「小林香」について知りたいことや今話題の「小林香」についての記事をチェック! (1/8)
タレントのギャル曽根(38)が10月31日までに自身のインスタグラムを更新し、フードファイターのレジェンド・小林尊、小林の妻らとのショットを披露した。米国を拠点とする小林は、競技からの引退を表明。ギャル曽根は「小林尊様にお会いしてきました!!引退試合をNetflixで見てたので、ウルッとしてしまいました」と感謝。写真の小林は丸刈り。ギャル曽根は「初めてお会いした尊さんの奥様のマギーさんも素敵すぎた~」とし、「今まで感動をありがとうございました」「#小林尊様」「#永遠のNo1ファイター」などとつづった。料理は、おなじみのホットドッグなどを楽しんだ様子。ファンからは「小林くん懐かしいなぁ」「まさに永遠の最強ファイターですね」「新旧大食いの神様」など、多数の声が寄せられている。
2024年10月31日岸谷香が、2025年2月に初の2デイズ開催される恒例企画『岸谷香感謝祭 2025』に、森高千里、渡瀬マキ(LINDBERG)がゲスト参加することを発表した。『感謝祭』は、岸谷自身が毎年元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、お客様に喜んで頂ける様にと毎回ゲストを迎えセッションをする、2019年から始めた年1回恒例のコラボイベント。毎回、何が飛び出すか分からない特別な公演となっている。なお、岸谷はクリスマスに初のライブBlu-ray『KAORI KISHITANI 40th Anniversary LIVE TOUR 2024 "57th SHOUT!"-FINAL- at Zepp DiverCity(TOKYO)』のリリースも控えている。<ライブ情報>『岸谷香感謝祭 2025』2025年2月22日(土)・23日(日)会場:東京・EX THEATER ROPPONGI22日:OPEN 16:45 / START 17:3023日:OPEN 15:45 / START 16:30ゲスト:森高千里 / 渡瀬マキ(LINDBERG)【チケット】全席指定:9,900円(ドリンク代別、税込)ぴあアプリ先行:11月19日(火)~11月24日(日)チケットぴあ独占先行:11月26日(火)~12月4日(水)<リリース情報>『KAORI KISHITANI 40th Anniversary LIVE TOUR 2024 "57th SHOUT!"-FINAL- at Zepp DiverCity(TOKYO)』2024年12月25日(水) リリース価格:8500円(税込)岸谷香 OFFICIAL SITE:
2024年10月27日元SKE48の須田亜香里が21日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】須田亜香里が愛知でTポーズを披露!まぶしい笑顔にファンはメロメロ「ミヤネ屋終わり、名古屋入りしてマネージャーちゃんと味仙❤️」と綴り、4枚の写真をアップ。写真には、ビールを飲んでいる姿、ラーメンを食べている姿が収められている。満面の笑みを見せている須田。「初味仙に立ち会えて光栄でした」とも綴っており、味仙で楽しい時間を過ごせたようだ。 この投稿をInstagramで見る 須田亜香里(@akarisuda)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「美味しそうに食べますなぁ〜」「ビールの後の「プファー」のお顔が、たまりません~☺️」といったコメントが寄せられている。
2024年10月22日お香や線香、香木など香りにまつわる商品を製造販売する株式会社菊谷生進堂(本社:愛知県名古屋市中村区、代表取締役:菊谷 勝彦)が展開するお香専門店「香源」は、現代人のための安らぎのお香「憩香(R)-IKOH-」を2024年10月25日(金)より発売します。憩香中身「憩香(R)-IKOH-」は、「ゆったりとくつろぐ」「休息する」を意味する「憩う」という言葉から着想を得たお香です。現代人は生活習慣の変化から「憩う」時間を日々の生活に取り入れることが難しくなっていると考え、一息つける時間を提供するような商品を開発いたしました。古くからのお香の調合技術を使い、アロマオイルと生薬を掛け合わせた8種類の香りをご用意いたしました。アロマオイルのみだと軽やかさは出つつも、香りが単調になりやすいため、白檀や桂皮といった漢方薬などでも用いられる原料を絶妙なバランスでブレンド。お香の老舗「香源」ならではの、軽やかなのに奥行きがある香りに仕上げました。心安らぐ8種類の香りで「憩う」時間をお愉しみいただけます。お香の煙はあえて少なく抑えなかったことで、香りのみならず、不規則にたなびく煙のゆらぎによる視覚的な癒しも与えます。また、「憩香(R)-IKOH-」の発売に合わせて、ギフトラッピングを刷新いたしました。お好きな「憩香(R)-IKOH-」を3~4種類詰め合わせることができるギフトBOXに加え、季節やシーンに合わせたカジュアル熨斗を13種類ご用意しました。是非安らぎのお香「憩香(R)-IKOH-」で「憩う」時間をお愉しみください。◆「憩香(R)-IKOH-」商品概要憩香パッケージ発売日 : 2024年10月25日(金)価格 : 各税込1,100円(本体価格 各1,000円)ラインナップ: 全8種 【ラインナップ詳細】・レモングラスレモングラスを基調に、ジャスミンを合わせた華やかな香り。爽やかな柑橘系の香りの中にジャスミンの香りがふわりと広がります。じめじめした日や雨の日におすすめのさっぱりとした香りです。・ローズホワイトムスクをブレンドし、ローズの香りを引き立てるように仕上げた上品で華やかな香り。お客様を招くときなど特別なシーンにぴったりです。・キンモクセイ金木犀の香りにフレッシュなマスカットの香りを調合した甘さを感じる香り。秋の訪れを告げる金木犀の甘さが引き立つ、華やかな香りです。・グリーン森林浴をイメージしたグリーンノートのベースに、龍脳の香りを合わせたスッキリとした香り。日常の騒音を忘れさせてくれるような瑞々しく爽やかなウッディの心地よい香りでリフレッシュ。・ミントレモングラスを基調に、スペアミントの香りを合わせたスッキリとした清々しい香り。爽快感があるため、夏の暑い日や気分転換をしたいシーンにおすすめです。・ゼラニウムゼラニウムの上品な香りを、古来より伝わるお香の調合技術を使って生薬と組み合わせ、華やかになるよう仕上げました。優しくやわらかさを感じる香りのため、寝る前などゆったりと心を落ち着かせたいシーンにも。・メープル楓をベースに奥深さを演出するため生薬を加えた、平安時代から伝わる練香『侍従(じじゅう)』にも通じるような冬の香り。メープルの甘く、暖かみを感じる冬に最適な香りです。・ピーチ甘酸っぱい桃の香りの調合にはちみつを加え、甘い香りが引き立つように仕上げました。暖かな季節に楽しみたい桃の甘い香りが広がります。◆ギフトラッピングについてお好きな「憩香(R)-IKOH-」を3~4種類詰め合わせいただける、オリジナルギフトBOXが合わせて登場。ギフトBOXの上に、ご希望に応じて熨斗をかけることが可能です。熨斗は13種類からお選びいただけます。憩香ギフトボックス憩香のし◆株式会社菊谷生進堂について1937年(昭和12年)、初代の菊谷重雄がお香・線香・ろうそく・炭・灰や懐炉等を扱う事業として「菊谷生進堂」を開始。80年以上にわたってお香やお線香、香木、数珠などを販売しています。1999年から「香源」という屋号でECサイトを開始し、現在は愛知県・名古屋と東京都・銀座、上野に計3店舗を構えています。若い方にもお香を通して日本文化を知ってほしいとの想いから、お香のサブスク『二十四種香』『七十二侯香(R)』など、オリジナル商品の開発にも力を入れています。【会社概要】会社名 : 株式会社菊谷生進堂代表者 : 代表取締役社長 菊谷 勝彦所在地 : 〒453-0042 愛知県名古屋市中村区大秋町4-47企業サイト : 公式ECショップ : プレスリリース記事: 【本件に関するお客様お問い合わせ先】TEL : 052-486-7517FAX : 052-482-8538E-mail: webmaster@kohgen.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年10月21日お笑いコンビ・ハイヒールのモモコが12日、自身のインスタグラムを更新し、バスケットボール・B.LEAGUEの大阪エヴェッサの試合会場に、夫の「小林くん」こと小林政仁氏が出店していると案内した。モモコは「本日より、旦那小林くんエヴェッサのホーム試合の時、出張本場所で屋台出してます!!」とアピール。おおきにアリーナ舞洲(大阪市此花区)の野外に設置した屋台をバックに、小林氏と夫婦2ショットを披露した。小林氏は、天王寺に「ザ ちゃんこ 萩屋本場所」を経営。モモコは「ちゃんこじゃなく、ホルモン焼き・どて焼き、キムチ、ポテサラなどです。おおきに舞洲アリーナ、階段上がってすぐです!バスケ観なくても買えます」と呼びかけ。小林氏は自身のブログで「10月12日(土)、10月13日(日)お時間のある方は、是非お待ちしておりますので宜しくお願いします」と伝えている。
2024年10月12日元SKE48の須田亜香里が4日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】須田亜香里の「嬉しい日々」 高橋みなみとの”美女ツーショット”披露も話題に「レコーディングのオフショット☺️」と綴り、3枚の写真をアップ。2022年にSKE48を卒業した須田。「また歌声をテレビから届けられて、感慨深いです」と、喜びを噛みしめた。須田はBumblebee7の出雲として、2曲歌唱しているとのことだ。 この投稿をInstagramで見る 須田亜香里(@akarisuda)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「かわいすぎ」「TVerで観たよ次回の放送も楽しみ✨」といったコメントが寄せられている。
2024年10月05日演歌歌手の小林幸子が3日に自身のアメブロを更新。公演を観劇して号泣したことを明かした。この日、小林は9月28日~10月6日までシアターサンモールで上演されるWAHAHA本舗40歳記念全体公演『シン・シンワハハ 40』を観劇したことを報告。「素晴らしい!!まさに40周年の集大成でした」と述べ「オープニングの盛り上がりの手拍子の中、ナレーションに私は号泣」と観劇中に号泣したことを明かした。続けて「芸能人としての40年ではなく、劇団存続の40年にどれくらいの苦悩の連続だったろうと、久本のマチャミと、柴田の理恵ちゃんとの一枚岩に、ただただ涙が止まりませんでした」(原文ママ)と感激した様子でコメント。「正にワハハの笑いをぶれずに40年やり遂げた勝利 ブラボーでした」とつづった。また「全ての演目にワハハイズム、最高演出に脱帽でした」と述べ「東京公演の後、全国へ!!皆さん、もしチケットとれたらぜひぜひ行ってほしい!!」とコメント。最後に、ハッシュタグで「#ワハハ本舗」「#40周年おめでとうございます」と祝福し、ブログを締めくくった。
2024年10月04日お香や線香、香木など香りにまつわる商品を製造販売する株式会社菊谷生進堂(本社:愛知県名古屋市中村区、代表取締役社長:菊谷 勝彦)は、蚊の活動が活発になる初秋の時期に合わせ、蚊の嫌がるお香をお好きな香りをベースに手作りできる体験講座を新たに開講いたしました。使用イメージ(1)近年、猛暑の影響で蚊が活発に活動する時期が盛夏から秋口へと変化してきています。蚊は気温が30℃を超えると動きが鈍り、遭遇する確率も減ると言われており、蚊への対策もこれからの時期が本番になる見込みです。菊谷生進堂では、蚊の活発化する初秋に合わせ、蚊取り線香を手作りできる体験講座を新しく開講いたします。本講座では、従来の蚊取り線香特有の香りではなく、平安時代から伝わる伝統的な調合の香りや、花や果物、ハーブなどの洋風の香料で自由にアレンジいただける白檀ベースの香り、戦国武将をイメージした香りなど計10種類の中からお好きな香りをお選びいただけます。粉末のお香原料を調合し、自分の手で練ってお線香の形に整えます。お持ち帰り後、ご自宅で乾燥させて完成です。今回、講座で使用する成分「p-メンタン-3,8-ジオール」は、蚊が嫌う、植物などにも含まれる自然由来の成分で、従来の蚊取り線香に使用される殺虫成分のような刺激が無く安全にお使いいただけます。ほとんど香りが無い成分のため、お香本来の香りを邪魔せず、お好きな香りを楽しみながら、蚊への対策をすることが可能です。是非、蚊の活動が活発化するこれからの時期に向けて、お香づくりをご体験ください。使用イメージ(2)【講座概要】事前予約制場所 : 香源各店舗(銀座本店・上野桜木店・名古屋本店)ご予約方法: 各店舗へ電話・公式LINEまたは公式HPから 日時 : 店舗営業時間内お好きな時間にご予約可価格 : 5,500円(税込)/1名各回定員 : 8名所要時間 : 約90分香り詳細 : 下記10種の中からお好きなものをお選びいただけます。・平安時代から伝わる伝統的な調合6種・戦国武将(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)をイメージした古典的調合3種・花や果物、ハーブなどの液体香料でお好きにアレンジできる白檀ベース調合◆株式会社菊谷生進堂について1937年(昭和12年)、初代の菊谷重雄がお香・炭・灰・ろうそくやお香等を扱う事業として「菊谷生進堂」を開始。80年以上にわたってお香やお線香、香木、数珠などを販売しています。1999年から「香源」という屋号でECサイトを開始し、現在は愛知県・名古屋と東京都・銀座、上野に計3店舗を構えています。若い方にもお香を通して日本文化を知ってほしいとの想いから、お香のサブスク『二十四種香』『七十二侯香(R)』など、オリジナル商品の開発にも力を入れています。【会社概要】会社名 : 株式会社菊谷生進堂代表者 : 代表取締役社長 菊谷 勝彦所在地 : 〒453-0042 愛知県名古屋市中村区大秋町4-47企業サイト : 公式ECショップ: 【本件に関するお問い合わせ先】香源銀座本店 :03-6853-8811上野桜木店:03-3827-6666担当 :度会・橋口・齋藤名古屋本店:052-486-1888担当 :林・手島 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年09月24日声優の石見舞菜香が9月22日、自身のXを更新した。【画像】「その表情は可愛すぎる…」声優 石見舞菜香が愛猫の愛くるしい様子を投稿「#ワールドダイスター×江戸まちたいとう 芸楽祭スペシャルコラボトークイベントありがとうございました〜」とアニメ公式アカウントの投稿を引用しながら感謝を述べた。それから「生アフレコや、学生さんや、舞台関係のお仕事をされている皆様とお話出来たり、とても充実して楽しいイベントでした✨」と楽しげにイベントを振り返り、「またこんな機会があったらいいな〜!」と締めくくった。 #ワールドダイスター ×江戸まちたいとう 芸楽祭 スペシャルコラボトークイベントありがとうございました〜生アフレコや、学生さんや、舞台関係のお仕事をされている皆様とお話出来たり、とても充実して楽しいイベントでした✨またこんな機会があったらいいな〜! — 石見 舞菜香 (@_manaka_430) September 22, 2024 この投稿にファンたちからは「お疲れ様でした!色々と貴重なお話や素晴らしい生アフレコを聞けてとても楽しかったです!」「生き生きと話されている皆さんを見て、役者をはじめ舞台に関わる方々って本当にお芝居が好きなんだなと改めて伝わってきました✨裏話や役作りなどの深い話も聞けて、ものすごく濃厚な楽しい時間を過ごせました」などといったコメントが寄せられた。
2024年09月22日元SKE48の須田亜香里が19日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】「もぐもぐあかりん可愛い!」元SKE48 ・須田亜香里がお茶目なオフショット公開「今年ラスト浴衣かな?今回はブルーをチョイスヘアアレンジも最強でした」と綴り、浴衣姿の写真を10枚アップした。続けて「毎年テレビ愛知さんのイベントで浴衣を着たり、盆踊りしたり、本当に夏楽しんでる」と綴っており、今年の夏も楽しめたようだ。 この投稿をInstagramで見る 須田亜香里(@akarisuda)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「バリ綺麗 ❤️よく似合ってる」「あかりさん、浴衣姿おキレイです❤️」など、浴衣姿を絶賛するコメントが多く寄せられている。
2024年09月19日声優の小林千晃が9月15日、自身のXを更新した。【画像】声優・小林千晃先輩声優との特別な関係を暴露⁈「本日は学習院大学でのトークショーありがとうございました!」と出演したイベントについて礼を述べ、それから「フレッシュで楽しい時間でした。企画・運営をしていただいた声友会の皆さんにも感謝です。」と感想とともに感謝の言葉を綴り、共演者の畠中祐とのツーショットを投稿した。本日は学習院大学でのトークショーありがとうございました!フレッシュで楽しい時間でした。企画・運営をしていただいた声友会の皆さんにも感謝です。 pic.twitter.com/uoEkXVGUsO — 小林千晃 (@Chichichiakik) September 15, 2024 この投稿にファンからは「トークショーお疲れ様でした手作り感がかわいいですね!温もりを感じます」「楽しくて1時間半ずっと笑いっぱなしでした!ありがとうございました!」などといったコメントが寄せられた。
2024年09月16日お香専門店「クノワ(QNOWA)」が、2024年7月31日(水)に商業施設「KITTE大阪」内にオープン。お香専門店「クノワ」が「KITTE大阪」内に「クノワ」は、文化元年創業の薫香メーカー・玉初堂が手掛けるお香専門店。時間の尊さを香りで伝えたいとの思いから、「時間」をテーマにしたお香を展開する。店頭では、香りでひとときを表現した「モーメンツ(Moments)」シリーズをはじめ、玉初堂に代々伝わる調合法をもとに、その時代に適した香りにアップデートしてきた「インスパイアド(Inspired)」シリーズ、世界的に稀少な天然香木を使用した「エターナル(Eternal)」シリーズのお香を揃える。お香はいずれも、気分やライフスタイルに合わせて選べるのが魅力。加えて、お椀状のおりん、茶香炉なども用意する。お香作り体験ができるワークショップもまた、お香作りなどの体験が可能なワークショップも開催。棚には沈香や桂皮など、お香の原材料がずらりと並ぶ。お香を乾燥させる際に用いる「干し板」に着想を得た可動式の什器、昔ながらの線香工場にあるスライド式の連子窓「べかこ」をイメージした照明デザインなど、その和モダンな内装にも注目だ。【詳細】お香専門店「クノワ KITTE大阪店」オープン日:2024年7月31日(水)住所:大阪府大阪市北区梅田3-2-2 KITTE大阪 3階営業時間:11:00~20:00休業日:不定休(KITTE大阪に準ずる)【問い合わせ先】TEL:06-6131-8246
2024年07月29日嫌な臭いを緩和・除去してくれる、消臭芳香剤。トイレやリビング、玄関などに置いておくだけで消臭してくれる、非常に便利なアイテムです。しかし、消臭芳香剤を設置する際に「どこに置くのが効果的なのだろう」と思ったことはありませんか。消臭芳香剤はどこに置くのが効果的?小林製薬株式会社(以下、小林製薬)のウェブサイトには、同社が販売する消臭芳香剤である『お部屋の消臭元』と『トイレの消臭元』の効果的な置き場所について、以下のように記載されています。お部屋の消臭元【効果的に悪臭を消臭したいとき】悪臭の発生源となる物の近くや、空気の流れが悪く、悪臭がたまりやすい場所においてください。【効果的に香りを広げて楽しみたいとき】空気の通りがよい場所に置くと、効率的にご使用いただけます。香りは空気よりも重い性質があるので、少し高い場所に置いていただくことで香りをより強く感じることができます。安全にお使いいただく為に、倒れにくい場所に置いてください。小林製薬株式会社ーより引用悪臭の発生源となる物の近くや、空気の流れが悪い場所に設置するのがよいといいます。また、空気の通りがいい場所や、少し高い場所に置くと、香りを強く感じることができるそうです。トイレの消臭元【効果的に悪臭を消臭したいとき】悪臭の発生源となる物の近くや、空気の流れが悪く、悪臭がたまりやすい場所においてください。基本的に悪臭は空気より重いため、下の方に置いていただくと効果的です。【効果的に香りを広げて楽しみたいとき】空気の通りがよい場所に置くと効率的にご使用いただけます。香りは空気よりも重い性質があるので、少し高い場所に置いていただくことで香りをより強く感じることができます。安全にお使いいただく為に、倒れにくい場所に置いてください。小林製薬株式会社ーより引用『お部屋の消臭元』と同様に、悪臭の発生源となる物の近くや、空気の流れが悪い場所に設置しましょう。悪臭は空気より重いため、下のほうに置くと効果的なのだとか。ただし、効果的に香りを広げたい場合には、空気の通りがよく、少し高い場所に設置するのがいいそうです。なお、『消臭元』を使用する際には、内キャップを下げてから容器を振り、ろ紙に薬液を浸透させましょう。その状態で内キャップを最大まで上げると、より一層、香りを感じることができるといいます。快適な住空間を保つためにも、小林製薬が教える、『消臭元』の効果的な置き場所を覚えておきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年07月12日熱が出ている時におでこに貼ると、ひんやりと気持ちのよい『熱さまシート』。貼った箇所が冷たくなり、発熱時のつらさが和らぐため「火傷を負った時にも使えるのでは」と思ったことはないでしょうか。思い込みだけで本来の用途以外の使い方をしてしまうと、取り返しの付かない事態を招くかもしれません。熱さまシート、火傷に使っていいの?小林製薬株式会社(以下、小林製薬)のウェブサイトには、『熱さまシート』に関するさまざまなQ&Aが公開されています。『熱さまシート』は、火傷の応急処置として使用してもよいのでしょうか。消費者の素朴な疑問に対し、小林製薬は以下のように回答していました。火傷(やけど)の応急処置には使用しないでください。火傷の応急処置としては、まず火傷の患部をしっかり冷やすことが必要です。冷やし方としては、流水で冷やすのが良いと言われています。「熱さまシート」など冷却シートはジェルに含まれる水分が蒸発するときに気化熱を奪って皮膚温を下げますので、じわじわと冷やします。そのため火傷には適しません。また火傷は皮膚表面がダメージを受けていますので、熱さまシートを貼ることはできません。小林製薬株式会社ーより引用小林製薬によると、『熱さまシート』は火傷の応急処置には使用してはいけないとのこと。これまで「火傷にも使えるのでは」と思い込んでいた人は、小林製薬の呼びかけにハッとするでしょう。『熱さまシート』などの冷却シートは、ジェルに含まれる水分が蒸発する時に気化熱を奪い、皮膚温を下げる仕組みです。じわじわと冷やすため、患部を急速に冷やすことが必要な火傷には適さないとか。火傷を負った際は『熱さまシート』を使わず、流水を使うなどして患部をしっかりと冷やすようにしましょう。『熱さまシート』は、本来と違う使い方はせず、正しい用途で使うことが大切ですね。[文・構成/grape編集部]
2024年07月10日シンガーソングライターの小林私が、新曲「私小林 (produced by Mega Shinnosuke)」を6月12日(水) に配信リリースすることが決定した。「私小林 (produced by Mega Shinnosuke)」は、ポップな作風で知られる2000年生まれのマルチアーティスト・Mega Shinnosukeが作詞、作曲、ジャケットデザイン、ミュージックビデオ監督を担当した完全プロデュース楽曲。配信リリースに先駆け本日6月6日(木) より各サブスクリプションで予約がスタートしており、予約すると楽曲の一部を先行して聴くことができる。■小林私 コメント小林私です。以前、清竜人さんに楽曲からMV監督までお願いした「どうなったっていいぜ」にて、根暗オタクである俺が人たらしな清竜人ワールドに放り込まれたことがあります。今回アルバムを出すに際して、再度インターネットくんである小林私がどこかに放り込まれたら面白い、誰がいい?と考えたときに既に親交はありながらカルチャーとしては絡みのない、ストリートでポップなクリエイターであるMega Shinosukeさんに頼んだらスッゲー面白いのでは?という考えに至りました。結果としてはスッゲー面白いことになりました。タイトル、ジャケット、MV、ハイセンスなメガシンワールドが俺を通すとなんだかギャグに見えます。MV撮影の案を聞いたときに、面白いだろうという確信と、同時に絶対にやりたくないなと思いました。やりました。撮影に協力してくださった方々の誰も悪くないんですが、あまりにも辛すぎて、帰りのタクシーで本当に少し泣きました。こいつ帰り道に泣いたんだと思いながら見てください。よろしくお願いします。<リリース情報>デジタル・シングル「私小林 (produced by Mega Shinnosuke)」6月12日(水) 配信リリース作詞作曲:Mega ShinnosukeBeats by Kohei ShimizuRecorded, Mixed & Mastered by bisshi予約リンク:<ツアー情報>小林私ワンマンツアー『詩情充つ外殻』9月7日(土) 大阪・味園ユニバース開場17:00 / 開演18:009月14日(土) 宮城・誰も知らない劇場開場17:30 / 開演18:009月28日(土) 東京・ヒューリックホール東京開場17:00 / 開演18:00チケット料金:4,800円(税込)小林私「空に標結う」MVMega Shinnosuke「hello shoegaze...」MV関連リンク小林私 公式サイト: Shinnosuke 公式サイト:
2024年06月06日CFCL(シーエフシーエル)から初のお香「CFCL イヴォーク(CFCL EVOKE)」が登場。2024年6月10日(月)より、CFCL 表参道などにて発売される。CFCL初のお香「イヴォーク」CFCLにとって初のフレグランス商品となったイクウィップ(EQUIP)に続く今回、初のお香「CFCL イヴォーク」が誕生した。その香りのベースとなるのは、雨が降った後の、適度な水分を含みながらも晴れ上がった空を着想源として開発された、ウォータリーなベースコンパウンド「CFCLベース」だ。完成した「CFCL イヴォーク」は、様々な空間にフィットする、瑞々しさのある香り。「CFCLベース」に、エレミ精油やラベンダー・アルパインの淡く心地よい鼻当たりを加えながら、フェンネルによる適度にドライなテクスチャーをのせることで、落ち着きのあるフレグランスに仕上げている。なお、「CFCL イヴォーク」の香りの開発を担当したのは、兵庫県の淡路島で創業した「薫寿堂」と、アーティスト・和泉侃が発足した共同プロジェクト「√595」。さらに、ミニマルかつエレガントなグレーのパッケージデザインを、美術家の磯谷博史が担当した。【詳細】CFCL「CFCL イヴォーク」発売日:2024年6月10日(月)取扱店舗:CFCL 表参道、八重洲、六本木、阪急メンズ大阪、CFCL公式オンラインストア価格:3,850円内容量:40本(香立て付き)燃焼時間:約15分
2024年06月06日2023年12月15日に開催された企画ライブ『長い一日』終演後に発表されたイベントシリーズ『小林私の五日間』。当初は新しい音楽の楽しみ方を提案するイベントとして、Vol.1の「小林私とマターリ歌う日」のみの内容発表だったが、回を追うごとにいわゆる音楽ライブとしては逸脱した、毎回趣向の異なるライブを展開した。果たして『小林私の五日間』とは何だったのか?レポートで振り返る。Vol.1「小林私とマターリ歌う日」『小林私の五日間』と題されたシリーズライブのVol.1はタイトルの「小林私がマターリ歌う日」にふさわしく、ステージ上には小林の部屋を模したソファ、お菓子や飲み物が乗ったテーブル、ヨギボー、そしてアコギ2本とスタンドマイクがセットされている。明らかにまだ開演していないステージに小林が拍手もなく現れ、ソファに座りまんじりとも動かない謎の時間を経て照明が明るくなると「皆さんが何を期待しているかわかりませんが、何も起こらない日にしようとしています」という第一声。事前に飲食OK(ただし、麺類やスープ類などの汁物、匂いや音など周囲に影響する可能性のある食材はNG)、スマホいじりOKであることがアナウンスされており、肩肘張らず、汗もかかずなライブを意図したことがわかる。オープンチャットが並走していることも現場で共有して、いよいよ開演である。ちなみにオープンチャットの知見は現場で拾いきれないゲームの内容などを補完する意味で非常に良かった。15分ほど誰にむけるでもなく喋り続けたのち、やおら「可塑」を歌い始めると、何か忸怩たるものがジェットコースター級の展開で駆け巡る。オタクの会話のメカニズムを滔々と喋った後、本日2曲目は比較的新しい「鱗角」を披露する。メロディと言葉が先にあり、コードは後付けなのだろうなという予想が立つぐらい、言葉が怒涛のように溢れているのだ。一人喋りの達人たる小林も少々ネタが尽きてきた様子で、「何やろっかなあ」という独り言を発した自分を自嘲していた。「俺はこれから普段やらない曲をやるので、皆さんは好きにしてください」というくだり以降、少しライブステージらしい流れに突入。3曲目はエレクトロスウィングっぽい「Two man cell.」で、言葉が止まらない感じのラップ調がレアな1曲だ。割と演奏がコンスタントになってきたところでレアな選曲の「香日」を演奏する。曲間にビーリアルの時間でした!」と、突然、SNSに投稿する唐突さも忘れない。そしてしばらくライブで封印していた「生活」の演奏はオーディエンスのリアクションから類推するに確実に刺さっていたようだ。この日、ナマで「生活」を聴けた満足感は高い。終盤には空腹に耐えかねたのかスープパスタを作り、待っている3分間の間に「そして大人を」を歌う。さらにヨギボーエリアに移り、クラシックギターで「スープが冷めても」を披露し、空腹の不安より恋愛の不安を求めている感じがスープパスタを食した後のムードとリンクしたように映った。偶然なのだろうか……。そしてふと予定の90分をゆうに超過していることに気づき若干焦り始めた小林はコードの記憶が怪しいと言いながら歌のパワーで「遊歩する男」、これまでとは違うスイッチが入ったように「加速」と続けた。絶唱しつつも止まりがちな演奏でも決して逃げない。いや、そもそも自分の部屋で相手が見えない配信者として歌を放ってきた彼の態度はライブステージでも変わらないということだろう。ラストは新曲「スパゲティ」をぶん投げるような歌唱で披露した。遠心力と求心力がせめぎ合うような歌だなと改めて思う。リスナーの集中力も凄まじい。「マターリ歌う」と題しつつ、ライブのスタイルが予定不調和であればあるほど、曲の強さが際立つことを再認識したシリーズ第1回だった。Vol.2 もののけ監修ライブ「診る」Vol.2は小林のYouTube配信に突如現れることで知られる、イケボ弾き語り生主・東雲涼雅(しののめりょうが)を構成作家のもののけが密着取材した映像を小林、もののけの解説とともに鑑賞するという、シリーズの中でもかなり謎な回である。ちなみに Vol.2以降、オープンチャットはリスナー同士の情報交換と交流の場となり、小林ともののけがチャットのコメントをキャッチアップすることで、楽しみ方の幅が広がっている。スクリーンを挟んで小林ともののけが映像について突っ込むスタイルなのだが、まず東雲のプロフィールが映し出され、小林曰く「うっすいプロフィール」(アーティストを目指したきっかけが「みんなの笑顔が見たくて」などのことだろう)に場内に同感の笑いが起こる。そこから終日密着がスタートし、まずは東雲の自宅から。家財道具のない部屋にポツネンと置かれた電子レンジが物入れだったり、東雲のピザの食べ方のクセが強すぎたり、都度映像を止めて小林が突っ込んでいく。その間、オープンチャットには「これ(オモコロのライター)鎧坂さんの部屋じゃない?」とXの投稿をアップ。リスナーも総力戦で参加するのが2回目にして恒例になってきた。Vol.2 もののけ監修ライブ「診る」よりさらにレンタカーで川原に移動し歌う練習。運転すると気弱な東雲の態度が変わることやたいして声量がないことに対するツッコミは小林からもリスナーからも当然の如く起きる。喫茶店に移動し、「こういうところで作詞するのは憧れ」と言いつつ、その実、バズった他人のツイートを若干改変した内容を投稿しているだけという気弱かつ狡猾な側面を見せたりして、どんどんイケボ弾き語り生主のメッキが剥がれていくのだった(そもそもイケてるアーティストだと誰も思っていないフシもあるのだが)。終日密着らしく、その後は東雲おすすめのラーメン店(とはいえチェーン店)、ゲームセンターでなぜかレトロなゲームばかりに手を出し、ボーリングでは隣のレーンの高校生に笑いを持って行かれ、カラオケではここでも「売れている曲だから」という理由でVaundyの「怪獣の花唄」にチャレンジしたり(著作権の関係で音声はなし)、東雲の軸のなさが暴かれていく。終日密着のラストは東雲の弾き語りライブだったが、その詳細は映し出されておらず、楽屋に戻り、撮影終了を告げると人格が一変。どれが実像でどれが虚像なのだろうか?という疑問だけを残すモキュメンタリーだった。映像のエンディングはもののけ作詞、小林作曲によるイベントタイトルと同名の「診る」に乗せたクレジットが流され終了し、一体我々は何を見せられたのだろう?という気持ちと同時に東雲涼雅をお題にこれほど笑える時間が共有されたという事実も残った。もののけが美麗なコーラスを添えた「花も咲かない束の間に」の弾き語りでこの日は終演した。Vol.3 絶対中止になるライブVol.2当日に発表された第3弾ライブのタイトルは「絶対中止になるライブ」。その時点で10組以上の出演者が決まっているにも関わらず、このタイトルは何を意味しているのか?SNSやグループチャット上でさまざまな憶測が飛び交う中、同時に出された小林のコメントが下記の内容だ。「俺が通っていた高校は山のなかに生えるように立っていて、電車やバスを使い、往復2時間かけて通っていた。ある大雪の日にいつもは直行するはずのスクールバスが停車した。違和感に車内は少しざわざわとした。「学校から連絡です。今日は休校になったそうで、今から駅に引き返します。……あまりはしゃがないように」運転手からのアナウンス、一瞬の静寂を切り裂くように歓喜の渦が巻き起こった。俺はコロナ禍発のアーティストだ。様々な理由で中止になったライブを見てきた。開催するだけがライブではない。当日へ向かう力が宙に放られたときのカタルシスを、どんなに楽しみな予定さえ少しだけ憂鬱に思ってしまうお前達と共有したく思う。俺はこのライブを開催させる。そして、必ず中止にする。」中止になるライブのチケットは販売されず、しかし10数名まで出演者が膨れ上がった当日のタイムテーブルが発表され、なんと開演から終演まで30分しかないにも関わらず、ライブ以外にビンゴ大会などの余興も組み込まれている。一人持ち時間2分もないじゃないか……と、誰しも突っ込むのが当然な密度になっている。さらに前日にはレトロリロン、気鋭のシンガーソングライターjo0ji、茶封筒らの名前も。もう持ち時間1分もないのではなかろうか……。リスナーは当日に向けてグループチャットで「絶対中止になるライブを見たい」とか「こばやんは絶対中止になるライブをある意味やりたがってる」とか「中止になったら空いた時間をどう遊ぶのか報告会したい」とか、完全に小林の主旨を汲んでいる。Vol.3「絶対中止になるライブ」ビジュアルそして4月24日正午。公式から中止のアナウンスがX上に流れると、SNS上には中止を惜しむ出演者の投稿が溢れた。また、会場の池袋Club Mixaまで足を運んだリスナーが撮影した中止のフライヤーがグループチャットに投稿されたり、過日の「診る」で明らかになった東雲涼賀が訪れた場所の聖地巡礼に切り替える人も。さらには中止になったにも関わらず、「絶対中止になるライブ」のデジタルパンフレットはオンラインで販売され、ラインナップされていた出演者との対談など、かなりボリューミーな内容が展開していたことにもリスナーから突っ込みが入っていた。Vol.3「絶対中止になるライブ」文言また、当日22時過ぎからYouTubeで「ライブが中止になった男の配信」と題した生配信も実施。そこでは「曲作るのが幸せなだけで、みんなそんなにライブしたいのかな」と、自らのスタンスを語りつつ、ライブそのものについては「歌詞間違えたら良くないとか、俺の前の時代の成功者の話だから。もっと自由な場だろ!」と自論を展開していた(配信の大半は漫画『トリコ』考察だったが)。が。初期から小林を追いかけていたリスナーは「あれを実現したんだな」と勘づいたかもしれない。そう。そもそも彼はこんなツイートを1年8カ月前にしていた。本ツイ(1年8カ月前):上のツイートの引用リツイートが下記だ。派生:(ところで気になるのは空いた時間、小林は何をしたんだろう?)Vol.4 公募ライブ「小林私とおまいら」シリーズVol.4は小林のデビューのきっかけが公募ライブだったことから、いつか自分も公募ライブを実現したかったという経緯で実現した。まずオープニングアクト(!?)として小林がステージに登場し、戦いを勝ち抜いた4名の出演者の選考理由を語る。ちなみに応募件数は108件。小林の楽曲をカバー動画が応募の条件だが、その数とクオリティに驚いた様子だった。そんな応募者の中から小林のお眼鏡に叶い、“おまいら”に厳選されたのは中林宙昊、あちき、蔦田宗汰、神崎の4名。奇しくもこの4名、17歳と18歳という。まず、中林宙昊は「ここでがなっときまーす、みたいな小林私っぽい歌い方ではなく、自分なりの解釈がいいなと」という評価だ。あちきは「まず名前が面白い。そして原曲はスローな「飛日」をアッパーにカバーした意外性、しかもブッダブランドの「人間発電所」等幾つかサンプリングをしている曲で、ラップのフロー的なアプローチも良かった」とのこと。蔦田宗汰については応募動画が顔を下から捉えたものだったことをはじめ、「とにかく面白い」とし、神﨑は「(驚いて)ペットボトルの水をこぼしてしまうぐらい上手い」というのが選考理由だ。すでに楽屋で仲良くしており、小林は年長者の威厳を見せつけるべく(?)スマブラで全員を倒したという。全くおとなげない。選考理由を述べた後、小林は「加速」を披露。歌い始めると一気に場の空気が引き締まり、本家の存在感が光るのだった。Vol.4 公募ライブ「小林私とおまいら」より公募者ライブのトッパーは中林宙昊。登場早々「叶うなら後ろ向いて歌いたい。だって怖くないですか?」と言いつつ、「花も咲かない束の間に」を独特なしゃがれ声のシャウトで聴かせ、オーディエンスの驚きを誘う。どこかチバユウスケを想起させるボーカルだ。続けて「光を投げれば」を披露。弾き語りでありつつ、この人ならではのロックな表現を見せつけ、大きな拍手が沸き起こった。続いては名前の印象とは真逆に高身長のあちきが登場。姉にオリジナルではなく「小林私さんの歌を歌ってるんだから(私じゃなくて)“あちき”ぐらいだろ」と言われたことが名前の由来だと説明し大いに笑わせる。「飛日」の歌い出しで間違え、堂々と「もう一回いいですか?」と言えるあたりも大物感が漂う。そして歌唱は独特のフロウがありユニークだ。もう1曲の「HEALTHY」ではギター巧者なところも見せてくれた。続く蔦田宗汰は短パンで首から白タオルという見るからに懐っこいキャラクターが笑いを起こす。しかも歌に入るまでにかなり喋るのだ。弾き語りの動画だけを送ってもパンチが足りないという理由で、喋りの動画を無言にして送ったという謎の行動も小林のリスナーには好意的に捉えられていた。肝心の弾き語りは「地獄ばっかり」も「スープが冷めても」も、自分の解釈でダイナミックに演奏。ただのお調子者ではないところを存分に見せつけた。最後は小林が上手さに圧倒されたという神﨑が務める。奈良からやってきた彼は東京に到着した途端、鼻血を出し着ていたシャツをお釈迦にしてしまったそうだ。それを「17歳のクソガキです」と自嘲する態度も好ましい。選曲がまだ音源になっていない「目下」と「スパゲティ」だったことにも注目したいのだが、畳み掛けるような言葉の連射も迫力があり、小林私楽曲のカバーであることを超えてステージに釘付けになってしまった。半信半疑でいたオーディエンスも4人の熱演に感銘を受けている様子で、シリーズで最も音楽的なライブになった印象だ。再び登場した小林は「俺ってこんな感じなんだ。俺を見てるみたいな感じ」と非常に楽しそうで、自ずと自身のライブにも熱が籠る。「線・辺・点」でオリジネーターの迫力を見せつけ、「改めまして、シンガーソングライターの小林私です。よろしくお願いしますー」と、自己紹介した後、いつもなら無関係なMCに移行しそうなところを続けて「冬、頬の綻び、浮遊する祈り」へと繋いだ。MCでは小林自身はかなり長い間、ギターのレギュラーチューニングができていなかったことを告白、挑戦者たちのレベルの高さを暗に示唆していた。しかも頼もしさだけじゃなく、4人に対する仲間意識もあるのだろう。この日の小林の弾き語りは勢いと楽しさに溢れていたのだ。スリリングな「遊歩する男」、小林流のシティポップ感がコードワークに伺える「冷たい酸素」、そして久しぶりにライブで披露された「サラダとタコメーター」まで、怒涛の如く駆け抜けるライブを展開したのだった。全ての演奏が終わると、出演者一同で集合写真を撮影する段取りとなり、年長者である小林がちょっと引率者めいた存在に見えたのも非常にレアだった。音楽表現として素直に刺さる演奏をしてくれた4人に対する大きな拍手が収まると、場内にはスーパーの閉店音楽のように「蛍の光」が流れる。直後に背景のスクリーンにはVol.3からVol.1までの振り返り映像が時間を逆回しに映し出され、程なくして「Vol.0」の文字が。小林の影アナウンスで「ご来場、ご観覧の皆様、小林私の五日間はこれにて全公演が終了いたしました」という音声にオーディエンスは当然キョトンとしている。え?まだ4公演しかやってなくね?という意味で、だ。すると明転したステージの背景にVol.0の配信がこの後行われる旨の映像が投影され、この日の公演は終演とあいなった。現地組もグループチャットもしばし「ゼロとは?」と、キツネにつままれていたのは言うまでもない。vol.0『小林私の五日間』と題されていながら、なぜ vol.5がないのか。その答えは5月18日の「vol.4 小林私とおまいら」の終演後に発表された通り、実はvol.1以前の2月7日、すでに開催されていた。それは無観客ライブを映像化するというスタイルをとっていたのだ。「vol.0」開催に向けての小林のステートメントは下記の通りである。例えば諸君が悪の組織に入るとして、あるいは強さで序列が決まる魔法学園の生徒だとして、ないしは真相が闇に包まれた秘密結社の会員であるとして、諸君一人一人に何らかの番号が振られるとしよう。そしてその番号を自ら決めていいとしたら、俺なら迷わず0を選ぶ。0とはそれだけの引力を持つ。「小林私の五日間 vol.0」タイトルは無く、ただナンバーがあるだけ。小林私を含む3人の演者がステージに上がる。事前に言えるのはそのくらいだ。では既に記録された映像「vol.0」を実際に見てみよう。なお、構成や演出はお馴染みもののけによるものだ。一番手は小林私。「自分はコロナ禍アーティストというか、デビューから1年半ぐらい、配信ライブをやっていた。お客さんがいたらいたで、ここ俺の居場所じゃないなと思うけど、いないならいないで、孤独だなと思う。ま、曲やるか」と、弾き語りで「線・辺・点」を披露。小林が弾き語りが好きだという理由を改めて実感する、この組み合わせでしか味わえない生=ライブ感である。続けて「花も咲かない束の間に」の彼流のロマン主義とでも言えそうな世界観が景色を変える。演奏を終えると「無風、みたいなの久々ですね。これは嬉しい」とポツリ。さらに圧倒的な言葉数を吐き出す「並列」を歌い終え、「シンガーソングライター小林私でした」と深々とお辞儀をしてステージを去った。「小林私の五日間 vol.0」より2番手は vol.2「診る」で密着取材映像が公開された東雲涼雅だ。覚えているだろうか。あの映像の中での東雲のライブ場面のくだりを。それがこの「vol.0」ライブだったのである。顔出ししていない東雲はバックライトに照らされ、ライブでも顔は判然としない。か細い声でライブの開始を告げると、1曲目は少しローファイヒップホップのテイストもある「レシピ」という楽曲を披露した。「あんまりライブとかしないので、こういう場は緊張しちゃうんですけど……」と、MCも振る舞いもぎこちない。その割にグッズの宣伝はしっかりやるのが東雲らしい。もう1曲は「行方」という曲で、一転してアッパーでグルーヴィ。サビでの力強い歌唱は少し小林に似ていなくもない声質に感じられた。トリは井上りるるという小学生アーティスト。紅白帽と水筒を首から提げて登場した(見た目は小林私以外の誰でもないのだが)。まず、今日のために作ってきたという「ぶらんこ」という初恋をテーマにしていると思しき素朴な曲を披露した。MCの代わりに書いてきたという作文は“最適な通学路”に関するもので、いきなり噺家のような口調に変貌。シュールなアーティスト性に小林と通じるものを感じずにいられなかった。2曲目は「大事なものを考えながら書いた」と話す、「空中散歩」という小学生とは思えないエレジーっぽい雰囲気の曲で、かなり驚かされる。歌い終わるとぎこちなく走り去り、3マンライブは全て終了した。淡々と進んだ無観客ライブの最後は3人がステージに揃い、お辞儀をして終演と相なったのだが、最後に小林から「ということで、vol.1、2、3、4の裏で事前にこんなことが行われていたとは!ま、ただやりたかったからやったんですけど」と身も蓋もない種明かしが行われた。さらにサラッと今夏の4thアルバムリリースとそれに伴うツアーが開催されることを発表。だがツアーについては……「僕は許した覚えはないんで抗っていくつもりですけど」と、不敵(!?)な表情でステージを後にしたのだった。え?このツアーは果たして実現するのだろうか?なお、グループチャットには「井上りるるめっちゃ良かった」「キャラはあれだけど曲普通に良かった」など、意外に真っ当に評価されており、ちょっとやそっとのことで驚かない小林のリスナー像が伺えたのだった。常々、ワンマンライブが好きではないこと、あくまでも曲を作ることと弾き語りが好きであることを公言している小林私。今回のイベントシリーズはそれでもライブステージを求められる上で、小林が考え得るライブの楽しみ方を可能な限り追求したものだった。それが結果的にライブの定石を覆す試行錯誤が満載されていたのは正しく小林私というアーティストを表していたと言えるだろう。5月25日には今回のシリーズ Vol.2「診る」にも参加した構成作家のもののけと振り返り生配信も実施。シリーズの意図が語られるのか?引き続き注目したいところだ。文=石角友香<小林私主催「小林私の五日間」SET LIST>■2024年2月24日(土) Vol.1「小林私がマターリ歌う日」01. 可塑02. 鱗角03. Two man cell.04. 香日05. 生活06. そして大人に07. 繁茂08. スープが冷めても09. 遊歩する男10. 加速11. スパゲティ■2024年5月18日(土) Vol.4 公募ライブ「小林私とおまいら」小林私(O.A)1. 加速中林宙昊1.花も咲かない束の間に2.光を投げればあちき1. 飛日2. HEALTHY蔦田宗汰1. 地獄ばっかり2. スープが冷めても神﨑1. 目下2. スパゲティ小林私1. 線・辺・点2. 冬、頬の綻び、浮遊する祈り3. 遊歩する男4. 冷たい酸素5. サラダとタコメーター「小林私とおまいら」SET LIST PLAYLIST:■「小林私の五日間」振り返り生配信 Vol.X『語る』日時:5月25日(土) 19:00~出演者:小林私、もののけ 「空に標結う」MV(TVアニメ『ラグナクリムゾン』2ndクールエンディングテーマ)
2024年05月25日お香は、古くから浄化効果があると言い伝えられ、仏教の儀式など大事なシーンで多く用いられてきました。近年では、「お香を焚くことで空間を浄化できる」「新たな縁を呼び込む」といった効果があると紹介されることも。そこで今回は、お香のスピリチュアルな効果や、おすすめの選び方について解説します。Check!:浄化とは?意味や効果が期待できる10の方法■お香の浄化効果は最強って本当?お香は、古くから空間や人の邪気をはらい、浄化して清める作用があると言い伝えられてきました。また、仏教の儀式や法要などで用いられることも多いですよね。そういった言い伝えや大切な場で使われてきた実績が、お香の浄化効果が最強であるといわれる1つの理由かもしれません。また、スピリチュアルな効果を高める力があるともいわれ、瞑想やおまじないの時に用いられることもあるようです。ここぞという大事なお願いをしたい時は、お香で空間を浄化してから願いを唱えると、良い結果が得られるかもしれませんよ。■お香が持つスピリチュアルな効果とはお香には、スピリチュアルな効果が宿るといわれているのをご存じでしょうか?ここでは、代表的なものを3つ紹介します。◇(1)浄化お香には、火・香り・煙のパワーによって、邪気をはらい、空間を浄化するパワーがあるとされています。「気分がスッキリしない」という時は、お香を焚くことでネガティブな気分を取り除くことができるでしょう。◇(2)運気アップお香には厄除け効果があるともいわれています。そのため、運気を上げたい時は、好きな香りのものを楽しむといいでしょう。また、風水の観点では、出会い運をアップさせたいなら「東南」、良い気を呼び込みたいなら「午前中」に焚くのがおすすめですよ。◇(3)癒やし効果お香の原料には天然由来のものが用いられていることが多く、その穏やかな香りは心に癒やしをもたらしてくれるはず。気分がイライラする時に使用すれば、ストレスを和らげる一助になるかもしれません。また、集中力アップ効果もあるので、瞑想する前に焚くのもおすすめです。■効果的なお香の選び方お香の効果を高めるには、どのような点に注意して選べばいいのでしょうか?ここでは、3つのポイントを紹介します。◇(1)浄化作用のある香りを選ぶ空間や心を浄化したいのなら、効果的なお香を選ぶのがおすすめです。例えば、浄化作用を持つ香りには、白檀(別名:サンダルウッド)、ホワイトセージ、乳香(別名:フランキンセンス)などがあります。自分の好みに合わせて、リラックスできるものを選びましょう。◇(2)好みでない香りは選ばないスピリチュアルの観点では、どんなに浄化作用を持つものでも、それが苦手な香りだとかえって運気を下げる恐れがあります。もし、先ほど紹介した香りが苦手なら、自分好みのものを探してみましょう。お気に入りの匂いで気分を高めることで、浄化効果もアップするはずです。◇(3)願いに合わせてお香の色を選ぶお香を選ぶ時は、カラーにもこだわるといいでしょう。例えば、浄化作用を期待するなら、ブルー、ホワイト、ラベンダーなどがおすすめ。恋愛運を上げたいならピンク、金運ならイエローもいいですね。このように、色のパワーも踏まえてお香を選ぶと、より運気アップの効果が高まるでしょう。■浄化効果のあるお香を選んで邪気をはらおうお香は天然由来の原料で作られたものが多いことから、自然のパワーから得られるスピリチュアルな力が宿っているとされています。高い浄化作用を求めている場合は、サンダルウッド、ホワイトセージ、乳香の香りがおすすめです。本記事を参考に、お香のスピリチュアルな効果を活用して、運気をアップさせましょう。(みくまゆたん)関連記事はこちら▼お香の浄化効果を高めるスピリチュアルな方法とは?使用時の注意点と併せて解説浄化効果を高めるお香の焚き方を紹介します。※画像はイメージです
2024年05月23日古来よりお香には、不思議な力が宿ると言い伝えられてきました。香り・火・煙には、空間の邪気をはらうというスピリチュアルな効果があるのです。そのような理由から、人の気に触れやすい接客業の方やセラピストの方にピッタリのアイテムといえるでしょう。今回は、お香が持つスピリチュアルな効果を解説。また、浄化効果を高めるお香の焚き方も紹介します。Check!:浄化とは?意味や効果が期待できる10の方法■お香のスピリチュアルな効果とはお香にはどのようなスピリチュアルな効果があるのでしょうか?まずは、代表的なものを3つ紹介します。◇(1)空間を浄化するお香は、古くから邪気をはらうために使用されてきたアイテムです。そのため、お香を焚くことで、空間の浄化が期待できます。また、ネガティブなエネルギーや悪い気を取り除くこともできるので、運気アップ効果も狙えるでしょう。◇(2)リラックス効果お香の香りには、リラックス効果があるといわれています。バニラ、ホワイトセージなどその種類はさまざま。癒やし効果を高めるには、自分がリラックスできる香りを選ぶようにしましょう。◇(3)集中力アップお香の香りによっては、集中力が高まるといった効果も期待できます。おすすめは、ローズマリー、レモン、オレンジといった柑橘系です。これらの香りは、記憶力を高める効果があるのだとか。おまじないをかける時も、集中して臨むとさらなる効果アップが期待できるので、お香を焚いた部屋で実践するのも良いかもしれませんね。Check!:【晴れるおまじない】前日や当日でもできる簡単&強力なおまじない10選■浄化効果を高めるお香の焚き方お香には浄化効果を高める焚き方があることをご存じでしょうか?ここでは、スピリチュアルな方法を含め3つ紹介します。◇(1)スティックタイプのお香を3本焚く数字の「3」は、「みつ(満つ)」と読めることから、満たされる・願いがかなうなどを意味します。そのような理由から、スティックタイプのお香を3本焚くと、浄化効果アップや理想を実現させるパワーが高まるといわれているようです。◇(2)浄化効果の高い香りを選ぶ浄化目的でお香を焚くなら、効果の高い香りを選びましょう。おすすめは、ホワイトセージと乳香(別名:フランキンセンス)です。いずれも浄化作用が高いので、空間や自身を清めたい時にぴったりでしょう。◇(3)窓を開ける喚起には開運効果があるといわれています。閉鎖された場所には邪気がたまりやすくなってしまうので、気の流れを整えるためにも、窓を開けた状態でお香を焚くのがおすすめです。煙によって負のエネルギーが外に出ていけば、空間がより浄化されることでしょう。■お香を焚く時の注意点お香を焚く時には、安全面でも注意する必要があります。以下で、気を付けたいポイントを見ていきましょう。◇(1)火の始末をきちんとするお香を焚く時は、火の始末をきちんと行いましょう。きちんと消えていなければ、火事の原因になる恐れがあります。お香を焚き終わったら必ず水につけるなどして、火の後始末を徹底してくださいね。◇(2)お香スタンド・受け皿は熱に強いものを選ぶお香スタンドや受け皿には、陶器製、木製などさまざまなものがあります。火事を防ぐのであれば、なるべく火や熱に強い素材で作られたもの(陶器など)を選びましょう。また、スタンドや受け皿が小さいと、風が吹いた時にお香が倒れてしまう可能性も。できればしっかりした作りのスタンドや、大きめで安定感があるものを使用するのがベターです。◇(3)子どもやペットの手の届く場所に置かないどんなに火の取り扱いを注意しても、子どもやペットの手の届く範囲に置いていると、いたずらされてしまう恐れがあります。火事やけがの原因にもつながるため、お香を焚く場所には気を付けましょう。■お香を使いこなして浄化効果を高めようお香には、邪気を払って空間や人を浄化するパワーが宿るとされています。「なんだか気分がスッキリしない」という場合は、お香を焚くと良いでしょう。また、効果や目的に合わせて種類を選ぶのも◎。浄化目的なら、ホワイトセージや乳香がおすすめですよ。邪気を感じた時は、本記事を参考にしながらお香を焚いてパワーを充電させましょう。(みくまゆたん)※画像はイメージです
2024年05月23日4月6日(土)・7日(日) に横浜赤レンガ倉庫で開催された『小林聡美NIGHT SPECTACLES チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ』が、WOWOWにて8月にノーカットで放送・配信されることが決定した。俳優によるコンサート「NIGHT SPECTACLES」シリーズの第2弾となる本イベントでコンサートを初開催したのは女優・小林聡美。異国の情緒あふれる赤レンガ倉庫を舞台に、小林が選曲を行ったディープな昭和歌謡に加え、この日のために制作されたオリジナル楽曲を含む15曲が披露された。演出は長きにわたり音楽活動を行い、自身のコンサート演出も行う小泉今日子、音楽監督はスカパラ創始者でもある音楽家ASA-CHANGが担当した。錚々たる布陣を迎え、舞台に立ったのは「チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ」というこの公演限りの架空のグループ。さらに、ゲストとして阿部サダヲが登場し、小林とのデュエットを披露した。<番組情報>『小林聡美NIGHT SPECTACLES チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ』2024年8月に放送・配信予定出演:小林聡美、東京ツタンカーメンズゲスト:阿部サダヲ演出:小泉今日子
2024年04月08日シンガーソングライターの小林私が主催する全5公演の主催イベントシリーズ「小林私の五日間」の第3弾・第4弾イベントの情報が発表された。「小林私の五日間」は、小林が一風変わったコンセプトをもって開催する実験的なイベント。先日行われた第1弾『小林私がマターリ歌う日』は公演中の飲食自由、スマホ操作もOK。みんなで“マターリ”ライブを観ようというゆるい空気感で開催。本日開催された第2弾『診る』では、小林私の配信に度々登場している“東雲涼雅”(しののめりょうが)という謎の歌い手に密着した映像をみんなで見守るイベントとなっている。第3弾『絶対中止になるライブ』は、小林が2022年から構想していた企画。「当日何かしらの理由で絶対に中止になるライブを開催したい」という小林の熱い思いに賛同してくれたアーティストたちの出演が決定しており、出演アーティスト第1弾としてGanbare Masashige、小林右京、才能、三四少女、セルフィッシュガール、たべおてんちょう、ねもと。(from ちんばす)、まっこい、もののけ、鎧坂,、Roy’s clubの参加が発表された。出演者は今後、4月15日(月) に第2弾、4月18日(木) に第3弾をSNS上で発表する。vol.3『絶対中止になるライブ』ビジュアル第4弾『小林私とおまいら』は、出演者を一般公募する対バン企画。小林が初めてきちんとしたライブに出演したきっかけが公募ライブだったことから、小林のルーツといえる公募イベントの主催が決定。本日より応募受付がスタート。vol.4公募ライブ『小林私とおまいら』ビジュアル<小林私からコメント>■vol.3『絶対中止になるライブ』について俺が通っていた高校は山のなかに生えるように立っていて、電車やバスを使い、往復2時間かけて通っていた。ある大雪の日にいつもは直行するはずのスクールバスが停車した。違和感に車内は少しざわざわとした。「学校から連絡です。今日は休校になったそうで、今から駅に引き返します。……あまりはしゃがないように」運転手のアナウンス、一瞬の静寂を切り裂くように歓喜の渦が巻き起こった。俺はコロナ禍発のアーティストだ。様々な理由で中止になったライブを見てきた。開催するだけがライブではない。当日へ向かう力が宙に放られたときのカタルシスを、どんなに楽しみな予定でさえ少しだけ憂鬱に思ってしまうお前達と共有したく思う。俺はこのライブを開催させる。そして、必ず中止にする。■vol.4『小林私とおまいら』について小林私を始めるよりも前のこと、初めてきちんとステージに立ったきっかけが『中原くん×「あなた」×井上緑 』という公募企画でした。今もなお敬愛する大先輩・中原くんと相まみえるべく、その座を勝ち取りました。そんで色々あってプロになりました。それから、いつか俺も公募ライブを主催出来ればという思いを今回実現してみようという次第です。小林私とステージ立ったから何があるってこたないんで、まあ、あんま気張らずに。おまいらの応募、待ってるぜ!<イベント情報>小林私主催イベントシリーズ「小林私の五日間」Vol.3『絶対に中止になるライブ 』4月24日(水) 東京・池袋Club Mixa開場 17:30 / 開演 18:00※チケット販売なし出演者:Ganbare Masashige、小林右京(歴史は踊る / Sad Happy Birthdays)、才能、三四少女、セルフィッシュガール、たべおてんちょう、ねもと。(from ちんばす)、まっこい、もののけ、鎧坂,、Roy’s club and more…Vol.4 公募ライブ『小林私とおまいら』5月18日(土)※小林私と一般公募者による対バンイベント【チケット料金】会場:3,800円配信:1,500円公式サイト:
2024年04月06日「小林愛実 ピアノ・リサイタル」が7月10日(水)に東京芸術劇場で開催される。小林は、2021年に「第18回ショパン国際ピアノコンクール」で第4位に入賞した世界が注目するピアニスト。これまでに、スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ、ジャッド指揮ブラジル響、ポスカ指揮チューリヒ・トーンハレ管など、国内外のオーケストラと多数共演している。東京芸術劇場には2021年に「VS Vol.1 反田恭平×小林愛実」で出演したが、今年の夏は“ソリスト”として登場。当日は、「シューベルト/即興曲集 D935」や「モーツァルト/幻想曲 ニ短調 K. 397」などが演奏される予定。東京芸術劇場の空間に小林の繊細にして豊かな音が響き渡る一夜になりそうだ。芸劇リサイタル・シリーズ小林愛実 ピアノ・リサイタル■チケット情報()7月10日(水) 19:00開演東京芸術劇場コンサートホールシューベルト/即興曲集 D935モーツァルト/幻想曲 ニ短調 K. 397シューマン/子供の情景 Op.15ショパン/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
2024年03月16日魚が泳ぐ水槽の上で野菜を育てる、斬新な農業システムを活用し、俳優業の傍ら農業に挑戦する小林涼子さん。さらに農業と福祉の連携を生み出す「農福連携」にも取り組む小林さんの活動のベースにある思いに迫る。循環型農業新潟で農業に携わり、社会課題が自分ごと化。幼少期から子役として芸能活動をスタートし、これまでに多数の映画やドラマに出演してきた小林涼子さん。俳優として多忙な生活を送りながら、生まれ育った世田谷で大好きな農業に従事したいと、桜新町のビル屋上にファームを開園し、循環型農業に取り組んでいる。「小さい頃からずっと俳優の仕事をしてきて、ちょっと疲れてしまった時期があるんです。そんな時に両親と一緒に、新潟でお米を作っている父の友人の稲作のお手伝いをすることになったんです。最初は『仕事のリフレッシュになりそう!』ぐらいの軽い気持ちだったのですが、土に触れながらお米を作る楽しさや、収穫後に食べた新米があまりにも美味しくて感動して、農業に興味を持ち、農繁期に頻繁に田んぼへ向かうようになりました。そこは高齢者の多い地域で後継者不足が問題になっていて、通うたびに農業を維持していく難しさを知るように。また私の家族が体調を崩し、田んぼの手伝いが一時難しくなったこともあり、体を壊すと離農せざるを得なくなってしまう厳しさを痛感し、初めて社会課題が自分ごと化されたんです」農業に触れることでたくさんのものを与えてもらったと感じた小林さんは、何か恩返しがしたいとの思いで、持続可能な農業のカタチを目指して起業。「まずは慣れ親しんだ世田谷の地に『AGRIKO FARMPW 桜新町』を開園し、都市農業に挑戦することに決めました。そこでビルの屋上や狭い敷地など本来農地ではなく、土のない場所でも農業を行える『アクアポニックス』を採用しました。これは、魚の養殖を行い、水中に含まれる魚の食べたエサの残りや排泄物をバクテリアが分解し、それを植物が栄養として吸収することで水槽の水もきれいになり、野菜も魚もすくすく育つという、まるで“小さな地球”のような循環型の農業システム。農薬や化学肥料は使用せず、循環に必要な栽培設備には、放置竹林に悩む地域から竹を譲り受けたり、建築現場で使用できなかった廃材などを活用しています」どんな人も関われるバリアフリー農業を!また小林さんは、新潟で実際に農業と触れ合い、近年日本では後継者不足で辞めざるを得ない農家が多い事情を知り、「“バリアフリー”な農業を」との思いを抱き、「農福連携」にも積極的に取り組んでいる。「大変な農作業もみんなで分担できれば、もう少しラクに続けることができるはずなので、誰でも簡単に管理できるバリアフリーな農業を目指したいと考え、農林水産省認定の農福連携技術支援者を取得したんです。農福連携とは、障がい者が農業分野での活躍を通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取り組みのこと。FARMでは主に障がい者の方が働いており、子育て世代の女性がサポートを行っています。障がい者の方々と働く中で感じたことは、できないことや苦手なことはもちろんあるけれど、豊かな才能を持っている人が多いということ。農園には絵を描くのが上手な方がいて、それをどうにか世に出したいと思い、『パラアート』として様々なプロダクトに活用しています。農業の領域を超えた活動が生まれていて、今後ももっと可能性を広げていきたいと考えています」昨年夏には2拠点目となる農園「AGRIKO FARM 白金」をオープン。俳優業も忙しい中、どちらも両立できているのは、いろんな人が協力してくれてるおかげ。楽しさや嬉しさ、大変さもみんなで共有できているのが、心の大きな支えになっているからと話す。「社会や地球のことを考えるって大きすぎて難しく思えるかもしれませんが、自分ができることをしながらこの先も幸せに生きるために楽しいこと、嬉しいことを積み重ねていくことが結果、地球の未来のためになっていると考えると、無理なく続けていける気がするんです。それが、私が思うそもそものSDGsの考え方だと思っています」循環型農業とは?本来ならば廃棄するものを肥料として活用し、資源を循環させ環境負荷の軽減を目指す農業システムのこと。そのひとつのカタチとして、アメリカで発祥したのが始まりといわれている水産養殖と水耕栽培のシステムを組み合わせた「アクアポニックス」という農法が、環境にやさしい次世代の循環型農業として注目されている。廃棄バナナを加工したエサを与えて魚を養殖。農園で養殖しているのは「ホンモロコ」という淡水魚。廃棄されるバナナを加工したエサを与えているため栄養満点で、臭みもなく、身もふっくら。“ビル産ビル消”で収穫した作物を即出荷。収穫されたばかりのエディブルフラワー。出荷後、同ビル1階のカフェ『OGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町』に届けられる。新鮮な美味しさを味わう。まさに“FARM to TABLE”。農園で栽培されたエディブルフラワーや野菜、魚は、カフェのスイーツやランチコースの一部に使用される。Sustaina DepartmentAGRIKOが運営するオンラインショップが今月オープン。商品が生まれる背景や生産環境がサステナブルであることにこだわって厳選。購入することで売り上げが全国の生産者や職人の支援となる!こばやし・りょうこ1989年11月8日生まれ、東京都出身。株式会社AGRIKO代表。農福連携技術支援者。循環型屋上ファーム「AGRIKO FARM PW 桜新町」「AGRIKO FARM白金」を運営。俳優としては、4月スタートの連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)へ出演。※『anan』2024年3月13日号より。写真・中村香奈子取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2024年03月07日岸谷香デビュー40周年の記念イヤーの始まりを告げる『岸谷香 感謝祭2024』が2024年2月23日、東京のEX THEATER ROPPONGIで開催された。この『感謝祭』は2020年から毎年2月に開催されている岸谷主催のイベントで、毎回豪華なゲストを招き、その夜にしかないスペシャルなコラボレーションを行うところに特色がある。5回目の開催となる今回は、岸谷の同級生でもあるトータス松本(ウルフルズ)と永井真理子という豪華なゲストを迎えての開催となった。『感謝祭』の趣旨は大きくふたつある。ひとつ目は観に来た人へ感謝の気持ちを音楽にして届けること、ふたつ目は参加するゲストに楽しんでもらうこと。つまり観る側も演奏する側も大いに楽しむことが最大の目標なのだ。この日、目標をはるかに越えて、楽しすぎる夜となった。『ポップンルージュ』(1989年から放送されていたラジオ番組)のジングル(番組の始まりで流れる短い音源)が流れて、ポニーテール姿で岸谷が登場すると、大きな拍手が起こった。2024年から一気に1989年にタイムトラベルしたかのような粋な演出だ。「まさか57になって、『ポップンルージュ』をできるとは思わなかったな。ラジオの前のみなさん、最後まで楽しんでいってね。本日のゲストは月曜日担当の永井真理子ちゃんです!」と岸谷の紹介で永井が登場すると、歓声が起こった。実は1989年当時の『ポップンルージュ』の月曜担当が永井、水曜担当が岸谷で、同じ帯番組のパーソナリティー同士という接点があったのだ。ラジオ番組という設定のもと、永井が1989年のヒット曲「ミラクルガール」を歌い始めると、さらに1989年ムードが色濃くなった。永井の伸びやかな歌声に、岸谷がキーボードを弾きながらハモっている。演奏はUnlock the girlsのメンバーで、下手側からYuko(Gt/Cho)、Yuumi(Ds/Cho)、HALNA(Ba/Cho)、そしてセンターには岸谷(Vo/Gt/Key/Cho)。懐かしさがありつつも、今の瞬間のキラキラとした輝きもある。観客がシンガロングする場面もあった。歌もコーラスも演奏も、そしてこんな空間が存在していること自体もミラクルと言いたくなる。ステージ上にはラジオのブース風のスペースがあり、テーブルを挟んでふたり向き合ってのトークコーナーもあった。「懐かしいなあ。超うれしいんだけど」と永井。「まさかこんな年になって、同じステージで歌える日がくるなんてね。真理ちゃん、あのころと全然変わってないよ」と岸谷が言うと、「香ちゃんこそ。ポニーテール、かわいい!」と永井。客席からも「かわいい!」の声。ふたりの息の合った会話が楽しい。当時のラジオリスナーにとっては、たまらない演出だろう。いや、当時を知らない人にも、この楽しい空気は届いたに違いない。永井のエネルギッシュな歌声とロックテイストあふれる演奏が会場内を揺らした「ハートをWASH!」では、永井のかけ声に合わせて、会場内が一斉にジャンプする場面もあった。「23歳のころをがむしゃらに生きた自分たちを振り返って、愛おしさも込めて、アレンジしました。真理ちゃんへのプレゼントです」との岸谷の言葉に続いて、永井の「23才」が披露された。23歳の頃の自分たちへのエールを送るような、温かさといとしさが詰まった歌と演奏だ。当時の思いと現在の思いとがミックスされた深みのある世界を堪能した。23歳以上の人の中には、もれなく今も23歳だったころの自分は存在しているだろう。演奏メンバーの3人は30代。多面的な「23才」の歌の世界が出現した。「ZUTTO」は永井の歌と岸谷のピアノとコーラスだけでの披露。ひとつひとつの歌詞を丁寧に紡ぐような、永井の丹念な歌声と、岸谷のたおやかなピアノが印象的だ。「ZUTTO」と「ミラクルガール」の作詞は亜伊林。2023年11月に逝去した作詞家の三浦徳子の別名義である。さまざまな思いが交錯するような歌声が深い余韻をもたらした。「感無量です。涙が出ちゃいそう」と永井。永井のゲストコーナーの最後は、「真理ちゃんにぴったりなナンバーを選んでみました」とのことで、プリンセス プリンセスの「だからハニー」が披露された。永井が歌い、Unlock the girlsのコーラスが加わると、会場内がドリーミーな空気に包まれた。1コーラス目のリードボーカルは永井、2コーラス目は岸谷で、かけあいコーラスもあり。永井と岸谷が並んでいる構図のなんと絵になることか。このふたりを観ているだけで、こちらの体の中にもエネルギーがあふれてきそうだ。夢のような共演だが、夢ではなく現実。「呼んでくれて、ありがとう」と永井。「こんなふうに出会えた奇跡に感謝だね」と岸谷。『ポップンルージュ』の「明日に乗り遅れないでね」という定番のフレーズをふたり一緒に発して、永井のゲストコーナーを締めくくった。続いてはUnlock the girlsのコーナーだ。岸谷はポニーテールから一転して、ミディアムヘアで登場。まずは、2023年のツアーでも披露している新境地を開拓した新曲「Beautiful」を演奏した。エレクトロ・テイストのあるダンスミュージックを、高揚感と浮遊感の漂うバンドサウンドとビビッドなコーラスワークで鮮やかに表現。Yuumiの自在なドラムに体が揺れる。岸谷がハンドマイクを持ち、ステップを踏みながら歌う姿が新鮮だ。セスナのエンジン音を連想させるHALNAの骨太なベースで始まったのは、プリンセス プリンセスの「世界でいちばん熱い夏」。この日は肌寒い天気だったが、冬から夏へ一気にワープするようなホットな演奏だ。「感謝祭、今年で5回目です。毎年毎年、なんでこんなに次から次へと楽しいことが出てくるんだろう、音楽って楽しいことがいっぱいあるんだなと、毎回思い知らされています」と岸谷。「また恋ができる」では、開放感と広がりのある歌声と演奏の中でたゆたっているのが気持ち良かった。この曲はラブソングであると同時に、音楽への愛の歌とも解釈できそうだ。岸谷とYukoのチャーミングなかけあいが楽しかったのは「Wrong Vacation」。メンバーそれぞれのソロプレイもあり、バンドの楽しさも伝わってきた。スケールの大きさと深遠さとを兼ね備えた歌と演奏が圧巻だったのは「Signs」だ。岸谷とYukoのエモーショナルなギター、YuumiとHALNAの伸びやかなコーラスも印象的だった。個々の声の特性を活かした自在な組み合わせのコーラスワークもUnlock the girlsの魅力のひとつだろう。Yuumiの力強いドラムとともに2人目のゲストであるトータス松本が登場すると、キャーという歓声。「エブリバディ・セイ・イエイ!」とトータスが叫び、客席とのコール&レスポンスが起こった。そのまま挨拶替わりに「ガッツだぜ!!」へ突入。トータスのパワフルな歌声に女性コーラスが加わる構図が新鮮だ。「紅一点」ならぬ「黒一点」。エネルギッシュなボーカルに応えるように、バンドの演奏もガッツにあふれている。<男も女も盛り上がってgo!>というフレーズが、この日のこの場面にぴったりだ。赤紫色のスーツ姿のトータスは、野に咲く花々を照らす朝陽のようでもあった。「呼んでくさってありがとうございます」とトータス。「同い年だけど、プリプリとウルフルズ、一緒になったことないんですよね」と岸谷。「ないですよ。だって(プリプリは)大先輩ですから」とトータス。ふたりがイベントで一緒になり、岸谷が『感謝祭』への出演を依頼し、トータスが快諾した経緯がある。Yuko、Yuumi、HALNAにとっては、多感な時期に出会ったのがウルフルズの音楽だった。演奏したい曲を挙げていったら、10曲(メドレーは8曲)になってしまい、どの曲も外せないとのことで、岸谷がアレンジして完成させたのが、このスペシャルメドレーだ。「ウルフルズメドレー、本邦初公開、前代未聞!」というトータスの紹介に続いて、メドレー1曲目の「笑えれば」が始まった。トータスのアコースティックギターの弾き語りに、Unlock the girlsのコーラスが加わる意外性のある構成だ。トータスの明朗な歌声と流麗なコーラスの組み合わせがいい。後半はバンドサウンド全開。観客全員をもれなく笑顔にする「笑えれば」だ。メドレーの曲名を挙げていくと、「笑えれば」~「かわいいひと」~「それが答えだ!」~「いい女」~「大阪ストラット」~「バカサバイバー」~「サムライソウル」~「ええねん」という8曲、16分あまり。次から次へと繰り出される名曲の数々に身を任せているのは、至福のひとときだった。いい歌、いい演奏、いい男、いい女たち。音楽的なアイディアも豊富で、工夫を凝らしたアレンジも見事だった。ぬくもりのある歌と演奏が染みてきた「かわいいひと」、爽快感あふれる「それが答えだ」、岸谷の歌声で始まり、トータスのハープが入る「いい女」、岸谷のクラビネット風キーボードと合いの手のようなキュートなコーラスが入り、途中で“六本木ストラット”へワープする「大阪ストラット」、フリ付きでの演奏となった「バカサバイバー」などなど。原曲の持ち味を生かしながらも、Unlock the girls風味も加えつつ。ゴスペル色のある岸谷のピアノとトータスの凜としたな歌声で始まったのは「サムライソウル」。ここではトータス、岸谷、Yukoのトリプルギターも実現。会場も一体となって歌ったのは「ええねん」だ。かつてトータスへの取材時に、「“ええねん”のもとになったのは“エーメン(アーメン)”という言葉の響き」と語っていたことがある。祈りと許容と肯定の思いの詰まったヒューマンな歌声は、時空を越えて今の時代にも真っ直ぐに届いてきた。ウルフルズの楽曲の素晴らしさを再認識するとともに、ウルフルズの音楽への愛とリスペクトにあふれるUnlock the girlsの演奏とコーラスにも胸が熱くなった。笑顔と涙を同時にもたらすステージだ。「こんな壮大なメドレーを作ってくれて、ありがとう」とトータス。トータスのコーナーの最後は「バンザイ~好きでよかった」。トータスと岸谷の歌声のハモリでの始まり。曲に込められた愛に、さらにこれでもかと愛を詰め込んでいくような歌と演奏だ。ウルフルズの音楽の根底には、愛とガッツが流れている。“人が人を思うことのかけがえのなさ”を描いた歌がたくさんある。そうしたウルフルズの音楽の根幹にある要素を、Unlock the girlsが見事に消化して表現していた。ルーツの音楽のジャンルは違うが、それぞれの音楽の核にある感情や衝動は、重なるところが大いにあるのだろう。本編最後のコーナーは再びUnlock the girls。ワイルドなシャウトで始まったのはファイティングスピリッツあふれる「WAR」だ。岸谷とYukoのユニゾンのギターもあり。YuumiとHALNAの生み出すグルーヴもダイナミックでエネルギッシュだ。戦火がモチーフになっていると思われる「And The Life Goes On」では、聴き手の意識を覚醒させるよう印象的なリフを織り交ぜながら、硬質なバンドサウンドを展開。終わりなき青春賛歌と表現したくなったのは「STAY BLUE」だ。最新のロックなUnlock the girlsの姿が見えてくる演奏の連続。岸谷の切れ味の鋭いテレキャスター、Yukoのニュアンス豊かなレスポールスペシャルというタイプの異なるツインギターを軸としたバンドサウンドも、Unlock the girlsの魅力のひとつだ。本編ラストはTRICERATOPSの和田唱との共作曲「ミラーボール」。ミラーボール型LEDの放つ七色の光が輝き、観客のハンドクラップも加わり、会場内にハッピーな空気が充満していく。演奏が終わった瞬間、客席から盛大な拍手とともに「最高!」との声がかかった。アンコールで、岸谷がシニヨンの髪型で登場して、Unlock the girlsのメンバーを紹介。さらにトータス、永井というゲスト陣も再登場して、プリンセス プリンセスの「Diamonds<ダイアモンド>」を全員でにぎやかに披露した。トータス、永井、岸谷が順番にリードボーカルを取ったのだが、トータスのパートでは、<悪いことしてへんで><ダイアモンドやね><オレを動かしている そんな気持ち>など、関西弁・男子バージョンになっていた。永井バージョンはキュート&カラフル。会場内が「フーッ」と一緒に歌っている。岸谷と永井がハモると、ワクワク感が倍増していく。同級生トリオとUnlock the girlsの放つ音楽という光が、会場内をキラキラ照らしていた。「世の中、いろいろなことがある中、コンサートができて、一緒に歌える世の中が戻ってきたことに感謝しながら、そして、私たちの音楽が何かの力になって届けばいいなと思いながら、ステージに立っていました」との岸谷の言葉もあった。アンコールの最後を締めたのは、Unlock the girlsによるプリンセス プリンセスの「HIGHWAY STAR」。この曲の<時を越えて旅は続いてく>というフレーズは、次のツアーの予告にも当てはまりそうだ。バンドは日々進化し続けている。それぞれの個性がさらに際立ち、より深いところで化学変化が起こっていると感じた。6月からUnlock the girlsでバンドツアーを行うことも発表された。40周年記念ツアーということで、プリンセス プリンセスのアルバムを1枚丸ごと演奏する企画もあるとのこと。観客が口々にアルバム名を叫んでリクエストする場面もあった。この企画は懐かしさとともに新鮮さをもたらすことになるだろう。どのアルバムが演奏されるかはツアー当日のお楽しみだ。『感謝祭』は、岸谷が聴き手への感謝を表す趣旨のイベントだが、「こちらこそ、おおきに」と感謝したくなるような、貴重な瞬間の連続だった。関西弁になったのは、もちろんトータスの影響である。ミラクルとガッツとキラキラが満載のスペシャルな感謝祭。令和の時代に昭和の空気をもたらし、冬に夏を到来させ、大阪から六本木へワープする。音楽とは時間も季節も空間も越えて届くものであることを実感した夜でもあった。時を越えて音楽の旅は続いていく。Text:長谷川誠Photo:MASAHITO KAWAI<公演情報>『岸谷香 感謝祭2024』2月23日 EX THEATER ROPPONGIセットリスト■w/永井真理子01.ミラクル・ガール02.ハートをWASH!03.23才04.ZUTTO05.だからハニー■Unlock the girls06.Beautiful07.世界でいちばん熱い夏08.また恋ができる09.Wrong Vacation10.Signs■w/トータス松本11.ガッツだぜ!!12.メドレー「笑えれば」~「かわいいひと」~「それが答えだ!」~「いい女」~「大阪ストラット」~「バカサバイバー」~「サムライソウル」~「ええねん」13.バンザイ ~好きでよかった~■Unlock the girls14.WAR15.And The Life Goes On16.STAY BLUE17.ミラーボール■ENCOREw/永井真理子、トータス松本18.Diamonds<ダイアモンド>■Unlock the girls19.HIGHWAY STAR<ツアー情報>岸谷香40th Anniversary LIVE TOUR 20246月14日(金) 神奈川・CLUB CITTA’6月16日(日) 宮城・仙台Rensa6月29日(土) 福岡・福岡トヨタホールスカラエスパシオ6月30日(日) 広島・CLUB QUATTRO7月13日(土) 北海道・札幌ペニーレーン247月20日(土) 大阪・心斎橋BIGCAT7月21日(日) 愛知・名古屋DIAMOND HALL7月27日(土) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)■ぴあアプリ先行受付:3月3日(日)23:59まで■岸谷香公式サイト:
2024年03月01日岸谷香が、「元気に楽しく音楽をやれていることに感謝し、お客様に喜んでいただけるように毎回ゲストを迎えて特別なセッションをする」恒例のコラボイベント『岸谷香感謝祭2024』を2月23日に東京・六本木のEX THEATERにて開催した。今回のゲストは、永井真理子とトータス松本(ウルフルズ)。永井真理子とは、曜日違いでお互いパーソナリティーをしていたTBSラジオ『ポップン・ルージュ』をオマージュし、ラジオ番組調にライブを展開。簡易スタジオブースも作り、当時の番組表などを紹介したり、トークでは架空のハガキも読む、徹底ぶり。「曲紹介し、そのまますぐにステージで演奏」というトーク&ライブ形式で展開。当時リスナーでもあった観客も多く、フロアを大いに盛り上げた。「昨年出会ったイベント現場で今回の参加を口説いた」と嬉しそうに岸谷が説明したトータス松本とのステージ。ゲスト決定後、自身のバンドUnlock the girlsメンバーとのミーティングで「あの曲はやりたい!」と意見が飛び交い収拾がつかず、結果、8曲を入れ込んだ大メドレーをリハーサルで固めデモ音源とし、ダメもとで共演スタイルを打診。トータスは「スタッフから話だけ聞いていたときは(8曲のメドレーは)『長いな』とは思いましたが、届いたリハ音源には岸谷さんとバンドの熱意がしっかり詰まっていて、それを聞いたら断る理由も全くなく、喜んでお受けしました」とMC。満員の会場からは惜しみない、割れんばかりの拍手を一手に受けとめた。アンコールでは、ステージ上の岸谷から、2024年の周年ツアー『岸谷香40th Anniversary LIVE TOUR 2024』の開催が発表に。しかも内容は「プリンセス プリンセスのアルバム、どれか1枚をフルカバーする」という周年ならではのもの。デビュー40周年。いつも前向きに音楽活動を続ける岸谷香に今年も大きな注目が集まりそうだ。40周年ツアーのチケットは、3月3日(日)までぴあアプリ先行を受け付けている。<ツアー情報>岸谷香40th Anniversary LIVE TOUR 20246月14日(金)神奈川・CLUB CITTA’open18:15 start19:006月16日(日)宮城・仙台Rensaopen16:15 start17:006月29日(土)福岡・福岡トヨタホールスカラエスパシオopen16:15 start17:006月30日(日)広島・CLUB QUATTROopen16:30 start17:007月13日(土)北海道・札幌ペニーレーン24open16:30 start17:007月20日(土)大阪・心斎橋BIGCATopen16:15 start17:007月21日(日)愛知・名古屋DIAMOND HALLopen16:15 start17:007月27日(土)東京・Zepp DiverCity(TOKYO)open16:15 start17:00■ぴあアプリ先行受付:3月3日(日)23:59まで
2024年02月24日指揮者の小林研⼀郎が海外デビュー50年を記念して、6月から7月にかけてハンガリー・ブダペスト交響楽団と日本ツアーを開催する。今年は、小林が1974年に第1回ブダペスト国際指揮者コンクールで優勝してから50周年。この鮮烈なデビューで共演した楽団が、今回ツアーを共にする「ハンガリー・ブダペスト交響楽団」だ。プログラムは、1974年のコンクール優勝時に演奏したロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」序曲から始まる。リストの「ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調」ではソリストに、2022年にロン=ティボー国際コンクールで優勝した亀井聖矢(かめいまさや)を迎える。後半は、チャイコフスキーの交響曲第4番を披露。“炎のマエストロ”の愛称で親しまれる小林研⼀郎の情熱を感じられる一夜になりそうだ。三井住友海上プライマリー生命 Presents小林研一郎 指揮 ハンガリー・ブダペスト 交響楽団■チケット情報()7月2日(火) 19:00開演サントリーホールロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S.124/R455 ピアノ:亀井聖矢チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
2024年02月20日岸谷香が、1月14日、六本木のBillboard Live TOKYOでビッグバンドを従えた特別なライブツアーのファイナルを敢行。満員の観客を大いに沸かせた。本公演は横浜、大阪、東京と3カ所(全6公演)を回るBillbordツアー。ピアノ兼バンドマスターに岸谷の盟友Sugarbeansを迎え、ドラム、ベース、トランペット×2、トロンボーン、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスの豪華編成に。セットリストも大好きなElla Fitzgeraldのジャズナンバーを盛り込み、PRINCESS PRINCESS、奥居香、岸谷香、それぞれの時代からも選曲。岸谷香のヒストリーを垣間見れる凝縮されたステージ内容となった。MCでは「こんな風に豪華な演奏陣に囲まれて大好きな歌を歌えて、そしてそれを聴きに来て下さる皆さんがいて。本当にしあわせです」と感無量な笑顔を見せた岸谷。終演後も、満員の観衆からの惜しみない大きな拍手を全身で受け嬉しそうに応えていた。来月開催される、毎回ゲストを迎える恒例自主企画『岸谷香感謝祭 2024』(ゲスト:トータス松本、永井真理子)もソールドアウト。今年、デビュー40周年を迎え、ますます勢いに乗る岸谷香。今年も大きな注目を集めそうだ。<公演情報>『岸谷香 KAORI PARADISE 2024 新春スペシャル @Billbord LIVE TOKYO』1月14日(日) 東京・Billboard Live TOKYO【セットリスト】01. Mack The Knife (Ella Fitzgerald)02. Lullaby of Birdland (Ella Fitzgerald)03. Honeysuckle Rose (Ella Fitzgerald)04. ROLLIN’ ON THE CORNER (PRINCESS PRINCESS)05. 奇跡の時(奥居香)06. Ice Age ~氷河期の子供たち~(岸谷香)07. ジュリアン(PRINCESS PRINCESS)08. ある朝魔女になってたら(奥居香)09. VANISHING(奥居香)10. Diamonds〈ダイアモンド〉(PRINCESS PRINCESS)11. 台風の歌(PRINCESS PRINCESS)※()はオリジナルアーティスト<イベント情報>『岸谷香 感謝祭 2024』2月23日(金・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGI開場 16:45 / 開演 17:30出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:トータス松本(ウルフルズ)永井真理子岸谷香 OFFICIAL SITE:
2024年01月15日岸谷香のデビュー40周年のタイミングで開催される主催イベント『岸谷香感謝祭2024』のゲストは、トータス松本と永井真理子というバラエティーに富んだ組み合わせとなった。3人とも同学年という共通点がある。今回も、このイベントでしか観られないスペシャルな共演が実現するだろう。ここでは、岸谷と永井との対談をお届けする。このふたりは同学年である以外にも、いくつかの共通点がある。80年代末から90年代前半にかけての大きなムーブメントを乗り越えてきたこと、子育てのために約10年にわたる休止期間を経て、音楽活動を再開していること、『ポップン・ルージュ』というラジオ番組で、それぞれ曜日違いのパーソナリティーを務めていたことなどだ。当時の懐かしい話、音楽の再開の仕方、さらには『感謝祭』のアイデアまで、さまざまな話題に話が及んだ。――おふたりは同学年なんですね。永井そう、同学年なんですよ。生まれた年は私のほうが1年早いんですけどね。岸谷えっ、そうなの?ごめんなさい(笑)。私、ずっと自分が年上だと思ってた。80年代の時のイメージがあったから。永井私、あの頃って、子供みたいだったもんね。岸谷そう(笑)。ショートカットで、いつもタートルでジーンズで。そのイメージが強かったからね。そうか、同学年なんだ。永井そうなの。一緒なんですよ。――2024年の「感謝際」のもうひとりのゲストであるトータス松本さんも同学年なんですよね。永井そうか。岸谷この学年って、「ROOT 66」にちなんで、「66年の会」というのがあって、みんなで集まって、ライブをやっているんだけど、私は67年生まれだから、入ってないのね。永井私、66年生まれだけど、呼ばれたことがないよ。――ほぼ男性ミュージシャンの集まりのようです。岸谷66年生まれのミュージシャン、たくさんいるのよ。永井でも丙午(ひのえうま)だから、女性の人口は少ないんだよね。“この年に生まれた女が強い”と言われている世代だから、産むのを控える傾向があったから。でも実は女性アーティストは、多いんですよ。渡辺美里さん、中村あゆみさん、みんな一緒だよ。岸谷そうか、でもみんな、強そうだよね(笑)。――おふたりは同学年という以外にも、いろいろな共通点があります。80年代末から90年代にかけての大きなムーブメントを経験し、ともに武道館など大きなステージに数多く立っています。また、子育てもあり、10年ほどブランクがあったうえで、音楽活動を再開していることも共通します。岸谷ラジオも共通点ですね。『ポップン・ルージュ』という同じ番組をやっていて、真理ちゃんが月曜日、私が水曜日だったんですよ。永井そうそう。――まず、永井さんを『感謝祭』に誘った経緯を教えていただけますか?岸谷ふたりの共通の友人であるチエちゃん(長井千恵子さん)というギタリストがいて、昔から真理ちゃんと一緒にやっていたんだよね。永井やってた。20年くらい前からかな。岸谷それで、チエちゃんに会うと、いつも「真理ちゃんがね」という話はよくしていました。だから私もつい、「真理ちゃん」ってなれなれしく言っちゃうんだけど。チエちゃんを通してのつきあいで、真理ちゃんとは個人的に遊んだりはしてなかったけれど、同じラジオ番組だったから、横のつながりはあったんですよ。たまに特番があって、月曜から金曜までのパーソナリティーが全員集まったりしていたのね。永井そうそう。岸谷当時のラジオ番組は活気があったから、どこかで飲んでいて、「今日って、月曜日だから真理ちゃんの日じゃない?」って言って、酔っ払ったまま菓子折りを持って、真理ちゃんの番組に顔を出したり(笑)。そんなことができる番組だったんですよ。それで89年から90年まで一緒にすごしてきて、久しぶりに再会したのも、チエちゃんを通じてだったよね。永井そう。岸谷「真理ちゃんがオーストラリアに移住して、日本に戻ってきて、音楽を再開するにあたって、聞きたいことがあるみたいよ」「香ちゃんがボイトレどうやっているのか、知りたいみたいよ」って、チエちゃんが話していたのね。それで、3人で会ったんだよね。永井それがもう6年前のことだよね。私が復帰したころのことです。岸谷その時は、「イベントやフェスで会ったら楽しいよね。じゃあまたどこかで」って、バイバイしました。『感謝祭』が恒例になってきて、ふたりゲストがいるなら、ひとりは女性がいいなあと思っていたのね。それも一緒にいろいろやってくれる人が良くて、「ここをこう変えてもいい?」って言ったときに、一緒に楽しんでくれる人がいいなあって。それで温めていた隠し球にお願いしました(笑)。――永井さんは岸谷さんの誘いをどう感じましたか?永井とてもうれしくて。最初、チエちゃんを通じて聞いたんですよ。それでチエちゃんのLINEに、「うれしい!」「めちゃくゃ光栄!」って書きこみました。逆に、「こっちこそお願いします」って返事したのかな。岸谷いいお返事をいただけて、こちらこそ、ありがたかったです。私たちのファンって、長年応援してくだっている方も結構いらっしゃるので、そういう方にはツボなんじゃないかな。永井私も発表したときに、ファンの方が大喜びで。“あのラジオが流れていた頃の青春が蘇ってくる”そんな気持ちになったみたいなのね。岸谷私はその『ポップン・ルージュ』の時の作家の方ともまたご縁もあって、『オールナイト・ニッポン』の作家もやってもらっているのね。だから新しい試みとして、ラジオ的な演出をやるのもおもしろいかなって考えています。会話だけ、当時のラジオ風にしてみるとか。一瞬、観に来た人たちが、ラジオを聞いている感覚になるのもありかなって。永井それはおもしろそう!――当時のラジオを聞いていた人にも感涙のイベントになりそうです。永井きっと喜び、そして泣いちゃうと思います(笑)。岸谷もしかしたら、スタッフが当時のジングル音源とか、持っているかもしれない。「月曜日の永井真理子です」「水曜日の奥居香です」って、そんなことを言いながら、ジングルを使ってもいいし。永井それは最高にいい!(笑)岸谷曲紹介をラジオ風にやるのもおもしろいかも。話をしていると、いろいろアイデアが湧いてきます。やっぱり、当時の本物がふたりいるって素晴らしい!(笑)『感謝祭』って、お招きするアーティストの方にも楽しんでもらうのが大きなテーマなので、気楽に楽しんでください。永井良かった!おおいに楽しませてもらいます。うれしいです。――話が戻ってしまいますが、80年代にそういう形で出会って、お互いについて、どんな印象を持っていたのですか?岸谷しつこいようだけど、真理ちゃんと言えば、ショートカットで黒いタートル、ジーンズのイメージ(笑)。白いTシャツもあったね。黒いタートルか白いTシャツ。永井そうそう、あれは全部自前なの(笑)。――永井さんから見た岸谷さんは?永井もうピカピカしていましたね。そして、プリプリしていました(笑)。忘れられないのは、テレビで共演させていただいたことがあって、大きな楽屋で一緒になったときのこと。香ちゃんは覚えてないと思うけれど、「あっ、プリプリさんがいる!」と思って、楽屋のすみっこのほうで固まっていました。面と向かっては見られないんですが、鏡越しに見えちゃうわけですよ、そのピカピカが(笑)。ドキドキしちゃって、挨拶もうまくできなかった。岸谷えー、なんで?同い年でしょう。永井いやいやいや、先輩です。だって1年、プリプリのほうがデビューも早かったしね。で、鏡越しに見ていると、「なんだか、テレビを観ているみたいだぞ」って、「ダイアモンドだね~♪」ってつい口ずさみそうになって、ダメだ、今は本人がいるぞって(笑)。岸谷真理ちゃんはヨーグルトのCMやってたでしょ。永井やってた(笑)。岸谷そういうのを断片的に覚えているんだよね。――80年代末から90年代前半には、それぞれ大きなムーブメントを体験された共通点もあります。“ガールポップ”という言葉も生まれました。当時のそうした流れをどう感じていましたか?岸谷“ガールポップ”という言葉は強烈に覚えていますね。私たちはバンドだったから、その“ガールポップ”の仲間に入っていたのか、入れてもらってなかったのか、ちょっとイメージはわからないんだけど、真理ちゃんとか、あと、千里ちゃん(森高千里さん)とか、谷村有美ちゃんとか、女性アーティストがたくさん出てきた時代でもあったよね。永井そうだね。わりとソロの人が多かったのかな。岸谷華やかな時代というか、“ガールポップ”のイベントもあったよね。永井イベントもあったし、雑誌もあった。私としては、かなりボーイッシュだったので、「“ガールポップ”に入っていいんですか」みたいな感覚だったんだけどね。岸谷確かに髪は短かったけど、そこまでボーイッシュでもなかったというか、そんなに強そうでもなかったよね。永井うん。ちっちゃかったしね(笑)。岸谷真理ちゃんは、“ガールポップ”の象徴みたいなイメージがあるよね。私たちは、バンドのイメージが強かったんだと思うけど。あと、当時はイカ天から始まって、バンドブームもあったから。永井いろいろなブームが入り混じっていたと思います。――そうしたムーブメントの中で、おふたりともとても忙しいハードな日々を送っていたと思います。どのようにして、自分のペースを作り、乗り越えてきたのでしょうか?永井忙しかったでしょう?岸谷忙しかったと思うけど、若かったし、どっちかというと、“やった~! お客さんが増えたぞ”みたいな気持ちのほうが強かった気がする。会場がどんどん大きくなっていったことについても、まだ子供だし、怖い物知らずなところがあった気がする。不安もそんなになかったんじゃないかな。今とは時代が違うし。今は忙しくなると、メンタルが辛くなって、お休みするアーティストもたくさんいると聞くけれど、私たちの時代って、そっちに行かなかったんですよ。むしろ、「忙しくなってきた。やったぜ!」みたいな。永井それはバンドだからというのはあると思う。岸谷真理ちゃん、しんどかった?永井私はソロだから、まわりから、「もっとこっちがいいんじゃないか」「いや、あっちがいいんじゃないか」っていろいろと言われることがたくさんあるわけ。岸谷そうなんだ。永井そう。バンドは全部自分たちで作品を作るじゃない?で、「これしかないし」って言えるじゃない。でもソロだと、いくらでも味付けの仕方はあるわけで。だから、気がつくと、“えっ、こんな番組、私できないよ”みたいなことがあふれてしまって、気持ちがバーンと落ちてしまう時があったのね。“私は本当に自分を出せているのかな。苦しい苦しい苦しい”って。岸谷そっか。そこはやっぱりソロとバンドの違いなのかもしれないね。バンドだと、5人一緒になって、誰かの悪口を言って、発散することもできたしね。「なんだよ、アレ!」みたいな(笑)。永井私の場合は、そういうことを言ったら、逆に「いや、今は頑張りなさい」「走りながら悩みなさい」みたいな。岸谷ええっ!そうだったんだ。永井当時は葛藤があったけれど、そういう時があったから、今は何がやりたいとかやりたくないとか、しっかり選択できるようになったんだよね。あの時は若かったがゆえの苦しさでもあったし、今はそうした経験も良かったのかなと思っている。岸谷真理ちゃんにとってはハードな時代だったかもしれないけれど、当時は世の中もバブルだったし、なんでもかんでもキラキラしていた気がする。番組に出れば、誰か知っている人がいて、気安くしゃべっていたし。私としてつらい時があったとしたら、バンド内で、音楽の方向性について意見の違いが出た時かな。永井バンドはそこは難しいところだね。岸谷一長一短なんだよね。外部に対しては、みんなで一緒になって、悪口も言えるけれど、バンドの内部で意見が割れたときは、深刻だったし、解散することになったわけだし。そういう意味では、真理ちゃんは今も昔も永井真理子だよね。私の場合は、バンドだったのがひとりになり、休憩があって、またひとりだし、名前も変えちゃったしね。だから“ゼロから再出発”という感覚があった気がする。永井私はハタから見ていて、そういうところがかっこいいなと思っていた。ちゃんと名前も変えて、新しくゼロからスタートしているんだな、素敵だなって。岸谷あまり深く考えずに、子供ができた時に、名前も変えちゃったのね。離婚したらどうするんだろうと、ふと思ったんだけど、どうせプリンセス プリンセスじゃないんだったら、奥居香じゃなくたっていいやぐらいに考えていたというか。それはそれで良かったのかなと思いながら、今に至っています。永井ふたつ違う形で音楽ができるってことだしね。岸谷求められるものはそんなに変わらないというか、昔のものを求められることも多いんだよね。とは言え、やりたいことはぶっちぎってやっていこうと思っている。母親になると、少し視点が変わってくるから、昔のようなラブソングは書けなくなるのね。 書いてるつもりでも愛情の対象がずれてきたりするし、描くものが変化してきているし。でもそれは自分の中の自然の変化だからね。もう前とは名前も違うし、許してね、みたいな。そこは楽だったかもしれない。逆に真理ちゃんはずっと永井真理子だから、大変なところもあったんじゃない?永井いや、そんなにはないかな。――おふたりとも、子育てで10年ほど音楽活動を休止していたという共通点もあります。以前、岸谷さんが「自分の中からドレミファソラシドが消えた気がする」とおっしゃっていました。永井さんはお休みの間、音楽との関係は、どんな感じでしたか?永井私は真っ白になりました(笑)。とくに私はオーストラリアに行っちゃったし、子育てもしたかったし、1回真っ白になって、今までのことを見つめ直そうかなと思ったんですね。でも、海外に行くと、まったく日本の音楽を聴かなくなるから、自分は何者だったのかもわからなくなっちゃうの。岸谷そうだったんだ。永井立ち位置もわからなくなるし、自分なんか全然必要がないものなのかな、本当にステージに立っていた人間なのかなってところまで、いっちゃった。岸谷へぇー。永井気持ちが離れすぎちゃって。だから、そこからまた音楽に戻るエネルギーがなかなか湧いてこなかった。岸谷確かにエネルギーがいるよね。永井すごいいるでしょ。特にお休みした後なんかは、なかなか戻れない。だから、10年以上あいちゃった。――その間は、音楽を聴いたり、楽器にふれたりというのは?永井普通に一般人として、ラジオから聴こえる音楽にふれたりはしてました。洋楽だけですけど。これ、かっこいいなとか、そういう感じ。岸谷なぜオーストラリアだったの?永井本当はアメリカとかイギリスとか、音楽がいっぱいあるところに行きたかったんだけど、子供を抱えていくから、子供のいちばん過ごしやすいところがいいわけで、オーストラリアがいちばん受け入れ体制があったの。子供に優しくて、教育もとても良かったから。岸谷言葉は?永井言葉は全然わからなかったので、辞書を抱えて勉強した。岸谷学校に行ったの?永井子供はオーストラリアの地元に学校に行って、私も英語学校に通ったよ。全然うまくならなかったけどね。向こうで英語で仕事をしていれば、うまくなるけど、家の中では日本語を話しているから、一向にうまくならない(笑)。――休止期間があったことについて、岸谷さんはどう思っていますか?岸谷子育てをして、音楽から丸々離れちゃったことを、私は良かったなと思っています。1回違うことをすることで、リフレッシュするというか。私たちって、さんざん子育てやったわけじゃない?永井やったやった(笑)。お弁当を作って、学校に送ってね。岸谷“もう後悔はない”“うんざりしたよ”“疲れたよ”っていうくらい、子育てしたじゃない?そうやって子育てをやりきって、“はい、もうお終い!”ってとこまでやったから、「そろそろお母さんも好きなことをやっていい?」ってことで、音楽に戻ってこれたところはあるのね。永井それはとてもいいね。だったら、迷いなんてないよね。岸谷だから逆に、子供を産んですぐ仕事をしている子を見ると、“もったいないなあ”と思うことがあります。“初めて子供が立った瞬間を見逃しちゃうじゃん”って。永井私も休んでいる間は、完全におかあさんだけやっている日々でした。学校の送り迎えをしたり、お弁当を作ったり、子供のスポーツの試合に行って応援したり。――それぞれ音楽活動を再開するきっかけを教えてください。岸谷大きなきっかけになったのは、プリンセス プリンセスの再結成ですけど、その前に、夫が年に1回、AAAというエイズチャリティーのコンサートを武道館でやっていて、そこに参加していたことも大きかったと思っています。子育て中とはいえ、チャリティーだし、1日ぐらい出かけてもいいのかなって、年一だけで武道館に歌いにいってたのね。その時にイントロを聴いても、普通に歌い出せない瞬間があったの。ドレミファソラシドを確認したいなって。それまでは“パブロフの犬”じゃないけど、イントロが鳴ったら、黙っていても、歌が勝手に出てくるみたいな感じだったのね。それがシンガーだと思っていたんだけど、ドレミファソラシドを探さなきゃって思ったときに、私は本当に音楽家じゃなくなったんだなって悲しくなっちゃって。それで、リハビリみたいなことをバンドと始めたのが、音楽を再開するきっかけ。永井ああ、そうなんだ。震災がきっかけなのかと思っていた。岸谷震災がきっかけでもあるんだけどね。年1くらいで集まって、リハビリと称してライブをやっていたからこそ、震災が起こったときに、“自分たちのできることをやるために、プリンセス プリンセスを再結成しよう”って、決断できたんだと思う。真っ白なままだったら、あんなふうにはやれてなかったと思う。だって、かつてやったことのなかった東京ドームまでやったんだから、すごい道のりじゃない?永井そうだね。少しずつやることって大切だね。岸谷本当にそうなの。“3歩進んで2歩下がる”を繰り返して、“気づいたら5歩ぐらいは進んでた”っていうところで再結成を決めたのね。で、再結成して活動していったら、やっぱり音楽って楽しいなあって、改めて感じたのね。永井音楽を休んでた時間があるから、余計にやりたくなったんだよね、きっと。だから、休んでいた間もすごくいい時間だったんだと思う。岸谷真理ちゃんは再結成とか、そういうことではないじゃない?ボイストレーナーの先生を紹介した時が、音楽を再会する時期だったと思うけれど、なんでまたやろうと思ったの?永井あの時はちょうどデビュー30周年を迎える年で、年齢も50歳になる年だったのね。かと言って、声も体力も、今まで休んでいたところから、急にやれるようになるわけはないじゃない?岸谷どちらかというと、あちこちガタがくる年頃だしね(笑)。永井そうそう。でもそのタイミングで不思議と、今までお付き合いのあったミュージシャンとかファンの人が、“なにかまた始まるんじゃないか”って、私の背中をワイワイ押してくれたのね。私はそういうつもりじゃなかったんだけど、まわりが私の気持ちを底上げしてくれて、だんだんその気になってきたんだよ。逆にこれが最後のジャンプなのかもしれない、もしかしたらエネルギーが吹き上がるかもしれないと思って、香ちゃんにボイトレの先生を紹介してもらったの。でも、紹介してもらって良かった。岸谷本当に?永井本当に良かった。私、女性が年齢とともに高い音域が出なくなることを知らなくて、自分の声がちゃんと出なくなって、もう終わったと思っていたのね。発声を変えていかなきゃいけないということも知らなかったから、すごく悩んだんだけど、ボイトレの先生から喉の筋肉を鍛えることを教えていただいて、半年かけて、ライブをやったのね。岸谷オーストラリアは引き払ったの?永井そう。岸谷じゃあ行くのも転機だけど、引き払って戻って来るのも転機だね。永井そうなの。日本に帰ってきてから、2、3年あってから、音楽活動を再開したんだけど、自分でもよく始めたなと思う。10年休んでいたから、復帰するのに10年かかると思っていた。休んでいる期間が長ければ長いほど、若い時とは違うから、リハビリも長くかかるかなって。岸谷私も同じボイトレの先生に習っていて、最近も結構かよっているんだけど、我々の年代、女性は更年期もあるし、いろんなことが変わるじゃない。だから昔に戻ろうとしなくなったかな。永井あ、そうそう。それはある。岸谷だから、新しいプチシニア世代の自分になればいい、みたいなことは思った。永井それは私も思っている。岸谷昔のようにはできないわけだし、昔のようにやれたところで、やりたいことはそれじゃないかもしれないなって思う。休んでいた分、変身していいんだよねって。永井そう。私もまた新しく始められる気がした。声もやっぱり、少し下に下がったのね。でも上が減った分、下が広がったので、音域の広さ自体はそんなに変わっていないの。今の声って、嫌いじゃなくて。今の自分の言いたいことには、そっちの声のほうが合ってるっていうか。若い時にはピーピーした声が若い時の気持ちに合うのかなって。だったら、逆もいいのかもって思う。岸谷コンスタントに続けている人も、それなりにつらい時もいっぱいあるだろうしね。私たちはたまたま与えられた“子育て”という最高の理由があったから、気分を変えて、また戻ってこれたところはあるかもしれない。永井そういうところはあるね。岸谷私は子育て中は、外国のアーティストをまったく聴かなかったのね。来日しても観にいく時間がないから、2000年から10年、15年は洋楽の知識もぽっかり空いている。『感謝祭』で一緒にやるバンド、Unlock the girlsの若い子たちに教えてもらって、新たに今いろいろ聴いているところなの。それはそれでとてもいいものだなって。永井そうなんだ、すごい!しかもまた下の世代から教わるのが新鮮だね。岸谷バンドの子たちって、みんな89年生まれだから、私たちの当時の活動なんて、知らないのよ。だから曲の解釈も全然違うし、そこがおもしろいなって感じている。真理ちゃんの「ミラクル・ガール」もあの子たちだったら、全然違う解釈になるし、楽しくできたらいいなって思っています。永井あっ、それは私も楽しい。一緒に何か新鮮なものを作っていきたいな。岸谷結構極端にやるかもよ。永井極端にやってほしい(笑)。きっと観ている方も楽しいと思う。岸谷『感謝祭』はいつも、バンドの子たちとみんなで練りに練って、「これ、イエスと言ってもらえるかなあ」っていいながら、あれこれアレンジするのが楽しいんだよ。永井楽しみ。なんだかうれしいプレゼントみたい(笑)。――永井さんは久々に音楽活動を再開して、日本の音楽シーンについて感じたことはありますか?永井もう完全に浦島太郎状態ですね。全然わかりません。音楽のことも芸能界のこともわからないので、ポカーンです(笑)。岸谷日本のJ-POPだって独特の発展の仕方だしね。浦島太郎、わかる。日本に住んでいたって浦島太郎だよ。永井音楽は変わったと思いました。配信が主になったしね。私たちのころはCDしかなくて、下手したらアナログの時代だから。岸谷『感謝祭』の時にいつも思うのは、私たちの世代を知っていて、しかもこの世代を観ることをうれしく思ってくれる人が観にくるわけじゃない?今って、個人でチョイスする時代だから、こういう音楽が好き、ああいう音楽が好きって、チョイスして、そのグループの中ではよく知っているけれど、他のグループに行くと、誰もしらないという時代でしょ。だから『感謝祭』も、80年代の匂いやラジオを一緒に楽しくやっていた時代の匂いを楽しみたい人が来ると思うのね。そういう人たちに喜んでもらえるように、しっかり考えたい。永井そこにバンドのメンバーの若い子たちも入ってくるから、おもしろいよね。岸谷しかも、そこにトータス松本さんも参加するんだから、楽しいよね。トータスさんは、同学年だけど、デビューした時期が遅いから、私たちの世代のアーティストではないわけじゃない?――ウルフルズの「バンザイ」がヒットした頃って、おふたりとも活動を休止する時期ですもんね。永井そうなの。だから私は共演したことがないです。岸谷トータスさんとイベントで一緒になった時に、「『Diamonds』をバイトで皿洗いしながら、聴いていた」って言うから、「えっ、年は一緒じゃない?」って言ったら、「デビューが遅かったんだよ」って。あ、そうなんだと思ったことを覚えている。永井私は初めてお会いするんですよね。岸谷私もそんなに共演したことはないんだけど、トータスさんって、存在感があるし、私がやっている音楽とはちょっとジャンルも違うし、そういうところも楽しみ。あと、同い年でありながら、先輩風も吹かせられるしね(笑)。永井そっか。それは楽しみすぎる。――トータスさんが今回の『感謝祭』に参加される経緯は?岸谷トータスさんとは、今年3月に両国国技館で開催されたギターの弾き語りのイベント『J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2023 supported by 奥村組』で一緒になったのね。参加者全員が土俵のあるセンターステージで弾き語りをするイベントで、出番が最初のほうだったの。自分のステージが終わって、メイクも落として帰ろうかなという時に、トータスさんがやってきたので、「久しぶり~」って挨拶したんですね。その時に、「私はこういうイベントをやっているんだけど、良かったら出てよ?」って言ったら、「えっ、なんか目が怖いな」って。「怖くないよ、優しいよ。出てよ」って言ったら、「いいよ」って言ったんですよ。「今、いいよって言ったよね」って。それで本当に出てもらうことになりました。いい男だな、素敵な人だなと思って感激しました。同級生だけど、同級生じゃないみたいな不思議な感じ。――先ほどもラジオの話が出ましたが、『感謝祭』について、現時点で考えていることはありますか?岸谷今考え中ですね。真理ちゃんは女の子バンドとやったことはあるの?永井女の子バンドでは3年前くらいに『女祭』という企画イベントでやったことがある。若い子たちと一緒に。岸谷そっか。とにかく女の子バンドで一緒にやったら楽しいこと、考えます。まずともかくラジオがらみだね。永井懐かしいものとか、歌おうかな。岸谷曲に関してはご相談だけど、みんなが知っている曲は盛り上がるから、それもやって、一緒にやったら楽しい曲とか、考えます。――最後に観にくる人にメッセージをいただけますか?岸谷2020年からだから、『感謝祭』も5年目になるのかな。毎年、「今年は最高だったな。これ以上おもしろいことできるかな?」って思うんですけど、やりたいこと、やれることって、アーティストの数だけあって、ゲストが違うと、毎回カラーも変わるから、その中に入っていくのがすごく楽しいんですよね。今回は本当に同世代で、一緒に時代を駆け抜けた真理ちゃんだから、そこにヒントがある気がします。こうやって会って話しているだけで、どんどんアイデアが出てきているし。今後、ある時からちょっと気持ち悪いファンみたいに、ずっと真理ちゃんのことを考えるモードに入る予定です。寝ても覚めても、夢の中でも、ずっと真理ちゃんのことを考えて、アイデアを練ると思います。永井そうかそうか。私はまず、その仲間に入れていただけて、うれしいな。だから、できることはなんでもやります。岸谷言ったな(笑)。永井言ったよ。でも大丈夫(笑)。岸谷じゃあ、当時の私物のTシャツとジーンズ、持ってきてください(笑)。永井入るかな。っていうか、もう持ってないし(笑)。岸谷でも真理ちゃんはルックスの強烈な印象もあるし、例えば、みんなで真似したらおもしろいよね(笑)。みんなでお揃いのデニムとか、何か考えよう。私も衣装、探さなきゃ(笑)。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香感謝祭2024』公演日:2024年2月23日(金・祝) 16:45開場/17:30開演会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香/Unlock the girls/トータス松本(ウルフルズ) /永井真理子料金:全席指定9,000円※ドリンク代別途必要★チケット情報はこちら()関連リンク岸谷香 オフィシャルサイト:永井真理子 オフィシャルサイト:
2023年12月23日岸谷香のライブイベント『岸谷香 感謝祭2024』が、2024年2月23日(金・祝) に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催されることが決定した。『岸谷香 感謝祭』は、「日ごろの活動に感謝して特別な一夜をお見せしたい!」という岸谷の想いから、毎年2月に行われている自主企画ライブ。2024年は岸谷のデビュー40周年となる記念イヤーでもあり、その幕明けを飾る第1弾として開催される。今回はゲストにトータス松本(ウルフルズ)と永井真理子を迎え、この日限りのコラボレーションをそれぞれ披露する。チケットはぴあアプリ先行を12月10日(日) まで受付中。『岸谷香 感謝祭2024』ぴあアプリ先行の詳細はこちら!()<イベント情報>『岸谷香 感謝祭2024』2024年2月23日(金・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGI開場16:45 / 開演17:30出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:トータス松本(ウルフルズ) / 永井真理子【チケット情報】全席指定:9,000円(税込)※ドリンク代別途必要■ぴあアプリ先行:12月10日(日) 23:59まで詳細は こちら()岸谷香 オフィシャルサイト:
2023年12月04日京都の老舗お香専門店「松栄堂(しょうえいどう)」から「お香のカードゲーム くんくんくん」が登場。2023年12月1日(金)より、松栄堂各直営店などで発売される。京都のお香専門店「松栄堂」から“香り”のカードゲームが登場京都に創業して300年、宗教用の薫香から、茶の湯の席で用いられる香木や練香、手軽に使えるインセンスに匂い袋まで、様々なお香を作り続けている「松栄堂」。そんな老舗が新たに提案する「お香のカードゲーム くんくんくん」は、“香りでつながる”新感覚のカードゲームだ。ルールは全部で4種類カードゲームとして遊べるルールは、香りを頼りに同じカードを揃える「くんくんトレーニング」、3種の違う香り1枚ずつ揃える「ちがそろ! くんくんくん」、同じ香り3枚先に揃える「おなそろ! くんくんくん」、そして、香りについての質問を通して主役と同じ香りを当てる「しつもん! くんくんくん」の全4種類。自身の嗅覚を頼りに香りを揃えるシンプルなあそびかたから、質問形式で香りの表現を嗜むコミュニケーションゲームまで、様々な形で香りを楽しめるルールが用意されている。また、セットにはない追加のカードパックを購入すれば、香りの種類を増やしてゲームの難易度を上げることも可能だ。嗅覚のトレーニングキット、カードタイプのお香としてもこのほか、神経衰弱のように香りを判別することで嗅覚を鍛えるトレーニングキット、お気に入りのカードを名刺入れやお財布に入れて香りを楽しむカードタイプのお香としても利用できる。商品情報「お香のカードゲーム くんくんくん」発売日:2023年12月1日(金)価格:3,300円セット内容:お香カード3種(ピンク・黄・青 各3枚 保存袋入)/遊び方説明書/紙箱入販売場所:・松栄堂各直営店・香老舗 松栄堂 ウェブショップ・「ゲームマーケット2023秋」会場ブース日程:2023年12月9日(土)・10日(日)会場:東京ビッグサイト
2023年12月01日