リバーカヤック&川遊びを行う屋久島ネイチャー企画 FIELD(所在地:鹿児島県熊毛郡屋久島町、代表:細川 浩司)は、川遊びが特徴の「リバーカヤック&川遊び」を夏休みに向けて7月から販促強化を実施いたします。「半日リバーカヤック&川遊び」詳細: 屋久島の川は透明度抜群■夏休みこそ水物アクティビティへの需要屋久島は登山のイメージか強いですが、南国の気候と豊富な水量をたたえる川も魅力の島です。夏休みシーズンは水温も上がりますので川遊びは最高であり、問い合わせも多くなります。当店のツアーはカヤックしながら川遊びもできるのが特徴であります。*お客様の声/小学生のお子様「屋久島で一番楽しかった、またやりたい。」*お子様連れのグループは、貸し切りを基本にしております。(通常料金)*定員内でもなるべくグループを分けて対応するようにしています。(通常料金)■半日リバーカヤック&川遊び屋久島の豊富な水をたたえる清流で、リバーカヤックやスノーケリング、魚を捕ったり飛び込んだり、まさに川遊びまで楽しめます。ガイドが優しくレクチャーしてくれるので、初心者やお子様でも安心して楽しめます。風を切ってカヤックを漕いだり、のんびり流されたり、美しい渓谷を眺めながら、身も心も潤うツアーです。夏場は特に人気、リピーター様も多いコースです。夏は川の水が気持ちいい!カヤックしながら水鉄砲■FIELDツアーの特徴*写真撮影、データ送信サービスツアー中はガイドが写真をたくさん撮ってデータプレゼントいたします。私物のカメラは水没の危険もあるので好評なサービスです。*1人乗り艇、2人乗り艇有1人で漕げないお子様や、1人乗りが苦手な方もご安心いただけるようご用意しております。*川遊びが充実飛び込み、魚捕り、スノーケリング、水鉄砲など、カヤックだけでなく川遊びが充実しているのも夏休みならではです。緑の渓谷、安房川■ツアー概要コース名:半日リバーカヤック&川遊び時間 :午前コース 9:00~12:00/午後コース 13:00~16:00安房地区送迎無料料金 :6,600円(税込)参加年齢:小学1年生以上レンタル:マリンブーツ、ライフジャケット、パドル、カヤック1式(レンタル無料)■会社概要商号 : 屋久島ネイチャー企画 FIELD代表者: 細川 浩司所在地: 〒891-4402 鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生318-9設立 : 2000年08月URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月05日夫婦で溺れる!?まさかの事態夏の暑さも佳境に差しかかったころですが、まだまだ水遊びが楽しい季節。プールなどの比較的安全性の高い場所とはまた違った楽しみがある川遊び。しかし、その一方で気をつけたいのが川遊び中の事故。夏になると毎年キャンプに行くわが家。もちろん、子どもたちが大好きな川遊びもたくさんします。そして川遊びで一番印象に残っている出来事が、「夫婦で溺れたこと」です。2年前、川の危険を全く知らなかったわが家は、事前準備もほとんどせず、急な川の流れも全く把握していないまま川遊びをしました。そして、子どもたち3人が乗ったボートが流されてしまったのです。子どもたちを守るため、必死にボートをつかんでいた私。川の流れが予想以上に激しく、足をとられてボートはどんどん川の奥へ。最終的にボートは岩にぶつかり止まり子どもたちは無事でした。しかし、川の奥は私の足がつかないほど深く、水泳が得意で水に自信があったのに、溺れてしまいました。そして溺れた私を助けようと飛び込んだ主人も(ちなみに全く泳げない)もちろん溺れました。私は自力で岩の上に上がり、主人は近くにいた女性の浮き輪につかまり無事でした。もしもあの時、子どもたちが溺れていたら、と思うと今でもゾッとします。この怖い出来事があってから、わが家は帰宅してすぐに川遊びのためのグッズを準備し、川遊びの危険について情報収集をしました。楽しく、そして安全に遊ぶためにも、川遊びの危険性をしっかり把握しておくことはとても大切です。今回は川遊びでの持ち物や注意点などを紹介します。安全に楽しむために「川の危険性」について知っておこう川はとても楽しくおもしろいところですが、上流や近くで雨が降ると川の水が急に増えて流されてしまうなど、時として怖い場所になることもあります。川遊びは急な増水に気をつけて!天気予報を常にチェック川遊びをする際は気候の変化にも注意が必要。雨による増水の影響で水の流れの強さが変化し、ついさっきまで入ることができていた場所でも足をとられ流されてしまう危険性があります。雨が降ってきたら一度川から上がり、安全を確保できる場所で様子をみるなどの対策をしましょう。また、水が濁りだし落ち葉や流木などが流れてきたら上流ではそれ以上の雨が降っている可能性が高いので要注意。雨が降っているのに水かさが徐々に減ってきている場合や、山鳴りがする場合は土石流の前兆なので、ただちに安全な場所へ避難するようにしましょう。山の天気はとても変わりやすいので、川遊びポイントでは天気がよくても、いきなり鉄砲水にあう危険性も。あまり深いところに行かずに、周りに注意しながら遊ぶようにしてください。常に天気予報が確認できるように、ラジオやスマホを準備しておきましょう。川遊びで気をつけたい危険な場所川に入ると急な深みがあり、浅いと思ってそのまま進むと足がつかなくなって流されてしまうことがあります。川底の変化に注意しながら遊びましょう。また、川は複雑に流れが変化しているので、少し流れに変化を感じたら進まないように気をつけましょう。今までゆるやかな水の流れだったポイントが、急に流れが速くなることもあるので、流れが速かったり、深くなっているポイントを事前に知ることが大切。そして、川の奥深くには絶対に行かないこと。川幅が狭くなっているところは流れが速いと言われているので要注意。特に怖さを知らない子どもたちは誤って、奥に入りこんでしまうこともあるので注意が必要です。周囲の大人が常に気をつけて、絶対に目を離さないようにしましょう。また、家族やグループで遊びに来た場合は別々に行動するのではなく、はぐれないように常に一緒にいるようにしてください。とにかく、「誰かが見ていてくれるはず」という甘さは禁物。川遊びだけではなくアウトドアに行く際は、必ず子どもの居場所を常にチェックしておく必要があります。【早瀬】流れの速くなるところを「早瀬」といいます。足を取られて転倒し、流されて溺れるというケースが多く報告されています。【川底】岩や流木、瓶や缶など怪我につながる物も多く存在します。また、川底の危険は物だけではなく、急に足がつかなくなるほど深くなる「淵」にも要注意。「淵」とは川のなかで急激に深くなる場所のことで、川のカーブの外側に多くあります。浅瀬から歩いていくと急に深くなり、子どもであれば全身が沈むこともあるため、溺れたり流されたりする原因になります。大きな岩の周囲も流れが変わることから、深くなっています。【流れが速くなっている場所】淵の手前や大きな岩などの障害物の影響で川の流れが急激に速くなっている場所があります。少しでも水流の変化を感じたら、それ以上近づかないようにしましょう。強い流れに足をとられてしまい流されてしまう危険性があります。また、川の流れはその時の水量や地形で変化するので、常に一定ではないことを頭に入れておきましょう。【中州】中州(なかす)とは、上流から供給された土砂などが堆積し、陸地となっている地形のことです。急なゲリラ豪雨などで水かさが増して取り残されるといった危険なケースが起こりますので、中洲にテントを張るのは絶対にやめましょう。ニュースなどでよく目にするのが中州での孤立事故です。上流は山など天気の変わりやすいところにあるので、急な豪雨やダムの放水などで増水してしまい一気に川の水位が上がることがあります。ジーンズは絶対NG。川遊びに適した服装は【服装】子どもと川遊びをするならライフジャケットを必ず着用させましょう。川は海と違い浮かないのと、子どもは体が小さいので、川の流れに飲みこまれやすい危険があります。そして、絶対にNGなのがジーンズ。水をたっぷり吸いこんで歩くのも困難になってしまいます。初めて川遊びをする人はどうしても軽装になりやすいのですが、プロや自然に慣れている人は、ライフジャケットやウェットスーツを着用しています。川はプールと違って、流れ、水深、水温も不規則で、急変することも多々ありますし、障害物も多いです。危険をはらんでいる場所なのだと強く意識しましょう。毎年夏になると子どもの川の事故がニュースになりますが、その多くが「ライフジャケット」(救命胴衣)を着用していれば防げたはずともいわれています。ライフジャケットは安全面だけでなく、浮き輪代わりに楽しむこともできるとても便利なアイテムです。・ライフジャケットは派手なものを選ぶ事故の時は子どもを素早く視認できることが何よりも大切。カラフルな目に付きやすいものを選びましょう。・ライフジャケットは正しく着用しましょうライフジャケットを買っても、正しく着用しないと意味がありません。体の前面にジッパーがあり、側面には余り分を絞るベルト、前面から背面に伸びる股下のベルトがあります。着用を子どもに任せると、股下のベルトを忘れがちです。この股下ベルトはライフジャケットが頭からすっぽ抜けるのを防止する非常に重要な役割を持っています。・ラッシュガードなど化繊の服川にある障害物から肌を守ってくれるので安全性にも優れています。綿製品の服は水を含んで重くなり動きにくくなるだけでなく、乾きにくいために体温も奪われやすくなります。吸水性があり乾きやすい化繊の服やラッシュガードなどを着ましょう。【靴】河原はごつごつした石や岩が多く、素足で滑ると危険。とがった部分があるとケガの危険も。足をしっかりと保護し、グリップ力のある脱げにくい「ウォーターシューズ」や「スニーカー」が必要です。ただしスニーカーなどヒモのある靴は、ヒモを靴の内側にしまってください。外側にヒモが出ていると、川底の石や沈んでいる釣り針などの異物に引っかかることがあり危険です。また、ぶかぶかしていて脱げやすいサンダル類は危険なので避けましょう。川遊びは安全に楽しくがモットー。しっかり安全対策をしてから、川遊びを楽しむことが大事。情報・服装を事前に準備して楽しみましょう!
2018年08月20日夏に毎年発生する水辺で子どもたちが亡くなる事故。万が一溺れたり、沈んだりしてしまっても、対処法を知っていればその生還率は大きく上がると言われています。もしも溺れてしまったら、何をすれば命が守れるのでしょうか。水の事故から子どもたちを守る予防策について伺った前回に引き続き、今回は水の事故に遭ったときの対処法について、水難学会会長で長岡技術科学大学・大学院の斎藤秀俊教授に話を聞きました。【水の事故から子どもを守る!】 第1回 水の事故の危険は通学路にも? どこで、なぜ起きるのか 第2回 水の事故から命を守るためにライフジャケット以外に必要なモノとは ■「浮いて待て」で生還率が高まる――もしも溺れてしまったときは、どうすればいいのでしょうか。何よりも「浮いて待て」というキーワードが重要です。「浮いて待て」とは、背浮きになってプカプカ浮いて、救助が来るまでの間、呼吸を確保するための方法のことです。流されてしまったら、一度落ち着いて体の力を抜き、息を吐くのを我慢して背浮きになると、プカプカと浮き上がるのです。慌てて手をバタバタして息を吐いてしまうと、どんどん沈んでしまいますが、体の浮力を使えば、簡単に浮くことができます。――背浮きとはだれでも自然にできる姿勢なのですか。そうですね、背浮きをするときに体に息をためて、じっとしていれば自然とそのような姿勢になります。もし沈んだり、深みにはまったりしても、息を吐かないようにして、10秒くらい待っていれば、自然と浮いてくるんです。注意するのは、呼吸をしばらく吐かないように我慢することですね。浮いてから姿勢を安定させるためには、「あごを上げる」、「手足をバタバタさせずに大の字にする」も効果的ですが、基本的には自分が楽な体位でいいと思います。――口と鼻が水面に出るようにするのですね。息を体にためているとき、人の体はだれでもその2%が水に浮きます。その2%の部分として、口と鼻だけを水面から出しておくことが大切です。ですから、「浮いて待て」のポーズをしている間は、基本的には息をためておいて、苦しくなったら素早く吐いて吸うのを繰り返します。呼吸法のコツも大切なので、その点も覚えておいてください。――靴は履いておいた方がいいのですか?靴を履いてれば、その浮力を利用して、足を浮かすことができます。人間は足から沈むため、背浮きになっていても、足が浮いてくれれば、岸面に浮いていられるのです。こうすれば、水のベッドに寝転がるような感じで、体力を消耗せずに水面にずっと浮いていられるので、救急隊が来るまでの間、ゆったりとした気持ちで待てばいいだけです。夏は水も冷たくないので、呼吸さえ確保できれば生還率は高まります。――背浮きの姿勢は、どんな水辺でもできるのでしょうか。どこでもできるのですが、海は塩分濃度が高いので、ほかの場所よりも浮きやすいという特徴があります。「浮いて待て」で重要な息をためておく呼吸法も、じつは海では必要ないくらい、浮く力が大きいのです。 ■もしも子どもが溺れたら、親がすべき行動とは――もし子どもが溺れてしまったら、親はどのような手順で対処すればいいですか。1.まずは子どもに「浮いて待て」と声を掛ける2.素早く119番に通報する子どもがきちんと「浮いて待て」の姿勢を取れて、安定して呼吸を確保できていれば、これだけで十分です。――浮く物を投げるといいという話も聞きますが…私は背浮きの姿勢がきちんと取れていれば、何が何でも物を投げる必要はないと考えています。投げた物を取ろうとしたりして、せっかく安定して浮いている子どもがバランスを崩したら却って危険だからです。また、投げた物が当たって衝撃を受けて姿勢を崩してしまう可能性もあります。しかしその場にランドセルやペットボトルがあれば抱きかかけることで、浮力体として利用でき、より楽に「浮いて待て」が行えます。一番重要なのは、子どもに「浮いて待て」と声を掛け続けること。子どもが不安にならないよう、救助が来るまで「がんばれ」などはげましの声を掛け続けてあげましょう。■大人の方が子どもより生還率が低い!――子どもが溺れたときに周りの大人が助けに行ってはいけないのですか。飛び込んで助けに行くことは絶対にしてはいけません。素人には水辺に落ちた人を救うことは非常に難しく、あとから飛び込んだ人が亡くなってしまうこともよくあるのです。2017年の警察庁のデータでは、水の事故に遭った中学生以下の子どもの生還率は87.3%でした。一方で大人は53.5%で、子どもよりもかなり低い数字なんです。じつを言うと、50%を超えたのは初めてで、これでも徐々に上がってはきています。私たちは、全国の小学校で「ういてまて教室」を開いていて、服を着たままどのようにすれば水に浮かぶことができるか子どもたちに教えています。こうした教室の効果もあって、溺れたら浮いて待つことの重要性を認識している子どもたちが増えているように感じています。今後は、親子向けの「ういてまて教室」を開催し、大人にも教えていくことが大きな課題ですね。――子どもが危険なとき、どうしても助けに行きたい場合はどうすればいいですか。親としては、助けに行きたいと思うのはあたり前ですよね。子どもの近くまで行ったら、そこで親子一緒に浮いていてください。助けようという考えは捨てて、近くで一緒にプロの救助を待つのが賢明です。子どものところに行く前に、119番に電話をするのを忘れないようにしてくださいね。――子どもを持つパパやママに伝えたいことはありますか。とにかく、「水辺で親子の時間を楽しんでください」と伝えたいですね。水の事故があるからといって水を避けるのではなく、ぜひ予防策や対処法を頭に入れた上で充実した水遊びの時間を過ごしてほしいと考えています。人間は呼吸さえ確保できていれば、そうそう亡くなることはありません。「浮いて待て」を知っているということを強みに、みんなで海や川、プールを楽しんでくださいね!斎藤秀俊さんプロフィール米国ペンシルベニア州立大学材料研究所博士研究員や茨城大学工学部助手を務めたのち、2003年から長岡技術科学大学教授。2009年から2015年まで同大学の副学長を務め2016年から現職。2011年から同時に水難学会会長として多角的に活動している。
2018年07月25日夏になると川や海など水辺での遊びが増えるため、水の事故への予防策が必要になってきます。しかし、何から始めればいいのかわからないという人も多いかもしれません。子どもが遭いやすい水の事故について伺った前回に引き続き、今回は、子どもたちを水の事故に遭わせないための予防策について、水難学会会長で長岡技術科学大学・大学院の斎藤秀俊教授に話を聞きました。【水の事故から子どもを守る!】 第1回 水の事故の危険は通学路にも? どこで、なぜ起きるのか 第3回 もし溺れたら「浮いて待て」。次に親がすることは? -->■水遊びで必要なものとは――水の事故の予防のためにはどんな服装をすればいいのですか。砂浜でも川でも、水辺に行くときはライフジャケットを着るのが一番です。溺れたときには体を浮かせて呼吸を確保することが重要となりますが、ライフジャケットであれば、着ているだけでそれができるので、ぜひ着せるようにしてください。また、大切なのは靴を履いておくことです。溺れてしまったときに、靴やサンダルの浮力が体を浮かす助けになります。普通のサンダル、ビーチサンダルでもそうした効果が期待できるので、もし溺れてしまっても靴は絶対に脱がないよう子どもに伝えてください。――ライフジャケットを着る目安はありますか。できればどんなに浅い水辺でも、ライフジャケットを着てもらいたいです。スポーツ用品店に行くと、いろいろな種類のものがあり、安く買えるものあります。とくに、浮くことが難しい小さな子どもたちには、できるだけ着せてもらいたいですね。■海と川で異なる予防法――海では危険な波以外にも、注意すべきこととは何でしょうか。子どもを浮き具に乗らせてそのままにしていたら、あっという間に沖に流されてしまうことがあります。大人が浮き具の紐を持っておく、側に付き添うなどしてしっかりと見ているようにしましょう。地面が冷えてきて海水の温度が高くなる夕方の時間帯は、陸から海に向かって風が流れ始めます。夕方になって肌寒くなってきたら、できるだけ早く上がりましょう。また、波が荒いかなと思ったら、波打ち際でも近づかないことが大切です。――川では、どのようなことに気を付ければいいですか。そこまで大きくない川でも、大きな岩の下流や橋脚の周辺などは、浅いところから急に深くなることがよくあります。そうした川の構造について、しっかりと親子で認識して、足元に注意することが大切です。また、水かさや水の流れの速さが普段と違わないかきちんと確認して、天候の悪いときは川に近づかないことが重要ですね。■親も子どもと同じくらい危険――子どもたちへの声掛けはどのようにすればいいですか。子どもたちには、「危険なところには近づかない」ということを徹底して教えましょう。前回、雨で水かさが増した用水路が危険だと話しましたが、大人も子どもも普段の状態しか知らなかったら、そこが危険な場所だとなかなか気がつかないですよね。親子でいっしょに雨の日の通学路を歩いてみて、危険なところがないか調べてみるといいかもしれません。また、雨の日は遊ばないでまっすぐ家に帰ってくるよう伝えることも大切です。さらに、子どもだけで水辺に行かないように声掛けしましょう。自分の家の近くでは、「どういったとき」に「どういったところ」で水の事故の危険性があるのか、親子で認識をひとつにすることが重要ですね。――子どもだけではなく、親も一緒に注意することが大切なのですね。そうです、そこが重要です。水の事故では、親も子どもも同じくらい危険なので、予防についても親子でいっしょに行う必要があります。たとえば、子どもが溺れてしまって、親が助けに行って亡くなってしまった場合、残された子どものつらさは測り知れません。一生「自分のせいだ」という十字架を背負い、たとえ命が助かっても心は深く傷つきます。大人は子どもたちの危険を予防するばかりでなく、自分の危険にも注意を払ってもらいたいですね。――危険だと思っていなかった場所でも、水の事故は発生してしまいます。予防するとともに、対処法をしっかり知っておくことが重要そうですね。そうですね、「危険なところには行かない」ということを伝えても、じつは大人も危険なところがどこかわかっていないことが問題なんです。大切なのは、万が一流されてもきちんと呼吸が確保できる準備をしておくことです。水の事故については予防も重要ですが、危機管理をしておくことが非常に重要です。――怖がることによって、水辺に遊びに行くこと自体をやめてしまう人もいるそうですが…それは私が一番懸念していることです。せっかく水遊びできる場所がたくさんあるのだから、「怖がらずにぜひ遊びに行きましょう!」と言いたいですね。水辺での遊びは、人間の本能に基づいてすごく満足度の高いものになると言われています。やみくもにただ怯えて、水辺に近づかないのはもったいない話ですよね。ライフジャケットを持ち、携帯電話で119番かけられるようにしていれば、不幸な事故が起きることはめったにありません。ぜひ、できる予防策を取って、水辺での遊びを楽しんでもらいたいですね。次回は、水の事故に遭ったときの対処法について引き続き斎藤教授にお話をお伺いします。もし溺れてしまったらどのような体勢をとればいいのか、親がすべきことについても、ご紹介します。斎藤秀俊さんプロフィール米国ペンシルベニア州立大学材料研究所博士研究員や茨城大学工学部助手を務めたのち、2003年から長岡技術科学大学教授。2009年から2015年まで同大学の副学長を務め2016年から現職。2011年から同時に水難学会会長として多角的に活動している。
2018年07月24日全国的に暑い日々が続く中、川遊びや海水浴、など水に触れ合う遊びがめじろ押しの夏休みが始まりました。しかし、毎年水の事故で死亡したり、行方不明になったりする子どもは後を絶ちません。また西日本豪雨など、大雨によって起こされる災害では、普段安全な場所も危険なエリアとなってしまう可能性があります。なぜこのような重大な事故が起きてしまうのでしょうか。水の事故でこれ以上悲しいニュースが起きないようにするために、今回は、水の事故が起きる理由やどういった場所で事故が多いのかなど、水難学会会長で長岡技術科学大学・大学院の斎藤秀俊教授に話を聞きました。水難学会とは「ういてまて」を中心とする水難救助を推進し、また「誰もが水難から生還するにはどうしたらよいか」の答えを出すために学問として普及することで、水に親しむ社会の発展に寄与することを目的として設立。■水の事故は、「通学路」でも起きている――とくに子どもが遭いやすい水の事故はどのようなものですか。まず、子どもだけで行動して水の事故に遭う場合と、大人がいる場合と、2パターンあります。そして、それぞれに遭いやすい事故というのは変わってきます。・子どもだけなら、近くの川や側溝で起きる事故が多い・大人がいると行動範囲が広がり、海で起きる事故が多いという傾向にありますね。じつはプールでは、近頃事故はめっきり少なくなりました。――子どもだけで事故に遭ってしまう理由について聞かせてください。最近よく起きているのは、用水路や側溝で流されてしまうという事故です。その多くが通学路で発生しています。普段は水が流れていない用水路や側溝が、雨水がたくさんたまっていると、その中に子どもが足を入れて遊んでしまうんですよね。それが平らなところであれば、水の流れも強くないので、とくに何も起きません。しかし、坂道にある場合には流れが強くなり、足をとられてしまいます。こうしたところでは、秒速1メートル程度の速さとなることが多くあります。これはウォータースライダーよりも速いのですから、予想以上に流れは速いと思っていただきたいです。――子どもたちだけで川に行って起きる事故はどのようなものが多いですか。川の構造として、浅いところが続いていても、急に深くなることがあります。プールに慣れている子どもたちは、一般的に徐々に深くなっていくと思っているので、そういった川の構造が理解できにくく、また上から見てもわかりにくいんです。そうするといきなり深みにはまってドボンと沈んでしまいます。そのとき沈みやすい垂直の姿勢だと、そのまま上がってくるのは至難の業です。さらに、「助けて!」と叫んで手を挙げてしまうと、ますます深く沈んでしまうのです。その後1人目が沈むと、2人目が「どうしたの」と言って近づいてきて沈み、3人目も同様に沈んでしまうことがあります。川で子どもたちだけで事故に遭ってしまうと、3人くらいが同時に亡くなってしまうことが多いのです。■大人が溺れると、子どもも一緒に溺れてしまう――大人が一緒にいても、被害に遭うのはやはり子どもが多いのでしょうか?けっして子どもの方が水の事故に遭いやすいというわけではありません。大人がいると行動範囲が広がるので、川やため池、海など、いろいろな場所で事故が起きますが、大人が流されてしまう危険性もじつは高いのです。もしも親が溺れてしまって姿が見えなくなったら、子どもも後を追って一緒に溺れてしまうことがあります。親は、自分が溺れる危険性をしっかりと認識する必要があります。――大人と子どもが一緒の場合、どういった事故が起きやすいのでしょうか。川や海では水に沈んでしまう事故が多く、海では転落事故もよく起きます。防波堤から転落してしまうと、護岸は多くがコンクリートで固められているので、上がる場所がないんですね。そして助けを呼ぶうちに、力尽きてしまうのです。また、最近クローズアップされている、「ため池」での事故もあります。ため池は護岸が斜めに切ってあって、水の中に入ってしまうと、なかなか上がってこられないのです。見た目ではそれほどきつい傾斜に見えないのですが、水中では陸上よりも摩擦力が小さくなってしまうため、非常に上がりにくい。慌ててパニック状態になって一生懸命上がろうとすると、反動でもっと深いところに落ちて行ってしまうということがあります。■安全と思える場所にも危険がある!――海の事故で「離岸流(りがんりゅう)」という言葉をよく聞きますが、実際に離岸流による事故は多いのですか。離岸流とは、海岸の近くで岸から沖に向かって一方的な速い流れのことですが、じつは水難事故を直接引き起こしたと科学的に証明された例はあまりないんです。怖いのは、子どもが浮き輪やボートに乗っているときに流されて、親がそれを追いかけて沈んでしまうことです。それは、風によって海が流れる「吹送流(すいそうりゅう)」が影響していることもあります。この「吹送流」は、「離岸流」よりもよほどスピードが速くて危険です。――砂浜で遊んでいても、波にさらわれることがあるそうですね。2014年に新潟県上越市の波打ち際で遊んでいた子どもを含む5人が亡くなる事故が起きました。その調査をした結果、「戻り流れ」が発生したということがわかりました。戻り流れは、汀線(ていせん)(海面と陸地が接する線)に対して、砂浜が垂直に波打っているような海岸で発生します。波が戻ってくるときに、低いところに全部集まってしまうので、水の勢いがとても速くなってしまうんですね。その流れに巻き込まれると、波打ち際にいてもあっという間に波に飲み込まれてしまうのです。――事故に遭うはずがないと思っていても、水辺ではどんな状況でも油断はできませんね。そうですね、まず事故が起きるはずはないと軽く見ている、怖さがわかっていないという前提が大きいですね。そして、実際に溺れたり転落したりしてしまうと、焦ってパニック状態になり、大きな事故になってしまうことが多いのです。急流や高波がある場所ではみんな怖がって近づきませんから、水の事故はほとんど起きませんが、安全そうに見える場所に落とし穴があるのです。危険だということに気づいた瞬間にはもう遅いということもありますから、けっして軽く見ないということが重要です。次回は、水の事故から子どもたちを守る予防策について引き続き斎藤教授にお話をお伺いします。あらかじめどのような準備をして行けばいいのか、声掛けの方法についても、ご紹介します。斎藤秀俊さんプロフィール米国ペンシルベニア州立大学材料研究所博士研究員や茨城大学工学部助手を務めたのち、2003年から長岡技術科学大学教授。2009年から2015年まで同大学の副学長を務め2016年から現職。2011年から同時に水難学会会長として多角的に活動している。
2018年07月23日河原バーベキューの聖地である“飯能河原”でバーベキューや様々な食体験、川遊びが満喫できるバーベキュースポット「リバランタ」が、2017年8月4日(金)~10月31日(火)の期間限定でオープンします。家族やお友達といっしょに北欧風“コッコ(焚き火)”や手作りバター体験、川遊びなどを満喫しましょう!「リバランタ」が今年も期間限定オープン昨年も好評を博したリバランタ。新鮮な飯能野菜のバーベキューや、ウインナーやマシュマロを焚き火で炙って楽しむ北欧風“コッコ(焚き火)”、食べ応えのある“オーストラリア産ステーキ肉”のバーベキュー体験、そして生クリームを材料にした手作りバターや川遊び体験を満喫できるスポットです。とっておきのひとときを、家族やお友達とすごしてみてはいかがでしょうか。気になる体験メニューはコチラ!●大人気バーベキュー!ジューシーなお肉と新鮮野菜を堪能オーストラリア産ステーキ肉200gと豚ロース肉100gのセットが用意されています。グリルの上で豪快に焼き上げていただきましょう!ジャガイモやニンジンなどの野菜は、飯能市内の契約農家から届けられる「飯能野菜」がメイン。澄んだ空気と美味しい水で育てられた旬のお野菜です。予約は 「リバランタ」ホームページから可能です。●バーベキューセット料金:3,000円 / 人メニュー:オーストラリア産ステーキ肉 200g / 豚ロース肉 100g / 旬の野菜※炭グリルと炭 1kg がセットに含まれます。テーブルならびにイスはセットに含まれていません。貸出は別料金となります※追加で食材を持ちこめますオプションメニュー:オーストラリア産ステーキ肉と豚ロース肉のセット 2,000 円 / 生ビール 350 円 / 缶ビール 250 円 / ノンアルコールドリンク 200 円 / ソフトドリンク 150 円●他にも様々な食体験が楽しめます●直火を使った食体験ウインナーやマシュマロを“コッコ”(フィンランド語で「焚き火」)で焼いて食べることで、ガス等による火と直火の違いを体験できます。●生クリームからの手作りバター体験生クリームを混ぜ続けると次第にバターに変化していく様子を観察しましょう。自分で作ったバターは、焼いたジャガイモにつけて“ジャガバター”として食べるとおいしいですよ!そのほか、川遊びなどについては公式サイトで案内されています。ぜひこちらもチェックしてみましょう!今年の夏は「リバランタ」で素敵な思いでを作ってみてはいかがでしょうか。【施設概要】リバランタが今年も期間限定でオープン営業期間:2017年8月4日(金)~10 月 31 日(火)※9月19日~10 月31日の期間は、土日祝のみの営業営業時間:第1部 10:30~12:30 / 第2部 13:00~15:00 / 第3部 15:30~17:30 / 第4部 18:00~20:00
2017年08月05日夏休みの予定は決まりましたか? 親子で楽しめる遊びはたくさんありますが、夏特有のレジャーといえば水遊び! なかでも自然のなかで水とふれあえるアクティビティにはたくさんの魅力がつまっています。そこで今回は小さな子ども連れでも楽しめる川遊び・湖遊びレジャーを紹介。「これから考えるけど、どこがいいかな」という人にぜひ候補に入れてほしいものを厳選してみました!■「ゆったり」と「ちょっとスリル」が選べる川下り川下りはボートやカヌーで川の流れに合わせて進むレジャーのひとつです。スリリングな急流を楽しめるものもあれば、街なかをゆったり進むものもあり、コースによって趣きが異なります。急流の多いコースは揺れ動く船の動きに合わせてスリルが楽しめますし、流れが穏やかなものは川岸の自然や景色をながめてのんびりできます。流れがゆっくりの川なら小さい子ども連れでも利用できるのでおすすめです。1歳と4歳の女の子をもつおっとりママAさん(33歳)からは「船頭さんのおしゃべりがおもしろくて飽きない」「家族とおしゃべりする余裕があっていい」などの感想も。所要時間は30分と短いものから2時間程度のものまでが多いようです。費用は大人1人1,000円からとリーズナブルなところもうれしいですね。参考サイト・ 長瀞舟下り ・ 蔵の街遊覧船 ・ 阿賀の里 ■水の上をすべるように進む感覚が病みつきのカヌーカヌーは、オールでこぐ小さな船をさします。オールは専門用語で「パドル」といわれていますが、これがシングルだと「カナディアンカヌー」、ダブルになると「カヤック」と種類がわかれるようです。海、川、湖といろいろなところで楽しめるカヌーですが、初心者におすすめなのは湖。波や潮の流れに影響を受けないので緊張や恐怖感も少なく、小さな子どもでも安心。6歳の男の子をもつアウトドア好きなママBさん(42歳)からは「静かな湖を一定の速さで進んでいく感覚が、意外と気持ちいい」という声も。大人でも病みつきになる人が多いようです。1つのカヌーに2~3人乗れるものもあるので、家族みんなが近い距離で体験できるのもうれしいですね。プランによって1歳以上から利用できるものもあり、費用は大人1人5,000円程度から。所要時間は2時間から1日たっぷり遊べるものまでさまざまです。参考サイト・ レイクウォーク ・ ウクディ パドリング スクール ・ 八ヶ岳アウトドア・アクティヴィティーズ ・ Gateway Tours ■「できた!」の自信と度胸がつくシャワークライミングシャワークライミングは、渓谷を下流から上流に向けてのぼっていく山と水のアドベンチャーです。沢のなかを進むことで山の水の冷たさを知り、滝つぼにジャンプしたり、流れのゆるやかな場所では水に浮いてちょっと休んだりと大自然の水遊びを楽しめます。8歳の男の子をもつ文化系ママCさん(31歳)からは「子どもの体力がもつか心配だったけど、最後まで上りきって自信がついたみたい。滝つぼジャンプで度胸もついたと思う」といった声もあり、子どもの成長を感じられる経験となるようです。ウエットスーツ、ヘルメット、ライフジャケット、専用のシューズをレンタルできるので装備は万全。費用は大人1人6,000円~15,000円(子どもも同料金のところが多い)程度、所要時間は2時間30分~1日のところが多いようです。小学生以上からの参加が推奨されていますが、主催する会社によっては4歳から参加できるところもあるよう。気になったらチェックしてみてくださいね。今回ご紹介した水遊びは初心者でも安心して楽しめるものばかり。また全年齢を対象にしているプランもたくさんありますので、小さい子どもがいる家族にもおすすめです。参考サイト・ 多摩川ラフティングwinds(ウィンズ) ・ カッパCLUB ・ 白馬ライオンアドベンチャー ただし、水のレジャーは思いもかけない事故が起きる可能性があります。アクティビティに参加する際は事前の説明や注意事項をしっかり確認し、ある程度理解できる年齢のお子さんであれば、その危険性を伝えておきましょう。注意点をしっかり把握したうえで、親子で思いきり水遊びレジャーを楽しんでくださいね。
2017年07月27日岐阜県営公園世界淡水魚園(オアシスパーク)は、夏期限定イベント「川遊びの楽園オアシスパーク」をオープンした。「川遊びの楽園オアシスパーク」は、8月31日までの夏休み期間中限定で開催される自然体験型イベント。「ミナモウォーターゲームラリー」「真夏の雪遊び」「触れ合い動物園~恐竜の子孫ワニ展」「バンジートランポリン」等のアトラクションを用意。入園料金と真夏の雪遊びは無料。他イベント利用料金は300円~1,000円。世界淡水魚園(オアシスパーク)は、一般道からも高速道(東海北陸自動車道川島PA)からも入園でき、入園料はもちろん駐車料金も無料の複合型テーマパーク。園内には、世界最大級の淡水魚水族館をはじめ、観覧車やご当地グルメを堪能できる飲食店、岐阜県内の土産がそろったギフベストなど商業施設を設置。木曽川の上流部から河口域を模して整備された散策エリアの木曽川水園も人気。昨年の入園者数は367万人で、岐阜県内では第2位(1位は土岐プレミアム・アウトレット)の集客を誇る。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日岐阜県営公園世界淡水魚園は、7月14日から8月31日までの期間中、夏期限定イベント「川遊びの楽園オアシスパーク」をオープンする。世界淡水魚園(オアシスパーク)は、世界最大級の淡水魚水族館をはじめ、観覧車やご当地グルメを堪能できる飲食店、商業施設、木曽川の上流部から河口域を模して整備された散策エリアの木曽川水園などが楽しめる複合型テーマパーク。2011年度の入園者数は367万人で、岐阜県内では第2位の集客を誇る人気のレジャー施設となっている。このほど同園に期間限定イベント「川遊びの楽園オアシスパーク」がオープン。本物の雪を使って楽しむ「真夏の雪遊び!」や「ミナモウォーターゲームラリー」、「ふれあい動物園~恐竜の子孫ワニ展~」、「バンジートランポリン」などのアトラクションが楽しめる。料金は300円~1,000円(1名料金。アトラクションによって異なる。真夏の雪遊び!は無料)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日