ヤマハ発動機は9月18日、垂直多関節ロボットの新製品「YAシリーズ」8機種を12月10日から販売すると発表した。同シリーズは、各軸の動作速度と手首負荷能力が特徴の6軸ロボット「YA-RJ」「YA-R3F」「YA-R5F」「YA-R5LF」「YA-R6F」、肘軸による自在なアーム動作を可能とした7軸ロボット「YA-U5F」「YA-U10F」「YA-U20F」および、これらを駆動制御する新型コントローラ「YA-C100」というラインアップとなっている。同社は、複数の役割をこなすことができる同シリーズを導入することにより、製造の現場が多品種少量生産へとシフトする中で主流になると考えられているセル生産方式などの高速自動化に対応できるとしている。各ロボットの価格はオープンで、ヤマハは8機種合計で年間400台の販売を見込んでいる。
2015年09月18日●冬のラバーズコレクションや、G-SHOCK&BABY-Gペアモデルが充実カシオ計算機の2015秋冬・時計新製品発表会、今回のテーマは「The PREMIUM INNOVATION より革新的に、より独創的に。」だ。女性用ウオッチで印象的だったのは、BABY-GとSHEENの方向性がより差別化され、ブランドのキャラクターとターゲット層、着用場面などが明確になったこと。もともと、BABY-GはG-SHOCKの妹分でカジュアル系、SHEENは働く女性がオンタイムでもオフタイムでも身に付けられる……と、割とはっきりした違いがあったが、一層わかりやすくなった。BABY-Gは彩度やコントラストが高く、ボールドなラインを多用し、一方のSHEENは、繊細さや美しさをより意識したデザインへと、これまで以上に大きくシフト。自分のライフスタイルに近いブランドとモデルをさらに明瞭に、迷うことなく選べるようになるだろう。(掲載した写真はすべて、クリックで拡大表示。掲載価格はすべて税別)○ユニフォームをイメージした、スポーティーなBABY-Gスポーツユニフォームにインスパイアされたデザインと、便利な機能を搭載した「BGA-2100」「BGA-210」シリーズが登場。ユニフォームのゼッケンフォント、カラー、素材といった要素をウオッチデザインに投影。加えて、アルミ着色ベゼルとインデックスのホログラムが質感も向上させている。毎日をアクティブに楽しむ女性のキャラクターと、ライフスタイルを手首で物語るアイテムだ。GBA-2100は、タフソーラー電波ウオッチ仕様。4色展開し、価格は2万4,000円で10月発売。BGA-210は、3時位置にアナログインダイヤルを持つデュアルダイヤルワールドタイム仕様。ワールドタイムとホームタイムの一発入れ替えも可能だ。5色で展開し、価格は1万7,000円で11月発売。○今冬のラバーズコレクションのモチーフは「メンフクロウ」冬はラバーズコレクションの季節。今年も悪魔と天使をモチーフとしたペアモデルで登場する。今年のテーマは「メンフクロウ」。「一度ペアになると生涯添い遂げる」ことから、恋人たちの象徴とした。なお、ラバーズコレクションはホワイトとブラックの2セットで展開。ホワイトは「LOV-15A」で「GA-110」タイプのアナデジコンビモデルのペア、ブラックが「LOV15B」で、「DW-D5600」タイプのバンパー付きスクウェアケースデジタルのペアとなる。ちなみに、LOV-15Aのダイヤルにはメンフクロウの羽根をイメージしたパーツが組み込まれている。価格は、LOV-15Aが3万3,500円。LOV-15Bが2万6,500円。ともに11月発売。●大人の上質が香るシンプルなSHEEN○大人の上質が香るシンプルなSHEEN「SHW-1800」シリーズ女性らしい繊細さと煌めきを追求するSHEENにおいて、新しいシンプルさを導き出したのが「SHW-1800SG」と「SHW-1800BSG」、そして「SHW-1800D」。12時、3時、6時、9時のメタルインデックスは花びらをイメージ。凛とした可愛さとともに、シャープでスマートな印象を与えている。タフソーラー電波時計をはじめ、10気圧防水、りゅうずで操作できるシンプルワールドタイム、微調整できるファインアジャストブレスレットなど便利な機能を搭載。聡明な女性の手元でキラリと光るシリーズだ。価格は、シルバーダイヤルのSHW-1800Dが4万7,000円、ピンクゴールドダイヤルのSHW-1800SGとSHW-1800BSGが4万9,000円。10月発売。○ダイヤルを艶やかに彩るスワロフスキーの輝き「SHE-3040」シリーズ上記のSHW1800と対照的ともいえる文脈で登場するのが、SHE-3040シリーズだ。ワイドフェイスを採用、ダイヤルの見切り部分にスワロフスキークリスタルを散りばめ、ジュエリーのエレガントな輝きを手元に添える。IP処理されたメタルブレスレットを装着した「SHE-3040SGJ」と「SHE-3040GJ」、カーフストラップを装着し、スワロフスキーエレメントがマルチカラー仕様の「SHE-3041GLJ」の3モデルで展開。なお、すべてのモデルのケースにIP処理が施されている。価格は、SHE-3040SGJが2万2,000円、SHE-3040GJが2万4,000円、SHE-3041GLJが2万円。12月発売。
2015年09月17日エムディーエスは、手書きのアナログデータをデジタルデータに変換するノートブック「Evernoteコレクション」の新製品として、「Evernoteスマートノートブック(スレートグレー)」と「Evernoteビジネスノートブック(XLサイズ)」を発売する。モレスキンアトリエおよびモレスキンオンラインストアでの先行発売は本日9月16日より。一般発売は10月15日からとなる。価格はEvernoteスマートノートブック(スレートグレー)が3,100円、Evernoteビジネスノートブック(XLサイズ)が3,670円(ともに税抜価格)。「Evernote(エバーノート) コレクション」は、Evernoteモバイルアプリと連携し、手書きのアナログデータをデジタルデータに変換して、手軽にEvernoteに取り込めるノートブック。「MOLESKINE+(モレスキンプラス)」のひとつとして販売されている製品だ。今回発売される「Evernote スマートノートブック」には特殊な罫線が施され、文字だけでなくアイデアのスケッチなどの書き込みもデジタルデータとして管理できるのが特徴。角が丸い長方形+ゴムバンドという「モレスキン」のデザインを踏襲しつつ、カバーには「Evernote」のロゴマークとしてお馴染みの"象"と、さまざまなイラストをデボス加工であしらったハードカバーが採用されている。中紙は、メモだけでなく日々の記録やクリエイティブツールとしても使えるように、横罫と方眼が240ページずつ用意される。カラーは既存の「ブラック」に加え、カジュアルなシーンでも活躍する「スレートグレー」が新色として追加された。また、モレスキン オンラインストアの限定色として、鮮やかなグリーンも発売されるということだ。サイズは幅130mm × 高さ210mm(ラージサイズ)。一方の「Evernote ビジネスノートブック(XLサイズ)」は、ビジネスにおけるミーティングでの使用を想定した作りになっているのが特徴。ページレイアウトが上下ふたつのセクションに分かれ、ページ上部にはほかのメンバーとの共有事項を、下部には個人的なメモや質問事項などを書き込むといった使い方が可能だ。データを取り込む際は、共有事項のみか、あるいはページ全体かを簡単に選択できる。ページ右上に備わるリマインダーボックスにチェックを入れると、プロジェクト管理に最適なリマインダー機能が自動で起動する仕組みだ。すべてのページにはページ番号が記載されており、巻末に設けられた「INDEX(インデックス)」ページと照らし合わせることで、検索も容易になっている。今回の新製品では、よりたくさんの書き込みに対応できるように、より大きな「エクストララージサイズ」(幅190mm × 高さ254mm)が新ラインナップに追加された。中紙は横罫240ページ。なお、両製品ともにゴムバンドと栞ひも、最終ページに配した拡張ポケットのマチ部分に、「Evernote」のキーカラーであるグリーンが使われている。さらに特典として、タグ付けができるスマートステッカー4枚(2種)と、Evernoteの有料版サービスを3ヵ月間試用できるプレミアムコードが付属する。
2015年09月16日●より優雅に、より薄くなったOCEANUS Mantaカシオ計算機の2015秋冬・時計新製品発表会、今回のテーマは「The PREMIUM INNOVATION より革新的に、より独創的に。」だ。昨今、腕時計におけるイノベーションを考えると、どうしてもGPSに目が行きがちだ。しかし、ことビジネスウオッチにおいては、そのほかにも革新的技術をもってなすべき課題が数多くある。優美なフォルム。快適な操作性……。ここでは、研ぎ澄まされた技術の数々が集約されたメタルアナログウオッチの新製品をご紹介しよう。(掲載した写真はすべて、クリックで拡大表示。掲載価格はすべて税別)○より優雅に、より薄くなったOCEANUS Mantaフルメタルアナログウオッチ「OCEANUS」(オシアナス)のプレミアムライン「Manta」(マンタ)に、新製品「OCW-S3400」が登場。GPS機能は搭載しないが、その代わりにMantaのアイデンティティともいえる優美なスタイリングと仕上げの美しさを徹底的に追求。タフソーラーや電波時計機能を搭載しながら、ケース厚わずか10.7mmを実現した。ケースやバンドの素材はチタン。チタンカーバイト処理で硬度をアップ、ケースやベゼルの一部には、高級時計の研磨技術であるザラツ研磨で美しいミラー面を創出した。裏ぶたはより硬度の高い64チタン製で、ケースが薄くても十分な強度を確保できる。フェイスもワイド化。大きくエッジのシャープなインデックスは、表面にスパッタリング処理を施して美しさと視認性を向上。カシオ独自の遮光分散型ソーラーセルにより受光効率を上げることで、漆黒のダイヤルと見事なコントラストを実現している。OCEANUSのアイデンティティである「オシアナスブルー」も美しい。そのほか、最新のMT-G「MTG-G1000D」にも搭載されたデュアルコイルモーターをワールドタイムのインダイヤルに採用。表情のある回転動作を楽しめるとともに、電子式りゅうずの直観的な操作性と合わせて快適な時刻設定が可能だ。価格は18万円で、10月発売予定。詳しくは別記事『カシオ、ワールドタイム機能が使いやすくなった最上級「OCEANUS Manta」』を参照いただきたい。●クレイジーケンバンドとコラボした「OCW-G1000CK」○500本限定! クレイジーケンバンドとコラボした「OCW-G1000CK」OCEANUSのアンバサダーとしても活躍する「クレイジーケンバンド」。その音楽への飽くなき追求心と大人の粋な遊び心が、OCEANUSの妥協のない物作りの姿勢と優雅なお洒落さに共鳴。そして誕生したのが「CRAZY KEN BANDコラボレーションモデル Limited Edition」だ。GPSハイブリッド電波ソーラー搭載の「OCW-G1000」をベースモデルに、ボーカルの横山剣氏こだわりのブラック(DLCコーティング)を採用。ダイヤルには、バンドのルーツともいえる横浜のレンガ模様が描かれている。また、通常「GLOBAL POSITIONING SYSTEM」の文字が入る位置に「CRAZY KEN BAND」と入っていたり、りゅうずトップに「69」と刻まれていたりするのも洒落が効いている。世界限定500本で、裏ぶたには横山剣氏のシルエットとシリアルナンバー入り。スペシャルギフトボックスが付属。価格は24万円で11月発売。●スポーティー&ダイナミックが魅力のフルメタルウオッチ「EDIFICE」○電波時計でより幅広い層にアピールする「EQW-T630D」スポーティーでダイナミックなデザインが魅力のフルメタルウオッチ「EDIFICE」からは、デュアルダイヤル・ワードタイム仕様の電波ソーラーモデル「EQW-T630D」だ。Bluetoothによるスマホ連携でヒット中の「EQB-510」。そのボールドなダイヤルデザインを継承しつつ、スマホ連携機能の代わりに電波時計を搭載することで、より幅広いユーザー層にアピールする。アクセントカラーをライトグリーン(EQW-T630D)、ライトブルー(EQW-T630DB)、ピンクゴールド(EQW-T630DC)とする3モデルのバリエーションで展開、「EQW-T630DB」はベゼル、「EQW-T630DC」はベゼルとケース、バンドがIP処理されたブラックとなる。価格は、EQW-T630Dが3万9,000円、EQW-T630DBが4万2,000円、EQW-T630DCが4万9,000円。
2015年09月15日アドビ システムズは、Adobe Creative Cloudのビデオ製品に追加された数々の新機能を発表した。これらは、オランダ・アムステルダムで9月11日~15日に開催される放送業界のプロフェッショナル向け展示会「IBC 2015」で披露されたのち、Creative Cloudを通じてユーザーへの提供が開始される。今回発表された新機能には、UltraHD(UHD)のサポートや色彩技術の向上、タッチ操作のサポートといったアップデートが含まれるほか、マルチデバイス動画配信プラットフォーム「Adobe Primetime」の配信および収益化機能をHTML5ビデオにも拡大され、TV Everywhereの認証プロセスを簡単かつ効率化する有料テレビ会社向けのツールが新たに提供される。「Premiere Pro CC」が4K/8Kの高精細映像編集に対応するフォーマットにネイティブ対応したほか、映像における色彩表現の強化、HDRワークフローのサポートなどを実現している。「After Effects CC」については、色彩の再現性や調整機能が強化され、カラーワークフローに対応するためにARRI RAW、Rec. 2020や新たなUltra HDおよびHDRのフォーマットへの対応が強化されたということだ。また、「Premiere Pro CC」、「After Effects CC」、および「Character Animator」がタッチ操作に対応したほか、「Audition CC」には映像作品などの長さに合わせて音楽の長さを調整するRemix機能が搭載されたという。さらに、Creative Cloudに含まれるすべてのデスクトップ用ビデオ製品において「Creative Cloud Libraries」機能が強化され、「Adobe Stock」からの画像を含むアセットをAfter EffectsとPremiere Pro上で即座に表示可能になるという。このほか、「Adobe Media Encoder」のパブリッシュ機能が、従来のYouTube、Vimeo、Creative Cloudに加えて新たにFacebookをサポートし、SNSでのプロモーションやキャンペーンの公開がより簡単になったということだ。なお、IBC 2015では、来年2月に公開予定の映画「Deadpool」やアダム エプスタイン編集の映画「Staten Island Summer」、カラーグレーディング アーティストとして受賞歴を持つデイドヴァレンティックなどの事例を挙げ、Creative Cloudと「Premiere Pro CC」によるワークフローへの移行が進んでいることが紹介されるほか、マルチデバイス動画配信プラットフォームである「Primetime」の導入事例として、HBO Now、Showtime、MLB、Sony Pictures Entertainment、RTL Group、Shomi、Voo、Starz(Parsifal)の各社が提供を開始したサービスについても紹介されるということだ。これらに関して、同社のプロフェッショナル ビデオ製品担当シニアディレクター、ビル ロバーツ氏は、「アドビはすばらしい品質の映像をより簡単に作成できるよう、ビデオと映画のワークフローを再定義しています。映像によってストーリーを語る際に色彩は不可欠な要素ですし、色を補正しない映像は意図した効果を発揮することができません。さらにUltraHDへ移行しようとしている今、映像品質の重要性はさらに高まっています。アドビはCreative Cloudを進化させ続けることによって、制作会社がテレビやスマートフォンなどのあらゆる画面に向けた魅力あるUltraHDコンテンツをより容易に作成できるよう支援しています」とコメントしている。
2015年09月11日Cerevoは3日、スマートスポーツ用品ブランド「XON(エクスオン)」の新製品として、スノーボードなどでの利用を想定したアクションカメラ「REC-1(レックワン)」、ワイヤレスヘッドセット「BONE-1(ボーンワン)」を開発したと発表した。同社は今年1月にXONブランドの第一弾製品として「SNOW-1」を発表していた。SNOW-1はスノーボーダー向けの製品で、滑走時に荷重のかけ具合や重心の位置を測定したり、スノーボードの角度・角速度を検出できるバインディング。取得したデータはスマートフォンに転送され、専用アプリを通じてデータを確認できる。今回発表されたREC-1、BONE-1は、いずれも、このSNOW-1と組み合わせて使用できる製品となる。REC-1は、無線LAN機能を搭載したフルHD/60fps対応のアクションスポーツカメラ。SNOW-1との組み合わせで、スノーボーダー視点で撮影した動画と、SNOW-1の測定データを重ねて表示することができる。IPX4準拠の防水性能も備える。撮影した動画は専用アプリに取り込むことで、SNOW-1のデータと同時に表示。動画の再生は無線LAN経由でのストリーミングのほか、動画をスマートフォンに取り込み、再生することもできる。BONE-1は、Bluetooth 4.1対応のワイヤレスヘッドセット。SNOW-1の専用アプリと連携することで、SNOW-1で測定したデータのフィードバックをリアルタイムに音で通知してくれる。首掛け式になっており、ゴーグルを邪魔せずに装着でき、骨伝導型のため、周囲の音を聞きながら滑ることもできる。
2015年09月04日ヤマハ発動機は31日、125ccスクーターの新製品「フィーノ125(Fino 125)」を、9月中旬からタイ市場に導入すると発表した。製造・販売はタイのグループ会社TYM(Thai Yamaha Motor Co., Ltd.)が行う。フィーノ125には、走りの楽しさと燃費・環境性能の両立を具現化する"BLUE CORE"思想に基づき開発した空冷125ccエンジンを搭載。現行「フィーノ」の115ccから排気量をアップしながらも従来同等の燃費と走行性を両立させており、2014年導入の「グランドフィラーノ(Grand Filano)」、2015年導入の「GT125」に続く「BLUE CORE」エンジン搭載モデルとなる。また、ダイヤモンドカットレンズのLEDヘッドライト、BLUE COREエンジンにベストマッチした新フレーム、"フィーノDNA"をしっかりと引き継ぎつつ、ディテールにこだわった高級感あるスタイリングなどを採用。タイで流通しているエタノール混合燃料(E85)にも対応する。フィーノは2006年の導入以来、ファッション性の高いAT(オートマチック)スクーターとしてタイの幅広い年齢から人気を博している。2013年にはモデルチェンジを行い、FI(電子制御式燃料噴射装置)採用による低燃費化に加え、スタイル・諸機能をさらに充実させており、初代から9年を経た今でも、タイにおける同社の主要モデルとなっている。
2015年08月31日ヤマハ発動機は25日、軽量コンパクトな水冷・直列2気筒エンジンを搭載するスポーツモデル「MTシリーズ」の新製品、「MT-03」と「MT-25」を10月10日に発売すると発表した。MT-03とMT-25は、"大都会のチーター"をコンセプトに開発し、MTシリーズ共通のシャープで躍動感ある独創的なスタイリングに仕上げた新製品。「YZF-R3/R25」をプラットフォームにMT-03は320cc、MT-25は250ccのエンジンを搭載している。エンジンは、コンパクトな燃焼室内で混合気の縦渦を積極的に生成させ、素早い燃焼促進による優れた出力・トルク特性を引き出す、水冷・直列2気筒・DOHC・4バルブ・FI(フューエルインジェクション)を搭載。フレームには、剛性バランスに優れた軽量ダイヤモンド型フレームを採用している。そのほか、市街地での機敏な走行性を支えるライディングポジションや、ステアリングマウントで装備した新デザインの1灯H4ヘッドライト、ヘッドライト上部左右のLEDポジションランプ、ネイキッドらしさと凝縮感のある樹脂製タンクカバーを備える14L燃料タンク、左右別体のアルミダイキャスト製アシストグリップなどを採用。カラーリングは、MT-03とMT-25ともに「マットシルバー1」「ブラックメタリックX」「レッドメタリック7」の3色を展開。価格は、MT-03が55万6,200円、MT-25が52万3,800円(いずれも税込)。
2015年08月25日日清製粉グループの日清フーズは20日、2015年秋の家庭用常温製品の新製品23品目、リニューアル品14品目、合計37品目を発売した。○「あえるだけパスタソース」に「逸品」登場60周年を迎えた「マ・マー」ブランドからは、個食シーンの増加と時短・簡便ニーズの高まりを受け拡大してきた「あえるだけパスタソース」市場に、高付加価値製品「逸品」シリーズを投入する。「逸品」シリーズの「マ・マー あえるだけパスタソース 逸品 たらこ 生風味」「マ・マー あえるだけパスタソース 逸品 からし明太子 生風味」は、1食当たりのたらこ量を同社従来品に比べ33%増量。たらこには柚子果汁、からし明太子には柚子胡椒を配合するなどの高付加価値商品とした。価格は各270円。また、逸品以外の「あえるだけパスタソース」シリーズは、「ミートソース」「ナポリタン」「カルボナーラ」「チーズクリーム」の4品を追加。既存品6品もパッケージをリニューアルする。価格は200円~230円。○「青の洞窟」のラインナップを拡大20周年を迎えた「青の洞窟」ブランドからは、レギュラーシリーズに1品を投入。さらに、ワンランク上の「青の洞窟PREMIUM」シリーズは2品を投入し、既存品のパッケージもリニューアルする。また、本年春に発売した「青の洞窟スープ」に2品を追加する。「青の洞窟PREMIUM 熟成ベーコンのカルボナーラマスカルポーネチーズソースを添えて」「青の洞窟PREMIUM 熟成ベーコンのポモドーロマスカルポーネチーズソースを添えて」は、熟成ベーコンを使用するとともに、別添のマスカルポーネチーズソースでコクのある味わいを狙った。「カルボナーラソース」は、生クリーム、パルメザン、卵黄のコクが加わった濃厚な味わい、「ポモドーロソース」は、イタリア産完熟トマトの旨みある味わいで仕上げた。価格は各350円。「青の洞窟 あさりのクリームスープ」は、ハーブが香るクリームスープに、あさりの旨みを強調したスープ。「青の洞窟 魚介のトマトスープ」は、トマトの酸味に、カニ、あさり、ほたての旨みを重ね濃厚な味わいとした。価格は各300円。「マ・マー マカロニグラタン」シリーズには、「マカロニたっぷりグラタンセットチーズソース用」(147円)、「北海道産かぼちゃを使ったチーズクリーム用マカロニグラタンセット」(207円)を追加。「から揚げ粉シリーズ」では、「たつ田揚げ粉まぶしタイプ」(141円)を復活発売する。※価格はすべて税別価格
2015年08月23日エアバス(本社:仏トゥールーズ)は8月6日、新日鐵住金とチタンおよび鉄鋼製品における協力関係拡大に向けた覚書を締結したことを発表した。今回の覚書締結は、新日鐵住金とエアバス両社がチタンと鉄鋼製品の開発と供給に関係する長期的なビジネス機会を探ることを目的としている。覚書締結は仏・トゥールーズのエアバス本社で行われ、新日鐵住金の松木教彰チタン・特殊ステンレス事業部長とエアバス・グループのオリヴィエ・コーキール材料部門会長およびエアバスのラファエル・デュフロ金属鍛造・鋳造調達責任者の間で交わされた。1月にエアバスは新日鐵住金と純チタンシートの供給契約を更新し、5年間契約を延長している。今回新たに覚書を結ぶことによってエアバスは新日鐵住金との協力関係を強化し、チタンと鉄鋼材料に関係するビジネスの拡大および研究活動を促進していくという。
2015年08月06日メイクアップブランド「LUNASOL(ルナソル)」より8月21日(金)に発売となる新製品のテーマは、上質なショコラの世界「魅惑浄化」。甘くとろけるようなツヤとビターな深みが重なり合うことで生まれる、上質なショコラの世界に魅了された繊細かつ奥深いメイクで、色、質感、香り、すべての感覚を味わいながら極上のひとときを提案する本製品の発売に先立ち、7月4日(土)、東京・代官山にてフードアーティスト・諏訪綾子を迎えたイベント「Taste of LUNASOL」が開催された。食を「感覚的コミュニケーションの素材」と捉え、ゲストや顧客にメッセージを伝えるための食「コンセプトフード」というスタイルを確立したフードアーティストである諏訪さん。同イベントで諏訪さんが手がけた作品「Taste of LUNASOL」のコンセプトは、「甘さの中に奥深い苦みを含んだショコラのとろけるようなツヤ、重なり合うビターな深みを、感覚を研ぎすませてあじわうことで、身もこころも浄化するようなテイスト」。会場では、21日発売の新製品「セレクション・ドゥ・ショコラアイズ」のカラーを基調に、チョコレートやドライフルーツ、ナッツ、スパイスなどの食材を使用した食べることのできるインスタレーションが展示されたほか、参加者にはスパークリングショコラやショコラの様々な表情を楽しめるコンセプトフードが振る舞われた。この日用意されたコンセプトフードとしてサーブされたのは、大きなショコラボール。続いてサーブキャストが取り出したのはパウダーのケースに入れられた食用のラメパウダー。ショコラボールの上からブラシでパウダーをまぶすと、一筆でプレートの上の世界が一変!さらにあたたかいショコラソースがかけられると、ボールが溶け、中からは数種類のチョコレートのほかフレッシュなフルーツやドライフルーツ、チョコレートのソルベなど9種類もの食材が姿を現し、会場からは感嘆の声が沸き起こった。諏訪さんは「魅惑浄化」というワードからのコンセプトフードについて、「“魅惑”と“浄化”って、言葉だけ聞くとギャップがあるように思えるのですが、さまざまなテクスチャや温度やあじわいが重なっていくほどに魅惑的になりながら、感覚はどんどん浄化されていくような、すべての感覚が美しく融け合うテイスト」と語った。招待客は、諏訪さんの紡ぎ出す空間に酔いしれながら、トークショーやメイクアップアーティストによるメイクアップショー、さらにはアイテムの使用体験など盛りだくさんのイベントを満喫した様子だった。「ルナソルセレクション・ドゥ・ショコラアイズ(カネボウ化粧品)」は8月21日(金)発売。(text:cinemacafe.net)
2015年08月04日●操作が簡単になったエスプレッソマシンデロンギ・ジャパンは7月16日、「"Better Everyday"新製品発表会」を開催した。代表取締役社長の杉本敦男氏のほか、イタリアから駆けつけたデザイナーのフランチェスカ・チェスター氏、エリザ・ロマネット氏も登場。デロンギが追求し続けている「Better Everyday」を体現する新製品群を紹介した。イタリア・トレヴィーゾで誕生したデロンギの日本法人であるデロンギ・ジャパンは、2015年で設立から20周年を迎える。今回、それにふさわしい新製品群を一挙に発表した。まずは写真とともに紹介する。○マグニフィカS カプチーノ スマート コンパクト全自動エスプレッソマシン「デロンギ マグニフィカS カプチーノ スマート コンパクト全自動エスプレッソマシン」(ECAM23260SB)は、「ラテクレマシステム」と「カフェジャポーネ」を同時に搭載するデロンギ初のモデルだ。ラテクレマシステムとは、ミルクが最も甘くなる60~65℃で淹れるとともに、きめ細かくなめらかな泡を実現する機能。カフェジャポーネとは、ハンドドリップ風の蒸らし機能によってレギュラーコーヒーを抽出する機能。カフェジャポーネは日本向けに開発された独自のメニューだ。これまで搭載されていたカスタマイズ機能をあえて省き、好きなメニューを選んでボタンを押すだけの操作とした。5種類のメニューがプリセットされており、2倍量を淹れる「2×」ボタンも設置。わかりやすく、簡単に操作できるようにこだわったという。豆の量、豆挽きの大きさは好みに応じて調整可能だ。発売は10月初旬。価格はオープンで、推定市場価格は130,000円前後。○マルチダイナミックヒーター 900W「デロンギ マルチダイナミックヒーター 900W」(MDH09-BK、MDH09-PB)は、5つのモジュールのオン・オフを細かく繰り返して温度を微調整する「オートアダプティブテクノロジー」によって、±0.5度の範囲で室温をキープできるヒーター。2014年に発売された「MDH15-BK」は1,500Wモデルだったが、今回900Wモデルをラインナップに追加する。ピュアホワイト+マットブラック、マットブラック+マットブラックの合計2色を用意する。発売は9月1日で、希望小売価格は税別75,000円だ。○デロンギ ディスティンタコレクション「デロンギ ディスティンタコレクション」は、スクエア(四角)とサークル(丸)を合わせた形「スクエアクル」デザインとマットなメタリックカラーを採用するシリーズ。電気ケトル(KBI1200J)とオーブン&トースター(EOI406J)をラインナップする。カラーはスタイルコッパー、フューチャーブロンズ、エレガンスブラック、ピュアホワイトの4色だ。電気ケトルは容量1L。取っ手の側に目盛のついた水量計を備える。オーブン&トースターは最高220℃まで設定できる。容量8.5Lでコンパクトなサイズだ。発売はいずれも10月1日で、希望小売価格は電気ケトルが12,000円、オーブン&トースターが18,000円(いずれも税別)。○パワーブレンダー ブレンデックスデロンギ パワーブレンダー ブレンデックスは、特殊な形状の「マルチゾーンブレード」を採用するブレンダー。マルチゾーンブレードの上刃と下刃の間にスペーサー(空間を確保するための器具)を設けることで、かく拌エリアを拡大。ムラなく効率的にかく拌できるようになった。発売は10月1日で、希望小売価格は税別24,000円だ。マルチミル、スパイスミルが付属する。次ページでは、デロンギ・ジャパンのこれからの戦略、デロンギのデザインコンセプトなどについて紹介する。●「本物」にこだわったものづくり発表会には、デロンギ・ジャパン 代表取締役社長 杉本敦男氏が登壇。デロンギが大切にしている「Better Everyday」というスローガンについて説明するとともに、今後の戦略を明らかにした。○「本物」を届けることでBetter Everydayを実現今回の発表会のタイトルにもなっている「Better Everyday」。デロンギが追求するのは、それを毎日使うことによってユーザーの生活が豊かになるような「本物」を作ること。今後も本物にこだわりつつ、デロンギ・ジャパンとしては具体的に3つの戦略を掲げる。1つめが「ブランド訴求」。これはデザインや使いやすさ、技術、品質といった面から、デロンギブランドをアピールしていくというもの。2つめの「カテゴリーフォーカス」では、さまざまなジャンルを幅広く手がけるのではなく、ヒーターやコーヒーなどのカテゴリを深めていく。3つめが「日本発の商品企画」。例えば、前ページでも紹介したマルチダイナミックヒーターは日本発の「負担を感じないようなヒーティング」というアイディアが具体的な形となったものだ。このような日本発の企画を、イタリアのチームとより密に連携をとって製品開発に落としこんでいく。杉本氏は「毎日使える、より良いものを作り続けていくことで、飛躍していきたい」と結んだ。○国によってアプローチは異なるイタリアからやってきた、シニア・デザイナー フランチェスカ・チェスター氏と、ディスティンタコレクションを手がけたデザイナー エリザ・ロマネット氏も発表会に登場。デロンギのデザインコンセプトなどを説明した。イタリアではデザインがテクノロジーと同等に重要視されており、製品開発などの会議にはデザイナーが最初から参加するのが一般的だそうだ。フランチェスカ氏いわく、文化や歴史、トレンドを研究し、製品開発に活かすことが重要だという。製品カテゴリによっても、販売する国によっても、アプローチの仕方は異なり、デザインの途中では「どこの国で販売するのか?」を必ず意識するそうだ。ディスティンタコレクションを手がけたエリザ氏は、今回の新製品について「クラシカルなデザインながらも新しさを取り入れた。一見するとシンプルだが、実は複雑な形。四角と丸を合わせたような形は現在と過去のフュージョンという意味も持っている」と述べる。○コンセプトルーム会場には、今回発表された新製品を展示したコンセプトルームも用意された。「長い海外生活から日本に戻り、デザインの仕事に携わる30代夫婦」のお気に入りのものを並べた部屋がコンセプトだ。
2015年07月16日仏Parrotは7月16日、「MiniDrones」の新製品13種を9月より販売すると発表した。新製品は3つのグループに分かれていて、内訳は、ジャンプできる地上走行型ロボット「Jumping」が2タイプ6モデル、アクロバットな飛行が楽しめる「Airborne」が2タイプ5モデル、ドローンと水中翼船を組み合わせた「Hydrofoil」が1タイプ2モデルの計13種類となっている。各製品は、無料操縦アプリ「FreeFlight 3」を使用し、スマートフォンやタブレットで操作する。地上走行ロボット「Jumping」には「Jumping Night」と「Jumping Race」の2タイプが追加された。「Night」は高出力のLEDを搭載しており、暗い中でも走行できることが特徴。また、4GBの内蔵メモリが搭載されたほか、マイクとスピーカーが追加され音声の録音・再生が可能となった。最高速度は時速7kmで、最大80cmの高さまでジャンプできる。「Diesel」、「Buzz」、「Marshall」の3モデルで展開し、価格は2万5800円(税抜き)。「Jumping Race」では、最高速度が時速13kmまで強化されており、オンボードコンピューターの制御により高速でも高い安定性を実現している。ジャンプは最大で75cmとなっており、「Jett」、「Max」、「Tuk-Tuk」の3モデルがある。価格は2万6800円(税抜き)。「Airborne」は機体重量が54g(外像非装着時)という超軽量の小型ドローンで、空中に投げると自動的に起動する独特のシステムを採用している。こちらもJumpingと同じく2タイプが発表された。「Airborne Night」は「Jumping Night」と同様で、LEDを搭載することにより暗所での飛行を可能とした。最高飛行速度は時速18km、外装非装着時で稼働時間は9分。「SWAT」、「Mac Lane」、「Blaze」の3モデルがあり、価格は1万7800円(税抜き)となっている。もう一方のタイプである「Airborne Cargo」の特徴はカスタマイズが可能であること。パイロットのフィギュアやブロック玩具などを乗せて、自分のオリジナルドローンを作り上げることができ、最大でおよそ30gまで乗せることができるという。こちらも最高飛行時速は18km、外装非装着時の稼働時間が9分となっている。「Mars」、「Travis」の2モデルが用意され、価格は1万3800円(税抜き)。「Hydrofoil」では、ドローンを船体に取り付けることで、水上移動を実現。水上移動時はドローン部が船体から垂直に立ちあがり、水面から5cmほど浮いた状態で移動する。もちろん、ドローン部を船体から取り外せば、普通のドローンのように飛行させることが可能だ。稼働時間は7分、最高速度は空中時で時速18km、水上時で10kmとなっており、同社は淡水での利用を推奨している。「Orak」と「New Z」の2モデルがあり、価格は2万1800円(税抜き)となっている。
2015年07月16日●噂の真偽は?Appleが7月14日にiPod新製品発表を計画していると話題になっている。新製品が噂されているのはiPod touch、iPod nano、iPod shuffleの3種類で、特にiPod touchについては2012年秋にリリースされた第5世代製品以来のアップデートとなり、プロセッサも64ビットベースのもので大幅にパワーアップする見込みだという。すでにAppleの決算で販売台数報告も行われることがなくなったiPodだが、気軽に音楽を楽しむデバイスとして、まだまだ健在のようだ。○7月に発売は唐突な印象同件はフランスの情報サイトiGenが7月10日(現地時間)に報じている。噂情報サイトとしては比較的信頼性が高いといわれるiGenだが、同誌によれば7月14日が発表日となっているものの、Appleがさらに日付を前倒ししてくる可能性もあるという。この手の製品の特徴として、発表後、即オンラインを含むApple Storeでの販売開始というパターンが多いが、原稿執筆時点(日本時間で13日昼)ではオンラインストア上に恒例の「Coming soon」表示が現れておらず、噂の真偽も含めてもう少し様子を見たほうがいいかもしれない。もし本当にこのタイミングで製品が発表されるのならば、今週前半くらいをみておくといいだろう。正直なところ、このタイミングでのiPod新製品発表は非常に唐突な印象がある。なぜなら、iPod touchについては初代モデルから一環して「秋の音楽イベント」といわれる、音楽と新学期シーズンをテーマにしたAppleの製品発表会が9月(例外的に第5世代のみ10月)に行われ、ここで新製品が発表され続けてきたからだ。この時期は特に米国において新学期シーズンと呼ばれる商戦期の1つで、学生向けの製品キャンペーンがよく実施されている。AppleはここにPCの新製品(特に安価なノート/オールインワン型のMac)や音楽プレイヤーを投入してきており、「やや高価なiPhoneよりは維持費も安価なiPod touch」という形で、街頭広告でも秋のシーズンはiPod touchの広告が全米で大々的に展開されてきた。その意味では、7月中旬という時期は新学期シーズンにはやや早く、もし製品が実際に投入されるのなら、AppleにおけるiPodの位置付けが(iPhoneを購入できないユーザーや学生をターゲットとしたものから)変化している可能性が高い。●リフレッシュの意味合い○iPod touchがリフレッシュされる理由iPod touchの現行モデルである第5世代は、搭載プロセッサがApple A5と旧式で、これはiPhone 4Sの世代に相当する。Appleによれば、iPod touch第5世代はiOS最新版のiOS 8に対応しており、さらに今秋正式リリースが見込まれるiOS 9の対応リストにも含まれている。これは、同じA5を搭載するiPhone 4SとiPad 2が依然として最新iOSのサポート対象に含まれているからという理由もあるが、iOS 9の更新が終了して次のiOS世代へと突入すると、すでに4~5年以上も旧ハードウェアをサポート対象に含めていることになり、2~3年周期が通例のAppleとしては異例の長さだ。おそらくは、そろそろA5世代の製品もサポート対象から外れる時期が近付いており、iPod touchのリフレッシュも、こうしたサポート期間の問題が一因ではないかと考えている。毎年新製品が出てくるiPhoneに比べ、iPod touchは冒頭にも説明したように現行モデルの時点ですでに3年近く放置されており、おそらく次の更新サイクルも2~3年後だろう。華々しく発表するものではないものの、そろそろ刷新しておかなければいけないということで、"サイレントリリース"が行われるのかもしれない。●次期iPodはどうなる?○スペックはどうなる? 何が変わる?iGenによれば新型iPod touchのプロセッサは64ビットになるということで、少なくともA7以降の世代のものが選択される。これは世代でいうとiPhone 5S、iPad Air、iPad mini 3にあたるが、おそらくAppleは旧OSのサポート終了を「64ビット対応」で揃えてくるのではないかと予想する。そのため、iPhone 5以前のユーザーはそう遠くないタイミングでiOSアップデート対象から外れる可能性があることを認識しておいてもいいかもしれない。なお、新型iPod touchのRetina対応や画面サイズなど、プロセッサ更新以外の情報はiGenでは示されていない。iPod nanoとshuffleについては基本的にカラーバリエーションの追加のみで、ゴールド、エレクトリックブルー、フクシア(赤紫)のほか、旧カラーのブラック、ピンク、グレイなどが用意されるという。ゴールドモデルというのは、いかにも最近のAppleらしいバリエーションだ。このiPodのカラーバリエーションはiTunes 12.2のプロモーション画像ですでに登場していたことで噂になっており、そのリリース予定日である7月14日という日付も、もともとはプロモーション画像の中で出てきたものだ。そのため、iGenの噂の信憑性をさらに高める形になっている。Appleは同社会計年度で2014年度までiPodの販売台数と売上を別集計として報告していたが、2015年度からは「その他製品」のカテゴリで一緒くたにまとめ、詳細な数字を出していない。現在のAppleの業績におけるiPodビジネスの貢献度は非常に微々たるものだが、それでも製品カテゴリを殺さずにユーザーに新製品を提供し続けるというのは、それだけAppleが音楽や既存ユーザーを大事にしているということの証左なのかもしれない。
2015年07月13日ソニーは7月11日より、サイバーショットシリーズの新製品「RX100 IV」(DSC-RX100M4)と「RX10 II」(DSC-RX10M2)の先行展示を東京・銀座 ソニーショールーム、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪にて開始する。両製品ともに、発売は8月7日を予定している。RX100 IVとRX10 IIは、ともに世界で初めて、メモリーを一体化した1型積層型CMOSセンサー「Exmor RS」(有効2,010万画素)を搭載した高級コンパクトカメラ。データの読み出し速度を従来の5倍に高めたほか、40倍・960fpsのスーパースローモーション動画撮影、歪みを抑えた1/32,000秒のアンチディストーションシャッター、全画素読み出しの4K動画撮影(QFHD 3,840×2,160/25p、最長29分まで)などの新機能を盛り込んでいる。RX100 IVは24-70mm(35mm判換算)のZEISS Vario-Sonnar T*レンズを搭載。絞り開放値はF1.8~F2.8となっている。本体サイズはW101.6×H58.1×D41.0mm、重量は298g。RX10 IIは光学8.3倍・24-200mm(35mm判換算)のZEISS Vario-Sonnar T*レンズを搭載。絞り開放値はズーム全域でF2.8となっている。本体サイズはW129.0×H88.1×D102.2mm、重量は813g(バッテリーとメモリースティック PRO Duo含む)。
2015年07月07日EMCジャパンは6月18日、企業のデータ保護戦略を推進するためとして、「EMC Data Domain DD9500」を始めとするデータ保護製品群の提供開始を発表した。2015年6月から提供開始予定。価格は、「Data Domain DD2200」の4TBモデルが112万5,000円(税別)から。新製品のうちData Domain DD9500は、58.7TB/時のパフォーマンスを持ち、1.7PBの容量を提供する。価格は個別見積。Data Domain DD2200は、小規模オフィス向けの2Uで最大4TBの実効容量を保護するとのこと。EMC Data Protection Suite 2015は柔軟なライセンス・モデルを採用し、さまざまデータ保護要件に合わせた最適な組み合わせで個々の製品を利用できるとのこと。「CloudBoost Connector」「Data Protection Search」「Data Protection Advisor 6.2 SP1」 の各製品を含む。CloudBoost Connectorは、ユーザーの既存のEMCデータ保護ソリューションとクラウド環境をシームレスに統合し、バックアップの長期保管を実現するという。プライベートおよびパブリック・クラウドへの長期保管を実現し、月単位/年単位のコピー・バックアップ・データのクラウド転送が可能。Data Protection Searchは、オープンソースのElasticSearchテクノロジーを利用して、企業規模のバックアップを「EMC Avamar」と「EMC NetWorker」の双方から検索可能にする。「Data Protection Suite」ユーザーのための検索機能を備え、メタデータまたは全文検索により結果の抽出が可能。Data Protection Advisor 6.2 SP1では、サポートアプリケーションの拡充、「Data Domain」解析の機能拡張、「ProtectPoint」環境の解析およびレポート、オブジェクト・サーチ機能といった強化を実施した。Data Protection Suite 2015の価格は個別見積であり、CloudBoost ConnectorおよびData Protection Searchは、Data Protection Suite 2015ライセンスに含まれる。EMC ProtectPointは、プライマリ・ストレージからData Domainへの直接バックアップを可能にし、従来必要であったバックアップ・インフラを不要にすることで、コスト削減を実現するというソフトウェア。従来と比較して20倍高速なパフォーマンスを持つといい、Oracle/SAP/IBM DB2との統合やアプリケーション・オーナーによるバックアップ/リストアのコントロールが可能とのこと。価格は個別見積。
2015年06月19日ヤマハ発動機は8日、250ccの水冷・直列2気筒エンジンを搭載するスポーツモデル"MT"シリーズの新製品「MT-25」を、6月よりインドネシアにて販売すると発表した。製造および販売は、同国のグループ会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が行う。MT-25は、2014年から先進国市場を中心に導入している「MT-09」「MT-07」の日常的な速度域で楽しめるスポーツ性や"MT"シリーズの世界観を、250ccクラスに展開したモデル。アセアン・先進国市場で高評価を得ている「YZF-R25」のエンジン、フレームなどのプラットフォームをベースに開発することで、優れた走行性とコストパフォーマンスを両立した。主な特徴は、市街地での機敏かつ快適な走行に適した乗車姿勢、"MT"シリーズ共通の"マスフォワードシルエット"と"マス集中感"を具現化したデザイン、中高速で高揚感のある2気筒エンジン、軽快なハンドリングに貢献する165kgの軽量な車体設計などとなっている。価格は、ジャカルタ店頭小売価格で4,600万ルピア。MT-25は今後、事業規模拡大を担うグローバルモデルとして、先進国市場を含めた世界各国への投入も予定してる。
2015年06月09日米Qualcommは2日、台湾・台北市で開催中のComputex 2015ででプレスイベントを開催。同社製品と他社製品の比較や、中国Allwinnerとの提携、802.11ac対応の新チップを発表した。○Sanpdragon 810と他社製品のパフォーマンス比較プレスイベントの最初に登壇したのは、Qualcomm Technologies(Qualcommの技術開発企業)マーケティング担当副社長のTim McDonough氏。同氏は、Qualcommのスマートフォン用チップセットSanpdragon 810(X10 LTE内蔵)と他社製品の比較を行った。ただし、具体的なメーカー名は明かさずに、A社、B社、C社としてそれぞれ中国、米国、韓国の企業であるとした。比較は、モデムとアプリケーションプロセッサのカタログスペックで行なわれており、このうち、B社を除く、A社とC社に関しては、ベンチマークやカメラによる撮影性能など実機での比較も行なわれた。Qualcommは、過去にプロセッサの発熱量を他社と比較するため、スマートフォンの上にチョコレートなどを乗せて溶けるかどうかを見せるというデモを行なったことはあった。そのときも具体的な企業名は公開していなかった。しかし、今回は企業名は出していないといってもスペックなどを調べれば、どこの製品であるかがわかる程度にまで情報が公開されており、かなり強烈な比較となっていた。○中国Allwinnerとの提携で新興市場を攻めるまた、同氏は、中国でAllwinner Technologyとの提携を発表した。AllwinnerもQualcommと同じく、ARMベースのアプリケーションプロセッサを製造しているファブレスの半導体メーカー。いわば競合メーカーである。低価格な新興国向けのスマートフォンなどは、中国などの半導体メーカーが、メインボードのリファレンス設計だけでなく、筐体設計、液晶部品などスマートフォン全体の設計情報、製造方法などに関する情報を含む総合的な「ソリューション」を提供する。これにより過去に携帯電話を作ったことがある程度の技術力を持った製造メーカーであれば、スマートフォンの製造に乗り出すことができる。これはかつてIntelなどが行った方法と同じだ。新興国向けのスマートフォンやタブレットに採用されているSoCは、このようにして採用が決まっていく。先進国ではスマートフォンやタブレットの成長は鈍化しているが、新興国では依然として高い成長率があり、新興国を狙うことで、半導体メーカーも大きく成長できるわけだ。これに対して、Qualcommなどのハイエンド指向の半導体メーカーは、新興国向けの競争に取り残されつつある。それは、中国の製造企業との関係が薄く、また、中国などの半導体メーカーのような総合ソリューションを提供していないからだ。今回のAllwinnerとの提携は、Qualcommが本格的に新興国企業をターゲットにしたことを意味する。ゼロから立ち上げるよりも、すでに関係の深い企業と提携することで、短時間で中国の製造メーカーへのアプローチが可能になる。実は、この手法を使うのはQualcommがはじめてではない。すでにIntelは、2014年に中国の半導体メーカーを買収、2015年にも、Rockchipとの提携を発表し、この分野に対して攻勢をかけている。○160MHzに対応した802.11acチップを発表さて、2番目に登壇したのは、Qualcom Atheros 副社長でプロダクトマネジメントのIrvind Ghai氏。同氏は、新しい無線LANチップQCA9984とQCA9994を発表した。同チップは、MIMO技術を使い、複数のクライアントと同時通信を可能にするMU-MIMOを採用しており、複数の機器がある場合でも、機器1台が利用できるバンド幅を確保でき、通信効率が高い。発表した2つのチップのうち、「QCA9984」は家庭向け無線ルーターなどを想定したもので、一方の「QCA9994」は企業向けアクセスポイントを想定したものだ。どちらも802.11ac対応のMU|EFXとよばれるシリーズに属するチップとなる。802.11acで最大4ストリームの同時通信が可能で、同時に4クライアントがバンド幅80MHzを使って並列に通信できる。また、複数のストリームを束ねて高速な通信を可能にすることもできる。また、2ストリーム(160MHz)の場合、非連続のチャンネルを使うことも可能になり、無線LANが過密な場所でも高いスループットを達成しやすいという。最後に登場したPeter Carson氏(Qualcomm Technologiesのマーケティング担当シニアディレクター)は、発表済みであるUEカテゴリー10となるLTEモデムを紹介した。また、すでに多くの事業者がカテゴリ6でサービスを行なっており、カテゴリー9がすでにテストや開発段階にあるとした。
2015年06月04日●HomeKit対応製品その1米Appleはこのほど、スマートホーム技術「HomeKit」対応製品として5メーカーの製品を公表した。一部発売を開始したものもあり、今後の対応製品とエコシステムの拡大につながるかが期待される。HomeKitはAppleが2014年に明らかにしたスマートホーム戦略で、iPhoneやiPadなどiOS端末から音声認識技術ベースのデジタルアシスタント機能「Siri」により対応する家電やデバイスを制御できる。HomeKitに対応する製品には「Works with AppleHomeKit」という認定ロゴがつけられる。今回、Appleは自社Webサイトに以下のメーカー5社のHomeKit対応製品を掲示した。○Insteon Hub Pro米Insteonは、電球やドアなどを制御したり、スケジュール機能によりデバイスの起動を自動化する「Insteon Hub Pro」を提供する。複数のデバイスを同時に制御することも可能で、アプリやSiriにより操作できる。同製品はすでに発売中で、価格は149.99ドル。○Caseta Wireless Smart Bridge照明・調光の米Lutron Electronicsは、2014年に発表した制光装置「Caseta Wireless Smart Bridge」をHomeKitに対応させる。これにより同製品の所有者は「Caseta Wireless Lightning Starter Kit」を利用して、同制光装置をSiriやアプリから制御して電気を消したり照明を調節したり、スケジュール化が可能になるという。Caseta Wireless Lightning Starter KitはHomeKit対応Smart Bridge、Caseta Wireless Dimmerなどを含み、価格は229.95ドル、すでに発売を開始した。●HomeKit対応製品その2○ecobee3 Smarter WiFI Thermostat with Remote SensorカナダのEcobeeは、リモートセンサーが付いたWi-Fiサーモスタット「ecobee3 Smarter WiFI Thermostat with Remote Sensor」を提供する。ecobee3は3.5インチフルカラーLCDタッチスクリーンをもち、直感的に操作できるのが特徴。温度の制御だけでなく、室内に人がいるかどうかなどを感知するセンサー技術を持ち、複数の部屋の温度を効率よく管理できるという。EcobeeのWebサイトによると、HomeKit対応版の価格は249ドル、発売は7月7日からで、6月23日より事前予約を受けつけるとのことだ。○Elgato EveドイツのElgatoは「Elgato Eve」シリーズで展開する4製品「Elgato Eve Door & Window」「Elgato Eve Energy」「Elgato Eve Weather」「Elgato Eve Room」をHomeKit対応として提供する。Door & Windowはドアや窓の開閉状態をチェックできるもので、Energyは電源に装着することでデバイスのエネルギー使用量を測定でき、Siriを使って電源のオン・オフが可能。Roomは、センサーを利用してトルエンなどの総揮発性有機化合物(VOC)をはじめ室内の空気の状態や温度、湿度をiOS端末でチェックできる。Weatherは庭など外部の温度、湿度などを調べられる。値段はEve Energyが49.95ユーロなどとなっており、4製品とも事前予約を受け付け中だ。○iHome Control SmartPlug米SDI Technologiesのコンシューマー家電事業iHomeは、「iHome Control SmartPlug」を発表した。Elgato Eve Energyと同様に電源プラグと扇風機など電気製品との間に挟むもので、Wi-Fiに対応することで電力消費量を測定したりSiriや専用の「iHome Control」アプリを利用して遠隔から操作できる。6月15日より事前予約を受け付け、6月末から7月にかけて発売する。
2015年06月04日VAIOは25日、2015年5月25日から29日まで、六本木ヒルズのイベントスペース「Hills Cafe/Space」にて、全VAIO製品のタッチ&トライが行えるイベント「VAIO Cafe」を開催する。この「VAIO Cafe」の開始に先立ち、同日発表された新製品「VAIO Pro 13 | mk2」と、21日に発表した「VAIO Z Canvas」のプレス向け説明会が行われた。「VAIO Pro 13 | mk2」(バイオ プロ 13 マークツー)の紹介では、同機の大きな特徴として、ビジネス利用に耐えうる堅牢性の高さが説明された。満員電車での加圧や振動を想定した150kg加圧振動試験や、不意の落下を想定した90cm6面落下、置いた際にPCの角への衝撃をテストする5cm高からの5000回落下試験、閉じた状態でペンを挟み込む試験などの耐久テストを実施している。また、キーボード面には、強度の弱い部分に補強リブを追加し、剛性をアップさせながら打鍵感やタッチパッドの操作性も高めた。底面ではビスの配置を変更し、剛性をアップさせた。一方、米国のクリエイター向けイベント「Adobe MAX」をはじめ、多くの展示会やイベントで試作を展示し、実際に使用したクリエイターの声を取り入れて製品化した「VAIO Z Canvas」は、フラッグシップ機として高密度実装による性能の高さやクリエイター向けに特化したペン入力機能などが紹介された。同機は搭載するTDP 47WのCore i7 CPUを、立体交差させた薄型ヒートパイプ2本と3基の新開発大型ファンを組み合わせた独自の放熱設計で冷却し、高パフォーマンスを実現。また、VAIO独自のスタンド機構「フリースタイルスタンド」は、ばねやカム、ダンパーの配置や強度を細かく調整し、片手で押し戻しができる機構となっている。「VAIO Cafe」の営業時間は11時から23時。なお、各日19時から21時まではイベントが行われる。初日となる25日には、VAIOファン限定の「VAIO meeting 2015#2」が開催され、VAIO Z Canvas設計者による開発秘話や、ライブ制作の様子が披露される予定だ。
2015年05月25日東ハトは、サンドビスケット「ハーベスト」シリーズの新商品「ミニハーベストフローズン仕立て・ミックスベリーヨーグルト味」と「ミニハーベストフローズン仕立て・マンゴーヨーグルト味」を、全国コンビニルート先行にて発売した。一般販売は6月1日より。価格はオープン。同商品は、サクっと軽い食感の生地に、フローズン仕立てのチョコクリームをサンドした、ひと口サイズのサンドビスケット。「ミックスベリーヨーグルト味」は、3種類のベリー(ストロベリー・ラズベリー・ブルーベリー)に、ヨーグルトの酸味をバランス良く組み合わせ、甘酸っぱいフローズン仕立てのクリームをサンド。一方、「マンゴーヨーグルト味」に使用しているクリームには、フルーティなマンゴーの味わいにヨーグルトの酸味をバランス良く組み合わせているとのこと。なお、冷蔵庫で凍らせると、さらに夏向きの味わいを楽しむことができるとのこと。
2015年05月21日コレクション収納用の必須アイテムとしておなじみのグルーヴガレージ「コレクターズ・コンテナ」シリーズから、2つの新製品が登場。今回はアニメ作品だけでなく、なんと海上自衛隊とのコラボも実現している。海上自衛隊の協力より実現したのは「こんごう型護衛艦の2番艦【きりしま(DDG-174)】折りたたみコンテナ」。実際に自衛隊施設内に置いてもまったく違和感のないデザインが、軍事、武器方面のファンにはたまらない仕上がりとなっている。短面には海上自衛隊の装備品マーク、長側面にはきりしまの艦影と【174】をプリント。さらに内面には主要兵装が記載されている。なおグルーヴガレージでは、今後もコレクターズコンテナにおいて【海上自衛隊】シリーズを展開予定とのこと。今後のラインナップにも注目したい。さらに「第九惑星戦役」編が始まり盛り上がるアニメ「シドニアの騎士」からは、衛人整備課折りたたみコンテナが登場。谷風が乗る継衛の機体をイメージさせるコレクターズコンテナ初の白い筐体を使用し、シドニア特有のフォントで書かれた衛人整備課の赤文字とラインのみのシンプルなデザインで装備品らしく仕上げられている。いずれのコンテナも予約販売がスタートしており、発売は8月下旬を予定。価格は各6,500円(税別)。協力:海上自衛隊(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局※画像は試作品あるいはイメージの為、実際の商品とは異なる場合がある。
2015年05月16日NECは14日、超小型デスクトップPC「Mate タイプMC」などを含めたビジネス向けPC新製品を発表した。同日より販売開始する。新モデルでは、顔認証でログオンできるセキュリティソフトウェアを標準添付することが特徴。出荷開始は5月19日より順次。税別価格は64,700円から。NEC製のビジネス向けPC「VersaPro」「Mate」新モデルで、14タイプ37モデルを揃える。新たにセキュリティソフトウェアとして、「NeoFace Monitorスタートアップ版」および画面共有ソフトウェア「DisplayNote NEC Edition スタートアップ版」を標準添付。「NeoFace Monitor スタートアップ版」は、高い認証精度を有する同社の顔認証エンジン「NeoFace」をベースに、顔認証によるPCのログオンが可能。「DisplayNote NEC Edition スタートアップ版」では資料を複数のPC画面で共有でき、セキュリティと利便性の向上を両立するという。発表されたPC新製品と価格、出荷時期は下記の通り。
2015年05月14日三菱電機は5月12日、自動車用パワー半導体モジュール「J1シリーズ」の新製品として、大型EVやハイブリッドバス・トラックなどの大容量モーターを駆動するインバーターに用いる2品種(650V/1000A、1200V/600A)のサンプル提供を10月より順次開始すると発表した。同製品はCSTBT構造を採用した第7世代IGBTの搭載とパッケージ構造の最適化によって、小型パッケージを実現。従来の2in1製品を6台使用した場合に比べ、実装面積を約60%に縮小し、インバーターの小型・軽量化に貢献する。また、第7世代IGBTの搭載により、コレクタ・エミッタ間飽和電圧を従来製品比約10%低減し、インバーターの消費電力を抑えることができる。さらに、高速スイッチングに対応した低インダクタンスパッケージを採用し、従来製品比で内部インダクタンスを約30%低減。加えて冷却フィン一体の直接水冷構造により、従来製品比で放熱特性を約30%向上させ、インバーターの小型化と高信頼性に寄与する。
2015年05月12日グレープシティは5月11日、Microsoft Excelや、Microsoft Accessといったオフィス製品とSalesforceなどのクラウドサービスをノンプログラミングで接続することができる「CData(シーデータ)」シリーズに新製品を追加したと発表した。新製品は、Facebook APIをサポートした「CData for Facebook 2015J」と、Excelシートをそのままデータソースとして用いることができる「CData for Excel 2015J」の2種6製品。CDataシリーズは、ノンプログラミングでSalesforceなどのクラウドサービス上のデータを直接Excelで利用したり、汎用的なデータ接続方法で簡単に接続したりできる「データ接続ツール」のブランド。Web APIによるコーディングは不要で簡単にクラウドサービスとデータ接続ができるため業務部門のユーザーからシステム開発企業での利用まで幅広いビジネスシーンで活用できる。たとえば、ExcelにSalesforceを接続する製品では、Salesforceで管理している商談データをノンプログラミングでExcelシートに表示して分析したり、ExcelからSalesforce上の商談ステータスを変更したりすることができる。また、システム開発企業で利用する場合には、ADO.NET Providerで複数のサービスと接続できるサブスクリプション形式のライセンスも新たに用意。既存のWindows業務システムをSharePointやGoogle Apps、Facebookなどのクラウドサービスと連携させたいというユーザー企業各社の要件に低コストで応えるものとなっている。
2015年05月12日ヤマハ発動機は8日、「Rich & Classyなモダンレトロ」をコンセプトとしたファッションスクーターの新製品「ファッシーノ(Fascino)」を、5月よりインドで発売すると発表した。ファッシーノは、居住性や収納力といったスクーターとしての実用機能に加え、ボディを彩る豊かな曲線美とクロームメッキパーツによる高級感を調和させた新スタイリング、高燃焼効率エンジンによるトップクラスの燃費性能、燃費や扱い易さに貢献する軽量103kgの車両重量などを特徴とするファッションスクーター。カラーリングは、トレンドのマット系有彩色を含む全5色を展開する。ファッションやトレンドに敏感な若者層の「人とは違うおしゃれをしたい」「高級感が欲しい」といったニーズに応え開発した製品で、経済発展とともに社会進出を果たす女性層や、トレンドを牽引するおしゃれな若者層を中心に、今後伸長が見込まれるスクーター市場での拡販を担うとしている。ファッシーノの価格は、5万2,500インド・ルピー(デリー店頭小売価格)。
2015年05月08日ついにアップルイチオシの新製品「Apple Watch」の出荷が開始。筆者の元にも発売日の朝届けられた。まずはファースト・インプレッションをお届けしよう。4月24日の朝、届けられたApple Watch。今回購入したのは「一番人気」と言われたApple Watch SportのSpace Gray 42mmモデルだ。発表当時から決めていたこのモデルで初志貫徹。実は試着でWatchモデルとの質感の違いにかなり惹かれてしまったのだが、「海のものとも山のものともつかぬ」(失礼)今回の新製品、しかも毎年アップデートされる可能性があるものにiPhoneと同じ金額は出せないなぁということで、とにかくまずは買って触ってみるさという感じだ。○とにかくデカい箱と同梱品Sportモデルの箱は、なぜかとてもデカい。写真のようにとにかく横長でしかも重い。最初届けられたときは何が入ってるの? と思ったほど。しかし開けてみるとiPhoneよりもデカい箱の中に伸びた状態のまま収まっていた。同梱されているのはiPhoneのものと同じ充電器と充電ケーブル。充電ケーブルの先端部分はプラスチック製で他のモデルと差別化がされているようだ。そしていつものように簡単なタリフとSサイズの替えバンドも入っている。重いのはiPadなどの充電器と同じ素材っぽいケースで、Apple Watchそのものは重くない。ステッカーが入っていないのはやはり残念だ。○案外時間がかかるセットアップさてApple Watchは単体では動作せず、iPhoneと同期を取る必要がある。iOSをバージョンアップしていればホーム画面にApple Watchアプリが表示されているのでこれを起動して「ペアリングを開始」をタップ。するとiPhoneのカメラをApple Watchに向けるように言われるので、文字盤をカメラで表示しているとペアリングが完了。そこからiPhoneを使って初期設定を行う。着ける腕やApple IDの入力を行い、使うアプリをインストール(これはあとでもできる)すれば準備は完了。Apple Watchは時計の文字盤画面になり、Apple Watchアプリは各種設定画面になる。ただiPhoneだけでできない部分もあって、どの処理をどちらでするのかが分かりにくいのはいただけない。設定はすべてiPhone側から行うようにすれば、表示の大きさなども含めて良かったんじゃないかという気がする。○違和感のない「時計」初期設定が完了したらいよいよ腕に着けてみる。まず感じるのは思っていたよりも小さくて軽いということ。筆者は長年G-SHOCKを愛用していたこともあり、それに比べるとApple Watchはホントに小さくて軽い。スマートウォッチに感じる「違和感」は、デカくて厚くて重いという点だったのだが、少なくともそんな違和感はなく普通に時計だ。そしてフルオロエラストマーのバンドはG-SHOCKのゴムよりも優しい感じ。ただやはり穴の位置が決まっているので、4つにするとちょっとキツいけど3つだとゆるゆるになってしまう。腕を上げ、文字盤を自分の方向に捻ると自動的に文字盤が表示される。文字盤の種類はいろいろあるが、背景に写真を選べなくなっているのは残念なところ。聞くところではバッテリーの消耗が激しくなるので機能を外されたという。壁紙マニアな筆者としては文字盤カスタマイズが楽しみだっただけにとても残念だ。今後に期待したい。アプリ呼出画面のアイコンはやはり少し小さく、指の太い人だとミスタッチしそう。文字盤画面を下から上にスワイプするとグランス設定したアプリが表示され、横向きにスワイプして切り替えられるようになるのでこちらの方が使いやすい。また上から下へのスワイプすると通知が表示される。ちなみに文字盤の画面キャプチャーは2つのボタンをクリックするとiPhoneの写真に転送されても保存される。画面上に赤い点が表示されていると通知があるというサイン。四角に斜め線のときはiPhoneとの通信ができてないというサイン。通信が切れやすいという噂があったが、実際はiPhoneと四六時中繋がってないといけないわけではないのでそこまで気にならない。通知の振動は気付かないことも多い。座って仕事をしながら使っていると音と共によくわかるのだが、歩いていると特に気付かない。そして着けたまま作業をしてると、1時間毎に「立ち上がって動きましょう」と怒られる。これはアクティビティにある「スタンドリマインダー」がオンになっているため。外せば通知はこなくなるが、健康のためにはそのままにしておきたいところ。処理能力は決して高くない。例えば地図表示では、iPhoneが現在位置を確認して地図情報をApple Watchに送ってくるが、表示までのタイムラグがある。それならポケットに入っているiPhoneを取り出した方が早い。未読メールも読もうとすると表示までちょっと待つようで、画面のスリープに入る方が早かったりする。これは決して気持ちよいとは言えない。もうひとつ、ずっと言われているバッテリーの件は、実は思っていたよりも保つ。もちろん使い方によると思うが、少なくとも通知を確認するのをメインに、あとはアクティビティを記録する程度であれば1日は十分に保つだろう。寝る前に外して充電、朝起きて着けるという使い方なら不自由はないはずだ。……もっとも時計として、1日保てば十分なのかと言われればそれはまた違う問題だと思うが。○まだまだこれからの製品とりあえず数日触ってみての最初の感想は、Apple Watchは「まだまだこれからの製品」だと思う。質感は決して悪くない。しかしいろいろな部分がまだ煮詰められてない気がする。例えばUIや前述の設定画面の統一、決して高くない処理能力。バッテリーも想像していたよりも保つとは言え、やはり数日に1回の充電で良いくらいにはなって欲しい。ガジェットとしては面白いと思うが、すべてのiPhoneユーザーに勧められるかといえばまだその域には達していないというのが本音だ。ただiPhoneも3Gは今考えてみればまだまだ不安定だったし、安定したのは3世代目からということを見れば、Apple Watchも3世代目あたりでようやく完成すると考えた方がいいのかもしれない。そしてもうひとつはApple Watchをフルに活用できるキラーアプリの登場。日本ではApple Payが使えないのがイタイところだが、もしコンビニでの支払いや電車の乗り降りが手首でできるようになるならそれは便利だろう。他にも何かコレ! というものが登場すれば、一気に普及は進む可能性もある。それらの登場を待ちつつ、もう少し暖かい目で見守ってやりたい。当分は左腕に着けて便利な利用方などを模索してみたいと思う。
2015年05月06日ESETの法人向けエンドポイントセキュリティ対策製品「ESET Endpoint Protection」が新バージョンとなり、今秋にも販売を開始する。独自開発のヒューリスティック技術に加え、多層防御の仕組みを取り入れ、さらに管理機能を刷新するなどの強化を図ったという。今回、発表にともない来日した同社CEOのリチャード・マルコ氏に話を聞いた。○国内市場で3位を狙うESETは、もともとスロバキアで生まれたセキュリティ企業で、設立は1987年と古い。中欧や東欧で強く、グローバルでも世界に拠点を構えている。その中でも日本は「重要な市場」とマルコ氏。各国の事情に合わせるため、販売戦略としてはパートナーシップを重視しており、日本ではキヤノンITソリューションズと2003年以来のパートナーだ。特に2005年の価格.comのサイト改ざん事件の際に、唯一マルウェアを検知した(当時の名称はNOD32)として知名度が上昇し、過去5年間では2ケタ成長というほど順調だという。成長率は市場を伸びを上回っており、このままの成長を継続させることで、現在の国内4位のポジションから3位への上昇を狙う。そのひとつが今回の法人向け新製品だ。すでにグローバルでは個人向け製品と法人向け製品の売上比率は半々で、わずかに法人向けが上回っている状況だという。法人市場では、「長期に市場にプレゼンスがある方がビジネスユーザーが多い」と分析しており、個人向け製品で地道に知名度を上げ、そこから法人市場を拡大させるという戦略を描く。今回の新製品の投入で国内の法人市場を「エネルギッシュに攻めていきたい」とマルコ氏は意気込む。アジア太平洋地域では売上の半分以上を日本が占めるが、これに加えてオーストラリアにオフィスを開設して拡大を狙うとともに、欧州ではドイツやイギリス、そして北米では今年か来年には東海岸にもオフィスを開設してさらなる成長を目指していく方針だ。○性能と安定性に自信ESETのマルウェア対策は、価格.comサイトでも威力を発揮した振るまい検出のヒューリスティック技術だが、それに加えて「一度インストールしたあとは安心して、安定して使える安定性が強み」とマルコ氏はアピールする。また、ヒューリスティック技術を磨くだけでなく、「複数の層で、複数のポイントでプロテクションをかけなければならない」とマルコ氏は話し、さまざまな観点からセキュリティ対策を提供していくという。その中で、「微妙な振るまいの違いを見いだす」(同)ことを目指した技術が「Exploit Blcoker」だ。これは、特定のソフトウェアが「やっていい動作、やってはいけない動作」を監視してマルウェアの動作を検出するというもの。例えば、Microsoft Wordであれば、ドキュメントファイルを開くという動作に対して、「コード実行」や「ファイルダウンロード」といった動作を検出し、動作をブロックするという。対応ソフトウェアは、Office製品やPDFリーダーなど複数のソフトウェアに限られるが、マルコ氏は「あらゆるソフトウェアに拡張は可能」と話す。これは、ユーザーが期待する正常な振るまいと危険な動作が推測できていないと正確な対応ができないため、特に攻撃に狙われているソフトウェアに限定して監視を行うためだという。ほかに、新しい問題としてはスマートフォンがある。スマホ向けの攻撃をマルコ氏は「Windowsほどではないが増えてきている」としつつ、「マルウェアがこれから活動するスペースとしてさらに拡大する」と指摘し、注意を促す。これと平行してIoT(モノのインターネット)でもセキュリティ対策の必要性が話題になり始めている。マルコ氏は「IoTはマーケティング用語」としつつ、直接IoT機器にセキュリティ機能を搭載しづらいことから、「ゲートウェイで保護するのか、ソリューションが限られている」とコメント。デバイスメーカーとも協力して、セキュリティ機能を構築していく意向だ。また、同社のChief Research OfficerもIoTのメーカーなどのグループに参加し、セキュリティの標準化に向けた取り組みを始めている。こうした業界全体での取り組みでは、サイバー攻撃に対する複数のセキュリティベンダーや各国政府と協調した取り組みも実施しているという。マルコ氏は、ESETの製品はヒューリスティック技術や新しいExploit Blockerといった技術力に加え、安定性の高さを繰り返しアピール。また、法人向けでは多言語対応も強くアピールしており、使い勝手の良さも優位点にあげる。「競合他社の強みは何か、その強みから何かインスピレーションを得て、我々に欠けているものを研究して、それよりよいものを提供する」とマルコ氏。「ユーザーがより安全な世界を楽しんでもらおうというビジョン」を達成するために、今後も継続的にセキュリティ機能を強化していく考えを示している。
2015年05月04日●スマホ2機種を追加フュージョン・コミュニケーションズは23日、都内で記者説明会を開催し、同社のMVNOサービス「楽天モバイル」向けの新端末と新サービスの発表を行った。また、モバイル事業における今後の展開についても言及した。○スマートフォン2機種を新たに投入説明会にはフュージョン・コミュニケーションズ会長で楽天の平井康文副社長執行役員が登壇。楽天モバイルの強みとして、楽天グループの各サービスとのコラボレーションを挙げ、楽天スーパーポイントとの連携や楽天kobo、楽天ShowTimeなど、コンテンツ事業とのスムーズな連動が可能である点をアピール。楽天グループの3本の経済的な柱であるイーコマース、金融、コンテンツ事業に続く4本目の柱としてモバイル事業を育てていきたいとの抱負を述べた。そして春夏モデルとしてASUSの「Zenfone 2」とソニーの「Xperia J1 Compact」を発売する。おサイフケータイに対応した「Xperia J1 Compact」は、性能的にはミドルレンジだが、「楽天Edy」アプリが利用でき、Edyを利用すると楽天スーパーポイントが2倍貯まる。両機種ともすでにSIMフリー端末として販売されているものと基本的に変わらないが、楽天モバイルから一括購入すると、楽天市場ポイントがプレゼントされる。さらにもう1機種、「今までにない、楽天モバイルならではの革新的なスマートフォン」を近日中に発表することを明らかにしたが、こちらについては発表時期やメーカーなどを含め、一切明らかにされなかった。●データ繰越などの新サービスを提供○タブレット3機種も追加今回追加された2モデルを含めて、2万円台から5万円台の中に7モデルが用意されることになった。同社は、ミドルレンジからハイエンドまで幅広い端末でユーザーのニーズに応えるラインナップが揃ったとしている。さらにデータSIMとのセット販売として、「MeMO Pad 7 ME572CL」(ASUS製)と「LaVie Tab S TS708/T1W」(NEC製)、それに「YOGA Tablet 2-1051L」(レノボ製)というタブレット3機種が4月30日に発売となる。ただし、いずれもすでに市販されているモデルとの大きな違いはない。このほか、新サービスとして、現在申し込み手続きがどこまで進行しているかのステータスをリアルタイムにウェブ上で確認できるサービスや、SIMカードの配送日指定を紹介。また、データ容量の繰越(最大1カ月)が可能になることも明らかにされた。●楽天の経済圏に囲い込む仕掛けが多数○MVNOのMNO化が進む?楽天モバイルはドコモ網を使うMVNOだが、その性格は単なる通信サービス事業者にとどまらず、楽天グループ全体との相互効果を重視した施策が目立つ。冒頭で平井副社長が述べたとおり、koboやSHOWTIMEといったデジタルコンテンツサービスとの連動や、通話についても、フュージョンコミュニケーションズの回線を利用することで通話料が半額になる「楽天でんわ」、楽天スーパーポイントや楽天Edyなど、楽天の経済圏に囲い込む仕掛けが多数用意されている。MVNO業界はコスト競争の激しさが増しており、これまでは端末もエントリーからミドルクラスの格安スマホが中心だったが、トレンドが高性能なモデルへと移行しつつあるなど、価格面以外での差別化を図る動きが目立ち始めてきた。価格以外の付加価値という点では、楽天モバイルが取る施策はまさに的を射たものだが、通信からコンテンツまですべてを楽天グループ内でワンストップで提供しようという試みは、MNO事業者である3大キャリアがやってきた戦略と重なるものが多い。MNOへのアンチテーゼとして推進されてきたMVNOがMNO化することは、ある種皮肉でもある。とはいえ、MVNO全体で見ると、楽天やCCCなど、異業種で大きな影響力を持つグループ(日本郵便がMVNO事業に参入するという噂もある)が台頭しつつある。海外ではグーグルがMVNOに参入し、アップルもApple SIMでキャリアを仮想化する仕掛けを導入するなど、新たな動きも見られる。今後はこうした異業種出身のグループが独立系のMVNO事業者を飲み込み、MNO的な存在になっていくのではないだろうか。そうなった場合、回線を提供する側のMNOが接続料などでどのような対策を取ってくるかは未知数だが、いずれにせよ、楽天モバイルの動向は注目に価するだろう。なお、総務省はMVNOが通信事業全体の10%程度を占めてほしいと希望しているが、平井副社長としては20%程度まで行けるのではないかという予想を披露。MVNO業界全体でタッグを組み、割高なローミングの改善や端末の共同仕入れ、楽天が参加する新経済連盟も含め、政府に対して規制緩和要求を行っていくなどの対応を考えていきたいとした。MVNO業界内での再編や、MNOなどに対し、業界全体での動きなどにも注目したい。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月24日ヴイエムウェアは4月23日、エンドユーザーコンピューティング分野において、ユーザー環境の管理製品「VMware User Environment Manager」(以下、VMware UEM)、Citrix XenApp/Citrix XenDesktop環境の管理製品の提供開始を発表した。○仮想/物理/クラウドの環境で、パーソナライゼーションを実現VMware UEMは、米VMwareが今年2月に買収した蘭Immidioのプラットフォームを活用した製品。蘭Immidioの買収に合わせて、アプリケーション配信やユーザー管理のための新たな取り組みとして、「VMware Workspace Environment Management」と呼ぶ概念を発表している。今回の新製品は、この概念に基づいた形で、Immidioが提供していた製品を、VMwareの製品群に組み込んだもので、VMware UEMにより、パーソナライゼーションを前提としたIT設定や、ユーザーによるカスタマイズ、ユーザーのプロファイル管理の簡素化などを実現する。マーケティング本部シニアプロダクトマーケティングマネージャの本田豊氏は、「複数のデバイス、複数の場所から利用するといったシーンが増加するなか、IT管理者には複雑化する管理をシンプルにしたいという要望がある。VMware UEMにより、動的なIT設定においても、シンプルな設定が可能になる。また、VMware UEMは、これまでに数万ユーザーレベルの導入実績を持つなど、拡張性を持っている点も特徴であり、同時にエンド・ツー・エンドの監視も可能」と説明した。VMware UEMは、単体ソリューションとしての提供に加え、VMware Horizon Application Management Bundleと、VMware Horizon 6 Enterpriseの機能の一部としての提供も行う。VMware UEMの市場想定価格は1ユーザーライセンスが3200円、VMware Horizon Application Management Bundleは1万3000円から(いずれも税抜き)。○Citrix 環境のアプリケーションの配信・管理を実現また、VMware Horizon Application Managementバンドルに、シトリックスの「Citrix Xen App」「Citrix Xen Desktop」環境においても、アプリケーション管理が行えるようになった。VMware Horizon Application Managementバンドルは、Xen AppとXen Desktopをすでに導入している環境において、アプリケーション配信と管理の最適化を実現し、既存投資の総所有コストの向上が可能になるという。本田氏は、「Citrix 製品のユーザーは、仮想化環境については満足していてても、ユーザーのアプリの配信や管理を最適化したいという要望を持っているだろう。VMware Horizon Application Managementバンドルは、こうしたニーズにこたえるものであり、コスト改善、効率化、シンプル化を実現したいユーザーに対するソリューションになる。Citrix 製品から当社の製品への移行は妨げないが、移行を促進するものではない」と語った。VMware Horizon Application Managementバンドルでは、Citrix環境でのトラブルシューティングの簡素化と、ダウンタイムの削減を目的としたVMware vRealize for Published Applicationsを提供。アプリケーション、セッション、ユーザー、インフラを含む主要なパフォーマンス指標を取得できるため、障害からの復旧をサポートするとともに、サポートに関するコストを削減できる。さらに、アプリケーションをエンドユーザーとデスクトップにリアルタイムで配信できる「VMware App Volumes」、シンプルなアプリケーションの仮想化、アプリケーション配信に関するコストや複雑性を低減する「VMware ThinApp」、Windowsやオンラインリソースに簡単にアクセスすることができるエンタープライズクラスの統合ワークスペースと位置づける「Workspace Portal」も提供される。○ユーザーのニーズにこたえ、VMware HorizonでLinuxに対応一方、VMware Horizon 6では、VDIのゲストOSとしてLinuxに対応することも発表された。2015年第2四半期後半に、「VMware Horizon 6 for Linux」として正式に提供を開始するという。本田氏は、「Linuxへの対応は数年前から強い要望があった。日本以上に、中国市場から多くの要求が出ていた。Ubuntu、Redhat Enterprise Linux、Cent OSといったメジャーなLinuxに対応する予定。これにより、仮想デスクトップのメリットをLinuxにも拡大できるほか、Windowsのデスクトップ・ライセンスが不要になり、コスト削減にもつなげることができる。さらに、3DアプリやLinux用オフィスアプリにも対応することが可能になる」と述べた。同時接続ユーザー当たりの市場想定価格は1万6000円からで、VMware Horizon 6 Enterpriseの一部としても提供されることになる。VMware Horizon 6 for Linuxは現在、早期導入プログラムが行われており、全世界で400社の顧客やパートナーが参加しているという。さらに、VMware RDSH(Remote Desktop Session Host)アプリケーション(の機能強化により、多くのユースケースへの対応が可能になることが発表された。「2014年第2四半期に、ホスト型アプリおよびRDSデスクトップへの対応を皮切りに、プリンタや各種イメージングデバイス、USBストレージデバイスなどへの対応を行ってきた。2015年第2四半期には、HTML5やChromebook、クライアントドライブ、マルチメディア/ストリーミングビデオにも対応する。HTML5は、これまでも仮想デスクトップにはアクセスできてはいたが、公開アプリケーションにもアクセス可能になる。また、Chromebookからも仮想デスクトップおよび公開アプリケーションにアクセスできる」とした。さらに本田氏は、同社が掲げている「Business Mobility」についても説明。「Business Mobilityで目指しているのは、デバイスや、仕事をする場所を問わず、エンドユーザーが業務に必要とする環境を提供するとともに、新たなビジネスプロセスへも対応。そして、IT管理の簡素化やセキュリティコンプライアンスの維持も実現することができる点にある」という。Business Mobilityを実現する具体的な製品として、VMware Workspace Suiteが提供される。これは、Horizon、AirWatchモバイル、Content Lockerという3つの製品で構成される。Horizonでは、昨年4月に発表したHorizon 6、欧米で提供を開始しているDaaSのHorizon Air、昨年末に発表した、コンテナ化したデスクトップ環境を提供するHorizon FLEXをラインアップしている。最新のHorizon 6.1は、NVIDIA GRID VGPUによる高性能グラフィックスへの対応、幅広いストレージオプションに対応するといった特徴がある」などと語った。
2015年04月24日