おとな向け映画ガイド今週の公開作品から、人間って…の3本をご紹介します。ぴあ編集部 坂口英明20/11/15(日)イラストレーション:高松啓二今週のロードショー公開は17本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。全国100スクリーン規模以上で拡大公開される作品は『STAND BY ME ドラえもん2』『フード・ラック!食運』の2本。中規模公開とミニシアター系の作品が15本です。その中から、3本を厳選し、ご紹介します。『ホモ・サピエンスの涙』スウェーデンの“映像の魔術師”、世界のなかで異彩を放つロイ・アンダーソン監督の最新作。ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した作品です。今年のぴあフィルムフェスティバルでも、コンプリート特集が行われ、特別上映されました。観ている途中で黒澤明監督の『夢』という映画を連想しました。「こんな夢を見た」で始まる黒澤の夢の数々。少年の頃の思い出や、悪夢もありました。最後は牧歌的な楽園で終わります。この作品もロイ・アンダーソンの夢の世界といえなくもありません。難解、という人もいるかもしれませんが、夢の世界なんて不可解なもの。ほとんど脈絡がない33シーンが続きます。どんよりとした空気の北欧の街。陰気にみえる人たちの謎の行動……。1シーン1カットによる5分以内の映像。意表をつく発想もあり、人間の内面がさらけだされる寓話のようでもあり。そのどれもが緻密な構造で描かれた絵画みたい。まさに万華鏡のような映画です。少し紹介すると、恋人たちが戦禍のドイツ・ケルンの上空を舞っている。シャガールの絵『街の上で』からインスパイアされて作られたシーン。牧師が心理カウンセラーの診察室にやってきて「神は去った。私はどうしたらいいのか」と打ち明けるシーン。高台の公園のベンチにすわった中年のカップル、女は「もう9月ね」と、ただ、ぽそっとつぶやくシーンなど。どれが琴線にふれるか、は観る人次第です。ロイ・アンダーソンは独特の映画作りで知られています。すべての撮影が、ロケではなく、自分の所有する巨大なスタジオのセットのなかで、行われます。CGはほとんど使いません。模型を使ったり、遠近法を利用した背景画など、昔ながらの映画のテクニックが駆使されています。有名な役者はキャスティングせず、一般人をオーディションで起用するやり方も、リアル感を高めています。どこかおかしい、愛すべき人間たち。ちょっとブラックなところもあります。絶望的にさせる話もありますが、希望がほの見えるシーンもあります。ほんわりとした後味。不条理を楽しむ、そんな気分で気楽にどうぞ。首都圏は、11/20(金)からヒューマントラストシネマ有楽町他で公開。中部は、11/27(金)から伏見ミリオン座で公開。関西は、11/20(金)からシネ・リーブル梅田他で公開。『フードラック! 食運』もう、肉好きにはたまりません。がぜん、“みすじ”が食べたくなります。 いやいや、滅多に焼肉食べないんだよなぁ、って人も焼肉店に行きたくなってしまうかと思います。これほど焼肉が美味しそうに見える映画は初めてです。食通で知られる、ダチョウ倶楽部・寺門ジモンの初監督作品。これまで番組や雑誌記事で彼の食レポを目にしたことはありましたが、その舌体験がそこここに素敵なスパイスとなり、彼にしかできない、おいしい食と人の映画になりました。EXILE NAOTOがフードライター佐藤くんで、土屋太鳳がサイトの編集者竹中さん。このふたりが、グルメの新サイトで究極の焼肉をとりあげることになり……、と一見『美味しんぼ』的設定。ふたコトめには「この店は食べログ上位です」と、にわか知識をふりかざす竹中さんに対し、佐藤くんは、個人的な食体験から磨きあげた超人的な味覚と嗅覚、そして持って生まれた、おいしいものにめぐりあえる「食運」がついているようです。おそらくジモン監督が食めぐりをするなかで見聞きしたエピソードや、出会った食の達人たちの反映でしょう。でてくる焼肉屋主人たちの一家言がなるほどの連続。演じる役者さんの味のある顔もほれぼれとしますし、確かにこんな感じの親父さんやおかみさん、いますね。寺脇康文、大和田伸也、東ちづる、そして渋いね白竜が。天才佐藤くんのルーツは、りょう演じる母にあったというあたり、泣かせてくれます。彼の肉の焼き方、これ、店でやったら嫌われそうだなぁ、という感じのかなりオーバー・アクション。でも、真似したくなるんだなぁ。『泣く子はいねぇが』大みそかの夜。青年たちが、鬼の赤や青の仮面をつけ、髪をふりみだし、「泣く子はいねぇが」と大声をあげて家々を襲う秋田の伝統行事「男鹿のナマハゲ」。それを受け継ぎ、郷土の文化を守る若者たちの美談とか、そした話ではねえだす。仲野太賀が演じる主人公・たすくは、一応ナマハゲを受け継ぐひとりですが、仕事もなく、だから金もない。結婚して子どもができたのに、妻には愛想をつかされて途方にくれるだけ、そういうどちらかというとみっともない青年です。その年は、テレビの中継も入り、ナマハゲの映像が全国に流されるという晴れの舞台になるはずだったのですが、心にくったくがあったのでしょう。各家でだされる振る舞い酒をしこたま飲んだたすく君は、なんと、とんでもないことをしでかしてしまい……。そこから始まる苦闘の日々。彼が、それでも何とか一人前のおとなの男になろう、父親になろうともがく姿を描きます。監督は、初の自主制作長編作品『ガンバレとかうるせぃ』がPFFアワード2014で映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)と観客賞をW受賞した佐藤快麿(たくま)。この作品が劇場デビュー作になります。佐藤監督の原案をバックアップし、映画化にむけた原動力になったのは是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」(企画協力)。仲野太賀のほか、妻・ことね役に吉岡里帆、親友・亮介役に寛一郎、余貴美子、山中崇、柳葉敏郎(秋田出身)といった豪華な配役が並びます。すでにいくつかの国際映画祭でも上映され、撮影の月永雄太はサン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞しています。最初と最後に登場するナマハゲ。幼い子どもにとって、その姿は怖いなんてもんじゃないだろうな、と思います。そのナマハゲを見事に活かしたラスト。涙です。「がんばれよ!青年」と声をかけたくなります。
2020年11月15日福士蒼汰が初のダークヒーローを演じた「DIVER-特殊潜入班-」が10月20日のオンエアで最終回を迎えた。SNSには福士さんと野村周平の2人を「最高のバディ」など絶賛する投稿とともに「もっと見たい」「続編希望」の声も続出している。本作は「グランドジャンプ」(集英社)連載の同名コミックをドラマ化。急増する犯罪組織に対抗するため悪に近づき、悪に手を染めながらも、自身の正義で悪を駆逐する――兵庫県警に秘密裏に設けられた潜入捜査官チーム、通称“D班”の活躍が描かれてきた。窃盗や暴力事件の常習犯だったが、高いIQと判断力、身体能力が認められ“D班”の一員となった黒沢兵悟役の福士さんをはじめ、幼い頃から文武両道で防衛大学を首席で卒業したが、その後“D班”に参加する佐根村将役の野村さん。兵庫県警組織犯罪対策課で現場指揮をとりながら裏で“D班”メンバーを束ねる伊達直哉役の安藤政信。秘密裏にD班を結成し陰で操る阿久津洋子役のりょう。D班に協力する闇医者の皆本麗子役で片瀬那奈。ホワイトハッカーの宮永壮一役で浜野謙太。若手刑事役で「Aぇ!group」正門良規といった面々が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では警察に身柄を拘束された兵悟は、今回の一件が阿久津をつぶそうとする警視庁の遠藤(小市慢太郎)の仕業だと聞かされるが、翌日護送車から脱走、反撃のチャンスをうかがうなかで、テロ騒動の発端となった爆発事件の犯人が映った監視カメラの映像が偽物であることに気付く。佐根村はかつて兵悟をかばって死んだ刑事・岡本(寺脇康文)の息子で、阿久津と共に遠藤を陥れるために今回の事件を仕組んでいた…というストーリーが展開。放送後のSNSには「やっぱり福士蒼汰と野村周平コンビはいいわぁ」「野村周平と福士蒼汰、最高のバディ」など福士さんと野村さんのバディぶりを讃える反応が多数寄せられる。また「色んなとこに潜入する福士蒼汰と野村周平もっと見たい」「5話では物足りなかったから、続編希望」「ハマってしまったから寂しいもう5週やっとくれ」「またD班、組対課の活躍が見たいです!ぜひ続編をお願いします」など、続編希望の声も続々と投稿されている。(笠緒)
2020年10月20日2019年のブロードウェイで話題となった新作ミュージカル『The PROM』が、2021年に東京と大阪の二拠点で日本初上演されることが決定した。本作は、2018年にブロードウェイで開幕し、2019年にトニー賞にノミネートされた新作ミュージカル。今年12月には、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンによってNetflixで映像化されることも決定している。日本初上演にあたり、演出を手がけるのは今年結成25周年を迎えた地球ゴージャス主宰の岸谷五朗。アメリカではブロードウェイキャスターたちの傍若無人が行動で劇場を大爆笑に巻き込んだ本作を、日本公演では作品のテーマを大切に、地球ゴージャスが得意とする華やかなエンタテイメントやコメディを盛り込んでいく。物語は、LGBTQの高校生エマが同性のパートナーとプロムに参加することを表明したことから、そのことに反対したPTAによりプロム自体が中止となる場面から始まる。インディアナの小さな町は大騒ぎとなり、メディアによって報道された結果エマはアメリカ中の注目を集めることに。そんなエマと彼女を応援するという名目で、イメージアップを図ろうと集まったのがブロードウェイで落ち目の俳優たち。彼らが乗り込んできたことで、さらに街は大混乱。一方エマも俳優たちに振り回されながら自分のアイデンティティを見つけていく。現代社会が抱える問題をテーマにしながら、LGBTQのティーンエイジャーが自分らしい生き方を貫く姿を描いた本作。ニューヨークの独りよがりなブロードウェイスタたちの物語でもあり、他人を受け入れることや、寛容であることの大切さハッピーな興奮とともに感じることができる。主人公エマを演じるのは、NHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインを務め、近年はミュージカル『ロミオとジュリエット』や『アナスタシア』などで主演に抜擢されたミュージカル界期待の新人、葵わかな。その恋人アリッサを、モデルとして活躍する一方、ミュージカル映画での主演も記憶に新しい三吉彩花が演じる。さらに今回が初舞台であり演技初挑戦となるトップアーティスト大黒摩季、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の受賞歴を持つ女優・草刈民代、元劇団四季看板女優で退団後もミュージカル界で活躍する保坂知寿がブロードウェイスターのD.Dアレンをトリプルキャストで務める。また、元宝塚劇団月組トップスター霧矢大夢、LE VELVETSの佐賀龍彦、Skoop On SomebodyのボーカリストTAKEなど、葵と三好を支える豪華キャストが集結した。2019年のブロードウェイで観劇した岸谷が惚れ込んだブロードウェイミュージカル『The PROM』の日本初上演に期待したい。【出演者コメント】<葵わかな>今回初めて地球ゴージャスに参加させていただけること、このお話に関われること、とても光栄に思います。演出の岸谷さんはじめとする共演者のみなさんとお稽古させていただく中で、どんなエネルギーが生まれるのか、今からとてもワクワクしています。私が演じるエマは、同性愛者の自分自身や恋人の幸せな時間を願って、行動を起こします。うまくいかずに傷つくこともあるけれど、それでも応援してくれる仲間と出会えたことで、希望を持つ事ができます。この作品を通してエマの中で一貫していると感じたのは、いつでも自分を誇りに思っているという事です。そんな風に、かっこいいくらいに優しいエマの思いに寄り添いながら、精一杯務めていきたいです。公演は来年になりますが、ぜひ観に来ていただけたら嬉しいです。<三吉彩花>お話を伺った時、口が開いたまま暫く瞬きが出来ないくらい嬉しかった事を覚えています。それも「The PROM」という性の多様性を題材にしたブロードウェイ作品。プレッシャーを感じておりますが、生き生きとした三吉彩花を皆様にお見せできるように。そして男女という壁にとらわれず、ありのままの自分でいることの素晴らしさを皆様に伝えられるように、チームの力をお借りしながら精進して参ります!是非、楽しみにして頂けたら嬉しいです。<岸谷五朗>今年、10万人のお客様に観劇いただけなかった25周年祝祭公演。あの無念を心に、地球ゴージャスが満身創痍の中お贈りする新作は初のBroadway Musical!しかも!2019年度のトニー賞候補作品。しかも!世界初の海外プロダクション公演。しかも!Netflix版が完成した直後に日本での舞台公演!2019年、実際にBroadwayで観劇してから日本で絶対に公演をしたいと思った作品です。コロナを吹き飛ばすには最高の演目、骨太なテーマに巧みな登場人物。Broadwayならではのコメディーセンスと最上級のダンス・ナンバー!ゴージャスがゴージャスにBroadwayを料理する、大ミュージカルになるでしょう!乞うご期待下さい。<寺脇康文>今回のキーワードは、「リベンジ&チャレンジ!」そう、リベンジ。悔しかった。25周年祝祭公演が8公演しか出来ず、皆さんとの貴重な共有時間が奪われてしまった!その想いを胸に、皆さんでリベンジしましょう!そして、チャレンジ。地球ゴージャス初のブロードウェイ作品への挑戦!ゴージャスパワーとの化学反応へチャレンジします!そして今回も、豪華キャストが集ってくれました。劇場でお待ちしております。皆さんと共に前へ!【公演概要】Broadway Musical『The PROM』(Produced by 地球ゴージャス)東京公演:2021年3~4月/TBS赤坂ACTシアター大阪公演:2021年5月/フェスティバルホール公式サイト:
2020年10月12日福士蒼汰がダークヒーローを演じる「DIVER-特殊潜入班-」の3話が10月6日にオンエア。今回は安藤政信演じる伊達の娘が狙われるという展開に。伊達の“派手ファッション”と、ラストに登場した寺脇康文に大きな注目が集まっている。「グランドジャンプ」(集英社)連載の大沢俊太郎の「DIVER-組対潜入班-」をドラマ化。10代の頃は窃盗や暴力事件の常習犯だったが、高いIQや身体能力が認められ、秘密裏に結成された「潜入捜査官チーム」(通称“D班”)の一員として、犯罪者逮捕のためには仲間をもだまし、多少の犠牲もいとわない冷酷非道な“DIVER(ダイバー)”黒沢兵悟を福士さんが演じる本作。幼い頃から成績優秀、防衛大学を首席で卒業し海上自衛官としてエリートコースを歩んでいたが、ある真相をつかむために“D班”に参加する佐根村将には野村周平。兵庫県警組織犯罪対策課で事件現場の指揮をとりながら、裏で“D班”を束ねる伊達直哉には安藤さん。彼らに協力する闇医者の皆本麗子にが片瀬那奈。ホワイトハッカーとして彼らを手助けする宮永壮一に浜野謙太。“D班”を秘密裏に結成し陰で操る同県警本部長・阿久津洋子にりょうといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。神戸の中華街で刺殺事件が発生、被害者の飯島洋介は8年前、伊達が逮捕した殺人犯だったが、親族が警察の天下り先企業の重役だったことで、警察は証拠を捏造、飯島は減刑されていた。さらに伊達の元に8年前の事件関係者の家族が相次いで誘拐されているとの情報が。宮永がダークウェブを調べると伊達もターゲットになっており、ひとり娘の亜紀(宮野陽名)の身にも危険が迫っていると考えた伊達は休みを取って亜紀を守ろうとするが、伊達の自宅に覆面男が現れ亜紀を誘拐。1人で捜査を始める伊達だが亜紀を誘拐したのは兵悟と佐根村で、亜紀はD班のもとに匿われていた…というのが今回のストーリー。誘拐犯は8年前の事件で妻と子どもを失った丸山で、佐根村たちに追い詰められた丸山は自殺しようとするも、伊達がぎりぎりのところで止める。しかし丸山は同じ刑務所にいた8年前の犯人の1人を殺害し、結局自殺してしまう…というラストだった。伊達にスポットが当たった今回のエピソード、「安藤政信さんの出番が多くて、ずっとキュンキュンしながら観てました」「安藤政信がイケ散らかしてるドラマ」など、伊達を演じる安藤さんに注目した視聴者からの声が続々とSNSに投稿される。また「安藤政信くんがカッコイイーーしかも刑事ーー派手なファッションの刑事」「あんな派手スーツに派手シャツ似合う刑事とか他にいない」など伊達のファッションにも多くの反応が。そしてラストでは兵悟が寺脇康文演じる男性に銃口を向けるシーンも。「ここで寺脇康文くるか!」「寺脇さん気になる!気になる!!早く続きが見たい」と、寺脇さんの出演にも大きな注目が集まっている。(笠緒)
2020年10月06日寺脇康文と塚地武雅(ドランクドラゴン)が多彩な女性ゲストを迎え、ミュージカル仕立ての即興劇を届ける『あなたと作る~etude The 美4』シリーズ。その製作発表が行われ、寺脇・塚地のほか、今回のゲスト4人のうち早川聖来(乃木坂46)と山口乃々華(E-girls)が登壇した。コロナ禍だからこそ行える舞台鑑賞の形を模索しようと、寺脇とTBSテレビ・安江圭プロデューサーが発案した本企画。シリーズ第1弾は無観客の配信限定で開催され、視聴者はチャット機能を通じて、出演者に演じて欲しいキャラクター設定を自由に投稿できる。その“お題”を受け取った3人は即興でミュージカルを構成。河内肇のピアノ生演奏をバックに、この瞬間だけのスペシャルな作品が幕を開ける──。「ソーシャルディスタンスを保ちながら少人数で行える演目を考えた時に、稽古期間を設けずに済む“即興劇”が思い浮かびました」「配信のチャットを使えばリアルタイムでお客さんとコミュニケーションが図れて一体感を演出できる」と企画のスタートを紹介する寺脇。ホストとしての“相棒”に塚地を選んだのは、2019年のドラマ共演時における彼の振る舞いに「塚っちゃんの生み出す感情に流れに則った真摯で切実な笑いが、僕の大切にしているスタンスに重なったから」と信頼を寄せる。これを受けた塚地は「恥ずかしさしかないなぁ!」と恐縮。しかしすぐ気を取り直し、「お客さんから設定やヒントをもらって始まるので、ぜひ積極的にチャットへ書き込んで」と呼びかける。同時に「ゲストを応援しているファンの方々は、彼女たちに演じてもらいたいキャラクター案が採用されたら一生の記念になりますよ!」「どんな展開になるか予想もつかない参加型のドキドキ感を味わってもらいたい」と笑顔を見せた。ゲストは早川・山口のほかに、今夏ハリウッド映画デビューを果たした秋元才加、声優の内田真礼が名を連ねる。即興ミュージカルには彼女たちが築いたこれまでのキャリアが反映されるというが、どんな仕上がりを期待しているか──。そう尋ねられた早川は、乃木坂46の加入前に13年ほどクラシックバレエを習っていた過去を打ち明ける。加えて「幼少期から演劇や子どもミュージカルに参加してきたので、その経験を糧にできたら」と飛躍を誓った。E-girlsメンバーの山口も「これまでパフォーマーとしてお仕事してきたので、これから挑戦したいお芝居の中に自分の強みであるダンスを取り入れたい」と続き、「独自の世界をつくっていきたいです」と抱負を述べた。配信は、10月21日(水)19時=秋元、23日(金)19時=内田、24日(土)14時=早川、24日(土)19時=山口の計4回。アーカイブは各回の翌日まで視聴できる。チケット発売中。取材・文:岡山朋代
2020年10月01日アイドルグループ・乃木坂46の早川聖来が、即興ミュージカル『あなたと作る~etude The 美4』に出演することが決定。このほど取材に応じ、意気込みを語った。TBSでは、10月21日、23日、24日の3日間にわたって即興ミュージカル『あなたと作る~etude The 美4』を無観客配信限定で開催。Etude(エチュード)とは演劇の道を志したものであれば誰もが一度は経験する即興劇。今回は、出演者の役設定などのお題を生配信で観ている観客からチャット機能を使って直接受け取り、ミュージカル仕立てでEtudeを創り上げていく。3日間連続で出演するのは、多くの舞台を踏んでいる熟練の役者である寺脇康文と、俳優としても活躍するお笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅。この2人に加え、毎回、各界で活躍する女優を1人招く。21日(19時開演)は秋元才加、23日(19時開演)は内田真礼、24日(14時開演)は乃木坂46の早川聖来、24日(19時開演)はE-girlsの山口乃々華が出演する。寺脇、塚地、山口とともに取材に応じた早川は、「コロナの影響でたくさんのエンターテインメントの場が失われているなと日々感じているので、こんな素敵な企画を実践しようと動いてくださる方がいるということにすごく感銘をうけましたし、その中で私も出演させていただけるということで本当にありがたい機会だなと思っています。配信と言う形ではありますが、みなさんに楽しい演劇を届けられたらいいなと思っています」とあいさつ。即興劇の経験を聞かれると、「乃木坂46に加入する以前、お芝居がもともと好きで、演劇のワークショップに行っていたときに何度かEtudeをレッスンという形でやらせていただいた」と明かし、「自信はないんですが、あるつもりで、前向きに頑張りたいなと思っています」と意気込み。「同期の4期生のメンバーが『おめでとう』『絶対見る』と言ってくれたので、仲間も見ているから一生懸命頑張らなきゃっていう前向きな気持ちでいます」と笑顔で話した。また、「乃木坂に加入する前から13年間クラシックバレーを習っていたり、小さいときから演劇に興味があって地元の子供ミュージカルとかに毎年参加したりしていたので、そういう経験も含め、表現することに対してすごく積極的に今まで取り組んでいたのかなと思います」と振り返り、「そういう経験を生かして新しい一面をお届けできるように表現者として頑張りたいと思います」と語った。さらに、役の設定などを決めるのは視聴者ということで、「私の運命は見ているみなさんに託されているので、お願いします!」とメッセージ。この日行ったリハーサルでは、マクドナルドが好きということから、「私のスマイル5000円」が口癖の店員のマクドナル子を演じたそうで、寺脇から「聖来のスマイルは?」と振られて、「5000円」とキュートなスマイルで返す場面もあった。
2020年10月01日寺門ジモンが初の監督を務める映画『フード・ラック!食運』が、2020年11月20日(金)より全国公開される。寺門ジモンの初監督作品“食通”で知られるダチョウ倶楽部・寺門ジモンが、初の監督作品『フード・ラック!食運』で描くのは、“本当の焼肉映画”。ジューシーな肉音や匂いが画面の外にまで溢れ出てくるような“焼肉の演技”を指揮した。“焼肉”を通して描く家族愛物語は、幻の人気焼肉店「根岸苑」に幕を開ける。夫に先立たれた安江がひとり切り盛りするこの店では、食とともに家族の笑顔も溢れていた。しかし、ある事件をきっかけに店は閉店。ひとり息子の良人は家を出てライターとして働いていた。そうしたなかで突如舞い込む、母の余命宣告。“本当の焼肉”の求めて取材をする良人は、かつての「根岸苑」の味、そして人とのつながりにふれていく......。EXILE NAOTOと土屋太鳳が初共演そうした“焼肉映画”で主人公の良人を演じるのは、自らも肉好きを公言するEXILE NAOTO。初共演となる土屋太鳳とともに、親子の愛と人生の悲喜を描きだす。主題歌にケツメイシの新曲「ヨクワラエ」映画の主題歌は、ケツメイシの新曲「ヨクワラエ」。寺門ジモンは、2016年にケツメイシがリリースした「友よ〜この先もずっと...」のMV中にダチョウ倶楽部として出演しており、4年ぶりのタッグが実現した。「ヨクワラエ」には、家族や友人との思い出や、そばにいる大切な人への感謝の気持ちを込めたといい、EXILE NAOTO演じる良人の気持ちに寄り添う楽曲となっている。ストーリー下町に店を構える人気焼肉店「根岸苑」をひとり切り盛りする母・安江。ひとり息子・良人にとって毎日の楽しみは、母の手料理を食べることだった。しかし、ある事件をきっかけに店は閉店。それから18年後、成長して家を出た良人は、売れないライターとして自堕落な生活を送っていた。そうしたなか良人は、編集者の竹中静香とともに、“本物”だけを集めた グルメ情報サイトの立ち上げを任されることに。その最初のテーマは「焼肉」。仕事を引き受けたものの苦悩していた良人のもとに、疎遠になっていた母が倒れたとの報せが入る。“食運”を持つ奇跡の男が、“母の味”を求めて食の旅に出る──。作品概要映画『フード・ラック!食運』公開日:2020年11月20日(金) 全国公開原作・監督:寺門ジモン脚本:本山久美子出演:EXILE NAOTO、土屋太鳳、石黒賢、松尾諭、寺脇康文、白竜、東ちづる、矢柴俊博、筧美和子、大泉洋、大和田伸也、竜雷太、りょう製作・配給:松竹株式会社
2020年09月03日10月から新シーズンの放送が決定した水谷豊(68)主演の人気ドラマ『相棒season19』(テレビ朝日系)。2000年の放送開始から今年でちょうど20年目という節目を迎える長寿シリーズだ。各スポーツ紙によると、新レギュラーとして前シーズン最終話に出演した森口瑤子(54)が家庭料理店「こてまり」の女将・小出茉梨として出演するという。こうした新キャラクターが定期的に登場してくるのも、魅力の一つだ。「新女将役に森口さんが就任すると明らかになるや、SNSでは森口さんの名前がたちまちトレンド入りするほどの話題に。水谷さんと森口さんは、『火曜サスペンス劇場』(日本テレビ系)のシリーズで1993年から2003年まで夫婦役で共演し気心が知れています。2人の掛け合いも今後の見どころになっていくでしょう」(テレビ誌記者)そして、とりわけ大きな注目を集めるのが水谷の“相棒”役。今シーズンで6シーズン目となる4代目相棒・冠城亘を演じる反町隆史(46)だが、“偉業達成”が迫っている。水谷演じる杉下右京の4代目相棒・冠城亘を演じる反町隆史(46)は今シーズンで6シーズン目に突入。各紙に対し、水谷に自分の子どものことをメールで相談するなど、公私ともに信頼関係があることを明かしているが、ある“記録”達成が迫っている。「これまで最長の相棒はシーズン1から7の途中まで演じた初代・寺脇康文さん(58)でした。反町さんが次シーズンも続投し、全話出演することになれば寺脇さんを超えて歴代最長となります」(テレビ局関係者)そして、すでに記録更新はすでに“内定”しているという。「そもそも反町さんの演技にほれ込んだ水谷さんからの逆オファーで相棒に就任。水谷さんは反町さんのことを“ソリ”と呼び、公私ともに親密です。反町さんも焼き肉店では水谷さんのお肉を率先して焼くなど、鉄壁の信頼関係を築いています。来年撮影予定の5作目となる新作映画にも反町さんは出演予定で、次シーズンへの出演もほぼ確実だそうですさらに、映画に2作以上出演するのも歴代相棒で反町さんが初となります」(前出・テレビ局関係者)記録づくしの“相棒”とともに水谷の代表作はまだまだ続いていきそうだ。
2020年08月27日《春馬さんには、これまでAct Against AIDS「THE VARIETY」の活動を通じてラオ・フレンズ小児病院へは3度の視察にお越しいただき、現地の子供たちの状況を知っていただく機会がありました。その時に見た「何ができるのか」「何をすればいいのか」と考えてくださっている真剣な横顔や、村の子供たちへのキラキラとした優しい笑顔は、これまでも、そしてこれからも、ラオスの全ての子ども達が健康になって欲しいという私たちの目指すゴールの大きな支えとなっています》三浦春馬さん(享年30)の急逝から2週間が過ぎた。その悲しみは、今も日本中に広がっている。そんななか、アジアの子供たちへの医療支援を行う認定NPO法人「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」が7月25日に冒頭のような追悼文をHPで発表した。《いまだに信じがたいことで…また、信じたくないことでよくわからない気持でもあります》という内容から始まったコメントは、さらにこう続いていた。《今もきっと見守っていてくれていると信じています。そして、私たちはラオスの子供たちの笑顔を一人でも多く春馬さんへ届けられるように頑張るのみです。心よりご冥福をお祈りいたします》実は、三浦さんは仕事で多忙な合間をぬって「Act Against AIDS(以下、AAA)」に参加していたのだ。「AAA」はエイズやHIVへの偏見をなくし、正しい知識の普及を目的とした啓発運動。三浦さんも’07年から参加し、精力的に活動を続けてきたという。「『AAA』は、’93年に岸谷五朗さん(55)の呼びかけで活動がスタートした団体です。岸谷さんと寺脇康文さん(58)が中心となり、世界エイズデーの12月1日には俳優や歌手とともにチャリティライブイベント『THE VARIETY』を日本武道館で開催。集まった支援金でエイズやHIVの啓発活動、医療支援などを行ってきました。その支援金などをもとに、’15年にはラオスで『ラオ・フレンズ小児病院』も設立。三浦さんが初めてラオスを訪れたのは’14年、小児病院が建設中のころでした。そこで出会ったHIVポジティブのトンシーちゃんは当時、9歳。病いと闘う姿を目の当たりにした三浦さんは、医療支援の大切さを改めて感じたそうです。以来、三浦さんはこれまで以上にライブなどで『みなさんの支援がまだまだ必要です!』と訴えるようになったといいます」(芸能関係者)三浦さんは’16年にもひそかに現地を視察し、’17年にはトンシーちゃんとも再会。温かく子供たちを包み込む様子は、「THE VARIETY」でも動画などで紹介されてきた。「これまでライブの進行役は、発起人である岸谷さんと寺脇さんが務めてきました。しかし最近では、三浦さんも『AAA』の新たな中心人物として期待されるようになっていたといいます。岸谷さんも寺脇さんも『春馬のような後輩が出てくると思ってなかった。本当に一生懸命に頑張ってくれている』『僕らの意志を後輩である春馬が継いでくれている。とても頼もしいことだ』と話すなど、本当に高く評価していました……」(前出・芸能関係者)「AAA」は、今年7月20日に活動を終了。27年に及ぶ活動のなか、エイズ啓発において一定の役目を終えたと判断してのことだった。しかし、同時に今後は「Act Against Anything」と名称を変更。より広い支援活動を継続していく予定だという。そこには三浦さんの姿も――。誰もがそう信じていた。そんななか、訃報を知ったラオ・フレンズ小児病院から“涙の感謝状”が届けられた。「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」のHP上で日本語に訳されたこの追悼文。《春馬さんへ》と始まり、次のような言葉がつづられていた。《私たちは、ラオ・フレンズ小児病院のアウトリーチチームのスタッフです。ラオスの国を、そして、ラオ・フレンズ小児病院のことを特に支援し続けて下さった春馬さんが、もう、私たちと一緒にいないと聞いて、とても悲しいです。この場を借りて、春馬さんがして下さったことに対して、心から感謝の意を示したいと思います。春馬さんのことは、ずっと私たちの記憶に残り続けるでしょう。春馬さんのご家族の皆さまが健康で安全でありますように。ご冥福をお祈りいたします。最後にもう一度、春馬さんに感謝の気持ちを込めて。ラオ・フレンズ小児病院アウトリーチチーム一同》三浦さんの奮闘は、ラオスの子供たちの中にしっかりと根付いていたのだ。「私たちの記憶に残り続ける」というその言葉はきっと、天国の三浦さんにも届いているはずだ――。「女性自身」2020年8月18・25日合併号 掲載
2020年08月06日まだ信じられない三浦春馬さん(享年30)の急逝。“師”と慕った佐藤浩市(59)が彼に投げかけた「人の記憶に残る役者になれたら最高だよな」という言葉どおり、私たちは“あなたのいた時間”をずっと忘れません。本誌でしか見られない秘蔵カットで振り返るーー。■’06年12月/ドラマ『14歳の母』中学生の妊娠が描かれた衝撃作で、15歳の父を演じた。当時、高校1年生で178cmの高身長で、相手役の志田未来との身長差が30cmもあったからなのか、「なかなか目を合わせてくれない」と暴露され照れ笑いしていた。■’09年4月/ドラマ『ごくせん』人気シリーズ『ごくせん』で共演した三浦翔平やユージとはプライベートでも仲がよかったという。「ふだんは共演者を役名で呼ばないんですけど、なぜか、このドラマの撮影中は役名で呼んじゃうんですよ。こんなの初めて!」と破顔。■’09年12月/ドラマ『サムライ・ハイスクール』草食系男子が窮地に陥ると超強気なサムライに変身するというストーリーで、まったく違う二役を演じ分け、その演技力が高く評価された。「芝居中は肉食系かな」と三浦さん。■’10年10月/映画『君に届け』「同じ景色や日常のちょっとしたことに一緒に感動してくれるような女のコが好き」と理想のタイプを語ったのはハタチのとき。少女漫画が原作の映画では、気さくなクラスの人気者を演じ、女性ファンが急増した。■’11年2月/ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』実年齢よりも5歳も年上の教師役に挑戦。自身の恋愛観について「一途な愛に憧れます。純粋にお互いを思い合って尊敬し合える、そんな恋がしてみたい。結婚願望もありますよ。30歳までにはしたい」と赤裸々に語った。■’12年3月/舞台『海盗セブン』岸谷五朗と寺脇康文が主宰する「地球ゴージャス」の稽古場に密着。歌いながら激しいダンスを踊るというハードな舞台に備え、稽古中にひたすら筋トレをしていたそう。引き締まった体とムキムキの二の腕がまぶしい!■’12年12月/舞台 劇団☆新感線『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII~』黒紅色のカラーを使った撮影では、「爽やかなイメージとちがう、と言われるのはうれしい」とクールな表情で決めた22歳の三浦さん。「妖艶や狂気を演じる機会はあまりないから、今日の撮影は高揚します」とも語った。■’17年11月/ドラマ『オトナ高校』エリートだけど童貞の30歳というイケてない役を演じた三浦さん。役に自分自身を重ね、「同じ男として共感できる部分がありますよ。たとえば、自分が描いたことに対する完璧主義のような部分とか」と語っていた。■’18年10月/ドラマ『tourist ツーリスト』ドラマにちなみタイの夕景をバックに撮影。プライベートで行きたい国を尋ねると、写真家の星野道夫氏の本が大好きだったそうで、「死ぬまでに一度はアラスカでオーロラを見てみたいです!」と目を輝かせていた。■’19年3月/ドラマ『ダイイング・アイ』本誌ではこれが最後の撮り下ろしとなった。「こんなにヒゲを伸ばしたのは初めて」と話す彼に、「色っぽい!」と声をかけると照れ笑い。「役者としての人生を振り返ると、生意気な時期もあったように思います。とがろうとしていたというか、当時は気が大きくなっていたんだと思います。いまの自分だったら、周りの人に迷惑をかけたり、お酒を飲んで酔っ払ったり、破壊的な感情からはいいものは生まれないよ、と言ってあげます」そう三浦さんが語ったのは、29歳の誕生日を目前に控えたころ。真面目な優等生という印象だった彼の意外な一面に驚きつつも、「急に大人になっちゃって(笑)」と“親戚のおばちゃん”みたいな気持ちがつい言葉に出てしまったことを思い出す。この日いちばん盛り上がった話題は、彼がハマっているというぬか漬けについて。「今日は芽キャベツを漬けてみようと思う」と楽しそうに話してくれた。これがまさか彼との最後の会話になってしまうなんて……。30歳を大きな節目と捉えた発言が多かった三浦さん。2年前にはこんな意気込みも語っていた。「30歳は分岐点。ここからの長旅に備えてピッケルとかいろいろな道具を一生懸命集めている状態です。怠るとひどい目に遭うぞ!という心づもりで挑まないといけないですね」ついに30歳を迎え、これからの活躍に期待していた矢先の悲しすぎる訃報。どうか、どうか安らかにーー。「女性自身」2020年8月11日 掲載
2020年07月29日“食べることは生きること”を真正面から描いた、寺門ジモン初映画監督作品『フード・ラック!食運』にEXILE NAOTO、土屋太鳳らが出演することが決定。併せて、特報映像が解禁となった。下町に店を構える人気焼肉店「根岸苑」をひとり切り盛りする母・安江。ひとり息子・良人の毎日の楽しみは、母の手料理を食べることだった。ある事件がきっかけで店は閉店し、成長した良人は家を飛び出し、うだつがあがらないライターとして自堕落な生活を送っていた。ある日、グルメ情報サイトの立ち上げを任されることになった良人のもとに、疎遠になっていた母が倒れたとの報せが入り…。本作は、芸能界屈指の食通であり、ありとあらゆる名店を巡り、食の素材から味までを熟知する寺門ジモンが熟成期間を経て作り上げた完全オリジナル作品。特に焼肉に強いこだわりを持ち、「家畜商」の免許を取得するほどの肉愛を持つ監督の想いにキャスト陣はもちろんのこと、実在する焼肉名店が参加。奇跡のコラボレーションが実現した。主演を務めるのは、「EXILE」「三代目 J Soul Brothers」のパフォーマーとしても活躍する一方、俳優としてもさらなる活躍をみせるEXILE NAOTO。本作では奇跡の“食運”を持つ男・良人役を演じる。本作のキーパーソンとなる新人編集者・静香役には、NHK連続テレビ小説「まれ」や「チア☆ダン」、『8年越しの花嫁』など数々の話題作に出演する人気女優・土屋太鳳が抜擢された。良人の母であり、幻の焼肉店「根岸苑」店主役にりょうが出演するほか、石黒賢、松尾諭、寺脇康文、白竜、東ちづる、矢柴俊博、筧美和子、大泉洋、大和田伸也、竜雷太といった日本映画界を代表する、実力派キャストが大集結した。今回解禁された特報映像には、“ジュー”という肉の焼ける音とともに、「もし、焼肉が最高の演技をしたらどうなるのか?」というナレーションで始まり、NAOTOさん演じる良人と土屋さん演じる静香が肉を頬張る姿が映し出される。名店の料理が次々に登場する本作において、プライベートでもグルメ好きを公言するほどの食愛をもつ2人が“食べる”最高の演技を見せる。様々な肉の共演に、思わず食欲をそそられる映像に仕上がっている。■キャスト・監督コメントEXILE NAOTO(良人役)今回こうして「フード・ラック!食運」に土屋太鳳さんと主演を務めさせて頂くことを光栄に思います。私自身普段から食べることが大好きで食は私の生活の中でもとても重要な役割を担っています。そんな食をテーマにし、更にはその食の師匠寺門ジモン監督の作品に携われることを幸せに思います。映画を観ながらお腹を空かせ食べることの幸せやそこに関わる職人の想い、そして家族の絆を思い出しほっこりと優しい気持ちになってもらえたら嬉しいです。土屋太鳳(静香役)食は縁と運を運ぶ使者だと思います。なぜなら私が映画「フード・ラック!食運」に出会えたのは、まさに食を通して寺門組に出会えたから。大好きな人と大好きなものを大好きな場所で食べる…そのささやかで力強い幸せが、難しい状況と戦う今だからこそ伝わりますよう。そして観てくださる方々に、温かな食運が巡りますよう。寺門ジモン(監督)映画監督させて頂く事になりました!!僕は子供の頃から映画が好きで、その関係で俳優養成所から始まりお笑い芸人の世界に入りましたが、いつか映画を撮りたいと夢見ていました。数々の人間関係や繋がりから、いつしかメガホンをとる事に。はじめは肉のドキュメンタリー映画を考えましたが、松竹映画さんならばストーリーのある作品を作りたい!それならば本を書いてください、という事になりました。作品になるまで数々の壁や絶対無理という状態が続きましたが、ついに映画が完成!僕の夢は、映画を作ること。ラッキーなことにその夢が現実になりました。願い続けて諦めなければ、夢は叶う、ラッキーをつかめる。そして、奇跡は起こる!この映画をご覧いただけるすべての方に、運と感謝を分けたい!!そして、食べて元気になりましょう!そういう意味では、「運」の付く映画になる事を願っております!『フード・ラック!食運』は11月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年07月29日「まもなくこの秋から放送される新シーズンの撮影が始まりますが、反町さんが’22年まで“相棒”を務めることが内定しているそうです」(テレビ朝日関係者)今年で19シーズン目に突入する水谷豊(68)主演のドラマ『相棒』(テレビ朝日系)。ドラマ界でも屈指の人気を誇るシリーズだが、’15年から4代目の相棒を務める反町隆史(46)が“記録更新”をしたという。「今年5月から来年公開予定の『相棒』の新作映画を撮影するはずだったのですが、コロナの影響で撮影が来年に延期。公開も再来年になり、反町さんの相棒も21シーズンまで続投する方向で調整しているそうです。反町さんは8シーズン務めることになり、初代の寺脇康文さん(58)を抜いて歴代最長の相棒となります」(前出・テレ朝関係者)歴代最長の決め手となったのが、水谷から反町への“熱烈指名”だったという。「水谷さんは反町さんを“ソリ”と呼び、相棒就任も反町さんの演技にほれ込んだ水谷さんの一声で決まりました。反町さんも期待に応え、現場では“水谷ファースト”を徹底。地方ロケで焼き肉を食べた際は、必ず反町さんが水谷さんの肉を焼いて取り分けるといいます。水谷さんもそんな反町さんをとても信頼していて『あと2年はソリと』と言っているそうです」(前出・テレ朝関係者)伊藤蘭(65)を妻に持つ水谷は芸能人夫婦の先輩としても反町を導いているようだ。「2人の思春期の娘を抱える反町さんは、撮影現場でよく水谷さんに子育てのアドバイスをもらっているそうです。女優としても活躍する趣里さん(29)を育て上げた水谷さんは頼れる先輩パパでもあるんです」(芸能関係者)続投の陰には反町の妻・松嶋菜々子(46)の“英断”もあった。「仕事に励む反町さんのために、しばらく松嶋さんは女優業をセーブして家庭を優先する方針だといいます。家族ぐるみの付き合いがある水谷さんとしては、子供の進路の大事な時期に“相棒を替える必要性がない”という思いもあるのでしょう」(反町の知人)最高の“相棒”とともに水谷はこれからも走り続ける――。「女性自身」2020年7月28日・8月4日合併号 掲載
2020年07月15日GW特別企画として日本映画の名作を放送しているテレビ東京「午後のロードショー」。5月6日(水・祝)は阿部サダヲ主演『殿、利息でござる!』をオンエアする。いまから250年前、江戸中期の仙台藩・吉岡宿で、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちがいた。造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える穀田屋十三郎、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治、十三郎の弟で、吉岡宿一の造り酒屋“浅野屋”の主・浅野屋甚内。彼らを中心にした庶民9人が「藩にまとまった金を貸し、その利子を全住民に配る」という禁じ手を使い、宿場町を蘇らせるため奔走する姿を描く本作。主人公の穀田屋十三郎を演じるのは『なくもんか』『謝罪の王様』や『決算!忠臣蔵』などの映画から「下剋上受験」「anone」といったドラマまで。コメディからシリアスまで多彩な演技を見せる阿部さん。十三郎とともに“禁じ手”で藩に立ち向かう菅原屋篤平治には『余命1ヶ月の花嫁』『ミックス。』など数々の作品で知られ『なくもんか』「anone」など阿部さんとの共演も多い永山瑛太。十三郎の弟、浅野屋甚内には大河ドラマ「天地人」『バンクーバーの朝日』や『愚行録』などで主役からバイプレーヤーまでマルチにこなす妻夫木聡。十三郎の息子、穀田屋音右衛門には1月クールの「知らなくていいコト」で圧巻の“クズ男”ぶりを演じ、その演技力に賞賛が集まった重岡大毅。また千葉雄大、山本舞香、 尾上寛之、松田龍平、寺脇康文、竹内結子、西村まさ彦らも共演する。さらに数々の記録を持つフィギュアスケーター・羽生結弦が、映画のタイトルにもなっている“殿”、仙台藩藩主・伊達重村(だて・しげむら)役で出演したことも公開当時、話題となった。実話を基に江戸の庶民の生きざまを新たな視点で描いた『殿、利息でござる!』は、5月6日(水)13:15~テレビ東京「午後のロードショー」枠でオンエア。(笠緒)
2020年05月06日3月22日(日)放送のフジテレビ系「ボクらの時代」では新田真剣佑、西川貴教、岸谷五朗のトークをお届け。岸谷さんが主宰する「地球ゴージャス」の舞台で主演を務める新田さん、過去の舞台で主演を務めた西川さんの3人が語り合ったこととは?アメリカで学生時代を過ごし高校卒業後、日本での活動を本格化。『ちはやふる』シリーズや「仰げば尊し」に出演し話題を集めると「同期のサクラ」やハリウッド映画『パシフィック・リム:アップライジング』などで国際的な活躍もみせる新田さん。1996年「T.M.Revolution」として活動開始。「HIGH PRESSURE」や「INVOKE」などを大ヒットさせると同時にそのキャラクター性も注目されTV番組などで活躍。「リトルショップ・オブ・ホラーズ」をはじめ舞台でもその魅力を開花させた西川さん。80年代から舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍。近年では「校閲ガール」「中学聖日記」や『HIGH&LOW THE MOVIE2』などに出演。寺脇康文とともに主宰する地球ゴージャスの舞台も話題を呼んでいる岸谷さん。この3人が新田さんの誘いで集結。岸谷さん演出の舞台でそれぞれ主演を務めた新田さんと西川さんが、稽古中に見た岸谷さんの意外な一面や、舞台へのこだわりについて語り合うほか、彼らが俳優や歌手を目指したきっかけに関する話題で盛り上がる。新田さんが主演する地球ゴージャスの25周年記念作となる「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」は、新田さんをはじめ、笹本玲奈、松本利夫(EXILE)、森公美子、寺脇康文らが出演。岸谷さんが出演だけでなく作、演出を手掛け、EXILEが主題歌「愛すべき未来へ」を提供。公演は3月20日(金・祝)より舞浜アンフィシアターで、5月3日(日・祝)より大阪フェスティバルホールで実施される。「ボクらの時代」は3月22日(日)7時~フジテレビでオンエア。(笠緒)
2020年03月21日「寺ちゃん」「五朗ちゃん」と呼び合う、岸谷五朗(55)と寺脇康文(58)。お互いが20歳と22歳のときに出会った2人が、その後始めた演劇ユニット・地球ゴージャスが結成25周年を迎える。二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(東京公演:舞浜アンフィシアターにて3月13日~4月13日、大阪公演:フェスティバルホールにて5月3~14日。※公演日程の詳細は公式ホームページでご確認を)。記念対談で見えてきたのは、「前世は夫婦でした(笑)」と語るとおりの、男らしい岸谷と世話女房のような寺脇、という絶妙なバディ関係!岸谷「僕ら、楽屋もずーっと一緒。スタッフがわざわざ別々に取ってくれてもお引っ越ししちゃう(笑)」寺脇「別々にいる意味がないから」岸谷「そうだね」寺脇「緊張するにせよ、不安になってるにせよ、うれしいにせよ、すべてのことを一緒に感じて分かち合うために。まあ、前世は夫婦だったからね(笑)」岸谷「プーケットに一緒に旅行に行ったときは笑ったな。寺ちゃんはいつも近場の温泉ばかりで海外に行かないから、『たまには海外行こうよ』って言ったら、『暖かい南の島がいい』ってぬるいこと言って(笑)」寺脇「ツインで予約したのに部屋に入ったら大きなダブルベッド一つだった」岸谷「お風呂はガラス張りで(笑)」寺脇「フロントに変更をお願いしたら『ノープロブレム』ってにこやかに笑って言われて(笑)」岸谷「エキストラベッドを入れてもらったけど小さくて、寺ちゃんは膝からハミ出しちゃってたよね(笑)」寺脇「初日以外、ずっと雨が降ってて最悪だったしね」岸谷「寺ちゃんが『ゾウに乗りたい~』とか子どもみたいに言いだしちゃってさ。『そんなの面白くない』って言ったら不機嫌になったから乗りに行ったね」寺脇「それまで『ゾウなんて』て言ってた五朗ちゃんが、いざ乗ったら『うっほー』なんてすごい喜んでた」岸谷「自然のなかに入ったらついね、叫んでた(笑)」寺脇「俺たちはケンカをしたことないけれど、五朗ちゃんが一緒に行ったお店をすぐ忘れちゃう癖は直してほしい。大阪に行ったときに『この前行ったすっぽん屋に行こうよ』って言ったら、『俺、行ってない』って言いだして」岸谷「ああ、その件ね(笑)」寺脇「『いや、すっぽん鍋食べたじゃん、2人で。心臓が一個しかなくて、ドクドク動いている心臓を五朗ちゃん食べなよ、って言った』って言っても、『俺じゃない誰かと行ったんだ』って頑として聞かなかった。でも、その店の玄関に行ったら『来た!来た!来た!』って。俺がうそついてるみたいに否定するのはやめてほしい」岸谷「ハハハ(笑)。俺は寺ちゃんに直してほしいところなんて何もないな」寺脇「ダメなところも含めて愛してくれてるんでしょう!欠点もかわいい、ってね(笑)」岸谷「えーーーー(笑)」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日「寺ちゃん」「五朗ちゃん」と呼び合う、岸谷五朗(55)と寺脇康文(58)の2人が主宰する演劇ユニット・地球ゴージャスが結成25周年を迎える。二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(東京公演:舞浜アンフィシアターにて3月13日~4月13日、大阪公演:フェスティバルホールにて5月3~14日。※公演日程の詳細は公式ホームページでご確認を)。記念対談で見えてきたのは、「前世は夫婦でした(笑)」と語るとおりの、男らしい岸谷と世話女房のような寺脇、という絶妙なバディ関係!寺脇「出会いは鮮明に覚えているんだよね。僕が22歳で五朗ちゃんが20歳。SET(三宅裕司〔68〕主宰の劇団スーパー・エキセントリック・シアター)の稽古場だった。当時新入りだった僕の前に赤いジャージ姿でリーゼントの怖そうなお兄ちゃんが来た。“どうしよう、カツアゲでもされるのかな”と思ったら『向こうにギャルがいるよ』って(笑)」岸谷「劇団の先輩女子をギャルって言ったんだよね(笑)。寺ちゃんは、ロン毛で爽やかだったな。映画に出てきそうな感じで」寺脇「劇団で力をつけてから映像のほうへ行こうと思っていたからね」岸谷「劇団を踏み台にしてね(笑)」寺脇「踏み台って(笑)」岸谷「その夜歓迎会があって、2人だけ残って朝まで飲んだね」寺脇「好きな映画、役者、アニメまで同じだった。『ブースカがさ……』って言ったら「“お金盗られてシオシオノパー”だろ」とかってすぐわかった(笑)」岸谷「僕と全然違うタイプで、人間的に面白い、というのも感じていて」寺脇「少しやんちゃ系の五朗ちゃんと、普通のなかに埋もれてる系の俺(笑)」岸谷「うまく言えないけど、なんか長い縁になりそうな予感はしたな」寺脇「まずはこの劇団(SET)のメインを2人でやろう、って(笑)」岸谷「そんな野望はあったね。俺たちがそろったらできるんじゃないかって」寺脇「でも、当時、僕らは役名もなくて暗号だった。俺が『兵士A』で、五朗ちゃんは『兵士B』(笑)」岸谷「俺はAにもなれなかった(笑)」寺脇「SETで役をもらえるようになって、メインを張れるようになって。そして劇団の本公演と別に岸谷五朗プロデュースの公演をやるようになると、“もっと自由な舞台を作りたい”ってお互いに思うようになったんだよね」岸谷「SETという劇団はすごく素晴らしくて、体が2つあったら両方に在籍したいぐらいだったけど、劇団という枠にとらわれない自由なキャスティングができるユニットプロデュース公演をやりたかった」寺脇「2人だけの芝居もできるし、100人の芝居もできる。外国人役があると、劇団では団員が金髪のカツラをかぶって鼻を高くしたりしてたけど、プロデュース公演なら、本当の外国の俳優さんに出てもらうことができる。毎年公演をやらなきゃいけない、という縛りもなくなるしね」岸谷「苦渋の選択で10年間ほどお世話になったSETを出て、2人でプロデュースユニットを始めた。あのころはまだそういうことする人が少なかったよね」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日「寺ちゃん」「五朗ちゃん」と呼び合う、岸谷五朗(55)と寺脇康文(58)の2人が主宰する演劇ユニット・地球ゴージャスが結成25周年を迎える。二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(東京公演:舞浜アンフィシアターにて3月13日~4月13日、大阪公演:フェスティバルホールにて5月3~14日。※公演日程の詳細は公式ホームページでご確認を)。記念対談で見えてきたのは、「前世は夫婦でした(笑)」と語るとおりの、男らしい岸谷と世話女房のような寺脇、という絶妙なバディ関係!寺脇「地球ゴージャス結成から25年たつけど、どの作品も子どものようにかわいいね。記念すべき1作目(’95年)は小さな劇場でやって」岸谷「それが当時は珍しい2カ月のロングランになった。新宿コマ劇場での公演(’06年)も思い出深いな。コマ劇場の名前の由来でもあるコマ状に上がっていく舞台装置を、あるだけ全部使ってやろう、と思って挑んだし」寺脇「劇場の人が『こんなふうに使ったことない』って驚いていたもんね」岸谷「『(こんなに使って)大丈夫かな』ってね(笑)」■新田真剣佑はセンスがすごい!岸谷「今度、二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』は、11年前の再演だけど、主人公のシャチ役は三浦春馬(29)から新田真剣佑(23)に代わって。当時、春馬はこの作品で舞台人としての魂が一つ入ったというか、スイッチが入った感じがした。本当に素晴らしい演技で」寺脇「スポンジが水を吸うように稽古場でどんどんレベルアップしていった」岸谷「そしてこの作品を映像で見た新田くんが、『地球ゴージャスに出たい』と言ってくれて」寺脇「新田くんがいなかったら五朗ちゃんも『星の大地』を再演しようとはおもわなかったでしょ?」岸谷「そうかもしれない。あの身体能力とセンスはすごい。舞台に立つべき要素をすべて持っているからね。僕も三味線と大太鼓をやるからプレッシャーがすごい。11年前と同じようにはなかなかできない。稽古を始めてすぐ、日常生活ではつかない生の筋肉がついたよね」寺脇「(肩のあたりが)パンパンだよ」岸谷「俺たちふだん、ジムに通ってトレーニングして鍛えているけど、その筋肉とも違うんだよね」寺脇「そう。板前さんが自分の包丁を研ぐように、自分たちの武器は体だから、体をしっかり磨いておかないと。さびたまんまじゃダメだからね」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日地球ゴージャス二十五周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』の公開稽古が10日に都内で行われ、新田真剣佑、笹本玲奈、松本利夫(EXILE)、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか、森公美子、岸谷五朗、寺脇康文が登場した。同作は岸谷と寺脇によって1994年に結成された"地球ゴージャス"の25周年記念公演で、2009年に上演された『星の大地に降る涙』を新演出版で上演する。理想を求める国の戦の中で、たくさんの血と涙が大地を濡らした時代を舞台に、戦いに敗れ記憶を無くした青年・シャチ(新田)が、流れついた小さな島、タバラの島の民と神の子を宿した女性・ステラ(笹本玲奈)と出会う。しかし、彼の記憶が戻るとき、そこには悲劇が待っていた。稽古場に集まった取材陣に、「思ったより多くてどうしようかなと思っております。結構前のほうに行くので、斬ってしまったらごめんなさい」と最初にことわっていたいた新田。公開稽古では「震える大地」で剣の立ち回りを見せたほか、「遭遇」「生きるという事」「暗黙の胸騒ぎ」を披露し、豊かな美声を響かせた。披露前に新田は「少ない稽古日数の中、みんなで仕上げました。ぜひ楽しんでいただけたら。そして多くの方々に見ていただけたら嬉しいです。とにかく今日はがんばります」と意気込んだが、岸谷が「稽古自体は1月6日から始まっておりまして、完成度の高い状態です。まっけんは忙しくて時間が足りなくて、『稽古場いきたーい!』って」と補足すると、苦笑。また、ヒロイン役の笹本は「憧れ続けてたた地球ゴージャスさんに参加できることすごく嬉しく思っています。本当に初めて脚本読ませていただいた時にすごい作品だなと思いました。大きなテーマ、メッセージを直接的に訴えかけている作品は本当に数少ないと思いますし、世界に向けて発信するつもりで挑みたいなと思っています」と意気込んだ。寺脇は「今回いつもと違う場所、舞浜のアンフィシアター。非常にバッチリな劇場なんですが、都心の方からするとちょっと遠いしメージがあるかもしれないんですけど、ディズニーランドの隣ですからね」とアピール。「まっけんマウス、笹本シンデれな、ドナルド・まっつー、森のくみのプーさんが待っておりますので、舞浜ですけどもディズニー行く感覚で」とキャスト陣をキャラクターに例え、周囲を笑わせていた。
2020年02月10日俳優の新田真剣佑、岸谷五朗、寺脇康文が7日、大阪市内で行われた、新田の初主演舞台となる『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(3月10日~4月13日 千葉・舞浜アンフィシアター、5月3日~14日 大阪・フェスティバルホール)の発表会見に出席した。本公演は、岸谷と寺脇が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」の結成25年を記念したもの。09年に初演され、ファンの人気も高い『星の大地に降る涙』をミュージカル化し、岸谷、寺脇を除くキャストを一新した新演出版で再演する。動乱の時代を舞台に、ある少数民族が巻き込まれる悲劇を描いた本作を、作・演出を手がける岸谷は「テーマは“反戦”。悲しいことだが、今の世界の状況にこそやるにふさわしい」と再演の意義を強調。だが、初演時より楽曲の数を増やし、エンタテインメントの要素をより強化したと語り、「笑いもあり、明日もがんばろうと元気になれる作品でもあります」と新たに生まれ変わった人気作に自信をのぞかせた。一方、記憶を失ってとある島に流れ着く主人公の青年・シャチを演じる新田は「アメリカにいた12歳のころ、役者になりたいと思っていた時期に、たまたま映像を見たのがこの作品。舞台の“ナマ感”を感じる映像で『何だこれは!』と衝撃を受けました」と本作との不思議な縁を語り、「シャチを演じられるなんて夢のよう」と感慨深げ。現在、本番に向けてリハーサルを進めているが、「お芝居、歌、ダンス、殺陣と役者ができるすべてが詰め込まれているので、がんばらなければならないことが多すぎて…。本当はすぐに帰ってお稽古したいですね(笑)」と心ここにあらずの心境を明かし、「そう言うと思った(笑)」と岸谷にからかわれて笑いを誘っていた。そんな熱意の表れか、リハーサル前にキャスト陣が行うウォーミングアップに、新田の発案で「腹筋」が追加になったという。「マッケンの指導して、『イチ!ニ!…』とみんなでやっています(笑)」と明かした岸谷は、「キャストはみんな熱心に、貪欲に稽古に臨んでいますが、一番貪欲なのがマッケン」と舌を巻いていた。初演と同じ役に再び挑む寺脇は「再演といってもキャストを一新しているので、また違ったセッションができているなと感じる。初演から11年経っているので、アクションの質が落ちたとか、ギャグの質が落ちたとか言われないように(笑)、今できるベストを尽くそうと思っています」と意気込みを語っていた。
2020年02月07日松下奈緒、木村佳乃が共演する「アライブがん専門医のカルテ」の2話が1月16日オンエア。“乳がん”をテーマにした2話に多くの視聴者から「同じ経験をしたからこそ解る」「他人事じゃない」といった声が寄せられている。薬物療法でがん治療に取り組む“腫瘍内科”を舞台にした本作は、松下さんが横浜みなと総合病院に勤務する腫瘍内科医の恩田心役で主演。心は夫が事故で意識不明となっているのだが、その手術に関わったことから彼女に近づく消化器外科医の梶山薫役で木村さん。事故で意識不明となっている心の夫・匠役には中村俊介。薫の元上司の医師・須藤進に田辺誠一。進は匠の手術を担当、そのサポートを薫が担当したのだが、薫は手術のミスが原因で匠が意識不明になったと罪悪感を感じており、心に手術のことが伝わることを恐れる進と意見が対立している。また心の義父・京太郎役で北大路欣也、腫瘍内科の研修医・結城涼に清原翔、結城と同じ研修医の夏樹奈海に岡崎紗絵、心と薫を引き合わせることになる患者の高坂民代に高畑淳子、光野守男に藤井隆、部長の阿久津晃に木下ほうからも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。心の所属する腫瘍内科に男性の乳がん患者・日ノ原徹(寺脇康文)がやってくる。罹患者全体の1%にも満たずその存在をあまり知られていない男性の乳がん。彼の母親も乳がんだったことを知り守男は遺伝性の可能性もあると検査を勧める。一方、心も若い女性の乳がん患者の佐倉莉子(小川紗良)を診察。莉子は手術を先延ばしすることを望むが、結城は若いからこそ早期治療が必要だと考えていた。そんな莉子と結城がカラオケでばったりと出くわす…というのが2話のストーリー。乳がんがテーマとなった今回、“男性の乳がん”について心配する声や、「同じ経験をしたからこそ解る事がたくさんある。乳がんは特別な病ではなく、誰でも罹患する可能性がある病」「アライブ見てて泣けるだって他人事じゃないから」といった感想が寄せられる。さらに薫が以前乳がんをり患していたことが今回判明。乳房を全摘出することに悩む莉子に切除後、再建した乳房を見せる…というシーンに「誰かのために、強く生きたいと思った」と勇気づけられた視聴者からの投稿も集まっており、「マジやばい。マジでやばい、一話二話と最高の掴み」「2話。やべーめちゃめちゃ泣けた」などストーリーに感動した声も数多く、本作に注目する視聴者が続出している模様だ。(笠緒)
2020年01月17日水谷豊主演による人気シリーズ「相棒」。現在「season18」が放送中だが、その第11話「ブラックアウト」がテレビ朝日開局60周年記念の特別番組として1月1日(水・祝)元旦に放送される。本作は優秀だが変人ゆえ警視庁内の窓際部署「特命係」の係長をしている杉下右京を水谷さんが演じ、右京と“相棒”がともに事件を解決していくという刑事ドラマ。単発ドラマとして放送が始まり2002年に連続ドラマ化され、現在放送中の「season18」まで長きにわたり放送が続いてきたほか、映画化もされいずれも大ヒットを記録している。これまで寺脇康文、及川光博、成宮寛貴が演じてきた“相棒”役を、「season14」より反町隆史が引き継ぎ、現在は反町さん演じる冠城亘が右京とともに活躍中だ。今回は昨秋からスタートした「season18」の第11話を、2時間15分にわたるスペシャル版としてお届け。右京と亘が山奥のゴルフコースで開かれる警視庁主催の親睦ゴルフコンペに“準備係”として駆り出される。コンペには副総監の衣笠(杉本哲太)をはじめとする警視庁上層部のほか、警察庁OBの蓮見恭一郎(長谷川初範)や、その息子で組織犯罪対策3課の係長・蓮見誠司(浅香航大)らが参加。コンペ終了後、参加者たちがそれぞれ帰路につこうとした矢先、ゴルフ場の地下駐車場で大爆発が発生。出入り口が完全に塞がり、居合わせた人間が地下空間に閉じ込められてしまう。さらに爆発に巻き込まれたと思われた“被害者”の一人が突如、持っていた拳銃を発砲。男は暴力団の構成員で、その場にいた人々を人質に「収監されている会長と7人の組員を釈放しろ!」という要求を突きつけてくる。人質になったのは右京と恭一郎のほか、恭一郎の秘書を務める雨宮紗耶香(瀧本美織)ら計8人。男はこの時点ですでに、指示に従わなかった人質の一人を射殺しており、状況は切迫。地上では亘をはじめ警視庁の面々が、人質救出に向けて動き始める。そんななか、地下に閉じ込められている人数と人質の人数が合わないという不可解な状況が判明。人質の中に犯人の仲間がいるのではないかという疑惑が浮上する。そして右京は今回の一件と、5年前に起きたある事故の符合に気づく…というストーリー。今回は「刑事ゼロ」「仮面同窓会」などの瀧本美織。「あなたの番です」『チア男子!!』などの浅香航大、「科捜研の女」「俺の話は長い」長谷川初範がゲストとして参加。スペシャルならではの豪華な布陣で物語を盛り上げる。「相棒 season18」第11話「ブラックアウト」は1月1日(水・祝)21時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2020年01月01日映画のエキストラを主人公とした、どこからが演技でどこからが本気か誰も分からない、前代未聞のガチンコ・モキュメンタリー『エキストロ』。この度、予告編とキービジュアルが解禁となった。本作は、エキストラたちの悲喜こもごもの営みを描く骨太なドキュメンタリーに見せかけた、前代未聞のモキュメンタリー映画。大林宣彦監督はじめ、山本耕史、斉藤由貴、寺脇康文など、脇を固める主役級の役者の“狂”演と、藤波辰爾、黒沢かずこ(森三中)、加藤諒、三秋里歩、石井竜也、荒俣宏らが、それに輪をかけて“嘘か本当か”リアルに出演する。主題歌は、「トリプルファイヤー featuring 松崎しげる」という異色のタッグが担当。作品のキーポイントとなる“宇宙原始獣ガモゲドラ”のテーマを歌い上げる。今回解禁された予告編は、萩野谷幸三演じる無名の64歳主人公のエキストラの生き様を追うドキュメンタリーのように見せかけてスタートする。大林監督や山本さん、石井さん、斉藤さんの語りの場面や、悪態をつく寺脇さん、泣き叫ぶ黒沢さんが映し出される。さらには巨大生物までが襲来し、なんでもありの謎が謎を呼ぶ予告編に仕上がっている。予告編と同時に解禁されたキービジュアルの上段には、時代劇のかつらを被り真剣な眼差しで鏡を見つめる萩野谷さんの姿が。下段には映画のタイトルと共に共演の豪華キャストたちの姿が写し出され、劇中で彼らがどんな物語を展開していくのか期待が高まるビジュアルに仕上がっている。『エキストロ』は2020年3月13日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月23日映画『決算!忠臣蔵』(11月22日公開)の公開初日舞台挨拶が22日に都内で行われ、堤真一、岡村隆史、濱田岳、横山裕、石原さとみ、橋本良亮(A.B.C-Z)、寺脇康文、中村義洋監督が登場した。同作は山本博文による『「忠臣蔵」の決算書』をもとに実写化。赤穂藩藩主・浅野内匠頭の切腹とお家断絶により、筆頭家老・大石内蔵助(堤)は、勘定方・矢頭長助(岡村)の力を借り、リストラに励む。さらに、江戸の庶民による討入りの期待を受けるが、討入りするには9,500万の予算が必要だった。作品タイトルに合わせ「今年中に決算したいこと」を聞かれた岡村は、「契約問題ですね。ずるずる引き延ばしになっておりました。エージェント契約なのか、はたまた専属契約なのか。それとも今まで通りなのか」と、吉本興業の契約問題に切り込む。「先日、チーフマネージャーからペンを渡されて『書け』と言われたので、保留にいたしました」と明かし、客席も騒然とした。堤は「絶対記事になるなそれ」と感心し、岡村は「若干狙いました」と告白する。横山から「今年中にするんですか?」と聞かれると、岡村は「ちょっと、ずれ込むかなあと言う感じも。まだ周りの方がどれくらいなのかわかってないものですから。どれくらい、加藤浩次が得したのか損したのか」と答え、横山は「リアルな話ですね〜」と苦笑。岡村はさらに「副社長もすぐそこにいましたからね。『初日おめでとうございます』って、手ぶらで来てはりました」と本日の裏の様子まで説明し、会場では拍手が起きていた。この岡村の話に、石原は「私は給料制なので、そこの部分、マネージャーさんにお願いしたいと思います」とリアルな"決算"の話をたたみかける。岡村はさらに「歩合にすると送り迎えの車とか来ないとか、僕は今、すごい調べてます」と語り、周囲を驚かせていた。
2019年11月22日映画『決算!忠臣蔵』(11月22日公開)の公開初日舞台挨拶が22日に都内で行われ、堤真一、岡村隆史、濱田岳、横山裕、石原さとみ、橋本良亮(A.B.C-Z)、寺脇康文、中村義洋監督が登場した。同作は山本博文による『「忠臣蔵」の決算書』をもとに実写化。赤穂藩藩主・浅野内匠頭の切腹とお家断絶により、筆頭家老・大石内蔵助(堤)は、勘定方・矢頭長助(岡村)の力を借り、リストラに励む。さらに、江戸の庶民による討入りの期待を受けるが、討入りするには9,500万の予算が必要だった。好きなシーンを聞かれると、石原は「横山さんの出てくるシーン好きでした。シャシャッて。素敵でした」と殺陣を称賛し、横山も「普通に嬉しいやつですね」と喜ぶ。後輩の橋本も「僕も、横山くんの殺陣のシーン。13〜4年ぶりくらいに見たので、衰えてなかった。すごいかっこよかったです」と絶賛した。一方、中村監督は「テレビの取材で『だいぶカットされた』と愚痴を言ってた俳優が2名ほどいたんですけど、今日ここ来てない妻夫木(聡)くんと、もう1人『殺陣をすごい頑張ったのに』って……」と横山の愚痴にチクリ。横山は「軽はずみにものを言ってはいけないって教訓でした」と苦笑していた。「今年中に決算したいこと」という質問では、なぜか横山が「今から嘘ついていいですか? 引っ越ししたいです!」というボケで、会場も困惑。岡村も「なんで大きく高らかに宣言して嘘つこうとしたのかな?」と首をひねると、横山は「何か言わなきゃと思って……」と弁解する。改めて「僕ももう、決算しました! グループもそうですけど、いろいろ! 心機一転頑張ってますので」と、新たに5人体制でのスタートとなった関ジャニ∞について触れた。イベントでは、通常の鏡開きの代わりに、赤穂の塩を使用した鯛の塩釜が登場し、全員で塩を割る。なかなか姿を現さないためキャスト陣で叩いていたが、さらに昆布で巻かれている鯛。寺脇によりやっと鯛の頭が出てきたものの「……誰か、頭叩きすぎた?」(岡村)、「ぐちゃぐちゃやん……」(堤)と、キャスト陣が絶句するほど粉々になっており、横山が頭を叩きすぎたせいだと周囲から責められていた。
2019年11月22日岸谷五朗と寺脇康文が1994年に結成し、累計100万人に達する観客を動員する人気ユニットへと発展した「地球ゴージャス」。2009年に上演した『星の大地に降る涙』を本格ミュージカル化し、岸谷、寺脇以外は新キャストによる上演が来春に決定した。「地球ゴージャスはまず再演をしない。その時間があるなら前に進んで新作を作りたいから」と語る岸谷に再演の後押しをしたのは、25周年という区切りだった。「唯一の再演の『クラウディア』も10周年のときだった。今回は25周年で周りがお祝いしてくれる空気に乗っかっちゃえと(笑)。なので“祝祭公演”と銘打ちました」(岸谷)「25周年って、これまでを1回振り返ってみて、また新たなスタートを切る気持ちにもなる、いい時間。作品は僕らにとってはかわいい子供のようで全部愛しているけど、その中で特にやりたいものがあるんだとしたら、今の時代にもう一度よみがえらせるのもいいなと。結局、五朗ちゃんが今やりたいものをやることが一番いい結果を生んできているので」(寺脇)「『星の大地~』は唯一時代設定が決まっている作品で、1868年という日本が激動の時代に、とっても愛すべきひとつの部族が消滅していったという話。アメリカの移民問題や日韓関係…今このテーマが必要だなと思った」(岸谷)「俺も根拠はよくわからないけど、『今やるならこれだね』とは思いました。地球ゴージャスの作品がこれ以降、ちょっと大人っぽくなって、深みが増したという印象もある」(寺脇)「やるからには間違いなく前作を上回らなきゃ意味がない」と言う岸谷が今回の上演にあたり胸を張るのは、ミュージカル化というダイナミックな変化と充実のキャスト陣。舞台初主演となる新田真剣佑、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』出演で映像でも注目を集めた笹本玲奈らが参加する。「マッケン(新田)は演劇の舞台に立つための素材を全て持っている“舞台に選ばれた人”。笹本さんは実際に母でもあり、よりリアルにステラ(妊婦という設定)という役に近づく人だなと感じます」(岸谷)「マッケンは計算や?が全くない、白い光がフワーッと降ってくるような芝居をするヤツで、一緒に舞台に立っていて吸い込まれそうになった。マッケンの純粋さと笹本さんの清廉さ、そして汚れた俺たち(笑)」(寺脇)華やかな、だが重く刻まれるテーマを孕む“祝祭公演”で次への一歩を踏み出す。公演は、2020年3月10日(火)~4月13日(月)まで、舞浜アンフィシアター・千葉にて。その後、2020年5月3日(日・祝)~14日(木)までフェスティバルホール・大阪にて上演。チケットぴあでは、一般発売直前先行受付中!ライター:武田吏都カメラマン:源賀津己
2019年11月08日ダイワハウスSpecial地球ゴージャス二十五周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』が2020年3月から5月にかけて上演される。その製作発表会見が行われ、主演の新田真剣佑、笹本玲奈、松本利夫(EXILE)、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか、森公美子、そして「地球ゴージャス」の岸谷五朗・寺脇康文が登壇した。【チケット情報はこちら】結成25周年を迎える地球ゴージャスの“祝祭公演”として上演される本作は、2009年に初演された人気作の新演出版。岸谷・寺脇以外は全キャストを刷新、初演時よりミュージカル要素をアップした作品になるという。会見ではまず岸谷が「“二十五周年祝祭公演”ですが、“25年続けよう”という決意があったわけではありません。またこの先も、三十周年、三十五周年をやろうと思っているわけではありません。ひとつひとつの作品を愛して丁寧につくりあげてきた結果が、この二十五周年の祝祭公演になりました。こうやって二十五周年を迎えることを我々は嬉しく思っています」と挨拶。寺脇も「前作を超えるものをつくっていきたい。フレッシュなキャストで、いろいろな化学反応が起こると思います。ご期待ください!」と意気込んだ。地球ゴージャス作品は『ZEROTOPIA』(2018年)から2作連続の出演で、今作で舞台初主演を務める新田は「日本に来る前にこの作品を映像で観て、衝撃を受けました。その時から地球ゴージャス作品に出たいという夢があったのですが、それが昨年叶って。今回この作品で主演をやらせていただくことが本当に幸せです」と感慨深く語った。さらに笹本は「私はこれまでたくさんのミュージカルに出演させていただきましたが、日本で作られるミュージカルをやるのは初めて」、松本も「自分はパフォーマーなので、舞台で歌うことが初めて」と明かした。湖月は「寺脇さんの妻役です。お客様が恥ずかしくなるくらい、やけどしちゃうくらい、羨ましくなるくらい熱々な夫婦をお届けしたいです」、愛加は「地球ゴージャスの舞台は、芝居、歌、ダンス、笑いあり涙ありの素晴らしいエンターテインメント。その一員になれることが嬉しく楽しみ」、島は「今まで観た舞台の中で1番大好きな作品がこの作品です。今この場に立てていることが本当に嬉しいです」と語る。森は「依頼が来たときに“他はなにもやらなくていいから、これをやらせてください”と言いました。絶対にやりたかった。素晴らしい作品になるのは間違いない」と太鼓判を押した。演出・脚本を手掛ける岸谷が「初演とは違うものになる」と話した本作は、2020年3月10日(火)から4月13日(月)まで千葉・舞浜アンフィシアター、5月3日(日祝)から14日(木)まで大阪・フェスティバルホールにて上演。11月9日(土)からの一般発売に先駆けて、チケットぴあにて先行発売中。取材・文:中川實穗
2019年11月07日俳優の新田真剣佑が6日、都内で行われたダイワハウス Special 地球ゴージャス二十五周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』製作発表記者会見に出席。大好きだという俳優の三浦春馬からのビデオメッセージに感激し、「あとで動画ください」とお願いした。岸谷五朗と寺脇康文が主宰する演劇ユニット・地球ゴージャスの25周年記念公演となる同作は、歴史の大きな渦に巻き込まれた人間たちの生き様を描いたファンタジー。2009年に10作目の公演として上演された作品で、岸谷と寺脇以外のキャストを新たにし、さらに初演時よりミュージカル要素をアップさせる。記憶をなくした青年・シャチ役で舞台初主演を務める新田は、昨年の『ZEROTOPIA』に続いての地球ゴージャス作品参加。「日本に来る前にこの作品を観て衝撃を受けました。まだ仕事を始めていない頃の自分が観た作品の再演の主演をさせていただくということで、本当に本当に幸せです。まだ実感はありませんが素晴らしい作品にしたいと思います」と喜びと意気込みを語った。10年前の初演で主演を務めた三浦からのビデオメッセージも上映。三浦は同作が初舞台となったが、「右も左もわからない状態で、とにかく当たって砕けろ精神で奮闘していました」と当時を振り返り、「毎公演、緊張からくる胃痛と戦いながら、お腹を下しながら立っていました」と明かした。そして、新田へ「すごくいつも自分のことを好いてくれてますけど、今回はまっけんが演じる新たなシャチとして、きっと成功をおさめるだろうなと予感しています。当時の自分、今のまっけんの実力からすると、優に超えてくるという期待感が大きいです。新たに生まれ変わる『星の大地に降る涙』すごく楽しみにしていますし、まっけんの実力で引っ張っていってほしいなと思っています。必ず観に行きます。頑張ってください」とメッセージ。サプライズメッセージに新田は感激し、「あとで動画ください」とお願い。岸谷から「ただのファン」とツッコまれると、「ファンですね…『まっけん』って言ってましたね」と返した。そして、「本当にうれしいです。本当にこの作品を、前作を越えるような作品にしたいなというか、しなきゃいけないなと、今思いました」と決意を新たにしていた。『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』は、2020年3月10日~4月13日に舞浜アンフィシアターにて東京公演、2020年5月3日~5月14日にフェスティバルホールにて大阪公演を開催。会見には、新田、岸谷、寺脇、笹本玲奈、松本利夫(EXILE)、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか、森公美子が出席した。
2019年11月06日EXILEの松本利夫が6日、都内で行われたダイワハウス Special 地球ゴージャス二十五周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』製作発表記者会見に、主演の新田真剣佑、地球ゴージャスを主宰する岸谷五朗と寺脇康文らとともに出席。舞台初歌唱に向けて、ボイストレーニングを始めたことを明かした。演劇ユニット・地球ゴージャスの25周年記念公演となる同作は、歴史の大きな渦に巻き込まれた人間たちの生き様を描いたファンタジー。2009年に10作目の公演として上演された作品で、岸谷と寺脇以外のキャストを新たにし、さらに初演時よりミュージカル要素をアップさせる。主題歌は、本作のために書き下ろされたEXILEの「愛すべき未来へ」が、前回に引き続き使用される。松本は「10年前、『愛すべき未来へ』を主題歌に使っていただいて、製作発表のときに登壇されたのはHIROさんとATSUSHIさんでした。まさか10年後に自分がキャストとしてこの舞台に…光栄ですし感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深げにあいさつ。「自分はパフォーマンスのほうなので、舞台で歌うことが初めて。歌いますよね?」「『愛すべき未来へ』も歌いますよね?」と岸谷と寺脇に確認し、「生で歌っていただきます」「ハモリますよ」と言われると、「ですよね…。初めての体験をいろいろとさせていただくことになると思いますが、精一杯頑張ります」と気を引き締めた。そして、「自分たちで言うのもあれですけど、『愛すべき未来へ』は自分たちの中では名曲。(10年前に)この舞台を観てすごく感動したのを覚えていて、最後に自分たちの楽曲が流れるというのは感慨深いものがありました」と同楽曲への思いを語った上で、「ただ、僕はパフォーマーで、この楽曲は振り付けもない。歌詞も書いていないので、ほぼ関わってないんです」と笑いながら告白。「ですが、そのつながりもあり、こうしてキャストとしてステージに立たせていただけるというのは本当にありがたいことですし、いろんな感情が芽生えてきます」と続け、寺脇と岸谷から「ハモるよ」「でもマイクのスイッチは切っておくけどね」と歌唱についてイジられると、「そこだけは心配なんですけど、実はボイトレ始めてます。人生初めてなんですけど」と明かし、「胸を張ってハモれるように頑張ります」と宣言した。会見には、笹本玲奈、松本利夫(EXILE)、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか、森公美子も出席した。
2019年11月06日俳優の新田真剣佑が6日、都内で行われたダイワハウス Special 地球ゴージャス二十五周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』製作発表記者会見に、笹本玲奈、松本利夫(EXILE)、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか、森公美子、岸谷五朗、寺脇康文とともに出席。今月16日に23歳の誕生日を迎える新田の誕生日サプライズが行われ、特製ケーキに「すげー!」と興奮していた。岸谷と寺脇が主宰する演劇ユニット・地球ゴージャスの25周年記念公演となる同作は、歴史の大きな渦に巻き込まれた人間たちの生き様を描いたファンタジー。2009年に10作目の公演として上演された作品で、岸谷と寺脇以外のキャストを新たにし、さらに初演時よりミュージカル要素をアップさせる。記憶をなくした青年・シャチ役で舞台初主演を務める新田は、昨年の『ZEROTOPIA』に続いての地球ゴージャス作品への参加となる。会見で豪華キャスト陣の中央に立ち、「シャチ役と改めて聞くとぞわっとしちゃった。今日突然、みなさんに囲まれたので、とても緊張しています」と改めて主演を実感した様子。「日本に来る前にこの作品を観て衝撃を受けました。まだ仕事を始めていない頃の自分が観た作品の再演の主演をさせていただくということで、本当に本当に幸せです。まだ実感はありませんが素晴らしい作品にしたいと思います」と喜びと意気込みを語った。フォトセッション時に、岸谷と寺脇がバースデーソングを歌いながら誕生日ケーキを運んでくると、新田はサプライズに驚き、「ありがとうございます!」と感激。シャチ役の新田らがデザインされた特製ケーキを眺めて「すげー! 写真撮っていいですか!? 一番最初のケーキです」とはしゃいでいた。『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』は、2020年3月10日~4月13日に舞浜アンフィシアターにて東京公演、2020年5月3日~5月14日にフェスティバルホールにて大阪公演を開催する。
2019年11月06日映画『決算!忠臣蔵』(11月22日公開)のワールドプレミアが25日に都内で行われ、堤真一、岡村隆史、濱田岳、横山裕、妻夫木聡、石原さとみ、荒川良々、西村まさ彦、木村祐一、橋本良亮(A.B.C-Z)、寺脇康文、鈴木福、小松利昌、沖田裕樹、中村義洋監督が登場した。同作は山本博文による『「忠臣蔵」の決算書』をもとに実写化。赤穂藩藩主・浅野内匠頭の切腹とお家断絶により、筆頭家老・大石内蔵助(堤)は、勘定方・矢頭長助(岡村)の力を借り、リストラに励む。さらに、江戸の庶民による討入りの期待を受けるが、討入りするには9,500万の予算が必要だった。「共演者の誰も知らない裏話」を求められた石原だったが、「わ〜どうしよう! すいません、2日間しか撮影していないので、ここの皆さんと全然絡んでないんです……」と困り顔に。「堤さんとのエピソードってなんだろうと思ったら、プライベートで1度だけお会いしたくらいで。飲みましたね、たまたまお会いして。田中麗奈ちゃんと 田中哲司さんと」と明かす。すると堤は「飲んだね!」と思い出し、「麗奈ちゃん、昨日うちに来てたよ。女房と仲良いんだよ」とまさかの話が飛び出し、横山も「本当の裏話や!」と驚いていた。最後に石原は「ナレーションも担当させていただいて、最後から2つ目のセリフは監督がその場でつけてくれたアドリブです。そこを聞いていただけると嬉しいです」とアピール。また舞台挨拶前に行われたレッドカーペットイベントにも登場し、華やかな姿を見せていた。
2019年10月27日