ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで2月26日(水)、日向坂46の加藤史帆と小坂菜緒が、 国民的キャラクターである「ドラえもん」50周年記念作品『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の映画公開イベントに出席した。USJでは、2020年3月6日(金)~5月10日(日)の期間限定で、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』と、恐竜の世界を描いた世界的大ヒットシリーズ『ジュラシック・ワールド』とコラボレーションしたグリーティングを実施。それに先駆け「ドラえもん」好きの加藤史帆と恐竜好きの小坂菜緒が招かれ、 夢のコラボレーション・グリーティングが実現した。加藤さんは「ドラえもんがユニバーサル・スタジオ・ジャパンに来るのは初めてのことですよね。本当にすごいことだなと思います。子どものころから見ていましたが、改めて、どんな世代でも作品の世界に入り込めるストーリーと映像が本当にすごいな、と心の底から思いました」と語った。そして同じく小坂さんは、「大好きなドラえもんと一緒に大好きな恐竜と一緒に冒険しているみたいな気持ちになれ、ワクワクドキドキしっぱなしでした!」と、一足はやく体験できたグリーティングに大興奮していた。加藤さんと小坂さんは、特別招待の子どもたちも待ち望むなか、 映画公開に合わせて「ジュラシック・パーク」エリア内でスタートするスペシャルグリーティング『「映画ドラえもん のび太の新恐竜」Meets「ジュラシック・ワールド」』特別バージョンを一足はやく体験。ひみつ道具 探検隊セットを身に着けた「ドラえもん」がエリアに登場するとゲストも興奮。このコラボレーションでは、 パークオリジナルの「ドラえもん」フード&グッズも多数登場。“恐竜の世界”を冒険する「ドラえもん」デザインのオリジナルグッズのほか、クリームシチュー味の「ドラえもん まん」が特長のロコモコ風プレート「ドラえもん のび太の新恐竜プレート」をはじめ、 デザートやドリンクなど、オリジナルメニューが楽しめる。そのほか、 フォト・オポチュニティ「ドラえもん&ジュラシック・ワールド・フォト・オポチュニティ(1800円)」を販売するなど、エリア全体で豪華なコラボレーションが展開する。2020年3月6日(金)~5月10日(日)の期間限定。(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020(C) 2020 Universal Studios. All Rights Reserved.画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画ドラえもん のび太の新恐竜 2020年3月6日より全国東宝系にて公開© 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
2020年02月26日フォトグラファー・角田明子の写真展「サンタさんが いっぱい」が、2019年12月13日(金)から12月27日(金)まで、東京・六本木のフジフイルム スクエア(FUJIFILM SQUARE)にて開催される。世界中のサンタクロースの撮影を続けているフォトグラファー、角田明子。写真展「サンタさんが いっぱい」では、そうした角田が8年にわたり撮影してきた写真から選りすぐった、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの“サンタクロース”作品に加え、2019年夏にデンマークで撮影した「世界サンタクロース会議(World Santa Claus Congress) 2019」最新作まで、約60点を展示する。角田がその作品で見せるのは、「赤と白の服に三角帽子の姿」というイメージだけでなく、緑の衣服や妖精の姿といったさまざまな恰好のサンタクロースたち、呼び方も過ごし方も多様なサンタクロースたち。1年を通して人びとに夢と喜びを与え続ける“サンタファミリー”の魅力に、ぜひ触れてみては。【詳細】フジフイルム スクエア 企画写真展角田明子写真展「サンタさんが いっぱい」Merry Many Santa Clauses!会期:2019年12月13日(金)〜12月27日(金)時間:10:00〜19:00(最終日は14:00まで・入場は閉館10分前まで) ※会期中無休会場:フジフイルム スクエア スペース2住所:東京都港区赤坂9-7-3TEL:03-6271-3350入場料:無料
2019年11月21日アイドルグループ・日向坂46の小坂菜緒が、23日発売の漫画雑誌『週刊少年サンデー』(小学館)47号の表紙を飾った。日向坂46の小坂菜緒が『週刊少年サンデー』47号に登場父の影響で漫画家・あだち充氏の大ファンになったという小坂。『週刊少年サンデー』では、あだち氏の世界観を再現するようなグラビアに挑戦した。どこか懐かしい制服姿は『タッチ』の南ちゃんを意識している。あだち愛を語るインタビューも。また、『H2』の古賀春華とコラボしたポストカード付録もついている。
2019年10月24日アイドルグループ・日向坂46の小坂菜緒が28日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」に出演した。小坂は「one spo」のステージに、チェック柄のセットアップにバイカラーのコート、ニーハイソックスというコーディネートで登場し、太ももの“絶対領域”を披露。歓声が沸き起こる中、モデルとして堂々とランウェイを歩いて観客を魅了した。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。20回目となる今回は幕張メッセにて、“女の子のわがままが全部詰まったKIRA KIRAの魔法に包まれる夢のような空間”という意味を込めた「KIRA KIRA CELEBRATION」をテーマに、人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催した。撮影:蔦野裕
2019年09月30日小坂涼太郎が客演する、theatre PEOPLE PURPLE『STRANGE CLAN』の開幕が迫る。初日を約1週間後に迎えたある日、稽古に臨む小坂に話を聞いた。【チケット情報はこちら】TVドラマ『99.9 刑事専門弁護士』シリーズの脚本などで知られる劇作家の宇田学が作・演出を手がける本作。第二次世界大戦中のイギリス・ロンドン郊外を舞台に、戦争孤児の少女・オリヴィアの視点を通じて、タイトルの和訳でもある“奇妙な一族”の秘密が描かれる。小坂は街でオリヴィアと出会う心優しい一族の青年、ノア・アトウッド役を演じる。近年、演劇『ハイキュー!!』シリーズをはじめ、舞台『刀剣乱舞』や『BRAVE10』など、2.5次元作品への出演が続いた小坂。久しぶりのストレートプレイにあたって「ワクワクしています!」と喜びつつ、「宇田さんや他のキャストとたくさん会話して、ノアとして生きようと思っています」と意気込む。作品の魅力を「予想もつかない展開」と「個性豊かなキャラクター」とする小坂に、ノアをどうやって演じるか尋ねると「常に明るく存在して、感じたままに反応しようと思っています」。宇田から「小坂くんの持っている優しさが、この舞台には必要」と期待されているように、自身の持ち味を生かした自然体の演技が求められている。劇団公演にキャスティングされたのは初めて。作品ごとに集まる公演と比べて「すでに集団としてまとまっている中に入るので、最初のうちは戸惑いがありました」と率直な気持ちを述べる。しかし最近はSNSに稽古場のにぎやかな様子をアップ。「いろいろな人たちと触れ合えてすごく楽しい」と刺激を受けている様子だ。初顔合わせとなる宇田の印象については「役者の気持ちや意向を汲みながら演出してくださる優しい方」とコメント。『探偵が早すぎる』など、過去に彼が手がけたTVドラマを動画配信サービスで“一気見”するほど作品に魅了されている近況を紹介しつつ、「いつか宇田さんのドラマに関われるよう、この作品をがんばっていきたい」と抱負を述べた。theatre PEOPLE PURPLE『STRANGE CLAN』は、8月29日(木)から9月1日(日)まで東京・あうるすぽっとにて上演される。チケット発売中。取材・文:岡山朋代
2019年08月29日アイドルグループ・日向坂46の小坂菜緒が22日、神奈川・パシフィコ横浜で行われたファッション誌『Seventeen』(集英社)の読者招待イベント「Seventeen夏の学園祭2019」を体調不良のため欠席した。昨年6月1日発売の7月号から同誌の専属モデルとして活躍している小坂。開演前に、「小坂菜緒さんは体調不良のため欠席となりました」とアナウンスが流れた。「Seventeen夏の学園祭」は今年で23回目となる読者招待イベント。Seventeenモデルとイケメンタレントによるファッションショーや、「ミスセブンティーン2019」のお披露目、SUPER★DRAGONのスペシャルライブなどが行われた。
2019年08月22日アニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」第4期「デッド・ムーン編」が、劇場版前・後編として製作が決定。『劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」』として、2020年の公開を予定している。すでに4期は前・後編で公開されるほか、第3期に引き続き、今千秋監督、テレビアニメ放送開始からキャラクターデザイン・作画監督を担当してきた只野和子がキャラクターデザインを担当することなどが発表済み。そんな中今回、新たに只野氏が手掛けたキャラクターデザインによるティザービジュアルと、お馴染みセーラー戦士たちが登場する超特報映像が到着した。そして、本日より全世界で初の電子書籍配信がスタート。これを記念して、8月下旬から原作者・武内直子の歴代イラストを使用したTシャツがユニクロから発売。ほかにも、秋には「サマンサ」とのコラボレーションや、セーラームーンカフェ2019の開催。11月9日(土)、10日(日)には、シリーズの数々の名曲を世に生み出してきた音楽家・小坂明子のイベント「小坂明子45周年記念 美少女戦士セーラームーン Music History Supported by Pretty Guardians」、2020年6月には史上初「美少女戦士セーラームーン」のアイスショーも行われる予定だ。『劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」』は2020年より全国にて前編・後編で公開予定。(cinemacafe.net)
2019年07月01日アイドルグループ・日向坂46の佐々木久美、佐々木美玲、小坂菜緒、渡邉美穂が12日、都内で行われた「MTV VMAJ 2019-THE LIVE-」MC発表会に登場した。このたび、大丸松坂屋百貨店による「大丸・松坂屋アプリ」のスタートにあたり、「MUSIC WORLD」と題したライブ招待キャンペーンを実施。招待対象イベント第1弾として9月18日に東京・新木場で開催される「MTV VMAJ 2019-THE LIVE-」のMCを日向坂46が務める。同ライブは、優れたミュージックビデオを表彰する音楽アワード「MTV VMAJ 2019」のスペシャルイベントで、受賞者のライブパフォーマンスに加え、視聴者投票で最も投票を集めた「最優秀ビデオ賞」の発表が行われる。キャプテンの佐々木(久)は「このイベントは知っていたんですけど、MCとして日向坂46を使っていただけると聞いてびっくりしました。MCはあまりやったことがないので不安もあるんですけど、力を合わせて頑張っていければと思います」と意気込みを語った。先輩グループである欅坂46は、「MTV VMAJ」で2017年・2018年と2年連続で受賞し、ライブにも出演。小坂は「すごくキレのあるパフォーマンスですごく圧倒されました。私たちもいつかVMAJのステージに立てるように頑張りたいと思いました」と刺激を受けたという。その後、一人ひとりフリップに書いた「MTV VMAJ 2019-THE LIVE-」への意気込みを発表。佐々木(久)は「私たちも3月27日に『キュン』というデビューシングルを出させていただいたので、そのMVが優秀賞に選ばれるようにプロモーションを頑張りたいと思います」とグループとしての受賞も目標に掲げた。そして、佐々木(美)は「受賞されたアーティストのみなさんの魅力をもっともっと引き出せるように頑張りたい」、小坂は「日本の音楽も世界中のより多くの方々に発信できるように頑張りたい」、渡邉は「当日までにミュージックビデオを100本見る」とそれぞれ発表した。
2019年06月12日アイドルグループ・日向坂46の小坂菜緒が3日、東京・渋谷マークシティー(井の頭線渋谷駅改札前スペース)で行われた渋谷警察署の「痴漢被害防止キャンペーン」に登場し、観客900人以上が殺到した。デビューシングル「キュン」が発売初週で47万枚を売り上げ、女性アーティストのファーストシングルとして歴代最高の初週売り上げを記録した日向坂46。同楽曲でセンターを務める小坂が、「痴漢被害防止キャンペーン」にゲストとして参加した。小坂は、痴漢被害を防ぐために気をつけるべきことを勉強。「混んでいる電車の車両、乗車場所に気をつける」、「周囲を警戒して不審な行動をしている人がいたら気をつける」、「通勤時間や通勤の車両を変えてみる」という3つのポイントを教わった後、「痴漢被害防止宣言」を行うとファンから歓声が上がった。その後のトークで、デビューシングル「キュン」について「とてもキュンキュンするストーリーになっていて大好きです」とコメント。サビの“キュンキュンダンス”が話題だが、「すごく可愛い振り付けで、多くの方々にまねしていただいてうれしいです」と喜び、「覚えて踊ってください」と呼びかけた。また、7月17日に発売される2ndシングル「ドレミソラシド」について、「すごくいい作品になると思うので楽しみにしていてください」と紹介すると、ファンから「はーい!」と元気いっぱいの返事が。さらに、この日発表された主演映画『恐怖人形』(今週公開)についても「ジャパニーズホラー映画になっているんですが、撮影中に怖いって思った瞬間もあったので、すごく楽しみにしていただきたいです」とアピールした。
2019年06月03日アイドルグループ・日向坂46の小坂菜緒が30日、神奈川・横浜アリーナで開催されたファッションイベント「マイナビpresents 第28回 東京ガールズコレクション 2019 SPRING/SUMMER」(以下TGC)に出演した。3月27日に発売されたデビューシングル「キュン」でセンターを務める小坂は、今年4月に開館40周年を迎える「SHIBUYA 109」のステージに登場。春らしいピンクのワンピース×ポニーテール姿で、笑顔でランウェイを歩いた。先端ではキュートなウインクを披露し、会場から歓声が沸き起こった。同ステージには、日向坂46のメンバー10人がモデルとして出演。小坂のほか、佐々木久美、加藤史帆、佐々木美玲、高本彩花、金村美玖、河田陽菜、齊藤京子、富田鈴花、濱岸ひよりが登場し、ランウェイを彩った。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催されている国内最大規模のファッションイベント。28回目となる今回は、「自分の好きを思いっきり楽しんで、自分が時代をつくろう!」という思いを込めた「it ME」をテーマに、ファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開し、会場には約3万1,800人の観客が詰めかけた。撮影:蔦野裕
2019年03月31日アイドルグループ・日向坂46の佐々木久美、小坂菜緒、加藤史帆、佐々木美玲、高本彩花、金村美玖、河田陽菜、齊藤京子、富田鈴花、濱岸ひよりが30日、神奈川・横浜アリーナで開催されたファッションイベント「マイナビpresents 第28回 東京ガールズコレクション 2019 SPRING/SUMMER」(以下TGC)にモデルとして出演した。2月11日にけやき坂46(ひらがなけやき)から改名し、3月27日にデビューシングル「キュン」を発売した日向坂46。今年4月に開館40周年を迎える「SHIBUYA 109」のステージに、ファッション誌の専属モデルを務める佐々木久美、小坂菜緒、加藤史帆、佐々木美玲、高本彩花に加え、シークレットモデルとして金村美玖、河田陽菜、齊藤京子、富田鈴花、濱岸ひよりも登場し、10人がランウェイを華やかに彩った。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催されている国内最大規模のファッションイベント。28回目となる今回は、「自分の好きを思いっきり楽しんで、自分が時代をつくろう!」という思いを込めた「it ME」をテーマに、ファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開する。撮影:蔦野裕
2019年03月30日ファンから「多部ちゃん」という呼び名で親しまれてきた女優の多部未華子。そんな彼女も、今年1月25日に30歳を迎え、最新作映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』では、娘や夫を包み込むような女性・奈津子を好演した。年齢を重ねるごとに作品への向き合い方も変わってきたという多部さんが“いま”を語った。作品中ずっと母親役というのは初めての経験板羽皆氏による同名人気コミックを実写映画化した本作。多部さん演じる奈津子は、「Kis-My-Ft2」の北山宏光が扮する売れない漫画家で、酒とギャンブルに溺れる夫・高畑寿々男と、愛娘・実優(平澤宏々路)を笑顔で支える太陽のような女性だ。多部さん自身「作品中、ずっと母親役というのは初めて」と話していたように撮影前は「しっかり母親として見えるのか」という不安があったという。しかし、現場では北山さんがフランクに会話をしてくれたことで、非常に温かい雰囲気で撮影に臨めたという。「娘役の宏々路ちゃんもとても利発で母子というよりは友達のような会話ができました。北山さんもすごく明るく、しかも猫の格好をしている時間も長いので、それだけでも和やかになるんです。ピリピリすることがまったくありませんでした」。多部さんの考える理想の家族像とは…漫画の才能はあるが、ギャンブルやお酒が大好きで、他人任せという夫。一般的には“ダメ亭主”にカテゴリーされそうだが、奈津子はいつも笑顔で明るく夫を支える。多部は本作に出演したことで「バランスがいいというのが家族なんだな」と実感したという。「奈津子というのは家族にとって一番大きな存在で明るくお金がなくてもニコニコしている。この状況を無理して楽しもうと考えているわけでもなく、自然と寿々男と一緒にいるんです。どうにかしようとか、明るく振る舞おうと無理していたらきっとうまくいかない。その意味で、本当にバランスがとれているなと思います」。とは言いつつも「もし多部さんだったら、寿々男みたいな夫は?」と尋ねると「絶対嫌ですね」と笑顔を交えて即答する。「私だったら絶対選ばないです。漫画家としての才能や家族愛が深いところなど、いいなと思うところはたくさんありますが、やはり引っ張っていって欲しいです」と女心をのぞかせる。そんな多部さんに理想の家族像を聞くと「小坂明子さんの『あなた』の歌詞にあるような感じかな」とつぶやく。「“真っ赤な薔薇と白いパンジー、子犬の横にはあなた”みたいな(笑)。小さい家でも犬とあなたがいてくれたら…なんていいなと昔は思っていたのですが、年齢を重ねるといろいろなことが見えてきますからね。分別がつかないときに結婚していればよかったかな」と苦笑い。30歳を迎えて感じること…前述したように、1月に30歳を迎えた多部さん。「特に大きく変わらないと思うのですが」と前置きしつつ「20代後半から、大切だと思う人としか一緒にいたくないと思うようになってきました。年々人間関係は狭くなっていくので、本当に大切な人とだけ深く付き合っていきたいという気持ちは強いです」と胸の内を明かす。仕事の変化については「ここ最近、キャストやスタッフの方々と、再度仕事をご一緒する機会が増えてきています」と語る。20代前半、多部さんは周囲の役者やスタッフさんたちが、現場で再会を懐かしがっている姿を目の当たりにして「いつか自分もこういう関係性を作っていければいいな」と思っていたという。「以前ご一緒した方と、同じ職業を続けているのに、また久しぶりに会う時は違う関係性で会うというのは、役者という仕事ならではの醍醐味だと思うんです。その瞬間って、なんとも言えない高揚感というか嬉しさがあります」。また、仕事に取り組む姿勢についても「夢を見すぎているのかもしれませんが、これからなにをしても楽しいのではないのかなと考えている自分がいます」と現状について述べる。決して楽になっているというわけではないと言うが「これまでは携わった仕事を最後まで責任を持ってやらなければという思いが強かったのですが、いまはそれにプラスして“楽しい”と思えるようになってきたんです。もしかしたら、年齢と経験を重ねて、少し余裕が出てきたのかもしれません」と自己分析する。「家族愛が描かれている物語。“こうしておけばよかった”と後悔するまえに、しっかりと気持ちを相手に伝えることの大切さを実感できる作品」と本作のメッセージ性について語った多部さん。そんな思いがスッと入ってくるぐらい、劇中で演じた奈津子の大きな心は観ている人の心を魅了するだろう。(text:Masakazu Isobe/photo:You Ishii)■関連作品:トラさん~僕が猫になったワケ~ 2019年2月15日より全国にて公開© 板羽皆/集英社・「トラさん」製作委員会
2019年02月12日小泉今日子や中森明菜など“花の82年組”に対し、“アイドル不毛の年”といわれた83年組。でも、「今が最高!」と話す彼女たちは今年、桑田靖子(50)、松本明子(52)、森尾由美(52)、大沢逸美(52)、小林千絵(54)、木元ゆうこ(51)、徳丸純子(52)の7人で、ユニット「お神セブン」を結成。自虐を笑いに変えて輝く。そんなメンバーに話を聞いた。■森尾由美(52)/デビュー当時のキャッチフレーズは「レモンチックな17歳」「デビュー時に作られたキャラクターと、実際の私が融合したのは、結婚がきっかけかなあ。わりと冷静な性格というか(笑)」そう話す森尾さんは、26歳で結婚、母となり、10年におよぶ日米遠距離通勤で35年間、メディアに出続けてきた。「月イチの撮りだめに対応いただくなど、まわりの理解に感謝するばかり。私自身も、段取りやスケジュールを調整するのが上手になった歳月でしたね。お神セブンのみんなにはその調整力を買われて、“由美P(プロデューサー)”と呼ばれています(笑)」■松本明子(52)/デビュー当時のキャッチフレーズは「アッコ、とんがってるね」「デビューして1年後に謹慎騒動を起こしてしまって、どうしようもなくて母にSOSの電話をしたら、『よかったわねぇ、名前が売れて。これからは何でもできるじゃない』って。その言葉でスコーンと吹っ切れたんです。それからは、芸人さんに混じってコントでも、レポートでも、求められることは何でもやりました」こうして、バラドル松本明子が確立されていった。私生活でも……。「突撃精神で息子の学校行事にズンズン参加するから、同級生の女の子まで“アッコさん”と声をかけてくれて。うれしいですよ」
2018年10月14日プロフィギュアスケーターの鈴木明子選手(33)が10月12日の「ゴゴスマ~GOGO!Smile!」に生出演。昨年2月に結婚したAさんと先月離婚していたことを明かした。昨年2月、小学校の同級生であるAさんと結婚した鈴木選手。しかしサンケイスポーツによると鈴木選手の父・和則さんは「娘から9月に離婚したと聞きました」とコメント。Aさんは鈴木選手に専業主婦になるよう求めることもあったというが、和則さんは多忙な鈴木選手を慮り「仕事人間の娘だからなぁ。もう少し理解してくれたら」と語ったという。鈴木選手の結婚が報じられた16年6月、本誌は和則さんに取材している。和則さんは鈴木選手について「小学校のころからずっとスケート漬けだったので、掃除も洗濯も料理もできません」と明かし、「引退後もアイスショーで忙しいですし、結婚したからといって家事を急にやるというのは無理でしょう」と分析。“婿の条件”について、こう語っていた。「だから掃除して洗濯して料理を作って、妻が帰ると『お帰りなさい』と言うぐらいの男性でないと続きません。そんな娘を理解してくれるのか、事前に聞こうと思っています」そうした厳しい“条件”にAさんは当初たじろいだようだが、記事がキッカケで結婚を決意したという。昨年2月本誌が再び和則さんを訪ねると、「結婚は女性自身のおかげ」と出迎えてくれた。当時条件を出したことについて「『結婚したら家事もしてもらえる』なんて希望がちょっとはあったでしょう。けど『そんなこと期待してもらっては困りますよ』と、私は釘を刺したかったんです」と語った和則さん。さらに「男を試すという意味もあった」と告白。そこには、一人娘を送り出す父ゆえの素直な心情があったようだ。前出の「ゴゴスマ~GOGO!Smile!」では、「至らない点は本当にたくさんあったと思います」とも語っていた鈴木。それでも「これからは人のために何かできるお仕事をやっていきたいと思っています」と語っていた。ネットでも《スポーツや競技とはまた違う経験を通して、鈴木さんの過去の実績を含めてこれからの人生を考えるいい機会になったのでは》《彼女は振付師としての夢を持っていたし、お互いの今後をお祈りしています》といったエールが上がっている。これからの活躍に期待したい!
2018年10月12日アイドルグループ・けやき坂46の小坂菜緒が1日、さいたまスーパーアリーナで開催された「マイナビ presents 第27回 東京ガールズコレクション 2018 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)に出演した。6月1日発売の7月号からファッション誌『Seventeen』の専属モデルに仲間入りし、モデルとしても活躍している小坂。初めてのTGCのランウェイで、2ブランドのステージに登場し異なる表情を見せた。「LAGUA GEM」のステージでは、チェックのスカートにパープルのトップス、ピンクのファーカーディガンというカラフルなコーディネートで登場。クールな表情で存在感を放った。「WEGO」のステージでは、チェックのスカートに白のトップスを合わせたコーディネートを披露。キュートな笑顔で観客を魅了した。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催されている国内最大規模のファッションイベント。27回目となる今回は「FOREVER GIRLS(女の子の“カワイイ”は永遠!)」をテーマに、女の子の“好き”を詰め込み、未来へ続くTOKYOの最先端トレンドを発信。ファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開し、会場には約3万2,700人の観客が詰めかけた。撮影:宮川朋久
2018年09月02日アイドルグループ・けやき坂46の小坂菜緒が23日、パシフィコ横浜で行われたファッション誌『Seventeen』(集英社)の読者招待イベント「Seventeen 夏の学園祭2018」に出演した。6月1日発売の7月号から同誌の専属モデルに仲間入りした小坂。「CECIL McBEE」のステージでは、シースルーのトップスに、ヒョウ柄のミニスカートをあわせたファッションを披露した。また、「EASTBOY」のステージでは、可愛らしい制服コーデで観客を魅了。ランウェイの先端では、投げキスを披露してファンを喜ばせた。「Seventeen 夏の学園祭」は今年で22回目となる読者招待イベント。Seventeenモデルとイケメンタレントによるファッションショーや、「ミスセブンティーン2018」のお披露目、スペシャルライブを開催。最後に、広瀬すずの同誌からの卒業式が行われた。撮影:宮川朋久
2018年08月24日絵本作家・林明子の絵本原画が一堂に会する“はじめての展覧会”「絵本のひきだし 林明子原画展」が、松屋銀座にて7月19日から29日まで開催。昨年より開始した全国巡回のラストを飾る展覧会となる。『はじめてのおつかい』(1976年) 筒井頼子・作、林明子・絵、福音館書店刊、原画は宮城県美術館蔵林明子は、1976年の『はじめてのおつかい』を始め、『こんとあき』『あさえとちいさいいもうと』など、時代を超えて愛される名作を生み出してきた。同展は、昨年より全国を巡回している、林の初めての大規模な原画展。絵本の中の子どもたちがみせるほんのわずかな心の揺らぎや、葉っぱ一枚一枚のみずみずしさまで優しく繊細に描き出した、林作品の美しい原画約200点が並ぶ。展覧会は6つの章に分かれており、各章で設定されたテーマから、絵本作家としての林を様々な角度から感じることが出来る。『かみひこうき』(1973年) 小林実・文、林明子・絵、福音館書店刊、原画は宮城県美術館蔵第1章「若きイラストレーターとして」では、『かみひこうき』や『しゃぼんだま』などといった初期作品の原画や、デビュー以前にイラストレーターとして活動していたころの初々しい作品を展示。絵本作家としての林の“はじめの一歩”が感じられる。第2章「はじめてのおつかい」では、林にとって初めての物語絵本『はじめてのおつかい』の文を担当した筒井頼子とのエピソードなど、作品の背景に触れつつ、懐かしい場面が原画で展示される。林と筒井は同作以降にも、数々の名作をコンビで生み出してきた。2人が作品にこめた思いや、絵本のモデルになった子どもたちとの制作秘話も紹介する。第3章「ふくらむ作品世界」では、瀬田貞二による『きょうはなんのひ?』や角田栄子による『魔女の宅急便』など、様々な作家との共作によって生み出された作品を紹介。内容や趣はそれぞれ異なるが、林が物語に合った技法や表現を用い、鮮やかに世界を描き出してきたことが感じられる。『こんとあき』(1989年) 林明子・作、福音館書店刊、原画は宮城県美術館蔵第4章「林明子のものがたり」では、文・絵ともに林自作の絵本を紹介。1984年の『はじめてのキャンプ』を始め、『はっぱのおうち』『こんとあき』『まほうのえのぐ』など、愛らしい女の子を主人公に、何気ない日常に訪れるファンタジーが魅力の物語を描き出した。林作品の真骨頂ともいえる繊細な描写を原画で楽しむことが出来る。第5章「様々な技法で」では、様々な技術を駆使し、作品に寄り添う表現を模索してきた、林の技術の高さと多様さを紹介。1986年の『おつきさまこんばんは』では、印刷の色版ごとに原画を描き分ける「描き分け」の手法、『でてこい でてこい』では切り絵の手法を用いるなど、繊細な水彩画の他、様々な手法で絵本制作に取り組んだ。第6章「そして、ひよこさん」では、夫で児童文学者の征矢清との共作で、林の最新作となる『ひよこさん』を紹介。ふわふわとしたひよこの羽毛や、ページごとに刻々と色を変える空の色の鮮やかさなど、林の繊細な技術が光る。【展覧会情報】絵本のひきだし 林明子原画展会期:7月19日~7月29日会場:松屋銀座8階イベントスクエア時間:10:00~20:00(7月22日は19:30まで、7月27日は20:30まで、最終日は17:00まで)※入場は閉場の30分前まで料金:一般1,000円(700円) 高校生700円(500円) 中学生500円(400円) 小学生300円 ※( )内は前売り料金、前売り券は6月末よりローソンチケット他で7月18日まで販売予定
2018年07月04日絵本作家・林明子の絵本原画を一堂に集めた「絵本のひきだし 林明子原画展」が東京・松屋銀座で開催。会期は、2018年7月19日(木)から7月29日(日)まで。懐かしの絵本の原画が200点集結林明子は、ベストセラー絵本『はじめてのおつかい』を代表作に、数々の名作を世に送り出した人気絵本作家。葉っぱ1枚、1枚のみずみずしさまで描く、繊細で優しいタッチの画風は、子供から大人まで多くの人々の心を魅了し続けている。今回、"はじめての展覧会"となる本展では、そんな林明子の描く美しい原画約200点を展示。会場は全6章のテーマに分けて構成される。初期作品を辿る第1章「若きイラストレーターとして」では、絵本作家としての扉を開くこととなった『かみひこうき』や『しゃぼんだま』といった、貴重な初期作品を展示。また絵本作家としてデビューする以前に描いたという、初々しい作品も合わせて展示される。ベストセラーに隠された秘話も公開ベストセラー絵本の背景に迫る第2章「はじめてのおつかい」では、同作の原画を一堂に集結。林明子の物語絵本のデビュー作でもある『はじめてのおつかい』は、作家・筒井頼子が文章を担当。その後も『あさえとちいさいいもうと』『いもうとのにゅういん』など、共作を手掛けることとなる2人の知られざるエピソードも合わせて紹介される。2人の手掛ける共作は、いずれも幼い女の子を描いた物語。その原画からも子供時代に誰しも経験したであろう胸のドキドキが、伝わってくるにちがいない。共作で生まれた名作の原画&その手法もまた林明子は、ほかの作家との共作によっても、数々の名作を生み出している。第3章『ふくらむ作品世界』では、ジブリでアニメーション化された『魔女の宅急便』(作・角野栄子)や、いろんな動物たちと一緒にお風呂を楽しむ『おふろだいすき』(作・松岡享子)などの原画を展示。さらに第5章「様々な技法で」では、その作品によって描く手法を使い分ける林明子の多様な絵本製作について紹介する。是非会場に足を運んで、子供時代の思い出の作品たちを鑑賞してみてはいかがだろう。【開催概要】「絵本のひきだし 林明子原画展」会期:2018年7月19日(木)~7月29日(日)会場:松屋銀座8階イベントスクエア住所:東京都 中央区銀座3丁目6−1時間:10:00~20:00※7月22日(日)は19:30閉場、7月27日(金)は20:30閉場、最終日は17:00時閉場※入場は閉場の30分前まで入場料金:一般 1,000円(700円)、高校生 700円(500円)、中学生 500円(400円)、小学生 300円 ※( )内は前売り料金前売り:2018年6月末より、ローソンチケット他で7月18日(水)まで販売予定【問い合わせ先】松屋銀座TEL:03-3567-1211(大代表)
2018年07月01日「美少女戦士セーラームーン」のクラシックコンサートが、2018年8月28日(火)、29日(水)の2日間東京芸術劇場で、また9月7日(金)に大阪フェスティバルホールにて開催される。「美少女戦士セーラームーン」のクラシックコンサートは、2017年8月に東京芸術劇場、20184月に大阪・フェスティバルホールにて開催された人気企画。新シリーズとなる今回は、90年代に放映されていたテレビアニメや劇場版アニメ、さらにはミュージカル、テレビアニメCrystalシリーズ…など、これまで「美少女戦士セーラームーン」のファンを魅了してきた数々の名曲がオーケストラアレンジで展開される。指揮は新田ユリ、堀江美都子、小坂明子、寺下真理子、SUGURU(from TSUKEMEN)をゲストに迎えて実施。管弦楽は、東京公演は東京フィルハーモニー管弦楽団が、大阪公演は関西フィルハーモニー管弦楽団がそれぞれ担当する。【詳細】「美少女戦士セーラームーン Classic Concert 2018」■東京期間:2018年8月28日(火)、29日(水)各日14:00開演(13:00開場)/19:00開演(18:00開場)会場:東京芸術劇場住所:東京都豊島区西池袋1-8-1料金:S席 8,900円(税込)、A席 7,900円(税込)■大阪期間:9月7日(金)19:00開演(18:00開場)会場:フェスティバルホール住所:大阪府大阪市北区中之島2丁目3-18料金:S席 9,800円(税込)、A席 8,800円(税込)、BOX席 12,000円(税込)
2018年06月18日少し前に「このセリフを言う男は、危ない。」というコラムを書きましたが、今回はその「結婚篇」です。別に既婚者や婚約中の人対象ではありません。男性の結婚観がかいま見えるので、彼や男友達、気になるあの人からこういうワードがでてきたらさりげなく真意を探っておきましょう。でないと本当に結婚してから困ることになる…かもしれない。「俺が君を守るから」女性なら一度は言われてみたいセリフ。我が国のプリンスもプロポーズの時にこんな感じのことをおっしゃった記憶があります。確かに男らしくて素晴らしい。でも皇族じゃない一般男性の場合、具体的に「何から妻を守るのか」が想定できていないどころか、見当違いな恐れもあります。このセリフにハート撃ち抜かれる前に、意味を問いただしたい。例えば「俺が女を守る」的ヒロイズムは、マッチョ思想に転びやすい。「俺が妻子を養うんだ」の心意気がいつの間にか「誰が食わせてやってると思ってんだ」や「一日家にいてラクでいいな」みたいな暴言に変化する夫もいるので気をつけましょう。そういうタイプはお姑さんからの嫌味や育児家事疲れからは全然守ってくれなかったりするしな。「食わせる・養う」にまつわるカッコいいセリフを言いがちな男性は要注意です。「俺についてくれば間違いない」こちらも大変(前時代の)男らしいセリフ…まあ今どきこんなこと言う男いないかもしれないけど…もしいたら危ないので逃げた方がいいかもです。決断力と頼りがいのある男性なのかもしれないけど独善的すぎます。たとえあなたが優柔不断で引っ込みじあんでもやめといた方がいい。俺の言うことがいつも正解。「お前は何にも分かってないから」みたいな方向になるとモラハラ夫への第一歩です。結婚は主従関係ではなく、果てなく続くチームでの共同作業。頼りがいよりも、相手の意見をきちんと聞く耳を持ち、フラットに考えられる人かどうかを重要視しましょう。「結婚しても女の人にはバリバリ働いて欲しい」これは平成の世にあって大変喜ばしいセリフに聞こえます。ただこれもよくよく突っ込んで聞いておいた方がいい案件。例えば今の我が国では「女性はもっと社会進出して輝いてくれ」と「育児と介護は整備がおっつかないからまあ家庭内でうまくやってよ」が同時に並べられてて地獄です。これと同じように「結婚しても仕事は続けなよ」「でも家事育児もよろしくね時々手伝うから♪」みたいになってる男性、意外と多いです。女はスーパーマンじゃねっつの。これからは性差にこだわらず夫婦が分担して柔軟に物事にあたる時代。このセリフを言うからには「俺も家のことバリバリやるぜ」が後に続かないと、意味がないのです。「帰ったら家に灯りがついてて欲しい」今でも男性芸能人への「結婚に憧れは?」的インタビューでたまに耳にする驚きのセリフです。「マジでそれがあなたの結婚か、なら私はごめんだよ…」といつも思います(まあ私に言われてないんですが)。仕事で疲れて帰ってきたら家はくつろぎと食事の準備が万端になされている状態であってほしい…そんなの女だってそうあってて欲しいよ。しかし現実は、夫婦どちらかが迎えに行った子供と買い物袋と共に真っ暗な家に帰ってきて電気をつけるところから始めないといけないかもしれない。結婚に対して「心地よい空間を準備し自分に尽くしてくれる女性が常駐する」という憧れしか持ってない男性は幼なすぎるのでヤバい。同様に「毎朝いってらっしゃい♪て送り出されたい」とか「俺は居間で子供と遊んでてキッチンには奥さんが立ってて…」とか、小坂明子の「あなた」(知らない人は歌詞を検索!)みたいな具体的かつファンシーすぎる夢を語る人も要注意なので、早めに確認を。「結婚したら変わるかも」「子供できたら変わるかも」という甘い期待はわりかし粉々に砕かれます。顔より男らしさより財力より、地に足ついた結婚観とパートナー観。今のうちに見極めときましょう。
2018年05月01日フォトグラファーの角田明子が長年撮り続けているサンタクロースをテーマにした写真展が、東京・青山のギャラリー ミュベール(GALLEY MUVEIL)と、吉祥寺のブック オブスキュラ(book obscura)の2会場にて、12月7日から25日まで同時開催される。©akiko tsunoda「世界のサンタさんを撮り続けること」が、ライフワークになって今年で6年目を迎える角田明子。青山のギャラリー ミュベールでは、「THE SANTA PARADISE〜日本のサンタさん 20年目の夏」と題し、グリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロースのパラダイス山元が、アジア圏で初の公認サンタククロースに任命されてから、20年目を迎えた節目となる今年の夏に角田明子が同行した「第60回世界サンタクロース会議」での旅の写真を、お祝いのメッセージを込めて展示。©akiko tsunoda一方、吉祥寺のブック オブスキュラでは、「JULTOMTEN〜スウェーデンのサンタさん」と題し、これまでグループで会う機会の多かったサンタさんたち、ひとり一人の活動をより深く知りたいと思い、角田明子が2016年の冬にスウェーデンサンタクロース協会公認のサンタさんの家を訪ねたときの写真を展示。タイトルとなっている「JULTOMTEN(ユールトムテ)」は、スウェーデン語でサンタクロースを表す言葉で、ユールはクリスマス、トムテは妖精という意味を持つ。北スウェーデン・ラップランドの北極圏より、さらに100kmほど北に位置する自然豊かな街・イエリヴァーレで暮らす、可愛い三角帽子が印象的な素敵なユールトムテを紹介する。また、12月16日の18時から、これまで角田明子が追い続けてきたサンタさんを紐解くトークイベントをブック オブスキュラで開催。サンタさんの裏話しや、旅のエピソードを温かいココアやコーヒーを飲みながらお届けする。トークイベントは事前予約制。予約は「角田明子さんトークイベント」と題し、参加者名、人数、連絡先を明記の上、メール(bookobscura@indoorbooks.jp)にて受付中。【イベント情報】「THE SANTA PARADISE〜日本のサンタさん 20年目の夏」会期:12月7日~12月25日場所:GALLERY MUVEIL(ギャラリー ミュベール)住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1時間:11:30~20:00「JULTOMTEN〜スウェーデンのサンタさん」会期:12月7日~12月25日会場:book obscura (ブック オブスキュラ)住所:東京都三鷹市井之頭4-21-5 #103時間:11:00~20:00トークイベント会期:12月16日時間:18:00〜19:30定員:30名参加費:1,000円(ドリンク代込み)
2017年11月30日フォトグラファー・角田明子によるサンタクロースをテーマにした写真展『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』と『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』が開催。2017年12月7日(木)から12月25日(月)まで、青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店ギャラリー ミュベールと吉祥寺のギャラリー「「ブック オブスキュラ」にて同時開催される。角田明子は「世界のサンタクロースを撮り続けること」をライフワークに、子どもたちの夢を守り、喜びを届ける世界中のサンタクロースたちをカメラとともに追ってきた。今回、その中から日本とスウェーデンのサンタクロースにフォーカスし、彼らのサンタスピリットを作品を通して伝える。青山で開催される『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』は、アジア圏で初めてグリーンランド国際サンタクロース協会に公認されたサンタクロース・パラダイス山元の、サンタクロースに公認されてから20年目という記念すべき節目を撮影。角田は夏に行われた「第60回世界サンタクロース会議」に同行し、その旅での写真を展示する。吉祥寺で行われる『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』では、今までグループで会う機会が多かったというサンタクロース個人の活動を知るべく、2016年冬にスウェーデンサンタクロース協会公認のサンタクロース宅を訪れた際の写真が展示される。北スウェーデンの北極圏よりさらに北に位置する街、イエリヴァーレで暮らす「ユールトムテ(スウェーデン語でサンタクロースの意)」を紹介する。また、2017年12月16日(土)に吉祥寺のギャラリーでは、角田明子がこれまで追い続けた様々なサンタクロースの裏話や旅のエピソードなどを語るトークイベントも開催される。【詳細】角田明子サンタクロース写真展開催期間:2017年12月7日(木)~12月25日(月)■『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1営業時間:11:30~20:00TEL:03-6427-2162■『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』会場:ブック オブスキュラ住所:東京都三鷹市井之頭4-21-5 #103営業時間:11:00~20:00TEL:0422-26-9707<トークイベント>会場:ブック オブスキュラ日時:2017年12月16日(土) 18:00~19:30定員:30名参加費:1,000円(ドリンク代込)※事前予約制。※「角田明子さん トークイベント」と題し参加者名、人数、連絡先を明記の上、下記のアドレスに申し込むこと申込先:bookobscura@indoorbooks.jp
2017年11月27日武内直子の漫画を原作に、アニメ・ゲーム・ミュージカルなど様々な展開でいまもなお人気を誇る「美少女戦士セーラームーン」。この度、「美少女戦士セーラームーン」25周年企画の一環として、オーケストラによるクラシックコンサート「美少女戦士セーラームーン25周年記念 Classic Concert」が開催されることが決定した。8月に2日間で開催される今回、「美少女戦士セーラームーン」の歴史の中でクラシックコンサートの開催は初めての試み。「ムーンライト伝説」「乙女のポリシー」といった、アニメーションや映画、ミュージカルなど、時を越えた名曲たちが、オーケストラとセーラームーンに縁のあるゲストアーティストによって奏でられる。指揮者には、クラリネット奏者としても活躍する吉田誠、演奏は「東京フィルハーモニー交響楽団」。また、アニメでセーラームーン/月野うさぎ役を務める三石琴乃が声の出演で登場し、ゲストアーティストにはセーラームーンの数々の作曲を手掛けてきた小坂明子、アニメ「美少女戦士セーラームーンR」のエンディングテーマ「乙女のポリシー」でお馴染みの石田燿子が登場し、観客を“セーラームーンの世界”へ誘う。三石さんは、「セーラームーンには、乙女魂が喜ぶ素敵な曲が沢山あるのに、クラシックコンサートがいままでなかったのは不思議なくらいです。セーラー戦士たちの熱い息吹を、セレニティのミラクルロマンスを、オーケストラの生演奏で味わえるなんて素敵」と今回の開催を喜び、「私も声の出演で参加させて頂きます!一緒に特別な音楽の日を祝いましょう!」とメッセージ。小坂さんは、「オファーを頂いた途端、部屋中をウロウロと15分も歩きまわっておりました。興奮とちょっと怖くて。出来るかなーって。43年間の音楽人生で、セーラームーンは私のプライドです」と思いを語っている。そして、「乙女のポリシー」でデビューした石田さんは、「セーラームーンはいつも1年先輩で、共に成長してきた存在です。あれからもう25年!?と思う反面、いまも色褪せないステキな曲に出会えたことは、ほんとにすごいことだなと改めて感謝です」と話し、「ずっと歌い続けてこれたのも、この作品に出会えたから。コンサートでは、当時を思い出したり、これからの未来を感じてもらえるように、心をこめて歌いたいと思います」とそれぞれ愛あるコメントを寄せている。なお、本公演のチケットは、本日3月27日(月)18時より「美少女戦士セーラームーンファンクラブPretty Guardians会員」を対象とした先行申し込み販売がスタート。一般販売は6月3日(土)10時より販売開始となる。「美少女戦士セーラームーン25周年記念 Classic Concert」は8月2日(水)・3日(木)東京芸術劇場コンサートホールにて開催。(cinemacafe.net)
2017年03月27日角田明子の写真展「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」が、7月30日から8月14日まで東京・南青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店GALLERY MUVEILにて開催される。同展は、角田明子がライフワークとして訪れた旅先での出会いをZINEとしてまとめた冊子シリーズ『レーゲンボーゲン(REGENBOGEN)』をもとに開催されるもの。同作では、今までにラトビア、エストニア、メキシコ、スウェーデン、デンマークと続き、角田ならではのやさしい光と色彩で世界の魅力を表現してきた。この春刊行したシリーズ初のアジア号タイ・チェンマイ編では、山岳民族たちのハンドクラフトとその暮らし、無数のコムローイ(ランタン)が空に舞うイーペン祭(ロイクラトン)の幻想的で美しい夜など、タイの“北方のバラ”とも言われる美しい古都・チェンマイの魅力溢れる情景が紹介されている。同展では、角田明子が旅先で出会った魅力あふれる世界のグランマ(おばあちゃん)たちの写真によるミニ展示コーナーも登場。また、角田明子がチェンマイを訪れるきっかけとなった、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設としてスタートしたBan Rom Saiで作られた雑貨や、ミュベールのミューズでもあるグランマチャームの限定商品の販売も行われる。その他、8月4日には角田明子とNPO法人バーンロムサイジャパン代表である名取美穂による、“チェンマイ”をテーマにしたトークイベントも開催される予定だ。【イベント情報】「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」会場:GALLERY MUVEIL住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山地下1階会期:7月30日~8月14日時間:11:30~20:00
2016年07月27日角田明子写真展「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」が開催。2016年7月30日(土)から8月14日(日)まで南青山にあるミュベール(MUVEIL)のコンセプトショップ、ギャラリー ミュベールにて行われる。フリーランスのフォトグラファーとして広告、雑誌や書籍、CDジャケット、写真展開催など、さまざまな分野で活躍する角田明子。彼女が2012年から刊行しているZINE「レーゲンボーゲン」は、彼女が訪れたエストニア、メキシコ、スウェーデンなど、世界各国での出会いを記録しているシリーズだ。本展ではタイ・チェンマイを舞台に、山岳民族たちのハンドクラフトとその暮らしや、無数のランタンが空に舞うイーペン祭の幻想的で美しい夜など、美しいチェンマイの魅力を紹介する。彼女ならではのやさしい光と色彩があふれる作品に映し出されるチェンマイ人々や街並みは、あたたかくゆったりとした空気感に包まれている。さらに同展では、彼女が世界各地で出会った素敵なおばあちゃんを捉えた、グランマたちの写真のミニ展示コーナーも登場。会場では角田がチェンマイを訪れるきっかけとなった、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設、Ban Rom Saiで作られた雑貨や、ミューベルのグランマチャームも限定販売される。また、8月4日には角田とNPO法人バーンロムサイジャパン代表、名取美穂による、「チェンマイ」をテーマにトークイベントも開催。【開催概要】REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai会期:2016年7月30日(土)~8月14日(日)開催時間:11:30~20:00会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山 B1F■角田明子・名取美穂 トークイベント開催日:2016年8月4日(木)開催時間:18:30~【問い合わせ先】TEL:03-6427-2162
2016年07月26日フォトグラファー・角田明子による写真展「ノルウェーのサンタさんを訪ねて」が、12月15日から25日まで東京・青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店GALLERY MUVEILにて開催される。角田明子は「穏やかで優しい時間と希望の光」をテーマに、広告や雑誌、CDジャケットなどを手掛けるフォトグラファー。プライベートワークとして、サンタクロースを撮り続けている。同展では、そんな角田明子が昨年、友人のサンタクロースを訪ねたノルウェーでの旅の様子を写した数々の作品を出展。ノルウェー語でユーレニッセン(Juleniss=妖精)と呼ばれるサンタクロースは、小柄な姿で農家の納屋に住むとされており、家や土地の守り神として国民から愛されている。今回は、角田明子がそんなユーレニッセンたちから教わったクリスマスの過ごし方や、旅で出会ったノルウェーの美しい情景を紹介。なお、写真の展示に合わせて、写真集やグッズの販売も行われる。また、12月11日から25日まで、大阪では異文化体験スペース・SAAにて、「サンタさん in OSAKA」を開催。真夏のコペンハーゲンで行われた「世界のサンタクロース会議」にて撮影した写真を始めとしたサンタクロースの様々な写真が展示される。【イベント情報】「ノルウェーのサンタさんを訪ねて」会場:GALLERY MUVEIL住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 地下1階会期:12月15日~25日角田明子写真展「サンタさん in OSAKA」会場:SAA住所:大阪市西区江戸堀1-16-32 E-BUILDING 1階会期:12月11日~25日休館日:日曜日入場無料
2015年12月15日ハースト婦人画報社の『エル・ジャポン』が、20代後半から40代の働く女性をメインターゲットにしたイベント、第2回「Women in Society(ウーマン・イン・ソサイエティー)」。前編の1/2に引き続き、同誌発行人の森明子氏、エル コンテンツ部編集長の坂井佳奈子氏に、女性が生き生きと働く為に必要なことや環境についてWトークします。■女性は“トップを目指す”べき?――一般的には、管理職に就くと、男性的なリーダーシップを発揮するよう求められます。管理職に就いた女性は、どのようにリーダーシップをとるべきでしょうか。また、リーダーシップの形に変化はあるでしょうか。森:細やかな気遣いができる女性としての面と、会社が管理職に求めるクールな面を、分けて考えることができないと、辛くなるでしょうね。私も、スタッフが泣きながら相談を持ちかけてきた時など、「いいよ」って言ってあげたい自分と、「そんなことしたら組織が成り立たない」と思う自分とがいるんです。管理職になったら、こういった悩みに何度も直面すると思います。坂井:やっぱり部下のコントロールと、会社のミッション遂行との間で、闘わなきゃいけない部分っていうのがあると思うんです。自分に与えられたミッションにどう応えていくかというところを、クリアにフィードバックしていかないと、すべてが破たんしてしまう。そこをきちんとやっていくべきじゃないかなって思いますね。――様々な葛藤を乗り越えられて管理職となられたおふたりですが、今回のイベントの登壇者の方々が掲げているメッセージのひとつ「トップを目指そう!」についてお話いただけますか。森:例えば若い編集希望の方とお話すると、皆さんよく「ナンバーワンは嫌だけどナンバーツーまでならOK」とおっしゃるんですよ。坂井:ワークライフバランスに重きをおくなら、そういう働き方もありますよね。森:そう。ただ私は、一回は上を目指した方がいいと思います。達成感と苦労の多さは比例するんですよね。苦労しないで達成感だけ得ることは難しい。ワーキングウーマンとして、自分がこれと決めた仕事を極めていくことって、すごく大事だと思うんです。悩み葛藤しながらも成長することが出来れば、より豊かな人生になるんじゃないかな、と。坂井:実は、私が一番就きたかった仕事は、ファッションディレクターだったんです。ですから組織のトップというよりも、職務でのトップになって、色々なことにチャレンジすることを目標にしていたんです。編集長職に就いて仕事の幅はすごく広がりました。仲間と共に目標を一つずつ達成していく時、何とも言えない達成感を感じています。森:人間って目標のレベルより上には行けないんです。例えば、課長になることを目標にしていたら社長になったって人、あまりいないのではないでしょうか。だからやっぱり目標は高く持っておいて、何かチャンスが巡ってきた時に「やってみます」って言える自分でいられるのは素敵なことだと思います。日本人は謙遜しがちですが、遠慮ばかりが美徳ではないですよ。■ワーキングウーマンが生き生きと働ける環境とは――女性が働きやすい環境を構築するために、なにを目指すべきでしょうか。森:女性は、男性とは異なり、妻や母の立場になることもありますし、身体の変化も男性に比べて大きい。定年までのロングスパンでみた時、女性に対して「常に100パーセントのあなたでなければいらない」と組織が言ってしまったら、そこで終わりだと思うんです。ある程度、長い目で人材を活用していこうと考え、組織は1年や2年の短期間において結果や成果を求めないということですかね。逆に女性の方も、自身が活躍できない時期に、組織が金銭的負担などを軽減できるように、ライフワークバランスの制度などを活用して、両者が上手く話しあえるようになれば、色々な働き方が可能になってくると思います。坂井:「エル」には“Open your Appetite!(好奇心いっぱいに生きて!)”というコンセプトがあります。「エル」は、女性たち一人ひとりが生きたい人生を送るためのバイブル的な面もあるんです。一人の人間の生き方という問題は、今はちっちゃなものかもしれませんが、それが大きくなれば、社会全体が変わるかもしれないと思いますね。――では最後に、女性たちが、社会からロングスパンで求められる「輝く人財」になるために、アドバイスをお願いします。森:まずは、自分がやれることは全力でやる、出し惜しみをしない、っていうこと。手を抜いて仕事をしたら、人は伸びていかないし、評価もされないと思うんです。会社全体の目標を意識したら、やるべき未着手の仕事があるはずです。それを全力でやれって言いたいですね。全力で頑張っていれば、いつか「100パーセントを出せない」時期が訪れても、周りがきっと応援してくれます。力を出し惜しみしていると、そういうときにバシッてツケが廻ってくるんです。それって分かっちゃうことだから。坂井:さらに、自分が何をやりたいのか、何が好きなのかを見つけていかなきゃいけないと思いますね。求められる人材になるためには、志高く、全身全霊でぶつかっていけるものを知っている女性でいたいですね。--このインタビューを最初から読む。
2015年06月11日ハースト婦人画報社が発行する『エル・ジャポン』が、20代後半から40代の働く女性をメインターゲットにしたイベント、第2回「Women in Society(ウーマン・イン・ソサイエティー)」を、6月13日に開催する。開催に先駆け、同誌発行人の森明子氏、エル コンテンツ部編集長の坂井佳奈子氏にお話をうかがった。■「ウーマン・イン・ソサイエティー」が目指すもの――昨年開催された第1回イベントを踏まえ、第2回「ウーマン・イン・ソサイエティー」が掲げる目標とは何でしょうか。森 明子氏(以下 森):私も坂井も今回からの参加となりますので、第1回の反響を聴いたところをお伝えすると、皆さんとても真剣に、情報収集の意欲を持っていらしているということですね。今年はその点をより発展させていくこと、そして「エル・ジャポン」のミッションである「常に女性に寄り添い、彼女たちの人生が豊かになるように応援する」ことにフォーカス出来ればと思っています。坂井 佳奈子氏(以下 坂井):本イベントは、フランスでは4年前からスタートしています。昨年の日本初開催時には700名ほどの方にご参加いただきましたが、参加応募自体は1000名弱の方からいただいていました。今年はその4倍、約4000名の方が応募されていて、多くの女性が働くことに対して関心を持っていることを感じます。今年のイベントは「幸せになる働き方」をテーマとして掲げていますが、そういった関心ともリンクしているのではないでしょうか。森:若い女性たちは、よく「仕事は好き、働くことは自然なこと、でも自分が摩耗しない働き方を教えてくれるメンター的存在が欲しい」といいます。人生のナビゲーターや相談者、そういった相手と出会える場所を求めているようです。――では現在の働く女性に、メンターとの出会いの場を提供するといった意味合いもあるのですね。森:そうですね。今回は登壇者として『AERA』編集長の浜田敬子さんをお呼びしています。子育てと女性編集長職を両立なさっている浜田編集長は、30代から40代の働く女性たちにヒントを与えてくれるのではと思います。坂井:現代の女性たちは、自分自身が幸せになる働き方を目指すというステージにまで来ているんじゃないかと思います。その一番の代表例として、ソーシャライトのオリヴィア・パレルモさんを登壇者としてお呼びします。彼女の、自身の人生を自身で先導していくところに、今の女性を象徴する働き方を見ています。■女性のキャリア形成について――若い女性たちの中には、管理職を目指すことをためらう気持ちがあったり、専業主婦を希望する方が増えていたりするようですが。森:私は、子どもの頃から働くってことを当たり前のことと考えていて、働かない人生ってちょっと考えられなくって。専業主婦をしていた時期に、自分の存在価値が分からなくなってしまった経験があるので、自分が生きていく中で仕事をするということはマスト。ただ、管理職であるとか、会社のキーパーソンになるとか、高収入であるとか、そういったことにこだわりがあったわけではないんです。坂井:私も同じです。私にもふたりの子どもがおりますが、ふたり目の出産の時に、当時の勤め先を退職しました。子育てをしながら2年ほど専業主婦を経験したんですが、当時は次の勤め先の予定もありませんでしたし、子育てのために社会から孤立してしまったようで、不安な気持ちでしたね。今、子育て中の方や専業主婦の方も、私と同じようなことを感じたまま生活しているんじゃないでしょうか。森:専業主婦願望が強い人が、主婦として暮らして40代になった時、愛情を注ぎ込んだ子どもや夫が自分のコントロール下から抜け出て、それぞれ好きに人生を生きている時に、自分が犠牲者であるかのように、家族にリターンを求めるのは間違っているでしょう。でも、仕事には見返りを求められますよね。私が『エル』に入ったのは18年くらい前ですが、当時の編集部にはシングル、既婚者、離婚経験者、子どもを持つママなど、大体の属性をもったスタッフが全部揃っていたんですよ。人生の苦さ甘さを全部知った人たちが集まったところから生まれてくるものって、一段深いのかなと。広く様々な属性の人を受け入れた方が、結局は優れた組織になると思いますね。――多様性を認める寛容な組織作りが、女性の活躍する職場へと繋がっていくということでしょうか。森:そういった寛容さは、絶対必要だと思います。坂井:現在、編集部には産休中のスタッフが一人、妊婦が一人、ママは多分10人ぐらいはいると思います。様々な立場のスタッフがいる中で、管理職として気を付けなきゃいけないなと思ったのは、持ちつ持たれつ、お互いがみんなで支え合おうといった考え方を浸透させていくことです。そういった他者への気配りっていうのは、女性の方が少しだけ優れているのかな。そういった気配りできる職場ってすごく理想で、それを実現できるように、日々努力しなきゃいけないなって思うんですけどね。--続く2/2では「女性は“トップを目指す”べきか」について両氏が語る。
2015年06月11日タレントの松本明子さんは、40年以上も便秘に苦しんできたのだとか。ところが順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生の指導のもとで腸をキレイにする“腸活”に挑戦したところ、劇的に改善できたのだといいます。しかも、その方法は驚くほど簡単で、お金もかからないものばかり。『腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!』(松本明子著、小林弘幸監修)では、そんな腸活の方法がわかりやすく解説されています。「Chapter 2 カンタン&お金もかからない腸活はじめました!」から、いくつかのポイントを引き出してみましょう。■1:朝は1杯のお水で腸を刺激する!便秘解消に向けて最初にすべきことは“朝1杯の水を飲む”こと。便秘解消法の定番でもありますが、忘れるべきでないのは、“一気飲み”がポイントだという点。なぜなら一気飲みをすると、飲みものの重みで腸が刺激され、朝ほとんど動いていない腸が活動を開始するから。なおスイッチの役割を果たすことが目的なので、一気飲みできる程度に温めても、常温でも冷たいものでもなんでもOK。水ではなくお茶や牛乳、ジュースなど種類を問わないそうです。■2:簡単ストレッチでさらに腸を刺激便を詰まらせないようにするには、食べものや飲みものによる内側からのアプローチに加え、ストレッチなどで刺激を与える外側からのアプローチも大切。この2段構えが腸を刺激し、便を肛門へ運んでくれるというわけです。ちなみにストレッチは朝に限らず、1日のうちのいつやっても腸のためになるのだといいます。朝だけにこだわらず、やりたいときにやれる分だけやればいいということ。背伸びをするだけでもからだの側面が伸びて腸への軽い刺激になりますが、さらに両手を頭上でクロスさせてからだを左右に倒すと、腸への刺激がぐっと強くなって効果的。■3:朝食に乳酸菌を食べることも大事軽度の便秘の人なら早々に、極度の便秘の人はある程度排便してから、“1日1品、善玉菌のエサとなる乳酸菌(発酵食品)を摂る”生活をスタートさせるといいとか。乳酸菌を多く含む代表的な食品は、ヨーグルト、チーズ、納豆、キムチ、お漬物、味噌などの発酵食品。松本さんの場合は、1日3食のどこで摂ってもいいというゆるい設定にしながらも、できるだけ朝食で摂るように心がけたのだといいます。また、スーパーの安売りのときにまとめ買いしておいたヨーグルトドリンクをバッグに入れて出かけ、移動中に飲むこともあるそうです。「最初は“1日1品乳酸菌”のハードルがそれなりに高いように感じましたが、いまではパズルのピースをはめ込むように、1日のどこかで食べる生活を楽しんでいます」こういう話を聞くと、気軽に取り組めばいいのだということがわかるのではないでしょうか?(文/印南敦史)【参考】※松本明子(2015)『腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!』アスコム
2015年06月08日●「残酷な天使のテーゼ」は尋常ではない力のある楽曲『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」をはじめ、数々の名曲を手掛けてきたアーティスト・高橋洋子が、カヴァーアルバム第二弾となる「20th century Boys & Girls II」を2015年4月22日にリリースした。本作では、アニメやドラマ、バラエティなどの主題歌に加え、小坂明子の「あなた」など、まさに20世紀を象徴するような名曲が取り揃えられているほか、高橋自身の代表曲でもある『残酷な天使のテーゼ』と『魂のルフラン』のセルフカヴァーも収録。また、高橋が10歳のころに収録した「ふしぎなメルモ」の音源を掘り起こすことで、時代を超えたデュエットを実現するなど、まさに注目の一枚に仕上がっている。そこで今回は、本作のリリースにあたって、高橋自身が語ったメッセージを紹介しよう。○高橋洋子が語る「20th century Boys & Girls II」――カヴァーアルバム第2弾となる「20th century Boys & Girls II」がリリースされますが、カヴァーする楽曲はどのようにして選んだのですか?高橋洋子「私と、キングレコードの大月さんとで選びました。まさにこのタイトルどおり、"20世紀に少年少女だった方"向けということで選んだのですが、私たちが好きだった曲のほか、当時はビデオなどの機器も揃っていませんから、すごく好きだったけど手元になくて聴けないような楽曲を、あえて選んでみようという思いもありました」――あらためて掘り起こす感じですね高橋「あと、たとえば『真っ赤なスカーフ』は、前回も候補に挙がっていたのですが、いろいろと検討した結果、入れられなかったので、あらためて今回収録されることになりました。そのほか、『カリキュラマシーンのテーマ』などは、まさに知る人ぞ知るという感じの曲ですが、すごくカッコよくて、時代背景が象徴的だと思うんですよ。番組も面白かったですし、いつか誰かがやるだろうという存在なのに、誰もやっていない。じゃあ私がっていうことでやらせていたたきました(笑)」――そういった楽曲に加えて、「残酷な天使のテーゼ」と「魂のルフラン」といったセルフカヴァーも収録されていますね高橋「この2曲はたくさんの方にカヴァーしていただいているのですが、ここまできたら自分でもやり続けようかなと(笑)。半ば意地みたいなものですが、どんなカタチであれ、カヴァーアルバムが出せるなら入れ続けようと思って、今回も歌わせていただいております」――セルフカヴァーということで、かえって難しかったところはありますか?高橋「セルフカヴァー以前に、そもそも楽曲自体がすごく難しい(笑)。しかも、シンプルにすればするほど粗が目立つ楽曲なのですが、今回は、限りなく裸に近づけて、どこまでシンプルにできるかチャレンジするという試みもあったりします。コーラスもほとんどいれず、ほとんど一発録りなので、シンプルというだけじゃなく、ライブ感もあるんじゃないかと思います」――あらためて「残酷な天使のテーゼ」を歌ってみた感想はいかがですか?高橋「とにかく楽曲のパワーを感じました。未だたくさんの方にカラオケで歌っていただけているのは、やはり曲自体に力があるからだと思います。歌詞もそうですし、エヴァンゲリオンという背景も含めて、尋常ではない力のある楽曲だと思います」――高橋さんの歌の力も加わって、さらに大きなパワーになっていると思います高橋「最初に歌ったときは、まさかこんなことになるとは思ってもいなかったんですよ。歌詞や譜面をいただいたのはレコーディングの数日前でしたし、収録当日になって歌詞が変わったりもしました。こういうことに慣れていない人だったらとても大変な環境で、まさか売れるなんて思いもしませんでしたから、リリース後に一番ビックリしたのは私かもしれません(笑)。絵も観てないし、ストーリーも聞いていない。何も知らない中でのレコーディングでしたから」――当初は、主題歌を歌う予定ではなかったとお聞きしていますが高橋「最初は、エンディングテーマの『FLY ME TO THE MOON』をいろいろな人が歌うという企画で呼ばれた中の一人だったのですが、そもそも当時はキティレコードに所属していて、キングレコードさんで歌ってもよいかどうかもわからない状態だったんです。それで確認したらOKだったので、じゃあ歌いましょうかという話になったとき、それなら主題歌も歌えばって大月さんに言っていただいて(笑)。そんなノリでの抜擢だったので、まさかこんなにヒットするなんて予想もしていませんでした」●「ふしぎなメルモ」では10歳の自分とデュエット!?――それではほかの収録曲についてもお伺いします。まずは「カリキュラマシーンのテーマ/3はキライ」高橋「『カリキュラマシーン』は、私が小学生のころに放送されていた番組なんですけど、すごく面白かったんですよ。その中でも、この曲のイントロが衝撃的でした。今回の楽曲でもそのテイストは残しているのですが、とにかく演奏が難しくて、ミュージシャンの方は、本当にプロ中のプロという方ばかりだったにも関わらず、みんな楽譜から目がまったく離せない状況でした。しかも今回は一発録りだったので、緊張感もすごかったです(笑)」――続く「ひこうき雲」は荒井由実(松任谷由実)さんの曲ですが、最近で『風立ちぬ』でも使用されていましたよね高橋「これは大月さんのチョイスなんですけど、私にとってもすごく思い出深い曲なんですよ。小学3年生くらいの頃、私は父親からピアノを習っていたのですが、すごく嫌で(笑)。本当に、嫌々習わされているといった感じだったのですが、ちょうどその頃、テレビで由実さんが弾き語りをしているのを観て、身体に電流が走ったんですよ。なんでしょう、このサウンドは、こういう表現もあるんだって。もうショックを受けて、すぐ楽器屋さんに行って、楽譜を探しました」――その衝撃というのは曲に対してですか?高橋「曲も、歌い方も、歌詞も、すべてですね。もうすべてが新しかった。こんなに素晴らしい表現の仕方があるんだって、すごい衝撃を受けたんですよ。ちょうどその時に買った楽譜は弾き語り用で、その中に『ひこうき雲』も入っていました」――選曲した大月さんだけではなく、高橋さんにとっても、本当に思い出深い楽曲なんですね高橋「その後、私は由実さんのコーラスを5年間ほどやらせていただいているのですが、そのときは本当に、荒井由実、そして松任谷由実の世界にどっぷりと浸かった5年間だったので、いつかこういう機会があればぜひ歌わせていただきたいと思っていました。ただやはり、原曲に勝るカヴァーというのは本当に難しくて、今回歌ってみて、あらためて由実さんの偉大さを知りました」――「真っ赤なスカーフ」は、今回唯一、原曲が男性ボーカルの曲ですね高橋「こちらも大月さんのチョイスですが、先ほどもお話したとおり、前回から候補に挙がっていた曲なのですが、今回あらためて歌うことが決まったとき、どういったアプローチで行くべきか、けっこう悩みました。男性ボーカルのイメージが強いので、不安もありましたし、歌うための勇気も必要でした。でも、とても素晴らしいアレンジをしていただいたおかげで、等身大の自分で歌うことができて、すごくいい感じで収まったのではないかと思います」――高橋洋子版の「真っ赤なスカーフ」という感じですね高橋「今回、音楽的な部分のアレンジは、すべて笹路(正徳)さんにお任せしました。もちろん最初に、自分なりの思いはお伝えしたものの、それはあくまでもひとつの提案で、笹路さんが良いと思うようにしてくださいというオファーをさせていただいたのですが、本当にすばらしいアレンジをしていただけたと思っています」――小坂明子さんの「あなた」にはかなり思い入れが強いと伺っていますが高橋「すごく大好きな曲で、絶対に歌わせてくれとお願いして歌いました(笑)。子どものころ、本当によく歌った曲で、私の原点ともいえる曲なんですよ。意外と若い方はご存じないようなんですけど、そんな方が聴いても、良い曲だってわかるくらいの名曲ですから、20世紀の曲を紹介する上では、絶対に外せない曲だと思います」――実際に歌ってみていかがでしたか?高橋「あらためて名曲だと思いました。現在、歌を歌う機会ってすごく増えていると思うんですけど、『あなた』のような曲を、正確に歌うことが出来たら、ほかの曲もけっこう歌えるようになるんじゃないかと思います。音域も広いし、さまざまな良い要素がたくさん含まれている曲ですから」――『一休さん』からは、エンディングテーマの「ははうえさま」が収録されています高橋「実は私、エンディングフェチなんですよ(笑)。以前からこの曲は名曲だと思っていたので、ぜひ歌いたいと言っていたのですが、前回は却下されちゃって……。『一休さん』はないよって(笑)。でも、どうしても歌いたかったので、あらためて今回強く推してみました」――いいバラードですよね高橋「ですよね! 本当にいい曲だと思うので、知っている人も知らない人も、あらためてじっくりと聴いていただきたいと思います」――『ふしぎなメルモ』の主題歌では、面白い取り組みが行われていますね高橋「手塚作品から一曲入れたいと思っていて、いろいろな候補が挙がったのですが、その中でもこの曲は、自分が10才のころにカヴァーしたことがあったので、当時の歌声と今の私が、時空を超えてデュエットしたら面白いだろうなと思って提案しました。ただ、それを実現するためには、まずマルチトラックの音源を探すところから始めなければならなくて(笑)」――よく音源が残っていましたね高橋「本当によく残っていましたよね。実際に歌ってみて感じたのは、10歳の頃の私はパンチが効いているんですよ、若いから。その声にはやっぱり敵わない(笑)。あと、『ふしぎなメルモ』の歌詞って、大人になったり、子どもになったりするじゃないですか。それを、子どもの私と大人の私が歌っているわけですから、すごく不思議な一致だと思いませんか? これは後になって気づいたことなんですけど」――最初から狙っていたわけではないのですか?高橋「本当に偶然の一致です(笑)。手塚先生の作品で、自分が10歳の頃にソロで歌ったのがこの曲しかなかったから採用されたわけで、本当に不思議な縁だと思いました。今回のアルバムは、自分が20代のころにコーラスをやっていた由実さんの曲であったり、はじめてソロでレコーディングした曲であったり、昔から大好きだった曲であったり、私の歌の中で、皆さんに一番知っていただいている曲であったりが収録されているわけですよ。そういう意味では、原点回帰というわけではないですけど、自分のこれまでを振り返りつつ、今後どうしていくのかをあらためて考える機会をいただけたのではないかと思っています」●高橋洋子にとってカヴァーとは――そこから一転、急に渋い感じで「愛のバラード」になりますが、これは大月さんのチョイスですよね高橋「そうですね。メロディは皆さんご存知の有名な曲だと思いますが、歌詞があるなんて知らなかったので、最初に聞いたときはビックリしました。まさに今回の隠し玉なんですけど、この曲に歌詞があって、金子(由香利)さんが歌っていたことを知っていた大月さんにもビックリですよね。そういう点でも、この企画の選曲において、大月さんは欠かせない存在なんです(笑)。ただ、実際に歌う際、どうやって歌おうかすごく悩みました。原曲に寄せるべきかどうか。最終的には笹路さんが、高橋洋子が歌ったらどうなるかというニュアンスでアレンジしてくれたので、すごく収まりのよい感じになったと思います」――さらに「夜明けのマイウェイ」と渋いチョイスが続きます高橋「これは意外と私のチョイスなんですよ(笑)。『夜明けのマイウェイ』が主題歌のドラマ『ちょっとマイウェイ』は、DVD-BOXを買うくらい好きな作品で、すごく面白かったんですよ。この曲もすごく良い曲なんですけど、意外と皆さんには知られていないので、この曲も歌わせていただくことにしました」――そして最後は「魂のルフラン」ですが、あらためて歌ってみていかがでしたか?高橋「『魂のルフラン』は最終的に劇場版の主題歌になっていますが、レコーディングの時点では、『心よ原始に戻れ』とどちらが主題歌になるか決まっていなかったんですよ。歌詞もレコーディング当日にFAXで送られてきたぐらい、本当にドキドキの収録でした。TVシリーズが終わりきらないから映画になったのに、映画もああいった結末で、私の曲が流れ出す(笑)。そういったことすべてをひっくるめての『魂のルフラン』なので、この曲を歌うと、それらの記憶がすべてセットになって蘇ってきます」――そういう意味でも、忘れらない曲なんですね高橋「エヴァンゲリオンの2曲で言うと、『残酷な天使のテーゼ』よりも『魂のルフラン』のほうが歌いやすいです。これはあくまでも音楽的な話ですが、『残酷な天使のテーゼ』はブレスが少ないので、すごく難しいですね」――ここまで収録曲を振り返っていただきましたが、あらためて、高橋さんにとってカヴァーとはどういった位置付けになりますか?高橋「歌を生業として生きている人間として、私がカヴァーすることの意味は、世の中にある名曲をあらためて皆さんにお伝えすることだと思っています。例えば、皆さんがカラオケでエヴァンゲリオンの曲を歌っても、私には何の連絡もありません。詞や曲を書いているわけではないので。それは当然のことなんですけど、詞や曲を作った人と同時に、歌った人がいるからこそ、曲は語り継がれていく。前回のアルバムもそうだったのですが、私は原曲を歌われた方にCDをお送りするようにしています。お金をお支払いすることはできませんが、やはりその方が歌うことによって、曲の素晴らしさを知ったわけですから。だから、カヴァーする際は、そういった敬意も含めて世の中の人にお伝えしたいと思っています。極論を言えば、絶対に原曲には敵わないんですよ。だから、原曲が好きな方は原曲をお聴きになったほうがいい。でも、あえて今、高橋洋子が歌ったらという世界観だったり、新たなアレンジだったりを楽しんでもらえたらうれしいですし、そこにカヴァーをする意義があるのではないかと思っています」――高橋さんが歌うことで、新たな発見があったりもしますよね高橋「結局、世代が違えば、知られないまま死んでいく曲なんて五万とあると思うんですよ。それだともったいないじゃないですか。それをあらためて掘り起こすのもカヴァーの醍醐味だと思います」――やはりきっかけは必要ですね高橋「まずは知らないと、調べることもできませんから。こういうカタチでカヴァーアルバムを出させていただいていますが、私自身が知らない名曲も、まだまだたくさんあると思います。これからもそういった名曲に出会っていきたいですね」――そうなると第三弾にも期待が膨らみますが高橋「今回、『魂のルフラン』を最後にしているのは、"続く……"ということを意識した配置なんです。そういうイメージのアレンジになってますので、個人的にはぜひ第三弾もやりたいです」――第三弾にも『残酷な天使のテーゼ』と『魂のルフラン』は収録されるんですよね高橋「そこはもう意地ですね(笑)。カヴァーアルバムが出せる限りは、ずっと入れたいと思っています」――それでは最後に読者の方へのメッセージをお願いします高橋「このアルバムには、20世紀の名曲で、21世紀になっても皆さんに聴いてもらいたいし、歌ってもらいたい曲がたくさん収録されています。このアルバムを通して、その世界観を共有し、そこに新たなエッセンスとして、皆さんの思い出を加えていただけたらうれしいです。今回は第二弾ですが、第一弾もすばらしい仕上がりになっておりますので、まだお聴きになっていない方は、ぜひあわせて楽しんでください。よろしくお願いいたします」――ありがとうございました高橋洋子のカヴァーアルバム第二弾「20th century Boys & Girls II」は、2015年4月22日のリリースで全10曲を収録。価格は3,000円(税別)。
2015年04月22日