今年10月には消費税が10%に上がるとされており、すでに生活に身近な食品などの値上げが相次ぎ、家計を直撃している。2月からはレギュラーガソリンの全国平均価格が9週連続で上昇し続け、3月からはアイスクリームやサバ缶などの缶詰類、家庭用すり身製品、牛乳などの乳製品の値段が上がった。5月以降は大手メーカーの値上げラッシュが本格化する。値段や消費税が上がる前に買うべきものを買っておかないと損してしまう!と駆け込み消費を考える人も少なくない。「あまり慌てずに、いったん冷静になって家計のことを考えてみましょう」そうアドバイスするのは、1万5,000人以上の家計を再生させてきた家計再生コンサルタントの横山光昭さんだ。「消費税が上がっても、家賃や健康保険適応の医療費、保険料などには消費税はかかりません。消費税がかかる支出は光熱費や食費、日用品費など月の生活費の3分の2程度。たとえば、生活費が毎月30万円かかる家計であれば、約20万円分の支出に消費税がかかることになります。現在の8%で計算しますと、消費税は1万6,000円。10%になりますと2万円で差額は4,000円。負担増は4,000円と思えば、それほど苦しいと感じることはないと思います。焦ってストック買いするほうが家計のムダにつながります」(横山さん・以下同)むしろ今から増税前までに準備しておきたいのは、改元を機に家計の“お金の流れ”をきちんと見直して、みるみる貯まる“貯め体質”になること。「一度、支出のすべてを書き出してみましょう。支出は家賃や光熱費、通信費、保険料などの『固定費』と、食費や日用品費、衣服費や娯楽費などの『変動費』に分けられ、支出を書き出すことでふだんの買い物の浪費グセが見つかります。“ムダ支出”を見直すだけでも増税分はカバーでき、さらに貯蓄の分も捻出することもけっして無理ではありません。把握しているつもりの支出も改めて書き出してみると、“なんとなく”“ついつい”使っている支出に気づくもの。元号が変わるタイミングは、そうした“家計の常識”をガラッと見直すのにもよいチャンスです。家計のルールを改めて、貯め体質になりましょう」お金を貯めるには、支出を抑えてどれだけ貯蓄に回せるのかがカギ。だたし、やりすぎるとストレスが溜まり、反動で衝動買いに走ってしまう。横山さんによれば、無理なく支出をカットするには、チマチマ節約するよりも、固定費を思い切って見直したほうが効果的だという。「子どもが独立して部屋が余っている状態の賃貸マンション、ほぼ週末しか乗らないマイカー、ほかにも、ほとんど通話をしない携帯電話代、テレビの有料放送などを見直すだけでも、まとまった金額の削減が可能です」今加入している医療保険や生命保険も、「保険の代わりに使える公的制度」はどんな種類があり、もしものときにはどれだけ役に立つのかを確認し、見直しを検討するのも一つの手。光熱費やスマホなどの通信費は、明細書を見ながら安いプランと比較してみよう。「相談にみえる人によく見かけるのは、『たまに』のごほうびが多すぎる人や、自分では『ちょっと買い』のつもりのコーヒーやお菓子が月で合算すると見逃せない額になっている人。そうした浪費グセを改めるのも、“ポイント貯め”に躍起になるよりも効果が見えやすいです」
2019年05月06日「この家計簿も3日しか使わなかったな……」。毎年、そんなことを繰り返している人も多いのでは?そんな人におすすめしたい“お金持ち手帳”とは――。「お金が貯まらない人は“今”を優先するタイプ。そういう人は家計簿ではなく、手持ちの手帳に家計の支出を書いてみてください」そう語るのは、生活経済ジャーナリストの和泉昭子さん。手帳で家計管理をするメリットをこう解説してくれた。「手帳は外出先にも持ち歩くので、すきま時間で記録できます。さらに、週単位や月単位で、何にいくらお金を使ったのか、すぐに振り返ることができるんです。だから“ずぼらさん”にこそ、手帳を家計簿代わりに使うことをおすすめしています」特別な手帳を購入する必要はない。今、あなたが使っている手帳でも、いくつかのルールを守れば、“お金持ち手帳”に早変わりする。「まずは、年間カレンダーに、わかる範囲で予定を書き出してみましょう。毎年時期が決まっている帰省や旅行、家族の誕生日などのイベントを書く。そこに、予想される支出も書いてください。さらに、家賃の更新や税金の支払いなど、すでに予定されている出費やボーナスなども書いておくと、見通しが立てやすくなります」こうして1年間を俯瞰してみると、お金の流れを調整しやすい。「“月末は家族で帰省するから、今月は外食を控えよう”など、先を見越した行動をとることができます。また、目標などを書いておくと、忘れずにそれを実行することもできます」お金を貯めるには、あらかじめ決めた金額を貯蓄に回して、残りの金額で予算を組むというのが、“和泉流”だ。「まず、収入から、貯蓄に回す目標額を引きましょう。さらに、毎月必ずかかるお金も引きます。たとえば、家賃や光熱費、子どもの学費などです。以上を引いた残りのお金が“変動費”。その月の“予算”です」この予算の範囲内で生活をすることができれば、目標の金額を貯蓄することができる。
2019年03月27日「お金が貯まらない人は“今”を優先するタイプ。そういう人は家計簿ではなく、手持ちの手帳に家計の支出を書いてみてください」そう語るのは、生活経済ジャーナリストの和泉昭子さん。手帳で家計管理をするメリットをこう解説してくれた。「手帳は外出先にも持ち歩くので、すきま時間で記録できます。さらに、週単位や月単位で、何にいくらお金を使ったのか、すぐに振り返ることができるんです。だから“ずぼらさん”にこそ、手帳を家計簿代わりに使うことをおすすめしています」特別な手帳を購入する必要はない。今、あなたが使っている手帳でも、いくつかのルールを守れば、“お金持ち手帳”に早変わりする。「まずは、年間カレンダーに、わかる範囲で予定を書き出してみましょう。毎年時期が決まっている帰省や旅行、家族の誕生日などのイベントを書く。そこに、予想される支出も書いてください。さらに、家賃の更新や税金の支払いなど、すでに予定されている出費やボーナスなども書いておくと、見通しが立てやすくなります」こうして1年間を俯瞰してみると、お金の流れを調整しやすい。お金を貯めるには、あらかじめ決めた金額を貯蓄に回して、残りの金額で予算を組むというのが、“和泉流”だ。「まず、収入から、貯蓄に回す目標額を引きましょう。さらに、毎月必ずかかるお金も引きます。たとえば、家賃や光熱費、子どもの学費などです。以上を引いた残りのお金が“変動費”。その月の“予算”です」この予算の範囲内で生活をすることができれば、目標の金額を貯蓄することができる。今回、“ずぼらな人”用と“もっとずぼらな人”用に、2タイプの“お金持ち手帳”の使い方を教えてもらった。まずは、週ごとのスケジュール表を使った“ずぼらな人”用の手帳から。月の予算を週で分割すると、週の予算を導き出すことができる。それを毎週のスケジュールの空欄に書いておく。さらに、習慣にするといいことが……。「よく行くスーパーのポイント倍増デーや、冷凍食品が安い日、セール日も、知った瞬間に手帳にすかさずメモしてみてください。行こうと思っていたのに、気がついたら終わっていたという経験がある方は多いと思います。でも、この習慣を身に付けておけば、逃すことはなくなります」支出額を書くのは、1日が終わった後にまとめてでも、お金を払った直後でも構わない。「ランチ代○○円、スーパー△△円のように書いていきます。その際、商品名やそれぞれの金額など、支出の内訳を細かく書かなくてもいい。また、端数まで書く必要もありません。暗算できる程度のざっくりとした金額でOKです。1日が終わったら、その日の支出の合計金額をわかりやすい場所に書いてください。また、無駄遣いや衝動買いをした日、イタい出費だったと感じた日には×を付ける。余裕があれば、余白に感想も書きましょう」金額を書くだけなので、1日30秒ほどしかかからない。そして、週1度だけでいいので、お金の使い方を振り返る時間を作り、週の支出が、予算内に収まっているかを計算しよう。これを1カ月を目標に続けてみてほしい。後になって見直せば、×が付く日の共通点がわかるはず。「同じドラッグストアに通っていたり、子どもの送り迎えの後に必ずコンビニに寄っていたなど出費のクセが見えてきます。これを改めるだけで、無駄な出費を減らすことができます」×が減っていけば、改善しているサイン。予算額を支出額が下回る黒字の週が増えているはずだ。そうなれば、月の貯蓄に回す金額を増やすことができる。収入にもよるが、“お金持ち手帳”によって行動を改善することができれば、月2万円の節約も夢ではない。和泉さんが使っている手帳は、1日の予定や行動を時間ごとに書き込めるタイプ。「支出の記録を時間軸にメモすれば、“お金を使いがちな時間帯”まで細かく把握できます。私の場合、仕事柄出張が多いのですが、飛行機や新幹線のちょっとした待ち時間に、とくに必要のない買い物をしていたことに気づき、改善することができました」金額を書くことすら面倒くさい“もっとずぼらな人”は、もはや◯と×だけでもいいという。そういう人は月ごとのスケジュールを活用するのがおすすめだ。「いい買い物ができたとか、節約できたと思う日には、◯を付けます。逆に無駄遣いをした日には×を付けるだけ。続けていけば、“生理の前後に×が多いな”とか“給料日の後に×が増えるな”とか、無駄遣いの傾向が見えてくるはずです。金額を書かなくても、×の原因を探ることで、行動を改善することができるんです」また、×が多い週は翌週◯が増えるように努力するなどして、月の支出を調整することもできる。家計簿をつけ始めるたびに、“三日坊主”となっているそこのあなた。“お金持ち手帳”で家計を改善しましょう!
2019年03月27日「若い頃からお金に関心を持つ人が増えている一方で、『がんばって家計簿をつけているのに、お金がちっとも貯まらない』というご家庭も多いんです」と言うのは、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん。畠中さんは、「貯金を増やしたい人にとって、家計簿は必ずしも必要ではありません。もっと簡単に家計を把握できるツールが貯金簿です」といいます。「お金を貯めるのに、本当に、家計簿をつけなくて大丈夫なの?」 畠中さんにお話しを伺いながら、そんな疑問を検証していきます。【ラクに楽しくお金が貯まる「貯金簿」】 第1話 「節約」「家計簿」が大の苦手なFPがお金を貯められたワケ ■「家計簿」と「貯金簿」の違いとはところで、「家計簿」と「貯金簿」の一番大きな違いは、何でしょうか? 畠中さんは、こんなふうに教えてくれました。「『家計簿』と、『貯金簿』の一番大きな違いは、貯金簿は、家計を俯瞰的(ふかんてき)に見ることができるツールという点です」なるほど! と、筆者は思いました。家計簿は「今だけ」にフォーカスをしているという意味で「平面」な感じがします。一方、貯金簿は、「流れ」を見ることができるので、本棚に本が並んでいるようなイメージで、「立体的」な感じがします。貯金簿で見えるものは、家計簿だと把握が難しい「貯金の立体感」なんですね。「貯金が適正に増えていれば、いまの家計管理の方法で大丈夫です。もし、年収に対し、貯金の割合が少ない、貯金が減ってしまっている、というのなら、家計簿と、特別支出一覧表(※)などを利用して、無駄を洗い出し、節約する必要がありそうです」(畠中さん)※特別支出一覧表とは、毎月かかるわけではないものの、ほぼ毎年、あるいは一定期間ごとにかかる費用のこと。■「家計簿をつければお金が貯まる」はウソ!?貯金がきちんと増えていれば、家計管理の方法はいまのままで大丈夫! このシンプルな事実を導き出すのに、家計簿は不要というのは、目から鱗の発想でした。でも、言われてみれば、たしかにそうだと思います。実際のところ畠中さんはファイナンシャルプランナーとして家計診断を始めて27年になりますが、「家計簿をつけている人が、必ずしも貯金できているとは限らない」と、実感しているそうです。その原因は、「家計簿の生活費といった『支出』ばかりに気をとられ、『貯金の増減』は、あまり気にしていないからなんです」(畠中さん)「目標貯金額が達成できていれば、家計簿は不要です。反対にいえば、家計簿を挫折するのは、『なぜ、家計簿をつけているのか?』という目的があいまいだから。その点、貯金簿は、『貯金』に焦点を定めたツールなので効果が出やすいんです」(畠中さん)■「家計簿」の賢い利用方法とはでは、「家計簿をつける必要性が起こるとき」は、どんなときのでしょうか?「貯金額が達成できていない場合は、その理由を洗い出すために家計簿が必要なこともあります」(畠中さん)。たとえば、貯金がなかなかできない理由が、「夫婦ともに、何となく趣味にお金をかけすぎているから」と、感じている場合。「お小遣いは夫婦で手取り月収の10%程度が適正だと私は考えているので、それ以上に自由に使っているお金があれば、見直しが必要かもしれません」(畠中さん)同じように、食費の目安は、手取りの13%~16%程度。これを大きく超えているようであれば、外食やお総菜購入が多くないかチェックをしてみます。このように、家計簿は、家計の中で「ちょっと使い過ぎているかも…?」と感じている費目の割合が実際にどうなっているのか? また、「どんなふうに使い過ぎているのか?」という具体的な内容を確認するために使うのが、賢い利用方法のようです▼家計の適正割合の目安<夫婦+乳幼児2名の場合>■家計簿アプリのメリットとデメリット最近、よく見かける家計簿アプリは、どうなんでしょうか?「家計簿のアプリはさまざまなものがあり、自動計算機能が便利ですよね。でも、やりくりに自信がない方には、『家計簿は手書き』をおすすめしています」と、畠中さん。家計簿アプリは、現段階では「収入」と「すべての支出」の入力が必要なものがほとんどで、両者が合致しないと、その差額は何に使ったのかわからない「使途不明金」として表示されてしまうものも少なくないそう。その結果、「頑張ってつけていたとしても、結局、『お金を何に使っているのか?』が、よくわからない場合も多いんです」(畠中さん)なるほど! そう考えると、まずは、「貯金簿」で自分の「貯金の状況」を把握する。もし、貯金の目標額が達成できていないようなら、手書き家計簿を使って、その原因を洗い出す。こんな流れが、効果的な家計管理方法だと言えそうです。【ラクにお金が貯められるポイント】1)貯金簿は、家計を「俯瞰的」に見ることができるツール2)貯金が適正に増えていれば、いまの家計管理の方法で大丈夫3)「貯金簿で自分の『立ち位置』を確かめ、ピンポイントで家計簿を使う■今回のお話を伺った畠中雅子さんのご著書 『ラクに楽しくお金を貯めている私の貯金簿』 (畠中雅子/ぱる出版 ¥1,500円(税別))大人気ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんによる、まったり楽しい貯金ライフと、お金回りの知っておきたいことをまとめた1冊。よくあるシビアで苦痛なマネープランや家計簿は止めて、3ヵ月ごとのノート付けで簡単に資産管理が可能になります。畠中雅子さんファイナンシャルプランナー(CFP)、マネーエッセイスト。新聞、雑誌などに連載を持つほか、講演、金融機関へのアドバイザー業務など、常に第一線で活躍するファイナンシャルプランナー。生活実感あふれるお金のアドバイスには、定評がある。
2019年02月19日「お金が貯まらない!」と嘆くと、よく言われる「家計簿をつけてみましょう」という言葉。しかし、「家計簿をつける」行為自体に苦手意識が強く、結果として「お金が貯められない」という悪循環に陥っているように思っている人も多いのではないでしょうか。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子(はたなか まさこ)さんは、30年以上にわたり数えきれないほどの家庭のお金の問題を見てきました。そんな畠中さんですが、じつは「家計簿が苦手」「お金を使うのが大好き」「節約が苦手」と、お金に対しての三重苦を抱えていたそうです。そんな畠中さんがたどり着いたお金の貯め方が「貯金簿」です。畠中雅子さんファイナンシャルプランナー(CFP)、マネーエッセイスト。新聞、雑誌などに連載を持つほか、講演、金融機関へのアドバイザー業務など、常に第一線で活躍するファイナンシャルプランナー。生活実感あふれるお金のアドバイスには、定評がある■「節約」「家計簿」が大の苦手のFPが取った手段とは!?節約が苦手なファイナンシャルプランナーの畠中さん。そのことを反省する機会は多々あるものの、「これが、自分の性格だから」と、あきらめてもいるそうです。あきらめる一方で、自分に合った貯め方や管理方法はないかと、常に模索をしてきました。「結果として、自分に合った方法で、教育資金や住宅資金、老後資金を準備できています」(畠中さん)畠中さんの例でもわかるとおり、お金の不安を減らすためには、やみくもに情報を取り入れるのではなく、「自分の性格に合ったお金との付き合い方」を見つけることが重要です。「家計簿が苦手」と公言される畠中さんに、筆者は、幾度となく取材をしています。折々で、「家計簿はつけられないけれど、貯金簿で管理しているから何とかなっているの」と、おっしゃっているのを耳にしてきました。そして、とうとう!! 畠中さんの秘密兵器!?「貯金簿」の本が出たというので、勇んでお話しを聞きに行ってきました!■「貯金簿」って、何ですか?貯金簿とは、「資産」と「負債」の残高を書き留めたものです。「貯金を増やしたい人にとって、家計簿は必ずしも必要ではありません。もっと簡単に家計を把握できるツールが、貯金簿なんです」(畠中さん)貯金簿を、3ヶ月~半年ごとにつけることで、家計の中での貯金ペースを把握することができます。通帳などの資料さえあれば、まとまった期間の貯金の推移を、1日で把握することもできるのが魅力です。「家計簿のように毎日つける必要はないものの、家計の全体像がわかるので、『これから貯金を増やしたい』と考えている人におすすめです」(畠中さん)。■誰でもカンタンにできる貯金簿の書き方早速、貯金簿の書き方を簡単に説明します。次の例を見ながら、実際に作ってみましょう。▼貯金簿の例【ステップ1】罫線が引いてあるノートを1冊とペン、電卓を用意する【ステップ2】各行に利用している銀行の口座、貯金性の保険(掛け捨てのものは対象外)などを記入する。それらの下に小計欄を作る。さらにその下に住宅ローン残高と増減、その他のローン残高と増減を書く【ステップ3】各口座の残高や貯金型保険の支払い額(解約返戻金でもOK)を調べ、先ほど記入した列の隣に記入していく■確実にお金を貯めるためにすることとは貯金簿をチェックする頻度は、会社員のご家庭は半年に1回程度、自営業者など各月の収入にバラツキのあるご家庭は、3ヶ月くらいを目指したいもの。大切なことは、「1年間で、どれくらいのペースで貯金が増えているか?」を、確認すること。「目安としては、1年間の貯金が、年収に対して会社員の場合で10~15%、自営業または共働きの場合は15~20%増えていれば十分です」(畠中さん)。「『貯金額は、●歳までに、●百万円!』といった指標がありますが、貯金の目標は、その人の『貯金力』に見合った設計をすることが大切です」(畠中さん)。筆者も、この意見に、深く同感です。「身の丈」という言葉、いまはあまり流行らないかもしれませんが、生活スタイル(子どもがいる、いないなど)や年収によって、「貯めることができる金額」には、ある程度の限界があります。無理なダイエットをすると必ずリバウンドがあるように、無理な貯金にも、リバウンドがあるんです。「自分の貯金力」を冷静に判断すること。それが、確実に貯金をすることの早道なのではないでしょうか?【ラクにお金が貯められるポイント】1)貯金を増やしたいのなら、貯金簿は効果的なツール2)目指すは、1年で10%~20%の貯金増3)「自分の貯金力」を知ることが、貯金の早道■今回のお話を伺った畠中雅子さんのご著書 『ラクに楽しくお金を貯めている私の貯金簿』 (畠中雅子/ぱる出版 ¥1,500円(税別))大人気ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんによる、まったり楽しい貯金ライフと、お金回りの知っておきたいことをまとめた1冊。よくあるシビアで苦痛なマネープランや家計簿は止めて、3ヵ月ごとのノート付けで簡単に資産管理が可能になります。
2019年02月18日貯蓄をふやすには、収入を増やすか、節約して支出を減らすか、あるいはその両方の対策が必要となります。このうち優先したいのは、家計の見直しによる節約・支出の削減です。収入には税金がかかるため、増えた分がそのまま手元に残るわけではありません。一方税金が差し引かれた残り(手取り収入)から出ていく支出は、減らせた分だけそのまま手元に残ります。つまり、同じ金額であれば、収入を増やすよりも、支出を減らしたほうが、効率よくお金を貯金に回せるようになるのです。ただし、無理な節約では日々の生活がつらくなり、長続きしないため、好ましくありません。この記事では、無理のない効率的な家計の見直し方、長続きする節約のコツをご紹介します。家計の見直しはどこから始めればよい?無理なく効率的に家計の見直しを行うにあたっては、日々の生活への影響が少なく、節約効果の大きな支出項目から始めるのがポイントです。支出には変動費と固定費がある家計の支出項目は大きく「変動費」と「固定費」に分けられます。変動費は、食費や日用品、被服費、娯楽費など毎月支出額が変動する費用。固定費は、住居費(家賃・ローン)や水道光熱費、通信費、保険料など毎月必ず支払いが必要な費用です。そのほかには、冠婚葬祭費や家具・家電購入費など、不定期に発生する一時的な支出項目があります。変動費:食費・日用品費・被服費・美容費・娯楽費・交通費・医療費・交際費・こづかい固定費:住居費・水道光熱費・保険料・通信費・教育費・自動車関連費・(税金)固定費の見直しは節約効果が大きい節約というと、食費を削ったり、電気をこまめに消したり、外食やレジャーを控えたりと、変動費を減らすイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。変動費の節約は、我慢すればある程度の効果がすぐ出る反面、常に節約を意識しなければならず、生活が窮屈になったり、ストレスを感じ長続きしにくい傾向があります。それに対して固定費は、自動引き落としなどで無意識のうちに支払っていることも多く、手付かずになりがちです。確かに固定費の見直しは、変動費の見直しに比べ手間はかかります。しかし一度の見直してしまえばその後も節約効果が持続し、生活をあまり変えず大きな節約効果が期待できます。まずは固定費の見直しで毎月出ていく支出を減らし、その後に無理のない範囲で変動費を減らしていく。これが長続きする効果的な家計の見直しのポイントです。支出項目別 家計の見直しポイントここでは節約効果の大きい固定費の見直しポイントについて項目別に解説します。住居費(家賃・住宅ローン)住居費(家賃、住宅ローン)は通常、固定費の中で最も大きなウエイトを占める支出項目です。【持ち家】住宅ローンの借り換え住宅ローンを返済中で次のような条件をすべて満たしている場合、ローンの借り換えによって返済負担が軽減される可能性があります。【住宅ローン借り換えの目安】返済期間10年以上ローン残高1000万円以上借り換えにより1%以上借入金利が下がる借り換えを検討する際には、固定金利と変動金利の違いや、借入にかかるコストなどを考慮し、事前にシミュレーションを行った上で判断することが大切です。【賃貸住宅】引っ越し・家賃交渉賃貸住宅にお住まいの方であれば、家賃の安い物件に引っ越すという方法があります。また、周辺の同じような間取り・築年数の物件の家賃相場に比べ今の家賃が高ければ、家賃交渉により家賃を下げられる可能性もあります。必ず下がるというものではありませんが、交渉してみる価値はあります。保険料保険は家の次に高い買い物ともいわれ、見直しによる効果が期待できる支出項目です。生命保険料(生命保険・医療保険など)生命保険や医療保険については、遺族年金や障害年金、健康保険などの公的保障と保有している資産、家計の状況などを考慮した上で、保障が過大になっていないかを確認し、適切な保障額となるよう見直しを行います。終身保険や養老保険など貯蓄性の高い保険は、保障額に対して保険料が割高となるため、それが家計を圧迫する原因である場合には、貯蓄性保険の割合を減らしたり、掛け捨て型保険へ切り替えることで、保険料負担を軽減できます。また同じ保障内容であっても、保険会社によって保険料は異なるため、複数の保険会社を比較して見直すことがポイントです。損害保険料(火災保険・自動車保険など)火災保険や自動車保険などの損害保険についても、まずは適切な補償内容・契約条件となっているかを見直しましょう。マンションの上層階の水災補償(火災保険)や、古くてほとんど価値のない車の車両保険(自動車保険)など、必要のない補償を外すことで保険料を節約できます。また補償の重複がないかを確認し、重複があれば解消しましょう。【重複しやすい補償】生命保険同様、保険会社によって保険料は異なるため、複数の保険会社を比較して見直すことがポイントです。通信費大手キャリア(docomo・au・SoftBank)でスマートフォンを契約している場合、格安スマホ(MVNO)への乗り換えによって、毎月のスマホ料金を1/2〜1/4程度まで節約できる可能性があります。光熱費(電気・ガス)電気料金2016年4月からは電力自由化によって契約する電力会社を選べるようになり、電力会社の切り替えによって電気料金を節約できる可能性があります。また電力会社を変えない場合でも、契約プランや契約アンペア数の見直しによって基本料金を下げる方法もあります。ガス料金家庭用のガスには都市ガスとプロパンガス(LPガス)があります。このうちプロパンガスの料金は、もともと割高であるうえ、業者が自由に決定できるため、1つの業者が独占状態にある地域などでは、相場に比べガス料金が高く設定されている傾向があります。場合によっては、同じような使用条件で都市ガスの2倍近い料金であることも少なくありません。プロパンガスを使っている方は、まずはお住まいの地域の相場を確認してみましょう。もし相場よりも高い場合には、相場を根拠に交渉することで料金を下げてもらえる可能性があります。2017年4月からはガス自由化によって、都市ガスを利用できる地域ではガス会社を選べるようになっており、ガス会社の切り替えによってもガス料金を下げられる可能性があります。自動車関連費(ローン・維持費)車を保有するには、維持費としてガソリン代や駐車場代、自動車保険料、税金など、またローンで購入した場合にはその返済費用が固定費としてかかります。そのほか車検費用やメンテナンス費用などもかかり、見直しができれば大きな節約効果が期待できる支出項目です。まずは車を保有する必要性があるのか、2台以上車がある場合には台数を減らせないか、レンタカーやカーシェアリング、タクシー、公共交通機関などで代用できないかを考えてみましょう。使うたびに料金がかかるレンタカーやタクシーなどは一見高く感じるかもしれませんが、ほとんど使わない車を保有し続けるほうが、トータルでは高くつくケースが多いといえます。住んでいる地域や何らかの事情で車がなければ生活できないような場合を除けば、車を持つことにこだわる必要はないといえます。先取り貯金で確実に貯金する確実に貯金にお金を回す方法としては「先取り貯金」が有効です。先取り貯金とは、毎月の手取り収入からその月の固定費と貯金分を先に差し引き、残ったお金で変動費(生活費)をやりくりする方法。貯金分に差し引いたお金は、貯蓄専用口座に移すなど生活費とは分けて管理します。これにより、お金を使いすぎて貯金に回すお金が残らないということがなくなります。また、差し引いて残ったお金はすべて生活費として使えるため、貯金に回すお金を残さなければならないというストレスがなくなり、生活費として残ったお金のやりくりだけに専念できます。結果としてお金が余れば、少し贅沢したりする余裕も生まれます。簡単に家計の把握・管理ができる家計簿アプリを活用する家計の見直しには、家計の状態を把握することが必要です。今はスマホで利用できる家計簿アプリがあり、家計の状態を把握するために必要な家計簿を簡単につけられるようになりました。機能性や使いやすさから私がおすすめするのは「マネーフォーワードME」「Zaim」の2つです。いずれも登録した口座やクレジットカードの出入金を自動で家計簿に反映する機能があり、入力するのは現金払いなど一部の支払いのみ。手入力が必要な支払いも、レシート撮影による読み取り機能で簡単に入力ができます。入力した情報は項目ごとに自動的に集計、グラフ化されるため、視覚的にわかりやすく家計の状況を把握できます。また予算機能によって、各支出項目ごとに今月あとどのくらいお金を使えるのか、リアルタイムで確認しながらやりくりしていくことができます。家計の見直し実行例ここでは貯蓄ができない家計から貯蓄のできる家計への見直し実行例をご紹介します。ご自身の家計と比べながら、見直しのイメージを掴んでいただければ幸いです。月収世帯手取り月収:450,000円(給与収入(夫)350,000円・パート収入(妻)80,000円・児童手当20,000円)家族構成見直し前後比較表このケースでは、保険の見直し、格安スマホへの変更、あまり使用していない妻の車を手放すなど、固定費の見直しを中心に行った結果、貯金額を54,000円増やすことに成功しました。今回は変動費(生活費・こづかい)にはあまり手をつけておらず、見直し後も生活水準はほとんど変わっていません。そのため、今後変動費をうまくやりくりできるようになれば、さらに貯金額を増やすことも可能といえます。家計の見直しによる節約まとめ貯金のできる家計となるためのポイントは、固定費の見直しにあります。固定費の見直しには手間もかかりますが、一度見直しを実行すれば節約効果が持続し、効率よく家計を改善できます。まずは家計簿をつけ、家計の状況を把握することから見直しを始めましょう。
2019年02月10日毎月の家計管理って、みなさん、どうしていますか?「ときどき家計簿をつけているけど、長続きしない」「やりくりが下手だからお金がなかなか貯まらない」なんて方も多いのではないでしょうか。そんな方でも安心!「これさえ使えば、家計管理がムリなく続けられる!」と大評判なのが、無印のパスポートケース。今年こそやりくり上手になるために。爆発的な人気の理由とその使い方に注目してみました!■お金・通帳・カードを、ひとつにまとめられて便利!食費に光熱費に日用品に、教育費に…と毎月のやりくりって、たいへんですよね。そんな家計の管理に「とても役立つ!」とインスタグラム等で話題になってから、なかなか手に入らないとうわさの無印のパスケートケース。エキサイトブロガー tomokoさんのブログ『 大人気の無印パスポートケースで家計管理をシンプルに!! 』より 快適な暮らしを実践する人気ブロガー、「白×グレーの四角いおうち」のtomokoさんも 「SNSで爆発的にヒットしてから、店頭でもオンラインショップでも売り切れ中の大人気商品なのですが」とのことでしたが…。やっとの思いで手に入れることができたので、テンションアップ! さっそく使ってみたら、たしかに人気ぶりがわかるほど便利だったそうです。tomokoさんによると、このパスポートケースが人気なのは、*通帳がピッタリ入る*クリアケース(3枚)付き*カード入れがあるなど、家計管理に必要なものが、ひとつにまとめて管理できるというところだそうです。 もともとこのケースは、パスポートとともに旅先で通貨やメモ類などを入れて収納できるようになっていますが、「これが家計管理にもぴったり」というわけで、その使い方をご紹介しています。エキサイトブロガー tomokoさんのブログ『 大人気の無印パスポートケースで家計管理をシンプルに!! 』より 「左のポケットには毎月記帳したり出・入金する通帳を入れて。」 エキサイトブロガー tomokoさんのブログ『 大人気の無印パスポートケースで家計管理をシンプルに!! 』より 「クリアポケットは、予算を袋分けして管理」とtomokoさん。エキサイトブロガー tomokoさんのブログ『 大人気の無印パスポートケースで家計管理をシンプルに!! 』より たとえば、ガソリンを入れるときには、ガソリン代としてあるクリアポケットごとバッグに入れて持って行くようにすると、「財布の中で予算がごちゃごちゃにならずに便利!」といいます。帰ったらおつりごとパスポートケースに戻して終了。クリアポケットをとりはずして使えるのもポイントですね。右のポケットはキャッシュカードやポイントカードなどを入れるのにちょうどよいそうですが、tomokoさんは、キャッシュカードを使わず通帳管理派なのでここはフリーにしているそうです。エキサイトブロガー tomokoさんのブログ『 大人気の無印パスポートケースで家計管理をシンプルに!! 』より その下のファスナー付きのポケットは、袋分け管理で週末に余った小銭を入れる小銭貯金ポケットにしているそう。エキサイトブロガー tomokoさんのブログ『 大人気の無印パスポートケースで家計管理をシンプルに!! 』より 「今まで月始めは通帳のポーチ、家計簿ファイル、予算を分けた封筒、などバラバラと出してましたが、パスポートケースのおかげで、これひとつでスマートに管理できるようになったのでとても便利」といいます。 「でも、これを使いこなすのにも、当たり前だけど予算立てがしっかりできていることが大前提」と続けます。エキサイトブロガー tomokoさんのブログ『 家計の事。見直し後の変化 』より これまで、袋分けしても足りないと別の袋から借りてしまったり、電気代がかかって足りないときは、貯金から引き出したりと…。その月暮らしな感じだったそうですが、昨年1年分の実際のデータから月平均の電気代を割り出し、他の支出分も平均を計算して、固定支出の月平均を算出。その中でやりくりすることに決めたそうです。「予算計画を立てるまではかなり頭と時間を使いましたが、月の予算、週の予算もはっきり決めてしまえば、あとは毎週、毎月、それを守るだけ」と予算立ての仕方もアドバイスしてくれています。そして、その予算を守るために使い始めたという無印のパスポートケース。「1ヶ月のやりくり費を袋分け管理するのに本当に最適でした!」とtomokoさん。エキサイトブロガー tomokoさんのブログ『 家計の事。見直し後の変化 』より 食費が足りなさそうになったら、節約メニューを検索したりして、なんとか月の予算内で収まるように調整。そして、週の余った小銭と、医療費の余った半端な小銭だけを集めて小銭貯金もできたそう。「できない、続かない、苦しい、ばっかりだった家計管理と家計簿つけ。それが、予算立てを見直し、無印のパスポートケースでしっかり管理できたらばっちり。こんなに楽しかったのは初めてです。とってもシンプルですが、続きそう!!」といいます。tomokoさんのように、予算立てをしっかりしたうえで、このパスポートケースを利用すれば、月々のやりくりも予算内で守ることができそうですね。■使った金額が把握しやすくなった!tomokoさんの記事を見て、「ぜひわたしも使ってみよう」と手に入れたのは、「イロトリドリノ暮らし~シンプル×北欧モダン~」のnaoさん。エキサイトブロガー naoさんのブログ『 良品週間でお買い物♪話題のパスポートケースで家計管理はじめます! 』より 「ネイビー・ブラック・グレーの3色展開のようですが、私が行ったお店にはブラックとグレーのみ。汚れの目立ちにくいブラックを選びました。一時期は人気のために品薄状態が続いていたようですが、現在はわりと在庫復活してきているようです」とすんなり手に入ったというnaoさん。ちなみにnaoさんのお宅の家計管理は、ご主人がなさっているとか。以前はご自分で家計管理をしていたようですが、うまくいかなくなり、ご主人が管理するようになったとか。「夫が数年後に控えているマンションの大規模修繕やら教育費やらすべてを考慮して、きっちり細かく管理してくれています。なので、私は毎月決まった額(生活費+私のお小遣い)をもらって、その額の中でやりくりしています。家計を引き締めて黒字になれば、私のヘソクリに」といいます。naoさんは3つのクリアポケットを ・生活費 ・私のお小遣い ・クレジットカード利用分に分けて使っているそうです。エキサイトブロガー naoさんのブログ『 良品週間でお買い物♪話題のパスポートケースで家計管理はじめます! 』より 「生活費と言っても私の担当は食費・日用品費・雑費程度なので、細かくは分けていません」というnaoさんですが、多少の赤字はあっても、今月どれだけ使ったかわからない、なんてことはなくなったそうです。「もし今後、細かく分けた方がやりくりしやすいようだったら、リフィルを買い足そうかなと思っています」とnaoさん。左側には通帳にぴったりのポケット、右側にはカードにぴったりのポケットがあるので便利。 「とても使いやすいので、毎月赤字にならないように、しっかり管理していきたい」といいます。naoさんのように、生活費とおこずかいのシンプルな管理だけでももちろん役に立ってくれそうです。■クリアポケットは追加可能! 袋分け管理がより便利にこちらのパスポートケースはもともとインスタグラムで爆発的な人気が出たので、インスタグラマーさんたちの使い方にも注目してみましょう。インスタグラマー 高尾家日記のtko_mama.さん より こちらはお子さんとご主人の3人家族で暮らす「高尾家日記」のtko_mamaさん。パスポートケースを家計管理に利用し、ブームのきっかけともなったインスタグラマーのおひとりですが、クリアポケットのリフィルを追加して5つの透明ケースにやりくり費を分けているそうです。【高尾家のやりくり】ジッパー付きケースに●1週間1万円やりくり費を5週間分●特別費●ガソリン代●クレジットカード利用分を入れるケース●1万円やりくり費残った額を入れるケースインスタグラマー 高尾家日記のtko_mama.さん より以前は銀行の袋を使って予算を分けていたそうですが、このパスポートケースを使ってみたらとても便利になったそう。「通帳やカードも入って便利です。通帳はカードを入れている部分の下にジッパーがあり、そこに3〜4冊入ります」とも。「私はクオカード、値引き券も入れています。使いやすくてオススメです」といいます。インスタグラムには使い方の 動画もアップ されていますが、かなりの再生回数。参考にしている方は大勢いらっしゃるようです。なんといっても、このクリアポケットの袋分け管理がやりくりにぴったりのようですね。インスタグラマー uuta_kakeiさん より 同じように、インスタグラマーのuuta_kakeiさんは、このパスポートケースの使い勝手がいいのは、とくに透明のクリアポケット足りなくなったら、別売のリフィルを追加できる点が便利だといいます。「本体(3枚入)+リフィルで3000円くらい。外食1回がまんで、こんなに使い勝手のいいものが買える。予約は数ヶ月だけど、何年も使えるものだと思います」と絶賛。uuta_kakeiさんは、毎月の生活費を写真のように、本体のクリアポケット+追加のリフィルを使って9つに袋分けしているそうですが、「封筒でも袋分けしてましたが、ボロボロになるし、中身が見えないので私にはあまり…。パスポートケースのほうが合っていました。何より楽しくてちゃんも続くのがいちばん」といいます。 <uuta_kakeiさんがお気に入りの理由> ・項目ごとにお金を振り分けるので、予算決めなどでお金のことを考えるようになった。・残金が見えるので、残りの生活の修正がしやすい。・予算が余るとうれしいので、モチベーションアップ。・パスポートひとつですべてのお金が管理できる。・家計管理をやっていて楽しい。・楽しいからちゃんと続く。というわけです。財布を分けたり、封筒に入れて袋分け管理をしている方は多いと思いますが、クリアポケットを利用すれば、中身が見えるし、封筒のようにボロボロになることもないので、たしかに便利ですね。■株主優待券やギフトカードも入れられる!ほかにも、megumi.kakeiさんのように、あまり現金を持ち歩かない派という方も、株主優待券やギフトカードを入れたりしているそう。カード類を入れるスペースもたくさんあるので便利ですね。インスタグラマー megumi.kakeiさん より インスタグラマー megumi.kakeiさん より 「使ってみてひとこと。『そりゃ流行るわ』と言っちゃうぐらい使いやすいし、たくさん入るし、ファイルケースのサイズがお札にシンデレラフィット。人気のある理由がわかります」といいます。もちろん、このパスポートケースは母子手帳を入れたり、病院の受診用ケースに使ったりといろいろ活用できますが、家計管理をなんとかしたい人の強い味方になってくれることは間違いなし。忙しいと家計簿をしっかりつけて、家計管理を…といなると、ちょっとハードルが高いので、まずは、このパスポートケースを使って生活費をいくつかに分け、そのなかでやりくりすることからスタートしてみてはいかがでしょうか。とくに「今年こそやりくり上手になりたい!」という方は、2019年がはじまってまもないうちに、さっそく家計管理を始めてみましょう。これを機に、少しでも貯金を増やせたらいいですね!今回ご紹介したブロガー・インスタグラマー ・ブログ「白×グレーの四角いおうち」のtomokoさん ・ブログ「イロトリドリノ暮らし~シンプル×北欧モダン~」のtanya johnsonさん ・高尾家日記のtko_mamaさん @tko_mama ・uuta_kakeiさん @uuta_kakei ・めぐみ ズボラに節約生活のmegumi.kakeiさん @megumi.kakei
2019年02月09日生きるのにどうしても必要なお金。人それぞれ状況は違うし、家計のこととなると気軽に聞きづらいテーマです。書籍『わたしの「お金ルール』(インプレス)では、節約上手な人気ブロガーさんや、インフルエンサーさんが実際に行なっている「お金のルール」がわかりやすく掲載されています。ここでは、「家計」に関するアイデアを少しだけご紹介します!※以下の内容は、書籍『わたしの「お金」ルール』(インプレス)の文章を抜粋、編集したものです。みんながお金をかけているのはどこ?気になるモノ選びのコツを大公開!人気インスタグラマーmikikoさんの家計管理術とは?ここでご紹介するのは、フルタイムで働く2児の母、mikikoさん。背伸びしない「暮らし」の考え方についての投稿が人気のインスタグラマーさんです。mikikoさんの家計管理術は、まず何にいくら支出があるのかを知り、毎月の予算たてるところから。あやふやな家計管理にならないよう、必ず目標を掲げることが大切なんだそう。お金や電卓、家計簿などの家計管理セットは1つにまとめて管理しているそう。スッキリしてますね!1.仕事が休みの日(週2日)しかお金は使わない2.袋分けはしない3.我が家に必要な項目だけ手書き家計簿4.家計簿に細かく記載しない5.給料日に左右されないように曜日で区切って管理(4週と5週管理)6.クレジットカード払いはなるべくしない7.特別費と目的別貯金の予算を設ける8.住宅ローンより教育費を優先して貯蓄やること、やらないことを決めておくと家計の管理もグッと楽になりそうですね。この他に、具体的にしていることを見ていきましょう!毎月の集計がグッと楽になる家計ノートの工夫年間支出表と毎月の支出表が見開きで見られるように作成。記入頻度が高い食費と日用品は、購入店舗や商品名は記入しません。集計と項目別計が出るようなフォーマットにすることで、毎月の集計がぐっと楽になりました。なお、毎月のあまりは毎月の収入額が変動しないよう繰り越さず純貯金へ。(mikikoさん)クレカ払いをしても、基本は現金管理!クレジットカード払いをした時は手元の予算から口座引き落とし用袋にお金を入れておき、引き落とし日までに銀行に入金します。レシートは家計簿のバインダーに挟んでおいて、引き落としが確認できたら破棄。基本は現金管理です。本来のお金を当てにせず、ポイントなどに揺さぶられず、手元にお金でやりくりしていきたいと思います。(mikikoさん)【小ワザ】小さなストレスがなくなる家計管理の仕方両替が自宅でできると家計管理がスムーズに行えます。例えば、引き落とし用袋に入れるお金を準備する時「1円足りないけど、まっいいか」なんて事になりません。私はお楽しみ代をコインケースにためているので、そのコインケース内のお金を両替できるお金として小銭を多めに確保しています。(mikikoさん)まだまだ参考にしたい、お金に関するアイデアがいっぱい!暮らしていくのに欠かせない大切なお金。悩むより、楽しんで使いたいですよね。この書籍では、人気ブロガーさんやインスタグラマーさん10人の暮らしの知恵が詰まっています。お金の哲学や、節約方法、さらには失敗談までも掲載されているので、身近に感じる内容がとっても参考になりますよ。イラストや写真も多くて読みやすいので、ぜひ一度手に取ってみてくださいね。●登場する人mikiko:フルタイムで働く2児の母。背伸びしない「暮らし」の考え方や回し方について配信中。Instagram(@kurashigoto_)ごえもんママ:2009年に結婚、2010縁4月に第一子出産。私(37)と夫(38)、長男(7)次男(2)の4人家族。フルタイムの共働き。「家族が楽しく幸せなのが一番」をモットーに自分らしいやりくりを模索してきました。趣味は映画鑑賞、懸賞、株主優待、ブログ、海外旅行。お得なことが大好きです。Blog()Instagram(@fm.march)hana:hana(ブロガー)と夫・子ども3人の5人家族。夫の収入面で親に結婚を反対されてからお金について真剣に向き合うように。著書「ずぼら主婦でもお金が貯まる!hana式袋分けファイル家計簿」(カンゼン)。Blog()hana.ienote:住まいも家計もシオンプルにスッキリ心地よくをテーマに日々の「暮らしやすさ」を模索しています。夫、子ども2人の4人暮らし。Instagram(@hanaienote)LIMIAインフルエンサー()akiko:ブログ「ワーキングマザー的整理収納&北欧インテリア」主催。パパが単身赴任の中、男児2人の育児と家事、仕事の両立に奮闘中。Blog()Instagram(@lifewithboys_ig)ie___yさん:eri(33)と兄弟(4)(2)の4人家族。あえて24坪の小さな平屋を建てました。片付けも掃除も苦手でしたが、長男を出産ごに断捨離をはじめて、持たない暮らしを意識するように。Instagram(@ie___y)ピノ子:夫と子ども(0歳)の3人家族。1LDKの小さな家を自宅兼仕事場にして暮らしています。ブログ「くらしにのらり」を運営。Blig()マキ:シンプルライフ研究家。広告代理店でテレワークをするワーキングマザー。不要なものは持たない、不要な家事はしない。シンプルな暮らしぶりを綴ったブログ「エコナセイカツ」が人気を博す。著書多数。全国での公園やアパレルブランドとのコラボ商品の開発など、幅広く活躍中。blog()Rin:2LDKマンションで夫と2人暮らし。マンション4LDKを2LDKにリフォームし、断捨離やDIYを進行中。ミニマリストではないけれど、シンプルですっきり暮らすために日々工夫を重ねる。整理収納アドバイザー1級。ライブドア公式ブロガーとして「Rinのシンプルライフ」を運営。著書「心地よく暮らす大人のラク家事」(KADOKAWA)。Blog()中山あいこ:岐阜県出身、東京都在住、ライブドアブログ公式ブロガー。ライフオーガナイザー®︎。"ずっと心地の良い暮らし"をテーマに活動。家事も子育ても仕事も楽しむことがモットー。家族は息子(12歳)娘(2歳)。Blog()
2018年12月10日あなたが少し考え方を改めるだけで、ちょっと習慣を変えてみるだけで、貯蓄のスピードが劇的に早くなるかもしれない。200人以上の億万長者に会い、ベストセラー『お金持ちの教科書』などを著書に持つ経済評論家の加谷珪一さんは、“お金持ち”には共通する習慣があると話す。「いままで数多くの“お金持ち”を見てきましたが、彼・彼女らには共通点が多くありました。そのひとつが、買い物や時間を使うといった日常の習慣を『消費』なのか、『投資』なのかで分類していること。『~が欲しい』という欲求で買うのが『消費』、収入につなげるためのツールとして買うのが『投資』です。あなたもその分類を念頭においたうえで、『投資』に比重を置いてみてください。これだけであなたの買い物の仕方や時間の使い方が劇的に変わるはずです」(加谷さん・以下同)加谷さんが今まで見てきた実例をもとに、そんな“お金持ちの習慣”を解説してくれた。【お財布の習慣】例:クレジットカードやSuicaなどの電子マネーは無駄遣いのもとだと考えている50代専業主婦のBさん。財布の中身が減るから支出の痛みを感じるのだと、頑なに現金主義を貫いてきた。もちろん家計簿も1円単位でつけている。これからもその習慣を続けようと考えている。「クレジットカードや電子マネーなどは、月ごとに明細が送られてきたり、ウェブで確認できたりと、1円単位までの支出が簡単に見られます。下手に家計簿をつけるよりも、時間を使わずに、正確に家計の見直しができるのです。その浮いた時間を、たとえば自宅にある不用品をフリマアプリで売るなどの時間に“投資”したほうがいいでしょう」さらに、提携しているお店や交通機関で使えば、割引になるメリットもある。現金へのこだわりを捨てたほうが、むしろ支出を減らすことができるのだ。「政府は消費税増税にともなう景気対策として、キャッシュレス決済した消費税への2%のポイント還元を検討しています。まだどうなるか流動的ですが、これを機会にキャッシュレス生活に慣れておくに越したことはありあせん」政府お墨付き!?“現金主義”は損になる時代に。カードの明細などは、時間なしで作れる家計簿と考えよう。
2018年11月28日来年10月に予定されている、消費税の10%への引き上げ。日銀は、増税された場合、2020年度の家計負担が、増税前より計2兆2,000億円増えるとの試算をまとめている。年収によって差はあるが、年間で3万~4万円支出が増える世帯がほとんどだ。ますます家計に対して“厳しい目”を持たなければならない主婦にとって、支出を抑える助けになるのが、スマホの家計簿アプリだ。「家計簿アプリは、レシート入力や支出の分析などを自動でやってくれるのが大きなメリット。最近では、家計を“見える化”するために、機能や分析方法がどんどん進化してきているんです」そう話すのは、ITライターの津田マリリンさん。おすすめのアプリに、日本最多のダウンロード数を誇る「Zaim」をあげる。「ネットショッピングなどで、現金での清算をしなくなると、無駄遣いが増えると懸念される方もいらっしゃるかもしれません。『Zaim』は、クレジットカードや電子マネーの使用履歴が一目でわかるので、使いすぎを防ぐことができます」ホームページには、Zaimによって家計を見直すことで、固定費を月3,000円節約できた利用者の声が載せられている。使いこなせば、年間約4万円の支出を減らすことができるのだ!現金での決済が多い人には、「シンプルな機能がそろう『レシーピ!』がよい」と話すのはITジャーナリストの鈴木朋子さん。「初心者でも続けられる簡単なアプリ。レシート撮影で自動入力される手軽さが受け、累計330万ダウンロードされています。やや低かったレシートの読み取り精度も、ここ最近でぐんと上がりました」対象商品を購入したレシートの情報を送ると、「楽天ポイント」や「dポイント」などがたまるサービスもある。スマホ家計簿アプリで気になるのは、セキュリティの問題。一家の家計状況を、1つのスマホで管理しているので、他人に残高状況などが漏れるリスクを心配する人もいるはず。「クレジットカードや銀行口座の情報をひもづけるなら、ダウンロード数の多い、大手の信頼できるサービスを利用しましょう。パスワードでのロック機能や、指紋認証を備えているとより安心です」(鈴木さん)登録、入力から分析まで、ラクにできてしまうスマホ家計簿。2%ぶんの増税によって、家計を管理する能力がさらに求められるようになる’19年。面倒な手書き家計簿とはオサラバしよう!
2018年11月21日子どもの教育費や老後のために、日ごろから家計管理をして、貯金をしているママは多いはず。しかし、家計管理が上手にできなくて困るケースもありますよね。最近、SNSを中心にあるアイテムが家計管理にピッタリだと話題になっていることをご存知?ポケットが多いパスポートケース家計管理にピッタリのアイテムとは、無印良品が販売している「ポリエステルパスポートケース・クリアポケット付」(税込1990円)のこと。サイズは約23.5×13×2.5cmで、パスポートケースを開いた左側には、パスポートやエアチケットをしまえるポケットが3つ、右側にはカードポケットが5つと大きめのポケットが2つ(ひとつはチャック付き)。そして中央のリングにはクリアポケットが3枚付けられるようになっています。本来の使い方は商品名の通り、海外旅行先でパスポートや通貨、エアチケット、メモなどを分けて収納するためのものですが、現在SNS上では家計管理で使えると話題になっているのです。無印パスポートケースは袋分け家計管理に最適Instagram上では「#無印パスポートケース」というハッシュタグで2500件以上(2018年10月18日現在)も投稿されており、その多くは家計管理として使う方法。通帳やキャッシュカードなどを左右のポケットに収納し、中央のクリアポケットは、「食費」「日用品」「公共料金」などに分け、それぞれに1カ月分のお金を入れます。あとは、それで1カ月をやりくりするという「袋分け家計管理」に適しているんです。ちなみに、クリアポケットは別売りの「EVAリフィールクリアポケット・パスポートケース用」(税込450円)を購入することで増やすことも可能。家計管理のほかには、絆創膏などを入れているという声もあります。たしかに、絆創膏やコットン、綿棒、頭痛薬、風邪薬などをひとつにまとめて、救急セットを作ることもできますよね。アイデア次第でいろんな使い方ができる無印良品のパスポートケース。みなさんなら、何を入れますか?(文・奈古善晴/考務店)
2018年10月29日毎年、必ず年明けに新しい家計簿を買い、数か月で挫折を繰り返してきた私…。先月からスマホアプリの家計簿をつけ始め、意識が変わりつつあります!私の家計簿記録、迷走の歴史14年前の結婚当初、パソコンの家計簿ソフトからわが家の家計簿生活が始まりました。しかしあるときパソコンがダウン!あろうことかハードディスクまでダメになり、夫が過去につけていたデータもすべてなくしてしまったのです…。「デジタルはもう信じない!」(バックアップを取っていなかった私が悪いのですが)と、書き込むタイプのアナログ式へ移行。そこから私の家計簿迷走の歴史が始まります。秋口から、書店に新しい年のスケジュール帳と共に並ぶ家計簿。厚くて食材や夕食などを日記のように書き込むタイプのもの、月の集計が主な薄いもの、雑誌の付録家計簿も試してみました。「目指せ、100万円貯金!」などというキャッチーなタイトルのものに、ついつい手が伸びたことも。「今年こそ!」という意気込みで買うのですが、結局、私が1年間つけ続けられたものはゼロ!(あぁ恥ずかしい)これなら潔く家計簿をつけることをやめればよかったのに…。しかし記録しなければしないで、“罪悪感”がわいてくる小心者なのです(笑)。私がどうして家計簿を継続できなかったのか、改めて理由を考えてみました。家計簿をつけられない理由3つすると、以下の3つが判明!1.書き込むのが面倒2.集計が面倒3.レシートがたまると面倒「おいおい、そんなことで!?」と、自分で自分にツッコミを入れたくなるくらい単純なもの(笑)。しかし、これらの“いつでもできる単純作業”を放置しておくと、とても厄介なのです。家計簿は書き込んだあとに各週、各月の集計をして、実際にいくら使っているのかを知らなければ、何も意味がありません。書き込むのが面倒くさい時点で、集計にたどり着く道のりは遠く、また財布を膨らませるレシートに気が遠くなり、どんどん手が遠のいていきました。結局「ムダ遣いしてないからいいか~」と、翌月に反映されない最悪のパターン。パソコンを使った入力も、私の中では同じ。パソコンを立ち上げて、財布からレシートを取り出さねばなりません。「明日、一緒に入力しよう」と、どんどん先に延びてしまうのです。面倒くさい気持ちにならず、あとまわしにしないですむ方法はないものか…。そこで最近使い始めたのがスマホの家計簿アプリ。スマホさえ持っていれば買い物した後、外出先でもすぐに入力ができます。これでたまったレシートを再度見るという、煩わしさが減りました。家計簿アプリZaimその家計簿アプリが、“Zaim”。このアプリはかなり人気があるようで、検索でも上位にランクインしています。実は私、Zaimの前に別の家計簿アプリをインストールしていたのです。しかし、最初のとっかかりが少し分かりにくく、もたもた。もっとラクに始められるものはないかな?と探していたところ、夫が単身赴任中の家計管理に使っているZaimにたどり着きました。Zaimはインストール後すぐにスタートできたところが、私にとっては◎。何事もスタートが肝心。次によいと思えたのが、月ごとの“分析ページ”。入力されたデータはもちろん自動集計。食費、光熱費、日用雑貨費など、項目別に使った金額が分かり、グラフでも一目瞭然。画面の切り替えにより、日別、週別、月別の集計画面が見られ、入力する度に“集計”と“数字”が見えることで、気持ちが引き締まります。特に月末は家にあるもので済ませようと、食品の買い物を控えるようになりました。このソフトには、スマホカメラでの“レシート読み取り機能”も付いています。ただ時々読み取りミスがあるので、入力時には必ずチェックが必要です。読みとりがうまくいっていない場合は、手入力で修正しています。無料アプリなので読み取りの精度と、画面の下に現れる広告は仕方ないかな…。私は買い物をした商品の名称はあまり気にしていないので、分類項目さえ間違えていなければそれでよし。今のところ、このアプリの無料サービスで十分です。その他、銀行口座の管理や、ログインIDを共有すると家族で家計簿の共有もできるのだとか。私はすべての銀行の口座の残高をオンライン上にアップするのには少し抵抗があるので、この機能は使っていません。夫との家計簿シェアも、別の場所の家計を一緒にするのはややこしく、また夫婦げんかの元になりそうなので(笑)、これも今のところ使っていません。家計簿アプリ+アルファでわが家流わが家はこれまで通り、月に使う生活費は現金をおろして、光熱費、教育費、食費と日常雑貨費、その他の5種に袋わけ。ひと月に使う予算をZaim内に「収入」として入力し、使った額=「支出」を随時Zaimに入力して月の支出を管理しています。カードを使う場合は、現金と同じように即Zaimに入力。財産や銀行口座の残高などはこれまでと変わらず、パソコンのエクセルで別途記録しています(もしかすると今後、全管理をアプリにお任せすることになるかもしれませんが…)。スマホのアプリ家計簿を使って一番うれしいのは、レシートがすぐに捨てられてお財布がスッキリしたこと。それと、常に使用金額を把握しているので、節約意識が高まったことです。「今週はあと少しだし予算内で終わらせたいから、外食しないでおこう」、などと子どもたちとも状況を共有し、子どもたちの節約意識も高めています。筧のやりくりは“使うべきときは使う!”というメリハリが大切。家族で遊びにいく予算を貯めるためにも、しっかり、楽しく家計簿を継続していきたいです。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2018年10月15日家計簿をつけようと考えても、面倒になったり、金額が合わなかったり…と挫折してしまうことも珍しくありません。そこで今回は、使ったお金と入ってくるお金を計算するのではなく、シンプルに出ていくお金の整理をすることで節約する方法を紹介します。毎月決まって出ていくお金を調べよう!出ていくお金の管理は、ちょっとしたメモ帳でも簡単に出来ます。家計簿を購入する必要もありません。まずは毎月決まって出ていくお金をチェックしましょう。家賃もしくは住宅ローンのお金は決まっているのでわかりますね。水道電気ガスといった金額は、季節によって変動すると思うので、支払った領収書や料金が引き落とされている通帳などを確認しましょう。通信費は携帯電話とネット代をまとめ、食費は外食費も含めての設定とすることで細分化し過ぎず面倒な整理を避けることが可能です。消耗品費、交通費、小遣いや学費を確認したら、結構な額を書き出したことになるでしょう。いかに出ていくお金が多いか“見える化”できていると思います。費用を細かくし過ぎると、整理するのも面倒になってしまうので、大枠を掴むことが大事です。どの程度使っているのかがわかるだけで「ここをもう少し減らせないかな…」という気持ちになります。この気持ちの芽生えこそ、最大の節約につながるのです。臨時出費としてわかっている金額を計算しよう住宅の修繕費用や自家用車の車検時期、住宅の契約更新や各種保険料の支払いのように決まっている出費についても、金額を書き出していきましょう。すると、年単位でわかる出費も見えてきますね。頭では理解しているつもりでも、いざ数字にして書き出すと実感がより増すものです。年間でこれだけのお金が出ていくのだと自覚することこそ、節約への第一歩。ここから、どうやって支出を減らすかに焦点を絞っていきましょう!年払いにするなど、支出を少しでも減らす方法を探そう自動車保険などの保険料は、年払いにするだけでかなりお得になる商品が多く存在します。まずは自分の加入している保険について、支払い方法を見直しましょう。子どもの学習教材についても年払いだとかなり得になったり、車検費用も数社相見積もりをとったりすることによって最小限の出費で抑えることができます。月々の出費で一番削りやすいのが通信費。ネット回線やプロバイダの料金は他社に乗り換えるだけで乗り換え費用も補填されたうえで月々安くなるものが多いので、一度見直すのがオススメです。水道代については節水シャワーヘッドや節水蛇口にシフトし、光熱費は照明をLEDに替えることで、購入費用こそかかりますがこの先数年単位で考えるとかなりお得になります。節約というとどうしても、食費や消耗品費といった生活に直結する部分で削らなければ…という意識になってしまいがち。でも、年単位で考えて大きな出費を少し減らすだけで、日々の買い物を我慢するストレスを感じずに節約をすることが可能です。PHOTO/Fotolia
2018年10月01日シンプルだから使いやすい株式会社KADOKAWAは、シンプルですぐに始められる「SNOOPYかんたん家計簿2019」の販売を、2018年9月14日(金)より開始しました。スヌーピーと一緒にとにかくシンプルなのが、この家計簿最大の特徴。なぜなら、「食べる」「暮らす」「その他」の3項目だけで構成されているからです。様々な数字を管理しようとする際、その項目の多さや複雑さにより、つい敬遠しがちですが、この家計簿ならあなたの生活にすぐに溶け込みます。また、集計単位は週なので、余裕を持って取り組むことができます。しばらく続けた後、公共料金などの推移をグラフで確認して、日々の暮らしを振り返ってみましょう。付録も満載その他、月間スケジュールやメモ欄も有効に活用してください。スヌーピーのキャラクターが描かれた目的別シールや袋分け封筒など、有意義な付録も満載です。(画像はプレスリリースより)【参考】※KADOKAWA公式 商品ページ※Amazon 商品ページ※プレスリリース
2018年09月21日無印良品のパスポートケースが家計管理に便利だと話題になっているのをご存知ですか? 収納力抜群でお金の振り分けや管理がしやすいとSNSで人気に火が付き、実際に手にした人の満足度も高いのだとか。そんなわけで我が家もこのパスポートケースを取り入れてみました。使ってみてわかった、人気の秘密を詳しく紹介します。痒いところに手が届くたっぷり収納なんといっても1番の魅力は収納力。開けてみるとこんな感じ。左側の3つのポケットは通帳入れにぴったり。数冊入れても余裕のある作りで、左端にはペンホルダーもあります。真ん中はバインダーになっていて、クリアポケットが3枚ついています。反対側には5つのカードポケット。クレジットカードやキャッシュカードを複数枚収納することができます。カードポケットの裏はファスナー収納になっており、そのさらに裏はファスナーなしの収納ポケットに!お札がすっぽり収まるサイズのポケットクリアポケットはお札を入れるのに丁度良いサイズ。ファスナーでお札を噛んでしまうこともないので、ストレスなく出し入れすることができます。透明で中身が見えるのも◎。さらに[EVAリフィールクリアポケット・パスポートケース用 3枚入]を購入すれば、好きな数だけ足すことも可能です。このように食費・日用品・ガソリン代など、ひと月の必要経費を振り分け、項目ごとに簡単に管理することができます。自分のやりくりスタイルに応じて好きなようにカスタムできるのが最も嬉しい点。1ヶ月分の食費を1週間ごとに区切って袋分け管理をしている人にもぴったりですよ。アイデア次第で使い道はさまざま!もちろん本来の使い方通りパスポートケースとして使用するのはもちろんのこと、母子手帳ケースや、家族の診察券・お薬手帳をまとめて入れておくケースとしてなど、活躍の場は無限大。カラーがブラック・グレー・ネイビーと3色あるので、色違いで購入して別の使い方をしてもいいですね。一時はパスポートケース・リフィールクリアポケット共に入荷待ち状態が続いていたものの、今ではそれも解消され比較的手に入れやすい状況のよう。便利なパスポートケースで、あなたも家計管理を見直してみませんか?
2018年09月14日家計簿管理は、3日坊主で挫折してしまう人も多いのでは?家計簿をつけ続けるコツは、根気よりも「いかに要領良く楽にこなしていけるか」にあるのかもしれません。楽しんで家計簿をつけたら、お金が貯まった!など嬉しいことも。ズボラでも3日坊主にならない「シンプル家計簿術」の方法を、4本まとめてご紹介します。簡単にチャレンジできる方法ばかりですので、自分に合いそうな家計簿管理術を見つけてぜひ試してみてくださいね!■ レシートを集めるだけの簡単家計管理こちらの記事は、レシートを使った家計簿管理。レシートをクシャッと丸めて捨ててしまわずに、お釣りを受け取る手でそのままレシートを財布にしまいましょう。家に帰ったら、レシートを集めて保管するだけ。たったこれだけで、お金の流れが簡単につかめます。あとは、1週間ごとに家計簿に書き込めばOK!「クレジット決済は?」「レシートがもらえなかった場合は?」などの場合の対処法にも触れています。苦労なくできる家計簿管理は、試してみる価値ありです!毎日1分、レシートを集めて保管楽らく家計簿管理術■ 家計簿管理の責任感が生まれる「ライフイベント表」明確な目標や目的があると、物事って続けやすいもの。「なぜ」「何のために」「何を目指して」家計簿をつけるのかを考えてみると、がぜんやる気が出てきます。こちらの記事では、家計簿をつける目的を明確にし、かつワクワクや楽しみを感じられるように、「ライフイベント表」を作ることをオススメしています。ポイントは、子どもの入学や家のローン、老後の資金など、今後どのタイミングでお金が必要になるのか俯瞰して見られること。家計簿をつけるための間接的アプローチですが、効果は絶大!家族みんなでわいわい言いながら、ライフイベント表を作ってみてはいかがでしょう。「ライフイベント表」が肝、目的があればできる家計簿管理■ 年20万円以上!家計簿をつけながらへそくりが貯まった!Graphs / PIXTA(ピクスタ)家計簿をきちんとつけてお金をやりくりすれば、貯金を増やすことができます。さらにもう一つ、家計簿をきちんと管理すれば「へそくり」を作ることだってできるんです。へそくりと聞くと、思わずにんまりしてしまいませんか?それこそ家計簿を続けるために大切なモチベーションです。こちらの記事では、へそくり作りを楽しみながら家計簿をつける方法をたったの3ステップで紹介。ステップ1:引き落とし専用の通帳を用意するステップ2:毎月1回、同じ額を引き落とし専用の通帳に入金するステップ3:そのまま1、2年放置するうまくいけば年に20万円以上も夢じゃないかも?!1年半で24万円!楽して貯める究極の「自己流ズボラ貯金」■ 超簡単!月1家計簿と500円玉貯金で楽して嬉しい家計簿管理術家計簿を書くのは月に一度だけ。しかも500円玉が貯まる。そんな「楽&お得」な方法がありました!用意するのはノートとペン、それから引き落とし口座の通帳です。月に1度決まった日に、今月の支出をまとめるだけ。一か月何にいくらかかっているのかが一目瞭然です。先月と見比べたり、反省点や引き締めるべきところを見つけやすいのも良いところ。ついでにに500円玉貯金ができる、お金管理も必見!なんとこの方法で約6万円が貯まったそうですよ!500円玉貯金もできる!月1回のお楽しみがある家計簿管理
2018年08月26日「食費などの支出は、一生涯にわたります。月々の出費がそれほど多くなくても、累計にすれば高額になります。日々のコツコツした積み重ねが大事なんです」こう語るのはファイナンシャルプランナーで「生活マネー相談室」代表の八ツ井慶子さん。わが家のムダ遣いを知るには、“お隣の家計簿”と比べるのがいちばん。そこで、つぎの約8千世帯から集めた世代別の最新’17年の「家計調査」のなかから「食費」を見てみよう。これは2人以上の家庭で、世帯主の年齢別に家計の支出を総務省がまとめたものだ。【30〜39歳】平均世帯人数3.73人、妻の有職率46.1%食費:6万5,569円(1人あたり1万7,579円)/支出に占める割合25.2%【40〜44歳】平均世帯人数3.77人、妻の有職率53.5%食費:7万4,614円(1人あたり1万9,792円)/支出に占める割合25.5%【45〜49歳】平均世帯人数3.6人、妻の有職率54.5%食費:7万9,484円(1人あたり2万2,079円)/支出に占める割合23.6%【50〜54歳】平均世帯人数3.38人、妻の有職率57.4%食費:7万7,310円(1人あたり2万2,873円)/支出に占める割合21.6%【55〜59歳】平均世帯人数3.07人、妻の有職率52.5%食費:7万8,757円(1人あたり2万5,654円)/支出に占める割合23.9%【60〜64歳】平均世帯人数2.82人、妻の有職率42.1%食費:7万9,728円(1人あたり2万8,272円)/支出に占める割合25.8%【65〜69歳】平均世帯人数2.6人、妻の有職率28.2%食費:7万4,408円(1人あたり2万8,618円)/支出に占める割合26.9%【70歳以上】平均世帯人数2.38人、妻の有職率11.3%食費:6万8,065円(1人あたり2万8,599円)/支出に占める割合29.0%世代ごとの“食費の節約ポイント”を八ツ井さんに聞いた。「家計の4分の1を占める食費には世代ごとの特徴が出ていますね。働き盛りの40代は外食費が多いので、忙しい中でも自炊を心がけられるかが、ポイントになりそう。また、2人世帯が多い60代以上でも思いのほか食費は減りません。これだけみると、夫婦2人でも、4人家族よりも食費が割高になっていることが伺えます。内訳をみると、野菜や果物、魚介類、大豆製品などのヘルシーな食材の割合が増え、健康に気を使っているようです。医療費を抑えることにつながりますが、ふだんの買い物でも、食材をムダにしてしまわないか、常に確認することを心がけましょう」
2018年08月08日現金を使う人よりも、キャッシュカードを使う人のほうが、お金が貯まりやすい。6月にそんな驚きの調査結果が発表された。「楽天市場夫婦のお財布調査2018」によると、積極的にクレジットカードなどを活用するキャッシュレス派家庭の金融資産の平均は約1,100万円。片や、現金派の家庭は約550万円と、2倍も差があるというのだ!「現金よりもクレジットカード払いのほうが家計管理しやすいのです。お金の使い方のクセが見えるので、ムダがぐっと減るんです」そう指摘するのは、これまで1,000人近くを指導し、貯蓄アップに導いてきたマネー講師の角田和将さん。『「節約ゼロ」で毎月3万円貯まる!貯金ドリル』(総合法令出版)でお金が貯まるコツを紹介している角田さんも、キャッシュレス派だ。「お金を貯めるには、まずは“お金の流れ”を知ることが大事です。現状を正しく知ることで、対策ができるからです。カード決済の利点は、毎月お金を何にいくら使ったか明細書に記録が残ることです。さらに、ポイントが貯めやすいという点も見逃せません」(角田さん・以下同)実際に角田さんに、“お金が貯まる体質になれる”クレジットカードの使い方を教えてもらった。キャッシュレスの場合、最大の利点は明細書が送られてくることだ。そのためにも、できるだけ支払いは集約すること。家賃など、どうしてもまとめられないものは、口座引き落としにしよう。「明細書は家計簿代わりになります。レシートを見て電卓をたたかなくても、カード会社が代行してくれます(笑)。前月と比較するだけでもムダに気づき、次の月に意識できるようになります」それだけで数万円もの支出が減ったという家庭もあるとか。「明細書を見るときは、“固定費”からチェックしましょう。家賃や保険料、携帯代や光熱費などです。これらは、毎月必ず請求されるものなので、一度見直すと、大きな節約になります。たとえば、スマートフォンを格安スマホに替えれば月5,000円前後も通信費を抑えられます。電気料金は契約アンペアを見直してみるのもおすすめ。10アンペア減らすごとに、基本料金は数百円程度下がります。月500円減でも、年間6,000円の差になります」とはいえ、何でもかんでも削るべきではないという。「支出の見直しの判断基準は、“一過性”かどうか。旅行や趣味など、日々の生活をよりよくする要素があるものは、むやみに削る必要はない。でも、飲み会などは、その瞬間は楽しくても、時が過ぎればおしまい。お金を払う価値に見合うか、意識を向けることで、おのずと財布のひもは固くなるはず」そして、角田さんはこう続ける。「持ち歩く現金を最低限に抑えると、衝動買いは大きく減ります。これまで『数百円だから』と気軽に出していた金額でさえ、カード払いとなるといったん考えるはず。お金を出すことに対してハードルを上げることで、自然と貯まる体質になっていくんです」5,000円あれば、突然のママ友とのお付き合いランチやカフェでも対応できる。角田さんいわく、「お金の流れを把握し、見直しを続ければ、無理せず手元に残る金額が月3万円は増える家庭が多い」のだとか。クレジットカードを上手に使って、貯蓄額を増やそう!
2018年08月03日「家計簿をつけたり、外食費を抑えたりしているのに、なぜかお金が貯まらない」こういう方は結構いらっしゃるかと思います。”キャッシュレス決済”や”お買い物ポイント”を活用して”お金が貯まる家庭”になれるとしたら……試してみる価値アリかもしれません。今回は、「貯まる家庭」と「貯まらない家庭」の家計管理についてのお話です。■ 「現金決済」or「キャッシュレス決済」あなたはどっち?あなたは、普段のお買いものは現金決済ですか、それともキャッシュレス決済ですか?楽天市場が全国の30~40代の既婚男女を対象に実施した「家計の管理」に対する意識調査によると、「キャッシュレス派」は男性が多く、「現金派」は女性が多いことが判明しました。これに併せて家計の財布を握っているのが妻の場合は現金決済派が多く、夫が家計を管理している家庭ではキャッシュレス決済派が多いようです。確かに、女性が家計を管理するとなると、1か月分の出費を項目ごとに封筒に分けるなど、お金の減りが目に見えて分かるように慎重に使うイメージ。CORA / PIXTA(ピクスタ)反対に男性は、クレジットカードのポイント還元率や機能についての比較が得意。nara / PIXTA(ピクスタ)筆者も夫から、「現金で支払っても1円も得しない!」とよく言われます。男性はゲームを攻略する感覚で、ポイントを増やしていく方法などを分析することに長けている印象ですよね。■ 決済への考え方の違いは家計や金融資産に影響お金の減りが一目で分かる”現金決済”、使えば使うほどオトクといわれる”キャッシュレス決済”。両者それぞれメリットがありますが、この2つの決済方法、”資産”に大きな差が出てくるようなんです。グラフの通り、キャッシュレス決済派の方が家計の金融資産を多く保有しているという結果が明らかになりました。キャッシュレス決済派約1,100万円現金決済派約550万円こちらの2つの集団を比較すると、その差額はなんと550万円!さらにキャッシュレス決済を採用している家庭は、夫婦間でお金の遣い方をよく話し合う傾向があるそう。sasaki106 / PIXTA(ピクスタ)この傾向をみると、夫婦間でお金についてよく話し合い、キャッシュレス決済にすれば金融資産を増やすことができる、と期待してもよさそうですね。■ 約670万円も差が!ポイント活用といっても侮るなかれ家計の資産に最大で550万円の差が出るという何とも衝撃的な結果が明らかになった、”決済方法”。しかし、資産の差は決算方法だけでなくポイント活用にも大きな差が出てくるようなんです。ポイントを「よく貯めている」約1,000万円ポイントを「まったく貯めていない」約330万円ポイント活用派と非活用派でなんと、約670万円の差が!Graphs / PIXTA(ピクスタ)決済方法だけででなく、ポイント活用派の家庭ほど、家計の資産が多い傾向にあるという実態も明らかになりました。たかがポイントと思っても侮るなかれ。ポイントを貯めてタダで海外旅行へ行くという方も珍しくはありません。オトクと感じることへの追求が、”貯まる家庭”への第一歩なのかもしれません。CORA / PIXTA(ピクスタ)クレジットカードや電子マネーが普及し、現金を持たなくても生活できると感じる現代ですが、海外に比べるとまだまだ現金支払いが主流である日本。ずっと現金派だった方が急にキャッシュレス派に移行するのは難しいかもしれませんが、ネットショッピングでポイント倍デーを狙ってお買い物し、還元されたポイントを他のお買い物に活用するのは楽しいもの。また、公共料金や自動車税・住民税などの様々な税金をクレジットカード決済にしたり、電子マネーをクレジットカードと連動させることでポイントが自然と貯まっていくのでオススメです。今の家計に合った方法でキャッシュレス決済、ポイント活用を導入されてみることをオススメします。【参考】※〈全国の既婚者400人に聞いた、「楽天市場夫婦のお財布調査2018」〉“貯まる家庭”と“貯まらぬ家庭”家計金融資産に最大670万円の差※クレジットカード業界の現状と課題-金融庁
2018年07月23日ファイナンシャルプランナー資格を持つちながら、何度も何度も、家計簿をつけ続けることに失敗してきた筆者。けれどもここ10年は家計簿が続いています。家計簿が続かなかった理由。それは、「きちんと」家計簿をつけることにこだわっていたから。前回の記事では、無理なく「家計簿」をつけるための手抜きワザを2つご紹介しました。今回は、さらに私が実践している「家計簿が続くヒミツ」を大公開します。【楢戸ひかるの「お困り家計」の見直し術】 Vol.1 お金は「いくら」あれば安心? 貯まらない人の失敗パターンとは Vol.2 住宅ローン、教育費…「貯金しなきゃ!」と、焦る前にすること Vol.3 「節約」ではお金が貯まらない!? 貯まる人が持っている“口座”が存在する Vol.4 結婚式、医療費…「急な出費」のピンチを救うプロの技 Vol.5 家計簿に書くのはたったこれだけ。挫折しない「手抜き」家計簿 ■家計簿は1週間単位でつける家計簿は1週間単位でつけるのがおすすめです。なぜなら、ペース配分がしやすいから。いきなりマラソンで42キロを走りきるのは難しいように、家計の配分も1ヶ月単位より、1週間単位から始める方がわかりやすいのです。また、予算がオーバーしてしまったときも、1週間という単位であれば、リカバーできる可能性は大! 最初から、1ヶ月を目指さず、最初の1歩(1週間)を着実に踏み出すことが大切です。また、1ヶ月を5週間と考えておくのもミソ。使えるお金を5等分してスタートすると、最終週は、2日か3日しかありませんからつじつまを合わせるのが楽です。●おすすめは、高橋書店の「プチ家計簿」高橋書店の「プチ家計簿」は、見開き1ぺージで、1週間分の家計簿が書けるようになっています。896円(税込)というランチ1回分ほどの価格も、「とりあえずトライしてみようか」という気分になるらしく、この話をすると「家計簿が続かない」と嘆いていた友だちも、こぞってトライアルしていましたし、私も8年ほど愛用していました。ちなみに、近年はマネーワークショップを開催していることもあり、次のようなエクセルで作った自作の家計簿を使っています。■「状差し」でムダ遣いを「ひとごと」にする家計簿をつける前に「日付ごとにレシートを並べる」という「ひと手間」、おっくうじゃないですか? 私は、お財布から出したレシートを差す「状差し」を使っています。「プシュッ」、「プッシュ」とレシートを状差に刺していく行為が、日常の中の、ちょっとした息抜きになります。いわゆる「プチプチ」と呼ばれるクッション材をつぶしていくのと、どこか似ていて生理的に心地が良いんです。意外な効用としては、「お財布からレシートを出す」と「家計簿を記帳する」のタイムラグがあること。状差しを使うとレシートがカオス化しないので、2~3週間、家計簿つけを放置できます。これくらいタイムラグがあると、記帳が「ひとごと」になります。「ああ、こんなお金の使い方をしちゃって!」などと思わないので、家計簿をつける気になるんです。反対に言えば、家計簿つけを阻む壁は、「ムダ遣いをした自分を省みるのがイヤ」という気分も大きな要因だと気がつきました。この発見、とても大きかったです(笑)。■家計簿つけの最初のゴールは、「3ヶ月」私のワークショップでは、「家計簿を3ヶ月つけてみること」が最初のゴールです。なぜなら、3ヶ月間、家計簿をつけてみると、「家計費(コスト)」(※1)が出せるからです。「コスト」と「クッション口座」(※2)をわけて集計してみることは、すごく大切です。なぜなら家計の変動は「クッション口座」のお金の上下であって、「コスト」は、そう大きくは変わらないからです。しかしながら、「コスト」という基準(ものさし)が手に入ると、家計についての視界が、グンとクリアになります。※1 コスト:生活費からクッション口座の金額を除いた金額を集計して、その月の日数で割った数字。たとえば1月であれば÷31日。それの3ヶ月の平均値を出すと、生活に必要な最低限の家計費が見えてくる。※2 クッション口座:簡単に言えば、「普段の家計費」と、「貯金」の間のクッションのような役割の口座のこと。どこかの銀行にある、特定の口座ではなく、筆者が名づけたもの。■「マクロな視点」「ミクロな視点」この連載を通じて、「お金のことを考えてみる道筋」をお伝えしましたので、最後にザッとまとめとして整理をしておきますね。「お金のことを考える道筋」で最初にやるべきは、①私(わが家)の未来をデザインしてみること。「未来のわが家の年表」は、マクロな視点で、私(わが家)のお金のことを考えてみる作業です。そして、②デザインした未来を実現するために、お金の流れを整理し、③クッション口座を上手に使いながら、④家計簿でわが家の歩幅を把握します。これは、ミクロな視点でお金のことを考える作業です。私が主婦として20年、家庭運営をしてみて感じること。それは、家庭運営には、「マクロな視点」と「ミクロな視点」が、車の両輪のように必要だということです。■貯金は、自分らしい人生を送るための「手段のひとつ」主婦が「きちんとお金のことを考える」となると、とかく「節約」と「貯金」に気持ちがいきがちです。でも、それでは、永遠に「視界30センチ」から抜け出せません。「節約」や「貯金」は、自分らしい人生を送るための「手段のひとつ」であって、「目的」ではないからです。自分らしい人生を送るためには、「お金のこと」は不可欠です。この連載が、みなさんが、自分らしい人生を送るためのお金のことを考え始めるキッカケになればうれしいです。<楢戸ひかるの「お困り家計」の見直し術>1、 私(わが家)の未来をデザインしてみる 2、 「未来のわが家の年表」を作成し、私(わが家)のお金のことを考えてみる 3、 お金の流れを整理する 4、 クッション口座を上手に使う 5、 家計簿でわが家の歩幅を把握する 6、貯金は、自分らしい人生を送るための「手段のひとつ」と捉えるべし■楢戸ひかる プロフィールHP 「主婦er」 を通じて、「これからの主婦の在り方」を発信中。吉祥寺の人気カフェで、マネーライター歴20年の経験を生かした「お金のワークショップ」を開催しています。【楢戸ひかるのワークショップ: お金のリビング 】
2018年05月26日ファイナンシャルプランナー資格を持つ筆者ですが、じつは、長らく(10年間)家計簿がつけられませんでした。何度も何度も、家計簿をつけ続けることに失敗した私がたどりついた結論とは…。私自身の体験談とともに、がんばらなくても続けられる家計簿の手抜きワザを2つご紹介します。【楢戸ひかるの「お困り家計」の見直し術】 Vol.1 お金は「いくら」あれば安心? 貯まらない人の失敗パターンとは Vol.2 住宅ローン、教育費…「貯金しなきゃ!」と、焦る前にすること Vol.3 「節約」ではお金が貯まらない!? 貯まる人が持っている“口座”とは Vol.4 結婚式、医療費…「急な出費」のピンチを救うプロの技 ■ダメだった最初の10年間の話私は結婚してから最初の10年間、家計簿をつけられませんでした。毎年、年の始め(というか前年度末)に、「来年こそ、きちんと家計簿をつけよう!」と新しい家計簿を買っていましたし、大枚をはたいて家計簿ソフトを買ったことも何度かあります。ありとあらゆることを試したものの、ことごとく玉砕して、何度、レシートの山を捨てたことか! いまでも、大量のレシートを捨てたときの、敗北感に似たドヨーンとした気分を思い出すことができます。■家計簿が続くようになった分岐点は?いま、結婚20年目ですが、前半10年は家計簿がつけられず、後半10年は家計簿が続いています。分岐点は、何だったのか? それを考えてみると、理由は、ひとつ。それは、「家計簿を『きちんと』つけるのを諦めた」ことなんです。ファッション誌に出てくるような美男美女が現実にはそういないのと同じで、メディアで紹介されるような「きちんと」した家計簿をつけられる人なんて、そういない。「私自身は、家計簿を『きちんと』つけられないのだから仕方ない」。そう割り切れたことが、ものすごく大きな進歩でした。では、私が「手を抜くと決めたこと」とは、何だったのかご紹介しましょう。■手抜き技その1:家計簿には全部書かない家計簿をつけるとなると、とかく「家計に関する、全部のお金を記載しなければ!」と思いがち。ですが、実際は、お金の流れのうち、家計簿で管理すべきは、次の図の赤い囲みの部分だけです。言い変えれば、「家計費」と「クッション口座」の2点だけ家計簿で管理すれば良いのです。住居費、保険料は、多くの家庭の場合、毎月決まった金額でしょう。水光熱費や通信費、教育費(学費、塾代、習い事代)なども含め、私は赤い囲みの部分以外は、半年に一度、エクセルで数字を一覧にする程度です。「家計簿で管理すべきは、赤い囲みの部分だけ」と思えば、「何もかも『きちんと』つけなければ!」という焦りにも似た気持ちが、少し和らぐのではないでしょうか? ■手抜き技その2:費目はシンプルに家計簿をつけ続けるためには、費目をシンプルにすることも大切です。たとえば、「家計簿の費目は、2科目だけ(「食費」「その他」)」という方がいらっしゃいました。「そんなのでいいの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、正解です!家計簿をつける目的は、お金の流れを把握すること。多くは望まず、できる範囲で続けることが大切です。私は、現在、下記のような費目で家計簿をつけています。ご参考までに公開しておきますね!●楢戸ひかる自作の家計簿次回は、「節約、貯金から抜け出したい! ママが楽チンになる「お金」の管理術」です。■楢戸ひかる プロフィールHP 「主婦er」 を通じて、「これからの主婦の在り方」を発信中。吉祥寺の人気カフェで、マネーライター歴20年の経験を生かした「お金のワークショップ」を開催しています。【楢戸ひかるのワークショップ: お金のリビング 】
2018年05月25日いまの家計が赤字になっているご家庭、そしていまは大丈夫でも、将来にわたって崖っぷちとなりそうなご家庭など、お金に不安を感じる人は多いのではないでしょうか?そこでエキサイトでマネー記事を担当する、私、楢戸ひかると「お金のことを考える道筋」について、一緒に考えてみませんか? 題して「『崖っぷち家計』脱出法」。「お金が貯まらない」という人の話を聞くと、じつは家計の考え方や順番が間違っている人を多くみかけます。そこで基本からわかる家計見直し術をご紹介します。楢戸ひかるファイナンシャルプランナー資格(現FP技能士)を取得し、女性誌でマネー記事を約20年間執筆。最近では、家計管理のワークショップも開催。家族は、夫と3人の男の子(高校生と中学生の双子)。■「節約」と「家計簿」が失敗するワケお金の悩みは、大きくわけるとこんな感じなのではないでしょうか。<よくある「お金の悩み」3つ>●いまのままで「本当にお金のこと大丈夫なのかな?」と不安を感じている●お金が、なかなか貯まらない●節約や家計簿が続かない「お金のことを、ちゃんとしよう!」と思って、多くの人が最初にトライするのが「節約」と「家計簿」。でも両方とも、面倒だったり大変だったりで、いつしかフェードアウト。そして「やっぱり、私はお金のこと、ちゃんとできないんだ」と、さらに苦手意識を持ってしまう…。これは、とてもよくある失敗パターンです。■“お金の道筋”を知らないと、うまくいかないじつは「家計簿」と「節約」は、「お金のこと」の最終仕上げ! 本来、最後にやるべきことを、最初にやろうとするから、いままでうまくいかなかったんです。多くの人が「お金のことを考える道筋」を間違えていると私は感じています。これが、「お金のことを、ちゃんとしたいけれど、やっぱりできない!」となる一番大きな要因です。反対に言えば、「お金のことを考える道筋」を知れば、多くの人が「お金のことをちゃんとできる」と、私は思っています。■お金は、いくらあれば安心ですか?ところで。道筋をお伝えする前に、ひとつ、質問です。お金は、いくらあれば安心ですか?この質問に、「ちゃんと」答えられる人は、そうそういないと思います。私も、長らくそうでした。「お金がたくさんあったら、きっと安心に違いない」と、ただ、漠然と思っていたんです。でも、「お金のプロ」の方々は、口をそろえて、こう言います。「いくらお金がたくさんあっても、『お金そのもの』に安心を見いだすことは無理です」と。世界的な大富豪ロックフェラーは、お金が減ってしまう不安で不眠症になったとか。こんな話を聞くと、「お金がたくさんあったら、安心」というのは、単なる幻想なのかもしれないと思うようになりました。■「いくら」を具体的に考えるにはでは、どうすればいいのでしょう? 答えは、いたってシンプルです。お金は、「いくら」あれば安心ですか?この、「いくら」を具体的に考えてみるのです。人生でかかるお金の全体像をイメージしやすいように、「生涯年収のイメージ図」を作成してみました。まずはこちらをご覧ください。会社員の場合、生涯年収は限りがあります。ですから、その範囲内で、人生のイベントの費用をまかなう必要があります。これをイメージできるかどうか? ここは、とても大切なところです。●生涯年収のイメージ図「生涯年収のイメージ」の図を頭にいれた上で、私が実際にやったことは、「未来のわが家年表」を作って、年ごとのイベントを書き出してみることです。あるお金のプロが言っていました。「豊かさとは、やりたいときに、やりたいことができること」だと。言い変えれば、人生イベントにかかるお金の算段ができていて、日々の生活が回っていれば「豊か」なんです。このことから、私は、漠然としたお金の悩みを解決するスタート地点は、『未来のわが家の年表』を書いてみること」だとご提案しています。■結婚、出産の早い段階で考える私は、毎年1回、「未来のわが家の年表」を見直しして上書きしてきました。そして、こう感じるのです。「『未来のわが家の年表』は、人生の羅針盤になる」と。たとえば、「家をどこに、いつ買うのか?」「子どもの教育は、公立にするのか、私立にするのか?」…。大切なことは、そういったことを、家庭運営の早い段階で「考えてみる時間を持つこと」です。私も結婚して最初の10年(現在、結婚20年目です)、家計管理のやり方がわかりませんでした。その10年の、暗い海をさまよっている感じったら! それは、羅針盤を得て航海しているいまとは雲泥の差の気持ちです。こんな体験を経て、「主婦は、家庭の経営者。経営者が、会社の未来のヴィジョンを持つことは、とても大切」と思うようになりました。次回は、「住宅ローン、教育費…「貯金しなきゃ!」と、焦る前にすること」です。「未来のわが家年表」の書き方をご紹介します。■楢戸ひかる プロフィールHP 「主婦er」 を通じて、「これからの主婦の在り方」を発信中。吉祥寺の人気カフェで、マネーライター歴20年の経験を生かした「お金のワークショップ」を開催しています。【楢戸ひかるのワークショップ: お金のリビング 】
2018年05月21日人には聞きづらい共働き夫婦の世帯年収。また、どうやりくりしているかも気になるところですよね。ただ、収入によって使えるお金・出ていくお金も変わってくるので一概には言えません。それぞれの家庭の生活レベルによっても変わってくることだと思います。そこで今回は、さまざまな人たちのデータをもとに、共働き夫婦の世帯年収の平均や年収別の家計簿内訳についてご紹介します。 共働き夫婦の平均世帯年収は?まず初めに、共働き夫婦の平均世帯年収についてご紹介します。統計局の2017年の家計調査「妻の就業状態,世帯類型別1世帯当たり1か月間の収入と支出」で、共働き世帯(夫婦2人のみが有業者)のデータを見てみると以下のとおり。なお、世帯主の平均年齢は46.5歳です。平均世帯月収:578,909円世帯主の平均月収:441,141円配偶者の平均月収:137,767円これに12ヶ月を掛けると、平均世帯年収は6,946,908円と700万円に届かないくらいです。こちらはボーナスや賞与を含めた額なので、20%を差し引くと手取り年収は約555万円。また、世帯年収は住居・生計を共にしている全員の年収を合わせたものです。税金や保険料が差し引かれていない額なので、実際に銀行に振り込まれる額はもっと少なくなります。 世帯年収別の家計内訳次に、世帯年収500万円~900万円の、世帯年収別の家計内訳を見てみましょう。年収500万円の場合厚生労働省の「平成28年国民生活基礎調査の概況」によると、平均所得金額は545万 8千円となっています。年収と所得はちょっと異なるのですが、それでもおおむね平均額くらいと言うことですね。夫婦2人なので、単純計算で1人250万ずつ。正社員同士で共働きならば、この金額をクリアしているかたも多いのではないでしょうか。手取り年収としてはおよそ400万円で月33万円ほど。毎月の家計内訳住宅:9万9千円生活費(保険・小遣い等含む):19万8千円貯金:3万3千円年収500万円で住宅ローンを借りようとすると、毎月約6万円の返済(35年ローン)で2500万円ほど借りられると言われています。ただ、35年後に何歳かという年齢を考慮する必要があります。年収600万円の場合冒頭で、共働き夫婦の平均世帯年収を694万6千円だとご紹介しました。共働きで世帯年収600万円はそう珍しくない金額だということですね。夫婦2人で割ると300万ずつ、手取り年収としてはおよそ480万円の月40万円ほど。毎月の家計内訳住宅:12万円生活費(保険・小遣い等含む):24万円貯金:4万円年収600万円で住宅ローンを借りようとすると、毎月約7万5千円の返済(35年ローン)で3,000万円ほど借りられると言われています。年収700万円の場合厚生労働省の「平成28年国民生活基礎調査の概況」によると、児童のいる世帯の平均所得金額は707万8千円なのだとか。子育てにお金が掛かるということで共働き世帯が多いのと、晩婚化により30代後半など所得が増えた世代が多いのだと考えられます。夫婦2人で割ると350万ずつ。手取り年収としてはおよそ560万円の月手取り46万円くらいになります。毎月の家計内訳住宅:13万8千円生活費(保険・小遣い等含む):27万6千円貯金:4万6千円年収700万円で住宅ローンを借りようとすると、毎月8万5千円の返済(35年ローン)で3,500万円ほど借りられると言われています。年収800万円の場合1人で年収800万円を稼ぐ人は国税庁の調査によると2.7%ほどしかいません。ただ、夫婦2人で考えると1人400万ずつなので、共働き夫婦の世帯年収としては30代の平均程度。手取り年収はおよそ640万円の月50万切るくらいになります。毎月の家計内訳住宅:15万円生活費(保険・小遣い等含む):30万円貯金:5万円年収800万円で住宅ローンを借りようとすると、毎月10万円の返済(35年ローン)で4000万円ほど借りられると言われています。年収900万円の場合年収1000万円に届きそうな年収900万円。統計の2017年「年間収入階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出全国・二人以上の世帯のうち勤労者世帯」によると、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の中で6.5%。世帯数としては少ないようです。ただ、配偶者の有業率が58.3%と半数以上なので、共働き世帯が多いよう。世帯年収による単純計算ですが、夫婦で1人450万ずつならクリアできます。手取り年収としてはおよそ720万円で、月60万くらいになります。毎月の家計内訳住宅:18万円生活費(保険・小遣い等含む):36万円貯金:6万円年収900万円で住宅ローンを借りようとすると、毎月11万円の返済(35年ローン)で4500万円ほど借りられると言われています。 世帯年収1000万円は目指せる?世帯年収が1000万円もあれば、生活がもっと楽になりそうですよね。シンプルに考えれば、夫婦で年収500万円ずつ稼げば到達できますが、共働きで世帯年収1000万円を目指すことは可能なのでしょうか。統計局の2017年「全国・二人以上の世帯のうち勤労者世帯」のデータを見てみると、世帯年収1,000万円~1,250万円の世帯は、二人以上の世帯・勤労世帯の約9%。なお、世帯主の平均年齢は50.1歳で、有業人員は2人、配偶者の有業率は62.8%となっています。少なくとも2人は働いていて、半数以上が共働きと言うことですね。妻が正社員ならば、目指せる金額ではありそうです。どんな生活?世帯年収1,000万円といっても、税金等が引かれるため20%差し引いて、年間の手取りは800万円くらいになると思います。贅沢な暮らしができる、とまではいきませんが、節約にあくせくすることはなく生活することができるでしょう。ただ、車や家のローン、子どもの人数や習い事などの教育費などを考えると、それなりに家計管理をしていく必要はありそうです、 一般的な目安で生活費や貯金額を紹介しましたが、通常住宅ローンや車、教育費などで生活費の増減があります。ご自分がどこに重きを置くのかで中身も変わってくると思うので、家計簿などで優先順位を付けて家族で話し合ってみてくださいね。ただし、必ず毎月一定の貯蓄額を確保するようにしておきましょう。まずはご家庭の世帯収入を調べてみて、現在の収入でやりくりしていくのか、さらなる上の金額を夫婦で目指してみるのかを話し合ってみてくださいね。 出典:家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表共働きで世帯年収1000万円の生活レベルは?住宅ローンや貯金事情住信SBIネット銀行平成28年国民生活基礎調査の概況平成29年賃金構造基本統計調査結果の概況
2018年05月14日家事、育児、仕事が巡る日々。時間に追われ、何事も「続けることの難しさ」を実感することはありませんか。今回は、「今度こそ続けられる、習慣化できる」、1日1分間でできる「時短家計簿」についてです。しかも、スマートフォンでやりくりを管理する便利で簡単にできる家計簿アプリなどを利用せずに、身近なものを使って家計簿がつけられます。前編でお伝えしたように、筆者の家計管理方法はレシートを現金払いとクレジット決済に二分してバインダーで保管するという方法です。今回は身近なものを使って、家計簿替りにすることを提案します。■ 週間手帳派は月間ページが空いてる!? 手帳の空白ページを利用!身近なものとはいったいなんでしょうか?それは「手帳」です。愛用は高橋手帳。No133のミニサイズです筆者はスマホのカレンダーも使いますが仕事絡みでメモしたいことがあるので、実用的なビジネス手帳を使っています。見開きで1週間の予定を書き込める週間手帳を使っていますが、前の方にある月間カレンダーがほぼ空白でした。試しにこの月間カレンダーを使って家計簿をつけてみたら、想像以上に使い勝手が良いことが判明しました!それでは詳しくレシートの転記方法をご紹介します。■ 費目はざっくりでOK!見直したい費目を区分して、家計のツボを押さえる筆者は単身者ということもあり、家計の費目がもともと少ないのですが、一般家庭の「おこづかい制」にならい、食費や日用品、生活品以外のものをおこづかいにしています。費目内訳は以下の通りです(家賃、保険や年金などは定額なので記していません)。食費(内食)日用品(消耗品、靴の修理、自転車メンテ代、コスメなど)※食品と日用品をスーパーなど同じ場所で買うことが多い場合は、食費&日用品にしても良いと思います。仕事(経費で落とさない仕事の合間の食事やおやつ)予備費(季節ものクリーニング代、時計修理、家電、お年玉、お見舞い、冠婚葬祭など)交通費医療費おこづかい(外食、美容院&エステ、衣服装飾品、お土産&ギフト、生花、おでかけ、習い事など)小さい手帳のため書ける欄に制限があるので、費目を絞っていますが、費目をアバウトにしたことで計算が楽なので面倒なことがなく、長続きしているのもしれません。おこづかいは「家以外で楽しむこと」全般なのですが、美容費を節約したいという明確な目的があれば、「美容費」という科目を増やします。実際の整理は、現金払いのレシートは1週間ごとにバインダーから外して費目別に分けます。続いて費目ごとに1週間の合計額を出します。手帳にはレシートを締めた日に(食)(日)(お)など、略字と1週間の合計額を記していきます。締め日はマジックで太線を引いて家計簿1週間ルールを明確に筆者は毎週日曜日の夜(できない日は翌日)にこのような週に一度の家計簿をつけています。計算済のレシートは処分し、バインダーがスッキリしたところで新たな週を迎えます。前編でも記したように、保証書付き商品の購入のレシートや医療費の明細は家計簿をつけた後も保管しましょう。赤い丸で囲んだのがクレジット決済の買い物。たいてい翌月払いなので、 引き落とし予定日に金額を費目ごとに転記しますクレジット決済での買い物は、引き落とし日に費目の合計を記していきます。家計簿に記したクレジット決済のレシートも現金払いレシート同様に処分します。実験的に今年はレシート処理を1月は10日ごと、2月は短いので2週間ごとにしてみましたが、スパンが長いと計算が面倒だなと感じ、やはり週1回が短時間の処理で済むのでちょうどよいことが判明しました。月末には4週分(または5週分)を合計すると1か月あたりの家計がわかります。■ 家計簿をつけるとお金の意識と行動が変わる!?makaron* / PIXTA(ピクスタ)毎日のレシート保管と週に1回の手帳で家計簿。これを続けて筆者は以前と変わったことがありました。1. 財布から毎日レシートを出すようになり、財布がいつもスッキリ。2.「買い物=レシートが増える=計算が面倒」と思い、帰宅途中に通るこれによって、ドラックストアの特売品など突発的&衝動的な買い物が減った。3. 1ヶ月の予算を立てられるようになった。4. おこづかいの多い月があることを知り、目的貯金や翌月の出費を少しセーブするようになった。いかがでしたか。毎日1分、週1回の10分かからない簡単家計簿。一見細かなように見えますが、仕分けしながらレシートを保管し、メモ書き程度に使ったお金を記すシンプルな方法です。一生懸命働いて稼いだお金です。支出を把握して自分の手で家計をコントロールして無駄を省けば、楽しい計画を多く立てられるようになりますよ!
2018年05月01日夫と妻両方に収入がある共働き夫婦。ただ、専業主婦(専業主夫)のいる世帯よりも自由時間がとりにくいため、家計簿の管理がなかなかできないかたも多いのではないでしょうか。今回はそんな共働き夫婦の家計管理術についてご紹介します。 1. 共働き夫婦の家計簿ってどうしてる?共働き夫婦は、家計簿についてどうしているのでしょうか。貯金のできない共働き夫婦夫と妻、2つの収入があるにも関わらず、貯金額は専業主婦のいる世帯より少なかった……。と言う話をよく聞きます。それはもしかしたら「収支管理」などの家計簿付けができていないからではないでしょうか。それではなぜ家計簿をつけないのか。忙しいから、やりかたがわからないなど様々な理由はあるかもしれませんが、「危機感がないから」というのが1番かも。お互いに安定した収入があり、どちらかが貯金してくれているだろうという気持ちでいると、家計管理に対して気が緩んでしまいますよね。貯金ができる共働き夫婦それでは貯金ができている共働き夫婦は、どうやっているのでしょうか。やはり「お金を貯める目標」というものを夫婦で共有し、家計簿をつけて収支管理をしっかりと行っているのだと考えられます。各生活費はどのくらいが妥当?家計簿をいざ付けてみても、「これって赤字?」「この月収で費用は多い?少ない?」「貯金額はいくらが妥当?」など、疑問が浮かびがち。共働き夫婦の手取り金額に対する生活費の理想の割合は以下のとおりです。食費:15%住居費:25%水道光熱費:5%通信費:5%保険料:7%お小遣い:10%日用雑費:2%交通費:2%趣味・娯楽費:2%被服費:2%交際費:2%貯蓄:20%その他:3%なお、保険料(生命保険・自動車保険など)やその他(教育費や駐車場代など)の支出や貯金額については、ローンや子どもの有無によっても変わることをご了承ください。 2. どうやって貯金する?今の生活レベルを落とさずに貯金する方法は、収入を増やすのが最も手っ取り早いのですが、現実的ではありません。やはり貯金をするという意識を持ち、実際に行動することが大切です。そのためにできることは何があるのでしょうか。家計簿をつける何よりも必要なことは、家計簿を付けて収支を知ること。時間がないかたは、数円単位の端数は気にしないで、ざっくり記入していくと良いでしょう。とりあえず大まかでも良いので、何にどのくらいの金額がかかっているかを数字で知ることが重要。収支を見直す家計簿を付けることで、何が家計を圧迫しているかが一目でわかります。食費や水道光熱費など生きるために必要な生活費を削るのは難しいかもしれませんが、保険や携帯料金のプランなどを見直すことは簡単にできるでしょう。よくわからない場合は、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめ。口座を分ける夫婦の口座はどのように管理していますか?おすすめなのが、「口座を分ける」ということ。まず必ず用意したいのが「貯蓄用口座」。夫と妻それぞれの名義で持っていると安心です。給料日に決められた額を振り込んでおくことで確実に貯金ができます。あとは夫婦どちらかの名義で「生活費用」と「養育費用」等の口座を作り、こちらも給料日に決められた額を振り込んでおきます。あると便利なのが「予備費口座」。黒字で余った分のお金を入れておくと、支払いで足りない分や冠婚葬祭や医療費などで、急にお金が必要になったときに引き出すことが可能。貯蓄用口座からは引き出さないようにしましょう。貯金額の目標を決める目的がないと貯蓄も頑張れません。マイホームの頭金として「1000万貯める」とか、自動車の購入のために「500万」、子どものために「500万」など、夫婦で話し合って目標を決めておきましょう。ブログで家計簿を公開してみる同じくらいの世帯年収で、家計簿や節約術を公開しているブログなどを参考にしてみると良いかもしれません。逆にご自分で家計簿を公開してみると、コメントでいろいろなかたからアドバイスがもらえたり、情報交換ができるかも。家計簿アプリで簡単家計管理時間がないかたにおすすめなのが、スマホの家計簿アプリで家計管理をするということ。2つの家計簿人気アプリをご紹介します。Zaim(ザイム)> App Store> Google Play700万人が利用している人気の家計簿アプリ。紙のレシートをスマホのカメラで撮影すると、品目や金額を自動で読み取ってくれます。他にも、約1,500の金融機関の公式サイトに接続することで、支出や収入の明細を自動で取得。分析グラフにより、家計簿の見直しもラクラクできます。アカウントが共有できるので、夫と妻両方の管理が可能に。マネーフォワード> App Store> Google Playレシート読み取りやグラフ化など基本的なことはZaim(ザイム)と同じ。ただこちらは、国内の全銀行を含む2,600以上の銀行・クレジットカード・証券・FX・電子マネー・ポイント等、幅広く連携できるのが特徴です。携帯の料金プランや通話料なども取得してくれるので、プランの見直しまでできちゃいます。Excelで家計簿を管理アプリが合わないかたは、Excelもおすすめ。Excelのほうが自由度が高いので、家計簿を自分好みにカスタマイズできます。シンプルにつけたいかたは「収入」と「支出」と「収支」の項目を作り、カテゴリごとに金額を入力し、関数で合計を出すだけでOK。やりかたがよくわからないかたや、いちから作成するのが面倒なかたは、「家計簿のテンプレート」をダウンロードするのがおすすめですよ。無料で質の良いものがたくさん出回っています。 共働き夫婦に必要なのは「貯金する意識」です。なんのために貯金するのか目標を決めて、家計簿を付けてみましょう。毎月の収支を知り、切り詰められるところや節約できるところを見直してくださいね。全体の金額が分かれば、貯蓄用口座・生活費用口座・養育費用口座・予備口座などを作り、給料日にそれぞれ振り込みましょう。悩んだときは、ファイナンシャルプランナーに相談したり、ブログ等で他人の収支を知るなど、積極的に動いてみてください。 参考:あなたの家計簿見せて!
2018年04月22日家事、育児、仕事が巡る日々。時間に追われ、何事も「続けることの難しさ」を実感することはありませんか。今回は、「今度こそ続けられる、習慣化できる」、1日1分間でできる「時短家計簿」についてです。しかも、スマートフォンでやりくりを管理する便利で簡単にできる家計簿アプリなどを利用せずに、身近なものを使って家計簿がつけられます。前編は、レシート管理だけでOKな「時短家計簿」の付け方について具体的にご紹介していきます。tomcat / PIXTA(ピクスタ)■ レシートは必ずもらう!紛失したらメモ書きする習慣をmakaron* / PIXTA(ピクスタ)筆者は家計のほか、フリーランスのため経費扱いのレシートや領収書は必ず保管しています。経費のまとめは、業務の一環としてやらなければならないため、レシート類の月別保管や計算書に入力として確定申告に向けて定期的に管理します。ですが、家計は仕事のようにはいかず、上手く管理できませんでした。メンドクサイという気持ちが先行してしまいます。そこで、いつもやっている経費の管理方法を簡略化した家計簿を編み出しました。【ステップ1】レシートの一時保管はマスト!レシートは出金の証です!現金、クレジットカード、電子マネー。何でも支払いや決済をしてもレシートが発行されます。レシートは必ずもらいましょう。万が一もらえない、もらい忘れた場合は金額をメモ書きにしてレシート替りにします。自販機、割り勘の食事代はレシートが出ないのでメモの習慣をネットショッピングで納品書や請求書などが商品に同封されないケースも多いですよね。ちなみに、領収書を出力できたり、決済時の備考欄に納品書(領収書)同封希望と記せば対応してくれる場合があります。筆者は経費で落とさない買い物はネットショッピング利用日、商品、金額をメモにして、まとめて記しています。【ステップ2】レシートはその日のうちに移動、お財布はいつもスリムにmakaron* / PIXTA(ピクスタ)帰宅後その日のうちにレシートを財布から取り出しバインダーで保管します。忘れてしまった場合は、翌朝取り出してください。もらったレシートは2つ(もしくは3つ)に分けてバインダーで区分します。区分の目安は現金か電子マネー(当日支払い)クレジット決済(後日引き落とし)支払日が当日か引き落とし日かという現金支払い日を目安にしています。クレジット決済レシートを分けることで、毎月カード会社から送付される利用明細書の照会がスムーズです。レシートを上に重ねていくだけで時系列になり、チェックしやすいですよ。【ステップ3】バインダーでらくらく管理、クレジット決済or現金払いで区分け自作バインダーはA4見開きのものをセリアで買いました。今まで(経費、クレジット、現金)の3つのA4バインダーでレシートを保管していたのですが、物理的に分かれていると頭の中でリンクできない、おまけに場所をとるということで、1か所集約型にしました。自作バインダーは、今までのバインダーを捨てる際にホルダーの金具を切り出し、両面テープとガムテープで現在のバインダーにジョイントさせて元々1つだったホルダーを3つに増量させて作りました(かなり強引ですが……)。カード決済にしているので 引き落としが終わった買い物は消していきます挟む箇所を増やすにはダブルクリップでも代用できます。ちなみに挟む箇所2つのバインダーは商品化されていますよ。ナカバヤシ 超天才くんファイル2 (B5またはA4) クリップボード バインダーなど、どれも500円ほどで買えます。電卓はバインダーの中に入れて保管しています筆者は左ページをクレジット決済。右ページを現金か電子マネー決済にしています。さらに、右上を経費、右下を家や私用の買い物にしています。通常、「経費」区分のレシートは必要ないので、「医療費」や家計の中でもフォーカスしたい項目のレシートを分けておくのもオススメです。【ステップ4】レシートは一定のルールで転記と処分。週1回だから続く簡単家計簿Graphs / PIXTA(ピクスタ)現金で使ったレシートは週1回、カード決済のレシートは決済日に合わせて転記し処分しています(ただし家電など保証書付き商品の購入や医療費レシートは保管してください)。家計のレシートはひとり暮らしの筆者でも1か月溜めると結構な量になります。週1回、家計のレシートをまとめて身近なものに転記していきます。次回は、家計簿を用意しなくてもできる週1回の家計転記の方法と、この家計管理法のメリットやコツをお伝えします。
2018年04月16日電気は毎日使うもの。少しでもお得に使えたらいいですよね。電力自由化って何がお得になったの? 興味はあっても「変えるのが面倒くさい」「本当にメリットがあるのかわからない」という方に、電気事業者の選択のポイントをFPのすぎうらさんに聞きました。電力自由化による電気事業者の比較ポイント2016年4月に電力自由化が始まり、各家庭で電気の契約先を自由に選べるようになりました。電気を販売する小売電気事業者には、ガスやガソリンなどのエネルギー関連会社、インターネットプロバイダや携帯電話などの通信関連会社、その他の業種の会社が登録しています。ママとして電気事業者を比較するときには、まずは安定した電力供給と安全性、次に環境や家計にやさしいことがポイントです。電力自由化により、家庭に合った料金プランが選択できるようになりましたので、ここでは家計にやさしいことを主な比較ポイントとして考えます。電力自由化によるお得となるポイント電気料金をお得にする一番の方法は、家庭で使う電力量を抑えることです。まずは、使っていない電気は消す、省エネ家電を使用するなどで電気料金を抑えます。これ以上電力量を抑えるのが難しいと感じたときは、思い切って電気事業者を変え、各家庭の電気の使い方に合った料金プランを選択し、電気料金を抑えます。プラン変更に加え、電力以外のサービスと組み合わせたセット割を活用するとさらに月々の電気料金が安くなることや、各種ポイントサービスが付加されることなども見逃せないポイントです。電気事業者の比較■株式会社サイサン「エネワンでんき」「エネワンでんき」の料金プランは使えば使うほど安くなるため、電気使用量が多めの家庭に向いています。40Aの契約で月平均400kwh使用なら年間約4400円のお得、60Aの契約で月平均600kwh使用なら年間約13,000円もお得になります。(2018年2月17日現在) ■HISの電気「E change(イーチェンジ)」「H.I.S.のでんき」は30A以上の契約ならで誰でも電気料金が5%オフになるシンプルな料金プランです。朝や夕方に多くの電力を使う家庭向けの「ママトクコース」は19時~21時の従量料金が無料、「朝ママトクコース」は6時〜8時の従量料金が無料となります。旅行会社のH.I.S.ならではのお得ポイントは、H.I.S.の旅行代金の最大3,000円引きです。(2018年2月17日現在) ■東京ガスの電気「電力スイッチング申込」電気の使用量に応じてスマートセレクトとファミリーセレクトが選択できます。電気料金が月平均約6,600円未満の家庭はスマートセレクト、電気料金が月平均約6,600円以上はファミリーセレクトがお得になり、ガスとのセット契約にするとTポイントや楽天ポイントと交換できるパッチョポイントが付加され、さらにインターネットもお得になるサービスもあります。(2018年2月17日現在) ■楽天エナジーの電力「まちでんき」スタンダードプラン「まちでんき」は電気使用量10kwhごとに楽天ポイントが1ポイント貯まります。貯まったポイントで電気料金の支払も可能です。電気料金を楽天カードで支払うとさらにポイントが貯まります。スタンダードプランは一般家庭向けで、50Aの契約で月平均600kWh使用なら年間で約15,220円のお得になります。(2018年2月17日現在) ■楽天エナジーの電力「まちでんき」プレミアムプラン楽天エナジーの電力「まちでんき」プレミアムプランは小さな事務所や商店向けで、20kVAの契約で月平均41,000kWh使用なら年間で約27,080円のお得になります。(2018年2月17日現在) ■「Looopでんき」電力スイッチング「Looopでんき」は、太陽光、風力、水力などの自然エネルギーを活用しています。料金プランにはおうちプランとビジネスプランがあります。おうちプランは一般家庭向けで、40Aの契約で月平均520kWh使用なら年間で約14,700円のお得、ビジネスプランは小さな事務所や商店向けで、月平均2,183kWh使用なら年間で約82,200円のお得になります。Looopでんきアプリで30分毎の電力使用量や節約額、請求情報等が確認できます。(2018年2月17日現在) ■auでんき「電力スイッチング」「auでんき」はauスマートフォンとセットで加入すると毎月の電気料金に応じて最大5%相当分のWALLET ポイントが貯まります。電気料金が月に13,000円の場合、最大で年間7,800円相当のポイントとなります。電気の使用量はauアプリで確認できます。(2018年2月17日現在) auでんき「電力スイッチング」の詳細はこちら ■電力スイッチング「ENEOSでんき by KDDI」「ENEOSでんき」のAプランかVプランで2年以上利用する契約の場合、「にねんとく2割」により1〜2年目は1kWhあたり0.2円、3年目の更新で0.3円の割引が適用されます。また毎月の電気料金支払い200円ごとにTポイントが1ポイント貯まります。さらにENEOSカードで電気料金を支払うとガソリンや灯油・軽油代が1リットルごとに1円引きになります。(2018年2月17日現在) 電力スイッチング「ENEOSでんき by KDDI」の詳細はこちら ※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
2018年03月11日ポイントがたまったり、家計簿代わりとして使えるなど、なにかと便利なクレジットカード。ただしクレジットカードと一口にいっても、それぞれ特徴や使いかたも異なっています。今回はそんな数あるクレジットカードの中から、夫婦向けで家族カードが作りやすいもの、日々の生活でポイントをためやすいものの2つに焦点を合わせてまとめてみました。 1. アウトドア系の夫婦におすすめのクレジットカードカード名ENEOSカード概要ENEOSカードはC・P・Sの3種類あります。今回はENEOSカードS(スタンダード)についてご紹介。主に車でレジャー等に出かけるかたにおすすめのカードです。ポイントを貯められるお店と率ENEOSでのガソリン・軽油・灯油以外の利用1,000円ごとに20ポイントENEOS以外なら利用1,000円ごとに6ポイントカードの特典ガソリン、軽油ならいつでも2円 / ℓ引き灯油ならいつでも2円 / ℓ引きカーコンビニ倶楽部での修理代が5%オフオリックスレンタカーが10%オフ24時間受付で30分~1時間でかけつけるロードサービス付きレッカー車による移動が10kmまで無料路上修理が30分以内無料年会費1,250円(税抜き)(初年度無料)家族会員は無料ENEOS以外、年1回のカード利用で次年度の年会費無料 2. インドア系の夫婦におすすめのクレジットカードカード名Orico Card THE POINT概要年会費無料にもかかわらず、還元率の高いカード。オリコ運営のオンラインショッピングモール「オリコモール」を経由して、Amazon等のネット通販を利用するとポイントがさらにアップ。Amazon以外にも多種多様のネットショップがあるのもうれしいポイントです。ネットショッピングの好きな夫婦におすすめ。ポイントを貯められるお店と率カードショッピング100円につき1オリコポイント入会後6ヵ月間は100円で2オリコポイント(上限5,000ポイント)オリコモール経由でネットショッピングをするとオリコポイントが最大17%アップオリコモールはAmazon・楽天など約600ショップが参加無料ビンゴやサイト訪問などでもオリコポイントが貯まる「iD」と「QUICPay™」の2種類の電子マネーが搭載されているため、コンビニ等少額の利用でもポイントが貯まるポイントを使えるところ1オリコポイントは1円相当500オリコポイントからリアルタイムで、Amazonギフト券やiTunesギフトコード等に交換できるJAL、ANAへのマイル移行手数料不要年会費永年無料 3. 旅行好きの夫婦におすすめのクレジットカードカード名ANAアメリカン・エキスプレス・カード概要ANAとアメリカン・エキスプレスとの提携クレジットカード。「ポイント移行コース」に登録するとポイントが無期限になるため、夫婦でポイントを貯めて往復特典航空券を獲得するなどの使い方も可能。他にもANAの空港内店舗や国内線・国際線の機内販売が10%オフになるなど、お買い物を優待してくれます。さらに海外旅行で国際線航空券やパッケージ・ツアーなどの代金をカードで支払うことで、最高3,000万円(会員の家族には最高1,000万円)の海外旅行傷害保険が自動的に付帯されます。また、アメリカン・エキスプレスが提供する国内外の空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用できるなどサービスも充実しています。ポイントを貯められるお店と率コンビニ、カフェ、公共料金の支払いなど100円につき1ポイントANAグループでのカード利用でポイントが通常の1.5倍ANAカードマイルプラス提携店でのカード利用で、通常のポイントに加え100円=1マイルが自動積算される毎年カード継続ボーナスとして1,000マイルをプレゼントポイントを使えるところ1,000ポイント(1,000マイル)単位でマイルに移行できる5,000マイルからANAグループ便やスターアライアンスメンバーを含むANAマイレージクラブ提携航空会社便の特典航空券に交換可能カード利用後の代金にポイントを充当できる500以上のアイテムに交換可能年会費基本カード会員は年会費7,000円+消費税家族カード会員は1人につき年会費2,500円+消費税ANAマイレージクラブへのポイント移行には、「ポイント移行コース」(参加費6,000円+消費税 / 年間・自動更新)への登録必須 4. 買い物好きの夫婦におすすめのクレジットカードカード名イオンカード(WAON一体型)概要1品5,000円以上の商品が、偶然による事故(破損事故・火災事故・盗難事故)で購入日から180日以内に被害を受けた場合に補償する「ショッピングセーフティ保険」付き。ただし、補償対象外商品(事故)もあります。イオンカードは特に180日と保証期間が長く、自己負担額も0円なので、お買い物をした商品がいざというときに壊れてしまった……!というときに安心できるカードです。ポイントを貯められるお店と率イオングループの対象店舗なら200円(税込)ごとに2ポイントイオングループの対象店舗以外なら200円(税込)ごとに1ポイントイオン等店舗の毎月20・30日の「お客さま感謝デー」の買い物代金は5%オフ毎月10日「ときめきWポイントデー」はときめきポイントが2倍優待加盟店の利用の場合、規定の倍率ポイントが貯まるポイントを使えるところ様々な商品に交換WAONに交換寄付、募金専用オンラインショップで買い物(1,000ポイント以上、500ポイント単位)年会費無料 「どのようなものをクレジットカードで買いたいか」「どのような特典を受けたいか」「どのようなお店をよく利用するのか」で考えると、おのずと使いたいクレジットカードが見えてくるはず。ご夫婦でよく相談して、夫婦のライフスタイルにぴったりのクレジットカードが見つかると良いですね。 参考:ENEOSカードOrico Card THE POINTANAアメリカンアメリカン・エキスプレス・カードイオンカード(WAON一体型)ショッピングセーフティ保険
2018年02月13日チラシをチェックしてなるべく安いお店で買い物をするなど、節約をするママは多いもの。限られたお金だけでやりくりしなければいけないから、家計の管理は難しいですよね。「今年は景気がいい」なんて言われることもあるけれど、いまいち実感できていないなんてことも。では、2018年の家計についてどう感じているのでしょうか?2018年は「苦しい」が優勢…?しゅふJOB総研が1月19日、「家計と稼ぎ方」に関する調査(N=745名)の結果を発表しました。これによると、2018年は家計に余裕がない人が多いようです。Q.あなたのご家庭について、2018年の家計はどうなりそうですか。感覚に近いものを教えてください(単一回答)1位:家計が苦しくなりそう…48.9%2位:変化はなさそう…39.2%3位:家計にゆとりができそう…11.9%もっとも多かったのは、「家計が苦しくなりそう」で、約50%。例年と比べて、「変化はなさそう」と回答した人も約40%と、今年もお財布事情は少々厳しい予感。一方、「家計にゆとりができそう」と回答したのは、わずか11%ほど。どうしてゆとりができそうなのかまではわかりませんが、「子育てがひと段落する」「育休が終わって復職する」など、「出費が減る」もしくは「収入が増える」ようなことが待っているのかもしれませんね。家計を増やすための手段1位は「副業」家計が苦しくなりそうとの見方が優勢のようですが、もしも家計を増やす必要が出てきたら、あなたはどうしますか?これについても調査結果が出ているので、TOP5までを紹介します。Q.もしあなたが本業以外で家計を増やすとしたら、どんな方法を選択しますか。(複数回答)1位:副業(雇用契約)…39.2%2位:副業(業務委託契約)…34.1%3位:ポイントを貯める(Tポイントなど)…31.8%4位:中古品など所有物を売る(メルカリ・ブックオフなど)…29.5%5位:金融商品の売買(株、投資信託、通貨など)…23.0%1位、2位はいずれも「副業」の項目。以前は、情報が漏洩することなどが懸念され、副業を禁止する企業がほとんどでしたが、最近では副業を推進する企業も増えていて、ある意味イマドキな回答なのかも。3位には、「ポイントを貯める」が続きました。地道な努力ではありますが、“塵も積もれば”。いつも同じお店で買っているというママには、ピッタリの方法ともいえそうです。お金がすべてではないと言いつつも、お金がないと生活はできません。今は「苦しくなりそう」という人が多いですが、いつか「ゆとりができそう」が100%になればいいですね。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年02月05日こんにちは、家計管理プランナーのあきです。『子どもが産まれたので、学資保険に入ろうと思います』そのような相談は比較的多く寄せられます。子どもが小さいうちに加入するほど、1年の負担額が小さいこともあって、子どもが産まれたと同時に学資保険に加入するというケースも多くみられます。子どもが小さいうちからお金を準備しなくては…と焦ってしまうようです。私は、「つけるだけで貯まる家計簿の書き方」の書籍を出版し、全国から家計やお金に関する相談メールをたくさんいただいたり、それに答えたりしています。また、現在3人の子どもを育てている主婦でもあります。家計管理の視点から、学資保険について一緒に考えてみましょう。家計管理における学資保険学資保険に加入すると、子どもが成長し、学費が気になる頃にまとまったお金を受け取ることができます。お金を貯めることが苦手な方は、学資保険で強制的にお金を貯めておくことで、将来「子どもの進学のためにかけられるお金がない!」という事態を防ごうと考えがちです。しかし、この学資保険が、家計管理においてはやっかいなものになる可能性があります。失敗しがちな学資保険学資保険は、最後までキチンと支払いを続けられれば、将来の家計の大きな助けになる可能性があります。しかし、一部の家計の中には、学資保険の支払いによって家計が圧迫されてしまい、途中解約をしなくてはいけない状況に追い込まれることがあります。加入を決めた時は、子どもは生まれたばかり。習い事の費用も、学費もかからないので、家計における子どもの教育費の負担額はそれほど大きくありません。食費を圧迫するほどの食事量も必要ありません。自分の部屋もないことが多いので、光熱費にも影響はほとんどありません。したがって、学資保険の支払いが増えてもさほど苦労せずに払い続けられます。しかし、子どもが徐々に大きくなってくると状況が変わってきます。習い事を始めたり、学費もかかるようになります。食事量も大人並みになります。自分の部屋を持つほどの年齢になれば、スマホが欲しい、エアコンやテレビが欲しいと言い出すこともあります。子どもにかかる費用は赤ちゃんの頃と比べると、増加する一方です。それなのに、給料は赤ちゃんの頃とそれほど変わっていない-…。このような時に、とたんに学資保険の支払いが家計を苦しめる存在に変わってしまいます。子どもの成長とともに、収入も上がっていれば問題ないのですが、増える費用に比べて収入の上昇が追いつかないと、結局途中解約をせざるを得なくなり、それなら初めから自分で貯めていた方が得だった…というような事態にもなりかねないのです。学資保険で成功するには学資保険の加入を成功させるためには、子どもが小さいうちの家計状況ではなく、子どもが大きくなった時の家計状況をある程度予測する必要があります。・子どもが大きくなり、習い事始めたら家計はどうなるか?・学費がかかるようになったら家計はどうなるのか?・光熱費や通信費が上がったら家計はどうなるのか?・収入が上がる見込みはあるのか?そのようなことを総合的に見ながら、加入しても支払い続けられるかを検討しましょう。まとめ家計管理の観点から考えると、子どもが産まれたからといって、学資保険への加入は必須ではありません。今現在の家計状況ではなく、将来的な家計状況を見据えた上で加入を検討することが、一番重要です。途中解約してしまっては意味がなくなってしまいます。自力でお金を貯められる自信がない人ほど、つい強制的な貯蓄にひかれてしまうもの。赤ちゃんの時にはラクラク支払えた学資保険が、数年後には学資保険の支払いがあるために、日々の食事さえもままならない…という家計にならないように、慎重な判断が求められます。*本文は、学資保険を否定するものではありません。あき家計管理プランナー。「あきのズボラ家計簿(KKベストセラーズ)」の著者。子育て世帯の実践的な家計管理に詳しい。2年で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿
2018年01月15日