介護をしている人にストレス解消法を聞くと、日記を書くことと答える人がいます。日記でストレス解消?と不思議に思うかもしれませんが、思いのほか効果があるようです。■ 「日記」は誰かにグチをこぼすのと同じ効果ムシャクシャした気持ちを誰かにグチったり、声に出してスッキリすることはよくあります。大声でバカヤローと叫べば、かなりのスッキリ感が味わえます。しかし、介護で溜まったストレスを自宅で叫んで発散などすれば、近所迷惑どころか、虐待と勘違いされ通報されかねません。そんなとき、日記を書くとスッキリするという人がいます。utah_51 / PIXTA(ピクスタ)日記をつけることがストレス発散につながるというのは、おそらく友達にグチを聞いてもらうのと同じように、溜まったものを外に出す効果があるからだと思われます。■ 日記に日頃のストレスを遠慮なく吐き出す!polkadot / PIXTA(ピクスタ)日頃のストレスを日記に吐き出す。バカ、クソババアなど、日記にしてみればいい迷惑でしょうが、ここは遠慮してはいけません。あ、ちょっと言い過ぎたかなと思うくらい書いてみましょう。そして、書いてスッキリしたところで、日記を読み返してみましょう。今日ムシャクシャしたのは別の要件と介護が重なってしまい、母の行動が障害になったからだわ。でもそれは母のせいじゃないか…などと、反省する余裕が生まれればしめたものです。そのように思えれば、次からは違った対応ができるかもしれません。日記は書くときもそうですが、読み返したときに何で怒ったのか冷静に分析できるところに意味があるのです。■ 「ブログ」は他人が見るから本音は書きづらい日記よりブログのほうがいいという人もいるでしょうが、ブログは誰かに見てもらうことを意識するため、本音は控えめに書いてしまいがちです。EKAKI / PIXTA(ピクスタ)そのためストレス発散にはならないでしょう。「いいね!」をもらえて気分爽快というは別の話です。他人が見るのだから、文章としておかしくないかとか、誤字脱字はないかと気になっていては新たなストレスとなってしまいます。■ 日記を書くと左脳が働き始めて落ち着きを取り戻す実は手書きでは主に左脳が、パソコン作業では右脳が働いているといわれているんです。Ushico / PIXTA(ピクスタ)左脳は読み書き、話す、計算、分析、論理的思考などを担い、右脳は図形や映像の認識、イメージの記憶、直感・ひらめきなどを担当します。日記を書くと、落ち着きを取り戻し、論理的に考えられるのは左脳のおかげというわけです。自分の行為を振り返り、整理して分析するという作業を、日記を書くことで左脳が自然にしてくれているのです。■ 日記を見るとそのときの介護の状況が思い起こせる手書きの文字にはそのときの感情がこもっています。NOV / PIXTA(ピクスタ)かなり乱れていたり、整っていたりと、当時の心情や介護の状況を思い起こすことができます。あのときの自分はそんなことに怒っていたのか、と少し恥ずかしい気持ちになることもあるでしょう。■ 要チェック!メモや日記を保存するアイテムも誰にも見られたくない日記ですが、溜まってきても思い切って捨てることができず、保管場所に困ることがあります。そんな人にオススメなものが、紙に書いた文字や図柄をデジタル化してくれるアイテム。これを使ってデータを保存しておくと、スマホでも確認できて、増えすぎた手帳を整理するのに便利です。Mills / PIXTA(ピクスタ)メモやレシピ、子どもの落書きなど、用途はいろいろありそうですので、ぜひ試してみてください。【参考】※手書きの魅力脳への効力※公益財団法人 日本医療機能評価機構脳のつくりとはたらき
2018年10月22日京都大学は5月26日、3D映像などを観ているときに発生する「映像酔い」時では、右脳と左脳の活動が乖離する現象を発見したと発表した。同成果は同大学大学院人間・環境学研究科の山本洋紀 助教とキヤノンの宮崎淳吾 研究員、明治国際医療大学らの研究グループによるもので、国科学雑誌「Experimental Cell Research」に掲載される予定。「映像酔い」は3D映像やドローン映像などを観て、目の痛みや吐き気、めまいといった症状が発生する状態のことで、医学的には車酔いや船酔いと同じ動揺病の1つとされている。その発生原因はよくわかっていないが、映像の動きを検出する脳部位であるMT+野が関与していると考えられている。今回の実験では14名の被験者に映像酔いを起こしやすい動画と起こしにくい動画を6分ずつ見せ、その間の脳活動を測定した。その結果、映像酔いを訴えた8名の被験者のMT+野では、右脳と左脳の活動が乖離していることがわかった。一方、映像酔いにならなかった6名の被験者のMT+野では特に乖離は見られなかった。MT+野は映像の動きの検出だけでなく、映像酔いの前兆である眼や身体の動きの制御・検出にも重要な部位であることから、今回の結果はMT+野が映像酔いに深く関わっていることを強く示唆するものとなった。今後、研究を進めることで、映像酔いだけでなく動揺病が生じる仕組みの解明が期待されるほか、MT+野の乖離を減少させることで快適な映像を提供する技術の開発につながる可能性がある。
2015年05月26日■左? 右? 子どもの個性を観察するライフオーガナイズでは「利き脳」を元にした収納方法を提案しています。利き脳とは、いわゆる「右脳派か、それとも左脳派か?」というもの。右脳=感覚的なタイプか、左脳=論理的なタイプかで、適切な片付けの方法に違いがあるのです。今回は、利き脳と収納方法についてお話ししましょう。■左脳派はきっちり収納、右脳派はざっくり収納利き脳の違いによる収納の違いの例として、本棚を挙げて説明しましょう。利き脳が左脳、つまり論理的なタイプの場合、大きさや種類、色などを揃え、きっちり収まっているのを好むことが多いです。一方、利き脳が右脳の感覚的なタイプの場合は、種類や色や大きさがバラバラでも全然気にならず、本棚に入って入ればオッケーというケースが多く見られます。子どもさんのお片付けの様子をご覧になって、どうでしょうか? おもちゃをしまうのに、1つ1つを引出しにしまえるタイプですか? それとも、大きな箱にぽんぽん投げ込むタイプでしょうか。子どものタイプを観察して収納に活かせば、お互いにストレスの少ない仕組みを作ることができます。■利き脳別、ベストな収納方法右脳派か左脳派か、利き脳のタイプ別、おすすめの収納方法の一例をご紹介しましょう。・左脳タイプ種類ごとに細かく管理、ラベリングし、物の住所設定を明確にするのがおすすめ。論理思考の左脳派は、ラベルの文字を読んだり、箱を開け閉めしたり、定位置管理をするのが苦ではなく、むしろそのほうがやりやすいことが多いので、きちんと分けられるようにしておきましょう。・右脳タイプファイルボックス1つに1教科分まとめて入れればOK、といったように、収納の際、細かく分け過ぎないことがポイントです。ラベリングする場合には、色や絵、写真などを活用し、イメージがパッと伝わるようにしましょう。使ったものを戻すまでのアクション数を減らすことも重要です。大人であれば、右脳派か左脳派か、チェックリストでわかるのですが、子どもはそれがなかなか難しいところ。ママが子どもの様子を見ながら、左脳派と右脳派、どちらの収納方法が合いそうか、見極めてあげてください。最後に付け加えておきたいことが1つ、収納は上手な人が苦手な人に合わせたほうがうまくいきます。上手な人(大人)に比べると、苦手な人(子ども)は、まだできないことや難しいことも多くあります。子どものお片付けに関しては、「この辺に戻せたらOK」くらいに考えておくと、ママも気持ちに余裕ができるのではないでしょうか。
2015年03月15日人の考え方などを示す際に「右脳で考える」「左脳を使う」と表現されることがある。実際の人間の脳の働きについては専門ではないので、こうした表現のどこまでは科学的に正しいのかは分からないが、私もよくこの手の表現を使う。右脳は、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の「五感」を司る動物的な脳とされ、これに対する左脳は、文字や言葉などを司り「理屈」などを考える人間的な脳だと言われている。○右脳と左脳のバランスまた、テレビのバラエティ番組やクイズ番組を視ながらも、「この番組は右脳を刺激する」と思うこともあれば、逆に「このクイズ番組は左脳で考えなくては」と思うことがある。もっとも通常は右脳と左脳の片方だけを要する場合は少なく、テレビ番組ひとつとっても、実際には右脳と左脳の両方が適度のバランスで刺激されているのだろう。この「右脳と左脳のバランス」という視点で、私はよく「旅」という行動について考えることがある。学生時代から旅好きだったので、国内、海外を問わずよく休暇などに旅に出る。私の学生時代の旅は、とにかく「右脳」を刺激した。どこに行くもあまり事前に計画を立てず、行った先々で計画を考えたり、次の行き先を考えたりをした。思いも寄らない出会いや発見があったこともある。まさかと思うような出来事やハプニングに遭遇したりもした。やがて社会人になると、どちらかというと「左脳」を使った旅をすることが多くなった。そもそも旅といっても、会議や視察などの目的のある旅が多くなった。事前に宿泊地やスケジュールや移動手段もかなり詳細に決まっていることも多い。一人旅ではなく複数で合流することも増え、完全に自由な旅というのは少なくなってきた。ちょうどきょうから、WEBバラエティ「Tプロデューサーと行く、海外! 究極アポなし旅~最終章~」がスタートした。「Tプロデューサー」といえば、「アポなし」「ヒッチハイクの旅」で一世を風靡した「電波少年」の土屋敏男さんである。土屋プロデューサーとは「電波少年」放送当時から現在まで本企画も含め広報宣伝などを担当させていただいている。きっと今回も、どちらかというと「右脳」メインの世界の旅が始まるのだろう。「仕込みなし」「台本なし」というコンセプトだけあって、参加者やスタッフも含、一体どこの国で何が起こるのかわからない。ついつい年末に向けて秒読みを開始するなど「左脳」を使いがちになる季節だが、こんな「アポなし」の旅は、きっと「右脳」をふんだんに刺激するのだろう。<著者プロフィール<片岡英彦1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。(現 株式会社東京片岡英彦事務所 代表取締役)主に企業の戦略PR、マーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。2011年から国際NGO「世界の医療団」の広報責任者を務める。2013年、一般社団法人日本アドボカシー協会を設立代表理事就任。
2014年11月27日男女間の壁の原因は、男が左脳型で女が右脳型だから? 男女の違いを正しく理解して、彼とのすれ違いやケンカを回避する方法をお教えします。 ■左脳型男と右脳型女の違い男性は左脳型だということがよく言われています。情報を論理的に整理し割り切ろうという意思が働き、実際もそのように対処していきます。その反面、女性的な右脳型の考え方、つまり感情的な部分に配慮しながら物事を処理しようとする考え方ができないのです。彼女の意見を聞かず、一人で「こうだろう」と判断して物事を決めてしまうことも多々あります。「男ってどうしてあんなに気がつかないのかしら」「どうして私のことを分かってくれないのかしら」という不満を持っている方も多いのでは?ですが、悪気があるのではなく、脳の構造や使い方が原因だと言っていいほど、男性は根本的に「気づこうとすることができない」のです。■なぜケンカになるのか男性の考え方の元には「競争」があり、「負けて屈辱的な思いをしないために」頑張るのです。恋愛では、彼女とケンカになること自体を事前に回避するためにほぼ全力を尽くすのです。それに対して女性は、「人生には辛いときも挫折もある。そのときにどう対処して気持ちを切り替えるか」という考え方。ケンカをしても、彼がその後どう気持ちをケアしてくれるかということが重要になってきます。男性は、感情的になりケンカになってしまった時点で敗北感を感じ、エネルギーを失ってしまうのです。女性はケンカをきっかけにもっと理解し合いたい、自分の事情や気持ちを分かってほしいと思うのに、相手の男性にはもうその余力がない。ここで大きなすれ違いが生じてしまうわけですね。■ケンカを回避するためにはこのような事態を避ける方法は、自分が感情的になりすぎないということ。こちらが感情的になってしまうと、男性はもともとプライドが高いですから、あなた以上に感情的になってしまうこともあります。そうなったらお互いが落ち着くまで時間を置いて話すようにしましょう。または、気になることがあればストレスが溜まって感情的になる前に、言葉を選んで彼に伝えること。もう一つの方法は、彼に感情を表現することを覚えてもらうということ。男性の多くは「怒り」という感情だけは表に出せるのに、「喜び」や「悲しみ」を表に出すことができません。「うれしい」「ありがとう」を言葉にして伝えることの大切さ、彼がそう言ってくれることうれしいということを教えてあげましょう。プラスの感情を上手にやりとりすることで、あなたの気持ちも満たされていくはずです。
2013年07月28日