お正月に増えた体重がなかなか減らない。年末年始のお休みで不摂生をしたせいで、肌の調子がいまだに悪い…という方はいませんか?「そのうち、そのうち」と対策を怠っているうちに、それが定着してしまうかも。そこで今回は、すぐに結果を出すために、ハリウッドセレブたちの美容事情をご紹介しましょう。ハリウッドのセレブリティといえば、役作りやここ一番の仕事のために身体を改造することでも知られ、その変わり身の速さは驚くほど。そして女優たちはといえば、40歳、50歳、60歳になっても、驚くほど若々しくて、実に羨ましい限り。でもそのためには、陰で並々ならぬ努力をしているというのが実情です。むしろ、それをやらなければ、役を降ろされたり、仕事が減ったりと、女優生命に関わってくるのだから、私たちより必死なのも当たり前。そんな彼女たちの素顔、そして影の努力をよく知っているのが、ハーバード大学医学部内科教授の根来秀行先生です。根来先生は、世界最先端のアンチエイジング研究に精通。「身体革命世界最先端のアンチエイジングの法則」の著者でもあります。そこで、気になるハリウッドのアンチエイジング事情についていろいろ伺ってきました。「僕のところには、多くのセレブたちが診療・相談に訪れます。アンチエイジングのためというだけではなく、健康のためという人も多いんです。ハリウッドの俳優たちは、無理のある生活を送っていたりするもの。不規則な生活、役作りで体重を増減するという“無理”、そして大きなストレスにより、不具合が出やすいんですね。彼らは、一般の人たちよりも、はるかに疲れています。無理や不規則な生活、睡眠不足、ストレスなどは、老化の促進につながってしまいますから、アンチエイジングのためにもセレブたちには健康には人一倍気を使っている人が多いんですよ」。ヨガやマクロビオティック、ローフードダイエットなど、多くの健康ブームがセレブリティ発だったのもそのせいだったのですね。「しかも、銀幕のスターは、オンとオフとの差に悩むこともしばしば。最近の映画はデジタルで処理されていて、映画の中で役を演じているときと本当の自分とに格差を感じ、その部分で悩みやストレスを抱えていたりするので、近年はよけい健康や美容に神経を使っているようです。美容外科的アプローチに頼る人もいますが、医師としてはできれば、自然の状態でベストに近づけるように気をつけてあげたい。できるだけ内側から綺麗になるようにしてあげたいんです。例えば、コアマッスルを鍛えて、内臓脂肪を減らし、代謝をアップさせて体型を維持しながら、健康を保つというように指導して。特にハリウッドセレブの場合、外見を美しく保つことも重要。そうでなければ、深刻な事態に陥りますからね。仕事にも影響しますし。ですから、一般の人に比べて、ものすごくストイックですよ。見られることがモチベーションにはつながっているようです。撮影が近づくと、アドバイスを求められることも多いですね」。そう話す根来先生が、セレブたちに実際に行っているアドバイスについて、具体的に伺ってみると。「まず、すぐに体型を変えたいからといって食事を抜く、その恐ろしさについて説明します。食事を抜けば、当然一時的に体重は落ちますが、身体機能を維持するために大切な筋肉も衰えてしまいます。筋肉は脂肪燃焼にも、より良い代謝率のためにも、必要なもの。適度に筋肉があると、痩せやすい身体になるんです。でも、運動をせずに食事だけのカロリー制限で痩せようとすると、本来体が必要としているビタミンやミネラルが大幅に不足し、次第に筋肉も萎縮。筋肉が減ると、安静にしているときの基礎代謝が大幅に減ってしまい、結局は痩せにくい体質になってしまうのです。これが、リバウンドの最も恐ろしいところ。まずは、それを理解してもらいます。そうでなくても、年齢を重ねると筋力が落ちていきます。そういった基礎的なことを理解してもらい、美容のためだけでなく、本当の意味での美しさにつながる健康維持の大切さ、良いサイクルを維持する必要性をまずは伝えていくんです」。これまで、食事を抜く、ダイエットサプリに頼る、整形をするなど、様々な選択肢の中で試行錯誤してきたセレブたちだからこそ、その分だけ健康に対する知識も関心も深い。もはや、不健康で短絡的な方向には見向きもしないということなのでしょう。「そんな彼らに支持されたのが、アメリカで1977年に発表されたマクガバン報告です。当時のアメリカでは、生活習慣病患者が増加し、看過できない状況になっていたんですが、それを防ぐのに重要なのが食生活であり、油を減らして穀類を増やし、野菜、魚なども組み合わせる日本人のような食生活を送るのが理想的だというのが伝えられたんです。それがいまも刷り込まれていますね」。よく、日本に来日したセレブリティたちが、「日本食大好き!」と言っているのは、そのせい。決してお世辞ではなかったわけです。健康に関する流行には人一倍敏感なセレブリティたち。では、いま彼らが注目しているものとは?「ここで登場するのが“カロリーリストリクション”というメソッドです。これは、ハーバード大学のアンチエイジング研究所の研究成果を応用したもの。身体に必要不可欠な栄養素はバランスよく摂り入れた上で、毎日の総摂取カロリーを一般的に標準とされている総摂取カロリーの7割程度に抑えるものです。これは、食事面から若さを保つ方法として、現在とても重要な位置を占めています」。では、なぜ総摂取カロリーを抑えることが、アンチエイジングにつながるのでしょう。「カロリーリストリクションを行うと、サーチュインという酵素が活性化することがわかっています。動物を使った実験によると、サーチュインが活性化すれば、遺伝子の保護や、細胞寿命の延命作用が起こり、大幅に寿命が延びることが判明。サーチュインをコードする遺伝子は長寿遺伝子と呼ばれているのですが、これがその理由です。さらに、最新の研究では、アンチエイジングホルモンをも増加させ、メタボリックシンドロームを抑えることもわかってきました。単に摂取カロリーを下げるだけではなく、質の良い食生活を送りながらカロリーリストリクションを行うことで、老化の原因とされるフリーラジカル(身体をさびさせるもので、肌のしみやしわの元凶でもある)を除去したり、フリーラジカルによる障害修復機能を高たりすることも分かってきていて、その結果、老化の速度が抑えられると考えられています。ホルモンバランスをはじめ、全身の状態が改善されるため、体型もスリムになり、見た目の若々しさも保つことができるのだと考えられますね」。うわさによると、マドンナやジョディ・フォスターらが年齢を重ねても若々しいのは、どうやらこのあたりに秘密があるようです。さらには、ワイン好きが喜びそうなこんなお話も。「そもそも、アンチエイジングのためには、お酒の飲みすぎはよくないのですが、最近のハーバードの研究で、赤ワインに含まれている“レスベラトロール”という物質が、長寿遺伝子を活性化することを立証しました。カロリーリストリクションを行っても、同じ長寿遺伝子が活性化され、寿命が延びるとされていますが、レスベラトロールを取り入れること(=少量の赤ワインを飲むこと)は、擬似的なカロリーリストリクション状態を作り出しているということなのです」。この“レスベラトロール”は、すでにサプリメントとしても販売されていて、ハリウッドセレブの間でも注目されているのだとか。先生ご自身も、無理をしたなと感じたときにカロリーリストリクションを実践し、レスベラトロールを摂り入れているそうで、その効果を実感していらっしゃるとか。だからこそ、患者たちにも勧められるんですね。1週間単位で行うだけでも、十分に効果は実感できるそう。季節の変わり目、ここ一番の時期などにうまく取り入れて、一度コツをつかめば、難しくないと根来先生。ただ、忘れてはいけないのは、質の良い食、十分な睡眠、適度な運動のすべてが、互いに関係しあって成り立っていることを理解し、バランスの良い生活を送ることなのだそうです。「ハリウッドセレブやスポーツ選手など、不規則な生活や時差を伴う移動が多い生活をしています。そこで、食生活、睡眠、運動についての指導も行い、若さを保つ秘訣であるアンチエイジングホルモンの分泌をたっぷり促す生活を指導しています。朝はすっきり目覚めて、日中は軽い体で活動し、夜は快適に眠りに落ちる。そんな当たり前の体調へと整えるよう心がけています」。運動の面ではいま、セレブの間で話題となっている最新メソッドがあるのだとか。「いま、『カロリーリストリクション』の発想がキーとなっている、“バレトン・メソッド”がニューヨークではやり始めています。バレエ、ピラティス、ヨガと組み合わせ、コアマッスルを鍛えるというメソッド。これから、日本にも入ってきて、流行するのではないでしょうか」。ほかにも、アンチエイジングに関係する様々なお話を伺いました。ここでご紹介できないのが、とにかく残念!もっと深く知りたい方は、先生の著書「身体革命世界最先端のアンチエイジングの法則」をぜひ手にとってみてください。アンチエイジング医学の最先端の話だけれど、分かりやすくて、実践しやすい。世界最先端の研究に基づいた若さを保つ健康術や、若さを保つ5つの法則、若さを保つ食生活の実践法、カロリーリストリクションについて、睡眠、運動、デトックス法、リラックスの大切さ、サプリメントの活用法などが具体的に書かれているので、すぐに活用できるので必読です。また、根来先生は今年も数冊、最先端の健康アンチエイジング本を出版予定です。今後もその活動から目が離せません!ハリウッドセレブの美しさは、努力の賜物。それならば、私たちにだって努力次第でセレブ級の美が手に入るかも。ぜひ、真似してみて!(text:June Makiguchi)上写真は『噂のモーガン夫妻』の一場面。こちらでもご紹介!verita「BEAUTY最先端!本物のエイジングケア」プロフィール:根来秀行1967年生まれ。東京都出身。医師、医学博士。専門は、内科学、腎臓病学、循環器病学、代謝内分泌学、抗加齢医学、遺伝子治療、美容内科ほか、多岐にわたる。東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了。東京大学医学部内科、同大学大学院の講師を経て、ハーバード大学医学部内科教授に。ブリュッセル自由大学、東京医科歯科大学での教授も兼任。日本抗加齢医学会評議員、米国抗加齢医学会顧問。世界最先端の研究に携わっている。■関連作品:噂のモーガン夫妻 2010年3月12日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開■関連記事:セレブカップルをあの2人が名演!『噂のモーガン夫妻』鑑賞券を5組10名様プレゼントサラ・ジェシカ・パーカー&ヒュー・グラントが最新作プレミア出席ヒューの元カノもラブコメ界、英米の横綱が初共演!ヒュー・グラント&サラ・ジェシカ最新作の画像解禁
2010年02月19日こんにちは!みなさん、素敵な年末年始を過ごし新年をスタートをさせたことと思います。さて、今年最初のニュースをお届けしますね。昨年のコラムで少しご紹介した、あの作品についての続報ですよ。まず、2009年の私のお気に入り映画のひとつ、J.J.エイブラムス監督による『スター・トレック』から。彼は、“トレッキー”と呼ばれるオリジナルシリーズのファンはもちろん、私のようにオリジナルを知らない人々をもうまく惹きつけることに成功したと思います。さて、そんな本作の続編が2012年の6月29日に劇場公開されることがつい先日発表されました。そのあらすじと出演キャストについては、関係者からのコメントは全くありませんが、前作も製作に携わった「LOST」の共同製作者デイモン・リンデロフが脚本を手がけること、そしてJ.J.が再びメガホンを取ることは決定しています。また、新キャプテン・カークことクリス・パインを再びスクリーンで見れることでしょう!次に、『ジュラシック・パーク』シリーズも新たな動きが出始めてます。『ジュラシック・パークIII』(写真)の監督、ジョー・ジョンストンは新作の製作にあたっていることを公表しており、前作とは全く違うアプローチとなるこの新生『ジュラシック・パーク』3部作を自信を持ってファンに届けることを約束しています。『ジュラシック・パークIII』は2001年に劇場公開されましたが、その後の映像技術というのがめざましい進化を遂げたことを考えると、新シリーズがどれだけリアルで臨場感あふれるものになるか想像すると楽しみです。みなさんは、この新しく進化した『ジュラシック・パーク』を劇場に観にいきたいと思いますか?さて最後に、2011年にいよいよ公開されるのが、『ゴーストバスターズ3』です!以前にも伝えましたように、本作の監督・プロデューサーであるアイヴァン・ライトマンは、この3作目でも監督を務めます。脚本チームは、リー・アイゼンバーグとジーン・スタプニツキーが組んでおり、2人は脚本の第二稿に取り掛かっているようです。また、シガニー・ウィーバーは既に本作に出演することを公表しており、先日『アバター』のインタビューで、つい口を滑らせて『ゴーストバスターズ』のキャスト仲間、ビル・マーレイと再共演することを明かしてしまったのです!それがうわさじゃなくて本当に実現することを期待しましょう!(text:Lisle Wilkerson)© Jerry Watson/Camera Press/AFLO■関連作品:スター・トレック (2009) 2009年5月29日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Star Trek (2009) Directed by: J.J. Abrams Photo Credit: Industrial Light and MagicTM & Copyright ©2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:ブランジェリーナにザック、ロブ…写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【前編】オスカー前哨戦のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でG・クルーニー新作が4冠【ハリウッドより愛をこめて】ハリウッド一セクシー男子は『フットルース』のあの人!『スター・トレック』エリック・バナ、ヒュー・ジャックマンほど上手に歌えない?ザッカリー・クイント『スター・トレック』で役になりきり初めて感じた疎外感とは?
2010年01月18日1本目のオススメは、ほろ苦く甘酸っぱいラブストーリー『(500)日のサマー』。「自分の愛する相手が自分を愛していることほど幸せなことはない」。そんな恋愛の真理を胸きゅんタッチで教えてくれる珠玉の一作だ。主人公は、夢はあるけれど追い求める気合いの足りない青年・トム。優しさと頼りなさが背中合わせにあるような彼が、クールでドライな女性・サマーに恋をし、関係を築き、恋に破れ、傷つき、成長していく。その間、500日をくるくると行き来しながら、恋のあんな瞬間やこんな瞬間を突きつけていくスタイルがシビアでユニーク。繊細な分だけうじうじ、夢見がちな分だけ能天気な繊細くん、トムの純情がお腹いっぱい伝わってくる。ただし、男目線を大威張りで掲げた物語ではあるものの、女性の気持ちも確実に把握しているのが本作の侮れないところ。恋を信じないのではなく、トムとの恋を信じなかったサマーの500日こそが恋愛の真理を物語り、“(500)日のサマー”は案外身近な存在であることを教えてくれる。恋してきた人も恋する人も恋したい人も必見!2本目のオススメは、モーリス・センダックの絵本を映画化した『かいじゅうたちのいるところ』。『アダプテーション』などでも非凡さを見せつけたスパイク・ジョーンズ渾身のファンタジーだ。主人公の少年・マックスは何だか上手くいかない日常への苛立ちを隠せず、家を飛び出して不思議な島へ。そこに暮らす“かいじゅうたち”と夢の王国を築こうとする。マックスを丸呑みできるくらい大きいかいじゅうたちが、どの子もどこか物悲しげで愛くるしくキュート。等身大の着ぐるみで実写撮影した上CGを施し、かいじゅうたちのふさふさボディやちょっとグロテスクな鼻、つぶらな瞳に息を吹き込んだジョーンズ監督のこだわりが光る。しかも、不思議な島には不思議な島なりの事情と人間模様があり、喜びも哀しみも、楽しさも痛みも、愛も憎しみも存在する現実感の妙。愛おしくなるほどファンタジー感たっぷりの作品世界の中で、切なくなるほど生真面目に現実と向き合うストーリーが心を震わせる。決して大仰ではなく、さり気なさが心憎いマックスの旅の終着点も出色!そして3本目のオススメは、主演のメリッサ・レオがアカデミー賞候補に挙がった『フローズン・リバー』。夫に生活資金を持ち逃げされ、息子ふたりを抱えて途方に暮れる白人女性が、北アメリカの先住民、モホーク族の女性を相棒に、不法移民を密入国させる犯罪に手を染めていく。食べ物にも困るほど貧しい暮らしを強いられるシングルマザーのレイと、夫に先立たれ、我が子を義理の母に奪われたモホーク族のライラ。異なる事情の世界に生きるものの、それぞれ追い詰められた人生を送るレイとライラの“共犯関係”が凄まじく、凍てつくニューヨーク州最北部の田舎町とカナダの国境を行き来する姿がやるせない。母親であるという共通の事情と感情を胸に、不運の連鎖にはまり、やがてひとつの結論に達する女性たちのドラマが感動的。雪に覆われた地を舞台に“社会”をシビアにあぶり出しながら、それでもどこか温かく、雪を溶かすほどほっこりと人と人の絆を描き、人間の可能性を信じる女性監督コートニー・ハントの人柄が感じられる。「主人公たちを理解し、最後には少しでも好きになってもらえたら嬉しい」。こう語るハント監督の願いが、きっと観客に届くであろう秀作。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOXかいじゅうたちのいるところ 2010年1月15日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.フローズン・リバー 2010年正月第二弾、シネマライズほか全国順次公開■関連記事:【どちらを観る?】2009年もあとわずか…年末年始オススメ映画レビュー第1弾2010年、最も活躍する俳優は?『かいじゅうたちのいるところ』Tシャツを3名様プレゼントラブコメ=女子映画と侮るなかれ力関係の逆転に共感?『(500)日のサマー』ゴールデン・グローブ賞候補が発表 G・クルーニーと豪華キャスト『NINE』一騎打ち?こども店長、タキシードでレッドカーペットに!英語操り、ハリウッドへ向け準備万端?
2009年12月21日師走の慌ただしいこの時期はなにかと外食が多くなる。おいしい料理を食べるのはもちろん幸せなことだけれど、外食が続くほど家でゆっくりと手料理を食べたくなったりもする。そこで、年末年始に公開される映画の中でまずオススメしたいのは『ジュリー&ジュリア』。主人公は料理家ジュリア・チャイルドと彼女の料理に魅了されたジュリー・パウエルという2人の女性。食べることが大好きなジュリアはパリでフランス料理に出会い、家庭のキッチンで誰でも作れるフランス料理を作れるレシピ本を作った実在の人物。そして、彼女のそのレシピ本が現代のニューヨークで生きるジュリーの生き方を変えるという人間ドラマだ。美味しそうなフランス料理はもちろん見どころ。でも、それ以上にジュリアとジュリー、2人の女性を陰ながら応援し続ける夫の存在も温かな気持ちにさせてくれる。愛する人、大切な人との食事がどれだけ幸せなことのなのか痛感するだろう。日本ではフランス料理というと、格式が高くとっつきにくい…と思われがち。けれど、この『ジュリー&ジュリア』を観れば、もっと親近感がわくはず!美味しい料理もいいけれど、もっと刺激的な世界を味わいたい!という人は『アバター』がオススメ。あの『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が構想14年、製作4年をかけたSF超大作で、3D映画としても注目を浴びている作品だ。今年は3Dアニメーションも数多く公開され“ハリウッド3D元年”と言われているが、その本命とされているのが『アバター』なのだ。キャメロン曰くこの作品を3D映画として製作した意図は、劇場で映画を観る人が年々減ってきている現在の状況に一石を投じるためなのだとか。いまはDVDやゲーム、インターネットの普及で自宅にいながら何でもできてしまう時代。けれど、本来映画の楽しみ方は、大きなスクリーンで大勢の人たちと同じ空間で楽しむことのはず。そんなイベント性を映画館に取り戻すことが彼の狙いだ。日本人にとってはあの青い皮膚のキャラクターはちょっぴり抵抗あるかもしれないが、惑星パンドラの美しさは一見の価値あり!また、恋人と、友人と、家族と、一緒に行く相手を選ばない万能選手でもある。最後に紹介するのは『かいじゅうたちのいるところ』。1963年に出版されて以来、世界中で愛され続けているベストセラー絵本を『マルコヴィッチの穴』などで知られるスパイク・ジョーンズ監督が実写映画化した作品。モーリス・センダック(原作)の世界観を一体どうやって映画にしているのか──原作ファンにはたまらなく魅力的な作品だ。また、驚くのは実写という点。主人公のマックスを生身の少年として見せるために、監督はかいじゅうたちを実際に作って撮影する方法を選んだ。現代の技術ならばかいじゅうをCGで描くことは可能、むしろCGで作って当たり前という時代であるのに、敢えて実写にこだわっているのが凄い。マックスがかいじゅうたちに触れて、寄り添って、抱きしめて…すべてがリアルに伝わってくるのは実写だからこそ。原作を読んで誰もが思い描いた世界観が期待以上の映像でスクリーンに映し出されることに感動!そして、マックスを演じる子役のマックス・レコーズの可愛さにも感動!(text:Rie Shintani)■関連作品:ジュリー&ジュリア 2009年12月12日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開アバター 2009年12月23日(水・祝)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開かいじゅうたちのいるところ 2010年1月15日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.■関連記事:サム・ワーシントン、今度は“英雄”ペルセウスに!来年公開の主演作の最新映像到着2010年、最も活躍する俳優は?『かいじゅうたちのいるところ』Tシャツを3名様プレゼントゴールデン・グローブ賞候補が発表 G・クルーニーと豪華キャスト『NINE』一騎打ち?こども店長、タキシードでレッドカーペットに!英語操り、ハリウッドへ向け準備万端?スパイク・ジョーンズ、かいじゅうにかじられ名誉の負傷?永作博美も駆けつける!
2009年12月18日いよいよ師走も半ばになりました。残り少ない2009年を、そしてこれから迎える2010年の年明けを、どう過ごすか決まりましたか?日頃、まとまったお休みがとりにくい人なら、この機会に国内外の旅行に出かけるのかもしれませんね。里帰りで親孝行という方もいることでしょう。でも、なかには私のように、ひたすら都内で過ごす…という人もいるはず。そんな人にぜひご紹介したい展覧会があります。世界屈指のジュエラーとして知られるヴァン クリーフ&アーペルの歴史的全貌を体験できる「ザ スピリット オブ ビューティー展〜時空を超える美の真髄」(六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催中)です。ヴァン クリーフ&アーペルとエステール・アーペルが、パリのヴァンドーム広場に最初のブティックをオープンしたのが1906年のこと。以来、100年以上にもわたり、世界中のセレブリティを魅了してきたことはご存知の通り。1992年に、パリで大規模な回顧展を開催してから約20年。ヴァン クリーフ&アーペルの全容とその輝かしい歴史、そして極めて高い芸術性を一度に体感できるとても興味深い展覧会が、世界に先駆けて、日本からスタートするこの展覧会なのです。この展覧会では、100年以上の歴史によって培われたおよそ300点のジュエリーや時計が一堂に会しています。展示品の総額は数百億円超え…。会場に一歩足を踏み入れれば、たちまちその世界観に魅了され、ため息が途絶えることがありません。展覧会場となっている3つのスペースは、4つのテーマで構成されています。「自然のスピリット」「エレガンスのスピリット」「冒険のスピリット」そして「インカネーション(美の化身)」。この展示を辿ることは、最高級ジュエラーの知られざる歴史や真髄に触れるようなもの。たとえ、ジュエリーを身につけることに興味はなくても、手が届かないからと諦めていても、美しいものが好きな人なら必ずや魅了されることでしょう。そんな展示会の守護神ともいえるのが、スピリット オブ ビューティー(トンボの妖精)のクリップ(1944年)です。身体はすべてラウンドのダイヤモンド。顔はルビーとローズカット ダイヤモンド。これは、億万長者のバーバラ・ハットンが購入した作品です。躍動感、官能、遊び心にあふれたこの作品は、夢とファンタジーのシンボルとして、時を超えて詩と夢と完成度を追求してきたヴァン クリーフ&アーペルの世界を象徴する存在なのです。いずれの展示もとても心躍るのですが、個人的に印象に残ったのが「自然のスピリット」と「インカネーション(美の化身)」でした。蝶や花、小鳥など、美しい自然の息づかい、生命の驚異を讃えている「自然のスピリット」では、自然から生まれた、いえ自然そのものである宝石たちに敬意を表しているのがよく分かります。また、生き方やファッションで、ひとつのスタイルを確立してきたセレブリティたちに捧げられているのが「インカネーション(美の化身)」。チャン・ツィイー、ユマ・サーマン、ジェシカ・アルバ、レネー・ゼルウィガー、ソフィア・コッポラ、キャメロン・ディアス、そしてマリア・カラスなど、ヴァン クリーフ&アーペルとゆかりのあるセレブに関する展示も。モナコのグレース王妃、マレーネ・ディートリッヒ、ジャクリーン・オナシスらの所有したジュエリーを展示したブースでは、カトリーヌ・ドヌーブが案内役をなって、人物紹介、ジュエリーとの関係を教えてくれ、注目のひとつとなっています。年末年始に、ちょっと一息つけたなら、煌くジュエリーの世界へ、旅に出てみてはいかがですか?(text:June Makiguchi)ヴァン クリーフ&アーペル「ザ スピリット オブ ビューティー展〜時空を超える美の真髄」会期:2010年1月17日(日)まで※会期中無休時間:10:00〜20:00※入館は閉館の30分前まで入場料:一般 1,200円高・大生 1,000円4歳〜中学生 500円主催:朝日新聞社、TBS特別協力:ヴァン クリーフ&アーペル問い合わせ:森アーツセンターギャラリーTEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)URL:展覧会公式サイト:
2009年12月14日クリスマス・シーズンの到来とともに、年末年始の映画公開ラッシュに向けた動きが徐々に見られるこの時期。全米ではその先陣を切って、ディケンズの不朽の名作を3D技術で蘇らせた『Disney’sクリスマス・キャロル』が11月6日(金)に3,683劇場という大規模で公開され、週末3日間の興行収入3,005万ドルを突破し、初登場1位に踊り出た。本作のメガホンを握るのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などのメガヒット作品を手掛けてきたロバート・ゼメキス。俳優の表情をデジタルで取り込み映像化した“パフォーマンス・キャプチャー”なる技術を全編にわたって駆使して制作したことで話題を呼んでいるが、特筆すべきは、全興行収入のうち3Dが占める割合が75%にも上っているという点。中でもIMAX(※通常の10倍以上の巨大なフィルムサイズを採用することで大きな映写映像を作り、臨場感あふれる画像を体験できる新技術)での上映は、わずか181劇場の上映ながら450万ドルを稼ぎ出すという好調ぶりを示しており、日本では今年になってIMAX技術が導入されたばかりだが、すでにこの技術での本作の上映が決定している。ほかの作品では、先週公開された『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』は2位に転落。同日公開された作品の中では、ジョージ・クルーニー×ユアン・マクレガー共演の、米軍を題材にしたコメディ『THE MEN WHO STARE AT GOATS』(原題)が、2,443劇場公開で1,270万ドルを記録し第3位に、日本でも12月に公開されるミラ・ジョヴォヴィッチの最新主演作『THE 4TH KINDフォース・カインド』が僅差で4位につけた。さらに、12位にはサンダンス映画祭最高賞を受賞した注目作『PRECIOUS:BASED ON THE NOVEL “PUSH”BY SAPPHIRE』が初登場。わずか18館での封切りながら、着実に存在感を示している。本作は黒人少女を主人公に、辛い家庭環境ながらも前向きに生きる姿を描いた奮闘記。マライア・キャリーやレニー・クラヴィッツなどの豪華スターのカメオ出演も話題になっている。今後の全米快進撃、さらに世界進出にも注目である。日本での反響やいかに?『Disney’sクリスマス・キャロル』は11月14日(土)より日本公開。■関連作品:Disney’sクリスマス・キャロル 2009年11月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ショーン・ペンの息子が薬物所持で逮捕。離婚申請中の妻はハリウッドから移住を決意ジム・キャリーが点灯!『クリスマス・キャロル』プレミアでロンドンは聖夜モードに不朽の名作が3Dに『Disney’sクリスマス・キャロル』ジャパン・プレミアに5組10名様ご招待JUJUから一足早いクリスマス・プレゼント!「未来は変えられると信じてる」スカーレット・ヨハンソンに会える権利がチャリティ・オークションに出品
2009年11月11日年末年始の予定はお決まりですか。帰省される方、家族とのんびり過ごす方、友人と楽しい初詣の予定を立てている方など、過ごし方は人それぞれ。そんな年末年始のファッションでチェックしたいポイントというと、、、、・寒さ対策ができること・着心地ラクチン・義理実家もOKのほどよいキレイ見えなど、普段のファッションにプラスオンして活躍してくれるアイテムがあるとより楽しい年末年始を過ごせそうです。今回は、そんな理想の年末年始ファッションを叶えるアイテムをご紹介します。【理想1】リラックス感のある着心地を重視しつつ、どんな人の前でも着られるもの年末年始は家族だけでなく、大勢の親戚と集まるというご家庭も多いはず。いくら親戚とはいえ、くだけすぎた格好をするわけにはいきませんよね。誰が見ても違和感ないデザインだけど、実は着心地ラクチンでストレスフリーなアイテムがあれば、重宝しそうです。1.digniteフロントネジリ 帰省ワンピース 「digniteのフロントネジリ 帰省ワンピース」 は、前面に大きく入ったねじりデザインがアクセントになり、きれいめな印象を与えます。このワンピース最大の特徴は、伸縮率150%(アンジェスタッフ調べ)の驚異のストレッチ性!Iラインシルエットだから、だぼだぼ・ゆるゆるといった印象は与えず、窮屈感が全くない着心地。両サイドにポケット付き&裾に切り込みが入っているから足さばきも良く、動きやすさも◎。微細な起毛の滑らかな肌触りの生地も、とても気持ちよくリラックス感のある着心地を叶えてくれるワンピースです。⇒ 「digniteのフロントネジリ 帰省ワンピース」 2.dignite毛玉になりにくい ミラノリブニット セットアップ 「digniteのミラノリブ ニット セットアップ」 は、毛玉になりにくい素材でできているから、こまめな毛玉取りの必要がない、デイリー使いしやすいセットアップ。セットアップだからきちんと見えするのに、身体のラインを拾わないゆったり身頃やストレスフリーな総ゴムのウエストのおかげで、着心地は楽チン♪帰省や旅行のとき、少しでも荷物を減らしたいときも、セットアップは便利。トップス・ボトムスどちらもシンプルなデザインだから、単品使いも◎。セット使い&単品使いを組み合わせれば、着回し力も抜群です。⇒ 「毛玉になりにくい ミラノリブ ニット セットアップ」 【理想2】初詣も雪まつりも寒さ対策万全で楽しみたい年末年始の楽しみといえば、初詣や初売りセール、温泉やスキーなど盛り沢山。ただし、冬シーズンだからこそ頭を悩ませるのが、「寒さ」。外で長蛇の列に並ぶ時も、寒い地方への旅行先でも、防寒できるファッショングッズがあれば、寒さに負けず楽しめそうです。3.dignite履くダウン すらり防寒パンツ上着を着こめる上半身とは異なり、下半身の寒さ対策アイテムは限られてきますよね。厚手のタイツや中綿入りや裏起毛のあったかパンツでは、寒さ対策が物足りなかったり、もこもこと野暮ったく見えてしまったり、、、。 「digniteの履くダウン すらり防寒パンツ」 は、ダウン80%・フェザー20%と、本格派のダウンジャケットにも負けないほどダウンを高混率にすることで、防寒性だけでなく、柔らかさや軽さまで叶えた最強の防寒パンツ。さらにこだわったのは、シルエットデザイン。よくある中綿入りパンツは、アウトドアライクなデザインのものが多いですが、こちらはスラリとしたシルエットが叶うデザインに仕上げました。スニーカーなどのカジュアルなシューズしか合わなそうな印象を覆す、女性らしいシルエットだから、ヒールブーツに合わせても違和感なし。普段のファッションが綺麗めな方も取り入れやすいダウンパンツです。雪などに濡れても、おうちで手洗い可能なのでいつでも清潔を保つことができるのも、嬉しいポイントです◎⇒ 「digniteの履くダウン すらり防寒パンツ」 4.BELLHOODMADEフードウォーマー BELLHOODMADE 「 BELLHOODMADEのフードウォーマー 」 は、ストールやマフラーだけではかばいきれない、耳や頬などの顔周りを防寒してくれるアイテム。ベースとなるのは、ウィンタースポーツでよく使用される目出し帽と呼ばれる「バラクラバ」。パーカーのフード部分と、フェイスウォーマーが一体化していて、顔から首回りを包み込んでくれるんです。ストールやマフラーと同じ感覚で取り入れられる「フードウォーマー」。カジュアル派さんに特にぴったりのアイテムです。⇒ 「 BELLHOODMADEのフードウォーマー 」 【理想3】荷物は少なく!手ぶらで過ごしたい5.【アンジェ限定デザイン】タッセル付 牛革スマホポーチショルダー帰省のときは、お泊りグッズはもちろん、お子様がいればお子様分の衣類やおもちゃなど、荷物は大量!出来る限りにコンパクトにしたいですよね。 「 【アンジェ限定デザイン】タッセル付 牛革スマホポーチショルダー 」 は、マストアイテムのスマートフォンやカードをすっきり持ち運び可能。肩にかけられるから手ぶらな状態で、大切なものだけをコンパクトに身に着けられます。車や電車、飛行機での移動中は大きな荷物は全てトランクに入れたり預けたりすれば、手持ちはスマホショルダーだけでOK!狭い車内や機内での移動中も、快適に過ごすことができますよ。また、親戚が集まったときには、写真を撮る機会も多いのでは。鞄をガサゴソせずに、さっとスマートフォンを取り出せるから、重宝するんです。家族そろって近所の神社に初詣、帰省に飽きたお子様を連れて近くの公園まで遊びに行く時など、常に身に着けておきたくなるアイテムです。⇒ 「 【アンジェ限定デザイン】タッセル付 牛革スマホポーチショルダー 」 年末年始あるあるのお悩みを解決してくれる、ファッションアイテムを5つご紹介しました。忙しい方も、ゆっくりお休みできそうな方も、お悩みポイントにあわせたファッションアイテムを取り入れて、気持ちよく新年をお迎えする準備をしませんか。 ■ファッションのはなし 安住香奈アンジェ編集部。デニムもヒールも大好き!なりたい自分を叶えるファッションを日々探求中の欲深めアラサー。
2001年12月05日