「夢を追いかけるなら結婚できないと言われた」女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。31歳の彼に、交際1カ月でプロポーズの指輪をもらった29歳のトピ主さん。籍を入れる話もしていたそうですが、転職ややりたいことがあり、トピ主さんには少し迷いもあったそうです。夢について語るトピ主さんに対し、彼は「より一層、二人の時間が削られると思った」ようで、「(夢を目指しているなら)結婚生活は考えられない」と伝えてきました。彼との関係を続けるにはどうしたらいいか、と問いかけています。「目指す関係性が異なっていること」を自覚しよう今の二人の思いは、どうやらアンバランスな状況。彼は二人で結婚生活を満喫したがっているけれど、トピ主さんは他にもやりたいことがあり、「彼がいるから(自分の夢を前向きに)頑張れる」と思っている。要するに「転職ややりたいことにエネルギーを向けるくらいなら、自分や結婚生活に注いでほしい」というのが、彼の本音なのでしょう。「心は繋がっているけれど、それぞれ自分のことにも時間を使える関係」を目指すトピ主さんとでは、思い描く結婚生活のありようが違っている……という事実を、まずはしっかり自覚しましょう。「幸せな結婚」をするために、考えられる選択肢はこの状況でトピ主さんが取れる選択には、以下の4つが考えられます。1)夢について、彼に理解してもらう努力をするもしかしたら、彼は本気で「結婚を辞めたい」とまでは思っていないかも。結婚に迷うトピ主さんの様子に寂しさを感じ、つい投げやりな言葉を言ってしまっただけという可能性も感じます。だとすれば、「交渉」で解決できるかもしれません。自分にとってその夢がいかに大切か、だけど結婚生活にもきちんと時間を費やす心づもりがあることを伝えてみましょう。提案を受け入れるかどうかは彼次第ですが、「夢も結婚も、私には大事なものなんだ」と理解してもらう努力は、一度してみて損はないと思います。2)交際は続けつつ、結婚は少し先に延ばす結婚は少し先にしたい、と提案してみるのも一案です。そのことで彼の気持ちが盛り下がるリスクはありますが、「相手がトピ主さんだから結婚したい」という男性ならば、少しの時間も待てない、ということはないのでは。しばらく夢に集中して、ある程度の成果と段取りをつけてから結婚生活に入ったほうが、無理なく両立できるような気もします。二人の交際は4ヶ月とまだ短いですし、「もう少しお互いを知り合ってから、1〜2年先に結婚しよう」と決めたところで、大きな支障はないようにも思います。3)心から応援してくれる別の男性を探す「自分に時間を割いてくれない」と拗ねるタイプの男性と、志を持つトピ主さんでは、根本的に人生の価値観が違う、という捉え方もできます。そう考えれば、彼以外の男性を探した方が、トピ主さんにとって幸せな結婚となる気も。価値観が合う男性と出会えれば、今回のような問題に悩むことなく、夢と結婚を両立していけるかもしれません。4)夢にひと区切りをつけ、結婚する「どうしても今、彼と結婚したい」と思うならば、夢への思いに区切りをつける選択もあります。「これからは、彼や家族のために時間を使おう」と決意できるならば、それもひとつの生き方でしょう。ただ渋々と諦めた場合、のちのち大きな後悔が残ったり、自分を理解してくれなかった彼への恨みが募ったりする可能性も。自分が納得できるならば、にしておきましょう。「どちらも絶対に手放したくない」と思うなら、両立を目指す道もスムーズに結婚話にまで進み、かつ好きだと思える相手を、みすみす自分から手離したくはない、という気持ちはわかります。彼と別れたところで、夢を叶え、今なら結婚できると思うタイミングになったときに相手がいない…なんて事態も予想できますよね。となれば、「結婚か夢か」ではなく、「結婚も夢も」という選択肢もあります。相当に忙しく、彼をなだめながらやっていくことに気力も体力も使う生活が待っているかもしれませんが、両方とも絶対に失いたくないと思うならば、頑張ってみる価値はあるのでは。その結果、「やっぱり両立できなかった」となったとしても、トライする前にどちらかを諦めるよりは、後悔が少なくて済むように思います。ともあれまずは再度、よく話し合ってみましょう。きちんと彼への愛情も伝えつつ、一方で「簡単に離れられるような相手なら、縁がなかったんだ」と割り切る覚悟も、心のどこかには持っておくといいと思います。一度きりの人生の、大きな岐路ともなりえる選択。納得いくまで考えて、そして彼ともよく話しあって、お互いが一番幸せになれる“二人の形”を見つけられるといいですね。(外山ゆひら)
2017年10月16日「デートの会計時に厚かましい態度を取れない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「男性との食事の際にしっかり支払いをすることが多い」という33歳のトピ主さん。しかし、“奢られ上手”な友人の話を思い出してはモヤモヤしたり、割り勘で偉そうにしてくる男性にむなしくなったり、デートがいまいち楽しめないそうです。かわいく美しく甘える方法や賢い振舞い、あるいはそんなことを考えずに楽しく付き合っていく方法を教えてほしい……と綴っています。「相手を見定めるためだけ」のデートだから、楽しくない!?恋愛より結婚をしたい思いがあり、「モタモタしている場合ではないのに、ケチさが見える男性だと少し躊躇してしまう」と悩める心境を綴っているトピ主さん。好意を持った男性との食事でも、割り勘だとモヤモヤしてしまう……とのことですが、好意やデートが楽しかったという気持ちが、お金のことに負けるのは、その程度の気持ちしか感じられない相手だったから、とも考えられます。仲がいい友達ならば、割り勘でも損した気持ちにはなりにくいはず。まだよく知らない相手で、しかも恋愛対象として「見定める」ようと思って臨むからこそ、奢ってもらえないと、女性としての価値を認められていないような、時間を損したような気持ちになるのでは、と推測しました。「知人や友人として仲良くなり、徐々に好意を持ち合ってからデート」という形であれば、こうした問題は起こりにくいと思いますが、「相手をまだよく知らないけれど、とりあえずデート」という流れも、大人になれば少なからずあると思います。モヤモヤしないためには、「相手の人間性や将来性を見極めよう」という意識はできるだけ捨て、「ただ楽しい時間を過ごすために会うんだ」という意識でデートをしてみるのが有効だと思います。“奢られ上手”になる秘訣も、そんなところに潜んでいるかもしれません。「奢られること」は愛情表現なの? 他人と比べてしまう理由こと恋愛となると、「奢ってくれるかどうか」を意識してしまう、という女性は少なくないですよね。そこには以下のいずれか、または複数の理由が関係していると考えられます。1)奢られると、女性として大切に思われている気がするから2)男性に奢られる女性のほうが、価値があると思うから3)他の女性たちと比べて、「待遇の不平等」を感じるから4)男性のほうがたくさん飲み食いするので、割り勘だと不平等だから5)男性のほうが給料が高いので払うべきと思うから6)気前のいい男性が好みだから「極端な友人のケースと比較しての被害者意識」という記述を見る限り、トピ主さんには(3)の「あの子だけ恵まれていてズルい!」といった心理はひとつあるようですね。他人を羨む気持ちを持つのは人の常ですが、羨み始めたらキリがないのもまた事実。世の中には、友人よりもっと“奢られ上手”な女性もいるでしょうし、裕福で、お金のことなど全く意識せずにいられる人もいます。他人を羨む心理は、「現状に満足できないとき」に多く生まれます。トピ主さんの場合、もしかしたら「急いで結婚相手を探さなければ」「だけど、うまくいかない」という焦りやストレスが、そうした感情に繋がっているようにもお見受けしました。奢ること=男性の本気や誠意、とは限らない。心ある関係を築くには気になったのが、「割り勘にしたのにペタペタ肌を触られたり偉そうにされたりすると、非常に虚しい気持ちになってしまい、お付き合いを進めるのも憂鬱に感じてしまう」という記述です。これは(1)の“割り勘だと女性として大切にされているように感じられないから”というのが理由なのでしょう。しかしながら、心ある人物かどうか、男性がこちらに本気かどうかはお金の支払いだけでは判断できないもの。「時間をかけて関係を築こうとしてくれるかどうか」「しっかり人として向き合ってくれるかどうか」などの観点も持っておくのがオススメです。“心ある人間関係”を築くには、ある程度の時間が必要ですし、多面的に人を見ていく姿勢も必要です。割り勘にされたことが多少引っかかっても、「この人はそういう人なのだな」と相手の一部分として受け止め、人としての付き合いは続けていれば、その人が持つ別の魅力が分かってきて、お金のことが気にならなくなってくる……なんてこともあるでしょう。「絶対に奢ってくれる男性がいい!」と思うならば、いっそ開き直ってそこを重視していくのもひとつです。他人の評価軸ではなく、「自分が納得いく結婚」ができるのが一番の幸せですよね。自分がどんな相手や結婚生活を望んでいるのか、漠然としているならば今一度、具体的に再考してみましょう。その上で、「世間の事情や友達がどうであれ、私は私らしい相手と、私らしい結婚をすればいい」といった強い心持ちを持っていれば、必要以上に“モヤモヤ”せずにお相手探しを進めていけるはず。自分の価値観や感覚を信じて、自分にとっての“最高の相手”を探していきましょう。応援しています。(外山ゆひら)
2017年10月09日「結婚する友人たちの幸せを祝えない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。最近、結婚も考えていた恋人と別れたばかりだというアラサーのトピ主さん。前に進もうと努力しているものの、友人や同僚の結婚ラッシュが重なり、幸せ報告を受けとめきれずに参っているそうです。「すごく心が狭くなってるのを自分でも実感していて辟易している」「一人取り残された気持ちで辛い」と心境を語り、こういった時期はどうやり過ごすのがいいのか……とアドバイスを求めています。今は「非常時」と捉えるべし。最優先課題を自覚しよう「本当は心の底からお祝いしたいし、幸せになれて良かったと思う気持ちは嘘ではない」けれども、「友人たちに比べて自分はなんて不幸なんだろうと落ち込む毎日」を過ごしているというトピ主さん。ご自身でも自覚しているとおり、今は幸せな人に接する「心の余裕」がない状況なのでしょう。婚約者の愚痴を聞かされたり、結婚しろとプレッシャーをかけられたりすることもあるそうですが、つらいときは「今ちょっとそういう話を笑い飛ばせなくて」と、一度はっきり意思表示をしてみるのも一案です。それが難しければ、少し距離を置いて接するのが一番の策。しばらくの間、彼女たちと遊んだり食事をしたりするのは控えてみては。忙しい理由を作るか、「最近、調子が悪くて」「元気になったらまた遊ぼう」などと伝えてみてもいいと思います。こちらから距離を取ることにも罪悪感があるのかもしれませんが、今のトピ主さんは、国でたとえるなら「非常事態」にある状況。国内(=自分の心)が相当に混乱しているのだから、外交(=人付き合い)に目を向ける余力がなくて当然です。まずは国内を鎮めるのが先決で、平安を取り戻してから、また笑顔で外交を再開すればいい。まずは非常事態をなんとかすることが最優先課題と自覚して、そちらに力を注いでいきましょう。「非常時」を乗り切る方法は? 失恋後は新しい世界に出会うチャンスでは、この「非常時」を早く乗り切るためには、どのようにしたらいいでしょうか。1)夢中で打ち込めるもの、ハマれるものを見つける定番ですが、失恋後にそれまで興味のなかったアイドルにハマった、お笑い芸人のライブに行きまくった、映画館でたくさんの映画に浸った、語学やスポーツ、趣味活動に没頭した……といった経験談はたくさん聞きます。そこから一生モノの趣味を手にできることもありますし、一時的にでも何かに夢中になることは、失恋の喪失感や“持って行きどころのない気持ち”を鎮めるのに一定の効果があります。2)「ライトな交流関係」を増やすそうして興味分野が広がると、新しい交流関係が広がることも期待できます。好きなものを介してのライトな交流は、お互いに好きで楽しいと思っていることだけを話せる、という良さがあります。人生や恋愛のこと以外の話題で、人と楽しく笑えるような時間を過ごすうちに、少しずつ失恋の傷も癒えてくることが期待できます。3)「憧れの人物」を見つけて、真似をしてみる少し元気になってきたら、「素敵だな」「こんな人になりたい」と思える人物を見つけてみるのもおすすめです。芸能人、文化人、身近な先輩、よく行くお店の店員さんでもOKです。「私はこんなふうでありたい、こんな価値観で生きていこう」という指針があれば、他人がどう生きているかにも振り回されにくくなります。逆に言えば、今はそれが曖昧だからこそ、周りのことが必要以上に気になってしまうのかもしれません。結婚するかどうかに関わらず、思いどおりにならないこともある人生を「いかに楽しくしていくか」は自分次第。なりたい自分や目標に向かって前向きな気持ちで日々を過ごしていれば、新しい恋愛をする意欲もいずれまた自然に湧いてくると思います。環境変化には戸惑うけれど、そのうち必ず慣れる女性にとって「同性の友達が結婚する」というのは、割と大きな環境変化の要因となりやすいです。急に相手の興味や関心事が変わったり、パートナーや家庭のことで忙しくなったりして気軽に楽しく会えなくなると、こちらの生活にも影響が出てくる部分がある――。望むと望まざるに関わらず、人生には本当に様々な環境変化がやってくるものですよね。しかし、変化には必ず「慣れる」のも人の常です。トピ主さんも、今は周囲の急な変化に馴染めずしんどさを感じているけれど、そのうち結婚した友人たちのことを「そういうもの」として捉えられるようになる日が来るはず。なおかつ、そうした変化は将来、自分の身にも起こる可能性があるわけです。つらいと感じたときは、ちょっと俯瞰して、「今は色々周りが変化している最中だから、戸惑って当然だよね」「五月病みたいなもの」なんて理解してみるといいかもしれません。その上で、「私は私のペースでいい」「周りがどうあれ、私は私の人生を生きていくしかないのだから!」という強い気持ちも育てていきましょう。それに、本当に心が醜い人は、「友達の幸せを祝えない自分は醜い」なんて悩まないと思いますよ。本来のトピ主さんらしく周囲に優しく接していくためにも、しばらく今の最優先課題である「自分自身をいい状態に戻すこと」だけに集中していきましょう。応援しています!(外山ゆひら)
2017年10月02日「彼氏から、『頑張りすぎる女性は好きじゃない』と言われた」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際中の男性に「頑張りすぎる女性は好きじゃないな、もっとほわっとしてて欲しい」と言われたトピ主さん。その場は穏やかに収めたものの、後になってその言葉に疑問を感じ、「納得の出来ないことを言われたので戸惑っている」とのこと。「彼とはこれからもお付き合いを続けたいので、彼の言うとおりにするつもりですが、客観的に見てこれはどうなのか」と意見を求めています。彼がそのような発言をした心理背景は? やきもちや劣等感の可能性も趣味サークルの広報紙作成を頑張っているトピ主さん。とはいえ、寝坊をしたり体調を崩したり、彼と会う時間に影響が出ていたりするわけではないそうです。彼は普段はとても優しく、人間的にも尊敬できる人なのに、なぜそのような批判的なことを言ってきたのか。下記のいずれか、または複数の心理が影響していると推測します。(1)別の世界に夢中になっている恋人を見て、「寂しさ」や「嫉妬心」を感じたから好きな相手に「独占欲」を抱いてしまうのは、典型的な恋愛心理。トピ主さんの彼も、自分が関われない“別の世界のこと”に夢中になっている恋人を見て、そのような感情を抱いたのではないでしょうか。さりながら、「自分以外のものに夢中になっている彼女を見るのは面白くない」とはカッコ悪くて言えない。寂しさのような、ちょっと面白くないような気持ちが、「頑張りすぎる女性は好きじゃない」といった遠回しな発言になって飛び出した可能性はあると思います。(2)「自分好みの女性でいてほしい」という気持ちからあるいは、自分の知らなかった恋人の一面を見て許容できなかった、自分好みの理想の恋人でいてほしいと思ったから……という可能性も。恋人にそうした思いをぶつけられたときに、「相手好みでいたいから努力しよう」と抵抗なく受け入れる人もいますが、「勝手な理想を押し付けられたくない」「ありのままの自分を好きになってほしいのに」などと強い不快感を示す人もいます。トピ主さんも、そんなふうに感じたのかもしれませんね。(3)頑張っている人の側にいると、「劣等感」や「羨望」の気持ちを刺激されるから彼が「劣等感」や「羨望」の感情を刺激されたから、という理由も考えられます。彼がもし競争心が強かったり、「もっと頑張らなくては」と思いがちな性格だとすれば、「頑張り屋な女性の側にいると、自分も頑張らなきゃいけない気がしてリラックスできない」と言いたかったかのかもしれません。あるいは、夢中になれる趣味があるトピ主さんに対し、自分にはそういうものがないために羨ましさを感じた、という可能性もあるでしょう。しこりが残る可能性も。まずは「どう感じたか」を伝えてみよういずれにせよ、今回の件で、トピ主さんは自分の長所を否定されたような気分になったのではないでしょうか。トピ主さんは好きで趣味を頑張っていて、生きがいも感じている様子。「自分の好きな自分」を恋人に否定されたら、悲しく思うのは当然だと思います。彼にトピ主さんを傷つける意図はなかったのかもしれませんが、どんな理由にせよ、彼の言葉が引っかかったのは事実ですよね。であれば、今からでも「私はこう感じたよ」「悲しかったから、もう言わないでほしい」などと正直な想いを伝えてみたほうが、“しこり”を残さずに済み、良好な関係を維持していけるように思います。それに、こちらが素直な気持ちを伝えれば、彼のほうも「実はこういう気持ちになったから、ああいう言い方をしてしまった」「言葉どおりの意味じゃなかったんだ」などと素直な気持ちを話してくれ、誤解が解けるかもしれません。「好みの女性」を演じても、長続きしないかも「彼の言うとおりにするつもり」なんて記述もありますが、「ほわっとした女性」を演じることを、今後ストレスなくやっていけそうですか? 足並みを揃えることも必要ですが、「自分らしさを隠し、相手好みの女性を演じる無理」を重ね続けていけば、いずれ疲弊し、関係が破綻してしまう可能性も。趣味関連のことを隠そうとするあまり、彼に嘘をついてしまう場面も出てくるように思います。それはあまり好ましくないですよね。ともあれ、今はまだ彼が本気で「頑張りすぎる女性が好きじゃない」と思っているのかどうかも不確かな状況。うやむやにするよりは、早めに話して解決しておくことをお勧めしたいです。仮に、彼が本当に「頑張る女性は嫌い、一緒にいたくない」と思っていると判明すれば、トピ主さんは「自分らしく交際できない」と感じ、今後を考え直すかもしれません。怖い気持ちもあるでしょうが、きちんと本音を伝え合うことは、長い目で見ればきっとプラスに作用するはず。「末長く一緒に歩んでいける相手かどうか」を知るためにも、ぜひ勇気を出して一度話しあってみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年09月25日男性社会のイメージが強い能楽には、実はさまざまな想いを抱えた女性が多く登場しています。能楽イベントを運営する「和の会」が主催するトークイベント「能楽カフェ」では、能楽評論家の金子直樹先生が現代女性のお悩みに能楽のエピソードでお答え。能楽に描かれた女性像を追いながら、心の在り方、そして人生について考えてみましょう。■今回のお悩み:年を重ねても自分らしく生きていくにはどうしたら?年齢を重ねるにつれ、その年齢にふさわしい振る舞いが求められ、それが自分の実像と乖離するように感じています。「自分らしさ」を保ちながら年を重ねていくにはどうしたらいいのでしょうか。(20代後半)■絶世の美女・小野小町の伝説に学べ!周りから求められる姿についつい応えようとして、時に人間関係までが負担に感じてしまう方は多いのではないでしょうか。そんな「自分のなかのブレと戦う女性たち」に向けて、金子先生が能楽から選んだ題材は、日本史上、絶世の美女と名高い小野小町のエピソード。どんな男性のアプローチにも靡かなかったという彼女にまつわるエピソードは数多く存在し、その内容や小町の年齢に応じて能も数曲*つくられているのだとか。今回は、小野小町の若い頃を描いた「草紙洗小町(そうしあらいこまち)」と、晩年を描いた「卒都婆小町(そとばこまち)」というふたつの曲を比較することで、小町イズムを紐解いていきましょう。*曲……能楽の演目のこと■小町は平安版キャリアウーマン!「草紙洗小町」一曲目は小町の最も華やかな時代を描いた曲「草紙洗小町」。歌人として宮中で活躍していた頃を描きます。「草紙洗小町」あらすじ登場人物は小野小町と、歌人・大伴黒主(おおとものくろぬし)。両者とも優れた歌人でライバルでもあります。宮中の歌合せ(和歌の優劣を競う遊戯)で、相手となった小町の詠む歌を聞いてしまった大伴黒主は、これでは勝ち目がないとある策を弄します。盗み聞いた小町の和歌を『万葉集』に書き入れ、歌合せの当日、「小町は既存の古歌を詠んだ」と責めるのです。この小細工により小町は窮地に立たされますが、すぐに黒主の仕業だと見抜き、咄嗟の機転で身の潔白を証明します。すべてが露見した大伴黒主は自害しようとしますが、小町の取りなしによって、ことなきを得るのでした。「草紙洗小町」みどころ金子先生「六歌仙のひとりである大伴黒主の描かれ方が少々可哀相ですが、ここでの小町は和歌の実力もさることながら、黒主の目論見を見抜く観察眼、身の潔白を証明するまでの頭の回転の速さ等、いわゆる「デキる女」として描かれています。それだけではなく、自らを陥れようとした黒主を許すという懐の深さも見て取れる。小町は仕事面で優秀だっただけでなく、人格を兼ね備えていた人物だということがわかりますね」■齢99歳の世捨て人となっても変わらない知恵と誇り。「卒都婆小町」一方、若い頃の小町と対比して紹介されたのは、「卒都婆小町」という99歳(!)の小町を描いた曲。この曲のなかで描かれる小町には、すでに美しかった頃の面影はなく、定住しない生活をあえて選ぶ物乞い(世捨て人)となっています。現代では一般的に、追善供養のために、お墓の後ろに立てる塔の形をした木片のことを言う「卒塔婆」。中世には聖地への道しるべとして建てられることもあった。「卒都婆小町」あらすじ舞台は旅の僧侶が、朽木の卒都婆*に腰かけている老婆に出会うことから始まります。実はその老婆は、かつて絶世の美女として数々の浮名を流した小野小町が物乞いとなった姿でした。*卒都婆(卒塔婆)…もとは釈迦の遺骨を納めた聖なる塚のこと。仏教の広まった各地で、これをかたどった塔(同じく卒都婆と呼称)が作られるようになり、仏の体を表すものとして、礼拝の対象となる。後に墓標、死者を供養する塔としても用いられるようになる。また高野山など、聖地への道しるべとしても建てられ、この曲の卒都婆はこちらを指すとみられる。出典:僧は本来敬うべきはずの卒都婆に腰かける老婆を見咎めて、立ち退かせようとします。しかし、老婆は仏の慈悲はそんなものではない、と逆に僧を言い負かしてしまうのでした。老婆の叡智に驚いた僧に、小町は自らの正体を明かします。正体を明かした小町はかつての美貌を懐かしんだかと思えば、老いた今の境遇を嘆き、狂乱状態に陥ります。かつて小町に恋心を抱くも成就せず、無念のまま亡くなった深草少将の怨霊がとりついたのです。深草少将の百夜通い*の様子を再現すると、小町はやがて狂乱状態から醒めて、後世の成仏を願い、悟りの道へ入ろうと志すのでした。*深草少将の百夜通い……深草少将の小町への恋心を表した逸話。小町に恋をした深草少将は自らの想いを打ち明けますが、小町から「百夜私のもとに通い続けることができたならば、あなたの想いを受け入れましょう」という試練を課せられます。深草少将は九十九夜まで通い続けましたが、最後の一夜の前に死んでしまい、ついぞ想いを遂げることはできなかったのでした。「卒都婆小町」みどころ金子先生「特に見ていただきたいのは、前半の僧との問答です。小町はその身が華やかさからかけ離れた物乞いとなっても、かつての才気はそのままに、自分を教え諭そうとやってきた僧侶を逆に言い負かしてしまいます。たとえ姿は変わっても、芯がぶれることなく進んでいく小町の強さが描かれています。そこには、『草紙洗小町』で自ら窮地を脱したときと変わらない、彼女の知恵と誇りを読み取ることができます」■不確かな「自分らしさ」にとらわれない生き方を年齢を重ねていけば、当然自分の中でも変わっていくものと変わらないものがあります。金子先生「”自分らしさ”にこだわりすぎず、人生のなかで蓄積されていくものを取り入れ、時に昇華させていく。そういったあらがわない生きかたもあるのではないでしょうか」現代に生きる私たちには、職場や家族、友人や恋人、親戚付き合いに、近所付き合い、さらにはSNSなどネットの世界での人間関係……自分ではそうと気づかぬうちに、たくさんの人間関係にがんじがらめになっているのかもしれません。所属するコミュニティで求められることや場の空気に応えようとするあまり、心をすり減らし、「自分らしく生きることができていない」という苦しみにつながっていくのかもしれません。ただ、「自分らしさ」というのは形のない不確かなものです。目に見えぬ「自分らしさ」にこだわりすぎては、自らを縛りつけているのと同じこと。人と交わるなかで変容していく部分を柔らかく受け止め、変わらない部分を見つけたらそれを大切に抱えながら、しなやかに生きていきたいものですね。願わくば小町のように能楽に表現される小野小町のように、姿・立場・環境が変わってもぶれずに生きていくということは難しいかもしれません。しかし、室町時代からこのような女性像が描かれていたというのは新鮮な驚きがあります。自分のブレが不安になったときは、小町センパイの姿を思い出し、強く歩んでいきましょう!■この方にお話を伺いました金子直樹さん能楽評論家。高校のときに能「阿漕」を観て、能楽が持つテーマの現代人に通じる普遍的情念に感動し、能楽の研究・評論を行う。国立能楽堂開場以来のプログラム執筆や、「能楽タイムズ」「花もよ」の評論執筆をはじめ、解説、評論等で活躍。楽劇学会、能楽学会会員。日本芸術文化振興会プログラムオフィサー(伝統芸能・大衆芸能分野)。著作に『能鑑賞二百一番』『狂言鑑賞二百一番』(淡交社)。
2017年09月18日「結婚するする詐欺に遭っているかもしれない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際3年半の彼氏がいる27歳のトピ主さん。結婚資金を一緒に貯めるなど2人で結婚を目指してきたものの、最近、本当に結婚できるのだろうかと不安が募っているそうです。結婚ネタばかり持ちかけるトピ主さんに対し、彼は嫌悪感を示し始めているそうで、「男性は彼女から結婚の話を聞くのが嫌なのはなぜなのか?」とも問いかけています。「不安」というより、「不満」と「猜疑心」が募っているのかも投稿には、「不安」という言葉がたくさん登場します。不安ばかりの自分に比べ、「トピ主さんを信じているから不安はない」という彼。申し訳ない気持ちになる一方で、「不安を取り去ってあげようとか何故思わないのか」と彼を責めるような心境になることもあるとのこと。「不安」というと弱々しくも聞こえますが、その正体は結婚を決めてくれない彼への「不満」と、本当に結婚するつもりがあるの?という彼への「猜疑心」ではないでしょうか。そのようなトピ主さんの気持ちを感じ取り、彼の結婚への覚悟は、どんどん萎(しぼ)んでしまっているのかもしれません。「ここ1年で結婚・妊娠をした人が周囲に5人もいる」なんて話を彼にしたら逆効果だった……なんて記述もありますが、「よそのカップルはこうなのに、なぜうちはできないの?」という論旨で責められたら、男女問わず気分を害する人は多いかも。特に男性の場合、自分の不甲斐なさを責められているような気分になり、ヘソを曲げてしまう可能性も感じます。今回のケースは、「結婚に至らない不満を口にし、自分を疑ってばかりいる彼女に対して、プロポーズする気力が湧いてこなくなっているのでは」という側面もあるのではと推測しました。「悩み続ける」よりも、「当面の方向性」を決めて動いていこうとはいえ、結婚に至らない理由がすべてトピ主さんにある、と言っているわけではありません。3年半の間交際しているし、自分としては今が適齢期だと感じている。女性として結婚や出産のチャンスを逃すのが怖い、という気持ちがあるのは当然だと思います。一度真剣な話し合いをしてみるのも手ですが、トピ主さんは既に「結婚する気があるか」「いつする?」などは散々聞いてきたとのこと。今年の初めには、「年内に結婚をするかしないか決めて」とも伝えたそうですね。しかし本音は、「今年いっぱい待ってるほど年齢に余裕はない」という気持ちにもなっている。「他の人を探すのも真剣に考えてみる」としながらも、「出会いが全く無い」「別れる勇気が出ない」といった後ろ向きな発言も見られます。今のトピ主さんは、「自分はこうしよう」と決める主体性や、人生に対する能動的な姿勢を身に付けるといいかもしれません。「前にも後ろにも進めない状況」なのは、人生プランを完全に彼任せにしてしまっているから。相手あっての結婚ではありますが、自分なりの計画を立てていくことは可能です。たとえば、「しばらく様子見をして、年末までにプロポーズがなければ別れよう」「これ以上待てない、と今月中に真剣に伝えてみよう」などです。こうしてみようと決めたら、迷いを捨てて実行していくことも肝心です。悩み続ける日々から解放されるためにも、主体的に考え、能動的に動いていきましょう。結婚は「今」の延長。幸福な時間を増やす努力もしてみよう結婚というのは、相手と共に過ごしている「今」の延長です。今この時点で幸せを感じられていない相手と、「結婚しよう」と決められる人は滅多にいないでしょう。もしトピ主さんの猜疑心や不満が募りすぎて、このところ二人でいる心地よさや幸福を感じられる時間が失われているのだとしたら、そうした時間を取り戻すための努力をしてみるのはどうでしょうか。「こんなに居心地よくいられる相手はいない」「別々に生きることが考えられない」くらいの円満な関係に達したときに、自然な形で結婚を決めていくカップルは少なくないものです。彼からは「絶対大丈夫だから安心しろ」「幸せにする為に仕事頑張ってんだから」といった力強い言葉も聞けています。確証はありませんが、彼はタイミングを見計らっているだけで、トピ主さんとの結婚自体は決めているような印象も受けました。ただ、惰性で関係を続けている状態だったり、トピ主さんが既に彼の言葉を一切信じられなくなったりしているようならば、別れて別の相手を探したほうがお互いのためという気もします。「この彼と一緒に生きていきたい」と思えているならば、意識的に「今ある幸せ」に気持ちを向けてみるのも一案です。不満や猜疑心を募らせるよりも、楽しいイメージを膨らませながら明るく過ごしていたほうが、彼の気持ちも結婚へ向かいやすくなるように思います。結婚に至るまでの交際期間は、カップルによって本当にそれぞれ。「急がば回れ」とならないよう、着実に2人の関係を一歩一歩、進めてみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年09月18日「交際を始めると、なぜか別れたくなってしまう」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。婚活で知り合った男性と交際を始めた30歳のトピ主さん。彼に魅力を感じてOKしたにも関わらず、交際を始めた途端なぜか負担になり、毎日のLINEも嫌になってきているとか。過去にも2度このような経験があり、「結婚したいのに、付き合った途端になぜこんなに重苦しい気持ちになるのか」と悩んでいます。交際をOKすると、責任や義務感が生まれてしまう?彼はトピ主さんに一目惚れし、猛アタックしてきたそうですね。トピ主さんも彼に好印象を持ち、結婚を考えられそうだと思ったから交際を決めた。それなのに付き合った途端、「日々浮かれている彼との温度差が大きくて負担に」なり、「期待に答えられないから辛いような気持ち」を感じてしまっています。「温度差」という記述にもあるように、トピ主さんは彼への好意がまだ温まりきっていないのでしょう。そういう状態で交際をスタートすると、なぜしんどい気持ちになってしまうのか。彼と付き合うと決めた責任がのしかかり、彼の期待に応えなくてはならない義務やプレッシャーを感じてしまうからだと推測できます。そのような感情は、ウキウキするような恋心を吹き消してしまいがちです。好感を持てる異性からアプローチをされれば嬉しい気分になり、その場では「うまくいくだろう」と楽観的に判断してしまいがちですが、トピ主さんはその決断が裏目に出てしまっている。であれば、交際承諾を一種の“契約”くらいに考えてみては。納得できるまでは簡単にサインをしないほうがいい……と冷静に対処できるかもしれません。「彼とスキンシップすることに違和感があった」という記述もありますが、今後は「スキンシップをしてもいいと思えるようになってから、交際をOKする」といったマイルールを決めておくのも一案です。婚活では、「YESかNOか」をすぐに決めるべき?しかしながら「婚活」の場合、交際までに時間をかけるのが難しいとも推測します。早急に恋人が欲しい、結婚前提の付き合いをしたいと望む人が多く集まる場所のため、「YESか NOか」は知り合って短期間で判断しなければならない。十分に想いが募ってから告白し、交際に至るのが“普通の恋愛”とするならば、婚活における「交際OK」は、ちょっと意味合いが違うのかもしれません。それでも、今回のようなことを繰り返したくないならば、安易にYESと言わない態度を貫いたほうが、未来につながる交際ができそうな気もします。例えばですが、今後交際を申し込まれた際には、「数ヶ月はお試し期間を設けたい」と提案してみる。その期間に居心地よく付き合えて、先に進みたいと思ったら正式OKをする、というスタイルです。まずは交際中の彼にも正直に気持ちを話し、「お試し期間にしてほしい」と提案してみてはいかがでしょうか。納得してもらえないようであれば、温度差が生じる相手とは縁がなかったと判断し、お別れするのがベストなように思います。トピ主さんのように「テンションを上げすぎず、ゆっくり関係を育んでいきたい」というタイプの男性も、きっとどこかにいるはずです。自分に合った相手や出会い方を「模索」することが、婚活なのかも外見も性格も好印象で、相性も良さそうで、早く結婚をしたいと考えている男性に一目惚れ&猛アタックされ、「結婚前提で付き合ってほしい」と言われた――。結婚を強く望む女性からすれば、理想のシンデレラストーリーのようにも聞こえます。でもトピ主さんには、そうではなかった。今回の件で、たくさんの気づきがあったのではないでしょうか。どんなに“よさそう”に見える相手でも、好きになれるかどうかとは別問題であること。自分はどうやら数週間程度で恋愛を始められるタイプではないこと。恋愛から順を追って進んでいける相手を求めていること……などです。気づきを力に変えるには、「自分は今後どんな行動を取っていけば、好きになれる相手に出会えそうか」「その相手と、どんな交際や結婚生活をしたいのか」をしっかり考えてみることが重要です。「自分らしい出会い方」や「自分の本心」を見つけていくのも、婚活の大切な過程。それはひいては、「自分の生き方」にもつながっていきます。一目惚れで猛アタックしてくるような男性は、受け身で交際が始められるのでラクではありますが、もしかしたらそういう“熱しやすい男性”とは相性が悪いのかもしれません。ご自身でもそう感じるならば、今後は違うタイプの男性を選ぶのもひとつ。今の婚活方法が合っていないのかも?と感じるならば、友人関係から始められるような場所に参加してみるのもいいでしょう。「いい加減、何かおかしいのかな」なんて心境も吐露されていますが、今のトピ主さんは試行錯誤をしている状況というだけで、少しもおかしいとは感じませんでしたよ。さまざまな経験を通じて、自分自身への理解を深め、素敵な出会いを見つけていきましょう!(外山ゆひら)
2017年09月11日「年下受け身男性との付き合い方」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。アプリで知り合った3歳下の男性と一度ご飯に行きたい、という30歳代のトピ主さん。彼も「デートしよう」と言っているものの、「受け身」だと公言され、なかなか日程が決まりません。「どうやったら遊びに行けるのか」「年下男性と付き合う場合、やはり年上がリードするべきですか?」とアドバイスを求めています。「リードしなければ」と感じている、本当の理由は?今までの交際では年上男性に甘えてきたため、付き合い方がわからない……というトピ主さん。なぜ普段はしない「リード」を、今回はしなければならないと感じているのでしょうか。彼が年下だとか受け身な性格だと言っているからだけでなく、「関係が一向に進展しないから」というのも大きな理由ではないでしょうか。トピ主さんは、彼に会いたいのになかなか会えないから、業を煮やして何か“こと”を起こしたくなっている。その行動を正当化する根拠として、「彼は年下だし、受身だと言ったこと」を挙げ、自分がリードすべきなのだ、と言い聞かせているようにも映りました。でも、女性のLINEアカウントを自分から聞く、はっきり「デートしよう」と言うなどの行動は、本当に“受け身”な男性にはなかなかできないことのような気もします。彼はアプリで知り合った男性とのこと。世の中には、女性の気持ちを引きつけておくために、自分に都合のいい嘘を並べる人もいます。彼がそうとは断言できませんが、言葉だけを鵜呑みにせず、そのあたりはしっかり見極めるようにしていきましょう。「相手がこうだから」ではなく、「自分がどうしたいか」を考えてみよう「向こうがその気なら、LINE友でもいい」としながらも、「正直、会うと好きになりそう」と葛藤をつづっているトピ主さん。会わずに言葉のやり取りをしているだけでも、本気で恋をしてしまう傾向が強いのが女性。連絡を取り続けていれば、どんどんハマっていってしまうような気もします。進展しなくとも想い続けるという選択もありますが、その場合、時間や心を消耗させるだけの恋になる可能性もあるでしょう。人を好きになるのは素敵なことですが、「相手がこうだから、私はこうするしかない」などと“人生の舵”までは任せてしまわないように。「自分がどうしたいのか」「彼がいいと思う理由」を一度じっくり考えてみてください。自分からアプローチをするならば、「ここまで頑張って、ダメなら諦めよう」といった決意もしておくのがベストのように思います。 今後については、次の案を提案します。彼を“何人かいる彼氏候補のひとり”くらいに考え、「友人」としてしばらく関わってみるのもひとつです。舞い上がりすぎず、あくまで友達として、彼の人間性や自分との相性をじっくり見ていきましょう。 ただ、「アプリで知り合った異性に『デートしよう』と言って会おうとしない」という彼の態度から考えると、「普通の友達」になるのは難しいかもしれません。そうであれば、いったん「彼はその気がない」と捉え、あまり構わず放っておくのも一案です。「会おうとしないなら、本気ではない」とトピ主さんがクールに対処していれば、彼は焦って誘いをかけてくるかもしれません。 時間を無駄遣いしたくない、彼氏を見つけたいという気持ちが強いならば、会う段取りを積極的にリードしてみるのもひとつ。彼がまたのらりくらりと交わすようならば、「脈はない」と見切りをつけ、連絡するのをスパッとやめる……というのも潔い選択だと思います。「見たくない事実」から目を背けていると、後からもっとつらくなる!?彼のFacebookを見てしまい、彼女がいるのでは?とも勘ぐっているトピ主さん。彼女がいても、恋の可能性がゼロなわけではありませんが、もしそうならば、彼は「彼女がいても、別の女性にちょっかいをかける男性」となります。いずれにせよ、フリーかどうかは早めに聞いてみては。真剣に彼と付き合いたいならば、重要な点ですよね。普段は賢明な人でも、こと自分の恋愛となると、冷静に見られなくなりがちです。「つらい事実を認めたくない」「自分の望むような展開になってほしい」などの心理が“バイアス”をかけるからです。それでも、見たくないことを先送りしていれば、あとで余計につらくなるだけ。目の前のある状況や事実をきちんと見つめることができる人ほど、結果的に自分にとってベストな選択をしていけます。トピ主さんも、年齢や受け身発言に惑わされすぎず、「彼女持ちでちょっかいを出す男性なら要らない!」「会えるまでは本気にならない!」くらいの強い気持ちは持っておきましょう。少し冷静になり、「自分と彼は今どういう状況にあるのか」「自分がどのような選択をすれば、幸せな恋ができるのか」についても、ぜひ考えてみてください。その上で、改めて「この恋を頑張ってみよう」と思うならば、自分なりにベストだと思う作戦を立てて、アプローチをしていってみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年09月04日「結婚と子供が幸せって発想、押し付けないで」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは、10人以上とデート経験はあるものの、交際経験はゼロだという30歳代の女性。周囲の既婚者や子供がいる人たちが、「求めてもないアドバイス」や「あたかも自分たちの方がレベルが上だというような話」をしてくることに不快感を覚えており、その対処法について尋ねています。どうしたらストレスを溜めなくて済む?(1)一度だけ、きっぱり意思表示をしてみる「したい事をして気の合う人とその場限りの楽しい時間を過ごし、気楽に生活しています」「何の不自由も孤独感もなく幸せで、こっちのスタイルの方が向いていると思う」というトピ主さん。不快なアドバイスをしてくる人に対し、「お付き合いを選択しない私に、そんなアドバイスは意味がわかりません」と怒りを示しています。そうであれば、一度だけでいいので、その気持ちをはっきり伝えてみるのもひとつ。言い方は和らげるにしろ、「申し訳ないけど、そういうアドバイスは私には必要ない、聞きたくないんだ」という意思を伝えれば、次回以降は言ってこなくなる確率が高くなると思います。他人の発言をコントロールすることは不可能。それでも、相手の言いたいことが自分の聞きたくないことであった場合、その事実を伝えて、不快な時間を減らす努力はできます。ビシっと言うのは抵抗があるかもしれませんが、後から長くしんどい気持ちを溜め込むくらいなら、思いきって言ってしまったほうが結果的にストレスを減らせ、関係を良好に保てることもあるでしょう。(2)「別の話題」を積極的に投げていく多様な生き方が増えてきた今の時代にしても、「恋愛や結婚などは、多くの人に共通して話せそうなテーマだから、つい話題にしてしまう」という人は意外に多いのではと思います。仕事の話は業界や環境が違えばわからないことも多いですし、趣味の話も、そうそうぴったりと合う人はいない。トピ主さんの周囲の方も、適当な話題を見つけられないために、つい恋愛や結婚のことを話題にしてしまうのかもしれません。でも、もしそうであれば、「別の話題」があれば済むことです。聞きたくないアドバイスをされた時は、「そういう考え方もあるんだね〜」とさっと受け流し、「ところで、○○のことなんだけど」とこちらから別の話題を提供していく。恋愛や結婚の話題に興味がない、ということを“態度で”伝えていきましょう。(3)「話題が見つからない相手」とは距離をとる「別の話題ができない」「話題を探すのも苦痛」というような相手ならば、いっそできる限りの距離をとって接するのも一案です。相手が上司など気を遣う相手であっても、「プライベートのことなのだから、ストレスを抱えてまで真面目に聞く必要はない!」と心の耳栓はふさいでおきましょう。結婚や子育てで、人は「レベルアップ」するの?「お付き合いする、結婚する、子供を育てるっていうのは、人間としての精神レベルか何かのステップアップになるのですか?」と投げかけつつ、不快感を示しているトピ主さん。そういうときは、「この人は、結婚や子育てを体験しての“自分の感想”を言っているのだな〜」と自分と切り離して受け取るのがベストです。「へぇ、そうなんだね」を口癖にしてみましょう。結婚や子育てによって、自分が成長した、人としてレベルアップした……と感じる人は、確かに少なくないようです。でも、成長やレベルアップの機会が世の中にそれだけしかないわけではありませんし、同じ経験をしても、学び取るものは千差万別。何を言われても、「私は自分の人生経験のなかで成長していこう」と思っておけばいい。「結婚や子育てをしなければ成長できない」なんて意見を押し付けてくる人がいたら、反論してもよし、無視しても聞き流してもよし、自分とは理解しあえない相手だと諦観(ていかん)してしまってもいいと思います。「今の私はこう」という柔らかなスタンスでもいい「私は人と親密な関係性が築けず、恋愛とか結婚とか向かないっぽいですよね?」と問いかけているトピ主さん。「向かない」と決めてしまった方が迷いが減って楽な側面はあるかもしれませんが、「これから先ずっとそうなのだ」と決めつけて自分を縛る必要もないのですね。「今の私には、とりあえず恋愛や結婚が必要ない」くらいの柔軟なスタンスでいるのもひとつです。それを誰かに主張する必要もありません。でも、心の中では「今はこうだけど、そのうち誰かと生きてみたいという気持ちが芽生えてくるかもしれないしね」くらいの気持ちでいれば、立場や価値観が違う人に対しても、必要以上に鎧(よろい)を着なくて済み、自分がラクにいられることでしょう。強い意見を押し付けてくる人には、同じくらい強い態度ではね返すのもひとつですし、「のれんに腕押し」なんて諺(ことわざ)にもあるように、こちら側が取り合わない姿勢でいれば、相手も張り合いがなくなり、そのうち意見の主張をやめてくるでしょう。自分の生き方にしっかり自信を持っているトピ主さんですから、きっと上手に対処していけると思います。負けずにいきましょう!(外山ゆひら)
2017年08月28日「35歳にして貯金がほぼないことを、結婚予定の彼に言えない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは結婚相談所で知り合った2歳上の男性と交際中。順調交際で結婚も視野に入ってきたそうですが、自身の貯金額が70万ほどしかないことに悩んでいます。「この体たらくを知ったら嫌われてしまうんじゃないか」と思い、言い出せないでいるとか。どうするべきかアドバイスを求めています。話し合ってみないと、彼の考えは分からないけれど……結婚において「お金」を重んじる程度は、人によってかなり違います。極端な話、相手の貯金が0円でも結婚を決める人もいれば、数百万ほどあっても、「年齢にしては少なすぎる」「無駄遣いしそうな相手は嫌だ」と判断し、結婚を取りやめる人もいるでしょう。交際中の彼は、大手企業に勤続20年でずっと寮住まい、車を持っていて趣味はなく、しっかりした性格とのこと。「おそらく彼はそれなりの貯金をしているだろう」と考えられるために、トピ主さんは自身の貯金額が少ないことに負い目を感じているようです。でもそれは、一方的な推測ですよね。奨学金を返している、親や親戚に経済的な援助をしている、内緒の趣味があるなどの理由で、「彼も実は貯金が少ない」なんて可能性もゼロではありません。推測の域であれこれ考えたところで、相手の金銭事情や価値観は知りようがない――。つまり「気になるならば、話し合ってみるしかない」ということです。こちらの事情を正直に言えば、「僕がそれなりにあるから大丈夫だよ」とあっけらかんと解決するかもしれないし、「じゃあ、結婚生活は質素に始めよう」「僕が家計を管理するよ」となるかもしれない。あるいはトピ主さんが危惧しているように「お金を貯められない女性は嫌だ」と言われ、破断になるかもしれません。仮にそうなったとしても、貯金額は変えようのない事実ですし、今すぐ増やすこともできないですよね。伝え方や話し合いでの工夫はできますが、貯金額が理由で結婚を拒まれるなら、「今のこの自分」を彼が受け入れなかったのだから仕方ない、と開き直る気持ちも持っておくほかないように思います。「一緒に人生を歩みたい理由」が、お金以外にもあるはず「新卒で就職に失敗して、派遣やバイトを転々として現在3社目」「ボーナス・保険・残業代なし(年収350万)」「一人暮らしで2度引っ越しもしているためカツカツの生活」というトピ主さん。ひとり暮らしで援助も受けず、自分で自分の生活を支えてこられたようですね。その時々で自分なりに頑張ってきた自負があるならば、そう恐縮せず、自分の過去や人生に胸を張っていきませんか。結婚相手に求めるものは、本当に千差万別です。お金の価値観を気にする方は少なくないですが、「きちんと普通の生活ができる」「自炊や家事をする」「極端な浪費をしない」といった部分を相手に望む人もいますし、「上手にお金を使って人生を楽しんでいること」や「前向きな気持ちで働いていること」のほうを評価する人もいます。貯金はあればあったで助かるでしょうが、彼がトピ主さんを選んだ理由は他にもあるはず。謙虚さはトピ主さんの美点だと思いますが、必要以上に卑屈にならず、しっかり自尊心は持っておきましょう。これまでより、「これからどうするか」のほうが大事かも?お金の事情は、信頼できる相手にしか開示しづらいもの。付き合いの浅いカップルの場合、慎重になったほうがいい場面もあるとは思いますが、トピ主さんたちの場合は相談所で知り合い、具体的な結婚話も進行中のようですし、話してみても問題はないように思います。その際には、「貯められなかった理由」や「これからの意思」も併せて伝えてみるといいかもしれませんね。「私はこういうことにはお金を使うけど、こういうのには使わない」「貯金はないけど、今後も働き続けるつもり」「一人暮らしではなくなる分、今後はこういうやりくりの工夫をしたい」などなど。美容や外食、趣味分野など、何かに無駄遣いをしている自覚があるならば、これを機に止めるのもひとつです。結婚にかかる費用の大きさを考えると途方もなくて涙が出る…とのことですが、折半するならば、旅行や指輪、新居のランクを下げるなどの工夫をするのみです。なんにせよ、ない袖は振れないのですから、「悩んでも仕方ない。これから精一杯やりくりしていこう!」と前向きな心持ちに変えていきましょう。それに、今時点の貯金額よりも、「働き続ける意思があるかどうか」のほうが、トータルで見れば家庭の経済力に影響します。仮に彼がお金をうるさいタイプだとしても、貯金額より、働く意思があることのほうを歓迎するかもしれません。過去は仕方なくとも、「これからのこと」ならば変えようがある、という点は覚えておきましょう。いずれにしても、「結婚後の生活とお金」は夫婦にとって非常に重要なトピック。「この話題を避けていたら、結婚生活はうまくいかない!」と腹を据え、トピ主さんが気になっているならば、落ち着いて、まずは彼と話し合ってみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年08月14日こんにちは。ライターの和です。今回は大学生の方からの質問に答えさせていただきます。「就職活動中に複数の男女で連絡先を交換する機会がありました。同じ業界志望・複数人での交換で『自分だけ拒否するのも・・・』と思い、普段はしないのですがそのときだけ交換をしました。案の定情報交換は無く『会いませんか』と送ってくる方がほとんどで、彼氏のいる私は断りました。しかしその中で1人だけ実際に情報交換をしていたAさんがいました。良い結果は頂けませんでしたが役立ち、非常に感謝しています。就活も終わり、そんなAさんから突然また連絡が届き、食事に誘われました。断るつもりですが、少しだけ迷っています。Aさんは初対面時や情報交換時の印象で、友人になりたいくらいには良い人だったからです。彼氏にたいしては嫌なところばかり気になってしまい、最近は別れようか考えています。そのため正直なところ、学生の間に出会いを大切にするべきかも・・・とも思ってしまう自分がいます。もし私の立場ならどうしますか?」就活期の出会いって、同じ悩みを共有するからか、「付き合うことになった!」という声もあれば、「情報交換したいだけなのに、言い寄られて困っている」という場合もありますよね。就活からの恋って、一体どう動くのが正解なのでしょうか?こちらのお悩みについて、学生と社会人の恋愛の違いについてもふまえつつ、一緒に考えてみたいと思います。■・就活中の恋愛はおススメできないけれど・・・「就活中に知り合った男性とすぐに付き合った子がいたけれど、あっという間に破局していた。お互い遊びだったんだろうな」(23歳/デザイン関係)就活真っ盛りのときに「就活仲間」と付き合うのって、全員とは言いませんが、現実逃避の意味合いが大きいのかも・・・。辛い就活を一瞬でも忘れるためだったり、「この会社には就職できなかったけれど、彼氏(彼女)と出会えたから全て良し!」と現状を正当化させたいだけだったり・・・。でも結局は相手を好きになってから付き合ったわけではないので、ちょっとしたことですぐに別れが来てしまいます。ある意味、夏のイベントで盛り上がって付き合ってすぐ別れる・・・というのと似たパターンではあるのかも。でも、このAさんは実際に情報交換をしたり、「就活仲間」としての交流があった後、就活が終わってから、改めて連絡をしてきているとのこと。やるべきことが終わってから食事に誘ってくれるAさんは、比較的誠実に思えます。まずは食事に行ってみて、彼がどうして連絡をくれたのか、自分の目で確かめてきてはいかがでしょうか。■・学生と社会人の出会いの違い「社会人になると、思ったより出会いって狭まるんだよね。それこそ女だらけの職場勤務の場合は、自分から恋活しなきゃかなり厳しいし・・・」(27歳/販売)学生の時ってけっこう出会いが身近に転がっていたりするものですよね。でも社会人になると普通に生活していて男性と出会える場面って、会社や習い事ぐらいしかなくなるもの。あとは合コンや街コン・友達の紹介など、自分から積極的に行動することが必須となってきます。だからこそ、いまある縁を大切にするのは間違っていないでしょう。あとになって「やっぱりAさんと会えば良かったかな・・・」と思っても後の祭りですしね。■・学生と社会人の交際の違い「彼氏と大学生の時からうまくいっていないのであれば、就職して環境が変わったらもっとうまくいかなくなるよ。それに働き出すと結婚も考えはじめるしね・・・」(29歳/一般事務)学生の頃の恋愛って、一緒にいられることが大切なのではないかと思います。また学生だと比較的時間にも余裕があるため、おそらくデートの時間も取りやすいでしょう。でも社会人になったら、彼とはいままで通りの頻度で会えなくなることが予想されますよね。だからこそ社会人の恋って、「いかにお互いが相手を思いやれるか」ということが大事になってきます。たとえば「本当は彼と会いたいけれど、いま繁忙期みたいだから我慢しなきゃ・・・」など、いままで以上に自分を抑えることも増えるでしょう。もしいまの彼とはお互いを思いやれないと感じるのであれば、別々の道を進むこともアリだと思いますよ。■おわりに就活中の恋は短命に終わることが多いもの。ですが就活中にいろんな人と出会ってきた中で、内定後に相談者様に連絡をしてきてくれたのは、それだけ彼が本気だからなのかもしれません。彼氏とは今後どうなるかもわからないですし、食事に行くくらいなら何も問題ないのではと思いますよ。(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年08月09日「男性の『忙しい・疲れた』発言が理解できない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。28歳のトピ主さんは、理系の大学院生。これまで交際してきた男性たちが皆、「忙しい」「働き詰めで疲れた」などと言ってくることに不快感を示しています。他の女性も同じように感じるのか、それともこれは自分の偏った感じ方なのか……と問いかけています。好きな女性に「すごい」と思われたい、褒めてほしい心理?男性の「疲れた・忙しい」発言について、「努力や実力の誇示」「上に立とうとする優越感を認めさせたい競争意識」「弱音を見せている・甘えている様には見えず、むしろ張り合ってるのかと受け取ってしまう」とトピ主さん。過去の恋人たちは、「今日はこんなことを全力でやったんだ(ふん、凄いだろ)、でも君がいるから幸せだ」などと言ってきていたそうで、敵対心と好感を同時に口にできる心理も訳がわからない、とのこと。一般的な男性心理で考えるならば、これらは好きな女性に「すごいね」と賞賛して欲しい気持ちの表れでしょう。トピ主さんのことを自分と同列の競争相手としては見ているのではなく、あくまで「女性」として見ている。男性の序列のなかで「凄いだろ」という部分を褒めてほしかったのだろうと推測します。元彼たちは皆、仕事熱心で魅力的で、尊敬もできる男性だったとか。尊敬の気持ちがあるのであれば、普段から「仕事熱心だね、尊敬しているよ」と伝えておき、誇示される前に「大変なのに愚痴らないあなたが好き、かっこいい」などと先手を打っておくのも一案です。そうすれば、男性はトピ主さんの前で、できるだけ愚痴らない“かっこいい姿”であろうとする瞬間が増えるかと思います。男性心理を理解したところで、「不満」は消えないかも…ただ、そうした心理を理解したところで、根本的な不満は消えないかもしれません。トピ主さんは、「『私だって頑張っているのに』と内心思いながらも、そうだね、大変だね、と聞き続ける」ことによって、「負けを認めるようでプライドが傷つき、ストレスが溜まっている」とのこと。そうするうちに疲れてしまい、何度も破局に至っているそうですね。まずは、言いたくないときにまで、無理して「大変だね」と言ってあげてしまう癖をやめてみましょう。「そっか」「そうなんだ」とただ聞き流す。自分のストレスが貯まらない方法を最優先することです。よっぽど聞きたくないときは、正直に「今はそういう言葉を聞きたい気分じゃないの」「私そういう言葉、実は苦手なんだ」と伝えてみるのもひとつです。恋人間に思いやりは必要ですが、いつも相手を持ち上げてあげなくてはダメになってしまうような関係なら、どうあれ長続きしません。一緒にいて疲れてしまう相手はパートナーとしてふさわしくない、と割り切る気持ちも持っておきましょう。「そういう男性が多い環境」だとしたら、どう関わっていく?投稿内の記述を見る限り、トピ主さんの心には「私の頑張りも認めてほしい」「仕事面で周囲に負けたくない」という気持ちがあることが読み取れます。いっそ我慢せず、自分もどんどん自慢や愚痴を言ってみる……というのも打開策になると思いますが、トピ主さんには「不満を言うのは甘え」「こつこつと前向きに努力していくのが理想の姿」だという美学がある。自分が我慢しているからこそ、簡単に愚痴ったり自慢をしたりする男性に苛立つのかもしれませんね。また、トピ主さんが属する研究室は「男性優位」の社会のため敏感になってしまう……という記述も見られます。確かに今の時代は、男性が作り上げた社会に女性が馴染んでいる最中なので、男性側の理屈に合わせなければならないしんどさを感じる場所はまだまだあるのだろうと推測します。そんなときには、以下のような対処を考えてみるのも一案です。・「仕事では仕方ないけど、プライベートでは深く関わらないでいよう」と、距離を置く・「プライベートでは、ストレスを感じずに一緒にいられる男性といたい」と、視野を広げて探してみる・「自分にプラスになる道を考えよう」と割り切り、“そういう社会”でうまくやっていくための処世術を磨いていく20代は、特に「自分のことで精一杯」な時期だから…20代というのは多くの人にとって、最も“自分で精一杯”で、気持ちに余裕のない時期です。不確定な未来のために、がむしゃらに頑張っているからこそ他人の動向が気になるし、結果に裏付けられた自信もまだ少ないからこそ、むやみに努力や実力の誇示もしたくなる――。トピ主さんたちのケースも、「お互いに気持ちの余裕がない時期であること」が根本的な原因のような気もします。30代くらいになってくると、仕事面で少し余裕が出てきたり、うまく立ち回っていく術を身につけられたりして、多少気持ちが楽になれることもあります。社会というのはなかなか思い通りにならない場所ですが、“自分の心を軽くする術”を探し出せた人ほど、快適に過ごしやすくなります。急がず諦めず、男性との関係をストレス少なく乗りこなしていく術を模索していけるといいですね。(外山ゆひら)
2017年08月07日恋活・婚活を成功に導くための情報は数あれど、なかなか素敵な人には出会えない…という話も耳にします。そのストレスたるや!想像に難くありません。合コンや婚活パーティーなど、外に出れば、時間もお金も労力もそれなりにかかるもの。緊張やプレッシャーが焦りに拍車をかけますが、どうせならサクッと結果を出したいところですよね。◆オタク女子が婚活に成功した理由そんな時、成功者の話を見聞きすれば、希望が湧いてくることも。そこで今回は「オタク女子」の婚活成功談に隠れている「運命の人との出会い方」にヒントを探ってみました!一口にオタク女子と言っても、アニメ、アイドル、BL、ゲームetc. 好きなものや、そのハマり度合は人それぞれ。あまりにもディープな世界なのでそこは割愛し、「趣味に没頭する女性」と非常に雑なくくり方をさせていただきます。オタク女子の体験談を描いた漫画やブログを読んだり、オタクを自称する既婚女性の話を聞いたりしたのですが…。彼女たちが婚活に成功し、一緒にいて居心地のいい相手をゲットした要因を抽出してみたら、とにかく「ブレない」この一言に尽きることがわかりました。彼女たちにとって、趣味の世界は自分を形成してきた「自身の一部」なので、それを失うことなど考えられません。つまり、恋愛や結婚という人間関係に依存しないので、自分(趣味を含めて)を無理やり曲げてまで男性と付き合う必要性を感じていないのです。「オタクである自分(とその趣味)を認めてくれる人とでないと付き合えない」という大前提があるから、必然的に相手に求めるものが明確化していくのでしょうね。◆相手に求めるものがシンプル◎お互いを尊重し合えることが大前提例えば、・一緒に趣味を楽しんでくれる人・相手も趣味を持っていて、お互いの時間を大切にし合えるなどなど。もちろん、自分も同じように相手の趣味を受け入れる態勢を整えています。◎条件が消去法「結婚してもこの趣味を続けたい」という目標を達成するためには、それ以外の点については妥協も辞しません。婚活成功者は、その妥協ラインがとても明確でした。・顔のタイプについてはこの際、度外視(生理的に受け付けない人は除外)・定職があり、収入が低すぎないこと。年収がどんなに高くても借金がある人はダメ、ギャンブル好きは論外・最低限、自分のことは自分でできるといったところでしょうか。条件は人それぞれですが、オタク生活を死守しつつ良好な関係を作るために、必要以外のことは断ち切っていく、という覚悟が大事なようです。◆婚活の期限と場を決める出会いを求めるとなると、合コンや婚活パーティーなど外に出る機会も増え、今、趣味に使っている時間やお金・労力を注ぎ込む必要があります。そのため、1年、2年など、ある程度の期限を決めて活動した人が多いみたいです。ココロニプロロで連載していた漫画家・エッセイストの御手洗直子さんも、「期限を決めることが大事」と言っていました。いわく婚活で成功するコツは「絶対に結婚するって期限を決めて、その時点でのトップの人で妥協すること」。なお、自分で設けていた婚活期限(2年)をはみ出し、3年半で結婚した知人は「期間内にうまくいかなかったら、一旦休止して1ヶ月だけ趣味に没頭し、気持ちをリセットしてから、また取り組むのもあり」と言っていました。マッチングサービスを利用する(オタク女子を対象にしたサービスもある)、趣味絡みのSNSでの出会いを大事にするなど、婚活の方法はパッと見、非オタとあまり変わらない様子。ですが、世界観がはっきりしているだけに、対象となる異性も必然的に絞られてくるのではないでしょうか。◆恋活・婚活のヒントになるかもオタク女子の恋愛事情は、何も特別なわけではありません。そりゃまあ、中には「二次元の男性にしか興味を持てない」「リアルの男性との付き合い方がわからない」という人もいるでしょうが、多くの場合は普通に恋愛や結婚を求め、非オタと同じように恋活・婚活をしているのです。ただ、彼女たちは自分の世界をしっかりと持っているだけにブレないところがあり、なおかつ、その成功者は自分自身も含めて現実と将来をしっかり見据えたうえで運命の人を絞り込んでいったのだな、とも感じました。自分の幸せが何か、を知っている彼女たちの姿には、学ぶべきものがたくさんありそうですね。恋活・婚活に行き詰ったら、参考にしてみてはいかがでしょうか?ライタープロフィール石村佐和子エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。
2017年08月02日「初めて付き合った彼氏と結婚予定」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは20代半ばの女性。2ヶ月後に、交際7年半となる人生初の彼氏と結婚予定だそうですが、「もっと他の男性も見れば良かったかもしれない」という思いが消えず、「心がモヤモヤして仕方がない」とのこと。気持ちの落としどころをつけるためのアドバイスを求めています。いきなり「最高のパートナー」に出会ったのは幸運? 不運?投稿には、「彼は私のことを1番に考えてくれる」「最高のパートナーで、別れるという選択肢はない」「絶対幸せになれると思う」といった力強い言葉も見られます。トピ主さんはそれを自覚した上でなお、交際経験が1人しかないまま結婚することが引っかかっている様子。自分には初めての彼氏なのに、彼にとっては4番目の交際相手という点にも、不平等感を感じているのかもしれません。世の中には、何人かの異性と付き合ってから、ようやく“最高のパートナー”と思える相手に出会う人もいれば、出会えたとしても結婚に至らない人もいます。言ってみれば、トピ主さんは「初めて引いたくじで1等賞だった」という状況。1等を引き当てた幸運の実感や有難みが感じられにくいのかもしれませんね。交際経験が多いと、「元彼と比べることで、今の彼氏のよさがわかる」といったプラスの効果もありますが、一方で「こういうところは元彼のほうがよかった」など、迷いの原因になることもあります。トピ主さんはそうした比較対象がないために、「彼で本当にいいのか」に自信が持てない部分があり、無意識に別の男性と比べてみたくなったのでは、とも推測しました。あっちこっちも「同時に見る」ことはできない「いろいろなタイプの人と付き合ってみたい」という気持ちを持っている人は、男女問わずたくさんいます。ただし、それを問題なく実現できるのは、出会ったタイミングが被っていない相手とだけです。あっちと付き合いたいなら、こっちとは一旦離れる必要がある。食べ物のように「こっちもつまみ食いしてみたい」「でもやっぱり、あっちがいいな」なんてことをしていれば、二人の信頼関係はいずれ必ず壊れてしまうでしょう。このまま結婚すれば、自分が不倫をしてしまうのでは……と心配もしているようですが、どんな誘惑があったとしても、不貞行為は誰かに“させられる”ものではなく、あくまで自分次第です。自分がもし彼に浮気をされたら、どんな気持ちになるかを想像してみましょう。彼の愛情や存在を失うリスクを冒してでも、他の男性との関係を持つことにどのくらいの意味があるのか。そうすることによって彼の気持ちだけでなく、トピ主さんの気持ちが彼から離れてしまう可能性もあることは心得ておきましょう。「二度と恋愛ができない」と思わなくてもいいもしかしたら、トピ主さんは「結婚してしまったら、もう二度と恋愛はできない」といったプレッシャーを感じているのかもしれません。「彼だけを一生愛し続けられるか」などと考え始めたら、不安になるのは当然だと思います。そうであれば、「彼より好きな人ができたら、そのとき考えればいい」くらいに考えてみてはどうでしょうか。もし今後、本当に彼以外に好きな男性ができて、その思いを行動に移すならば、彼との婚姻関係を解消する覚悟ですればいい。彼ときちんと別れてからならば、何も問題はないはずです。好きな相手ならばさておき、たいして好きでもない相手と興味本位に関わって結婚をダメにしてしまったら、自分自身が後悔しきれないのではないでしょうか。「今望む幸せ」がそこにないならば、結婚をやめる選択もある投稿には、「今後他の男性に触れられることもないと思うと、女として幸せなのか」という一文も見られます。女としての幸せは人それぞれですが、今のトピ主さんにとって、「たくさんの男性に求められること」が一番の幸せなのであれば、結婚を取りやめて、いくらでも恋愛を楽しむ選択もあります。自由と責任はワンセットです。恋愛を謳歌する自由を選びたいならば、今ある彼との幸せは手放さなくてはならない。今ある幸せを守りたいならば、彼以外の男性と恋愛をしたい気持ちは諦めなくてはならない。強引に両方を手に入れようとするならば、その結果はすべて自分の責任として引き受ける覚悟を持つ必要がある−−。トピ主さんは今、どの選択に一番心が傾きますか?彼との結婚に本当に迷いはないのか、気持ちを確かにするいい機会です。頭ではそうすべきだと思っていても、なんとなく気持ちが付いていっていないようにも読み取れました。迷いがあるならば、今すぐ結婚を強行する必要はありません。自分が本当に行きたい道を歩いているのかどうか、一度立ち止まって、しっかり考えてみるといいと思います。(外山ゆひら)
2017年07月31日「大好きだけど、結婚したいと思えない彼氏との今後」について悩んでいる女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんには半年間交際している彼氏がいますが、「将来をずっと彼と生きるとなると迷う」そうです。彼に結婚しようと言われると、「正直不安しかない」とのことで、今後について読者に意見を求めています。「結婚する」「別れる」、それぞれの未来図は彼との結婚をためらう理由について、投稿には「彼は頭があまりよくなく常識にも疎いですし、考えの視野も狭い」「家庭を築いていくと考えると、頼りない」と綴られています。トピ主さん自身、あまりしっかりしていない自覚があり、結婚後は「1番近くにいる人が頼りなくて力になってくれなければ、どうしようと思う」とのこと。そのため、「大好きだけど結婚せずに別れる」、もしくは「不安だけど結婚する」という二択の間で思い悩んでいるようです。それぞれの選択をした場合の未来図について考えてみましょう。(1)「大好きだけど結婚せずに別れる」場合「別れてよかった」と思うには、頼れる別の相手を見つけて結婚することが、おそらく必須ですよね。この場合、彼を「大好き」だという思いを振り切れるのか、そして頼れる結婚相手が見つかるのか、という2点がネックになってきます。「好きな相手に自分から別れを告げる」というのは、そう簡単なことではない場合もあります。別れられたとしても、頼れると思う男性とは恋仲になれない可能性も。また、そういう男性と無事交際できても、結婚には至らないかもしれません。こうした可能性を踏まえても、この先、「頼れる相手と結婚したい!」という思いで動いていけそうかどうか。考えてみるといいでしょう。(2)「不安だけど結婚する」場合一方、こちらは「頼りない彼と結婚生活をうまくやっていけるかどうか」がポイントですよね。うまくやっていければ、結婚してよかったと思えるでしょうし、「頼りなくて困った」と思う機会が多ければ、結婚を後悔する可能性も高くなるでしょう。二人ともしっかりしていないとのことですが、人は一緒にいる相手によって役割分担をしあう傾向もあります。しっかりしている人と一緒にいると、相手にばかり任せてしまって自分が頼りなくなることも。逆に、頼りない人といると、自分がしっかりしてくることもあります。彼が好きで一緒にいたい気持ちがあるならば、何もかも彼に頼ろうとは考えず、自分でも担える部分や、互いに補い合える部分もあるのではないか……といった視点からも一度考えてみてはいかがでしょうか。明確に「この人ではない」という答えが出たら、決断を投稿には、「大好きという感情だけで結婚するのは、長く続かないような気がしてます」という一文も見られます。トピ主さんには、「恋愛と生活は違う」という考えがあるのかもしれませんね。相手が好きでも、二人で一緒にいる未来が良いものになりそうにない……と感じるのなら、確かに結婚は難しい気もします。「彼とでは、結婚は無理だ」という答えが既に心のなかで出ているのならば、今、別れの決断をしてもいいのでは。「別れること」を前提に付き合っていくのは、トピ主さんにとっても不毛な気がしますし、彼に対しても優しくない態度ではないでしょうか。一方、「彼と結婚したい気持ちも少しはある」ということならば、しばらく時間をかけてみるのも一案です。今後、知らなかった頼もしい一面を見る機会があり、彼を見直すこともあるかもしれません。もちろん、逆もしかり。「やはり彼では無理だ」という結論に達したときには、決断を下すのが最適でしょう。あるいは、今のうちに正直に話し合ってみるのも一案です。「頼れる人と結婚したい気持ちがある」「今の二人では難しいと思う」などと伝えてみて、それで彼がヘソを曲げるならば、結婚はやはり難しそうですよね。しかしながら、彼が真剣に話し合ってくれたり、「一緒にいたいから頑張るよ」といった頼もしい面を出してきたりするならば、トピ主さんの気持ちが変化することもあるかもしれません。「後悔の少ない選択」をするためのポイントどの選択をするにしろ、以下の点は心得ておくといいでしょう。◯ 周囲の意見はあくまでも参考にとどめ、最後は自分でしっかり考えて決めること◯ こうすると決めた後は、「選んだ道を正解にする!」という気持ちを持ち、簡単に後ろを振り向かないこと◯ その選択で良かったと思えるよう、自分がいる場所で、できる限りの努力をすることこうした姿勢を実行していければ、選んだ道を、きっと自分の力で「正解」にしていけると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2017年07月24日「婚約中の彼氏と大ゲンカをした」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30代前半のトピ主さんは、交際中の彼が年に一度の旅行のためにすら十分な休暇を取ろうとしないことに不満を抱いています。「30代にもなれば正直、仕事は自分で調整するものだと思っている」というトピ主さん。彼の“計画性のない仕事ぶり”が理解できず、「皆さんの意見を聞かせてほしい」と読者に問いかけています。優先順位は人それぞれだけど…トピ主さんが勤めているのは、外資系企業。「むやみにただ会社に行くよりも、計画をもって仕事をする方が、結果、仕事ができる人が回りに多い」環境ということもあり、彼のような「社長や後輩が言い出すまで(夏休みは)まだわからない、決められない」スタンスが理解できない様子。休めないというより、「休もうとしないタイプ」だと分析しています。これまで何度か一緒に旅行しており、とても楽しかったため、「彼も少しは休暇を重視してくれるようになったらいいなと思っていた」とトピ主さん。ご自身は、年に一度の旅行を励みに、日々の仕事を頑張っているそうです。しかしながら、彼のほうは「プライベートは仕事の二の次、三の次」という態度。現時点で、トピ主さんとは仕事への考え方やスタンスが違っているのは確かなようです。働きかけ続けるもよし、「いつも彼と一緒でなくてもいい」という考え方も企業や部署の雰囲気にもよると思いますが、制約をくぐり抜けながら、自分のスケジュールをうまくやりくりする……というのは、確かに社会人として大事なスキルですよね。今後については、以下に挙げる3つの方向性があるかと思います。1)根気強く、彼に働きかけ続けるトピ主さんは今回、この態度で臨んだことで喧嘩になった様子。でもそれでよかったと思います。交際では「譲り合い」も必要ですが、それと同じくらい、ご自身の思うことをきちんと伝えていくのも大切な態度です。彼はその後、「(休暇を)5日とるから行くところ決めよう」と言ってきたとか。彼なりに「トピ主さんとのプライベートを大切にしたい」と思ったからこそ、足並みを揃えようとしてくれたのでしょう。主体性には多少欠ける性格なのかもしれませんが、他人から強く働きかけられることで、自分の行動を決めていくのが性に合っている、という人もいます。今後もそのようにして、足並みを揃えていくことはできるようにも思いました。2)考え方の違いを受け入れ、「自分は自分で休暇を楽しもう」と考えるカップルだからと言って、「休暇は一緒にいなければならない」というルールはありません。普段からしっかり一緒の時間を作れているならば、年に数日の休暇を揃って過ごせなかったとしても、二人の絆が消えてしまうことはないはず。「休暇は、友達や親と過ごす時間に充てよう」「今しかできないだろうし、一人旅も楽しいかも!」などと頭を切り替えてみるのもひとつです。旅行に関しては「行けるときだけ一緒に行く」といった“ゆるいルール”のほうが、今後も無理なく足並みを揃えていきやすい気もします。「無理ならいいよ、私は行ってくるからね〜」と好きなように旅行を満喫していれば、彼のほうが寂しくなってきて、そのうち自ら進んで休暇を取ってくるようになる、なんてこともあるかもしれません。3)彼と別れ、価値観の近い相手を探す極論ですが、彼との婚約を解消して、別の男性を探す、という選択もあります。「本当に彼のことが好きではないのでは?」という読者の意見に対し、「そうなのかもしれない」「ちょっと立ち止まって考えたいと思う」と答えているトピ主さん。そもそも彼への思いに迷いがあったのならば、今回の喧嘩はいい“きっかけ”と言えそうですね。結婚前に、よく考えておくといい問題かも?お二人とも30代。ここまで自分のやり方で働いてきたと考えると、仕事への姿勢や価値観は、今後もお互い大きくは変わらないかもしれません。となれば、トピ主さんは将来、「家庭を顧みてくれない」「彼とでは、一緒に人生を楽しめない」などと不満を募らせることも考えられます。いずれお互いに考え方が変わる日が来るかもしれませんが、それは未知数。トピ主さんにとって、今の彼は「これから人生を一緒に歩いていきたい」と思える相手なのかどうか。じっくり考えてみましょう。もちろん、どんな相手との間にも価値観の違いはあります。ただ、それが簡単には見過ごせない違いだと気付いた場合には、「離れる」あるいは「結婚は即断せず様子見をする」といった決断をするのもひとつの方法です。先々の将来もイメージしながら、自分なりの答えを導き出していきましょう。(外山ゆひら)
2017年07月19日「結婚を意識している彼氏を、親に紹介すること」について悩んでいる女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。公務員だというトピ主さんの彼氏は、単位が足らず大学を中退した経歴があるそうです。「私の両親は結構厳しいのですが、紹介したらやはり反対されたりしますかね」と読者に問いかけています。■「胸を張って紹介できないこと」が一番の問題?子どもの幸せを一番に願っている親ならば、経歴だけでなく、「本人がその相手に対して、どう感じているか」や「二人の様子」を気にされると思います。どんなに学歴が素晴らしい相手でも、本人がその結婚に煮え切らないものがあれば、親は反対するかもしれません。逆に、学歴に多少気になる部分があっても、二人の絆が感じられ、本人が「私が一緒に生きていきたい人です」と胸を張って言うのならば、「心配もあるけれど、信じて応援してみようか」という姿勢になる親御さんも少なくないと思います。もちろん、世間体や見栄を一番に気にするような方もいるでしょうから、一概には言えませんが。親の意見を考える前に、自分自身の胸の内をよく見つめてみましょう。トピ主さんの心の中に「胸を張って紹介する自信がない」「結婚相手が彼でいいのか、まだわからない」という気持ちがあるならば、両親に彼を紹介するのは時期尚早ではないでしょうか。ご自身の気持ちが固まるまで、もう少し時間をかけてみることをお勧めします。■いつまでもこだわっていると、二人の関係が危うくなる可能性も彼は交際当初、学歴のことを黙っていたとか。事実を知ったトピ主さんは、「最初に嘘をつかれたのがとても残念でしたし、正直聞こえ悪いなーって思っちゃいました」と心境を綴っています。中退したことを黙っていたのは、「好きな彼女にバレるとカッコ悪いと思った、恥ずかしかったから」という理由もあるのだろうと推測します。その経験や悔しさがあったからこそ、今の仕事をいっそう頑張れているのかもしれません。背景や事情を汲むならば許せそうな問題にも思えます。ただ、彼が学歴以外のことでも嘘をつくような人物ならば、見過ごせない問題ですよね。彼は、普段から嘘を平気でつくような人間だと思いますか? 彼の人間性がまだわからないなら、今後の交際のなかで見定めていきましょう。また、「聞こえが悪い」という記述からは、親御さんだけでなく、トピ主さん自身も世間体を気にしていることがわかります。出世に響くのではないか、と気になってもいるようですね。世間体を重んじる度合いは自由ですが、「彼といい家庭を築きたい」という結論を出した場合、いつまでもこの件を引きずるのは良策ではないと思います。例えば将来、思うように昇給できないときに「学歴のせいね」と嫌味を言ったり、出世がうまくいかないときに「やっぱり中退はダメね」などと責め続けたりしていれば、彼の愛情や家庭への気持ちは薄れてしまうでしょう。■どんな相手を選んでも、望みどおり暮らせる“絶対”の保証はない彼の経歴がどうしても許容できないと思うならば、彼との結婚をしないという選択もあります。長い目で見れば、学歴について心から満足がいく相手を選んだほうが、トピ主さんは幸せを感じられるかもしれません。ただし、結婚や人生に“絶対”はありません。学歴抜群の人でも、突然安定した勤め先を辞めてしまい家族を苦労させる、なんてケースもあります。一方で、学歴にハンデがあっても、それをバネにして会社のトップに昇りつめていくような人もいます。そうした未来が待っていようとは、結婚前のパートナーたちは知らなかったことでしょう。つまり、どんな経歴の相手を選んでも、世間体のいい、望みどおりの暮らしができる“絶対”の保証はないということです。だとしたら、トピ主さんは何を信じて結婚を決断しますか? 「自分を信じてくれるパートナーがいれば、人は実力以上に頑張れることも多い」ということだけは、書き添えておきます。ともあれ、一度きりの人生を共に歩いていく相手を決めるのが結婚です。「二人で一緒にいれば、いい人生にしていけそうだ」「彼となら支え合ってやっていけそうだ」と思えるかどうか。結婚するのは親ではなく、自分自身です。何よりも自分自身が思う“答え”を、まずは導き出していきましょう。二人の意思がしっかりしていれば、親御さんのことは今後いかようにも交渉・説得の仕方があると思います。(外山ゆひら)
2017年07月10日恋愛プランナーのTETUYAです。今、恋活に日々、励んでいる女子に朗報です。今回は、そんな恋活女子に、オススメ男子をまとめてみましたので、参考にしてもらえると嬉しいです。■恋活の先にあるものは・・・恋活の先にあるものは、一体何でしょう?やっぱり、好きな人と一緒になって結婚することだと、僕は思います。彼氏がいないと、どうしても彼氏のいる身近な友達の話を聞いたり、クリスマスやらバレンタインやらのイベントをあおる情報に触れてしまうと焦ってしまうものです。でも大丈夫!ここは一旦、落ち着きましょう。最終的に素敵な男性と結婚したいと思うのなら、焦って急揃えで彼氏を作っても、それがやっかいな男なら全く意味がないわけですよ。例えるなら、エネルギーをムダにガンガン消費していることと同じですから。最終的には、電源が無くなって本体自体使えなくなるわけです(悲)。恋活女子は、いわば、充電期間中。しっかり貯めて、将来、結婚に最適なエネルギーを消費しない男を狙うことが大事ですね。そんな「電源を消費しない男」とは、どんな男か紹介しましょう。■ヴィジュアルはいいけど・・・な男まずはじめは、ヴィジュアルはいい、ただ、恋愛の経験があまりにも無さ過ぎて、自分がモテることにまだ気づいてない男。そんな男は狙い目ですよ。こういうタイプは、例えば学生時代に、海外留学していて外国人とのコミュ力を磨き過ぎた結果、逆に日本人女性とのコミュニケーションが極端に下手だったりとか、それ以外で言うと、幼少のころから、勉強ばかりし過ぎで、大学でも女性が少ない環境だった理系男子や、部活ばっかりだった男子も同じ部類です。こんな素材の原石に出くわしたら、自分がモテることを気づかせないように、はやめにアプローチをするといいです。彼らは基本的にピュアなんで、やさしくする包容力のある女子に、結構弱いんです。■性格はいいが・・・な男次に、性格は申し分ないけど、見た目は残念男子。これも、オススメ男子のひとつです。性格は何より一番です。なぜなら普遍的なものだから。見た目は、お金をかけたり、努力をすれば、多少は良くなるはず。僕が思うのは、見た目の妥協ポイントを自分なりに整理しておくことが大事。例えば、残念であっても、将来生まれてくる子供の遺伝子にはそこまで影響しないレベルならOKとか・・(苦笑)、ずっと一緒にいて、すごく好きではないけど、嫌に感じないレベルとか。まあ、長くつきあえば、残念男子もイケメンも慣れます(笑)。■実家が・・・な男子実家、そう親が裕福だというところはポイントです。いざというときに、親からサポートしてもらうことも絶対出てきます。そんなときに、相手の親から手厚いサポートをしてもらえたら、どれほど楽か。もし可能であれば、つきあう前に相手の親の情報をそれとなーく聞きだしておきましょう。「ご両親の職業は何?」「実家の場所?」などと聞くとわざとらしいので、子供の頃の話とか、家族の話の流れから聞き出すのが良いかもしれませんね。意外と苗字などからも、ただものじゃない雰囲気を出す男子もいます。「伊集院」「徳川」「鶴亀」とか(笑)■おわりにまとめて言うなら、恋活とは、今までの自分を少し変えて、妥協しながらも、将来をみすえて、原石を見つける活動の定義です。常に自分のマインドの中で、完璧を求めないこと。(自分もふくめ完璧な人なんていないから)何か一つ欠落している人ぐらいが、人間味があっていいんだと思うんですよね。(TETUYA/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年07月04日「2年程付き合って結婚するはずだった彼と別れたばかり」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。別れの理由は、「価値観の違い」と「結婚をかなり待たされた事」だそうで、特に彼の言動に「大人として恥ずかしい」という思う瞬間が多く、自ら別れを決めたそうです。彼の過去の言動を挙げ、「皆様、こんな人と付き合えますか?」と読者に問いかけています。■念願どおり「他人」になれたのに……。気持ちが収まらない理由は?元彼に対して、怒りが収まらない様子のトピ主さん。自分から別れを告げ、念願どおり他人の関係になれたのに、なぜ読者の共感を求めて投稿するほど気持ちが収まらないでいるのか。その奥にある心情を理解することに、トピ主さんの未来へのヒントがあるように感じました。トピ主さんの心にはおそらく、以下のいずれか、あるいはいくつかの気持ちがあるのだろうと推測します。・「結婚に至らなかったこと」への怒りや悲しみ・自分が願っていたような形で愛されなかったことへの悲しさ、悔しさ・彼のような相手に2年も費やした自分自身に対する情けなさ・「この先の未来」が白紙になり茫然自失としている・「別れを決めたことは悪くない」と、誰かに背中を押してほしい■“そういう彼”でも結婚したかった? 苛立ちが伝染していた可能性も元彼は、相手の立場で考えないし、人や物に当たったり、夜中でも大声で怒鳴ったりして悪びれもしない。別れ話のときには、反論した上に酷いことを言った。アラフォーなのに……とも綴られています。そうした言動に対し、「引いてしまった」「家族や友人にもいずれ迷惑をかける」「こんな人と一緒に居るのが恥ずかしい」と感じた、というトピ主さん。2年付き合って、彼の“人となり”が明らかになったわけですね。「結婚前にそういう相手だとわかり、別れてよかった」と考えることもできますが、投稿には「結婚を待たされたこと」も別れの理由だと綴られています。つまりトピ主さんには、“そんな彼”でも結婚したいという思いがあった、ということなのかもしれません。もう少し早くプロポーズされていたら、結婚を承諾していたのかもしれませんね。もしも、交際初期は彼のことが大好きだったものの、プロポーズしてくれない苛立ちがあって、それが長引くなかで次第に彼に対して「幻滅していった」のだとしたら。トピ主さんの「結婚を焦る気持ち」が関係を悪化させる一因となった可能性も感じました。相手に苛立ちや不満を感じながら接していると、どうしても攻撃的な態度になってしまいがちです。そして攻撃的に接されると、相手も高い確率で攻撃的になります。実際、彼はトピ主さんに対して、攻撃的な態度をよく見せていたようですね。■不満を溜めない方法は? まずは自分に素直になってみようもちろん、「彼の人格には問題がなかった」「トピ主さんのせいで彼が攻撃的になった」と言っているわけではありません。ただ、“プロポーズしてくれない彼”への不満をずっと持っていて、そのことが関係悪化を招いた――という可能性にもし思い当たる節があるならば、今後は少し「不満を溜め込まないこと」「素直になること」を意識してみるといいかもしれません。今感じている怒りや苛立ちを一通り出し切ったら、心の奥にある素直な気持ちを見つけて、優しく抱きしめてあげてください。「結婚できたら、という思いがあったんだよね?」「彼とうまくやれたらよかったね」など。自分の気持ちや望みに素直に向き合えていると、人にも素直な気持ちを伝えやすくなり、結果、不満も溜まりにくくなります。そうしているうちに、今回の交際を振り返っての“発見”が得られるかもしれません。「何も言わずにイライラして接するくらいなら、自分から『こうしたい』と言ったほうがいいのかもしれない」「2年も待たず、早めに意思表示をすればよかった」「今度は最初から結婚前提で付き合える相手を探したいな」など。そうして得られた学びは、未来をよりよく生きる力になります。「幸せになることが一番の復讐」とはよく言われますが、本当にそのとおり。自分の人生をどうにかできるのは、自分だけです。いつか「彼とのことは、私に必要な学びだったんだ」なんて笑顔で思える日が来るように。後悔や悔しさは自分の力に変えて、今日のこと、明日のことにエネルギーを注いでいきましょう。応援しています。(外山ゆひら)
2017年07月03日付き合い出すと、恋人に「自分のすべてを受け入れてほしい」と思ってしまい、情緒不安定になっては別れる、ということを繰り返している――。そんな30歳女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「私のような人間でも、相手とうまくやっていく方法はあるのか、割り切ってひとりで生きていった方が良いのか」と意見を求めています。■ いわゆる「甘え上手」な人は、どこが違う?長女で、幼少期から優等生タイプだったというトピ主さん。「周りに甘えることが苦手」「他人に否定されることに慣れていない」といった自己分析もされています。どうやら、ずっと心に押し込めてきた“甘えたいのに甘えられないフラストレーション”を、彼氏となる相手にすべてぶつけてしまうために、交際がうまくいかなくなる様子。ほどよく周囲に甘えられるようになることが、打開策になるかもしれません。その方法を探っていきましょう。まず、いわゆる“甘え上手”な人を観察すると、分かることがあります。彼・彼女らは「誰かが手伝ってくれたらラッキーだな〜」くらいのライトな気持ちで、近くにいるよさそうな人にヘルプの打診を試みている。本当は自分で取り組むべきこととは分かっていながらも、“ちょっと試しに”頼んでみている、といった様子です。断られたときにも、「ま、仕方ない」「やっぱダメか(笑)」などと明るく受け取ります。仮にすねたような態度を見せたとしても、本気で傷つくようなことはない。だからこそ、断る側も気楽でいられるし、「次に余裕があるときは助けてあげよう」などとも思われやすいようです。■ 「甘えたいのに、甘えられない」を克服するには?一方、「甘えたいのに、甘えられない人」というのは、断られることや拒否を恐れていることが多いです。甘えや依頼を断られると、ひどく傷つき、自分のすべてが否定されたような気持ちにもなりやすい。そのため、「この人なら絶対に拒否されない」と信じられる相手にだけ、日頃から溜め込んでいる「甘えたい気持ち」をぶつけてしまう――。しかしながら、「他人の甘えをいつでも、いくらでも受け止められる人」というのは滅多にいません。どんなに懐の深い人でも、気分や状況的に余裕のないときはありますよね。そんなときに、甘えや依頼を断ったからといって、「前は助けてくれたのに!」と責められたり、「もう私のこと嫌いなの?」なんて悲しまれたりされたら、どうでしょうか。この相手は受け止めきれない、と感じてしまうこともあるかもしれません。どんな相手も、自分と違う時間のなかを生きています。「他人と自分は違う存在なのだ」としっかり分かっていれば、甘えや頼みを拒否されたとしても、それは相手側のそのときの判断というだけで、こちらの存在まで否定しているたわけではない、と理解できるはず。そうしてむやみに傷つかなくなれば、余裕のなさそうな相手を見て、「どうしたの、何かあったの?」なんて思いやれることもあるかもしれません。特に恋人同士の場合、そのようにお互いに心を支え合えると、絆も深まりやすいです。その理解をした上で、「軽く甘えること」にも慣れていけるといいですね。最初は「断られるかもしれないけど、ま、やってみるか」などと思えるときに、周囲の誰かをちょっと頼ってみましょう。例えば高い場所の物を取ってもらうなど、些細なことで構いません。断られる前提でいれば、手伝ってもらえたときに大いに感謝の気持ちを持てるようになり、対人関係にも好循環が生まれていきやすいでしょう。■ 「今」と「未来」に焦点を当てていこう家庭環境の影響もあり、男性に対して「憧れ」と「敵意」が混在している、というトピ主さん。そういう側面もあるのかもしれませんが、過去にばかり焦点を当てすぎると、「過去のせいで私はこうなんだから仕方ない」といった諦めの論理にもなりやすく、本当に望む未来へ繋がりにくくなってしまうこともあります。のちの投稿では、「恋愛は今後一切諦める」などとも書かれていますが、そのようにネガティブな気持ちになってしまうときは、「うーん、今の私はこう思ってしまうな」などと、少し自分を俯瞰して捉えてみてください。その上で、現在と未来に焦点を当てていきましょう。30歳。ここからの人生は、まだまだ長いです。“パーフェクト”になんてなる必要はないし、自分を見つめる勇気を持っていれば“パートナーといい関係を築く力”も必ず上達していきます。「今の私には、こういうところがあるみたいだな。じゃあ次はこうすれば良くなるかな?」。そんなふうに試行錯誤していくことを、ぜひ諦めないでほしいなと思います。(外山ゆひら)
2017年06月26日「長い付き合いをしたことがなく、知り合ってすぐ付きあい、別れるということを繰り返してきた」。そんな31歳女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。最近は婚活を始めてみたものの、嫌悪感が拭えず次に進めないでいる状態だとか。一人で生きる覚悟もないため、「どうしたらいいのか、どうしたいのかがわからず、苦悶の毎日を送っています」と心境を吐露し、読者の意見を求めています。「人を好きになりにくいタイプ」だとしたら、どうすればいい?のちの投稿もすべて拝見しましたが、トピ主さんはお誘いの機会は多いものの、なかなか人を好きになれないタイプのようですね。3回目のデートくらいで告白してくる男性をかわしきれず、いつも「気持ちを持っていくように努力して」付き合ってはみるものの、結局は相手を好きになれない自分の気持ちに気づいて破局……というパターンを繰り返しているようです。「寂しさを男性で埋めていたのかなと思う」といった記述も見られます。変化を起こすためには、まず「今度はちゃんと好きになれる相手が見つかったら付き合おう」と決意すること。そして、恋人の有無に関わらず「それなりに充実している」と感じられる毎日が送れるよう、試行錯誤をしてみること。この2点が突破口になるのではないかと思います。逆説的ですが、恋愛をしていなくても日々が充実してくると、いい相手が現れる……といったこともしばしばあります。しばらくは異性だ、恋愛だという意識を弱めて、ナチュラルな交流機会をたくさん持つようにしてみてはいかがでしょうか。仕事や趣味で何か新しいことを頑張ったり、行動範囲や環境を変えたりということでも、充実感や新たな交流は生まれやすいでしょう。好意を持ってくれる男性は“キープ”すべきなの!?読者からは、早々に告白してくる男性に対しては、相手の好意をのらりくらり交わしてキープすればいい……なんてアドバイスも見られますが、“のらりくらり”待たせることにも限界があるものです。まだ好きになっていない相手に告白されたときは、正直に「よければ友人でいる期間が欲しい」などと気持ちを伝えるのが最善ではないでしょうか。そう言って去る相手であれば、シンプルに「縁がなかった」と考えていきましょう。気長に待つよという男性がいれば、そのことで相手の魅力を感じられることもあるかもしれません。もしかしたらトピ主さんは、「他人の気持ちには応えなくては」という思いが強い方なのかもしれませんね。でも、自分の意思や本音を伝えることについては、必要以上に罪悪感や同情の気持ちを持たなくて大丈夫です。男性も自分のペースと判断で動いているわけですから。お互いの要望が折り合わないこともあるのは自然なこと、とさっぱり割り切っていきましょう。「選り好み」はすべきではないの? 「選ばれたほうが幸せ」なの?「選り好みしてはいけないという思いもあり」とのことですが、最終的にNOと言っているなら同じことですし、そもそも好きになれていない相手の告白を断ることは“選り好み”ではありません。「愛していないけど愛してくれる相手だから」という理由だけで交際や結婚をしても、トピ主さんと同様、結局は好きになれず別れてしまうケースもたくさんあります。「選り好みをしている場合じゃない」と意見をしてくる人もいるかもしれませんが、「好きな人と付き合いたいと思って何が悪い!」と心の中で開き直ってしまいましょう。この先、「私は男性をそれほど熱心に好きになれないタイプなのかも?」なんて気づくこともあるかもしれません。大好きな相手ができても、その恋愛は叶わないかもしれません。そうした経験をした結果、「私はやっぱり、好きになってくれる男性を大事にしよう」とか、「恋愛結婚にこだわらなくてもいいや」などと思い始めることだってあるかもしれません。仮にそうなったとしても、自分の経験からそういう結論になるのであれば、今とはまったく違う捉え方ができるはず。ひとまず、「波動の合う方と結婚し、お互いに支え合いつつ歩んで生きたい」という自分の気持ちを確認できたのですから、今一番最善と思う方法で動いていきましょう。異性と知り合った際も、「今日話せて楽しかったな」などと一瞬一瞬を楽しめるようになると、自然な形で関係も続きやすくなると思います。変化が起きるといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2017年06月19日「恋愛的なことで、先の未来が全く描けないでいる」という30歳女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。1年ほど付き合った初めての彼氏に振られたのが3年前。彼は既に別の女性と結婚しているそうです。「26歳の時に出逢えたあの人以上に、私は誰かを好きになってちゃんと結婚出来るのかを聞きたい」とのこと。今回は、大きな失恋の後の人生展望について考えてみましょう。■ 「このままでいてはいけない」という思いだけが、状況を動かすご自身のことを、“引きずり三十路女”と称しているトピ主さん。失恋の後に悲しみ、思い出に浸るのは、きちんと立ち直るためにも大切な時間です。しかし、その過程がひと段落した後、そこからすぐに抜け出そうとする人もいれば、長くステイしてしまう人もいます。“失恋後”という状態のままでいれば、それ以上傷つくことはないし、思い出はいつでも優しくしてくれる。その状態がどこかラクだと感じてしまい、動けなくなってしまうのですね。そういう時期もあっていいと思いますが、そこから抜け出したいと思うならば、「私はこのままでいてはいけない!」という強い動機が必要です。その気持ちだけが、実際の行動を促してくれるからです。今、トピ主さんには「このままじゃいけない、このままの自分では嫌だ」という思いがありますか? 読者に対して「私は誰かを好きになってちゃんと結婚出来るのか」と問いかけていますが、それを叶えるためには、「誰かを好きになって、ちゃんと結婚したい」という、トピ主さん自身の強い意志が必要になってきます。■ 被害者にならずに。自分の人生の舵(かじ)は自分でしっかり取っていこう初めての彼と別れた後、別に好きな男性もいたとのこと。「遊ばれてしまった」そうですが、察するに、“こちらは本気だったけど相手はそうでなかった。だけど関係を持ってしまった”ということなのでしょう。お気持ちはわかりますが、被害者気分になって自分を哀れむほど表情やオーラは曇り、よくないことが起こりがちです。「いい雰囲気になったけど先に続かなかった、それだけだ!」なんて捉えて、過去へ流してしまいましょう。「好きだから、関係を持ちたいと思ったんだよね」と自分自身の恋した気持ちを認めて、抱きしめてあげてくださいね。その上で、「願いが叶わなくて辛かったね、でも次は私を本当に愛してくれる相手を探しにいこうよ!」と自分の心を元気づける働きかけもしっかりしていきましょう。恋愛は相手があってのことなので、思いどおりにいかないこともたくさんあります。しかし、そこで現れる場面場面でどうするか決めていたのは、自分自身。この3年間、「失恋した彼を想い続ける」「好きになった相手と関係を持つ」という選択をしたのは、トピ主さん自身だということです。自分で選択したのだから責任を取れ、と言っているのではありません。それも必要な時間だったのだと思います。ただ、「今の状態が幸せでないと思うのならば、別の選択をする自由も、その選択をする力も、トピ主さんにはある」ということだけは忘れないでくださいね。自分の人生の舵(かじ)は、自分が取る。その気持ちだけは、しっかり育てていきましょう。■ 「新しい恋がしたい」と思えたことを喜び、その願いを持ち続けていこう別の男性の関係が終わった後、元彼に「どうしても忘れられない」と連絡をしてしまった、というトピ主さん。寂しさを埋めるように恋愛を求めることは無意味だと気付いたのか、その後の1年は仕事に没頭したそうです。たくさん頑張ったのですね。その成果は、きっと何かしらの形で現れてくることと思います。1年頑張った結果、「新しい誰かを好きになって結婚したい」というエネルギーが湧いてきたのであれば、“引きずり三十路女”はもう卒業できた、と言っていいのではないでしょうか。新しいノートのページをめくれたことを喜んでいきましょう。この世界のどこかにいる“自分の運命の相手”に出会えるであろう未来に、ワクワクしながら気持ちを向けていきましょう。「元彼より好きになれる相手が現れて、その人と結婚できますように」。ネガティブな気持ちに負けず、その願いを明るくしっかりと心に持ち続けていけば、その日はきっとやってくることと思います。(外山ゆひら)
2017年06月12日「結婚より良い恋愛(お互いに思いあい、わくわくする)がしたい」という投稿が、30歳女性から掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「考え方を変えなきゃ生涯独身かも」などとは思うものの、気持ちが動かない男性との結婚は決めることができず、ご両親からもそうした姿勢を批判されているのだとか。今回は「結婚よりも恋愛がしたい」という気持ちについて考えてみましょう。■常識や体裁より、自分の思い描く人生を叶えてみよう30歳だけど、結婚より恋愛がしたい。とっても素直で、気持ちのいい投稿だなと感じました。そう自覚しているならば、大いに恋愛をすればいいと思いますが、日本の社会は「大の大人が恋愛を楽しむこと」になんとなく不寛容な空気もありますよね。「大人になったら結婚して落ち着くべき」といった風潮は、いまだ根強くあるようにも思います。しかしながら、100人中の100人がその風潮を気にして生きているわけではありません。30歳、40歳を過ぎても、あるいは50歳、60歳でも恋愛をしている男女はいます。そもそも人を好きになるのは自然な感情。マナーをわきまえ、自分なりに生活を成り立たせているならば、“恋愛をする大人”を批判する正当な理由は誰も持っていないはず。時代の空気も、少しずつですが多様な価値観を許容する方向に進んでいます。ただ、トピ主さん自身が世間体や体裁を気にするのであれば、30歳の今、周囲の言うとおり、結婚を目指して動いたほうが精神的には楽になるかもしれません。「自分の願望を叶えたい気持ち」や「自由に生きたい気持ち」がどのくらい強いのか、一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。■親の意見はどう受け止めるべき? 「心配」を軽減させるためには悩みを相談すると、ご両親は「馬鹿なことは言うな。結婚とは甘いものじゃない!」などと言うそうですね。多くのご両親は「心配」の気持ちから、子どもの人生に意見をします。それをどの程度取り入れるかは、人それぞれ。「自分の生き方を、親に賛成してほしい」と思うのは当然ですが、それに縛られすぎると、思うように生きられず、長く苦しい思いをする人もいます。親の言うとおりにしたところで不満の多い人生を送ることになれば、結局は“幸せではない姿”を親に見せることになってしまい、本末転倒でもあります。「心配はありがたいしうれしいけれど、私は私の人生をちゃんとやっていくから大丈夫だよ」なんて言えるといいですよね。ご両親には「自分の幸せや将来のことは考えているよ」ということを繰り返し伝えつつ、自分の今の気持ちや生き方も、しっかり大切にしていくのが最善ではないでしょうか。精神的にも経済的にも自立し、楽しそうに日々を送っているトピ主さんの姿を見れば、ご両親の“心配”の気持ちは多少なりとも軽減させられると思います。■いい恋愛の先には結婚もあるかも どんどん「行動」を始めていこうもしかしたら、結婚と恋愛を完全に“別物”として考えているために、悩みが膨らんでしまうのかもしれません。「いい恋愛関係が築ければ、自然とその先に結婚も見えてくる」と考え、「時間がかかっても、私は恋愛結婚がしたい」と心に決めてみるのも一つです。そうとなれば、叶えるための“行動”にエネルギーを注いでいきましょう。「独身の良い人はなかなかもう出会えないのかな」とのことですが、仕事や友人のつながり以外でも、異性と出会える場所はたくさんあります。ワクワクする恋愛がしたいとのこと、ご自身もワクワクするような日々を過ごすことが出会いへの近道だと思います。今ある生活圏から1歩でも2歩でもいいので外に出て、新しい居場所や人との交流を求めていきましょう。恋愛や結婚は相手のあることですし、ただ考えているだけではなかなか現実化しない側面もあります。候補となる存在が出てきたほうが、具体的な方策や未来像も考えやすいです。「出会いがない、でも特に何もしない、もういい歳だし、結婚はしたくないけど親も納得させたいし……」といった悩みのループにはまり込んで時間を無為に過ごすよりは、自分の望む未来に向けて、少しずつでいいので“行動”に移していきましょう。「考えてから行動する」ではなく、「行動しながら考える」習慣をつけてみるのもおすすめです。いい恋愛ができるといいですね。応援しています!(外山ゆひら)
2017年06月05日「アプローチしてくれている男性がいますが、タイプではないので迷っています」という相談が、発言小町に寄せられました。その男性は優しく、結婚相手としての条件は申し分ない相手。頭では「この人を選んだら幸せになれる」とわかっているものの、心を決められません。今回は、「タイプではない男性との結婚」について考えてみましょう。■AとBで決められないときは、Cという選択もあるそもそもは“典型的なダメ男系”が好きというトピ主さん。今、トピ主さんの頭には、(A)彼と付き合って結婚する。もしくは、(B)彼のアプローチを断り、やはり好きなタイプの男性と付き合う、という2つの選択肢があるのだろうと思います。しかし実際には、(C)彼でもなく、“ダメ男”でもなく、多少はときめきを感じられる別の相手を探す、という道もあります。不確定ではありますが、この先そうした男性に出会える可能性もゼロではないと思います。もちろん、今すぐ結婚を望んでいるならば、最適な相手だと思える今回の彼を理性で選ぶのも一つです。あるいは、彼を好きになれるかどうか、少し時間をかけて様子見をしてみるのも良いかもしれません。しかしながら、トピ主さんが「条件や生活」よりも「恋愛感情を持てるどうか」を最重要視しているのであれば、今回の彼と付き合っても幸せや満足は得がたいようにも感じました。投稿には、顔色を伺っては「僕のこと嫌いになった?」と不安そうな彼にイライラしてしまう、そんな自分が本当に嫌……といった記述もあります。どんなに条件がよくても、“イライラしてしまう相手”と長く一緒にいるのは難しいようにも思いましたが、いかがでしょうか。■“ダメ男”は、好きでも絶対に避けるべきなの? トピ主さんがタイプだという、“ダメ男”についても考えてみましょう。“ダメ男”というのは、「女性に多くの苦労をさせかねない素質を持った男性」を指すことが多いです。しかしながら、そんな男性が好きな女性も一定数いるのは、彼らが何かしら異性を惹きつける魅力や資質を持っているからとも言えるでしょう。トピ主さんは過去に好きになった“ダメ男”の具体例として、「俺様、ワガママ、生活力無し、女たらし」といった内容を挙げています。すべての要素を備えた男性と付き合うのは確かに大変だろうと思いますが、「借金だけはしない人」「仕事さえちゃんとしているなら良い」「浮気は絶対に嫌だ」ど、自分が絶対にこだわる内容と程度もあるかと思います。そうした線引きは意識しつつ、好みの異性を探してみるのもひとつです。その上で、相手とのよい関係性づくりにも尽力し続けていけば、うまくやっていける可能性も出てくるでしょう。■どんな選択をしても後悔する瞬間はある。“満足な人生”を送るためには?今回の彼を断った後に良い相手が見つからなければ、「あのとき彼を選んでおけばよかった」と後悔する瞬間が出てくるかもしれません。一方、今回の彼を選んで結婚しても、「夫を愛せない」「幸せを感じられない」といった悩みが出てくる可能性も考えられます。どんな人生を歩んでも後悔する瞬間はありえる、ということですね。ただし、現在進行形の生活が満ち足りていれば、「後悔する頻度や量」は少なくできます。自分でしっかり決断し、「私が決めた道で、幸せな人生を創り出していこう」と決意していれば、彼を選んでも選ばなくても、満足度の高い人生を送れる確率は上がるでしょう。世間体や周りの意見ではなく、「どんな人生を送りたいのか」「どんな異性といるときの自分が一番好きなのか(自分らしい、楽しいと感じられるのか)」を繰り返し、何度もシミュレーションしてみましょう。考え抜いた結果、「やっぱり、彼のような男性と一緒に生きていくのが私にはいいと思う」という結論に至るならば、迷いなくその選択もできるかと思います。その逆も然りです。今回の選択の“正解”は、トピ主さんの中にしかありません。ぜひじっくり考えて、ご自身なりの結論を出してくださいね。(外山ゆひら)
2017年05月29日他県に住む既婚の友人と会うたびに、「今の彼と結婚するのかしないのか?」聞かれて面倒だ−−という投稿が発言小町に寄せられました。トピ主さんは40歳女性。悩んだ末、体調不良を理由に断ったそうですが、今回は「独身者と既婚者の友人付き合い」について考えてみましょう。■ 過去には感謝しながら、今、心地よいと感じる関係を求めていこう独身者と既婚者の付き合い方は、多くの女性が悩むところ。もともと女性はプライベートな話をする「お互いの近況報告」をしあうことで深く繋っていくことが多いですよね。しかし、お互いの現状が“リアル”にわからなくなると、“現在進行形の関心事”が違うために段々と話が合わなくなっていくことも。相手の恋愛や子育てのことについて繊細な共感や気遣いをするのが難しく、ピリピリした空気になってしまったりすることもあるようです。 趣味やキャリアの悩みなど他に共通の話題があったり、お互いのことを本当に思い合える仲で、「あなたはそうなのね」と尊重しあえたりしていれば問題はないのですが、そうした深い友情関係はそうそう持てるものでもありませんよね。「気持ちよく話ができなくなったな」と感じたら、無理をしないことをおすすめします。「相手も自分もどちらも悪くない、でもこの関係は一旦、“旬”を過ぎたのだな」と穏やかに捉えてみる。これまで仲良くしあえたことには感謝しつつ、時間とともに物事が変わっていくのは自然なことと考える。そんなスタンスです。 その上で、“新しい関係”にも目を向け、今の自分が心地よいと思える人たちとの交流に時間やお金を使っていくようにすると、気持ちよく過ごせる時間は今よりも増えると思います。それに、人間関係の“旬”はまたやってくることもあります。四季が巡るのと同じく、人生にはさまざまな変化があり、お互いに、「そういえば彼女どうしてるかな」なんて思いを寄せる日が来ることも。縁を切るというよりは、「またいつか仲良くできるかもしれないしね」と考え、“ふんわりと距離を置く”形を取っておくと、お互いに嫌な感情のしこりも残りにくいでしょう。■ コミュニケーション術で解決できることも友人たちに意見されることにストレスを感じているようですが、他人の言動をコントロールすることはなかなか難しいもの。そうであれば、こちら側が“心を乱されないようにするためのコミュニケーション術”を体得してしまうのも一案です。 異なる価値観の人に意見されたときは、「そういう考えもあるんだね」と返し、一意見として賛成も反論もしないでおく。話す前に「ただ聞いてほしいだけなんだけど、いいかな?」と前置きしてみたり、「私も時間を割いているけど、相手も私に時間を使ってくれているのだな」といった感謝の気持ちも忘れないようにしてみたりするのも一つです。人間関係の悩みは、ちょっとしたコミュニケーションで丸く収められることも意外に少なくないので、そうした解決方法も考えてみるのもおすすめです。■ 「人と関わりあう楽しさ」も忘れずに投稿には「どうして人は、他人が気になるんだろ?」といった疑問もつづられています。「気になるというよりは、話のネタがないから適当に聞いているだけ」といった場合もあるでしょうが、人が他人の動向を必要以上に気にするのは、自分の生き方や選択に自信がないときや、物事がうまくいっていない時期に顕著ではあります。答えたくなければ、「あなたは最近どうなの?」と聞いてあげるのもひとつです。それに、「他人が気になる」というのは決してネガティブなことばかりではありません。お互いに興味や関心を持ち合うことで、人間関係は成立するもの。異なる視点や自分以外の世界の情報などが得られなくなると、視野の狭い人間にもなってしまいがちです。 人との関わりには色々と面倒な面もあるのは事実ですが、それでも「関わる楽しさや意味」を感じるからこそ、人は関わりあうのではないでしょうか。お互いの人生に興味を持ちあいながらも、程よい距離から「あなたが一番幸せだと思う生き方をしてね」と応援しあえる、そんな友情関係がひとつでも得られれば最高ですよね。面倒なことは自分なりに乗りこなしていく方法を見出しつつ、できるだけ“人との関わり”のポジティブな局面のほうを意識的に見つめていけたら、人生はきっと彩り豊かなものになると思います。(外山ゆひら)
2017年05月22日発言小町に、「恋愛で左右される自分が嫌い」という投稿が寄せられました。トピ主さんは自分のことを「取り柄がありません」と感じている31歳の女性。仕事は「生きていくために毎日行かなければならないから行ってます」という状況です。恋愛体質であるものの、現在は元彼を引きずっており、新しい出会いを求めることにも気が乗らない。「どうしようもない30代独身女、嫌になります」と悩める心境を吐露し、「どう生きていくのが正解なのでしょうか」と問いかけています。■ 「親友」が落ち込んでいたら、どう声をかける?投稿時、トピ主さんは「明日を生きるべきだった“素敵な人”と代わってあげたい」というほどにまで思い詰めていた様子。そんなふうに落ち込んでしまう瞬間も、人生には時々ありますよね。しかし、ダメでもなんでも一生付き合い続けていかなければならないのが自分自身。さしずめ、「切っても切れない仲の親友」というところでしょうか。親友が落ち込んでいるときに、「本当にダメね、付き合いきれない!」なんていじめていたら、親友はいっそう恐縮し、本来の力を発揮できなくなってしまうでしょう。それよりは、「しょうがないなあ。でもどうせなら、良い気分でいようよ!」なんて明るく呼びかけ、“何か楽しいこと”にどんどん誘い出してあげたほうが、元気になる気がしませんか? ダメでもなんでも、一番大切な存在なのだと受け止めて。どんなときも、自分が自分のチアリーダーでいてあげてください。■「恋愛以外の部分」がしっかりあってこそ、恋愛は楽しいものになる元々は「好きな人とうまくいくと毎日が劇的に楽しく思えるくらい恋愛体質」だというトピ主さん。恋愛をしさえすれば楽しくなれるのに……という思いもあるようですね。友人たちは結婚や出産で交流が減っており、「すごく寂しい」と感じているものの、復縁が難しそうな元彼のことが諦めきれず、新しい出会いを求める気にもなれない――。そんな葛藤もつづられています。渇望して追い求めている時期は、“望むような恋愛”はなかなか手に入らないことが多いですよね。むしろ恋愛にとらわれず、生き生きといいオーラを出して過ごしていると、恋愛のほうから自然に寄ってくるもののようにも思います。しばらくは次に良いパートナーを得るための準備期間と考え、人生の中の「恋愛以外の部分」をしっかり整えることのほうに取り組んでみるといいかもしれません。■年齢とともに自分を嫌いになってしまう人も!?投稿には、「この歳でいくらかわいいと言われようと結局30代。若い子にはかないません」といった一文も見られます。年齢を経ると、失われていくものも確かにありますが、さまざまなケースを見る限り、私はそれ“だけ”が恋愛に影響しているわけではないように思います。年齢を重ねたことが恋愛のネックになるのは、「年齢を重ねた自分を、昔よりも嫌いになっている場合」に顕著です。思い描いていたような人生を送れていない自分に失望していたり、悪い方向に考えすぎる癖や猜疑心が強くなっていたり……。そうしたことが、その人が本来持っている魅力やオーラを弱めてしまい、結果、恋愛もうまくいかなくなってしまう、というわけです。自己評価が厳しい人にとって、「常に今の自分を好きでいる」のは簡単なことではないでしょう。でもだからこそ、その難しいことをクリアし、健やかな自信を保てている人は、他人の目にも魅力的に映るのではないでしょうか。何歳であろうと、目指した場所にたどり着いていなくとも、「今の自分の価値を信じる、揺らがない気持ち」を育てていきましょう。生きていることの価値を感じられるよう、自分の心が躍るような場所や取り組みを探し、どんどん実行してみましょう。行動を続けていれば、少しずつ、でも必ず毎日の気分に変化は起きてきます。■ 明日を楽しみに生きるには? この経験もひとつの成長トピ主さんは長年ずっと継続して仕事に行き、自分で稼いで暮らし、会社や社会の役にも立っている。働いてきた分だけ、身についてきたスキルもあるはずです。100%の自信とは言わなくても、「私だってそんなに悪くはない」くらいに思うことは難しそうですか? 自分という親友が同じ状況で自信を持てずに悩んでいたら、どんなアドバイスをしてあげますか?その後の投稿では、英語を勉強しようと決めた、と決意をつづっているトピ主さん。「結婚や出産に焦る絶え間ない気持ちや彼に執着して日々思う思いの矛先は、全て勉強に向けたいと思います」とのこと。明日を楽しみに生きるためには、「自分の好きなこと」を見つけ、それにどんどんコミットしていくのが最良の方法だと私も思います。たった一度の人生を謳歌するために、自分で自分の足を踏み出せた。今回のこの経験は大きな財産にもなったはず。いつかまた落ち込む瞬間がきても、トピ主さんはもう、そこから立ち上がる方法を知っています。ということは、昨日の自分より、ひとつ素敵な自分になれた、ということではないでしょうか。(外山ゆひら)
2017年05月15日発言小町に、「キープでしょうか?」という投稿がありました。トピ主さんは交際3か月の彼がいます。最初の1か月、彼はトピ主さんと会う時間を作っていたようです。しかし、その後の2ヶ月間は1度しか会えていないとか。彼は「仕事が忙しい」と言っているそうですが、トピ主さんは「キープなのでは?」と疑問に感じ始めているようです。■「交際前にどれだけの関係を築いたか」も判断材料に彼からLINEの連絡はあり、忙しいという仕事の内容も教えてくれているそうですが、トピ主さんはどこかで信じられないからこそ、「キープされているのでは」と不安になっているのでしょう。この場合、「交際前の期間の長さ」が判断基準になるかもしれません。半年から1年以上、それなりの友人期間があってから交際し始めたのだとしたら、二人の関係の“基礎”はそれなりに築かれており、忙しさが落ち着いたらまた会えるようになる可能性もあるように思います。ですが、二人が知り合ってすぐ交際を始めたのであれば、「3か月で会えなくなった」という事実は少し気になります。完全に心が離れたわけではないものの、「少し冷めかけてきている」という状況かもしれません。知り合って3か月以内の恋愛は、いわば“お試し期間”のようなもの。建物の基礎部分ができる前に進展がストップしてしまった場合、「縁がないのだろう」と判断して次へ進むか、もう少し頑張ってみるかはその人次第。トピ主さんはどちらを選びたいでしょうか。■「キープされるかどうか」を決めるのは、自分自身いい機会なので、「キープ」について考えてみたいと思います。キープというのは、自分本位に異性を惹きつけておこうとする異性の行動を指します。「口では関心や好意があるようなことを言いながら、時間や労力を全く使おうとしない」というのは、キープかどうかのひとつの判断基準になるでしょう。ただ、「キープしよう」としてくる異性がいたとしても、自分がその状態を望まなければ、いつでも自分の足で逃げることはできます。幸せになるには、主体的な姿勢がとても大切です。「自分がよくない状態にあると思ったら、それを変えようと行動する」というシンプルなルールだけが、人生をいい方向に導いていってくれるように思います。キープだと感じるときは、無策にただ不満をこぼすのではなく、必ず何かしらの選択と行動をしていきましょう。■女性側が構っているかぎり、男性は走り寄ってこないかも!?彼からのアプローチで付き合ったそうですが、トピ主さんは彼にどのくらいの愛情を感じていますか? 「もう別れてもいい」と思っているならば構わないのですが、「彼が好きで、自分からは去りたくない、別れたくない」と思うのであれば、少し長期戦で考えてみるといいと思います。ただ、今までのような「キープされているの?どうなの?」なんてスタンスでは、関係は悪くなる一方と予想できます。彼の愛情の目盛りが下がっているときは、自分も同じように下げ、バランスを保つこと。その間に、トピ主さんが“余裕”のある精神状態と態度を取り戻せたら、再び彼の愛情の目盛りをあげられることもあるかもしれません。以前、公園でこんなシーンを見かけました。5歳くらいの息子さんを連れたお母さんが友達家族と遊びに来ていました。息子さんはすぐにボールに夢中になり、あっという間に蹴りながら遠くへ行ってしまいました。お母さんは友達とおしゃべりをしていましたが、ふいに友達の赤ちゃんを抱っこしてかわいがろうとしました。すると、彼女の息子さんがダッシュで駆け寄ってきて、「ダメ、ママ!」「僕を抱っこ!」と甘え始めたのです。「自分のしたいこと」に夢中になりがちな男の子。でもお母さんのことはチラチラ気にしていたようで、自分以外の人に取られるのは絶対に嫌だったのでしょう。母親と恋人は違いますが、もし彼にもこの男の子と同じような心理があるとしたら、トピ主さんが別の対象に目をそらして初めて、彼は心配になって走り寄ってくるようにも思います。彼と別れたくないならば、ひとまず生活の中での恋愛の優先順位をぐっと下げ、しばらく自分が楽しいことや頑張るべきことに没頭することをおすすめします。トピ主さんが「時間作らないなら、別に会えなくてもいいわよ」くらいの“余裕”の態度を取れたとき、彼はどんな反応をするか。キープなのかどうかも含め、そのときに彼の本音や愛情が見えてくるように思います。(外山ゆひら)
2017年05月08日とにかく恋愛したい!でも彼はいない。出会いを求めて恋活パーティにも行ってみたけど…。そんな女性が陥りやすいのは、恋活に必死な「恋活イタ女」。努力家なのに、度数が高まれば高まるほど縁遠くなってしまうのが悲しいところ…。そこで、あなたの「恋活イタ女度」をチェックしてみましょう。アドバイスもあるので参考にしてくださいね。■あなたの「恋活イタ女度」をチェック以下の中でご自身に当てはまるものにチェックをし、その数を合計してください。□ 現在、習い事をしている□ 週2回以上は美容室、エステ、マッサージ、ネイル、まつエクなど自分メンテナンスの予定が入っている□ 相席居酒屋や恋活パーティの常連だ□ 話題の恋愛ドラマ、マンガ、映画は絶対にチェックする□ 女友達が集まると恋愛の話ばかり□ 男性と知り合うとすぐに、付き合ったらどうなるかを妄想してしまう□ 自分から男性に告白したことがない□ 今まで付き合った男性は2人以下□ 話題の恋愛本、婚活本は一通り目を通す□ 恋愛本のバイブル『ルールズ』は暗記するほど読んだが、あれは外国人用だと感じ実践はしていない□ 出会いがなさすぎると思っている。□ “彼氏はフツーの男性でいい”と思っているが、そのフツーがなかなか現れない□ キレイ、もしくはカワイイ女性が、イマイチの男性と一緒に歩いていると“ああはなりたくない”と思う□ ジャニーズが好き□ 友達に自慢できる彼氏が欲しい□ 女子校出身である□ 今、片想いをしてる男性がいる□ 気になる男性のSNSは激しくチェックを入れている□ 芸能人のプロ彼女にちょっと憧れている□ 彼氏いない歴5年以上■15~20個/恋活イタ女度100%男子ドン引き!? 恋に恋する超妄想女子あなたは立派な恋活イタ女です。でも、彼氏がいなくても本人が楽しそうなので、周囲も「まあ、いいんじゃない?」と思いがち。とはいえ、だんだんツラくなって、喉から手が出るほど彼氏が欲しい!という雰囲気になると、男性はどんどん引いていくので注意して!【アドバイス】妄想が激しいので、恋が始まってもいないのに勝手に失恋した気になり、地の底まで落ち込む女子も多そう。もっと楽しい妄想で恋活を盛り上げてください。あと、恋活の一環である自分磨きに疲れたら、ちょっとお休みして!■10~14個/恋活イタ女度70%夢見る夢子…王子様を探す迷える恋活女子かなり恋活に迷っているのがこのタイプ。ちょっとお疲れモードかもしれません。さらに恋愛にまつわる情報をたくさん仕入れすぎて、何を信じていいのかわからない…。そんなジレンマに陥っている可能性が。【アドバイス】恋活のお手本にする恋愛教祖は、自分にフィットする人を選びましょう。自分磨き系が合うなら、その系統の人、無理しない恋活がいいよね系が合うなら、そっちの系統で。とにかく自分がわからなくなっているときは、気持ちが楽になるものを選ぶに限ります。■5~9個/恋活イタ女度50%恋活を極めるつもりはないけど彼は欲しい私に彼氏ができないのは、自分の頑張りが足りないから?もっと努力するべき?とお悩みなのがこのタイプ。しかし、そこまで恋活に熱中できないのは、それを実践するモチベーションがあまりないからかもしれません。【アドバイス】恋活イタ女と交流してみましょう。彼女たちの話に耳を傾け、自分に必要な恋活をチョイスするとうまくいきそうです。あくまで恋活初心者として楽しみましょう。悩みすぎる必要はなし!■4個以下/恋活イタ女度30%以下それで彼氏ができるの?恋活懐疑系女子かなりのリアリストだと思われる、このタイプの女子。恋活にはよくも悪くも妄想力、ヤル気、モチベーションが必要。その全てがないので、もしかしたら恋活女子を上から目線で見ているかもしれませんね。【アドバイス】ぼんやりしていても彼氏はできないので、恋活イタ女の行動を観察し、なるほどと思える部分は取り入れてみては?足りないのは素直さかもしれません。■終わりに恋活は、何よりも本人のモチベーションが大切。何もしなくても男性が寄ってくる女性以外は、少し恋活テイストを取り入れるのもいいかもしれませんよ。ぜひ自分に合ったスタイルを探してみてくださいね!ライタープロフィール天野りり子ライター/編集者大学在学中からライター&編集稼業をスタート。女性誌ではビューティ&ヘルス企画、男性誌では恋愛記事を多数執筆、書籍編集も手がける。趣味は読書とタロット占い、そして恋バナを収集すること。
2017年05月04日発言小町に「婚活で出会った彼との今後」という投稿が寄せられました。37歳のトピ主さんは、40歳の彼と交際を始めて1か月。将来的に子どもを望むかという話をした際、彼は「今は望んでいない」と答えたそうです。トピ主さんはいつか気持ちが変わるかなと期待しているそうですが、「現実的に考えてタイムリミットもあるので、悠長にいつまでも待ってもいられません」とのこと。彼と別れて別の出会いを求めるべきか、彼の気持ちの変化を待つべきかについて、アドバイスを求めています。■「いつか変わるのを期待」するのは得策ではないトピ主さんは現状、「その彼と結婚して子どもを持つこと」が一番の理想形だと感じているようですね。それと同じく、彼にも自分の理想の人生を望む権利はあります。叶うかどうかはさておき、です。今の彼が「子どもを望んでいない」と言っているのであれば、まずはそれを受け止めてみましょう。「出産のリミットまで時間がない」という不安を感じるのは、女性として自然なこと。気持ちは非常によくわかります。でも、いくらそうだとしても、相手が変わることに期待して“身を預ける”のは、「あなたが私の悩みをなんとかしてね」という責任の丸投げにもなってしまいます。相手の考えを自分の願望に添ってねじまげて捉えていると、あとで苦しむのは自分自身。そうではなく、「自分はどうしたいか」を突き詰めてみましょう。トピ主さんにとっては、「気の合うパートナーと生きること」と「子どもを持つこと」、どちらへの思いがより強いですか? 難しい二択だとは思いますが、その考えをまとめた上で、「望む未来に繋がる」と思う選択を自分で行っていくことが肝心です。■「自分のトピック」として、彼に話してみようところで、「トピ主さんが子どもを望んでいる気持ち」は彼に伝えましたか? “一般論”で聞くのと、恋人の気持ちとして聞くのでは、彼も受け止め方が変わるはずです。「私は子どもが欲しいと思っているけど、出産までタイムリミットが近いと考えているので不安に思っているんだ」「でもあなたが好きで、前向きに交際を続けたい気持ちもあるから、悩むこともあるよ」といったふうに、“気持ち”にフォーカスして伝えてみましょう。「彼に自分の不安を解消させよう」とするのではなく、自分のトピックとして扱うことが肝心です。そうすると、彼も彼なりに今できるやり方でその気持ちを受け止めてくれるはず。もしかしたら、「僕は子どもは欲しくないから、じゃあ離れたほうが君のためだね」という結論を出すこともあるかもしれません。それならばそれで、トピ主さんも諦めがつくのではないでしょうか。■「せっかくの彼氏」は、サンクコスト効果が働いているだけかも?彼はとてもやさしく誠実で、私にはもったいないような人、とのこと。別れて違う相手が見つかるかは「年齢のこともあるし自信がない」ものの、彼と一緒なら子どもを持たない人生で後悔がないかと言われると、そこまでの覚悟はまだ持てない、ともあります。「せっかくの彼氏」という思いが強いのであれば、もしかしたらトピ主さんの心では“サンクコスト効果”が働いているだけかも。これは、自分が労力をかけたものは実価値よりも価値がある、と信じようとする心理のことです。「もったいない」という気持ちに惑わされず、自分が本当に望む未来は何なのか、しっかり考えてみるようにしましょう。そうではなく、彼に愛情を持ち始めていて別れられない……ということであれば、半年~1年ほど関係を育んでから改めてどうするか決める、という選択肢もあります。二人は交際してまだ1か月。本当に尊重しあえるいい関係になれるかどうかは未知数です。「彼と歩む人生」に期待する部分があるならば、期間を定めた上で、しばらくは二人の時間を大切に過ごしてみるのがベストではないでしょうか。もちろん「子どもが絶対にほしい!」という思いを自覚するならば、今の時点で別れを決めてしまうのもひとつです。ただし、その選択とて子どもを持てることを確実に保証するものではない、という点は心得ておきましょう。男女とも「子どもを作ることができるかどうか」に年齢の影響はありますが、ペアになってみないと分からない部分もあります。「妊娠に関してはある程度、人がコントロールしきれない、人知を超えた部分がある」と謙虚に考えていたほうが、心健やかに生きていけるのではと個人的には思います。ともあれ、何事も“焦り”はあまりいい結果を生みません。時間を大切にしたいならば、「ぼんやり、ダラダラはしないぞ」くらいの心持ちで目の前の1日1日を大切にしていきましょう。彼と関係を育んでみるにしろ、別れて別の男性を探すにしろ、ひとっ飛びに目指す場所に行けるわけではないとしたら、「きちんと考え、自分が最善だと思う“今”をきちんと歩むこと」が、遠回りに見えて一番確かな道ではないでしょうか。納得のいく選択ができますよう、応援しています。(外山ゆひら)
2017年05月01日発言小町に「デートがきっかり割り勘です」という投稿が寄せられました。トピ主さんは最近、婚活の場で意気投合した男性とデートをしていますが、食事の支払いに引っかかりを感じています。会話はとても楽しい相手だそうですが、「いい社会人が、いつも割り勘で会計するのが嫌」と心境を吐露しています。■男性の気持ちもわかる。「絶対に奢られたい」わけではないけれど……デートは次々と誘ってくれるし、話も弾む。トピ主さんは相手の男性を割と気に入っているようです。しかしながら、「支払い方だけが私と合わないなぁ……。という感じ」とのこと。 例えば、彼は、店員さんが見ている場合はいったん自分が支払うものの、誰も見ていない場合は、きっちり半分ずつだったり、前に多く払った分を相殺するように求めたりするそうです。トピ主さんが多めに渡した際に、お釣りが戻ってこなかったこともあるとか。デートでの支払いは多くの男女が気にする点ですが、人それぞれ流儀がありますよね。「割り勘が基本」という考え方もあれば、男性に多く払ってもらったり、奢ってもらったりすることで「愛されている、大事に思われていると感じたい」という女性もいます。また、「デートでは男が奢るべき」という考えの男性もいます。ちなみにトピ主さんは、「完全男性驕り主義ではありません」とのこと。「知らないに等しい女にご馳走するのは、割に合わないっていう男性の気持ちもわかります」とつづっています。支払い方が気になってはいるものの、それだけで彼とのデートを辞めたいわけではない様子。「あまり贅沢言えない年齢だから」なんて気持ちもあるそうです。■デートで「スマートな支払い」を女性が望む理由は?しかし一方で、「奢ってもらうのが目的じゃなくて、男性に対して『男気』や『ちょっとした見栄』、やや古くさいけどそういう「男らしさ」を求めているのでは?」という読者の意見には、非常に共感を示しているトピ主さん。お金を払うのは構わないものの、彼の支払いの際の態度がスマートでないことによって、それまでの雰囲気がなんとなく“興ざめ”してしまうことにガッカリしているのかもしれませんね。デートなのだから、少しくらいロマンチックな気分に浸りたいという気持ちはよくわかります。彼はいわゆる“恋愛っぽいこと”にはあまり興味がなく、カッコつけることに不慣れなのか、そういうことができる男性に反発を覚えているようなタイプなのかもしれません。店員さんへは見栄を張り、トピ主さんには見栄は張らないという点も、「俺は奢るような男じゃないから」と誇示しているような印象も受けました。もしかしたら、彼はこれまで「奢らないこと」で女性に受け入れられない経験があったのではないでしょうか。奢らなくても、支払いがスマートでなくても、毎回楽しくデートに来てくれるトピ主さんの態度は、おそらく彼にとっては非常に好ましいものなのだろうと推測します。■どうすれば、“そういう彼”と気持ちよくデートできる?現状を変えるべく、トピ主さんは「女の私が全額私が払って『ここはいいよ』というのはアリでしょうか?」とも問いかけています。しびれを切らしているような様子ですが、彼との仲を続けたいならば良策ではないでしょう。彼は店員さんに見栄を張りたい気持ちがあるようですし、今までの支払い方に対するトピ主さんの不満が、遠回しに嫌味な感じで伝わってしまいかねないからです。割り勘ではなく、片方が全額払う形をとりたいならば、「きょうは私が払うので、次回のデートはお願いしてもいいですか?」とか、「食事代は私が持つので、映画代のほうをお願いできたらうれしいです」といった提案をしてみてはどうでしょうか。具体的に、しかしできるだけ相手のメンツを潰さないように伝えていきましょう。今段階ではそのくらい気を遣ったほうが、この件で縁が切れる事態は回避できるように思います。割り勘にするとしても、支払いのタイミングになったら「これ私の分です」と先にさっと彼に半額分を渡してしまうのもひとつです。「彼がどう支払うかを待つ」のではなく、主体的に動いていく、ということですね。多めに渡してお釣りが欲しいときは、「これでお釣りをもらえますか?」と言ってから渡しましょう。暗黙の了解が通じない相手には、きちんと自分の考えを主張していくことが、ストレスを溜めない唯一の方法です。雰囲気を壊さずに気持ちよくデートしたいならば、公園や海に行くなど、あまりお金のかからないデートを開拓したりするのもおすすめです。お金をかけなくても一緒にいるだけで楽しいと思えるかどうかは、交際を決める際のひとつの判断基準にもなるでしょう。この先、交際が始まって関係が安定してくれば、お金のことも多少は踏み込んで話し合えるはず。今のところは、価値観の違う二人がうまくやっていけるかどうかを探っているお試し期間、と考えてみてはいかがでしょうか。彼との会話は「本当に楽しい」とのことですし、“そういう彼”とストレス少なく一緒にいられる方法を見い出せることができれば、よいパートナーとなっていける可能性もあるでしょう。どうしても引っかかる場合は、別の相手とデートをしてみるのも一案です。「支払いの際にストレスがないこと」がどのくらいトピ主さんにとって大事なのか、支払いの件を差し引いても今回の彼には特別な魅力を感じているのかどうか、それによって見えてくることもあるかもしれません。(外山ゆひら)
2017年04月24日