映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』公開記念舞台挨拶が24日、都内で行われ、香取慎吾、岸井ゆきの、市井昌秀監督、劇中に登場するフクロウのチャーリー(本名:マルちゃん)が登場した。本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。23日に公開を迎え、香取は「映画公開されました! うれしいです。ありがとうございます」と笑顔で感謝した。「言いたかったけど言えなかったこと」についてのトークでは、岸井が「香取さん写真撮ろう」って言えなかったと告白。この日行われた別の舞台挨拶で、香取が「ゆきのちゃんのSNSを見ていたらいろんな人と写真を撮っていて、なんで俺には言ってくれないんだろうと思っていた」という話をしたそうで、その舞台挨拶後に岸井が「写真を撮りましょう」と声をかけ、監督を含めて3人で写真撮影したという。香取が「なんでもっと撮ってくれないんだよ、気楽に言ってくれないんだよって思っていたんですけど、いつの間にか気楽にそういうのを言えないような人になっているっていうのがちょっと寂しくて、ああそうだったのかって」と吐露すると、岸井は「言ったら絶対快く撮ってくださるだろうなとは思っているんですよ。でも、圧倒的香取慎吾さん。やっぱ怖気づいちゃう部分がある」と話した。すると香取は「表舞台じゃないときも(テンション高く)『写真撮ってんの!?』みたいな(笑)。裏だとけっこう静かなほうなので。これからもっと自分からも言っていこうと思います」と宣言。司会者から「これが噂になっていろんな現場で『写真撮りましょう』って声をかけられるようになるかもしれませんね」と言われると、一瞬沈黙があったが「ぜひ言ってください皆さん! いつでも一緒に写真撮りましょう!」と呼びかけた。
2022年09月24日俳優の香取慎吾が24日、都内で行われた映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』公開記念舞台挨拶に、岸井ゆきの、市井昌秀監督とともに登壇した。本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。23日に公開を迎え、香取は「映画公開されました! うれしいです。ありがとうございます」と笑顔で感謝した。舞台挨拶には、裕次郎と日和と暮らすフクロウのチャーリー(本名:マルちゃん)も登場。香取は「久々に会えてとってもかわいいです。すごいかわいいですよ」と再会を喜ぶも、なかなか触ろうとせず。岸井は愛おしそうに触って再会を喜んだ。香取は撮影中もあまり接近していなかったそうで、市井監督が「岸井さんは接近がすごかった。家族の1人のように触っていらして、慎吾さんが触っているのは見たことないです」と明かすと、岸井も「まだ見たことがない」と話した。香取は「触る触らないじゃないと思うんですよ」「犬とか猫とかってなんとなく知り合いじゃないですか。鳥と人生で接したことありますか? そんなになくないですか?」と言うも、恐る恐るついに初タッチ。「かわいいです。すごいふわふわしている」と感想を述べた。そして、「映画が完成して公開されてとってもうれしく思っています。言わなくてもわかることってあるとは思うけど、言わなきゃわからないことがいっぱいあると思うから、人と人とのコミュニケーションをもっと大事にしていきたいなと、そういうところが描かれている映画だと思います」と映画の魅力を伝え、「いろんな作品が増えているけど、こんな大きなスクリーンで映画を楽しめるのは映画館しかないと思います。だから劇場で公開されている時間はぜひとも劇場に足を運んで映画を楽しんでいただけたら。そしてこの映画を愛してもらえたらうれしいですす」と呼びかけた。
2022年09月24日俳優の香取慎吾が主演を務める映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)の予告映像が27日、公開された。また、監督・脚本を務める市井昌秀氏による書き下ろし小説が発売されることも発表された。香取慎吾が『凪待ち』以来3年ぶりに主演を務め、女優の岸井ゆきのがヒロインとして共演、さらに、井之脇海、的場浩司、眞島秀和、きたろう、浅田美代子、余貴美子ら個性豊かな実力派キャストが脇を固める本作。結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取慎吾)と日和(ひより/岸井ゆきの)。表向きは仲良し夫婦の2人の間に生まれた綻びが、過激なSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。このたび公開された予告編は「旦那デスノート?」と不穏なひとことからはじまる。それは妻たちの恐ろしい本音、旦那たちが見たらゾッとするようなエグ~イ投稿かびっしり書かれているサイト。結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取慎吾)は同僚の蓑山(余貴美子)に「旦那デスノート」の存在を知らされ、「いるいる、こんな奴いる」と他人事のように楽しんで眺めていたが……次第にその顔がこわばっていく。妻の日和(ひより/岸井ゆきの)とは決して仲が悪いとは思っていなかったが、そこにはどう考えても自分への不満としか思えない書き込みが並んでいたのだ。妻の日和の書き込みだと確信しつつも、心配して声をかけてきた職場の後輩の若槻(井之脇海)に裕次郎は「うちは円満」とごまかす。日和の書き込みが止まらないことについに裕次郎が「こんなひどいこと書いておいて、よくいつも笑ってられるよな!」と日和を問い詰めるが、逆に「こんなこと書いているから笑えてんのよ!」と返される始末。引くに引けない夫婦ゲンカが勃発する。ますますヒートアップする「旦那デスノート」には書籍化の話が持ち上がり、想いが揺れる日和。いつからこんなことになったのか理解できない裕次郎は、バツ3の浦島店長(的場浩司)に「縁起悪い」と八つ当たり。すれちがう想い、深まる溝。2人ははたして分かり合うことができるのか非常に気になる予告編に仕上がっている。また、市井昌秀監督(著者名は「市井点線」)書き下ろしによる『犬も食わねどチャーリーは笑う』の小説の発売が決定。9月6日より小学館から出版される。書影は映画のポスタービジュアルをあしらい、インパクトある仕上がりになっている。監督により、香取に当て書きされ、「大切な人との関係性を見つめ直すもの」そして「情けない、だらしないダメな香取慎吾」が描かれている。誰もが痛感し共感できる絶妙のコメディ。映画を先に見てから読んでも、また読んでから映画を見ても楽しめる内容になっているという。(C)2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
2022年07月27日香取慎吾主演『犬も食わねどチャーリーは笑う』の予告編が公開された。さらに監督を務めた市井昌秀の書き下ろしによる小説版の発売も決定した。本作は香取が『凪待ち』以来3年ぶりに主演、岸井ゆきのがヒロインを演じる。さらに井之脇海、的場浩司、眞島秀和、きたろう、浅田美代子、余貴美子ら個性豊かな実力派キャストが脇を固め、市井昌秀が監督・オリジナル脚本を手掛ける新作映画だ。結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取)と日和(岸井)は仲良し夫婦として通っているが、ふたりの間に生まれた綻びが、過激なSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展。次第に険悪になっていく両者の関係をペットのフクロウ“チャーリー”は、無表情に見つめ続けていた。コミカルな悪口が並ぶ「旦那デスノート」の可笑しさと、市井が描きたかったという“情けない、だらしない、ダメな香取慎吾”に自己を顧みながら笑わずにはいられない。しかし、日和の切実な想いと、お互いに大切な関係を取り戻そうともがく姿に大いに共感できるはずだ。公開された予告編は「旦那デスノート?」という不穏なひと言で幕を開ける。それは妻たちの恐ろしい本音、旦那たちが見たらゾッとするようなエグい投稿かびっしり書かれているサイト。結婚4年目を迎える田村裕次郎は同僚の蓑山(余)に「旦那デスノート」の存在を知らされ、「いるいる、こんな奴いる」と他人事のように楽しんで眺めていたが、次第にその顔がこわばっていく……。妻の日和とは決して仲が悪いとは思っていなかったが、そこにはどう考えても自分への不満としか思えない書き込みが並んでいたのだ。妻の書き込みだと確信しつつも、心配して声をかけてきた職場の後輩の若槻(井之脇)に裕次郎は「うちは円満」とごまかす。日和の書き込みが止まらないことについに裕次郎が「こんなひどいこと書いておいて、よくいつも笑ってられるよな!」と日和を問い詰めるが、逆に「こんなこと書いているから笑えてんのよ!」と返される始末。そして引くに引けない夫婦ゲンカへ。ますますヒートアップする「旦那デスノート」には書籍化の話が持ち上がり、想いが揺れる日和。いつからこんなことになったのか理解できない裕次郎は、バツ3の浦島店長(的場)に「縁起悪い」と八つ当たり。すれちがう想い、深まる溝。ふたりは果たして分かり合うことができるのか。さらに市井昌秀監督(著者名:市井点線)書き下ろしによる『犬も食わねどチャーリーは笑う』の小説版が9月6日(火)に発売決定。書影は映画のポスタービジュアルをあしらい、インパクトある仕上がりとなっている。監督により、香取に当て書きされ「大切な人との関係性を見つめ直すもの」、「情けない、だらしないダメな香取慎吾」が描かれている。誰もが痛感し共感できる絶妙なコメディだ。『犬も食わねどチャーリーは笑う』9月23日(金・祝)公開■書籍情報文庫本『犬も食わねどチャーリーは笑う』市井点線・著(小学館文庫)9月6日発売定価:704円(税込)
2022年07月27日香取慎吾、岸井ゆきの共演、市井昌秀監督・脚本の『犬も食わねどチャーリーは笑う』よりポスタービジュアルが到着した。香取慎吾が『凪待ち』以来3年ぶりに主演を務め、いまや日本映画界に欠かせない女優となった岸井ゆきのと夫婦役で共演する本作。市井昌秀が監督・オリジナル脚本を手掛け、結婚4年目を迎える表向きは仲良し夫婦の2人の間に生まれた綻びが、引くに引けない夫婦ゲンカに発展する様を描く。この度解禁となったのは、全面に作品タイトルが大きく配置され、その隣には、「こちらに、いい意味でそこそこ詳しく載せてます。」という説明とともにQRコードが差し込まれるのみという、シンプルかつ斬新なデザインのポスタービジュアル。上部から覗く、主人公・裕次郎(香取さん)と日和(岸井さん)、2人の飼うペットのフクロウ“チャーリー”のうっすらと見えそうで見えない笑顔が何とも“気になる”1枚だ。細かい文字情報をあえて入れず、映画ポスターではあまり見かけないシンプルさが、いい意味で興味を引くビジュアルとなっている。『犬も食わねどチャーリーは笑う』は9月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬も食わねどチャーリーは笑う 2022年9月23日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 “犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
2022年07月21日映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』が、2022年9月23日(金・祝)より公開される。主演は香取慎吾、監督は市井昌秀。崩れかけの夫婦を描くホラー?!コメディ映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』は、結婚4年目を迎える夫婦・田村裕次郎と田村日和を描いた“ホラー?!”コメディ。表向きは仲良し夫婦の2人だったが、妻がこっそり投稿していたSNS「旦那デスノート」をきっかけに、少しずつ小さなすれ違いがつまびらかになっていく...。絆は些細なことで強くもなればもろくもなる――。誰にでも起こりうることだからこそ誰もが痛感する、ユーモアと狂気が入り交じる絶妙なコメディに仕上がっている。主演・香取慎吾と岸井ゆきのが夫婦役■主人公・田村裕次郎...香取慎吾表向きは仲良し夫婦を演じるも、平凡で情けなくダメな夫。日和との会話を適当に受け流すときに、「いい意味で」という言葉をよく使う。主演を務めるのは、『凪待ち』以来3年ぶりの映画出演となる香取慎吾だ。■田村日和...岸井ゆきのSNS「旦那デスノート」にこっそりと夫の悪口を投稿する、笑顔の片隅で毒を盛る妻。ヒロインは、2022年年公開の映画だけでも『やがて海へと届く』『ケイコ 目を澄ませて』『大河への道』『神は⾒返りを求める』の4本に出演する岸井ゆきの。香取とは初めての顔合わせとなった。■チャーリー...フクロウ映画のタイトルにもなっている、裕次郎と日和のペット。3歳/オス。次第に険悪になっていく2人の関係を見つめ続ける、愛くるしい佇まいに注目だ。■若槻広人役...井之脇海やがて結婚の恐ろしさを知ることになる、裕次郎の職場の後輩。■浦島店長...的場浩司裕次郎の職場であるホームセンターの店長。ノリはいいけど空気は読めない。■葛城周作...眞島秀和日和の職場の、男として過剰な自信を持つセクハラ上司。■きたろう“本人役”...きたろう裕次郎たちが勤めるホームセンターに訪れるきたろう“本人”。■母田村千鶴...浅田美代子悪気なく日和を追い詰めてしまう姑。裕次郎の母。■蓑山...余貴美子裕次郎の職場の同僚。実は日和との共通点を持ち、2人のケンカのキーパーソンとなっていく。その他にも、中田青渚、小篠恵奈、松岡依都美、田村健太郎、森下能幸、徳永えり、峯村リエ、菊地亜美、有田あん、瑛蓮らが出演する。監督・市井昌秀が“だらしない香取慎吾”を描く監督は、草彅剛主演映画『台風家族』などの市井昌秀。市井は構想の段階で、「大切な人との関係性を見つめ直すもの」、「情けない、だらしない、ダメな香取慎吾」を描く物語を作ることに決めたという。香取慎吾と市井昌秀の出会いは、14年前までさかのぼる。まだ監督としてキャリアをスタートさせたばかりの頃、2008年のぴあフィルムフェスティバルで、当時審査員だった香取慎吾が市井昌秀の作品を高く評価したのだ。そこで、いつか一緒に仕事をしたいという思いが芽生えた市井昌秀は、20年1月にリリースした香取慎吾のソロアルバム収録曲「FUTURE WORLD(feat.BiSH)」のミュージックビデオを担当。それが後押しとなり、映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』の執筆にとりかかった。主題歌はnever young beach「こころのままに」『犬も食わねどチャーリーは笑う』の主題歌は、never young beachの「こころのままに」。メンバーの安部勇磨が作詞・作曲を手がけ書き下ろした爽やかでポップな楽曲となっている。主題歌について、監督の市井昌秀は「2人が共通して感じるモヤモヤを安部さんが丁寧に掬い取ってくれた曲」とコメントを寄せた。小説も発売なお、市井昌秀監督が書き下ろした小説『犬も食わねどチャーリーは笑う』も、9月6日(火)より発売される。【詳細】映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』公開時期:2022年9月23日(金・祝) TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開出演:香取慎吾、岸井ゆきの、井之脇海、中田青渚、小篠恵奈、松岡依都美、田村健太郎、森下能幸、的場浩司、眞島秀和、徳永えり、峯村リエ、菊地亜美、有田あん、瑛蓮、きたろう、浅田美代子、余貴美子監督・脚本:市井昌秀音楽:安部勇磨主題歌:「こころのままに」/never young beach配給:キノフィルムズ/木下グループ■ムビチケカード ※数量限定発売日:8月19日(金)~発売場所&各発売開始時間:・上映劇場/劇場オープンより ※オープン時間は各劇場によって異なる。・メイジャー通販サイト/8月19日(金)0:00~価格:1,500円
2022年04月15日香取慎吾が『凪待ち』以来3年ぶり映画主演、いま引く手あまたの岸井ゆきのと共演する映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』が9月に公開決定。市井昌秀監督が香取さんを主演に当て書きした、大切な人との絆を取り戻すコメディとなっている。結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取慎吾)と日和(ひより/岸井ゆきの)。表向きは仲良し夫婦の2人だったが、日和がこっそり投稿していたSNS「旦那デスノート」をきっかけに、少しずつ小さなすれ違いがつまびらかになっていく――。主演の香取さんと、今年公開される映画だけでも出演作4本(うち主演作2本)と日本映画界に欠かせない存在となり、ドラマ「恋せぬふたり」も話題となった岸井さんは初めての顔合わせ。香取さんと市井監督も映画撮影の現場では初めてタッグを組んだ。岸井ゆきのとはいえ、2人の接点は14年前までさかのぼる。まだ監督としてキャリアをスタートさせたばかりのころ、2008年の「ぴあフィルムフェスティバル」で当時審査員だった香取さんが市井監督の作品を高く評価、結果はグランプリを受賞した。そこで市井監督は、いつか一緒に香取さんと映画の仕事をしたいという強い思いが芽生えたという。その後2020年1月に香取さんのソロアルバムの収録曲「FUTURE WORLD(feat.BiSH)」のMVを撮ることになった市井監督。それが後押しとなり、MV撮影終了後に市井監督は香取さんを主演に据えた脚本の執筆に取り掛かった。そして完成したのが本作。撮影は2021年9月下旬から10月下旬にかけて、東京都立川ほか埼玉などで行われた。市井昌秀監督また、市井監督は構想の段階で2つのことを思い描いていた。1つは「大切な人との関係性を見つめ直すもの」。もう1つは「情けない、だらしない、ダメな香取慎吾」だった。コミカルな悪口が並ぶ「旦那デスノート」とは対照的に、シリアスなシチュエーションにもがく裕次郎と日和を香取さんと岸井さんがとてもユーモラスに演じているのは、市井監督の狙い。裕次郎が日和との会話で適当に受け流すときによく使う「いい意味で」という劇中のセリフを借用するなら、崩れかけたメロドラマは「ホラーです、いい意味で」。夫婦やパートナー同士で起こりうることを描く、共感できる絶妙のコメディに仕上がった。ちなみに、タイトルにある“チャーリー”とは劇中に登場するペットのフクロウのこと。香取さんと岸井さんが演じる裕次郎と日和が飼っている、チャーリー(3歳/オス)の愛くるしい佇まいにも注目だ。香取慎吾(田村裕次郎 役)「コメディだけど、泣けるんです。いい意味で。」また、映画に出演させてもらえてとても嬉しいです。初めて市井監督の映画に参加しました。初めて岸井ゆきのさんと共演させてもらいました。笑顔のはじめましてが絡み合いながら、SNS『旦那デスノート』にもがく裕次郎を演じました。恐怖の連続でした!自分の知らないところで、自分の知っている人が、自分の事を晒している!コメディです。コメディだけど、泣けるんです。いい意味で。。岸井ゆきの(田村日和 役)「いつかあるかも知れない未来を追いかけるよう」わたしは本当の夫婦の感覚を知らないのですが、両親をずっと見てきて、何もないようで何かある空気、本心を悟られないように諭そうとする威厳、笑いながら諌める態度、不思議な関係だと思いました。そんなことを考えて芝居をするのは、いつかあるかも知れない未来を追いかけるようで面白かったです。そして隣にいる相手が幼少期から拝見している香取慎吾さんだなんて身の引き締まる思い。毎日が優しい光で溢れて、香取さんと楽しくお話させていただいている時間は自分でも不思議でSFみたいで、市井監督と現実的な会話で構築していく物語はファンタジーで。皆様がこの映画をどう感じるのか...私も楽しみにしています!市井昌秀(監督)「香取慎吾さんと岸井ゆきのさんで見たい」なんらかのすれ違いで妻に憎たらしさを覚えた後、笑いながら誰かと電話するその背中を見て、「この人は何者なんだ?」と感じる時がしばしばあります。結婚って、夫婦って、男と女って、一体なんなんだろう?なんだか厄介で面倒なものを抱えて、どこへ向かっているのだろう?わからないのその先を、香取慎吾さんと岸井ゆきのさんで見たいと思いました。平凡で情けなくダメな田村裕次郎、笑顔の片隅で毒を盛る田村日和と一緒に。『犬も食わねどチャーリーは笑う』は9月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬も食わねどチャーリーは笑う 2022年9月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定©2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
2022年04月12日女優・創作あーちすとの、のんが映画『Ribbon』(2021年公開)の監督・主演を務めることが19日に明らかになった。のんが監督を務めるのは、YouTube Original『おちをつけなんせ』(19年)に続き2作目で、初の劇場長編作品となる。コロナ禍の2020年、美大生・いつか(のん)を主人公に、卒業制作展が中止となり家族とも衝突、妹や親友もイライラを募らせている中、いつかが未来をこじ開けていく青春ストーリー。本作は、多くの卒業式がなくなり青春を奪われていく学生たちの悲しみを目の当たりにしたのんが、世の中の擦りきれた思いを少しでもすくい上げたい、という思いで企画された。脚本も手がけ、のんらしい元気とエナジーで、美大生がアイデンティティを自らの手に取り戻す作品に。特撮チームには『シン・ゴジラ』監督・特技監督の樋口真嗣、 准監督・特技統括の尾上克郎が参加し、のん発案の “リボンアートによる感情表現”を担当した。主人公の様々な感情の流れを、カラフルなリボンで表現し、時には鋭く尖り、時にはしなやかに踊るようなリボンの動きが圧巻の特撮表現となっている。また、樋口監督による同作の応援スペシャル映像『映画と生きる 映画に生きる』も公開。同作を盛り上げるべく、日本映画専門チャンネルとタッグを組んで特別映像を制作した。同映像はのん公式YouTube、日本映画専門チャンネル(BS255)ほかにて本日公開される。スペシャル映像『映画と生きる 映画に生きる』は、スクリーンには映らない映画撮影の過酷ながらも情熱的な現場の裏側と、いかなる状態になろうとも被写体を見つめ続ける“監督・のん”の様子を「風篇」「炎篇」「雨篇」の3篇(各45秒)に渡って描き、のん監督を支える映画スタッフ役を緒方明、尾上克郎、犬童一心、片渕須直、白石和彌、市井昌秀、沖田修一、枝優花が演じる。のんは、このスペシャル映像のナレーションも務め、日本映画史に名を刻む監督たちが遺した名言を印象的に読み上げる(風篇:今村昌平/炎篇:岡本喜八/雨篇:深作欣二)。風、炎、雨のシーンを象徴化し、映画に生きる人々の狂気と情熱を切り取った。○のん コメント(映画『Ribbon』)昨年、新型ウイルスが蔓延し始め、私自身が主催する音楽フェスを開催直前に中止の決断をしました。あの時の悔しさは忘れられません。そして、1度目の緊急事態宣言による自粛期間を過ごしながら、音楽や映画や舞台などのエンタメや芸術の優先順位が下がっていくのをひしひしと感じていました。その中で改めて気付けたことは、自分は見てきたエンタメや音楽やアートによって支えられているということです。どんどんその思いが強くなって、いてもたってもいられず脚本を書き始めました。作品の主人公を自分の憧れである美大生にしようと決めてコロナ禍の美大生の方たちの状況を調べ始めました。そして、美大生の方たちの卒業制作を取り上げた記事を見つけました。そこに書かれてあった「時間をかけて作ったものがゴミのように思えてしまった」というインタビューが、あまりに衝撃的で。自分の悔しさにも共鳴して膨れ上がって、この無念をなんとか晴らしたいと、脚本を書き進めていきました。コロナ禍で擦り切れた思いを、少しでもすくい上げるような映画になったら...。心を込めて作った映画です。みなさま、ぜひお楽しみにしていただけたら嬉しいです。○樋口真嗣監督 コメント監督になりたい。そんな濁りなく希望に満ちた質問に対して、いつも出かかって止めてしまう答えがあります。監督はなるもんじゃないよ。呼ばれるもんだよ。どうしよう、これでいいのかな、そんな感情を現場で出さないように必死で取り繕い、ごまかしていると、周りのスタッフがいつも支えてくれています。これイケまっせ!いいんじゃない?ステキだと思うよ。みんなのことばや、みんなのしごとに後押しされて自分は監督になった。監督でいられる。いつもそう思っています。いま、感染症の所為で、いろんな映画が上映の機会を失い、観客のもとに届けられずにいます。感染症の所為で、いろんな映画が作られることすら許されず、形にならないまんまで宙に漂っています。そんな中、感染症がなければ作られなかった映画がつくられ、監督の仲間が1人増えました。大変だし、苦しいし、思ったよりいい事はないかもしれない。でも、それでもやめられない、つくりたい。なぜなら楽しいから。ここにしか生きられない場所があるから。うまく言語化できないこの感情を、同じ業に絡め取られた仲間と一緒に作ってみたら、自分の現場では絶対許されないような豪華な撮影現場になりました。特に初めてご一緒する特機チームの見事な手際に興奮が止まりません。自分で仕掛けた罠に自分がかかってしまうようなものです。やはり、何があっても映画で生きたいし、映画に、行きたいのです。○映画監督役:のん コメント映画に生きる緊張感と高揚。これほどまでに、濃密な撮影が他にあるのでしょうか。楽しかったー。私は、どの現場でもいつも緊張するのですが、今回の撮影は現場に行くまで生きた心地がしなかったです。私が監督役で、錚々たる監督の方々がスタッフ役って、どんなぶっ飛んだ撮影?と未だに思います。撮影が始まると楽しくてしょうがなくてずっと浮き足立っていました。樋口監督に感謝です。コロナ禍で擦り切れた思いを、少しでもすくい上げるような作品を撮りたくて『Ribbon』という映画を作りました。役ではなく、現実で。早く皆様に見てもらいたいです。お楽しみに。○スタッフ役:緒方明監督 コメント撮影での雨降らしは何度も経験あるがここまでびしょ濡れになったのは初めてだった。パン棒を握る手が冷たくかじかんで感覚がなくなる。「もう一回!」容赦ない樋口監督の声。なかなかしんどい撮影でした。だけど決してイヤじゃない。ツラいからこそ面白い。ラクしてたんじゃ面白いことには出会えない。「映画に生きる」とはこういうことなのかも、と思いました。○スタッフ役:尾上克郎監督 コメントもらった役は「のん組・操演部」。なんだ昔に戻っただけじゃねぇか!カメラマン役狙ってたのにさぁ。そんな俺の心中を他所に監督たちは早々と役に入り込んでいる。負けてらんないですよ。操演部魂、蘇りましたよ!走りました。紙吹雪まきました。そして脚が攣りました...。「映画に生きる」のはホントに辛い(笑)。でもこんなにステキなご褒美もあるん ですね。樋口君ありがとう!のんちゃん、皆さんお疲れさまでした。○スタッフ役:犬童一心監督 コメントカメラマン役、初めて、クレーンに乗り、35mmフィルムを自分で回しました。気分は宮川一夫。楽しかったあ。樋口さん、のんさん、ありがとう。○スタッフ役:片渕須直監督 コメント普段はアニメーションの仕事をしていて、実写のスタジオはものすごく久しぶりだったのですが、それがのん監督のスタッフ役での出演となってしまうとは。いいですね、のんちゃんはこれからもいろんな方向で活躍してゆくでしょうし、そのとき必要ならばお手伝いにはいつでも飛んで参りますので。○スタッフ役:白石和彌監督 コメントなんと多幸感あふれる時間だったのだろう。あちこちに落としたり忘れてしまったモノを見つけることができました。おかげさまで全身の細胞が生まれ変わる最高のデトックスで体が超軽い。これでもうしばらく映画の中で生きていけそうです!○スタッフ役:市井昌秀監督 コメントコロナの影響で自作品の撮影が延期になったことで、久しぶりの現場がまさかのスタッフ役での出演! こんな熱い現場をいつか自分も作りたいと強く思い、改めて映画って、現場って最高だ!と胸躍りました。映画はフレームの外も映画なんだ!○スタッフ役:沖田修一監督 コメント久しぶりの撮影の雰囲気に、心が躍りました。出るのはとても楽しいです。しかも目の前にのんさんが。のんさんの監督姿は、可愛らしくもあり、格好よくもあり。他、たくさんの先輩たちに紛れて、遊ばせてもらいました。貴重な時間をありがとうございました。楽しかったです。映画楽しみにしています。○スタッフ役:枝優花監督 コメント今までの現場史上おそらく最多数映画監督が共存という異常な空間の中で、全員がモニターを確認し、各々演出し合うなんとも不思議な現場。とても楽しませていただきました。和気藹々と皆で1つのものを作る感覚が詰まってるのではないかと思います。これをみた人たちの中から、映画を撮りたくなる人がどんどん増えて欲しいです。(C)「Ribbon」フィルムパートナーズ
2021年03月19日草なぎ剛の主演映画『ミッドナイトスワン』の9月25日公開決定を記念して、2019年、日本映画界に新風を巻き込み、高い評価を得た草なぎさん、稲垣吾郎、香取慎吾の主演3作品をTOHOシネマズ60館で限定上映することが決定した。「新しい地図」の3人の主演3作品が同時公開されるのは今回が初めて。稲垣さん主演『半世界』は阪本順治監督・脚本、第31回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品され観客賞に選ばれた後、劇場公開されると各映画賞でも注目を集めた。草なぎさんが中村倫也と兄弟役を演じた市井昌秀監督『台風家族』は、公開延期を経て劇場公開が実現。また、白石和彌監督の『凪待ち』は主演・香取さんの新境地として話題を呼んだ。『ミッドナイトスワン』公開記念“1週間限定映画祭”『半世界』『凪待ち』『台風家族』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国60のTOHOシネマズにて7月17日(金)~23日(木・祝)1週間限定公開。『ミッドナイトスワン』は9月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:凪待ち 2019年6月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2018「凪待ち」FILM PARTNERS半世界 2019年2月15日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2018「半世界」FILM PARTNERS台風家族 2019年9月6日より3週間限定公開©2019「台風家族」フィルムパートナーズミッドナイトスワン 2020年秋、公開予定©2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年07月08日昨年公開された、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾主演の3作品、阪本順治監督『半世界』、市井昌秀監督『台風家族』、白石和彌監督『凪待ち』が、“1週間限定映画祭”として、期間限定で一挙同時公開されることが決定した。この“1週間限定映画祭”は、9月25日に公開される草彅剛主演映画『ミッドナイトスワン』の公開決定を記念したもの。本上映企画は、TOHOシネマズ60館にて、7月17日(金)よりスタートする。草彅剛主演『ミッドナイトスワン』公開記念“1週間限定映画祭『半世界』『凪待ち』『台風家族』2020年7月17日(金)~7月23日(木・祝)劇場:日比谷ほか全国60のTOHOシネマズ※上映時間は各劇場の上映スケジュールをご確認下さい。料金:一般・シニア:1,100円/学生以下:500円*1本で1100円(500円)、2本で2200円(1000円)、3本で3300円(1500円)チケット販売■劇場窓口:2日前劇場オープン時より■インターネット販売:2日前0時より(シネマイレージ会員 3日前21時より)詳細:
2020年07月08日草なぎ剛主演『ミッドナイトスワン』の9月25日公開決定を記念し、稲垣吾郎主演『半世界』(阪本順治監督)、草なぎ主演『台風家族』(市井昌秀監督)、香取慎吾主演『凪待ち』(白石和彌監督)を一挙上映する「1週間限定映画祭」が7月17日~23日に開催されることが8日、明らかになった。「1週間限定映画祭」は、日比谷ほか全国60のTOHOシネマズにて開催する。上映時間は各劇場の上映スケジュールを要確認。1作品の料金は一般・シニア1100円、学生以下500円。1本で1100円(500円)、2本で2200円(1000円)、3本で3300円(1500円)となる。チケット販売は、劇場窓口では2日前の劇場オープン時より。インターネット販売は、2日前0時より(シネマイレージ会員は3日前21時より)。■公開劇場一覧日比谷、錦糸町、西新井、南大沢、府中、おいらせ下田、秋田、仙台、甲府、上田、ひたちなか、水戸内原、宇都宮、ららぽーと富士見、ららぽーと船橋、市川コルトンプラザ、八千代緑が丘、流山おおたかの森、柏、市原、海老名、小田原、ららぽーと横浜、上大岡、川崎、浜松、サンストリート浜北、ららぽーと磐田、名古屋ベイシティ、赤池、東浦、木曽川、津島、高岡、ファボーレ富山、岐阜、モレラ岐阜、二条、梅田、なんば、泉北、鳳、くずはモール、伊丹、西宮OS、橿原、岡南、緑井、高知、新居浜、福津、直方、長崎、光の森、宇城、はません、熊本サクラマチ、大分わさだ、アミュプラザおおいた、与次郎
2020年07月08日自主映画の祭典“ぴあフィルムフェスティバル”を擁するPFFが立ち上げた新プロジェクト“オンラインPFF”。そのオープニングを飾る『PFF・オンライン映画祭~“ひと”が映画をつくる~』が7月6日、第3夜を迎えた。配信上映されたのは、PFFアワード2008でグランプリをはじめ4賞に輝いた市井昌秀監督の『無防備』だ。上映後には市井監督に加えて、昨年公開された市井監督の『台風家族』に出演し、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞したMEGUMIがトークショーを実施した。以前からMEGUMIの大ファンだったという市井監督が、「妻と結婚する前、大喧嘩をして『おれはMEGUIMみたいな女性と結婚するんだ』って言ったことがあって(笑)」と仰天エピソードを明かすと、当のMEGUMIは驚きの表情。市井監督の妻は、女優の今野(現・市井)早苗。出産をテーマにした『無防備』ではキーパーソンの妊婦、千夏役を演じているのだ。「ああいう起伏が激しく、コントロールできない部分は女性なら全員持っていて、人と触れ合うなかで、(表に)出さないようにすることも。あのもがく感じを、あんな風に向き合い、乗り越えられたら、どんなに素敵だろうって。私もそうですから、救われますよね。男性にもそのテーマに向き合ってほしい」(MEGUMI)「人が痛みを感じて、衝動的に何をしでかすか分からないのは男も女性も、根本的には区別する必要はないんじゃないかと。人間同士がぶつかり合って、泥臭く、エモーショナルになる瞬間を描きたいと思っている」(市井監督)以前はバラエティのイメージも強かったMEGUMIだが「映画にはずっと出たくて、出たくて、恋焦がれていた。市井さんと白石監督(出演作『ひとよ』の白石和彌監督)に、ぐっと引き寄せていただいた」。また、ミニシアターに足しげく通う映画通でもあり、コロナ禍ではマスク販売を通して、ミニシアターの支援にも乗り出している。「ミニシアターの魅力は、個人商店感」だと言い、「海外の細かなカルチャーや考えに触れることで、役者としても、人間としても、勇気をもらっている」と熱い思いを語った。市井監督も「一概には言えないが、やはりシネコンに比べて、作家の顔が見られるのがミニシアター。それにやっぱり映画館で観る、共有する感じが大事」だと共感を示し、「きれいごとっぽいけど、年々、自分のやりたいことをやっていれば大丈夫だと。同じ脚本であっても、監督が違えば、違う作品になりますし」と背筋を伸ばす。コロナ禍での意識の変化に話題が及ぶと、MEGUMIは「エンタメの方向性、映画の持つ意味がギューンって変わっていきそうな気がしますね。立ち止まることで、生活と向き合い、当然のことにやっと気がついた部分もありますし。『あっ、夕陽がきれい』とか。マインドチェンジしたことを踏まえて、また作品が生まれていくと面白いですよね」と前向きな姿勢。市井監督は「まだ、この3~4カ月のことを肯定する気にはなれないですけど、今は変な人ばっかり出てくるもの(脚本)を書いています。地球外生命体から見た人間とか」と新作の構想を話していた。文:内田 涼『PFF・オンライン映画祭~“ひと”が映画をつくる~』7月4日(土)~9日(木) 連日21:00よりライブ配信※配信終了後~各7日後の23:59までアーカイブ視聴可能「PFF・オンライン映画祭」詳細( )
2020年07月07日自主映画の祭典“ぴあフィルムフェスティバル”を擁するPFFが立ち上げた新プロジェクト“オンラインPFF”。そのオープニングを飾る『PFF・オンライン映画祭~“ひと”が映画をつくる~』の第2夜を迎えた7月5日、PFFアワード2006準グランプリと技術賞に輝いた『隼(はやぶさ)』が配信上映された。上映後には、同作のメガホンを取った市井昌秀監督(『箱入り息子の恋』『台風家族』)、市井監督書き下しのオリジナル脚本ドラマ『サウナーマン〜汗か涙かわからない〜』(朝日放送テレビ)で主演を務めた眞島秀和によるトークを実施。まず、話題にあがったのは『隼』が撮影された東京・仙川エリアについて。市井監督が15年以上暮らすこの場所は、眞島にとっても大学時代を過ごした思い出の地とあって、まずは“地元ネタ”でトークは軽快な滑り出しを見せた。とある貧しい夫婦の奮闘を、コミカルな味つけで描いた『隼』は市井監督のルーツとも呼ぶべき一品。眞島も学生時代、自主映画の製作にのめり込んだ経験があり、「体制は自主映画でも、かなりの気合が入っているなと思いました」と舌を巻き、市井監督に対し、脚本やキャスティング、編集についてまで質問攻め。当の市井監督も「人生が1本の映画で終わるわけではないが、この映画にすべてを賭けようと思っていた」と当時の溢れる闘志を振り返った。「普段は穏やかな方なのに、作品をつくったときに、どこか“ブッとんだ感覚”があるというか(笑)。ご一緒したり、『台風家族』を拝見したりして思っていましたが、昔からこういう部分あるんだなって。こういう原点があって、今も撮り続けているんだと」(眞島)「映画を撮っていきながら、やはり原点に帰っていく感覚がある。自主映画と商業映画に差はないと思っていて。もちろん、(商業映画は)娯楽性も考えますけど、自分が描きたいものに忠実にありたいとは思いますね」(市井監督)。もともと役者志望で、お笑いグループ“髭男爵”の元メンバーという異色の経歴を持つ市井監督は、映画監督として歩み出したきっかけを「周りの人たちとの出会いだと思いますね」と語る。さらに「スタッフや俳優部。まだ何者でもない人たちが、ひとつの作品で汗を流したというのが一番大きい」と語ると、自主映画の苦楽を知る同世代の眞島も大いにうなずき、「夢中で上のステージに行きたいという感覚は、あの頃独特のものですよね。僕自身も俳優として、こんなところではやめられないと意地になっていた部分が一番大きかった」と話していた。最後に「観れば元気になれる、勇気を持てる映画は?」という質問に、眞島は「今までで一番見返した映画」として『ショーシャンクの空に』をチョイス。市井監督はNetflixが製作・配信するポン・ジュノ監督の『オクジャ/okja』を挙げ、「このコロナの時期に観たのもあってか、(コロナ禍が)人類や世界が良い方向に変わるきっかけになればいいなと思った」と語った。文:内田 涼『PFF・オンライン映画祭~“ひと”が映画をつくる~』7月4日(土)~9日(木) 連日21:00よりライブ配信※配信終了後~各7日後の23:59までアーカイブ視聴可能「PFF・オンライン映画祭」詳細( )
2020年07月06日PFF・オンライン映画祭「“ひと”が映画をつくる」の特報映像が公開された。本映画祭は、「“ひと”が映画をつくる」をテーマに、オンライン上で6日間ライブ配信。『青~chong~』(李相日監督)、『隼』(市井昌秀監督)など、各日1~2本の作品上映に加え、作品を手掛けた監督と、妻夫木聡、眞島秀和、池松壮亮ら豪華ゲスト俳優によるトークが実施される。到着した映像では、今回対談が予定されている李相日×妻夫木聡、市井昌秀×眞島秀和ら、つくり手たちの映画に対する敬意や情熱溢れる姿を少しだけ覗くことができる。なお、本映画祭の視聴券は現在販売中。配信日から1週間はアーカイブ視聴可能だ。「PFF・オンライン映画祭」は7月4日(土)~9(木)6夜連続、21時よりライブ配信。(cinemacafe.net)
2020年06月30日7月4日(土)から6夜連続21時からライブ配信となる、PFF・オンライン映画祭「“ひと”が映画をつくる」の特報が公開された。PFF・オンライン映画祭は「“ひと”が映画をつくる」をテーマに、『青~chong~』や『魚座どうし』などの映画を上映後、監督と豪華ゲストによるトークを実施。李相日監督と妻夫木聡、山中瑶子監督と池松壮亮らが、映画のみならず創作の楽しさ、苦しさ、そして、上映作品の秘話について語る。今回公開された特報では、つくり手たちの映画に対する敬意や情熱溢れる姿が映し出されている。PFF・オンライン映画祭「“ひと”が映画をつくる」配信スケジュール:・7/4(土)21:00~ 『青~chong~』、『1001のバイオリン』トーク:李 相日監督×妻夫木 聡・7/5(日)21:00~ 『隼』トーク:市井昌秀監督×眞島秀和・7/6(月)21:00~ 『無防備』トーク:市井昌秀監督×MEGUMI・7/7(火)21:00~ 『縄文にハマる人々』トーク:山岡信貴監督×片桐 仁・7/8(水)21:00~ 『あみこ』、『魚座どうし』トーク:山中瑶子監督×池松壮亮・7/9(木)21:00~ 『セノーテ』トーク:小田 香監督×石川直樹
2020年06月30日PFF・オンライン映画祭が7月4日(土)から9(木)まで、6夜連続ライブ配信される事が決定した。「オンラインPFF」は、「ぴあフィルムフェスティバル」を擁する一般社団法人PFFの活動メニュー。今回試みるオンライン映画祭の開催や、映画講座の開催、PFF関連アーカイブからの名作上映など、国内外の観客が日本の自主映画を含む「映画」を発見する企画を行っていく。オープニング企画は「映画祭」。初の試みとなる今回は、オンライン上で6日間、連日21時スタートの映画祭を開催する。2月以降、世界中で途絶えてしまった“映画祭”上映の雰囲気と、つくり手たちの映画に対する敬意や情熱溢れる姿を、今、改めてオンラインで配信。全プログラムとも、映画上映後に監督と豪華ゲストによるトークを実施し、映画のみならず創作の楽しさ、苦しさ、そして、上映作品の秘話が明かされる。ここでしか観ることができない、ここでしか話せない、が満載の贅沢な時間の連続の配信となる。視聴券は発売中。<タイムテーブル>連日21:00より、ライブ配信スタート!作品上映後、監督×ゲストによるトークあり7月4日(土)21:00~『青~chong~』、『1001のバイオリン』トーク:李 相日監督×妻夫木 聡7月5日(日)21:00~『隼』トーク:市井昌秀監督×眞島秀和7月6日(月)21:00~『無防備』トーク:市井昌秀監督×MEGUMI7月7日(火)21:00~『縄文にハマる人々』トーク:山岡信貴監督×片桐 仁7月8日(水)21:00~『あみこ』、『魚座どうし』トーク:山中瑶子監督×池松壮亮7月9日(木)21:00~『セノーテ』トーク:小田 香監督×石川直樹
2020年06月15日妻夫木聡、眞島秀和、池松壮亮らが、「オンラインPFF」のオープニング企画“映画祭”で監督たちとトークを行うことが分かった。「ぴあフィルムフェスティバル」を擁する一般社団法人PFFが、活動の1つとして「オンラインPFF」を立ち上げ。オンライン映画祭や映画講座の開催、PFF関連アーカイブからの名作上映など、国内外の観客が日本の自主映画を含む「映画」を発見する企画を継続してオンライン上で行っていく。そこで今回、「オンラインPFF」のオープニング企画となる映画祭の内容が明らかに。「“ひと”が映画をつくる」をテーマに、オンライン上で6日間、連日21時より開催する同映画祭。映画祭上映の雰囲気と、つくり手たちの映画に対する敬意や情熱溢れる姿をオンラインで届ける。期間内は、各日1~2本の作品上映に加え、作品を手掛けた監督と豪華ゲスト俳優によるトークを実施。初日は、李相日監督劇場デビュー作『青~chong~』と、ブルーハーツの楽曲を題材に製作した短編『1001のバイオリン』を上映し、その後李監督と、『悪人』『怒り』などでタッグを組んできた妻夫木聡が、いま改めて映画を語る。ほかにも、眞島秀和×市井昌秀監督による映画愛が炸裂するトーク、MEGUMI×市井監督が映画づくりを語り、片桐仁×山岡信貴監督、池松壮亮×山中瑶子の対談も配信。6日目はプレミア配信となっており、小田香監督作品『セノーテ』を上映、小田監督と写真家・石川直樹のトークが行われる。さらに、今回のイベントの視聴券の販売もスタートした。「PFF・オンライン映画祭」は7月4日(土)21時~6日間、PIA LIVE STREAM、uP!!!にて配信。(cinemacafe.net)
2020年06月15日元モーニング娘。でタレントの市井紗耶香が6日、オフィシャルブログを通じ、芸能事務所・アルカンシェルとの業務委託契約について「円満合意解約致しました」と明かした。市井は、「契約満了のお知らせ」と題し、「この度、市井紗耶香マネジメント株式会社エスダブルと株式会社アルカンシェルは芸能活動に関する業務委託契約を円満合意解約致しました」と報告。「短い期間でしたが株式会社アルカンシェル代表中野社長、アルカンシェルスタッフ皆様には大変お世話になり、感謝申し上げます」と謝意を示し、「今後もより一層のご愛顧をいただけますよう、どうぞ宜しくお願いいたします」と呼び掛けた。一方、アルカンシェルの代表でタレント・NAOMIこと中野尚美氏は市井の発表前にブログを更新。「(株)エスダブル所属の市井紗耶香と弊社は約3ヶ月にて『芸能活動についての業務提携契約』の合意契約解除を致しました。つきましては今年の1月中旬頃から弊社より『契約解除』を(株)エスダブル及び市井紗耶香に申し入れし2月5日付けにて合意契約解除に至りました」と契約解除であることを強調した。さらに、「約3ヶ月という短い間の『業務提携』でした」と振り返り、「短い契約期間でしたので語らずともご理解頂けると存じます」と意味深。「この件について弊社も反省しつつ今後は更に前をよく見て、前向きに良き道を選び又、新しい気持ちで精一杯、邁進して参ります」と決意を新たにし、「このBlogにてご報告とさせて頂きます。重ねて事務所への問い合わせ等はご遠慮願います」と結んでいる。
2020年02月06日香取慎吾の初ソロアルバム「ニワニワワイワイ(20200101)」が、2020年1月1日(水・祝)元旦に発売。同アルバムよりデジタル・シングル第4弾「FUTURE WORLD (feat.BiSH)」の配信がスタートする。豪華アーティストとコラボ、香取慎吾初のソロアルバム「ニワニワワイワイ」は、東京オリンピック・パラリンピックが開催となる、記念すべき2020年を盛り上げるため、「皆でワイワイ楽しもう!」をテーマに掲げた、全12曲収録の香取慎吾初ソロアルバム。フィーチャリングアーティストとして、BiSH、氣志團、KREVA、SALU、スチャダラパー、SONPUB&向井太一、TeddyLoid&たなか、WONK、yahyelら豪華アーティストを迎えることでも話題を呼んでいる。BiSHをフィーチャリング・アーティストに迎えた壮大なバラード曲も今回、デジタル配信チャートで軒並み1位を獲得した「10%」、「Trap」、「Prologue (feat.TeddyLoid&たなか)」に続き、デジタル・シングル第4弾として「FUTURE WORLD(feat.BiSH)」の配信がスタート。最新作は“楽器を持たないパンクバンド” BiSHをフィーチャリング・アーティストに迎えた楽曲で、「ニワニワワイワイ」のエンディングを飾る。松隈ケンタ(SCRAMBLES)&渡辺淳之介(WACK)というBiSHサウンドを支える2人と香取慎吾が完成させた壮大なバラードとなっている。また、本楽曲のミュージックブデオは草彅剛主演の映画『台風家族』や、佐藤翔里×橋本環奈主演の映画『ハルチカ』など、数々の映画を手がけている監督・市井昌秀が制作した。アルバムの「初回限定・観るBANG!」付属のDVDに収録される。「初回限定・GOLD BANG!」には、小西康陽による「10%(小西康陽remix)」も限定収録されており、めくるたびに仕掛けが施された初回限定2種のブックレットも付属する。雑誌『SWITCH』新年第1号巻末スペシャルに香取慎吾が登場雑誌「SWITCH」の巻末スペシャルに香取慎吾が登場。同書で香取は、初のソロアルバムに込めた想いを語る。稲垣吾郎、草彅剛と共に「新しい地図」として新たな活動を開始し、3人での音楽活動はもちろん、SNSやインターネットテレビにおいて挑戦的な試みを行い、エンターテインメントの新しい可能性を切り拓き続ける中、なぜ香取慎吾はソロアルバムの制作に踏み出したのか。そして多彩なフィーチャリングアーティストを迎えた今作はどのようにして作られたのかに迫る。また、ソロインタビューだけでなく、『ニワニワワイワイ』でコラボレーションを果たしたKREVA との特別対談[必然の出会い]を収録。アルバム収録曲の中でも異彩を放つ楽曲「嫌気がさすほど愛してる(feat. KREVA)」の制作秘話が明かされる。【詳細】香取慎吾「20200101」(読:ニワニワワイワイ)リリース日:2020年1月1日(水・祝)収録曲01.Prologue(feat.TeddyLoid&たなか)02.Trap03.Metropolis(feat.WONK)04.welp(feat.須田景凪)05.I’m so tired(feat.氣志團)06.ビジネスはパーフェクト(feat.スチャダラパー)07.Neo(feat.yahyel)08.嫌気がさすほど愛してる(feat.KREVA)09.OKAY(feat.SALU)10.10%11.Now & Forever(feat.SONPUB&向井太一)12.FUTURE WORLD(feat.BiSH)・初回限定・観るBANG!(CD+DVD) 4,040円+税DVD「Trap」Music Movie /「FUTURE WORLD(feat.BiSH)」Music Movie・初回限定・GOLD BANG!(CD) 4,040円+税CD 初回限定・GOLD BANG!のみ13曲目に「10%(小西康陽remix)」収録、豪華56Pビジュアルブック封入・通常BANG!(CD) 3,030円+税■その他イベント情報NAKAMA to(と) MEETING_vol.22020年<千葉>幕張メッセ 幕張イベントホール2月26日(水)12:00開場/13:00開演、17:00開場/18:00開演<福岡>マリンメッセ福岡3月7日(土)12:00開場/13:00開演、17:00開場/18:00開演3月8日(日)12:00開場/13:00開演<大阪>丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)3月12日(木)12:00開場/13:00開演、17:00開場/18:00開演3月13日(金)12:00開場/13:00開演、17:00開場/18:00開演<東京>国立代々木競技場第一体育館3月21日(土)17:00開場/18:00開演3月22日(日)12:00開場/13:00開演、17:00開場/18:00開演<静岡>静岡エコパアリーナ3月28日(土)12:00開場/13:00開演、17:00開場/18:00開演3月29日(日)12:00開場/13:00開演<北海道>真駒内セキスイハイムアイスアリーナ4月11日(土)12:00開場/13:00開演、17:00開場/18:00開演※開場・開演時間は変更になる場合あり。■SWITCH Vol.38 No.2(2020年2月号)発売日:2020年1月20日(月)価格:1,000円+税
2019年12月27日9月23日、映画「台風家族」の上映が延長されると公式サイトで発表された。同日に行われた市井昌秀監督(43)と「凪待ち」の白石和彌監督(44)によるコラボ舞台挨拶で、市井監督が発表したという。この発表にネットでは歓喜の声が続々と上がった。《お知らせありがとうございます!もう観れないと思ったので、とても嬉しいです!!》《おめでとうございます監督、キャスト、スタッフの皆様、そしてファンの想いが届いて嬉しいです》そんななか、市井監督は同日にTwitterを更新。こう感謝の気持ちをつづった。《いつも『台風家族』のことを気にかけてくれていた、『凪待ち』の白石和彌監督とコラボ舞台挨拶を行いました。 そこで『台風家族』の続映決定を発表。館数は減りますが、新たに上映してくれる劇場もあります。 応援してくれた方々のおかげです。 ありがとうございます》本作は、市井監督が12年間温めた作品を映画化させたオリジナル作品。主演の草なぎ剛(45)にとっては、2年前に「新しい地図」を始動させて以来の初主演作だ。もともと、本作は今年6月に公開予定だった。だが、出演者の新井浩文被告(40)が逮捕・起訴されたことを理由に延期。本編の再編集などは行わずに、9月6日から26日まで3週間限定で公開に踏み切った。各メディアによると公開初日の舞台挨拶で市井監督と草なぎは、本作が無事に公開できたことを深く感謝。作品の感想については「生の声」が一番強いと強調し、同作を身近な人やSNSでも広めてもらうよう呼びかけたという。そんな市井監督や草なぎら出演者は、30回以上にわたる舞台挨拶を全国各地で決行。草なぎは、YouTube「ユーチューバー 草彅チャンネル」で共演のMEGUMI(37)ともコラボ出演。本作の口コミ紹介や撮影エピソードを披露した。それに並行して、TwitterなどのSNSも活用してPRに尽力している。「新しい地図」の香取慎吾(42)も18日に本作を鑑賞したとインスタグラムで報告。《自分の事以上に僕の好きな俳優草彅剛が映画館のスクリーンに映っている事に沢山の感謝を思った》とつづり、フォロワーに来場を呼びかけた。“台風の目”とも言える監督や出演者らの懸命な努力。その情熱が多くの人へ伝わり、上映延長へとつながったようだ。
2019年09月25日元SMAPの草なぎ剛が14日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた主演映画『台風家族』(公開中)の全国89館生中継舞台挨拶付上映イベントに、共演のMEGUMI、甲田まひる、藤竜也、市井昌秀監督とともに登壇した。「サンキューベリーマッチョ!」「I LOVE 剛、I LOVE 台風家族」「まんまん満足」と最初からハイテンションの草なぎは、「最初から空回り」と自分でツッコミ。そして、「ここ六本木も満員御礼で僕満足なんですけど、88館の地方のみなさんも足を運んでくれてありがとうございます」「公開も危ぶまれていて、こんなにたくさんの方が毎日来ていただいて、本当にうれしく思っています」と感謝の思いを語った。市井監督も「紆余曲折ありましたが公開され、たくさんの方に見ていただいて2週目を迎えられることをうれしく思っています。本当にありがとうございます」と観客に感謝し、「草なぎさんがいてこそシナリオが進んだ。小鉄という台風のような人物が草なぎさんで本当によかった。まだまだキャンペーンは続くし、また草なぎさんと全国を回れることをうれしく思います。ありがとうございます」と草なぎにも感謝の思いを伝え、2人でガッチリ握手を交わすと会場から拍手が。なお、全国で舞台挨拶を行っており、「先行上映から数えて今日で25回。草なぎさんとも23回」と明かした。草なぎにとっても特別な作品になったようで「僕自身も素敵な作品に出会えたのが本当に幸せなことで、これを機に頑張っていこうと思います」としみじみ。そして、「本当にたくさんの人に支えられて僕は作品に出演しています。今日も全国各地の劇場から応援してていただいて、みんなの力を借りて頑張っていくしかないので、これからも手を取り合っていい作品を。そして、台風家族あと13日間、最後まで手を抜かず、1人でも多くの方に幸せを感じていただけたら」と感謝の思いを込めながら語った。草なぎは去り際まで映画をPR。「サンキューベリーマッチョ!」「#台風家族あと13日」などとハイテンショントークで盛り上げた。本作は、主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、9月6日より3週間限定で公開中。世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語で、鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。
2019年09月14日元SMAPの草なぎ剛が14日、都内で行われた主演映画『台風家族』(公開中)の全国89館生中継舞台挨拶付上映イベントに、共演のMEGUMI、甲田まひる、藤竜也、市井昌秀監督とともに登壇。台風15号により被害を受けた千葉県の被災者に向けて、「心を強く持ってもらいたい」とメッセージを送った。草なぎは「『台風家族』ということで、先にお話したいんですけど」と切り出し、「千葉のほうがすごく大変なことになっていまして、今もなお大変な生活をされている方がたくさんいらっしゃると思うんですけど、心を強く持ってもらいたいと思っています」とエール。「『台風家族』のスタッフ・キャスト一同、心からお見舞い申し上げます」と伝え、登壇者全員で頭を下げた。本作は、主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、9月6日より3週間限定で公開中。世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語で、鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎは、「ここ六本木も満員御礼で僕満足なんですけど、88館の地方のみなさんも足を運んでくれてありがとうございます」と感謝し、「公開も危ぶまれていて、こんなにたくさんの方が毎日来ていただいて、本当にうれしく思っています」と喜びを語った。
2019年09月14日9月6日より3週間限定で公開されている草なぎ剛主演の『台風家族』。『箱入り息子の恋』(13)などの市井昌秀監督が12年間温めていたオリジナル脚本を映画化した本作は、両親の起こした銀行強盗が時効になった10年後、実家に集まった4人兄弟が遺産分与をめぐって生々しい争いをする姿をシニカルな笑いで描いたもの。長男・小鉄を演じる草なぎに何かと注目が集まりがちだが、彼と対峙する三男・千尋をほかではあまり見られないユニークなキャラで体現した中村倫也の存在を見逃すことはできない(以下、一部ネタバレを含みます)。昨年の7月11日、栃木市藤岡町の撮影現場にはそんな中村の姿があった。この日がNHK連続テレビ小説『半分、青い。』の撮影終了間際だった彼の撮影初日で、映画の様相を一変させる千尋の登場シーンの撮影。ほかの兄弟やその家族に遅れ、思いがけない形で登場する中村は『半分、青い。』の朝井正人の風貌とは違い、髪はボサボサ、本作のためにオリジナルで作ったというトボけたTシャツを着ていて完全にニートにしか見えない。ところが、このシーンでは、そんな彼が兄弟たちの前に立ち、壁にかけられたニワトリの絵を指さしてとんでもないことを言い出すのだ。中村の指の先をよく見ると、ニワトリの目に超小型カメラのレンズが。それに気づいた小鉄(草なぎ)が「と、盗撮していたのか!?」と切り込む。すると、それに反応するように千尋がボソボソと「事件があった10年前、兄貴はリストラ、京ニイ(次男)は超多忙な青年実業家、麗奈ネエ(長女/MEGUMI)はバツイチ…みんなキャッチ―なんだよ!」と言って、家族の醜い争いを全世界に配信していた驚きの事実を告白する。そんな一連が猛暑の中、長回しでじっくり撮られていったのだが、すでに撮影を数日行い、兄弟感が自然に滲み出ているほかのキャストと中村の芝居のテイストが若干違う。分かりやすさを重視するドラマの説明的な芝居がまだ残っていたのかもしれない。だが、市井監督が彼のそばに駆け寄り、ひとこと言うと、兄や姉を羨む、どこにでもいそうな甘ったれた三男坊にガラリと変身。これには市井監督も「僕のひと言で芝居を合わせられるあの力量はスゴい。どういうメカニズムになっているのか、僕には分からない」と絶賛! さらに「『みんなキャッチーなんだよ!』だけは語気を強めて」という監督の指示も瞬時に取り入れ、この何とも不思議なニュアンスの見せ場を完全に自分のものにしていた。しかも、庭の物置に作ったユーチューバーとしての配信ベースを兄弟に公開する次のシーンでは、自分の裸を流され、殺意を覚えた麗奈に千尋が突き倒される展開だったが、ここでは殴られながら「裸どころか、オマエ、さっき店で(恋人と)何やってたんだ!?」と切り返す反射神経のよさを見せ、優れた身体能力で生々しい見事な倒れ方をしたから流石。その段取りでは共演者たちから「ケガをしないように」と声をかけられていた中村倫也は、久しぶりに顔を合わせた兄弟のように、あっと言う間に家族の一員になっていた。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月13日草なぎ剛主演×市井昌秀監督による映画『台風家族』(公開中)の新たな場面写真が12日、公開された。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家のめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎが今までの配役で“一番クズ”な役と称する鈴木小鉄の知られざるバックボーン・・・それは、稼業である葬儀屋は継がず、大好きな映画の世界に飛び込むべく、役者になるため家出をしたという過去。そんな小鉄が、売れない役者として多種多様な役柄に挑戦していた若手時代の写真がこのたび公開された。公開された場面写真で小鉄が演じているのは、カフェ店員の役(台詞は「お待たせしました。Bモーニングです」)、暴力団事務所前で掃除中の新人ヤクザ役、社長の逮捕を知って刑事に詰め寄る建設会社社員B役、ゾンビ役とさまざまだ。本作が公開して早くも1週間。公開4日目には、プロデューサー書き下ろしの制作の裏側などを赤裸々に語られたパンフレット1万部が完売の劇場が続出、さらなる販売を希望する声が配給会社に多く届き、1万部増刷を決定した。そして、公開6日目となった昨日の水曜日には、興行収入1億円を突破し、快晴ヒットスタートを切った。公開2週目となる今週末14日には、全国89館・生中継舞台挨拶付き上映を実施予定。「数回観ても常に新しい発見がある」と評判の市井監督の綿密に練られた脚本によって、“台風家族の謎”をさらに解き明かしたい全国の観客の質問を受け付ける“参加型イベント”として行われる。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月12日9月7日、8日の全国映画動員ランキングは、赤坂アカ原作の人気漫画を主演・平野紫耀(King & Prince)、ヒロイン・橋本環奈で実写化した『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』(全国291館)が初登場で首位を飾った。公開8週目の『天気の子』(全国363館)は2位、公開5週目の『ライオン・キング』(全国372館)は3位、公開3週目の『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(全国313館)は4位、公開5週目の『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』(全国353館)は5位と、先週の上位作品が並びはそのままに順位をひとつずつ下げている。そのほか新作では、暁佳奈のライトノベルを原作にTVアニメ化された作品のその後を描いた『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』(全国83館)が初登場6位に入った。草なぎ剛が主演を務め、『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督と組んだ『台風家族』(全国96館)は初登場11位につけている。次週は『ある船頭の話』『記憶にございません!』『人間失格 太宰治と3人の女たち』『BanG Dream! FILM LIVE』『プライベート・ウォー』『僕のワンダフル・ジャーニー』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』2位『天気の子』3位『ライオン・キング』4位『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』5位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』6位『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』7位『引っ越し大名!』8位『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』9位『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』10位『トイ・ストーリー4』
2019年09月09日思いがけない事情で公開が危ぶまれていた草なぎ剛主演の映画『台風家族』が、この作品を観たいと訴えるファンの後押しもあって、9月6日に公開を迎えた。『箱入り息子の恋』(13)、『ハルチカ』(17)などの市井昌秀監督が12年間温めていたオリジナル・シナリオの映画化した本作は、銀行強盗をして行方をくらました両親の“見せかけ”の葬儀に集まった4兄弟とその家族が遺産分与をめぐって醜くも激しい争いを繰り広げる姿を炙り出すもの。兄弟だからこそ容赦なく炸裂するその剥き出しの感情は傍から見たら滑稽だが、当事者たちにとっては真剣そのもので、昨年7月11日に栃木市藤岡町の撮影現場に潜入したときも、一家の長男・小鉄を演じた草なぎ剛がいままでに見たことのないダメでクズな中年男を生々しい形相で演じている姿を目撃することができた(以下、一部ネタバレを含みます)。この日の撮影は、10年ぶりに実家に戻ってきた兄弟の骨肉の遺産争いを中村倫也の演じた三男の千尋が盗撮し、全世界に配信していたことが分かる面白いシーン。少し前まで実際におばあさんが住んでいたロケセットの日本家屋もぴったりの雰囲気だったが、気温が40度近くて、カメラが回る本番は扇風機も止めるため、現場はサウナ状態に。全員が汗だくなのが離れたところからでも分かったが、その極悪に環境が草なぎを始め、長女の麗奈を演じたMEGUMI、小鉄の妻に扮した尾野真千子ら出演者のイライラを募らせて、映画的にはいい効果になっていた。しかも、市井監督は長回しが多く、俳優陣から生の芝居が出てくるまで何度でもテイクを重ねるため、現場はどんどんヒートアップ。千尋の告白を聞いて「オマエ、盗撮していたのか?」と声を荒げる草なぎの声もどんどん迫力が増していったが、何度テイクを重ねても、当然のことながら誰も不平を言うものはない。それこそ草なぎは、撮影の合間には共演者たちに声をかけて現場の空気をやわらげたり、考え込んでしまう監督をほどよくイジッて緊張をほぐしたりして、座長として現場をさりげなくサポート。だが、カメラが回ると豹変したように汚い言葉で毒つき、千尋の配信が儲かると分かった瞬間に「いいじゃないか、配信続けよう」と絶妙な変わり身の早さを見せ、劇中の人物だけでなく取材陣も驚かせた。それにしても、この日の草なぎは舌好調で、囲みの取材の場では「このお茶、誰のか分からないけれど、栓が開いてないから飲んじゃおう、僕、このお茶のCMをやっていたから」と言って笑わせたり、市井監督に「草なぎさんと初めてお仕事をされていかがですか?」「小鉄役は僕をあてがきしたんですか?」と自ら質問したりして大暴走!完成した映画では、その充実ぶりが形になって全開しているのは言うまでもない。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月09日俳優の草なぎ剛が、映画『台風家族』(9月6日公開)で、世界一“クズ”な一家の長男役を熱演している。本作は、主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定。草なぎにインタビューし、公開決定の思いとともに、この作品によって引き出された新たな自分や、自身のクズな一面について話を聞いた。市井昌秀監督が構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にした、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた本作。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田まひるが演じた。――上映を望む声が多く寄せられ、公開決定に至ったということですが、改めて心境をお聞かせください。みなさん心配してくださって、配給会社にお便りを送ってくれたり、SNSを通して声を上げてくれたり、そういう作品を期待してくださるファンの方がいなかったら公開は絶対無理だったので本当に感謝しています。ありがとうございます。――本作で、自分も知らない一面を市井監督から引き出してもらえるのではないかと話されていましたが、実際に引き出されたなと思う一面はありましたか?市井監督とは、“水と油”みたいな感じで最後まで分かり合えずに終わってしまったんですけど、それがよかったなと。――分かり合えず!?監督はすごい真面目で、すべてに真剣に向き合うタイプなんです。僕はいい意味でラフ、悪い言葉で言うと不真面目(笑)。適当にやるくらいのほうがお芝居もうまくいくタイプだったので、最初は監督のことが嫌で(笑)、でも仕事って面白いもので、「監督大丈夫かな?」みたいなほうが、完成したときに自分自身も見たことない表情に出会えたり、そういった面で監督と分かり合えなくてよかったなと。僕はいつも台本を読まないで現場に行くような感じなんですけど、今回は真面目にやるのもいいなと思って、台本を読んでいた時期もありました。『台風家族』のお仕事を決めるときも、尾野真千子ちゃんが出るって聞いただけでやるって決めて、本も読んでいるふりをしていたんですけど、尾野真千子ちゃんがOKするってことはいい本なんだろうと思って。でも、いろんな意味で監督には引き出されました。だんだん監督の熱意や真面目っていうのが僕の中に浸透してきて、すごいなこの人って尊敬するようになって。みんなを巻き込んでいて、それこそ監督は“台風の目”でしたね。うまいですね、今のコメント(笑)。――うまいです(笑)完成したものを見たときも、新たな自分と出会えましたか?そうです。この映画は、「新しい地図」という新しい環境になって初めての(単独)主演の映画でしたし、無意識の中で頑張ろうという自分もあったせいか、空回りしたり力が入りすぎるところもあるのかなと思ったんですけど、うまく監督が僕をコントロールしてくれて。僕の役はクズだけど最後はほろっとさせるあたりとか、新たな僕の表情がスクリーンに出ていると思います。初めて市井監督の世界に触れて戸惑うこともあったんですけど、それも結果的にめちゃくちゃいい方向に転び、監督に感謝しています。――クズでありながら憎めない小鉄との共通点はありますか? また、ご自身のクズだなと思う点を教えてください。基本的にクズです。すぐ帰りたいと思っているし(笑)。家に愛犬のクルミちゃんがいるからすぐ帰りたくて、それを言うと最近ファンの子が怒るんですよね。「剛くん仕事中なのにクルミちゃんのことばっかり考えている」って。申し訳ないと思いますが、やるときはちゃんとやるんで! でもそこがまずクズですよね、早く帰るために真面目を演じているわけですよ。真面目に監督の意見を聞いてその通りにやると早く帰れるので。僕は1秒でも早く帰りたいから話を聞いているだけなので、クズですよね。根っからのやばいヤツというか(笑)――クルミちゃんと生活するようになって早く帰りたいと思うように?でも、その予兆は昔からあったと思います。だいたい冷房効いているところが嫌いで、冷房を消すんですけど、そうするとみんなまたつけるんです。うちの(香取)慎吾ちゃんとかすごい冷房好きで、俺が消してもすぐつける。でも僕もつけないと嫌なときもあって、つける瞬間を見られると「あいつ冷房嫌いなのに」って思われる。そう思われるのが嫌で、見られるとめちゃくちゃ帰りたくなるんです。こんなこと言いつつ仕事は好きなので、皆さんお仕事ください(笑)――市井監督に引き出された“真面目な自分”はいかがでしたか?お芝居などは答えがないものだなって再確認できました。監督と離れると真面目ではない元の自分に戻ってしまうんですけど、つかんだつもりなのに一晩寝たら消えてしまうっていうのが人間なんじゃないかなと。真面目な自分も抱きしめておこうぜって思うけど、忘れていなくなっちゃったらまた探せばいいじゃんって。だから、正解とか答えってなくていいんだと、監督に教わりました。その現場現場で対応していくのが大事なんだって。だからこれからも不真面目に生きていこうかなと思います(笑)――より柔軟になったということですね?そうですね、より柔軟に! 私、ユーチューバ―ですから!■プロフィール草なぎ剛(くさなぎ・つよし)1974年7月9日生まれ、埼玉県春日部市出身。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。主な出演映画は『黄泉がえり』(03)、『日本沈没』(06)、『あなたへ』(12)、『まく子』(19)など。『僕と彼女と彼女の生きる道』(04)、『任侠ヘルパー』(09)など数多くの話題のドラマや『バリーターク』(18)、『道』(18)などの舞台作品でも注目を集め、演技力にも定評がある。17年9月には稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げ、18年には自身が主演した『光へ、航る』を収めた映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間の限定公開ながら28万人以上を動員する大ヒットを記録。YouTuberとしても活動している。
2019年09月07日元SMAPの草なぎ剛が主演を務める映画『台風家族』の初日舞台挨拶が6日、都内で行われ、草なぎ、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、若葉竜也、長内映里香、榊原るみ、藤竜也、市井昌秀監督が登壇。MEGUMIは、中村倫也への劇中での暴力を謝罪した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。舞台挨拶ではそれぞれ撮影エピソードを語り、MEGUMIは「中村くんに事あるごとに役で暴力を振るっていて、今回どうかなと思っていたら結果、暴力を振るう形になって、ごめんね」と謝罪。中村は笑い、「(暴力)3回目くらいなんですよね。過去2回は夫婦なんですよ。今回は姉弟」と補足した。そして、「MEGUMIさんには中村をはたかせたいというのがあるんでしょうかね?」と推測すると、MEGUMIは「そういう世の中の願望にこれからも応えていきたいと思います」と宣言し、中村は爆笑した。また、中村は、自身が演じた千尋が包丁を持って暴れるシーンを振り返り、「結構長回しで、映っていないところでもずっとやっていて。僕が包丁を向けると、若葉が声が枯れるまで叫んだり、草なぎさんがものすごい驚いてくれたり、それが楽しかったです」と包丁を手にしている動きをしながら説明。「素に戻ってニヤニヤしてやってましたね」とうれしそうに話した。
2019年09月06日元SMAPの草なぎ剛が6日、都内で行われた主演映画『台風家族』の初日舞台挨拶に、共演のMEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、若葉竜也、長内映里香、榊原るみ、藤竜也、市井昌秀監督とともに登壇した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した本作。草なぎは「いろいろなことがあって、公開にたどり着けることができるのは、みなさんの応援の声が大きく届いたおかげ。『初日公開おめでとう』という言葉がこんなにグッとくる日は初めてです」と心境を明かし、「この作品がみなさまのところに届けられるこの日を感謝しています」とあいさつした。市井監督も「公開を迎えられたこと本当にありがたく思っています。応援してくださったみなさんの声が後押しになって、こういった決断をしていただけたと思っています。本当にありがとうございます」と感謝。「スタッフ、キャストの力があって映画が完成したと思っていましたが、応援してくださるみなさんの力があって公開できたと思っています」と目を潤ませながら語った。監督の強い思いを聞き、草なぎは「本当に監督が台風の目になって僕らを引っ張ってくれて、最後は監督のためにこの役を演じようと思ったくらい。監督がうれしい顔をしているのを見ると僕らもすごくうれしいです」と優しい表情でコメント。そして、「ね! みんなよかったよね、できて。やったよね!」と突然、陽気なテンションに変えて笑いを誘った。また、草なぎは「倫也くん話してよ! 監督どうでした?」などと共演者に話を振り出し、中村は爆笑した後、「現場でも熱い思いを感じていました。多くの方に今日から見ていただけるというのは僕たちもうれしいですけど、何より監督良かったねっていう気持ちです」と心境を告白。そして、「今日は進行してくださる感じで?」と草なぎにツッコミを入れ、再び会場から笑いが起こった。本作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。
2019年09月06日“いい人”キャラの草なぎ剛が、金に汚く、娘から「自立しろよ」とまで言われしまうクズでゲスな中年男を振り切った演技で体現した『台風家族』(9月6日公開)。本作は『箱入り息子の恋』(13)の市井昌秀監督が12年間温めてきた念願の企画を映画化だが、主人公のキャラは半ば草なぎをイメージしたものだというから驚く。映画は両親が銀行強盗で強奪した2000万円とともに失踪してから10年後、時効の成立とともに久しぶり実家に集まった4兄弟が遺産分与をめぐって醜い争いをする姿をシニカルに描いたもの。そこではキャスト陣の剥き出しの感情がぶつかり合うが、市井監督は兄弟の中でも最もゲスでクズとして描かれる主人公の長男・小鉄役には最初から草なぎ剛を想定していたという。果たしてその真意と、キャスティングされた草なぎがもたらした功績とは!?――『台風家族』は市井監督が12年間温めていたオリジナル脚本の映画化なんですね。そうなんです。アイデアのもとになったのは幼いころの出来事です。大型の台風が来て街中が停電になったことがあったんですけど、夜中、台風が去った後、家族で外に出てすごくはしゃいだ記憶が鮮明に残っていたので、台風と家族をつないだ映画を撮れないかなと思ったのが最初で。数年前からオリジナル脚本の映画を撮りたいと思い始めたときに、それをもう一度持ち出してきたというわけです。でも、実はこの映画の撮影に入る前は、もともとのものをベースにしながら脚本を書くために、昼はポスティングの仕事、夜は執筆という日々を送っていました。そんな経緯があったので、去年、撮影で現場にいたときはたまらなくうれしくて、とても幸せでしたね。――本作で醜い遺産相続争いを繰り広げる鈴木家の4兄弟は、特に本当の兄弟に見えることを念頭にキャスティングされたそうですが、その長男・小鉄役に草なぎ剛さんを起用されたポイントは何だったのでしょう?草なぎさんの少し無骨な役やものすごくいい人の役は見たことがあるけれど、人間臭い平凡なズルさや醜さを持ったそのへんにいそうな人間の役は見たことがないなと思って。しょうもないことを大人になったいまも根に持っている、小ズルい小鉄を草なぎさんが演じてくれたら面白いだろうなと考えたんです。――草なぎさんの中にもそういう部分があるのではないか? と思われたわけですね。というより、そういう草なぎさんを僕が見たいという期待の方が大きかったです。これまでの彼は役柄的にもスター性の強いものが多かったと思うんですけど、草なぎさんがしょうもないことにこだわって、小っちゃいことを執念深くやるところに面白みが出るような気がしたんです。それこそ、劇中で小鉄は三男の千尋(中村倫也)のことを「このクソボケフニャチンカス野郎!」ってバカにしますけど、あの最低なセリフも草なぎさんが言ったら面白いだろうな~と思いながら書いたところがあるんですよね(笑)。――それにしても、ここまで草なぎさんが振り切って、クズになりきっているとは思いませんでした(笑)。頑張らない努力をしていただいたような気がします。演じるときにはどうしても力が入ってしまう。でも、僕は草なぎさんの小鉄を見たかったし、すべてのキャストに求めたことですけど、わざとコミカルな演技をするのではなく、あくまでもそこに実際にいる人間でいてもらいたかったんです。そうすると頑張らなくていいのかなという思考になるし、その人自身が滲み出る。みなさんけっこう悩まれたと思いますが、ご自身に近い生身の人間で現場にいてくれたと思います。――草なぎさんが小鉄になったと思われた瞬間はいつですか?10年前の回想シーンからクランクインしたんですけど、実際には10年ぶりに訪れた実家の中に入ってからですね。部屋に入ってきた途端に、壊れて動かない扇風機をバーンと叩き、すぐに物置の方へ行くくだり。あの衝動的で短気な言動を見せた草なぎさんを見たときに、ああ、これが小鉄なんだ! って思いましたから。――草なぎさんが演じたことでよくなったところや、監督が想像していた以上のものが出てきて驚かれたようなことは?暴れるときの迫力はとんでもなかったですね。例えばタンスの引き出しをバーンって出して、中の物を投げ散らかしながら暴れるシーンを長回しで撮ったときも、テストを入れると7テイクぐらいやってもらったんです。でも、草なぎさんはそのすべてのテイクを熱量を変えずにやってくれたので、草なぎさんだからこその迫力のある小鉄になった。しかも、その要所要所に弱さが垣間見えたのがよかったんですよね。――弱さですか?小鉄ってどこか中二的なところがあって、派手に暴れれば暴れるほど弱さが見えるタイプの人間だと思うんです。草なぎさんがそこをどこまで考えてやったのかは分からないけれど、仕上がったものを見ると、ただ暴れているのではなく、弱さを隠すために暴れている感じもしっかり醸し出されていて。そんなところまで、すごく繊細に演じていただいたなと思っています。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月06日