新たなエンタメ舞台の主役5人を選ぶサバイバルオーディション番組「主役の椅子はオレの椅子シーズン2」第1話が放送。MCの尾上松也は参加俳優の涙ながらの訴えを「何がしたいかという思いがあるのは素晴らしいこと」と称賛、ゲストの荒牧慶彦は奮闘する若手俳優たちに「できないのは当たり前。やりきることが大事」とエールを贈った。本番組は、「ABEMA」、ネルケプランニング、講談社、キングレコードによる4社共同プロジェクト。2.5次元界のスターとなる新たなエンタメ舞台の主役5人を選ぶ、俳優育成オーディションバトル番組。「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」Rule the Stageの演出を手掛ける総合プロデューサー・植木豪氏のもと、15人の“プロ”の若手俳優たちから勝ち残った栄えある5人は、新たな2.5次元俳優ユニットとして活動。選ばれた5人をオリジナルキャラクターとする舞台、コミックス、音楽、映像など、メディアミックス作品が世に送り出される。9月29日(木)の初回放送では、1次審査を突破した15名の顔ぶれが明らかに。さらに、15名の候補生たちが第1課題となるダンス審査に果敢に挑む様子が報償された。尾上松也、何がしたいのか「ちゃんと言えるというのが素敵」第1話では、1次オーディションとなったダンス、芝居、歌唱の3つの審査により選ばれた、最終候補生15名の顔ぶれが明らかに。候補生となる15名には、植木さんから直接合否を伝えられる。ほとんどの候補生たちが最終候補に選ばれたことを聞くと驚いたり、笑顔になったりする中、ただ1人だけ表情を崩さなかったのは、芸能界に入ってわずか1年という打越漣(うちこしれん)。打越さんは、歌唱オーディションの際に緊張のあまり歌詞が飛んでしまい、立ち尽くしてしまったという苦い記憶があり、それゆえ、最終候補に選出されるとは思ってもいなかったよう。植木さんは、打越さんの失敗について「(本番では)そういうことがあるんだということを、自分の心に残してほしい。きちんとあがいて頑張ったら成果が出ると、そういうことがわかった1次オーディションだったんじゃないかな」と語りかけると、打越さんも「1次審査はなかなか悲惨なものだったので、ここからは全力でやるしかない」と決意を新たにしていた。そして、植木さんから合否を伝えられる前に、「一つお伺いしたことがあるのですが…」と切り出したのは、俳優6年目の佐藤たかみち。佐藤さんは「もし主役の5人に選ばれた場合、メインとなる活動はアイドルになるんですか?」と植木さんに問いかける。佐藤さんは、自分は俳優として成り上がっていきたいため、アイドル活動となると自分のやりたいこととは道が逸れてしまうのではないかと、懸念していることを涙ながらに伝える。そんな佐藤さんの想いを受け、植木さんは「芝居のみで戦っていくのは実は一番難しい。ミュージカルも2.5次元作品も(活躍している)皆さんは歌って踊れます。本当に俳優としてやっていきたいのであれば、いろんな技術を磨いて戦っていかなきゃ勝てない。(今回のオーディションは)芝居ができてずっと戦っていける人を探して、今の舞台界に風穴を開けていきたいと思っているから、歌やダンスの審査もしている」と真摯に返答。植木さんの想いに心を動かされた佐藤さんは、最後には笑顔を見せ、オーディションに挑むことに。これに対し、ゲストの荒牧さんは「やりたいことがはっきりしているのはいいですね」と言い、MCの尾上松也さんも「何がしたいかという思いがあるのは素晴らしいこと。それをちゃんと言えるというのが素敵だなと。今回、この大人たちを利用するつもりでやってみればいいんですよ」と、臆せず自分の想いを伝えきった佐藤さんへ称賛を送った。荒牧慶彦、奮闘する若手俳優たちに「やりきること、食らいつくことが大事」最終候補に選ばれた15人での審査初日。何も聞かされず集められた候補生たちだったが、植木さんより、今後行われる各種目別審査にて、特別講師が課題を与え審査すること、毎回TOP5を決めて発表されること、12月に実施される最終審査には、この審査結果が加味されていくことが明かされる。第1回目の課題となるのはダンス。そしてダンス審査の特別講師には、ストリートダンスで世界1位に輝いた経歴を持つ、振付師・演出家のToyotakaと、振付師としても活躍する俳優・福澤侑が招かれた。ダンス審査で与えられたのは、わずか22秒ほどの課題。しかし、ステップ、ターン、腕の振りなど、ダンスの基礎が詰まっている内容に、ダンス未経験者はおろか、経験者からしても難易度の高い課題となり、候補生たちの表情は曇ってしまう。全員が悪戦苦闘しつつも、未経験の候補生たちに経験者の候補生たちがアドバイスをするなど、全員で切磋琢磨するひと幕もあり、荒牧さんは「できないのは当たり前。やりきること、食らいつくことが大事」とエール。そして、課題の審査が始まると、未経験者たちは慣れないダンスに苦戦し、経験者たちも緊張のあまり振りが飛んでしまうハプニングが起こるなど、初日から波乱万丈の結果に。果たして、第1回目の課題でTOP5に選ばれたのは誰なのか、見逃せない。また、15人が挑んだ1次オーディションの模様および候補生15人の舞台裏に密着した特別映像は「ABEMAプレミアム(※)」限定で配信中となっている。「主役の椅子はオレの椅子シーズン2」は毎週木曜23時~ABEMA SPECIALチャンネルにて放送中。※「ABEMAプレミアム」は、月額960円で、「ABEMA」をより一層お楽しみいただける「ABEMA」のプレミアムなプラン(text:cinemacafe.net)
2022年10月02日「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」の配役ほか公演詳細が明らかになった。2001年リリースの「ファイナルファンタジーX」が、尾上菊之助、中村獅童、尾上松也、中村錦之助、坂東彌十郎、中村歌六出演で新作歌舞伎として世界初上演。ティーダとユウナの物語、白熱のブリッツボール、異界送り、ラストバトルなど見どころ満載かつ、物語のはじまりから終わりまでを描くため、上演時間は前編・後編通しでおよそ6~7時間(休憩を含む)を予定。菊之助さんがティーダ、獅童さんがアーロン、松也さんがシーモア、錦之助さんがブラスカ、彌十郎さんがジェクト、歌六さんがシドを演じるほか、中村梅枝/ルールー、中村萬太郎/ルッツ・23代目オオアカ屋、中村米吉/ユウナ、中村橋之助/ワッカ、上村吉太朗/リュック、中村芝のぶ/ユウナレスカ、坂東彦三郎/キマリという配役が発表となった。また、RIKKIが歌うバラード「素敵だね」が流れ、ティーダの声を務める森田成一と、本作で同役を務める菊之助さんが共にナレーションを担当した第2弾スポットも完成した。森田さんは「スクウェア・エニックスによる映像が、IHIステージアラウンド東京という最新の劇場で、伝統芸能・歌舞伎と融合する・・・!日本が誇る『伝統と最新』のエンターテインメント。これこそ正に“FANTASY”です!劇場に行くのが今から楽しみでなりません!」と期待のコメントを寄せた。この公演のためだけに、オリジナルCGビジュアルをスクウェア・エニックスのイメージ・スタジオ部が特別に制作。ザナルカンドを背景に主人公ティーダとヒロイン・ユウナが微笑みあうピュアなビジュアルが誕生。さらに、一般発売(11月19日)に先駆けて、9月14日(水)10:00~10月2日(日)23:59まで公演公式サイトにて、オリジナルCGビジュアルアクリルスタンド付SS席限定の超最速先行が決定した。「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」は2023年3月4日(土)~4月12日(水)IHIステージアラウンド東京(豊洲)にて上演。(cinemacafe.net)
2022年09月14日俳優の安田顕が6日、都内で行われた映画『バッドガイズ』(10月7日公開)の特別試写会&吹き替えキャスト登壇イベントに、尾上松也、河合郁人(A.B.C-Z)、長田庄平(チョコレートプラネット)、ファーストサマーウイカと共に出席し、2度も職務質問を受けたことを明かした。本作は、ユニバーサル・スタジオ×ドリームワークス・アニメーションがタッグを組んだクライム・コメディ。権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団・バッドガイズが、伝説のお宝である黄金のイルカを手に入れるために奮闘する姿を描く。安田が演じたのは、松也扮する“天才的スリ”にしてカリスマ的リーダーのミスター・ウルフの親友で“金庫破り”のスネーク。安田自身は自覚がなかったというが、周囲からは「蛇っぽいから合っているねって言われました」と明かすと、河合や長田からも「似ていますね、蛇っぽい」と納得する声が。スネークを演じうる上で、安田は「当てた声を本国に送るということで、(声を担当するマーク・マロンの)声を真似して録ったんです。そうしたら『声色を真似しなくてもいい。スネークのひねくれもので嫌味臭いけれど、そのなかから醸し出される悲哀や寂しさの表現に期待しています』と言われたので、その部分を意識しました」と役へのアプローチ方法を語っていた。見た目だけで“悪”と思われてしまう登場人物たちにちなんで「見た目で判断された苦い経験」というトークテーマに、安田は「自分では見た目が怪しいとは思わないのですが、職務質問を2回も受けたことがあります」と回答する。どんなシチュエーションか聞かれた安田は「昔あったシアターアプルという劇場にいくとき、昼の歌舞伎町を上下スウェットでボロボロのボストンバックを持って歩いていたら声を掛けられて。あとは夜中にコンビニに買い物に行こうと思ってパジャマとサンダルでふらふらしていたら『ちょっといいですか』って呼び止められました」と振り返る。安田の姿を想像した松也ら登壇者は「それはね」と納得した表情だった。さらに作品タイトルにちなんで「ついついやってしまう悪い癖」について聞かれた安田は「僕はせっかちで撮影が終わるとすぐに帰りたくなっちゃうんです。終わった瞬間帰ることができるように、たまにだぼだぼの衣装のときは、服の下に私服を着ていることがあります」と告白すると、共演者から驚きの声が上がっていた。
2022年09月06日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が6日、都内で行われた映画『バッドガイズ』(10月7日公開)の特別試写会に、尾上松也、安田顕、チョコレートプラネットの長田庄平、ファーストサマーウイカとともに登壇した。権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う5人の怪盗集団・バッドガイズの活躍を描く本作。吹き替え版で松也は“天才的スリ”にしてカリスマ的リーダーのミスター・ウルフを、安田はウルフの親友で“金庫破り”のスネークを、河合はラテン系“肉体派”のピラニアを、長田は“変装の達人”のシャークを、ファーストサマーウイカは“天才ハッカーの毒舌ガール”タランチュラを、それぞれ演じた。映画声優に初挑戦した河合は「まさか自分が映画の完成披露試写会に出る日が来るなんて思ってなかった。グループでの映画とかはあるんですけど」と話し、長田とウイカを見て「いつもバラエティで一緒になる方々と映画の試写会で一緒にお話しするのは新鮮で楽しいですね」と語った。本作に関してグループの反応を聞かれると、「決まったときに『ピラニアの役をやるんだよ』って言ったら、『ちっちゃくて歯も出ているし似てるね』って笑われました」と笑顔で明かした。また、本作での演技について「あんまり声を変えなくていいって言われたんです。でも、A.B.C-Zの河合郁人感は少し捨ててください、歌唱シーンではアイドル河合郁人じゃない歌い方をしてくださいって。アイドルっていう部分を普段ずっと持っているので消すのが…」と話すと、長田が「本当に!? すぐ消す男ですよ。逆にアイドルスイッチ入っているところあんまり見たことない」とツッコミ。ウイカも「今日、うちわを見て、そうだったと思った」と、河合の名前入りうちわを持った観客を見て河合がアイドルだと思い出したと言い、河合は「あれが本業ですからね、僕」とうちわを指差してアピールしていた。
2022年09月06日尾上松也、安田顕、河合郁人(A.B.C-Z)らが吹き替えを務める映画『バッドガイズ』より、アフレコワイプ付き吹替CLIP映像が到着した。今回到着した映像では、銀行強盗から華麗に逃げ去る、権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団・バッドガイズの様子が見られる。そして、車で逃走しながらも、松也さんが声をあてるリーダーのミスター・ウルフが、親友で金庫破りのスネーク(安田さん)、天才ハッカーのタランチュラ(ファーストサマーウイカ)、ラテン系肉体派・ピラニア(河合さん)、変装の達人・シャーク(長田庄平)と、超個性的なバッドガイズのメンバーを紹介。5人の声もたっぷり入っており、それぞれのキャラクターの技や性格も分かる、まさに5人のお披露目映像となっている。『バッドガイズ』は10月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バッドガイズ 2022年、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年08月23日山田涼介主演の新ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」に、門脇麦、尾上松也、早乙女太一、高嶋政宏、桜井ユキ、佐野史郎、遠藤憲一がレギュラー出演することが分かった。主題歌は「Hey! Say! JUMP」が担当する。本作は、山田さん演じる連続殺人犯を父に持つ大学生・浦島エイジがある日、自らが二重人格であることを悟り、もうひとりの自分が殺人を犯しているかもしれないと、真相を明らかにしようと決意し、そこから驚愕の事実が白日の下にさらされていく、どんでん返しのストーリー展開が見どころのサスペンスドラマ。驚天動地の秘密を持つエイジの彼女で同じ大学に通う雪村京花を、山田さんとは『ナミヤ雑貨店の奇蹟』以来、5年ぶり2度目の共演となる門脇麦。デートクラブ「アリス」を運営する、暴力団組織とも対等に渡り合うほどの勢力を誇る半グレ集団「スカル」のカリスマ的リーダー・佐井社、通称“サイ”を、尾上松也。エイジの実の父親で、連続殺人事件の犯人とされ、警察に追い詰められたことによって自殺を図る八野衣真を、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」『孤狼の血 LEVEL2』の早乙女太一が演じる。門脇麦(雪村京花役)門脇さんは「私が演じる京花は大変な役だなと…。まずは大学生に見えるようにスタッフの皆さんのお力をお借りしつつ…(笑)、自分でも頑張りたいと思っております」と台本を読んだ印象を明かし、「サスペンスでもあり、ヒューマンものだとも思いますので、原作の世界観も堪能してもらいつつ、一人一人のキャラクターに思いを寄せてみたり、一緒に考えてみたりするのも面白いドラマだと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!」と視聴者へメッセージ。役作りで地毛を金髪に変えた松也さんは「約10年ぶりに金髪にしました(笑)。なかなか金髪にすることもないので、新鮮でうれしいです」と心境を語り、早乙女さんは「いろいろな心理描写や人間の陰と陽の部分を描いた、すごく魅力的な作品だと思うので、それが実際に映像になったときに、生身の人間がそこに血を通すことでより濃く描けたらと思っているので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います」と呼びかける。尾上松也(佐井社役)また、桜井ユキがエイジを疑う刑事・桃井薫役、高嶋政宏が警視庁の管理官で桃井の上司・猿渡敬三役、佐野史郎が帝東大学の教授・白菱正人役、遠藤憲一がエイジの実の父親の保護司で、エイジを引き取り、実の息子同然に愛情を注いで育て上げる浦島亀一役で出演。桜井さんは「“どうして?なぜ?”が回を追う度に深まり、同時に物語に引き込む力も増していく、そんなドラマ」と本作について説明し、高嶋さんも「とんでもないものができると思います。ものすごい作品ができるぞと、僕を含めたこのチーム全員が感じていると思います。ぜひ、放送を楽しみにしていてください」とコメント。桜井ユキ(桃井薫役)「かなり猟奇的かつ、攻めた内容のドラマ」と印象を話した佐野さんは、「原作をお読みになっていない方には、サスペンスドラマとして素直に楽しんでいただきたいですし、原作をご存じの方も、ドラマならではの世界観を味わっていただければうれしいです」と語る。遠藤さんは自身の役について「エイジの育ての親になるので、血がつながっていなくても本当の親子みたいになれるよう、僕自身もここは工夫して役を作っていかなければいけない部分ですね。温かい家庭の雰囲気がにじみ出るように演じられればいいなと思っています」と意気込んだ。遠藤憲一(白菱正人役)なお、佐野さん以外の6名は、山田さんと今作がドラマ初共演。「今作の出演を決めたのは山田さんが主演であることも大きかったです。今回も座長という立場を全うされようとしている姿を撮影初日から目の当たりにし、原作もとても好きだとおっしゃっていて、この作品に懸ける強い思いを感じたので、これからの撮影がより楽しみになりました」(門脇さん)。「かわいい(笑)。僕らの世代からすると、また才能ある若い子が出てきたな、という印象です」(松也さん)、「僕の勝手な印象ですが、すごくきれいな方だなと…(笑)」(早乙女さん)。「前回共演したときに、涼介くんとは好きなものが似ていることが判明して気が合ったのを覚えています。彼が演じる役は非常に難しい役どころだと思いますが、サスペンスは好きなんだろうなと思いますので、お互いに好きなジャンルで再び共演できることが楽しみです」(佐野さん)。「彼の演技をお見かけしたことはありますが、ピンと張りつめた演技を得意にされている方という印象なので、一緒にお芝居するのが楽しみです。Hey! Say! JUMPの皆さんは才能豊かなグループなので、この勢いで全メンバーとの共演を果たしたいですね(笑)」(遠藤さん)とそれぞれ山田さんの印象を明かしている。Hey! Say! JUMPなお今作の主題歌は、山田さんが所属する「Hey! Say! JUMP」が担当することが決定。曲名およびどんな楽曲になるかは、今後発表されるという。「親愛なる僕へ殺意をこめて」は10月、毎週水曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年08月18日日本舞踊の流派のひとつである尾上流(事務所所在地:東京都中央区 家元:尾上菊之丞)は、2022年9月3日(土)、東京・国立劇場にて「尾上菊之丞の会」を主催いたします。四代家元・尾上菊之丞襲名から11年、初めての「尾上菊之丞の会」となる本公演では、尾上宗家の継承者である尾上菊之助をはじめ、尾上松也、茂山逸平など普段から交流の深い共演者を招き、尾上菊之丞の実父である尾上墨雪も出演。一日かぎりの珠玉の舞台を上演します。尾上流四代家元 尾上菊之丞尾上流: 【尾上流(おのえりゅう)とは】日本舞踊尾上流は1948年(昭和23年)歌舞伎俳優尾上宗家の六代目尾上菊五郎によって創立されました。「品格、新鮮、意外性」を初代家元の言として大切にしています。 六代目尾上菊五郎の歩んだ日本舞踊の理念に基づき、上品な舞踊、格調の高い舞踊芸術を掲げ、日本の文化を絶やさず、日本舞踊の魅力を国内外へ伝え続けます。【「尾上菊之丞の会」詳細】初舞台や襲名披露を行った思い出深い国立劇場にて、日頃からご縁の深い方々にご助力頂き、初代尾上菊之丞振付の古典作品から新作まで全四番を上演いたします。一、猩々 尾上松也・尾上菊之丞・尾上墨雪美しい月の夜、水中から現れた酒を好む妖精「猩々(しょうじょう)」。酒を酌み交わして舞を披露し、酒売りの親孝行を称え、汲めども尽きぬ酒の泉を与えます。二、鏡の松 茂山逸平・尾上菊之丞能舞台、歌舞伎の松羽目でおなじみの鏡の松。そこに現れた不思議な老人と、俳優(わざおぎ)とのやりとり・・「逸青会」から生まれた創作作品です。三、蝶の道行 尾上菊之助・尾上菊之丞現世で結ばれず非業の死を遂げた助国と小槙はつがいの蝶となって思い出に耽るうち、修羅の迎えに容赦なく責められます。文楽の名曲にのせた幻想的な道行です。四、八俣の大蛇 尾上菊之丞・(語り)尾上松也邦楽劇「幸魂奇魂」。作詞 松本隆・作曲 藤舎貴生により現代に甦った古事記の世界。素戔嗚尊(スサノオノミコト)の「八俣の大蛇」を素踊りで表現します。尾上菊之丞の会場所 : 国立劇場 大劇場日時 : 2022年9月3日(土)午後3時開演午後5時50分終演予定入場料: S席12,000円/A席9,000円/B席6,000円/C席4,500円※全席指定/各税込金額出演 : 尾上菊之助/尾上松也/茂山逸平/尾上墨雪/尾上菊之丞演奏 : 竹本織太夫/今藤政貴/杵屋栄八郎/都一桜/都一中/藤舎貴生他チケット申込 : お問い合わせ先: 03-3541-6344(平日10時~18時)/ info@onoe-ryu.com 三代目 尾上菊之丞/尾上流四代家元1976年生まれ。2歳から父に師事し5歳で初舞台、2011年四代目尾上流家元を継承し三代目尾上菊之丞を襲名。「尾上会」「菊寿会」を主宰するほか、狂言師茂山逸平氏との「逸青会」や自身のリサイタルを主宰。新作の創作にも力を注ぎ、様々な作品を発表。日本を代表する和太鼓奏者、林英哲氏をはじめとする様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションにも積極的に挑戦している。京都芸術大学非常勤講師。振付師としては、尾上菊五郎劇団「NINAGAWA十二夜」、松本幸四郎主演歌舞伎NEXT「阿弖流為」やラスベガス歌舞伎公演「鯉つかみ」「獅子王」、市川猿之助主演スーパー歌舞伎II「ワンピース」「オグリ」等の新作歌舞伎や宝塚歌劇団、万国博覧会、フィギュアスケートショー「氷艶」を振付。演出家としては、尾上菊之助主演「新作歌舞伎 風の谷のナウシカ」、尾上松也、生田斗真主演「赤胴鈴之助」、OSK日本歌劇団「ツクヨミ」「光」、高橋大輔主演アイスショー「Luxe」などを演出。新橋「東をどり」、先斗町「鴨川をどり」の花街舞踊でも演出振付を手掛けている。インターネットでの日本舞踊の発信にも力を注ぎ、藤間流家元である藤間勘十郎氏と共同で古典芸能オンラインサロン「K2 THEATRE」を主催。日本舞踊界初の映像作品、日本舞踊Neo「地水火風空そして、踊」では作・演出を勤める。講演やワークショップによる伝統芸能の啓蒙にも取り組んでいる。Instagram: Facebook : Twitter : 古典芸能オンラインサロン『K2 THEATRE』(ケーツーシアター) 【三代目 尾上菊之丞/四代家元 コメント】尾上菊之丞を襲名して11年、この『尾上菊之丞の会』が初のリサイタルになります。初代菊之丞から受け継ぐ古典と近年創作した新作の歌舞伎舞踊や狂言の台詞劇、古曲の素踊りに現代語の新しい邦楽など、日本舞踊の多彩な表現をお楽しみいただきたいと思います。共演には、尾上菊之助さんをはじめ常々作品創りを共にする戦友ともいえる皆様を迎えます。是非生の舞台を五感で感じてください。【五代目 尾上菊之助(歌舞伎役者) コメント】尾上菊之助菊之丞さんと私は年齢も近く、子供の頃から伝統芸能を担う者同士日々切磋琢磨しています。そんな菊之丞さんが会を主催なさることはとても嬉しく、また出演できることに感謝し、公演の成功をお祈りいたします。【茂山逸平(狂言方 能楽師) コメント】茂山逸平青楓から菊之丞に襲名なさってから初のリサイタル!その中に『逸青会』の作品が入った事が本当に嬉しく、また十数年一緒に作品を創ってきた相方?として協力出来る事に有り難く思います!能楽堂バージョンではない『鏡の松』をどうぞお楽しみに!【二代目 尾上松也(歌舞伎役者) コメント】尾上松也この度『尾上菊之丞の会』に出演させて頂きます尾上松也でございます。日頃から御世話になっている菊之丞さんとの舞台、大変有難く光栄でございます。皆様何卒ご観劇の程よろしくお願い致します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月02日「自分ではあまり実感がないんですが、皆さんに“父上”とか“パパ”と声かけていただいてます」6月22日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でそう語ったのは『鎌倉殿の13人』(NHK)で主演・小栗旬(39)演じる北条義時の父・北条時政を好演中の坂東彌十郎(66)だ。黒柳から身長を聞かれ183センチと答えた後、「歌舞伎界で49年になるんですが、ずっと身長は一番です。身長だけですね」と苦笑いしていた。「彌十郎さんは大河ドラマはもちろん、初の連ドラ出演でした。抜擢理由は『時政は彌十郎さんで』という三谷幸喜さんの鶴の一声だったと聞いています。’19年に三谷さんが作・演出を手掛けた歌舞伎作品に出演した彌十郎さんの存在感に感銘を受けたそうです」そう語るのはNHK関係者。「当初は撮影シーンがバラバラで放送どおりの順序ではないテレビドラマの現場に戸惑っていました。そこで、彌十郎さんは長男役の片岡愛之助さんや、梶原景時役の中村獅童さんら歌舞伎役者の後輩たちに助言を求めたそうです。また、妻・りく役の宮沢りえさんについて“歌舞伎では女優さん相手に芝居をしたことがないから、共演当初は緊張感が半端なかった”と苦笑いしていましたね。ロケでは傾斜の激しい山中での立ち回りで左ふくらはぎの肉離れを起こして病院へ行くハプニングもありました。それでもテーピングをして次の撮影も遅れることなく無事乗り切っていました」何があっても仕事に穴をあけてはならないという信念は歌舞伎界49年の経験のたまものだとか。■小栗は放送前から“父上”のブレイクを予言していた「小栗さんは撮影現場で常に謙虚な彌十郎さんを『父上』と慕い、迫真の演技を目の当たりにして『(放送後)すごいことになります』と周囲にブレークを早々と予言していました」(制作関係者)愛嬌ある役柄で、いまや「時政パパ」として視聴者から絶大な支持を受けている彌十郎だが、長年秘めている“夢”があるという。「それは大名跡・守田勘彌の襲名なのです」(歌舞伎関係者)“超遅咲き”の彌十郎は、実父の影響で歌舞伎界入りそのものに苦労をした経緯がある。先の『徹子の部屋』で彌十郎は歌舞伎デビューが17歳と遅れた理由をこう語っている。「父(坂東好太郎)が映画に行ってたのもありますけれども、歌舞伎へ戻ったころは僕はそのころから大きかったものですから、子役に出られる大きさじゃなかった。中途半端で大人の役ができる年まで待とうってなって……」寸法が合う着物もなく、衣装屋さんに怒られることも。「何人でひと組っていうような舞台の出方をしますと、演出の方に『そこのデカいの邪魔だ、端っこ行かっしゃい!』とか言われて、随分悔しい思いをしました」歌舞伎一筋で生きていく決心をした彌十郎は、親戚筋の八代目坂東三津五郎の預かりに。「しかし、その直後の’75年、三津五郎はフグ毒に当たって急死。続いて面倒を見てもらった十四代目守田勘彌も、また2カ月後に亡くなってしまったのです。『どういう運命なんだ!?』と自らの境遇を嘆くこともあったとか。そのため、父親と一緒に山本富士子さんや杉良太郎さんらの商業演劇を回る日々が続きました。’83年にようやく、父親の尽力で市川猿翁の門下に入ったのです」(前出・歌舞伎関係者)かわいがられた十八代目中村勘三郎一門の作品にも出演するようになり、歌舞伎界では知る人ぞ知る存在となったのだ。「銀幕スターの父が名乗った坂東好太郎は、残念ながら歌舞伎界では“脇役”の名前です。彌十郎さんは下積みが長く歌舞伎界に強い愛着を持っています。それだけに祖父・十三代目守田勘彌、そして弟子入りした十四代目勘彌への“恩返し”のためにも十五代目襲名へ意欲を示しているそうです」(別の歌舞伎関係者)■初代尾上松也は十四代目勘彌の元芸養子だったただ、本来なら十五代目襲名に最も近い高名な歌舞伎役者がいる。十四代目の養子である坂東玉三郎(72)だ。「しかし、玉三郎さんは『生涯、玉三郎を貫く』として勘彌を継ぐ意思はないと聞いています」(大和屋関係者)一方で勘彌に関心を寄せるもう一人の歌舞伎役者がいるという。「それは、守田家とは何かと縁のある尾上松也さんです。松也さんの父親・尾上松助さんは二代目尾上松緑さんに師事。本来なら松助の名を継ぐのでしょうが『松助は継がなくてもいい』という父の遺言があったそうです。いまや松也さんは歌舞伎座の主役まで務める幹部となり、格上の名跡を探していたようです。叔父の初代松也さんは十四代目勘彌さんの元芸養子でした。松也さんの妹で劇団新派の春本由香さんも、十四代目守田勘彌の長女・水谷八重子さんに師事する縁もあり、勘彌の襲名を希望していると聞いています」(後援会関係者)現状の歌舞伎界を冷静に見れば、確かに彌十郎、松也ともに大名跡・勘彌襲名を意識するポジションにいることは間違いない。「彌十郎さんは『父ゆかりの大名跡は他の役者には譲れない』と考えていたそうですが、正直、『鎌倉殿』以前の彌十郎さんは一般的には知名度が低かった。66歳という年齢的にも十五代目の襲名は現実的ではありませんでした。松竹サイドも当初は“松也なら”と考えていたようですが、『鎌倉殿』のブレークで人気が高まっている彌十郎さんの十五代目襲名ががぜん現実味を帯びてきました」(前出・歌舞伎関係者)“優勢”となった彌十郎だが、襲名興行は大名跡なら年に1人だといわれているという。「長らく延期されていた市川團十郎白猿の襲名興行が今年11月から行われます。これで本格的に歌舞伎座に客足が戻ってきてほしいのが本音です。歌舞伎熱が冷めやらぬうちに次の襲名興行でも話題を呼ぼうと“團十郎の次は、彌十郎の守田勘彌で”と水面下で動いているようです」(前出・歌舞伎関係者)鎌倉幕府の初代執権にまで上りつめる時政だが、果たして彌十郎自身は、十五代目守田勘彌の座に就くことができるのか――。
2022年06月29日土屋太鳳&松下洸平共演「やんごとなき一族」の第6話が5月26日オンエア。松本若菜演じる美保子の“過去”を知った上で結婚した明人に賞賛の声が上がるとともに、明人を演じる尾上松也にも「狂気演技良い」「尾上劇場始まった」などの声が寄せられている。庶民の家庭から上流社会の一家に嫁いだ主人公の“アフター・シンデレラ・ストーリー”が展開する本作。深山家の古い慣習を変えようとする篠原佐都を土屋さんが、佐都と結婚し深山家のしきたりなどを共に変えていこうとする深山健太を松下さんがそれぞれ演じる。また健太に深山家の跡取りの座を奪われまいと動く深山明人に尾上松也。明人を深山家の跡取りにするべく暗躍する深山美保子に松本若菜。深山家を出て行った三男の深山大介に渡邊圭祐。大学生だが婚約することになる深山有沙に馬場ふみか。影で佐都を応援している圭一の妻・深山久美に木村多江。深山家の繁栄が第一に考える現当主・深山圭一に石橋凌。深山家の先代女主人・深山八寿子に倍賞美津子といったキャストも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。久美は佐都に深山家を変えて欲しいと望みを託すが、あれだけ香川友貴(森田甘路)との結婚を嫌がっていた有沙は早々に婚約してしまう。二人の結婚準備を圭一に託された明人と美保子は婚約祝いの席を設けることに。美保子は佐都と久美に婚約祝いをお茶会にしようと提案、佐都に雑用を押し付けるが、八寿子は佐都にお手前で客をもてなすよう命じ、佐都は美保子の雑用と茶道の稽古に忙殺される。そんな時、佐都と健太は佐都の母・篠原良恵(石野真子)に呼び出される。「まんぷく屋」のある商店街の目と鼻の先にある団地に深山がショッピングセンターを作るらしい…というのが今回のストーリー。今回もお茶会に良恵をサプライズだと言って連れてきて、参加者の前で恥をかかせようとするなど、佐都への嫌がらせを続ける美保子だが、お茶会の後、美保子の衝撃的な“素性”が明かされることに。美保子の実家の和菓子屋はホステスをやっていた愛人が女将の座を奪い、美保子もその愛人の子どもだった。圭一に自らの出自がばれ絶望に打ちひしがれ涙する美保子に「まさか美保子さんに、そんな過去があったとは」「美保子よ幸せになってくれ……憎めないよ美保子」などの声が上がるとともに、明人がそんな美保子の過去を知った上で、それでも美保子を愛するゆえに結婚したことに「初めて父親に逆らったのが美保子さんを庇ってなのがこの二人も少なくとも明人さんは好きで結婚したんだなってのが出てて最高」「明人がそれを知らずにいたのではなく知っての上で美保子が好きで結ばれてたと解って良かった」といった声も上がる。明人を演じている尾上さんにも「明人さんが感情爆発しててめっちゃ良かった。松也さんの狂気演技良い」「尾上松也も真価発揮してきてハラハラする」「遂に尾上松也が得意の顔芸をやり始めた!」「尾上劇場始まったか」などの反応が集まっている。【第7話あらすじ】佐都が妊娠する。そんな時健太の秘書・立花泉(佐々木希)の父・隆(篠井英介)が環境大臣に就任、それを知った圭一はほくそ笑む。圭一はまだ佐都を深山家から追い出す手段を考えており、美保子も明人を深山家の後継者にする夢を捨ててはいなかった。美保子から佐都の妊娠を知らされた泉は、健太の帰りを待つ佐都のもとに現れ…。「やんごとなき一族」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年05月27日歌舞伎俳優の尾上松也、尾上右近が出演する、日本中央競馬会「第89回 東京優駿(日本ダービー)」の期間限定コンテンツ「歌舞伎ダービー」が12日より、特設サイトにて公開される。今年、第89回を迎え、数ある競馬レースの中でも頂点に立つと言われる日本ダービー。今回、伝統と格式あるこの一大レースを盛り上げるべく、日本が世界に誇る伝統芸能「歌舞伎」とのコラボが実現した。レースゲームなどを楽しめる「東京優駿善悪鑑(とうきょうゆうしゅんぜんあくかがみ)」では、日本ダービーのためだけに歌舞伎を取り入れたオリジナルストーリーを展開。障害物レースや、日本ダービーに関するトリビアクイズが楽しめる。また、日本ダービーの魅力を伝える歌舞伎を取り入れたオリジナルムービー「競馬祭典花姿絵(歌舞伎ダービースペシャル動画)」では、江戸時代を舞台に松也と右近が兄弟役として登場。自宅にいながら二人が競馬で運試しをする様子を描いた「おうち競馬で候!」編や、インタビュー形式で休日の過ごし方を語る「ぱぱっと即PAT!」編など、エンタメチックに競馬の楽しさや魅力を描いている。○■尾上松也、尾上右近インタビュー―― 「日本ダービー」と「歌舞伎」がコラボすると聞いた時はいかがでしたか?松也:本当にうれしかったです。歌舞伎というエンタテインメントを選んでいただいたこともうれしかったですし、僕自身も競馬は子どものころから好きで、とても馬が好きでしたので、日本ダービーに関わらせていただけるなんて、こんなにうれしいことはございませんでした。右近:日本を代表するエンタテインメント同士で歴史もありますし、そういった意味でも精通する部分もあり、お祭りという意味で皆さんが楽しみにして思いのあるイベントに自分も関われるということで、うれしくお受けしました。―― 「東京優駿善悪鑑」では3つのミッションにクリアして邪悪苦次郎の悪の手からレースを守れるかというゲームですが、普段の生活で守っているルーティンはありますか?松也:家庭用の焚火を購入しましたので、毎日焚火をしています。火を見るのが好きで、夜のルーティーンとして照明は一切つけずに、火だけで過ごすというのが、夜の私の過ごし方です。リラックスできます。右近:最近はジョギングです。どんな日も雨が降ろうが、槍が降ろうが30分は走るようにしてます。何か一つ、どんなことがあってもやっているものがあると気持ちが安定する。あと、食べるのが好きで、特にカレーが好き。食べることを諦めたくないので、その分動こうと思っている。――日本ダービーでは様々な馬が走りますが、自分の馬に名前を付けるならどんな名前にしますか?松也:「マツヤニ」。日本ダービーは、ネーミングが短めの馬が最近勝っている印象があります。印象に残っているのは「ウオッカ」などです。「マツヤニ」は自分の名前が入っていますし、4文字でしたら活躍しそうだなという……。儲けたい欲が出てこうなりました(笑)。右近:私の馬の名前は、「ケンノユメ」です! 僕の本名がけんすけといいます、自主公演の名前も研究の「研」なんです。研究って、「研ぐ」、「磨く」という意味があるので、「研の會」という名前で自主公演やっているため、「研」という名前を付けたい。あとは、やっぱり夢があるっていうことが言葉として好きなので、自分の夢を託して「ケンノユメ!」。――今回、兄貴的存在の松也さんとの共演ですが、右近さんから質問や伺いたいことはありますか?右近:(日本ダービー前日、5月28日は右近の誕生日ということで)以前は高価なプレゼントをいただいたのですが、今年は何をプレゼントしてくれるのでしょうか? 馬ですか? 馬だったら良いな。それぐらい期待しております。松也:馬ですか。まぁ良いですよ。馬にしましょうか。僕、夢だったんですけどね。馬主になるの。買うだけ買って、人に譲るとは思いませんでした……って買えるわけない(笑)。馬買ってどうするんだ。移動手段で使ってくれるなら買いますよ。馬のフィギュアでもあげますよ。
2022年05月12日人気の若手歌舞伎俳優、中村壱太郎さんと尾上右近さんが、『没後50年 鏑木清方展』のイベントに登場!歌舞伎をテーマにした展示室で、トークとフォトセッションが行われました。さらにその後、インタビューも実施。アートやエンタメの魅力、東銀座界隈の思い出など語っていただきました!中村壱太郎さん、尾上右近さん、登場!左:尾上右近さん右:中村壱太郎さん《道成寺 鷺娘》の前で撮影【女子的アートナビ】vol. 239東京国立近代美術館『没後50年 鏑木清方展』の展示室に登場したお二人。さすが歌舞伎俳優さん、立ち姿がとても美しいです!中村壱太郎さんは、歌舞伎俳優だけでなく日本舞踊の吾妻流七代目家元、さらに現代劇でも活躍。尾上右近さんも、歌舞伎俳優と家業である日本古典音楽の清元、映画やバラエティ番組にも出演し、多方面で活躍されています。まずは、鏑木清方の華やかな作品《道成寺(どうじょうじ) 鷺娘(さぎむすめ)》の前でフォトセッション。《道成寺 鷺娘》とは、歌舞伎の演目『京鹿子娘道成寺』と『鷺娘』をテーマに描いた作品。お二人とも、歌舞伎では女方を中心に演じられているので、作品にも興味津々なご様子。撮影の合間にも、絵に描かれている着物や仕草などについて、楽しそうに話されていました。続いてのトークセッションは、《京鹿子娘道成寺》の作品が並ぶ展示室で実施。お二人が鏑木作品の魅力について、語りました。壱太郎さん清方先生の作品は、一言で言うと、眼福。幸せになれます。美しいものを見ると人間は幸せになれる、と改めて感じました。特に、僕らは着物や日本の文化に触れて仕事をしているからかもしれませんが、日本人のどこかに眠っているものと紐づけられるのかなと思います。右近さん品格が高いと思います。画家がどんな人だったのか、絵を見ながら僕はよく人物像を想像してみるのですが、清方作品には品格があふれ、知性があります。江戸っ子の粋や風流、時代からくるモダンさなどに楽しみを感じます。心静かにカブいているのがいいですね。お二人にインタビュー!続いて、本展覧会の目玉作品である清方の美人画三部作《築地明石町》、《新富町》、《浜町河岸》が並ぶ展示室でインタビューを実施。まずは、三部作について、お聞きしてみました。――こちらの美人画で、どの作品、どの女性がステキだと思いますか?右近さんやはり、築地明石町のお姉さんでしょう。この凛とした姿。この瞳で見つめられたいです。男目線でも、女方の役者として見てもステキです。男性の画家が描く女性は、理想の女性の姿で、男が演じる女方も理想の女。そのリンク性も作品から感じられますし、とにかく断然美しいです。男としては、こういう女性に振り返られたいですね(笑)。壱太郎さん浜町のおぼこさんもいいと思う。僕らも踊りを習うと、この絵のように「振り」をおさらいするのです。「今日習ったことは、こんな振りだったのかな」とこの絵を見てすぐにわかります。着物の袖を持ち、扇子を口に当てるというのは、日常にはないしぐさ。これを切り取っている清方先生のセンスはすばらしいですよね。右近さん確かに、浜町の作品もいいですね。どの作品も凛としてさわやか。そして、首がキレイ。九州系だね。――九州系とは?右近さん九州の女性は色白で、首が細くて、毛の流れがきれいというのが僕の勝手な思い(笑)。尾上右近の統計。九州の女性は色白で、輪郭がいいのです。壱太郎さんハハハ。でも、これ大丈夫?九州以外の人を敵に回していない?右近さん大丈夫、大丈夫!「想像させる絵がステキ」――全体を通して、お好きな作品はどれですか?右近さん僕は《墨田河舟遊》(※筆者注:屋形船で姫や若侍が楽しむ様子を描いた屛風)。人間が生き生きと描かれ、楽しそうでワクワクします。当時の時代の最先端が感じられ、若いエネルギーで楽しんでいる。僕らも結局、同じことを繰り返していますよね。カラオケ行ったり、クラブ行ったりするのと同じです。上品に遊んだほうが楽しいよ、ということもこの絵から感じます。壱太郎さん僕は、《佃島の秋》(※男性が女性に花を手渡している場面を描いた絵画)。勝手な解釈だけど、下に描かれている美しいアヒルと女性がリンクしていると思うのです。ぶっきらぼうな男の人が、白くてきれいなアヒルに花をあげてみた、という感じで、この絵をもとに芝居を書けるくらいの情報量があります。想像させる絵がステキです。見る楽しさを感じさせてくれます。「エンタメは、非日常を感じるのがいい」――お二人は、とても楽しそうにこの展覧会をご覧になっていますが、一般的に、特にanan世代の多くは、「日本画の展覧会ってハードルが高そう」と感じているような気がします。右近さんハードルが高い、とすでに存在を認識しているのなら、そのハードルを越えてみたらいいんじゃないのかな。触れてみたらいいと思います。知らないよりは知っているほうが絶対いいです。見に行ったら、「知っている」というステイタス以上に「おもしろい」という純粋な感情が生まれる。ハードルが高いと認識しているものは、もっと触れてみたほうが楽しいですよ。壱太郎さん歌舞伎も、同世代や若い方に「勉強しに行きます」とよく言われます。でも、別に勉強するものではないんですよね。右近さんそうそう。勉強するのは僕らの仕事ですから。壱太郎さんまさにそう。清方先生の《佃島の秋》みたいに、想像する楽しさをみんながもてる。絵を見ていると、それ以上のものを感じるのが絵画のおもしろさで、歌舞伎も一緒。「この人どうしてこんなにきれいなのかな」と素朴な疑問をもつとか、それだけでいいのです。そのきっかけさえ見つければ、それ以上のものをもって帰れると思います。右近さんエンタメは、非日常を感じられるのがいいです。美術館という空間自体いい。おならもできない静寂な空間(笑)。壱太郎さんもうちょっとananらしい良いたとえはないの(笑)。でも、展覧会なら、好きな絵をひとつ見つけに行こうと思って友達と出かけて、感想を伝え合うのもいいよね。朝イチで山盛り海鮮丼!――鏑木清方は築地界隈で暮らしたことがあるので、それらの地域が作品にも描かれています。歌舞伎座からも近いエリアですが、お二人にもなにか築地の思い出はありますか?右近さん以前、二人で歌舞伎座に出ていたとき、朝の築地に行きました。一幕目は昼の11時に開演するので、だいたい10時に楽屋入りします。その前にということで、朝7時に集合して行きました。壱太郎さんあれはよかったね。海鮮丼食べて。右近さんそう。高いのを食べました。よかったですよ、山盛りで(笑)。あの界隈のあの空気感も独特。浅草とか上野の江戸っ子も僕らは知っていますが、築地あたりの江戸っ子の空気は、また違うんですよね。河岸の人間の時間軸を感じて、いいなぁと思いました。『芝浜革財布』という芝居があり、河岸に通う男の話なのですが、築地にいると「こういう空気なんだな」とわかります。夕方には寝るという雰囲気。僕も、いつも午前中はちょっと眠いのですが、築地に行った日は、朝7時から食事をしているものだから、元気モリモリで(笑)。みんなと時の流れ方が違って、すごく充実感がありました。うまいもの食って来ているから(笑)。壱太郎さんこっちはもう始まってんだぜ!っていう感じだったね(笑)。「過去の自分は常に良くない…」――鏑木清方は、自分の作品を自己評価し、その記録が残っています。本展では、その記録をもとに、会心の出来には三ツ星など、作品に星がつけられていますが、そのような画家の姿勢をどう思いますか?右近さん目に見える絵画作品の場合は、いやでも冷静に評価が見えてきますよね。僕らは毎日同じことをやっていても、毎日コンディションも違うしお客さまも違うし、お互いのコンディションも違うし、状況が毎日違うので、自己評価の仕方が難しいです。常に揺れ動いているものなので、実態がわからない。後から振り返るとわかるときもありますが、この時が良かったというのは120パーセントないです。壱太郎さん清方先生の絵は、このまま一生残っていきますが、僕らの演技はその瞬間でしか残らない。だからこそステキさがあると思うので、その意味で評価の仕方は絵とは違うと思います。ただ、自己評価というより、仲間がいるから目指せるものはあるので、高め合いは常に意識しています。右近さん例えば過去の映像を見ると「ひどいな」と自分で思うのです。なんでこんなに拙いことやっているんだ、と。過去の自分は常に良くない、というのが植え付けられているので、冷静に判断ができない。成長がどこにあるのか、自分ではまったくわからないのです。へたに過去の映像など見てしまうと、進歩していない自分が目の前に立ちはだかって舞台に立つのが嫌になる。今日はいい舞台ができるぞという自己催眠がかけられなくなるのです。壱太郎さんこれは役者の宿命。今はビデオがあるから、僕らも頼るし必要だとは思います。でも、あまりにも見すぎると、自分は果たして何なのか。わけがわからなくなる。そこの難しさは僕らにはあります。右近さん客観性を持つのが難しいです。自分で三ツ星つけては取り消しての繰り返しです(笑)。アートとは「極上の…」――絵画作品だけでなく、歌舞伎などの舞台芸術もすべてアートといえると思うのですが、お二人にとってアートとは?右近さんアートとは、「人間の証明」。芸は人なり、という言葉から置き換えてみました。壱太郎さん人生においてのいろどり。人間のいろいろないろどりを総称すると、アートになるのではないかなと。時代時代において、いろいろな人や作品と関わり見ることによって人間力が増していく。これは生きた証です。右近さん僕、先ほどプレーヤー目線で言ってしまいました。すみません、はき違えました(笑)。アートとは、「極上のひまつぶし」です。壱太郎さん「人間の証明」からの落差がすごいね(笑)。右近さん生きるうえでは、いらないのかもしれないけれど、暇ができたら、その暇をやはり上質につぶしたい。それが、生きることへのこだわり。例えば、おにぎりとピカソの絵なら、食うに困るときはおにぎりしか選ばない。でも、食うに困らなくなったらピカソの絵に気づく。おにぎりもいいけど、この絵を見て心を潤うのもいいと気づく。だから、「極上のひまつぶし」です。「先に死なないで!」――お二人の関係、とてもいい感じですね。プライベートでも仲が良いのですか?右近さんいちゃこらしています(笑)。anan読者の女性たちも、僕らを見習って、いちゃこらしてください!壱太郎さん僕らは盟友、親友、ボイスメッセージ友達。同じ時代に生きて、同じものに取り組み、同じ感覚があります。もしかすると、今は追い求めるもの、求められているものが違っているかもしれないけど、いつかのゴールは絶対一緒のものを見ていると思います。一緒の思いをもてることに「ありがとう」と言いたい人です。右近さん僕にとって(壱太郎さんは)うれしいときも悲しいときもすべて報告したい人です。そんな人、清方先生にはいなかったのかな。(ここで、担当学芸員の鶴見香織さんが登場)鶴見さんそれは奥さまだと思います。奥さまは、清方が亡くなる数年前に他界され、その後、清方もがっくりとされていたそうですよ。右近さんがっくりきますよね。(壱太郎さんに向かって)先に死なないで!たとえ死ぬとしても、同じ年の同じ月の同じ日じゃ!壱太郎さん同じ刻限でね(笑)。右近さん芝居のようだね(笑)。――本当にステキなご関係ですね。楽しいお話、ありがとうございました!インタビューを終えて…立ち居振る舞いがとにかく美しいお二人。スーツを着ているとふつうにカッコイイのですが、少しでも動くと足の運びや指先の動きなど、一つひとつの所作が本当に優雅で、見とれてしまいました。くだけた話や楽しい話をしていても、品格が漂っているお二人。固い絆が感じられる友情にも感動しました。『没後50年 鏑木清方展』は5月8日まで開催。ぜひハードルを越えて、美しいアートに触れてみてください!Information『没後50年 鏑木清方展』会期:~5月8日(日)休館日:月曜(※5月2日は開館)会場:東京国立近代美術館1F企画展ギャラリー開室時間:9:30-17:00(金・土曜は9:30-20:00)(入館は閉館30分前まで)観覧料:一般¥1,800、大学生¥1,200、高校生¥700、中学生以下無料撮影:山本 嵩
2022年04月03日絵画の隠された意味を解説した美術書シリーズを手がけた中野京子が監修を務め、鈴木おさむの作・演出で舞台化する『怖い絵』。原作で紹介された作品がステージ上に登場し、劇中で描かれるドラマと連動する本作では、絵画に込められたメッセージを紐解きながら、とある事件の罪が暴かれていくという。その中心でミステリアスな存在感を発揮するのが、主演の尾上松也だ。投資家にして絵画コレクター、世の中の悪に罰を与える復讐執行人を演じる稽古前の想いに耳を傾けた。「怖い絵」コレクションに向き合った時のオタクぶりに注目──この作品に何を期待し、どんなモチベーションで出演を決められたのでしょうか?鈴木おさむさんの手がける作品、という点に期待しました。ラジオでご一緒させていただきましてから、ずっと「何かご一緒にできたら」とお話していましたので叶って嬉しいです。──松也さんから見た、鈴木おさむ作品の魅力って?どんな作品にも、いい意味でオカルト感がありますよね。世界観が個性的だな、と。この『怖い絵』もまだ途中段階の台本ではありますが、拝読した限りでは僕だったらまったく考えもつかないようなところにセリフやお芝居が飛んでいくようなところがいくつもありまして。その発想力が、おさむさんが放つ唯一無二の魅力なのではないでしょうか。──松也さん演じる絵田光という人物も、ひと筋縄ではいかないキャラクターですね。怖い意味を持つ絵画を集めるのが好きな、お金持ちの投資家ですね。その「怖い絵」に隠された謎を解き明かしながら、依頼者の復讐を手伝うダークヒーローのような存在です。彼がどうして怖い絵をコレクションして、復讐を手伝っているのか。きっと理由はあるのですが……劇中でどう描かれるのか、実はまだ僕自身もよくわかってはいないんです。ですが手元にある台本から察するに、投資家・絵画コレクター・復讐執行人と3つも“顔”を持っている人物って……変ですよね(苦笑)。──3つ揃うと癖がすごそうですね(笑)。そういう意味では僕もスニーカーやキャンドルを集めていることもあって、コレクターの気持ち……ものすごくわかります。普段の喋り方から一転して、コレクションの話になると声がワントーン上がる気持ち悪さを自覚しているので(苦笑)。きっと僕が演じる絵田光もオタクでしょうから、収集している“怖い絵”に向き合った時の変化が自然に出てしまうようなリアリティを出せたらいいですね。──『怖い絵』フライヤーのイメージから、シリアスな主人公なのかしら……と思いきや、オタク全開でコミカルな方向へ振るのでしょうか? ドラマ『ミステリと言う勿れ』『まったり!赤胴鈴之助』などでお見かけする、最近の松也さんみたいに。“ダークヒーロー”というと、クールな人物像が思い浮かぶかもしれませんが、台本を読む限りでは、そうした固定観念にとらわれることのないキャラクターのような気がしました。おさむさんのイメージするダークヒーローの形に近づけたら、と思います。描かれた「背景」を踏まえると、絵画やアート鑑賞に新たな発見が──途中までお読みになった台本の感想をお願いします。とにかく、僕の演じる人物がたくさんの絵を紹介しているんですよ……セリフ量も圧倒的に多くて。「怖い絵」が描かれた背景を説明しながら事件の真相に迫るような推理を展開するので、お客さまも印象に残る絵画をたくさんご覧になれるかと思いますよ。──松也さんご自身は日ごろ、絵画とどのように向き合っていらっしゃるんでしょうか? お休みに美術館へ行くようなタイプではなく、『怖い絵』という美術書があることも舞台のオファーをいただいてから初めて知りました。家に絵画は飾ってありますが友人の作品が多く、気に入っている特定のアーティストがいるわけではないんですよね。──中野京子さんが手がけた原作の『怖い絵』は読まれました?劇中とリンクする「怖い絵」の説明を拝読しました。それまでいまいち絵画の鑑賞方法がよくわからなかったのですが、その作品にどんなストーリーがあるのか、どういういきさつがあって描かれた作品なのか、「背景」を踏まえて観るだけで新たな発見があって、アートにおもしろさ・興味深さを感じることができました。──原作の中で松也さんの印象に残った「怖い絵」をひとつご紹介いただけませんか?僕が大きなインパクトを得たのは、≪切り裂きジャックの寝室≫という作品です。19世紀の英ロンドンに現れた連続殺人犯として知られる切り裂きジャックの部屋を、ウォルター・シッカートという画家が描いたのですが……どうにも鳥肌が立つような、不気味な絵画なんですよ。──どんな「背景」がある作品なんですか?シッカートは切り裂きジャックが住んでいたとされる部屋にわざわざ引っ越して絵を描くほど、事件にとても執着していたそうです。のちに親族が「シッカートこそ切り裂きジャックだった」と発表する。そしてジャックから送られて来た手紙とシッカートのDNAを鑑定したところ、一致した……と。いろいろな説があって確定ではないのですが、もし本当だとしたら恐ろしいですよね。もしシッカートが犯人ではなかったにせよ、連続殺人に関わっていたことを鑑賞者に想像させるような不穏でミステリアスな感じが絵画から漂っていて。──作品の背景を知って鑑賞すると怖さ倍増ですね。ちなみに≪切り裂きジャックの寝室≫は劇中に登場するんでしょうか?登場します。『怖い絵』シリーズでは代表的な作品みたいですよ。こういうところに着目して、エンタメミステリーに仕上げようとするおさむさんの発想力も……面白いですよね。楽しいこと・面白いことを常に探り出そうとして、ジャンルを問わずいろいろな物事に目を向けていらっしゃるところが尊敬できますし、「ご一緒させていただいたら何が生まれるんだろう?」と近くで見ていたい感覚になります。──鈴木おさむさんのもと、今回は初共演の比嘉愛未さん・佐藤寛太さん・崎山つばささん・寺脇康文さんのキャスト5人と少人数で濃密にひとつの作品をつくっていくことになると思います。松也さんは座長として、どういったカンパニーにしようと考えていらっしゃいますか?どんな作品でも、僕が主演をさせていただく時は「スタッフ・キャストが楽しいと思える現場」を最優先に心がけるようにしていますね。役を務め上げること以外に、座長には現場の雰囲気を決める責任がついて回る。僕の場合はいつも基本的にふざけて、ピエロに徹するのですが……そういう雰囲気をお好みじゃない方がいらっしゃったら、臨機応変に立ち居振る舞いを変えます(苦笑)。とにかく、作品がよくなるようチーム一丸になること。その意識を持っていただけるような現場づくりをしたいですね。取材・文:岡山 朋代撮影:源 賀津己舞台『怖い絵』■日程・会場・東京公演3月4日(金)~3月21日(月・祝)よみうり大手町ホール・大阪公演3月24日(木)~3月27日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール■チケット情報:
2022年03月07日鈴木おさむ作・演出、尾上松也主演による舞台『怖い絵』の公演開始を前に3月3日(木)に記者会見と公開リハーサルが開催。鈴木、尾上に加え、共演の比嘉愛未、佐藤寛太(劇団EXILE)、崎山つばさ、寺脇康文が揃って出席した。本作は名画に隠された恐るべき背景を解説した中野京子のベストセラー本「怖い絵」シリーズにインスパイアされる形で鈴木がオリジナルの物語を執筆。絵画にまつわる恐るべき真実を絡めつつ、幾重にも伏線が張り巡らされたミステリとなっている。会員制レストランのオーナー・絵田光(尾上)は、ひょんなことから大手建設会社社長の火山(寺脇)の妻の死にまつわる事件に挑むことに……。自殺として処理され、火山もそう主張するが、火山の元愛人だった美山翼(比嘉)は、自殺ではなく火山による他殺ではないかという疑いを口にする。光はアシスタントの緑(佐藤)、警視庁の刑事・鷹野(崎山)らと事件の真相に迫るが……。舞台セットは絵画の額縁をモチーフにしており、また舞台後方のスクリーンには、事件のカギを握る数々の西洋名画が映し出される。松也が演じる光は、絵画コレクター、投資家、会員制レストランのオーナーという表の顔に加え、罪深きものへの復讐の代行者という“裏”の顔を持つ。この、どこかダークヒーロー的な空気をまとった“探偵”役を松也が魅力的に演じている。“探偵助手“のポジションにある才能あふれる若き画家・緑を佐藤が、協力者である刑事・鷹野を崎山がそれぞれ好演しており、光、緑、鷹野の“捜査チーム”に、事件の有力な“容疑者”の立場にある寺脇演じる建設会社社長の火山を加え、時にシリアスに、時にコミカルな掛け合いを交えつつ、物語はテンポよく展開していく。事件の鍵を握る火山の元愛人・翼を演じる比嘉愛未は、真っ赤なドレスをまとい、文字通りの“紅一点”で、どこか謎めいた雰囲気を醸し出し、強烈な存在感を放っている。作・演出の鈴木は「『怖い絵』とミステリをどうつなげていくか? かなり大変でした」と創作の苦労を明かしていたが、劇中、事件のヒントとなる絵画としてフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」、ウォルター・リチャード・シッカートの「切り裂きジャックの部屋」、ジョルジョ・ド・ラ・トゥールの「いかさま師」といった西洋絵画が登場し、隠された怖い真実が紹介される。物語は休憩なしの約110分。劇中のいたるところに大小さまざまな伏線が張り巡らされており、 特にラスト30分は伏線の回収&どんでん返しの連続で、事件の驚くべき真実が明らかになっていく。絵画×ミステリという本筋に加えて、鈴木が絶賛したのが、松也と寺脇によるアドリブのやり取り。「さすが歌舞伎と地球ゴージャス! キャッチャーミットが広いと松也さん、こんなに遊ぶんだ⁉」という称賛の言葉に松也は「寺脇さんに胸を借りながら、思いついたことは何でもやりました」と照れ笑い。松也は寺脇に促され、報道陣を前にプロ野球・巨人の原辰徳監督の形態模写を、その後のリハーサルでは俳優・えなりかずきのモノマネを見せるなど、多彩なレパートリーの一端を披露し笑いを誘っていた。舞台「怖い絵」は3月4日(金)から3月21日(月・祝)までよみうり大手町ホール(東京)にて、3月24日(木)から3月27日(日)までCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪)にて上演。取材・文・撮影:黒豆直樹舞台『怖い絵』■チケット情報
2022年03月04日土屋太鳳主演のフジテレビ新木曜劇場「やんごとなき一族」に、尾上松也と松本若菜が夫婦役で出演することが決定した。本作は、庶民の家庭から上流社会の一家に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都(土屋さん)が、理不尽な家のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄されながらも、夫・深山健太(松下洸平)と共に真正面から立ち向かい、奮闘するアフター・シンデレラ・ストーリー。現在放送中の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」で刑事役を好演しており、2クール続けてのフジテレビ系連続ドラマ出演となる尾上松也が本作で演じるのは、物語の舞台である深山家の長男・明人。引っ込み思案な性格で、父・圭一の決めたことには逆らえず、目立つことが嫌い。父が経営する不動産会社で働き、次期社長候補と言われるも、その出世欲のなさと気の弱さが災いし、父からは冷ややかな目で見られている。そしてそのことが原因で、妻からも反感を買うこともしばしば。そんな中、弟の健太が深山家に戻ってきたことがきっかけで、自身の跡取りとしての立場はさらに危ういものになっていく。明人の妻・美保子を演じるのは、「仮面ライダー電王」「コウノドリ」『愚行録』などに出演する松本若菜。老舗和菓子店の娘であり、長男の妻として深山家に尽くしてきた人物で、深山家の理不尽なしきたりに対しても理解があり、親族からの評価も高い。明人を跡取りにすることで、自分の地位を高めようともくろむ一方、誰にも言えないある大きな秘密を抱えている。また、佐都のことを目の敵にしており、義父の策略とともに佐都を深山家から追い出そうとする人物だ。台本を読み、「すぐに物語に巻き込まれて、次の展開が楽しみになりました」と印象を語った松也さんは、「明人はいい人ですが、演技ではいい人なのかわからないという感じを出したいです。久しぶりの木曜劇場に一癖添えられるように務めますので、是非是非毎週欠かさずご覧ください!」とコメント。松本さんは「美保子は長男の妻として自分の立ち位置をなんとしても死守するため、佐都へ執拗(しつよう)なライバル心を燃やします。皆さまのご期待も背負いながら、私の思う美保子を私なりに表現できればと思います」と意気込み、「世界観に浸っていただけるよう精いっぱい撮影に励みますので、ご覧いただけましたら幸いです」とメッセージを寄せている。「やんごとなき一族」は4月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年02月24日今回、ご紹介するのは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。2017年からスタートした、『ホーム』シリーズ3部作の集大成を描く最終章です。スパイダーマン/ピーター・パーカーの日本語吹替版声優を担当した榎木淳弥さんにお話をうかがいました。【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 98「スパイダーマン映画の魅力を詰め込んだ作品です」全世界で社会現象を巻き起こした、トム・ホランド主演の映画『スパイダーマン』シリーズ。2017年『スパイダーマン:ホームカミング』、2019年『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続く、待望の最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』がついに日本上陸を果たします。12月17日(金)に全米で公開された本作は、コロナ禍における最大オープニング記録はもちろんのこと、全米における全スパイダーマン映画のオープニング興行成績の歴代1位という映画史に残る大記録を残しました。物語は、スパイダーマン/ピーター・パーカーが、世界中に正体を知られるシーンで幕を開けます。平穏な生活が一変し、大切な人たちを危険にさらす現状に心を痛めた彼は、ドクター・ストレンジの力を借りに行きます。ところが、ドクターの呪文によってマルチバースが出現!グリーン・ゴブリン、ドック・オク、サンドマン、エレクトロ、リザードといった、『スパイダーマン』シリーズの過去作に登場したヴィランたちが大集結し、全ユニバースを賭けた戦いが繰り広げられることに。ドック・オク役のアルフレッド・モリーナ、グリーン・ゴブリン役のウィレム・デフォー、エレクトロ役のジェイミー・フォックスなど、ヴィランたちを当時の俳優たちが再演。壮大な世界観を盛り上げています。スパイダーマン/ピーター・パーカーの日本語吹替版声優を担当するのは、榎木淳弥さん。『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁役、『機動戦士ガンダムNT』のヨナ・バシュタ役、『鬼滅の刃』の煉獄千寿郎役など、国民的人気を誇る作品で大活躍する実力派が、スーパーヒーローとしての宿命と向き合うピーターの決断を情感たっぷりに演じています。ーーかつてスパイダーマンの日本語吹替は、トビー・マグワイア版を猪野学さん、アンドリュー・ガーフィールド版を前野智昭さんが担当されていました。榎木さんがスパイダーマンを演じると決まった後、おふたりから何か声を掛けられたことは?榎木さん猪野学さんとはお会いしたことがないのですが、前野さんとはお仕事でよくご一緒させていただいています。その際、“榎木くんはいま、コレ(榎木さんが両手を前に出して、スパイダーマンが蜘蛛の糸を出すポーズをする)をやっているもんね”といじられたことがありました。ーーおふたりがスパイダーマンのポーズで通じ合うところが素敵です。愛あるいじりですね。榎木さんかわいがっていただいています。ーー本作には、いくつもの大きなサプライズがあります。榎木さんいろいろなウワサは耳に入っていましたので、実際に本編を観たとき、“こういうふうになるんだ”と、答え合わせをするような楽しみがありました。本作に対して、皆さんの期待が高まっていると知り、嬉しく思っています。ーー本作は、歴代ヴィランたちの豪華共演が話題となっています。純粋な少年役がハマる、好感度抜群な榎木さんですが、ヴィランな心をのぞかせてしまう瞬間は?榎木さん雨の日にビニール傘を持ってスタジオに入り、仕事を終えて帰ろうとすると、傘がなくなっていることがよくあるんです。そのとき、一瞬だけ、傘立てに残っているビニール傘を持って帰りたい気持ちになるのですが、“誰かが不幸になるかもしれない”と思うと持って帰れなくて。そういうときは、新しい傘を買って帰るようにしています。ーー“スパイダーマンの日本語吹替を担当されているんですよね”と、いろいろな方から声を掛けられるとか。最近、お仕事で尾上松也さんと対面されたそうですが、印象に残っているエピソードを教えてください。榎木さん尾上松也さんはスパイダーマンだけでなく、アクション・アドベンチャーゲーム『アンチャーテッド』もお好きだそうで。トム・ホランド主演の実写映画版『アンチャーテッド』では、僕が日本語吹替を担当させていただくことになっているため、尾上松也さんから“楽しみにしています”と言っていただきました。ーー嬉しいですね。いまや、榎木さんはトム・ホランド担当といっても過言ではありませんし。榎木さんたくさんの作品でトムを演じることができ、光栄です。ーー最近、トムとお話する機会はありましたか?榎木さん先日、リモートでインタビューさせていただきました(※)。久しぶりにとても緊張しました。彼から“日本語吹替を演じてみて”とリクエストされたので、“スパイダーマンだ!”というようなセリフを言うと、すごく喜んでいただきました。※インタビュー映像は、1/7(金)に榎木さんのTwitterとソニー・ピクチャーズ映画公式SNSで公開予定。ーースパイダーマンを演じたことで、榎木さんの人生にどのような影響がありましたか?榎木さん『機動戦士ガンダムNT』のプロデューサーの方は、常にガンダムの主役を演じることのできる声優を探していて。ある日、僕が演じたスパイダーマンの声を聞いて、“ガンダムの主役をやれる声だ”と思ったそうなんです。ーーそれはすごい。運命を感じます。榎木さんスパイダーマンをきっかけとしてお仕事をいただく機会が増え、ありがたいと思っています。ーー榎木さんが考える、トム・ホランド版スパイダーマンの魅力とは?榎木さん高校生の子どもならではの優しさと脆さです。敵を過度に傷つけないところも好きです。ーー最後に、本作の見どころをお願いします。榎木さんスパイダーマン映画の魅力を詰め込んだ作品です。なるべく、事前に情報を頭に入れず、まっさらな状態で劇場に行ったほうが楽しめると思います。そして、すべてのエンドロールが終わるまで、決して席を立たないでください。インタビューのこぼれ話榎木さんに、“スパイダーマンの能力で欲しいものは?”と聞くと、想定外の答えが!「危機回避能力です。先日、引っ越しをしたのですが、ガスの契約を忘れていて。水で頭を洗いました。とても寒くてきつかったです」。Information『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』2022年1月7日より、日本公開出演:トム・ホランド、ベネディクト・カンバーバッチ、ゼンデイヤほか日本語吹替版:榎木淳弥(スパイダーマン/ピーター・パーカー役)ほか©2021 CTMG. © & 2021 MARVEL. All Rights Reserved.撮影・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・久芳俊夫ヘアメイク・fringe撮影・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・久芳俊夫 ヘアメイク・fringe
2022年01月06日「最近、僕がテレビに出てアップになると、指差して『パパ、パパ』って言うんです」12月17日放送の『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』(日本テレビ系)で、こう話したのはDAIGO(43)。昨年9月、妻の北川景子(35)との間に第1子が誕生したことを発表し、メディアでも育児ぶりを語るなどすっかり“パパタレ”に。同番組では家族のために賞金1,000万円を勝ち取るべく奮闘したDAIGOだが、あと一歩というところで敗退。だが父となってこの1年、DAIGOは北川と二人三脚で励んできた。「北川さんは産後間もなく、今年4月期のドラマ『リコカツ』(TBS系)で女優復帰。撮影期間は約4カ月間に及びましたが、北川さんを支えていたのはDAIGOさんでした。初めは育児に慣れず睡眠不足も続いたようですが、DAIGOさんは赤ちゃんの生活リズムに合わせるなど工夫をして乗り越えたと語っていました。北川さんもドラマ最終回を迎えるにあたり、『家族には感謝でいっぱいです』と顔を綻ばせていました」(プロダクション関係者)そんなDAIGOは仕事も順調のようで、最近では『ZIP!』(日本テレビ系)の木曜パーソナリティーに起用されるなど活躍の場を広げている。また彼がボーカルを務めるBREAKERZでも、来年1月にリリースする23枚目のシングルがテレビアニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本レテビ系)のエンディングテーマに使用されたばかり。仕事と家庭を両立させているDAIGOだが、そんな彼の”つかの間の息抜き”がショッピング。本誌は今年6月上旬、その様子を目撃している。良く晴れた日の東京・表参道で、ハイブランドが並ぶメインストリートに停車した送迎車から降りてきたDAIGO。黒のロングシャツをなびかせ、小走りで駆け込んだ先はフランスの高級ブランド店「サンローラン」だった。店内で30分以上迷っていた様子だったが結局、何も買わずに店を後に。その次に向かったのは「セリーヌ」。30分ほどすると店員に付き添われながら、靴が入っていると思われる紙袋を手に店から出てきた。この日のショッピングは、多忙を極める“自分へのご褒美”だったのだろうか。■尾上松也は“ナイキ愛”炸裂!DAIGO以外にも本誌は今年、仕事の合間をぬってショッピングを楽しむ有名人をキャッチしている。昨年大ヒットしたドラマ『半沢直樹』(TBS系)でIT企業の社長を好演し、以降も歌舞伎の枠を超えてひっぱりだこの尾上松也(36)。一方で今年8月には自主公演『挑むVol.10~完~』で、高校時代の同級生である生田斗真(37)と共演を果たした。’09年から10回にわたって上演してきた同公演に、一区切りをつけた年となった。本誌はそんな彼を、同月下旬に目撃。残暑厳しい東京・原宿にTシャツ、パンツ、スニーカーと全身“ナイキコーデ”で現れた松也。メディアのインタビューに「スニーカーのコレクションが趣味」とも語っており、この日は「ナイキ原宿」へと足を運んでいた。大きな紙袋を片手に店を後にした松也は、送迎車が待つ場所へ颯爽と帰っていった。ところが運転手が車を離れており、松也が車に乗れなくなってしまうハプニングも。数分後には運転手の居所を確認できたようで、事なきを得たのだった。■西川貴教はボディビル大会の下準備?「ナイキ」といえば、本誌はもう1人目撃している。それは今年11月に開催された『ベストボディ・ジャパン 2021』に出場し、モデルジャパン部門ゴールドクラスで2年連続優勝に輝いた西川貴教(51)。昨年の優勝者はシード権を有するため、今大会で地区予選に出る必要はなかったという。だがそのことを知らなかったという西川は、10月16日に行われた前橋大会に出場。見事に結果を残し、Twitter上で《「うっかりタカノリ」でご心配をおかけしました》と綴っていた。本誌は今年9月下旬、短パンとスポーツブランドに身を包み、東京・六本木のビルから出てきた西川を目撃している。「このビルにはナイキ社員の福利厚生施設があります。一般のショップとは違って社員の紹介がないと入店できず、新作アパレルやスニーカーなどの商品がアウトレットよりさらに安い価格で購入できるのです。西川さんはトレーニング器具やウェアを購入するために訪れていたようです」(ファッション業界関係者)一緒に出てきた付き添いの男性がナイキの紙袋2つを送迎車に運び入れると、西川はペコリと会釈をして車に乗り込んでいったのだった。■山本舞香はタンクトップで「セリーヌ」へ女性の有名人では山本舞香(24)。昨年1月に伊藤健太郎(24)との交際が報じられた山本。だが同年10月に伊藤が接触事故を起こし、逮捕されるという事態に。伊藤は今年3月に不起訴処分とされ、芸能活動を再開したが、2人は今年7月に破局が報じられたのだった。本誌は今年8月上旬、失恋直後の山本を目撃している。肌を大きく見せたタンクトップとダメージジーンズというカジュアルな装いで、東京・表参道にある高級ブランド店「セリーヌ」から出てきた山本。すると後ろから大きな紙袋を持った店員が、彼女の送迎車が待機する場所まで見送りについてきていた。伊藤への思いは吹っ切れたのだろうか、車に乗り込んでいった山本の表情に曇りはなかった。有名人にとってショッピングは、リフレッシュできる束の間のひと時なのだろう。
2021年12月24日東京・歌舞伎座で、2022年1月2日(日)から感染予防対策を徹底した上で収容人数の制限を緩和し、完全入替えの三部制による『壽 初春大歌舞伎』を上演することが決定。歌舞伎俳優の尾上松也が、第三部『岩戸の景清』で初役となる平家の豪将・悪七兵衛景清を勤めることになり、12月22日に都内で取材に応じ「来年がもっともっと良い環境になるように、希望に満ちた1年を送りたい、送れると思っていただけるような演目にしたい。全三部、それぞれに花と色が出ているので、全力でお正月を盛り上げたい。思いを受け取っていただければ」と意気込みを語った。作・河竹黙阿弥の『岩戸の景清』が上演されるのは、昭和53年(1978年)1月の国立劇場以来、44年ぶり。源氏への復讐に執念を燃やす平家の勇将・悪七兵衛景清が江の島の岩窟にこもり、頼朝調伏を念じたために、天下は暗闇となってしまう。そこで源氏方の諸大名らが集まり、岩窟の前で闇を払う神事を始めると、やがて景清が姿を現し......という物語。暗闇の中を互いに探り合う歌舞伎の「だんまり」という様式的な美しい演出で展開し、景清が引き抜く刀によって射し込む光が、新年に明るい兆しを感じさせるひと幕となる。「非常に独特な世界観であり、歌舞伎のヒーローたちが大集結する豪華な演目。基本的には(前回の)羽左衛門兄さんのスタイルを踏襲しながら、歌舞伎ならではのケレンミを存分に楽しんでいただけると思います。景清はダークヒーロー的な印象で、陰と陽がある魅力的なキャラクター。自分が演じるとは、正直想像できなかったが、お正月ということもあり、(構成上)陽の部分を感じていただけるように作りたい。アイデアが浮かべば、それをチャレンジできる演目」(松也)「新春浅草歌舞伎」をはじめ、花形世代の中心としてメンバーを引っ張ってきた松也だけに、「若手だけで歌舞伎座の演目を任せていただくのは、ありがたいですし、やりがいがある」。2021年、2022年と「新春浅草歌舞伎」が中止になってしまっただけに、「次こそはという思いもありましたから、みんなでアイデアを出しながら、いいものを作っていきたい。それが“チーム浅草”らしい」と闘志を燃やした。また、「浅草の皆さんにご協力いただくことで、芝居以外のことも勉強できる貴重な公演。メンバーそれぞれ浅草を経て、どれだけ成果を出せるかという登竜門でもあるので」と浅草公演の復活を切に願っていた。また、先月28日に77歳で亡くなった歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんに話題が及ぶと、「本当に偉大な先輩。僕にとっては、あこがれの存在」と神妙な面持ち。2018年の「新春浅草歌舞伎」上演を前に、稽古を受けたと言い「普段は温厚な印象ですが、お稽古では激しく、荒々しい。情熱と本気度に感動しました。一切手を抜かず、細部にまでこだわり、やり尽くす姿を拝見し『僕らもこうでなければ』と思った」と回想。「歌舞伎の伝承とは、芸もそうですが、それと一緒に魂と情熱も受け継ぐんだと最近よく思います。お兄さんの情熱から教わり、学んだことへの感謝を忘れず、それを伝えることが一番大事」と決意を新たにしていた。取材・文・写真=内田涼『壽 初春大歌舞伎』2022年1月2日(日)~2022年1月27日(木)第一部午前11時~第二部午後2時30分~第三部午後6時~※開場は開演の40分前を予定【休演】11日(火)、19日(水)劇場:歌舞伎座
2021年12月22日『十二月大歌舞伎』が12月1日、東京・歌舞伎座で開幕した。この度、第二部『ぢいさんばあさん』に出演する尾上菊之助と中村勘九郎からのコメントが到着した。歌舞伎座12月公演『十二月大歌舞伎』の第二部で上演される『ぢいさんばあさん』は、森鷗外の短編小説を原作に劇作家の宇野信夫が作・演出を手がけ、昭和26(1951)年に初演された新歌舞伎である。変わらぬ夫婦愛を描いた名作に今回初役で挑戦するのが、尾上菊之助と中村勘九郎。歌舞伎はもちろん、連続テレビ小説への出演や大河ドラマなど映像ジャンルでの活躍も記憶に新しい両者だが、今回は約5年ぶりに夫婦役での共演となる。演じるのは、それぞれの父、そして祖父も勤めてきた伊織とるんというおしどり夫婦。1年を締めくくる12月にほっこりと心あたたまる愛情物語を堪能してほしい。尾上と中村からのコメントは以下の通り。――『ぢいさんばあさん』の思い出、作品の印象菊之助:若夫婦のきくという役でこれまで2回出させていただいて、その時は父(尾上菊五郎)がるんを勤めておりました。お互いのことを「思う」、「偲ぶ」、「慈しむ」という、なかなか今では感じづらくなっている日本人の大事にしなければいけない心というものがこの作品にはこもっていると感じておりました。今回は勘九郎さんと一緒に勤めさせていただきますけれども、ふたりでこの心を大切にしながら、先人たちが築き上げてきた心を大事にしながら勤めていきたいと思います。勘九郎:私は弟の久右衛門を勤めさせていただいたことがあります。その時は父(十八代目中村勘三郎)が伊織を演じており、るんを玉三郎のおじさまが演じておりました。久右衛門は最初の場面で出番が終わってしまうのですが、そのあとの二場面を毎日のように拝見して、演じていないのに毎日涙が出ていた記憶があります。すごくあったかい作品でもありますし、父や祖父のようにチャーミングで可愛らしい伊織や夫婦像というのを菊之助さんとともにできればいいなと思っております。――久々の夫婦役での共演、若手との共演について菊之助:5年ぶりなんですね、勘九郎さんと夫婦を演じさせていただくのが。その時も色々お話をさせていただきながら作り上げていった思い出もありますので、今回もふたりで話し合いながら作り上げていければという風に思っております。今回若手の歌昇さんや尾上右近さんたちとも一緒に舞台を作っていますが、みんな本当にこの作品を良くしようという心意気が一つの方向に向かっています。一場面一場面、みんなで作り上げていくお芝居だという風に改めて感じています。勘九郎:5年前演じさせていただいた時もバカップルというか…イチャイチャが激しい夫婦を演じさせていただいて、今回の伊織とるんも上品ではありますけれども負けず劣らずのおしどり夫婦です。今、稽古をしながら2日間とも違った感じというか、毎回新鮮にできるというのがすごく幸せです。本当に信頼しきっている方なのでとても楽しいです。――意気込み菊之助:ばあさんのるんを勤めさせていただきます。結婚して赤ちゃんも生まれたばかりの夫婦が別れ別れになって、今度会うときには姿形はおばあさんとおじいさんになっている…。勘九郎さん演じる伊織との日々の舞台での化学反応を楽しみながら、37年という時間をかみしめながら日々勤めたいと思っております。勘九郎:今、まだコロナ禍ということで大切な人、会いたい人に会えない時代で、とてもお客様の心に刺さる作品になっているなと思います。先人たちが築き上げてきたすばらしい演出や、技というものを受け継ぎながら、今の私たちの心を入れて勤めたいと思っております。ほっこりできる作品ですのでぜひ劇場へ足をお運びください。『ぢいさんばあさん』 あらすじとみどころおしどり夫婦を描いたあたたかい愛情物語江戸番町に住む江戸大番役の美濃部伊織と妻るんは評判のおしどり夫婦。子どもも生まれ幸せに暮らしていた矢先、伊織は喧嘩で負傷した義弟の宮重久右衛門に代わり 1 年間単身京都で勤めをすることになる。翌年の桜時の再会を誓い別れる二人。ところが、伊織は京でふとした弾みから同輩の下嶋甚右衛門を誤って斬ってしまい、越前にお預けの身となって江戸への帰参が叶わなくなってしまう。月日は流れ、二人が離れ離れになってから37 年 、罪が許された伊織とるんはようやく再会の日を迎える。前半の心浮き立つ若夫婦の初々しいやり取り、後半の時が流れお互い白髪となった二人が寄り添って交わすしみじみとした会話に胸を打たれる、変わらぬ夫婦愛を描いた名作。『十二月大歌舞伎』は12月26日(日)まで、東京・歌舞伎座にて午前11時~(第一部)、午後2時30分~(第二部)、午後6時~(第三部)の三部制(各部総入れ替え、幕間あり)で上演。
2021年12月01日山崎育三郎、尾上松也、城田優の3人が、2015年ミュージカルでの競演を機に自分たちの感性で、オリジナル作品を製作したいという思いを共有し、3人の名前の頭文字から「IMY」と名付け、2019年より始動したプロジェクト。その舞台公演・第1弾「あいまい劇場 其の壱『あくと』」が11月20日に開幕した。ノンストップの約2時間はぎゅうぎゅうに詰め込まれたおもちゃ箱のよう。音楽監督・桑原まこが率いる生バンドの演奏とともに、歌と芝居がシームレスに展開し、息つく暇がない。福原充則の脚本(第2話を除く)はパンチが効き、台詞の熱量が凄まじい。城田優も脚本(第2話)に初挑戦し、新境地を見せた。成河が初演出とは思えない手腕で、多要素を見事に一つの物語としてまとめ上げている。開演前、メイクをし衣裳をつけ、自分でない誰かを演じ始める瞬間。まるで俳優たちの日常の続きを感じられるような演出からいつの間にか4話のオムニバスはスタート。第1話「朝ドラオーディション」ではオーディション風景が繰り広げられる。オーディションの後半は即興芝居。お題はTwitterで一般から募集したものだ。この日は最初に自由にポーズをとり、そこから自然な形でお題に添う芝居を始める。プロデューサーのザキヤマ(山崎育三郎)、俳優の尾上と城田の3人は頭脳をフル回転し、時に助け合い、絶妙な機転をきかせて大爆笑が起こる。ライブ感がたまらない。場面は一転、ムーディな雰囲気になり、清水美依紗が「あくと」を歌い出す。ソウルフルな歌声と圧巻のロングトーンが心を揺さぶり、観る者を未知の旅へと誘う。すると不穏なメロディと口笛が。第2話「Literal thinking」では、謎解きと心理サスペンスとが入り混じり、観ているこちらも推理に必死になる。手に汗握った後は、皆本麻帆と清水美依紗が「邪なアイ」を軽快に歌い踊る。女と男の駆け引きを思わせるポップソング。こちらまで楽しくなる2人の明るい笑顔に気分がのってくると、導かれるように第3話「1996年の鳥山明」がスタート。夢と現実の狭間での男たちの葛藤、切なさと擦り傷のようなヒリヒリ感。同時に希望をももたらし、まるで青春活劇のような爽快感が残るから面白い。第4話「EXシアターのジャン・ヴァルジャン」は大クライマックスとして、とにかく観てのお楽しみ。ダイナミックで演劇愛に溢れ、グサッとくる台詞と歌が詰め込まれ、これまでにない感覚が味わえること請け合いだ。会見では、「2015年の雑談から生まれた企画がこうして実現し、ワクワクしています」(山崎)、「固定概念にとらわれず、今までにない日本発のエンタテインメントを目指しました」(松也)、「自分たちが楽しい、面白いと思えるもの、そしてミュージカル、コンサート、ショーなど全ての良いところを凝縮したIMYならではの作品、お楽しみいただけると思います」(城田)、「こんなに楽しくていいのかしら?と思ったくらい、稽古場が楽しかったです。IMYと演出の成河さんの自由な発想を毎日見られて幸せでした」(キムラ)、「毎日楽しく自由に、のびのびとやらせていただきました。緑子さんとIMY の御三方が体当たりで大真面目にお稽古している姿が、美しくて素敵でした」(皆本)、「新人で初舞台です。右も左もわからない中でリラックスできる環境を作っていただき、頑張れました。芸歴の長い城田さんでも緊張なさると聞いて安心しています」(清水)、「初めての演出で、場作りが上手いIMYをはじめ、皆さんに助けてもらいました。毎日本気で泣いたり笑ったり、最終的に僕が一番好きなものが出来上がったと思います」(成河)と、キャスト、演出家共に抱負を語った。あいまい劇場 其の壱『あくと』日程:2021年11月20日(土)~12月5日(日)会場:EXシアター六本木出演:山崎育三郎、尾上松也、城田優、皆本麻帆、清水美依紗、キムラ緑子演出:成河※前売り券は完売。当日券は日によって異なる。詳細は公式ホームページでご確認ください。公式ホームページ:
2021年11月22日山崎育三郎・尾上松也・城田優の3人が、2015年ミュージカルでの競演を機に自分たちの感性で、オリジナル作品を製作したいという思いを共有し、3人の名前の頭文字から「IMY」と名付け、2019年より始動したプロジェクト。その舞台公演・第一弾『あいまい劇場 其の壱「あくと」』。ノンストップの約2時間はぎゅうぎゅうに詰め込まれたおもちゃ箱のよう。音楽監督・桑原まこが率いる生バンドの演奏とともに、歌と芝居がシームレスに展開し、息つく暇がない。福原充則の脚本(第2話を除く)はパンチが効き、台詞の熱量が凄まじい。城田優も脚本(第2話)に初挑戦し、新境地を見せた。成河が初演出とは思えない手腕で、多要素を見事に一つの物語としてまとめ上げている。開演前、メイクをし衣裳をつけ、自分でない誰かを演じ始める瞬間。まるで俳優たちの日常の続きを感じられるような演出からいつの間にか4話のオムニバスはスタートする。第1話「朝ドラオーディション」ではオーディション風景が繰り広げられる。オーディションの後半は即興芝居。お題はTwitterで一般から募集したものだ。この日は最初に自由にポーズをとり、そこから自然な形でお題に添う芝居を始める。プロデューサーのザキヤマ(山崎育三郎)、俳優の尾上と城田の3人は頭脳をフル回転し、時に助け合い、絶妙な機転をきかせて大爆笑が起こる。ライブ感がたまらない。場面は一転、ムーディな雰囲気になり、清水美依紗が♪〈あくと〉を歌い出す。ソウルフルな歌声と圧巻のロングトーンが心を揺さぶり、観る者を未知の旅へと誘う。すると不穏なメロディと口笛が。第2話「Literal thinking」では、謎解きと心理サスペンスとが入り混じり、観ているこちらも推理に必死になる。手に汗握った後は、皆本麻帆と清水美依紗が♪〈邪なアイ〉を軽快に歌い踊る。女と男の駆け引きを思わせるポップソング。こちらまで楽しくなる2人の明るい笑顔に気分がのってくると、導かれるように第3話「1996年の鳥山明」がスタート。夢と現実の狭間での男たちの葛藤、切なさと擦り傷のようなヒリヒリ感。同時に希望をももたらし、まるで青春活劇のような爽快感が残るから面白い。第4話「EXシアターのジャン・ヴァルジャン」は大クライマックスとして、とにかく観てのお楽しみ。ダイナミックで演劇愛に溢れ、グサッとくる台詞と歌が詰め込まれ、これまでにない感覚が味わえること請け合いだ。会見では、「2015年の雑談から生まれた企画がこうして実現し、ワクワクしています」(山崎)、「固定概念にとらわれず、今までにない日本発のエンターテインメントを目指しました」(松也)、「自分たちが楽しい、面白いと思えるもの、そしてミュージカル、コンサート、ショーなど全ての良いところを凝縮したIMYならではの作品、お楽しみいただけると思います」(城田)、「こんなに楽しくていいのかしら?と思ったくらい、稽古場が楽しかったです。IMYと演出の成河さんの自由な発想を毎日見られて幸せでした」(キムラ)、「毎日楽しく自由に、のびのびとやらせていただきました。緑子さんとIMY の御三方が体当たりで大真面目にお稽古している姿が、美しくて素敵でした」(皆本)、「新人で初舞台です。右も左もわからない中でリラックスできる環境を作っていただき、頑張れました。芸歴の長い城田さんでも緊張なさると聞いて安心しています」(清水)、「初めての演出で、場作りが上手いIMYをはじめ、皆さんに助けてもらいました。毎日本気で泣いたり笑ったり、最終的に僕が一番好きなものが出来上がったと思います」(成河)と、キャスト、演出家共に抱負を語った。あいまい劇場 其の壱「あくと」日程:2021 年11 月20 日(土)~12 月5 日(日)会場:EXシアター六本木出演:山崎育三郎、尾上松也、城田優、皆本麻帆、清水美依紗、キムラ緑子演出:成河※前売り券は完売。当日券は日によって異なる。詳細は公式ホームページでご確認ください。公式ホームページ 撮影:宮川舞子 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月21日舞台『怖い絵』が2022年3月4日(金)〜3月21日(月・祝)によみうり大手町ホール、3月24日(木)~3月27日(日)にCOOLJAPAN PARKOSAKATTホールで上演されることが決定した。名画に隠された恐怖の背景を解説した美術書『怖い絵』(中野京子著)はベストセラーを記録、シリーズ化もされ、多方面で大きな反響を呼んだ。2017年には東京・兵庫でその「怖い絵」を集めた「怖い絵」展が開催され、来場者が68万人を突破、怖い絵ブームを巻き起こたことも記憶に新しい。本舞台も『怖い絵』を元にした物語となる。ただ見るだけでなく、その絵の怖い意味を考えていく、新たなエンタテインメントステージとなるだろう。舞台のセット内には、物語にあわせて厳選された「怖い絵」が何作も登場して物語と連動。観客は舞台を見ているのと同時に、絵画鑑賞をしながら、作品の真の意味を考えていく内容だ。マルチエンターテイナーである作・演出の鈴木おさむが、劇場でも美術館でもない新たな没入感を生み出す。今作の主人公である謎多き絵画コレクターを務めるのは歌舞伎以外にもミュージカル、ドラマ、映画、バラエティなど幅広く活躍をしている尾上松也。他キャストには2007年にNHK連続テレビ小説『どんど晴れ』のヒロインに抜擢されて以来舞台や映画に出演し続け、11月には主演映画『吟ずる者たち』の公開も控える比嘉愛未。また『HiGH&LOW』シリーズなどに出演し、12月に公開される主演映画『軍艦少年』でも注目を集める佐藤寛太(劇団EXILE)や、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(石切丸役)、舞台『幽☆遊☆白書』などに出演し、2.5次元界をけん引する崎山つばさ。さらに『相棒 -劇場版-』で第32回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、14日より開幕するミュージカル『マイ・フェア・レディ』も出演する実力派俳優・寺脇康文と豪華出演陣が集結した。スタッフからのコメントは以下の通り。<作・演出:鈴木おさむ>僕は元々、中野京子さんの本『怖い絵』がとても好きで、実際に美術館で「怖い絵展」が行われた時にはすぐに見に行き、とても興奮と沢山の感動をしました。その時に、これに物語を付けて、ミステリーものとして舞台に出来ないのか?と考え企画しました。もともと、尾上松也さんとは、いつかなにかやりたいねと話をしていたので、この企画を思いついた時に真っ先にオファーしましてOKいただきました。今回、このありそうでなかった怖い絵の物語。最高のキャストで上演することが出来ます。知的好奇心もくすぐる舞台『怖い絵』、皆さんも一緒に謎を解くつもりで、見てください!<監修:中野京子>拙著「怖い絵」シリーズを刊行した時には、まさかこんなふうに他分野に派生してゆくとは想像もしていませんでした。まず「NHK知る楽」で8回連続テレビシリーズとなりました。次いで美術展「怖い絵展」(上野の森美術館&兵庫県立美術館)と「怖いクラシックコンサート」(東京文化会館)が催され、今度は舞台に!人気放送作家鈴木おさむ氏の脚本なので、期待は裏切られません。怖い絵とミステリーの絡み合いを、どうぞお楽しみください。<主演:尾上松也>鈴木おさむさんとは何年も前から、一緒に仕事したいですねという話をしていたので、今回この舞台のお話をいただいたときは、すごく嬉しかったです。僕の役は、謎につつまれ、心に闇を持つ主人公ということなのですが、現代劇においては、あまりやったことのないダークヒーローという役柄を演じること、とても楽しみにしています。今回、共演させていただく方々は、皆さん初めての方ばかりなので怖さもありますが、きっと新鮮な刺激をもらえると思うので、今からすごく楽しみです。先の読めないミステリアスな展開が待ち受ける作品です。演出のおさむさん、そして出演者の皆さんと共に、今まで誰も見たことのないエンターテインメント作品に仕上げたいと思います。皆さん、劇場でお待ちしております。■公演情報舞台『怖い絵』作・演出:鈴木おさむ監修:中野京子出演:尾上松也比嘉愛未佐藤寛太崎山つばさ寺脇康文美術:竹邊奈津子照明:太田明希音響:門田圭介衣装:大西理子ヘアメイク:望月光演出助手:東七重高松雪 舞台監督:田中翼宣伝美術/宣伝写真:高宮紀徹宣伝衣装:大西理子宣伝ヘアメイク: 望月光清水智也宣伝:る・ひまわり制作:羽根有希乃伊東大樹三浦祐香制作協力:Soymilk Co.プロデューサー:坂田佳弘矢野浩之企画・製作:関西テレビ放送<東京公演>2022年3月4日(金)~3月21日(月・祝)全20公演会場:よみうり大手町ホール入場料金:11,000円(全席指定・税込)チケット一般発売:2022年1月22日(土)午前10時<大阪公演>2022年3月24日(木)~3月27日(日)全5公演会場:COOLJAPANOSAKA PARK TTホール入場料金:11,000円(全席指定・税込)チケット一般発売:2022年1月22日(土)午前10時チケット情報
2021年11月02日舞台「怖い絵」が、尾上松也主演で来年3月、東京と大阪にて上演されることが決定した。投資家をしながら、実は怖い意味を持つ絵画を集めるのが趣味の男。「怖い絵」に秘められた物語が、その事件の真の姿を浮かび上がらせ、この男が、罪深き人たちに、復讐の代行を行っていく。本当に存在する絵と、そこに隠されたメッセージ。これは新たな絵画版シャーロックホームズとなるのかもしれない――。本作は、中野京子による名画に隠された恐怖の背景を解説したベストセラー美術書「怖い絵」を基にした物語。2017年には、東京・兵庫でその「怖い絵」を集めた「怖い絵」展が開催され、来場者68万人を突破と、怖い絵ブームを巻き起こしたことも。今回上演される舞台は、ただ見るだけでなく、その絵の怖い意味を考えていく、新たなエンターテインメントステージ。セット内には、物語に合わせて厳選された「怖い絵」が何作も登場し、物語と連動していく。本作を手掛けるのは、マルチエンターテイナー・鈴木おさむ。中野さんも監修し、劇場でも美術館でもない、新たな没入感を作り上げる。物語の主人公は、謎多き絵画コレクター。演じるのは、歌舞伎以外にもミュージカル、ドラマ、映画、バラエティなど幅広く活躍する松也さん。さらに、現在放送中の「日本沈没-希望のひと-」で主人公の妻を演じている比嘉愛未。主演映画『軍艦少年』の公開を控える佐藤寛太。2.5次元界をけん引する崎山つばさ。ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の上演が控える実力派俳優・寺脇康文の出演も明らかになった。なお、本公演のチケット一般発売は、来年1月22日(土)10時~販売される予定だ。▼コメント作・演出/鈴木おさむ僕は元々、中野京子さんの本「怖い絵」がとても好きで、実際に美術館で「怖い絵展」が行われた時にはすぐに見に行き、とても興奮と沢山の感動をしました。その時に、これに物語を付けて、ミステリーものとして舞台に出来ないのか?と考え企画しました。もともと、尾上松也さんとは、いつかなにかやりたいねと話をしていたので、この企画を思いついた時に真っ先にオファーしましてOKいただきました。今回、このありそうでなかった怖い絵の物語。最高のキャストで上演することが出来ます。知的好奇心もくすぐる舞台『怖い絵』、皆さんも一緒に謎を解くつもりで、見てください!監修/中野京子拙著「怖い絵」シリーズを刊行した時には、まさかこんなふうに他分野に派生してゆくとは想像もしていませんでした。まず「NHK知る楽」で8回連続テレビシリーズとなりました。次いで美術展「怖い絵展」(上野の森美術館&兵庫県立美術館)と「怖いクラシックコンサート」(東京文化会館)が催され、今度は舞台に!人気放送作家鈴木おさむ氏の脚本なので、期待は裏切られません。怖い絵とミステリーの絡み合いを、どうぞお楽しみください。主演/尾上松也鈴木おさむさんとは何年も前から、一緒に仕事したいですねという話をしていたので、今回この舞台のお話をいただいたときは、すごく嬉しかったです。僕の役は、謎につつまれ、心に闇を持つ主人公ということなのですが、現代劇においては、あまりやったことのないダークヒーローという役柄を演じること、とても楽しみにしています。今回、共演させていただく方々は、皆さん初めての方ばかりなので怖さもありますが、きっと新鮮な刺激をもらえると思うので、今からすごく楽しみです。先の読めないミステリアスな展開が待ち受ける作品です。演出のおさむさん、そして出演者の皆さんと共に、今まで誰も見たことのないエンターテインメント作品に仕上げたいと思います。皆さん、劇場でお待ちしております。舞台「怖い絵」東京公演は2022年3月4日(金)~21日(月・祝)よみうり大手町ホールにて、大阪公演は2022年3月24日(木)~27日(日)COOL JAPAN OSAKA PARK TTホールにて上演。(cinemacafe.net)
2021年11月02日ウォルト・ディズニー・ジャパン主催のイベント「新ディズニープラス セレブレーションナイト」が27日、都内で行われ、成河、昆夏美、山崎育三郎、城田優、尾上松也、山寺宏一、清水美依紗らが出席した。ウォルト・ディズニー・ジャパンが運営するディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」は、10月27日よりリニューアル。それを記念して開催された同イベントに、ディズニー作品で声優を務めた成河、昆夏美、山崎育三郎、城田優、尾上松也、山寺宏一ら豪華ゲストがライブパフォーマンスを行った。また、9月に配信をスタートした『スター・ウォーズ:ビジョンズ』の映像に合わせ、臨場感あふれる生アフレコを榎木淳弥と白石涼子が披露した。『美女と野獣』から「美女と野獣」を熱唱した昆夏美と山崎育三郎。山崎は「昆さんと会うのは久しぶりなんですけど、このメロディーが流れると野獣とベルの気持ちになります。何度も歌ってきたので、久しぶりに昆さんと歌えてうれしかったです」とデュエットを楽しみ、「ディズニーと出会ってミュージカル俳優になりたいと思いました。自分の原点を感じられるようなステージになりました」と笑顔を見せた。昆も「野獣とベルの衣装でこの歌をずっと歌わせていただきましたが、歌う時はこの世界観をお客さんにお届けしようと思いながら2人で歌ってきました」と山崎と歌った当時を懐かしそうに振り返った。『シンデレラ』からは、城田優が「夢はひそかに」を披露。 「本来はシンデレラ役の高畑充希ちゃんがいて一緒にデュエットをするんですが、1人は本当に心細いです。充希ちゃんに連絡したら『1人でも王子は大丈夫だよ』と返ってきました(笑)」と苦笑いを見せつつ、「『夢はひそかに』は小さい頃からずっと耳にしていた曲。まさか自分が歌うとは思いませんでした」と心境を明かした。『モアナと伝説の海』からは、マウイ役の日本語吹き替えを担当した尾上松也が「俺のおかげさ」を熱唱。吹き替えをした時のことを問われて「本国で演じていたのはドウェイン・ジョンソンさん。その迫力をどれだけ出せるのか苦労しましたし、一番は僕が声優をやっているということを感じないよう、マウイそのものを感じてもらえるように心掛けました」と振り返った。また、この日は山崎、尾上、城田の3人が、ユニットのIMY(アイマイ)として登場。ピクサーの名曲メドレー「君はともだち~全力少年」を歌い上げた。尾上が「3人だと心強いですね。何かあったらカバーしてくれという気持ちだったので、リラックスしてました」と山崎と城田の存在に感謝しきり。IMYとしてのコンビネーションに自信を見せた城田は「お笑いトリオとしても成熟してきました(笑)」と笑いを誘いつつ、「あっという間にもう終わりという感じでまだ歌いたいです。今やっと緊張が溶けてきたので」と今にも歌いそうな雰囲気だったが、尾上から「どうぞ」と促されると「次回呼んでいただけたら」と上手く切り替えしていた。
2021年10月28日1月期放送予定の菅田将暉主演月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」に尾上松也、筒井道隆、遠藤憲一がレギュラー出演することが分かった。本作は、菅田さんが演じる天然パーマがトレードマークの主人公・久能整が、淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく、令和版・新感覚ミステリー。今回新たに発表された3人が演じるのは、事件が起きる度に、その解決に重要な役割を果たす大隣署の刑事。月9ドラマにレギュラー出演するのは、今回が初めてとなる松也さんが演じるのは、風呂光聖子(伊藤沙莉)と同じ大隣署所属の若手巡査で、署内のムードメーカー的存在な池本優人。事件の解明もさることながら、整の多岐に渡る知識や既成概念を覆す独自の思考によって家庭不破まで改善され、その後も公私に渡って整にアドバイスを求めるようになる。月9レギュラー出演は、1994年放送の主演ドラマ「君といた夏」以来、27年半ぶりとなる筒井さんが演じるのは、同じく大隣署所属の警部・青砥成昭。冷静沈着で頭が切れ、部下からの信頼も厚い青砥だが、実は過去に誤認逮捕による冤罪事件を起こした過去が。整と関わったことで、これまで正しいと信じて来た自身の考えに疑問を持ち、過去の事件と向き合うことになる。現在放送中の月9「ラジエーションハウスII~放射線科の診断リポート~」にも出演中の遠藤さんが演じるのは、大隣署の警部補・薮鑑造。仕事を第一優先に生きて来た薮は、妻と一人息子を事故で亡くしているが、その際も捜査現場を離れられず、看取ることができなかったという悲しい過去をもつ。薮もまた、整と出会ったことで、人生が大きく変わっていくキャラクターとなっている。<キャストコメント>・尾上松也今回の作品は今まで共演したことのないみなさんとのお仕事ということもあって、すごくワクワクしました。池本はどちらかと言えばムードメーカーのような、明るい刑事です。ですが、ドラマでは刑事としての真っすぐさというところは表現しようと。決していい加減な仕事をしているのではないという、そこにひとつの芯が通っているキャラクターとして演じようと思いました。(菅田さんと共演してみて)僕は初共演になるのですが、演じていてとてもやりやすいというか、ストレスを感じることが全くない方です。収録の合間には、笑いの輪に入っているのですが、ふと気がつくと菅田さんは監督ととても真剣に話合っていて…。そういう切り替えもサッとできてしまうのもすごいと思いました。整の独特な空気感とテンポが醸し出す物語に、ぜひ惹(ひ)き込まれてください。・筒井道隆いただいた台本がすごく面白く、また原作も興味深い作品でしたので、これはぜひ出演させていただきたいとお受けしました。僕も整のように論理立てて考えたり、論破するのも好きなので…好きって言うのも変ですけど、そういう思考の人間なので、すごく共感できました。(菅田さんと共演してみて)すごい方だと思いました。収録初日にお会いした時は、菅田くんは風貌から原作の整のイメージ通りで“あっ、こういうストイックなアプローチで演じるのか”と。コロナ禍で、一見ホワッとした感じの整の言葉、繊細な分析や気づきに共感できると思います。イジメや虐待についての難しい問題などもストーリーに出てくるんですが、整のグローバルな考え方から違う視点に“気づくこと”の大切さを、ぜひ感じていただきたいです。・遠藤憲一最初にいただいた台本を読んだのですがビックリしました。全てのト書きや“…”、隅々までちゃんと意味がある、相当高度な台本だったので、まずそこに感動して、ぜひ出演したいと思ったんです。主人公の久能整が話す一言、一言が胸にズキンとくる…家族との向き合い方とか、自分にもそういうところがあるのかなぁ?と、かなり突き刺さりました。整が普段の僕たちが見過ごしがちで、考えたこともなかったような心の中を見透かしてくるような?これは視聴者の方にも、きっと共感していただけるのではないかと思います。(菅田さんと共演してみて)菅田くんは、心がとてもデリケートだということが体からにじみ出すような人ですね。だからこそ、芝居でも歌でも国民的スターになっちゃう、本当に稀有(けう)な存在なんだと思います。僕は父親のような気分で“がんばってるなぁ”と菅田くんを見ていました。「ミステリと言う勿れ」は2022年1月、毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年10月12日8月下旬の午後、残暑厳しい東京・原宿に現れたのは歌舞伎俳優の尾上松也(36)。近年はテレビドラマやバラエティにも活動の場を広げているが、5歳で歌舞伎の初舞台を踏んだ根っからの歌舞伎俳優だ。この日の彼のファッションはといえば、Tシャツ、パンツ、スニーカーと着ているものはすべてナイキ。そんな松也が入っていったのは「ナイキ原宿」だった。「カジュアルなファッションだったのでまさかあれが歌舞伎俳優の松也さんとは思いませんでした。若者に混じっても全く浮いていませんでしたね。Tシャツなどを手にとってじっくり選んでから買っていってました」(居合わせた女性客)松也は今年3月にWEBメディアのインタビューでも“ナイキ愛”を語っている。「僕には一時的にガッと何かにハマるときがあって、フィギュアやアロマキャンドルにもハマってきました。今はとにかくスニーカーです。今月だけで、20足くらい買いましたからね。(中略)たまにナイキショップに行ったり、ABCマートに行ったりもしますけど、行くとたくさん買いたくなってしまうので、あまり行かないようにしています」(『MONO TRENDY私のモノ語り』3月12日掲載)“行くとたくさん買いたくなってしまう”という言葉通り、袋いっぱいの買い物を終えた松也は、ほかのショップには目もくれず送迎車に戻っていく。だがここでちょっとしたハプニングが。運転手が車を離れており、松也は車に乗り込めなくなってしまったのだ。車の脇で5分ほど立ち尽くしていた松也。……結局、携帯電話で運転手の行先を確かめると、車の鍵を手に戻ってきた。ナイキ愛あふれる松也だけに、ナイキのスローガン「JUST DO IT.(とにかく行動を!)」も体にしみこんでいるのか。
2021年09月10日俳優・生田斗真が新作歌舞伎に挑戦する姿を追うNetflixドキュメンタリー映画『生田斗真ドキュメンタリー ~挑む~(仮)』が、2022年春にNetflixにて配信されることが決定した。1997年に連続テレビ小説『あぐり』で俳優デビュー以降、数々のドラマ、映画、舞台で唯一無二の役を演じ、2011年には初の主演映画『人間失格』と『ハナミズキ』でブルーリボン賞新人賞を受賞、その演技力が認められ、2019年には大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』に出演、2020年には向田邦子賞受賞作『俺の話は長い』で東京ドラマアウォード2020 主演男優賞に輝くなど着実にキャリアを重ねてきた生田斗真。そして2021年、生田が新たに挑戦するのは「新作歌舞伎」。生田の高校の同級生であり、親友の歌舞伎俳優の尾上松也が、2009年より主宰する歌舞伎自主公演シリーズの最終公演『「挑む」Vol.10 ~完~』に特別出演する。11才からジャニーズJr.として芸能活動を開始、アイドルとしてのスタートを経た後、俳優の道を極めてきた生田。そして、歌舞伎役者として5才で初舞台、歌舞伎のみならずドラマやミュージカルなどで幅広く活躍する松也。高校時代「いつか二人で同じ舞台に立つ」と約束したふたりが、2021年8月ついに新作歌舞伎で初共演、20年来の約束を果たす。生田はなぜ今、新作歌舞伎に“挑む”のか。そして毎回新たなチャレンジが行われてきた歌舞伎自主公演「挑む」シリーズ最終公演で松也が抱く覚悟とは。生田と松也、エンタメの世界で全く違う道程を辿った二人が歌舞伎役者として “挑む”舞台に立つ時、果たしてどのような化学反応が生まれるのか。本公演の地は演劇の街・下北沢の中心的存在である本多劇場、演目は新作歌舞伎「赤胴鈴之助」(あかどうすずのすけ)。松也の父である故・六代目尾上松助が子役時代の昭和30年代、同名漫画を原作としたテレビドラマ版の主役を務めた、松也にとって所縁の作品だ。64年前、テレビが録画ではなく生放送時代のドラマであり、父が演じた赤胴鈴之助を見ることが出来ないものの、松也にとっては亡き父を偲ぶ、思い入れ深い作品だ。この新作歌舞伎「赤胴鈴之助」で生田は、松也演じる赤胴鈴之助の兄弟弟子でライバルの竜巻雷之進(たつまきらいのしん)を演じる。Netflixでの配信が決定した本作は、初のかつら合わせをした日から公演を終えるまでの生田斗真の約2カ月半に完全密着。生田が初めての世界に飛び込む戸惑いや、懸命に稽古に向かう真摯な姿を描き出す。また生田と松也のインタビューでは、悲願でもあった舞台での共演を実現するに至った二十年来の友情を掘り下げる。さらに、人生の大半をエンタメの世界で生きてきた二人の軌跡を辿る。また、Netflixでは本ドキュメンタリーの配信に合わせ、8月13日に初日を迎えた新作歌舞伎公演の映像化作品の全世界配信も決定。映像は「劇団☆新感線」の舞台映像などで、映像×演劇の新たなエンターテインメントの世界を築き上げた「ゲキ×シネ」チームが手掛ける。生田は、現在も絶賛撮影進行中の本ドキュメンタリーと新作歌舞伎公演の映像化作品について「高校時代、教室の隅で松也くんと交わした約束が、時を経てこんなにも大きなプロジェクトになるなんて、あの頃の僕達に教えてあげても信じてもらえないだろうな」と盟友松也と過ごした日々を振り返る。松也は「一筋縄ではいかなかった公演ですが、我々二人と共演者、そしてスタッフの熱い思いを裏から表まで堪能していただけましたら幸いです」と、大舞台への抱負を語る。■生田斗真 コメント私、生田斗真のドキュメンタリー映画が制作され、Netflixにて世界190以上の国で同時配信される事になりました。そして、さらに『挑む』の舞台本編映像もNetflixで配信が決定しました。なんでしょう。。Netflixアザッス!プレミアム会員になってて良かったっス!『いつか一緒に舞台やろう』高校時代、教室の隅で松也くんと交わした約束が、時を経てこんなにも大きなプロジェクトになるなんて、あの頃の僕達に教えてあげても信じてもらえないだろうな。■尾上松也 コメントこの度、私が主宰しております歌舞伎自主公演「挑むVol.10 ~完~」がNetflixにて配信していただける事になりました。また、客演していただきました生田斗真さんの公演までの道のりを追ったドキュメンタリーも配信される事となり、この様な嬉しい事はございません。斗真さんとは中学時代から現在に至るまで、全てを共有してきた数少ない友人です。その盟友と学生時代から共に語り合っていたのが、歌舞伎作品でいつか一緒に舞台に立ちたいと言う夢でした。それが何十年越しに叶い、皆様にご覧いただけることはこの上ない喜びです。一筋縄ではいかなかった公演ですが、我々二人と共演者、そしてスタッフの熱い思いを裏から表まで堪能していただけましたら幸いです
2021年08月14日歌舞伎俳優の尾上松也がこのほど、アンバサダーを務めるデジタルアート展『巨大映像で迫る五大絵師 -北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界-』(7月16日~9月9日、東京・大手町三井ホール)のプレス発表会に出席し、その魅力を興奮気味に語った。同展では、葛飾北斎の『富嶽三十六景』と歌川広重の『東海道五拾三次』、俵屋宗達と尾形光琳が描いた2つの『風神雷神図屏風』の競演、伊藤若冲の代表作『仙人掌群鶏図』など、日本美術の傑作が巨大映像となって集結。最新技術でデジタルリマスター化を実現し、和紙の繊維1本1本の質感まで、立体的に復元している。松也は「大画面で見る迫力、その美しさに本当に息が止まるような感じがいたしました。すごいなと思ったのは、これだけ大画面で詳細に見られるなんてことは、当時の絵師の皆さんは想像もしてなかったはずなんですけど、これだけのアップになってもどれだけ繊細に描かれていたかがよく分かって、ずっと見ていられるのは、改めて五大絵師をはじめ皆さんの作品の素晴らしさとすごさを実感しましたね」と興奮。特にお気に入りの作品は『東海道五拾三次』だそうで、「庶民の息遣い、暮らしぶりがすごく想像できるし、大画面で見ることによって本当に街の中に入って住民の1人になったような感覚が一番大きかったですね」と語る。改めて、大画面で見た感想を、「音楽と映像技術が融合してどうなるのかがすごく楽しみではあったんですけど、大音響と大画面のマッチ度が予想以上で、もちろん演出も素晴らしかったので、より作品に対する興味と没入感がわいて、いつの間にか口をあけて見てるような感覚で、時間を忘れるような感じでしたね」と表現。さらに、「この大画面の映像の中で、会場の真ん中に布団敷いて眠りたいなと思いました。これ癒やされるなあと思って。音楽もちょうどいい具合に調整して、あの中で眠れたら『すげえ良い眠りにつけるだろうな』と思いました(笑)」と想像していた。同展では、光浦靖子が解説ナレーターを担当。現在、カナダ留学中の光浦はビデオメッセージを寄せ、「絵の中に飛び込めるというか、絵の中に囲まれるっていう今までにない体験で、本当にびっくりしながら楽しかったです」と感想を語った。
2021年07月17日全米大ヒットを受けて、日本でもついにその全貌を現わした『ゴジラvsコング』。ハリウッド版『GODZILLA』(14)と『キングコング:髑髏島の巨神』(17)のストーリーをクロスオーバーさせ、映画界の2大モンスターがガチンコ対決する本作の日本語吹替版のボイスキャストを直撃!前作に続いてヒロインのマディソン・ラッセルの声を担当した芦田愛菜、ハイテクおたくのマディソンの友人=ジョシュ・ヴァレンタインの声を当てた田中裕二、ゴジラが襲撃するハイテク企業エイペックス社の陰謀説を唱えるバーニー・ヘイズの声をハイテンションで体現した尾上松也が、アフレコ時の貴重なエピソードや映画の感想、見どころなどをたっぷり話してくれた。それぞれの役柄と、吹替への向き合い方――今回のアフレコをまずは振り返っていただこうと思います。前作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(19)に続いてマディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)の声を担当された芦田さんからお願いします。芦田私は前作でもマディソンの勇気のある行動を見てカッコいいな、自分にはできないなと思って尊敬していたんですけど、本作の彼女は高校生になって、さらに勇敢でカッコいい女性になっていました。なので私も、落ち着いていて、冷静な判断ができるマディソンを表現できたらいいなと思いながら演じました。田中僕が声を担当したジョシュ(ジュリアン・デニソン)はマディソンの親友の高校生ですけど、高校生ということはあまり意識してなくて。でも、マディソンに引きずられて危険な旅につき合わされる、弱っちいところやオタクっぽいところは少し心がけましたね。松也僕の演じたバーニーを演じている俳優さん(ブライアン・タイリー・ヘンリー)は独特なリズムで話したり、芝居をしているのですが、そのニュアンスを出すのは勇気がいりました。ただ、英語で喋っている彼のリズムをあまり崩さないようには意識したつもりです。難しかったですが、面白いお役でしたので、とてもやり甲斐がありましたね。左から、ジョシュ、マディソン、バーニー――どんなところが難しかったんですか?松也冒頭にラジオのDJみたく喋るシーンがあって。その焦っている感じやリズムがかなり独特でしたので、そこはオリジナルの英語のセリフを何回も聴いて、なるべくタイミングを合わせられるように努力しました。田中僕は特に言いにくいセリフはなかったんですけど、こういう映画なので、セリフにもならない息遣いなどがやたら多くて。そこは映像を見ながら、息をのむのはどこなんだ?って探ったり、そういう細かいところが難しかったかな。芦田私たち3人でエイペックス社に潜入するシーンがあるんですけど、そういうところはやっぱり息遣いが難しくて。しかも、ひとりでブースにこもってアフレコをしているし、その場でお芝居をしているわけではないので、緊迫感や実際にそれが起きたときの息遣いを想像しながらやるのが大変でした。――アフレコのときの印象に残っているエピソードは他にもありますか?田中僕、今年の1月に病気(前大脳動脈解離によるくも膜下出血と脳梗塞)で倒れたんですよ。で、その病気から快復した後の仕事がこのアフレコだったんですけど、ゴジラの映画だから、「ウワ~!」って絶叫するシーンがいっぱいあったらどうしよう?って最初はちょっと不安だったんですよね。頭の病気だったので、あんまり「ウワ~!」って大声で叫ぶのはよくなくて。ただ、ジョシュはそんなにうるさいキャラクターではなかったので、そこは助かりました。芦田私は今回も、いち早くハリウッド版『ゴジラ』シリーズの映像が見られるのが嬉しかったですね。マディソンがゴジラとコングのバトルを見ながら話すシーンでも、すごい迫力だから、思わずセリフを忘れそうになるぐらい見入ってしまって(笑)。それぐらい、いつも楽しませてもらっています。芦田愛菜――ちなみに、皆さんは普通のお芝居とは違うアフレコの面白さはどのあたりにあると思っていますか?松也芦田さんがさっきおっしゃったように、基本ひとりで声を入れていますので、他の方の声もまだ入っていなかったりする場合は、相手のリアクションを想像して補わなくてはならないんですよね。その上で、モニターに出る秒数と台本を見比べながら声を吹き込むので、気持ちを入れるのがなかなか難しくて。棒読みでセリフがフラットな声になると映像と合わなくなってしまいますから、そこは普通の生身のお芝居と全然違って難しいですね。ですが、個人的な印象としては、声のニュアンスを出すときは舞台っぽい抑揚のある発声をした方がいいのかなって、声のお仕事をさせていだくときに感じるようになりました。田中僕も何回か声のお仕事をさせてもらっていますけど、ま~、声優の人たちはよくこんな難しいことを毎日のようにやっているなぁと毎回思います。今松也くんが言ったように、映像と台本を交互に見て、このセリフがここに入るのかというタイミングを合わせることに必死になっちゃって。そこで声のお芝居をするなんて、ちょっと離れ業だなっていう感覚があるんですよ。そんなこと、人間にできるのかな?って(笑)。そこは毎回やっていて難しいし、不安です。アフレコの監督さんが「OK」って言ってくださっても、「本当なのかな~?気を遣ってOKって言ってくれているんじゃないかな」と思ったり。毎回その繰り返しですね(笑)。芦田私もおふたりが仰っていることはすごく分かります。さっきも言ったように、自分がその場にいてお芝居をしているわけではないし、マディソンの場合もミリーさんの表情やお芝居の雰囲気に合わせて、日本語吹替版を観たお客さんが違和感を持たないような声にするのがやっぱり難しい。それだけに、今のは上手くハマったかもって思えたら、すごくやり甲斐を感じるし、嬉しいですね。大迫力のバトルだけじゃない、心にグッとくるようなシーンも――今回の『ゴジラvsコング』をご覧になった率直な感想を教えてください。田中音がスゴかったね。僕、子供が3人いて、一番下の子は4歳の女の子なんですね。で、普通だったらお父さんが声をやっている映画だから子供にも見せたいと思うんだけど、これはちょっと見せられないぐらい怖い。4歳だと泣いちゃうんじゃない?って思うぐらい迫力がスゴ過ぎて。映像もスゴいけど、僕の場合は音にいちばんヤラれました。ゴジラもコングもここまで吠えるか?って思うぐらいスゴかったですね。――前作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』と違って、怪獣同士のバトルにシフトした仕上がりになっていますが、そのあたりはどうでしたか?田中僕が幼い頃に『キングコング対ゴジラ』(62)という映画があって、当然そのときもゴジラとキングコングが戦っていたんですけど、それからおよそ50年ぐらい経ったら、迫力がこんなにも増幅するのか?って思いましたね。あの当時の、あの程度のバトルで喜んでいた子供たちが、これを観たらどう思うんだろう?いや、それが僕なんてすけどね(笑)。そう思ったぐらい、映像、音響のすべてにおける迫力が想像以上でした。松也これだけダイナミックな映画を観るのはコロナ禍の影響もあって久しぶりでしたから、純粋に、ただただ楽しかったですね。しかも、今、田中さんが仰ったコジラとコングが戦っているシーンには人間は一切出てこないわけですけど、言ってみれば、そこに関しては100パーセント嘘なわけじゃないですか。全部CGで作っているんだから。ですが、そのことをまったく忘れますね。本当の格闘技の試合を観ているみたいに、何だ、これ? と思って、とっても興奮しました。ですので、さっき芦田さんがおっしゃったコングとゴジラのバトルをマティソンとジョシュ、バーニーの3人が見ているシーンのアフレコは何にも苦労しなかったです。本当に「ワ~キャ~」叫びながらやっていましたから(笑)。芦田本当にそうでしたよね。私もすごい面白かった。第一印象は本当に「面白い!」しかない(笑)、おふたりが仰ったみたいに、大迫力のバトルシーンに目を奪われるし、圧倒されること間違いなしです。でも、それだけじゃなくて、コングと人間の関係やゴジラとコングの関係に迫る、心にグッとくるようなシーンもたくさんあって。アクションとドラマの両方が楽しめるところが魅力だと思います。――皆さんの好きなシーン、オススメのシーンも教えていだけますか?松也僕は、コングが王座みたいなところに座ったときのドヤ顔です(笑)。斧みたいなものを持って座るのですが、キングコングじゃん!と思いましたし、とてもカッコよかったですから。田中僕は、コングがタンカーに乗せられて髑髏島から運ばれてくるシーンですね。『キングコング対ゴジラ』にも似たシーンがあったので、それを思い出して。そっちでは確かイカダで運ばれていたと思うけど、今回は大型タンカーなんだなって思ったし、ところどころそうやってオリジナルの東宝映画と比較しながら観ていました。田中裕二芦田私は松也さんの逆で、ゴジラの顔なんですよ(笑)。一番最後のゴジラがコングに向ける顔が、本当に一瞬なんですけど、余裕のある表情に見えて。その表情を見たときに、あっ、ゴジラは絶対王者なんだなってすごい確信して、カッコいいなって思ったんです。松也結果、ゴジラもコングも、粋な熱いヤンキーなんですよね(笑)。芦田確かに!(笑)松也両方ともそこがカッコいいんですよ。――それでは、今回の映画のゴジラとコングの戦いの結末は納得のいくものでした?松也僕はあまり決着がついたという風には捉えてなくて。まあ、絶対王者のゴジラがいて、その後を追い続けるコングみたいな構図がこれからも延々と続くな、終わらないなっていう印象を持ちましたけどね。田中僕は子供の頃はゴジラが大好きで、『キングコング対ゴジラ』を昔観たときも、やっぱり、どちらかと言うとゴジラの方に肩入れしながら観ていたんですよね。ゴジラがヒーローなので。なので、今回も何となくゴジラ側で観ていたんですけど、最終的にはゴジラとコングの勝ち負けの話ではないなと思っていて。それより、ジョシュとマディソンがこの後どうなっていくのか?そっちの方がちょっと気になりましたね(笑)。芦田(笑)田中最後にマディソンのお父さんに挨拶をするし……。松也それで言ったら、バーニーなんて謎だらけですよ!(笑)田中アイツ、何者なんですか?(笑)松也何者か分からないですし、奥さんをどうしちゃったの?って思うぐらい、何も分からない(笑)。田中そうですよね。芦田でも、私はこの結末、すごい好きで。本当にどうなっちゃうんだろう?ってハラハラしながら観ていたんですけど、途中からいろいろなエピソードが繋がって、あ~そう来たか!っていうラストシーンだったので、すごい楽しかった。「ゴジラはやっぱりカッコいい!」ってあらためて思うこともできたし、すごくいい終わり方だと思います。ゴジラにはそろそろ東京で暴れてもらいたい――ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』シリーズに登場した小栗旬さんはどんな風に映りましたか?松也友人の小栗さんがハリウッドの大作に出演されるというのは、それだけでも感慨深いものがありましたし、刺激を受けましたね。それこそゴジラが最初に海から登場して、次にそれを見守っている(小栗が演じた)芹沢蓮の顔がパッと映ったときに、「ウワッ、小栗旬だ!」って一観客として、すごくドキッとしたのを覚えています。小栗さんから、ハリウッド版の『GODZILLA ゴジラ』に参加しているという話は伺っていたんですよ。まさか自分がその作品にこういう形で関われるとは思っていなかったので、それも純粋に嬉しかったですね。田中芹沢蓮は、渡辺謙さんが前2作で演じた芹沢猪四郎博士役の息子じゃないですか。だから、相当なプレッシャーだったんじゃないかなって勝手に思っていて。長年のコアなファンがいる『ゴジラ』シリーズで、しかも芹沢博士の息子の役ということになると、恐らく小栗くんどうこう関係なく、いろいろ言う人もいると思います。だから、すごいところを任されたと言うか、すごい役を小栗くんは勝ち取ったと思いますよ。それに、最後の方のあのお芝居は相当大変ですよ。今までのカッコいい小栗旬とはまた違いますからね。――本作のアダム・ウィンガード監督は「シリーズが続くのであれば次も自分が監督をしたい」って言っているみたいですが、続編の制作が決まったらどんなことを期待しますか?監督にどんな注文しますか?田中『ゴジラ』は元々日本の映画なので、そろそろ東京で暴れてほしいですよね。あと、さっき話したジョシュのその後も気になるね。マディソンは相手にしてないんだろうけど、ジョシュは絶対にマディソンのことが好きだから。ふたりが東京に旅行に行って……みたいな展開にしたらいいんじゃないかな。芦田それ、いいですね(笑)。でも、私も東京に来てほしい。日本で大暴れしているゴジラをやっぱり見たいなっていう気持ちはありますね。松也バーニーも謎だらけ、続編をやるならそこも解明していただきたいほしいですけど、ゴジラが東京を襲撃するならば、それを例えばウルトラマンが阻止するとか、そういう何でもありみたいなものをハリウッドで作ってもらいたい(笑)。そういうのを観てみたいですね。――最後に。この映画と関係なく、皆さんはゴジラとコング、本当はどっちが強いと思っていますか?理由も教えてください。松也僕はどちらかと言うとコング派なんですけど、ゴジラは飛び道具がありますからね。放射熱線を出せてしまうから、強いのはゴジラかな?でも、コングも戦いの精神では全然ひけをとらないと思います。田中僕はゴジラですね。ゴジラが一番強い怪獣だって、子供の頃からそういう洗礼を受けて育っていますから。そこには理由はないですよ。それはもう、プロレスファンが「アントニオ猪木が一番強い!」って永遠に言っているのと同じ。理屈じゃないです。芦田私もやっぱりゴジラですね。さっきも言ったように、今回も絶対王者のゴジラをすごく感じたし、ゴジラがやっぱり王者だと思います。芦田愛菜さん、田中裕二さん、尾上松也さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント! ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=9e437328-839a-4dd6-864b-8847e9b9eee0&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。取材・文:イソガイマサト撮影:源賀津己(C)2021WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.『ゴジラvsコング』上映中
2021年07月14日歌舞伎俳優の尾上松也がこのほど、7月15日にスタートするYouTube配信番組『#マベりま SHOW』の収録に参加。ソニー・ピクチャーズが配給するマーベル作品『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題)』『モービウス』の最新情報を伝える番組で、大のマーベル好きを公言する松也が番組ホストを務める。初回収録後、取材に応じた。映画の最新情報を紹介するほか、作品に関わるゲストを招いてトークを展開していく不定期更新の特別番組。初回となる7月15日と次回の8月7日のゲストに『ヴェノム』で主人公エディ・ブロックの日本語版吹き替えを担当した声優の諏訪部順一、『スパイダーマン:ホームカミング』などで主人公ピーター・パーカーを演じた榎木淳弥の2人を迎える。ヴェノムは『スパイダーマン』に登場し最大の宿敵といわれるヴィラン。映画では対峙していないものの、2作品で主人公を演じる諏訪部と榎木の共演に、松也は終始興奮ぎみ。収録後「とっても楽しかった。マーベルファンとしてはお2人が同じ場所にいらっしゃるのが、もう激アツ!それだけで熱かったので今日はお仕事ってことを忘れてしまいました」と大喜びだった。松也がマーベル作品にハマるきっかけは、趣味の「フィギュア収集」で、「アメコミのフィギュアを集めている中でもっと知りたいと思い勉強していって、そこでどんどんマーベル作品を好きになっていきました」という。自宅には100を超えるアイテムがあり「レギュラーのフィギュアでも3万円くらいはかかってしまう。クオリティが高いのでコレクションする喜びはあるのですが、お金がかかってしまうんですよ」と語った。もしマーベル作品で声優を務めるなら、「ヒーローも演じてみたいけど、やはりヴィランにも興味があります」と意欲。「スパイダーマンで言うとゴブリンやエレクトロもまだ(トム・ホランド版)映画に出てきていない。まだ出てきていないということは、声優さんもまだ決まっていないということ。今日、せっかく諏訪部さんと榎木さんとお話できたので、ヴェノムとスパイダーマン両方に絡んでくるキングピンとかも演じてみたいですね。ボス的な感じのお役で、お二人の間に割って入りたい。そういう意味では今後の楽しみが増えます」と期待を寄せる。番組については「みなさんにマーベル作品に興味持ってもらいつつ、楽しく見ていただける番組にしたい。ヒーローにちなんだ遊びもできたらいいな」と意気込み。なお、番組には進行役として、AIスピーカー・チャラディスが登場しており、声はお笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が担当する。チャラディスとのタッグは「もともと友達ですので意外にやりやすかったです(笑)。やはりいいパートナーがいてくださるといいですね、いいロボットですよ」とコンビネーションはばっちりだ。7月15日の初回では松也と藤森の息のあった掛け合いをみられるほか、諏訪部と榎木を迎えてのトークをアフレコ裏話、決められたキャラクター設定での早口言葉に挑戦するコーナーも実施。そして、2018年に公開された映画『ヴェノム』の続編となる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の新ビジュアルが、番組内で解禁される。初回、第2回ともに17時スタート。
2021年07月14日声優の諏訪部順一と榎木淳弥がこのほど、7月15日にスタートする歌舞伎俳優の尾上松也がホストを務めるYouTube配信番組『#マベりま SHOW』の初回収録にゲストとして参加した。『#マベりま SHOW』はソニー・ピクチャーズが配給するマーベル作品の最新情報を紹介するほか、作品に関わるゲストを招いてトークを展開していく不定期更新の特別番組。初回と第2回のゲストとなる諏訪部と榎木は、ともにマーベル作品の日本語吹き替えを担当。諏訪部は映画『ヴェノム』の主人公エディ・ブロック、榎木は『スパイダーマン:ホームカミング』などで主人公ピーター・パーカーの吹き替えをそれぞれ担当している。人気キャラクターの吹き替え声優が初回ゲストとなり、芸能界きってのマーベルファンを公言する松也は「マーベルファンとしてお2人が同じ場所にいらっしゃることがもう激アツ」と興奮を隠せない。両作品の魅力について聞くと、「やはり『ヴェノム』はヴィランが主人公なのが面白いですね。勧善懲悪ストーリーではないところが。映画のヴェノムはとてもチャーミングですよね。エディと、彼に寄生したシンビオートとの掛け合いもコミカル。このままずっと離れないでほしい(笑)」と諏訪部。榎木は「スパイダーマンはまだ幼いヒーロー。最初はダメダメですけど、そこから挫折を経て成長しているところが感情移入しやすい。無敵じゃないところがいい」と語る。原作のコミックでは対峙しているものの、映画では関わりがないスパイダーマンとヴェノム。ファンのスクリーン共演を熱望する声は少なくない。諏訪部も「そもそもヴェノムはスパイダーマンの存在があったからこそ誕生したキャラクター。今後、映画のほうでも何かしら絡んでくることがあったら面白いですね」といい、榎木は「どちらにも感情移入しちゃっているので、戦ってどちらかが勝つのは見たくないなぁ…。なんとか共闘という形で」と期待を寄せた。『#マベりま SHOW』ではアフレコで意識していることや、吹き替えならではの苦労などもトーク。指定されたキャラクターで早口言葉に挑戦するバラエティコーナーも用意されている。また、2018年に公開された映画『ヴェノム』の続編となる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の新ビジュアルが、番組内で発表となる。初回は7月15日、第2回は8月7日で、いずれも17時スタート。
2021年07月14日