ファーストリテイリンググループのブランド「ジーユー」はこのほど、「ゆるキレ」スカート&パンツを発売した。ジーユーのこの春オススメは、「ゆるキレ」(ゆるっと着れる、だけどキレイ)のスカートとパンツ。トレンドの「エフォートレス」の気分に合わせて、肩の力を抜いた自分らしいオシャレが楽しめるという商品を1,490円(税別)から用意する。スカートは今年トレンドのデニム素材を使ったフレアスカートや、きちんと感のあるレディな印象のタックスカートが、パンツはイージーウエストでラクちんなはき心地のイージーテーパードパンツや、ONにもOFFにも使えるセンタープレスのストレッチクロップドパンツがオススメとのこと。※価格はすべて税別価格
2015年03月15日今や、仕事にパソコンはなくてはならないもの。ワード、エクセルはもちろん、パワーポイントを駆使して仕事をしているという人も多いはず。プレゼンテーションに最適なパワーポイントですが、最近はなんと小学生までも使用しているそう。ひと昔前は小学生がパワーポイントを使って、プレゼンテーションをするなど、考えられませんでしたが、これからの時代を考えると、それも大切な教育のひとつ。そんなICT教育の重要性を広めるため、またプレゼンテーションという学習目的を通じて子どもたちがパワーポイントを体験できるよう、朝日学生新聞社が全国の小学生を対象とした「第2回学校・地元・家族自慢プレゼンコンテスト」を開催するそう。この企画は、日本のIT分野におけるリーディングカンパニーであるNECパーソナルコンピュータ株式会社、株式会社東芝、富士通株式会社、日本マイクロソフト株式会社の4社に加え、一般社団法人ジュニアプレゼン協会の協力のもと、「パソコンを使ったプレゼンテーションの楽しさ」を通じて、未来を生きる日本の子どもたちに不可欠な表現力、コミュニケーション能力を伸ばすことを目的に開始されたもの。「第2回学校・地元・家族自慢プレゼンコンテスト」では、「1わたしたちの学校自慢」「2わたしたちの住んでいる町自慢」「3わたしたちの家族自慢」をテーマに、マイクロソフトのパワーポイントで作られたプレゼンテーション資料を、9月1日から小学生に向けて募集。どんな資料が集まるのか興味津々ですね。昨年は、全国210校の小学校、のべ3,989人の小学生から応募があったとか。本当にたくさんの小学生が、実際にパワーポイントを使いこなしているとは驚きです。応募受付は、9月1日から11月28日まで。全応募の中から、上位10作品に選ばれた子どもたちが2015年2月7日に開催する決勝大会に出場、提出した作品をもとにプレゼンテーションを披露する予定だとか。そして朝日小学生新聞賞、東芝賞、富士通賞、日本マイクロソフト賞、各1名が選ばれます。入賞作品を選考する審査委員には、協力各社及び協会が参加するとのこと。どんな小学生が受賞するのか気になりますね。コンテストに先立ち、一般社団法人ジュニアプレゼン協会監修のもと、パソコンを活用したプレゼンテーションのコツを教える出張授業を実施。現在募集中で、9月から応募校の中から抽選で決定した全国の小学生を順次訪問するとのことなので、どんどんプレゼンテーションのコツを身につけた小学生が増えていくのかも。小学生のときから、パソコンを使いこなしてプレゼンテーションできる子どもが、将来どんな大人になるのか、時代が移り変わっていくことを感じますね。子育てをする頃には、自分が受けた教育だけをイメージしていてはダメなのかも。このコンテストから、現在の小学生の教育について少しでも知っておくのもよさそうです。・第2回学校・地元・家族自慢プレゼンコンテスト 公式サイト
2014年07月08日相手は何気ないふうだけど、思わずキレてしまった……。そんな経験、誰もが一度はあるのではないでしょうか。そこで今回は、「これを言われてキレた!」という一言を、マイナビニュース読者のみなさんにお聞きしました。調査期間:2011/10/28~2011/11/2アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 979件(ウェブログイン式)■容姿に対することはNG度高し一番多かったのは、容姿に関する指摘でした。「かなりメタボな上司に『ふっくらしたな』とツッこまれた」(29歳/女性/東京都)、「友人と話しているときに何の脈絡もなく、いきなり『顔が長いくせに』と言われた」(31歳/男性/大阪府)など、体験談多数。しかし、みなさん言われてばかりではない様子。「私は身長が高くやせ形だが、自分より身長は約5cm低く体重が20キロくらい重たい人から、『でかいと服を買うの大変でしょ?』と突然大勢の前で言われた。お前と一緒にするなと思い、『丈は調整するけど、横が入らないことはありません』と満面の笑顔で返した」(27歳/女性/千葉県)その場が凍りつく様子が、目に浮かびます……。「『背が小さくてかわいい』と言われたが、こっちはそれを気にしている」(24歳/女性/愛知県)のようなケースもあるので、ほめ言葉のつもりでも、外見に関する指摘は避けた方がよさそうです。■「お前が言うな!」な一言にイラッ「一度も恋人ができたことない人に、一方的に恋愛のアドバイスをされた。『どうせ受け売りだろ!』と一喝」(24歳/男性/大阪府)「よく待ち合わせに遅れる友人が『ドタキャンとか遅刻とかありえないよね~』と……。『そうだねー。発言と行動が伴わない人もありえないと思うな~』と遠まわしに注意してみた」(23歳/女性/東京都)「携帯を使いながら自転車をこいでいた人とぶつかりそうになり、その人から『気をつけろ』と言われた」(23歳/男性/愛知県)いずれもまさに「お前が言うな」ですね……。■性格に対する手厳しい指摘「彼女に『優柔不断だね』とハッキリ言われ、自分でも分かっているからヘコんだ」(28歳/男性/神奈川県)「私は受動的なタイプなのに、なぜか勝手に能動的な人間と思われていたようで、『使えない』と言われた」(25歳/男性/東京都)「昔のバイト先の上司は、霊的なことや占いを完全に信じるタイプで、『あなたは何年生まれだからこういう性格なんだ』などとスタッフの性格を一方的に決めつけていた」(29歳/男性/長野県)指摘もツライですが、勘違いや決めつけも大変です。■職業や働き方への偏見は相互理解不能?「よく知りもしないで、仕事先の悪口を親に言われた。言い返してもわかってもらえないと思い、無視」(23歳/女性/埼玉県)「大学の友人が、転職歴のある私と別の友人に『一度就職した会社をやめるようなやつは信用ならない』と。二人で、こっちこそ二度とその人を信用しないと誓った」(25歳/女性/神奈川県)このご時世に転職NGだなんて、周りじゅう信用できない人だらけにならないのでしょうか?■常識的にあり得ない!「新卒が遅刻をしてきたが、『寝ていました』と謝罪も慌てる様子もなし。怒りを通り越して呆れました」(25歳/女性/京都府)「電車の列で横入りをされ『並んでいるんですけど』と言ったが、『私はここでいいの』となにくわぬ顔で先頭に居座った人がいた」(23歳/女性/東京都)予想外すぎる反応に、その場はポカンとしてしまいそう。後からジワジワと怒りがこみ上げてきそうです。■放っておいて!家族のことや趣味・志向に関すること「昔から好き嫌いが多いのですが、会社の先輩から『親のしつけがなってない』と言われました。親は野菜を食べるようにいろいろ言ってたのに、食べなかったのは私。親は関係ない!と若干キレてしまいました」(27歳/女性/愛知県)「昼食をカロリーメイトだけで済ますことが多いのですが、それを見た先輩が『人間の食事じゃない』と。健康を心配してくれたのでしょうが、ほかに言い方があるだろうに」(27歳/女性/千葉県)「楽器演奏が趣味だと言ったら、『女々しい』と言われた。意味が分からない」(30歳/男性/愛知県)「電池が好きだと言ったら『気持ち悪い』と言われた。しかし、気にせず研究を続けたら道が開けた」(25歳/男性/神奈川県)最後の方は研究職でしょうか?道が開けた結果どうなったのか、非常に気になります!みなさんいろいろな一言に頭に来ているようですが、アンケートでは、「その時は腹立たしかったが、詳しくは思い出せない」、「キリがないので忘れるようにしている」などの回答もチラホラ。その時は思わずキレてしまっても、後々まで引きずらないことが、社会人としてうまく生きてゆくには大事なのかも。難しいですが、上手に気分転換して早めに忘れたいですね。(島田彩子)photo by:らら(photost.jp)【関連リンク】【コラム】第一印象はがっつり「下げろ」。合コン→デートで役立つ「戦略的ギャップ」【コラム】心療内科医に聞く。怒りをコントロールする方法【コラム】デートの時は要注意!?女性がヒイた&キレた「男のケチベスト5」
2011年12月02日本気の恋のキーワードは「一緒」合コンで出会った彼は、背が高くてさわやかなイケメン。付き合うことになったけど、彼のなんとなく遊んでいそうな雰囲気に、なかなか本気モードになれなくて……。恋愛経験の少ないうちは、遊びの恋、ひとときの恋、本気の恋、見極めるのは難しいもの。そこで今回は20代女性561名に本気の恋だと感じる瞬間を教えてもらいました!>>男性編も見るQ.本気の恋だと感じる瞬間を教えてください(複数回答)1位ずっと一緒にいても飽きない48.8%2位一緒にいると落ち着く44.1%3位会話がなくても平気33.5%4位何年付き合っても愛情が変わらない28.1%5位価値観が同じ23.1%■ずっと一緒にいても飽きない……・「後々結婚ということを考えると大事なことだと思う」(25歳/金融・証券/営業職)・「今の彼氏がそんな人だから」(23歳/運輸・倉庫/営業職)・「毎週会っていても、帰るころにはまだまだずっといたいと思うから」(25歳/情報・IT/技術職)・「いつ見ても新鮮な気持ちになる」(26歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「空気みたいな存在」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)■一緒にいると落ち着く……・「気を遣う人とは付き合っていてもそのうち疲れてしまう」(28歳/自動車関連/事務系専門職)・「空気感が似ていて、ほっとできるので」(27歳/学校・教育関連)・「家族になってもいいと思えるから」(23歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)■会話がなくても平気……・「一緒にいるだけで良いと思えるのは大事な人だから」(24歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「会話がなくてもぎくしゃくしないのが理想だから」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「沈黙が気詰まりじゃない事が大切」(22歳/小売店/販売職・サービス系)■何年付き合っても愛情が変わらない……・「運命的な出会いでも盛り上がるのは一時的。何年も変わらない愛情を持てるのが一番すごいと思う」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「愛情が減らないことは、難しい。本当の恋だと思う」(25歳/医療・福祉/専門職)・「変わらない愛情は本物だと思う」(23歳/電機/営業職)■価値観が同じ……・「自分の気持ちや感性を押し付けあったりしなくて良いのは長続きができそうだと思うから」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「別々の環境で育ってきたのに、価値観が同じだとうれしく思う」(29歳/商社・卸/営業職)・「好きだとか、会いたいとか、プラスのことではなく、嫌だと思うことがどれだけないか、許せるかが問題だと思う」(25歳/団体・公益法人・官公庁)総評1位には「ずっと一緒にいても飽きない」、2位には「一緒にいると落ち着く」がランクイン。じっくり付き合えるパートナーの共通点は、長い時間一緒にいて心地よいと思えるかどうかのようです。恋愛では、自分をよく見せたいあまり、背伸びをしたり、彼好みの女性を演じたりしてしまいがち。素の自分を受け止めてくれる男性に出会えたとき、それが本当の恋なのかも!?4位は「何年付き合っても愛情が変わらない」は女性編のみランクイン。「どんないやなところ、面を見たとしても日に日に愛情が増していく」といったコメントも!そこまでの関係になれれば、ゴールインも近そう!?また、「劇的なものがなくても、『しっくり』きていればありだと思う」、「激しい感情が伴う恋よりも、安定した感情の波を作れる人がいい」などのコメントにもあるように、一時的に激しく盛り上がる恋よりも、長い時間をかけて理想の関係を築き挙げられる恋が本物だと感じているようですね。この夏、みなさんは本気の恋愛していますか?調査時期:2011年5月25日~6月1日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性561名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】円満な交際を続けるためにすべきと思うこと【ランキング女性編】恋人ができて変わったこと【ランキング女性編】一生恋愛できないかもと思った瞬間完全版(画像などあり)を見る
2011年08月25日本気の恋が与えてくれるのは刺激よりも……20代男性のみなさんは本気の恋を経験したことはありますか?運命の相手に出会うとビビビと電気が走る!?、自分の命をかけても助けたくなる!?本気の恋の定義って、コレというものがないから分からない!という人もきっといるはず。そこで今回は、本気の恋に関するアンケートを実施。20代男性258名が本気の恋だと思うのはこんな恋です!>>女性編も見るQ.本気の恋だと感じる瞬間を教えてください(複数回答)1位ずっと一緒にいても飽きない49.4%2位一緒にいると落ち着く28.0%3位会話がなくても平気23.4%4位何年付き合っても愛情が変わらない23.0%5位恋人のためなら何でもできると思う17.5%■ずっと一緒にいても飽きない……・「飽きないというのが一番大事で、いつも興味を持たせてくれるのが大事」(28歳/医薬品・化粧品/技術職)・「時間がたっても気楽なのは良いと思う」(22歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「人生は長いから飽きないのが一番だと思う」(25歳/情報・IT/事務系専門職)・「一緒にいて退屈しないのが一番」(26歳/食品・飲料/技術職)・「それが一番です。これからずっと一緒にいるんだから」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■一緒にいると落ち着く……・「安心して心が休まる人だと本気の恋だと思ってしまう」(28歳/機械・精密機器/技術職)・「神経を使わない人がいいです」(29歳/電機/技術職)・「相性が良い証拠」(26歳/情報・IT/技術職)■会話がなくても平気……・「会話がなくてもお互いを分かっていると思う」(24歳/電機/営業職)・「一緒にいて心地が良ければずっと一緒にいられる」(25歳/運輸・倉庫/営業職)・「どんなときでも違和感がないのが一番だと思う」(27歳/不動産/事務系専門職)■何年付き合っても愛情が変わらない……・「飽きがこないのは相性がいい証拠だから」(28歳/ソフトウェア/技術職)・「価値観を理解してくれる人がいい」(25歳/建設・土木/事務系専門職)・「一心同体な感じがする」(25歳/運輸・倉庫/営業職)■恋人のためなら何でもできると思う……・「自分を犠牲にしてでも何かしたいと自然と思えることは普段ないから」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「こんな恋がしたい」(23歳/金融・証券/営業職)・「何より一番大事だから」(24歳/医療・福祉/事務系専門職)総評20代男性が本気の恋だと感じるのは、「ずっと一緒にいても飽きない」瞬間でした。「一緒にいて飽きない、苦しくないのが一番だと思うから」、「毎日一緒にいたいと思えたとき」などのコメントが寄せられています。2位の「一緒にいると落ち着く」と、3位の「会話がなくても平気」も、1位同様に、言葉にはあらわせない居心地の良さ、安心感に関することでした。遊びの恋ではなく、本気で恋とは、お互いに背伸びしたりせず素の自分が出せる、まるで空気のような関係なのかもしれませんね。5位の「恋人のためなら何でもできると思う」は、男性編のみランクイン。「彼女がなにより一番大切だから」という、お熱いコメントも!自分を犠牲にしても、彼女のために……なんてなかなか思えませんよね。ちなみに会った瞬間に運命的なものを感じた男性は、258名中3名でした。どうやら本気の恋は、直感よりも、じわじわと感じるものなのかもしれませんね。調査時期:2011年5月25日~6月1日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性258名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】円満な交際を続けるためにすべきと思うこと【ランキング男性編】恋人ができて変わったこと【ランキング男性編】一生恋愛できないかもと思った瞬間完全版(画像などあり)を見る
2011年08月25日キレて人を笑わせることが出来る、キレさせたらこの人の右に出る者はいないはず?そんなカンニング竹山が一切のキレキャラを捨て、至って真面目で切なくなるほどにひたむきな、ひとりの男を演じあげた。彼の名は、須賀啓一。1日のお小遣い500円の薄給サラリーマンだ。ある女子高生との出会いを機に、“勝手に”ヒーローに目覚めてしまう須賀の奮闘を描いた『守護天使』で映画初主演を果たした。これまでも『嫌われ松子の一生』や『感染列島』などの大作に出演経験のある竹山さんだが、今回の抜擢はさすがに「映画の主演の話なんてくるわけないから、邪険に聞いてましたね」と明かす。「マネージャーから映画の話を聞いたときは、たぶんバラエティ絡みのドッキリか何かだろうと。だから『まあ後で話そう、面倒くさいから』という感じでしたね。そしたら徐々に情報が入ってきて、全然自分の中で具体化できてないものが勝手に具体化していくわけですよ。それで『あれ、本当に映画の主役なの?“守護天使”って何?』ってなって。本が出てるのを聞いて自分で書店で買って読んだら、めちゃくちゃ面白くて」。監督を務めたのは、独創的な世界観で各方面で高い評価を受けた『キサラギ』の佐藤祐市。どうやら監督に対しても疑心暗鬼になっていたようで…。「現場行って監督が面倒くさい奴だったら嫌だなと思ってたので(笑)、本気でやる気なのか、一緒に仕事した人とかに探りを入れてたんですけど、監督に聞いたら『竹山が調べてるらしいよ』って伝わってたみたいで。でも監督も“あの野郎〜”と思いながら、竹山はたぶんやるな、と確信してたらしいんですね。僕も本当はやった方がいいって分かってたんですけど、バラエティをある程度休まなきゃいけないし、その一歩を踏み出す勇気がなくて…。最後は中目黒のバーで知り合いのプロデューサーに『これは1回休んででもやった方がいいよ』と言われて、その場で決めました。映画をやるって決めたから、とりあえず真面目に一生懸命やってみようと。分かんないことは『分かりません』と格好つけないでやろうと決めました」。慎重に、探りに探りを重ね、ようやく覚悟を決めるに至った。しかし、須賀という男は竹山さんの代名詞でもある“キレ”とは正反対にいる男。演じる上で敢えてキレキャラを封印するという意識はあったか?と聞くと、「全く考えてませんでしたね」ときっぱり。「おれのキャラじゃないとか、そんなことは全く思わなかったです。バラエティでも一緒で、死に役と生き役があって、人が出てるときは後ろで死ぬとか、コントとかもそれで全部成り立ってるんです。それと同じで、別に俺のキャラがどうというのはゼロでしたね。須賀というキャラクターは、台本読んでて『面倒くさいことするな、こいつ』とか思うこともありましたが、実際にこういう人って世の中にいるんだろうなと思いました。この人の幸せの価値観って何だろうとか、(女子高生の)涼子と会うまでは何考えて生きてたのかとか、そういうことを妄想して臨みました」。そのイメージとは裏腹に、意外にも舞台に出る前はいつもナーバスになるという竹山さん。須賀を演じる中でも「舞台袖での緊張感を作る」シーンがあったという。それは、須賀が少女を守る決意を初めて妻に伝える、土下座の場面だ。「雨の中での土下座のシーンは夜の11、12時頃に行われたのですが、朝からずっとスタッフがセット組んだり、周りの住民の人に謝ったりするのを見てたし、みんな濡れるじゃないですか。だから、絶対失敗しちゃいけないと、一番気合を入れたシーンでした。嬉しかったのが、シーンの最後に(佐々木)蔵之介さん演じる村岡が『行くぞ!須賀!』と言って僕の背中を叩くんですけど、それがものすっごい痛かったんですよ。でもその痛さが、蔵之介さん曰く『竹山ようやった!』という意味だったらしくて嬉しかったですね」。恐妻にもの言えない、そんな冴えない日々から一転、一人の少女を守るという“勝手な”使命感によって自らの正義へと突き進む須賀に呼応するように、本作を通して「人生観が変わった」と言う。「映画というひとつのものを作る中で、自分が俳優の一員だというのを初めて感じて、純粋に楽しいと思いました。周りのキャスト陣やスタッフ陣に助けられたことへの感謝もありますし、これからも可能性があれば、現場に行って勉強させてくださいという気持ちになりました」。現場を離れてからも、こんなエピソードが。「プロモーションで名古屋の献血ルームに行ったときは考えさせられるものがありましたね。血液が重要なことは人より分かってるはずだったのに、自分は献血を町の風景の一つとしてしか考えてなくて。そこにいたかっこいい兄ちゃんとかギャルたちに理由を聞いたら『自分に出来ることはこんなんかな』って返ってきて、ああ捨てたもんじゃないなと思ったんです。同時に、すぐに出来ることなのに面倒臭がってやらなかった自分は何だろうって」。最後に、この映画を誰に観てほしいか?と聞くと「人間全員に観てほしい!」との力強いお答えが。「やっぱりカンニング竹山が主役だから大したことないんじゃと思ってる人もいると思うんですけど、そうじゃないんです!!劇場で観終わった帰りがけに温かい時間を感じてほしいですね」。ちなみに、映画を奥様と一緒に鑑賞したそうだが…?「うちの奥さんがね、最後に泣いてたんですよ。一緒にソファに座って観てたんですけど、ちらっと見たら泣いてて、後で『何で泣いたん?』って聞いたら、これを一生懸命撮影してる期間を知っている分、こうして形になってることに感動してたみたいなんです」。少し照れくさそうに語るその表情に、劇中で見せる須賀の柔和な物腰を垣間見せる一方で、作品に対して揺るぎない誇りと自信を見せてくれた。まずは、『守護天使』で新たなカンニング竹山の顔に注目してほしい。■関連作品:守護天使 2009年6月20日より渋谷HUMAXシネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2009映画「守護天使」製作委員会■関連記事:カンニング竹山が恋する天使に!?『キサラギ』監督最新作で映画初主演
2009年06月19日