新築・中古住宅の購入やリフォームで利用できる減税制度では、所得税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税などが減税できます。所得税の減税制度には、ローンを組んだ場合に利用できるローン型と、自己資金で購入・リフォームを行った場合に利用できる投資型がある点がポイントです。補助金と違い併用できる制度が多いため、もれなく申請しておきましょう。■新築住宅購入で利用できる減税制度新築受託を購入した際に利用できる減税制度には、以下の種類があります。【所得税の減税】住宅ローンを利用して新築住宅を購入した場合は、「住宅借入金等特別控除」、通称住宅ローン減税が利用できます。おもな要件としては、以下が挙げられます。■10年以上のローンを組んだ場合■その年の合計所得金額が30,000,000円以下■新築または新築住宅取得の日から6カ月以内に入居したこと控除額は、入居した年が平成26年4月1日~平成31年6月30日までの場合、「各年末のローン残高×1%」の計算式で算出します。控除期間は10年で、上限は400,000円です。さらに低炭素住宅、長期優良住宅の場合は、上限が500,000円になります。手続き方法は、1年目と2年目以降で異なります。■1年目確定定申告書に「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書」などの書類を添付して、納税地の所轄税務署長に提出します。■2年目以降提出書類が減るほか、給与取得者(自営業以外)は年末調整による適用が可能です。住宅ローンではなく自己資金で新築住宅を購入した場合は、「認定住宅新築等特別税額控除」を受けられます。対象は低炭素住宅および長期優良住宅(以下、認定住宅)です。おもな要件としては、以下が挙げられます。■住宅の床面積が50平方メートル以上であり、床面積の2分の1以上が居住用に使われていること■その年の合計所得金額が30,000,000円以下■新築または新築住宅取得の日から6カ月以内に入居したこと控除額は、認定住宅の認定基準に適合するために必要となる標準的なかかり増し費用の10%です。「認定住宅の標準的なかかり増し費用」とは、1平方メートル当たり43,800円に、その認定住宅の床面積をかけて計算します。標準的なかかり増し費用の限度額は6,500,000円で、控除期間は最初の1年間のみです。手続き方法は、確定申告書に「認定住宅新築等特別税額控除額の計算明細書」などを添付して所轄の税務署に提出します。【登録免許税の減税】正式には「住宅に係る登録免許税の軽減措置」といい、新築住宅を購入した場合は以下それぞれの登録免許税が軽減されます。■所有権の保存登記にかかる税率本則の0.4%から0.15%に軽減されます。要件は住宅の床面積50平方メートル以上であることです。■所有権の移転登記にかかる税率本則の2.0%から0.3%に軽減されます。要件は、個人が居住に使っている部分の床面積が50平方メートル以上であることです。■抵当権の設定登記にかかる税率本則の0.4%から0.1%に軽減されます。新築住宅であれば床面積などの条件はありません。なお長期優良住宅および認定低炭素住宅の新築にかかる登録免許税の税率は、平成30年3月31日までは一律0.1%(戸建ての長期優良住宅の移転登記については0.2%)に軽減されます。手続きは特に必要ありません。【不動産取得税の減税】不動産取得税とは、住宅を建築するなどして不動産を取得した際に課税される制度です。都道府県に納税します。新築住宅を購入した場合は、この不動産取得税も軽減されます。新築住宅を取得した場合における不動産取得税軽減のおもな要件は、床面積が50平方メートル~240平方メートルであることです。控除額は、上限12,000,000円(価格が12,000,000円未満である場合はその額)で、認定長期優良住宅の新築の場合については、さらに上限が13,000,000円まで引き上げられます。また、住宅を新築したときの土地についても不動産取得税が軽減されます。要件としては、住宅について上記の床面積条件を満たしているとともに、土地を取得したタイミングによってそれぞれ条件を満たしている必要があります。住宅の新築より先に土地を取得した場合は、以下の条件を満たしていることが必要です。■土地を取得後3年以内にその土地の上に住宅が新築されていること住宅の新築よりあとに土地を取得した場合は、以下の条件を満たす必要があります。■住宅を新築した人が、新築後1年以内にその敷地を取得していること■新築未使用の住宅とその敷地を、新築後1年以内に同じ人が取得していること控除額は、以下のいずれか高い方の金額となります。■45,000円(税額が45,000円未満である場合はその額)■土地1平方メートル当たりの価格×住宅の床面積の2倍(一戸当たり200平方メートルが限度)×税率(3%)手続き方法は、住宅や住宅用土地を取得した日から60日以内に、不動産取得税申告書に売買契約書や登記事項証明書などの書類を添えて、所管する都税事務所に申告します。新築住宅を購入した場合は、市町村に支払う住宅用家屋の固定資産税が軽減されます。おもな要件としては、以下が挙げられます。■居住部分の床面積が1戸当たり50平方メートル~280平方メートル■平成29年3月31日までのあいだに新築された住宅控除額以下のとおりです。■床面積が120平方メートル以下の場合…2分の1■120平方メートルを超え280平方メートル以下の場合…120平方メートル分について2分の1控除期間は一般の住宅は3年間、長期優良住宅は5年間です。さらに二世帯住宅を新築した場合は、「各世帯が壁やドアによって遮断され、他方の世帯と構造上独立していること」などの条件を満たしていれば、2戸それぞれに固定資産税の減額措置を受けられます。また、住宅を新築した場合の土地(住宅用地)の固定資産税も、課税標準額の減額という形で減税されます。要件は特にありません。減額後の課税標準額は以下の通りです。■200平方メートル以下の小規模住宅用地その土地の価格の6分の1(200平方メートルを超える場合は住宅一戸当たり200平方メートルまでの部分)■上記以外の一般住宅用地その土地の価格の3分の1手続きは市町村によって異なるため、お住まいの市町村で確認をするようにしましょう。■中古住宅購入で利用できる減税制度中古住宅の購入で利用できる減税制度には、以下のものがあります。【所得税の減税】中古住宅を購入した場合も住宅ローン減税が利用可能です。おもな要件としては、以下のものが挙げられます。■家屋が建築された日から購入した日までの期間が20年以下■一定の耐震基準を満たしていること■耐震改修が必要な住宅の場合は、改修の結果耐震基準を満たすと証明されていること■その年の合計所得額が30,000,000円以下■住宅の床面積が50平方メートル以上■10年以上のローンを組んでいること計算方法や控除期間は新築住宅の場合と同様です。なお低炭素住宅、長期優良住宅の適用はありません。【登録免許税の減税】中古住宅を購入した際も、登録免許税が軽減されます。おもな要件は以下となります。■床面積50平方メートル以上■耐震性の基準を満たしていること■購入時において、新築された日から10年以上経っていること■リフォーム工事が行われ、建物価格に占めるリフォーム工事の総額の割合が20%以上税率に関しては、本則2%から0.1%に軽減されます。手続き方法は、登記申請のタイミングで、登記事項証明書に住宅用家屋証明申請書を添えて市町村に提出します。【不動産取得税の減税】中古住宅の購入についても不動産取得税の減税措置があります。おもな要件は、耐震基準を満たしている点などです。控除額はその中古住宅の新築した日によって決定され、1,000,000円~12,000,000円となります。また、耐震基準に満たない中古住宅に対しても、取得後6カ月以内に耐震工事が行われるなどすれば、不動産取得税が減税されます。その場合の控除額は、その中古住宅が新築された日によって決まり、30,000円~126,000円です。さらに、耐震基準を満たしている中古住宅であれば、土地の取得についても不動産取得税が軽減されます。ただし、以下の要件を満たす必要があるので注意しておきましょう。■住宅より先に土地を取得した場合土地を取得して1年以内にその土地の上に建っている住宅を取得していること■住宅よりあとに土地を取得した場合住宅の取得後1年以内にその敷地を取得していること控除額や手続き方法は、新築住宅購入で土地を取得した場合と同様です。■住宅リフォームで利用できる減税制度住宅のリフォームを行った際に利用できる減税制度としては、以下のものが挙げられます。【所得税】所得税の減税制度には、耐震改修をした場合、バリアフリー改修を行った場合、省エネ改修を行った場合、同居対応を行った場合それぞれについて減税制度があります。このうち、耐震改修をした場合の所得税減税は、自己資金でリフォームを行った場合の投資型減税制度のみが利用できる点に注意しましょう。その他の改修については、投資型と住宅ローンを組んだ場合のローン型から減税制度を選択できます。〇耐震改修をした場合耐震改修をした場合の所得税減税における要件としては、以下が挙げられます。■昭和56年5月31日以前に着工されたものであること■現行の耐震基準に適合しないものであること控除額は、平成26年4月1日以降に耐震改修を行った場合、標準的な工事費用相当額の10%となります。標準的な工事費用相当額の上限は2,500,000円です。〇バリアフリー改修をした場合バリアフリー改修をした場合には、以下の4つのうちいずれかに該当する必要があります。■50歳以上■要介護または要支援の認定を受けている■障害者■要介護または要支援の認定を受けている家族、障害者、65歳以上の家族のいずれかと同居している対象となる工事のおもな条件は、バリアフリー改修工事費用から補助金などを控除した額が500,000円超であることなどです。控除額に関しては投資型の場合、平成26年4月1日以降に入居したケースでは、工事にかかる標準的な工事費用相当額の10%となります。標準的な工事費用相当額の上限は2,000,000円です。また、ローン型の控除額は以下の計算式で算出します。(対象となるバリアフリー改修工事費用-補助金など)×2%+該当部分の年末ローン残高×1%」このうち、「対象となるバリアフリー改修工事費用-補助金など」部分の上限は2,500,000円で、控除額全体の限度額は10,000,000円です。控除期間は5年となっています。〇省エネ改修をした場合省エネ改修をした場合には、以下の要件を満たす必要があります。■住宅の引き渡しまたは工事完了から6カ月以内に入居■床面積が50平方メートル以上対象となる工事のおもな条件は、すべての居室における窓全部の断熱工事を含む省エネ改修工事であることです。投資型の控除額は、平成26年4月1日以降に耐震改修を行った場合、標準的な工事費用相当額の10%となります。標準的な工事費用相当額の上限は2,500,000円です。また、ローン型の控除額以下の計算式で算出します。(対象となる省エネ改修工事費用-補助金など)×2%+該当部分の年末ローン残高×1%このうち、「対象となる省エネ改修工事費用-補助金など」部分の上限は2,500,000円で、控除額全体の限度額は10,000,000円です。控除期間は5年とされています。〇同居対応改修をした場合同居対応改修をした場合における所得税減税のおもな要件には、以下の項目があります。■住宅の引き渡しまたは工事完了から6カ月以内に入居■床面積が50平方メートル以上対象となる工事のおもな条件は、「調理室や浴室、便所、玄関いずれかの増設」などです。投資型の控除額は、工事にかかる標準的な工事費用相当額(上限:2,500,000円)の10%です。なお、耐震改修工事や省エネ改修工事、およびバリアフリー改修工事を併せて行った場合、標準的な工事費相当額の上限は9,500,000円となります。ローン型の控除額は、以下の計算式で算出します。(対象となる同居対応改修工事費用-補助金など)×2%+該当部分の年末ローン残高×1%このうち、「対象となる同居対応改修工事費用-補助金など」部分の上限は2,500,000円で、控除額全体の限度額は10,000,000円です。控除期間は5年となっています。これらの所得税減税の手続きをする際は、確定申告の際、増改築等工事証明書などの書類を所轄の税務署に提出しましょう。また、住宅ローンを利用してリフォームを行った場合は、住宅ローン減税制度を利用することも可能です。模様替え、耐震改修、バリアフリー改修、省エネ改修など、さまざまな工事が対象となります。ただし建築士、指定確認検査機関、登録住宅性能評価機関、住宅瑕疵担保責任保険法人により「増改築等工事証明書」が発行されていることが条件です。控除額は「リフォームローンの年末残高-補助金など×1%」の計算式で算出します。上限は、入居した日が平成26年4月~平成31年6月の場合、4,000,000円です。控除期間は居住を開始した日から10年です。手続きについては、新築住宅購入を行った場合の住宅ローン減税申請方法と同様です。【固定資産税】固定資産税についても、耐震改修、バリアフリー改修、省エネ改修をした場合に減額されます。〇耐震改修をした場合耐震改修の場合の要件としては、昭和57年1月1日以前から存在する住宅であることが必要です。工事の対象は以下の通りです。■現行の耐震基準に適合させるための耐震改修であること■改修工事費用から補助金などを控除した額が500,000円超であること控除額は、居住する家屋にかかる固定資産税額の2分の1です。ただし、1戸当たり家屋面積120平方メートル相当分が上限となります。控除期間は1年間です。〇バリアフリー改修をした場合バリアフリー改修のおもな要件としては、以下が挙げられます。■要介護もしくは要支援の認定を受けている者、障害者、65歳以上の者のいずれかが居住する住居であることまた、工事の対象は以下となります。■指定のバリアフリー改修工事であること■改修工事費用から補助金などを控除した額が500,000円超であること控除額は居住する家屋にかかる固定資産税額の3分の1です。ただし1戸当たり家屋面積100平方メートル相当分が上限となります。控除期間は1年間です。〇省エネ改修をした場合省エネ改修の場合の要件は以下のとおりです。■平成20年1月1日前から存在する住宅であること■床面積50平方メートル以上対象となる工事のおもな条件としては、「窓の断熱工事を含む省エネ改修工事であること」などがあります。控除額は居住する家屋にかかる固定資産税額の3分の1です。ただし1戸当たり家屋面積120平方メートル相当分が上限となります。控除期間は1年間です。手続き方法は、改修工事完了後3カ月以内に「固定資産税減額申告書」および必要書類を市区町村に提出します。■まとめいかがでしたか?購入する住宅の条件やリフォームの内容によって、さまざまな減税制度が適用されることがわかったのではないでしょうか。減税制度は補助金制度と違い、併用できる点がポイントです。今回ご紹介した内容を参考に、もれなく申請しておくようにしましょう。
2017年03月01日新築住宅や中古住宅の購入、リフォームの際には、国の補助金を申請できます。申請者の収入や申請住宅の設備などについて要件があるため、細かくチェックしましょう。補助金額は30万円ほどのものから200万円を超えるものまで幅広くあります。なかでも近年は三世代同居に対応した住宅(二世帯住宅)への補助が厚くなっている傾向にあります。■新築住宅購入で利用できる補助金一覧新築住宅を購入する際に利用できる補助金には以下のものがあります。【すまい給付金】消費税率引き上げの負担を軽減するため、引き上げ後の税率が適用される住宅を購入する人を対象に現金を給付する制度です。平成26年4月から平成33年12月まで実施されます。不動産登記上の持分があれば配偶者でも給付金を受け取れる点、住宅ローン減税と併用可能な点がポイントです。住宅所有者が直接申請し、給付を受けます。一般的な要件のほかに、以下の独自の要件があります。1.収入が一定以下であること。・8%時:収入額の目安が510万円以下・10%時:収入額の目安が775万円以下2.住宅ローンを利用しない場合は、年齢が50才以上であること。さらに10%時には、収入額の目安が650万円以下であること。3.引き上げ後の消費税率が適用される住宅であること。4.床面積が50平方メートル以上の住宅であること。5.住宅ローンの利用がない場合は、フラット35Sの基準を満たす住宅であること。フラット35Sの基準は以下のいずれかに該当することです。1.耐震性に優れた住宅(耐震等級2以上の住宅または免震建築物)2.省エネルギー性に優れた住宅(一次エネルギー消費量等級4以上または断熱等性能等級4または省エネルギー対策等級4)3.バリアフリー性に優れた住宅(等級3)4.耐久性・可変性に優れた住宅(劣化対策等級3、維持管理対策等級2等)給付額は、住宅取得者の収入によって決まる給付基礎額と、不動産登記上の持分割合で、以下の計算式により決定します。給付額=給付基礎額×持分割合補助金額上限は、消費税率8%の場合最大30万円、10%の場合最大50万円です。手続き時期は入居後随時(入居後1年3カ月以内)です。【住宅ストック循環支援事業】エコ住宅への建て替えに対して補助金を申請できる事業です。建設業者や宅建業者が補助金を申請し、給付を受けます。業者が受け取った補助金は、住宅所有者に還元されます。要件は一般的な要件のほかに、以下のような独自の要件があります。1.耐震性のない住宅を除却すること。2.エコ住宅に建て替えること。補助金額は30万円~50万円です。手続き時期は補正予算成立後(10月頃)~同年度3月末日までです。【地域型住宅グリーン化事業】地域における木造住宅の生産体制を強化する目的で実施されている補助金事業です。三世代住宅(二世帯住宅)への対応に対して補助金が加算される点がポイントです。施行事業者などからなるグループが補助金を申請し、給付を受けます。補助金は住宅所有者に還元されます。以下のいずれかの要件を満たす必要があります。なお、いずれも木造建築が条件です。1.長寿命型(長期優良住宅の認定を受けたもの)2.高度省エネ型(認定低炭素住宅の認定を受けたもの)3.高度省エネ型(性能向上計画認定住宅の認定を受けたもの)4.高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅の認定を受けたもの)補助金額は以下のとおりです。1.長寿命型:100万円2.高度省エネ型(認定低炭素住宅):100万円3.高度省エネ型(性能向上計画認定住宅):100万円4.高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅):165万円さらに地域材を利用した場合は20万円を上限に補助金額が加算、三世代同居に対応した場合は30万円を上限に加算されます。手続き時期は4月~6月頃です。【ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業】住宅における年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロとなる住宅(ZEH)に対して出される補助金です。住宅所有者が直接申請し、給付を受けます。一般的な要件のほかに、以下のような独自の要件があります。1.ZEHロードマップにおける「ZEHの定義」を満たしていること。《ZEHの定義》(1)住宅の外皮性能が地域区分ごとに定められた強化外皮基準以上であること。(2)設計一次エネルギー消費量が再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から20%以上削減されていること。(3)太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーシステムを導入すること。(4)設計一次エネルギー消費量が、再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から100%以上削減されていること。2.申請する住宅はSII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)に登録されたZEHビルダーが設計、建築または販売を行う住宅であること。3.導入する設備は本事業の要件を満たすものであること。4.要件を満たすエネルギー計測装置を導入すること。補助金額は以下のとおりです。1.交付要件を満たす住宅:125万円2.交付要件を満たし、寒冷地特別外皮強化仕様である住宅:150万円3.設計一次エネルギー消費量が、再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から75%以上削減されている住宅:125万円さらに蓄電システムを導入する場合には、補助金額が以下のとおり加算されます。1.蓄電システムの補助金額:蓄電容量1kWh当たり5万円2.蓄電システムの補助金額上限:補助対象経費の3分1のまたは50万円のいずれか低い金額手続きは年度内に随時行えます。【民生用燃料電池導入支援事業】家庭用燃料電池システム「エネファーム」を住宅に導入する場合、その購入費用の一部を支援してもらえる補助金制度です。一般的な要件のほかに、以下のような独自の要件があります。1.申請者は燃料電池システムを購入し、実際に使用する人であること。2.設置予定の燃料電池システムが、「FCA(燃料電池普及促進協会)が指定した燃料電池システム(補助対象システム)」であること。3.「補助対象システム」を6年間以上継続して使用できること。4.他の国庫補助金と重複して補助を受けない(受けていない)こと。5.補助対象システムの設置などに関するFCAへの情報提供に同意できること。6.個人(個人事業主を除く)が申請する場合、排出削減事業への参加を表明できること。住宅所有者が直接申請し、給付を受けるタイプの補助金です。補助金額は、補助の対象となるエネファームの機器価格と工事費の合計価格(補助対象経費)の大きさによって以下のとおり変わります。1.合計価格が基準価格以下の場合固体高分子形(PEFC):15万円固体酸化物形(SOFC):19万円2.合計価格が基準価格を上回り、裾切価格以下の場合固体高分子形(PEFC):7万円固体酸化物形(SOFC):9万円さらに設置対象の燃料種別がLPガスの場合や、補助対象システムが寒冷地仕様の場合は、3万円ずつ補助金額が追加されます。基準価格は、固体高分子形(PEFC)は127万円、固体酸化物形(SOFC)は157万円です。また裾切価格は、固体高分子形(PEFC)は142万円、固体酸化物形(SOFC)は169万円と定められています。なお基準価格や裾切価格は、使用や燃料種別によって変動するため、詳細については個別に確認が必要です。手続きは年度内に随時行えます。【地方公共団体の補助金事業】国だけでなく、都道府県や市町村でも、さまざまな補助金事業が実施されています。お住まいの地域で受けられる補助金がないかチェックしてみましょう。■中古住宅購入で利用できる補助金一覧中古住宅を購入する際に利用できる補助金には以下のものがあります。【すまい給付金】すまい給付金は中古住宅の購入も対象になります。ただし給付の対象となる中古住宅は、売主が宅地建物取引業者である中古住宅(中古再販住宅)だけである点に注意が必要です。これは売主が個人の場合には、同給付金の根拠となる消費税が課税されないためです。おもな要件は新築住宅購入の場合と同様です。【住宅ストック循環支援事業】良質な既存住宅の流通を促進する目的から、中古住宅の購入の際にも同事業の補助金を申請できます。新築住宅を購入する場合とは要件が異なるため気をつけましょう。宅建業者やインスペクション事業者が補助金を申請し、給付を受けます。業者が受け取った補助金は、住宅所有者に還元されます。要件は以下のとおりです。1.若者(40歳未満)が既存住宅を購入すること。2.売買に際して、インスペクションを実施し、既存住宅売買瑕疵保険に加入すること。インスペクションとは、専門家が第三者的な立場から、住宅の劣化状況や欠陥の有無などをチェックすることを指します。補助金額は以下のとおりです。1.インスペクション5万円2.リフォーム工事内容に応じて定める額(定額)上限はインスペクションとエコリフォームの合計で50万円(耐震改修を行う場合は65万円)です。手続き時期は補正予算成立後(10月頃)~同年度3月末日までです。【地方公共団体の補助金事業】中古住宅を購入する場合も、都道府県や市町村の補助金が利用できることがあります。積極的に問い合わせてみましょう。■住宅リフォームで利用できる補助金一覧住宅リフォームで利用できる補助金には以下のものがあります。【住宅ストック循環支援事業】エコリフォームを行う場合は、同事業の申請が可能です。リフォーム会社が補助金を申請し、給付を受けます。リフォーム会社が受け取った補助金は、住宅所有者に還元されます。要件は以下のとおりです。1.エコリフォームを実施すること2.リフォーム後に耐震性が確保されること補助金額は、リフォーム工事内容に応じて定める額(定額)が支給されます。上限は30万円(耐震改修を行う場合は45万円)です。手続き時期は補正予算成立後(10月頃)~同年度3月末日までです。【地域型住宅グリーン化事業】新築住宅の購入だけでなく、リフォームを行う場合も要件を満たせば同事業の補助金を申請できます。補助金の受け取り方法や補助金額などは新築住宅購入の項目における「4.高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅)」と同様です。要件はゼロ・エネルギー住宅に認定された木造の住宅であることです。【ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業】新築住宅の購入だけでなく、リフォームの場合も同事業を利用できます。なお補助金額など要件以外の内容は新築住宅購入の場合と同様です。一般的な要件以外に、以下の独自の要件が定められています。1.既築住宅は住宅全体の断熱改修を含み、導入する設備は原則としてすべて新たに導入すること。【民生用燃料電池導入支援事業】リフォームでも同事業を利用できます。詳細は新築住宅購入の場合と同様です。住宅所有者が直接申請し、給付を受けます。【住宅省エネリノベーション促進事業】住宅の省エネ化を促進するための補助金事業です。一般的な要件のほかに、補助対象となる製品について以下のとおり独自の要件があります。1.住宅の省エネルギー改修(省エネリノベーション)に有効な高性能建材・設備としてSIIの定める要件を満たした製品であること。2.未使用品であること。補助金額は以下のとおりです。1.高性能建材(ガラス・窓・断熱材):補助対象費用の3分の1以内、上限150万円2.蓄電システム:5万円/kWh、上限額は補助対象費用3分の1または50万円のいずれか低い金額3.高効率給湯機:補助対象費用の3分の1以内、上限15万円手続きは年度内に随時行えます。【長期優良住宅化リフォーム推進事業】既存住宅の長寿命化を目的とした補助金事業です。三世代同居のためのリフォームは補助金がアップします。住宅所有者が直接申請し、給付を受けます。あるいはリフォーム会社が補助金を申請して給付を受け、その補助金を住宅所有者に還元することも可能です。要件は以下のとおりです。1.リフォーム工事前にインスペクションを行うとともに、工事後に維持保全計画を作成すること。2.下記性能項目のいずれかの性能向上に資するリフォーム工事または三世代同居改修工事を行うこと。劣化対策、耐震性、省エネルギー対策、維持管理・更新の容易性、高齢者等対策(共同住宅のみ)、可変性(共同住宅のみ)、三世代同居改修工事3.リフォーム工事後に少なくとも劣化対策と耐震性の基準を満たすこと。補助金額は、リフォーム工事に必要な費用の合計額の3分の1以内、上限は100万円が基本です。ただし三世代同居改修工事を実施する場合は150万円が上限となります。なお認定長期優良住宅とする場合はプラス100万円が上限になります。手続きは年度内に随時行えます。【市町村の補助金事業】住宅リフォームについても、都道府県や市町村の補助金を受けられる場合があります。ぜひ調べてみてください。■まとめいかがでしたか?補助金にはそれぞれに要件や特徴があることがわかったかと思います。住宅の購入やリフォームにはお金がかかりますが、補助金事業を賢く利用して、費用を抑えたいところですよね。住宅の購入やリフォームを検討する場合には、利用できる補助金がないかどうか、ぜひチェックしてみてください。
2017年02月24日憧れのマイホーム、自分たちのお城。いつか必ず欲しいけど、想いが強い分、失敗はしたくない。筆者も結婚を機に新築マンションを購入。当時は気付いていませんでしたが、住み続けてみるといろいろ目についてきてしまいました。そんな話を編集長にしていたら「今度コスモスイニシアさんに取材するんでやってみます??」と打診されて、新築の「イニシア草加高砂」に伺ってきました。前回は、「イニシア草加高砂」の周辺、草加の魅力についてご紹介しました。今回は、モデルルームをご紹介します!家族やゲストが心地よく感じる“ウエルカム・ホール”前回たっぷり草加市の魅力をお話ししてくれた岡端さんにモデルルームに案内していただきました。どんな部屋なんでしょうね。玄関の扉を開けると……広い!バギーやベビーカーを置けるような広さです。そして、窓があって明るい。玄関に窓があるマンションなんて初めて見ました。コスモスイニシアでは玄関を”ウエルカム・ホール”と呼び、人を迎える大切な空間と位置づけています。窓を設置することで、通風と採光を考え、まるで一軒家のような明るさと開放感を生んでいます。そして大容量のシューズボックス。これだけ収納スペースがあれば、家族が増えても靴が玄関に散乱することもありません。シューズボックスの上は、季節のお花や小物をディスプレイして、空間づくりを楽しむこともできます。そして、小さいお子さんがいるご家庭にはありがたい工夫が!玄関にベビーカーを置いているご家庭も多いと思いますが、シューズボックスの一角がベビーカーを収納できるスペースになっているんです。ベビーカーを卒業した後も、ショッピングカートやゴルフ用具入れなど色々な用途に活用できます。あと面白いと思ったのが、ドアの上下2箇所にのぞき穴がついていたところ。小さなお子さんの背丈でも訪問者を確認できるように配慮。さらに、共働きのご家庭にあると安心な機能、子どもが帰宅したときに通知が届く「帰宅お知らせメールシステム」が搭載されているなど、成長した「子ども」と一緒に安心して暮らせるような工夫が凝らされていました。リビングへと続く廊下にはカウンター収納、反対側の壁には、帽子やコートをかけられる「ちょい掛けフック」が備え付けられていました。「ちょい掛けフック??」と思っていたら岡端さんが説明してくれました。「生活者目線に立って『こういうのがあったらいいな』という声を形にした“ちょいと気がきくシリーズ”です。他にも、玄関のインターホンに傘をかけられる“ちょいかけフック”や、トイレに本やスマホがおける“ちょいおきカウンター”などがあります。(岡端さん)家族構成に合わせて自由に間取りを変えられるフレキシブル・リビング隣の洋室を合わせると約20畳もあるリビング・ダイニング。実際の面積よりもかなり広く感じます。「柱を部屋の外に出すアウトポール設計を採用しています。天井の梁も少ないので実際よりも天井が高く感じ、より開放感な空間になっています。さらに、リビング・ダイニングと隣の洋室の仕切りに、“トールスライディングウォール”を採用して、家族構成によって自由に間取りを変えられる仕組みになっています。ちょっとした工夫の積み重ねですが、できるかぎり部屋を広く使えるような空間設計を追求しています」(岡端さん)なるほど!言われてみると、マンションでよく見かける柱のでっぱりや、天井の高低差といった凹凸が気になりません!天井部分に下がり壁や床に下枠がないので、引き戸を開けるとリビング・ダイニングと隣の洋室が違和感なく1つの空間になっています。洋室にあるセレクトストレージは、収納としてだけでなく、ちょっとした書斎や趣味部屋にするのもありです。(※収納のオプションを選ぶには締め切り期限があります)雨の日や花粉の時期に助かる室内物干「エアフープ」、使わないときは取り外し可能。家具のように見せるシーナリー・キッチンどうしても生活感を醸しだしてしまうキッチンですが、コスモスイニシアでは、まるでリビングやダイニングのインテリアのひとつであるかのように、一体感をもたせるようなシーナリー・キッチンを意識しているそうです。コンロ前の壁は取り払い開放感を出していますが、リビング・ダイニングから調理スペースは見えないように工夫されています。視覚的にも美しいセンターフードや、キッチン天井の“ちょい飾りピット”が洗練された空間も演出。前に壁がなく見晴らしがよいので、子どもがリビングで遊ぶ様子を眺めながらキッチンで作業ができます。寝室&子供部屋寝室や子供部屋のドアは引き戸なので空間に無駄がない!ドアギリギリまで家具を配置しても大丈夫なのも引き戸のメリットです。クロゼットの扉にも “ちょいかけフック”を設置。一時的に服やカバンをかけておきたいことってよくあるんですよね。洗面所&バスルームにもきめ細かい工夫が!洗面ボウルをサイドに寄せているので、片側を化粧品や小物を置くスペースとして使用できます。2人で洗面台を使えるので、朝の忙しい時間帯に洗面台の争奪戦をすることもなくなります。洗面台収納はスライド式なので、奥のほうまで取り出しやすく、無駄なく収納できます。汚れがつきやすい洗面台をクリーンに保つ工夫も。収納にもなっている三面鏡の上下に黒い縁をつけることで手垢がつきにくくしています。また、下部分には水がはねても汚れにくいようにモザイクタイルを貼っています。モザイクタイルはうちのマンションではオプションでした。鏡の裏には収納スペースがありますが、なんとドライヤーをコンセントにさしたまま収納できるように少し隙間がありました!小さな心遣い!浴槽扉の外側にはバスタオルがかけられるバーを2本設置。雨の日に浴室に洗濯物を干せるように浴室の物干しバーも2本設置されています。洗面室の天井には“ちょいかけピット”を設置。ちょっとした洗濯物などかけておきたいときに便利です。トイレも快適さを追求!トイレの上部収納棚は、12ロールのトイレットペーパーを袋のまま収納できる設計になっていて、収納下部に飾り棚を設置しています。さらに、トイレでくつろぎたい人のために、本や雑誌やスマホなどを置いておける“ちょい置きニッチ(ちょい置きカウンター)”もついています。家庭菜園も楽しめるバルコニー奥行き約2mの広々としたバルコニーには、家庭菜園を楽しめるグリーンカーテンフック設置(グリーンカーテンは別途購入)。壁面には簡単な洗い物ができるスロップシンクと、インテリアとして植物などを飾れる“ちょいかけの輪”を装備。さて、感動しっぱなしでしたが、一番感動したのは私が「うわー」と思っていると岡端さんが説明してくれたところ。「あ、いいな」と思ったところが全部、工夫やこだわりを持って作られていることが案内されながら伝わってきました。「住む人視点」って、買うときじゃなくて住んでみても「いいなぁ」と思えること。私がちょっと目をやったり、気になったところ全部「それはですね」と岡端さんが説明してくれる。こんなに細かいところにまでこだわっている物件なら、住んでみても「いいなぁ」と思えるような気がしました。完成は2016年12月、第1期1次募集はすでに完売。現在、2次募集で先着順で入居者を受け付けているそうです。草加駅東口出てすぐにモデルルームがありますので、ぜひ一度体感してみてください!イニシア草加高砂物件概要ライター:柏木 真由子
2016年06月30日不動産・住宅情報サイト「HOME’S」を運営するネクストはこのほど、「2015年上半期HOME’S新築分譲マンション人気物件ランキング」を発表した。同調査は1月~6月を対象に、同サイトに掲載の新築分譲マンションおよび一棟リノベーションマンション、のべ1,962物件から、ページビューや資料請求数等をもとに同社が独自に集計したもの。○1位は「Brillia Tower 目黒」1位は東京都品川区「Brillia Tower 目黒」が獲得。2014年の年間ランキングでも1位を獲得した、総戸数940戸の大規模物件で、立地とスケールが話題となっている。2位は東京都中央区の「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」。晴海に建つ49階の免震構造タワーマンションで、土地区画整理事業によって計画的に整備された街並みも人気の一因だという。3位は神奈川県川崎市の「パークシティ武蔵小杉ザガーデンタワーズイースト」。大規模開発により成長し続ける街・武蔵小杉で、駅徒歩5分の利便性と、徒歩圏内にある多摩川緑地の自然を両立した生活環境が評価された。今回の調査では、全国ランキングの上位5物件がすべて500戸以上と、大規模マンションの人気が顕著な結果となった。全国1~3位は40階以上のタワーマンションが占めた。また、東京都の湾岸エリアや目黒、二子玉川といった再開発エリアの物件も多くランクインし、マンションそのものだけでなく街の将来性・資産性も期待できる物件に注目が集まる傾向がうかがえた。4位以下は「プラウドシティ阿佐ヶ谷」(東京都杉並区)、「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」(東京都中央区)、「クレストプライムレジデンス」(神奈川県川崎市)、「エステムプラザ芝公園」(東京都港区)、「パークナード目黒カレン」(東京都目黒区)、「ザ・パークハウス 二子玉川ガーデン」(東京都世田谷区)、「プレミスト佃二丁目」(東京都中央区)がランクインした。なお同サイトでは、北海道から九州・沖縄まで、各エリア別のランキングも発表している。
2015年07月14日神奈川県住宅供給公社は23日より、新築賃貸住宅「フロール横浜山手」の入居者を募集する。○横浜市の資源・エネルギー地産地消のモデル住宅「フロール横浜山手」は、築64年を経た「大和町団地」を建替えた物件。同社は中井町にある所有地を無償で貸与し、神奈川県・中井町・事業者と連携したメガソーラー発電事業に参画。その土地に自生したクヌギやコナラを使用してフローリングや突板をつくり、床や壁に使用した。里山産材を活用したことにより、資源・エネルギーの地産地消のモデル住宅としている。所在地は、横浜市中区大和町2丁目40番地。JR根岸線「山手」駅下車、徒歩4分となっている。鉄筋コンクリート造・地上3階建で、総戸数は62戸、建築面積は1,023.44平米。5月16日より棟内モデルルームを公開し、5月23日より申込受付を開始、7月からの入居を予定している。
2015年05月16日中央住宅はこのほど、埼玉県越谷市にて、新築分譲住宅「カーサ・デコラ越谷蒲生」の販売を開始した。○間仕切り壁の設置で3~5LDKとして使用可能同物件は、東武スカイツリーライン「蒲生」駅より徒歩10分の立地となる分譲住宅。家の中の利便性も高める様々なアイデアが盛り込まれた家をつくりたいとの発想から、「デコラティブ(装飾的)な箱の家」をテーマとした。機能的な設備およびインテリアにより、何気ない日常が特別な時間となるようデコレートするという。外観はモダンなデザインの中に暖かさを感じるものとし、デザイン門柱、シンボルツリーなど敷地を活かし自然までデザイン。室内設備には利便性を高める各種アイデアを盛り込んだ。1Fには、玄関エントランスから靴のままでアクセスできるウォークインクローゼットを設置。コートやカバンなど玄関近くに収納スペースがあることで、リビングがすっきりと片付くという。2Fはフレキシブルな2ドアルーム仕様。2部屋に間仕切り壁を追加すれば3部屋、4部屋として使用でき、家族の成長に応じて臨機応変に対応可能とした。室内のフローリングには天然木の良さが味わえる無垢材挽き板化粧フロアを採用。機能性と美しさを兼ね備えたキッチン・バスルーム、樹脂複合サッシ、ガス温水式床暖房を搭載し、一年中快適な住まいを目指した。武スカイツリーライン「蒲生」駅より徒歩10分、「新越谷」駅より徒歩19分、JR武蔵野線「南越谷」駅より徒歩19分という駅近の立地でありながら、40坪以上の敷地を確保し、カースペースは2台分を用意した。所在地は埼玉県越谷市蒲生旭町2337番6(地番)他。土地面積は139.86m2、建物面積は107.5m。総戸数3戸(販売1戸)。販売価格帯は4,680万円。間取りは3(4・5)LDK+パントリー+2ウォークインクロゼット。
2015年05月03日オウチーノ総研はこのほど、「2014年、人気の高かった市区町村ランキング[新築マンション編・新築一戸建て編]」の調査結果を発表した。同調査は、住宅情報サイト「O-uccino」新築サイトの、2014年1月1日~12月31日のアクセス数をもとに、各市区町村ページのアクセス数が多い順にランク付けしたもの。○首都圏・新築マンション編は、千代田区、中央区、港区の都心3区が上位「首都圏の新築マンション編」は、1位が「東京都千代田区」、2位が「東京都中央区」、3位が「東京都港区」と、都心3区が上位を占め、都市回帰の高まりがうかがえた。1位の「東京都千代田区」は、23区のなかでも中心に位置し、皇居を取り囲むエリア。国会議事堂、最高裁判所、各官公庁やオフィスが軒を連ね、さらに皇居が区の面積の約12%を占める。そのため居住エリアが限られており、人口は5.4万人と東京23区のなかで最も少ない。しかし2014年総務省統計局の調査によると、転入超過数の人口に対する割合が4.6%と、昨年、首都圏で最も人口増加率が大きかった。2位の「東京都中央区」は、2014年転入超過数の人口に対する割合が3.4%と、首都圏で「東京都千代田区」に次いで多かった。3位の「東京都港区」は東京のビジネスの中心地で、新橋、汐留、品川などのビジネス街には大企業が軒を連ねる。○首都圏・新築一戸建て編は、世田谷区、文京区、板橋区が上位「首都圏の新築一戸建て編」は、新築マンションの上位10エリアがすべて東京23 区だったのに対し、「千葉県船橋市」「埼玉県越谷市」「埼玉県和光市」「埼玉県朝霞市」などベッドタウンがランクインした。1位は「東京都世田谷区」。成城や奥沢といった高級住宅地のイメージが強いエリアだが、駅前に商店街が広がる庶民的な街も多い。2位は「東京都文京区」。ほぼ全域が山手線の内側にすっぽり入る区でありながら、閑静な住宅地が多く、区内に大きな繁華街を持たず、六義園や小石川後楽園などの庭園も残る。○近畿圏はマンション、一戸建てともに「兵庫県西宮市」が1位近畿圏は、「兵庫県西宮市」が新築マンション編、新築一戸建て編ともに1位を獲得。大阪市と神戸市の中間に位置し、両都市をつなぐ路線が3本走るなどアクセスが良好。夙川や西宮七園など、市内には近畿圏有数の高級住宅地がある一方、西宮北口駅などは駅前の商業施設も充実。新築マンション、新築一戸建てともに供給量の多いエリアだという。2位は「大阪府大阪市北区」。大阪駅・梅田駅を中心に、近畿圏有数の繁華街、ビジネス街が集まるエリアで、本社を置く企業も多い。現在開発中の大阪駅北地区「うめきた」の百貨店や複合施設、また日本一長い「天神橋筋商店街」など商業施設も充実している。3位は「大阪府大阪市中央区」。区内のほとんどはオフィス街や官公庁だが、2014年総務省統計局の調査によると、転入超過数の人口に対する割合が3.4%と、近畿圏において最も大きい。なお同割合の近畿圏2位は「大阪府大阪市北区」の2.2%で、首都圏のみならず近畿圏においても都心回帰が見られる。新築一戸建て編は、1位の「兵庫県西宮市」、3位の「兵庫県伊丹市」、6位の「兵庫県尼崎市」、10位の「兵庫県宝塚市」の阪神間エリア、2位の「大阪府豊中市」、4位の「大阪府高槻市」、5位の「大阪府吹田市」、8位の「大阪府箕面市」の北摂エリアの人気が高かった。両エリアは隣接したエリアであり、大阪府北部と兵庫県南東部に新築一戸建ての人気エリアが集中していることがうかがえた。
2015年02月25日オウチーノ総研は、12月25日「日本人の住宅意識」に関するアンケート調査の結果を公表した。それによると「あなたが家を買うとしたら、新築または中古にこだわりますか?」という問いに対し、「新築にこだわる」は51.0%、「中古にこだわる」は 5.2%、残りの43.8%が「どちらにもこだわらない」と答えた。新築にこだわる理由として最も多かったのが、「自分好みの家に住みたい」。次いで「新しい方がいい」「誰かが住んだ家は嫌」だった。また「新築にこだわる」と答えた人のうち、13.2%が「注文住宅」、2.3%が「建築家が設計した家」にこだわると回答した。その理由について「注文住宅」は、「自分好みの家に住みたい」という回答がほとんどだった。一方「建築家の建てた家」にこだわる人は、「自分好みの家」に加え、「個性的な家に住みたい」「おしゃれな家に住みたい」などの理由を挙げた。「新築にも中古にもこだわらない」と答えた人の理由で最も多かったのは「新築、中古以外の条件を重視する」で、次に「価格による」が僅差で続いた。「中古にこだわる」を選んだ人は、そのほとんどの理由が「価格」で、そのうち「中古+リフォーム」を選択したのは 3.1%だった。家を買う際に「重視するポイント」は、1位「日照や風通しの良さ」、2位「間取り」、3位「周辺環境」で、震災の影響か「耐震性・構造」「地盤の安全性」なども挙げられた。また「絶対に必要な設備」は、1 位「インターネット」、2 位「防犯性の高い鍵(ディンプルキー、カードキーなど)」、3 位「TV モニタ付きインターホン」という結果になった。本調査は20 歳以上の男女 1,117 人を対象に、11月9日~13日にインターネットによるアンケート形式で行われた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日アットホームはこのほど、同社の全国不動産情報ネットワークから、2012年4月期における首都圏の新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格の動向を発表。首都圏全体では、新築戸建ての成約価格が前年同月比で2カ月連続して下落、東京都下では前年同月比・前月比とも成約価格が上昇したという。首都圏の新築戸建て平均成約価格は、1戸あたり3,142万円。前月比では1.1%上昇したが、前年同月比は1.1%下落し、2カ月連続のマイナスになった。これは、6カ月連続下落している東京23区の平均成約価格が1年11カ月ぶりに4,100万円を下回るなど、ユーザーの低価格志向が進んでいることが大きな要因である。一方、東京都下では、価格の需給バランスが改善し、前年比・前月比ともに上昇。中古マンションでは、1戸あたり平均成約価格2,024万円と、前年同月比が6.0%下落し、3月期のプラスから再びマイナスとなった。前月比は2ケタの下落で、前年同月比・前月比ともに下落。大きな要因として、東京23区で1,000万円未満の物件の割合が増加し、9.6%の下落を招いたことがあげられる。また、神奈川県でも9.1%下落しており、低価格志向が顕著となっていることが示された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日東京カンテイは8日、「都道府県別 新築・中古マンション価格の年収倍率2011」を発表した。それによると、新築マンションの年収倍率全国平均は、前年度比0.26ポンイト増の6.27倍となったことが分かった。同指標は、各都道府県で分譲された新築マンション価格(70平方メートル換算)を平均年収で割り、マンション価格が年収の何倍に相当するかを算出したもの。年収倍率が低いほど買いやすく、数値が高いほど買いにくいことを示す。年収は、各都道府県「県民経済計算」を基に予測値を使用している。2011年の新築マンション年収倍率は、全国平均6.27倍と前年の6.01倍から0.26ポイント拡大。東京カンテイによると、この理由として、東日本大震災の被災地を含む8県(青森、岩手、秋田、群馬、福井、山梨、和歌山、島根)で分譲実績が確認できず、価格水準の高い都市圏の分譲シェアが拡大した結果、平均価格が2,738万円と前年の2,639万円から99万円上昇したことが考えられるという。また、平均年収が437万円と前年から2万円減ったことなども要因といえるとしている。地域別に見ると、首都圏における新築マンション価格は4,293万円と前年から84万円(1.9%)下落し、平均年収の8万円低下(1.4%)を上回り、年収倍率は前年比0.03ポイント減の7.91倍となった。近畿圏では、平均年収が6万円低下(1.3%)する中、新築マンション価格は3,501万円(6.7%)に上昇し、年収倍率は7.55倍と前年から0.57ポイント拡大。中部圏では、新築マンション価格は2,637万円と下落分(4.0%)が年収の16万円低下(3.6%)を上回り、年収倍率は前年比0.02ポイント減の6.08倍となった。なお、全国で新築マンション年収倍率が最も高かったのは東京都で9.43倍、反対に最も低かったのは香川県で3.98倍となっている。一方、中古マンションに関しては、2011年の築10年中古マンション年収倍率は、全国平均4.32倍(前年比0.26ポイント増)と2年連続で4倍台を記録。新築の年収倍率6.27倍とは1.95ポイントの差となった。地域別に見た場合、首都圏では中古マンション価格が3,125万円と前年から77万円(2.6%)上昇したことで、年収倍率が前年比0.23ポイント増の5.76倍に拡大。東京都では中古マンション価格が4,491万円と前年より84万円(1.8%)下落したため、結果的に年収倍率は前年比0.05ポイント減の7.35倍に縮小した。近畿圏では年収倍率4.56倍と前年から0.17ポイント増加。中部圏でも同4.03倍と前年の0.38倍から0.23ポイント上昇し、同社の調査開始以来、初めて4倍を突破したという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月09日不動産総合情報サービスのアットホームは25日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2012 年2 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格に基づく「首都圏の新築戸建・中古マンション価格」を発表した。これによると、新築戸建の成約価格は前年同月比14カ月連続上昇し、東京23区は同4カ月連続下落している。2月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり3,232万円で、前年同月比2.3%上昇し14カ月連続のプラスとなった。これは、比較的価格の高い東京都下で5%超上昇したこと、また、高額物件の多い東京23 区で引き続き成約が大幅に増加していること等によるもの。ただ、23 区が同4カ月連続で下落、神奈川県が同4カ月ぶりに下落、一方、前月比は一転、全エリアで上昇するなど方向感のない動きとなっている。中古マンションの1 戸あたり平均成約価格は2,145 万円で、前年同月比1.4%下落し、再びマイナスとなった。東京23 区で低額物件の成約が増加し、平均価格が1 割近く下落したことが最大の要因。また、23区では前月比が14.0%下落、これにより首都圏平均の前月比は3カ月ぶりに下落に転じた。2月期の調査対象物件数は、新築戸建が登録9,444件、成約2,023件、中古マンションが登録1,682件、成約386件となっている。なお、データは同社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれていない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日