう!~健康睡眠と自律神経~ 自分に合った「健康睡眠」のデザイン、自律神経を整えていく方法をお伝えいたします - 学びのカフェ天神 -福岡/天神セミナー
2020年11月06日今までのゲームに対する価値観が変わるかもしれない、全く新しい「ゲームの習い事」をご存知ですか?「ゲームで遊んでいる時くらいに夢中で勉強してくれたらいいのに…」そんな風に思われたことがある方に、ぜひご紹介したい習い事があります。勉強に集中することは苦手だけど、ゲームだったら時間を忘れて夢中で続けられる。それだったらゲームで遊ぶ時間自体を、学びの時間に変えることができたなら、家にいながら自分らしく学びを深めていけるはず。その想いで、ゲームが本来持ち合わせている「学びの可能性」を最大限引き出そうとしているのが、日本初のゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』。プロゲーマーになるためのトレーニングではなく、ゲームを通じて脳を鍛えたり、コミュニケーション力を高める教育プログラムです。今人気のゲームをそのまま活用して、その中でプロのコーチが学びを掘り下げてくれます。Upload By 発達ナビ編集部eスポーツの注目度がかつて無いほどに高まるなど、ゲームの可能性への期待感が高まる中で、もしかするとまだゲームに対する抵抗感を持たれている方もいるかもしれません。ただ元々、ゲームはそれ自体に学びの要素を内包していて、例えば目標を自分で定め課題を解決していく問題解決力だったり、現実では難しいスケールのものをつくる創造力、クリアした時の達成感が生む自信など、様々な力を自然に育むことが出来ます。『ゲムトレ』によると、実際にゲームを通じて集中力や情報処理能力など、脳の力が高まるという研究結果もあると言います。Upload By 発達ナビ編集部一方で、一人の世界でゲームをしていると学びが顕在化されにくく、おうちの方としても何をしているか分からずに心配になることもあるはず。だからこそ『ゲムトレ』では、トレーナーがお子さんのゲームでの学びを引き出し、また他の子どもたちと一緒に学ぶことを誘導していきます。Upload By 発達ナビ編集部そんな『ゲムトレ』だからこそ、発達障害や不登校のお子さんが受講し、それぞれの個性を現在進行形で伸ばしています。そこで本日は、ADHDとASDの傾向があり、不登校の小学6年生のお子さんを持つおうちの方の体験談を通して、『ゲムトレ』のどんな部分がお子さんの成長に寄り添っているのか見ていきます。そこには、発達ナビユーザーの中で同じような状況にある方にとって、一筋の光となるような成長ストーリーがありました。不登校になった彼にとって、『ゲムトレ』が心の拠り所となっています「不登校になった時にずっと家でゲームばかりしていて。そんな息子を肯定してあげたい自分がいたんですよね」Fさんの息子さんは、小学5年生になる頃から学校に行くことが辛くなってしまい、不登校になりました。学校に行きたい気持ちはありながらも授業での字の読み書きが難しくなってしまい、他の子どもたちと同じように出来ないことが辛くて、外に出ることが怖くなってしまいます。苦しい状況の中で自信も失って、「間違っていると思うんだけど…」が口癖となり、否定されて傷つくことを恐れて人との関わりも避けるように。大好きだったサッカーの習い事も、通えなくなりました。そんな時に、外に出られない彼の心の安定剤になっていたのが、ゲームだったと言います。「ゲームの時間を、この子の先に何かが見えてくる形に変えてあげたかったんです」他の習い事は受けるのも難しい中で、小学5年生の終わりから『ゲムトレ』を始めることに。試しに体験会に申し込んでみると、授業を終えた彼は興奮気味に「すっごい面白かった!」と話してくれたそうです。そして始めた『ゲムトレ』は、彼の世界の中の大きな場所を占めるようになりました。Upload By 発達ナビ編集部「お兄さんみたいな存在の先生と、ゲームで打ち解けられる友達の存在が、彼の世界を広げてくれています」週1回のペースで、現在は大人気ゲーム『マイクラ』と『フォートナイト』のトレーニングを受けています。基本的にゲーム毎に同じ先生が教えてくれて、最大3人の生徒で参加します。授業時には同じリビングにいるようにしていますが、基本は一人で楽しく受けているそうです。ライン通話を繋いで対話をしながら、先生が引率する形でゲームを進めていきます。ゲームのランキングでアジアの上位の先生もいて、プロにしか教えられない専門的な知識やテクニック、考え方を学ぶことが出来るようです。参加するのは同世代の子どもたちで、同じように学校に通えない子も参加しています。「今日は何がやりたい?」とみんなで目標を決めて、それに向かって材料を集めたり謎を解いたり課題をクリアしたりと、同じゲームの世界で協力し合わなければいけません。「コミュニケーションが、ゲームを通してハードル低く実践してみられるのが彼には良かったみたいで」『ゲムトレ』では一人でゲームをやるのではないという所が肝で、協調性も必要となるため、コミュニケーション力が育まれるきっかけとなります。授業の終わりにはおうちの方にラインで学んだことが送られてくるので、ゲームの学びと成長が常に可視化された状態になることも安心です。Upload By 発達ナビ編集部「ここで普段もゲームで遊べる友達が出来たことも、彼の変化として大きかったと思います」顔の見える関係性の中で、少しずつ対人関係の自信も取り戻していきました。同じトレーニングに参加していた2つ年下のお子さんと、『ゲムトレ』以外でも遊ぶ関係になり、お互いに刺激し合うように。好きなことで繋がり、ゲームという共通言語を持てる友達は、学校にも見つからなかった、かけがえのない存在となりました。少しずつ、少しずつ。彼はここから、彼の世界を再び広げ始めています。世界への一歩を踏み出した彼は、自分の言葉で夢を話せるようになりました「今必要なことって誰もが苦もなく覚えようとしますよね。彼にとってはその原動力となったのがゲームだったんです」『ゲムトレ』を通した半年での大きな変化で、文字が読めるようになったことがあると言います。国語の教科書の2行を読むのも辛くてたくさんの時間を必要としていた彼は、ゲームを通して文字への抵抗を無くしていきました。ゲームの中にはテキストも多く存在し、それが読めなければ先に進むことができません。学校の授業ではつまずいてから先に進めなかった彼ですが、大好きなゲームだからこそ彼は自分から勉強して、日本語はもちろんアルファベットまで読めるようになったと言います。もちろんゲームの中で読み方を教えてくれる先生の存在も大きかったようです。漫画や本にも興味が出てきたようで、ゲームの世界を通して学んだことがゲームの世界を飛び越えた日常でも、成長としてあらわれてきています。Upload By 発達ナビ編集部「日常の中でも自信が芽生えていて、自分の考えを相手に伝えられるようになったんです」トレーニングを受ける中で、ゲームのランキングもAにステップアップし、偶然家に来た友達にゲームを教えてあげていたと言います。今の彼の口からは、「間違っていると思うんだけど…」という言葉は出ませんでした。ゲームで育んだ自信やコミュニケーション力が、想いを言葉にする力を支えてくれています。「思えば以前は私自身も、学校に行かせなきゃというプレッシャーがありました。でもそうじゃなくたっていいって、『ゲムトレ』が心を軽くしてくれた気がします」それはやはり、『ゲムトレ』を通した彼の成長を目の当たりにしているからに他なりません。不登校で学校に行けないのであれば、家での時間を成長の時間に変えてあげればいい。そう信じさせてくれる変化を、彼は今見せてくれています。Upload By 発達ナビ編集部「最近、プロゲーマーになりたいと言い出したんです。自分の目標を話したことなんて無かったので、本当に嬉しくて」将来プロのゲーマーになるにしても、そうじゃ無かったとしても、今この瞬間に大好きなゲームに打ち込み学ぶ経験が、きっと大きな財産になると考えていると言います。大人になったらゲームだけじゃ生きてはいけないかもしれない、それは本人が自然と理解していくことで、その時はきっとゲームに代わる熱中できる何かを、見つけられるはず。そしてなんと、今彼は自分の意思でフリースクールに通い始めるようになり、サッカーの習い事も少しずつ再開できるようになりました。「ゲームを通して、彼は確かに多くのことを吸収して変わりました。そんなお子さんが増えるといいなと思います」もちろん必ずしもゲームが無くても、学びの機会を見つけられるお子さんたちはいます。でも彼のように、夢中で取り組める大好きなゲームだからこそ、無理なく学ぶことができるという同じ状況のお子さんもきっと多いはず。ぜひ、彼と同じように、まずは体験会から始めてみてはいかがでしょうか?Upload By 発達ナビ編集部「ゲームで学ぶ、だから夢中になる」。新しい学びの形を体験してみませんか?Upload By 発達ナビ編集部ゲームで学ぶという、全く新しい成長のカタチ。ゲームを通した健全な成長を応援できるように、『ゲムトレ』では様々な試みも取り入れています。Upload By 発達ナビ編集部新しいからこそ、まずは一度体験してみることで、お子さんの反応を確かめていただきたいと思います。彼のような成長の機会がきっとあるので、ぜひこの機会に新しい習い事の選択肢の1つとして、検討してみてください。『ゲムトレ』はこれからの未来に、囲碁や将棋を習うように、ゲームを習う文化をつくっていくと言います。学びのハードルを下げてくれるゲームというものを通して、お子さんが成長のきっかけをつかんでいただけることを、願っております。Upload By 発達ナビ編集部
2020年10月13日ウーマンエキサイトの読者のみなさまこんにちは。まつざきしおりです。親子、一つ屋根の下で一緒に暮らしていても性格は違うといいますが、わが家もこんな感じです。■娘は物事をあまり引きずらないタイプもちろん娘も悩んだり悔しがったりはするのですが、あまり引きずらないタイプで、ひとつのことをモンモンとずっと考えがちな私としては、ちょっとうらやましく…少しその性格を分けてもらいたい!私もその「ま、いっか!」機能を外付けハードディスクのように搭載できたら、と思うことがよくあります。といっても、この性格で30数年生きているので、さすがに根本から変えるのはなかなか難しい。なので、せめて娘の口癖を真似てみるようにしました。落ち込んだ時頑張らなければと思っても頑張れない時自分の失敗に自己嫌悪を感じて、自虐的になっている時そんな時に… ■重たい気持ちが軽くなる魔法の言葉深く息を吐きつつ、この言葉を口にすると、なんとなく重い何かが軽くなります。悩んでいたことも、実はそんな大したことじゃない気がして、まあなんとかなるか、という気がしてくるので不思議。言の葉の力って大きいんだなぁ、と思いました。他にも「がんばろう!」と自分に言い聞かせがちな私に、「がんばってるけん、がんばらなくてもだいじょうぶやで」と声をかけてくれたりと、私の肩の力を抜かせてくれる娘の存在は、とてもありがたいなと思っています。■書籍のご案内 『みーたん!』 (まつざきしおり (著)/文友舎 2020年8月11日発売 ¥1,078)瀬戸内海にある小さなアートな島・直島でゆるゆる暮らす3人と1匹。島生まれ、島育ちのみーたんのゴーイングマイウェイな日常を描いたマンガエッセイ。フォロワー10万人超の人気を得ているインスタから大量の描き下ろし! さらに直島の名所がわかる手描きマップや、みーたんが好きなおにぎりのレシピも収録!
2020年10月12日編集部:学研キッズネット編集部休校要請等により自宅学習に取り組んでいる小・中学生を応援するため、自宅学習に適した参考書・辞書・ドリル・問題集など約40冊を「受験研究社Virtual Library」にて期間限定(3月31日まで)で無料公開していた教育出版社「株式会社増進堂・受験研究社」は、現時点で新型コロナウイルスの影響による休校措置が全国的に収束に向かっていない状況に伴い、無料公開時期を2020年4月17日(金)まで延長することを発表しました。無料公開を延長するのは、創刊以来2600万部突破のベストセラー参考書「自由自在」をはじめ、学年の復習が一冊でできる人気の問題集「全科の復習テスト」など約40冊のラインナップ。延長期間は▪️2020年4月1日〜4月17日23:59までで、以下の申し込みページにて登録することで利用が可能となっている。小学生用書籍参考書:2600万部突破!基礎から難関校受験まで使える信頼の参考書「自由自在」。分からないことがあれば何でも「自由自在」で調べてみてください。新指導要領対応で先取り学習にも最適です。※ 小学生用「自由自在」につきましては、LINEで知りたいキーワードを質問すると、「自由自在」の該当するページをLINE上で閲覧できる新しいサービス“教えて!「自由自在」先生”も期間限定で無料でご利用頂けます。わからない用語を調べたい時などにはこちらもご活用下さい。新辞典:楽しく学べる工夫が詰まった定番新辞典シリーズ。読むだけでも楽しめます。総復習しよう!:主要科目の復習がこれ一冊でできる大人気問題集。進級前の総復習にご活用下さい。楽しく学ぼう!:クロスワードなどで楽しく学べる教材をラインアップしています。勉強の合間にご利用下さい。中学生用書籍参考書:2600万部突破!基礎から難関校受験まで使える信頼の参考書「自由自在」。家庭学習で分からないことがあれば何でも「自由自在」で調べてみて下さい。用語集:多くの高校受験生に愛用される用語集の決定版。分からない用語があればそのままにせず、用語集で確認しながら前に進むことで、確実に学力がつきます。総復習しよう!:各学年全教科の復習がこれ一冊でできる大人気問題集。進級前の総復習にご活用下さい。理・社の一問一答問題集もご利用頂けます。【期間限定無料申込サイト】【株式会社増進堂・受験研究社】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月02日編集部:学研キッズネット編集部株式会社math channelは、2020年4月6日(月)より小学1~4年生を対象に、おうちで楽しく学べる双方向型講座「オンライン算数パズル教室」を開講。4月中は体験会を実施し、5月11日(月)より講座を開始する。「オンライン算数パズル教室」について教室は、Web会議ツール「Zoom」を使用した全国各地で、自宅にいながら双方向型の習い事を受けられる「オンライン算数教室」。1クラス最大15名程度のお子さま方に対して、代表でありオンライン授業の実施実績も多数有する「数学のお兄さん」横山明日希が講師を務め、双方向で適宜コミュニケーションをとりつつ進行していく。こんな時でも「子どもの楽しみと学びをなくさない」ために「算数・数学の楽しさを広める」をミッションに、オフライン教室やワークショップ、イベントを中心に展開してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大による社会情勢に伴い、web会議システム「Zoom」を活用したオンライン授業も開始。3月は日本全国から小学校低学年~中学年を中心とした60名以上のお子さまが参加した。オンライン講座実施時の様子本年2月末より全国の小・中・高校が休校措置となり、それに伴い子ども達は家庭での自学自習が基本、またオフラインの習い事も一時休止、もしくは現在も休止となっている方も少なくはない。この先が見えない社会情勢のなかで、自宅で過ごさなければいけない時間が増え、ごく親しい方々以外とコミュニケーションをとる機会も減ってきている現在。このような状況下で、「学びの楽しさを広める」をミッションとして掲げる株式会社math channelは、お子さま方、そして保護者の皆さまのためにオンライン教室という形をとり、日本全国のお子さま方を「算数」という学びで繋げてコミュニケーションの機会を設けること、そしてご家庭に「子どもの楽しみと学びの場」を届けること、お子さま方の将来に繋がるアクションを止めないために、オンライン習い事「算数パズル教室」を開講する。「オンライン算数パズル教室」利用教材についてメインで利用する教材は、教室講師の横山明日希も著作者として製作を手がけた、サイエンス作家竹内薫氏、田森佳秀氏との共著作『理数センスが育つ算数王パズル』(小学館)を使用。学校ではあまり扱われることのない、算数を好きになるきっかけが沢山詰まった問題を扱っていきます。◆math channelの「算数パズル教室」についてmath channelの算数パズル教室は「算数をもっと楽しくそして好きになる」ためのエッセンスが沢山詰まった「楽しく考えて取り組める問題」を取り入れたオリジナルの算数講座です。「パズル」とは、図形の問題だけでなく、数や論理なども含めて「頭を使って考えながら解く問題」のことを指します。math channelの算数パズル教室では、様々な分野に潜む「考えれば考えるほど楽しくなる」問題を取り扱いながら、お子さまの「主体的に考えていく力」を身に付けるきっかけを作っていきます。担当講師プロフィール横山明日希横山明日希(よこやまあすき)算数・数学の楽しさを伝える数学のお兄さん。株式会社math channel代表。明光ネットワークジャパン、株式会社サイバーエージェント、株式会社ビズリーチのマーケティング部門マネージャーを経て独立。日本お笑い数学協会副会長、探究型学習塾a.school探究算数アドバイザー。著書・共著書に『笑う数学』(KADOKAWA)、『愛×数学×短歌』(河出書房新社)、『理数センスが育つ・算数王パズル』(小学館)、『算数脳をつくる かずそろえ計算パズル』(幻冬舎)等。最新刊は、『サクッとわかる!中学数学キャラ図鑑』(KADOKAWA)。「オンライン算数パズル教室」実施概要<4月体験会・概要>【開催日程】コンテンツA「算数パズル・図形編」→4月6日(月)、20日(月)コンテンツB「算数パズル・論理編」→4月13日(月)、27日(月)※コンテンツA、Bの日程より1日程ずつご選択の上、1ヶ月で計2コマご受講頂きます。【時間】小1~2クラス:16時30分~17時30分小3~4クラス:18時~19時【費用】2コマ分合わせて4,000円(税込)【定員】各講座15名【対象】小学1年生~4年生詳細&申込ページはこちら→ <5月からの講座・概要>【開催期間】2020年5月11日(月)~7月27日(月)の毎週月曜日【時間】小1~2クラス:16時30分~17時30分小3~4クラス:18時~19時【費用】4コマごとに8,800円(税込)※5月~12月の全12回まとめて支払いの場合25,400円(1000円off)【定員】各講座15名【対象】小学1年生~4年生詳細&申込ページはこちら→ 学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月02日編集部:学研キッズネット編集部主に未就学の親子に向けた週末の体験活動「ウィークエンドスクールfor kids」を運営する「一般社団法人かもしか」は、5月に出版予定の『子どものときに育む一生もののチカラ(仮)』の一部「子どもを育む遊びの見守り方」を、2020年3月25日から4月12日まで休校や登園自粛、春休みで家で過ごす時間が増えた子どもの活動を大人が見守る際のヒントとして、スマホ閲覧サイズの1枚画像にして無料で提供している。子どものときに育む一生もののチカラ、非認知能力とは?学力やIQなど読み書きや学習到達度などで測定可能な能力を「認知能力」といい、これまでの早期教育ではこの認知能力を意識して行われてきました。しかし近年、一方的に知識や技能をインプットするだけでは育たない、気質や性格的な特徴である「非認知能力」こそが幼児期にとって大切だということが分かりました。非認知能力は心理学的に「社会情動的スキル」とも言われ、忍耐力、社交性、やり抜く力といった気質のことで、2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン氏は、非認知能力が「将来の学歴・年収・雇用」などに大きく影響を及ぼすことを証明しました。「遊び込み」の中で育まれる非認知能力幼児期は特に「遊び込む」ことで非認知能力が育まれるため、保育園や幼稚園などの幼児教育現場での実践をはじめ、教育熱心な家庭で「子どもの遊び」に対する関心が高まっています。「ウィークエンドスクールfor kids」で出版予定のテキストでは、この「非認知能力」についてわかりやすく、そして家庭でも子どもの能力を育めるように大人の役割について解説。今回無料で提供するページは、子どもの非認知能力を育む上で欠かせない、子ども主体の遊びなどの活動を大人がどう見守ったらいいかをまとめたものになっています。【無料提供ページ「子どもを育む“遊び”の見守り方」】【無料提供期間】2020年3月25日(水)〜2020年4月12日(日)【ダウンロード方法】ウィークエンドスクールfor kids公式サイトのトップページのお知らせ欄からダウンロードいただけます。【出版予定のテキストについて】監修:共立女子大学 家政学部 児童学科教授 白川佳子先生著者:ウィークエンドスクールfor kids出版予定: 2020年5月形態: 36ページ、A5サイズ主な内容・非認知能力とは・非認知能力を育む・解説コラム・保育のプロが語る非認知能力他※予告なく変更になる場合がありますウィークエンドスクールfor kidsについて遊びを通じて子どものチカラを育みたいママ・パパと、その子ども、そして地域に住む元・保育士や幼稚園教諭といった子どもの専門家がチームになって活動する、週末の楽しい遊び場です。幼児期に育みたい一生もののチカラ「非認知能力」を重点に置いたプログラムを行っています。まちの商店や農家、食堂、集会所などの協力で、地域を舞台に社会と関わりながら、楽しく子どものチカラを育むことを目指しています。現在、東京都調布市、東京都町田市、埼玉県南西部、愛知県北名古屋市の4カ所に、活動の中心となる子どもの専門家がいます。【公式サイト】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年03月31日「なんで?」「どうして?」子どもは何に対しても疑問を抱き、知りたがりますよね。簡単に答えてあげられることならいいですが、大人が思いつかないような質問の答えに困ったという経験はありませんか?わが家の息子も、物心ついたときから「なんで?」が口ぐせ。年長さんにもなると、大人でも難しいと感じる高度な質問もするようになり、返答に困ることも。そこで、私の子どもの素朴な疑問への対処法を紹介します。2、3歳の「なんで?」エンドレスリピートへの対処法息子が2、3歳の時期は、どんなことに対しても「なんで?」と聞かれました。答えてあげても、その答えに対して、また「なんで?」と、質問と回答の繰り返し。これ以上答えられないという限界にきたら、逆に「なんでだと思う?」と聞き返しました。息子は、少し考えて「わからない」と答えが返ってきておしまいになることが多かったです。2、3歳の子どもが「なんで?」をエンドレスにリピートするときは、その先の答えを知りたいのではなく、とにかく「なんで?」を言いたいだけのときもあるようです。4、5歳の「どうして?」答えにくい質問に困る年長さんともなると、親もドキッとするような質問をしてきます。将棋を習っていたときに、「なんで(勝負に)勝たないといけないの?」とひと言。これには、「うーん、なんでかなぁ?」と明確な答えが出せませんでした。それ以外にも、「なんで朝が来るの?」「どうして大人になるの?」「どうして音楽が生まれたの?」という質問には、うまく説明してあげられませんでした。親が答えられないときは、本や図鑑を活用して!今は、インターネットで検索すれば、だいたいの答えがのっています。ですが、それらは大人向けのもので、子どもに説明するのが難しいこともしばしば。そんなときに古本屋さんで出合ったのが「世界一素朴な疑問、宇宙一美しい答え」(河出書房新社)でした。子どもたち100人から集めた素朴な疑問に対し、世界の第一人者100人の答えをまとめた一冊。本の中に「どうして音楽があるの?」と息子と同じような質問があり、購入することに。読んでみると、どれも子どもが疑問に思いそうなことばかりで、息子の一番のお気に入りは、「ウシが一年間おならを我慢して、大きいのを一発したら、宇宙まで飛んでいける?」という質問でした(笑)。子どもらしい質問にも、大人が大真面目に答えてくれています。それ以外にも、小学校へ上がったばかりで子ども同士のトラブルに悩んでいるとき、「どうして意地悪なんかするのかな?」という質問の答えが、息子の気持ちにしっくりきたようで、とても役に立ちました。答えはひとつじゃなくてもいい現在6歳の息子は、気になることがあると、興味のある本を読んだり、インターネットで検索したり、自分で調べるようになりました。例えば、「手で食べると行儀が悪い?」という疑問に対して、「手で食べる国もあるんだよ」と話をしたり、「昔は恐竜に毛が生えてないと思われていたんだよ」など、文化や時代によって常識や事実は変わることもあるということも教えています。物事にはいろいろな側面があり、正解はひとつではありません。「人それぞれの考えがあっていい」ということを伝えつつ、自分の頭で考え、知る楽しさを感じてほしいと思います。最後にわが家で気に入っている本を4冊ピックアップしました。子どもの疑問に答えてくれる本はたくさんあるので、図書館や本屋さんをのぞいてみてくださいね。お気に入りの本(ナツメ社)(学研プラス)(高橋書店)(河出書房新社)<文・写真:ライター三浦麻耶>========読者限定RIZAPトライアルモニター募集中!「シェイプアッププログラム」を4万9800円(4回・税別)でお試し。さらにモニター謝礼として1万円のキャッシュバック!さらにモニター終了者から抽選でクオカード3000円分を100人にプレゼント。さらに本コースへの入会金5万円無料。店舗により受け入れ制限がかかる場合が想定されますのでお早めにお申し込みください。申し込みはこちら ⇒申し込み〆切:2019年8月31日(土)
2019年08月05日子どもに人気がある学びのツールといえば、絵本の読み聞かせがあるでしょう。むかしから変わらない、大定番のツールです。発達心理学と認知心理学の専門家である十文字学園女子大学の大宮明子先生によれば、「もちろん、読み聞かせにはたくさんの学びの要素がある」とのこと。ただ先生は、「その学びが読み聞かせの目的だと思ってはいけない」とも語ります。その理由はいったいどんなものでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)読み聞かせがもたらすさまざまな学び幼い子どもに絵本の読み聞かせをする場合、親御さんとしてはどうしてもその「学びの効果」を期待してしまうものですよね。もちろん、子どもは読み聞かせによって多くのことを学び、吸収していきます。第一に、絵本を読み聞かせしてもらうことで、それまで知らなかった言葉やその使い方を知るということが挙げられますし、さまざまな概念も覚えるでしょう。たとえば絵本に「宅配便」が登場したら、「宅配便って荷物を運んでくれるお仕事のことなんだ」と知ることができる。実際にはまだ見たことがないものであっても、絵と文章によって新たな概念を覚えられます。また、読み聞かせのシチュエーションがちがえば、子どもが学ぶことにもちがいが出てくる。たとえば、家庭でなく幼稚園や保育所などでお友だちと一緒に読み聞かせしてもらうことには、マンツーマンになりがちな家庭での読み聞かせとはまたちがった学びがあります。それはなにかといえば、共感するということ。ドキドキするような少し怖いストーリーなら、ひとりだと不安になってしまいますよね。でも、隣に同じようにドキドキしているお友だちがいれば、互いに気持ちが通じ合ってちょっと安心できる。ストーリーが進んで怖い場面を過ぎれば、「ああ、よかった」と一緒にほっとするするかもしれない。そのようにして、お友だちと一緒にドキドキしたり悲しくなったりよろこんだりして、自分自身の心に気づき、心を動かす楽しさを知りながら、共感力を高めることになるのです。子どもは絵本で学びたいわけではない?ただ、それらが読み聞かせの目的だと考えてしまってはいけないとわたしは考えています。子どもが「絵本を読んで」と親におねだりするときは、なにかを学びたいわけではありませんし、もっといえば絵本の内容を知りたいわけでもないという場合もあります。つい昨日も読んだばかりの絵本を子どもが持ってきて、親としては「またこれ?」と思うこともあるはずです。子どもは同じ絵本をなぜ読んでほしいのでしょうか?それは、絵本の内容を知りたいのではなく、絵本を読んでもらうことで親と一緒にいられる時間が楽しいとか、その時間だけは大好きなお父さんやお母さんを独り占めできてうれしいとか、そういう気持ちがあるからなのです。また、子どもには子どもなりの絵本の楽しみ方があります。「昨日は絵本の左ページばかり見ていたから、今日は右ページをよく見てみたい」といった単純なことも、子どもの楽しみ方だと思うことが大切です。それから、親が一生懸命に読んでいるのに子どもは上の空で聞いているように見えることもありますよね。そういうときは、絵本のストーリーを自分で膨らませて、絵本のなかの世界に自分も入っているような想像を広げているということもあります。ですから、学びを意識するのではなく、そういった子どもなりの楽しみ方を大事にしてあげてほしい。「どんなお話だった?」は最悪のNGワードそう考えると、読み聞かせのコツも自ずと見えてくるはずです。ちょっとまずい読み聞かせとしては、大人がただ音読しているようなもの。まるでアナウンサーがニュースを読んでいるようにさらっと読んで「はい、おしまい」という感じの人が少なくないのです。とくに、男性に目立つタイプですね。それでは、子どもが自分なりに楽しむどころではありません。あくまで読み聞かせですから、「聞かせ」に重点を置く必要がある。子どもが聞いて楽しめるかと考えながら読むことがポイントです。保育士さんとちがって、一般の親御さんの場合は恥ずかしさも邪魔します。その恥ずかしさを取っ払って、登場するキャラクター別に声色を変えてみたり、場面によってはゆっくり読んでみたりと工夫をしてみましょう。それから、読むスピードも意識してほしい。まるでルールが決まっているようにどのページも同じスピードで読んでしまう人がいます。そうではなくて、子どもがじっと注目しているなら、そこで止まってあげる。子どもが満足したようなら、「じゃ、次にいこうか」というふうに進んであげてください。逆に、子どもがそのページに興味を示さず、先をめくりたがるという場合もありますよね。そういうときはさっさと進んであげればいいのです。「ちゃんと聞きなさい」「飛ばしちゃったらお話がわからないでしょ?」なんていうのは、単なる大人の理屈に過ぎません。子どもにとっての絵本の楽しみ方はストーリーを追うことだけではありません。子どもが興味を持ったところで止まり、興味の移ろい次第では前のページに戻ってもいい。読み聞かせは子どものためにするのですから、あくまでも主体は子どもにあるのです。そういう意味で、最悪なNGワードは、読み聞かせのあとの「どんなお話だった?」というもの。これをいってしまうと、子どもは絵本を読んでもらったあとは必ずそう聞かれると思って、絵本を楽しむことができなくなります。信じられないことに、「せっかく読んであげたのに聞いていないんだったらもう読んであげない」なんてことをいう親御さんもいます。それでは、親がわざわざ子どもの興味の芽を摘んでいるようなものです。誰かの「おすすめ絵本」は参考程度にどんな絵本を選ぶかも、子どもの興味に合わせていくことがベストです。子どもの好みはそれぞれちがいます。ストーリーものを好む子もいれば、図鑑っぽいものを好む子もいます。ですが、図鑑っぽいものにしか興味を示さない子どもの場合、親御さんとしてはストーリーものを楽しめない子に育つのではないかと心配してしまうかもしれませんね。そういうときにも工夫できることがあります。たとえば、働く車の図鑑ばかりを見たがる子どもだったら、働く車が主人公のストーリーものを選んであげればいい。そういう子どもも、ストーリーものはなんでもかんでも嫌いというわけではなく、たまたま内容物に興味がないだけというケースもありますからね。いずれにせよ、子どもがどんなものに興味を持っているのかをしっかり観察して、夢中になれる絵本を選んであげましょう。どこかの誰かが「おすすめの絵本」として挙げているような名作も、子どもによってはまったく興味を示さないことも大いにあり得ます。そういう名作リストは、参考程度と考えるようにしてください。『幼児期からの論理的思考の発達過程に関する研究』大宮明子 著/風間書房(2013)■ 十文字学園女子大学教授・大宮明子先生 インタビュー一覧第1回:東大・京大・司法試験・医師試験の合格者たちが、幼児期に共通してやっていたこと第2回:「ママがやって」と言われたら黄色信号。子どもの考える力を奪う親のNGワード第3回:「親の言葉遣い」に見る、成績優秀な子が育つヒント。語彙力が伸びる会話の特徴第4回:絵本の目的は学びにあらず。子どもの興味の芽を摘む、読み聞かせ後の「最悪の質問」【プロフィール】大宮明子(おおみや・あきこ)6月5日生まれ、東京都出身。十文字学園女子大学人間生活学部幼児教育学科教授。1988年、中央大学法学部法律学科卒業。1997年、お茶の水女子大学教育学部教育学科心理学専攻3年次編入学。2001年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科発達社会科学専攻博士前期課程修了。2008年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達科学専攻博士後期課程修了。人文科学博士。発達心理学、認知心理学、とくに子どもの思考の発達、乳幼児期の親子の関わりを専門研究分野とする。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年05月11日「エデュテイメント」って知ってる?教育の分野でよく使われている言葉で、「学び」という意味の「エデュケーション」と、「娯楽」という意味の「エンターテインメント」を合わせた造語。あんふぁんでは今年度「学ぶって楽しい!エデュテイメント」をテーマに、学びと遊びの関係について考えていきます。入園、進級、おめでとうございます!幼稚園での毎日の中で、子どもたちは大きく成長します。それは、幼稚園での“遊び”が、成長のための“学び”につながっているから。遊びの大切さと、遊びを通して子どもたちがどう育っていくのか、聖心女子大学・教育学科教授の河邉貴子さんに聞きました。お話を聞いたのは聖心女子大学文学部教育学科教授河邉貴子さん東京都公立幼稚園で12 年間教諭として幼児教育に携わった経験を持つ。専門は幼児教育学。著書に『遊びを中心とした保育〜保育記録から読み解く「援助」と「展開」』(萌文書林)ほか。NHK Eテレ「すくすく子育て」でも活躍遊びを繰り返して発達に必要な経験を積み重ねる一見、ただ楽しく遊んでいるように見える幼稚園の日常。しかし、子どもにとってはすべてが大切な学びにつながっています。子どもは生まれながらにして外界の情報を取り込む力を持っています。面白いところに手を伸ばす、新しい刺激を追う…。手や足を動かして感じて、世の中を知る、それを“遊び”の中で体得していくのです。遊びの本質は、自分からやってみたいという気持ち、やっていて楽しいという感覚、やり遂げた達成感にあります。その中で、見通しを立てる力、最後までやり通す力など、さまざまな能力を獲得します。こうした感情や感覚は、大人に押し付けられたり、正解を先回りして教えられても身に付きません。「非認知能力」の重要性が問われていますが、これは幼少期の遊びの中で、興味を持ったものに夢中になり、試行錯誤することで養われます。「認知能力」が高まるには、「非認知能力」が大切との研究結果も出ています。幼児期の遊びが、子どもの自発性を育み、小学校に上がってからの学習への自発的な意欲につながっていくのです。Keyword非認知能力とは目標に向かって頑張る力や自己肯定感を持つといった自分に関する力や、他者への思いやりやコミュニケーション能力など、人間として生きていく上で大切な内面的な心の力のこと。対して、文字が読める、計算ができるなどIQで測れる力を「認知能力」といいます先生や友達との関わりの中で質の高い遊びに日本では初の幼稚園が開園した約140年前から、遊びを中心とした保育を行っていて、「幼稚園教育要領」でも「遊びは幼児にとって重要な学びである」と明記されています。幼稚園に入ると、子どもの世界は広がります。中でも大きく変わるのが「人との関わり」。はじめはひとりで遊んでいる子どもたちも、お友達に影響されて、興味の幅が広がります。もちろん、ケンカになることも多々ありますが、そんなときは、保育者がそれぞれの気持ちを代弁して、相手にも気持ちや意見があることを知ります。「仲よくしましょう」と言われてできるものではありません。ぶつかりあう経験を通して、人との関わり方を学んでいくのです。また、子どもたちを放任していると、同じことをずっと繰り返したり、遊びが停滞することがあります。そんなときは保育者が助言を与え、見守り寄り添うことで、ひとつの遊びがどんどん発展して膨らんでいき、「質の高い遊び」ができるようになるのです。幼児期の遊びで心も、体も、頭も育つ運動会や発表会などの行事を通して、子どもたちが成長した姿を実感することも多いでしょう。しかし大切なのは、当日の成果ではなく、そのプロセス。みんなでひとつのことをやり遂げる、人と一緒に頑張ることの楽しさを、子どもたちは学びます。当日うまくいかなかったとしても、それまでの頑張りをほめてあげてほしいですね。幼児期の遊びで、心も、体も、頭も育ちます。そして遊べば遊ぶほど、能動的な学び手となって成長するのです。幼児期に夢中になって遊んだ経験が、大人になっても持続的に幸せを感じる土台を作ると言われています。幼稚園でたくさん遊んで、どんどん成長していく子どもたちの毎日を、親は見守り、一緒に楽しんでください。読者ママアンケート「小学校に上がる前に幼稚園で身に付けてほしいことは?」(※上位3つを複数回答)1位自分の考えを人にちゃんと伝えることができる74.8%2位先生や親、友達の話をちゃんと聞くことができる51.2%3位最後まで諦めずにやり通すことができる40.2%※あんふぁんWebアンケート2019年1/9~2/5、有効回答数1296人河邊さんからのアドバイス小学校に入ると、子どもたちは人間関係をイチから作り上げる必要性があります。幼稚園時代は毎日を一緒に過ごす中で、お友達とも分かりあえる力が高まっていますが、それがすべてリセットされてしまうのです。その中で「自分の意見を言えること」「お友達や先生の意見を聞けること」が、新しい環境で自分の居場所を見つけるのに重要になってきます。その意味でもこの結果は、とてもいい願いですね。「小学生になったら人の話をちゃんと聞くんだよ」「自分の意見を言いなさい」と親や先生に言われたからといって、できることではありません。幼稚園時代に、人との関わりや遊びを通して、お友達の話を聞くと自分の意見も聞いてもらえることや、イヤなことをイヤと言う大切さなどを、体感することが必要なのです。幼稚園での“遊び”を通して、こんなに成長します!子どもたちは遊べば遊ぶほど、遊びの質がどんどん高まっていきます。幼稚園での遊びを通じて、どのように成長していくのか見てみましょう。◆年少ひとり遊びから始まり、同じことをする楽しさを知る始めは一人ひとりが好きなことをバラバラに遊びます。同じ動作をする他者を感じて楽しい気持ちになる「身体同調」という感覚がありますが、園の環境に慣れてくると、隣のお友達を見て、「楽しそう、やってみようかな」という気持ちが芽生えてきます。ままごとをしていたら、全員がお母さん役になっていても不都合を感じないのがこの時期です。◆年中役割を決めてお友達と一緒に楽しむ友達とのやり取りの経験を積むと、相手に気持ちがあることや、ケンカをしても言葉で解決できることが分かり、その都度、どうしたらいいかを考えられるようになってきます。ままごとをしていても役割分担を決めて一緒に遊べるように。仲良しの友達ができる反面、お互いの主張が対立してケンカになったりもします。◆年長ひとつの遊びを通して、どんどん世界が広がる見通しを立てて遊ぶことができるように。また、友達との関わりの中で、意見を出し合い、ひとつの遊びがどんどん発展したり、みんなで一緒にひとつのことを成し遂げる楽しさが分かるようになります。ままごとでも、見えない部分のシチュエーションを考えていたり、現実を取り入れたり、発想が豊かになり、遊びの世界がどんどん広がります。ママの心配事に答えますQ スマホの動画やゲームが好きでずっと遊んでいますが、遊びといえますか?A この時代に生きていると、スマホ・パソコンはそのうち絶対触れるものです。全てを否定するわけではないですが、遊びは実際の経験の中で楽しみを見つけていくもの。バーチャルで見ただけのことは遊びとはいえず、実は身に付いていないことも。園時代は、べちゃべちゃしたり、どろどろしたりといった、実際の手触りや感覚を大事にしてあげてほしいですね。バーチャルしか知らないと、寛容性が狭まる恐れもあります。見せるにしても時間を決めるなどのルールは必要です。Q 遊びに夢中で、ひらがなや数字に興味なし…、小学校へ行っても大丈夫?A 遊びの中で「看板に文字を書きたい」「お友達にお手紙を書きたい」など、興味を持ったときに教えてあげるのはOKですが、興味がない子に「“あ”を書いて」など無理やり教える必要はありません。また、字が汚いとか書き順が間違っているなど、子どものやる気を奪うようなことは幼稚園時代には言わないで。小学校に入るときに、自分の名前が読めて書けるくらいで十分です。遊びに夢中になれるのは素晴らしいこと!この時期に大切にしてほしいのは、習得ではなく、文字・数字に対しての豊かな経験。ママが本を読んでいる姿を見せたり、一緒に絵本を読んだりする体験を積んであげてください。Q ママにべったりで、幼稚園でママから離れてちゃんと遊べるか心配ですA 幼稚園に入ったのだから、しっかりさせなきゃと思うママもいるでしょうが、新しいところにすぐなじむ子もいれば、時間がかかる子もいます。自分の目で新しい環境をじっくり見て、安心できるところや、自分の居場所はどこかを子どもはしっかり考えています。見るだけで満足している場合もあります。ママは心配もあるでしょうが、「今日は何したの?」「今日はどうだった?」などと、矢継ぎ早に、問いただすようなことはしないで見守ってあげてください。一見何もしていないようでも、子どもたちはいろいろなことを学んでいますよ。ママも実感!幼稚園でわが子が成長したと感じたエピソード● 幼稚園の事を聞いてもいつも「分からん、知らん」と答えていましたが、最近になり、自分から「今日ね…」と話してくれるようになりました。言葉の発達、園生活でのいろんな感情、何よりも楽しんでいるからこそ少しずつ話してくれるようになったのかなーと思えてうれしくなります。(愛知県・年少ママ)● 作品展の制作で、あまりお友達や先生に意見を言う事のない息子が、初めて自分から意見を言い、それがみんなに好評価だったそう。それからは、何かあるたびに「こうした方が良いんじゃない?」とか「こうしたらどうかな?」と積極的に発言するようになりました。(愛知県・年少ママ)● 発表会で、年中までは声が小さくてセリフを聞き取れませんでしたが、年長では堂々と大きな声でセリフを話していて、その姿に成長を感じました。本人の自信になったようで、普段も積極性が出てきたと先生から聞きうれしくなりました。(青森県・年長ママ)● 友達と遊ぶ時、仲間と協力して大きな物を作ったり、新しいルールを決めてみたり。 大人との関係では築けないような、独創性や仲間意識が見られるようになりました。(東京都・年長ママ)● 縦割り保育で、上の学年の子たちから優しくしてもらったり、下の学年の子たちの面倒を見てあげたりすることを通して、自分の妹にも優しくいろいろ教えてあげたりできるようになってきました。(東京都・年中ママ)河邉さんからメッセージ子どもたちは幼稚園でプラスの体験、マイナスの体験を積んで育ちます友達との関わり、ダイナミックな遊び…、家でできないことをするのが幼稚園です。もちろん毎日、いろいろなことは起きるでしょう。まずは何事も、素晴らしい体験をしていると思って、園に委ねてください。子どもはプラスの体験だけでなく、マイナスの体験をして育っていきます。小さな失敗や挫折を乗り越えていくことが子どもを成長させるのです。ママが一緒に落ち込むと、その気持ちは子どもにも伝染します。共に悲しむのではなく、いい経験と前向きに捉えてみてください。入園当初はママも不安なことも多いでしょうが、気になることや心配事はどんどん先生に聞いたり相談してください。また、何かかができるようになることを焦ったり、周りと比べず、子どものできたことに目を向けてあげましょう。幼稚園で子どもたちは思いっきり遊んで、どんどん成長しますよ!イラスト/柴田ケイコ
2019年04月13日日々、子どもをたっぷりと遊ばせていますか?最近の調査や研究から、“幼児期に遊んだ経験” が「賢い子」「あと伸びする子」「学びに向かう力の強い子」につながることがわかってきました。子どもはみんな遊びが大好きですから、これを大いに利用しない手はありません。でも、いったいそれはなぜ?遊びだったら何でもいいの?そんな疑問が湧いてきますよね。詳しくご紹介していきましょう。「遊びこむ経験」が学びに向かう力となるベネッセ教育総合研究所が、全国の幼稚園・保育園・認定こども園などに通う年長児をもつ保護者2266人に行なった調査(2016年)によると、園で「遊びこむ経験」を多くしている方が、「学びに向かう力」が強い傾向がみられました。ここでいう、「遊びこむ経験」とは、自由に好きな遊びをする・好きなことや得意なことを活かして遊ぶ・遊びに自分なりの工夫を加える・挑戦的な活動に取り組むなどを指しています。そういった遊びをたくさんしている子どもは、「いろいろなことに自信を持って取り組める」「新しいことに好奇心を持てる」など、今まさに重要視されている「学びに向かう力」が高いのです。さらに、「協同的な活動」が多ければ多いほど、文字・数・思考のスキルも高いという結果も出ています。これは、友だちとの遊びややりとりを通し、自然とそういったスキルを身につけられている、ということを指しています。また、中学受験のプロとして知られ、ウェブサイト「中学受験情報局『かしこい塾の使い方』」主任相談員の小川大介氏も次のように指摘しています。「幼いときになにかに熱中した経験」があるかどうか――。これが後伸びする子どもとそうでない子どものちがいだとわたしは考えています。後伸びする子どもは、エネルギーにあふれています。体力だけでなく、好奇心や自分の世界を深めていく心のエネルギーも強い。そのエネルギーを生み出すのは、幼いときに好きなことを好きなだけやった経験です。(引用元:Study Hackerこどもまなびラボ|“後伸び”する子としない子の違い。成長後に学力が急伸する幼少期の過ごし方)楽しいからずっとやっていたい、もっと上手にやってみたいという様子で子どもが夢中で遊んでいるとき、心身は学びを受け入れやすい状態になっているのだそう。そういうときは親が特別に何かを与えなくても、子ども自身が学び、発見をしているのだと言います。そして、そういった経験をたっぷりと持つ子は、中学受験をはじめ、その後の人生において自分の能力や才能を発揮していくのだと。子どもにとって「遊び」がとても重要だということがよくわかりますよね。きっと私たちの想像以上に、子どもは「遊び」を通して多くのものを得ているのでしょう。こんな遊びが、脳を刺激&活性化する遊びといっても、さまざまありますよね。ここでは、教育の専門家や脳医学者が勧める、子どもの脳の発達やスキルにより効果的な遊びをご紹介しましょう。ぜひ親子で楽しんでみてくださいね。【ごっこ遊び】ノーベル賞受賞者やマッカーサー財団の「天才賞」受賞者を調査した結果、幼児期に「ごっこ遊び」をたくさんしていた人が多いこともわかっています。おままごとやヒーローごっこなど、子どもが大好きな「ごっこ遊び」は、相手の立場になって考える思考力や、言語力、コミュニケーション能力を伸ばしてくれます。また、子どもが「目標を立て、計画し、タスクを継続し、注意散漫にならない」ためのスキル(=脳の実行機能)の発達も促すと言われています。<こうすれば、より効果的!>お店屋さんごっこなどの場合、「身体に良いお菓子はありますか?」というように、子どもの思考をちょっと刺激する質問をしてみましょう。【図鑑を見る】子どもの脳の発達や科学的な子育てについて研究している脳医学者の瀧 靖之氏は、「あと伸びする子は、幼い頃から図鑑が好きでよく見ていた子が多い」と言います。図鑑は、文字のほかに写真やイラストが載っているので、言語、図形、空間を一度に認識し、それが脳の活性化につながるのです。図鑑は基本的に自然科学がテーマなので、理系の世界に自然と興味を持つこともできます。「動物」「昆虫」「植物」「地球」「人体」など、図鑑にはさまざまなテーマがあるので、ぜひお子さんの興味のあるテーマから取り入れてみましょう。さらに、図鑑で見た花や虫の本物を外で実際に見るのもより効果的。リアル(本物)とバーチャル(図鑑)を体験することで子どもの好奇心はさらに刺激され、学びも深まります。<こうすれば、より効果的!>「どうして雲ができるか知ってる?」と、親がちょっと難しいクイズを出します。子どもなりに十分に考えたタイミングを見計らってから、「答えはね……」と言いながら、一緒に図鑑を見ましょう。【日常生活の中でたくさんの言葉に触れる】語彙が豊かになれば、思考力も鍛えられることが調査などで明らかになりました。語彙のほか、ひらがな・カタカナ・漢字などを定着させるのにぴったりなのがこの方法。■新聞や広告などから習った漢字を1日1個見つける→見つけた言葉が子どもの知らない熟語などの場合は、その意味も一緒に調べましょう!■買い物の際は買い物メモを書く→習ったばかりのカタカナや漢字などをたくさん書かせたり、子どもがあまり親しみのない食材をメモに書かせ、実際にスーパーで子どもに見つけてもらったりするのも効果的です。■車や電車などで移動中に看板や広告を読む→文字を読む以外に、特定の文字がつくものを街中で探すゲームも面白いですよ。■アナグラム(言葉のつづりの順番を変えて別の語や文をつくる遊び)を楽しむ→自分や家族、友達の名前でアナグラムしてみましょう。例えば、「れいぞうこ」なら、「ぞう」「こい」「これ」などの言葉を作ることができます。これらの遊びは、机に向かってドリルに取り組むのが退屈な低学年でも楽しめます。また、移動中や入浴中などいつでもどこでも遊べるので、忙しいご家庭でも比較的取り入れやすいのではないでしょうか。ぜひ親子で一緒に楽しんでみてくださいね。文/鈴木里映(参考)トレーシー・カチロー(2016),『最高の子育てベスト55』,ダイヤモンド社瀧靖之(2016),『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える賢い子に育てる究極のコツ』,文響社船津徹(2017),『世界標準の子育て』,ダイヤモンド社ベネッセ 教育情報サイト|語彙力につながる「言葉遊び」ベネッセ教育総合研究所|園での経験と幼児の成長に関する調査日経DUAL|頭のいい子に育てないなら、幼少期はとことん遊ばせてStudy Hackerこどもまなび☆ラボ|“後伸び”する子としない子の違い。成長後に学力が急伸する幼少期の過ごし方
2019年04月02日教えたい!と学びたい!をつなぐアプリ4月25日、株式会社メルカリのグループ会社である株式会社ソウゾウは、学びを売り買いできるフリマアプリ「teacha」(ティーチャ)をリリースした。「teacha」は、勉強や趣味など幅広いジャンルのレッスンを扱ったフリマアプリ。少ないステップで自分のスキルを活かしたレッスンを設定したり、それを受講したりできる。すでに語学や料理といった「習い事」の定番から、キャンプのハウツー、LINEスタンプの作り方など、まさにフリマのように様々なレッスンが設定されている。キレイになれるレッスンもたくさんビューティー関連のレッスンとしても、表現力を高めるメイクや自分でできるヘアメイク方法、流行中のジェルネイルレッスンやダイエットのためのエクササイズなど様々。見ているだけでも楽しくなるたくさんのレッスンの中から、自分が求めるレベルの運動やメイク方法などを探せるのが「teacha」の魅力のひとつだろう。レッスンは最短30分から、最低料金500円から設定できるので、一般的な習い事よりも低価格で受講できるものも多い。「何か始めてみたい」「美について学びたいことがある」と思っている人は、フリマに立ち寄る感覚で「teacha」を覗いてみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース
2018年05月01日兄弟がいると、程度の差はあってもケンカをすることは避けられないと思います。大抵は些細なことがきっかけで始まることが多いと思いますが、毎日だと親もどう対応していいのか悩みますよね。兄弟げんかにはどう対応すればよいのでしょうか。兄弟げんかは学びの機会兄弟仲良くいてほしいと思っていても、兄弟がいるとケンカをするものです。しかし兄弟げんかは社会性を育む貴重な機会であり決して悪いことではありません。幼い内になるべくたくさんケンカをすることで、おのずと社会性や対人関係を学びます。ケンカをしたら無理に止めるのではなく、なるべく介入せずに公平に接することを心がけましょう。友達とのけんかの違い兄弟がケンカをするのは、家庭が安心できる証拠であり自分の意見を自由に言えるということ。友人関係とは違い、甘えや安心感があるからこそケンカができるのであり、健全なことです。園や学校の友達とのケンカと違い、兄弟げんかはケンカした後もひとつ屋根の下で一緒の生活が続きます。悲しそうにしていたり痛そうにしていたりする姿を見て、相手の想いを想像して反省したり手加減したりという経験を積み重ねることができます。また、兄弟げんか特有の理由として"親を独り占めしたい"、"注目されたい"という気持ちから起こることもあります。親が心に余裕を持ち、兄弟を順番に抱きしめたり甘えさせたりすることで子どもが落ち着くこともあります。普段から公平に愛情をかけることも大切です。ケンカを公平に見守るための親の心構え兄弟げんかには、大きな危険がない限り基本的には見守ります。親の心構えを知っておきましょう。・ケンカの最中に口出しをしない・上の子ばかり叱らない・一方的に判断しない・意識的に公平に接するように努める・子どもの気持ちを尋ね、共感する・子どもが納得する家族のルールを作る・ケンカ自体を「いい経験である」と前向きに捉えるケンカでは子どもの本音が飛び出すので注意深く耳を傾けましょう。途中でけんかを止めると後から蒸し返しがちになります。時間を置いて落ち着いたのを見計らって、「どうしてほしかったの?」などとフォローしましょう。兄弟の年齢や体格に差がある場合は助け船を出しましょう。「弟が言いたいことをしゃべるまで待ってあげてね」「小さい妹と取っ組み合いになったらどうなると思う?」など、自分で考えさせたり我慢させたりすることは良い経験となります。私自身3人兄弟の一番上なので、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」などと言われることは多くありました。親から見ると、年齢が上の子によりしっかりしてほしいという気持ちは強くなるものなので、公平に扱うということはとても難しいと思います。だからこそケンカの際は親が口出しをせず見守ることで、子ども同士が対等に関わることができます。見守ることが一番難しいかもしれませんが、大人の思い込みや先入観は子どもの成長を妨げます。けんかを止めたい気持ちはわかりますが、少し下がって見守るようにしていきましょう。
2018年04月16日入園・進級おめでとうございます!幼稚園の醍醐味(だいごみ)は何といっても「遊び」。そこには成長のための「学び」が秘められています。ママたちから寄せられた、遊びに関する心配事にお答えしながら、子どもたちがどんな学びをしているのか見ていきましょう。年少ママの心配事Q:お迎えに行くといつも一人で遊んでいます。友達ができないのかと心配です。A:不安解消のための大切な過程。一人遊びも大事な時間です。ママたちには、「せっかく幼稚園に入ったんだから、早くお友達と遊んでほしい」という思いがあるかもしれません。でも、入園したての年少児は、ワクワクの一方で不安がいっぱい。自分の好きな遊びに打ち込むことで安心感を得ようとしています。一人でとことん没頭して遊ぶこと、遊びに夢中になることはとても大切です。自分の思いや好奇心が満たされる経験は、子どもたちの興味をいろいろな方向へと広げていくからです。園での生活に慣れてくると、興味を持った子から声を掛けられたり、「みんなで遊ぶのも楽しいかも」と気が付いていきますから、もう少し待ってみてください。一人で寂しそうにしていたり、他の子と遊びたいのにうまくいかなかったりしていたら、保育者がタイミングをよく見て援助していきます。Q:お絵描きなど、室内で遊ぶことが多いみたい。外でも遊んでほしいのですが…。A:自分が「やりたい」と思ったことに熱中する時間が学びのチャンスです。他にしたいことがなくてお絵描きばかりしているのは問題ですが、子どもが自分から進んでお絵描きに打ち込んでいるなら、それは素晴らしいことです。ママたちからすると「絵ばっかり描かずに他のこともしてほしい」と思うかもしれませんが、子どもは一つの遊びに継続して打ち込むことで、「次はこんな色を使ってみよう」と発想を膨らませたり、「お店屋さんごっこの看板の絵を描こう」と他の遊びにつなげたり、たくさん学びのチャンスを得ています。これらは、自分から「やりたい」と思っているからこその学びです。保育者は、他にしたいことが見つからないなら遊びの提案をしたり、得意なものに没頭しているなら、さらに深められるように環境をつくったり、その子に合わせた援助をしていきます。Q:お友達とけんかしたりおもちゃの取り合いをしたりしないか心配です。A:けんかは人間関係を学ぶ機会。親は「お互いさま」の気持ちを持ちましょう。子どもたちは時にぶつかり合うことで、自分と違う意見があることを知り、折り合いの付け方を学んでいきます。その中で、たたく・たたかれるの問題が出てくることもありますが、ママたちには、これも一つの学びの機会なんだと捉えて、「お互いさま」の気持ちを持ってください、とお願いしたいですね。もし、お子さんが「◯◯ちゃんにたたかれた」と言って帰ってきても、相手の親に問いただすのはトラブルの元になるので避けましょう。お子さんの気持ちはしっかりと受け止めて、詳しい事情は担任の先生から聞くようにしてくださいね。子どもたちの遊びには正解もゴールもない雨どいを使って遊び始めた子どもたち。水を運ぼうとしてこぼしたり、穴を掘る道具として使ったり、水を流したり…。子どもたちにとっては、その一つ一つが遊びであり、場面ごとに楽しさを見出しています。子どもたちの遊びには、正解もゴールもありません。保育者は、遊びが広がらず堂々巡りになっていると判断したときだけ助言しています。「見ているだけ」の子も学んでいる遊びの周りにいる子たちを見て、ママは「うちの子も遊びたそうなのに、先生は声を掛けてくれないのかしら?」と思ってしまいがちですが、実は見ている子どもたちは学びの最中。お友達の姿から遊び方を学んだり、楽しい雰囲気を感じたりしています。互いに意見を出し合い遊びを発展させていく複数の子どもたちが関わり合って、一つの作品を作り上げる経験もします。同じ作品に継続して取り組むことで、さまざまな意見が出て、「迷路を大きくしよう」「僕がガムテープ切るよ」というように、協同的に発展していきます。遊びの中には失敗や挫折の経験も園庭で「かき氷屋さん」を開いているところ。しかしなぜか1人もお客さんが来ず、結局閉店することに…。遊びには楽しい経験だけでなく、こうしたうまくいかない場面もたくさんあります。しかし彼らの遊びは、やがて色水遊びへと変化。かき氷のシロップで色水を使った経験を元に、遊びを発展させたのです。色を混ぜるとどう変わるか、夢中になって調べていました。年中ママの心配事Q:女の子のグループができていて違うお友達を仲間に入れません。A:悪気はなく、仲良しのお友達を独占したい気持ちの表れです。年中の秋ごろから、特に女の子はグループができてくることがあります。ママたちに分かってもらいたいのは、これは「いじめ」ではないということ。自分中心だった年少に比べ、お友達への興味や、大好きなお友達を取られたくないという独占欲が出てきているんです。これ自体は悪いことではなく、成長の表れです。一方、相手の気持ちを想像する力はこれから伸びてくるものです。保育者は「◯◯ちゃんは仲間に入れてもらえなくて悲しかったんじゃないかな?」と相手の気持ちを伝えたり、「2人だけでおままごとするより、大勢の方がいろんな役がいて楽しいんじゃない?」と声掛けしたりしていきますが、みんなで遊ぶ楽しさを家庭でも伝えていってほしいです。Q:勝ち負けにこだわる気持ちが強くかるたやトランプをやりたがりません。A:ルールのある遊びを通じて「負けても次がある」ことを学んでいきます。「負けて悔しい」という気持ちが芽生えたのは、心が成長している証拠です。無理強いして遊び自体が嫌いになってしまってはつまらないので、今は無理にやらせなくていいと思います。年中から年長にかけて、例えば鬼ごっこでも、ドロケイや色鬼などルールのある遊びを楽しむ中で、子どもは「負けても次がある」「みんなで同じルールを守って遊ぶって楽しい」ということを学んでいきます。その経験を積み重ねて、「他の遊びも同じかな?」と思えるようになれば、かるたやトランプにも、自分から「やりたい!」と気持ちが向かっていくはずです。年長児の姿から大きくなることへの憧れを感じる園庭でドッジボール。最初は保育者が教えながら、徐々に自分たちだけで楽しめるようになります。たまに年少児が交じり、ルールは分からなくとも楽しい雰囲気を感じています。(写真右)リリアン編み。いろいろな場面でとてもうまい年長組を見て、「年長さんになったらやりたい!」と思えるのも大事な気持ちです。外からの刺激を受けて遊びが生まれるクリスマス会で保育者が披露したチアダンスに刺激を受け、「私たちも!」と、子どもたち自ら結成したダンスグループ。自分たちで音楽をかけて踊っています。これも楽しい遊び。年長ママの心配事Q:外で遊ぶ所がなく家で電子ゲームをする時間が長くなります。A:電子ゲームはコミュニケーションのない遊び。最長でも1日30分に。幼児期に大事なことの一つに、コミュニケーションを取り合い、工夫しながら遊ぶという経験があります。電子ゲームでは、そうした対話や工夫が生まれないので、できればやってほしくないというのが私の考えです。それが無理ならば、最長で1日30分とルールを決めましょう。お友達を家に呼んだときには、お友達にもそのルールを守らせます。そして、親自身もルールを守りましょう。どうしてもという場合は、子どもが寝てからに。できることなら、同じ室内遊びでも、トランプやボードゲームなど、リアルにコミュニケーションを取れる遊びを増やせるといいですね。Q:戦いごっこが本気モードに。力が強くなっているので心配です。A:戦いごっこで終わるのではなく発展性のある遊びへ広げていきましょう。いくら遊びが大事といっても、ただ遊んでいればいいというわけではありません。私は、遊びには「質の高い遊び」と「質の低い遊び」があると考えています。「質の高い遊び」とは、一つの遊びがいろいろな方向へ発展し、膨らんでいく遊びのこと。一方、「質の低い遊び」とは、子どもたち自身が遊び方をどう工夫すればいいか分からず、堂々巡りになってしまっている場合です。おそらく、たたき合う以外に遊びを膨らませられないから、けがを心配するほど過激になるのではないでしょうか。園ではそうなる前に保育者が、「武器を作ってみよう」「秘密基地はどこにする?」などとヒントを与え、遊びの質を高めていきます。ご家庭で声を掛けるときの参考にしてみてくださいね。得意を伸ばした子は互いを認められるようになる木登りが得意な子、工作が得意な子…、いろいろいます。遊びの中で得意なことを伸ばして仲間に認められるうれしさを実感した子は、自信が付くだけではありません。「◯◯ちゃんはお絵描きが得意だよね」というふうに、他の子のことも認められるようになっていきます。田澤先生から「遊びの大切さ」について「面白い」「楽しい」「うれしい」遊ぶことで育まれる感情は生きる上での根っこです遊びの中には、その子にとっての「学び」があります。「これって何だろう?」と面白がる気持ち、遊びを工夫して楽しむ気持ち、試行錯誤の末にうまくいったときのうれしさなどのたくさんの感情を感じ取ることが学びなのです。そしてそれが、その子の一生を支える根っこになります。こうした感情は、大人から「これをやりなさい」と遊びを押し付けられたり、「こうすればうまくいくのよ」と正解を教えられていては生まれないものです。失敗して、うまくいって、また失敗をして…という経験を繰り返す中で、子どもたちはそれぞれが考え、意見を出し合い、いろいろなことを感じながら成長していきます。園はまさに試行錯誤の機会を子どもたちに提供していく場だと私は考えています。ですからどの園でも、保育者は子どもたちが遊びに打ち込める環境はしっかり整えますが、遊び方にまでは細かく口を出さないようにしているはずです。ただし、遊ぶことがなくて困っているなど、サポートが必要な場合には援助しますし、遊びが広がり、さらに学びが深まるような環境の工夫もします。おうちの方には、プロとしての保育者の目を信じて、園での学びを見守ってほしいと思います。園での成長を楽しみにしていてください!お話を聞いたのは:田澤里喜先生 たざわ・さとき東一の江幼稚園(東京都江戸川区)園長。玉川大学教育学部准教授。副園長を経て2015年に園長に就任してからは、遊びの時間をいっそう増やすなど、園児たちが自分の好きな遊びに集中できる環境づくりを行っている。監修/西東桂子(あんふぁんサポーター) 写真協力/東一の江幼稚園
2016年04月13日3月13日、Apple Store銀座にて、「Teacher’s Night:iPadが変える学び『コラボレーションと問題解決』」と題されたイベントが開催された。本イベントでは、筑波大学附属桐が丘特別支援学校の生徒向けに、筑波大学情報科学類の学生が開発したiPadアプリを紹介しつつ、学生、児童生徒と先生が共同開発をはじめた想いや歩み、今後の取り組みについてなどが語られた。イベントにはまず、筑波大学附属桐が丘特別支援学校の白石利夫教諭が登壇。桐が丘特別支援学校でどのようにiPadが利用されているかの説明があった。肢体不自由のある生徒にとっては、教科書のページを捲る、文字を書く、荷物を運ぶといったがことが困難であることが多いのだが、iPadを使うことで、そういった局面での問題を解決できるのである。生徒達の学習や生活の幅を広げるのに一役買っているというわけだ。白石教諭がiPadの導入について、持ち運びのしやすさ、すぐに起動して使えるという手軽さ、ユーザーインターフェースのデザインが統一されているので、シンプルで直感的に操作できる点、セキュリティ面での信頼性、そして、さまざまな障碍に対応するアクセシビリティが豊富に備わっているという5つのメリットを指摘したのち、特別支援学校の生徒が登壇。iPad使用前の困難な点と使用後の変化を解説してくれた。生徒は教科書とプリントを同時に使う授業では、教科書を押さえながらプリントに書き込むという作業が難しいことを最初に挙げた。これがiPadに教科書を取り込むことで、簡単にページ送りが可能になったという。続いて、Apple TVを使ってAirPlay経由で液晶ディスプレイにiPadのノートを見せられるようになったので、積極的な発言ができるようになったと打ち明けた。学習意欲の向上にもiPadは貢献しているようだ。また、プレゼンしてくれた生徒の場合、疲労を軽減するために、一日のうちに、何度か横になる必要があるとのことだったが、これもiPadのおかげで、横臥した状態でも教科書を読んだり、板書したりといったことができるようになったと報告してくれた。しかしながら、アプリを利用する上で問題が二点あったと訴える。一つは、一般的なアプリでは、ボタンやキーが小さかったり近付きあいすぎたりして、押し間違えることが多くなるという点。二つ目は、文字の拡大に際して、長押しでルーペを表示させるの操作が難しいという点だ。こういった問題を解決するために、筑波大学情報科学類の学生との協同作業がスタートしたのである。ここで、筑波大学情報科学類の櫻井鉄也教授が登壇。大学についての簡単な説明のち、今回の共同開発がスタートした経緯を述べた。80年代にMacintosh Plusを購入し、アルゴリズムの記述や計算ができる「MathGUIde」というアプリを開発した経験もあるとのことだったが、ここ数年はiPadアプリの開発にも携わっており、そんな中で、白石教諭からコンタクトがあったと、その時の状況を櫻井教授は振り返る。これを受け、白石教諭は、桐が丘の生徒はiPadで文字を入力することはできるが、分数などの数式を書くのが厳しいということがあるので、入力しやすくルールが複雑でないツールはないかとリサーチを続けていたと、述懐した。そこで筑波大学の学生が公開している動画を見つけたのがコラボレーションのきっかけになった、と白石教諭。共同開発の展開に関しては、筑波大学情報科学類の学生が案内。「COINS-Project」という計画を立て、肢体不自由者向けのアプリ開発を行う「COINS-Project AID」、筑波大学の公式アプリ「iTsukuba」の開発、学内向けのプログラミングの勉強会などの実施など、活動を詳説した。COINS-Project AIDにおいては、桐が丘の生徒のアイディアや筑波大学の学生の閃きからアプリを開発、その後、実際に桐が丘の生徒にアプリを使用してもらい、彼らからのフィードバックを得、機能を改善というサイクルを経て、適当なタイミングでApp Storeに公開するというプロセスを踏んでいるそうだ。その中で生まれた「iPolyFactor」という因数分解を解くためのアプリを紹介。最初のバージョンでは、ボタンのミスタッチが多い、操作部と表示部が左右に分かれているので、利き腕によっては上手く使えないといった問題が出てきたのだが、ボタンの大きさを可変に、操作部と表示部を入れ替えられるようにするという機能が追加された。このように相互の対話があった上で、作業は進められていく。続けて「Planner」と命名されたスケジュール管理アプリを紹介。スケジュールの管理と書字が苦手という桐が丘の生徒は、このアプリを使うようになってからの劇的な変化について触れた。生徒は、書字に時間がかかるので、これまで予定表を作るのは母親に作成を依頼し、学習が終わったら、その表のマスを塗りつぶしてもらうという作業を繰り返していたと話す。苦手な科目はやらない、など、勉強する教科は偏ってしまいがちだが、予定表を作ることで、やらなければならないことの整理がしやすくなると生徒は省察する。「Planner」では、現在の進捗状況を一瞥しただけで分かるようにでき、簡単な操作のみで計画表を作成、入力できるようになっているが、これも生徒が使用していたものに似せてUIをデザインし、マスの数とタイトルを決めるだけで表が構成できるようにしたと、フィードバックから仕様が決まっていったことを強調した。生徒は、これまで出来なかったことが出来るようになったと喜びをあらわし、さらに、今まで自分で出来ることも他者に頼んでいたところがあったと反省しつつ、自分で出来ることは自分でやるようになったと、前向きな気持ちを伝えた。iPadとアプリを使うことで、勉強が捗るようになっただけではなく、人間的な成長にも繋がっているということには感銘を禁じえない。イベントの締めくくりに、この三年間の取り組みに関して、感じたもの得られたもののヒアリングが。コラボレーションの効果として、学習上の課題を克服することで、生徒全体の学習能力がアップしたことが挙げられ、適切なコンテンツにより、さまざまな問題を解決できるiPadの素晴らしさを感じ取ることができたこと、ICTと人材が組み合わさることで、障碍を克服する新しい手段を獲得できるようになるといったことが指摘された。しかしながら、全ての問題が片付いたというわけではない。桐が丘の生徒からは、文字入力や音声認機能への要望が寄せられた。ソフトウェアキーボードでは、画面の半分が隠れ、作業スペースが狭くなってしまうという現象が起こる。外部キーボードを使うにも、そもそも彼らにとっては、運ぶのが一苦労で、導入にも躊躇いを覚えるのだ。作業スペースへの不満は実感として非常によく分かる。自分が書いたものを一瞬で全て把握できないのはかなりのストレスであるのに違いない。これに対して、iPhoneをiPadのキーボードとして使えないかというアイディアが提出された。着想として面白いだけでなく、実用性も高そうなので、アクセシビリティの機能向上として、iOS側で是非取り入れていただきたいところだ。また、構音障碍のある生徒からは、Siriの認識率を上げてほしいというリクエストが寄せられた。生徒は、「Siriは、本当は私たちにこそ必要な機能」と力説したが、これも間違いなくその通りである。肢体不自由がある場合、体の可動域に大きな制約があり、たとえそれがiPadのような使いやすいデバイスだったとしても、支援ツールなくしては道具として利用できないこともあるからだ。最後に、印象に残った筑波大学の学生のコメントを紹介しよう。学生は「今回のコラボレーションを通じて、大学で学んだことが実際に人の役に立っていると実感を得ることができ、それらがプログラミングを続けるモチベーションになったし、ただ意見を貰ってアプリの開発にあたるのではなく、そこから本当に必要な技術とは何かを考えるようになった」と述告したが、これは、障碍者支援のあるべき形を端的に言い表しているように感じられた。続けて「一般の企業には出来ないような局所的なニーズに応えていきたい」と意気込んだが、この発言は高く評価してしかるべきである。マーケットの論理が支配的な世界においては、金にならなければやらないし、コストが高くつきすぎれば研究の支援はできない、となるのが当たり前だが、彼らは学術機関としての大学の責務をきっちり果たそうとしているからだ。最高学府としてあるべき姿とは何かということを筑波大学と学生達はしっかりと理解している。障碍者向けの支援ツールは、往々にして世代が変わるとボタンなどの配置が変更されてしまい、一から使い方を覚え直さなければならないが、iPadならそれはない。開発に携わった学生が卒業してプロジェクトを離れてしまったとしても、コラボレーションは問題なく継続可能だろう。また、プロジェクトの関係者や教員、家族だけでなく、たまたま通りかかった人でも、iPadなら皆が使っているものであるから簡単にサポートできる。障碍者と健常者の間に橋を渡すという役割を彼らは担ってくれた。また、障碍者支援ツールとしてのiPadの可能性を、彼らは大きく切り拓いたのである。
2016年03月18日