突然撮影が休みになった俳優の1日を気鋭監督・脚本家たちが描く異色ドラマ第2弾、WOWOWオリジナルドラマ「竹内涼真の撮休」の放送が決定。竹内涼真がWOWOW初主演を果たす。ドラマや映画の撮影期間に突然訪れる休日、通称“撮休”を俳優はどのように過ごすのか――。前作は、女優・有村架純の知られざるオフの姿を、クリエイターたちが妄想を膨らませて描き「有村架純の撮休」として3月から放送。架空の休日を8つのストーリーで役者本人が演じるこれまでにないオムニバスドラマが話題に。そして今回、連続テレビ小説「ひよっこ」、「過保護のカホコ」、「テセウスの船」、『太陽は動かない』などに出演する竹内さんを迎え、シリーズ第2弾の放送が決定。本作への出演を喜んだ竹内さんは「今回は、監督や脚本家さんそれぞれのスタイルに僕が染まっていき、今までの役柄では見せてこなかった、少し力の抜けた自分みたいなものもお届けできたらと思っています。また、自分でも気づけていないパーソナルな部分なども、監督とセッションする中で発見できそうな気がしていてそれも楽しみにしていることのひとつです」と期待。また「1話ごとのテーマ、台詞、シチュエーションが斬新で自分でも脚本を読んでいて何度も笑ってしまいました。毎週、楽しみで仕方がなくなるような新しいエンターテインメントを見ていただけるよう、撮影頑張ります」と意気込みをみせている。竹内さんの撮休ドラマを手掛けるのは、恋愛映画の名手・廣木隆一監督、「全裸監督」の内田英治監督、そして現役慶應義塾大生・松本花奈監督。また、第1話の脚本をドラマ初挑戦となる若手監督・脚本家の首藤凜が担当。ほかにも、「山田孝之の東京都北区赤羽」の構成担当・竹村武司、前作に引き続きペヤンヌマキ、ふじきみつ彦ら個性的な脚本家たちが集結。スパイス屋でセクシーな女店主と出会ったり、妹と人生を語ったり、同級生とバーベキューをしたり…8つのパラレルな物語として展開していく。第1話「薫るスパイスカレー」あらすじとあるスパイスの店を訪れた撮休中の竹内涼真。「スパイスカレーを作りたい」という竹内に、女性店主の薫はスパイスの指南をする。そしてあることがきっかけで、2人は一緒にカレーを作ることに。そこに突然、男がやって来る…。WOWOWオリジナルドラマ「竹内涼真の撮休」は11月、WOWOWプライムにて放送予定(全8話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2020年07月15日コロナ禍による、リーマンショック以上とも言われる経済打撃を受けた数々の日本企業。それを受けて各企業は広告費を大幅に削減し、CM業界も苦慮しているという。これまでCMで輝きを放った数々の有名人も苦境に……。オリンピックイヤーでかつてない稼ぎ時のはずだったスポーツ選手には逆風が吹いている。「ギャラの増減はありませんが、オリンピック開催が近づくまでオファーを控える企業は多いと思います。特にギャラの高い、大谷翔平選手(25)、羽生結弦選手(25)あたりへの新規オファーは減るでしょう」(広告代理店関係者・C氏)コロナ禍への対応でも明暗が。「健康的なイメージを重視することもあり、コロナに感染してしまった人は敬遠される傾向に。来県自粛を要請されていたなか、沖縄県のゴルフ場で発症した石田純一さん(66)は特に厳しいでしょう。また違法行為ではないですが、緊急事態宣言中に外出したことが報じられた山田孝之さん(36)、新田真剣佑さん(23)もイメージダウンは避けられず、1千万円ほど減少するでしょう」(C氏)週刊誌で自粛期間中のデート現場が報じられた三吉彩花(24)はギャラが減少するいっぽう、相手の竹内涼真(27)は意外にも……。「以前から『自分はモテる』と公言するキャラクターもあって、竹内さんには大きな影響はなかったようです」(広告代理店関係者・B氏)ラジオでの“風俗発言”が大炎上したナインティナイン・岡村隆史(50)は追い込まれている。「女性軽視的な発言が批判を浴びたため、今後、岡村さん一人でのオファーは厳しく、相方の矢部浩之さん(48)とコンビとしての出演であればまだ企業も納得してくれるかもしれません」(C氏)不倫が報じられた唐田えりか(22)や鈴木杏樹(50)も大幅ギャラダウン。そんななか、アンジャッシュ・渡部建(47)の妻・佐々木希(32)には救いの手が――。「佐々木さんは離婚せずに仕事を続けるそうなので、新時代の“強い女性”の象徴として今後オファーが増えていくでしょう」(広告代理店関係者・A氏)激動の2020年が終わるころ、笑っているのは誰だ――。「女性自身」2020年7月21日号 掲載
2020年07月10日7月17日(金)より全国公開される映画『ステップ』の本編を一足先に鑑賞したタレント・俳優の片桐仁のコメント動画が、『ステップ』の公式YouTubeチャンネルで公開された。映画『ステップ』は大切なものを失った人たちの“10年間”の足跡を描いた感動作。妻に先立たれた健一が、仕事と娘・美紀の育児の両立に悩みながらもゆっくりと成長していく姿を描いている。原作は『とんび』『流星ワゴン』など、家族の再生を描き続けてきた作家・重松 清。主演を個性派俳優・山田孝之が務め、共演に國村 隼、余 貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈など豪華俳優陣が名を連ねる。監督は『虹色デイズ』『笑う招き猫』『大人ドロップ』などを手がけた飯塚 健が担当。秦 基博が映画のために書き下ろした主題歌『在る』が物語を彩る。今回公開されたコメント動画では、片桐が、世間が思う個性派俳優としてのイメージとは異なり、終始辛い現実に翻弄されつつもそれを受け入れる山田孝之の「リアクションの芝居」に称賛を送っている。さらに、自身も二児の父である片桐ならではの目線で「家族」の物語についての感想をコメントしている。『ステップ』7月17日(金)公開
2020年07月09日俳優の山田孝之が主演を務め、新型コロナウイルスの影響で公開が延期されていた映画『ステップ』が、17日から全国公開されることが決定した。同作は、累計発行部数8.5万部を突破した同名小説を原作に、30歳の若さで妻に先立たれた主人公・健一(山田孝之)とその娘・美紀が、周囲の人々との交流を通して成長していく物語。山田がシングルファーザー役を演じるのは、本作が初となる。4月3日の公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月30日に延期を決定。その後の緊急事態宣言解除を受け、全国的にも劇場の営業が再開していることや、鑑賞を待ち望む声が寄せられていたことなどから、当初予定していた150館を上回る規模での公開を予定している。■飯塚健監督コメント生活が一変してしまうことがある。当たり前だと思っていた日常が奪われ、途方に暮れることすらままならない。突然、妻が逝き、夫は二才の娘と残された。始めなければならない、ベビーカーを泣きながら押す日々。悲しみに呑み込まれそうになりながら、やがて悟る、それが完全に癒える日など来ないということ。悲しみは乗り越えるものじゃなく、ずっと寄り添っていくしかないものだということ。そうやって一歩一歩育ってゆく、10年に渡る家族の物語です。ぜひ映画館でご覧下さい。こう言えることが、何より嬉しいです。だからもう一度言わせて頂きます。ぜひ映画館で、大切な人とご覧下さい。■高尾沙織プロデューサー(エイベックス・ピクチャーズ)今まで当たり前に会えていた人たちと、会えない日々が訪れたことで、今まで以上に、家族や友人など大切な人に想いを馳せる時間が増えたように感じています。これから生活様式がどのように変化したとしても、大切な人を想う気持ちは変わらないと思います。この作品で描かれる、突然の生活の変化の中で、悲しみや不安を抱えながらも歩んでいく家族の物語を、皆さんの大切な人を想い浮かべながら、ご覧頂けたら嬉しいです。是非、映画館でご覧ください。
2020年07月03日重松清の同名小説を、山田孝之主演で映画化した『ステップ』が、7月17日(金)に公開されることが決定した。当初、4月3日に公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染状況ならびに政府・自治体・関係諸機関の発表や方針を鑑みて、3月に公開延期を発表していた本作。緊急事態宣言を受け、全国的にも劇場の営業が再開している中、ついに今回、当初予定した150館を上回る規模にて公開決定。本作は、妻に先立たれた主人公・健一とその娘・美紀が、彼らを取り巻く人たちとの交流の中で成長していく姿を描く、10年間の物語。健一役には山田さん、その娘・美紀役は、中野翠咲、白鳥玉季、田中里念が2歳~12歳までの3つの年代を演じるほか、健一や娘の美紀を温かく見守る登場人物に、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈らが参加している。当初の公開予定から約3か月半の月日を経て、ついに公開できることについて、監督の飯塚健は「ぜひ映画館でご覧下さい。こう言えることが、何より嬉しいです。だからもう一度言わせて頂きます。ぜひ映画館で、大切な人とご覧下さい」とコメントしている。『ステップ』は7月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ステップ 2020年7月17日より全国にて公開©2020映画『ステップ』製作委員会
2020年07月02日新型コロナウイルスの感染拡大により、公開が延期されていた山田孝之主演映画『ステップ』が、7月17日(金)に全国公開されることが分かった。観客の期待の声に応え、当初予定した150館を上回る規模となる。『ステップ』は、山田演じる、妻に先立たれた男性・健一を主人公にした作品。娘の美紀と再出発を決意した健一は、仕事と育児の両立に悩みながら、親として少しずつ成長。突然の生活の変化の中、悲しみや不安を抱えながらも、一歩一歩をゆっくり歩んでいく家族の姿を映し出していく。健一や美紀を温かく見守る登場人物には、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈などの俳優陣が結集し、物語を彩る。監督は『虹色デイズ』、『笑う招き猫』、『大人ドロップ』などを手掛けた飯塚健。原作は『流星ワゴン』など大切なものを失った家族が再生していく姿を描いてきた作家・重松清。そして、秦基博が映画のために書き下ろした『在る』が主題歌となった。飯塚監督は「ぜひ映画館でご覧下さい。こう言えることが、何より嬉しいです。だからもう一度言わせて頂きます。ぜひ映画館で、大切な人とご覧ください」と、今回の決定に合わせコメントを寄せている。また本作の高尾沙織プロデューサーも、「この作品で描かれる、突然の生活の変化の中で、悲しみや不安を抱えながらも歩んでいく家族の物語を、皆さんの大切な人を想い浮かべながら、ご覧頂けたら嬉しいです」と述べた。コメント全文は以下の通り。■飯塚健監督コメント生活が一変してしまうことがある。当たり前だと思っていた日常が奪われ、途方に暮れることすらままならない。突然、妻が逝き、夫は二才の娘と残された。始めなければならない、ベビーカーを泣きながら押す日々。悲しみに呑み込まれそうになりながら、やがて悟る、それが完全に癒える日など来ないということ。悲しみは乗り越えるものじゃなく、ずっと寄り添っていくしかないものだということ。そうやって一歩一歩育ってゆく、10年に渡る家族の物語です。ぜひ映画館でご覧下さい。こう言えることが、何より嬉しいです。だからもう一度言わせていただきます。ぜひ映画館で、大切な人とご覧ください。■高尾沙織プロデューサー(エイベックス・ピクチャーズ)コメント今まで当たり前に会えていた人たちと、会えない日々が訪れたことで、今まで以上に、家族や友人など大切な人に想いを馳せる時間が増えたように感じています。これから生活様式がどのように変化したとしても、大切な人を想う気持ちは変わらないと思います。この作品で描かれる、 突然の生活の変化の中で、悲しみや不安を抱えながらも歩んでいく家族の物語を、皆さんの大切な人を想い浮かべながら、ご覧頂けたら嬉しいです。是非、映画館でご覧ください。『ステップ』7月17日(金)全国劇場にてロードショー
2020年07月02日今年2月に開設したYouTubeチャンネル「山田邦子クニチャンネル」が人気を集めている山田邦子(60)。「新日本プロレスは和解したのか!?馳浩さんとの確執について語ります」、「有名タレントが今、『大手芸能事務所を辞める』のは何故?芸能人が続々と事務所を辞めていくワケ。」など、動画では暴露トークを連発している。特に、彼女の広範な交友関係から繰り広げられる「お酒が強い人ベスト10」「凄いと思った後輩芸能人ベスト10」といったランキング企画が好評だという。「やっぱりランキングは人気ですね。自分も力が入るし、見る方もワクワクするみたい。いちばん人気が高かったのは『怖かった人ランキング』ですね」現在、100万回再生近くを誇る4月に公開した「山田邦子が選ぶ怖かった芸能人ランキング!」では、裏話を次々と連発していた。《梅宮辰夫さんは入りが早すぎるから勘弁してほしい》《石原さとみさんは危険な唇をしている》《高岡早紀さんは会ったら殺されますよ。今はもう熟女になられましたけど、今でも会っちゃダメ。なんかフェロモンが違う。もう目が合ったら死にますよ》《深田恭子さんもすごい。心全部もっていかれますよ。万が一何かで会うようなことがあったらもう目をつぶっててください。やり過ごしてください》こうした“忖度なし”の内容に、視聴者から《歯に着せないのがすっきり》《世代じゃなかったけど、山田さんってこんなに面白いのか!》といった世代を超えた絶賛コメントが相次いでいる。歯に衣着せぬ発言に称賛が集まるいっぽうで、“忖度なし”の姿勢にクレームがくることも……。「マッチ(近藤真彦・55)が風邪で休んだって話したんですが、ファンの方から『そのとき集まった人たちにマッチが風邪をうつしたって話になってしまう可能性があります。そういう配慮はないんですか?』とお叱りを受けてしまったんです。そこまで気をつけて喋らないといけないんだと、とても勉強になりました。それ以来、コメントはいつも読んでいます」動画のコメント欄にはエールが並ぶいっぽう、《バカ》《ブス》といった心ない言葉も。しかし、山田は意に介していないようだ。「それも商売。『はい、がんばりま~す』『応援よろしく!』なんて書いて返しているんです」そんな山田へ、特別、本誌に向けて「大嫌いな芸能人ベスト5」をお願いすると、「怒られたりして……」と言いながらも答えてくれた。「一番はやっぱり面と向かって『殺したる!』って言われたやっさん(横山やすしさん・享年51)ですかねえ」前出の「怖かった芸能人ランキング」では横山やすしさんと共演した際の怖かったエピソードも語っていた。《大阪の番組のメーク室に入ってきていきなり『なんだお前!』って。私のことを敵だと思ったのか、大阪に私が来たことが気に入らなかったのか『ぶっ殺したるわ、お前なんか!』って。殺されちゃいやだと思って収録をやめて即、東京に帰っちゃった》第2位にランクインしたのは惜しまれつつも昨年、この世を去った伝説のロックンローラー。「最後は大の仲よしになりましたけど。『ひょうきん族』などでの悪ふざけを『山田さん、いいかげんにしてくださいよ』って何回も呼び出されて凄まれた内田裕也さん(享年79)が2位かなあ」そして3位は“因縁”の大人気後輩芸人だ。「私が太田プロをやめるときに『根性なし!』とかみついてきた有吉弘行(46)ですね。“そんなことをお前に言われる筋合いはないんだよ!”って今でも思っています。4位は『やまかつ』のメンバーで何度も一緒に仕事したマーシー(田代まさし・63)かな。覚醒剤で逮捕されて、出てくるたびに応援しようと思うんだけど、また捕まっちゃうから……」5位には意外な大御所俳優の名前も飛び出した。「名高達男さん(69)とはくだらないことが理由で大げんかしたことがあるんです。私が座長だったんですけど、『こんな心の小さい座長なんかについていけない』って言われて私も『はぁ?』ってなっちゃって。今は和解して、仲よしですけどね」「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月26日大泉洋を主演にムロツヨシや橋本さとし、高橋努らが出演する『新解釈・三國志』。この度、「呉」の孫権役として今年、話題作出演が相次ぐ岡田健史が福田雄一作品に初参加、周瑜役に賀来賢人ほか、矢本悠馬、半海一晃の出演も明らかになった。「三國志」の「蜀」の武将・劉備玄徳を福田監督と初タッグの大泉さんが演じ、“チーム蜀”の諸葛亮孔明をムロツヨシ、関羽を橋本さとし、張飛を高橋努、さらには“チーム暴”の黄巾を山田孝之、呂布を城田優、董卓を佐藤二朗が演じることが次々と解禁されてきた本作。今回明らかになった、知略に優れた武将で数々の戦いを指揮し勝利を収め、「呉」の建国者・孫権を支え続けた人物として知られている天下の最高司令官・周瑜を演じるのは、コメディからシリアス演技、さらにはアクションまでこなす実力派俳優・賀来賢人。ムロさん演じる蜀の天才軍師・諸葛亮孔明との策略の読み合いは、まさにシーソーゲーム!天才軍師vs天下の最高司令官、どちらに軍配が上がるのか、要注目。賀来さんは、「あまりふざけないで、かなり真摯に役と向き合い、洗練された演技、存在感を見せることが出来たんじゃないかと思っています。正直、この作品で仕事が増えそうな気もしています。欲を言うと、増えて欲しいです。更に欲を言うと、CMにも繋がって欲しいです」と慎ましく(?)コメント。また、若くして呉の君主として立ち、呉を建国した真面目で英明な君主である江東の覇者・孫権を演じるは、ドラマ「中学聖日記」以降も瑞々しい演技で観る人の心を掴み、活躍の場を広げる若手俳優・岡田健史。福田組初参戦となる本作で、どんな演技を披露するのか、福田組の常連である賀来さんと共に「呉」を導く!「初めての福田組は楽し過ぎました」という岡田さんは、「まさに伝説!と称される福田組に参加できたことは、心の底から自慢したいです! 福田組の皆様、至極ふざけています。本当にふざけている福田組に洗礼を受けました」とふり返る。そして、呉に仕える老将であり、豪快な物腰で若者たちに負けじと、常に最前線で活躍し、人生経験を元に導いていく最前線の宿将・黄蓋を演じるのは、「今日から俺は!!」でもお馴染み、高い演技力で幅広い役柄を見事に演じ分ける矢本悠馬。「今のところ、今作の黄蓋が私の俳優人生で最高齢の役でございます」と矢本さん。「童顔とよく言われる私におじいちゃんを演らすあたり、すでに今までの三國志の概念を覆す福田監督、福田組ならではの自由度! 期待度! 間違いなしであります。私が福田監督に『特におじいちゃんに寄せた芝居ってしなくていいんですよね?』と質問したところ福田監督は「全然しなくていい。いつもの矢本で』と答えてくださりました」と、“老将”の役作りについて告白。さらに、漢王朝の復興が第一とされていた時代に、天下二分の計を唱えた軍師であり、面倒見がいい性格で、かの有名な「赤壁の戦い」では周瑜の補佐を務めた魯粛を演じるのは、幅広い演技で、数々のドラマや映画に出演するバイプレイヤー・半海一晃。「僕は呉の国の軍師です。けっこう偉いよ。だって魏‐呉‐蜀で『三國志』だから。ちなみに蜀の国の軍師がムロクン演じる諸葛孔明です、ビックネームね」と語る半海さんは、「そこそこ順調に撮影を重ねてさぁ今日はいよいよ最終日だぁ、よし頑張ろう!とそこへ呉の国の王様役という超イケメン登場だっ。『えっ!賀来クン王様じゃないの?』『なに言ってンすか。僕将軍ッすよ』『えーっオレずっと賀来クン王様だと思ってたよ…』」といったやりとりがあったことを明かしている。これで“チーム呉”が勢揃いし、劉備(大泉さん)率いる蜀と同じく、群雄割拠の覇権争いに身を投じていく。『新解釈・三國志』は12月11日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:新解釈・三國志 2020年12月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2020「新解釈・三國志」製作委員会
2020年06月03日俳優の新田真剣佑(23)と山田孝之(36)が沖縄旅行に出かけていたと5月20日に発表された。緊急事態宣言さなかでの行動に厳しい声が上がっている。文春オンラインによると山田は家族や知人らと5月2週目から沖縄に滞在。そして山田の知人の借りたヴィラで、新田が女性とともに一行と合流した。新田は11日、その女性と手を繋いだり沖縄料理店に訪れる姿が目撃されている。いっぽう山田は13日、家族らとともにクルージングを楽しんでいた。双方の事務所は沖縄滞在を「事実」とし、それぞれに注意をしたという。本島以外にも37の有人離島がある沖縄県では、新型コロナウイルスによる医療崩壊が懸念されている。4月26日、玉城デニー知事(60)はTwitterで《離島を含め医療体制も非常事態です。どうか今の沖縄への旅はキャンセルして受け入れ可能な時期までお待ち下さい》と異例のツイート。今月14日には、感染者数が「14日連続ゼロです」とFacebookで明かしたが「まだまだ先は長いので、安心しきって緩まないようよろしくお願いします」と呼びかけていた。そんななか沖縄に足を運んだ2人。ネットでは《沖縄がなぜ休業中のキャンペーンをしたのか理解していないのだな》《沖縄の人や医療従事者への敬意が少しでもあればそんな軽率な行動なんてしないよ》との声が相次いでいる。新田にも、いっそう厳しい声が上がっている。それは彼が女性とともに目撃された5月11日が、もともと彼の主演舞台であり演劇ユニット・地球ゴージャスの結成25周年を祝う舞台「星の大地に降る涙THE MUSICAL」の公演日だったためだ。同作は今月3日から14日まで大阪公演が行われる予定だった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し公演は中止に。つまり新田は主演舞台が中止となったなか、沖縄を訪問。そして、女性ともに現地を満喫していたことになる。地球ゴージャスを主宰する岸谷五朗(55)は公演中止について、公式サイトで「演劇生活最大の危機」「大阪全公演中止となり、迎えられない千穐楽が宙に浮いて消えてしまった」とその心痛を明かしていたが――。新田の行動に、こんな声が上がっている。《本当ならば大阪公演真っ最中、、、だった時に?沖縄?彼がどこで誰と何しようが知らんけどこんな時に…真剣佑さんよ。。》《真剣佑くん、それはだめだよ。ショックだ。。。コロナの影響で舞台無くなったんじゃないの?私、チケット買ってたけど中止になって行けなかったのに、、自覚なさすぎでしょ》《新田真剣佑とか主演舞台が中止になってなぜそこから沖縄旅行という発想になるのかちょと理解出来ない》
2020年05月20日世界的に知られる歴史エンターテインメント「三國志」を、大泉洋演じる「蜀」の武将・劉備玄徳を主人公に描く福田雄一監督のオリジナル脚本『新解釈・三國志』。この度、“福田組”常連の山田孝之、城田優、そして佐藤二朗の参加が明らかとなった。数々のドラマ・映画に出演し、シリアスからコメディまで、その演技力で圧倒的な存在感を残す大泉さんが福田監督と初タッグを組み、誰も見たことのない歴史エンターテイメント作品に挑む本作。政治の混沌に耐え兼ね、黄色い頭巾を巻いて暴動を起こした反乱軍として、「三國志」誕生のきっかけとなる「黄巾の乱」を起こしたとされる黄巾党の一人、黄巾を演じるは、その役柄によって見た目や表情までガラリと変え観る者の心を掴んで離さない山田孝之。門番としてたたずむ黄巾(山田さん)と、ぼやき続ける劉備(大泉さん)の掛け合いには目が離せなくなりそう。黄天の逆賊・黄巾を演じる山田さんは、「望み続けた大泉洋さんとの共演! 求め続けた大泉洋さんのキレのあるツッコミ! もう痺れました! 感無量です! ありがとう福田雄一! たとえ少ない絡みだったとしても僕は多くを望みません! 夢が叶いました!」と語り、「大泉洋バンザイ!」とコメント。また、幼い帝を擁し政権を握った独裁者として知られ、とてつもない残虐さと冷酷さで暴君として名高い董卓を演じるのは、福田監督作品にはこの人ありと言わしめる、強烈なインパクトを残す佐藤二朗。酒池肉林の暴君・董卓に扮する佐藤さんは、「歴史超大作の『三國志』ということで、神聖な、厳粛な気持ちでのぞもうと思い、撮影前に滝に打たれ、禅を組み、3日間断食しようと思っていたのですが、監督が福田雄一ということを思い出し、全部やめました」とコメント、「撮影が終わった瞬間、自分が何をやったか記憶がないんですね。なんなら撮影中も記憶がない」と「福田組の時は常に、どうかしてしまう僕」だったことをふり返っている。さらに、董卓と行動を共にする、武芸を極めた天下無双の将軍・呂布には、俳優業のみならずアーティスト・ミュージカル・声優と、マルチな才能で活躍の場を広げる城田優。呂布役に、城田さんは福田監督から「今度映画で佐藤二朗と絶世の美女を取り合ってほしい!」と直接オファーされたそうで、「蓋を開けてみれば、かの有名な”三國志”しかも最強の男”呂布”を演じさせていただけるだなんて、なんたる光栄なこと!!」とコメント。「乗馬の訓練より、殺陣の稽古より、現場で表情筋をコントロールし、平常心を保ちながら芝居を続けることが1番大変でした」と明かしている。そんな城田さん演じる「三國志」最強と名高い呂布が、赤兎馬に乗り、関羽(橋本さとし)や張飛(高橋努)と一線を交えるアクションシーンは迫力満点。ただ、残虐かつ冷酷な董卓と最強の将軍・呂布の最恐コンビ、向かうところ敵なしと思えた2人は、その関係を壊すために仕向けられた“美女”によって仲違いする、という逸話が…。福田流新解釈では、その辺りがどのように描かれているのかにも注目だ。『新解釈・三國志』は12月11日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:新解釈・三國志 2020年12月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2020「新解釈・三國志」製作委員会
2020年05月03日歌手で俳優の赤西仁(あかにし・じん)さんが、2020年4月26日に同じく俳優の錦戸亮さんと立ち上げた『N/A』のYouTubeチャンネル『NO GOOD TV』を更新。かつて所属していた『ジャニーズ事務所』への思いを語り、話題になっています。赤西仁、ジャニーズ事務所には「感謝している」新型コロナウイルス感染症による外出自粛が続く中、ファンに家にいる時間を楽しんでもらうために同チャンネルを立ち上げたという赤西仁さんと錦戸亮さん。過去の動画では2人を含め、俳優の山田孝之さんも参加するリモート会話の様子が公開され、大きな話題を呼んでいました。NO GOOD TV Vol. 22020年4月24日に公開された動画『NO GOOD TV - Vol. 4』では俳優の小栗旬さんも加わり、豪華すぎる4人でのオンライン飲み会を開催。NO GOOD TV Vol. 4イケメンばかりの和気あいあいとした雰囲気が好評を博し、今回『NO GOOD TV - Vol. 5』が公開されています。NO GOOD TV Vol.5『NO GOOD TV - Vol. 5』の中で、赤西仁さんが「ビジネスとして成立しているかといわれたら成立していない」と自身の現状についての悩みを打ち明けます。すると小栗旬さんは「みんながそれぞれ、もともとのスタートラインに立たなかった限りは、今の俺たちはいない」と発言。続けて自身が所属する事務所『トライストーン』の名前を上げ、「恵まれて何かの仕事をしてきた自分がいるっていう時に、否定することはものすごく簡単なんだけど…」とコメントしています。すると赤西仁さんがその言葉に被せるように「俺は否定してないの」と返答し、かつて所属していた『ジャニーズ事務所』への思いを語っています。俺は否定していないの。感謝もしているし、恩返ししようとしているよ。いわゆるそこがなかったらできなかったけど、途中の進化の過程で窮屈になったから出て、そこの感謝だったり、そこで培ったものは忘れていないから。NO GOOD TVーより引用自身を大きく育ててくれた『ジャニーズ事務所』への感謝と「恩返しをしたい」という想いを語った赤西仁さん。今後の恩返しについては「向こうがもっとオープンになってくれたら、こっちから提案していきたい」と希望を語っています。この言葉に小栗旬さんが「まさにそれじゃん!」と強い共感を示すと、赤西仁さんは「だからもうやるしかないじゃん」「発信していくことで、それが自然になっていく」とコメントしました。動画を見たファンは「仁くんの気持ちを聞けたことが嬉しい」と感想を寄せ、ここでしか聞けないレアな会話にすっかり聞き入ってしまったようです。・4人全員が正直で魅力的。笑顔をありがとう。・赤西仁が独立してからの正直な気持ち、素敵だった。まさに神回。・過去にいた場所への感謝を忘れないその気持ちは大事だし、それを自分の口でいえるところがよかった。楽しい話でも、真面目な話でもファンを楽しませた4人。これからも、さまざまな場所で活躍を見せてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月27日錦戸亮と赤西仁の共同プロジェクト「N/A」のYouTubeチャンネル「NO GOOD TV」で26日、新たな動画「Vol.5」が公開された。「Vol.4」に引き続き、俳優の小栗旬と山田孝之が参加したオンライン飲み会の模様を配信。小栗が、赤西と山田への思いを語る場面があった。小栗が、これまでちゃんと話したことがなかったという錦戸について、「何度かすれ違いで、いつ会っても、錦戸君が超冷たくて。心の中ではいけ好かねーヤツだなと思っていた」と打ち明けると、錦戸は「うそだ。マジっすか。やだ!」と大慌て。「ちゃう。僕めちゃめちゃほんまに、まあまあ人見知りするんですよね」と説明すると、小栗は「そうなんだろうなって思う」と納得した。そして、錦戸が「仁は仲間を作るのがうまいよね」と言うと、小栗は「仁は絶対うまくないと思う。媚び売らないから」と述べ、「俺が仁の素晴らしいなと思う点は、『俺は俺のやりたいようにやるから、それが誰に好かれようが嫌われようがどうでもいいんだ』というスタンスで走っているのにもかかわらず、結局どこかの誰かがそれに興味を持って『この人のやること見たいな』とか『この人がやっていくこと追いかけたいな』って思わせるエネルギーがあることなんだろうなと思う」と打ち明けた。続けて小栗が「俺は自分を自分で分析すると意外と八方美人だし、仁と孝之はそういうところがないことに俺は刺激をもらう」と語ると、赤西は「これまるまる使っていい?」とコメントして笑いを誘った。小栗はさらに、「2人に対して憧れがすごくあるんだよね。年上なのにもかかわらず、孝之と仁がやることってワクワクすることが多くて、そんなラインも飛び越えちゃうんだって。逆に言うと俺はどこかでこの2人が飛び越えていることに対して、それでも俺がいる芸能界ってこういう感じだぜ、みたいな。中でなんかやれることないかなって思っているときに孝之や仁としゃべると、『旬くん、まだそんなところでもたもたしてるんですか』って平気で言ってくるから、うるせーなこの2人、でも嫌いじゃないっていうのが、俺はすごく好きなところ」と語った。
2020年04月26日錦戸亮と赤西仁の共同プロジェクト「N/A」のYouTubeチャンネル「NO GOOD TV」で26日、新たな動画「Vol.5」が公開され、赤西が古巣・ジャニーズ事務所への思いを語る場面があった。「Vol.4」に引き続き、俳優の小栗旬と山田孝之が参加したオンライン飲み会の模様を配信。小栗が「みんながそれぞれもともとのスタートラインに立たなかった限りは、今の俺たちはいない。トライストーンという会社で、恵まれて何かの仕事をしてきた自分がいるっていうときに、否定することはものすごく簡単なんだけど…」と所属事務所への思いを語ると、赤西は「俺は否定してないの。感謝もしているし、恩返ししようとしているよ」とジャニーズ事務所への思いを明かした。続けて、「そこがなかったらできなかったけど、進化の過程で窮屈になったから出て、ただそこの感謝だったり、そこで培ったものは忘れてないから、よりよくすることで恩返しになってたり、向こうがもっとオープンになってくれたら、例えばこっちから『こういうのどうですか?』とか」と自身の考えを説明。小栗が「まさにそれだと思う。受け取り手が…」と同調すると、赤西は「だからもうやるしかないじゃん、俺的には。発信していくことで、それが自然になっていくんじゃないかなと俺は思ってるよ」と語った。
2020年04月26日俳優の小栗旬と山田孝之が、24日に公開された錦戸亮と赤西仁の共同プロジェクト「N/A」のYouTubeチャンネル「NO GOOD TV」Vol.4に登場した。同チャンネルは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため不要不急の外出自粛が続いている中、ファンの人たちに自宅で少しでも楽しんでもらえるエンターテインメントは何かを考えて開設された。2人とも自宅からテレビ電話にて収録し、番組を完成させる。今回の放送では、Vol.2に出演した山田が、さらに他の友達を連れてくるという展開で始まった。ゲストが誰なのか知らされていなかった錦戸は、小栗が登場すると帽子を脱いで「こんにちは、錦戸です」とかしこまった様子に。「ほぼほぼ初めましてな感じ」(小栗)、「ちゃんと喋ったことないですね」(錦戸)と緊張気味のやりとりに、赤西と山田は爆笑していた。トークでは小栗と錦戸が互いに「旬くん」「亮ちゃん」と呼び合うことに決定し、外出自粛となっている現状についての心境も吐露。また画面に上半身しか写っていないことから、衝撃の展開にも発展していった。この動画を受けて、Twitterでは「豪華すぎる」「この4人の在宅トークを家で見れるって、どんな世界?」「中学生か!」「内容が面白すぎる」と話題に。さらに、せっかく呼び方を決めたにもかかわらず、小栗が「錦戸くん」と呼んでしまったため「亮ちゃんでしょ?」と訂正する錦戸の様子に、「かわいすぎる」「天使」「平和すぎる」と反響が集まっていた。
2020年04月24日ちょっと笑かす芝居をさせたらピカイチ!そんな印象がある、俳優の佐藤二朗さん。その素顔は芝居に熱い、素敵な大人の男です。――佐藤さんは、いわゆる就職がとても厳しかった時代に、新卒で一流企業にお入りになった。にもかかわらず、それを捨てて芝居の世界に入ったと伺っています。芝居の何が、佐藤さんをそんなに惹きつけたのでしょうか?それ、すごく難しい質問なんですよね…。小さい頃からとにかくドラマが好きで、その頃から、“自分は役者になる運命だ”って思ってたんですよ。夢とか憧れじゃなく、“いやいや、なるよ、なるし”って(笑)。何の根拠もないですが。自分の書いたセリフを読んで、カセットテープに吹き込んで、「僕を使ってください」って、山田太一さんや倉本聰さん、『北の国から』の演出をされた杉田成道さんに送ったりしてて。愛知県の片田舎から。でも一方で、“役者で食えるわけがないし、万が一にも成功するわけがない”とも思っていた。学生時代は、ずっとその矛盾を抱えてました。別に顔もイケメンじゃないし、コネがあるわけでもない。会社に入って、結婚して家庭を作って、普通に人生終わるんだろう、でも世間に少しでも見る目があったら、俺は世に出られるのに…って。それで本当に会社に入って、むろん入ったその会社には何の問題もないんですけれど、会社員として働くという現実を目の当たりにして…。気がついたら実家に帰ってた(笑)。あの頃、ちょっとおかしかったんだろうな。今もおかしいけど(笑)。――その後、劇団を経て少しずつドラマや映画に出られるようになるわけですが、“売れる”ところまで、長い時間を経ましたよね。そうですね。AとかBみたいな役をやる時期も長かったですからね。でも、顔を知られていないっていうことは、実は役者にとっては武器にもなりうるんですよ。例えば刑事Aだとしても、やり方によっては本物の刑事に見えることもあるし、逆に強烈な印象を残すこともできる。僕は演じるときに、つねに“かも”を意識しているんです。こんな人いる“かも”とか、こんなこと言う“かも”っていう、そういうニュアンスを大事にしている。たぶん芝居を見ている人は、その“かも”の部分に惹きつけられるんじゃないかと。例えば、松田優作さんが『太陽にほえろ!』で演じた、拳銃で撃たれて殉職する有名なシーン。――大量の血を見て「なんじゃこりゃぁ!」と言う、あれですね。そう。みんな撃たれたことも、撃たれた人を見たこともそうそうないだろうけれども、でもいきなり撃たれたら、痛みを感じる前に血を見るだろうし、そうしたら「なんじゃこりゃ?」って言うかも…って思うでしょ?――なるほど。セリフひとこと、ふたことしかない役で、上手くできなくて悔しい思いもたくさんしましたから、だからこそ、どんな小さなセリフでも、“かも”を持たせようと頑張りました。以前『共犯者』っていうドラマでコンビニ店員の役を演ったときには、「いらっしゃいませ」というセリフを、「らっしゃいますぅぇ~」みたいな、妙な節で言ったんですけど、そういう店員いそうじゃないですか(笑)。たぶん脚本家にとっても、そんなに思い入れのあるセリフじゃないと思いますけれど、そこに工夫があるかないかで、作品のクオリティって絶対変わってくると思うんです。そういうところを見てくださった方々がいたから、今の僕があるんだと思っています。――そんな下積み時代が。“頑張って上がってきました”みたいな話、事実ではあるんだけれど、自慢ぽいからもう話すのやめようかなって思ってた時期があるんです。でもその頃、先輩の俳優に、「でも二朗、その話が、たくさんの若い俳優の希望になりうるんだぞ」と言われて。若い人たちのためになるならと思って、今は話すようにしてるんですが。でも実際、安田顕とかムロツヨシとか、僕が素晴らしいと思う俳優たちから「ずっと見てました」と言ってもらえるのは嬉しいです。――5月公開の2作目の監督・脚本作品『はるヲうるひと』に出ている山田孝之さんも、佐藤さんを慕う役者さんの一人ですよね。(山田)孝之が出演を受けてくれたときに、「ありがとう」ってメールをしたんですが、それに対して「何度読み返しても、のところで魂が震えます」って返信をくれたんです。彼はあまりそういうメールをくれるタイプじゃないから、すごく嬉しかった。僕が書いた本に役者が共鳴してくれて、すごい芝居を見せてくれて…。撮影現場で彼らの芝居を見ていて、“俺、ちょっと出たくない。誰か代わってくれねぇかな”って気持ちになりました(笑)。僕の本分は役者ですけれど、「演じる」とは別腹で「書く」欲求もあるので、機会があればぜひまた本を書いて、映画も舞台もやりたいですね。――矛盾を抱えていた時代と、芝居への熱い思いをストレートに出せる今、随分変わられましたね。今の自分を見ると、「夢のようだな」って言葉しか出てきません。銭湯通いをしていた頃から一緒にいた妻に言わせると、「随分遠くに来た感じがする」そうです。でも妻には、「もっともっと、遠くに行くよ」って言ってます。――カッコいい!そんな背中に、男子たちが憧れるわけですね。そっか。この間サービスエリアで、おじさん4人に声をかけられた理由はそれか(笑)。さとう・じろう1969年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、サラリーマン生活をしながら’96年演劇ユニット「ちからわざ」を立ち上げる。その後劇団「自転車キンクリート」に入団。ドラマ『ブラック・ジャックII』の出演で注目を集めた。代表作は『JIN‐仁‐』『勇者ヨシヒコ』シリーズなど。また映画『memo』では監督、脚本、出演を務めた。25年以上連載が続く人気ギャグマンガ『浦安鉄筋家族』が、むちゃな名作が多いと話題の〈ドラマ24〉の枠で実写化!共演に水野美紀、岸井ゆきの、染谷将太など。監督は『おっさんずラブ』などで知られる瑠東東一郎、脚本は注目の劇団「ヨーロッパ企画」の脚本家・上田誠らが務める。4月10日スタート。毎週金曜24:12~テレビ東京系にて放送。※『anan』2020年4月15日号より。写真・中島慶子スタイリスト・奥塚美代子(アンジュ)ヘア&メイク・紺野亜季(A.m Lab)(by anan編集部)
2020年04月12日俳優・佐藤二朗が原作、脚本、監督を務め、山田孝之が主演する映画『はるヲうるひと』の公開延期が発表された。本作は、佐藤監督が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」で2009年に初演、2014年に再演された舞台の映画化。山田さんをはじめ、仲里依紗、向井理、坂井真紀ら豪華キャストが出演。佐藤監督も出演している。5月15日(金)より公開を予定していた本作だが、この度「新型コロナウイルスの感染拡大防止およびお客様の健康と安全を第一に考え、公開を延期することといたしました」と延期することを決定。なお、新たな公開日は決まり次第、公式サイトなどで改めて発表されるという。また、佐藤監督から今回の延期決定に関してコメントが到着。いまの思いを語っている。佐藤二朗コメント(原作・脚本・監督)今の時期だからこそ、負に打ち克つため、生き抜くため、必死に闘う男女を描いたこの映画を、沢山の方々に観て欲しかった。正直すごく悔しい。僕らは今、新型コロナウイルスという大きな負に打ち克とうと、生き抜こうと、必死に闘っている。さほど遠くない先に、その闘いに僕らが勝利し、この映画を皆さんにお届けできる日が訪れるよう、心の底から願う。『はるヲうるひと』は近日公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:はるヲうるひと 2020年近日公開© 2020「はるヲうるひと」製作委員会
2020年04月08日映画『ステップ』主演・山田孝之さんに、現場での様子を伺いました。娘を育てる父親の感覚が知りたくて、この作品への出演を決めました。「撮影の約1か月間は本当に辛かった。亡き妻がすぐそこにいるかのように、何をしていても脳内の目にはつねに妻の姿が映っていて…」物語は山田孝之さんが演じる健一が妻を亡くした1年後から始まる。スーツにリュックを背負い、ベビーカーを押して出勤前に娘の美紀(中野翠咲)を保育園に連れていく健一。突然父子家庭になってしまった親子の、リアルな日常が続く。「疑似体験ではあるけど、仕事に子育てに奮闘する父親が感じるであろう単純なイラつきや弱音は、その都度、全部芝居に吐き出すようにしていました。葛藤から生まれる自然な心情や怒りみたいなものをきれいごとにはしたくなかったんです」営業部の第一線から総務部に異動した健一は、家事や子育てをしながら学校行事に参加したり、妻の実家との付き合いを深めたり。父子の10年は着々と過ぎていく。成長に合わせて美紀を3人の子役が演じたが、山田さんはどのようにコミュニケーションをとってきたのだろう。「特別なことはしていません。2~12歳の間なんて感覚も言うこともすごく変わるじゃないですか。だからその時どきの子役と向き合っていれば美紀として成立すると思ったから。ただ、娘を持つ友達から『小学校に入るころには体は小さいのに中身は女になってるよ』って聞いてショックを受けていたんですが、男の子は父親への憧れや怖さから構えたりするけど、女の子はすべて父親に出してくるんだな、って思いました」ところで、健一のような等身大の役を演じる山田さんが、どこか新鮮に映る人も多いのでは…。「いまでは僕、何でもやってる人ですからね(笑)。というのも、20代後半からだんだん自分がやりたいことを選べるようになったら、放送される規模や役者としての番手に関係なく、芝居全体のスキルアップがしたいって思うようになったんです。それでここ10年ぐらいは、たくさんあるやりたいことに次々に挑戦してはもがいてきた感じで。だから、“変なことやるおじさん”みたいなイメージを抱いている若い世代が健一を見て『あれ…山田が普通だぞ、何もしてこないぞ』って思った時に、同情でも共感でも、何かの感情を抱かせてちゃんとこの作品に入り込ませることができるんだろうか、という疑問は少なからずありました。そういう意味でこの役に挑戦してみたかったという気持ちがあります。でも出演を決めた一番大きな理由は、もし僕に娘がいたらどんな存在になるんだろう、娘を育てる父親ってどんな感覚なんだろうというのが知りたかったから。娘を男手一つで育てる健一として生きた1か月ぐらいは僕の思い出のひとつだし、辛かったけどいい経験ができました。ちなみに、みんなが理解できないようなバストの測定(300人の女性のバストを山田さんが測定するイベント)も、僕の中では考えがあってのこと(笑)。先々絶対に自分の中でつながってくるんです。いまはまだ体力があるうちに、ひたすら自分のアイデアを仕事に投げ込みまくりたいし、僕の場合、やりたいと思ったことはもうその瞬間から動きだしているんです」映画『ステップ』監督・脚本・編集/飯塚健原作/重松清出演/山田孝之、伊藤沙莉、川栄李奈、広末涼子、余貴美子、國村隼ほかある日突然、父子家庭となった健一と美紀の10年間を描いたヒューマンドラマ。4月3日より公開。やまだ・たかゆき1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身。役者として映画やドラマなどに出演し表舞台に立つ傍ら、近年はドラマや映画の製作などにも携わり、プロデュース・企画の分野でも才能を発揮する個性派。シャツ¥50,000パンツ¥124,000(共にYOHJI YAMAMOTO/ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03・5463・1500)シューズ¥22,000(Dr.Martens/ドクターマーチン・エアウエア ジャパン TEL:03・6746・4908)※『anan』2020年4月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・澤田石和寛ヘア&メイク・灯(ROOSTER)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2020年04月06日4月5日(日)今夜の日本テレビ系「おしゃれイズム」は、俳優の山田孝之をゲストに迎えてのオンエア。芸能界屈指ともいわれる交友関係や、ミステリアスな日常などを俳優仲間のコメントなども交えて語り尽くす。ドラマ「WATER BOYS」や「世界の中心で、愛をさけぶ」で注目され、「闇金ウシジマくん」シリーズでは圧倒的存在感を示したかと思えば「勇者ヨシヒコ」シリーズではゆるすぎる独特の世界観を描き出すなど、その役柄の振れ幅で見る者を驚かせる役者へと成長。昨年Netflixで配信された「全裸監督」では伝説のポルノ王・村西とおる役で主演。世界190か国に配信された同作は国内外で大反響を呼び、改めて山田さんの日本映画界における存在価値を知らしめたのは記憶に新しい。演じる役柄が幅広いゆえに自身の実像についてもミステリアスな存在である山田さんが、今回そのプライベートを公開。芸能界屈指といわれる交友関係の広さを誇る山田さんだが、なかでも意外な5人との関係とは?また、俳優仲間が爆笑エピソードの数々を語ってくれるほか、山田さんと同じく交友関係の広い先輩、ムロツヨシとの大喧嘩の理由や満島真之介と盛り上がった満月の話を披露。15歳でデビューした山田さんがその秘話を明かすほか、独特すぎる着眼点で街中で気になったことを撮影した山田孝之写真展にも注目。普段あまり語られない家族のエピソードも必見だ。山田さんの主演最新作となる『ステップ』は近日公開予定。「とんび」「流星ワゴン」などの重松清の同名小説を映画化、結婚3年目、30歳という若さで妻に先立たれた健一は娘を自分の手で育てることに決め、娘、そして天国にいる妻との新しい生活を始める。保育園から小学校卒業まで様々な壁にぶつかりながらも、前を向いてゆっくりと<家族>への階段を上っていく――山田さんが娘を育てながら自身も成長していくシングルファザー・健一役を演じ父娘の10年間の軌跡を描いていくストーリー。山田さんのほか、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈らが出演する。「おしゃれイズム」は4月5日(日)今夜23時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年04月05日女優の水川あさみ(みずかわ・あさみ)さんが、2020年3月6日に自身のインスタグラムを更新。同じく女優の中条あやみ(なかじょう・あやみ)さんとのやりとりにキュンとする人が続出しました。水川あさみと中条あやみの絡みが「尊すぎる!」この日、水川あさみさんは「ま、今回もこの調子で撮影しとりました」とつづり、中条あやみさんにキス顏で迫られている写真を投稿。 View this post on Instagram A post shared by 水川あさみ (@mizukawa_asami) on Mar 6, 2020 at 6:58am PST続けて『#ぽー(中条あやみさんの愛称)の片想い』とハッシュタグを付け、中条あやみさんの一方的なアタックであることを強調しています。この写真を見たファンは2人の関係性を絶賛しました。・美の競演!尊すぎます…。・姉妹みたいでほほえましい。・2人の絡みが見られて嬉しい!また、俳優の山田孝之さんからは「初めてお前(水川あさみさん)になりたいと思った」と嫉妬の声が寄せられ、コメント欄はさらなる盛り上がりを見せています。水川あさみさんはファッションブランド『GU(ジーユー)』の2020年春夏シーズンのイメージモデルに起用され、中条あやみさんとは姉妹役でCMに出演しています。また2人の素敵なやり取りが見られるかもしれませんね。期待しましょう!水川あさみは窪田正孝と結婚!性格が「男前」といわれる理由は中条あやみの『好きな男性のタイプ』は古風?明かした本名に「そっちがミドルネームなんだ」[文・構成/grape編集部]
2020年04月03日4月3日(金)に公開を予定していた山田孝之主演映画『ステップ』が、新型コロナウイルスの影響で公開を延期することが分かった。映像化もされた「とんび」「流星ワゴン」の重松清の同名小説を映画化する本作。山田さんが実年齢とも重なる等身大の男性で、娘を育てながら自身も成長していく初のシングルファザー・健一役を演じ、父と娘の10年間の軌跡を描く。山田さんのほかにも、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈らが出演する。そんな本作が今回、新型コロナウイルスの感染状況ならびに政府・自治体・関係諸機関の発表や方針を鑑みて、公開延期を決定。新たな公開予定日については、日程が決まり次第、公式サイトなどにて発表があるという。なお、すでに購入済みの前売券については、延期後にもそのまま使用することができる。『ステップ』は近日公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ステップ 2020年、全国にて公開©2020映画『ステップ』製作委員会
2020年03月30日強面で迫力のある役から、シリアス、そしてコミカルな役まで自在に演じ存在感を残る國村隼(64)。映画『ステップ』(4月3日公開)では、実の娘を亡くし、シングルファーザーとなった義理の息子と孫を見守る岳父・明を演じた。「作り込むというよりは、僕自身と比べてみても重なる部分が結構あり、ものすごくギャップのある役ではなかったですね。初めて台本を読んだときに、この人、子どもっぽい人だろうなって。僕もそんなところがありますし、安心して明さんをやれました」(國村・以下同)原作は人気作家・重松清の同名小説。主人公は妻に先立たれたシングルファーザーの健一。残された幼い娘・美紀との10年が描かれていく。「この作品は何のスペクタクルがあるわけでもないし、劇的な展開があるわけでもない。ある親子と家族の積み重ねた年月が、見ている人の心にじわっとしみこんでいくような物語です」主人公の健一役を演じるのが山田孝之(36)だ。國村と山田といえば、Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』でヤクザとAV監督という、それぞれ強烈な役を演じたが、本作では真逆ともいえる役を演じている。その落差たるや!2人の豹変ぶりにきっと驚くことだろう。「山田くんは今回、服を着ていますからね(笑)。彼のシングルファーザー役を見てみたいという気持ちで、義理の父という役どころに興味をひかれたかもしれません。過去に何度か共演していてそのたびに思うのは、彼はあまり理屈で芝居をこねくりまわすタイプの人ではないということ。僕もどちらかというとそういうタイプなので、そこはちょっと似ているのかなと。僕はどの現場でも役やシーンについて話し合ったりはしませんし、今回も彼と話すことといったら、あそこの店のあの料理がおいしいとか、そういう話ばかりです」デビューから今年で39年目を迎え、海外作品にも多数出演している大ベテラン。「たいがいの役はやりましたねえ」と話す國村に、あえて今後演じてみたい役を聞いてみた。「自分からこれっていうのは特にありません。しいて言えば今までやったことのないような役。そうですねぇ、善人。気持ち悪いくらいの善人とかね。かえって怖いかな(笑)」変幻自在の名優が演じる、気持ち悪いくらいの善人。ちょっとどころか、かなり見てみたい。「女性自身」2020年4月7日号 掲載
2020年03月30日おとな向け映画ガイド今週のオススメは、韓国冷血犯罪もの、山田孝之が父親役!?、スーダンに映画の灯を! この3作品。ぴあ編集部 坂口英明20/3/30(月)イラストレーション:高松啓二今週末に公開される映画は、3月30日時点で13本(ライブビューイング、映画祭を除く)。こういうつらい時期の公開ですが、実は、話題作、佳作ぞろいです。この中から2本と、近日公開の1本を、おすすめしたいおとな向き映画としてご紹介します。万事解決して、皆様が御覧になれますように。『暗数殺人』このところハズレなし。韓国映画の傑作です。暗数殺人、統計にでてこない、闇から闇に葬られた殺人。当然あるんでしょうね。そのひとつが、ある事件をきっかけに明るみになったという実話の映画化です。現代の釜山。恋人殺人事件の容疑者が、刑事に別の殺人の犯行をほのめかします。虚言癖のある男なので、多少疑いながら調べてみると、自白の場所に白骨死体が。が、事件が表面化すると、彼は「死体を運んだだけ」ととぼける。そんな繰り返しでつぎつぎと明らかにされる殺人。ふてぶてしく、かわいげもない容疑者の意図は何か?刑事にとっては手柄をたてるチャンスであり、反発をしながらも、どんどん深みにはまっていき……。役者がいいです。刑事役にキム・ユンソク。『チェイサー』や、一昨年公開の『1987、ある闘いの真実』でも警察所長を好演していました。犯人役はチュ・ジフン。TVドラマ『宮 ~Love in Palace』や、映画でも『神と共に』など話題作に多く出演しているイケメン俳優です。悪魔的といいますか、いったいこの顔で何人殺したのだ、不気味なつらがまえです。ユンソクの部下役、チン・ソンギュも、私注目の役者です。今年公開の『エクストリーム・ジョブ』では刑事でありながら唐揚げ作りの天才というキャラで笑わせてくれました。今回は真面目一方ですが。『ステップ』かぶりものも全裸も辞さない、闇金や勇者ヨシヒコとか変わった役を演じる印象が強い山田孝之が父親健一役で、妻に先だたれてからの娘美紀との10年を描く感動の物語。ってありかと、思いましたが、ありでした。シングルファーザーの暮らしがていねいに描かれます。2歳半の娘を保育園に預け、会社へ。営業から時間の自由がきく総務に回してもらい、周りに迷惑がかからないように仕事をてきぱきこなし、娘を迎えに行き、食事の支度をし……。やがて小学校に入学し、卒業するまでの、さまざまなエピソード。「ステップ」は一歩、一歩ずつという意味でしょうか。原作は重松清の小説です。監督・脚本は飯塚健。代表作『荒川アンダー ザ ブリッジ』とはだいぶ雰囲気がちがいます。もちろん父娘の話が中心ですが、まわりの大人たちの描き方がとてもていねいです。私は、國村隼演じる義理の父親に感情移入して観ました。娘の夫、もう実の息子のような主人公と孫への愛情の表し方。國村さんはこういうの実にうまいですね。昔、ウイスキーのCMで家族の絆をテーマにしたシリーズに出ていましたが、あれを思い出しました。母役の余貴美子、健一の同僚役広末涼子、保育士の伊藤沙莉、それぞれに見せ場があります。健一の上司で、いつでも営業にもどってこいよ、と声をかけてくれる営業部長役岩松了もいいなあ。いつも誘ってくれるお昼ごはんが、ちょっとせこくて。『ようこそ、革命シネマへ』スーダン出身の若い監督スハイブ・ガスメルバリによる、ドキュメンタリーです。かつてのスーダンでは、映画は人気の娯楽で、自国製の作品もあったのですが、1989年に軍事クーデターが起き、その後、映画制作は禁止され、映画館も閉鎖されました。79年生まれのガスメルバリ監督は、留学先のフランスで映画にめざめ、そこで過去の「スーダン映画」に初めてふれます。帰国した監督は自国での作品制作をめざし、そんななかで、4人の年老いた映画人に出会います。いずれも1960〜70年代に外国で映画を学び、制作集団「スーダン・フィルム・グループ」を設立したこの国の映画の父、たちです。軍事独裁政権で表現の自由を奪われ、散り散りになっていた仲間たちは、その後再会し、ほそぼそと野外上映会をしたりして、スーダンにもう一度映画の灯をともそうと、活動をしていたのでした。カメラは、その4人が、首都ハルツーム近郊で廃墟と化していた映画館、その名も「革命シネマ」を再建しようと奮闘する姿を追っていきます。70歳前後、さまざまな苦難をへて、それでも失わなかった4人の映画の夢。映画館が修復されたら掛けようと決めた作品は、クエンティン・タランティーノの『ジャンゴ 繋がれざる者』、というのが泣かせます。首都圏は、4/4(土)から渋谷・ユーロスペースで公開。中部は、4/18(土)から名古屋シネマテークで公開。関西は、第七藝術劇場他で近日公開。
2020年03月30日山田孝之を主演に迎えた、重松清原作の実写映画『ステップ』が、4月3日(金)より全国公開される。この度、『ステップ』の映像を使用した、柔軟剤CM風のユーモア溢れる映像が公開された。本作の主人公は、妻に先立たれてから1年、娘の美紀と再出発を決意した健一(山田)。彼は、思い通りにならない仕事と育児の両立に悩んでいる。健一や美紀を見守る登場人物には、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈などの俳優陣が結集し、物語を彩る。この度公開された映像では、完成記念トークショーで、いままでエキセントリックな役柄ばかりを演じてきた山田が、「そろそろ柔軟剤のCMを……」と語る場面が切り取られた。その発言に対して広末は、「私の方が柔軟剤のCM向き!」と笑顔を見せる。さらに「隣のおじさんはいりませんか?」と茶目っ気たっぷりに語る國村ら、キャストのノリノリのコメントが映し出されている。それらの発言を受け、映画の場面を編集して柔軟剤のCM風に仕上げた、まさかの映像が、スタッフによって実際に制作。公開された映像に追加されている。山田演じる主人公・健一が洗濯物を干すシーンや、広末演じる健一の同僚・奈々恵が会議で発言するシーンに、「がんばるパパ、がんばるママ、そんなみんなを応援したい。やさしく香る『ステップ』」というナレーションが重なり、さわやかな健一たちの姿と相まって、まるで本当の柔軟剤のCMのような仕上がりになっている。映像の最後には、カメラに向かって「(CMのオファーを)お待ちしております」とアピールする山田と広末の姿も登場し、思わず笑ってしまう特別映像となった。『ステップ』4月3日(金)より全国公開
2020年03月23日俳優の山田孝之が主演し、80年代を駆け抜けた“放送禁止のパイオニア”村西とおると仲間たちの青春と熱狂を描いたNetflixオリジナルシリーズ『全裸監督』の続編『全裸監督 シーズン2』の続投キャストが20日、発表された。あわせてティザーキーアートが公開された。2019年8月に全世界独占配信されるや否や、数々の俳優やタレントから絶賛の声が続々と寄せられ、さらにはハロウィンでは主人公である村西とおるのコスプレをする若者が現れるなど、一大旋風を巻き起こした『全裸監督』。同作はNetflix上で最も観られた作品TOP10において日本でナンバー1、台湾や香港などの各国でもTOP10入りを果たした。また、アジアをはじめとする海外で話題の同作は、海外での日本作品のクオリティの高さを証明し、早くも『全裸監督 シーズン2』への期待が高まっている。シーズン2には、アダルトビデオ黎明期に度肝を抜くアイデアと行動力で時代の寵児となった“放送禁止のパイオニア”村西とおるを演じる山田孝之はもちろんのこと、相棒であるトシ役の満島真之介、村西を崇拝する川田役の玉山鉄二、村西と出会ったことで自らの方法で“女性の自立”を体現する黒木香役の森田望智が続投。村西を支える力強いメンバーである柄本時生、伊藤沙莉、冨手麻妙、後藤剛範、そして、不穏な動きを見せる歌舞伎町のヤクザ・古谷役の國村隼、村西を執拗に追う刑事・武井役のリリー・フランキー、レンタルビデオ店店長・和田役のピエール瀧、黒木の厳格な母・加代役の小雪も引き続き出演する。そして総監督も武正晴監督が続投する。シーズン1ではまさに“裸一貫”から業界の風雲児として登り詰めた村西とおるが、続編では一体どんな衝撃を見せるのか。全世界待望の『全裸監督 シーズン2』は2021年配信予定。
2020年03月20日山田孝之を主演に迎え、1980年代を駆け抜けた“放送禁止のパイオニア”の青春と熱狂を描いたNetflixオリジナルシリーズ「全裸監督」の最新シーズン2が2021年に配信予定。この度、シーズン1から続投するキャストと共に超ティザーキーアートが解禁となった。2019年8月に全世界独占配信され、社会現象といっても過言ではない一大旋風を巻き起こした「全裸監督」。Netflix上で最も観られた作品TOP10において日本でナンバー1、台湾や香港などの各国でもTOP10入りを果たした。また、アジアをはじめとする海外でも話題となったオリジナル作品だ。シーズン2には、アダルトビデオ黎明期に度肝を抜くアイデアと行動力で時代の寵児となった“放送禁止のパイオニア”村西とおるを演じる山田さんはもちろんのこと、相棒であるトシ役の満島真之介、村西を崇拝する川田役の玉山鉄二、村西と出会ったことで人生が変わっていく黒木香役の森田望智。村西を支える力強いメンバーである柄本時生、伊藤沙莉、冨手麻妙、後藤剛範。そして、不穏な動きを見せる歌舞伎町のヤクザ・古谷役の國村隼、村西を執拗に追う刑事・武井役のリリー・フランキー、レンタルビデオ店店長・和田役のピエール瀧、黒木の厳格な母・加代役の小雪の出演が決定している。そして、総監督は引き続き武正晴監督が務める。シーズン1では、まさに“裸一貫”から業界の風雲児として登り詰めた村西とおるが、続編では一体どんな衝撃を見せてくれるのだろうか!?「全裸監督 シーズン2」は2021年よりNetflixにて全世界独占配信予定。(text:cinemacafe.net)
2020年03月20日山田孝之を主演に迎え、大切なものを失った人たちの“10年間”の軌跡を描いた感動作『ステップ』。この度、劇中のロケ地で秦基博が歌う主題歌『在る』のミュージックビデオが公開された。名実ともに日本が世界に誇る個性派俳優・山田。エキセントリックな役柄のイメージが広く浸透している中、久々に実年齢とも重なる等身大の父・健一を彼は演じている。しかも初のシングルファザー役で、娘の美紀を育てながら、自身も成長していく様を体現している。健一や美紀を温かく見守る登場人物に、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈など豪華俳優陣が結集し物語を彩っている。原作は、『とんび 』『流星ワゴン』など、家族の再生物語を描き続けてきた作家・重松清によるもの。監督は、『虹色デイズ』『笑う招き猫』『大人ドロップ』などを手がけてきた飯塚健だ。人気シンガーソングライターの秦が手がけた本作の主題歌『在る』は、製作陣からの熱烈オファーを受けた彼が、本作を観て書き下ろした渾身の一曲。聴く者を優しく温かく包み込む、大切な人たちへの想いが込められた歌詞とメロディが、早くも評判となっている。公開されたミュージックビデオには、秦自らが出演し、演奏と歌唱を披露。また、映画で山田演じる健一の娘・美紀の6歳から8歳の時代を演じた人気子役の白鳥玉季も、美紀役として出演している。健一と美紀の父娘を中心に展開される映画本編のシーンと、今回新たに撮影された秦、白鳥のシーン、そして『在る』の歌詞とメロディがリンクし合い、観る者の心を揺さぶる珠玉のものとなっている。撮影は、実際に映画に登場するロケ地で実施。健一が幼い娘の美紀をベビーカーに乗せて歩く坂道や、陸橋、三差路など、登場するのはいずれも父娘が人生の重要な一歩を踏み出すシーンで度々映し出される、象徴的なスポットだ。そこに秦が降り立ち、ギターを弾きながら『在る』を繊細に歌い上げている。秦が陸橋で歌唱するシーンでは、ちょうどサビの部分で陸橋の下を電車が走る様子を収めることに成功。メガホンを取った飯塚監督は、「とてもいいタイミングで電車が通るところを撮れたので、効果的な絵になっていると思います」と自信をのぞかせている。また飯塚監督は、「どんな場所で秦さんに歌ってもらおうかと考えた時に、妻を亡くした健一と美紀が再出発する場所じゃないと、何も撮れないと思った」と語り、「映画で美紀の成長に合わせて俯瞰で撮っていたあの場所以外で撮ることは、思いつかなかったですね。その場所で、見る人の背中を押すようなものが撮れればいいなと思っていました」と“場所”にこだわって撮影したことを告白。出来上がりについても、「この場所で主題歌と映画がうまくリンクしたんじゃないかな」と手ごたえを感じていることを明かしている。秦も、映画のキーとなる場所での撮影に「そこで自分が歌っているというのは、不思議な気持ちでしたが、とても嬉しかった」と素直な気持ちを語りつつ、あらためて主題歌『在る』の曲作りについても言及。「映画を見させていただいた後、エンドロールにどんな曲が流れたら良いのかなというのをイメージしていて、それであのギターのフレーズだったり、歌詞のいくつかが出てきたという感じでした。そこから完成に至るまで、映画からいただいたインスピレーションをもとに楽曲が生まれていきました」と語る。また、今回曲作りにおいて重きを置いたのは、映画の主人公・健一が妻を亡くしたことに代表される“喪失感”だったという。「誰かがいなくなってしまうこと、だけどそこに存在するということ、それは映画からすごく感じたことでした」と、主題歌との向き合い方を語った。天国から見守ってくれている妻を近くに感じながら、“うまくいかないことだらけ”の毎日を娘とふたりで過ごしていく健一。映画『ステップ』はそんな健一を中心とした物語だが、秦はその上で「いろんな人にとって、それぞれの存在がどんな風にして“そこに在るのか”ということをすごく考えさせられる作品」だと本作を絶賛。「僕も『在る』という曲を書きましたが、自分でも考えることがたくさんあって、たくさんの人たちとの繋がりの中で今があるし、その先があるということを強く感じる映画だなと思いました」と語っている。ちなみに、本作で秦が好きなシーンは「健一が夜に家事とかやることを全部終えて、お酒を飲みながら妻の遺影に話しかける場面」なのだと言う。『ステップ』主題歌秦基博『在る』MV『ステップ』4月3日(金)より全国公開
2020年03月19日PR(#)『ステップ』公式サイト/SNS公式サイト() Twitter() Instagram() Facebook()(C)2020映画『ステップ』製作委員会山田孝之(主演) × 重松 清(原作) × 秦 基博(主題歌)一歩一歩少しずつ成長していく“家族”の物語大切なものを失った家族の再生を描き続けてきた作家・重松 清による同名小説を、『荒川アンダー ザブリッジ THE MOVIE』の飯塚健監督が山田孝之を主演に迎え映画化した『ステップ』。結婚3年目に妻を亡くした主人公とその幼い娘が、周囲の人々との交流の中で成長していく姿を綴った10年間の物語は懸命に生きるすべての人の心を刺激します。ぴあでは公開に先立ち、昨年2019年12月2日にタイトルを伏せたスニークプレビューを実施。観客は好きなキャストや監督目的で参加したわけではなかったにも関わらず、老若男女問わず多くの参加者から絶賛の声が! そんな本作の魅力を映画ファンたちの生の声から徹底検証します!検証!感動ポイントをアンケートから導き出す!プライベートでは二児の父!片桐仁が語る『ステップ』()タイトルを伏せた試写会を昨年実施!事前情報なしで鑑賞した映画ファンの感想は……?スニークプレビュー 2019年12月2日実施試写会には10代~60代までの各世代バランスよく参加。参加者の9割以上が2、3ヶ月に1本劇場で映画を観るという映画コアファンが集結しました。そんな映画鑑賞頻度の高い強者たちが、どう評価するのか試写会後にアンケートを実施したところ、なんと満足度92点とかなりの高得点を記録。「“感動する”と言われて観るのは好きではないのですが、そんなこと忘れるくらいに泣けました(36歳・女性)」「是枝監督に続く、“家族”を描ける監督の誕生‼(61歳・男性)」「ヒューマンドラマを好んで観るわけではないが、こんなにも泣いたのは久しぶり。観終わったあとの清々しさがよい!(47歳・女性)」など様々な絶賛の声が届きました。映画の内容も派手な演出があるわけではなく、ある“家族”の日常を淡々と描いた作品。それなのに、観る者の心を刺激するは何故なのか? 映画ファンの生の声から分かったその理由を紐解きます!検証! 感動ポイントをアンケートから導き出す!【Point1】自分の歩んできた人生と重ね、誰もの心に響く物語人生にはいろいろなことがあります。映画『ステップ』が老若男女を問わず多くの人を魅了するのは、主人公・健一のただの子育て奮闘記に終わらせず、数々の障害を乗り越えていく父親と娘の姿を通して、誰もが共感できる家族の成長物語にしているから。1歳半の娘を残して、妻が他界することは多くの人に起こることではありません。でも、結婚、出産、子育てと仕事の両立、思春期の娘に距離を置かれて寂しさを感じたり、公園でリレーのバトンを渡す練習をしたりする本作の映し出す日常の風景の幾つかに自分の記憶を重ねる人も多いはず。結婚してない人も、自分が子供のころに親にしてもらったことを思い出すに違いありません。しかも、健一と娘の美紀の成長を、ふたりを見守るさまざまな人々の想いも絡めて多角的に描いているのも素敵です。母親を亡くした娘の抱きしめ方を教えてくれる保育士、仕事のフォローをしてくれる同僚や健一のことを気にかけてランチに誘ってくれる昔の上司、再婚をバックアップしてくれる義父と義母などなど……そんな周りの人たちの優しさに触れ、自分もみんなに支えられているんだな~としみじみ感じます。そんな本作のスニークプレビューを実施したところ、年齢や性別、親と子の視線の違いによって琴線に触れる箇所が違うものの、自分の人生と重ね合わせた感動のコメントがいっぱい。その反応を見ても、映画『ステップ』がすべての人の背中を押す応援歌のような作品であることが分かります。25歳・女性親子関係の難しさを感じるニュースが多い中、この映画が示す“ステップ”が家庭・家族のあり方のひとつの答えのように思いました。段々親になっていく、というのも大切なことだと思いました。親元を離れてもまだ子供でいたい私自身と、大人っぽくふるまうけど年相応なところもある娘の美紀ちゃんが重なりました。自分は結婚していませんが、結婚したいなぁと思わせてくれる映画でした。死別までのストーリーに重きを置いていないので、観客ひとりひとりがそのストーリーを自分の生きてきたストーリーと重ねられる気がするので良いと思う。伝えたいテーマが分かりやすく、心に響きました。面白かった!35歳・男性43歳・女性素直に感動したし、それだけでなく家族や自分の周りの人に感謝したくなる映画だった。私にも娘がいますが、娘には人を愛することはもちろん、愛することを感じながら成長してほしいとまだ娘たちが幼いころ思いながら子育てをしていたことを思い出し、自分も周りに支えられ成長させられていることを改めて実感できた素敵な愛ある作品でした。気持ちがすれ違う中で時間をかけて寄り添うことが人として大切な感情を思い起こさせてくれた。誰しもが経験する大切な人との別れを自らの経験となぞらえて感動しました。辛い思いをするからこそ、人は優しくなれるのだと思います。43歳・男性【Point2】山田孝之が演じる“どこにでもいそうな普通のお父さん”『闇金ウシジマくん』シリーズ(12~16)や『凶悪』(13)、『全裸監督』(19)などの作品で奇抜な役柄を演じることが多かった山田孝之が、本作ではどこにでもいる普通のお父さんを自然体で好演! スーツ姿にリュックを背負い、ベビーカーを押す冒頭のシーンからシングルファーザーそのもの。仕事も子育てもうまくできなくて、仕事をカバーしてくれる同僚への申しわけなさと自己嫌悪を募らせたり、授業参観で教科書を読む娘を嬉しそうに見つめるその姿にはまったく嘘がありません。しかも、2歳、6~8歳、9~12歳の美紀を演じ分けた3人の子役たちとの距離感も自然で、駆けっこをしたり、ハンバーグを一緒に作るシーンなどでは思わず頬が緩み、娘との何気ない会話ではクスッと笑ってしまいます。スニークプレビューのアンケートでもその芝居を絶賛するコメントばかり。今回の山田孝之も観る者を裏切りません。山田孝之さんと子役3人の掛け合いがステキでした!義理の父親役の國村さんと山田さんの会話のシーンが特に印象的でした。自分自身の家族との別れを振り返ることができたし、ひとりの父親としても考えさせられました。37歳・男性49歳・女性イメージがいつもと違う感じで山田孝之さんの演技がとても良かった。また、子役の3人もとても上手でした。山田さんの老けメイクがかなり自然で、子供だけでなく父親の成長がよく伝わってきました。話に嘘っぽさがなく、山田孝之とその家族にそれぞれの章で感動した。死を安易に悲しみにするのではなく、懸命に生きるからこそ感動があり涙が流れた。2020年邦画No.1 間違いない! 今年観たどの日本映画よりも良かった!!山田孝之はやはりうまい!保育士役の 伊藤沙莉も良かった。61歳・男性60歳・女性テンポよく山田孝之の表情が刻一刻と変化し成長していく様子が興味深かった。【Point3】大切な人を想い、優しい気持ちになれる。父と娘の新たな一歩!最初にも書いたように、本作では多くの人が体験するであろう人生のいろいろな局面が描かれます。子供の成長、父親の新たな人生、新しい母親と向き合おうとする娘の葛藤と父親のことを思う気持ち、そして病で倒れた義父との悲しい別れ……それぞれのエピソードが飯塚健監督ならではのユーモアを交えながら微笑ましいタッチで無理なく描かれるので、観る者も健一や美紀、義父らの気持ちに寄り添い、自分のこととして考えることができます。しかも、素晴らしいのは、新たな一歩を踏み出す父と娘を見つめながら“家庭とは何か?”という健一が掲げた問題に映画が力強い、清々しい答えを出しているところ。そこでは“永遠の不在”となった亡き妻の存在もおろそかにしない優しさも感じられて、心がほっこりします。アンケートでも「心が温かくなった」「優しい気持ちになった」という感想が多かったように、人の温もりが感じられる本作を観れば、優しさと前向きな気持ちがあなたの心にも宿るはず。新生活をスタートさせるこの時期に、大切な人と一緒に観るのにピッタリの作品です。家族の大切さ、命の尊さ、大切な人と過ごせる時間がどれだけ貴重かを感じました。感動しました!友人や家族、職場の先輩に勧めたいと思いました。21歳・男性36歳・女性仕事でトゲトゲしている気持ちが丸くなりました。しばらくは他人に優しくできそうです。人の温かさ、優しさを押し付けがましくなく映像にまとめられていてとても感動しました。劇場公開されたら必ず観に行きたいし、日々疲れている同世代の友人たちに勧めたいと思いました。山田さん演じる健一に感情移入してしまった。“家族”というカタチ、いろんな表現や想いがあるが、成長し続けられる場所、亡くなった方も同時にいるということも教えていただいたので、人に絶対に勧めたいと思える作品でした。時間経過とともに成長や出来事が間延びせずにそれぞれ出演者の視線から同時に見られた。48歳・男性51歳・女性とても素敵な作品でした。心の芯がぎゅっと掴まれたようです。大切な人に「あなたが大切です」と伝えたくなりました。泣ける映画はいろいろ観ていますが、(こんなに恋愛色が薄いのに)愛に溢れた作品にはなかなか出会えないので絶対人に勧めたいです。友人にも勧めるけど、まずは家族と一緒にもう一度観たいです。文:イソガイマサト
2020年03月19日俳優の山田孝之主演の映画『ステップ』(4月3日公開)に出演する、伊藤沙莉の場面写真が18日、公開された。同作は、累計発行部数8.5万部を突破した重松清の同名小説を原作に、30歳の若さで妻に先立たれた主人公・健一とその娘・美紀が、周囲の人々との交流を通して成長していく物語。亡き妻を思い続けて歩んでいく10年間の足跡を描く。余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈など豪華俳優陣が結集した。人気アニメ『映像研には手を出すな!』でも純粋無垢でテンションの高いキャラクターを演じ話題となっている伊藤。映画『ステップ』では、両腕を広げた豪快なカエルジャンプを披露する陽気な保育士を熱演する。伊藤が演じる天賀みなみは、山田演じるシングルファザー・健一の娘・美紀が通う保育園の先生で、苗字の天賀(あまが)から“ケロ先生”と呼ばれ、子どもからも保護者からも親しまれている役どころ。伊藤は初めて脚本を読んだときから、この役どころをずっと熱望していたと言う。「ケロ先生がやりたいですってずっと言っていて、言ったからには絶対にがっかりさせられないと思ったし、出番はそこまで多くないけど、健一さんと美紀ちゃん親子に伝えらえることってなんだろうと考えながら演じました」と、並々ならぬ熱意で本作に臨んでいることを明かす。この熱意は劇中にも表れ、“ケロ先生”という名前らしく、両腕を限界まで広げて豪快にジャンプしながら子どもたちを熱烈にお出迎え。しかし、ただ明るいだけの先生でなく、美紀の不安な気持ちを真っ先に汲み取り、健一に真剣に訴えかける一面も。涙を流しながら、必死に美紀の気持ちを健一に伝える。
2020年03月18日山田孝之主演で父と娘の10年間の軌跡を描く映画『ステップ』。この度、“パパ役”の山田孝之=“パパ之”としてSNSでも話題となっている本作から、レアすぎる新カットを入手した。先日行われた本作のトークイベントでは、山田さんが「今回は演じていません」とキッパリ。続けて「20年間エキセントリックな役を演じ続けてきましたが、今回遂に“素”の山田孝之を出しました!」と宣言していた。新カットは、妻・朋子の突然の死によって、男手1つで娘・美紀を育てることになった健一の育児シーン3点。美紀を引き取ることもできると提案してくれた義理の父・松村明(國村 隼)と母・美千代(余 貴美子)の申し出を断り、自分の手で美紀を育てていくことを決意した健一は、仕事と育児の両立に奮闘しながら、少しずつ“父親”として成長していく。毎日会社に通いながらの保育園への送り迎えや、ぐずる美紀をなだめながらの食事、寝る前の絵本の読み聞かせなど、手探りで幼い娘の世話に勤しむ健一。本作は、そんな健一がヘトヘトになり、ときには自信をなくしてしまうこともあるなかで、亡き妻が残してくれた周囲との絆に支えられながら、娘とゆっくりと前へ進んでいく10年間を、優しく描き出す。今回解禁された新カットはいずれも、娘・美紀を愛おしそうに見つめる優しい表情の数々を見ることができるが、個性派俳優として知られる山田さんが“素”を出したという“パパの顔”はどれも貴重だ。広末涼子「私も素に近かった」伊藤沙莉は「初めて見る山田さん」に緊張さらに、山田さんとは本作が初共演であり、健一が悩みを相談する同僚・斎藤奈々恵を演じた広末涼子も演技に影響があったという。「山田さん演じる健一が戸惑っている感じとか不器用な感じとか、それが役作りなのかご本人の性質なのかわからないですけど、すごく伝わってきて。それが自分の緊張感なのか、奈々恵としての戸惑いなのか?という空気が生まれたので、私も素に近かったかもしれないです」と明かした。また、「REPLAY & DESTROY」やNetflixオリジナルシリーズ「全裸監督」などで山田さんと共演し、本作では美紀の通う保育園の先生役を演じた伊藤沙莉も「初めて見る山田さんでちょっと緊張しました」と、いつもと異なる印象を抱いたと言う。さらに、「保育園のシーンでは、山田さんは見たことのないやわらかい顔をしていました。パパの顔をしているのってあまり見られないから、それはすごく新鮮で、陰からずっと見ていました」と、本編の保育園のシーンで現れる山田さんの“素”の“パパの顔”について言及している。『ステップ』は4月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ステップ 2020年4月3日より全国にて公開©2020映画『ステップ』製作委員会
2020年03月15日映画『ステップ』(4月3日公開)の公開記念トークショーが都内で行われ、山田孝之、國村 隼、広末涼子、伊藤沙莉、飯塚健監督が登場した。同作は、累計発行部数8.5万部を突破した重松清の同名小説を原作に、30歳の若さで妻に先立たれた主人公・健一とその娘・美紀が、周囲の人々との交流を通して成長していく物語。亡き妻を思い続けて歩んでいく10年間の足跡を描く。余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈など豪華俳優陣が結集した。本来は完成披露試写会を行う予定だったが、無観客のトークイベントに変更となり、Twitterで配信を行った同イベント。初のシングルファザー役に挑戦した山田は「今回は、演じておりません。エキセントリックな役で20年間演技をし続けてきましたが、今回ついに素の山田を出しました」と周囲を驚かせる。さらに共演した広末について、山田は「この作品で広末さんにお会いするのが初めてだったんです。『広末涼子いる!』ってなって、本当に緊張してたんです」と苦笑。広末が「すっごく、殻に閉じこもってる空気満載で、近寄っちゃいけないのかな、どうしようと思っていた」と撮影時の山田の様子を明かすと、山田は「役の微妙な距離感があるので、そこでそうなってたのはあります」「すいませんでした」と恐縮していた。いつもと違う山田の役柄に、伊藤は「見たことない顔してました。柔らかかったです。パパの顔してて、あんまり見れないからすごい新鮮で、影からずっと見てました」と告白。山田は「20代の頃はエキセントリックなことをいろいろやってきて、キャラの限界を感じていたので、そろそろ柔軟剤のCMとかもとりにいかなきゃいけない」とまたも周囲を驚かせる。それに対し、広末は「山田さんが柔軟剤のCMって想像がつかなくて。真っ白な世界キラキラってスローモーションみたいなのは新しい世界だと思うんですけど、私はこの10年で子育てを相当していたと思うので、私の方が柔軟剤のCMいいかな」と対抗。山田は「一緒にじゃあ……」と提案し「お待ちしてます」とアピールした。
2020年03月05日