昼間は抱っこじゃないとほとんど寝てくれない生後8カ月の娘。哺乳びん拒否があり、完全母乳だったため、昼間も夜間も頻回授乳で、私は常に寝不足気味……。ある日の日中、珍しく添い乳のあと眠りに入ってくれたので、私も一緒に休息しようと思ったら、そのまま深い眠りについてしまいました。そのときに起こった、とても焦った出来事についてお話しします。昼間も夜間も頻回授乳で常に寝不足これは、私が第1子の娘を育てていたときのお話です。母乳の出こそ順調だったものの、頻回授乳がつらかったため、何度か育児用ミルクを試しましたが哺乳びん拒否でまったく飲んでくれず、完全母乳で娘を育てていました。 初めての育児ということもあり、毎日娘のお世話をするだけで精いっぱい。娘は日中も抱っこではないと寝てくれず、夜間も長く寝てくれて3時間程度だったので、日中にもなるべく休息を取るようにしていました。 日中に珍しく添い乳で入眠夜間授乳は起き上がるのがつらいので、ほとんど添い乳にしていました。日中の授乳はほとんど座ってしていたのですが、娘が生後8カ月のころ、あまりの眠気に起き上がることができず、ソファで添い乳を試してみることに。 背もたれ側に私が横になり、添い乳をするとそのまま娘は寝てしまいました。「ラッキー! 私も少し休もう」と授乳をやめて目をつむりました。その際、娘の体を自分にぴったりと寄せて腕枕をし、落ちないように反対の腕でガードしていたのですが……。 ドサッ! という音と娘の泣き声私はそのまま眠りについてしまったようで、ドサッ!という音と娘の泣き声で目が覚めました。慌ててソファの下に目を向けると、うつぶせになっている娘。すぐに抱きかかえ、外傷がないことを確認し、かかりつけの病院に電話しました。 小児科の看護師さんからは「すぐに泣いて、今泣き止んでいるなら大丈夫。嘔吐したりしないか気をつけて見てあげてね」と言われました。次の日までは心配しながら娘の様子を見ていましたが、体調に変化はありませんでした。 ちょっとの休息のつもりが、私が深い眠りに入ってしまい、娘にけがをさせてしまうところでした。幸い、娘は何ともなかったものの、あのときのドサッ! という音は、今も忘れられません。私のせいで娘に痛い思いをさせてしまったことを反省し、この件以降はいくら眠くても、日中も添い乳するときは布団に移動してからするようになりました。 ※赤ちゃんが窒息してしまう恐れがあるため、添い乳中に眠ってしまわないようご注意ください。また、転落の危険性があるため、赤ちゃんをソファに寝かせないようにしましょう。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな15歳女の子と5歳と1歳の男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2022年08月14日産後初めて息子を預けて長時間外出をすることになりました。最近は母乳パッドが濡れることも少なかったので、私はすっかり油断していたのです。外出先でおっぱいがパンパンに張って痛く、母乳で服がびしょびしょになるという恥ずかしい思いをしました。そんな私の体験談をお話しします。 初めて息子を長時間預けて外出息子は生後6カ月。普段母乳のみで育てていましたが、近ごろはおっぱいが張ることもなくなり、息子に授乳するときにだけ母乳が出る、いわゆる「差し乳」の状態でした。息子は哺乳瓶でミルクも嫌がらず飲むので、今回の外出前に搾乳も必要なかったのです。 久しぶりに荷物も少ないなぁ、なんていつもと違う身軽な様子に不思議な気分になりながら、息子を預けていざ出発! 久しぶりの“ひとり”という環境に少しわくわくしていました。 3時間後⋯おっぱいが張ってきた外出してから3時間ほど経ったころ、私のおっぱいは張って痛みを感じ始めていました。普段4時間弱間隔の息子の授乳。「そろそろだよ」と言わんばかりに、私の体は授乳の準備を始めていたのです。 私はセミナーに参加していたので途中で退席するわけにもいかず、お昼休憩にちょっとしぼらないといけないかな? なんて考えながら過ごしていました。しかし、授乳モードに入った私のおっぱいはどんどん硬さを増して、ついには服の胸のあたりが濡れてきてしまったのです。 おっぱいがカチカチ! 服はびしょびしょやっと来たお昼休憩の時間。私は急いで授乳ルームに駆け込み上着を脱ぐと、下着とTシャツの胸の部分がすでにびしょびしょ⋯⋯。下着を外すとカチカチになったおっぱいからぽたぽたと母乳が勝手に出てしまっている状態。冷たいペットボトルを当てながら冷やし、軽くしぼって落ち着くのを待ちました。 こんなことになると予測できていなかった私は、母乳パットをあと1セットしか持っておらず激しく後悔。とりあえず落ち着いたおっぱいに母乳パットを当ててコンビニで急きょ買ったTシャツに着替えてセミナーに戻ったものの、とても大変な思いをしました。 生まれて今まで、息子がおっぱいを長時間飲まないという機会がなかった私。もし飲まなかったらこんなことになるんだと、今回の体験でとても驚きました。私の予想をはるかに超え、自分ではどうすることもできないあふれ出す母乳に四苦八苦し、結果服までびしょびしょになってしまったのです。次に外出するときには、きちんと対策をしていこうと思いました。 イラストレーター/さくら監修/助産師REIKO 著者:山下 ひいこ一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。
2022年08月13日初めての出産で何を準備したらよいかまったくわからず、インターネットなどで調べると哺乳びんも準備する物の中に入っていました。出産したら母乳が出るからいらないだろうと思って準備せずにいたら、退院直前に混合育児になってしまったのです。哺乳びんを準備せずに退院し、大失敗してしまった体験談です。眠り続けてうまく母乳を飲めないわが子娘は生まれてから昼夜問わず眠り続ける子でした。3時間ごとの授乳のときも眠り続け、助産師さんたちがあの手この手で起こそうとしますが、まったく起きてくれません。授乳しようとしても1回口をあけるかどうか。おっぱいをくわえても寝てしまい、なかなか吸ってくれません。 なぜか哺乳びんをくわえさせるとよく飲むので、毎回哺乳びんに搾乳し、足りない分は育児用ミルクを足すことに。搾乳する量が少しずつ増えていたのですが、おっぱいは全然吸わないのです。 混合育児に決まって退院! でも哺乳びんがない!退院が間近になっても、娘はたまにしか起きません。3時間ごとに直接授乳、搾乳、育児用ミルクを飲ませることを繰り返し、へとへとに。退院後の生活に頭が回らず、哺乳びんを購入しなければいけないことにまったく気づきませんでした。助産師さんから「退院後も1カ月健診まで混合でいきましょう」と言われたとき、哺乳びんが必要なことにやっと気づいたのでした。 慌てて調べると、哺乳びんだけではなく育児用ミルクや消毒グッズなどたくさん準備が必要です。なにより哺乳びんの種類の多いこと! 夫にも任せられず、いつ買いに行こうか悩みました。 慌てて哺乳びん購入。大泣きの娘にごめんね結局哺乳びんは退院日にしか買いに行けず、家に着いてすぐ娘を私の両親に預けて買いに行きました。あらかじめ決めておいた哺乳びんや必要な物を猛ダッシュで購入。家に帰ると、部屋の中から聞いたことのないほど泣きわめく娘の声が。おなかをすかせて泣いていたようです。 すぐに授乳してもうまく飲めず、大急ぎで慣れない物品でミルクを作ってあげると、ようやく泣き止んで眠りにつきました。そのときは本当に申し訳ない気持ちになりました。 出産したら自然と母乳が出て、哺乳びんはいらないものだと思い込んでいました。まさか娘が1日のほとんどを眠っていて授乳できないなんて。産後にふらふらの体で大慌てで買い物に行くのもつらかったですし、何よりも私の準備不足で娘を大泣きさせてしまったことが大きな後悔です。入院中、誰かに買っておいてもらえばよかったという大失敗でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/おもち著者:佐藤りさ4歳の女の子の母。病院看護師として働きながら隙間時間に自身の体験をもとにライターとしても活動中。主に育児、健康について執筆している。
2022年08月04日私の家系は、みんな母乳がよく出たと聞かされていました。妊娠中は、「きっと私もすんなり母乳が出るだろう」と根拠のない自信がありました。しかし、出産していざ授乳しようとしたとき、母乳がまったく出ず、赤ちゃんへの授乳が苦痛に感じるようになってしまったのです……。母乳がよく出る家系祖母、実母、姉は全員、子どもを完全母乳で育てていました。赤ちゃんの泣き声を聞いただけで母乳が出てしまったり、母乳分泌過多で乳腺炎になってしまったり、大変だったとよく聞かされていたものです。 「きっと私も出産したら母乳が自然に出てくる」と思い込み、母乳が出ないという未来はまったく想像していませんでした。むしろ、母乳が出すぎて乳腺炎になるかもしれない、と心配していたのです……。 まさか…母乳がほとんど出ない私はコロナ禍で第1子となる男の子を出産。愛するわが子への初めての授乳は、つらいものでした。出ると信じて疑わなかった母乳が、ほとんど出なかったのです。授乳後に息子の体重をスケールで量るたび、1gも増えていないことに落胆しました。 産後2週間健診のとき、搾乳器を使って胸が痛くなるまで母乳を搾り取っても、多くて40ccが限界。息子の体重が平均より少ないと判断され、育児用ミルクの量を増やすように保健師さんから言われてしまいました。 母から「母乳は出てる?」と聞かれたとき、いたたまれない気持ちになり「たくさん出ている」と嘘を付いてしまったことも……。また、乳首が短いため乳頭保護器を使いながらの授乳にも苦戦。息子がせっかくうまく吸ってくれても、乳頭保護器が邪魔をして、せっかく出た貴重な母乳が流れてしまうことが何度もありました。産前にイメージしていた授乳と現実のギャップで、次第に私は授乳が苦痛になっていました。 息子が生後2カ月になって母乳が安定息子の夜泣き対応で毎日寝不足でしたが、母乳が出る方法をいつも検索してさらに眠れなくなっていました。母乳を諦めて完ミにしようか悩んだときもありましたが、半分意地になって授乳を続けた結果、息子が生後2カ月のころに安定して完母になりました。 しかし、生後5カ月から離乳食を始め、だんだんと授乳の回数や時間も減ったことで徐々に母乳が出なくなり、最後は息子のおしゃぶり代わりのように……。そのため、息子が1歳のときにおっぱいを卒業しました。 母乳分泌過多の人、私のように母乳がなかなか出ないなど、いろいろな理由で授乳に悩む人が、私の周りでは多かったです。今思うと、初めから母乳がすぐに出る人は少ないと思います。妊娠中、授乳についてもっと知識を付けていたら、あそこまで自分を追い込まずに子育てができたかもしれないと感じた体験でした。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年07月24日多くのママが「育児が大変! つらい!」と思うことについて、3児の母である小児科医がラクになる方法をアドバイス! ママ目線で「ここまでならラクしてOK」というポイントをお伝えします。授乳、おむつ替え、抱っこに寝かしつけ……赤ちゃんのお世話はやることがたくさん! 「育児を楽しむ余裕なんてない」「いつもお世話や家事に追われている」と感じたら、頑張りすぎているのかもしれません。毎日の育児を笑顔で楽しく続けられるように、ほんの少し肩の力を抜いて、ラクをしてみませんか? 多くのママたちが大変と感じているお世話のなかで「この育児はしなくて大丈夫」「ここまでならラクをしてOK」というポイントを、小児科医であり、3児の母でもあるさくらんぼこどもクリニックの三日市薫先生が紹介します。今回は母乳育児編です! 育児を完璧にこなすことよりママが笑顔でいられることが大事 こんにちは。さくらんぼこどもクリニックの三日市です。「育児でラクをする」というと、抵抗を持たれるお母さんもいるかもしれません。しかし、ママたちに余裕がなくなってイライラすると、赤ちゃんも不安になって泣いたりグズったりと、悪循環になってしまいます。家事や育児を完璧にこなすことよりも、お母さんが常に笑顔でいられるためにはどうすれば良いかを大事にしてください。 とはいえ、赤ちゃんのお世話をする以上、守るべきボーダーラインはあります。 第一は衛生面です。決して神経質になる必要はありませんが、やはり清潔を保つことは大事です。 もう1つは安全面です。赤ちゃんの手の届く範囲に危険な物を置いていないか、足がかりになるようなものを置いていないか、などです。衛生面や安全面に気を配るためにも、適度に息抜きをして疲れすぎないことが大切なのです。 ここが大変①:授乳の回数が多くてつらい! 3カ月以降なら「泣いたら授乳」は見直してみて生後3カ月を過ぎると、一度に飲む量も増えて授乳回数が減ってきます。もし生後3カ月以降で「泣いたらすぐ授乳」を続けているのであれば、そろそろ見直してみましょう。おっぱいを吸って泣き止むのは、おなかが空いている場合のほかに、赤ちゃんの原始反射の1つであり、物が口に入ると吸う「吸啜(きゅうてつ)反射」による場合もあります。 吸っている間は泣き止むので、「おっぱいが欲しかったから泣いていたんだ」とママが錯覚しているのかもしれません。おむつの濡れ具合やお部屋の温度を確認したり、抱っこやおもちゃであやすなどほかの方法を試してみましょう。 5カ月になると間隔が空くから自然とラクに!また、ちょこちょこ飲むというのは、大人にしてみると常に食べているのと同じこと。そうすると空腹感がなくなり、まとまった量を飲めなくなってしまいます。次に飲むまでの時間をきちんと空けてあげることが、赤ちゃんの生活リズムを整えるためにも大切です。生後5カ月以降になり離乳食が始まると間隔も空いてくるはずなので、焦らずに取り組みましょう。 夜は起こしてまで授乳しなくてOK夜の授乳は、赤ちゃんが寝ていたら起こしてまでおこなう必要はありません。寝ている間は、赤ちゃんにとって成長するホルモンが分泌されている大切な時間。体重の増えが悪くてしっかり飲ませてくださいとお医者さんに言われない限りは、ゆっくり寝かせてあげましょう。 ここが大変②:授乳をすると体のあちこちが痛い…たくさん密着すると授乳体勢がラクに授乳の際の抱き方を工夫してみましょう。横抱きやフットボール抱き、添い乳などさまざまな授乳の体勢がありますが、いずれもポイントは、赤ちゃんと体を密着させるように意識することです。授乳の時間は赤ちゃんの様子が気になって体が離れがちになります。皮膚と皮膚が触れ合う面積が増えるほど、赤ちゃんは温もりを感じて安心するし、お母さん自身の体勢も安定してラクになります。 神経質にならず腕全体で赤ちゃんを包み込んでみてまた、特に赤ちゃんの首がすわっていない間は、首を守ろうとしてご自身の腕や手首を痛める方が多いですが、基本的にそこまで神経質になる必要はありません。手首や腕の一部でなんとかしようとせず、腕全体で包み込むようにしましょう。 ここが大変③:母乳のために毎日栄養バランスの良い食事は無理!総菜パンやレトルト食品などに頼って自炊にこだわらず、大変なときは惣菜パンやお弁当、レトルト食品に頼りましょう。極端に偏食をする人でなければ、そこまで過敏にならなくても大丈夫です。タンパク質がとれる冷奴や納豆、野菜がとれる具だくさんのスープなど、不足している栄養分を手軽に補える一品を常備・作り置きしておけば献立がラクになります。サプリは過剰摂取による健康被害が出ているケースもあり、医師としては基本的におすすめしません。栄養は食事から補給するようにしましょう。 また、栄養のほかに大切なのは水分です。母乳の約90%は水分でできており、水分が不足すると母乳の量などにも影響します。1日に2L以上を目安に、しっかり飲むように心がけてくださいね。 まとめ月齢が低いころは頻回授乳で大変な日が続きますが、生後5カ月ごろから離乳食が始まるとだんだんと授乳の回数も減り、1歳を過ぎれば卒乳へと向けて負担も減ってきます。特に母乳育児の場合はお母さんの負担が多くなりますが、ほかの家事をお父さんや家族に協力してもらうなど、少しでもラクになる方法を探してみてくださいね。 監修者:医師 さくらんぼこどもクリニック院長 三日市 薫 先生東京女子医科大学卒業、東京大学医学部附属病院、日本赤十字社医療センター、川崎市の保健所勤務などを経て、東京・府中市にさくらんぼこどもクリニックを開院。3人のお子さんをもつ母親でもあり、地域の方々と一緒に病気を考え、子育てができる環境づくりに励んでいる。著者:ライター 大浦綾子2015年8月生まれの男児の母。出版社勤務を経てフリーの編集・ライターに。「夜の寝かしつけ後に仕事を残さない!」を目標に日々奮闘中。
2022年07月20日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、ママたちが気になることを聞ける人気企画。今回は、離乳食を始める前の赤ちゃんに麦茶を飲ませたほうがいいかどうか悩むママたちの悩みについて、解説してもらいました。こんにちは、小児科医の保田典子です。最近よく外来で乳児のママに「子どもが麦茶を飲まないんです」と相談されることが増えてきました。 暑くなってきたし、脱水になりやすいから麦茶を飲ませなきゃ!と思ってしまいますが、実は麦茶は飲ませなくて大丈夫です。今回は赤ちゃんの麦茶事情について解説します。 赤ちゃんに麦茶は、必要ありません市販の赤ちゃん用麦茶には、よく「生後1カ月から」と書いてあります。なので、1カ月健診が終わったころから麦茶をあげるのは間違いではありません。 ですが、医学的には「いつから」というのは決まっていません。それは、離乳食を始める前の赤ちゃんは、母乳か育児用ミルク以外の水分は基本的に必要ないとされているからです。白湯も同様で、離乳食前の赤ちゃんには必要ありません。なので、正しくは「生後1カ月から可能だけど、通常生後5〜6カ月から飲むことを考慮」します。生後5〜6カ月でも、離乳食と母乳か育児用ミルクだけで大丈夫なので、基本的に麦茶を飲ませなくてはいけない時期というのはありません。 夏の水分補給はどうする? 夏でも、赤ちゃんは母乳か育児用ミルクだけで大丈夫です。乳児であれば、3〜5時間おきには水分(母乳か育児用ミルク)を摂取しているので、過酷な環境にいるわけでもないときにはいつもの母乳か育児用ミルクで大丈夫です。 汗が増えるので、多少おしっこが濃いように感じても、“欲しがるときに母乳か育児用ミルク”が摂取できていれば他の水分はいりません。私の場合、家にいるときは母乳か育児用ミルクだけにしていて、外に遊びに行くときに麦茶を準備していました。水分を欲しがるたびにおっぱいや育児用ミルクの準備をするのが面倒だったからです(基本めんどくさがりなので)。 もちろん、赤ちゃんは「のど渇いた」とは言ってくれないので、こまめにあげてみて、「飲まなければいいや」という感じでした。もちろん、外出中でも授乳のほうが適切だなと思うタイミングでは授乳にしていました。 幼児は水か麦茶で水分摂取を!幼児になると母乳や育児用ミルクよりも食事からの栄養摂取がメインになり、母乳や育児用ミルク以外にも水分摂取をする必要が高くなります。水分摂取にはジュースやイオン飲料は使用しないほうがいいので、自然とお水や麦茶、牛乳などを飲むことになります。牛乳も飲み過ぎは注意なので、水や麦茶をメインに水分摂取を考えていただけるといいと思います。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年07月01日母乳育児からミルク育児に移行したママの体験談です。出産後、ママも赤ちゃんもいろいろなことが初めての状態。育児への自信をなくした時期を経てミルク育児で元気に育つ娘が、育児への自信をつけてくれたという話です。初の出産と育児をとても楽しみにしていた私。赤ちゃんを産むというのは大変ながらも、そのあとの子育て、特に母乳をあげることをとても楽しみにしていました。しかし、その楽しみは毎日涙を流す育児の始まりだったのです。じょうずに母乳をあげられなかった私。なかなかおっぱいを吸えない娘。周りの人からは、「なぜ母乳で育児ができないのか」と言われる毎日。母乳から育児用ミルクで育てることを決めた、私の育児体験談です。 母乳で子育てするものだと思っていた私の出産前の子育てイメージだと、出産後すぐに自然と胸が張り母乳が出て、赤ちゃんも本能で母乳を吸えるようになるものだと思っていました。しかし実際は、出産後すぐには私の胸が張ることはありませんでした。 2日後ぐらいにようやく胸が張り始め、母乳が作られているのを体で感じ、次は娘に吸ってもらうだけ!と思っていました。これも本能で赤ちゃんはできるものだと思っていた私は、母乳さえ出ればあとは大丈夫、“母乳で子育てができる”と期待していたのでした。 周りから押しつけられる理想の育児私は里帰り出産で、出産後2カ月ほど実家で過ごしていました。実家にいる祖母は3人の子どもを、母は私と兄を、義姉は甥っ子にあたるひとり息子をそれぞれ母乳で育てました。そのため、母や祖母は、母乳育児以外の子育てなんてありえない、という考えだったのです。 母乳は出ていたのですが、乳首が短く外側を向いていたため、舌に乳首が当たらず母乳をじょうずに吸えなかった娘。育児用ミルクにせざるを得ない状況に。搾乳をしていましたが、だんだんと母乳が出なくなってしまいました。そんな中、「なぜミルクなのか、母乳ではないなんてありえない」と母や祖母に言われ続けたのでした。 私の考えを変えたのは娘の存在街中で母親より少し上の世代の方に、母乳かミルクかを聞かれることがあります。「ミルクです」と答えるたびに母乳ではない私には劣等感が生まれ、もう母親失格なのではないかと思うように……。そんな私を変えたのは、生後半年を迎えたかけがえのない娘の存在でした。 育児用ミルクで育った娘は身長も体重の増え方も順調、風邪ひとつひかず病院にお世話になることもほぼなく、とても元気に育っています。そんな娘の姿を見ているうちにミルク育児でも私に自信が生まれてきました。 当時母乳育児にこだわっていた私ですが、育児用ミルクでも日々元気に育っていく娘の姿を見るうちに育児への自信もついてきました。母乳でも育児用ミルクでもそれぞれ良いところがたくさんありますが、一番はママとして私が無理のない子育てをすることが大切なのではないかと思っています。現在2歳の娘は今でも風邪もひかず元気に育っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/さくら著者:渡邉香澄0歳、2歳の年子姉妹のママ。ベビーマッサージセラピスト・幼児食インストラクター・上級幼児食インストラクターの資格を取得。ベビーマッサージ教室を運営中。ベビーマッサージセラピストをしつつライター業も兼業。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年05月30日お久しぶりです! 「未知との戦い! えなりの出産奮闘レポ」のえなりです。今回は試行錯誤の末、断乳を決意するに至った奮闘記を描きました。第1話は、生後4ヶ月から始まった夜泣き対策からスタートです。■いざ!「添い乳」を試してみたところ…おっぱいが大好きな息子とラクしたいママ、まさにwin-winの結果に!!しかし、「添い乳ライフ」のせいで後に窮地に立たされるとは、全く思いもしていなかったのです。次回に続く「えなりの断乳奮闘レポ」(全10話)連載は12時更新!
2022年05月26日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんはいませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードをご紹介します!母乳とミルク母乳とミルクの混合育児で子どもを育てていたときの話です。家に遊びにきたママ友が哺乳瓶の消毒セットを見て一言。「うち完母だから一度も哺乳瓶使ったことないんだよねー。荷物少なくできるし、哺乳瓶とかミルクとか余計なお金かからないからいいよ!母乳でるなら完母目指したら?なんだったら私のあげようか??」もちろんやろうとしましたが、私には無理でした。自分の価値観を押し付けないでほしいと言いかけましたが、言葉をぐっと飲みこみ適当な返事を返しました。それからママ友が遊びに来ようと連絡がきても用事があると断るように。いつの間にか連絡が来なくなりました。(女性/無職)エジソン箸Instagramに娘がエジソン箸を使い始め、箸を使えるようになったらいいなという投稿をしました。すると、お子さんが同じ歳のママ友に「うちは早めに導入して、もう箸使えてるよ(笑)効果あるのかなと思った」と謎な張り合いとマウントをされて、主人とイラッとした覚えがあります。娘より月齢が高く、先にできていてもおかしくはないとこちらでは思っているところに、張り合われて気分悪かったです。(女性/派遣社員)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月13日「赤ちゃんは母乳で育てましょう」と、出産前から、家族、友人、さまざまな人から言われていました。免疫力を高めて感染症などにかかりにくくなるなど、母乳育児の良さを聞いていたので、私も母乳育児を頑張ろうと期待に胸をふくらませていたのですが……。思うようにはいかない母乳育児…待望の第1子の娘を出産後、口をパクパクさせながら懸命に泣く娘を見たとき、私は母乳育児を頑張ろうという気持ちが大きく湧き上がりました。出産した病院で授乳指導を受け、母乳をあげ始めましたが胸は張らず、授乳指導をしてくれた助産師さんには「母乳が生成されにくい体質かもね」と言われてしまいました。母乳が出ていないせいか娘はうまく哺乳できず、娘の泣き声で母乳が出ないことを責められているように感じてしまい、さっそく行き詰まった私。 そして、娘が生後2カ月になったときには、母乳と育児用ミルクの混合となりました。周りの友人は母乳育児が順調な人が多く、胸が張って痛いから寝ていた赤ちゃんを起こしてまで母乳を飲んでもらった話を聞いてはため息をつきそうになりました。なんで私は母乳が出ないんだろう、そんな気持ちを常に持ち続けていました。 見知らぬおばあさんに母乳育児か聞かれてその後、娘はすくすくと成長し、外にお散歩へ行くようになりました。生後4カ月になったある日、娘をベビーカーに乗せてバスに乗ったとき、隣に座っていたおばあさんが「赤ちゃんかわいいわね、この子、母乳よね?」と突然話しかけてきました。気の利いた相づちが苦手で、またバスの中で娘が泣き出さないか気を張っていたため、混合で母乳もあげていたので私は「はい」と言葉少なに返事をしたのです。 すると、そのおばあさんは「母乳が一番よ! ミルクはなるべく使わないでね。私も4人母乳で育てたから、母乳で育ってる子は見るとわかるの。母乳の子のほうが健康に育つわよ」と言い、次の停留所でバスを降りて行きました。 赤ちゃんを見て完母かわかるの?見知らぬ人から突然、母乳で育てた子のほうが健康に育つときっぱり言われ、母乳の出が良くないことがまた気になり、重たい気持ちになってしまいました。その後、私もバスから降り、ベビーカーを押して歩きながらもおばあさんの言っていたことが頭から離れずにいました。 そういえば、おばあさんが母乳かどうか見るだけでわかると言っていたけれど、それってあり得るの? あるとしたらすごい特殊能力……。けれども、その特殊能力をもって完母と思われた娘は、実は母乳と育児用ミルクの混合。つまり、4人母乳で育てた大先輩であっても結局、完母か混合かの見分けはつかないということなのです。 ベビーカーに目をやると、娘がニコッと笑顔で私を見上げていました。新生児のときから大きく成長した娘を改めて見ていたら、母乳か育児用ミルクどちらが良いと決めるのではなく、娘の成長には両方が必要だっただけ、という気持ちになった私。それからはすっきりとした気持ちで、娘の成長により一層喜びを感じるようになりました。 監修/助産師 松田玲子著者:山下かおる子13歳と10歳の2児の母。両実家は遠方、夫婦共働きの完全ワンオペ育児継続中。趣味はヨガと英会話とイラストで、現在デジタルイラストを勉強中。
2022年05月05日基本的にとてもやさしくて、夫婦関係に立ち入らないように気をつけてくれている義母ですが、悪気のない失言が時々……。不安定なメンタルの産後には、ささいな言葉に傷ついたり苛立ったりしました。そのときのことは娘が5歳になった今も忘れられません。よく泣くうえに泣き声の大きい娘第1子の娘は、生後3カ月くらいまで抱っこしている間以外、ずっと泣いているような子でした。やっとベッドに寝かせても、ちょっとした物音でびっくりして大泣きしながら起きてしまいます。里帰り中は実家の両親が娘を抱っこしてくれて、「この子は繊細な子だなぁ」と感心していたこともありました。 生後2カ月で里帰りを終えた私は、義父母と同居していることもあり、娘を泣かせてはいけないと思ってずっと抱っこをしてヘトヘトでした。だんだんと泣き声がストレスになり、泣きそうになるのを察知して泣く前に抱き上げるほどに。 偶然聞こえた義母の言葉に涙完全母乳だったこともあり、夜間もまともに眠れませんでしたが、義母を含め周りには明るく振る舞っていました。 ある日、義母とお隣さんが話している声が偶然聞こえたときのこと。義母が「すごく泣くから虐待かと思っちゃう」と言っているのを聞いてしまいました。虐待なんてするわけないのに、と涙が止まらなくなりました。 今思えばささいなことも産後の私には…義母にとっては、気心知れたお隣さんとの笑い話だったと思います。頭では本当に自分が疑われているわけではないとわかるのですが、産後の寝不足でメンタルの不安定な私にはキツい言葉でした。そのときは堪らず夫に打ち明け、夫は一緒に腹を立ててくれました。どんどん被害妄想が膨らみそうなので、ひとりで抱え込まなくてよかったです。 ただ、傷ついた思いは今でも消えていません。義父母は身近で力になってくれる存在には変わりないのですが、なんとなく距離を置くことが増えました。最近では、用があるときは夫と娘を伝書鳩のように使って間へ入ってもらうようにしています。 いつも協力的でやさしく接してくれる義父母ですが、産後眠れずに娘を抱っこし続けメンタルの弱りきった私は、義母のささいな言動に深く傷ついてしまいました。娘が5歳になってようやく、あのとき義母は悪気なく私たちを話のネタにしただけ、と受け止めることができるようになりました。 著者:コイデ フサコ娘が1歳のときから現在4歳まで正社員ワーママを頑張ったものの、心身共に限界を感じて10年勤めた会社を退職。娘にとってお母さんの代わりはいないこと、お母さんの自由時間の大切さを痛感している。
2022年04月27日赤ちゃんを育てる時に、多くの親が頭を悩ませる『母乳とミルクの問題』。母乳だけを使うか、ミルクだけを使うか、それとも両方を使うか…親と赤ちゃんの事情によって、どれを選ぶかは異なるでしょう。しかし、母親がどれかに決断したくとも、なかなか理解してくれない周囲の人たちが障壁となる場合があります。1児の母親である、くら(kuraasakura)さんは、あまり母乳が出ない体質。そんな状況でも、初めはなんとか母乳を赤ちゃんに飲ませることができないかと、右往左往していたそうです。『母乳ミルク問題』くらさんの場合、母乳を搾乳しても微々たる量しかとれず、103出ればいいほうでした。加えて、赤ちゃん自身が哺乳瓶からしか飲んでくれず、母乳を飲ませようとしてもエビ反りになって拒絶します。そんな状況を解決しようと行動してくれる、夫の姿勢がくらさんは嬉しかったのですが、限界はすぐそこまで迫っていました。あらゆる方法を試しても…!母乳マッサージの家計的な負担と、母乳とミルクの両方を用意する手間を想い、涙を流したくらさん。思い描いていた子育てをあきらめ、「母乳だけで子育てしたい」と夫に伝える決心がつきました。「母乳をやめたい」と夫に伝えてみたきっと、くらさんとしてはつらい現状を伝えた時点で、ミルクのみで育てることを夫に納得してほしかったでしょう。ですが、夫が母乳を赤ちゃんに飲ませたいと思っていたのも、我が子のためを想ってこそ。想いと、現状の認識がすれ違い、話が平行線になってしまいます。そこでくらさんは、母乳で育てる困難さを、夫に自分の目で確かめてもらうことに!現実をハッキリと理解できた夫は、ミルクでの子育てに納得したのでした。くらさんの奮闘は反響を呼び、同じような体験をした親から共感などの声が上がっています。・我が子がおっぱいを拒絶した日々を思い出し、涙が出ました…。本当に頑張りましたね!・実際に体験するのが手っ取り早いね。夫が分かってくれたようでよかった!・同じ理由で完全にミルクだけで育てています。・私も周囲の人の言葉で「母乳にしないと」って思いこんでいて、つらかったなぁ。・くらさんが、笑顔で子育てできるのが1番。便利な時代なので、存分にミルクを活用しましょう。子育ては悩むことの連続。母乳だけでなく、ほかの問題が立ち上がった時も無理はせず、自分たちに合った方法で子育てをしていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年04月19日大人気マンガシリーズ、今回はいずのすずみ(@izuno_suzumi)さんの投稿をご紹介! 「食べない娘を説得できない」第4話です。産まれた時からミルクを飲まなかった娘。体重が増えない娘に、大変なことが起こって…?ミルクを拒否する娘出典:instagram最悪のことが…!?出典:instagram娘の栄養源が…!出典:instagramミルクをあげようとしても…出典:instagram母乳が止まってからは…?出典:instagram娘が唯一飲んでいた母乳が止まってしまいました…!離乳食になっても、娘が食べないのは相変わらずだったようですね…。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@izuno_suzumi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月05日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソード「ミルクと母乳」と「子どもの性別」をご紹介します!「ミルクと母乳」娘がまだ赤ちゃんだったとき、私は母乳の出が悪くて一生懸命出そうとしても母乳が出ず、ミルクをあげていた頃がありました。そのとき、ママ友で完全母乳の人が「何で母乳にしないの?ミルクとかかわいそう。母乳を通じて病気に強い体になるのに。ミルクだと免疫もらえないから病気に弱くなるよ、母乳あげなよ」と説教されたことで、かなりモヤモヤ…。私も諦めず一生懸命母乳をあげようと努力していましたが、どうやっても出が悪いので、当時は傷つきました…。しかし現在小5の娘は特に重い病気になることもなく、健やかに成長しています。母乳至上主義は、泣く泣くミルクをあげているママ達にとっては辛いものなので、やめてほしいです。(41歳/専業主婦)「子どもの性別」自分の子どもは女の子ですが、乗り物が大好きです。家では機関車や車のおもちゃでよく遊んでいて、近所に住むママ友にそのことを話すと「女の子なのに珍しいね。」と言われます。そのママ友は、男の子と女の子1人ずつの子どもがいるのですが「男の子は厳しく育ててる。」「女の子は家事全般できるようになって欲しい。」と言います。「あなたもそうした方がいい。」と押し付けるように言うことも…。私の家族は性別関係なく育てているので、なんだかモヤモヤしています…。各家庭、いろいろな教育方針があるのだと思いました。(33歳/専業主婦)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年03月20日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか?大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「母乳へのプレッシャー」と「息子のお昼寝」をご紹介します!「母乳へのプレッシャー」義母は男の子2人を育てていますが、2人ともミルクは一切使わずに完全に母乳育児だったそうです。私は1人目の育児で母乳育児がうまくいかず、上の子はミルクで育てました。義母は自分の子を母乳で育てたこともあり、そのことをよく思っていないようで…。子どもが風邪をひくたびに「母乳を飲ませてないからだ」とよく言われました。2入目の妊娠が分かった時、「おめでとう」の次に言われたのは「今度こそは母乳で育てなきゃね」で、「男の子は母乳が大好きだから絶対に母乳で育てないとだめよ」でした。会うたびにそのことばかり話され、出産前からかなりのプレッシャーが…。妊娠中は義母に会う度に胃痛に悩まされるほどに…。子ども二人が幼稚園へ上がって今思うことは、結局ミルクで育てても、母乳で育てても丈夫な子になっているので、あのとき感じたストレスはいったい何だったんだ…とモヤッとしてしまいます。(30歳/パート)「息子のお昼寝」息子が生まれて半年頃の話です。義父母が自宅に遊びにきており、息子をかまうためなかなかお昼寝ができず、数時間たったころにはグズグズの息子。さすがに一度寝かせた方がいいと抱っこして寝かせようとしたところ、「無理矢理寝かされて、かわいそうに〜」と言われました。まだまだお昼寝が必要な赤ちゃんの時期で、活動限界を迎えていてグズっているのに…。まるで親の都合で寝かせようしているみたいに言われて、カチンときました。(30歳/会社員)こんな姑さんと付き合うとなると骨が折れそうですね。せめて旦那さんだけは味方でいて欲しいものです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年03月19日ママ小児科医の保田典子です。この4月に保育園の入園を迎えるお子さん、親御さんも多いのではないでしょうか。 今回は「やりがちだけど実はNGな親御さんの行動シリーズ」から、「保育園の入園前にやってはダメなこと」についてお話します。 NG1:入園直前に無理やり断乳すること保育園に入る前の断乳は、よく考えることですよね。「仕事中おっぱいが張るのが嫌」「夜ゆっくり寝たい」など理由は様々かと思います。 ですが、授乳と仕事は両立可能です。「みんな入園前に断乳しているからなんとなく」断乳するのは、小児科医的にはもったいないな、と思っています。 もともとおっぱいが大好きで、栄養としてだけではなく、精神的安定剤としてもおっぱいを飲んでいた子が、急におっぱいもなくなり、同時に保育園という新しい環境に入ってしまうと、ストレスコントロールができず不安定な状態が続いてしまうおそれも。完全母乳でおっぱいが大好き、ミルクを飲まない子は、ミルクを飲ませるために無理やり断乳するのは逆効果かもしれません。 生後半年以内の赤ちゃんならおっぱいを精神安定剤として飲んでいない割合が高いですが、1歳前後の赤ちゃんは周りのことが少しずつ理解できるようになってきている分、新しい環境に慣れるのにストレスがかかりやすい時期です。入園する直前に断乳して家でもグズグズで困るよりは、授乳を続けて夜のハッピータイムを作ったほうが精神的に安定することもあります。 断乳は、ママはもちろん、赤ちゃんにとってもつらく負担が大きいもの。急に思い立ってするのではなく、計画的に断乳をして、後悔のないようにしましょう。 NG2:離乳食が進んでいない0歳クラスだとそもそも月齢によって食べられるものが人それぞれなので、焦らなくても大丈夫ですが、1歳クラスで入る場合は、離乳食をしっかり進めておきましょう。 1歳クラスだとミルク栄養がほぼなくなっている園が多いので、食事で栄養をとることになります。食材の固さは1歳さんでもやわらかいものしか食べられない子も少数ながらいると思うのでいいのですが、アレルギーのあるなしをきちんと入園前に見つけるためにも、食べられる食材の数はある程度増やしておいた方がいいでしょう。 あまり食べない子でも、「何グラム食べないと次の食材に進めない!」と思わずに、ちょっとでも口をつけたら「次の食材トライしてみよう!」と進めてみてください。 お野菜やお肉はアレルギーも出にくいので、食べてOKな月齢や進み具合になったら、進めておきましょう。こうして食べたことのある食材を増やしておくことで、みんなと同じ給食を一緒に食べることができます。 詳しくは下記「離乳食の進め方」を参考にしてください。 NG3:洋服を園の説明がある前にたくさん買ってしまう保育園ではそれぞれの保育園の服装のルールがあります。1歳からロンパース禁止のところもあれば、1歳クラスはロンパース、というところもあります。フードは基本的に禁止のところが多いです。そのほかに、アップリケやレギンス付きスカートがNGなど園ごとのルールがあります。おしゃれに目覚めはじめた女の子だと、帰宅してからファッションショーが始まることもありますが、基本は園で着られないものは登園しない日しか着られません。きちんと園での服装規定を確認したうえで、おしゃれさよりも安全を第一に考えて、春以降の洋服を購入した方がいいでしょう。 ◇◇◇ 保育園では刺激がたくさんあり楽しくもありますが、ママの多くはお仕事との両立の開始、子どもは新しい環境への適応などちょっとした挑戦でもあります。どんな生活にしたいのかイメージをして生活リズムを整えたり、園の入り口まで行ってみたりなどして、保育園生活をスムーズに開始できるといいですね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年02月26日子どもが生まれたら母乳で育てたいと考えていた私。先輩ママたちから母乳のトラブルは起きやすいと聞いていたので、情報を集め、助産師さんに相談して自分で乳頭マッサージをおこなうなど、出産前から自分なりに母乳育児の準備をしていました。準備はバッチリだと思っていましたが、実際に授乳を始めると思いがけないトラブルに次々と見舞われた体験談です。 乳首が切れて授乳できない事態に初めての母乳トラブルは想像以上に早くやってきました。出産後、まだ入院中のことです。授乳する際、子どもの頭を支えて自分の乳首をくわえさせられず、子どもの吸いつきが浅くなってしまい、乳首に傷ができてしまいました。授乳するたびに傷の痛みは強くなり、私は授乳がつらくなってしまったため助産師さんに相談。 すると、馬油を乳首に塗ってラップで覆うと傷が良くなると教えてくれました。乳首の保護をおこないつつ、正しい飲ませ方を助産師さんに指導してもらいながら頑張っていると、次第にうまくできるようになり傷も回復していきました。 乳首に白斑ができる子どもが生後3カ月のころ、乳首の先に白いかたまりができました。少し痛みもあったので助産師さんに診てもらうと、白いかたまりは白斑と判明。マッサージをしてもらうと白斑は取れました。助産師さんによると、白斑が再びできないようにするには、子どもにしっかりと母乳を吸ってもらうことが一番とのこと。 また、私の乳腺は数が多いけれど1本1本が細くてつまりやすいので、もしまたつまったら自分でマッサージをして母乳を搾り出すと良いと教わりました。助産師さんに診てもらうことで自分の乳房の状態を知り、対処できるようになりました。 旅行先でおっぱいがカチカチに!子どもが1歳のころ、家族旅行に行く機会がありました。1日観光をしてホテルに戻り、私は眠りにつきました。真夜中、ふと目が覚めるとおっぱいに痛みを感じたのです。おっぱいを触ってみるとカチカチに硬くなっていました。どうやら授乳間隔が空きすぎて、おっぱいが張ってしまったようでした。 私は慌てて子どもを起こして母乳を吸ってもらおうとしましたが、その日は旅行で疲れたのか子どもはまったく起きる気配がありません。仕方がないので私は自分でマッサージをしましたが、予想以上におっぱいが張っていて搾ると激痛が走るのです。私は痛みに耐えながらマッサージをしてなんとか夜を越しました。 私の場合、授乳期間は1年ほどでしたが、度々トラブルは起きました。しかしその都度、助産師さんにマッサージをしてもらったり、アドバイスを受けたりすることでトラブルを乗り越えることができました。専門家の助けを借りながらおっぱいケアがしっかりでき、満足いく母乳育児ができたと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/Michika著者:小林 睦9歳と6歳の息子、4歳の娘の母。わんぱくな3兄妹の育児体験を元に記事を執筆中。
2022年02月21日■前回のあらすじゴッドハンドにより溢れるほどの母乳を手に入れました。すると突然先生から「母乳を飲んだことある?」と聞かれ…。■母乳は出るようになったけれど…授乳しようとしたら擦られすぎたせいか先端がピンク色に! 授乳するたびに叫ぶほどでした…。痛かったですが、母乳は出るようになったし、優しくて元気な先生で、行ったことは後悔していません。■いろいろな場面で弊害が!この状態で赤ちゃんの口に吸引されるのって叫びたくなるほど痛いんですよね…。シャツが触れるだけでも鳥肌がたつほどでした。そんな時夫からのバックハグ! ギャー! 夫は痛いところを狙ってきたわけではなかったのですが、それもで嫌で嫌でたまりませんでした。今だったらこんなに拒否されて悲しかっただろうな…と思えるのですが、当時は怒りしかありませんでした。次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!
2022年02月18日■前回のあらすじ想像以上に力強いマッサージに耐えるも出ない母乳。先生の次なる一手はさらに力強く激痛…。「出産よりはマシ」と考え耐え続けるのでした。■宙を舞うほど飛び出す母乳気付くと母乳が宙を舞っていました。まさにゴッドハンド…!痛さと引き換えに母乳を手に入れました。■まさかの体験をすることに先生の提案に動揺を隠せませんでした。絶対飲みたくない…まではいかないけれど、なんとなく抵抗がある…。味は正直よく分かりませんでした。次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!
2022年02月17日■前回のあらすじキラキラ見えるママたちにも悩みがあるかもしれない…。産後の痛みや辛さを共感したくなり、想像上のママ友を作り、自分を癒すのでした。■母乳の出が悪くなり…今まで出ていた母乳の出が急に悪くなりました。セルフマッサージって難しいんですよね…。プロのマッサージで母乳が出るようになるのなら…!とルンルンで向かいました。■待合室には他のママさんが待合室へ行くと、同じく母乳マッサージを受けに来たと思われるママさんがいて、産後話で盛り上がりました。赤ちゃんを誰かに預けてきたのかな? と思っていたら、赤ちゃんはいろいろあってまだ入院中とのこと。でも母乳をあげたくてマッサージに来たと…。初対面なのに、話をしながら気づけばふたりで抱き合って号泣していました。次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!
2022年02月15日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが完全母乳についてお話ししてくれました。完全母乳のメリットとは何か、母乳の理想とは何かをまとめて解説! 母乳が赤ちゃんにとっていいことは多く知られています。ママのなかでは、完全母乳の方、さまざまな理由から育児用ミルクを足しての混合栄養や育児用ミルクのみで育児をされている方がいます。赤ちゃんにとって、完全母乳がベストなのでしょうか? 完全母乳とは?世界保健機関(WHO)では、科学的根拠に基づき、生まれ育つ国や家庭の経済的な環境にかかわらず、生後半年までは母乳だけ、そしてその後は栄養を補完する食べ物をあげながら2歳かそれ以上まで母乳育児を続けることを推奨しています。 “完全母乳”というのは、定義によっても変わりますが、本来の意味は、生まれてから一度も育児用ミルクを与えずに母乳だけで育てるということなります。産院では母乳分泌が増えてくるまで入院中に育児用ミルクを足していることが多いので、本来の意味の完全母乳で育児をされている方は少数であると思います。 完全母乳という言葉に、プレッシャーや焦りを感じてしまうママもいるかもしれませんが、そこだけを目指す必要はないかと思います。育児用ミルクを一切与えない栄養方法が最適ということではなく、ママと赤ちゃんにとって最適な栄養方法をみつけていくことが大切です。 母乳のメリットとは?母乳についてのメリットは多数知られていますが、ここでは母乳自体の成分に着目してみましょう。 産後直後や短期的なメリット初乳は、免疫物質(分泌型免疫グロブリンA)が豊富。最初に初乳を飲むことによって胃の粘膜の表面を覆い、細菌やウィルスの粘着・通過を防ぎ、感染防御機能を持つと言われています。 長期的なメリット・消化が良く、栄養の吸収も速やか。直接母乳であれば適温で飲みやすく、清潔です。搾母乳であっても、母乳中の白血球が雑菌の繁殖を抑えてくれます。 ・児の摂取カロリーの50%を占めるカロリー源として重要な脂肪は、児の脳の発達を促進し、児の成長に必要な脂溶性ビタミンの供給のサポートをしています。母乳の成分のうち、DHAなどの長鎖多価不飽和酸は、視機能が上昇し、認知能力が高くなると言われています。 ・母乳は低タンパクであるのに関わらず、豊富で適切な核酸を含んでいるため体重増加がいいと言われています。 ・母乳中のカルシウム、鉄、亜鉛は吸収率がよく、腸管に負担をかけずに必要量を摂取できます。 母乳自体の成分だけに着目すると、「母乳を飲んでいること」は児にとってメリットがあるのですが、完全母乳でなければいけないということはないと思います。育児用ミルクも母乳成分を研究してさまざまな成分を取り入れています。1番の違いはママの母乳はその赤ちゃんに合わせたオーダーメイドの栄養で、吸収率が高いと言われている点です。 母乳育児は細くても長く続けることが理想母乳だけで赤ちゃんを育てたい、母乳をできるだけ多く飲ませたいと思うママがいます。また、反対に完全母乳にできずに混合栄養になるのであれば、断乳したいという相談を受けることもあります。 1日に飲む母乳量が少なかったとしても、授乳期間が長ければ赤ちゃんが一生に飲む母乳の量が多くなり、母乳の恩恵を受けることができます。続けられる環境やママの心身の状態が整っているのであれば、母乳育児を細くても長く続けられるようにすることが理想です。 母乳育児は、一緒に支えてくれる家族の存在が必要です。相談できる助産師がそばにいればさらに心強いかもしれません。もちろん、母乳育児を続けていくことが困難であれば、今まで母乳育児をすることができたことを誇りに思って、これからの育児の自信へとつなげてほしいと思います。 完全母乳は1つの母乳育児の方法であって、母乳の分泌量、1日の授乳回数、授乳期間が違っても母乳育児に変わりはありません。1回でも母乳をあげれば母乳育児をしたことになります。完全ミルクであっても愛情は変わりませんし、栄養面では問題ありません。また、パパがママ同様に授乳ができるという点でのメリットもあります。赤ちゃんとママにとって、心身共に健康で笑顔で過ごせる最適な栄養方法を探していくことが大切です。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2022年02月13日■前回のあらすじ退院後、義両親との1ヶ月限定の同居がスタート。美味しい料理に掃除までしてくれる生活はとてもありがたいけれど、どうしても気疲れしてしまうのでした。■1ヶ月の同居が終了産後1ヶ月間、身の回りのお世話をしてくれた義両親が帰宅。なんという開放感…! トイレも遠慮なく行き放題! と思っていたのですが…。本当に勝手だなぁと思うのですが、居なくなったらなったで寂しく感じます。義両親には本当に感謝です。■母乳育児に奮闘!眠気との闘い最初出なかった母乳が徐々に出るようになってきて、ここまできたんだから完母にしよう! と意地になっていました。とにかく授乳を繰り返し、ほとんど寝ていなかったので眠くて眠くて…。自分で母乳育児を選択したものの、またもや何も制限のない夫を羨ましく思ってしまいました。このパターン、妊娠中のデジャヴ…!次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!
2022年02月13日■前回のあらすじ突然の破水でそのまま出産へ。なんとか出産を終えたものの、疲労と痛みでボロボロ…。この状態で育児ができるのか不安になるのでした。■母乳が出ない…!母乳育児を軌道に乗せるため、できる限りミルクは与えないという方針の産院だったので、私の母乳が出ない限り息子は何も飲めない…。申し訳なくてつい泣いてしまいました。心配した助産師さんの優しい言葉に甘えて息子を預けましたが、その後8時間何も口にしていないと聞き不安になりました。■息子の成長に影響がないか不安母乳もろくに飲めていないのに嘔吐まで…。助産師さんは大丈夫と言ってくれましたが、ネットの嘘か本当かわからない情報をいろいろ目にしてしまい、不安になってしまいました。この件をきっかけに、息子の発育をかなり気にするようになっていきます。次回に続く「夫と私の話」(全40話)は17時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年02月11日里帰り出産のため、実家で生後1カ月の子どもの育児をしていたときのことです。出産したら母乳は自然に出るものだと思っていた私ですが、母乳育児はなかなか軌道に乗りませんでした。苦戦しているところに夫から届いたLINEには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」と書かれていました。このLINEがきっかけで、ミルク育児をすすめる夫と大喧嘩をした体験談です。 完母でなくても良い、母乳育児がしたい私が入院した産院は、母乳育児を推奨していました。入院中に助産師さんから授乳方法の指導を受け、懸命に練習した私。ところが、同じ時期に入院した周りのお母さんたちがうまく授乳できるようになっていく中、私はなかなかできるようになりませんでした。 結局、子どもが生後1カ月を過ぎても母乳育児は軌道に乗らず、半分ぐらいは育児用ミルクを与えていました。完母でなくても良いとは思っていましたが、可能な限り母乳育児がしたかった私。そこで私は、助産師さんや保健師さんに相談したり、インターネットや本で情報を収集したりしながら授乳の練習を重ねました。 ミルク育児派の夫と怒鳴り合いの大喧嘩に里帰り出産だったため、私と子どもは1カ月健診が終わるまで実家で過ごす予定でした。1カ月健診を終えた私と子どもは、そろそろ夫が待つ家に戻る時期に。しかし、私は産後の肥立ちが悪く産科への通院が必要だったこともあり、もう1カ月実家にいさせてほしいと夫に伝えました。 すると、深夜0時過ぎに夫から怒りのLINEが。そこには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」など、私への不満が60件ほど書き込まれていました。最初はショックを受けた私ですが、徐々に悲しみが怒りの感情へと変わっていき、ついに電話で夫と怒鳴り合いの大喧嘩に。 距離を置き、冷静になる夫と私夫との大喧嘩を機に、もうしばらく実家で過ごすことに決めた私。距離を置くことで、お互い落ち着きを取り戻すことができました。後日夫の話を聞くと、夫には「自分が育児をしたい」という気持ちが強かったことがわかりました。夫には、自分が子どもに育児用ミルクを与えている間、私に休んだり、リフレッシュしたりしてほしかったという思いもあったようです。 夫の気持ちを知った私は、ミルク育児に切り替えたほうが良いかと悩みました。しかし、できるだけ母乳で育てたいという私の気持ちは変わりませんでした。そうこうしているうちに、生後3カ月になった子どもが突然哺乳びんを拒否するように。自然と完母に移行しました。 夫には理解されなかった母乳育児。それでも、母乳育児を通じて子どもと触れ合える時間は私にとって幸せでした。夫との口論でヒートアップしそうなときは一度距離を置き、冷静になってから淡々と主張を伝え合うことで、落ち着いて話し合いができるようになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/そら著者:武田 ゆうか2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。
2022年01月25日「口唇口蓋裂ちゃん、育ててます」166話です。今回は、第二子のまぴこちゃんに初めて母乳を飲ませたときのお話です。じぇにこさんが”ずっと憧れていた”という母乳体験。この日念願の夢が叶って……!?「おっぱいをお願いします」の言葉に、一瞬戸惑って……まぴこを出産した翌日、久しぶりの新生児のお世話ということで、看護師さんがまぴこを病室に連れて来てくれました。 なじみがない言葉に一瞬戸惑いましたが、赤ちゃんが胸元に添えられたことでハッと気付きました。 赤ちゃんに母乳を直飲みしてもらう経験は、初めてのことだったので、目を大きくするほどビックリ!! くぴこのときは口唇口蓋裂用の哺乳瓶、そしてホッツ(当時はプラスチックの仮蓋)を使って、育児用ミルクを飲むというのが当たり前だったので、その感覚のまま赤ちゃんのお世話をするものだと自然に思っていました。 でも、まぴこがおっぱいを直接飲んでくれる姿はとても新鮮で、密かにくぴこのときから憧れていた直接母乳の夢を叶えられたので、とてもうれしかったです。 おっぱいを安定して飲ませるまでに3カ月ほどかかり、「慣れているミルク育児のほうがよかった! 」と泣きをみるほど、後々母乳育児の大変さを思い知ることになりました。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年01月11日2歳と生後5カ月の子どもを育てている私。2人とも完全母乳で同じように育てており、長男のときは産後9カ月ごろに生理が再開しました。今回も「生理が再開するのはまだだな」と余裕を持っていたところ、体に異変が……。その2週間後にまさかの生理が! あまりの体の変化に驚いた生理再開の体験談です。1人目のときは産後9カ月で再開長男のときはなかなか生理が再開せず、2人目を希望していた私は「いつ生理が再開するんだろう」と心配していたほど。長男は生後10カ月で断乳をするまで夜間におっぱいを欲しがり、私自身いつも不眠で相当疲れていたと思います。 生後7カ月でようやく夜間に1回の授乳で済むようになり、少し気持ちに余裕が出てきた産後9カ月ごろに生理が再開しました。「産後、生理が再開するまでとても時間がかかるんだな」と思ったことを覚えています。 2人目の産後は予想外の早さ!?長男のときの経験から、「生理なんてまだまだ関係ない」と余裕を持っていた私。ある日、次男の授乳中に両乳首の鈍痛に気づいたのです。私は「乳腺炎かな?」と少し不安になっていたころ、右下腹部痛も感じたのです。 「あれ? 排卵してる? まさか……完全母乳でこんなに早く生理が再開するはずない」と思い、知らないうちに症状が消えていたので、そのまま忘れていました。しかし、その2週間後にトイレで生理に気づきビックリ! あの症状はやはり排卵だったのかもと驚きました。 完全母乳でも生理はくる振り返ってみると、次男は生後3カ月ころには朝までぐっすり眠ることも多く、夜間授乳はほとんどしていませんでした。また、私自身一度育児を経験しているので、心身のストレスも少なかったと思います。 生理が産後4カ月で再開したことを、助産師の姉に相談してみました。姉は「産後の生理再開は個人差がすごくあるから早くても問題ないよ。ただ、もう妊娠できるから避妊はしないとね」と返答が。私は「もう妊娠する可能性があるんだ。注意しなきゃ」と改めて感じたのです。 妊娠中も長男と次男の妊娠経過や体の症状がまったく異なるように、同じように育てていても産後の体の回復も違うことを改めて学びました。私の場合は、完全母乳でも産後4カ月で生理が再開し、体が妊娠前の状態に着実に戻っていることがわかりうれしかったです。しかし、あまりの体の回復の早さに驚き、今度は妊娠しないように注意しなければ……と思いました。 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年01月10日第1子となる息子は生後6カ月ごろ夜泣きが始まり、ぐっすり眠れない日々が4カ月以上続きました。睡眠不足が引き起こすイライラで、息子にやさしく接してあげることができない自分が嫌になり、私は自暴自棄に……。そんなときに、ネットである方法を知った私は藁にもすがる思いでさっそく試してみることに。今回はそのときの経験をお話しします。 夜泣きで睡眠不足…誰か助けて!第1子となる息子は、生まれたときから完全母乳育児。生後6カ月ごろから夜泣きが始まり、夜中に泣くたびにおっぱいを飲ませていました。息子は飲んでいるというよりも、おっぱいをくわえることで安心して再び寝ていたように思います。それでも起きる回数は日ごとに増していきました。 私は睡眠不足でイライラし息子を怒鳴ったり、日中に外に出る気力がなく1日パジャマで過ごす日が多々あったり……。まともな生活ができないなんてダメな母親だと涙を流す日が続きました。現状を変えたくて、何かできることはないかとネットで検索魔になっていたときに、ある言葉と出合ったのです。 夜泣き対策には断乳がいい?検索して知った「断乳」という文字。おっぱいがないと眠れない息子から取り上げるなんて考えたこともなく、これは息子にとってかわいそうなことなのでは?と悩みました。それでも状況を変えたくて挑戦することに。私がおこなったのは、息子が夜中どんなに泣いてもおっぱいをあげずひたすら抱っこひもであやすというもの。数日は眠れないことを覚悟し、心を鬼にするつもりで試しました。初日は1時間以上あやし続けましたが、おっぱいをあげなくても再び眠りにつくことができた息子。夜間に2度ほど起きましたが、それまでひと晩に5回以上は起きていた私にとっては訳なく思えました。 断乳チャレンジの末…断乳にチャレンジしてわずか3日。私と息子は約4カ月ぶりに、夜中に1度も起きることなく朝を迎えたのです。あのときの朝の日差しのまぶしさは今でもよく覚えています。その後、夜間の授乳をすることも夜泣きに悩まされることもありませんでした。 睡眠をしっかり確保できるようになった私は、体力的にも精神的にも余裕が持てるようになり、息子を怒鳴るようなことはなくなりました。つたい歩きから歩き始めの時期の息子の成長を笑顔で見守ることができ、子育ての中でも苦労を乗り越えた印象的な出来事となっています。 「断乳」とは、赤ちゃんではなくママの意思で授乳をやめること。断乳について調べると、「かわいそう」という言葉が目につきます。実際に私もかわいそうなことなのかと思ってしまいましたが、夜間断乳をしたことで私も息子もしっかりと睡眠をとれるようになりました。それが日々の子育てへの心の余裕につながったので本当によかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/あさうえさい著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
2022年01月09日こんにちは、宝あり子です。■前回のあらすじ母乳拒否が続く中で搾乳は続けていましたが、だんだんと搾乳にかける時間が減っていき…。母乳拒否が続き、直母で飲んでくれる可能性も低いのにこのまま搾乳を続けていくべきなのか否か。悩んだまま娘が生後2カ月をむかえたある日、新生児訪問で助産師さんが家にきました。助産師さんに今までのことを話し、「このまま搾乳を続ける」か「粉ミルク一択にする」か相談しました。そして助産師さんに直母で授乳するときの様子を見てもらいました。直母を拒否されたら、搾乳しておいた母乳を哺乳瓶で飲ませる。搾乳の量が足りない分は粉ミルク。と、授乳のルーチンを説明しました。すると助産師さんは私の母乳が出るかチェックしてくれました。助産師さんは少し悩んでいました。そして申し訳なさそうに…。そう告げました。搾乳した母乳は哺乳瓶で飲むから、おそらく母乳自体が問題ではない。でも、直母で飲ませようとすると嫌がる。つまり長女の中では「哺乳瓶=食事」。直母で飲まされそうになるのは、おなかが減っているのにごはん(哺乳瓶)を出してくれず、食事と無関係のものを出されているようなものなのかも…。そう思ったら「それは直母で飲ませようとしても嫌がるよね」と納得できました。悲しくないといえばうそですが、理由がわかり気持ちが軽くなりました。 そして助産師さんに「ハッキリ言ってもらえてスッキリしました。直母でいつか飲んでくれることを期待して搾乳してましたが、これからはミルク一択にしようと思います」と、わたしの率直な気持ちを話しました。すると助産師さんが「つらい思いをしながら搾乳を続けるより、ミルクでママの気持ちが楽になるならそっちの方がいいんじゃないかな」と言ってくれました。助産師さんのその言葉を聞いて、涙が止まりませんでした。この日をきっかけに粉ミルク一択になりました。「なんでおっぱい飲んでくれないの?」と悩むこともなくなり、気持ちが楽になりました。そんな娘は元気に成長して今年、小学生になりました。大きな病気をすることなく、今年は一度も病気にかからず、元気に日々、過ごしています!もしかしたら、私のように母乳・混合・ミルクなど、授乳方法で悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、“自分が笑顔で授乳できるのはどの方法なのか”。それを基準に考えるのも、ひとつの手かと思います!
2021年11月28日母乳ジュエリーの「Solid Love」は、クリスマスプレゼント企画として15,000円以上お買い上げの方、先着200名様へハートのネックレスをプレゼントいたします。プレゼントのハートネックレス子供を大きく育ててくれた泣いている子供を笑顔にしてくれた母としての自信と幸せをくれたそんな母乳を「形にします」Solid Love イメージあなたにとって母乳とはなんですか?「母の象徴」と言われる方が多いです。出産するまでは知りませんでした。産んだからといって、母乳は勝手に出てきません。私自身、1カ月間はあまりの痛さに涙を流して、悲鳴をあげながら授乳しました。そんな時にオーストラリア人のママ友に母乳ジュエリーを見せてもらい、感動しました。オーストラリアでは臍の緒を残す代わりに母乳ジュエリーを作ることが流行り始めていました。今から7年ほど前です。今では、文化として根付きつつあります。たくさんの想いや想いでが詰まった「母乳育児」卒乳でも断乳でも、お母さんの気持ちは寂しい・後悔・未練。それは今まで母乳を保存する方法がなく、形にして残すことが出来なかったからです。何か形に残っていれば、きっと胸をはって卒乳できる。母乳は普通に加工するとすぐに変色してまっ茶色になります。ここに当社の特殊な加工を施すことにより、一つ一つ異なる、輝くジュエリーに仕上がります。“母乳”を材料とした珍しい母乳ジュエリー。限られた時期にしかできない特別なジュエリー。自分の母乳で作る世界に一つだけのジュエリー。母乳ストーンの色は母乳によって変わります。まさに世界に一つだけのジュエリーです。長きにわたりご愛用いただけるよう、18金やプラチナ、高品質のスターリングシルバーを採用しています。Solid Loveは2020年4月開業以来、約1年半で3,000名のお母さんへ母乳ジュエリーをお届けし、沢山のお喜びの声をいただきました。アーティスト プロフィールフォト母乳と産毛のビーズお笑い芸人のキンタロー。様にご注文いただいた事をきっかけに、多くの方に「母乳ジュエリー」の存在を知っていただくこともできました。母乳ジュエリーは、お母さんの「無償の愛情」を形にしたジュエリーです。お母さんの頑張りを称えるジュエリーです。そんな母乳ジュエリーをいつも頑張っているお母さんへクリスマスプレゼントにするのはいかが? 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月26日現在3歳の娘と生後3カ月の息子を育てています。第1子である娘の1カ月健診は、娘との初めての外出でした。しかも検査などに時間がかかったために長時間の外出となったのですが、その間に必須の授乳で意外な問題に直面してしまったエピソードです。長時間かかった1カ月健診娘は生後すぐに心雑音があることを指摘されていました。すぐに手術などが必要ではなかったものの、家で経過を観察し、1カ月健診でレントゲンなどの検査を受けることになっていました。 そのため、娘の1カ月健診の日は、私の産後1カ月健診、そして娘の心臓の検査2つを受けることに。大きな病院で待ち時間もとても長く、最終的にすべてが終わるまで6時間ほどかかりました。 初めての外での授乳!アレがない!その間にどうしてもおこなわなければいけなかったのが、授乳。完全母乳で育てていたので育児用ミルクなどは持ってきていません。病院に行く前にたっぷり授乳はしてきましたが、長い待ち時間のなかで娘がおなかを空かせて泣き始めました。事前に病院の授乳室の場所は把握していたので、「ちょっと授乳してきます」と受付の方に伝え、意気揚々と授乳室へ。 これが退院後、家以外での初めての授乳です。授乳室というのも初体験で少しワクワク。たどり着いた授乳室には、広いスペースに椅子がいくつか並んでいるだけでした。思わず私は「アレ?」と思い、授乳室の外にもう一度出てあるはずの物を探しました。そこには私があると思っていた「授乳クッション」がありませんでした。 テンパりながらなんとか終えるそれまで家での授乳は授乳クッションが必須でした。当然、病院の授乳室にも授乳クッションがあるものと思い込んでいたのです。しかし私が行った病院では授乳クッションが置いてありませんでした。「え、授乳クッションなしで授乳ってどうやればいいの?」とさっきまでのワクワク感はどこへやら。 ドキドキしながらとりあえず椅子に座りました。そして、長女と同じくらいの月齢の子に授乳クッションなしでおっぱいをしているママをチラリと見ました。その授乳室は個々を隔てるカーテンなどもなく、他の人の授乳も丸見え。授乳中に盗み見るようで申し訳ないと思いながらも、そのママの授乳の仕方をまねさせてもらい、なんとか長女の授乳を終えることができました。 病院の授乳室には、当然のように授乳クッションがあると思い込んでいた私。今の私からすれば、「どんなあげ方でも赤ちゃんがおっぱいを飲めればそれでいいじゃない」と思いますが、新米ママだった当時は必須の授乳クッションがないという状況に戸惑うばかりでした。もう少し気楽に考えていればよかったなと思います。 監修/助産師REIKO著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2021年11月21日