チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』が6月7日(金)から9日(日)まで、世田谷パブリックシアターにて上演される。舞台には人が登場するのが当たり前だし、人が動くことこそが作品を動かす。それは舞台の前提のようなもので、多くの人は改めて認識したことさえないのではないか。その部分をひっくり返そうとしているのが『消しゴム山』だ。『消しゴム山』2021年東京公演より(撮影:高野ユリカ)『消しゴム山』2021年東京公演より(撮影:高野ユリカ)2019年の初演以降、ニューヨーク、東京、ウィーン、パリでの上演を経て、今回3年ぶりの再演となる本作。この作品が作られることになったそもそものきっかけは、2017年に岡田利規が岩手県、陸前高田を訪れたこと。2011年の東日本大震災で津波の甚大な被害を受けたこの地域で、二度と被害に遭わないよう行われたのは、地面の高さを12メートル上げる工事だった。陸前高田の造成工事の様子これを目の当たりにした岡田は、「人間的尺度」を疑う作品に取り組む。そこで声をかけたのが、彫刻の概念を拡張する美術家・金氏徹平。岡田と金氏とは、2011年『家電のように解り合えない』でコラボレーションを行って以降、たびたび一緒に作品に取り組んできた。しかし、中でも「人とモノや道具が並列で舞台に存在し、演じる」という『消しゴム山』は、金氏とのコラボレーションの意義がこれまで以上に深いものになっている。岡田利規(©︎宇壽山貴久子)金氏徹平舞台上には実際、数え切れないものが並ぶが、それはセットでも背景でもない。あくまでもこの作品においては、俳優たちと同等の存在だ。俳優たちがモノを使いながら、自分たちも動きながら、さまざまなモノとのエピソードを語っていく。これまでになかった概念の作品を過去最大の規模で上演するにあたり、全公演で開演前に作品解説会を開催。また、視覚障害をもつ人や子どもなどに対して観劇中に舞台上で何が起きているかを同行者が耳元で解説することを受け入れる「上演中ウィスパリング歓迎の回」、静かに座っていなくてもいい「鑑賞マナーハードル低めの回」など、さまざまなかたちで作品を開いているのも魅力的だ。文:釣木文恵<公演情報>チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』作・演出:岡田利規セノグラフィー:金氏徹平出演:青柳いづみ / 安藤真理 / 板橋優里 / 原田拓哉 / 矢澤誠 / 米川幸リオン2024年6月7日(金)~6月9日(日)会場:東京・世田谷パブリックシアター※全公演、会場15分前より劇場ロビーにて作品解説あり※6/8(土)13:00公演は上演中ウィスパリング歓迎※6/9(日)13:00公演は鑑賞マナーハードル低めの回※6/8(土)18:00公演終了後、アフタートークあり公式サイト:
2024年05月31日アニメイトは29日、声優・古谷徹が出演するイベント『ZERO STAR × 名探偵コナン』produced by 古谷徹 古谷徹さんトーク&『ノベルティ』お渡し会を中止することを発表した。公式サイトでは「2024年7月27日(土)にアニメイト池袋本店 animate hall BLACKにて予定しておりました「古谷徹さんトーク&『ノベルティ』お渡し会」ですが、諸般の事情により、中止とさせていただくことになりました」と報告。「イベントへのご来場を予定されていた皆様には、ご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。「なお、現在ご予約いただいているイベント抽選対象商品につきましては、2024年6月30日(日)までの期間でキャンセルが可能です」と伝えた。イベントでは、安室透をイメージしたコートを着用した、自身初となる古谷徹本人のアクリルスタンドを古谷から手渡しでプレゼントされるという内容だった。古谷は先日、一般女性と不倫していたことを認めており、この騒動は5月22日に週刊文春(文春オンライン)にて「【名探偵コナンの人気キャラクター安室透の声で……】レジェンド声優・古谷徹(70)との4年半の不倫、妊娠中絶、暴行騒動を37歳下ファン女性と古谷自身が告白」という見出しで報じられたもの。これを受け同日、古谷はXで「この度、私、古谷徹は週刊文春の取材を受けました。私が犯してしまった大きな罪についてお詫びとご報告があります。私は、あるファンの女性と昨年9月まで4年半という長い期間不倫の関係にありました」と報告。「まっすぐに応援してくれる彼女に惹かれ、浅はかにも自分からコンタクトをとり関係が始まりました。そのお付き合いの中で一度口論になり思わず手をあげてしまったこともありました。大人として人間として最低の行為でした」と説明した。「また、妊娠中絶させてしまうという許されない過ちも犯してしまいました。心身共に相手の女性を深く傷つけてしまったことを本当に、本当に申し訳なく思っております。私を長年、応援してくださったファンの皆様方の信頼を裏切り、失望させ、傷つけ、キャラクターを汚してしまったこと、謝っても謝りきれません。全ての関係者の方々の信頼をも裏切り、大変なご迷惑をお掛けすることになってしまいました」。「私の残りの人生をかけて誠心誠意償っていく所存です。どんな制裁も受ける覚悟でおります。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
2024年05月29日声優の三ツ矢雄二が28日、自身のXを更新。一般女性と不倫していたことを認めた声優の古谷徹との関係性について説明した。Xでは「私が古谷徹氏の不倫のアリバイ作りに協力したという噂があるみたいですが、それは誰かが流した悪意あるデマです」と報告。「11年前のスラップスティックの復活ライブ以来、古谷氏と個人的なお付き合いはありません」と伝えた。続けて「また奥様の間嶋さんとは大の仲良しです。間嶋さんを騙すような事する訳ないじゃありませんか!」とつづった。古谷の不倫騒動は、5月22日に週刊文春(文春オンライン)にて「【名探偵コナンの人気キャラクター安室透の声で……】レジェンド声優・古谷徹(70)との4年半の不倫、妊娠中絶、暴行騒動を37歳下ファン女性と古谷自身が告白」という見出しで報じられたもの。これをう受け同日、古谷はXで「この度、私、古谷徹は週刊文春の取材を受けました。私が犯してしまった大きな罪についてお詫びとご報告があります。私は、あるファンの女性と昨年9月まで4年半という長い期間不倫の関係にありました」と報告。「まっすぐに応援してくれる彼女に惹かれ、浅はかにも自分からコンタクトをとり関係が始まりました。そのお付き合いの中で一度口論になり思わず手をあげてしまったこともありました。大人として人間として最低の行為でした」と説明した。「また、妊娠中絶させてしまうという許されない過ちも犯してしまいました。心身共に相手の女性を深く傷つけてしまったことを本当に、本当に申し訳なく思っております。私を長年、応援してくださったファンの皆様方の信頼を裏切り、失望させ、傷つけ、キャラクターを汚してしまったこと、謝っても謝りきれません。全ての関係者の方々の信頼をも裏切り、大変なご迷惑をお掛けすることになってしまいました」。「私の残りの人生をかけて誠心誠意償っていく所存です。どんな制裁も受ける覚悟でおります。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
2024年05月28日アイドルグループ・SWEET STEADYの山内咲奈が25日、自身のX(旧ツイッター)を更新。同日に千葉・幕張メッセで開催された『KAWAII LAB.大特典会』のオフショットを公開した。山内は「さきなすき?」と写真を投稿。今までとはイメージがガラリと変わったハイトーンの髪色にコロネツインテールの髪型を披露した。ファンからは「髪明るくなっててびっくり!」「最上級にかわいい!」「城ヶ崎さんじゃん!」など反響を呼んでいる。SWEET STEADYは、山内、奥田彩友、音井結衣、栗田なつか、塩川莉世、白石まゆみ、庄司なぎさ、柳川みあの8人からなるアイドルグループ。FRUITS ZIPPERも所属するプロジェクト「KAWAII LAB.」からデビューし、「原宿から世界へ」をコンセプトに活動している。6月9日には東京・EX THEATER ROPPONGIにて『SWEET STEADY 1stワンマンライブ-始まりの合図-』の開催を目前に控えている。■ライブ情報SWEET STEADY 1stワンマンライブ-始まりの合図-日時:2024年6月9日(日)会場:EX THEATER ROPPONGI時間:OPEN 後4:00 / START 後5:00
2024年05月26日一般女性と不倫していたことを認めた人気声優の古谷徹(70)が出演する配信番組『古谷徹のほっこりThanksRoom』の公式Xが24日に更新され、13日の生配信をもって終了となることが発表された。23日には、出演予定だった朗読劇『朗読劇READING WORLDユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還「約束の果て」』の降板が発表されたばかり。古谷の不倫騒動は、22日に週刊文春(文春オンライン)にて「【名探偵コナンの人気キャラクター安室透の声で……】レジェンド声優・古谷徹(70)との4年半の不倫、妊娠中絶、暴行騒動を37歳下ファン女性と古谷自身が告白」という見出しで報じられたもの。これを受け同日、古谷はXで「この度、私、古谷徹は週刊文春の取材を受けました。私が犯してしまった大きな罪についてお詫びとご報告があります。私は、あるファンの女性と昨年9月まで4年半という長い期間不倫の関係にありました」としたためた。「まっすぐに応援してくれる彼女に惹かれ、浅はかにも自分からコンタクトをとり関係が始まりました。そのお付き合いの中で一度口論になり思わず手をあげてしまったこともありました。大人として人間として最低の行為でした」と説明した。「また、妊娠中絶させてしまうという許されない過ちも犯してしまいました。心身共に相手の女性を深く傷つけてしまったことを本当に、本当に申し訳なく思っております。私を長年、応援してくださったファンの皆様方の信頼を裏切り、失望させ、傷つけ、キャラクターを汚してしまったこと、謝っても謝りきれません。全ての関係者の方々の信頼をも裏切り、大変なご迷惑をお掛けすることになってしまいました」と謝罪していた。■報告全文古谷徹のほっこりThanksRoom番組終了のお知らせいつも番組をご覧いただきありがとうございます。誠に勝手ながら「古谷徹のほっこりThanksroom」は2024年5月13日の生配信をもって番組終了とさせていただく運びとなりました。あまりに唐突すぎるという視聴者皆様のお声もあるかとは思いますが、番組制作チームや関係各所のご意見をうかがいながら判断した結果となります。長年にわたり応援してくださった皆様には、このような形で突然のお知らせとなりましたこと、深くお詫び申し上げます。最後になりましたが長い間番組を継続できたのはご支持いただきました皆様のおかげです。スタッフ・関係者一同心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。古谷徹のほっこりThanskroom番組スタッフ一同
2024年05月25日2024年5月22日、声優の古谷徹さんがX(Twitter)アカウントを更新。一部週刊誌の報道について、内容を事実と認めた上で謝罪を行いました。古谷徹が『週刊誌報道』受け謝罪同月、一部週刊誌にて、37歳年下の女性との、およそ4年半にわたる不倫が報じられた古谷さん。今回の報道を受け、古谷さんは自身のアカウントにて、謝罪文を公開しました。古谷さんは、報道が事実であると認め、女性に対して暴力をふるった件や、中絶という判断を下したことを説明。「ファンの信頼を裏切り、これまで演じてきたキャラクターを汚してしまったことは謝りきれない」と述べています。週刊誌報道について謹んでお詫びとご報告申し上げます。 pic.twitter.com/GRu7QJIEWP — 古谷 徹 Toru Furuya (@torushome) May 22, 2024 古谷さんは『機動戦士ガンダム』シリーズのアムロ・レイをはじめ、声優界の重鎮としてさまざまな作品に出演してきました。近年はアニメ『名探偵コナン』シリーズにて、人気キャラクターの1人である安室透役として活躍。そんな最中の不祥事に、多くのファンが衝撃を受けたようです。「残りの人生をかけて誠心誠意償っていく」とコメントしている古谷さん。しかし、今回の騒動を受け、中にはキャスト変更の可能性を案ずる声も上がっています。古谷さんがこれまで関わってきた作品の、今後の動向に多くの人が注目しているようです。[文・構成/grape編集部]
2024年05月22日俳優の武田鉄矢(75)が、13日放送の文化放送『くにまる食堂』(月~木前9:00)に出演。TBS系『3年B組金八先生』などで知られる、脚本家の小山内美江子さんが2日、老衰のため94歳で亡くなったことを受けて追悼した。武田は急きょ出演し、小山内さんの訃報に触れ「その時が来たかと。このあと、永遠にっていうことは、人間の命ではありませんので、どこかで覚悟していて…」とコメント。「加藤優(役の直江喜一)と一緒にゴルフをやる時に『小山内先生亡くなったら、お前頼むな』と。オレが死んだら頼むぞということは、話をしていて。そういうことを話すことになりましたね」と明かした。『金八先生』を引き受ける前の秘話として「ドラマのTBSと言われた、あの時の賑わいみたいなことを話してみたい。金八が始まる1年前に、TBSのスタッフだけが集まった感謝祭みたいなので、私はとある人に紹介されて、3人の女性脚本家の前に立たされたんですよ。向田邦子さん、橋田壽賀子さん、小山内美江子さん」となつかしんだ。続けて「私は『幸福の黄色いハンカチ』が終わると、TBSのドラマに出ていたもので、向田さんから呼ばれて、お2人にお会いした。3人に共通していたのは、山田洋次という厳しい監督の目をくぐり抜けたというのがあった。そうしたら、向田さんが『この人、すごく面白い人なの。昔、なんか学校の先生になりたかったみたいで、芝居やると、むやみに手足が動くの』とおっしゃったんです。そうしたら、小山内さんが『じゃあ、学校の先生をやればいいじゃない』と…」と、『金八先生』につながるエピソードを打ち明けた。番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。
2024年05月13日TBS『3年B組金八先生』シリーズやNHK連続テレビ小説『マー姉ちゃん』、NHK大河ドラマ『徳川家康』などのヒットドラマで知られる脚本家・小山内美江子さんが5月2日、老衰のため死去した。長男で俳優の利重剛(61)が自身のホームページ「利重人格」で次のように発表した。《5月2日、母、小山内美江子が天命を全う致しました。老衰による穏やかな逝去でした。94歳でした。やりたいことをやり、言いたいことを言い、多くの人々に愛された、幸せな人生だったと思います。生前のご厚情を深く感謝いたします。本当にありがとうございました》小山内さんは米寿を迎えた18年、本誌のインタビューに応じ、自身の“これからの生き方”について次のように語っていた。「正直、貯金は全部使い切ってあの世へ行くつもり。それもあって、終活と呼ばれるようなことは具体的には何もしていません。明日逝っちゃうかもしれないのに、ジタバタしたってしょうがない。高齢者が蓄財しようとして詐欺に引っかかるなんてニュースも頻繁に見るけれど、それも必要以上に『終活しなければ』と不安に駆られているからですよ」息子の利重からも「借金は困るけど、それ以外は何も残してくれなくていい」という言葉を受け取っていたという。お墓や遺言の準備、財産相続などの就活をしなかったおかげで、「還暦後の人生がますます豊かになった」とも話していた。数多くの名作を世に送り出す一方で、還暦を迎えた90年から始めた海外ボランティアにも注力。認定NPO法人「JHP・学校をつくる会」の代表理事を務め、カンボジアに350校以上、ネパールには14もの学校を作った。このときの本誌の取材の前にも、海外に足を運んだばかりだった。「つい先月も1週間ほどカンボジアに滞在しました。まわりは私の体調を心配して『行くな』と引き留めたけど、気にしません(笑)」JHPを共に立ち上げた盟友・二谷英明さん(享年81)をはじめ、何人もの旅立ちを見送っていた小山内さんは、次のような死生観も明かしている。「次は自分の番でしょうね。自分の思うような生き方を貫いてきたから、それでいい。ただ、あれをやらないで失敗したと思うのはつまらないですよね」インタビュー後、写真撮影に入ると、小山内さんは鮮やかな赤色のリップを唇にひと塗り。「ちょっと色っぽくなったかしら」と華やかな笑顔を浮かべ、まっすぐにカメラを見つめていた。そのチャーミングな人柄と、時代を彩った名作の数々は、多くの人々の記憶の中で生き続ける――。
2024年05月11日子ども遊びの大ベテランに「助かる」ゴールデンウィークはオフで、友人家族とともに神奈川県の観光地・葉山を訪れたという山内さん。友人家族の子どもは5人おり、お父さんは「子ども遊びに関しての情報をめっちゃ知っている大ベテラン」で、「(浜辺の)岩場で石をどかして、サワガニとかヤドカリとかを捕まえる遊びを一緒にしてくれた」そう。しかし「うちの子はそういうのが苦手で。俺も苦手」と告白。山内さん曰く「ビビり」なお子さんですが、家族の応援もあり、なんとカニを手でつかめるようになったといいます。山内さんは子育てのベテランであるそのお父さんを「子どもたちとどこにいくかとか、『子ども スポット』とかでネットで調べられるところしかわかんないんやけど、向こう(お父さん)は土日に必ず子どもとどこかにいくから、いろんなスポットを知っていて。ネットに載っていない場所でもめっちゃ遊んでくれる。助かる」と絶賛し、感謝していました。一方の濱家さんは、長女を連れて陶芸体験へ。「陶器とガラスの違いがよくわかっていないから、作りに行こうと思った」のがきっかけということで、この日は粘土を手で伸ばして成形する“手びねり”と呼ばれる手法に親子でチャレンジ。濱家さんが「40~50分のコースで、俺は慎重に下書きから丁寧にやっててんけど、娘はビューッて切って、10分くらいで終わって……」と明かすと、山内さんは「決断力あるなあ」と驚いていました。長女は幼いながらも気を遣うタイプのようで、濱家さんは「(娘は)楽しかったって言ってたけど、『親が連れてきてくれた』というところを気遣いするから、それ(気遣い)が入っているやろうな」と心配そうでしたが、山内さんは「本人が楽しいって言っているってことは、楽しかったのかな」とフォローしていました。
2024年05月11日TBS系『3年B組金八先生』などで知られる、脚本家の小山内美江子さんが2日、老衰のため亡くなった。94歳だった。10日、息子で俳優の利重剛が自身のホームページで伝えた。同日、『金八先生』に出演していた俳優の鶴見辰吾(59)が事務所を通じてコメントを寄せた。鶴見は「小山内先生は、恩師であり、母であり、心の羅針盤たる人でした。 何十年も前に出演した金八先生の生徒役のみんなをいつまでも、お気にかけていてくださいました。 カンボジアに学校を作る活動にも尽力なさりました。たくさんの愛情をいただきありがとうございました。 心よりご冥福をお祈りいたします」とつづった。小山内さんの息子である利重は10日、ホームページで「5月2日、母、小山内美江子が天命を全う致しました。老衰による穏やかな逝去でした。94歳でした。やりたいことをやり、言いたいことを言い、多くの人々に愛された、幸せな人生だったと思います。生前のご厚情を深く感謝いたします。本当にありがとうございました」と報告。続けて「葬儀は、故人の遺志により家族のみで執り行いました。つきましては、御香典や御供花などお気遣いはご辞退させていただきます。故人の遺志ですので何卒ご理解くださいませ」と伝えていた。
2024年05月10日その佇まいは淡々としていながら、ときにクスッとした笑いを引き起こしたり、びっくりするような豹変を見せたり。画面の中で視聴者を翻弄する野間口徹さんって一体…?昨年の大河ドラマ『どうする家康』に眼鏡なしで出演し話題を呼んだ(!?)野間口徹さん。「親族代表」というユニークな名前の3人組のコントユニットとして小劇場界でじわじわ存在感を発揮し、2007年にレギュラー出演したドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』で注目された。そこから気づけば前述の話題でSNSのトレンドワードに上がるほどに。で、ちなみに野間口さん自身はどんな人?――まずは間近に控えている舞台『カラカラ天気と五人の紳士』ですが、日本の不条理劇を確立した劇作家・別役実さんの作品です。別役さんの作品って、作り方でいろいろな方向にできると思うんです。不条理に特化して、お客さんを困惑させるような芝居にもできるし、笑いどころを粒立てていけばコメディにもできますし。まだ稽古でどうなるかわからないんですけど、僕としてはコメディとしてやりたいと思っています。――コメディが好きなんですか?好きですね。笑い声って、お客さんの反応として一番わかりやすいし、やっている側もアドレナリンが出やすい。コロナ禍になってから全然聞いてない気がするので聞きたい気持ちもあります。――不条理劇の面白さを読者に向けて教えていただけますか。基本的に何も起きません。お芝居というと起承転結があるのが一般的ですけど、そもそも今回の作品は、登場人物たちの存在自体、よくわからないですからね。でもそこに疑問を持たずに受け入れる姿勢で観ていただければ、なんだかよくわからなかったけど面白かった、という着地点にたどり着くと思っています。――いわゆる客席がドッカンと沸く笑いとは違いますが、演じる側としての面白さというと?今回のような作品って、芝居の始まりからずっと積み上げてきた空気感みたいなものがあって、そのニュアンスがわかっているからこそ、今、このセリフをこういう言い方をして笑える、というものなわけです。そこまで見せ続けてきたものがあるから、ここで笑いが起こるというのって、やってる側としてはやり甲斐があります。演劇サークルに入って褒められたのが嬉しかった。――もともと笑いをやりたいと思われていたんですか?いえ、全然です。「親族代表」はコントユニットとはいえ自分たちでネタを書くわけではなく、いろんな劇作家の方々に書いていただくスタイル。役者という意識で笑いをやっている感じなんです。――「親族代表」の公演は、複数の劇作家の方の短編をオムニバスで上演する形式でした。1回の公演でケラリーノ・サンドロヴィッチさんやブルー&スカイさん、岩井秀人さんなど、笑いのテイストの違う作家の作品を同時上演するのは大変だったと思いますが…。そうなんです。結構すごいことをやってるんだけれど、それがあまり伝わってない(笑)。あの稽古って、台本をいただいたら自分たちである程度稽古を進めておいて、作家さんが稽古場に来てくれたときにそれを披露して、ダメ出しをもらい修正していく流れで作っていたんです。その段階で、ときにはもう一回イチから稽古し直すこともあって大変でしたけど、いろんな方の演出をいっぺんに受けられるってすごく贅沢だし、単純に楽しかったですよね。メンバー3人で舞台を観て、この人が書いてくれたら面白いだろうなという人に声をかけていましたから、その人の舞台に出してもらえなくても、書いてもらえばやれるわけです。毎回、どの作品がどうお客さんに刺さるのか楽しみでした。――昔から面白いことをするのがお好きな人だったんですか?人前では全然です。大学生のときに演劇サークルに入ってからです。それまで人に褒められたことがなかったので、褒められて嬉しかったんでしょうね。今思うと、初めてにしては、って意味で言ってくれたと思うんですけど。――教師を目指して大学に入ったそうですが、演劇を始めたのは?先輩にめちゃくちゃかっこいい…それは見た目とかじゃなく、舞台上でものすごく輝いている方がいて、その方のお手伝いをしたいと思ったのがきっかけです。当初は裏方のつもりだったんですけど、人数が少なかったので、部員はもれなく出る側も裏方も両方やらなきゃいけなくて、それでです。――とはいえ、大学卒業後上京して俳優を目指すわけですよね。ちょうど就職氷河期で周りも内定が取れないと言っている中、演劇ばっかりやっていて教員免許が取れなくて。どうせ就職できないし、30歳までにドラマなりCMなり、メディアの仕事ができないようであれば辞めるからと親に言って上京させてもらったんです。だから、俳優でやっていこうと決めたというより、執行猶予をもらったみたいな感じで。――注目度が増したといえばドラマ『SP』ですが、放送中から手応えのようなものはありました?全然ないです。子供が生まれてすぐくらいの頃で、最初は1話のワンシーンという話だったんです。それが徐々に出番が増えていったので、「バイトに行けないや」ってことばっかり考えてました。でもそういう意味で言うと、手応えを感じたものは、これまでにひとつもないです。やっていて面白いですけど、これはやりきったぞみたいなことは一切ないです。――それでもここまで続けてこられた理由は何だったんでしょう?それまでみんなで何かをするってことを全然してこなかったんです。小中の頃はずっと水泳をやっていましたし、高校でも、入部したラグビー部が肌に合わずに辞めてからは漫画研究会とか美術部とかで、それもまたひとり。だから演劇を始めるまで、みんなでひとつの目標に向かうみたいなことをやっていなくて。楽しかったんでしょうね。今も楽しいですけど。野間口さんが出演する舞台『カラカラ天気と五人の紳士』は、4月6日(土)~26日(金)三軒茶屋・シアタートラムにて上演されるほか、岡山、大阪、福岡公演もあり。演出を、ドラマ『きれいのくに』の脚本などでその斬新な視点と鋭い感性に注目が集まっている加藤拓也さんが手掛けることも話題。シス・カンパニー TEL:03・5423・5906(平日11:00~19:00)のまぐち・とおる1973年10月11日生まれ、福岡県出身。’99年に嶋村太一、竹井亮介と共にコントユニット「親族代表」を結成し、舞台を中心に活躍。2007年のドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』で注目される。3月24日に出演ドラマ『万博の太陽』(テレビ朝日系)が放送予定。主演ドラマ『VRおじさんの初恋』がNHK夜ドラ枠にて4月放送スタート。ジャケット¥72,600シャツ¥44,000Tシャツ¥16,500パンツ¥41,800(以上suzuki Takayuki TEL:03・6821・6701)※『anan』2024年3月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・増井芳江ヘア&メイク・村中サチエインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年03月16日夫婦仲がよくても、意見が食い違うことがあります。時には、どちらかが譲歩しなければ収まらないケースもあるでしょう。2024年1月4日に放送されたバラエティ番組『とみおたち』(テレビ朝日系)に出演した、お笑いコンビ『かまいたち』の山内健司さん。結婚6年目の山内さんは、同番組で、家事をめぐって離婚危機があったことを告白しています。キッチンなんか汚れているなって思った時に、時間があったら片付けやるんですよ。そしたら、嫁が「私がやってないとでも?」みたいな、感じて…。この間、そういう感じで片付けしている時に、「私もちゃんと片付けしてんねん」みたいなことを向こうが一個テンション上がっていってきたのに、俺もテンション上がって、「いや片付いているのが当たり前やねん」っていったら「はい、離婚です」といわれて…。「冗談、冗談、冗談、冗談、冗談やん」テレビ朝日ーより引用山内さんは、ヒートアップして言い返した結果、『離婚』というパワーワードを放たれてしまいました。「冗談、冗談」と途端で切り返したことは、結果的に正しい判断だったでしょう!山内さんの離婚危機エピソードを聞いた、相方の濱家隆一さん。「撤退の速さが素晴らしいね。もう一個言ってたら終わってたから」と対応を褒めつつも、「危ない、危ない…」とコメントしていました。ネット上では、番組を見た人から「山内さんの夫婦喧嘩の再現度がリアルで笑う」「山内さんの発言を常に上回ってくる妻の発言が本当に好き」などの声が寄せられていました。夫婦は一緒に生活していれば、「こういう所は直してほしい」という部分が見つかるのは当然のこと。また、『不満の伝え方』ほど難しいことはないでしょう。きっと山内さんは、お互いにヒートアップしても、落としどころがなく、傷付け合ってしまう未来が見えたため、とっさに譲歩したのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2024年01月10日ワンオペ外出「無理無理、こんなことしてんの!?」少し前に2連休を取ることができ、家族で軽井沢旅行をしたという濱家さん。かなり寒い日で、雪が吹雪いていたそうですが、アウトレットモールに併設されているスキー場で4歳の長女と「ちょっと滑ってみようか」と入場したといいます。スキー初心者の濱家さんは、リフトに乗って上がらずにそのあたりを軽く滑ってみようと考えていましたが、長女は「あれに乗りたい」。ゆっくり滑って降りてきたらいいか……と腹をくくって上がるも、親子ともども転びまくりで、とても滑って降りられる状態ではありませんでした。結局、2人ともスキー板を外し、濱家さんがスキー板4本とストック4本を持ったうえで長女を担いで下山するという事態に。長女は意外にも、転んでも「やりたい、まだいけるわ」と積極的だったのに、「ケガしちゃいかんでやめときや」と消極的になってしまった自分自身に、「あかん親や。よくない子育てしてるわ……」と反省する気持ちもあるのだと明かしていました。一方の山内さんも、休日のワンオペで育児の大変さを思い知ったそう。義母と食事に行きたいという妻を快く送り出し、子どもの習いごとなどを終えた夕方から、5歳長男と2歳次男を連れて出かけたときのことを話しはじめました。妻に「大丈夫?」と心配されるも、「大丈夫って、子ども2人連れて遊んで、フードコートでごはん食べて帰るだけやん」と山内さんは余裕でした。ところが目的地に到着すると、目的にしていたボーネルンド運営の「あそびのせかい」の最終受付はすでに終了しており、出鼻をくじかれてしまいます。もう1つある無料の遊び場に向かうと、運よく人数に空きがありましたが、外の芝生エリアはあまりにも寒く、室内には遊びたいものがなかったため、早々に切り上げることに。「なにか食べよか」とフードコートに向かいますが、途中でアイスクリームを買ったことでさらなる悲劇が勃発します。2歳の次男に渡されたアイスがあまりにも固すぎてスプーンですくうごとに飛び散り、しまいに次男はベトベトの手で「抱っこ~!」と要望。お気に入りのヴィンテージTシャツを着ていた山内さんはその手を瞬時に避け、手を拭いてから抱っこするという、危機一髪のパフォーマンスをみせたそうです。「フードコートに行こうと思ってたけどこれは無理」と察知した山内さん。その後も、トイレに入った長男にタオルを持っていったわずかな隙に、「走るか止まるかの2択で歩かない」という次男があらぬ方向に走って行ってしまい、それを追いかけて汗びっしょりに……。結局そのまま帰宅し、「もう無理無理、こんなことしてんの!? ママすごい!」と驚いたと明かしていました。
2023年12月08日「誰かがせーので『お祝い返しなし!』って」この日の放送では、番組MCのかまいたち・山内健司さんと濱家隆一さんが、ゲストにみちょぱさん、お笑いコンビ・ダイアンのユースケさんと津田篤宏さん、野々村友紀子さんを迎えてトーク。新婚のみちょぱさんの話題から、「結婚式の前にお互いの両親が顔合わせする意味がわからなかった」という山内さん。親の意向もあって顔合わせはしたそうですが、両家で会話が弾むわけでもなく「(本当に顔合わせって)いる?」と感じたそう。すると相方・濱家さんが「山内らしいなあ。山内はお祝い返しがめっちゃ嫌いなんですよ」と一言。山内さんは「お祝い返しという文化が嫌い」だそうで、「あげる側は返してほしいとも思わないじゃないですか。なのに、返さなかったらちょっと失礼な奴みたいな」「だから、誰かがせーので『お祝い返しなし!』って(言ってほしい)」と考えていると明かしました。これに野々村さんも共感し、「お祝い返しとバレンタインの友チョコだけは、ほんまにはよ廃止してくれと思ってる」と力説。特に子どもが小さい頃はバレンタインの友チョコ交換のために親がチョコを作らなければならず、「徹夜で私チョコ作ってさ、ラッピングとかしてた」という涙ぐましいエピソードも。その上で「確かにお祝い返しも大変」「もらう方もね、カタログ(ギフト)だったら別にもういいよってなる人もいるだろうし、忘れて(カタログギフト内の希望商品を記載する)はがきを送ってないとか、めっちゃない?」と尋ねると、山内さんは「めっちゃあります」と同意。そして「だから俺はお祝い返し、別にいらないから、カタログ(ギフト)もらっても注文しないことで、向こう(贈り主)に還元されると思ってたんですよ」と、お祝い返し反対派としてささやかな抵抗をしていたことも説明しました。しかし、その後カタログを送った時点で贈り主がすでにお金を払っていると知り、「それ、カタログ会社(がちゃんと)言えよ!って」と、モヤッとしたようです。ちなみに野々村さんは「昔は(カタログギフトを受け取った後、期日内にハガキで商品を頼まないと)強制的にフライパンが送られてくることもあった」ため、現在はお祝い返しとしてカタログギフトをもらったら期日内にはがきを送るようにしているそうです。お祝い返しに関しては、以前、赤井英和さんの妻・佳子さんがX(旧Twitter)で「出産内祝いをなしにしてほしい」と提案して大きな話題になったことも。佳子さんは、「出来れば提案したい。子供が産まれた時のお祝いのお返しの内祝をなしにしてほしい。ほとんどの場合、赤ちゃん産んだばっかのお母さんが、色々準備してお返しする。お祝いした方はお返しいらないし、全部ママに使ってもらいたいし、ママや赤ちゃんが元気ならそれでこっちも幸せだからね。」と投稿し、産後の女性を慮っていました。そもそも結婚や出産のお祝いは、お返しを期待してのものではなく、結婚や出産をお祝いしたいという気持ちから贈られるものですよね。山内さんや野々村さんのように、お祝い返しは不要と考えている人も少なくないかもしれません。(※写真はイメージです)相手が辞退した場合はお祝い返し不要出産すると親戚や友人から出産祝いをもらいますが、このお祝いにお返しをすることを「出産内祝い」といいます。内祝いは赤ちゃんが無事に誕生したことを報告するものなので、お祝いをいただいていない方へ贈ってもかまわないのですが、最近ではお返しの意味合いが濃くなっています。一般に、出産祝いは生後1ヶ月以内、そして内祝いは生後1~2ヶ月以内に送るのがマナーとされていますが、産後6~8週間は産褥期といって、妊娠や分娩で変化した体が回復するのに必要な期間です。そんなママの体調だけでなく、そもそも産後は赤ちゃんのお世話などがあり、夫婦揃って慌ただしい時期。そのタイミングで「誰からお祝いをどのくらいいただいたか」や相手の氏名住所を把握し、商品を手配し、お礼状を書き、発送して……という手続きをするのは大きな負担でしょう。出産祝いを贈った側がそれを理解した上で内祝いを辞退する場合もあります。その場合は相手の厚意に感謝し、相手の慶事に何らかの形でお祝いすれば問題ありません。
2023年11月30日創業宝暦元年、272年の歴史を誇る老舗味噌・醤油製造会社 株式会社山内本店(所在地:熊本県菊池郡菊陽町/代表:山内 卓/以下:当社)は日頃ご愛顧いただいているみなさまへ感謝の気持ちを込めて、2023年11月3日(金・祝)~5日(日)の3日間で当社菊陽工場にて「大感謝祭」を開催します。期間中は、味噌の詰め放題や豪華景品が当たる大抽選会、さらに太鼓やギターの演奏、お笑いライブなど盛りだくさんのイベントを実施予定です。ぜひご家族揃ってお越しください!株式会社山内本店 公式サイト: 【熊本県】山内本店の大感謝祭<大感謝祭の開催に向けて>創業から270余年の長きにわたり、商いを続けてこられたのも日頃から当社の味噌や醤油を手に取ってくださるお客様のお陰です。この度は、みなさまへの感謝の気持ちを込めて、山内本店の味噌や醤油をお得に美味しく楽しんでいただけるイベントをご用意いたしました。ぜひ、心もお腹も満たされる楽しい時間をお過ごしください。<お得なイベント>●お得すぎる!味噌詰め放題お得な味噌の詰め放題!期間中、特設会場にて山内本店を代表する人気の味噌2種の詰め放題を開催。500gのカップの中にてんこ盛りに詰めていただけます。詰め方次第では3kgも入るかも!?(概要)1分間で500gのカップに詰めていただきます。※なくなり次第終了(料金)無添加みそ…800円(税込)プレミアム生みそ(最高級香り吟醸)…2,000円(税込)●山内本店工場見学醤油や味噌のつくり方を職人が丁寧に解説いたします。普段見ることのできない裏側を見ることができます。2万リットルのもろみタンクは圧巻!さらに、この3連休で実施する工場見学では日頃は販売していない、限定生醤油を2割引で購入できるお得な券もプレゼントいたします。(概要)1日6回の実施で、各回先着20名様まで無料でご参加いただけます。<オリジナル商品も多数販売>●500本限り・3日間だけの限定販売!箱入り「限定生醤油」もろみをしぼっただけの無添加の蔵出し生醤油。市販していないもので、今回だけの限定商品です。生醤油ならではの香りと味がお楽しみいただけます。限定のナンバリング入りでご用意いたします。詳細:1本200ml 500本限定価格:1,200円(税込)限定生醤油●米の甘みと、麦の旨味がまろやかに調和し、芳醇な香りが豊かな「まぼろしの味噌」を使ったオリジナル商品や、山内本店の醤油を使ったスイーツ等も販売いたします。<みそまん/750円(税込)>「まぼろしの味噌」を生地に練りこみ、たっぷりの白あんを包んで丁寧に蒸しました。芳醇に香る味噌とふわっと甘い白あんのやさしいおいしさ。みそまん<味噌漬/各600円(税込)>胡瓜・生姜・ごぼうの歯ごたえと共に広がる味噌の旨味。ポリポリとクセになるあまくち仕立てのお漬物です。味噌漬<おかず味噌(国産九条ネギ・黄金しょうが・青森にんにく)/各600円(税込)>野菜にディップしたり、ごはんにのせたり。食材のおいしさを引き出す甘めの味付け。おかず味噌<熟成クリーミー豆腐/800円(税込)>阿蘇の伏流水と厳選した大豆を使ってつくった堅豆腐を独自製法のもろみにいじっくり漬け込みました。お酒のおともにぴったり。熟成クリーミー豆腐<山内醤油みたらし団子ソフト/480円(税込)>からかけているみたらしソースとソフトクリームの中にも山内本店の醤油を使用している、あまじょっぱい系の和スイーツです。トッピングされたもちもちの白玉とひんやりソフトクリームでオリジナルの味わいをお楽しみいただけます。<たのしいイベントもりだくさん!>3日間のイベント期間中は各日様々なイベントをご用意しています。熊本県を拠点に活動している芸人「慶徳二郎(山内要)」さんや、よしもと熊本住みます芸人「もっこすファイヤー」のオンステージなどスペシャルイベントも開催。イベント1日目、2日目の総合司会は緒方由美さんに担当していただきます。お楽しみに!イベントも盛りだくさん<山内本店の大感謝祭について>開催日:2023年11月3日(金・祝)~11月5日(日)時間 :各日 午前9:00~午後4:00まで場所 :山内本店菊陽工場(熊本県菊池郡菊陽町原水5548)山内本店について※大感謝祭にお越しいただく際は事前のご予約等は不要です。※イベントの詳細については公式サイトのお知らせ欄よりご確認ください。公式サイト <会社概要>会社名 :株式会社山内本店創業 :宝暦元年(1751年)※現存する資料・史実より梅屋をはじめた初代「定七」としております。代表者 :山内 卓 (10代目)所在地 :〒869-1102 熊本県菊池郡菊陽町原水5548電話番号 :096-232-3300(代表) または 0120-306-014主な事業内容:醤油・味噌・食酢・だしの素・たれ類の製造および販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月25日まさに「レゴの世界」レゴランドに歓喜2017年に一般女性と結婚し、2018年6月に長男、2021年11月に次男が誕生している山内さん。7月22日から23日にかけてMCを務めた大型生放送『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)が終了した翌日から夏休みをとり、家族でレゴランドや伊勢、さらに北海道へと国内旅行を満喫したそうです。まず向かったのは、名古屋のレゴランド・ジャパン・リゾートと三重県の伊勢神宮を訪問する2泊3日の旅行。昼間はレゴランドのテーマパークで遊び、そのままレゴランド・ジャパン・ホテルに宿泊。レゴランドでは夏ならではの水浸しになれるエリアで水着になって水鉄砲を撃ち合い、お子さんと楽しんだようです。ホテルの内装も全部レゴで「レゴのベッドだし、壁もレゴだし」と山内さんは興奮気味に語り、お子さんも大満足だったよう。1日だけでなく2日間まるまるレゴランドでも楽しめたのではないかというほど、遊び場が盛りだくさんで子どもたちもお気に入りだったそうですが、2日めには予定通り伊勢神宮へ。自他ともに「信心深い」と認める山内さんは、外宮、内宮と順番に参拝してご祈祷してもらう予定だったそうですが、灼熱の暑さで熱中症の危険性が高かったため、祈祷は山内さんと長男だけで行くことに。ところが暑さのあまり歩くのがしんどくなった長男は「肩車して~!」と言い出し、結局抱っこや肩車で参拝やご祈祷の場所へ向かったそうです。幼いお子さんを持つパパママには、山内さんの苦労、痛いほどわかりますね……。伊勢からの帰りは「観光特急しまかぜ」に乗りたかったものの人気のため予約がとれず、アーバンライナーで名古屋まで戻り、新幹線で東京まで帰った山内さん家族。翌日とその翌日は東京でゆっくりして、その次の日から北海道旅行にでかけたそうです。さすが売れっ子芸人さんというべきか、驚くべき体力とアクティブさですね。託児所に預けた子どもを迎えに行ったら……北海道では牛や羊、ヤギが放牧されている牧場で餌やり体験をしたり、バギー体験をしたり、雲海を観に行ったり、プールで遊んだり、乗馬体験をしたりと、こちらも大満喫した山内さん。中でも「ゴーカートも楽しいけど、バギーは100倍楽しい」と、親子ともにバギーが大変気に入って何度も乗ったといいます。「最初ちょっと芝生のコースを体験で行って、それだけでも十分楽しかったけど、上級者向けのアクティビティコースは山になってるところ行ったり、川のところ行ったり」と、息子さんを膝に乗せながらバギーを運転したという山内さん。ふと、小学校低学年のとき、バイクで通勤していた父親に自宅の敷地内で膝に座る形でバイクに乗せてもらった記憶がよみがえり、「エモすぎて」涙が出てきたことを明かしました。山内さんのお子さんも、お父さんと一緒に乗ったバギーの思い出はこの先も心に残っていくんでしょうね。翌日も再びバギー体験を予約。「むちゃくちゃ楽しかった!」と、何度もバギーに乗ったという息子さん。帰り際、担当してくれたスタッフさんが山内さんに「1個バギー買って置いとかれますか?」と声をかけてきたというから、よほど楽しかった様子がうかがえますね。最終日の夜は大人だけホテル内の高級イタリアンレストランで食事をし、子どもたちはひとつ下の階にある託児所へ。ただ、美味しいコース料理を楽しみつつも、コース料理はおよそ2時間。「さすがに待たせすぎかな」と託児所に預けたお子さんたちの様子が気になった山内さんは、デザートを食べず妻と義母に「ゆっくりしてきて」と言い残し、1人だけ先に出てお子さんを迎えに行ったそう。「大丈夫かな?」と不安になる気持ち……よくわかります。ところがいざ迎えに行くと、子どもたちは「まっったく飽きてない」「キャッキャッ言うて遊んでて」と超ごきげん。おまけに「え? もう来たの?」「まだいいよ!」と言われてしまったのだそうです。子どもの意外な成長に驚きつつ、ホテルのホスピタリティに感謝ですね。こんなエピソードもまた子育て中の「あるある」ではないでしょうか。
2023年08月12日榊原郁恵さん(64)。太陽のような明るさで家族や周囲を照らしてくれた渡辺徹さん(享年61)。だが、笑顔の陰には、病魔との闘いがあった。ときには無理なほどの節制を渡辺さんに求めたこともある。それは郁恵さんにとっても、つらいことだったに違いない。いま、渡辺さんは天国から「おれたち、頑張ったよな」と郁恵さんにほほ笑みかけているだろう。■郁恵さんが23歳のとき渡辺さんと初対面。2人は交際を重ね、結婚。家族に恵まれて2人の出会いは、郁恵さんが『ザ・トップテン』の司会をしているとき。渡辺さんは『約束』(82年)が大ヒットして、番組に登場したのだった。雑誌のインタビューなどで渡辺さんは、郁恵さんとの第一印象を『挨拶したのに、無視された』と、冗談交じりに回想している。「『適当にあしらわれた』なんて(笑)。でも、私は全然、そんなつもりがなくて、挨拶をされた記憶がないんです。司会進行の確認などをしていたので、気づかなかっただけなんだと思います。向こうは向こうで私の印象が悪かったようですが、反対に、私のほうも主人のことを“軽い人だな”って思っていました。歌がヒットしてたびたび番組にも来ましたが、そのたびに太ったりしていたので、最大限の嫌みとして『ずいぶん、丸くなりましたね』なんて言ってみたり」“軽い人”のイメージは、84年、ドラマ『風の中のあいつ』で共演したことで、プラスのイメージに反転した。「俳優仲間やスタッフにも分け隔てなく明るく接する様子を、私は一歩引いたところから見て“居心地のいい空間を作る人だな”って思うようになったんです」劇団出身の渡辺さんには現場マネージャーがついておらず、スタッフとも直接、スケジュールのやりとりをしているし、ファンとも気軽に交流を持ち、受け取ったお弁当をその場で食べていた。「これまで接したことがないタイプだったので、驚きもあり、惹かれていったんでしょうね」渡辺さんも、郁恵さんのことを気になり始めたのだろう。「ドラマ撮影の途中、私は舞台『ピーター・パン』の出演のために1カ月ほどお休みしたんです。そのときも『近くで撮影があったから、顔を出しに来たんだ』って、楽屋まで来てくれたりしました」渡辺さんからは電話番号を渡されていたため、郁恵さんはお礼の電話をしたかった。「でも、ホリプロは厳しく、都内で寮生活をしていたころから『親、きょうだい以外には自分の電話番号を伝えてはいけない』と言われていて(笑)。悩みながら、電話したんですが、ドラマの収録が終わるころには、毎日のように電話をするようになったと思います」有名人カップルであったが、隠れてデートすることはなかったという。「母と住む私の家に主人が来て、近場の公園や、レストランに行ったり。遠出といっても横浜ですが、主人が出演した映画のロケ地があって『おれはこういう芝居をしたんだ』という説明をされたことも。お付き合いしたてのころは、なんでも楽しいですからね。人間関係などを含め、私の世界を広げてくれるいい男友達という感覚だったんです。でも、私のほうが年上だし、25歳と、当時の結婚適齢期だったため、主人は最初から結婚を視野に入れて、覚悟してお付き合いを始めたそうです」結婚後、長男で俳優の渡辺裕太さん、次男と2人の子供に恵まれた。「主人はとっても優しい人なので、子供を猫っかわいがりすると思ったんですが、お父さんとしての出番はあまりなかったんです。私も主人も仕事が忙しく、同居している私の母が、子供たちの親代わりのように接してくれたんです。渡辺家にとっても、裕太は初孫。渡辺のお父さんはかちんこちんに緊張しながら、抱っこして、かわいがってくれて。あとになって主人に聞くと『おれがいろいろ子育てしたら、おじいちゃんとおばあちゃんの楽しみを奪っちゃうだろ』と話してくれました。『なにを都合のいいことを』なんて笑いましたが、きっと本心だったんでしょうね」幸せな家族の時間が流れたが、一方で渡辺さんが病気と向き合い、郁恵さんが伴走する日々でもあった。■病室で還暦を迎えた渡辺さんは息子たちから贈られた赤いブリーフに大喜び「主人が糖尿病になったのは、30歳くらいのとき。もともと太りやすい体質で、普通の量を食べても太ってしまうのに、お料理番組にレギュラー出演していたから、食べる量も多かったんですね。休みなく仕事をしていたから、本人は意識してなくてもかなりストレスがあっただろうし、周囲からの『痩せろ』という声に、いらだつこともあったと思います」「とにかく運動」と医師から指導されても、運動する時間がないし、時間があれば眠りたい。頑張って痩せても、地方公演で2〜3カ月巡業すると、後援会との夜のお付き合いがあるため、リバウンドしてしまう。「いまの私でも無理なほど、ぎりぎりのカロリー制限をした時期もありました。調味料に関しても、ほんのちょっとでも我慢。空腹をしのぐために、私がキャベツの千切りを山盛り出して『このまま食べて』と言ったときは、さすがに主人も怒って……。『そんな味気ないものを食べる悲しさがわかるのか』って。本当にそのとおりですよね」12年には虚血性心疾患、13年には膵炎、コロナ禍の21年には大動脈弁 狭窄症の手術を受けている。郁恵さんも万全な体調ではない渡辺さんを支えた。「21年に倒れたときは、病室で還暦を迎えました。コロナ禍ということもあり、私だけ許可をもらってお見舞いすることができたんです」その日、病院の最寄りの駅まできてくれた裕太さんから、子供たち2人のプレゼントを受け取った。「それを主人に渡して、包みを開けたら赤いブリーフが3枚入っていたんですね。すごい気の利いたプレゼントで、主人は大喜び。私は“私が顔を出すのがいちばんのプレゼント”だなんて、手ぶらで行ってしまっているのに(笑)」郁恵さんは渡辺さんの入院を、適切な治療で回復をし、仕事に復帰するための期間だと、前向きに捉えていた。「でも、主人にとっては、病院という特別な空間で、寂しいし、つらいと思うこともあったはず。時間があるので考え込んでしまい、仕事への不安を感じる瞬間もあったかもしれません。そんなときに、元気が出る赤いブリーフがすごくうれしかったはずです。主人の健康には気を使っていましたが、そうした心のケアの部分で、子供たちがフォローしてくれたんですね」何度も大病を乗り越えた渡辺さんだったが、近年は、長年の糖尿病が起因となって人工透析を受けていたという。「肉体的にも、心情的にもつらい治療です。お仕事によっては、スケジュール的にご迷惑をおかけすることも多々ありました。人工透析のことは、あえて公表することはしませんでした。仕事にも影響するし、どう受け止められるのかわからなかったためです。“だらしない生活をしていたから”と誤解されることもあるかもしれません。でも、主人は頑張っていたし、さまざまな病気に見舞われても現実を受け止め、最大限、ふんばって、治療に、仕事に意欲的でした」長期間、地方に行くときは、滞在先の医療機関で透析を受けることもあったという。「たぶん主人のことだから、行く先々で、気軽に患者の方ともお話ししたかもしれません。大勢の方が受けている人工透析の励みにもなったのではと思います」満身創痍でも、妻を愛し、家族を愛し、そして仲間や仕事を愛した渡辺さんは、11月28日、家族や親族に見守られ逝去した。棺の中には、山盛りのごはん、お気に入りのスーツや家族や親戚が書いた手紙をおさめた。「みんな、どんな手紙を書いたのかはわかりません。私は──。主人からは、よく『おれのことを愛しているのか』『本当に好きなのか』なんて言われることがありました。夫婦でベタベタする恥ずかしさもあって、私はそっけなかったのかもしれません。思い返してみれば、感謝の言葉をかけてくれるのはいつも主人で、照れもあった私からはなかなか口にすることはなかったんですね。でも……、主人と最期のお別れをするとき、思い浮かぶのは感謝の言葉以外、ありませんでした。『これまで、本当にありがとうね』と──」
2023年06月25日「同居している母や、渡辺(徹)のお父さん、夫婦共通の知人から主人の夢を見たと聞くと“よかった、よかった、いろんなところに行っているんですね”って思うんですが、残念ながら、私のところにはまだ来てくれなくて。この前、雰囲気が絶対に主人だという男の人がようやく夢に出たんですが……、顔から下しか見えなかったんです。なかなか配偶者の元には来てくれないものなんでしょうか」少し残念そうに語るのは、榊原郁恵さん(64)だ。渡辺徹さん(享年61)とは、芸能界でもおしどり夫婦として有名だったが、昨年11月28日に、渡辺さんが突然の逝去。あれから約半年、現在の心境を、少しずつ語り始めた。「もう半年、まだ半年ですねえ。主人を亡くしてからも、あまり休みがなく、舞台(『ハリー・ポッターと呪いの子』)など、いろんな仕事に追われている毎日です。だから主人の部屋の整理もできないままだし、生活用品にも手をつけていません。舞台が終わって仕事が一段落したときに、落ち着いてこの事態と向き合うことになるのだと思います」いまでもお線香をあげたいという来客があることから、玄関近くの客間に遺影と位牌、一周忌に納骨する予定のお骨を安置。郁恵さんが出かけるとき、帰宅したとき、声をかけるが、返事が返ってくることはない。「ずっと一緒に住んでいたので、生活する中で、寂しさを感じることは多々あります。たとえば主人の携帯電話のパスワードがわからず、開けられなくて困っていると、結婚してすぐのことを思い出してしまったり。わりと自分の持ち物などもオープンにする人だったので、カバンの中を、私が整理しようとしたんです。すると『夫婦になっても、プライバシーは守っていこうよ』と言われ、お互い、持ち物や携帯電話なども個人で管理していました。そのわりにはゴルフや地方公演のときは、私が荷造りしてあげていたんですけどね(笑)」渡辺さんは、夫婦の会話を大事にする夫だったため、仕事から家に帰ると、お互い、仕事現場や共通の知人のことなど、毎日のたわいのない出来事を話して、一日が終わっていた。「話をすることは、ストレス発散にもなっていました。でも、いまはそんな夫婦の時間がないので、ケジメがつかず、いつ一日を終えたらいいのかわからなくなってしまったんです。眠らずに、深夜の2〜3時くらいまで起きてしまうことも……」一緒の寝室でベッドを2つ並べていたが、誰もいない隣のベッドを見て“これが共に生活をしてきた人が欠けてしまうということなのか”と実感することもある。「あまりに急に訪れた死だったために、なかなか受け止められないんですね」■渡辺さんは体調を崩し、あっという間にICUに。郁恵さんとの最期の“会話”を渡辺さんの最後の仕事となったのは、昨年11月19日、秋田県で行われた心臓病をテーマにしたフォーラムでの講演会だった。「18日から現地入りしたのですが『ちょっと熱があるようなんです』と、主人のマネージャーから連絡はもらっていました。時期が時期なので、コロナの抗原検査を2回受けたそうですが、2回とも陰性だったので、予定どおり仕事をすることに。ただ、みなさんにご迷惑をおかけしたくないと、念には念を入れ、別室からのリモート出演となったんです」無事に仕事を終え、東京の自宅に帰ってきてからも、体調がすぐれなかったようだ。「私は舞台の仕事をしていたので、主人は『うつしてはいけない』と考えてくれて、実家に帰ってきていた次男経由で『今日は別室で先に寝るから』と知らせてくれました。そんな夫の気づかいに“ありがとう”と思っていたんですが、夜も遅く、自分のことで精いっぱいだったため、あまり気にかけることもしなかったんです」翌朝、渡辺さんが起きてこないので、郁恵さんは熱が下がらないのだと思って《氷枕を持っていきますか?》とLINEを送ったというが、既読にならない。心配した次男が渡辺さんの部屋に入ると、様子がおかしいという。これまでも体調を崩し、入院するということが何回かあったため、いつものように入院の準備をして、病院に向かった。「私が車を運転するとき、主人はいつも助手席に座るんですが、体調が悪いので後部座席に乗って、ぐったりとしていました。だから、車内でも会話することもなかったんです」病院に到着したとき、救急車の搬入口に入ってしまったようで、そのまま車を止めることもできなかった。「私は『申し訳ないけど、歩いて行って』と主人を降ろしてしまったんですね。次男につきそわれ、主人が病院に入るのを見守ってから、私は駐車場に車を止めて、病室に行きました。いま振り返ると、このとき、主人の意識は朦朧としていたのかもしれません」コロナ禍だったこともあって、待合室に次男とマネージャーが待機して、郁恵さんだけが病室に入った。「主人は眠っていました。『携帯とパソコン、老眼鏡をここにおいときますからね』と話しかけても、反応はありません。看護師さんは、点滴を入れようとしていますが、うまく入らず苦労していました。私が長居するのも悪いなと思い『私、行きますよー』と軽い感じで声をかけて、病室から出たんです。このとき、主人に私の声が聞こえていたのかわかりませんが、もしかしたら最後の“会話”だったのかもしれません」その日のうちに、渡辺さんの容体が悪化し病室をICU(集中治療室)に移した。コロナ禍で、重篤患者が入院するICUともなれば、家族でも面会は難しいはずだが、担当医からは「いつでも大丈夫ですから、いらしてください」と連絡があった。入院当初は細菌性胃腸炎という診断だったが、悪化して命に関わる敗血症に進んだという。「お医者さんからはあまりいいお話はありませんでした。でも、これまでも主人は、不死鳥のように復活してきたので、なかなか深刻に受け止められませんでした。いや、あえて受け止めたくなかったのかもしれません。この数年、主人の体調は万全ではなかったけど、死を近くに感じることはなかったんです」タレントの長男・渡辺裕太さん(34)も仕事先から病院に駆けつけることができた。「私は何本もの管につながれた主人を見ても、“万が一”という考え方をしたら主人の最期を受け入れることになってしまう。それは考えないようにしようと思っていたんですが……」手袋やマスクをしていたため、手を握ることもできない。郁恵さんの言葉にも反応を示さなかった。郁恵さんは、徐々に現実を受け入れていったのかもしれない。もうこれ以上は徹さんがかわいそうに見えて、“最期の時”を迎えることとなった。「ドラマのようにふっと息を吹き返す状況ではないということでした。私たち一家と同居している私の母も『お父さんは精いっぱい、頑張ったのよ』と声をかけてくれました。私もこれ以上、主人に『頑張って』とは言えませんでした。もう、これまで十分に頑張りましたから」■渡辺さんが好きだった赤いウインナーを家族で食べて。思っていたよりずっとおいしくて「じつは主人を荼毘に伏す前に、盟友の中村雅俊さんや角野卓造さんに連絡をとって、お別れに来ていただいたんです。皆さん、『徹の顔を見たら、どうなっちゃうんだろうな』と考えていたようですが、穏やかに眠っているような主人を見て、つい昔の楽しい日々が思い出されたみたいです」3月28日に行われたお別れの会でも、その人柄を感じさせる場面に遭遇した。郁恵さんや裕太さんが参列者に挨拶をしていたときだった。「目の前には俳優さんばかりでなく、裏方のスタッフさんが長蛇の列を作って……。レギュラー番組でお世話になった人ばかりでなく、年1回出演する地方の特番のスタッフさんなどが、主人との思い出を私たちに伝えたいと思ってくださったんです。それを見て、本当にみなさんから愛されていたし、主人が誰に対しても同じように接していたのだと実感しました。主人が築いてきた縁を大事にして、またその生きざまを私や裕太が受け継ぎ、仕事をしていきたいと思っています」こう決意を語ったところで「そうそう」と、郁恵さんが渡辺さんとのことを思い出し、いつもの笑顔を取り戻した。「先日、主人の誕生日にはプレゼントを送ったんです。結婚当初、主人が『ウインナーが好きだ』と言っていたので、ちょっと高価な粗びきウインナーを買ってきたんですね。すると『そうじゃなくて、赤いウインナーがいいのに』ともめて、主人が家出したのが渡辺家の“ウインナー事件”です」郁恵さんがスーパーに買い物に行くと“事件”の発端になった赤いウインナーが目に入って、はじめて買ってみたという。「徳用サイズですごく量が多かったんですが、5月12日の主人のお誕生日にお供えして、私たち家族も食べたんです。これが思っていたよりもずっとおいしくて。ちょっと得意げで、楽しそうな笑みを浮かべる主人の声が聞こえてくるようでした。『だろ!気づくのが遅いんだよ〜』って(笑)」【後編】榊原郁恵急逝した夫・渡辺徹さんとの“闘病の日々”を初告白へ続く
2023年06月25日JO1の河野純喜とフジファブリックの山内総一郎が6日、FCバルセロナのラ・リーガ優勝を祝したセレモニーに出席した。Spotifyがスポンサーを務めるFCバルセロナのラ・リーガ優勝を祝した同イベント。河野と山内のほか、Spotify日本法人の代表取締役であるトニー・エリソン氏、FCバルセロナからロベルト・レヴァンドフスキ、ハファエウ・ジアス・ベローリ、ウスマヌ・デンベレ、ジュール・クンデ、エリック・ガルシアの5名が登場した。イベントでは、優勝を祝して鏡開きを実施。サッカー好きとして知られる河野と山内は大喜びの様子だった。
2023年06月07日2023年度の「武満徹作曲賞」の本選演奏会が先月28日に東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアルで開催され、受賞者が決定した。「武満徹作曲賞」は、東京オペラシティ文化財団が世界の次代を担う若い世代に新しい音楽作品の創造を呼びかけるもの。ひとりの作曲家が審査員を務める方式で、受賞者の多くが世界で活躍している。今年の審査員は近藤譲で、世界31カ国 (出身国・地域) 107作品から2022年11月の譜面審査(作曲者名等の情報は伏せ、作品タイトルのみ記載されたスコアを使用)で4作品が選ばれ、本選演奏会で受賞者が決定した。総評で近藤は「こうしたコンクールというのは若い作曲家にとっては自分の大きなオーケストラ曲が音になる非常に稀な機会のひとつ、稀な機会であるのは残念なのですけれども、しかしこういう機会があるということによって若い世代の作曲家が学ぶことができて、しかも育っていくことができるということで、その意味でこうしたコンクールをですね、たとえパンデミックのなかでも続けてくださったということは、本当にありがたいと思っております」とコメント。各作曲家の作品について短く講評を述べた後、「音楽は競争でも競技でもないので、順位をつけるということは、私には非常に不本意なのですけれども、こういう場なので、しょうがないので順位をつけます」と語った上で順位を発表した。結果、第1位はイギリスのマイケル・タプリンに、第2位はスペインのギジェルモ・コボ・ガルシアと日本の山邊光二に、第3位は中国のユーヘン・チェンに決まった。本選演奏会の模様はNHK-FMにより収録されており、7月16日(日)と23日(日)朝8時10分からの「現代の音楽」で放送される予定。なお、2024年度の審査員はイギリスのマーク=アンソニー・ターネジが務める。2024年度武満徹作曲賞作品および応募に関する詳細年度武満徹作曲賞本選演奏会2024年5月26日(日) 15 時開演東京オペラシティ コンサートホール
2023年06月06日佛日庵主催、華道歴40周年記念 円覚寺山内佛日庵 『假屋崎省吾 桜をいける! ―飛翔繚乱―』が2023年4月2日 (日) ~2023年4月16日 (日)に円覚寺山内・佛日庵(神奈川県鎌倉市山ノ内409)にて開催されます。前売チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにて前売チケット発売中 公式ホームページ 鎌倉五山第二位 臨済宗円覚寺派の大本山である円覚寺の塔頭寺院・佛日庵を舞台に、2023年・華道歴40周年を迎えた元祖華道家 假屋崎省吾が、今なお続くコロナ禍で疲弊した方々の心を癒すべく、佛日庵といけばな作品との優美秀麗なコラボレーション展覧会を開催いたします。会期中は連日、假屋崎省吾によるフラワーデモンストレーション&トークショーや、オリジナルグッズ購入者限定のサイン会も開催することが決定しました。【2014年開催『假屋崎省吾の世界~百花繚乱~』展示風景】假屋崎省吾プロフィール元祖華道家。美輪明宏氏より「美をつむぎだす手を持つ人」と評され、世界各国で日本伝統文化の「華道」を広める活動にも精励する。クリントン大統領来日の会場装飾プロデュース、天皇御在位10年記念式典の舞台装花、明仁天皇御退位・徳仁天皇御即位の特別番組スタジオ装飾、G20軽井沢・地球環境に関する関係閣僚会合の歓迎モニュメント制作、高円宮家・典子女王・絢子女王の婚礼ブーケ・ヘアーオーナメント制作など多数を手掛ける。女子美術大学・客員教授、フランス観光親善大使、オランダチューリップ大使、かごしま花大使、上五島椿大使、かさま応援大使、美馬市観光大使などを務め、シンビジウムの生花を使った「世界で最も多いコサージュ展示(7,585個)」の世界ギネス記録にも認定される。着物、ガラス器、棺、骨壷などのデザインおよびプロデュースをおこない、デザイナーとしての才能を発揮。多くのブランドを立ち上げ絶大な人気を集めている。また、ライフワークでもある花と建物のコラボレートとなる個展“歴史的建築物に挑む”を国内外で開催。日本はもとより海外でも目覚ましい活動を展開している。その他、NPO法人・恋人の聖地プロジェクト理事を務め、花を通した心の情操教育「花育」や「少子化問題」「伝統工芸品の振興促進」などの地域活性を促す社会ボランティア活動もおこなう。2023年・華道歴40周年を迎え、テレビ・ラジオ・雑誌・新聞・WEBなど幅広い分野で益々活躍の場を広げている。公演概要華道歴40周年記念 円覚寺山内佛日庵 『假屋崎省吾 桜をいける! ―飛翔繚乱―』開催期間:2023年4月2日 (日) ~2023年4月16日 (日)時間:9:00~16:00(最終入場15:30)会場:円覚寺山内・佛日庵(神奈川県鎌倉市山ノ内409)■イベントスケジュール假屋崎省吾デモンストレーション&トークショー4/2(日)①10:30~11:00②14:00~14:304/3(月)①14:00~14:304/4(火) ①14:00~14:304/5(水) ①14:00~14:304/6(木) ①14:00~14:304/7(金) ①14:00~14:304/11(火) ①14:00~14:304/12(水) ①14:00~14:304/13(木) ①14:00~14:304/14(金) ①14:00~14:304/15(土) ①10:30~11:00②14:00~14:304/16(日) ①10:30~11:00②14:00~14:30※雨天の場合、中止の可能性あり。【假屋崎省吾サイン会】4/2(日)-7(金)11(火)-16(日)※オリジナルグッズご購入の方限定※日程は変更になる場合もございます。■入場料入場券(一般):800円(税込)小学生以下:無料※別途、円覚寺参拝料500円主催:佛日庵特別協力:大本山円覚寺、(有)カリヤザキショウゴ協力:(株)京朋、OATアグリオ(株)後援:(公社)鎌倉市観光協会花材協力:(株)河野メリクロン、京成バラ園芸(株)、(有)日本庭園由志園、JAそお鹿児島花き部会、山形県川西町、川西ダリヤ園、山口県花卉園芸推進協議会、愛知県田原市、JA愛知みなみ、茨城県花き園芸協会、福島県浪江町、浪江町花卉研究会、(株)natural farm DEAIJA、全農長野、JA佐久浅間、佐久穂町、沖永良部島、(株)ジャパン・フラワー・コーポレーション問い合わせ:佛日庵 0467-84-7776 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月03日タレントで俳優の榊原郁恵さんが、2023年2月9日にInstagramを更新。2022年11月に亡くなった、夫であり俳優の渡辺徹さんとの『思い出の味』にまつわるエピソードを投稿しました。亡き夫・渡辺徹の遺影に供えられたのは?榊原さんにとって『思い出の味』になった食べ物は、ルームウェアなどを展開するブランド『ジェラートピケ』が運営するカフェのクレープ。渡辺さんが亡くなる前に2人で食べたことがあるそうで、これまでにも何度か写真をInstagramに投稿しています。同年12月21日の投稿では、クレープを持った榊原さんと渡辺さんが嬉しそうな表情を見せている、ツーショット写真を公開していました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 榊原郁恵(@sakakibara.ikue)がシェアした投稿 2023年1月31日には、クレープの味が無性に恋しくなって1人で買いに行ったことを報告。クレープの写真を載せるとともに「おいしいから好きなのに、なんか『思い出のクレープ』になっちゃった」と語っていました。 この投稿をInstagramで見る 榊原郁恵(@sakakibara.ikue)がシェアした投稿 そして2023年2月、この『思い出の味』の投稿をきっかけに『ジェラートピケ』は、榊原さんにルームウェアをプレゼント。榊原さんは、もらったルームウェアを着た写真を投稿しました。 この投稿をInstagramで見る 榊原郁恵(@sakakibara.ikue)がシェアした投稿 《思い出の味》としてクレープをインスタにアップしてたらな・なんと…そのお店『ジェラートピケ』さんからお家で温かくゆっくりカラダを休めて下さいとあたたかルームウェア頂きましたsakakibara.ikueーより引用さらに、渡辺さんとの『思い出の味』であるクレープのディスプレイもプレゼントされたそうです。榊原さんは、ディスプレイを渡辺さんの遺影の横に供えた写真も公開。「温かい優しさに感謝です」とつづっていました。『ジェラートピケ』の粋な計らいに「素敵」といった声が寄せられています。・素敵な贈り物ですね。徹さんも喜んでいると思います。・ルームウェアとてもお似合いです!笑顔がかわいい!・温かくて優しいプレゼントに、涙が出そうです。ルームウェアをもらった榊原さんはきっと、身体も心も温まったことでしょう。渡辺さんも、素敵なプレゼントにほほえんでいるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月10日1995年1月17日に発生した、兵庫県淡路島北部を震源とする、『阪神・淡路大震災』。最大震度7の大きな揺れにより、街のいたるところで建物の倒壊や火災などが発生し、人々の生活に大きな影響をおよぼしました。多くの尊い命が失われた災害は、2023年現在になっても語り継がれています。震災から28年が経過した2023年1月17日、タレントの榊原郁恵さんがInstagramにつづったのは、夫で俳優の渡辺徹さんが震災時に体験した出来事。震災発生当時、渡辺さんは仕事のため、兵庫県神戸市のホテルに滞在していたといいます。早朝、渡辺さんから1本の電話が自宅にかかってきました。「今、大きな地震があってさ…」「え?気が付かなかった…!」「窓から外見えるんだけど、あちらこちら煙が見える、もしかして火事かも…」「え!大丈夫?」「うん、又電話する」数分後「いやー…これ…大変なことになったのかも…」「えー⁈」それから連絡が取れず、5〜6日して足に血まめ、ボロボロになって東京に帰って来た。sakakibara.ikueーより引用目の前で起きた災害の惨状を榊原さんに語った渡辺さん。当時、通信などにも大きな影響が出たことで、連絡がつながりづらくなったのでしょう。連絡が途絶えて6日程度が経過した頃、動いている電車の駅まで歩き続けていたという渡辺さんは、命からがら戻ってきたそうです。そんな大変な思いをしたあの日から28年後。家族が、愛犬であるコーンちゃんを長年大切に世話をし続けたことが、愛犬家の模範として表彰されたことを榊原さんは明かしました。※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 榊原郁恵(@sakakibara.ikue)がシェアした投稿 渡辺さんは2022年12月、病気のため逝去。生前、大震災に見舞われた渡辺さんの出来事に、多くのファンが想いを寄せています。・「なんとかして家族のもとに戻りたい」という一心があったのだろうと思うと、泣けてきますね。・慣れない場所で被災をして、帰るのに渡辺さんは大変だったろうと思います。・渡辺さんは疲労困ぱいで、榊原さんも心配でたまらなかったのではないでしょうか…。『阪神・淡路大震災』以降も、『東日本大震災』など各地で大きな地震が起きています。災害が起きても、家族や自分の身を守れるようにしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年01月18日●攻めたネタ作りを意識「置きに行ったらダメ」2017年に『キングオブコント』で優勝し、いまや超売れっ子芸人となったお笑いコンビ・かまいたち。12月末時点でレギュラー17本と大活躍で、「売れに売れた」と山内健司は胸を張る。映画や声優など、お笑い以外の仕事にも挑戦。山内は漫画好き芸人としても知られ、漫画番組『川島・山内のマンガ沼』(読売テレビ)も放送されている。そんな山内イチ押しの漫画が『ガンニバル』だ。ディズニープラス「スター」で実写化もされた本作にハマったきっかけや、本作を読んで再確認した芸人として貫くべき姿勢、さらに家族への思い、今後の目標など話を聞いた。累計発行部数210万部を超える二宮正明氏のサスペンスコミック『ガンニバル』は、都会から遠く離れた山間の“供花村(くげむら)”に、家族と共に駐在として赴任した阿川大悟を主人公とする物語。この村には「人が喰われているらしい」との噂があり、大悟はその真相を探る中で次々と不可解な出来事に遭遇し、狂気の淵へ追いつめられていく。山内は、日常のありふれた設定の漫画より、パンチの効いた攻めた漫画が好きだそうで、『ガンニバル』はまさに山内好みの作品だった。「普段から暴力系やグロい漫画を好んで電子書籍で読んでいたら、パンチの効きまくった表紙の『ガンニバル』がおすすめとして挙がってきて、1巻読んだら物語もパンチが効きまくっていたので全部読みました」読み進めていくにつれて、パンチがあるだけではなく感動もあり、よりハマっていったという。「最初はパンチの効いた描写だけを求めて読みましたが、人間関係や家族の話など設定がしっかりしていて、ストーリーにも引き込まれていき、こんなに壮大な感動的なストーリーになるんだと、最後まで読んだときはびっくりしました」パンチの効いた物語が好きな理由を尋ねると、「映画もそうなのですが、日常であり得そうなことを漫画や映像で見る必要ないなというタイプで、『ゴジラ』や『アナコンダ』など、日常で絶対に体験できないことを漫画や映像で見るのが好きなんです」と答え、「『ガンニバル』は絶対に自分は体験できない未知の世界を描いている作品だったので読みました」と加えた。攻めた作品を求める山内は、自身が生み出すネタも攻めたものを目指しているという。「ネタを書く上でも置きに行ったらダメだなと。攻めに攻めて、苦手な人が出てくるかもしれないけど、好きな人は大好きになるようなネタを心がけています。『ガンニバル』でしか味わえない体験というように、かまいたちじゃないとできないネタをしないと意味がないと思うので」その攻めの姿勢は、『ガンニバル』を読んで改めて強くなったそうで、「『ガンニバル』の行き切っている感じが素晴らしいなとすごく尊敬し、やっぱこうじゃないと見る意味がないよなと再確認しました」と語る。●父親になって生まれた責任感「しっかり稼がないと」大好きな『ガンニバル』がディズニープラスで実写化されると聞いたときは、驚いたという。「ディズニープラスで? 何かの間違いじゃないかなと思いました。パンチが効きすぎていてドラマ化は厳しいだろうと思っていましたし、ディズニープラスということに一番びっくりしました」そして、「だいぶ薄めないと無理だと思うくらいすごい漫画なので、どうするのかなと心配しました」という山内だが、完成したドラマを見て「全然薄めてないやん!」と再び驚いたという。「漫画と比べても遜色ないくらいハラハラドキドキ、パンチの効いたドラマになっていました。原作ファンの方も納得するくらい原作に忠実で、原作を超えるくらいのクオリティだなと。みんな拍手喝采だと思います」12月28日より配信がスタートしたドラマでは、主人公の警察官・阿川大悟役を柳楽優弥、供花村を支配する後藤家次期当主・後藤恵介役を笠松将、大悟の妻・阿川有希役を吉岡里帆が演じているが、山内は「皆さんすごくぴったりなキャスティングだなと思いました」と太鼓判を押し、「あと後藤銀役の倍賞美津子さんがぴったりすぎでした」と絶賛した。阿川と自身の共通点を尋ねると、「阿川はぶっ飛んでいるところがありますが、家族のことをすごく大事にしている。だけど、家族のためにやっていることが家族を不安にさせてしまったり。僕たちは今レギュラーが17本で、家族のために頑張ろうと思ってやっているのに、仕事が増えてほぼ家族といないという矛盾した感じになっていて、そこは阿川と重なるかなと思いました」と答えた。「スーパー大金持ちになる」ことがコンビの終着点だというかまいたち。山内は家族が原動力になっているそうで、「仕事のモチベーションは家族です」ときっぱり。現在2人の息子の父親だが、「子供が生まれてからは特に、20歳になるまで育てられるくらいしっかり稼がないといけないという責任感が生まれ、それまでは頑張らないといけないなというモチベーションになっています」と語った。続けて、どんな親子関係なのか尋ねると、「今のところうまくいっていると思いますが、嫁が注意するという役割で、僕はあまり怒らず優しくしていたら、最近なめ出している感じがあって。僕が迎えに行くと、『なんで来るんだよ!』ってイジってきたりするので、注意するときはちゃんと注意して、威厳を見せていかないといけないなと思っているところです」と明かした。●漫画漬けの日々漫画喫茶でバイトしていた過去も漫画好きになったのは母親の影響だそうで、「母親が漫画が好きで『週刊少年ジャンプ』を読んでいたので、僕も小学校1年のときにはもう『ジャンプ』を読んでいて、そこからずっと漫画を買いまくっています」と説明。漫画喫茶でバイトしていた経験もあり、「漫画がタダで読めるということでバイトを始めて、休憩時間を使って漫画喫茶の漫画はほぼ読みました。少女コミック以外は」と話した。バイトしていたときに、売上金を金庫に入れて扉を閉めようとしたときに指を挟んでケガするというハプニングも。だが、その瞬間に、それまでハマりすぎていたパチスロをやめようと決意し、その後の芸人としてのブレイクにつながったのだとか。「スロットをやめることができたので指をケガしてよかったです」と笑い、「漫画喫茶でのバイトもいい思い出です」と懐かしそうに話した山内。また、数多くの漫画に触れてきたことはお笑いにも生きているようで、「いろんな設定とか勉強になっていると思います」と語った。漫画に関する野望を聞いてみると、「いろんな漫画を読んでいますが、人におすすめの漫画を聞いて読んでみたら面白いということがまだめちゃくちゃあるので、全漫画を網羅したいです。誰におすすめの漫画を聞いても、『それ読みました』と言えるくらい全部把握しておきたいです」と漫画に対する強い思いを述べ、「空き時間や移動中はずっと漫画を読んでいます。最近は電子書籍で買っていますが、読みたい漫画がたまっていて、時間があれば漫画を読むという感じです」と漫画漬けの日々を明かした。そして、大活躍の2022年を振り返り、「映画に出演させてもらったり、声優をやらせてもらったり、お笑い以外の仕事も経験させてもらった年でした。勉強になりましたし、いい思い出になりました」としみじみ。いろいろな事件が起きる『ガンニバル』にちなみ、2022年に起きた山内にとっての“一番の事件”を尋ねると、NHKの音楽番組『Venue101』でMCを務める相方の濱家隆一が、タッグを組んでいる生田絵梨花と楽曲を配信リリースしたことを挙げ、「濱家が変な曲をリリースして、踊っていて。番組を見てなかったのでびっくりしました。それが一番衝撃でしたね」と相方をいじった。最後に「来年はコンビでずっと目標に掲げているレギュラー20本にタッチしたい。それに向けて今いただいている仕事を頑張って、オファーを待つという感じです。直近でいうと2月2日に武道館で単独ライブをやるので、それをいい感じでやり終えたいなと思っています」と2023年の抱負を述べ、「レギュラー20本の芸人さんはいないと思うので、レギュラートップを狙いたいです」と力を込めた。■山内健司1981年1月17日生まれ、島根県出身。2004年5月に濱家隆一とお笑いコンビ・かまいたちを結成。『第28回ABCお笑い新人グランプリ』(07年)最優秀新人賞、『第43回上方漫才大賞』(08年)新人賞、『第33回ABCお笑いグランプリ』(13年)優勝、『キングオブコント2017』優勝などの受賞歴を誇り、『M-1グランプリ2019』第二位。『かまいガチ』、『千鳥かまいたちアワー』など多くの冠番組やレギュラー番組を持ち、個人でも『川島・山内のマンガ沼』に出演中。2023年2月2日に日本武道館で「かまいたち単独ライブin武道館『DESIRE』」を開催する。
2023年01月07日お笑いコンビ・かまいたち(山内健司、濱家隆一)が14日、都内で行われた就活サービス「OfferBox」・転職サービス「PaceBox」の新ウェブCMおよび就活サポートプロジェクト発表会に出席。濱家は今年の漢字に「待」を、山内は「売」を選び、売れまくった2022年を振り返った。「待」と答えた濱家は「今年は自宅待機がめっちゃ多かった。濃厚接触になって、三連発くらい食らった。ピンピンしたまま待機していた」と述懐。山内は「売れに売れた」と自画自賛し、「レギュラー18本。YouTubeの登録者数180万人。来年は派手なことができたらいいですけど、今のところ決まっているのは武道館でライブ」と謙遜の「け」の字もない発言で報道陣を笑わせた。今月18日には、『M-1グランプリ』が開催される。『キングオブコント』で審査員を務める山内は「大阪の劇場で一緒に出ていたメンバーは頑張ってほしい」と言うにとどめ、相方に代わって濱家が「さや香です」と優勝候補の名を挙げた。もし再挑戦できるなら誰と組みたいか問われて山内は「オール巨人師匠。審査員が低い点を入れにくいと思う。決勝まで残れば高得点が出る」とニヤリ。濱家は「ネタ合わせたらめちゃくちゃ怒られるで。『今は間が違う』とか『声量が違う』とか。耐えれる?」と指摘した。また、人生の転機について濱家は「東京出てきたのが2018年なので4年前。東京出てきてちょっとしてから、『ロンドンハーツ』ならびに『アメトーーク!』(ともにテレビ朝日系)でコテンパンにイジられたときですかね。大阪ではそんな感じではなかったんですけど、コテンパンに皆にイジってもらってから道が開けた」と答えた。イベントでは、2人が出演するCMにまつわるエピソードが語られたほか、「かまいたちの自己PR」と称してそれぞれ相方の自己PRを披露した。
2022年12月14日桃太郎の人生の行き先は鬼ヶ島だけではないはず!エステやテレビのロケ、宇宙に行ったり、オンラインで鬼退治をしちゃったり。五月女ケイ子さん・細川徹さんが妄想を爆発させて作った『桃太郎、エステへ行く』。気が抜けて平和に笑えること必至。脱力の名手のご夫妻に本作の創作の裏側を語ってもらいました。楽しくて平和。思わず笑みが溢れる脱力の、妄想桃太郎ストーリー。五月女ケイ子:連載していた「テレビ昔ばなし」を書籍化することになり、桃太郎をモチーフにバカっぽい昔話を加えようということになって。細川徹:最初、「続・桃太郎」みたいなのを少し書いたんだよね。五月女:まず細川さんが文章を書いて、物語に合わせて私が絵を描くんですけど、『ロッキー2』みたいな真面目な熱いお話になって、私の描きたいテイストじゃなかった(笑)。細川:すごく堅くなっちゃって。そうしたら、「桃太郎がエステに行くとかさー、そんなんでいいんじゃん」と五月女さんが思いつきで言って、「それいいじゃん!」ということになりました。五月女:施術を受けて、うっとりしている桃太郎の絵が浮かんだんです。細川:あの時点で浮かんでたの?すごいね。この絵いいよね。受付の犬もかわいいし。五月女:猿がマッサージをして、雉が桃太郎のすね毛を優しく抜いていて、愛に満ちあふれている(笑)。細川:基本的に夫婦の仕事は「自由にやってください」とオファーされることが多くて、「やりたいことやらなきゃ」と僕は逆に力が入っちゃうんです。休みの日に、寝てればいいのに、はりきって予定を詰め込んで疲れちゃうみたいな(笑)。そういうとき、(五月女さんが)いつも力を抜いてくれるので、助かってます。五月女:私の好きな細川さんの作る世界というのが明確にあるんですよね。大学時代に見せてもらった脚本が衝撃的に面白くて、あれを追い求めている気がします。力が抜けていて、のどかで暢気で、いい人しか出てこないみたいな世界。細川:最初の俺の原稿では、桃太郎たちがバリバリに戦っていたもんね。五月女:戦いはハリウッドでやればいいことで、夫婦で作るものは平和がいいと思う。1話の「エステへ行く」では、桃太郎の美しさに惹かれて、鬼が自分もキレイになりたいと言い出すところが好きです。細川:絵にするのは難しいだろうなと思いながら書いた話もけっこうありました。「オンライン鬼退治」とか、絵的に地味になるだろうなと思ったら、すごくダイナミックな絵が上がってきてびっくりしました。五月女:細川さんとの仕事は必ずと言っていいほど、現実にはありえない状況を絵にしなきゃいけなくなるんですよ。見本がないんです。動物園の動物が全部、家に来ちゃうとか。細川:たしかに、資料はどこにもないね(笑)。妄想で描くしかない。五月女:毎回、新しい扉を開けてもらっています。私も昔からおかしなことは考えていたけれど、人を笑わせるなんて畏れ多いと思っていたから、面白の作り方は細川さんの背中を見て学びました。どうやって考えているのか何回も聞いたけれど、言葉では説明できないらしいんです。細川:理屈はわからない。キミは面白い理由を翻訳できるよね?五月女:うん。私は言葉を探したいほう。「脱力」って、自分をよく見せようとするとできないと思うんですよね。これはそういうのが詰まった本じゃない?細川:そうだね。全然背伸びしてない(笑)。桃太郎っていろんな話を考えやすいと思うんです。もし、会社に桃太郎がいたら?とか、『anan』の取材を受けたら…とか。五月女:それ、楽しいね!描いてみたい。これを読んで、気楽に力を抜いてもらえたらいいなと思います。絵/五月女ケイ子作/細川 徹『桃太郎、エステへ行く』書き下ろし11作とテレビ番組と昔話を掛け合わせた「テレビ昔ばなし」を収録。松平健の読み聞かせ動画がYouTubeのTV Bros.公式チャンネルで配信中。そおとめ・けいこイラストレーター。2002年、細川徹と組んだ『新しい単位』(扶桑社)で独自の世界観を獲得。LINEスタンプは海外でも人気に。ほそかわ・とおる映画監督、脚本家、演出家。2023年3月4日~、明治座創業150周年記念前月祭『大逆転!大江戸桜誉賑』の脚本と演出を担当。※『anan』2022年12月14日号より。写真・小笠原真紀中島慶子(本)取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年12月13日11月28日に亡くなった俳優・渡辺徹さん(享年61)の死因は「敗血症」と発表された。細菌やウイルスの感染症がきっかけで免疫の制御ができなくなり、最悪の場合は死に至るという恐ろしい病気だ。また、新型コロナ感染症の重症者で、呼吸障害から多臓器不全となり死亡する症例の多くも、この敗血症によるものである。「何らかの感染症にかかると、体内では免疫反応として炎症が起き、病原体を攻撃したり、障害を受けた部位を修復しようとします。これらの制御がうまくいかなくなると臓器障害につながり、血圧や心拍出量の低下から循環不全を起こし“敗血症性ショック”に進行していきます。循環不全により心臓や肺などの臓器に十分な血液を届けられなくなることで、多臓器不全となってしまうのです。渡辺さんは糖尿病や腎不全などの持病があり、人工透析をしていたというので、感染症と闘い切るだけの体力が持たなかったのかもしれません」そう話すのは、救急科専門医で薬師寺慈恵病院の薬師寺泰匡院長。健康な人でも、思わぬことから突然、死の危機に瀕することがあるという。たとえば、海岸で貝殻を踏みつけて足をけがして、そこから細菌が入り、症状が悪化して敗血症で亡くなるといったケースが報告されている。「日本敗血症連盟」が’21年9月に公表した調査によると、国内での敗血症患者数は、’10年に11万人だったのが、’17年には36万人に急増。’20年以降は新型コロナの感染拡大で死亡者数はさらなる増加が懸念されている。「医師が診療の中で保険請求をするときに、おそらく元の感染症の病名をつけることが一般的で、敗血症とか敗血症性ショックという病名をつけられていないというケースも多く、正確な患者数・死亡者数ははっきりとはわかっていません。海外の報告などを参考にすると、日本では最低でも年間10万人程度が敗血症で亡くなっていると考えられています。きっかけとなる感染症は肺炎や尿路感染症、腹腔内の感染症が多いのですが、最近では新型コロナやインフルエンザ、ノロウイルスのほか、手足の傷口から敗血症になることもあります。動物にかまれることも原因になります」(薬師寺院長)■血圧を正常に保てなくなると死亡率が約4割に…敗血症自体での死亡率は10%程度といわれている。しかし、血圧を正常に保つことができなくなり血圧を上げる昇圧剤の投与が必要な状態になると、死亡率は40%程度にまで急激に上がってしまうという。「感染症から敗血症になる段階を線引きするのは難しいため、呼吸が速くなる、脈が速くなり始めたなど、体が必要以上の反応をしていることに早く気づくことが大切です」(薬師寺院長)発熱しても「ただのかぜ」と考え、市販の薬を飲んで寝ていれば治ると思う人も多いため注意が必要だ。発熱のほかに、動悸や息切れがする、手足や体が震える、強い筋肉痛がある、尿の量が減ってくる乏尿、皮膚の色が悪くなる、意識がもうろうとするなどといった異変も体のSOSである可能性が。気になる症状が現れたら、早めに医療機関にかかるようにしたい。「糖尿病の人は特に血糖値のコントロールが必要となって治療が複雑になるほか、糖尿病以外にも脂質異常症、高血圧などの生活習慣病はいずれも敗血症のリスク因子です。男性、女性を問わず生活習慣病を抱えている人は感染症にかからないよう注意し、いざというときは早めに受診してください。このほか、免疫が低下している妊婦さんや新生児、高齢者、慢性疾患を抱えている人、入院中の患者さんなどもハイリスクと考えられますので、十分に気をつけましょう」(薬師寺院長)ふだんから免疫力を高めるために睡眠をしっかり取り、暴飲暴食は控えるなど、規則正しい生活を心がけよう。冬は細菌やウイルスなどの感染症が流行するが、たかが感染症と甘く見ないこと。思わぬ症状の悪化を招くことのないよう、自分や家族の健康を守ろう。
2022年12月13日2022年12月2日に、所属事務所より発表された、俳優の渡辺徹さんの逝去。俳優の渡辺徹さん、敗血症のため逝去ファンからは悲しみの声訃報を受けて同月5日には、妻で俳優の榊原郁恵さんと、息子の渡辺裕太さんが会見を開きました。榊原さんと裕太さんは会見中、終始涙を見せず、笑い話を交えながら、徹さんとの楽しい思い出を振り返っていたといいます。渡辺徹さん逝去に、妻・榊原郁恵が会見内容に「胸がギュってなった」の声渡辺徹さん逝去後、Instagramを更新した榊原郁恵会見を終えた同日、榊原さんは自身のInstagramを更新。投稿では、徹さん、裕太さんと3人で撮影した家族写真を添え、同月現在、話題を呼んでいるサッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』についてつづりました。19日からブログの更新も無く子供の頃からサッカー少年だった渡辺徹がこんな盛り上がってるW杯にも触れる事も無く…何かあったのか……と心配して下さった方もいらっしゃったと思います。渡辺の文章のファンの方々もいらっしゃった事でしょう。彼の最後をどういう言葉で表現したら良いのか…渡辺にききたいくらいです。渡辺自身が表現する事はもう出来ませんが…コレからも渡辺の事、話題にして頂けたら、嬉しいなぁ。sakakibara.ikueーより引用 この投稿をInstagramで見る 榊原郁恵(@sakakibara.ikue)がシェアした投稿 徹さん自身、子供の頃にサッカーをしていたこともあり、「彼だったら、日本代表の活躍をどう表現していただろうか」と榊原さんは思いを馳せています。榊原さんの言葉に、多くのファンが心を打たれました。・「徹さんだったら、日本代表の活躍をどう表現したんだろうか」の言葉に、涙が流れました…。・日本代表はきっと、徹さんのエールも受けて活躍できたに違いありませんよ!・愛情にあふれた家族だということが伝わってくる文章ですね。無理をせずに、これからも頑張ってください!応援しています。「さぁ頑張ろう」と、投稿を締めくくった榊原さん。きっと、空から徹さんの応援を受けながら、榊原さんと裕太さんは今後も仕事に励んでいくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年12月06日《文学座所属渡辺徹(わたなべとおる/本名同じ)が、11月28日21時01分敗血症のため逝去いたしました》俳優の渡辺徹さんが亡くなったと12月2日、所属事務所の「文学座」が公式サイトで発表した。61歳だった。渡辺さんは11月20日に発熱や腹痛等の症状が出たため、都内の病院で受診したところ細菌性胃腸炎の診断を受けて入院。その後に敗血症と診断され、回復することは叶わなかったという。‘81年にドラマ『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)の新人刑事・ラガー役でデビューを果たした渡辺さん。大柄な体型と大らかなキャラクターで親しまれ、役者業だけでなく、バラエティ番組でも活躍した。いっぽうで、その半生は病との闘いでもあった。30歳の頃に糖尿病と診断され、’12年4月には虚血性心疾患と判明。その際には、6時間に及ぶ手術を受けている。’16年からは腎機能の低下で人工透析を受け、昨年4月には大動脈弁狭窄症と診断され、出演予定の舞台が全公演中止となっていた。そんな渡辺さんの闘病生活を支えたのが、妻の榊原郁恵(63)だ。食べることが大好きでヘビースモーカーでもあった渡辺さんのために、榊原は徹底した健康管理を行い気遣っていた。■渡辺さんはもともと榊原ファン。結婚以降は、おしどり夫婦に榊原と渡辺さんが結婚したのは’87年10月のこと。「もともと渡辺さんは“アイドル・榊原郁恵”のファンで、初めて買ったレコードも郁恵さんのLP。部屋に郁恵さんのポスターを貼るほどだったので、『ザ・トップテン』で初めて共演したときは緊張したそうです。そして、ドラマでの再共演を機に本音で語れる“戦友”のような仲となり、やがて交際に発展していったといいます。ただ当時、アイドル同士の結婚は今以上にハードルが高かった。そこで渡辺さんは3年かけて周囲を説得。そして一人でも多くのひとに祝福してもらえるような環境を作っていったそうです。2人の結婚披露宴の様子はテレビで生放送され、視聴率は40.1%を記録。’89年3月には長男で俳優の渡辺裕太さん(33)が誕生しました」(テレビ局関係者)結婚以降、おしどり夫婦として広く知られることとなった2人。結婚30周年を迎えた’17年には朗読ライブ『いまさらふたりで』で夫婦共演を果たしている。「渡辺さん夫婦は、結婚してから2度しか共演していませんでした。それは結婚直後にドラマ共演した際、『公私はわけよう』と2人で相談して決めたためだそうです。しかし、『いまさらふたりで』は渡辺さんが郁恵さんに『やってみないか』と提案したといいます。それまで郁恵さんは10年もの間、朗読劇をしたいと考えており、その熱意に気づいていた渡辺さんは、どうしても実現させてあげたかったそうです。久々に夫婦そろって演技することになりましたが、郁恵さんは『説明しなくても伝わるからありがたい』と語っていました。結婚30周年を記念して結婚式のシーンでは、郁恵さんは実際に結婚式で使用したウエディングドレスを着て演じていました。また2人は’21年、渡辺さんが大動脈弁狭窄症から仕事復帰した際にも朗読劇を開いています」(前出・テレビ局関係者)■榊原は「彼の存在は偉大」渡辺さんも「いないと困る」‘19年に榊原が、’21年に渡辺さんが還暦を迎えても2人の愛は冷めなかった。’21年2月、榊原は『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)で“戦隊シリーズ最年長ヒロイン”になった際、本誌のインタビューで「主人はスーパー戦隊シリーズが好きなので、『いいね~よかったね』と」「戦隊好きな夫に見せるためにも、“ババレンジャー”として変身したいですね!」と楽しそうに語っていた。また渡辺さんは同年11月、『いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー 2021』に選ばれた際、会見で榊原について「好きとか嫌いじゃなく、いないと困るっていう存在になっています」と語っていた。「渡辺さんの生活をサポートしてきた郁恵さんですが、いっぽうで『主人は精神的な支えなんです』とも話していました。郁恵さんは明るいキャラクターの反面、仕事のことで思い悩みがちだといいます。しかし、渡辺さんが『後悔した経験を次に活かしたらいい』と教えてくれたそうです。結婚によって性格がポジティブになったといい、郁恵さんは『彼の存在は偉大』とも話していました」(スポーツ紙記者)今年10月8日、渡辺さんはブログで舞台『今度は愛妻家』の初日に榊原が赤飯を炊いてくれたと報告。また渡辺さんが亡くなる約2週間前の11月13日、榊原は夫婦で裕太の参加する落語会を観に行ったとInstagramに綴っている。‘20年11月、「婦人公論」で渡辺さんは《俺自身は自分のやりたいことをやってきたし、これからはパートナーのやりたいことに力を貸し、それを形にしていくことに重きを置いてもいいかなと思ってる》と語っている。“人生の支柱”を失った榊原の心痛は計り知れない。
2022年12月03日2022年12月2日、俳優の渡辺徹さんが敗血症のため亡くなったと、所属劇団の文学座が明らかにしました。61歳でした。渡辺さんが亡くなったのは、同年11月28日。同月20日から、体調を崩していました。11月20日(日)に発熱、腹痛等の症状が出たため都内の病院に受診したところ、細菌性胃腸炎の診断を受け直ちに入院いたしました。その後に敗血症と診断され、加療いたしましたが回復が叶いませんでした。生前に賜りましたご厚誼に深く感謝するとともに、ここに謹んでお知らせ申し上げます。文学座ーより引用葬儀は家族葬にて行い、後日『お別れの会』も予定しているといいます。1980年に文学座附属演劇研究所に入所し、1985年には座員となった渡辺さん。テレビドラマ『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)や大河ドラマ『いのち』(NHK)など数多くの作品に出演してきました。作品を通じて渡辺さんのファンになった人から、悲しみのコメントが相次いでいます。・渡辺さん、亡くなってしまったんですね…。舞台やドラマでよく見ていただけに、ショックです。・いつも作品で渡辺さんを見るのが好きでした。・自分は、舞台で渡辺さんをお目にすることが多かったです。とても幸せでした。渡辺さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年12月02日