「宮崎駿」について知りたいことや今話題の「宮崎駿」についての記事をチェック! (5/20)
●阿部「優斗くんはカッコいいお兄ちゃん」ディズニー&ピクサー最新作『あの夏のルカ』(ディズニープラスにて独占配信中)の日本版声優を務めた阿部カノンと池田優斗を直撃。小学校に上がる前からこの仕事を始めた2人は、順調に子役としてキャリアを積み、声優経験も豊富で、そんな彼らだからこそ、吹替版のクオリティーを高みに上げた気がする。そんな2人の素顔は向上心にあふれていて、すでにしっかりと未来を見据えていた。『あの夏のルカ』の舞台は、北イタリアの美しい港町ポルトロッソ。余談だが、その名前を聞いただけで、『紅の豚』(92)を彷彿させ、エンリコ・カサローザ監督が宮崎駿ファンだとわかる。本作で阿部は海に住むシー・モンスターの少年ルカ役を、池田はその親友アルベルト役を演じた。2人はひょんなことから憧れの人間の世界に住み、人間の少女ジュリアと交流していくというひと夏の物語が描かれる。6月9日に12歳の誕生日を迎えた阿部は、2015年に映画『ギャラクシー街道』でデビューし、近年はミュージカル『Kinky Boots』(18)でヤングローラ役を演じて注目された。アフレコについて阿部は「映像や台本をたくさん見て、ルカの心の動きを表現できるようにやりました。声だけで表現するので、すごく難しかったです」とはにかみながら感想を語ってくれた。アルベルト役の池田優斗は6月25日で16歳になる。爽やかなイケメンで、近年は映画『糸』『滑走路』などに出演。今年1月期ドラマ『ここは今から倫理です。』『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』に2作品同時レギュラー出演するなど幅広く活躍する。「アルベルトは実年齢と近い役だったので、すごく演じやすかったです。最初は気合い入れて作り込んでいったのですが、初日に吹替演出の方から『池田君の素のままな感じでやってほしい』と言われたので、あまり考えすぎず、ありのままでやっていきました」劇中で息の合った掛け合いを見せている2人だが、一緒に収録できたのは初日だけだった。池田は「初めてカノンくんの声を聞いたときは『ルカだ!』と思いました」と言うと、阿部もうれしそうに「僕も優斗くんの声を聞いて『アルベルトだ!』って思いました」と池田と顔を合わせた。お互いの印象については、阿部が「優斗くんはすごくカッコ良かったから、めっちゃ緊張しちゃいました。でも優しく話しかけてくれたので、カッコいいお兄ちゃんという印象でした」と当時を振り返ると、池田は「めちゃくちゃうれしい」と喜ぶ。池田は「僕はカノンくんに会った時、すごく声が高くてきれいで、ルカにぴったりだなと思い、ルカの声を思い出しながらお芝居ができました。またカノンくんは、普段話している時と本番ではすごくギャップがあって、いざ収録となると、パチッと切り替えてプロの顔になるんです。まだ若いのにすごいなと思いました」と称えると、阿部は「ふふふ」と照れ笑いをした。●俳優業への思いや見据える未来2人ともディズニー&ピクサー映画の大ファンだというが、その魅力について阿部は「夢は諦めなければ叶うという点が、ピクサー作品の魅力だなと。また、友情や絆があふれているところも、ピクサー作品ならではだなと思います」と言う。阿部自身も幼い頃から今の仕事につき、現在、夢に向けて邁進中なので、「もうすでに夢は叶えていますね」と聞くと、阿部は「一応、夢が叶っているといえばそうなんですが、今よりもっともっといろんな人に僕の歌や演技を見てほしいし、みなさんを笑顔にできるようなアーティスト、俳優、声優になっていきたいです」と目を輝かせた。なんとも頼もしい12歳!と感心しつつ、アーティスト、俳優、声優のなかで一番やりたいジャンルについて尋ねると「うーん……。すごく難しい。声優のお仕事は本当に大好きだけど、歌も大好きなので、歌の仕事もやりたいなと思ってしまって……」と悩ませてしまったので、「無理に選ばなくて大丈夫です!」とすぐに質問を取り消した。池田もディズニー&ピクサー映画について「アニメーション作品なのに、海や人の表情などがすごくリアルで、キャラクター一人ひとりにちゃんと個性があるし、大人から子どもまで幅広い年齢層に観てもらえるところも最高です。今回も仲間の大切さや友情など、すごく熱いメッセージが込められた作品だと思います」と熱弁する。5歳の時に俳優デビューした池田はすでに“十年選手”だが、経験を重ねる中で俳優業の面白さと難しさの両方を実感してきたそうだ。「僕は平仮名が読めない頃からこの仕事をさせてもらっていて、当時はまだ小さかったので、オーディションなどがあっても緊張することはなく、ただ一生懸命やっていただけでした。でも、年齢を重ねていくうちにいろいろと考えるようになり、すごく緊張するようになりました。これまでにいろんな作品に参加させてもらいましたが、やっぱり緊張していてもベストなパフォーマンスをできる人が、本当に上手な人だと思うので、僕はここからが勝負かなと。そういう意味で、今からが2回目のスタートを切る感じです」そんな池田にとって、俳優としての分岐点となった作品が、藤原竜也主演ドラマ『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』だったという。「もちろん徐々に自分自身が変わっていったとは思いますが、あの時期に『青のSP』に出会えて本当に良かったと思っています。これまで自分の考えを言えずに、不甲斐ない感じで終わってしまったことが過去に何回もありました。でも今は積極的になって、ちゃんと自分の考えを監督さんに提案し、とりあえず自分が思ったようにやってみるようにしようと思っています。あとで後悔はしたくないので」と、真っ直ぐな目で語る。●ルカとアルベルトの関係性から学び本作では、人間とシー・モンスターという種の違う者同士が、いかにしてお互いを認め合い受け入れるかという今日的なメッセージが織り込まれている。阿部は「やっぱり見た目などで判断しないで、ちゃんとお互いのことを認め合い、心を通じ合えれば、争いなどは起きないんだなと思いました」とうなずく。ネタバレは避けるが、阿部はルカが最終的にくだす決断についても「ルカは自分の考えで決心したんだなと。だから僕自身もそこはすごく共感できました」と、まるで自分のことのように受け止めたとか。池田は、「ルカとアルベルトの関係性を見て、友達の大切さはもちろん、そういう友達がいるというごく当たり前の世の中がいかに大切なのかと、本当に身に染みて感じました」と、コロナ禍でより一層、そのテーマが深く心に刺さったと明かした。インタビュー中、阿部が自身の一歩先を行く池田の一挙手一投足をキラキラした目で見つめたり、池田が後輩的な存在である阿部を温かい目線で見守ったりする姿も印象的だった。2人とも、声優としてのスキルはもちろん、作品の読解力からもベテランの風格を漂わせているが、現時点ではルカたちと同じく紛れもない“少年たち”である。『あの夏のルカ』は、そんな等身大の彼らが命を吹き込んだ作品だからこそ、ただの冒険ファンタジーという枠を超えた、珠玉の青春映画に仕上がったのではないだろうか。だからこそ、ラストに流れるヨルシカのsuisによる「少年時代(あの夏のルカver.)」も、いろいろな意味で深い余韻を醸す。本作は今の少年たち、そして昔少年だった大人たちにぜひ観てもらいたい秀作だと思う。
2021年06月20日アイドルグループ・HKT48の地頭江音々が、テレビ宮崎などによる宮崎のオンラインツアー企画「おうちソクたび」に登場する。「おうちソクたび」は、旅先の魅力が詰まった1箱が自宅に届き、旅のしおりや旅先からのライブ配信で、その土地の旅行気分を楽しむことができる“旅のお取り寄せ”サービス。ライブ配信では、テレビ宮崎が制作した美しい映像やチャットでのコミュニケーションを通じて、宮崎出身の地頭江も思わず「んだもしたん~(あらまあ)!」と言いたくなるような旅気分が楽しめる。当日の視聴にはオンライン配信ツールを使用。購入者には限定の“ねねちゃんオリジナルグッズ”も。さらに抽選で、オリジナルチェキ(サイン&宛名入り)が当たる。販売価格は8,980円+配送手数料980円(※限定200箱、先着順)。配信は6月27日18時スタートで、販売期間は6月1日12時から13日22時まで。
2021年05月31日北イタリアの美しい港町ポルトロッソを舞台に描くサマー・ファンタジー・アドベンチャー『あの夏のルカ』。この度、本作で“夏の大自然”を描くうえで意識されたピクサーのこだわりが明らかとなった。北イタリアの美しい自然や街並みを舞台とした本作。海で泳いだり、飛び込んだり、ジェラートやスパゲッティ、スイカを食べるシーンなど、イタリアで生まれ育ったエンリコ・カサローザ監督が実際に幼いころに体験した夏の美しい思い出の数々が描かれている。例えば、主人公たちが海と街を行き来する本作では、これまでの作品で描かれてきた水とは少し違い、ピクサー内では「漫画の水しぶき」と呼ばれる“完全なリアリティを追求しない水”が描かれている。そしてその参考となったのが、『崖の上のポニョ』『千と千尋の神隠し』『紅の豚』などで美しい海を描き、エンリコ監督が愛してやまない“スタジオジブリ”と“宮崎駿”。作品のビジュアルにリアリティを持たせるために火や水など自然現象を担当するエフェクツ・チームのジョン・ライシュは、「エンリコ監督は映画のビジュアルにエレガンスさを求めており、そのエレガンスさは2Dアニメーションにインスピレーションを受けていました。しかし彼はピクサーに期待されるリッチさも失いたくないと思っていたので、僕らがよく参考にしたのは宮崎駿とスタジオジブリでした。あとは日本の木版画も参考にしました」と明かす。彼はさらに、「エンリコが語ろうとしているストーリーに貢献するために、僕たちは今までの現実的な描写とは全く違うアプローチをしファンタジーの雰囲気を持ち込みました。正直言って難しい事でした(苦笑)」と、大変な苦労を語った。ピクサーにとっては新たな挑戦となった本作だが、2Dアニメーションの要素を取り入れることによって、監督のイメージ通りである“リッチでありながら美しくデザインされた夏の大自然”を描き上げている。『あの夏のルカ』は6月18日(金)よりDisney+にて独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あの夏のルカ 2021年6月18日よりディズニープラスで配信開始© 2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2021年05月30日イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる児童書を、企画・宮崎駿、監督・宮崎吾朗で映像化したスタジオジブリ初のフル3DCGアニメーション『アーヤと魔女』。この度、本作の劇場公開に先立ち、歴代ジブリヒロインと新ヒロイン・アーヤの映像を織り交ぜたマッシュアップ特別映像が到着した。強く、優しく、誠実で、見る者の心に勇気を与えてくれる存在のジブリのヒロインたち。今回は『魔女の宅急便』のヒロイン・キキがほうきで街の上空を飛ぶ映像から始まり、『天空の城ラピュタ』、『もののけ姫』、『となりのトトロ』、『コクリコ坂』、『千と千尋の神隠し』、『崖の上のポニョ』、『ハウルの動く城』、『風の谷のナウシカ』より、ヒロインたちのワンシーンが収められている。また途中で雰囲気が一変し、ジブリの新ヒロイン・アーヤが登場。これまでのヒロインのイメージとは一味違うことが伺える。表情豊かでおてんばのアーヤは、周りの人間を賢く操るしたたかな少女。どんなに嫌なことがあっても決してへこたれない、生き抜くために必要なたくましさと賢さ、周りを幸せにする力を持つヒロインだ。なお、今夜放送の「金曜ロードショー『ゲド戦記』」では、今回の映像とは異なるジブリの名作とアーヤの共通点が感じられるマッシュアップ特別映像アザーバージョンが公開される。『アーヤと魔女』は4月29日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アーヤと魔女 2021年4月29日より全国にて公開©2020 NHK, NEP, Studio Ghibli
2021年04月09日2015年度本屋大賞、日本医療小説大賞をW受賞し、シリーズ累計220万部を突破した今なお絶大な人気を誇る上橋菜穂子のベストセラー巨編『鹿の王』。映像化不可能と言われた圧倒的スケールの物語が、日本アニメ界を支えてきたトップクリエイターたちが集結し、ついに映画化される。制作スタジオは、国内外から高い評価を受けハイクオリティな映像作品を世に送り出し続けるProduction I.G。監督は、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』という、邦画の歴代ランキング上位5作品のうち3作品の作画監督を全て担ったトップアニメーター・安藤雅司が、本作で初監督・キャラクターデサイン・作画監督も務める。そして共同監督には、世界的巨匠・宮崎駿の監督助手を務め、『忘念のザムド』『伏鉄砲娘の捕物帳』で監督を務めた宮地昌幸。さらに脚本は『ハイキュー‼』シリーズや『僕だけがいない街』など数々の話題作を手掛ける人気脚本家・岸本卓が担当。まさに、日本アニメ界最高峰と呼べる豪華スタッフが、壮大で奥深い世界観を緻密に作り上げる。物語の舞台は、強大な帝国が支配する世界。そしてその場所で、世界を侵食する謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かいながら旅を続ける血の繋がらない“父と娘”が、病から多くの命を救おうと奔走する“天才医師”や故郷のために帝国に従い戦う“謎の女”と、運命的な出会いを果たす。壮大な世界観の中に、緻密な医療サスペンスと感動のストーリーが組み込まれた、唯一無二の冒険大作となっている。そしてこの度、本作に命を吹き込む声優キャストがついに発表された。物語の主人公・生き残った孤独な戦士ヴァンに、意外にも声優初挑戦となる、日本を代表する名優・堤真一。もう一人の主人公・謎の病の治療法を探す天才医師ホッサルに今最も活躍している俳優の1人、竹内涼真。竹内もアニメーションの声優は初となる。さらに、ヴァンを追う謎の女戦士サエに、様々な作品で存在感を放つ実力派女優・杏。日本映画界を代表する超豪華俳優陣が顔を揃え、作品の質を確かなものにしていく。さらに、一度の公開延期を経て待望の新・公開日がついに決定。映画の正式タイトルを『鹿の王 ユナと約束の旅』とし、9月10日(金)より全国公開される。合わせて特報映像とティザービジュアルも公開となった。今秋、日本アニメーションの歴史に新たな名を刻む、心を揺さぶる比類なき感動ファンタジー大作が誕生する。『鹿の王 ユナと約束の旅』にぜひ期待してほしい。■ヴァン役:堤真一実は、このお話をいただく前に、すでに原作を読んでいて、この壮大な世界観が大好きでした。実写化は難しいだろうと想像していたので、こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです。ご迷惑をおかけしました。物語は壮大なファンタジーですが、その中にリアルな部分もあるので、フィクションでありノンフィクションでもあるような内容だと思います。私が演じたヴァンの運命は様々な出会いがあって動き出していきます。ユナとの出会いで息を吹き返し、愛情や感情を取り戻し、人のために生きる事の大切さを教えてくれるキャラクターだと思います。原作がお好きな方も、読んだ事のない方にも楽しんでいただける作品です。是非、ご覧下さい。■ホッサル役:竹内涼真原作を読んだ時、頭に風景が浮かんできてすぐに物語に入り込んでしまいました。僕の演じるホッサルは気持ちに一本筋が通っているので、何をして何を救いたいのか、その気持ちに感情移入しやすかったです。アニメーションの声優は初めてだったので、自分の声で大丈夫かな?とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました。原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います。「鹿の王」の壮大でファンタジーな世界観が皆様のもとに届くことが今から楽しみです。■サエ役:杏上橋先生とは以前、まさに「鹿の王」で対談させていただき、その際にこの作品にかける情熱やこだわりをお伺いしたこともあり、私がキャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして「本当に私で良いんですか!?」とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました。サエは孤独な狩人の役で、戦闘のシーンも多く、声だけとはいえ実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音しました。2 年前の収録段階では、まだ映像が完成していない状態でしたので、私も出来上がりを楽しみにしております。この作品は、謎の病が流行し、それに立ち向かう人々の物語です。奇しくも、今の世情とも通じる部分が多い中、ファンタジーの世界を通して、私たちへのメッセージが込められているような気がします。『鹿の王 ユナと約束の旅』特報映像『鹿の王 ユナと約束の旅』9月10日(金)より公開
2021年04月01日アニメ界最高峰のスタッフが集結した感動ファンタジー大作『鹿の王ユナと約束の旅』の声優キャストとして、堤真一、竹内涼真、杏の出演が決定。特報映像とティザービジュアルも公開された。2015年度本屋大賞と日本医療小説大賞をW受賞し、シリーズ累計220万部を突破した上橋菜穂子のベストセラー小説を、制作スタジオは、国内外から高い評価を受けハイクオリティな映像作品を世に送り出し続けるProduction I.G、監督は『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の作画監督を担ったトップアニメーター・安藤雅司、共同監督には『千と千尋の神隠し』で宮崎駿の監督助手を務めた宮地昌幸、脚本は「ハイキュー!!」「僕だけがいない街」の岸本卓が担当し、日本アニメ界最高峰と呼べる豪華スタッフが集結しアニメーション映画化。物語の主人公、生き残った孤独な戦士ヴァンの声を務めるのは、声優初挑戦となる堤真一。前々から原作を読んでいたという堤さんは「この壮大な世界観が大好きでした。実写化は難しいだろうと想像していたので、こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです」とコメントし、「原作がお好きな方も、読んだ事のない方にも楽しんでいただける作品です」と話す。そしてもうひとりの主人公、謎の病の治療法を探す天才医師のホッサルを、アニメーションの声優初挑戦となる竹内涼真が演じる。「自分の声で大丈夫かな?とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました」と語り、「原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います」とアピール。また、ヴァンを追う謎の女戦士サエを杏が演じる。杏さんは「上橋先生とは以前、まさに『鹿の王』で対談させていただき、その際にこの作品にかける情熱やこだわりをお伺いしたこともあり、私がキャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして『本当に私で良いんですか!?』とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました」と原作者とのやり取りを明かし、「サエは孤独な狩人の役で、戦闘のシーンも多く、声だけとはいえ実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音しました。2年前の収録段階では、まだ映像が完成していない状態でしたので、私も出来上がりを楽しみにしております」と公開に期待を寄せている。さらに今回、本作の世界観を少し覗くことができる特報映像も到着。堤さん演じるヴァンや、声は収録されていないものの竹内さんが演じるホッサル、杏さんが演じるサエの姿も確認することができる。『鹿の王ユナと約束の旅』は9月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:鹿の王ユナと約束の旅 2021年9月10日より全国にて公開©2021「鹿の王」製作委員会
2021年04月01日道枝駿佑(なにわ男子/ 関西ジャニーズJr.)が主人公・ロミオ役を務める舞台「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」のフォトコール及び取材会が3月28日、東京・新宿区の東京グローブ座で行われ、道枝をはじめ、ジュリエット役で共演する茅島みずき、演出の森新太郎が出席した。本作が舞台初単独主演となる道枝は「稽古が始まってから、ここ(初日)まであっという間で、実感がわかないです。でも、とうとうこの日が来た」と表情を引き締め、「初めての主演舞台が『ロミオとジュリエット』で光栄です。まずは健康第一で体調を崩すことなく、千秋楽を迎えられるよう、作品を盛り上げていきたい」と抱負を語った。稽古を前に、森氏から「体がガリガリ過ぎるから、筋トレをしておいて」と“指令”も出たといい、「今も続けています。ちょっとは筋肉がついたかなと……。体重も2~3キロは増えた」のだとか。ジャニーズWESTの小瀧望からのアドバイスを受け「1日5食と言われて、気合を入れて食べたんですが、胃がびっくりしちゃって(笑)」と苦労を振り返った。古典ならではの言い回しにも苦労したといい「普段、使わない言葉だらけで、最初は自分でも何を言っているのか。稽古を重ねて、だんだん理解できた」。戯曲の設定に近い10代でのロミオ熱演に「ジュリエットに自分のことを好きになってほしいと頑張っている、一生懸命なところがいい」と役どころの魅力も語った。また、なにわ男子のメンバーからは気遣いの連絡もあると明かし「大橋(和也)くんが見に来てくれると言っている。いい意味で(心配を)覆せれば」と話していた。ジュリエット役で初舞台に立つ茅島とは、なにわ男子主演ドラマ『メンズ校』で共演経験があり「以前より、大人っぽくなっていて、雰囲気がガラッと変わった。ちょっと抜けていらっしゃるところは変わっていない(笑)」(道枝)、「道枝さんはマイペースで、少し抜けているところがあるので、そこは変わっていない」(茅島)と“舌戦”を繰り広げる場面も。その様子に森が「お前のほうが天然だよ」と道枝にツッコミが入ると、当の道枝は「天然ではないです。ポンコツなだけです!」と笑いを誘っていた。取材・文・撮影:内田涼【公演概要】「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」原作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:森新太郎出演:道枝駿佑、茅島みずき宮崎秋人、森田甘路、小柳心、坂本慶介、栗原英雄、太田緑ロランス、高橋克明、鈴木崇乃冨永竜、久留飛雄己、天野勝仁、和田慶史朗、平田敦子、花王おさむ、斉藤暁主催・企画製作:東京グローブ座●東京公演期間:3月29日(月)〜 4月18日(日)会場:東京グローブ座●大阪公演期間:4月21日(水)〜 4月25日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2021年03月29日なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が28日、東京グローブ座で行われた主演舞台『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』のフォトコールおよび取材会に出席した。『ロミオとジュリエット』は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作。舞台初単独主演となる道枝駿佑がロミオ役、舞台初出演の茅島みずきがジュリエット役を務め、出会って恋に落ちる微笑ましい光景から一転、引き離されて悲しい結末を迎えるラストまでを、原作に近い10代の2人が演じる。取材会に、道枝、茅島、演出の森新太郎氏が出席。道枝は「まだ実感が湧かないですが、とうとうこの日まで来たなと、身にしみて感じています」と心境を告白し、「稽古が始まってからあっという間だったので、明日からの本番も頑張りたい」と意気込んだ。ロミオ役を研究するために、藤原竜也がロミオを演じた舞台『ロミオとジュリエット』のDVDを何度も見たという。また、「森さんに初めてお会いしたとき、『ガリガリすぎるから筋トレしておいて』と言われたので、今も続けているんですけど、ちょっと筋肉がついてきたかな。体重変わりました。2、3キロくらいしか増えなかったんですけど」とロミオ役に向けて肉体改造に取り組んだことも明かした。ジャニーズWESTの小瀧望からも「1日5食食べて筋トレしたら太る」とアドバイスをもらったことも告白。小瀧は、主演舞台『エレファント・マン THE ELEPHANT MAN』で森氏の演出を経験しており、「その歳で森さんに演出してもらえるのはうらやましい」と道枝に話したという。なにわ男子のメンバーの反応を聞かれると、道枝は「大橋(和也)くんから電話がかかってきて、『観に行く』と連絡がきたので、楽しみに待っています」とうれしそうに説明。西畑大吾も「稽古どう? 大丈夫か?」「大丈夫できるよ」などと気にしてくれていたそうで、「いい意味でその心配を覆せるようにしたい」と話した。そして、「初主演舞台が『ロミオとジュリエット』というのは本当に光栄。健康第一で、千秋楽まで共演者のみなさんと、森さんとスタッフさんと一緒に作品を盛り上げられるように頑張っていきたいと思いますし、本番をやりながらもどんどんよくなっていけたら」と気を引き締めた。舞台『ロミオとジュリエット』は、東京グローブ座で3月29日から4月18日まで、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで4月21日から25日まで上演。
2021年03月29日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にはやった映画やドラマの話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「ジブリ作品は不況に強く、番組改編期に視聴率を稼げるコンテンツともいわれるそうです。しかも、これだけ再放送繰り返されているのに、そのニーズはまったく衰えていません」そう語るのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)。『鉄腕アトム』(’63年放送開始)から劇場版『鬼滅の刃』(’20年公開)に至る、日本のメジャーなアニメのなかで、ジブリ作品は“子どもだけでなく、大人も十分に楽しめる”と、アニメの裾野を広げた役割を果たしているという。「『宇宙戦艦ヤマト』(’74年放送開始)も大人にウケる作品でしたが、宮崎駿さん、高畑勲さんの作品は、子どもを単に子ども扱いしない、大人の視点がありました。含みのある、奥の深さを感じさせるテーマが描かれているのです」その代表作が、未来を描く『風の谷のナウシカ』(’84年公開)だ。「それまでのアニメが描いた未来の多くは、ロボットが出てきて戦闘に勝つような展開。しかし、『ナウシカ』では“明るいわけでも、科学技術が発達した夢の世界でもない”未来が描かれました。初めて見たとき、衝撃的なエンディングが印象的な映画『猿の惑星』(’68年公開)のように、環境問題を含め、どのように人間が文明社会を進化させていくべきか、問いかけられたように感じました。ただ、『ナウシカ』は暗いばかりでなく、未来に生きる登場人物たちの人間愛や、家族の温かさも細かく描かれている。だから、見終わった後に決して嫌な気持ちにならず、家族や友達と話したくなる作品になっているんです」大人も十分に楽しめる重厚なテーマの世界観に、子どもがすんなりと入っていけるーーそれが“アニメの力”なのだろう。「『魔女の宅急便』(’84年公開)や『となりのトトロ』(’88年公開)でも、見る人が『アルプスの少女ハイジ』(’74年放送)など幼いころから慣れ親しんだ、やさしいタッチで心がなごむキャラクターが多数生み出されました。また、『未来少年コナン』(’78年放送)に衝撃を受けたというアニメ好きがいるように、セル画の枚数を増やさなければ表現できないような、しなやかで力強い動きのキャラクターも特徴的。こうした魅力があってこそ、物語の世界につい入り込んでしまうのでしょう」ジブリ作品は海外にも発信され、インバウンドを呼び込んでいる。「『子どものころに見て、日本が好きになった』という留学生も多くいます。まさに、ジャパニーズアニメの代表格なのです」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月28日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にはやった映画やドラマの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「今日の仕事現場で、ジブリ作品の話題になったのですが、40代のスタイリストさんは『風の谷のナウシカ』(’84年公開)が好きで、23歳のお嬢さんに“ナウシカのような女の子に育ってほしい”と思っていたそうです。同じく40代メークさんは『天空の城ラピュタ』(’86年公開)を見て、ペルーに行こうとしていたくらい。毎週日曜夜の『世界名作劇場』(フジテレビ系)で、『アルプスの少女ハイジ』(’74年放送)や『母をたずねて三千里』(’76年放送)のあたたかみのあるタッチ、キャラクターを見て育ったのが、私たち40〜50代。ジブリ作品は、細胞の一つ一つに刷り込まれていると感じます」こう熱く語る、フリーアナウンサーの渡辺真理さん(53)の、もっとも印象に残る作品が「ジブリ作品の原点である『風の谷のナウシカ』」だ。『風の谷のナウシカ』は、高度に進化した産業文明で起きた戦争から1,000年後が舞台。環境汚染により生態系が破壊され、マスクなしでは生きられない“腐海” が広がる世界で、ナウシカがどのように自然と共存し、成長していくのかが描かれている物語。「いまでこそSDGsが国連サミットで採択され、世界中で提唱されていますが、’80年代半ばにすでに、この危機を前提に生命そのものを描いていることに驚きます。さらにコミック版(全7巻・徳間書店)は、映画では描かれていない一層深い展開を含み、最終巻に至っては、子どもが読んだらトラウマになりそうなほどの重い内容。でも、ぜひ読んでほしいです」ナウシカを筆頭に『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』『火垂るの墓』(ともに’88年公開)、『魔女の宅急便』(’89年公開)が次々と公開された’80年代、渡辺さんは中学、高校、大学と多感な時代を過ごした。ちなみにジブリの名前は「サハラ砂漠をかける熱風『ギブリ』がもとで、間違って『ジブリ』になったそうです」と渡辺さん。そんなエピソードを知る機会となったのは、TBSを退社後に担当した『ニュースステーション』の契約が終了してからだった。「ジブリのプロデューサーである鈴木敏夫さんから『シンポジウムで一緒に話してくれないか』と声をかけていただき、その後、何回かラジオなどにも呼んでいただいたんです」まずは鈴木氏の強烈な個性に引きつけられた。「もともと鈴木さんは週刊誌『アサヒ芸能』(徳間書店)の記者です。『モーニングEye』というワイドショー出身の私にとっては“同業者”という親近感を覚えました」TBS時代にも、圧倒されるような先輩はいたが、胆力、行動力において、鈴木氏は別格だった。「後に『ナウシカ』が連載されることになる雑誌『アニメージュ』(徳間書店)の創刊号で記事にしたいと取材依頼をしたことが、高畑勲さん、宮崎駿さんと、鈴木さんの出会いとうかがいました。最初は電話口で高畑さんに、1時間延々と“取材を受けたくない理由”を述べられ、代わって出た宮崎さんからは『僕は取材を受けるけど、ページを倍にしてほしい』といわれた、と。そこからが鈴木さんの真骨頂。毎日、まさに毎日スタジオに通って、徐々に2人と心を通じ合わせた経緯は圧巻です」アニメーションは製作にコストがかかるが、スタジオジブリでは予算よりも高畑氏や宮崎氏の思いが優先される。「その思いを実現させるため、鈴木さんは、融資を頼む銀行にデスクを持ち込んだうえで通ったという逸話もあります。私も大好きな『もののけ姫』(’97年公開)の《生きろ。》という糸井重里さんによるキャッチコピーなど、まだ物語がどういう帰結を迎えるか決まっていない段階から、糸井さんと鈴木さんが何度もファクスでやりとりをして絞り出された言葉。すでにスーパースターの2人が、創ることに対して寸分も妥協せず対峙する姿はすごい」高畑氏、宮崎氏という2人の天才と、鈴木氏という辣腕プロデューサーの邂逅が、この作品たちを世に出す奇跡を生んだと渡辺さんはいう。「浮世絵がその後の芸術を国内外問わず変えたように、ジブリ作品は人の心に未来永劫、影響し続けるのだと思います。“仕事”という言葉には、無味乾燥な響きもありますが、細かい作業にも真摯に向き合い、それを積み重ねて一つの形になったとき、自分の人生をも彩ってくれる財産になるのだと痛感しました」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月28日4月最初の日本テレビ系「金曜ロードショー」は『ハウルの動く城』を、翌週は『ゲド戦記』と、2週連続でスタジオジブリ作品を放送することが決定した。まず4月2日(金)は、ヴェネチア国際映画祭オゼッラ賞受賞をはじめ、米アカデミー賞にもノミネートされるなど、国内外で高い評価を受けた『ハウルの動く城』をノーカット放送。本作は、魔女の呪いで老婆に変えられてしまった少女ソフィーと、美しい魔法使いの青年ハウルが心を通わせていくファンタジー超大作。ソフィーを倍賞千恵子、ハウルを木村拓哉が担当しているほか、美輪明宏、神木隆之介、大泉洋が個性的なキャラクターたちを演じている。翌週4月9日(金)は、『アーヤと魔女』でも注目の宮崎吾朗監督の長編アニメーションデビュー作『ゲド戦記』を本編ノーカット放送。原作は、宮崎駿監督も多大な影響を受けたという、世界的なファンタジー文学の傑作。心に深い闇を抱える少年・アレンの声を岡田准一が務めたほか、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、小林薫、菅原文太と豪華俳優が参加。そして、両親に捨てられたという謎の少女・テルー役も務めた手嶌葵の歌声にも注目だ。なお、これまで「金曜ロードSHOW!」というタイトルだった本番組が、新年度を迎える4月から9年ぶりに「金曜ロードショー」に変更となる。ロゴは「35年前、番組スタート時の初心を忘れず」という思いを込めて、初代のロゴをモチーフに令和バージョンにアップデートされている。金曜ロードショー『ハウルの動く城』は4月2日(金)21時~日本テレビ系にて放送。金曜ロードショー『ゲド戦記』は4月9日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)■関連作品:ハウルの動く城 2004年11月20日より日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系にて公開©2004二馬力・TGNDDDT
2021年03月05日今年度ゴールデン・グローブ賞アニメーション作品賞と作曲賞をW受賞した『ソウルフル・ワールド』のディズニー&ピクサーが贈る最新作が、『あの夏のルカ』(原題:Luca)として6月18日(金)に日米同時公開決定。忘れられない“最高の夏”を予感させる特報も到着した。予告編でも映し出されるのは、どこまでも青い空と透き通る青い海。ピクサーが本作で舞台に選んだのは、眩しい夏の太陽が照りつける北イタリアの海辺の町“ポルト・ロッソ”。「冒険を始めよう!」と呼びかけるナレーションと共に、流れる活気あふれる町並みと夏のにおいが漂う風光明媚な景色、“友達”と一緒に大きな瞳を輝かせながら珍しいものを目にしているかのような表情の少年が映し出されるが、この少年が物語の主人公“ルカ”。でも、実は彼は人間ではなく、水にぬれると姿が変わり海を自由自在に泳ぐことができる、不思議な力を持った“シー・モンスター”だったのだ。人々はいままで一度も見たことのない“シー・モンスター”を恐れており、彼らもまた“人間”を誤解し恐れていた。絶対に人間に正体を知られてはいけないシー・モンスターにとって、<人間の町>は決して交わってはいけない<禁断の世界>。それでも止まらない好奇心からルカは“海の掟”を破り人間の町へ向かう。同時に解禁となるポスターには、透き通る青い海に浮かびながら美しく広がる夏の青い空を見上げるルカが描かれている。だが、よく見ると海中の姿は、ルカの抱える人間に知られてはいけない“秘密”であるシー・モンスターの姿に!青い空と青い海は決して交わることのない境界線なのか?人間に絶対に知られてはいけない“秘密”を抱えたルカの大冒険が、ひと夏の奇跡を巻き起こす――。本作で監督を務めるのは、第84回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたピクサーの短編アニメーション『月と少年』を手掛けたエンリコ・カサローザ監督。『月と少年』では宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』の絵コンテを水彩画で描いたことを知り、自身も水彩画で絵コンテを制作するなどスタジオジブリの大ファンとしても知られている。また、アカデミー賞受賞作品『カールじいさんの空飛ぶ家』のストーリー・アーティストをはじめ、『リメンバー・ミー』『トイ・ストーリー4』など様々な作品に参加、高い評価を得ている。繊細でファンタジーに満ちた作品を得意とするカサローザ監督は自身も北イタリアで生まれ育ち、夏らしさに溢れるイタリアの海岸をまるでそのまま切り取ったかのように本作へ取り込んだ。監督は「子供の頃に自分とは全く違う世界に住む少年と夏に出会いました。その夏の思い出から、少年が大人へと成長する物語を作りたいと思ったのです」と、自身の経験からインスピレーションを受けたことを明かしている。『あの夏のルカ』は6月18日(金)より日米同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あの夏のルカ 2021年6月18日よりディズニープラスで配信開始© 2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2021年03月02日スタジオジブリの名作アニメ映画『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督)が、東宝創立90周年記念作品として初めて舞台化され、来年2月より上演されることが26日、明らかになった。主人公の千尋は、女優の橋本環奈と上白石萌音がWキャストで演じる。宮崎駿監督の不朽の名作である『千と千尋の神隠し』は、2001年の封切り以降、爆発的な大ヒットとなり、2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞。日本での公開から18年が経った2019年には中国で初めて公開され大きな話題となるなど、その壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきた。このたび、舞台化にあたり翻案・演出を手掛けるのは、ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』をはじめ、『ナイツ・テイル』や『ダディ・ロング・レッグズ』など演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード。かねてより『千と千尋の神隠し』の大ファンだったジョン・ケアードは、来日の折にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと対話し、宮崎駿氏との対面も果たし、舞台化の許しを得た。主人公の千尋は、人気と実力を兼ね備え、今回が初舞台となる橋本環奈と、ドラマや舞台に加え声優や歌手としても活躍の場を広げる上白石萌音がWキャストで演じる。少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まるこの物語。人間の世界に戻るために様々な出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿が見どころだ。油屋と化した帝国劇場が、観客を「不思議の町」に誘う。本作の企画の種が生まれたのは2017年。東宝演劇部からスタジオジブリの鈴木プロデューサーに構想を相談して以来、開幕まで5年の歳月をかけて、今までに類を見ないビッグプロジェクトがついに結実した。本作を上演する2022年は、東宝創立90周年の年でもあり、2月・3月の東京・帝国劇場を皮切りに、4月大阪、5月福岡、6月札幌、6月・7月名古屋と、4大都市での上演も決定している。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「(翻案・演出の)ジョンはいい奴です。ぼくも宮崎も彼のことを気に入りました。カオナシの貯金箱をあげたら、喜んでいた。今回の舞台で千尋を大きく育てて欲しい」と期待。翻案・演出のジョン・ケアードは「『千と千尋の神隠し』初の舞台化に関わっていることに大変興奮し、光栄に思います。長い間、宮崎駿さんを映画界における卓越した天才、アニメ分野における最も偉大な主唱者だと考えてきました。私は、宮崎作品の主要なテーマ全てに同調しています」と熱い思いを明かし、千尋役の橋本と上白石について「『ナイツ・テイル』で楽しく共同作業をした、素晴らしくて魅力的な上白石萌音さんと再び仕事できるチャンスを得るのと同時に、才能豊かで活き活きと感動的な若手女優、橋本環奈さんとも同様の機会を持つことが可能になりました」とコメントしている。橋本環奈は「歴史と伝統のある帝国劇場で初舞台を飾る事ができ、女優というお仕事に携わらせて頂いている身としてはこんなに幸せな事はありません。プレッシャーや不安が無いと言ったら嘘になりますがまずは私らしく、今回の初舞台楽しくのびのびと演じたいと思います。それがお客様方が喜んで頂ける舞台に繋がると信じているからです」と初舞台への心境を告白。「千尋役を演じさせて頂くと決まった後なんですが実家に帰った時、『千と千尋の神隠し』のパンフレットが出てきました。そのパンフレットを手に取りページを捲りながら、映画を観た時はまだ小学生だった私がこの千尋を演じるんだなと思うとまさに感無量の一言に尽きます。それも世界初公演! 日本の宝とも云うべきこの作品はおそらくこれから何回も上演されるのだと思います。その舞台の歴史を自分たちが作ってゆくのだと思うと強く責任を感じます。何年か先の未来に『千と千尋の神隠し』という舞台の第一回、世界初上演を私たちが演じたと誇りを持てるように、命ある千尋として舞台の中で生きたいと思います」と意気込む。上白石は「言わずと知れた名作のタイトルロールを演じる日が来るなんて思っていませんでした。時代も国境も超えて愛され続ける作品の1ピースになれるのは大変光栄なことです。既に緊張していますが、素朴で勇敢な少女を、リスペクトを込めて演じさせていただきます」とコメント。『千と千尋の神隠し』の魅力を「繰り返し見ている大好きな映画です。幼い頃は、千尋の両親が豚に変わってしまうところが恐ろしくて、泣き喚きながらも目が離せなかったのを覚えています。一番好きなのは、千尋たちが銭婆の住処を訪ねるシーンです。何度見ても新鮮な感動があり、歳を重ねるにつれ味わいが深まる。名作の力に脱帽します」とし、また、演出家ジョン・ケアードとの再タッグについても「『ナイツ・テイル』の稽古場は、チーム全員で試行錯誤を繰り返す、とてもクリエイティブな空間でした。あの充実感を再び味わえると思うと胸が高鳴ります。ジョンはとても情に厚い方で、作品とカンパニーのひとりひとりを、心から愛し考えてくださいます。その愛に応えられるよう、日々励んでまいります」と期待感を示した。(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM
2021年02月26日イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説を原作としたスタジオジブリの最新作で初のフル3DCG作品となった「アーヤと魔女」が、4月29日(木・祝)より劇場上映されることが分かった。企画・宮崎駿、監督・宮崎吾朗の下、国内外から結集した精鋭スタッフによって映像化した本作。孤児として育った少女・アーヤが引き取られた先は魔女の家。魔法を教えてもらうことを条件に、働き始めるが…。カンヌ国際映画祭でオフィシャルセレクションに選出され、北米、ヨーロッパ、中南米、オーストラリアなどでも劇場公開が決定、日本では昨年12月にテレビ放送された本作。当初より、映像・音響を映画基準で制作しており、一部新たなカットを追加し、今回劇場上映する運びとなった。さらに、最先端の音響と映像技術で作品への没入感を味わえるドルビーシネマでの上映も決定。到着した予告編では、魔法のかかった不思議な家で、ジブリ史上最もしたたかなヒロイン・アーヤが奮闘する様子が映し出されている。そんなアーヤを演じたのは、オーディションで選ばれた平澤宏々路。アーヤと暮らすド派手な魔女のベラ・ヤーガを寺島しのぶ、同居人の怪しげな男・マンドレークを豊川悦司、魔法の秘密を知る使い魔の黒猫・トーマスを濱田岳が担当している。また劇中歌は、劇伴音楽を担当する武部聡志が率いるスペシャルユニットが演奏。歌うのはインドネシアの国民的スター、シェリナ・ムナフ。ギターの亀本寛貴(GLIM SPANKY)、ベースの高野清宗(Mrs. GREEN APPLE)、ドラムのシシド・カフカ、そしてキーボードの武部さんが物語をより盛り上げる。■スタッフコメント企画:宮崎駿「アーヤと魔女」の児童書に出会ったとき、こんないい企画はないと思いました。アーヤのしたたかさというのは、ずるいということじゃない。昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。こんな時代を生きるために、必要なことなのです。今回CGを使うということで、どういう風にやるんだろうと思っていたけど、出来上がったものを見て、不満がなかったです。鉛筆で描かなくて、CGであることによって、解放されています。映画は面白かった。とても良いスタッフがそろって、作品が持っているエネルギーをちゃんと伝えていて、面白いんです。本当に手放しで褒めたい。単純に面白いと言えるのは、良いことなんです。監督:宮崎吾朗アーヤを劇場で上映していただけるなんて、本当に幸せです。大きなスクリーンで観るアーヤは音も格別です。沢山の方に観ていただけることを心から願っています。プロデューサー:鈴木敏夫昨年末、沢山の人に観てもらった、アーヤ。コロナの空気を吹き飛ばすアーヤの元気な姿を、ぜひ映画館で観てください。『アーヤと魔女』は4月29日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2021年02月11日道枝駿佑(なにわ男子/ 関西ジャニーズJr.)が主演を務める舞台「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」のオールキャストと日程などの詳細が発表された。主人公ロミオ役に18歳の道枝、ジュリエット役にはこれが初舞台となる16歳の茅島みずきが抜擢された「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」。シェイクスピア戯曲の設定に近い、共に10代というフレッシュなキャストの周りを務めるのは、演劇界の様々な世代の実力派キャストたちだ。あらゆる役柄を演じ、実力派代表とも言われる宮崎秋人、ナイロン100℃所属の今勢いのある俳優・森田甘路、昨年の『飛竜伝2020』での熱演も光った小柳心、まつもと市民芸術館で上演された『モンスターと時計』以来の森新太郎出作品となる坂本慶介、NHK大河ドラマ『真田丸』での好演が光り、昨年の舞台『大地』でも物語のキーマンを演じた実力派の栗原英雄、19年の『Le Pere 父』『WILD』の迫真の演技が高い評価を得た太田緑ロランス、文学座を支えるベテラン俳優の高橋克明、森演出の『The Silver Tassie 銀杯』にも出演した扉座所属の鈴木崇乃。そしてR&B歌手としても活躍する冨永竜、青年座所属の久留飛雄己、劇団四季出身で先の『The Silver Tassie 銀杯』にも出演した天野勝仁、演劇集団円所属で若手注目株の和田慶史朗。さらに、サモ・アリナンズの中核メンバーで、映像から舞台作品まで幅広く活躍する個性派女優の平田敦子、劇団東京ヴォードヴィルショー結成メンバーであり、退団までの20年間劇団を引っ張り続けた大ベテランの花王おさむ。そして、数々のドラマ・映画に出演、『踊る大捜査線』でのスリーアミーゴスのひとりとしても大ブレークを果たし、約5年ぶりの舞台に期待が高まる斉藤暁と、気鋭・中堅・ベテランといった様々な世代の実力派キャストが集結した。森演出のもと、10代のフレッシュなふたりと、世代をまたいだ錚々たる豪華俳優陣たちが紡ぐ舞台「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」に期待してほしい。【公演概要】「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」原作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:森新太郎出演:道枝駿佑、茅島みずき宮崎秋人、森田甘路、小柳心、坂本慶介、栗原英雄、太田緑ロランス、高橋克明、鈴木崇乃冨永竜、久留飛雄己、天野勝仁、和田慶史朗、平田敦子、花王おさむ、斉藤暁主催・企画製作:東京グローブ座●東京公演期間:3月29日(月)〜 4月18日(日)会場:東京グローブ座●大阪公演期間:4月21日(水)〜 4月25日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2021年01月26日なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が舞台単独初主演を務める『ロミオとジュリエット』のオールキャストと公演日程が26日、発表された。同作は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作で、中世イタリアの都・ヴェローナを舞台に長年にわたっていがみ合いを続けているモンタギュー家の息子・ロミオとキャピュレット家の娘・ジュリエットが出会って恋をしたことから、悲劇が起こる。女優・茅島みずきがジュリエット役を務め、演出は、19年に菊池風磨主演で上演した舞台『ハムレット』以来、同劇場でのシェイクスピア作品演出が2作目となる森新太郎氏が担当することが先日発表されていた。今回明らかになったキャストは、あらゆる役柄を演じてきた宮崎秋人、ナイロン100℃所属・森田甘路、昨年『飛竜伝2020』での熱演も光った小柳心、『モンスターと時計』以来の森演出作品となる坂本慶介、NHK大河ドラマ『真田丸』での好演が光った栗原英雄、19年の舞台『Le Pere 父』『WILD』での演技が高い評価を得た太田緑ロランス、文学座を支えるベテラン俳優・高橋克明、森演出の『The Silver Tassie 銀杯』にも出演した扉座所属の鈴木崇乃。そしてR&B歌手としても活躍する冨永竜、青年座所属の久留飛雄己、劇団四季出身で先の『〜銀杯』にも出演した天野勝仁、演劇集団円所属で若手注目株の和田慶史朗。さらに、サモ・アリナンズの中核メンバー平田敦子、劇団東京ヴォードヴィルショー結成メンバーであり、退団までの20年間劇団を引っ張り続けた花王おさむ。そして『踊る大捜査線』でのスリーアミーゴスの1人としても大ブレイクを果たし、約5年ぶりの舞台に立つ斉藤暁、と様々な世代の実力派キャストが集結。シェイクスピアの原作に近いフレッシュな10代の2人を、錚々たる豪華俳優陣たちが支える。公演は、東京グローブ座で3月29日から4月18日まで、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで4月21日から25日まで開催されることが決定した。チケットは3月14日発売。
2021年01月26日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが主演を務める舞台『モダンボーイズ』が、4月3日より上演されることが24日、明らかになった。NEWSとしてのグループ活動だけでなく、作家としても活動し、昨年発表した『オルタネート』は、第164回直木賞、2021年本屋大賞にノミネートされるなど、多彩な活躍を見せる加藤。舞台には2017年に東京グローブ座にて上演された『グリーンマイル』以来、約 3 年半ぶりの出演となる。今回加藤が挑むのは、1994年に木村拓哉主演で、都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇『モダンボーイズ』。舞台は日中戦争直前、浅草のレビュー小屋。プロレタリア革命を志す学生で、ひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった矢萩奏が、小屋の座付き作家であった菊谷栄と出会ったことにより、生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく物語だ。かつて事務所の大先輩である木村拓哉も演じた矢萩を、加藤が2021年のいま、どのように解釈し、どのように演じるのか。今作の演出を手掛けるのは、一色隆司氏。NHKにて、『精霊の守り人』シリーズ第三部や、『麒麟がくる』などの演出を務める傍ら、2016年にシアタートラムにて上演された『令嬢と召使』で舞台初演出。その後、2018年には『人形の家』を、2020年には宮崎駿原作『最貧前線』を演出し脚光を浴びた。今回は27年前に上演された名作『洒落男たち~モダンボーイズ』を、新たな演出で上演する。加藤は「『モダンボーイズ』の台本を拝読して、今こそ上演されるべき作品だと感じました。昭和初期の激動の時代、海外の文化の影響が思想にも娯楽にも現れる反面、その2つが衝突してしまう頃。検閲によって思うような作品を作れない、意のままに舞台を上演できないというのは、令和三年になった今、状況は違えど重なるところがあります」とコメント。「社会を良くするのは思想か娯楽か。人としての豊かさはどこにあるのか。そして、自分らしく生きるとは何か。レビューというエンターテインメントに生きた人々の息遣いと熱狂と興奮を楽しんで頂けるよう、私が演じる矢萩奏のように、私自身も情熱をもって演じ切りたいと思います」と意気込んでいる。舞台『モダンボーイズ』の東京公演は4月3日~16日に新国立劇場 中劇場にて、大阪公演は4月28日~30日にCOOL JAPAN OSAKA WWホールにて上演。
2021年01月25日映画版では描かれなかった宮崎駿の名作漫画全7巻の壮大な物語全てを新作歌舞伎化した「風の谷のナウシカ」のBlu-ray&DVDが、本日1月20日(水)リリースされた。この度、必見の名シーンが映像で到着した。宮崎作品初の歌舞伎舞台化、同時にスタジオジブリの関連作品歌舞伎舞台化も初となった本作。主人公ナウシカを尾上菊之助、ナウシカと対する皇女クシャナを中村七之助が演じ、新橋演舞場で上演された本作のチケットは即日完売、全国の映画館でディレイビューイングとして上映もされ話題となった。今回到着した映像は、<火の7日間>で世界を焼き尽くした「巨神兵」が、歌舞伎の舞台でも姿を現す必見の名シーン。巨大な産業文明は滅び、大地のほとんどは巨大な蟲が生き、有毒な瘴気を発する菌類の森、腐海に覆われる。それでも人間同士の争いは止むことがなく、トルメキア王国と土鬼諸侯国連合帝国の2大国が対立。そして、土鬼帝国の聖都・シュワの奥深くでは、兵器「巨神兵」が目を覚まそうとしていた。巨神兵と対峙するのは皇兄・ナムリス(坂東巳之助)。弟・ミラルパ(坂東巳之助/2役)を亡き者にして土鬼神聖皇帝の座についたナムリスは、旧世界の兵器を手中にし、世界をも手に入れるべく動き出す。そして旧世界の英知を封印した、古代文字で覆われたシュワの墓所。ついに辿り着いたナウシカたちに主は世界の再建について語りかける――。声を担当したのは、重要無形文化財保持者(人間国宝)の中村吉右衛門だ。世界の再建の秘密を知り、それでも墓所を倒し、闇へ帰すことを選択したナウシカ。本作では蘇った旧世界の兵器「巨神兵オーマ」と、シュワの「墓所」との戦いを、それぞれ「オーマの精」(尾上右近)と「墓の主の精」(中村歌昇)として顕現させることで表現している。なお、今回リリースされるBlu-ray&DVDには、昼の部を前編、夜の部を後編として収録。名場面を収めたフォトブック、映像特典なども収録されている。(cinemacafe.net)
2021年01月20日故郷である宮崎県の名所などをTwitterで紹介している、シン(@Miyazak_Lover)さん。同県の道端によく落ちているという、謎の物体の写真を投稿し、話題になっています。下の1枚に写っているものは、一体何だと思いますか。宮崎の道端でよく見かける物 pic.twitter.com/sgW878yd4u — 愛する故郷 宮崎県 (@Miyazak_Lover) January 12, 2021 何コレ…。ネット上では「ビーフジャーキー?」「スルメ?」などさまざまな意見が上がっていました。気になる正解は…。宮崎に生えているフェニックスやワシントニアパームの脆くなった皮が剥がれ落ちた物です pic.twitter.com/Vk5OIe9TlV — 愛する故郷 宮崎県 (@Miyazak_Lover) January 13, 2021 ヤシの木の皮が剥がれ落ちたものでした!同県ではヤシの木がたくさん生えており、ヤシの一種『フェニックス』は県の木にも制定されています。宮崎県民にとっては『あるある』な光景のようで、コメントも多数寄せられていました。・めちゃくちゃ分かります。青島のほうに走ると絶対に落ちていますよね。・宮崎は街路樹よりもヤシの木のほうが多い。台風の後とか、散乱しています。・あるある。そのサイズならまだいいけど大きいのを避けきれずに踏むと、痛いです。南国ならではの『落とし物』に、なんだかクスッとしてしまいますね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月14日映画『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』など、数々の名作を生み出してきた、スタジオジブリ。2021年1月1日にはTwitterを開設し、同月13日現在でフォロワーはすでに37万人となっています。明けましておめでとうございます。スタジオジブリの公式Twitterを始めます。作品情報や、スタジオのこぼれ話などをお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いします。 pic.twitter.com/zkd9ZeWpXu — STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) December 31, 2020 スタジオジブリが投稿した、1枚の写真に反響が上がりました。その写真がこちらです。昨日は宮崎さんが、新刊「宮崎駿とジブリ美術館」の見本を手にとり「働いたねぇ」とひと言。美術監督の武重さんがやってきて「盛り上がってるところ悪いですが、(背景美術)チェック待ってます」と、すぐに現場に戻っていきました。 pic.twitter.com/CHKVvVf1k6 — STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 9, 2021 宮崎駿監督の「働いたねぇ」という言葉とともに写るのは、数々の作品を生み出してきた手。この投稿に、多くのファンが『風の谷のナウシカ』に出てくる「働き者のきれいな手だ」というセリフを思い浮かべたといいます。・宮崎監督のこの手が、さまざまな作品を作り出してくれた。そして今もなお働いている。まさに『働き者のきれいな手』ですね。・「働いたねえ」のひと言の中に、私たちが観たワクワクやハラハラ、ウルウル、ドキドキ…いろんな感情が内包されています。ありがとうございます。・胸が熱くなりました。この手によって、多くの素晴らしい作品が生み出されたのかと思うと、感謝しかないです。・この「働いたねぇ」は、深いなあ。僕が宮崎さんの年齢になった時、同じ熱量で「働いたな」と振り返ることはできるんだろうか。1941年1月生まれの宮崎さんは、2021年1月現在、80歳。今もなお、現場で頑張り続ける宮崎さんの姿に、多くの人が勇気付けられたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年01月13日2021年1月、とどまるところを知らない、漫画『鬼滅の刃』の人気ぶり。幅広い世代から支持され、多くの芸能人をもとりこにしています。俳優の宮崎美子さんも、『鬼滅の刃』のファンの1人なのだとか。2020年12月には、作中に登場する藤の花の家紋の一族である『ひさ』というキャラクターのコスプレを披露し、注目を浴びていました。宮崎美子の『鬼滅コスプレ』が話題に「そこにいくのか…!」「チョイスが素晴らしい」宮崎美子、コスプレ姿で『無限列車』に乗車!2021年1月7日、宮崎さんは自身のInstagramを更新。映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』とJR九州がコラボした臨時列車『SL鬼滅の刃』に、『珠代』のコスプレ姿で乗車したことをファンに報告しました。宮崎さんが扮した珠代は、鬼でありながら医者でもあり、主人公の竈門炭治郎 (かまどたんじろう)を手助けするキャラクターです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 宮崎美子(@miyazakiyoshiko.official)がシェアした投稿 今回乗車した『SL鬼滅の刃』は、観光列車『SL人吉』を利用したもので、熊本県出身の宮崎さんにとってはなじみ深い列車なのだそうです。また、2020年7月に熊本県を襲った豪雨災害の前日、宮崎さんは『SL人吉』に乗車していたのだとか。そのため、「無事に走れていてよかった」と、『SL人吉』に再び乗車できたことを喜んでいました。無限列車であり、SL人吉。7/3熊本駅から人吉駅まで、私達を運んでくれた100歳近い蒸気機関車です。雨の中、人吉駅の転車台で見送って以来です。再会できて良かったです。無事に走れていて良かったです。miyazakiyoshiko.officialーより引用さらに、宮崎さんは自身のYouTubeチャンネルにも、『SL鬼滅の刃』に乗車した様子を投稿。ほかに『鬼滅の刃』のコスプレをしていた乗客と一緒に記念撮影をしたり、限定グッズを譲り合ったりして、「仲間になれたような意識があった」と嬉しさをにじませていました。楽しい列車でしたよ。なんかね、見ず知らずというか、その場に居合わせただけなんですけれども。仲間になれたような意識があって、珍しい体験でした。本当にありがとうございました!よしよし。【宮崎美子ちゃんねる】ーより引用宮崎さんの投稿に、ファンからはさまざまな声が寄せられています。・珠代さんの姿、とても似合っています!『SL人吉』の復興も嬉しいですね。・乗車している宮崎さんが、少女のように目をキラキラさせて楽しんでいる姿に、こちらも笑顔になりました。・コスプレには見えない、自然体!でも、珠代さんだとひと目で分かりましたよ!本当に素敵。・宮崎さんのはしゃぐ姿がかわいくてきゅんとしました。本当に大好きなんだなというのが伝わってきて嬉しくなります。1人のファンとして、心から『SL鬼滅の刃』を楽しむ宮崎さんの姿に、多くの人が癒されたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年01月08日なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が、舞台『ロミオとジュリエット』で初主演を務めることが7日に明らかになった。ジュリエット役は初舞台の茅島みずきが務める。同作は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作で、中世イタリアの都・ヴェローナを舞台に長年にわたっていがみ合いを続けているモンタギュー家の息子・ロミオとキャピュレット家の娘・ジュリエットが出会って恋をしたことから、悲劇が起こる。道枝と茅島は、なにわ男子主演ドラマ『メンズ校』でも共演。ロミオとジュリエットが出会い恋に落ちる、初々しく微笑ましい光景から、一転2人が引き離され、悲しい結末を迎えるラストまでを、原作に近い10代の2人が演じることになる。公演は東京グローブ座で今春を予定しており、演出は同劇場でのシェイクスピア作品演出が19年に菊池風磨主演で上演した舞台『ハムレット』以来2作目となる森新太郎が務める。ジャニーズ事務所では1月いっぱいのコンサート公演については無観客での実施を昨年内に決定しているが、「本作も含めた今後の舞台公演作品につきましても、引き続き新型コロナ感染症の状況を鑑みまして、公演実施、または観客の来場有無等を決定してまいる所存です」とコメントを寄せている。○演出・森新太郎 コメントご存知のように、ロミオとジュリエットは激しく愛し合った末、非業の死を遂げます。ロミオは毒薬をあおり、ジュリエットは短剣を胸に突き刺して。恋人たちの自死は敵対する親同士を和解へと導きますが、どちらもひとり息子・ひとり娘なので、時すでに遅く、やがては両家とも血が絶えることになります。悲劇と呼ぶにふさわしい苦々しい幕切れです。しかし、戯曲を読むたびに沸き上がる、この不思議な多幸感は何でしょう。非力な若者たちの純真さに揺さぶられて、ほんの少しだけ自分もまだ生まれ変われるような心持ちになるのです。まるで喜劇を堪能したかのように、再生への活力がもたらされるのです。コロナ禍だからこそ、私はこの作品の上演を切望しました。10代の道枝駿佑と茅島みずきが織り成す、人と人とが惹かれ合い、繋がり合う物語。どうぞご期待下さい。○道枝駿佑 コメント舞台ロミオとジュリエットで初単独主演をさせていただくことになりました。このお話を聞いた時すごく驚きました。本作はシェイクスピアの歴史ある作品で、今までいろんな俳優さんがやられていた作品でもあり、自分にもできるのかと不安でしかありません。今はDVDなどを見て勉強しています。この役をしっかりとやりきって自分なりに楽しみながら頑張っていき、次に繋げていきたいと思っています!皆さん、楽しみにしていてください!○茅島みずき コメントこの度、ジュリエット役を務めさせて頂きます、茅島みずきです。『ロミオとジュリエット』という歴史ある作品に参加することが出来、とても光栄です。初舞台、そしてジュリエットという大役に嬉しい気持ち反面不安な気持ちもありますが、演出家の森さんにご指導頂き、しっかり役と向き合いたいと思います。ロミオ役の道枝さんをはじめ、キャスト・スタッフの皆さんと一緒に、素敵な作品に出来るように精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。
2021年01月07日28日、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の公開11週までの興行収入が発表され、324億円を超えたことが判明。これによって、日本の映画歴代興行収入1位の座を19年ぶりに更新することとなった。興収100億円を超えたあたりからSNS上を中心に“煉獄さんを300億の男に!”といったムーブメントが巻き起こった同作。公開からわずか73日間での記録更新には、《煉獄さんおめでとう!》といった歓喜するファンの声が相次いでいる。いっぽう1位を明け渡す形となった01年公開の映画「千と千尋の神隠し」ファンからは、「鬼滅」を称えつつも悲しむような声が。《千と千尋の神隠し抜かれちゃったな好きだから残念》《千と千尋、残念な事に鬼滅に抜かれたかー!記録は抜かれるモノだからなぁ。千と千尋の神隠しが好きな私としては残念。》果たして、作品に携わった当事者たちは今、何を思うのか――。同作の宮崎駿監督(79)は11月、鬼滅との興収争いについてこう語っていた。「まあ、僕には関係ないことだと思います。興行成績がどうのこうのということには、あまり関係しないほうが、現場は平和でいいんです。一生懸命作っていりゃあいいんで」(『FLASH』20年11月24日号)その後も「そんなことは、どうでもいいよ。世界はいつもインフレになっているんですから」と終始、興収争いに我関せずのスタンスを貫いた宮崎監督。いっぽう、数々のスタジオジブリ作品で宮崎監督とタッグを組んできたプロデューサーの鈴木敏夫氏(72)は、まだ「鬼滅」については語っていない。しかし、かつて映画「君の名は」(新海誠監督)が「千と千尋」に迫る勢いを見せた際、興収争いへの“価値観”を表明していた。「週刊文春」17年2月2日号のインタビューで、「君の名は」の1位奪取の可能性について聞かれた鈴木氏は《そういう日がきても悔しいとは思わないかな》としたうえで、こう語っている。「記録を作るのは愉快だけど、いつも抜かれると思っているし、抜いた方が面白いんじゃないかなって思いますよ」興収争いに熱狂しているのは当事者ではなく、もしかしたら我々なのかもしれない――。
2020年12月30日ロエベ(LOEWE)がスタジオジブリの名作『となりのトトロ』とコラボレーション。「ロエベ×となりのトトロ」カプセルコレクションを2021年1月8日(金)より全国のロエベ ストアおよびロエベ公式オンラインストアにて発売する。「ロエベ×となりのトトロ」カプセルコレクションこれまで、『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』など数々の傑作を生み出してきた、日本が誇るアニメスタジオ、スタジオジブリ。その代表作のひとつである、宮崎駿が手掛けた『となりのトトロ』は、子どもにしか見えない不思議な生き物のトトロやマックロクロスケらのキャラクターと、メイ、サツキとの交流を描いた心温まる物語だ。「ロエベ×となりのトトロ」カプセルコレクションは、“クラフトへの傾倒”というロエベとスタジオジブリの共通点のもと製作に至った。映画の象徴的なキャラクターや作中の景色を、ウェア、バッグ、アクセサリーなどに落とし込んでいる。「パズル」や「ハンモック」などアイコンバッグなかでも注目したいのがレザーアクセサリーだ。ラインナップには、人気のアイコンバッグ「パズル」「ハンモック」「バルーン」などが展開されるほか、財布、カードケースといった小物類も揃う。レザーに配されたトトロやマックロクロスケは、レザーパーツをパズルのようにはめ込んで模様を創り出すレザー・マルケトリーや、編み込み技術を使って仕上げられている。職人技ならではの温かみのある仕上がりは、そのトトロの物語の雰囲気を表現するかのよう。『となりのトトロ』の物語を想起させる鮮やかなブルーやグリーンのカラーリングにも注目だ。ほっこりムード漂うメンズ・ウィメンズウェアウェアは、Tシャツ、フード付きスウェット、ジャンパー、キュロット、バイカージャケットといったメンズ・ウィメンズで着こなせるバリエーションだ。どれもルーズでリラックス感のあるシルエットで構成される。Tシャツには、トトロだけでなく、中トトロや小トトロを愛らしく描いた。また、シャツには、メイがトトロを発見し、追いかける印象的なシーンを、青い空と草原の緑を交えて鮮やかに表現している。トトロとマックロクロスケがロゴに紛れるキュートはフード付きスウェットは、ロエベならではのクラフト感とナチュラルな風合いが魅力となっている。先行販売イベントを実施1月7日(木)には、ロエベ表参道ストアとロエベ公式オンラインストアにて先行販売イベントを実施する。事前抽選制となるので気になる人は早めにチェックを。12月26日(土)よりロエベの公式LINEアカウントにてアナウンスされる。【詳細】「ロエベ×となりのトトロ」カプセルコレクション発売日:2021年1月8日(金)取り扱い:全国のロエベ ストアおよびロエベ公式オンラインストア<レザーアクセサリー価格>・ハンモック ドローストリングトトロ スモール バッグ 307,000円+税サイズ:14×21×26cm・パズル マックロクロスケ ミニ バッグ 247,000円+税サイズ:18×12.5×8cm・バルーン マックロクロスケ バッグ 315,000円+税サイズ:21.5×31×16cm・バスケット マックロクロスケ バッグ 71,000円+税サイズ:40×26.5×16cm・ヒール トトロ バッグ 127,000円+税サイズ:17.5×15×4.5cm・ゲート ポケット トトロ 102,000円+税サイズ:8×19×4cm・コンパクト ジップ ウォレットマックロクロスケ 85,000円+税サイズ:9×11×2.5cm・コイン カードホルダー トトロ 54,000円+税サイズ:13×7.5×1cm・プレイン カードホルダー トトロ 39,000円+税サイズ:10.3×7.5×0.3cm<ウェア価格>・トトロ Tシャツ 3種 各41,000円+税・TOTORO HOODIE 70,000円+税・マックロクロスケ フーディ 84,000円+税・マックロクロスケ Tシャツ 50,000円+税・ランドスケープ トトロオーバーサイズ シャツ 112,000円+税・トトロ ツリー セーター 199,000円+税・マックロクロスケ スリッパ 92,000円+税■先行販売イベント日程:1月7日(木)場所:カサ ロエベ 表参道とロエベ公式オンラインストア※情報は12月26日(土)よりロエベの公式LINEアカウントにてアナウンス。※事前抽選制。
2020年12月28日記録を次々と塗り替え、2020年を代表する映画となった「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」。しかし、そんな「鬼滅」にある“物言い”がついている。12月19~20日の2日間で約28万人を動員し、公開から10週連続で1位を獲得した本作(興行通信社調べ)。累計では動員2,317万人、興収は311億円を突破した。日本の歴代興行収入1位は、01年に公開されたスタジオジブリ制作「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)。先日、コロナ禍によるリバイバル上映分の興収を加算し308億円から316億円に上方修正していた。しかし全く勢いが衰える様子のない「鬼滅」が「千と千尋」の記録を更新するのは、ほぼ確実だ。正式発表前ではあるが、SNS上ではすでにちょっとしたお祭り騒ぎに。《煉獄さん317億2千万の男おめでとうございます》《鬼滅の刃ついに歴代1位か?今後この作品を抜く新たな作品は出て来るのかな》と祝福するファンの声で埋め尽くされている。しかし、いっぽうで「千と千尋」ファンの心中は穏やかではなかったようだ。「鬼滅」の歴代1位が確実視されると、SNS上ではこんな声が相次いだ。《鬼滅の刃が勝ったら普通に恥ずかしいよな 千と千尋の神隠しは後世に残すべき名作だけど鬼滅の刃は今人気で面白いアニメの映画なだけであってしかもアニメの続きみたいなものだし これからの未来興行収入1位でこれが紹介されるとなるとゾッとする》《千と千尋は日本の誇り 誰もが名作だと認めると思う 約20年間興行収入1位を貫いただけある 鬼滅もいずれ日本を代表する作品となるだろうか?》《面白くない訳では無いけど、特典商法の鬼滅と千と千尋、タイタニックなどの名作を比較しないで欲しい。 あれは本当に胸糞悪い》公開1カ月後の11月中旬から、2週置きに変わるイラストカードや特別冊子といった入場者特典を配布している「鬼滅」。また劇場版のストーリーも、原作漫画を忠実に再現したものだ。「千と千尋」の一部ファンからすると、01年公開当時にそうした“特典商法”に頼らず、完全オリジナルストーリーで歴代1位を獲得した「千と千尋」の方が「鬼滅」より“名作”だというのだ。一部の「千と千尋」ファンで広がりを見せている“「鬼滅」と「千と千尋」どっちが名作”論争。しかし、こんななかにはこんな冷静な意見も。《鬼滅が良いと思う人も、千と千尋が良いと思う人も、興行収入がどっちが上だろうが自分で名作と思うのならそれでいいじゃない》《鬼滅興行収入1位って記事見て、普通におお!すごい~!て思ったけど、千と千尋の方が名作とか特典のおかげじゃんとか、やんや言っている人多くてなんか悲しくなった…。他の作品の粗探し(?)しなくても自分の一番の名作はこれって思えばいいのに》作品そのものの価値と興行収入は分けて考えたほうがよさそうだ――。
2020年12月28日先日、4年ぶりの不倫が発覚した元衆議院議員の宮崎謙介氏(39)。今回はSNSを通じて会ったファンとの間の不貞ということで、炎上……というよりも「やっぱりか」と多くの人に謎の納得感を感じさせているようです。これについて妻で元衆議院議員の金子恵美氏(42)は「離婚は考えていない」と、報道直後に夫婦で情報番組に出演。これで幕引きかと思いきや、現在は夫婦それぞれが慰謝料請求も視野に入れて弁護士に相談中だそうです。離婚こそしないと宣言したものの、怒りややるせない気持ち、今後どうしていったら良いのかといった迷いがあるのでしょう。そもそも彼女が離婚しないと宣言したのには、10月に出版となった自身の書籍「許すチカラ」(集英社)の存在もあるのかもしれません。本書は2人の出会いから4年前の不倫、そこから今日までのことを振り返っています。そして金子氏がなぜ夫の不貞を許せたのかということも書かれています。許した自分を世間に宣言した直後の不貞発覚はなんとも言えない気持ちになります。彼女としては書籍の責任も踏まえると、やはり今離婚という選択は取れないのかもしれません。ただ、ここで1つ心配になることがあります。それは「今回も許す」と宣言した金子氏ですが、無理に許そうとした後の弊害です。人の心の仕組みとして無理して物事を整理すると、後々に大きな問題となるからです。彼女は書籍のタイトルにもあるように、前回も今回も「許すチカラ」を発揮。不貞を、夫を許すと決めました。書籍を読む限りだと「宮崎氏の経営者としての明るさや行動力に惚れているんだな」という印象は感じたものの、どうして許せたのかという答えは明確に書かれていませんでした。しかし本書のテーマでもある許すチカラを本当の意味で発揮できたのであれば、そのチカラは夫だけでなく不倫相手に対しても向けられたはずです。書籍の中では、不倫相手に対しての明言はありませんでした。今回も不貞相手に対して弁護士を立てた対策も講じているわけですから、まだ心の中に怒りの炎が燃えているのでしょう。でもそれであれば、果たして本当に「許すチカラ」を持ってして対応していると言えるのでしょうか。書籍も出しているし子どももいるし、易々と離婚するわけにはいかない。そういう判断もわかります。しかし金子氏は、もしかしたら4年前の尾を引きずりながら許そうともがいているのかもしれません。その場合、おせっかいながら心配になることが1つあります。それは感情を無理に処理して整理すると、根本的な解決にならないどころか、時間がたった後に大きな問題にもなりかねないということです。その理由は、感情の仕組みにあります。そもそも、感情には時間という概念がありません。過去に受けた何かしらの恐怖や怒りの体験がその後の似たような条件下でフラッシュバックすることもあるように、感情は時間がたっても勝手に消化されないのです。その結果として、問題に何年も囚われるように。また、同じような問題に拒否反応を強く示すようになったりします。この未消化の感情は、「仕方のないこと」「もう過去のこと」と頭で整理をしても納得をしてくれないことがほとんどです。なぜなら本来、感情と思考は全く別のもの。なので今回のように何か大きな問題に向き合い、そして許すためにはまず自分の「許せない気持ち」をきちんと受け入れてしまったほうが早いのです。こういった問題は時間が経つにつれ、大事になって戻ってくることもよくあります。その1つが不倫を無理に状況だけ解決させた結果、妻と夫に加害者と被害者といった上下関係が発生。家庭内に嫌な空気が漂うというケースです。その結果、夫はまた家庭外に逃げ場を求めるように。最悪の場合、それを肌で感じた子どもが恋愛や結婚に対して良くない概念を持ってしまったりする話も耳にします。このように無理して感情を押し殺して物理的な行動で許していくことは、自分だけでなく相手や家族にも良くない影響を与えてしまう可能性があります。金子氏と宮崎氏の関係が現在どうかはわかりません。ただ徹底的に許せない自分をさらけ出していくとろから、本当の「許すチカラ」は発動されるように思います。そもそも不倫という行為の本質は、パートナーシップに対する「信頼への逃げ」が1つあります。抱えた欲求(性欲や承認欲求だけではない)を本当は目の前のパートナーと分かち合い、満たし合わなくてはいけないもの。なのに怖さや面倒臭さから、手っ取り早く別のものに逃げてしまう。これが不倫など不貞行為の仕組みの1つです。離婚はしないと決めた金子氏。自著に書かれていた“彼女が本当に実現したい夢”へと向かえることを願いつつ、それよりまず自分自身も許せることをいちばんに願うばかりです。(文:おおしまりえ)
2020年12月16日スタジオジブリ最新作「アーヤと魔女」の放送に先駆けて、「いつも"となり"にいるアニメ~最新作『アーヤと魔女』と歴代作品で見せるジブリの全て~」と題した特番が放送されることが決定した。米アカデミー賞を受賞した『千と千尋の神隠し』や『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『火垂るの墓』『魔女の宅急便』など、名作の数々を世に送り出してきたスタジオジブリ。同番組では、日本のみならず世界の人々からも愛されてやまない歴代作品の名シーンや、街角や制作に携わってきた人たちの作品に対する思い出や熱い声などを紹介しながら、ジブリアニメの魅力に迫っていく。今回番組に出演するのは、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』などに参加した神木隆之介をはじめ、スタジオジブリ・プロデューサーの鈴木敏夫、宮崎駿監督。「アーヤと魔女」の宮崎吾朗監督、同作に出演する寺島しのぶ、平澤宏々路。また、倍賞千恵子、朝倉あきも出演する。「いつも"となり"にいるアニメ~最新作『アーヤと魔女』と歴代作品で見せるジブリの全て~」は12月29日(火)18時5分~NHK総合にて放送。「アーヤと魔女」は12月30日(水)19時30分~NHK総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2020年12月15日スタジオジブリ製作・宮崎駿監督作の『崖の上のポニョ』が、中国で12月31日から公開される。日本では2008年7月に公開された。「Variety」誌が報じた。スタジオジブリの作品は、2018年12月に『となりのトトロ』が公開されるまで中国で“正式”に上映されたことはなかったが、小さな頃から海賊版のDVDやネットで観て育ったという人も多く、大人気だという。満を持しての映画館での上映に、多くのファンが足を運んだ。『となりのトトロ』は約27億円(1億7800万元)、2019年に公開された『千と千尋の神隠し』は約72億円(4億8800万元)の興行収入を中国で稼ぎ出した。『崖の上のポニョ』のプロモーションのために、宮崎監督は中国のSNS「Weibo」に手書きのイラストと「ポニョがみなさんに喜びをもたらすことができるなら、最高です」という意味の中国語を投稿し、公開日を知らせている。中国版の吹き替え俳優たちは不明だが、北米版ではポニョ役をマイリー・サイラスの妹ノア・サイラス、宗介役をジョナス・ブラザーズの弟フランキー・ジョナスが演じた。そのほか、ケイト・ブランシェット、マット・デイモン、ティナ・フェイ、リーアム・ニーソンら豪華俳優陣が声優を務めた。(Hiromi Kaku)■関連作品:崖の上のポニョ 2008年7月19日より全国東宝系にて公開© 2008 二馬力・GNDHDDT
2020年12月03日東京都調布市で、2021年2月5日(金)~28日(日)に、映画の作り手にスポットを当てた映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」が開催される。この度、映画祭の企画として1988年公開のスタジオジブリ劇場版長編アニメーション『となりのトトロ』(宮崎駿監督)が、イオンシネマ シアタス調布で上映されることが分かった。本作品はスタジオジブリが、制作当時の35ミリフィルム初号試写に限りなく近づけて作成したDCPでの上映となっているほか、シアタス調布最大スクリーン、シアター10(526席)の幅約20メートル大型スクリーンでの上映となる。『となりのトトロ』2021年2月20日(土)~2月28日(日)※上映時間はWEBサイト参照【会場】イオンシネマ シアタス調布スクリーン10ほか(全席指定)【料金】大人1,100円 / 小学生~高校生1,000円 / 幼児900円【チケット販売日時】2021年1月16日(土)e席リザーブ0:00~劇場窓口8:00~【チケット購入方法】WEBサイト参照本フェスティバルでは、『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』に続くスタジオジブリ作品上映。「映画のまち調布シネマフェスティバル2021」開催期間:2021年2月5日(金)~2月28日(日)開催会場:調布市文化会館たづくり、調布市グリーンホール、イオンシネマ シアタス調布主催:(公財)調布市文化・コミュニティ振興財団/調布市企画・運営:映画のまち調布シネマフェスティバル2021実行委員会また、同映画祭では、開催に先立ち募集した「第3回日本映画人気投票」により、主な上映作品が決定される。投票は、調布市内在住・在勤・在学の方、イオンシネマシアタス調布(調布駅前映画館)に来場した観客を対象に、2019年9月1日から2020年8月31日までに国内の商業映画劇場で、有料で初公開された日本映画に対して行われた。投票結果投票総数:6,302票1位『Fukushima 50』2位『記憶にございません!』3位『楽園』4位『マチネの終わりに』5位『コンフィデンスマンJP プリンセス編』6位『蜜蜂と遠雷』7位『カツベン!』8位『水曜日が消えた』9位『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』10位『映画ドラえもん のび太の新恐竜』11位『今日から俺は!!劇場版』12位『惡の華』13位『男はつらいよお帰り寅さん』14位『ひとよ』15位『MOTHER マザー』16位『宮本から君へ』17位『糸』18位『最高の人生の見つけ方』19位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』20位『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』20位『人間失格 太宰治と3人の女たち』■上映スケジュール2月21日(日)10:30『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』2月21日(日)15:30『惡の華』2月27日(土)10:30『蜜蜂と遠雷』2月27日(土)14:30『記憶にございません!』2月27日(土)18:50『水曜日が消えた』2月28日(日)10:30『カツベン!』2月28日(日)15:30『Fukushima 50』【会場】調布市文化会館たづくり くすのきホール(全席指定)【料金】前売り500円当日800円【チケット販売日】2021年1月21日(木)【チケット購入方法】WEBサイト参照
2020年12月01日宮崎駿監督作『となりのトトロ』が、「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」で上映されることが決定。“日本映画人気投票”の結果も明らかになった。東京都調布市で来年2月5日(金)~28日(日)に行われる、映画の作り手にスポットを当てた映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」。今回、2018年2月の「さよなら日劇ラストショウ」以来の劇場興行となる『となりのトトロ』は、スタジオジブリが製作当時の35ミリフィルム初号試写に限りなく近づけて作成したDCOでの上映となる。さらに、上映劇場となるシアタス調布の最大スクリーン526席のシアター10、幅約20メートル大型スクリーンで迫力満点の映像と音響で楽しむ、至高の上映環境だ。チケットは、2021年1月16日(土)より販売される(e席リザーブ0時~/劇場窓口8時~)。そして、フェスティバル開催に先立ち募集した「日本映画人気投票」により、上位作品の中から選りすぐりの7作品を、調布市文化会館たづくり くすのきホールにて上映。ラインアップは、片渕須直監督の『この世界の片隅に』に新たに新規シーンが付け足され、「さらにいくつもの人生」が描かれたアニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』をはじめ、直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸の小説の映画化『蜜蜂と遠雷』、中村倫也が1人7役に挑戦する『水曜日が消えた』、佐藤浩市主演で東日本大震災時の福島第一原発事故を描く、今回投票1位を獲得した『Fukushima 50』など。監督や映画賞を受賞した技術スタッフなどの上映前後のトークショーも予定されており、ゲストは1月中旬に発表となる。なお、チケットは2021年1月21日(木)に発売される。▼投票結果(投票総数:6,302票)1位『Fukushima 50』2位『記憶にございません!』3位『楽園』4位『マチネの終わりに』、5位『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、6位『蜜蜂と遠雷』、7位『カツベン!』、8位『水曜日が消えた』、9位『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』、10位『映画ドラえもん のび太の新恐竜』、11位『今日から俺は!!劇場版』、12位『惡の華』、13位『男はつらいよお帰り寅さん』、14位『ひとよ』、15位『MOTHER マザー』、16位『宮本から君へ』、17位『糸』、18位『最高の人生の見つけ方』、19位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』、20位『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』、20位『人間失格 太宰治と3人の女たち』『となりのトトロ』は2021年2月20日(土)~28日(日)イオンシネマ シアタス調布スクリーン10ほかにて上映。「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」は2021年2月5日(金)~28日(日)調布市文化会館たづくり、調布市グリーンホール、イオンシネマ シアタス調布にて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:この世界の(さらにいくつもの)片隅に 2019年12月20日より全国にて公開© 2018こうの史代・双葉社 /「この世界の片隅に」製作委員会記憶にございません! 2019年9月13日より全国東宝系にて公開©2019フジテレビ東宝となりのトトロ 1988年4月16日より公開カツベン! 2019年12月13日より全国にて公開©2019「カツベン!」製作委員会蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会惡の華 2019年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©押見修造/講談社©2019映画『惡の華』製作委員会Fukushima 50 2020年3月6日より全国にて公開© 2020『Fukushima 50』製作委員会水曜日が消えた 2020年6月19日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2020『水曜日が消えた』製作委員会
2020年12月01日