メキシコのリゾート地カンクンで行われていたメディア向け発表会『Summer Of Sony 2015』が現地時間18日に閉幕した。会期中には『007 スペクター』やトム・ハンクス主演作『インフェルノ』、『ゴーストバスターズ』など映画ファンがその動向を注視している作品の会見やプレゼンテーションが行われ、さらにはアン・リー監督が手がける最新作『Billy Lynn’s Long Halftime Walk』の映像も報道陣に披露された。その他の画像イベントでは、ソニー・ピクチャーズが今年から2016年にかけて公開する新作17作品に関する会見やプレゼン、フッテージの上映が行われ、全世界から集まった記者約200人が、まだ誰も観たことがない映像を観賞し、出演者や監督たちと質疑応答を行った。イベントでは『ライフ・オブ・パイ』のアン・リー監督の新作『Billy Lynn’s Long Halftime Walk』の映像も公開された。本作は、イラク戦争で奇跡的に助かった青年の“その後”をシニカルな視点を交えて描いた小説の映画化で、クリステン・スチュワートやヴィン・ディーゼルらが出演する。注目は、監督が本作で“120フレーム/秒”という最新の技術を駆使して撮影していることだ。通常、映画は1秒間に24フレームで映像を記録するが、本作ではソニーの新型カメラ“Sony CineAlta F65”を用いて通常の5倍の120フレームで撮影を敢行。会場では、アン・リー監督のメッセージ映像も上映され「ストーリーやキャラクターをよりリアルに感じさせるために、120フレームで撮影している」と語った。他にも製作中の作品の秘蔵映像や、完成したばかりの本編映像が披露され、連日、会見やインタビュー、プレゼンテーションが開催。ここでの情報は今後報道され、全世界の映画ファンをわかせることになりそうだ。■『Summer Of Sony 2015』で紹介された作品『THE 5TH WAVE』『ザ・ウォーク』『XMAS』『Sausage Party』『Hotel Transylvania 2』『The Lady in the Van』『ANGRY BIRDS』『ピクセル』『RICKI&THE FLASH』『インフェルノ』『Billy Lynn’s Long Halftime Walk』『007 スペクター』『MONEY MONSTER』『Grimsby』『CONCUSSION』『ゴーストバスターズ』
2015年06月19日6月9日、シャープは東京都内で、4K液晶テレビ「AQUOS 4K」のプロモーションに関する記者発表会を開催した。6月26日より歌手・モデルのきゃりーぱみゅぱみゅさんを起用したプロモーションを実施する。シャープは、4K液晶パネルで "8K解像度" を実現する「AQUOS 4K NEXT」をはじめとした新製品「AQUOS 4K」計7モデルの投入に合わせ、6月26日より歌手・モデルのきゃりーぱみゅぱみゅさんを起用したプロモーションを実施する。今回は、きゃりーぱみゅぱみゅさんが出演するテレビCMの予告篇を、本人を招いてお披露目するとともに、プロモーションのコンセプトについての発表が行われた。まずはシャープ デジタル情報家電事業本部 国内営業統轄の戸祭正信氏から「AQUOS 4K」のプロモーション展開について説明があった。戸祭氏は、4Kテレビ市場が拡大基調にある動向に触れ、「めざしている映像は臨場感。そのために、本物感を醸し出す高解像度、実物感を生む光を表現する高コントラスト、自然の豊かな色を表現する広い色域を追求している」と語った。こうした映像へのこだわりを、シャープは「美は、細部に宿る。」というメッセージに込め、テレビCM、Web、交通広告、デジタルサイネージ、そして店頭を含めたトータルプロモーションとして展開。きゃりーぱみゅぱみゅさんが若い世代を中心に人気と共感を集め、クールジャパンのアイコンでもあることから、プロモーションに起用したと説明した。続いて、舞踏会のシーンを描いた新テレビCMの予告篇が放映。さらに新CM曲の「おしえてダンスフロア」が流れる中、CMでまとう和洋折衷の衣装に身を包んだきゃりーぱみゅぱみゅさんが登場した。きゃりーぱみゅぱみゅさんは衣装について「マリー・アントワネットのような気品のあるドレスを、和の素材をモチーフに作っていただきました。『美は、細部に宿る。』ということで、メイクも細部にこだわりました。ドレスもすごく繊細なので、いつものパステルカラーとはちがって、すごく大人っぽいと思います」と感想を述べ、「新CMの見どころは、いつもより大人っぽい私になっているので、楽しみにしてほしい」と語った。このあと会場では、4Kカメラによる"日本の美"を描いたデモムービーが放映された。きゃりーぱみゅぱみゅさんは、つつじの花びらの立体感や、和菓子の臨場感、毬の糸の繊細感、着物の中間色や黒い部分を表現した広色域で高コントラストな映像を見て、「きれい」「おいしそう」「鮮やか」と感動していた。さらには、前日に自動車運転免許を取ったばかりであることを公表。「さっそく新橋まで運転して、焼き鳥を食べて戻ってきました」「この夏は海とかいろんなところに運転していきたいですね」と語った。新テレビCMの全国放映は6月26日から。9日より同社のWebサイトにおいて予告篇が公開されている。なお、このプロモーションに合わせてキャッシュバックキャンペーンも実施。発売から8月15日までのキャンペーン期間中、対象の「AQUOS 4K」を購入すると、最大2万円がキャッシュバックされることも発表された。
2015年06月09日シャープは6月3日、ウォーターオーブンレンジ「HEALSIO(ヘルシオ)」の新製品発表会を開催した。2004年の初代モデル発売以降、最初から最後まで過熱水蒸気で調理するウォーターオーブンとして、進化を続けてきた本シリーズ。2014年9月に"プレミアムヘルシオ"として発売した「AX-XP100」の後継機が、今回発表された「AX-XP200」だ。AX-XP200はヘルシオシリーズの最上位機種に当たる。○○いらず」でハードルを低く新製品のコンセプトは、これまでの「健康」「おいしさ」に加えて、「○いらずで毎日使える!」。発表会に登壇した、シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部長の久保正史氏は「今までヘルシオユーザーの方から『メニューがいっぱいあって使いこなせない』『毎日使うにはちょっと難しそう』というハードルの高さに対する不満の声をいただいていた」と、製品コンセプトを追加した背景を説明する。ユーザーが不満を抱えているハードルの高さを解消するために、新しく搭載されたのが「まかせて調理」機能だ。まかせて調理機能とは、食材の種類や量、温度にかかわらず、一度に自動調理できるというもの。レシピに書いてある食材がなくても好みの材料で調理でき、食材の分量を計測する必要もなく、さらに冷凍・冷蔵・常温の食材が混在した状態でも同時に調理できるという、「レシピいらず」「はかりいらず」「解凍いらず」の3つを実現する機能だ。○「まかせて調理」はどうやって実現?まかせて調理機能は、従来から採用されているシャープ独自の「ウォーターヒート技術」と、新たに加わった「赤外線ムーブセンサー」の合わせ技で実現。庫内天面の赤外線ムーブセンサーがスイングすることにより、左右・中央の各エリア別に食材の温度を見分ける。温度を見分けたら、食材の状態に合わせて過熱水蒸気の量を制御しながら加熱を開始。さらに、加熱をスタートしてからも「温度センサー」によって温度をモニタリング。温度の上がり具合から食材の量を検知して、最適な加熱時間に調整する。ウォーターヒート技術は、温度が低いほうに、より多くの熱を与える特徴を持っている。これを利用することで、温度の異なる食材を一緒に調理しても、加熱ムラを抑えた仕上がりにできるとのことだ。○ケーキとプリンも同時調理シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部 商品企画部の川村有里氏は、商品説明とデモンストレーションを行った。川村氏は「おまかせ調理機能のおかげで、お弁当や朝食のおかずを一度で調理できるなど、子育て中のお母さんにとっては時短にもつながる。火の消し忘れが心配な高齢者にも、ボタンを押すだけで簡単に使ってもらえる」とメリットを語った。そのほか、従来機種とのちがいはメニュー数。8~10分で調理できる「スピードメニュー」は100種類となり、従来の67種類の約1.5倍となっている。また、上段で過熱水蒸気による焼き料理、下段でパワースチームによる蒸し料理を作れる「焼き・蒸し同時メニュー」には、「カンタンスイーツ」を追加。たとえば、上段でケーキを焼きながら、下段でプリンを蒸すなどが可能となり、同時調理メニューのバリエーションがスイーツにまで拡充されている。手動オーブン(熱風コンベクションとウォーターオーブン)の最高設定温度は、これまでの250℃から300℃にまで強化。庫内の気密性を高めたうえ、過熱水蒸気や熱風を効率よく循環させることで、よりすばやい加熱が可能に。予熱時間は300℃の場合が約18分、200℃の場合が4分台を実現した。一方で、外形寸法や庫内容量については従来機種を踏襲。横幅49cm×奥行き43cmというコンパクトな設計ながら、約41cmとワイドな庫内幅を実現している。
2015年06月03日日立アプライアンスは5月20日、縦型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」の最新機種を発表。同日、東京都内で開催された新製品発表会では、新性能の検証デモなどが行われた。今回のモデルチェンジでは、たっぷりの水を循環させる洗浄力の高さはそのまま、「すすぎ」にもこだわっている。発売予定日は6月20日。価格はオープンだが、推定市場価格は最大容量11kgのフラッグシップモデル「BW-D11XWV」が税別24万円前後だ。○縦型洗濯乾燥機では業界初の大容量を実現今回発表されたのは、縦型洗濯乾燥機「BW-D11XWV」と、スリムタイプの「BW-D10WV」「BW-D9WV」「BW-D8WV」の計4モデル。加えて、乾燥機能を搭載していない全自動洗濯機「BW-10WV」「BW-9WV」「BW-8WV」「BW-7WV」の4モデルも同時に発売する。全モデルに強化ガラスを使用したガラストップデザインを採用。ガラストップは見た目にも美しいほか、プラスチックと比較して傷がつきにくく、凹凸が少ないため掃除も簡単だという。発表会での注目製品は、なんといってもフラッグシップモデルのBW-D11XWV。日立アプライアンスの調査によれば、カーテンや毛布といった大型のファブリックを自宅で洗濯する需要がある。そのため、1世帯あたりの家族構成人数は減っているにもかかわらず、洗濯機の大容量化が求められている。新モデルのBW-D11XWVは、洗濯容量が最大11kg、乾燥容量が最大6kg。11kgという洗濯容量は、縦型洗濯機としては業界で最大の容量だ(2015年5月20日現在。日立アプライアンス調べ)。また、槽内パーツの薄型化や、バランスリング設計の最適化などにより、従来モデルから外形寸法を変えずに、+1kgの容量アップを実現した。○遠心力ですすぎ残しを一掃する「ナイアガラすすぎ」前モデルからの大きな変更点は、「ナイアガラすすぎ」と呼ばれる新しいすすぎコースを搭載したこと。一般的な洗濯機は、キレイな水を通水させ、槽に水をためてすすぐという2ステップの方式を採用している。一方、ナイアガラすすぎではいったん槽内に水を貯めた後、毎分1,000回転という高速回転の遠心力で洗剤を絞り出す。それから、最大流量毎分約50Lというたっぷりの水で、繊維に潜んだ洗剤をさらに落とす。発表会では、従来モデル「NW-8TY」の洗濯機で脱水した衣類を、毎分1,000回転の遠心力にかけるデモを実演。一度NW-8TYで脱水を行ったにもかかわらず、1.4Lほどの水が絞り出された。また、すすぎ性能を比較するため、「すすぎ前の水」「従来型洗濯機の標準コースでのすすぎ後の水」「ナイアガラすすぎ後の水」「ボトルから注いだばかりのキレイな水」の4種類を、ブラックライトで照らすデモも実演。洗剤のすすぎ残しがある場合、洗剤の蛍光剤が青白く光るのだが、ナイアガラすすぎ後の水は、ボトルから注がれたミネラルウォーターとほぼ同じ色であった。○[温水]ナイアガラビート洗浄で黄ばみを除去洗浄は、大量のシャワー洗剤液を幅広く散布する「ナイアガラ循環シャワー」と、押し洗い・たたき洗い・もみ洗い効果のある洗濯羽根「ビートウイングX」を使用して行う。この「ナイアガラビート洗浄」に、新機能として約40℃のミストを吹き付ける「[温水]ナイアガラビート洗浄」を追加した。温水ミストを繊維の奥まで浸透させながら温めたら、温水を循環させて約30~40℃をキープしつつかくはん洗いをする。洗剤を温めることで酵素を活性化させ、黄ばみや皮脂汚れを落とす。○洗浄力以外の「使いやすさ」にも注目洗浄力以外の「使いやすさ」にもこだわった。一つは、洗濯槽の底までラクに手が届くこと。洗濯槽の底位置が高く、深くかがまなくても衣類を取り出せる。二つめは洗濯物を出し入れしやすいこと。投入口の幅が43cmと広く、大きな洗濯物も簡単に出し入れできる。三つめはからまりなくスルッと取り出せること。脱水後に羽根を小刻みに動かして、からんだ衣類をほぐし、一枚ずつ取り出しやすくしてくれる。○フラッグシップ機以外もガラストップデザインに発表会では、フラッグシップモデル「BW-D11XWV」の発表がメインだったが、スリムタイプの洗濯乾燥機と全自動洗濯機の発表もされた。BW-D11XWVのボディ幅が610mmであるのに対し、スリムタイプは幅570mmとコンパクトなのが特徴だ。スリムタイプはナイアガラすすぎ機能を持つものの、毎分900回転となる。乾燥機能を持たない全自動洗濯機の新モデルは、温水ミスト機能を搭載しないが、高濃度の洗剤液を衣類にかけて、じっくり洗う「つけおきナイアガラビート」に対応している。
2015年05月20日スターバックスの毎年恒例の夏の新作発表会が「Starbucks Summer Party 2015」と銘打って4月14日(火)にファッションショー形式で行われ、女優の水原希子の妹でモデルの水原佑果、同じく女優の満島ひかりの妹でモデルの満島みなみがステージ上で競演した。スタバの今年の新作は「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト-フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」。スタバで初めてのヨーグルトをベースに使用したフラペチーノとなっており、アーモンドに、オレンジ、ストロベリー、白桃、黄桃の4種類のフルーツジェリー、ホイップクリームがトッピングされる。会場は本物の緑を配置して都会の公園をイメージ。ステージでは、満島さんを始め、入夏、真間玲奈、麻宮彩希の4人モデルがそれぞれフルーツジェリー、ヨーグルト、アーモンド、ホイップクリームをイメージした衣裳で登場する。そこにフラペチーノをイメージした水原さんが登場し、4人が自身の衣裳についたアイテムをくっつけて「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト-フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」を完成させるという構成になっていた。会場では、ミュージシャンの蓮沼執太がこの日のイベントのために書き下ろした音楽が生で演奏され、モデルが一人登場するごとに音が厚みを増していくようになっている。また衣裳はアントワープ王立美術アカデミーを首席で卒業し、自らのブランド「TARO HORIUCHI」を創設した堀内太郎が担当した。水原さんは「VOGUE JAPAN」、「ELLE girl」といった雑誌を始め広告などにも出演し活躍中。「アディダス(adidas)」と「ステラ マッカートニー(Stella McCartney)」のコラボレーションによる「ステラスポーツ(StellaSport)」のアンバサダーにも就任している。満島さんは、満島ひかりを姉に、満島真之介を兄に持ち、雑誌「GINZA」や「装苑」、「Ku:nel」などでモデルとして活躍しているほか「ラゾーナ川崎」「メルシャン」などの広告にも出演。期せずして、人気女優を姉に持つ2人のモデルが同じステージで競演することになった。第2部のトークには、女性の支持が高くファッションアイコンとしても人気を誇るYOUが登場。このフルーツ-オン-トップ-ヨーグルト-フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」について「“食べている”感に近い!変なスイーツ食べるよりもおいしい」と称賛する。これから少しずつ熱さと湿気を増して、夏が近づいてくるが、同商品が夏にぴったりだとアピールしていた。「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト-フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」は4月15日(水)より発売開始。(text:cinemacafe.net)
2015年04月14日LG Electronicsが4月28日に新フラッグシップスマートフォン「LG G4」の発表会を開催する。報道関係者に招待状の送付を開始し、ティザー動画も公開した。LG G4のサイトとティザー動画で、LGは「レザー」と「F1.8」をアピールしている。ティザー動画で「See the Great, Feel the Great」というメッセージがLG G4と刻印されたレザーの写真に変わり、そして公式サイトの背景がレザーを貼ったバックパネルと思われる写真になっている。F1.8はメインカメラと共に登場することからレンズのF値と思われる。2日前に公開された「LG UX 4.0」のティザー動画によると、LG UX 4.0ではクィック撮影やマニュアル撮影機能が強化されている。明るいレンズを備えたカメラと、幅広いニーズに応えられるカメラアプリを組み合わせた撮影機能がG4の特徴の1つであるようだ。
2015年04月08日TVアニメ『ジュエルペット マジカルチェンジ』と新商品『ジュエルウォッチ』発表会が3日、都内で行われ、アニメで声優を務める小澤亜李、西山宏太朗、田辺留依、misono、オープニングテーマを担当する「マジカル☆どりーみん」らが登壇した。『ジュエルウォッチ』は、玩具としては異例のシリーズ累計100万個を突破したジュエルポッドシリーズに続く新商品で、日本初のJS(女児小学生)向けウェアラブルトイ。本製品には、時計機能以外にも待ち受け画面100種類、「逃走中ゲーム!」を始めとする18種類のゲーム、メッセージ機能など充実のアプリが搭載されている。セガトイズの代表取締役社長の佐々木章人氏は、大ヒットしたライバル商品の名前を挙げて「次は『ジュエルウォッチ』」と自信をのぞかせた。発売日は4月30日で、ベリーピンク、アクアブルー、パールパープルと3色展開されるうち、ベリーピンクが先行発売。ほか2色は6月の発売が予定されている。サンリオ取締役の下村陽一郎氏は、シリーズ7年目を迎えたアニメについて説明。今回はストーリー自体を一新し、可愛いジュエルペットたちが人間界に渦巻く嫌なことや大変なことを解決する心温まる物語になるという。ポイントとして「ジュエルペットが人間の女の子に変身」「笑いあり涙あり大人でも楽しめる内容」「A、B、Cと3つのパターンで構成」を挙げる下村氏。A、Bパターンは10分ずつのアニメストーリー、Cパターンでは『ジュエルウォッチ』内の「逃走中ゲーム!」と連動し、ゲームを操作しながらアニメを楽しめるとのこと。ちなみに、TVアニメでジュエルペットたちは『ジュエルウォッチ』を身につけており、アニメ中でのキーアイテムとなっている。オープニングテーマを歌う「マジカル☆どりーみん」は、「Dorothy Little Happy」のMARIとMIMORI、「GEM」の村上来渚と南口奈々、「X21」の長尾真実と籠谷さくらという、アイドルの垣根を越えて結成されたドリームユニット。『ジュエルペット』のオープニングを歌える喜びを語った彼女たちは、ジュエルペットのルビー、ラリマー、ルナと一緒に「マジカル☆チェンジ」を披露した。小澤、西山、田辺、misonoはアニメの見どころやキャラクターについて言及。雲母あいりの首を突っ込む性格について小澤は「似ていません」ときっぱり。西山は雲母朔太郎と「一つのことに追求する点」が似ているという。フランス帰りの福王寺ローラを演じる田辺は、フランス語の台詞では「S’il vous plait」が多いと語った。声優初挑戦となるルナ役のmisonoは「17歳でずっとやりたかったお仕事がやっとできました」と喜びを語る。キャスト陣によると第1話収録前に1人でブースに入ってマイク前で練習したり、わからないままやらずにしっかり聞くところなど、勉強熱心な姿が印象的だという。引退発言も話題になった彼女だが、「声優として認めてもらえるように、1年間がむしゃらにやりたい」と意気込んでいた。また、作品にちなんでどんな魔法を使いたいか聞かれると、小澤は「ずっと健康でいられる魔法」、西山は「汗がすごいので、汗を止める魔法」、田辺は「物を浮かせる魔法に憧れる」、misonoは「女の子は常に魔法が使えると思っている」と回答していた。TVアニメ『ジュエルペット マジカルチェンジ』は4月4日朝9:30よりテレビ東京系列にて放送開始。さらに『ジュエルペット』関連の展開として、42番目の新キャラクターであるラリマーをモチーフにした商品展開、大阪でジュエルペットコラボカフェ、大手外食産業や電鉄会社、寿司チェーンとのキャンペーンも予定されている。
2015年04月05日2015年3月21日、東京ビッグサイトにて開催された「Anime Japan 2015」会場内のAnime+ステージにて「Anime×SEGA 新プロジェクト発表会」が行われ、七森中☆ごらく部の三上枝織(赤座あかり役)、大坪由佳(歳納京子役)、津田美波(船見結衣役)、大久保瑠美(吉川ちなつ役)の4人がステージに登場した。「Anime×SEGA 新プロジェクト発表会」にて発表されたのは、セガより今冬発売予定のPS Vita向けリズムゲーム『ミラクルガールズフェスティバル(仮題)。本作では、さまざまな人気アニメ作品のキャラクターたちが登場するが、その中の作品に『ゆるゆり』がラインナップされているところから、七森中☆ごらく部の4人のゲスト出演が実現した。ステージ上では、セガの内海洋プロデューサーがゲームの概要を説明。スクリーンに映し出される映像を見ながら、いつものフリーダムさをいかんなく発揮するごらく部の4人に、内海プロデューサーと司会を務めた松澤千晶アナウンサーが呆気にとられる一幕もみられた。また、試遊機を使って、実際にプレイしてみるごらく部の4人だったが、「ゆりゆららららゆるゆり大事件」が流れ出すと、画面のキャラクターにあわせて、プレイしていない3人が踊り出し、客席はライブ会場のような盛り上がりをみせた。なお、最初は大久保と津田のみがプレイする予定だったが、時間に余裕があったため、大坪と三上も挑戦。大久保と三上が「MISS TAKE」、津田と大坪が「GREAT」という、1年生チームと2年生チームで明暗の分かれる結果となった。TVアニメ第3期の制作決定、6月6日開催の「七森中♪やがいふぇす」など、今後のさらなる盛り上がりが期待される『ゆるゆり』だが、今冬発売の本作もあわせて注目しておきたい。(C)2014 なもり/一迅社・七森中ごらく部
2015年04月05日●今日こそが本当の「VAIO」のスタートVAIO株式会社は16日、東京・渋谷で新製品の発表会を行なった。今回発表されたのは2年8ヵ月ぶりの発売となる13.3型モバイルノートPC「VAIO Z」と、2014年11月に試作品として先行発表されていた「VAIO Z Canvas(VAIO Protype PC)」の2機種。2014年7月に同社が設立されてから初のオリジナルモデルとなる。会場では代表取締役の関取高行氏が新製品のコンセプトを語ったほか、商品開発プロデューサーの伊藤好文氏が新しいVAIO Zの魅力を紹介した。○今日こそが本当の「VAIO」のスタート発表会では、はじめに代表取締役の関取氏が登壇。新しいVAIO Zは商品企画から設計、製造、そして品質管理までのすべてを長野県安曇野市にあるVAIO株式会社で行なった「Made in AZUMINO JAPAN」であると語った。そして、従来のようにメーカーが一方的に企画した商品を提供するのではなく、ユーザーと一体になった商品開発を重視していると強調。その例として2014年に試作品として公開された「VAIO Prototype Tablet PC」を挙げ、実際に試作機に触れたユーザーの意見を取り入れながら開発する「共創(きょうそう)」というスタイルを取り入れているという。また、大勢の顧客を一元的にとらえる「顧客視点」ではなく、個々の顧客に目を向ける「個客(こきゃく)視点」であることもアピールした。さらにVAIO株式会社として、積極的に他社とのコラボレーションを行なっていることを説明。昨年11月に開催されたInter BEE 2014でキヤノンが開発した4K Cinema RAW現像ソフト「Cinema RAW Development」を「VAIO Prototype Tablet PC」でデモンストレーションした事例を取り上げながら、日本通信と共同でスマートフォン事業を展開していることにも触れ、さまざまな分野でチャレンジしていくと宣言した。今回発表された新製品については、「我々の力で作り上げた製品を発表できる今日こそが、(VAIO株式会社の)本当のスタートである」と熱く意気込みを語っている。●VAIO Zは「究極の道具」○VAIO Zは「究極の道具」新しいVAIO Zの概要については、商品プロデューサーの伊藤氏が説明を行なった。PCにとって最も重要なのは、ユーザーの生産性と創造性を引き出すことだと説明。最高のアウトプットを作り出したい人のために、研ぎ澄まされた究極の「道具」を届けたいという想いから、VAIO Zが企画されたと語る。ソニー時代にも存在した「VAIO Z」という名称を使った理由については、ユーザーからVAIO Zの復活を望む多くの要望があったことから採用したと説明。ソニー時代ではアルファベット最後の文字であることから「最終形」の意味で使っていたが、新しいVAIO Zの「Z」では「ゼロ(Zero)」の意味も持たせたとし、VAIO株式会社にとっての始まりとなる製品であることを強調した。伊藤氏はVAIO Zの特徴として、「圧倒的なレスポンス」と「1日中、どこでも完璧な仕事ができる」点、そして「ユーザーの新たな可能性に応えられる」ことの3点を取り上げた。まず圧倒的なレスポンス、つまり快適な操作感を実現するために、Broadwell-Uシリーズのなかでも処理能力の高い28W版のCore i7/Core i5を採用。広く使われる15W版のCore i7に比べて、高い性能を実現しているという。またCPUが内蔵するIntel Iris Graphics 6100は、Haswell世代の15W版Core i7に搭載されていたIntel HD Graphics 4400よりもパフォーマンス面で優れていると説明した。またVAIO Zの高いパフォーマンスは、VAIO株式会社が持つ「高密度実装技術」と「熱設計技術」によるものだと説明。このふたつのコア技術を合わせて「Z ENGINE」と呼んでいるとのこと。もちろん、Z ENGINEが筐体の小型化にも大きく影響している。モバイルノートとしての優れた携帯性としては、JEITA 2.0で15時間と長時間のバッテリー駆動を取り上げた。VAIO株式会社はバッテリーユニットを設計できる数少ないメーカーのひとつであるとのこと。VAIO Zではケースのないバッテリーを採用することでユニットの容積を減らし、そのぶん容量を増やすことで58Whの大容量化を実現しているという。またボディにアルミ素材とUDカーボンを利用することで高い剛性を確保しているほか、静音キーボードやsRGBカバー率100%の液晶ディスプレイを採用。持ち運び時の信頼性や外出先での作業の快適さを実現している。そして「ユーザーの新たな可能性に応えられる」ために採用されているのは、VAIO Fit Aシリーズでも採用されていたマルチフリップヒンジだ。このギミックの優れている点は、クラムシェル型ノートPCの使いやすさを損なわない点にある。ノートPCの生産性の高さを担保した上で、タブレットモードやプレゼンモードといった新たなスタイルでユーザーの可能性を広げるという。2-in-1スタイルを採用している点については意見がわかれるところかもしれないが、伊藤氏は昨今の軽量薄型を重視した2-in-1 PCではなく、ユーザーがより気持ちよく、スタイリッシュに使いこなせることを意識していると語った。VAIO Zの店頭予想価格は190,000円(最小構成価格・税別)から。本体カラーはブラックとシルバーの2色で、16日の15時から受注を開始している。○もうひとつのVAIO Z、「VAIO Z Canvas」が5月発売会場ではVAIO Zに加え、タブレット型の「VAIO Z Canvas」も発表された。これは2014年11月に「VAIO Prototype Tablet PC」として先行公開された試作モデルで、今回は商品化されたという発表のみ。詳しいスペックについては、今後発表される見通しだ。発売は5月を目標とし、市場想定価格は20万円台後半を予定している。●写真で見る「VAIO Z」○写真で見る「VAIO Z」VAIO発表会では、「VAIO Z」および「VAIO Z Canvas」の実機、Z ENGINEや底面のUDカーボンなど、各機種で使われているパーツが展示されていた。ここからは会場で展示されたVAIO Zを写真で紹介しよう。
2015年02月17日●注目は2in1デバイスASUS JAPANは13日、東京・日本橋で同社製PCの2015年春モデル新製品発表会を行った。発表会には台湾ASUSTeK Computer 会長のジョニー・シー氏が登壇し、日本市場の攻略にかける熱い意気込みを語った。○日本経済の始点・日本橋から全国へ発信登壇したシー氏は、会場となった日本橋は日本経済発展の始点であり、ASUSの製品やサービスを日本全国へ発信するのに相応しい場であると紹介した後、早速新モデルを発表した。まず最初に登場したのが、ディスプレイとキーボードが分離する2in1タイプのノートPC「TransBook Chi」シリーズだ。ASUSはSIMロックフリーのスマートフォン「ZenFone」やノートPC「ZenBook」の「Zen」(禅)のように、アジア的な単語をあえて採用している。アップルに代表される欧米メーカーのPCと比べると、没個性で安いだけという印象の残るアジア圏のPCに、あえて高級感とオリエンタル趣味をかきたてるイメージを付加しようということだろう。TransBook Chiシリーズは12.5型でCore Mプロセッサを搭載した「TransBook T300 Chi」と、ATOMプロセッサを搭載した10.1型の「同T100 Chi」、8.9型の「同T90 Chi」の3モデルが販売される。T300 ChiにはフルHD(1920×1080)モデルとWQHD(2560×1440)モデルが用意される。WQHDモデルは画面解像度が235ppiに達する高精細モデルとなる。いずれもキーボードは磁力で接続してノート型になるタイプで、キーボードとの接続はBluetoothで行う。シー氏は「Chi(氣)は目に見えないエネルギーだが、Air(空)より強いものだ」と前置きして、「ChiはAirより薄いのだ」と、薄型ノートPCの代名詞であるAppleのMacBook Airよりも薄型であることを強力にアピール。このほかにもTransBookのスペックを紹介する際に、MacBook Airを盛んに比較対象に出しており、直接の競合製品として強く意識しているようだった。ASUS製品らしく価格は抑えてありながら、デザイン面では安っぽさがなく、意欲的な製品だと感じられた。TransBook T300 ChiとT100 Chiがそれぞれ2月20日から、T90 Chiが3月上旬からの発売になる。○フラッグシップノートPCも登場今回は春モデルとして全部で22機種もの新製品が発表されたが、壇上では前述したTransBook Chiに続き、同社製ノートPCのフラッグシップモデルとして「ZenBook UX305」を発表した。CPUにCore Mプロセッサを採用するほか、13.3型フルHDのIPS液晶ディスプレイを採用する。こちらもMacBook Airと競合する薄型ノートPCだが、Officeがバンドルされて約12万円と、コストパフォーマンスが高く競争力を持ったモデルだ。シー氏は最後に、日本市場で「2in1ノートPC」「タブレット」「SIMフリースマートフォン」「マザーボード」「ビデオカード」の5つのジャンルでNo.1を目指すと宣言した。同社はPCパーツで高いシェアを誇り、またSIMフリースマートフォンでもMVNO系キャリアを中心に昨年発売した「ZenFone 5」が人気を集めているが、5つすべてのジャンルでNo.1を獲得するのは容易なことではない。それでもこのような宣言が発せられた以上、今年はさらに強力な製品の投入やプロモーションが行われることを伺わせた。●写真で「一気に」見るASUSの2015年春モデル会場には今回発表された製品が一堂に展示されていたので、写真を中心にお伝えしたい。○ZenBook UX305
2015年02月14日オンキヨーは2月9日、東京・八重洲のGibson Brands Showroom TOKYOで「ハイレゾ戦略発表会」を開催し、ホームオーディオ市場とハイレゾリューション(高解像度)サウンドを取り巻く現在の状況、および同社が目指すグローバル規模の戦略を発表した。同日、アメリカ・イギリス・ドイツの3カ国でハイレゾ音源提供サイト「onkyo music」をオープンし、海外展開をスタートさせた。オンキヨーおよびオンキヨーエンターテイメントテクノロジー社は、2005年8月から日本国内向けにハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」を展開。2015年2月9日オープンの海外サイトは、2014年5月に業務提携した英7digital社が運営にあたる。アルバムは1枚あたり15~20米ドル、シングルは3~4米ドルに価格を設定。将来的には、アニメソングなど日本発の楽曲およびオンキヨー独自コンテンツの配信も予定しているという。発表会冒頭では、ホームオーディオ市場の動向を解説した。約3兆2000億円が世界のホームオーディオ市場の規模であり、うち半分強を占めるのがデジタルオーディオプレイヤー(DAP)とヘッドホンで、プライベートリスニングが現在の主流であることを説明した。世界市場で、日本のオーディオメーカーが占めるシェアは、オンキヨーが約1%、主要企業を合計しても5%から6%に過ぎない。パッケージメディア全盛期から市場は大きく変貌したとの分析を踏まえたうえで、「我々に与えられたチャンスはここにある」と、オンキヨー 執行役員兼 オンキヨーエンターテイメントテクノロジー 代表取締役社長 宮城謙二氏はプライベートリスニングの市場に注力する方針を明らかにした。現在プライベートリスニングを支えている圧縮音源や「Spotify」などのストリーミングサービスを「音質よりも利便性を重視したもの。合理的な部分が若年層に受け入れられた」(宮城氏)と分析したうえで、今後新しいリスニングスタイルの提案として「ハイレゾ」をキーワードとする考えを説明。今後の製品展開については、オーディオコンポやAVレシーバーといったHi-Fiオーディオ機器、DAPやヘッドホン、ワイヤレススピーカーといったハイレゾ対応の製品・サービスを世界で拡販していくという。DAPやヘッドホンの分野では、2014年4月に米Gibsonが買収したWOOXイノベーションズ(Phillipsから分離独立したオーディオ専業会社)との業務提携を進める。欧州市場に強みを持つWOOXとの協業については、「海外のマーケットで展開する。日本は従来どおりオンキヨーが販売を行う」(宮城氏)という。中国市場関連では、同国最大の音楽関連サイト/SNSを運営する「QQ Music」と提携。さらに同国エンターテインメント業界で強い影響力を持つ「EE-Media」と協業し、人気歌手とコラボしたBluetoothスピーカーを開発するなど、エンドースメントマーケティングを展開していくとのことだ。英Meridianが開発したハイレゾ対応の新ロスレスフォーマット「MQA」についても言及した。協業を進めていることに触れたうえで、「年内を目処に、オンキヨーが提供しているハイレゾ再生アプリ『HF Player』でもサポートしたい」(宮城氏)との考えを明らかにした。2月末から3月上旬には、英Meridian創業者でMQAを開発したBob Stuart氏が来日し、共同イベントを行う計画もあるという。日本におけるハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」に関する説明も行われた。2005年に11曲からサービスを開始して以来、取り扱い曲数は幾何級数的に増えており、2015年1月現在約85,000曲にも達した。「インディーズを含むほぼすべての国内レーベルと取引している。曲が増えれば客が増え、客が増えれば曲が増え、というポジティブスパイラルに入ってきた」(オンキヨーエンターテイメントテクノロジー 取締役 山下慎介氏)と、2014年12月には過去最高売上高を記録する好調ぶりだ。楽曲を配信する手段も改善される。「当面はパソコンを介してという形になるが、将来的にはDAPから直接楽曲をダウンロードできるようになる」(宮城氏)と、DAPの活用イメージも明かされた。アメリカ・イギリス・ドイツの3カ国でスタートした「onkyo music」向けには、ハイレゾ音源の購入から再生まで行えるスマートフォンアプリを近日提供予定だという。家庭向けにはNASも活用される。他社との協業の事例としては、パナソニックのBDレコーダー「DIGA」の2014年秋モデルが紹介された。「手軽に利用できるNASとしての機能装備を進めていたが、わかりやすく魅力的な使い方を提案できずにいた。そんなときe-onkyoのスマホ展開/PCレス配信のコンセプトを聞き、『これだ』と思って機能を実装した」(パナソニック アプライアンス社 ビデオ商品企画チーム 神高知子氏)。録画以外の活路を模索するレコーダーと、配信の手間を減らしたいハイレゾ音源配信のニーズが合致した形だ。ほかにも、NAS製品で知られるQNAP社と協業して「HS-210」が製品化された事例も紹介された。
2015年02月09日●2015年は一眼レフ復調の兆し!?2月6日、都内にてキヤノンのデジタルカメラ新製品発表会が行われた。今回発表されたのは、50.6メガの圧倒的高画素数を誇るフルサイズ機「EOS 5Ds」をはじめ、デジタルカメラだけでも同社史上最多数となる全13機種。加えて、EFレンズ1本と新しい映像ターミナル機器も発表され、タッチ&トライコーナーに体験機がずらりと並ぶ、異例といえる大規模の発表会となった。○2015年は一眼レフ復調の兆し!?ステージには、キヤノンマーケティングジャパン 代表取締役社長の川崎 正己氏が登壇。デジタルカメラの「国内市場動向と新製品導入の狙い」についてスピーチを行った。川崎氏によれば、2013年後半から2014年3月までは消費税増税前の駆け込み需要もあって好調に推移していたものの、4月(消費税増税後)以降の反動が長引き、2014年通年では181万台の出荷にとどまったとのこと。レンズ交換式カメラについては、2015年の国内出荷数は200万台に達する(対前年比約11%増)と見込む。その根拠として、川崎氏は「消費者の購入意欲および写真撮影の意欲が高いこと」を挙げる。同社の意識調査によれば、ユーザーの購入意向が製品保有率を上回っており、このことから、レンズ交換式カメラの国内市場は引き続き拡大するとみている。10月に発売された「EOS 7D Mark II」の販売がきわめて好調なことも、キヤノンが市場動向をポジティブに捉えられる理由のひとつであることは想像に難くない。「発売前には初代7D発売時のおよそ3倍のご予約をいただきました。これは歴代EOSで最多のオーダー数です。発売後も一眼レフの販売台数ランキングで常にトップ10に入るなど、20万円以上の高額モデルにもかかわらず大変好調に売れています」(川崎氏)。7D Mark IIの成功には、ジャンル別マーケィングも奏功したという。「EOSを使っている人が着実に増えている」と語る川崎氏。7D Mark IIに続き、今回発表された新製品もまた新たな写真ファン、新たなキヤノンファンを開拓するための大きなステップになると自信を見せた。一方、コンパクトカメラの国内出荷数は2014年の398万台から、2015年には350万台に減少すると予測。ただし「台数は減少しているものの、高付加価値モデルが伸びているため、平均単価は上昇している」(川崎氏)とも。実際に、昨年発売された1.0型センサーを持つ高級コンパクト「PowerShot G7 X」や光学65倍ズームのグリップ式モデルや光学30倍ズームのコンパクトモデルを擁する「PowerShot SX」シリーズの販売が好調とのことだ。キヤノンはコンパクトカメラ各カテゴリーおよび全体でナンバーワンのシェアを持ち、レンズ交換式一眼レフにおいても過半数のシェアを持っている。そんなキヤノンが虎視眈々と狙うのは、ミラーレス市場だ。昨年、同社は「ミラーレス機の新製品を発売していない」にも関わらず、前年以上のシェア率となった。今回の新製品「EOS M3」投入でさらにユーザー、流通への存在感を高め、ミラーレス市場の牽引役を担う構えだ。●デジタルカメラ高画素化の流れが一気に加速する○デジタルカメラ高画素化の流れが一気に加速する続いて登壇したのは、キヤノン株式会社 専務取締役 イメージコミュニケーション本部長 真栄田 雅也氏。新製品の特徴と技術について語った。我々が気になるのは、なんと言っても「EOS 5Ds」の50.6メガ(5,060万画素)という超高画素だろう。真栄田氏によれば、今回採用した35mmフルサイズCMOSセンサーでは、新微細化プロセスを導入したことで高画素と低ノイズ・広ダイナミックレンジを実現。CMOSセンサーにおけるマイクロレンズからフォトダイオードまでの距離を短くすることで集光効率を向上させ、常用最高感度ISO6400(拡張12800)を達成したという。また、「Dual DIGIC 6」の高速処理により、超高画素と最高約5コマ/秒の連写速度を両立しているという。超高画素ゆえ撮影に影響を及ぼしやすいカメラ内部の微小な振動ブレを抑えるため、「ミラー振動制御システム」も導入。ミラーアップ/ダウンを従来のバネではなくカムとギアで駆動制御している。これは7D Mark IIでも使用されている技術だ。筆者も5Dsの実機でシャッターを切ってみたが、フルサイズ機とは思えないほどの振動低減と静音化が実感できた。ピクチャースタイルには新項目「ディテール重視」が追加された。また、シャープネスに「強さ」のほか「細かさ」が設定できるようになり、「しきい値」まで設定できるなど神経の行き届いた撮影設定が行える。高画素を生かした1.3倍(約3,050万画素)と1.6倍(1,960万画素)の「クロップ撮影」にも対応。超高画素化の足回りが着実に確立されつつある印象を受けた。なお、真栄田氏は5Dsおよび5Ds Rは「あくまでEOS 5Dからの派生機であり、広告業界や風景写真に向けた特別なもの」と述べている。ただし、同時に「センサーや映像エンジンはまだまだ可能性を秘めており、ダウンサイジングにも挑戦中」とも述べていることから、ここ数年落ち着いていた高画素化の流れは、今後、クラスを超えて一気に加速する可能性がありそうだ。●発売とともに、お得なキャンペーンが目白押し○発売とともに、お得なキャンペーンが目白押し最後は、キヤノンマーケティングジャパン株式会社 取締役常務執行役員 イメージングシステムカンパニープレジデント 八木 耕一氏が登壇。新製品のプロモーションプランについて述べた。EOSシリーズでは、Kiss X8iと新カテゴリーである8000Dのユーザーの明確化や、ミラーレス機のEOS M3のデビューキャンペーン(25,000台限定のEVFキットがめちゃお得!)について説明。コンパクト機では、高倍率ズームにフォーカスした「ZOOM PARADISE! (ズームパラダイス!)」のキャッチフレーズと、キャッシュバックキャンペーンが発表された。なお、イメージキャラクターは引き続き、女優の能年玲奈さんが務める。また、新しい映像コミュニケーションとプロダクトネットワークを創出するキヤノンの新しいキーアイテム、コネクトステーション CS100も「SETでGET!」キャッシュバックキャンペーンを実施。今回発表されたものの中からNFCに対応する機種とセットで購入すると、キャッシュバックを受けられる。このほか、1.0型センサーを持つ本格派コンパクト「PowerShot G3 X」が開発中であることが発表された。G3 Xは、2月12日からパシフィコ横浜で開催される「CP+ 2015」に参考出品される。また、CP+ 2015では今回発表された全製品(G3 Xを除く)の実機を体験できるというから楽しみだ。会場にはタッチ&トライコーナーも併設。実機が展示され、その使用感を体験することができた。こちらの写真もぜひご覧いただきたい。
2015年02月07日日本IBMは1月15日、米IBMが1月13日(現地時間)に発表した、同社のメインフレーム「IBM z13」の国内での発表会を開催した。同製品は10億ドルの投資を行い、5年の歳月をかけて開発した製品で、500以上の新たな特許を採用しているという。z13は最大141コアで、111,556MIPS(1コアあたり1,695MIPS)の性能を持ち、最大10TBのメモリを搭載できる。これは、前モデル(zEC12)との比較で、プロセッサー処理能力は40%向上し、約3倍のメモリ容量、約2倍の帯域幅を持ち、1台で最大8,000の仮想サーバを稼働させることができるという。さらにz13は、非構造化データ分析を可能にするためHadoopに対応。その他のアナリティクスの機能強化として、インメモリー・データベースであるDB2 BLU for Linuxによるクエリー処理のアクセラレーション、IBM DB2 Analytics Accelerator(DB2AA)の強化を行っている。そのほか、新たなテクノロジーとしては、同時マルチスレッド(SMT)の対応、KVMの新たなハイパーバイザーの採用、OpenStackの対応強化、障害予兆診断機能(zAware)のLinux対応、Open連携API(zConnect)、SMTに対応したデータベース専用エンジン、データ圧縮機能、暗号化プロセッサー性能を2倍以上強化、暗号鍵管理の強化などが行われている。日本IBM 取締役執行役員 テクニカル・リーダーシップ担当 宇田茂雄氏は、「メインフレームはレガシーなシステムと思われているが、処理量は年々増えている。従来は勘定系の利用が多かったが、現在はオープン系のLinux、Javaでの利用するケースが増え、今後はCAMSS(クラウド、アナリティクス、モバイル、ソーシャル、セキュリティの頭文字)においてメインフレームの活用が重要になり、利用が増えていく。IBMはデータのあるところで処理することが効率的だと考えており、技術がそれを実現するレベルになって来た」と述べた。そして同氏は、次世代のメインフレームを示し、そのキーになるのが人間の脳からヒントを得て開発中のニューロ・シナプス・チップだとした。日本IBM 常務執行役員 システム製品事業本部長 武藤和博氏は、「IBMは10年ぶりにメインフレームのブランド名を変更し、IBM z Systemsとした。IBMでは、CAMSSという言葉をよく使うが、z13はこういった新しい波のなかで、これまでのトランザクション処理だけでなく、クラウド、ビッグデータに対応したシステムだ。今ではインターネットに57億台のデバイスが接続され、トランザクションが急激に増えるという現象も発生する。顧客が3秒以内に応答しない場合、そのアプリを停止する割合は57%だ。これは企業にとって驚異だが、チャンスでもある。これらのトランザクションを分析することで新たな価値を生み出すことができる。そういった時代に登場したのがz13で、急増するモバイルからの要求にミリ秒で応答する。また、基幹業務、モバイル連携、アナリティクスを1台で実現できる究極のIT基盤だ。お客様の中にはコスト削減のためにダウンサイジングするという方がいらっしゃるが、ダウンサイジンが本当にコスト削減につながるのか疑問だ。z13のコストパフォーマンスはあがっており、TCOの面では、大きなメリットがある」と述べた。そして同氏は、z13の販売戦略として、デジタルテクノロジー(クラウド、アナリティクス、モバイル、セキュリティ)の強化、および、Linux on Z Systemの更なる推進を行うとした。
2015年01月15日●"新参者"だからこそ変革を起こせるハイアールアジアは1月14日、「Haier ASIA Innovation Trip! 2015」と題した戦略発表会を開催した。同社が2015年内に発売を予定している新製品を披露したほか、今後展開する新事業について明らかにした。発表会に登壇したのは、2014年2月に同社の代表取締役社長兼CEOに就任した伊藤嘉明氏。2014年6月には、日本発のデザイン家電ブランド・amadanaと戦略的パートナーシップ契約を締結し、2015年春には共同開発した家電製品を発売すると発表していた。今回の発表会では、amadanaブランドの製品群第1弾のほか、開発中のプロダクトを紹介。伊藤氏は「家電業界の"新参者"として革命を起こす」と力強く宣言し、3つの戦略について説明した。○新しいビジネスモデルの構築白物家電メーカーとして、これまでの方向性とはまったく異なる戦略として掲げたのが、"家電を利用した新しいビジネスモデルの構築"だ。白物家電の買い替えサイクルは通常8~10年で、物によっては15年、20年の長い寿命を持つ。そのため、製品を1度売ったらおしまいのいわば"売り切り型"のビジネスモデルが基本だ。「この常識を変えたい」と意気込む伊藤社長は、白物家電をハブとした新たなビジネスモデルを提唱した。1つは、「DIGI」という仮称が付けられた液晶ディスプレイ搭載の冷蔵庫。画面にペットの映像を表示したり、水槽に見立てて泳ぐ魚を表示させたりすることで、冷蔵庫がただの"食べ物を冷やすためのハコ"ではなくなる。DIGIはオンラインで購入したコンテンツを表示するデバイスとしても展開していく予定で、白物家電の枠組みを越えた黒物家電のような特徴も持つ製品だ。まさに昨今のネットワーク業界のトレンドである"IoT"(Internet of Things、モノのインターネット化)を冷蔵庫で具体化したものといえる。伊藤氏によれば「冷蔵庫をインターネットデバイスとして考えることで今後の可能性が広がる。例えば、冷蔵庫の中の食材をスキャンして賞味期限を知らせたり、足りない食材をオンラインで購入したりできる」とのことだ。また、無料でハイアール製の冷蔵庫を貸し出し、高級アイスやスムージーなどの高付加価値商品を提供する「off ice(オフアイス)」という企業向けの食品販売サービスを展開していく。伊藤氏は「ただ商品を売るだけでなく、冷蔵庫を通して新商品の宣伝広告やテストマーケティングも可能」と今後の可能性について触れた。ちなみに、2014年12月からすでに都内のとある企業で試験導入されているそうだ。そのほか、コンテンツ配信事業「intergallery」も行う。まず液晶ディスプレイなどハードウェアの普及に注力して分母を拡大した後に、多様なソフトウェア(コンテンツ)を配信していくという課金制のビジネスモデルだ。●画期的でエキサイトな製品で革新を○既存分野でのイノベーション既存の白物家電分野においても革新的な製品を世に送り出すとして、掲げたのが2つめの戦略「既存分野でのイノベーション」だ。伊藤氏は洗濯機を例に挙げて、「これまで洗濯機と言えばハコ状の機械だった。でも洗濯機を持ち歩けたらいいんじゃないの? という思いから『COTON(コトン)』というハンディ洗濯機を開発した。スマートフォンをちょっと大きくした程度のサイズなので持ち歩けるのはもちろん、家庭内だけでなくオフィスやレストランなどいろんな場所に導入できる可能性がある」と語った。コトンは、筒状で持ち運びができる大きさ。衣類の汚れた箇所に液体洗剤を少量塗布し、コトンのヘッド部分を布に押し付ける。電源ボタンを入れると上下に振動し、汚れを繊維から押し出す"押し出し洗い"を行うという部分洗い用の洗濯家電だ。コトンのほか「スーツリフレッシャー」も伊藤氏は紹介した。"エアウォッシュ"と呼ばれる独自の機能により、スイッチを押すと衣服のニオイを除去してくれるというものだ。旧三洋電機の洗濯機における看板技術であり、同社が引き継いだ「オゾン洗い」によって、水を使わず除菌と消臭を行える。さらに"香りプラス"という機能も搭載し、お気に入りの香りを衣類にまとわせることもできる。伊藤氏によると、デザインは検討中の段階で、アパレルメーカーとコラボレーションした製品展開も考えているとのことだ。○家電の嗜好品化3つめの戦略として掲げたのは"家電の嗜好品化"。伊藤氏は「日本の家電業界は価格と性能の追いかけっこをしている。それに巻き込まれるのではなく、嗜好性を高めた製品を提供していきたい」と説明し、冷蔵庫を着せ替えできるカバーをはじめ、衣類をキレイにしていく様子を眺められるスケルトン洗濯機などを紹介した。これらの製品に加えて、amadanaブランドで発売されるレザー張りの冷蔵庫や、AV機器をイメージしたトースター、ステンレス素材の縦型洗濯機、シンプルに洗練されたデザインの二槽式洗濯機などもあわせてお披露目した。伊藤氏によると「今回紹介した新商品とコンセプトモデルは、現在進めているプロジェクトのうち、ほんの15%くらいであくまで第1弾にすぎない」とのこと。3月にも第2弾の発表を予定しているとし「今後は黒物と白物家電の垣根がなくなるだろう。そうなった時に必要なのはスピードと、他とは違った視点。我々は中国資本のメーカーだが、資本がどの国であるかは関係ない。アジア10カ国を統括している会社として、画期的でエキサイトなものを提供していきたい」と、閉塞感のある日本の家電業界に旋風を巻き起こしていく強い意志を表明した。
2015年01月14日KDDIは、19日に予定している新商品発表会「au発表会 2015 Spring」の模様をauホームページにてライブ配信する。2015年春モデルのauスマートフォンなどが発表されると見られている。「au発表会 2015 Spring」のライブ配信を告知するページでは、「2015.1.19(mon) 12:00」と開催日時が表示され、スローガンである「あたらしい英雄たち、登場っ」という文字が掲載されているが、新商品や新端末についての詳細な情報は明らかになっていない。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月13日「2015年のトレンド予測」記者発表会が12月17日、リクルートホールディングス本社で開催されました。このイベントは、クライアントやユーザーとのコミュニケーションから来年の動向を捉えたリクルートホールディングスが、住まい、飲料、出産・育児、美容、社会人学習、進学、独立・開業、アルバイト・パートの8つの領域のトレンドを発表するというもの。2015年はどんな流行があるのでしょうか。■昼間に会社の懇親会を開催 「部ランチ」飲食店の情報やクーポンを提供する「ホットペッパー」では、2015年のトレンドを「部ランチ」と予想。これは会社の懇親会などを、夜ではなく昼に設けることを指します。背景には、子育て世代の女性の就業数が上昇するのにともない、夜に開催される会社の宴会に出席できない方が増えているという点が挙げられます。また「昼 忘年会」「昼 新年会」といった検索ワードが、昨年に比べて検索量が1.5倍増えているそうです。既に取り組んでいる企業のアンケートによると、主にレストランで開催し、平均単価は2600円。夜の宴会より安く済むのも魅力かもしれませんね。■託児保育とお稽古を両立させるサービス 「保けいこ」出産・育児の情報を提供する「赤すぐ」では、トレンドを「保けいこ」と予想。フルタイムで共働き世帯は、子どものお稽古の送り迎えが難しい。そこで、その障壁をクリアするサービスが出現するのではないかと言われています。主なスキームは4種類。1つは幼稚園・保育園がお稽古を提供するパターン。未認可保育園の中には、スポーツや英語といったお稽古に特化した園も人気があるそうです。2つ目は、送迎サービス付きのお稽古業者。3つ目は送迎サービスだけを行う事業者。「AsMama(アズママ)」というインターネットサイトでは、SNS上で送迎の依頼をし、500円ほどの低価格でサービスを行ってもらえます。4つ目は、ベビーシッターが自宅でお稽古をしてくれる、おけいこシッター。このようなニーズに着目したサービスがもっと増え、2015年には「保けいこ元年」になるのではないでしょうか。■ママがママのためにちょっとした起業 「ママ喜業」スキルアップや趣味のためのスクール情報を提供している「ケイコとマナブ」では、トレンドを「ママ喜業」と予想。これはママが後輩ママに向けてサービスを行う、小規模な開業のこと。実体験に基づいたサービスであるからこそ後輩ママも喜び、そして提供する方のママも自分の力が役立てるということに喜びを感じられるといいます。今までは、面識のある中で無償のサービスとして行っていたことも、SNSの普及により少額でも対価が発生し、より頼みやすいサービスになるのではないでしょうか。その他の領域では、作るプロセスを友達・家族とパーティ感覚で楽しむ「リノベパーティ」(住まい領域)。職場で生き抜くために美活を行うサラリーマン「サバ美―マン」(美容領域)。仕事も家庭も両立させる「ロンキャリ女子」(進学領域)。仕事にも家族との信頼や協働を求める「親子独立」(独立・開業領域)。慢性的な人手不足を受けて、企業が業務の細分化を進めることで超短時間勤務が生み出される「プチ勤務」(アルバイト・パート領域)と予測。さまざまな分野で、女性に関する新しい動きが見受けられました。女性の社会進出の広がりが、新たなトレンドを生み出す鍵を握っているようです。
2014年12月22日フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」の2015年プロジェクト発表会が27日、東京・お台場メディアージュで行われ、2015の展開とともに、人気アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』チームによるアニメーション映画の制作や「PROJECT ITOH」第三の作品『屍者の帝国』の2015年劇場公開が発表された。『あの花』チームによる新作オリジナルアニメーションは、発表会のラストにサプライズとして発表。新作は『あの花』に続いて秩父を舞台とした作品となり、タイトルなどは12月3日に開催される「秩父夜祭り」で発表されるという。『屍者の帝国』は、伊藤計劃氏が残した序文を芥川賞作家・円城塔氏が完結させた作品。発表済みの『虐殺器官』『ハーモニー』に続き、2015年に劇場公開される。この『屍者の帝国』、そして2015年1月9日に完全新作映画として公開される『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』などの劇場作品に注力するため、2015年4月以降のノイタミナ枠は30分一番組枠となる。そして、2015年4月以降の新番組としては、4月放送の『パンチライン』、放送時期未公開の『乱歩奇譚 Game of Laplace』『すべてがFになる』『甲鉄城のカバネリ』が発表されている。『パンチライン』は"パンツを見たら人類滅亡"というノイタミナらしからぬコンセプトで、アニメーション制作は『残響のテロル』『神撃のバハムート』のMAPPA、音楽を小室哲哉が担当。森プロデューサーからは「おパンツミート小室哲哉」との衝撃の発言もあった。『乱歩奇譚 Game of Laplace』は、江戸川乱歩原案を脚本・上江洲誠氏、監督・岸誠二氏の岸組がアニメ化、アニメーション制作はLercheが担当する。現在TVドラマが放送中の『すべてがFになる』は、森博嗣氏原作の有名ミステリ作品を監督・神戸守氏制作はA-1 Picturesでアニメ化。『甲鉄城のカバネリ』は監督・荒木哲郎氏で、脚本は大河内一楼氏が担当、アニメーション制作はWIT STUDIOが手がける。○「PROJECT ITOH」のスタッフと第三の作品『屍者の帝国』2015年公開を発表さらに今回の発表会では、ノイタミナ元編集長の山本プロデューサーと新編集長の森プロデューサーからさまざまな新展開も明らかに。まずはノイタミナ枠10周年記念企画として、ノイタミナ歴代主題歌リクエスト・ベストCD「ノイタミナFAN BEST」の制作が決定。投票サイトでファンが選んだ人気ベスト30の楽曲を収録する。ノイタミナMOVIEコーナーには、劇場版『サイコパス』より常守朱役の花澤香菜が登場。花澤は、現在放送中の『PSYCHO-PASS サイコパス 2』での常守朱について、「いなくなってしまった狡噛さんの影を追いながら一人で全部を背負ってがんばって、強くなったと思います」と述懐。そして、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の予告映像を「今までの朱ちゃんが1期、2期を経て劇場につながっていく感じがぞくっとしました」と感動の面持ちだった。さらに、本予告と銘打った新規映像が公開されると、本編内容を把握している花澤は「面白いですよ♪」とほくそ笑み、「劇場版は2期を乗り越えた朱ちゃんの物語なので、2期を最後まで見届けてください」とアピールした。また、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の完成披露試写会は、12月19日に行われることもアナウンスされている。花澤といえば、今年3月のノイタミナ発表会で伊藤計劃作品を劇場アニメ化する「PROJECT ITOH」の発表時にナレーションを担当。ここでシークレットゲストとして、先日放送された「PROJECT ITOH」CMでナレーションを担当した櫻井孝宏が登場し、そのまま「PROJECT ITOH」のコーナーへ突入。櫻井は『サイコパス』で演じていた槙島聖護の名前を出し、「命の輝きを求めていた槙島なら、伊藤計劃さんは必ずリスペクトしていたと思います」と語っていた。ノイタミナMOVIEコーナーでは「PROJECT ITOH」のスタッフを発表。『虐殺器官』は監督村是修功、アニメーション制作はmanglobe、『ハーモニー』はなかむらたかし/マイケル・アリアスが監督、アニメーション制作はSTUDIO 4℃、『屍者の帝国』は監督牧原亮太郎、アニメーション制作WIT STUDIOの体制で、全作品が2015年中に公開される予定。○『四月は君の嘘』と『冴えない彼女の育てかた』の1月期主題歌アーティストを発表2015年1月新番組トークコーナーには、『四月は君の嘘』から井川絵見役の早見沙織、相座武士役の梶裕貴、『冴えない彼女の育てかた』から澤村スペンサー英梨々役の大西沙織、加藤恵役の安野希世乃が登場し、作品の魅力についてそれぞれに語っていった。『四月は君の嘘』の2人が担当するのは、発表会同日の放送以降に活躍する、公生のライバルキャラクターたち。梶は「この作品の中では青春がキラキラしていますね。武士は逆立った金髪にドクロのシャツという派手な外見の印象とは違う繊細なピアニストです。子供の頃から公生のライバルで、ピアニストで主人公のライバルといえばクール系と思いきや、武士は努力型の熱い男です」と明かし、早見は「絵見ちゃんは小さい頃に公生たちに出会ってピアノの道を志した子で、負けん気が強いです。今までの放送の絵見ちゃんは激しい言葉が多いんですが、本心はまっすぐで、目標に向かって努力して自分の力で成功を掴み取るような女の子です」とそれぞれが演じるキャラクターを紹介した。また、プロ演奏の実写映像を取り込み、映像に重ねながら作画していく『四月は君の嘘』独特の制作過程と、実際のアニメーションを紹介。ハイクオリティな映像に会場とステージからは拍手が巻き起こる中、梶は「幼い頃から公生とライバルだった武士と絵見の想いがモノローグになっていくのも見てください」と見どころを語っていた。『四月は君の嘘』の新発表として、1月から放送の第2クールオープニングが横浜出身のアーティスト・コアラモードのデビュー・シングル「七色シンフォニー」、エンディングが沖縄のアーティスト・7!!(セブンウップス)の「オレンジ」に决定。そして、2015年4月5日には、『四月は君の嘘』フィナーレイベントが開催されるという。『冴えない彼女の育てかた』から登場した大西は「ただの青春ラブコメには収まらない作品。笑ったり悶えたりはできる新しいノイタミナ作品になると思います」、安野は「原作はライトノベルに挑戦しているライトノベルという印象。原作が丸戸さんだけあってマニアックなところもありますが、恵はオタク知識がまったくなく、ノイタミナをご覧になっている皆さんのとっかかりになるキャラクターと思います」と作品をアピール。トークでは影が薄い恵の不遇な扱いや、英梨々の絶対領域などについて盛り上がっていた。『冴えない彼女の育てかた』の新発表としては、放送開始が1月8日の木曜日で、第一話は原作にはないオリジナルエピソードになるという。オープニングテーマが春奈るなの「君色シグナル」、エンディングテーマが沢井美空の「カラフル。」になることが発表されている。
2014年11月29日睡眠改善委員会は「不眠の日」である11月23日、"睡眠健康"を普及啓発するため、「かくれ不眠」の定義に加え、新たに「快眠」の定義(12項目)を発表した。同委員会は2011年2月3日、健康を維持するための食事や運動などと同じように、睡眠も大切な要素の1つであることを世の中に啓発するため、睡眠の専門家が集まって発足した。そして、睡眠の悩みを抱えていたり、良い睡眠への積極的な対処を行っていないなどの状態を「かくれ不眠」と命名。かくれ不眠には5タイプが存在することを学会で発表するなど、かくれ不眠解消のための正しい情報や知識を発信してきた。ちなみに、2010年12月のエスエス製薬による調査によると、20~40代の男女の約8割がかくれ不眠に該当しているという。今回新たに発表した「快眠」の定義は、良い眠りとはどのようなものか、快眠を分かりやすく指標化したもの。睡眠改善を要する人たちに向けてアプローチする時、「かくれ不眠を回避したい」という予防意識から行動をとる場合と「快眠したい」という気持ちから行動をとる場合の2つの方向性が考えられるという。快眠の定義は、この後者の人たちに対し自分の睡眠状態を客観視する"ものさし"を示すものとなる。今後の活動では、快眠定義のチェックリスト化やタイプ分類、快眠接近に向けてのタイプ別介入支援方法の検討などを予定しているという。
2014年11月27日ヤンマーは、大阪府・梅田の同社本社ビルにおいて実施した発表会にて、先進的なデザインの大型トラクター「ヤンマートラクター YTシリーズ」、ヘッドマウントディスプレイによる操縦で無人稼働が可能なコンセプトモデル「無人型バックホー」のほか、今春発売予定のコンバインやコンセプトモデルなどを発表した。○自脱型コンバイン YHシリーズ昨年発表されたコンセプトモデル「YT01」から製品化を果たしたトラクター「YTシリーズ」と同じく、量産モデルとして発表されたのは「自脱型コンバイン YH シリーズ」。デザインは、「YTシリーズ」同様、フェラーリを手がけた日本人として知られ、同社取締役を務めている奥山清行氏が担当しており、同社いわく「斬新かつ独創的ないままでの農業機械にはない"プレミアムデザイン"」を採用している。この機種の発売される背景には、国内の担い手農家・集落営農が着実に増加しており、経営規模の拡大に伴って高効率・高性能、そして低コストにつながる農業機械が強く求められていることがあるという。搭載した自社製のクリーンディーゼルエンジンは国内特殊自動車3次排ガス規制をクリアしているもので、同社が作りだしたという丸ハンドルは電子制御化で操作性を向上したとのこと。加えて、脱こく・選別、湿田走破性といったコンバインに求められる基本性能をしっかりと作りこんだという。なお、同機種の発売時期は2015年3月を予定。メーカー希望小売価格は913万6,800円~1328万4,000円。○多用途四輪車のコンセプトモデル無人稼働が可能な「無人型バックホー」と同時に、コンセプトモデルとして発表されたのが、「多用途四輪車(UTV) YU01」。広大な敷地を持つ欧米の農家で、敷地内での人の移動、道具・資材の運搬、あるいは軽作業をアシストする道具として重要な役割を担っている車両で、同社がこれまでさまざまな作業機械を開発してきた中でつちかった技術を結集して開発しているものだという。発表会で公開されたモデルでは、農耕用車両らしからぬカラーリングと、運転席前方にスマートフォンをはめ込んで使えるなど、利便性を確保した設計が目をひいた。
2014年11月24日トヨタ自動車はこのほど、新型燃料電池車「FCV」に関する記者発表会を18日10:00から開始し、その模様を同社Webサイトのほか、「ニコニコ生放送」と「Ustream」にてライブ中継すると発表した。中継時間は11:30までで、ライブ中継終了後はオンデマンド配信も行う予定。FCVは、水素と酸素を化学反応させて電気をつくる燃料電池を動力源とした、セダンタイプの新型燃料電池自動車。同社が培ってきたハイブリッド技術をコアテクノロジーとして開発に応用しており、水素と酸素の化学反応により発電をするFCスタックや、燃料となる水素を貯蔵する高圧タンクを中心としたFCシステムを自社開発している。同社は、燃料電池自動車が「サスティナブル・モビリティ」実現に向けての理想的なクルマとして早期普及を目指しおり、2002年から燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV」を日米で限定販売するなど、燃料電池車の開発で実績を積んでいる。
2014年11月14日12日、キヤノンインクジェットプリンター「PIXUS(ピクサス)」の新作CM発表会が開かれた。新作CMのテーマは、時期に合わせて「年賀状プリント篇」。特に「スマホで撮影した写真とPIXUSの相性の良さ」にスポットを当てた内容で、11月15日(土)よりオンエアされる。会場には、PIXUSのコミュニケーション・パートナーを務める女優の桐谷美玲さんも登場。お正月をイメージした艶やかな振り袖姿を披露し、発表会に華を添えた。○桐谷さんの猫溺愛キャラが加速する新作CM年末商戦。それは家庭用インクジェットプリンター業界において、一年を通じて最大の商機であることはいうまでもない。キヤノンマーケティングジャパン インクジェット商品企画第一課 澤田創氏によれば、今年8月28日に発表した新機種(5機種計10モデル)の販売も好調、プリンターメーカーとして年間販売台数ナンバーワンも狙える状況という。新作CMの狙いについては、「PIXUSのさらなる販売拡大への期待とともに、日本の伝統的風習である年賀状を大切にしたい」とスピーチ。同時に、表現としては「年賀状をスマフォトプリント」をコンセプトに、タッチするだけでかんたんキレイに年賀状をプリントできる点をアピールした。また、桐谷美玲さんのキュートさと、ブサかわ(不細工なのに可愛い)猫のレオンくんにより、親しみやすさも感じてほしいという。新作CMの内容は、前作「スマフォトプリント篇」の続編。前作では「PIXUSで大量に猫写真をプリントする桐谷さんの猫溺愛っぷりに上司(部長)が思わず引いてしまう」という内容だったが、今作では「部長と主任が、桐谷さんからの来年の年賀状は(未年なのに)猫のビジュアルだと予想、年が明けてみたらやはりそうだった」という内容。と、文章にしてしまうと、なんだか面白さが伝わりにくいが、映像ではポニーテールに猫耳を着けた部屋着姿の桐谷さんという反則的な可愛らしさが、見る者(特にオジサン)の脳天を直撃すること必至。年賀状に書かれた「ハッピーニャーイヤー」の文字には上司役の石丸幹二さんならずとも「あぁ、そう来たか!」と感心(?)させられる。劇中の桐谷さんにも劣らぬ猫好きの方には、羊のかぶり物をしたレオンくんの愛らしい姿も見どころだ。出演は一瞬なので、刮目してチェックしてほしい。新作CMはキヤノンの公式サイトでもいち早く見ることができる。○ブサかわ猫ちゃんグランプリ、結果発表キヤノンでは9月8日~10月31日までの約2カ月、「ブサかわ猫ちゃんグランプリ by スマフォトプリント! PIXUS」なるフォトコンテストを開催した。これは、プリントして思わずみんなに見せたくなる、ユーモラスでいとおしい「愛猫のブサかわ写真」を募集し、グランプリを選ぶというもの。なんとレオンくんが審査員長を務め、桐谷さんも審査員として参加している。入賞作は、11月18日(火)~12月2日(火)まで山手線の電車を15日間ジャックする「スマフォトレイン」内の写真展で展示されるとのこと。惜しくも選外となった作品の中からも数多くの写真が展示される(総数288点!)というから、猫好きなら見逃せないイベントになりそうだ。その注目の入賞作品が、この後、このステージで発表されることになる!○桐谷美玲さん、ブサかわ猫のレオンくんとともに登場!続いてステージに登場したのは、PIXUSのコミュニケーション・パートナーを務め、CMにも出演中の桐谷美玲さん。新作CMのテーマである年賀状にちなみ、お正月を思わせる艶やかな振り袖姿で登場し、フラッシュの光を一身に浴びていた。その横には、桐谷さんとCMで共演したレオンくん。新作CMで着用した羊のかぶり物姿で、桐谷さんを心強くサポート…するはずだったが、お疲れなのか、終始お昼寝モード。しかし、トークショーのマイクや音楽のボリュームはもちろん、桐谷さんに撫でられ(取材陣に注文を付けられた)ても一切動じることなく眠り続けるレオンくんの度胸には、その表情も相まって、猫ながら並外れた大物感が伝わってくる。閑話休題。ステージでは「ブサかわ猫ちゃんグランプリ by スマフォトプリント! PIXUS」の受賞作品が発表され、桐谷さんと澤田氏から各作品へのコメントが贈られた。見事グランプリント(グランプリ)を獲得したのは、魅威太79jwblさんの作品「究極の癒し」。「まるで人間のような表情とポーズに、一瞬でやられてしまいました。猫でもこんな表情をするんだなぁ、って。もう、私的には即決でしたね(笑)」と、究極のブサかわっぷりに、桐谷さんも大いに癒されたようす。魅威太79jwblさんには、世界の猫の楽園をめぐる旅(JTB旅行券100万円分)が贈られる。このほか、桐谷美玲さん特別賞を、あとむがーるさんの「毎日、疲れた」、レオンくん特別賞を、すーさんの「あっかんべ~~っ」が受賞。応募総数5,996点の中から、計10作品が選ばれた。ちなみに澤田氏によれば、応募作品の約7割が携帯端末で撮影されたものだったとか。受賞作および応募作は、前述のスマフォトレインのほか、グランプリ特設サイトでも確認できるので、こちらもぜひご覧いただきたい。
2014年11月13日公益社団法人東京都獣医師会はこのほど、「デング熱のペット動物への感染」についての情報を発表した。○犬や猫はデング熱を発症しない同会危機管理室によると、デング熱は文献上、約200年以上前から存在しているが、この歴史の中で、同病の流行地において、犬や猫などが何らかの特殊な疾病に罹患している報告は見当たらず、同病が犬や猫に感染し発症することはないと思われる、としている。また、犬や猫などが同病に関し、公衆衛生上何らかの役割を演じているということもないという。つまり、犬や猫を媒介して同病が伝染する危険は報告されてないことになる。WHO(世界保健機構)によると、デング熱は世界で毎年1億人以上の患者が発生していると推測される。病原体はデングウイルスで、蚊が媒介し感染する。臓器移植や輸血などの特殊なケースを除けば、人から人への感染はないとされる。(画像と本文は関係ありません)
2014年11月06日東京二期会の2015/16シーズンラインナップが発表された。「東京二期会オペラ劇場」のチケット情報2015年2月『リゴレット』~パルマ王立歌劇場との提携公演~【新制作】2015年5月『ジューリオ・チェーザレ』~二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演~【新制作】2015年7月『魔笛』~リンツ州立劇場との共同制作~2015年10月『ダナエの愛』【新制作】2015年11月『ウィーン気質』【新制作】日本語訳詞上演2016年2月『イル・トロヴァトーレ』【新制作】2016年7月『フィガロの結婚』~二期会名作オペラ祭~【再演】ラインナップの特徴は大きく3点。1点目は、オペラ初演出の演出家の起用。映画監督・脚本家の深作健太が『ダナエの愛』、長年、宝塚歌劇団で活躍した荻田浩一が『ウィーン気質』の演出を手がける。従来からあるオペラ演出の慣例に捉われない才能を起用することで、新しいファンの獲得を狙う。2点目は、海外の歌劇場との提携。パルマ王立歌劇場との『リゴレット』、リンツ州立劇場との『魔笛』などで、国際的なコラボレーションやグローバル・スタンダード化を目指す。3点目は、海外アーティストとの共演。世界の一流歌劇場で活躍する指揮者の準・メルクルが『ダナエの愛』を指揮。2012年の東京二期会『ナブッコ』で大成功をおさめたアンドレア・バッティストーニが、『リゴレット』、『イル・トロヴァトーレ』など継続的な共演を予定している。その他、バッハ・コレギウム・ジャパンなどで活躍する鈴木秀美の本格的なオペラ指揮初挑戦となる『ジューリオ・チェーザレ』。日本語によるオペレッタ『ウィーン気質』など、ラインナップは多彩だ。都内で行われたラインナップ発表会には、『魔笛』でパミーノ役を歌う幸田浩子、『リゴレット』でマントヴァ公爵を歌うテノールの山本耕平と、二期会を代表する人気歌手ふたりが登壇。「『魔笛』はこれまでにクナーベ、パパゲーナ、パミーナ、夜の女王と、女性役は全部歌う機会があって、どこをとっても大好きな作品」(幸田浩子)、「いまマントヴァに留学中で、現地でマントヴァ公爵役の修行に励んでいます」(山本耕平)とそれぞれ意気込みを語った。また特別ゲストとして、全幕上演は日本初演となる『ダナエの愛』(指揮者の故・若杉弘が演奏会形式で日本初演)で指揮を担当する準・メルクル、演出を担当する深作健太が登壇。「『ダナエの愛』は上演機会が少ない作品なので、日本で一から作り上げることが出来て嬉しい。尊敬する若杉先生にご縁がある作品に参加できることは光栄です。」(準・メルクル)、「オペラの演出は若い頃からの夢でした。決して二足のわらじではなく、オペラ演出家として一本立ちできるように励みたい」(深作健太)と抱負を語った。
2014年10月31日XYZプリンティングジャパンは29日、家庭向け3Dプリンタとして初めてスキャナ機能を搭載した「ダヴィンチ 1.0 AiO」を発表した。同社は同日発表会を開催し、XYZprinting会長兼XYZプリンティングジャパン代表取締役の沈軾栄氏、XYZプリンティングジャパンゼネラルマネージャーの吉井宏之氏が、製品の概要や特徴を紹介した。「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、家庭向け初の3Dスキャナ搭載「オールインワン3Dプリンタ」。本体内部に2基のスキャンユニットを備え、直径15cm、高さ15cm以内の対象物をスキャンできる。データはPCに出力され、専用のドライバソフトウェア「XYZscan」で調整後、印刷ボタンをクリックすると、3Dプリントが行われる仕組み。XYZscanでは読み込めなかった影の部分などを補正する自動補修機能、サイズや表面の滑らかさを調節できるパラメータ機能などを備える。本体サイズはW468×D558×H510cm、重量は23kg。発売時期は11月中旬。価格は税込119,800円。家電量販店やオンライン販売サイトなどで発売予定。2014年9月にドイツ・ベルリンで開催された国際家電製品展「IFA 2014」で展示されたモデルとなる。製品詳細はニュース記事に詳しい。■ニュース記事XYZプリンティング、スキャナ内蔵の3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0 AiO」○3Dプリンタで「5つのチャレンジ」をXYZprinting会長兼XYZプリンティングジャパン代表取締役の沈軾栄氏は、「今回紹介する製品はオールインワンの3Dプリンタだが、5年後、10年後を踏まえると世界初の3Dプリンタとなる」とコメント。沈軾栄氏は、今後3Dプリンタが発展するにともない、「5つのチャレンジ」があるという。1つ目は3Dモデリングデータの普及。現状、ほとんどのユーザーが自分で3Dモデリングができない中、方法としてはネット上からデータをダウンロードする方法と、今回発表されたように、自分でスキャンする方法があるとする。その中で「ダヴィンチ 1.0 AiO」で対象物をスキャンするには「物を中に入れてスキャンするだけ。非常に簡単。82歳の母に使い方を教えたい」と、モデリングの手軽さを強調した。2つ目は材料。今後は金属材料のほか、柔らかいもの、固いものを融合したような素材も出てくると話し、2015年1月に開催予定のCESにおける新素材の発表も示唆した。今回の「ダヴィンチ 1.0 AiO」では、シリーズ初となるPLA素材に対応し、ABS樹脂とPLAの2種類の素材が利用できるようになった。なお、残りの3つは「フルカラー印刷」、「品質」、基板などにプリントできる「電子材料」とのこと。氏は今後の3Dプリンタ市場について「今の時代は家の中でもロボットが出始めている。家庭や事務所に3Dプリンタが置かれる時代がきっとやってくる」と締めくくった。○「3Dモデリングができない人でも手軽に使える」 - 吉井氏XYZプリンティングジャパンゼネラルマネージャーの吉井宏之氏は、「ダヴィンチ 1.0 AiO」の特徴を紹介。ターゲットは一般家庭だが、今後法人営業にも力を入れるという。目標販売台数は、「ダヴィンチ」シリーズ全体で、今後1年間で数千台。吉井氏は大きな特徴として、「知識がない人でもスキャン機能により、手軽に3Dプリントできる」ことを挙げ、スキャン内蔵の優位性をアピールした。「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、内部に200万画素カメラ・キャリブレーション用ライト・赤色レーザーダイオードを一体化したユニットを2基備え、ターンテーブルに載せた対象物を回転させてスキャンする。スキャンにかかる時間は約288秒(約5分)。スキャン精度は0.2mmで、プリンタ機能は従来と同等で、デザインも踏襲するが、側面にはスキャン精度の向上のため、外部光を遮るダークブルーを新たに採用する。また、PLA素材のシリーズ初対応にも触れ、合わせてABS新色も発売も明かした。ABS新色はゴールド、蛍光マゼンダ。発売日は11月中旬で、価格は3,280円。
2014年10月29日リコーは10月28日、画像インプットデバイス「RICOH THETA(リコー・シータ) m15」を発表した。同日、東京の日本科学未来館にて報道関係者向けに発表会を開催。従来モデルからの進化点などについて説明が行われた。RICOH THETA m15は2つの魚眼レンズを背中合わせのように配置することで、360度(全天球)の静止画、動画を撮影可能なカメラデバイス。2013年9月にドイツで発表、2013年11月に日本で発売された従来モデルの「RICOH THETA」からの進化点として、新たに動画撮影への対応や、最大で従来比2倍となる通信速度の強化が図られた。○映像の力で世界の見え方を変えていく発表会では、リコー・新規事業開発センター 所長の大谷渉氏が登壇。従来モデルも含めた製品の開発経緯やコンセプトについて説明した。大谷氏はまず、既存事業から外に踏み出すための新規事業開発としてRICOH THETAの開発がスタートしたことに言及。リコーの事業領域は大きく分けて、半導体やサーマルメディアを扱う「インダストリー」、プリンターや複合機、MDS(マネージド・ドキュメント・サービス)などを扱う「ビジネス領域」、デジタルカメラを扱う「コンシューマー」の3つがある。大谷氏は「映像の世界で何かやることがあるんじゃないか?と考えた」と、デジタルカメラ事業の枠の中で、既存のカメラとは一風変わった製品を開発する取り組みとしてRICOH THETAの開発が行われたことを紹介した。その上で、「映像の力をもってして世界の見え方を変えていく」というビジョンにたどりつき、そのためのコアバリューとして驚きのある映像とコミュニケーションを融合させるデバイスを開発しようということになったという。それを実現したのがまさしくRICOH THETAで、同製品のコンセプトは「1ショットで世界のすべてをキャプチャーしようというものだ」と大谷氏は説明。それにより、「場の雰囲気などを共有できる」と、コミュニケーションデバイスとしての全天球撮影のメリットを強調した。大谷氏は、従来モデルの反応として「全天球」「360(度)」というキーワードが語られ、一定のインパクトを与えられたとの同社の認識を披露。購入者の96.2%が満足度調査に置いて「YES(満足した)」と回答したという。なお、従来モデルにおいてMicrosoft PhotosynthやGoogleマップなどとコラボレーション実績が築けたことも紹介。今後の展開としては、さらにコラボレーションの展開を行い、RICOH THETAの普及を図るという。RICOH THETA m15は、リコーイメージングより11月14日に発売される。価格はオープンで、推定市場価格は3万円台半ばだ(税別)。
2014年10月28日既報の通り、サードウェーブデジノスは23日、同社製タブレット「Diginnos Tablet」の新モデルを発表した。これに合わせて都内で記者説明会を開催し、新製品の特長などを紹介した。サードウェーブデジノスでは、2012年12月に9,980円で発売したAndroidタブレット「DOSPARA TABLET」を皮切りに、2013年7月には「Diginnos Tablet」というブランドで、7型と10型のAndroidタブレットを投入してきた。いずれも安価で手軽といった魅力を武器にユーザーを増やしてきたという。「Diginnos Tablet」タブレットは、個人ユーザーだけでなく、法人ユーザーからの引き合いも多いとのことで、サードウェーブデジノスでは2013年11月に法人向けタブレットを開発する専任チームを立ち上げ、法人市場の開拓を進めている。これまでにeラーニングなどの教育市場や、カラオケ店での選曲用端末といったエンターテインメント市場などで採用されているという。法人ユーザーから求められる要求として、価格はもちろん、軽量であることや長時間駆動であることなどの製品に対するもののほかに、故障時のサポート体制や長期保証、出荷時にアプリケーションをプリインストールするなどキッティング作業といったサービスに関するものがある。このほかにも、バッテリの交換対応や、SIMロックフリーモデル、Windows搭載モデルへのリクエストも寄せられたという。これらの要望を取り入れたのが新モデルだ。新モデルはOSにAndroidを搭載した「Diginnos Tablet DG-Q78N」と「Diginnos Tablet DG-Q8C3G」に加えて、Windows 8.1搭載した「Diginnos DG-D08IW」の合計3モデルを用意する。いずれも11月下旬より発売を予定する。個人ユーザー向けにはPCショップ「ドスパラ」が、法人ユーザー向けにはサードウェーブデジノスが対応する。価格は「Diginnos Tablet DG-Q78N」が20,000円前後、「Diginnos Tablet DG-Q8C3G」と「Diginnos DG-D08IW」がそれぞれ税別1万8500円と、これまでの「Diginnos Tablet」の安価で手軽という特長を引き継ぐ。○Diginnos Tablet DG-Q78NAndroidタブレットのうち、「Diginnos Tablet DG-Q78N」は、バッテリ交換に対応した8型タブレットだ。バッテリの容量は3,800mAh。バッテリ単体での価格は未定だが、会場にいたスタッフによると「4000円程度になるのでは」とのことだった。主な仕様は、プロセッサがMediaTek MT8382 (Quad Core Cortex-A7 + Mali-400MP)、メモリが1GB、ストレージが16GB、ディスプレイが7.85型(1,024×768ドット/5点マルチタッチ対応)、OSがAndroid 4.4(KitKat)。なお、Google Playは搭載しない。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0。カメラは前面に30万画素、背面に200万画素。インタフェースはmicro USB、microSDカードスロット(32GBまで対応)など。本体サイズはW136×D201×H8.7mm、重量は約350g。○Diginnos Tablet DG-Q8C3Gもう一方のAndroidタブレットである「Diginnos Tablet DG-Q8C3G」は、SIMロックフリーのモデルで、標準SIM用とmicroSIM用のスロットをそれぞれ備える。通信方式は3G(W-CDMA 2,100)のみとなる。ネットワーク環境が用意できない場所でのサイネージ用途や飲食店・アパレル店での接客用端末、POSレジ用端末、営業のプレゼン情報端末といったユーセージを想定する。主な仕様は、プロセッサがMediaTek MT8382 (Quad Core Cortex-A7 + Mali-400MP)、メモリが1GB、ストレージが16GB、ディスプレイが8型(1,280×800ドット/5点マルチタッチ対応)、OSがAndroid 4.2(Jelly Bean)。こちらもGoogle Playは搭載しない。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 3.0、W-CDMAが2,100(1)。カメラは前面に30万画素、背面に200万画素。インタフェースはmicro USB、microSDカードスロット(32GBまで対応)など。バッテリは4,000mAh、本体サイズはW120×D206×H9mm、重量は約320g。○Diginnos DG-D08IWDiginnos DG-D08IWは、OSにWindows 8.1 with Bingを搭載。Windows搭載でも2万円を切る価格はインパクトが大きそうだ。プロセッサには、Bay TrailベースのクアッドコアSoC「Intel Atom Z3735F」を採用する。このほかの主な仕様は、メモリが2GB、ストレージが16GB、ディスプレイが8型(1,280×800ドット/10点マルチタッチ対応)、OSがWindows 8.1 with Bing。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0。前面と背面に200万画素のカメラを装備する。インタフェースはmicro USB、miniHDMI×1、microSDカードスロット(32GBまで対応)など。バッテリは4,400mAh、本体サイズはW127.96×D213.8×H8.6mm、重量は約330g。
2014年10月23日株式会社ミックスネットワークは、同社の国産CMS「SITE PUBLIS(サイト・パブリス)」シリーズ最新版となる「SITE PUBLIS 4」の製品発表会&スペシャルセミナーを11月6日(木)/11月19日(水)/12月16日(火)の計3回にわたり行う。SITE PUBLISは、国産CMSとしてミックスネットワークが日本のCMS黎明期とも言える2000年から販売をはじめ10年を越える歴史を持っている。テンプレート型だけでなく、多彩な機能を持つブロックをドラッグ&ドロップで配置するという独自のブロック方式での柔軟な操作も特長となる。また各ページに独自の承認/ワークフローを設定することが可能なため、サイト管理者に集中しがちだったコンテンツ作成や公開スケジュール処理、文言チェックなどをコンテンツの所管部門に任せることができる。2012年、2013年とCMSベンダー別売上金額推移およびシェアで1位を獲得する(「ITR Market View:ファイル共有・転送/コンテンツ管理市場2014」株式会社アイ・ティー・アール)など、実績を積み重ねている。最新版となる「SITE PUBLIS 4」では、PC、スマートフォン、フィーチャーフォンに加えて、タブレットへの最適化にも対応等。マルチデバイスに向けて最適化されたコンテンツ配信エンジンとして更に進化するなど、大幅に機能強化が施されており、スマートフォンやタブレットなど急増するスマートデバイスへの最適化が推し進められている。また、ユーザーインタフェースを全面的に刷新しており、従来バージョンとの比較で約30%のWebサイト構築・運用の工程削減を達成。外部システム連携やWebシステム開発機能も大幅に強化され、システム開発ミドルウェアとしての機能も拡充している。今回、同社では12月8日の発売に先立ち「SITE PUBLIS 4」のスペシャルセミナーを11月6日(木)/11月19日(水)/12月16日(火)の3回にわたり開催する。11月6日には一般公開に先駆けて、「SITE PUBLIS 4」を徹底解剖。新製品の発表会「SITE PUBLIS 4 製品発表会&Special Seminar」では、同社代表取締役CEO吉川 隆二氏から"SITE PUBLIS 4の全貌"と題した製品紹介が行われ、取締役執行役員CMO 布施 貴規氏からはユーザーインタフェースとマルチデバイス最適化という今回の新機能中心の紹介が行われる。取締役COO 成瀬 俊介氏からは、"Web運営基盤ツール"としての進化が紹介される。バージョン4では、アプリケーションフレームワークを独立化し分散開発を実現する「独⽴Webアプリケーションフレームワーク」、プラグイン開発を効率化できる「プラグインエディタとサンドボックス」なども新機能として搭載している。Webサイトのコンテンツを更新する機能だけではなく、Webサイトビジネスに必要となる数多くの機能が解説される。また、日本マイクロソフトからは「Microsoft Azureの概念とメリット WEBマーケティングにおけるクラウド活用事例」と題したセッションも予定されている。新バージョンでは、「Microsoft Azure」と「IIJ GIO」の2つのクラウドプラットフォームとの連携が可能になっている。11月19日開催の「SITE PUBLIS 4 Special Seminar2」では、大規模Webサイト構築において導入事例をもとに紹介。「Microsoft SharePoint × SITE PUBLIS 導入事例 - 大手自動車メーカー様で実現したイントラサイトのマルチデバイス最適化導入事例-」と題したセッションでは、大手自動車メーカーのイントラネットをSITE PUBLISによりマルチデバイス化し、社内業務の効率化やスピードアップに繋がった例が、伊藤忠テクノソリューションズにより紹介される。また、大日本印刷株式会社からは、同社が展開するPIMシステム「PRO-V(プロ・ファイブ)」とSITE PUBLISとの連携によるWebマーケティング強化などオムニチャネルをテーマとした事例紹介が行われる予定だ。12月16日開催「SITE PUBLIS 4 Special Seminar3」においては、最新のスマートデバイスユーザー動向調査結果を紐解きながら、Webサイトのマルチデバイス最適化のポイントを紐解きます。またWeb制作会社のパイオニアとして大手企業のWebサイト構築の実績も多数ある株式会社キノトロープ代表取締役社長 生田 昌弘氏が登壇。もはや欠かすことができないWebサイト運営におけるマルチデバイス最適化のポイントが伝授される。○開催概要「SITE PUBLIS 4 製品発表会&Special Seminar」日時:2014年11月6日(木)14:00~16:30(13:30受付開始)会場:日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町15F)定員:200名「SITE PUBLIS 4 Special Seminar2」日時:2014年11月19日(水)14:00~16:30(13:30受付開始)会場:ベルサ―ル八重洲 RoomD+E(東京都中央区八重洲1-3-7八重洲ファーストフィナンシャルビル2・3F)定員:100名「SITE PUBLIS 4 Special Seminar3」日時:2014年12月16日(水)13:30~15:40(13:10受付開始)会場:フクラシア東京ステーション(東京都千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル5F,6F)定員:70名
2014年10月23日レノボ・ジャパン株式会社は10日(金)、東京・六本木ミッドタウンで、カタチを自由に変えるノートブックPC「YOGA 3 Pro」とタブレット「YOGA Tablet 2」の新製品発表会を開催。既にPCもタブレットも愛用しているタレントの小島瑠璃子さんがゲストとして登壇し、本製品についての魅力を語り尽くしてくれました。ノートブックPC「YOGA 3 Pro」の魅力は、他社製品ではあまり見かけることがない4in1モード。文字やデータ入力に便利なラップトップモード、調べものをする際にはタブレットモード、カウンター席などテーブルが狭いときにも簡単に立てておけるテントモード、テーブルや机がない場合も膝の上に置いて動画鑑賞を楽しめるスタンドモードと、やりたいことに合わせてカタチを変えることができます。この4in1モードを実現可能にしたのは、液晶面とキーボード面をつなぐヒンジ。通常は2ヶ所で留めてあるノートPCが多い中、「YOGA 3 Pro」は6ヶ所に増やしたことで、よりスムーズな回転を実現。抜群の安定感で、ディスプレイが揺れることなくタッチパネル操作が可能になりました。ヒンジは時計のメタルバンドのようなデザインで、ラグジュアリー感もあります。また、電子書籍を読むときはペーパーディスプレイ表示に切り替えれば目に優しい読書環境を確保できますし、最薄部12.8ミリ、質量約1.19キロの薄型&軽量ボディーで持ち運びが楽なことも、日常生活でPCを愛用する女性にはうれしいポイント。寝る直前までベッドの上でPCを見るのが習慣という小島さんも、「ライフスタイルに合った使い方ができてうれしい」と絶賛していました。本日発売を開始したタブレット「YOGA Tablet 2」も、使うシーンに併せて4モードにカタチが変化。「ホールドモード」は、手にフィットするグリップを持って使用することで、長時間タブレットを持っていても疲れにくい持ち方ができます。「スタンドモード」と「チルトモード」は、スタンドの角度を調整して置くことで、ビデオチャットや動画鑑賞、メールやSNSの書き込みを快適に行うことができます。新機能の「ハングモード」は、壁のフックなどに掛けて目線を高くして使うことができるため、レシピを見ながら料理するときに重宝しそうです。主にネットを見るときにタブレットを使用するという小島さんは、「一番感動したのは、いつでもどこでも、最適な角度で動画が観られること。あとは、音がすごくいいことにもビックリ。前後両方にスピーカーが付いているから、音が立体的に聞こえます」とコメントしていました。タブレットにはグリップ部分にプロジェクターも内蔵されていて、特別な機材を準備しなくても、室内で手軽にホームシアターまで体験できます。小島さんは「グリップ部分を握ればわし掴みしないで済みますから、このタブレットは女性を1.5倍キレイに見せてくれます!」と断言。記者は偶然、取材帰りの電車内でタブレットをわし掴みにしている女性を目撃して、小島さんの発言に納得してしまいました。ノートブックPC「YOGA 3 Pro」とタブレット「YOGA Tablet 2」も、どちらも欲しくなる魅力が満載。ぜひショップで体感してみて下さいね!
2014年10月14日●"ウエアラブル・エプソン"エプソンは2日、ウエアラブルデバイス3機種を発表した。同日に発表会を開催し、高精度な脈拍計測によって多彩な機能を実現した腕時計型の2機種「PULSENSE」「WristableGPS」と、ゴルフスイング解析システム「M-Tracer For Golf」の新モデル「MT500GII」をお披露目した。○1日を脈でまるごと可視化する「PULSENSE PS-500B」PS-500Bは、加速度センサーに加えて、独自の高精度脈拍センサーを搭載した腕時計型ウエアラブルデバイス。加速度センサーだけでは体の動きしか計測できず、運動強度や消費カロリーを正確に計測することが難しい。しかし、あわせて脈拍の計測をすることで、体にどのくらいの負荷がかかっているか、という運動強度や消費カロリーをより正確に計測できる。脈拍を計測することで、睡眠の状態と心の状態をモニタリングする付加機能を実現した。睡眠判定機能では、眠っている間の脈拍推移をモニタリングして、睡眠状態を「浅い」「深い」で判定。脈拍と活動量から睡眠に入ったことを検知して、自動で睡眠モードに切り替える。心の状態を計測する「こころバランス」では、非運動時の脈拍の推移を見て、特に脈拍が高かったところを「エキサイト」、低かったところを「リラックス」として記録。1日の状態を可視化する。計測データはスマートフォン用アプリ「PULSENSE View」から確認可能だ。アプリでは活動時間や歩数、移動距離、カロリー収支、睡眠状態、こころバランスを管理できる。また、「エキサイト」と判定された時刻、場所、心拍数が自動で保存されるので、その時何があったかなどの詳細をユーザーが後から書き足せるようになっている。本体サイズはW35×D14×H45mm、重量は44g。対応する腕回りサイズは140-190mm。バッテリーは容量75mAhのリチウムイオン電池で、充電は付属のクレードルで行う。脈拍連続計測時間は約36時間となっている。防水性能として、3気圧防水を備える。メモリを内蔵しており、480時間分のデータを記録可能だ。対応OSはAndroid 4.4以上、iOS 7.1以上、およびWindows Vista/7/8/8.1。また、PS-500Bのほかに、本体の液晶モニターとパソコンとの連携機能を省略した「PS-100」シリーズも用意する。カラーはブラックとターコイズブルー。両モデルとも発売は11月6日だ。価格はオープンで、エプソンダイレクトショップでの販売価格は「PS-500B」が税別19,800円、「PS-100」シリーズが税別14,800円となっている。○胸ベルトいらずで心拍トレーニング - 「WristableGPS SF-810」SF-810シリーズは、GPSと独自の高精度脈拍センサーを搭載した腕時計型のウエアラブルデバイス。心拍トレーニングでの使用を想定している。従来モデルでは、心拍数を計測するために胸ベルトを巻く必要があったが、このたびのSF-810シリーズでは脈拍センサーの精度を高めることで、胸ベルトの装着が必要なくなった。計測データは、パソコンやスマートフォンからアクセスするWebアプリ「NeoRun」で管理できる。本体の厚みは14.2mm、重量は52g。防水性能として5気圧防水を備える。GPS信号測位と毎秒ごとの脈拍計測を同時に行った場合、連続で20時間動作可能だ。メモリを内蔵しており、約70時間分のデータを記録できる。NeoRunの推奨ブラウザはFirefox、Google Chrome、Safariの最新版、Internet Explorer 9以上だ。カラーはブラックとバイオレット。発売は10月17日。価格はオープンで、エプソンダイレクトショップでの販売価格は税別37,800円となっている。○ゴルフスイング解析システム「M-Tracer For Golf」の新モデル「MT500GII」MT500GIIはゴルフクラブのグリップ部分に取り付けるセンサー。専用ソフトウェアと使用することでユーザーは自分のスイングを解析できる。従来モデルからスイッチボタンの操作性を向上。アプリ、Webサービスともに機能を充実させるなどのブラッシュアップが図られた。発売は10月8日。価格はオープンで、エプソンダイレクトショップでの販売価格は税込29,800円となっている。次ページでは、製品コンセプトやテクノロジー、販売戦略についての発表会レポートをお届けする。●なりたい自分は「脈拍」でコントロール○なぜ"今"ウエアラブルなのかはじめに登壇したのはエプソン販売 取締役 販売推進本部長 鈴村文徳氏。鈴村氏は、エプソンがウエアラブルデバイスに"今"注力することの意義について説明した。エプソンはこれまでにも数多くのウエアラブル機器を世に送り出している。クオーツウオッチをはじめ、腕時計型の「テレビウオッチ」(1982年)、「リストコンピューター」(1984年)など。時代を先取りしすぎて、当時は受け入れられなかったと鈴村氏は語る。しかし、現在はスマートフォンなどの普及も手伝って、いつでもどこでも情報を入手したい、という風潮が生まれてきている。そのため、腕時計型に限らずウエアラブルデバイスは市場拡大が進んでおり、注目を集めている分野でもある。腕時計型の他社製品が多く発売されている中で、エプソンは"脈拍"に注目。詳しくは後述するが、高い技術力でオリジナリティあふれるデバイスを作り出したという。それが前ページで紹介した腕時計型の「PULSENSE」と「WristableGPS」、ゴルフスイング解析システム「M-Tracer For Golf」だ。エプソンは腕時計型のほかにも、メガネ型の「MOVERIO」などの多彩なウエアラブルデバイスを発売している。今後は、ジャンルをまたいで展開しているエプソンのウエアラブルデバイスを「つけて、つかう、ウエアラブル・エプソン」というキーワードでまとめる。○精度の高い脈拍センサー続いて、セイコーエプソン 業務執行役員 センシングシステム事業部長 森山佳行氏が、新製品の技術説明を行った。腕時計型の「PULSENSE」と「WristableGPS」には共通して脈拍センサーを搭載。手首の動脈に光を当てて、脈拍をモニタリングする。激しい運動をすると正しい心拍数を計測しにくいが、加速度センサーによって体の動きを検知してアルゴリズムでノイズを除去するため、より正確な脈拍計測が可能となった。また、前モデルでは3つのICに分かれていたものを1つに統合した専用ICを開発。実装面積で従来比50%以下の小型化を実現した。健康管理向けの「PULSENSE」、ランニング向けの「WristableGPS」と用途が異なるため、それぞれ脈の取り方もちがう。「PULSENSE」はシングルセンサーで、4秒ごとに脈を取る。一方で「WristableGPS」はダブルセンサーで、毎秒脈を計測する。また、ゴルフスイング解析システム「M-Tracer For Golf」の新モデル「MT500GII」は、センサー部分の性能は前モデルのものを踏襲しているが、より使いやすく機能を向上させた。○脈拍センサーで他社と差別化できた続いて、販売戦略について、エプソン販売 新事業推進部長 西岡茂樹氏が説明した。西岡氏は、加速度センサーに加えて脈拍センサーを搭載したことで他社と差別化できた、と自信を持って語った。西岡氏によれば、「WristableGPS」はGPS機能付きスポーツウオッチのジャンルで2013年度市場シェアNo.1を獲得(エプソン調べ)。また、従来モデル「SF-710S」は2014年度上半期のAmazon.co.jpの"腕時計"ランキングでNo.1だったという。スポーツウオッチといった特定のジャンルではなく腕時計という広いジャンルでNo.1を獲得したという結果をうけて、西岡氏は「社内でも驚きの声が多かった」と語った。
2014年10月02日東京・六本木の「メルセデス・ベンツ コネクション」で1日、メルセデス・ベンツおよびIWCシャフハウゼンの新商品発表会が開催され、F1ドライバーのニコ・ロズベルグ選手が特別ゲストで登壇した。ニコ・ロズベルグ選手は、「メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン チーム」を代表するドライバーのひとり。同チームはスイス高級時計メーカー、IWCシャフハウゼンとパートナーシップ契約を締結しており、ニコ・ロズベルグ選手はIWCのブランドアンバサダーも務めている。F1日本グランプリ開幕直前に開催された今回の新商品発表会では、メルセデス・ベンツの新型「Cクラス ステーションワゴン」、IWCの特別モデル「インヂュニア・クロノグラフ "ニコ・ロズベルグ"」が披露され、F1マシン「W04」(2013年モデル)のレプリカも展示。ニコ・ロズベルグ選手を招いてのトークセッションも行われた。「インヂュニア・クロノグラフ "ニコ・ロズベルグ"」の最初のデザイン考案にも携ったという同選手は、「IWCで自分の時計を設計する機会をいただき、非常にエキサイティングな出来事でした。でき上がりにも満足しています」とコメント。F1でメルセデス車を操縦することについては、「大変誇りに感じています。『シルバーアロー』(メルセデスのF1マシン)はF1の歴史で伝説となっているだけに、同じドイツ人として、メルセデスのマシンに乗れることに感動しています」と述べた。メルセデス・ベンツの魅力を聞かれると、「すごくクールでかっこいい。SLSのロードスターもいただいたので、モナコで楽しく運転しています。友人たちからも、『すごい! 乗せてほしい』と言われるんですよ」とニコ・ロズベルグ選手。三重県・鈴鹿サーキットで開催されるF1日本グランプリを前に、「今年はベストな状態のレーシングカーで鈴鹿に臨めます。ぜひポールポジションを取って、レースで優勝したい。楽しみたいですね」と語っていた。
2014年10月02日